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 Roll Call / Hank Mobley

『ソウル・ステーション』のメンバーにフレディ・ハバードを加えて強烈なハード・バップを謳い上げた名作が、ブルーノート65周年記念の廉価盤として登場。モブレーのテナーも最高に心地好い。
ハンク・モブレーの最高傑作がこのロール・コールである。
ハンク・モブレー4部作を今僕が決めた。ロール・コール>ディッピン>ワーク・アウト>ソウルステーションの順番である。なぜこのロール・コールが1番いいかというとアート・ブレイキーのドラムがすごいのである

 Trio at Montreux / Hampton Hawes

ウエスト・コーストで活躍したブルージーな名ジャズ・ピアニスト、ハンプトン・ホーズの伝説のライヴ盤 本作は名ジャズ・ピアニスト、ハンプトン・ホーズがヘンリー・フランクリン(b)、マイケル・カーヴィン(ds)を率いたトリオにより1971年6月にスイスで行われた『モントルー・ジャズ・フェスティバル』に出演した際に録音されたもので、収録曲はバート・バカラックのヒット・ナンバー「ジス・ガイズ・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」とホーズのオリジナル「ハイ・イン・ザ・スカイ」「ブルー・モントルー」の全3曲。長らくコレクターが探していた伝説の音源だ。

 Split Kick / Fabrizio Bosso

いまや名実ともに世界最高峰と呼び声高い実力派トランペッター、ファブリッツィオ・ボッソを中心に現在ヨーロッパのジャズ・シーンの第1線で活躍する精鋭5人が集まったイタリア発、現代最強のジャズ・バンド、ハイ・ファイヴのブルーノート2作目となる待望のニュー・アルバム!!あの50年代のブルーノート黄金時代を彷彿せずにはいられないアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの傑作「クイックシルヴァー」「スプリット・キック」、ホレス・シルヴァーの名曲「ピース」、ロマンティックな永遠のスタンダード「いつか王子様が」、リー・モーガン屈指のハード・バップ・チューン「サムシン・キュート」などスタンダード満載の会心作!

 Crossings / Red Garland

77年、本格的に活動を再開したガーランドが、マイルス・デイヴィス・グループゆかりのメンバーと強力なトリオを結成。スタンダード・ナンバーの選曲も秀逸。
メンバーは全員マイルスつながり。(Red Garland、Philly Joeは第一期クインテット、Ron Carterは第二期) 同じ釜の飯を食ったかどうかは知らないが、やはりガーランドとフィリージョーの相性は文句無しのもの。昔のプレイスタイルを維持して、尚且つ磨きがかかったような印象。

 Live For Fun / Fabrizio Bosso

ヨーロッパ随一と呼び声高い実力派トランペッター、ファブリッツィオ・ボッソを中心に現在ヨーロッパのジャズ・シーンの第1線で活躍する精鋭5人が集まったイタリアNo.1ジャズ・バンド、ハイ・ファイヴの初のライヴ・アルバム。08年ブルーノート東京公演で繰り広げられた圧倒的なライヴ・パフォーマンスの模様を収録。新曲や最新アルバム『ファイヴ・フォー・ファン』からのヒット・チューン、過去の人気曲、さらにはカヴァー曲までも収録した豪華盤。

 Desmond Blue / Paul Desmond

ブルーベックとの「Take5」で名を揚げたデスモンドだけれど、個人的にはデスモンド名義のRCAものが大好きです。「Easy Living」「Bossa Antigua」「グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー」「テイク・テン」などどれも僕好みの有名曲が揃っている素晴らしいアルバムですが、その中でももっともお気に入りがこのアルバム。ギターはもちろんジム・ホール。デスモンドのRCA盤はすべて彼が伴奏していますが、どれも好サポートで、ちょっとしたオブリガードを弾いてもホールだなと分かるような出来栄え。

 Guitar on the Go / Wes Montgomery

数々の名盤を残したリバーサイド時代の最後を飾る1枚。アーシーでスピード感に溢れるサウンドに充実さが感じられる。CD化に際し、別テイク曲や無伴奏によるギター演奏を追加収録。
このCDの1曲目『今宵の君は(テイク1)』は、題名に合わず、スイングテンポでウェスの華麗なテーマの後またまた、ウェスのシングルトーンソロが約3分半、そしてオルガン奏者のメル・ラインがとても足と両手を使ってるとは思えない軽快すぎるソロ。そして、4小節づつのドラムソロ。それを終えてテーマという素晴らしい構成。2曲目は『ドリームズヴィル』。

 Portrait of Wes  / Wes Montgomery

ウエスの盟友オルガニストであるメル・ラインとの共演アルバム。慣れ親しんだトリオゆえ、安定したスウィング感が実に心地いい。また、マイルスの(1)やティモンズの(6)など、選曲も興味深い。
先頭の「Freddie The Freeloader」だけでも買う価値がある。この曲のウェスは非常にモダンな演奏をしている。つまり、かなりアウトな演奏をしているのだ。一体どうしちゃったの、というくらい。この曲は、もちろんマイルス・デイヴィスの「Kind of Blue」の2曲目に入っている曲だ。

 Five For Fun  / Fabrizio Bosso

ジャズ・ファンのみならずクラブ・ジャズのファンからも注目を集める超強力ハードバップ集団“ハイ・ファイヴ”が名門ブルーノートから満を持して放つメジャー・デビュー作!イタリアを代表するトランペッター、ファブリッツィオ・ボッソとダニエル・スカナピエコという最高のプレイヤーが繰り広げる2管のアンサンブルによる哀愁メロディと熱いソロ。ヨーロッパ随一のテクニックとエネルギッシュでパワー溢れるパフォーマンスは目が離せない!これぞ新世代による究極のモダン・ジャズ!

 Piano Interpretations  / Wynton Kelly

 

ウィントン・ケリーの貴重なソロ・デビュー・アルバム。ブルージィで絶妙な歌心が反映された逸品だ。ブルーノートでは多くないピアノ・トリオ、それもスタンダード集。ウィントン・ケリーといえども、ブルーノートがフツーのピアノ・トリオなんで出す訳ない、と構えて聞いてみたら、19歳での初リーダー作だそうで、あら、意外に素直。でも、ちょっとゴツゴツした音感は、さすがブルーノート。それに、当たり前ながら、ケリーうますぎ。そら、19歳でこんな演奏しとったら、リー・モーガンも同じですが、早死にするわな。「チェロキー」、「ブルー・ムーン」といったリズミックな曲が気持いいですが、ラストの「グッド・バイ」など、ゆったりとした曲も、しみじみと聞かせる。好アルバムです。

 Hank Mobley Quartet 1955  / Hank Mobley

モブレーの記念すべきブルーノート初リーダー作。ジャズ・メッセンジャーズ黄金のリズム・セクション3人がサイドを努める豪華ワン・ホーン・アルバム。大人気曲『アヴィーラ・アンド・テキーラ』収録。

 

 Modern Jazz Giants 3  / Sonny Rollins

 

好評の「BEST VALUE シリーズ」の番外編!! コンピレーションアルバム、ベストアルバム一挙20タイトル発売!! 豪快なブローと機知に富んだアドリブで聴く者を圧倒する50年代ソニー・ロリンズの魅力が満載した決定的名演集

 The Eminent J.J.  / J. J. Johnson

JJはビバップ以後に出現したモダンジャズトロンボーンの素晴らしい名手であり、録音から60年を経過してもその地位は揺らがない。素晴らしいテクニックの一言に尽きる。恐らく当時としてもセンセーショナルな存在であったことはこのアルバムがブルーノートの1500番台シリーズでマイルス、パウエルに続く3番手のリリースであることからも推測できる。マイルス、パウエルというビッグネームの影に隠れがちだけども、テーマのアンサンブルなんかはパウエルよりも、そしてマイルスよりもモダンな瞬間がいっぱいあります。

 All Kinds Of Weather  / Red Garland

タイトルが示すように,天候にちなんだ楽曲を集めた作品。予想通り軽やかにスウィングするトリオ演奏を展開。いかにも50年代らしい企画の1枚だが,プレスティッジに残された数あるガーランドの作品のうちでも,上位にランクされる秀作となっている。ガーランドのあちこちのレビューで「小粋なスイング」系は評価しない、と無責任に垂れ流している私ではあるが、本作はちょっと例外。なぜなら、子供の頃初めて、ラヂオで聞いたガーランドが、本作収録の「レイン」だったからだ。このチューンはいまだに好きですね。

 The Other Side Of Benny Golson  / Benny Golson

1958年11月12日に録音されたこの時期は、アート・ブレイキーの率いるジャズ・メッセンジャーズのレギュラーメンバーであり、テナー・プレイヤーとしての資質は勿論、音楽監督という地位も与えられ、グループの第2期黄金時代へと導いていった。このアルバムでは、後にジャズテットでコンビを組むカーチス・フラーとの初顔合わせになった。

 All Night Sessions, Vol.3  / Hampton Hawes

《ヘリテッジ・オブ・ジャズ~コンテンポラリー40》シリーズの1枚。通常のトリオにジム・ホールを迎えたセッションの全記録。彼の繊細なギターも聴きものだ。ブルースに根ざしながらも、乾いた明瞭快活なピアノを身上としていた頃のHawesの傑作。Jim Hallの参加が取りざたされる事が多いですが、ベースのRed Mitchellがバックにソロに面目躍如なプレイを連発してます。1-1"Jordou"をClifford Brawnの"In concert"における演奏とぜひ比較して欲しいですね。Hawesはバラードも上手いと僕は思ってるんですが、この2枚組では1-7の一曲だけ。ともあれ、バップの持つ享楽的な世界にどっぷり浸るのが吉。

 The P.C. Blues   / Red Garland

洗練された演奏で知られるジャズ・ピアニストがプレスティッジ・レーベルのために録音した作品の中で、既存のアルバムに収録しきれなかったものを集めた70年のアルバム。57年に録音された色合いの異なる二つのトリオの演奏を楽しむことができ興味深い。
付属の簡易解説によると、本作は、ポール・チェンバースが若くして亡くなった後、1970年に追悼盤として出された編集物らしい。

 Ballads and More  / Bill Evans

ビルエヴァンスのピアノトリオ(ピアノソロ含む)によるバラード集。音源はリバーサイドから。Everybody Digs Bill Evans(1曲),Portrait In Jazz(3曲),Explorations(2曲),Sunday At The Village Vanguard(1曲),Waltz For Debby(2曲),Moon Beams(2曲)の全11曲からなっている。厳選されたバラッズのオンパレード

 The Red Garland Trio-Moodsville Vol.6 / Red Garland

名作『グルーヴィー』と同じ、プレスティッジの看板トリオ・メンバーで録音されたガーランドの代表作。2曲のオリジナル・ブルースをはじめ、スローなナンバーを味わい深い演奏で聴かせる。
可もなく不可もないプレイから色と味を出せることを世界に教えたピアノの名手の代表作。トリオのメンバーは、名作『グルーヴィー』と同じ。プレスティッジの看板トリオでもあった。2曲のオリジナル・ブルースをはじめ、スローなナンバーを良い味で包んだ。

 All Night Session Vol.1 / Hampton Hawes

ブルースに根ざしながらも、乾いた明瞭快活なピアノを身上としていた頃のHawesの傑作。Jim Hallの参加が取りざたされる事が多いですが、ベースのRed Mitchellがバックにソロに面目躍如なプレイを連発してます。1-1"Jordou"をClifford Brawnの"In concert"における演奏とぜひ比較して欲しいですね。Hawesはバラードも上手いと僕は思ってるんですが、この2枚組では1-7の一曲だけ。ともあれ、バップの持つ享楽的な世界にどっぷり浸るのが吉。

 Day Trip / Pat Metheny

 

2007 年9月からツアーを行い,話題をふりまいているトリオ編成(ベーシストのクリスチャン・マクブライド,ドラムスのアントニオ・サンチェス[2002 年にパット・メセニー・グループに加入]とのコラボレーション)でのスタジオ・レコーディングがついに登場。その超絶テクニックを余すとこなく披露してくれると同時に,独特のリリカルなアコースティックな音色でリスナーを癒してくれるはず。

 All Blues / Ron Carter

CM等で新たなファンを得ながら自己主張の強いプレイから昔ながらのファンに人気薄なのが近年のロン・カーターだが,本作はそのどちらにもアピールし得るバランスの良い作品だ。既にフロントにも出張っているがコブハム,ヘンダーソンの個性も明確だ。

 Go / Paul Chambers

天才ベーシスト、ポール・チェンバースが23歳のときのリーダー作。キャノンボール・アダレイやウィントン・ケリーの名演も特筆ものの、ハード・バップの名盤。最高に楽しいアルバムは何かと聞かれたら真っ先に挙げる一枚。名前を聞いただけで体が揺れて来るような面々が繰出す音楽はまさにジャズです。リーダーをはじめ全員すばらしいが特にウィントン・ケリーは絶好調で、ミュージシャンどころか、スタジオにいる人まで巻き込んでしまい、ジャストフレンズの演奏中『ケリー~~~!!』なんて叫んでしまっている。タイトル通りイケイケ(古い?)の演奏満載です。

 And the Philadelphians / Benny Golson

昔、アナログ盤(下)で「お馬サンのフィラデルフィアン」として出ていた名盤。CDを探していたら、やっとフランスでの復刻盤を見付けた。今はオリジナルのジャケットでも出ている筈で、その方がジャケットが気が利いている。学生時代の友達が、6 THURSDAY'S THEMEが好きで、そればっかりをリクエストしてました。確かにこれは良い曲で、しかもLee Morganのミュートが実に泣かせる。フランス盤の後半3曲くらいは別のパリ録音で、そこにBobby Timmonsがいるのが不思議です。

 Booker Little 4 + Max Roach / Booker Little

天才トランペッターが20歳にして初めて吹き込んだ自己名義のアルバムであり、巨人マックス・ローチを迎えて外連味なく吹き上げた力作だ。のちにエリック・ドルフィーとの共演を経てフリーに近づいていく彼だが、美しさの中にもアブストラクトな響きを見せる「誰とも違う」演奏はこの頃から光り輝いている。若干変化に乏しい演奏なので毎日は聴けないが、急に聴きたくなり、聴き始めると何日かハマる不思議な作品。

 Red in Bluesville / Red Garland

59年録音のブルース作。ガーランド・トリオの柱であるアート・テイラーと、本作にはサム・ジョーンズが参加。手数を抑えた燻銀のサポートがガーランドの洒脱なピアノを際立たせる。バラードも良いが軽快な(1)、ミディアム(3)が素晴らしい。ジャズの絶頂期が今に伝わる演奏だ。


 Piano Originals / Chick Corea

 

チック・コリアのエモーショナルなソロ・ピアノ・プレイを聴いております。このアルバムは、彼がヨーロッパや日本などで演奏したものの中から選りすぐりのオリジナル曲を集めたものです。インプロヴィゼーションと言ってもピアニストの感性とめざす音楽性などによって全く違う音楽が表出されるのがジャズ・ピアノの面白さかもしれません。フュージョン・サウンドの産みの親は常に躍動感溢れるピアノを聴かせてくれました。      「Spain」はチック・コリアの代表曲です。彼自身のルーツを感じさせるスパニッシュ・サウンドは特有の雰囲気を醸し出します。

 On Vantage / Hampton Hawes

 

ハンプトン・ホーズの初リーダー・アルバムが復活! 1940年代後半からウエスト・コースト・ジャズ・シーンで活躍。LAの名ジャズ・クラブ「ライトハウス」の初代ピアニストを務め、1952~54年にかけて陸軍として日本に駐屯し、たくさんの日本のジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えたことでも知られるブルージーな名ジャズ・ピアニスト、ハンプトン・ホーズ。本作はそのホーズが1951年9月に6曲入り10インチLPとしてリリースした記念すべき初リーダー作の音源に、同年大晦日に「ライトハウス」で録音された2曲と、翌1952年5月に同じく「ライトハウス」で録音された4曲を含む全12曲を収録。

 Miles Davis and Milt Jackson Quintet/Sextet / Miles Davis

マイルスの秀作と思います。サイドメンもいいです。特に私は聴くたびにG・ウォーリントンを想像してしまうレイ・プライアントのピアノ(一体誰が、十数年後のモントルー・ジャズ・フェスティバルのブルースフィーリングに溢れる『アローン』を想像できるでしょうか?もちろんどちらもいい)そしてジャッキー・マクリーン[ウォリントンとも繋がりますねぇ]が印象的です。

 It's A Blue World  / Red Garland

1958年に録音されながらも長らく日の目を見なかった未発表セッション。スタンダードの佳曲を見事なまでに粋にスウィングさせる、ガーランド・トリオの真髄が聴ける名作。
名盤"Groovy"と同じRed Garland(p), Paul Chambers(b), Art Talor(ds)のトリオでのセッション。録音は約半年後の1958年の2月となっているが、相変わらずのガーランド節とバックの手慣れた演奏である。1曲(Carzy Rhythm--アルバム"Dig It"に収録されていた曲と同一)を除いて、全曲スローバラードから構成されている。ここでのベースのチェンバースは、何故かボーイング(弓引き)を多用している。レッド・ガーランドのあの甘く円やかなピアノのテイストがお好き方にはタマナライ一枚だろう。

 Miles Davis and the Modern Jazz Giants / Miles Davis

マイルスとモンクのChristmas session(1954)とマラソンセッシヨン(1956)を合わせたもので、同じプレスティッジから発売されている「バグス・グルーヴ」とは双子の関係にある作品であるが、「バグス・グルーヴ」がソニー・ロリンズとのセッションの曲数が多いのに対し、こちらは"Round Midnight"以外はすべてクリスマス・セッションでの録音である。最も話題となるのは何と言っても"The Man I Love"のテイク2だが、実際この演奏はスリリングな魅力に満ちている。オープンとミュートを巧みに使い分けてドラマティックな効果をもたらしているマイルス、流麗なミルト・ジャクソンのソロ、そして突然ソロを中断したかと思うと、マイルスのトランペットに続いて見事なプレイを聴かせるモンクと聴きどころ満載の1曲である。

 The Fabulous Fats Navarro Vol. 1 / Fats Navarro

 

クリフォード・ブラウンに影響を与えたナヴァロは,若くして世を去ってしまったため,残された録音は非常に少ない。本作は,彼が他人名義のバンドで録音した音源で構成したメモリアル・アルバム。歌心あふれる端正なトランペットを堪能できる代表作。

 Topsy  / Freddie Hubbard

 

日本制作でちょっとベタな選曲ですが、この実力派に肩の力を抜かせる効果はあったようで、出来は素晴らしい。懐かしい「1 Topsy」も良いけど、「7 All of You」をこういう風に吹けるほどの熟成があったことが確認できます。

 New York Scene / Benny Golson

 

このアルバムではクインテットとノネットの2つのセッションが収められています。いずれもゴルソンのアレンジが冴えわたっています。ノネットではフレンチホルンが入っているのがジャズでは珍しく、また演奏にアクセントを与えています。全編通じてのポール・チェンバースの野太いベースがしっかりとリズムを支えています。EYou’re Mine You でのケリーのピアノのイントロも印象的。ジャズのスタンダード、AWhisper Not では自作曲の自演バージョンが楽しめます。

 Street Of Dreams / Grant Green

グリーンにしては「ここまで弾けたっけ?」というくらいホーンライクでジャジィなソロが耳に残る(1)。やっぱりこのブルージィさだよなとホッとする(2)。(3)ではオヤジの鼻歌のようなグリーン節がさらに勢いを増し、(4)のクールなテーマ&ソロでお開き。
グラント・グリーンのリーダー作の中で一番マッタリした作品である。オルガンのコルトレーンと呼ばれたラリー・ヤングも控えに徹しており、グリーンの演奏が十二分に楽しめます。また、ボビー・ハッチャーソンの演奏にフリー色が無く、淡々とした演奏がかえって心ひかれるものがあります。

 Smack up / Art Pepper

 

ヘロインの使用で刑務所を出入りしている合間に吹き込まれたという作品。ここでもペッパー特有の心持ち哀感を帯びた音色は健在であり、演奏の質も薬物使用の体とは思えない優れたもの。録音の質も良い。ただ若干この作品は彼のものの中でもややファンク色が強いものになっていると思われる(要するにやけにノリノリということ)。そこが好みの分かれ目ともいえるだろう。

 Joe Cool's Blues / Wynton Marsalis

現代の著名なジャズ・マンであるトランペッターのウィントン・マルサリスが、父親であるピアニストのエリス・マルサリスと共に、スヌーピーで有名なアニメ『ピーナッツ』の楽曲をカバーした演奏集。ウィントン・マルサリスのセプテットとエリス・マルサリスのトリオによる演奏がほぼ交互に配列された曲順になっている。

 My Laurie / Art Pepper

 

1978年、自己のコンボで初来日公演を絶賛の中で敢行、その最後の地・山形でのライブ・セッションを世界初CD化。ピアニストにブルガリア出身のミルチョ・レビエフを迎え、"新生"アート・ペッパーによる斬新な感覚、テンションを与えてくれる密度の濃いプレイとなっている。表題作「マイ・ローリー」は奇跡の返還をペッパーにもたらした最愛の妻・ローリーに捧げられた16分にも及ぶ独特のバラード。その絞り出す情感、魂の叫びはどこを切っても「人間アート・ペッパー」を感じさせる。

 Forever / Chick Corea

 

昨年のRTF(リターン・トゥ・フォーエバー)再結成ツアーは世界中で大きな反響を呼び,その後アル・ディメオラ抜きでワールド・ツアーを行なったが,これはそのツアーのベスト・トラックと,スタジオ録音をカップリングした1枚。単なるリユニオンではなく全員が現代ジャズ界を牽引するものとして,新たな音楽表現を模索している点がポイント。2枚目に登場するゲストはビル・コナーズほか名前を聞いただけで往年のファンは感涙モノ。

 Grant's First Stand / Grant Green

1961年に録音されたグラント・グリーンのブルーノート初リーダー作。熱い。黒い。三曲目ノリノリで最高。五曲目泣きが入ってて最高。バップ的表現もあり刺激的だが、ジャズギターとして何か革新的かと問われればまた違う。小難しくなく、ブルースに根差したシンプルなプレイだ。そしてそんな風に僕はシンプルだなんて言うし、皆も言うけど、本当はもっと凄いこと演ってるんだよ。腑抜けじゃない。基礎はもちろん完璧。尚且つ複雑なフレーズで煙に巻くのではなく親しみやすいフレーズを繰り返し使い盛り上げる。

 Show Time / Art Pepper

日本で根強い人気を誇るアルト奏者のペッパーが57年、ロサンゼルスのテレビ番組に出演した際の歴史的な記録を集めた一枚。1曲当たりの時間が約3分と短く、通常のアルバムと比べると不満は残るが、熱心なマニアや研究家には待望のCD化だろう。

 Live At The Lighthouse '52 / Art Pepper

ウエストコースト・ジャズが熱かった時代の、ペッパー若かりし頃の貴重な歴史的録音盤。1952年に当時では珍しかったオープン・リールのテープ・レコーダーで録音されたもの。演奏されている曲はパッチェン (p) のオリジナル2曲以外は全てスタンダード曲で、特にペッパーをフィーチャーした「虹の彼方」は代表的レパートリーとされてきた楽曲。

 Beneath the Mask / Chick Corea

90年代のジャズ・シーンを代表するエレクトリック・バンドの第5作目。GRP時代のレギュラー・クインテットによる最後の作品で、ポップ・フィーリングを意識し、円熟の完成度を見せている。強者揃いのバンドだけに、出てくるサウンドも凄いのなんの。転調、速弾き、変拍子のオンパレード。それでいて全体的なサウンドはかなりグルーヴィー。パティトゥッチとウェックルには頭が下がります。フランク・ギャンバレ(正確には”ガンバーリ”と発音するらしい。最近はデブに磨きがかかっている)のスピード・ピッキングも相変わらずのウネウネ感。最高のサウンドだね。洋書で売ってるバンド・スコア見ながら聴くとさらにブッ飛ぶ。

 Inglewood Jam 1952 / Art Pepper

チェット・ベイカーがチャーリー・パーカーと共演した同名アルバムとは別内容の作品で、1952年8月に西海岸で行なわれたジャム・セッションの模様を収録。短いながらもペッパーの瑞々しいソロも聴かれる。研究家やコレクターには嬉しい初CD化だ。

 Hymn of the 7th Galaxy / Chick Corea

名盤『リターン・トゥ・フォーエヴァー』のサウンドから一転、ビル・コナーズ参加の影響からかハードなロック・サウンドに変異した、第2期RTFのアルバム。有名曲「キャプテン・セニョール・マウス」収録。
ロック化した第二期RTFの第一作で、ギターはディメオラではなく、これ一作のみだったビル・コナーズ(他のメンバーはスタン・クラーク、レニー・ホワイトと同じ)。ディメオラの「カジノ」で取り上げられたチックが作った名曲中の名曲「キャプテン・セニュール・マウス」のオリジナル演奏が入っているのがこのアルバム

 LIVE IN TRONTO / Art Pepper

インタープレイからのドキュメント・シリーズ第9弾。ペッパーがトロントのジャズメンと共演したライヴ。この頃の彼は比較的好調だったようで、自作冒頭曲の迫力あるソロでもそれが十分に伝わってくる。バックではセネンスキーのプレイが印象に残った。

カナダのトロントにおけるライブの貴重なドキュメント。ピアニスト バーニー・セネンスキー等ベストのカナディアン・リズムセクションとレコーディングした、ペッパー幻の名盤と言われる作品。

 Expressions / Chick Corea

チックのロマンチックな面をピアノ一台で表現している素敵なプロジェクト。でもそれだけじゃなくて、タッチが硬質できちっとしているので、じっと聴いていると深い満足感を得ることができます。時々こういう演奏を聴いていると彼はモーツァルトの生まれ変わりじゃないかと妙な感覚にとらわれることがあります。どこかでキースのピアノを聴いた後で、このアルバムはとても聴けないといったコメントを読んだことがありますが、そんな事はないですね。キースとチックでは違いすぎるので比較はできないね

 Spain Best of Chick Corea / Chick Corea

盲目の作曲家でギタリストのロドリーゴの「アランフェス協奏曲」は、ギター音楽の範疇のみならず、20世紀の名曲の一つにあげられます。マイルス・ディヴィスの『スケッチ・オブ・スペイン』でカバーされたのをきっかけに多くのジャズ・メンがこれに挑みました。一番成功した例が、リターン・トゥ・フォーエヴァー時代のチック・コリアでしょうか。全編を色濃くおおっているスパニッシュのムードは、チック・コリアの華麗なエレクトリック・ピアノとフローラ・プリムのヴォーカルと相俟って不思議な音楽世界を繰り広げていきます。彼女の加入がこの一連の音楽の性格づけを決定したといえると思います。

 Ultimate Adventure / Chick Corea

2006年に贈る待望の新作。SF作家ロン・ハバードの小説を題材にチックが織り成すニュー・ミュージック・アドヴェンチャー。リターン・トゥ・フォーエヴァーのアイアート・モレイラ(perc)、スティーヴ・ガッド(ds)、ヴィニー・カリウタ(ds),トム・ブレックライン(ds)、フランク・ギャンバレ(g)、ティム・ガーランド(sax), また、チックのニュー・ユニット=タッチストーンのメンバーであるカルレス・ベナベント(b) ホルヘ・パルド(sax, fl) ルーベン・ダンタス(perc)そして名フルート奏者のヒュバート・ローズ(fl)といった豪華ミュージシャン参加。2005年マッド・ハッター・スタジオにて録音

 Curtis Fuller Vol. 3 (Little Messenger) / Curtis Fuller

ハード・バップ時代の典型的な演奏が聴ける1枚。フラーとファーマーは後にジャズテットを結成することになるが,その先駆的な演奏がこの作品からは楽しめる。クラークの参加もファンにとっては嬉しいところだ。いかにもブルーノートらしい名盤。
ブルーノートに残した3枚のリーダー作の最後の1枚。トロンボーンがハード・バップでも十分活躍できることを証明する好演。本作の2年後に、このフロント2人にゴルソンを加えてジャズテットが生まれた。

 Standard Time Vol.5 / Wynton Marsalis

ジャズ界初のピュリツァー賞受賞者,ウィントンのバラード集。ストリングス・アルバムとしては2枚目だ。上品なアレンジのスタンダード曲集で真夏の宵にも相性がいい。彼とリンカーン・センター・オーケストラは,7月中旬に横浜にやってくる。

 Bone and Bari / Curtis Fuller

フラーのトロンボーンとヒューストンのバリトン、2本の低音管楽器をフィーチャーした人気盤。ソニー・クラークのピアノが各人のソロを的確にサポートし、アンサンブルの妙も楽しめる痛快作だ。
こんなにずっしりとして重たいアルバムは、そうそうないだろう。低音楽器2本をフロントに据えたものなんて、まず珍しい。内容はというと、カーティスフラー自身の調子が非常にいい。1957年のカーティスフラーは、よく鳴る。というのは、もっぱらの定説になっているが、本当にいい。

 Children's Songs / Chick Corea

クロード・ドビュッシーの「子供の領分」、ロベルト・シューマンの「子供の情景」、ベーラ・バルトークの「ミクロコスモス」と子供のために書かれた名曲は多い。きっとチックもこれらを意識しているのであろう、優しく美しい曲集だ。昔から少しずつ発表されてきた「チルドレンズ・ソング」その集大成だ。

 Blues Ette Part. 2 / Curtis Fuller

名作『ブルースエット』を下敷きにした新録音。ベースがジミー・ギャリソンからレイ・ドラモンドに交代した以外、当時と同じメンバーで録音。再現盤というより続編と呼ぶべき作品。 一曲目Love Your Spell Is Everywhere 随分と思い入れたなのピアノ(Tommy Flanagan)の後にベースが入るともしかしてベースって本来こういう音だったの?魂が感じられるベースってすごいよね)が感じられるような音は偽者?であればおいら偽者で良いや。Curtis Fullerは随分老けた印象、二曲目になるとより。この曲は、”pt.1”には無い?vl.2にも無いよねって曲がてんこ盛り。お得値感大

 Saturday Night At The Village Vanguard / Art Pepper

現在は木曜日・金曜日・土曜日・それ以外の4枚に分けてCD化されているのと、LPの時は3枚組みだったものに未発表音源をたくさん加えたコンプリート盤とが売られているようだ。無理もない、現在は木曜日・金曜日・土曜日・それ以外の4枚に分けてCD化されているのと、LPの時は3枚組みだったものに未発表音源をたくさん加えたコンプリート盤とが売られているようだ。無理もない、どこ切ってもアート・ペッパー随一の名演だ。

 Friday Night At The Village Vanguard / Art Pepper

1977年7月28・29・30日、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ録音。プロデューサーはレスター・ケーニッヒ、レコーディング・エンジニアはボブ・シンプソン。パーソナルは、アート・ペッパー(as.ts)、ジョージ・ケイブルス(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、そしてドラムスはエルヴィン・ジョーンズである。もうこの段階でこのライブが悪いわけがない。現在は木曜日・金曜日・土曜日・それ以外の4枚に分けてCD化されているのと、LPの時は3枚組みだったものに未発表音源をたくさん加えたコンプリート盤とが売られているようだ。無理もない、どこ切ってもアート・ペッパー随一の名演だ。

 Akoustic Band Alive / Chick Corea

日本においてはメディア露出があまりに多いのでこのピアニストの人気は絶大である。若手ベース(ジョン)、ドラマー(デイブ)2人とのライブアルバム。エレクトリックバンドと同じメンツで演奏している。この人たちのライブを見た経験があるが、相当にソロプレーのスペースを与えており、各プレーヤーの演奏テクニックの高さを見せつけていたのを思えている。演奏楽曲はおなじみのスタンダードばかりであり、わりと聴きやすい。わきの若手ふたりがFUSION世代であるために若干ひきすぎる面は否定できない。ラテンの血が相当に濃いチックコリアならではのリズミカルなプレーが十分に聞ける。

 Thursday Night At The Village Vanguard  / Art Pepper

日本人はアート・ペッパー好き。なぜなら、ちょっとウエットで情緒的な演奏が日本人の心にフィットするのだ。この盤は後期のペッパーのライブ盤ではベスト。若き日のジョージ・ムラーツのベース、ベテラン2人、エルヴィン・ジョーンズのドラムとジョージ・ケイブルスのピアノもいい。全ての曲が10分と長いが、聴き飽きるということがない。この盤は木曜日のライヴだが、金曜日、土曜日のライヴもそれぞれ一枚の盤になっているが、出来はこの盤が最良。

 Changeless  / Keith Jarrett

現在最高の水準を誇るピアノ・トリオだが,ここで全編即興演奏。とはいっても,前衛色の強い難解なものではない。まるで身体から溢れ出るようなメロディを題材に,お互いを知り尽くした三者が探究する「トリオ・ミュージック」のドキュメントである。1987年10月録音。1曲目が14日のデンバー、2曲目が11日のダラス、3曲目が9日のレキシントン、4曲目が12日のヒューストンのライブというイイトコ取りのアルバム。Dieter Rehmデザインの『○』のアルバムジャケットが物語るように、短い『素』なセンテンスを組み合わせて曲を構成していくというスタンスが全曲にある。

 More For Les: At The Village Vanguard, Vol. 4  / Art Pepper

何といってもジョージ・ケイブルスとの息がぴったりで、特にアルトを手に取った時(アートといえば絶対アルト・サックスだ)の演奏はたとえようが無いほど素晴らしい。ヴィレッジ・ヴァンガードの入り口に何とスイング・ジャーナルのTシャツを着ている写真をライナーに持ってきているこの人が一度アルトを持つと、どうしてこうもカッコイイのか驚いてしまう。

 Groovin' High / Hank Jones

バップ・ナンバーをスウィング風で。このズレ感覚がハンク独自の錬金術。よくいぶし銀と呼ばれるハンクだが、その真意は荒々しくピカピカしたバップをわざわざツヤ消しし、渋バップにしたから。この後他界した弟サドや、モンクの相棒ラウズのてらいなき普通のプレイに聴き耳を立ててみる。

 HOLLAND / Art Pepper

A.ぺッパーのカルテットによるオランダでの未発表、81年の録音。演奏時間を気にしないライヴでペッパーが吹きまくる大熱演となっている。長尺のトラックが4曲、なかでも18分超の「マンボ・コヤマ」は、躍動的なリズム陣をバックに迫力十分のペッパーのアルトが素晴らしい出来映え。

 

 My Foolish Heart / Keith Jarrett

2001年7月22日、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ライヴから、世界で最も永く続く永遠に不滅のトリオ結成25周年目を迎えるキース・ジャレット・トリオ18作目は2001年モントルー・ジャズ・フェスのライヴ音源から名曲をズラリと並べた21世紀の“スタンダーズ”集。「然るべき時が現れるまで」あたためておいた音がついにリリースされる。キース自身の言葉から引用すると、「最もメロディックに、スインギーに、ダイナミックに浮揚するトリオが捕らえられている」アルバムである。

 

 Live in Marciac: from Billie Holiday to Edith Piaf  / Wynton Marsalis

仏ジャズ・フェスティヴァルで実現した、ジャズ・トランペット界とアコーディオン界の二人の巨匠による貴重な共演。ビリー・ホリデイとエディット・ピアフという音楽的には一見交わりのない二人を取り上げ、互いの音楽性に基づいて咀嚼した興味深い録音だ。

 

 The Melody At Night, With You / Keith Jarrett

慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットは1998年録音の本作によって見事に復活した。自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。曲は<6>のメドレーの後半に自作を配している以外はすべてスタンダード&トラッド。それまで部分的にソロ・ピアノでスタンダードを演奏することはあっても、本作のようなソロ・ピアノによるスタンダード曲集というのは、キースにとってこれが初めてのことで、その点でも特筆すべき作品。

 

 Solo Concerts: Bremen & Lusanne  / Keith Jarrett

全ピアノ・ソロ・インプロビゼーションで僕はこのブレーメンが最高傑作だと思います。この演奏は『天啓』と言う言葉がピッタリです。才能があっても、技巧的に完璧でも、ただそれだけでは成し得ない。彼のここまで過ごしてきた人生・音楽への愛情・ジャズへの思い、そういった全てのものが昇華し、かつ天啓を受けなければこの演奏は成し得ないほどのものだと思います。これを生で聴けたブレーメンの人々。あなたたちは幸せすぎます。

 

 Somewhere Before Anthology  / Keith Jarrett

 

この2枚組CDは、Atlanticレーベルにおける「多才かつ多彩な」キースを堪能できるお買い得アルバムです。ピアノ・トリオによるデビュー盤からライブ盤、ゲイリー・バートン(vib)とのコラボ、そしてアメリカン・カルテット初期の録音など、バリエーションも多様です。

 

 From Plantation to the Penitentiary / Wynton Marsalis

ブルーノートからの第4作目。7曲全てが書き下ろしによるクインテット編成での録音。豊かな表現力と甘く囁くような美しい歌声の若手歌手、ジェニファー・サノンを起用。マルサリス本人のヴォーカル・パフォーマンスもあり、ジャズ界最高峰の貫禄と創造力に満ち溢れた作品。

 

 Yesterdays / Keith Jarrett

ソロとしても、トリオとしても今なお活動し続けているキースにとって、この古い音源を今更出してくる意味合いがいまいち解せないのである。。私が最初に生キース3を見たのが2003年であり、そのあと2007年にもトリオで来日しているし、それで、やっぱ前進し続けてるんだこの人たち、早くこのライブの音でないかな、なんて心待ちにしているのに、その後出てくるのはどうしたことか2001年物ばかりだ。out of towers, My follish Heartとキースソロや、今までにないノリ!ってことで、それぞれ、お!っと思わせるところはあり、あるのだが、私なんかが本当に聴きたいなぁ、と思っているのは今のキースなのだ。

 Sliding easy / Curtis Fuller

リー・モーガン、ハンク・モブレー、フラーのフロントにトミフラ、チェンバース、エルヴィンのリズムという、ハードバップ・オールスターズによる傑作!ジャズ名盤ベスト&モア999シリーズ 第2弾 編曲はベニー・ゴルソンとジジ・グライス。この二人の素晴らしいアレンジによって、ファンキーでかつ、知的で繊細な雰囲気を持つ名盤となった。このアルバムもモダン・ジャズ・ファンは要チェックの一枚。国内初CD化。

 The Greatest Hits Of Standards Vol.2 Stardust /  Great Jazz Trio

ご存じJones3兄弟の長兄Hank Jonesですが、スタンダードをわかり易く演奏してくれるので、日本人には人気があるみたいです。また親日家のようで度々来日していることと日本人ジャズメンとも共演しているのもその一因かもしれません。

Bill Evans、Oscar Peterson、Keith Jarrettもいいですが、たまにはこうゆうのもいいと思います。

この人の演奏はジャズの歴史そのものだと思います、是時一度聴いてみてください。

  The Legend Of Jazz / Great Jazz Trio

90歳にして、初のベスト。2008年11月、前ブッシュ大統領より授与された“National Medal Of Arts”、2009年2月 “グラミー Lifetime Achievement Award”の受賞を記念した作品。1977年録音作品『KJLH』から2006年録音『星影のステラ』に至るまでの中でのベストセレクション。ジャズ界を代表する数々のミュージシャンと共に、創り上げた、The Great Jazz Trio の歴史を網羅した1枚。

  Jazz Roots: McCoy Tyner Honors Jazz Piano Legends Of The 20th Century / McCoy Tyner

Cover (Jazz Roots: McCoy Tyner Honors Jazz Piano Legends of the 20th Century:McCoy Tyner)

 

ジャズ・ピアノの巨匠マッコイ・タイナーのソロ・ピアノ・アルバム。スコット・ジョプリン、デューク・エリントン、アート・テイタム、バド・パウエルなどにちなむ、ジャズ・ピアノの歴史を辿る選曲集だ。意外と器用で幅広い円熟のピアニズムが楽しめる。

 

  Punk Jazz The Jaco Pastorius Anthology / Jaco Pastorius

ベーシスト、ジャコ・パストリアスはジャズ界のジミ・ヘンドリックスだった。1987年に他界するまでに、パストリアスはフレットレス・ベースの実質上の発明者となり、従来の常識をくつがえす演奏法を生み出した。これによりフレットレス・ベースは、アフリカン・トーキング・ドラムを電気化して高度な機能を持たせたような楽器へと生まれ変わったのである。待ちに待ったCD2枚組コンピレーションは、この天才アーティストがたどった驚異的な、しかし未完成な軌跡を克明に記録したもの。

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