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  Thursday Night At The Village Vanguard

日本人はアート・ペッパー好き。なぜなら、ちょっとウエットで情緒的な演奏が日本人の心にフィットするのだ。この盤は後期のペッパーのライブ盤ではベスト。若き日のジョージ・ムラーツのベース、ベテラン2人、エルヴィン・ジョーンズのドラムとジョージ・ケイブルスのピアノもいい。全ての曲が10分と長いが、聴き飽きるということがない。この盤は木曜日のライヴだが、金曜日、土曜日のライヴもそれぞれ一枚の盤になっているが、出来はこの盤が最良。
1. Valse Triste
2. Goodbye
3. Blues For Les
4. My Friend John
5. Blues For Heard

Art Pepper (as,ts,cl)
George Cables (p)
George Mraz (b)
Elvin Jones (ds)

 

Recorded    1977.07

1977年7月28・29・30日、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ録音。プロデューサーはレスター・ケーニッヒ、レコーディング・エンジニアはボブ・シンプソン。パーソナルは、アート・ペッパー(as.ts)、ジョージ・ケイブルス(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、そしてドラムスはエルヴィン・ジョーンズである。もうこの段階でこのライブが悪いわけがない。現在は木曜日・金曜日・土曜日・それ以外の4枚に分けてCD化されているのと、LPの時は3枚組みだったものに未発表音源をたくさん加えたコンプリート盤とが売られているようだ。無理もない、どこ切ってもアート・ペッパー随一の名演だ。 何といってもジョージ・ケイブルスとの息がぴったりで、特にアルトを手に取った時(アートといえば絶対アルト・サックスだ)の演奏はたとえようが無いほど素晴らしい。ヴィレッジ・ヴァンガードの入り口に何とスイング・ジャーナルのTシャツを着ている写真をライナーに持ってきているこの人が一度アルトを持つと、どうしてこうもカッコイイのか驚いてしまう。1曲だけあげるなら『チェロ・キー』をあげたい。LPの時片面全部を使ったこの演奏にただただシビレた。これを聴かずにジャズを語らないで欲しい、そういう演奏である。

 

 

 

 

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