←前へ  次へ→    『二乗作仏事』
(★205n)前
 「大王、我が滅度の後未来世の中に四部の弟子・諸の小国の王・太子・王子乃ち是三宝を任持し護れば、転更に三宝を滅破すること師子の身中の虫の自ら師子を食らふが如し、外道には非ず多く我が仏法を壊りて大罪過を得ん」云云。籤の十に云はく「始め住前より登住に至る来全く是円の義、第二住より次の第七住に至る文相次第して又別の義に似たり。七住の中に於て又一多相即自在を弁ず。次の行向地又是次第差別の義なり。又一々の位に皆普賢行布の二門有り。故に知んぬ、兼ねて円門を用ひて別に摂す」と。
 
 
平成新編御書 ―205n―