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  West 22nd Street Theme

1965年のブルーノート第二作。前作との違いは、ピアノがヒルからハンコックへ。サックス・フルートがリヴァースからスポールディングに変わったこと。故にいい意味で聴き易い。そしてハッチャーソンがオリジナル楽曲を創作しているところ。まず前半四曲がハッチャーソン作。とても趣味がよく洗練された空間だ。自身のプレイも輝きだしてる。そう文字通りにね。音が光ってる。三曲目も素晴らしいけど、個人的に二曲目の美しさが堪らない。別次元の美しさだ。この一曲の為に手にしても間違いないと思う。そして不思議な後半がある。。こちらの四曲はジョー・チェンバース作。やってる人間こそ同じだが、前半とは完全に別物です。別な空間。迷路と形容したくなるフリーな空間。この人何気に凄い独創性を持ってるよね。さて、まとめれば結局どちらのサイドも創意に富んでるよ。一枚通して聴くと違いすぎて面白いけど。だが、どちらも新しいところは共通。ポストバップの新しいジャズを彼らはここでやってる。

1. Components
2. Tranquillity
3. Little B's Poem
4. West 22nd Street Theme
5. Movement
6. Juba Dance
7. Air
8. Pastoral

Freddie Hubbard (tp)
James Spaulding (as,fl)
Bobby Hutcherson (vib)
Herbie Hancock (p,org)
Ron Carter (b)
Joe Chambers (ds)

Recorded 1965.06

Bobby Hutcherson2枚目のリーダーアルバム。LPのAB面(CDでは1-4、5-8)で音楽的内容が違うので、まるで2人のリーダーがいるようです。僕はA面の方が断然すきで、1曲目から4曲目まで多様な曲想と無駄な音のないアドリブ等まるで、Jazz Clubでの最上の1ステージを聞くような気持ちにさせてくれます。2曲目のLittle B's Poemは70年代の渡辺貞夫さんがレパートリーにしていた曲で、とてもかわいいメロディーをもった曲です。

 

ビブラフォンはあまり馴染みのない楽器かもしれないが、この楽器の特性を最大限に活かし60年代中盤数ブルーノートに多くの名演を残したミュージシャンがボビー・ハッチャーソンである。そんな彼の演奏はこの時代、一世を風靡したいわゆる新主流派の音楽にピッタリ。作品全体を通して感じられる都会的かつクールな印象は、本アルバムにも参加のハービー・ハンコック(p)の影響も大きいだろう。3曲目のLittle B's POEMなどはハッチャーソンとハンコックの醸し出す大人の雰囲気がたまらない。クールな夜にハッチャーソンの音楽を。

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