←前へ  次へ→    『船守弥三郎殿許御書』
(★263n)前
 後のためにふみをまいらせ候ぞ。人にかたらずして心得させ給へ。すこしも人しるならば御ためあしかりぬべし。むねのうちにをきてかたり給ふ事なかれ。あなかしこあなかしこ。南無妙法蓮華経。
  弘長元年六月廿七日                   日蓮花押
 船守弥三郎殿許へ之を遣はす
 
平成新編御書 ―263n―