←前へ  次へ→    『日本真言宗事』
(★259n)
       観賢 般若寺の僧正、両寺を一人にて持つ
       延 権律師
 聖宝    観宿 権律師
       済高 大僧都
       貞崇 権小僧都
 
       泰舜 権律師、蓮舟律師の弟子
       寛空 寛平法皇の御弟子、蓮台寺の僧正
  救世 益信流、山階寺の人
 
  寛静 西院の僧正
 寛空    定昭 嵯峨の僧正
                   広沢流
       寛朝 広沢の僧正
                       仁和寺
       雅慶 勧修寺の僧正
 寛朝    済信 仁和寺の僧正
       深覚
 仁海    元杲僧都の弟子、雨の僧正とも云ひ小野            の僧正とも云ふ、醍醐の真言は小野流を祖とす。
  仏法伝来記に 一巻信救作 「弘法大師帰朝の後真言宗を立てんと欲す。諸宗朝廷に群集して即身成仏の義を疑ふ。大師智拳の印を結びて南方に向かふ。面門俄かに開けて金色の毘盧遮那と成り、即便本体に還帰す。
 
平成新編御書 ―259n―