git-clean - ワーキングツリーから、追跡されていないファイルを削除する
カレントディレクトリから始めて、バージョンコントロールの下にない ファイルを再帰的に削除することで、ワーキングツリーの中をきれいにします。
通常は未知のファイルのみが削除されますが、'-x'オプションが指定された場合は、 (.gitignore等で指定された)無視すべきファイルも削除されます。 これは例えば、全てのビルド生成物を削除する時に役立ちます。
もし引数`<path>…`が与えられた場合、そのパスのみに作用します。
追跡されていないファイルに加え、追跡されていないディレクトリも削除します。 もし追跡されていないディレクトリが他のgitレポジトリで管理されていた場合、削除しません。 本当にそのようなディレクトリを削除したい場合は、-fオプションを二回使ってください。
'git config'のclean.requireForceにfalseが設定されていなければ、 'git clean'は-fもしくは-nオプションが与えらない限り実行されないでしょう
実際には何も削除せず、何が行われるかを表示します。
静かになります。エラーのみを報告し、正常に削除されるファイルは削除されるのみです。
無視ルールを適用しません。これはビルド時の生成物も含め、 全ての追跡対象に含まれていないファイルを削除します。 これは、クリーンビルドのテストのためにまっさらなワーキングディレクトリを 作成する時などに使うことが出来ます(おそらく'git reset'と共に)
gitによって無視されているファイルのみを削除します。 これは手動で作成したファイルは残したまま、一から全てをリビルドするのに役立ちます。
このコマンドは Pavel Roskin <proski@gnu.org> が書きました。
このコマンドは git(1) スイートの一部です。