注意4 粗または、総と純の区別 ・グロス(Gross)は粗または、総とネット(Net)純の区別 ・機械など生産設備が磨耗した分を固定資本減耗という。修理したりする部分は支出でなく、将来に対する積み立てである。原価償却ににている。 ・ GDPから固定資本減耗を引いた分を純国内総生産(NDP)という ・GDPー固定資本減耗=NDP 注意5 フローとストック ・フロー:ある一定期間に行われた経済活動の量を測る ・ストック:ある一時点において存在する量を示す ・水と水道の話 Q6.GDPはフローかストックか? 一年間に生み出された財貨・サービスの付加価値なのでフロー 注意6 名目と実質(名目GDP、実質GDP) 1年前にあるもの・サービスの付加価値の名目値が100円だったとする。 現在の名目値が120円だったとすると、GDPは20%成長したように見える。 しかし、その時期に価格が20%上昇していたとすると実質値は120÷1.2=100のまま 実質値では、もの・サービスの量とか規模が問題であり、名目値では、それらを金に換算したらどうなるかということが問題 国民生活の「本当の」豊かさやその変化を測るためには、物価の上昇や下落の影響を調節した実質ベースで考えるべきという考え方 ※通常、経済成長を考える際は実質GDPで考える 名目GDP成長率と実質GDPの差をデフレータと呼ぶ 通常物価は上昇するので物価上昇分を取り除く (しぼませる:deflate)という言葉が使われてきた。 近年では物価が下落するデフレの現象が起き、物価上昇分を取り除くために(膨らませる:inflate)という作業が必要な場合もある・ 名目GDPの変化率=実質GDPの変化率+GDPデフレータの変化率 名目GDPの変化率(+0.5%)=実質GDPの変化率(+1.7%)+GDPデフレータの変化率(−1.2%) 注意6 3面等価 ※総生産=総所得=総支出 恒等式である常に等しい! 作ったもの=稼いだもの=使ったもの 経済全体としてはこれらが一致する 総生産 ある一定期間にある国の国内で生産された財・サービスの総計(付加価値計) 総所得()財・サービスを販売し、得られた所得合計 総支出()財・サービスに対する支出合計