講義レジュメ第5回 P1 [3]乗数効果 参考 中国ではそのような傾向がない。 季節によってもあまり変化しない。地域差がある。まだ認知されていない。 寧波、杭州、アモイ、青島などで多い。東北、華北では習慣がある。 P2 消費関数 C=50兆円+0.8Y(経済全体) →所得とは独立の消費50兆円があり、Y(所得)が1兆円増加するたびに、諸費は8000億円づつ増加するという関係式 国民一人あたりだと、一億人で割って C=5万円+0.8Y(一人あたり) →Y(所得)が1万円増加するたびに、消費は8000円づつ増加するという関係式 消費による乗数効果 今仮に、経済が消費だけで成り立っているとすると、 総生産=総所得=総消費となるので Y=消費(C)=50兆円+0.8Y となる よってY=250兆円である。 これを国民所得と呼ぶ この計算式では、 Y=1/1-0.8×50兆円 5月26日 Y=1/1-0.8×50兆円 となっており、所得と独立的な消費50兆円によって需要250兆円が生み出される。 乗数効果という。この50兆円はいわば、乗数効果のための引き金(trigger)である 限界消費性向が大きければ大きいほど、この乗数効果は大きくなる p3 Y=1/1-a*(独立消費+投資+政府購入) (a:限界消費性向) この状態で投資や政府購入を新たに1単位増やせば、総需要が1/1-a倍増えることから、この1/1-aを乗数と呼ぶ 政府の経済政策において、公共投資を増やして景気対策をするという選択肢があるが、このような乗数効果によって、総需要を増やしGDPを拡大しようとする発想である。 Q2→1/(1-0.2)*10億円=1.25*10億円 12億500万円 Y=1/1-a*(独立消費+投資+政府購入) ΔY=1/1-a*Δ投資 [3]乗数効果(外国を入れて) 所得増加によって、新たに購入される(消費される)財は、国産品だけでなく輸入も含まれる。 輸入は国内の生産ではなく、GDPの式でみたようにマイナスであるから。 国内の乗数効果からは「漏れる」(Leakage)ことになる。 (この乗数効果は・・・・の計算後) すなわち、輸入を考慮しないときに比べ、経済効果が減少している 繰り返すが、これは、需要の増加によって生産は増えたが、その需要が一部輸入品に向かったので、乗数効果が「漏れた」ことによる。 ※輸入性向が上昇すると経済に与える乗数効果は減少する。 (輸入品の需要・・・・) 例えばM=10兆円+0.1Y=独立輸入+限界輸入性向×総所得(0.1が限界輸入性向、10兆円は独立輸入である) 消費関数を同様に C=10兆円+0.1Y=独立輸入+限界消費性向×総所得 としてGDEの敷居に代入すると Y=消費+投資+政府購入+(輸出ー輸入)なので Y=[1/{(1-限界消費性向)+限界輸入性向}](独立所得+投資+政府購入+輸出-独立輸入) 外国貿易を含めた乗数は1/(1-限界消費性向)+限界輸入性向である。 ちなみに消費性向は総所得のうち貯蓄せず、どれだけ消費するかを示すすため、(1-限界消費性向)は限界貯蓄性向として等しいと考えられる。よって 1/限界貯蓄性向+限界輸入性向 Q3→Y=C+I Y=20+0.8Y+20 答え 200 Q4→1/(1-限界消費性向)+限界輸入性向に代入 1/{(1-0.7)+0.2}=1/0.5 答え 2