SEVENTHCROSS とは

対応機種:ドリームキャスト
発売日:1998年12月23日
公式サイト:閉鎖

今は亡き NECホームエレクトロニクスより発売された、シミュレーションRPG
プレイヤーは、ある星に生まれた生命の始まり(原生生物)となり、進化を遂げながら
この星に生まれた意味と、自らに与えられた使命を探っていくことになる。

いきなり何の説明もなく始まるので、ゲームとしてはかなり敷居が高い部類となる
しかも、進化の過程も、戦って経験値を得るといったオーソドックスなものではなく、
ランダム要素の高い複雑なものとなっている(後半になれば、法則が決まるらしい)

全く何も知らされぬまま進むストーリー、ほとんどワンパターンなゲーム展開、
法則のつかみづらい成長システム… 投げ出したくなる要素は山ほどあるが、
そこをグッとこらえて、どうか最後までプレイしていただきたい

最後の敵を打ち倒し、究極の生命体へと進化を遂げた時、全ての謎は明らかとなる…

とりあえずレビュー:各10点満点

ストーリー:8
ありきたりといえばありきたりなストーリー
しかし、個人的にはものすごく好きな部類
終盤で一気に謎を解き明かす手法も秀逸

サウンド:8
環境音楽のような静かなものが多く、その静けさが
これまた環境ビデオのようなゲームとうまくマッチしている
…このゲームは「環境ゲーム」とでも呼ぶべきだろうか

グラフィック:6
DC初期ということを考えれば、やはり見劣りする
が、特に違和感の見当たらない造型にまあ納得

操作性:7
トリガーでのターゲット変更が少し不便
その他に関しては、特に問題は見られない

システム:6
何はなくとも、DNAシートが辛い。法則つかめなすぎ
成長システムがあれでは、流石にやる気は起きないだろう
しかし、これがなければただの凡ゲーで終わっていたことも事実
というわけで、オリジナリティを評価してのこの点数

総合:7
敷居が高く、ほとんどゲームと呼べない内容だが、
個人的には大いに楽しませてもらったのでこの点数
ロマンシング・サガのような自由度の高いゲームが好きで、
しかも度量の広い御仁(重要)ならやっても大丈夫かと

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