ネットワークコマンド集
【Windows編】

index (コマンドをクリックしてください)

 

1 arp IPアドレスとMACアドレスの関連付けを操作する
2 ftp FTPサーバとファイルをやり取りする
3 finger 指定したホストのユーザー情報を表示する
4 getmac NICMACアドレスを表示する
5 ipconfig TCP/IPネットワークの構成値を操作する
6 lpr lpdを実行しているコンピュータに印刷するファイルを送信する
7 lpq lpdを実行しているコンピュータの印刷キューの状態を表示する
8 nbtstat NetBIOSの情報を操作する
9 ipseccmd IPsecポリシーを構成する(自動モード/静的モード/照会モード)
10 hostname 完全なコンピュータ名のホスト名部分を表示する
11 net config 実行中の構成可能なサービスを表示する
12 net send ネットワーク上のほかのユーザー/コンピュータにメッセージを送信する
13 net session ネットワーク上のほかのユーザー/コンピュータにメッセージを送信する
14 nslookup DNSへの問い合わせを行う
15 net share 共通リソースを管理する
16 net time コンピュータの時計を同期させる
17 net use 共通リソースへの接続を操作する
18 net view 共有リソースを一覧表示する
19 netsh 実行中のホストのネットワーク構成を表示または修正する
20 rexec rexecサービスが稼動しているリモートホストでコマンドを実行する
21 netstat ネットワーク接続とプロトコルに関する統計情報を表示する
22 pathping ネットワークの経路と遅延/損失に関する情報を表示する
23 ping ホスト間の接続性を調べる
24 rcp rshサービスを実行しているシステムとの間でファイルをコピーする
25 rsh rshサービスが稼動しているリモートホストでコマンドを実行する
26 route ローカルIPルーティングテーブルのエントリを表示及び変更する
27 shutdown コンピュータをシャットダウンまたは再起動する
28 tftp TFTPサービスを実行するリモートコンピュータとの間でファイル転送する
29 telnet Telnetサービスを実行するリモートホストに接続する
30 tracert 宛先ホストまでの経路を表示する

 

 

■ネットワークコマンド集

ネットワーク コマンド集 Windows編】

1. IPアドレスとMACアドレスの関連付けを操作する

arp

【書式】

arp [-a[IPアドレス][-N インタフェースのIPアドレス]][-d IPアドレス [インタフェースのIPアドレス]][-S IPアドレス MACアドレス [インタフェースのIPアドレス]

【オプション】

-a[IPアドレス]

IPアドレスを指定しない場合、すべてのインタフェースのARPキャッシュテーブルを表示する。IPアドレスを指定すると、そのIPアドレスのARPキャッシュエントリを表示する。

-N インタフェースのIPアドレス

特定のインタフェースのARPキャッシュテーブルを表示する。

-d IPアドレス [インタフェースの

IPアドレス]

特定のIPアドレスのエントリを削除する。すべてのエントリを削除するには、IPアドレスの代わりにワイルドカード(*)を使用する。

-s IPアドレス MACアドレス

[インタフェースのIPアドレス]

ARPキャッシュに静的エントリを追加する。特定のインタフェースの静的ARPキャッシュエントリを追加するには、インタフェースのIPアドレスを指定する。

2. FTPサーバとファイルをやり取りする

ftp

【書式】

ftp [オプション][ホスト名]

【オプション】
-v FTPサーバの応答を表示しない。
-d FTPクライアントとFTPサーバ間でやり取りされたすべてのコマンドを表示してデバッグする。
-i  複数ファイルを転送する際に対話型プロンプトを表示しない。
-n  初期接続を行ったときに自動的にログオンする機能を無効にする。
-g  ファイル名の展開(globbing)を無効にする。
-s : ファイル名  ftpコマンドが含まれるテキストファイルを指定する。
-a  FTPデータ接続をバインドするときに任意のローカルインタフェースを指定する。
-w : バッファサイズ  転送バッファのサイズを指定する。デフォルト値は4096
-A  FTPサーバに匿名ユーザー(Annonymous)としてログオンする。
ホスト名 接続するFTPサーバのコンピュータ名、IPアドレス、IPv6アドレスを指定する。行の最後に記述する必要がある。
3. 指定したホストのユーザー情報を表示する
finger
【書式】
finger [-l][ユーザー名][ホスト名]
【オプション】
-l  ロングリスト形式でユーザー情報を表示する。
ユーザー名  情報を表示するユーザーを指定する。省略すると、指定したコンピュータのすべてのユーザーに関する情報が表示される。
ホスト名  ユーザー情報を調べるリモートコンピュータを指定する。ただし、対象のコンピュータでfingerサービスが実行されている必要がある。コンピュータ名のほか、IPアドレスでも指定できる。
4. NICMACアドレスを表示する
getmac
【書式】
getmac [/sホスト名[/uドメイン名\ユーザー名[/pパスワード]]][/fo{TABLE|LIST|CSV}][/nh][/v]
【オプション】
/s ホスト名  リモートホストのコンピュータ名、またはIPアドレスを指定する。デフォルトはローカルコンピュータ。
/u ドメイン名\ユーザー名  「ユーザー名」または「ドメイン名\ユーザー名」として指定したユーザーアカウントのアクセス権限でコマンドを実行する。デフォルトはそのコンピュータに現在ログオンしているユーザーのアクセス権。
/p パスワード  /uパラメータで指定したユーザーアカウントのパスワードを指定する。
/fo{TABLE|LIST|CSV}  クエリー出力に使う形式を指定する。デフォルトではTABLE
/nh  出力の列ヘッダを制御する。/toパラメータがTABLEまたはCSVに設定されていれば有効。
/v  出力で詳細情報が表示されるように指示する。
5. TCP/IPネットワークの構成値を操作する
ipconfig
【書式】
ipconfig [オプション]
【オプション】
/all  すべてのアダプタの完全なTCP/IP構成を表示する。指定がない場合、各アダプタのIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの値のみ表示される。
/renew [アダプタ名]  DHCP構成を更新する。
/release [アダプタ名]  DHCPRELEASEメッセージをDHCPサーバに送信して現在のDHCP構成を解放し、IPアドレス構成を破棄する。
/flushdns  DNSクライアントリゾルバキャッシュの内容をリセットする。
/displaydns  DNSライアントリゾルバキャッシュの内容を表示する。
/registerdns  DNS名とIPアドレスを手動で登録する。
/showclassid アダプタ名  指定したアダプタのDHCPクラスIDを表示する。
/setclassid アダプタ名 [クラスID]  指定したアダプタのDHCPクラスIDを構成する。
6. lpdを実行しているコンピュータに印刷するファイルを送信する
lpr
【書式】
lpr [-S {コンピュータ名|IPアドレス}] -P プリンタ名 [-C 見出し][-J 印刷ジョブ名][-o|-o|][-d][-x] ファイル名
【オプション】
-S コンピュータ/IPアドレス  ファイルを印刷するプリンタをホストしているコンピュータ名またはIPアドレスを指定する。
-P プリンタ名  ファイルを印刷するプリンタ名を指定する。
-C 見出し  印刷ジョブの見出しページに印刷する内容を指定する。
-J 印刷ジョブ名  見出しページに印刷する印刷ジョブ名を指定する。
-o|-o|  印刷するファイルの種類を指定する。-oはテキストファイル、-o|はバイナリファイル。
-d  制御ファイルの前にデータファイルを送信する必要があることを指定する。
-x  lprコマンドにSunOS(〜リリース4.1.4_u1)との互換性が必要であることを指定する。
ファイル名  印刷するファイル名を指定する。
7. lpdを実行しているコンピュータの印刷キューの状態を表示する
lpq
【書式】
lpq -S コンピュータ名 -P プリンタ名 [-I]
【オプション】
-S コンピュータ名  状態を表示する印刷キューをホストしているコンピュータコンピュータを指定する。
-P プリンタ名  状態を表示する印刷キューのプリンタを指定する。
-l  印刷キューの状態に間する詳細情報を表示する。
8. NetBIOSの情報を操作する
nbtstat
【書式】
nbtstat [オプション]
【オプション】
-a コンピュータ名  リモートホストのNetBIOS名テーブルを表示する
-A IPアドレス IPアドレスによって指定されたリモートコンピュータのNetBIOS名テーブルを表示する。
-c  NetBIOS名キャッシュの内容、NetBIOS名テーブル、解決されたIPアドレスを表示する。
-n  ローカルコンピュータのNetBIOS名テーブルを表示する。
-r  NetBIOSの名前解決統計情報を表示する。
-R  NetBIOS名キャッシュの内容を削除し、LMHOSTSファイルから「#PRE-tagged」エントリを再度読み込む。
-RR  WINSサーバを使って登録されたローカルコンピュータのNetBIOS名を解決して更新する。
-s  宛先IPアドレスを名前に変換してNetBIOSクライアントおよびザーバセッションを表示する。
-S  リモートホストを宛先IPアドレスのみで一覧表示してクライアントおよびサーバセッションを表示する。
インターバル  指定した間隔()で選択した統計情報を再表示する。
9. IPsecポリシーを構成する(自動モード/静的モード/照会モード)
ipseccmd
【書式】
ipseccmd [\\コンピュータ名] -f フィルタリスト [-n ポリシーリスト][-t トンネルアドレス][-a 認証メソッドリスト][-1s
キュリティメソッドリスト
][-1k メインモードのキー更新設定][-1p][-1f フィルタリスト][-1e ソフトSAの有効期間] [-soft][-confirm][-dialup|-lan]
ipseccmd -u 
ipseccmd 動的モードオプションセット -w{reg|ds}[:コンピュータ名] -p ポリシー名[:確認頻度] -r 規則名[-x|-y][-o]
ipseccmd [\\コンピュータ名] show [[filters|policies|auth|stats|sas]|all]
【オプション】
\\コンピュータ名  ルールを追加するコンピュータ名を指定する。
-f フィルタリスト  クイックモードセキュリティアソシエーション(SA)のフィルタ仕様を指定する。
-n ポリシーリスト  フィルタ一覧で定義されたトラフィックを保護するためのセキュリティメソッドを指定する。
-t トンネルアドレス  トンネルモードのトンネルエンドポイントを、IPアドレスかDNSドメインで指定する。
-a 認証メソッドリスト  認証方法を指定する。
-1s セキュリティメソッドリスト  キー交換セキュリティメソッドを指定する。
-1k メインモードのキー更新設定  メインモードSAのキー更新の設定を指定する。
-1p  マスターキーのPFSPerfect Forward Secrecy)を有効にする。
-1f フィルタリスト  メインモードSAのフィルタ仕様を指定する。
-1e ソフトSAの有効期間  ソフトSAの有効期間を秒単位で指定する。
-soft  ソフトSAを有効にする。
-confirm  規則またはポリシーを追加する前に確認メッセージを表示する。
{-dialup|-lan}  規則をモットーアクセスまたはダイヤルアップ接続にのみ適用するかどうか、またはLAN接続にのみ適用するかどうかを指定する。
-u  すべての動的規則を削除する。
動的モードオプションのセット IPsec規則の動的モードパラメータのセットを指定する。必須。
-w{reg|ds}[:コンピュータ名]  ポリシーと規則をローカルコンピュータあるいはリモートコンピュータのレジストリに書き込む(reg)か、Active
Directory
ドメインに書き込むか(ds)を指定する。
-p ポリシー名[:確認頻度]  ポリシー名とポリシー変更の確認頻度を分単位で指定する。 
-r 規則名  規則の名前を指定する。
{-x|-y}  ローカルレジストリポリシーを割り当てるかどうかを指定する。
-o  規則またはポリシーを削除する。
show  ipseccmdを照会モードで実行する。
filters  メインモードとクイックモードのフィルタを表示する。
policies  メインモードとクイックモードのポリシーを表示する。
auth  メインモードの認証方法を表示する。
stats  インターネットキー交換(IKE)IPsecに関する統計情報を表示する。
sas  メインモードとクイックモードのセキュリティアソシエーション(SA)を表示する。
all  上記したすべての種類のデータを表示する。
ipseccmd.exeWindowsXP CD-ROMの「\SUPPORT\TOOLS-Setup.exe」を実行してインストールする。また、
Windows2000では利用できない。
10. 完全なコンピュータ名のホスト名部分を表示する
hostname
【書式】
hostname
【オプション】
/?  ヘルプを表示する。
11. 実行中の構成可能なサービスを表示する
net config
【書式】
net config [server|workstation]
【オプション】
(オプションを省略)  構成可能なサービスの一覧を表示する。
server  サービスの実行中にサーバサービスの設定を表示して変更可能にする。
workstation  サービスの実行中にワークステーションサービスの設定を表示して変更可能にする。
12. ネットワーク上のほかのユーザー/コンピュータにメッセージを送信する
net send
【書式】
net send {名前|*|/domain[:ドメイン名]|/users} メッセージ
【オプション】
名前  メッセージを送信するユーザー名、コンピュータ名、、またはメッセージ宛先名を指定する。
* ドメインまたはワークグループ内のすべての名前に対してメッセージを送信する。
/domain[:ドメイン名]  ワークグループまたはドメイン内のすべての名前に対してメッセージを送信する。名前を指定した場合は、そのドメイ
ンまたはワークグループ内のすべての名前に対してメッセージを送信する。
/users  サーバに接続しているすべてのユーザーに対してメッセージを送信する。
メッセージ 送信するテキストを指定する。
13. サーバコンピュータの接続を管理する
net session
【書式】
net session [\\コンピュータ名][/delete]
【オプション】
\\コンピュータ名  セッションを一覧表示または切断(/delete)するコンピュータを指定する。
/delete  コンピュータと指定したコンピュータ名との間のセッションを終了し、コンピュータ上でそのセッションに対して開かれて
いるすべてのファイルを閉じる。
14. DNSへの問い合わせを行う
nslookup
【書式】
nslookup [-サブコマンド...][対象コンピュータ名|[-サーバ名]]
【オプション】
-サブコマンド...  コマンドラインのオプションとして、1つまたは複数のnslookupサブコマンドを指定する。
対象コンピュータ名  検索対象のコンピュータを指定する。
-サーバ名  利用するDNSサーバを指定する。省略すると既定のDNSサーバが選択される。
15. 共通リソースを管理する
net share
【書式】
net share [共有名]
net share [共有名=ドライブ名:パス [/users:数値|/unlimited][/remark:コメント[/cache:{manual|automatic|no}]]
net share [共有名=[/users::数値|/unlimited][/remark:コメント][/cache:anual|anet share [{共通名|ドライブ名:パス}/delete]utomatic|no]]
net share [{共通名|ドライブ名:パス}/delete]
【オプション】
ネットワーク名  共通リソースのネットワーク名を指定する。
ドライブ名:パス  共有するディレクトリの絶対パスを指定する。
/users:数値  共有リソースに同時にアクセスできるユーザーの最大の数を設定する。
/unlimited  共有リソースに同時にアクセスできるユーザーの数を無制限に設定する。
/remark:コメント”  リソースに関する説明のコメントを追加する。
/cache:automatic  オフラインクライアントが自動再統合でキャッシュ可能にする。
/cache:manual  オフラインクライアントが手動再統合でキャッシュ可能にする。
/cache:no オフラインキャッシュが不適切であることをクライアントに知らせる。
/delete 共有リソースの共有を停止する。
16. コンピュータの時計を同期させる
net time
【書式】
net time [\\コンピュータ名|/domain[:ドメイン名]|/rtsdomain[:ドメイン名]][/set]
net time [\\コンピュータ名][/querysntp][/setsntp[:NTPサーバリスト]]
【オプション】
\\コンピュータ名  時刻の確認や同期の対象とするサーバの名前を指定する。
/domain[:ドメイン名]  時計を同期させるドメインを指定する。
rtsdomain[:ドメイン名]  時計を同期させる信頼できるタイムサーバのドメインを指定する。
/set  コンピュータの時計を指定したコンピュータまたはドメインの時刻に同期させる。
/querysntp  ローカルコンピュータ用に現在構成されているネットワークタイムプロトコル(NTP)、またはコンピュータ名に指定された
NTPの名前を表示する。
/setsntp[:NTPサーバリスト]  ローカルコンピュータに使われるNTPタイムサーバの一覧を指定する。
17. 共通リソースへの接続を操作する
net use
【書式】
net use [デバイス名|*][\\コンピュータ名\共有名[\ボリューム]][パスワード|*]][/user:ドメイン名\]ユーザー名
][/user:[完全修飾ドメイン名\]ユーザー名][user:[ユーザー名完全修飾ドメイン名
][/savecred][/amartcard][/delete|/persistent:{yes|no}]
net use [デバイス名[/home[パスワード|*]][/delete:{yes|no}]
net use [/persistent:yes|no}]
【オプション】
デバイス名  リソースに接続する名前を割り当てる。または切断されるデバイスを指定する。
\\コンピュータ名\共有名  サーバと共有リソースの名前を指定する。
\ボリューム  サーバ上のNetWareボリュームを指定する。
パスワード  共有リソースにアクセスするために必要なパスワードを指定する。*の場合はパスワードを入力するプロンプトを表示する。
/user  接続時に使う別のユーザー名を指定する。
ドメイン名  別のドメインを指定する。省略すると現在ログオンしているドメインを使用する。
ユーザー名  ログオン時に使われるユーザー名を指定する。
完全修飾ドメイン名  ユーザーアカウントが存在するドメインの完全修飾ドメイン名を指定する。
savecred  提供された資格情報を再利用のために格納する。
/smartcard  スマートカード上の資格情報を使用するためのネットワーク接続を指定する。
/delete  指定したネットワーク接続を取り消す。
persistent:{yes|no}  固定ネットワーク接続の使用を制御する。
/home  ユーザーをホームディレクトリに接続する。
18. 共有リソースを一覧表示する
net view
【書式】
net view [\\コンピュータ名][/domain[:ドメイン名]
net view /network:nw[\\コンピュータ名]
【オプション】
\\コンピュータ名  表示対象の共有リソースが含まれているコンピュータを指定する。
/domain[:ドメイン名]  ドメインあるいはワークグループ内の利用可能なコンピュータを表示する場合にそのドメインを指定する。
network:nw[\\コンピュータ名]  NetWareネットワーク上で利用できるすべてのサーバを表示する。
19. 実行中のホストのネットワーク構成を表示または修正する
netsh
【書式】
netsh [-a エイリアスファイル][-c コンテキスト][-r リモートホスト][netshコマンド| -f スクリプトファイル]
【オプション】
-a  指定したエイリアスファイルを実行してnetshプロンプトに戻る。
エイリアスファイル  1つ以上のnetshコマンドを含むテキストファイルを指定する。
-c  指定したnetshコンテキストを変更する。
コンテキスト netshコンテキスト(AAAADHCPDiagInterfaceRASRoutingWINS)を指定する。
-r  リモートホストを構成する。
リモートコンピュータ  構成するリモートホストを指定する。
netshコマンド  実行するnetshコマンドを指定する。
-f スクリプトを実行したらnetshを終了する。
スクリプトファイル  実行するスクリプトを指定する。
20. rexecサービスが稼動しているリモートホストでコマンドを実行する
rexec
【書式】
rexec [ホスト][-l ユーザー名][-n][コマンド]
【オプション】
ホスト  コマンドを実行するリモートホストをIPアドレスまたはコンピュータ名で指定する。
-l ユーザー名  リモートホスト上のユーザー名を指定する。
-n  rexecの入力をNULデバイスにリダイレクトする。
コマンド  リモートホストで実行するコマンドを指定する。
21. ネットワーク接続とプロトコルに関する統計情報を表示する
netstat
【書式】
netstat [オプション]
【オプション】
-a  すべてのアクティブなTCP接続とコンピュータがリスンしているTCPUDPポートを表示する。
-e  送受信するバイト数やパケット数など、Ethernetの統計情報を表示する。
-n  アクティブなTCP接続を表示する。
-o  各接続のプロセスID(PID)を含むアクティブTCP接続を表示する。
-p プロトコル 指定したプロトコルの接続を表示する。
-s  プロトコルによる統計情報を表示する。
-r  IPルーティングテーブルの内容を表示する。
インターバル  指定した間隔()で選択された情報を再表示する。
22. ネットワークの経路と遅延/損失に関する情報を表示する
pathping
【書式】
pathping [オプション] 宛先ホスト
【オプション】
-n  中間にあるルータのホスト名解決をしない。
-h 最大ホップ数  宛先を検索するパス内の最大ホップ数を指定する。
-g ホストリスト  ホストリストに含まれる中間ゲートウェイを経由する。
-p 待ち時間  pingを次に実行するまでの待ち時間(ミリ秒)を指定する。
-q クエリー数  パス内の各ルータに送信されるエコー要求メッセージの数を指定する。
-w タイムアウト  応答待機時間(ミリ秒)を指定する。
-T  ルート上の各ネットワークデバイスに送信するエコー要求メッセージに、レイヤー2優先度タグを追加する。
-R  ルート上の各ネットワークデバイスがリソース予約プロトコル(RSVP)をサポートしているかどうか調べる。
宛先ホスト  宛先をIPアドレスまたはホスト名で指定する。
23. ホスト間の接続性を調べる
ping
【書式】
ping [-t][-a][-n 回数][-l サイズ][-f][-i TTL][-v TOS][-r カウント数][-s ホップ数][-j ホストリスト|-k ホストリス
][-w タイムアウト] 宛先ホスト
【オプション】
-t  中断されるまでエコー要求メッセージを送信し続ける。
-a  宛先IPアドレスで逆引き名前解決を実行する。
-n 回数  送信するエコー要求メッセージの数を指定する。
-i サイズ  送信するエコー要求メッセージのデータフィールドの長さ(バイト)を指定する。
-f  IPヘッダ内のDon't Fragmentフラグを1に設定してエコー要求メッセージを送信する。
-i TTL値  送信するエコー要求メッセージのIPヘッダ内のTTLフィールドの値を指定する。
-v TOS  送信するエコー要求メッセージのIPヘッダ内のTOSフィールドの値を指定する。
-r カウント数  送信パケット返信パケットのルートをRecord Routeフィールドに記録する。カウント数には、1〜9個のコンピュータを
指定することができる。
-s ホップ数  指定した数のホップに対してタイムスタンプを指定する。

-j ホストリスト 
ホストリストで指定したコンピュータを経由してパケットをルーティングする。連続したコンピュータは、中間ゲートウェイ
で区切られる可能性がある。(Loose Source Route)。リストは最大9個まで。
-k ホストリスト  ホストリストで指定したコンピュータを経由してパケットをルーティングする。連続したコンピュータは、中間ゲートウェイ
で区切られない(Strict Source Route)。リストは最大9個まで。
-w タイムアウト  受信する特定のエコー要求メッセージに対するエコー応答メッセージを待つ時間(ミリ秒)を指定する。
宛先ホスト  宛先をIPアドレスまたはホスト名で指定する。
24. rshサービスを実行しているシステムとの間でファイルをコピーする
rcp
【書式】
rcp [-a|-b][-h][-r] [ホスト名][.ユーザー名:]ファイル名 [宛先ホスト名][.ユーザー名:]パス

【オプション】

-a  ASCU転送モードを指定する。
-b  バイナリイメージ転送モードを指定する。
-h  隠し属性を持つソースファイルを転送する。
-r  コピー元のすべてのサブディレクトリの内容をコピー先へ再帰的にコピーする。
ホスト名  ローカルホストまたはリモートホストを指定する。
ユーザー名  ユーザー名を指定する。
ファイル名  コピーするファイルを指定する。[ホスト名][.ユーザー名:]を省略すると、ローカルコンピュータ上のファイルと見なされる。
パス  リモートホスト上のログオンディレクトリの相対パスを指定する。
25.   rshサービスが稼動しているリモートホストでコマンドを実行する。
rsh
【書式】
rsh [ホスト][-l ユーザー名][-n][コマンド]
【オプション】
ホスト コマンドを実行するリモートホストを指定する。
-l ユーザー名  リモートホストで使うユーザー名を指定する。
-n rshの入力をNULデバイスにリダイレクトする。
コマンド  実行するコマンドを指定する。
26. ローカルIPルーティングテーブルのエントリを表示及び変更する
route
【書式】
route [-f][-p][コマンド][宛先][mask ネットマスク][ゲートウェイ][metric メトリック][if インタフェースID]
【オプション】
-f  すべてのエントリのルーティングテーブルを消去する。ただし、ホストルート(ネットマスクが255.255.255.255のルート)
、ループバックネットワークルート(宛先が127.0.0.0で、ネットマスクが255.0.0.0のルート)、マルチキャストルート(宛先
244.0.0.0で、ネットマスクが240.0.0.0のルート)は除かれる。
-p  addコマンドとともに使用すると、指定されたルートをレジストリに追加して、TCP/IPが起動するたびにIPルーティング
テーブルの初期化に使用する。
コマンド  実行するコマンドを指定する。有効なコマンドは別表Aのとおり。
宛先  ルートのネットワークの宛先を指定する。
mask ネットマスク  ネットワークの宛先に関連付けられているネットマスク(サブネットマスク)を指定する。
ゲートウェイ  ゲートウェイを指定する。
metric メトリック  最も高速で、信頼が高く、コストの低いルートを算出するのに使われるコストメトリック整数(1〜9999)を指定する。
if インタフェースID  宛先に到達できるインタフェースのIDを指定する。
【別表A】 
コマンド     機能
add        ルートを追加する
change 既存のルートを変更する
delete ルート(1つまたは複数)を削除する
print ルート(1つまたは複数)を表示する
27. コンピュータをシャットダウンまたは再起動する
shutdown
【書式】
shutdown [-l|-s|-r|-a][-f][-m\\コンピュータ名][-t xx][-cコメント][-d [u][p]:xx:yy]
【オプション】
-l  現在のユーザーをログオフする。
-s  ローカルコンピュータをシャットダウンする。
-r  シャットダウンして再起動する。
-a  シャットダウンを中止する。
-f  実行中のアプリケーションを強制的に閉じる。
-m\\コンピュータ名  シャットダウンするコンピュータを指定する。
-t xx システムシャットダウンのタイマー()を設定する。
-cコメント 「システムのシャットダウン」ウィンドウに表示されるメッセージを指定する。
-d [u][p]:xx:yy シャットダウンの理由コードが一覧表示される。理由コードの値は別表Aを参照。
【別表A】  
値  説明
u  ユーザーコードを示す
p 計画済みのシャットダウンコードを示す
xx 重大な理由コード(0〜255)を指定する
yy 重大ではない理由コード(0〜65536)を指定する
28.   TFTPサービスを実行するリモートコンピュータとの間でファイル転送する
tftp
【書式】
tftp [-i][ホスト名][put|get][ファイル名][宛先ファイル名]
【オプション】
-i バイナリイメージ転送モード(オクテットモード)を使用する。
ホスト名 ローカルコンピュータまたはリモートコンピュータを指定する。
put ローカルコンピュータファイルをリモートコンピュータの宛先ファイルとして転送する(アップロード)
get リモートコンピュータのファイルをローカルコンピュータのファイル名として転送する(ダウンロード)
ファイル名 転送するファイルを指定する。
宛先ファイル名 ファイルの転送先を指定する。
29.   Telnetサービスを実行するリモートホストに接続する
telnet
【書式】
telnet[\\サーバ名]
【オプション】
\\サーバ名 接続先のサーバを指定する。
30.   宛先ホストまでの経路を表示する
tracert
【書式】
tracert [オプション]
【オプション】
-d 途中にあるルータのホスト名解決をしない。
-h 最大ホップ数 宛先を検索するパス内の最大ホップ数を指定する。
-j ホストリスト 指定された一連の宛先に沿って緩やかな伝送ルート(loose source route)を指定する。
-w タイムアウト 指定した間隔(ミリ秒)だけ毎回応答を待つ。
宛先ホスト 宛先をIPアドレスまたはホスト名で指定する。
ftpコマンド一覧
get ファイル名 指定したファイルをサーバから取得する。
put ファイル名 指定したファイルをサーバへ送る。
mget ファイル名 指定した複数のファイルをサーバから取得する。
mput ファイル名 指定した複数のファイルをサーバへ送る。
delete ファイル名 サーバ上のファイルを削除する。
chmod属性 ファイル名 サーバ上のファイルの属性を変更する。
ascii データ形式をASCIIモードにする。
binary データ形式をバイナリモードにする。
quit|bye ftpを終了する
cd リモートディレクトリ cd リモートディレクトリ
ls|dir サーバの作業ディレクトリの内容を表示する。