女体化】TS系小説総合スレ【男体化】6話目

06-001 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 19:04:19 ID:g9zgbXiQ
女体化、男体化、男女の入れ替わり、なんでもOK!
オリジナルも、二次創作も、歴史上の人物を扱っても、なんでもOK!
薬や魔法で性転換も、最初から性別逆転のパラレルも、なんでもOK!

よーするに、
各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!
嫌いな人にまで自分の趣味を押し付けない、紳士の為の社交場だ!

(お約束)
元ネタ、カップリング、TSの種別(女体化、男体化)等、投下前には注意書き推奨
知らない、気に入らないネタでもスルー厳守
各スレでTS系SSの気配を感じたら、荒れる前にここに誘導
TS専用スレが立てられたらここに誘導

◆過去スレ
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】5話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182867370/
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】4話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163930291/

◆まとめサイト
ttp://library.s12.dxbeat.com/ts/

06-002 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 19:18:40 ID:Ll/ZPo7Z
おついち!
これからもにょた萌え。

06-003 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 19:29:45 ID:hn0d+rP1
濡れ濡れクイーン♪
http://tm.hmailde.com/kigtyu/ijm/

06-004 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 19:33:29 ID:Ll/ZPo7Z
1乙

>>2はアフィか?

06-005 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:29:46 ID:Ll/ZPo7Z
あれ?書き込めてる。エラーだったのに…
ところで向こうどうするんだ?

06-006 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 00:01:05 ID:EMhZphwu
>>1乙。

さくひんが じぶんにあわず もえなかったからといって
もんくをいったり ちがうのをかいてくれ などという ちいさいおともだちは
このすれは みちゃだめだよ!

06-007 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 09:28:12 ID:d/LPqwVi
スレ立て乙。
最近子供みたいなのが多いけど気に入らなかったらスルーで。
ただでさえ荒れそうなジャンルだからな。
どうしても我慢がならない、一言言わずにはいられないような人は誤爆スレへ。
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213365025
狙って誤爆するスレ その12

06-008 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 10:49:05 ID:qjZ+p8nI
ゲームの整理をしてたら昔(そんな古くもないが)猿のようにやりこんだゲームを発見
当時はTS属性なかったので普通に楽しんでたが今はアレだ

ヤンデル双子姉とエロいカッコした双子妹とか萌えじゃね?
とか思ったら辛抱たまらんくなった
しかしモノがないので慎重に女性向けにもてを出したが見たいものはなかった

一卵性双子兄弟が双子姉妹になって敵にエロエロされるのが見たいんであって
兄妹とか姉弟が見たいんじゃねーよと小一時間…

こだわり過ぎると見るものなくなるってわかってるんだがなあ…


あと最新作だとおっさんになってて個人的にダメージだ

06-009 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 11:20:30 ID:E2LMRv8a
>>8
お前は何を言っている

06-010 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 11:37:52 ID:mx3eM2Pr
>>8わろたw
そう言う深いこだわりが有るヤツは自家発電するといーんだぜ…
読むだけより書き出した方が楽しいことに気付いた。

つかここ即死判定いくつぐらいだろう。
前スレ埋まるのに一年かかったんだなw

06-011 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 12:01:06 ID:ZraOtuC6
>>8のゲームってなんだ?
双子ネタなら気になる

06-012 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 12:07:06 ID:ygpuwRzv
>10
>1年
そりゃ… 投下されても作品気に入らないアンチに叩かれまくれば…自ずと…ねぇ?

06-013 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 12:27:33 ID:cYWoIFkI
>>11mother3かなあとおもった
萌えないからと作品貶してるの初めてみたわ。
最近エロパロ自体が低年齢化してる気がする。
実際セックスしたことなさそうな作品とかw

06-014 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 12:48:31 ID:6EHUt/9y
>11
俺はDMC3と予想

兄はヤンデレw
弟は半裸w
腐女子が多い

06-015 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 13:08:45 ID:EzSPCPS5
それだ。あれを女体化とは、ここの住人の欲望は尽きないなw
まさに「アオオーッ」になりそうな予感。

06-016 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 13:44:24 ID:rEeJbWBm
DMCか…
3ならまだ…
いや、俺は無理だな
セルフ妄想では無理なので>>8は責任持ってそのこだわりをSSにして投下するように
気になるはなるから

06-017 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 14:17:21 ID:/s0Ajb7P
ルルーシュやニアみたいな見た目繊細な感じのキャラを女体化するのと
ダンテみたいな男らしいキャラを女体化するのでは、どっちが抵抗あるんだろうな?

06-018 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 14:48:15 ID:a2GiNQ5+
抵抗ないのは元々中性的なキャラだが
怖いもの見たさなら男前キャラか
職人によって神SSに化けるのは案外後者

男らしいキャラのTSならまずは絵で見たい気もする

06-019 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 18:03:26 ID:zzR27dgZ
どこかに有るというカイジにょたものを思い出したぜ

06-020 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 19:04:41 ID:8VOvuF6a
>>18
今すぐ筋肉マンレディーでググるんだ

デビルマンといい、往年の少年漫画のTSリメイクはどうにもエロいな

06-021 :名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 21:41:20 ID:Sy3Q2Cb9
>>17
DQの女戦士にもファンは多いしな
後者でも需要はかなりあると思う
俺はどっちでも美味しい

06-022 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 01:12:26 ID:XlURh5UN
以前あったハガレンの女体化スレが良かったなぁ
SSの腐女子率が少なくてエロくてとても良かった

06-023 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 01:25:00 ID:Az+bob64
アームストロング少佐の女体化はあったのかね?
話はそれからだ

06-024 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 03:21:23 ID:9MMAbAKr
あったよ

06-025 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 03:40:20 ID:Az+bob64
よし、おっちゃんちょっとdat探しの旅に出てくる

06-026 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 06:36:37 ID:36XGL1nl
また腐っ腐いっているのか。マジで荒らしに近いな。
それだって女が書いていたかもしれないじゃないか。

06-027 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 08:40:04 ID:36XGL1nl
まぁいくら嫌がってもこの板には女職人が多いし、お前等の嫌いな少年漫画物も投下されるだろうよ。
なんでも楽しめる俺GJ
つか、書いたの女かなーってエロの方がなんかエロくね?

06-028 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:08:13 ID:U9hJSQ7Y
俺>8だけど
そのゲームはデビルメイクライ3SE
正解な

あまりに敵兄貴のキチク振りと自分使用時のヨワヨワぶりにキレたのが始まり

男のヤンデルは迷惑でうざいがパパ大好きが行き過ぎたヤンデル娘なら許せるからな!

学生時代に台本整理しか文章なんて触ったことないがちょっと頑張ってみる

06-029 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 09:47:59 ID:jlY+fPSp
>>28鬼畜期待アゲ

俺も何でも食う
あまりに読み手がワガママで職人が去って寂しいことになってるシチュスレを結構見てきたから、読んでる側が投下作品を一々より分ける様な事を書くと
あんま厳しいスレだと思われると、どんな職人も来なくなるぞ
何もいわずに気に入らなかったらスルーだ

06-030 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 12:19:29 ID:Mbtd7iB/
>>29で結論だな

ところで前スレって埋めんの?
前スレからの新参者なんで、勝手がわからん

06-031 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 12:57:52 ID:CubQgMJ5
>>29
そうね、評価・意見とワガママの線引きは難しいところだけど、どっちにしても書き手によっては
敷居が高くなる要因ではあるものな
文章作法や「こうした方が良いんじゃ」というのもナシのほうが良いね
書き手はGJレスの多さ・少なさを投下作品への評価として自分で判断するのが良いかと

06-032 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 13:20:27 ID:d7yZ3zXM
>>30容量一杯だから埋まらない。
勝手に落ちるまで放置だな。そう言うスレ他にもあるし。(忍たまの前スレとか)

>>31お、恐ろしいスレだな…ガクブル

06-033 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 14:39:43 ID:3MZcKqQH
>>32
31だけど、前スレで意見を書いたら「気に入らないならスルーしろ」とかけっこう言われた
自分的には悪口とかナシに率直な感想と「こうした方が良い」と改善点を挙げただけだったんだが、
それに対して過剰な反応があった以上はもう感想もナシにしようと
「どう良かったのか」と「どう悪かったのか」は裏表だから「ここがGJ」とかも書く気には……ねえ

06-034 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 15:00:03 ID:FlB97tor
>>33どんな意見書いたんだ?
改善点か~

06-035 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:56:54 ID:KgF9qSHu
>>28
そのゲームはやったことないがパパ大好きヤンデレ娘と言う肩書きには多いに惹かれた
よくある父親コンプキャラもtsしたら萌え対象になりそうだな

06-036 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 01:23:16 ID:MvS2pfbe
セフィロスとかか?

06-037 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 03:23:11 ID:ecXOqxMZ
>>33
レス番で名乗ってくれないと何ともいえない。

06-038 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 07:04:58 ID:UOA5PGK+
らいでんもな
というか、奴は女性形パーツに取り換えればそのままイケるんじゃないかと…

06-039 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 14:53:02 ID:0LDdhVVL
セフィロス寺門が女体になったらと想像したら萌えた

06-040 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 18:04:25 ID:4Mcqs+PW
>>37前スレ864じゃないか?
でもあれは、改善点というより

作中でTSが行われ戸惑い描写がない場合は小説で表現するのは難しいからやめろ。

てことのような…

06-041 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:34:49 ID:4yLrCRBH
>>40
ああ、ごめん。文章作法で二度ばかり書いた

06-042 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:55:33 ID:mAllQpNd
作法の指摘とか改善点とかは誤爆スレに投下するといいと思うよ

06-043 :名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:14:21 ID:FK8fqQrl
>>41ん?864だったのか

06-044 :名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:20:27 ID:R1cirDGP
違うっつってんじゃね?
とりあえずレス番教えてくれんと「言い方悪かったんじゃね?」としか思えんw
悪気とかなしに。

やわらかく言えば文章に対する指摘もありだと思うけどね。
悪い点だけ書いてもう書くな、とかじゃなけりゃ。

06-045 :名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 13:45:13 ID:otdzGsGL
リト子良いよね

605 名前: 三代目暇人 ◆pVN1b72s.A [sage] 投稿日: 2008/06/26(木) 01:44:28 ID:SHjwKUTa0
http://p.pita.st/?m=vpv1xmws 先7
http://p.pita.st/?m=za28aghi  後6

06-046 :名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 18:21:50 ID:FOWRXV44
アニメ版ドルアーガの塔5話で魔法罠によってパーティの性別が逆になるイベントが
ただし声はそのままw主人公が自分のムチプリっぷりに戸惑ってて笑える
GyaOで30日正午まで無料配信されてるから暇ならどぞ

06-047 :名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 12:18:09 ID:vadURLjG
>>46
ご馳走様

06-048 :名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 07:34:00 ID:yyk49FP2
ジャンプまたリコちゃんでてんのか
しかも男にハァハァされてるw

06-049 :名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 11:32:27 ID:nAHwwA5S
アーカードの女体に萌えた
ロリ化じゃなくて青年姿をベースにしてくれたらもっと萌えるのにのう
拘束服姿のスレンダーなあねごが男どもによってたかって挑まれるなんて素晴らしい

06-050 :名無しさん@ピンキー:2008/06/30(月) 20:28:19 ID:uPBQhPmZ
>>45
おぼっちゃまくん思い出した

06-051 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 11:38:27 ID:tUBH9gXI
スレンダーアネゴが天然巨乳にかみつく
眼鏡の黒髪にかみつく

06-052 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 18:47:53 ID:R51MuH2j
滑稽な程…百合…!!

06-053 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 22:54:17 ID:7/gqzyo3
コバルト文庫の魔王シリーズ最新刊で実年齢ジジイの魔法使いのオッサンが幼女になってて
本人落ち着きすぎだしあまりにも中身そのままでコレ萌えはしないよなとか思ってたんだけど
今日ふと映像で想像する努力をしてみたら普通に萌えたんだがこれはTS萌えでいいんだろうか

ピンクのフリフリ服着て胡坐をかいて煙管をうまそうに吸う幼女…

06-054 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:27:28 ID:b1U9CdJ1
普通にTS萌だと思う…

06-055 :53:2008/07/03(木) 00:15:50 ID:5Gd1pzfK
>>54
そうかありがとう
異形萌えだったらどこにいこうかと思った

06-056 :名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 02:41:02 ID:CtjeWYsW
蜩のK1とか女体化させたら可愛いだろうな…グヒヒ

06-057 :名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 08:18:13 ID:JFV9hA6r
>>53
ロリババァ萌えである可能性もあるが

06-058 :名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 21:39:06 ID:5Gd1pzfK
>>57
ロリババアもそれはそれで好きだが>53のアレの中身は女好きで微妙に大人げないオッサンだから多分違う
オッサンも嫌いじゃなかったけど肩に乗せてさぁ急ぐぞはいよーとか言われてもまぁ許せるのは
やっぱ外見幼女だからだよなぁと
あと可愛くてちっちゃい子がでかい化物を煙管振っただけでガンガン吹き飛ばすとか単純に快感

06-059 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 00:50:00 ID:UGiUGtSd
前スレでセフィロス女体化作るって話なかったっけ

06-060 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 16:14:05 ID:x30mgbEx
二月の話かwもう忘れていそうだ。
ルルのパラレルももう無いのかな。

06-061 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 17:09:07 ID:p3+fCz4x
テイルズシンフォニアを再プレイしてたら、不覚にも女体クラトスに萌えてしまった。
小説書いてみようかと思ってますが、出来たらここに投下してもいいかな?
(最初から女。鬼畜。狂気の沙汰すぎて救いようが無い。相手は主人公。こんな感じですけど)
テイルズの方へ落とすと、女体は荒れそうな感じなんだ。

06-062 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 17:21:17 ID:LwTRpHn2
そのためのこのスレだ
もちろん歓迎します

06-063 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 20:41:21 ID:p3+fCz4x
>>62
流浪の民を救ってくれてありがとう。
時間はかかりますが、出来たらお邪魔します。

06-064 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:04:00 ID:KuRP4dDD
最初から女か…
そう言うのは何故素直に女キャラに行かないんだろうと、思う。
どちらか判らないキャラならともかく。
いや単純に疑問なんだが

06-065 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:12:43 ID:aQW09KV6
顔と性格が好きだけどそいつは男だった。
俺はこの一言に尽きるなぁ。

アニメ三銃士のアラミスとか、乱馬の右京とか、
バーコードファイターのさくらとか、実は○だったオチも好きだけど。

06-066 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 23:38:36 ID:krkIowAh
多分、「あ、こいつ女に生まれてた場合考えたら面白いな」だと。

06-067 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 00:43:59 ID:MkZj+Tv6
状況、性格をふまえた上で「女だったら」と思ったらってことでしょ。

06-068 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 03:01:09 ID:2p5iGk9i
たとえば悟空の性別逆転だったら
服が破れたまま平気で戦ったり
初対面の女の股間触ったり
しっぽが弱点だったりする女キャラがいたらえろいなあ

っていう発想から始まって
男版と女版で違いを見比べたときの面白さがあるから
もともとの女キャラじゃなくて女体化に来るんじゃないかな


思ったんだけど
>>1
>元ネタ、カップリング、TSの種別(女体化、男体化)等、投下前には注意書き推奨
のところ、
変化系なのか先天系なのかも入れたほうがいいよな
ってかテンプレあったほうがいい気がする

06-069 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 08:35:01 ID:cDB2qkAQ
先天系は下手するとただのホモにしか見えないから厳しい
ほんとなんで?とか感じるものもある
とくに少漫の主人公が女になっているやつ

06-070 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 12:35:05 ID:cGbleaHs
悟空の例えはわかりやすくて納得できるんだけど、
先天性くるとゴネてる人らの考えは>>69なんだろうなってのもわかる。

しかしなんで同じ議論を繰り返すんだ?
TSスレがTS書き職人追い出してどうするんだよ…
>>68の言うように、テンプレ追加して
気に入らなきゃスルーしろってのが平和なのかもな。

06-071 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 12:37:58 ID:zMaZgDkY
スルーしない奴らが長文投下してくるから起こるわけで。

06-072 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 14:37:19 ID:6PnLAd9M
前スレやっとおちたねー。
あの繰り返されるやりとりはテンプレにしておきたいわ。
名言もあったし。

06-073 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 15:20:19 ID:ns77HX/Z
>>70だって厳密に言うと本来のTS好きに言わせれば最初から女体化はTSとはいわない。
そう言う理由で男体化が別スレなんだから女体化が別に立てればいい。

06-074 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 15:49:40 ID:DxOHDBxQ
>>73
自分の好みの問題を何でスレの総意みたいに言うのはやめれw
分割しても両方過疎るだけだろw
あと>>1にあるように
>女体化、男体化、男女の入れ替わり、なんでもOK!
>オリジナルも、二次創作も、歴史上の人物を扱っても、なんでもOK!
>薬や魔法で性転換も、最初から性別逆転のパラレルも、なんでもOK!
なんだから嫌なもんはスルーで済む話なんだがw

06-075 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 16:03:04 ID:4mo2Jsam
ていうか男化スレ初めて知ったわ。
何であれは単発で立っているんだ?

06-076 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 16:05:42 ID:sdJi3VZU
男体化スレは総合スレの1以前から続いてるんだけどな

06-077 :名無しさん@ピンキー:2008/07/10(木) 18:45:25 ID:4mo2Jsam
ばらばら散っても迷惑だしな。
あそこも更新うすいっぽいから一緒にならないかなー

06-078 :名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 07:53:27 ID:TkQJYgzQ
あっちはココより「濃ゆい」嗜好でまったりやってるから、統合したら荒れそうで嫌だな。

06-079 :名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 09:08:08 ID:FzHU3jQi
暇だったので読んできた。
スレの半分ぐらいがジャンル斯くあるべきの論争の場となっているな。
やっぱり荒れやすいカテゴリーなんだね。
結局デスノートの人も追出スレに戻っちゃったみたいだし、男化スレは肝の据わった職人が住人となれ合いつつ仲良くやってみたいだけど、普通の職人は荒れるのを嫌うからなかなか議論スレには居着かないだろう。

06-080 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:27:06 ID:JUto0aCw
むむ…新規なのに投下しにくい雰囲気

06-081 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:33:19 ID:F5my33tx
TS原理主義者が頑張ってるから、二次の最初から女モノは該当スレへ逃げた方が良いかもなw

06-082 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:41:32 ID:i1rQB4C5
作品二次スレだとまた論争の種になるだろ、と女体化スレが2本もスピンアウトした某スレ住人の俺が言ってみる

06-083 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:47:25 ID:AcvVSceH
つ[うpろだ代わり&追い出されスレ]

06-084 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 22:55:04 ID:AX7r4AaX
TSは確かに荒れやすいジャンルだけど、
だからこそ住人も妥協とか譲り合いとかを覚えるべきなんじゃないのか?
専スレのくせに気に入らなきゃ追い出しとか、
外部に恥晒しまくってたら、また厨ジャンルの認識を深められてしまう・・・

06-085 :名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 23:35:44 ID:0KkAce9q
供給多いジャンルでもないのにあれこれ住み分けや選り好みしてる場合じゃないよね
好き嫌いがあるのは仕方がないが消厨じゃないんだし趣向に合わなかったと目を瞑ろうぜ

06-086 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 00:35:54 ID:P6xfevj/
リピートアフターミー。
「気に入らなけりゃスルー」!!

06-087 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 06:48:23 ID:2YZljSBC
しかしスルーしない、「元から女物」が嫌いなやつがいるからな。
男化スレはそう言うのが根本からなさそうだ。

06-088 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 06:58:04 ID:l9biQ7+G
こんな話題してるから書き手減るんだよ・・・

よーするに、
各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!
嫌いな人にまで自分の趣味を押し付けない、紳士の為の社交場だ

って>>1に書いてあるんだしね…

06-089 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 07:47:38 ID:XpgXOj7E
>各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!

それは専用すれがあるだろw
ここはキャラの性別転換を楽しむすれだw

06-090 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 08:21:46 ID:0zs62GVq
いや、そこは突っ込まずに文脈汲み取ってやれよ

06-091 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 10:19:48 ID:wfY9ofuy
逆に考えるんだ…スレタイからTSの文字を消せばいんじゃね?
性別逆転小説総合スレってことで。
そのほうが>>1のテンプレにも合ってるだろ

もともとTSスレじゃなくてTS"系"スレだしな
どうしてもTSにこだわりたいやつは
強制女性化小説スレがあるぜ

06-092 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 19:13:57 ID:6sWZo1yl
>>89
「荒れそうなSS」が、女体化男体化を…
つーかこの場合女体化男体化「だけ」を指してるんだろう。
スレの趣向を現すのがテンプレだしな。

議論するのもいいが、各々のスルースキルも高めた方がベネじゃないか?
困ったレスは無理に諭そうとせず、>>1読めで流すのも手だよ。
意見が出ると我も我もと続くもんだし。

06-093 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 19:55:50 ID:pcnSFEp6
だってスルースキル無い人達ばかりだからな
長文でいかに気に入らなかったか説いたりw

まあ待っていればSSも投下されるだろう
職人は結構しぶといから

06-094 :まるマ女体:2008/07/23(水) 03:53:38 ID:DkMnCVnc
まるマで女体化ヴォルフラム(先天性女体)、カップリングはユーリ×ヴォルフラムです。
夢オチというか、最初から夢の中の出来事ってわかっている設定です。

外伝(これマ収録の『マ王陛下の優雅な一日』)やドラマCD(『夢を見せまSHOW』)
のネタが入ってますが、一応知らなくても読めるようにはしてあります。

06-095 :まるマ女体1:2008/07/23(水) 04:01:49 ID:DkMnCVnc
 パジャマの最後のボタンを留めながら、おれは、どでかい天蓋付き魔王ベッドの上に置
いてある、桃色の枕に目を落とした。
 思わず顔がにやけるのを止められない。
 眞魔国のマッドサイエンティストならぬマッドマジカリスト、フォンカーベルニコフ卿
アニシナの発明品、『魔導抱き枕戦隊・あなたの胸で眠りたい』の一つ、眠り隊・桃。
 一見ただの桃色の枕にしか見えないそれは、その名の通り、抱いて眠ればピンク色の大
人の夢が見られるという、嬉しすぎる機能を持ち合わせているらしかった。年齢=彼女い
ない歴の高校生男子にとっては、ホテルでこっそり有料チャンネルと同じくらい、魅惑的
なアイテムなのだ。
 以前手に入ったときは、幼い愛娘に添い寝するために使用を控え、結局それ以来使えず
終いのまま、開発者に回収されてしまった。
 しかし今日、おれの名付け親にして護衛兼保護者であるコンラッドが、量産タイプの改
良型をアニシナさんから渡され、おれに届けてくれたのだ。
 ついでに彼は、最近毎日のようにおれのベッドで寝ているヴォルフラムにも、今夜は気
を利かせて客室で寝るように忠言してくれた。お陰でおれは、久々に一人で寝ることがで
き、心おきなくムフフな夢を楽しむことができるのだ。
「さあ~、今夜は一人っきりだし、存っ分にピンク・ドリームを見てやるぞ!」
 我知らずガッツポーズを取ってしまいながら、端から聞けば果てしなく下らない宣言を
し、おれはいそいそとベッドの中に潜り込んで、桃色の枕を抱きしめた。
 そして、逸る気持ちをなんとか落ち着かせつつ、ゆっくりと眠りに落ちていった。


 おれはそのとき、二つの意味で油断していた。
 一つは、あのアニシナさんの発明品が、そうそう上手くなんの問題もないまま、人に恩
恵をもたらしてくれるはずがない、ということ。
 そしてもう一つは、ヴォルフラムとコンラッドがおれの部屋から出て行く前に放ってい
った、あの言葉。
『お前の夢の中に入ってでも、必ず邪魔してやる!』
『それはいい。じゃあ俺も、陛下の夢の中にお供して、温かく同行を見守ることにします
よ』
 あの言葉が、知らず知らずの内に頭の中にしっかりとこびり付いていた、という重大な
事実に、おれは気付かないまま桃色枕で寝てしまっていたのだった。
 それが一体、どういう結果をもたらすかも知らずに……。

06-096 :まるマ女体2:2008/07/23(水) 04:04:42 ID:DkMnCVnc
「……りっ……ユーリ! 起きろ、ユーリ! 婚約者を差しおいて、さっさと先に寝てし
まうとは何事だ!」
 聞き慣れた声と、横になった身体をガクガク揺すられる衝撃に、おれは無理やり意識を
覚醒させられ、ゆっくりと目を開けた。
 未だ焦点の合わない目に映り込んできたのは、予想通り、輝くような金髪と、湖底を思
わせるエメラルドグリーンの瞳を持つ、怒れる天使とでもいうべき愛らしい顔だった。
「なんだよヴォルフラム……今夜は客室で寝ろって言っといただろ? なのになんでここ
に居て、しかもいきなり怒ってるわけ?」
 寝ぼけ眼を擦りながら上体を起こし、おれは理不尽な怒りをぶつけてくる美少年に文句
を言う。
「お前の婚約者であるぼくがこの部屋に居るのは、当然のことだろう」
 いつもながら尊大な口調で言いつつ、ふんぞり返るヴォルフラム。その動きで、見慣れ
たピンクのネグリジェの下にある胸の膨らみが、意外な豊かさを主張する。
 って、胸の『膨らみ』!?
「な、なんだコレっ!?」
 思わず叫びながら、目の前にある件の膨らみを、両手で鷲掴みしてしまうおれ。
 や、柔らかい……ってことはこれ、本物!? いや、本物をこんな風に触ったことは一
度もないわけだが(腕にツェリ様のバストを押しつけられた、とかならあるけど)、明ら
かにこれは詰め物の感触ではない。
「んっ……な、なにをするんだ、いきなり……」
「へっ!? あ、ああ、ごめんっ!」
 ヴォルフラム(?)が妙に色っぽい声を上げるのを聞き、おれは慌てて手を離す。
「ばか、そんなにがっつくな……」
 さっきまで掴まれていた胸を両腕で覆いながら、白い頬を朱に染めて目を伏せるヴォル
フラム。
「が、がっついてなんか、ねえよ」
 そんな彼(?)の仕種や表情が妙に色っぽく見え、つい声が上擦ってしまう。両手にま
だ柔らかい感触が残っていることも手伝って、確実に、全身の血液が身体のある一部分に
集中し始めるのを感じていた。
 やばい、やばすぎる。一体なんなんだ、この状況は!?
 っていうか、そもそもこの子は誰っ!? ヴォルフラムなのか!? それとも、似てる
だけの別人!? 仮に本当にヴォルフラムだとしたら、なぜ彼は自分がこんな身体になっ
てるのに、当たり前のように平然としているんだ?
 ……はっ、夢か!? これは夢っ!? だとしたら、この不条理な事態にも全部納得が
いく……。
 と、そこまで考えて、おれは気が付いた。

 もしかして、これが噂の、ピンクドリーム?

 そうだ、おれは眠り隊・桃を抱いて寝て、気が付いたらこの状況だったのだ。そう考え
ると、これが魔導装置の見せているピンクな夢であると考えるのが、一番自然だ。
 なるほど、ヴォルフの奴、夢に出てきて邪魔してやるなんて言ってたが、邪魔するだけ
では飽きたらず、自ら相手しようとしてきたのか……。
 ……って、冗談じゃない。
 『女の子になったヴォルフラムとエッチしちゃう夢』って……いくらなんでも、性質悪
すぎだろ。そんな夢を見ようものなら、目覚めた後に本人と顔を合わせたとき、どれだけ
気まずい思いをすることか。

06-097 :まるマ女体3:2008/07/23(水) 04:06:36 ID:DkMnCVnc
「ユーリ……」
 あれこれ考えているうちに、いつの間にかヴォルフラムが距離を詰めてきていた。今ま
で聞いたこともないような甘い声で、おれの名前を囁いてくる。
「ま、待て、そんなに近づくなヴォルフラム……」
 熱っぽく潤んだ瞳で見つめてくる彼(彼女)の顔をなるべく見ないようにしながら、お
れはそこから離れるように少しずつ体をずらしていく。
 いくら夢だからって、いくら体が女の子になってるからって、現実では男友達である(少
なくともおれはそう認識している)ヴォルフラムと、このまま一線を超えてしまうわけに
はいかない。
 頭ではそうわかっているのに、体の方は健康な男子高校生として正直な反応をしてしま
っていた。体温を感じるほど間近に来られると、女の子特有のいい匂いが鼻孔をくすぐり、
いやが上にも心拍数が上がってしまう。
「何故だ? 近づかないと何もできないだろう」
「だ、だから、何もするつもりないから言ってるんだってばっ。うぅっ、た、頼むから身
体を押しつけないでっ……首に腕を回さないでっ……!」
 欲望と理性の狭間で必死に戦っているおれをますます煽るように、ヴォルフラムは柔ら
かな身体を密着させてくる。
「今更なにを言っているんだ……いつも、あんなに激しくぼくを求める癖に」
「いや、も、求めてません! ぜんっぜん記憶にありませんから、そんな事実!!」
 おれにもたれかかり、胸に指先をつつーっと這わせながら放ったヴォルフラムの妖しい
台詞を、力いっぱい頭を振って否定する。
「記憶がないだと!? なにを言ってるんだユーリ! まさか今までのことは全部遊びだ
ったなどと言う気じゃないだろうな!? お前から求婚してきた癖に!!」
 途端に目を吊り上げ、おれの胸ぐらを掴んでガクガク揺すりはじめるヴォルフラム。
「ちっ……ちがっ……ごほごほっ……ご、ごめん、悪かったっ、おれが悪かったからっ…
………」
 その剣幕を見て、自分がよく考えてみたら相当マズイことを言ってしまっていたことに
気づき、おれは息が詰まる喉を絞って必死に謝った。
「まったく……そんなことだから、いつまで経ってもお前はへなちょこだと言うんだ!」
 掴まれていた襟ぐりを放り出されるように解放され、おれは起こしていた上半身を再び
ベッドに倒れ込ませた。
 そんなおれを見下ろし、ヴォルフラムは小さく舌打ちしたかと思うと、何を思ったか、
ネグリジェの裾を捲り上げておれの腰の上に馬乗りになってくる。
「おわっ!? ちょ、ちょっとっ……」
 上擦りまくった声で抗議するおれだが、まともな抵抗はできなかった。今まで以上に一
気に血流が下半身に移動しているのを感じる。
 触れ合っている部分から、柔らかな感触と、しっとりとした熱が、じわじわと伝わって
くる。
 パジャマや下着の布越しとはいえ、自分の股間に、柔らかな太股やら、おまけにその…
…女の子の秘密の部分までが密着しちゃっているのである。所詮は夢、所詮現実では男…
…とわかってはいても、生まれてから十六年間モテない人生が続いたおれにとっては、あ
まりにも強すぎる刺激だったのだ。
「これでもまだ……嫌だと言う気か?」
 心なしか震えているような声でそう言いながら、ヴォルフラムはおれの手を取ると、自
分の胸へと導いた。手の平に柔らかな弾力が返ってきて、心臓が跳ね上がる。
 とうとう誘惑に負け、おれは手の中に包んだ柔らかいものを、やんわりとだが揉みしだ
き始めた。

06-098 :まるマ女体4:2008/07/23(水) 04:08:05 ID:DkMnCVnc
「ん、やっと……その気になり始めたか……」
 ヴォルフラムがピクンと小さく体を震わせ、密着していた腰が僅かに動いた。そのせい
で、既に完全に勃ち上がってしまっていたモノが擦られ、背筋に痺れるような感覚が走る。
「ヴォルフ…………」
 お互いの体温が上がっていき、呼吸が乱れていくのを肌で感じとる。薄桃色に上気した
自称婚約者の顔は、今までに見たこともないくらい綺麗に見えた。
 夢とか現実とか、本当は男同士とか、そういうことは意識の片隅に追いやられ、どうで
もよくなってしまっていた。おれはただ、込み上げてきた衝動に任せてヴォルフラムを抱
きすくめると、そのまま横に転がるようにして体勢を変え、彼――――彼女を、自分の下
に組み敷く。
 そして、密着させていた体を一旦離すと、ネグリジェの裾を掴んでたくし上げ、そのま
ま上から剥ぎ取るように脱がしてしまう。そのとき、なにも言わなくてもヴォルフラムは
両手を上げて協力してくれた。
 露わになった華奢な体には、繊細なレースの装飾が施された、薄いブルーの可愛らしい
下着が未だ巻き付いていた。
 先ほど布越しに揉みしだいた胸に、今度は直に触れてみたくなったおれは、ヴォルフの
背中に手を回してブラジャー(眞魔国流に言うと乳吊り帯)のホックを外す。形の良い膨
らみが、ふるんと揺れながら露わになった。
 ヴォルフの手が反射的に隠そうとするより速く、おれはその膨らみを両手の中に包み込
んでいた。行き場を失った手が、おれの手の上に重ねられる。手の平と甲の両側から、ヴ
ォルフの体温を感じた。
 布越しに触れるのとは全く違う、吸いつくような滑らかな感触に、頭の奥が痺れそうに
なった。やわやわと揉みしだくと、半開きになったヴォルフラムの唇から、深く、悩まし
い溜め息が洩れる。
「は……あ、ユーリ…………」
 桃色に色づいた頂きの部分を、おれはそっと指で弾く。思いの外硬い感触がしたかと思
うと、ヴォルフの体がビクッと震え、甘い声が上がった。
「あっ、ん! んン、んっ、ン…………」
 人差し指の腹で何度も擦ってやると、ヴォルフラムは身を捩り、その刺激に耐えるよう
に唇を噛み締めて、押し殺した声を漏らした。
「あんまり噛むなよ……痕残っちまうぞ」
 その様子がちょっと痛々しかったので、おれは片手を伸ばしてヴォルフの顎を抓むと、
下唇を親指の先で軽く引っ張り、突き立てられている歯から解放する。
「ふぁっ、あぁっ……あ、ぁっ…………」
 半ば強引に開かされた唇から、押さえの利かなくなった嬌声が洩れる。さっきよりも硬
さを増した突起を二本の指に挟んでこね回してやると、ヴォルフラムはおれの手首を握り
しめ、ますます切ない声を上げた。

06-099 :まるマ女体4:2008/07/23(水) 04:09:08 ID:DkMnCVnc
「あっ、あぁっ……ユーリ……ユーリぃ……」
 滅多に聞かないような甘えた声を出して、ヴォルフラムがおれの首に両腕を回す。その
腕に引き寄せられるまま、おれはヴォルフと口づけを交わしていた。滑り込んできた彼女
の舌に自らの舌を絡め合わせ、頭がぼうっとするような快感を味わう。
 息が続かなくなってきたところで漸く唇を放すと、名残惜しげに離れた二人の舌と舌と
の間に、唾液が糸を引いた。
 唇と舌での愛撫に味を占めたおれは、そのまま唾液まみれの口でヴォルフラムの白い首
筋にむしゃぶりついた。きめ細かい肌に吸いついて舌を這わせ、その滑らかな感触を愉し
む。
 徐々に唇の位置を下降させて、硬く尖った胸の突起に吸いつく。赤ん坊のように音を立
ててしゃぶると、ヴォルフラムは一際高い声を上げた。
「ああっ……あっ……ユーリっ……やっ、ユーリぃっ…………」
 口は乳首に吸いついたまま、体の支えに使ってない片手だけを、ヴォルフの体を撫で下
ろすように下に移動させていく。
 そして、脚の付け根の間、未だ下着に包まれているその秘密の部分に指を忍ばせる。レ
ースで飾られた薄い布地は既にじっとりと湿っていて、指が触れた瞬間、ビクリと腰が震
えたかと思うと、中心からますます愛液が染みてくる。
「あっ! や、ああっ……」
 クロッチ部分の横から指を滑り込ませ、秘裂を直になぞる。そこはもう十分に潤ってい
て、柔らかく蕩けた襞の内側に、指先が難なく入り込んでいく。粘着質な水音を立ててそ
こを掻き回してやると、ヴォルフの腰が揺れ、甘い声が上がった。
「ああっ……はあっ、んっ、あぁっ……ああぁっ…………」
 耳に届いた声があまりにも切なげで、背中にゾクッと痺れが走った。下半身で膨れあが
るものの重さに、そろそろ耐えきれなくなってきている。早くこの熱くて柔らかい場所に、
硬くなったそれを埋め込みたくてたまらなくなってきていた。
 秘部から指を引き抜き、胸に埋めていた顔を上げて、おれはヴォルフの腰で結ばれてい
る下着の紐を引っ張ってほどいた。
 紐パンは脱がせやすいって言ってたのは誰だっけ。両側の紐をほどいて軽く引っ張るだ
けで、透明な糸を引きながら、それは本当に簡単に引き剥がされていった。
 白く柔らかそうな内股と、髪と同じ金色をした薄い毛が、愛液で濡れて光っている。そ
の奥に、生まれて初めて見る(夢だけど)女の子のアソコが…………。
 ありがとう紐パン。素晴らしい紐パン。例え夢でもおれはこの光景を一生忘れないだろ
う…………。
「あっ…………」
 ヴォルフラムが小さく声を上げながら頬を朱に染め、少し開いていた脚を慌ててきつく
閉じる。
 恥ずかしいのかヴォルフ。フッフッフ、でも見たもんね。バッッッチリ見ちゃったもん
ね。…………ダメだ、気分が高揚しすぎて、思わずなんか変なノリになってしまう。落ち
着け、おれ。
 逸る気持ちを抑えつつ、おれは自分のズボンに手をかける。
 おれも眞魔国に滞在中は、貴族御用達の黒紐パン着用だ(魔王だと言うことで半強制的
に穿かされているだけで、断じて趣味ではありません。ええ、決して)。したがって、と
っても脱ぎやすーい。いや、全く嬉しくはないんだけど。初エッチのときに自分が紐パン
着用ってのは、どっちかっていうと悲しいシチュエーションである。
「ヴォルフラム…………いいか?」
 昔兄貴の部屋からこっそり持ち出して読んだ、何かのエロ漫画のような台詞で、おれは
目の前に全裸で横たわるヴォルフラムにそう確認をとった。
 ヴォルフラムは、ちょっと恥ずかしそうに目を伏せて、小さくこくんと頷く。可愛いな
ぁ……本当に可愛いなぁ……これで現実でも男じゃなかったら、結婚だろうがなんだろう
が、いくらだってするのになぁ…………。
 微妙にしょっぱく切ない気持ちになりながら、おれは、先ほどより少し力を緩められた
膝に両手をかけ、ヴォルフの脚を開こうとした。

06-100 :まるマ女体6:2008/07/23(水) 04:10:19 ID:DkMnCVnc
「はっ! ダメだ!」
 そこでおれは、重大なことに気が付いてしまった。
「は、駄目? なにが駄目だと言うんだ?」
 ポカンとした表情のヴォルフを尻目に、おれは試しにベッド脇のサイドボードを探って
みる。抽斗の中には、用途のわからない怪しい小道具もちらほらあったが(恐らくこの部
屋の前の所有者である、ツェリ様の私物だろう)、アレはなかった。夢なんだから、ご都
合主義的に脈絡もなく、ここに入ってたりしてくれたっていいのに……。
 上体を起こし、不思議そうにこちらを見つめていたヴォルフラムの方へ、おれは振り向
いて項垂れるように頭を下げる。
「ごめん、ヴォルフ……残念だけどっ……本っっっ当残念だけどっ……これ以上のことは
できないよ……。いくらなんでも高一の身で、明るい家族計画もなしにエッチしちゃうな
んてことは、おれにはできない……」
「明るい家族計画?」
 耳慣れない言葉に眉を顰めるヴォルフラムだが、やがて納得したように頷いた。
「なるほど……それは確かに大事かもしれないな」
「うう……だよなぁ…………」
「ぼくは、少なくとも子どもは三人は欲しいな。ああ勿論、グレタも入れて三人、という
意味だぞ。うちのように女だけで三人でもいいが、一人くらいは男がいてもいいかもしれ
ないな。どちらにしても、ユーリに似た可愛らしい子が生まれてくれたら、ぼくはそれだ
けで幸せだがな」
「いや、どっちにしろ多分お前に似た方がずっと可愛いと……って、そうじゃなくて! 
フツー明るい家族計画って言ったら避妊のことだろ。なんで生む気満々!?」
「ヒニンってなんだ?」
「そこからかよ!? ……ほら、避妊っていうのはあれだよ、エッチはしたくても、子ど
もができちゃったら経済的にとかなんとかで色々困るなー、ってときに、道具とか薬とか
使って、エッチしても子どもができないようにすること……」
「なにぃ!? お前、ぼくとの間に子どもができたら困るっていうのか!? そう遠くな
い将来、夫婦になることが決まっているというのに!」
「いや、だって、おれたちまだ……いや、お前はもう82歳だけどさ、おれはまだ16歳、
高校生一年生の未成年だよ!? そんな年で子ども作っていいわけないじゃん!」
「じゃあ、グレタはどうなるんだ。お前が15歳のときにできた娘じゃないか」
「グレタはだって……血が繋がってないし……」
「なんだそれは!? 将来生まれる血の繋がった自分の子どもに対してと、グレタに対し
てとは、責任の重さが違うとでもいうつもりか? お前はグレタを本当の娘も同然に思っ
ているのだと、ぼくは信じていたのに……見損なったぞ、ユーリ」
「いや、そういう問題じゃ……」
 反論しかけたが、言われてみれば確かにそんな気もしてくる。そうだ、おれには既にグ
レタという娘がいるんだし、もしもこれで子どもができちゃったとしても、一児の父が今
度は二児の父に変わるだけで、実際、大した問題じゃないのかも…………そして、それを
否定することは、グレタに対して失礼なことなのかも…………段々そんな気がしてくる。
「……確かに、ヴォルフの言うとおりかもな」
「そうだろう。やっとわかったか、このへなちょこめ」
 言って、裸の胸をふんぞり返らせるヴォルフラム。

06-101 :まるマ女体6:2008/07/23(水) 04:11:28 ID:DkMnCVnc
「……へくちっ」
「ああ、寒かったよな。ごめんごめん」
 可愛らしいくしゃみをするヴォルフラムの肩に、今まではね除けていた毛布をかけてや
る。ふと冷静になってみると、今までかたや全裸、かたや下半身マッパの状態で口論して
いたのだから、端から見たら相当滑稽だっただろう。
「お前が変なこと言って中断するからだっ」
 不機嫌そうな声で言いながら、ヴォルフがおれの胸に額を押し付けてくる。少し冷えた
体が密着してきて、心臓が高鳴る。一連のやりとりの間に萎えかけてきていたアレが、再
び頭をもたげてきた。
「ごめん……続き、してもいい?」
 苦笑いしながら訊くと、ヴォルフラムは無言のままおれの背中に腕を回した。……多分、
OKってことなのだろう。
「……あっ」
 もう一度そこに手を滑り込ませて秘裂を探ると、ヴォルフラムの肩がびくりと震えた。
 ……ちょっと、乾いてきちゃってるかもな。もう一度濡らした方がいいのか……。
 このまま手で刺激して濡らすんでもいいんだが、ちょっと悪戯心が芽生えたおれは、ヴ
ォルフの両膝を抱えて、その場に彼女を押し倒した。
「ばかっ、なにするんだ!」
 脚を開かされた状態で寝かせられたヴォルフは、真っ赤になって抗議の声を上げるが、
おれはそれには答えず、股の間に顔を埋めた。
「ひあっ……や、ああぁっ……」
 抱えている脚が何度も引き攣れるのを感じた。舌先で割れ目をなぞるだけで、愛液が滾
々と溢れてくる。顔を押し付けて襞の内部まで舐め回すと、甘酸っぱい蜜で顎までベトベ
トになった。
「やあっ……ユーリ、もうっ、もう……」
 絞り出すような声で『おねだり』されて、股間のモノが再び限界近くまで膨れあがるの
を感じる。
「いいの、ヴォルフ?」
「……いいっ……早くっ、もう……」
 顔を上げて尋ねると、存外素直にヴォルフはそう答えた。本当にけっこう切羽詰まって
いるらしい。
 おれはヴォルフの脚を更に大きく開かせると、唾液と愛液で濡れそぼった秘所に勃ち上
がったモノを押し当て、ゆっくり身を沈めていった。

06-102 :まるマ女体6:2008/07/23(水) 04:12:09 ID:DkMnCVnc
「ああああっ…………」
 求めていたものを得られた悦びからか、ヴォルフは恍惚とした表情を浮かべ、体を弓な
りに反らせて喘いだ。
 柔らかい襞に自分の最も敏感な部分を締め付けられて、痺れるような快感が背筋を上っ
てくる。
 最初は要領が掴めないのも手伝って、ゆっくり抜き差しを繰り返していた。それでも充
分、気持ちよかった。しかし、緩慢な動きに焦れてきたらしいヴォルフが、もどかしげに
自ら腰を揺らし始めたのを皮切りに、自然とおれの腰の動きも速くなっていく。
「ああっ……ユーリっ……ユーリっ…………」
 お互いにリズムを合わせて体を揺すり合う中、ヴォルフラムがいつになく甘えたような
仕種でおれの首に腕を回してきて、しがみついてくる。桃色に染まった可愛い顔が息のか
かるほど間近に来て、おれは何も考えないまま、途切れ途切れに吐息と嬌声を洩らす形の
いい唇を、自分の唇で塞いでいた。
 まるで、ずっと以前から何度もそうしてきたかのように、ものすごく自然に口づけてい
たのだった。
 こちらが舌を差し入れると、すぐに応えるようにヴォルフの柔らかな舌が絡みついてく
る。腰の動きに合わせてくぐもった嬌声が洩れ、互いの舌を貪り合う音と共に室内に響い
た。
 ときどき息継ぎを繰り返しながら、二人で長いこと唇を重ね合っていた。段々、酸欠の
せいなのか快楽のせいなのか、頭が朦朧としてきて、腰の辺りに気怠さが溜まる。
 それを振り払うように、おれは一旦唇を離してしまってから、力いっぱい腰を打ち付け
る。激しい動きにヴォルフは一際高い嬌声を上げて、白い喉を仰け反らせた。
「ああっ、あっ……ああああっ」
 ヴォルフの体が何度も大きく痙攣し、おれのモノを包み込む襞が強く締まった。ほぼ同
時に、下半身の気怠さが最高潮に達し、おれは無意識のうちに腰をヴォルフラムに押し付
けていた。
 次の瞬間、頭が真っ白になりそうな快感とともに、溜まっていたものが残らず吐き出さ
れていく。おれが精を放つのに合わせて、ヴォルフラムの体もびくびくと震えた。
「熱い…………」
 うわごとのように呟かれたその言葉が、艶めかしくいつまでも耳に残った。

 ……っていうか、避妊もなにも、そもそも夢の中なんだから、生でしようが中出ししよ
うが、別になんの問題もなかったんじゃん。
 そのことにようやく気が付いたのは、快感の余韻が徐々に消えて、射精直後の冷静モー
ドに入ってしまってから、しばらく経ってのことだった。

06-103 :まるマ女体:2008/07/23(水) 04:31:46 ID:DkMnCVnc
ナンバリングむちゃくちゃになってたorz
2つめの「まるマ女体4」は「まるマ女体5」、
2つめと3つめの「まるマ女体6」はそれぞれ「~7」「~8」です。

ユヴォル編は以上です。
ユーリの言動がところどころおかしいのは、
まあ、夢だからカオス、ということでご了承下さい。

これの続きとして、コンラッド女体化でユーリ×コンラッド(えろ)、
というのを考えていますが、多分書き上がるのは大分先になりそうです……;
女体コンラッドが皆さんの許容範囲であれば、いつか書いて投下しようと
思います。……いつか。

06-104 :名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 04:54:15 ID:mol+8XPC
>>103
GJ

06-105 :名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 15:47:26 ID:gK4Z/5pv
萌えた

06-106 :名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 17:49:34 ID:RecosknU
まるマ読んだ事なかったけど萌えた
82歳美少女とかファンタジー世界はフリーダムでいいな

06-107 :名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 01:43:44 ID:9GOeT02m
まるマ懐かしいなw このジャンルはにょたにしがいのあるキャラが多いよな。
三男を筆頭に兄弟とか。とにかく久しぶりに萌えたよ。ありがとう!

06-108 :名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 23:01:25 ID:aV2TkFNr
ちょっとまるマ買ってくる

06-109 :名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 22:27:25 ID:pDcy8u7y
以前テイルズオブシンフォニアで話を書きたいと言っていた奴です。
あまりに時間が無くて、思ったように進まないストレスの中、ギャグ要素の強いものが1本出来上がりました。
エロくもなく下品な話です。
【注意】
クラトスが【先天性】女体。

06-110 :テイルズオブシンフォニア:2008/07/28(月) 22:29:17 ID:pDcy8u7y
<裏切りの代償>

これは一人の少年が二つに分かたれた世界を統一させるため、仲間と共に決死の旅を続けていた頃の話。
長い旅の間には沢山の逸話が残されたが、これもその中の一つ。
一度は袂を分かち、敵として幾度となく立ち塞がって来たクラトスという女性が、再び少年の仲間に戻って来て間もなく、王都テセアラで一つの商品が売られるようになった。

クラトス・アウリオン人形。
かつては古代大戦に活躍したと言われる、英雄の一人を模した縫いぐるみである。

フェルト素材で作られた二頭身サイズのもので、元は精悍で麗しい女性と言っていい姿形を上手くデフォルメさせたデザインは
当人と比べて随分と可愛らしく、子供が持ち歩くにちょうど手頃な大きさもあいまって、増してや古代大戦の英雄の一人とあっては売れない筈がない。
誇大な宣伝効果もあってか、発売後は直ぐに多くの店舗で品切れ状態となった。
勿論、そんなキャラクター企画など「馬鹿げている。」とクラトスはいつもの毅然たる態度を崩さず最初こそ突っぱねていたものの
売り上げは全て壊滅した町、パルマコスタを初めとする、被害の復興資金に当てられると聞かされ、彼女も渋々ながら商品化を了承した。
しかし、予想外にも購買層は当初ターゲットとされた子供ではなく、十代↑の男性が圧倒的な比率を占めていた。
どういうことなのか?その理由をクラトス本人が知った時、彼女は販売元であるレザレノ・カンパニー本社に怒鳴り込んだ。


「これは一体、どういうことだ。」
クラトスは何処ぞで手に入れて来た自分の人形を鷲掴みにし、社長室にいた男に突っかかった。
「どういうことも何も、貴公の縫いぐるみだが?」
椅子に座ったままでいるリーガルが答える。会長の貫禄に相応しく、元囚人とは思えない威風堂々たる気品を漂わせながら、書類の処理を行っていたところだった。
「当初の仕上がりからは大きく外れたが、素晴らしい出来だろう? それとも前の方が愛らしくて良かったか?」
「……リーガル殿、私が言っているのはそんなことではない。」
満足げに頷いて会話をする青年の前で、クラトスが怒気も露に、持っていた人形を机の上へと放った。
「そもそもこれは、縫いぐるみなのか?」
「いや、正確に言うと違うな。」
人形はクラトスが普段から身に着けている深青の衣服を纏っている。肌に密着したピチピチとした服で、袖がなく、ロンググローブ着用。
スボンもまた同じように密着したものにブーツ。彼女の愛刀、炎を宿したフランベルジュもセットで同梱されており、他のコスチュームも順次発売予定という話だった。
服の皺まで再現されているそれは、ぬいぐるみとはとても形容し難い。
そう。紛う方無きフィギュアである。あまりに精巧に出来ているため、目の前にいるクラトスと寸分違ぬ姿をしている。
外に若干はねた髪は肩につかない長さで、色はブラウンレッド。前髪に隠れ気味ながら同じ色をした意思の強そうな瞳。
小柄で華奢な体型。新雪を思わせる素色の肌に、すらりと均整の取れた肢体。線には僅かの無駄もなく
芸術的とさえ言える腰と胸の括れが出たボディ。ヒップは小さく引き締まっていて可愛らしい。
端正な顔立ちをしていて、本人同様表情までクールだが、それがまた何とも言えない妖艶な色香を漂わせている。

クラトスの生き写しのような人形だが、それが当人からして見れば気味が悪く、怒りの対象になっているのかもしれない。とリーガルは思った。
だが、自己解決するのも何なんで一応本人に確かめてみることにする。

06-111 :テイルズオブシンフォニア:2008/07/28(月) 22:33:27 ID:pDcy8u7y
「貴公ほどの人がそこまで憤慨する理由は何だ?」
「……」
クラトスは黙るしかなかった
「しっかりと口に出して言ってもらわないと、改善も出来ない。」
「そんな、私が……言うくらいなら、いっそ……」
何やら小さな声で、独り言を呟いていたクラトスは、意を決したのか、縫いぐるみの上着に手を掛け
一瞬ためらった後豪快に上へと捲くった。


「…………」
「…………」


気まずい沈黙。
お互い大人とは言え、さすがに赤面は避けられなかった。

「どうして、子供向けの人形に、こんな……」
「あ、いや、その……それはだな……」
「こんな、ひ……ひ、ひわ、ひわ、い……なものが……」
紳士な社長リーガルは、クラトス人形の服を手で直そうするが
当の本人が服に手をかけたまま硬直してしまっているから儘ならない。
人前に晒されてしまったそれは、贅沢にも最新の素材を使っていて、ぷにぷにと触り心地の良い感触をして
瑞々しく手に吸い付いてくる──性的アピール濃厚な胸。
服の下はしっかりと下着までつけていて、白いレースのブラジャーは、それを包むに相応しい洗練された美しい出来。
背中のホックをぷちりと外すとEカップほどある胸がふるっと出てきて
そしてなんとも愛らしい桃色をした乳首までもがお目見えする。

「ま、まぁ、発案者が言うには、細部までよく再現されているということだったし。問題なかろう。」
クラトスは、ずっとおかしいとは思っていたのだ。商品が発売されてからというもの、妙に人の視線が気になることが増えた。
しかも揃いも揃って皆同じ視線。
憧れや慕情といった純粋な感情とは到底言い難い、言ってみれば視姦にも近い眼差しを一様に受けていた。
馬鹿らしい思い過ごしだ。
クラトスが冷静にそう思っていた矢先、人形の重要問題点であるそれに気が付いてしまった。
全てを把握したその瞬間。立ち眩みに襲われ、がっくりと膝を折った。

「問題ない!? じょ、冗談じゃない! くすくすと笑われながら注目の的にされた私の姿、いかに惨めだったことか!
町を歩く小さな子供に至っては『ママー見て、あの人ー』と言い出す始末! 今直ぐ、商品を全て回収しろ!!」
普段は滅多なことでは感情を表に出さないクラトスが、これほどに声を荒げ、激昂を見せる様は珍しい。
今にも斬りかからん勢いで天然ボケを炸裂するリーガルに迫った。

するとそこへ
「そんなことさせるか! 」
実は最初からこの場にいたらしい、ロイドが初めて声を発した。
明るい茶色の髪を幾つかの房に分けて立て、白いボタンが鏤められた朱の服といい
一見すると派手めな配色をしているが、キリっとした心を映す表情には未だあどけなさが残る。
戦隊ものヒーローにいる赤い人にも見えるが
「正義なんて言葉ちゃらちゃら口にするな! 俺はその言葉が一番嫌いなんだよ!」
という名言を残していることから察するに、彼はそういう類の人間ではないらしい。
腕を組み、やけに自信満々な口調で彼女の前まで歩いて来る。

06-112 :テイルズオブシンフォニア:2008/07/28(月) 22:35:57 ID:pDcy8u7y

「クラトス。あんたは、4000年間の自分の罪を償うために、命を懸ける覚悟で俺達のところに戻って来たんだろ?」
「そうだが、それがどうしたと……」
「事実、そのフィギュアは大当たり、生産が追い付かなくなってるほどだ。既に売上金はレザレノ・カンパニーが設立した復興支援のための基金に回ってる。
それなのに、今になって回収なんてしたら、せっかくの活動に支障が出るだろ。」
「だからと言って、何も、こんな……こんな風にしなくてもいいじゃないか……」
「こんな風にしたから売れてんだよ!」
丈夫な作りをした社長デスクを思い切り叩き、思いのたけをそこにぶつける。
ふふ、と両端のつり上がった唇の隙間から玲瓏な笑みがこぼれる。不敵に。
「認めろ。あんたが突っぱねたところで、欲しい奴は五万といるってことだ。」
蓋しロイドの台詞が戯言などではないことは、現実においての売り上げが如実に示している。
つまり
「世界を復興させるためには金が必要。それを稼ぐためにあんたが協力するのも、償いの一つじゃないのかよ!」
「……はっ!」
クラトスは唐突に思い出した。
この縫いぐるみの企画を最初に発案したのは、ロイド。彼自身であったことを。

「ロイド、まさか最初から……」
「あんたは4000年間、ずっとミトスの側で世界の滅びを見逃していた。そんなあんたの罪は、決して軽いものじゃない。
増してやその間に地上で起こった悲劇の数々からすれば、これくらい、大したことじゃない。」
「……」
言葉もない。全ては、初めから計画されていた、云わば懲罰(?)だったのだ。
愕然とするクラトス。
「だけどな。たかが人形ごときにムキになって妄想を膨らましているあんたの頭の方がよっぽど卑猥だぜ?」
ロイドはそう言って、机の上で置き去りになっていたクラトス人形を掴み、頭を優しく撫でた。
「ほら見ろ。ただの人形だ。」
「…………あぁ。」
確かにそうなのかもしれない。自分が考えすぎていたのか。元々フィギュアというものを知らないから……
体の細部まで表現する、彫刻のようなもののことを指しているのか。
では、周りの人々から痛々しい眼で見られていたのも気のせいか、ロイドの言う通り、私の頭の方が、いたいたし……いや、いや!しかし……
嫌な汗を掻いてクラトスが自分と葛藤していた、その時だった。

「ち な み に。」
ロイドは爽やかに笑う。17歳の少年に相応しい笑顔。
だが、実際にはこの場にいたクラトスもリーガルも、感じていた筈だ。
恐怖という名の戦慄を。にこやかに笑みを作る彼の背後に波打つ、深遠の闇。
ゆらゆらと揺れながら、彼女ら二人を呑み込む勢いで広がり漆黒に染まる――絶対的な、見る者の慄きを誘うに有り余るほどの迫力を。

「胸なんて、そんな甘っちょろいことでぴーぴー言ってるあんたに、面白い物見せてやるよ。」
絶句している二人を他所に、笑みを湛えたままでいるロイドは、付属アイテムでもある剣、フランベルジュを手に取った。
次いでクラトス人形の穿いているズボンとショーツを一気にずり下ろし
可憐な両足を割って、そして、なんというか、女性器を模っている場所へと剣の柄を突っこみ一定のリズムで突き上げた。
体内の素材はシリコンとゼリーの層になっていて、柔らかく包み込む仕様。柄で突くたびに絡みつくような、ぷちゅんぷちゅんという卑猥な音が静かな部屋に響いて──

「……ちょっ……無理……」
掠れた声でそれだけ言ったクラトスは、社長室の床へぱたりと横になって倒れた。
1.何故そんなところまで再現してあるのか、己の理解を超えたフィギュアという存在。
2.ロイドの言っていた通り、不覚にも人形如きにあらぬ妄想を膨らませてしまった愚かな自分。
3.それに伴ってくる購入者の目的。
それ等が頭の中一杯になったクラトスは、ついに考えることを放棄し、現実から逃避するが如く気を失った。
「哀れな……」
「見ろよリーガル。こいつ、散々犯された後みたいな顔してるぜ? おもしれー。」
人には誰しも、決して勝てない相手が存在するものだ。
4000年を生き、英雄と呼ばれた四大天使のクラトスも、こうしてロイドにだけは逆らえなかった。

その後人形のオプションとして、様々な衣装と意味深長な小道具が追加発売された。
着物を初めに様々な私服、パーティースタイルなどの普通のものから、レースの付いたゴシックロリータなドレス、際どいラインのビキニの水着。
果てはコスプレ系の定番ナースやバニーガールといったなものまで売られ、その全てが三日も経たずに完売した。
そしてついには、等身大人形の開発案が出たその瞬間、クラトスは静かに剣を抜いたという。

06-113 :テイルズオブシンフォニア:2008/07/28(月) 22:38:11 ID:pDcy8u7y
以上ですお邪魔しました。
シリアスエロ書く作業に戻ります。

06-114 :名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:45:08 ID:pxrMAB/W
乙でした

テイルズは自力プレイした事ないけど
ロイドさんはホントにこんな鬼畜でいいんでしょうか

06-115 :名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 01:32:56 ID:80+UfsTC
なんとも気まずい雰囲気を作りあげた当人でございます。<(_ _)>

主人公であるロイドさんは、ゲーム中腹黒いセリフが多々あるということで、巷では黒イドさんと呼ばれてたりしました。
クラトスさんも虐めて気質が強いドMなので、丁度いいかなと思ったわけです。
書いていた本編なんですが、クラトスはある事が切っ掛けになり、正気と狂気をいったりきたりしてます。
ロイドはそれに気がついてて、わざとS気質で接しているという感じなのですが
今回のギャグもそれの流れで書いたので、実のところ両者合意の末です。

説明がいるようなものを書いてしまって申し訳ないです。
そして需要が無いっぽいので、本編は自粛しようかなぁと考えています。
というわけで、以下いつもの流れでお願いします。

06-116 :名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 14:26:44 ID:ZQr4eDCj
>>109 遅くなりましたが、乙でした。
   テイルズはプレイしたことなかったのですが、面白く読ませて
   頂きました。

>>115
いや、文章上手ですし、需要がないってことはないと思いますよ。
本編も楽しみにしてます。

06-117 :名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 21:13:40 ID:8Fpm9bDZ
>>109
亀だけど乙。鬼畜なロイドイイヨー
ここは結構過疎だしあまりレス付かないのもしょうがないと思う。
個人的には本編投下してほしいっす。

06-118 :名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 21:34:00 ID:luKQTuZ/
GJ!
面白かったです!

06-119 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 01:04:50 ID:bR/oJj6g
これって親子設定生きてるのか?


母親のフィギュアを発案する息子ってどんなんだよw
そして息子に逆らえない母に萌え

06-120 :名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 01:43:18 ID:X7zt49zs
どうしよう、今凄くヴェスぺリアのユーリ女体化小説が書きたいんだぜ。
流れ豚切ってごめんなさい。

06-121 :名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 17:17:54 ID:HaBwct02
どうしようも何も、書きたいんなら書けば?






べ、別に投下待ってるなんて言ってないんだからねっ!

06-122 :名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 18:32:59 ID:VwYtp/7j
そろそろ本来のTSらしい戸惑いの心情や徐々に女へなってゆく家庭とかが見たいぜ。
期待してる。

06-123 :まるマ女体:2008/08/14(木) 21:56:49 ID:Cx/jMZnI
以前まるマの女体化(ユーリ×ヴォルフラム)を書いた者です。

前の続きという形でコンラッド女体化も書いてるんですが、
このまま行くと確実に、完成する前に忙しい時期に突入して
1ヶ月くらい書けない状態が続きそうなんで、
そうなる前に、途中の区切りのいいところまで投下しちゃってもいいですか?
続きが投下できるのは、1,2ヶ月以上後とかになってしまいそうなんですが。

06-124 :名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 02:02:06 ID:bC0wzKik
投下していいですか? なんて言葉は聞きたくないな
「投下します」「続きは遅くなります」でいいよ

06-125 :まるマ女体:2008/08/15(金) 09:52:55 ID:PNhEVi9u
 >>102の続きで、コンラッド女体化でユーリ×コンラッドです。

※以下注意書き↓

・先天性女体
・浮気・寝取り要素あり
・「俺」→「私」に一人称改変あり(キャラの性格的に、俺女にしちゃうと逆になんか違
和感あるような気がしてしまったので……)

以上、苦手な人はスルーして下さい。

 ちなみに女体コンラッドの声は、少年時代のコンラッドを演じていた恒松あゆみさんの
声で想像して下さると、まあいいんじゃないかなぁとか思います。

06-126 :まるマ女体 1/6:2008/08/15(金) 09:53:45 ID:PNhEVi9u
「エンギワルー!」
「エンギワルー!」
 その朝、目覚めて最初に聞こえてきたのは、つがいで外を飛んでいるらしい、エンギワ
ル鳥たちの鳴き声だった。
「寝覚め悪ッ…………」
 眞魔国では天然記念物として大切にされている鳥らしいが、この鳴き声だけは勘弁して
ほしいと思う。外の天気がどれだけ爽やかでも、これを聞いた途端に、青い空も不吉に見
えてくる。
「昨夜はとんでもない夢見ちゃったしなー…………」
 思わず独り言を呟き、カーテン越しに差し込んでくる陽光に目を瞬かせながら、深い溜
め息を吐く。
 ピンクな夢を期待してはいたが、まさかヴォルフラムが女の子になって、あまつさえそ
のヴォルフと最後までヤッてしまうピンク・ドリームだとは、予想だにしなかった。
 ううっ……今日、城の中で本人と顔合わせるのが嫌すぎる…………。
 その気まずさを想像して顔をしかめた瞬間、唐突に腹の上に衝撃が来て、おれは盛大に
咳き込みながら、体を折るようにして半身を起こす。
「ごふっ! ごほっ、ごほっ…………って、ヴォルフラム!?」
 なんということだ。当のヴォルフラムは既におれの横で大の字のポーズで寝ていて、「ぐ
ぐぴぐぐぴ」とあの独特の鼾をかいていた。おまけに例の驚異的な寝相の悪さで、無意識
の内におれの腹にかかと落としを決めてくれたようだ。
 間近で鼾をかかれている時点ですぐに気づくべきだったのだろうが、既に聞き慣れすぎ
ていて、目立った情報として頭に入ってこなかったらしい。
 しかし、彼は昨夜、客室で寝たはずだったのに、なぜここにいるんだろう。頭の中に浮
かんだそんな疑問は、ネグリジェに包まれた胸元を見た瞬間、見事に打ち消された。
 現実のヴォルフラムにはありえない、Cカップほどもある柔らかな膨らみ。
 まだ夢の続きだったのか…………ほっとしたような、うんざりしたような。現実のおれ
は未だベッドの中で安らかな寝息(いやむしろ荒い息かもしれないが)を立てているだろ
うに、夢の中ではもう二度も寝起きを体験してしまった。どんだけ目覚めの瞬間が好きな
んだ、おれ。
 ピンク・ドリームというからには、一回ヤッちゃってスッキリしたら終わるもんだと思
っていたのに、これ以上なにがあるというのだろう。…………できればこれ以上傷を広げ
ない内に、終わって本物の朝になってほしいんだが。

06-127 :まるマ女体 2/6:2008/08/15(金) 09:54:26 ID:PNhEVi9u
 そんなことを考えている内に、コンコン、と部屋の扉をノックする音が聞こえてくる。
 現実のいつもの朝と同じく、コンラッドが起こしに来てくれたらしい。おれはそう思っ
たのだが、次の瞬間、その予想は微妙に裏切られた。
「おはようございます。起きてますか、ユーリ」
 やたら爽やかな笑顔を浮かべて部屋に入ってきたのは、見慣れた名付け親ではなく、見
覚えのない長身の女性だったのだ。
 余分な贅肉がなく引き締まったプロのスポーツ選手のような体型で、大きく形の良いバ
ストが、そこに健康的な色気を付加している。ダークブラウンの髪はかなり短く整えられ
ており、端正だが派手さのない顔立ちも相まって、ボーイッシュでさっぱりとした雰囲気
の美女、という印象を与えた。
 右眉に残る古い傷跡と、薄茶に銀の虹彩を散らした独特の瞳が、見知った誰かを彷彿と
させる。
 というより、全体的に明らかに『彼』の面影があった。
「コ、コンラッド……?」
「? はい、どうしました?」
 疑問系で名前を呼ぶおれに、コンラッドらしき女性は不思議そうな顔でそう答える。
「い、いや、別になんでもない」
 そう言って誤魔化すが、心の中は冷や汗でいっぱいだった。
 この反応は間違いない。今目の前にいる彼女は、正真正銘(?)コンラッドなのだ。
 よりによってコンラッドまでもが女になって、ピンク・ドリーム出演とは…………(名
付け)親不孝もここに極まれり、という話である。
 夢にはその人の願望が現れるというが、もしもこれがおれの願望なんだとか言われたら、
なんかもうおれ、この先生きていく自信ない。それくらいショックだ。例えて言うなら、
『お袋とヤっちゃう夢を見ちゃった』並みにショックだ(言っておくが、あくまで例えで
あって、実際に見たことはない)。
 …………いやいや、有り得ない有り得ない。相手がヴォルフラムならまだ、そういう願
望を持つことも理解できなくはないが、コンラッドはさすがにないだう。
 ヴォルフラムのことは、確かに普段から、その辺の女の子よりもよっぽど可愛いとか、
いっそ女の子だったら文句言わず付き合うのにとか、そのくらいのことはたまに考えては
いたが――――コンラッドに対してそんな風に考えたことは、誓って言えるが、一度もな
い。っていうか、外見的にも性格的にも、特に女性的な要素があるわけでもない彼に対し
て、そんなことを思うはずもない。
 それならば何故、こんな夢を見てしまっているのか、と聞かれると、何も答えられない
が……色々な思考が頭の中をぐるぐると回り、おれは思わず頭を抱え込んでしまう。

06-128 :まるマ女体 2/6:2008/08/15(金) 09:55:01 ID:PNhEVi9u
「大丈夫ですか? どこか気分でも」
 そんな挙動不審なおれに対し、コンラッドが心配そうな顔で尋ねてくる。
「いや、なんでもないよ! 大丈夫! ぜんっぜん平気!」
 まさか、『いやぁ実は、本当は男のはずのあんたを女にして、えっちな夢(推定)に登
場させちゃってるのがショックでさ~』などと、言えるはずもないだろう。
「そうですか? ……けど念のため、熱がないかだけでも」
 おれのわざとらしい誤魔化しでは納得がいかない様子のコンラッドは、さっとこちらに
近付き、おれの額に手を当ててくる。
 相変わらず過保護な母親のような態度で、ちょっとくすぐったい。しかし、これが本当
に母親相手なら、間近に迫った豊かなバストにドギマギしたりはしないんだろうなぁと、
Eカップくらいはありそうなソレにチラチラ視線をやりながら思う。
「熱はないようですね」
 おれの内心の動揺など知らぬ様子のコンラッドが、額から手を離して安心したように微
笑む。それはまるで小さな子どもを気遣う母親みたいな表情で、照れ臭さと同時にそこは
かとない罪悪感を感じ、おれは思わず視線を逸らしてしまった。
「……だから、大丈夫だって言っただろ。子供じゃないんだし、心配しすぎなんだよ、あ
んたは」
 誤魔化すような笑みを浮かべながらそう言うと、おれはベッドから降りてクローゼット
に向かい、中から朝トレ用のジャージを取り出す。
 この後は城の外に出て、ジョギングから始まる早朝トレーニング、というのがいつもの
流れだから、夢の中でもそうだろう。……多分。
 パジャマのボタンを外しかけ、途中ではたと、女の人の視線があるのだということを思
い出す。いつもなら男同士なので、特に何も気にせず目の前で着替えてしまっているが、
コンラッドが女性になっている今は、そういうわけにもいかないだろう。
「……じゃあ、おれ着替えるから、外で待っててよ。後ですぐ行くからさ」
「はい。それでは、いつものように私の部屋でお待ちしています」
 コンラッドもそれが自然と感じているようで、素直に頷く。
 ……着替えにそこまで時間がかかるわけでもないのに、なんでわざわざコンラッドの部
屋に行って待つ必要があるんだろうか。パジャマからジャージになんて、部屋まで移動し
てる間に着替え終わるぞ、多分。
 微妙に疑問が湧くが、「いつものように」という言葉からして、とりあえずそれがこの
夢の中で『自然な流れ』らしいので、おれは特になにも言うことなく、部屋を出て行くコ
ンラッドを見送った。

06-129 :まるマ女体:2008/08/15(金) 09:57:40 ID:PNhEVi9u
↑すみません 3/6の間違い

06-130 :まるマ女体 4/6:2008/08/15(金) 09:59:15 ID:PNhEVi9u


  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


 さっさと着替えを済ませたおれは、未だ「ぐぐぴぐぐぴ」と美少女の鼾が響き渡る魔王
部屋を後にし、コンラッドの部屋へと向かった。
 ヴォルフラムのことは、一旦は起こそうと試みたのだが、相当深く寝入ってしまってい
るらしく、いくら声をかけても肩を揺すっても、一向に起きる気配がなかった。
 もともと寝穢いところのあるヴォルフラムだ。昨夜、色々と汚れた状態のまま寝るのも
アレだからと風呂に入らせたときも、既に相当眠そうにしていたから、それでこんなに朝
早く起きるのは厳しいのだろう。無理に起こすのも可哀想なので、まだ寝かしておいてや
ることにした。
 ウェラー卿の寝室の前に着いたおれは、その扉を軽くノックする。
「コンラッド、着替えてきたぞー」
「早かったですね。どうぞお入り下さい」
 すぐに返ってきた返事は、穏やかな雰囲気に名付け親の面影はあるものの、やはり聞き
慣れない女性の声で、なんだか落ち着かない気分にさせた。
 ある意味、女性の寝室にお邪魔していることになるんだな、と思うと微妙に緊張してく
る。そんな複雑な気持ちを抱えつつ、そっと扉を開けると、部屋の中は何故かカーテンが
閉めきられていて妙に薄暗く、少しぎょっとした。
 地球のおれの部屋に比べれば遙かに広いが、無駄に巨大な魔王部屋よりは大分常識的な
サイズの部屋の中には、見覚えのある家具が置かれていて、少し心を落ち着かせる。しか
し、奥にあるベッドの端には、やはり知らない女性にしか見えないコンラッドが腰掛けて
いる。
「お待ちしていましたよ、ユーリ」
「ああ、うん」
 柔らかく微笑まれながらそう言われ、おれは妙に照れたように耳の横を掻いた。
「それじゃ……」
「どうぞ」
 朝トレ行こうか、とおれが言いかける寸前に、コンラッドが笑顔でそう言い、自分が座
っているすぐ横を、片手でぽふぽふと叩いてみせた。
 なんなんだ、その仕種は。そこに座れ、という意味なのだろうか。今から朝トレ行こう
というときに? 大体、なんでカーテンを開けないんだ。まさか、見られて困ることでも
始めようというのか。
 色んな疑問や危惧が胸に湧いたが、とりあえず言われた通り、コンラッドと並んでベッ
ドの端に腰掛ける。
 ……ほら、もしかしたら、なにか大事な話があってそうするのかもしれないし。別に何
かを期待してるわけじゃないぞ、決して。その証拠に、コンラッドとはひと二人分くらい
距離を開けて座った。
 とはいうものの、やはりどう考えても怪しすぎる雰囲気に、さながら初めて風俗にやっ
てきた新米のサラリーマンの如く、ガチガチに緊張してしまってもいた。

06-131 :まるマ女体 5/6:2008/08/15(金) 10:00:12 ID:PNhEVi9u
 おれのそんな様子を見て、横にいるコンラッドが、口許に片拳を当ててクスッと笑う。
「どうしてそんなところに座るんですか?」
 からかうような、それでいてどこか甘い響きを含んだ声で言いながら、コンラッドは自
分から距離を詰めて座り直してくる。
「ちょっ……ち、近すぎ……」
 柔らかな太股が触れてくるぐらい密着した位置に座られてしまい、動揺したおれは思わ
ず上擦った声を上げた。
「どうしたんです、ユーリ? 急にそんなに恥ずかしがって。最近はもう、すっかり慣れ
てきたと思っていたのに……」
 子どもをあやすような、しかし、それにしては艶っぽすぎる声音で言いながら、膝の上
に置かれたおれの手をそっと撫でるコンラッド。
 慣れるってなんだ、慣れるって。慣れるほど、というか一度たりとも、コンラッドとそ
ういうコトをした覚えはないのだが、夢の中では、既にそういう設定が出来上がってしま
っているらしい。
「いや、その……えーっと……」
「可愛い……ユーリ……」
 しどろもどろになるおれのこめかみ辺りを、指先で優しく撫でながら、コンラッドは蕩
けそうに甘い声で耳許に囁いてくる。豊満な身体がより密着してきて、押し付けられた胸
の柔らかな感触に、否が応にも体温が上がってきてしまう。
「そ、そんなにくっ付かれると……って、ていうか、朝トレは?」
 つい流されてしまいそうになりながらも、精一杯の理性を振り絞り、おれは、ここに来
た本来の理由だったはずのことを指摘した。
「朝トレ?」
 まるで考えもしなかったことを言われたかのように、コンラッドはきょとんとした顔を
する。
「あなたがそうしたいのでしたら、そちらを先にしても構いませんが……でも、ヴォルフ
ラムに見つかる心配なく色々するには、この時間帯が最適なんですけどね。あの子、この
時間帯にはまだ熟睡中のはずですから」
 サラッとすごいことを言われてしまった。色々ってなんだよ、色々って。それは要する
に、朝トレと称し、婚約者(この夢の中じゃもう体の関係があるわけだから、『自称』婚
約者でもないわけだし……)の目を盗んで朝っぱらからイカガワシイ行為をしようという
ことなのか。しかもその相手がコンラッドじゃ、兄弟……否、姉妹どんぶりってことにな
ってしまう。
 なんて不健全でインモラルな性生活を……けしからん……と、夢の中のおれ自身に説教
かましたくなるが、不覚にも、同時に色々とアレな想像が頭の中で渦巻いてしまい、下半
身に熱が集まってくるのを抑えられない。

06-132 :まるマ女体 5/6:2008/08/15(金) 10:01:34 ID:PNhEVi9u
「それに……」
 そんなおれの葛藤をよそに、コンラッドは婉然とした笑みを浮かべると、その白い手を
おれの下半身に伸ばしてくる。
「このままじゃ、辛くないですか?」
 既に勃ち上がりかけていた場所を優しい手つきで撫で上げられ、耳に吐息を吹きかける
ように囁かれて、おれの思考は完全に停止してしまった。今まで以上に急激に下半身の一
点に血が集まってきて、半勃ちだったアレはあっという間にガチガチになってしまってい
た。
「コ、コンラッ……」
 なけなしの理性で制止の言葉を口にしようと開いた口は、彼女の唇によって途中で塞が
れてしまう。
 最初は啄むようだったが、徐々に深いものになっていき、舌を絡ませる生々しい水音が
薄暗い部屋に響く。
「んむっ……ぅっ……」
「ん……ふ、……んっ…………」
 柔らかい舌が口内で艶めかしく蠢き、じわじわと与えられる快感に、正直なおれの分身
が、ズボンの前を押し上げてますます膨れあがる。
「……はっ……っ……はあ…………」
 やっと唇が離れた頃には、お互いにかなり息が上がっていた。大人の女性の上気した顔
に、ゾクッとしてしまう。
「大分、辛そうですね。今、楽にしてあげますから……」
 大分切羽詰まっているおれの下半身を見てそう言うと、コンラッドはベッドから降り、
おれの前に屈み込む。そして、座ったままのおれのジャージの下穿きを半ばずり下ろし、
紐パンも手早く外して、完全に勃ち上がったモノを外気に晒した。
 ああ、これはもしかして……と期待に胸膨らませるまでもなく、コンラッドは何の躊躇
もなしにおれのモノに舌を這わせ始める。
「うっ…………」
 ゆっくりと裏筋を舐め上げられ、今まで味わったことのない快感におれは身震いした。
先端まで届いたところで、舌先で鈴口をくすぐられ、電流のような快感が体の中心を駆け
抜けていく。
「ユーリ…………」
 息を乱したコンラッドが、どこか切なげな熱っぽい声でおれの名前を呟き、先走りを零
し始めたモノを口に含んでいく。
「んっ…………っ…………」
 喉の奥からくぐもった呻きを洩らしながら、コンラッドは薄桃色に上気した顔を上下に
動かして、唇でおれのモノを扱く。
 舌での愛撫を続けながら、コンラッドは自らの軍服の上着とシャツのボタンを、片手の
指で器用に外していき、豊かな胸を露出させる。下着は既に着けていなかった。普段から
ノーブラ派なのか、今だけ敢えて着けていなかったのかは不明だ。
「ユーリは、こっちでする方が好きでしたよね……」
 そう言うとコンラッドは、その豊満な膨らみで、生まれて初めての強烈な刺激にずくん
ずくん脈打っているおれ自身を挟み込み、ゆっくりと上下させ始めた。
「うっ……く……」
 唾液と先走りの滑りを借りて、柔らかな膨らみに扱かれる感触と、大きく形の良い乳房
が、自分の性器を挟みながら思いっきりこね回されている光景に、おれはすぐに限界を迎
えそうになるほどの快感と興奮を覚える。
 擦る動きを速められると、あっという間に高みに上ってしまった。
「あっ……もっ……もう、出るっ…………!」
「あ…………」
 コンラッドの胸の間で、おれはあっけなく精を吐き出した。びゅくびゅくと飛び散る白
濁液が、彼女の胸や顔を遠慮会釈なく汚しまくった。


(つづく)

06-133 :まるマ女体:2008/08/15(金) 10:12:35 ID:PNhEVi9u
ああ また間違えたorz >>132は6/6でした。

前のレスでも言いましたが、続きは1,2ヶ月以上後になるでしょう。
お目汚し失礼しました。

06-134 :名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 18:22:03 ID:n7s4F11L
乙ー

06-135 :名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 19:49:28 ID:Z7cuBqaQ
乙&GJ!
待ってるよ

06-136 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:55:07 ID:vztVqrbW
ペルソナ4主人公女体化で花村×主人公投下します。
11月までのネタバレ有り、無個性主人公が喋っているので注意。
エロ分薄めなので苦手な方はスルーして下さい。

06-137 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:55:44 ID:vztVqrbW
 夢を見た。この町に越してきた時初めて見た夢と同じ夢だ。
 音のない世界。どこまでも広がる虚空。
 果てなど見えなく、ただひらすら無が広がっているかのような、そんな世界。
 霧だらけで視界は全く冴えない。そんな中に自分はいた。
「ああ、また君か。
 二度もここにやってくるとは…どうやら君は想像以上の素養のようだ」
 不意に現れた影が笑う。人の形をしているがそれが誰なのかは分からない。
ぼんやりとしていて、時折不気味に揺らぐ。それはまるで霧。それはまるで漆黒。
ただ「そこにある」ということだけが分かる。これもあの時と同じだ。
お前は誰だ、そう問うても影は笑うばかりだった。
いや、正確には笑ったようだと言うべきか。
「君が『真実』に辿り着くことがあればいずれ分かるかもしれないよ。
尤も、『真実』など無意味なものでしかないかもしれないけど」
 どこか諦めたように笑うその影がゆらゆらと揺れる。まるで人のように。
「君は本当に予想以上に面白い素養だ。もっと君を試してみたくなった。
さて、君はこの試練を越えて『真実』に辿り着けるかな?」
 そう言った瞬間不意に影の形が揺らいだ。
そしてそこから伸びてきた腕が自分の手を捕らえる。
 その手に絡め取られた瞬間、不意に眩暈がした。視界が揺らぐ。
支えきれず膝が地に付く。
「君にもう一つの力を与えてみた。
君がそれを乗り越えるかはたまた自分自身に食われるか…楽しみにしているよ。
それを乗り越えた時…君とはもう一度会えるかもね」
 そう言い捨てると影は霧にかき消され、どこかに姿を消してしまった。
 それと同時についには支えきれず、その体が床に倒れる。
意識がどんどん遠くなっていくのを感じた。


「……またあの夢、か」
 目を開いた瞬間強烈な朝陽が目を焼き、意識が覚醒する。
 夢と分かっている夢。あの夢を見るのは二度目だ。
前はあの夢を見た直後にペルソナ能力が覚醒をし、TVに入れるようになったように思う。
 結局あの場所のこともあの影のことも、数ヶ月経った今でも分かっていない。
 考えていても仕方ない、そう考え下に降りようとした瞬間、不意に体のだるさを感じた。
 夢から覚めたのにまだ眩暈がするような、そんな感覚。
 だが、この時はまだ気づいてもいなかった。自分の体の変化になど。


「あれ、今日リーダーお休み?」
 始業時間になっても現れない隣の席の生徒に、千枝が驚いたように斜め後に座る花村に問うた。
 花村はそれに答えるように深い溜息を吐く。
「わっかんねー。休むとか別に連絡貰ってねーし。
でもアイツの場合サボるとか考えられねーから風邪か何かかもな」
「…彼、今大変そうだもんね。
家には独りだし…私たちのリーダーとしていつも頑張ってるから疲労が溜まってたのかも。
心配だね」

06-138 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:56:29 ID:vztVqrbW
 花村の言葉を受けて千枝の前に座る雪子が心配そうにそう呟いた。
 いつも彼に頼りきりで考えたこともなかったがそう言えば彼は休む間すらなかったように思う。
 疲労の蓄積でいつ倒れてもおかしくない。
「んー、ま、このまま来なかったら休み時間にでも電話してみんわ。
アイツ今独りだから大変だろうし、なんなら様子見に行くし」
「ん、頼んだよ花村。
あたしら普段リーダーに頼りきりだからこういう時くらいは支えてあげないとね!」
 そんなことを話している間に担任の柏木が教室に入ってきた。
 そして滞りなく出欠確認が終わり、授業が始まるがそこに彼が現れることはなかった。


「あ、もしもし? オレだけど。お前どうしたんだよ、突然休んだりして。
風邪でも引いたか?」
 いつも前の席に座る少年が不在のまま時が過ぎ昼休み。
 花村は千枝に告げたように不在の少年に電話を掛けた。
状況が状況なだけに彼の身が心配だったがいつものように電話に出てくれて内心安堵した。
「あ、体調悪い? まあ、最近お前に無理させてたもんなー。で、平気なの?
 今家にお前一人だしなんなら帰りそっち行こうかと思ったんだけど。
え、菜々子ちゃんのお見舞い? うん、大丈夫オレらで行っておくから。
お前のことは部活なりバイトなり適当に言っておくから安心しろって」
 電話先の少年は、今日は体調が悪いこと、
そして見舞いには行けないが入院中の幼い妹を心配していることを親友に告げた。
 入院中の彼の妹の容態はここ最近安定してきているとはいえ彼は毎日の見舞いを欠かさなかった。
 妹想いの彼は毎日仲間と一緒に見舞いに行くことが日課になっていた為、
そんな彼女の見舞いに行けないことを申し訳なく思っているようだった。
「だーいじょうぶだって、菜々子ちゃんもお前に無理されるより早く元気になって
くれる方が喜ぶだろうしさ、たまにはオレらのことも頼ってくれよ、普段お前に頼ってる分。
そんじゃ、休み時間終わるからもう切るけど何かあったら何でも気軽に連絡寄越せよな。
オレらのうちの誰かは絶対暇だろうしさ、仲間なんだから遠慮すんなよ?」
 そう言って電話を切った。
 今にして思えばこの時気づいていれば良かったのだ、彼の声のちょっとした違和感に。


 次の日もまた彼は学校を欠席した。
今度はこちらが掛ける前に彼から昼休みに電話が掛かってきた。
 内容は今日も体調が悪くて学校を欠席すること、
そして妹の見舞いを頼むというものだった。
「お前ほんとに大丈夫なの? マジしんどかったら遠慮なく言えよ、相棒。
…うん、菜々子ちゃんにはうまく言っておくから。
早く治して学校来いよ、お前がいないとつまんねーし」
 そう言って電話を切った。
いつも冷静で頼りがいのある彼のことだ、大丈夫だろうとこの時は思っていたのだ。
 夜に入院中の彼の妹の様子を電話した時もまだどこかで信じていた。
いや、もしかしたら信じたかっただけなのかもしれない。
 しかし次の日になっても彼は学校に現れなかった。

06-139 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:57:31 ID:vztVqrbW
 流石に心配になりその日は昼休みを待たずに電話をした。
「なあ…お前ほんとはやばいんじゃねーの?
 今まで学校休んだことなかったしさ…マジで心配なんだけど。
お前何でも独りで背負うこむとこあるしさ…今日お前ん家行ってもいいか?
 え、何一人で来て欲しい? 分かったけど…ほんと大丈夫なんだろうな?」
 その後自分以外の仲間を菜々子の見舞いに行かすと告げて電話を切った。
 後の授業のことなど覚えていない。ただ放課後までの時間が果てしなく長く思えた。
 花村にとって彼のいない学校は酷くつまらないものだった。
傍にいるのが当たり前すぎて忘れていたが彼が来る前の孤独を思い出した気がした。
 今では彼を通じて親しくなった相手は何人かいるし以前と比べて千枝や雪子とも「仲間」と
呼べるくらい親しくはなったが、彼が来る前まで花村はクラスでどこか孤立していた。
 人当たりのいい性格が幸いしてか千枝のように分け隔てなく接してくれる相手はいたのだが
商店街を潰した大型スーパージュネス支店長の息子という肩書きは彼から人を遠ざけた。
 この狭い田舎町では噂も早ければ人間関係も狭い。
商店街関係者など学校内外問わず多くいたし、
大人子供問わず敵意の篭った目で見られるのは当たり前になっていた。
 それもどこかで仕方ないと諦め、その環境に対する不満も自分の中で
押し込め都合の悪いものは笑って誤魔化して生きてきた。
 他人に嫌われるのは怖かったし、独りになるのも嫌だった。
それなら自分が我慢した方がマシだと思えた。
 どこかでつまらない毎日だと嘲笑いながらも自分を理解してくれる誰かをいつだって求めていた。
 そんな自分の前に現れたのが彼と想いを寄せていた小西先輩で、
二人に出会ってから自分は変わったとも思う。
 尤も、その内の一人は自分の気持ちを知る前に殺されてしまったのだけれど。
 彼はそんな抑圧された無意識の塊である自分の影を受け入れ、
いつまでも立てない自分の手を引いてくれた。
 おまけにペルソナ能力、なんて信じられないものまで覚醒して、
それからの日々は劇的に変化した。
 あれだけ壊したくてたまらなかったつまらない毎日などどこにもなく、
本当の自分とも向き合えた。
 花村は自然と彼に惹かれたし、すぐに親友になった。今ではかけがえのない相棒だ。
「学校、早く終わんねーかなー…」
 どこか心虚ろに外を見ながら花村はひたすら時が過ぎるのを待った。
 今はただ放課後の、その時間だけが待ち遠しい。


 放課後になったと同時に菜々子への見舞いを仲間に託し、
花村は足早に彼の家へと向かった。
 電話では普段と変わりない様子だったが流石に三日も休むとなると心配にもなる。
 今自分の自転車が壊れていることがもどかしく感じるくらいに彼の家までの距離は長く感じた。
「おーい、オレだ! 大丈夫かー?」
 チャイムを連打しながら花村は玄関の戸越に呼びかける。
 今この家は家主の堂島も妹の菜々子も入院していて彼しかいないはずだ。
 何度かチャイムを押すと程なくして戸が開かれた。
「あ、良かったちゃんと生きてた」

06-140 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:58:16 ID:vztVqrbW
「勝手に殺すな」
 久々に見る彼の姿に安堵し、花村はほっと胸を撫で下ろす。
 見た所欠席前と変わりないようだ。
安堵したまま突っ立っていれば中へと招かれ、誘われるままに堂島家へと上がりこむ。
 この家に来るのは久々だったが菜々子も堂島もいないこの家は酷く静かだった。
 前はあんなにも賑やかだと思っていたのに。
「あ、構わなくていいから。お前の様子見たかっただけだし。元気そうで安心した」
 茶の用意をしようと台所に向かう少年を花村が呼び止める。
 それでも「一応は客人だ」と言って彼はそのまま台所へ向かってしまった。
 いつもと同じようなその光景。それでもどこかに違和感があった。
 いや、今日この家で会った時からその違和感はあったのかもしれない、
今まで気づかなかっただけで。
「その、さ…何かお前変じゃない?」
「―……」
 不意にそんなことを口に出せば返ってきたのは無言の返事だ。否定も肯定もない。
 それを肯定と受け取って花村は言葉を続けた。
「何つーか…うまく言えねーけど違和感あるっつーか…」
 このよく分からない違和感の正体は何だろう。そう考え彼の姿を凝視する。
 心なしか以前より縮んだように思う。いや、一回りほど小さくなったと言うべきか。
気のせいかもしれなかったが確かに違和感がある。
「…お前、縮んだ?」
 それを確かめるべく彼の隣に立てばそれは歴然だった。
 彼は確かに縮んでいる。数日前まで自分と同じくらいの身長だったからよく分かる。
今は前よりほんの少し小さい。
 若干とはいえほぼ同じ身長だったからこそ分かる。
そして、肩幅や腰周り、そんなものも細くなっている。
 彼は顔は整っているがどちらかといえばがたいは割としっかりしている方で、
自分よりも若干がっちりしている印象だったが今は自分よりも細いのが分かる。
 全体的に縮んで細くなったというべきか。
自分とほぼ同じ体格だったからこそそれが顕著に分かった。
「―……分かる、か…?」
「マジで? 何があったんだ?」
 まさかペルソナ能力の酷使のしすぎか? 一瞬そんなことも疑う。
 ペルソナはもう一人の自分とは言え自分の影を受け入れた自分達とは違って
彼は最初からその能力を扱えた。
 それが何故なのか彼自身も未だに分かっていなかったし、
それ故か自分達とは違い複数のペルソナを取り扱うことができるのも彼だけだ。
 彼だけが特異、言うならば何が起こってもおかしくない状態なのだ。
 最初からTVの中に入れる能力を持っていたのも彼だけだったし、
自分達と違い何かしら体に変化が表れても不思議ではない。
「…分からない。ここ二日ほど体がだるくて起きるのもままならなくて…
今日ようやく起き上がれたと思ったらこうなっていた」
「…まー、ペルソナ能力の使いすぎで一時的なものかもしんねーし少し休んだ方が
いいかもしんないな。だーいじょうぶ、もう犯人も捕まったし菜々子ちゃんも今は
落ち着いてるしリーダーが頑張んなくても何とかなるって。こういう時の親友、だろ?」
 そう言って花村は悪戯っぽく笑った。
 その笑みは自然と少年の心を落ち着かせた。
「…だといいけど。ありがとう、花村」
 そう言って笑った彼はいつもと違ってどこか可憐さがあるように感じた。

06-141 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:58:55 ID:vztVqrbW
 おかしい、男に可憐さなど感じるなど。ましてや相手は親友なのに。
「まー、病み上がりだしあんま無理すんなよ? 明日から学校は来れるわけ?
 お前いないとつまんねーからさ、早く治して来いよ。
大丈夫、そんくらいの違和感なら誤魔化せるって。
縮んだのはまあ…苦しいけど他は体調崩して痩せたとでも言っておけばさ」
 ポンと肩を叩いて花村は笑った。
若干の問題はあったものの彼が元気であったことが嬉しかったのだろう。
 安心したように戻ると自分の鞄をごそごそと漁りだした。
「まー、そんなわけで景気付けにお前への見舞い品の鑑賞とでも行こうぜ。
じゃーん、どうよこれそそらね?」
 嬉々として鞄から取り出した物はAVビデオだった。
花村は俗に言うイケメンという容姿に似合わず意外とこう言った類の話やネタが好きだ。
 以前自分の部屋に来た時もエロ本やAVのチェックをされた。
花村曰く、ベッドの下に隠すと親に見つかるからやめておけオレなんて見つかって
母親に家族の前でタイトルを読まされたぞ、ということらしい。
 空気が読めるくせにこう言った年相応の若干の品の無さが彼が女の子に「ガッカリ王子」と
評される原因だろう、以前千枝が夜中に下ネタの電話を掛けられたと愚痴っていた。
「……お前…」
「あれっ、こういうの好みじゃなかった? 淫乱な同級生とか良くね?」
 女子高生物のAVを得意げに掲げながら花村は嬉々として少年の部屋へと続く階段を駆け上がる。
「先行ってるからなー、ティッシュの用意しとけよー」
 などと叫んでさっさと上へと上がってしまう。
「…まったく」
 そんな花村の陽気さに溜息を吐きつつも少年はお茶を持ちながらゆっくり上へと上がった。


「おお、すげー。これモザイク取る方法とかねーのかな。
ネットで探すと親に見つかるんだよなー」
 甘ったるい女の嬌声やぱんぱんぶつかる肉の音が響く部屋で花村はそれを食い入るように見ていた。
 菜々子ちゃんや堂島さんいたら遠慮してできねーけどたまにはいいだろ、
と言った彼は無遠慮に部屋でそれを再生し始めた。
 一々感想を言っては騒ぐ花村とは対照的に少年は酷く静かだ。
「うおっ、やべえオレ、トイレ! 悪ぃーけど借りるな!」
 AVが丁度絶頂を迎えた直後花村は大急ぎでトイレに駆け込む。
 その姿をどこか冷静に少年は見ていた。
「ふいー、すっきりすっきり。
やっぱ女子高生物はいいよなーってお前抜かなくて平気なの?」
「別に…」
 AVを前にして平然とした様子の少年を見て花村は訝しげに首を傾げた。
少年の反応はどこまでもクールだ。
「え、お前ってもしかしてこういうの興味ない人? もしかして完二と同じ趣味?
 オレって貞操の危機?」
「殺すぞ」
「すみませんでした」
 完二、というのは自分達の仲間の一人で一つ下の後輩だ。

06-142 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 21:59:37 ID:vztVqrbW
札付きの悪と言われている割に本当は裁縫や可愛い物が好きで、
それを女子に気味悪がられて以来女子が苦手になっていた。
 それが極端な形で暴走し、一時期ホモではないかと思われていた。
尤も今では彼は直斗という同じ仲間の少女に惚れている健全な男子なのだが。
 その直斗が男装の麗人だというちょっと変わった所を抜かせば彼は極々普通の男子高校生
なのだがそんな過去のせいか今でも時折先輩である花村にそれをネタにされる。
その度本人はキレるのだが。
「まあ、そーんなクールな顔してるけどほんとはこっちはビンビンだったりするんじゃねーの?
 はーい、じゃあ身体検査いきまーす!」
「ちょ、花村…!」
 ぬふふと悪代官の様な笑みを浮かべ、花村は少年に飛び掛った。
 思わぬ不意打ちに少年の体が床に沈む。
「はっは、相棒恥ずかしがるなって! 俺たち親友だろ、クールでカッコイイ先輩がAV見ておっ勃ててるなんて誰にも言わねーって」
「花村、やめろ…!」
 ぐふぐふとまるで仲間のクマのように下品に笑って花村は少年の下半身に手を伸ばした。
 ちなみにクマは大の女好きだが修学旅行で完二の唇を奪った猛者である。
「さーて、検査タイム! …ってあれ…?」
「―……」
 無遠慮に股間に触れた花村は驚きのあまりその手を止めた。
 そこにはあるべきものがなかったのだから。
「あれっ…おかしいな、あるべきものがなくなってるぞ…?」
「……」
 もう一度確かめるようにそこを撫でる。股の辺りを手で弄ればその体がぴくりと反応した。
「っ…!」
 小さく殺したような声が漏れるとその顔が羞恥で紅く染まる。
「あのー…男の大事な物がなくなってるんですけど…もしかして、もいじゃった、とか?」
「そんなわけあるか」
「え、あのじゃあ直斗みたく最初から女だったとか…?」
「そんなオチは直斗だけで十分だ」
 はあと重い溜息が漏れ、花村は混乱したようにその動きを止めた。
 そんな花村の様子を見て少年は諦めたようにもう一度溜息を吐く。
「…今日朝起きたらこうなってた。原因は分からない」
「え、ちょっと待って…それってお前女の子になっちゃったってこと?」
「…そういうこと、だな」
 その言葉を聞いたと同時に花村の手ががしっと胸へと伸びてきた。
「ちょ、花村!」
「うおおお、この感触本物! すげえ柔らけえ! このむにむに感たまんねー!」
「ちょ…花村やめろって…! んっ…!」
 無遠慮に胸を鷲づかみにし、
揉みしだく花村はその感触に感動しこちらの話など全く聞いていない。
 夢中になってその感触を味わっているようだ。
「こ、これが生乳の感触…!
 しかもなかなかのサイズです、これは期待できそうです…ってふごっ!」
 まるでクマのように実況する花村に見事な右ストレートが炸裂する。

06-143 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:00:10 ID:vztVqrbW
その勢いに花村は後ろに吹っ飛んだ。
「このケダモノが!」
「い、いてぇ…ちょ、ちょっとは加減しろよお、腫れるだろ!」
「勝手に人の乳を揉みまくってなにを言う、これが里中や天城だったらお前死んでるぞ」
「里中や天城にセクハラできるほど僕勇気ありません。ってか、本当、なんだな…」
 感触を確かめるようにもう一度手を見て花村は呟く。
そして確かめるようにその姿を見るがよく見ると確かに女性らしい膨らみがないわけではない。
男物の大き目の服で随分と隠されてはいるが。
 まさか女になっているとは夢にも思わず意識していなかったから気づかなかっただけだ。
「……一応男物の服で誤魔化せるかなって思ったけどちゃんと隠せてるか不安で
今日学校行けなかった。でもお前見る限り案外大丈夫そうだな」
「まあ直斗君っていう前例がありますからね…もう誰が女の子でも驚かねーよ。
あ、完二は無理だけどな」
 本来は女の子である直斗の男装にすっかり騙されていた過去を思い出し花村は溜息を吐いた。
 何故あの時すぐに女だと気づけなかったのか。
目の前の少年は最初から気づいていたというのだから情けない。
「しかもお前の場合文化祭で一回女装したじゃん?
 その印象強いせいかあんま違和感ねーっつーか…。
あの女装結構イケてたし、お前元々顔がキレーだから今もそんなに抵抗ないし」
 これが完二とかだったら悲惨だったけどな、
と付け足す花村はどうやら文化祭の女装完二が忘れられないようである。
 少年はがたいこそ割とガッチリしていて制服の着こなしや振る舞いが男っぽいせいか
男前という印象を抱きがちだが顔そのものは整った美形である。
 男らしい顔というより美人系の顔立ち、と言った方が正しいだろうか。
そのせいか今でもあまり違和感がない。
 元々肩幅などががっしりしていても細身だったせいか女になっても迫力のある美人と言った感じだ。
「そうか…なら良かった。けど…お前あんまり驚かないんだな」
「驚くも何もお前、出会ったばっかの頃にいきなりTVの中に手突っ込んだ挙句中に
入り込んだりペルソナなんていう得体の知れない化け物召喚したりするような奴ですよ?
しかもシャドウとか自分の影とか現れるしさ。驚きにも慣れたっつーか、
むしろあっちのがビビったつーか。
しかも直斗が女だったんだからもう何があってもおかしくねーよ」
 それにお前はオレたちと違ってちょっと特殊だし、と付け足して花村は笑った。
 こんな風にどんなことでもすぐに順応し受け入れるのが花村の美点だろう。
「気持ち悪い…とか思わないのか?」
「やー、吃驚はしたけど別に? 外見変わってもお前はお前じゃん?
 オレの親友には代わりないし、女だろうがオレたちの友情は変わらないだろ、相棒?
それにオレはむしろお前が冷静なことに吃驚だよ」
 そう言って花村は笑った。こんな風にどんな相手にでも気を使え、
友情に厚い男だからこそ少年いや、少女は花村を信用しているのだ。
 花村はこう見えても酷く優しく繊細な面がある。
他人の機微に敏感で自分を殺してでも相手を立てることを忘れない。
 多少感情的な面があるが基本はいい奴なのだ。
だから少年、いや彼女も彼をかけがえの無い相方だと思っている。
「はは、俺が取り乱したりとかそっちの方がらしくないだろ。

06-144 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:01:24 ID:vztVqrbW
でも、花村…ありがとう。お前に気味悪がられたらどうしようかと思った」
「何言ってんだよ、そんなことで嫌う程オレたちの友情ヤワくねーだろ?
 何てったって殴り合いまでした仲だし? それでだ…殴り合いまでした仲だからこそ言う!
 お願いします、オレの一一世一代のお願い聞いて下さい!」
「―……一応聞いてやる」
 何だか物凄く嫌な予感はしたが真剣な様子で手を合わせられては無下にできない。
しぶしぶ承諾すれば花村の目が輝いた。
「マジでか!? よしじゃあお願いします、この場でストリップを…ってぶはっ!」
 ストリップという単語を吐いた瞬間凄まじい勢いで蹴りが顔面に炸裂し、
花村は再び吹っ飛んだ。
容赦のない一撃はどうやらクリティカルヒットだったらしい。
「死ね」
「だ、だってこんな機会滅多にねーんだしよお…お前いい体してるみたいだし
独占生ストリップなんてとんでもなく滾るだろお…」
「りせに頼め、りせに。
それに親友の…しかも元男の裸見て楽しいか、お前は女なら何でもいいのか」
「ちょ、おま、りせちーこえーんだぞ。オレあの冷たい目で見られたら泣いちゃう。
まあそこは…脳内変換っていうか、さ!」
 りせというのは一つ年下の後輩のことだ。
準トップアイドルだったが今は休業して田舎に帰ってきている。
 命を救われたことがきっかけで彼女はこの元少年だった少女に惚れているのだが
彼女の内面を表した場所がストリップ劇場だったことは印象深い。
 彼女の影は随分と大胆であり、
そのことは彼女自身若干トラウマになっているようであった。
「じゃ、じゃあせめて胸揉ませて下さい! ラブホすらない田舎で燻る青少年に愛の手を!」
「…俺の胸揉んでお前楽しいか? 里中とか天城に頼め」
「ぷりんなら楽しいです。そしてオレはまだ死にたくない」
「むしろ一回死んだ方がいい」
「た、頼むよ~。彼女いない身としてはこんな機会ないんだしさ~」
 女と認識していないからの気安さというのだろうか。
こんな風にあけすけに物を言えるのは相手が元男の親友だからだろう。
 花村は決してモテないわけではない。顔はいいし性格もいい、
ただジュネス支店長の息子という肩書きからそれをアピールできない子が多いのだろう。
 商店街の敵と仲良くすれば商店街関係者から白い目で見られるのは目に見えている。
 それに彼が殺された小西早紀に惚れていたのは結構有名な話らしく、
それゆえアプローチできない子も多かったのだろう。
 彼は片想いだったけれど真剣に小西早紀に恋をしていた。
この町に来て常に孤独だった彼を初めて理解してくれたのが彼女だったという。
 尤も、それは彼女の死と彼女の花村に対する本心を知ってしまうという最悪な形で
幕を閉じてしまったのだが。
 花村は少し前まで小西のことを引きずっていた。
決して表には出さなかったが彼は彼女の死に深く傷ついていた。
少し前自分の胸で泣き、全てを吐露することでようやく自分自身と向き合い今まで
溜め込んでいたものを吐き出しようやく決着を着けることができたのだ。
 花村の明るい笑顔に隠された誰にも言えない哀しい想いを知っている。
彼はその傷が癒えるまできっと他の誰かと付き合うようなことはしないだろう。
 そんな彼の一途さと不器用さを思えば邪険に扱うのは酷く躊躇われた。

06-145 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:04:43 ID:vztVqrbW
「……服、脱ぐのはなしだからな」
「え!?」
「少しだけだぞ」
 諦めたように少女は溜息ながらにそう答えた。
 それに花村は目を輝かせる。
「よっしゃ、流石は親友、心の友よ!」
 そう言うと犬が尻尾を振り乱すようにがばりと覆い被さってきた。
その姿は耳まで見えるようでまるで犬だなと思った。
「花村、この体勢は…」
「まあ、雰囲気雰囲気」
「…脱がすのはなしだからな」
「約束はちゃんと守るって」
 そう言いながら花村は無遠慮に胸へと手を伸ばしてきた。
 しかし存外その手つきは先ほどと違って壊れ物を扱うみたいに繊細であった。
「ん…っ」
 服の上から花村の大きな手が胸を揉みしだく。
服の上からとはいえ愛撫など一度もされたことの無い体だ、その手の動きに敏感に反応する。
「すげ…ほんと柔らかいんだな…。しかもお前結構でかいし…」
「そういうこと、言うな…」
 相手が元男の親友ということより年相応の興味と好奇心が先にくるのか、
花村は夢中になって愛撫した。
 自分の手の動きに合わせて豊かな乳房が形を変えるのは女性経験のない花村を酷く興奮させた。
「は…ん…っ」
 時折漏れる声は確実に色を滲ませていて興奮を煽る。
 目の前の相手は元男の親友のはずなのに、そんなことを全て忘れてしまいそうになる。
 快感に耐え、頬を上気させるその顔はまさに女のものだ、
今ではもう男であったなど考えられない。
「お前って結構えろい体してる? 服の上からでも感じてるみたいだし」
「えろいのはお前だ、そのいやらしい触り方やめろ」
「健全な男の子だから仕方ないんですぅー。つーか、お前でもそんな顔するんだな」
 クールという言葉がよく似合う元少年は乱れる姿など想像もできなかった。
 勿論自分同様エロ本やAVで抜いているのだろうがそんな姿を想像できない、
そんなタイプだった。
 だからこそ下級生にクールでかっこいいと人気があるのだろうが。
今のこんな姿を見たらその子達がどんなに嘆くことか。
「悪い、か…」
「いや、むしろ安心した。お前もちゃんと人間なんだなーって」
 こんな状況で言うべき言葉ではないのかもしれないがそれが正直な気持ちであった。
「お前は俺をどんな人間だと思ってたんだって…ちょ!?」
 服の中にするりと手が差し込まれ彼女は焦った。
思わず手が出そうになるのを強引に押し留める。
「お前、服の上からだけって…!?」
「脱がしてない脱がしてない! お前脱がさなきゃおっけーって言ったじゃん!」
「それは…確かに……」
 屁理屈のような気もしたが確かに花村は約束を守っている。
理不尽さ感じつつ約束は約束だからと渋々耐えることにした。
「ふあ…」
 汗ばんだ手と何にも覆われていない乳房が直に触れ合う。

06-146 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:06:44 ID:vztVqrbW
 指の腹で乳首を捏ねられ、その体がピンと反った。
「ん、んー!」
「やべえ…相手お前なのにすげえ興奮する」
 花村の息遣いが荒くなっているのが分かった。
繊細だった手の動きも今は荒々しいものに変わっている。
 少女もまた初めての感覚に翻弄されるばかりでそれに耐えるのが精一杯で
最早表情を取り繕う暇も無い。
 お互いに余裕が無い、そんな状態だった。
「は、なむら…やめ…」
「お前そういう声出すんだ、もうほんと女なんだな。こんな興奮するとは思わなかった」
 頬を上気させ、快感に薄く涙を浮かべる少女は男だった頃の面影を残しつつも
その表情はもう完全に女のものだ。
 先ほど見たAVなんかより余程興奮する。
「ふああ…っ!」
「…っ、トイレ、行ってくる…!」
 花村は突如愛撫をやめると前屈みになりおもむろにトイレに向かって走って行った。
 その場に放置され、少女は蕩ける様な快感の余韻に少し浸った後ふと我に帰る。
「…最低だ……」
 花村に愛撫され、下半身がぐっしょり濡れている事に気づき、自己嫌悪する。
 よりにもよって男の愛撫で感じてしまったのだ。
しかもあんな女みたいな反応をして。自分は男なのに。
 それも相手はあの花村だ。親友の愛撫で感じるなんて汚れている。
花村との友情を汚してしまったような気がして自分が情けなかった。
 男なのにあんな風に感じたことも情けない。
女の体なのだから不可抗力だと言われればその通りなのだが女みたいに感じたことが許せない。
 気持ち悪いと、思えなかった自分が許せない。拒めなかった自分が情けない。
 そんな感情でいっぱいになる。自分は男なのに。
どうにかなりそうで怖くてたまらなかった。
「……ごめん」
 自己嫌悪に襲われていればそう呟いて花村がバツが悪そうに部屋に入ってきた。
「花村…」
「ごめん」
 もう一度その言葉を繰り返す。そしてその場で土下座する。
「オレ、最低だ、お前にあんなことするなんて…。
お前のこと大事な親友って思ってたのに興奮して無理やりあんなことして…。
自分のことばっかでお前のこと全然考えてなかった。
はは、最低だな…親友とか言っておいて襲うなんて」
「花村…」
 謝るのは自分の方だ。
花村だってあそこまでする気はなかったのだろう、たぶん冗談半分で。
 それなのに自分があんな反応をしてしまったから。
男の癖にあんな風に感じてしまったから。
 こんな自分が気持ち悪い。今すぐ殺してしまいたい。花村に申し訳ない。
 けれどそう告げる前に花村が先に言葉を続けていた。
「嫌だったろ…俺にあんなことされんの。オレ、お前のことすげー傷つけた。
勢いでお前の信頼裏切って…もう親友なんて言う資格ないよな。
しかもお前で抜いたとかって変態にも程があるだろ…ほんと最低だよ、オレ…」
 その声は少し震えていた。表情は見えなかったが泣いているのかもしれなかった。
「トイレで冷静になって…自分のやっちまったことに気づいて死にたくなった。

06-147 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:08:06 ID:vztVqrbW
しかもこんな最低なことやらかしておいてお前に嫌われたくないとか思ってて…
ほんとオレもうサイテー…」
 ははっと自虐的に笑っているがその声は相変わらず震えていた。
彼もまたあの時間に自分を責めていたのだろう。
「ごめん、ほんと。こんな言葉じゃ償えないって分かってるけど。
オレのこと何発殴ってもいいから…でも嫌わないでほしーとかほんと勝手だけど
ごめん、オレお前に嫌われんの嫌なんだ。オレ、お前が来るまで腹割って話せる
友達とか誰もいなかったからさ…お前失うのすげー辛い」
「花村…」
 花村の気持ちは酷く分かった。自分も花村に出会うまで親しい友人はいなかったから。
 いつもいつも遠巻きで見られていた。
何でもできるから羨ましい、お高くとまりすぎてて近寄りがたい、
クールですかしてて気に食わない、何考えてるか分からなくて怖い、
そんな陰口を叩かれるのはいつものことだった。
 元々感情表現が巧くなくて、友達はできにくいタイプだった。
 仲良くなりたくてもいつもどこか嫉妬と羨望混じりの目で見られた。
そんなものは望んでいなかったのに。
 好きでこんな顔に生まれたわけじゃない。
そんなにこの顔が気に食わないのならばいっそ焼いてしまえば皆満足なのか。
そんなことを思ったこともある。
 けれど花村は違った。純粋な好意で接してもらえるのは初めてで酷く嬉しかった。
 花村もまた拠り所を探していたから優しくしてくれただけかもしれない。
それでも自分は嬉しかった。
 自分のことを心から信頼してくれて頼りにしてくれる。
そんな花村はかけがいのない友達だと思った。
 親友、なんていう少しくすぐったい言葉も花村とだったら言える気がした。
 花村を失うのが怖いのは自分も同じだった。
「花村ごめん…謝るのは俺の方だ。
お前相手なのにあんな声出して…気持ち悪いと思っただろ、俺は男なのに」
「気持ち悪いとか…全然思わねーし…。
そりゃ完二とかオレみたいなのだったら絶対引くけどよ、お前顔キレーだしさ…。
ってか、お前は何があってもオレの親友なんだからぜってーそんなこと思わねーって!」
 大慌てで少女の言葉を否定し、顔を上げた花村はやはり泣いていた。
それは自責の涙なのだろう。
「お前…情けねー面」
「う、うるせー…オレほんとお前に嫌われたかもって本気で…」
「嫌いになるはずないだろ、俺たち親友なんだから」
 そう言って笑ってやったら花村は少し驚いた顔をした後へへっといつものように笑った。
「サンキュ…お前ほんと優しいよな。オレさ、お前のこと大事な親友だと思ってるから
もうしない。絶対こんな真似しない。だから今日のことも忘れる。…これでいいよな?」
「うん、これからもよろしくな、花村」
「おうよ、これからも頼むぜ、相棒!」
 そう言って笑い合った後花村は不意に立ち上がる。
「…じゃあオレもう帰んわ。何かこのままいてもまたヤベーことしちまいそうだし。
また明日学校、でな」
「うん」
 下に降りて出て行こうとする花村を玄関まで見送る。

06-148 :ぺるそな4:2008/08/24(日) 22:09:57 ID:vztVqrbW
今の花村は先ほどの荒々しさも弱々しさもなくもういつもの花村だ。
「じゃあまた明日学校で」
 そう言って花村は帰って行った。
 それを見送りながら少女もまた誰もいない部屋に戻った。
 体の奥で燻る熱さに気づかないフリをしながら。

(つづく…?)

06-149 :名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 02:40:51 ID:apj4u9+m
AGE

06-150 :名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 14:46:09 ID:BoSLtvkd
GJGJGJ!

06-151 :名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 01:09:52 ID:9IxejDmG
 保守ついでに妄想。
 ゲームで最初に男女を選択する、というのあるだろ。
 初めは男を選んでゲームを進めて中盤に突然、女に変化。
 プレイしてるやつはただのバグって思うが、キャラクターが実際に味わったらビビるだろうな。

 例えばサモンナイト3の主人公レックスが、寝て朝起きたらアティになっていた。
 四コマだとそこでオチ。

 展開をもっと妄想すれば、生徒その他に疑われるが質疑問答でなんとか認めてもらう。
 次に理由。学者のアルディラとかに調べてもらったり、剣が怪しいとか。結論はわからない。
 理由が分かるまで当分の間は女として暮らすこととなり、仲間のソノラやマルルゥなんかに女としての生き方を教わる。
 女たちに玩具にされるレックス(アティ)を、意識した目で見る生徒のウィルや海賊カイル。
 対面と同時に頭痛を起こして、戦闘もせずに去っていく女軍人アズリア。それ以外にもその他いろいろ。

 で次の日にはバグが治って、レックスは男に戻る。
 つまらなさそうな周りの反応。とりあえず安心する主人公。
 
 代わりにウィルがアリーゼにバグっていました。という話を俺の中で自己完結した。

06-152 :名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 05:16:28 ID:ByURUUcz
OK、もうちょっとkwsk

06-153 :名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 06:20:02 ID:8Rk6m8As
>151
ちょっと違うけどレックスが起きたらアティの身体になってて
そこは「主人公=アティ」の世界だったって小説を前に読んだ記憶がある。

06-154 :151:2008/09/03(水) 10:06:57 ID:KLDOtS6c
>>153 kwsk

06-155 :153:2008/09/07(日) 10:51:57 ID:WE5xOTZQ
言われると思って探してたんだが見つからなかった……。
すまない

06-156 :名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 14:05:56 ID:TMRJtlgZ
SSは見たそのときに保存しとかないと、
後でどれだけ探しても見つからなかったりするよね。
あれは夢だったのかと思うぐらいに。

06-157 :名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 21:46:04 ID:3/HAefzu
絵と違って保存されにくいからなー

06-158 :名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 20:13:26 ID:lPFdk6rR
え?

06-159 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 18:47:10 ID:wUT90R1d
http://upp.sakura.ne.jp/src/upp20523.jpg

06-160 :名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 14:11:52 ID:Sz1OL1JB
「女性ホルモンが異常に増える病気に金正日の次男がかかってる」ってニュースを聞いた

不覚にも燃えた

06-161 :名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 22:11:12 ID:z14TWQt8
女にも美人と不美人とどちらでもないのがいるわけで

06-162 :名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 14:47:47 ID:6rMeWo1g
確か次男は似ても似つかないすっきりした美少年だったはず

06-163 :名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 01:14:05 ID:jOVOWS5l
それなら素材はバッチリ!
というかそこまで美少年なら
元々遺伝病か半陰陽か何かじゃないだろうかと

06-164 :名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 19:18:30 ID:Sp1421yK
ごめん新しい映像はそこまでじゃなかったぜorz
むかし少年の隠し撮り見たときは
おお、遺伝してない!と感動したんだが…

06-165 :名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 03:44:26 ID:7Rbwnkn8
まあ似ても似つかぬ感じではあるね
いまやあの家にしてはちょっと女性的なだけ(韓国の一般人といわれても気付かない程度)

06-166 :名無しさん@ピンキー:2008/09/29(月) 21:37:24 ID:6iD2I0jk
そういう半陰陽って、トンデモニュース系のサイトでもたまにある話題だよな
インドだかどっかの美少女(毛深い)がじつは半陰陽で、
判明した後に男として生まれ変わったとか

06-167 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:47:13 ID:nuwGeeHY
おじゃまします。
オリジナル、女体化で、今回はエロ無しです。

06-168 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:49:08 ID:nuwGeeHY
-*-*

「しまったな・・・」
鏡越しの自分の姿を見て自然と肩が落ちた。
思ったより落ち着いているのは性格が故かそれとも生まれが故か。

それとも鏡の向こうの姿がそんなに酷くはないか。と馬鹿なことを考えている自分がいるからか。

確かに鏡の向こうにいる自分は腰のくびれたスタイル、雑
誌にでも出てそうなくらい必要以上に大きくいやらしい感じの胸、肩まで伸びる艶やかな髪、
肌の白さ、たおやかな顔つき。
その全てが完璧だった。
女性としては。

06-169 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:50:34 ID:nuwGeeHY
@@
初めは男性として産まれ、地球で言えば生後8210日、
つまり22歳と大体半年位後に突如肉体が女性へと変化する。
これはラミアス星の女性に特有の現象だ。
最も、その日数に関しては環境による影響も多いらしく、
1000年程前にラミアス星が現存していた頃はその半分、4000日程度であったそうだが。

何故ラミアス星人がこんな不思議な事になっているのかは
成長するまでは天敵からの攻撃を回避しやすい男としての姿を保った方が種にとって有益であったとかいう
なんとなく判りやすい科学的な意見から、
人間型種族としては珍しく他の人間型種族との交配で妊娠が可能である為、
(地球含めて他種族ではこのような例は殆ど無く、
無論地球の女がラミアス星人の男と交配した結果、妊娠する事は不可能。
この事から必然的にラミアス星人の女性のみが他の種族との交配が可能と言う珍しい種族である。)
種族全体の尊厳を守る為に自らの交配相手を選別可能となる年齢までは男として生きるべく
神様がそうしなさったのだとかいう宗教的な見解まで様々ある。

らしい。

らしいというのはラミアス星人の事なんて昔々に小学校の道徳の授業で聞いた位の知識しかなかったからだ。
学校の授業は真面目に聞いておくものだと今日のこの日、初めて思った。

酷い話だ。
確かに母親は俺を産んですぐ死んだらしいし、オヤジも俺が14歳の夏に事故で死んだ。
オヤジも母親も家族の縁に薄い人だったらしくそれ以来天涯孤独に生きてきたから
確かに事情を知っているような人は俺の周りにはいなかった。

06-170 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:52:35 ID:nuwGeeHY

もしかしたら役所に行けば判ったのだろうが
残念ながらお上には世話にならねえという無駄な江戸っ子的意地と
それと引き換えにした公的機関とは出来るだけ距離を置きたいような荒れた10代後半の生活を送った所為で
役所に行くような機会はなかった。
今の仕事場も労働条件を無視する代わりに労働者の素性も前科も関係ねえっていう職場だから働けているようなものだ。

それにしてもお袋がラミアス星人ならそうと言っておいて貰わなくては困る。
オヤジもまさか事故で死ぬとは思わなかっただろうが、
こういう大事な事はさりげなくどこかに書いておくなりしておけば良いものを。
そういう所にものぐさにしておくと息子が22になってこんな目に会う羽目になる。

非常に邪魔なでかいおっぱいを押さえつつ箪笥をひっくり返し、
どれを着てもブカブカになりそうな馬鹿でかい服を引っかき混ぜながら
そんな事を考えているとドアがいきなり開いた。

そうだ。あまりの事に忘れていた。
怒号が響く。
「おう!信親!いつまでのんびりしてやがるんだこのやろう!
オヤっさんに怒鳴られねえうちに仕事行くぞおう!お・・・う?」

思わず胸元を両手で掻き合せつつびくっと震える。
身体も変われば反応まで変わるのか。
実に女らしい自分の仕草が恐ろしい。
普段なら「馬鹿やろう手前、ノックぐれえしねえかこのやろう。」
と叫び返して拳骨の一つも振るっていただろう。

06-171 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:55:32 ID:nuwGeeHY

ドアの方に顔をやると年の割に老けた印象の髭面が固まっていた。
友人かつ仕事場の同僚って奴の与一だ。
15でものの見事に一緒に学校をドロップアウトしたあと同じように一緒に見事に世間の爪弾き物となり、
ここ、海上コンビナートのオヤッさんに猫みたいに拾われるのまで一緒って言う所謂兄弟よりも濃いなんとやらっていう間柄だ。
当然お互いの女関係どころか昨日の昼飯に何喰ったかまで知っている。
その兄弟分の部屋に踏み込んだ瞬間これだ。
自分は今朝しこたまびっくりした後だったから良いが、こいつはたまらないだろう。

それでもこの髭面は何かいわなければならいと思ったのだろう。
ごくりと喉を鳴らしてから俯いた。与一は哀れなほど髭面を真っ赤にしている。

「す、すまねえ。も、申し訳ねえお姉ちゃん。そ、その、仕事の時間だからよ。
その、い、一緒にいかねえかって迎えに来たんだけどその、信親はどこかな。」

しどろもどろに呟く髭面に冷めた声で返してやる。

「海上のコンビナートに姉ちゃんが生えるわけないだろう。馬鹿かお前、与一。」

髭面の与一がばっと顔を上げる。と、俺の裸の上半身が眼に入ったのだろう。慌てて後ろを向く。
忙しい奴だ。
「確かにそうだ。じゃ、じゃあな、な、な、なんだお姉ちゃん誰だあんた。
の、信親はどこだ?信親をど、どこにやりやがった!へ、返答次第じゃた、た、ただじゃおかねえぞ!お
、おう、怖いだろ、怖かったら本当の事言いやがれ!」

「与一、服着るからちょっと待っててくれないか。オヤジに事情を説明しに行かないといけねえ。」

口調は兎も角、自分の声は情けないほどたおやかで美しい響きを持っていた。

06-172 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 16:58:40 ID:nuwGeeHY

@@

幸いオヤッさんの事務室までに人に会う事はなかった。
会ったら大変な事になっただろう。海上コンビナートにいる女なんざ年齢は50以上、
体重はその倍はあってお玉で人の頭をぶん殴る趣味がある食堂のおばちゃんくらいなものだ。

恐ろしい事に男所帯の海上コンビナートじゃそのおばちゃんですら口説く対象になったりする。
ぶかぶかの作業着を着てはいるものの明らかな女が歩いていたなんて噂になった日には
コンビナート中の奴らが仕事をおっぽり出して集まりかねない。

冷めた鉄筋の床を歩くといつもならガコガコ鳴るそれが今日の俺が歩くとカンカンと軽快な音を立てた。
体重が軽いからか。そんな所まで女だ。

与一と二人で周りを見渡し、事務室の扉を叩くといつも通りの野太い声が聞こえた。
「何だコラ。給料は上げねえ。休みもやらん。それ以外のことならドア開けろ。」
「オヤッさん、与一です。ちょっと問題があって。」
「・・・朝っぱらから手前の顔は見たくねえ。どうせ腹がいてえだのそんな事だろうが。信親起こしてさっさと仕事に行け。」
「いや、そうじゃないんで。ああ、もういいや。ちょっと開けますよ。」

これ以上事務室の前にいたら誰かに見られないとも限らない。ドアを開けてまず俺が部屋に入った。
続いて与一も入って扉を閉める。

許可無く扉を開けた無作法を咎める様に金壷眼を三白眼にしてにゅっと睨みつけてきたオヤっさんが俺の顔を見る。
と、その顔が初めて見るくらいにぎょっと強張った。
とち狂った工員がショットガン片手にオヤッさんを人質にした時にも見せなかったような顔でワナワナと震えると
190Cm を優に超す上に筋骨隆々の馬鹿でかい身体を椅子から浮かせてこちらに向かってくる。

06-173 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 17:03:28 ID:nuwGeeHY
「オヤっさん、実は相談してぇ事が。」
「オヤッさん、実は困った事・・・」
「この、馬鹿野郎が!!」
俺と与一が同時に口を開いた瞬間、オヤっさんの鉄拳が与一に飛んだ。
推定5kgはあるんじゃないかという砲丸みたいな拳が与一の頬にめり込む、と、
こちらも体重は優に90Kgを超す与一がガツン、ガツンとキャビネットと書類棚を吹き飛ばしながら3メートルは吹っ飛んだ。
仰向けに倒れたままピクリとも動かない。

オヤっさんは返す刀でという感じに俺に振り向くと、バッタみてえな素早さでおもむろに床に正座し、両手を突いた。
そのままの勢いでガツンガツンと見事に禿げ上がった頭を鉄製の床に打ち付ける。

「申し訳ねえ!いや、も、申し訳御座いません。!こ、こ、この馬鹿野郎の不始末にはお詫びの言葉もありません!」
「いや、オヤっさ」
「いやさ、お姉さん。俺なんかがこんな頭を下げたって何にもならねえ事は判ってます。
しかしあなた様へのお詫びはこのクズ野郎に代わってこの俺が出来る限りの事はさせてもらいます。
言い訳するわけじゃあねえが、一時の気の迷いなんです。
この野郎、姉さんみたいな別嬪さんを眼にしていてもたってもいられなくなったに違いねえ。
俺が悪い。俺が悪いんです。
どんな馬鹿でも力仕事を覚えりゃ人様に悪さはしねえと工場に叩きこんだがこいつ、中々性根が直りやがらねえ。
一緒に連れて来た野郎はそれでもそこそこには働くもんだから一緒にいつかは立ち直るだろうって甘やかしちまった。
それでも根っこの所は悪い奴じゃあないんです。
馬鹿野郎だが、本当は弱い奴を殴るような、弱いものをいじめるような、そんな馬鹿じゃあねえんです。
根っこの所は優しい奴なんです。
これは一時の気の迷いに違いねえ。いや、姉さんにそんな事が関係ないって言うのは判っている。
この度の事は全部この野郎が悪い。
こんな熊みてえなクズ野郎に女の操を奪われたって事がどんなに辛い事か
俺には判るべくもねえがきっと死ぬほど辛かったに違いねえ。さぞ怖かったに違いねえ。
申し訳ねえ。本当に何て言っていいかもわからねえ。
姉さん、申し訳ねえ。本当に申し訳ねえ。
こんな所で働いてっと男しかいねえもんだからついつい姉さんみたいな別嬪さん見てこの馬鹿野郎、
頭おかしくしちまったに違いねえ。
でも今回の事は、本当に悪いのは俺なんだ。
こんな工場に放り込んでこいつに遊びの一つもさせてやらなかった俺が悪いんです。
姉さん、取りっ返しのつかねえことだろうが、どうか、どうかどうか勘弁してやっておくんなさい。
殺してやりてえとお思いでしょうが、でしたらこの俺を刺してくだせえ、撃ってくだせえ。」
おいおいと身を揉んで涙を流しながらオヤっさんは申し訳ねえ、申し訳ねえとガンガンと頭を床に打ち続けている。

なんだか気の毒になってきたんで膝を屈めてオヤっさんの肩に手を置く。
「オヤっさん。海上コンビナートの上で女、攫ってこれる訳ねえでしょう。
与一はこの前のミスでもう2ヶ月も陸に上がらせて貰ってねえんだから。」
そう言うと、身を揉んでいたオヤッさんの身体がピタリと止まった。

06-174 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 17:07:10 ID:nuwGeeHY

@@

「それにしたって信じられねえ。」
「歯が痛え・・・思いっきりぶん殴りやがって・・・」
「信じられねえのは俺ですよ。」

しきりに頭を振りながらオヤッさんは頭を抱えた。
「それにしたってメスゴリラが出てくるんなら話は判る。なんでそんな別嬪になってんだお前。
石鹸じゃあるまいし、擦れば体積が減るってもんでもねえだろう。見たところ3分の1位になってるんじゃねえか?」

「3分の1は言いすぎでしょうが。精々半分弱、ってとこでしょう。
理由なんて俺にだって判りませんよ。起きたらこうなってたんだ。」
「お前には期待してたのによう・・・こうなっちまったらしょうがねえけどなあ。」
にゅっと真っ赤に腫らした顔を出した与一が叫ぶ。
「そういや聞いた事あるぜ。ラミアス星人ってのは全員が全員スゲエ良い女だって。スゲエな!な!信親。」
「てめえは黙ってろ。」
「なんだよ、良いじゃねえか。俺なんて鼻が高いぜ。信親がこんな美人になったって知ったらみんなびっくりし」
そこまで言った与一の胸倉を掴み上げる。
情けない。男の頃なら片腕で持ち上げられた与一の身体が両腕で掴もうと揺すぶろうとビクともしない。
悔し紛れに頬を張り飛ばす。
「痛え!」

「誰かに言ったら承知しないからね!」
「な、なんでだよ信親。いいじゃねえかよ。良い事じゃねえか。皆だってきっと」

もう一度ぶん殴ってやろうと手を上げた瞬間、オヤッさんがぽつりと呟いた。
「ていうか信親。お前女言葉になってるぞ。似合ってるけど。それに殴る手が平手だ。」
言われて気がつく。
手を下ろした。

06-175 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 17:09:09 ID:nuwGeeHY

朝から気がついていたことだ。ラミアス星人だからなのか、
人とは身体に心が引きづられるものなのか。それは判らない。
馬鹿だから難しい事は判らないけれど。
今朝、女の姿になった時から今まで当然のようにやってきた事に違和感を感じるのだ。
まず言葉遣い。俺だとか手前だとかそういう言葉が如何にも言いづらい。
なんだか冗談でも言ってるかのようだ。

例えば昨日まで絶対に言わなかったであろう僕だとか私だとか
そういう言葉を自分が言っているかのように気恥ずかしく感じるのだ。
逆に私とかそういう女言葉にとても馴染んだ語感を感じる。
恐らく諸処の動作もそうなのだろう。
作業服を着ているのにも関わらず俺は今、無意識的に両膝をぴったりと閉じている。
昨日までならオヤッさんの前でも椅子の上で大あぐらをかく癖があったのが今では考えられない。

「わ、わたし、じゃない俺、どうなっちまうんですかね・・・・」
「いいじゃねえか。信親。こんな別嬪になっちまったらもてもてだぜきっと。」
「お前は黙ってろ。信親。お前どうするつもりだ?」
「わかんないです。鉄筋担ぎもこの身体じゃあ、迷惑かけちまいそうだし。
マシン関係なら出来るかもしれないですけど。」

俺がそう言うとオヤッさんが茶を噴いた。
「お。お前!、まさかこのままここにいるつもりじゃねえだろうな。」

06-176 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 17:10:44 ID:nuwGeeHY

思わず腰を浮かす。
「えええええええ!ちょっと待ってくださいよ。
 ま、まさか俺の事追い出すつもりですかオヤッさん。」

「だ、だっておめえ、そのなりでここで仕事はなあ。」
「やれる仕事をやりますって。追い出されてどうするんですか俺。」
冗談じゃない。自慢じゃないが天涯孤独の身。
力仕事をやってる男の常で貯金何かは陸に上がる度に酒とギャンブルに使ってしまって殆どない。
放り出されたら早速喰うのにも困る。

「でもそんだけ別嬪なら信親、結構稼げるぜきっと。」
「与一、お、お、お前!友達に身体売れって言うのか。」
「いやいやいや、そ、そうじゃねえけど。」
「追い出されてどこにいけばいいんだよ!ひどい、じゃねえ冗談じゃねえぞ。
自慢じゃねえがわたし、いや俺は今まで鉄筋担ぎしかやった事ないのに!」

俺が猛烈に叫ぶとオヤっさんはがっくりと首を折った。
「ああ、そうか。おめえ、ここにいたいんか。」
慌てて首を縦に振る俺を前に、オヤっさんはふう、と溜息を吐き続けた。

06-177 : ◆/pDb2FqpBw :2008/10/04(土) 17:11:53 ID:nuwGeeHY
-*-*-*
続きは書け次第。

では。
ノシ

06-178 :名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 17:21:42 ID:kiBWShcx
まだ途中だからとりあえず期待しながら乙と。

……なんかあちこちで遭遇するなぁw

06-179 :名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 21:10:33 ID:x3JDAU2y
よさげなのキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!

06-180 :名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 08:43:29 ID:RcCFYgDy
面白かったw続きかなり期待してるよ!

06-181 :名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 00:27:01 ID:5QJwe4Lv
GJ!続き期待してます。
こうゆう男臭い現場でのTSはいいね。戦場とか

06-182 :名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:05:27 ID:WPOEm7bw
期待wkTk

06-183 :名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 23:59:40 ID:b+7oPLH0
TSした後レズっ気のある女の子に迫られて困惑、ってのもシチュエーションとしてありだよね

06-184 :名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 03:52:58 ID:70qPZmfw
>>183
オオアリ。
クイ。
に主人が殺されて一年が過ぎました。

06-185 :名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 09:35:07 ID:A9POD7W+
2、3行目の意図はなんなんだよw
懐かしいなオイ

06-186 :名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 09:37:01 ID:LehQDarF
スパムを題材にした投下を期待しようじゃないか

06-187 :名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 06:46:56 ID:vrM3moJp
塩漬けの豚肉の缶詰め?いやあ、擬人化しても萌えないなあ。

06-188 :名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 21:03:05 ID:kpUX2zhJ
まさかの時にスペイン宗教裁判~ッ! ……違うか

06-189 :名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 01:04:03 ID:KJOfV1p8
ルピナスを出せ!w

06-190 :名無しさん@ピンキー:2008/10/19(日) 00:57:53 ID:kw34ODMK
>>183
むしろ女の子を次々喰ってしまう展開キボン

06-191 :名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 07:49:36 ID:sd5xV8MZ
>>183
あかほりさとるか?

06-192 :名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 08:58:38 ID:67P/nZmL
>>183
女装して男にもレズにも迫られる漫画は結構見るような
たいてい好きな娘にソッチ趣味発覚のベタオチ

06-193 :名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 00:52:56 ID:7SMpj2HD
AKUMAで少女ってラノベがそんな感じか

06-194 :名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 20:59:25 ID:AqpPG9Su
TSラノベといえばメイズだな
古いが

06-195 :名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 04:53:37 ID:M3fcxGry
二分割幽霊奇譚を思い出したがアレはTSっていうか……

06-196 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:20:03 ID:q2bRPefr
TSはマイノリティなんだと思っていたが、
エロゲーのキャラ人気投票で、
TSキャラが1位だったり上位に食い込んでいたりしてる場合もあり、
正直なところ判断がつかない時がある

06-197 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:49:51 ID:Qw+BMYvB
組織票が疑われる場合もあるが、スタッフ側のお気にだったりすることもあるらしい
いずれにせよTSファンは無視できない程度には勢力がいると思われる

06-198 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:57:16 ID:Dhy3jp6H
こないだ、知人からヒロインがTSキャラだと勧められた「ライトジーンの遺産」を読んだ
面白かったがエロ妄想をする余地が微塵も無かった

06-199 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:52:18 ID:iXrDaDuo
熱狂的なファンが居るのは間違いないが
濃い属性だけに強烈な拒絶をするユーザーもいるので
その強烈な拒絶をするユーザーを切る覚悟がないと使いにくいって事だろう

ツンデレやら巨乳やら微乳やらロリやらとは次元が違う位駄目な奴には駄目だから
属性的に駄目な奴が否定する度合いとしては、スカトロとか四肢切断とかそういう属性位
強く反発受けるんじゃないかな?

攻略対象ヒロインとして
ルート分岐で実は元男だったTSキャラだったり、
男と思いこんでるだけの電波系ボクっ娘だったりする
そういうキャラを出して世間を馴らして行くのはどうだろうか?

TS好きにとっては、元男が正史だし。TS嫌いには電波系ボクっ娘が正史だろうから。

06-200 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:32:55 ID:NGTLwPIT
鋼炎のソレイユなんかは、TS主人公が人気投票で2位だったな……
ヒロイン投票では1位w

06-201 :名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 14:39:18 ID:xcJUu4jN
age

06-202 :名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 23:03:39 ID:QYmVUOrb
TS主人公エロゲといえばマイナーかもしれんがガナビーだなー
ルート次第で男女か百合かを両方選べるエロシーンは新しかった
そしてお約束のように女体主人公が一番可愛い

06-203 :名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 23:23:23 ID:nz7/Chep
TSエロゲーといえばそぷらのだろう
男の時でも女の時でもヒロインと愛し合えるという
TSのコンセプトを存分に活かしている

06-204 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:11:37 ID:zROH7qoj
TSのコンセプトといえば
男とやるもよし、女とやるもよし、なXCAもな。

06-205 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 00:43:24 ID:2RCYVReG
>>204
うむ。2も推奨。
転換方法は変わっても、XCAの冬也から2の巌へは正常進化だと思う。サユリもいいしな。

06-206 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 01:59:19 ID:kIiMIK2E
TSエロゲならゆえしあがいいよな。

06-207 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 23:55:06 ID:F4Qgu4Im
このスレはまロい

06-208 :名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 03:32:04 ID:ZtMx3vkG
>>204
おすめすもいい。
けど、マスタールートはちょっと食い足りない。
博路ルートが欲しかった。

06-209 :名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 10:10:53 ID:843kIkx9
博路にお姫様抱っこされてるシーンは萌えた

06-210 :名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 20:30:25 ID:bItiXutm
弟が姉に憑依して自分の体とやっちゃう小説だれか知りませんか?以前どこかの憑依サイトで読んだがサイト名忘れてた

06-211 :名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 12:07:30 ID:kb3cSve/
>>207
やはりカワカミン中毒者が生息していたかw
新庄君はラノベのTSヒロインの中で一番好きだ

06-212 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 00:34:20 ID:UV3FSed8
>211
キミキミ、明日全巻かってくるから、ちょっと詳しく教えなさい。

06-213 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 01:42:00 ID:HzFKN7S6
>>212
本屋で終わりのクロニクルを探して品揃えの悪さに絶望するがいい

06-214 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 12:16:31 ID:1ECJ31m+
終わりのクロニクルは全編に渡ってTSネタに溢れてるよな
ちとネタバレになるが、ある意味で世界規模の性別反転要素があるし
3中では男女カップルの精神入れ替わりも
つうか、初潮ならともかくメインヒロインの精通描写のあるラノベなんて後にも先にも終わクロだけだろw
まあ、極めつけは鈍器と化した最終巻のセッション描写だが

06-215 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 12:21:55 ID:boT+klVq
書店で働く身としては、「本屋は取り寄せてなんぼ」ってことを知っていただきたい

06-216 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 12:24:47 ID:boT+klVq
誤発orz
とりあえず、TSラノベなんてけんぷファーくらいだと思ってた。

あと美少年で知られる浦島太郎の本名は「浦島子」だったってのを今朝テレビで見た

06-217 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 17:56:03 ID:YeS1MoDB
けんぷファーってTSなのか。こんど買ってみる

06-218 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 22:06:18 ID:boT+klVq
>>217

三行で表すと、

男が魔法少女ケンプファーに選ばれて女体化して両性からモテモテ
↑こういう話

06-219 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 22:14:11 ID:2xr77D9/
「あいつは・・・ミーシャが破壊しました。 僕たちも、早いとこ脱出しましょう」

06-220 :名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:13:49 ID:3t3kBjV/
冷静に考えたらAKUMAで少女くらいしか読んでなかったな俺
これを期に集めてみるか

06-221 :名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 13:17:45 ID:+7Gf4hja
>>215
今の世の中、普通の書店で取り寄せするよりはネット書店で通販した方が早く帰るしなあ

本屋に置いてあるのを選んで買えたらそれに越したことはないが…

06-222 :名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 08:37:03 ID:0CbZZ+Uo
本屋の利点は挿絵や口絵と裏面のあらすじや本文をざっと見て自分に合うかどうかを判断してから買えるとこ

それが確認できないようならネットで注文した方が速かったり、物によったらそっちの方が安いからな

06-223 :名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 13:57:21 ID:1c24jVkF
>222
アマゾンで終わりのクロニクル検索して、
注文が超メンドクサソウなのに気付いて、
本屋で「終わクロ全部!」とか注文しようと考えてた俺が居る。

06-224 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 09:54:09 ID:J6CzT04y
保守ついで
朝から妙なこと聞くけど
ここの住人って「年齢そのままTS」は何歳までOKなの?
700歳の長老をロリショタにするのは誰だってそーする。俺もそーする。
ただ、50歳くらいまでなら余裕で許容できる俺は少数派なのかどうか・・・
草の根分ければ綺麗なばあちゃんは本当に綺麗だから
俺はその幻想があるかも分からんけど。

06-225 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 10:36:00 ID:TwhIwlAk
>>224
どっかで「1500歳の大賢者(男)が自分の魔法で50~60歳ぐらいの魔女(見た目はグラマーな美女)にTSする」という内容のSSを見たんだが、如何せんタイトルが思い出せないorz
まぁ年上スキーな俺にとっては十分許容範囲内だが。

06-226 :名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 16:47:51 ID:xK75sWLQ
>>224
そういう好みもあるのか
そうねぇ・・・リアルな名前出すのはアレかもしれないが
吉永早百合のような歳を重ねても魅力的な姿ならなってもいいかなと思う

06-227 :名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:06:29 ID:Igv/VdqX
吉永さゆりいいな
だってほら、女が若くてむちむちってのはそれだけで可愛いじゃん
それが歳とっても美人って事になると神々しさすら感じるわ
ラストサムライや仁義なき戦い全員TS妄想うめえ
>>225
なんぞそれwストライクすぎて俺涙目ww

06-228 :名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 12:47:47 ID:c8RdbUtS
スウェーデンの研究者、「人体入れ替わり」の錯覚実験に成功
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/04/news087.html

これはネタになりそうだなw

06-229 :名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 18:10:46 ID:YMVCxWVV
自己主張が強くてツンデレな女の子と自己主張が弱く優しい男の子、アニメでよく有るパターンだけど
これの性別を反転させたのがえらく新鮮に感じて凄く好きだ。原作のストーリー通りだと
おかしくなるシーンが面白くてたまらないです

06-230 :名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 09:17:32 ID:5UjbR63L
http://sanctuary.nandemo.gr.jp/work/dcgs/index.html

一瞬だけ欲しいと思った\(^o^)/

06-231 :名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 13:53:13 ID:4e4F2h4m
>230
よくあるな。腐向けアニメやゲームでも、TSした自分が主人公で…とか思うと濡れる。

06-232 :名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 16:15:14 ID:RdhAfRj1
>>228
MCスレならそれでいいが
ここでは地雷だろ。

06-233 :名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 05:59:45 ID:SqiShMTW
>>232
MCが何なのかぐぐってもよくわからんのだがご教授願えないか

06-234 :名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 06:07:33 ID:gUWPmzh3
マインド
コントロール

06-235 :名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 07:08:26 ID:SqiShMTW
>>234
即レスで驚いた
なるほど!
ありがとう

06-236 :名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 17:01:54 ID:Te2hzK7b

頑張って32歳ニートをTSするよ…
しかも
酒びたりチェーンスモーカー珈琲中毒と萌えがたい要素てんこもりだ

なにより困るのは「エロ」パロするがな…

なんかホモ臭しそうで

06-237 :名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 20:35:59 ID:tFkbV6eM
保存庫にあるボクたちの関係って続きは見れない?
ググル先生に聞いたら違う場所にあってそこはもう閉鎖したとか…
続き見てぇ…

06-238 :名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 12:17:01 ID:fzk7THB7
この流れなら投下できる! ネタに走ってるけど、割と自信作だぜ!
漏れから言えることはただひとつ!

……怒らないでね(;´∀`)

『シスター服を脱ぐ日』

元ネタ:僧衣を脱ぐ日  種別:女体化、百合、シスター

―――――――――――――――――――――――――


わたくしの名はエイジュ―――新米の修道女です。
今は祭日のミサをお手伝いして、修道院に帰るところですわ。

こうした神への奉仕の毎日は、わたくしにとって何よりの生きがいでしたの。
夫をとらず修道に身をささげることを使命とも思っていますわ。禁欲の日々もわたくしには苦痛ではありません……。

「お…お姉様……」

と、その時。
木かげの中から女性のあえぎ声が……。

「お姉様……っ」

わたくしは好奇心から、のぞいて見たい欲求にかられてしまいましたの。

あっ……!

それは、信徒の発するエッチのあえぎ声でしたわ……。

「お姉様~!!」

禁欲を実践する僧侶のわたくしにとって、それは禁断の果実ともいうべき光景でしたわ……。
それも、わたくしが幾度となく夢想しては必死にふりはらってきた、女同士の……。

06-239 :シスター服を脱ぐ日:2008/12/09(火) 12:17:48 ID:fzk7THB7

パキッ ← 木の枝を踏んだ音

「どなたかしらっ!!」

わたくしはあわてて逃げました―――
彼女らは行為を中止して追いかけてきましたわ。
わたくしは必死で走りました……。しかし、不覚にも股間が疼いて思うように進めず、差はつまる一方でした。
この時……。わたくしの心の中に、彼女らにつかまりたい思いがまったくなかったでしょうか……?

ガッ ← 肩を掴まれた音

「逃げなくてもいいじゃない。ねえ? シスターさん。
 私たちのやってるのを見たいんなら遠慮せずに。仲間に入れてあげますことよ」

バッ ← 服(胸元)を剥がれた音

わたくしは彼女らの手で、裸にむかれてしまいました……。
誰にも見せたことのない素肌をさらし、下着の前に大きく染みを作ったあられもない姿を……。

グイ! ← 犬のように四つん這いになってお尻を上げられた

「シスターさんにしちゃあ、いい肉付きをしているじゃない」
「きゃ~~、おいしそう~~」

06-240 :シスター服を脱ぐ日:2008/12/09(火) 12:18:42 ID:fzk7THB7

バッ ← 服(最後の一枚)を脱がされた音

「あっ……!」

ズブッ ← お尻の穴に指を入れられた音

「ああっ……」
「ふふふ、いいしまり具合だこと。まず私からいただこうかしら」

ペロッ ← お尻の穴に入れていた指を舐めた音
ズプッ ← さらに舌をお尻の穴に

女性のうちのひとりが、わたくしの中に舌先をほぐして入ってきましたの。

「くく……!」

禁欲に身をささげたわたくしではありましたが、
日々夢想していた女性とのエッチが今、現実のものになっていました……。
初めて知る女の快感―――
しかし、そんな中でも脳裏ではやはり禁欲という文字がちらつき、心は乱れに乱れていました。

06-241 :シスター服を脱ぐ日:2008/12/09(火) 12:19:57 ID:fzk7THB7

しかし彼女たちの小鳥のさえずりのような行為に、次第に頭はからっぽになっていきましたの……。
それどころか、初めての肌と肌の擦れ合いに、いつしかわたくしは自ら不浄の穴をひきしぼり、
己れの乳房を激しく舐っていたのですわ。

全てが終わった時―――
わたくしは今まで築いてきた信念のようなものが崩れさった思いがしていました……。

このわたくしが……禁欲を礼賛しそれが神の道と信じてきたわたくしが……。
あのようなあられもない行為を……。

「でか尻のシスターさん。気がむいたらまたいらっしゃい」
「いつでもかわいがって差し上げますことよ」

クスクスクス…… ← 微笑みながら去っていく二人

「お待ちください!!」

…………? ← 少し驚いた様子で振り向く二人

「わ…わたくしを……」

わたくしは何をしようとしているのでしょうか……?
わたくしは……。

06-242 :シスター服を脱ぐ日:2008/12/09(火) 12:22:29 ID:fzk7THB7

バッ ← シスター服の前をたくし上げた

…………♪ ← 笑みを浮かべて近付いてくる二人

そうして、わたくしは神に捧げる貞操を捨てようとしていますの。
本能のおもむくまま、己れの欲望を充たしてくれる肉欲の世界に、わたくしは堕ちてしまうのでしょうか……。



―――――――――――――――――――――――――

……ふぅ。最後、シスター服をたくし上げたときに、
「こ、こちらがまだですの……」って台詞を入れようかと思ったんだけど、一応原作準拠にしといたぜ。
とりあえず石を投げるのだけは勘弁してくれ。

06-243 :名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 20:03:57 ID:JpGa0LlJ
gj!
好きだこういうの

06-244 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 09:10:07 ID:b/0ClPOf
どういうこと?

06-245 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 09:41:01 ID:hnwPSlyD
えと、女体化要素はどこらへんにあるんだ?

06-246 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 15:19:35 ID:b52/LwuP
>>245
そもそも元の作品(漫画)をただ性転換しただけの奴だからな……。

元ネタは一部で有名なヤマジュンの『僧衣を脱いだ日』という漫画(だと思われ)。

06-247 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:01:20 ID:b/0ClPOf
それってスレ違いな「女体化」ってこと?

06-248 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:08:06 ID:hnwPSlyD
>>247
いや、パラレルもありだからスレ違いじゃない
ただ、元ネタを併記してほしかったが

06-249 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:09:54 ID:b/0ClPOf
と思ったが
このスレでは許容されてたか。
スマン。

06-250 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 18:28:37 ID:qk2m51PJ
元ネタ、最初に併記されてるようだが

06-251 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 19:45:14 ID:Vox/oWyB
「やらないか」

バッ ← 勢いよくチャックを開けた音

06-252 :238:2008/12/10(水) 20:36:02 ID:RkwsDhM9
一応、>>238に、

>元ネタ:僧衣を脱ぐ日

って書いてあったんだけど……もう少し詳しく説明しておくべきだったね。ごめんね(´・ω・`)
あと、種別も「女体化」じゃなくて「性転換」と書くべきだったね。ごめんね(´・ω・`)
許してもらえたらまた投下させてもらうね。今度は正統派なやつで。

06-253 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:52:18 ID:b52/LwuP
今このスレはにあまり投下されてないし、とりあえず作品が来るのも嬉しいからいいんだけど……

とりあえずシナリオタイプでもいいからSSの形式にして来いよ、とは言えないしな。
漫画の台詞と効果音を描いただけの奴じゃあ読みづらい、とも言えないし。

06-254 :名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:01:48 ID:7sySCvAL
漫画が元ネタだしある意味意欲作じゃないか?
SSとして読みやすいかは別として発想は面白いと思うよ

06-255 :名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 02:03:54 ID:ikuRGd8f
アリスの娘たちって途中で止まってる?

06-256 :名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 20:34:51 ID:2rGBd3Em
ttp://yellow.ribbon.to/~hikyousei/
まとめサイトはここで止まってる

06-257 :名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:07:36 ID:EbmL5zbX
・いつでも自由にTSできるスパイ
・いつでも自由にTSして、一人の女性をもてあそぶ
・乙女心を持った男性がTSして女になったけど現実厳しくて男に戻りたい

06-258 :名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 22:04:51 ID:EmLOLqj9
>>257
もてあそばれるのが一人の男だったら
道原かつみの「JOKER」だな

06-259 :名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 08:59:03 ID:J4Z/8XWq
流れ切るけど、TS系のラノベをバイト中に見つけた。
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=20600

意外とあるもんだな

06-260 :名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 17:18:22 ID:8dyf7Ppl
それはまだ確定じゃないぞ。

06-261 :名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:19:45 ID:vzqFceQn
>>258
あれはかなりよかったけど百合萌えよりホモ萌えだったな
TSどころか変身できる自由なスパイみたいなもんだし

06-262 :名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 12:17:06 ID:68P8V7ll
これはageざるを得ない

06-263 :名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 14:02:28 ID:oaoD3rmL
高校生が突然先天的性転換してチアリーダーになる話知らない?応援で野球部が奇跡の快進撃したりする話。最近見たんだけどなあ。

06-264 :名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 18:06:32 ID:Lyhkzo9w
>>263
TSっていうより女装だけど、
・プリンセス・プリンセス
ttp://www.pri-pri.jp/
・まりあほりっくが2009年1月から放送開始
違うよなあ。一般エロ小説サイト?

06-265 :名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 20:54:20 ID:oaoD3rmL
>>264
ありがとう。別物のようだけどそれはそれで面白そうだね。

06-266 :名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 01:18:54 ID:CeCfmfqg
チ、チ、チ、チンポーン
「2009 あけましておめでとうございま~す!」
「さあ、この瞬間から男性は女性に、女性は男性になりまーす」
「今年一年頑張りましょう」
みたいなネタを思いついたが意味ないわー 何やってるんだ俺www

06-267 :名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 17:23:12 ID:jrpre70c
おとまほ ってTSモノ?

06-268 :名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 23:17:56 ID:fx++h8SD
違う、基本的に女装魔法少女もの
展開が異常に熱くて、三巻辺りではパワーアップの為に一時的にTSしたが、それ以降は一切なし
作中では今後絶体やらないと主人公は言ってる

06-269 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 00:21:58 ID:LJ6vLTqv
TSといえば徳間書店男には敷居の高いキャラコミックス
能勢くんは大迷惑Jr編だな
少年が女の子になるTS

06-270 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 01:12:14 ID:Ai5WzKWd
TS系ライトノベルだと、まず男女なり仲間がいて
TSしたら女の子たちが助けてくれるっていうのが多いけど
まず女の友達がいるわけがないので・・・
俺もいたら人生変わってたんだろうなあ。

06-271 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 01:21:01 ID:zvvmKXzh
けんぷふぁーってライトノベルが性転換だって聞いたんだが

06-272 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 14:17:37 ID:kaIl2BET
>>270
女の友達がいないなら男の友達と恋仲になればいいじゃない

06-273 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 19:38:11 ID:mHTgiN40
お疲れ様です801さん。

06-274 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 19:51:18 ID:0bRT72EG
「夢恋転生」って買いなのかなー

06-275 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 20:29:27 ID:kNfwS9kJ
どのルートであれ、処女がナンパ男によって奪われるという展開が
許容できるなら買いかもしれん

06-276 :名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 12:52:33 ID:1MLDk7P9
>>271
TSものだよ
一応ストーリー書いとくと、主人公がある日突然、変身して敵と戦う戦士「ケンプファー」に選ばれる
だけどケンプファーは女性でなくてはならないので変身すると女性化するという設定。
主人公の通ってる学校が男女別学(だと思う)で、まあ当然女子部でのイベントもある訳だな

面白くなるのは3巻以降だから1、2巻は我慢すべし
TS好きから見るとどうも評価低いらしい。理由は不明。

06-277 :名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 14:59:54 ID:iiNcME0d
>>275
許容できないできないwww
ナンパ男についていくような女とするなんてwwwwww

06-278 :名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 16:02:34 ID:gZgndw+d
このスレと強制女性スレはどういう関係なのかな?
こっちのほうがもっと広範囲みたいだけど、たとえば女性化ものだったらどっちに投下すべき?

06-279 :名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 16:05:51 ID:BtiTIQe6
他で荒れるようならここに誘導してくれればいい

06-280 :名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 16:12:39 ID:KWd3pKtr
女性化ものって言っても示す範囲が広すぎてなんとも
強制女性化スレは読んで字のごとく強制的にTSされる作品用のスレだから、
それ以外のTSものならこっちでいいんじゃね

06-281 :名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 00:45:11 ID:GhkqsXSK
せんむの絵がどうも受け付けない。三巻くらいから崩れ始めるかな。

06-282 :名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 03:32:04 ID:lbfWhl0t
憑依k404/(^o^)\

06-283 :名無しさん@ピンキー:2009/01/14(水) 20:23:46 ID:dgz4Btv5
>>282
http://www.s-ht.com/
サーバーのHDDがだめになったらしい…

06-284 :コッペリアの兎:2009/01/14(水) 23:35:30 ID:AW87LbsC
私的には犬夜叉の殺生丸さまって、TSすると萌えキャラになりそう。

殺生丸「要らないから捨てたのよ。欲しければ持ってけば犬夜叉」
犬夜叉「姉さん。。。」

06-285 :名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 01:02:09 ID:ry/S5GlW
そうだな。
ところでその名前欄は何だ。

06-286 :名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 15:50:10 ID:SdIfvdFO
まったくだな。
その名前欄は何だ。


ごめん笑った

06-287 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 09:25:34 ID:AiA6ADph
男→女となった場合に

A:こんな子とセクスしたいな。元男?そんなのカンケーネー
B:俺もこんな子になって女のセクスをしてみたいな

読み手の目線てどっちなんだろ?俺はBなんだけど異常かな??

06-288 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 09:54:23 ID:BAOMJcTE
独断と偏見を持って、Bこそがこの性癖の存在意義だと断言する。

06-289 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 13:01:00 ID:H9cRCde8
どっちでも楽しめるオレは派遣を切られようと勝ち組

じゃあどっちがメインなんだ? と考えたことがあるが、
どうも内容・描写次第で変えてるっぽいので、
自分の性癖がどっちメインなのかはわからん。

06-290 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 13:43:17 ID:ko5ZP79i
Bだな
自分も女の子になった状況で読んでいる
あとキレイなお姉さん数人に着せ替え人形みたく
色んな服を着せられて遊ばれるもしてみたい

06-291 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 15:45:17 ID:tY3JywwO
>>287
いやいや
まずAの前提の文章が違うから

誤)A:こんな子とセクスしたいな。元男?そんなのカンケーネー
正)A:こんな子とセクスしたいな。元男? だがそれが良い

でなきゃTS好きなんてならんだろ?
元が男であるが故に女としてスレてない所が可愛い
俺は男なのに女になっちゃってっていう戸惑いが可愛い
生来の女の子では持ってないかわいさを持つからTSした女の子が可愛い
だから、元男がカンケーネー奴にはTS娘の可愛さが分からんだろう

06-292 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 18:13:18 ID:qyHUbVOt
>>287
異常だよ。だがそれがいい。

俺はAとB両方の視点使えるけど、
変身モノはAで憑依・入れ替わりモノはBな傾向がある

06-293 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 22:28:40 ID:bXms6dWj
基本的にはAかなー
キャラになるよりもなんかしたい感じ

06-294 :名無しさん@ピンキー:2009/01/17(土) 22:38:10 ID:yiz6JAru
以前どこかのサイトで見た、押し入れの向こうに部屋があって
そこにいた自分自身の女体化とエッチする小説を探してます
ご存知の方居ませんか?

06-295 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 03:29:37 ID:6geBa4gw
何? ふたりのかつみの同人?

06-296 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 14:18:21 ID:8Hk1pS0B
>>287
美人になって美少女に憧られたい。
そんな美少女に優しく接して惚れられたい、好きで好きでたまらなく無い様にしたい。
「ああ、わたし女の子なのに…でも…ああっでも好きぃ!お姉様ぁ」ビクッビクッ
っておかずにされたい。
そんでそのオナヌー現場に踏み込んで、耳まで真っ赤にさせて死んでしまいたいほど恥じらわせたい。
雨ね中飛び出したその美少女を追いかけて、抱きしめて、豊満な胸に顔をうずまさせて「ごめんなさいごめんなさい」と泣きじゃくらせたい。
「いいのよ…あなた位の年頃にはよくある事なのよ」
って優しく頭を撫でてあげたい。
その後二人でシャワー浴びた後、「でもわたし本気なをです!」って流れで押し切られたフリしてセックル
何回も気絶するくらいヨガリ狂わせたい。
そして身も心も虜になった彼女とラブラヴの生活
そんな日々、突然
「このままだとあなたの為に成らない」の置き手紙を残して彼女前から消えたい。
心がズタズタになりながらも必死に消息を尋ねられたい。
数年後、田舎でひっそりと暮らしているのを発見されて、「あなたには負けたわ…でも後悔しないわね?」って言いたい。
「勿論です、するもんですか!」って抱きつかれたい。
その夜、新生活の初夜に「でも俺実は男やねん」とカミングアウト&変身解除
ショックで「嘘!ウソよ!」って叫ぶ彼女をレイープ、すっかりアハハウフフになった彼女
そんな彼女もその後の俺の看病で昔の記憶を失って回復。
恋人同士としてケコーン二人の子宝に恵まれ、幸せな日々を暮らしたい。
洗濯物をたたみながらふと遠くをみる彼女に「どうしたんだい」と優しく問いかけたい。
そして「ううんなんでもないの、只…」
「只、なんだい?」
「幸せだなぁってウフフ」
って言われたい。

06-297 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 14:52:58 ID:+ilJkHY9
それ、幸せか?wwwwww

06-298 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 16:45:12 ID:547/6tEM
無口なクーデレの幼女になりたい
ただそれだけ

06-299 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 18:07:44 ID:E8MohyWI
>>296
とりあえず落ち着けww
いろいろツボポイントは有るが総合的になんか分からんw

06-300 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 21:14:25 ID:WOX/pK1G
>>296
テンコ盛り過ぎてとりあえずC:として整理しました。

男→女となった場合に
A:こんな子とセクスしたいな。元男?だがそれが良い
B:俺もこんな子になって女のセクスをしてみたいな
C:キレイなお姉さんになって可愛い女の子と百合な関係

06-301 :名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 22:55:27 ID:E8MohyWI
つD:綺麗なお姉さんになってショタを喰いまくりたい

06-302 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 10:31:51 ID:QgIYq1DX
>>294
http://www3.to/denju/
風樹の嘆 「どぅーいっと・まいせるふ?」
かな?TSじゃないと思うよ

06-303 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 10:32:50 ID:QgIYq1DX
げっ、直リンしちまった
ごめんなさい

06-304 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 14:42:27 ID:f/EEYXaq
>>296
美少女になって美人に庇護されたい。
優しく接されたり、好きで好きでたまらないというくらいに惚れられたい。
「ああ、女同士なのに……でも……ああっでも好きぃ!」ビクッビクッておかずにされたい。
そんでそのオナヌー現場に出くわして、開き直られて襲われたい。
手早く出口を塞がれて逃げられないようにされてから、抱き締められて、豊満な胸に顔を埋めさせられて「ごめんなさいごめんなさい」と慌てさせられたい。
「いいのよ……もう隠すつもりはないから」 って強引に押し倒されたい。        ノノノノ
抵抗しても押さえつけられて、「うるさい口はこうよ!」って流れでキスされてセックル( ゚∋゚)
何回も気絶するくらいよがり狂わされたい。
そして身も心も虜にされてお姉さまとラヴラヴの生活。
そんな日々、突然、「私はお姉さまに愛される資格はない」の置き手紙を残して彼女の前から消えたい。
心がズタズタになりながらもNT的能力ですぐに居場所を見つけられたい。
半日後、駅で電車を待っているのを発見されて、「お姉さまには負けました……でも後悔しませんか?」って言いたい。
「するもんですか!」ってビンタされたあと抱き締められたい。
その夜、新生活の初夜に「ボク、男の子だよ?」とカミングアウト&変身解除、しようとして変身解除できないことに気付きたい。
慌てて「嘘! 戻れない!」って叫んでるところをお姉さまにレイープされて、すっかりキャッキャッウフフになりたい。
そんなお姉さまもその後の戦いで前世の記憶を取り戻して覚醒。
恋人同士としてケコーン。古代技術により不老不死に恵まれ、幸せな日々を永遠に暮らしたい。
世界を滅ぼす強大な敵をたたみながらふと遠くをみるお姉さまに「どうしたんですか」とおそるおそる問いかけたい。
そして「ううんなんでもないの、ただ……」
「ただ、なんですか?」
「幸せだなぁって、ウフフ」 って言われたい。

06-305 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 15:25:04 ID:AluJooMN
お前面白いw

06-306 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 17:30:33 ID:E2JUpRJj
美青年になって美少年をビクビクッしたい、とか書いたらフルボッコに遭いそうだ

06-307 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 19:43:33 ID:84vLfAdP
それは数字板の範疇

06-308 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 20:09:09 ID:PERJRUi2
ショタ嫁なら欲しいよね
数字はちょっと違うんだよ

06-309 :名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 23:59:01 ID:enUWH6h6
美少女になった>>296になってオナヌー真っ最中の>>304の部屋にドアバーンと開けて、「ひ、ヒトの日記勝手に読んで落書きなんて信じられナイ!>>304のバカーッ!」ってノンブレスで叫びたい。
その後>>304が握ってるモノに気付いて、「キャーッ!」とご近所に響き渡るくらい悲鳴を上げたい。
そしてワザとらしく指を広げて顔隠してしゃがみこんだ所に「テメェナニ勝手にヒトの部屋に入ってんだよ!」ってキレられて、ヤクザキックを喰らいたい。

06-310 :名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 07:29:11 ID:a23WUtId
美少女になった>>296になってオナヌー真っ最中の>>304の部屋にドアバーンと開けて、「ひ、ヒトの日記勝手に読んで落書きなんて信じられナイ!>>304のバカーッ!」ってノンブレスで叫びたい。
その後>>304が握ってるモノに気付いて、「キャーッ!」とご近所に響き渡るくらい悲鳴を上げたい。
そしてワザとらしく指を広げて顔隠してしゃがみこんだ所に「テメェナニ勝手にヒトの部屋に入ってんだよ!」ってキレられて、ヤクザキックを喰らいたい。
という妄想をしている>>296を「変なおじちゃんがいるよぉ」と通報する幼女になりたいw

06-311 :名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 14:41:25 ID:CZ6tbHZ4
リレー小説でもはじめるか?W

俺は肉郎(296)だ。エロゲ主人公みたいな名前で困っている。
だがそれより困っているのが今の状況だ。ある日起きたら女になっていた。

06-312 :名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 20:32:22 ID:sVMioBLc
うわああぁぁぁん!
へんなおぢさんがいるよおぉぉぉ!

06-313 :名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 21:25:28 ID:vmLt90/a
>>295 >>302
遅くなったけど
ありがとうね

06-314 :名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 00:02:44 ID:NO7r+/pq
アダルトTSFコンテンツ支援所がこのジャンルの投下所になってるのかね?

非エロだが少年少女文庫が量的にはいいんだが数多すぎて良作みつけるのがめんどい

06-315 :名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 02:01:36 ID:CZ/NlAFH
MC→男の娘MCを経て最近TS属性に目覚めつつある・・・

昔、会社の宴会か何かで同僚(♂)にバニーかなにかのコスプレさせて女性化させて
(女性化させてからコスプレさせてたかもしれない)あれこれしてしまう挿絵付投稿小説を
読んだことがあるのだけど、そういう小説に心当たりがある人いますか?

06-316 :名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 13:02:27 ID:wOznxQpa
>>314
強制の方も同様の状態だな~。

06-317 :名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 00:05:55 ID:bOH0hm7o
挿絵付投稿小説ってことは>>314のとこだと思うが、それだけじゃわかんねw

ネット上のお勧め18禁TS小説のテンプレとか昔あった気がしたが…

06-318 :名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 02:21:47 ID:P9iPJODq
好みの18禁サイトは軒並み消え去っているから…

06-319 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 21:37:30 ID:DvutPDai
北欧神話の主神オーディンの愛馬スレイプニルの誕生話が凄いぞ
TS縦貫出産だ

06-320 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 22:56:19 ID:b/BydylF
>>319
獣姦といっても、メス馬変身だけどな。
男が子供を産むというのがあるのはそれ自体凄い話だけど

中国の原書版杜子春にもTS出産があるらしいけどな。紹介記事しか読んだことないが。

06-321 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 23:01:58 ID:BD3Zo7um
>>320
大陸本土の杜子春は確かにTSだね。
原版では、杜子春は閻魔王に女に輪廻されて、そのまま結婚して赤ン坊まで産んだ。
仙人の一言もしゃべらないという約束を守り続けたが、赤ん坊が傷つけられそうになった場面で声を出してしまった。

06-322 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 01:25:23 ID:DZwPfvlD
唐代伝奇 李復言「杜子春」は白文、書き下し文、現代日本語訳とも
ネット上にある。

生而多病、針灸藥醫、略無停日。亦嘗墜火墮牀、痛苦不齊、終不失聲。
俄而長大、容色絶代。而口無聲。其家目爲唖女。親戚狎者、侮之萬端、終不能對。
同郷有進士盧珪者。聞其容而慕之。因媒氏求焉。

 かくして、杜子春は王勧の娘としてこの世に生まれ変わりました。
 しかし、生れついての病弱で針や灸、薬や医者の世話にならぬ日は一日としてありません。
おまけに、しょっちゅう、火種のあるところにはまり込んだり、寝台からころげ落ちたりと、
まさにその日々受ける痛みや苦しみは、とても普通に耐えうるものではありませんでしたが、
決して声を上げることはないのでした。
 それでも人並み以上にすくすくと成長し、その容貌にいたっては誰が見ても絶世の美女。
しかし、その美しい唇から言葉が発せられることは、ありません。
ゆえに王家では、彼女は唖(おし)の娘だと思われておりました。
親戚の中には馴れ親しんだことをいいことに、何かとちょっかいを出したり、
果ては彼女をなぐさみものにする、というような不埒な者もおりましたが、それでもついに、
呻き声の一つも返すことはなかったのでした。

女になった杜子春は美少女で病弱でドジっ娘で無口で近親セクハラ被害
なんというTS萌えキャラ

06-323 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 08:15:55 ID:RfgpEWNU
>>322
今風アレンジして、しっかり描写したら相当な萌えキャラになりそうだな

06-324 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 14:42:52 ID:FuRcC5t9
保守

06-325 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 16:49:49 ID:fwUpvF19
>>323

しゅんしゅんは俺の嫁

06-326 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:29:59 ID:zCt+mUkf
幽☆遊☆白書、鴉×蔵馬、蔵馬男の振りしてた
鬼畜気味、稚拙、新規です
まずそんな場所ない、鴉ってマスクないとヤバい、武…威?、など
性別以外にも都合よく変わっています



「少々髪が痛んでいる…トリートメントはしているか?
手入れは十分にした方がいい。人間は痛みやすいからな」
視界に捕らえていたはずの者の声が、背後から聞こえた。
(…!いつのまに)
蔵馬は距離をとろうとするが、体が動かない。
いや動かせない。
全身の、すべての細胞が騒いでいた。
「どうした」
耳の横で声がする。悦楽の色が読み取れる。
「そう構えることはない。俺はお前に危害を加える気はない…」
蔵馬の耳の横で動く唇は、だんだんと下にいく。
吐息が首にかかり、体内の喧騒がいっそう激しくなる。
蔵馬の身体は自身の支配下にはなかった。
この微動だにしない四肢が、力の差を歴然と示していた。
(隙をみてどうにかしないと、このままでは殺され…)
突然、思考が痛みに遮られた。
強く腕を引かれる。
「何を…!」
男は、すぐ横にあった戸を開け、そこに蔵馬を突き飛ばした。
壁に背中が強く当たり、衝撃と鈍い痛みが走る。
「…っ」
男は後ろ手に鍵をかけた。
乱雑に物が置かれた、狭い倉庫だ。
目の前に立つ男との距離が近い。
蔵馬は、しまったと唇を噛む。
廊下であれば、まだ逃げ場があった。

06-327 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:35:29 ID:zCt+mUkf
「…何をする気だ」
少しでも時間を稼がなければならない。 ただ問う。
対抗して自分が勝る見込みは無いと直感していた。
男は問いには答えない。
蔵馬の意図を見透かしたように、薄く笑んで目を細める。
やはり気配が緩むことはない。
しかし、ここで諦めれば蔵馬に残された道は死のみだ。
「大会の前に対戦相手を殺して、何になる」
言いながら蔵馬は倉庫内に注意を向ける。
隅には古ぼけた箱や壊れた椅子が積み上げられており、
あたりには木片などが散らかっている。
窓などはなく薄暗い。
戸の下の、わずかな隙間から漏れる戸外の光が
この狭い空間を完全な闇にはしていなかった。
(出口は相手の背後にある戸のみで、武器になるような物は見当たらない。
動くには狭すぎる上に視界も悪い…)
絶体絶命の状況に、汗が頬を伝うのを感じる。
ただ男の動きから目を離さないよう睨んだ。
動きを読めば、最悪でも直撃は避けられ――
「たとえば」
「あ…っ!」
突然、体に衝撃を受ける。
両手首を掴まれ、顔の横で壁に押し付けられていた。
「な…!」
「たとえば、世界に一人しか居ないお前にとっての最愛の者が、
幸せそうに笑みを浮かべている」

06-328 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:41:26 ID:zCt+mUkf
「お前はその笑顔を失いたくないと思うだろう?
壊そうとするものがあれば、何としてでもそれから守り抜く」
その口調にはどのような感情も表れてはいなかったが、
淡々と話す言葉の端々にどこか怪しく暗いものがあった。
「…」
蔵馬は警戒から、黙って顎をひく。
歪む男の口元が見えた。
「俺はその壊す張本人になりたいんだ…」
突然、男の笑い声が室内に響く。
「いや、違う!
最初は守ってやるんだ、いかにも一途で勇敢な顔をして!
安心しろと優しく声をかけてやってもいい!
そして、最後の最後で誰も彼もを手にかけて、
ありとあらゆる一切の絶望を味あわせてから、この手で葬ってやるのだ!」
男は、また狂ったように笑い声をあげる。
ひとしきりそうしたあと、俯き、沈黙する。
「そして」
蔵馬の両手首が、一層ぎりりと締めつけられる。
「く…っ」
「俺はお前が気に入ったよ蔵馬」
男の狂気に満ちた酷薄な笑みに、ゾクリと全身に恐怖が走った。
「いい表情だ」
蔵馬を見据える目に、今までのどれとも違う色が映る。
体が動かない。
瞬きさえ出来ない。
唇が、静かに蔵馬の唇に寄せられた。

06-329 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:48:37 ID:zCt+mUkf
「…!!?」
その瞬間、蔵馬の論理的思考はすべて消え去った。
男のこの行動は、蔵馬の予想するどの場所にもなかった。
「んっ…ふ…う、んんーっ!」
ただこの男から逃れたくて、めちゃくちゃに抵抗するが、意味をなさない。
そのうちに、口内に舌の感触を受け、蔵馬の狼狽は一層強くなった。
「やめ、放し…ふ…っん、や、んううっ」
顔をそむけ、一瞬唇が離れても、すぐにまた執拗に唇が寄せられる。
耳には自分の鼓動しか聞こえていなかった。
「放せ…放せえええ!!」
蔵馬は力の限りに暴れ、男を突き飛ばした。
口を拭う。
汚い、汚い汚い汚い。
「何の真似だ…っ」男は薄く笑む。
「お気に召さなかったか?割に優しくしたつもりだが」
「黙れ下衆が!俺は男だぞ!何故こんなこ…」
男が視界から消える。
抵抗する間もなく、床に押し倒されていた。
「まだだ。まだ足りない…。もっとその顔を屈辱と羞恥に歪ませるのだ…」
男の髪が頬にかかる。
「…い、や」
逃げられない。
「放せ…嫌だ嫌だ嫌だ!いや、あ、ふ…っ」
唇をふさがれ、再び口内を蹂躙される。
「んうっ…んーっ!んーっ!」

06-330 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:53:26 ID:zCt+mUkf
蔵馬の中には、この男に対する嫌悪と侮蔑のみがあった。
「う、あ…っ」
舌が首筋を這い、胸元を這い、男の手が胸に触れる。
鼓動が、一層激しくなった。
「っあ…あああ―――っ!嫌だ、放せ!放せ!」
めちゃくちゃに暴れる蔵馬に、男は舌打ちをする。
乱暴に両手首を片手で抑えつけ、蔵馬の服を破く。
「大人しくしていれば手荒にしないものを」
蔵馬の両手を、破いた服で縛りあげる。
上半身はサラシ以外身につけていない状態になった。
「や…嫌、嫌だ」
男は蔵馬の言葉を無視して、爪を尖らせサラシを切り裂く。
男はその露になった体をじっと見つめる。
耐えられず、蔵馬は目をかたく閉じた。
「やはり女か」
男は斬ったときにわずかについた、胸の傷を舐める。
びくんと背中がそる。
「やっ、あ…っ」
そのまま膨らみの先端まで向かった。
口に含まれ、舌が這う。
もう一方の膨らみは、絶えず男の手によって弄ばれていた。
「ひ、う…んっやめ…っあ、あっ」

06-331 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 13:59:50 ID:zCt+mUkf
体内の血が逆流しているような気がした。
今自分がこの男にされていることが信じられなかった。
この男の手が、舌が、息が、何もかもを毒していく。
「や…っや、…やめ、…っんんうっ」
男は腰に胸に、手を舌を這わせながら笑う。
「ここでやめられる男が居るとしたらお目にかかりたい」
言いながら、手が下腹部へと伸びる。
ドクンと心臓が波打つった。
「…いや…嫌だ、やぁああ―――――!あぁあ――っ!やぁ―――あ、んっ…う」
唇を奪われる。
蔵馬の頬の涙を舐め、微笑んだ。
「いい声と顔だ蔵馬…もっと酷いことをしたくなる」
男は、ゆっくりと脚をなで、服を裂く。
瞬間、指が突然蔵馬の中に入ってきた。
「ひ、あ…っ」
不意の痛みに息をのむ。
男は激しく出し入れする。
「う、あっあっあぁ!や…あ抜い…っ」
「3本…」
「ひあっ、あ、…あぁ、ん、ふ…っ」
「5本…」
「う、あぁっ、痛…や、やあぁあっ痛いぃっ」
男は手を止める。
「許してほしいか?蔵馬」
「はぁ、は、…んっ、はぁ…っ」
蔵馬は息が上がって答えられない。
ただ頷いた。
男は蔵馬の返事に微笑む。
「そうか…ならば許してやろう」
蔵馬の両手を解放する。

06-332 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 14:08:12 ID:zCt+mUkf
解かれた瞬間、ばっと起き上がり、男から離れた。
腕を抱え、うずくまる。
「あ、あ…っあ…」
震えが止まらない。
「どうした?まだ足りなかったか」
男が卑しく笑う。
「うるさいくたばれ屑!屑が!変態野郎が…っ」
「ほう、お言葉だな」
次の瞬間、男が再び目の前に立っていた。
「…っあ」
恐怖が喉の奥を締め付ける。
ぐいと髪の毛を引っ張られ、顔をあげさせられた。
「や…あっ、何を…」
「舐めろ」
言っている意味がわからず、男を見上げる。
「は…」
蔵馬の様子には構わず、男は更に蔵馬の顔を股関へ引き寄せる。

06-333 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 16:50:57 ID:in5rjqMh
つ④
パンツ脱いで待機中

06-334 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 02:42:01 ID:2vjmsEeY
333が風邪引いてないか心配だ

06-335 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 10:00:56 ID:M9bPx+Oa
何で完成してから投下しないんだろうか

06-336 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:16:52 ID:K8R+T5wN
投下する方にも都合があるだろ
まあ完結町

06-337 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 15:57:51 ID:jTDZh4Nc
またバイト中にTS本見かけたよー

・ToLOVEる
・千の剣の舞う空に
http://www.enterbrain.co.jp/product/pocketbook/fami_novel/07275401.html

06-338 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 16:16:22 ID:6tV6cfYg
>>263
http://pkcr.jp/novel/book.php?novel_id=1752&guid=ON
「俺がギャルになった理由(わけ) 」
たぶんこれかな?

06-339 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 03:22:21 ID:pM35QVth
千剣はTS展開ないだろ。

06-340 :337:2009/02/22(日) 00:13:30 ID:2QnHSXr7
ほんとだ。ごめん。

代わりにネカマが主人公の漫画
っ[プリさんの秘密日記]

06-341 :名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 22:25:05 ID:1z8Jgm2V
マイティハート。ここからが本番なのに、終わっちゃうとは・・・orz

06-342 :名無しさん@ピンキー:2009/03/05(木) 22:26:16 ID:1z8Jgm2V
誤爆した

06-343 :名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 02:54:37 ID:uwrKgZgQ
小説じゃないけどPCゲームで『世界を征服するための、3つの方法』
が出るみたい。男→女ネタ

06-344 :名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 09:53:37 ID:60JkQKDb
熱があると女の子になっちゃうシチュで書こうと思うんだが、年齢はどれぐらいがいい?

06-345 :名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 19:25:58 ID:n/+7t5z8
中学~高校くらいで

06-346 :名無しさん@ピンキー:2009/03/26(木) 21:05:51 ID:FLHGD98Q
中学二年生くらい

06-347 :名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 07:59:45 ID:79ZmiPUt
思春期は、ありがち社会人で

06-348 :名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 09:10:45 ID:HlArlkAu
社会人で

06-349 :名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 17:37:58 ID:PYsFmNu/
18歳で

06-350 :名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 16:05:42 ID:DpaiH2BE
メモ帳が強制終了するだと…!

06-351 :名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 18:32:14 ID:tvdzury5
↑愛だな…愛が足りなかったんだよきっと

06-352 :名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 20:13:36 ID:RV8jgLpH
>>344
つまりはこんな感じか?と保守がてらに形取りだけしてみた。

風邪を理由に病欠の手続きをとった後、一日寝込んでようやく治りかけ(熱はまだある)の状態でフラフラと出かけたり。
何故か道行く男衆の視線を集めつつ友人宅に遊びに行ってからかったり、そんな事をしてるから襲われる、とか。

もしくは『もう仕方がない』と女性化した状態でコンビニに買い物に行ったりしたら、偶然友人が声をかけてきたり。
まずいと思ったら症状が悪化して友人に家まで連れて行ってもらって、そしてエロスな香りで友人が暴走、襲われる、と。

前者は『すでに女体化の事は知られている』、後者は『必死に隠し通している』というのが前提。

06-353 :名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 20:53:27 ID:swUHjsbB
私が性転換プログラム"Sexual Converter"によって、性転換を行った最初の人間です。
このシステムは、コンピュータのソフトが体のデータを書き換えることで、手術をせずに性別を転換する画期的な技術のはずでした。
しかし、今日、私は被害者としてこの場に立たせていただきたいと思います。

まず、私が性転換をしたきっかけをお話します。
私は小学校のころから、自分に何故こんなものが付いているのか、不思議でなりませんでした。
上2人の姉にも、母親にも、こんなものは付いていないのに。
中学生にもなると、男と女の体の違いは理解していましたが、女の子と同じ服を着ることができなくて悔しかった。
そこで、私は母親が留守のとき、度々1つ歳の離れた姉の服を借りて着ていました。
高校1年生のとき、彼女という名目で、初めての女友達を作りました。
姉と同じで、彼女もいい相談役でした。

そして、大学時代、就職活動をしているときに、私はこの企業の存在を知ったのです。
最先端の科学技術により、医療を発展させる企業、人間科学社(Man Chemistry Corporation)通称マンコー。
私は目を輝かせて、この会社のガイダンスに参加し、入社試験を通り、入社を果たしました。

配属先は性科学部性転換課。
入社してすぐ、私はあるプロジェクトへの参加を命じられました。
Sexual Convertibility System Project
―性転換システム開発プロジェクト
しかし、私のような下っ端にそんな夢のようなプロジェクトの核になる資格などありませんでした。
すでにマウスで実験が完了しているこのソフトウェアの、Sexual Converterのテスターに選ばれたのです。

プロジェクト前夜、私は一人暮らししている部屋から、半年ぶりに実家に帰りました。
「敦(当時)、よかったじゃん。」
1つ上の姉は私に協力的でした。
「でも、明日から1ヶ月間は連絡取れないから。」
「何で?」
「実験個体だから。隔離されるんだよ。」

そして、実験当日の午後10時、姉が買い込んだ衣類、生活用具とともに、この特別大型実験室SHEに入りました。
その夜、私は転換装置の中で眠りに付きました。
目が覚めると、私は女になっていました。
嬉しさの余り泣いてしまいましたが、そこからは悪夢でした。

朝の健康診断は毎朝実施され、データを元に実装に向け改良するためのものでした。
尿検査は採尿しやすいように、和式のトイレで行われるですが、トイレには記録のためのカメラが隠されていました。
じょぼじょぼじょぼじょぼ・・・
私は紙コップに尿を注ぎ、容器に移したものを担当職員に渡しました。
このときの映像は、実験室から押収されました。
私は、23で、女性としての誕生1日目にして、初めて人におしっこを見られたのです。

次に、私は服を全て脱がされ、写真を取られました。
胸や性器の写真が中心でした。
これらは、論文に使用されることはありませんでした。
身長、体重、スリーサイズを測られ、これは論文に掲載されました。

職場に向かう前に、服を着替えるとき、この時も知らぬ間に隠しカメラで盗撮されていました。こちらも映像が残っています。
下着の色も論文に書かれていたんですよ。
また、社内でもトイレは盗撮されていました。こちらも映像が残っています。
実験ログに、何時何分何秒、私がトイレに行って何をしたかも、記録されていました。

部屋に戻ると、親切にも、お風呂が用意されていました。
その時も気づきませんでしたが、お風呂にもカメラが仕込んでありました。
脱衣所にもきちんと仕掛けられていたようです。

これだけでは終わりません。
2日目には・・・

面倒くさくなったので打ち切り

06-354 :名無しさん@ピンキー:2009/04/06(月) 22:31:07 ID:DmOW78gf
バロスwww

06-355 :名無しさん@ピンキー:2009/04/07(火) 00:24:35 ID:Y6aMB/U4
何という尻切れトンボwwwwwww

06-356 :名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 00:10:25 ID:mzMoO/G4
ちょw誰か続き書いてくれwww

06-357 :名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 02:28:08 ID:ZGFOyA9y
続き書いてみた
なら使っていい

06-358 :名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:39:29 ID:tg9/HE6O
続き読みたいな

06-359 :名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 22:49:14 ID:rXLUBP+g
>>353
×被害者
〇被験者
なW

06-360 :名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 05:33:58 ID:SBA6PdWk
>>359
被害者で合ってる。

06-361 :名無しさん@ピンキー:2009/04/16(木) 15:52:49 ID:RSvfyq2p
投下します。
徐々に女体化。
尿描写
エロほとんどなし。


NGワード:第三次性徴

06-362 :第三次性徴:2009/04/16(木) 15:53:28 ID:RSvfyq2p
宏文は学校で一番男前といわれている、陸上部のエースだった。

宏文の体がおかしくなったのは、関東予選で負けた後のことだった。

「宏文くん、残念だったね。」
「でも、来年こそは絶対全国に行ってやる。」
「来年こそはね!」
そう約束した矢先のことであった。

ある月曜日のことだった。
「よお、宏文。」
「おう。」
「あれ?風邪でもひいた?宏文にしては珍しいな。」
風邪ではないことはなんとなく分かっていた。
そう、声変わりのときに味わったアレだと・・・。
だが、そんなはずはない。宏文はこのことから目を伏せたのだった。

一週間後・・・。
「宏文、どうした?まだ風邪治らないのか?」
「いや、友達とカラオケ行っちゃってさ。」
もちろん、カラオケなど行っていない。
宏文の声は高くなる一方だった。

その日の夜、宏文はシャワーを浴びていると、あることに気が付いた。
自分のペニスが萎縮している。
確実に1週間前よりも・・・。

これは、まずいと思い、宏文は次の日、学校を休んで病院にいった。

「今日はどうされました?」
「最近のどの調子がおかしいんです。」

「あれ?声変わりはもうされました?」
「とっくにしましたけど。」

「じゃあ、部屋が埃っぽいとかは?」
「ないです。部屋はいつも片付いてるんで。」

「蒸し暑いから乾燥ってことはありませんね。ほかに症状は?」
「実は、ちんこが小さくなってるんです。」

「え?ちょっと見せてください。ベッドに腰掛けて。」
「はい。」
宏文は医師にペニスを見せた。

「こんな症状見たことがない。新種の病気である可能性があります。」
宏文は愕然とした。
「じゃあ、どうすれば?」
「もっと大きな病院、できれば、大学病院で見てもらった方がいいかもしれないですね。」

医師の紹介で、次の日、大学病院にいった。
血液採取のほか、いろいろな検査を受けた。
そして、俺はある重大なことを宣告された。

「男性ホルモンが急激に減少し、女性ホルモンが増え続けています。このような病気はまだ報告されていません。」
「女性ホルモン・・・?ってことは、俺、女になっちゃうんですか・・・?」
「なってしまわないと分かりません。」
「これから俺はどうすればいいんですか?」
「研究という名目で、入院していただくことになります。」
入院するのは、来週の日曜日に決定した。

06-363 :第三次性徴:2009/04/16(木) 15:55:09 ID:RSvfyq2p
その晩。
「ただいま。」
「おかえり。遅かったわね。どうしたの?」
「母さん、俺風邪じゃないんだ。」
「あら、よかったじゃない。」
「いや、よくないんだ。風邪じゃない別の病気みたい。」
「ちょっと、なんていう病気なの?」
「分からない。病気とすら断定できないって先生が言ってた。これ・・・。」
メモには次のことが記されていた。

男性ホルモン・・・減少
女性ホルモン・・・急増

体に起こった症状・・・
喉の異常(声が掠れる。変声期と似ている。)
ペニスの萎縮(性的刺激に反応せず)



毎朝、毎晩、その症状を目の当たりにした。
脚や腕から毛が抜けた。
髭も生えなくなった。
髪の毛が異常に伸び始めた。
症状を身近な人に見られたくないので、部活も休んだ。

一週間後の日曜日、俺はいよいよ入院した。

走りたくてたまらないが、病院にいなければいけない。
練習時間が惜しいのに、練習も筋トレもさせてもらえない。
入院時の身長は172、体重は45だったが、病気の症状と運動不足で、体重は増え、身長が縮んだ。
時々、パンツに手を突っ込んで、今ペニスがあるかどうかも確認した。
第一、このパンツが後どれぐらい履けるかも分からなかった。

同じような毎日が続く。
朝起きると、検査のために採尿。
検査を受けたあと、メシ。自習。
メシ。
自習。
・・・。

ある日のことだった。
「高木君、バストとウェストが=じゃなくなったよ。」
「え?マジですか?」
「マジです。」
「明日は外出許可を出しますから、お母さんといっしょに服を買いに行きなさい。」
「え・・・。そんな・・・。」
自分の体が変わっていくことが、宏文には信じられなかった。
ペニスもあるかないか分からないぐらいになってしまった。

そして、次の日、俺は母さんと買い物に出かけたが、なんか違うものが引っ付いてきた。

「宏文君、心配したんだよ。」
「酒井!」
陸上部マネージャーの酒井弥生がなぜかついてきたのだった。
「宏文君聞いたよ。体が女の子になっちゃうんだって。」
「母さん、言うなって言ったじゃん。」
「彼女ぐらい、言ったっていいじゃない。」
「彼女じゃないし。」

ということで、ほとんど酒井に先導され、服を買った。

06-364 :第三次性徴:2009/04/16(木) 15:55:56 ID:RSvfyq2p
そして、運命の朝、俺が目覚めると、もう股間に感覚がなかった。
案の定、パンツを下ろすと、あるはずのものがなかった。
喉のイガイガも完全になくなっていた。

「高木さん、どうされました?」
「お・・・女の子になっちゃいました。」
やっぱり、声も女だった。

「はい、これ。」
「ちょっと。性転換後の患者さんじゃないんだから。」
「同じでしょ?」
看護婦さんに手鏡を渡された。
まず、初めての女子トイレに入って、尿検査の尿を採取した。

「へぇ。こうやって出るんだ・・・。」
これから女の子になるというのに、(というか、もうなったというのに、)女の子についての勉強は一切していなかった。

採取した尿を持って、朝の検診に向かった。
「先生、なっちゃいましたぁ」
「え?ちょっと見せてごらん!」
「女の子の体なんだから丁重に扱ってくださいよ。」

「どれどれ・・・」
医師は割れ目に中に指を入れた。
「あら、本物だ。」
「先生。気持ちいい・・・。」

まだ小さい胸を揉み解した。
「ほら、ほらほら・・・。」
「あはっ・・・んふっ・・・。」

「おっと、別の研究になるところだった。」
「ごめん。カメラに収めるよ。」
「じゃあ、まず立って。」
「ベッドに横たわって。」
「性器を撮ります。」

写真を撮影し終えると、病院では普通食べられないものが俺、改めあたしを待っていた。
「俺が医者じゃなかったら、受精卵をプレゼントするところなんだけど・・・。」
「先生のえっち。」

「あっ、ケーキ!」
「いや。計算がずばり当たっちゃったね。今日、完全に女体化するって言う兆しはあったんだ。」
「何で言わなかったの?」
「いや、驚くかなって。」

Happy birthday Ayaka!

次の日、私はやっと退院を許可された。
初めて穿くスカートに少し照れ、少し戸惑いながら、私は最後の診察を受けた。

「うん。熱もないし、健康状態も問題ない。退院を許可します。」
「先生。ありがとうございます。」

これで、文香の入院生活が終わった。だが、元の身体は二度と戻ってこなかった。

06-365 :第三次性徴:2009/04/16(木) 15:56:28 ID:RSvfyq2p
終わりです。

06-366 :名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 04:05:51 ID:lVqo6Nd1
GJ!
これは宏文を昔から好きだった娘と結ばれる流れか

06-367 :名無しさん@ピンキー:2009/04/17(金) 22:12:35 ID:9D89xxBC
今月のヤングコミックで・・・

06-368 :名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 20:12:58 ID:4I8cUsCQ
>>367
誘導

http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1185590375/l50

06-369 :名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 20:03:41 ID:Xf6HIUZO
今更だけどセフィロス女体想像したら萌えた
ヤンデレ

06-370 :名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 21:14:34 ID:qrCnQwL9
おっぱいにバッテンベルトで素肌コートか
エロさと変態さの微妙なバランスだな

06-371 :名無しさん@ピンキー:2009/04/19(日) 22:20:11 ID:Xf6HIUZO
あぁあの服におっぱいとはいいものだ

06-372 :名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 00:55:55 ID:v6OsN0/1
FFエロパロスレから来ましたよ。
DFFのガーランド×WoL(実は女性でした展開)はここで落としていいんでしょうか?

06-373 :名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 01:02:15 ID:uF+33c8R
×実は女性でした

○女性化しました

06-374 :名無しさん@ピンキー:2009/04/27(月) 17:50:28 ID:ZSGcufkw
>>372-373
>>1

途中から女体でも、元々女だったパラレルでもおkのはず
前おきには注意書と、苦手な住人がスルーできる用にトリ推奨

06-375 :372:2009/04/27(月) 18:43:38 ID:lzJ6QNxe
了解しましたー。

・WoLさん話の最初から女性(話の最初に男→女になった?ぽい記述あり)
・ガーランドさん鬼畜
・都合よくする捏造あり
・話ちょっと長い

こんな感じで投下させてもらいますー。
鎧着た凛々しいお姉さん大好きだー。

06-376 :散らされた光・1:2009/04/27(月) 18:44:41 ID:lzJ6QNxe
「……」
 事実は小説よりも奇なりという格言があったかどうか。
 誰が信じるだろう? あのウォーリア・オブ・ライトが女性の身体を持つなどと――。


 記憶があやふやなのは幸か不幸か。
 自分は男だったのか、それとも女だったのか。その感覚すらたまにあやふやになるのだ。故に、とりあえず今までは男性として振舞ってきた。
 だが鎧の中に隠れた二つのふくらみが、男と言うには少し細すぎる線が、股間の感覚が、自分の性別を狂わせる。
 コスモスに直接聞いたこともある。そうしたら彼女はなんとただ一言だけ言ったのだ。

「性別を間違えたかも知れません」

 ……自分ひとりにだけ言ってくれたのは幸いか。
 とりあえずコスモスは償いと言うかせめてもの処置というか、兜に声色を変える魔法をかけてくれた。これを脱がない限り、自分は男性として振舞える。
 しかし、処置は処置。自分の性別を完全に固定してくれたわけではない。
 現にいまだに自分は女性の身体。女性特有の周期や、口調に振り回されそうになった事は一度や二度ではない。
 それでも何とか持ち前の前向きさでこの状況を乗り切ることを決め、周りからは「寡黙だが仲間想いで責任感が強い」と思わせることに成功した。
 これなら大丈夫。自分が男性か女性かは後に考える事にして、今は「女性の身体を持つだけの男性」として振舞おう。そう決めていた。

 ……そう、それで上手く行くはずだった。


 過去のカオス神殿。そこで宿命のライバルとも言えるガーランドを見つけ、戦いとなった。
 拮抗する者同士、その戦いは長く続いた。どちらも有利に立とうと動くが、いまいち決定打に欠けている。それでも一撃を食らわそうと剣を振るうが。
「うおりゃあっ!」
「っ!?」
 鉄塊のごとき巨大剣が、ブレストプレートを剥がし、兜を弾き飛ばした。青みがかった銀髪がふわりと広がる。

06-377 :散らされた光・2:2009/04/27(月) 18:45:33 ID:lzJ6QNxe
「……ん?」
「! 隙あり!」
 敵が動きを止めたのと焦りから、一気に突っ込む。光を帯びた剣がガーランドの装甲を貫くかと思われたが。
「甘いわっ!!」
 一瞬早くガードされ、ふらりとよろめいてしまう。たたらを踏むこっちに対し、ガーランドが猛攻を仕掛けてきた。剣と盾で防ぐものの、勢いは止められない。
 ついに、巨大剣の一閃で大きく吹っ飛ばされてしまった。剣も盾も弾き飛ばされ、身体を起こした瞬間ガーランドがのしかかってきた。
「捕まえたぞ」
「くそっ……!」
 のしかかられた状態では動く事すらおぼつかない。何とか剣に手を伸ばそうとするが、その手も抑えられてしまった。
 空いた手が、自分の顔に触れられた。金属越しなので、その手は冷たい。
「しかし、今まで散々敵対してきた貴様が、まさか女性だったとはな……」
「黙れ! 私はそのようなものは……」
「とうに捨てた、か? わざわざ声を変えてまで男として振舞うとは、ご苦労な事だ」
 男として振舞うというより、元は男だったのでそうしていたと言った方が早い気がする。まあそれを言うつもりは無いが。
 そんな悠長な事を考えてしまっている間にも、ガーランドの手は動く。――ブレストプレートという守りの無くなった胸の方に。
「貴様……っ!」
「ほう、さすがにいきなりは拙かったか。なら」
 そう言うとガーランドは器用にも、片手で自分の顔を覆う兜を外す。声から想像できる通りの、壮年の男の顔がそこにはあった。
「宿命の好敵手が素面を晒したのだ。こちらも晒さねばなるまい」
「なっ……んんっ!」
 一体どういうことだ、という言葉は、相手からの強引な口付けで止められた。予想していなかった事に思考が真っ白になる。
 ガーランドはその隙を逃がさない。無防備に開いていた口に舌を入れられ、入念にかき回してきた。
「ふ……ぅ」
 生まれてこのかた、こういう経験は一度もしたことがない気がする。一応知識として頭にはあるものの、実際の感覚など未知の領域だった。
 頭の芯が徐々に痺れ、意識が少しぼやけてくる。それを何とか理性で押し止め、引き剥がそうとするものの、空いた手は力が入らない。
 唇が離れると今までくっつきあっていた舌から、唾が糸を引く。何故か息も荒く、落ち着かせようとするだけで精一杯だ。
「随分と感じやすい体質だな?」
「…そんな事、は……」
 ない、と言いたかったが、それよりも先にガーランドの手が動く。最後の障壁であった衣服が破かれ、柔らかな曲線を描く乳房が晒されてしまった。
 常人より少し大きめなそれが、無骨な手で鷲掴みにされた。
「あっ!」
「ほう?」
「……っ!」
 ここで声を上げたら悦ばせるだけだと気づき、慌てて口を固く閉じる。しかし、徐々に熱くなる身体にどこまで抵抗できるのか。

06-378 :散らされた光・3:2009/04/27(月) 18:46:18 ID:lzJ6QNxe
 ガーランドも、自分の抵抗を嘲笑うかのように手で柔らかな感覚を楽しんでくる。ついには舌まで加わり、乳房が散々に嬲られる。
 固くしこった部分を舐められた瞬間、身体が自分の意思に反してびくりと動いた。
「ふん、身体の方は随分と正直のようだな?」
「黙れ……ッ! こんな事に私は屈しない……!」
「そうか、なら耐えて見せるのだな」
「ぐっ……」
 言われなくても、と思うが、正直どこまで耐えられるか自信がない。既に身体は熱していて、性的感覚に振り回されるようになっていたのだ。
 その証拠に、空いた手はもうぴくりとも動かないし、思考はロクにまとまらない。ガーランドに無理やり足を開かされても、抵抗ができない。
 服や下着によって隠されていたそこが露わになった瞬間、とうとう目を固く閉じてしまった。
 ――故に、そこに指が入れられた瞬間、声を出しそうになった。
「う……」
 目を閉じたからか、入れられる感覚に敏感になってしまったらしい。口から喘ぎ声が漏れそうになるのを、必死になってこらえた。
 ここで感じているのに気づかれれば、ますます相手は調子に乗る。それだけは避けたい。しかし、相手はそんな自分の思惑をすぐに察したらしい。
 濡れた場所を執拗に攻められ、わざと湿った音を立てられる。ひくひくと動きそうな腰は、足を踏ん張らせることで耐えた。
「しぶといな」
 そんな強情な自分を見て、さすがにガーランドも焦れたらしい。濡れて熱くなった場所に、熱く猛々しいモノをつけた。
「や、やめ……」
「やめろ? 女性の身である以上、もはや受け入れるしかあるまいよ」
「そ、それでもダメだっ……!」
 今までの快感が一気に消え、心にこびりつく「男性」としての嫌悪感と、純潔を失う恐ろしさが頭を占める。もはや舌を噛み切るしか手は無いのか。
 しかし舌を出そうとした瞬間、また唇を塞がれる。舌を噛み切るという方法は、もうこれで使えなくなってしまった。
 ……そして、とうとうそれは来た。
「っっっ!!」
 押し入られ、引き裂かれそうなほどの痛みが駆け巡る。今まで閉じられていた目が見開かれるが、もうその目に映るのは白い何かだけだ。
 今まで数々の戦いを潜り抜け、様々な痛みを受けてきたものだが、今の痛みはそれら全てを上回っている気がする。舌を噛み切るどころではない。
 ガーランドの方はと言うと、こっちの苦しみなどお構いなしと膣内へと入っていく。そっちも力がいるのか、腕を押さえる手に力が入っていた。
(い、痛……い……)
 言葉にならない泣き言が、口の中で霧散する。凄まじい痛みに耐え切れず、足ががたがたと震え始めた。
 やがて最奥に達したか、ぴたりと動きが止まった。そのまま、軽くゆすって肉壁をこすれさせる。あわせて濡れた音が、かすかに聞こえ始めてきた。
 そしてじわじわと戻ってくる快感。動きが少しずつ激しくなっていくにつれ、それは今まで以上な波となって押し寄せてくる。
「ん……んぁ……っ」
 口を塞がれていて助かった。抜き差しの激しい律動は、ぎりぎりのラインで保ち続けていた理性やプライドを、強引に削り取っていくのだ。

06-379 :散らされた光・4:2009/04/27(月) 18:47:02 ID:lzJ6QNxe
 これで口が開いていたら、嘲笑われるのが解っていても喘ぎ声を出していたに違いない。
(ダメだ……もう……!)
 ちかちかとする白い何かに耐え切れず、固く目を閉じる。それでも目の前は真っ白で、思考も同じように真っ白でしかなかった。
「んっ、んんんっっ!!」
 限界を超えた時、自分の膣内で何かが溢れる。そう認識した瞬間、意識が急に遠のいていった。


 ふと気がつくと、柔らかな光が自分に降り注いでいた。
「……ん?」
 光の先を追うと、そこには自分が追い求めていた物――クリスタル。
 何故これがここにあるのだろう。手に入るのは嬉しいが、何故かそこまでの流れが思い出せない。
「……まあ、いいだろう」
 しばし思い出そうと努力するが、諦めた。今はこれを持って仲間の元に行くのが先だ。
 身体を起こして、クリスタルを手に取る。何故か身体の節々が痛いが、それも気にする事ではないと思い、ふらりと立ち上がった。
 そしてそのまま外への道を歩く。仲間は、もう既にクリスタルを手に入れているだろうか。


 ――戦士は気づいていなかった。
 腰布に、ほんの少しの赤い染みが出来ていることに。

06-380 :散らされた光・5:2009/04/27(月) 18:48:00 ID:lzJ6QNxe
以上ですー。
女体化系は書いたの初めてなんで、稚拙な部分などあると思います。
お目汚し失礼しました。ノシ

06-381 :名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 12:38:35 ID:sZPXsPsM
海野螢の「逆まわりの世界」の世界観がよかった
あれで二次創作書いてみたいなぁ

時間があればだが(´・ω・`)

06-382 :名無しさん@ピンキー:2009/05/11(月) 18:52:07 ID:44aEUCUp
>>372
職人さんGJです。面白かったよ!
この人の専スレがキャラ板にあった気がするから
そっちの方が良かったのかも。

06-383 :名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 22:11:36 ID:wUdZi2PI
age

06-384 :名無しさん@ピンキー:2009/05/15(金) 22:03:22 ID:MjYCwCCM
某所にバイオ4のレオンをmodで女体化させたプレイ動画が上がってた。
えらいこと美人になってて、ツボにびんびん来たので
ちょいと自家発電してくる。
書き上がったらうpしてよかですか?

06-385 :名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 00:28:02 ID:UsMb3PAx
キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀

06-386 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:15:58 ID:Y9kwGNle
えー、バイオ4レオンの女体化で自家発電しましたので、取りあえずできたところまで投下させてもらいます。

・ストーリーの背景、キャラクターはバイオハザード4本編に準拠。
・レオンは新種プラーガの投与によって途中で女性化。
・レイプ描写あり。注意。
・グロはありません。

では、まず前半のレオン女体化のパートです。エロシーンはまだ先ですので、ご了承を。

06-387 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:18:57 ID:Y9kwGNle
前半Part1

「弱き人間よ…」
後ろ手に縛められ、ぐったりと意識を失ったレオンの首筋に太い注射針が突き立てられた。
不気味な紫色の光を放つシリンジ内では、半透明の小さな物体が蠢いている。
ピストンがゆっくりと押され、その物体は薬液と共にエージェントの体内に送り込まれた。
「貴様には特別に新種のプラーガを投与してやろう。結果が楽しみだ。」
豪奢な僧衣に身を包み、フードを目深にかぶった男が意味深な笑みを浮かべる。
「この先の納屋に監禁しておけ。変化が現われたら報告しろ。」
男はそう言い残し、取り巻きを連れて部屋を出て行った。後には気を失ったままのレオンと、数名の男達が残された。



最初に気付いたのは窓を叩く雨の音だった。低い雷鳴がその音に混じる。
濁っていた意識が晴れ、粗末な石造りの壁と梁がむきだしになった天井が目に入った。自分は床に倒れていたらしい。
「ここは一体…?」
身体を起こして立ち上がろうとしたその瞬間、胸に激痛が走りレオンはうめき声をあげた。
何かが体内で蠢き、内蔵を喰い破られるかのような苦痛が彼を襲う。
言いようのない違和感を伴って両腕の血管が浮き上がり、それは首を這い登って顔面にまで達しようとしている。
「う、うわあああっ!」
わけの分からぬまま、レオンは絶叫を放った。

06-388 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:21:17 ID:Y9kwGNle
Part2

 次の瞬間。レオンは木の床にうつぶせに倒れている自分に気付いた。
慌てて辺りを見回す。さっきと同じ小屋の中だ。
「今のは…夢だったのか?」
 少し混乱した頭で、今までの経緯を振り返ってみる。
誘拐された大統領令嬢の消息を求めて、スペインのとある寒村に足を踏み入れた時には、地元の警官達と一緒だったのを憶えている。
そこで目にしたものはまるで何かに操られたかのように凶暴化した村人達だった。
警官達は惨殺され、レオンはやむなく銃で彼らを撃退しながら村の奥へ向かった。
朽ちかけた廃屋の中で、ようやく何かを知っているらしいルイスという男に出会った。しかし、詳しい情報を聞き出す間もなく、彼らはルイスが「ビッグボス」と呼ぶ大男に捕えられてしまった。
その後の記憶は少し途切れている。気を失っていたのかも知れない。
隙を見てルイスと共に監禁されていた納屋を抜け出し、渓谷を通り、
再び村の中央から墓地と沼地を抜けて、湖で山椒魚の化け物と闘って。
そうだ、その後この小屋にたどり着いたところで急なめまいに襲われて気を失ってしまったのだ。

06-389 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:24:43 ID:Y9kwGNle
Part3

それからどのくらい時間が経ってしまったのだろうか。辺りはすっかり暗くなっている。
とにかくハニガンと連絡を取らなければ。
レオンはふらつく身体をだましだまし立ち上がった。
手足に力が入らず、ひどく頼りない感じがする。
ちょうどその時、ベルトに取り付けた通信機が信号音を発した。
ディスプレイが明るくなり、眼鏡をかけた若い女性の像が映し出された。
この任務中に彼のバックアップを務めるハニガンだ。
「レオン、6時間も連絡をよこさないなんて…あなた、誰なの!!レオンは何処!?」
「何を言ってるんだ、ハニガン。俺はちゃんとここに…」
言いかけてレオンは声を失った。
彼の使っている通信機には二つのディスプレイ画面がついていて、左に通信相手が
右に自分が映るようになっている。
驚きに目を見開いたハニガンの隣にあったのは、見慣れた自分の顔ではなかった。
まず目に飛び込んだのは長く艶やかなハニーブロンドの髪。
晴れ上がった空を思わせる青い瞳。
柔らかなカーブを描く眉にほっそりとした輪郭、そして仄かに紅い形の良い唇。
髪と瞳の色こそ同じだが、どう見てもそれはたおやかに美しい女性の姿だった。
レオンはとっさに自分の頬に手をやった。
指の先に返ってきたのは、滑らかで吸い付くように柔らかい肌の感触。
本来ならあるはずの、髭の剃り跡はどこを探っても無い。
彼は弾かれたように窓辺へ走り寄った。折から閃いた稲光が、その姿を窓ガラスにはっきりと映し出した。
ディスプレイに映っていたのと寸分違わない顔を。

06-390 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:27:15 ID:Y9kwGNle
Part4

「これは…」
呻くような声が、紅い唇から漏れる。
さっきは気付かなかったが、その声も細く高いものに変わっている。
嘘だ!こんなバカなことがあっていいはずか無い!
レオンは立ち尽くしたまま、自分の肩や腕、胴体を探ってみた。
厳しいトレーニングで鍛え上げた固い筋肉はもはや触れることができず、
しなやかだが華奢な身体がサイズの合わなくなってしまったコンバットスーツの中で泳いでいる。
そして、男を男たらしめている最も重要な器官は…?
もう確かめる勇気もなかった。立ち上がったときから身体の重心がうまくとれず
ふらふらするのはきっとそのせいだ。
―――自分は女になってしまったのだ。でも、何故?どうして?
「レオン、レオン!」
通信機から聞こえるハニガンの声が、かろうじてレオンを現実に引き戻した。
「ほんとうに、あなたはレオンなの…?」
「ああ。信じられないかもしれないが、俺はレオン・S・ケネディだ。嘘じゃない。」
「…分かった。あなたを信じるわ。一体何があったの?」
「それが、俺にも分からないんだ。急にめまいがして、気を失って。目を覚ますとこうなっていた。」
「めまい?さっき『血がまじった』とか言ってたことと関係が?」
ハニガンの声と表情は既に冷静さを取り戻していた。
どのような事態にあっても沈着冷静に状況を分析し、
的確な指示を与えることのできる彼女は、レオンの頼もしいパートナーだ。彼女に引っ張られるように、レオンもまた落ち着き始めていた。
「分からん…。とにかく任務を遂行する。」
レオンは通信を切り、窓から離れた。そうだ、今はうろたえている場合ではない。
兎にも角にも、ターゲットを確保し、無事合衆国に連れ帰らねばならない。
この身体について悩むのはそれからだ。
素早く装備を点検し、マガジンの残弾を確認すると『彼女』は小屋のドアを開け、雨の中へ一歩を踏み出した。

06-391 :これでもバイオ好き:2009/05/16(土) 14:29:19 ID:Y9kwGNle
以上、前半部分です。
後半(エロパート)は出来次第投稿します。

06-392 :名無しさん@ピンキー:2009/05/18(月) 10:20:43 ID:eWQNFJxs
あの動画かな?同じものを観た気がする自分には素晴らしすぎる神キタ!
エロパートになる前なのに、話に引き込まれたよ。
続きがとても楽しみです。

06-393 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:18:14 ID:fHWtIGcA
上に女体化レオンを投稿したものです。
遅くなって申し訳ありませんでした。
後半エロパートが書けたので投下します。
無駄に長いうえに、あんまりエロくないかも。

・クラウザー×女体化レオン。
・レイプ描写あり。注意。




後半Part1

「あと一つだ、クラウザー。」
 壁の外側に板切れを打ち付けただけの足場に立ち、レオンは崩れた塔の上から見下ろしている男に言った。
「決着をつけるか。」
厳つい顔に赤い迷彩を施した男は、この先もう武器は必要ないとでも言うかのように、
構えていたマシンガンを投げ捨てた。
半裸の男の胸から両肩にかけては恐ろしい程の筋肉の盛り上がりが見て取れる。
それが決してこけおどしではないことを、レオンはよく知っていた。
なぜならば、その男―ジャック・クラウザーは2年前まで合衆国エージェントとして
レオンと共に数々の過酷なミッションを闘ったパートナーだったからだ。
エージェントとしてのクラウザーは極めて優秀だった。
その彼が事故死を偽装してまでレオン達の前から姿を消し、アンブレラ復活を目論むウェスカーの組織に加わっていたとは。
狂った世界のパワーバランスを変えるため―クラウザーはそう言ったが、
それが何を意味するのか、また彼が何故そう考えるに至ったのか、
レオンには分からない。
ただ一つ確実なのは、最も敵に回したくなかった相手がいま、目の前に立ちふさがっているということだ。
 突然、クラウザーが低く唸りながら左腕を空に向けて突き上げた。
逞しい上腕筋が不規則にうねり、膨らんで変形していく。
見る間にそれは何とも形容しがたい異形の生物に変化を遂げた。
「これが寄生体の力だ。」
己の最高の武器を誇るかのように、クラウザーは言い放った。
「地に落ちたな、クラウザー!」
レオンは吐き捨てるように言った。
超人的な力を求めて自ら寄生体を取り込むなど、正気の沙汰とは思えない。
「いくぞ、レオン!」
異形の左腕の、剣のようになった切っ先を振りかざし、クラウザーが襲いかかった。
間一髪でかわし、体勢を立て直す。
息つく間も与えず、クラウザーがなぎ払いとまわし蹴りを繰り出す。
身体を低くして避け、カウンターを浴びせようと試みたが、
小さくなってしまった身体のせいでわずかにリーチが足りない。
銃による攻撃はことごとく左腕のブレードで弾かれ、相手にかすり傷さえ負わせることができない。
我知らず心に芽生えた焦りがレオンから冷静さを奪い、攻撃が乱れてゆく。
何度目かのジャンプ攻撃の後、クラウザーが膝をついた。
(今だ!)
レオンはマグナムを構え、全弾をその頭にめがけて撃ち込んだ。
が、普通の人間なら一発で吹き飛ぶはずのマグナム弾さえ、あっさり弾かれてしまった。
(何だって!)
驚愕が反応を遅らせ、あっという間に距離を縮められる。
足払いをまともに喰らい、レオンの身体が無防備な体勢で転がった。
その目に、閃くブレードが映る。

06-394 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:21:42 ID:fHWtIGcA
後半Part2

(殺られる!)
レオンは思わず目を瞑った。
切っ先が石の床に刺さる鋭い音が、耳のすぐ際で弾けた。
レオンの細い首はブレードと床の間に挟まれ、
後はクラウザーが数インチ左腕を動かすだけで切断される。
だが、しばらくしても最後の一撃は来なかった。
レオンは恐る恐る目を開けた。
クラウザーが無表情に見下ろしていた。左腕のブレードはレオンの首に当てたままだ。
「なぜ、殺さない…」
「生け捕りにしろとの、サドラーの命令だ。」
「サドラーの?」
レオンの形の良い眉が、わずかに歪む。
サドラーが自分を生かしておく理由が見当たらない。
「サドラーはお前にことの外興味を持っている。
いずれ同化が完了すれば特別な役目を与えるそうだ。
その為に生かして捕え、『調整』しろ、とな。」
クラウザーの話す内容を、レオンはとっさには理解できなかった。
特別な役目?調整?その言葉の意味するところを悟った時、「彼女」は肌が粟立つのを感じた。
「女」としての自分の身体が男の欲望にさらされている。
それは名状しがたい嫌悪であり、恐怖であった。
ブレードの刃先が皮膚に食い込むのにも構わず、
レオンは身体をよじって逃れようとした。
しかし、その試みはクラウザーの腕力の前にあっけなく封じられてしまった。
身体が女性化したとはいえ、持ち前の瞬発力や敏捷性は少しも損なわれていない。
しかし、筋肉量の差だけはいかんともし難かった。
「寄生体のサンプルを手に入れるまで、サドラーに疑いを持たれるわけにはいかん。
悪く思うな。」
クラウザーはレオンの両腕を頭上に重ねて拘束したまま、
刃先を黒いアンダーシャツの下に潜り込ませた。
音をたてて布地が裂け、防護衣の留め具が弾け飛んだ。
無粋な戦闘服に隠されていた二つの丸い隆起が露になり、
夜明け前の薄明の中に乳白色の肌が浮かび上がる。
次にクラウザーはレオンのベルトに刃を当てた。
組み敷いた女の着衣を剥ぎ取る作業を、クラウザーは何の感情も表さないまま黙々と進めた。
まるで猟師が仕留めた獲物の毛皮を剥ぐような、機械的な手つきだった。
それがレオンはかえって恐ろしかった。
これが獣欲をむき出しにしている相手ならば、まだ付け入る隙もある。
だが今のレオンは、反撃の糸口すら見つけられないでいた。
共に闘っていた時には頼もしいと思ったクラウザーの冷徹さが、今はレオンを窮地に追い込んでいる。

06-395 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:25:26 ID:fHWtIGcA
後半Part3

その時、首筋に押し付けられていたブレードがわずかに緩んだ。
本能的に体を返し、膝で這って逃れようとしたが、
途中までずり下げられたズボンが足に絡まり、思うように動けない。
たちまち太い腕に肩を掴まれ、床に引き倒された。
固い石の床で肩口をしたたかに打ち、一瞬息が詰まる。
ついに下半身を覆っていたアンダーウエアも引き下ろされ、
見事な曲線を描く尻が白日の下にさらされた。
「やめ、ろ…」
激しく咳き込み、涙を浮かべながら、それでもレオンは絶望的な逃走を試みた。
しかし、その努力は何の効も奏すことなく、易々と引き戻される。
クラウザーの手が、女ならば誰もが羨む細くくびれた腰をがっちりと掴み、固定する。
「No、no!」
次にくるだろう、最悪の事態を予感して、レオンは激しく頭を振った。
背後に布の擦れる音がして、むき出しになったその部分に熱いものが押し当てられた。
目には見えなくても、感触でわかる巨大さにレオンの身体がすくみ上がる。
レオン自身さえ触れた事の無い場所に、それは情け容赦なくねじ込まれた。
「Nooo!!」
絶望に染まったレオンの絶叫が、遺跡に響き渡った。
狭い入り口を引き裂かれる痛みと異様な圧迫感に、涙とともに嘔吐感がこみ上げてくる。
 滲んだ視界に、白い内股を伝う一筋の赤いものが映った。
かつて味わったことのない惨めさと口惜しさが、レオンを打ちのめす。
「苦しいか、レオン。」
レオンを苛む動きを止める事無く、クラウザーが言った。
レオンは拳を握りしめ、ギリリと音がする程に奥歯を噛み締めた。
――まだだ。まだ勝負が決まったわけじゃない。
寄生体の力で超人化していても、クラウザーの性機能が人間のままなら、
いずれ奴も気をやる。
男がいちばん無防備になるその瞬間、必ず反撃のチャンスが来る。
それまで、何があっても耐え抜いてやる。――
だが、続いて浴びせられた言葉は、その希望を打ち砕くのに十分なものだった。
「お前に植え付けられているのは、人間を繁殖用ガナードにする新種のプラーガだ。
第一段階として宿主を繁殖に適した形態に変化させる。
第二段階では性交が引き金となってプラーガが反応し、特殊な化学物質を放出する。
それが神経系に作用し、あらゆる刺激が性的快感に変換されるようになる。
そうなれば『調整』は完了だ。」
まるで学生に化学の講義をするような淡々としたクラウザーの声は、レオンの背筋を凍り付かせた。
自分の身体の変化が、プラーガと呼ばれる寄生体によってもたらされたということは、
ルイスが残した資料などから既に理解していた。
だが、その寄生体がそこまでおぞましい意図のもとに作られていたとは。
「い、いやだ、嫌だぁ!!!」
かつてラクーンシティでゾンビと化した人々に遭遇したときにも、
この村で想像を超える化け物共に相対した時にも感じたことのない恐慌が、
レオンの心臓をわしづかみにした。
「殺せ!!いっそ殺してくれ!頼む!」
「それは出来ん。諦めろ。」
「Noooooh!!」
恥もプライドもかなぐり捨てて、レオンは泣き叫んだ。

06-396 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:29:38 ID:fHWtIGcA
後半Part4

どのくらいの時間が経過しただろうか。その兆候は突然現われた。
みぞおち付近に鳴りを潜めていたプラーガが、不気味な蠢動を始めた。
痛みとも痒みともつかない嫌な感覚が、大きな蜘蛛のように足を拡げてゆく。
ものの数秒で、それは背骨に達し、悪魔の刺を脊髄に潜り込ませて行った。
「ぐうっ…」
レオンの噛み締めた歯の隙間から、くぐもったうめきが漏れた。
刺の先端から放出された何かが血管に入り込み
血流に乗ってすさまじい速度で全身を駆け巡る。
ほんのり桜色に染まった肌の上を、えも言われぬ感覚がさざ波のように駆け抜けて行った。
体温が上昇し、心泊数が跳ね上がる。
絶え間なくレオンを苛んでいた下半身の痛みが、甘い痺れに塗り替えられて行く。
突き上げられ、押し広げられる度にそれは密度を増しレオンを追い上げた。
初めて知る女としての快楽に、レオンの脳は混乱し思考が失われて行く。
レオンは、快楽の波に飲まれて行く自分を引き戻そうと、二の腕に歯をたてた。
血がでるほど強く噛んでいるのにもかかわらず、
それは刷毛でなぞられている程の刺激しかもたらさなかった。
口の中に広がる血の味さえ、甘い。
皮肉な事にレオンの試みは、容赦なく高まっていく性感をさらに加速する結果となった。
秘所からの出血はとうに止まり、替わって溢れ出た愛液が内股を濡らしている。
レオンの意志とは裏腹に、女の器官は満たされることを望んで男根を喰い締める。
我知らず腰が揺らめくのを、どうする事も出来ない。
最後の意地で、声を漏らすまいとしたが、それも長くは続かなかった。
やがて、レオンの唇から艶めかしい嬌声がこぼれ始めた。
一度堰を切った流れは、もはや押しとどめることは不可能だった。
クラウザーの動きに翻弄されるままに、レオンは艶声をあげ続けた。
もう何も考えられない。
頭の中は白熱し、ただ快感に灼き尽くされる。
それは、数々の死闘を勝ち抜いて来た凄腕エージェントが、
発情した牝に堕ちた瞬間だった。
「地に落ちたのは、お前の方だったな。レオン。」
クラウザーの皮肉めいた言葉も、もうレオンには届かない。
高く掲げた尻を自分から激しく振り、ひたすらに快楽を貪るだけだ。

06-397 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:35:19 ID:fHWtIGcA
後半Part5

突然、クラウザーがその動きを止め、レオンの体内から、
愛液にまみれた男根を引き抜いた。
中断への不満を訴えるように、レオンが振り返った。
クラウザーはレオンの身体を床に転がすと、膝まで下ろされていたズボンを剥ぎ取った。
レオンの身体の拘束は完全に解かれたが、もはや逃げることなど思いも寄らなかった。
「クラウ、ザ、やだ…もっと…」
レオンの口から途切れ途切れに零れ出たのは、拒絶ではなく哀願だった。
「慌てるな。」
クラウザーがレオンの膝の間に身体を割り込ませ、両腿を裏からすくいあげる。
「時間はある。望み通りたっぷり可愛がってやる。」
レオンの柔らかくほころび、濡れそぼった部分に再び隆々と屹立したものが突き込まれた。
求めていた物を与えられ、レオンはひときわ高く悦びの声を放った。
大きく足を拡げ、自ら腰を浮かせてて男をさらに深く迎え入れる。
凛々しい顔立ちは淫らに蕩けきり、かつて強い意志の光をたたえていた青い瞳は
焦点があわぬままに見開かれている。
ゾンビが食欲だけの存在ならば、今のレオンは性欲だけの生き物だった。
両足で男の身体をがっちりと挟み込んで、細い腰が淫靡なダンスを踊る。
嬌声をあげ続けるために閉じられない唇の端からは透明な唾液が筋を引き、
埃っぽい床に滴った。
夜明け前の湿った空気に包まれた廃墟に、レオンの嗚咽と淫猥な水音だけが海風の音に混じって聞こえていた。

夢中で腰を振っていたレオンの身体が大きく仰け反り、硬直する。
高まり切った性感が、一点を目指して収束していく。
目が眩み、一切の音が遠のく。
それが極まった瞬間、レオンは体中の細胞が弾けとんだかと思った。
絶頂を告げる言葉を口走りながら、クラウザーの背中に爪を立て、
2度、3度と痙攣を繰り返す。
一度頂点に達すれば後は急速に引いて行く男の快感とは違って、
エクスタシーの波は何度も何度もレオンを襲った。
頂上に追い上げられ、少し下がってはまた追い上げられる。
終わりの見えない快楽の地獄を彷徨いながら、
このまま死んでしまうのではないかという恐怖が灼け爛れた脳裏をよぎった。
――それでも、かまわない。
今はこの快楽だけがレオンの全てだった。
そうして幾度目かもわからない絶頂の果てに、クラウザーが放ったものを
身体の最奥に受け止めた瞬間、レオンの意識は失われた。

06-398 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:44:38 ID:fHWtIGcA
後半Part6

――風向きが、変わったな。
裸の身体を冷たい床に横たえたまま、レオンはぼんやりと考えた。
遠くに聞こえていた海鳴りが、さっきより近くなっている。
少し前に意識は戻っていたが、何の行動を起こす気力も湧いて来なかった。
プラーガの作用があったとはいえ、あろうことか敵に犯されてよがり狂ってしまった。
自嘲と自棄が覇気を奪い、自堕落な余韻が全身を覆う。
――もう、どうにでもなれ。
自らの未来について想像を閉ざし、生まれて初めて諦めに身を任せた時だった。
しどけなく開かれた身体の上に、何かが投げかけられた。
剥ぎ取られたはずの黒いコンバットスーツ。
防護衣には装備がそのまま着いていた。
ホルスターにはマグナムも収まっている。
半身を起こし、スーツを手に取ったレオンの前に、
鈍い金銅色に輝く金属片が放り投げられた。
扉の鍵となる3つの聖獣のレリーフの最後のひとつだった。
「小娘を連れて、さっさと脱出しろ。」
「クラウザー?」
その真意を計りかねて、レオンは目の前に立つ男を見上げた。
既に着衣を整え、左腕は元に戻っている。
「ただで爺にくれてやるのも癪だ。」
本気なのか、それとも気の利いたジョークのつもりなのか、
相変わらずその表情からは読み取れない。
「礼は言わないぞ。」
視線を相手に据えたまま、レオンは言った。
クラウザーは答える事無く、ただ鼻で笑うとレオンに背を向け遺跡の階下へと姿を消した。

レオンは手を伸ばし、ハンドガンを手に取った。
冷たい銃身はずしりと重い。
寒さに凍えた身体に体温が戻るように
レオンは絶望と自棄に麻痺しかけていた闘争心が目を覚ますのを感じた。
そうだ、やけになっている場合じゃない。
自分には命に代えても遂行しなければならない任務があるのだ。
揺るがない意志の光を取り戻した瞳を行く先に向け、エージェント・レオンは立ち上がった。

06-399 :これでもバイオ好き:2009/05/20(水) 23:47:05 ID:fHWtIGcA
以上です。
長々とおつきあい頂き、ありがとうございました。

機会があれば「エイダ姐さんと百合百合」も書いてみたいと思ってます。
では、失礼します。

06-400 :名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 12:18:47 ID:2Ki3yrXS
続き待ってた!GJです!
エロいのに、なんていうのかバイオっぽい雰囲気があって最高でした。
地の文っていうのかな?描写が格好良くて、ものすごく好きだ。
もし次回作があるなら、楽しみにしてます。
素晴らしいレオンをありがとう!
クラウザーも格好良かったw

06-401 :名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 21:00:51 ID:8AExv/tv
ペニスに毒が回って性機能が止まってしまうのを防ぐため、TS療法を使用とか。

06-402 :名無しさん@ピンキー:2009/05/23(土) 11:23:30 ID:D/X/+JzB
GJ!!

06-403 :名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:01:12 ID:g9RO9eM3
久々に大作来てたんだな
GJ!

06-404 :名無しさん@ピンキー:2009/06/06(土) 17:18:51 ID:1oDcV7r8
三重県TSU市では、男子の出生率が多すぎるので、苦肉の策として、適合する男子へのTSが行われているという電波を受信した。

06-405 :名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 15:50:50 ID:ZN0giFi6
じゃあ滋賀県OOTSU市ではどうなるんだ

06-406 :名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 16:44:51 ID:QASWs/BT
静岡県HAMAMATSU市ではTSっ娘を孕ませてママにしてるんですね?

06-407 :名無しさん@ピンキー:2009/06/08(月) 19:10:26 ID:K7RZCoEA
ウィラード・ギブズ「TS=H-G」
つまりH本番中にG行為をしないことによってTS現象が起こるのだよ

06-408 :名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 00:02:02 ID:PpqiBN7I
北海道のTSUBETSU町はTSっ娘だらけ

06-409 :名無しさん@ピンキー:2009/06/11(木) 00:39:50 ID:1KzrTVt6
最近買ったウチのテレビは録画のとき「TSモード」と表示されますが
選択決定しても大丈夫でしょうか?

06-410 :名無しさん@ピンキー:2009/06/12(金) 12:27:26 ID:1dO9Jfoe
ウチの近所にもとうとうTSUTAYAが!

06-411 :名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 00:15:46 ID:fqjG1g/C
age

06-412 :これでもバイオ好き:2009/06/21(日) 23:21:15 ID:dqMwGKRI
ちょっと前に女体化レオンをあげさせて貰った者です。
過疎ってるみたいなんで、保守がてら続編を投下したいとおもいます。
もうちょっとなんで、今夜中に見直しをして
明日の夜うpできると思います。

やっぱりバイオキャラで
クリス×女体化レオン
ギャグエロ路線になります。

06-413 :名無しさん@ピンキー:2009/06/22(月) 20:21:10 ID:U1lAdmiE
楽しみにしてる

06-414 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 22:50:28 ID:oMcvjlRJ
遅くなってすいません。
では、女体化レオンを投下させて頂きます。

クリス×女体化レオン
時間軸は、バイオ4の数ヶ月後、バイオ5の3年前です。
(映画ディジェネレーションの直前くらい)
アホアホで、キャラ崩壊(特にレオン)してます。
では、いきます。



今日こそはセーブして飲むぞ。と、いつも飲み始める前はちゃんと決心するんだよ、俺も。
けれどその通りにできた試しは滅多にない訳で。
今日も今日とてへべれけ寸前の千鳥足を引きずってアパートへ帰ってくる羽目になっちまった。
おまけに片腕には飲み過ぎの原因を作った張本人を抱えているもんだから、歩き難いったらない。
てこずりながら鍵を開け、とっ散らかったリビングを横切り、朝起きだしたまんまのベッドへ取りあえずこの『お荷物』を下ろす。
ほら、着いたぞ。水、飲むか?
「んん~。もう飲めない…。」
お荷物、もといレオンは枕に顔を埋めると、すやすや寝息をたて始めた。
ったく、いい気なもんだ。
事の発端はこうだ。アフリカ西部で大規模なバイオテロが画策されているとの情報がB.S.A.Aにもたらされた。
しかも、今回はウィルスではなく特殊な寄生体によるものらしい。
そこで俺は以前ロス・イルミナドス教団事件で寄生体に寄生された敵と闘った経験のある合衆国エージェント、
レオン・S・ケネディに連絡を取った。
レオンとは妹のクレアを通じて知り合った旧知の間柄だ。
南極での事件の後、クレアに引き合わされた俺たちはすぐに意気投合した。
たった1日とはいえラクーン市警の警官だったレオンは俺にとっては後輩に当たるし、
属する組織は違ってもバイオテロを撲滅するという志は同じだ。
レオンは俺の頼みを快く聞きいれ、忙しい中時間を割いて会いに来てくれた。
本来なら俺の方から行くべきなんだろうけど、チームの編成変えや何かで馴れないデスクワークに追いまくられて動けなかったからな。
待ち合わせ場所に現われたレオンを見て、俺は目玉が飛び出る程おったまげた。
何と、奴は……女になっていた。それもとびっきりの美女に。
そりゃまあ、奴は元々モデルか俳優でも通用するくらいのイケメンだったから、
女になったら美人になるのは当たり前っちゃ当たり前だけど。
何でも例の事件の際、教団にとっ捕まって特殊な寄生体を植え付けられ、身体が女性化しちまったんだと。
幸い脱出する前に寄生体そのものは除去できたが、もう身体は元に戻らなかったらしい。
とてもにわかには信じられない話だけど、本人を目の前にしては、
世の中にはそう言う事も有るかも知れないと納得するしかない。
レオンのレポートは俺も読んだが、人間を元の姿が想像できないような化け物に変化させる能力のある寄生体なら、
性別を変えるくらいは簡単なんだろう。

06-415 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 22:53:00 ID:oMcvjlRJ
そんな訳で外見は別人(面影は残っていたけれど)になっても、
レオンの中身はちっとも変わっていなかった。
まっすぐで熱いハートのナイスガイだ。
ハリウッド女優も真っ青の美女をつかまえてナイス「ガイ」もないだろうけど、
事実そうなんだから仕方ない。
何と言っても、旧友と飲む酒は実に美味い。
お互い、間一髪で危機を乗り越えた後だけになおさら身に沁みる。
つもる話を肴に俺たちはついついグラスを重ね、気がついたときにはすっかり出来上がってたって訳だ。
俺より一足先に撃沈しちまったレオンを宿泊先に送って行こうにもそれがどこだかわからんし、
かといって放って置くなんて論外だ。
仕方なくアパートに連れて戻って来たけど、これってよく考えたら『お持ち帰り』しちゃったって事になるのか?
やべぇ、やべぇよ。ジル辺りに知られでもしたら、どんだけからかわれるか分かったもんじゃない。
言っとくけど、神様に誓って、そんな下心なんて1ミリグラムだってありゃしねえよ!
とにかく、俺はリビングで寝るとして、何か掛けておいてやったほうがいいだろう。
レオンの足下に丸まっているブランケットを拡げて着せかけてやろうとした時、
奴が何やら呟いたのが聞こえた。
「待ってくれ…エイダ…」
エイダ?やれやれ、こんな時にも女の名前かよ、と苦笑いしかけた顔がふと強ばった。
こいつだっていい歳なんだから、付き合ってた女くらいはいただろう。
それがこんな事になって、別れる羽目になったってのは十分考えられる。
レオンは「この身体にも、もう馴れたよ。」なんて笑っていたけれど、
望みもしないのにいきなり性別が変わってしまったんだ。
きっと、俺なんかには想像もつかない程のストレスや葛藤があるに違いない。
たまにはべろんべろんになるまで酒でも飲まなきゃやってられないよな…。

06-416 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 22:55:05 ID:oMcvjlRJ
寝返りをうったレオンが、また何か呟いた。
「ナタリー」
えっ?さっきと名前が違うんですけど?
「アンジェラ…ニキータ、アイリーン…」
って、おい!!
「ユウコ、シャロン、リーファ、グレイス…」
お前、どんだけタラシなんだよっ!!まさか、クレアに手ぇ出してないだろうな!
前言撤回だ!心配して損したぜ、まったく!
ブランケットを放って立ち上がろうとしたとたん、
俺はいきなり強い力で腕を引っ張られてバランスを崩した。
細い腕が首に巻き付いて一気に引き寄せられ、すごい勢いでキスをかまされた。
ちょ、待て、俺はエイダでもアイリーンでもねぇ!やめろ、止めろって!
「なんだ、野郎かよ…あれ、クリス?」
野郎で悪かったな、そうだよ、俺だよ!クリスだよ!
「なんでクリスがいんの?」
お前が酔い潰れちまったから、俺ん家に連れて来てやったんだろーが!
「ふーん、そうだったのかぁ。ま、この際クリスでもいいや。」
クリスでも、って何だよ。でもって。
「ヤろうぜ。」
ななな、何をヤろうってんだよ?
「せっくす。」
アホかーっ!!!!んなことできる訳ねえだろうが!
正気に戻れこの酔っぱらい!つか、お前、酒癖悪過ぎだぞ!
レオンは俺の抗議なんぞ聞く耳持たず、さらに強く引き寄せて唇を押し当ててくる。
ちょ、舌入れるなってば!
さっきはビックリして気付かなかったけど、すげぇ熱くて柔らかい。
それに…タラシだけあって?むちゃくちゃ、巧い。なんかくやしいぞ、おい。
あ、ヤバい、あそこがむずむずして来ちまった。
ここんとこ、忙しくてご無沙汰だったからな。

06-417 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 22:57:12 ID:oMcvjlRJ
などど余計なことを考えてるうちに隙をつかれ、マウントポジションを取られちまった。
急所を決められて、思うように動けない。
歩くのもやっとだった癖に、なんだよその体術のキレは!
よく考えてみたら、こいつってたった一人でカルト教団(含む化け物)ひとつぶっ潰した、
シングルアーミーなんだよな。
おたおたしてるうちに、レオンは俺に馬乗りになったまま、シャツとブラを脱ぎ捨てた。
むき出しになったバストは、大きさこそ標準だけど形は理想的だ。
眩しいくらい白い肌に、チェリーピンクの乳首が実に美味そうで、俺は思わず生唾を飲んでしまった。
ウェストは俺の両手にすっぽり収まるほど細くて、小さくキュッとへこんだ臍が何ともセクシーだ。
つい見とれていると、レオンが意味ありげに笑いながら俺のジーンズのボタンに手を伸ばして来た。
ちょ、マジやばいって。これ以上何かされたら、俺だってもう自制が効かねえよ。
そりゃ俺も昔は結構やんちゃだったからさ、酒飲んで盛り上がって
その日会ったばかりの女とヤッちゃった事もあったから、
アルコールのせいでそーゆー気分になるのも分かるけどさ。
お互いそろそろ分別があってもいい歳なんだし、
それより何より酔った勢いで友達とセックスしちまったりしたら、後ですげえ気まずいぞ。
いや、ほんと。
だから止めとこ、な。止めて下さい、お願いします。
……そうですか、止める気ナッシングですか…

06-418 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 22:59:14 ID:oMcvjlRJ

ええい!こうなったらもうヤケだ!後からそんなつもりじゃなかったとか言っても知らんからな!
着ている物をそこいら辺に脱ぎ散らかし、同じく素っ裸になったレオンとベッドの上でもつれ合う。
すこし汗ばんでしっとりとした肌が、柔らかく吸い付いてくるようで心地いい。
たわわに弾む胸をそっと掴み、ツンと立ち上がった乳首を口に含んで舌で転がしてやると、
レオンは喉を反らせて啼くような声をあげた。うおお、そそるぜ。
上になったり下になったりしながら、お互いの身体を隅々まで探り合う。
レオンの、バービー人形みたいにすらりと長い両足の間に手を伸ばすと、そこはもう洪水状態だった。浅く指を埋め込んで小刻みに動かすと、奴はいっそう悩ましい声を漏らして腰を揺らめかせた。
それに合わせるように俺の指を包んだ柔らかい壁が蠢き、もっと奥へと誘い込もうとする。
俺のミサイル(断じて豆鉄砲では無い!)のほうも、発射準備完了で臍にタッチせんばかりの体勢で待機している。
レオンが俺の背中をベッドに押し付け、腹の上に跨がった。ちらりとこちらに視線を投げ、ゆっくり腰を落とす。
ちょっと待った!!ナマはまずいだろ、生は!!
そのまま一気にいってしまいたいのを辛うじてこらえ、慌ててサイドテーブルの引き出しを探る。
しばらく使ってなかったから、見つけ出すのにすこし手間取ってしまった。
せっかく高まった興奮に水を差されて、レオンは不満顔だ。
「だっせ。最後に使ったのいつだよ?」
うるせえ、余計なお世話だ。

06-419 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:00:57 ID:oMcvjlRJ
今度こそ準備万端整え、いよいよ本番だ。なんかドキドキしてきたぞ。
レオンはぺろりと自分の唇を舐め、右手の指でこれから俺の入る場所を押し広げた。
綺麗なピンク色の内壁が粘液に濡れてぬらぬら光っている。
うお、いい眺め。鼻血吹きそう。
次いで左手をゴムを被せた俺の分身に添え、その場所へと導いて行く。
熱く蕩けた粘膜に分身を飲み込まれ、俺は思わず呻き声を漏らした。
あああ、俺いまあのレオンと合体しちゃってるよ。
奴がエロいとしか言いようの無い声を上げながら腰を振り始めた。
いきなりトップギア、エンジン全開だ。うああ、容赦ねえ!
腰の動きに合わせるように内部がうねり、俺を喰いちぎらんばかりの勢いで締め付けたかと思うと
柔らかまとわりつき、ひくひくと震える。
ポルノ小説でしかお目にかかったことががないけど、これがいわゆる名器ってやつか?
反撃の余地もないまま俺はコーナーに追いつめられ、あっという間にダウン寸前だ。
溜まるだけ溜まってたとはいえ、このまま呆気なく終わってしまうのはいくらなんでも情けなさすぎる。
俺にも意地と面子ってもんがあらあ。
必死で化学反応式を思い浮かべたりレポートの文章を反芻してみたけれど、無駄だった。
頭の中でテンカウントが聞こえ、ゴングが鳴り響く。
……負けた。完敗だ。

06-420 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:03:56 ID:oMcvjlRJ
レオンを見上げると、案の定『えっ??』というような顔をしている。
頼むから時計を確認しないでくれ。
あ、あのな、これは久しぶりだったのと、酒と、油断のせいであって、
いつもこんなに早いわけじゃないからな。
あ、何だその微妙な表情は?
『うんうん、分かってる。』って、ほんとはそう思ってないだろ絶対!
これはナニか、アダルトビデオとかで男が自分より粗チンだったり早漏だったりすると妙に嬉しいという、例のアレか?
…何かアタマにきたぞ!リターンマッチじゃ、リベンジじゃあ!!
繋がったままレオンの腰を抱え、上半身を起こして体勢を立て直す。
今度は俺が奴の上に乗っかる形になった。
自慢じゃないが、回復力には自信がある。このまま2ラウンド目突入だ!
驚いたレオンが何か言う前に、攻撃を開始した。先手必勝!攻撃は最大の防御だぜ!
上から抉るように、下から掬いあげるように、ガンガン突きまくる。
たちまち奴は泣き声をあげながら、俺の首っ玉にかじりついてきた。
「ああっ!クリス、凄いっ!」
ふっふっふ。1回出してるから、今度は余裕だぜ。
強く弱く、リズムを取って攻めながら、レオンの様子をうかがう。
ようし、そろそろだな。
頃合いを見計らって、ぎりぎりまで引き抜いて一気に突き入れる攻撃パターンに切り替える。
「こっ、壊れる!壊れちゃうよぉ!」
レオンは半狂乱になって長い髪を振り乱した。
動きが一瞬止まり、俺を飲み込んだ器官がビクビクと痙攣して奴が絶頂に達したことを伝える。

06-421 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:05:27 ID:oMcvjlRJ
こっちもつられてイきそうになるのを何とか踏みとどまり、
ぐったりしているレオンを膝の上に抱きかかえて今度は下から揺さぶりにかかる。
いわゆる対面座位ってやつだ。
上体を反らせてベッドに手をついたレオンの尻を左右からがっちり掴み、
深く結合しながらじっくり攻めたててやる。
奴はもう喋ることもできずに、切れ切れに啜り泣くだけだ。
突き上げる動きに合わせてぷるんぷるんとバストが揺れ、
繋がった部分からグチュグチュとやらしい音が響く。
安物のベッドが盛大に軋んで今にもぶっ壊れそうだけど気にしない。
アパートの壁が薄くて防音がいまいちなのはちょっと気になるけど。
とろとろの熱い肉が、また小刻みに震えながら俺を喰い締めてきた。
これ以上は俺も堪えられそうにない。
よし、今度は一緒にいくぞ。
レオンの背中を支え、耳元でそう囁いてやると、奴は頷いて腕を首に巻き付けて来た。
そのまま唇を重ね、舌を絡め合いながらお互いのタイミングを計り合う。
二人ほぼ同時に沸点に達した快感が背骨を駆け上り、俺は今日2回目の爆発の瞬間を迎えた。
もつれあったままベッドに倒れ込み、しばらくは言葉もなく肩で息をする。
喋るのも億劫なほど消耗している癖に、一旦火の点いた欲望は一向に収まる気配もない。
まだまだ序の口だからな。覚悟しろよ、レオン。
そう言うと奴はにっと笑って親指を立てやがった。

06-422 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:09:15 ID:oMcvjlRJ


飲み過ぎた翌日に頭が痛くなるのは当然の事としても。
今朝の俺の頭痛はアセトアルデヒドによってもたらされたものでは無かった。
いつもよりずいぶん遅く目を覚ました俺は、数分後には文字通り頭を抱えることになった。
昨夜のあの強烈な出来事は、実は夢だったんじゃないかと最初は思った。
だって突拍子もなさすぎるだろ?
あのレオンが女性化してて、しかもそれとやっちまったなんてさ。
夢で終わらせないとか何とか、能天気な歌があったような気がするけど
夢であってくれと切に願わずにはいられない。
だけどベッド周りの惨状を見れば、あれは現実だったと認めざるを得ない。
ベッドはぐちゃぐちゃ、シーツはガビガビ、服や靴はそこらじゅうにほっ散らかされて、
ゴミ箱には丸められたティッシュの山。
中身はもちろん使用済みコンドームだ。優に半ダースはある。
しかし、あれを使うだけの理性が残ってたんなら、なんで思いとどまらなかたんだよ、俺。
しばらく酒は控えよう。真剣にそう思った。
それにしても。
俺は傍らでまだ眠っているレオンにちらりと目を向ける。
こいつが起きたら、何て言やいいんだ?
『昨夜のあれ、一時の気の迷いだから。無かったことにしといてくれる?』
とは言えないよなあ。
かといって、『責任とります。』というのも何か違う。いや、絶対違う。
とにかく気まずい。むちゃくちゃ気まずい。
などと悶々としているうちに、昨夜のクレイジーとしか言いようの無いのアレやコレやを
ばっちり無修正で思い出してしまい、顔がかーっと熱くなった。
酒の勢いって恐ろしいわ。素面じゃぜってー無理だ、あんなこと。
しかし。それだけ酔っぱらってたとなると、ちゃんとしたつもりで実は出来てなかったかもしれないな…避妊。
顔面に上った血が、こんどはざーっと音をたてて引いて行く。
どどど、どうしよう?失敗してたら、やっぱり結婚するしかないのか?そうなのか?
第一、 あいつは法的には男、女どっちなんだ?

06-423 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:16:05 ID:oMcvjlRJ
一人で赤くなったり青くなったりしていると、レオンが目を覚ました。
奴も最初は状況がよく理解できていない様子だったが、そのうち思い出したらしい。
天を仰いで額に手を当てている。
あ、あのな、レオン…。
「あちゃー、ま た やっちまったか…」
またって、お前!
「あ、いや、そんなしょっちゅうって訳じゃ…」
あたりまえだ!こんなこといつもやってたら洒落にならんぞ!
そ、それよりな、大丈夫なのか?
「へ?何が?」
に、にん、妊娠だよ!可能性はないのか?
「あー、それなら無い、無い。多分。」
多分、なのか…。
「おれ、今まで妊娠とかしたことないし。」
お前、ついこの間まで男だっただろうが。
「ま、平気でしょ。もし2ヶ月たっても生理が来なかったら連絡するし。」
………………。
「じょっ、冗談だってば!そんなもん、ハナっから無いって!
生殖能力のある寄生体は除去済みだから、もう大丈夫だよ。」
先にそれを言え、先に!
「だから、全然気にする必要ないぜ。クリスが初めてって訳でもないし。」
それはそれで、問題があるような気もするが。
「ほら、あれだ、何つうの?犬に噛まれたと思って忘れなさいってやつ。」
おまえはケルベロスかよ。
「ちょっと違うか?出会い頭の事故みたいなもん?」
なんか泣けてきた。いろんな意味で。

流石にレオンも気まずかったのか、シャワーも浴びずそそくさと、
けれど妙にすっきりした顔つきで帰っていった。
嵐が去った後に、俺だけがぽつんと取り残されたみたいだ。
その嵐たるや、カトリーナ並みのハリケーンだったけど。
床の上に投げ出されたジーンズを拾い上げ、ポケットから携帯電話を取り出す。
ちょっと迷った後、俺はある番号を押した。
………あ、バリー?おれ、クリス。今、大丈夫?休みの日に悪いな…
いや、別に急用って訳じゃないいんだけど……ちょっと話したくなってさ…
うん…聞いてくれる?


クリス・レッドフィールド32歳独身の、明日はどっちだ?

06-424 :これでもバイオ好き:2009/06/22(月) 23:17:33 ID:oMcvjlRJ

以上です。
また長々とおつきあい頂き、ありがとうございました。
では、失礼します。

06-425 :名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 00:08:15 ID:JqQKXArC
続き待ってたぜー!期待以上!!GJ!

06-426 :名無しさん@ピンキー:2009/06/23(火) 23:53:38 ID:c8DtvJT3
いつの間にか来てた!GJ

06-427 :名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 00:15:15 ID:XJwn1/W/
>>424
GJ!
バイオよく知らないけど楽しめた

06-428 :名無しさん@ピンキー:2009/07/01(水) 16:23:24 ID:ZCbgFgWd
話の流れ切るが、このスレの住人はルカとかネルファ知ってるのかな?
他人の個人サイトなのでアドレスはあえて出さないが、もし知らなかったら「DDB 小説」で検索してみ。
萌えるから

06-429 :名無しさん@ピンキー:2009/07/02(木) 04:08:55 ID:nNXB/59c
バイオのss萌えすぎてバイオ4買ってきた。怖いから敬遠してたジャンルだが
面白いなー。レオンえろいよレオン。
>>424乙です!

06-430 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 05:40:55 ID:qtzbEVcg
>>429
そんなお前に萌える

06-431 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 08:22:29 ID:gHOxqpYF
すいませーん
エロの前段…までの投下ってOKっすかー?
なかなか書きあがらんで全文投下が出来んのです

06-432 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 09:54:55 ID:Jd4MYToX
wktk

かもーん

06-433 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 21:56:00 ID:gHOxqpYF
OK?まじで?ヤッター
二次で女性×女体化も込みなかんじであります
…前段だから関係ないな。
もうちょい直して今夜じゅうにきまっす、三時間後くらい

06-434 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:21:31 ID:Jd4MYToX
裸で正座して待ってるぜ

06-435 :名無しさん@ピンキー:2009/07/05(日) 22:53:06 ID:9Q2UhdhC
そういう風に内容書いてくれると
荒れない原因になると思う

06-436 :名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:07:44 ID:gEN6gbO4
経過報告なしか

06-437 :名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:26:34 ID:N3stpx8h
>>443の書き込みが21:56

もう少し待とうぜ兄弟、あと30分もあるじゃないか

06-438 :名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 00:57:24 ID:wRAmgEDZ
足が・・・・しびれて・・・・・

06-439 : ◆xmpqoWnvjw :2009/07/06(月) 01:29:05 ID:QTHZk5AP
ちょ、前段ですって
起きてたら頼むから足くずしてください!!>438
遅刻をおわびもうしあげます。


ワンピで女体、架空の戦後編、コミックス派注意
ルフィとハンコックとまさかのBW女社長でお送りします。
前半ハンコック、後半ルフィが主の予定。3Pは…どうだろう…
NGワード「まだらのひも」  プラス念のためトリップ。
エロより与太が長いです。
不自然な一人称がありますが勘弁してください。

で、今回エロ前の2レス足すあとがき1レスだけ
いきます

06-440 :まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw :2009/07/06(月) 01:34:32 ID:QTHZk5AP
女ヶ島の港につく半壊の軍艦の甲板。臥待月の上がった空の下にこうこうと明かりがともる。
賑やかな囃し声、調子はずれの歌声が輪になる。囚人達にとって久方の娑婆の宴だ。
その一方、宴を見下ろす豪奢な一室で、ぴんと張りつめた空気が流れていた。


ごろん、と重たげな音が部屋を渡っていく。

話があるといわれて待っていればこれだ。
「何のつもりだ…貴様」
地を這うごとき声にも動じずに、大柄な女は笑っている。
「女帝サマの要請よ。領海に入ってこの島の岸に船をつけるからには、国の掟に従わなければならなッシブル」
男子禁制の島に停泊する船に課せられるものはひとつだ。本来全排除されているところだが、ここは事情が異なる。
悠々とテーブルに腰掛け、濃紺のボンテージに身を包んだ彼女は、子供を諭すように、しかしあきらかにからかいを含んだ声で言った。
差し向かいの暗がりに掛けた女は黒衣だ。肩が落ちて腰が余り、微妙に着丈が合っていない服の所々を、しなやかな細身の稜線が押し上げているのがわかる。
白く握り締めた右手。左袖からは何も覗いていない。顔を横切る大きな傷の上に、柔らかな髪がおちかかっている。
日中の戦闘と、つい先程までつかっていた湯と。その他諸々で重い身体を怒りの気にそめあげて、黒髪の女が睨みをきかせていた。
「怖い顔は変わらなッシブルねえ。ただでも傷物なのに」
ひらひらと手をふるイワンコフ。
これでも譲歩させたのだ。日の落ちた間だけ、女帝の手に少なからぬやっかいをかけそうな男だけでよいと。
「俺だけじゃねェかどう考えても。嫌がらせか」
「ヴァナタ一人だけ?そう思う?」
「……まさか」
「確かめたければどうぞご自由に。ちなみにね、ジンベエなら領海外まで羽を伸ばしに出てるわ」
(逃げたな…)
要人護送目的でしつらえられていた艦の一室を占有するにかまけて危機を察せず、逃げ遅れた身を呪うよりほかない。もっとも、辛くも処刑前に断頭台から拾い上げたエースを筆頭に
酷く消耗し負傷した者も大勢乗せている船だ。
一行を匿うといいながら、この非常事態の最中にふざけた真似に出る女帝とオカマの女王とを読みきれなかったところには何の非も感じない。
夜間の戦力を削っているともいえる行為である。ただしここはアマゾン・リリー。男は弱い生き物と国中が考えている国でもあるわけだが。
「私達はどこの港へ寄り付くにも障りのある船に乗り合ってる。ここに匿ってもらってる身の上で文句言えた義理じゃないね。それにしてもヴァナタ」
強い酒の匂いが近づく。
「意外じゃあないけど…上玉に化けたわねェ」
酒瓶を投げつけるも、派手な女の背中はあっという間にドアの向こうに消えて、むなしく空瓶だけが返ってきた。
すっかりゆるんでしまった指輪をこぼしそうになり、赤く色づいた唇の奥で舌打ちする。いまいましげに全て外してベッドに投げ入れる。
髪が乾ききるまで葉巻を手にする気になれず、といって今の身体で右手を迂闊に使うわけにもゆかない。先程から左手の錘をひとつの中心に、身体感覚が大幅に狂っている。
クロコダイルは憤懣やるかたない思いで頼りなくなってしまった身体を肘掛け椅子に沈めていた。ごろんと重たい鉤爪が、また一方の船室の床を転がっていく様を背に聞いて、重いため息をつく。
開いた窓から入る夜風が心地いい。沖に出たアマゾン・リリーの護国の士たちは静かに任についており、彼女たちに守られる港で囚人たちの無礼講は盛り上がりをみせている。
甘ったるい女ヶ島の果実酒に辟易して、クロコダイルは夕餉の後すぐ部屋に引き上げていた。イワンコフの来訪を無視していれば安息そのものの夜だったはずだ。…否。
それでも奴は入ってきて、やることを済ませて去っていったであろう。
しかも先程の言いようだと、己の腹心の部下も同様の姿になっている可能性があった。
一目確かめるべきなのだろうが正直見たくない。愉快とはいいがたい想像をなんとか追い払おうとしていた、その時だった。
何の前触れもなく、ばちん、と窓枠に跳ねた人影が、そのまま侵入してきた。

「ワーーーニーーーっっ!!!!ここかっ!!!」

巨大な酒樽ごと飛び込んできた男は、まっすぐクロコダイルの……前を横切って、船室の隅に酒樽を叩き下ろし、どっかりと胡坐を組む。
そのまま壁に向かって、
正確にはイワンコフよりも前からいた先客に向かって、渾身の力で叫んだ。
「飲み比べだ、今すぐおれと勝負しろ!!!!」

ごろん。
麦わらと相対している先客は、無邪気なまるい双眸を侵入者に向けていた。

06-441 :まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw :2009/07/06(月) 01:41:30 ID:QTHZk5AP
酒樽からは強い花の香りがしている。


「一番強ェやつもって来た」
ごろごろ。しゅるるる…ごろろろん。
「杯をとれっ、さあ!!」
ふしゅるちゅるるる…ごろん。
「こっち向けよお前エェ!!!」
ちゅきゅるるるる……



やっぱり吸うか。葉巻。
乾くのを待つのも億劫になってきたクロコダイルは、ベッドと姿見の間に吊るしたファーコートに歩み寄った。ケースごと一式を取り出しテーブルに戻ると、
麦わらのルフィがあっけにとられた目で、先客とこちらを見比べていた。
「よォ麦わら。飲みすぎか」
麦わら帽子の背後で暢気にきゅるきゅると尾の先を振っているのは、毒々しい桃色の大蛇だった。主に似ずに人なつこい、蛇姫の眷属だ。
風呂を使っている間に部屋に入り込んで、何が楽しいのやら、外していた鉤爪に大喜びでじゃれついていた大蛇を、クロコダイルは結局追い出さずにいた。
得意気に尾を振りたてて、丁度音の鳴らないガラガラのように赤銅色の巨大な鉤を振り回すさまに、何やら思うところがあったらしい。
あいつら餌とれてんのかな。そもそも無事か?特段食って旨いわけじゃなし、始末されてなきゃいいんだが。
「わ…わにが、二匹……??」
口を切る前の葉巻をさすがに取り落とし、クロコダイルはぎらりと麦わらを睨みつける。


宴の前座、数刻前の夕餉の席。
女の姿で食事をしていたイワンコフを、この男は最後まで、イワンコフ当人と認めなかった。面白がったオカマの女王は無理に是正もしなかった。
同席したイナズマの姿にはさらりと首肯していた。「うん、ちょっきり半分だ。間違いねェ。カニちゃんだ」とは本人の言だ。
男が女になったところでたいした驚きもなく受け入れているところがありながら、等身から様変わりしてしまうイワンコフにはどうしてでも納得いかなかったらしい。
まあ…男としてならば、気持ちはよく分かる。あれとこれとは絶対別物だ。そうでなければならないはずだ、と思いたい。分かるのだが。

「てめえこの俺を本気で鉤と傷とで見分けてん…っ!何だ!!」
樽をほいと放り出したルフィは、無言でクロコダイルの胸元に手を伸ばしていた。翠のカフスがはじけて転がっていく。かまわずに黒シャツを引っ張り出しにかかった腕を
払おうと上げた右手が、次に左が捕り返される。ルフィの手はとらえた手首ごと黒シャツの襟を掴みなおして、左右に割り開いた。
びくっ、と息をつめた白い喉元。その下に常ならぬものが…ふっくら柔らかな膨らみが二つ、顔をのぞかせている。
女ホルモンを打ち込まれてものの10分、正真正銘だれにも触らせたことのない処女地であるところのそれは、しかし特段有難がられることもなく踏み荒らされていった。
シャツごと腕をとらえたままの掌でぐいぐいぐいと揉みこまれて、クロコダイルが小さく呻く。今こそはっきりとその所在を確かめたルフィが叫ぶ。
「絶対なかったもんが生えてんじゃん!お前誰だよ!!」
「誰も何もねェだろうが!!これでわからんなら諦めろてめェ、この手離せ!!」
「ワニに乳とか普通に無ェだろ何だこれ!?あれ、いやでもワニだよな!?この匂い…」
Fカップマシュマロにワニが生えてるなどといわれなかっただけでルフィの中ではわりと好待遇である…という絶望をクロコダイルは知らない。
鼻先を首筋に突っ込まれて、クロコダイルは今度こそ悲鳴をあげかけた。身を引こうとして椅子ごと倒れる。蹴りのけようとした片足をゴムの腕がくくりとる。
そのまま乗りかかられてはひとたまりもない。半乾きの身体から鉤爪を離したことを本気で悔やんだのと同時に、もう一度ドアが開いた。


「ルフィ!ここにおったの…か……」

花の香りが濃くなる。またしても来訪者だ。どいつもこいつもノックなしに入ってくる。
振り返ったクロコダイルは、背にした窓越しに、甲板いっぱいの囚人と女たちとがその一瞬で静まり返り、次々に倒れ伏すのを感じた。
世にもおぞましい覇気を立ち上らせて、島の女帝がゆっくりと扉をくぐる。
床に組み倒した女の、派手に裂けたシャツの合わせから、むくりとルフィが顔を上げる。
「おう、…蛇女!」


見たまま言うな。この命知らずが。

06-442 : ◆xmpqoWnvjw :2009/07/06(月) 01:45:52 ID:QTHZk5AP
今回はここまでです。続きはちょっと遅くなります
戦後のインペル海賊団的お話ですが、今すでにダウト確実なネタが色々と…
どうか戦争編より前に全部書きあがりますように。

次回からはさすがにもうちょっと短いと思います
それではおやすみなさい。

06-443 :名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 06:25:30 ID:wRAmgEDZ
朝まで しんでた

これは続けて欲しい

06-444 :名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 13:31:58 ID:/OXH7xz0
保管庫読んできた

ボクたちの選択ってpart3で終わったの?

06-445 :名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 13:40:37 ID:4SgljAAO
別のところで執筆されて、数年前に完結したよ。
確かpart50だかまで続いていたかな。
でもそこも閉鎖されているから、ログを漁るのはもう不可能かと……。

06-446 :名無しさん@ピンキー:2009/07/07(火) 20:31:17 ID:+cCDnbs1
ttp://yellow.ribbon.to/~hikyousei/

途中までならここにある

06-447 :名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 22:29:40 ID:EbM4p0x4
作者の人がブログ立ち上げて
最初のほうから載せ直してる。
http://weili.sblo.jp/

FF7のSSの推力さんと同一人物だったとは不覚。

06-448 :名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 01:28:01 ID:klqSRVTg
人外スレのたーくんの人でもあったのか……凄いなこの人

06-449 :名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 19:17:58 ID:NMXYtALf
>>447
あんたageた上で個人サイト晒しするなんて最低な奴だな
「FF7の」なんて書いてるんだから、その作者がサイト晒されるのをすごく嫌がることくらい知ってるよな?

06-450 : ◆xmpqoWnvjw :2009/07/12(日) 14:48:45 ID:jsVWFOdN
変な時間にこんにちは
えーと
上のつづき投下してもいいっすかね

06-451 :名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 15:19:03 ID:biKtDTG0
どうぞどうそ

やっと全裸待機終了できる

06-452 : ◆xmpqoWnvjw :2009/07/12(日) 17:25:03 ID:jsVWFOdN
人がいらしたみたいで
すいませんお待たせしました
夜まで空けなくてよかったよ危ねえ!

てか終了ってなんすか、着てくださいって>451
終わってないですし…エロだけど…。


注意書き>439 
今回も2レス&1
女ホルモン打たれると皆軒並み女言葉のはずだったと今さっき気づいたんですが
クロコダイルは死ぬほど口悪いってことで納得していただけると幸いです

ではいきます

06-453 :まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw :2009/07/12(日) 17:30:18 ID:jsVWFOdN

なぁ聞いてくれよ。こいつなんか混じってるんだ。ワニが女とまざってる。
おれワニに用があんだけど出てこねェんだ、でも絶対、こいつでさ…間違いねェんだよ。
おれは勝負がしたいんだ。


子供のように訴える麦わらに寄り添って、夜目にも艶な姿の女がたおやかに頷く。
『そうじゃな。では』
ごく優しく髪を撫でてくる、白魚のような手が恐ろしい。
『上手く化けたこの皮を…剥いでやればよい』

むせかえるような蘭の香りが覆いかぶさる。
『わらわに任せよ、ルフィ』
すでに頭痛のとまらない頭をかかえて、クロコダイルはあえかな息をついた。


熱帯夜の気にあてられた床の上に、見事な黒髪が流れる。
ぬるりと紅い、絶世の美女の唇が蠢いて、首から肩のそこかしこに降りてくる。
目を閉じるとその裏に、たたえられた紅が満ちてくるようで、いっそう息が苦しくなる。
身体さえ元のままであったなら大歓迎のはずだが、今は悪夢だ。
昼の姿は見るかげもない無惨な格好になって、白い身体が組み敷かれていた。
腕に走る痛みに、クロコダイルが眉根を寄せる。

「何を考えておる?」
「…別に。女に縛られるの久しぶりだと、思っ、…っぁ」
「ふふ、どんな具合だったのじゃ」
「は、興味、ねェだろ?…っく、んんっ…」
軽口も限界だ。
目を下げたすぐ前でむにゅりと、生白い乳房に良く磨がれた女の爪がつきたてられている。荒い呼吸に
あわせて波打って、はっきりと揉みしだかれる感覚を伝える。
異様な光景に思考がついていかない。


麦わらと違ってもののわかる女帝は、身体がどうあれ、見知らぬ女の中身が誰であるかは即座に見て取った。
それでも。恋を知った身になってはじめて今宵、不意打ちで火をつけられた女帝の嫉妬心は、その矛先を納められずにいる。
初見の一撃で戦意喪失させられていたクロコダイルに退路はなく、 
苦しまぎれに理不尽さを指摘したところで、きつく組みついてくる柔らかな手は止まらなかった。
「わらわの不興を解くに尽力するのは、あたりまえであろう?」
「島の女どもじゃ、あるまいし…、っ割りにあわね…んだよ」
「では耐えぬいたら褒美をとらせようか…名案じゃな。夜が明けたら当代憲章に加えよう」
「おれ、冬島でお前みたいな王様見たことある」
「ルフィ!?わらわのようなとは、ど、どのようなおなごじゃ…!?」
「や、男だし。ていうか」
ワポルのことであるが蛇姫の知るところではない。

ルフィは興味津々といった態で動向を見守っている。ベッドに腰掛けて、
晴天の下で闘牛士と暴れ牛の入場を待っているような眼だ。
何が始まるかまるで分かっていない顔がにゅっと覗き込む。
「それ何がどうなってんだ?痛くしてねえんだろ?」
全身に血をのぼらせて、背後から絡みつくハンコックの腕のなかでもがく肢体。女の身体をしたクロコダイルは、まだ着衣のままだった。

06-454 :まだらのひも  ◆xmpqoWnvjw :2009/07/12(日) 17:36:32 ID:jsVWFOdN

緩んだ裾から肌をつたって這い進む女の掌。じっとり汗が浮いた上に裂かれたシャツが黒くまといつく。
薄い肌をひたすら撫で回されている、ただそれだけで身の奥の熱に呼吸が絞られてゆく体が疎ましかった。
甘く首筋を食む唇がじりじりと背をはぐり下りはじめて、後ろ手の拘束もかまわずに、しなやかな背筋が強張る。
音を立てて女の両手に食いつく革紐一本を戯れに引き、ハンコックが微笑む。
「起きよ。ルフィが見たがっておる」
「…」
「出来ぬか…?」
低く囁きを注がれた耳から脳裏が真っ赤に塗られていく感覚に、クロコダイルがぞくりと震える。


ベルトから深く入り込んで膝頭を引っかいていた爪が止まり、汗と体液でとうに濡れた太腿の内側をなぞりあげてゆく。
逃げ場がない。ふいと顔を伏せるクロコダイルの頬に、ハンコックの唇がちゅ、と吸い付いた。その指が動く。
秘裂のはじまる箇所を親指が押さえ込んだ瞬間、背筋からつま先まで打たれたように電流が伝った。
ハンコックの手を太腿に挟み込んだまま、がくがくと膝がわななく。ぬめる裂け目に沿わせた二本の指が無造作に曲げられ、
ずぷりと沈み込む。尖る爪が浅いところを引っかいてくる。その度に痙攣の波がおきて止めることができない。びく、びくん、と跳ねる身体を
利用して、上体が引き起こされる。女帝の足が片方絡んで、支える両膝が開いたままになる。
ちゅぷり、ぬぷ、と音を立てて、這入りこんだ内側がかき混ぜられる。腰をよじっても指は抜かれずについてきて、狭い内壁を押し揉むように
奥まで探られる。滑らかな肌から酷い汗がふき出して、服ごとぞっくりと全身を浸し、クロコダイルから力を奪う。
中はまだ青いな、と嬉しげに肩口に吹き込むハンコックの囁きを、何かが邪魔してよく聞こえない。
乱れに乱れた自身の呼吸だとわかるのにだいぶかかった。
「どうした…先は長いぞ?クロコダイル」
「趣味悪ィ…」
「聞こえぬな。こっちは嬉しがって涎を垂らしているというのに」
「やめ…っ、どこのオヤジだ」
「減らぬ口よの。ルフィ、どうじゃ?分かるか?」
「分かんねェ。降参。脱がしちまっていいか」
「なっ……」
ルフィがベルトごと着衣を掴み、床についた膝まで引きずり下ろす。
制止する間もなく、布きれとなって肩にかかっていたシャツの裾の前を無遠慮にめくりあげられて、息が詰まる。
ハンコックがいたずらに埋めた指を蠢かせている。みえない、と、その手首を男の手がとった。
一気に引きずり出す。
内壁に絡みとっていた指を引き剥がされ、痛みだけではない衝撃に身を反らせて、クロコダイルは声も上げずに悶えた。
震えをおさめられない白い太腿が掴まれる。濡れた女の指が、柔らかな毛をさらに湿らせて巻き取り、くいと上に引いてくる。
かすむ視界の中で睨みつけた先には、裾の下に半分潜りこんだ麦わらが見えた。
見られている。
指がひいて空になったはずのそこが勝手に窄まり、奥から沁みる熱い滴りに埋まってゆく。

「なんか漏らしてんぞ?…」
砂人間から水漏れ、というのがルフィには理解できない。
茫洋と熱にうかされるクロコダイルの頭は別の意味を汲みとっている。
難しい顔で濡れそぼるそこを覗き込む麦わら帽子に、クロコダイルは本気で死にたいと考えた。


ふと麦わらが目を上げる。ナミんときみてえだな、とつぶやく声がする。
熱い男の指が前髪を分けて、頬にふれてくる。
「こんな熱いのに震えてんのか」
背後でじわりとふくらむ、蛇姫の微妙な殺気。
止まない頭痛がまた増した。

06-455 : ◆xmpqoWnvjw :2009/07/12(日) 17:40:50 ID:jsVWFOdN
えー…ルフィが童貞気味ですみません。これは謝りどころだ。
たおやかドSハンコ攻め、もっとやりたかったが時間がない。
三石ハンコック登場より先にもっと書きたいと思います。
それではまた

06-456 :名無しさん@ピンキー:2009/07/12(日) 20:34:53 ID:biKtDTG0
>>455
乙乙!

爬虫類百合プレイ超エロスでおいしいです!

06-457 :名無しさん@ピンキー:2009/07/13(月) 01:14:56 ID:ckBDukn3
>>455
ハンコのねっとり言葉責めイイ!
ワニがどんどん崩れていくのもたまらん

続き待ってます!

06-458 : ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:50:22 ID:htpftuUw
いきなりですが入れ替わりのSSを置いておきます。

♂小学生⇔♀高校生
近親ぽいですが、実は姉弟ではありません。
それではどうぞ。

06-459 :真理奈と直人(1/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:51:49 ID:htpftuUw
夜のリビングで、一組の男女が静かなひとときを過ごしていた。
「ん……この角度じゃ奥まで見えないわね……」
ソファに腰かけた寝巻き姿の女はまだ若く、どうやら未成年のようである。
短い髪を鮮やかな茶色に染めた顔立ちは少々きつめだが充分以上に整っていた。
寝転がって女の膝の上に頭を横たえているのは、彼女よりもっと年下の少年だった。
中学生にも見えないあどけない横顔と小柄な体格、女の子と見間違うほど繊細な顔の造作。
黄色の可愛らしいパジャマを着た少年はさらさらした黒髪を女の膝に乗せ、
ソファの上に縮こまって身を硬くしていた。
「う――今、カリって……」
「痛かった? ごめんね、もうちょっと我慢して」
女は上から少年を見下ろしながら、耳掻きを彼の耳に突っ込んでいる。
あまり慣れていないのか、女のたどたどしい手つきに少年は時おり抗議の声をあげたが、
部屋の壁を見つめるその表情は慎ましい幸福感で占められていた。
「お、とれた――ほら見て直人、結構大きいでしょ」
「ホントだ……ちょっとびっくり」
二人は顔を見合わせ、楽しそうに笑った。
無事に少年の耳掃除を終えた女が彼の背を押して共に寝室へと向かう。

「ありがと、まりなお姉ちゃん」
「ん、また溜まったら言いなさいよ。あんま上手くないけどね」
「うん。じゃあおやすみなさい」
部屋に一つしかない大きめのベッドに潜り込み、少年がすぐに寝息をたて始める。
女はそんな彼の無邪気な寝顔を目を細めて眺め、小さな声でつぶやいた。
「おやすみ直人。ふふ、幸せそうな顔……」

そのまま一緒に寝床に入ろうとした彼女だったが、急に何かを思いついたような顔になると、
立ち上がって部屋の反対側、乱雑に物が置かれた棚に手を伸ばした。
そしてそこから錠剤の入った小さな透明の瓶を取り出す。
「そういえばこれ――この子に使ったらどうなるかしら」
小瓶を手に面白そうに笑う表情は子供っぽく、まるで悪戯をする悪童のようにも見えた。
「ふふふ……物は試しね、やってみよっと♪」
ケータイを手早く操作してうなずいた女は、瓶を開けて中の錠剤を一粒だけ口に含んだ。
それを嚥下せず、寝ている少年の下に歩み寄ると意識のない彼にそれを口移しで飲ませてやる。
――こくん……。
彼女は少年がちゃんと薬を飲み込んだことを確認すると、
もう一錠それを取り出して今度は自分で飲んだ。
「ああ――始まった……あは、あはははは……♪」
だんだんと意識が薄れ、女のまぶたが重みに耐えかねて下りてくる。
楽しそうに笑う女は少年と同じベッドに横たわり、そのまま眠りの国へと旅立った。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-460 :真理奈と直人(2/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:52:39 ID:htpftuUw
翌朝は寒さも和らぎ、幾分か過ごしやすい気候となった。
元気のない太陽が東の空から顔を見せ、さえずる小鳥が家々を飛び回る。
カーテンから薄明かりが差し込む部屋の中、女は気だるげに目を覚ました。
「ん――」
軽く目を開けて薄暗い天井を見上げる。
まだ覚醒しきっていない頭を働かせ、彼女はゆっくりと身を起こした。
「ふあああぁ――なんか眠いなぁ……」
細い指を口に当て、高い声でそうこぼす。
女はそのまま半ば閉じた目で部屋を見回していたが、ふと何かに気づいたように小さな声をあげた。
「……あれ?」
驚いた様子で自分の体を見下ろす。
ゆったりしたチェックのパジャマの胸元には二つの豊かな膨らみが揺れている。
膝までの裾から生える脚は長くしなやかで、見下ろした女の視界の中で形のいい曲線を描いていた。
「……これ、おっぱい? ボクの胸――あれれ?」
長い指で自分の胸を揉み始めた女だったが、その表情はどんどん驚愕に歪んでいく。
信じられないものを見ているかのように呆気に取られた彼女の美貌。
とうとう女は叫び、朝の落ち着いた静寂を引き裂いた。
「なんで――ボク、どうなっちゃったのおっ !?」

その大声に、同じベッドでぐっすり寝ていた少年も目を覚ました。
「うぅん、うるさいわねえ……直人、どうしたのよ」
「――え…… !?」
驚愕の上に驚愕を重ね、女が少年の顔をのぞき込んだ。
年の差は五、六歳といったところだろうか。似ているようで似ていない、そんな少年と少女。
女は目を見開き、震える手で彼を指差した。
「ボ、ボクがいる……? なんで…… !?」
「あ、直人があたしになってる。成功ね、ふふっ♪」
彼は声変わりも済ませていない少年の声で嬉しそうに言った。
「直人、あたしよあたし。あたし真理奈よ」
「え――まりなお姉ちゃん…… !?」
あどけない顔の少年が軽くあくびをして話を続ける。
「そう。あんたはあたしになってるでしょ? 寝ている間に体を入れ替えたってわけ。
 だから今はあんたがあたし、あたしがあんたになってるのよ。わかった?」
「え……えぇ――えええぇえぇっ !!?」
真理奈は短い茶髪を逆立て、再びの絶叫で部屋の空気を振動させた。

慣れない女の着替えだったが、真理奈は直人に手伝ってもらって無事に高校の制服を着終えた。
「ほら、あっち向いて」
「うん……」
頬を朱に染め立ち上がった真理奈がくるりと回って少年に背を向ける。
彼女の紺のスカートの筋を伸ばして整えてやると、直人は満面の笑みでうなずいてみせた。
「はいOK。これでどこから見ても恥ずかしくない女子高生の完成よ」
「う……うぅ……」
巨乳を包むブラジャーも、その上に着るセーラー服も、下半身を覆う短いスカートも
今の彼女にとっては全てが羞恥の対象となる。真理奈は上気した顔で少年を振り返った。
「ホ――ホントに、ボクがお姉ちゃんの代わりするの?」
「そうよ、そう言ったでしょ?」
「うぅ、恥ずかしいよぅ……」
ベッドに座る少年を泣きそうな顔で見下ろす女。
それとは対照的に、彼の方はどこ吹く風といった感じで彼女に向かって微笑んでいた。
暖かそうな緑色のトレーナーと薄いベージュのデニムパンツを身にまとい、
足元に置かれた黒いランドセルを面白そうに眺めている。
「ふふふ、小学校かぁ……何年ぶりかな?」
「お、お姉ちゃん……お願いだから元に戻してよぅ……」
「ダメ! 今日はずっと入れ替わったままよ!
 今日一日、ちゃんとあんたがあたしの代役できたら元に戻したげる」
「そんなぁ、そんなの無理だよ……」
「男だったら泣き言いわないの! まあ今のあんたは女の子だけどね♪」

06-461 :真理奈と直人(3/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:53:33 ID:htpftuUw
そのとき家の呼び鈴が鳴り、直人は軽やかな足取りで部屋を出て行った。
すぐに彼は真理奈のところに戻ってきたが、一人の少女が一緒だった。
真理奈よりずっと小柄で可愛らしい印象を受ける、黒いツインテールの髪型をした高校生の娘だ。
「おはよう……真理奈ちゃん」
少女は確認するように小さな声で真理奈に話しかけた。
いつも勝気な彼女らしくない、何かに怯えた兎のような眼差しに少女は思いを確信に変える。
「み、瑞希さん――ボク、直人です……」
「やっぱり……真理奈ちゃん、直人くんと入れ替わっちゃったんだね?」
「そうよ、なんか急にやりたくなってさあ。でも意外と似合うと思わない?
 直人って大人しいし、こう言っちゃ何だけど女々しいっていうか――」
「ひ、ひどいよお姉ちゃん……」
瑞希と呼ばれた少女は同情の視線で真理奈を見つめたが、
その彼女も直人の言葉を肯定せざるをえなかった。
軽くため息をつき、諦めと慰めを込めて少年にうなずき返してやる。
「じゃあ瑞希は直人がちゃんとあたしでいられるように、あれこれ助けてやってね。
 大丈夫よ、直人はまだ小学生だけど賢いから。あたしより頭がいいくらいだもん」
「うぅうぅ――瑞希さん、助けてください……」
半泣きで自分に抱きついてくる長身の女に面食らいつつも、瑞希は笑って明るい声を出した。
「わ、わかったから……じゃあ真理奈ちゃん、学校行ってくるね」
「はいはい、行ってらっしゃい。あ~、あたしも直人の小学校に行かないと……」
少年は二人の女子高生を見送ると、にやにや笑って自分のランドセルを背負った。

朝の光の中、高校の制服を着た二人の少女が肩を並べて歩いている。
茶髪の女は身長に恵まれスタイルも良く、人目を引く派手な顔立ちでよく目立つ。
それに対して黒髪のツインテールの少女は可憐だが小柄で、まるで小学生のような体格だった。
「はあ……なんでボクがまりなお姉ちゃんに……」
背の高い少女、真理奈が長い息を吐いてそうこぼす。
瑞希はそんな親友を気遣わしげに見やって慰めの言葉をかけた。
「大丈夫、すぐ戻れるよ」
瑞希を見返して不安そうな視線を向ける真理奈。
「真理奈ちゃん、変なお薬持ってるからね……。
 私も前に、それで真理奈ちゃんと入れ替えられてびっくりしたことがあるよ」
「……そうなんですか。お姉ちゃんにも困ったもんですね……」
「うーん、ほんとだね?」
その本人の顔で言われ、わかってはいてもつい困惑してしまう瑞希だった。
普段あれこれと言いたい放題の真理奈がこうして気弱な少年の口調で喋っているというのは
瑞希に違和感と奇妙な悦楽とを同時にもたらしていた。
「それで直人くん。真理奈ちゃんの体はどう?」
「はい、やっぱり背が高いし、ちょっと動きやすいです。スカートはスースーしますけど」
自分の腕や脚をしげしげと見つめて真理奈が答える。
「そうだね。真理奈ちゃん、中学までテニスしてたから運動神経はいいと思うよ」
「えーとそれに――なんか、人に見られてる気が……」
真理奈は顔を赤くして、消え入るような声でつぶやいた。
周囲の通行人――主に男が先ほどから真理奈の方をちらちらと見つめてくる。
彼女の豊満な双丘も、長く形のいい手足も、男の視線を集めるのに充分な魅力を持っていた。
女を見る男の目。欲望に彩られた生々しい視線を真理奈は一身に引きつけながら、
今まで感じたことがない恥辱に背筋を震わせていた。
「うーん、それは仕方ないかな。真理奈ちゃんすっごいモテるし……」
「は、恥ずかしい……」
「気持ちはわかるけど頑張って。今日一日の辛抱だから」
「ううぅ――ボク、帰りたいよぉ……」
涙目になって弱音を吐く真理奈の姿に動悸しつつも、瑞希は彼女の手を引いて通学路を歩いていった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-462 :真理奈と直人(4/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:54:33 ID:htpftuUw
加藤真理奈は顔はいいが頭は悪い。
初めて受ける高校の授業に緊張して臨んだ真理奈だったが、幸いにも
周囲の生徒たちも教師も、いつも真理奈が寝ぼけて授業を聞き流していることを熟知しており、
彼女を当てたり、その授業態度に注目したりといったことは一切なかった。
「へえ、ベクトル? ふんふん……これ難しいなあ」
だが今日の真理奈は妙に勉強熱心で、せわしなく手を動かしてノートをとり続ける姿が
級友たちの軽い驚きを誘わずにいられなかった。
休み時間も唯一心を許せるクラスメートの森田瑞希があれこれ世話を焼いてくれたため、
学校生活において彼女が困る場面はほぼないと言ってよかった。
ある、たった一つの点を除いては。

昼休み直前の休み時間のこと、真理奈が瑞希の席にやってきた。
「み――瑞希さん……」
「どうしたの、なお――真理奈ちゃん?」
瑞希が慌てて言い直して親友の顔に目を向ける。
真理奈はもじもじと落ち着かない様子で、言いたいことをはっきりと言えないような、
そんなもどかしい表情で瑞希の前に立っていた。
「あのね……」
こそこそ隠れるように彼女の耳に口を寄せ、小さな声で言葉を続ける。
「実はボク――おしっこしたくなっちゃったんだけど、
 お姉ちゃんの体だからどうしていいかわかんなくって……」
「わかったわ。じゃあ教えてあげるからついてきて」
困った顔の真理奈に微笑んでうなずき返す。
まるで自分が親友の保護者になったかのような錯覚に、瑞希は少しだけいい気分になっていた。

教室を出て女子トイレに向かう二人。
「ま――真理奈ちゃん !? こっちよ!」
「あ……そっか、こっちじゃダメなんだ……」
当然のように男子便所に入ろうとする真理奈を慌てて呼びとめ、
壁が薄い桃色に塗られた女子トイレに連れてゆく。
真理奈は誰もいない周囲を見回し、不安げな表情で瑞希に言った。
「ぜ、全部個室なんだ……入っていいの?」
「そりゃあ、入らないとできないよ」
今の彼女は排泄すら一人でできないかもしれない。そう懸念した瑞希は、
仕方なく真理奈と共に狭い個室に入り、要領を教えてやることにした。
「和式だからちょっとやりにくいかも。とりあえずそこに座って」
「あ、うんちするのと同じでいいんだね……何とかなりそう」
薄いピンクの下着を膝までずらし尿道を開放する。
「ん……」
横では瑞希が気を遣って便器に水を流していた。
――ジョオオオォォ……。
男のときとは違う、漏れ出るような小便の感覚に、真理奈は戸惑いながらも
何とか排泄の欲求を満たし、心地よさげに息をついた。
「ふう――おしっこって、こんな感じなんだ……」
「直人くん、出した後はちゃんと拭いてね」
「え、拭くの?」
「だって拭かないと気持ち悪いでしょ?」
確かに瑞希の言う通り、股の一部が小便に濡れて少し不快だった。
真理奈は軽くうなずき返し、トイレットペーパーで湿った股間をそっと擦り上げる。
「う……!」
くすぐったいような気持ちいいような、何とも言えない感触に真理奈は小さな声をあげた。
だが瑞希が見守っているこの状況下であまり変な反応をする訳にもいかない。
柔紙を便器に捨ててもう一度水に流し、無事に真理奈はトイレを済ませた。
「よかったね直人くん。ちゃんとおしっこできて」
「う、うん……ありがとう……」
水道で綺麗に手を洗い、彼女は赤い顔で友達に礼を述べた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-463 :真理奈と直人(5/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:55:14 ID:htpftuUw
それから特に問題は起きず、真理奈の高校での一日は平穏のうちに終わりを告げた。
日がやや西に傾く帰り道。真理奈は瑞希と一緒に歩きながら笑顔で言葉を交わしていた。
「高校って楽しいんですね。とっても面白かったです」
「そうでもないよ~、みんなけっこう大変なんだから」
「そうですか? ボク、しばらくお姉ちゃんでも大丈夫かも……」
「あはは、元気出てよかった。直人くんも高校生になったら色々頑張ってね」
帰路の途中、通りの十字路で瑞希と別れて自分のマンションに帰っていく真理奈。
胸元で揺れる脂肪の塊も、長くて軽快に動く手足も、今日一日で随分と慣れたように思う。
「――それにしてもお姉ちゃん、ボクの体でうまくやってくれたのかな? ちょっと心配……」
自宅の鍵を開け、何も言わず靴を脱ぎ捨てる。
彼女がカバンを手に二人の部屋に向かうと、彼は既に帰宅しているようで
部屋の中からはかすかに人の気配がした。静かにドアを開けて話しかける。
「ただいま、お姉ちゃん。今日はすごくたいへ―― !!?」
真理奈が直人に愚痴の一つもこぼそうとしたそのとき、彼女の体が凍りついた。

声も出せずに完全に固まった彼女の目には、
ベッドの上で半裸になって自慰にふける少年の姿が映っていた。
「んああっ! いい……おちんちん、いいよぉっ……♪」
自分の肛門に左手の指を突っ込みながら右手で未熟な肉棒をしごき続ける。
まだ小学六年生の少年が、年齢に不似合いな恍惚の表情を浮かべて自分の性器を弄んでいた。
「お――お姉ちゃんっ !! 何やってんのぉっ !?」
ようやく我にかえった真理奈がカバンを床に放り投げて直人のもとに駆け寄る。
「あ、直人おかえりぃ……♪ ごめ~ん、オナってたら止まらなくって……」
「やめてよぉっ! それボクの体なんだよ !?」
「だってぇ、おちんちんもお尻もこんなに気持ちいいんだもん……んあ、はぁっ……!」
「だからやめてってばぁっ !!」
再び自慰を始める直人を必死で止める。彼は嫌がったが小柄な小学生のこと、
さすがに高校生の腕力には勝てず、押さえ込まれて不機嫌な様子で言った。
「直人、離してよぉ。オナニーできないじゃなぁい……」
「やめてお姉ちゃんっ! いいから服、服着てっ !!」
「んも~、しょうがないわねえ。んじゃちょっと休憩……」
真っ赤な顔で口を尖らせ、直人はベッドに仰向けで横たわった。

「ふう、やっとやめてくれた……」
額の汗をぬぐって安堵の息をつく真理奈だったが、ふとその視線が直人の股間に向けられた。
そこには彼女が毎日見ているはずの小ぶりな陰茎がしっかりと立ち上がり、
ぴんと張り詰めて先端から淫らな汁を垂らしている。
(ボ……ボクのおチンチン、こんなになってる……。
 まったくお姉ちゃんたら、エッチなことしすぎだよぉ、もう!)
本当は腹立たしいはずなのに、勃起した男性器を見る真理奈の目には確かな欲情の色があった。
無意識のうちに唾液が分泌されゴクリと喉を鳴らす。
だんだんと自分の息が荒くなっていくのを真理奈は否応もなく自覚させられた。
(なんで――なんでボク、自分のおチンチン見てドキドキしてるの……?)
真理奈の唇がわずかに開き、長い舌がはみ出して自身の桃色の口唇をぺろりと舐めた。

06-464 :真理奈と直人(6/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:55:56 ID:htpftuUw
そうして彼女が少年の陰部を黙って見つめていると、直人の声が聞こえてくる。
「直人、直人……」
何回も呼ばれたのだろうが、真理奈が反応したのはだいぶ後のことだった。
自分を呼ぶ少年のかん高い声にようやく気づき、軽く飛び上がって返事をする。
「な……何? まりなお姉ちゃん……」
聞き返す女に、少年は妖しい口調で言葉を続けた。
「ホントは欲しいんでしょ? あたしのコレが」
「ええっ !? ち、違うよ! そんなことない!」
慌てて首を横に振る真理奈だったが、直人は彼女への誘惑をやめはしない。
「隠さなくていいわよ。それあたしの体なんだから、男のアレが欲しくなるのは当たり前のことなの。
 このちんちんを好きにしていいのよ? ほら……」
仰向けに寝転がったまま腰を突き出してくる少年。
歳相応に小さいながらも、こちらに向けて鎌首をもたげてくる肉棒の姿は充分に禍々しい。

「ボ……ボクの、おチンチン……」
元は自分のものだった男根を突きつけられ、真理奈はその場から動けずにいた。
理性は必死で否定しているのに、真理奈の中にはこれが欲しいという確かな欲求が芽生えていた。
その欲望が悪魔の囁きとなって彼女をそそのかす。
――これは自分のものではないか。拒絶することはない、受け入れろ。
絶え間なく煽り立てられる衝動に真理奈は意思を揺さぶられた。
(ボクのおチンチン――そうだ、いつもおしっこして触ってるじゃない。
 だから別に触っても……うん大丈夫、大丈夫だよね。だってボクのなんだし……)
真理奈の体に少し慣れたとはいえ、やはり股間にあるべきものがないというのは
彼女の心に漠然とした不安をもたらしていた。
つい昨日まで自分のものだった性器を触るのはごく当たり前のことで、何も不自然なことはない。
真理奈は熱病患者のようにふらふらと近づき、直人の陰茎にゆっくりと手を伸ばした。
「ふふふ、そうよ。ほら、触ってちょうだい……」
満足そうに笑う直人の肉棒を握り、愛しげに撫で回す。
物慣れないその手つきに彼は心地よい息を吐いて男の快感に飲まれていた。
「もっと激しく、擦って……! おちんちん、シコシコしてぇっ!」
その声に乞われるまま、真理奈は玩具で遊ぶ子供のように直人の性器を擦り始めた。
先ほど彼が自分でやっていたのを見習って、細い女の指でじっくりと嬲ってやる。
なぜ嫌悪も感じずにこんなことができるのか今の彼女には大きな驚きだったが、
自然と真理奈の手が動いて少年のものをしごいてしまうのだった。

「いいよぉ……直人、いいっ……!」
「お姉ちゃん……気持ちいい? ボクうまくできてる?」
「いいっ! シコシコいいっ! もっと、もっとしてぇっ !!」
――ドピュッ……!
そのとき少年が弾け、白い欲望の塊を真理奈の手と顔面に塗りたくった。
濃さも量も大したものではなかったが、目の前でつぶさに見せられた射精の瞬間に
真理奈は呆然としたまま、萎えていく子供の肉棒を握り締めていた。

06-465 :真理奈と直人(7/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:56:36 ID:htpftuUw
「はぁ、はぁ……」
精を放った直人はベッドの上で苦しげな息を吐き出している。
顔全体を朱に染めて過呼吸を繰り返す少年に、真理奈が小さな声で話しかけた。
「お姉ちゃん――出しちゃったの?」
「はぁ、はぁはぁ、はあぁ……」
「そっか……気持ちよかったんだね、よかった……」
安らかな笑みを浮かべ、そっと直人にのしかかる。
真理奈は少年に覆いかぶさると、両手で彼の頬を押さえて静かに唇を重ねた。
「――ん……んむっ……」
「はむ、はむぅっ……」
幼い子供のように直人が真理奈の口を吸い、彼女がそれを優しく受け入れる。
そのまま二人は、共に満ち足りるまで相手の唇を味わい続けた。
緩慢に顔を離して至近で向かい合う二人の口を、唾液の琴線が繋いでいる。
真理奈は直人を見下ろし、精液のついた自分の顔を妖艶に歪めた。
「あはは、お姉ちゃん可愛い……」
「はぁ、はぁ……直人ぉ……」
「なんかボク、ドキドキが止まらないよ……」
今度は子猫を舐める母猫のように、彼女の唇が直人の頬をついばんでゆく。
「お姉ちゃんだーいすき! むちゅっ♪」
「んあぁっ……直人、あたしもよぉ……」

やっと直人から離れた真理奈は、自分が着ている制服に手をかけると
彼に脱衣の仕草を見せつけるように一枚一枚、丁寧に着衣を脱ぎ捨てていった。
溢れんばかりの豊かな乳房がブラジャーの中で揺れるのを、直人が物欲しげに見つめている。
(あぁ……あたしの体、やっぱり素敵ぃ……)
よだれを垂らして自分の体に欲情する少年の姿に、真理奈は頬を赤く染めた。
「じ、じろじろ見ないでよ……お姉ちゃんのエッチ」
「何言ってんのよぉ、それあたしの体じゃなぁい……」
不慣れな手つきでブラを外すと柔らかな双丘がこぼれ、それがまた直人の興奮を高める。
スカートにも手をかけ、脱いだそれをベッドの脇に落とす。
ただ一枚残ったショーツも剥ぎ取って、真理奈は生まれたままの格好になった。
「ん……いいよお姉ちゃん。ボクのおっぱいマッサージして……」
寝床の上に膝立ちになり、胸を張って自分の巨乳を少年に差し出してやる。
直人はネジを巻かれた人形のように突然起き上がると、
乱暴な手つきで目の前の脂肪の塊を揉み始めた。
「ああぁっ……な、なんかすごい……」
「あたしの胸――ははっ、柔らかい……」
陶然として真理奈の乳房を弄ぶ直人の顔はすっかり発情した雄のそれになっている。
最初は力任せに肉塊を揉んでいた彼だったが、手を動かすうちに少しずつ
コツをつかんできたようで、真理奈の喜ぶ箇所を丹念に揉みしだいていった。
「ん、お姉ちゃん――気持ちいいよ……」
「ふふふ、もっと激しくしたげる……」
二人だけの部屋の中、女の甘い声と少年の荒い鼻息が響いている中で、
肉食獣の笑みを浮かべた彼が真理奈の乳首を両方同時につねりあげた。
――ギュッ、コリッ!
「あああぁっ !? ひいぃぃっ !!」
「うふふふ――あははははは……」
今度は胸にむしゃぶりつき、赤子のように乳首を吸い上げる。
そのあまりの激しさに真理奈は虚ろな表情で喘ぐばかりだった。

06-466 :真理奈と直人(8/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:57:12 ID:htpftuUw
もはや彼女は自分が男だったことも忘れ、交尾を乞い願う雌の顔になっていた。
「お姉ちゃん……お願い、ボクに……!」
直人を力一杯抱きしめている真理奈が、彼の耳元でそう言って誘いかける。
肩で息をしたままの少年は軽い体重をかけて彼女を押し倒すと、
目を血走らせるほどの迫力で、張りつめた自分の肉棒を真理奈の女にあてがった。
「ハァ――ハァ、ハァ、直人ぉ……!」
「お、お姉ちゃあん――いいよ、きて……」
「直人ぉ――んあぁっ……♪」
痛いほど勃起した直人の陰茎が、勢いよく真理奈の膣に飲み込まれていった。
――ヌプ、ヌチャアッ……ジュポッ……!
「ふああぁっ、入ってるぅ……おチンチン入ってくるよぅ……♪」
「んあぁ……いい、直人のオマンコ――最高ぉっ……」
直人は目を細めて犬のように舌を出したまま喘いでいる。
ほんの少し真理奈が体を動かしただけなのに、彼はその刺激で
自分のものだった膣の中に男の精を早々に解き放ってしまった。
「あひっ、出ちゃううぅっ !?」
――ブピュッ……!
ぶるぶる震えて真理奈の胸に寄りかかり、半ば意識を手放す直人。
彼女はそんな少年を冷めた目つきでにらみつけた。
「……お姉ちゃん、もう出しちゃったの? 早いよ、まだボクは――」
そこまで口にして、ふと自分が女として自然に振舞っていることに驚く。
本来なら自分がこの女体をこの肉棒で貫いていたはずなのに。
真理奈は軽く苦笑し、まだ自分の中に入ったままの少年を優しく撫でてやった。
「……まあ仕方ないか。今はボクがお姉ちゃんだもんね」
「――はぁ、はぁ、はぁ……」
直人は淀んだ目で真理奈の乳房を見ながら熱い息を吐いている。
その顔がなぜか愛らしくなり、思わずきつく抱きしめてしまう。
(ボクどうしたんだろ? ひょっとして心までお姉ちゃんになっちゃったのかな……?)
おぼろげな不安をおぼえつつも、彼女は少年に更なる快楽を催促した。
「お姉ちゃん、もう一回……お願い」
ぽつりとつぶやいたその言葉に、自分に挿入されている肉棒が再び硬度を取り戻すのを、
真理奈は歓喜に満ちた心で感じていた。

意識を取り戻した直人が再度真理奈の体をつかんで腰を振る。
少年の細い肉棒は真理奈の性器の浅いところ、敏感な肉壷をかき回して
至上の快楽を二人の脳に送り込んだ。
「あぁっ……はぁんっ、んあぁぁ――」
「はぁぁんっ……お姉ひゃん――あぁんっ……!」
上から真理奈を犯し続ける直人は、結合部から染み渡る快感に身を任せて
ただひたすら壊れた機械のように腰を振り続ける。
(これがあたしの中……熱くてグジュグジュで――き、気持ちいい……)
直人の肉体を操る真理奈の意識は雄の本能に染まり、女を犯す興奮に酔いしれていた。
まだ未熟な子供の陰茎が陰唇にしごかれ、絡みつく襞に精を搾り取られる感触は
彼にとってまさに極楽、天にも昇る心地にさせてくれる。
「お、姉ちゃ――いい、もっとしてえぇっ……!」
一方真理奈もまた、繰り広げられる肉欲の宴にすっかり飲み込まれていた。
初めての女のセックスがもたらす快感の波に流され、
嬌声をあげ唾を吐き散らして見苦しいほどによがり狂う。
(ボク男なのに――男なのにぃ……! 
 だけどいい……お姉ちゃんのおチンチンにジュポジュポされるの、気持ちいいよぉ……!)
ベッドをギシギシと鳴らし、二人の肉は暴れ続ける。

06-467 :真理奈と直人(9/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:58:05 ID:htpftuUw
激しく上下する胸の肉に直人が食いつき、唇をすぼめて乳首を吸い上げた。
「んむぅ――ん、んんっ!」
(すごいよぉ――これ、気持ちよすぎる……やめられないぃ……!)
やはり巨乳は自分についているよりも、他人のを貪る方がいい。
直人は心からそう思い真理奈の乳房を存分に味わった。
彼女の方も性器と乳房、両方を性の虜となった少年に貪られ、
性感の渦に飲まれて鼻水とよだれが次から次へと溢れてくる。
「ふあぁぁっ、あふうぅぅっ !! お姉ひゃ、もう許ひてぇぇっ !!!」
女の肉体と本能にあられもない痴態を晒しながら、少年の心は絶頂へと昇りつめていった。
少女になった少年が少年になった少女に犯されるという倒錯した性の営みは、
入れ替わった両者の精神に限りない高揚を強制し、飽きることのない性交を強要した。

――ジュポッ! ズチュ、ジュポッ !!
「~~~~ッ!」
「――――っ !!」
真理奈と直人の喘ぎは淫らな音波となり、もはや人語の領域を外れている。
繋がる性器と一対の口、きしむベッドが卑猥な四重奏を奏で、
二人の体はその音色に操られるように、ただただお互いを求め合った。
(いいよぉ――直人のおまんこ、マジサイコぉ……♪)
(ダメぇ――ボク、おかしくなりそお……っ!)
淫乱そのものの様子で絡み合っていた二人の体が震え、肉体の限界を知らせてくる。
二人の精神は交合の終わりを拒否していたが、絶頂はすぐそこまで迫っている。
下半身を目一杯沈めてもまだ子宮口まで届かない直人の未熟な陰茎が、
既に真理奈の中で爆発のカウントダウンを始めていた。
(――出るっ !! あたし、直人の中にっ……!)
(ああ、来るぅ……お姉ちゃん、ブルブルして……!)
直人の体よりも経験豊富な真理奈の肉体は、少年の射精の衝動を無言で感じ取っていた。
それに応えて膣がうねり、襞を絡めて彼の精を搾り取ろうとする。

そしてついに限界を超えた。
「ふあああぁあぁっ !!!」
――ビュルルルッ !! ドクッ、ドクドクドクゥッ !!!
直人が直人だったときよりも多量の子種が一気に噴き出して真理奈の膣を汚していく。
自分の上で痙攣して射精を続ける少年との繋がりに、彼女は体を震わせて喜んでいた。
(出てるよぅ――お姉ちゃん、思いっきり射精してる……!)
とろんとした顔で少年を見上げ、満足の吐息を吹きかける。
女性器が熱い汁で満たされていくのを感じながら、真理奈は幸せの絶頂にあった。
完全に萎え切った肉棒が引き抜かれ、裸の二人は静かに横たわった。
「ハァ、ハァハァ……はあぁ……!」
「ふうぅ、はぁ、ふうぅ……♪」
――コポ……コプッ……。
一筋の汁が女の股間から漏れ出し、白い寝床を汚す。
真理奈になった直人と、直人になった真理奈。
どちらもお互いの体の欲求を満たし、異性の快感に満ち足りた顔になっていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-468 :真理奈と直人(10/10) ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 22:58:42 ID:htpftuUw
鱗雲が空を流れていく穏やかな夕方、直人は不安そうな顔で部屋に座り込んでいた。
学習机の上には彼が使っている黒いランドセルが無造作に置かれている。
真理奈が帰ってきたのは彼が随分と待たされてからだった。
「ただいまー!」
「――直人ぉっ !!」
彼は穏やかでない様子で、自分より頭一つ分は背が高い少女に飛びかかった。
「あの薬返してよぉっ! これじゃ元に戻れないじゃない !!」
「え~、だって高校生って楽しいんだもん。皆もボクに優しくしてくれるしさ」
真理奈は開いた自分の両手をうっとりと眺めてそう言った。
爪の形が整った優雅な女の指が今や自分のものだというのは、年頃の少年の心を嫌でも高ぶらせる。
スカートの裾から伸びる美脚をくるくる回して彼女はその場で一回転をしてみせた。
「だからしばらくこのままでいようよ、まりなお姉ちゃん。ね?」
楽しげに自分の体を見下ろして少年を突き放す。
そして真理奈は、非力な体で何もできずにうめく直人に笑いかけた。
「それに、しばらくしたら効果が切れて勝手に戻るんでしょ?
 だったら慌てることないよ、ボクもっとお姉ちゃんでいたい」
「それはそうだけど――あたしは早く戻りたいの!」
諦めずにすがりついてくる直人の体をかかえて目を合わせる。
「そろそろ塾に行く時間だよ? ボクもついてってあげるから、ほら行こ」
「わああんっ! 直人、謝るから許してよぉ……!」

子供のように泣き喚く直人を引きずり、真理奈は家を出て歩き始めた。
道ですれ違う男達が見つめてくるのにも既に慣れ、今は心地よい興奮さえ覚える。
(あはは……あの人たちボクのこと見てるよ。ボクキレイだもん、仕方ないよね)
すっかり上機嫌の真理奈は落ち込んだ直人の手を取り、
弾むような足取りで駅に向かって歩いていった。
「お姉ちゃんっ! 子供じゃないんだから、いい加減ワガママ言わないの!」
「うえええん……あたしの体、返してぇぇ……!」
二人が元の姿に戻るのは、もう少し先のことになりそうだった。

06-469 : ◆cW8I9jdrzY :2009/07/15(水) 23:02:26 ID:htpftuUw
以上となります。

元々は他スレのSS(キャラはオリジナル)なのですが、
ついつい入れ替わりが書きたくてこうなってしまいました。
どうもありがとうございました、これにて失礼します。

06-470 :名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 23:39:14 ID:IpcWh7db
GJ!
ショタとお姉さんの入れ替わりはえろいなぁ…。

06-471 :名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 11:30:52 ID:I3p7gbvN
素直な少年がエロい女の体になるとか大好物です
GJでした

06-472 :名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 12:12:32 ID:lp7mlYZR
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

06-473 :名無しさん@ピンキー:2009/07/18(土) 17:57:12 ID:UTE4hiP6
某スレから来ました!
相変わらず文章がエロくてイイ!!

06-474 :名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 22:39:36 ID:VVn1z5SQ
小ネタ るろうに剣心
 「オイ剣心お前いいにおいするぞ。まさかどっかで遊んできたのか?」
 「いや、これは、その…。」
 「チューしたとこどこだ?見せろってば!」
 「あ!!弥彦ダメっ!!」
 「…ついてる。」
 「か、薫殿には内緒でござるよ…。」
おしまい

06-475 :名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 11:05:16 ID:uR4Axlot
今週のジャンプはTSがあったな
ひとつはヤクザと女子高生の入れ替わり
もうひとつは昼は男で夜は女の妖怪

06-476 :名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 00:33:14 ID:KydU9GkC
最遊記の悟空が女の子だったら…とか
妄想したら止まらなくなった。
末期かもしれん(*´д`;)…

06-477 :名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 01:35:57 ID:pouQyvMt
>>476
猿のよーにオナニーでもしますか
で、カッパと豚にやられて……玄奘も女体化で、龍馬に掘られて5Pでくんずほぐれつ

06-478 :名無しさん@ピンキー:2009/08/22(土) 01:38:02 ID:pouQyvMt
あー、あれか。ガンガンのか

……やっぱり同じような展開にしかなりそうもないというか
孫悟空は直情短気だし

4Pでひとり受け?

06-479 :名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 16:25:00 ID:UmtkQcth
最近プレイしてたSIRENがあまりにも怖いので脳内で男を反転しまくりながらクリアした
ネイルハンマーが武器の痴女系キチガイエロ女医に足腰立たなくなるまで搾られてぇ

06-480 :名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 03:04:26 ID:Q6zdJb5Z
>>478
そう、それ。

というわけで、反応してもらえて嬉しいついでに
脳内画像を描いてみたのでうpした。
ttp://2sen.dip.jp/cgi-bin/upgun/up1/source/up31374.jpg

一応、ロリ注意?

06-481 :名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 13:20:22 ID:GMhaP1j+
>>479
 少年は見た! 男も女もさんざっぱら食い散らかしといて
本命は双子の丸腰内気シスターだったヤンデレ女医。
 とか言ったら超燃える煉獄の炎的な意味で。

06-482 :名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 19:35:05 ID:2zgKuVpr
絵師様(笑

06-483 :名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 20:14:38 ID:Y5NDo7co
エロパロスレの某保管庫にあったホラーキャラ先天女体化で何かに目覚めた。

洋画のアメコミ系ヒーローや殺人鬼は女体化するとギャップ萌えが生まれていいよな
お馴染みのコスチュームをはち切れんばかりのおっぱいでムチムチにして、悪役にお約束なエロ拷問を受けたり
犠牲者を性的にいたぶってから葬り去るとかたまらない

06-484 :名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 15:16:43 ID:q1XRq6IU
つまり、変身宣言→女体化→服がはち切れる→変身完了か。

06-485 :名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 20:50:38 ID:Th+vc1Nb
そういえば昔、永井豪が許可出して美少年版キューティー・ハニーが主人公の小説?だか何だかが出てたな
怖くて読めなかったが

06-486 :名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 08:46:03 ID:obwzW/37
正体を隠している覆面ヒーローはボディスーツから窺い知れるおっぱいのサイズで正体バレたりしないんだろうか

06-487 :名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 09:48:26 ID:70/bGMR8
>485
普通にBL小説だったからな。
……ククク、読んだぜククク……俺の中で最大の黒歴史。

06-488 :名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 16:02:03 ID:pb1wRRHN
現在TSネタを脳内構築中なんだが、このスレに投下すべきか支援所に投下すべきか
エロパロ板なのにそっちの知識も経験も乏しいからエロシーン抜きだけど

06-489 :名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 20:43:23 ID:gTGJOMX0
>488
最初からエロ入れる気が全くないのなら、ここや支援所よりも少年少女文庫や
↓のほうが良いと自分は思うよ
性別変化(TS)作品発表スレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220262396/

06-490 :名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 00:18:27 ID:ZnfOrxnF
そもそもこのスレに投下するって選択肢出す時点で半年ROMれって言われかねんよ

06-491 :名無しさん@ピンキー:2009/09/03(木) 23:52:42 ID:ZnfOrxnF
ごめん、↑の誤爆
やっと見つけた…

06-492 :名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 17:37:49 ID:OwqBbV5L
TSの意義は少子化以外に、進路があると思うんだ。
せっかく有名女子大を狙える偏差値なのに、男。
それなら進路指導部がTSさせるだろ。
それで、進路実現の見返りに。

06-493 :名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:16:55 ID:S2q2ExZU
偏差値高いなら普通に別な有名大学いかせね?

06-494 :名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 19:37:19 ID:EtHnXDqT
または働かないニート・引きこもり等々非生産的な存在を美少女化させて
働いてるけど彼女がいないブサイクにあてがう

あれ、どっかでみた設定だな

06-495 :名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 07:28:39 ID:CSSsQ6Aq
>>492からヒントを得たので書いてみた
 “GME(ジェンダー・エンパワーメント)”という指数がある。
 国会議員・企業管理職などに占める女性の割合や、女性の所得を
 数値化したものだ。
 要するにその国でどの程度女性の社会進出がなされているかとい
う指標なのだが。日本は2007年度は全体で58位。
 先進国中で最低という結果となった。
「だからといって、なぜ我々が女性にならなければならないんです
か!?」
「逆転の発想だ。
女性の社会進出が進まないなら、地位のある男性を女性化すればよい。
名案だろう?」
「だからってなぜ国会議員である我々が!」
「民間企業に任せるわけにはいかんだろ?
それに悪いことばかりじゃない。
選挙対策として当然外見は美形化してあるし、
アンチエイジング処理を兼ねているから、肉体年齢は20歳代まで
若返らせておる。衆議院議員でよかったな」
「なぜ?」
「参議院議員だと30歳代以下には若くできないのだよ。
被選挙権の都合で」
「……変なところで真面目なんですね」

06-496 :名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 17:53:37 ID:+dspdd4k
なんか面白い

06-497 :名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 21:12:17 ID:GzAZGsN0
≫495
逆転の発想というより誤魔化しだよなw

06-498 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 05:32:45 ID:djdT8FDN
職業選択の自由から、保母、看護婦などになるための制度なら問題ないな。

06-499 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 07:20:26 ID:YFSZkta0
もう保父や看護師が一般化しているからなぁ
女しかなりえない職業…風俗業しか思いつかない

06-500 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 09:24:34 ID:oY2yAiDd
男の風俗業もあるけどな

06-501 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 11:37:18 ID:QxVReWxN
だが同性愛者は全体の11% 確率から言えば女性の方が需要は高いっ!!

……そういえば日本の男女比率は女性の方が多いんだっけ?

06-502 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 13:41:26 ID:DBCh1+gV
若い世代は男の方が多かったはずだが、女の方が長生きだからね。

06-503 :名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 19:48:39 ID:Z2pY3hC2
十数年前に、出生率は女の方がわずかに高いとか習ったが、今の日本は違うのか。
中国は女間引いてるから男の方圧倒的に多いみたいだが。

06-504 :名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:02:27 ID:XomifHYy
>>495
見た目は若い女、中身はおっさんっていう懐かしの「おやじギャル」が大量発生ですねわかります

06-505 :名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 00:58:43 ID:R8llWL61
>>504
魔法のおやじプリティそうすけ

……いや何でもない。

06-506 :名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 07:22:27 ID:NHZLM2d1
>>504
モーニングコートは男性の昼の最上級正装の一つである。
フロックコートの前裾を乗馬用に切り落としたものである。
朝の散歩服として作られたため夜間には着用しない。
日本では、内閣総理大臣・最高裁判所長官の親任式、
認証官認証式の際や、叙勲や受章等で宮中に参内するとき
などに使用される。
「だけどこりゃ“モーニング娘。”といった風情ですなあ」
 今回の内閣は全員が転換議員で占められていた。
 本来肉体年齢を20歳以下にしてはならないはずだが、
客観的に測定する方法がないことから、ほとんどの議員が
20歳未満にしか見えない容姿になっており、特に内閣に
参加するようなベテラン議員は全員がハイティーンにしか
見えなかった。
「どちらかというとAKB48なのかな?」
「ほうお詳しいですね財務大臣」
「私の選挙区のことなのでね。元総理の方がお詳しいですが」
 その後、内閣のメンバーで撮った写真はアイドルグループの
撮影会か、せいぜい女子高生の修学旅行の写真にしか
見えなかったという。

06-507 :名無しさん@ピンキー:2009/09/14(月) 09:54:54 ID:VQ9DSy1I
責任をとって、"成人男子"を辞任いたします。
"成人男子"の後継者には、今年17になる娘を……

06-508 :名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 01:46:03 ID:Chn839Wd
転換議員のオナヌー率1000%と見たww

06-509 :名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 23:36:34 ID:B0JV3tmA
ふふw

06-510 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 01:28:23 ID:GO2lvSkl
お湯をかけて3分置くと女に・・・?!

06-511 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 03:05:56 ID:7MfbvyPX
今更だがバイオの女体化書いた人GJ

丁度レオン女体化で萌えてたからクリティカルヒットすぎる。
レオンえろいよレオン。エイダ姉さんと百合百合是非見たいです。

06-512 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 20:08:40 ID:V4/1PeH3
ちょっと聞きたいんだけど、シュークリームのやつって5話までだった?

06-513 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:20:38 ID:8rjkgQiH
良スレage

06-514 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 14:29:10 ID:iyt9/ZzS
久々に来たんだが良い馬鹿が沸いてるw
どんどんやってくれ

06-515 : ◆qAuwE55zBw :2009/09/24(木) 21:55:38 ID:GRq+b/BL

保守がわりにガンガンのはじっこの柳がTSしたらを考えた会話文をば。
下から行きまする。

06-516 :兄の華麗なる日記(1/3) ◆qAuwE55zBw :2009/09/24(木) 21:58:08 ID:GRq+b/BL
〇月×日 晴れ

今日は柳から電話があった。
久しぶりだったからすごく嬉しかったけど、なんか様子が変だったからここにメモしとく。
『』は電話越しに聞こえてきた叫び声とする。

(呼出し音)

「はーい貴方の恋人☆桜でーすっ」
「もしもしお兄ちゃん!?」
「って、なんだ柳か!どうかしたのか?」
「そ、それが僕お、」
『わぁぁああやっくん、じゃない!あめしこさん早まんないでェー!』
『あめしこ言うなァァア!!』
『やっくんバット駄目!バット危ない!危ないから!』
『ハハ…兄貴が姉貴で…師匠が…ハハ』
『龍くん落ち着いて!きっとやっくん大丈夫だから…多分!』
『や、柳…私と…同じか…!』
『緑ちゃーーーん!!?』

06-517 :兄の華麗なる日記(2/2) ◆qAuwE55zBw :2009/09/24(木) 21:59:35 ID:GRq+b/BL
「あ、もしもし柳くんのお兄さん?」
「あ、ハイ」
「僕土井中高校で柳くんの担任してますアミ彦っていいます、柳くんは様子が落ち着くまで責任持って面倒見ますから安心してくださいね!」
「え、あの、柳は?」
「あ…今暴れながらバット振り回してるから……ッギャアこっちこないで!まっ、また後日に連絡でいいかな!?」
「エェェエエ!?そっちで何が起こってんの!?」

一字一句間違えてない俺って K A N P E K I ☆

(ドキ!桜きゅんのイケナイ☆秘密日記より抜粋)

しょうもないのですみませんでした。
そして保守、とにかく保守。

06-518 : ◆qAuwE55zBw :2009/09/24(木) 22:01:27 ID:GRq+b/BL
>>516の(1/3)は(1/2)の間違いです、すみません。
IDにBL出てるw

06-519 :名無しさん@ピンキー:2009/10/04(日) 20:08:11 ID:qTQEmJYm
保守

06-520 :名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 10:22:02 ID:/N1ksH4V
>>505
おやじ怪盗キューティーミントとか(うわ、ネーミングセンスが昭和引きずってて萎えるわ)

見た目は美少女、頭はおやじ! とか、なんぼでも作れますが
はんぱもんでええなら、いくらでもその手のストックはありますで。エロなくてもええんなら
遺作兄弟のような語り口(一人称)は萎えるのでかんべんしてほしいですが

06-521 :名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 20:42:00 ID:Gp3951VD
>>504
TSの派閥の一つギャップモエラーとしてはご褒美です。
個人的には入れ替わりとか憑依でそうなるほうが好きだけど。

06-522 : ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:45:39 ID:y6uHmvRI
一本投下します。
ごく普通の入れ替わりものですが、強制&陵辱なのでご了承下さい。

06-523 :祐介の受難(1/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:46:49 ID:y6uHmvRI
気がつけば、俺の足から伸びる影は随分と長くなっていた。
日を追うごとにせっかちになる放課後の太陽は、早くも西に傾いている。
秋分ももう過ぎてしまい、つるべ落としという言葉を実感できる季節になった。
文化祭は終わった。体育祭も終わった。あとはテストがあるだけで、
適当に勉強しながら緩慢な日々を過ごしていればいい。
少し肌寒い風に吹かれ、俺は隣に目をやった。
そこには小柄な少女が立っていて、つぶらな黒い瞳でこちらを見つめ返してきている。
「どしたの? 祐ちゃん」
「いや、何でもない」
軽く手を振り、そう答える。

俺の名前は中川祐介。地元の公立高校に通う平凡な学生だ。
強いて特徴をあげるとすれば、目つきが少々鋭く、口数がやや少ないことか。
見た目通り、あまり社交的な性格ではないが、幸いなことに友人は皆いいやつばかりだった。
そして俺の隣を歩いている、シンプルなセーラー服に身を包んだこの少女は森田瑞希という。
身長は百五十に届かないくらいで、かなりのチビだ。
ついでに言うと童顔でペチャパイなので、誰が見ても小学生か、せいぜい中学生にしか見えない。
だが、小さくまとまった目鼻立ちと、長く伸ばしたツインテールの黒髪のおかげで
うちの学年で一番“可愛らしい”という言葉が似合う生徒に認定されている。要はマスコットだ。
本人はあまりそれを快く思っていないが、性根が気弱でノーと言えない性格のため、
ついつい人の言いなりになってオモチャにされることも多い。
俺の彼女、森田瑞希はそんな女だった。

人通りの少ない通学路を家に向かって歩きながら、ぷらぷら揺れるツインテールが静かに口を開く。
「あ……あのね、祐ちゃん」
「ん、なんだ?」
瑞希の声はかすかに震えていた。幼稚園児の頃からのつき合いなんだから、
もっと自然に振る舞ってくれてもいいんだが、これがこいつの精一杯らしい。
隣に立つ自分より二十センチは背が低い幼馴染を見つめ、俺は少女の次の言葉をじっと待った。
「今日、うちで一緒に宿題しない? 数学のプリント、今日もらったでしょ」
「ああ、あれか。別にいいぞ。今日はおばさんいるのか?」
「ううん。今日は遅くなるって言ってた」
「そうか」

そこで会話が一旦止まる。
親がいない自宅に、自分が今つき合っている男を呼ぶ。
健全な高校生の基準からすれば、それが意味するところはたった一つだろう。
……えーと、ゴム、こないだ使ってから補充したっけな。
数日前の記憶を探る俺に、少し慌てた瑞希の声がかけられる。
「あ……え、えっと、違うよ? 今日は違うよ? しないからね?」
「なんだ、ほんとに宿題するだけか? 別にいいけど」
赤い顔で手をぱたぱたさせる幼馴染を見て、ついにやにやしてしまった。
互いに両親公認の仲で、当然のように肉体関係を持っている俺と瑞希だが、
俺は健康な男子にしては性欲にやや乏しく(おかげで友人たちからはヘタレなどと呼ばれているが)、
瑞希の方から誘ってこなければ、自分からこいつを抱くことはない。
むしろこいつの方が、ロリータな外見に似合わず妙にお盛んなので、
紳士の俺がそれにつき合わされているという表現が近いだろう。
我が校のマスコット、内気で可愛い瑞希ちゃんは、ベッドの上では意外に積極的なのである。

06-524 :祐介の受難(2/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:47:59 ID:y6uHmvRI
そういう訳で、今日もそのお誘いかと思った俺だが、
どうやら今回は本当に、ただ宿題をするだけらしい。
「祐ちゃん以外のコも呼んでるから、今日は無し。ごめんね」
「いや、別にいいさ。気にするな」
まあテスト前だしな。じゃあ家に帰ったら、着替えてこいつの家に行くか。
歩道を歩く俺たちの隣を、一台のワンボックスが追い抜いていった。
だんだんと小さくなっていくその車を何とはなしに目で追いながら、気のない声で問いかける。
「それで瑞希、あと誰を誘ったんだ?」
「うん、真理奈ちゃんだよ。三人で一緒に勉強したいんだって」
「なんだと…… !?」
思いもしない名前を出され、俺の顔が強張った。

瑞希が口にしたのはクラスメートのとある女生徒の名前だった。
テスト前の女子高生が彼氏と友達を誘い、自宅で勉強会を開く。
知らない人間にとっては特に問題のない行為に思えるが、
俺の心の中では赤いランプが点滅し、けたたましいサイレンが鳴り響いていた。
「加藤も一緒か……。なんか嫌な予感がするな……」
「そ、そんなことないよ。何にもないってば」
「いいや、怪しい。そもそもあいつが自分から勉強したいなんて言うタマか?
 絶対に何かたくらんでるぞ、加藤のやつ」
「だ、大丈夫だよ。そんなに心配しないで。
 真理奈ちゃんだって、いつもいつも変なことばっかりしてるわけじゃないよ」
こちらを見上げて、必死で親友を擁護する瑞希。
俺はそんな彼女の顔を眺めながら、ひとり耐え難い不安に苛まれていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

一旦家に帰って着替えを済ませた俺は、再びカバンを手に家を出た。
瑞希の家は通りを挟んだ目の前で、十数メートルと離れていない。
親しき仲の礼儀ということで呼び鈴を鳴らすと、すぐに瑞希が顔を見せた。
こいつももう着替えたらしく、私服姿だった。
裾がフリルっぽくふわふわした白のブラウスが、こいつの可愛らしいイメージによく似合っている。
ドアを開けて俺を迎え入れた瑞希が、どこかうきうきした顔で微笑んだ。
「いらっしゃい。真理奈ちゃんもさっき来たとこだよ」
「そっか。ほらこれ、うちのお袋が」
俺は小さな紙の箱を瑞希に差し出した。中身は確かめていないが、おそらく洋菓子の類だろう。
うちの母親は、俺がこいつの家に行くたびに、ニヤニヤ顔で土産を持たせるから困ったものだ。
箱を受け取った瑞希はにこにこ笑って礼を言い、キッチンに引っ込んでいった。
あいつのことだから、俺が特に何も言わずとも、俺好みのレモンティーを淹れてくれるに違いない。
互いの嗜好を知り尽くした仲だから、この辺りは実に楽だ。
そんな幼馴染を見送り、リビングの隣にある和室に足を踏み入れる。
そこには一人の女が座っていて、俺を見るなり明るい声で話しかけてきた。

「はーい、中川。元気してる?」
「さあな」
やる気のない声を返してその女を見つめ返す。
真ん中に古めかしいちゃぶ台が置かれたこの部屋は、決して広くはないが、
畳好きの俺にとってはなかなか快適な空間である。
カバンを置いて座布団の上に腰を下ろすと、女のかん高い声が聞こえてきた。
「祐ちゃん冷たいぞー? いくらむっつりでも、女の子にはもっと愛想よくしないと駄目よ」
「しねえよ。しかしお前がわざわざ宿題しに来るなんて驚いたな。テスト前だからか?」
「は、宿題? そんなもんやるわけないじゃない。明日、あんたか瑞希の写すわよ」
「おい。お前、何しに来たんだ……?」
「お茶会」

06-525 :祐介の受難(3/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:48:46 ID:y6uHmvRI
この女が勉強とか宿題とかを真面目にやるはずがないとは思ってたが、
予想が的中してもちっとも嬉しくない。
あー、今日はこいつの馬鹿話につき合わされなきゃならんのか、面倒臭い。思わずため息が漏れた。
「じゃあ俺は帰るから、後は任せた。瑞希と女同士で楽しくやってくれ」
「却下よ却下。今日はあんたを思いっきりいじくって遊ぶんだから、主役がいなくてどーすんの。
 絶対に逃がさないわよ」
「全力で拒否する。俺を巻き込むな、頼むから帰らせろ」
「だーめ♪」
「…………」

言い返す気力も無くし、気だるい視線でそいつを見やる。
やや短めの髪を鮮やかな茶色に染めたその女は、掛け値なしの美人だった。
余裕たっぷりに俺を見つめ返す表情は強気そのもの。深い色の瞳は自信に満ちている。
長袖のTシャツを押し上げる無駄にデカい胸の肉と、パンツに包まれた程よい肉づきの脚。
縞々のカーディガンをうまく着こなす姿は随分と大人びていて、大学生でも通るだろう。
今は座っているが、立ち上がれば俺とそう変わらないくらいの長身である。
クラスメートの加藤真理奈。軽いノリと抜群のスタイルが売りの、よくモテる女だ。
根っからの悪人ではないんだが、悪戯好きでしょっちゅう騒ぎを起こす、まさにトラブル製造機。
自分がモテるのをいいことに、わざと三角関係を作っては男同士を争わせるのを趣味としている。
俺としてはあまりお近づきになりたくないタイプだが、なぜかこいつは瑞希の一番の親友で、
校内、校外を問わずあいつと一緒にいることが多い。
どうやら内気で控えめな瑞希を、あれこれリードしてやってるみたいだが、
年上の彼氏にバッグやアクセサリーをねだり、平然と二股かけるこいつが瑞希と一緒にいるのを見ると、
あいつがこの小悪魔の悪影響を受けはしないかと、ついつい心配になってしまうのだった。

やがて瑞希が紅茶と茶菓子を運んできた。
白いクリームがたっぷりついた、いかにも甘ったるそうなバームクーヘン。
うちのお袋が持たせてくれたのはこれらしい。
砂糖の塊であるそれを皿に乗せ、嬉しそうに笑う瑞希が微笑ましかった。
「それじゃ、いただきまーす!」
「うわー、美味しそうだけど怖いわねえ……カロリーが」
「文句言うなら食わんでいいぞ。食うな食うな」
「意地悪ね。食べないわけないでしょ」
三人揃ってフォークを手にし、甘い欠片を口に運ぶ。
俺も甘いものは嫌いじゃない。口の中に広がる甘味を堪能し、湯気のたつレモンティーをすする。

「うーん美味しい。中川にしちゃ上出来じゃない」
「はいはい、ありがたいお言葉で」
「祐ちゃん、意外と甘党だもんね。喫茶店に行ったらよくケーキ頼んでるし」
「ほほう。瑞希さん、そこのところをもうちょっと詳しく」
よく喋る加藤と、相づちを打つ瑞希と、そして会話を聞き流す俺。
紅茶と菓子の匂いが立ち込める和室の中、俺はぼうっと虚空を見つめていた。
「ふわあああ……」
程よく腹が膨れたからか、脳が眠気を催してしまう。何とも眠い。不思議に眠い。
とうとう我慢できなくなって、俺はその場に横になった。座布団を枕に、畳の上に寝転がる。
どうせ宿題なんてしないんだし、このまま昼寝してしまってもいいだろう。
昔から通い慣れた幼馴染の家ということもあり、俺は安心して寝入ってしまった。
意識が暗闇に覆われていく中で、二人の声がかすかに聞こえてくる。
「……祐ちゃーん? 駄目だよ、そんなとこで寝ちゃ風邪引くよー」
「ふふ、うまくいったわね。眠らせちゃえばこっちのもんよ」
「え……ま、真理奈ちゃん? どうしたの……?」
「ふっふっふ。さあ瑞希、あんたにも協力してもらいましょうか……」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-526 :祐介の受難(4/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:49:41 ID:y6uHmvRI
……声が聞こえてくる。
気持ちよく眠る俺の肩を揺さぶり、声をかけるやつがいる。
「おい、おい……起きろ、おい」
「ん、んん……」
誰だ、俺の安眠を邪魔するやつは。
顔をしかめてうっすらと目を開けると、見慣れた和室の風景が視界に映る。
幼い頃からしょっちゅう入り浸っている瑞希の家だ。まったくもって違和感はない。
困ったことに、自分がまるでここの家の住人であるかのような錯覚さえ抱いてしまう。
そんな落ち着く部屋の中、俺は誰かに揺り起こされていた。
……ああ、俺、寝ちまってたのか。眠気の残る思考が、遅まきながらも活動を開始した。
横になった俺の体を、荒々しい男の手が何度も揺さぶる。聞こえてくるのも男の声だ。
あれ、おかしいな……さっきまで男は俺一人だったんだが……。
誰か来たのか、それとも瑞希の親父さんが帰ってきたのか。
もし親父さんなら、かなり恥ずかしいところである。
いくら瑞希の幼馴染とはいえ、他人の家で無防備にグーグー寝てしまったわけだから。

俺はようやく身を起こし、起こしてくれた相手を見やった。幸いにも親父さんではなかった。
俺の隣に座るその男はまだ若く、俺と同い年くらいに思われた。
服も俺が着ているのと同じ、灰色のトレーナーとジーパン姿である。
「…………?」
少しずつ覚醒する頭を右手でポリポリかきながら、その男をじっと観察する。
短い黒髪で、目つきは少々悪く、体格は平凡な中肉中背。
その特徴のいずれもが、俺が普段から見慣れた、
だがこうして見つめ合うことは決してあり得ないはずの男のものだった。唯一、鏡を除けば。
「あ……え、えっと――お、俺……?」
そう、俺の前にいる男はどこからどう見ても俺と同じ、中川祐介だったのだ。
眠気が覚めていくと同時に、驚きと戸惑いが心に広がっていく。
目の前の男――俺の姿をしたそいつはニヤリと笑い、俺に話しかけてきた。
「やれやれ、やっと起きたか。しかしぐっすり寝てたな、お前」
「お、お前……お前は誰だ?」
俺の当然の質問に、そいつは首をかしげてみせた。
「ん、どうした。まだ寝ぼけてるのか? ちょっと顔でも洗ってこいよ」
「お前は誰だ !? 誰なんだよ、おい!」
「おいおい、ほんとにどうしたんだよ。ギャグか? それ」
心配そうな視線をこちらに向け、男が俺の名前を呼ぶ。
今の俺の名前を。

「つまらんジョークはやめろって――瑞希」

「なっ…… !?」
そこで初めて気がついた。俺が俺じゃなくなってることに。
見下ろした視界を覆うのは、ふわふわ柔らかそうな白いブラウス。
その裾の形に合わせるような、フリルつきの黒いスカート。
膝上辺りまである可愛い感じのスカートを、男の自分がはいている。その事実に心臓が跳ねた。
そしてブラウスの袖から生えた腕も、ソックスをはいた足も、まるで子供みたいに細く華奢だ。
思わず自分の服を触ってしまったが、その手も白く繊細で、随分と小さくなってしまっている。
首を動かした拍子に長く伸ばした髪が跳ね、顔の横でぷらぷら揺れた。
長い黒髪。どうやら俺の髪は二つに束ねられ、頭の左右から垂らされているようだった。
着ている服、手足や髪型、そして声までもが残らず、自分のものではなくなっている。
そしてそれらは全て、先ほどまで俺と一緒にいた、幼馴染の少女のもの。
自分の顔から血の気が引いていくのがはっきりとわかった。

06-527 :祐介の受難(5/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:50:52 ID:y6uHmvRI
「どうした瑞希? 何やってんだ、変なやつだな」
「なんだこりゃ……な、何なんだよこれ……」
「? そんなに自分のカッコが気になるなら、鏡でも見てこいよ。
 ついでに顔も洗ってこい。目が覚める」
目の前の男、中川祐介の姿をした男はそう言って横になった。
いったいお前は誰なのか。問い詰めたくはあったが、今は状況を確認するのが先だ。
俺は勝手知ったる瑞希の家の洗面所へと足を運び、壁の鏡をじっと見つめた。
するとそこには予想通り――。
「み、瑞希…… !?」
まだ幼さの残る小柄な少女。俺の幼馴染にして彼女である、森田瑞希の姿が写っていた。
鏡の中の自分と向かい合う困惑した顔も、頼りなさそうに揺れるツインテールの黒髪も、
ブラウスとミニスカートに包まれた色気のない体も、全部が全部があいつのもの。
間違いない。俺は今、瑞希になっちまってる。
でも、なんで。一体どうして。鏡に写る瑞希の顔は真っ青になっていた。

必死で内心の動揺を抑えつつ、再び和室に戻る。
そこにはやはり俺と瓜二つの男がゴロゴロ寝転がっていて、こちらに声をかけてきた。
「お。瑞希、目が覚めたか? それなら悪いけど、紅茶をもう一杯淹れてくれないか」
声も姿も表情も、この男はどこからどう見ても俺自身だった。
だが、こいつが俺であるはずがない。なぜなら俺がここにいるからだ。
俺はつとめて冷静な声を出し、この男に問いかけた。
「……おい、お前は誰だ?」
その言葉に男は不機嫌になったようだった。
半分呆れ、もう半分は怒りのこもった表情で俺の方を向き、少し荒げた声を返してきた。
「おいおい、まだそんなこと言ってるのか? 瑞希、ほんとにどうしたんだ。
 俺が祐介でなかったら何なんだよ。他の誰に見えるってんだ?」
「ふざけんな。俺がここにいる以上、お前が俺であるはずがないんだよ」
俺が瑞希になっちまってるということは、代わりに誰かが俺になってるということだ。
あまりに非現実的な発想だが、他に考えようがない。
ということは、俺と瑞希が入れ替わったということか。この男は俺になった瑞希なのか。
俺は畳の上に立ったまま、寝転ぶ男を見下ろした。
「おい。お前、ひょっとして瑞希なのか?」
呆れた視線でこちらを眺め、男がそれに答える。
「さっきから何言ってんのかわかんねえよ。瑞希はお前だろ? ふざけるならよそでやってくれ」
「お前っ…… !!」

殺気立った声を発しながらも、俺は心中の不安を隠すことができないでいた。
こいつのこの態度、明らかに瑞希のものじゃない。
もし俺と瑞希が入れ替わったとしたら、こいつはあたふたしながら、
俺の姿で“祐ちゃ~ん、どうしよう……”などと言って半泣きになっているはずだ。
なのに目の前のこいつは、何ごともなかったかのように俺として振る舞っている。
ということは、こいつは少なくとも瑞希じゃない。他の誰かだ。
俺でも瑞希でもない誰かが、俺の姿で俺を演じている――ということは、結論はたった一つしかない。

「おい、お前――まさかお前……」
自分の口から瑞希の声を出しながら、俺は凄まじい脱力感に襲われていた。
考えてみれば、こんな非常識なトラブルにあいつが関わってないはずがない。
むしろ真っ先に疑ってかかるべきだったろう。
それなのに事態の異常さに飲み込まれ、一瞬とはいえこいつの存在を思考から消し去っていたとは。
してやられた不快感に苛まれつつ、俺はそいつを怒鳴りつけた。
「加藤っ !! お前、加藤真理奈だなっ !?」
「ピンポンピンポーン、大正解ぃっ! 中川ってば、気づくの遅いわよ♪」
俺にしか見えない男が起き上がり、楽しそうに俺を見つめる。
いつも無愛想な俺、“祐介”の顔がにやにや笑い、明るい声で女言葉を喋っている。
はらわたが煮えくり返る思いに、自分の頬が引きつるのを感じた。

06-528 :祐介の受難(6/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:51:27 ID:y6uHmvRI
そのとき後ろに気配を感じて振り向くと、そこに茶髪の女が立っていた。
スタイルと美貌に恵まれた長身の女。それが泣きそうな顔で俺を見下ろしている。
「ご、ごめんね祐ちゃん……止めたんだけど……」
その女、“加藤真理奈”がそう言って謝ってきた。
いつも強気でにやにや顔のこいつが、こんな殊勝な表情を浮かべるのは新鮮ではあったが、
今の俺はそれを笑うこともできず、畳の上にへたり込んでいた。
「俺が瑞希で、瑞希が加藤で、加藤が俺か……。一体どうなってんだよ……」
「ふっふっふ、これが本日のメインイベントよ。体を入れ替える薬が手に入ってさあ?
 せっかくだから、あんたたちにも体験してもらおうかと思って」
唇をつり上げてそう言い放つ“祐介”の姿にため息が漏れ、またも脱力感に囚われる。
加藤の名前を聞いたときから嫌な予感はしていたが、まさかこんなことをしやがるとは……。
自分の体を盗られ、代わりに幼馴染の女の体になるなんて、普通の人間が思いつくわけがない。
体を入れ替える薬などというマンガみたいな話、にわかには信じられなかったが、
俺自身がその当事者となれば、さすがに信じないわけにもいかなかった。
「しかし俺が瑞希になっちまうなんて……なんてこった」
こいつがトラブルメーカーなのは承知していたが、今回のは極めつけだ。
もう金輪際こいつと関わらないようにしようと硬く誓った俺だが、
その前に一刻も早く元の体に戻らないといけない。
叫び出したい衝動を何とか抑え、冷淡な声で“祐介”に告げる。

「わかったわかった、もう充分だ。だから早く俺たちを元に戻してくれ」
自分の口から出てくる瑞希の声。普段のあいつのものとはちょっと違う気がするが、
まあ自分の声は違って聞こえるもんだしな、と自分で自分を納得させる。
しかし俺の切実な願いを“祐介”は聞き届けるつもりはないようで、
代わりににやりと笑って俺のか細い腕をつかみ、乱暴に引き寄せた。
「わっ !?」
女子の中でも小柄な瑞希の体だ。男の力に抗うことなどできやしない。
正面から抱っこされる屈辱的な姿勢で、俺の身はなすすべもなく拘束されてしまった。
突然の行動、そしてその荒々しさに驚きの声をあげ、目の前の“俺”をにらみつける。
「……何しやがる。早く俺たちを元に戻せ」
「冗談でしょ? まだ何もしてないわよ。思いっきり楽しまないと」
“祐介”の手がブラウスの上からぺたんこの乳房を這い回る。
ぞくぞくと気持ち悪い感覚が背中を走りぬけ、俺は身を硬くした。
「こらっ! 何を……」
「何って、胸触ってるだけよ。どってことないでしょ?」
「や、やめろ……気持ち悪い」
「ん~、やっぱ瑞希は可愛いわねえ。チュッ♪」
ぎゅうぎゅう抱きしめられ、頬に唇をつけられる。
当然のことながら、男に抱かれるのもキスされるのも初めてだ。激しい嫌悪感が沸き立つ。
身をよじって逃げようとするが、それもこいつの嗜虐心を煽る結果にしかならなかった。

06-529 :祐介の受難(7/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:52:05 ID:y6uHmvRI
体を回され、後ろから抱きかかえられる。あぐらをかいた“祐介”の膝の上にちょこんと座る格好だ。
男のプライドを傷つけられる体勢に、苦虫を噛み潰さずにはいられない。
抵抗しようとする俺を押さえつけ、“祐介”の左手が小さな胸を再びまさぐってきた。
一方の右手は、俺の太ももを伝ってスカートの内部に侵入してくる。
その動きに本能的な恐怖を感じ、気色ばんだ声をあげてしまった。
「おい、やめろっ! 冗談じゃないぞ、放せ !!」
「まあまあ、こんな機会滅多にないわよ? あんたも楽しみなさいって」
男の指に下着を撫で回される、不快でむずがゆい感触。本来あるはずの男の象徴はどこにもなく、
どこまでも真っ平らな股間を男の指が這い回り、下着越しにこすり上げる。
アレがついていない、正真正銘の女の陰部。耐え難い喪失感が俺の心を嬲り始めた。
「触るな、やめろ、やめてくれっ! 加藤、頼むから放せっ!」
「こら、暴れちゃ駄目だってば! 瑞希、あんたも手伝って!」
名前を呼ばれた“加藤真理奈”がこちらにやってきて、俺の前にひざまずいた。
いつもの強気な表情はどこにもなく、おどおどと不安げな顔を俺たちに向けている。
しかし今、俺を助けられるのはこいつだけだ。俺は震える声で“加藤”に懇願した。
「瑞希、加藤を止めてくれ! 頼む!」
「…………」
必死で頼み込む俺を、“加藤真理奈”は静かに見つめ返した。
その目には同情と罪悪感が半分ずつ込められていて、俺の不安を煽らずにはいられない。
おい、瑞希……何だよお前、もしかして……。

“加藤”は目をうるませ、俺の手を強く握って言った。
「ゴメンね祐ちゃん。今は我慢して、真理奈ちゃんのしたいようにさせてあげて……」
「おいっ !? 何だよそれ、ふざけんな! 早く助けろぉっ!」
そのまま両手をぐっとつかまれ、二人ががりで拘束されてしまう。状況は悪化した。
男の膝の上で暴れるツインテールの小柄な少女。それが今の俺の姿だ。
この細腕では後ろにいる“祐介”はおろか、加藤の体にすら敵いそうにない。
その“祐介”はといえば、鼻歌なんぞを歌いながら俺への愛撫を再開していた。
「まあ、その体の持ち主もいいって言ってるんだし、諦めなさい。優しくしてあげるから」
「やっ、やめっ、やめろっ! 放せっ!」
ヒラヒラのブラウスをかき上げて、たくましい手が衣服の中に入ってくる。
服越しに揉まれていた胸の刺激が、ブラジャー越しになった。
パンツの上からあそこを縦になぞり、ささやかな乳房をブラごと揉みしだく。
慣れない男の体で加減が難しいのだろう。“祐介”の手つきはたどたどしかったが、
次第にこの苦痛の中にそれ以外の成分が混じっていくのを、俺も認めざるをえなかった。
「ん、くっ……! やめ、やめろぉ……!」
「だ~め、やめてあげな~い♪ あんたもだんだん良くなってきたでしょ? ほら……」
「うああっ !?」
“祐介”の手が下着の中に突っ込まれ、直接中身をまさぐった。
幾度か股間を撫でて引き抜かれた手が、俺の眼前にかざされる。
見慣れたはずの自分の指。それが、ほんのわずかに濡れていた。

06-530 :祐介の受難(8/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:52:52 ID:y6uHmvRI
「あは♪ 濡れてきたじゃん。なんだかんだ言って体は素直ね」
「ち、ちが――俺はそんな……」
「違わないって♪ 気持ちいいでしょ、“瑞希”ちゃん?」
調子に乗った“祐介”は、両手でスカートの内部をいじくり始めた。
股を大きく開かされ、パンツの内と外から股間をいいようにされる俺の姿は、本当に惨めだった。
知らず知らずのうちに目頭が熱くなり、うめき声がくぐもってくる。
両腕は前に座っている“加藤真理奈”こと瑞希が放そうとしないし、まさに万事休す。
必死で食いしばる歯の隙間から息と声が漏れ、だんだん激しさを増していった。
「くうっ……う、あ、あぁっ……んっ」
「祐ちゃん、大丈夫……? 私も手伝ってあげるから、我慢してね……」
「くあ、ああ――んっ! んんっ、んむぅっ!」
辛そうに喘ぐ俺が心配になったのか、それとも単にこの痴態に加わりたくなっただけか。
“加藤”はかすかに微笑み上体を伸ばすと、俺の顔を両手で挟んで唇を重ねてきた。
加藤のやつとキスをするのは初めてだが、紅色の唇は予想以上の柔らかさだった。
意思を持った生き物のように唇と舌の肉が蠢き、瑞希になった俺の口内を犯す。
“加藤真理奈”と“森田瑞希”が口と舌とを絡め合う、激しい激しいディープキス。
心は相思相愛の男と女とはいえ、今の俺たちは女同士だ。倒錯した快感に身が震えた。
くちゅくちゅと音を鳴らし、唾と唾とを丹念に混ぜ合わせ、混合したそれを分かち合う。
熱すぎる唾液を二人して飲み干すと、ようやく“加藤真理奈”は口を離した。
二人の少女の唇を繋ぐ銀色の架け橋は幻想的で美しく、だがこの上なくリアルだった。

情欲にとろけた“真理奈”の瞳が俺を見つめている。
その視線に射抜かれている俺、“瑞希”もきっと同じ表情を浮かべているのだろう。
今の今まで俺が味わっていた唇が動き、恍惚とした女の声をつむぎ出した。
「祐ちゃん……可愛い……」
「やめろ……吐き気がする」
そのとき“祐介”の指が割れ目の中、熱を帯びた膣の内部に侵入してきた。
濡れそぼった肉壷に異物を入れられる初めての感覚に、背筋がゾクゾクと反り返る。
「んあっ……があぁっ……!」
「さすがにこれだけいじると濡れるわね。もうビショビショ」
「やめ――指、入れ……ぐうぅっ……!」
「あたしも興奮してきちゃった。ねえ、勃ってるのわかる?」
「…………!」
耳元で囁かれた“祐介”の言葉に戦慄せずにはいられない。
先ほどから俺の小ぶりな尻に当たっている、硬いモノの感触。
すっかり勃起しきった自分の肉棒は、今や恐怖の対象だった。
なぜならこいつの性格からいって、最後までしないはずがないのだから――。

震え上がった胴体を楽に抱き上げ、“祐介”は俺を畳の上に座らせた。
「は~い。それじゃ瑞希ちゃん、脱ぎ脱ぎしましょうねえ♪」
“祐介”と“真理奈”の二人がかりでは、俺の抵抗など無意味だった。
ブラウスと肌着、フリルのスカート、そして白のブラとパンツに至るまで、
ソックス以外の全ての衣類を否応も無く奪われ、完全に素っ裸にされてしまった。
見下ろした視界を覆うのは、起伏の乏しい平坦な少女の肉体。
二つの乳房はほんのささやかで、体毛も注意して見ないとわからないほどだ。
子供の頃から祐介と過ごした幼馴染、瑞希。そう呼ばれる女に俺はなっていた。
頬がかあっと赤くなり、無意識のうちに涙腺が緩む。
今まで想像さえしなかった恥辱に、心がボロボロに打ちのめされているのが自覚できた。
「瑞希、綺麗だよ……」
笑みを浮かべた“祐介”がそう言って、股間に顔を寄せてくる。
既にしっとり濡れていたその場所に舌を伸ばし、犬のようになめ始めた。

06-531 :祐介の受難(9/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:53:45 ID:y6uHmvRI
指でもてあそばれるのも初めてなら、舌で責められるのも初めて。
女としての体験は何から何まで初めてで、俺の心は翻弄されるばかりだ。
ペロペロ這わされる舌、ベトベト塗りたくられる唾液、そしてジュルジュル吸い上げる唇。
“祐介”が口を動かすたびに、俺は華奢な体を跳ねさせ、涙を流して泣き喚いた。
「ん、うあっ、あっ……んんっ、くっ、ひいぃっ!」
割れ目を撫で上げ陰唇をねぶり、膣を指で貫きながら陰核をくわえ込む“祐介”。
そしてそれに負けじと、自分のものだった乳房を揉んで唇を重ねてくる“真理奈”。
二人がかりの激しい愛撫は、この少女の体を絶頂に至らしめるのに充分すぎるものだった。
「んあ――あっ、ああっ! んあぁあぁっ !!!」
海老のように体が仰け反り、あられもない嬌声をあげる。
初めて体験する“瑞希”の体の絶頂は、あまりにも強烈だった。
性器を針で貫かれるかのような鋭い痛みが脳内で快感に変わり、電流となって全てを焦がす。
これが女の感覚なのか――歓喜と満足と、恐怖が俺を取り巻いた。
「はあ……はあ、ふうっ……」
「祐ちゃん、イっちゃったんだね……」
苦しい息が熱を帯び、だらしなく開いた口から漏れていく。
垂れたよだれは“真理奈”が舌でなめ取ってくれた。
“瑞希”の唾液を舌に乗せ、自分の唇をペロリとなめる“真理奈”の仕草はこの上なく淫猥だった。

俺は快感の熱に心を溶かされ、もう何も考えることができなかった。
肉づきの悪い汗ばんだ体も、じっとり湿って頬に張りつく髪も、吐息を漏らす小さな口も。
いつしか自分が“瑞希”であることに、いっさい違和感を覚えなくなった俺がいた。
嫌悪も恐怖も全てが溶かされ、胸が熱いもので満ち足りている。
全裸で畳の上にへたり込み、タンスにもたれかかった俺の前では、
“祐介”と“真理奈”が向かい合っていた。
「瑞希、これ……口でしてくれない? いい加減、あたしも辛くなっちゃって……」
「う、うん。いいよ……」
「ついでにおチンチン……胸で挟んでみない? あんたも興味あるでしょ……?」
「そっか。私、真理奈ちゃんの体なんだっけ……この大きさならできるかな?」
「そこ、あたしのカバンの中にローション入ってるから……うんそれ、それ取って」
「ん、わかった……」
カーディガンとTシャツ、ブラを脱ぎ捨てた“真理奈”が“祐介”の足元に倒れ込んだ。
豊かな胸の谷間にたっぷりとローションを塗りたくり、女が男に覆いかぶさる。
挟まれるのも挟むのも。この二人も初めての行為に激しく興奮し、たどたどしいパイズリを始めていた。
「う、うーん……? これ、どうなんだろ……」
「どう、真理奈ちゃん? 気持ちよくない?」
「んー……なんかヌルヌルで、変な感じ――あ、でも、意外といいかも……」

呆けた“瑞希”の前で、“真理奈”が“祐介”に淫らな奉仕を続けている。
あそこに座ってあいつにしゃぶらせるのは、本来なら俺だったはずなのに。
そもそも俺は、加藤なんかとは関わりたくなかったのに。
なのに“祐介”は嬉しそうな顔で“真理奈”に肉棒をしゃぶらせている。
俺の心の中に何とも言えないわだかまりが生まれ、一筋の涙となって頬を伝った。
やがて“祐介”の顔が歪み、苦しげな声で射精を告げる。
「瑞希、何かくる……あたし、もう、出るっ !!」
「んぶうっ……! うわ、すごい……」
顔と言わず乳房と言わず、生々しい白濁に汚された“真理奈”。
彼女の方は、ひとまずそれで終わったようだった。
一方の“祐介”は立ち上がると、未だ萎えないそれを俺に見せつけながら近づいてくる。
その表情はまがまがしい欲望に溢れ、とても中身が女だとは思えなかった。

06-532 :祐介の受難(10/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:54:47 ID:y6uHmvRI
全身に力が入らずぐったりしていた俺の体を“祐介”がわしづかみにした。
その股間には出したばかりの肉棒がそびえ立ち、女を求めてたぎっていた。
さっきイったばかりの俺は座り込んでいて、焦点の合わない瞳でそれを眺めている。
“祐介”と“瑞希”。性欲が最高潮に達した男女がすることは、もはや一つだけだった。
「ふふふ……じゃあいよいよ本番ね。腰がガクガクになるくらいイカせてあげるから……」
「あ、あっ、あ……や、やめ……」
たくましい腕が俺の腰を持ち上げ、正面からの挿入を試みる。
「ん、入れるわよ……ふふ、瑞希ったら、イヤイヤする顔も可愛い♪」
「違っ……! 俺は――」
「いいや、お前は瑞希だって。俺の彼女で幼馴染の、森田瑞希だ」
俺になりきった“祐介”が冷酷な言葉を浴びせ、俺に言葉を飲み込ませる。
そして俺は、はちきれんばかりに高ぶった自分のモノに貫かれた。
「ぐあぁっ! う、うう……!」
初めて男を受け入れる感覚は、とても苦しいものだった。
学年でも一、二を争うほど小柄な瑞希の膣と、平均よりやや大きめの祐介の陰茎。
入れるときもきつかったが、入れられる側になってもきつくて辛い。
突き上げられるたびに呼吸が止まり、溢れる涙で視界がかすむ。
俺を抱えて腰を動かしている“祐介”もきつそうではあったが、俺に比べれば随分とマシだろう。
少なくとも、抱きかかえた俺の顔を見下ろして、言葉で嬲るくらいの余裕はあるようだった。
「ふふっ、これであんた、完全に女のコになっちゃったわね……どう? ヤられる感じは」
「ぐうっ、うぅっ! あっ、ああぁっ……!」
「あんたの中、狭いけどあったかくて――んっ、絡んでくる……♪」
“祐介”は余裕しゃくしゃくだが、俺の方は息をするのが精一杯だ。
普段の瑞希の気持ちがちょっとだけわかったが、今はそんなことを言ってられない。

畳の上に寝かされ、抱き上げられた下半身にズンズン突き込まれる。
ヒダがこすれて音を立て、肉と汁とが絡み合った。
「んっ! うあっ、んっ、んぐぅっ !!」
そこで俺を犯す“祐介”の動きが一旦止まり、下卑た笑みを浮かべて体勢を変えた。
片脚をぐっと持ち上げられ、丸見えの陰部を責められる屈辱。
男の俺にとって、こんなの苦しいだけなのに。気持ち悪いはずなのに。
それなのに、俺の細い唇から漏れる声は――犯される快感に熱くたぎっていた。
“祐介”の肉棒が乱暴に膣内を前後し、壁を摩擦しながら胎内を責めたてる。
狭い女性器をみっちり埋める異物の感触。苦痛と悦楽がせめぎ合う。
初めて女の中を堪能する“祐介”は笑いが止まらないようで、俺を言葉で嬲り続けた。
「んっ、いいっ! 瑞希の中ってすごいわねぇ……腰が止まらないわ。
 ほらほら、どう、瑞希ちゃん? おちんちんでホジホジされて、気持ちいいでしょ?」
「あぐぅ――う、動くなぁっ……んっ、うぅっ……!」
「なによ、よだれ垂れてんじゃない。強がっちゃダメよ? 今はあんたが瑞希、あたしが祐介。
 あんたがあたしに犯されてアンアン言っちゃうのは、当たり前のことなんだからね」
わざわざ一文節ごとに区切り、言葉の意味を強調して言ってくる。
くそ、やっぱりこいつ、最低の性格してやがる。
反論しようとしても、股間をゴリゴリ貫かれてまともな言葉にならない。
虚ろな瞳は何を見つめるでもなく、ただ男に抱かれてよがり狂う、か弱い女。
自分の立場を再認識させられ、俺の頬を熱い雫がしたたり落ちた。

06-533 :祐介の受難(11/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:56:11 ID:y6uHmvRI
俺の中をこねくり回す“祐介”のたくましい肉棒。俺の心をいたぶり尽くす“祐介”の言葉と笑い声。
いつ果てるとも知れない地獄の苦しみの中、畳の上でのたうち回る俺の頭を、女の手が優しく撫でた。
細く長い指と、派手に整えられた爪。俺の前に座った“真理奈”の手だった。
「祐ちゃん、ごめんね……もうすぐ終わるからね……」
そう言いながら“真理奈”の指が、“瑞希”の髪をいとおしげにかき分ける。
女の性交の感覚は、怒涛の勢いで俺の理性を押し流そうとしていたが、
自分の頭をゆっくり撫でてくれる女の手の感触に、少しだけ心が楽になった。
苦しさが消え、気持ちよさだけが――快感だけが俺の意識を支配していく。
「んっ、ああっ! あっ、んあっ、はあぁっ!」
「ん、締まって――いい……中川、あんたいいよォ……♪」
持ち上がった片脚を抱え込まれ、腰をパンパン押しつけられる。
男女の肉が鳴る音と、繋がった性器の奏でる音色が、卑猥な二重奏となって部屋に響いた。
激しく互いを貪り合う“瑞希”と“祐介”、そしてそれを横で物欲しげに見守っている“真理奈”。
脳が沸騰するのをはっきりと自覚しながら、俺は女の快楽の海に溺れつつあった。
いくら理性が否定しても、この体は“祐介”を求めてやまない。
“祐介”に抱かれて“祐介”に貫かれるのが、たまらなく気持ちいい。
地獄と極楽の間にある、曖昧な境界。その線上にいる俺への責め苦はまだ終わらない。
「ぐっ、ぐうぅっ! うんっ、んっ、んああぁっ!」
抱かれて、犯されて、貫かれて、かき回されて、もてあそばれて。
焼き切れそうな理性と、堤防を突き破りそうな劣情と欲望。
全てを焼き尽くす絶頂の波が、再び俺を真っ白に塗り潰そうとしていた。
ぐぐっと奥の奥まで入ってきて、また入り口へと抜けていく陰茎の動き。
その一往復ごとに背筋が震え、食いしばった歯の隙間から吐息と唾液がこぼれ落ちていく。

ヤバい――俺、このままじゃ――。
戦慄する俺の耳に、“祐介”の楽しそうな声が流れ込んできた。
「ふふふ、中川。いいコト教えたげるわ」
楽しくて仕方がないとでも言いたげな、“祐介”の低い声。
嫌な予感が、ぞくりと背中を這い上がってくるのを感じながらも、俺の喘ぎは止まらない。
「あたしたちの体を入れ替えた薬なんだけど、今日のは特別製でね。
 一回飲んだら、ずっと入れ替わったままでいなきゃいけないの。
 体に抗体ができちゃうから、もう戻れないんだって」
「ま、真理奈ちゃんっ !? 私、そんなの聞いてないよ !?」
「そりゃー、あんたには言わなかったからね」
“祐介”が何を言っているのか、今の俺にはわからなかった。
嫌な予感とやらが全身を駆け巡っているが、俺には“祐介”の言葉がまるで理解できない。
「ってことであたしたち、もう元の体に戻れないから。一生あんたは瑞希のままよ……」
「真理奈ちゃん……それじゃ、わ、私はどうなるの?」
「うるさいわね、あんたにはあたしの体をあげたでしょ?
 このあたしのパーフェクトボディになれたんだから、ありがたいと思いなさい!」
「そ、そんなあ……ゆ、祐ちゃん……」
放心した表情で崩れ落ちる“真理奈”。虚ろな瞳は輝きを無くし、死人のような表情だった。

06-534 :祐介の受難(12/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:57:03 ID:y6uHmvRI
俺の子宮を突き上げて、“祐介”が必死に腰を振る。
ラストスパートと言わんばかりの激しい突き込みに、少女の体が跳ね回った。
「これからずっと、あたしが可愛がってあげるわね、瑞希ちゃん♪
 さて――とりあえず中出し決めて、赤ちゃん作っちゃいますか!」
俺を犯すこの男が、さっきから何か言っている。
手加減せずにガンガン突いてきやがって、苦しいだけだっつの。
もう戻れない? 何の話だ、さっぱりわからんぞ。
中出し? 赤ちゃん? 妊娠するのか、この俺が?
混濁した意識が限界まで膣の肉を引き絞り、雄に向かって射精を促す。
それが合図となったのか、俺の中を埋めていた肉棒が膨張し、精子の奔流を解き放った。
「んっ、出るっ! あたし出ちゃう……♪」
「うあっ、あっ、ああああぁあぁっ !!!」
そして“祐介”が爆発した。張りつめた陰茎をグイグイ押し込み、
俺の女の部分、一番深いところで濃厚な子種を撒き散らす。
膣の内部に放たれた数億の精子。新たな命の種が俺の子宮、俺の卵子を目指して泳ぎ回る。
完全な中出し――種つけの瞬間に、“瑞希”の本能が歓喜しているのがわかった。

長い射精を終え、俺の股間から肉棒を引き抜く“祐介”。
既に二回は出しているはずだが、若々しい男性器はまだ萎える様子はない。
「ふぅ、たっぷり出ちゃった……あー、気持ちよかった」
「はあっ、はあっ……ひぃ、はあぁっ……」
ようやく解放された俺だが、ゼイゼイと肩で息をするばかりで動けない。
ぽっかり口を開けた陰部から男の汁を垂れ流し、畳に横たわっている。
粉々に破壊された男の矜持と、妊娠したかもしれない女の恐怖。
わずかに残った意識は現実を直視するのをやめ、心地よい絶頂の余韻に浸っていた。
とろけた顔で寝転がる俺の目には、男と女の姿が映る。
「ふふ、まだいけそうね……瑞希、今度はあんたにもしたげるわ」
「やあっ……私、やだよ……元に戻りたいよぅ……」
「落ち着け瑞希。俺がたっぷり……愛してやるから」
「ゆ、祐……ちゃん?」
“祐介”は“真理奈”の豊満な乳房を両手で揉みしだきながら、後ろから貫いていった。
「ん、あつっ……! あー、おっぱい最高……♪」
「あぁっ、あぅっ、ゆ、祐ちゃあんっ!」
獣のように絡み始めた二人の男女。
汗と体液とを撒き散らして性交にふける“祐介”と“真理奈”の姿を、
俺は熱い吐息を漏らしながら、焦点の外れた瞳で見つめていた。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-535 :祐介の受難(13/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:57:45 ID:y6uHmvRI
どうやら疲労と消耗のあまり、眠り込んでいたらしい。聞きなれた女性の声で目が覚めた。
「瑞希、起きなさーい! ご飯よー!」
「んっ……」
このまま寝ていたい欲求に逆らい、ぼんやりした頭を振って起き上がる。
柔らかな座布団と畳の感触が、俺の脚に心地よい安らぎを伝えてくる。
半分寝ぼけた瞳で自分の体を見下ろすと、フリルのついたブラウスとスカートが目に入った。
頭の左右ではあいつのトレードマークである長い髪、黒のツインテールが揺れている。
それでこの身に起きた全てを思い出し、暗澹たる気持ちになった。
そう、今の俺は俺の彼女、森田瑞希になってしまっているのである。

「…………」
今日起きた、不可思議で不愉快極まりない記憶が脳裏に浮かぶ。
あの女、加藤真理奈の策略にかかって瑞希の体にされたこと。
そして俺の姿になった加藤に、無理やり犯されたこと。
イカされてぐったりした俺の前で、俺になった加藤と、加藤になった瑞希が激しく絡み合っていたこと。
思い出すたびにはらわたが煮えくり返り、吐き気がこみ上げてくる。
俺はそれを振り払うように、ブンブンと首を左右に振って髪を揺らした。
勝手知ったる瑞希の家の風景が、視界を右へ左へと動いていく。
そんな俺の行動をとがめるように、先ほどの女性――瑞希のお母さんが声をかけてきた。
「瑞希、何してるの? 寝ぼけてないで、早くご飯食べなさい」
「お、おば――お母さん……あの二人は?」
俺の口をついて出る“瑞希”の高い声。おばさんは娘の質問に肩をすくめ、呆れた顔で言った。
「祐介君も真理奈ちゃんも、とっくに帰っちゃったわよ。
 皆で試験勉強してたんでしょ? なのにグーグー居眠りしちゃって、困った子ねえ」
「帰った……?」
「祐介君、また明日もよろしくって言ってたわ。
 賢くてかっこよくて、とってもいい子ね。あなたにはもったいないくらい」
「…………」
もう戻れない――俺の体を奪った加藤の宣告を思い出した。
俺はもう祐介じゃない。これからずっと、瑞希として生きていかなければならない。
加藤に奪われた自分の体、“祐介”の彼女にならないといけないのか。
それとも今は男女の関係になった加藤と瑞希、
“祐介”と“真理奈”に捨てられ、孤独に過ごさないといけなくなるのか。
自然と熱いものがこみ上げてきて、雫となって頬を流れ落ちた。

服は俺が気を失っている間に、あの二人が着せ直してくれたのだろう。
食卓からは食欲をそそる香りが漂ってきていたが、今の俺には晩飯などどうでもよかった。
それでもおばさんに言われて席につかされ、味のしない食物を喉に流し込む。
俺のことを実の娘としか思っていないおばさんとの会話も、俺の神経をすり減らした。
やっとのことで食事を終えた俺に、おばさんの何気ない声がかけられて。
「じゃあ、お風呂入ってきなさい。手抜きしないでちゃんと洗うのよ」
「風呂……」
ふらふらと風呂場に向かい、服を脱いで鏡を見つめる。
今や自分のものとなった体、相変わらずの幼児体型をまじまじと眺め、俺はひとり涙した。
風呂に入ってシャワーを浴びると、股間からドロリとした液体が垂れてきた。
気持ち悪い感触に顔が青ざめ、何度も何度もそこを洗った。また泣いた。
リボンをほどいて髪を洗おうとしたが、思った以上に面倒だったので適当に流した。
ストレートに下ろした自分の髪は、鏡で見るとなかなかに可愛かったが、
もう二度と自分の体に戻れないと思うと、とても喜ぶ気にはなれなかった。
風呂から上がってパジャマを着て、しっとり濡れた長髪を苦心して乾かす。
いつもなら寝るはずのない、まだ早い時間ではあったが、心身ともに疲れ果てた俺は
もう何も考えることができず、そのままベッドに倒れこむように眠り込んでしまった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

06-536 :祐介の受難(14/14) ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:58:17 ID:y6uHmvRI
翌日、カーテンの隙間から漏れてくる朝の光と、鳥の鳴き声で目が覚めた。
気だるい体を無理やり起こし、寝床の上に座り込む。
薄暗い部屋の中には丸めたティッシュが散乱し、何とも言えない不快な臭いが立ち込めていた。
「…………?」
昨晩寝た“森田瑞希”の部屋じゃない。ここは俺の、“中川祐介”の部屋だった。
自分の着ている、半袖の黒いTシャツ。シーツの上に脱ぎ捨てられたトランクス。
恐る恐る両手で体や頭を触ってみたが、何の違和感も覚えなかった。
少しやせてはいるが、引き締まってたくましい胸板。毛先の太い短い髪。
裸の下半身にはだらりと萎えた男性器が垂れ下がり、どこか疲れた様子である。
そういえば、昨日は何発出したんだっけ。新記録達成だな、などと馬鹿なことを考える。
自分の心に救いが生まれ、安らぎに満ちていくのがはっきりと感じられた。
「俺……戻ってる……?」
その声も隣人の少女のものじゃない。十数年間慣れ親しんだ、大事な自分の声だった。
ちょっと泣いたのも仕方がないところだと、自分を弁護しようと思う。

時計を見ると、いつもの起床時間よりやや早いくらいだった。
とりあえず高校の制服――もちろん男物だ――に着替え、散らかった部屋を片づける。
いつもの腕、いつもの脚、いつもの声。何でもない一つ一つのことが、たまらなく嬉しかった。
机の上に転がった携帯も自分の、祐介のもの。
ぴかぴかランプの点滅するそれを手に取って開くと、メールの受信を告げられた。
差出人の名前は“加藤真理奈”。届いたのはつい十五分ほど前のことだ。
嫌な予感――他の何よりも信頼できる自分の本能が、ぞくりと背筋を這い回ったが、
苦労してそれを我慢して、明るい画面をのぞき込む。
絵文字と顔文字がごてごてと散りばめられた文面。文章そのものはさして長くなかった。

「は~い祐ちゃん、目が覚めた? 昨日は楽しかったわね~。
 あんたの体、意外と元気あるじゃない。思いっきり堪能しちゃった♪
 あんたも瑞希になって面白かったでしょ? 昨日のあんた、とっても可愛かったわよ。
 あ、元に戻れないってのはウソだから。ひょっとして騙された?
 今度また、色々と楽しませてあげるから、楽しみにしててね。
 あと、あたしも瑞希も昨日は危なくない日だったけど、もしできてたら男らしく責任とるのよ。
 んじゃ、また学校で。愛しの祐ちゃん(はぁと」

……後腐れなく人を殺す方法はないものだろうか。
ミシミシ軋む携帯を握り締め、心の奥底の殺意を必死で抑え込む。
このとき俺は人生で初めて、本気で人をひとり消し去りたい衝動に駆られた。

06-537 : ◆cW8I9jdrzY :2009/10/08(木) 20:59:19 ID:y6uHmvRI
以上となります。長々と申し訳ありませんでした。
それではこれにて失礼します。

06-538 :名無しさん@ピンキー:2009/10/08(木) 23:55:00 ID:XUVjP4hZ
こういうのが書くの難しいんだよなあ
乙!

06-539 :名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 01:55:43 ID:VpSKfsDX
>>537
超GJ!

06-540 :名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 02:19:29 ID:W8s8r2wW
乙っす!

06-541 :名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 11:14:23 ID:LE65j5TA
加藤死ね

06-542 :名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 17:30:11 ID:YSTdruvz
加藤は始末していい
許す

06-543 :名無しさん@ピンキー:2009/10/09(金) 17:34:50 ID:M1ZNQaS6
きっちり精神まで陵辱して……いい性格してる。w

06-544 :名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 13:27:20 ID:hrUQH2PZ
これはひどいww
もっとやれwwww

06-545 :名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 20:30:03 ID:FXvtmW4d
素晴らしい。GJ!!

06-546 :名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 13:50:03 ID:fRHxHNcw
>>537
ちょいと思い付いたんだが
加藤が例の薬をまだ持ってたとして、とうぜん幾度と無く瑞希や祐介を巻き込んで好き放題するだろうな。
で、祐介が女にされて犯され続けるうちに女の快楽が無意識に刷り込まれて
薬なしでも夢で女体化して犯されながら矯声をあげる自分に愕然としたり
独りでAVとか観ててもいつの間にか女優側に感情移入してたり
そんなアレな感じのナニをお願いしますm(- -)m

06-547 :名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 22:09:01 ID:pBiQAVKW
誘導するなよ~w

06-548 :名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 05:44:00 ID:gi+RH9vQ
>>546
自分で書けとしか。

06-549 :名無しさん@ピンキー:2009/10/16(金) 11:10:30 ID:zpOej8Qc
>>546
乞食乙

06-550 :名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 10:11:10 ID:x3Zh5W5D
最近気がついたんだが、
書いていて、感想にある要望をなるべく取り入れちゃうと、
自分の思い描いたシナリオからずれていって、
最終的にはSSが頓挫してしまうって感じた。

そんな経験ない?

06-551 :名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 14:03:19 ID:dbPQkXrY
そりゃ、人の嗜好なんて十人十色なんだから
複数人の要望取り入れてたら収拾付かなくなるだろ

06-552 :名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 18:11:50 ID:iLoA+xDe
リクは応えるものじゃなく、あくまで参考にするものだ

06-553 :名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 18:15:23 ID:2xn2QGVh
加藤が例の薬を今度は逆回りで使用して
“祐介(中身は瑞樹)”“瑞樹(中身は加藤)”“加藤(中身は祐介)”になって
“瑞樹”が“祐介”を「恋人だから」と迫って色々しちゃうのを手を出せずに悶々とする“加藤”

まで妄想した

06-554 :名無しさん@ピンキー:2009/10/17(土) 21:45:41 ID:VH8A3fib
>>553
その線で行くと瑞希視点とか良いな

06-555 :名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 01:22:29 ID:TmMRFk7a
どうでもいいが加藤は別スレでレイプするべき。そうすべき

06-556 :名無しさん@ピンキー:2009/10/20(火) 15:33:44 ID:zORk6MzK
お前ら加藤大好きだな

06-557 :名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 07:48:57 ID:6N/BOr+6
パーフェクトボディーを気軽に貸し出すのがよい>加藤

06-558 :名無しさん@ピンキー:2009/10/22(木) 17:10:20 ID:remZgFMc
ふぁ

06-559 :名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 11:56:22 ID:5SSP/r7A
祐介の受難の受難がかなり抜けるので過去ログ漁ったら、抜けるのがひとつもなかったでござる

06-560 :名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 01:03:05 ID:U1CmGtl2
強制スレの保管庫はどうか。

06-561 :名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 04:43:57 ID:nUz8kGKv
>>537
文章のレベルたけー。地の文しっかりしてるの好きだから良かった。

06-562 :名無しさん@ピンキー:2009/11/03(火) 12:30:00 ID:ACOBLzhz
ぐったり倉庫

06-563 :名無しさん@ピンキー:2009/11/04(水) 14:18:10 ID:kyLG5JTP
>>559
スレタイ変わって1スレ目の幼馴染入れ替わりがオススメ
エロいし読みやすいしで個人的には神作品

06-564 :名無しさん@ピンキー:2009/11/06(金) 09:29:32 ID:ysouUvb9
>>563
すげー良かった。紹介してくれてありがとう。
logデータ乗せただけの単なる過去ログ倉庫かと思ってまとめサイトスルーしてたわ……。

06-565 :名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 12:02:01 ID:n/HkBIoM
>>563
なんてタイトル?

06-566 :名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 12:05:44 ID:US7XUFu7
「五十嵐雪彦×夏木藍子」◆/Z7uecnQUY

06-567 :名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 08:18:00 ID:3A3nnqwo
>>563>>566
紹介ありがとう! たしかに神作品だわ

受難(加藤)の続編にも期待

06-568 :名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 09:53:58 ID:ZXIt18Qo
ググったら、1スレ目って2004年かw
このスレって、年に1スレ未満のペースなのね…

06-569 :名無しさん@ピンキー:2009/11/08(日) 12:32:40 ID:z/8tN4gk
>>566
「2chエロパロ板SS保管庫」にも同じのがあったよ
もっとも、こっちはほとんど更新してないがw

06-570 :名無しさん@ピンキー:2009/11/25(水) 23:38:06 ID:LlxspePu
倒錯愛

06-571 :名無しさん@ピンキー:2009/12/03(木) 12:48:03 ID:93BK0T22
投下マダー?

06-572 :名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 05:30:25 ID:6Vh0UZac
http://moemoe.homeip.net/view.php/19194

リアル?話

06-573 :名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 08:27:01 ID:GZsy2KWO
男体化された女の子が責められるの好き。

06-574 :名無しさん@ピンキー:2009/12/17(木) 14:52:40 ID:B+Icsnym
初めての射精シーンをしっかり書いてくれたらなんでもいいお

06-575 :名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 21:14:08 ID:IUXHiDkY
今日のドラマはTS的にどうなん?

06-576 :名無しさん@ピンキー:2009/12/19(土) 23:38:13 ID:aVW8QAao
昨日かおとといかの新聞で未婚女性のオス化が進んでるとか言ってたけど・・・。

06-577 :名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 17:51:01 ID:C44H7qah
そんなの20年位前から言ってなかったか
オヤジギャルとか懐かしいね(死語すぎて)

06-578 :名無しさん@ピンキー:2009/12/20(日) 18:24:23 ID:xGBVQiSH
>>575
女体化が二人いたね。

06-579 :名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 08:03:20 ID:5tNnfVx2
そんな事より小説マダー?

06-580 :名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 03:14:38 ID:U0rlwkAk
まだよ

06-581 :名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 22:40:29 ID:sTyez+jj
某歴史ギャグ漫画で妄想滾らせているんだが
女体化させたい奴が●●家の長男で当主なので、
彼が女だったら次男が嫡男であり当主になるんじゃないか
だとしたら原作とかなりかけ離れた訳判らん展開になるなぁ…とか
考えてしまって書く手が動かない

こまけぇことは(ryで乗り切るしかないのか

06-582 :名無しさん@ピンキー:2010/01/12(火) 23:02:25 ID:+vyt2p5Y
よしながふみの大奥みたいに女が家督相続できる世界観にしちゃえよ

06-583 :名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 20:50:53 ID:Vis9dfGv
>>581
Q 家督相続させたいのですが 女体化したら出来なくなります どうすればよいでしょうか?

A 
パッと思いつく方法ですが3パターンほどあります。
1 家督相続させた後に女体化。
2 リボンの騎士パターン。つまり主人公は肉体が女性であることを隠し通します。
3 兄弟に嫡男が1人もいない為 やむなく

06-584 :名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 21:37:26 ID:D596nHlU
>>581
某歴史ギャグ漫画という時点で何の作品かかなり特定されたw
武将美少女化SLGなんて男女関係なく優秀な方が家督相続できる世界観だし
そんな気にする事でもない

06-585 :名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 22:34:15 ID:xrKVqWEC
上杉謙信女性説とかあるくらいだし、細かいことは気にしなくてよし

06-586 :581:2010/01/15(金) 17:04:20 ID:GanH7KfU
ありがとう
兄弟仲は悪くないから長男が性別上女であったとしても問題無さそうな気がしてきた

今はまだ女体化する所までしか考えていないので
納得のいくような話が出来たらまたこのスレのお世話になるかもしれない

06-587 :名無しさん@ピンキー:2010/01/19(火) 06:47:16 ID:30o70hMB
とりあえず
バイブを引き抜かれた叶のその後が
ずっと気になって仕方が無いので続きを所望

06-588 :名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 00:01:31 ID:xfuISeTU
ノクターンにあるあやふやなセカイもTSモノだな

06-589 :名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 20:42:17 ID:69c40DQ1
fdがdsg

06-590 :名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 23:22:02 ID:0lAZY7OH
まるマの原作小説の挿絵を描いてる人が、イラスト集の書き下ろしで
直々にメインキャラの女体化絵を描いてくれたのよ。
こんな感じ↓

①ユーリ↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111207.jpg.html

②ヴォルフラム↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111208.jpg.html

③コンラッド↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111209.jpg.html

④グウェンダル↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111210.jpg.html

⑤ギュンター↓
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111211.jpg.html

まるマファンの間では、みんな女体化自体に引いてる人も多かったんだが、
特に③のコンラッドについては「ねーよwwキモイww」という意見が多かった。
というか満場一致くらいで「ねーよw」だった。

……どうだろう? そんなにキツいか?
いや、確かに男顔すぎてカマ臭い感が否めないのは事実かもしれんが……
でも、少なくとも不細工ではないと思うし……巨乳だし……
……悪くはないと……思うんだけど……なー……
……このスレの住民的にはどうですか?

06-591 :名無しさん@ピンキー:2010/01/22(金) 23:57:39 ID:/GjAfXEm
>>590みたいなファンがいて気の毒だなあと

06-592 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 01:11:32 ID:zFrx0KHA
>>589

「fdがdsg」ってなんだ?

06-593 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 02:51:06 ID:E4MKBQ2J
>>590
原作知らんけど少女マンガっぽい絵だな。
女性でも女体化好きな人もいるし、こういうのも有りなのかな。

06-594 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 07:59:37 ID:fHyaFLfI
>>590
まぁ仕方無いと言えばアレだけど
上段3人はも少し何とかして欲しかったな
若干まつ毛伸ばすとかすれば良かったのに男顔のまま過ぎる
BL好きのイラ描き的には譲れん線だったのか?

06-595 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 10:27:09 ID:IwdQGDlj
>590
女体化つーか顔だけすげかえたコラみたいだなw

06-596 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 11:12:56 ID:PsvjcD4f
>>590
BL好きのイラ描き的に男顔が譲れない線だったというより、
元と別人になってしまうのを防ぐにはあれが譲れない線だったというか、
可愛くするよりも、元のイメージから離れないようにと頑張りすぎた結果がこれだったのでは。
しかし、パッと見まんますぎるように見えるが、見比べてみると男のときとは顔の骨格とか全然違うんだよね。
元のコンラッドやグウェンダルはこんな感じ↓ もっと顎とか細長い。
ttp://up.mugitya.com/img/Lv.1_up111228.jpg.html

しかし、やっぱりもう少しなんとかして欲しかったよね……
多少別人になってもいいから、もちょいと可愛く描いて欲しかったよ。
この絵描きさん、女の子もそれなりに可愛く描ける人なのになあ……。

06-597 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 12:27:54 ID:g4l/+1ug
>>590が腐女子だということはよくわかった

06-598 :名無しさん@ピンキー:2010/01/23(土) 21:22:30 ID:b5ttgeY7
>>593
掲載雑誌も一応少女漫画誌だから少女漫画で合ってると思う。一巻で原作者もこの疑問を書いてたけどなw

まるマといえば>>132の続きを地味に待ってる

06-599 :名無しさん@ピンキー:2010/01/28(木) 00:44:05 ID:eDLivJB3
宿主を性転換させる寄生バクテリアが急増中
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1264585029/

06-600 :名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 13:22:26 ID:RG2ipYOd
>>599
どうせ釣りだろと思って開いたら本当でワロタw
難しいことはわからんが、TS現実化の第1歩を
踏み出したということだよな

06-601 :名無しさん@ピンキー:2010/01/31(日) 23:42:25 ID:BQGqdrfw
ちょっと聞きたいんだけど
>>1に”最初から性別逆転のパラレルもなんでもOK! ”
とは書いてあったけど、エロシーン位しかTSする前と後で違いがなくて
わざわざTSしなくてもホモ(もしくは百合)でも構わないんじゃあ…?って
作品の場合、投下は控えた方がいいのかな?

”なんでもOK!”でも、やっぱりTS系ならではの話が望まれてるのかなと思ったので

06-602 :名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 00:15:09 ID:Yf/ERzGf
>>601

>よーするに、
>各作品スレに投下したら荒れそうなSSの避難場所だ!
>嫌いな人にまで自分の趣味を押し付けない、紳士の為の社交場だ!

ということなのですよ。濃度にかかわらずTSネタであるなら投下に躊躇はいりませんよ。

06-603 :名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 12:28:51 ID:C5oKESFd


06-604 :名無しさん@ピンキー:2010/02/01(月) 21:14:32 ID:Ut3Kl9vK
>>601
こまけぇこたぁいいんだよ!
(AA略)

06-605 :名無しさん@ピンキー:2010/02/02(火) 05:04:21 ID:meDS0vlf
まるマのコンラッドってアニメ設定では一時期荒れてたっていうのがあるんだが……。その設定で教官殿を八つ当たりで無理やり襲う(もちろん女体)っていうのが思いついた、何故か
貴族達にレイプされるとかでもいいんだけど……需要ないか?

06-606 :名無しさん@ピンキー:2010/02/03(水) 00:59:30 ID:MZ4BlHTE
重要あります。是非書いてください神様仏様oyzoyzoyz

06-607 :名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 00:07:54 ID:W2YkX4h3
>>605
いっそ両方コンボなのは如何か
貴族たちにレイプされたコンラッド♀が
八つ当たりで教官殿♀を襲う。

06-608 :名無しさん@ピンキー:2010/02/04(木) 01:00:55 ID:XSqtHmyU
ギュンターも♀にしちゃうのかwギュンターはそのままかなぁと考えていたけど、それはそれで有りだなww
やはり貴族達にレイプ→八つ当たりで教官殿を襲うっていう流れになるかー。教官殿の性別は書くまでどうなるかわからないw

文才ないし、エロを書いたことないのでいろんな方のSSを参考に書かせていただきます。遅くなると思いますが、期待はせずにお待ち下さいませ。

06-609 :名無しさん@ピンキー:2010/02/05(金) 09:59:15 ID:zaqZdxEm
そうか、なんかてっきり百合なのかと思っていた…。
なぜだろう、言われてみれば自分は女のコンラッドが
男の教官殿を襲う方がめっちゃ好みなのに(笑)

06-610 :名無しさん@ピンキー:2010/02/08(月) 10:17:11 ID:5Cyf5kzs
♀コンラッドが女の子を襲う展開にすべきだろ

06-611 :名無しさん@ピンキー:2010/02/10(水) 00:35:32 ID:WVqd3Y01
とりあえず、百合展開はまた今度にさせて下さいw

06-612 :名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 08:30:51 ID:kE7F6wj1
トランスヴィーナスのタケヒロ♀が可愛すぎて羨ま萌える
俺もユカリちゃんのメスチンポでオマンコをグチャグチャに掻き回されて中出しされたいよぅ

掲載誌は一応全年齢向けだったが、あれでエロ全開の後日談とかは同人に期待するしかないか…

ボス戦の中出しで受胎してタケヒロが妊娠出産とか
特訓の成果でタケヒロもメスチンポが生やせるようになってセルダと3p三昧とか
チョー読みてぇ

06-613 :名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 13:03:06 ID:G04xXxCA
作者による同人展開はすでにあったらしい。コピー本で入手困難だけど。

06-614 :名無しさん@ピンキー:2010/02/13(土) 21:37:53 ID:kE7F6wj1
ソレは単行本化の際の加筆修正で補完されてなくね?
いやそのコピー本の存在すら知らんかったから実際どうなのかは知らんけど

06-615 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 04:47:03 ID:WCYA89zz
ダイの大冒険のダイが女の子だったら、バーンに孕まされる的な同人誌が一冊や二冊は出たに違いないと思うんだ。
そんなわけでそれで書いてる途中だけど、詰まった^q^

06-616 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 10:49:46 ID:GsEFQasN
今日のワンピースは素晴らしかったな

06-617 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 12:40:00 ID:SvH+Go0W
ワンピのニョタと言ったら
ヤンデレのフラミンゴに付きまとわれるワニ社長くらいしか思い浮かばない

06-618 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 17:07:26 ID:5sCDCCHJ
確か最新刊のオマケで全員性別反転してるよ。
ルフィとロビンが別物すぎて吹いたw

06-619 :名無しさん@ピンキー:2010/02/21(日) 19:12:40 ID:KerIjjQ9
あのオマケ性転換は萌えたなぁ>ワンピ
今更だけどSBSで依頼した人GJマジありがとう

>>608>>615
がんばっ!(´・ω・`)b
自分も何か書きたいが、エロ書ける自信ない…

06-620 :名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 04:46:02 ID:2K9U9BEe
書き終わったから投下しよう、と思ったらPCが規制されてた件

06-621 :名無しさん@ピンキー:2010/02/23(火) 22:44:05 ID:DPs52lPr
カーン様が性転換して女子カーリングに出ていたと聞いて

06-622 : ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:16:09 ID:j4uZa2jw
規制解除キターということで投下しに来ました。

ダイの大冒険、ダイ女体化で先天性。あと、今回名前くらいしか出てこないけどレオナも地味に反転してます。
バーン×ダイで陵辱モノ。
NGワード指定はタイトルかトリップでお願いします。

06-623 :世界に破滅を、貴女には絶望を 1 ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:18:50 ID:j4uZa2jw
パキィン!と澄んだ音を立てて、あたしが手にしていた剣が折れた。
……これでもう、武器は無い。仲間も皆一人残らず、『瞳』にされた。
魔法力も残り少なくって……つまりは、もう……!
「どうした、ダイ。もう抵抗は終わりか?」
クックッ、楽しそうに喉を鳴らして目の前の大魔王が笑う。
もう本当に、何も抵抗する手段が無いと悟ってしまったあたしの表情が、絶望に染まっていくのを楽しんでいるのだ。……中々悪趣味な奴である。
「こないのならこちらからゆくぞ?」
「……っ!」
笑みを崩さぬまま、大魔王バーンは一歩、また一歩と近づいてくる。
そしてその分だけ、あたしは後ろへと退がる。
一応折られた剣を構えてはいるものの、それではどうしようもないことはわかっている。
でも、これでも以前に剣を折られたときよりはずっとマシではあるのだけど。
「そら、どうした。もう後ろは壁だぞ?」
バーンが言うが早いか、あたしの背が壁にぶつかった。
もう逃げ場は無い。その事実に、脚から力が抜けて行く。
駄目、立たなきゃ……!最期まで戦わなきゃ!!
頭ではそう思ってるのに、脚には力が入らない……呆然と地面に座りこんだまま、動けない……!
「これでチエックメイト、だな」
言って、バーンがゆっくりと腕を振り上げて、カラミティエンドの構えをとる。
あたしは、それをただ呆然と眺めるしか出来なくて……瞳を閉じる。
頭の中では今までの思い出が駆け巡っていて……これが走馬灯ってやつなのかな?
最初に浮かんだのは、父さんと、あたしを拾って育ててくれたブラスじいちゃん。
それから、夢で一度だけ逢えた母さんに、いつも一緒だった小さな友人。
親友でもある兄弟子、自分を支え続けてくれた仲間たち。
それから、それから……胸の中で、仲間に。
自分を信じ支えてくれた人に、地上に住む全ての生物に、ごめんなさい、と呟いて瞳を閉じる。
……だけど、何時まで経っても最期の痛みはやってこない。
もしかして、自分でも気づかない内に死んでしまったんだろうか。そう考えながら恐る恐る瞳を開けた。
「ふ……む」
目の前には、相変わらずバーンが、居た。
一応自分の身体を確認するも、新たに加えられた傷などは見当たらない。
どうやら、あたしはまだ生きているらしい。でも、それなら何故早く止めを刺さないのか。
そんな疑問をよそに、バーンは顎に手を当て、なにやら楽しそうに考え事をしている。
「ダイ、お前に余の子を孕んでもらおうか」
沈黙を破ったのはバーンだった。
楽しそうに笑うのは大魔王一人で、あたしはは今の言葉をただ呆然と聞く。
カラカラに乾いた喉は言葉を発することを拒んでいるかのようで……
「ぇ……な、にを」
ようやく絞り出せたのは、これだけ。意味が、わからない。
そんなあたしの様子が面白いのか、バーンは楽しげに口の端を歪めた。
「何を?言葉の通りに決まっているだろう」
ゆっくりとバーンがしゃがみ込み、目線をあたしと合わせる。
バーンの金色の瞳に浮かんでいたのは、愉悦の色。
「余の力と、お前の竜(ドラゴン)の騎士の力を受け継ぐ子だ」
バーンの手が、あたしの髪に触れて、一房を摘み上げる。
そのまま、口元に持っていって口付けられた。
……なに。なんで、こんなに、こわい、んだろう。
「お前も楽しみであろう?」
言いながら、値踏みするようにあたしの顔を、覗き込んでくる。
「ふむ、少しばかり幼すぎる気もしないではないが、素材は悪くはない。これからの成長に期待させてもらおうか」
髪を撫でていた手が、頬に触れる。そしてそのまま顔が近づいてきて……

06-624 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2 ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:20:15 ID:j4uZa2jw
「っ!!嫌っ!!」
ようやくあたしは、我に返って頬に添えられたバーンの手を振り払う。
だけど、バーンはそれに気を悪くした風でもなく、それでいい、と笑った。
「大人しくされるがまま、ではつまらん。思う存分に抵抗して余を楽しませるのだ」
言いながら、バーンの手が服の襟を掴む。それを振り払う、その前に引き裂かれた。
ビリィッと、布の裂ける音と共に、あたしの身体が冷たい外気に晒される。
「ぃっ、あ……きゃああっ!!」
咄嗟に腕で胸を隠しながら、悲鳴をあげた。
目の前の男はそれを楽しむように、笑みを崩さぬまま、今度は下半身、スパッツへと手を伸ばしてくる。
あたしは性に関する知識なんてよくはわからない。でも、これから自分の身に起こることが決して「良いこと」ではないとわかっている。
だって、彼は言ったのだ。あたしに、『子を孕んでもらう』と。それは、つまり……
「いやぁっ!っ……ら、電撃呪文(ライデイン)!!!」
伸ばされた手が届く、寸前に咄嗟に呪文を唱えた。
ガァンッと、一条の稲妻がバーンの身体を焼く。
けれど、服が多少焦げたくらいでバーンに大したダメージは無かった。この程度の呪文が効くとは思ってはいなかったけど……
「あ……」
後ろに退がろうにも、既に後ろは壁。
残っていた魔法力も今ので本当に使い切ってしまった。
格闘できるような体力も残っていないし、武器も無い。
「どうした、もう抵抗はしないのか」
もう本当に、どうすることも出来ない。
床に引き倒されて、残る布地も全て引き裂かれる。
これでもう、あたしの身体を包む物は無くなってしまった。
……生憎と両の腕もバーンに押さえつけられていて隠すことも出来ない。
思わず反射的に足を振り上げた、けれどそれも、残る片手で受け止められて、そのまま脚を割り広げられてしまった。
「抵抗できないのならば、せめてイイ声で鳴くのだな」
何とか拘束を振りほどこうともがく、けれど腕を押さえつける手も、脚を押さえる手も、びくともしない。
そんなあたしの様子を楽しむように笑いながら、バーンが顔を近づけてくる。
彼の長い白銀の髪が、頬に触れて、そして
「ん、んーっ!!」
唇を塞がれた。
……ただ唇と唇が触れあうだけのキスならば、経験がる。
それは記憶を失っている間の事で、記憶を取り戻した今では自分でもうろ覚えなのだけれど、
『大好きな人』にされた事を思い出すと、少し胸が熱くなって一緒に頬まで熱くなる。
今のこの相手がその人だったなら、きっと幸せな気持ちになれたんだろうと思う。だけど、ちがう。違う。
バーンの舌が、あたしの口内を這い回る。
気持ち悪い。何とか逃げようとするけれど、あっさりと捕まって、舌を絡められて、そのまま吸い上げられて、歯列までもなぞられて……
息苦しいし、気持ち悪い。ただそれだけが、あたしの頭の中で繰り返される。
「ふ、……はぁ……は、ぅぅっ」
このまま窒息死するんじゃないか。そう思った頃に、ようやく唇が解放された。
あたしは空気を求めて喘ぐように呼吸をする。
……もしかしたら、ここで窒息死しといた方がよかったのかもしれない。
口の端からは、自分のモノかそれとも、相手のモノかもわからない唾液が垂れて、嫌悪感に肌がざわついた。
それを拭いたくとも、相変わらず腕は押さえつけられたままなので、それも叶わない。
悲しいのか、それとも悔しいのか。……両方か。
瞳からは大粒の涙が溢れて止まらない。

06-625 :世界に破滅を、貴女には絶望を 3 ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:21:42 ID:j4uZa2jw
バーンがそんなあたしを楽しそうに見ながら、あたしの長い髪を結い纏めているリボンへと手を伸す。
リボンには触れられたくなくて、今までよりも一層激しくもがく。けれども、相変わらず拘束を振り切ることはできない。
スルリ、リボンが解かれて、床にあたしの漆黒色の髪が広がった。
「!?いや……それは、返して!!お願い!!」
それは、大切な、大好きな人から初めて貰ったモノ。ずっとずっと、大切にしてきたモノ。
『君にあげるよ。……また、会えますようにってお呪い……かな?』
そう言った彼の頬は少しだけ赤く染まっていて……あたしも、嬉しくて、また会える日が楽しみで……
「心配するな。ただの拘束用だ」
叫ぶあたしを愉快そうに見やりながら、今まで自らの手で押さえつけていたあたしの腕をリボンで縛り上げる。
これで押さえつける必要もなくなったからなのか、バーンが改めてあたしの身体を値踏みするように眺める。
「ふん、貧相な胸だな」
「うっ、うるさいっ!!」
ポツリと呟いたバーンの言葉に、思わず言い返した。
よりによって一番気にしていることを!と眉を吊り上げ目の前の男を睨み付ける。
確かに今は真っ平ら、と言われても仕方ないかもしれないけど……でも、あたしだって、もう少したてばマァムみたいな巨乳になるかもしれないじゃない!
「そういえば、揉むと大きくなる、という俗説があったな。試してやろうか?」
「……結こ、ぅ、ぃっ」
バーンの軽口に、語気を荒めて言い返す。
けど、その言葉を遮るようにバーンの手が乱暴にあたしの胸を揉みしだいた。
それはただ、あたしに苦痛を味合わせたいだけのモノ。
赤く手形が残るほどの力で加えられる苦痛に、必死で声を押し殺す。
ここで声をあげてしまったら、ただこの男を楽しませるだけだとわかっていたから。
「ぅ……っ゛、っ……あ、く……!」
小さな膨らみの頂点に色づいた乳首が、おもいっきり捻りあげられた。
新たに加えられた痛みに思わず背をのけぞらせはしたものの、あげそうになった悲鳴は何とか呑み込む。
が、バーンは全く悔しそうな素振りなど見せない。それどころか満足気に笑っているのだ。
……あたしが泣き喚こうとも、必死に耐えようとも、彼にしてみればどちらでもいいのだ。……悔しい。
一先ず胸を弄ぶことには飽きたのか、、今度は先程から開かれたままの脚の中心へと手を伸ばしてくる。
咄嗟に脚を閉じようとしたけれど、間に合わず両の手で脚を押さえつけられて、しかも身体を滑り込まされた。
指が、自分でも触れたことのない場所に、触れた。ビクン、嫌悪感にあたしの身体が震える。
脚の間を覗き込まれる。その顔を蹴り飛ばしてやりたいが、生憎と脚を押さえつけられたまま。
指で、ソコを割り開かれる。気持ち悪い。気持ち悪い!心の底から浮かんでくるのは嫌悪感だけ。
「……濡れてはいないようだが、構わぬか」
顔を上げ、バーンが呟く。
何が構わないのかよくはわからないが、まぁどう考えてもいい意味での言葉のわけはない。
そうは思ってはいたけど、次の瞬間。目に入った光景に、あたしは言葉を失う。
「ぇ、な」
……バーンが、自らのズボンを下ろしているところだった。
言葉を失ったあたしの髪を引っ掴んで、身体を無理やり起こされる。
眼前にあったのは、バーンの、その……モノで。
「咥えろ」
短く、告げられる。
何を言って……!あたしは、当然思いっきり拒絶する。
「い……うぐっ!?」
けれど、拒絶のために開いた唇に無理矢理ソレを押し込まれた。
髪を掴まれたまま、頭を無理矢理前後に揺すられる。
その度に、口内で押し込まれた異物が大きく硬くなってゆく。
「う……ぐぅ、うっ……うぅ!」
大きさを増したソレは、あたしの口には大きすぎて、息苦しさと、顎が外れてしまいそうな恐怖に、瞳から大粒の涙が零れる。
そんなあたしの様子に、バーンは満足気に笑ってソレをあたしの口から引き抜いた。

06-626 :世界に破滅を、貴女には絶望を 4 ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:22:56 ID:j4uZa2jw
「う……げほっ、げほっ……!」
息苦しさから解放され、咳き込みながら息を吸い込むあたしを、再び乱暴に床に組敷く。
あたしはまだ咳き込みながらも、精一杯の抵抗として彼を睨みつける。
けれど、バーンは意にも介さずあたしの脚を割り開き……!
「い、嫌ッ!!」
思わずあたしは悲鳴をあげてしまった。
だって、さっきの硬くなったソレが、あたしのソコに宛がわれたから。
ソレが何を意味するか。それくらいは知っている。だから、あたしは、悲鳴を上げずにはいられなかった。
……目の前の相手が、悲鳴を上げたくらいで止めてくれるわけが無い事くらいわかっている。
それでも、咄嗟に彼の顔を見てしまう。一抹の懇願を浮かべて。
……彼は、笑った。悪魔のような笑みで!
「せいぜい泣き叫ぶがいい……!」
「い……嫌あああああああああああああああッ!!!」
バーンの言葉と共に、激痛が襲ってきた。痛みの中心は、脚の間で……。
凄く、痛くて熱くて苦しくて!貫かれた痛みになのか、それとも処女を奪われてしまったことになのか。
あたしの瞳から、涙が零れる。次から次へと零れて、止まらない。
「ク、クククッ……なんだ、いい声で鳴けるではないかっ」
喉を鳴らし笑いながら、バーンが腰を打ち付ける。
その度に、まるで内臓を引きずり出されるような、灼熱の棒に掻き回されるような。
そんな痛みが熱さが、襲ってくる。
「痛い、痛いよぉ……!も、やめ……っ!!」
口から無駄だとわかっているのに懇願の言葉が零れる。
あたしのそんな様子が楽しくて堪らないのか、バーンが馬鹿笑いを上げる。非常に耳障りだ。
……こんな風に胸の奥では毒も吐けるのに、実際に唇から漏れるのは、嗚咽だけ。
「ぅ、ふ……うぅ……れお、な、……レオナぁ……」
もうどうすることも出来なくて、あたしの唇からは嗚咽と一緒に、彼の名前が。
あたしの、大好きな人の名前が零れていく。
その名前を呼んだってどうしようもないことくらいわかっているのに、涙と同じく、止まらない。
そんなあたしを嘲笑いながら、バーンは更に激しく腰を打ち付けてくる。
その度に、奥のほうにゴツリと固い肉がぶつかって、痛みに身体が跳ね上がる。
あたしは何度も痛い痛いと泣き叫ぶけれど、バーンはソレを気にもかけてくれない。
あたしが壊れてしまおうが、お構いなしということらしい。
何度も何度も、突き上げられる。その内にあたしの身体にも変化がやってきた。
痛みは大分治まって、代わりに何か、別の感覚があたしを襲う。
なん、だろう。嗚咽とも違う声が、あたしの唇から零れ始める。
「ぁ、う……はぁ、ん、んぅ!」
奥に向かって突き上げられる、その度に、バーンを咥え込まされたそこからグチュグチュ、と濡れた音が響いてくる。
身体が、熱くて。なんだか……ううん、違う違う。そんなはずない。
頭に浮かびかけたその言葉を、あたしは必死で振り払った。だって、そんなはずないのだ。
気持ちいい、だなんて、そんな、はず……ない。あるわけがない!
バーンが薄く笑みを浮かべながら、あたしの胸に手を伸ばしてくる。
その指が、さっきとは違って優しく……あくまでも、先ほどに比べれば、だけど、胸の突起を摘む。
「ひぁ、んっ」
瞬間、甘い痺れが背を、体中を走り抜けていって、あたしは思わず声をあげた。
一度零れちゃったら、もう戻らない。
さっきまでの涙も嘆きも、……いまの、甘い声も。
先ほどまでよりも、突き上げる勢いが激しくなる。なのに、あたしは痛みなんて感じていない。
肉と肉が擦れる度に、ゴツリ、と奥に硬いモノが当たる度に、体中が甘く痺れて、声が零れる。
駄目だ。こんなの、駄目。……ぃなんて、そんなこと、ない!

06-627 :世界に破滅を、貴女には絶望を 5 ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:23:51 ID:j4uZa2jw
「あ、あん!は、ん……や、あぁっ」
なのに、声はどんどん大きくなっていく。それと同時に、振り払ったはずの言葉がまた、戻ってくる。
違う違う。……も……ぃい、なんて、違う!
「どうした、随分と気持ちよさそうな声を出すようになったな?」
喉を鳴らしながら、バーンが言う。
あたしは、それを否定しようと口を開く。
でも、奥に、硬いモノを思いっきり突き立てられて、否定の変わりに、甘い声が、零れ落ちる。
グチュグチュ、音が響く。その度にあたしは甘い痺れに襲われる。
最初は小さなものだったけれど、それはどんどんと膨らんできて……もう、弾けてしまいそう!
「あ、ら……め、も……なに、か」
頭の中が、真っ白になる。身体が、震えて……気持ち……いい。
荒く息を吐くあたしの身体は、まだ揺すられてる。気持ちいい、というよりは、辛い。
ろくに息を吸い込むことすらできなくって、気を失ってしまいそう。
打ち付ける腰の動きが、一層激しくなってきて、あたしは、また頭の中が真っ白で
「あ、あぁッ!!」
身体が大きく震えるのと、同じか、ちょっと遅れて、あたしのお腹の中に何か、熱いモノが注ぎ込まれるのを感じた。
ゆっくりと、あたしの中から、肉の棒が引き抜かれていく。それが全部引き抜かれると、今まで繋がっていた場所から、赤と白の混じったドロリとした液体が溢れ出てきた。
ああ、本当に、取り返しのつかないところに来てしまったと。身体の熱が冷めていく、それと同時にそんな感情が溢れてきて、また涙が止まらなくなった。
「ククク……恋しい男の目の前で、憎い敵に犯されて、あまつさえ善がり狂われるといのは、どんな気持ちだ?」
喉を鳴らしながら、バーンが問いかけてきた。
……いま、なんて、いった?“恋しい男の目の前で”。
あたしの耳がおかしくなったのでなければ、そう、聞えたんだけど。
「まさか忘れていたわけではあるまいな?」
先ほどまでとは別の意味で、頭の中が真っ白になる。
……顔を僅かに動かして視線を彷徨わせる。目に入るのはところどころに散らばった、丸い宝玉。『瞳』。
それは、目の前の男によって姿を変えられた仲間達で、その中には勿論、彼も、含まれていて。
それは、つまり。……つまり……?



「ぃ……いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

06-628 : ◆kmbxgHC1NY :2010/02/26(金) 22:28:16 ID:j4uZa2jw
以上です。これ書いてる途中で和姦が書きたくってしょうがありませんでしたw
次があったら和姦書こう。
ありがとうございました。

06-629 :名無しさん@ピンキー:2010/02/26(金) 23:10:32 ID:o0ds0Yfc
>>628
乙でございます

この延長で孕ませ出産まで見たいとか言ったらちょっと外道でしょうか

06-630 :名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 03:42:57 ID:jtlWb0SE
大分昔に投下されたSSを探してるんだけど、
空手少年が朝起きたら女体化してて、姉はそれ見てもなんとも思わず、
そのあと親友に上段蹴り寸止めで女体化した事信じてもらったりする長いSSがあったはずなんだけど誰か知ってる人いますでしょうか?

06-631 :名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 05:06:57 ID:AsmgTAKR
>>630
「強制女体化小説ない?」ってスレの保管庫に黒姫 心ってあるけどそれじゃない?

06-632 :名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 06:54:30 ID:9+aJFV2x
>>628
次は黒子ダインですの(w GJ

ソアラよりレオナ似かな。

06-633 :名無しさん@ピンキー:2010/02/27(土) 23:54:21 ID:jtlWb0SE
>>631
ありがと。みつけた。

06-634 :名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 01:38:33 ID:mS5kfBFp
教えてもらって4,5年ぶり?に「黒姫 心」読んだけどやっぱこれ凄いね。
完結してないのコレ?

06-635 :名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 10:19:30 ID:9Eu75Bpb
あの作品は面白いけど中盤から中二臭くなって萎えたな

06-636 :名無しさん@ピンキー:2010/02/28(日) 23:46:45 ID:mS5kfBFp
>>635
あーそれ同意だわ。
wikiにもあれば昔からあった保管庫にもあったけど、48で止まってんのね。
この様子だと中断状態が続いてる感じか。

06-637 :名無しさん@ピンキー:2010/03/05(金) 03:44:13 ID:c4s5DWv2
保守

06-638 :名無しさん@ピンキー:2010/03/09(火) 23:04:52 ID:17FPCIqh
友人とチャットしてて、誤変換カンケイ無く打ち込んでました。
「有希がいっぱい降ってるよ!」
と。そしたら、以下の返答が。
「兄は夜更け過ぎに有希へと変わるだろう…」

これで瞬間的にネタ思いついたけど、ベタすぎるので、終了。


的な保守

06-639 :名無しさん@ピンキー:2010/03/10(水) 00:18:27 ID:1Y9OVGJu
あの頃のボキャブラは良かったなぁ……

06-640 :名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 18:43:10 ID:3oYoPKiD
女性の精神体が憑依→身体が女性になる

06-641 :名無しさん@ピンキー:2010/03/14(日) 23:24:50 ID:hyxKFO4f
霊媒少年を思い出した

06-642 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 15:29:06 ID:kZGvcZjQ
主人公が女体化するエロゲってないのかな
探したけど女装ばっかりで

06-643 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 16:15:38 ID:PHiaQvnc
>>642
自分の知ってる中では「夢恋転生」ってエロゲが女体化物だった。
結構初々しくてよかったな

06-644 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 17:51:19 ID:Yg/A8ng0
魔王が女体化するネタが同時期に2本かぶってたような気がするがタイトルを思い出せん


ところでLiquidの新作に出てくるダークエルフが女体化アレルヤにしか見えないんだがどうしたらいい

06-645 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 19:31:17 ID:/xBqdDWx
「世界を征服するための、3つの方法」って言う魔王が女体化するエロゲがあったな
女体化した魔王に勇者(変態)が一目惚れして迫ったり、
勇者の妹(清純系)が男体化したりするラブコメタッチなやつ…
面白そうだな~と思ったけどやった事は無い

06-646 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 20:37:19 ID:+7aUwAVM
>>642
http://wiki.livedoor.jp/tsgame/

06-647 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:16:46 ID:PHiaQvnc
こんなWIKIもあるのかww

06-648 :名無しさん@ピンキー:2010/03/16(火) 21:28:04 ID:9mlWv/Ue
>>642
TS(性転換)ネタゲー総合スレッド Part37
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1268652841/

06-649 :名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 17:30:47 ID:xzSaj86o
>>643
サンクス
近場の店に無かったから注文するわ にしても高いな10k近くするとは

06-650 :名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 19:09:45 ID:xzSaj86o
ネットうろついてたらDL販売サイトで3kくらいであった こういうとこは初めてだけど大丈夫だろうか

06-651 :名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 21:24:11 ID:AnzvigU6
DLサイトなんて初めてでも楽に買い物できるだろう
買ってしまうんだ

06-652 :名無しさん@ピンキー:2010/03/17(水) 21:36:55 ID:C9BFZMXO
>>650
いい加減スレ違いに気付いて、さっさと>>648が紹介してくれたスレに移れよ

06-653 :名無しさん@ピンキー:2010/03/19(金) 15:58:02 ID:oumn9BBF
加藤氏ね

06-654 :名無しさん@ピンキー:2010/03/20(土) 22:30:57 ID:iWz3JlM3
>>644
副官が誤魔化しようも無いほどヴィレッタなわけだから
ここはオレンジを女体化しておくべきだと思うんだ

06-655 :名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 01:01:22 ID:RGWAj3J3
加藤がぐちゃぐちゃになるSSを近々投下します

06-656 :名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 13:56:54 ID:63NpqouN
生まれ変わったら女になりたい

ってこのスレにいる人なら大半は思うよね

06-657 :名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 15:30:47 ID:U9TvwQ8E
違う。美少女になりたいのだ。

06-658 :名無しさん@ピンキー:2010/03/21(日) 15:41:58 ID:Gn9Nj5if
美幼女になって友人にレイプされたい
または友人を美幼女にしてレイプしたい

要はTSした美幼女を虐待したいだけ、輪姦は主義に反する、一対一がいいんだ!

06-659 :名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 10:12:36 ID:32g5hjtJ
書けるかな?

06-660 : ◆zOOxF/vvz6 :2010/03/24(水) 10:19:40 ID:32g5hjtJ
解除されてますね!

昨日初めてここに来て、SS書いたんですが、弾かれてしまって、諦めてましたが良かったです(^-^)

とりあえず書いてみたんで、お気に召されるか分かりませんが投下します

・男→女
・姉×弟
・なりゆきで恥辱?

な、感じです
それでは、宜しくお願いします

06-661 : ◆zOOxF/vvz6 :2010/03/24(水) 10:20:57 ID:32g5hjtJ
「あ゛~…」
「大丈夫?」
「さっき飲んだ解熱剤が効いてくれる事を祈る…」
吉本 優(よしもと ゆう)は熱にうなされていた。
彼は高校2年生。
学力、素行とも不良。
所謂、不良という人物。
顔は今で言うイケメンなのだが、目がきついせいで、よく喧嘩を売られるが、今のところ負けはない。

「そうだね…明日の朝、治ってると良いね」
彼女は吉本 真弓(よしもと まゆみ)、優の姉で22歳のOL。
優は、実家から遠く離れた高校に通っていて、真弓のマンションが近かった為、転がり込んでいる。
それでも、バスで20分かかるが…

「じゃ、ゆっくり休みなさいね」
「うい…おやすみ」

その夜、優は夢を見た。
真っ暗闇の中、自分の体が浮かんでいる。

…なんだ、これ…
…体が熱い…
ぐぅ!?
痛い!?全身が痛い!
痛すぎて、頭が狂いそうだ!
苦しい…
誰か…助け…て…


「うわあぁぁぁ!」
叫び声をあげて飛び起きると、全身、汗でびっしょりになっていた。
「どうしたの!?」
叫び声を聞いて、真弓が飛んできた。
「大丈夫…変な夢見ただけだから…」
「そう…あ、具合はどう?」
「おう!もう、すっかり良くなったよ!」
そう言って優は布団から立ち上がり、治った事をアピールした。
「良かったね!…?」
「あ?どうした?」
「なんか、体の線が細くなってない?」
「そうか?」
そう言って、優は自分の腕を見た。

…なんか、筋肉落ちてる気がするような…

「姉貴の気のせいだよ」
「そう?…なんか声もいつもと感じ違うし…」
「熱でやられたかな…あ!トイレトイレ!」
優は真弓を押し退けて、トイレに駆けて行った。

06-662 : ◆zOOxF/vvz6 :2010/03/24(水) 10:26:12 ID:32g5hjtJ
「うわあぁぁぁ!?」
トイレに駆け込んだ優が、また叫び声をあげる。
「今度はどうしたの!?」
真弓がトイレに駆けつけ、中の優に問う。
なかなか返事が返ってこない事に真弓が痺れを切らした頃、トイレの鍵が開いた。
真弓は、ドアノブが取れんばかりの勢いでドアを開ける…そこには、下半身丸出しの優が、呆然と立っていた。
「何て格好してるの!早く履きなさい!」
「…ねぇ…」
「…は?」
「ちんこがねぇ!」
「何言ってんの!?頭も熱でやられた!?」
「違うわ!よく見ろ!」
真弓がしゃがんで見てみると、真弓には見慣れたものが優の股間に。
「うっそぉ!?こ…これって…」
「俺…女になっちまってる…」
真弓は呆然としたまま、優の下半身に手を伸ばす。

ぐい

「わ!?いきなり広げるな!」
「ごめんごめん…でも、ちゃんとしたの付いてるわ…」

くりくり

「ん!そこ触んな!」
「ふふっ…面白い♪」

くりくり…

「んあ!やめろって…ああん!」
優は初めての感覚に恐怖しつつも、その感覚から逃げられなかった。
クリトリスを一捏ねされる度に、脊椎から脳天まで快感が走る。
「立って…らんね…」
優は崩れるように、便座に座った。
真弓は優の股間から一切目を離さず、一心不乱にクリトリスを責め続ける。
「あ!…激し…いや!…はぅん!」
自分でも分からないが、口から勝手に甘い声が出てしまう。
凄く恥ずかしいが、優にはどうする事も出来ない。
「あ!…止めっ!…姉貴…俺…」
「いいよー、イっちゃいな」
「いや…んあぁぁぁぁん!」
優は不覚にも、姉の手により果ててしまった。


「トイレで良かったね」
「うるせぇ…バカ姉貴」
「ごめんごめん、可愛かったからつい」
「可愛かっただ!?俺は男だぞ!」
「今、女」
「ぐ…」
「ところで、学校どうする?」
「あ…とりあえず、今日も休む。その間に考えるわ」 
「そう…これから楽しめそ…」
「何か言ったか?」
「いえいえ、何も♪」
優の受難はまだまだ続きそうだ。

06-663 : ◆zOOxF/vvz6 :2010/03/24(水) 10:27:11 ID:32g5hjtJ
これで終わりです
続きが書ければ、また来させていただきます

お粗末様でしたm(_ _)m

06-664 :名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 16:42:58 ID:h6nQWP3T
いいぞ

06-665 :名無しさん@ピンキー:2010/03/24(水) 18:20:06 ID:32g5hjtJ
>>664
ありがとうございます♪

06-666 : ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 21:59:59 ID:iIx/OXn0
>>629
ボテ腹は最高ですよね。わかります。
これでNTRだと自分的に最高なんだけど、この話、ある意味NTRか。

>>632
女体化なおっさんはきっと、巨乳で隻眼の大斧担いだ素敵なワニのおばさんだって信じている。

そんなわけで>>623の続きを投下しにきました。
ダイの大冒険、バーン様×ダイでダイ女体化先天性。陵辱。一応出産描写あり。
NGワード指定はタイトルかトリップでお願いします。

06-667 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話1/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:03:00 ID:iIx/OXn0
どん、お腹の内側から、軽い衝撃が伝わってくる。
もう大分大きくなった、自分のお腹を軽く撫でながら、あたしはため息を吐く。
あたしは、お腹の中の子の父親を愛してなんかいない。むしろ、憎んでさえいる。
それなのに、どうしてだろうか。子供のことは、愛しく思えるのは。
……もう一度、お腹を撫でて、ため息を吐く。
「どうした、ため息など吐いて」
ノックも無しに開けられたドアからかけられた声に、あたしは途端に不機嫌になる。
先ほども述べたとおり、あたしはこの男を、大魔王バーンを、憎んでいるのだから。
「……誰かさんのお陰で、ね」
言って、軽く睨んでやるが、フン、と鼻で笑われる。
それがまた、憎らしい。

……あれから、そろそろ一年が経とうとしていた。
いま、太陽に照らされているのは魔界で、地上は、もう無い。
……仲間の前で凌辱されて、地上が吹き飛ばされる様を目の前で見せつけられて、あたしは、舌を噛み切ろうとした。
それを止めたのは、バーンの一言。
『お前が生き続ける限り、そこに転がっている者達の命は保証してやろう』
……皆は、どう思ったのだろうか。
人質として生かされるくらいなら、死んだ方がいい。と、思ったりしたのだろうか。
……例えそうだったとしても、あたしは皆に、……彼に、生きていて欲しいと。
今でも、そう思っている。

「もう臨月であったな。……仲間共には、会わんのか?」
あたしの腹を撫でながら、バーンが尋ねる。
その手を払い除けて、彼に背を向けた。
……皆は、この大魔宮(バーンパレス)の地下に幽閉されている。
それは知っているし、あたしは行動を制限されてはいない。
会いに行こうと思えば、いつだって会いに行ける。
……むしろ、会いたい。
だけど、この一年間。あたしは、一度も皆と会っていない。
だって、どんな顔をして会いに行けばいいと言うのか。

06-668 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話2/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:04:08 ID:iIx/OXn0
敗けてしまった。凌辱されてしまった。
おまけに孕まされてしまった。
……会いに行けるわけが無いじゃないか。
そんなあたしの内を、わかっているのか、いないのか。
くつくつ、喉を鳴らして背後の男が笑う。
「用がないなら、早く出ていってくれないかな」
これ以上この男と同じ部屋にいるのも、顔を見るのも嫌で、振り返らずに冷たく言ってやる。
もちろん、これで大人しく居なくなってくれるような優しい相手では無いことは、わかっているけれど。
「ああ、それはすまなかった。だが、余は用がなければ動いたりはせぬぞ?」
くつり、笑ってあたしの身体を強く、抱き寄せる。
その腕の中から、なんとか逃れようともがくけれど、拘束はびくとも揺るがない。
腕は、あたしを拘束したまま。右手が、胸へと伸びてくる。
「や、っ」
たどり着いた手が、軽く方胸を揉んだ。
ただそれだけの事なのに、あたしはビクリ、身体を震わせる。
そんなあたしの反応を楽しんでいるのか、バーンはあたしの耳元で囁くように笑い、首筋に顔を埋めてくる。
ぬるり、首筋を這う舌が気持ち悪い。
空いていたもう片方の手は、お腹を撫で回しながら、下腹部へと降りて行く。
「……っ、離して!」
相も変わらず、身をよじり拘束から抜け出そうとするあたしに、バーンが囁く。
「今さら嫌がることでもなかろう?」
言いながら、あたしの服の胸元を緩めて、直に触れ、揉みしだく。
乱暴に、ではなく、優しく。
……心では嫌だ、気持ち悪いって思ってるのに、身体の方はそうは思ってくれないらしい。
優しく揉まれる度に、じんわりと快感が身体中に広がっていく。
せめて声をあげないように、必死で唇を噛み締める。
けれど、バーンの指が、硬くなった乳首を摘まみ上げる。
「ひゃ、ぁ……あ、ん!」
ただそれだけで、簡単に声はこぼれてしまう。
一度こぼしてしまったら、もう抑えることは出来ない。

06-669 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話3/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:05:18 ID:iIx/OXn0
胸を揉みしだかれる度に、乳首を摘まみ、引っ張られる度に。あたしは喘ぐ。
下腹部へと伸びた手が、ドレスの裾をたくしあげて、脚を撫でる。
撫でる手は、上へ上へとゆっくりと登って、遂に脚の付け根へと辿り着いた。
「や……ぁっ」
下着の上から、指が這いまわる。
一番敏感な場所には触れないで、中心部をゆっくり二度三度と往復するその動きに、焦れて懇願してしまいそうになるのを必死に耐える。
それでも、あたしの身体には十分すぎる刺激で、呼吸はどんどん荒くなって、脚が小刻みに震えてしまう。
「……っ、は、ん……あ、ぁあっ」
指が、下着の中に入り込む。
直に触れられたそこは、もう既に濡れているみたいで、グチュグチュと濡れた音を響かせる。
太い指が、何度も入り口を撫で回して、それから、
「ひっ、あ、あんっ!」
指が一本、ナカに入ってくる。
もう十分すぎる程に濡れていたからか、痛みはない。
それどころか凄く……気持ちよくて、軽く意識が飛びそう。
指が出し入れされる度に、身体が震えて、頭の中は真っ白に染まっていく。
ああ、もう……だめ、かも……
「あ、はっ、んん……っッ!!」
入り込む指が、二本に増やされる。
それだけでも立っていられなくなりそうな刺激なのに、胸を揉んでいた手も、下へと降りてくる。
その手も、下着の中に入り込んで……
「ああぁっ!!」
あたしの一番敏感な場所、クリトリスに触れた。
ただ触れただけ、それなのに、背が弓なりに跳ね上がる。
くつり、バーンが耳元で笑ったような、気がした。
「い、や!あ、あぁっ!」
指が、クリトリスを捏ね回す。
ナカに入り込んだ二本の指も、一層激しく出入りを繰り返す。
そんな激しい攻めに、あたしは、ただ身体を震わせて喘ぐしかなくって……。
「んぁ、も……い、……あ、んぅ!!」

06-670 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話4/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:11:10 ID:iIx/OXn0
真っ白になった頭の中が弾けて、身体は大きく震る。
脚から力が抜けて、ペタリ、床に膝をついた。
荒く吐息を溢しながら、あたしは罪悪感に苛まれる。
だって、こんなにも憎い相手に、身体を弄ばれてその上、イってしまうなんて。
そんな自分が嫌で、涙さえ溢れてくる。
だけど、目の前の男はそんな事などお構いなしに、自身の欲望をあたしに突きつけてくる。
目の前に出されたのは、硬く勃ちあがった、肉の棒。
……あたしは、黙ってそれに舌をのばす。
そうしなければ、無理やり口にねじ込まれるのだ。
それなら、自分からする方が苦痛は少ない、と思う。
先端を舐めて、それから根元の方まで舌を這わせる。
また先端まで戻って、今度は口を開けて咥えて、根元には手を添えて擦りあげながら頭を前後させる。
あたしは、この行為があまり好きではない。
だから、早く終わらせたくって必死に手と舌を動かす。
「ふ……大分上手くなったものだな。だが」
「ぅ……ふ、ぐぅっ」
バーンの手があたしの頭を掴んで、そのまま自分の方へと押さえつける。
喉奥に先端が突き刺さりそうなほど押し込まれて、苦しい。吐き気がする。
「そんなにチマチマとしていたのでは、何時まで経っても終わらんぞ?そら、手伝ってやろうではないか」
バーンが高笑いをあげながら、ひっつかんだあたしの頭を激しく揺さぶる。
あたしは、吐き気を堪えながら、大人しくされるがままにしていてる。
だって、どうしたって今のこの状況から脱け出せる術がないから。
だから、早くこの苦痛から解放されるように、せめて擦りあげる手の速度を速める。
それが項をなしたかどうかはわからないけれど、くわえ込まされた肉が、あたしの口の中でビクビク、って跳ね上がる。
それから、ドロリとした液体が口の中に溢れて……
「ん、ん……ぐ、んんっ」
ドロドロとしたその粘液は、美味しい、なんてモノとは余りにもかけ離れていて、今すぐにでも吐き出してしまいたい。
けど、飲み込まなければずっとこのまま。だから、あたしは必死にソレを飲み干す。
「んぶ……はっ、う……ぅえっ」

06-671 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話5/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:13:15 ID:iIx/OXn0
ようや飲み終えてく解放された、その側からたった今飲み込んだモノが込み上げてくる。
何とか堪えようとしたけれど、やっぱり駄目。その場で戻してしまった。
「ぅぅっ……げほ、げほ」
「せっかく飲ませてやったというのに。仕方がない」
吐いて咳き込むあたしを労るでもなく、バーンが言う。
……この男は、あたしの腹の中にいるのが自分の子供だと本当にわかっているのだろうか。
「下の口で飲んでもらうしかないな」
わかっていてこのセリフを吐いているのなら、頭がおかしいというしかない。
……わかって言っているのだと思うけど。
「そら、尻をこちらに向けて脚を開け」
なるべく早く終わってほしい。
そう願いながら、あたしは大人しく言われた通りにする。
床に膝と手を着いた、四つん這いの姿勢。
……流石にこの体勢だとお腹が重たい。
ドレスの裾がたくしあげられて、下着も降ろされる。露にされたお尻に手が添えられて
「ぅああっ!!」
一気に、貫かれた。
あたしが、お腹に彼の子供を身籠っていることなど本気で忘れているんじゃないか。
それくらいに、激しく突き上げてくる。
押し込まれる、その度に、硬い肉が奥に当たる。
感じているのは痛みなのか、快感なのか。
自分でもよくわからなくなる。
「あぁっ!だ、め……やめ、てぇ……あか、ちゃ……あっ、しんじゃ……う、んっ!」
こんなに激しくされても、お腹の子供は大丈夫何だろうか。
そう考えたら、怖くなって、止めてくれるように懇願する。
けれどもやっぱりというかなんというか。
「ふん、心配せずともこの位では死んだりはせぬ。何せ、余とお前の子供だからな?」
言い放って、更に激しく打ち付けてくる。
一体どういう理屈なのか。さっぱりわからない。
……わかりたくもないけれど。

06-672 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話6/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:15:30 ID:iIx/OXn0
「あ、あぁっ!ひ、あんっ!」
突き上げられる、その度に、あたしの頭の中が真っ白になっていく。
ああ、あたし。またイかされちゃう……。そう思うが早いか、背が大きく跳ね上がる。
「い、あっ、あぁ!!」
今日二回目の絶頂。
もう身体には力が入らなくって、自分の身体を支えているのも辛いくらい。
けれど、バーンは少しも腰の動きを遅めてはくれない。
変わらず、あたしの身体に肉の欲望を差し込む。
何度も何度も奥に当たって、……痛い!!
「あ、ぃ……い、痛い……の。お腹、痛いぃ……!!」
急にお腹が、それも下腹部が痛み出す。
なんというか、お腹から、何か、出てきそうな、そんな痛み。つまり、……産まれ、そう……!?
「ほう、陣痛が始まったか?ならばそろそろ終わりにしてやるか」
あたしがもがく姿にも、顔色ひとつ変えずに、呟く。
そしてラストスパート、と言わんばかりに腰を打ち付けてくる。
がつんがつん、音がしそうな位に激しく。
いつもならば、きっとそれだけでイかされてしまう。
……悲しいくらいに、あたしはこの男に慣らされてしまっているから。
けど、今はそれどころじゃない。
あたしの中に、何かが入り込んで動いている。それはわかるのだけど、感じているのはお腹の痛みだけ。
「う……ぁ、ん、ぅう……」
あたしの中から、肉が引き抜かれる。
……どうやら、痛みに悶えている間に終わったらしい。
少しでも楽な体勢をとりたくて、そのまま崩れるように身体を床に横たえる。
肩で息を吐く、その間に痛みが嘘のように引いた、かと思えば、また暫くの後に痛みがぶり返す。
それを何度か繰り返して、今度はさっきまでバーンを咥え込まされていたソコから、彼の放った白い粘液と一緒に水のようなものがあふれでてくる。
それと同時くらいだろうか。下腹部の痛みが、いっそう酷くなったのは。
「う、うぁ、あぁっ」
中から、何かが出てくる。
……何かが、と言っても、それが赤ちゃんであることは疑いようがないのだけど。
「そら、もっといきめ。早く子の顔を見せろ」
バーンが面白そうに、囃し立てる。
……普段でさえ不愉快だというのに、少し、いや、一生黙っていて欲しい。
それでも、ずっとこのままでいるわけにもいかないので、言われた通りにする。
ゆっくり、ゆっくりと、お腹の中から、あたしとは別の存在が滑り落ちていく。
「う、あ、あぐ……うぅ!」
「頭が見えてきたぞ。そら、あともう一息だ」

06-673 :世界に破滅を、貴女には絶望を 2話7/7 ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:16:05 ID:iIx/OXn0
―………暫くの間、あたしは意識を失っていたみたいだ。
気がついた時には、ベッドの上にいて服まで着せ変えられていた。
身を起こして、軽く辺りを見回してそして気づく。
横に立っていた男に。
そして、その男が抱えている小さな、存在に。
「これが余とお前の子だ」
なんだか、頭がぼんやりとする。
手渡されたその子供は、女の子。あたしと同じ空色の瞳で、肌は肌色、だけど耳は、長く尖っている。
……本当に、あたしと、バーンの子供なんだ。
そう理解したら、何でだろうか。涙がこぼれて、止まらなくなった。

06-674 : ◆kmbxgHC1NY :2010/03/25(木) 22:21:35 ID:iIx/OXn0
以上です。ありがとうございました。
次こそ和姦を書きたいんだ……

06-675 :名無しさん@ピンキー:2010/03/25(木) 23:51:45 ID:dZoAgfk9
>>674
GJ!

06-676 :名無しさん@ピンキー:2010/03/26(金) 19:07:54 ID:8TDzONt3
>>674
投下お疲れ様でした

何だかんだ言ってこの大魔王バーン、今後すごい親バカになりそうと思うのは俺だけか

06-677 :名無しさん@ピンキー:2010/03/28(日) 16:05:24 ID:tV0xpgCz
娘がある程度育ったら、親娘丼もいいなーなんて

06-678 :名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 08:37:52 ID:uWwaRIkK
誰も書かないので
支援所でTSでネトラレを書いてみようかと思います。

06-679 :名無しさん@ピンキー:2010/04/07(水) 09:36:01 ID:C/ZLmYWN
やめてくれ

06-680 :名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:02:08 ID:uS6rKl6M
性転換前キャラと性転換後キャラで双子物とか考えてたんだがだめかな?
けいおんだと唯♀×唯♂とか梓♂×梓♀とかね
でも双子設定だと必然的に設定に問題が出るしな・・・

06-681 :名無しさん@ピンキー:2010/04/10(土) 23:17:14 ID:JHRwmsRy
破壊魔定光のレディース定光みたいに
平行世界の自分ということにしておけばいいんじゃないかな

問題は平行世界間を移動できる理由のつけられる原作ものが少ないことだが

06-682 :名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 00:54:54 ID:Cmy0/0wv
>>680
平沢兄妹とか憂が過労死するぞwww
中野兄妹は・・想像つかないな・・・

06-683 :名無しさん@ピンキー:2010/04/11(日) 13:16:43 ID:dcwTpwlp
鏡音リン レンとかならどうか?

06-684 :名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 04:40:39 ID:K/bS6gqX
>>680
ぐだぐだ言わずに書きたまえ、ニヤニヤできれば細部などどうでもいいのだ!
いっそ朝起きたら自分に双子がいた(一人は朝起きたら性転換してた上に元の自分がいた)、という設定にすればいいのだ!
ほら早く!……最近このスレが寂れてるのでお願いします、本当

06-685 :名無しさん@ピンキー:2010/04/12(月) 22:58:39 ID:mPIKqs2R
ムギちゃんが男体化したらやっぱりホm・・・

06-686 :名無しさん@ピンキー:2010/04/14(水) 23:57:50 ID:7v8NgOug
支援所、ついに逝っちゃったの?
繋がらん…

06-687 :名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 00:51:40 ID:dXhPv2Dw
いつものことじゃん
ほっときゃそのうち見れるよ

06-688 :名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 02:09:45 ID:s++Wx+IU
だといいのだが、あそこのサーバー不安定なうえに
管理人不在の状態で
サーバー更新料期限が五月だったしなあ

06-689 :名無しさん@ピンキー:2010/04/15(木) 23:24:21 ID:sMnAI7RN
管理人は海外に移住していたそうな。
来月に帰国するそうだが、どうなる事か。

06-690 :名無しさん@ピンキー:2010/04/20(火) 13:54:54 ID:xCqkM5RX
管理犬さん海外に行ってたのか

06-691 :名無しさん@ピンキー:2010/04/21(水) 04:20:30 ID:C3vzAM73
もう一人の自分、双子という設定で出すのもいいし。
平行世界ってことでてのもいいし。
他はクローン、ドッペルゲンガー、鏡の世界、過去未来にいるタイムマシーンの世界。

06-692 :名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 07:01:42 ID:7MyPTy+2
ジャンプやべぇ
男女入れ代わりでおしっこネタとかwww

06-693 :名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 15:37:22 ID:Hb/3wjJ5
サンデーでも女装して学校に潜入とかやってるな

06-694 :名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 18:59:12 ID:d1xLOgo1
結局、異性化萌えってのはコアな嗜好でも何でもなくて
普遍的なものってことか。

06-695 :名無しさん@ピンキー:2010/04/22(木) 19:38:16 ID:D72Dddmv
神話の時代からあるネタだからな

06-696 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 18:56:48 ID:gMNjWNnc


06-697 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 18:57:47 ID:gMNjWNnc
<プロローグ>
妹「お兄ちゃん!遅刻するよ!」
兄「……あと五分」
妹「もう!私、先に行くよ?朝ご飯冷めないうちに食べてよね。今日は私が作ったんだよ?」
兄「…わーたよ、起きる」
妹「よろしいー。」

何気ない日常、楽しい生活
ずっと続くものだと思っていた。
…そう、今の今までは…

………
…………
……………

06-698 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:52:29 ID:gMNjWNnc
(第1話)
at学校
男「…兄君」
兄「誰?お前?」
暗そうな男子が話しかけにきた
なんか見てるだけで気分がイライラする
そんな奴だ。
男「僕は男さ。隣のクラスのね」
兄「あぁ、で何のよう?」
男「実はね、折り入って頼みがあるんだ。もちろんお礼はするよ。」
兄「…別にいいけど。用件はなんだ?」
男「君さ、妹が居てるよね?いつも一緒に登校してるのを知っているからね」
兄「…たしかにいる。で?」

06-699 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:53:07 ID:gMNjWNnc
男「僕はさ、君の妹に恋をしちゃったんだ。だからさ、手伝ってくれないかな?」
確かに俺から見ても妹は可愛い
背こそは低いが、顔だけ見ると俺と同学年の女子で妹に勝てる奴がいないのでは?と思うほどの容姿なのだ。
もちろん、そのため告白する男子も少なくないらしい。

06-700 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:54:17 ID:gMNjWNnc
しかし妹は全てを断っている。別に好きな人がいるわけでない。ただ単に純粋なだけなのだ。男子と付き合うという感覚がまだ分からないらしい。
男「…どうかな?ダメかな?」
兄「…別にいいぜ」ニコッ
俺がこうして恋の相談を受ける事も何度かあり慣れている。
たしかに、こんな暗い奴に俺の妹と付き合わせるのは気が引ける。
だが、ここで断れば俺の株も下がるだろうし、妹が付き合うはずがないと安心しているので俺は引き受ける事にした。

06-701 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:54:48 ID:gMNjWNnc
兄「あぁ。じゃとりあえず顔を見せないといけないから写メ撮らせてくれ」
男「わ、分かった、ちょっと待ってくれ。格好良く撮ってくれよ。」
兄「任せとけって」ピロロリーン
兄「じゃな、ガンバレよ」
男「サンキュー!いい報告を待ってるよ!」

………
…………
……………

06-702 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:55:12 ID:gMNjWNnc
at家
兄「妹」
妹「何?お兄ちゃん」
兄「実はな、お前を好きな奴がいてるんだ」
妹「またー?私、いやだよ」
兄「それが暗い奴でな。陰キャラっぽい奴なんだ。まぁ写メ見てくれ」
妹「…仕方ないなー、うわっ…髪長っ…キモいってか、怖いね…」
兄「だろ?で、返事はノーでいいか?」
妹「うん。宜しく」
兄「あいよ」
妹「いつもごめんね、お兄ちゃん」

06-703 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:55:37 ID:gMNjWNnc
兄「別にいいって、お前は悪くないし、俺としても自慢の妹を持って誇りに思うからな」
妹「お世辞が上手だねー」
兄「まあなー」
俺はほっとした。確かに結果は分かってはいたが、もし、というのがある。
俺は安心して寝た。

………
…………
……………

06-704 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:56:01 ID:gMNjWNnc
at学校
男「兄君!どうだった?」
男はソワソワしていた。
言いづらいが言うしかない
兄「あぁ、悪いな…無理…だってさ…」
その時の男の顔は見たくなかった。
すごい絶望感、俺まで悲しくなるようなオーラだった。
男「…羨ましい」
兄「…あ?」
男「妹ちゃんが…羨ましい」
兄「…どうした?」
男「…じゃね、僕は帰るよ」
兄「お、おう、元気…だせよ?」
男はそんな俺の言葉も聞こえないかのようにトボトボと去っていった。
悪い事をしたな…でも仕方ないか…
俺は部活に行くことにした。

………
…………
……………

06-705 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 19:56:26 ID:gMNjWNnc
男「…これと、これください」
?「…1200円になります」
男「はい」
?「…ありがとう御座います」
男「ははは…妹ちゃん、貴方が悪いんだよ。僕を振るから」
男「僕は君が羨ましい。全てを奪ってやりたい。あのカッコいい兄君も全て含めてね」
男「ふははは…」
(第1話 終)

06-706 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:46:07 ID:gMNjWNnc
(第2話)
at家付近
帰りが遅くなった…
部活というものは楽しいがシンドい
妹はそんな俺を見て、帰宅部を選択した
それもいい判断だろう。
なにせ妹は可愛いのだからな。
兄「ただいまー」
返事がない。いつもなら「おかえり」と返事をくれるはずなのだが。制定靴もあるので家にいないことはない。どうしたのだろうか?
兄「おい、妹、いるのか?」ガチャ
俺は妹の部屋を覗いた。そして驚愕した。なんと、あの男とか言う奴が妹とキスをしていたのだ。
兄「…てめぇ!何しやがる!」
俺はすぐさま二人を引き離した
妹「…ぅ…ぅ…」

06-707 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:46:56 ID:gMNjWNnc
男「ふふふ、兄君、残念。少し遅かったね」
兄「はぁ?今からサツ呼んでやるからな、お前は捕まるぞ」
男「…それは無理なんじゃないかな…ふふふ…」
兄「何いってやがる!ちゃんと被害者として妹がいるからな、今すぐ電話してやる」俺は携帯を取り出した
男「うん、妹ちゃんが被害者だね。だから無理なんだよ」
…意味が分からない、コイツ、頭が狂ったのか?そんな事を考えている内に信じられない事が起こった。
なんと妹の体が着ぐるみかのようにふにゃふにゃになってしまったのだ!
兄「…!?妹!?どうした!?」
男「…ぐふふ」

06-708 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:47:50 ID:gMNjWNnc
男は俺の心配をよそに笑いながら妹の口に手をいれ、なにかを取り出した。
男「…ぐふふ」
兄「…何してる…お前」
男「…見てれば分かるさ」
俺は見ている事しかできなかった。
男はバックにその『なにか』をしまい、その代わりに茶色の飲み物のようなペットボトルを取り出し、その半分を飲んだ。
男「…ぷはぁ…お茶みたいな味だな…」
兄「…てめぇ、早く妹を元に戻せ」
男「もうすぐ戻るさ…ふふふ…」
と男が言うと、今度は自分の口から、さっきより小さい『なにか』を取り出し、それを妹の口に放り込んだ。なにをしてるんだコイツは…?

06-709 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:50:06 ID:gMNjWNnc
男「妹ちゃんが元に戻るよ」
そういうかいなや、妹の体が膨らみ始め、元の体までとは言えないが、ふつうの人間らしさを取り戻した。
兄「大丈夫か!?妹!?」
妹「…」
妹の返事はなかった。ただ目を開けて、立っている。マネキンかの様だった。
そうしてる間に男は残った茶色の飲み物を飲んだようだった。
兄「…妹、返事をしてくれよ、なぁ」
妹「…」
妹は立っている。返事はしない。
兄「…どうしてこんな事が…」
俺が悲しんでいると男の体が先ほどの妹のように着ぐるみみたいにふにゃふにゃになった。

06-710 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 20:50:35 ID:gMNjWNnc
すると妹が動きだしたのだ
兄「…妹!?お前大丈夫なのか?」
妹は聞く耳を持たない。男の口に手をいれると、先ほどと同じくらいの『なにか』を手にし、それを自分の口に入れ、飲み込んだ。
妹「…ふぅ」
兄「大丈夫か?…妹」
妹「…大丈夫だよ。お兄ちゃん♪けけけ…」
兄「…ぅ」ゾクッ
俺は驚いた。容姿や声は確かに妹だ。しかし、その妹の表情は今までにない悪魔のような表情をしていたのだ。
妹の瞳をよく見るとそこには輝きを失っていることが分かった。
兄「…お前…妹か…?」
妹「ぐふふ…僕……いや…私…『男』だよ」
(第2話 終)

06-711 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:10:53 ID:BP1OGufM
なにこのパクリ
あからさま過ぎて釣りなんじゃないかと思った

06-712 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:42:06 ID:gMNjWNnc
(第3話)
妹「驚いてるね…もっと驚かせてやろうか?」
と言うと妹はバックから、先ほど自分の口からだした『なにか』を取り出した。よく見てみるとそれはガムのようだった。
妹「ぐへへ…アムッ…クチャ…イチゴ味だ」
妹は一口噛むとそれを取り出し、大事にポケットにしまいこんだ。
妹「お兄ちゃん、昨日、私と話したよね、僕の事暗いとか陰キャラとか言ってたんだね。私も怖いって言ったよね。けけ」
兄「…お前…なんなんだ」

06-713 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:42:28 ID:gMNjWNnc
妹「説明してあげるよ、このガムはね、元妹の魂なのさ、このガムを噛む事によって僕は妹の記憶を知る事ができる。で味がなくなるまで噛むと、僕は本当の妹かのように振る舞う事ができるのさ。記憶を全て知れるからね…けけ」
兄「…そんな事あっていいのか…」
妹「いいのさ、でね、兄君、君にはこれを飲んでもらうよ」
というと妹はバックからピンク色の飲み物が入ったペットボトルを取り出した。

06-714 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:42:51 ID:gMNjWNnc
兄「誰がお前の言う事なんて聞くか!」
妹「あれ、そんな事言っていいのかな…私、裸で外に出るよ?お兄ちゃん♪」
兄「…くっ」
それは困る、妹の名誉に関わる事なのだ。俺が飲めばそれは避けられる…
兄「…分かった、飲もう」

06-715 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:43:15 ID:gMNjWNnc
妹「よろしいー。大好きお兄ちゃん♪」
妹の喋り方を真似する男、中身、精神は男なのに、誰が見てもそこにいるのは妹にしか見えない。真実を知っているのは俺だけ…
兄「…ゴクッ…これでいいのか?」
妹「うん。いいよ」
兄「…ふん」
妹「お兄ちゃん、私の頭を撫でて」
兄「そんな事誰がするか」
と言葉には出したが、俺の体は勝手に動きだし、偽妹の頭を撫でてしまったのだ
ナデナデ
妹「えへへ、成功」

06-716 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:43:57 ID:gMNjWNnc
兄「…なぜだ!なぜお前なんかに…」
妹「そのジュースのおかげ。それ飲んだら僕の命令には刃向かう事ができないのさ!たとえ『死ね』って言ってもね…けけけ」
兄「…な…なんだと…」
事態は悪くなる一方。どうしたら良いのか俺は分からない。

06-717 :名無しさん@ピンキー:2010/04/27(火) 23:44:25 ID:gMNjWNnc
妹「大丈夫。僕は君を『死ね』とは言わないよ。僕は君の事は結構いい印象を持っているからね。僕がやりたかった事はこの妹としての存在が欲しかったのさ。なにか悪いかい?」
兄「…お前…マジ最低だな…人間の屑だ」妹「そんな事言わないでお兄ちゃん。私の事は妹って呼んで。そして頭撫でて」
兄「…妹」ナデナデ
妹「…えへへ…優しいんだね、お兄ちゃん♪」
(第3話 終)

06-718 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 01:05:40 ID:YBnXY4vL
ほしゅ

06-719 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 08:19:41 ID:onuDJQnK
ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~toshi9_kaitai/jelly-juice/dark-jellyjuice/green_toshi9-01.html

06-720 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:29:14 ID:kAXiIArQ
(第4話)
兄「…一つだけ聞いていいか?」
妹「いいよ。なんだい兄君」
元の喋り方に戻る妹
不自然だがこれの方がよい。妹の喋り方で話されると本当に男が入ってるのか?と思うからだ。自分だけは騙されてはいけない。コイツは妹の姿をした男なのだ。
兄「…全てを元に戻す方法はあるのか?」妹「…さあね、でも一つ言っておこう。」兄「…?」

06-721 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:29:41 ID:kAXiIArQ
妹「僕がこの体である一定以上の精子を取り込むと、一生この体は僕のものさ」
兄「なんだと」
妹「面白いだろ?人の助けが必要なのさ。それも男性のね。自分では精子は出せないからなぁ!あっはっは!」
兄「…お前、どうするつもりだ」
妹「妹って呼べ、優しくいい直せ」
兄「…妹、どうするつもりなんだい」
兄「…っくそ!勝手に喋ってしまう…」
妹「けけ…そりゃあ、精子を集めるさ、この体が欲しいしね、まぁゆっくり集めるさ、なんせ君は僕の奴隷なんだからね」
兄「…」
すると玄関で物音がする。母さんが帰ってきたようだ。

06-722 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:30:27 ID:kAXiIArQ
妹「お母さんが帰ってきたようだね」
コイツは妹でない。なぜなら妹は母さんの事をママと言うから。妹の不信に気づけば母さんも仲間になってくれるかも。
妹「じゃ少し噛んでおくか」

06-723 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:30:50 ID:kAXiIArQ
と言うと偽妹はポケットからあのガムを取り出した。…失敗だ
妹「…ぐふふ…アムッ…クチャ…クチャ」
妹「…なんだ、私って母の事、ママって呼ぶのか、危ない危ない、けけけ…」
兄「くそ…」
妹「じゃいこうか、兄君」
俺はどうする事もできない。

……
………

06-724 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:31:27 ID:kAXiIArQ
妹「ママー、お帰りー」ギュー
母「あらあら、どうしたの、甘えんぼさんねー妹ちゃんは」
妹「今日の晩ご飯なにー?」
母「今日はね、コロッケよ、妹ちゃん手伝ってくれる?」
妹「うんっ」
いつもと変わらない日常風景、あえて言うなら妹が幼くなった。なぜなら中身は変態な奴なのだから…
兄「母さん、そいつは…妹じゃない!」
母「…?何いってるの?」
それもそうだ。こうして見れば俺がおかしいのは誰が見てもそう思う。もし父さんに言えば勘当されるかも知れない…それほど妹は可愛がられているのだ。
しかし、俺は粘った

06-725 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:32:01 ID:kAXiIArQ
兄「そいつは…話せば長くなるが、中身は男っていう変態なんだ。信じられないかも知れないが、本当なんだ!」
母「…」
母さんは黙ってこちらを見ている
母さんはいい人だ。俺は信じている。
母「…本当なの…?妹ちゃん?」
妹「お兄ちゃん、帰って来てから変なんだよ…どうしたのかな…」

06-726 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:32:45 ID:kAXiIArQ
俺「嘘だ!そいつは嘘をついている!」
母「私はどちらも信じます。妹ちゃん。本当の事を言って」
妹「私は本当の妹だよぉ!ねぇお兄ちゃん。嘘だよね?嘘だと言って!」
偽妹はこちらを見てニヤリと笑った。
その顔は勝ち誇ったような感じであった。俺「あぁ…すまん、全て嘘だ」
母「なにバカな事してるのよ、お母さん少し信じちゃったじゃない」
俺「…母さん」
妹「えへへ、変なお兄ちゃん♪」
そして二人はコロッケを作り始めた。

06-727 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 17:33:20 ID:kAXiIArQ
エプロンをしている妹は本当の妹かの様に見えた。もうこれが本当の妹でいいのではないかと思いつつコロッケを食べた俺だった。味はいつもの味。妹が作ったと思われるものは少し形が崩れている。
それもいつもの妹のようであった。
もう…これが妹でいいや

しかし、晩にその思いはなくなった。
(第4話 終)

06-728 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 19:58:31 ID:kAXiIArQ
(第5話)
寝る時が来た。
今日はとても疲れた。
しかしそれは部活のせいではない。精神的に疲れたのだ。とりあえず今日は寝よう。
………
…………コンコン

妹「お兄ちゃん、入っていい?」
兄「…」
俺は眠たかったので無視することにした

………ガチャ

入ってきたのが分かった
けど俺は目をつぶり、妹が去るのを待った
妹「お兄ちゃん」
兄「…」
妹「…」

06-729 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 19:59:18 ID:kAXiIArQ
しばらく時間がたっただろうか、ある声が聞こえてきた、いや、喘ぎ、とでも言うべきだろうか…
妹「はぁはぁ……あんっ」
俺はとっさに目を開けた。
すると俺の目に写ったのは自らの秘部を弄くる妹であった。こちらにそれを見せつけながら…
俺「…おまえ!何してる!」
俺は焦って目をそらした。妹の秘部なんて今まで生まれてみたことない。それを今見せつけられたのだ。

06-730 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 19:59:45 ID:kAXiIArQ
妹「なにって…オナニーだよ。お兄ちゃんもするでしょ?」
俺「なんでこんな所でするんだ」
妹「…けけ…あんっ…ぁあ…ぃいよぉ…」
俺は目はそらすものの今まで聞いたことない妹の声、イヤらしい淫乱な声に勃起してしまった。
妹「…お兄ちゃん、ちんちん見せて♪」
俺「誰がおまえなんかに…」

06-731 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:00:15 ID:kAXiIArQ
と言うものの、俺の体は勝手に立ち上がり、妹の前に立つと自らズボンとパンツをさげ、いきり立った息子を露わにすることになった。
妹「うわ、おっきー♪」
兄「てめぇ、何しやがる」
妹「こうするんだよ♪」
と言うと妹は俺の息子を握り上下にさすりだした。
兄「…う」
妹「…気持ちいいでしょ?私、男のツボを知っているんだよ?だって元男だもん…ぐふふ…」
といいながらさすり続ける妹

06-732 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:00:39 ID:kAXiIArQ
初めての経験、初めて女に手コキされる、その気持ちからか、俺はすぐにイく事になった
兄「…ダメだ…出ちまう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「えへへ…いっぱいでたね」
妹が手でカバーしてたので部屋を汚す事にはならなかったが、妹の手は俺の精子でべとべとになっていた。
兄「…はぁはぁ…」
妹「…ふふ」
妹は手に付いた俺の子孫をゆっくり丁寧に舐めだした。

06-733 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:01:02 ID:kAXiIArQ
妹「…ふふ」ペロペロ
妹「…この体だから精子にあまり抵抗はないかな…しかもお兄ちゃんのだからどんどん舐めれるよ…」ペロペロ
妹「…少し生臭くてすっぱいかなぁ…お兄ちゃん、美味しいかって尋ねて」ペロペロ
兄「妹…美味しいか?」
妹「うん!お兄ちゃんのせーし、とってもおいしいよ♪」ニコッ
兄「…くそ」

06-734 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 20:01:49 ID:kAXiIArQ
全てを舐め終わる妹
俺は息子をたてて見ている事しかできなかった。
妹「…ふぅ」
兄「…」
妹「ごちそうさま。お兄ちゃん♪」
兄「…ぅ」
妹「おやすみ♪また明日ね♪」
バタン
兄「…このままじゃダメだ…」
俺は元の妹に戻すよう決意した。
(第5話 終)

06-735 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:12:53 ID:kAXiIArQ
(第6話)
妹「お兄ちゃん!遅刻するよ!」
兄「……あと五分」
妹「…もう!私、先に行くよ?朝ご飯、今日も私が作ったんだよ?」
兄「…わーたよ、起きる」
妹「よろしいー。」
どこかで覚えがあるやりとりだ。これがデジャブなのか。
台所に行くと妹は制服の上にエプロンをつけて味噌汁をよそおうとしてた。
味噌汁にご飯。そして卵焼き
全て妹の手作りだ。
これはいつもの日常だった。
しかし今、妹の中身は男。俺は気を引き締めた。

06-736 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:13:20 ID:kAXiIArQ
兄「…お前の目的はなんだ」
妹「…兄君。前にも言ったよね。僕はただ単にこの妹の存在が欲しいだけなんだ。君に迷惑をかけるつもりはない。君さえよければ可愛い妹として成りきってあげるよ」
兄「…くっ…お前なんかに」
妹「ぐひひ…お兄ちゃん♪遅刻するよ?早く食べて♪」
味はいつもの味だった。
味噌汁は薄目。卵焼きは甘め
今まで妹が作っていたのと同じ味だ。
…ここまで記憶をたどれるのか…

………
…………

06-737 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:14:06 ID:kAXiIArQ
at登校中
俺は妹と登校してる。
周りから見れば仲の良い兄妹に見えるだろう。しかし違うのだ。
妹「…あ、そうだ」
兄「…また変な事をするのか?」
妹「これ噛んどこうと思って」

06-738 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:14:31 ID:kAXiIArQ
というと偽妹はポケットから例のガムを取り出した。それは大分噛まれているようで、妹のものと思われる歯形が付いていた。俺は焦る気持ちがした。
妹「ぐひひ…アムッ…クチャ…クチャ…クチャ」
妹「…そろそろ味がなくなって来た頃かなー、このガム捨てよっかな。けけ…」
兄「や、やめてくれ…」
妹「じゃあお兄ちゃん、私の頭撫でてくれる?」
兄「…分かった」ナデナデ
妹「…えへへー」
偽妹は目を細め、俺を見て笑いかける。

06-739 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:14:57 ID:kAXiIArQ
ちなみに、これは俺の意志で撫でたのだ。
妹が「撫でて」と命令すると俺は強制的に撫でなくてはいけない。
しかし妹は「撫でてくれる?」と聞いたのだ。つまり俺に拒否権はあった。
だが、断るとあのガムを捨てるだろう…俺は断れなかった。

…まてよ、たしか男が妹に成り代わる時、男から出たガムを妹が飲みこんでいた。
じゃあ、元妹から出たガムを偽妹に飲ませたら元妹の精神が戻るのでは?
これは一か八かだ…もし飲ませようとするのをバレたらアイツはすぐにガムを捨てるだろう。それはダメだ。
ならアイツがガムを捨てる前に飲ませなくてはならない。
そんな事できるのだろうか…いや、やるしかない。
妹を助けられるのは俺しかいないのだ!
(第6話 終)

06-740 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:16:58 ID:YBnXY4vL
保守

06-741 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:17:24 ID:kAXiIArQ
(第7話)
at帰り道
疲れた…部活から逃げる事はできなかった。
しかし帰ってからはもっと大変な事が起こるだろう。気を引き締めなくてはいけない
ガチャ
妹「おかえりー、お疲れさま」
兄「…あぁ、ただいま」
妹「うわ…汗だくだねー、お風呂入る?」
兄「…いや、まだいい……あれ?」
妹「ん?」
兄「唇に白い粉みたいなのが付いてるぞ?」

06-742 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:17:48 ID:kAXiIArQ
妹「え?ホント?」
妹の唇には白いものがついていた。なにかが乾いたようなもの…もしかして…
兄「…お前、学校で何してた」
妹「バレちゃったかな…えへへ…実はね、クラスの男子全員、フェラしてあげたの。けけけ…」
兄「…な…なんだと、お前、何考えてやがる…」
妹「一刻も早く、本当の私になるには精子が必要だからね。20人分くらい飲んだのかなぁ…けけけ…皆とっても喜んでたよ…ぐふふ」
俺の中でなにかがキレた。
気が付くと俺は妹の首をしめていた。
妹「…ぉ、お兄ちゃん、苦しいよ…」
後はコイツにガムを飲ませればよい。

06-743 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:18:13 ID:kAXiIArQ
しかし現実はそんなに甘くなかった。
妹「…ゃ…め…て」
その瞬間 俺は首を締めるのをやめた
いや、やめざるを得なかった。
妹「…はぁ…はぁ…私を抱っこしろ」
兄「…」
俺は妹を抱っこした。
妹「私の部屋に連れて行け」
俺は従うしかなかった。
体が勝手に動くのだ。
兄「…くそう」
妹の部屋まで抱っこして連れて行く俺
妹「そこで下ろして」
妹「私の前に立って、動いていいって言うまで動かないで」
兄「…な…なにするんだ、お前」
俺は動くことができなかった。
まるで全身麻痺しているかのような感覚
妹「…えへへ、お兄ちゃん、お仕置きだよ」
というと妹は俺のズボンをずり下げた。

06-744 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:18:56 ID:kAXiIArQ
妹「お兄ちゃんも協力してね。私が私になるために」
妹は俺の肉棒をしごきだした。
ねっとりと優しく。そんな感じだ。
俺の肉棒はすぐに反応して勃った。
妹「準備完了だね♪いただきまーす…アムッ…チュパ…チュパ…」
俺「ぅう…やめろ…」
妹「…プハァ…えへへ、お兄ちゃん。口ではそんな事言ってるけど、こっちはすごい事になってるよ…アムッ…チュペ…チュペ…」

06-745 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:19:45 ID:kAXiIArQ
俺は妹にフェラされている。
初めての女性の口の中の感覚に意識が飛びそうになる…気持ちよすぎるのだ。
しかもツボを心得ているので、俺が一番感じるように舌を動かし、肉棒を包みこむのだ。
妹「…ペチャ…ペチャ…」シコシコ

06-746 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:20:20 ID:kAXiIArQ
妹が口でくわえながら手でしごき出した
イかせようとしてるのか…
だめだ…俺…イってはだめだ…
妹「…プハァ…お兄ちゃん…イってもいいんだよ?私の口の中にお兄ちゃんの熱いの欲しいな♪…アムッ…チュパチュパチュパ」
ついつくようなバキュームフェラ
だめだ…出てしまう…
兄「…ううう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「んんん……ゴックン」
兄「…はぁ…はぁ…」
妹「…ふぅ………ごちそうさま。お兄ちゃん♪」ニコッ
また俺はイかされてしまった。
(第7話 終)

06-747 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:21:13 ID:kAXiIArQ
(第8話)
妹「…朝だよー」
朝だ…昨日は何もしないで寝た。
晩飯も食わなかった…
そんな元気なんてなかったのだ。
あと五分寝たい…寝よう
…うっ…なにかがのしかかってきた…なんなんだ…
俺は目を開けた。
妹「お兄ちゃん起きろー」ズンズン
俺は妹に馬乗りにされていた。
なんなんだこれは…もうやめてくれよ…
俺「わかった…起きるから…」
妹「よろしいー」
そして俺らは登校した。
いつもと変わらず、周りから見たら、『仲良く』登校したのだ。

06-748 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:21:35 ID:kAXiIArQ
…………
……………
昼飯の時間だ。さて、いつもの連れと食べようか…そんな事を考えていた俺だったが
妹「…すみません、お兄ちゃんいますか?」
人「あぁ…兄君の妹だね、待ってて今呼ぶから」
妹「ありがとうございます…けけ…」
人「?…兄君!妹が来てるよー」
兄「…なんだって」
人「ふふ…一緒にご飯かい?いいね。仲良しで」
妹「うん、食事の時間なんだよ!お兄ちゃん!屋上に来て」
兄「…分かったよ」
俺は妹と一緒に屋上にいった。

06-749 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:22:02 ID:kAXiIArQ
……
………
妹「…えへへ…チュパ…チュパ…」
兄「…うう…」
ドピュッ…ドピュッ…
妹「…ゴクン」
兄「わざわざ…昼に来ることないだろ…」
妹「たくさん飲みたいからね。ごちそうさま。美味しかったよ」
兄「…お前、今日は何人の舐めたんだ?」
妹「んー10人くらいかな?ぐふふ…」
兄「…そうか」
妹「お兄ちゃんのせーしが一番おいしかったよ♪」
兄「…」
今日で終わりにしてやる
(第8話 終)

06-750 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:23:06 ID:kAXiIArQ
(第9話)
at帰り道
部活が終わった。
今俺が持っているものは長めのタオルだ
猿轡をすればアイツは喋れない
これで俺の自由は保たれる。
妹…待っててくれよ…すぐに戻してやるからな…

06-751 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:23:27 ID:kAXiIArQ
ガチャ
妹「おかえりーお疲れさまー♪」
兄「ああ、ただいま。妹、ちょっと部屋来てくれないか?」
妹「……なんで」
兄「実はな…フェラしてほしかったり…ははは…俺って変態だな…」
妹「そんな事かー、お兄ちゃんならいつでもしてあげるよ、ぐふふ…」
兄「おう、サンキュー」
俺の部屋に来てくれる妹
俺は鍵をしめる
お前ともおさらばだ。あばよ

06-752 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:23:49 ID:kAXiIArQ
兄「…この変態め!」
俺はすぐさま、偽妹に飛びかかり、タオルで口を封じた
妹「んー!!」
兄「これだけじゃだめだな」
俺は手と足をしばりつけ、身動きも取れないようにした。
妹「んー!んー!」
妹の目には涙が流れている。そんな事に騙されるか…お前の精神なんか消えてしまえ
俺は妹のポケットをまさぐり、例のガムを発見した。
兄「妹…元に戻ってくれよ…」
俺はタオルと口のすきまにそれを放りこんだ
妹「んー!!!!!」
兄「おとなしく飲み込め!」
妹「…んー!!ゴクン…」
兄「…やったか…?」
妹「………」

06-753 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:24:09 ID:kAXiIArQ
その日は妹は目を覚まさなかった。
次の日も、その次の日も…

やはり…ダメだったのか…?

俺は妹が目を覚ますのを待つしかなかった(第9話 終)

06-754 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:25:17 ID:kAXiIArQ
(最終話)
あれから一ヶ月が経った。
妹はまだ目を覚まさない。
父さんと母さんが心配して医者に見て貰ったが、どうやら植物人間の状態らしい。
とにかく、目を覚ますのは絶望的

06-755 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:25:40 ID:kAXiIArQ
at妹部屋
兄「…なあ妹」
妹「…」
兄「…お前、告られてばっかだったよな」
妹「…」
兄「…グス…お前がこんな事になるなんて…ごめん…」
妹「…」
兄「…なんかさ、俺この一ヶ月真剣にお前の事考えてた。で分かった」
妹「…」
兄「…俺、お前の事、好き」
妹「……ょ」
兄「え…」
妹「…ゎたし…も…だょ」

06-756 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:26:02 ID:kAXiIArQ
兄「妹?大丈夫なのか?」ユサユサ
妹「……ぅ…うーん…」
兄「…妹!」
妹「…ふわぁ…あれ…お兄ちゃんなんで私の部屋にいるの?…それに…泣いてるよ?」
兄「…」ギュッ
妹「…え!?え!?お兄ちゃんどうしたの…恥ずかしいんだけど…」
兄「…なんでもないんだ。ただ安心しただけ…」
妹「…私も…なんか安心する」

(最終話 終)













…だって精子が一定の量を達していたからね…けけけ…

06-757 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:26:44 ID:kAXiIArQ
(エピローグ)
兄は気づいていない。
妹の事を…

妹「お兄ちゃん。今日また告られたんだけど…」
兄「またか、お前は本当にモテるな」
妹「モテたくてモテてないよ」
兄「いいじゃんか、それほどお前が可愛いって事」ナデナデ
妹「…っお兄ちゃん!恥ずかしいよ…」
兄「そういや、あの時は大変だったな…」妹「あの時って?」
兄「あぁ…お前は知らないんだな…なんでもないよ」
妹「気になるー」
兄「気にしない、気にしない。いつか教えてやるよ。時間はいくらでもあるからな」
妹「…うん。お兄ちゃん。これからもずっと一緒だよ!」
(エピローグ 終)

06-758 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:28:00 ID:kAXiIArQ
(ファイナル)
元妹の精神のガム
それは妹の体内に摂取されたが間に合わなくて、そのまま排泄物と一緒に流された。ゆういつ、救いだったのがガムであるため体内に取り込まれることなく、そのままの形で出る事ができたことだ。
そして、そのガムは長い旅を続けた

………
…………

06-759 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:28:43 ID:kAXiIArQ
……………
(うーん、ここはどこ…?えっと…私は…変な人にキスされて、そのまま気を失っちゃったんだよね…でもここどこだろ…)

バサバサ
(なんか歩きにくいよぉ…なんでだろ…あっ…あそこに鏡があるから覗いてみよ)

バサバサ
(…え…これが…私…?嘘…嘘だ…どうして?)

「カー」

(…声がでない、なんで私がカラスなんかになってるの…なぜ…分からないよ…)

バサバサ

(なんか、飛べるみたい…子供の時、空飛びたいと思ってたなぁ…こんな姿じゃなくてね)

06-760 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:29:06 ID:kAXiIArQ
バサバサ

(とりあえず家に帰ってみよう…何かが分かるかも知れないしね…)

カラスは一ヶ月ほど
ずっと飛び続けた
自分の家を目指して

………
…………

(やっと家に着いたよぉ…でもどうしよ…このままの姿じゃ入れないし…)

兄「よし行くか」
妹「いってきまーす」

06-761 :名無しさん@ピンキー:2010/04/28(水) 22:29:43 ID:kAXiIArQ
(え、私?なんで?もう一人の私がお兄ちゃんと?)

(どうして?何も変わってない?変わったのは私の精神だけ?)

妹「…あれ、あのカラス…ずっとこっちを見てるよ?」
兄「本当だな。なんか羨ましそうな感じの表情だな」
妹「私達が仲良しなの羨ましいのかなぁ…」
兄「そーかもな!」ナデナデ
妹「お、お兄ちゃん!こんな所じゃ恥ずかしいよ!」
兄「ごめんごめん。よし、行くか」
妹「カラスさん、ばいばい」
兄「じゃあな」






(……ばいばい、お兄ちゃん)

(ファイナル 終)

06-762 :名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 01:50:39 ID:ibqEyjAo
これはひどい

06-763 :名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 06:13:00 ID:4J8kOzY2
ひどいSSを書いた奴には、TS刑だな。

06-764 :名無しさん@ピンキー:2010/04/29(木) 10:59:29 ID:f37770R9
NG指定:ID:kAXiIArQ

06-765 :名無しさん@ピンキー:2010/05/05(水) 23:28:29 ID:dh37PBRk
嫌悪感しか残らなかった

06-766 :名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 01:10:53 ID:Ld0b2rtW
親友が突然TSした、という作品を書きたいんだがTSした原因が思いつかない。
主人公がそのTSした親友を助けるふりをしながら徐々に自分色に染めて行く話だから(つまり親友に男性であるのを諦めさせるために)どうしても明確な理由が欲しいんだがどうするかな
TS病が実在する世界だと親友の絶望感が小さい(ケア技術も有るだろうから)しだからと言って闇の組織に~じゃ物語りが変わっちまうしなぁ

06-767 :名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 01:25:13 ID:l64SQGzS
1.集団あたりのメス率が減りすぎたために適当なオスがメス化(魚か)
2.いきなり小役人ライクな天使が出てきて「女として生まれるはずだったのが手違いで男になってました!
  なので今から手直しさせていただきます!」と言いつつTSして行った
3.理科室の薬品を適当に混ぜて遊んでたら、たまたま奇跡的な調合によりTS薬が完成
4.ランプの魔人的ななにかに「女体! 女体!」と要求したら自分の体が女体化した(クーリングオフ不可)

いま適当に考えた
もちろん採用する義理などありません

06-768 :名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 05:23:30 ID:gfY/hQJ+
5.事故で大けが→TSしないと助かりません

06-769 :名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 18:06:17 ID:Uw/8Z/+o
>>766
TS病でも設定次第だと思う
例えば、TS病が発見されたばかりで原因はまだ不明。死亡率が高く、生き残ったとしても男性に戻った
患者はいない。まだ患者の絶対数も少なくて、ケア方法も確立してない。その上、感染力に関しても未
知数で、親友以外の男性友人からは避けられつつも好奇の目で見られ、女性からは気味悪がられて
白眼視されてるなんて十分絶望的なシチュエーションだと思うけどな

06-770 :名無しさん@ピンキー:2010/05/14(金) 18:11:40 ID:gfY/hQJ+
深刻なTSなら、TS娘取引闇組織があるっていうのはどう?
誘拐されないために、お風呂にも着替えにも専属SPがついてきたら、相当恥ずかしいと思う。

06-771 :名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 00:42:36 ID:lZi4N2aI
なぜTSさせる必要があるか? だろ?

06-772 :名無しさん@ピンキー:2010/05/15(土) 02:11:31 ID:6l4s6pl6
>>766
実は主人公は天才の学者でTSする薬を開発。
それを何も知らない親友で実験。天才だから頭の作りがおかしいため平気で親友を実験体にする。
ついでに何も知らないふりしながら精神洗脳の実験もしておこう→どうせなら自分の好みのタイプになるようにしておこう。
天才ゆえに彼の中では明確な理由。
まで考えたが、突然した話じゃなく、突然してみた話だった。
主人公の脳内設定では突然TSした親友を助けながら徐々に自分色に染めているという感じ?

06-773 :名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 01:18:41 ID:AO8g18Eg
性転換薬の醍醐味は親友にあり

06-774 :名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 01:27:48 ID:AO8g18Eg
間違えた

性転換薬に限らず、あらゆる性転換の方法と対応して
『親友』の存在は外せない大事な大事なテーマだ
すべてがここに集約されていると言っても過言ではない

06-775 :名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 01:32:26 ID:gAoDmLb/
過言です。

06-776 :名無しさん@ピンキー:2010/05/19(水) 07:38:53 ID:9tewEyFy
性転換は
  親友でも良し、
  家族でも良し、
  893でも良し、
  研究でも良し、
  無論ソロでも良し、
何でもござれの万能ネタでございます。

ところで、最近のメインは性転換薬なのかな?
古典的な性転換機械や魔法、仮体みたいな
瞬間性転換系はマイナーになっちゃったかな?

06-777 :766:2010/05/21(金) 17:39:37 ID:IyNFFN22
いつのまにかまたアク禁されて解除されてたぜ…不安定だなぁ
沢山の提案を有り難うございます、一通りやりたい事を纏めたら主人公が外道になっていたので
「路上で怪しげなおっさんから薬を貰い、試しに友人に飲ませたらTSしたので調教する」
という方向にしてみます。ちなみにおっさんは後日餓死しているのが発見されることで再TSの望みは断たれ、親友は戸籍が無いので主人公に頼って生きるという主人公だけが得する物語にします。

06-778 : ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:50:04 ID:NkE+cFsz
>>675‐677
とっても遅ればせながらレスありがとうございました。

>何だかんだ言ってこの大魔王バーン、今後すごい親バカになりそうと思うのは俺だけか
>娘がある程度育ったら、親娘丼もいいなーなんて
娘はとっても母親大好き→「父様ばかりずるい、私も母様を可愛がっちゃうぞ!」→なんか、魔法とかでTS
→「しょうがないな。よーし、親子仲良く3Pだ!」→「もうやだこいつら」
なんとなくこんなのが浮かんだけど親娘丼には程遠いような気がする

そんなわけでやっと念願の和姦が書けたので投下しにきました。
今回も ダイの大冒険、レオナ×ダイの先天性TS、和姦
NGワードはトリップかタイトルでお願いします。

06-779 :決戦前夜 1/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:51:07 ID:NkE+cFsz
「はぁ……」
ぼくは一つ、ため息を吐く。
……だってしょうがないじゃないか。
今、ぼくの隣には一人の小柄な女の子がいる。
その子は、ぼくがずっと(とは言っても、出会ってから一年は経っていないのだけど)想っていた相手で、しかもここは彼女の部屋でぼくたちが腰かけてるのはベッドで、その上彼女は薄着の寝巻き姿で上着すら着ていなくって……!
ぼくだって14歳の健全な青少年だ。正直押し倒したくてしょうがないのを必死に堪えているわけである。
……こんな蛇の生殺し状態じゃため息の一つくらい吐きたくもなるさ。
そもそもこんな状態になったきっかけは、明日に備えて眠らなければならないのにどうしても寝つけなかったから。
仕方ない少し散歩でもしようと部屋を出たところで、彼女に出会ったのだ。
どうやら彼女もぼくと同じらしくて、しばらく当たり障りなく立ち話をして……。そして誘われたのだ。
「……よかったら、部屋に来て話さない?」
って。
これはもしかしてそういう意味なのか、とも思っても見るけれど多分……いや絶対違うだろう。
だって彼女は「お子様」だから。
どういう話の流れだったかは忘れちゃったけど、確かに彼女はあの時こう言ったのだ。

「赤ちゃんは、父さんと母さんがお祈りをしたら、パピラスが運んできてくれるんでしょ?」

と。
……彼女の姉弟子(16)と兄弟子(長兄・21)までもが

「オレはスカルドンだと聞いたが……」
「もう二人とも!それはモンスターじゃない!違うわよ。コウノトリが運んできてくれるのよ!」

などと言い出した時にはどうしようかと思った。
どうやらアバンの使徒でまともな知識を持っているのは、彼女の親友でもある兄弟子(次男)だけらしい。
あの時は二人で頭を抱えたりもしたっけ。
……若干話はずれたけど、こんな彼女だから、そういった意味があってのお誘いでは無いだろう。
「……レオナ」
そんなぼくの内を知ってか知らずか。
彼女-ダイ君が、口を開いた。

06-780 :決戦前夜 2/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:51:57 ID:NkE+cFsz
明かりを落とした部屋は薄暗くって、窓から入る月明かりだけが彼女の姿を照らしている。
腰まで届く長い黒髪は艶やに輝いて、肌はいつもよりも白くって桜色の唇も艶かしい。
そんな彼女に視線を移して、ぼくは改めて息を飲んだ。
……堪えられるかな?自信がない。
「な、に」
「うん……あの、ね?」
思わずうわずった声になるぼくに、彼女もまた歯切れ悪く切り出そうとする。
……いつもはもっとはきはきしているのに珍しい。
これはもしかしてもしかしちゃうんだろうか。
「……あしたで、最後だね」
大きな空色の瞳を伏せがちにしながら彼女は言った。
ぼくは……一呼吸置いてから頷く。
……明日。そう明日で、この戦いは終わりなのだ。
その結果が勝利だとしても敗北だとしても、だ。
ぼくも大魔宮(バーンパレス)の結界を解除するための大破邪呪文を使うために前戦に出ることになるし、ダイ君は、勇者として大魔王バーンに立ち向かわなければならない。
彼女はとても強い。剣の腕とか魔法とかの戦闘能力だけじゃなくて、心も、だ。
けど、そんな彼女も大魔王に敗れて一度は心を折られてしまった。
……ぼくは、口には出さなかったけれどそれでもいいって思ってた。
だってもう戦わないのならば、ダイ君が傷つく所を見なくてすむって思ったから。
でも、彼女は戻ってきた。そして皆の前で宣言したんだ。「バーンを倒す」って。
「……レオナは、怖い?」
うつむきがちに彼女が問う。
ぼくはそれに少し迷ってから頷いた。
「怖い……よ。だって」
もしかしたら、今度こそ君を失ってしまうかもしれないから。
……後半は胸の中でだけ呟く。
彼女達のパーティーが大魔王に敗れて、彼女が戻ってこなかった時、本当に怖かったんだ。
もう、彼女に触れられないのも、笑顔を見れないのもなにもかも全部怖かった。
だからダイ君が発見された時は本当に嬉しかった。
「そっか……あたしも、怖いんだ」

06-781 :決戦前夜 3/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:52:51 ID:NkE+cFsz
一つ、呟いてダイ君が、ぼくの肩へと頭を寄せた。
服の布越しに彼女の少し高めの体温が伝わってきて、ぼくの心臓がドキリと跳ね上がる。
「ダイ……く、ん?」
「あのね、あたし後悔はしたくないの」
言って、彼女はぼくの顔を覗き込んでくる。
大きな空色の瞳は、いつもとは違った魅力でぼくを引き込む。
ぼくは思わず息を飲んだ。
……心臓の音が、ドキドキとうるさいくらいに響く。
「あたし、あなたのことが……レオナのことがす-」
その言葉は、最後までは紡がれなかった。
ぼくが、塞いでしまったから。
柔らかくて甘い唇の感触は二度目。
一度目は、彼女が記憶を失っていた時だ。もっともあの時は味わうだとかそういった暇は無かったし、……なんと言うか、衝動的なものだったのだけれど。
……衝動的なものという意味は今も変わらないけれど。それでも、今度はその柔らかさを味わう余裕がある。
「……れお、な」
唇を離すと、大きな瞳をいつも以上に見開いた彼女と目が合う。
呟かれたその言葉には答えずに、彼女の小さな体を抱きしめた。
……少し間を開けて、細い腕がぼくを抱き返してくる。
それからどちらともなく、もう一度唇を重ねあって……。
「どうしよう、あたし、いま、とっても幸せ……かも」
そう呟いたダイ君の頬は、ほんのりと赤く染まっていた。
ぼくは、彼女の髪を撫ぜながら今度は額に唇を落とす。
「ぼくも幸せだよ。とっても」
言いながら今度は頬にキス。
そのまま暫く柔らかに時が流れて……
「……明日、絶対に勝とうね」
彼女はそう言って笑って……
「それじゃ、おやすみなさい!」
ただ一言を、その唇から紡いだ。
その言葉にぼくは思わず絶句する。だって……ここまで来てそれなの!?

06-782 :決戦前夜 4/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:53:38 ID:NkE+cFsz
「……ダイ君、やっぱり君はわかってない」
「レオナ?」
憮然としたぼくの顔を、ダイ君は不思議そうに見つめてくる。
「あのね、ぼくは男、なんだよ?」
「なにいってるの。そんなこと知ってるよ」
ぼくの腕のなかで、彼女は唇をとがらせる。
……確かに、この天然気味なところもダイ君の魅力の一つだ。少なくともぼくにとっては。
でもそれだって限度があるというか、なんというか。
「女の子が、こんな夜更けに、男を自分の部屋に誘って、告白なんてしてきて、……それがこんな場所でしかも薄着で上着も羽織ってなくって!」
ぽすり、腕の中に抱いたままに彼女ごとベッドへと倒れこむ。
ぼくを見つめる空色の瞳が驚愕に見開かれる。
……もしかしてぼく、即効でフラれちゃうかも?
でも、もう止まれない。
「……こんなことされたって、文句言えないんだよ?」
言って、三度目の口づけ。
今度は重ね合わせるだけじゃなくって、舌と舌を絡めあわせる深いキス。
彼女の唇を、舌で割り開いて軽く歯列をなぞって、それから舌を絡める。
最初はそれから逃れようとしていたけれど、次第に彼女はそれを受け入れてくれて、自分からも絡めてくれるようになった。
舌を絡めたまま軽く吸い上げてあげると、小さな身体を微かに震わせて反応を返してくれる。
何だかそれが嬉しくって、一度唇を放したあと、もう一度軽く重ねる。
それから、彼女の口の端から伝い落ちる唾液を自分の舌で絡めとった。
「レオナ……その、」
ぼくの名前を呼んで、それからどうしたらいいのか。そんな風に、彼女は大きな瞳を瞬かせる。
ぼくはそんな彼女の髪を一房つまみ上げて、口づけてそれから。
「ね、ダイ君。ぼくが今から君にすること、嫌だったら本気で抵抗してね?じゃないと、止まれそうにないから」
耳元でささやく。
「え?」
そう呟く声には答えないで、ダイ君の細い首筋にもキスを落として、手を彼女の胸へと置く。
本来ならば柔らかく弾力のある場所なのだろうけど、彼女の場合はまだほとんどまっ平らだ。
それでもまだ未発達な乳房を優しく揉みしだこうとしたその時。

06-783 :決戦前夜 5/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:54:25 ID:NkE+cFsz
「……やっぱり、レオナも……大きい方がいいの?」
ダイ君がぼくに問いかける。
「どうしたの。急に」
「だって、ポップが、男はみんな巨乳が好きって言ってたから……」
そう不安げにこぼす彼女に、ぼくは思わず苦笑を浮かべる。なんというか、彼らしい。
「別にみんながみんなそうなわけじゃないよ。それに君はまだまだこれからが成長期だし……来年の今ごろには大きくなってるかも、だよ?」
……まぁ、確かにぼくはどちらかと言えば巨乳派なんだけど。
最後の言葉は胸の中でだけ呟いた、つもりだったんだけど口に出ちゃっていたらしい。
ダイ君が頬を膨らませながら、彼女の胸に置かれたままになっているぼくの手の甲を軽くつねりあげる。
それに顔をしかめながらも、そのまま顔を背けてしまった彼女に慌てて謝り倒して頬にキス。
それから今度こそ彼女の乳房を優しく揉みしだく。
最初は特に反応は無かったのだけど、次第にダイ君の唇からは荒い吐息がこぼれはじめて、時折甘い喘ぎが混じるようになってきた。
「ぁ、……は、ぁ……んっ」
服の上からでもわかるくらいに立ち上がった胸の突起を指で軽く摘まむ。
「あっ」
すると今まで以上の反応が返ってくる。
それに恥ずかしそうに顔を赤らめるダイ君がまた可愛くて、もっと色んな反応をさせたくなる。
片手で摘まみあげた乳首を今度は潰して、なぞってまた摘まんで……。
それから空いているもう片手の手で、彼女の服のボタンを外して前をはだけさせる。
彼女の着ている寝間着はワンピースタイプだから、前をはだけてしまえばもう残る下着は白いパンツだけだ。
思わず息を飲んだぼくに、ダイ君は恥ずかしそうに腕で胸と下着を隠す。
ぼくはその腕を優しくどけて、それから。
「あ、ひゃあん!」
さっきまで弄くっていたのとは逆の乳首を口に含んで吸い上げる。
それからも軽く甘噛みしたり、舌でなぞったり。
もちろんもう片方の乳首を弄くる指も止めない。
「あぁ、……そんなに……んあっ、吸、っちゃあ……んあぁ!」
吸われるのが気持ちいいのか、小さかった喘ぎはどんどん大きくなっていく。
ぼくはようやく弄くっていた指を放して、今度は脚を撫でる。
ゆっくりと太ももから、脚の付け根へと手を這わせて……

06-784 :決戦前夜 6/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:55:25 ID:NkE+cFsz
「や、そん、ぁ……とこ……あぅっ」
下着の上からゆっくりと割れ目をなぞる。
そこはもう下着の上からでもわかるくらいに、ぐっしょりと濡れていた。
……本当はもう少し焦らして見ようかな、なんて思ってたけど、正直焦れてるのはぼくの方だ。
下着の中に指を滑り込ませて、直に触れる。
「あぁっ!」
ぼくが指を動かす。その度に、触れた場所から濡れた音が響き渡る。
喘ぐ声もさらに大きく、甘い響きが含まれて、潤んだ瞳の端から一滴の涙が零れていく。
「あ、あぁ……は、んんっ!」
中に滑り込ませた指を、彼女から溢れる蜜を潤滑油にして更に彼女自身の中へと滑り込ませる。
「はぁっ、あ、あんっ、ふあぁっ!」
熱く狭いその中で、かき回すように指を動かす。
そうすると、ぼくの指をぎゅうっと締め付けてくる。
……指でさえこんなに狭く感じるのに、ちゃんと挿いるのだろうか。ちょっと心配になってくる。
「……たっぷり慣らせば平気かな?」
「はっ、は……ぁ、な、にが……?」
思わず呟いたぼくの言葉に、不思議そうに問いかけてくる彼女に、何でもないと返してそれから、彼女の中から指を引き抜く。
そしてとうとう最後に残った一枚の下着も脱がしてしまう。
「やぁ……見ちゃ、だめ……」
ダイ君の細い脚を割り開いて、隠すモノのなくなったソコをじっくりと見つめる。
ソコはまだ毛も生えていなくって、ピンク色の花びらが丸見えだった。
ぼくは一つ、息を飲んで、ソコに手を伸ばす。
震える指先で花びらを割り開く、と中からとろり、透明な蜜が零れてきた。
ぼくは、舌を伸ばして零れる蜜をすくいあげる。
「や、あぁっ!」
それは-もちろんぼくの思いこみだとかなんだとかのせいなんだろうけど-何だかとても甘く感じられて、次々に溢れでてくる蜜も残すことなくすくいあげようと、ぼくは更に舌を動かす。
その度にぼくの腕に押さえられたままの彼女の脚は、大きく震える。
「そん、な……あ、っとこ……なめ、ちゃあ、あぁ……」
今のぼくには彼女の声は、半分くらいしか届かない。
とりあえずわかっているのは、ダイ君がぼくに愛撫されて気持ちよくなってくれてること。

06-785 :決戦前夜 7/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:56:22 ID:NkE+cFsz
それから、ぼくは……。ぼくは、早く彼女のナカに挿れたくて仕方がないんだって事だ。
脚を押さえていた手を片方だけ放して、再び指を蜜で溢れるソコに侵入させる。
さっきは一本だったけど、今度は二本。
「ひっ、やぁ……あ、ぁっ、うぁぁ」
やっぱり狭すぎるのか、二本だと動かすので精一杯みたいだ。声が苦しそう。
それでも暫くしたら慣れてきたようで、苦しげだった声もまた甘い響きを取り戻してくる。
特に壁をなぞられるのが気持ちいいみたいで、締め付けが更にきつくなって、溢れる蜜の量も増えてくる。
「れ、お……な、ぁ……はぁ、は……あ、あたし、も……んんっ、へんに、なっ……ぁ……ちゃい、そ」
そう震える声をこぼしながら、ダイ君がぼくに潤んだ空色の瞳を向ける。
ぼくはその頬に口づけて、柔らかい耳たぶを甘噛み。
「んぅ……」
小さな唇からこぼれたその声が、あんまりにも可愛らしくって、何度目だったか忘れちゃったけど、また唇を重ね合わせる。
舌を絡め合いながら、彼女のナカに挿れていた指を抜いて、自分のズボンの前を開ける。
ぼくのソレはもう、早く彼女のナカにはいりたくって、痛いくらいに硬くなってる。
「は、……ダイ君。もう一度言うけど、嫌だったら本気で抵抗してね?出ないと、やめてあげられそうにないから」
唇を放して、さっきも言ったことをもう一度彼女の耳にささやく。
けれど、それを聞いているのかいないのか、ダイ君の視線は別の所に向けられていた。
「……レオナ、あの、えっと……」
どう言ったらいいものか、そんな風に彼女はいいよどむ。
その瞳は驚愕……よりも、好奇心に満ちているようにぼくには思えた。
だからぼくは、くすりと笑いながら、彼女の視線の先-勃ちあがったぼく自身を指す。
「これ?えーと……ダイ君は、男女の身体の違いくらいはわかるよね?」
「う、うん……それくらいは知ってる、よ」
うなずいて、彼女は大きな瞳を何度か瞬かせる。
ああ、もう。本当に可愛いなぁ!
ぼくは今すぐにでも彼女のナカに入れてしまいたくなるのを必死でこらえる。
「男の場合は、興奮するとこうなるんだよ。それで……」
言って、先程まで指で弄くってた場所にもう一度触れる。
「あっ、あぁ!」
ぐちゅ、と音が響いて、ダイ君も身体を反らせて反応を返してくれる。

06-786 :決戦前夜 8/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:57:15 ID:NkE+cFsz
さっきまで弄くっていたとはいえ、今はちょっと触れただけなのに。ダイ君は結構感じやすいのかな。
「女の子は、こうなるんだよ」
そんなことを考えながらも、ソコから指を放す。
そして遂にぼく自身をソコに宛がう。
でも一応その前に彼女に三度目の確認をする。
ここまでしといてなんだけど、やっぱりお互いの合意の上でしたいし。
「それで、ね?ぼくのコレを、君のココに入れたいんだけど……嫌ならそう言って。無理にはしないから」
言われて彼女は少しだけ迷うように視線をさ迷わせて……静かに頷いた。
それを確かめてから一つ息を飲んで……
「……っ、あ、ぅあ、あっ!」
「ん、……っ」
ゆっくりと腰を沈めて行く。
……彼女のナカは、狭くて熱くて、ぬるぬるとしていて、腰を動かす。その度に、声がこぼれそうになってぼくは必死に堪える。
でも、ダイ君は痛いのか苦しいのか……両方なのか。可愛らしい顔を苦痛に歪めていた。
……これはこれで、そそるものがある、なんて思ってしまったのは秘密だ。
「ダイ君、痛い?も、止める?」
「ん、……へい、き」
それでも彼女は強がってぼくに笑って見せる。
ぼくはなるべくゆっくりと腰を動かしながらも、ダイ君が少しでも気持ちよくなれるように、と彼女の胸へと、舌を伸ばす。
「ひゃ、あ!」
まだ硬く勃ちあがったままの乳首を舐めて、それから吸い上げる。
そうすると気持ち良さそうな声をあげてくれた。
他にも彼女が感じてくれた所は全部、舌で指で愛撫する。
ああ、そういえば。と、今彼女がぼくを咥えこんでいる、その少し上に指を移す。
この体制からじゃ見えないけど、多分花びらと同じ色なんだろう、突起物に触れる。
ここはまだ弄ってなかったっけ。
思いながら、指で撫で回す。
「んっ!あ、ああっ!!」
すると、今までで一番大きな反応が返ってきた。
……女の子はここが一番感じるって聞いてたけど本当なんだなぁ。

06-787 :決戦前夜 9/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:58:13 ID:NkE+cFsz
撫でた途端に、只でさえキツく締め付けられているのに、余計にキツくなった。
このままじゃ、もうまずいかも。
そう思いながらも、弄くる指も、挿入を繰り返す腰も止められない。
「ん、あぁ!あっ……や、んっ!あた、し……も……っ」
「は、……は、ぅ」
限界が近いのはダイ君の方も同じみたいで、締め付けはどんどんとキツくなる。
彼女の喘ぐ声と、ぼくの吐息がまじりあって、そして。
「ひっ、あ……あ、あああっ!!!」
先に限界を迎えたのはダイ君。
彼女の身体が大きく震えて反り返って、それから今までで以上にぼくをキツく締め付けた。
「う、……くぅっ!」
それは本当に食いちぎられるんじゃないかっていうくらいの締め付けで、ぼくももう限界だ。
さすがにナカは不味いかな、なんて思ってはいたのだけど、引き抜く暇なんて無くってそのまま彼女のナカに、白濁液を吐き出してしまった。
「あ……はぁ、は……は、ぁ、……れおなぁ」
少し不味かったかなぁ、なんて思いながらも、彼女のナカから引き抜こうとした、けれど。
恍惚と潤んだ瞳に、熱を孕んだ声に。
ぼくはまたしても硬くなってきてしまう。
「ダイ……君。もう少し激しくしても大丈夫?」
尋ねたぼくに、彼女は小さく頷いてくれた。
まだ震えてる彼女の脚を掴んで、再び腰を動かす。
今度はさっきまでみたいにゆっくりと浅くではなくて、激しく深く。
「あ!あぁ、あ、はぁ、ん!んっ!」
一度限界を迎えたから、なのか、もう痛みは感じていないみたいで、ぼくが突き上げる。その度に、彼女の顔には快楽の色が浮かぶ。
どうやら奥が特に気持ちいいみたいで、奥にあたるとより一層、声に甘さが交じる。
「んぁ、あ……んん!」
だから、何度も何度も、一番奥に向かっておもいっきり突き上げる。
「れお、な……ああっ!そこ、はぁ、んっ!だめ……っ、きもち……よくって、あん!また、んぁ、へんに、な、る……っ」
二度目、だからだろうか。それとも彼女が感じやすいから、なんだろうか。ダイ君はもう限界が近いみたいだ。
またぼくをキツく締め付けてくる。
「……ダイ君、そういう時はね、イくって言うんだよ」

06-788 :決戦前夜 10/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:58:49 ID:NkE+cFsz
奥に突き上げるのを止めずに、彼女の耳元にささやく。
彼女自身の喘ぎ声が結構大きいから、もしかしたら聞こえてないかもしれないけど。
「ぁ、イ、く……イく!イっ……ああぁっ!!」
どうやら聞こえてたみたい。
さっきと同じように、彼女の身体は大きく震えて、ぼくをキツく締め付ける。
それから荒く息を吐いて、身体からがっくりと力がぬける。
でも、さっきと違うのは、ぼくはまだ終わってない。
……ぼくもそろそろイきそうなんだけどね。それは置いておいて、そのまま腰を動かす。
「ぁ……んぁ、れおなぁ、あた、し……、も、……はぁぅ!」
イったばかりの身体には、奥に突き上げられるのは辛いらしく、ダイ君の顔には快楽と苦痛の入り交じったような表情が浮かんでいた。
そんな顔をされるのは少し胸が痛むのだけど、もう終わらせるから、と彼女の頬にキスを落とす。
その言葉通りに、最後におもいっきり奥に突き立てて、ぼくは二度目の限界を迎えた。
「は、ん……ぅっ」
「はぁ、あん!!……ぁ」
今度こそ彼女のナカから自身を引き抜く。

06-789 :決戦前夜 11/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 01:59:24 ID:NkE+cFsz
たった今までぼく達が繋がっていたソコから、ぼくの吐き出した白濁と、少しの血が混ざりあってこぼれてくる。
「……ねぇ、ダイ君。君、いつかさ、子供はパピラスが運んでくるんだって言ってただろう?」
ぼくの突然の思い出話に、ダイ君は息を整えながら頷く。
ぼくはとりあえず、その辺にあったタオルでこぼれてくる白濁やら血やらを拭いながらその先を続けた。
「あの、ね。本当は子供ってこうやって作るんだよ」
……しばらく、無言が続いて。
「……あたし、赤ちゃんできるの?」
瞳をぱちくりさせながら、ダイ君はぼくに問う。
「いや、必ずできるってワケじゃないんだけど……もしかしたら」
そうなった場合、どうしたらいいんだろう。
ぼくとしてはむしろ喜んで責任とらせてもらうんだけど。
「……産んでも、いい?」
でも、ダイ君は可愛らしく首を傾げながらぼくにそう聞いた。
「……産んで、くれるの?」
まさかそんな問いが返ってくるなんて思わなくって、ぼくは問い返してしまう。
そしたら、彼女は少し恥ずかしげに頷いてくれて……。
なんだか嬉しくなって、そのままダイ君の唇を塞いだ。
今まではぼくの方から舌を絡めていたのだけど、今度はダイ君の方から絡めてくれた。
そのまま暫く互いの唇を味わいあって……。
「明日、頑張ろうね」
「うん……」
その言葉を最後に、ぼくたちは眠りに落ちた。

06-790 :決戦前夜 12/12 ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 02:00:51 ID:NkE+cFsz
おまけ の ようなもの。

翌日のぼくはすこぶる上機嫌だった。
昨夜のこともそうだし、何より。朝、目覚めたらダイ君が隣にいて、少し頬を赤らめながら、
「おはよう」
って言ってくれるのだから!
あんまり嬉しすぎて夢なんじゃないかと思って自分の頬をつねったくらいだ。
それから、お互いに身支度を整えて、彼女の髪を結ってあげて。

それから、ポップとマァムとも合流して、ギルドメイン山脈へと向かう道すがら。
「……レオナ」
ポップが、ぼくの肩にポンっと手を置いた。
その顔は何故かとても爽やかに笑っている。
「何、どうしたの。なんかいいことでもあった?ついにマァムに告白できたとか」
問うぼくに、ポップはハハハと笑いながら言った。
「おれの部屋って、ダイの部屋の隣だって知ってたか?」
ぼくもアハハって笑い返して……答えを詰まらせた。
そういえば、ダイ君の声、結構大きかったなぁ。
っていうか、あれ?ということは何。聞えてた、の?
「……えっと、そう、だったっけ?」
「おう。そうだったんだよ。アレか。おれへの当て付けか何かか?」
僅かに視線を反らすぼくに、そう言うポップはやっぱり異常に爽やかに笑って……いや、目だけは笑っていなかった。
えーと、ここは、その。
「……ごめん。今度は気をつける」
「……おう、そうしてくれ」
とりあえず謝るしかなかった。

06-791 : ◆kmbxgHC1NY :2010/05/22(土) 02:01:43 ID:NkE+cFsz
以上です。
ありがとうございました。

06-792 :名無しさん@ピンキー:2010/05/22(土) 02:03:35 ID:+MKulsM1
>>791
リアルタイム投下に遭遇した!
相変わらずGJですよ!

06-793 :名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 22:13:43 ID:a1oijA7O
きてますね^^
月曜の晩見ることにします

06-794 :名無しさん@ピンキー:2010/05/23(日) 22:59:42 ID:pj8fZHtD
GJ!
やっぱり和姦もいいですね。

06-795 :名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 17:14:46 ID:VzV0wOzR


弟にお姉ちゃんがよかったと言われて女装に手を出す。

女装がエスカレートしていくうちに本当にお姉ちゃんになってしまう。

06-796 :名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 10:42:43 ID:KwNBqGMq
sageろカス

06-797 :名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 22:02:17 ID:rX84NK3m
>>796
sage忘れ今気づいた

06-798 :名無しさん@ピンキー:2010/06/07(月) 02:47:19 ID:HRGZ1WgY
「本当はお姉ちゃんがよかったんだ・・・。」
弟のその言葉のせいで、俺は・・・・・・

06-799 :名無しさん@ピンキー:2010/06/08(火) 05:56:20 ID:5Lfx07+Z
>>798
TSしたんですね、わかりました。

06-800 :名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 00:19:34 ID:T1NUBckQ
28 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/06/21(月) 22:06:38.24 ID:EJGUnaMe0
人体練成で彼女作ろうとしたらチンコ持ってかれた

06-801 :名無しさん@ピンキー:2010/06/23(水) 23:26:26 ID:4g5ECVSv
>>800
大事なものから持ってかれますからねw

06-802 :名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 11:59:47 ID:GH9K7Ma9
>>800
何だ成功じゃないか
800が女体化したってことだろ?

06-803 :名無しさん@ピンキー:2010/07/05(月) 19:54:38 ID:DUgthyds
失敗だろ
チンコを材料に女が誕生したが
チンコのない宦官風の男に用はないので
別の男に寝とられる運命にあるだけだな

06-804 : ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:25:38 ID:3MIz4agk
こんばんは、このスレではお初に投下します。


【内容・属性】一次/後天性薬品TS(♂→♀)/学園モノ/幼馴染

薬品TSで親友ネタですが、>>766-777あたりの流れの方とは別です。
長いのと後篇がまだ一部出来てないのでとりあえず前篇だけですが、
最近、隙あらば規制に巻き込まれててしまうので、書き込めるうちに投下させて頂きます。

NGワードはタイトルか鳥でよろしくお願いします。

06-805 :皆上将之の災難 ◆l1n5QDQI8g :2010/07/09(金) 21:27:24 ID:3MIz4agk
 皆上将之は不良だった。

 いや、その表現も正確ではない。
 世間一般のいわゆる不良というイメージから想起される、未成年の身での飲酒・喫煙や道交法違反、恐喝その他の
軽犯罪とは彼はさほど縁がなかった。
 確かに授業はよくサボるし教職員にも態度はでかい。その粗暴めいた立ち居振る舞いのお陰で一般生徒からも
基本的には敬遠されている。
 しかしながら実際に彼から理不尽な暴力を振るわれたと言う者は少なく、僅かな例外は彼の入学前から校内に存在した
不良グループや校外で喧嘩を売ってきた他校生や街のいわゆるチンピラばかり、時には同じ学校という以外は面識もない
生徒が通学中に絡まれていたり痴漢に遭っていたりする現場に居合わせたからと犯人を叩きのめしてしまう例も
一度や二度ではない。
 それなりに喧嘩っ早いくせをして拳を振るうのは正当防衛と人助けのみと限定された、非常にアナクロな義侠心を掲げて
生きている彼を形容するにはもはや、現代では死語と化して久しいその言葉が最も相応しいのだろう。

 つまり、よりしっくりと来る形容を選ぶならば──皆上将之は生まれる時代を三十年ほど遅く間違えた「番長」だった。

          *          *          *          *          *

06-806 :皆上将之の災難 ◆brmv/drPy. :2010/07/09(金) 21:37:13 ID:3MIz4agk
「うぉーい、カズ、邪魔すんぞ」

 言うが早いか第二理科実験室の入口をのっそりとくぐった人影に、室内にただ一人いた男子生徒は
いつものように「ん」と小さく声を上げ応対した。

「アレ貸してくれ、アレ」
 代名詞だけの不明瞭な要求にも関わらず、さっと実験机の下の物入れを開いた手は僅かの迷いもなく
アルマイト製の救急箱を一つ取り出す。
「今日はなんで喧嘩してきたの、まーちゃん」
 言われる前に制服の袖を捲って傷口を洗った皆上将之がすぐ隣の椅子に腰を下ろすのとほぼ同時のタイミングで、
消毒綿をピンセットでつまみ準備万端の男子生徒、将之と同級生でありなおかつ自宅が隣接していて親同士も親交がある、
産婦人科の新生児ベッド以来の幼馴染であるところの門司理久は毎回恒例の質問を投げ掛けた。
「あー、国道出る手前のガード下でなんか一年の奴が囲まれてたんでよ…」
 窓から射し込む晩秋の西日が理久の眼鏡へ反射して眩しいのに目を眇めながら、将之はぽつりぽつりと
喧嘩の理由及び詳細を白状する。
 他の人間には例え強面の生活指導担当教諭相手であってもこれほど正直に答えることはない──答えたところで
「暴力を正当化しようとしている」などと難癖を付けられることがほとんどなので──彼だが、働きづめで
滅多に家にいない実の親よりも付き合いの長い隣人には隠し事をするだけ無駄だと、半ば本能的に悟っているらしい。
「その一年の子はそれでどうしたの」
「気が付いたら影も形もなかったな」
「お礼くらい言っても内申に響くわけじゃないのにね。はい、次は左足出して。ズボンも破れてるよ」
 すっかりと慣れた手つきの理久に傷口の消毒と薬の塗布、仕上げの絆創膏を処置してもらい椅子を立とうとしたところで
破れた所を繕うからとズボンを脱ぐよう指示され、素直に引き渡した将之は学生服の上着に下半身はトランクス一枚という
少々締まらない格好で、しばらく室内をうろうろする羽目になった。

 選択科目の化学や生物の授業で使われるのは数年前にほとんどの設備を新調した第一実験室の方であり、
この第二実験室は少子化のお陰で生徒数もクラス数も少ない現在、専ら準備室からはみ出した器材を置く物置兼、
化学部の部室としての使用がメインとなっている。
 なお、正式な部活として認可されるには最低五名以上の部員の在籍が条件とされているものの、この部室に顔を出すのは
常に部長である理久ただ独り、残りの部員は他の部との掛け持ちかそもそも部活動をする意志のない幽霊部員しかいない
ため、この第二理科実験室は実際のところ理久の個人研究室と言ってもいっこうに差し支えない状態だ。
 理久本人は他の部員がいようがいまいが気にも留めない様子で、日々この部屋に籠もって余人には原理を説かれても
理解しがたい実験やら研究やらに明け暮れており、要するに彼も学校の中では将之に次いで浮いた存在ではあるのだが、
それでも学校側の態度が将之に対するものと天と地ほども差があるのはひとえに理久の両親が国内外に知られた
医療薬学と遺伝子工学のそれぞれ権威で、その血をきちんと受け継いだ一人息子も既に幾つかの研究論文を著しては
その道での評価を受けており、ひいてはいずれ母校の名誉となってくれる事を期待されているからだった。

「おい、なんか冷蔵庫のモンもらっていいか」
 既に実験室片隅にある冷蔵庫を半ば開けている状態で、将之がその持ち主に声を掛ける。
 元々からの学校の備品以外にも理久が家から持ち寄ったり、粗大ゴミ集積場から勝手に拾ってきて自分で修理して
使えるようにした器材がここにはごまんとあり、無論この冷蔵庫もその一つだった。冷暗所保管が必要な資料や
薬品のためという建前ながらも、入っているのは主に飲料のペットボトルや菓子類というのはまあご愛敬といったところか。
「いいよ、好きなの取って。気が向いたらそのうち足しといて」
 破れたズボンを丁寧に、裏から継ぎ布まで当ててきれいに繕う作業に没頭しているのか理久は目も上げずに答え、
いつも通りのやり取りを心得ている将之もさほど遠慮なく冷蔵庫の中身を物色する。
 そのままちくちくと針を動かしていた理久だったが、ふいに何ごとかに思い至ったのか、いきなり弾かれたように顔を上げた。
「あ、言っとくけどフタ側に入ってるドクロマークのラベルが付いたオレンジ色のペットボトルは薬品だから間違って
飲まないでね! キャップにも同じマーク描いてあるから間違わないと思う…けど……」

06-807 :皆上将之の災難 3/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:39:22 ID:3MIz4agk
 が、振り向いた理久が慌てた口調で肝心なところを言い終わるよりも僅かに早く、将之は手にしていたオレンジ色の
ボトルの中身を一息に空けている。

「……え……?」

 束の間の静寂が室内を支配し、取り落とされたドクロマーク入りのプラスチックキャップがリノリウム材の床にからりと転がる、
その音だけがうつろに響いた。

          *          *          *          *          *

「……うっぷ、気持ち悪ィ……」
 よろよろと、生まれたての子馬的な足取りで自宅玄関に辿り着いた将之は眩暈をこらえつつ、ポケットから家の鍵を
引っぱり出す。それを普段通りドアの鍵穴に差し込もうとするものの、どうにも手元がかたかたと震えて上手く鍵の先が
入らない。
「ほら、貸して」
 理久が横から鍵を取り上げてさっと回し、開いたドアへ将之の背を押し込む。
 親しい隣人同士という事もあって、小学生のころ門司家の両親がヨーロッパと北米の研究室にそれぞれ出向してしまった
時は皆上家の親がわが子も同然に理久の世話を買って出ていたし、中学に上がる前に消防士だった将之の父親が亡くなり
母親は生活のため看護師として夜昼なく働き始めた頃には門司家の側が同様に将之の面倒を見たりと、互いに勝手知ったる
他人の家だ。
 今日も将之の母は夜勤に出ていることは分かっているので理久は挨拶もせずに上がり込み、未だ足元もおぼつかない
幼馴染へ肩を貸して支えながら、子供部屋のある二階へと上っていった。

「はい、制服脱いで、靴下も」
 言われるがまま為すがままといった体の将之は理久の手に学生服の上とシャツを剥がれ、ベッドへ倒れ込んだところで
ズボンと靴下も抜き取られる。
 もそもそと布団にくるまり、腹の奥からこみ上げてくる吐き気をなんとかやり過ごそうとしている将之の額を、
ふいにひやりとした感触が覆った。
「とりあえず冷やした方が良さそうだよ。熱は定期的に計って、あと水もできるだけ飲んで」
 差し出された体温計は素直に脇の下に挟み、もう一方の手が差し出す吸い飲みは力の入らない手で押し返す。
「…みず…は、も……みたく…ねえ……」
 ぼんやりと細められつつも恨みがましそうな目つきに将之が何を根に持っているか理解して、理久も溜息を吐く。
「胃洗浄は仕方ないだろ。僕だってまさか、あんな容器をいかにも危険物っぽくしておいたのを中身も確かめず
飲んじゃうなんて、さすがに予想しなかったよ」
 まるっきり呆れたような口ぶりに将之は内心むっとしたが、先程喉の奥まで指やらホースやら突っ込まれた感触を
思い出すと余計に気分の悪さが深刻化しそうで、今はそれどころではない。
 しかも、胃の中身を消化しかけの昼飯まで洗いざらい吐かされたというのに、まだ何かが腹の奥に詰め込まれてでも
いるような、どんよりと重たいものがそこにわだかまっているような感じがする。胃だけでなく内臓のそこかしこが熱を帯びて
じくじく痛むような、体全体がただれて溶けてしまいそうな、非常に不安を掻き立てられるイメージ。
「あの薬はまだ効果が未知数なんだ、生物部のマウスでこっそり試してはみたけど人間じゃどうなるかまだ分からないし……
まあ少なくとも死ぬようなことはないと思うけど、でも……」
 ちっとも救いの見出せないことばかりの理久の声も、どんどん遠ざかっていって次第に不明瞭になる。

 ちくしょうカズの野郎、目が覚めて頭がシャッキリしてたら覚えてろ、と逆恨みする思考も次第にぼやけて拡散し、
いつしか将之の意識は泥沼の底へ引き込まれるように暗転していった。

          *          *          *          *          *

06-808 :皆上将之の災難 4/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:40:21 ID:3MIz4agk
 将之が目を覚ました時、辺りは既に真っ暗だった。
 意識がはっきりしてみれば、全身が冷水でもかぶったみたいにびしょ濡れで、ぞくぞくしてしまうほど気持ちが悪い。
 声を出そうとしたが、喉がからからで舌が口の中に貼り付いたように動かない。

 当てもなくじたばたと動かした手が何か冷たくて硬い物にぶつかったと思った次の瞬間、それが板張りの床に落ちて、
ごとりとやけに大きな音を立てた。
 ようよう上体を起こしかけてみて、それがさっき理久の持ってきた吸い飲みだと気が付く。
 次第に暗がりへ慣れてきた目はその容器が少なくとも見てすぐ分かるほど割れていないことと、中に入っていた水が
こぼれてフローリングの上に広がりつつある様子を見て取った。
 喉が渇いていたのにもったいない事をした、と考えているところで誰かが部屋の灯りを点け、いきなりの明るさに
目を灼かれて思わず枕に顔を突っ伏す。
「なぁに、起きたと思ったら途端にバタバタガチャガチャして、落ち着かない子ねえ」
 背中に聞く母親の呆れ声に、もう夜勤の明ける時間なのかと思って時計を見れば、まだ三時──おそらくは午前の──
を少し回ったところだった。
「夕方にカズくんから電話で知らせてもらって、師長もそれを聞いてたから今日は巡回終わったところで早上がり
していいって言って下さったの。それまではカズくんがつきっきりで様子を見てくれてて、もうフラフラだったから
ご飯食べさせて下の和室で寝たらって言ったんだけど、何か資料を探すとかでお家に帰って行っちゃった」
 でもその割には大したことなさそう、寝たら治っちゃうなんてあんたは本当大雑把ねえ、と散々な言葉と共に
差し出されたコップをつい奪い取るような勢いで口をつけ、一気に冷たい水を飲み干す。体中の干涸らびた細胞に
隅々まで水分の行き渡るような快さを堪能し、次いで人心地ついた途端に自覚する現実、全身が汗みずくで
おまけにそれが冷えきっている状態に、大きな身震いが襲ってきた。
「母ちゃ……」
 タオルか何かくれ、と言おうとして自分の口から出た声の異様さに、将之は思わず飛び上がりそうになる。
 寝起きでかすれているのはいい、だが、それだけが理由とは思えないこの違和感は何だ。
「ちょっと、Tシャツびしょびしょじゃない。脱ぎなさい、拭いてあげるから」
「いっ、いい! 自分…で……やる、から……」
 別に息子の裸ぐらい見たってどうってことないわと爆笑する母から蒸しタオルだけを引ったくり、部屋の外に
押し出すとドアを閉め、すぐさま鍵を掛ける。
 今しがた、慌てて服ごしに体を触った時から不吉な予感が脳裏に去来して仕方がない。
 じりじりシャツを捲り上げる間にも心臓はばくばくと忙しない間隔で鼓動を鳴り響かせていて、額や背筋には
嫌な汗がひっきりなしに滲む。

 十数回ほど意味もなく深呼吸を繰り返した後で、覚悟を決めてシャツを一気に体から引き剥がせば、
そこにあるのは見慣れた自分の胸板と腹筋──ではなかった。

「……っ、なんじゃこりゃぁあああああああ!!?」

 思わず絶叫した声に階下からは「こんな夜中にご近所迷惑でしょ!」と母の怒声が返り、生まれて十七年この方
カーテンなど吊したこともない窓の向こうでは建て売り故にちょうど線対称の構造をした隣家の二階の部屋から、
窓際の勉強机に積み上げられた大量の本及びパソコンとその周辺機器に埋もれかかったような理久が
唖然とした顔でこちらを凝視していた。

          *          *          *          *          *

06-809 :皆上将之の災難 5/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:46:39 ID:3MIz4agk
 まだ夜も明けきらぬ午前四時、皆上家のダイニングキッチンでは将之と母親の恵美、そして理久の三人が顔を揃え、
将之の体に起きた変化についての緊急の話し合いが開始された。

 使い終わったカレンダーや裏の白い広告など、その辺りにあった紙数枚をややこしい化学式や専門用語でびっしり埋めた
理久が並べ立てる内容はほとんど呪文か苦手な教科の講義にも似て、一番の当事者であるはずの将之は最初の数分で
それらの理解を諦め、欠伸交じりに右から左へ抜けていく音の流れをぼんやり聞いているしかない。一方、恵美の方は
現役の看護師だけあって理久の話の所々で質問をしたり確認を取ったりと、息子とは段違いに真剣な応対を見せている。
「……つまり、将之の体が元に戻る手だては今のところ、ないってわけね?」
「そうなんです」
 ぼけっと聞き流している間にとんでもない結論が出た事に、思わず座っていた椅子から落ちそうになった将之は
テーブルを乗り越えんばかりに腕を伸ばし、やけに神妙な表情をしている理久の胸倉をひっ掴んだ。
「なんでそーなんだよ! あの変な薬飲んで俺の体が女になっちまうってんなら、もう一回飲めば男に戻るとかじゃねぇのか!?」
「まーちゃん、僕の話、聞いてなかったの? あの薬は、雄性体を雌性化させる――つまり、オスをメスに変える効果しかないんだよ」
 実際聞いていませんでした、と言うのも癪でぷいと顔を背けた将之に構わず、理久は新しい白紙を持ち出すと
その上にボールペンを走らせ始める。
 几帳面で細かい、但しかなり癖のあって読みにくい字が何を表しているのか皆目解らない、といった風情の
将之をちらりと見やって諦めたように眉を寄せた理久のペン先は、今度はぐにゃぐにゃとした線、おそらく本人の中では
生物の胚から胎児までの過程を表現しているつもりの珍妙な形を紙の上に描き出した。
「哺乳類みたいな胎生の生き物は、発生初期段階までは染色体上の性別と関係なく雌の形をしてるっていう話は
聞いたことあるよね。そこから性決定ホルモンの働きによって性別が分化するわけだけど……」
「お前、相変わらず絵ぇド下手だな」
「真面目に聞いててよ、頼むから。まあ、大まかにまとめるなら、あの薬は男性ホルモンに導かれた性形質を削り取って
原形に戻す効果があるって考えて。……でも、こんな短い時間で、こうもはっきりと外形に変化が出るなんて、これまでの
実験データからするとおかしいんだよね……」
 話の後半からは自分の頭の内側を覗き込むような顔つきになって、ああでもないこうでもないと手元の紙を字や記号で
真っ黒に埋め始めた理久にこれ以上の意思の疎通を求めるのは難しいと、長年の付き合いで知っている将之は
途方に暮れた表情を傍らの母親に向ける。
「母ちゃん……」
「うーん、困ったわねえ……ま、しょうがないから諦めなさい、将之」
「投げやがった!!!?」
 潔いにしても程があるあっさり加減で我が子の、息子としての人生に見切りをつけた恵美はやけに落ち着き払った物腰で、
さっき淹れてからだいぶ温くなった焙じ茶を一口啜った。
「別に命に関わる事じゃないんでしょう? 大抵の事は元気に生きてれば何とかなります。うちには跡継ぎがどうのとか
言うような家名も親戚もないし、それにあんたは元気が有り余りすぎてちょっと心配なくらいだから却って良かったかもしれないわ」
「ちっとも良くねえよ!! 男が女になったら色々……とにかく色々困るだろ!? その……アレだよ、何か……が、学校とか……!」
 悲しいかな、「色々困りそうな事」の具体例を上手くシミュレーションできずにひたすら漠然とした危機感を
訴えるしかない将之の脳裏には、とりあえず男子の五十音順→女子の五十音順で割り振られている出席番号が
後ろの方にずれるのではないかという、相当にどうでもいい部類の懸念しか浮かんで来ていない。
 そんな思考内容を見透かしたという訳ではないだろうが、今や半ば以上娘へと変貌しつつある息子の主張を
ぞんざいに受け流した母親はお隣さんと額を突き合わせて学校その他への説明として使えそうな医療事例や
対応を取るべき範囲についての相談に余念がなく、自分の体の事だというのにどうにも蚊帳の外に放り出された感の
否めない将之はいかにも不服げに唇を尖らせた顔を、食卓上に組んだ腕の中へ埋めるよう突っ伏した。

06-810 :皆上将之の災難 6/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:48:02 ID:3MIz4agk
 いっそ、このままもう一度眠って起きたら全部夢だったなんて事にはならないものか。
 普段なら男らしくないと自分で一蹴するような現実逃避にすら思わず縋った頭の上へ、おそらく理久の手だろう感触が
そっと重みを乗せ、髪をふわふわと掻き混ぜるみたいにして撫で回される。
「ごめんね、まーちゃん。今回の事はほとんど、僕の不注意が原因みたいなものだから……責任は、取るよ、絶対に……」
 当たり前だ、と思う気持ちも半分、その声に含まれたどこか悲痛そうな響きが気にもなり、将之は腕の中から
視線だけを上げて理久を見た。
 中学に上がる少し前くらいから掛けるようになったフレームの細い眼鏡越しに、やはりこちらをじっと見つめる目元は
何かを耐えるように細められ、ひとくちには形容しがたい複雑な感情をはらんでいる。
 そう思った将之は腕組みを解き、上体を起こして正面から、幼馴染にして唯一の親友の顔を見据えた。
「注意が足りなかったのは俺もだ、カズ。お前一人が何もかんも負い目に感じるこたぁねえ、てめえの迂闊が招いた事は
てめえでケツを持たなきゃ男が廃るってもんよ」
 本人は至って真剣に発した、それでも随分と大仰な台詞を受けて理久は一瞬、困ったように眉尻を下げ、
次いで堪えきれないとでも言わんばかりに苦笑する。
 人が真面目に腹を括ってるのに笑うなと将之は憤慨し、横からその様子を眺めていた恵美は「あんたの頭は
本当に時代がかってるわねえ…」と混ぜ返した。

          *          *          *          *          *

 三時間ほど後、とりあえずは登校する事にした理久は、そのいかにも寝不足ですといった顔を引っ提げて
学校へと向かって行った。

 体の調子は今は大して悪くないものの、さすがにこの状態で元気に登校という訳には行かない将之は
しばらく手持ち無沙汰に家の中をうろついていたが、不意に鳴き出した腹の虫に誘われるようダイニングに戻る。
 茶碗に山盛りにした飯をしば漬けと佃煮とレトルトの味噌汁でかっ込み、二杯目を卵かけご飯にして更に流し込み、
仕上げに牛乳をパックから直飲みという大雑把な朝食の後、そういえば昨日から今朝に掛けておかしな時間に寝たり
起きたりした弊害なのか無性に眠気を覚えて自室に戻り、布団に潜り込んだのが午前十時過ぎくらいのことだった。


「……ちゃん、まーちゃんってば」
 ゆさゆさと肩を揺さぶられて将之の意識は中途半端に覚醒した。
 ぼんやり半眼に開いた視界には、学生服の胸から腕あたりと何枚かの紙がまず飛び込んでくる。
「これ、今日配られたプリント、まーちゃんの分もらってきたから机の上に置いとくね。…で、具合はどう? 
熱が出たり気持ちが悪くなったりしてない?」
 ようやく頭がはっきりしてきたところで、将之はベッドの傍らから理久が覗き込んでいることと、辺りが
すっかり薄暗くなっていることに気が付いた。
「あ…カズ、いま……なんじだ……」
「夕方の五時半だよ。もしかして、朝からずっと寝てた?」
 理久の問いに肯定とも否定ともつかない生返事をしつつベッドの上に上半身を起こし、ぐっと伸びをした、
ところで将之の全身はぎくりと固まる。
 なんだか、妙にTシャツの胸が、きつい。
「あれ、なんだろ、まーちゃん今朝よりも体型が……って、えぇえ!?」
 部屋の電気を点けて振り向き、違和感の正体をよく確かめようと眼鏡をずらし直した理久の目の前で、勢いよく
Tシャツが脱がれて宙に舞った。
 目を丸くしている幼馴染に構うほどの余裕もなく、将之は布地の下よりぷるりと揺れつつ現れた二つの盛り上がり、
ゆうべ絶叫した時よりも確実にその体積を増している胸部を凝視する。
「………か、カズ、その……俺の目がおかしいんじゃなかったら、なんか……オッパイでかくなってるような気がするんだが……」
「えっと……正確な増量分は測ってみないとわからないけど、目測としては確かに大きくなってると思う」
 正直に答えながらも、理久はややぎくしゃくとした態度で部屋の壁を凝視したり、特に意味もなく学生服の襟を
引っ張ったりしていたが、やおらシルバーフレームのブリッジを指で押し上げると、急に何かのスイッチを
切り替えたような真顔で将之の方へと向き直った。
「おろおろしてても事態には進展がないよね。とりあえず、状態の変化を逐次計測して、今後の予測と対策を立てようよ」

06-811 :皆上将之の災難 7/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:48:57 ID:3MIz4agk
 いきなり何やら頼り甲斐のあるようなことを言う理久につい頷いた将之だったが、さてその言葉を実践するためには、
家のどこかに多分あるはずの母の裁縫箱を探し出さなければならなかった。
 探索の末に発見した洋裁用メジャーでまずは胸と胴、腰、尻周りから何故か首や二の腕や太腿の太さまで測られ、
お次は身長と座高と体重、肩幅に掌や足底のサイズと、まるで凝り性の服屋にでもなったかのような勢いで
採寸していった数値を理久がレポート用紙にせっせと書き付ける。
 こうなる直前の、普通の男の体だった時の寸法は測っていないから比較するのは難しいんじゃないかと将之は一瞬
思ったが、そこは理久の無駄にいい記憶力が役に立った。
「新学期の身体測定した時に身長は185.5cmだったけどその後もう0.5くらい伸びてたよね。
体重は日ごとの誤差をこれくらいとしても……学生服の肩幅から遊び分を引いて…………」
 自分でも大して把握していないような、親友とはいえ男の身長や体重や胸囲をなんでこいつはそんな詳細に
憶えているんだろうと将之が不思議がる中、理久の手元では随分なビフォー&アフター対比表が完成する。
 結果から言うと身長はおおよそ2cmほど減り、なのに体重は逆に少しだが増え、肩幅や手足のサイズや首周りが減って
胸と尻周りがだいぶ増えた、そんな散々な結果に将之は大いに気が滅入ってきた。
「それで、あと一箇所測ってないところがあるんだけど……」
 さっきまでの有無を言わせぬメジャー捌きとは裏腹に、急に言いにくそうな様子で切り出してきた理久の言わんとするところを
なんとなく察し、そういえば実のところ、怖くてなかなか確認できずにいたブツのことを将之も気が進まないながらも意識する。
 にわかに心拍数を上げたり脂汗を滲ませたりと動揺する己が肉体を宥めつつ、何度かの深呼吸の末に、
なんとかの舞台から飛び降りる心地で最後の関門へ突撃し──将之は沈黙した。

「……ど、どうだった……?」
 トランクスの前を引っ張って覗き込んだきり、石になったかのように動きを止めている幼馴染に怖々といった調子で理久が問う。
 やたらと長く感じられた沈黙の果てに、その口から這い出した声音は理久もこの十数年間で初めて聞くような、
なんとも言えない悲嘆の響きを帯びていた。
「………………半分以下…くらい…………」

          *          *          *          *          *

 その二日後、正確に言えば二度の睡眠と一度の昼寝と四度の食事というだいぶガタガタの生活サイクルを挟んで
翌々日の昼ごろ、用を足そうとした将之は件の半分以下がゼロ数値にまで至ったという現実に直面し、できれば
その場にへたり込んで泣き出したいような衝動に襲われた。
 勿論、場所柄そんな衛生的でない行為をするのも躊躇われるので、自室に戻って布団に倒れ伏すまではやせ我慢をする。
 枕に顔を押し当てたところで実際には涙も出てこなかったが、この先自分はどう生きていけばいいのか、とりあえず
学校はどうするべきか、漠然と考えていた卒業後の人生設計から今のとこ全く当てはないが恋愛だの結婚だのにまで
思いを馳せ、さっぱり建設的な道筋が見出せないことに落胆し、気が付けばまたもや睡魔の淵に誘われて夕方まで
寝倒してしまった。


 目が覚めると既に夜の七時過ぎで、勉強机の上には寝ている間に理久が置いていったらしいプリントが二枚と、
近所の商店街にある洋品店のシールを張られた小さな紙袋がひとつ置いてある。
 袋の下に挟んであるメモを見れば母親が夜勤に向かう前に走り書いたと思しき字で「明日帰ってきたらサイズを測らせるように」
とあり、はて何を測らなければならないのかと首を傾げながら紙袋を開けると、中から転げ落ちてきたのは女性用パンツ
──いや、こういうのはパンティとかなんとか呼称するべきなのだろうか?──が数枚。
 一応「元」息子への配慮なのか、グレーや水色の無地でレースやリボンなどは付いてないスポーティタイプという
チョイスではあったが、それでもこれは間違いなく女性用下着であって今日まで愛用してきたトランクスだのの類とは
全く異質な代物で、そんなものをうっかり鷲掴みしてしまった将之は母のありがたい心遣いに感謝する気にもなれず、
机に突っ伏す以外のリアクションの取りようもなかった。

          *          *          *          *          *

06-812 :皆上将之の災難 8/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:49:38 ID:3MIz4agk
「そ、それでおばさんとケンカしちゃったの? 女性用下着を着けるとか着けないとかで!?」
 ものすごく笑い転げたいのを我慢しています、といった様子で口元を押さえている理久を軽く蹴って、将之は
ぶすっとふて腐れた顔のままベッドの上に胡坐をかいた。
「だってカップがどうとかアンダーが何だとか、訳のわかんねーこと言いながら人のムネ引っ掴むんだぜ!? 
服とか下着とかの話してるときの女ってなんか怖ぇえんだよ!」
 どうやらブラジャーのサイズを測ろうとして強硬なる抵抗に遭った恵美は、辛うじて下だけはなんとかさせる事で一旦
折れたらしい。朝からそんな大騒ぎでは週末の日勤と夜勤が続くシフトは大変なのではないだろうかと理久は思ったが、
ここで母親側に同情的な事を言うと将之がもっと盛大に膨れるのは容易に予想出来るので、それ以上は口を噤む。
「……でも、もうだいぶ体型も変わってきたから男物は着づらいんじゃないの? 上はともかくパンツとかズボンとかさ」
「あァ、昨日試してみたけどケツの辺りがだいぶキツイな。制服はまだ大丈夫なんだがジーパンとかは全滅だ」
 忌々しげに天井を仰ぎ、将之は自分の剥き出しの太腿をぺしっと平手で叩いた。
 教室のロッカーに置きっぱなしにしている体育用のジャージを除けば、部屋で穿けるズボンが全く無いのか
下半身は件の女性用パンツ一枚、上半身も薄手のタンクトップ一枚きりという格好は現在の室温的には特に
問題もないのだが、目の遣りどころという点では激しく差し支えのあるものだということを、男だった時と同程度の認識で
気楽にしている本人は知る由もない。

 知っていれば、それを受けた理久の「どれくらいサイズ変わったか、確かめてみてもいい?」という提案に
頷きを返そうはずもなかった。


 ふよん、と指先が沈み込むほどの弾力をその膨らみは触れるものに伝え、下から持ち上げるようにした掌には
もっちりとした加重が乗る。
「うわぁ、なんか……すごく柔らかいね。僕、てっきりまーちゃんの胸だから筋肉が詰まってて硬いのかと思ってたよ」
「全くだちきしょーめ、体中どこもかしこもこんなぷにょぷにょのぐにゅぐにゅになっちまいやがって、邪魔くせえったらねえぜ」
 どっかりと座り込んだベッドの上で、上半身裸になり短期間でかなり豊かに育ったバストをすぐ傍らの理久に
触らせているというのにそんな事はどうでもいいと言わんばかりの、苦虫を噛み潰したような顔で将之は吐き捨てた。
「いや、でも腹筋とか上腕筋とか、脂肪がうっすら乗ってる下はちゃんと硬いよ、ほら」
「プロレスラーじゃねえんだから脂肪なんざ要らねえんだよ! 脂肪つけて衝撃殺そうとか守りに走った発想が
俺ァそもそも気に入らねえ!」
 何かが盛大に間違っている将之の人体観に理久は少し遠くを見るような顔をし、次いで今、自分が手を触れている
Dカップほどの乳房と綺麗にくびれたウェストラインへ目を落とした。
「……女の人の脂肪は、別にプロレスのためにある訳じゃないよ。まあ、身を守るためにあるって言うのはそれほど
間違ってもいないけど……どっちかって言えば、赤ちゃんを抱いた時に安定がいいようにとか、子育て期間中に
食糧不足とかがあっても子供に栄養を回して自分も生き延びるための貯蓄分とか、そういうものかな」
「つまりはラクダのコブみてえなもんか」
 色気もへったくれもない理解を示す将之を適当に流して、理久の手は首筋から鎖骨、肩から腕、腹から脇腹と
体の表面をゆっくり撫で回す。続いて乳房の付け根を緩い弧を描いてなぞり上げ、腋の下へ手を滑り込ませる。
 将之がくすぐったさについ脇を締めれば、今度は背中から胴を半周して下腹へ滑った手が鼠径部へと向けて
撫で下ろされた。

「な、なぁ、カズ、いったいぜんたい何してんだ、お前、それ」
 いつの間にか体温が上がって来たような気がして、将之は短く息をつきながら訊ねる。
 尻の後ろからまた鼠径部へ、次は太股を揉み上げるようにして同じ所へ手を滑らせていた理久は手も止めず、
しれっとした顔で答えた。
「ん、リンパ腺マッサージだけど。こうやって体の中の循環が良くなれば、少しは楽になるかなって」
「そ、そりゃありがてぇんだけどよ、なんか、そーやって弄くり回されてるとこそばゆいっつーか……
変な、気分になっちまいそうで……」
 自分でもその「変な気分」の正体がよく分からないのに、こうして口に出してどんな感じか詳しく訊かれたら困るな、
という気まずさから将之は顔ごと視線を逸らし、だからすぐそこで理久の目に宿り始めた光に気付くことも出来なかった。

06-813 :皆上将之の災難 9/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:50:48 ID:3MIz4agk
「ね、まーちゃん、変な気分って……こう?」
 変にかすれたような声がごく近くで聴こえたかと思うと、途端に左右の胸をがっしりと、先日までの自分に比べれば
細っこいと思っていたのに今や充分大きくて骨張った手に、強い力で鷲掴まれる。
「うぁ゛…っ!?」
 痛い、と思ったのも初めのうちだけで、幾度かぐいぐいと捏ね回すように揉まれていると次第に両の乳房が
張りを増すような、血が集まって重くなるような感じがして、さっきまで痛みに感じていた動きがなんだか奇妙な、
痺れにも似た感覚を与えてきた。
 五本の指が食い込んで形を歪められた白い盛り上がりの頂点では、今まで唇と同じような色で小豆くらいだった
乳頭が鮮やかな淡紅色に染まり、しかも二倍ほどの大きさに膨れてつんと上を向いている。
「な…なん、だ…っ、これ………ひぅっ!!」
 腫れ上がったようなその突起を理久の指がきゅっとつまみ、軽く爪の先でノックしただけで背筋をわななかせていた
痺れが数倍の強さになって、腰椎の辺りから脳天までを駆け上がった。
「や……っ、なに、っする……やめろ、カズ……!!」
 胸を弄くり回す手を払いのけたいのに、全身が骨を抜かれたようにふにゃふにゃして腕にも脚にも力が入らない。
 かろうじて弱々しく縋り付く手はそのままにさせながら、理久の両手はさんざん苛めていた胸からそろりと離れていった。
 やっと止めてくれたかと将之が内心ほっと息をついた瞬間、なぶられて痛々しいほどに充血しきった先端を、
指先で強く弾かれる。
「ひんッ!?」
 びりっとした痺れが背を走り抜けると同時に、将之は己の口から自分のものとは信じられないほど媚びた声が
上がったことに、そして下着の中に濡れた感触が、じわりと熱く拡がったことに激しく動揺した。
「まーちゃん、胸だけで変な気分になりすぎちゃった?」
 その混乱も治まりきらないうちに、今しがた濡れたところが急にひやりとした感触に襲われる。
 件の場所が外気に晒されているのだと、つまりはパンツを脱がされているのだと気付いたときには既に
薄く頼りない布切れは右足首にその輪っかの片方を引っかけているのみで、ほぼ体から引き剥がされたも同然だった。
「…ああ、完全に外性器も女性化してるね」
 更に気が付けば上体は完全にベッドの上に倒されていて、両肩に左右の膝がくっつきそうなほど折り曲げられた体は
理久の手に抑え付けられてほとんど自由が利かず、おかげで目の前には高々と掲げさせられた自分の尻と股ぐらが
嫌でもよく見えてしまう。
 遺憾ながら一度も実戦に臨むことのなかった男のシンボルは竿も袋もすっかり消え失せて、代わりに
ふくりと盛り上がった膨らみの真ん中を一筋の、毒々しく思えるほど鮮やかな色の割れ目が走っていた。
 理久の指先がその合わせ目をなぞって動き、次の瞬間、中心から押し開くようにして肉色の粘膜が左右に広げられる。
「まーちゃんはおっぱい派だから、あんまり下の方が無修正なのって見たことないよね。ほら、ここが大陰唇で
その内側が小陰唇と膣口、この尿道口の上にあるのが陰核だよ。……すごいな、男性器が退化しただけじゃなくて、
組織がそっくり再分化してる……」

 小中学のころからずっと、クラスのいかなる男子グループからも浮いた存在だった将之と理久は第二次性徴が
訪れる頃でもあまり、他の連中と思春期なりの猥談で盛り上がったこともない。
 そう言った話はいつも二人だけで、ネタもコンビニで買える程度のエロ本だとかたまたま見つけた動画サイト
くらいのものだったし、それすらも理久は付き合いという以上には大して興味も無さそうな素振りだったのに。

 知らない。
 こんなぎらついた目をして女の体を暴こうとしている男は自分の知っている昔馴染じゃない。

「さっきの胸で相当感じちゃったんだね。膣分泌液でものすごくぬるぬるしてる……」
 指先で割れ目をなぞられながら、揶揄うような言葉を投げつけられてかっと頭に血が上る。
「てめぇ、離せ…っ、この……!」
 押さえつけられた脚をばたつかせてなんとかこの辱めから逃れようとするも、腰を浮かされた不安定な体勢では
思うに任せない。それどころか、返す動作でより一層、大きく脚を開いた姿勢に固定されてしまう。

06-814 :皆上将之の災難 10/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:53:30 ID:3MIz4agk
 正直言って屈辱だった。
 腕力を振るっての喧嘩ではもう何年も負けたことのない自分が、別にだからといって見下していたわけではないが、
やはり体力的な面では自分に到底及ばないだろうと思っていた理久にこうまでいいようにされてしまっているこの状況が。
 そもそも自分をこんな体にしたのは理久なのに、今や反省のはの字も見えないどころか、逆に面白がって変化した体を
弄んでいるように思えることが。
 もしかして自分では気付かないうちに理久の怒りを買うようなことを自分はしていて、その報復としてあの薬も
何もかも仕組まれていたのではないかとすら思えてきて──

「……ね、気付いてる? まーちゃんさっきからすごく悔しそうな顔してるのに、こっちはどんどんびしょびしょに
なってきてるよ……あ、もしかしてマゾヒズムの気があるとか?」
「ふっ…ざ、けんな……! カズ、それ以上言ったら……」
「言ったら?」
 急に、肩の横に両手をついて覆い被さる体勢になった理久がねっとりと耳に這い入るような声で囁いてきて、
思わず全身の皮膚が粟立った。
「言ったらどうするの、まーちゃん」
 そのまま頬に口付けられて、あまりのことに頭が真っ白になっている間にも理久の右手はふわふわと髪を撫で、
頬から首筋へ、胸へ、腹へと優しく滑っていき、またしても両脚の間へ入り込む。
「いいよ、殴っても蹴っても。僕、今からもっとひどい事、まーちゃんにするから」
「な……ぁあっ!?」
 何が、と言おうとした言葉は突然、体の内側に異物が侵入する感触に驚くあまりに霧散してしまった。
 さっき言われたとおり、初めに触られた時よりもいっそう濡れている気がするそこへ、そんな大きな穴が開いてる
ようには少しも見えなかったのにいきなり理久の指が入り込んで来たのだ。
「ひ…っ、ん、んっ」
「大丈夫、まだ指一本しか入れてないし、充分濡れてるから痛くないよね?」
 だからと力を抜くように促されても、体の中を自分の意に従わない物が動き回っていると言うだけで
とても平静ではいられない。
「ば、バカ、やろ…っ、気持ち…きもち悪ィ……」
 自分の声が完全な涙声になっている事にも気付けず、将之は力無く身を捩る。その動きで体の中を這い回るものを
余計に感じてしまっているということにまでは思考が及びもしていない。
「気持ち悪いの? ……本当に?」
 いつの間にか内側の指は二本に増え、互い違いに折り曲げられたり、指先を拡げたりと好きなように蠢いている。
 加えて、指の動きを助ける潤滑液として分泌される粘液が空気を含んで掻き混ぜられるぐちゅぐちゅという音が
ひどく耳について、将之の意識は激しい羞恥と未知の感覚に押し流され、もはや己の口から弱々しい哀願が
漏れていることすら自覚できずにいた。
「や…っだ、おと、たてんな……ぁ」
「音、したら恥ずかしい?」
 耳に吹き込まれる質問の真意にも気付かずにがくがくと首を振る。
 どうにかしてこの状態から解放して欲しい、それだけしか頭になかった。
「そうだね…」
 ずるり、と二本の指が抜け出す感覚。
 やっと終わった、と思ったのも一瞬のことで、次の瞬間三本揃って押し入ってきた指の圧迫感に、将之の背は
弓なりに反って腰からの衝撃を受け止めた。
「ほら、三本入っても楽に動くよ。これならもう、充分かな」
 中でばらばらに動く指が、掻き回されてあられもなく水音を立てる自分の体が、信じられない意地悪をする理久が、
もうどうしていいのか分からないくらいに理解できない。
 目に一杯の涙を溜めて、嫌々と首を振ることしか出来ない自分の姿を時折、ひどく客観的に認識する瞬間がある。
 まるで女みたいだ、と思い、次の瞬間その女の体の中に引き戻されて、男だったときには想像も付かないような
感覚の波に翻弄されて泣き声を上げる。
「…っ、か、カズぅ……っ…」
「ごめんね、まーちゃん」

06-815 :皆上将之の災難 11/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:57:35 ID:3MIz4agk
 幼馴染の目にこんな醜態を晒すなんて情けない、そう考える意志も切れ切れに浮き沈みする中、ぼろぼろと涙をこぼす
目元に理久の唇が何度も触れた。ちろりと覗いた舌先が眦を撫で、後から後から溢れ出す塩水を舐め取っていく。
「本当はあの薬、僕が自分で飲むつもりで作ってたんだ。今はまだ学校に行ってるから一緒にいられるけど、
その先は本格的に道が分かれちゃうだろ。僕は大学に行くけどまーちゃんはきっとおばさんを助けるために就職する、
そうなったらもう今みたいにいられないから、それなら僕は……まーちゃんの彼女になっちゃいたかったんだ」
 圧し掛かる理久が何を言っているのかほとんど分からないながらも、その口が何か大切な言葉を紡いでいるような
気がして将之はぼんやりとした目で幼馴染を見上げる。
 いつ眼鏡を外したのか少しも気が付かなかったが、銀色のフレームで分割されてない理久の顔は久しぶりに見るようで、
その顔は確かに子供の頃の面影が少し残ってはいるが既に大人になりかけの男のそれだと思って、何だか急に
心細いような気分になった将之は鈍る腕を辛うじて持ち上げ、理久の頬にそっと触れた。
「よく考えたら僕が性別だけ女になったところで可愛くなるとも限らないし、それでまーちゃんが僕を選んでくれる
確証なんて一つも無いから……ずっと迷って冷蔵庫に入れっぱなしにしてたら、こないだ、さ……」
 話し続ける理久の言葉を遮るように、将之の指先が頬を滑って唇に触れる。
 驚いたように眉を寄せて、それから少し泣きそうな顔になった理久の顎から、心なしか生暖かい雫がぽたりと
将之の喉元に落ちた。
「予定とは全然違っちゃったけど……ねえ、まーちゃん、殴っても蹴っても半殺しにしてもいいから……お願いだよ、
僕のお嫁さんになって」
 男に向かって嫁たぁ何だ、ふざけるなと罵倒してやりたいが喉に何かが詰まったように声が出ない。
 いや、声が出ないのは理久の口が自分の口に重ね合わされるようがっちりと塞いでいるからだという認識が、
遅れて頭に届く。
 濡れて生暖かい感触は暫し半開きの唇や歯列を舐め回し、次いで歯茎をちろちろとこそばすと、いきなり口の中、
奥深くまで入り込んできた。
「んっ、…んぅ……っ!」
 口腔内の異物を押し出そうともたもた動いた舌は、侵入者であるところの理久の舌に絡め取られるようにして
主導権を奪われる。
 ぬるりとした表面が擦り合わされ、どちらのものか判然としない唾液がぐちぐちと湿った音を立てる。さっき
舐め取られた涙のせいだろうか、うっすらと塩辛いような味。
 これってもしかして、キスってやつをされているのか? と将之の思考が遅まきながらの答えを見つけ出したときには
既に、口内粘膜から与えられる刺激はもはや不快さよりも興奮の方をより強く掻き立てるものへとすり替わっていた。
 頭が再びぼんやりとしてきて、裏腹に体の疼きばかりが強く意識されてくる。
 半ば無我夢中で理久の背に縋り付くよう腕を回し、体を揺すって熱を点された胸を相手の体へ押し付け、下肢を
シーツに、そして脚の間へ割り入れられている手へと擦り付ければ、その発情した仕草に理久の喉がごくりと鳴る
音がひどく近く聞こえた。
「いい……? ね、中に入っても……」
 執拗な口付けをやっとほどいた理久の目には露骨な欲の色が宿っている。
 そして、おそらくは、諾々と頷きながら差し出すように脚を開いて腰を浮かした自分の目にも。

06-816 :皆上将之の災難 12/13 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 21:58:53 ID:3MIz4agk
 ずぷりと、濡れた入口に押し当てられていた熱い塊が体内に分け入ってくる。
「…ぃ……ぁあっ! あっ、くぁっ!!」
 入ってきた瞬間はスムーズに滑るかと思われたそれは、先端を僅かに突っ込んだところで何かに引っかかった
かのように僅か勢いを落とし、次の瞬間更に力を籠めて奥まで抉り込まれてきた。
 ぷつりと糸を切るような感触が下腹でしたと思う間もなく、傷付いた粘膜を擦られる痛みと、体の中を異物に
押し広げられる圧迫感で将之は思わず、変な悲鳴を上げてしまう。
 殴られたり蹴られたり、時には刃物や殴打用の鈍器まで持ち出されるような喧嘩を今までに幾つも
こなしてきた筈なのに、大抵の痛みには耐えられるものと自負していたのに、こんな感覚は想定外だった。
 奥の奥まで入り込んで、突き当たりでじんわりと内壁に押し付けられた硬さはじっと己自身を周りの粘膜に
馴染ませるよう──もしくは形を覚え込ませるように大人しくしている。先程変な感じがした部分は未だに少し
ひりひりしていたが、周囲からどんどんとろみのある体液が分泌され続けるに従って痛みは次第に薄れていき、
替わって掻痒感にも似た疼きが同じ場所から拡がり始めた。
「……そろそろ…動く、よ……」
 しがみ付くようにして自分に覆い被さっていた理久がのろのろと上体を起こす。
 その動作だけで、体の中に入り込んでいる相手の一部が角度を変えて内壁と擦れ合い、ほんの僅かな刺激が
何十倍もの電気信号となって脳裏に突き刺さった。
「ひぅっ!? ……ん、ぁ、ああっ!!」
 将之の両脇に手をついた理久がそっと腰を引けば、ずるずると抜け出て行くものをまるで引き留めたがるように
粘膜のひだは締め付けを増し、摩擦と抵抗の生み出す訳のわからない感覚は津波のように全身を侵蝕する。
 完全に引き抜かれるかと思われたそれは、寸でのところで動きを返し、再び奥深くまで楔を打ち込んできた。
小さく、湿りを帯びた破裂音と共に潤滑液が溢れ出して尻房を伝い、シーツに滴り落ちる。

 熱い。
 苦しい。

 脚の間で理久の薄い腹が動いているのが涙で霞んだ視界に映る。
 筋肉のあまり付いてない胸も、腕も肩も、激しい呼吸に合わせて上下し、熱い汗に塗れている。

 カズが、物心つく前から一緒に遊んで、話して、寝食すらも共にした時間の方が多いはずの理久が、
見たこともない表情で自分を犯している。
 風呂や水遊びの時には見せ合ったりもし、思春期の訪れた頃には聞きかじった知識だけで共に自慰を
試してみもしたりで馴染みがあると言えばそれなりにある理久の一物が、熱く灼けた杭のように自分を
串刺しにして、責め苛んでいる。

 そういえばさっき、こいつは何を言っていたっけ。
 どっちかが女になれば一緒に居られるとか何とか、それじゃあ何時からかは知らないが、ずっと自分のことを
そんな目で見ていたのか?
 生まれてから死ぬまで──いや先のことはそれほど考えてなかったが──たとえ進む道を違えようが、
何があろうとも生涯一番の親友だと思っていたのは自分だけだったのか?

06-817 :皆上将之の災難 13/14 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 22:00:36 ID:3MIz4agk
「……ず………カ、ズぅ…っ……」
 力の入らない声で呼んで、宛てもなく伸ばした手は理久の骨っぽい手に掴み取られ、指を絡めるようにして
握り合わされた。
 その手の向こうにある理久の顔はどことなくしおらしい表情をしていたように思えたが、相変わらず、いや更に
回すような動きまで交えて前後する腰はやはり容赦なく体の中を掻き混ぜているし、自分のそれを握っていない
方の手と来ては太腿から腹を撫でさすり、這い上がった先で執拗なくらい胸乳を揉み捏ねている。
「まーちゃん、今、すごく可愛い……」
 聞き捨てならない台詞を呟いた理久の口元が、一瞬蕩けんばかりに甘い笑みを作り、握られた手に
熱い息が掛かったと思う間もなくその甲から指先まで、あたかも舐め回すような口付けを這わせ始めた。
「や、ゃめ……ろ、馬鹿、ぁ……んぅ……」
 目の前で自分の手指までが犯されているような気持ちになって腹立たしいのに、今すぐにでも止めさせたいのに、
もう片方の手はそれを止めようとするでもなく胸を弄くっている側の理久の腕を滑り上がって肩に縋り、
一方では理久を咥え込まされた下腹がきゅうっと縮こまるような、何か熱いものが脊椎を駆け下りてそこから
溢れ出しそうな感覚が体の中を吹き荒れる。
「…っ、すごい、締め付けてきた……ね、もう、イキそう?」
「ち、ちが…っ、違……う……ぁ、あぁ…ァ……!!」
 頭と肩に敷かれたシーツがぐちゃぐちゃになる勢いで否と首を振り、必死の抵抗を試みるも、もはやそこまでだった。
 腹の奥から生まれた痙攣が腰を震わせ、背筋を跳ねさせて頭の芯にまでがんがんと響く。
 収縮したことで、より内側の理久を喰い締めることになった粘膜はその質量がやにわに膨れ上がったことを感じ取り、
その後に訪れるものを待望するよう歓喜にさざめいた。

 強烈な快楽に揺さぶられ、焼き切れ暗転しようとする意識の縁で、将之は自分の口からひどく甘ったるい
嬌声が上がったことと、体の奥深くに生温かい飛沫が注ぎ込まれ、満たされていくのをぼんやりと知覚した。

          *          *          *          *          *

06-818 :皆上将之の災難 14/14 ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 22:01:07 ID:3MIz4agk
 ひやりと、肌の冷える感触に意識が覚醒へと向かう。
 今は何時なのか。随分と長時間眠っていたような気だるさが体の中にわだかまっている反面、あまり
ゆっくりと休めていないような疲労感が背や腰の辺りを重くしているのだという気もする。
 そんなぼやけた気持ちをこそぎ取るかのごとく、生温かく湿った何かがぞろりと脇腹を拭って動き、
僅かな時間差で気化熱を奪われた皮膚がすうっとして、将之は一気に目を見開いた。

「わ……あ、の……おはよう……」
 まず見上げた視界の中には理久が驚いたような顔をしていて、その薄べったい肩からまっすぐに繋がる
腕の先、骨ばった手にはゆるく絞った濡れタオルが握られ、それが自分の腹の上を丁寧に清拭している。
 瞬間、どうしてそんな事になっているのか飲み込めずに再び目を閉じ、もう少し寝直してしまおうかと
思っている間にも体の表面を撫でるタオルは几帳面なストロークで移動し、だんだんと下腹から脚の方へ
向かい始めた。
 しかし、両足の付け根のあたりをやや躊躇いがちに一往復した後は何故か急に手が止まり、迷うような
気配すらおぼろげに伝わってくる。
 なんで中断してしまうのか、折角気持ちいいのに……と、今や眠りに再侵食されようとしている将之の脳裏は
ぼんやりとそれを訝った。
 無言の催促が伝わったものかどうかは定かではないが、しばしの間を置いて動き出した理久の手は
太腿を外側から辿って汗ばんだ肌をぐいぐいと拭い、次いで下から尻臀を擦り上げたかと思うと、両脚の間の
なんだか奇妙な感覚のわだかまる場所、今気が付いたが変にべとべとした不快な湿り気を帯びているそこに
そっと触れ、うって変わってくすぐるほどの力加減で皮膚の薄い部分をなぞっていく。
 眠りに落ちる前に触れられた時よりもだいぶ遠慮深い動き、しかし何かを思い出しかけた体は過敏に反応して
肌の内側に熱を点し、正体の解らない波が腹の奥底からせり上がってきて──

「………………!!!!」
 
 突然、上体を跳ねさせるようにして起き上がった将之は自分の、未だにそう認識するのは難儀だが
首から下にくっ付いているからには認めざるを得ない、素っ裸の女の体をまじまじと見下ろし、そして今現在、
その股間にタオルを持った手を突っ込んでいる幼馴染の顔を穴の開くほどじっと凝視した。
「……カズ……」
 頭がはっきりしてくると同時に、嫌がらせのような鮮明さで蘇った記憶がみるみる顔に血を上らせる。
 羞恥だとか、驚愕だとか、どうしていいのかわからない戸惑いだとか、ありとあらゆる未整理な感情と思考が
走馬灯よろしく将之の脳裏でちかちかと瞬き、一拍の後に最も大きく膨れ上がったそのうちの一つ、
無二の親友だと思っていた相手に女扱いされあまつさえ体まで繋げられてしまった事に対する怒りが
他の全てを覆い尽くして表層化し、体の動きに直結した。
「……手…っ前ェ…………歯ァ食いしばれ!!」
 鈍い音と共に、女の腕とはいえ、力の乗ったいいストレートを顔面に喰らった理久が吹っ飛んで
ゴロゴロと床に転がる。
 殴ってからはっと気がついて見渡せば、いつもの銀縁眼鏡はベッド脇の棚にちんまりと置いてあったので
将之は心置きなく腹立たしい気分を続行した。
「ふぃ、ひま、くいひはれってひふまへになふったよ!?」
「うるせえ黙れこの強姦魔────!!」
 ぼたぼた垂れる鼻血を片手で押さえながら涙目で見上げてくる理久の反論を文字通り一蹴し、部屋から
放り出した背中に脱ぎ散らかされていた衣服を投げつけると音高くドアを閉め鍵を掛ける。

 合板の向こうで理久が何か言っているような声がしたが、これ以上聞いていたくなくて、両手で耳を塞いだ
将之はドアに背を擦る形でずるずると座り込んだ。
 裸の脚や尻に板張りの床が冷たい。
 思わず腰を浮かしかける姿勢になって、その拍子に体の内側からこぼれ出てきたものがとろりと内腿を伝う
感触にぎょっとする。
 音というほどの音もなく、フローリングに垂れ落ちる薄く濁った液体。


 ひどく情けない気分になった将之はふらつく足取りで自分のベッドへ倒れ込み、もぞもぞと引っ被った布団の陰で
胎児のように丸く、身を縮めた。

06-819 : ◆YOLph2yTEI :2010/07/09(金) 22:04:28 ID:3MIz4agk
とりあえず前半の投下終了です。

行数、ちゃんと数えたのに「文章が長すぎです!」エラーを喰らって
更に分割したから総レス数が1つ多くなりました。
しかも1レス目と2レス目、ナンバリングの位置をうっかり間違えて鳥が変わってしまったという凡ミス。

色々と不手際のおい投下で失礼致しました。

06-820 :名無しさん@ピンキー:2010/07/10(土) 00:18:18 ID:sfSr69kA
GJ!

カズかわええな、おい。

06-821 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 09:22:58 ID:o4naBSgK
面白かったが一つツッコミを
「理久」がなんでカズって呼ばれるのか?

06-822 : ◆YOLph2yTEI :2010/07/10(土) 10:59:22 ID:OXvIF7nB
あ、すみません>>821

カズの名前は門司理久と書いて「もじ かずひさ」と読みます。
漢和辞典の巻末で調べたら、「理」は人名に使う際は「かず」と読んでもおkだそうなので。

06-823 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:07:52 ID:ti9bQf0W
判決:無罪。もしくはもっとやれ。

06-824 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 23:22:28 ID:AKZNfSiI
わっふるわっふる

06-825 :名無しさん@ピンキー:2010/07/13(火) 10:27:43 ID:KJXKRTMi
文章の推敲うまいなぁ

最後のレスの「理久の反論を文字通り一蹴し」なんて「文字通り」って言葉が入っただけで
顔面を蹴飛ばして口を塞いだって言うシーンが見て取れる。

俺だとどうしても冗長に描写してしまいがちだ。
真似させて貰うわ