TS・性転換・女性化小説(非強制) Part4

04-001 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:22 ID:f6NgS9up
強制要素のない「男→女」の性転換ネタのスレです。
男性を無理やり女性化させて屈辱や羞恥を与えるまでもなく
女性化ネタ全体にハァハァしましょう。

2次創作はアリですが、いわゆる「パラレル」ものは不可。
また、再び男性に戻るのも不可。
あくまで♂→♀の不可逆の変化に萌えるということで。

強制、陵辱傾向の強い作品は、姉妹スレの
強制女性化小説ない?Part12
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086265602/
の方が歓迎されます。

このスレッドでは、姉妹スレと比べてソフト、純愛系、願望系、801系の作品が
多くなりますので、物足りない方、嫌悪感を感じる方は姉妹スレへ。

04-002 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:23 ID:f6NgS9up
前スレ
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083409293/
前々スレ
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080320162/l50
前々々スレ
TS・性転換・女性化小説(非強制)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073735277/

その他関連スレッドは、
強制女性化小説ない?Part12
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086265602/3-4
を参照してください。

議論は専用スレ(場合によっては別板に議論スレを立てて)で。
荒らし・煽りはスルーしてください。
なおsage進行でお願いします。

04-003 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:26 ID:f6NgS9up
というわけで、即落ち回避保守。

04-004 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:26 ID:0HwdHcr7
  ながらくご愛顧いただきました、このスレも、本スレをもって終了でございます。

  801巣窟スレにして、板違いのエロなしSS大量投下、加えてコピペ荒らしなど
 
  既に役割と寿命が尽きたようでございます。

  神作品の続きが読めなくなるのは誠にもって、寂寥ではございますが、残り少

  ないスレ寿命……。皆さんの思いのたけを存分にレスしていただき、禍根を残

  さぬように鬱憤を晴らしてくださいませ。また、他スレ、他板に問題を持ち込ま

  ぬよう、くれぐれもお願い申し上げます。

  ありがとうございました。

04-005 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:29 ID:/gc3Jo3X
   8 0 1 叩 き 出 し 強 化 月 間 開 催 中 で す 。 

   み な さ ま ふ る っ て ご 参 加 く だ さ い 。

04-006 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:29 ID:pEEDZ0XT
> また、再び男性に戻るのも不可。
> あくまで♂→♀の不可逆の変化

この部分は問題ありだと思う。

04-007 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:33 ID:SK5OIF1i
>>6
そうですねー。
私もSS書いてて自分自身の作品では不可逆物しか扱ったことはないけど、
TSしたキャラが最後に男性に戻ったり、らんまみたいな可逆変化だったり
するのも有りなんじゃないかと思います。

04-008 :6:04/06/13 03:38 ID:pEEDZ0XT
>>7
ですね。
できれば>>1氏のIDが変わらないうちにここだけ修正入れて欲しいとこ。

言い忘れたけどスレ立て乙。

04-009 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:44 ID:pBNFfI8S
新スレ乙でー

しかし、強制時代から今までほとんど可逆物のSSは書かれたことがありませんよね、そういえば。
どうしてなんでしょうね?

04-010 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:48 ID:t9tj5iWZ
アリスさんのSSでは可逆を匂わせる展開があったけど、男に戻らないことは確定済みだしなぁ。
それにしても、続きが読みたい。もう戻ってこないのかなぁ・・・・・・・・・・

04-011 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:49 ID:pBNFfI8S
>>10
あれはしょうがないですよね、性別変えようとすればLPを大幅に削られるわけですし。

04-012 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 04:09 ID:m1ZFIFoQ
>>9
純粋に面白くないからじゃないの?
哀れな犠牲者としての展開を潜在的に皆求めているわけだし。
だから必ずといっていいほど、「心は男なのに女として扱われるのがとてつもなく苦痛」
みたいな描写が入るんだし。

あくまでも強制・非強制スレに限ってだけどな。
他人の不幸を表現するのに力が入るのは人間の性だから仕方ないけど。

04-013 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 04:22 ID:pBNFfI8S
うーん…。

ちょっと保守に参加しますよ。

04-014 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 04:28 ID:OiQKTc6z
>>1
スレ盾乙です

確かに可逆物があっても良いと思われ
性質的には不可逆のほうが萌えだが・・・

04-015 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 05:59 ID:NCDecVtQ
自分は、可逆物だとコメディーっぽいイメージがある
まあ、非強制だからそれも良いかも

04-016 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 06:00 ID:NCDecVtQ
sage忘れた、すまん

04-017 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 06:26 ID:+gHVoi5J
保守酸化

04-018 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 07:59 ID:1XbqjFR0
1さんじゃないですがテンプレに追加ということで。

二次創作はアリですが、いわゆる「パラレル」ものは不可。それ以外のネタは基本的になんでもアリです。
荒らし・煽りは徹底的にスルー・無視で。(特に801・腐女子云々)
議論はそれ専用スレ(場合によっては別板に議論スレを立てて)ですること。
書き手さんの作品に対して批評することは構いませんが、けなしたりするのは板の雰囲気を悪くし新たな書き手さんが寄りにくくなる原因となりますので、行わないようお願いします。

04-019 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 08:13 ID:MLT8IapM
追加
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 7■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/

04-020 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:01 ID:aKWd1QxF
埋め立て、1000取りは禁止になりました。
ひろゆき殿下直々の御通達。
詳細は→http://www.2ch.net/accuse2.html

04-021 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:23 ID:XQCwe8gJ
>20
6 荒しの定義
何を以って荒しと認定するかについての問い合わせには基本的にお答えしません。
ただし自動的にスクリプトで判断しているわけではありません。
くれぐれもコピー&ペーストを執拗に繰り返したり、同内容の繰り返しを執拗に張りつけたり、
可読性を損なうことを目的に書き込みを繰り返したりしないように注意してください。
次項にもありますが、容赦なく対処します。
保守荒らしや埋め立て、1000取りも無駄にサーバリソースを消費する行為なので、禁止します。

04-022 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:43 ID:Du7GQuKS
可逆好きとしてはちょっと今回の>>1には同意しかねるぞ。

04-023 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:48 ID:OiQKTc6z
分かりやすくするために一度修正テンプレを・・・
ウザかったらスマソ

--------------------------------------------------

強制要素のない「男→女」の性転換ネタのスレです。
男性を無理やり女性化させて屈辱や羞恥を与えるまでもなく
女性化ネタ全体にハァハァしましょう。

二次創作はアリですが、いわゆる「パラレル」ものは不可。
それ以外のネタは基本的になんでもアリ。
荒らし・煽りは徹底的にスルー・無視で。(特に801・腐女子云々)
議論はそれ専用スレ(場合によっては別板に議論スレを立てて)ですること。
書き手さんの作品に対して批評することは構いませんが、
けなしたりするのは板の雰囲気を悪くし新たな書き手さんが
寄りにくくなる原因となりますので、行わないようお願いします。

強制、陵辱傾向の強い作品は、姉妹スレの
強制女性化小説ない?Part12の方が歓迎されます。

このスレッドでは、姉妹スレと比べてソフト、純愛系、願望系、801系の作品が
多くなりますので、物足りない方、嫌悪感を感じる方は姉妹スレへ。

議論は専用スレ(場合によっては別板に議論スレを立てて)で。
荒らし・煽りはスルーしてください。
なおsage進行でお願いします。

04-024 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:49 ID:OiQKTc6z
【過去スレ】
TS・性転換・女性化小説(非強制) http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073735277/
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part2 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080320162/
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part3 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083409293/

【姉妹スレ】
強制女性化小説ない? http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1002/10021/1002186275.html
強制女性化小説ない? Part2 http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1017/10174/1017406685.html
強制女性化小説ない? Part3 http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1027/10279/1027975198.html
強制女性化小説ない? Part4 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1032134486/
強制女性化小説ない? Part5 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1037720935/
強制女性化小説ない? Part6 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1040906334/
強制女性化小説ない? Part7 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1045070923/
強制女性化小説ない? Part8 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061957603/
強制女性化小説ない? Part9 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067058536/
強制女性化小説ない? Part10 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073483120/
強制女性化小説ない? Part11 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082118582/
強制女性化小説ない? Part12 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086265602/

04-025 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:50 ID:pBNFfI8S
姉妹スレの過去ログはいらないんじゃ…

04-026 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 09:52 ID:OiQKTc6z
【関連サイト】
投稿SS・イラスト保管庫 http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
鶏の巣箱 http://yellow.ribbon.to/~torieroparo/

【関連スレ】
この板(エロパロ板)
もし理想の女性に生まれ変わったら… その5 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073416983/l50
らんま1/2 のすばらしき小説木棒 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1010935250/l50
エロ漫画・小説板
TSF(性転換)のネット小説について語ろう http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1072090628/l50
男が美女に性転換されて犯られるエロ漫画 2 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1081174078/l50
リアル系性転換(TSF)小説ネタ専門スレ■ http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1080312726/l50
エロゲー板
性転換(TS)ネタ統合スレッド Part7 http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1074985077/l50
CROWD(クラウド)&ANIM(アニム) その3 http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1075987839/l50
創作文芸板
【リアル?】性転換(TSF)小説【フィクション?】 http://book2.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080607968/l50
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 7■ http://book2.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/l50
【女性化】少年少女文庫・2作品目【TS/性転換】 http://book2.2ch.net/test/read.cgi/bun/1079268531/l50
ライトノベル板
ライトノベルは女装・性転換作品の宝庫♪2冊目 http://book2.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1078005555/l50
沖田 雅~先輩とぼく http://book2.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1075961972/l50
SF・ファンタジー・ホラー@2ch掲示板
♂♂♂性科学SF♀♀♀工口じゃないよ科学だよ http://book2.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076908089/l50
性転換SFを語ろう http://book2.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028624552/l50
半角二次元板
朝起きたら女になってますた http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1077778150/

04-027 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:01 ID:XQCwe8gJ
>>26
book2にあったスレは移転してる

04-028 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:03 ID:dE4CI9AM
だから過去ログとかは姉妹スレにまかせとけって。

>>22
ところで、可逆好きがなんでこのスレに来るんだ?
ここにはめったなことじゃ可逆SSは投稿されないぞ。

04-029 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:10 ID:OiQKTc6z
レス汚しスマソ・・・


    ||
 ノ⌒||^ヽ
彡/∥ ̄ ヽ
 | |`====′
 | |__|
 凵 ##ヽ
 ∪###ゝ
  ^T TT´
   | ||
   「 「 |
   し'し'

04-030 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:13 ID:dE4CI9AM
851 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:04/06/13 09:49
TS・性転換・女性化小説(エロなしOK)
TS・性転換・女性化小説(可逆)
TS・性転換・女性化小説(リアル可)
専用スレのない女性化二次創作スレ(パラレル不可)
専用スレのない女性化二次創作スレ(パラレル可)
TS・性転換・女性化小説雑談スレ(TS好き男専用)
TS・性転換・女性化小説雑談スレ(腐女子専用)

もう今までのに加えてこれぐらい細分化しちゃえ。




ふにゅスレより
ちょっと笑ってしまった。

さしずめここはエロなしOKか?

04-031 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:14 ID:Du7GQuKS
>>23
>二次創作はアリですが、いわゆる「パラレル」ものは不可。
>それ以外のネタは基本的になんでもアリ。
この箇所、過去に何度か質問があったので補足。

本スレでの「パラレル」とはいわゆる学園設定とかそういう話ではなく、
「○○は実は女だった」「○○がもし女だったら・・・」的な
「最初から女」設定全体を「パラレル」とします。」
あくまで男の肉体から女の肉体に「作品中で変化」すること自体に萌えるのが
本スレの趣旨かと思いますので、そういうことで。

>>28
可逆「も」好き。
いつか投下されないかなとか思うわけですが叶わぬ夢ですか。

04-032 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:18 ID:dE4CI9AM
>>31
可能性は少なそうだな。
その辺、>>12の意見にちょっと同意するところがある。
ここまでひどい言い方はどうかと思うが。

04-033 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:25 ID:s3ZlEp44
以前に貼られていたものだが、ttp://www14.big.or.jp/~yays/yays.html
ここに書かれているような「女性化による優越性の獲得」をテーマにした物には萌えない連中が大多数なんだろうな。
内心女性を見下してるが故の現象か・・・?

04-034 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:38 ID:wtUBrOaX
陵辱でも強制でもないんだけど、多少のアブノーマルな暴力表現があったり、
男→女だけでなく女→男の描写もあるSSは、ここで投下しても大丈夫なのかね?

04-035 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:43 ID:dE4CI9AM
>>34
余ってるし、まずは前スレに投稿してみたらどうだろうか。

04-036 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:59 ID:OeLY/hSZ
女→男は勘弁

04-037 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:02 ID:XQCwe8gJ
>>36
女→男だけじゃなく男→女もあるんだから、スレ違いではないと思われ。

04-038 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:06 ID:0FEWOdEl
>>34
少しでも暴力描写のあるものはこのスレでは禁止です。
あくまでもマターリした描写と世界観で。
あと、女→男は男体化総合スレでお願いします。
これ以上ここを荒らさないでください。

04-039 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:07 ID:XQCwe8gJ
>>38
入れ替わりもNGだというのか?

04-040 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:17 ID:0FEWOdEl
>>39
NGではありませんが、その場合女→男の描写はカットしてください。
あくまでもここは「男性が女性になることに萌えるスレ」です。

04-041 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:26 ID:XQCwe8gJ
つまり男→女視点だったら女→男があってもいいという事だな

04-042 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:33 ID:MLT8IapM
勝手に仕切ってる香具師がいるな。

04-043 :34:04/06/13 11:34 ID:wtUBrOaX
スレタイにある”非強制”は、”本人の意思で性転換”、
あるいは”これといった意思があったわけではないけど嫌がっていない”と言う意味ぐらいに考えていたんだけど、まずかったかな?
第三者による性的暴行とかじゃなく、例えば恋人同士でロープとかろうそくを好奇心で使っちゃったりとか、
元男性、ってのを強調するために性描写を排除した上での暴力的言動を入れた方が、盛り上がるかなあと思って。
あと女→男は、女+男性の生殖機能ぐらいなんだけど、それでも見たくない?
スレタイに”女性化”って入ってる以上それがメインなんだろうけど、訊いてみる。

04-044 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:37 ID:s3ZlEp44
結論:自治厨が居座ってるこのスレより姉妹スレに投下したほうがマシ

04-045 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:41 ID:s3ZlEp44
sage忘れすみません

04-046 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:43 ID:0FEWOdEl
姉妹スレに投下してくれたほうが助かります。
ここには☆さんがいますしね。

04-047 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 12:03 ID:MLT8IapM
しっかりヲチされてる。
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 7■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/

04-048 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 12:15 ID:ny187o0Q
おまいら荒らしに耐性なさすぎ
ここは非強制ならパラレル以外なんでもありだろ

04-049 :18:04/06/13 13:15 ID:XRUECRUl
>>40
カットは言い過ぎ。ある程度の描写はいいんでない?
あくまで女体化メインで、そっちの方が必要以上に目立たなければ。

>>43
今までたまたま純愛物、ソフトな作品しか投下されなかっただけで、別に(パラレルを除く)それ以外の傾向の作品を投下しちゃいけないってわけじゃないと思うのですが。
基本である「非強制でパラレル以外」さえ守られてるなら、なんでもOKかと。
あと女+男の生殖機能だとふたなりになって板違いのような気がしなくもないが、女体化部分さえあれば良いと思いますよ。

なんでもかんでも制限つけると書き手の方がやりにくくなるし、新規の人間が来なくなるからやめましょ。

04-050 :18:04/06/13 13:18 ID:XRUECRUl
そっちの方が~って書いたけど、その「そっち」というのは男体化の方ね。
なんか勘違いされそうな書き方になってスマソ。

04-051 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 13:47 ID:SK5OIF1i
ところで後々に備えて、スレ内の揉め事を話し合ったりスレの方針を確認
したりするための議論スレッドを立てておきませんか?
ID強制表示の板で、発言に際してはトリップ必須というルールで、エロパロ
板TSスレを対象とした議論スレを立てることを提案します。

SSの投下を妨げるほど議論の応酬が続いてしまった場合、「スレ違い。議論
をするなら×××のスレへ」と誘導できる利点は大きいかと。

04-052 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 13:50 ID:NBr38fHk
というか、既に☆だけ分離した方がいいんじゃないの?
本当は、☆の原理信者だけ分離したいところなんだが・・・・

04-053 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 13:52 ID:NBr38fHk
>>51
それは、暗黙でふにゅが引き受けていたような経緯があるんだけど、板を超えるのが適当かどうかは疑問だな。
つーか雑談スレに誘導すれば?

04-054 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 13:59 ID:ci+SgwFi
>>46
もういないよ。

04-055 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 14:01 ID:2u02CoMf
>53
あそこは「ID強制表示」じゃないでしょ?
だからあそこまで混沌としてるんだし(重複投稿・発言操作 などなど)

また、雑談スレに誘導するには「なりきり」問題と同じくらい問題視する人が多いから、収拾がつかなるかもしれない。
・・・からじゃないのかな?

・・・横から口出して申し訳無いとは思うけど。

04-056 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 14:02 ID:SK5OIF1i
この話題のあいだはコテハンで発言することにします。

>>53
雑談スレで延々と議論を繰り広げたりすると、他の板住人からTSスレうざい
と無用な反発を買うことになる恐れが。そうでなくとも特定スレ住人が雑談ス
レを占拠する事態はあまりよろしくないような。

また>>47のスレ(ふにゅスレ)はID表示がないため、議論目的には不向き
なようです。みたところレスももうすぐ900番台にいきそうですし。

自分が考える選択肢としては、以下の3つです。
1.エロパロ板にスレを立てる
2.ネットウォッチ板にスレを立てる
3.したらばでスレを立てる

ほかにいい考えがあったら教えてください。

04-057 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 14:02 ID:2u02CoMf
>54
本人?

じゃないなら、根拠無い事を断定しないほうがいいですよ?
また荒れるから。

04-058 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 14:09 ID:gUFty8IH
不毛な争いはいつまで続くのだろうか…

04-059 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 14:42 ID:FOnVeLJr
お子様だから、不毛なの☆

04-060 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:00 ID:FOnVeLJr
:.,' . : : ; .::i'メ、,_  i.::l ';:.: l '、:.:::! l::! : :'、:i'、: : !, : : : : : :l:.'、: :
'! ,' . : i .;'l;' _,,ニ';、,iソ  '; :l ,';.::! i:.!  : '、!:';:. :!:. : : : :.; i : :'、:
i:.i、: :。:!.i.:',r'゙,rf"`'iミ,`'' ゙ ';.i `N,_i;i___,,_,'、-';‐l'i'':':':':‐!: i : : '、
i:.!:'、: :.:!l :'゙ i゙:;i{igil};:;l'   ヾ!  'i : l',r',テr'‐ミ;‐ミ';i:'i::. : i i i : : :i
:!!゚:i.'、o:'、 ゙、::゙''".::ノ        i゙:;:li,__,ノ;:'.、'、 :'i:::. i. !! : : !:
.' :,'. :゙>;::'、⊂‐ニ;;'´          '、';{|llll!: :;ノ ! : !::i. : : : : i :
: :,' /. :iヾ、   `        、._. ミ;;--‐'´.  /.:i;!o: : : :i :
: ; : ,' : : i.:      <_       ` ' ' ``'‐⊃./. :,: : : O: i. :
: i ,'. . : :',      、,,_            ,.:': ,r'. : , : : !: :    >>59
:,'/. : : . :;::'、     ゙|llllllllllllF':-.、       ,r';、r': . : :,i. : ;i : :    あやまれ!!
i,': : : :.::;.'.:::;`、    |llllH". : : : :`、    ,rシイ...: : ; : :/:i : i:!::i:     それはパイパン女性の
;'. : :..:::;':::::;':::::`.、  |ソ/. : : : : : : ;,! ,/'゙. /.:::: :,:': :./',:!: j:;:i;!;      冒涜だ!
i. : .:::;:'i::::;':::::::::i::`:.、;゙、';‐ 、,;__;,/ノ  . :,/.:::: :/. : :/.:::i. j:;;;;;;;;
l .:::;:'::;':::;':::::::::::i::::i::`:,`'-二'‐-‐''゙_,、-.':゙/.:::: ;ィ': : :/.:::::i: j、;;;;;;;
.:::;:':::;':::;'::::::::::::::i:::i:::::..`'‐、、、-<゙.::::::::/.::: ://. : /.:::::::i :j::.'、:;;;

04-061 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:01 ID:FOnVeLJr
ひまだ……

04-062 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:04 ID:wTDVF9cs
何か論点というか議論すべき問題があるのか?
荒らしたい奴が意味不明な難癖をつけてスルーできないアホが
それに反応するっていう悪循環に陥っているだけだと思うが。

前スレにも書いたが明らかな板違いやスレ違いなら
そう思った奴がガイドラインに沿って削除依頼を出せば済む事だと思うが。
その発言にレスがつかなかった事と明確なアクションが無いことから
俺は、腐女子とか801だとか意味がわからない書き込みを荒らしと見なしてるんだがね。

04-063 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 15:22 ID:SK5OIF1i
>>62
そういう悪循環を防止する装置として議論スレの設置は有効だと思いますよ。
少なくとも議論の応酬でSS投下が妨げられる現象を多少なりとも緩和できる
なら、それだけで価値があるんじゃないでしょうか。

論点ということでは、真面目に議論してもいい論点はいくつかあると思いますよ。
たとえばSS投下する前に、どこまでが「強制」でどこからが「非強制」なのかを
議論スレで確認したりとか。

04-064 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:23 ID:ny187o0Q
>>62
禿同

下手な煽りとそれに反応する香具師ウザ杉
スルーすればいいのに、スルーできないから

04-065 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 15:24 ID:gUFty8IH
>>59
そりゃ無毛だろ

04-066 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 15:35 ID:SK5OIF1i
煽りをスルーできない人が出てきたときに「議論は議論スレへどうぞ」と
誘導できるのは大きいと思うんですが、どうでしょう。

自分の提案としては>>51>>56の通りです。

04-067 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 16:31 ID:XQCwe8gJ
議論スレはあった方がいいかも。

>>56
立てる板は1か3
2だとヲチ板住人が釣りにくる可能性があって危険。

04-068 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 16:44 ID:SK5OIF1i
>>67
なるほど、たしかに2は危険ですね。
無難なところで、3のしたらばに板借りて議論スレ立てるのがよさそうかな。

それなりに多くの板住人に賛同さえしてもらえば、したらば借りたり議論
スレのテンプレを考えたり、面倒くさいところは自分が引き受けていいと
思ってます。

04-069 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:33 ID:TqCaVe2A
議論厨は誘導できても、故意犯の荒らしは、粘着し続ける。

終わったのさ、このスレが・・・・

04-070 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:53 ID:9kbCA715
>>69
それこそ徹底してスルーするしかないんじゃないかな。
他所のスレで、ずーっと定期的に同じこと煽ってくるバカがいるんだが
気持ちいいくらいに誰も相手にしない。しかも下げるとIDわからない板でだ。
案外何とかなるものかもよ?

04-071 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:56 ID:ny187o0Q
おまいら、新スレで言い合うより、前スレで言い合いつつ埋めろ

04-072 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:05 ID:40uRWsHL
純粋にSSを楽しみにしている読者としては、やはり建設的な議論以外は
他所でやって欲しいと思います。
職人様をいやな気分にさせるような発言もやめて欲しいです。
当スレを愛する人間だけでまったりとやっていければいいのに・・・
つくづくそう思います。

04-073 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:45 ID:lOIz5nPm
ただな。結構よく粘着荒らしがやる手段なんだが、煽った後、IDを変えて、
反応する香具師を複数自作自演するということがよくある。
そうなるとスレが荒れているように見えて、荒らしを目的とする香具師は喜んで参加し、
常連は足を遠のかせる。
これを防ぐ手段はないに等しいんだが、議論スレを作ってもその繰り返しで無意味化するだけじゃねぇかと思うんだよな。

04-074 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:57 ID:OfiEhXl7
まぁ、あれだ。原因を取り除かない限りはいつまでもそれは続く。
荒らしはゴキブリと同じで、一度そこにエサがあると知ると暫くはそこに留まり続ける。
しかしエサが無くなれば、どこかへ行ってしまうものさ。

04-075 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 20:03 ID:XQCwe8gJ
>73
やらないで無理だと言うよりは、とりあえずやってみた方がよくね?

04-076 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 20:11 ID:Vws6kELF
>>72>>75は議論スレ新設に同意していただいてると考えていいでしょうか?
スレ立てるのは簡単なんだけど、スレ住人の人々の後押しがないと立てただけ
で終わってしまいますので、議論スレの新設に賛成の方はぜひ明示的に賛成
の意思表明をお願いします。

04-077 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 20:40 ID:wTDVF9cs
議論スレを作ってくれるのは、ありがたい。
あと、強制と非強制について議論したりするなら
姉妹スレにも挨拶しといた方がいいかもね。
議論スレを共通の物にするのも手ではあるし。
勿論、合意を事前に得ておくのが前提だが。

まあ、両方見ている奴も多いだろうけど…。

04-078 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 20:41 ID:WNN7xSFu
俺はいっそのこと本スレもしたらばに移行してもいいんじゃないかと思う。
ああ、でもそれだと新しい職人さんが現れずらいか。
とりあえず賛成>>76

04-079 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/13 20:46 ID:Vws6kELF
>>71さんのいうようにこの話題に関しては、旧スレが生きてるあいだは旧
スレに移動して続けましょうか。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083409293/

04-080 :名無しさん@ピンキー:04/06/13 21:47 ID:Y+p0vxKH
>>63
>強制非強制
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080288073/729

……ここにあるような人間が出てきて
大量自演で全てを水の泡にするのがオチさ つД`)
つうか俺以前やられた。

04-081 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 16:19 ID:VsXDG5J3
なんだこの大漁のレスは!
神が帰っちゃっただろ馬鹿!

数少ない俺の楽しみを(ノД`)

04-082 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:09 ID:/rr2U+hr
☆氏の様なエロ無し長文作品が読みたいんだったらふにゅスレへ。ここにいるべきでは無い。
他のネ申もこの議論がおさまった頃には出てくるだろう。
要は☆氏には別スレに行くか何かして貰うしか無いだろう。エロ無しはスレ違いなんだし。又はホームページを作るか。
ホームページを作れば☆氏のSSを楽しみにしてる人が読めなくならずにすむし。ほぼエロ無しで大量投下(占領)されると他の職人さん達も来にくくなるだろうし、エロ無しだけで容量が喰いつくされるのはこっちにとっては迷惑だし。

04-083 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:14 ID:okEwjI7B
>>82
また荒れるようなこと書くな

04-084 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:18 ID:vlSHIdiB
>>83
放置放置

04-085 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:20 ID:J6l7bDMJ
>>83
厨に反応する人も厨。 いい加減荒らしにレスつけるのやめようよ。

04-086 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:32 ID:OqpIycvn
>>82
漏れが楽しみにしてるのは、☆じゃねえんだよ

04-087 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:18 ID:X9Lfmk6O
☆でも☆じゃなくてもいいから誰か投下しやがれ!



・・・スイマセンスイマセンオナガイシマス

04-088 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:20 ID:OwG2b5xs
>>86
誰を待ってるんだ、藻前は

04-089 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:30 ID:VsXDG5J3
>>86
んな事知らねえよ。
お前のスレじゃねえんだよヴァカ。

☆様。お気になさらず、いらして下さい。

04-090 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:38 ID:Okm+chPf
誰も待ってない

04-091 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:42 ID:atiNASPW
一つも投下しないでレスが続くとは・・・

漏れも何か書こうっと♪

04-092 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:43 ID:saV8ndfD
>>82=86=90
ID変え乙(プ

04-093 :名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:59 ID:MJVm6a1A
>>92
荒らしたいの?

04-094 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:30 ID:QoYtsDCt
今、整理中なんだが
KINO氏のSSどうしようか…

倉庫にいれた方がいいか?
それとも、別スレに移ったから保管しないか

04-095 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:38 ID:IK91rFOL
>>94
いっそのこと、男体化スレのSSも入れちゃったら?

04-096 :18:04/06/15 00:44 ID:ZRx/k2yc
>>94
途中まで連載してたから、倉庫に入れてもいいんじゃないですか?

ここのスレの最初の方で議論になってた、可逆物でわすがに女→男が入ってる小説(あくまでメインは女体化)を今書いている途中なんですが、完成した際には投下しても問題ないでしょうか?
なんでもアリって前に自分で書いたけど、やっぱ不安になってきたんで。

04-097 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:47 ID:7BP0D3Fg
だめ

04-098 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:50 ID:3FK1cdkf
>>94
お疲れ様です
ここに投下してくれた分は当然こちらかと・・

しかし自分的には、三大神そろって
またここで輝いて欲しいものなんだが

04-099 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 00:58 ID:QoYtsDCt
途中で終わるのも気になるんで
一応、こちらに掲載したのと男性化の方も保管します

04-100 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/06/15 01:26 ID:m42h8kpo
>94
保管はお任せします。自分のサイトにも入れてるので。


>98
二次はやっぱし、居辛いです。どうしたって801っていわれるしねぇ。
ただ、PCが初期化しちゃったんでどっちにしろ書き直しなのですが。

04-101 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 02:29 ID:IK91rFOL
見た感じまともな意見を言ってる奴に味方しちゃいけませんかそうですか。
だからさっさと議論スレ立てろと。

04-102 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 03:14 ID:IK91rFOL
もう議論なんて嫌だ。
なんで片方がもう片方を全否定するんだよ…
あれじゃ負けた弱者がキレて強者になって元強者を全否定して争いの繰り返しだ。

04-103 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 03:45 ID:IK91rFOL
前スレあと1KB

04-104 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 04:10 ID:Toz2mZUG
つか、勝ち負けって何? ほとんどの住人はSSが読みたいだけだよ。
そんなものにこだわって議論し続けてる椰子は、馬鹿じゃないの?

SSと、書き手の意欲が高揚する感想と、業務連絡(リンク、管理庫等)以外は
このスレにまったく必要ないよ。 荒らしも、議論も、雑談も同レベルで邪魔。

はっきり言って今このスレが荒れてるのは、荒らしの陳腐な煽りに釣られて反応した椰子のせい。
議論になりそうだなーとか、自分とは考え方が相容れないなーとか思ったら、レスつけずにスルーすれば良いじゃん。
いつまでもアフォに踊らされてたら恥ずかしいよ。 そろそろお開きにして、スレを正常化させようよ。

>>100
二次でも、801でも、リアルでも、入れ替わりでも、エロなしでも、男→女の性転換小説だったら何でも投下して良いと思う。
読み手の好みなんて気にせず書きたいものを書いたら?  気に入らなければ読み飛ばすだけだし。 気に入れば感想をつけるだけ。 ただそれだけのこと。

04-105 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 04:13 ID:o7xgTMci
最近、時間になると急に伸びるようになったよな。このスレ。

04-106 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 04:52 ID:2P4Y9hYs
> ID:IK91rFOL
おまえも色々と条件反射的に構いすぎだ。
このスレの何割の発言が、自身の発言とそれへのレスなのだか考えれ。

04-107 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 07:38 ID:8DdPENFZ
漏れも☆を待っているわけじゃないが、別に、それだから追い出すという必要も薄くないか?
☆が、自分が投下するとこのスレの正常化が不可能と判断して、自分でHP作ってそこに連載を続けるというならともかく、
積極的に追い出すのは、ほかの職人さんがSSを投下するのをためらわせてしまうだけだろう。

なお、参考までに言うと、漏れはアリス待ち。

04-108 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 10:51 ID:DuwOQZVy
いいから、元男×女スキー君はそっとしておいてやれ
周囲の意見を取り入れて変化する事ができないかわいそうな香具師だから。
自分のいってることに破綻があることも当然気付けないし、まして他人の意見を
理解して自分の考えを改める事はできないんだから。
彼いわく人間は変化しないそうなんでな。他人はいざ知らず少なくとも彼はそうなんだろう。
一切無視して、関係のない雑談でもいいから3倍以上違う事を話せば影響は薄れる。

という事でSS希望。単発でもOKっすよ

04-109 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 12:56 ID:0M3Mlzlt
結局、朝まで3スレで「科学的」論争してたわけか。
嗜好を「科学」って言いかえる人に、みんな釣られ杉。

誰かの言う「科学的」が本当に科学的に正しいか正しくないかもどうでもいい。
別に性科学者の学会じゃないんだし。
DSM-IVとか現実の性転換,半陰陽,GID,同性愛とかどうでもいいでしょうに。
(DSM-IVに関しては名称にこだわった自分にも責任があるけど。)

このスレに投下されたSSは基本的にSF/ファンタジー系なのだから。
すでにその時点でフィクションなわけで、別に科学的には嘘で全く問題ないわけだし。
仮面ライダーを見て、あのキックの角度は科学的におかしいって言うのと同じだ罠。

「科学的」な事はSS作家が味付け(フレーバー)程度に使えばいいわけで。
SS作家の書きたいことよりも「科学的」事実(?)を優先させるのはまずいでしょう。
(「科学的事実」優先の、ハードSFを書きたいとSS作家が言うなら止めないけど)

スレ趣旨に合ってて嗜好に合わない作品はスルーするのが筋だし。
いや批評するのはいいけどね。嫌悪感まで示すのはちょっと。
某ドラえもんスレなんてスカトロ投入されても生暖かく見守ってるし。

プロの作家には、間違ってると分かってても、わざわざトンデモ理論を使う人もいるわけだし。

04-110 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 17:37 ID:14O2Y1D6
微妙にズレてるかもしれないが、どこかに脳の構造がうんぬん、精神構造がうんぬんに関して。
男の記憶・精神を保ったまま体が女に変化した、という大前提がないとTS娘では無いと思う。(強制・非強制問わず)
議論を始めた人たちはこの前提を忘れてる、あるいは無視してるように思える。
男としての記憶が消えているのなら、それは記憶喪失の女と全く変わらないわけで。
女の体・感覚に引きずられる男の心理描写があるからこそTSネタなんじゃないの?

心が男で体が女の恋愛(性欲)対象は男女どちらでもおかしくない。
TS娘は男であり女でもあるのだから。

何が言いたいかというと、SSキボン。

04-111 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 19:23 ID:v+VZjxTQ
>>109
そのレスも釣られ杉
釣りと認定したならわざわざ針にかかって走り回らないでくれ

04-112 :名無しなTS娘:04/06/15 19:42 ID:k/c/PVfW
あ…あの…
議論している最中で悪いですが、…み、皆さん、またーりしましょう…ね?
あまり議論ばかりで…む、無視されても…寂しいし…///

04-113 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 19:51 ID:6DovD8Rs
またーりしましょう
あちらのスレを見たけどこちらに投下してくれる職人さんが居そうな気配がするし・・・ね

04-114 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 20:02 ID:0M3Mlzlt
>>111
一応昨晩2時台に「釣り」認定発言して寝たんだけど、
そのまま朝まで釣られ続けてた人達を見てちょっとあきれたので。

気を悪くされたならスマソ

でも、一応「性科学」論争は無意味って言っとかないと、
また荒らしと同じ土俵に上がる人が出かねないから。

まあ私自身が自治厨だということは、わかっちゃいるんだけど、
どうしても注意してしまう。スマソ

04-115 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 21:27 ID:kWXfY7jx
皆さん落ち着いて。

オ茶ドゾー
    旦~ 旦~ 旦~ 旦~
 旦~     旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ ドドドドドド
       ヽ )ノ    旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
旦~  ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
     /. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~ 旦~
 旦~     旦~ 旦~ 旦~ 旦~
     旦~ 旦~ 旦~

04-116 :論述式:04/06/15 21:51 ID:haV4K63V
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs01/data/TSIMG_000013.jpg
上の画像を見て状況を想像し、萌え萌えなSSを800字以内で仕上げなさい。(50点)

*なお800字で足りない場合は試験官に申し出ること。

04-117 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:17 ID:a6p/WV9u
>>109
いい加減議論はせいぜいしてますので、ずっと黙っているつもりでしたけど
リアル派の所為にされてそうだから、一言だけ言わせて貰います。

はっきり言うと、たいして内容も知らないくせに
勝手に都合よく現実にある用語だけ持ち出して
DSM-ⅣやGIDやISやゲイやビアンとか引用して
偏見まみれの主張をされると非常に迷惑です。

普通に考えれば、分かると思いますが
ビアンスキーの話は彼の脳内から生まれた空論なので
あれを現実的・科学的という言葉で表して欲しくありません。

それにリアル派と言うのは、あくまで現実の考証に基づく
科学的、医学的、SF的な性転換ものが好きと言うだけで
単にリアリティー萌えを楽しめる人達のことを表したに過ぎません。

作品に独特の味を加えるために、現実を利用するけれど
あくまでもそれは作品を良くする為にするだけの事。
それに縛られて他の関係ないジャンルの作品にまで
リアリティーを要求したりはしないし、あれこれ口を挟むのは
マナー違反だと言うことくらい弁えています。

何が言いたいかと言えば、一部の狭量な他者を批判する人の意見だけを見て
全体を判断しないようにして頂きたいと言うことです。 リアル派からのお願いです。

04-118 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:21 ID:a6p/WV9u
長文&蛇足議論で失礼いたしました。

04-119 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:25 ID:/j5JEkTu
連載されていたSSはマターリと穏やかだったり、微笑ましかったり、泣けるようなドラマ
だったりするのに、どうして住人?は争いが好きなんだろうか?
それがとっても不思議なのだが・・・・・(´・ω・`)

04-120 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:39 ID:a6p/WV9u
>マターリと穏やかだったり、微笑ましかったり、泣けるようなドラマ

そういう展開を受け付けない人から、野次が飛んだものと思われます。
どちらにしても、TS小説業界には攻撃的な人が多いのでしょう。 残念な事ですが・・・。

04-121 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:44 ID:49IJwhwZ
>>120
>>そういう展開を受け付けない人から、野次が飛んだものと思われます。
そして、その野次に必要以上に反論してる奴が多いすぎ。
正直、このスレほど荒し甲斐のあるスレは無い。

04-122 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:56 ID:+xouJZAd
まだやるのかよ

04-123 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 22:57 ID:jOovjHAI
議論スレ早くカモーン、、、

04-124 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:07 ID:BtlpOnhN
>>121
お前みたいな糞がいるから…(ry

04-125 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:08 ID:BtlpOnhN
>>122
本番は深夜にあるのでは…

04-126 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:27 ID:rjxFU9h/
今夜の会場はここです。昨夜のアフォがここにいます。
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1079268531/

04-127 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/15 23:30 ID:haV4K63V
>>123

いま議論スレ準備中です。もそっとお待ちを。

04-128 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:36 ID:rjxFU9h/
議論スレが立ったら、ここは投下専用にしようぜ。
感想も議論スレで。

04-129 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:44 ID:BtlpOnhN
本当に議論スレがいるなら漏れが立てるが…  実際の話、どうなんだ?
漏れは議論なんていらんし、SSさえ読めれば自分のTS論など語る気もおきないが

それに自分の趣味嗜好をみんなに話し、似たような嗜好を持つ仲間を見つけるのであれば良いが
他人の嗜好についてあれやこうや指図する気はないし、自分の嗜好を他人に否定されるのも嫌な感じだ。

どうあっても平行線にしかならない、趣味の違いについて議論するという事は、お互い遺恨を残すだけだと思うがな。

04-130 :名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:57 ID:haV4K63V
テスト。
http://jbbs.shitaraba.com/study/4613/

04-131 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/15 23:59 ID:haV4K63V
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/l100
急いでしまったのでいろいろポカがあるかもしれないですが、なにはともあれ
専用議論スレを立ち上げてみました。
有効利用してもらえたら幸いです。

合言葉は「議論スレ逝け」で。

04-132 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:19 ID:wEWROre1
>>131
乙です。

>>129
同意。漏れも何度か議論スレ立ててそっちでやって欲しいと言ったことあるけど、
今まで議論に参加したことは一度もないし、スレが立ってもしようとも思わない。
TSかくあるべし。みなそれぞれに思うことはあるんだろうけど、百の理論を言うより
一篇のSSを描く(投下される)ことの方がはるかに価値が大きいと思いませぬか?
だから多少のスレ違い、エロが薄い云々は自分ではいっさい気にしていません。
むしろただで良いもの読ませてもらえるなんて感謝してもしきれないぐらい。
だからそれでもうんちく述べたいという人は多いにそちらでやっていただきたいと
いうのが本音。
それと、議論スレ立てるのなら感想もそちらでというのには承知しかねまする。
何故なら2CH形式の魅力は、書き手と読み手のコミュニケーションがダイレクトに
取れること…すなわち読み手もスレの一部になれるという部分が大きいと思うから。
正直、自分が感想を言ったら職人さんからのレスが欲しいし、場合によってはそれで
創作のイマジネーションの手助けになれるかもしれないからね。
だからSSと感想、そして投下のすきまを住人同士がTSネタ雑談でマターリと埋める。
これがスレ運営に関する自分の希望であります。

04-133 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:20 ID:xhtCSJJq
では早速w
>>132
議論スレ逝け

04-134 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:25 ID:hOS0Sx9q
でも、いきなりしたらばにするのもどうかと。
管理人にはIPが明らかになるわけだし、
もし荒らし自身が立てたりしたら、SS作家なりのログを荒らしとしてプロバイダに提出する事もありえるかもしれない。
トリップなんていくらでも作れるわけだし。

・・・いや、以前ぷららスレでマァヴに向かって意見吐き散らしてたら、勝手に荒らし扱いされて一時的垢停止喰らった事があって・・・

04-135 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:26 ID:+vuW9Kcn
>>133
早速のツッコミにワラタ

04-136 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:27 ID:xhtCSJJq
>>134
ふにゅがあるじゃないか

04-137 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:30 ID:hOS0Sx9q
>>136
あそこは議論スレじゃないだろ。
ヲチスレ。

04-138 :ログ鳥 ◆Ht3xYEg5RU :04/06/16 00:30 ID:ErF1PWui
◆3h6K3h2LvM 氏
スレ盾乙です

これで、本スレがSS投下で統一されることを祈るばかりです

04-139 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/16 00:35 ID:+vuW9Kcn
議論スレが立ったからといって、荒らし煽りがなくなるわけじゃないんですが、
少なくとも煽りにマジレスしてしまってる人を誘導してあげることはできます。
誘導が入ってもなお本スレで議論を続けてる人はもはや意図的な荒らしの
片棒担ぎとみなして他の住人全員でスルー……
そんな形のコンセンサスができてきたらいいなと思ってます。

てことで以降、議論スレに関する議論はなるべくこちらでお願いします。
エロパロ板のTSFを議論スレver1
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/

04-140 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 00:46 ID:hOS0Sx9q
議論スレに関する議論?

04-141 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 01:34 ID:a9Kkmhsz
>140
◆3h6K3h2LvM さん。
スレ立て、お疲れ様でした。

これで少しは落ちつく…かな?

04-142 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:21 ID:B3KWljg8
>>116
「ここで、いいのかな」
恐る恐る、『そこ』に触れながら、Sは必死に冷静を装いTに訊ねた。
「う、うん。合ってる。……それじゃあ、その……」
「う、うっうん。いくよ?」
「お、おう。た、頼む…」
「本当に、入れちゃうからね!?」
「だ、だからっ! いいって言ってるだろ!? はやくしろよっ!?」
男だった頃の低い響きは影も形もなく、切羽詰ったTの声は女のそれ以外の何ものでもなかった。
「よ、よ、よしっ。ぃいくよ…」
「……! あっ、やっぱだめっちょっと、あっ、あっ!? あぁっ……」
「入ったよ…」
「ううぅ……。何か…挟まってるよぉ……」
「仕方ないよ。だって、実際そうなんだからさ。それにしても……タンポンを他人に入れるなんてこと経験したの、僕くらいのものだろうね」
そう、Tは生まれて初めてタンポンを入れて見ることにしたのだった。
ナプキンは既に使ってみたが、折角だから自分に合ったものを使った方がいい、と女性化してからも親身に相談に乗ってくれたFと言う女性にアドバイスされたのだ。
だが何分、女性になってから日も浅いTは、例え自分のものとはいえ、女性器の扱いに慣れていなかった。童貞だったし、自分の身体についているからこそ、下手に触るのが恐ろしくもある。
そこで昔からいつも一緒で、信頼出来る友人のSに、予行練習を代わりにしてもらうことに『勝手に』決めたのだった。……無論、生理真っ最中ではない。
たまらないのはSの方だった。Sとて男なのだから、人並みの性欲はある。……というか、内に篭もりがちな気性も相まって、頭の中ではヤリヤリの、ムッツリスケベなのだった。
そこに飛び切りの美少女になった挙句、童貞工房には未知の世界である女性のアソコを丸出しにして、その上タンポンを『入れて』と来たものだ。
さっきから平気なような顔を作っているSだったが、内心、昔から鋭いTには何もかもばれているんじゃないかと戦々恐々だった。

04-143 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:22 ID:B3KWljg8
>>続き

「ん…何か、慣れてきた、かな? これなら入れてても大丈夫かも…」
さっきから脚を開閉したり、恥丘を撫でたり叩いたりしていたTは、安心したように、にこっ、と笑った。
「ありがとなS。こんなこと頼めるの、お前ぐらいしかいないからさ…」
「べ、別に。こんなことぐらい、言ってくれればいつだってやってあげるから」
「そっか。…へへへ。お前がいてくれてよかったよ。さすがにFさんにこんなこと頼むのは気が引けるからな…」
「……あのさ、T」
つばを飲み込む音が耳障りなほど大きく聞こえた。
「何でFさんじゃ駄目で、僕なら、いいの?」
「……? だって、Fさん女じゃん」
当然、と言う口ぶりでTが言い切る。
「やっぱさあ。まだ女に見せるのは、抵抗があるんだよな…。S相手ならさあ、何か一緒に風呂入ってチンコ見せ合ったりしたじゃん? その延長って感じで、気が楽なんだよな」
……気が楽?
「何だよ変な顔して?」
「えっ!?」
そんなにはっきりと顔に出てしまっていたのだろうか? Sは慌てて話題を逸らそうとする。
「そ、そう? ちょっと昨日のテレビのこと思い出してたからさ。そういえば最近……」
Sの声は数秒と経たずに尻すぼみに消えていった。

04-144 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:23 ID:B3KWljg8
「……ふ~ん?」
Tが、Sを見てニヤニヤと笑っていたからだった。
「つまり、あれだ……」
TがゆっくりとSの方へ近付いて来る。
「S、お前……俺のま○こ見て興奮したんだろ~?」
間違っているようで、むしろ正鵠を射ていたかも知れない。
全身の血液がごうごうと音を立て、一斉に顔面へ殺到した。
「ちが――」
「このムッツリ野郎めっ。道理でさっきから俺の下半身をじーっと見詰めてると思ったんだ。おらっ」
Sに飛び掛ったTは、有無を言わさずSの股間を鷲掴みにしていた。
「わっはっはー! どうだ気持ち、い、ぃ……あ、れ……?」
ぎ、ぎ、ぎ、と音が鳴りそうなほどぎこちなく、Tの顔が、頭上にあるSの方を向いた。その、上目遣いの脅えたような表情で、Tが呟く。
「ほ、んとに…たってる…、S…?」
そしてSは臨界を迎えた。

04-145 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:23 ID:B3KWljg8
「――Tッッ!」
「だぁぁっ!?」
なりふりかまわず押し倒し、SはTに口づける。
「っ!? っぷっ、はぁっ!」
強引に頭を振るってキスを振りほどくと、Tは叫んだ。
「いきなりなにすんだっ!?」
「それはこっちの台詞だよっ!」
Sの剣幕に、Tが思わず身ををすくめる。
「な、なんだよぉ。ちんこ触ったぐらいでそんなに怒んなくても」
「怒る云々の問題じゃないよっ! 今のTみたいに可愛くて、綺麗で、明るくて、頼りになって! そんな子に
アソコ広げてタンポン入れて何て言われてっ! あまつさえちんちん握られて男として我慢できるわけないだろーっ!?」
本音だった。限りなく血が出るくらいに本音だった。Sは半べそだった。
「……ええと…その…だってよぉ…別に俺そんなに綺麗じゃないしお前女になってからも普通だったしだからそんな気にしないかなって…」
この期に及んでまだそんなことを言っているのか!?
Sはキレた。女性やSから見れば甚だ理不尽ながらキレた。
一言も無く、Sが再びTを押し倒す。むき出しの子宮から伸びる、細長い紐を掴み、憎いか滝とばかりに一気に引き抜いた。
「きゃぁぁっ!?」
女性そのものの悲鳴に、初めて感じる嗜虐的な感覚を覚えながら、Sは自分の指をTのクレヴァスに差し入れた。
「うぁっ!? こ、こらっ! Sッ!? ほんとに怒るぞっ!?」
「怒ればいいよっ! このままずっと生殺しよりよっぽどましだっ!」
「……! このっ……ばっかやろぉぉぉっ!」
ぼごっ!
「はぐっ!?」
Sが素っ頓狂な声を上げて仰け反る。思い切り振り上げたTの額が、Sの顔面を直撃したのだった。
「勝手なのはお前の方だっ!」

04-146 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:24 ID:B3KWljg8
「ううっ……」
だらだらと鼻血を流すSに、幾分冷静になった様子でTが言う。
「俺はちょっと前に女になったばっかりなんだぞ!? 生殺しも何も、そんなすぐにお前が俺のことエロイ目で見るなんて考えなくたって仕方ないだろうが!?
大体俺はお前のことほんとに頼りにしてるから、今日だってタンポン入れてくれーなんて小っ恥ずかしいしいこと頼んだってのに、何で逆切れされなきゃならないんだよ!?
それだったら最初にことわりゃいいだろうがっそんなに俺のま○こ見たかったか!?」
全てにおいてTが正しいような気がして来る。鼻の痛みと相まって、Sは大粒の涙を流し始めた。
「うっ、うっ、うっ…」
そんなSを見て、Tは不意に肩の力を抜いた。
「…反省するか?』
「うん……」
「…いつから俺で、エロいこと考えてたんだ?」
「……Tが女の子になって、すぐぐらい」
「ったく、仕方ない奴」
やれやれ、と言った感じでTが苦笑する。……少し間を開けて、いかにもさりげなく、と言う風にTは呟いた。
「……まあ、俺も、確かにやりすぎたかも知れないけどな」
「え…?」
「…いや、だからな? その。つまり」
悪戯っぽくTが笑った。
「今日はちょっとカマかけてみたんだ。お前が俺のこと、どういう風に見てるのかなって」
目線を逸らして、Tが頭を掻く。いかにもなんでもないことのように、彼女は呟いた。
「…俺さあ女になってから、何回か、その……オナニーしてみたんだわ」

04-147 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:25 ID:B3KWljg8
硬直したSに、Tは更なる追撃を加えた。
「…すげー、気持ちよかった。本当に。イッた後も、男みたいにすっきりはしないけど、その代わり気持ちいいのがじ~~んって長く続いてさ……」
微笑みは赤くなった頬を伴っていた。
「…これから多分、ずっと女として暮らしていくんだから、いつかは男と、…あー…。セックスを、さ? しなきゃならないんだろうなあって、思って。そしたら一番最初に浮かんできたのが」
とん、とTの指がSの胸元を突いた。
「――お前だったわけ」
困ったような顔をして、Tが俯く。
「まあ、お前なら昔から一緒だから危ない奴じゃない…ってわけでもないけど、とりあえず怖くも気持ち悪くもない感じだし。だから……。
ちょっと、誘惑してみた。すまん」
右手をずっと突き出し、Tがぺこりと首を折る。
「……痛かったか? ごめんな」
Tが唐突にSの鼻を撫でた。もう鼻血は止まっているが、まだ鼓動に合わせてずきずき痛む。
「……だ、大丈夫」
急に触られたせいか、Sの心臓がバクバクと鳴り始める。だが次のTの言葉は、『バクバク』どころではすまなかった。
「S……。エッチ、して見るか?」

04-148 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:25 ID:B3KWljg8
呆然となったSに、Tが笑いかける。
「何かさあ俺…。何つーか、女は子宮で考えるって奴? あれを地で行ってる感じ、かな?」
Sの顔を優しく触りながら、Tはそっと囁いた。
「なんかさあ、お前に押し倒されて、キスされて、そんでもって泣いてるお前の顔見てさ…。変だなあ。エロい気分になっちゃったよ」
ははっ、と快活にTが笑い声を上げた。
ちゅ。
「!?」
「へへ。キスしちゃった。何かすげえ変な気分…。さてと。よ、っと…」
「わわっ!?」
再びTの手がSの股間をまさぐった。今度は情け容赦のない鷲掴みではなく、相手のことを考えた、慈しむような愛撫だ。
「う、うわぁっ…」
「よぉし。ほら出てきた出てきた。……そりゃっ」
その瞬間、Tが硬直する。
「……あれ? え? まじ?」
「……? ? どうしたの…?」
「――ちんこって、こんなでかかったっけ?」
「え? あ、と。…日本人の平均が13センチだって話だから、それよりちょっと大きいぐらいだよ」
「……13センチが、平均?」
しばらく虚空を見ていたTは、おもむろにSのモノを握り締めると、悲鳴を上げるSを放置して、何やら自分の股間を見たり触ったりし始めた。

04-149 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:26 ID:B3KWljg8
少しして、Tがひとりごちた。
「無理。入るわけない。つーか 1 3 センチって何だよ? 俺確か測った時11センチしかなかったぞ……」
「あ、あの、T?」
うろうろし始めたTに、怖々とSが話しかける。
「ごめんS。俺やっぱりまだお前とエッチ出来ないわ。だってお前のでかすぎて入らないもん」
「――ええっ!? そんなっ!」
半端でなく『萌える』言動を連発され、つい先程『エッチしようか』とまで言われて、これで我慢できるほどSは気が長い男ではなかった。
「ここまで来てそれはないよぉっ!」
「わわっ!?」
本日三度目の押し倒し。Sは血走った目をTに向けた。
「入らないわけないだろっ! 赤ちゃんが出てくるんだよっ!? 試してみればわかるっ!」
「ちょーっ! 待てっ、タンマっ!」
「駄目! 入れるっ! 絶対セックスするっ!」
「――シャーッ!」
がつん。Sの目の前に火花が散った。

04-150 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:27 ID:B3KWljg8
「ひゃぶぶふ……」
今度は口を切ったらしい。顔を押さえるSの手の間から、鮮血が溢れてきた。
「……Sっ!」
「ふぐぅ……?」
「俺のこと、好きか?」
「…ひゃい?」
「好きって言え!」
「ひゃ、ずずず…。は、はい。好きです」
「よし…」
頷くと、Tは深呼吸をした。形良く膨らんだ胸が、大きく上下する。
「……あ、あのな、S。やっぱ、普通にお前とエッチするのは怖いから、また今度、な?」
「……うん」
目に見えそうなほどの濃い失望がSを包んだ。だがTがたちまちそれを打ち払う。
「心配するなよ…。俺だって、途中で停められたらどんなに苦しいか、ちゃんとわかってるんだからさ…」
机の上にある、昔のTなら名前すら知らなかったようなハンドクリームの容器を取り上げると、TはそれをSに手渡した。
「T…? これって…」
「濡れるようなもんじゃないからさ。お前が、塗ってくれよ」
恥ずかしがる少女のような、それでいてわくわくしている子供のような表情で、Tは、こう言った。
「…ま○この代わりに、お尻で、どうだ?」

お題の『萌え萌え』にちょっとこだわってみましたよ
八百字確実に超えてるね。スレの流れと全然関係ないしね。吊ってきますわ。ま。職人さん来るまでの保守代わりってことで。

04-151 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:32 ID:B3KWljg8
しかも最後の最後でageちまったよ。ホントすいません。

04-152 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:32 ID:a9Kkmhsz
>151
リアルタイム、きたーーーー!!

いや、すごいっす。
可愛いわ、セリフが生きてるわ…ぜひそのまま続けて下さい!
私のは展開が硬直してるため、まだまだ先になると思うので安心して。

04-153 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:38 ID:hOS0Sx9q
>>152
☆さんですか?

04-154 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:58 ID:ZGnsVKZH
>>151
神が御降臨されたー!
乙です。
自分もSS書いてる途中ですが、なんつ~か力の差を見せつけられたというか。こんな萌え萌え、俺にはとても書けないよ。orz
まあでもこれを期に、職人さん達が戻ってきてくれることを願います。

04-155 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 08:30 ID:YYN+y86o
|  |
|  |∧∧
|_|・ω・) ジーッ......
|愛|⊂ 
| ̄|
""""""""

04-156 :名無しさん@ピンキー:04/06/16 09:01 ID:+vuW9Kcn
>>150
良すぎーーーー!!!

余裕で100点満点ですよ!

04-157 :ログ鳥 ◆Ht3xYEg5RU :04/06/16 09:25 ID:ErF1PWui
>>142-150
SSアップ乙~

>>156
配点オーヴァーでし
>>116

04-158 :某書き手:04/06/16 12:27 ID:frBWepHF
博士と助手
「ふふふ・・・どうだね・・・田中君この性転換薬X02は自分の望む姿に成れただろ?」
「んん・・・はぁはぁ・・・は・・はい・・・博士・・・あふぅ」
「このX02は自分の望んだ異性に成れる・・・・しかし君が幼女趣味だとは知らなかったよ。娘を君に見せなくて正解だったな」
「は・・・博士・・・私は・・・別に・・・んん!・・ん・・・はぁ」
男は少女の唇を半ば強引に奪い舌で口内を蹂躙する。舌が口内を動くたび痺れるような甘い感覚が身体の奥から湧き上がり少女の思考を奪っていった。
「ふぁ・・・・んぅん・・・や・・やだ・・・やめちゃ・・やだぁ・・」
狭いユニットバスに少女の懇願するような甘い叫びが響く。"女"というには幼すぎる年齢だがその声は明らかに艶を帯びていた。
「田中君・・・すっかりその気じゃないか、もっとして欲しいか?」
「は・・・はい・・・・その・・して・・ほしいです」
「そうか・・・じゃあ・・・『お兄ちゃん』って呼んでくれ、そうすれば続きをしてやろう」
「そんな・・・そんな事・・・はずかしい・・・」
「そうか・・・じゃあ私は仕事があるのでな」

04-159 :某書き手:04/06/16 12:28 ID:frBWepHF
男は服を治すと残念そうにバスルームから出て行こうとするが少女はその裾を掴み上目遣いで懇願した。
「待って・・・言えば・・・してくれるの?」
男は黙って頷くと少女と再び向き合った。
「え・・・と・・その・・・お・・兄ちゃん・・私のここ・・・もっと触って」
だが男は首を振り少女にもっと・・と促した
「もう・・・博士の変態・・・。お願い・・・おにいちゃぁん私のここ・・・触って・・・」
「いいだろう・・・じゃあ・・・そこに手をついてお尻をこっちに向けて」
少女は無言でユニットバスに備え付けられた便座に手をつき男の方にお尻を向けた。顔は紅潮し目には涙が溜まっていた。
男の指がまだ発達途上の幼い性器をなぞる。そのたびに少女はビクッと震え艶やかな声を漏らした。
「あああ・・・あふっ・・・ひぃあ・・あああああ・・・・博士のが・・・博士の指が・・・入って・・・来る・・・」
くちゅくちゅと湿り気を帯びた音が響き少女の指はきゅっと握られた。その仕草は少女に限界が近いことを窺わせた。
「あう・・・・ああひぁ・・・ああああああああああ・・はぁ・・はぁ・・はぁ」
少女は息も絶え絶えに荒い呼吸をしそれを見下ろす男の目は満足げだった。



先生!ちょっとオーバーしました

04-160 :ログ鳥 ◆Ht3xYEg5RU :04/06/16 20:29 ID:ErF1PWui
>>158-159
乙です~
183文字オーバーですか・・・

得点は47点!
(-3点はオーバー分と思って結構でし)

04-161 :154:04/06/17 00:36 ID:nkAl1yPh
「うっ…くぅ……、お、おい、あんまり変なところ触るなよ」
「そんなこと言われてもなぁ」
「ひゃぅ!」
「あっ、ごめん」
「馬鹿!もっと丁寧に調べろ!」
四つん這いになってお尻をこちらに向けている女の子に怒られるというのは、なんとも間抜けな姿だ。

「繁樹~、俺女になっちゃったよ~」
電話から聞こえた第一声がそれだった。
話を聞いてみると、朝起きたら女になってた、何がどうなってるのかわけがわからない、お前医者志望だから今すぐ家に来て俺の体調べてくれ、早く来ないと泣く、といった感じで、こっちにしゃべる隙をまったく与えないくらい激しくまくしたてられた。
「あ~、話は理解した。で、一つ聞きたいことがあるんだけど」
「なんだよ」
「君、誰?」

言われた通り家に行ってみると、可愛らしい女の子の姿になった親友の誠がいた。

「それで何かわかったか?」
「どこからどう見ても女性の性器だな」
「他には?」
「いやそれだけ」
「この馬鹿!死ぬほど恥ずかしい思いしてお前に診てもらってるのに、それしかわからないってどういうことだよ!」
「そんなこと言われても」
確かに医者志望だけど、俺のは歯科医師だし。
そんな突っ込みを頭の中でしながら、繁樹は再び誠の女性部分に指を滑らした。

04-162 :154:04/06/17 00:41 ID:nkAl1yPh
「はぁ………あ……んっ、お前……ちゃんと調べ…ひん!…調べてるのか?」
「ん?調べてるよ」
そう言いながら、一本の指を肉の割れ目の奥に挿し入れる。
「やぁ………そんなとこに指」
「指じゃなきゃいいのか?」
「ひん!?」
繁樹は指の代わりに自分の舌を誠の性器に挿し入れ、ぐるりと膣で回した。突然の未知の感覚に誠の下半身が飛び上がる。
「ふわぁ……」
ぴちゃ…ぴちゃ…
静かな部屋を淫靡で甘い声と音が支配する。誠から体を支える四肢の力が抜けていく。
「う~ん、やっぱりわからん」
ゲシッ!
神妙な顔で腕組みをする繁樹に、誠の蹴りが飛んだ。
「殺す」
腕を振り上げ、顔をピクピクと引きつかせる誠。
「うわぁ!待て待て!一つわかったことがある」
「なんだ?」
「その、あそこ調べてる時の誠の反応、凄い可愛かったよ」
急速に誠の顔が赤くなっていく。
「ななななな何言ってんだお前。よく男の俺にそんなこっ恥ずかしいこと言えるな」
「男って、今はこんな可愛らしい女の子じゃないか」
ニッと笑う繁樹。
こいつはいつもそうだ。抜けてるのか抜けてないのか。長年付き合ってきたが、今だに掴めない部分がある。
「はぁ、もういいよ」
振り上げた腕を下ろし、その場にへたれこむ。

04-163 :154:04/06/17 00:45 ID:nkAl1yPh
「……俺、もうずっとこのままなのかな?」
「不安……なのか?」
「当たり前だろ。こんな女の子になっちゃって、これからどう過ごせって言うんだよ」
誠の目に涙が溜まっていく。
「俺がいるじゃん」
「えっ?」
「何年付き合いがあると思ってんだ。誠が女になったからって何も変わらないよ」
「繁樹……」
「そう、これからは僕の彼女とし…グハッ!」
再び誠の蹴りが飛ぶ。
「真面目に聞いた俺が馬鹿だった」
「イタタタ…、何すんだよ」
「お前が変なことを言うからだ!」
吹っ飛んだ繁樹は額をさすりながら、
「僕は冗談じゃなく、本気で言ったつもりなんだけどな」
「また馬鹿なことを……」
「本気だよ。だって誠親御さんよりも誰より早く僕のところに電話くれただろ?その気持ち凄い嬉しかった」
「そりゃ…付き合い長いし安心出来るしなんだかんだで頼りになるしさ、それにこんなこと話せるのはお前ぐらいだもん」
「そんな僕のことを信頼してすがってくる奴が、こんな可愛い女の子になってるんだよ。惚れるなってのが無理な話だ」
「えっ?」
繁樹は照れくさそうに鼻の頭を掻き、
「まあ、その、いわゆる一目惚れってやつ?」
「えーーーーーーーーーーーーー!?」
「大声出すなよ。恥ずかしいだろ」
「でも、でも、んなこと言われても俺男だし」

04-164 :154:04/06/17 00:50 ID:nkAl1yPh
「わかってるって。僕の一方的な想いだから、迷惑だろうし無視してくれても構わないよ」
「……」
「……」
しばし沈黙が流れる。
「あの……さ」
誠が繁樹のシャツの裾をギュッと掴む。
「さっきお前にあそこを調べてもらった時さ、メチャクチャ気持ち良かった」
「……」
「女になってるせいもあるだろうけど、多分お前以外の奴にやられてたら気持ち悪かったと思う」
「……」
「だから、おま……繁樹さえ良かったらもっと俺の体調べてくれないかな?」
「…良いのかい?」
「二回も言わせるな」
繁樹はクスッと笑うと、静かに誠を体を寝かせた。
「どこから調べて欲しい?」
「虫歯は無いぞ」
面を食らう繁樹と真っ赤な顔の誠。
「意地悪な奴だな、誠は」
繁樹は優しい笑みでそう返すと、誠の小さな膨らみの頂点に口付けをする。
「んっ………」
二人の時間は始まったばかりだ。

>>116
先生!800字じゃ埋められませんでした!
たいしてエロくもなければ萌えも無いし、逝ってきます。orz

04-165 :ログ鳥 ◆Ht3xYEg5RU :04/06/17 07:50 ID:8THCw2nC
>>161-164
乙です~

微エロで攻めましたか
長編SSなら逆にエロ度が少ない分、
導入として使えそうですな

得点は45点
 規定文字数超過:-5点
所見
 ストーリー・配役ともにとてもよくできている
 

04-166 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 16:45 ID:lac4T5Tu
御題形式で盛りあがってる流れを断ち切って悪いのだがSS投稿しても
よかですかね?(´・ω・`)

内容はコメディタッチでエロはソフトな感じで。展開によってはハードに・・・げふんげふん。
まぁ、まだ書いてる真っ最中で終りもみえてないようなSSなんですがね(;´_ゝ`)

04-167 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 16:58 ID:CAOJuITO
>>166
お願いします!

04-168 :166:04/06/17 17:04 ID:lac4T5Tu
 ダラダラと無駄な部分が多いSSですがよろしくお願いしますだ(;´_ゝ`)
執筆スピードはそんなに速くないんでマッタリでお願いしまつ

04-169 :166:04/06/17 17:08 ID:lac4T5Tu
「ふわぁ~あ」
 俺は空を見上げながら一つ大きなあくびをした。早く寝ないとこうなる
事はわかっているんだけど、つい夜更かしをしてしまう。完全に遅刻だ。
「辰実ー、そんなでかいあくびなんかして。アホみたいやで~」
 俺の背後から不意に声が聞こえてくる。そしていきなりラリアット気味
に腕が俺の肩に組付いてきた。
「おはようさん」
「和久か。朝から元気だねお前」
 俺の名前は佐伯辰実(さえきたつみ)。青陵学園に通う2年生の男子。
で、俺の肩に組付いてるこいつは橘和久(たちばなかずひさ)。大阪から
の転校生でなぜか俺と気が合いよくつるんでる。昨日もこいつと遊んでた
せいで寝るのが明け方になった。
「どうする?俺達完全に遅刻だぜ」
「あ~?だったら1時間目ふけたらエエやんか」
「・・・お前ね」
「せやったらまだ学校行くの早すぎるなぁ」
 と、言うと和久は腕時計に目をやり何やら考え始める。
 サボる気満々か。
「せや、マクドで朝飯食わへんか?俺朝飯抜いてきたから腹減ってんねん」
「マックか~。しょうがねぇ、いいぜ。いつもの駅前の所でいいだろ」
 俺の家から青陵学園まで歩いて約30分。その間に青葉町の駅があり、
学校帰りによく遊んでいる。ま、先生の目が光ってるからあんまり馬鹿な
事はできないんだが。
「決まりやな、ほな行こか」
「おお」
 俺達二人は青葉町の駅へ向かって歩き出した。

04-170 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 17:10 ID:lac4T5Tu
「エッグマフィンセット一つ。あ、ねーちゃん大盛り汁だくでサービスし
てや~」
「そんなもんあるか!」
 俺は和久のボケだかマジだか分からないギャグにツッコミを入れながら
自分の分の注文をした。
「俺はホットケーキセット一つ。コーヒーでお願いします」
「なんや、そんなもんでエエんか。お子様やなあ」
「いいんだよ、俺は朝からあんまり重いモノは食べれないんだから」
「あかんな~。良く言うやないか、『食う子は育つ』て」
「そりゃ『寝る子は育つ』だ!馬鹿者!」
「アホはエエけど馬鹿って言うなや!」
「あー、うるさいうるさい」
 俺達はトレイを受け取ると二階へと上がっていった。その間カウンター
のアルバイトの娘達がくすくすと笑う声が聞こえた。あきらかに俺達の事
を笑っている。
 まったく、こいつは所かまわずボケるからこっちはたまったもんじゃない。
そしてそれを全然気にしてないこいつがたまに憎い。
「よっしゃ、窓際ゲットや」
 和久は向いに駅の見えるテーブルにトレイを置くと席に座る。俺も和久の
向いに座るとホットケーキのトレイの蓋を取る。
「いっただきます」
「いただきます」
 俺達はファーストフードをぱくついた。
「そう言えば今日は体育の日やな~。このくそ暑いのにサッカーなんかやっ
てられへんで。ぱ~っと泳ぎたいなぁ」
「ああ、ダルいな。なんで7月に入ったのにプールが無いんだ?」
 うちの学校は夏休みぎりぎりまでプールを使用しない。なんでも生徒の忍
耐力を付けるためらしいが俺にはただ単にケチってるようにしか思えない。
「せや、辰実今日はどないするんや?またどっか遊びに行くか?」
「今日はパス。財布が厳しいから帰りにスーパー寄って久しぶりに自炊する
よ」

04-171 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 17:12 ID:lac4T5Tu
「なんやつれないなぁ」
 和久は少しがっかりした顔をするとジュースのストローに口を着けすする。
「わりいな」
 俺もコーヒーのカップに口を着ける。
「朝から学校サボってファーストフードで飯とはいい御身分だな。佐伯辰実、橘和久」
「!!ごっほごほっ!」
「ぶー!」
 不意に聞き覚えのある声から名前を呼ばれ俺はコーヒーを気管に入れてむ
せてしまった。和久にいたっては思いっきりジュースを俺の顔に吹きかけやがった。
「し、島崎先生これはちゃうねん!」
「ごほごほっ!せ、先生なんでここに?」
 島崎卓(しまざきすぐる)。青陵学園の歴史の教師で馬鹿ばっかりやって
る俺達を何かと気に掛けてくれている人だ。ただし、俺達に対してのツッコミは容赦無い。
「何がどう違うのか説明してもらおうか、橘」
「そ、それはえっとその…。そうや!俺達は毎朝ファーストフード食わんと死んでまうねん!」
「ごほっ(な、なんちゅー苦し紛れな事を…。ん?俺達って事は俺もか!?)」
「バカたれ、罰として放課後トイレ掃除決定」
「そりゃないでせんせ~」
「ま、マジっすか!?」
 トイレ掃除…、やっぱりこいつとつるんでるとろくな事ないかも。
「ん?不満か?じゃ、口答えの罰としてポテト没収」
 島崎先生はそう言うとすばやく和久のトレイからポテトを取り上げると一口に食べてしまった。
「どわ~!俺の最後の楽しみが~!」
 和久はもぐもぐと動く島崎先生の口を見ると力無く机に突っ伏してしまった。
「ん、ご馳走様。佐伯、橘、もうすぐ2時間目だ。さっさと行くぞ」
「へ~い」
「俺のポテト~」
 俺達は島崎先生に首根っこを捕まれながら半ば引きずられながら学校へと向かった。

04-172 :166:04/06/17 17:14 ID:lac4T5Tu
島崎先生のおかげで担任からうるさく言われずに何とかその日の授業を終え
て放課後になった。教室に居る同級生達も帰り支度をしている。その中に紛れ
て帰ろうとしている和久を見付けた。
「おら、逃げるなよ」
 俺はすばやく和久の後ろへ移動すると服の襟を掴んで捕まえる。
「見逃してくれ~。電話があっておとんが乳癌になったらしいんや~」
「ウソつくならもちっとましなウソつけよ」
 ジタバタと暴れる和久を捕まえているとちょうど島崎先生が入ってくる。
「お、逃げずに残って居たか。感心感心」
 俺はニヤリと笑うと和久を島崎先生へ突き出す。
「先生、こいつ思いっきり逃げようとしてましたよ」
「辰実!?裏切り者~!」
 和久は振り替えるとうらめしそう俺の顔を見る。その頭を島崎先生のでかい
手が鷲掴みにし、無理矢理向きを変える。
「ほぉ。橘、良い根性してるな」
「先生堪忍や~!俺は地球上では3分間しか動かれへんねん」
 和久は両手を合わせると目をウルウルさせながら妙な弁解をした。
「それじゃこの階のトイレだけでいいからキレイにしとけよ」
「へ~い、わかりました~」
 俺と島崎先生は和久のボケを無視して教室を出る。
「わ~!放置プレイは酷いで~!」



>>下げ忘れてた。申し訳ない(:´Д`)

04-173 :166:04/06/17 17:15 ID:lac4T5Tu
「ふぅ、今日は散々だったな」
「まったくや。厄日やで」
 俺と和久はトイレ掃除を一応まじめ終わらせて青葉駅への道を歩いていた。
太陽も少し傾きかけ、周りは薄暗くなっている。
「あ、俺駅で買い物してくから先に帰っててくれや」
「そういや辰実今日は自炊するんやったな。一人暮らしはエエなぁ」
 俺の実家から青陵学園まではかなりの距離があり、自宅から通うのは無理が
あったので俺だけ青葉町へ出てきて一人暮らしをしている。初めの頃は料理や
掃除洗濯が楽しく思えたし、毎晩のように和久や他の友達を呼び夜遅くまで騒
いでいた。だけどさすがに2年目ともなると流石に飽きてだらしなくなってくる。
「そうでもないぜ。結構大変だからな」
「せやな。全部自分でやらなあかんからな」
「ああ、たまに変わってほしくなるぜ」
「じゃ、ここまでやな。お疲れや~」
 青葉駅に着くと、和久は自分の家に帰っていった。俺は近くのスーパーに行
くと夕飯の材料を適当に見繕う。そしてスーパーを出ると大通りを避け、駅の
裏道へ行くと自分の家へと向かった。俺はこの道が気に入っている。青葉町は
結構な都会だが大通りから外れると人気の少ない静かな道が沢山ある。
「結構暗くなってきちまったな。急ぐか」
 携帯の時計を見るとちょうど7時を刺していた。俺は少しだけ歩みを速め、
家へと急いだ。
 駅と家の中間まで来た時に普段見なれない物が目に飛び込んできた。
「露天商・・・?こんな所にめずらしいな」
 俺は何となく興味を引かれて露天へと歩いていった。

04-174 :166:04/06/17 17:19 ID:lac4T5Tu
「いらっしゃい。お兄ちゃん何か買ってってよ」
 風呂敷に広げられたアクセサリーの向こうに丸いメガネをかけた怪しげな風
貌の女がいた。年は20代だと思うんだけどそこはかとなく小汚い感じがする。
ちゃんとした格好をすれば・・・まぁ、美人かなとは思った。
「お姉さん前からここで露店なんて開いてた?」
 とは聞いてみたものの俺は青葉町に引っ越してきて2年間ここで露店が開か
れていた記憶はない。
「いや、あたしがこの町に来たのは今日が初めてだよ。それよりどう?何か買
っていかない?」
 そう言うとお姉さんはニッコリと笑って風呂敷の上のアクセサリーを何個か
手に取って俺に見せてくる。
 正直こんな怪しい人から何かを買うつもりはまったく無かったが、なんとな
く風呂敷の上を見ていると一つのブレスレットが俺の目にとまった。
「これは・・・」
 ブレスレットを持ち上げてよく見てみる。それはシンプルなデザインの銀細
工で出来ていた。
「おぉ、お兄ちゃんお目が高い。それは世界に二つと無い珍品だよ」
 謎のお姉さんはさらに顔をニコニコさせながら身を乗り出してくる。
 まいったな。買う気なんてないんだけど・・・。それにしてもさらにこの妙
なブレスレットが気になってきた。俺の好きなデザインとか好きなブランドの
物とかでは全然ないのに。
「それはホントは10万以上するんだけどお兄ちゃんには特別に1万で譲って
あげるよ」
「じゅ、じゅうまん!!?しかもそれを1万にするって!?」
 怪しい、怪し過ぎる。それに1万円でも露店で買うには高過ぎる。
「い、いや。止めておきます」
 そう言いながらブレスレットを風呂敷の上に戻そうとすると謎のお姉さんが
それ止めながらさらにニコニコ顔になる。
「これは良い品なんだから~。しかもちょっとミステリアスな曰くつきで・・・」
 と、その時近くの交差点から何やら怒鳴り声が聞こえてきた。

04-175 :166:04/06/17 17:20 ID:lac4T5Tu
「兄貴!居ましたよ!」
「手前、そこ動くな!」
 何やらチンピラ風の男達がこちらを指差して走ってくるのがみえた。
「おっと、危ない。お兄ちゃんまたね」
 謎のお姉さんはそう言うとさっと風呂敷を袋状にしてチンピラ達とは逆の方
向へものすごいスピードで走って行ってしまった。
「待てコラァ!!」
 チンピラ達も謎のお姉さんを追ってあっという間に俺の視界から消えて行っ
てしまった。気が付けば当たりは俺独りになっていた。
「な、なんだったんだよ・・・あ」
 ふと手を見るとあのブレスレットを持ったままだった事に気が付いた。
「やっべ、どうしよう」 
 謎のお姉さんはどこへ行ったのやらさっぱり見当もつかない。それにもし追
いかけていたとしてもあのスピードに追い付ける自信は・・・俺にはない。
「・・・とりあえず帰るか」

04-176 :166:04/06/17 17:22 ID:lac4T5Tu
「う~む」
 簡単な夕食を済ませた後、お気に入りのバンドのCDをプレイヤーにセット
してベットに横になる。しばらくして聞きなれたロックが流れてきた。
「困ったな。どうしようこれ」
 そう言いながらあのブレスレットをクルクルと片手でいじってみる。
「明日あのお姉さんを探してみるか・・・」
 しばらく眺めていたが、何の気なしに腕に付けてみたくなった。
「やっぱり俺の趣味じゃないな。どっちかって言うと女の子が付けた方が似合
うんじゃないかな」
 チャラチャラと音を鳴らせながらブレスレットを着けた左腕を目の前にかざ
しながら止め金を外した。
「・・・・・・あれ?」
 異様に固い。つーかビクともしない!?
「あ、あれ!?」
 俺は焦って上半身を起こして渾身の力を混めて止め金を外そうとした。
「ふんぬ・・・おおおぉぉ」
 ダメだ。ツマミの部分が指に食込むばっかりでまったくロックが外れない。
「マジかよ」
 当たり前だが引っ張っても取れるもんじゃない。一応人の物だから工具で切
断するわけにもいかない・・・。
「あー!もう知るか!寝る!」
 癇癪を起すとそのまま電気を消して布団の中に潜り込んだ。疲れていたのか
すぐに眠気が襲ってくる。・・・まいったなぁ。

04-177 :166:04/06/17 17:24 ID:lac4T5Tu
 夢を見ていた。・・・夢だと思う。
真っ白な何も無い空間。俺独りしかいない。
誰か居ないか叫んでみる。反応は無い。心が押し潰されるような孤独。
 どれだけ時間が経っただろう。永遠だったようにも感じるしまばたきをする
くらいの一瞬だったようにも感じる。気が付けば一人の少女が俺の目の前に立
っている。君は誰だ?少女の口が動く。聞き取れない。何も聞こえてこない。
再び少女の口が動く。左腕に圧迫感を感じる。その感覚はだんだんと腕を昇っ
てきた。気持ちが悪い。
「うあ・・・くぅ」
 圧迫感が体にまで到達する。あまりの気持ち悪さに俺は左腕を押さえて蹲る。
少女が今にも泣き出しそうな顔で俺を見ている。
『ピンポーン』
 何かが聞こえる。わからない。意識が遠くなる。
『ピンポーン』
 また聞こえる。もう限界だ。俺は遠のいていく意識を手放した・・・。

04-178 :166:04/06/17 17:25 ID:lac4T5Tu
『ピンポーン』
 ・・・朝か。何か夢を見ていたような気がするがどんな内容だったかまった
く覚えていない。時計を見る。7時半。
 十分な睡眠を取ったはずなのに体が酷くダルイ。
『ピンポーン』
「辰実ー。寝とるんかー」
 和久の声が聞こえる。さっきから聞こえてたのはチャイムの音だったのか。
「うるせー。今起きたよ」
 声がやけに高いような気がした。まいったな、風邪で引いたか?
気だるい身体を起して玄関に向う。何かいつもと風景が微妙に違うような気が
した。頭も心なしか重たい。
「こんな朝早くにピンポン連射すんなよな。・・・どした?」
 ドアを開けるとそこには和久が立っていた。しかし何やら素っ頓狂な顔をし
ている。頭には巨大な『?』マークが浮いてるようだ。
「なんだよ。俺の顔になんかついてるか?」
「いや・・・おたくどちらさん?」
「はい?何をいっとるんだお前は?」
 何やら会話がかみ合わない。それにしても声がおかしい。本格的に風邪かな。
「お前・・・辰実か?」
「だから何を言ってるのかさっぱりわからん。朝っぱらからお前のつまらんギ
ャグに付合ってる体力はないぞ。ただでさえ風邪気味なんだから・・・」
「その言い方ホンマモンの辰実みたいやな・・・。辰実、とりあえず洗面所行
って鏡見て来いや」
「いったいなんだってんだよ」
 寝癖か顔に寝痕でも付いたか?とりあえず俺はぶつぶつ言いながら洗面所に
入って鏡の前に立った。
 そこには一人の女の子が映っていた。大きな目に長いまつげ。綺麗で黒いロング
の髪と健康そうな肌。うん、なかなか可愛い子じゃないか。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
俺はぺたぺたと自分の顔を触る。鏡の中の少女もぺたぺたと同じ動きをする。
「・・・なんじゃこらあぁぁぁぁぁ!!!!??」

04-179 :166:04/06/17 17:28 ID:lac4T5Tu
とりあえず今はこれだけでつ(´・ω・`)
っつーか展開遅くてすんません。エロもでなくてすんません(:´Д`)

04-180 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 19:23 ID:3WfGEkuA
おおおGJ!!
萌えどころを的確に突いてエロ無しでも十分楽しめますよ
本当にGJです

というわけで再降臨までのネタも置いておきます


http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087134271907.jpg
上の画像を見て状況を想像し、萌え萌えなSSを1000字以内で仕上げなさい。(50点)

*なお1000字で足りない場合は試験官に申し出ること。

04-181 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 19:41 ID:GB/eyKbm
>>180
いつも画像が途中までしかDOWNできないのだけれど、何が悪いんだろう(´・ω・`)

04-182 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 20:15 ID:RS2bM/PP
>>180
字数制限つけられると書きたくてもうまく書けへん。

04-183 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 20:19 ID:cXNNvg7Q
けいちゃんまだかなぁ…

04-184 :180:04/06/17 20:19 ID:3WfGEkuA
>182
やはり・・・そうですなスマソ
もう思う存分萌えを書いてくださいな

04-185 :試験官 ◆AHSAKuYAVQ :04/06/17 23:09 ID:8THCw2nC
問題が提出されたところで、試験官より一言
文字数を極力少なくし、熱いSSを書き上げるように心がけてください。

採点範囲として・・・
文字数、内容の濃さ、設定等です。

注意点として・・・
文字数の制限はありませんが、多くなる場合は申告すること。
申告が無い場合、大幅な減点となる場合があります。

04-186 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:26 ID:CEXbLFm5
>>183
あんな荒らしコテもう来なくていいよ

04-187 :名無しさん@ピンキー:04/06/17 23:32 ID:4X+D7XR/
スルースルー♪

04-188 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 00:23 ID:ReHtQeoz
けいタン……

04-189 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 00:58 ID:xYpnY+/V
けーちゃんの話とアリスの娘の話はもう読めないのですか?

04-190 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 01:09 ID:7l5UvXBl
うーん・・・
個人的には、ふにゅスレの「☆がスレを独占するために荒らしを兼任している」
という意見がどうもひっかかるのだが・・・

実際☆さんが来なくなってから嵐がいなくなったし・・・。 まさか・・・。
煽りはまだいるみたいだけど。

04-191 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 01:26 ID:op42x+c7
>>190
思い込みはおまえの脳内だけにしとけ

04-192 :154:04/06/18 01:43 ID:Q2geMpg3
いい感じの流れになちてきましたね。

>>166
GJ!
今後の展開楽しみにしてまつ。

>>181
漏れも途中までしかDOWN出来ない。内容はわかるから問題ないけど。

>>191
気のせい。

04-193 :166:04/06/18 02:04 ID:YyZlmPmv
 ども、166です(=゚ω゚)ノ
書き貯めてた分の校正が終ったのでちょろっとだけですが続きを投下しまつ。

04-194 :166:04/06/18 02:08 ID:YyZlmPmv
「昨日遅刻したから早めに学校行こ思て迎えに来たらイキナリ女の子が出てく
るんやからビックリしたで」
 そう言いながら好奇心丸出しの目で和久を俺を見ている。
「嘘だろ・・・マジで女になっちまってるよ」
 シャツの首口を摘んで大きく膨らんでしまった自分の胸を見る。見事な大き
さだ。嬉しくねぇ・・・。少し躊躇してからズボンとパンツを摘んで股間も覗
いてみる。
「いやぁ、初めは辰実に先を越されたんかと思ったで」
「あぁ、我が息子まで居なくなってしまった」
 がっくりとうな垂れる。
「辰実、お前俺の話聞いとるか?」
「ん?ああ。ワリぃ」
「色々聞いてみて俺はお前が辰実やって信じたけどこれからどないするんや?」
 和久に言われて時計を見てみると針は8時に差しかかろうとしていた。
「やべぇな。そろそろ仕度しないと学校遅刻しちまう」
 その前に学校に行ってどうするんだろうか。
「せやなぁ。とりあえず島崎先生に相談してみぃへんか?あの人ならなんかエ
エ知恵貸してくれるんと違うかのぉ」
「そうだな。なんで女になっちまったかも全然わかんねーし。先生に相談して
みるか」
 一つため息を吐くとガクランに手を伸ばす

04-195 :166:04/06/18 02:09 ID:YyZlmPmv
「ちょいまち。辰実、そのままやとちょーっと刺激が強過ぎるで」
 和久は呆れたような困ったような顔で胸の辺りを指刺してくる。
「何が?・・・ってあぁ」
 下を向いてみて何となく理解した。胸がでか過ぎて乳首が浮いてしまっている。
「あー、これはかなりエロいな。ってゆーかやばいな」
 自分の胸で少しムラっとしてしまった。危ない危ない。
「しゃーない、何とかするから和久ちょっと外で待っててくれや」
「あいよ。時間ないから急げよ」
 そう言うと和久は頭をかきながら出ていった。
「さてと・・・」
 何とかするとは言ったもののどうしたら良いのやら。俺はブラなんて持って
無いしトランクスだってぶかぶかになって辛うじて腰骨に引っ掛かってる感じ
だ。身長も縮んでしまったのかガクランも結構デカイ。
「かと言ってノーパンはまずいしサラシなんて持ってるはずないし・・・」
 何か無いかと部屋をぐるっと見まわすと救急箱が目に入った。
「これしかないか」

04-196 :166:04/06/18 02:13 ID:YyZlmPmv
「終ったみたいや・・・な」
 玄関のドアを開けると和久が待っていた。俺を見た途端和久は妙な顔のまま
固まってしまった。本日二度目だ。
「なんちゅーか。その格好は破壊力デカイなぁ」
「うっさい」
 ガクランのサイズが合わなかったので袖と裾を折り込んで身体の大きさに合
わせてなんとか着れる状態にした。髪も長くてうざったかったので後で一つに
まとめてある。パンツは少し小さめのボクサーパンツでごまかしてある。
 着替え終わって鏡を見た時は自分にまたしてもムラっとしてしまった。
なんだかなぁ・・・。
「胸の方も上手く隠せたみたいやな」
「ああ、先の方をこう、バンソウコウで・・・」
 胸の前でバンソウコウを貼るジェスチャ-をする。
「言わんでもエエわい」
「いてっ」
 和久に頭をしばかれてしまった。照れてるっぽいが・・・まさかね。
「さて、今から急げばHRの10分前には学校につけるな」
「島崎先生は今日1時限目は授業ないはずやから多分駅に居ると思うで」
「じゃ、駅までダッシュだな」
「おう、急ぐで」

04-197 :166:04/06/18 02:16 ID:YyZlmPmv
「お前達の言ってる事はよくわかった」
 あれから駅で登校中の生徒の指導をしている島崎先生を見付けるのに時間は
かからなかった。島崎先生を捕まえて事情を話したが、最初は冗談か何かかと
取り合ってくれなかった。だけどこちらが必死だったのが良かったのか島崎先
生も話を聞いてくれる事になり、3人で駅の喫茶店に入った。
「こっちの女の子が佐伯だって事も信用しよう。しかしこいつは困ったな」
 島崎先生はボリボリと頭をかいてタバコを吹かした。
「そうだな。とりあえず病院に行ってみるか。原因が何かの病気かもしれんし
な」
「病院ですか」
 正直な所病院でどうこうできる問題でもない気がする。男が女になっちまう
病気なんて聞いた事ない。だけど今はそれが最良の方法な気もする。
「佐伯は俺が病院に連れて行くから橘はこのまま学校に行くように」
「島崎先生そりゃ殺生やで。俺も着いて行きたいで」
「学生の本分は勉強だ。それにお前が着いて来たってどうしようもない」
「せやかて俺も辰実の事心配してるんやで」
「和久、心配してくれるのはありがたいんだが確かにお前が病院に行っても意
味ないしな。俺と先生だけで大丈夫だからとりあえず学校行っとけ」
 和久は心底心配そうな顔で俺を見ている。こう言う時にコイツと友達で良か
ったと本気で思う。
「そうか、なら俺は学校行くけどちゃんと後で連絡してくれや。島崎先生、辰
実の事頼むで」
 それだけ言うと和久は喫茶店を出ていった。
「さて、じゃ俺達も行くか。確か佐伯が1年の頃怪我した時に世話になった病
院があっただろ」
「あそこの先生なら信用できるかな」
「よし、じゃまず学校に連絡だな」
 そう言うと島崎先生は何箇所かに電話をかけていた。会計を済ませ店を出る島崎先生のあとについていく。
『チャラ…』
「ん?」
 俺はその時やっと左腕にブレスレットが着けっぱなしなのを思い出した。

04-198 :166:04/06/18 02:19 ID:YyZlmPmv
「はぁ・・・」
 あの後結局解かった事は俺が佐伯辰実本人だと言う事だけで何故急に女の体
になってしまったかの原因はさっぱりわからなかった。とりあえず付けられた
病名が『突発性性転換疾病』とかなんとか。
「一応校長はこの診断書で納得してくれたけど・・・マジでこの身体で明日か
ら学校に行くのかよ」
 診断書を投げ出してベットの上に転がる。
「しかも明日会議で決まるまであの格好で行かなきゃいかんし・・・」
 壁にかけられたガクランをちらっと見る。
「はぁ」
 クラスメートの反応を思うと憂鬱な気持ちになってくる。
「う~む」
 何となく大きく膨らんでしまった自分の胸に手を置いてみる。
「でかいな」
 EとまではいかないがDカップくらいはありそうだ。そのままふにふにと手
を動かしてみる。
「自分で自分の胸マッサージしてる感じか。そんなに気持ち良いもんでもない
んだな」
 それでも硬過ぎず、柔らか過ぎない押し返すような弾力が手に心地良い。両
手で軽く揉んでみる。
「うむ、立派なもんだ」

04-199 :166:04/06/18 02:22 ID:YyZlmPmv
 ふと、机の上に置かれている鏡に目が行く。鏡の中の自分の胸を弄っている
少女と目が合う。
「うぁ!?」
 鏡の中の自分と目が合った瞬間、胸を中心に奇妙な感覚が広がっていく。ハ
ッキリとした快感ではないのだが確実にじわじわと身体を昇ってくる。
「ふぅ・・うん」
 自然と口から声が漏れる。胸を揉んでいる手に力が入る。
「な、なんだこれ」
 胸の先端に貼ってあるバンソウコウに圧迫された部分がもどかしい。直接服
の中に手を入れてバンソウコウを少しずつ剥して行く。
「ふ・・・ぁ」
 小さめの乳輪に貼り付いた部分が剥がれるとそれまでとは違った確かな感覚
が身体を駆け巡っていく。
「ちょ・・・ダメだって。とまれ」
 言葉とは逆にどんどん手に入る力が強くなっていく。そして指が胸の先端の
起立している部分に触れる。
「ふあぁっ!くぅ・・・」
 声が漏れないように歯を食いしばる。

04-200 :166:04/06/18 02:24 ID:YyZlmPmv
「く・・・そ・・・はぁ」
 精神力を総動員して手を胸から剥す。何となくこれ以上男として先に進んで
は行けないような気がした。
「はぁはぁ・・・何やってんだ俺」
「もう寝よう」
 昨日と同じようにそのまま布団に潜り込む。
「くぅ・・・ん」
 動く時に起立した乳首が服に擦れて痺れるような甘い感覚が広がる。
これも無視するのに相当な精神力を必要とした。
「はぁ」
 横向きになるとまた鏡に目が行ってしまう。顔は上気し少しトロンとした表
情になっている。
(戻れんのかな。俺・・・)
 そう思うと胸に言い様の無い不安がこみ上げてくる。
『チャリ』
 ブレスレットが音を立てる。
「そう言えばこれ結局取れなかったな」
 病院で診察の邪魔になるからと切断を試みたのだが不思議な事にどの工具を
使ってもまったく切れなかった。
「はぁ、今はそれどころじゃないか」
 俺は電気を消して目を瞑った。

04-201 :166:04/06/18 02:27 ID:YyZlmPmv
今投下できる分はこれだけです。
これ以降は出来るだけ早くまったりと書いていきます。
簡単なストーリーは出来あがってるので大丈夫だと思う・・・多分(:´Д`)

でわおそまつ様でした。

04-202 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 03:58 ID:P0sFLa5K
>>201
がんがれ~
期待してるよ~

04-203 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 08:07 ID:V8m+qr59
>>201
GJ!イイですね!!

04-204 :166:04/06/18 09:11 ID:jJuQNtkG
おはようございますだー(゜∀゜)

>>202 >>203
 こんな素人のSSが喜んでもらえるのは非常にありがたいっす(´・ω・`)

今日はバイトが休みなのでペソペソと書いて降りますがあまり連続で投下
し過ぎるのも問題ありそうなのでも少し書き貯めてから再び投下いたします。

04-205 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 09:17 ID:+qezgvFB
>>201
OHA-!
出勤前の憂鬱さを忘れることができましたよ。GJ!

04-206 :166:04/06/18 14:22 ID:ywhBLE7j
ども。昼飯も食い終わったので少しだけSSを投下いたします(´・ω・`)

04-207 :166:04/06/18 14:24 ID:ywhBLE7j
「そう言えば昨日風呂に入りそこねてたな」
 朝の6時半。寝た時間が早かったからかいつもより1時間以上早くに目が覚
めていた。
「うへ、軽く汗臭い」
 昨日寝る直前に自慰まがいの行為をしてしまった為に汗をかいたらしい。思
い出すと少しだけ自己嫌悪になる。
「まだ余裕あるし。風呂入ってから行くか」
 脱衣所で服を脱ぎ全裸になる。脱衣所の大きな鏡に全身が移る。
「初めて今の自分の身体をちゃんと見たけどこれは」
 簡単なポーズをとってみる。
「自分で言うのもなんだが、あれだ。相当可愛いな。って言うかエロイな」
 大きく膨らみつんと上を向いた形の良いバスト、くびれたウエスト、せり出
しているヒップ。俺の身体は完璧な『女』になっている。
「やばいやばい。変な気分になる前に風呂に入ろ」
 慌てて鏡から顔を反らす。それにしても初めて生で見る女の体が自分だとは。
はぁ、複雑だ。
 シャワーで汗を流し身体を洗う。
「うぬ、髪が邪魔くせぇ」
 今の俺の髪は腰の辺りまで伸びている。ここまで伸ばした事はもちろんない
ので非常に鬱陶しい。
「切っちまうか・・・でもなぁ」
 もし元に戻った時に切った分髪が短くなったりしたら・・・。想像するのは
止めよう。
「慣れるしかないか」
 ため息をつきながら身体を洗う。その度にチャリチャリと音が鳴る。
「昨日はそれどころじゃなかったけどこれも何とかしないとな」
 左腕に着いたままになっているブレスレットをいじる。あのお姉さんならこ
れの外し方を知ってるかもしれない。
「あぁもぉ。面倒臭い」
 身体の泡をシャワーで落すと髪にシャンプーをつける。洗うの大変そうだ。

04-208 :166:04/06/18 14:26 ID:ywhBLE7j
「ふぅ、さっぱり」
 髪をタオルで拭きながら時計を見る。7時ちょうど。そう言えばまだ和久に
連絡して無かった。
「7時か・・・起きてるかな」
 携帯から和久の電話番号を呼び出す。

プルルルル・・・
『もしもし?辰実か?』
「おぉ、和久おはよう」
『「おはよう」やないで。心配しとったんやからはよ連絡くらいせぇ!』
「わり・・・」
『まぁええわ。それで?なんかわかったんか?』
「いや、結局原因は解からず終いだった」
『そうか・・・で?これからどないするんや?』
「とりあえず今日から学校に出る事にはなった」
『女の子のままで学校に行くんか!?エライ冒険やな』
「言うな、憂鬱なんだから」
『今からお前の家行くけど大丈夫か?』
「おぉ。あ、待った。風呂上がりだから30分後くらいに来てくれ」
『わかった。ほなな』

04-209 :166:04/06/18 14:28 ID:ywhBLE7j
「さてと」
 髪をドライヤーで乾かす。髪の量が多いのだから当然だがいつもより時間が
かかる。胸は・・・しょうがない。またバンソウコウをニップレス代りに使うしかな
いか。パンツもボクサーパンツを使う。
「しっかしあれだな。今更だが17年間連れ添った息子が居ないって言うのは
何となく寂しいな」
 ボクサーパンツに包まれた下腹部を撫でてみる。虚しい。
「あとは・・・。半袖のカッターシャツを出すか」
 長袖のカッターシャツを洗濯機に放り込んで半袖のシャツを着る。確かこれ
去年洗濯失敗して縮んだんだっけか。まぁ、身体小さくなってるし大丈夫だろう。
「ぐお・・・く、苦しい」
 予想以上に小さかったのか胸の部分が圧迫される。
「ま、まぁ着れるからよし」
 時計を見ると15分ほど時間が経っていた。
「後は髪か」
 後で一括りにしても良いけどなんだが芸がない気がする。う~む、時間も少
しあるし見よう見真似でみつあみにでもしてみるか。

04-210 :166:04/06/18 14:29 ID:ywhBLE7j
「・・・正直お前可愛いで」
「嬉しくねぇって」
 和久が来たので外にでると開口一番そんな事をほざきやがった。勘弁してくれよ。
 髪は不器用なりになんとか1本のおさげにまとまっていた。
「悪い悪い。ところで俺と結婚してくれ」
「その口もぎ取ってやろうか」
「痛い痛い!冗談やがな」
 じろりと睨みつけると俺は和久の頬をつねる。こいつなりの元気付けなんだ
ろう。内容はあれだが。
「んで、学校には普通に行けるんか?」
「ああ、俺が佐伯辰実本人だって証明は一応できたからな」
「そうか。せやけど早く元に戻るとええのぉ」
「ホントにな」
 学校に向って歩き出す。和久の家が俺の家と近い事もあって結構二人で登校
したりしている。
「しかし目線が低いな。変な感じだ」
「せやなぁ。だいぶちっこくなってしもうたみたいやな」
 もともと175センチあった身長が女になってから20センチ近く低くなっ
てしまっていた。
「これも慣れるしかねえか」
 慣れる前に戻りたいけどね。

04-211 :166:04/06/18 14:31 ID:ywhBLE7j
「それより辰実。お前このまま教室に行くのは少しまずいんちゃうか?」
「ん?あぁ、それなら大丈夫だ。HRの前に保健室の古条先生が俺に話がある
らしくてな。んで、その間に担任の今田が俺の事話しておいてくれるってさ」
 保険医の古条先生。女の先生で優しい人だ。1年前に怪我した時に世話にな
ったっけか。和久は主にサボる為に保健室を使ってて古条先生と仲が良いみた
いだけど。
 駅の前に差し掛かる。まだ朝早い事もあって生徒の数は少ないが学生服を着
ている俺が目立つのかそこはかとなく視線を感じる。
「和久、俺って目立ってる?」
「そりゃなぁ。客観的に見て可愛いし男もんの服着てるし」
「まいったなぁ」
 ため息を一つ吐くとちくちくと刺さる視線を無視して学校に向った。

04-212 :166:04/06/18 14:33 ID:ywhBLE7j
とりあえずここまでです
展開ダクダクで本当に申し訳ない_| ̄|○
至らない所があったら是非指摘してやってください(:´Д`)

04-213 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 15:08 ID:8ysESOIr
ほのぼの親友展開良し!
今気付いたんだけど、主人公のイニシャルT.S.なんだねw

04-214 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 15:12 ID:6Lwvr+lW
イニシャルよりも主人公の名前が・・・orz

まぁ嬉しいと言えば嬉しいけどw

04-215 :試験官 ◆AHSAKuYAVQ :04/06/18 18:15 ID:jqkTk2zU
流れをぶった切って申し訳ないが、穴埋め的なネタ用画像を


次にあげる画像を見て状況を想像し、萌え萌えなSSをできるだけ短い文章で仕上げなさい。(各50点)
なお、文章が長くなる場合は試験官に自己申告すること。

第1問
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087134271907.jpg

第2問
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087549803562.jpg


採点範囲として・・・
文字数、内容の濃さ、設定等です。

注意点として・・・
文字数の制限はありませんが、多くなる場合は申告すること。
申告が無い場合、大幅な減点となる場合があります。

04-216 :166:04/06/18 18:52 ID:ywhBLE7j
どうも。166です。

>>213
ホントだ。言われて気付いた・・・。
無意識の産物です(;´_ゝ`)

>>214
主人公の名前なんか変な所ありました?
あんまり被ってなさそうな名前のつもりだったんですがねぇ(´・ω・`)

あれから昼寝してまたペソペソ書きましたがなんか連続UPし過ぎ
てスレを私物化してる気がする・・・。
どれくらいのペースで行けばいいのか迷いますね。これは

04-217 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 19:32 ID:V8m+qr59
>>212
☆様と違い(比較して申し訳ないが)、軽快なノリでサクサク読めて非常に面白い。

掛け合いが凄く上手い点ではKINO様を彷彿とさせる部分がある。
いや、KINO様以上か。
ただ、しゃべり口調が関西弁という点では、好みに差がでるだろう。
私個人としては、関西弁は嫌いじゃないしKINO様より掛け合いが上手く感じる。
これからも、がんばってください!

(ペソペソって表現可愛いなぁw

04-218 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:14 ID:7ObMEfVb
>>215
採点なんて人によって違うからいらん。
てか、ウザイから採点するな。

04-219 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:25 ID:xGRdaM9l
>218
同意
ミニSSの競作でマターリできればそれで十分

04-220 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:37 ID:6Lwvr+lW
>>214
ぜんぜん変じゃないよ。  少し(?)かぶってただけ。

おかげでどっぷりとはまりそうな悪寒w

04-221 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:39 ID:6Lwvr+lW
あっ、上は>>216です。

04-222 :166:04/06/18 20:52 ID:MGx3GitE
ちっす。166です(=゚ω゚)ノ

>>217
いや、もぉ俺は他の人に楽しんでいただけるだけで大満足です。
って言うかそんな事言われると汁でそうになります(:´Д`)

>>220
そう言っていただけるだけで励みになります。いやホント。
執筆スピード遅いので心配ですが最後まで頑張ります。

と、言う訳でUPします。

04-223 :166:04/06/18 20:54 ID:MGx3GitE
「あらあら。佐伯君本当に女の子になっちゃったのね」
「あはははは・・・」
 学校に着いてから和久とわかれて俺は保健室に来ていた。
「えっと、古条先生。俺に話ってなんですか?」
「ほら、佐伯君女の子の事あんまりわからないでしょ?下着も着けてないみた
いだし。まったく、無防備ねえ」
 そう言うと古条先生は困った顔をした。
「いや、そりゃまぁ俺が女性の下着なんて持ってたら色々と問題あるでしょ」
 持ってたら変態だな。
「あと服の事とか月経の事とかもあるし。放課後に色々とお買い物にいくわよ」
「買い物ってまさか。し、下着買いに行くんすか?」
「当然。身体のラインだって崩れるし。女の子として当たり前のエチケットよ」
「あと男物の学生服も昨日の職員会議で女の子が着るのはマズイって事になっ
たからセーラー服買うわよ」
「げぇっ」
「こ~ら。女の子がそんな言葉いっちゃダメでしょう」
 せ、せぇらぁふく・・・俺が・・・勘弁してくれ。
「先生、それは拒否権はあるんでしょうか・・・」
「だーめ、決定事項よ。と、言うより命令ね」
「はぁ~・・・」
「しょうがないじゃない。女の子のまま学校に通うんだったらそれくらいしな
いと。男の子に戻るまでの間だと思って我慢しなさい」
「あぁ、なんかドッと疲れた」
 俺は諦めてがっくりと肩を落とした。

04-224 :166:04/06/18 20:56 ID:MGx3GitE
 放課後ちゃんと保健室まで来るようにと古条先生に釘を刺された後、俺は自
分のクラスの前まで来ていた。時間はちょうどHRが終るか終らないかって感
じだな。
 ・・・入り辛い。このまま帰っちゃおうかな。
 ウロウロしていると教室のドアが開いて担任の今田が出てきた。
「え~っと、佐伯か?」
「は、はいそうです」
「実際信じられんが本当に女の子になったんだなぁ」
「好きでなったわけじゃないんですけどね」
 力なく笑ってみる。それにしても今田のやつ、興味深々って感じだな。教師
なんだったらもう少し自重しろよ。
「今クラスの皆にお前の事話しておいたから大丈夫だぞ」
 何が大丈夫なんだよ何が。
「1時限目までまだ時間があるから中に入って準備しておけよ」
 それだけ言うと今田はさっさと行ってしまった。教室の中はザワザワと騒が
しい。どうやら俺の話題みたいだ。
「ほんっと逃げてぇ」
 深呼吸をすると俺は覚悟を決めて教室のドアを空けた。

04-225 :166:04/06/18 20:57 ID:MGx3GitE
「お、おはよ・・・」
 そこまで言いかけて俺の声はかき消されてしまった。

うおおおお、アレが佐伯かよ!?信じらんねー
すっげ。可愛い。惚れそう。
佐伯ー!付合ってくれー!
ちょっと!男子うるさい!
佐伯君・・・可愛い・・・
ちょっと、ムカツクーなによあれー

 予想はしていたが俺は顔を引きつらせる。好き勝手言いやがってちくしょう。
和久の方を見ると『こらあかん』と言った感じでお手上げのポーズをとった。
「はぁ、オーケー。お前等の気持ちはよーくわかった」
 30分とちょっとの間で1日分以上疲れたよ・・・。俺は皆の野次を無視し
て自分の席に座った。それと同時に俺と親しい友人達がぞろぞろと集まってく
る。
「ホントに佐伯か?学校の壮大なドッキリじゃないよな?」
「佐伯君可愛い~」
「あー、うるさいうるさい」
 俺は手の平をヒラヒラと振って追い払う仕草をする。
「やっほぅ、辰実♪」
「っぃよう!」
 ・・・こいつらを忘れていた。不吉なニコニコ顔を貼りつけて近づいてくる
のは十和田桜子(とわださくらこ)と木下典弘(きのしたのりひろ)。
 俺と和久と一緒によくつるんでる級友・・・訂正、悪友。
「よ、ようノリ、桜子」
「んっふっふっふっふ」
 桜子の笑顔がさらに強くなる。あぁ、嫌な予感。

04-226 :166:04/06/18 21:01 ID:MGx3GitE
「ノリ!GO-!」
「あいさー!」
 桜子の掛け声と同時にノリが素早く俺の後ろに回りこんできた。
「お、おい。いったいなん・・・おわっ」
 あっというまにノリに羽交い締めにされてしまった。
「ノリ!お前なに考えてんだ!?」
「ぐふふふふ、観念せい」
「た・つ・みちゃ~ん、ボディチェックの時間で~す」
「ちょ、待てって。冗談だろ!?」
 桜子が両手をワキワキと動かしながらやばい笑顔でじりじりと近づいてくる。こ、恐い。
「おりゃ」
「おわぁっ!」
 桜子がむんずとばかりに俺の胸を鷲掴みにしてくる。
「うわっ!ちょ・・・止めろってうひゃひゃひゃひゃ」
「きゃーおっきい。しかもノーブラ!辰実ちゃんエローい」
 もぞもぞと手が俺の胸をまさぐる。くすぐったさの奥から違う感覚が沸き上
がってくる。や、やばいって。
「うひゃひゃ。ホントダメだって!桜子!おい、あぁん」
「ほらほら。ええのんかええのんか?」
 何とかもがいてみるがノリにガッチリと捕まえられていて抜け出せない。
「とう」
「いったーい!」
 桜子の悲鳴と一緒に俺は地獄から解放された。危ない。ちょっとあえいでしまった。
「ちょっと、何すんのよ和久」
「そんくらいにしとけや、エロ娘」
 どうやら和久のチョップが桜子に炸裂したようだ。桜子が頭を押さえて和久に抗議している。
「エロ娘とは失礼ね。これはスキンシップよ」
「お、お前は会社のセクハラ上司か・・・」
 俺はノリの腕を振り解くと呼吸を整えた。
「いやー、楽しかった。でも本物の辰実みたいだな」
 ワハハハとノリが豪快に笑う。もうちょっと別の方法で確かめてくれ。頼むから。

04-227 :166:04/06/18 21:03 ID:MGx3GitE
「それにしても本当に女の子になっちゃったのね」
「あぁ、もう説明すんのメンドいから信じてくれて助かるよ」
 椅子に崩れ落ちるように座る。まだ息が少し荒い。
「思った通りお祭り騒ぎになってもうたな」
 男子、女子共にこっちをチラチラと見ながら何かを話している。
「ぬあぁ、やっぱり逃げりゃよかった」
 そう言いながら机に突っ伏す。それと同時に1時限目の教師が教室に入って
きた。
「こらー、お前等席につけー」
「やべ、もう時間だ」
 和久、ノリ、桜子が自分の席に戻って行く。まだヒソヒソと声が聞こえるが
他の連中も教科書を出して前を向いている。一応騒ぎは収まったみたいだ。
「さて、どうなることやら」
 俺は何度目になるか分らないため息をつきながら教科書を机の上に出した。

04-228 :166:04/06/18 21:05 ID:MGx3GitE
本日は以上です。
明日から3日間ほど忙しくなるので投稿スピードが
著しく落ちると思いますが勘弁してください(´・ω・`)

04-229 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 21:36 ID:6Lwvr+lW
>>222-228
リアルタイム乙! 執筆速度なんて気にしないで
最後まで自分のペースで頑張って下さいね。

04-230 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 22:32 ID:xf3x6Mdq
>>228
なんか明るいノリで楽しそうなお話ですね。
クラスメートたちもみんな陽気でエッチぽいし。
この先どんなイベントが巻き起こるんでしょうか?ワクワク。
それにこのスレにまた職人さんが増えてうれしいです。
これからもがんがってくださいね。

04-231 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 22:40 ID:OyJhp7vW
>>218
ネタにマ(ry
まさかホントに採点するわけじゃなし。

04-232 :154:04/06/18 23:27 ID:nwCxS2lc
>>180の画像を元にSS書いてたら、何時の間にか短編じゃなくなってました。しかもまだ全然未完の上、画像のシーンが出てくるのは何時になるやらって感じで。
エロリシーンはまだですが、とりあえず書けた分だけ投下したいと思います。

04-233 :154:04/06/18 23:30 ID:nwCxS2lc
前から気になっている生徒がいる。
綾野五月(あやのさつき)。
俺が担任している1年C組の生徒だ。
背はあまり高くなく、顔は一見女に間違われるような美少年である。
綾野はいつも窓の外を物憂げな顔して見ている。
このクラスの担任になってもうすぐ3ヶ月経つが、他の生徒のことはたいだい人なりに掴めてきたのに、今だに綾野のことだけがよくわからない。
別に素行や成績が悪いわけでは無いし、それなりに友人関係も築いているようだ。
問題無いと言えば問題無いのだが……、とにかく気になる。
今日も授業中窓の外を見ている綾野に、「綾野~、何か面白いもんでも見えるのか~?」と聞いてみたが、「別に」とそっけなく返されてしまった。
窓の向こうには、あいつにしか見えない何かがあるのだろうか。いつかそれは俺にも見ることは出来るのだろうか。
綾野五月、お前は窓の向こうに何を見ているんだ。

「っした!」
「おう!お疲れ」
ある日の夕刻。
(ふぃ~、今日も一日疲れたな)
顧問をしているサッカー部の活動を終え、手洗い場で部活の汗を流している時。
(綾野?)
視界の隅に入ってきたのは、体育館の裏の方へと歩いていく綾野の姿だった。
(あいつ、こんな時間に何してんだ?確か部活には何も入ってなかったよな)
「おーい、綾野!」
声をかけてみたが、綾野はその声に反応することなくそのまま行ってしまった。
(なんだ?)
無性に気になった俺は、体育館の裏へと消えた綾野を追いかけた。
(まさか喧嘩とかタバコとかそんなんじゃないよな)
あいつに限ってそれは無いだろう、とは思いながらも、頭の隅に不安を残し、体育館の裏へと走る。
(あれ?誰もいない……)
しかしそこで綾野の姿を確認することは出来なかった。
(さっきの、綾野……だったよな)
周りを見回してみるも、綾野はおろか猫一匹いる気配が無い。辺りを響く音は、蝉の鳴き声と部活を終えた生徒達が帰る声だけ。
(見間違い?疲れてるのかな、俺)
頭をポリポリ掻きながらその場を去る俺は、その時体育館の屋根の上から自分に向けられる視線に気付くことは無かった。

04-234 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 23:35 ID:/d2GaY8R
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

04-235 :154:04/06/18 23:36 ID:nwCxS2lc
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。
この胸から沸き上がるものは一体なんだ?
俺が俺じゃなくなるこの感じ。
得体の知れない何かに支配されるこの感じ。
ドス黒いそれに心まで喰いつぶされるこの感じ。
何だ?何だ?何だ?何だ?
そいつは笑う。
そいつは吠える。
そいつは呼びかける。
そいつは引き裂く。
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。
全てが消えそうなこの感じ。
醜い欲望にさらされるこの感じ。
漆黒の闇の中に引きずり込まれるこの感じ。
目の前に淫らで愛欲に溺れる裸の女の姿が見える。
誰だ?誰だ?誰だ?誰だ?
こいつは誰だ?
どうして裸なんだ?
懇願するかのようなその目はなんだ?
こいつはもう一つの俺の姿とでも言うのか?
ーーいや、違う。
ーーもう一つなどというあいまいな存在ではない。
ーーそれこそがお前の本当の姿だ。
ーー男を求める貪欲で淫乱な獣。
ーー認めろ。そいつはお前だ。
違う!
俺は男だ。
こいつは俺なんかじゃない!

04-236 :154:04/06/18 23:39 ID:nwCxS2lc
ーーだったらその女の顔をよく見てみろ。
ーー誰が見てもお前じゃないか。
違う!違う!違う!違う!
そいつはお前が作った幻影だ!俺じゃない!
ーーではお前のその体はどう説明するんだ?
えっ?
虚空から突如生まれた鏡が自分を映す。
細く華奢な体、自己主張の強そうな大きな胸、そして誰のものを待つのかいやらしく蜜を流す肉穴。
鏡に映るは女の体を持つ自分。
そんな馬鹿な!
ーーわかったか?そいつはお前で、お前はそいつなんだ。
欲望の鎖から解き放たれることは無い。
貴様!俺の体に何をした!早く戻せ!
ーーまだ認めぬか。まあ、それもいいだろう。いずれわかることだ。
待て!どこに行く!
何も見えなくなる。
何も聞こえなくなる。
闇の中に女になった自分が一人。
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。

「おい、綾野!大丈夫か?」
ハッと我に返る。
俺は今まで一体何を?
「やっと気が付いたか」
目の前には担任と保健医の二人が立っていた。
「授業中、いつものように窓の外見てたと思ったら、急に倒れるだもんな。ビックリしたよ」

04-237 :名無しさん@ピンキー:04/06/18 23:40 ID:7ObMEfVb
>>231
>>165

04-238 :154:04/06/18 23:41 ID:nwCxS2lc
「倒れた……?」
ベッドの上。ここは保健室。じゃあ今のは夢だったのか?
綾野はハッとして、自分の体をまさぐる。
変わって…ない。
ホッと安堵の息を吐く綾野。
「その様子だと、もう大丈夫みたいね」
保健医の飯島が綾野の背中を軽く叩く。
「すみません、飯島先生。世話になりました」
「いいですよ、相原先生。それより綾野君、もう心配は無いとは思うけど、大事をとって今日のところはこれで早退して家でゆっくり休んでなさい」
「俺、平気ですよ」
「駄目。万が一のことがあったらどうするの?あなただけの体じゃないんだから、無理しない」
飯島はキスでもするのかと思うぐらい顔を近付けてきたので、思わず身を引いてしまった。
「……」
「綾野、飯島先生がこうおっしゃってることだし、早退しとけ。ちょうどこれで昼休みに入るから、先生が車で送っていってやるよ」
綾野は深いため息を一つつくと、「わかりました」と言ってベッドから下りた。
「よし。俺は駐車場で待っているから、荷物取ってきたらちゃんと来るんだぞ」
「はぁ」
今一つ納得してない顔をするが、ここは大人しく先生の言う通りに動くことにした。
それにしても……、さっきの夢は一体?
綾野は自分の胸に手を当てる。
ドクンッ。
ーー時は近い。
どこからともなく夢で聞こえたあの声が体を突き抜けた。
後ろを振り向く綾野。
「ど、どうした?綾野?恐い顔して」
いきなり綾野が自分の方に振り向いてきたから、相原はビックリして転びそうになった。
「い……いや、何でもないです」
『ーー時は近い』
何が来るっていうんだ。何が……。
綾野は謎の声に対して、言い様の無い不安にかられるのであった。
ーー時は近い。

04-239 :154:04/06/18 23:44 ID:nwCxS2lc
相原は駐車場で綾野を来るのを待ちながら、考え事をしていた。
(綾野、大丈夫かな?)
先ほどの保健室での綾野の姿を思い出す。
後ろを振り向いた時の綾野。何かに脅えるような目をしていた。悪い夢でも見たんだろうか。目を覚ました時の反応も少しおかしかった。何かあったのか?
空を見上げる。
雲一つ無い青く透き通った広い空。初夏の太陽が相原を照らす。
(あいつはこの空の何を見ている?)
それがわかる日は来るのだろうか。
「先生」
教室から荷物を取りに行っていた綾野が、こちらにやって来た。
「おお、来たか」
綾野は相原の車を見ると、つい足を止めてしまった。
「まっ、たいした車じゃないけど乗ってくれ」
相原の車は親から譲ってもらった年代物なため、お世辞にも綺麗と呼べるシロモノでは無かった。しかし相原本人としては、尊敬する父から譲ってもらったということもあり
、自慢の逸品ではある。
(何かの本でこんなの見たな)
車を見つめる綾野に手で招く相原。
「どうした?早く乗れ」
相原に促され綾野は車のドアを開けた。ほのかなレモンの香りが鼻につく。車内は外見の古くささに相反して、カーナビやMDなどが装備してあり、綺麗に掃除がしてあった。
車内の様子を見て安心した綾野は、相原の車に乗りこんだ。
「じゃあ行くか。シートベルトはちゃんと締めてな」
キーを差し込み、エンジンをかける。
「5分ぐらいで着くかな」
相原は軽快に車を動かすと、綾野の家へと走らせた。
窓を開けると心地よい風が流れてくる。

04-240 :154:04/06/18 23:47 ID:nwCxS2lc
「……先生」
「ん?なんだ?」
「先生は、この空を見て何を思います?」
相原は綾野の突然の問いに驚いた。何せその質問は自分が綾野にしたかったものだからだ。
「この空を見てか?」
車のフロントガラス越しに空を見上げてみる。
青く青くどこまでも伸びていきそうな広い空。
「まあ……在り来りな答えになっちゃうけど、夢とか希望とかかな。この空を鳥のように思いっきり飛びたい!ってのも夢になるんだろうな。あと大きな入道雲なんか見ると、俺の親父を思い出す」
「先生のお父さん?」
「ああ。俺の親父は今はアメリカの大学で講師してるんだけどさ、頭が良くてたくましくて頼りになって、俺の最も尊敬し目標としてる人間だ。ついでにこの車はその親父から譲ってもらったもんだ」
「先生には見えるものがあるのか。俺はいつも見てるのに何も見えない」
見えない?
相原を綾野の顔を横目で見る。そこにはいつもように空を見つめる綾野。
「俺にもいつか何か見えるかな?先生」
「えっ?ああ、見えるようになるさ。俺に見えて綾野が見えないなんてことは無いよ」
ハハハと笑ってごまかす相原。
そうか。綾野はいつも何かを見てたんじゃない。探してたんだ。窓の向こうから。『何か』を。
相原は長い間解けなかったパズルを、ようやく解けた気がした。しかし崩れたパズルの内から、もう一つのパズルが生まれ出る。
でも、綾野に『何か』を見つけることは出来るんだろうか。万が一見つかったとしても、それが必ずしもあいつが探していた物とは限らない。
再び横目で綾野を見る。
先ほどと変わらず空を見つめるだけ。
そんな綾野の姿を見ると、相原はそれ以上声をかけることは出来なかった。結局それから綾野の家に車が到着するまでは、言葉が交わされることは無かった。

04-241 :154:04/06/18 23:50 ID:nwCxS2lc
「先生、家まで送ってくれてありがとう」
「おう。ゆっくり休んでまた明日学校来いよ」
家の中へ入ろうとする綾野に、相原が声をかける。
「綾野!」
振り替える綾野。
「見つかると良いな」
綾野は相原の言葉に笑みで返すと、家の中へと入っていった。
(どうして、先生にあんな事を聞いたんだろう)
ドアに体を預け、胸を手に当てた。
『ーー時は近い』
あの言葉はもしかして、俺が空の向こうに探しているものが見つかるという意味か?
あの声に期待をしていいのか?
綾野は考える。
捜し物が見つかった時、俺はどうなるんだろう。
夢の中に出てきた女になった自分を思い出す。
綾野は女の姿を振り払うかのような頭をブンブンと振ると、自分の部屋まで歩いていき、部屋に入るとすぐにベッドの中に潜り込んだ。
(きっと疲れているからあんな変な夢を見るんだ。飯島先生の言う通り、とっとと休んじまおう)
布団を被り、必死に寝ようとする。
最初は感情が高ぶっていたせいかなかなか眠くならなかったが、時間が経つにつれて時計の針を刻む音が子守歌となり、だんだんと意識が無くなっていた。
瞼が完全に閉じ、深い眠りへと陥るかという時、ベッドの隅で誰かをいたような気がした。だがその姿を確認すること無く、綾野は眠りへと付いてしまった。
ーーおやすみ、『僕』
宙に浮かぶ一人の存在。それは夢で出てきたもう一人の綾野。女の姿を持つ綾野だった。
ーーさあ、その体返してもらうよ。その代わり、僕もこの体を君に返す。
『女の綾野』は眠る綾野に口付けをする。
ーー契約はここまでだ。約束は充分果たしたんだから、恨みっこは無しだよ。フフフ。まあ、僕も沢山楽しめたから、手離すのはちょっと心惜しいけどね。
『女の綾野』の体が、徐々に男のものへと変わっていく。
ーーさようなら、僕。
別れの言葉を残すと、もう一人の綾野はその姿を消していった。

04-242 :154:04/06/18 23:53 ID:nwCxS2lc
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。
体が灼けるように熱い。
これはさっきの夢の続きか?
だがここには俺一人だけ。あの『声』は聞こえない。
ふと自分の体に目をやると、黒い炎に身を包まれている。
体が灼けて、溶けていく!
炎を消そうと一心不乱に暴れるが、炎が消える様子はない。
このまま焼け死ぬのか?
このまま溶けていくのか?
そんなの嫌だ!
必死にもがく。炎は消えない。
自分の手を見る。
……!?
溶けていく体の下からは、筋肉や骨ではなくもう一つの肉体が出てくる。
どういうことだ。
溶けた腕の下から出てきたのは、細く華奢な腕。
溶けた手の下から出てきたのは、繊細で綺麗な手。
溶けた足の下から出てきたのは、モデルのようになめらかな足。
溶けた胴の下から出てきたのは、均一された見事な曲線を持つ胴。
溶けた胸の下から出てきたのは、母性を感じさせるふくよかな乳房。
溶けた顔の下から出てきたのは、いつもと変わらぬ顔。ただし唇には艶が帯びている。
そう、溶けた体の下から出てきたのは、前回夢に出た女の自分だった。
違う!この体は俺のじゃない!
叫んでみるも、『声』は返らず。
なんで黙っている!なんで何も言わない!
涙をこぼし、膝を付く。
綾野の姿に哀れみを感じたのかどうかは不明だが、一言だけ『声』が投げかけられる。
ーー時は満ちた。

04-243 :154:04/06/18 23:55 ID:nwCxS2lc
『声』に反応して、綾野は飛び起きた。
時計を見る。午前5時。
(結構眠ってたな)
綾野は時計から目を離すと、自分の体が汗でベトベトになっていることに気付いた。
(気持ち悪い)
服は昨日帰ってきてすぐにベッドに入ったため、学校指定のシャツとズボンのままだ。
(シャワーでも浴びて着替えよう)
シャツのボタンに手をかける。突如奇妙な違和感が背筋を走った。
(まさか……)
急いでシャツを脱ぎ上半身裸になると、そこには豊かな膨らみが二つ綾野を待ちかまえていた。
今度はズボンとパンツに手をやる。
(無い!無い!無い!)
男のシンボルと言うべきモノが消えていて、代わりに薄い産毛のような毛に覆われた肉の割れ目があった。
ボー然と固まる綾野。
この日綾野五月は、『男』から『女』になった。

04-244 :154:04/06/18 23:59 ID:nwCxS2lc
とりあえずここまで。稚拙な文で本当申し訳ないです。
ここからどうやって>>180のシーンの持っていこうかと考えています。

>>166
乙彼様です。ほんわかムードがとっても良いで砂。がんがって下さい。

04-245 :名無しさん@ピンキー:04/06/19 12:13 ID:iD4xj5Bn
>>244
詩的な文と、抽象的な表現でが特長的。
良く言えば、奥が深く、悪く言えば、わかりづらい内容となっている。
伏線が分かりやすくひいてあり、これからの展開が楽しみだ。

>>244様のこれ以上の成長を期待します!

04-246 :名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:18 ID:De5IIGGh
>>244
>>245
同一人物だろ
さらに言うと☆か?

04-247 :名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:29 ID:14hf93rz
>>246
そこまで毛嫌いせんでも・・・と思うが?

04-248 :名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:32 ID:xuuNEqwU
☆ミ

04-249 :名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:34 ID:OHPlYrG6
>>247
>>246は病気なの。さわらないで

04-250 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:30 ID:Uriev33u
精神病院を脱走した>>246が人様に迷惑をかけるスレはここでつか( ´,_ゝ`)プッ

04-251 :評論家@見習い人 ◆9svxilKxrw :04/06/20 00:32 ID:mCMSrUOe
>>246
>245ですが。
☆様ではありません。
>244様でもありません。

分かる人には分かっていると思いますが、文体を見てもらえば一目瞭然です。
最も分かりやすい箇所は、句読点の位置ですかね。

コテつけました。
見習いですが以後お見知りおきを…

04-252 :評論家@見習い人 ◆9svxilKxrw :04/06/20 00:37 ID:mCMSrUOe
あらら。>251を読み返したら何か、変な日本語になってる。
眠たくて頭がまわらないので勘弁してくださひね(´・ω・`)

04-253 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:41 ID:Qx2aNifC
>>251
要は、句読点の位置を変えてみて
他の誰かじゃないと偽装してるわけですか。

04-254 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:44 ID:Uriev33u
誰か>>246=253を迎えに来る救急車のAAキボンヌ

04-255 :評論家@見習い人 ◆9svxilKxrw :04/06/20 00:58 ID:mCMSrUOe
>>253
句読点の位置だけではないのですが…
言葉の使い方とか、文の順序とか、雰囲気とか、改行の使い方とか、文字の揃え方とか、あとは(ry

意識的に文体を変えたり、誰かの真似をしたりできますけど、結構難しいんですよ。
わざわざ、そんな面倒な事はしますぇん(`・ω・´)シャキーン

04-256 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:05 ID:/GOOiI8i
>>255>>253みたいな煽りにマジレスしないの。

04-257 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:07 ID:DqBXGy0u
>>255
挑発っぽいレスに反応してると議論の無限ループに陥ってスレの空気が
悪くなりがちなので気を付けたほうがいいですよ。
スレ趣旨と関係ない部分で、いろいろ反論したいこと等あったら以下のスレ
にて、発言するといいと思います。↓

エロパロ板のTSFを議論スレver1
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/

04-258 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:13 ID:j0h7Plcr
というか、反応してるやつは全部荒らしだろ。

04-259 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:14 ID:j0h7Plcr
あ、そうなったら>>255も荒らしってことになるのか。

04-260 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:14 ID:fMDUh9GH
>>244
乙でーす
影のある綾野タンが魅力的ですね。
自分はアリスさんと☆さんのファンですが、いろんなSSが読めてうれしいです。
154さんもガンガッテくださいね。


あとスレの雰囲気を荒らすだけの人はよそに行ってね
ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/とか

04-261 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:19 ID:dSCXe208
>>258-259 お前らも荒らしの仲間だよw

04-262 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:22 ID:j0h7Plcr
>>261
なんでだよ。
>>258の発言した後に>>255も荒らしになるからまずいかもと言っただけだろ。
というかおまえだろ?荒らしは。

04-263 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:26 ID:/GOOiI8i
>>258-263はまとめて荒しでいいじゃん。
メンドクセ

04-264 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 01:29 ID:OWBJTueb

260は外してやれ。

04-265 :◆QT4umEMRFs :04/06/20 05:26 ID:GOAp1V6M
久しぶりに少しだけ。話しを進める回。

「そんなものはいらん」&「大量投下ウゼェ」という人は、スルー願います。
日本語を理解してくれる人向け。
理解出来ない人はスルーの方向で。

NGワード「ボクたちの選択」

04-266 :ボクたちの選択(468):04/06/20 05:28 ID:GOAp1V6M
前スレ654

「処女膜」
「破瓜の痛みってのは、いわば異物――この場合は陰茎だな…による粘膜損傷と、処女膜の裂傷がもたら
すものが主だ。ところが粘膜損傷はともかく、処女膜の裂傷に関しては、そもそもお前にマクが無いから
裂けようもない」
 ソラ先生の身も蓋も無い言い様に、圭介はちょっと頬を赤らめて絶句した。
「…そ…え?……無いんですか?…その…処女…膜…」
「あるわけがない。そもそも処女膜というものがどういうものか、お前は知ってるか?」
「はあ…まあ…一応…」
「言ってみな」
「……その……あそこの中に張ってる、薄い…膜……」
「10点」
 呆れたように“ぴしり”と冷酷な採点を下すと、ソラ先生は“ぺちっ”と圭介の額を叩いた。
「保健体育の授業で習っただろう?」
「……知らないですよそんなの…」
「ウソつけ。4月のイチバン最初の授業で、男女の『性交』について話した時だぞ」
「……その頃、ボクは男でしたけど」
「………」
「………」
「……で、処女膜だが」
 じと…と、やけに湿度の高い目付きをした圭介をあっさりと無視して、彼女は“にこり”と男らしい(?)
笑顔で微笑んだ。
「ずるい」
「うっさい。
 いいか?そもそも処女膜ってのは『膜』じゃない。胎児期に子宮と膣が形成される際に残った成長の名
残で、実際には厚みのある襞(ひだ)みたいなもんだ。…で、それ自体にさして意味は無い」
「…は?」

04-267 :ボクたちの選択(469):04/06/20 05:29 ID:GOAp1V6M
>267
「ん~~…まあ、乱暴な言い方すれば、『尾底骨』とか『虫垂』と同じようなもんだな。免疫力の低い時
期の、雑菌による感染症を防いでいる…とか言われてるけど、それならなおさら、免疫力が十分に高まっ
て以後の存在理由が無いんだ。
 だいたい、お前は胎児の時に“性別”したわけじゃない。つい先日、女に性別変化したばかりだ。
 そんなお前に、処女膜があるわけないだろう?」
「そうか…無いのか…」
 圭介はホッとしたように呟いた。
 一見しただけでは、それが「安堵」なのか、はたまた「落胆」なのかは窺い知る事が出来ない。美智子
は“くいっ”と右の眉だけを器用に上げて言った。
「それともナニか?やっぱり処女膜ブチ破ってもらいたいか?」
「まさか」
 ニヤニヤと、なんだか不穏なほどいやらしい笑みを浮かべる彼女を、圭介は憮然とした顔で見上げた。
どこの世界に、しなくていい痛みをあえて受けたいと思う人間がありものか、と思った。
 けれど、そう思いながらも
『本当の女だったら……そういう痛みも嬉しいものなのかな…』
 と思ってしまう。
 男性雑誌とか、ライトノベルなどのジュブナイル小説などには、男と結ばれて痛みと出血に涙を零しな
がら、それでも健気に「痛くないよ。だって、あなただから」とか囁く女の子が頻繁に登場するけれど、
たぶんあれは男の妄想が生んだ「こうあって欲しい」という女性像なのだ…と、圭介は思う。少なくとも
クラスメイトの「経験者」には、男が思い描くような「妄想少女」はいなかったから。
 けれど、それが彼女達の真の姿なのだとも決して言い切れないから、本当は『その時』どう思っていた
のかなんて事は、圭介にもわからなかった。
『…痛いのは、やだな…』
 そして、男とセックスするのも。
 もし相手が健司だとしても、男のちんちんをあそこに挿し入れられる……というのは、想像しただけで
潜在的な恐怖が沸き起こる。
 まさしく、肉体を「侵される」という感覚だ。思わず“ぞっ”として、胃か重たくムカついてくる。
「なあ圭介」
 天井を見つめたまま黙り込んでしまった圭介に、ソラ先生はゆっくりと言った。

04-268 :ボクたちの選択(470):04/06/20 05:31 ID:GOAp1V6M
>268
「私は、お前が好きだ。いや、私だけじゃない。『星人』の全てが、お前を大事に思っている。
 確かに私達は、お前の子供を望んでいる。もっとハッキリ言えば、私達『星人』のマトリクスを受け継
いだお前と、この地球の人間との種族的融合を。
 でもだからこそ、お前にはお前が望む形で、お前の愛する者の子供を、この世界に産み出して欲しい。
 お前がこれから男に戻れるか……それはわからない。
 けれど無理強いするつもりはないんだ。どうしても女として子供を産むのが嫌だ…と言うのなら、この
先、何年かかるかわからないが………方法を考えよう」
「……ずるいね」
「どうして?」
「そうやってボクの意志を尊重してくれてるみたいだけど、本当は、違うんでしょ?」
「なにが?」
 いつもクールなソラ先生の顔に、ちらりと動揺のようなものが見えた。
 …気がした。
「『星人』のテクノロジーがあれば、ボクの意志なんて無視して妊娠させられるはず。
 でもそれをしないのは」
「圭介…?」
「ボクに『星人』に対しての不信感を抱かせないためなんだ」
「…圭介、それは違う。私達は」
「…ごめんソラ先生………母さんが来るまで、ちょっと眠っていい?…なんだか、すごく眠いんだ……」
 圭介は毛布を頭まで引き上げると、しくしくと傷む下腹部に手を当てて胎児のように丸くなり、ぎゅ…
と目を瞑った。
 先生はそれ以上何も言わず、ただ黙って席を立ち、カーテンをそっと閉めた。

 遠ざかるソラ先生の足音を聞きながら、圭介はそろそろと毛布から頭を出した。クリーム色のカーテン
越しに、ソラ先生のシルエットが遠ざかって行く。無理矢理追い払ってしまったような気まずさがあった
ものの、気持ちはそれほどささくれ立っているわけではなかった。彼には、自分が本当に「子供を産める
身体」になった事で、改めて気付いた事があるのだ。
 「子供をつくる」というは、当然、その子供を「育てる」必要があるという事だ。
 では、子供をつくったら、誰がその子を育てるのか?
 『結婚』して自分が…という選択肢は、『結婚』という一点においてのみ、どうしても有り得ないよう
に思えた。

04-269 :◆QT4umEMRFs :04/06/20 05:39 ID:GOAp1V6M
ここまで。

文体が似てる…とか、出現時間が同じ…とか、
私にならともかく(私は全く平気です)、
誰彼構わず決め付けて噛みつく人はお猿さんですか?
日本語読めますか?言葉を理解出来ますか?

言葉汚くスレを乱す人にはスルーしかありません。
徹底を。

04-270 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 08:24 ID:MdBFEqAQ
>>263
お前が嵐か!

04-271 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 09:19 ID:DqBXGy0u
>>269
お疲れ様です。面白かった!
TSしたキャラが破瓜の痛みに苦しんで……ってこの手の話だと黄金パタ
ーンですけど、「後天的に性別が変化したら処女膜はつくられない」という
理屈は目からウロコでした。

ところでお猿さん云々はやめましょう。さんざん嫌がらせされて気持ちは
わかりますけど、彼らのことを悪し様にいっても問題は解決しないですから。
ま、それはさておき、下は某所でみつけた圭ちゃん風な画像。
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs01/data/TSIMG_000015.jpg

04-272 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 09:51 ID:fMDUh9GH
☆さん、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
このお話は奥が深いのですね。ただ男の子が女の子になったらっ…ていうドタバタ
だけでなく、実際には結婚や育児とかいう問題もでてくるわけですもんね。
そういう面にも光を当ててるからこそクライマックスの感動とかもすごそうです。
長い目でマターリと楽しませていただきます。

>>271
その圭タン、めちゃカワユイ(;´Д`)ハァハァ

04-273 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 13:11 ID:V2X5z5KG
>>269
(=゚ω゚)ノ イヨウ 慌てずマターリとやってくんな。
あと、荒らしが釣れてうざいから煽りはやめときな。

04-274 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:38 ID:QXkMHJhV
どもう、166です。職人さんが戻ってきたり154様が長編SSを
始めたりなど1日開けて色々動きがあったようなのでコテハン
+トリップを付けさせていただきます(´・ω・`)

>>154
人物、場面構成などがしっかりしていてとても面白く読ませて
いただきました。参考になります。

>>☆様
知識の深さと物語の造詣の深さはとてもマネできません。勉
強になります。

154様、☆様ともに今後の展開が非常に楽しみです。
あと2日間ほど修羅場が続いきますが書き貯めてある分が少
しありますので投下いたします。

04-275 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:41 ID:QXkMHJhV
 昼休み、定食のトレイを持って学食内をウロウロしていた。事情を知らない
他のクラスや違う学年の生徒がチラチラと俺を見ている。しまった。パンでも
買って屋上で食えばよかった。
「辰実~、こっちやこっち~」
 学食の出口近くの机で和久が手を振っていた。ノリと桜子も一緒か。
「お前等さっさと先に行っちゃうんだから結構薄情だよな」
 俺は授業が終った直後にクラスのヤツ等に捕まって質問責めに合っていた。
「せやかて急がんと席無くなってまうからなあ。昼休みは戦場やで。学食は」
「そうよー。せっかく辰実ちゃんの席も取っておいてあげたんだから感謝しなさい」
「なぁ、その『辰実ちゃん』って言うのやめてくれないか」
「あら。ダメよ。こんなに可愛い子呼び捨てになんてできないわ」
「てめぇ」
 桜子はケラケラと笑っている。この野郎楽しんでやがるな。
「まぁまぁ、それよりも飯が冷めちまうからさっさと食おうぜ」
 ノリは待ちきれないとばかりに自分の親子丼に箸を着けた。
「いただきます」
 俺は桜子を言い負かすのを諦めて定食のトンカツを口に運ぶ。
「せや、辰実今日ヒマか?」
「すまん、今日はダメだ」

04-276 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:43 ID:QXkMHJhV
「え~?折角4人でどっか行こうかと思ってたのに。なんでよ、辰実」
「今日は古条先生と買い物に行かなきゃいけないんだよ」
「買い物ぉ?」
 和久がカレーのスプーンを咥えながら首を傾げる。
「下着とか服とか色々買わないといけないんだと。あぁ、行きたくねぇ」
「なんだ。それじゃしょうがないわね」
「お?なんだヤケに聞き分けがいいんだな」
 ノリが意外そうな顔で桜子を見ながら丼を掻き込む。
「女の子は色々と大変なのよ。辰実ちゃん、色々可愛い洋服買ってくるのよ?」
 くっ、折角さっき『ちゃん』が外れてたと思ったのに。これでセーラー服ま
で買わなきゃいけないなんて言ったらどうなる事やら・・・。
「今日は3人で遊びに行きましょう。辰実ちゃん、明日楽しみにしてるわよぉ」
 あぁ、このニヤニヤ笑いの奥が恐い・・・。
「あら?辰実、あなたそんなアクセサリー前からしてたっけ?」
「あぁ、これか」
 左腕に収まったブレスレットを触りながら一昨日の事を話し始めた。

04-277 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:44 ID:QXkMHJhV
「ふーん、そんな事があったんだ」
「ああ。これは取れなくなるは女になっちまうはで俺はもう泣きたいよ」
「一度はめたらなんか取れなくなる仕掛けがあるんじゃね?」
「俺が先に通った時はそんな露店はなかったけどなぁ?」
 和久は記憶を探るように首を傾げた。
「じゃあそのブレスレットを着けたのは一昨日の夜なのね?」
「ん、そうだけど」
「ふーん・・・」
 そのまま桜子もなにやら考え込んでしまった。

04-278 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:46 ID:QXkMHJhV
「それにしてもその可愛い顔で男言葉喋られるのも妙な感じだな」
 ノリが空になった丼を置いて茶を啜りながらこちらを見る。
「一回だけ女の子っぽく喋ってみてよ」
「ふざけろ」
 タクアンをポリポリと噛みながら即拒否する。何を考えとるんだこいつは。
「んだよけちー」
「誰がケチか」
「さ、グズグズしてたらお昼休み終っちゃうからそろそろ行きましょう」
 ずっと何かを考えていた桜子が不意に顔を上げてウドンの丼をもって席を立つ。
「せやな」
「う~い」
 和久とノリも食器を手に席を立つ。
「ちょ、ちょっと待てって」
 俺の定食はまだ3分の1ほど残っている。どうも前より胃が小さくなってる
ようだ。腹も膨れてきている。
「しょうがない。勿体無いけど腹も一杯だしいいか」
 これは大きな決断だった。男だったときなら定食を平らげたくらいじゃ腹八分
程度にしかならなかったのに・・・。勿体無ぇ。
 先に歩いて行ってしまった3人に追い付くと桜子はまだ何か考えているよう
だった。

04-279 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/20 17:48 ID:QXkMHJhV
すみません。量が少ない上にほとんど話が進んでませんね(´・ω・`)
時間見つけて頑張って書きます。

04-280 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 22:28 ID:TD388r0O
>>279
GJ!ちょこっとづつでもいいから最後まで書き上げてね!
楽しみにしてまつ

04-281 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 22:37 ID:WHLgT4FA
60 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/05/31 14:55 ID:R5g7eD18
保守だらけだったスレに久々の投下キター
んだが職人さん変わったな。
キラキラの少女漫画を思い出させるっつーか
少女世界というか夢見ちゃってる感じの描写になった。
読んでて尻がむず痒くなった。
変わっていくのは仕方ないが前のほうがまだ好きだったな(´・ω・`)


791 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:04/05/16 23:33 ID:GU45Mujb
自分定義の(エロパロ板における)誘い受けは、
・謙遜過剰、しかし本心ではない。
・賞賛を期待している。
・執筆中断を匂わせるなど、遠回しな脅迫が含まれる。
辺りかなあ。

それはそうと、
スカトロとか、女体化とか、エロ無しとか、多少無理のある組み合わせとか、
前振り無しで落とすと苦情が来そうな場合、
言質を取っておきたい人は少なくないだろう。
事前に「落としても良いですか?」と聞いておけば、後から「んなもん投下するな!」と言われなくてすむから。

04-282 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:06 ID:fMDUh9GH
ほんだしはん、頑張ってぇな。
登場人物もみんな生き生きとしていいですよ~

04-283 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:06 ID:8fscd8uo
>>269
その意見には賛成ですし、言いたい気持ちは十分理解できるのですが・・・・
☆さんご自身がスルーしていただけなければ、
荒しに対しての燃料投下になっちゃいますよぅ・・・・

04-284 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:28 ID:ehtzOz59
おや?
☆さんはいつからこのスレの仕切り屋になったんでしょうか?w

04-285 :名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:39 ID:MdBFEqAQ
>>269
仕切らずに投下に専念すればいいのに。

04-286 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 00:01 ID:4MynocNy
誰も投下しなきゃ荒れないんだろうな、このスレ
あほらし

04-287 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 00:02 ID:vYrghheI
また嵐の自演が始まったか・・・・。

04-288 :154:04/06/21 00:05 ID:UhrZO8vA
上の文章を微妙に加筆修正したものを下記のページにUPしました。
良かったらどうぞ。
(終わりの方の綾野が起きた時間を、翌日午前5時→当日午後9時に変更した)

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/2497/ts1.html

土日は忙しくてちょっと書けなかったので、次の投下は月曜以降になります。

評論家@見習い人様>
批評して下さってありがとうございます。
もう少し読んでいる人に、わかりやすく読みやすい文になるよう注意します。

>>260様>
感想どうもです。
こうして読んでもらえる人がいるというだけで嬉しいです。
しばらく続けていくと思うので、また読んで下さい。

☆様>
復活楽しみに待ってました。
また前のように良質の作品で楽しませて下さい。

ほんだし様>
展開のテンポの良さはとても勉強になります。
自分のは展開はグダグダなので、見習いたいです。

04-289 :評論家@見習い人 ◆9svxilKxrw :04/06/21 00:25 ID:vOWWK5Ag
☆様、ほんだし様!
GJ!乙かれです!

みんな☆様を悪く思っていません。
一部の、煽りや批判が生き甲斐の人だけです。

みんな、☆様の為に反論せず、ぐっと堪えてスルーしているのだと思います。
(少なくとも私はそうです。)

どうか心を鎮めて、( ´_ゝ`)フーンって感じでスルーして下さいませ。

04-290 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:02 ID:wBwkkWqN
やっぱり、☆様だけの隔離スレを立てるべきなのでは…。
ここでがんばればがんばるほど荒らしも活性化するということになれば、
結局将来的にどうにもならないような…。

04-291 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:17 ID:oh00ZHCh
けいちゃんの破瓜まだかなハアハア
が、いきなり
けいちゃんの妊娠まだかなハアハア
になったということで

04-292 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:33 ID:HIFVbTvo
毎度あらすじ紹介ご苦労様です☆様

04-293 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:43 ID:tKnN6xHN
>292
だから、「☆」でNGワードを設定しろと。
読みたくなければ、そうすればいいじゃん。
RESつける人もなるべく「☆」を入れてね。

04-294 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 01:54 ID:HIFVbTvo
>>291


☆?

04-295 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 03:10 ID:o9DI0c3C
HIFVbTvo ウゼェよゴミカス

04-296 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 04:20 ID:77ctj3bP
☆様キター!!! 今回も楽しませて頂きました。

04-297 :◆PETORIs7YU :04/06/21 07:05 ID:0I4OU8dD
以前姉妹スレで予告したSSです。
内容的にこちら向けということなのでこちらに投下します。

多くのTSFがTS娘視点で書かれているのに対して今回のSSではTS娘の幼馴染の視点で書いています。

04-298 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/21 07:09 ID:0I4OU8dD
トンネルをひとつ・・・またひとつと抜けるたび車窓に映る景色に緑が増えていった。
東京発の特急電車に乗って1時間、もうすぐ懐かしい故郷に着く。指折り数えて待ち望んでいた帰省、だが今回の帰省は俺が望んだものではなかった。
昨日携帯電話に飛び込んできた母の声、それは長年兄弟のように育ったあいつ――木村明(あきら)の突然の死の知らせだった。
兄弟同然で、どこに行くにもいつも一緒そんなあいつが死んだ。その知らせを聞いた時、俺の足は既に故郷へと向かっていた。

俺――伊藤篤志があいつと別れたのは2年前、俺たちが高校へ進学したときだった。
俺たちは15歳になり進路の選択を迫られた。そして俺は東京の進学校を、あいつは地元の高校へ進む道を選んだ。
東京へ旅立つ朝、あいつは笑顔で「またな・・・」と送ってくれた。
「何が"またな・・・"だよ・・・てめえがくたばっちまって・・・」
あいつのことを思い出していたら自然と目頭が熱くなるのを感じた。
(あいつが死んだのをこの目で確認するまで泣いてたまるか。)
俺はそう心に誓い涙を堪えた。
やがて車内に故郷の名を告げるアナウンスが鳴り響く。俺は網棚の上の荷物を降ろし降りる準備を始めた。

ホームに降り立つと突き抜けるような夏の日差しと蝉時雨が俺を出迎えた。東京の照り返しがきつい暑さより幾分ましだが冷房で冷やされた身体には夏の暑い空気は毒だった。俺は荷物を抱え改札まで急ぐと待合室で懐かしい我が家へと電話を入れた。
電話には親父が出た。「元気か」などと他愛のない会話を交わした後、今駅に着いたから迎えに来てくれと伝えた。

04-299 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/21 07:10 ID:0I4OU8dD
親父が迎えにくるまで駅の待合室で待つことにした。
窓から見える街の風景は東京に発った2年前のあの日から何も変わっていない。
駅の正面にある少し寂れたデパート
少し怪しげな雰囲気の漂う飲み屋街
その一角にある少し看板の割れたラーメン屋
コンビになどが建った以外は何一つあの日から変わっていない。

だけど・・・もうこの街にあいつはいない・・・・

考えないようにしていたがそれでも気がつくとあいつのことを考えている自分がいた。
頬を涙が伝う。慌てて手で拭き
(俺は泣いてない・・・泣くのはあいつの死を見届けてからだ)
そう自分の気落ちに嘘をつき親父が来るのを待った。

やがて一台の車が駅のロータリーに入ってきた。
(シルバーのシビック、間違いない親父だ)
傍らに置いた荷物を持ち車に歩み寄ると親父は笑みを見せ俺を迎え入れた。
車での親父との会話はほとんど俺の耳に留まることは無かった。
東京で叔父夫妻に迷惑をかけていないかとか学校はどうだとか今の俺にとってはどうでもいいことばかりで窓の外ばかり眺めていた。
やがて2年ぶりの我が家に着いた。だが今は感傷に浸っている時間は無く、お袋に急かされながら着替え隣のあいつの家へと急いだ。

04-300 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/21 07:11 ID:0I4OU8dD
親類との挨拶もそこそこに俺はあいつの元へと急いだ。
祭壇に飾られた笑顔のままのあいつの写真
そして棺で花に囲まれ眠るあいつがいた。
男にしては綺麗なその顔に手を伸ばすと温かさは既に無く冷たい感触が伝わってきた。
(もう・・・あいつは・・・いない・・・)
そう実感した俺は周りを気にすることなく声を上げて泣いた。それまでいっぱいに溜め込んだ涙が枯れるまで俺はあいつの身体にすがり泣き続けた。

形式どおりの葬儀が終わりあいつの身体すらこの世にはもう残っていない。
親類たちはまだ残って話をしていたが俺はその場にいるのに耐えかね自分の部屋に戻ることにした。
ネクタイを外しベッドに身体を横たえるとまた涙が溢れてきた。

どのくらい時間が経ったのかわからないが俺は電気をつけっぱなしで寝てしまったようだ。
喉が乾き台所に何か飲み物を探しに行こうとした。
そのとき何かが俺を呼ぶような感覚を感じた。
「アツシ・・・・」
今度は確かに俺の名を呼ぶ声が聞こえた。声の主は後ろ――ベッドのあたりだ。しかしこの部屋には俺以外誰もいないはずだ。だがその声は確かに聞こえた。
恐れを振り払い振り向くとそこには純白のワンピースを着た少女が光に包まれ立っていた。その姿は神々しくもあり俺は不思議と恐怖を感じなかった。
「篤志・・・・逢いたかった・・・」
俺の名を呼ぶその少女に"あいつ"を感じた。
抱きしめれば折れそうな華奢な身体、肩まで伸びた美しい黒髪、僅かではあるが胸元で女を主張するふくらみ
そのすべてがあいつとは違っていたがどこと無く面影のある顔、そして何より全身から発する気配は確かにあいつそのもので俺には目の前にいる少女があいつ――明だと理屈ではなく直感でわかった。

04-301 :◆PETORIs7YU :04/06/21 07:19 ID:0I4OU8dD
>300
とりあえずここまで
一応全体的にはさほど長くは無い予定で書いています。
今回の部分が導入部で次回ラストまで投下予定です。

04-302 :評論家@見習い人 ◆9svxilKxrw :04/06/21 08:08 ID:vOWWK5Ag
>>301
鶏様。GJ!
お疲れ様でした。

その場面が頭に浮かぶほど周囲の状況が書かれていますが、
ストーリーの進度を遅く感じさせないという絶妙なバランスが素晴らしいです。
主人公の心理描写もさながら、その心に共感でき、感情移入しやすいです。

次回を正座して待ってます!(・∀・)!!

04-303 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:00 ID:KCDRIJmw
どうも、仕事が終ったほんだしです(:´Д`)

>>280
 こげな初心者の拙いSSを楽しみにしていると言っていただけるだけで
執筆の原動力になりやす。何とかご期待に添えるようにガンガリまつ。

>>280
 実際登場人物達の掛け合いの場面は本人ノリノリで書いてたりします

>>154
 漏れのSSはコメディタッチでバカなノリなのでタバコでも吹かしてもら
いながら2chの合間にでも読んでもらえれば満足です。
 ・・・それにしてもエロとは難しいものだ(;´_ゝ`)

>>鶏様
 いや、ここ数日色んなTS系SSを読ませていただきましたが性転換した
本人以外の視点から語られる物語は初めてです。よくできてますねぇ(´・ω・`)

んでわ、ここで負けじとSS投下しまつ

04-304 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:02 ID:KCDRIJmw
「さっ、まずは何は無くとも下着ね」
「うあぁ・・・」
 駅前のランジェリーショップ。ぐずっている俺を古条先生は半ば強引にここ
へ連れてきた。
「往生際が悪いぞ。女の子になってる間だけだと思って覚悟を決めなさい」
「うぅ」
 そうは言うけど元に戻る方法が解からないんだから救いがない。もしかした
ら俺はずっとこのまま・・・
 いやいやいや、そんなのはまっぴらだ。絶対元に戻る方法を見つけてやる。
「佐伯君。どうしたの?」
「あ、いや。なんでもないっす」
 どうやら無意識に頭を振っていたらしい。しょうがない、先生の言う通り覚
悟を決めるか。

04-305 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:04 ID:KCDRIJmw
「いらっしゃいませ」
 色とりどりの下着。なんと言うか非常に居心地が悪い。
「あ、すみませーん。この子初めてなんですけど寸法お願いできますか?」
「はい、かしこまりました」
 先生に呼ばれて店員さんが近づいてくる。・・・ん?寸法?
「せ、先生。もしかして寸法って服脱がなきゃダメだったりします?」
 恐る恐る尋ねてみる。
「う~ん。佐伯君の場合初めてだからヌード寸法をしっかり測っておかないと
後々不便ね」
 ・・・やばい。非常にやばい。俺胸にバンソウコウ貼ってる。これを人前に
晒すのはかなり危険な気がする。
「さ、先にトイレに行ってきますね」
「あ、ちょっと佐伯君」
 店内にあるトイレまで走り個室に入る。
「あ、危ねぇ。気付いてよかった」
 ホっと胸を撫で下ろす。あんまり遅くなるのも変だから急ごう。シャツのボ
タンを外してインナーをめくり上げる。人には見せられない絵だ。
「よっと。ん・・・」
 バンソウコウを剥す。剥す時の感覚に少し身体が反応してしまう。いかんいかん。
 よし、これでOK・・・じゃない。バンソウコウが付いてた部分が赤くなって痕が残っている。
「嘘だろ?」
 これはまいった。ここまでは考えてなかった。どうしよう。痕が消えるまで
トイレに篭もってるわけにもいかないし・・・。
 俺は別の意味で覚悟を決めた。

04-306 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:05 ID:KCDRIJmw
「佐伯君大丈夫?」
「・・・・・・」
「まさかバンソウコウをニップレス代りに使ってるなんて思わなくて」
 あれから覚悟を決めて寸法を測った。もしかしたら気付かれないかもしれな
いなんて希望は脆くも打ち砕かれ、店員さんにバッチリばれてしまった。あれ、
苦笑いだったよな・・・。あの時の非常に気まずい雰囲気はかなり堪えた。
「あまり気にしない方がいいわよ」
「すいません。もう大丈夫です」
 いつまでも気にしてても仕方がない。とりあえず第一関門無事(?)突破と
言う事で残りもさっさと終わらせよう。
「さ、次は制服ね。ちょっと時間がかかるかもしれないから急ぎましょう」
「はい」
 その時、俺の視界の片隅に奇妙な物が映った。渦巻模様。・・・渦巻模様?
間違いない。50メートルほど先。あの風呂敷包みは謎のお姉さん!

04-307 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:07 ID:KCDRIJmw
「先生ゴメン!先にお店に行ってて」
 それだけ言うと俺は駆け出していた。
「ちょっと佐伯君!?」
 走る。謎のお姉さんはどんどん歩いて行く。こちらには気付いていない。お
かしい。こっちは全力で走ってるのに全然追いつけない。
 駅の外れの横道に入り、狭い路地へと進んで行く。
「ちょ、ちょっと待って!」
 謎のお姉さんが右の路地へ入って行く。やった、追い付けそうだ。
「・・・あ、あれ?」
 行き止まり。謎のお姉さんの姿はどこにもない。
「そんな・・・」
 ありえない。見間違える以前に人一人がここに来たはずなんだ。
俺はしばらくの間その場に立ち尽くしていた。

04-308 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:11 ID:KCDRIJmw
とりあえず今日はこれだけです。
そろそろこのSSにタイトル付けないと行けないなぁ
と思いつつ何も考えてません。

スレの無駄使いになるかもしれませんが今まで登場した
キャラ達の簡単な紹介なんかを夜にでも載せようか
なんて思ってます。いらないと思いますが(;´_ゝ`)

でわ失礼いたしました

04-309 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/21 14:41 ID:KCDRIJmw
今気付いた・・・
>>303

>>280
 実際登場人物達の掛け合いの場面は本人ノリノリで書いてたりします

>>282様宛でした。ヽ(`Д´)ノウワァン

04-310 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 21:38 ID:biYW9+rT
このスレもにぎやかになってきましたね。職人さんがいっぱいいてくれると
住人としてもうれしい限りです。

>鶏さん
気になる導入部!明がなんで女の子になって現れたのか、
はたしてどんな物語になっていくのか、まったく予想がつきません。
このスレでは珍しいミステリアス風?TSもの、楽しみにしています。

>ほんだしはん
あいかわらずテンポいいですね。
謎のお姉さんを発見した辰巳タンがあわてて追っかけてくところ、
スラッップスティックな感じのこのドラマらしくて面白いです。

あとできたら154さんもコテハンになってくれると、スレの空気に馴染むんじゃ
ないかと言ってみるテスト。すみません

04-311 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:18 ID:n9ytpQjt
>>310
コテになりたくないポリシーでもあるのではないでしょうか?

ところで、以前そんなことを言っていた元名無しがおりますが・・・。

04-312 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:34 ID:z3Yn4d9L
TSF画像掲示板
http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/futaba.htm

04-313 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:55 ID:qQpHAcL/
>>215の第2問で、>>142の続きを読みたい人いる?
ちなみに恐らく1000字を越えます先生。

04-314 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:58 ID:pCD4QRc9
みたいみたーい

04-315 :名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:59 ID:/5iuNSsn
>>313
ш(゜Д゜ш)カマーン!!!

04-316 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:01 ID:Jn4wcqfM
>>313
読ませれー

04-317 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:11 ID:buUAUMRS
即レスありがとう。ところで皆さんに訊きたいのだが、>>215の第一問はどういう状況だと思いますか?

04-318 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:22 ID:BgOlc2Ws
女性化してたのを必死に隠してたのにあっさりばれてしまった。

04-319 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:45 ID:SULctd8X
>>317
まだ自分は男だと言い張ってる
オパイは虫刺されだと主張

04-320 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 00:49 ID:28gbuG82
それいただき >>319
あとSとTじゃあれなので適当に名前を付けることにしました。

04-321 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 02:03 ID:n/nj8U59
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


118 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:04/06/22 01:22
どうでもいいのは戻ってきたが、一番帰ってきて欲しい人が帰ってこない。
世の中ってそんなもん (´・ω・`)?


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

04-322 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 02:03 ID:TyHQGKrn
凄いぜ!

04-323 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 02:29 ID:om69J+4/
>321
(´-`).。о〇(ヲチスレのネタをここに貼るなよ・・・)

04-324 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 02:45 ID:deXNl+xs
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 8■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1087581125/

04-325 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 03:29 ID:QWCXNesn
154ですが、コテとトリップを付けて見ました。
コテはゲーム関連の板で使ってるのを持ってきました。

それにしても皆さん執筆スピードが早くて羨ましい限り。
まあ自分だけ遅過ぎという話もありますが。
もっと早く書けるようになりたいヨ。orz
続きは遅くても今日の夜までには投下出来そうなので、よろしくお願いします。

04-326 :313:04/06/22 06:48 ID:ijlDYuhi
――まだ……奥に、残ってる……
『こと』の後、あれだけティッシュで拭き取ったのに、こうしてお腹に力を込めると、嘘のように章介の精液は溢れ出してくる。
未だに余韻を引き摺りながら、透は洋式トイレに座っていた。、
まだお尻の穴は敏感なままで、ティッシュにくるんだ指で触ると、小さな痛みが走った。……痛いのだけれど、何故かその痛みが変に心地よい。
蚊に食われた場所を、余計に痒くなるとわかっているのに掻かずにはいられない、あの心理と似たようなものかも知れない。右手の中指を使って、揉むように刺激する。
「あっ…」声が出た。
――やめろ。癖になったら困るだろ?
自分に言い聞かせて、透は指を動かすのをやめた。

04-327 :313:04/06/22 06:49 ID:ijlDYuhi
あの日、初めてお尻でエッチしたというのに、透はイッてしまった。
ハンドクリームを塗る章介の指が、一度たりとも爪を立てたり、乱暴に扱ったりせずに、丁寧にクリームを塗ってくれたからかも知れない。
その後、念を入れ、自分で『よし』と思うまで章介のちんこにクリームを塗ったからかも知れないし、途中で暴発してしまった章介に初めての『顔射』をくらって、不思議なことにちょっと嬉しかったせいかも知れない。
犬みたいに突き出した透の小振りなお尻を、章介の手が、がしっっ、と固定して、章介のちんこがそっとお尻の穴に触れて……そこまでの流れを思い出すだけで、あそこが『きゅっ』となる。
その後、ぷにぷにした亀頭が、お尻をめりめり音が出そうな感じに押し分けて入ってきて……
「はぁぅ……」
……そこまで入ったら後はもう思いっきり体重を掛けた章介がずずっ、と全部入れちゃってこっちが悲鳴を上げているのにごめんねごめんね言いながらがっつんがっつん腰を打ち付けてあれよと言う間に精液を――

04-328 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 06:50 ID:ijlDYuhi
「ひっ、ひゃぁぁぁぁぁっ!」
あそこの中から、射精するみたいにおしっことも愛液ともわからないものが噴き出してくる。折角ティッシュで拭いたのに、また汚れてしまった。
「はーっ、はーっはーっ……」
殆ど無意識に、右手があそこをいじくっていた。奥から出てくる、白くて濃い愛液のせいで、中出しされたみたいにぐちゃぐちゃだ。
性転換したばかりの頃、触るだけで痛く、ぴったり閉じて何者も受け付けなかった透のあそこは、もう指二本ぐらいなら入るくらいに柔らかくほぐれてきている。
そっとやれば、ほの暗い空洞が見えるくらい拡げても、痛くないほどだ。嗅ぎ慣れた男の体臭とは違った甘酸っぱい匂いが、むぅっ、と立ち昇ってくる。
もっといじりたい。その欲求に、あえて透は逆らわないことにした。

04-329 :313:04/06/22 06:51 ID:ijlDYuhi
くちゅ……。
「んっ、ひゅふぅ……」
もっといじって、もっと柔らかくしなければならない。章介のを受け止めても平気なぐらいに。
初めてのアナルセックスを経てから、もう何度も透は章介と身体を重ねていた。
章介が、なけなしの勇気を振り絞り、顔を真っ赤にしてエッチをさせて欲しいと言ってくると、ついつい許してしまうし、それにお尻を使ったセックスは、いまだかつてない快感を透にもたらしてくれた。
最初の数回は特に何の考えもなく、ただ、気持ちいいし、章介なら別に嫌でもない。それだけの理由でエッチしていた。
だが、少しずつこれではまずいと考えるようになってきた。
このままお尻でエッチしていたら、そのうちお尻でしかイケなくなってしまうのではないか?
そうふと思ったのだった。馬鹿げているようだが、本人は結構本気だった。本当に気持ちいいし、やればやるほど自分でも反応がよくなっているのがわかる。
それにAVやエロ本で『お尻でしかイケないのぉ』のような台詞は結構見かける気がする。

04-330 :313:04/06/22 06:52 ID:ijlDYuhi
そう思い始めると、連鎖反応と言うべきか、色んなことを思うようになる。
そもそも女として生きていくと決めたのに、最初の最初が間違っているし、普通の女の子はそれにはまってずるずると関係を続けたりはしない。
そう言えば最近は章介と学校以外で会う時はエッチなことしかしていなくて、これじゃあまるで単なるセフレだ――
このままで駄目だ。透は悩んだ末、そもそも何が悪かったのか結論を出した。

最初に普通のセックスをしなかったのがまずい。

結論が正しいかどうかは置いておいて、とりあえず透は、その最初の間違いを正すべき行動しだした。
即ち、オナニーしてあそこを鍛えよう! である。
そんなわけで、
「あんぅ、ああっ、あああっ、ああっ、あぅあぅうぅぅーっ」
今日も透は『普通』のエッチを完遂するべく、オナニーに励むのであった。

04-331 :313:04/06/22 06:53 ID:ijlDYuhi
 「はぁーー……」
 最近、透に避けられている気がする。校舎の屋上の隅で、章介は溜息を吐いた
 思い当たる要因は、あり過ぎるほどあった。
 お尻を許してもらってからというもの、今までの男同士としての友情を考慮してもなお、透のことを女としてしか見れなくなってしまっている。
 そう言う想いは態度に出るものだろうし、昔から勘の鋭い透は、それに気付いて気味悪がっているかも知れない。
 それに、一度だけ、あくまで『遊び』で身体を任せてくれたのを、調子に乗って頼み込んで何度もエッチさせてもらったのも悪い。
 透はああ見えて昔から優しいから、きっと嫌なのを我慢して、させてくれてるんだろうなあ――そう思う。
 「うう……ああ……どうしよう……」
 自分の馬鹿さ加減が嫌になる。これほど後悔するのなら、最初の一回で我慢するとか、そうでなければせめて、もっと間を空けて、少しずつさせてもらうとかすればよかったのだ。本当に大馬鹿――
 「おー。いたー。おーい章介―」
 「!?」

04-332 :313:04/06/22 06:54 ID:ijlDYuhi
にこにこ手を振りながら、透が近寄ってくる。半分パニックになり、章介は動けなかった。
「んん、どうした? 顔色悪いぞ?」
「なっ、っ、なっんでも……」
どもる章介を気にした風もなく、透はにっ、と笑った。
「まあいいや。なあところでよ……あー、っと……」
そこで言葉を切り、透は俯いた。少し待って、章介が先を促そうと口を開く直前、何かが章介の前に突き出された。
「あのな章介っ。俺と、デートしてみねーか?」
それは、水族館のチケットだった。


ごめん。前後編ってことで。

04-333 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/22 07:07 ID:EXK2ZgmM
リアルタイム乙です(=゚ω゚)ノ
朝から萌えさせていただきました(:´Д`)

昨日は連日忙しかったせいかカナリ早い時間から爆睡
してしまいました。昨日書いたように人物の簡単な設定
とかいります?まぁ『自分でHP作ってそこにUPしろや』
って言われそうな気もしますが・・・

今日は修羅場ラスト日なので仕事行ってきます

04-334 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 11:10 ID:x/93Ie3N
この画像用のSS激しくキボン

http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087832730086.jpg

04-335 :◆PETORIs7YU :04/06/22 20:36 ID:ziKYY8QK
I wish・・・の続きです

思ったよりも他の描写に時間を食ってエロまで行かずすみません

04-336 :◆PETORIs7YU :04/06/22 20:37 ID:ziKYY8QK
「ごめんね・・・篤志・・・再会がこんな形になって・・・」
明の目から涙がこぼれ落ちた。しかしその涙は霧散し床にたどり着くことなく消えていった。
俺は首を横に振り明の手を取ろうとした・・・がその身体には触れることが出来ず俺の手は明の手をすり抜けてしまった。
「ごめん・・・篤志・・・僕・・・死んじゃった・・・幽霊なんだ・・・僕・・・」
明自身から語られた幽霊という事実は俺に衝撃を与えた。だがそれ以上に明の姿は俺に衝撃を与えた。
涙で潤む瞳で俺を見つめるその姿は女としての魅力に満ち溢れていた。
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
明の姿を見るたびに鼓動が高鳴るのが自分でも判る。だが心の内では理性という名の枷が自分自身に課せられていた。
(なに動揺してるんだ・・俺、こいつは・・・・明は幽霊・・・いや、それ以前に男じゃないか・・・・そうだこいつは男だ、じゃあ何で?)
当然の疑問が頭に浮かんだ。なぜ明は女の姿で俺の前に現れたのか?見当もつかなかった。
「明・・・その格好は・・・」
「ああ、この格好?・・変かな?」
そう言って明はスカートの裾を少し持ち上げおどけてみせた。幽霊だからそんなはずは無いのに明からはふわっと女特有の甘い香りがした気がして俺の心を揺さぶった。
「いや・・・そうじゃなくて、何でお前女になってんだ?」
明は腕を組んで少し考え込み口を開いた
「それは僕にも判らない。僕のお葬式が終わって身体を火葬された後、気がついたらこの格好をしてた」

04-337 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/22 20:39 ID:ziKYY8QK
>336
結局俺は納得できなかったがそれ以上聞くことができなかった。
その後俺たちは時間を忘れて話に夢中になった。お互いの高校についてのこと・・・最近のこと・・・こんな奇妙な再会だったが俺は・・・嬉しかった。

やがて東の空が白み始め鶏の声が朝を告げる頃明の声は少し淋しそうな顔に変わった。
「ごめん、篤志、僕もう行かなきゃ」
明の身体から向こうが透けて見える。どうやら別れの時間がきたようだ。
「また・・・逢えるよな?」
「うん・・・また明日逢おうね。」
その言葉を残し明はこの部屋から完全に消えていった。

気が付くと太陽が高く昇り大量の汗がシャツを濡らしていた。どうやらあのまま寝てしまったようだ。汗にまみれたシャツを脱ぎジーンズとTシャツに着替えリビングに降りていった。
既に家族は朝食を終えていたためトーストとインスタントコーヒーだけの朝食を自分で用意して昨日の事をぼんやり考えていた。
あれは夢だったのか・・・そう思ったがあいつと交わした言葉も、その姿も、妙な現実感があった。そして何より部屋に残っていた香り・・・というか気配のようなものは昨日の出来事が夢ではないと訴えかけていた。
(・・・また明日逢おうね・・・)
確かにあいつはそう言った。俺はそれを信じて夜になるのを待つことにした。

04-338 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/22 20:39 ID:ziKYY8QK
>337

夜になるまで俺は故郷のこの街をぶらぶらと歩いていた。
小学校の近くの駄菓子屋
駅の近くの小さなゲーセン
偏屈親父の模型屋
気がつくとあいつとよく行った思い出の場所ばかり足が向いていた。
だけど頭の中のあいつの姿は思い出の中の少年から昨日見た少女の姿へと変わっていく・・・そしてその少女の事しか考えていない自分がいた。
(俺・・・あいつの事・・・いや・・・あいつは親友以外の何者でもない)
頭に浮かんだ言葉を強引に塗りつぶすように頭を振る。だけど・・・・少女の顔は頭から離れなかった。

夕食を済ませると部屋に戻り夜に備えて早めに寝る事にした。そしてその時も脳裏に浮かんだのは純白のワンピースで微笑むあいつの姿だった。

04-339 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/22 20:40 ID:ziKYY8QK
>338
「・・・し・・・・篤志・・・篤志・・・起きて・・・」
高く清んだ綺麗な声が耳に入る。ゆっくりと目を開けると部屋の天井と白く輝く明の顔が目に入った。
「あ・・・おはよ」
「ふふ・・・おはよ・・・って時間じゃないけど、おはよ・・・篤志。」
そう言って微笑む明の顔は不思議な魅力に溢れていた。
心が痛い・・・もしこの出会いが普通の出会いだったなら迷わずこの少女を抱きしめていただろう。だけど・・・明は・・・。
「どうしたの?」
明が俺の顔を心配そうに覗き込む。前屈みになった明の胸元が目に入り思わず鼓動が高まり顔が紅潮する。
「いや・・・なんでもない・・・うわっ!」
照れ隠しに起き上がろうとして思い切りベッドから落ちてしまった。
「大丈夫?」
「いつつ・・・大丈夫、ちょっと足を引っ掛けただけだ。」
差し出された明の手、それを掴んで俺は立ち上がった。だがそのありふれた行為にひどく違和感を覚えた。
(あれ?俺・・・今こいつの手を掴んだ・・・昨日は触る事すらできなかったのに)
俺の頭は疑問符で埋め尽くされていった。

・・・・ To be continued

04-340 :◆PETORIs7YU :04/06/22 20:44 ID:ziKYY8QK
ここまでです
実験的なSSですので微妙な点もありますがご容赦ください

アンカー忘れてた
>336は>300の続きです

04-341 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 21:11 ID:x/93Ie3N
鶏さんGJ

いつもながら内容がよかったので思わず何回も読み直しました
続きを頑張ってくださいね。

04-342 :名無しさん@ピンキー:04/06/22 21:59 ID:2v+9qvTh
豊作だっ!!!
一時期のことを思うと涙が出るくらいうれしーーーーーーー!!!

04-343 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:16 ID:dJEWFrcG
ようやく続きが書けたので、投下したいと思います。
今回もエロリ要素がほとんど無いため、エロリを求めてる人はスルーして下さい。

04-344 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:20 ID:dJEWFrcG
>>288

「ということなんですが、飯島先生はどう思いますか?」
「そうね~」
鳥の唐揚げをパクつく飯島と、ビール片手に話す相原。
二人は学校帰りに駅近くにある行き着けの居酒屋で、酒を呑みながら綾野の話をしていた。
お互い同期ということもあり、よくこうして二人で酒を呑みに行っている。
「あれぐらいの年齢なら、色々と思うところがあるでしょ。ただでさえ彼は特殊な環境下にいるわけだし」
「それはそうなんですけどね」
特殊な環境下。
綾野は現在一軒家に一人で住んでいる。
母親は綾野を産んだ時に亡くなっていて、父親は海外を股にかける商社マンだったため、小さい頃から一緒にいることは少なかった。
そのため中学に上がるまでは母親の祖父母の家で過ごしていたのだが、綾野は中学に上がると同時に自分の家に戻り一人暮らしを始めた。
当初祖父母は綾野の一人暮らしに激しく反対をしたが、「母さんのいた家を放っておけない」という綾野の言葉に押し切られ、一人暮らしを許すことに。
一方父親はそんな綾野の行動に文句一つ言うこと無く、黙って綾野の元に毎月仕送りをした。
今通っている高校は、誰に決められたわけでもなく、綾野が自分の判断で選んだところである。
「でもやっぱ気になるんですよ。なんつーか他の子には無い惹かれる部分があるというか、それは何か具体的に述べろって言われても答えることは出来ないんですけど」
相原は右手で枝豆を弄びながら、飯島に話す。
「まっ、あたしも彼が気になる存在というのは否定しないわ」
「でしょ!?」
「けどだからと言って彼だけ特別な目で見るつもりは無いし、下手に手を差し伸べたら逆に彼の求めている答えが離れていくんじゃない?」

04-345 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:23 ID:dJEWFrcG
「う~ん」
「いいじゃない。悩ませておけば。若い時にはそういう時間も大切よ」
そう言って飯島は残りわずかな生ビールをグイッと飲み干す。
「若い時って、な~に年寄りくさいこと言ってるんですか、飯島先生」
「うっさいわね!乙女の旬の時期は短いの!年寄りとか言わない!」
「確かにお互い今年四捨五入したら三十になる歳ですもんね」
「あー!あー!聞こえない。聞こえない。」
すでに四捨五入したら三十になってる飯島は、耳を塞いて聞こえない振りをする。飯島の姿を見て相原は吹き出す。
「じゃあ五捨六入ならまだ二十歳ということで」
「そうよ。そういう前向きな姿勢は大切よ」
ビシッと相原に指を指す飯島。
「では若い二人に前途あれと言うわけで、お兄さ~ん、生一つ追加ね!あとこの焼き鳥盛り合わせも頂戴!」
「まだ飲むんですか!?明日も学校あるじゃないですか」
「あたし達(五捨六入すれば)二十歳なんだから、この程度で終われるわけないでしょ」
「……三十」
ポツリと呟く相原の頭を飯島は鷲掴みにして、
「何かおっしゃいました?相原先生?」
「何でもありません。どうぞ、お気の向くまま好きなだけ飲んで下さいませ」
「よろしい」
相原の頭から手を離すと、飯島は店員の持ってきた生ビールを美味しそうに呑んだ。


「結構呑んだな~」
左腕にはめた腕時計を見ると、針は午後十時を少し越えた当たりを指していた。

04-346 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:26 ID:dJEWFrcG
あれから更に一時間ほど飯島と呑んだ後、酒が入っていることもあり、相原は歩いて自分の住むアパートまで帰ってきた。
「もう飯島先生に歳の話するのやめよう」
深く後悔する相原。
相原は頭をトントンと叩くと、自分の部屋の鍵を開けた。
部屋に入ると、万年床となっている布団に転がる。
(空か……)
天井にぶら下がる電灯を見つめる。
(綾野五月……夢……希望)
昼間綾野に言った言葉を思い出す。
(……ああ、そういや親父元気にしてるかな?)
電灯を見つめながら、綾野のことから父親のことを考えていた時、
プルルルルルルルル!
家の電話の鳴る音に現実に引き戻される。
(誰だ?こんな時間に)
相原は起き上がると、受話器を手に取った。
「もしもし相原ですが」
「……」
「?…もしも~し」
(いたずら電話か?)
いくら呼びかけても返事が返ってこないので、電話を切ろうと耳から受話器を離そうとすると、受話器の向こうからかすかな声が聞こえてきた。
「……先生」
(先生?)
「…………先生」
今度はか細くすがるような声で呼ばれた。
(ウチの学校の人間か?それにしては聞いたこと無い声だけど)
「えっ…と、どちら様でしょうか?」
「……」
再び電話の向こうの声は黙る。
「あの~誰だか知らないけど、用が無いなら切るよ」
「……あの…その……綾野です。綾野五月です」

04-347 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:30 ID:dJEWFrcG
「綾野?」
(あれ?綾野ってこんな高い声だったか?)
「どうした、こんな遅くに。声の感じがおかしいが、体の具合は良くなったのか?」
「具合は良くなったんですけど、その……」
「……何かあったのか?」
そう聞くと、綾野の泣く声がしてきた。
「お、おい。本当にどうした?綾野」
いきなり綾野の泣く声が聞こえたものだから、相原は驚きうろたえてしまった。
「相原先生……今から俺の家まで来てもらえますか?」
「今からか?明日学校とかじゃ駄目なのか?」
「……」
「わかったよ。二十分ほど掛かると思うが、待っててくれ」
電話を切り、車の鍵を手にする相原。
(車は飯島先生と呑みに行くから、学校に置いたままだっけ。仕方無い、途中でタクシーでも拾うか)
車の鍵を机の上に置き代わりに財布を手にすると、アパートから飛び出た。
(しかし綾野の奴一体どうしたってんだ?電話の様子だと、只事じゃ無かったみたいだったが)
タクシーの拾えそうな大きな道まで走る。
(あいつ、倒れた時にうなされてたけど、そのことと何か関係あるのか?)
大きな道に出るまでまだしばらく時間が掛かる。
(ええぃ!こんなこと考えてもしょうがない!早くタクシーを捕まえて綾野の家に行かなくては)
相原は走る。
月の光が普段より眩しい。
光は走る相原の姿を闇夜の中から浮かび上がらせる。

04-348 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:33 ID:dJEWFrcG
月に照らされない影の部分の一部が、蜃気楼の如くゆらりと動く。闇から生まれ出た『そいつ』は、男とも女ともつかない顔立ちを持ち、走る相原を見下ろす。
その顔は無表情。冷たく生気が感じられない。
『そいつ』が宙に指で大きな光の円を描くと、光の円は一枚の鏡となり、鏡に触れると波紋が広がって別の場所を映し出す。
鏡に映るは毛布を頭から被り、身を縮める綾野の姿。
鏡に触れる。綾野の姿が消え普通の鏡へと戻るが、そこに映るのも綾野の顔。
綾野の顔を持つ『そいつ』が鏡を指で弾くと、鏡は音も無く崩れさった。
闇が揺れる。
気が付けば、『そいつ』の姿も何時の間にか消えていた。


途中なんとかタクシーを拾うことが出来た相原は、急いで綾野の家に向かった。
運転手に何度も急かしたおかげか、思ったよりも早く綾野に家に到着した。
相原は運転手に金を払うと、転がりこむように玄関まで行き、チャイムを鳴らす。
ピンポーン。
応答が無い。
ピンポーン。
「おーい、綾野!先生だ」
相原が声をかけると、玄関のドアがゆっくりと開いた。
「……先生?」
「ああ、俺だ。綾野、何か問題でも起きたのか?」
顔を出さない綾野を不思議に思うも、聞いてみる。
「俺、どうしたらいいか……」

04-349 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:38 ID:dJEWFrcG
高い声に対し、トーンは酷く低い。
「とりあえず……ドアを開けてくれないか?」
優しい声で綾野に頼むと、ドアが大きく開いた。
そこにいたのは昼間別れた時の格好の綾野。
下をうつむき黙るだけ。
(綾野……?)
何か変だ。
よく見れば体の線が全体的に少し細くなっていて、胸の辺りがやけに膨らんでいる。
「綾野……、お前」
うつむいた顔を上げた綾野を見て、相原はドキッとした。
涙で濡れた瞳、赤く熱を帯びる頬、見るものを誘うかのような色気に満ちた唇。
一瞬思いっきり抱き締めたい衝動に駆られる。
無意識の内に手が綾野の体に向かう。
「先生、俺……」
手が止まる。
(俺は今何をしようとしてたんだ?)
相原は自分が綾野にしそうとした事に驚愕した。だがその驚愕は、綾野の次の言葉で別のものとなる。
「俺……、女になっちゃった」
「えっ?」
綾野の姿がぶれる。
「女……?どういうことだ?」
綾野は重い声で語り出す。
「昼に……先生に家まで送ってきてもらって……………それですぐ自分の部屋に行って寝たんだ…………夢……夢の中で女になった俺がいた
…………起きると汗でベトベトになってて、気持ち悪いから服を脱いだんだ……………………そしたら………………胸が膨らんてで
……あそこに俺のモノが無くなってて………………………………鏡見たら女が立ってた…………その女……俺だった……………………男の俺は……どこにもいなかった…………」

04-350 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:42 ID:dJEWFrcG
相原は言葉に詰まる。現実味の無い綾野の言葉と、現実に目の前にある女の体を持つ綾野。
「なぜ?」
それが無意味な問いということはよくわかっている。しかし聞かずにはいられない。
「……わからない。わからないよ…………」
綾野の瞳に涙が浮かぶ。
不謹慎ながらも相原は綾野の泣く様を綺麗だと思ってしまった。中性的で影のある存在、男にも女にも無い魅惑の感覚は相原の心を引き込むには充分過ぎる要素だった。
「……そうだな、とりあえずは家の中に入れてくれないか?話、ゆっくり聞いてやるから」
相原は綾野の肩に割れ物の様に優しく触れ、真っ直ぐ綾野の顔と向き合った。こくんと頷く綾野。
二人は綾野の部屋で話し合うことにした。
自分の部屋まで案内する綾野の背を見て相原は思う。
(こいつ、こんなに小さかったっけ)
いや実際は背の高さはまったく変わってはいないのだが、今の綾野の状態がいつもより体を小さく感じさせているのだろう。
綾野の部屋に入ると、二人はベッドに並ぶ形で腰を下ろした。
憔悴しきった綾野の顔。小さい小さい綾野の体。まるで雨の日に捨てられた震える子犬のようだ。
「……その体、本当に女になっちゃったのか?」
相原は確認の意味を込めて、聞いてみた。
すると綾野は立ち上がって相原の前まで歩み、おもむろに学校指定のシャツを脱ぐ。二つの山がTシャツ越しに現れ、山の頂点には、真っ赤なさくらんぼの様な乳首が薄く顔を覗かせていた。
綾野は顔を真っ赤にして背けている。
「わ、わかった。ごめん。上着てくれ」
(ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!)

04-351 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:46 ID:dJEWFrcG
あんな至近距離でTシャツ越しとはいえ綾野の胸を見せられたもんだから、相原は異常に興奮してしまった。
(こんな時に何考えてんだ俺)
股間が怒張していくのがわかる。
(わー!この馬鹿息子!)
ドガッ!
「うおっ!」
『息子』を静めるために相原は股間にパンチを打ち込んで、派手にのけぞった。
「先生!?」
綾野は相原の突拍子も無い行動にビックリした。
「先生、大丈夫ですか?」
「平気、平気。フハハハハハハ」
まだ痛みで顔がヒクついている。だがその甲斐あってか無事(?)に『息子』を静めることに成功した。
「……俺のことは良い。で、綾野はこれからどうしようと思っている?」
途端に綾野は顔を曇らせる。
「こんな体になっちゃったけど、学校には行きたい」
「……」
「変わりたくない。こんなことで全てが変わってしまうの
は嫌だ」
「大丈夫だ。俺にまかせろ。俺がなんとかしてやる」
言って相原は自分の胸をポンッと叩いた。
「まずは……明日学校に行ったら保健医の飯島先生に見てもらおう。何かわかるかもしれない。それといきなり女になったとみんなに言えばパニックになるかもしれんから、しばらくは黙っておこう。
幸い体は多少華奢にはなってるが、背は変わってないし、元々綺麗な顔立ちのおかげで、こういうこと言うのは失礼だけど、女になってるとは気付かれにくいしな。胸はさらしか何か巻いてごまかそう」

04-352 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:49 ID:dJEWFrcG
「はい……」
「あと明日は俺が車で迎えに行ってやるから」
「はい……」
晴れない顔の綾野に、相原は言う。
「そんな不安そうな顔するなよ。お前は綾野五月、それ以外の何者でもないだろ?男だろうが女だろうが、お前はお前であればいいんだ」
「……」
「信じろ。自分を」
「…………うん。ありがとう、先生」
わずかではあるが、ようやく綾野の顔から陰りが消えたのを見て、相原はホッと胸を撫で下ろした。
「じゃあ夜も遅いからそろそろ先生は帰るけど、もう平気か?」
「うん。大丈夫」
「そっか」
帰ろうと腰を上げた瞬間、先ほど自分の股間のお見舞いしたパンチの痛みがまだ残っていて、大きくよろける。
「先生!」
綾野はとっさによろける相原の体を支えようとしたが、女の体のせいか思ったより力が出ず、二人してベッドの上に倒れてしまう。
バタッ!
「イタタタ……」
上に相原、下に綾野。
相原の胸にムニッとした柔らかい感触が伝わる。
「先生……苦しい」
「ウワワワワ!悪ぃ!」
慌てて飛び起きる。
「すまん、綾野。どこか怪我はしなかったか?」
「俺は平気。先生こそ大丈夫?」
「あっ、ああ」
胸の高鳴りが止まらない。

04-353 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/22 23:53 ID:dJEWFrcG
服を通して感じた感触。嫌が応にも綾野が女になってることを知らされる。
「んじゃ、明日八時過ぎに来るから」
そう綾野に言い残し、相原は逃げるように綾野の家から出ていった。
自分の中の熱を冷ますかのように走る相原。
(何やってんだ俺?)
胸にはまだ柔らかい感触が残っている。
(俺は先生であいつは生徒。ってかあいつは元々男じゃないか。しかも困り果てて俺にすがってきてる人間に、何変な感情抱いてんだよ。俺ってそんなに節操の無い奴だったか?)
相原は心の中で自分を罵倒し続けた。


ーー人間とはつくづく面白い生き物だな。
走る相原を見つめる存在が二つ。
一人は綾野と同じ顔を持つ者で、もう一人は長身で美形の男。
ーーお前か、サーフィス。
サーフィスと呼ばれた長身の男が、綾野と同じ顔を持つ者に問う。
ーージェイド、お前の役割はもう終わったんじゃないのか?
綾野と同じ顔を持つ者、ジェイドは無表情でサーフィスの問いを返す。
ーー気まぐれってやつだよ。役割を終えたからバイバイというのは、ちょっとつまらないしね。
サーフィスは肩をすくめる。
ーー好きにすればいいさ。
ーーそうさせてもらう。
ジェイドは走る相原と、自ら生み出した鏡に映る綾野を見て思う。
ーー別れの言葉をかけたけど、僕と君は同じ存在。さよならをするにはまだ少し早いようだね。
相変わらず無表情のジェイド。
ーー気まぐれね。
横で様子を共に見るサーフィスは見逃さなかった。ジェイドの目が笑ったことを。

04-354 :太夜叉 ◆gtMyjgxxec :04/06/23 00:02 ID:/2EApg+E
今回はここまで。
次回はエロリ描写を入れる予定です。

>>313様>
相変わらずの性描写の上手さに頭が下がる思いです。
萌え要素も的確に掴んでいるし、たまらんですばい。

鶏様>
乙です。
読み手の引きこませ方、勉強になります。

ほんだし様>
人物紹介は読み手にとってわかりやすくなるので、あっても良いと思います。

04-355 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 00:13 ID:iOeU9xVp
うっひゃ、こんなにいっぱい!
>職人のみなさま
投下作品が多すぎてとても読みきれません
感想は後ほどということにして
とりあえず乙であります!

04-356 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 00:15 ID:yNBXUny9
ここの一回の投稿分、行数とか文字数はいくらなんだっけ?

いや313さんの行数もう少し増やしてくれた方が読みやすいなと

04-357 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:24 ID:y/VJSNZh
どうも、ほんだしです。
いや、色々なSSが読めて楽しんでいると共に非常に勉強になります。

>>鶏様
 非常に続きが気になります。文章構成上手いですねぇ(´・ω・`)

>> 太夜叉様
 いや何と言うか・・・萌えさせていただきました(:´Д`)
人物設定ですが直接SSと関係ないので少々迷ってしまいまして。

と、言う訳で人物設定も含めてSSをちょろっと投下させていただきます。

04-358 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:26 ID:y/VJSNZh
~人物設定~

佐伯辰実(さえきたつみ):通称・辰実(ちゃん)
 17歳。年齢の割りに落ち付いていて物事に同じないタイプ。
言いたい事は結構ハッキリ言う。クラスの中でも比較的人気者。
ある理由で女の子になってしまうが持ち前の性格の為案外冷静。

橘和久(たちばなかずひさ):通称・和久
 17歳。軽いノリのお調子者だが友情に厚く友人の厄介事に
は黙っていられない。高校1年生の春に青陵学園に転校して来
て以来辰実とは親友の間柄。

木下典弘(きのしたのりひろ):通称・ノリ
 17歳。他人との和を協調し、グループの仲を取持つタイプ。
成績は良い方だが基本的にバカ。高1の頃に辰実と知合っている
為付合いは和久より長いが親友とまでは行っていない様子。

十和田桜子(とわださくらこ):通称・桜子
 17歳。姐御肌の豪快娘。学校の男子、女子共に人気が高い。
辰実との付合いはノリと同じ。3人を引っ張って行くリーダータイプ。
頭が良く機転も効くパーフェクト超人だが性格に問題あり(辰実談)

とりあえずメインで動くであろう4人組の設定です。
では本編をお楽しみください。

04-359 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:28 ID:y/VJSNZh
「つ、疲れた」
 あの後古条先生と制服と普段着を買い揃えた。一番辛かったのは整理用品だ
ったが。やはり男としてああいった物を買うのは抵抗がある。
 服は・・・なるべく露出度の低いボーイッシュな物を選んだのだが古条先生
が『ダメよ、そんなデザインの服ばっかりじゃ。もっと女の子のお洒落を楽し
める服も買わなくっちゃ』とか何とかで半分ほど古条先生の趣味で選ばれてしまった。
お金は親の仕送りだが少し蓄えがあったし島崎先生と古条先生の二人も少し出
してくれたので問題は無かった。
「・・・・・・う~ん」
 結局謎のお姉さんを見付ける事はできなかった。このブレスレットだけでも
返せると思ったのに。
「8時か」
 枕元の壁掛け時計を見る。・・・しょうがない。明日着て行かなきゃいけな
いんだし制服を着けてみるか。
 シャツとズボンを脱ぐ。改めて下着を着けた身体を見てみる。
「うぅ、なんか変な感じだ」
 ブラジャーのおかげで胸の重さが少し楽になったしショーツもボクサーパン
ツより履き心地は良い。
 しかし俺が女物の下着を着ける事になろうとは・・・はぁ。
「え~っと」
 スカートを着けてみる。これは想像以上に風通しが良いな。お、落ち付かな
い。それに丈が短い気がする。上も着てみる・・・おいおい。ヘソが見えるぞ。
実際着てみると非常に気になる部分が多いし何か心細い気がする。
 全て着用して姿鏡の前に立ってみる。
「・・・可愛いじゃないか」
 って何を言っているんだ俺は。見た目は違えどこれは『オレ』なんだぞ。
『ぴんぼーん』
 チャイムの音。誰だろうこんな時間に。
「は~い」
 玄関のドア手をかけ押し開けながらふと気付く。
 しまった、俺今セーラー服着てるよ。

04-360 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:29 ID:y/VJSNZh
「やっほ~辰実・・・っておんやぁ~?」
「げっ」
 目の前に桜子が立っている。俺を見た途端顔に凄まじい笑顔が広がって行く。
一番見られたくないヤツに真っ先に見られてしまった。
「ちょっと何よ辰実ちゃん、女の子になって不満たらたらな態度してたくせに
セーラー服なんてフル装備しちゃって~」
「ま、待て。落ち付け。誤解だ。これは明日着ていかなきゃ行けないから仕方
なくにだな・・・」
「別に良いのよ~。私に言い訳なんてしなくても全部わかってるから」
 何をわかってるんだ何を。くそ、こりゃ何言っても聞く耳持ちそうにないな。
まいった、明日学校でなんて言いふらされるやら。
「んで、お前は何しに来たんだ?しかも珍しく一人で」
「そうそう。ちょっと話があるのよ。上がってもいい}
「別にかまわないけど話ってなんだ?」
「とりあえずお邪魔するわよ」
 そう言ってずかずかと上がり込んでくる。まぁ桜子が俺の家に来るのなんて
10や20なんてもんじゃないから別にいいんだけどさ・・・。

04-361 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:31 ID:y/VJSNZh
「で、話って何だ?」
 冷えた麦茶を桜子の前に置くとベットに腰掛ける。
「うん、ちょっと腕貸して」
 桜子が俺の左腕を手にとる。チャラチャラと音をさせながらブレスレットを
調べているようだ。
「ふ~ん」
「なあって、一体全体何を調べてるんだ?」
「あのね辰実、多分だけどあんたが女の子になっちゃったのはこのブレスレッ
トのせいよ」
「はぁ?」
「だってそうでしょ?一昨日の夜にブレスレットを付けて外れなくなって次の
日の朝起きたら女の子になってた」
「聞いた事もない病気って言われるよりこのブレスレットが原因って考える方
が自然な気がしない?」
「そう言われてもなぁ・・・」
 イマイチ信じられない。
「そう言われてもも何もそのブレスレット明らかに普通のブレスレットじゃな
いじゃない。銀で出来てるはずなのに傷一つ付かないし。そんなちっちゃな留
め金なのにビクともしないし」
「じゃあ何なんだよこれ」

04-362 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:33 ID:y/VJSNZh
「そんな事私が知るわけないじゃない。でも・・・そうね」
「例えば・・・新種の医療器具とか」
「医療器具ぅ?これが?」
「例えばの話よ?そのブレスレットを着けてると女性ホルモンが通常の何倍に
も分泌されて着けた人は女の子になっちゃうとか。よくオカマの人とかがホル
モン注射で体つきを女の子に近づけるとかしてるじゃない」
「う~ん、そう言われると何となく説得力がある気がする」
「それでもホルモン注射で本物の女の子になっちゃうなんて話は聞いた事無い
わねえ」
「何だよ。結局違うんじゃないか」
「あら、それでも『これは病気です』って言われるよりは当たりっぽいでしょ?」
「ん~」
 これは謎のお姉さんを意地でも探し出して話を聞く必要がありそうだな。

04-363 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 00:35 ID:y/VJSNZh
本日は以上でつ。
明日は久しぶりに時間ができそうなのででストック分も
考えて頑張って書きます。

でわ(=゚ω゚)ノ

04-364 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 02:49 ID:YG5sYaMw
なんかすげえ沢山来てた。GJ。
あと358乙。

04-365 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 09:05 ID:+tpHlI66
自分の意思で女性化したんだけど、
無理やり犯されてしまうのはこっちでいいでしょうか?

犯される以上、向こうのスレにするべきかな?

04-366 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 10:05 ID:NK7PJ4Ut
>無理やり
 ~~~~~~~~~

強制スレで良いと思うよ。

04-367 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 12:04 ID:caxP6p2I
>>366
了解しました。

04-368 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 15:29 ID:Gi0OTyc0
唯一の二次創作のKINO氏は帰ってこないんだろうか……
続きを読みたいんだが。

オリジナルもいいが、二次も見たいんだよ。
DQ好きだった品。

04-369 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 16:21 ID:lCLxjDdt
ほんだしです。
いきなりですがSSを投下しまつ。

04-370 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 16:23 ID:lCLxjDdt
 今思い出してみると確かにあの時謎のお姉さんが気になる事を言ってた気が
する。確か『ミステリアスな曰くつき』とかなんとか。やっぱり桜子の言う通
りこのブレスレットのせいなのかな・・・。
「ところで桜子」
「なあに?」
「なんで俺の隣にくっついて座ってるんだ?」
 ふと思考を止めて横を見ると桜子がベットに腰掛けてぴっとりと俺に寄り添
うように座っている。
「気にしない気にしない」
「気にするって」
 横にずれると桜子も一緒になってずれてくる。何なんだよ。
「何だよ。まだ何かあんのか?」
「ん~、別に~」
 桜子の顔に艶っぽい笑みが広がっていく。また何か怪しい事考えてんじゃな
いだろうな。
「いいから離れろって」
 そう言って桜子をどかそうと手を伸ばす。が、その手が桜子に届く前に掴ま
れてしまった。
「いい加減にしないと怒るっておわっ!」
 『怒るぞ』と言いかけた瞬間、桜子に押し倒されてしまった。

04-371 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 16:24 ID:lCLxjDdt
「お、おいって。冗談はよせって」
 冗談だと思いたいが桜子の顔を見た瞬間俺の顔が引きつる。やばい。何か知
らんがこいつ本気だ。
「ん~、もう我慢できない。辰実ったらこんなに可愛くなっちゃったんだもの。
ほっておくのは女の恥じよ」
「待て待て待て待て!お前なに考えて・・・ひゃぁ!」
 桜子の身体が俺の足の間に滑り込んでくる。桜子のスカートから伸びる足が
俺の足に触れたて声を上げてしまった。
「ホントに待てって!こら!服を脱がすな!」
「辰実ちゃんったらブラまでつけて。もうすっかり女の子ね」
「人の話を聞け!ふぁうっ・・・胸を揉むな!」
 何とか桜子の拘束から逃れようと身体をよじって暴れるがガッチリと捕まっ
てしまっていて中々抜け出せない。
「お、お前まさかレズっ気があんのか!?」
「あら、そんな事はないわよ?でも辰実ちゃんがあんまりにも可愛いもんだか
らムラムラしちゃって」
「まさか両刀か!?タチわりーぞ!」

04-372 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 16:26 ID:lCLxjDdt
「もう、大人しくしなさい!」
「んんっ!」
 桜子は俺の口を自分の口で塞いでくる。俺は突然の事に目を白黒させてしまった。
「んー?!んー!」
 唇をこじ開けて桜子の舌が入ってくる。
「んん・・・んふ・・・んぁ」
 ちゅ・・・ちゃぷ
 歯茎を舐められ歯の裏側を舐められ舌と舌が絡む。頭の芯が痺れるような感覚。
「ふぁ・・・あん」
 タップリ1分ほど口内を犯されてから桜子が離れた。二人の間で唾液が糸を引く。
「ふふ・・・辰実ちゃん可愛い・・・」
「はぁはぁ・・・」
(やば・・・も・・・何も考えられない・・・。)
 桜子の身体が密着してくる。俺は抵抗するのを諦めて目をつぶってしまった。

04-373 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 16:28 ID:lCLxjDdt
以上っす( ,_ノ` )y─~

また夜にでも続きを投下いたしやす。でわ~

04-374 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 19:20 ID:Ok6hr4hb
あれ…?おかしいな…
レズスキーじゃないのに興奮しGJ!!!!
辰実タソの心の倒錯具合を期待します(*´Д`)ハァハァ

04-375 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 19:40 ID:3YByU0d9
>>368
男体化スレに移ったから続きはそっちのはず。

04-376 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 21:57 ID:lCLxjDdt
また出ましたほんだしです。
明日は朝が早いので寝る前に続きのSSを投下いたします。

04-377 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 21:58 ID:lCLxjDdt
 ゴン
「ぁぅ」

 ・・・ゴン?
 桜子が少し揺れたかと思うと脱力したように圧し掛かってくる。しばらく様
子を見てみるが桜子が動く気配は無かった。
(・・・どうしたんだろう)
 もぞもぞと身体を動かして桜子の下から這い出す。ベットから降りて十分に
警戒しながら振り向く。
「なるほど」
 俺が暴れたせいか壁に掛けてあった時計が落下して桜子の頭に当たったらし
い。桜子は完全に目を回してしまっていた。頭にでっかいこぶが出来ている。
この時計、確か結構重かったはずだ・・・。
「た、助かった」
 俺は脱力してへたり込む。
「危うく操を奪われる所だった」
 火照る身体を強引に無視して脱がされかけた服を整え時計を壁に戻す。
「まったく、油断も隙もないやつだ」
 そう言いながら仕返しとばかりに頭のタンコブをぐりぐりと拳で押してやる。
「うぅ~ん」
 うむ、うなされとるうなされとる。

04-378 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 22:00 ID:lCLxjDdt
 さて、このままにしておく訳にもいかないし危機も去ったし叩き起こすか。
「おい、桜子。起きろ。おいって」
 ゆさゆさと揺する。
「起きろって。おい、こら」
「すーすー」
 ダメだ。起きない。って言うか寝てやがる。
「どうすんだよ・・・人のベット占領しやがって」
 こいつの家は確か親が放任主義だったから一日家に帰らなくても大丈夫だっ
たはずだけど俺がどうすればいんだよ。
「しょうがない。とりあえず風呂に入って床で寝るか」
 まさか寝てる間にまた襲われたりしないよな。背筋に冷たい物が走る。
「こいつの二人で一晩過ごすってのは凄くデンジャラスな気がする・・・」
 沸き上がる不安をとりあえず無視して風呂場に向かう。
 制服を脱いでいる時にある事に気がついた。
「そう言えばあれ・・・ファーストキスだったんだよな・・・」

04-379 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/23 22:03 ID:lCLxjDdt
本日は以上とさせていただきます。文章書きって難しい・・・

>>374
ご期待に添えなくて申し訳無い(´・ω・`)
もう少しだけ主人公の操を守らせてください(:´Д`)

04-380 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 23:10 ID:7TfgkZM6
>380
い~~~ぢ~~~~わ~~~~~~る~~~~~~~~っっ!!!!

04-381 :名無しさん@ピンキー:04/06/23 23:26 ID:Ok6hr4hb
>379
GJ!!

>380
自己レスかよっ!(故・三村風)

04-382 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/23 23:30 ID:JbjgDzgu
ほんだし様>
百合展開突入ー!と思ったらそういう落ちで来ましたか。
この悶々とした気持ちは、自分のSSにぶつけたいと思いまつw

04-383 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 00:17 ID:sZdv2Y5v
>381
なんだか A Bone でカキコしてたら、レス番が1コづつずれてました…。
再取得したら直りました。

気がついたのはあなたのおかげです。
ありがと!

04-384 :313:04/06/24 03:26 ID:jXBdfY4K
332の続きです。

「人いねえなあ」
「ほんとだね」
並んで歩きながら、二人は顔を見合わせた。
「これなら私服に着替えてこなくてもよかったかな?」
透が苦笑する。
「ま、念には念をって奴だよな」
「そうだね……それにしても、放課後まで待ってもよかったんじゃない?」
「いいじゃんか。今すぐ来たかったんだよ……おお、でっかー」
透の目の前。水槽の中でマンボウが悠然と漂っている。半分眠ったような瞳と、半開きの口。何とも言えない愛嬌がある魚だ。
「なんかさあ、こいつ章介に似てるよなー」
ぺしぺし水槽を叩いて、透が笑う。
「……いや……そうでもないと思うけど……」
「似てる。特に眼がエロそうなところが似てる」
「うう……」

04-385 :313:04/06/24 03:29 ID:jXBdfY4K
いつもの二人の関係どおり、専ら透が話しかけ、それに章介が応えた。
ちょっとのろかったり、顔が間抜けだったりする魚介類を見るたびに、透は『章介に似てる』と言って笑った。
そうしているうちに、透が『関係者以外立ち入り禁止』の札を見つけて、当たり前のように奥に進んで行った。
行き止まりになっていたそこは、特に変わったものもなく、ただ周りの水槽に魚がいない以外は、他と変わりなかった。
恐らく当初の予定ではここにも魚が入る予定だったのだろうが、予算か何かの関係でなくなったのだろう。あるいはこれから入るのか、それとも前は魚がいたのが何処かに移されたのかも知れない。
「静かだなー、ここ……」
「うん。静かだね」
近くにあった水槽に、透がそっと背中を預けた。「ふぅ……」息を吐き、ややあって口を開く。
「なあ章介」
「何?」
「セックスしよう」

04-386 :313:04/06/24 03:30 ID:jXBdfY4K
石化した章介に、あっけらかんと透が続ける。
「最近さあ、俺やばいんだよな。お前とお尻でエッチするの、すげー気持ちいいんだ……あ……?」
章介の股間が目に見えて膨れだしたのを見、透が苦笑する。
「へへ……。しかもな……俺、なんか、そうやってお前が俺を見て勃っちまうのが、なんか最近嬉しいんだよ」
「え、ええ……!?」
「そうやってお前がちんこガチガチにしてると、何て言うかなあ。女の本能? って奴なのか、お腹が、きゅぅってなるんだよ」
へその下の周辺を、透が小さな手で撫で回す。恐らく子宮があるだろう位置だ。
「こうやってデートしてみて、わかったよ。俺、お前に惚れちゃったみたいだ」
「ほっ、ほっ、ほっ――惚れたぁ!?」
「だって、お前が隣にいるって思うと、胸がどきどきするし」
透の唇を、ぺろりと舌が舐める。
「それにさあ、さっきからお前とエッチなことしてる妄想が止まんなくて……。これって、やっぱりお前に恋しちまったのに違いないって、俺確信した」
それはもしかして、単に欲情してるだけなんじゃあないかと小一時間問い詰めたい気持ちはあった。
だが章介は日和った。と言うか、むしろ、透を後押しした。
「そ、そうだね…そうかも…僕も、透を……透のこと……好きだよ……」
透の顔が一瞬で赤く染まる。
「へ……へへへへ……な、何か照れるな……。これって……告白って奴だよなあ?」
「う、うん。そうだね。告白だね」
「うふ、ふ、へへへへへ……」
「ははははは……」
顔を見合わせて、二人は笑った。胸の奥から聞こえる良心と理性の声に、必死に抗いながら章介は笑っていた。――ひとしきり笑ったところで、透がおずおずと言う。
「……ん。んっと。それじゃあ……」
「うん?」
「ほっ……ホテル、いこうか……?」

04-387 :313:04/06/24 03:30 ID:jXBdfY4K
「そ、れっ、て……ラブホテル――!?」
「大声出すなっ! ……ぃ、いや……初めてが、ラブホってのは、ちょっとなあ……」
「じゃ、じゃあどうするの……?」
心底情けない顔をして、章介は呟いた。
「……僕、お金ないよ……」
暫しの沈黙の後、透も囁くように言った。
「……俺も、ない……」
「……どうしよう」
「……女物の服とか、いっぱい買ったからなあ。他にもゲームとか買ったから、貯金ほとんど吹っ飛んじゃったし……」
「バイト……する?」
「……で、でも……金貯めてる間、ずっとお尻でし続けたりしたら、俺、まじでお尻でしかイケなくなっちゃうかも知れないし……」
『その間、お尻でしなければいいじゃん』との突っ込みを、章介は入れなかった。もしここで入れる人間がいたら、手刀で首を刎ねられるそうなほどだった。
透の台詞が脳内でリフレインする。『お尻でしかイケなくなっちゃう』『お尻でしか』『イケない』『お尻』『イク』――

『おねがいっ、おねがあい! 俺のお尻、章介のぉっ、しょうすけのっ、おちんちんでいっぱい犯してぇっ! もう透のちんぽでしか、俺っ、イケなくなっちゃんだよぅぅぅっ! 章介ええっ!』

04-388 :313:04/06/24 03:31 ID:jXBdfY4K
「……おい章介?」
「はっ!?」
「何ボーっとしてるんだ?」

一瞬あっちの世界に行ってしまうほどリアルな妄想だった。「い、いやなんでもない……」冷や汗をかきながら、何とか答える。
「ふーん。……はぁ。それにしてもどうすっかなあ」
何気なく、透が胸の前で腕組みした。透には何の他意もなかった。
だが章介には違う。透の大き過ぎるわけでも、かと言って洗濯板でもない、章介の理想のサイズの胸。まだ一度も触らせてもらったことのない、あの神秘の膨らみが、今まさに思いっ切り強調されて目に飛び込んできたのだった。
「――透」
「ん? 何だ。何か思いついたのか?」
「うん」
「え? ほんと? どんなのだ?」
「簡単だよ。あのね透。
――ここですればいいんだよ」

04-389 :313:04/06/24 03:32 ID:jXBdfY4K
透が口を開けて硬直した瞬間、章介が後ろに回り込んだ。理性など当の昔にどっかに吹っ飛び、殆ど握り締めるような力で、章介は透の胸を下から押し上げるように掴んでいた。
「いっ……てぇぇぇっ! 馬鹿ぁっ!? いきなりなにすんだ章介っ!」
何も応えず、章介は透の乳房を、黙々と揉み始めた。
「ひゃっ、ひっ、うあ、うあ、うあっ? うぁっ! きゃあ!? ひゃぁっ! ひゃあっ!」
気持ちいいというより、痛い。いや、気持ちよくて、尚且つ痛い。
「ば、馬鹿ぁっ! ふざけんなこの野郎っ! ぶん殴るぞっ!」
「殴ってもいいよ……それだけのことをしてるんだから……」
押し殺したような章介の声はやけに不気味だったが、頭に血が上った透はそんなこと気にしなかった。
「おお! 殴ったらぁっ!」
「でもね……やめておいたほうがいいよ」
ぐりっ。
「ひゃぁぁぁぁっ!?」
振り上げた拳は、章介の放ったちょっとした一撃で腰砕けになった。
「あ、あぅ、はぁっ、はぁっ、はぁぁ……?」
「そう……乳首触られたの、そんなに気持ちよかった? 透って、本当に敏感なんだね」
ぐりっ、ぐりっ!
「んああああっ! しょ、章介っ! やめろぉっっ!」
「こんなに乳首大きくしておいて、いまさら何言ってるの? 気持ちいいんでしょ? 素直になりなよ透……」
「う、うるさぁぁい! あんっ、こっ、これはぁっ。これはぁっ」
「これは? 一体なんだって言うの?」
「こ、れはぁっ……、ひっ、だっだから、えと、かっ、蚊に食われたんだよっ!」
「虫刺されだって言うの?」
「そうだよっ!」 
「それじゃあ掻いてあげるよ」

04-390 :313:04/06/24 03:33 ID:jXBdfY4K
……かりっ!
「ひぃぃっ!? だっ、駄目ぇっ!」
「ああそうか。掻いたら余計に痒くなっちゃうもんね? こういう時は……爪で×印を付けると痒みが収まるんだよ」
そう言って、章介が透の乳首に爪を立てた瞬間だった。
「――! しっ、死ねええええええっ!」
透の後頭部がもの凄い勢いで章介の顎を捕らえた。アホみたいににやけていた章介の口は強引に閉じらされ、一瞬思いっ切り舌を噛んでしまっていた。
「ふぶ――っ!?」
思わず章介が両手を口にやった次の瞬間、透は跳ねた。
「殺ッ!」
即頭部への回し蹴りが綺麗に決まった。
「     」
呻き声すら上げる暇なく、章介は吹っ飛んだ。
「痛いって言ってんだろこの薄馬鹿ー!」
「……ず……ずびばぜん……」
少し持ち直し、口から溢れる血を押さえながら章介がふらふらと立ち上がる。
「……ったく。言っておくけど、お前が悪いんだからな。謝らないからな」
「うん……」
うなだれる章介を、しばらく床と天井と交代で見ていたかと思うと、不意に透は頭を掻き毟った。
「――あーっ! クソっ。章介っ」
透の手が章介の後頭部を掴み、そのまま自分の方に引き寄せる。
――ちゅっ。

04-391 :313:04/06/24 03:34 ID:jXBdfY4K
「……へ!?」
「も……もっと優しくやれよな! 本当に痛かったんだぞ!」
「ごめんなさい……」
透はふん、と鼻を鳴らした。
「……あー血の味がする」
ぺろぺろ口の周りに付いた血を舐め取りながら、透がひとりごちる。動き回る舌を思わず凝視している自分に気付いた瞬間、透は怒ったように言った。
「おい……何やってんだよ。さっさと続きしろよ」

……………

薄手のジーンズの中に手を入れた途端、濡れた感触が伝わってきた。
「うはぁっ!? ちょっ、いきなり過ぎだっ」
「ご、ごめん」
慌てて引き抜こうとした章介の手を、透が掴んで止める。
「え……?」
「だっ、誰もやめろとは言ってない……」
透は顔を赤くしたまま、自分もジーンズの中に手を入れて、章介の手と重ね合わせると、そっと洪水の元に導いていった。
「……っ! や、柔らかぁ……」
タンポンを入れてくれと頼まれたあの日、強引に一瞬指を入れたことはあったが、殆ど感触を味わっている暇などなかったし、お尻でするようになってからも、絶対に透はここを触らせてくれなかったから、章介にとって、それはまさに未知の触感といってよかった。
「へへ…。毎日オナニーしてたからな」

04-392 :313:04/06/24 03:35 ID:jXBdfY4K
「へっ!?」
「ん…だってさぁ……。お前のすっごくでっかいからさ……よーくいじって慣らしてしておかないと、裂けちゃったら困るじゃん……」
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ……。布が擦れる音に混じって、はっきりと水気を含んだ音が聞こえてくる。
「はぁ……。な、章介…ここ……このっ、そう、これ……っ、いじって…?」
「こっ、これ?」
小さな出っ張りを、言われるままにそっと指で撫でると、透が悩ましげに眉宇を寄せた。
「違う…。もっと、強くていいから……」
「う、うん」
そう言われたから、章介はその出っ張りを『ぎゅっ』、と押してみた。 
「――ひゃあああっっ!?」
がくん! 思いっ切り透が仰け反る。一瞬透のからだから力が抜け、倒れる前に慌てて両脇に腕を通して支える。
「と、透っ!?」
「………………章介」
透はよろよろと立ち上がり、
「強過ぎるわボケェェェっ!」
がすっ!
「ぶはぁぁぁっ!?」
……肘鉄を入れた。

04-393 :313:04/06/24 03:36 ID:jXBdfY4K
「もうちょっと加減しろっ。この薄馬鹿!」
「ご、ごめん……」
頬を押さえながらも、章介はおずおずと言った。
「ね、あのさ透……ジーンズ脱いだ方がいいと思うよ……?」
「え? うわぁ!」
先程イッてしまったせいだろう。ジーンズの股間に、目に見えて染みが出来ている。
「たぁぁっ、お前のせいだぞ馬鹿っ。さっさと乾かさなきゃ……」
透がジーンズを足元まで引き下ろす。そうやってから後で足首を通すのが、昔からの透の癖だった。
じっとりと濡れたショーツが、何ら遮るものなく章介の目の前に晒される。その下の白く滑らかな地肌が透き通って見える。先程まで触っていた、柔らかくて暖かい、透の――
「――あー。マ○コぐっちゃぐちゃだよ」
ぷちん。
「――透っ!」

04-394 :313:04/06/24 03:36 ID:jXBdfY4K
「え? ちょぉっ!? 章介っ!?」
背後から覆いかぶさってきたと思うと、章介は強引に股間に手をやった。
「わぁっ! だ駄目っ、へっ、うあっつあんまっ、つまんじゃあっ、あっ? あ、やあああっっ!」
イッたばかりの敏感な身体には、ちょっとした刺激で充分だった。ショーツの布を貫くほどの勢いで潮が噴き出すのを感じながら、ジーンズが足を繋いでいるせいもあり、透は足をもつれさせてひっくり返った。
「わっ! ……いったぁぁー」
咄嗟に出した手が、じんじん痺れて痛い。
「あぐっ!?」
倒れた透を、腰を掴んだ章介が強引に引っ張り起こす。そしてそのまま水槽に押し付けるようにして透を立たせると、章介はズボンのベルトを外した。
「あっ? あっ熱っ、章介っ?」
ひどく熱いものが、性器のすぐ下の太股を叩いた。それが何かは訊かなくてもわかっていたが、それでも言わずにはいられない。
「しょ、章介? こ、これってこれっ――」
「……いくよ、透」
衝撃は、章介が『透』と言い終わるより、ほんの少し先だった。

「……っ……あっ。あああああああっ!」

04-395 :313:04/06/24 03:37 ID:jXBdfY4K
「――! は、入った……入ったよ、入ったよ透っ!」
章介は、半分近く透の中に埋まっていた。透が自分で言っただけあって、よくほぐれたそこは、溢れる蜜も相まって、思いのほかスムーズに章介を受け止めることが出来たようだった。
透の中はひどく狭く、それでいて信じられないくらい心地よかった。まるで異物を排除するかのような強烈な締め付けに、今にもイキそうになる。
だがそれでも、章介は透を気遣うことを忘れなかった。挿入の瞬間から、凍り付いたように動かない透に、章介は恐る恐る声をかけた。
「……だ……大丈夫? 透…?」
「…………………………」
「透……? あっ、あの、さっ。どうしても苦しいようだったら……その……今日はこれで……やめ、ようか……?」
ものすごく嫌だったが、それでも何とか歯を食いしばりながら、そう言った瞬間だった。
「……っっ! やだっ!章介っ! やめちゃやだっ!」
涙声でそう言うと、透は思い切りあそこを締め上げたのだ。
「わぁぁっ!?」
ぎゅうぎゅうに締め付けられた尿道を、いまだかつてないほど濃厚な精液が昇ってくる。あまりの勢いに周囲の粘膜が削れていくような錯覚を覚えながら、章介は果てた。

04-396 :313:04/06/24 03:38 ID:jXBdfY4K
「うああ……? 章介ぇ……? すっごい、すっごいびくっ、びくっって、ちんこぉ、跳ねてるぞぉ……? これって、イッてるのか? 俺の中で、精液出しちゃってるのかぁ……?」
「うん……。ごめん……透……。うぁっ……! はぁっ、ぼ、僕、中に出しちゃった……」 
「別にいいよ……俺ぇ、確か安全日だからさ……。まだ安定してないって藤野先生は言ってたけど……。へへ……俺……これで、完璧に女の子になっちまったな……」
感じているのか、透は細かく震えながらそう言った。
「ごめん……痛かったよね……」
「そんなに謝るなよぉ……」透が笑う。「もしできちまってたら、責任とって養育費くれればそれでいいからさ……」
「……ここは、普通『結婚しろ』でしょ……?」
「ばあか……。十年早いっての…。もっといい男になったら考えてやるよ」
「ふふ……。それじゃ、あっ……がん、ばらないと、ね……」
こぽ……、と小さな音を立て、章介のペニスが抜き取られる。その直後、透はふらふらながらも慌てて言った。
「あっ…? ば、馬鹿っ。抜いちゃ駄目だ」
「え……でも……」
右手の人差し指と中指で入口を拡げると、透は本当に呆れているように言い放った。
「俺がまだイッてないだろ……? それにまだ全部入ってないじゃないか。ちゃんと俺が気持ちよくなるまで休んじゃ駄目だからな」

04-397 :313:04/06/24 03:38 ID:jXBdfY4K
破瓜の血はとっくの昔に精液と愛液に洗い流されてしまっていた。だが、それでなくとも透がちょっと前まで正真正銘の処女だったとは、処女を奪った等の本人でも信じられまい。
「ふぅぅぅんっ! しょーすけぇ……そこっ、ちんこのさきっちょでぐりってしてぇ……?」
「うん……!」
章介のペニスが、奥の一点を強く抉った瞬間、透が白い喉を剥き出しにして呻いた。
「はぁぁぁぅうっ! ……………いっ、イッたぁぁぁ……」
もう何度イッたのか、透はとっくの昔に数えていなかった。元男だからなのか、意識しなくともそんなに声は出なかったが、そうでなければ今頃は猥褻罪で逮捕されているのに間違いない。
章介が何度イッたのかは覚えていて、最初の中出しを含めて、今は四回射精しているはずだった。
あの後再び章介のちんこが入ってきて、一番奥まで章介が届いた瞬間自分がイッてしまったのは何とか覚えている。その後からは愛液と中に出された精液でどろどろになったま○この中をちんこがいったり来たりするたび、イキっぱなしだった。
章介が二回目の中出しを教えてくれなかったら、そのまま気絶していたかも知れない。それくらい快感に没頭していた。
二回目の後ちんこを抜いてしまった章介を責めると、さすがに二回連続はきついと言った。自分が男だった頃は――かなり早かったけれど――三回ぐらいなら連続でイケたのに。

04-398 :313:04/06/24 03:40 ID:jXBdfY4K
仕方ないから、フェラチオをしてやった。
章介の男臭い匂いが、自分の甘酸っぱくて生臭いのと混じって、何と言うか、『エロい』以外に形容詞が見つからないような、凄い――だけどそんなに嫌でもない匂いだった。
しょっぱくて、苦くて。酸っぱくて、苦くて……。夢中になって舐めているうちに、口の中に射精されてしまっていた。
濃厚な絞りたてを独り占めするのは良心がとがめたので、口移しで半分分けてやった。
半泣きの章介を笑いながら、舌を絡めたりして遊んでいたら、すぐに硬くなって来た。
ほんのちょっと休んでいただけなのに、ほぼ新品だけあって、再び入れた時には我ながらきつかった。
血が集まりすぎて玉みたいに膨れた亀頭が、敏感な粘膜をゴリガリ引っ掻いて進んでいくのはひたすらイケた。
その内に特に感じるところがわかってくると、そこを重点的に突くように注文を付けてみた。
一言で言うと、凄かった。二言だと、もの凄く気持ちよかった。
でも、同じくらい章介のちんこが、ぱぁん! ぱぁん! といい音を立てて出たり入ったりするのも大好きだと思う。
最初の、犬みたいな四つんばい状態からは体位を変えて、今は向かい合ってエッチしていた。
ぱぁん! 肌が打ち合って音が鳴るたびに、クリトリスがつぶれるようになって、滅茶苦茶気持ちいい。後ろを向いてするのも、奥の奥までずるっ、と入っていいけれど、こうやって向かい合ってするのも大好きだ。
「はぁっ! しょーすけぇ。章介の毛ぇ、ちくちくして気持ちいいよぉ」
章介の短くて硬い陰毛は、殆ど毛がない透のま○この、特にクリトリスを刺激した。
多分限界まで大きくなっているはずだけど、まだ皮を被ったままだ。剥いたらどれくらい凄いことになるのか興味はあったが、とりあえず、今は充分イキ続けているから、また今度のお楽しみにしておこう。

04-399 :313:04/06/24 03:41 ID:jXBdfY4K
「ううっ……! 透っ! あ、あんまり締めないで……! ま、ま、た、出ちゃうぅ……」
「だってぇ。自然に締まっちまうんだよぉ。俺のま○こ、章介のちんこイかせたくてさぁ、しょうがないんだよ。だからイッちまえ。そしたらまたちんこしゃぶって大きくしてやるから」
「うぁぁ、うぁぁ、うぁぁぁっっ!」
「イクのかしょーすけぇっ!? 俺もっ! 俺もイクっ! イこう!? 一緒に、イこうぅっ!?」
「あっああああっ!」
章介が叫ぶ。叫びながら、射精する。それが何だかとても嬉しくて、透はまたイッてしまった。

「うわぁ……。章介、激しすぎ……。処女膜、跡形もねぇじゃん……」
小陰唇をちょっと拡げるだけで、粘液が途切れ途切れでなく繋がって噴き出してくる。
どろどろで見えにくいが、はっきりとわかった。ネットで見た無修正画像を見て、ああ、これが処女膜なんだなあ、と言うものを透は自分の中に見つけていた。
だが今ではそれが痕跡すら残っていない。周りの膣壁と綺麗に繋がっている感じだ。出血も、完全に止まっている。
「……………」
ぐったりと虚脱し、天井を見ながら章介は転がっていた。
間違いなく一か月分は射精した。もう何をどうやっても勃たない。疲れ過ぎて、逆に眠ることすら出来ない。
「大分、汚しちまったなぁ……しっかし、本当に空いててよかったぜ。そうでなったら、幾ら何でも声でばれてたよなあ。いやあ、よかったよかった」
どうして透はあんなに元気なのかと、不思議に思うのすら疲れる。

04-400 :313:04/06/24 03:42 ID:jXBdfY4K
「さてと……。ほら立て、逃げるぞ」
どうして逃げなければならないのかぐらいはまだ理解できたが、わかっていても身体が動かない。いや、動く気力がなかった。……ないと思っていた。透が股間に顔を埋めるまでは。
「んー。ちゅっ。ほら、お目覚めのキスだぞー? 起きろコラ。おーきーろー。帰ったら早速、バイトの計画をたてなきゃならないんだからな」
何故『バイト』と言う単語が今出てくるのかわからなかった。そしてわかった瞬間、どこにそんな力が残っていたのかわからないが、章介は飛び起きていた。
「だってこんなとこで初体験なんて、何かアレじゃん。女として駄目じゃん。もっとムードのあるところでやらなきゃな」
「!!?」
愕然とする章介の鈴口を、舌先で弄いながら、透はニヤッと笑った。
「明日から早速バイトだぞー。がんばれっ。まっ、こんなところで襲ったお前の自業自得だからな。ちゃんと責任取れよ」
へへへ……。これだけは女になってもかわらない、子供っぽい微笑みを浮かべて、透はとどめの一言を放った。
「これからもよろしくな章介。す・え・な・が・く。なっ?」

04-401 :313:04/06/24 03:42 ID:jXBdfY4K
おしまい。

それではちょっとでも皆さんのおかずになることを願いつつ。お休みなさい。

04-402 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 04:05 ID:bWALZVSS
ほのぼのマターリマンセー

>濃厚な絞りたてを独り占めするのは良心がとがめたので、口移しで半分分けてやった。
爆笑

04-403 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 05:25 ID:l70SI6+d
職人のみなさま乙です。おかげでこのスレも盛り上がってきましたね
>鶏さん
なんで女の子の幽霊になったのか激しく気になります!
>犬夜叉さん
独特の幻想的な雰囲気がいいですね!
>ほんだしさん
レズ?シーンもっと書いてほしかったです(´・ω・`)でも楽しい話ですね。
>313さん
濃厚なエッチ、久しぶりにこのスレで読みました(*´Д`)ハァハァ
ラブラブなエンディングがまた良かったです。

04-404 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 07:40 ID:q3C53DrO
犬夜叉氏のSSが禿しくツボにはまった
(*´д`)ハァハァ

04-405 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 08:57 ID:+eMAUeYO
313さん、面白かったですー!!
かわいくて笑えて、即物的なカンジがたまりません。
また読ませてくださいねー!

04-406 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 10:09 ID:YpbPYBel
>>398の辺りは、画像掲示板の ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087706557137.jpg
それか ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087801522563.jpg の光景を想像しながらだったよ。

04-407 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:40 ID:rLDbOeqs
仕事オワターーーー(゜∀゜)-----のほんだしです。こんにちは。

>>313
 エローーーーイ。そして萌え(:´Д`)ハアハア

明日が休みなので今週中にラストまで突っ走れるように今日は
比較的多めに投下いたしやす。核心編は現在ぺそぺそと執筆中。
でわーーー

04-408 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:41 ID:rLDbOeqs
「ん・・・朝、か」
 首を伸ばして時計を見る。
「なんだよ、まだ6時じゃないか」
 また布団の中に潜り込む。ってそうだ、桜子。
 眠たい頭を振ると身体を起す。
「いててて」
 床で寝ていたせいか身体が痛い。
 桜子を今度こそ叩き起こして一度家に帰さないと。あいつ制服持ってないじゃん。
「おい。桜子起きろ」
 ベットの上で寝ている桜子をゆさゆさと揺する。
「ん~?あら、おはよう辰実」
「おはようじゃねぇってのまったく」
「あいたたたた。いったーい」
 むくりと起き上がった桜子が頭を押さえる。
「あれ~?あたしなんでタンコブなんてできてんの?」
「それになんで辰実の家で寝てるんだっけ」
 こいつまさか・・・。

04-409 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:43 ID:rLDbOeqs
「おい桜子、お前まさか昨日の事覚えてないのか?」
「昨日の事?え~っと、辰実の家に行って、ブレスレットの事を話して~・・・」
「・・・あれ、そっからどうしたんだっけ」
 どうやら昨日俺を押し倒した事は綺麗さっぱり忘れてしまったらしい。俺は
ファーストキスまで奪われたってのに。
「まぁいいや。それよりお前一回家に帰らないと学校に着て行く服ないだろ」
「そう言えば今何時?」
「6時ちょっと過ぎだな」
「そうね、電車も動いてるし一度帰るわ」
 桜子は起き上がると服の皺を伸ばす。
「んもう、洋服のまま寝ちゃったからしわくちゃ」
「じゃ、辰実また後でね」
「ああ、気を付けて帰れよ」
「何よ、子どもじゃないんだから一々言われなくても大丈夫よ」
 そう言うと桜子は『んべー』と舌を出して
「じゃあね」
 と言って帰って行った。
「ふわぁ~あ」
 大きなあくびが出る。
「さて、俺はもう一眠りするか」

04-410 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:45 ID:rLDbOeqs
「完全に遅刻だーーーー!」
 二度寝したのがまずかった。次に起きた時にはすでに8時半を回っていた。
まずい、流石にこう短い期間で2度も遅刻をしたらトイレ掃除じゃ済まない。
「くっそ、全部桜子のせいだ!」
 HRが8時45分から55分まで。携帯を見る。8時40分。全力で走って
も学校まで20分かかる。絶対間に合わねぇ。
 大急ぎで駅近くの曲がり角に差し掛かる。曲がった瞬間目の前が真っ暗になる。
「おわっ」
 何かにぶつかって跳ね飛ばされてしまった。痛てぇ、尻打った。
「いたたた・・・あ、すみません」
 尻をさすりながら前を見ると男が立っていた。7月のこの暑い中全身黒ずく目
のスーツに身を固め顔にもこれまたサングラスが掛けてある。
 ・・・まさかヤクザ?
「あの、本当にすみません」
 立ち上がって再び謝ってみるものの男は何も言わずにじっとこちらを見ている。
「本当にすみませんでした。それじゃ・・・」
 目を合わせないように男の横すり抜ける。男は微動だにせず視線だけで俺を
追っているようだった。
 早足にその場を離れて駆け出す。
「何だったんだよ。あのオッサン」
 後を振り返るとまだ俺の事を見ていた。背筋に寒気が走る。だが、遅刻しそ
うな(する)事を思いだし、慌ててスピードを上げた。

04-411 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:47 ID:rLDbOeqs
 学校には結局遅刻してしまったが職員室で担任の今田にこってり怒られただ
けで目だった罰などはなかった。
「しかし遅刻常習犯ってレッテルは不本意だな」
 不本意もなにも事実なので仕方がなかったが俺らの中で桜子のみ無遅刻無欠
席なのが納得いかない。あいつも俺らと一緒に遊び回ってるのに・・・。
「辰実~。お勤めご苦労さん」
 ぶつぶつと呟きながら教室を空けると和久がこちらに向って手を振っている。
ノリと桜子も一緒に居るようだ。
「何だよ3人して。また悪巧みか?」
「またとは酷いな。辰実だってその悪巧みグループの一員じゃないか」
「まったくもってその通りだ」
 はぁ~とため息をつきつつ3人の近くに自分の椅子を移動させ座る。
「んで、何の話してたの?」
「いやな、そろそろテストが近いやんか。また辰実の家に皆で集まって勉強会
しよか思てな」
「あ~、そういやもうすぐ期末か」
 俺達はテストが近くなると勉強会と称して俺の家に集まっている。まぁ、勉
強なんて集まってる時間の半分もしてないんだけど。
「そうだな。明日でもいいか?」
「あら?今日はダメなの?」
「昨日買って来た服やらなんやらが散乱してるからとてもじゃないけど4人な
んて入れないよ」
「何よ、まだ片付けてなかったの?不精ね」
 こいつ・・・昨日お前があんな事したせいで片付けるヒマなんて無かったっ
つーのに言ってくれる。

04-412 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:48 ID:rLDbOeqs
「それにしても辰実・・・お前制服似合うな」
「殴るぞ」
 ノリに一発拳をお見舞いする。
「ぐえっ!・・・ってーな。殴ってから言うなよ」
「辰実ちゃんったらすっかり女の子ね~。後は言葉使いだけなんだけど~・・・」
 桜子がニヤニヤと俺を見ている。ブルっと身体が震える。冗談じゃない。こ
こで女言葉なんて使ったらまた桜子に何をされるやら。
「そやなぁ。なりは可愛らしい女の子でも中身は辰実やからな。女言葉何て使
われたら気色悪いだけやで」
「そうそう。中身男のまんまなんだから女言葉なんて使えねーよ」
「もう、勿体無い」
「うむ、勿体無い」
「お前等よぉ・・・」
 ノリと桜子。お前等は俺に一体何を期待しているんだ。
「っつーわけで今日はすぐ帰って部屋掃除しとくから」
「あいよ。了解や」
 2時限目の予鈴のチャイムがなる。俺達は椅子を自分の席に戻して授業の準
備を始めた。

04-413 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:52 ID:rLDbOeqs
「ふぅ、これでよし」
 学校から帰っての数時間。掃除を始めたは良いのだがここ数日どたばたとし
ていたせいか部屋が汚れていて思いの他大掃除になってしまった。
「疲れた~」
 ゴロンとベットに横になる。こうして一人でゆっくりと考える時間が出来る
と自分は本当に女になってしまったんだと言う実感が沸いてくる。
「本当に・・・戻れんのかな」
 チャラと音をさせるブレスレットを見る。
「桜子の言う通りこれのせいだとしたら外れさえすれば男に戻れるのかな」
 女になってから何度かこのブレスレットを外そうとはした。ロックが外れな
かったので切ってしまおうともした。
 しかしブレスレットは切れるどころか傷一つ付く事はなかった。
「はぁ」
 呆っと天上を眺める。この身体になってから何となく恐くて風呂に入る時以
外はあまり自分の身体に触らないようにしている。『敏感過ぎるんだよ』と思
った。男の身体とはまったく違ったデリケートさ。女になってから今まで自分
の身体だが割れ物を扱うように過ごしてきた為少し気疲れしていた。
 桜子に襲われた時だって勝手に身体が反応してしまった。ちょっとしたキッ
カケで今までの自分が壊れてしまいそうで恐ろしかった。
「本当に・・・疲れた・・・」
 そのまま俺はまどろみの中に落ちていった。

04-414 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:54 ID:rLDbOeqs
 真っ白い何も無い空間。気が付いたらここに居た。
(夢・・・か?)
 確か少し前にもここに来た気がする。だが、以前来た時よりも意識がハッキリしているような・・・。
(あ、あれ?)
 俺の身体・・・元に戻ってる。男の身体だ。たった3日間だけだったかヒド
く懐かしい気がする。
(でも夢なんだよな)
 そう思うと喜ぶ気にはなれない。このまま目が覚めた時に男になってれば良いのに。
 何も無い空間をあても無く歩く。本当に何もない。どれくらい広く、そして
どれほどの高さがあるのか全くわからない。
『・・・ん・・・さい』
 急に声が聞こえてビクっと振り向く。そこにはあの少女が立っていた。
「君は・・・誰だ?」
『ご・・・んな・・・い』
「なに?」
 少女が何かを言っているようだが良く聞こえない。ただ、顔に大粒の涙が流れている。
『ごめ・・・い、ごめん・・・さい』
 声が段々と明瞭になっていく。
『ごめんなさい・・・ごめんなさい』
 少女はか細い声でなんども謝りの言葉を口にしていた。
「いったい何がごめんなさいなんだい?」
 この少女は何者なのか。その疑問はひとまず置いておいて俺は泣きながら謝
り続ける少女にできるだけ優しく聞いてみる。
『ごめんなさい、また私のせいであなたが・・・』
 そこまで言うと少女の声は嗚咽に潰されてしまう。
「また?またって何の事?それに君のせいって一体・・・」
『ごめんなさい・・・』
 視界がぼやけて行く。いや、世界がぼやけていく。段々と少女の姿が霞んで見えなくなる。
「ちょ、ちょっと待って!まだ聞きたい事が・・・!」
 この娘は何か大事な事を知っている。そう思った。聞かなきゃいけない。何
を聞かなきゃいけないかわからないけど。
 だが、俺の意思とは無関係に世界は消失した。

04-415 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:55 ID:rLDbOeqs
「ちょっ!・・・あ、あれ?」
 がばっと跳ね起きる。自分の部屋だ・・・って自分の部屋でいいのか。
「はぁはぁ」
 何か夢を見ていた気がする。どんな内容の夢だったかは思い出す事はできな
いけど。・・・前にも同じ事なかったっけ?
「うわ、寝汗でべったり」
 シャツが汗で身体に貼り付いて気持ち悪い。時計を見るとまだ夜の11時を
回った所だった。
「そっか、掃除終ってから寝ちゃったんだ」
 ぐぅ、とお腹が鳴る。そう言えば晩飯もまだだったな。
「お風呂入ってカップラーメンでも作るか」
 タオルと下着を取ると風呂場へと向う。その途中、見知らぬ少女の涙を流し
た顔がフラッシュバックのように脳裏に浮かぶ。
「ん・・・今の何だ?」
 どこかで見た事のある気がする。
「誰だったっけ・・・」
 しばらく頭を捻ってみるが思い出す事ができない。そのまま風呂に入って食
事をしている間にその事を、その少女の事を俺は忘れてしまっていた。

04-416 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/24 16:57 ID:rLDbOeqs
長くなりましたが以上でつ。次回から少しばかり鬱展開になる
可能性がありますが御許しくださいませ。(´・ω・`)

04-417 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 17:04 ID:tPCmH75a
リアルタイムでGJ!

04-418 :名無しさん@ピンキー:04/06/24 22:32 ID:0NZBOxTd
鬱展開ってまさかレイープとか

04-419 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 00:36 ID:nsfrPBEN
それは嬉しい展開だ

04-420 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 00:40 ID:TJ53Owhq
第3話が完成したので投下します。
今回はちょっとばかしエロリ要素を入れてみたのですが、思ったよりエロくならなくてションボリック。エロムズいよ。

04-421 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 00:48 ID:diCxaY4O
盛況で何より

04-422 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 00:51 ID:xXQDBMv2
>>353

相原が家を出た後、綾野は一人ベッドの上で呆けていた。
体が、妙に熱い。
綾野は両腕で自分の体をギュッと抱きしめる。
「……熱い」
ただその熱さは、夢で見たような灼ける感じのものではなく、暖かく柔らかに体を包むものであった。
服の上から胸に軽く手を触れる。
「んっ……」
相原と会うまでは、女になったことのショックで体に触るのも恐怖していたが、ある程度気持ちが落ち着いた今、確認の意味を込めて自分の体をまさぐった。
「本当に女になっちゃったんだなあ……」
今度は服の中に手を入れ、直接乳房に手をやる。
「はぁ……」
体の感覚が異常なくらい鋭くなっている。
これが女なのか?
男の時には無かった未知の感覚が、綾野を襲う。
体の中の熱がどんどん上昇していくのが分かる。
次に乳首をきつ目に摘んでみた。
「うっ!」
痛い。痛いのだが、痛みの中に少し気持ち良さがある。
もっと触りたいという気持ちが涌き出るも、これ以上いじってたら深みにハマりそうだったのでやめておいた。
(そういえばなんだかんだで、まだシャワー浴びてなかったな)
綾野は起き上がり、シャワーを浴びることにした。
(こんなもんで良いかな)
タンスから適当にシャツとパンツを手に取り、浴室に向かう。
(今日のところは着替えはこれで良いだろうけど、女になった以上、下着くらいは女モノに変えないといけないだろうな)
考えて憂鬱になる。

04-423 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 00:55 ID:xXQDBMv2
脱衣所に着き、着ていた物を全て脱ぐと、そこで初めて女に変わった自分の全身を目の当たりにした。
「これが……俺の体……」
思ってたより細くなっている体。高校に入ってからは特にこれといった運動はしていなかったものの、それなりに筋肉はついていた。でも今の体にはパッと見筋肉はほとんどそげ落ちていて、代わりに白くて柔らかい肉が付いていた。
「俺なのに、俺じゃないみたいだ」
散々泣いて枯れたと思っていた涙が綾野の瞳を再び覆う。
「俺ってこんなに泣き虫だったっけ?」
手で涙を拭う綾野。
(先生がせっかく励ましてくれたのに、いつまでも泣いてたら悪いだろ)
綾野は気を取り直して浴室に入った。
シャワーの蛇口を捻ると、心地よい温水が綾野の体の汗を洗い流す。
シャワーを浴びながら綾野は考える。
(そういえばどうして真っ先に先生に電話したんだろう)
これまで必要以上に接したことは無いし、特別仲が良かったわけでも無い。なのに気付いてみたら、相原の家の電話番号を押していた。
考える。
昼間、相原に家まで送ってもらった。その時の車中での会話を思い出す。
『先生は、この空を見て何を思います?』
『この空を見てか?』
『まあ……在り来りな答えになっちゃうけど、夢とか希望とかかな。この空を鳥のように思いっきり飛びたい!ってのも夢になるんだろうな。あと大きな雲なんか見ると、俺の親父を思い出す』
『先生のお父さん?』
『ああ。俺の親父は今はアメリカの大学で講師してるんだけどさ、頭が良くてたくましくて頼りになって、俺の最も尊敬し目標としてる人間だ。ついでにこの車はその親父から譲ってもらったもんだ』

04-424 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 00:58 ID:xXQDBMv2
『先生には見えるものがあって良いな。俺はいつも空を見てるのに何も見えない』
シャワーが綾野の体を打ちつける。
相原の顔が頭に浮かび、その向こうには広い広い空が広がっていく。
(ああ、そうか。俺は、俺には見えないものが見える先生に、何時の間にか惹かれてたんだ。だから自分の答えを知っている先生に助けを求めたのか。俺の答えを見つけてもらうために)
ここで言う綾野の求める答えが、空の向こうにあるものなのか、女になった理由かは自分でも定かでは無い。しかし相原ならきっと助けてくれる、そんな想いが胸の内にあったのは確かだった。
胸がキュウッと締め付けられる感じがした。
(先生に来てもらわなかったら、どうにかなってたかもしれないな)
相原の笑顔。
相原の励ましの言葉。
相原の温かく大きい手。
どれも綾野の心を安らかにさせた。
心から嬉しかった。頼れる存在があるということが、どれだけ救いになることか。
胸が強く締め付けられる。
心が暖かくなる。
「ありがとう……先生……」
綾野は相原に深く感謝した。
それから充分に汗を洗い流し体を濡らし終えた綾野は、シャワーを止め、シャンプーを手の平に出し泡立てた。
頭を洗って気付いたのは、髪の毛の質も変わっていたこと。
指に通す髪の感触が違うので、他人の頭を洗っている感覚に陥った。
その後、顔、胴、腕、足と洗っていった綾野は、ある部分でその手を止める。

04-425 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:01 ID:xXQDBMv2
股間。性器の部分。
洗おうとするが、なかなか手が動かない。
恐かった。ここに手を触れることで、女になったことを決定的にしてしまうことを。
しかし……。
いい加減埒が明かないと意を決して、自分の股間に手を伸ばす。
15年間付き添っていたモノはもういない。あるのは生えかけの薄い毛と肉の割れ目。
(これじゃまるで小学生だよ)
あれだけあった股間の毛はどこへやら。子供のような可愛らしい陰毛を見て、あまりの恥ずかしさと間抜けな雰囲気に顔が真っ赤になる。
まずは周りから円を描くように洗っていき、徐々に秘部へと手を近付けていく。
中指の先が目標到達点に接した時、体がピクンと跳ねる。
しばらくその状態で固まるも、指はだんだんと奥へと入っていく。
「うぁ……」
初めて触れる女性器が、まさか自分のものになるとは夢にも思わなかった。
恐怖と好奇心を帯びた指は、きつい穴の奥底へと導かれるように吸い込まれていく。
「ふぅ……うん!」
中指の第一関節を過ぎた当たりまですんなりと飲み込むと、動きは止まった。
頭の奥にジーンと痺れる不思議な感覚に、綾野は我を忘れそうになった。
(駄目だって。洗わなくちゃ……)
必死に不思議な感覚に逆らい、まだ手をつけていない部分を洗おうと一気に指を引き抜いた時、頭の奥の痺れが凄い勢いで体全体に広がっていった。
(なんだ!これ?)

04-426 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:04 ID:xXQDBMv2
頭の中がスパークする。
いけないと思いながらも、引き抜いた指をもう一度入れてみる。今度は内側の肉をなぞる様に指を動かしてみた。
「気持ち……良い……」
次第に指の動きに加速が増していく。空いている方の手は誰かに聞かれるわけでも無いのに、声が漏れぬよう口を塞いている。
「んっ……んっ!」
瞬間、拒み続けた『女』が濃厚に綾野に浮かぶ。
「……………………!」
男の時には得られなかった未曾有の快楽が、波の様に綾野の体を強襲した。
ビクビクと痙攣し、意識が一時の間解放される。
頬には妖艶な赤が浮き、唇には艶が纏う。
口から吐かれる甘い吐息が浴室を支配する。
頬に涙が伝う。
情けない。
その涙は、男でありながら女の快楽に溺れた情けなさと、あまりの気持ち良さに体が震えたことによる、二つのことから来ていた。
否定はしない。
自分は女になってしまったんだ。
心は男のままかもしれないが、少なくともこの時、肉体は女であることを受け入れた。
綾野は半ば諦めに近い気持ちで、事実を認識した。
「うぐ……うっ……うぅ…………うう…」
涙が止まらない。
おかしいくらい涙が溢れてくる。
綾野は自分の両手で顔を覆うと、そのままその場に泣き崩れた。

04-427 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:07 ID:xXQDBMv2
天井が見える。
綾野は暗い部屋の中、ただただ天井を見つめていた。
例えようの無い喪失感。
絶頂に達した時、『何か』が綾野の中から消えた。
もう涙が出ることは無かった。
何もする気が起きない。ベッドに横になるだけ。しかし明日の朝、相原が迎えに来ることを思い出すと、布団を被り寝ることに集中した。
…………………
…………………
…………………
…………………
…………………
音とは無縁の世界が続く。
どれくらいの時間が経ったのだろう。
一向に眠くなる気配が無い。つい数時間前まで結構な時間を寝ていたのだから、仕方無いと言えば仕方無いのだが。
……熱い。
下腹部がジンジンとする。
浴室での残像がまだ綾野の体内に残っていた。
綾野は必死に甘美な誘いを無視をする。
ーー自分の体なのに。
ーー幾ら触ろうが自由なのに。
ーー欲望に忠実になろうよ。
ーー気持ち良くなろうよ。
熱が声となって、綾野に誘いの手を伸ばす。
ーー女を知りたくないの?
ーー男では得られない最高の蜜を嘗めたくないの?
ーーそんなに溢れているのにどうして無視するの?
ーー…………嘘付き。

04-428 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:10 ID:xXQDBMv2
声が弾けた。
違う!俺は嘘付きなんかじゃない!
ーーそうだね。体は正直者だね。
心の声に綾野は気付く。自分の手がパンツの中に潜りこんでいることに。
「やぁ……」
頼む!止まってくれ!
「いやぁ………」
ぐちゃぐちゃと卑猥な音が鳴り響く。
……ダ…………メ……………………
浴室での自慰では指一本しか入らなかった陰部が、今は二本もくわえこんでいる。
一心不乱にかき回す。
抵抗出来ないなら、せめて少しでも早くイッてこの時を終わらせようと。
「ひゃああ」
なんてイヤラシイ声を出してるんだ。
男の綾野が、女の綾野を激しく侮蔑する。
でもそれだってあなたの声よ。
女の綾野が、男の綾野を取り込もうとする。
「ひっ!」
親指が突起物をこすった。あまりの刺激に男も女も無くなる。
「イ……ク……!」
真っ白。本日の二度目の絶頂は、綾野を気絶させた。
…………………
…………………
…………………
…サツ…………
…………キ……
誰かが自分の名を呼んだような気がした。

04-429 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:12 ID:xXQDBMv2
懐かしい感じもするし、最近聞いた気もする。
誰……?
目を覚ます。
カーテン越しに日が差してくる。
時計を見ると、時間は午前6時だった。
「おいおい……」
布団をはね除け股間を見れば、バケツをひっくり返したと思わせるほどの大洪水になっていた。
昨晩の行為が脳内に甦る。
拒んだのに。
抵抗したのに。
……負けてしまった。
ガックリとうなだれる綾野。
自分の弱さが露呈して顔を赤くする。
(またシャワーと着替えをしなくちゃな。あとシーツも洗っておかないと)
過ぎたことはしょうがない。綾野は面倒臭そうにベッドから下りる。
もう泣くことは無かった。


午前7時50分。
(ちょっと来るの早かったか?)
相原は早朝学校に行って自分の車を取ってくると、その足で綾野の家に向かっていた。
(しっかし昨日あれだけインパクトのある出来事に遭遇したのに、今だに信じられないよなあ)
フニョン。
綾野の柔らかい胸の感触が、相原の脳裏を走る。
(ヤベッ)
童貞でもあるまいし、いちいち反応し過ぎだ馬鹿息子。

04-430 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:15 ID:xXQDBMv2
朝から元気に活動を起こす分身に叱咤を飛ばす。
車が綾野の家の前に着いたので、クラクションを一つ鳴らした。
1分ほど待つと、家から綾野がいつもの格好で鞄を持って出てきた。遠目で見る限り、昨日学校に居た綾野と何一つ変わらない。
(やっぱり昨晩の出来事は夢?)
綾野が近付く。
「おはよう、先生」
高い声で朝の挨拶をされる。
(夢じゃなかった)
相原は深い息を一つ吐く。
「どうしたの?先生」
「何でも無い。さっ、車に乗ってくれ」
「うん」
助手席に座る綾野に妙に色気が漂うのは気のせいか?
昨日と感じが違うぞ?
横目でチラチラと覗き見する相原に気付いたのか、綾野は質問した。
「俺の顔に何か付いてる?」
ドキッとする相原。
「い、いや」
首を横に振り誤魔化す。
「ところでその胸にはさらしでも巻いているのか?」
「うん。昨日先生に言われた通り、包帯をグルグル巻いてる」
言って綾野はペタペタと自分の胸を触る。
「でもきつくて苦しいけどね」
ズキンッ!
苦笑いした綾野の顔を見て、相原は胸が痛くなる。
(…………?)
なぜ痛むのか、その時相原はまだ理解出来なかった。
車を発進させ学校へと走らせる途中、綾野は相原に自分でも思いもよらない言葉をかけた。

04-431 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:20 ID:xXQDBMv2
「……先生」
「んっ?」
「俺、女になっちゃった」
「?それは昨日聞いたぞ」
「…………………ごめん。何でも無い」
「?」
相原には綾野の言葉の真意は解らなかった。
それっきりうつむいたままの綾野。
「なあ…………綾野」
「……はい?」
「先生、お前に何が起きても守ってやるから」
綾野は相原の瞳を真っ直ぐ見つめる。
「俺の大切な生徒に悲しい思いは絶対させない」
相原の目に強い光が灯る。
「昨日自分を信じろって言ったよな」
「うん」
「同じくらい俺を信じてくれないか?」
「…………うん」
「ありがとう」
二人の間の空気が優しくなっていく。
「俺、先生に出会えて良かった」
「なんだよ突然。そんなこと言うなよ。照れるだろ」
思いっきり照れる相原が可笑しくて、綾野は声を出して笑った。
そんな綾野の姿に相原は驚く。
「綾野がそんな風に声を上げて笑うところ、初めて見たよ」
「そう?」
「ああ。とっても良い顔して笑ってた」

04-432 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:23 ID:xXQDBMv2
今度は綾野が照れる番になった。
「先生、好きだな。綾野の笑う顔」
ギュッ。
綾野は顔を赤くして、相原の上着の裾を掴む。
「綾野、どうした?」
「他の奴らには黙っておいて下さい」
相原は意地悪そうにニーッと笑って、
「どうしようかなー?」
と綾野を苛めてみた。
「先生!?」
怒る綾野に笑う相原。
永遠に続くかと錯覚してしまう時間。
しかしこの時、二人はまだ伸びゆく影があることに気付いてはいなかった。

04-433 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:34 ID:xXQDBMv2
ここまでです。
実は自分も今後欝展開になる予定だったりします。
設定の保管、消化のだめですが。

>>313
エローリ。ご飯が幾らでも食べられそうな内容が最高です。
エロと萌えと笑いの絶妙なブレンド加減がなんとも。

>>403
ありがとです。今後もこんな展開が続く予定で。

>>404
ツボにハマッてもらい、書き手としては至極嬉しい所存です。

>>ほんだし様
毎度の大量投下、乙です。
遅筆な自分がうらめしい。

あと自分は「犬」夜叉ではなく、「太」夜叉なので、よろしくお願いしまつ。

04-434 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 01:35 ID:3Ht94xDe
太夜叉さんってもしかして☆様ですか?
なんか作風が似てるような…。

04-435 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:42 ID:xXQDBMv2
>>434
まったくの別人です。
☆さんのような豊富な知識も語彙も無いし、ただのポッと出のヘタレですよ。

04-436 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 01:46 ID:3Ht94xDe
そうですか…

やっぱり皆さん鬱を書く方が好きなんですか?

04-437 :◆PETORIs7YU :04/06/25 01:48 ID:qbZ4rWWK
太夜叉さん、ほんだしさん、313さんおつかれ様です。
もう萌え死にそうです。

さて・・・続きを現在推敲中です。終了次第投下します。
おそらく朝方になると思いますが

04-438 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 01:59 ID:xXQDBMv2
>>436
いや、個人的には>>313様のようなマターリほのぼの系の作品の方が大好きですが、ある程度の欝展開は話を盛り上げるのに必要かな~と考えています。

>>鶏様
おつかれです。続きがたまらなく読みたいので、がんがって下さい。

04-439 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 02:10 ID:axcCWy66
鬱展開なんてどうでもいいよ
主人公が明るく楽しくセックスしてるものが読みたい

それとも女が対象だと多少は暗さを入れないと受けないってこと?
あるいは女が書いてるから?

04-440 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 02:13 ID:axcCWy66
強制も非強制も暗いものばかりじゃ結局分裂した意味ないじゃないか

04-441 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 02:21 ID:xXQDBMv2
欝って言っても、メインではなくあくまでスパイス程度と考えてます。
しかも強制スレにあるようなレイープ欝展開とかじゃなく、実生活で起こりうるレベルのものなんで。
自分のせいで変に皆さんを刺激してごめんなさい。

04-442 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 02:25 ID:xXQDBMv2
連続カキコスマンです。

自分的には今回投下した話も欝入ってるなーって思ったのですが、他の方にとってはどんなもんでしょうか?

04-443 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 02:31 ID:axcCWy66
実生活で起こりうるものだからこそよけいに身につまされる可能性もあるわけで
まあ人によればだけど

今回のはなんか主人公ずっと泣きっぱなしだし
まあ女性読者がコメディよりメロドラマを好むってのはよくわかるが

04-444 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 02:31 ID:axcCWy66
まあが重なった

04-445 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 02:44 ID:GzdYiQms
このスレではあまり見られないけれど、確かに主役が悲しめば全て済むだろうものは嫌だな。

04-446 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 03:15 ID:Ibmcqj5E
鬱展開があるからこそのTSFだろうが。
馬鹿かおまえら。
ほのぼのがいいとか抜かすお子ちゃまは少女マンガか文庫でも読んでれば(プ

>>442
グッジョブですた。もっと暗い展開でも自分的には満足ですよ。
いや、むしろ鬱のどん底に貶めてくだ・・・ゲフンゲフン

04-447 :◆QT4umEMRFs :04/06/25 03:16 ID:TkS3CV5H
IDが同じだと、名無しで感想書いてる意味が無いのでそれを避けていたら間が開きました。

盛況でうれしい~~~~…♪
みなさん御苦労様です&楽しんで読ませて頂いてます。
(個別は名無しにて)

あ、一つだけ。
>435 太夜叉さん
自分を卑下するのは、私を含めて貴方のSSを楽しんで読んでる人に、ダメージを与えると思います…。
ですから、どうか戯言だとしても御自分を卑下したり作品を貶めたりしないで欲しい…です。
すみません。
名指しで…。

鶏さんすみません。お先します。


話しを進める回。
「そんなものはいらん」&「大量投下ウゼェ」という人は、スルー願います。

NGワード「ボクたちの選択」

04-448 :ボクたちの選択(471):04/06/25 03:19 ID:TkS3CV5H
>268
 「純粋な地球人」でも無ければ「親になる覚悟」も無い自分が、どうして純粋な地球人の相手と『結婚』
など考えられようか。第一、好きになった相手の性別で自己の性別を変化させてしまう人間が、果たして
この地球上で「人間」であると言えるのだろうか?
 また、男として(地球人の)女性を妊娠させたとしても、『星人』達は(母はどうかわからないけれど)、
その女性を保護し、監視し、万全の管理の元で子供を産ませる事を要求するだろう。
 ソラ先生がかつて言った言葉が、圭介の耳に甦る。
『言っただろう?「星人」にとって地球人の常識や法律なんてのは、無いのと同じだって』
 あの言葉を、圭介は今だってハッキリ覚えている。

 あれは、『星人』が地球人とは似て非なるもの…“異質な倫理観の元に行動している”という意味だと、
そう、圭介は思うのだ。

 もし、圭介が男として子供をつくるのであれば、相手は健全な地球人の女性でしか有り得ない。
 それも、地球人の倫理観に包まれて育ち、その倫理観を根幹に人格を形成した「常識人」のはずだ。そ
んな女性が、出産までの数ヶ月間に渡って、今の圭介のように(彼の場合は肉体が固定化するまでの一時
的な処置ではあるけれど)『星人』にモニターされながら生きていけるだろうか?
 圭介は、不完全ながらも『星人』達の精神ネットワーク『ナーシャス』とアクセスしているためか、不
快感より、むしろ安心感の方を感じてしまうのだけれど(というより、時々忘れてしまうほどだ…と言っ
た方が適切かもしれない)、普通の………「地球人の倫理観で育ち、その倫理観を根幹に人格を形成した
常識人」には、“四六時中、生活の全てをモニターされている”という状況は、とても並みの精神では耐
えられない事だと思うのだ。
 圭介には、好きになった――愛した女性を、そんなストレスのカタマリみたいな状態にしてしまう事な
ど、とても考えられない。
 もしかすると、そのようなストレスに晒されて健康を害する事の無いように、あえて事実を隠蔽した上
でモニターするのかもしれないけれど、無事出産した後、子供は『星人』のものとして、その女性(母親)
から取り上げられ、引き離されてしまう……ということも考えられるのだ。

04-449 :ボクたちの選択(472):04/06/25 03:21 ID:TkS3CV5H
>448
 そうなるのであれば、むしろ『星人』にとっては圭介が女として子供を孕み、『星人』のコミュニティ
の中で出産する事を望むだろう。母親がもとより『星人』の一員であれば、産まれた子供を母親(圭介)
から引き離す必要も無く、圭介自身の反発(心因的負担)も少ないだろうからだ。

 浅い眠りに入り込みながら、圭介の意識がぼんやりと思う。
『…ボクは………』
 ――――動物園のパンダみたいな立場なのかもしれない。
 “大事にされ、可愛がられてはいても、子供を産む事を最大の役目として与えられている”
 ―――健康な子を成すためにだけ期待された個体―――。

 ……不思議と、悲しみは無かった。
 ただ、思い至ったその事実が、静かに重く胸に落ちてきただけ――――だった。

■■【72】■■
 圭介の母――涼子が、テレビ番組の収録を終えて学校にやってきたのは、それから20分も経っていな
い頃だった。
 どこで買ってきたのか、両手には赤飯の入ったスチロール製の箱がいっぱいに入った、全国でも有名な
デパートの袋を下げている。そのデパートはこの季節、午後8時には閉店してしまうため、おそらく連絡
が行ってすぐにマネージャーか誰かに買いに行ってもらったのかもしれない。
 それにしても…と、出迎えた美智子はなんとも言えない気分になった。
 なにしろ、黙っていればクールな美人で通る顔が、まるで初めて飼ったペットの子猫に御土産を持って
帰る一人暮しのOLみたいにデレデレに笑み崩れていたからだ。
「どう?」
 おすそわけ…と、満面の笑みを浮かべながら箱の一つを保健室の机の上に置いたビニール袋の中から取
り出し、それから涼子はスキップでもしそうな足取りでベッドに近付いた。
「今、寝入ったところです」
 声を潜め、「起こしますか?」と口の動きだけで伝えた美智子を、涼子は手で押さえるようにして制し
た。そのまま左手の指を紅い口元に立てて、「し~~…」と静かに囁くと、空き巣に入る泥棒のような足
取りで、そろそろとベッドのカーテンを開き、中をそっと覗き込む。

04-450 :ボクたちの選択(473):04/06/25 03:23 ID:TkS3CV5H
>449
 涼子の溺愛する息子………いや『娘』は、こちら側へ身体を向けて横になり、ちょっと首を傾げたよう
な形で静かな寝息を立てていた。ぷくぷくしたほっぺたを思わず突付いてあげたくなるくらい、ひどくあ
どけない表情をしている。
 ぷっくりとした瑞々しい唇はうっすらと開き、その隙間からは並びの良い真珠のような白い前歯が楚々
と覗いていた。時々、可愛らしい鼻がぴくぴくと動いて、それは“おっぱいをたっぷりと吸って食後の眠
りを貪る子猫”そのもののように見える。
 涼子は“そ~~~…”っとカーテンから身を引くと、目をぎゅっ!と瞑ったまま、美智子に向かって
「たはぁ~~~~っ」とか言いながら両手を“ぶんぶん!”と体の前で小刻みに振ってみせた。ブラウス
を下から押し上げている、目を見張るほど豊かな乳房が“ゆさゆさぷるぷる”と盛大に震えるのを見ると、
美智子は『やっぱり重たいんだろうなぁ』などと、この場に全く関係無いことをぼんやりと思ってしまう。
「…なんとなく想像はつきますけど一応聞いてみます。…どうしたんですか?」
「~~~~~~っ…か~~~~わ~~~いぃ~~~~~~っ………」
 声を潜めて身悶えする己の……『星人』のコミュニティ全体を束ねる“リーダー”を見て、美智子は
『やっぱり……』と、小さく溜息をついた。

 ようやく落ち着いた涼子が、紅潮した顔をふにふにとゆるめながらキャスター付きの丸椅子に座ると、
美智子は「コホン」と咳払いをして隣の生徒相談室へ移動するようにジェスチェアしてみせた。『心話』
で話してもいいのだけれど、カチューシャを外した圭介の側では、しない方が良い…という判断だ。自分
でコントロールする術を持たない圭介は、たとえ睡眠下であっても、『心話』を無防備な心で感じ取って
しまう恐れがあるからだった。
「で、どうだった?」
 防音された部屋に入って椅子に座ると、美智子が扉を閉めるか閉めないか…のタイミングで、涼子はな
んとなく“わくわく”したような顔付きで目を輝かせながら聞いた。

04-451 :ボクたちの選択(474):04/06/25 03:25 ID:TkS3CV5H
>450
「限られた機器だけでの検査ですから、確定は出来ませんが……恐いくらい順調です。
 急激な成長ではありましたが、乳房の乳腺も十分に発達し、卵巣も子宮も、完全に女性体の機能を有し
ています。女性ホルモンを始めとする各ホルモン分泌も申し分無く、脳下垂体や黄体の働きにも何ら異常
はありません。
 マトリクス・スフィアも正常かつスムーズに移行し………今後、段階を経た上で、それなりの身体機能
調整が必要ですが、地球人類の男性体からの『精子注入』で自然受胎は十分可能かと考えられます」
「……ふぅ…ん………」
 手に何も持たず、美智子はすらすらと調査結果を告げてゆく。その報告を聞くにつれて、涼子の瞳が真
剣味を増していった。
 その目は、いつもの“ぽやぽや”とした子煩悩な母親の目ではなく、長きに渡って『星人』をまとめて
きたリーダーの目だった。
「なお、女性への『変体』によって…その…若干ですが記憶の混乱・欠損・補完が認められます。
 …ですがそれは、自我の保護機能反応の予想範囲内であり、今後の生活においては、何ら問題は無いで
しょう」
「御苦労様」
「……出来れば、その…」
 言い淀む美智子へ、涼子は無言で促す。
「彼…彼女の卵子と子宮内膜のサンプルが欲しいのですが…」
「今は…それはダメ。もう少しけーちゃんが心身共に落ち着いたら、そしたら考えましょ?」
 真剣な目付きの涼子は、ちょっと恐い。心の底まで見抜かれてしまいそうな、闇を塗り込めた漆黒の瞳
だった。
 美智子は慌てて唇を舌で湿らせると、
「しかし、このままの状態では、たとえ排卵期に十分な回数だけ性交を行っても、正常に受胎可能かどう
かの確定は出来ませんよ?」
「もう…みっちゃんったらせっかちね。何も、けーちゃんだって今すぐえっちする…ってわけじゃないん
だし。もっと気長に構えてもいいんじゃないかしら?」
 予想出来た答えに、美智子は心の中で嘆息してしまう。
 涼子の「気長に」というのは、この星での数年間だ。
 けれど、今の圭介に必要なのは、それこそまさに「今、この時」なのだ。

04-452 :ボクたちの選択(475):04/06/25 03:26 ID:TkS3CV5H
>451
 それがわからない涼子でもあるまいに……と思いながら、美智子は隣室のベッドで眠る『姫君』を思う。
 『王子』である事よりも『姫君』であることを選んだ「彼」の身体は、眠りを覚ましてくれる『王子』
をじっと待っている…。
 気が熟した時に「それ」を受け入れる自覚が無ければ、また、自覚があっても身体の準備が整っていな
ければ、『姫君』の身体は再び多大な負担をこうむる事となる。
 地球人類のマトリクスを半分受け継いでいる「彼」が、「変体」時に受ける肉体的なダメージは計り知
れない。下手をすれば次代に継ぐべきマトリクスそのものが、修復不可能なほど破損してしまうかもしれ
ないのだ。
「そんなに気になるんだったら……そうね、もう少し“刺激”を強めてもいいかもしれないわよ?」
「“彼女”からのアプローチを強めろ…と?」
「みっちゃんがそう判断するのなら。学校ではみっちゃんに全て任せてあるんだし」
「それは…そうですが…ただ…」
「ただ?」
 言い淀む美智子を促し、涼子は一転してどこまでも澄んだ瞳で彼女を見つめる。
 美智子は、先ほど圭介が言った言葉を、そのまま彼女へと伝えた。
「…そう…。けーちゃん…そんな事を…。じゃあ、なおさら急ぐ必要は無いわね。
 けーちゃんの気持ちがきちんと落ち着いて、納得して………そうじゃなくちゃ、健康で元気な赤ちゃん
なんて望めないわ」
「…そういうもんですか?」
「そういうもんよ。自然妊娠の期間は、1/6公転周期にも及ぶんだから。みっちゃんも、生徒に教えて
るんだから知ってるはずでしょ?」
「それは…そうですが……知識だけです。実感はありませんから」
「けーちゃんの『相手』は、やっぱり“あの”健司君よね?」
 涼子は「あの」のところで、妙にアクセントをつけて言った。
「……そうですね」
「適正は?」
「予想はしていましたが、この間の健康診断でサンプリングした血液から…十分にあります」
「…まあ…当然…といえば当然よね。なにしろ彼は」
「涼子さま」
 美智子は、涼子の目に一瞬だけ暝(くら)い色が過(よ)ぎるのを見止めた。

04-453 :ボクたちの選択(476):04/06/25 03:29 ID:TkS3CV5H
>452
 彼女の危惧するのはまさにそこなのである。ある意味、圭介と健司には時間が残されていないからだ。
気長に待っていたら、叶うものも叶わなくなってしまうだろう。
 そんな美智子の思惑など気付かないかのように、涼子は不意に“にこっ”と笑ってさらさらとした長い
黒髪を掻き揚げた。
「みっちゃんも、赤ちゃん産んでみたい?」
「……私はいいです。その資格もありませんから、もう諦めてます」
 『星人』の『システム』に組み込まれた『プログラム』が美智子の因子をはじいてしまうため、美智子
は涼子とは違い、自分の遺伝因子を地球人のものと掛け合わせる事が出来ない。完全な“子”を作る事が
出来るのは、涼子ただひとりなのだ。
 それを知っていてなお彼女が、『プログラム』へのアクセス権限が無い美智子にあえて「子供を作りた
いか?」と聞くのは、涼子の美智子に対する意思確認のためかもしれない。
「圭介を自分の子のように考えてくれているか?」
 という、『母親』としての彼女が言わせた言葉なのだ…と、美智子は思っている。
 それはとりもなおさず、自分と美智子の越える事の出来ない立場の違いを、暗に提示している言葉でも
あった。
「そう?…………そう、ね。でも、みっちゃんならいいお母さんになれそうなんだけどな」
「やめてくださいよ。……それになんですか?さっきからその『みっちゃん』っての」
「可愛くていいじゃない?」
「可愛くなくていいです」
 美智子は、ホストクラブで海千山千の大得意様に弄ばれる新人みたいな、どうにも情けない顔を涼子に
向けた。
「じゃあ、『みーたん』」
 “んふっ”と、人差し指を立てて首を竦めながら、コケティッシュ微笑んでみせる姿…というのは、
「ナイスバディ&クールなイメージで売っている歌手兼女優」であるところの、外見年齢30歳を越えた
妙齢な女性がするようなポーズではない…のかもしれない。けれど涼子には、そんな姿でさえも妙にマッ
チしてしまうようなところがあった。
 そんな涼子を、美智子はなんとも言えないような顔で見た。
「……私、この身体になる前は一応『雄体』だったんですよ?」

04-454 :◆QT4umEMRFs :04/06/25 03:33 ID:TkS3CV5H
>453
水泳授業でパッツンパッツン&とうとう由香とほにゃらら
…まで、あと少し。

えろろんを先に書いて間を埋めていく…という方法で書いてます。
やっぱりモチベーション維持にえろろんは欠かせませんね。
(エロ無し部分を「あっち」で…とも考えましたが、萌え部分もあるので…考えてます)

04-455 :◆QT4umEMRFs :04/06/25 03:41 ID:TkS3CV5H
「1/6公転周期」は「5/6公転周期」でした。

04-456 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 03:59 ID:6XcxbGbr
あ、他人のために怒りを燃やしてるふりして
自分が短気だっていうことをごまかそうと必死な連投作家だ。

荒れるのわかってて良く来るな

04-457 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 04:23 ID:+Y3uTUlB
とりあえず乙ディス

コメントは控えます

04-458 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 04:53 ID:uIOlkAKd
もしかして☆さんがしたらばに移動しないのは


自   分   で   水   増   し   感   想   を   つ   け   て   い   る   の   が


管   理   人   に   ば   れ   る   か   ら


ですか?
やですね、管理人もこう言ってるでしょう。
81 名前: 管理人 投稿日: 2004/06/21(月) 08:48 [ 7UA9SN/c ]

これは信じてもらうしかないですが、スレの存続自体を脅かす荒らし行為
がない限り、誰かの書き込みのIPをチェックしたりもしません。中立的で
フェアな議論の場があることがTSスレの健全化に寄すると思われる以上、
自分で議論スレの中立性を崩すほど阿呆ではないつもりです。
管理人である以上なるべく私がここで発言する機会は少ないほうが理想
なんですが、たまにどうしても一個人としての発言をしたくなった場合は
今後はまた別トリップをこっそり用意してなるべく管理人と同一人物と
わからないようにカキコするつもりです。文体からなんとなく推測がついた
りしても、それを指摘したりしないようお願いしますね。
一個人としての意見が論破されたりしても腹いせに管理人権限を使って
どうこうということは絶対にしません。継続的にトリップをつけて発言してる
人の発言は>>1のルールに反さない限り最大限に保護されます。

まあ基本的には自分はなるべく第三者的な立場に身を置くようにしたいと
思います。

04-459 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 04:58 ID:kqR7jYTq
☆★☆ 嵐が議論スレに行きたがらない理由 ☆★☆


1、確かな自分の考えが無い。

2、スレを荒らしてた事で弱みがある。 

3、自演して味方を作る事が出来ない。

4、自分が間違った事をしてると自覚がある。

5、そこを荒らすとIPが晒される事が分かっている。

6、議論で負かされても荒らせないのでストレスがたまる。

7、自分に敵が多く、議論しても負けるであろう事が見えている。



おそらくこんな理由で、議論スレには乗り込んで行きたくないかと思われ。
自分の立場を保障してくれる2chが、彼にとっての唯一の楽園。
発言を制限される場所には入っていきたくないのが本音であろう。

また嵐と同一人物かどうかは不明だが、レズスキーとしてレスをつけているため
IPの記録がしっかりと残っている。 ゆえに、次に書き込みをする時も嵐ではなく
レズスキーとしての発言スタイルを守らないと、2chの自演疑惑があきらかにされてしまう。
自身の論理に矛盾があるため、匿名と言う壁を利用しないと、自分の言いたい事も言えないのであろう。

04-460 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 06:27 ID:Ibmcqj5E
鬱展開の大御所☆様キタ━━━━━(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)━━━━━!!!!!!!!
これからけーちゃんはどのように堕ちていくのですか?

04-461 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 06:42 ID:1zu4FZVa
荒らしはスルー
議論は議論スレで
特に2時頃から荒れる傾向が強いのでご注意を

エロパロ板のTSFを議論スレver1
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/

04-462 :◆PETORIs7YU :04/06/25 06:50 ID:7Uaop11Q
さて、最終回投下します。
実験的でエロも少ない作品にお付き合いいただきありがとうございました。

04-463 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 06:54 ID:7Uaop11Q
>339
今日と昨日で違う事・・・・判らない。
一体何が違うのか、明に意見を求めようと視線を送ったが明自身判らないらしく首を横に振った。
それにしても判らない事ばかりだ。まず第一に明がなぜ女として俺の前に現れたのか、そして昨日触れることができなかった明になぜ今日触れることができたか、この二つの疑問はひょっとしたら一つの物なのかもしれない。
改めて明を見る。元男、幽霊という色眼鏡を外してみても今の明はかわいいと思う。さっきから明の顔を見るたび鼓動が早くなる。
(俺・・・まさかこいつの事)
不意に明と目が合ってしまった。それだけで心臓か破裂しそうなほど動悸が早まる。
「昨日も聞いたけど何で女になったんだ?」
照れ隠しに思わず疑問を口にしてしまった。明は少し考えるとその口を開いた。
「判らない・・・でもこの姿に不思議と違和感がないんだ。もしかしたらこっちが僕の本当の姿かもね。」
そう言って"クスッ"と笑う明はやはりかわいかった。

言葉につまり話すネタが尽きた俺は明と共に外を散歩する事にした。
月明かりの中二人で川沿いの散歩道を歩く、青白く染まる街の景色が白いワンピースを着た明の姿をより際立たせていた。
夜の涼しい風が火照った顔に心地良い、だがそれでも動悸は収まることは無かった。
(俺・・・やっぱこいつのこと・・・)
自分の心に架けられた枷の鍵は少しずつ、だけど確実に解かれていった。

04-464 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 06:55 ID:7Uaop11Q
>463
「ねえ篤志、この道懐かしいね。・・・・篤志?」
「明・・・」
理性の枷は外れ俺は明の身体を抱きしめた。しっかりと抱きしめたその身体は温かかった。
「ちょ・・・篤志・・・いきなりどうしたんだよ」
「好きだ・・・明・・・放したくない・・・・。」
「篤志・・・僕・・・幽霊で・・・・元男だよ。」
「昨日からずっと考えた・・・・考えたけどやっぱお前の事好きなんだ。」
もと男だとか幽霊だとか、なぜ触れることができたのかそんな事もうどうでもいい。今俺の腕の中に明がいる、ただそれだけで十分だ。
明日にはもう東京に戻らなければならない。だからこそ今はこのまま明を抱きしめていたかった。
「篤志・・・」
返事代わりに明の腕が俺の背中にまわされた。
「ごめん・・・僕・・・嘘ついてた。判らないって言ったの・・・あれは嘘、本当は僕がそう願ったから・・・んん!!」
返事を聞かず俺は明の口を唇で塞ぎ、より強く抱きしめた。

「ん・・・んん・・・んふぅ・・ん・・・あはぁ・・・・・」
重ね合わせた唇から明のぬくもりが伝わる。
(いとおしい・・・)
俺はもうそれしか考える事ができない、こいつが幽霊だとか元男だとかはもうどうでもいい。明と共にある今のこの時間がすべてに思える。
「ん・・・はぁ・・んぅ・・ん・・えっち・・・・」
俺が乳房に手を伸ばすと明は顔を赤らめ俺に抗議した。その顔は幸せで溢れ、その顔を見た俺は明の唇を再び俺の唇で塞いだ。
明の白い首筋にキスをし、背中に回した手でワンピースを脱がしてゆく。明は抵抗することなく少し身体を強ばらせて潤んだ瞳で俺を見つめていた。

04-465 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 06:58 ID:7Uaop11Q
>464
夏の夜の空気に晒された明の裸身は蒼白い月の光に照らされて神々しいまでに綺麗だった。
露になった乳房に手を伸ばし揉みしだく、心地良い弾力の乳房が形を変えるたび明の口からは濡れた声が溢れた。
「ああ・・・う・・ん・・はぁ・・・・あっ・・・あああ・・ん・・ぅん」
舌先で固く膨らんだ乳首を転がす、そのたびに明の身体は震え、そして俺自身のモノも硬度を増していった。
芝生に横たわらせショーツに手を掛けると明は顔を紅潮させ恥ずかしそうにうつむいてしまった。
「綺麗だよ・・・明」
「どこ見て言ってるんだよ・・・・・ばか・・・ひゃ・・・あふぅ・・・っ・・あああ」
俺が秘唇に口をつけると明は身体を弓なりにのけぞらせ艶っぽい喘ぎ声をあげる。その声は俺の欲望を加速させた。
「もう・・・我慢できない・・・ひとつになりたい」
耳元でそっと--優しく呟くと明は無言でコクンと頷いた。

04-466 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 06:59 ID:7Uaop11Q
>465
俺のモノを秘唇にあてがうと明は手をキュと握りこれから来るであろう痛みに身構えている。俺は大丈夫だからと首筋に軽いキスをして腰を明の最奥に向け進めた。
「ひっ・・・くふぅ・・・はぁぁ・・あっ・・・・あああああ」
肉壁の抵抗を掻き分け入った明の膣は温かく俺に今までにない快感を与え俺はそのままいきそうになるのを必死で押さえた。
繋がったまま明の頭をそっと撫でる。明は目に涙を浮かべつつその顔は穏やかな笑みで溢れていた。
目が合いどちらからというわけでもなく口付けを交わす。いつまでもこうしていたいという感情ともっと強い快感を得ようとする身体の欲求が激しくぶつかり合う。
そして・・・体の欲求に俺は屈した。
「動くよ・・・」
「うん・・・」
優しくキスをした後ゆっくりと腰を動かす。
「あぅ・・・はぁ・・・あっあっあっ・・・・あああぁぁぁぁぁ」
明の喘ぐ声と共に俺の額に汗が浮かび腰の動きが早まる。身体の奥から沸き起こる快楽の波が俺に限界が近い事を教えた。
「・・・っく・・・明・・・俺・・・も・・う・・くっ」
「いいよ・・・大丈夫だから・・・僕の中に・・・・それが・・あっ・・・僕の・・望みだから・・・」
望み・・・その言葉の免罪符を得て俺の中の快楽の波は限界を迎えた。
「・・・・う・・・っく・・・・はぁぁ」
「いい・・・・いいよ・・・あっあっあっ・・・はぁ・・あああああああああぁぁぁ」
俺は明の中に果てた・・・快楽の余韻で火照った身体に夜の風が心地良かった。

04-467 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 06:59 ID:7Uaop11Q
>466
気がつくと東の空が白み始めていた。
俺たちはあの後ずっと抱き合っていた。交わす言葉も多くは無かったがそれだけで俺は幸せだった。
「もう・・・行かなきゃ・・・」
唐突に明が立ち上がる。その瞳にはまた涙が溢れていた。
「また・・・逢えるんだろ?」
「うん・・・だけど・・・今度逢うとき僕は違う僕・・・」
「違う僕?・・・まさか・・・」
「そう・・・僕は・・・生まれ変わる・・・この二日間の思い出は神様がくれたプレゼントだったのかも・・・だけどきっとまた逢える・・・だから・・・さよならは言わない・・・またね・・・」
明の身体が光に包まれ足の先からその身体が光の粒子に変わっていく。俺は明を抱きしめようと手を伸ばすが手は明の身体を掴むことができずすり抜けてしまった。
俺はいつのまにか泣いていた。そして光が――明が空の彼方へ消えるまでずっと立ち尽くしていた。

「身体に気をつけてな。」
「ああ・・・親父もな」
特急列車のドアが閉まり列車は動き出す。ポケットから特急券を取り出し席を確認すると俺はシートに腰を降ろした。
この予定外の帰郷は俺に一生涯忘れる事ができない思い出をくれた。
あいつは女の姿になったのは自分の本来の姿に戻ったからだと言った。その真偽はあいつ本人にしか判らない。
そして、触れることができるようになったのもあいつ自身の願いとあいつは言った。だけどそれだけではないと俺は思う。なぜならば・・・・それは俺も願った事だから・・・
あいつは別れ際"またね"と言った。だから俺もそれを信じようと思う。だからもう・・・涙は流さない。

車窓に映る景色に灰色のコンクリートが増えてゆく。東京に戻ればまた辛くもある日常が始まる。だけど・・・精一杯頑張ろうと思う、あいつと再会するその日まで。

04-468 :I wish・・・ ◆PETORIs7YU :04/06/25 07:00 ID:7Uaop11Q
>468



街が煌びやかな光で飾り立てられ流行のクリスマスソングが流れる。街全体が恋人たちを祝福していた。
溜め気をつく・・・冬の冷たい風が身体と心に吹き付けた。俺は寂しさを紛らわそうとコートの襟を立てて家路を急いだ。
あの思い出深い17歳の夏から16年、俺は何度目かの孤独なイブを迎えていた。
俺は高校を卒業後大学に進み、今では一流と呼ばれる商社の一員となっていた。傍から見ると恵まれた人生だと思う。
実際、入社が決まったとき両親は嬉しさのあまり親戚中に言って回ったそうだ。だが俺の心は17歳のあの時のまま凍りついていた。
寂しさに耐えかね彼女を作った事もあった。だがどの恋も長く続かなかった。
別れる理由はいつも同じで「私じゃない誰かを見ている」だった。

駅前のツリーを見上げ再びため息をつく、街の幸せそうな空気が俺には辛かった。

・・・ドン・・・
不意に背中に何かがぶつかった感触がした。
「・・・篤志・・・」
懐かしい少女の声がした。
「篤志・・・やっと逢えた」
その声が17歳のまま凍った俺の心を溶かす。
「逢いたかった・・・ずっと探してた。僕・・・生まれ変わっても篤志の事・・・忘れなかったよ・・・」
少女の抱擁が俺の心を完全に溶かし俺は堪らずその声の主を抱きしめた。
「明!」
「篤志・・・」
抱きしめたの少女は懐かしい香りがした。はあの日あの場所で抱き合った思い出のままの少女が確かに俺の腕の中にいる。
「明・・・もう放さない・・・絶対に・・・」
16年の刻を経て俺たちは再び唇を重ねる。
疎ましくさえ思った街の明かりが今では俺たちを祝福しているように思える。
煌くクリスマスツリーの光に包まれ俺たちはいつまでも抱き合っていた。

 The END

04-469 :◆PETORIs7YU :04/06/25 07:05 ID:7Uaop11Q
間違えた・・OTL
>468のアンカー>467だった

これで終わりです。一応このSSは自サイトにうP予定です。

04-470 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/25 08:11 ID:VFaMUR5D
おはようございます。仕事に行く前にレスをば。

>>443
読者が男性とか女性とかは特に意識して書いてないです。
ぶっちゃけノリだけで書いているところがあるので、今後の展開がどうなるかは自分が一番わかってない罠。(ぉ

>>446
ドン底はさすがに無いんでw

>>☆様
わかりました。読まれる方のこと考えて無さ過ぎでしたね。すみません。
気にかけて下さって、どうもありがとうございました。

>>鶏様
GJ
心暖まるラストで良かったです。

04-471 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 10:41 ID:VgoiUDvW
なんか俺の一言が引金でスレの雰囲気が悪くなってしまったみたいで
本当に申し訳ない。実際はちょっと悲しいお話が出てくるだけだったので
『鬱』と言う言葉は適切ではなかったと反省しております。

言葉って言うのは本当に難しいもんですねぇ・・・

04-472 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 12:29 ID:5qzPDlYz
>471
荒れているうちには入らないよ。
SS投下する=荒らしになっている,腐女子よりははるかに良い

04-473 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 12:41 ID:8YSQuK+Q
なにはともあれ盛況なのはいいことだ

04-474 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:34 ID:VgoiUDvW
ども、ほんだしでつ。

>>472
 そう言っていただけると助かるっす。

とりあえずSSを投下いたしやす。今週中に終るかな・・・

04-475 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:38 ID:VgoiUDvW
「辰実~、邪魔するで~」
「辰実ちゃんやっほ~」
「いょう、辰実」
 翌日の放課後、和久、ノリ、桜子の3人が俺の家にやってきた。
「よう、いらっしゃい」
 3人を部屋に通し、冷えた麦茶とスナック菓子を運ぶ。
「俺女の子の部屋に上がるなんて初めてだぜ・・・どわっ」
「ぶっ飛ばすぞ」
 部屋に入りながらノリに蹴りをかます。
「おう、綺麗に片付いとるやないか」
「色々不本意な物買ったからな」
「ダメよ辰実ちゃん、女の子なんだからこんな色気のない部屋」
「だからさ・・・」
 もう何も言うまい。

04-476 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:39 ID:VgoiUDvW
「さて、集中力が続く間くらい頑張って勉強しちゃいましょ」
 桜子がテーブルに教科書を並べ始める。
「おいコラノリ、和久。お前らは何でPS2を引っ張りだしてるんだ?」
 二人はテレビの前に陣取りゲーム機をセットしていた。
「いや、これは今まで学校で勉強しとったんやから少し息抜きをと思てやな・・・」
「この前の和久との勝負の決着がまだだったから・・・」
「・・・お前等」
 何かもう疲れたよ、俺は。
「はい没収~」
「ああ!そんな殺生な!」
「30分だけでいいからやらせてくれー!」
 桜子が素早くゲーム機を取り上げてしまう。
「ダメよ。せめて1・2時間くらい頑張りなさい」
 うん、こう言う事に関したら桜子はしっかりしてると思う。
「ほら、腐ってないで少しはやる気出せ」
 二人がしぶしぶと教科書を取り出す。
「まずは数学からね。解からない所があったら教えてあげるから」
「ああ」
「へ~い」
「あいよ」
 桜子は俺達の中ではダントツで頭が良い。教え方も上手いのでテスト前には
本当に助かる。

04-477 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:41 ID:VgoiUDvW
「ん~~~~」
 座りっぱなしで固くなった身体を伸ばす。あれから4時間ほど経っていた。
俺と桜子は何とか勉強を続けていたが和久はテレビの前に噛り付きゲームに熱
中している。ノリは夕飯にと頼んだピザを食べ終わった後俺のベットを占領して爆
睡していた。
「あら、もうこんな時間」
 ふと時計を見ると10時を回っていた。
「私は帰るわね。ほらノリ、起きなさい」
「むにゃむにゃあと9時間だけ・・・」
「おらっ」
「ぐおぉっ!」
 ノリの鳩尾に肘打ちを入れて叩き起す。
「和久はどうする?」
「ん~?俺は家も近いし明日休みやしもうちょっとおるわ~」
 どうやらゲームの最後が近いようだ。勉強しろよ。
「またね辰実ちゃん。明日もよろしく」
「じゃ、じゃあな」
 ノリはまだ苦しそうに腹を押さえている。自業自得だ。
「また明日な」
 ノリと桜子が帰り家には俺と和久だけが残った。

04-478 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:42 ID:VgoiUDvW
「・・・なあ和久」
「何や?」
「俺、ずっとこのままなのかな」
「なんや、不安なんか?」
 和久がゲームを止めて俺の方を向く。
「そりゃ・・・な」
「大丈夫や、原因はわからんが男が女になったんや。女が男にだってなるはずや」
「そういうもんかな」
「そういうもんや」
 その妙な自信がどこから出てくるかはわからないけど今は頼もしい。
「でも俺恐いんだ」
「恐い?」
「俺が女になった途端クラスのやつらの俺を見る目とか対応が変わったのがわ
かるんだよ。」
「今までの俺を否定されてるみたいでさ・・・。『お前は男より女の方がいい』
って言われてるみたいでさ」
「情けない話俺はお前等も本当はそう思ってるんじゃないかって疑いそうにな
る事だって・・・」
 それまで黙って聞いていた和久がポンっと俺の頭に手を置く。
「なんやそないな事か」
「そんな事はないだろ。真剣に悩んでるんだぜ」
「今はブルーになってるだけやて。お前らしくないけどな」
 そう言うと和久はニッと笑う。

04-479 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:44 ID:VgoiUDvW
「それにな辰実。誰もお前を否定なんでできひんねん。否定できるとしたらお
前自身や」
「俺・・・自身?」
「そうや。だから辰実がしっかりしとけばそれでエエんや。問題なんてない。
辰実は辰実やろ」
「あともし万が一辰実が元に戻れんでも俺にとっても辰実は辰実や。俺の一番
の親友っちゅー事にかわりはあらへん」
「・・・・・・和久」
「ノリと桜子も一緒のはずや。しっかりせえ」
 和久が笑いながらわしわしと俺の頭を撫でる。胸の奥の方が熱くなる。
やばい、ちょっと泣きそうだ。
「・・・ありがとな、和久」
「礼なんていらんいらん。親友として当然の事を言ったまでや」
 こいつはホントに鼻の曲がりそうな台詞をぺらぺらと言ってくれる。
「さて、俺も帰るわ。おとんとおかんがうるさいからな」
「ああ」
「じゃ辰実、元気だせよ。俺達はいつでもお前の味方や」
「ああ、わかったよ」
 そう言うと和久も帰っていった。
・・・本当にありがとうな、和久。

04-480 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 13:45 ID:VgoiUDvW
以上でつ。また夜に投下させていただくかもしれませんが
よろすくお願いします(´・ω・`)

04-481 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 14:01 ID:Ie8599tQ
>474
なんでそれに反応するかな?

じゃあ、ほんだし氏は一部の職人が大嫌いでFA?

04-482 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 14:20 ID:YGCSqYlv
>>468
綺麗な話で楽しめました。感謝。

明に萌えてたらこんな電波を受信。

生まれ変わって前世の記憶は失われてしまった明。
小学生の頃から男勝りのお転婆娘として生き生きと育つ。
そんな明はいつも夢の中で篤志の面影を見ていた。
その所為か、彼氏も作らず仲間からは「王子様は居ないよ」とからかわれる。
そして運命のXmasEve、無理矢理駈り出された合コンに向かう途中で
篤志を見つける。その瞬間、全ての記憶が甦り、明は篤志にしがみつく…

余りにベタだ……ゴメンナサイゴメンナサイ_/ ̄|⌒γ⌒γ⌒γ⌒γ⌒○

04-483 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 16:19 ID:VgoiUDvW
>>481
 いやいやいや、決してそう言う意味ではなくせっかくマターリ進行の
時に俺の一言で軽く荒れ気味になったんじゃないかと心配した次第
でしてこのスレの誰かに何かそう言う考えがあるとかじゃなくて・・・・・・


何言っても言い訳にしかならないですね。申し訳無い、スルーしてください。

04-484 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 16:39 ID:9CZA8kDU
>>483
> 何言っても言い訳にしかならないですね。申し訳無い、スルーしてください。

よい対応かと。ドンマイ。

04-485 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 17:16 ID:kqR7jYTq
嵐なんて些細な事でも突っ込んで
荒れればそれで良いとでも思ってるんだから
あんまり気にしないで、のほほーんとスルーしてれば良いよ。

嵐以外の読者はみんな作者の味方です。

04-486 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 17:34 ID:YSMWdzV+
あらしはあらさがしに必死

04-487 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 17:46 ID:rG7CYqAT
荒らしはスルー汁!

04-488 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-489 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 18:17 ID:rG7CYqAT
☆様ぁ!私は応援してますぞ!
だからさっさと続きを投下しゲフン!ゲフン!

正座して待ってます。

04-490 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 18:23 ID:3ycr74tw
私も応援してますよぉ☆様w

04-491 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 18:31 ID:qH//TcoB
>>481
おまえこそ何故そこにつっかかる? 過激派☆信者か?

04-492 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 19:01 ID:kqR7jYTq
みんな議論スレへ逝け!

04-493 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:37 ID:vbh/P02q
今日の分の後半SS投下します。
台詞多くて長いっすがよろしくっす。

04-494 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:38 ID:vbh/P02q
 あれからテストが終るまでの数日間は何事もなく過ぎた。和久に励まされた
のが効いたのか俺もくよくよと悩むのを止めた。
「やっとテストから解放されたで」
「何とか乗り切ったな」
 駅でノリと桜子と別れ二人で歩いていると前方に手を振っている女の人が居
る事に気がついた。
「ん?どないしたんや辰実」
「・・・・・・・・・はい~~!?」
 謎のお姉さんだった。ニコニコと笑いながらこちらに手を振っている。
「ちょっ、何で!?」
「あ!おい辰実て!」
 気が付くと俺は駆け出していた。
「はぁ~い」
「お、お、お姉さん露店の時の人ですよね!?」
「そうよ~。ってちょっと落ち付きなさい」
 少しの距離だが全力疾走したために俺の息は上がって肩で息をしていた。
「はぁ・・・はぁ。お、落ち付けって言われてもお姉さん俺の事がわかったっ
て事はやっぱり何か知ってるんですよね!?」
「まあね。それの事で少~し話があったからこうやって現れたってわけ」
「辰実!なんや知合いか?」
「この人だよ!このブレスレット売ってた露店のお姉さん!」
「なんやってぇ!?ホンマか?」
「慌ただしい子達ねえ」
「それで、俺が女になっちゃったのはやっぱりブレスレットのせいなんですか!?」
「そうね~。立ち話も何だからとりあえず貴方の家に行かない?近いんでしょ?」

04-495 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:40 ID:vbh/P02q
 お姉さんを俺の家に案内し部屋に上げる。お姉さんは広瀬愛夏(ひろせあいか)
と名乗った。
「それで愛夏さん。俺が女になったのはこのブレスレットが原因なんですか?」
「単刀直入に言うとそうよ」
「やっぱり・・・」
「ほなら愛夏さんはそれをしっててこんな危ないもん売ってたんか?」
「それもイエス。そうよ」
「じゃあ、元に戻る方法は?」
「その前にそのブレスレットの事についてちょっとした昔話に付合ってくれない?」
「昔話?」
「そんなヒマない!はよ辰実を元に戻したってくれ!」
「まあまあ落ち付いて。すぐに終るわ」
「・・・わかりました」
「辰実」
「とりあえず聞こうよ和久」
「わかった。ほなら早いとこ話してくれ」
「ありがとう」
 愛夏さんがニッコリと微笑む。この笑顔を見る限りでは悪い人には思えない
んだけど・・・。

04-496 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:41 ID:vbh/P02q
「昔々、ある所に仲の良い年の離れた姉妹が居たの。お姉さんはお洒落が好き
で色々なアクセサリーを集めていたわ」
「あるとき、お姉さんが妹に自分のブレスレットをプレゼントしたの。女の子
はとても喜んだ。だけど大き過ぎて自分の腕ではすり落ちてしまう」
「だから女の子は自分がお姉さんと同じ位大きくなってブレスレットが付けれ
るようになるのをとても楽しみにしていたの」
「それがこのブレスレット・・・?」
 ブレスレットがチャラっと音を立てる。
「そう。ところが女の子はその後すぐに病気で死んでしまったの」
「とても未練があったんでしょうね・・・。女の子の想いはブレスレットに残
ってしまった」
「それから長い時間が経ってお姉さんも他の家族も亡くなってしまうくらい時
間が経った頃に一人の魔法使いがそのブレスレットを見つけたの」
「ま、魔法使い!?」
「なんや、いきなり胡散臭くなってきたで」
「まあまあ。それでね。その魔法使いはその女の子を不憫に思ってそのブレス
レットにある簡単な『呪い』をかけたの」
「呪い・・・」
「それはとても簡単な・・・そのブレスレットを他の女の子が身に着ければブ
レスレットに残った女の子の想いが成仏できるって言うとても簡単で優しい呪い」
「でも、その呪いは発動しなかった。他の子が見つける前に悪い魔法使いの手
に渡ってしまった」
「その魔法使いはブレスレットにさらに呪いをかけたの。女の子が着けても何
も反応しない。それどころか男の子が着けると身体を強制的に異性に変えてし
まう強力な呪い」
 ・・・とてもじゃないけど信じられない。信じられないけど実際に俺は女に
なってしまっている。
 頭が痛くなってきた。和久も難しい顔をして黙り込んでしまっている。俄か
には信じられないんだろうな。やっぱり。

04-497 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:43 ID:vbh/P02q
「このお話にはまだ続きがあるのよ」
「ブレスレットはその後にタチの悪いやつらが手に入れてしまったの」
「タチの悪いやつら?」
「そう。そいつらはそのブレスレットを金儲けの為に使ったの」
「金儲けって・・・これを?」
 愛夏さんが無言で頷く。
「男の子を拉致して無理やり女の子に変えて調教、教育して好き者の富豪に売
り付けたり自分たちの管理するいかがわしい店で働かせたり・・・」
「・・・なんでそんな面倒臭いことをしたんや?」
「考えてみて?普通に女の子を使うより遥かに安全なのよ」
「だって女の子に変えられた子はこの世界には存在しないはずなんですもの。
元の戸籍だって使えないわ」
「警察にバレても誘拐でも拉致でもない。ただの身元不明者」
「しかも女の子に変えられてしまった男の子達は様々な男に辱められて、弄ば
れて。心なんて簡単に折れてしまうわ。言い訳なんて簡単にできるものよ」
「そんな話・・・簡単には信じられない」
「そうね。でも事実よ」
「一番辛かったのはブレスレットに残された女の子の想いよ。自分のせいでと
ても数多くの人が苦しんで未来を壊されて、でも自分のせいなのに自分の力で
はどうする事もできない」
「今、女の子の心は壊れかけているの」
「・・・うっ」
「どないした?辰実」
 頭が痛い。何かが頭の中で跳ねている。何なんだ・・・。
「だ、大丈夫」
 俺は思い出した。以前に見た夢の内容を。あの泣きながら謝る女の子を。
そうか・・・あれはこの話の女の子だったのか。
「でもなんでそのブレスレットを愛夏さんが持っとるんや?」
「それは私が盗み出したからよ」
「ぬ、盗んだ!?」
「そ、あんまりにも許せなくってね・・・」
 一瞬、愛夏さんの顔に深い憎しみが浮かんだ気がした。

04-498 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:46 ID:vbh/P02q
「そのブレスレットの話はわかった。それよりも辰実を元に戻す方法や」
「そうね。ブレスレット自体を外す方法は3っつ。その内元の体に戻れる方法
は一つだけ」
「一つは女の子として生きて行く事を拒否して女の子の想いも拒否する。これ
ならブレスレットは外れて元に戻れるわ」
「想いを拒否する?」
「そうね・・・想いと言うより存在かしら?自分を女の子にしてしまった存在
を許せるか・・・。口で言うのは難しいけどそんな所ね」
「なんや、それなら早いとこ・・・」
「待ちなさいって。まだ話は終ってないわよ」
「もう一つは女の子として生きて行く事を受けいれて、女の子の想いは拒否する」
「最後は女の子として生きて行く事を受けいれて、女の子の想いも受けいれる」
「これは本当に心の底で思っていなければダメ。自分の心に嘘はつけないわよ」
「なっ・・・!」
 そ、そんな・・・そんな・・・。
「なんで・・・なんで外す方法だけを・・・教えてくれなかったんですか・・・!」
「ごめんなさい。でも先に言っておかなければフェアじゃないわ」
「た、辰実?」
「なんで・・・なんで俺なんですかっ!?」
「辰実君に資質があったからよ。このブレスレットの女の子の想いを救う資質が」
「あそこで開いてた露店ね。女の子の想いに応えられる心を持っていない人間
にはただの風景の一部として映って気にも止まらないようになってたの」

04-499 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:47 ID:vbh/P02q
「そんな・・・勝手な・・・」
「ごめんなさい・・・」
 愛夏さんの顔が暗く沈む。だがそんなのは何の慰めにもならない。
「どないしたんや辰実!?あんな話俺らには関係あらへん!早く外してまうんや!」
「・・・ごめん和久。俺には無理だ」
「な、なんでや!?」
 無理だよ・・・あの夢の中での事を、あの女の子の見ていて辛くなるような
泣き顔も、心を押し潰すような謝りの声も全て思い出してしまった。
 あんな誰も居ない、何もない空間に一人放り出されて辛い事を見続けてきた
あの子の心を、想いを・・・俺は否定なんてできない。
「大丈夫、まだ時間はあるは」
「勝手な言い分でこちらの事情を押しつけて。本当にごめんなさい。でも、選
択権は辰実君。貴方にあるわ」
「じゃあね。私はまだやる事があるからもう行くわ」
 そう言うと愛夏さんは立ち上がり部屋を出て行ってしまう。
「ちょ待てや!」
 和久も追いかけて出て行く。部屋には俺独りだけが残された。
「・・・・・・俺はどうすればいい?」

04-500 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:49 ID:vbh/P02q
「まいったで。あの女めちゃくちゃ早くてあっという間に見えなく・・・辰実?」
「お前・・・泣いとるんか?」
「・・・和久ぁ」
 涙が止まらなかった。ブレスレットの少女の事、自分の事、これからの事。
色々な事が頭の中で混ざり、独り部屋に残されて無性に悲しくなってしまった。
 おかしいな・・・俺ってこんなに弱かったっけ。
「辰実・・・」
「ごめん・・・俺、なんで泣いてんだろ・・・おかしいよな」
「全然おかしいことあらへん」
 和久がそっと俺の頭を胸に抱いてくる。
「泣きたい時は思いっきり泣いたらええんや。お前は今泣いていいんやで」
「和久ぁ・・・うぅ・・・うわああああああぁぁぁ!」
 すがりついて泣いた。分けもわからず思いっきり泣いた。
「よしよし」
 和久が優しく俺の背中を撫でる。その時顔を上げていれば少し困ったような
優しい顔の和久が見えたはずだと思う。
「んく・・・ひっく。ごめんな、ごめんな和久」
「謝らんでもエエて。最近、お前謝ってばっかりやで」
 ハハっと和久が笑う。
 俺は少し・・・おかしくなっているのかもしれない。
 弱くなったな、俺。

04-501 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:51 ID:vbh/P02q
「ごめん。もう大丈夫」
「そうか」
 散々泣いて腫れぼったくなった目を拭う。
「情けなかったな。俺」
「そないな事ない。誰だって辰実と同じ状況になったら不安でしかたなくなるて」
「少し、時間がかかるかもしれないけど。俺答え出すよ」
「せやな。こっからはお前の問題や。しっかり考えろ」
 和久は笑うとわしわしと俺の頭を撫でる。前にもされたけど何となく、心地良い。
「辰実・・・お前変わったな」
「そうか?」
「どこがっちゅーわけやないけど。雰囲気がな」
「そっか・・・」
 自分の意識してない所で変わっていっちまってるのかな。女の自分に馴染ん
でしまい始めているのかもしれない。
「明後日から夏休みなんや。ひとまず小難しい事は置いといて楽しくいこうや」
「そうだった。もう夏休みなんだよな」
 女のまま夏休みに突入するのか・・・。考えもしなかったな。
「明日学校終ったらパーっと遊びに行こうや。夏休みの前祝や」
「ああ。楽しそうだな」
 心からそう思った。
「じゃあ、今日は帰るわ。頑張れよ、辰実」
「ありがとう、和久」
 和久が出て行き俺一人になる。さっきのような悲しさはなかったけど胸の奥
が熱かった。

04-502 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 19:52 ID:vbh/P02q
本日は以上です。何とか日曜日までで終れるように頑張ります。

04-503 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 19:55 ID:dGToC6jS
結局元には戻らないんだね

04-504 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:07 ID:j6o7WQPv
>2次創作はアリですが、いわゆる「パラレル」ものは不可。
>また、再び男性に戻るのも不可。
>あくまで♂→♀の不可逆の変化に萌えるということで。

結局このテンプレ通りかよ。
「女の子として生きて行く事を拒否して女の子の想いは受けいれる」
って選択肢はないのか?
思いを叶えたら元に戻るみたいな。
第一、
>「だって女の子に変えられた子はこの世界には存在しないはずなんですもの。
>元の戸籍だって使えないわ」
じゃあ本人の未来はどうなる?
あの女こそが悪い魔女で黒幕なんじゃないか?

04-505 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:14 ID:5R2kgYUl
>>504
議論スレ使おうな

04-506 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:17 ID:Yg6gU0Fe
最近きれやすい人多いな。

04-507 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:18 ID:5R2kgYUl
多分カルシウム不足なんだよ

04-508 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:19 ID:iPjZB+Bc
ながれぶったぎってすみません
>☆さん
気になる終わり方!なんか涼子と美智子にちょっぴり妖しい雰囲気を
感じたのは漏れだけですかw?
はやくほにゃららも読んでみたいので、はりきって頑張ってください!
>ほんだしはん
ブレスレットにそんな秘密が隠されてたとは!
不条理な優しさって、ヒーロー(ヒロイン)の弱点でもあり魅力なんですよね。
続きがどうなるのか気になります。

04-509 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:29 ID:j6o7WQPv
感想書いても議論スレ池ですか・・・

04-510 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:35 ID:NoBrKb4J
>>509
同じ感想言うにも言い方ってもんがあるべさ

04-511 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:37 ID:j6o7WQPv
女になるしかないって選択肢しかないのが疑問なんだよ。
永久に女性化しないと鬼畜エンドに入るようなやりかたして。

04-512 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:37 ID:kqR7jYTq
合言葉は議論スレ池。

04-513 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:38 ID:kqR7jYTq
>>511
それは感想じゃないよ。

04-514 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:39 ID:j6o7WQPv
乙でした
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ほんだしさんグッジョブ!!

こうでも言わなければこのスレでは感想とは見なされないんですねはいはいそうですか。

04-515 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:41 ID:j6o7WQPv
と思ったらID:kqR7jYTq?
ふにゅスレで荒らし疑惑立ってた人か・・・。
反応してすまなかった。

04-516 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:42 ID:NoBrKb4J
いや、鷲が気になったのは>>504がつっかかるような書き方だったからさ。
個人的には>504のような感想もあっていいもと思う。
まあ、もうこの話題はやめような

04-517 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:46 ID:kqR7jYTq
>>515
勝手に人を嵐にするのは良いけど。

>こうでも言わなければこのスレでは感想とは見なされないんですねはいはいそうですか。

こういう態度を取る人に言われてもねw
おとなしく議論スレ逝ったら?

04-518 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:56 ID:b5d1XsDM
j6o7WQPv=嵐  いい加減おまえら嵐の文章パターンくらい読め。 嵐はスルー汁>all。 スレが荒れるだけだ。

04-519 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:58 ID:j6o7WQPv
だから何でこっちが荒らしにされなきゃならないんだ・・・

>>516
すまない。できればこっちもやめたい。

04-520 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:01 ID:jMEHQWT+
亀レスですが>>469の鶏さん
篤志が好きで女の子の姿で現われた明の気持ち……キュンとしました。
お互い切ないまま終わるのかなぁって思ってたんですが、思いもよらないクリスマスプレゼント!
良かったです。心暖まる感動をありがとう!

04-521 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:07 ID:kqR7jYTq
>>519
他人を嵐と決め付けておいて、自分はそういう態度なんだー、へぇーw

>>516もしっかり見てみたら? 
>>504がつっかかるような書き方だったからさ
激しく禿同! だから議論スレ池って言っただけじゃん。
自分のレスをもう一度見てから家よ。
同じレスを他人が言ってたらどう思うか考えれ。


>結局このテンプレ通りかよ。
>って選択肢はないのか?
>女になるしかないって選択肢しかないのが疑問なんだよ。
>永久に女性化しないと鬼畜エンドに入るようなやりかたして。
>こうでも言わなければこのスレでは感想とは見なされないんですねはいはいそうですか。
>ふにゅスレで荒らし疑惑立ってた人か・・・。
>だから何でこっちが荒らしにされなきゃならないんだ・・・


>すまない。できればこっちもやめたい。
だからさぁ、議論スレ逝けば? いけない理由でもあるの、しつこいよ池沼。

04-522 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:11 ID:1Dh35et6
NGワード ID:kqR7jYTq

04-523 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:23 ID:b5d1XsDM
ID:kqR7jYTqもうざくなってきたが、NG指定するならID:j6o7WQPvと、ID:1Dh35et6だな。
kqR7jYTqもNG指定しろ。 嵐に反応して暴れられると他の住民も迷惑だ。 スルーを覚えろ。

04-524 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:28 ID:TAMzADHL
スレ状態はともかく、職人さんのSSは大豊作ですね。
皆さん乙です!
ありがたやありがたや~


それと、いまさっき議論スレにちょっと意見というか提案みたいなの書いて
きました。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/

04-525 :名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:32 ID:1Dh35et6
>>523
自分のIDも指定しとけよ。

04-526 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/25 21:39 ID:F+nv+9zF
SS投下したらさらに荒れてしまった_| ̄|○
この書き込みは補足説明と受けとってもらえると助かります。

>>504
>>「女の子として生きて行く事を拒否して女の子の想いは受けいれる」
  って選択肢はないのか?
ここに関しては説明不足でした。この選択しは悪の魔法使いがこの選択しを
故意に塗りつぶして選択できないようにしてしまったと言う事です。
本編で説明すべき重要個所でしたね。マジですんません(´・ω・`)

>>「だって女の子に変えられた子はこの世界には存在しないはずなんですもの。
>>元の戸籍だって使えないわ」
>>じゃあ本人の未来はどうなる?
 これはそう言った人達を生み出してきてしまったからこそブレスレットの少女の
心が壊れそうになっているのを説明したかったのですが俺の力不足のようです。

>>あの女こそが悪い魔女で黒幕なんじゃないか?
この部分は当たらずとも遠からずって感じで。

言い訳ばっかですね。すんません。俺がきちんと本編のなかで説明しきれていれ
ばよかったのですが・・・難しいものです。
>>504様の意見はSS初心者の自分にはとてもありがたいです。これからはもっと
良いSSを書けるように頑張ります。

04-527 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:16 ID:CBMJsatg
>526
謝りの言葉は要らない
それをSSに生かしてくれればそれで良い

頑張れ

04-528 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:28 ID:QAnsHQe2
最近、トランスで結果的にレズものでチチピアスとかしてるのにSM要素がまったくなくて
なアニメでしか萌えない意味不明な境地に達してしまった今日この頃

04-529 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 01:51 ID:x9YSCVOU
ほんだし殿、SS書きはクールに作品の中で語ればよいのです。
解説は連載終了後にさくっと、あとがきみたいなもので。
連載中は、聞く耳はもつべきですが、手の内は明かす必要は無いのです。
がんがって!!応援しています(`・ω・´ )!

04-530 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 01:57 ID:5KB//ym1
ショボーンAAでレスする奴が最近増えたような

04-531 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 02:12 ID:KFihcQtI
>>530
検索してみた結果、評論家@見習い人とほんだしがよく語尾にショボーンをつけてるようだが。

04-532 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 02:51 ID:VZijKswi
125 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:04/06/22 02:25
ええい、☆否定派で堂々と議論スレで主張してくる者はおらんのか!
情けない・・・・・・

126 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:04/06/22 02:30
だって、管理者権限振り回さない人間なんていないしねえ。
第一☆には強力な親衛隊が付いてるし、
万が一☆と(6K3h2LvM)が同一人物だったらと考えると。

おおこわ(w

130 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:04/06/22 02:36
>>126
それは確かに怖い。だが十分に考えられることだ。
敵のIPを抜くチャーンス!だからな。


132 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:04/06/22 02:40
>>130
ひどすぎるよな、考えてみたら。
そういうことをしたいがためにわざわざしたらばに作ったのかと思うと…

04-533 :◆QT4umEMRFs :04/06/26 04:21 ID:8/vJAlpt
さっさと話を進める回。
「そんなものはいらん」&「大量投下ウゼェ」という人は、スルー願います。

NGワード「ボクたちの選択」

04-534 :ボクたちの選択(477):04/06/26 04:23 ID:8/vJAlpt
>453
 美智子が、かつて野犬の身体を模して創った肉体は、「雄体(オス)」だった。彼女が人間の女性体に
なってからも今ひとつ「女性らしくなれない」のは、その「雄体」が環境に左右された時に同時に取得し
た性質のためかもしれない。
 少なくとも美智子自身はそう思っていた。
「でも今は女の子でしょ?だからみっちゃん。はい、決まり」
「……も、いいです。好きに呼んで下さい…」
 両手を“ぽん”と胸の前で合わせてにっこり笑う涼子に、美智子はぐったりと疲れたように笑った。

         §         §         §

 圭介が目を覚ました時、傍らには母がいた。
 母は、何も言わず……ただ“にこり”と微笑んで、彼の汗ばんだおでこに張り付いた艶やかな黒髪を指
で除けて整え、そのまま頭に手を置いて、優しく優しく…まるでガラス細工を愛でるように“なでなで”
といとおしげに撫でた。
 もぞ…と体を動かせば、パンツの中のナプキンが生み出す“どうしようもない違和感”が、圭介に「と
うとう生理が来た」という愕然としてもいいくらいのショックな事実を、抗いようの無い『現実』として
突きつける。そして腰を動かすと、そのたびに“しくっ…”と下腹部が重く、引き攣るように痛み、不自
由でままならない「オンナの生理機能」を圭介に意識させた。
 けれど、なでなで…と、優しく慈愛に満ちた母の手の動きに、小波(さざなみ)が立つかと思われた心
が、ゆっくりと凪(なぎ)を見せてゆく。
 お尻の後から経血が漏れてしまうかもしれない…という恐れから、仰向けになるのは抵抗があったけれ
ど、パンツの中身が「後漏れ無しのスーパー(…なんとか)」という夜用ナプキンだった事を思い出して、
圭介はゆっくりと体を仰向かせた。
 自己主張激しいたっぷりと重たい乳房が、体の上で“ゆさっ”と揺れる。濡れてしまったブラは外して
しまっているため、なんだかいつもよりも胸が重たく感じた。
 その乳房が、少し張っているように感じる。シャツの裏地に擦れる乳首も、いつもよりずっと敏感になっ
ていて、少しだけ“ちりちり”とした刺激がしつこくわだかまっていた。

04-535 :ボクたちの選択(478):04/06/26 04:25 ID:8/vJAlpt
>534
 ――――溜息が出る。

 完全に『女』になってしまった。

 改めてそれを思う。
 17年間男として育ち、生きてきて、それがどんどん揺らぎ、薄れ、そして春風に吹き散らかされる雲
のように拡散してゆく…。
 たった3週間の間に起こった出来事が、母に頭を撫でられながら次々に脳裏に浮かんでは消えた。
 体が変化し、他の女子に混じって学校生活を送るうちに、アイデンティティの根幹をさらに揺さぶるか
の如くいやらしい夢を、数日間立て続けに見て、「女の快感」にどんどん目覚めていった。目覚めたくて
目覚めたわけではないものの、その「男とは全く違う快美感」に体を、意識を、じわじわと「侵され」て
「受け入れて」しまったのは、紛う事なき事実だった。
 そして更なる肉体の変化………乳房が(体のサイズからすれば)異常なほど膨らみ、より「オンナ」を
意識させる体となった。
 不自由で、どうしようもなく羞恥を喚起する重たい乳房をなんとかしたくて、由香と共に下着を購入し
に出掛けたのも、「オンナの意識化」を促進させた一因だろう事は間違い無い。
 そして、あの電車中で男達にイメージで散々に犯し抜かれた事が、自分は「女なのだ」という認識を強
く強く刷り込んだ。

 オンナの身体で、
 オンナの下着を身に着け、
 オンナの化粧をして、
 オンナの快美感に酔い、
 オンナの中で生活する。

 「男だった自分」を思い出させるものが乏しい生活が毎日続き、それでも「女には出来て男には絶対に
出来ない事」…つまり「子を孕み、産む」という、“女の女たる体機能”の、その兆候がまるで無い事だ
けが、圭介を「かつて自分は正真正銘の男だった」という失われつつある事実を記憶に留めさせていた。

04-536 :ボクたちの選択(479):04/06/26 04:26 ID:8/vJAlpt
>535
 それが、とうとう今日……最後の「糸」が切れてしまった。
 「男だった自分」と「今(オンナ)の自分」を辛うじて繋ぎとめていたものが、“ぶつり”と音を立て
て断ち切れてしまった。

 ―――――ボクはこれから……。

『どうすればいいんだろう……どうするべきなんだろう……』
 保健室の白い天井を見ながら、圭介はどんどん視界がぼやけ、滲んでいくのを、まるで他人事のように
感じていた。

■■【73】■■

 ―――ショックを受けて“気が遠くなる”……という感覚を実際に経験したのは、実を言うと今日が初
めてかもしれなかった。

 小さい頃、近所で事故があった時、その事故現場を見た事がある。
 普通の幹線道路から細い横道に入ろうとした中型バイクが縁石に乗り上げ、転倒。
 速度を十分に落としていなかったのか、横転したバイクに引き摺られるようにしてライダーがアスファ
ルトの上で大根のように「おろされ」て、血や肉や衣服の切れ端を道路にこびり付かせた。
 子供心にも、その現場は凄惨なものだった。ライダーに意識があり、救急車が来るまで「痛い、痛い」
と呻いていた事も、その凄惨さに拍車をかけていた。
 そんな事故現場を目の当たりにしながらも、幼い圭介は気が遠くなったりなんか、しなかった。

 ―――で、トイレの中だった。

 生臭い血の匂いの充満する中、真っ白な便器の素肌で“べっとり”と花開いた赤黒い大輪の花に、圭介
は今にも卒倒しそうになっていた。
 つい数秒前のことだった。
 股間から伸びる白い紐を引っ張って、血を吸ってぶくぶくに膨らんだタンポンを膣内から引っ張り出し
たら、“ぽたっ”と垂れ落ちたものがあった。

04-537 :ボクたちの選択(480):04/06/26 04:28 ID:8/vJAlpt
>536
 見れば、それは生のレバーにそっくりな血のカタマリで、親指ほどのソレが血溜の中、ずるずると便器
を滑り落ちて行くのを、圭介は呆然と見ているしかなかった。
 「大抵、2日目の方がすげーんだ。重いし痛いし血がどばーっ!だ。覚悟しとけ」と言ったソラ先生の
言葉に、ワケも無く納得する。
 するしかない。
 目の前に現実を見せられれば。
「うう~~~…う~~……」
 下腹部を引き絞られるような痛みは、昨日よりずっとひどい。さっき飲んだ生理痛の薬は「空腹時には
避けて」…と書いてあったけれど、ホントに、マジで、心の底から、そんなものを律儀に守っていられる
ような状況じゃあ、なかった。リビングの薬箱に入っていたその生理痛の薬(よく考えたら母には生理な
ど無いはずなのに、しっかり用意されていた)を飲んでからは、もうずっと一刻も早くこの苦しみから解
放される事ばかり考えている。
「けーちゃん、だいじょーぶ?」
 トイレのドアをノックしながら、いつものように迎えに来てくれた由香が心配そうに声をかけてくるけ
れど、
「だいじょーぶ…じゃー…な…いー……」
 うめき声なんだか悲鳴なんだかわからない声で返すのが精一杯だった。

 他の女性が同じかどうかはわからないけれど、圭介の場合、腰が重たく、じんわりと鈍く痛い。まるで
グラウンドの草むしりを中腰のまま数時間こなした後の筋肉痛…みたいな感じだ。
 内臓からは、カキ氷を5杯くらい一気に食べて、電光石火のイキオイで下痢ピーになり、しかも近くに
トイレが無くて1時間ばかり耐え忍んでいたような痛みが“しくしく”と、“ずくんずくん”と押し寄せ
てくる。
 ただ、下痢のように流便を出してしまえば一応は収まるのとは違い、出血は下痢のように自分でコント
ロールは出来ないし、今だって不意に“ぬるっ”とお腹の中から垂れ落ちてくる感覚は、とてもとても居
心地が悪かった。
「そんなに重いんなら、やっぱり今日は休む?」
「………いくぅ……」
「…ほんとーに、だいじょーぶ?」
「だい…あぅ……んっ……ぁあ~……」

04-538 :ボクたちの選択(481):04/06/26 04:30 ID:8/vJAlpt
>537
「……け…けーちゃぁん…なーんか、声がえっちだよぉ?」
 笑ってやがる。
「ばっ……おまっ……」
「はいはい。落ち着いたら出て来てね?」
 まるで子供をあしらうような由香の言葉に、言い返せないのが悔しい。けれど向こうは生理痛の大先輩
(?)なのだ。人生の終わりみたいな情けない声を出している新米生理痛女の言い分など、聞いてくれな
いに違いない。
「…これからは毎月あるんだから、今からそんなんじゃ困っちゃうよ?」
 …ほら、呆れてる。
「呆れてるんじゃないの。心配してるの」
「なんで…」
「“なんでボクの思ってる事がわかったの?”って言いたいんでしょ?わかるよぉそれくらい。
 誰でも初めての時は不安で心細いもん。
 もう生理が来てる子には馬鹿にされるんじゃないか?とか、まだの子からは何大袈裟にしてるの?って
呆れられたりするんじゃないか?って。私だって、いろいろ困ったり不安だったりしたもん」
「そん…」
「そんな風には見えなかった、でしょ?けーちゃんや健司くんみたいな男の子といっつも一緒にいるとね、
それなりにいろいろ見えない努力しなくちゃいけないから大変なの。これからはけーちゃんが努力しなく
ちゃいけないから、私がいろいろ教えてあげるね?」
「………うん…」
「いい返事。素直なけーちゃんって可愛いよ?」
「ばか」
「出来るだけ早くしてね?あと20分以内に出ないと遅刻確定だから」
 圭介は、まだパジャマも着替えていないのだ。早くトイレから出て着替えないと、本当に遅刻してしま
う。
 はるかちゃんに「生理通で遅れました」なんて、口が裂けても言えるはずが無い。
 ウォシュレットのビデで股間を洗い流すと、ピンク色の水が便器に流れて赤い花を押し流してゆく。煮
凝(にこご)りのような赤茶色い血のカタマリを見ないようにしながら、パンツに新しい「ふつう用」ナ
プキンを貼り付けた。

         §         §         §

04-539 :ボクたちの選択(482):04/06/26 04:31 ID:8/vJAlpt
>538
 結局、昨日は家に帰り着く頃には、夜の11時をすっかり過ぎていた。
 家に帰ると父親が満面の笑みを浮かべながら待ち構えていて、ドアを開けた途端クラッカーを3つも同
時に鳴らした上、親子の熱い抱擁を所望したのでそのまま顔面に鞄を叩き込んでブチ倒しておいた。生理
痛でさえなければ思い切り力を込めたチョークスリーパーホールドで“落として”いるところだったけれ
ど、それでもたぶん数分後には何も無かったかのようにテーブルでビールをぐびぐび飲んでいただろうか
ら、無理をおしてまでしなくて良かったのは確かだろう。

 案の定、食卓では、いつになくハイになっている父親が「これからは女として」だの「近所の人たちに」
だの「名前もいつまでも『圭介』じゃマズイかもなぁ」だの…散々好き勝手言いながらビールをぐいぐい
とやりつつガハハと笑うものだから、すっかり毒気を抜かれてなんだかもうどーでも良くなってしまった
のは確かだ。
 ところで、母が両手いっぱいに持っていた赤飯はどうなったか?というと、とりあえず1つだけ開けて
家族3人で食べた。圭介は気分がすぐれなくてあまり食べたくなかったけれど、母に「縁起物だから」と
言われ、それでも茶碗に半分弱だけもそもそと食べたのだ。
 一箱で4人分は優にある箱が全部で10箱もあったけれど、余った赤飯を見た圭介が
「それ、どうするの?」
 と聞くと、なんと母は実に嬉しそうに微笑みながら
「近所に配るの」
 と、のたまった。
 圭介は半分泣きそうになりながら「頼むからやめて」と睨みつけたけれど、あの母親がどこまで真剣に
聞いてくれていたかは甚だ疑問だった。たぶんきっと、いや必ず、圭介が学校に行っている隙を突いて、
『御報告』がてら近所に配りまくるに違いない。
 そして圭介が学校から帰る頃には、最近「彼女」だった事が公になったばかりの「彼」に、今度はめで
たく生理がやってきた事を、町内では誰も彼も当然のように知っているに違いないのだ。
『うわ、いやだ』
 トイレの中で頭を抱えて圭介はうめいた。
 そんな事になったら、公私共にすっかり「女」として認知されてしまい、もう男に戻る道は完全に塞が
れてしまう気がする(もし男に戻ったら、引っ越さないといけないのだろうか?)。

04-540 :ボクたちの選択(483):04/06/26 04:33 ID:8/vJAlpt
>539
 とはいえ、あの大量の赤飯を母が配る前にさっさと隠してしまおう…と思ったものの、敵もさる者、一
体どこに隠したのか、今朝を迎えた時には既に大量の赤飯箱の姿は、杳(よう)として知れなかった。

 圭介は溜息を吐(つ)きながら、手にした新しいパンツにナプキンを貼り付けると、今度は初心者用の
ミニサイズタンポンを手に取った。
 処女膜が無い…というのはどうやら本当の事のようで、ミニサイズとはいえ、アプリケーターを苦労し
て挿し込んでみても(「濡れてない」ことによる、引き連れたような痛み以外は)それほど痛みも抵抗も
無く、驚くほどすんなりと装着(?)が完了してしまった。
 「体内に異物を入れる」という事に関して、指を入れる事すら抵抗があるのに、自分でもよく決心がつ
いたものだと圭介は思う。
 ナプキンとタンポンの併用を提案したのは母だったけれど、ナプキンが1時間から2時間で替えなけれ
ばならないのに対して、タンポンは6時間前後も交換が不要…というのが一番の理由かもしれない。
 ナプキンはそれなりに楽だけれど、やっぱり横漏れとか匂いとか、パンツにシミがつく恐れがどうして
も拭えなかったし、いくら気をつけてもパンツからはがす時に“べりべり”と音がするので、どうにも恥
ずかしい気がしたのだ。学校では、当然トイレで替える事態になるわけで、そうなれば同性とはいえ赤の
他人に「今、ナプキン替えてます」と言いふらすみたいな気恥ずかしさがある。だから、出来る事なら、
替える回数は少なければ少ないほどいい…と思ったのだ。

■■【74】■■
 昨日の大雨がウソだったかのように、今日は朝から快晴だった。
 梅雨時ではあったけれど、さすがに神様もそうそう意地悪ばかりするわけでも無いらしい。
 しっとり濡れた土の匂いと、青々と茂る草花についた輝く雫だけが、昨日の雨の名残を見せている。雲
は大きく、白く、ちょっとだけ流れが早い。それでも空は青く、空気は湿り気を帯びてなお清々しかった。

 登校中、何度も鼻をひくつかせたりスカートの奥を気にしたりする圭介を、由香はずっと微笑ましい気
分で見つめていた。
 「気になる?」と問えば「…うん」と小さく気弱に頷く幼馴染みが、たまらなく可愛いと思うのだ。

04-541 :ボクたちの選択(484):04/06/26 04:35 ID:8/vJAlpt
>540
 けれど同時に、ひどく複雑な気分でもあった。
 かりにも彼は由香の「初恋の人」だったわけで、「実は女の子だった」と知った今でも、その「好き」
という気持ちにあんまり変化は無かったからだ。それどころか、「頭撫でてあげたい」とか「ぎゅってし
てあげたい」とか、「ぷくぷくしたほっぺたにちゅーしてあげたい」だとか、なんだか「私って実はヘン
タイさん!?」と自分でも思ってしまうくらい「好き」のベクトルが以前より直線的で直接的になった気
がする。
 今だって、不安そうな彼女のちっちゃな手を「きゅ」と握って、まるで幼稚園か小学校の生徒みたいに
並んで歩いていると、胸の奥が“ふくふく”とあったかくなってくるのだ。
 貧血気味なのか、ちょっと青褪めた顔の彼女が心細げに手を握り返してくると、
「たとえ世界が全て敵にまわっても私だけはけーちゃんの味方だからね!」
 なんて気分になってくるから、ひょっとしたらこの気持ちは『妹に対するお姉さん気分』だったり『ちっ
ちゃい女の子に対するお母さん気分』に近いものかもしれない。
 いや、誤解を恐れずに言ってしまえば、姫様を守る、騎士道精神溢れるファナタジーのヒーローみたい
な気分…だろうか?
 けれど、由香自身が彼女にあげたフレグランスの香りが、そよ風になぶられた彼女の身体からほんのり
漂ってくると、制服の下に隠されたあの白くて華奢で、赤ちゃんみたいにすべすべの肌の……でもおっぱ
いはすっごくでっかいアンバランスな身体が瞼の裏に鮮やかに甦ってしまって、なぜかドキドキしてしま
うから、純粋に母性本能とか保護欲とか、そーゆーものだけで片付けられるものでもない気がした。
 それは、以前の自分からは考えられないくらい“男性的な欲望”のように思える。
 「初恋の人」だった男の子が、ちっちゃくてか弱い女の子になってしまった…というのは、すごくすご
く複雑な気持ちで、髪は“さらさら”だし、胸は「何か中に入れてる?メロン?スイカ?」なんて言いた
くなるくらい“ゆさゆさ”揺れてるけれど。

04-542 :ボクたちの選択(485):04/06/26 04:37 ID:8/vJAlpt
>541
『そうなんだよ…ねぇ…』
 小学校の時は、この「少年」の背中ばかり見てた気がする。
 そして、それからもうずっとずっと、自分はこの「少年」に守ってもらっていた気がするのだ。

 もちろん、気の強さはあの頃とちっとも変わっていないし、由香が馬鹿な事を言ったりちょっとトロかっ
たりしてると相変わらず
 『ばかだなぁ』とか
 『トロイなぁ』とか
 『仕方ないなぁ』とか
 『ぐずぐずすんなよぉ』とか、言う。
 けれど、それでも「女の子のキモチ」がわかったからなのか、以前よりもキツくない気がするのだ。
 それに何より、由香が「女の子チェック」の「先生」をするようになり、女の子のことについて教えて
いる時などは、以前より比べようも無いくらい素直に「うん」とか返事するようになった。
 一緒に御飯を食べたり、トイレに行ったり、登下校したり、買い物したりするのは、他の女の子の友達
とだってしたけれど、髪を梳かしてあげたり、生理用品とかコスメ(cosmetic:化粧品)の買い物を一緒
にしたり、こうして手を繋いで歩いたりするのは、圭介とが一番楽しかった。

 初恋の男の子だった「彼」と、今の「彼女」。

 自分にとって、どっちの「けーちゃん」が好きなんだろう?と考える時もある。
 「彼女」になってしまった「彼」に、今でも「恋心」を抱いているのだろうか?と真面目に考えてしま
う事もある。
 もし「恋心」なら、由香は女に恋する女…“ホモセクシャル(同性愛者)”とか“バイセクシャル(両
性愛者)”とか形容される、“セクシャルマイノリティ(Sexualminority:性的少数派)”に分類される
事になってしまうのだろうか?

 「女の子」が好きなわけではない。

 「けーちゃん」が、好きなのだ。

04-543 :ボクたちの選択(486):04/06/26 04:38 ID:8/vJAlpt
>542
 「男」だった人が、たまたま(…滅多に無い…というか「そうそうあってたまるものか」な事態だけれ
ど)「女」になってしまった…という事だけで、「けーちゃん」は「けーちゃん」に違いないのだ。
「へへへー…」
 由香は、明るい日差しの中で手を繋いだ圭介の顔を見て、「にこぉ」と笑った。
 学校へと続く花咲く道を、大好きな「けーちゃん」と手を繋いで歩ける…という、その事実だけを胸に
浮かべれば、こんなに幸せな事は無いのだ。
 そんな由香の心を知ってか知らずか、圭介は笑う由香の顔を訝しげに見つめて、
「なんだよ気持ち悪いな」
 と、男の子みたいにいぢわるでデリカシーの無い言葉を、言った。


 ホームルームが始まるギリギリになって教室へ飛び込んだ圭介と由香は、入った途端、一斉にクラス中
の女子の視線が集まるのを感じた。それは「敵意」とか「嘲笑」とかいうものでは決してなかったけれど、
どこか「同情」とか「憐憫」とか、そーゆー…どこか“なまあたたかい”視線だった。
 「血の匂い」でもするのだろうか?
 圭介は一瞬そう思って焦ったけれど、どうもそうではなかったらしい。
 …というのも、はるかちゃんが来てホームルームが始まり、5分ほどした頃、バイブ設定にしてあった
ケータイに、桑園京香からメールが来たからだ。

04-544 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-545 :◆QT4umEMRFs :04/06/26 04:45 ID:8/vJAlpt
>543
ここまで。

TSで私が「えろろ~」と思ってる生理ネタ(避けて通れぬ道?)をたっぷり書かせてもらいましたが、
ちょっと血生臭くなったかもしれません。

それと。
☆で発言すると騒ぎが大きくなるので、☆では滅多にレス出来ませんが、作家さん方の作品は全部読んで
ます&楽しみにしてます。
他の方からの言葉も、愛憎に関わらず読んでます。
何が言いたいかと言うと…決して無視しているわけではない…ということ…。


次のキーワードは「シャワールーム」……かな。

04-546 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-547 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-548 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 04:50 ID:ZHyLyXJm
ここで不自然なタイミングのマンセー感想↓

04-549 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 06:25 ID:uS4Q8CoY
548様GJ

04-550 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 06:52 ID:VuMb2VEA
>>544 >>546-549
⇒ http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/
邪魔

04-551 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 06:53 ID:VuMb2VEA
>>545 ☆さん
GJ! 生理シーン乙! 初めてでタンポンいれちゃったけいちゃんに萌え~♪
血がいっぱいで素敵(えっ?)です。 でも多め&横漏れ防止じゃなくて、普通でOKかぁ~とがっかり(ん?w)
あと赤飯を近所に配るお母さん最強でつw 個人的に一番笑いそうになりますた。 

ちなみに私の友人の某Rちゃんは、妙に鼻が効くのか「整理中の血の匂い」を嗅ぎわけます(´Д`)

04-552 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 08:29 ID:ef6L8CeK
☆乙。で、生理の血ってほんとに臭うの?

04-553 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 08:35 ID:VuMb2VEA
>>552
(・ε・)キニシナイ!!  つかリアルでクンクンするのはやめてね(´Д`)

04-554 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 09:21 ID:TmjHbw5T
↑見事な感想だね、確かに。

それはさておき、私は鼻が利かないほうですが血の匂いって言うか、判りますよ。

04-555 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 09:37 ID:ED+tEpHx
批評も嵐もいらない


S S だ け あ れ ば い い




あ、画像もほしいかも

04-556 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 09:56 ID:I1f1F3Az
いつも心にようかんマン。

04-557 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 10:12 ID:ZiSX1fSl
けーちゃんもいいけど由香タンもいいなー
どうなるのかな、ドキドキ

04-558 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 15:05 ID:mhidqUNI
もうこのスレは駄目だな。

04-559 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/26 15:14 ID:pSj5qcRD
負けじとSS投下します!


(またあの夢か・・・)
 真っ白い空間。あの少女の居場所だ。
『ごめんなさい。ごめんなさい』
 あの少女が泣いている。もう、その理由はわかっている。
「・・・辛かったね」
『・・・えっ?』
 少女はキョトンとしたように俺の顔を見入る。
「気付いてあげれなくて、ごめんね」
「ごめん、まだ俺君を受けいれるか。許せるか答えがだせない」
「正直今の気持ちは男に戻りたい・・・」
「でも、少しだけ俺に時間をくれないかな」
『・・・!』
 少女の双眸に新しい涙の粒が産まれる。ぶんぶんと首を振っている。
「それがどんな答えであれ俺は必ず選択する」
『・・・ありがとう・・・』
 搾り出すようにそれだけ言うとまたしゃくりあげながら泣き出す。
 そしてまた、世界の輪郭は崩れていった。

04-560 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/26 15:17 ID:pSj5qcRD
「あっはっはっはっはっは~。勝ったー」
 翌日、終業式が終り4人で俺の家に集まって酒盛りをしていた。
「桜子・・・お前底無しだな」
「あら、そんな事ないわよ?」
 と、いいつつ桜子はすでに缶ビールやチュウハイを山ほど空けている。
「あ、あかん。もうあかん・・・」
「ぐー」
 桜子と飲み比べをしていた和久はフラフラ。ノリにいたってはまた俺のベット
を占領して眠りこけていた。
 俺はそんなに強くないのを自覚しているので飲む量をセーブしていたのでほ
んのり酔ってる程度だと思う。未成年が酒を飲んでいいのかとかそう言うツッ
コミはこの際置いておこう。
「やれやれ」
 夏休み初日だってのにこのペースは考えると恐ろしいな。
「なによ。辰実ちゃん盛りあがってないわよ~?」
 桜子が絡み付いてくる。・・・酔ってる?
「さ、桜子!お前酒臭いって!」
「何よ、私の酒が飲めないってーの?」
 そう言うと強引に手に持つビールを飲ませようとしてくる。
「そうや!一人だけシラフなんはずっこいで!」
 和久が俺の腕と頭を押さえる。こいつも酔ってる~!
「わー!バカ!やめろってお前等!ぐっ・・・」
 ビールが流し込まれてくる。吐き出すわけにもいかず飲み干してしまった・・・。
「ぐっ・・・んぐ・・・ごほっごほっ!」
「きゃー!辰実ちゃん良い飲みっぷり!」
「まだまだ許さんで~」
「も、もう勘弁して~!」

04-561 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 15:18 ID:As3QYlC4
作品以外は脳内あぼーんすればいいだけの話。

作品のクオリティーに関しては相当なものだと思うしね。
それに嫉妬している奴が出るのも仕方ないかと。

…仮にまとめサイトとかできた場合、まとめきれるのか一抹の心配はあるけどね。

04-562 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/26 15:19 ID:pSj5qcRD
「和久ぁ~・・・」
「しもた・・・こいつこんなに酒癖悪かったんか・・・」
「いやん、辰実ちゃん可愛い・・・」
 あれからどれくらい飲まされたかな・・・全然覚えてないや。気が付けば上
半身下着一枚になって和久に抱き付いてるけど別に・・・いいか・・・な。
「和久ぁ・・・俺が女になった責任・・・とってよねぇ~」
「なんで俺のせいやねん」
「そーよそーよ。往生際が悪いわよ!」
 あぁ・・・頭がぼ~っとして気持ちいい・・・。
「だって・・・ちゃんと元に戻れるか・・・ぐす」
「絡み酒の次は泣き上戸かいな。忙しいやっちゃなぁ」
 困ったような諦めたような顔の和久がぽんぽんと頭を撫でる。もっとしてほ
しいな・・・。
「可哀想な辰実ちゃん・・・私が慰めてあ・げ・る」
 これまた半裸の桜子が俺に抱き付いてきて身体を優しく撫でる。
「ん・・・あん」
「こ、こらこら!?お前等なにしとんねん!?」
 ぎょっとして離れようとする和久を捕まえて顔を近づける。
「待て辰実!それはあか・・・むぐっ!」
「ん・・・んむ・・・ふぁ」
 気が付けば和久の口にむしゃぶりついていた。さらに頭がぼ~っとする。
「あん、ズルい」
 桜子の舌が身体を這う。舐められた場所から電気が走る。
「んあ!あぁん・・・いい」
「辰実ちゃん美味しい・・・ん」
「あかーん!こんなんあかんでーーーー!!うぐっ」

04-563 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/26 15:21 ID:pSj5qcRD
以上っす。っていうかsage忘れたーーーー!_| ̄|○
ごめんなさい

04-564 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 16:12 ID:+U96elDW
>>561
ちゃんとリロード汁!

04-565 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:24 ID:ZiSX1fSl
乱れきってる……
でも辰実タンが羨ましい
(;´Д`)ハァハァ

04-566 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:49 ID:mhidqUNI
>563
乱れモード突入っすか!?(´д`;)ハァハァ
続きが気になる……

04-567 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:52 ID:PYhtsthN
現金な>>566に萌えw

04-568 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:02 ID:99M3fll7
ついに本格エロ!?
女の体に馴染んできた辰実タン(;´Д`)ハァハァ

04-569 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:38 ID:Y6PRxFTn
>>558
>>566
ワロタ

04-570 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:49 ID:VTC8jsi8
リアルだ……orz

04-571 :名無しさん@ピンキー:04/06/26 18:59 ID:Ujqc0rf5
こういう場合も、リアルタイム、キターと言うべきでしょうかw   ワラタ

04-572 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/26 20:56 ID:HfENaTxf
ういっす。ほんだしです(=゚ω゚)ノ
ストーリー見直してたらなんかまだまだ終りが見えなくなって
しまいました(:´Д`)

明日までに終るとかほざいてすんません_| ̄|○

04-573 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:19 ID:ASZSmKG4
萌え上がれー萌え上がれー萌え上がれー
http://moe2.homelinux.net/src/200406/20040626928086.jpg

04-574 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:47 ID:ASZSmKG4
http://moe2.homelinux.net/src/200406/20040626928086.jpg

http://moe2.homelinux.net/src/200406/20040626928086.jpg

04-575 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 01:21 ID:nqcwdR2M
誤爆? >>573>>574

04-576 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:38 ID:oVu6vjjJ
太夜叉です。第4話が書けましたので、投下させてもらいます。
今回はエロリ要素はまったく無いです。ごめんなさい。

04-577 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:40 ID:oVu6vjjJ
>>432

「う~ん、今日もとっても清々しい天気ね!」
館町学園保健医飯島祥子は、保健室のカーテンを開け朝の光を体全体に浴びると、思いっきり背伸びをしてみた。
天気が良いと心も晴れ晴れとする。
晴れてるだけで気持ち良くなれるんだから、安いもんだ。
飯島は先ほど自分で煎れたコーヒーを手にし、椅子に腰かけた。
「やっぱり朝はコーヒーに限るわ」
美味しそうにコーヒーを呑む飯島。朝呑むコーヒーは、必ずキリマンジャロと決めている。
「そういえば、相原先生昨日はちゃんと帰れたかしら?かなりの量呑んだし」
昨晩相原と呑みに行ったことを思い出す。
酒豪の飯島に対して、相原はそんなに酒には強くない。
昨日は3時間程呑みっぱなしだった上、相原がいらないことを言うもんだから、罰としてチャンポンを何回も呑ませた。
我ながら、保健医らしからぬ鬼畜なことをしたと思った。
「平気とは思うけど、もしものために胃腸薬ぐらい用意しておきますか」
少しは自分の行動に反省したのか、相原のために胃腸薬を取りに行こうと椅子から立ち上がった時、タイミング良く保健室のドアが開いて相原が入ってきた。
「おはようございます。飯島先生」
「あら、噂をすればなんとやらね」
「噂?何のことです?」
「気にしなくていいわ。こっちのこと」
手をパタパタと振る飯島に、頭の上に?マークを出す相原。
「それにしてもこんな朝早く来るなんて珍しいわね。昨日のお酒が抜けなくて薬でも貰いに来たの?」
「いや、酒はすっかり抜けてるんで平気です。それより先生にちょっと診てもらいたい生徒がいるんですが」

04-578 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:43 ID:oVu6vjjJ
「生徒?誰?」
手に持つコーヒーカップを机の上に置く。
「おーい、入っていいぞ」
相原が廊下に向かって声をかけると、綾野がドア越しにチラリと顔を出した。
「綾野君?」
飯島の声に反応しピクンと震える綾野。
「どうしたの?まだ具合悪い?」
無言で首を横に振る。
「えーと、その具合は治ったんですけど、代わりに……あの……どう言えばいいのか」
明後日の方向を見ながら、相原は困った顔で綾野の代わりに答える。
「一体何よ。じれったいわね」
飯島は相原と綾野の顔を交互に覗く。
「あれ?綾野君、何か雰囲気変わった?」
下から嘗めるように飯島が覗きこんできたもんだから、綾野はビックリした。
「飯島先生、綾野の体は見たことあります?」
相原の予想外の質問に、飯島は変な顔をする。
「5月の身体測定の時に見たわよ」
「どうでした?」
「どうって、別に至って普通よ」
質問の意図がわからない。
「男……でした?」
「男だけど……、さっきからなんなの?訳わからないんだけど」
相原は頭をポリポリ掻くと、部屋のカーテンを全て閉め、「俺、後ろ向いてるからさ、綾野、飯島先生に胸見せてやれ」
と綾野に促した。
綾野は相原の言葉に頷き、上に着ている服を一気に脱いだ。
「うわっ!ストリップでも始める気!?それとも、私のこの悩ましい体をどうにかするとか」

04-579 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:46 ID:oVu6vjjJ
たいして大きくもない胸(失礼)を押さえ、アホなことを言い始める飯島。しかし後ずさりするも、綾野の異変に気付く。
「……?綾野君、その胸に巻いてる包帯は何なの?」
一瞬派手に引いた飯島だったが、胸の包帯に興味を示す。
「胸がやけに腫れてる感じがするのは気のせい?」
飯島にまじまじと見られることに我慢出来なくなった綾野は、覚悟を決め胸のさらしを取った。出てくるのは見事な二つの乳房。
時が止まる。
…………………………………………………………………………………………うおおおおおおおおおおおお!
飯島の突然の叫びにビビる相原と綾野。
「何これー!どうなってるのー!?」
綾野の胸を両手でガバッと掴む。
「飯島先生、痛い……」
「あららら、私としたことが」
綾野の抗議に慌てて手を離す。
「ちょっと、どうなってるのよこれ。声まで変わってるし」
言って飯島はハッとする。
「もしかして、ズボンの下も?」
こくり。
肯定した綾野を見て、飯島は頭を抱え込んだ。
「夢……じゃないわよね?」
「残念ながら現実です」
背を向け目を閉じている相原が答えた。
「何時この体になったの?少なくとも昨日の昼までは男の子だったでしょ」
「昨日家に帰ってからしばらく寝て、起きたらこの体になってました」
「なんだそりゃ」
飯島は綾野の体を前にして、ポカーンと口を開け固まっていた。

04-580 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:49 ID:oVu6vjjJ
「飯島先生、とにかく綾野の体が本当に女になってるか調べて下さい。もしかしたら女になってしまった原因がわかるかもしれないし」
「調べろと簡単に言われてもねぇ」
椅子に座り、もう一度綾野の体を見てみる。
「……わかったわ。期待に添えるかわからないけど、調べるだけ調べてみるわ」
「ありがとうございます。飯島先生」
相原は後ろ向きで飯島にお辞儀をした。
「お願いします」
続いて綾野も礼をする。
「そんな頭なんて下げなくてもいいわよ。保健医として当たり前のことをするだけなんだから」
綾野に笑って気にしてない顔をした。
「じゃあやりますか!…………ってその前に」
腕まくりをして気合いを入れる飯島は、そこで言葉を止め相原の方を向き、
「んっ?どうしました、飯島先生?」
「相原先生、仮にも女の子の体を検査するんですから、保健室から出てって下さい」
入り口のドアに指を指し、退室のポーズを取った。
「いや~、でも俺担任だし……」
「出てけ」
「ごめんなさい」
飯島のドスの効いた声を聞いて、相原はスゴスゴと保健室から出ていった。
「外で待ってますから、検査終わったら教えて下さいね」
「はいはい、わかったから」
手で追っ払う仕草をする。
相原が外に出たのを確認すると、
「それじゃあそこの椅子に腰掛けて」
と綾野に椅子に座るよう命じた。

04-581 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:51 ID:oVu6vjjJ
「入っていいわよ」
保健室の中から飯島の声がしたので、相原は部屋の中に入った。
「どう……でした?」
検査の成果を飯島に聞いてみた。
「う~ん、詳しいことは大きな病院に行かないとわからないけど、今私が検査した結果では、綾野君の体は完璧に女の子になってるわね」
「完璧ですか」
「うん。ド完璧」
相原は綾野の顔を恐る恐る見てみる。綾野本人は当に諦めが付いてたのか、さほどショックは受けてない様子だった。
「女になってしまった理由の方は?」
「さっぱりよ。そもそもこんな短時間で性別も肉体も変化すること自体、自然物理をまったく無視してるし、こういう病気があるという話も聞いたこと無い」
お手上げといった感じに飯島は手を上げた。
「ごめんね、綾野君。力になれなくて」
心底申し訳なさそうな顔して綾野に謝った。
「謝らないで下さい。多分こういう結果になるだろうなって俺も思ってたし」
「本当、ごめん」
飯島が深々と頭を下げて謝るので、綾野は焦ってしまった。
「それで、これからどうするつもり?さらし巻いてたけど、女であることをずっと隠して過ごしていくつもり?」
「ええ。昨日相原先生に相談して、パニックになるといけないし顔や背格好はそんなに変わってないから、しばらくは女になったことは黙っておこうって。もしかしたら男に戻る方法が見つかるかもしれないですしね」
「なるほど。いきなり『女の子になりましたー』じゃ問題起こりまくるかもしれないわね。それに……」

04-582 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:54 ID:oVu6vjjJ
目を細めて綾野の体を上から下へと流し見る。
「女だって言われても全然違和感が無いと言うか、ちゃんと化粧や女の子の格好したら絶対可愛くなりそう。っつーかなる。男子生徒なんか確実に黙ってないわよ」
可愛いと単語に過剰に反応して赤くなる綾野。
「あら?照れてるの?カ~ワイイ~」
「あ……う……」
もじもじする綾野がまたなんとも可愛らしい。
「あんまり綾野を苛めないで下さいよ、飯島先生」
相原が助け船を出す。
「あまりにも可愛いらしい反応見せるもんで、つい」
言って飯島は舌を出す。
「やれやれ」
呆れる相原にコホンと咳を一つすると、綾野の方に振り返って、
「それはそれとして、女の子の体になってるんだから、せめて下着ぐらいは変えておかないとね。さらしも本当は胸を圧迫させて形を崩すからおすすめしないんだけど、家にいる時ぐらいはブラジャーを着けておきなさい」
「はあ……」
綾野は気の無い返事を返す。
「あと生理用品も揃えておく必要があるわね」
「はっ?」
自分でも間抜けな声を出したと理解出来た。
「俺、生理来るんですか?」
「来るわよ。さっき相原先生に言ったでしょ。完璧な女の子になってるって」
目の前が暗くなる。
女になったことを今さらどうこう言う気は無い。
昨日の夜、嫌なくらい痛感したから。
でも生理って何?

04-583 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:56 ID:oVu6vjjJ
正常な女の子ならあって当たり前のことだけど。
俺にもやって来るのか?
それって即ち子供を作る体になっていく?
子供?
子供って何だ?
俺は種を与える側から、受ける側になったわけ?
「お、おい!綾野!」
今からおっぱいあげますねー。
誰のおっぱい?
俺のか!
うわー、ホームドラマみたいな絵が浮かんできた。
エプロンつけて料理して。
良い奥さんだな、俺。
って違うよ!
「綾野君!?」
はーい、あなた、行ってきますのキス。
誰の奥さんしてるんだ。
そもそもなんでこんなイメージが涌き出る?
お前も口を突き出すな!
相原先生!?
俺の旦那さん相原先生!?
意味わかんねえ。
薄れる意識に相原と飯島の声が遠くから入ってくる。
顔を引きつらせながら綾野は倒れていった。


ーー案外気が小さいんだね。
『声』が聞こえた。
ああ、お前か。
ーー随分と落ち着いて、気味が悪いな。

04-584 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 01:58 ID:oVu6vjjJ
お前なんだろ。俺を女にしたの。
ーー当たってないけど間違いでも無い。
どういう意味だ?
ーー女に『した』んじゃない。女に『戻した』んだ。
戻した?
ーーうん。戻した。
俺は生まれた頃から男だぞ。戸籍も男だ。
ーー事実が全て真実とは限らない。
何を隠している。
ーー隠してなんかいない。今はまだ喋る時じゃないだけ。
喋るその時は何時やって来る?
ーー近からず遠からず。
いい加減だな。まあ、良いや。他にも聞きたいことがある。
ーー何?
お前は誰だ。
ーー僕は君だよ。そして君は僕だ。
ふざけてるのか?
ーーふさげてなんかいない。僕を事実を述べたに過ぎない。
事実が全て真実とは限らないんじゃないんだろ?
ーー痛いところを突くね。
『声』が笑う。
ーーそれも含めて全てを知る日が来る。
遠くなる『声』。
最後にもう一つ聞きたい。
ーーなんだい?
お前の姿を見せてくれ。
ーー君はもう僕の姿を見ている。

ーー言っただろ。僕は君で、君は僕だって。
消えゆく『声』が具現化していく。具現化した姿は男の綾野。

04-585 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 02:03 ID:oVu6vjjJ
ーー時間だ。もう僕は帰るよ。
待ってくれ!
綾野は『声』の主を掴もうとするが、伸ばした手は体を擦り抜ける。
ーーまた……ね。


ゆっくりと目が開いていく。
「あっ、おはようございます」
心配そうに顔を覗く相原と飯島に、目覚めの挨拶をした。
保健室のベッドの上。保健室の天井。昨日見た光景だ。
「2日連続で倒れるとは思ってもいなかったよ」
安心した相原が軽く毒を吐く。
「俺が倒れてからどれくらい時間経ちます?」
「10分程度よ。1時限目が始まってちょっと経ったぐらい」
「そんなもんですか」
長い間『声』と話してた感じがした。
「綾野君、生理のことショックだったの?」
飯島に問われ、言葉が詰まる。
「昨日まで男の子だった綾野君には実感はないと思うけどね、生理は女の子にとってとても大切な現象なの。子供を作る体にするために。綾野君の体にいつ訪れるかはわからない。
だけどもし生理が来た時はしっかり真正面から受け止めて欲しい。あなたのためでもあるし、先生からのお願い」
飯島の目が酷く優しい。
「心配?」
綾野と飯島の額がぶつかった。
「女になったことは受け入れてます。でも自分の体が子供を産む体になっていくというのが、そのイマイチ……」
「今はまだ理解出来なくてもいいわ。ただ覚悟はしておいて」
「覚悟……」

04-586 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 02:05 ID:oVu6vjjJ
腕を綾野の後頭部に回し、自分の胸の中に抱く。飯島のふくよかな胸が綾野を落ち着かせる。
「安心しなさい。女の先輩が色々教えてあげるから」
何を思ったか綾野は真っ赤になる。
「何考えてるんだ?綾野」
相原に突っ込まれて、綾野は飯島の胸から顔を離した。
「いや、なんにも」
照れる綾野を見て、相原は思う。
(心配……無いな)
「2時限目から出られそうか?」
「は、はい」
「クラスの連中、心配してたからな。何かと聞かれることがあると思うが、適当に流しておけ」
「わかりました」
「特に西山と荒井屋の二人が、五月蝿く聞いてきそうだから気を付けて接しろよ」
西山と荒井屋というのは、綾野のクラスメイトで友人だ。
「あいつ等勘鋭いからな」
二人の顔を思い浮かべると、苦笑いした。
「ほら」
ベッドから下りる綾野に、相原が手を貸す。相原の手を掴んだ綾野の脳内に、倒れる瞬間に見たイメージがフラッシュバックする。
新妻の自分。
夫の相原。
行ってきますのキス。
「うわっ!」
相原を手を弾くように跳ね飛ばした。
「な、なんだ?」
「あっ……………………すみません」
行ってきますのキス。
……………………何これ?

04-587 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 02:09 ID:oVu6vjjJ
今回はここまでです。
しかし書けば書くほど終わりが遠のいてる気が。orz

ほんだし様、☆様、お二人とも乙です。
スレの活性化のために、お互い頑張りましょう。

04-588 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/27 08:17 ID:a/nwsxQX
一部訂正。
>>584
事実が全て真実とは限らないんじゃないんだろ?
          ↓
事実が全て真実とは限らないんだろ?

でした。どんな言い回しやっちゅーねん。

04-589 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:23 ID:VIJoGY65
>>太夜叉様
 大量UPお疲れ様です。なるべく多くの人に楽しんでいただける
ようにガンガってネタ考えます(・∀・)

 と、言う訳で昨日の続きドゾー

04-590 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:26 ID:VIJoGY65
「んん・・・ふぅ・・・んぁ」
 自然と舌が動く。和久の口の中を動き回る。気持ちいい・・・。
「んぐ・・・こら、離れんかい!」
 和久に強引に引き剥がされてしまった。残念。気持ち良かったのに。
「和久ぁ~」
 顔を和久の胸に摺り寄せる。なんだか安心する。
「桜子!お前も悪乗りし過ぎや!」
「あ~ら和久。そんな事言ってまんざらでもないくせに」
 桜子の手が身体を這う。痺れるような感覚が心地良い。
「アホか!エエ加減にせんと・・・」
「あん・・・桜子・・・そこ、気持ちいい・・・・・・」
「うぅん、辰実ちゃん可愛い。いっつもこれくらい素直だと良いのにぃ」
「辰実!お前も正気に戻らんかい!」
 和久のシャツを素早く脱がしそのまま深く抱き付く。も、どうでも・・・いいや。
「和久温かい・・・」
「こらアカン。ノリ!起きろ!俺一人じゃどうにもならん!!」
「ぐー」
「後生や~!起きてくれ~!!」
「ぐーぐー」
「気持ち良く寝てる人を起しちゃダァ~メ。辰実ちゃん、よろしく~」
「ん・・・和久・・・」
「アカン!辰実・・・んん!!」
 和久の口を自分の口で塞ぐ。桜子の言いたい事が何となくわかった。

04-591 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:29 ID:VIJoGY65
「よくできました~。ご褒美」
「んふっ!うぅん・・・」
 桜子の手がブラジャーを上にずらして先端の突起を摘む。全身に電気が走った。
「敏感なんだ・・・ん」
 桜子の舌が胸を這い、ゆっくりと先端を口に含み甘い噛む。
「ふあぁ!・・・桜子ぉ・・・気持ちいいよぉ」
 脳みそが蕩ける。胸の奥が切ない・・・。ショーツの奥がじん・・・と疼く。
もじもじと太股を擦り合わせ、自然に手が秘唇ヘと伸びる。
「あん、まだダメよ辰実ちゃん。我慢我慢♪」
 桜子がその腕を掴む。
「さくらこぉ・・・」
 潤んだ目で桜子を見つめる。太股を液体が伝う感覚がする。じれったい・・・。
「もぉ、辰実ちゃんったら」
 その液体を桜子の指がすくう。それだけでぞくぞくと背筋が震える。
「ほら、辰実ちゃんのエッチな汁よ」
 指の間がキラキラと糸を引いている。
「私・・・の?」
 自然と『私』と言う言葉がでた。
「そう。はい、あ~ん」
「んん・・・んく・・・ふあ」
 抵抗なく桜子の指に付いた愛液を舐め取る。ショーツの奥からさらにトロトロ
と液体が出てくるのがわかる。お腹が熱い・・・。
「うふふ。今の辰実ちゃんホント可愛い」

04-592 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:31 ID:VIJoGY65
「はぁはぁ。こ、これ以上はホンマにアカン。こうなったら・・・」
「辰実ぃ!こっち向け!」
「ほえ?・・・んん!」
 チュウハイの缶が口に押しつけられる。甘苦いような弱い刺激のある液体が
喉を滑り落ちて行く。
「ん・・・ん・・・ぷはっ」
 視界が明滅する。急速に意識がまどろんで・・・・・・い・・・く。
「ちょ、ちょっと辰実ちゃん!?これから良い所なんだから寝ちゃダメぇ!」
「お前もエエ加減にせぇ!」
「もう!和久のバカちん!せっかく良い所だったの・・・に・・・うっ」
「な、なんや!?桜子大丈夫か?」
「・・・きもちわるい」
「どわーーー!アカン!ここで出すなーーーー!!」
「ダメ、吐く吐く」
「アカンて!辰実!抱き付いたまま寝るなー!!動けん!!!」
 なんか騒いでるけどもうわかんないや。すごく・・・眠い・・・・・・。

04-593 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:32 ID:VIJoGY65
「・・・あ、頭痛てぇ・・・」
 時計を見る。時間はすでに昼近く。頭がずきずきと痛む。うっ・・・酒臭い。
「・・・え~っと」
 部屋を見回す。半裸の桜子が倒れている。ベットでは幸せそうにノリが寝て
いた。二人共酔いつぶれたんだっけ?
「へっくちっ!」
 クシャミをして自分が和久に抱き付いていたのに気が付く。
「な、何で!?」
 昨日の事はあまり覚えていない。確か和久と桜子に強引に酒を飲まされて・・・
それから・・・。
「あたたたた」
 酷い二日酔いだ。頭が割れそう。なんかとんでもない事があったような気が
するんだけど思い出せない。
 とりあえず和久から離れよう。今俺、顔真っ赤だよな。酒のせいとかじゃなくて。
「ん・・・ふわぁ~。おう、おはよう辰実」
「ああ、ノリおはよ」
「・・・なんで皆死んでんの?」
「・・・さぁ?」
 こっちが聞きたい。

04-594 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:34 ID:VIJoGY65
「辰実、ちょっとちょっと」
「なに?」
「・・・胸」
「胸?」
 ・・・・・・服着てない。って言うかブラジャーまでしてない。
「何で!!??」
「何でと言われても俺は知らん。起きたらお前パンツ一枚だった・・・うげっ!」
「先に言え先に!」
 胸を隠しながらノリに向って近くにあった缶詰の缶を投げ付ける。思いっきり
顔に当たってしまった。すまん。
「う・・・」
 ショーツがごわごわになってる気がする・・・。あぁ、なんか嫌な予感。
俺達が騒いでいたせいか和久と桜子がもぞもぞと動く。
「んん・・・辰実ちゃんおはよう。昨日は可愛かったわよぉ。・・・だめ、気持ち悪い」
「あ、悪夢や・・・あれは悪い夢や」
 それだけ言うと二人共倒れてしまった。
「・・・???」
 本当に何があったんだろう・・・。聞くのが恐い。

04-595 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/27 16:36 ID:VIJoGY65
以上!
短いです仕事(バイト)が忙しいです冷蔵庫が壊れましたギャース

マッタリお願いしまつ(´・ω・`)

04-596 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 16:54 ID:CBB5ntlG
両者とも乙andグッジョブ!!
できれば両方とも長く続いていって欲しいものですね。
そしてほんだし殿エロ展開ちょっとキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>>胸を隠すように
(;´Д`)ハァハァ

04-597 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 17:04 ID:KJYYEJ+h
ほんだし氏

たまーに、セリフが混在するのが辛いなぁ・・・
1対1の時はなんとかわかるんだけど、それが
「A(男)」
「B(女)」
「C(男)」
「D(男)」
の時、

「A」
「C」
「B」
「D」●
「D」●
「B」
「A」●
「A」●
「C」

だと、もうわかんない。
地の文が無い時(セリフが連続する時)とか、同じ人間の続きのセリフでも「」分けちゃうと混乱する。
何が言いたいかと言うと、

続き楽しみにしてますガンガレ!

04-598 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 17:06 ID:KJYYEJ+h
>596
下げれ

ここではsageない人は信用度低いよ?
少なくとも私は信用出来ない(他の人はどうか知らない)

04-599 :596:04/06/27 17:31 ID:Z9dJvyo1
>>598
スマンッスorz
うっかりケータイでカキコしてしまいますた。

04-600 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 17:54 ID:Ybucx3aK
>太夜叉 さん乙です。
こーゆーのだったら綾野と飯島で女同士で子供作ってほしいです。

04-601 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:08 ID:Dfi4wEHL
>>600
書くのは我々ではないので、ここは黙って見守りましょう。
希望するなら自分で書く事をお勧めします。

ほんだしさん、太夜叉さん。乙!!
面白いっす。

04-602 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:29 ID:/6CwxANz
>>601
感想の延長線上で
こういうのがいいのではないか、とのカキコもいいんじゃないですか。
私としても女同士で子供つくる技術は興味あります。

04-603 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:33 ID:tyNMk0BH
>ほんだしはん
エロエロでイイ!!っす
>太夜叉さん
しんみりしてこちらもグー!!

04-604 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:38 ID:pVGUqO7i
漏れ的に601には賛成だけど?
>>602
展開を決めるのは書き手さん。
それに話の流れ的に無理がある希望は止そうな。
だから、そういうのがいいなら自分で書きなさい。

04-605 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:22 ID:LBZuTNaX
レズスキーは荒らしなので、放置しときましょう。

ほんだしさん、スラップスティックな展開で面白かったです。雑音に惑わされず、思うとおりに書いてください。応援してます!!!

04-606 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:42 ID:RHOavTbu
結局女同士で結ばれたミカエル計画の例があるし。

04-607 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:47 ID:Ny/eCoRA
荒らしは帰ってね

04-608 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:15 ID:PA1W6pfI
俺的には602に同意だが。
>>604
>>605
>>607
感想を妨げるのはやめような。
それに話の流れを言うなら
「もともと女好きのキャラを男とくっつけるのが無理ありすぎ。
女好きだから女とくっつけるのが自然の流れだろ」
となっちゃうな。

04-609 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:23 ID:Ny/eCoRA
自演っぽさ全開だがw まあ、妨げているのはお前。納得出来ないなら来るなよ。

04-610 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:31 ID:PA1W6pfI
>>609
ちなみに主語を入れ替えればこんな文ができるんだな。
「俺の感想、発言に納得できないなら帰れ」
てな風に。

04-611 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:32 ID:5HTX+oM9
とりあえず正論も煽りもまとめてスルーしときますね。職人さんgj。

04-612 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:52 ID:BQPdgHvi
一部変な人が混じっているみたいですが・・・。

611さんに続き私もあえてスルーで。。
書き手さん方、激しく続き待ってます!
面白かったー!

04-613 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-614 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-615 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:07 ID:XyTVwVAE
こんどはコピペ厨か。
なんでもいいけど自分の言葉を持っていないのだろうか。

04-616 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:17 ID:X9Zal9N4
レズスキーって画像版も荒らしているんだよね。
誰かIP探ってくれないかなぁ

04-617 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:30 ID:tyNMk0BH
職人さんガンガレ
ここのSS全部好き

04-618 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 22:33 ID:XyTVwVAE
>>616
意味不明の悪口をいうなら議論スレへ
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/4613/1087311131/

04-619 :名無しさん@ピンキー:04/06/27 23:09 ID:qLbWOckS
太夜叉氏

SSの、
「ーー案外気が小さいんだね。」
とかの「ーー」って、
本当は「――」にしたいのでは…?

なんか、その、視線がひっかかるてゆーか、流れがつまずくってゆーか。
辞書登録しておくと楽ですよ?

04-620 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:03 ID:0Srfx3BG
────の方がいいと思うよ。

04-621 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-622 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-623 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-624 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-625 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-626 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-627 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/28 00:42 ID:gmXj8mUP
>>619 >>620
ご指摘どうもありがとうございました。
辞書登録しておきました。
自サイトのまとめページの方も修正したので、また何かお気付きの点がありましたら、ご指摘よろしくお願いします。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/2497/forte.html

あと今作のタイトルは、『教科書に載ってない人生相談』にしました。
第5話は明日投下予定。

04-628 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:54 ID:T7bHsPRn
2chブラウザ(俺はJane)のNGワードに"投稿日:04/"を指定したら
コピペが消えてかなりすっきりした。お勧め。

04-629 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 00:58 ID:WQa/i/+p
>>628
反応するなボケ

04-630 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 03:08 ID:XX1LYZTH
いい加減、削除願いか、コピペ・荒らし報告を出さないか?
荒らしにIPを見られるのはムカつくので、●もちで串を使って
削除板や運営板に書き込出来る人にお願いしたい。
>>621-626は、はっきり言ってやり過ぎだと思う。 

04-631 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 03:20 ID:o80iPLkj
おもいっきりスッキリだなw

04-632 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 05:47 ID:ulhnIRim
>630
だったらコピペ荒らしに対してレスアンカーをつけないように。
削除が出来なくなる。

04-633 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 08:47 ID:qk+KNO63
>>629
放置しろ

04-634 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 18:57 ID:9cOkJt6G
アムドライバー面白かったー(゜∀゜)ムッハー
『やっちゃる度』高けぇなジェナス。

と、言う訳でSSドゾー

04-635 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 18:59 ID:9cOkJt6G
「辰実ちゃ~ん。上がったわよ~」
「おう」
 桜子が風呂から出てくる。
「って服を着ろ服を!!」
 慌てて顔をそむける。桜子のやつ。なんでショーツ一枚で出てくるんだよ。
胸は首からかけたタオルで辛うじて先端だけが隠れている状態だ。むぅ、でかい。
「いいじゃない。女の子同士なんだし」
「俺は中身男なんだって!」
「あん、照れちゃって。可愛いんだから」
「あのなぁ・・・」
 ぼりぼりと頭をかく。しょうがない、とりあえず俺も風呂に入ろう。酒臭く
てたまらん。
「もういいや。俺も風呂に入るから覗くなよ」
「えー、ケチ~」
「覗く気だったのかよ・・・」
 あ、頭が痛い。
「いいから服着ろ。バカ」
 脱衣所の扉を閉める。・・・念の為鍵をかけておくか。そう言えば男の時は
風呂の鍵なんて閉めた事なかったなぁ。
「さて、和久達が帰ってくるまでに洗っちゃうか」
 和久とノリは飯の買出しに出かけていた。あれから2時間ほど全員腐ってい
たが、空腹には勝てず2人は買い物にでかけた。その間に俺と桜子は風呂に入
る。と言う事になっていた。

04-636 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:00 ID:9cOkJt6G
「ふぅ・・・あれ?」
 服を脱いでふと身体を見てみると所々赤くなっている。
「あれぇ~?酒が悪かったかな?」
 赤くなった場所をさする。アレルギーなんて無いはずなんだけどな。
「ま、いっか」
 少しごわつくショーツを脱ぐ。おもらしじゃないよな・・・。最後にみつあ
みを解き風呂場に入る。
「あ~、気持ちいい」
 シャワーが全身を打つ感覚が心地良い。これも男の時とはちょっと違う。男
の時でも確かに爽快感はあった。だけど今の身体が感じる感覚は少し違う。
「う~、頭がまだ痛い」
 結局、和久と桜子は昨日の夜何があったのか教えてくれなかった。和久は疲
れたように笑うと『覚えてないならもうええねん』と言って桜子は意味ありげ
に含み笑いをするだけだった。
「それにしても酔ってたとは言え和久に抱き付いてしまうとは」
 ・・・何か他にもあったような気がする。必死に思い出してみる。
和久に抱き付いたのは・・・うん、まぁおぼろげに覚えてる気がする。その後・・・。
「う、うそ・・・」
 顔が真っ赤になる。断片的にだけど思い出した。いや、思い出してしまった。
「わー!嘘だ!」
 その場にへたり込む。シャワーが音を立て続けている。
「お、俺。和久にキスしちゃった・・・」
 声に出してさらに顔が真っ赤に燃え上がった。
「酔ってたとはいえ・・・不覚」

04-637 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:03 ID:9cOkJt6G
 うぅ、自己嫌悪だ。それにしても桜子のやつ。ここぞとばかりに人に色々し
てくれたな。
「この赤いの・・・桜子のキスマークかよ」
 胸にある赤い痕に指を伸ばす。そのまま無意識にさすっていた。
「ん・・・」
 それだけの事でぞくっと背筋が震えた。
「ふ・・・あん」
 ゆっくりと手に力が入る。我慢できない・・・。
「あっ!あぅ・・・んん」
 止めなきゃ。と思っても手が止まらない。
「ダメ・・・気持ち・・・・・・いい」
 胸の先端が固く尖っている。そこを少し強めに摘んでみる。
「んあっ!はぁん・・・も、もっとぉ」
 理性が崩れて行くのがわかる。それでも桜子に気付かれないように必死に声を殺す。
(もっと・・・気持ち良くなりたい)
 右手が股間に伸びる。ゆっくりと優しく触る。
(濡れてる)
 意識して初めて触るそこは男のものとはまったく違っていた。ぬるぬるとした水とは
違う液体があふれ出ている。
「あくっ!・・・はぁん」
 肉の割れ目に指が潜り込んで行く。男の時の自慰行為とは全く違った快感が
下半身から駆け上ってくる。

04-638 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:06 ID:9cOkJt6G
「あああっ!くぅ・・・ん」
 ゆっくりと掻き混ぜる。全身から力が抜けていく・・・。
「ダメ・・・ダメぇ」
 胸を揉みしだく左腕でブレスレットがチャラチャラと音を立てる。
「はぁはぁ・・・あぅっ!」
 割れ目の上の方に付いている突起をゆるゆるといじる。今まで以上の快感が背骨に走る。
(これが・・・クリ○リス・・・)
 自分の身体に慣れてきたのか指の動きがエスカレートしていく。頭が霞みが
かったようにぼやけて一つの事しか考えられない。
(もっと・・・もっとぉ・・・!)
 突起を少し強めに押してみる。
「うあっ!?はあぁぁん!んんん・・・くぅ」
 男の時の刹那的な快楽とはまったく違う全身をゆっくりと蹂躙されるような
快楽。胸の奥が切なくなる。
クチュッ、クチュ、チュク・・・。
 粘着質の高い水音が聞こえる。それだけで自分が高まって行く。
 足に力が入り、身体の奥から液体が噴出する。頭が真っ白に・・・なる・・・。
「んあっ!ダメっ!い、イクッ・・・!!」
 頭の中で火花が跳ね回る。全身がつっぱる。最後の理性で大声を上げそうに
なるのを何とか我慢した。
「は・・・・・・あぁ・・・ん」
 ついに身体を支える力も抜けてグッタリと倒れ込んだ。

04-639 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:08 ID:9cOkJt6G
「はぁ・・・はぁ・・・」
 力がまったく入らない。身体が熱い。
「はぁ・・・はぁ・・・。俺、いっちゃったんだ・・・」
 倒れた身体にシャワーが当たり続ける。それさえも火照った身体にぴりぴりと刺激が走る。
(ついに・・・この身体でオナニーしちゃった)
 ちょっと涙がでた。何となく越えちゃ行けない一線を超えたきがした。
(気持ち良かったな)
 頭がボーっとする。こんなに余韻が残るなんて思わなかった。
『辰実ちゃ~ん、そろそろ和久達帰ってくるわよ~』
「うわわっ!す、すぐ出るから!」
 桜子の声に飛び起きる。危ない、バレてない。
「あ・・・・・・」
 股が大量のぬるぬるで濡れていた。
「・・・身体洗おう」

04-640 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:09 ID:9cOkJt6G
「たっだいま~」
「買ってきたで」
 和久とノリがコンビニの袋を抱えて帰ってきた。
「お帰り~。ちゃんと買ってきた?」
「・・・・・・」
 昨日の事を思い出してから何となく和久の顔を見るのが気まずい。
「辰実、どないしたんや?」
「ん?あ、え~っと・・・」
 イキナリ話しかけないでくれぇ。うあぁ、顔が真っ赤になる。
「和久、ちょっと」
「何や何や?」
 座りかけていた和久を捕まえて台所まで連れて行く。
「あ、あのな和久。昨日は何て言うかその・・・すまん」
「何や。思い出してもうたんか」
 和久がぽりぽりと頭をかく。
「酒に酔ってたとは言え・・・お前にその。き、キスなんて」
 うぅ、顔から火が出る。
「まぁ、気にすんな。無理やり酒飲ませた俺等も悪かったんや。それにしても
まさか辰実が酔っ払うとあんなんなるとは思わんかったで」
 そう言うと和久は俺の頭を撫でた。何となく気持ち良くて目を細めてしまう。
「和久・・・お前最近やたら頭撫でてくるな」
「ん?あぁ。なんか丁度ええ位置に頭があるもんやさかいついな」
 和久が俺の頭から手を離して手の平をじっと見る。

04-641 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:11 ID:9cOkJt6G
「いややったか?」
「そ、そんな事無い・・・けどさ」
 絶対顔が燃えてるよ、これ。なんで俺こんなに照れてるんだ?
「そらえかった」
 和久はニッコリ笑うと再びぐりぐりと頭を撫でる。
「ん・・・」
 何か落ち付くんだよな。
「かぁ~ずぅ~ひぃ~さぁ~」
「熱いなお前等」
「の、ノリ!?桜子!?」
「なんで覗いとんねんお前等?」
 ノリと桜子が扉の隙間からじーっと覗いていた。慌てて和久から離れる。
「ちょっと和久!抜け駆けは許さないわよ!」
「見てるこっちが恥ずかしくなるぞ。お前等」
「ばっ、違う!そんなんじゃない~!」
「・・・何の話や?」
 幸い和久はまったく解かってないようだけど・・・。まいったなぁ。

04-642 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/28 19:12 ID:9cOkJt6G
本日は以上。しばらくエロが続きます(゜∀゜)

次は海だ!やっちゃるぜ!!

04-643 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 19:44 ID:TVdOA4Iu
ほんだしさん絶好調!!
エロエロたのんまっせー!

04-644 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 20:43 ID:yNMYrX46
GJ!!
このSSマジドツボっすわ。
(;´д`)ハァハァ

04-645 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:31 ID:QoX8KYLR
ほんだし殿、(*゚ー^)b<GJ

やば!テンポ良すぎ。
久しぶりにツボにはまりました。

04-646 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 21:53 ID:AJ4eZrRL
>>642
やっぱ上手いなぁ~。

04-647 :◆PETORIs7YU :04/06/28 22:29 ID:O+zDqzQe
>642
GJです。
正直こういう明るいノリの作風がうらやましい

04-648 :名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:06 ID:QoX8KYLR
鶏 氏ハケーン。

姉妹スレに戻ってくださいよ~!
続きのSSが気になります。

04-649 :◆PETORIs7YU :04/06/29 00:22 ID:oUMHhGUy
>648
CASEシリーズはこのままフェードアウトさせる気はありませんので書き上げたら投下します
ただ・・・・エロに持っていく自信が・・・
たとえば出張で東京に行く時に痴漢にでも・・・・
スレ違いですまん

04-650 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-651 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-652 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:05 ID:j+sAP58B
>>650
>>651
コピペやめろ

04-653 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:26 ID:+nqy3LGO
だから反応しちゃダメだってーのに・・・

04-654 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:00 ID:/r7zZ90V
『教科書に載ってない人生相談』第5話が書けましたので、投下します。
エロリ分ゼロでまったくもって申し訳ありません。orz

04-655 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:03 ID:/r7zZ90V
>>586

1年C組。1時限目、英語の授業中。
西山香奈(にしやまかな)は、斜め前に座る荒井屋光太郎(あらいやこうたろう)の背中を指でつついて、小声で話かける。
「ねえねえ、光ちゃん」
「なんだよ。授業中だぞ」
渋い顔をする光太郎に構わず、続けて話す。
「昨日、あやのんの家に行った?」
「さっちんのとこか?行こうと思ったけど、相原先生にゆっくり休ませるよう言われて行かなかったよ」
綾野のことを、香奈は『あやのん』、光太郎は『さっちん』と呼んでいる。
香奈と光太郎の二人はお互い幼稚園からの幼馴染みで、綾野とは中学の2年の時、クラス替えで同じクラスになった際に知り合った。
最初人見知りをして友達を作らなかった綾野だったが、人懐っこい香奈と周りの雑音を気にしない光太郎が、何かと一人ぼっちの綾野を気にかけ、気付いたら友達になっていた。
それ以降、綾野は他の人間にも心を開いていき友達を作っていったが、結局付き合いが続いたのは香奈と光太郎の二人だけである。
必要以上にプライベートに近付かず、かと言って離れ過ぎない微妙な間合いが、友達としての関係を続かせていた。
「香奈は行ったのか?」
顔を前に、視線のみ香奈の方を向いて聞く。
「あたしもコンビニのバイトがあって行けなかったー」
頬杖をついて残念そうに嘆く香奈。
「あやのん、どこか悪いのかなー。今日休みっぽいし」
昨日綾野が倒れた時は、ショックで口から心臓が飛び出すかと思った。
「こんなに心配になるなら、バイト休んでお見舞い行けば良かった」
言うと口を尖らせた。
「綾野君なら、今朝見かけたよ」
香奈の後ろの席の女生徒が声をかける。

04-656 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:06 ID:/r7zZ90V
「えっ!本当?」
「コラ!そこ!何お喋りしてるんだ」
つい大きな声を出してしまい、英語の教師に怒られてしまった。
「す、すみませ~ん」
怒られ香奈は体を縮める。
「アホ」
光太郎は香奈には聞こえない程度に、毒づいた。
「それで、あやのんが今朝学校来てたってのは?」
今度は先生にバレないよう、気を付けて喋ってみた。
「うん。朝部活やってたら、綾野君が相原先生の車に乗って学校に入ってくるの見たよ」
「相原先生の車?」
相原自慢のクラシックカーを思い出す。
「8時過ぎぐらいかな。こんな早い時間になんだろう?って」
「わざわざ相原先生に車で送ってもらうなんて、まだ具合良くないのかな。教室には来てないし、どこいっちゃったんだろう」
頬を膨らませる香奈。
「保健室にでも行ってるんじゃないか?それか体調が芳しく無くてやっぱり家に帰ったか」
光太郎が答える。
「う~ん、気になるよ~」
英語の教科書を頭に被せ、机の上に突っ伏す。
「あやのん、私がいないと何にも出来ないし~」
それはお前の方だろう。
光太郎は呆れ顔で、心の中で突っ込みを入れる。
「もしかして悪い病気にかかってるのかな~」
知っているだけの病名が頭に浮かぶ。
「は~、心配だなあ」
窓の外をボケーッと見惚ける香奈に一つの影が迫る。
「おい、香奈」

04-657 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:08 ID:/r7zZ90V
光太郎が声をかけるが、香奈の耳には入らず。
「変な病気とかじゃなきゃ良いんだけど」
「香、香奈」
後ろの女生徒も声をかける。
「もしものことがあったらどうしよう」
「とりあえず今は自分を心配する方が先じゃないのか?」
頭の上から声が聞こえた。
「私は何の問題も無いよ~って、あれ?」
頭の上の教科書が外される。ゆっくりと視線を上げてみれば、そこには笑顔でたたずむ英語の教師。ちなみに目は笑っていない。
「あはは、先生、どうされたんですか?」
もう笑うしかない。
上から見下ろす英語教師。
香奈は肩をガッと掴まれ、
「西山~、先生な、とっておきの問題を用意してあるんだ。俺のつまらない授業で退屈にさせてしまったお詫びに、特別に西山に解かせてあげるよ」
などと先生から熱いお誘いを受けた。
「ありえないとは思うが、まさか解けないなんてことは無いよな」
香奈はガチガチの理数系のため、英語は大の苦手なのだが、もちろんこの英語教師は承知の上で語っている。
「イヤだな~、先生。解けるに決まってるじゃないですか~。アハハハハハハハ」
自分で逃げ場を無くす罠。
「そうかそうか。先生、優秀な生徒に恵まれて嬉しいぞ」
バシバシと背中を叩くので、香奈は顔を痛そうにしかめる。
「アホだ……」
光太郎はご愁傷様といった感じに手を合わせた。
数分後、半泣きで謝り倒す香奈の姿があった。

04-658 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:10 ID:/r7zZ90V
足が動かない。
綾野は自分の教室の前で一人立っていた。
そろそろ中では1時限目の授業が終わる頃だ。
さっき香奈の泣いて謝る声がしたが、今は聞かなかったことにする。どうせまた何かやらかしたに違いない。
足を再び動かそうと力を入れる。
やっぱり足は動かない。
ついでに言えば手も動かない。
ドアを開けようにも指一本動く様子が無い。
もし女になったことが知られたらどうしよう。
その考えが頭を何度も巡った。
皆が相原先生や飯島先生みたいに受け入れてくれるとは限らない。
奇異の目で見る人間も少なからずいるだろう。
怖い。
指の先がかすかに震える。
一番怖いのは光太郎と香奈にバレた時、どう思われるかだ。
友達と呼ぶ人間は何人もいる。しかし親友と呼べる人間は光太郎と香奈の二人だけ。
昨晩二人にではなく相原に電話したのは、相原に惹かれているという理由も挙げられるが、二人が自分が女になったことで、離れてしまうではと恐れていたこともあった。
バレるわけにはいかない。
隠し通さなければ。
今一度意志を確認すると、大きく深呼吸して教室のドアに手をかけた。
キーンコーンカーンコーン。
授業終了のチャイムが鳴り響く。
自分がドアを開けるより先に中から開かれた。出てきたのは香奈の顔。
「あー!あやのん!」

04-659 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:13 ID:/r7zZ90V
五月蝿い。
近距離で大声を出され、耳を塞ぐ。
「心配してたんだよ~」
香奈に抱きつかれる。
「死んでなくて良かった~」
勝手に殺すな。
苦しいので香奈をどかそうとするも、強く抱き締められなかなか離れない。
体のことがバレやしないかとドキドキする。
「アホ、さっちん嫌がってるだろう」
「痛っ!」
香奈は後ろからやってきた光太郎に叩かれ、綾野から引き離された。
「よお、さっちん。体はもう平気なのか?」
光太郎は香奈を羽交い締めした状態で、綾野に聞いてきた。
「う、うん」
恐々と返事をする。
「ん?さっちん、声が変だぞ」
来た!
予想していた突っ込みが飛び、綾野は硬直する。
「喉をちょっとやられてね。当分治らないって医者に言われたよ」
前もって用意しておいた返事を返しておいた。
「そうか。そいつは大変だな。早く治ると良いな」
チクン。
胸が痛む。心配してくれる親友に嘘を付いている。
光太郎の笑顔、香奈の屈託の無い表情、罪悪感が増す。
「ねえ、あやのん。痩せた?」
光太郎の腕から抜け出した香奈が、続いて鋭い突っ込みをしてきた。
「な、夏風邪のせいかな……」
ちょっと無理があるか。言ってから綾野は思った。
「ふ~ん」

04-660 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:15 ID:/r7zZ90V
香奈はあっさり納得してくれた。綾野はホッとする。
「朝から来てたみたいだけど、今までどこにいたんだ?保健室で休んでたのか?」
またもやギクリとさせることを聞いてくる光太郎。
「飯島先生に診察してもらってたんだ」
今度は間違ったことは言っていない。何を診てもらったかはさすがに言えないが。
「あやの~ん、飯島先生に変なことされなかった?」
なんでそんな質問が出る。
されたと言えばされたし、されてないと言えばされてない。
「しょ~もないこと聞くな。アホ」
光太郎は香奈にチョップをかまして注意した。
「う~」
頭を押さえて涙目になる香奈。
「光ちゃん、人の頭ポコポコ叩き過ぎ!あとそんなにアホアホ言わないでよ」
猛抗議する香奈の頭をクシャクシャと撫でくり回し、
「だったらもうちょっとアホな行動を慎め」
と小さな子供を相手にしてるみたいに注意した。
二人の掛け合いは、夫婦漫才か、もしくは兄妹のように見える。
「さっちん、昨日の分のノートは俺がとっておいたから、後で渡すよ」
香奈の頭に手を乗せたまま、綾野に言う。
「ありがとう。サンキュー」
光太郎のこうした心遣いはとても助かる。
「んじゃそろそろ2時限目が始まることだし、ひとまず自分の席に座っておこうや」
名残惜しそうに綾野の顔を見る香奈の襟首を掴んで、光太郎は自分の席へとついていった。
(この調子なら、なんとか凌いでいけそうかな)
安心した綾野は鞄を机に掛け、自分の席に腰を下ろした。

04-661 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:18 ID:/r7zZ90V
4時限目の授業を終えた相原は、昼飯を食べるために学生食堂に来ていた。
「今日のランチ、今日のランチ~」
軽い財布を片手に、ホワイトボードに書かれている本日のメニューを覗く。Aランチのおかずは煮カツ、Bランチはサバの塩焼きと冷奴。
「最近肉ばっかり食ってたから、今日は魚にしておこうかな」
などと悩む相原に呼ぶ声がした。
「相原先生」
「先輩~」
横を見れば飯島と、今年教師になったばかりの立木正文(たちきまさふみ)がこっちに歩いて来た。
立木は大学のサークルの時の後輩で、相原が教師になってからはほとんど会うことは無かったのだが、今年の春に新米教師として館町学園にやって来て、2年振りに再会を果たした。
「先輩、何食べるんですか?」
「Bランチにしようと思ってるんだけど」
「僕はどうしようかな~?」
指をくわえてメニューを選ぶ立木。
飯島は相原に近付き、立木に聞こえないように話かける。
「綾野君、どう?」
「綾野?ああ、休み時間に教室行って様子を伺ったが、特にバレている雰囲気は無かったよ」
2時限目後と3時限目後の休み時間に、相原は綾野が心配で様子を見に行っていた。
「そう。だったらいいけど」
ずっと胸の内にあった不安が解消され、ホッとする飯島。
「でもいつまで騙せるかはわからないからな。今後も注意しておく必要はある」

04-662 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:20 ID:/r7zZ90V
「そうね。彼が女の子になってるって知ってるのは、私達二人だけだし、助けてあげなきゃ」
相原と飯島が意志を確認しあう間に、立木の顔が入り込む。
「二人で何怪しい相談してるんですか?」
「うわっ!いきなり顔出してくるなよ、立木」
思わず立木の顔を押し退ける。
「だって二人でこっそり話をしてるんですもん。気になるじゃないですか」
立木は押さえつけられた頬を摩る。
「お前には関係無い話だから気にするな」
「そうそう。立木先生は顔を突っ込んでこないの」
立木は退け者にされてつまらなそうにする。
「僕だけ仲間外れですか~」
不満の声を漏らしたが、突然何かに思いついた顔をしてニンマリと笑みをこぼす。
「あ?なんだ?」
立木は相原と飯島に指を指して、
「先輩と飯島先生って、もしかしてラブラブ?」
「違う!」
相原と飯島は同時に否定した。


Bランチを食べる相原。きつねうどんをすする飯島。カレーにパクつく立木。
三人は自分のメニューを決め、一つのテーブルで囲んで食事をとっていた。
「先輩~、さっきからソワソワとトイレに行きたいんですか?」
「ソワソワなんかしてない」
「してますって」
綾野が気になって浮き足立ってるのは自分でもわかっている。落ち着こうとするも、どうにも体は言うことを聞いてくれない。

04-663 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:23 ID:/r7zZ90V
飯島は落ち着いたら?と目で合図する。
相原はお茶を口に含み、冷静さを取り戻そうとした。
そんな三人に近付く人間が一人。
「おや、仲良し三人組じゃないですか」
黒沢義彦(くろさわよしひこ)。34歳。館町学園で数学の教師をしている。
「ども」
三人は食事をしながら、簡単に挨拶をする。
「相原先生」
「はい?」
「お宅のクラスの綾野ですけど、いい加減窓の外を見るのをやめさせてくれませんかねえ。あんな生徒を許していたら、他の生徒に示しがつかなくて迷惑なんですよ~」
嫌味たっぷりに相原に文句を言う。
「はあ」
「そんなやる気の無い返事を返されても困ります。ビシッと言って下さい。ビシッと!」
正直相原は黒沢が好きでは無い。T大卒か知らないが、やたらと自分の学歴を鼻にかけ、周りの教師や生徒を小馬鹿にしている感じがある。しかも無駄に敵意剥き出しで高圧的だから、出会う人間出会う人間に不快感を与えていく。
飯島と立木も黒沢は嫌いだ。
「聞いてるんですか!?」
「聞いてます、聞いてます。しっかりと注意しておきますんで」
「お願いしますよ。相原先生がそんな調子ですから、枠からはみ出す生徒が出るんです。もっと教師としての自覚を持って下さい」
「わ、わかりました」
言うだけ言うと黒沢は三人から離れる。
(あ~、うっとおしい)
黒沢に見られてないのをいいことに、相原は額にシワを寄せベロを出した。

04-664 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:25 ID:/r7zZ90V
「ああ、あともう一つ」
足を止め振り替える黒沢に、相原はドキッとした。
「先生同士の交流は良いですが、相原先生達のは只のなれ合いで生徒に悪影響与えます。学校内では少し謹んで欲しいですね。それでは」
黒沢の姿が消えると、三人は深いため息をついた。


職員室に戻った相原は事務員の女性に呼び止められた。
「相原先生、相原先生、お電話が入ってます」
「俺に?誰ですか?」
「綾野五月君のお父様のお知り合いの方とか」
「綾野の?」
相原は事務員の持つ受話器を受け取った。
「もしもし。私、綾野君の担任の相原と申しますが」
電話の相手は、ニューヨークで働く綾野の父親の仕事仲間だと言う。
「はぁ。で、用件は何でしょうか?」
電話の相手が早口で語る。
「えっ?よく聞こえなかったんですけど」
もう一度言ってくれるよう頼む。
今度はゆっくりと噛みしめるように話される。
「はっ?」
信じられない言葉が耳を通った。
「綾野の父親が……………………死んだ?」

04-665 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 02:35 ID:/r7zZ90V
ここまで~。
今回の話で、一通りの登場人物を出すことが出来ました。
当分エロリとは無縁の展開になりそうなのですが、さすがにエロパロ板でそれはマズイので、本作の合間合間にエロリメインの短編SSを挟もうかなと考えています。
とりあえず前に問題に出てた、酔っ払いさんで何か書く予定。

>>ほんだし様
辰美チャソ萌え過ぎです。俺も頭撫で撫でしたい。

04-666 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 07:59 ID:S5WNRw6V
太夜叉さんGJ!!

04-667 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 17:54 ID:LA00hH6D
姉妹スレでSS書いていたけど、最近スレ状態が気持ち悪くて途中で止めた。
口直しでSS書きたいけど、ここではやはり明るい方がいいかな?

04-668 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-669 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-670 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-671 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-672 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

04-673 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 19:49 ID:FhjTtZKm
667さん。規定から外れなければ別に大丈夫でしょう。どんどん投下お願いしますw

04-674 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:00 ID:iwWgolwY
ここで本日のSS投下。よろしくお願いしますだ。

04-675 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:01 ID:iwWgolwY
「さてと、お腹減った~」
 桜子がサンドイッチに噛り付く。
「これからどないする?」
 和久もホットドックをぱくついている。
「もう今日はどっか行くのダルイな」
「じゃ、このまま俺の家でダラダラしとくのか?」
 なんかそれは凄いダメな気がする。
「そんなのもったいないわよ。ねぇ、海に行く計画立てない?」
「海か、ええな」
 海か、いいな。最近暑かったもんな。・・・あ。
「海は、ちょっとやばい」
「何で?」
 ノリの頭の上に『?』マークが浮かぶ。
「だって俺、水着持ってない」
 そう。俺は女物の水着なんて持ってない。さすがに古条先生と買い物に行った
時もいるとは思わなくて買わなかったし。

04-676 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:03 ID:iwWgolwY
「そうねぇ・・・。それじゃ今日は計画立てるだけにして明日私と水着見に行きましょ」
「えぇ~」
 海には行きたい。でもなぁ・・・。
「女物の水着を着るのは流石に抵抗があると言うかなんと言うか・・・」
「別に気にしなくて良いじゃん。俺辰実の水着姿見たいし」
「ノリ・・・」
 殴ろうかこいつ?
「はい決定~。明日行くわよ」
「はぁ~。ま、しょうがないか。海行きたいし」
「せやせや。海に行って泳がんのは勿体無いで」
 う~ん、水着か・・・。何か下着より恥ずかしい気がする。

04-677 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:04 ID:iwWgolwY
 次の日、俺は水着を買いに着たわけだが。
「なんでお前等までついてくんの?」
「いや、ヒマやし」
「辰実の水着見たいし・・・ぐふぅ!」
 ノリはとりあえず殴っておく。
「いいじゃない別に。買い物は大勢の方が楽しいわよ」
 桜子が迎えに来たので出てみれば和久とノリもおまけで付いて来ていた。
と、言う訳だ。
「まぁ本当は・・・辰実ちゃんと二人っきりで買い物したかったんだけどね」
 うふふっと桜子が笑う。うあぁ、寒気が。
「や、やっぱり正解。和久、ノリ、良くやった」
「さて、このお店でいいわね」
「俺らはとなりの店で男物の服みてくるわ」
「だな。流石に男がこういう店に入るのは厳しい」
 そう言うと二人はさっさと行ってしまった。
「に、逃げられた」
「ほら、行くわよ辰実ちゃん」
「あうぅ」
 ずるずると引きずられるように店に入っていった。

04-678 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:06 ID:iwWgolwY
 駅ビルの一角の専門店。矢張り夏のため展示してある服も水着の比重が多いみたいだ。
「いらっしゃいませ」
「さて、どれが辰実ちゃんに似合うかしらね~」
「なんだよ、桜子が選ぶのか?」
「そうよ。だって辰実ちゃんに選ばせたらど~せ色気のない水着にしちゃうんでしょ」
「普通のでいいんだけど」
「いいからいいから」
 あんまりよくない。
「え~っと、そうね~」
 桜子がどんどん展示してある水着を品定めしていく。正直俺はどんな水着を
買えばいいのか見当がつかないから桜子に任せたほうが良いのかもしれない、
なんて考えていた。
「今年の流行はっと・・・あ、これなんてどう?」
「こ、これ?」
 前言撤回。ものすごい面積の小さいビキニを差し出してきやがった。
「パス。もちっと露出度の低いのお願い」
「んもう、ワガママね」
 何か納得いかん。
 それから桜子の選ぶきわどい水着をバッサリ断り続けてスポーツタイプのビ
キニを買う事に落ち付いた。まぁ、桜子は不満だったみたいだけど・・・。

04-679 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:07 ID:iwWgolwY
「さて、家に帰ってさっそく着てみましょう」
「え、別に当日でいいじゃん」
「ダメよ。似合わなかったらどうするの?」
 桜子の顔がヤケに嬉しそうだ。
「そうそう。俺らも評価してやるから」
 こいつら見たいだけだろ。
「もうこんな時間か。悪い、俺用事があるから帰るわ」
「あら?ヒマなんじゃなかったの?」
「少し時間があったからついてきたんや」
 和久が申し訳なさそうな顔をする。
「用事ってなんかあんのか?」
「ちょっとオカンの手伝いせなあかんのや。じゃ、またな」
 そこまで言うと和久は走って行ってしまった。
「あ、ちょっと和久って」
 まいった。和久抜きと言うのはちょっと身の危険を感じるぞ。
「何にせよ暑いから辰実ん家で涼もうぜ」
 確かに。さっきから汗が止まらないくらい暑い。
「しょうがない。金も無いし帰るか」
 ま、用事ならしかたないか。

04-680 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:09 ID:iwWgolwY
「さてと」
 脱衣所で水着をつけてみる。
「う~ん」
 男の時はだぼだぼのトランクスタイプの水着しかつけたこと無いからこのフィット
感と言うか密着感と言うかとにかく落ち付かない。
「胸は苦しいな」
 若干の圧迫感。まあ、ゆるゆるでも困るんだけどさ。
「うあ・・・これは」
 鏡を見てみる。下着の時よりエッチな気がする・・・。
『辰実ちゃ~ん。まだ~』
『早く出てこ~い』
 うぅ、人の気も知らんと好き勝手言って。
『ピルルルルルル ピルルルルルル』
 この音は俺の携帯だ。メールかな?
(しょうがない、覚悟を決めて出るか)
 脱衣所から出る。ノリはぽかーんと口を開けて固まっている。桜子の顔はやけ
に嬉しそうだ。
「ど、どうだ?」
「うぉ、これはすごい」
「辰実ちゃん似合う・・・すごくいい」
 顔が赤くなるのがわかる。くそ、最近こんなんばっかり。
「あんまりじろじろ見るなよ」
 キャアキャアと騒ぐ二人は無視して携帯を取る。やっぱりメールだ。
「どれどれ」
 携帯を操作してメールを開いた。

04-681 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:10 ID:iwWgolwY
『やあ辰実、元気にしてるか?俺達は元気だ。
 最近お前がさっぱり連絡をよこさないからこっちから行く事にした。
 今から行くから覚悟して待ってろよ。
                                 父&母&姉』

 ふーん、親父達が来るのか・・・・・・・・・・・・。
「どうしたの辰実ちゃん。携帯握り締めて固まっちゃって」
「誰からだ?」
「・・・・・・・・・・・・」
 ・・・・・・・・・うそん。
「辰実ちゃん?」
「おい、辰実?」
「ど、どどどどど、どうしよう!オヤジ達が来る!!」
『え”』
 二人の声がかさなる。いや、そんな事はどうでもいい。やばいやばいやばい。
「やばいやばい!二人共助けてくれ~!」
 この身体になった事知らせてない!って言うか知られたら(主に姉さんに)
何て言われるか!それよりも何されるかわかったもんじゃない!
「まさか女の子になっちゃったの伝えてないの?」
「伝えてない!って言うか言えるわけない!頼む、何とかしてくれ~!」
 もう必死だ。あの家族にこの事がわかったらどうなるか想像もしたくない。
「ノリ。私達お邪魔みたいだから帰りましょうか」
「そ、そうだな」
 そう言うと二人は早足に出て行く。
「ちょっと待って!一人にしないで~!!」
「じゃあね辰実ちゃん。ご両親と仲良くね~」
「許せ辰実。俺らじゃ無理」
 逃げるように行ってしまった。
「わ~~~!薄情者~~~~~!!」

04-682 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:12 ID:iwWgolwY
(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)
 一人部屋の中をうろつく。パニックになってしまって考えがまとまらない。
「落ち付け俺・・・」
 深呼吸。まだ混乱してるけど少しだけましになったかな。
「と、とりあえず着替えよう」
 水着のままだったのを思い出して服に着替える。
「やばい。何がやばいって姉さんがやばい」
 姉さんとの想い出が蘇る。うあぁ、イジメられた想い出しか出てこない。
「そうだ、島崎先生に相談しよう!」
 思い付いたらすぐ行動。携帯のメモリーから以前女になったときに聞いてお
いた番号を呼び出す。
『プルルルル・・・』
(頼む~。出てくれ~)

04-683 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:14 ID:iwWgolwY
『はいもしもし』
『島崎先生!?助けて~~~』
『佐伯か?いったいどうしたんだ急に』
『親が、親が来るんです!』
『何?ご両親が?』
『はい。それで俺・・・まだこの身体の事言ってなくて。っていうか言えなくて』
『なんだ、まだ伝えてなかったのかお前は』
『うぅ、先生助けてください~』
『しょうがないなお前は。で、ご両親はいつ頃そっちに行くんだ?』
『えっと、メールには『今から』としか書いてませんでしたけど』
『そうか。それじゃとりあえず俺が先に連絡して事情を説明しておこう』
『うぅ・・・やっぱり伝えなきゃダメですか』
『当たり前だろう。隠し通せるものでもないし。まったく、本当なら真っ先に
ご両親に伝えておかなきゃいけない事だぞ』
『はい・・・』
『それじゃ、お父さんの携帯の番号を・・・』
『・・・・・・』
『・・・』
『ピッ』
 島崎先生に親父の携帯の番号を伝えて電話を切る。もうダメだ。
「・・・・・・逃げよう」
 誰も知らない遠い町に逃げよう。そして美味しい物を沢山食べよう。

04-684 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 20:15 ID:iwWgolwY
とりあえず以上!エロまでとどかなかったー(:´Д`)

また後で『家族降臨編(仮)』の続きをUPしまつ。
でわ~ノシ

04-685 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 20:56 ID:YcLFOpbR
職人のみなさま、いつも面白いもの読ませていただき感謝です。
>太夜叉さん
乙であります。太夜叉さんの文章はとても読みやすいです。それに
楽しい仲間や嫌味な先生とか出てきてますます楽しみになってきました。
ちょっと深刻になってきた事態が気がかりです。エロリな短編もよろしくです。
>ほんだしさん
本当に楽しいお話ですね。漫才みたいなやり取り、いつも笑っちゃいます。
このお笑いメンバーの中では、辰実が女の子になったことを喜んでる桜子が
なんか好きです。さ~て、どうなっちゃうんでしょうかね。
(長文スマソ)

04-686 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:45 ID:iwWgolwY
また出ましたほんだしです。人が少ない間に投下します。

では続きドゾー

04-687 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:47 ID:iwWgolwY
 着の身着のまま部屋を出る。さすがに遠い町へ本当に行く気は無かったけど
あの部屋に居るのは危険と判断した。
「とりあえず和久の家にかくまってもらおう」
「どこ行くの?辰実」
「!?」
 聞き覚えのある声に身体が固まる。ギギギッと首を声の聞こえた方へ向ける。
「ね、姉さん・・・」
「ほ~ら。やっぱり辰実だった」
 顔が引きつる。何でバレたの?
「どうしたんだ命(めい)。辰実が居たのか?」
 死角から親父とお袋も出てくる。あぁ、終った。
「お父さん、あれ辰実よ」
「何?あの女の子がか?」
「あらあら、変ねぇ。辰実ちゃんは男の子だったはずよ?」
 親父達が近づいてくる。頭真っ白だ。
「ふ~ん、へ~ぇ」
「や、やあ姉さん久しぶり」
 じろじろと観察しているようだ。どうしようどうしよう。
「姉さん、何で俺だってわかったの?」
 恐る恐る聞いてみる。
「直感ね」
 キッパリと言い切る。は、反則だよそれ。やっぱりこの人は恐ろしい。
「しばらく見ない間に変わったなあ。辰実」
「本当、わからなかったわぁ」
 この両親はほんとに・・・。マイペースと言うか何というか。少しは疑えよ。

04-688 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:48 ID:iwWgolwY
『チャ~ラ~ラ~チャララチャッチャッチャ~♪』
「おっと、電話だ」
 親父の携帯が鳴る。
「はいもしもし・・・ああ、いつも息子がお世話に・・・はい、はい・・・ええ、
それはもうわかりました・・・え?大丈夫ですよ、そりゃ親ですから・・・ええ、
はい、それでは失礼します」
『ピッ』
 島崎先生からみたいだったな。もう手遅れだけど。
「さて、立ち話もなんだ。お前の部屋でじっくりと話しを聞こうじゃないか」
 メールが届いてから親父達に見つかるまで約10分。『今から』過ぎるだろ・・・。

04-689 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:50 ID:iwWgolwY
 しどろもどろになりながらも女になってしまった経緯を親父達に話し、病院
の診断書を見せた。
「ふむ、なるほどな・・・。お前の話しはよぉ~~~っくわかった」
「よかった、信じてくれたか」
 ほっと胸を撫で下ろす。
「しかぁし!俺達はまだ納得したわけではないぞぉ?」
「はぁ?」
 お袋はニッコリ、姉さんはニヤニヤ笑っているだけで黙っている。いや~な
予感がする。
「と、言う訳で第一回、身内クイズを執り行う」
「はあぁ??」
 お袋はキャーと嬉しそうに手を叩いている。姉さんは相変わらずニヤニヤ・・・。
「それでは第一問」
「ちょ、ちょっと待ってって!」
「辰実の誕生日はいつだ」
「じゅ、10月9日」
「正解。では第二問。辰実の血液型は」
「O型」
「うむ、正解」
 なんだ、俺の事に関するクイズか。それなら簡単だ。
「第三問。俺達の名前は」
「親父が佐伯司郎(さえきしろう)、お袋が佐伯春奈、姉さんが佐伯命(さえきめい)」
「正解だ。ではここからが本番だ。第四問。辰実の初恋の相手は誰」
「はああぁ?」
 何でそんな事を言わなきゃいけないんだ。って言うか何で知ってんだよ。
「ほれどうした。言わないと大変な事になるぞ」
 ね、姉さんのニヤニヤはそう言うことだったのか・・・。
「勘弁してくれー!」

04-690 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:52 ID:iwWgolwY
 トラウマを的確に抉る(直角に近い角度で)質問の嵐に俺は半泣きになりながら
答えた。も、もうイヤ。
「正真証明の辰実のようだな」
「お父さんお疲れ様」
 お袋・・・なんでそんなに嬉しそうなの?
「それにしてもバカねえ。私達も質問の答えしらない問題もあったのに全部正直
に答えるんだもの。やっぱり辰実ね」
「・・・・・・うそ」
 だ、騙された。
「わっはっはっはっは。そう睨むな」
 豪快に笑う親父。悪魔め。
「さて、帰るぞ母さん」
「そうですね」
「は、はい?もう帰るの?」
「うむ、お前が女の子になったからやる事が色々と増えた」
「やる事って・・・?」
「な~に、お前は心配いらん。俺達が全てやっておこう」
 だから何をだよ。
「さて、善は急げだ。元気にしてるんだぞ辰実」
「辰実ちゃん、身体に気をつけてちゃんと食べるのよ」
 親父とお袋はいそいそと荷物をまとめる。
「父さん母さん、先に行ってて。私辰実と話しがあるから」
「うむ、駅前の喫茶店に居るからな」
「辰実ちゃんまたね~」
 行ってしまった。台風一過かよ。

04-691 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:54 ID:iwWgolwY
「さて辰実・・・」
「ね、姉さん」
 気が付けば姉さんが後に立っていた。ぞくぞくと背筋に寒気が走る。
「ほら、姉さんも早く行かないと。親父達待ってるし・・・」
 いやな予感がする。姉さんはある意味桜子よりタチが悪い。
「姉さん?」
 目が座ってる。こ、恐い・・・。じりじりと後ずさる。
「ちょ、姉さん?どうしたの?」
「いやね、辰実が本当に女の子になっちゃったのか調べてあげようと思ってね」
「し、調べるってどうやって?」
 薄々感づいてはいるけど・・・『まさかね』と言う思いがまだ残ってる。
「恐がらなくても大丈夫よぉ。私に任せておけば大丈夫だか・・・らっ」
「うきゃぁ!」
 姉さんに飛びかかられて押し倒されてしまった。
「やっぱりそう言う事かーーー!」
「暴れちゃダメよ~。ちゃんと気持ち良くしてあげるから」
「イーヤーだーー!」
「諦めが悪いわね」
「んぁっ」
 いつのまにか身体が入れ替わり後から姉さんに抱きすくめられる形になる。姉
さんの手が服の中に入ってくる。

04-692 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:55 ID:iwWgolwY
「ちょ・・・姉さん・・・ダメ・・・だって」
「大きさは中々のものね。触り心地も・・・合格ね」
「あ・・・んん」
 もぞもぞと服の中で手が動く。やばい。理性が飛ぶ・・・。
「肌も張りがあって吸い付いてくる感じね。あら?辰実汗かいてるわよ。気持ち
よくなっちゃったかしら?」
「そ、そんなこと・・・ひゃぅ!」
 姉さんが耳たぶを噛む。脳に直接響く感覚に声が出る。
「まったく、我が弟が女の子になっちゃうなんてね」
 手が下腹部を這う。くすぐったいようなじれったいような・・・。
「はぁ・・・んく」
「完璧に女の子の身体ねえ・・・。辰実、オナニーはしたんでしょ?」
「なっ、そんなこと・・・」
 顔が熱くなる。思考がとろけていく。
「本当に正直なんだから」
 ゆるゆると手が秘唇の周りを、でもけっして触らないように愛撫していく。
「んあ・・・はぁん。ね、姉さん」
「じれったくなっちゃった?」
「ち、違う・・・も、やめ・・・」
 息が上がって言葉が続かない。

04-693 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:57 ID:iwWgolwY
「くす、嘘ばっかり」
「ふぁっ!?んああああっ!」
 不意打ち気味に指が秘唇に刺し込まれ悲鳴を上げてしまった。
「あ・・・あ・・・んんくぅ」
 ふるふると身体が震えているのがわかる。
「ここもちゃんと女の子してるのね・・・」
 耳元で姉さんが妖しくわらう。とたん、刺し込まれた指の動きが激しくなる。
「あっあっあっあん!ああん!」
 ヌチッ、クチュクチャ、チュクッ
 粘着性の高い音がどんどん強くなる。もう全体重を姉さんに預けていた。
「はああん、あうっ・・・んはぁ」
 強制的に与えられる快感の波に何も考えられなくなる。自分がどれほどの声
でよがっているのかすらもうわからない。
「もうびしょびしょね。気持ち良い?」
「んん・・・ふぁ・・・はぁ」
 吐息が耳にかかる。ぞくぞくと身体が震える。胸と秘唇を同時に攻められて
この身体の快感に慣れていない頭は真っ白になる。
「もう喋れない・・・か」
「はぁ・・・はぁ・・・」
 姉さんの動きが止まる。荒く息をつく。
「中途半端だと可哀想だからイカせてあげる」
「んあっ!?はああぁぁん!ふああぁ!」
 二本目の指が入ってくる。全身に電気が走り力が入る。
「んん・・・いやっ・・・ダメ・・・ダメぇ!」
「我慢しないの」
 掻き混ぜる動きに抜き差しが加わる。
「ああっああっあっあっあっ!んあああああああああ!!」
 意識が・・・飛ぶ・・・。
「あ・・・あ・・・は・・・あん・・・・・・」
「ふふ、ご馳走様でした」

04-694 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 22:59 ID:iwWgolwY
「あ、悪魔・・・」
「何よ。気持ち良かったでしょ?」
 うぅ・・・。いたずらされてしまった。
「そう言う問題じゃない!」
「怒らない怒らない」
 まだ身体に力が入らない。一人でしてしまった時よりも確かに気持ち良かった・・・。
(な、何考えてんだ俺は)
「さて、私も帰るわ」
「もうくんな」
「腐んないの。じゃあね」
 ヒラヒラと手を振ると姉さんは出て行った。うあ、ショーツがぐしょぐしょだ。
「はぁ、疲れた」
 着替えを済ませるともうくたくただった。ベットに倒れこむ。
「あぁ・・・、俺もう戻れないかも。色んな意味で」
 戻りたいけどね。
「それにしても親父の言ってたやる事ってなんだろう?」
 まあ、あの親父の事だからろくでも無い事だと思うけど。
「何はともあれ皆納得してくれたみたいだからいいか」

04-695 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/29 23:00 ID:iwWgolwY
本日は以上であります。

つ、次こそは海の話に・・・_| ̄|○

04-696 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:03 ID:LA00hH6D
>>695
おお!リアルタイムで見てしまった。
 (*゚ー^)b<GJ!

 危ないおねぇさん登場!(;´Д`)ハァハァ
 出来れば再登場キボン。

04-697 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:03 ID:j7FPD8lv
ほんだし殿、乙であります!
GJとは貴方の為にある言葉であります!

04-698 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:04 ID:89F6Ze4B
>>695
さ・・・さささ最高だーーー!!!
>もう喋れない・・・か
このセリフ激しくツボりますた!!

04-699 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:24 ID:YcLFOpbR
ほんだしはん
エロ&おもろ杉!!

04-700 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:44 ID:S5WNRw6V
ほんだしさん絶好調!
なんつう小気味いい展開!

ところで議論スレ、ホスト規制でなかなか書き込めないorz

04-701 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:49 ID:sbU6qoHV
>>695
おもしろい。おもしろいと見せ掛けて、実はおもしろい。部分的におもしろいかと思いきや、全体的におもしろくないはずがない。時に大胆に、時に生まれたてのヤギのように。後は、え…と…おもしろい。うん…なんというか…あー…おもしろい。

だからさっs(ry

04-702 :名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:55 ID:LwIZnhFO
TS物の親バレシーンってオリジナリティーが問われるとこですよねー。
面白かった手い゛す!

>>700
向こうしばらく規制を緩めてみますから、テスト書き込みしてみてくださいな。

04-703 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 23:55 ID:nxXX3Csv
どうも。僕です。太夜叉です。
『教科書~』では当分無いエロリ分補充のため、短編SS書いてきました~。
ちゃんとしたエロを書くのは今回が初めてなので、つたない部分はありますが、よろしくお願いします。
ちなみに今作は下の画像を元に、書き起こしました。
ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087832730086.jpg

04-704 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/29 23:58 ID:nxXX3Csv
目の前に並ぶ大量の缶ビールと酒ビン。
部屋には色んな酒が入り混じった匂いが充満して、居るだけで酔いそうになる。
神埼亮(かんざきりょう)は缶ビールに口をつけているものの、実際は呑むフリで先ほどから全然酒を呑んではいない。これ以上呑んだらぶっ倒れることがわかっているからだ。
そんな亮にはお構い無しと、向かいに座る女性のペースは一向に止まる気配は無い。
「亮~、しっかり呑んでるくわぁ~」
右手に持つ空になった缶ビールを振る。
「あり?もう終わっちった」
新しい缶ビールに手を伸ばす。
「もうそれくらいで止めたらどうだ?体壊すぞ」
「うあ~?これが止められる状況かボケェ~」
ただいま亮の部屋では酒盛りの真っ最中。
女は蓋を開けると、一気に中のビールを呑み干した。
「せっかく半年振りに男に戻れると思ったのによ~、体が女に定着して性変換薬が効かないなんて馬鹿な話があるか~!」
つまみのするめを掴むと、口にくわえ思いっきり引きちぎった。
女性の名は宮前要(みやまえかなめ)。半年前まで彼女の性別は『男』だった。


事の起こりは半年前、大学の研究室に入っていた二人は、
教授が開発した『記憶力活性薬』という、なんとも嘘臭い薬の実験に付き合うところから始まる。
「これさえ飲めば脳の使われてない部分を目覚めさせ、記憶の容量を大幅に増やすことが出来る」
という眉つばものな教授の台詞に疑いは持ってみるも、もし効果が本当なら試験の時便利だな、と思い飲んでみることに。

04-705 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:01 ID:EVcynng4
その時亮は急な尿意を催し、要に先に飲んでおいてくれとトイレに駆け込んだ。
トイレからすっきり顔で戻ってみれば、そこは要が油汗を流して倒れている姿が。
慌てて要を医者に連れていったが、突発的な熱と診断され解熱剤を渡され帰らされた。
しょうがないので、要を住んでいるアパートまで送っていき、翌朝まで看病しながら付き添ってたあげた。
看病に疲れて何時の間にか寝ていた亮は、突然の悲鳴に起こされる。
「なんじゃ、こりゃ~!」
お前は松田優作か!と突っ込みたくなったが、起きた目に飛び込んできた映像は、そんな突っ込みでは事足りないくらいの突っ込み満載の状況になっていた。
「亮~、これどうなってるんだ?」
布団の中には見知らぬ美人が一人。
「はい?どちら様でしょうか?」
「俺だよ、俺!宮前要だよ!」
「………嘘」
「嘘じゃないって!」
必死に自分が宮前要であることを主張する女性。
「あ~、どうしたら俺だってわかってくれるかな?んっ、そうだ!」
「?」
女は亮に飛びかかると、上に着ていたものを脱がす。
「うわー!犯されるー!」
「五月蝿い!ちょっと黙ってろ!」
上半身裸になった亮の背中をパシンッ!と叩く。
「痛っ!」
叩いた部分には大きな傷跡が。
「お前のこの傷、小学生の時木から落ちた俺をかばってつけた傷だよな」

04-706 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:03 ID:EVcynng4
背中の傷跡を優しく撫でる。
「それ知ってるの家族と要だけ………。本当に要なのか?」
「ずっとそう言ってたんだろ」
「なんで女になったんだよ」
「知らねえよ。思い当たる節があるとすれば、昨日教授に飲まされた薬ぐらいだ。お前はトイレ行ってて、飲んだの俺だけだろ」
「ああ」
「畜生!あのボンクラ教授め。とんでもないの飲ませやがって!今から大学行って元に戻る薬作らせるぞ!」
「今からか?」
「当たり前だ。このままずっと女のままなんて、まっぴらゴメンだ」
言って要は着替えの服を掴む。
「やれやれ」
この猪突盲進ぶりは確かに要だ。
亮は事実を認識し、大学に行く要に付き合うことにした。


時は戻り、再び亮の部屋。
ヤケ酒と言わんばかりに酒を呑みまくる要。
女になったその足で、教授のいる研究室に殴りこみ、目を大きく見開いて驚く教授を締め上げ、元に戻る薬を作るよう脅した。
それから半年経った今日、研究と実験を何度も繰り返した末に完成した性変換薬だったが、要の体には効果は出なかった。
調べた結果、要の体は一度性変換を行っている上、完全に女の体が定着していたため、薬は効かないという話に。
あと一ヶ月早く薬が完成したら、元に戻れたかもしれないと教授に言われた時は、ショックで体が崩れ落ちた。
「一生女のままかよ~」
要はするめを含みながら、愚痴をこぼす。

04-707 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:06 ID:EVcynng4
「そう腐るなよ。女にだって男には無い楽しみや喜びがあるだろうし、もっとポジティブに考えようぜ」
亮の慰めの言葉も、今の要には禁句にしかならない。
「お前は女になってないから、そんな無責任なこと言えるんだよ~」
亮に缶ビールを向けからむ。
「だったら亮は俺と結婚でもして、発言の責任とってくれるのか~?」
ベロベロに酔っ払って訳のわからないことを言い出す。
「わかった、わかった。結婚でも何でもしてやるよ」
相手に出来ないと、手を振って適当に答える。
しかし、
「!」
要が亮の懐に潜り、突然唇を重ねてきた。
驚く亮に構わず、要を舌を入れてくる。
「んっ……………」
「あふぅ……」
要の舌に一方的に口内を犯される。歯の表裏をなぞられ、口の粘膜を嘗め回し、舌をいやらしく絡め、唾液を飲ませる。
亮はあまりの気持ち良さに腰を落とすが、わずかに残る自我で自分から要の体を離した。
「何してるんだよ、要」
「結婚って言葉、本気か?」
酔っ払って泳いでいた目が、今はまっすぐに亮を捕らえる。
「本気か?」
凛々しく強い力を放つ要の瞳に、亮は吸い込まれる。
「俺は…………」
言葉を返そうとしたら、要は亮から離れて缶ビールを持ち、
「冗談、冗談。もう~亮ちゃんたらマジな顔しちゃって」
と手をパタパタと振って笑い出した。
その行為に亮はカッとなり、要を押し倒す。
「おわ?りょ、亮?むぐっ!」

04-708 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:08 ID:EVcynng4
今度は亮の方から要にキスをした。両手を塞ぎ、舌を無理やりねじ込み、激しく犯す。
「んん!……………んっ……んくぅ」
何も考えない。只、目の前にある存在を責めるだけ。
どれだけの時間が経ったか、亮は要から両手と唇を離す。
「俺だって…………男だ。そんな挑発されたら襲うに決まってるだろ!」
「わかってるよ…………。わかってる。亮は男だって。そして俺は女であることも」
「要?」
要は寂しげな顔をして言う。
「女になってから周りの連中の目が変わったことに嫌でも気付いたよ。最初は変なものや珍しいものを見る目だったのに、それが次第に女として見られ、仕舞いには心の声が聞こえそうなくらいイヤらしい目になっていった」
要の言葉が重く亮にのしかかる。
「怖かった。女でいるだけでこうも人の視線が気になるなんて」
何も言葉を返せず聞くだけの亮。
「でもそんな中、お前だけは普段と同じように俺に接してくれて、凄い嬉しかった」
「…………そんなことは無い」
違う!俺も他の奴らと同じだ!心の中で亮は叫ぶ。
「俺だって、最初女になったお前を見て、正直気味が悪いと思った。でも俺まで奇異の目で見たら、要は一人ぼっちになるんじゃないか?って必死に気にしてない振りをしてたんだ」
亮の手が喋りながら震える。
「どんどん女っぽさが増していく要を見ていたら、いつか襲いそうで恐かった。一生懸命内から涌き出る欲望を抑えて、何も無いように接した」
手だけでなく声も震えてきた。

04-709 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:11 ID:EVcynng4
「俺はお前が思ってるような人間じゃない。最低の男だ」
要は優しく亮の頬を撫でる。
「わかってた」
「……………えっ?」
「お前の気持ちわかってた。俺のために自分を抑え込む亮のこと、わかってた」
「………………」
「だからこそ、お前には感謝してるんだ。自分を偽ってまで俺を大切にしてくれた亮に」
「なんで」
「バーカ!何年付き合ってると思ってんだ。俺はお前の初恋の相手から、チン毛の生えた時期まで知ってるんだぞ」
「その顔でチン毛とか言うなよ。萎えるだろ」
二人の顔が自然と綻ぶ。
「なあ、亮」
「ん?」
「好き……」
両手で亮の頬に触れる。
「誰よりも亮が好き。好きで好きで、どうにかなりそう」
「要………」
「男の時の友情が女になったことで愛情になったのかもしれない。いや単純に心が女に目覚めたかもしれない。理由はわからない。ちょっと前から亮のことを考えると、胸がキュウって苦しくなった」
自分の胸を押さえる。
「他の男友達とは男のままの感覚で付き合えたのに、亮だけは違ってた」
要の空いている方の手を握り締める。
「今日、男には戻れないって教授に言われた時、メチャクチャショックだった。ショックだったけど…………安心している自分もいた。そこで初めて亮に恋してるんだなって確信した」

04-710 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:13 ID:EVcynng4
要も亮の手を握り締める。
「偽ってたのは俺も同じ。こんな俺を軽蔑するか?」
「軽蔑なんてするわけないだろ」
亮は言って要の額に口付けする。
「俺もな、要が男に戻ったら嫌だなって思ってた。男に戻れないって聞いて、不謹慎だけど良かったって。だって男に戻ったら、『要』には会えても、『俺が恋をした要』には二度と会うことが出来ないから」
「えっ?もう一度言って」
「要が男に戻ったら………」
「もっと後」
「不謹慎だけど………」
「お前わかっててわざとやってるな!もっと後!最後の部分だ!」
怒る要が酷く可愛い。
「『俺が恋した要』か?」
要は顔を真っ赤にして亮に抱きつき、お願いする。
「もう一回」
「俺の恋した要。俺の大好きな要。俺だけのものにしたい。一人占めしたい」
亮と要の顔が急接近していく。
「要、俺もお前が大好きだ」
「俺……………ううん。私も」
三度二人の唇が重なる。
「要を抱きたい。………良いか?」
要は言葉は出さず、亮の体を強く抱き締めることで返事を返した。


「くぅん」
亮の舌が要の首筋を通過して胸元に向かう。
舌の這った後がやけに熱い。
異常なくらい火照った要の体は、全身性感帯と言っていいほど感覚が鋭くなっていた。

04-711 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:16 ID:EVcynng4
そんなことを知ってか知らずか、亮の舌は止まらずに乳房に到達し、まるで砂山を崩す感じで頂点に向かって責めていく。
「はぁ………………あっ…………………あん」
左の胸を舌で、右の胸は右手で揉みしだく。舌は乳首に着くと、乳輪をなぞり乳首を口の中に含んだ。同時に右手は中指と人指し指で乳首を挟み、軽くこね回す。
「やぁ…………そんなの」
要は自分の指をくわえ、乳首が弄ばれる様を見る。
亮は赤ん坊のように乳首を一頻りしゃぶった後、甘噛みして刺激を与えた。
「ひっ!?」
未経験の刺激に要は声を上げる。
亮は甘噛みしたその歯で乳首を擦り上げ、右手は今だ脱がされていない要のパンティーに手をかける。
「はぁん…………………あぅ……くふぅ」
快楽にとろけそうになりながらも、要は僅かに残る恥じらいで亮の右手の動きを止めようとした。
亮はそんな要の行動がたまらなく可愛く、意地悪したくてそっと脱がす予定を一気に剥す予定に変更した。
「あ………」
乳首から口を離した亮は、両手で要のパンティーを剥き取った。
「う、うわぁ!」
お尻と秘部が丸出しになってあられも無い姿になる。
「ちょ、ちょっと乱暴にするなよ!」
「いや~、要がとっても可愛らしい声で喘ぐから、ついつい意地悪したくなっちゃうんだよね~」
「俺は可愛くなんか無い!」
「そんなこと無いって」
「ひあ!?」
言って要の腰を指でなぞる。

04-712 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:19 ID:pXdKdQP8
「男の時の友情が女になったことで愛情になったのかもしれない。いや単純に心が女に目覚めたかもしれない。理由はわからない。ちょっと前から亮のことを考えると、胸がキュウって苦しくなった」
自分の胸を押さえる。
「他の男友達とは男のままの感覚で付き合えたのに、亮だけは違ってた」
要の空いている方の手を握り締める。
「今日、男には戻れないって教授に言われた時、メチャクチャショックだった。ショックだったけど…………安心している自分もいた。そこで初めて亮に恋してるんだなって確信した」

04-713 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:20 ID:EVcynng4
「ほら、こんなに可愛い声で鳴くじゃないか」
「………馬鹿」
亮に抱き付き、顔が真っ赤なのを隠す。
抱き付く要の鼻に亮の雄の匂いがくすぐる。いとおしい匂い。嗅ぐだけで体の熱が上昇していく。男の時だったら単なる臭い汗の匂いと感じるのに、女になった今は性感を高める媚薬のように思える。
好き。好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
女の要の感情が爆発しそうだ。
「キスして」
自分からお願いしたにも関わらず、要の方からキスをしてきた。爆発しそうな感情を舌が代わりに口の中で爆発させる。
長い長い甘く淫らな時間。
唾液の交換を終えた二人は、暫し見つめ合う。
「要とこんなことになるとは夢にも思わなかった」
「それはこっちの台詞。本当だったら今頃、祝!男に戻った記念のパーティーをしてたはずだったんだぞ」
「俺はパーティーよりこっちで良かったって思ってるけど。要はパーティーの方が良かった?」
「性格悪いな、お前」
「どっちが良かったって聞いてるんだけどな~」
ニヤッと笑う亮の胸をポカポカと叩く。
「本当!意地悪な奴だな。言わなくてもわかってんだろ」
それまでの大きな声が突如小さな声へと変わり、
「こっちの方が…………良いに……決まってるじゃんか」
と口をモゴモゴさせて答えた。
答えに満足した亮は膝立ちして、要の両足を掴んだ。
「じゃあ続きでもしましょうか」
「おい、亮、何をするつもり…ひゃ!?」
亮の舌が要の秘部を襲う。
「そんなとこきたな………うはぁ……」

04-714 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:22 ID:EVcynng4
痺れる。体中の感覚が全て股間に集中してる感じに陥る。
要はベッドのシーツを掴み、押し寄せる感覚に必死に耐える。
「汚くなんか無い。綺麗だよ」
「んんんん……!」
亮は要の抵抗を崩そうと、舌をクリトリスに持っていき、舌先でコロコロと転がす。
「あ……」
シーツを掴む手が緩む。横目でその様を確認し、次にクリトリスの皮を剥き思いっきり吸い込んだ。
「────────────!」
声にならない喘ぎ声が要の頭に響いた。
要の体が跳ねる。
間髪入れず、今度は膣内に舌を侵入させ、リズミカルに踊らせた。
「あん、ああ、はぁん……うぁ、はぁ……」
リズムに乗って要も唄う。
(充分ほぐれて濡れてきたし、そろそろ頃合かな)
要の性器から顔を除ける。
快楽の連続の波にぐったりとする要。
「要」
「?」
頭がポーとする。
「俺、そろそろ限界なんだ。その………いっても大丈夫か?」
亮のモノを見れば、パンパンに膨張して苦しそうだ。
ずっと我慢してたんだな。
要は微笑む。
「うん。あの……結構痛いって聞くから優しくしろよ」
「ああ」
「あと、一杯愛してくれるって約束するか?」
「約束する」
「じゃあ…………来て」

04-715 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:30 ID:EVcynng4
両手を広げ、亮を迎え入れる体制をとった。
ゆっくり腰を下ろし、亮の怒張をするモノを要の女性部分にあてがう。肉と肉が擦れ合い埋もれていく様。先端が無事挿入出来たのを感じると、一気に奥深い部分まで腰を押し付けた。
「!」
要の顔が一瞬苦痛で歪む。
「へ、平気か。きついならやめるけど」
「大丈夫。動かして」
瞳に涙が浮かぶ。
「一緒になりたいから」
要の囁きに亮の我慢して膨れ上がった想いが弾け飛ぶ。
「わっ!」
腰が激しく上下し、肉のぶつかりあう音がいやらしく部屋に響く。
「やぁ、亮、は、はげし、ああ~!」
「ごめん。でも要のここ、気持ち良過ぎて。止まらない」
「恥ずかしい……ひん…………こと言う…うぁ……言うなぁ」
抗議をする要も、破瓜の痛みより内から生まれ出る得も言われぬ快楽が勝り、気が狂いそうになる。
「要………」
「亮、大好き……」
ずっとこのままでいたい。ずっとこの時間が続けばいい。
二人の想いはシンクロする。
「ああん、ああ、あは…………ふぅ……うあ、ああ!…やぁ…………はん、うああ!」
やがて亮に限界が近付いてきた。
「駄目だ。もう……イク!」
「ふぇ?」
要の意識は快楽のせいでまともに動かない。
「イク……………!」
「!!」
おなかの中が熱い。子宮に大量の精液が流しこまれるのがわかる。気持ち……良い。

04-716 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:32 ID:EVcynng4
「はぁ…はぁ…」
要で上で果てる亮。
「わりぃ。膣内で出しちゃった………」
「……良いよ。亮の子供だったら、出来ても構わない」
要の言葉に亮の股間のモノは強く反応して、今さっきイッたというのにすぐに要の膣内で元気を取り戻した。
「やん!」
「あららら、もう元気になっちゃったみたい。………要、どうする?」
「このエロエロ星人め」
呆れる要であったが、頬を掻き照れた顔をして、
「今度は、私もイカせてね」
慣れない女言葉で亮の願いを承認した。
「了解」
長い夜は始まったばかりだ。


「亮~、どっちの服が似合うかな~?」
要は二着の洋服を手に持ちフリフリさせる。
「どっちも似合うんじゃない?」
「うわっ!なんだその気の無い返事は」
「だってどっちにしても買うの俺だろ」
「もっちろん」
反則的な笑顔を亮に投げる。
あれからさらに数月後、街にはクリスマスのイルミネーションが輝いていた。
亮は要へのクリスマスプレゼントにと、好きな服を買ってあげることにした。
「どっちがいいかな~」
悩む要を尻目に、亮はポケットの中のものを確認する。
バイトで稼いだなけなしの金で購入した指輪。

04-717 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:35 ID:EVcynng4
今日はこの後食事に行ってホテルに泊まる予定だが、何時渡そうかとずっとタイミングを考えていた。
(いざってなると気が小さいな、俺)
ため息をつく亮に後ろから要が飛びかかる。
「何ボーッとしてんだ?」
「あっ!」
その拍子で指輪の入ったケースを落とす。
(ヤバッ!)
「なんだ、これ?」
拾い上げ中身を見る要。
(せっかく格好良く渡そうと思ってたのに~)
亮は手で顔を覆い、自分の不注意さを呪った。
チュッ!
突然頬にキスされる。
「要?」
「洋服はまた今度でいいや。メシ行こうぜ」
見ると要の左手の薬指に亮の指輪がはめられていた。
「美味しい店に予約してあるんだろうな」
亮の手を取って走り出す。
亮は安堵して、力一杯に答えた。
「もちろん!」

おしまい

04-718 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:41 ID:tbu0UsHB
リアルタイムキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

>太夜叉さん
 (*゚ー^)b<GJ!

 >>703
  実を言うと、その画像をうpしたの自分なんです(拾い物)
  誰かSS書いて欲しいなぁと思ってました。
  素敵なSSありがとうございました!!

04-719 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 00:45 ID:6hZu0fGe
太夜叉様お疲れ様でげす(´・ω・`)
いや、エッチぃ中にも心温まる話しで萌えさせていただきました。
『教科書に載ってない人生相談』の方も続き楽しみにしてます。

リアルタイム乙でした!

04-720 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 00:56 ID:EVcynng4
どもです。投下に大変時間をかけてしまい、ご迷惑かけました。
投下の最中に、酔っ払って帰ってきたウチの親父に絡まれてターヨ。
タバコとお茶ぐらい自分で買いに行けやボケー!
いやお願いしますよ、マジで。orz
結局買ってきたけどね。(ぉ

>>718
うわ!マジですか。
ご期待に答えられて良かったです。

>>ほんだし様
いえいえ、そちらこそ大量投下乙です。
次回海の場面ではもっと萌えさせて下さいね。

04-721 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:39 ID:+h2nBOA2
「粗製乱造」・・・と言うと言い過ぎかもしれませんが、
なんだか御二人とも最初の頃と比べて細部のアラが目立ってきたような・・・
妙に何かに急き立てられてる気がします(気のせいかな・・・)
いえ、十分一定レベルには達してますし、それぞれ面白いんですけど・・・

04-722 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:46 ID:y75E/lRi
太夜叉さんGJ!!
自分的にはこの系列が一番好きだったりします
それにエロも濃厚で大満足!
この調子で本編の方もはりきってお願いします

04-723 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 01:49 ID:EVcynng4
>>721
うあ、確かに。
今回投下した作品も後々読んでみると、加筆修正したい箇所がたくさんありますし。3時間ほどで急いで書き上げたからだと思うんですが。
執筆スピードを落として、もう少しじっくりと作品に向かい合った方が良いですね。
すでに投下した分は、まとめページの方でゆっくりと直したいと思います。
感想、どうもありがとうございました。

04-724 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 01:56 ID:xOFB1gIK
嵐を流すために一生懸命書き上げたのか・・・

04-725 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:17 ID:dCNl12ZN
あまりにもコピペ荒らしがひどいので、許しを頂けたら削除依頼をかけてきたいと思います。
範囲は
>>668-672
>>712
でよろしいですか?

04-726 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:56 ID:ujp4A3hd
もういっそ、>>4-5>>234>>281>>321>>458-460>>472>>488>>532

04-727 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:57 ID:ujp4A3hd
>>544-547>>562>>613-614>>621-626>>650-651も一緒に依頼したらどうかと。

04-728 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 02:58 ID:ujp4A3hd
疲れた。

04-729 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 03:10 ID:a7hV9Y5x
おまいもなんか粘着っぽいぞ(w

04-730 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/06/30 03:58 ID:EVcynng4
まとめページに今作の加筆修正版UPしました。アドレスは>>627です。
『教科書~』も暇を見つけて加筆修正の方向性で。

>>722
ありがとうございます。
個人的には、今回の話のその後書きたかったり。

04-731 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 04:24 ID:LiyfW1mZ
とりあえずスレも終わるし、長々と書き連ねるのも面倒なので
このへんくらいを削除して貰えば問題ないかと。


板url
http://pie.bbspink.com/eroparo

削除対象レス
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087064520/621-626
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087064520/650-651
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087064520/668-672

削除理由
6.スレの活動を妨げる、連続投稿・コピペ&ペースト。


ついでに単独スレのコピペ・スクリプト荒らし報告もしておけば?

URLは  http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087064520/
速度は  2res/min.  で、開始日が  投稿日:04/06/28 00:08
IDは  cXc+yTjB、DKGvSJx4、rAy9yNrZ


こちらのほうは数が少ないため、「もう少し溜まってから報告してください」
とか返されるかもしれないけれど、一応報告しておくのも良いかも。

削除のコツは、無用な私情を挟まずに、ガイドラインにそって報告する事です。
また明らかなコピペ・ペースト以外の、煽り・荒らしレスを削除申請する時は
嵐のレスを住人がスルーして独立させることが必要。 レスをつけてはダメです。

嵐が自演でレスをつけてると思われる時は、まとめて削除申請しても良いですが
その場合でも、削除理由に「自演と思われる」などと言った余計な文を挟んではダメです。

04-732 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 04:28 ID:LiyfW1mZ
と思いきや、申請されてるね・・・失礼。

ただ見たところ、追加が多く綺麗にまとめられてないので
テンプレにそった形で、まとめ直したほうが良いと思う。

04-733 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 06:29 ID:JwLpSL2S
おはようございますほんだしです(´・ω・`)

>>721
 言われて読み返してみると誤字脱字のオンパレードに
書き忘れ多数・・・やっちまった(:´Д`)ウワァァァ
 校正がおろそかになってたようです。もちっと余裕を持っ
てSS投下したいと心に誓いました。

04-734 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 08:15 ID:98/2y9mA
>>733
勢いがあるとき勢いにまかせて書くことも大切ですよ!
推敲は後からできるし投下したあとで校正してから改めて正式な投稿サイト
に送るって手もあります。
SS書くモチベーションとか勢いってのは機を逃すともったいないから、
ノッてるときはノリのままに書いて投下してしまえ! というのが私の意見
です。参考までに。(偉そうにすみません・・・)

>>731
削除対象のまとめお疲れ様です。今後はそういうレスは議論スレでとりかわす
ことにしませんか?今回はそろそろスレ末だし問題ないと思いますけど。

04-735 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 10:13 ID:o86sFjAG
コピペしないけど、ふにゅの方で、議論板に対する不信めいたはつげんがあったから、誘導は難しいかと。
したらばいつくったのがまちがいだったかもね。

04-736 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 14:49 ID:fxV+mTwd
>>735
したらばで議論をするスレなんて2chにもpinkにもいくらでもある。

04-737 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 16:32 ID:VfzSj+6r
管理人の中立性い疑問が提示されている以上、無理だろ(W

04-738 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 18:27 ID:JwLpSL2S
SS書かないで絵描いてましたー_| ̄|○

とりあえず主人公(♀)だけ描いてみました。久しぶりに筆を取った
のでヘッポコです。イメージと違う人はスルーでお願いします。

ttp://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1088587496560.jpg

04-739 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:49 ID:JwLpSL2S
人が少ない内にSSも投下しまつ。

やっとこさ海編突入です。
ドゾー

04-740 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:50 ID:JwLpSL2S
「海だーーーー!」
 青い海、白い砂、抜けるような大空。海だ。
「うん、ええ天気や」
「気持ちいいわね~」
 荷物を持って浜に下りる。今回は二泊三日の泊まりで海に行くことになった。
必要最小限の荷物以外はすでに海の近くの旅館に置いてきていた。
水着も既に着ている。外に出る時はちょっと抵抗があったけど人間ようは慣れだ。
「よっしゃ、泳ごうぜ!」
 すでにノリは波打ち際まで走って行っていた。元気だ。
「ちょっと待って」
 俺は荷物の中から浮き輪を出すと空気を入れる。
「なんや?辰実泳げへんのか?」
「・・・実は」
 そう、カナヅチだったりするのだ。
「初耳ね~」
「去年はプールにしか行かなかったからな」
 ぶしぶしとポンプを踏み続ける。海とかプールは好きなんだけどなぁ・・・。
何故か身体が浮かないのだ。
『どわーーーー』
 遠くでノリが波に飲まれている。今日は波が高いのかな。
「よし、完成」
 ぱんぱんに空気が入っていることを確認する。
「よっしゃ、いこか」
「あら?ノリはどこに行ったのかしら?」
『ぅぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・』
 あ、居た。力一杯クロールで沖へ向っている。無駄にテンションが高いな、あいつ。

04-741 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:52 ID:JwLpSL2S
 波打ち際につく。波が足に当たり足の下の砂がさらわれていく。
「うぅ・・・この『今から水につかる』ってのが結構覚悟が・・・」
「てい」
「うわわっ!ぷっ」
 後から押されて頭から海に突っ込んでしまった。ぺっぺ、しょっぱい。
「な、なにすんだよ和久」
「隙だらけやで辰実」
 そう言うと和久もどんどん海に入って行く。あいつもテンション上がってんな。
「私達も行くわよ辰実ちゃん」
「お、おお」
 桜子に腕を引っ張られる。
「もう足がつかない」
 浮き輪があるんだけど何となく足が付かないと不安だな。
「なに?恐いの辰実ちゃん」
「こ、恐い事はない」
 浮き輪に掴まって桜子がバタ足をしている。うぅ、どんどん沖に出て行く。
「ん~、気持ち良い」
 沖の浮きの近くまでくると桜子が浮き輪から離れる。俺は波に身を任せて
ぷかぷかと浮いていた。
「夏って感じだな」
 太陽の光に目を細めながら空を見る。立派な入道雲が見えた。
「ぶはっ!」
「うわっ!ノリ!?」
 ノリがものすごい形相で浮き輪に掴まってきた。
「ちょ、ちょい休憩・・・ぜーぜー」
 どんだけ全力で泳いでんだよ。
「ノリ、飛ばし過ぎやで」
 横を和久がスイーっと横切る。こいつ泳ぎ上手いな。

04-742 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:54 ID:JwLpSL2S
「よし、回復。いくぞーーー!」
「おい・・・うわっぷ」
 ノリのバタ足の飛沫が顔にかかる。どうやら浮きまで行く気らしい。
「俺らも行こか」
「そうね」
 和久と桜子もノリを追いかけて泳いで行く。
「ちょっと待って~」
 俺も浮き輪にしがみ付き泳ぐ。お、遅い。
「お~い。置いてくなって~・・・わっぷ!」
 大きいうねりに身体が揺れる。波でバランスを崩してしまった。
「わわっ!ごぼ・・・た、助け・・・がぼ」
 浮き輪を浚われてしまった。し、沈む!
「ごぼごぼ・・・ぱっがぼっ・・・はぁ!」
 何とか息継ぎをしようとばたばたともがくが海水が入ってくるばかりだ。
(し、死む~~~!)
「ごほっごほっ」
「だ、大丈夫か辰実!?」
「か、和久~~~~」
 た、助かった・・・。和久が俺を抱かかえてくれた。
「辰実あんま抱き付いたらあかん。胸が当たっとる」
「へ・・・?わー!スケベ!・・・がぼ」
「こ、こら。暴れるな!」
 夢中だったとは言え和久にしっかりと抱き付いてしまった。う~、カッコワルイ。

04-743 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:55 ID:JwLpSL2S
「ぜぇぜぇ」
「どんくさいなぁ辰実」
「ほっとけ・・・はぁはぁ」
「浮き輪浮き輪っと・・・」
 和久が波にさらわれた浮き輪を探す。その時ばしゃばしゃと桜子がこちらに泳
いで来るのが見えた。
「かぁ~ずぅ~ひぃ~さぁ~~!抜け駆けは許さないって言っただでしょー!」
 泳ぎながら喋ってるよ。器用なやつ。
「桜子あかん!何する気や!?」
「へ?わわっ!ごぼごぼ」
「辰実ちゃんは私のなのー!」
 桜子に抱き付かれて再び沈む。海水をしこたま飲んでしまった。
「あかーん!二人分の体重を支えるんは無理やーーー!」
「あぁーん、辰実ちゃーん」
「ぶくぶくぶくぶく・・・」
 桜子・・・覚えてよろ・・・。

04-744 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/06/30 20:57 ID:JwLpSL2S
本日の業務はこれにて終了します。
バイトのシフトが増えた為執筆スピードがちと落ちるかもです。

04-745 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 21:43 ID:KAy66aXl
オツカレチャ━━━━(゚∀゚)━━━━ン!!!!!
マッテルヨ-!

04-746 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:29 ID:AGZ/qE2g
>738
・・・いえ、あの・・・これにどう対応しろと?
主人公のイメージを固定するようなことを作者本人にはして欲しくなかったな・・・
(それとも「絵も最高です!」とか言って欲しいんでしょうか・・・)

04-747 :746:04/06/30 22:30 ID:AGZ/qE2g
スルーすべきでした

スマソ・・・

04-748 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 22:39 ID:F3q0F0Y1
>太夜叉 さん
自分もあの画像妙にお気に入りだったので、SS読めて大満足です。
一生懸命女の子したり、たまに素で女の子してしまう要タン可愛い!

>ほんだしさん
オーソドックスでお約束なシーンなんだけど、
「胸が当たっとる」「わー!スケベ!」
もうこれだけでゴハンおかわりできますよ!マイペースで執筆頑張って下さい。

04-749 :名無しさん@ピンキー:04/06/30 23:10 ID:tbu0UsHB
>>734
 おーい、315氏!
 姉妹スレでSSの続き待ってます。

04-750 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:09 ID:+KIhypGb
>>738
見れねーんですけど

04-751 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:48 ID:poTT+1Kl
2 名前: ☆ (4umEMRFs) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:19 [ EWU.zTc6 ]
せっかくなので。

04-752 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:49 ID:poTT+1Kl
3 名前: ボクたちの選択(487) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:20 [ EWU.zTc6 ]

>スレ543
 それには、
【一時間目の休み時間にトイレ ブッチしたらコロス ( ̄ー ̄)ニヤリ】
 とだけ打たれていた。
 圭介の「女暦」が短い事を察して、女子高生特有の隠語や造語を使用しないでくれたのはありがたかっ
たけれど、いきなり「コロス」というのは物騒だなぁ…と圭介は思った。

 ホームルームが終わり、そのまま一時間目の数学になると、圭介は座り続けている事が段々と億劫になっ
てきた。薬を飲んでいる…とはいえ、腰の辺りの“重たい感じ”は全て払拭されたわけではないのだ。タ
ンポンのおかげで、お腹の中を経血が下りてくる妙な感覚は無かったけれど、それでも生々しい血の匂い
を近くの男子に気付かれてしまうかもしれない…というのは、もはや「恐怖」に近かった。
 もぞ…と腰を動かすだけでもナプキンを感じ、お尻(括約筋)に力を入れるだけでも、膣内に在るタン
ポンの存在を意識してしまう。下腹部の重たい感覚とそれらの“異物を当て、挿入している”感覚が、圭
介に「決して男には在り得ない」「生理中」であるということを、どうしても忘れさせてくれなかった。

 そんな居心地の悪い思いをしながらようやく一時間目を終え、由香を置いて一人でトイレに行くと、そ
こでは既に京香が「ニヤリ」とした笑みを浮かべながら待ち構えていて、
 開口一番に、

04-753 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:50 ID:poTT+1Kl
「ねえ、けーちゃん。生理来たってホント?」
 …と、単刀直入を“絵で描いて額縁に入れて展覧会に出品した”みたいな事をのたまった。
「ちょっ!ちょちょちょ…」
 思わず“かっ”と一気に顔が熱くなり、圭介はきれいにピンク色に染まった首筋のまま、京香の手を引
いてトイレの奥まで引っ張って行く。幸い、トイレの中には数人しかいない上、奥の方の個室は空だった
ため、コレ幸いとついでに京香を一番奥の個室へと引っ張り込んだ。
「あら、いきなり?ずいぶんダイタンね?乱暴にしちゃイヤよ?」
「何言ってんだよ馬鹿っあたまおかしーんじゃねーのっ?」
 声を潜めて、圭介は“羞恥”なんだか“怒り”なんだかわからない色に染まった顔を京香に向けて、ま
くしたてるようにして早口に言う。ところが京香はそれには全く構わず、まるでサラリーマンが酔っ払っ
た時などに同僚へするがごとく、馴れ馴れしくも圭介の華奢な肩に手を回した上、顔を至近距離まで“ぐ
ぐぐぐっ”と近づけて、
「で?どうなの?来たの?」
 と、内通者に銀行のセキュリティシステムの穴を聞き出そうとする犯罪者のような神妙な顔で、圭介を
問い詰めた。

4 名前: ボクたちの選択(488) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:22 [ EWU.zTc6 ]

「だっ……ぅ……」
 京香の甘い匂いと“ふにょん”としたやわらかい体に密着されて、圭介は途端にイキオイを無くし、視
線を泳がせ唇を拗ねたみたいに突き出した。
 彼は、そんな仕草が京香の嗜虐心を煽っている事に気付いていない。視線を合わせようとしない圭介を
見て、京香は“にやぁ…”と極めていぢわるっぽい目をした。
 それはほら、「可愛い子ほどいぢめたくなる」という、アレである。
「…んなこと…人に言うもんじゃないだろ…?」
「いいから言いなさい」
「…なんで命令…」
「言わないと、このまま襲うわよ?」
「襲う…って…」
「ちゅーする」

04-754 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:51 ID:poTT+1Kl
 ぐっ…と圭介の細い肩を抱く京香の手に“ぐっ”と力がこもり、彼女の“清楚なお嬢様”然とした淑や
かな顔が近付く。さらりとしてキューティクルがキラキラした黒髪が、京香の肩を“するり”と滑り、自
分とも由香とも違うシャンプーの匂いが圭介の鼻に“ふあっ”と香った。
「ちょ!やっ…やめっ…あっ…だっ……」
 トイレの中だというのに、ひどく心をざわつかせる“いーにおい”を嗅いで、圭介はひとたまりもなく
うろたえ、パニックを起こし、空気を求めて水面に顔を出した魚みたいに“ぱくぱく”と口を開く。
 その反応は高校生というよりも、むしろ中学生とか小学生の反応に近い。
 性に対する免疫があまりにも無さ過ぎる反応だった。
「ほれ言え。今言え。すぐ言え」
「やっ…だっ…あっ……」
 京香の芳しい吐息が、熱くなったほっぺたに吹きかかる。
 “どきんどきん”と圭介の心臓が早鐘を打ち、唇がわななくように震えた。
「ん~~~~~…」
「言うー!言ういういう言うーーーっ!!」
 『ほっぺた』まで数ミリ…というところで、圭介は降参し無条件降伏した。
「最初から素直にそー言えばいいのよ」
 あからさまに「ちょっと残念」といった顔をしながら腰に手を当てて仁王立ちする京香に対して、圭介
はぐったりとした様子で蓋が下りたままの便座へと座り込む。

 ―――いろんな意味で疲れ切っていた。

「それで?どうなの?来たの?」
「………来た」
 顔を真っ赤にして俯いたまま“ぽちょぽちょ”と呟いた圭介に、
「えー?よぉく聞こえないわぁ」
 わざと間延びした声を出しながら左耳に手を当てて見せる京香が、もんのすごく憎たらしい。
 圭介は「コノヤロー」とか思いながら息を吸って、“男らしく”断言してみせる。
「来た」

04-755 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:52 ID:poTT+1Kl
5 名前: ボクたちの選択(489) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:23 [ EWU.zTc6 ]

 相変わらず俯いたまま、トイレの床タイルから目が離せなかったけれど。
「え?」
「来た!って言ってんだろ!?何度も言わせるなよ!」
「…だって。どう?私の言った通りでしょ?」
 顔を上げれば、いつの間にか京香の手には赤いメタリックな折り畳みのケータイが握られていて、喜色
満面の京香が得意になってソレに話し掛けてた。音がしないようにストラップが一つもついてない事から、
実は最初から通話状態でポケットに忍ばせておいて、タイミングを見計らって取り出したようだ。
 ポカンとした顔で見上げる圭介に向かってバッチリ決まった魅惑的なウィンクを寄越した京香は、実に
楽しそうに、嬉しそうに、面白そうに、ツヤツヤとグロスの光る唇で会話を続ける。
「そう……うん…うんそう……やだ、ホント?……うん…うん…あ、じゃあねー」
「………なにソレ…」
「喜んでけーちゃん!今日は私が奢ってあげる!何がいい?プチケーキ?パフェ?餡蜜?タコヤキ?マッ
ク?モス?何でもいーわよ?」
 一人だけ蚊帳の外に置いてけぼりにされ陰気な目付きで自分を見上げる圭介の両手を取って、京香は、
まるでスターに会ったファンのように胸躍らせる笑顔で振りたくる。
「………だから、何の話だっての」
 ガクガクと体を揺すられながらも、圭介の目はちょっと恐かった。
「いやん。そんな恐い顔。可愛いけーちゃんには似合わないわ。じゃ、また後でね?愛してるっ!」
 パチンとケータイを折り畳んでウキウキと個室を出てゆく京香の後姿を見送って、圭介は気が抜けたみ
たいに個室のドアを見つめた。
 それから、難しい顔をして“じっ…”と宙を見ていたかと思うと、
「賭けしやがったなコノヤロー!!!」
 突然、女子トイレ一杯に圭介のものすごく悔しそうな声が響き渡る。
 心配になって様子を見に来た由香は、個室から聞こえてきたそんな声に思わず苦笑いを隠せなかった。

04-756 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:53 ID:poTT+1Kl
■■【75】■■
 ――山中圭介に生理が来た――――

 その情報は、あっという間に学校中へと広がり、昼頃になるまでには上級生も下級生も彼を見かけるた
びに
 「大丈夫?」とか
 「元気出してね?」とか
 「や~ん…代わってあげた~い」とか
 「お姉様可愛そう」だとか、
 それこそ“面白がってる”としか思えないような言葉をかけてくれたりしたものだから、当の圭介は甚
だ機嫌が悪かった。

 校内比としては、事が事だけにひどくナイーブな問題でもあり、男子よりも女子の方から声をかけられ
る方が多く、それは、彼が「男から女へ」と外見が変化した事で、皮肉にも女子の人気の方が極端に上がっ
た事も一因していた。

6 名前: ボクたちの選択(490) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:25 [ EWU.zTc6 ]
 それも、同級生より、上級生や下級生からの人気が高く、特に「お姉様」とかのたまう“あたまおかし
い”下級生の一団はややこしくて、単純に圭介を「お姉様」として慕う一派と、女だったとわかる前から
(学校ではいまだに『女性仮性半陰陽』ということで通っているのだ)圭介を慕っていた一派に別れてい
た。その上、前者は更に「お姉様のヴァージンを守る」一派と「お姉様のヴァージンは男なんかにはあげ
ない」一派に別れているからさらにややこしかった。
 全体数としてはともかく、その中で、熱烈にラブコールを送ってくるのは数人に過ぎない。けれど、今
回、とうとう圭介に生理が来た事で、学校内でも圭介を完全に「女」として扱う事が暗黙のうちに了解さ
れ、トイレも更衣室もシャワーでさえも、全ての女子用施設の使用が、女子と同じように許可された(…
と京香に言ったら「やっと他の女共も、圭ちゃんが『女』だって認めて“下さった”ってコトじゃないの?
ったく…ゲンキンよねぇ…」と本人よりもずっと怒ってたけれど)ため、「チャンス」を狙う輩が増える
だろう事は“少女達”の中では、もはや必至だと思われている。

04-757 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:53 ID:poTT+1Kl
 もちろん「チャンス」とはいっても具体的に圭介をどうこうする…という事ではなく、圭介とお近づき
に…できれば親密な関係に…というくらいで、大半は、その「親密な」というレベルも「幼馴染みの川野
辺先輩みたいに」という可愛いものだった。
 もっとも、「一緒に買い物したい」とか「一緒にお昼したい」とか「一緒におトイレしたい」とか、中
には「一緒にシャワーしたい」だの「一緒に寝てあの豊満なお胸に包まれたい」だの思わなかった子が全
くいなかった…とは言えないのが、少々困りものではあったのだけれど(つまりは、いたわけだ)。

 この町は、『星人』が圭介のために設え、圭介のために環境や人間の深層心理までも“整備”した町で
はあったけれど、全ての住人の具体的な行動や思想、行動理念までを縛る事までは実施されていない。少
ないながらも、盗難事件や窃盗、強盗、婦女暴行などの犯罪が起こっている事からもそれは明らかであり、
それはまた、町よりもさらに統制された学校という“閉鎖空間”であっても、完全に生徒の行動を制御す
るには至っていなかった。
 確かに、とりたてて進学校というわけでもない学校ではあったけれど、生徒の大半は「激しい気性」と
か「突出した暴力衝動」とは無縁である。だからと言って、別に優等生ばかりというわけでもない。学級
崩壊を起こさない程度に授業は騒がしいし、教師から見た「問題」(そういうのは往々にして生徒から見
れば些細な事だったりする)も日々、駅前商店街の八百屋のキュウリのように一山いくらでポコポコと頻
繁に発生する。
 それは少年少女の性衝動に関して一層顕著であり、いかに人間の持つ動物的な根源衝動が抑制しにくい
か、第三者によって統制しにくいか…の証明ともなっていた。

04-758 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:54 ID:poTT+1Kl
 圭介のケータイに頻繁に入ってきた男子生徒からの“あたまわるい”ラブ・メールは、圭介が片っ端か
ら着信拒否したおかげで、ここ4日あたりはめっきりその数を減らしている。それでもスパムメールのよ
うに手を変え品を変え、ネットカフェや漫画喫茶などから送られてくるものもあって、一日に2~3通の
メールが今も送られてきていた。
 それだけのメールが日々送られて来ている…と知れば、大抵の者は「在校時には尚の事、男子生徒から
のアプローチがあるだろう」…と思うかもしれないが、実はそうでも無い。
 それに関しては圭介も特に不思議に思うことも無く…というより、自分が「不特定多数の男に性対象と
して多大な興味を抱かれている」という事実から無意識に目を逸らしていただけなのだけれど…学園生活
はいたって平穏であった。

7 名前: ボクたちの選択(491) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:27 [ EWU.zTc6 ]
 そしてその影で、その実態も規模も不明な『けーちゃんファンクラブ』なるものが暗躍していた事を知
る者は少ない。
 そうでなけば、ひょっとしたら健康診断のあの一件以後、数日のうちに、一部の男子生徒達によって圭
介のヴァージンは奪われていたかもしれないのだ。

 もっとも、それに対して保健教諭にして『星人』でもある空山美智子が何か対策を施したか…と言えば、
実は全くしていなかったりする。学校と言う鳥篭の中の悲喜交々(ひきこもごも)は、彼女を微笑ましい
気分にさせこそすれ、危機感を感じるような事などほとんど無かったからである。
 もし、圭介が他の男子生徒に力に任せにレイプされたとしても、それはそれとして「その後」の「精神
的なアフターケア」さえすればいいとさえ思っていたのだ。『星人』の因子が発現した以上、命さえあれ
ば後はどうとでもなるし、この学校内で圭介の生命活動を停止させられる人間は一人もいない事は確認済
みだった。

04-759 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:55 ID:poTT+1Kl
 レイプされ妊娠すれば、それもまた良し。
 精神的ストレスから再変体するのなら、それも已む無し。
 実にアバウトにも見えるが、それは「圭介の精神と肉体に人為的な改変を加える事は最小限に抑える」
というただ一点のみを厳守するための処置でもあった。再変体というリスクによって圭介のマトリクスが
変異してしまう恐れもあったけれど、長大な寿命を持つ『星人』にとって、圭介という個体のみに全ての
希望を託すほど、美智子は楽観的でも悲観的も無いというだけの事なのだ。
 「圭介がダメなら、次がある」
 その認識は、『星人』の倫理観には反していない。

 話を元に戻そう。

 そんな風にして、圭介の「女」としての「生理」が校内に知れ渡った事で、男女共に彼を見る眼が確実
に変わったのは事実だった。
 そして今日、生理2日目を迎えた圭介は、彼を取り巻く周囲の人間に対して劇的な影響を与えていた。
 主に異性に対して「ものすごい引力」を備えてしまったのである。
 果たしてそれが、『星人』と地球人とのハーフである彼特有の資質なのかはわからない。それでも、圭
介の表情、視線、唇の動きから胸の揺れ、指先の動きやスカートから伸びる白い太股に至るまで、全ての
「女」を示すパーツに男達の視線が集中していた。
 どこにいっても、何をしていても、常に男達の視線がまとわりつく。

 ところが、当の圭介は…と言えば…。

         §         §         §

 昼休み、「今日は弁当は無い」という健司に付き合って、いつもの3人で食堂に来ていた。

 話していたのは、水泳部で行われる3年生の第一次追い出し会の事だった。

04-760 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:55 ID:poTT+1Kl
8 名前: ボクたちの選択(492) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:28 [ EWU.zTc6 ]

 8日前の12日に部長引継ぎを終わらせた水泳部は、夏の大会出場者を除いて事実上部活から引退する
3年生を、血も涙も無い受験地獄のただ中へ叩き込む……もとい、送り出すために3年対1・2年生混合
チームでの全体記録会を行う事が毎年の恒例になっていた。部活動の一環…というわけでもなく、主に
「あくまで生徒の自主活動」という名目にはなっていたけれど、自己ベストを更新した部員から抽選で選
ばれた人に贈られる商品の経費はOBのカンパと部費から捻出されていたから、半分は部活動のようなも
のだ。
 確か、去年は東京ディズ●ー・シーへの1泊2日の招待券だった。
 今年は、大阪ユニ●ーサル・S・ジャパンへの招待券だと発表されたばかりだった。
「でも残念だよねぇ…夏の大会の代表選手に選ばれた1・2年生には、勝っても権利が無い…なんて…」
 自分が持ってきたデカ弁当を既に平らげてしまった由香は、食堂のサブメニュー「小どんぶり(親子)」
を食べながら言った。
 いつもながら健啖な彼女に、もう誰も驚いていない。
「仕方ないよ。あくまでこれは3年生のためのイベントだし。俺達が万一勝ったりしたら、何のためのイ
ベントだかわからなくなっちゃう」
 自分の家で作った油揚げで握った稲荷寿司を、食堂の箸で一つつまみながら、困ったような顔で健司が
肩を竦めた。
「まあ、確かにそうだけどぉ…もし健司くんが勝ったら、3人で行けるじゃない?夏休みに」
「招待券はペアだよ?」
「じゃんけんで一人は自腹」
「あ、やっぱり?」

04-761 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:56 ID:poTT+1Kl
「当然じゃない。……あ、それともけーちゃんと2人っきりで行きたい?」
「え?いや、そんなの悪いよ。だったら由香ちゃんとけーちゃんで」
「それじゃ意味無いの」
 由香はそこまで話すと、
「けーちゃん……ねえ、聞いてる?」
 シューマイを挟んだ箸を持ったまま、ぼ~~っ…としている圭介を見た。
「けーちゃん?」
 今日の圭介は、いつにも増して変だった。
 ………いやべつに、「いつも変だ」という話では無くて。
「…ん?なに?」
「………話、聞いてた?」
「…ごめん。なんだっけ?」
「健司くんがね、けーちゃんと2人きりで旅行したいって話」
「ふぇ?」
 途端に、圭介の顔が“ぶあっ”と劇的に変化する。
 まるでリトマス試験紙だ。
「あ、赤くなった」
「ば…馬鹿っ!コノヤロ健司!変な事言うなっ!!」
「…ひどっ!俺、そんな事言って無いよー…」
「え?」

9 名前: ボクたちの選択(493) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:30 [ EWU.zTc6 ]
 “きょとん”とした圭介に、健司がなんとも言えないような顔をして無言のまま由香を指差す。
 視線を転じれば、何事も無かったかのように真犯人がお茶を啜っていた。
「ゆ~~~~か~~~~……」
「だって、今日のけーちゃんってばヘンなんだもん」
「ヘン…って…どうヘンなんだよ」
「うーん……なんか、えっち」
「はぁ?」
 そうなのだ。

04-762 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:57 ID:poTT+1Kl
『なんか、えっち』
 そう表現するしか無い。
 今日の圭介は、ずっとどこか夢見るような顔をしていた。目も、朝からいつも潤んでいるし、ほっぺた
も赤い。
 まるで、いつも『発情』しているかのような感じだった。
 おまけに、物憂げに「ふう…」とか溜息を吐(つ)いたりなんかするものだから、普段とのギャップで
「オンナのミリキ」100%増し…って感じだ。
「えっちってなんだよ、えっちって」
「言葉通りだよ?…うーん…えっちがイヤなら………『エロい』?」
「やめれ。…というか疑問系で言うな」
 圭介はなんだか体中から力が抜けるのを感じ、弁当箱を押し退けるようにしてテーブルに突っ伏した。
 実際、ほんのりと赤い顔で目が潤み、重たそうでやーらかそうな胸を、食堂のテーブルに“のしっ”と
乗せながらぐったりする圭介を見たら、たぶん10人中9人くらいまでが「エロっ!」と言いそうだった。
 圭介にしてみれば、初めての生理で体がなんとなく熱っぽく、だるくて、腰が重くて痛いから、いつも
のように走ったり笑ったり出来ないだけ…なのだけれど、確かに、ちょっと張ったおっぱいを気にしたり、
折に触れてスカートを押さえたり、座る時に気をつけながらゆっくり腰を下ろしたりする姿は、同性の由
香から見てもちょっと「おしとやか~」な感じがした。それが“あの”けーちゃんなら、他人から見た
“それ”は、ものすごい「破壊力」かもしれない。

04-763 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:57 ID:poTT+1Kl
「ほら、おへそ出てる」
 胸をテーブルに乗せてだらしなく“ぐたー…”としているためスカートからブラウスが出てしまい、ちょ
っとだけ可愛く覗いた圭介のお腹を、由香は笑いながら突付いた。
「やめれ」
「いいよねぇ…けーちゃんは。ウエスト細くて」
「やめれっての」
 由香の指を“ぺいっ”と押し退けて、圭介はごそごそとテーブルに伸びたままブラウスをスカートに入
れた。本当はTVとか漫画でよく見るように、ブラウスもスカートに入れず出しっぱなしにしたいところ
なのだけれど、由香先生の厳しい『女の子チェック』では決して認められていなかった。
 やぶったらキツイおしおきのすえ廊下に正座。
 もちろんオヤツのプリンは没収である。
「そういえば、7月に入ったらプール開きでしょ?けーちゃん、水着って買ってある?」
「なんだよ…唐突だな」
「そう?健司くんの話が出たから」

10 名前: ボクたちの選択(494) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:31 [ EWU.zTc6 ]
「ついでかよ」
「まだ先だもん。それに、プールの前にはもう一つイベントがあるし」
「イベント?」
 由香が『にへ~~…』と笑った。
「期末テスト」
「うえ~~~…」
 圭介はさも嫌そうに下顎を突き出し、いかりや長介のようなダミ声を出した。
 せっかくの“美少女”が台無しである(ここは笑うところじゃありません)。
「水着は期末の後に一緒に買いにいこ?」
「あ~~~う~~~……」

04-764 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 00:59 ID:poTT+1Kl
 圭介はテーブルにおでこを“ごんごんごん”とぶつけながら、自分が体育のプール授業の事をすっかり
忘れていた事に、今さらながらショックを受けていた。
 プール開きは、7月の第一週。圭介のクラスは7月の5日だ。
 しかもこの学校の水泳の授業は、男女混合だ。つまり、女になったこの体を、水着一枚だけの状態でク
ラスの男達の前に晒すわけである。
『クラスの馬鹿共に見られるのかー……』

 ――――――ちょっとブルー入りました。

 県によっては、どうにも勘違いしまくった教育委員会によって、中途半端に「男女平等教育」だとか
「ジェンダーフリー教育」だとかいう『ガラクタ教育』を「時流に乗り遅れないように」とばかりに取り
入れていて、そういう観点から男女混合だったりするのだけれど、この学校は、生徒会の投票で議決され
た、れっきとした生徒主体の授業形態だった。その上、水着は「遊泳の阻害」と「モラルの逸脱」さえ無
ければ体育時の服装と同じく、“高校生らしい範囲で”色も形も自由であり、肌を見せたくない者はそれ
なりのものを、思いきり男子を挑発したい者は許される範囲でギリギリのものを、それぞれ選ぶ事が許さ
れていた。
 校長からして「よく学び、よく遊び、よく楽しめ」をモットーとする学校…というのも、なんだか遊び
に比重がありそうで珍しいけれど、それで問題が無いのだから、保護者からの抗議も極めて少ない。
 なんにせよ、生徒主体で決められた授業形態を、その生徒が自らボイコットするわけにもいかなかった。

04-765 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:00 ID:poTT+1Kl
『水着…かぁ……』
 去年はパンツだけで良かった。
 でも、今年は女物の水着を、自分で買ってこないといけない。
『多恵さんは専門外…かなぁ…』
 やっぱり由香と一緒に買いに行った方がいいだろうな、と思う。あんまり成長していない由香でも、水
着は新しいのを買うだろうし……と、彼女が聞いたら怒ってむくれて拗ねまくるようなものすごく失礼な
事を思いながら、圭介は隣に座る健司の、箸を持つ右手の指を見た。
 健司の手は、ゴツくて大きくて指も太い。
 水を強引に引き寄せ、押し出し、掻き分ける水泳選手の手だ。
『健司は水泳をずっと続ける…のかな…』

11 名前: ボクたちの選択(495) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:33 [ EWU.zTc6 ]
 期末テストは6月27の火曜日から、6月30日の金曜日まで。それに先駆けて、今週の金曜日の6月
23日には、進路指導が予定されている。この進路指導で、今まであやふやだった自分の進路が具体的な
色を帯び始めるのだ。
 そして、健司、由香の、2人の幼馴染みとの関係の行く末も。
『東京の大学……狙ってるんだよな…』
 テーブルにおでこをつけながら、美味しそうに稲荷寿司を食べる健司の、牧歌的にのどかな顔を盗み見
る。

 ―――別離(わかれ)は、近い。

 それを思う。
 思う事で、胸の奥にある何かが、“ぎゅうっ”と誰かに握り締められるような気がする。
 きちんと考えなくてはいけないのだろう。
 けれど今は……あまり考えたくなかった。

■■【76】■■
 生理になると、なぜお腹が痛くなるのか。

04-766 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:00 ID:poTT+1Kl
 男だった時には、単純に「血が出るから」としか思っていなかった。
 けれど、女になってからは自分のものでありながら未知のものである女の体について、きちんとした知
識が必要だという由香先生のお言葉により、圭介は保健体育の教科書とかネットとかで少し調べてみた事
がある。

 簡単に言えば、生理痛と言うのは
 「受精卵をちゃんと着床させるために体が懸命に作り上げた子宮内膜が、
  受精しなかった事で不要になり、
  次の排卵に向けて再度作り直そうと不要になった物を体外へ排出しようと子宮が収縮を繰り返すから」
 だという。
 その「収縮」によって、子宮の壁に作った「子宮内膜」をバリバリベリベリと強引に剥がし、排出する
作業を、生理痛として感じるのだ。
 今朝、圭介がトイレで見たレバーみたいなものは、単に血が固まったものだけではなく、その子宮内膜
の一部(?)も含まれていたらしい。

 ―――正直、思い出して気分が悪くなりました。

 由香に、「生理痛は温めると楽になる」と教えられて、圭介はブラウスの下にシャツを着込む事にした。
実は、今朝も一応言われてはいたのだけれど、家を出る時には薬が効き始めていたし何より遅刻寸前だっ
たから、ブラウスを着る時にすっかり忘れていたのだ。
 後、腹巻きをする事も勧められたけど、これはちょっと躊躇した。

12 名前: ☆ 投稿日: 2004/07/01(木) 00:34 [ EWU.zTc6 ]
ここまで。

04-767 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:01 ID:yGsCA/9K
なにコピペしてんだ屑!
また荒らしがやってくるだろ?
せっかく荒れの原因が去ったというのに。

04-768 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:01 ID:poTT+1Kl
19 名前: ☆ (4umEMRFs) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:36 [ kBSF2jgM ]
 本スレの方が、イイカンジで和んでますのでこちらに投下させて頂きました。
 こちらに投下したことで、頭が弱い云々よりもまず、なんだか愉快で面白い人達がまた騒ぐかもしれませんが、本スレに迷惑かけないようスルー願います。
 まったりいきましょう。
 まったり(はふぅ…)。

20 名前: ☆ (4umEMRFs) 投稿日: 2004/07/01(木) 00:50 [ kBSF2jgM ]
今一度読み返してみたら、いろいろ間違いがありました…。
いつも専用ブラウザからの投下なので、馴れないと確認作業が散漫になりますね。

04-769 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:05 ID:yNLf2hGD
>☆様

しばらくいらっしゃらないと思ったら、議論スレのほうにいらしていたのですね。
嵐のせいでこんなことになって・・・お気の毒です。

>>751-768
そんな手段を使ってはもらいたくないですが、おかげで☆様がお元気だということがわかりました。
そのことだけは感謝します。

04-770 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:09 ID:+KIhypGb
おまんこなスレだ

04-771 :◆QT4umEMRFs :04/07/01 01:10 ID:ku8pN/0Y
とりあえず御報告…と思ったのですが、来てみてびっくり。
完全にマークされてますね。
面白がってはいけないのでしょうが…なんだか面白いです。
人はここまで偏執的に人をつけまわせるのだなぁ…と。

04-772 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:16 ID:wGO6SUjh
>>771
確かに粘着質ですよね。
けど・・・実は>>769さんと同意見です。
したらばに感想を書くのはなんだか怖くて・・・
ここに貼ってくれたことにちょっと感謝w

04-773 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:36 ID:QizX2JF7
誰かこの画像のSSキボン。


http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087919417918.jpg


太夜叉さんが書いてくれると嬉しいんだけど・・・駄目ですか?

04-774 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:39 ID:N4cvqdAH
申し訳ありません。
IDが変わっていますが、☆さんのSSを無断で貼り付けた椰子です。
あんな所に行って欲しくはなかったので、ついやってしまいました。
本当は、>768の後に

以上は、したらばの全肯定スレに投稿されていたものです。
執拗に続く荒らしの攻撃のせいで、ついに☆さんは出て行ってしまいました。
責任を感じてください。

というレスを入れる予定だったのですが、PCが・・・

>>771
荒らしまがいのことをして重ねて申し訳ありません。
反省の意味をこめて、以降ROMに徹します。
ご迷惑をおかけしました。

04-775 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:46 ID:en6Zhkdt
>>774
おまえは2ch系掲示板というものをまったく理解しておらんな。

04-776 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/01 01:53 ID:UkK14pCJ
>>748
女の部分をどう表現しようか悩んで書いてますた。

>>773
現在「教科書~」の第6話の執筆中なのですが、その後でも良いというなら書かせてもらいます。
ちょうど自分もこの画像で何か書きたいな~って思っていたところなんで。

04-777 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 01:59 ID:1B9Xr5lP
>>774
これであなたも、めでたく安置認定(w

04-778 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 03:50 ID:UyJGRatx
>>774
こういうこと書くとまた批判が出るかもしれないけど、
オレはGJだと思った

☆氏にはなんとかこっちでも頑張ってほしい・・・
・・・と言ってもこの状況じゃしばらくは無理か_| ̄|○

>>775 >>777
必死だな

04-779 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 05:17 ID:qC8rye/Y
>>744
ほんだしはん、読んでて楽しかったぁ

04-780 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 09:46 ID:r2cVmBso
>>744
おれもほんだしはんすっきゃでー

04-781 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 09:52 ID:XbYYyaD6
自分が荒らし行動を取っていると言う認識の無いヴァカがいるんだな。そりゃ、荒れ続けるわけだよ・・・orz

04-782 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 11:16 ID:1f4t5+6C
オマエモナー

04-783 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 12:40 ID:5xhTLRQV
どうも、バイト終ったほんだしです。

>>746
 何となく描いたら勿体無くなってUPしてみた次第です。
出過ぎた行動だったと反省しております。申し訳無いっす。

>>750
 以上の理由から画像の方は消去しておきました。
ごめんなさい(´・ω・`)

04-784 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 15:38 ID:ZjUop0EC
>>781
>>2
>なおsage進行でお願いします。
を無視している君にはその認識はあるの?

04-785 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 16:09 ID:bDfTaivv
21にもなって、循環論法の矛盾を理解できていない低脳(>782,>784)がいるようなので、あえて書いておく。
いちいち反論しないと気が済まないから荒れるんだということを、>781は指摘している。
したがって、循環論法のレトリックを回避するのであれば、この場合の荒らし行為は>782,>784が行っていると結論付けられる。

早い話が、>782,>784は回線切って氏ね

04-786 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 16:35 ID:jE9HipCa
>>785
あいたたた~

04-787 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 16:59 ID:BKco+z/n
だから、ここで口論するのは止そうよ。

ここは純粋に職人さん達の小説を楽しむ掲示板。
一言レスとか(感想以外)本当に掲示板の無駄遣い。

荒れたら職人さん達のテンションも当然下がるし、投稿してくれなく
なるかも知れない。
互いを罵るレスとかはもうウンザリだから(お互いムキになり、口論続く)。
静かに投稿待とうよ。
レスは小説の感想とかで十分。

自分達でこのスレ潰してどうするの。

04-788 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 19:04 ID:5xhTLRQV
漢はだまってSS投下。

んでわ海編第2弾ドゾー(´・ω・`)ノシ

04-789 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 19:05 ID:5xhTLRQV
「し、死ぬかと思った・・・」
 あの後ノリが浮き輪を持ってきてくれたので何とか助かった。
「和久が抜け駆けするから悪いのよ」
「お前なぁ・・・。さっきのはホンマに危なかったで」
 和久が浜に敷いてあるゴザに倒れるように横になる。
「後向いたらお前等三人が沈んでくのがみえてビビったぞ」
「いや、助かったよノリ。お前がいなかったら死んでた」
 ノリが四人分の飲み物を買って帰ってきた。スポーツドリンクを受けとって
一口飲む。海水で荒れた喉が癒される。
「ぷはっ。生き返った」
『ぐ~』
「うっ」
 お、お腹が鳴ってしまった。
「あら、もうお昼ね。海の家でお昼食べましょ」
 桜子が砂を払いながら立ちあがる。
「せやな。俺はもう腹ペコや」
 そう言えばもうそんな時間か。それにしても海で食べるラーメンとか焼きソ
バって何であんなに美味いのかな。

04-790 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 19:07 ID:5xhTLRQV
「よっしゃこい!」
 ボンッ
 ビーチボールが跳ねる。
「いくでー。辰実パスや」
 和久のトス。
「まかせろ!うりゃっ」
「おわっ」
 会心のアタックが決まった。受け損ねたノリが砂まみれになる。
「へっへ~ん。どうだ」
「ノリ、しっかりやりなさいよ」
「ぺっぺっ!桜子、お前も働け!」
 さんざん泳いだ俺達はビーチバレーをしていた。久しぶりに全開で身体を動
かした気がする。気持ち良いもんだ。
「くそぅ。なんか1対2で勝負してる気がするぞ」
 実際桜子はあまり動かずにノリ一人でボールを追っかけていた。
「ねえ辰実ちゃ~ん?私と組みましょうよ~」
 桜子がくねくねと”しな”を作って近寄ってくる。
「却下。お前と一緒だとロクな事がない」
 襲われたり襲われたり襲われたり。
「何よケチー」
「おわっ!だから抱き付くなって!」
 ただでさえ水着で露出度が高いんだから本当に抱き付かないでくれぇ。
「なんつーかあれだな。目の保養だな」
「せやなぁ」
 うんうんと頷く野郎二人。お前等も止めてくれよ・・・。
「きゃっ」
『ズルッ』

04-791 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 19:08 ID:5xhTLRQV
 ・・・ズル?
 桜子が尻餅をついている。和久とノリは固まってこちらを見ている。心なし
か周囲の視線も集まってるような・・・。
「・・・・・・・・・」
「痛ったーい」
 尻をさすってる桜子が手に持ってるのは水着。うん、それはわかった。
・・・・・・誰の?
「・・・のわああぁぁぁぁ!!」
 俺の水着かー!!!
「お、落ち付け辰実っ・・・おわっ」
「うわっ!」
 慌てて近づいてきたノリが砂に足を取られてこける。その勢いで俺まで押し
倒されてしまった。
「あたたたた」
「・・・・・・」
 お、重い。
「ノリ、おも・・・」
「・・・・・・やーらかい」
 ノリの両手が丁度俺の胸を鷲掴みにしていた。しばらく思考が止まる。
「・・・・・・ノリ」
「うへへ・・・ん?」
「死ねえええぇ!!!」
「うげぁっ!」
 ノリを思いっきり殴り飛ばして桜子から水着をふんだくる。
「うわーん!見られたー!!」
 ものすごい人数に乳を晒してしまった。うぅ、半泣きだ。
「あはははは。ごめんね辰実ちゃん」
 あはははじゃない。やっぱり桜子と関わるとロクな事がない・・・。

04-792 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/01 19:09 ID:5xhTLRQV
本日は以上・・・って少なっ_| ̄|○

明日お仕事お休みなのでがんがって書きます(⊃Д`)

04-793 :名無しさん@ピンキー :04/07/01 19:28 ID:QizX2JF7
>>792
ほんだしタン
 (*゚ー^)b<GJ!

 おおお!リアルで見てしまった。
 オーソドックスのお約束シーンですけど・・(・∀・)bィィ!!

04-794 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 20:17 ID:l9gb9k66
http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087832730086.jpg
「なんで俺が女にならなきゃいけないんだよ。すべてお前の薬のせいだ。」

http://tsadult.s7.x-beat.com/cgi-bin/picbbs02/src/1087919417918.jpg
「あんなに乱れてたのに、そーゆーこと言う?」
「てーか、解毒薬作れるの俺だけなんだけどなあ。くくく。」

04-795 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:14 ID:SBYimjxc
>482氏に捧げます

現スレに間に合ってよかった

04-796 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:15 ID:SBYimjxc
ん・・・温かい・・・誰だろうこの人は・・・

月明かりの下ボクは男の子と抱き合っている。顔は見えないけど歳はボクと同じぐらいかな?
恥ずかしい筈なのにこの人といると不思議と心が安らぐ。
唐突にボクは立ち上がりその人と何かを話す。涙で目の前の景色が霞む。
やがてボクの身体は空へ・・・そしてその人の姿は小さくなって消えた。

pi pi pi pi pi pi・・・・・・・
「ん・・・もう朝・・・・・・起きなきゃ・・」
12月の冷たい空気がベッドから出るのを邪魔する、ボクは何とかのそのそとベッドから這い出し目覚し時計を止めた。
急いで洗面台へ向い、寝癖で乱れた髪をブラシで整え制服に腕を通す。ボクも高校生になってもう8ヶ月、もう慣れたもんだ。
ジャムたっぷりのトーストとホットミルクを急いで身体に流し込み突き刺さるような寒さの通学路に駆け出した。
息が白い、冬の寒さがスカートから出た脚に容赦なく突き刺さった。
「ふぅ・・・寒い・・・早く行こ」
ボクはさっきより歩くペースを上げ学校へと急いだ。

04-797 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:16 ID:SBYimjxc
>796
「おはよ!明!」
親友のメグが背後からボクの背中を叩きながら現れた。
「あ、おはようメグ!」
「お、明なんだか嬉しそうな顔してる・・・ひょっとして夢の王子様?」
夢の王子様とは今朝見た夢に出てきた男の子のことだ。小さい頃から良く見るこの夢のことをメグこと杉田恵に教えたのは今更ながら失敗だった。
「う・・・うん・・・」
ボクがおずおずと答えるとメグは玩具を見つけた子供のような笑みを浮かべた。
その笑顔はボクにとっては悪魔の笑みそのものだった。
「あきらぁ・・・現実を見ようよ。クラスで彼氏いないの私らぐらいだよ。もてないわけじゃないんだからさぁ」
「そういうメグもこないだB組の松崎君振ったでしょ。何度目?」
「うっ・・・だって・・・あいつしつこいんだもん。・・・まあ、それは置いといてそんな彼氏のいない貴方に朗報です。明日のクリスマスイブ、なんと合コンを企画しました。ぱちぱちぱち」
そう言って手を叩きながら1人盛り上がるメグ、だけどボクは気が乗らなかった。
「ごめん・・・ボクはいいや。」
「なんでよぉ」
「ごめんね、圭子でも誘ってよ。」
ボクが謝るとメグは口を尖らせ抗議してきた。だけどすぐに表情が変わり"お願い"モードに入っていた。
「と言うか・・・・お願い、その圭子が彼氏できたからってドタキャンされたのよ、お願い、私の顔を立てると思って、ねっ!」
「わ・・・判ったから・・・行くから・・・顔を上げて、恥ずかしいから」
気づくと周りから視線が注がれていた。わざとらしいほどのメグのお願いモードにボクは折れて首を縦に振ってしまった。
「じゃあ決まり、さっすが"妹にしたい女子"ナンバー1の明ちゃん、じゃあ7時に駅前のツリーで待ち合わせね」
「もう・・・げんきんなんだから・・・って一体何のアンケート?"妹にしたい女子"って、ねぇ・・・ねぇってば」
メグの後を追って廊下を走る、途中先生に怒られたけど今この瞬間、瞬間が楽しかった。
・・・だけど・・・あの夢を見るたびに感じるなにか・・・言い表せない喪失感のようなものは何だろう・・・・

04-798 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:16 ID:SBYimjxc
>797
この日、終業式だけの学校が終わりボクたちは街に繰り出した。流行のクリスマスソングが街に流れ明日のイブを待ちきれない、そんな華やいだ街の空気と裏腹にボクの心に残った喪失感はいまだ拭えずにいた。
うつむき加減に歩くボクをメグが気遣い声をかけてくれた。
「ちょっと、明、大丈夫?顔色悪いよ。」
「う・・・うん、ちょっと考え事」
「調子悪いならもう今日は帰ろうか?楽しみは明日なんだし」
メグの言葉は今のボクにとてもありがたくボクはメグの言葉に甘え小さく頷いた。
「じゃあ、今日はもう帰ろう、"妹にしたい女子"ナンバー1の明に何かあったら私が全校の"おにいちゃん"に殺されちゃうもの」
ありがとう・・・・メグ・・・・でもそのアンケートのこと今度答えてもらうからね・・・

家に帰るとバッグを放り投げベッドに横たわる。頭に浮かぶのはやはり夢のことだった。
昔から見ていた夢、あまりにも良く見る夢・・・・
前から気になっていたけど最近は特に気になって気づけば夢のことばかり考えている。
あの人は一体誰なんだろう、もし逢うことができれば今までの疑問がすべて解決するかもしれない。
ベッドに横になるうちにボクは睡魔に襲われ眠りに落ちていった。

04-799 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:17 ID:SBYimjxc
>798
カンカンカンカン・・・・
踏み切りの音が鳴り響き特急電車が入ってくる。
「頑張れよ」
「お前もな」
「また会えるだろうからさよならは言わない、またな・・・」
目の前の男の子が列車に乗り込み二人の間がドアに遮られる。その時ドアの窓に写ったボクの姿は・・・男だった。

ザザ・・・・ザザザ・・・

唐突に視界が放送終了のテレビのように砂嵐に包まれ目の前の駅は消え去っていった。

(ん・・・なに・・・ここは・・・誰かのお葬式?)
ふすまが開き見慣れた人が入ってきた。それはあの男の子だった。
部屋に入るなりその男の子は部屋に寝かされた遺体にすがりつき声を枯らして泣いた。そして遺体の顔にかけられた布が外され、そこに現れた顔はさっき見た"男"のボクだった。
「篤志君・・・気を落とさないでね」
「はい・・・」
周囲の大人たちが男の子に声をかける。
(そっか・・・篤志君って言うんだ)
やがてボクは天井を突きぬけ空へ・・・空へと昇ってゆき、いつのまにかボクの姿は女に戻っていた。


はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・
気がつくと窓の外はすっかり暗くなっていた。シャツが汗で身体に張り付き気持ち悪い。夢の中ではボクは男の子だった。慌てて胸に手を当てると柔らかい感触が伝わる。
(良かった・・・夢か・・・)
そう思ったものの今日の夢は妙な現実感があった。それに今日の夢でわかったことがある。あの男の子の名前が"篤志君"だということだ。

04-800 :◆PETORIs7YU :04/07/01 22:21 ID:SBYimjxc
とりあえず前半パートです。
この話エロが無いかも・・・どうしよう

それにしても33歳と16歳のカップル・・・

04-801 :名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:36 ID:qC8rye/Y
ほんだしはんはいつも明るいエロやね。
お、鶏さんも。
あの物語の抜けてる部分が読めるんですね、うれしー!

04-802 :482:04/07/01 23:33 ID:X2uw5aDc
うわぁ、どうしよう。
鶏さんが応えてくれたことが嬉しくて、明の気持ちが切なくて、もう涙、涙です……
ホントに、ありがとう。

04-803 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 02:54 ID:ReyUuWFF
>>785
それお前に全部当てはまるな。

04-804 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:15 ID:LF1ikK93
暑さで死にかけのほんだしです。SS投下いたします。

それではドゾー

04-805 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:16 ID:LF1ikK93
「あ~、疲れた」
 流石に泳ぎ疲れてゴザに座る。
「何や、もう泳がんのか辰実」
「ちょっと休憩」
 和久も隣に座る。桜子とノリはまだ泳いでいるみたいだ。元気だなぁ。
「喉乾いたな」
 ノリが買って来てくれたスポーツドリンクはもう飲んじゃったし。買いに行くかな。
「あれ?」
 ゴザの隅にペットボトルが転がってる。中身は水かな。
「これ誰の?」
「さあなあ。桜子の荷物の近くやから桜子のとちゃうんか?」
 桜子のか。ラベルが剥してあるし封も開いてるみたいだけど中身は減ってない
な。中身を入れな直したのかな。
「ま、いいや。もらっちゃえ」
 キャップを外して一気に飲む。
「ぶっ!?ごほっごほっ!」
「辰実!?」
 の、喉が焼ける。ものすごいアルコール臭。例えるなら化学の実験の時のアル
コールランプ・・・。
「な、なんだこれ・・・うあ」
 一口飲んだだけなのに視界が歪む。
「おい辰実!しっかりせえ!」
「・・・和久」
 倒れてしまったらしい。ダメだ、頭がぼーっとする。
「いったい何を飲んだんや・・・うわっ、こりゃごっつい強い酒やで!」
 和久が一口含んで吐き出す。
「こらアカンな。辰実、一回旅館に行くで」
「ん・・・」
 朦朧とした意識で一回こくりと頷く。
「よっしゃ、ちょっと我慢せえよ」
「あ」
 和久におんぶされてしまった。・・・なんか嬉しいな。

04-806 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:18 ID:LF1ikK93
「さてと、少し休んだら治るとはずや」
 旅館の部屋。和久が敷いてくれた布団に横になる。頭がふらふらして気持ちいい。
「水貰ってくるわ」
「ダメ・・・」
 部屋を出て行こうとした和久に無意識に抱き付いてしまった。
「こらこら辰実。水もらいに行かれへんやんか」
 困った顔で和久が頭を撫でる。思考がとろける。
「ん・・・和久ぁ」
「やれやれ。ホンマに辰実は酒が入ると性格変わってまうんやなあ」
 和久があやすように頭を撫で続ける。胸の奥が切なくなる。
「和久・・・好き・・・・・・」
 ぎゅっと抱き付く。自然とそんな言葉がでた。
「・・・辰実、お前酔うとるんや。少し休めや」
 肩に手が置かれる。引き剥がされまいとさらに強く抱き付く。

04-807 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:19 ID:LF1ikK93
「・・・好き」
「辰実・・・」
 和久の動きが止まる。
「まいったなぁ・・・。俺かて我慢の限界があるで」
 それだけ言うと和久も抱きしめてくる。
「あかんな・・・ずっと我慢しよ思てたんやけどなあ」
「和久ぁ・・・好き。好きだよ」
 自然と涙が溢れた。何で自分が泣いているのかわからない。
「なあ辰実。それ本心か?」
 抱きしめたまま頭を撫で続ける。どうなんだろう・・・頭がぼーっとして考え
がまとまらない。
「ん・・・・・・わかんない」
「そうか」
 和久がじっと顔を見つめる。そのまま唇が重なった。
「ん・・・」
 ただ触合うだけのキス。
「ふぅ」
 唇が離れる。和久の顔を見ると微笑んでいるよな気がした。
「・・・もっと・・・したいな」
「辰実・・・」
 唇がぶつかる。さっきのとは違う唾液を交換するような深いキス。もう何も
考えられない。
「んん・・・ふぅ・・・んあ」
 ぴちゃぴちゃと音が響く。お互いの舌が絡む。
「辰実、ホンマにええんか?」
 キスを止めると和久がそんな事を聞いてくる。身体が熱い・・・もっとしてほ
しいと思った。
「うん・・・いいよ」

04-808 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:20 ID:LF1ikK93
 ゆっくりと布団に押し倒される。首筋に和久がキスをする。
「あん・・・くすぐったい」
「ちょっとしょっぱいな」
 和久に舐められた場所が熱い。水着がたくし上げられて和久の手がじかに触れる。
「んあ・・・あぅんん・・・」
 じれったいほどゆるゆると揉み解すような愛撫。先端がカチカチになるのがわか
った。
「立っとるで辰実」
「んん・・・バカ」
「アホはええけどバカって言うな」
「ふぁあ!・・・くぅん」
 起立した先端が口に含まれ舌先で転がされる。ビリビリと電気が走る。
「辰実・・・可愛いで」
「はぁ・・・あう、うぅん」
 和久の言葉が脳に染み込んでいく。心まで溶けていくような感覚。
「辰実、俺を恨んでくれてかまわん。俺は今女のお前が愛しくてしゃーないんや」
 身体中を愛撫しながらそんな事を囁く。胸の奥がたまらなく切ない。
「うん、いいよ。私も和久が好き」
「男に戻らんでもええんか?」
「うん。私も今が・・・あん・・・以外と気に入ってる・・・から」
 これは・・・多分本心だと思う。女になって確かに色々変わったし皆の態度も
変わった。けど、和久達は私を前のままの『佐伯辰実』として接してくれた・・・。
「そうか・・・」

04-809 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:22 ID:LF1ikK93
「あんっ!ふあぁあ!」
 和久の指が秘唇に潜り込んでくる。思考が完全に弾け飛ぶ。
「あぁんっ、んんっ、あ・・・和久ぁ」
「ごっつい締め付けや。指が食い千切られそうやで」
「あっあっあうっ!はぁん」
 水着の中で手が蠢く。太股までぐっしょりと濡れている。
親指が秘唇の上部の突起に触れる。
「うあ!あああっ!ああん!」
「大洪水やな、辰実」
 コロコロと指で転がす。その度に背筋に電撃が走る。
「そろそろ・・・ええか?」
 ぼやけた頭で和久が言いたい事を理解する。
「はぁ・・・はぁ・・・」
 息が上がって声が出ない。一度だけ頷く。下の水着が脱がされる。手伝うよう
に腰を少しだけ上げる。
「いくで」
 両足がゆっくりと開かれる。”クチャ"といやらしい音が響く。和久のものが
あてがわれる。
(・・・熱い)
 今となっては自分にはないもの。不思議だが嫌悪感や恐怖は無い。

04-810 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 15:23 ID:t6otpZX7
>>803
いちいち蒸し返すなや

04-811 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:23 ID:LF1ikK93
「くうっ・・・・・・・・・んん」
 押入ってくる。異物の侵入に筋肉が萎縮する。
「辰実、大丈夫か?」
「ん・・・平気、大丈夫・・・だから」
「わかった。力抜けよ」
「はぅっ・・・・・・・・んあぁぁ!」
 一気に押し込まれる。痛みと熱さが全身を駆け巡る。
「全部入ったで」
「はぁ・・・・・・・あ・・・あん」
 繋がったまま抱きしめられ頭を撫でられる。少しだけ痛みが薄らぐ。
「動いて・・・いいよ」
「ん」
 様子をみるようにゆっくりと和久が動く。
「あうっんん・・・あっあっあっ!」
 少しずつ動きが速くなって行く。身体の感覚が麻痺していく。
「くあ・・・た、辰実」
「和久和久ぁ!」
 和久にすがりつき、首筋に顔をうずめる。頭の中を鼠花火が跳ね回っている。
「も・・・限界や」
 和久の動きがさらに速くなる。繋がった部分が溶けてドロドロになっている気
がする。
「ああっあんっあっ!ふああああぁぁぁぁぁ!」
 今までで一番強く腰が叩きつけられる。膣内の奥にぶつかる感覚に意識が飛ぶ。
「ううっ!」
 和久のものが引き抜かれお腹に熱い飛沫が迸る。
そのまま意識は真っ白になった・・・。

04-812 :ほんだし ◆uYPVV9XEko :04/07/02 15:26 ID:LF1ikK93
本日は以上!

そして和久と一線を越えてしまった辰実の胸中に飛来する想いとは!
ず~~~っと前に出た黒服の男の正体とは!?

ってな感じでそろそろラスト近いです。頑張りつ。

04-813 :810:04/07/02 15:29 ID:t6otpZX7
ええと…
倉庫に首が連れるロープはあったかな…
じゃ、逝ってきます

04-814 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 15:33 ID:55zKxiog
話の運び方 ウマ━━━━━━(゚д゚)━━━━━━ !!
まさかこう来るとわ 
読み手を飽きさせない展開、ほんだしさんあんたヤリ手ですなぁ
辰実の選択が気になりまっせーー!

04-815 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 15:56 ID:ZfCidUa9
>>812
ほんだしタン
 (*゚ー^)b<GJ!

うおぉぉぉ!!ついにキターーーーー!!
わかっていたけど(・∀・)ィィ!!

04-816 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 18:27 ID:ixWeJheK
>>812
いい!!!(≧∇≦)b
なんか、癒される~♪ 

たつみちゃん可愛い
甘え上手、最高!







・・・でも、ちょっと複雑な心境・・・(/ω\) イエ、ナンデモナイデス・・・

04-817 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:08 ID:oUwf68VT
『教科書に載ってない人生相談』第6話が完成しましたので、投下したいと思います。
相変わらずのエロリ無し展開でスマソ。

04-818 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:11 ID:oUwf68VT
>>664

父親が死んだ。
ニューヨークで働いていた父、隆介(りゅうすけ)が交通事故に巻き込まれて死亡した。
綾野が父の死の知らせを受けてから、今日で一週間の時が経過しようとしていた。
自分の部屋のベッドで、この一週間の出来事を思い浮かべる綾野。
父方と母方の両方の両親とアメリカに行き、隆介の亡骸を確認。
遺体を日本に持ち帰り、通夜、そして葬式。
長いようであっと言う間の一週間。考える間も無く過ぎた一週間。まるで人事のように見てきた一週間。
今まで父と接した時間が極端に短かったせいか、悲しいという感情が全然涌いてこない。
もう一人の肉親と二度と会うことが出来なくなった。ただそれだけのこと。
なのに………この胸にポッカリと開いた大きな穴は一体なんだろう。喪失感では無い。空虚とも違う。ピースの欠けたパズル、例えるならそんな感じ。
綾野は壁にもたれて、父隆介のことを考える。
自分を産んで死んだ母。小さい頃から母親の両親の元で暮らし、隆介に会うのは良くて3ヶ月に一度。長い時だと1年は会わないこともあった。父親と会うという行為自体が、盆や正月と同じ年間の行事だった。
中学に上がり一人暮らしを始めた時、反対されるかと思えば、黙って毎月金を送ってきた隆介。
何か言って欲しかったのに。
自分に興味を持って欲しかったのに。
以降毎月の仕送りだけが、綾野と隆介を繋げる糸となった。
この一週間、嫌と言うほど隆介の顔を見たはずなのに、こうして顔を思い出そうとすると、途端にボヤけて泡のように弾けてしまう。そもそも隆介という存在があったのかと疑うくらい、不鮮明で形が生まれない。
父親の顔を思いだせないことが、自分の存在すらも揺らがせる。

04-819 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:14 ID:oUwf68VT
ここにいる俺は誰なんだ?と。
(疲れた……)
何もする気が起きない。体を起こすのも億劫なくらい。
空腹を覚えるも、食欲は微塵も涌いてこず。
壁にもたれていた体を横にして、ベッドに寝そべる。
(学校で倒れて、変な声が聞こえて、寝て起きたら女になってて、相原先生に慰めてもらって、次の日飯島先生に検査してもらって、
生理がやって来るって言われて、香奈と光太郎に女だってバレないよう必死になって、父さんが死んだって聞いて、すぐにおじいさん達とアメリカに行って、父さんの遺体を見て、日本に連れ帰って通夜をして、
葬式がして、それから、それから………………)
そこで思考が止まる。もうこれ以上考えたくないと、脳が警告する。
何も無い思考の止まった時間が続く。
無、無、無。
永遠に続くんじゃないかと錯覚を起こすほど。
次第に瞼が重くなり、眠りに誘われそうになった時、家のチャイムの鳴る音がした。
眠たい眼を擦り、ダルそうに起き上がる。
(誰だろう。香奈と光太郎かな……)
誰にも会いたくない。一人で居たいのに。
そうは思うもチャイムを無視するわけにもいかず、気ダルイ体を引きずって玄関に足を運んだ。
扉を開ければそこには大きな紙袋を持った相原が立っていた。
「よお、綾野」
「相原先生………」
「ほい、差し入れ」
相原から渡された紙袋の中には、沢山の食べ物が入っている。
「ここ数日、色々あったからな。ちゃんと飯食ってるか心配で見に来たんだ」
「あ、ありがとう……」

04-820 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:17 ID:oUwf68VT
紙袋を抱き締める綾野。相原の優しく投げかれる笑みが、綾野の胸を痛くする。
「あの……先生」
「んっ?なんだ」
「ちょっとウチに上がっていきませんか。その……差し入れのお礼もしたいし…………………話も聞いてもらいたいし」
綾野の顔がわずかに陰る。相原はそれを見て、
「そうだな。じゃあ綾野の言葉に甘えさせてもらうとするか」
と綾野を誘いを受けることにした。
綾野は相原を自分の部屋に向かい入れ、お茶を持って部屋に入る。
「わざわざすまないな、綾野」
「いえ、これぐらいのことしか出来ないですが」
相原が茶を受け取ると、そこで会話が止まる。
沈黙。何とも言えない妙な空気が流れる。
相原に話を聞いてもらうために、家の中に入ってもらったのに。
綾野が心配で、励ますためにわざわざ家まで来たのに。
お互い話したいことが山程あるくせに、思うように口を動かすことが出来ず、無駄に沈黙の時が過ぎていった。
黙って茶をすする相原。綾野の姿をチラ見する。
綾野は何も喋らず、深刻な面持ちで下をうつ向いている。
(何か言葉をかけないと)
一気に茶を飲み干し喋ろうとしたら、急に飲み込んだせいか茶が気管に入り思いっきりむせた。
「うっ!?ゲホッ!ゲホッ!」
「先生!?大丈夫ですか?」
相原の横について背中を摩る。
「ゲフッ……だ、大丈夫だ……」
綾野はまだ相原の背中を摩っている。
「悪いな、綾野。みっともないとこ見せちゃって」
「いえ、そんな……」

04-821 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:19 ID:oUwf68VT
咳が治まった相原は、綾野の方に振り向く。
「…………綾野」
「はい?」
「女になって、親父さんが亡くなって、この一週間色々大変なことがあったのに、よく頑張ったな」
言って綾野の頭を撫でる。
「頑張ってなんかいないです」
酷く、重い声。
「ただ周りの状況に流されていただけ。俺は何もしてないです……」
「………」
「父さんが死んだって言うのに、涙が一滴も出てこないんですよ。おかしいですよね。女になった時は自分でも驚くくらい涙がポロポロ出たっていうのに」
綾野の言葉を聞く度に、相原は苦しくなる。
「壊れたのかな、俺。あっ、男のはずなのに女になった時点で壊れてるのかな」
どうしようもなくいたたまれなくなった相原は、綾野を抱き締めた。
「そんなこと言うな!お前は壊れてなんかいない!立派な一人の人間、綾野五月だ!」
抱き締められた綾野の目に涙が生まれる。次々と生まれる涙。頬を伝って床を濡らす。
どうして?どれだけしても涙が出てこなかったのに。
「うっ……うっ……うぐ…うう……」
嗚咽の声も洩れる。
「うぅ…………うっ………ひぐぅ……」
せき止められた感情が、溢れ出す。
「うっ…う…………うわぁぁ!」
こんなに声を上げて泣いたのは何時以来だろう。記憶が出てこない。
綾野は相原の胸の中でしばらくの間、溜まっていた何かを吐き出すかのように泣き続けた。

04-822 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:22 ID:2A4Zbv3c
連投対策

04-823 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:23 ID:oUwf68VT
相原の頭を撫でる手がとても心地良い。
もっと、もっと撫でて欲しい。
泣き疲れた後のまどろみの中、頭に触れる相原の手の感触は、綾野を安心させていた。
遠い遠い昔、同じようなことがあった気がする。
大きく暖かい手で、頭を優しく撫でられた。相手の顔は見えない。
誰?この手は誰?
顔を上げようとしたが、体は動かず顔を見ることが出来ない。
顔が見えない相手に、クシャクシャッとちょっと乱暴に髪の毛を撫でられる。
髪の毛の崩れも気にならないくらいの気持ち良さ。
照れて無邪気に笑う小さな自分。
誰?見えない。顔を見たいのに。
思いきって顔を振り上げる。
「おっ、目覚めたか」
………相原…先生?
何時の間にか綾野は現実に引き戻されていた。夢の中の相手の顔は結局見れず。
「もう…………平気か?」
相原は綾野の頭を再び優しく撫でる。
子猫のように体をすくめ、気持ち良さそうに目を閉じる綾野。
「あっ……」
相原が頭から手を離すと、名残惜しそうに残念な顔をする。
「ほら、まだ涙がついてるぞ」
指で綾野の瞳に残る涙を拭う。綾野の心臓が派手に跳ね上がる。
「じ、自分でやります」
相原から体をどけ、服の袖でゴシゴシと涙を拭く。熱が、治まらない。
「そういえば綾野、これからの生活はどうしていく予定なんだ?まだこの家で一人暮らしを続けていくつもりか?」
相原は聞く。

04-824 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:26 ID:oUwf68VT
「……はい。父さん、俺のために結構な額の貯金と生命保健をかけていたらしくて、お金には困りません。生活の方も、中学から一人暮らしでしたから、特に苦になることはありませんし」
「そうか……。あっ、あと両方のおじいさんやおばあさんはそれに了承しているのか?その………女になった件もあるし……」
「女になったことは、今日昼間話しました」
「話した!?」
相原の目が大きく開く。
「ええ。さすがに話した時、ショックで両方のおばあさんが同時に倒れたのには驚きましたが」
綾野はそう言って少し笑う。
「よく一人暮らし反対されなかったな」
「反対されましたよ。思いっきり。両親が亡くなっただけでも大事なのに、その上女になっちゃいました、ですから」
「そりゃそうだろ」
「だけどおじいさん達に言ったんです。『この家を守れるのは自分しか居なくなった。自分しかこの家のぬくもりを知らない』って」
「女になったことに関しては?」
「守ってくれる人がいるから」
言うと相原の手を握る。
「俺……か?」
綾野の手。華奢で小さな手。強く握ると簡単に壊れそうな手。相原は綾野のその手に確かな信頼の念を感じとった。
「随分と信頼してくれるんだな」
「俺を信じろって、先生自分で言ったじゃないですか」
「そうだった」
二人は笑う。
「で、その言葉で納得してくれたのか?」
「完全には無理ですけど、当分は俺の好きなようにして良いって。ただ何かあった時はすぐに引き取りに行くと言ってました」
「そっか………」

04-825 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:28 ID:oUwf68VT
相原は綾野に握られた手を、そっと握り返してみる。
「先生、責任重大だな」
苦笑する相原。
「そうですよ。しっかりして下さい。俺の一人暮らしの存続は、先生に賭かってるんですから」
「言うようになったな」
「先生の生徒ですから」
「ぷっ!なんだそりゃ」
吹き出す相原に釣られ、綾野も声を出して笑う。
時が戻った。相原はそう感じた。
一頻り笑うと綾野は空腹だったことを思い出す。
「くー」
お腹が鳴って顔を赤くする。
「ぐー」
続けて相原の腹からも、大きな空腹の虫の音が鳴る。
綾野はクスッと笑うと、立ち上がり、
「これからご飯作りますけど、先生も一緒に食べていきませんか?」
と夕飯を誘った。
「良いのか?っつ~か綾野の飯ってちゃんと食えるものなのか?」
「失礼な。一人暮らしを嘗めないで下さい。同じ一人暮らしでも、先生みたいに外食とカップ緬の生活とは違うんです」
「うおっ!」
図星の相原は返す言葉も無い。
「しっかり栄養のバランスを考えて作ってますから、先生も今日ぐらいまともな食事を摂って下さい」
綾野の言葉に相原は観念する。
「………ゴチになります」
「よろしい」
満足の笑みを浮かべる綾野。初めて相原に勝利した瞬間だった。

04-826 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:30 ID:oUwf68VT
キッチンで料理を作る綾野の姿。体を動かす度、身に着けているエプロンがフリフリと揺れる。
食卓についてその様子を間抜けな顔で眺める相原。
(新婚ってこんな感じなのかな~)
野菜を刻む小気味良い包丁の音。鍋の煮る音に、フライパンの上で焼ける音。どれも相原を妙な世界に倒錯させるだけの破壊力があった。
『はい、あなた。今日のお弁当』
『毎日すまないな。大変だろ?』
『そんなこと。愛する夫のためですもの。苦しいどころか幸せよ』
『俺もお前みたいな最高の妻を貰えて、幸せ者だよ』
『恥ずかしいこと言わないで』
『恥ずかしいことなもんか。本当のことじゃないか』
『あっ、ちょっと。玄関で、そんな』
『綺麗だ。五月』
──五月!?
ハッと我に返る。
(うわぁ~、俺なんつー妄想かましてたんだ)
頭を掻きむしって、自己嫌悪に陥る。
(相手が綾野なんて。幾らなんでも………)
顔を机につけ虚ろな目をする。
(溜まってんのかな、俺)
自分の妄想にガックリしている相原の元に、綾野が出来上がった料理を持って来た。
「先生、どうしました?」
「うあ?何でもない。何でもない」
お前を嫁さんにして妄想してました、なんてとても言えない。
「あるもんで適当に作ったんですけど」

04-827 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:32 ID:oUwf68VT
食卓の上に並べられたのは、ご飯、大根とわけぎの味噌汁、回鍋肉にポテトサラダ、それと南蛮漬けといった大層なものだった。
「……凄いな」
てっきり簡単な野菜炒めあたりが出ると思ってたので、目の前の光景にア然としてしまう。
「さっ、冷めないうちに食べましょう」
綾野もエプロンを外し、食卓につく。
「ああ、それじゃ頂きます」
回鍋肉に箸を伸ばし、小皿に取った後、口の中へ運ぶ。
口の中に広がる旨味。肉のプリプリ感と野菜のシャキシャキ感が、見事にマッチして舌の上で踊り出す。
「旨い!メチャクチャ旨いぞ、綾野!」
箸が止まらない。
「良かった。もし先生の口に合わなかったらと心配してたんですけど」
「いや、全然合うよ。最高!」
回鍋肉だけでなく、味噌汁もサラダも南蛮漬けもどれも美味しい。綾野にこんな特技があったとは知らなかった。
無我夢中で食べまくる相原。
綾野にとって、小学生の頃、母親の両親と一緒に住んでいた時以来の、食卓を囲んでの食事。綾野の心がホンワカと暖かくなる。
考えてみれば、自分の料理を他人に食べさせたのは、これが初めてだ。香奈も光太郎も食べたことは無い。
最初の相手が相原。これも初体験?
突然顔が真っ赤になる。
初体験って……。
そこに追い打ちをかけるように、相原が言う。
「これなら立派なお嫁さんになれるなあ」
言ってから相原はしまった!と思った。綾野は元々男で、女になったのは自分の意志じゃないのに。

04-828 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:33 ID:2A4Zbv3c
連投対策

04-829 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:34 ID:PwrZdMGw
途中ですが、急いで次スレ立てます。

04-830 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:34 ID:oUwf68VT
相原は綾野が嫌な顔をしてると、ビクビクして様子を伺うと、予想と違ってゆでダコの如く耳まで真っ赤っ赤にしている綾野がいた。
「お、お嫁さんって、そ、そ、そんな……」
手をバタバタと振って必死に否定する。
綾野の思いがけない慌てぶりがおかしくなったのか、相原の中に意地悪したいという心が芽生える。
「なんなら先生がお嫁に貰ってあげようか?」
「ひゃ!?」
変な奇声を上げ、綾野は椅子からズリ落ちる。
「おい、綾野!?何椅子からズリ落ちてんだ」
綾野の腕を持って、持ち上げる。
「ハハハ。変なこと言わないで下さいよ、先生」
お嫁さん。先生の。
前に脳内で見た映像が、頭をよぎる。
行ってきますのキス。
綾野はフラフラと揺れる体に力を入れ、椅子に座る。
ちょこんと座る様はまんま子猫。
気を落ち着かせるため、みそ汁を飲み込む。
「今度、お嫁さんとか言ったら本気で怒りますよ」
ギロッと相原を睨む。
「わかった、わかった」
「………もう」
怒った綾野の顔は、何気にまんざらでも無い表情にも見えた。

04-831 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:34 ID:2A4Zbv3c
もう500か。

04-832 :太夜叉 ◆7CmIpr51nY :04/07/02 23:36 ID:oUwf68VT
ここまで~。次回はエロリ短編を投下予定。
ってもう次スレか。

04-833 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:37 ID:PwrZdMGw
TS・性転換・女性化小説(非強制) Part5
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1088778953/

たちました

04-834 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:39 ID:LXzJ8gsf
太夜叉さんGJ!

萌えた・・・。

04-835 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:40 ID:ZfCidUa9
リアルキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!


>>832
太夜叉さん(*゚ー^)b<GJ!
エロリ短編・・・あの酔っ払い娘ですな。
期待したます。


もう次のスレですね。
次のスレでSS投下できるかな・・・

04-836 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:42 ID:ZfCidUa9
うおお!!
もう次のスレか!!

04-837 :名無しさん@ピンキー:04/07/02 23:54 ID:ZfCidUa9
   |    ,.ゝ─-,.r'´ ̄ `丶、       |  次スレだよ
    ヽ,.r'"   ,. / ヽ `ヽ--─ '"フ     |
   /  ,.' /  il i ヽ 丶   ,.イ    |   ニャン ニャン
 ,.イ/  /i /l   !| l   ヽ l,..ノ,. 'i    |
  /ィ / /-ノ、l  ハ ! ! : l i/j l |    ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ! l/ ,ir‐‐、 iヽl -ヽl、 l !│ / ,' !
   )r'! i l;;ソ   ‐r‐、,ソ,.j / / /,ィ      ,. -‐- 、
  '´ l |  '     j.:.::ゞj /、 / // i     / ,. -、 ヽ
    l lヽ  l>  `'‐'"//ッノ ! ハ! `   /  , '   ヽ ゙!
   ,.-l 、ゝ、 __ ,.  ‐'フ,' ミ,.| j |     ,'  /    j  l
  /  ` シ;.    "'ツ'´  ,シヽ' `'    |  l    ノ! ,.ヘ
  !   ,.ゞヘ;.j、ハ.r;.iゞ'ミ'゙   `丶、   l  '、    '"'´
  l l / /  ヽ   ヽ      ヽ   ヽ 丶
  ヽ,i'  , '   > '´ ヽ   ヽ、     j    ヽ、 ヽ
  /  '、 ,.'   ,ノ   リ     ,ヘ、    ヽ ヽ
  !   ヽj  ,. '"      !    l  ヽ、. --、._ j  !
  丶   `'´       ノ‐--- '!        〉i`ヾ、
    ヽ...,, -- 、..    ,. '"|     j      / ,'   ヽ
     ト、 ヽi ゙;,,.シ ̄;ゞ  l    ,'l     ,.' ノ-'"  丶
    〉、  l `''"^'''"´ ̄|     l、..__,. -' =‐- 、.._   i
     | 丶. !   ,. ‐ ' ´l   、l,. - ‐ '" ̄ `丶、 ` |
     |   l ,. '´    l     !             ヽ j
    !  /      ,. !   │          /
    l. , '         /  l     l             ,.'
    l. , '         /  l     l             ,.'
     ,!'       /    l    |           /
   /        , '      l   |     ,. ‐'´
   !      /         !,.=ゝ_,. -‐' ´
   !     ,'        ,j    ヽ‐ 、"""''' ─-- ....
   丶、    l      イl l   、ヽ丶,j
     ` ‐- ' ヽ      j ! j /^ヽヽヽl

04-838 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 05:15 ID:4Ea4MiMF


04-839 :名無しさん@ピンキー:04/07/04 11:19 ID:0WDtgaYk
□□□□□▼□□□□□□□□▼▼▼□□□□□□□□□
□□□□□■■▼□□□□□□▼■▼□□□□□□□□□
□□□□▼■■□□□□□□□■■▼□□□□□□□□□
□□□▼■■▼□□□□□□▼■■▼▼▼▼■■▼□□□
□□□■■■□□▼▼□□□▼■■■■■■■■■▼□□
□▼▼■■▼□▼■■▼□▼■■▼▼▼▼▼■■■□□□
▼■■■■▼▼■■▼□□▼■■■□□□▼■■▼□□□
▼■■■■▼▼■▼□□▼■■▼■▼□▼■■■□□□□
□▼■■■■■■▼□▼■■▼▼■■▼■■■▼□□□□
□□▼■■■■▼▼□▼■▼□□▼■■■■▼□□□□□
□□□▼■■▼▼■▼□▼□□□□▼■■■□□□□□□
□□□▼■■□□■■▼□□□□□▼■■▼▼□□□□□
▼▼▼■■■▼■■■■▼□□▼▼■■■■■▼□□□□
■■■■■■■■▼■■▼▼■■■■▼■■■■■■▼▼
■■▼▼▼■■□□▼▼■■■■▼▼□□▼■■■■■▼
▼▼▼□□■■□▼▼▼■■■▼▼■▼▼▼▼■■■■▼
□■■■▼■■▼■■▼■■▼□▼■■■■▼▼▼▼▼□
□■■■▼■■▼■■▼▼▼□□▼■■■■■■▼□□□
□■■■▼■■□▼■■□□□□□▼▼■■■■▼□□□
▼■■■□■■□▼■■▼□□▼□□□▼■■▼□□□□
▼■■■□■■□□■■▼□▼■■▼▼▼□□□□□□□
▼■■▼□■■□□■■▼□▼■■■■■▼▼□□□□□
▼■■▼□■■□□▼▼□□▼■■■■■■■■▼▼□□
▼■■▼□■■□□□□□□□▼▼■■■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□▼■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□□□▼▼▼▼□□□

04-840 :名無しさん@ピンキー:04/07/05 22:57 ID:w9oGpC9o
beam

04-841 :名無しさん@ピンキー:04/07/06 00:14 ID:i4N0Lk2u
まだ書けるの!?

04-842 :名無しさん@ピンキー:04/07/06 01:01 ID:KeLKl5qg
なぜにまだ書けるのか???

とおもったら、あぼーんでスレ容量が減ったのね。あと17kぐらいかけるみたいだ。

04-843 :名無しさん@ピンキー:04/07/06 01:19 ID:i4N0Lk2u
軽いSSだったら投下できるね・・・どうしよう。。。

とりあえずホシュ。 たぶん荒らしも注目してないし
今ここが一番安全なスレかも知れない。キープしよう。

04-844 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:00 ID:lwUE7s0O
       /,::::,:::::::::::::::::::::=、ー、:::\
     ///::::::::::::::::::::::::::::\\::ヽ
      /::/:::/  ,   ll      ヽ::',:::',
    i i /,.:::/:::::!:::::| |::::::l::::::、:::::..',..', !
     |..:|:::|::!::::i::::::|:::::| !::::::!:::::::',__:::!:::!:::!
     !:::!:::!T二!ニ't-、! |:,r''!''二|::::リ::::!:::|
     |::,!:::',r'´r ;::\`  ´´イ ;::ヾヽ}:::::!、:!
   r; !' ヽ:ヽ {´:::::}     {´:::::} イ::ノ }
   | ', '、ヽ_',  'ー''     'ー'' 7-'゙ノ
  r-',_ヽヾー'、   ____    /:::´/
 i{_ (_ `', ヽ:::丶、 ヽ、__ノ _,.イ´::/
 {ニ7(  !  `i::ヽ:〈`i ー‐ 'i´ 〉:,r''|
  ヽ.._,.ゞ!,r''ヽ:::::!´',   /`゙!::i::ノ、
  ノ、==='ヅ}`ヽ{:ヽ}、 ',  ,' /:/::i/:`ヽ
  {:.:` ̄:...::!',!:.:.}:、:{、`゙'V‐''´}::::/.:.:.:.:.:.:.ヽ
 /.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.|:.:.ヽ:!:!‐`t7"´{:/ノ.:.:.:|/:.:.:.:.:ヽ
 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:{::!:} ノ:.!  {/:}.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
 ヽ:.:.:.:.:.:.:/|:.:.:.:.〉::)/:.:.:.ヽ }::〈.:.:.:..!ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:
  `゙ー‐'"  !:.:.:.:.}::{.:.:.:.:.:.:.:.|:i:ノ.:.:.:.:! }.:.:.:.:.:.:.:.
       |:.:.:.:.:ヽ}.:.:.:.:.:.:.{::ノ.:.:.:.:.:! /.:.:.:.:.:.:.:,

04-845 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:02 ID:lwUE7s0O
         ○        ,,、‐ー‐--――-――---―===-,,_
   o                 ,,、-'":::;,、-'' ̄_二ニ-:::::::::::_:::::::::_:::;;`ヽ   `
         。          /::::::::/ , -''":::::::::::::::::::_::::::::`ヽ::::\:;;;;\         。
                 /:::::::/  /:::::::::::::::::::-、`:、:ヽ:::\:::ヽ:::::\;;:ヽ
                   !::::::;′ /:::::/:::,:::::::l:::ヽ:::ヾ:::\:ヽ、:ヽ;;:ヽ;;:::lヽ:|
                 l:::::::l   |::::;;|:l:::{::::l:::|:::::;l::::l|l\:ヽ‐ト:::ヽ;:ヽ;;:! |
                  l:::::::l   |:::;;;!:l::::!::::l::_lj::::|!::l∥ ヽj_lハ:|;!::|;;::ハ:|
     ○            |:::::::ハ  |::;;l!;|::::|:/:| |::ハ:|∥  |ハ' l;ノハ;/ '    ○
                   !:::i::;l:::i:、 l;;|:|;|:::/!::|:;l,、=、、! '  '、j, V:ヽ':、         o
                |:::l::;l::::!:iヽ|'::|ハ::|::V/_ノ:::ヘ      ' ハ::::ヾ:、
          l⌒ヽ、  |:::|::;|:::!::l::l´ヽ:::ヽ!:ハヽ、_ノ′   ゚ /l::::|l:::| ヽ:、 少年が少女に変わる物語。
              |   \l::::!::;!::;'!::i:ヽ、l::::|;;|::ヘ ''      /;;;!:::l |::l    
            ヽ    |::/;/:/:!:::i:;;i;;`,!:::l;;ヾ;;::、ー┬,,‐、‐';/;ノノ |:!   ) 
           「 \  |:/;//::,!:::;i::;:ノ',ll:::l、;;:ヽ:;`:ΤΤ「 |xヽ、ヽ,,ノ'    
       。    |   ヽ.|' !:/l:/|::_|/メxソlヽ| \;:\::\| |レ'、メメl ト、     o
           ヽ   l |'、 | r''メメメメXX,x.`_r.`_-ゝ'ヽ.ヾキト、 ,/〉

04-846 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:05 ID:lwUE7s0O
                   ,.-、
                    /  ヽ
        _        !       \
     ,. -一'´  \   _/_ ノ   , -‐,オ
    〈 、      `<ニ-、Y‐='y' /::. |
.     V     __ 二Z´, ,.-‐ ´ ̄  ̄`ヽ、j─‐--、
     l.  ,∠-─-//       、、  \    f
    / ,ヘ   :::/ / / i   、ヽ  ヽ\   i   |
   ,.ヘ」_ ゝ .::i | i  |  l  ト、 _」_ |l.| |  /
.  //   \.\ | l l  l_L. -| _」 !L L.ルLノ \j
  l/     `弋゙ート」 」r',ニ.´    iフトハヽ
  L._     /ヽニコ 「l_イし' |    Lノ {.ト.」          …ん?
.  | 「 iヽ、 /  \! ハ ト、ゝ-'     '   ハ〉
  ! l. l  V      | ! l Lゝ_    ´ / ̄
  l. ! l   l.     ` ̄ ._r┴ニ.t‐く
  ゝ ヽヽ l       /  ̄\j_\ト、
   \ヽヽ !      ,'   /⌒ヽヽf`i、
      ` ‐-ォヽ    |  /    ヽ トイ |
        /,! トヽ   l ヽ i     ゞvトL_
      /〃 l l ヽ   」 `ト  ヽ、  | lヽ |
   ー<// ,! l | ノ    ! \ `ー l、!  `!
      `く._/l / レ′  ヽl        \ lヽ
          ´`ァ′  、__ゝ ヽ、   ゝ、ト,
        _/           _>、_ ` ‐-ニ _j /
       _.ゝ\         ̄,. ─|  ̄` <_/´ \
/´  ̄  ̄  _,.\_`ーt___. イ/⌒′    \   l
|  f´ ̄  ̄ ,.-一' ̄`ー一' ´ ̄ ̄ ̄``   ヽー′
ヽ、`ー、 rニ′                   ノ
  `ー‐’ ゝニ -一' " ´ ̄ ̄ ̄` `ー─── '´

04-847 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:07 ID:lwUE7s0O
              ___
           /:::::::::::::::`ヽ、
          r'::::::::,:::::::::::::::::::::::\
             \::/::;;;:::::::::::::::::::::::::\
          , ─ -v_;;. -─ ─ ── ─-、
       | ,   f-‐ ''_ .二 二二二 二._t
          Y__,rYニニ -- ‐─ ──‐‐─`ー─‐-- 、
     ,..‐Kノ,h;;::.,-rェ;ェエf7fv!Tl TiTit.、--':::::::::ノ
      (:::::::::l::::ヽ.|l.|/,|l.1,!H、ト|`  H┼I、l|l |l ト.-‐ ''´
      `,ニl:::::::::レl/!|lイh_ l|`` ,イrマ,イ| |l |レノ
      く /|:::::::::レl.ィ!ll.l. ー‐'   , kノハト,イレ:::::l
    / / !:::::::::|1l_l.|l.|ゝ"" (.ア  ,仆!|::´:::::::|
   └t. l l:::::::::N'::: N´ヽ`,,ーr t1リ::レ::::::::::: !
     `ー弋:::::::`:::::::::ゝ ニァ@'ノ::、:::::::::::::::: ノ
         `ー、::::::: /:::::::,イ !ト`ヽ::ヽ:::::, ‐'´     次へ行ってみましょうね♪
           `ー1::::::└Ll_rー'::::::〉´
                 ヽ.__::::_」::ゝ-<´
               /::::::::::::::::::::\
             /::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
                / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
             / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r'
             l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: j
     _ ___`==、ーt::::: ,.-、:::::::::::::::::::: / `ヽ-、
    /::::::`、:::::::::::::::::ヽ  ̄   `ー┬‐'' ´     l::::ヽ、
   ./::::::::::::: l::::::::::::::::::: |    _ ノゝ .____ .ノ::::::::: )
   ゝ-─一'ー─ ‐─ ' ̄ ̄              ` ̄´

04-848 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 22:58 ID:lwUE7s0O
        !ヽ、_          ,.,._      /´ ̄`\
         ヽ  `` '' ー、   /   `ヽ    / rー 、  \
           ヽ     ヽ_f ,.,. ,. __  `ヽi  i ',   \ .\
           ヽ  ,. '´        \ ,i  ノ .',  ヽ \  \
          ,ィ‐,/ ,     ー 、 `ヽ  ヽ、/ _   ヽ \
          / / / /イi l i、    ヽ  ヽ   ','´,.,. `` ー 、
      /  //,イ /ー!l1 l l i     ヽ  ヽ  ヽ ', ___     `ーァ
     /   i' l /'>ヽヽi  l i i i  ヽ  ヽ  ヽ i   ヽ、_,. - '
   ,r=ヾ`ー─l''| /' |;;;ノ !l、 l.,__  i   ',  ',  i } ー  \  ',
.,ィ‐‐ト、 ヽ   ' |/l  "´  !l ヽヾ ヽ .',   ',  ',  i |     \ ' ,
.!      ',   ,イ ! ,   ヽ r';ヽヽヽ',   ',  ,i  i.|      ヽ
.. ゝ. 、    i ,イ'{  i r、    〈;;;;;ッl} i、.ヽ、  ',  i,  ',ゝ,     ヽ
    `.ヽ ,|/./1  | ゝ`    ´` } .|,,ヾ ',、  ',  }i, ;,|ヽ`ー──-、ヽ
     fヽ`{ | ,|  i`ヽ_       | |-i'" 'i、 ', } i ,| ヽヽ  !
      ゝヾヾ、{ ', ',ー 'ノヽ~~´   リ i,イヽヽ ', i i | \} ヽ  ',
._,. - '" ̄``! .\! ',Vf´!{  ',   _,. - '"|ヘ | ヽ!リ !ノ、 ノ.\ ゝ、 \
`ー ,イ~      ヽノ !ミ三i,.ィ ,.. - '' ~|', ヽ!\}\リ、 丶   .\  `
  ハ ,ri,. - '´ ̄ ̄   i,,..イ´,.イ     _,ゝ、、ゝヽ!,ノヽ \ヽ、 _  \
   tイ,ィ´三´     }__,/ i i,r 、 /   ヽヽ、ト、 ヽ  ` ー、 __ /
     ̄`>-'=''ト__,.- 'ヘ'__i /,.ヾ、      〉 ヽ\ .ヽ 、   ノヽ
   ,. - '    j     i   / /  ゝ、    /   ヽ ,ヽ、_ _ フ ' ,
  く      / t    }、. ,/ /     ` ー'     ヽ、 ノ'~´、`ヽ、}
あなたを守ります♪

04-849 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:02 ID:lwUE7s0O
         , -ー:'':'':''::'':~:~:~:`:'':ー: 、,_
      ., -'~ : : :   : : : : : : : : : : : : :`ヽ,ー-、_
     /:   . . : : : : .    : : : : : : : : `、ー-`=、
    ./: : : : : . :,;/l: : : : : : : : : . .   : : :  : :.l    `-、
   /: : : : : : :/i'' l:.l: : ,: l、: : : : : : : . . : : .  : : l、    .l
   .l:/: : : : //i'  ll:lil:.ll: l '、: : : ; : : : : : : : .  : :l ヽ    l
   l:.l :l : l:i'l:l l _, 'i:,l'i:ll,:,l,、_i:、:i,:、: :l, : : : : : :  :l  `  /l
   i,;l,:.l: l:.l_l-''~__, '、l.'i,'i,'、、_'';-:,'、: `、: : :l : : . :.i',    i': l
   'i,'li,l:l,l' l,;=i';'`i,  ` `' '`i;':';=;、`,'、:'、: :.l/-,:./l `i  ,l: : l
    ` 'i,i'i、ヽ 'i_';;ノ     .'i_';;_ノ,> `ヽ: :l' .}' .l :.l ./l : :l
      '、li, , , , ,  ,  , , , , , , ,    l: l`, /  lー''~: :l : l
      l: l    '、          ,,l: l-l}  l: : : : l :/
      l.l:l'、    、...,_       h.:l: l .l  .l : : l:l:.i' セーラー服はTS娘の必需品ですね。
      l'l:ll ヽ、   ~    ,.   l '.l: l l _,,,,l: :.///
      .l.li.l  '-`l'-、,,__,,. - '~   l,-l:.l-l'~:.l: l: /./'
       'i,l,l,  _,、~-'l     .,  .,!' l:/`'ー'-,、,'、'_
     ,, -,-l,l'''~   ./l    ./ / //   / / / `'ヽ、
   ,-''~ l i, l`    l、,,,__,-'_,/  '/  .//./     i,
  /    l i, l,   .l----、、~/    , -'//      .l
. /     l、 `、'i,  l7''''''''''/   _, -'_,-'_,-'         l
/      l ヽ、'-,' -、l  ./. -,ニ~-''~, -'~/          .l

04-850 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:11 ID:lwUE7s0O
            、              _/ヽ    ,、
               !ヽ、     ┌-- 、/    \,、‐'゙ ヽ、
            !::::ヽ、   /       _,,_,、-r   ,、-'=-、,,_
               i::::ヾヽr―''゙  ,、‐'゙ ̄,、-'゙  r‐'゙レ'゙, ,ニ゙`ー-┐`ヽ,  
            ヾ、:i:i!   /  ,; '       i '´  !r-y |  ヾ 
         ,、‐';二こニf'r= ,,イ   '  .,,;;'  .,;   ,,;;;,.  リ ヽ |_   i'  
         /;; '゙ /:::::<゙  / /  〃 ,;;;;ィ;;; ,イ;   j;;;;i!;;.    !,、>_,、-=ラ'  
      /;'゙   /:::_,イ ,〉=、y   |;;;;/~!;; /、!;;;  レvリ;;  ,  ヒ,-'゙::::::/
      !i  // / ! r !   i;;/‐=ニ!;;iL i;;;;;, / `'|;;;: /!  |:::::,、-' 
      i!  /'  /,;',;;,i !, i !   f'{ ;;;;;;ソ゚!`'``i;;;;;,/  |;;; /;;;;  トニー、
      ヽ     i,;;i!;;;;ゝ、! ハ  |ゞ=;、シ   ヾ/   i;;/!;;;;;.   ト、ヽ、ヽ      ボクが女の子になった時君の気持ちは・・・
       `''    !r!;;;;;;;;;;i;;,i;;;;,. |:::::.:.     '  ,、='rゞ!;;;;; i !::.i  ヾ;,
              i!ヾ;;i;;;;;;リ!ヾ;;,, i゙゙゙゙´       〃';;'゚シノ;;;;; j;; i:::::!   リ
             V;〃!;! ,ヾ;;,i      _,  .:ヾ'゙ /!;;;;;;; ノ;;.jヾ::!  ノ
              _,-'゙;;j_ ヽヾ;_   ` ー-   ゙゙゙`/゙ i;;;;;; /!;;/  '! 
         ,-=、- 、,_i;;;;;;;j -ニー;ヽ、    ´  _,、‐'゙ヽy;;;/ i;/  
         _,.j:::::::::ニy _!'''く,   `゙''‐`.ー,-‐r‐' ゙   イ''゙:`ー、'
      〃:::ゞー'゙~7 ´ `   ヽ、    ト='ー`ー、,_, ー-‐'`ー;::::ヽ、
     /::::::!;;::::::::::`ー=-、   ヾ   ! !,;、‐、_  `7    |::::::::::`‐、

04-851 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:13 ID:lwUE7s0O
 | l  ::::i .! |   ::!|    .::::;'i  ,':,i:::j  i::j  .:::´::i::! l::', :| ̄';゛''ト、;:';:.'!.......n j !: l
  | !  :::| | :|   :;il    _,;;r|‐"´:/,':;'   !:l  .::::::::::|:,! :!::_|  l:: j  ',:ト|、.....!'ノ:. | |
.  !| fニ|: i :l  ::i:! :,;r''":::::| |_ ,':/,':;'   ''′    .',;r'i´:::::::::`ヾ'z、  i::i:|.......:|::::: i i|
   '|. ',';| ';:!  :|::/  ,;r-┴―-、`             : |:::o:::::::::::::゛, ヽ,'‐j .... ::h:::: | l|
.   j: i ゛i  ';:', ,イ 'v',ィ' ::::::::::::::o゛,:           : !:;':::::::::::⊂つ ,}::|  . ::|.l::: !: |
   | : i | ::::',"::::〉 / | ':::::::::::::::::::: l:            ゛ー――┘  ::j   ,:|.j::: ,; |
   il :. :. ! :::::'vイ 〈 r',⊃ ':::::::::;;k'′/        ///// // ::;!  , l:iノ:::::l: j  ボクを抱きしめて・・・・。
   |l :: ::,| ::::::ヽ|    'ー' "´  //   :i,     / / // // :l  ;:::::i:j::::::::!::i
   |j :: ::;.!  ;::i:::ト',//// / / /        /  /  / / .:j :,;::::j:,l::::::j:::,'
   |i!::: ::',i  ::l::::iー'., // //  /                  :;! ,;::::,' j_:::::;':,'i
   |l',::i, :::',! .::::.!::,゛'ーヽ、//         ,r‐、         _, .::ノ- ' "   !;:';,','
   !l ',::,::::::', ::::::',:',::.゛,:::..゛ヽ、,           ̄_ ,, - '' "     _    l':;','
   ',', '.,::,';:::', ::::::',;:,  ゛_::,,::〟`- 一 '''' ""  ̄       _,,  ‐ ''"   !   :|','
   ',  ':,',';:';':, ::r::''::i´           __ ,, 〟-‐ '' ′ 。 。      |   i
    '  ':',':,',,:'、!:::::::|   r‐ ' ' "  ̄            。○      !   |`ヽ
       '::,';',::|::::::::!  :!

04-852 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:15 ID:lwUE7s0O
□□□□□▼□□□□□□□□▼▼▼□□□□□□□□□
□□□□□■■▼□□□□□□▼■▼□□□□□□□□□
□□□□▼■■□□□□□□□■■▼□□□□□□□□□
□□□▼■■▼□□□□□□▼■■▼▼▼▼■■▼□□□
□□□■■■□□▼▼□□□▼■■■■■■■■■▼□□
□▼▼■■▼□▼■■▼□▼■■▼▼▼▼▼■■■□□□
▼■■■■▼▼■■▼□□▼■■■□□□▼■■▼□□□
▼■■■■▼▼■▼□□▼■■▼■▼□▼■■■□□□□
□▼■■■■■■▼□▼■■▼▼■■▼■■■▼□□□□
□□▼■■■■▼▼□▼■▼□□▼■■■■▼□□□□□
□□□▼■■▼▼■▼□▼□□□□▼■■■□□□□□□
□□□▼■■□□■■▼□□□□□▼■■▼▼□□□□□
▼▼▼■■■▼■■■■▼□□▼▼■■■■■▼□□□□
■■■■■■■■▼■■▼▼■■■■▼■■■■■■▼▼
■■▼▼▼■■□□▼▼■■■■▼▼□□▼■■■■■▼
▼▼▼□□■■□▼▼▼■■■▼▼■▼▼▼▼■■■■▼
□■■■▼■■▼■■▼■■▼□▼■■■■▼▼▼▼▼□
□■■■▼■■▼■■▼▼▼□□▼■■■■■■▼□□□
□■■■▼■■□▼■■□□□□□▼▼■■■■▼□□□
▼■■■□■■□▼■■▼□□▼□□□▼■■▼□□□□
▼■■■□■■□□■■▼□▼■■▼▼▼□□□□□□□
▼■■▼□■■□□■■▼□▼■■■■■▼▼□□□□□
▼■■▼□■■□□▼▼□□▼■■■■■■■■▼▼□□
▼■■▼□■■□□□□□□□▼▼■■■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□▼■■■■■▼□□
□□□□□■■□□□□□□□□□□□□▼▼▼▼□□□

04-853 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:18 ID:lwUE7s0O
| | レ´/  /   /  /  |/   レヽ、   |    |  | ハ    /       l
ト、/  /  /   /  / , -─‐-、     \  /   | / |   |   :  二|二
  _ イ/| /   /  /ゝ=ィ=〒=、、       ̄´ ─┴、 |   |   :   _|
イ///| ||    〃 /ィ7 / ::/_ノ  ヾ        ____ ` ヽ  ハ.   :   (_ノヽ
///〈l |    ||  /  {  /           , ===ミヽ  ,イヽ/ |  !   ‐┼‐
//   | |   /| /   ヽ二_             /::/) ||__/_/ / ∠     /|`メ、
 |  | |   ∧| /  ヽヽヽヽ          / / '7   |}/// /  | lヽ   ヽイ   )
 |   |  |ハ| |、  ヽヽヽヽ        〈  `ー_'   /レ'/ /   //  \
  lー‐' |   | |レヘ\     _       ヽヽヽ  /┬イ /  〃/   ` ー─‐ '
  |─ 、|  |  |  |  \    ヽ` ー- ,     ヽヽ ,イ |/ /  ///
、 l   `| |   |  l    \   ヽ- '"    ,-、,-rイ川 / /  ///
`ー'   | | |   ヽ  //ヽ、   __ r‐rイノ | L// /イ  /〃
      ヽ ! |   ヽヽ ///  |丁「入 / )/ // l⌒!  / ,イ
        ヽ    ∨//  | | |l / / /‐' /Y |ーイ ∧ |
なんて恥ずかしいんでしょう。
                                       誤爆ですわ。 (≧∇≦)b

04-854 :名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:21 ID:lwUE7s0O
.  l : : : : : : : : : :`丶、   , '´ .ー'~__      `丶:.\
   l : : : : : : : : : : : : : :`> ´ , ' ´ ̄   ``  ̄ ` ‐ . ヽヽ-- ._
   ! : : : : : : : : : : : :/ ./               、`ヽ.ヽ   _,.二ヽ,
     、 : : : : : : : : : / .../      /   j         ',   丶'´: : : : : }
.    ヽ : : : : : : :/.::::::/ .:    , ' /  ,'   l      l. i  i  \: : : :. /
      \ : : : :.レァ v' .:    /_,./+-、/! ,イ      !| |  l:. i. ', : : /
     /:..:.\  :l'ゝ! l .:l   7lイ_/,lイ./ ! ,' l   -,イ、 j  , !: l! |: , '
     ,':..:..:..:..:.`7 ∧ !::|i :   レイ/⌒〈` .l/ !  /,_/」/ 〉 /.,': j l|.レ'
    /.:..:..:..:::.:./ .,イ:::l. l」|. :. .lイi;r';;;;;j;;} / / ,.イrハヘ〃 //:..;'/7'´
.   /.:..:..:...:::::.‘ー_ ゝ'' .j l! ::.. :| !{;ゞ_,イリ   / /r';;!;}.'///:/.X
   /:..:..:..:..:.::::::.:(_,, -r'' ヽ. lト、:; l ゝ___シ,.     ト:シ/ /:イイィ_j  ヽ
.  /.:..:..:..:..:..::::::::..:..:..:..:l..::::`ー- l\          ! ヽ'.. l::::;} ̄ __,..ノ
 /.:..:..:..:..:..:::::::::::..:..:..:.._〉ri^l^!::::::\     /` 7     j:/リ ̄|
. i:..:..:..:..:..:..::::::::::;; -''´::::∩'  |r、_!ヽ 丶、 ‘ー ′,. ィ'´イ:::|:..:..| 次のスレに幸あれ。
.l_;,,;..:. -‐1´::::::__;.、- | !  ヾ、  ,.r孑マ、::´/:::l:::::::: |::::{.::..:.l        このスレは終わりますね♪
. ヽ::::::::::::::::/ :::::/:..:..:.>! \  }:''´:::::::廴イ:::\‐- 、:::: |::::::ヽ、:.!
、 丶::::::::/ .:::::::|:..:..:/ ヽ、   /、::::::/!::l!::ト、::::::〉:..:.l::: !::::::::::::冫
. \ト >' .::::::::;ノ:..:..,'     ` ー'- ヽく |:::||:::| ヽ' }:..:..:|:::.l:::::::/  、 
ー‐''´..::::::::::::〈:..:..:./            j. |:::| |:::|   ,':..:..:.|::: レ' ト   }ヽ
、::::::::::::::ノ:::::::/:..:./` ̄`ヽ   ,.、  l. |::::|. |:::| /:i.:..:..:..ヽ:ヽ /:.j / /