2012/05/02 花チーム議事録 1.議論の要点 教養とはどう定義されるのか 2.グループディスカッション内の議事録 (ア)参加者、及び今回の担当者 ファシリテイター…池田 進藤、島田、桂木、鈴木、田川 記録…中村 (イ)役割の決定方法に関して 会の始まる前に、ファシリテイター、記録係をじゃんけんによって決定する。全員がすべての役割を最低1回は担うようにする。 (ウ)教養の定義付け @経験を通して得られる教養 社会性、人間性、他社に対する尊敬などは、実際に様々な経験を積むことによって得られる教養である。(進) 異性との関わりの中で得られる教養がある(進) A学術的な意味での教養 これまで文系教育で中心となってきた部分。 学科の専門科目で得られるような知識ではなく、より一般的な知識について考える必要がある。(田) 学術的知識とその外にある教養との境界線は曖昧である。(島)  例…知識としての倫理学を学ぶことで身につく倫理観は、学術的知識の外にある教養である。 B教養としての能力 知識や経験を活かすには能力が必要(島) 能力は先天的なものと後天的なものに分類される(中) まとめ 教養は、「知識」「経験」「能力」の3つに分けられる。 ただし、これらの要素は独立しているわけではなく、関連性がある。 C教養と教養教育のズレ 教養と教養教育の間にズレがあるのではないか(田) 我々が求めている教養とのズレもある(進) D教養を広げる方法 知識以外の教養を身に付けるにはどうしたらいいか。 自己分析を通して自分に必要な教養を考え、それを得るための方法論を学ぶ必要がある(鈴) →メタ教養? E授業というシステムの限界 ・授業で出来ることはどこまでか? ・授業内だけでは限界がある(中) F大学と義務教育(高校を含む)の違いについて ・大学は自由度が高い ・義務教育が強制的なのに対して、大学はある程度選択の自由がある →より学術的知識を深めたいというニーズにも応えるべき(鈴) まとめ 授業として出来ることには限界があるので、扱う内容や質には制約がある。 →必要な教養すべてを授業で身に付けることは出来ない →メタ教養のようなものに力を入れるべきではないか 3 次回に向けて (ア)教養を構成する「知識」「経験」「能力」は、どのような関係があるのか →横のつながりがあるのか、縦のつながりなのか (イ)(ア)の結果をもとにして、授業として何をどこまで身に付けることを目標とするのか