私が所有するアルバムをご紹介いたします。
Topページ
好きなアルバム
最近聴いたアルバム
YouTube
気になるサイト


  Modern Art

アート・ペッパー生涯最高のソロを繰り広げる。ラス・フリーマンを中心にしたレギュラー・リズム・セクションをバックに従えての壮絶でクリエイティヴなプレイは、ジャズ史を彩る永遠の名演!アルト・サックスの巨人アート・ペッパーの最高傑作といわれるアルバム。白人アルトの最高峰アート・ペッパーの代表作は1950年代に集中している。その中でも、ウエスト・コースト・ジャズの名手を従え、ワン・ホーン・カルテットで録音されたこのアルバムは、ペッパーのアドリブ芸術の頂点を記録した作品として名高い。ここでは天才と呼ぶに値する、ひらめきにあふれたメロディアスな美しいアドリブの名演がくり広げられている。(録音:1956-12、1957-1)
前期の代表作といわれ、何度再発してもやはり良く売れるので、レコード会社にとっては「ごっつぁん」だそうですが、その人気が納得できる盤です。「1 Blues in」で入って、「8 Blues out」で出る、という洒落も気が効いています。Russ Freemanも、歌伴が得意なだけあって、よくArt Pepperを引き立たせています。
1 Blues in
2 Bewtched
3 When You're Smiling
4 Cool Bunny
5 Dianne's Dilemma
6 Stompin' at the Savoy
7 What Is This Thing Called Love
8 Blues out

Art Pepper as
Russ Freeman p
Ben Tucker b
Chuck Flores ds

 

Recorded in Dec 1956 and Jan 1957

アート・ペッパーの超名盤!ジャケットも素敵な、まさにアートの<芸術>です!! まず、お聴きください! 最初と最後の対をなす2曲、<ブルース・イン>と<ブルース・アウト>、 これをお聴きになって、ペッパーのなんとも言いようのない艶やかなブルース感覚と、その独特なタイム・センスが醸し出す哀愁感に心を動かされない方は、恐らくいらっしゃらないと思います。 ラス・フリーマンのピアノ、ベン・タッカーのベース、チャック・フロレスのドラムス、最高のリズム・セクションに恵まれた最高のペッパーが楽しめます。信じられないほどのアドリブの美しさは、コール・ポーターの名曲、What is This Thing Called Love で堪能できます。これほど素敵なCDが、たった999円、信じられません。アート・ペッパーの最高傑作とも言われLPのオリジナル盤が30年ほど前ですら20万円近くで取引されたそうです。 

1950年代、ウェストコーストのアルトサクソフォーン演奏者としてボップ音楽の複雑なハーモニーを演奏し、世間に知られるようになったアート・ペッパーは、チャーリー・パーカーの単なる物まねではなかった。ペッパーの知的に構成されたソロはカリフォルニアクールの縮図。このアルバムは1956年と57年のセッションを録音したこのアルバム、ドラッグでつかまって服役後のことだ。ピアノにロス・フリーマンかカール・パーキンス、バスにベン・タッカー、ドラムスはチャック・フロアーズが担当している。セッションはペッパーのソロスタイルの好例「Blues In」で始まり、スイングのクラシック、「Stompin' at the Savoy」は手放しで賞賛できる。 その他の聞き所は「Cool Bunny」、2種類ある「Diane's Dilemma」、互い違いに入っている「Fascinating Rhythm」「Begin the Beguine」など。

アート・ペッパーの代表作は「ミーツ・ザ・リズムセクション」やベサメ・ムーチョでおなじみの「アート・ペッパー・カルテット」などがあげられるが、
本作モダン・アートもそれらに引けをとらない傑作である。このアルバムの特徴はペッパーのブルース・フィーリングがダイレクトに伝わってくることであろう。全体から受ける印象はややハードで妥協のないインプロバイザーとしての面目躍如である。もちろんこの時期のペッパーは万全な体調には程遠く、入退院を繰り返すという状態が続いていた。
それでも気合の入れ方が尋常ではなく、後世に残る名演奏である。
モダン・アートとはまさに自己批判をとおして、新しい価値を獲得するモダニズムの精神を地で行くアルバム・タイトルであり、最もかっこよかった時代のペッパーが存在している。

もう1つの超有名盤はアップテンポのナンバーで始まるが、これはベースとのデュエットによるブルースでさりげに始まり、それがアルバムの印象を決定している。ここでのブルースの解釈は正に「モダン・ジャズ」で、ハード・バップの典型的なブルースの黒さは無く、ブルースのフォームを借りて、アルトで自由に綴った歌という感じ。この印象は尾を引いて、「サボイでストンプ」でさえ何故か静かな感じだ。ここでのArtの演奏はジャズマン同志のインタープレイよりも、自分自身の内面とのアルトによる会話という色合いが強く、それがこの伝説的なプレーヤーのスタイルに合っている。

 

 

 

 

Copyright © 2011 toppe2のJAZZコレクション All rights reserved.
by ジャズアルバム紹介