今回のロンドン・ライブのライナーノーツで明確になったのは、復帰後初めて持ったレギュラー・グループが本作のメンバーで、このメンバーでのスタジオ録音をアートは切望していたが叶わなかったこと。アートがラジオ局の放送音源をコピーしてもらい所有していたもので、後期の作品にしてはスタンダード中心の選曲となっている。最後の曲は、アートが得意な即興。 音質は、別に発売されているパリ・ライブよりも良いもので満足できる内容であった。こんな時、試聴できるシステムはとても有難いものだ。音質だけでなく演奏自体も良く、網走でのライブのジョージケイブルス(p)入りと比べても全く引けをとらない内容と感じた。
1.Cherokee 2.The Summer Knows 3.Stella By Starlight 4.A Girl From Ipanema 5.This Blues of Mine(Blues In E-Flat)
Art Pepper (as) Milcho Leviev (p) Bob Magnuson (b) Carl Burnett (ds)
Recorded 1980.04