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  Calling Miss Khadija

構成の堅牢な一枚ですね。全編通して聴き応えがあります。ただブレイキーの機銃掃射を愉しみにしてる人には残念な一枚。あまりにおとなしい。また意匠こそ凝らしてるがモーガンもおとなしい。なにか如実に時代の転換を垣間見てしまう内容。
活躍してんのはウォルトン、フラー、ショーター。特にこの時期ショーターは突き抜けた。もう突き抜けた。この年ほど
彼にとって重要な年もないよね。一曲目、四曲目、五曲目のソロパートが凄い。特に自身作の五曲目は曲自体もいいけど、
ソロはまさにショーターって出来。法則がないんだよね。如才ないけど全部自堕落で適当な感じ。でもそれこそ一流のセンスと遊び心であり独創的な彼の空間。またウォルトンが創った四曲目のバラッドでの演奏もショーターそのもの。イメージを
盛り込む神秘的なブロウ。フラー作の一曲目と二曲目はどちらもいい曲。その前にボントロとは思えないこの人の演奏も突き抜けてるわ。それらを盛り立てるウォルトンのバッキングもいい仕事。統べる人間に変わってく。それはブレイキーの偉業。分け隔ては・・・ない。

1. The Egyptian
2. Sortie
3. Calling Miss Khadija
4. When Love Is New
5. Mr. Jin
6. It's A Long Way Down

Freddie Hubbard (tp)
Curtis Fuller (tb)
Wayne Shorter (ts)
Cedar Walton (p)
Reggie Workman (b)
Art Blakey (ds)

Recorded 1964.04,05

Art Blakey並びに、ジャズメッセンジャーズによる、ブルーノートに於ける、ラストを飾る作品。A面の2曲はフラーのペンによるもの。B面はモーガン、ウォルトン、ショーターのそれぞれによるもの。三管のダイナミックな演奏、ウォルトンのメランコリックなタッチのピアノ、バックを支えるブレイキーの確かなドラミングと文句のつけようのないメンバーによる作品。

 

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