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  A Night in Tunisia (Blue Note)

長いキャリアを通じてアート・ブレイキーは、才能あふれる若いミュージシャンを起用した意欲的なバンドで、とてつもない名声を築いた。けれども彼がキャリアの後期に組んだバンドの中で、1960年に組んだこのハードバップの怪物バンドと肩を並べられるバンドはごくわずかだ。強力なソングライティングの才能を持つプレイヤーと、個性的なソロを聴かせるプレイヤーとを組み合わせたメンバーには、創造性を追い求めるテナーサックスのウェイン・ショーター、切れ味鋭くときには激しいトランペットのリー・モーガン、ソウル色たっぷりのピアノのボビー・ティモンズが名を連ねている。
ブレイキーのドラミングは、このアルバム用に編曲されたディジー・ガレスピー作曲の「A Night in Tunisia」で、爆発的なドライブ感を後押しし、蛇のようにもつれたエキゾチックなハードバップを生みだしている。また「So Tired」ではティモンズが有名な持ち曲「Moanin'」や微妙な変化に裏打ちされた基本ナンバーの「Dat Dere」と同じく、ディープ・ファンクによって一遍のエッセイをつづっている。
1. A Night In Tunisia
2. Sincerely Diana
3. Sincerely Diana (Alt. Take)
4. So Tired
5. Yama
6. Kozo's Waltz
7. When Your Lover Has Gone

Lee Morgan tp
Wayne Shorter ts
Bobby Timmons p
Jymie Merritt b
Art Blakey ds

 

Recorded in Aug 1960

Like someone in loveより前のショーター加入のファンキーさが残ったJ.Mの進化の過程がうかがえる傑作アルバム。高校の頃、なぜかシングルカットされたチュニジアの夜を買って、A,B面にわたって聞いていたのが懐かしい。この曲はジャズ初心者にとってもわかりやすく、カッコいいと感じたので、いくつか聞き比べていた。パーカー、ガレスピーのクリフォード・ブラウンとブレイキーのバードランド盤、J.Mによるサンジェルマンでのライブなどなど。その中で、当アルバムが新鮮に映ったのは、やはりショータのモーダルな解釈によるためであろう。リー・モーガンも全盛期で、プレイに安定感とインスピレーションが漂う。この色気はどこから来るのか?ジャケットがまたいい。アメリカン・タイポグラフィーの粋を見事に実践し、文字だけで完璧にデザインしてしまった。田中一光も影響を受けたというブルーノートのセンスの良さには脱帽である。
凄い音だよね!昔、ジャズ喫茶のデカいアルテックで聴いたのよか遥かに生々しく(特に金属音)ダイナミックな音です。今まで手元に置いて聴いた事なかったから改めて聴くと陰影豊かな良いアルバムだなと実感してます。特に二曲目から聴き始めると、地味な曲の良さが際立つ感じだなぁ。「ソー・タイヤード」「ヤマ」なんか凄いブルース臭くて好き。最近、ティモンズの二枚目のソロ作品「ソウルタイム」ての買ったんだけどレコーディング期間がね八月十二、十七日なんだね、「チュニジア…」は八月七、十四日ってカブっちゃってるんです。どちらにも「ソー・タイヤード」が入ってて、どちらにもブレーキ親分が参加してたりする(笑)でね二枚並べて聴くとワタシには「ソー・タイヤード」ってティモンズのJMへの辞意に聞こえて… 多分ねブレーキ親分も解ってたと思う。「チュニジア…」ではギュギユーーーンて飛び道具的グリッサンドと打楽器みたいな簡単なコードしかやらしてもらってないし、仕方ないね辞めても。ティモンズ盤での退職金代わりの裏方に回ったブレーキ親分の凄みったら無い、最後のピアノトリオのとか絶品!興味有る方は是非どうぞ。ブルー・ミッチェルのワンホーン作品としても楽しめます。
アート・ブレイキー(drums)、リー・モーガン(trumpet)、ウェイン・ショーター(tenor sax)、ボビー・ティモンズ(piano)、ジミー・メリット(bass)による1960年の一枚。やはりやっぱり冒頭タイトル曲に圧倒されますよね。「チュニジアの夜」を聴くならこの仲良し戦闘集団のが一番です。ブレイキーの爆撃、爆撃、連続爆撃で始まりひたすら熱い!モーガンが熱い!ショーターが熱い!燃えてる。その火の手を更に煽る風となるのがまたブレイキー。最高に似合った象徴になってる。うんシンボル化してる。この曲このグループ、このグループこの曲。これ以上ない好取組。間違いなく誰にでも訴える演奏。これ聴いて日常のなんやかんらの圧殺から解放されるべし。んでショーター、ティモンズ作と続く二曲目、三曲目も秀曲だと思うし、モーガン作の残りの二曲は創意に富んで面白く尚且つとっても親しみ易い。だのでこの一枚はジャズビギナーを一気に、本当に一気に惹き寄せる力を持ってる。一曲目の活気とノリは味わなきゃ損!楽しい。そう楽しい。まあ基本メッセンジャーズの作品はどれも楽しいのでみんなお薦めできます。奉仕精神あふれるジャズ教師ブレイキーと、その生徒達の楽しすぎるディスカッション。最高だよ。

 

 

 

 

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