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aml
From: bach@sub-tky.hosp.go.jp
Subject: [aml 15297] 私や木村氏の議論は「ユダヤ陰謀論」とは無関係   西岡
To: aml@jca.ax.apc.org
X-Mailer: htmail
Date: Sun, 19 Dec 1999 00:52:04 JST
Message-id: <12190052.ME0409701@sub-tky.hosp.go.jp>
Reply-To: aml@jca.ax.apc.org

   とほほさんですか。御意見をありがとうございます。御批判が
有れば謙虚に拝聴する積もりですが、何か誤解も有る様な気がします。
   私は、「ユダヤ陰謀論」など信じていません。そして、今日ここで
書いた事は、お読みの通り、民主主義の守護者としてドイツに戦いを挑んだ
筈のアメリカが、戦後、ドイツに対する戦犯裁判の陰でしばしばドイツ被疑者
に拷問を加えて「自白」や「証言」を得ていたと言う事実だけで、それ以上
でも以下でもありません。この極めて具体的な事実は、もう一度申し上げ
ますが、木村さんの本(「アウシュヴィッツの争点」リベルタ出版)に
書かれてある通り、アメリカ自身が自らの調査報告として議会記録に
明記している訳ですが、この何処が「陰謀論」なのか、私には分かりません。
   それから、誤解する方は居ないと思いますが、私は、もちろん、
連合国がドイツ人被疑者にしばしば拷問を加えていたと言う事実だけで
「ガス室はなかった」と言っている訳ではもちろんありません。私が、
ナチスによるユダヤ人迫害の事実その物はもちろん認め、それを非難した
上で、「ガス室」と「ユダヤ人絶滅計画」についてだけは(少なくとも
現状では)信じる事を拒否する理由は、この拷問の事実の他にも山の様に
沢山有るのです。例えばですが、とほほさんは、以下の事実は御存知で
しょうか?

   ・・・連合軍は、戦後ドイツで大量のドイツ政府公文書を押収
   した。それによって、戦争中ドイツが何を検討し、何を命令して
   いたかが明らかになるからだが、その押収されたドイツ公文書の
   量は、アメリカ軍が押収したものだけでも1100トンに及んで
   いる。ところが、戦後、連合軍が押収したそれらのドイツ政府
   公文書の中に、ヒトラーもしくは他のドイツ指導者が「ユダヤ人
   絶滅」を決定、命令した文書は、1枚も無かったのである。実際、
   連合国は、ニュールンベルク裁判において、ドイツの指導者が
   「ユダヤ人絶滅」を決定、命令した文書を提出していない。これ
   に対しては、「ナチが証拠を隠滅したから文書が残らなかったのだ」
   とか、「ユダヤ人絶滅は極秘事項だったので、命令は口頭でなさ
   れたのだ」とか言う反論が予想されるが、そうした主張はあくま
   でも「仮説」でしかない。もし証拠となる文書はあったが隠滅
   されたとか、命令が口頭でなされたとか主張するなら、その証拠を
   提示するべきである。
  (西岡昌紀「戦後世界史最大のタブー・ナチ「ガス室」はなかった」
   「マルコポーロ」1995年2月号)
   第二次大戦中、ドイツは、何百万人ものユダヤ人ほかの人々を
   「ガス室」で「毒ガス」によって殺したと言う事になっています。
   では、その死体は、一体、何体くらい確認されているのでしょうか?
   驚かないで頂きたいと思います。実は、一体も確認されていない
   のです。戦後これだけ「ドイツはガス室で大量殺人を行なった」と
   言われながら、その「ガス室」で殺された死体は、実は一体も確認
   されていないのです。・・・・・・・(中略)・・・・・・・・
   「そんな馬鹿な!」と言われるかも知れません。しかし、これは、
   驚くべき事に、他でもない「定説」側の歴史家が言っている事なの
   です。ラウル・ヒルバーグ(Raul Hilberg)教授と
   いう、何と「定説」側の超大物歴史家が、自分でそう言っている事
   なのです。つまり、「ガス室」があったと主張する側の歴史家自身が、
   そのガス室大量殺人の物証である「ガス室」で殺された死体は当時、
   確認されていなかったと、はっきりと、認めているのですが、皆さん
   はこれをどうお考えになるでしょうか。
  (西岡昌紀「アウシュヴィッツ「ガス室」の真実」(日新報道)
   47−50ページより)

   他にも、当時のドイツ政府が「ユダヤ人絶滅計画」などと言う計画に
予算を計上していなかった事とか、ややこしい議論が有りますが、処刑用
ガス室の設計図が存在せず、今日第二アウシュヴィッツで「処刑用ガス室」
として公開されている地下室の図面には、そこが死体安置室として設計されて
おり、「処刑用ガス室」として設計された証拠が無い事など、論拠は山の様
に有るのです。「週刊金曜日」の「朝日と文春のための世界史講座」でし
たっけ、私はもちろん読んでいましたが、あの記事は、こうした問題を見事に
避けているのです。本多勝一氏が「マルコポーロ」廃刊事件直前までは
木村愛二氏に「ガス室否定論」の連載を執拗に依頼していた話も避けていま
したけれど。(笑)

                          西岡昌紀

        連絡先:ファックス(03)3431−9564