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教育方法
あるいは対人コミュニケーションの方法論
まずは自分がしっかりしよう | 初対面、野良PTでの教育 |
口には気をつけろ! | |
同じ職業に指示を出そう | |
面識あり、クランでの教育 | |
反省会のすすめ | 相棒との超連携 |
ハントスキル教授のイニシアティヴを取るためにはまずコミュニケーションを図り、自分の最大限のPTハント能力を見せよう。
あなたがしっかりとした知識、実践能力を持っていることを見せねば誰もあなたの言葉になど耳を貸さない。
明確な先輩後輩の関係も無く、喧嘩の強さを見せたわけでもない人物が「おい、カレーパン買って来い」と言ったところで誰も遣い走りにはなってくれない位に当然のことだ。
相手がミスをした時は素早く援護し、助ける。
狩り場の状況に異変があった時は素早く伝える。
その狩り場に初めて来る人がいた場合、MOBの特徴(アク・ノンアク、リンク関係)やドロップ、MAPについて教えていく。
BUFFが切れそうになったら素早く伝える。
リーダーが分配方法を告げていなかったりしたら素早く指摘する。
AFKを行う人がいた時は安全な位置を素早く教え、誘導、護衛する。
良いドロップがあったら素直に喜ぶ。
ピンチを脱したら喜ぶ。原因となった人物を話題に出さない。
こうした行動であなたの人格、能力を見せていくことがコミュニケーションになる。
チャットでコミュニケーションをとることも可能だが、初対面ではPTメンバーのチャット能力(ハントしながらチャットできるのか)さえわからない。
メンバーの会話スピードも考えながら雑談やサーバー近況、Lineage2話の雑談チャットを行おう。
くれぐれもリアルの身上話を話題にしたり(話題についていきたくない事情の人もいる)、クランチャットを誤爆したりしないこと。
もし、あなただけがべらべらと饒舌なようであれば要注意だ。そのスピードについてこようとして狩りに支障が出てくることさえある。
それらを考えつつもあなたは完璧なPTハントスキルを全開で発揮しなければならない。
そして、教授するつもりがあるのであればメンバーの動きを常に監視する。
しばらく狩りを続けていけばメンバーもハントスキルが改善されている場合もある。
BUFF数回を行っている時間の狩りを続けていても改善が見られない場合になって初めて指摘しよう。
ただし、あなたが一度でもミスを犯してしまった場合は
絶対に誰にも指摘をすべきではないだろう。
相手のミスを指摘するのは簡単だが、自分が尊敬を得ることはそれよりも難しい。
そして尊敬が無ければ教授する資格などない。
誰にでもミスはある、というのはこの場合には通用しない。
先生や先輩には完璧を求めてしまうのが人間というものだ。
なにも敬語を使えばいいというものではない。
言葉の使い方の本質に眼を向けてみよう。
断定口調を避ける | |
〜してください | 〜してみたほうがいいかもよ? |
多分〜かもよ(*゚ー゚) | |
〜じゃないかな。 |
Froydis Ree Wekre女史による指導論の応用
誉めて、PTの雰囲気を盛り上げる | |||
状況 | × | ○ | |
初めての狩り場の時 | → | 最初から指示する | 不慣れなメンバーを応援する |
指示した点が良くなったのを見て、 | → | まともになったね | ○○さん上手いぞ! |
ヒールタイミングが遅れても怒らない。 | → | あの・・ヒールしてくれます? | ヒールありがとう |
タゲが後衛に移っても怒らない。 | → | えっ?ヘイトも知らないの? | 逃げろ!/耐えろ! |
それをヘイトで戻しつつ | → | もうタゲられないでくださいね・・・ | よしゃ!パスカット! |
PTが狩り場に慣れてきたら | → | ふぅ。やっとまともになったね | よーし、のってきた! |
バッファーがBUFF忘れてたら | → | WWもらえますか? | 焦らなくていいよー |
リンク祭りになったら | → | あ | ガンバ! |
下手糞なのは分かってる。それを誉めたり、盛り上げたりするのが上達させるコツです。
非難、否定は最も程度の低いコミュニケーション手法です。
ユーモアはコミュニケーションにおいて語調を和らげるエッセンスとなります。
指摘を行う相手は自分と同じか近い分類の職業であることが望ましい。
あなたの職→ | タンク | ヒーラー | アタッカー | ニューカー | バッファー |
タンクが下手 | ◎ | △ | ○ | × | △ |
ヒーラーが下手 | ○ | ◎ | × | ○ | ○ |
アタッカーが下手 | ○ | × | ◎ | ○ | × |
ニューカーが下手 | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
バッファーが下手 | × | ○ | × | ○ | ◎ |
これであれば言われた相手も納得がいくだろう。
ヒーラーがタンクに指示を出したり、その逆であったりというケースは避けるべきだろう。
あなたがサブキャラであるかどうかは問題ではない。
今のハントで、今のキャラで、今までの動きをしてきたからこそ言える一言だからだ。
可否 | 語調 | 1ハントでの指示回数 | 追記 | |
◎ | 指示を出せる | 丁寧なPTチャット | 1,2点だけ | 友達登録も行うと良い 次のハントも一緒に行くのが礼儀 |
○ | 指示を出せる | 丁寧なPTチャット | 1点だけ | 次のハントも一緒に行くのが礼儀 |
△ | 指示を出しにくい | WISか解散後 | 1点だけ | 絶対に他の人と重複しない |
× | 指示を出してはならない | 解散後にWIS | 1点だけ | 仲良くなれた場合だけ、PT解散後 |
PTチャットで言うと無知であることで恥をかかされたと感じることもあるだろう。
同じ職種でも無い限り、あれこれ言うのは筋違いだ。
教えるのであれば数日間のみでも友達登録をしておくといいだろう。
友達登録は人数が増えすぎると逆に不便に感じることも多いのであらかじめ期間限定にしておくといい。
「LvLが近いし、また会うこともあると思います。
しばらくの間だけでも友達登録しておきましょう。
また一緒にPT組む時は呼びます!」
相手にとって自分が良い見本を見せられた場合なら快諾してくれるだろう。
時間があれば続けてもう1PTくらいやってみるといいかもしれない。
指示を出さずに我慢していた点は狩りが終わってから相手に会話を求めよう。
相手の不可思議な行動に深い理由があったのかもしれないからだ。
対話の中であなたの思うことも伝えておけばそこから始まる交流もあるだろう。
互いのハントスキルへの信頼関係も生まれ、後のPTの時に一緒に戦うきっかけになるかもしれない。
現にこの4鯖PT戦略会のメンバーもこうした狩りの後の対話を通じて集めたのだから。
もしかしたらそれはあなたの知らない高次元のハントスキルであるかもしれない。
このサイトに書いているのも数名によるPTハント考察に過ぎず、まだまだ未知の戦略が存在するのは必定だろう。
特に意見が食い違ったままハントが続き勝ちなのが「DR・スリープ」をどう扱うかという戦略理論の食い違いだ。
ハントスレでの一般的な会見としては「野良ではDR・スリープは無意味になることは多い」となっている。
SpSを使用しても失敗する恐れがわずかにでも残るデバッフはいつまでも博打要素が残るということを念頭においておこう。
使うなら1回。MOB種とLvL差を把握した上で。
それも考えていないのであればあなたのDR・スリープは勝ち目の無い博打だと言える。
それは到底戦略と呼べるものではない。データに詳しくなろう。
わたしと戦略会はDR・スリープを否定しない。下手糞なプレイヤーの使うDR・スリープは完全否定するが。
初対面であると言うことを忘れてはいけない。
敬語を使うべきであると言う問題ではない。他人の領域に踏み込むな、ということだ。
相手が教えてくれと言ってもいないのに初対面の人間に何かを教えると言うのは一般社会でも慎まれるべき行為だからだ。
まして、相手の失敗や無知を指摘する行為であればなおさらのこと。
赤の他人であるあなたが、初対面の相手にどうしても指摘するべき点のみを伝えるのが社会常識である。
ズボンの前が開いている相手や目糞のついている相手にそれを教えるのと同じだ。
相手を気遣う気持があればWISを使うべきだろう。
PTチャットやオープンの白チャットで指摘されればそれを不快に思うことも危惧されるからだ。
このような例えを出したのは他でもない。初対面の相手に言えることは専門的なことになってはいけない。
あなたがどのような人物で、どの程度の知識を持っているのかもわからないのだから、相手が素直にあなたの言葉に耳を貸すとは限らないからだ。
いかに自分が正しいと思っていることでも、頭ごなしに初対面の相手に言うのは社会常識を逸脱している。
例えPTリーダーであってもイニシアティヴを取れるのは募集人数と狩り場、分配方法程度でしかない。
指摘する点は絶対に1つに絞ること。
あれもこれもと指摘したい点があるだろうが、メンバーの一人だけに最も効果的な1点のみを一言で指示する。
その際には絶対に丁寧な言葉で、ネットスラング(2ch用語や珍妙な語尾、○○だにょ><等)は使わないこと。
それ以上の指示は1つ目の指示による効果を相手は実感して感謝の言葉を貰えた後に行おう。
それは狩りが終わってからであったり、後日再会したときかもしれない。
正しいことであっても言っていい内容とタイミングというものがある。
それがコミュニケーションの基本だ。
ある程度の面識が出てくると初対面、野良PTでの教育で紹介した方法論はかなり省略して指示出しが行えるようになってくる。
対人コミュニケーションにおいてもある程度の雑な表現が可能になっていたり、あなたの腕と知識に信頼を寄せてくれている人も増えていることだろう。
同職で前衛や後衛を固め、ペアでお互いの癖を理解した「相棒」と呼べる関係であれば意思の疎通はより簡単になってくる。
限りなく省略した会話。時として行動だけで意思が伝わる。例えばタンクが一瞬止まることや、ヒーラーが位置取りを変えたり、ヒールタイミングを早めたり。通常とは違うタイミングで放たれるスキル、SSを撃つだけで意思疎通ができることさえある。
他のメンバーも2人の動きが連携していればメンバーはそれに合わせれば良いだけになる。
野良に行く時も相棒との行動であればPTへの影響力も大きい。
少々のピンチであれば2人の動きが素早く行われればメンバーも自然とそれに揃った動きを取ってくれる。
ただし過信は禁物だ。
ちょっとした違和感から2人の超連携も狂いが生じる。
省略しすぎ(あるいは無くなった)チャットも悪い方向に働き、大きな損害を出すこともあるだろう。
タンク2人の連携などでは特に注意が必要だと言える。
あくまでもPTの基本を忘れず、いつでも初心に戻ったプレイスタイルを取れるように柔軟に構えよう。
初心を忘れない=本当のベテラン。