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第一弾カードリスト・詳細版



キャラクターカード

上海人形

《上海人形》

《上海人形》 Nord(1)/Cost(0) 種族:なし

 人形

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たターンの終了時、
 あなたは1ドローする。
 
攻撃(0)/耐久(2)/GLAZE(0)

コメント

蓬莱人形と並んで人形の基本形。
プレイしたターンの終了時に発動するドロー効果を持つ。

1ターン目からノーコスト且つ人形枠としてプレイ出来るので他の低ノードキャラの展開を妨げる事はなく
それでいてターン終了時に1ドロー出来るので、事実上手札を消費することなくデッキ圧縮する効果を持っている。

今まではメルラン・プリズムリバー/1弾を始めとする耐久1のキャラを討ち取れると言う観点から蓬莱人形が採用される事の方が多かったが、
第四弾秋の女神が追加された事によりアリス・マーガトロイド/1弾を軸としたデッキ以外への投入も見直されている。

また蓬莱人形と比べ耐久が2あるので、狙撃リリーブラック雹符『ヘイルストーム』などに耐性がある。また死神『ヒガンルトゥール』に大量破棄される事も無いので、場の人形の総数が要となる状況では侮れないスペックとなる。

他にも大妖怪降臨破滅の呼び声など「攻撃出来なくても良いから数が欲しい」カードのサポートとして用いたり、使い勝手の良い耐久2キャラクターである事を利用し秋の女神セット用にしたりなど、使い方次第ではいろいろと役に立つキャラクターである。

  • ドロー効果はターン終了時なので、コマンドカード(特にカウンターカード)を引かない限り次のターンまで使えない。実質的な手札消費にばかり惑わされないように。
  • 上海人形蓬莱人形のドローテキストは待機中の効果ではなく特定タイミングで発生する効果なので、ターン終了時までに場を離れた場合は無効となる。詳しくはルールリファレンスの「●効果の発生源の消失」の項を参照。

関連



蓬莱人形

《蓬莱人形》

《蓬莱人形》 Nord(1)/Cost(0) 種族:なし

 人形

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たターンの終了時、
 あなたは1ドローする。

攻撃(1)/耐久(1)/GLAZE(0)

コメント

上海人形と並んで人形の基本形。
プレイしたターンの終了時に発動されるドロー効果を持つ。

基本的に上海人形と同様で、非常に場に出しやすく高い展開力を持つが、人形なので攻撃出来ず壁になるしかない。
しかし、こちらは攻撃力1を持つので、同じブロッカーとして採用しても相手の耐久1アタッカーと相打ちに持ち込める可能性があるので、その分だけこちらの方が優秀で使いやすいとされる。

メルラン・プリズムリバー/1弾スターサファイア犬走 椛などの速攻デッキ向けの軽量キャラはもちろん、レミリア・スカーレット/1弾によって場に出されたサーヴァント・フライヤーレイラ・プリズムリバーによって場に出された「幻想」など、耐久1でほおっておくとキツイアタッカーは案外多く、それらに牽制となり得るという点において上海人形より頭一つ分飛び出た汎用性と言えるのは間違いない。
仮にそれで倒せないとしても、攻撃力が「ある」のと「無い」のとでは大きな隔たりがある。例えば浸蝕あるいは狙撃秋の女神などを防御時に干渉で撃ったり、霧符『ガシングガーデン』の影響下で防御したりなどすれば破棄出来るキャラクターの幅も広がり、上手く行けば一方的に破棄する事さえ可能なのだから馬鹿に出来ない。

当然ながら人形なので、アリス・マーガトロイド/1弾を主軸としたデッキならほぼ必須カードと言っても良い。特に符ノ壱”アリス・マーガトロイド”でサーチしてくる人形としては、その高い汎用性からあらゆる局面で手堅いサポートとして活躍してくれる。
他にも咒詛『首吊り蓬莱人形』のようなピンポイントにこのカードの存在を必要とするカードもあり、人形デッキにおける親和性はかなり高い。

ただあまり多くは無いが、耐久が上海人形より1低いという点が仇になる局面もある。死神『ヒガンルトゥール』でまとめて破棄されたり、秋の女神セット用として使えなかったり、陰陽玉のような1点ダメージを発生させる効果で安定して除去されたりなど防御面では見た目通りかなり頼りない。
またいくらブロッカーとして優秀とは言え、結局は低戦闘力の人海戦術に過ぎないので貫通は天敵。特にフランドール・スカーレットを対した際、このカードはブロッカーとしてほぼ無意味と化す。

その省エネ+デッキ圧縮ぶりからつい安易にデッキに積みたくなるカードだが、突き詰めると結局は壁として相手の攻撃を一回受け止める時間稼ぎでしかないので、要らないと思うなら下手にデッキスペースを圧迫させずばっさり切る決断力も必要である。

  • ドロー効果はターン終了時なので、コマンドカード(特にカウンターカード)を引かない限り次のターンまで使えない。実質的な手札消費にばかり惑わされないように。
  • 上海人形蓬莱人形のドローテキストは待機中の効果ではなく特定タイミングで発生する効果なので、ターン終了時までに場を離れた場合は無効となる。
    詳しくはルールリファレンスの「●効果の発生源の消失」の項を参照。

関連



大妖精

《大妖精》

《大妖精》 Nord(1)/Cost(0) 種族:妖精

(常時):(1)(S)
 ターン終了時まで、目標の種族:妖精を持つキャラクター1枚は
 耐久力+1を得る。

攻撃(1)/耐久(1)/GLAZE(1)

コメント

名も無き中ボス。
種族:妖精の強化をする効果を持つ。また珍しい0コストキャラクターでもある。

だがその能力は、効果の地味さとコストの重さがあまり割に合わない感は否めない。
サニーミルクスターサファイアをピンポイントに守るには有効かもしれないが、あまり過度な期待は出来ないのが正直な所。
戦闘力もお世辞にも高いとは言えず、めぼしい戦術も持たないのでただ場に出しただけでは妖精メイドのほぼ下位互換である。

前述の通り0コストキャラクターであり、神術『吸血鬼幻想』のような全体強化の恩恵下ならメリットになりえるかもしれない。
それでも、普通はたった1コスト程度の差より手札1枚分の質の方が重要である。性能面で他の小型キャラとの格差は否めず、1コストの差がそれを補うのはかなり辛いだろう。

  • ちなみに現環境で1ターン目から出せるコスト0で普通に攻撃出来るのはこのキャラが唯一である。人形はそもそも攻撃が出来ず、マエリベリー・ハーン宇佐見 蓮子は攻撃力0。
  • チルノのコスト用にはあまり相性がよろしくない(コスト0なので手札から捨てるより普通に場に出して殴った方が得になる)。


関連



マエリベリー・ハーン

《マエリベリー・ハーン》

《マエリベリー・ハーン》 Nord(1)/Cost(0) 種族:人間

(自動)
 あなたの場に、「宇佐見 蓮子」がいない場合、
 以下の効果を使用することは出来ない。

(常時):(S)
 ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚は、「隠密」を得る。

攻撃(0)/耐久(2)/GLAZE(0)

コメント

境界をその目捉える秘封倶楽部の片割れ。
隠密を付与する能力を持つが、前提条件が非常に厳しい。

蓮子とこれを3枚ずつ入れても、上手く揃うなんて思わない方がいい。
むしろ、どちらかを黄泉の舟で落として秘密結社で回収した方が早く出るんじゃないかと思うほどである。

能力自体は使いやすく、また他のカードとコンボとして組みやすい。
が、汎用性、使いやすさ、確実性などの点で完全に上位互換である光学迷彩スーツの登場により、かなり不遇を囲っているのも事実である。
ただそちらはコスト2点手札2枚という重さがあるので、上手く条件を満たしさえすればこのカードによるコストの少なさは利点であるとすら言える。まあそれが難しいから不遇なのだが。

また、蓮子がいなくても近接戦闘符ノ弐”博麗 霊夢”霊符『夢想妙珠』の効果で(自動)を無効にすれば能力が使用する事ができる。
符ノ壱”霧雨 魔理沙”で相方を偽造しても良い。

  • エラッタにより、コストが(1)→(0)、耐久力が(1)→(2)となった。
  • イラスト違いのスペシャルカード第四弾に封入されている。

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宇佐見 蓮子

《宇佐見 蓮子》

《宇佐見 蓮子》 Nord(1)/Cost(0) 種族:人間

(自動)
 あなたの場に、「マエリベリー・ハーン」がいない場合、
 以下の効果を使用することは出来ない。

(常時):(1)(S)
 目標の「幻想生物」1枚を破棄する。

攻撃(0)/耐久(2)/GLAZE(0)

コメント

晴れた夜ならば道に迷わないらしい秘封倶楽部の片割れ。
幻想生物である限りどんなカードでも破棄出来る。

やはりメリーと同時に存在しなければならないと言う前提条件が、その能力の使用を非常に厳しいものにしている。

しかも能力自体も、隠密というシナジーを組みやすい戦術を付与出来たメリーがまだ汎用性の高いカードであると思えるほどの可哀想な仕様。
ただでさえ条件がかなり厳しいのに、相手が幻想生物を使ってくれなければまず意味が無く、例え破棄出来たとしてもコスト1点払ってる為他の除去カードより特別に美味しいわけでもない。
(常時)タイミングなので相手ターンのプレイ直後などで破棄出来るのは数少ない利点だが、そもそも発動する相手がいなければ無用の長物であろう。

それだけに、奇跡的に噛み合って崇符『ミシャグジさま』辺りを落とす事が出来ればこのカードとしてはまさに歓喜ものなのだが、そういう相手に限って条件が揃わない、揃う前に除去されてしまうのがオチである。
やはり過度に期待するのは酷というものである。

一応マエリベリー・ハーン同様、近接戦闘符ノ弐”博麗 霊夢”霊符『夢想妙珠』の効果で(自動)を無効にすれば能力が使用できる。
符ノ壱”霧雨 魔理沙”で相方を偽造しても良い。

  • エラッタにより、コストが(1)→(0)、耐久力が(1)→(2)となった。
  • イラスト違いのスペシャルカード第四弾に封入されている。

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リグル・ナイトバグ

《リグル・ナイトバグ》

《リグル・ナイトバグ》 Nord(1)/Cost(1) 種族:妖怪

 奇襲 速攻

(自動)
 このキャラクターはダメージを受けた場合、破棄される。

攻撃(1)/耐久(1)/GLAZE(1)

コメント

永夜抄1ステージのボス。
最も軽いコストで奇襲速攻を所持するキャラクターである。

ノードがギリギリだったり、星符『ドラゴンメテオ』でも撃たれて無い限りは「出ない・出せない」ということがほぼない軽さである。

ダメージを受けたら破棄されてしまうが、そもそも耐久力が1しかないので
緊急時のブロッカーとして使うには問題はない。
貫通を持つキャラクターやそれを付与出来るカードに弱いが、それさえなければ確実に1キャラクターの攻撃を手札から止められる。

速攻奇襲を活かしアタッカーとしても動ける。主力アタッカーの脇に添えればブロッカー一体無力化or1点分ダメージ上乗せになり、また自身のスペルである蠢符『リトルバグ』と共に手札に揃えば最速1ターン目から馬鹿に出来ない展開力を発揮する事が可能となる。
またその性質から葉符『狂いの落葉』の加速ギミックとして組み込んだり、大妖怪降臨などのカードの数合わせとしても有用である。

自身のスペル蛍符『地上の流星』により、デメリット効果を無効化させる意味合いも出た。プレイコストも無視出来る為、セットで使うのはほぼ必須となるだろう。
2点ダメージと除去の水準にギリギリ届かない数値だが、一方的な使い勝手の良い全体火力なのでアンチ速攻や征服の果てにと組み合わせるなどいろいろテクニカルな使い方も可能である。

戦闘ダメージを受けた場合でも、戦闘破棄されるよりも先に効果によって破棄される(公式Q&A510)ため、戦闘破棄を条件とした効果は発動しない。

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ルーミア

《ルーミア》

《ルーミア》 Nord(1)/Cost(1) 種族:妖怪

(常時):(1)
 このキャラクターを破棄する。
 その後、目標のキャラクター1枚の攻撃を取り消す。

攻撃(2)/耐久(1)/GLAZE(1)

コメント

軽量で相応の攻撃力とグレイズを持つ。
1ノード1コスト帯のキャラクターとしては悪くはない。

所持するその能力は、式弾『ユーニラタルコンタクト』1回分。
違う点を挙げるとすれば、味方の攻撃も取り消すことが出来る。
その結果、西行寺 幽々子/1弾に防御されたキャラクターを破棄から救えたり、
攻撃キャラクターを目標とする白玉楼の幻闘反転攻勢への対策にもなったりする。
本人がスリープ状態でも使用出来るので、場にいるだけでも役に立ってくれるキャラクターだろう。

ただし、能力の使用に干渉され、狙撃などをされると効果を発揮出来ずに破棄されてしまうので注意しよう。

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レティ・ホワイトロック

《レティ・ホワイトロック》

《レティ・ホワイトロック》 Nord(1)/Cost(1) 種族:妖怪

(自動)
 このキャラクターが戦闘の結果によって破棄される場合、
 このカードをアクティブ状態でノードに加えても良い。

攻撃(1)/耐久(2)/GLAZE(1)

コメント

1ノード1コストで防御が2とちょっとふとま……もとい頑丈なお方。

狙撃雹符『ヘイルストーム』では落ちず、敵のブロックへと持っていきやすい。
大抵ブロックと同時に落ちるが、アクティブノードになれるのでコストパフォーマンスはよい。

速攻デッキへの対応策として入れておけば蠢符『リトルバグ』と相打ちを取った上にこちらのノード加速にもなるちょっとお得な冬の忘れ物。

夜符『ナイトバード』をブロックするのは勿体無い気がするのはなぜだろう。

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小悪魔

《小悪魔》

《小悪魔》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖怪

(自動)
 スペルカードがプレイされ、その効果が解決されるたびに、
 このキャラクターはターン終了時まで+1/+1を得る。

攻撃(4)/耐久(2)/GLAZE(2)

コメント

ノードとコストが軽い割にそれなりに高い攻撃力を持つ。

自動効果については、効果が解決されてからじゃないと補正を得られない点に注意。
具体的には、耐久力3の状態で人界剣『悟入幻想』の目標となると、
先に3点ダメージを受けた後に+1/+1を得るので、得る前に落とされることになる。

時符『プライベートスクウェア』と凄まじいシナジーを形成する。毎ターンノーコストでプレイする事が出来る為、ノード2コスト1にして攻撃5耐久3というステータスでの毎ターンの攻撃が可能となる。
また速攻デッキと相性の良い神術『吸血鬼幻想』騒符『ノイズメランコリー』を後からプレイした場合はさらにステータスが上昇し、その速攻デッキとの親和性の高さから、以上のカード等と共に一つの速攻ギミックとして組み込まれるほどである。

逆に、スペルによる強化が行えなければグレイズ2という決して低リスクとは言えないグレイズ値が災いして、他の小型アタッカーに一歩及ばないスペックしか発揮出来ないので注意。
それでも、ノード2から攻撃4で殴りにいけて蓬莱人形に相打ちを取られないスペックはなかなかのものと言えるのだが。

  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。


関連



チルノ

《チルノ》

《チルノ》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖精

(常時):(1)
 あなたの手札にある種族:妖精を持つキャラクターカード1枚を破棄する。
 ターン終了時まで、このキャラクターに破棄したキャラクターカードの
 戦闘力を加算する。

攻撃(3)/耐久(2)/GLAZE(2)

コメント

紅魔郷2ステージボス。

テキストにある「戦闘力」とは、攻撃力と耐久力であり、グレイズは加算されない。
攻防一体の能力であり、使用した妖精カードを秘密結社で回収すれば終盤でも十分に通用する能力になる。

能力の使用による妖精カードの破棄は解決時になる。
よって、この能力の使用に干渉して離反工作をすると、コストを払うのは元のプレイヤーだが、妖精カードを破棄するのは離反工作をしたプレイヤーの役目となる。

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ミスティア・ローレライ

《ミスティア・ローレライ》

《ミスティア・ローレライ》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖怪

(常時)
 このキャラクターを破棄する。
 その後、目標のキャラクター1枚に1ダメージを与える。

攻撃(3)/耐久(2)/GLAZE(1)

コメント

永夜抄2ステージボス。
自壊を必要とするが、目標のキャラクターに1点ダメージを与える効果を持つ。

効果自体は相手ターンでも使えてノードコストが不要という擬似狙撃というべき使い勝手の良さがあり、耐久1のキャラクターを破棄するだけでなく、他のキャラクターの攻撃時や人界剣『悟入幻想』などの火力カードのダメージの上乗せなどにも使える。

また単体でもアタッカーとして十分に運用可能。
低ノードで低グレイズであり、耐久が2あるおかげで蓬莱人形との相打ちを免れる事が出来るのが利点。
スターサファイアルナサ・プリズムリバー/1弾などと比べると多少速攻性に劣る感は否めないが、その分手堅い成果を出してくれる安定した小型アタッカーと言えるだろう。

どちらか一方を目的として場に出すのも良いが、通常時はアタッカーとして運用し、必要になれば手札消費無しの狙撃として用いれば理想的だろう。

  • MtGなどでお決まりの、『ブロック成立させてから破棄して~』はVISIONでは不可能なので注意。干渉によって破棄してダメージを発生させた後、ブロッカーの不在によりアタッカーの攻撃が素通りする事になる。
  • 逆に、攻撃時ならブロック宣言をした時点で相手キャラクターはスリープ状態になる為、その後破棄されてもアクティブに戻る事は無い。これを利用し、『ブロッカーを寝かせた上で1点ダメージを与える』という芸当が可能ではある。
  • 亡郷『亡我郷 -宿罪-』と組み合わせる事で常時タイミングで相手キャラクターを破棄するというコンボも存在する。

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ルナチャイルド

《ルナチャイルド》

《ルナチャイルド》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖精

 隠密

(自動)
 このキャラクターが相手キャラクターを戦闘で倒した場合、
 あなたはデッキを全て見て、「スターサファイア」1枚を抜き出し、
 相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。
 その後、デッキをシャッフルする。
 
攻撃(3)/耐久(1)/GLAZE(2)


コメント

三月精その1、月。
現在3人しか存在しない隠密持ちの1人。

ブロックを制限出来るが、かなりの頻度でデッキに採用されるサニーミルクリリーホワイトと相打ちになるため非常に止められやすい。前者はそれでもマナチャージ要因を一体潰せたから良しと出来るが、後者は既に役目を終えたキャラクターなので非常に救われない。

また仮に攻撃が通っても、攻撃の割にグレイズが高めなので多くの場合ライフを削り切る前に相手に反撃を食らう。たかがライフ3点を代償にスリープノード2枚を恵んでやるようなものなので、よほどの極限状態でも無い限りダメージソースとして脅威足り得ないという印象が強い。
そのグレイズをフォローするのに有効だったのが楼観剣なのだが、今では弱体化を受けてダメージ量が激減し見る影も無くなっている。

それでも、最も気軽に運用できる隠密持ちである点は変わらない為、例えば神術『吸血鬼幻想』で種族を変えてブロックされにくくしたり、連携攻撃狂気の増幅で攻撃アップを狙ってみたりなど、サポートカード次第ではまだ活躍の余地は残されている、かもしれない。

  • 楼観剣による移し変えダメージは戦闘の結果ではないため、それでキャラクターを倒してもスターサファイアを持ってくることは出来ない。

関連



スターサファイア

《スターサファイア》

《スターサファイア》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖精

 貫通

(自動)
 このキャラクターが相手キャラクターを戦闘で倒した場合、
 あなたはデッキを全て見て、「サニーミルク」1枚を抜き出し、
 相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。
 その後、デッキをシャッフルする。
 
攻撃(4)/耐久(1)/GLAZE(1)

コメント

三月精その2、星。
ある意味でルナチャイルドよりも攻撃に偏った能力となっている。

ルナチャイルドと比べ、こちらは貫通ダメージがあるとはいえ、止められ易いのが弱点。
それでも大概は相打ちなのでサニーミルクは出てくるが。

キャラクター全体で見てもなかなか優秀な攻撃能力を持つ為、速攻性のあるアタッカーとしても使える。
この軽さで攻撃4点、貫通持ちのおかげで蓬莱人形によるブロックで相打ちになってもダメージが通る。グレイズも低い為、相手のブロッカーの性能次第では攻撃が通っても通らなくても脅威となりえるなかなか厄介なカードである。
さすがに場持ちは期待出来ないが、その極端なスペックから神術『吸血鬼幻想』のような戦闘補正カードとの相性も良く、小型速攻デッキでは主力アタッカーとして単体で十分採用圏内に入るキャラクターと言えるだろう。

また時符『プライベートスクウェア』転生術など戦闘破棄をフォローするカードとも相性が良い。前者は戦闘破棄を防ぎつつ貫通によってダメージだけ与え、後者はブロック宣言に干渉でセットする事で後続のスターサファイアを場にアクティブで出しさらなる追撃が可能となる。

  • 一応現時点でチルノで破棄出来るキャラクターの中で最も攻撃力の高いキャラクター。

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サニーミルク

《サニーミルク》

《サニーミルク》 Nord(2)/Cost(1) 種族:妖精

 マナチャージ(1)

(自動)
 このキャラクターが相手キャラクターを戦闘で倒した場合、
 あなたはデッキを全て見て、「ルナチャイルド」1枚を抜き出し、
 相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。
 その後、デッキをシャッフルする。
 
攻撃(1)/耐久(3)/GLAZE(1)

コメント

三月精その3、太陽。

最も軽いノード・コストでマナチャージを持つキャラクターであり、ノード確保に重要なキャラクターである。
事実、このキャラクターが序盤に手札に来るかどうかでその後のノード事情に大きく違いが出る為、よほど速攻志向に尖ったデッキでも無い限りまず3枚積まれない事が無いほどの驚異的な採用率を誇るキャラクターである。その意味ではマナの生成強引な取引などよりも酷いカード。

それゆえ、斬られたり焼かれたりする率も高く、『見かけたら潰せ』と言わんばかりのプレイングをしてくるプレイヤーもいる。
高い汎用性を持つ人界剣『悟入幻想』一枚で破棄出来る他、他のマナチャージ持ち2人+このカードをカバーするというあからさまなアンチマナチャージ人智剣『天女返し』の存在など、このゲームのルール上能動的に戦闘破棄しづらい事もあり被除去率は間違いなく全キャラでもトップクラスに入ると言えるだろう。薬符『胡蝶夢丸ナイトメア』なんかに対しても格好の的となる。

逆に言えば、このカードを出せば相手のそれらの除去を消費させる囮として機能するかもしれない、という事でもある。また人界剣『悟入幻想』で焼かれる事への対策として白楼剣楼観剣などをセットされたりする場合もある。
マナチャージの必要が無くなった終盤でも小型アタッカーとして地味に活躍する事も無い事も無い。

ルナチャイルドを持ってくる効果はほぼ機能しない。

  • 厳密にマナチャージを所持するキャラクターでは最も軽いが、実際的な面を考えればさらに軽い玉兎という亜種がいる。
  • エラッタにより耐久力が4から3に低下した。

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ルナサ・プリズムリバー

《ルナサ・プリズムリバー》

《ルナサ・プリズムリバー》 Nord(3)/vCost(1) 種族:幽霊

 奇襲 速攻

(自動)
 このキャラクターには同名の呪符を1枚までしかセットすることが出来ない。

(自動)
 このキャラクターは「リリカ」「メルラン」がセットされている場合、
 「先制」「貫通」を得る。

攻撃(2)/耐久(2)/GLAZE(0)

コメント

虹川三姉妹の長女、弦楽器担当。
「プリズムリバー」の一人であり、その中心となるキャラ。

数少ない奇襲速攻所持者で、奇襲しか所持しないメルラン・プリズムリバー/1弾リリカ・プリズムリバー/1弾より一歩抜き出た性能を持つ。
単純な低グレイズのアタッカーとしての優秀さから、プリズムリバーである事を無視してこのカード単体での採用も考慮されるほど。

だが、やはりその真価はプリズムリバーとして発揮される。
特にルナサはメルラン・プリズムリバー/1弾及びリリカ・プリズムリバー/1弾の効果の対象であり、要するに他の姉妹を呪符カードにして自身を強化する事が出来る。
この効果そのものも使い勝手が良いが、それ以上に合葬『プリズムコンチェルト』との相性の良さが特筆する事が出来るだろう。

単体での性能の良さ、騒符『ノイズメランコリー』とのシナジーなどもあり、プリズムリバーデッキではまず必須カードとして挙げられるだろう。

  • 同名の呪符をセット出来ないのは姉妹の効果だけでなく、通常の呪符にも適応される。


関連



リリカ・プリズムリバー

《リリカ・プリズムリバー》

《リリカ・プリズムリバー》 Nord(3)/Cost(1) 種族:幽霊

 奇襲

(常時):(1)
 このキャラクターをあなたの場の「ルナサ」にセットする。
 以後、このカードは以下の効果を持つ呪符カードとして扱う。

 「このカードをセットされたキャラクターは+1/+3を得る」

攻撃(1)/耐久(3)/GLAZE(0)

コメント

虹川三姉妹の三女、鍵盤楽器担当。
「プリズムリバー」の一人。

他の姉妹と同様に奇襲を持ち、やや防御よりの戦闘力を持つ。
せっかくの0グレイズアタッカーとしての価値が非常に薄く、わざわざこのカードをブロッカーとしてデッキに据えるメリットはまず無い。

その意味でルナサ・プリズムリバー/1弾を対象にした効果を使用する事を前提とした採用しか無いのだが、そのプリズムリバーデッキでさえ他の姉妹より優先度が低い感は否めない。
プリズムリバーデッキの性質上防御的な効果よりは1枚当たりの早さを追求したい為、このカードの攻撃力では力不足となりやすいからである。

それでも、展開力そのものは他の姉妹と遜色無く、またルナサ・プリズムリバー/1弾の効果を発揮する為には不可欠である事や合葬『プリズムコンチェルト』で引く事を視野に入れると、1~2枚はやはり積まざるを得ないのも事実だろう。

メルラン・プリズムリバー/1弾のように攻撃力が高くないのが、状況によっては逆に嫌らしい存在感を放つ事もある。
また神術『吸血鬼幻想』騒符『ノイズメランコリー』などの存在もあり、そこは腐ってもプリズムリバーである。

  • ある意味、姉妹の中でも一番人間版と差し換えしやすい、と言えなくも無いか。


関連



メルラン・プリズムリバー

《メルラン・プリズムリバー》

《メルラン・プリズムリバー》 Nord(3)/Cost(1) 種族:幽霊

 奇襲

(常時):(1)
 このキャラクターをあなたの場の「ルナサ」にセットする。
 以後、このカードは以下の効果を持つ呪符カードとして扱う。

 「このカードをセットされたキャラクターは+3/+1を得る」

攻撃(3)/耐久(1)/GLAZE(0)

コメント

虹川三姉妹の次女、管楽器担当。
「プリズムリバー」の一人。

姉妹の中で最も攻撃力が高く、単純な打点効率ならルナサ・プリズムリバー/1弾よりもアタッカーとして向いている。
単体での運用も出来なくは無いだろうが、やはり本当に活用させるとなるとルナサ・プリズムリバーとのシナジーは避けて通れないだろう。

その高い攻撃力とルナサ・プリズムリバー/1弾とのシナジーにより、プリズムリバーデッキではダメージ源として活躍する。

セットカードになる効果は、いわば如何なるタイミングでも緊急回避出来る能力であり、同じ場にルナサ・プリズムリバーが存在するだけでかなり気楽に攻撃を行わせる事が出来るようになる。それが持ち前のグレイズ0攻撃3という低リスクさと上手く噛み合い、非常に嫌らしい存在感を放つアタッカーになるわけである。
特に「メルランがブロックされる→セットカード化→がら空きの場に強化されたルナサが攻撃」という流れは、もはやこのカードを運用する際の定石とも言えるだろう。


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リリーブラック

《リリーブラック》

《リリーブラック》 Nord(3)/Cost(1) 種族:妖精

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たとき、全てのプレイヤーと
 キャラクターに1ダメージを与える。

攻撃(3)/耐久(3)/GLAZE(2)


コメント

花映塚で登場した黒いリリーホワイト。
リリーホワイトとは特にこれと言ったシナジーもなく、全くの別物。

自動効果として、場に出た場合に全てのプレイヤーとキャラクターに1点与える。
怪奇『釣瓶落としの怪』戦操『ドールズウォー』で生成されるキャラクターを一層出来るので
近年になって一部のプレイヤーから注目されている。
また、征服の果てにと組み合わせれば擬似的な恋符『マスタースパーク』を打つ事も出来る。

忘れがちだがプレイヤーへも1点与えるので、この1点が一押しになる事もある。

  • 自動効果はリリーブラック本人にも1点入るので注意。

関連



リリーホワイト

《リリーホワイト》

《リリーホワイト》 Nord(3)/Cost(1) 種族:妖精

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たとき、
 あなたのデッキの上のカード1枚をアクティブ状態で
 ノードに加えても良い。
 
攻撃(2)/耐久(3)/GLAZE(1)

コメント

白い方、元祖リリーホワイト。

場に出すとアクティブノードが一枚増える。つまり実質的なこのカードのプレイノードは瞋怒で無効化でもされない限り無きに等しい。
スリープノードからコストを払ってもノード数が減らないし、アクティブノードからコストを払えばむしろ増える。

サニーミルクが継続的なノード加速に向くのに対し、こちらは短期的なノード加速に特化している。
マナチャージの性能と手札から場に出ただけで発揮される効果という速効性の違いもあるが、セット出来るのがアクティブノードであるという点もサニーミルクには無いメリットである。
なので、速攻寄りのデッキならばこちらの方を優先して採用した方が機能しやすい場合も多い。

一度場に出た後でも、多少力不足とは言えアタッカー、ブロッカーとして普通に運用出来るのもポイント。
サニーミルクは能力を使用するためには場にい続けなければならないが、こちらはその必要が無いので好きなように殴りかかったり防御させたりする事が出来る。
グレイズも1と控え目であり、速攻デッキで良く用いられる神術『吸血鬼幻想』の恩恵下なら攻撃3グレイズ1とダメージの上乗せにも十分なステータスになり、全体的にメリットが多く無駄になりにくい優秀なキャラクターであると言えるだろう。

ただ安易に場に出すと他のキャラクターを場に出せなくなるので、通常の小型アタッカーを展開するかこのカードで安定させるかはその場の状況で判断するしかない。

蛾符『天蛾の蠱道』との相性の良さは目を見張るものがある。
他キャラクターの展開を阻むというデメリットが消える為、上記のメリットが全て十二分に生かされる事になるからだ。

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上白沢 慧音

《上白沢 慧音》

《上白沢 慧音》 Nord(3)/Cost(1) 種族:人間/獣

(自動)
 あなたの場の全ての【世界呪符】は
 相手プレイヤーのカードによって破棄されない。

攻撃(3)/耐久(4)/GLAZE(1)

コメント

ワーハクタク、種族もきっちりそれが反映されている。

彼女がいる限り、あなたの場の世界呪符は維持コストを払い忘れたり、自分で魔符『ミルキーウェイ』を撃ったり、使用限度を超えない限りは破棄されなくなる。
式弾『ユーニラタルコンタクト』など、解呪されると困る世界呪符があるのならば非常に頼りになるだろう。
特に、自身の世界呪符倭符『邪馬台の国』とのシナジーは抜群で、手札に揃うだけでちょっとやそっとでは破れない強力なロックが成立する。

本人の戦闘力も高めで地味だが決して弱くはない。装備をセットして殴れば並のアタッカー程度には頼りになる。
それでも、世界呪符を使わないとその能力は宝の持ち腐れなのだが。

ハクタク化出来るようになり、芸の幅が広がった。
しかし変身すると世界呪符を守ってくれなくなる。特に倭符『邪馬台の国』との連係を用いるなら要注意。

  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。

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稗田 阿求

《稗田 阿求》

《稗田 阿求》 Nord(3)/Cost(1) 種族:人間

(相手ターン):(S)
 あなたのデッキの上のカード1枚を見て、そのカードをデッキの
 上か下に戻すことが出来る。
 
攻撃(0)/耐久(3)/GLAZE(0)


コメント

稗田家9代目。
能力はデッキ操作。

現在のデッキトップを見て、気に入らなければそれを一番下に置いておける。

だが、次のカードが入れ替えたそれよりも役に立たないことがあったり、下に突っ込んだカードが次のターンに必要になったりするのは良くある話。

一度デッキの底に置くと、めったなことではドローし直せないのでなんでもかんでも底に置けばいい訳ではない。

展開の遅いデッキや、コントロール系のお供ではあるが、過信は禁物である。

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因幡 てゐ

《因幡 てゐ》

《因幡 てゐ》 Nord(3)/Cost(2) 種族:妖怪/獣

(自分ターン):(3)(S)
 目標のキャラクター1枚をあなたの場に移す。
 この効果であなたの場に移したキャラクターは、
 ターン終了時に本来のプレイヤーの場に戻る。

攻撃(2)/耐久(3)/GLAZE(1)

コメント

人間を幸運にする地上の兎。ただし、プレイヤーの引きには(当たり前だが)影響を及ぼさない。

場のキャラクターのコントロールを奪う能力だが、離反工作と違いキャラクター効果なので対抗策が限られるのが強み。
自分のターンのみだが、相手のブロッカーを消したり攻撃の打点を増やすことも出来る用途の広い能力を持つ。

問題は起動コストで、3コストというのは決して安いコストではない。
しかも、コントロールを奪いたいキャラクターがスリープ状態だったりすると役に立たないのも泣き所。

泣き所なのだが、逆にこうも考えられる。
相手は奪われたくないキャラクターで積極的に攻撃してくる。カウンターデッキならこの情報は案外においしい。
並列して、このキャラクターが場に出たとき、相手がどう対処するかによってかなりの情報を得る事が出来る。
上手く使えば、優れたプレッシャー要員として機能するだろう。

離反工作を使われて奪われたキャラクターに使用すると、ターンが終了しても自分の場に残すことができる。
本来のプレイヤーとは、そのキャラクターのもともとのコントローラーだからである。

ちなみに相手の防御宣言に対抗しててゐの能力を使うと相手の防御宣言がキャンセルされるため、隠密を持ってるかのように相手本体に攻撃が届く。


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紅 美鈴

《紅 美鈴》

《紅 美鈴》 Nord(3)/Cost(1) 種族:妖怪

攻撃(2)/耐久(5)/GLAZE(1)

コメント

門番。
どんな小さいキャラクターでも戦術か能力を何かしら持ってるこのゲームで、正真正銘何の能力も持たないバニラキャラというある意味珍しいポジション。

耐久力が同ノード帯キャラと比べかなり高い。
だが所詮は何の能力も持たず攻撃力も2しかない為、ブロッカーとして使うにしてももっと使いやすいキャラがいくらでもいる。

彩符『彩光乱舞』の術者であり、それを維持する為に有用だったという最大にして唯一のメリットがあったのだが、それも符ノ壱”紅 美鈴”の登場によりお株を奪われた。あちらはなかなか通好みの能力に加え、耐久6という紅符『スカーレットシュート』にギリギリ焼かれない頼もしい数値を持っているからである。

なのでこのカードの利点はほぼ「軽い」の一言に済まされるわけだが、そこまで彩符『彩光乱舞』を最速で出したいデッキでも無い限りまず採用される事が無いという悲しいキャラである。

  • 周りが周りだけに、ある意味美しいとも言える真っ白なテキスト欄。ちなみに後輩にサーヴァント・フライヤーがいる(裏向きキャラクターのリメイクなので厳密に仲間と言えるかは微妙だが)。
  • エラッタにより、コストが(2)→(1)となった。


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アリス・マーガトロイド

《アリス・マーガトロイド》

《アリス・マーガトロイド》 Nord(4)/Cost(2) 種族:魔法使い

 マナチャージ(1)

(自動)
 このキャラクターはあなたの場の「人形」を持つキャラクター2枚につき
 +1/+1(端数切り捨て)を得る。

(常時):(0)
 目標のあなたの場の「人形」を持つキャラクター1枚を、
 あなたのデッキの上に戻す。

攻撃(4)/耐久(3)/GLAZE(2)

コメント

七色の魔法使い。
人形の数だけ戦闘補正を得る。

効率はあまりよろしくないが、2体いれば人界剣『悟入幻想』に耐えられるようになる。
人形を持つキャラクターもそれなりに多く、並べることで高い補正を得ることは可能である。

効果により人形をデッキの上に戻す事が出来るので、相手の除去などに干渉して守ってやる事も出来なくも無い。次のドローを潰す為通常は損になりがちだが、上海人形及び蓬莱人形なら一応フォロー出来る。
また咒詛『首吊り蓬莱人形』の破棄を防ぐ為に場の蓬莱人形をデッキに戻したり、メイベルのサポートとして使ったりも出来る。

  • エラッタにより、修正値が2枚に付き(+1)/(+1)となった。

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魂魄 妖夢

《魂魄 妖夢》

《魂魄 妖夢》 Nord(4)/Cost(2) 種族:人間/幽霊

(自動)
 このキャラクターは装備カードを2枚までセットすることが出来る。

攻撃(4)/耐久(4)/GLAZE(1)

コメント

冥界の二刀流剣士。
通常は1枚しかセット出来ない装備カードを二枚セット出来る。

楼観剣白楼剣を持たせたくなる。
禁忌『レーヴァテイン』神槍『スピア・ザ・グングニル』などの選択肢もあり、夢もふくらむ能力である。

正直なところ、そこまでする前に剣を1本だけ持たせて攻撃していた方がマシに見える。
戦闘力は高くグレイズも低いので決して弱いわけではないし。

幻想郷縁起光学迷彩スーツをセットすると面白いかもしれない。
能力的には微妙だが。



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十六夜 咲夜

《十六夜 咲夜》

《十六夜 咲夜》 Nord(4)/Cost(2) 種族:人間

 奇襲 速攻

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たとき、
 目標のキャラクター1枚をスリープ状態にする。

攻撃(3)/耐久(3)/GLAZE(2)

コメント

完全で瀟洒な従者。
貴重な奇襲速攻持ちであり、そしてプレイ時にキャラクター一体をスリープにする能力も持つ。

奇襲速攻持ちキャラクターの中では比較的戦闘力が高く、様々な場面でアタック・ブロック要員として役に立つ。
また自身の優秀なスペル(主に奇術『エターナルミーク』の事だが)の術者として用いる際も、他のキャラクターの邪魔にならないので使い勝手が良い。

そして能力そのものも強力である。
上記の奇襲速攻も相俟って、キャラクター一体をブロックしつつアクティブキャラによる攻撃・防御を防いだりなど汎用性が高い。
スリープ状態のキャラクターも目標に取れるので、場に本人しかない状態でなければ本人がスリープ状態になることはない。
しかもプレイ時に発動する(自動)効果は防ぐ手段が限られるので、瞋怒でプレイそのものを防がれない限りほぼ確実に効果が通ってしまう。

「場に出ていないことを警戒」すべきキャラカードであることは間違いないだろう。

  • エラッタにより、戦闘力が(4)/(4)→(3)/(3)となった。
  • Visionデッキケースのパチュリー版の方にイラスト違いのプロモーションカードが封入された。こちらも公式大会で使用可能である。


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森近 霖之助

《森近 霖之助》

《森近 霖之助》 Nord(4)/Cost(2) 種族:人間/妖怪

(自分ターン):(1)
 ターン終了時まで、あなたは「伝説」を持たないキャラクターにも
 「神器」を持つ装備カードをセットすることが出来る。

攻撃(5)/耐久(3)/GLAZE(2)

コメント

「香霖堂」店主。
本来伝説を所持しなければセット出来ない神器をセット出来るようにする。

今の所、神器伝説を持たないキャラにセットする手段はこのカードと墓泥棒のみである。
その意味で希少な能力と言えるのだが、このカードのコスト+能力コストの3点掛かり、場に出す為の手間も掛かる。またこのカードにより神器をメインとして考えるなら、何らかのサーチ手段も用意しなければ心許ない。
特に主要な伝説所持キャラクターは自身のスペル神器の術者も兼ねている事が多い為、わざわざこのカードを使って他のキャラにセットさせるよりは普通に運用した方が楽で、なおかつ強力であったりする場合が多いのも事実である。

それでも、本来セット出来ないキャラに強力な装備をセットさせるという点から、様々なコンボが考えられる。
本人の戦闘力も結構高めで、アタッカーとして悪くは無い性能をしているので、このカードでしか出来ないデッキ構成を考えるのも一興だろう。

  • 非戦闘員の彼の攻撃力が高いのは、「東方世界の男性は弾幕ごっこをしないだけでやはり身体能力は女性より高い」という設定に従ったかららしい。当初グレイズが0だったのも、弾幕を用いないという設定に基づいたものだろう。
  • エラッタによりグレイズが0→2になった。


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メディスン・メランコリー

《メディスン・メランコリー》

《メディスン・メランコリー》 Nord(4)/Cost(2) 種族:妖怪

 人形

(自動)
 このキャラクターに防御された相手キャラクターに、
 直ちに3ダメージを与える。

攻撃(3)/耐久(2)/GLAZE(0)

コメント

軽量キャラクター殺しの鈴蘭人形。
「人形」なのがポイント、他にキャラクターを出していても出せる。

防御された瞬間に3ダメージ入るので例え先制を持っていても耐久力が3以下ならその瞬間に破棄される。

隠密持ちでも、防御することは可能(その後すり抜けられてしまうが)なので、ルナチャイルドのようなキャラクターでも一方的に止められる。

また、攻撃力も3点あるので、耐久力が6まで(霧符『ガシングガーデン』もあれば8まで)のキャラクターとならば相打ちを取ることが出来る。

人形のため、ほぼ常にアクティブで場に残るのが非常にいやらしいキャラである。

夢符『封魔陣』と言われたら泣いていい。

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霧雨 魔理沙

《霧雨 魔理沙》

《霧雨 魔理沙》 Nord(5)/Cost(2) 種族:人間

 速攻 先制 マナチャージ(1)

攻撃(4)/耐久(2)/GLAZE(3)

コメント

白黒の普通の魔法使い。でも種族に魔法使いは入っていない。
効果を持たないが強力な戦術を3つ有する。

特に先制を持つ点が特徴的で、このカードより低いコストでこの戦術を持つカードは今のところ無い。
この戦術を有している為、耐久力が4以下である軽量キャラクターはこのカードに一方的に止められてしまう。しかも速攻によりアクティブ状態で出てくるので、非常に優秀なブロッカーとして機能する。

しかも貴重なマナチャージ持ちキャラクターでもあり、速攻とのシナジーにより出たターンからノードを増やす事が出来る為効率的。
スリープになってしまうためブロックとマナチャージの択一になるが、逆に言えばその場の状況によってどちらかを選択出来るという事でもある。

マナチャージを主軸にしたコントロールデッキだけに留まらず、多くのデッキで効果的に運用する事が出来得るスペックを持った優秀なキャラクターと言えるだろう。

  • エラッタにより、戦闘力が(5)/(3)→(4)/(2)となった。
  • イエローサブマリンの再販ロット購入特典としてイラスト違いのプロモーションカードが存在する。これも公式大会で使用可能である。


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博麗 霊夢

《博麗 霊夢》

《博麗 霊夢》 Nord(5)/Cost(3) 種族:人間

(常時):(2)(S)
 目標のコマンドカード1枚のプレイを無効にし、破棄する。

攻撃(3)/耐久(5)/GLAZE(2)

コメント

お気楽極楽、縁側で茶を飲んでいる姿が良く似合う博麗の巫女。
コマンドカードを無効化させる効果を内蔵している。

カードを消費せずコマンドカードを無効に出来る為、コントロールデッキでマナチャージ持ちキャラと一緒に場に出ているとそこそこ相手の動きを拘束できる。また作戦阻止と違い、作戦阻止で無効にされる事は無い為まず確実にコマンドカード一枚を無効に出来るのも強みと言えるだろう。
耐久力も高く、アクティブ状態でいるだけで相手にプレッシャーをかけられる。
しかし発動条件がスリープなので防御との併用は難しく、またコストも地味に掛かる。このキャラクター自体が重めなのもあって、効果的に使うには結構な量のノードが必要になるので注意。

その性質上、夢符『封魔陣』にピンポイントに封じられてしまうので注意。またいかにこのカードでも不可侵の国使用後のカードは無効には出来ない。

四季映姫・ヤマザナドゥ/1弾の効果を生かす為にはこのカードを使うしかないのだが・・・

  • エラッタにより、効果の使用タイミングが(自分ターン)→(常時)になった。


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鈴仙・優曇華院・イナバ

《鈴仙・優曇華院・イナバ》

《鈴仙・優曇華院・イナバ》 Nord(5)/Cost(1) 種族:妖怪/獣

(相手ターン):(2)(S)
 この効果はメンテナンスフェイズにしか使用することが出来ない。
 目標の相手キャラクター1枚は、このターン中に可能であれば
 1回以上の攻撃を行わなければならない。

攻撃(4)/耐久(4)/GLAZE(3)

コメント

狂気を操る月の兎。
相手キャラクター一体に攻撃を強制させる。

ただし、『可能であれば』の一文が示すとおり、スリープ状態になるなどで攻撃できない状態であればする必要はない。
つまり、能動的にスリープ状態になれるキャラクターには効果がほぼない。
(マナチャージを持つサニーミルクなどがその代表格)

だが、特定のキャラクターをスリープさせたい時などには非常に有用になる。
特に、博麗 霊夢/1弾に対して大きな効果が見込めると思われる。
また、場が膠着状態になった時など、その均衡を崩せるスキルでもある。

西行寺 幽々子/1弾パチュリー・ノーレッジ八雲 紫風見 幽香/1弾などと組み合わせることにより、相手のキャラクターを破棄したり、破棄することに付随する特殊能力を使っていけるようになる。

  • エラッタを受け、コストが(3)→(1)となった。


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射命丸 文

《射命丸 文》

《射命丸 文》 Nord(5)/Cost(3) 種族:天狗

 隠密 先制

(自動)
 あなたは自分のメインフェイズ開始時に手札を2枚選んで
 破棄しなければならない。
 破棄できない場合、このキャラクターは相手プレイヤーの場に移る。

攻撃(5)/耐久(6)/GLAZE(5)

コメント

天狗の気まぐれブン屋。
手札破棄は強制であり、2枚以上ある場合は必ず破棄しなければならない。
もしそれが出来ない場合は相手プレイヤー側に寝返ってしまう。

数少ない元から隠密を所持するキャラクター。
種族:天狗は比較的希少種なので攻撃はほぼ確実に通るが、相手が得るグレイズも馬鹿にならず、前述の通り維持コストも高いので注意が必要。

それでも「5回殴れば相手は死ぬ」だけの攻撃力とテキストは魅力的である。
冥符『紅色の冥界』で呼び出して確実に5点を通すのも良いのではなかろうか。

ネックとされている維持コストも銀ナイフを破棄した後にテキストで回収したり、弦奏『グァルネリ・デル・ジェス』を装備してドロー枚数を増やすなどでフォローは可能。

また相手の場に無理やり押し付ける神符『杉で結ぶ古き縁』や、逆に(自動)を消す霊符『夢想妙珠』等とも組み合わせる事が出来るだろう。


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パチュリー・ノーレッジ

《パチュリー・ノーレッジ》

《パチュリー・ノーレッジ》 Nord(5)/Cost(3) 種族:魔法使い

 マナチャージ(1)

(自動)
 このキャラクターに与えられる戦闘ダメージは、
 戦闘中の相手キャラクターに与えられるものとする。

攻撃(4)/耐久(1)/GLAZE(3)

コメント

100年を生きる魔女。
相手の攻撃を反射するというシンプルながら強力な能力を持つ。

耐久力がほとんど無くひ弱だが、戦闘に関する限りでは上記の能力によりまず破棄される事は無い。
逆に言えば効果ダメージには非常に弱く、ひ弱な耐久力である事もあり人界剣『悟入幻想』などの火力カードで容易く処理されてしまう。

基本的にこのカードの存在が無くても、火力カードを積まないという事はあまりありえない(構成上必要が無い・積みたくても積めないなどは別)ので、多くの除去・火力カードが追加された現在では無敵というにはあまりに相手依存で確実性に欠けるキャラクターである。
大人しくマナチャージ持ちキャラクターとしてノードを増やす方が堅実かもしれない。

  • イエローサブマリンの購入特典としてイラスト違いのプロモーションカードが存在する。公式大会で使用可能である。


関連



八雲 藍

《八雲 藍》

《八雲 藍》 Nord(6)/Cost(3) 種族:妖怪/獣

(自動)
 このキャラクターは相手プレイヤーのコマンド、スペルの目標にならない。

(自動)
 あなたの場に「八雲 紫」がいる場合、このキャラクターは+4/+6を得る。
 この効果は重複しない。

攻撃(4)/耐久(4)/GLAZE(2)

コメント

スキマ妖怪の式。
単体でスペル、コマンド耐性を持つ貴重なキャラ。

除去されにくいという点において非常に優秀であるが、ノード・コストの割に戦闘力は低めなので何らかのフォローが必要になる。
メインに据えるのならば、お供として八雲 紫符ノ壱”八雲 紫”を出すか、セットカードで戦闘力を補うと良いだろう。
逆に、ある程度の戦闘力を持ったこのカードはかなり止めづらく、フィニッシャーとしても十分やっていけるスペックを持っている。コマンドカードも防げるので、ただ夢符『二重結界』を貼り付けた大型キャラクターには留まらない。

特に紫とは式神『八雲藍』によるシナジーもある為、紫を出してから呼び出すことも視野に入れると飛躍的に戦略の幅が出る。ただその場合、紫の方が除去されてしまうと効果を失ってしまうという欠点がある。
そこで、呪符でありながら非常に高い補正値を持つ借符『大穴牟遅様の薬』、あるいは無難に白楼剣ミニ八卦炉のような各種のコマンド装備に頼るというのも有用な選択肢の一つとなる。余裕があるなら併用してやっても構わないだろう。

目標を取らないものは効果を受けてしまう点に注意。
恋符『マスタースパーク』征服の果てに恐ろしい波動などからは逃れられない。
また十六夜 咲夜/1弾因幡 てゐなどのキャラクター効果も逃れられない。元々目標を取らないキャラクター効果からも当然逃れられない。
その耐性能力は強力とは言え絶対ではないので、過信すると手痛い反撃を受ける事もあるだろう。

  • この手のカードにありがちな「対象を取るか取らないか論争」は、とりあえずテキストに「目標」の文字があれば解決するようである。どうしても不安ならQ&Aなどをきっちりチェックしておくと良いだろう。


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小野塚 小町

《小野塚 小町》

《小野塚 小町》 Nord(6)/Cost(3) 種族:死神

(自動)
 このキャラクターが戦闘の結果によって破棄される場合、
 目標のキャラクターカード1枚を破棄する。

攻撃(5)/耐久(4)/GLAZE(3)

コメント

サボリ癖のある三途の一級案内人。

所持する能力はまさに、『死なばもろとも』
戦闘相手ではなく、指定キャラクターを冥府へ送ることが出来る点がポイントである。
相打ちから別キャラを冥界送りにするのが一番いいのだが世の中そう上手くはいかない。

アクティブ状態で場にいるだけで、相手に大きなプレッシャーを掛ける事が出来るキャラクターでもある。
ノード・コストは大きいが、一度出てしまうと攻撃を行うのを躊躇しやすい。


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蓬莱山 輝夜

《蓬莱山 輝夜》

《蓬莱山 輝夜》 Nord(6)/Cost(2) 種族:人間

 伝説

(自分ターン):(1)
 あなたの場に「八意 永琳」が1枚も無い場合、
 あなたのデッキを全て見て「八意 永琳」1枚を抜き出し、
 あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。
 その後、デッキをシャッフルする。

攻撃(3)/耐久(6)/GLAZE(3)

コメント

月のお姫様。
伝説を所持し、「八意 永琳」をデッキからサーチする能力を持つ。

伝説を持つキャラクターではノード・コスト共に低いが、蓬莱山 輝夜/5弾には一歩譲る。
その為、やはり八意 永琳/1弾および八意 永琳/5弾を呼び出すテキストこそがこのカードの真価と言える。

前者の八意 永琳/1弾は高ノード高コストの大型キャラクターを手札を消費せず場に1コストで出せる為強力と言えるのだが、(自動)効果によりこのカードと同じ戦闘力になる為、普通に呼び出した場合は弱体化する。
逆に言えば、神槍『スピア・ザ・グングニル』などの神器で強化している場合、八意 永琳/1弾側も強化される為飛躍的に爆発力が増加する。

ただし、呼び出せるのはデッキの中に眠っている「八意 永琳」だけなので
基本的に「八意 永琳」を引いたり、冥界に送ったりしてはいけない。
故に香霖堂マナチャージとも相性が悪い。

冥界に落ちた「八意 永琳」を幽霊移民計画で帰す事も出来なくはないのだが、そもそも幽霊が場に2枚出ていないといけないので余り現実味は無い。


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藤原 妹紅

《藤原 妹紅》

《藤原 妹紅》 Nord(6)/Cost(2) 種族:人間

(自動)
 このキャラクターが破棄されたターンの終了時、
 このキャラクターカード以外のあなたの冥界のカードを
 上から5枚取り除くことで、
 冥界にあるこのキャラクターをアクティブ状態で場に出しても良い。

攻撃(5)/耐久(4)/GLAZE(3)

コメント

死んでも何度でも蘇るかもしれない人。

破棄されたターンの終了時に5枚除外する為、それまでに冥界に5枚カードが溜まっていなければ復活させられない。
またその破棄されたターンに復活させなかった場合、もうこの効果によって場に復活させる事は出来なくなる。
とは言え、効果による破棄も対応するのでそれなりに場持ちさせやすい。

蓬莱山 輝夜/1弾と同等のコストの低さを有し、また竹林の火事とのシナジーを持つ為デッキアウト戦法の主軸として良く用いられる。
他にも不死『火の鳥 -鳳翼天翔-』反転攻勢など相性が良いカードも多い。

  • 離反工作などで相手の場に移動している状態で破棄されても、送られる冥界は本来のプレイヤーの側なので(自動)効果を使用する事が出来る。
  • 2008年05月02日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。
  • 2008年11月30日のエラッタによりコストが(4)→(2)に、能力の「戦闘の結果によって」の一文が削除された。

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西行寺 幽々子

《西行寺 幽々子》

《西行寺 幽々子》 Nord(7)/Cost(3) 種族:幽霊

(自動)
 このキャラクターの戦闘ダメージを受けた相手キャラクターは、
 耐久力に関わらず破棄される。

(自動)
 このキャラクターが場から破棄される場合、
 あなたのデッキの上に戻しても良い。

攻撃(3)/耐久(7)/GLAZE(2)

コメント

死に特化した白玉楼の主。
ダメージを与えたキャラクターを必ず破棄し、またいわゆる自己蘇生能力も持つ。

耐久力が高く、まっとうな手段では非常に倒しづらい。
攻撃力7以上のキャラクターを用意しても、こちらが戦闘ダメージを受けてしまえば破棄されてしまう。
しかも相打ちで倒したとしても相手はデッキトップに戻り再利用されてしまう。

完全に除去したいのなら、近接戦闘で自動効果を封じてから始末しよう。
そうでないと死符『ギャストリドリーム』恋符『マスタースパーク』で流してもまた戻ってくる可能性がある。

ノードとコストが高くぽんぽん出てこないと割り切るのはいいが、彼女がいるだけで攻撃の手が止まる可能性が高いことだけは忘れないでおこう。

西行妖西行妖、開花…とのコンボセットパーツ。
実戦で決められると気持ちがいい。

  • 戦闘相手の防御力がこのカードの攻撃力以下だった場合は戦闘結果による破棄が行われ、(自動)効果は発揮されない。


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魂魄 妖忌

《魂魄 妖忌》

《魂魄 妖忌》 Nord(7)/Cost(3) 種族:人間/幽霊

 速攻 先制

(自動)
 このキャラクターは、ターン終了時にスリープ状態である場合、
 あなたのデッキの下に戻る。

攻撃(10)/耐久(7)/GLAZE(0)

コメント

先代剣術指南役。通称「おじいちゃん」。

このゲーム最大級のデメリットアタッカー。
速攻先制、攻撃10に対してグレイズ0と、アタッカーとしては驚異的な攻撃性を持つ。
貫通が絡めばブロッカーさえも無視し、奇術『ミスディレクション』葉団扇のようなアクティブ効果も絡めば1ターンでライフを根こそぎ奪い取る事も可能と、その爆発力には定評がある。

一方で、ただでさえ重い上に攻撃をするなどでスリープ状態になってしまうとデッキの下へ戻ってしまう為場持ちが悪い。
相手がブロッカーを全て使い切ったタイミングを見計らい攻撃する「歩く火力」と割り切っての運用も、ノード・コストがあまりに大き過ぎる為警戒されやすく安定性に欠ける。
また恐怖森羅結界リグル・ナイトバグのような手札から攻撃を防ぐようなカードにも非常に弱い。

良くも悪くも、かなり割り切った使い方が要求されるキャラクターである。
逆にミニ八卦炉鬼符『ミッシングパワー』のようなカードと組み合わせるとかなり厄介なアタッカーとなるだろう。

単体で使う以外にも、(自動)効果のデメリットを彩符『彩光乱舞』霊符『夢想妙珠』などによって消す事で、場に維持する運用も可能。先制持ちの攻撃10グレイズ0が継続的に攻撃して来るのだから相手としては溜まったものではないだろう。

高い攻撃力を持つのでリアニメイトの弾としても優秀。
オーソドックスな冥符『紅色の冥界』、超速攻を仕掛けた場合に0グレイズが光る霊符『古き地縛霊の目覚め』、やや軽く貫通付与が容易な月旅行計画のいずれを選ぶかは、デッキと相談することになる。


  • 鬼符『ミッシングパワー』反転攻勢のような「ターン終了時」に規定の効果を解決するカードと組み合わさると、「デッキの下に戻す」か「カードに書いてある効果を解決する」かを選べる。


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レミリア・スカーレット

《レミリア・スカーレット》

《レミリア・スカーレット》 Nord(7)/Cost(6) 種族:吸血鬼

 伝説 先制

(自動)
 このキャラクターがプレイされて場に出たとき、あなたはデッキのカードを
 上から3枚まであなたの場にスリープ状態でセットしても良い。
 そのカードは以後、キャラクター
 「サーヴァント・フライヤー(GLAZE0、2/1、種族:吸血鬼)」
 として扱う。

攻撃(8)/耐久(7)/GLAZE(3)

コメント

夜の女王で病弱っ娘。
重いが、強力なスペックに加え小型のキャラクターを3体従えて登場する効果を持つ。

3体のサーヴァント・フライヤーは全て通常のキャラクターと同様に攻撃が可能であり、しかもグレイズ0なので必要以上にリスクになる事も無く、ブロッカー潰しからライフ削りまでレミリアの手足となって働いてくれる。
本人の戦術・戦闘力も非常に強力で、何より先制を持ち高攻撃力というだけでほとんどのキャラクターに対し一方的に戦闘破棄する事が可能なので、出るだけで簡単に場を制圧してしまえるほどの高い爆発力を持った大型キャラクターである。

また伝説を持ち、群を抜いて強力な神器である神槍『スピア・ザ・グングニル』の術者であるという点においても他のキャラクターとは一線を画している。
他にも自身やサーヴァント・フライヤーがより極悪になる神術『吸血鬼幻想』、他の大型キャラクターを冥界から場に出して奇襲させる冥符『紅色の冥界』、コストパフォーマンスに優れる除去カード紅符『スカーレットシュート』など多用なスペルを持ち、あらゆる意味でかなりプッシュされた大型キャラクターである事は間違いないだろう。

重い以外の欠点は 種族:吸血鬼に対して強力なアンチカードがあることだろうか。
とりあえずフィニッシャーに困ったなら、下手なカードを積むよりはノードを溜めてこのカードを出しておく方が間違いが無い、とまで言わせるほどに強力なカードである。
もちろん、出す前にライフを削りきられたり瞋怒で無効にされたり、あるいは攻撃する前に除去されたりする事も十分ありえるので絶対視は出来ないのだが。



関連



八意 永琳

《八意 永琳》

《八意 永琳》 Nord(8)/Cost(4) 種族:人間

(自動)
 あなたの場に「蓬莱山 輝夜」がいない場合、以下の効果は無効となる。

(自動)
 このキャラクターの戦闘力は常にあなたの場で最も高い
 「蓬莱山 輝夜」の戦闘力と同じになる。

攻撃(8)/耐久(6)/GLAZE(3)

コメント

あらゆる薬に精通する月の民。

必要ノードの割には特殊なテキストを一切持っておらず、通常の方法で場に出しても殆ど旨みがないので基本的には蓬莱山 輝夜/1弾とのコンボを前提としたデッキに投入される。

装備等によって輝夜の戦闘力が彼女を上回った場合でも戦闘力は等しくなる。
逆に、輝夜の耐久力の値が0になると同時に廃棄する羽目になるので注意。
具体的には、セットした神槍『スピア・ザ・グングニル』の能力使用に干渉され浸蝕を喰らう等。

常に「蓬莱山 輝夜」の戦闘力を参照するので、場に輝夜が居る限り永琳に装備を持たせても戦闘修正は得られない。
ただし、装備による効果は得られるのでミニ八卦炉貫通等は常に有効である。

尚、基本的にこのカードを引いたり、冥界に送ったりしてはいけない。
蓬莱山 輝夜/1弾が呼び出せるのはデッキの中に眠る永琳だけだからである。
故に香霖堂マナチャージとも相性が悪い。

もし引いてしまった場合は素直にノードに埋めるか、恐ろしい波動で射出してしまおう。



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伊吹 萃香

《伊吹 萃香》

《伊吹 萃香》 Nord(8)/Cost(4) 種族:鬼

 伝説

(自動)
 あなたがコストを支払った結果によってノードが破棄される場合、
 冥界に送らず、このキャラクターにセットする。
 そのカードは以下の効果を持つ呪符カードとして扱う。

 「このカードをセットされたキャラクターは+1/+1を得る」

攻撃(4)/耐久(4)/GLAZE(3)

コメント

酒呑みで宴会好きの鬼娘。

コストを支払うことでどこまでも大きくなるが、初期戦闘力は中堅クラス程度。
そのため、速攻系のデッキに対する抑止力としては弱いが、
逆に言えば時間の経過と共に手が付けられないサイズになっていく。
そのため、フィニッシャーとしてはコストが(4)と比較的安いこともあり、低速系のコントロールに対しては脅威となる。

継続的にコストを支払う手段があれば、効率よくサイズを上げることができるため、速攻系が相手でも十分な抑止力として機能する。
世界呪符や幻想生物等、維持コストを要求するカードや、起動にコストを要求するキャラクター能力がそれにあたり、
このカードが採用されているデッキでは実際に良く使われている。

それ以外の手段では、ミニ八卦炉の貫通付与効果にコストを注ぎまくるとか、浸蝕冥界一硬い盾白昼の暗夜行路のⅩ点支払いで稼ぐなどがある。

前者では、戦闘開始後にミニ八卦炉をプレイしても、その効果を使用できないし、既にいずれかのキャラにミニ八卦炉がセットされていても
「同一干渉内では、ある1つのカードが発生源の同一の効果は1度しか使用できない」
というルール上の制限があるため、相手の計算を狂わせることが難しいが、
後者はコマンドカードがプレイできるタイミングであれば一瞬でお好みの量だけコストを支払える上、単体で使用しても相手の計算を狂わせられるカードであるため意外と便利である。

審判『十王裁判』八坂 神奈子/3弾迷ひ家などアンチカードの的になる事がいやに多いキャラクター。
一時期はかなり不遇な位置づけをされていたが、新しいフィニッシャー『百万鬼夜行』を得た事で脅威の爆発力を備えるようになった。


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フランドール・スカーレット

《フランドール・スカーレット》

《フランドール・スカーレット》 Nord(8)/Cost(6) 種族:吸血鬼

 伝説 貫通

(自動)
 このキャラクターをプレイする場合、ライフポイントを6支払っても良い。
 その場合、このキャラクターの必要ノードとコストを
 -3してプレイすることが出来る。

攻撃(9)/耐久(9)/GLAZE(5)

コメント

495年の時を過ごした悪魔の妹。
貫通を持ち、そこらの大型キャラクター以上のスペックを持ちながら、ライフを支払う事で中堅程度のノード・コストになれる効果を持つ。

自動効果を使えば3~4ターン目、産霊『ファーストピラミッド』まで併用すれば2~3ターンで場に出す事が出来る。
代償はライフ6点だが、相手の場が整っていない時に、このサイズのキャラクターが出せるのなら安いものである。

しかし、高いグレイズ値が災いし、対策を取られてしまう事も多々ある。
死符『ギャストリドリーム』で破棄されるならまだしも、離反工作されたりすると目もあてられない状況になってしまう。

それでも、速攻性の高さは折り紙付きである。
奇術『ミスディレクション』などと組み合わせ、瞬殺を狙っていくのもいいだろう。
また自身の神器である禁忌『レーヴァテイン』との相性も洒落にならないほど良い。

  • 例え瞋怒断罪裁判でプレイを無効にされてもライフ6点が返って来るような事は無い。
  • Visionデッキケースの紅 美鈴版の方にイラスト違いのプロモーションカードが封入された。こちらも公式大会で使用可能である。


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八雲 紫

《八雲 紫》

《八雲 紫》 Nord(9)/Cost(5) 種族:妖怪

(自動)
 このキャラクターの攻撃を防御するか、このキャラクターに
 防御されたキャラクターが持つ「破棄される場合」という記述を含む効果は
 戦闘終了時まで無効になる。

(自動)
 このキャラクターが戦闘によって相手キャラクターを倒した場合、
 そのキャラクターはゲームから除外される。

攻撃(8)/耐久(10)/GLAZE(4)

コメント

幻想のスキマ妖怪。
倒した相手をスキマへ除外し、その効果を無効化する能力を持つ。

風見 幽香/1弾と並び最上級の妖怪キャラクターで、ノード・コスト共にトップクラスの高さを誇る。
そのまま出すのはかなり辛いので、大妖怪降臨夜雀の歌声月都万象展などのサポートは欲しい所だろう。

相手キャラクターを破棄ではなく除外する事で秘密結社リザレクションなどで再利用される事を防ぐ事が出来る。また小野塚 小町/1弾西行寺 幽々子/1弾、変わった所では転生術などの効果も無効化出来る。
ただどちらもこのカード自体が戦闘によって倒さなければならず、攻撃を仕掛けてでもこない限り能動的に発動出来ない為確実性に欠ける。また無効化した所で劇的に効果を発揮するようなカードも今のところ無い。
それ自体は役に立たないわけではないが、強いて使いたいというほどの期待値は無い能力である。

鈍重なスペック、戦闘力の割にはパッとせず、伝説も所持しない為、いわゆる「強いだけ」の大型キャラクターになりがちである。

そんなわけで、このカードを使うならやはり従者の八雲 藍/1弾、及び式神『八雲藍』などと組み合わせたい。

  • テキスト修正により記述が二つに分けられ整理された。


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風見 幽香

《風見 幽香》

《風見 幽香》 Nord(9)/Cost(7) 種族:妖怪

(自動)
 このキャラクターが戦闘によって相手キャラクターを倒した場合、
 相手プレイヤーの手札1枚を無作為に選び、
 そのプレイヤーのノードにアクティブ状態でセットする。

(自動)
 全てのプレイヤーのアクティブ状態のノード1枚につき、
 このキャラクターは+1/+1を得る。

攻撃(10)/耐久(8)/GLAZE(5)

コメント

四季のフラワーマスター。
八雲 紫と並ぶ、最上級の戦闘力を持った妖怪キャラクターである。

第一弾のセットの中では、最高のコストを誇るキャラクター。
現環境でもなおノードとコストの合計値が最も高いカードである。そのため、月都万象展でこのカードを公開すれば、確実に場に出すことができる。
まともに運用するのならば普通にプレイしようとするのは無謀なので、大妖怪降臨夜雀の歌声月都万象展などのサポートカードで出すのが望ましいだろう。

このキャラクターのアドバンテージは、ずばり「戦闘力」である。
二つの能力は、それぞれがそれぞれを補い合い、結果として伊吹 萃香に匹敵するほどの高い成長性を可能としている。
また一つ目の能力はノーコストで付与されるハンデス効果と言えるので、相手に反撃されるリスクを少しだけ和らげ、その高い戦闘力という利点を生かす形になっている。

欠点は、高いグレイズに加え上記の能力のせいで、相手に攻撃が通っても通らなくても相手に恩恵を与えてしまう事。また相手にとって見ればコマンドカード等でアクティブノードをスリープノードに変えてしまえばそれだけで弱体化してしまえるため、戦闘力が一定せずある程度の不確定要素を余儀無くされるというリスクも持っている。

伝説を所持せず、以前は特に強力なシナジーを持つカードが限られていた為芸の無さが目に付く事が多かったが、対応するスペルである幻想『花鳥風月、嘯風弄月』により白玉楼の幻闘などのコマンドカードを確実に防ぐ事が出来るようになり、さらに豊作『穀物神の約束』とのコンボで一撃必殺を狙う事も可能となったので、それらのサポートを駆使して上手く使いこなしたい。

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四季映姫・ヤマザナドゥ

《四季映姫・ヤマザナドゥ》

《四季映姫・ヤマザナドゥ》 Nord(10)/Cost(5) 種族:閻魔

 伝説

(自動)
 あなたが相手プレイヤーのカードのプレイを無効にするたび、
 相手プレイヤーに2ダメージを与える。

攻撃(11)/耐久(10)/GLAZE(5)

コメント

閻魔様。ヤマザナドゥは役職名である。

第五弾環境の現在でなお最高ノード所持者として君臨している(最高コストは風見 幽香/1弾)。大型を越えて巨大とすら言えるステータス。
当然普通に出すのはかなり困難を極め、戦闘力もそれに相応しいだけの数値を持つ。

効果はほぼ空気である。もちろんコマンドカードによるカウンターが強力なこのゲームで使う機会自体は少なく無いだろうが、敢えて狙うほどの旨味も無い。
つまり効果無し、戦術無し、伝説を所持こそしているが専用の神器は無し、と見事とすら言えるほどシナジー性に欠けるカードとなっている。

確かに一度でも攻撃を通せば致命傷だが、逆に言えばその一度が極端に難しく、除去やカウンターで凌がれた場合の被害も凄まじい。
その為、同じ大型キャラクターでも「ただ強いだけ」のこのカードよりは他のキャラクターの方が幾分マシ、と判断される場合が多い。2~3点の戦闘力の優位性よりは効果の優秀さを取りたいのがTCGの常というものだろう。

ただ、唯一種族である閻魔を持つ為光学迷彩スーツとの相性は非常に良い。
また冥符『紅色の冥界』による冥界利用や反転攻勢、あるいは月都万象展によるノード・コストを無視したぶん回しなど、「戦闘力が高い大型キャラクターである」事が前提条件であるカードの弾として使う分には何も問題は無い(もちろんその場合も、他の大型キャラクターで代用した方が良い場合がほとんどなのだが)。


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西行妖

《西行妖》

《西行妖》 Nord(-)/Cost(-) 種族:幽霊

(自動)
 このカードはプレイ出来ない。

(自動)
 あなたのターン終了時に、相手プレイヤーに4ダメージを与える。

攻撃(8)/耐久(16)/GLAZE(4)

コメント

冥界の妖怪桜。
第一弾中、最高の耐久力を誇る。

どれくらい高いかと言うと、フランドール・スカーレット神槍『スピア・ザ・グングニル』持って突っ込んでこないと切り倒せないくらいに高い。

第三弾頒布に伴い、場に出す方法が大幅に増えた。
具体的には、冥符『紅色の冥界』西行妖、開花…反転攻勢夜雀の歌声人魂灯月旅行計画あたりか。

相手の手札がないか、弐符キャラのみの場合は月都万象展でも可。
そんな状況は滅多にないが。
夜雀の歌声で出した場合、表になると同時に自動効果で4ダメージを与えることができる。

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スペルカード

夜符『ナイトバード』

《夜符『ナイトバード』》

《夜符『ナイトバード』》 Nord(1)/Cost(1) 術者:ルーミア

 【幻想生物】

攻撃(2)/耐久(2)/GLAZE(1)

コメント

ルーミアのスペルカード。
1コスト相応の戦闘力を持つ幻想生物

序盤のキャラクター展開に貢献していたのも今は昔。
幻想生物のエラッタによりスリープ状態で場に出るようになった為通常のキャラクターと全く同じ性能になり、ただでさえ能力が一切無い上に蠢符『リトルバグ』のような攻撃性も無い為、今では非常に影が薄いカードとなった。
いて困る事は少ないが、このカードよりはずっと使えるカードが豊富にあるという意味で、かなり不遇を囲っているカード。

一応、幻想生物なので他のキャラクターと一緒に展開出来るメリットは残っているが、そこまでして1ターン目にキャラクターを展開しても攻撃出来るのはそれ以降なので、普通にルナサ・プリズムリバー/1弾のような奇襲速攻持ちを2~3ターン目に出して殴らせる方が遥かに有用である。

  • 1ノードキャラクターで戦闘力が2/2あるのはこのカードと黒猫だけである。


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白符『アンデュレイションレイ』

《白符『アンデュレイションレイ』》

《白符『アンデュレイションレイ』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:レティ

相手プレイヤーに2ダメージを与える。

コメント

レティ・ホワイトロックのスペルカード。
数少ない、シンプルなプレイヤーを対象にした火力。

このゲームにおいて「出してすぐダメージになる」希少な効果を持つカードだが、ダメージは2点とかなり頼りない。
もしキャラクターによる攻撃ダメージの底上げとして使うにしてもミニ八卦炉の下位互換であり、汎用性の面を考えても手札1枚コスト1点に見合う効果とはお世辞にも言えない。
またこのゲーム自体が相手に直接ダメージを与える火力カードが少なく、例えばバーンデッキのようなデッキデザインが成立し辛いのもその使いづらさに拍車を掛けている。

大災厄使用後のトドメとして使うにしても、もっと使いやすい火力カードはいくらでもある。これでコストが0ならば話も変わって来るのだが、現状では明らかにコスト対効果が見合わない感は否めないカードと言えるだろう。

  • ある意味、最も「第一弾らしさ」が出たカードではある。
  • ダメージ量では無く「ダメージを与える」という点のみを主眼とするなら騒符『ソウルゴーハッピー』とのコンボも有効となるが、当然そこまで労力を掛ける必要性がまず無いのが現実。

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蠢符『リトルバグ』

《蠢符『リトルバグ』》

《蠢符『リトルバグ』》 Nord(1)/Cost(1) 術者:リグル

 【幻想生物】

(自動)
 このキャラクターはダメージを受けた場合、破棄される。

攻撃(3)/耐久(3)/GLAZE(1)

コメント

リグル・ナイトバグのスペルカード。
ノードにしては多少高めの攻撃力を持つ幻想生物

このカードの実質的な戦闘力は3/1である。もちろん神術『吸血鬼幻想』などの強化カードによって耐久力を増やしても意味が無いという点から、同じ耐久1よりも脆い。

その代わり、1ノードキャラクターにしては高い攻撃力を持つ。
どうせ奇襲幻想生物を持ちこのカードレベルの戦闘力を持つキャラクターは3ノードまでいないので、優秀な小型アタッカーが揃う2ノード帯のサポートとして、小型速攻で他に入れるカードも無いなら数枚差し込んでも悪くない、ぐらいの性能は期待出来る。

逆にそこまでして1ターン目に動きたい場合を除いて、他にいくらでも優秀なアタッカーがいる中で手札一枚分の価値が薄いのも事実なのだが。

  • 耐久力自体は3あるので、秋の女神セット用として使えたりもする。


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雹符『ヘイルストーム』

《雹符『ヘイルストーム』》

《雹符『ヘイルストーム』》 Nord(1)/Cost(1) 術者:チルノ

全てのキャラクターに1ダメージを与える。

コメント

チルノのスペルカード。

敵味方問わず、場に出ているキャラクター全てに狙撃を行うスペル。

エラッタに伴い、レミリアのサーヴァント・フライヤーが落とせるようになったり、
ルナチャイルドスターサファイアなどの使用頻度の高さなどから一躍、利用価値が出てきたカード。

自分の使うカードをしっかり把握してから使うようにしよう。
狙撃に比べ、小回りが利かないのが弱点だったりもするから。

ダメージ系スペル全般に言えることだが、魔導書と非常に相性がいい。
2枚あると種族関係なく撃たれる疾風『風神少女』となる。

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仙符『鳳凰卵』

《仙符『鳳凰卵』》

《仙符『鳳凰卵』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:橙

目標のノード1枚を破棄する。

コメント

橙のスペルカード。
ノードを1枚破棄する。

1~2ターン目に撃たれると展開速度でかなり負ける。
コントロール・ロック系でならば相手の行動を制限するのに使えるかもしれない。

使うなら大寒波と併用すると効果的。これらでノードをロックしている間にルナサ・プリズムリバー/1弾メルラン・プリズムリバー/1弾のような0グレイズキャラで削ると、相手の体制が整うまでに勝負を決められるかもしれない。

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鷹符『イルスタードダイブ』

《鷹符『イルスタードダイブ』》

《鷹符『イルスタードダイブ』》 Nord(3)/Cost(1) 術者:ミスティア

ターン終了時まで、目標の種族:妖怪を持つキャラクター1枚は隠密を得る。

コメント

ミスティア・ローレライのスペルカード。
妖怪キャラクター限定で隠密を付与する。

実にシンプルで、妖怪のアタッカーであるならこのカードを使う事で非常に容易く全てのブロッカーを無力化してしまえる。
1ターン限りしか効果を発揮しないが、同じように隠密を付与する光学迷彩スーツがコスト2点手札消費2枚という重さを持つ事から、その攻撃で仕留めきるつもりならそのお手軽さが逆にメリットとなるだろう。

種族:妖怪を持つ大型キャラクターである八雲 紫風見 幽香/1弾、場合によっては八雲 藍/1弾なども対象になり、それなりに使い道は多い。

ただ問題は妖怪キャラクターの数の多さであり、今の所どのようなデッキでも採用されるような優秀な妖怪ブロッカーが存在しないとは言え、隠密を持たせても止められてしまう可能性が他の種族に比べて非常に高いのは事実である。
確実にブロッカーを無力化させたいなら事前にそれらを除去で予め破棄しなければならず、詰めカードとしてはイマイチ信用出来ないというのが正直な所だろう。

あくまでその使いやすさがウリであり、確実性を取りたいなら他のカードを用いた方が有用である。
逆に言えば、勝ち手段を補佐する選択肢の一つとしてはその使いやすさから気軽にデッキに入れられるので、前述のアタッカーを主軸にしたデッキなら採用を考慮に入れても良い程度の価値はあるかもしれない。


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彩符『彩光乱舞』

《彩符『彩光乱舞』》

《彩符『彩光乱舞』》 Nord(3)/Cost(1) 術者:美鈴

 【世界呪符】 維持コスト:(2)

(自動)
 あなたのメインフェイズ終了後に追加のアクティブフェイズを行う。

コメント

紅 美鈴のスペルカード。

メインフェイズとディスカードフェイズの間に、アクティブフェイズが追加される。

実質的に、自分の場の全てのキャラクターがアクティブ状態で相手のターンを開始するスペル。

魂魄 妖忌と相性が良く、相手ターン中に十六夜 咲夜/1弾奇術『ミスディレクション』などでスリープ状態にされたり、相手の攻撃を防御しない限りは、毎ターン、攻撃を行っても場に残り続ける。

夢符『封魔陣』がセットされているキャラクターがいる場合は、まず夢符『封魔陣』の効果でスリープ状態になってから、追加のアクティブフェイズでアクティブに戻ることになる。

マナチャージ持ちが一人でもいれば、その特性上維持コストが毎ターン払える点にも注目。伊吹 萃香の餌にうってつけではないだろうか。

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産霊『ファーストピラミッド』

《産霊『ファーストピラミッド』》

《産霊『ファーストピラミッド』》 Nord(1)/Cost(0) 術者:慧音

あなたが次にプレイするキャラクターカードの必要ノードは-2される。

コメント

上白沢 慧音のスペルカード。
必要ノードを2下げる。

ノードは下がるが、コストは下がらない点に注意。
当然というべきかノーコストで撃て、キャラクターは重くなればなるほどノード>コストになる傾向があるので、通常より早くキャラクターをプレイする事が出来る。

月都万象展との違いは、スペルカードであるため魔法研究のサーチ対象である点と、半端なノード・コストのキャラクターをプレイする際の手助けになる事。
特に術者である上白沢 慧音(白沢)蓬莱山 輝夜/1弾のようなノードの割に極端にコストが低いキャラクターとは非常に相性が良い。
またキャラクター自体は正規の手段でプレイを行っているため、プレイ時に発動される(自動)効果を目的に場に出す際にも有効になる。
中堅クラス~重量級を手早く出すために用いられ、序盤の加速用としても十分利用価値がある。

ただし注意したいのが、あくまでキャラクターのプレイを少し楽にするだけの効果であり、このカード自体は一枚分のディスアドバンテージであるという事。使う必要があまり無いのに無理に使っても息切れを招くばかりである。
また前述のように正規の手段でプレイを行わなくてはならないので、逆に言えば奇襲でも持っていない限り他のキャラクターと一緒にプレイする事が出来ない事も意味する。

フランドール・スカーレットの持つ(自動)効果と組み合わせると、下手すると1ターン目から出てくる。

  • このカードでノードをいくら減らしても、コスト分は結局必要になる。例えばレミリア・スカーレット/1弾に使うとノード5コスト6となるが、コスト6を支払う為に結局ノード6枚必要になるので、実質的にはノード6コスト6になるわけである。
  • プレイ時の必要ノードを-2しているだけであり、ノード自体を変えているわけではない。場に出てからは記述されているノードのキャラクターとして扱う。
  • そのターンにキャラクターをプレイしたか否かに関わらず、ターン終了時には必要ノード軽減の効果は消失してしまう。
  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。

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人界剣『悟入幻想』

《人界剣『悟入幻想』》

《人界剣『悟入幻想』》 Nord(3)/Cost(1) 術者:妖夢

目標のキャラクター1枚に3ダメージを与える。


コメント

妖夢のスペルカード。

キャラクター1体に効果ダメージを与える、実にシンプルな火力カード。
それだけに汎用性は高く、キャラクター除去の基本形として高い採用率を誇るカード。

同系統の紅符『スカーレットシュート』と比べると、3ダメージというのは十分なようでいて多少の心許なさを拭い得ない。
だが、「これ1枚で処分できるキャラクター」で放置すると厄介なキャラは案外多く、そう言ったキャラクターを非常に安価に無力化してしまえるので使い勝手が良い。

まず優秀な戦術マナチャージを持ったキャラクターのほとんどをカバー出来るのは特筆すべきだろう。このカードで破棄出来ないマナチャージ持ちキャラクターは、スペルブレイクが必要な弐符キャラを除けば今のところ一人もいない(せいぜい人形によって能力が補正されたアリス・マーガトロイド/1弾ぐらい)。
特にサニーミルクなどは、場にいるかどうかだけでその後のノード展開、手札事情が一変する為、このカードを以ってスピーディに破棄しておく意義は大きいと言えるだろう。

他にも先制を持つ符ノ壱”霧雨 魔理沙”、ほおっておくとどんどん「幻想」を量産するレイラ・プリズムリバー、自身の世界呪符と組み合わさる事で容易くロックが成立するメディスン・メランコリーなど、対象に困る事はそうそう無いだろう。

ではこのカード一枚で破棄出来ないキャラには全く不要かというと、一概にそうとも言えない。
戦闘前にこれを撃っておけば、破棄されたくないキャラならブロッカーとしてぶつけてくる事を躊躇させる事も出来るだろうし、こちらが先制なり貫通なりを持っていればより厄介になる。
また他のカードと一緒に使って4点、6点、8点とダメージを伸ばしたり、浸蝕で耐久を3以下にした上で撃って破棄したり等、シンプルなだけにここぞと言う局面で役に立ったりする事も珍しくない。

とはいえ、やはりこのカードだけでは力不足を感じる事も多く、特に相手の主力カードを除去するとなると、当然相手も対策をして来てしかるべきカードなのでそう簡単には通してくれないだろう。効果ダメージである都合上、白楼剣など「戦闘力の強化」による対策が可能な分確実性に欠けるのも事実。
確かに常に警戒すべきカードではあるが、「あって当然」という思考は危険なので注意したい。

  • 2弾以降は全体的にこのカードのダメージ量である「3点」を基準に考えられたカードが多い。そのシンプルさが環境の一つの基準とされるほど評価されたわけである。
  • 公式・公認大会の参加賞としてイラスト違いのプロモーションカードが存在する。公式大会で使用可能である。


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魔符『アーティフルサクリファイス』

《魔符『アーティフルサクリファイス』》

《魔符『アーティフルサクリファイス』》 Nord(4)/Cost(0)術者:アリス

あなたの場にある任意の枚数の「人形」を持つキャラクターを破棄する。
破棄したキャラクター1枚につき、相手プレイヤーに2ダメージを与える。


コメント

アリスのスペルカード。
人形を生け贄にプレイヤーへダメージを与えるスペル。

人形を所持するキャラクターもそこそこ増え、そして全体的に素直に相手にライフダメージを与えるカードが不遇なこのゲームでそこそこ効率の良いダメージを与えられるので、人形さえ場に揃えられればその有用性はなかなかのもの。

エニグマティクドール大災厄などと組み合わせて効果ダメージだけで25点削り切るのも良いが、アリス・マーガトロイド/1弾人形を主軸にしたデッキならとりあえず1枚挿して置くだけで最後の一押しとして役に立つ事もある。

  • 破棄枚数を決定するのは解決時なので、プレイの干渉で森羅結界を使われた場合、0枚を破棄すればダメージを回復されることはない。
  • 秘封倶楽部で破棄を防いでも「破棄したキャラクター1枚につき」という一文からダメージ0になるだけなので注意。

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奇術『ミスディレクション』

《奇術『ミスディレクション』》

《奇術『ミスディレクション』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:咲夜

目標のキャラクター1枚をスリープ状態にする。
その場合、目標の別のキャラクター1枚をアクティブ状態にする。


コメント

咲夜のスペルカード。
これ一枚でキャラ一体をスリープにしつつ別のキャラ一体をアクティブに出来るカード。

スペルカードという都合上、防御よりも攻撃的に使われることが多い。
一度攻撃をしたキャラクターや場に出たばかりのキャラクターがこれで起きて攻撃を加えてくることも珍しくはない。特に大型キャラクターとこのカードを組み合わせれば、相手の小型のブロッカーを除去しつつ擬似的な速攻を得られるので非常に強力である。

テキストの都合上、「誰かをスリープ状態に出来なければ、アクティブ状態にも出来ない」ので注意。

強力ではあるが、スリープ状態にするという効果は通常の破棄と比べ、いわば「その場しのぎ」でしかないので、結局はその一撃で勝負を決められるというような状況で無い限り有効活用は難しいのがネック。
このカードの主眼は「アクティブに出来る」効果であり、「スリープに出来る」効果はその副産物程度に考えておくと良い。

鬼符『ミッシングパワー』葉符『狂いの落葉』と使うことで、相手のアクティブ状態のキャラを除去できる。
手札を2枚使ってしまうため効率は良くないが、どうしようもない場合の時には考える余地があるかもしれない。
また魂魄 妖忌に対しては除去同然の効果を発揮する。

  • エラッタにより、コストが0→1へ上がった。


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時符『プライベートスクウェア』

《時符『プライベートスクウェア』》

《時符『プライベートスクウェア』》 Nord(1)/Cost(0) 術者:咲夜

ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚が戦闘ダメージを受ける場合、
目標のキャラクターの代わりにそのプレイヤーにダメージを与える。

ターン終了時にこのカードは手札に戻る。


コメント

咲夜のスペルカード。
キャラクターの受ける戦闘ダメージをプレイヤーが肩代わりするスペル。

相手の防御してきそうなキャラに撃ってプレイヤーにダメージを通したり、自分のキャラクターに使って防御されて死ぬことがないようにしたり出来る。
あくまでプレイヤーが肩代わりしているので、ライフの残量には注意を。

上記の効果も悪くは無いのだが、どちらかと言えば小悪魔符ノ壱”パチュリー・ノーレッジ”符ノ弐”パチュリー・ノーレッジ”のサポートカードとして使われる場合が多い。
どれだけ使ってもターン終了時にノーコストで手札に戻ってくるので、例え一枚でもデッキに入っていれば魔法研究から引っ張って来てコンボを組めるので、これらのカードを使うなら大いに採用の余地があるだろう。

  • ディゾルブスペルなどでプレイを無効にされると手札に戻ってこないので注意。
  • 手札に戻るのはあくまで効果であり、手札破棄やノード破棄などで冥界に行ったこのカードが手札に戻る事は無い。
  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。


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狂符『幻視調律』

《狂符『幻視調律』》

《狂符『幻視調律』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:鈴仙

 【呪符】

攻撃(-3)/耐久(0)

コメント

鈴仙のスペルカード。読みは「ビジョナリチューニング」。

セットしたキャラクターの攻撃力を3点下げるスペル。
非常に地味だが、その効果はバカには出来ない。

軽量キャラクターならばセットされた瞬間にほぼ役立たずとなり、或る程度の攻撃力を持ったキャラクターでも、グレイズ値とダメージの効率が劇的に悪くなる。

低速で展開するデッキが序盤の攻勢を止めるためのカードとして非常に優秀であろう。


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夢符『封魔陣』

《夢符『封魔陣』》

《夢符『封魔陣』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:霊夢

 【呪符】

(自動)
 このカードをセットされたキャラクターは、
 あなたのメインフェイズ終了時にスリープ状態になる。


コメント

霊夢のスペルカード。
セットされたキャラクターのコントローラーのメインフェイズ終了時に強制的にスリープ状態になる。

セットされている限り、彩符『彩光乱舞』でも展開されていない限り相手のターンでは必ずスリープ状態になっている。
コストも低く、単純に戦闘力の高いブロッカーやメディスン・メランコリーのような能力ブロッカー封じとして有用だが、防御そのものを封じているわけでは無い為注意。

また「相手ターンでアクティブ状態でいる」事が重要となるキャラクターに対するアンチカードでもある。
例えば博麗 霊夢/1弾鈴仙・優曇華院・イナバ/1弾符ノ弐”パチュリー・ノーレッジ”などの効果をピンポイントに封じる事が出来る。

ただ、どちらの用途にしてもあまり汎用性に優れているとは言えず、効かない相手にはとことん効かない効果であるのがその評価を下げがちである。


関連



霊符『夢想封印 集』

《霊符『夢想封印 集』》

《霊符『夢想封印 集』》 Nord(2)/Cost(1) 術者:霊夢

目標の種族:妖怪を持つキャラクター1枚を破棄する。


コメント

霊夢のスペルカード。
種族:妖怪を持つキャラクターに限り、低コストで確実に破棄出来る。

妖怪キャラクターは数が多く、八雲 紫風見 幽香/1弾のようにノード・コストが高いものも少なく無い為、死符『ギャストリドリーム』を使う場合と比べ大幅なアドバンテージを得られるだろう。
が、こういった「特定のカード限定」という類のカードは総じて「それ以外のカードに対し無力」である事から致命的な汎用性の欠如に繋がりやすく、このカードも例外ではない。

しかもそれに加え、類似カードの幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』人智剣『天女返し』両カードの術者である妖夢と違い、特別何かシナジーを持つわけでもない霊夢を術者に持つ為、現在ではサイドボードにすら詰まれる事も稀である。

また吸血のように相手の種族を妖怪に変える手段も無い以上、他のカードとのシナジーを期待する事さえ不可能で、完全に相手依存というかなり辛い立ち位置にある除去カードである。

  • 2008年11月30日のエラッタによりコストが(2)→(1)になった。
  • 公式音楽CD『Sound Vision~幻視調律』にイラスト違いのプロモーションカードが封入された。公式大会で使用可能。ただしこれはエラッタ前の物であり、コストがエラッタ前の(2)のままなので注意。


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恋符『マスタースパーク』

《恋符『マスタースパーク』》

《恋符『マスタースパーク』》 Nord(5)/Cost(3) 術者:魔理沙

手札を2枚捨てる。
その後全てのキャラクターを破棄する。 

コメント

魔理沙のスペルカード。
場に出ている全てのキャラクターを破棄する典型的リセットボタン。

数で押し込まれているなど、不利な状況をリセット出来るスペルである。また目標を取らないので夢符『二重結界』にようなカードも関係なく破棄出来るので、信頼性は高い。

だが手札を2枚捨てることが必要があり、手札の重要性の高いこのゲームでかなりデメリットとして痛い。
使うのならば、それなりの準備をしてからぶっ放そう。

  • 手札が1枚以下の場合、「その後」の一文により破棄効果は不発になる。その場合は1枚の手札を捨てる必要は無い。
  • 手札を破棄するのは解決時。プレイをディゾルブスペルなどで無効にされた場合、手札を捨てる必要は無い。
  • エラッタにより、手札を2枚捨てる必要があるようになった。
  • 公式大会の優勝賞品としてイラスト違いのプロモーションカードが存在し、公式大会でも使用出来る。


関連



星符『ドラゴンメテオ』

《星符『ドラゴンメテオ』》

《星符『ドラゴンメテオ』》 Nord(6)/Cost(4) 術者:魔理沙

手札を2枚捨てる。
その後全てのノードを破棄する。 

コメント

魔理沙のスペルカード。
場に出ている全てのノードを破棄する、恋符『マスタースパーク』の類似品。
限りなく自分の場が優勢であるときに使うロックカード。

やっぱり手札2枚を捨てないとならないが、撃ったあとはノードなぞ残らないのでそれほど問題にはならない。

ロックをかけるのはいいが、攻撃によるグレイズで反撃のためのカードを使われないよう、使用後はプリズムリバーなどの低グレイズキャラクターで攻めるか、短期決戦で行くのが望ましいと思われる。

また、幻想の四季を干渉で用いる事で、一時的にこちらのノードを退避させて相手だけ一方的にノード0に持ち込むという芸当も出来る。
ただどちらも手札コストを必要とするので、銀ナイフによるフォローは不可欠となるだろうが、決まれば短期的とは言えかなり強力なロックが成立する。

  • エラッタにより、手札を2枚捨てる必要があるようになった。


関連



木符『シルフィホルン』

《木符『シルフィホルン』》

《木符『シルフィホルン』》 Nord(4)/Cost(2) 術者:パチュリー

 【幻想生物】 維持コスト:(1)

(常時):(0)
 このキャラクターをアクティブ状態にし、ターン終了時まで-2/-2を得る。

攻撃(4)/耐久(4)/GLAZE(1)


コメント

パチュリー・ノーレッジのスペルカード。
非常に攻撃的な性質を持った幻想生物

コスト相応の戦闘力。その割に低いグレイズ。極め付けに自力でアクティブ状態になることの出来るその能力。
維持コストが必要だが、そのポテンシャルは非常に高く、相手が防御出来ない状態ならば、プレイしたそのターンに連続で攻撃を決めることが出来る。

連携攻撃のような大きな戦闘修正を得られるカードとの相性が良く、相手の場にキャラがいなければ+7/+7強化する事で場に出したターンに25点ダメージを通す事も出来る。そうでなくても大ダメージの割に低グレイズで済むので、上手く使えばかなり強力なアタッカーと成り得る幻想生物である。

なお、場合によっては能力によって自爆することが有利に働くことがある。
たとえばミニ八卦炉を装備し攻撃した後、自爆させることでミニ八卦炉を回収、別のキャラクター、あるいはもう一枚のシルフィに装備して追加攻撃、とか。

  • イエローサブマリンの購入特典としてイラスト違いのプロモーションカードが存在する。公式大会で使用可能である。幻想生物としては珍しい擬人化されたイラストが特徴的。


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式弾『ユーニラタルコンタクト』

《式弾『ユーニラタルコンタクト』》

《式弾『ユーニラタルコンタクト』》 Nord(4)/Cost(2) 術者:藍

 【世界呪符】 維持コスト:(1)

(相手ターン):(0)
 あなたの冥界の上のカード1枚を、裏向きにしてこのカードにセットする。
 その場合、目標のキャラクター1枚の攻撃を取り消す。

(自動)
 このカードにセットされているカードが3枚以上になった時、
 このカードを破棄する。

コメント

藍のスペルカード。
3回までの制限があるが、相手の攻撃を取り消すことが出来る。

使う使わないは自由に選べるので、取り消したい攻撃だけを任意で取り消せるおかげで柔軟性が高く、攻撃に対してのみならある程度長い時間を稼ぐ事が出来る。
ただし維持コストがある為、あまり長く維持しすぎてもコストを食うだけなので、不必要だと思ったらメンテナンスフェイズに維持コストを無視するか手当たり次第攻撃を取り消すなりしてばっさり破棄してやる必要がある。

短期的に攻撃を封じたいなら常闇自警団の方が使いやすいので、敢えてこちらを使うならやはり藍を術者に据えての耐久戦が主となるか。
また維持コストとしては控え目なので、伊吹 萃香強化用のコスト発生装置として使うという用途も無くは無い。

「相手ターン」のみにしか能力を使えない点に注意。
ルーミアのように自分の場のキャラクターの攻撃を取り消す事は不可能である。

また黒魔『イベントホライズン』によって新品状態に戻す事も出来なくは無いが、それだけ手間を掛ける価値があるかどうかは微妙。

  • エラッタによりノードが3→4になり、維持コストが追加された。
  • テキスト修正により「3枚」→「3枚以上」になった。


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冥符『紅色の冥界』

《冥符『紅色の冥界』》

《冥符『紅色の冥界』》 Nord(5)/Cost(3) 術者:レミリア

 【世界呪符】 維持コスト:(2)

(自分ターン):(1)(S)
 目標のあなたの冥界にあるキャラクターカード1枚を、
 あなたの場にアクティブ状態で出す。
 そのキャラクターは種族が吸血鬼に変更され
 ターン終了時にゲームから取り除かれる。


コメント

レミリアのスペルカード。
どれほど重いキャラクターでも冥界からアクティブで奇襲させられる世界呪符

プレイコスト、起動コスト、維持コストと実にノードに優しくないスペックだが、実際は出したターンにそのまま効果を使えるので、使い捨てとして考えてもノード5コスト4で擬似速攻持ちとそこらの大型キャラクターを出す分には十分過ぎる奇襲性を持つ。
当然維持しきれれば、毎ターン1キャラを冥界から出し相手にぶつけることが出来る為、大型キャラクターの弾が続く限り高いダメージソースを量産し続ける、扱い辛さに見合った凶悪な決定力を持つカードである。

出てくるキャラクターは、射命丸 文/1弾フランドール・スカーレット西行妖など、相手にダメージを通し易いキャラクターが適任だろう。
効率的に使いたいなら手札にかさ張るより前にノードに伏せてとっとと破棄したり、黄泉の舟反転攻勢などで能動的にデッキからキャラクターを落とす手段を用いたりするのが望ましい。

壱符】を所持するキャラクターを呼び出して手札から【弐符】を出してスペルブレイクという事もできる。その場合ターン終了時に弐符を破棄する必要は無いが、スペルブレイクによって壱符はゲームから除外される為に再び呼ぶことはできない。
符ノ壱”レミリア・スカーレット”などは良く噛み合い、レミリア・スカーレット/1弾ほどの爆発力を見込めないこのカードが最大限に生きる数少ないシチュエーションと言える。

ただその特性上、キャラクターを取り除かれる古の記憶無縁塚がアンチカードとして働く。

  • 魂魄 妖忌犬走 椛などを出した場合、ターン終了時にゲームから除外するか、規定の能力を解決するかのどちらかを選べる。
  • 見落としがちだが、目標の指定は宣言時なので起動コスト1をスリープノードに仕込んであったキャラクターで支払い、このカードの効果でその冥界に落としたキャラクターを場に出す、といったことは出来ない。
  • キャラクターを出した後にこのカードを破棄したり、対抗魔術を使ったりしても、ゲームから除外される効果からは逃れられない。裏向きにはなっていないので迷ひ家で次のターン問題なく帰ってくる。その場合除外する必要性は無い。
  • エラッタによりノード4コスト2→ノード5コスト3になった。
  • 『East Opera The 3rd』内、『幻視の船』での賞品、及び公式・公認大会の特別賞としてイラスト違いのプロモーションカードが配布された。公式大会で使用可能である。


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神槍『スピア・ザ・グングニル』

《神槍『スピア・ザ・グングニル』》

《神槍『スピア・ザ・グングニル』》 Nord(5)/Cost(3) 術者:レミリア

 【装備】 神器 貫通

(自動)
 このカードがセットされた時、そのキャラクターをスリープ状態にする。

(常時):(0)
 このカードをセットされたキャラクターは戦闘終了時まで+X/-Xを得る。
 Xはこのキャラクターが持つ本来の耐久力-1とする。
 この効果を使用した場合、戦闘終了時にこのカードは手札に戻る。

攻撃(+7)/耐久(0)

コメント

レミリアのスペルカード。
高い攻撃補正に加え貫通の戦術付与と一時的な攻撃補正の効果を持つ最も攻撃的な神器

攻撃+7で貫通というデタラメな補正はさすが神器と言った所で、元々の攻撃力次第では一撃がかなりの致命傷と成り得る。
またコストを無視でき、元々先制を持つレミリア・スカーレット/1弾とは素晴らしく相性が良い。

またその能力により、一時的ではあるが(耐久力-1)分を攻撃力に上乗せする事でさらに攻撃性を高める事も出来る。
一撃で決める際には有効ではあるが、同時に狙撃秋の女神などコマンドカードにより妨害されてしまうリスクも発生するので、よほどこの一撃に全てを掛けているので無ければ無理に使うのは命取りになりやすいので注意。
また使用後は手札に戻るので、レミリアを術者に据えているのでも無い限り余分にプレイコストが掛かってしまうので、ここぞと言う局面以外ではあまり使用しないほうが良いだろう。

とにかく攻撃的な性質を持ち、それは耐久力の補正が全く無い(むしろ減る)という点からも如実に現れていると言えるだろう。

またその攻撃性を多少抑制する意味合いか、セット時にキャラクターがスリープになってしまうデメリットも持つ。プレイしたばかりのキャラに貼り付けられればほぼ意味の無い効果だが、一度でもアクティブになったキャラなら攻撃のチャンスを潰してまでこのカードをセットする事を意味するので、手札に引いた場合本当にセットさせるべきかどうか場の状況を良く見て判断したい。

  • 1/22よりエラッタが適用され、自動効果が付与された。
  • 神槍『スピア・ザ・グングニル』のテキストを使用したとしても
    装備している本人が戦闘しない限りグングニルが手札に戻ることはない。
  • 一応このテキスト能力は耐久力が続く限り何回でも重ねて使うことができる。


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死符『ギャストリドリーム』

《死符『ギャストリドリーム』》

《死符『ギャストリドリーム』》 Nord(5)/Cost(3) 術者:幽々子

目標のキャラクター1枚を破棄する。


コメント

幽々子のスペルカード。
あらゆるキャラクターを破棄する事が出来る除去カードの基本形。

ノードとコストは高いが、相手の主力キャラクターを種族や耐久力に関わらず確実に仕留められるのは便利である。
ただ当然ながらこのカードのコストに見合った大きさを持たないような小型キャラにこれを使っても損するばかりなので、相手の切り札とも言うべきキャラを見極めて撃つ必要がある。

また確実とは言いながら、さすがに他のカードほどではないがディゾルブスペル夢符『二重結界』など防ぐ手段も当然存在し、それらへの対策も無しに安易に採用するとその重さに足を引っ張られやすい。
「どうしても大型キャラが怖い」というような環境でも無い限り、小型キャラクターを焼くのに適した人界剣『悟入幻想』やあらゆるキャラクターを手軽に無力化する秘術『グレイソーマタージ』など他の除去カードを使い分ける事で案外何とかなったりもするので、本当に必要かどうかデッキと相談した上で採用するのが賢明というものだろう。

ただし西行寺 幽々子/5弾やその壱符弐符をメインから採用するならば話は別で、術者を据える事で安価であらゆるキャラを除去出来る強力なカードに化けるのでコンボパーツとしてその価値はグッと上がる。
同じく幽々子を術者に持つ幽雅『死出の誘蛾灯』とのコンボも強烈である。



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亡舞『生者必滅の理-死蝶-』

《亡舞『生者必滅の理-死蝶-』》

《亡舞『生者必滅の理-死蝶-』》 Nord(5)/Cost(0) 術者:幽々子

あなたの冥界のカードを全て取り除く。
取り除いたカード3枚につき1ダメージを、
好きなキャラクターに振り分けて与える。

コメント

幽々子のスペルカード。
冥界を火力そのものに変えるスペル。

しかし、15枚を取り除いてやっと5ダメージ。
しかもプレイヤーに割り振ることが出来ない。
それでもコストは0で、ダメージ割り振りは効果解決時であるため、ナイトダンスなどの能力増強系のカードに対してある程度の優位性がある。また目標を取らないので八雲 藍/1弾古明地 こいしにも通用するという利点も無くは無い。

冥界が増えるのがノードの破棄によるところが大きいので、大きくダメージを稼ぎたいのならば必然的に後半戦に使うしかなくなってしまう。
しかしそれくらい後半になれば、単体相手ならば死符『ギャストリドリーム』が普通に撃てるくらいのコストは確保できているはずである。
対多数除去として小回りが利くのは確かだが、どこまで使えるかは冥界の枚数次第であろうか。

  • 死神『ヒガンルトゥール』と違い、ダメージは振り分けた後に一度に発生する。その際「1ダメージ毎」ではなく「キャラクター毎」に割り振られて解決されるので注意。つまり魔導書が場にある場合、総ダメージは「ダメージ×2」ではなく「ダメージ+割り振ったキャラの数」となる(仮に5点を2体のキャラに3・2と割り振った場合、ダメージはそれぞれ4・3となる)。当然、1キャラに全ダメージを集中させた場合、魔導書によるダメージ増加は1点分しか発生しない。


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時効『月のいはかさの呪い』

《時効『月のいはかさの呪い』》

《時効『月のいはかさの呪い』》 Nord(5)/Cost(1) 術者:妹紅

 【呪符】

(自動)
 Xはこのカードをセットされたキャラクターの本来の攻撃力に等しい。
 
攻撃(-X)/耐久(+X)


コメント

藤原 妹紅のスペルカード。
セットされたキャラクターの攻撃力を0にする代わりに、その分だけ耐久力を上昇させる。

攻撃を妨害する呪符としては後輩である秘術『グレイソーマタージ』にお株を奪われがち。
実質的に攻撃する意味を奪っているだけで攻撃や防御自体は普通に出来る為強制力が無く、また耐久力を増やしてしまうのでブロッカーとしてメリットを与えてしまっている事になる。何より、多少の戦闘力より効果を優先するTCGで効果も封じられるのとそうでないのとでは汎用性で天と地ほど差が出るのが常である。

ただその強制力の無さを逆手に取り、自分のキャラクターに貼り付けて強化として使う、などという使い方が出来るのがこちらの大きな特徴である。
例えば貼り付けた事によって高くなった耐久力をお月見によって攻撃力に還元したり出来るのもこのカードならではの特色だろう。

いわば攻守両用の呪符であり、上記のような上手く活用する手段があるなら秘術『グレイソーマタージ』の互換カードぐらいまでは価値を引き上げられるかもしれない。

相手のキャラに使う場合は、耐久力の高い壁が出来てしまうため、それを乗り越えてダメージを与える手段(隠密など)を用意するか、無力化によって稼いだ時間で場を展開させるのが主となるだろう。

  • あくまで「本来の戦闘力」であり、このカード以外の装備呪符などの補正はそのまま入るので注意。
  • 第五弾にて出た神霊の劫火により、威力の高い火力にすることもできるようになった。


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禁忌『レーヴァテイン』

《禁忌『レーヴァテイン』》

《禁忌『レーヴァテイン』》 Nord(5)/Cost(3) 術者:フランドール

 【装備】 神器

(自動)
 このカードをセットされたキャラクターが
 相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える場合、
 相手プレイヤーはデッキの上のカード5枚を冥界に送らなければならない。

攻撃(+5)/耐久(+2)


コメント

フランドール・スカーレットのスペルカード。
高い補正値に加えデッキ破壊能力を内蔵する。

貫通先制などの付与はないが、耐久力が上昇する点がポイント。
神槍『スピア・ザ・グングニル』ほどの爆発力は見込めないので、術者であり速攻要員であるフランドール・スカーレットに持たせてコストを無視する使い方が一般的だが、蓬莱山 輝夜/1弾が持っていることもある。

デッキ破壊能力は相手にダメージを通さなければならないというデッキアウト戦術としてあまり好ましくない条件を持つが、発動さえすればその効果は上々。
竹林の火事などデッキ破壊の要素が強まるに連れ、デッキ破壊の手段の一つとして用いられるようになった。

だが、このカードとフランドール・スカーレットが揃って攻撃が通るような局面では往々にしてデッキを削るよりライフが削れる方が圧倒的に早く、ある意味であまり噛み合っているとは言い難い能力である。

  • 貫通によって相手にダメージを与えた場合も効果が発動する。フランドール・スカーレットとの相性の良さを表す要員の一つである。
  • 『Vision Official Card Binder』にイラスト違いのプロモーションカードが封入された。公式大会で使用可能である。


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罔両『ストレートとカーブの夢郷』

《罔両『ストレートとカーブの夢郷』》

《罔両『ストレートとカーブの夢郷』》 Nord(6)/Cost(1) 術者:紫

 【世界呪符】 維持コスト:(1)

(自動)
 このカードがアクティブ状態の場合、
 あなたの場のキャラクター全ては耐久力+1を得る。
 
(自分ターン):(S)
 ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚は攻撃力+3を得る。

コメント

紫のスペルカード。

攻撃的な効果と防御的な効果を併せ持つが、どちらかを使うともうひとつが使えなくなる。
どちらの効果を何のために使うのかを明確にしてデッキに投入することは必須だろう。

1つ目の効果は、全体の耐久力を少しだけ上げる。
出しておけば効果を発揮してくれるので使い勝手は良いが、補正値は1点と頼りなく、火力除去に対し確実に強くなる為には補正を掛けるキャラクターそのものにも吟味が必要になる。
またほとんど同じような事を神術『吸血鬼幻想』でも行えるので、こちらのメリットは「種族が変わらない事」「維持コストが控え目な事」ぐらいとなる。ただ除去から守りたいなら冥界一硬い盾でも良い。
さらにアクティブである必要性があるので、無限刻でスリープにされると効果が無くなるという余計なリスクも背負い込んでしまっているのが悩ましい。

2つ目の効果はそれに比べると分かりやすい。
6ノードはともかく、毎ターン1コストでキャラクターひとりの攻撃力を+3出来ると考えれば十分に強い。
ノードが溜まるかどうかだが、速攻系はともかく、多少展開に時間をかけるデッキならば溜まる範囲ではあるだろう。

得られる攻撃力の値は、神器などに比べれば見劣りする数字だが、伝説を持たなくともあらゆるキャラクターに対して用いることが可能なのは利点である。
またセットカードと違いこのカードそのものが効果の発生源となる為、例えば小さな脱出劇犬走 椛不死『火の鳥 -鳳翼天翔-』などキャラクターが一時的に場から離れても効果を維持する事が出来るという特殊な性質も持つ。そしてこれは、対象となるキャラクターが破棄されても別のキャラクターに対象を移せるという利便性も意味している。

どちらを主として使うべきかと考えれば、やはり後者の方が使いやすいだろう。
後者の効果を使う必要性が無いターンはそのままにしておくことで耐久力を勝手に上げてくれるので無駄になりにくいからである。
もちろん紫が場にいるなら、維持コストが無くなるので使い勝手は上がる。紫自身も良いが、場の状況によってお供の八雲 藍/1弾の攻撃力を任意で強化出来るのも良い感じ。


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コマンドカード

マナの生成

《マナの生成》

《マナの生成》 Nord(0)/Cost(0)

 【自分ターン1枚制限】

このカードをアクティブ状態でノードに加える。


コメント

ノード加速装置。
1ターン目からノードが2のキャラクターを出せるかどうかが決まるので、初手、もしくは序盤にあるかないかが非常に重要となるカード。

しかし、序盤を過ぎるとサニーミルクのマナチャージなどのせいで役に立つ機会が目に見えて減ってくる。
ドローで引いても、即ノードに伏せられる光景も良く見られるようだ。

無駄ドローを控えるためにデッキから外すか、多少低い確率ながらもデッキの速攻性を重視し3枚を投入するか。
自身のプレイング・デッキの方向性を総合してしっかり考えよう。

2ターン目から作戦阻止が出来るようになるので防御に偏ったデッキでも投入を検討する余地はある。
サニーミルクもしくはリリーホワイトが絡めばノード4に到達するのも最速2ターン。強引な取引瞋怒人形の森などを序盤から利用できるのはなかなか魅力的。


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狙撃

《狙撃》

《狙撃》 Nord(1)/Cost(0)

目標のキャラクター1枚に1ダメージを与える。


コメント

軽量キャラクターの除去・戦闘ダメージを含むキャラクター破棄への最後の一押しなど、シンプルなだけに汎用性の高いカードである。

ルナチャイルドスターサファイアパチュリー・ノーレッジ蠢符『リトルバグ』など、これ1枚だけで処分できる邪魔なキャラクターは意外と多い。

しかし、与えられるのはあくまで1ダメージであるため、使えないときはとにかく手札に残ってしまうことも多い。

これの使用に干渉して楼観剣を持たされたり、ナイトダンスされて回避されるのはお約束。

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ナイトダンス

《ナイトダンス》

《ナイトダンス》 Nord(1)/Cost(0)

ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚は+1/+1を得る。


コメント

キャラクターの戦闘力を上昇させるコマンド。

装備に比べればコストが安く使いやすい。
上昇量が少ないのでどちらかといえば狙撃された時の救済など、防御的な使い方がメインになると思われる。

効果はターン終了時までなので、奇術『ミスディレクション』と合わせて攻撃的に使うことも出来る。

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黄泉の舟

《黄泉の舟》

《黄泉の舟》 Nord(1)/Cost(0)

あなたのデッキを全て見て、キャラクターカードを5枚まで抜き出し、
冥界に送っても良い。

その後、デッキをシャッフルする。

コメント

5枚までの任意の枚数のキャラクターカードをデッキから冥界へ送るコマンド。

冥界を肥やすことによって様々なメリットを得ることができる。
代表的な物としては


等が挙げられる。
また、相手の行動によらずに自分のデッキをリシャッフル出来るカードでもある。

  • 霊符『古き地縛霊の目覚め』とのコンボによるワンターンキルが存在する。
  • 連結の素材キャラを落とすことで連結をしやすく出来る。また素材キャラを場に出す気が無いのならば、無駄なドローを減らす意味でも有効である。


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情報戦

《情報戦》

《情報戦》 Nord(4)/Cost(2)

【自分ターン1枚制限】

相手プレイヤーの手札を全て見て、1枚を選んで破棄する。

コメント

相手の手札を確認し、その中から選んで1枚を破棄する。
強力かつ基本形と言える効果を持つ手札破壊カード。

手札にある内から強力なカードを落とせる為、何か通したい行動がある場合に邪魔となるカードを確実に掃除しておく事が出来る。
また相手の手札を確認する為、その後の局面を有利に進める大きな情報を得る事が出来る。宣言タイプである禁忌『フォービドゥンフルーツ』のようなカードのサポートカードとしても優秀。
手札破壊としては必要なものは揃っている、まさに標準的なハンデスカードである。

ただ、効果の高さを考えれば相応とは言え、各種カウンターが強いこのゲームではノード・コスト共に軽いとは言えず、自分ターンにしか使えない為柔軟性にも若干難があり、あまり気軽に採用し辛いという印象が強い。
あくまで「手堅く強い」カードであり、アドバンテージの取りやすさという面では他のカードに一歩譲る。同じハンデスカードでも光撃『シュート・ザ・ムーン』射命丸 文/5弾などと比較すると、少し苦しいものがあるのは否めないだろう。

それでも、その高い安定感は戦力として十分有用。
また同系統のカードのスペックを考える上で、このカードが一つの基準となっているのも事実である。

  • 第五弾現在、唯一2回エラッタを受けたカード。
    ノード(2)/コスト(1)→ノード(4)/コスト(1)→ノード(4)/コスト(2)+【自分ターン1枚制限】


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吸血

《吸血》

《吸血》 Nord(2)/Cost(1)

 【呪符】

(自動)
 このカードをセットされたキャラクターは種族:吸血鬼を得る。

攻撃(+1)/耐久(+1) 


コメント

ターン終了時に効果の切れないナイトダンス
また忘れがちだが、キャラの種族に吸血鬼を加える副次効果も内蔵している。

+1/+1という戦闘修正は強化用としては今ひとつ心許ない。
むしろ軽いコマンド呪符という利点を生かし審判『十王裁判』の発動用に使ったり、種族を吸血鬼に変える能力により幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』死符『ギャストリドリーム』に近い効果を得るなど、相手に貼り付ける事による絡め手的な使い方が出来るのが特徴。

また自分のキャラクターに張る場合も、神鬼『レミリアストーカー』とのコンボを期待したりそれなりに使い道もある。

いずれにしても、自分のキャラクターの強化として使うならば白楼剣ミニ八卦炉のようなコマンド装備を使う方がずっと有利なので、何らかの使い道を用意した上での採用が望ましい所。

  • あくまで「種族:吸血鬼を得る」なので、元々所持していた種族が消える事は無い。つまり隠密のサポートとしてはほぼ無意味。ただし種族:なしは実質的に消滅する。


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漆黒の風

《漆黒の風》

《漆黒の風》 Nord(2)/Cost(0)

ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚は「先制」を得る。


コメント

先制を得られるコマンド。

攻撃力の高いキャラクターと相性が非常に良く、スターサファイアなどが攻撃をしている最中にこれを握りこんでおければ頼もしいことこの上ない。

頼もしくはあるのだが、戦闘限定と考えるのならば時符『プライベートスクウェア』でもある程度の代用は可能である。

現在の環境では、梅霖の妖精とのシナジーが一般的になってしまうか。

やはり、コマンドカードであることの奇襲性を上手く利用し活用していきたいところである。

  • エラッタを受け、コストが(2)→(0)となった。

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浸蝕

《浸蝕》

《浸蝕》 Nord(2)/Cost(X)

ターン終了時まで、目標の「人形」を持たないキャラクター1枚は
全ての種族を失い、-X/-Xを得る。

但し、この効果で耐久力は0以下にならない。


コメント

蓬莱人形があらゆるキャラクターを破棄できるようになったりするコマンド。

自分の持つコスト量次第だが、どれほど強いキャラクターでも好きなだけ弱体化させることが出来る。
もし伊吹 萃香がいるのなら、注いだXコストで萃香もパワーアップ出来る。

戦闘で使うことが多いだろうが、人界剣『悟入幻想』の射程内に敵の耐久力を下げたりしたりと細かいところでも役立ってくれる。

実は0コストでも撃てる。
それを利用し、隠密と組み合わせて攻撃を通したり、霊符『夢想封印 集』幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』を回避することも出来る。

また、木符『シルフィホルン』の能力使用に干渉して使用することにより、
侵食で防御力2まで低下→能力効果で防御力0→冥界送りも可能。

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作戦阻止

《作戦阻止》

《作戦阻止》 Nord(3)/Cost(1)

目標のコマンドカード1枚のプレイを無効にし、破棄する。


コメント

コマンドカードのプレイを無効にする。
実にシンプルなカウンターカード。

使う機会、有用性、汎用性などの面でカウンターカードの基本形とも言えるカード。
使われると困るコマンドカードは多く、完全速攻など尖ったチューニングをしていない限りは大抵のデッキに投入されている可能性が高い。

作戦阻止自身もコマンドカードである為、これをまた作戦阻止する事も可能。
この場合、先に使った方の作戦阻止が無効化される事で、その作戦阻止によって無効化しようとしていたカード(例えば強引な取引)の効果が無効化される事無く解決する、という処理になる。

「何かをする」為にも「何かをされない」為にも必要となる、非常に汎用性の高いカードである。
前述の通りどんなデッキでも入り得るカードであり、またコントロール面に特化したデッキなら類似カードであるディゾルブスペル瞋怒、また上位カードである断罪裁判などとフル投入される事も珍しくない。

それだけに、このカードが後何枚デッキに入っているかも重要な駆け引きの要素の一つとして数え上げられる。
特に離反工作のような無効化されると困るコマンドカードを使う場合、相手の手札に作戦阻止が無いと確信出来ない状況で、自分の手札に作戦阻止を無効化出来るカードが無い場合、かなりの不安要素を内包してプレイする事になるだろう。

  • このカードに限らず、「~のプレイを無効にし、破棄する」タイプのカードは直前の干渉にしか目標に出来ない『わけではない』。つまり「離反工作をプレイ→作戦阻止で干渉→博麗 霊夢/1弾の能力で干渉」となった場合、さらに作戦阻止で干渉し離反工作を直接目標に指定、無効にする事が出来る。
  • エラッタにより、コストが(0)→(1)になった。


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秘密結社

《秘密結社》

《秘密結社》 Nord(3)/Cost(0)

あなたの冥界にあるキャラクターカード1枚を選び、手札に加える。


コメント

冥界のカードを手札に戻すことの出来るコマンド。

ノーコストで手札に加わる為、実質的に手札のこのカード一枚を冥界のカード一枚に変換した事になる。
戻せるのはキャラクターに限られるが、ノードから破棄されてしまったキャラクターの回収や、戦闘で破棄されてしまった主力キャラクターを回収出来る。
直接場に戻すわけでは無い為コストとプレイ権利を必要とするが、それでも安定した成果を発揮する、地味ながらに強力なカードと言えるだろう。

当然、その性質上奇襲速攻を持つキャラクターとの相性は抜群である。

スペルブレイクを主軸に据えるデッキの場合も特に有効となる。
破棄されてしまった壱符を再利用する事で手札の弐符が腐るのを防いだり、逆に冥界の弐符を回収する事ですぐさまスペルブレイクに繋げる事が出来る。マナチャージなどを使う場合のフォローにもなる為、安定性の向上に打って付けだろう。

また黄泉の舟香霖堂反転攻勢などとのコンボも有効。
サーチ手段が比較的乏しいこのゲームで、特定のキャラクターを手札に揃えたい場合はまさに要となるだろう。

非常に安定性が高く様々なカードとのシナジーを可能とする為、逆にしっかり使い所を見極めなければ無駄に撃ってしまいがちになるのが難点か。
ちなみにデッキに3枚で足りないと思ったのなら、風祝の奇跡を4枚目の秘密結社として採用するという手もある。

  • イラストで釣り上げられているのは、タイトーの名作STG ダライアス外伝のAルートボス「GOLDEN OGRE」だと思われる。

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近接戦闘

《近接戦闘》

《近接戦闘》 Nord(3)/Cost(1)

ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚は(自動)の効果を全て無効にする。


コメント

キャラクター固有の制限や特殊能力を一時的に封印するコマンド。

イラストに描かれているパチュリー・ノーレッジ伊吹 萃香はもちろん、八意 永琳/1弾西行寺 幽々子/1弾などの大型キャラクターからマエリベリー・ハーン蠢符『リトルバグ』といった小型キャラクターまで、その用途の幅は非常に広い。

ただし、リリーホワイト十六夜 咲夜/1弾のようなプレイに付随する自動効果は無効化出来ない。

(自動)を持たないキャラクターも多いので、何に対して使うのかをはっきりさせた上でないと上手に活用するのは難しいかもしれない。

新しい弾が頒布されるごとに、強力な自動効果を持つキャラクターや呪符装備が増えるため地味に株が上昇している。
例えばプリズムリバー伯人界剣『悟入幻想』で、符ノ弐”アリス・マーガトロイド”紅符『スカーレットシュート』でそれぞれ焼けるようになるので、メインで積んでみるのもいいかもしれない。
半幽霊梅霖の妖精のような防御的な効果も消せるので、最後の一押しにも。半幽霊は装備などで耐久が増えていない限り、耐久が0になるので破棄される。

ルールリファレンスの改定により装備及び呪符の持つ自動効果はキャラクターが所持しているものとみなされるため、楼観剣の効果を無効にしてプレイヤーにダメージを与えたりといったことが可能。

符ノ弐”博麗 霊夢”が同じ効果を使えるので、そちらでも。
汎用性の霊夢をとるか、速度とスペース、奇襲性のこちらをとるかは好みによるだろう。

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楼観剣

《楼観剣》

《楼観剣》 Nord(3)/Cost(1)

 【装備】

(自動)
 このカードをセットされたキャラクターが相手プレイヤーに
 戦闘ダメージを与える場合、
 相手プレイヤーの代わりに目標のキャラクター1枚に
 攻撃力の半分(端数切り捨て)のダメージを与える。

攻撃(+2)/耐久(+1)


コメント

一振りで幽霊10匹分の殺傷力を持つ長刀。
プレイヤーを斬れなくなる代わりに場のキャラクターへ、その斬撃を反射する。
剣の所持者しかいない場合は所持者に返って来るので斬りに行ってはいけない。

場の制圧に力を発揮する装備で、その性質上キャラクター同士の戦闘をバックアップする隠密先制と言った戦術と非常に相性が良い。
ただしダメージ量は攻撃力の半分である為、単体では過度な期待は出来ないので注意。

この移し変えダメージは戦闘ダメージではないため、ターン終了時まで残る。他のアタッカーと一緒に使えば、例え半端なダメージでもそれなりに役に立ってくれるだろう。
同様の理由で、パチュリー・ノーレッジに移し変えても反射されない。

コマンドであるため何かと使い勝手が良い。
相手が防御しないことを確認してから装備できたり、人界剣『悟入幻想』からサニーミルクを守ってくれたりする。

ただし、当然これを装備したキャラクターは相手のライフを削る事が出来なくなる為、下手に主力アタッカーなどにこれを貼り付けてしまうと決め手不足になる事もあるので注意。
逆に言えば、高いグレイズを持つキャラに貼り付ければスルーされてもブロッカーにダメージを与えられる為下手に相手のノードを増やさずに済み、多少尖ったアタッカーでも邪魔にならないという利点にもなる。

これとは対称的に相手にダメージを与えるという点に特化したミニ八卦炉もあるため、上手くこのカードの利点を生かした運用をしたいものだろう。

  • エラッタにより、反射ダメージが半分になった。
  • 貫通により(自動)効果が発生した場合、与えられるダメージは貫通によるダメージの半分である。(公式サイトQ&A-190参照)


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白楼剣

《白楼剣》

《白楼剣》 Nord(3)/Cost(1)

 【装備】

(自動)
 このカードをセットされたキャラクターが相手キャラクターを
 戦闘で倒した場合、
 相手プレイヤーに2ダメージを与える。

攻撃(+1)/耐久(+2)


コメント

人間の迷いを断ち斬る事が出来る短剣。

耐久力が2点上がり、楼観剣に比べて防御面に優れる。
キャラクターによっては、人界剣『悟入幻想』から生き残れるようにもなる。

そしてその能力は、一見地味に見えるがアタッカーの行動を限定させないこと、防御されてもプレイヤーにダメージを与えられることなど楼観剣には存在しない利点がある。

どちらの剣を使うも、あなたのデッキと相談だろう。
もちろん、両方を使ってあげても問題はない。

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ミニ八卦炉

《ミニ八卦炉》

《ミニ八卦炉》 Nord(3)/Cost(1)

 【装備】

(自動)
 このカードが破棄される場合、あなたはライフポイントを1支払うことで
 このカードを手札に戻しても良い。

(常時):(1)
 ターン終了時まで「貫通」を得る。

攻撃(+2)/耐久(-)


コメント

暖房器具。
攻撃補正の高いコマンド装備であり、追加コストにより貫通を得られる。

普通に攻撃に用いて十分強い。耐久力が増えないのがコマンド装備として若干の頼りなさはあるが、攻撃補正に加え貫通付与が非常に強力で、高い攻撃力を持つキャラクターに持たせればそれだけでかなり決定力を高める事が出来る。

また能力により再利用が可能であり、作戦阻止やセットに合わせて狙撃などでキャラクターを破棄されない限りはいつか手札に戻すことが出来る。
仮に持たせたキャラクターが破棄されても、回収能力により他のキャラクターに持たせなおすという事が出来るのもこのカードならでは。攻撃時だけでなく防御時も使えるのでかなり使い勝手が良い装備である。

但し相手の防御に干渉してこのカードをセットしても、その戦闘中は(常時)効果で貫通を付与することができないので注意が必要。
貫通を付けたいなら攻撃宣言の前に装備しよう。

また回収に必要なライフ1点は安いようで安くない。
本当に回収してもいいのか、良く考えよう。

  • 公式的にもある程度特別な意味合いを持つカードなのか、装備でありながら月旅行計画で名前を指定されていたり、月符『ムーンライトレイ』という互換カードが後続として追加されたり何かと名前が挙がる。
  • (常時)能力は、既に貫通を所持していても使用可能。つまりノードがある限り1コストの空撃ちが可能であり、伊吹 萃香を使う際は強力なブースト手段となる。
  • 公式・公認大会の参加賞としてイラスト違いのプロモーションカードが存在する。公式大会で使用可能。


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永夜の術

《永夜の術》

《永夜の術》 Nord(3)/Cost(2)

あなたはライフポイントを2失う。

このターン終了後、続けてあなたのターンを開始する。
但し、この新たなターンでは「永夜の術」を使うことと、
戦闘を行うことは出来ない。


コメント

追加のターンを得られるコマンド。
もちろん制限があり、「ずっとオレのターン!」と戦闘は禁止される。
得た追加ターンでプレイヤーが受ける恩恵は

  • 再びドロー出来る。
  • スリープ状態のキャラクターをアクティブに出来る。
  • マナチャージ・ノードセットなどが行える。
  • キャラクターを出せる。

などであろうか。
2ライフの損失と引き換えに自分の場を整えるために使うものだろう。

速攻デッキならばこれを使うことで展開を高速化できるだろう。

西行妖が出ていると追加ターンの終了時にも4ダメージが発生する。

  • 1/22にエラッタが適用され、コストが(1)→(2)、ダメージがライフポイントのロストになった。

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対抗魔術

《対抗魔術》

《対抗魔術》 Nord(3)/Cost(1)

ターン終了時まで、目標のキャラクター1枚はスペルカードの効果を受けない。


コメント

カウンター・カードその2。
スペルカード限定で、その効果を受けなくする。

自分のキャラクターに向けられた死符『ギャストリドリーム』などからの回避や相手が使う神槍『スピア・ザ・グングニル』などのセットも無効化出来る。

「効果を受けない」であるため、恋符『マスタースパーク』でも破棄されなくなる。

ただし、プレイヤーを対称に取るスペルカードはどうにもならない。
具体的に言うと白符『アンデュレイションレイ』とか。

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連携攻撃

《連携攻撃》

《連携攻撃》 Nord(3)/Cost(2)

あなたの場のキャラクター1枚をスリープ状態にする。

ターン終了時まで、目標のあなたの場のキャラクター1枚に
スリープ状態にしたキャラクターのこの効果の解決時の戦闘力を加算する。


コメント

キャラクター一体の戦闘力をそっくりそのまま他のキャラクターに対する戦闘補正にしてしまうカード。

1ターン限りで条件があるとは言え、対象のキャラクターによってはコマンドカードにしてかなり高い戦闘補正を一度に与えられる。
単純に攻撃の回数が減る為相手にグレイズでノードを溜めさせずに攻撃出来たり、何かしら高い戦闘力を生かせるような能力・戦術を持つカードを大幅に強化する為に使われる。

特に木符『シルフィホルン』とのコンボは有名で、お手軽にフィニッシャー級の爆発力を得られるので良く使われた。
他にも隠密貫通持ちのアタッカーを補助したり、グレイズが高い・妨害系の呪符を貼られているなどして攻撃がし辛い大型キャラクターの攻撃を他のキャラクターに代行させる、などの用途が考えられるだろう。

「他の」と書かれていないので、こっそりスリープしたキャラクターそのものに補正を与えられる。
木符『シルフィホルン』ならダイレクトにこれを生かせるが、他のカードの場合は除去からの自衛か奇術『ミスディレクション』と併用しての相手グレイズ回数の抑制くらいしか意味はないのだが。


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強引な取引

《強引な取引》

《強引な取引》 Nord(4)/Cost(1)

 【自分ターン1枚制限】

目標のプレイヤー1人は2ドローする。


コメント

標準的かつ強力な性能を持つドローカード。
使うと手札が1枚増える。

コマンドカードの割に使用タイミングの制限が厳しい為、手札に2枚来ても同じターンに連発する事が出来ない。

それでも、TCGにおいてカードを引くという重要性は今更語るまでも無く、特にノードを手札からセットしなければならず、手札が慢性的に足りなくなるこのゲームにおいて単純に手札が増える事は大きな意味を持つ。
その為、4ノード+1コストをカード1枚に変換出来、手軽にカードアドバンテージを得る事が可能なこのカードはどのようなデッキでもまず必要とされる効果であり、事実大会などでも非常に高い採用率を誇るコマンドカードである。

亜種として流星祈願会などがあるが、やはりどのような状況で使っても手札が増えるこのカードほどの汎用性にはほど遠く、「4枚目のこのカード」として採用されるのがほとんどとなっている。
つまりはそれぐらい、このカードの安定性は他のカードの群を抜いているのである。

相手プレイヤーに引かせる事も出来るので、ライブラリーアウトデッキの最後の一押しにできなくも無い。そんな状況は滅多に無いだろうが

  • エラッタによりコストが0→1になり、【自分ターン1枚制限】が追加された。


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大妖怪降臨

《大妖怪降臨》

《大妖怪降臨》 Nord(4)/Cost(0)

あなたの場のキャラクターを3枚選んで破棄する。

その場合、手札にある種族:妖怪を持つキャラクターカード1枚を
スリープ状態で場に出す。

コメント

場のキャラクター3枚を代償に、手札の妖怪を場に出す。

4枚分ものカードを消費しキャラクターを出す、実質5枚消費という脅威的なカード消費量に対するリターンが「キャラクターをコスト0で場に出せる」というもの。
当然それだけのリターンを得る為にはコストが重い八雲 紫風見 幽香/1弾などの大型妖怪を出す事になるのだが、それにしてもかなり酷いカード消費量のせいであまり現実的ではない。

自分の場のキャラクターならば、人形だろうと幻想生物だろうと幻想サーヴァント・フライヤーのような裏向きキャラクターだろうと因幡 てゐ離反工作でコントロールを奪った相手キャラクターだろうと代償に出来る。
なので、敢えて使って行くとしたらそれらの手段により極力アドバンテージを失わずにキャラクターを並べ、代償にしていくのが最もスマートだろう。

いまや夜雀の歌声月都万象展のような明らかに使いやすく汎用性も高い同系統のカードがある為、あまりにリスクが高いこのカードを使う理由はほとんど無くなってしまった。
ただ一応コマンドカードなので「相手ターンの終了時に場に出してすぐアクティブにする」という擬似的な奇襲の付与が行えるという利点が無い事も無い。


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解呪

《解呪》

《解呪》 Nord(4)/Cost(1)

目標の、セットされている【呪符】または【世界呪符】を持つ
カード1枚を破棄する。

コメント

呪符世界呪符を除去出来るカード。
キャラクター以外の場のカードを除去するカードでは基本形とも言えるスペック。

呪符世界呪符共にほおっておくと厄介なものは多く、そのどちらにも対応出来る為汎用性が高い。
特に世界呪符を直接的に破棄出来るカードとしては貴重。呪符はキャラクター単体にしか効果を発揮しない為、最悪そのキャラクターを除去したり切って捨てれば良いが、世界呪符はそうは行かないからである。
他にも秘術『グレイソーマタージ』の強力な除去能力が台頭するようになった事により、そのアンチカードであるこのカードも必然的に注目されるようになった。

これから続々と派手な呪符世界呪符が増えて行く中で、その需要が一定値より下がる事はまず無いだろう。
逆に言えば、その環境によっては敢えてデッキに積むほど警戒したいカードが無い、あるいは他のカードによって代用が出来る場合もあり、その汎用性から安易に採用しても首を絞める事になりやすいので注意。

  • 装備を除去したいなら破壊の目を。
  • 『Vision Official Card Binder』にイラスト違いのプロモーションカードが封入された。公式大会で使用可能である


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館に棲むモノ

《館に棲むモノ》

《館に棲むモノ》 Nord(4)/Cost(2)

目標の、攻撃を行っている相手キャラクター1枚を破棄する。

但し、相手プレイヤーは(4)を支払うことで
この効果を無効にすることが出来る。


コメント

二者択一を迫るキャラクター除去コマンド。

(4)を払わなければそのキャラクターは破棄され、払ったら払ったでノードとコストが著しく制限される。

支払う数の都合上、相手のノードが3以下だと、確定除去カードに早変わりする。
ただし、相手の場にアクティブ状態のマナチャージ所持者がいる場合はその限りではない。

後半ではやや効果が薄いが、序盤からサイズの大きいキャラクターを高速召喚し速攻で攻めてくるデッキなんかにかなりの効果を発揮する。
フランドール・スカーレット木符『シルフィホルン』での速攻デッキに対しては最凶の切り札に成り得る。

鈴仙・優曇華院・イナバ/1弾と組み合わせると大概のキャラクターを対象に取れるようになる。

同ノード同コストで似たような効果を持つ白玉楼の幻闘との違いは、得意とするキャラの違いか。
白玉楼の幻闘レミリア・スカーレット/1弾などの高コストキャラを手札で腐らせられるのに対し、こちらはマナチャージ型のデッキだとコストをあっさり払われる可能性がある。また冥符『紅色の冥界』の危険性もある。
逆に低コストキャラでは白玉楼の幻闘の効果が薄い。
一長一短なので、どちらかをデッキに入れる際は目的意識をはっきりさせたほうがよいだろう。

  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。

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断罪裁判

《断罪裁判》

《断罪裁判》 Nord(5)/Cost(2)

目標のカード1枚のプレイを無効にし、破棄する。

コメント

カウンター・カードのひとつ。
ノードとコストの高さの代償として、あらゆるカードのプレイを止められる。

作戦阻止ディゾルブスペル瞋怒を内臓したカウンターであり、当然ながら凶悪な汎用性を持つカードである。
それだけにノード・コスト共に高く、また他の三種のカウンターカードが使いやすいのでコントロールに特化したデッキ以外で採用されるのは稀となる。逆に言えば、このカードが採用されているデッキは他の三種のカウンターカードも採用している場合がほとんどである。
その意味で、まさしくコントロールデッキの切り札であり、それ以上でもそれ以下でも無いカードと言える。

幸い、この手のカードとしてはコストの高さ以外にリスクが無いのでまだ使いやすい方だが、それでもこのカードを使うに当たって「カウンターすべきカードを見極める」センスは必要不可欠となるのは言うまでも無い。

  • 一見三種のカウンターの上位カードのようだが、ディゾルブスペルのみ「無効にされない」という一文により干渉合戦にならないというメリットがある。逆に1ドローさせるというデメリットも無くなっているので一長一短だが。
  • エラッタによりコストが0→2になった。
  • 2008年5月2日より、ルールサマリー加筆に伴うテキスト変更が加えられた。


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西行妖、開花…

《西行妖、開花…》

《西行妖、開花…》 Nord(5)/Cost(0)

あなたのデッキの上のカード1枚を冥界に送る。

そのカードが「西行寺幽々子」だった場合、手札にある「西行妖」1枚を
あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。


コメント

現状において、西行妖を場に出す手段のひとつ。
具体的には、デッキトップが「西行寺 幽々子」であり、かつ手札にこれと西行妖が揃っていることが条件である。

西行寺 幽々子/1弾の特殊能力や稗田 阿求の特殊能力でデッキトップを操作すればあとは手札に2枚のカードを揃えるだけ。
西行妖は冥界から回収すればよく、西行寺 幽々子/1弾反転攻勢で引っ張ってこれるので思ってる以上に決まる可能性は高い。

幽々子ファンならば一度は咲かせて勝利を収めてみたいものだが、出してすぐに離反工作だの死符『ギャストリドリーム』だのが飛んでくることも珍しくはない。
断罪裁判解呪を握りこみ、万全の体制で咲かせよう。

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流出

《流出》

《流出》 Nord(5)/Cost(0)

このカードは、メンテナンスフェイズにしかプレイ出来ない。

ターン終了時まで、全てのプレイヤーはスペル、コマンドのプレイ、及び
場に出ているカードの(自動)以外の効果を使用することが出来ない。

ターン終了時に、相手プレイヤーに1ダメージを与える。


コメント

そのターン、書かれている全ての行動を封じるコマンド。
1点ダメージはおまけ。

双方のプレイヤーは、このターンの間、以下の行動のみ行うことが出来る。
  • キャラクターをプレイする。
  • キャラクターで攻撃・防御を行う。
  • ノードをセットする。
  • キャラクターの持つ戦術マナチャージ)を使う、及び誘発させる。
  • 場のカードの(自動)効果を使う(誘発させる)。
  • 手札にある一部のカードの(自動)効果を使う(誘発させる)。

スペル・コマンド・キャラクター効果を使う前から未然に防げるが、使用ターンは自分もスペル・コマンド・キャラクター効果を使う事が出来なくなる。
その為、例えば十六夜 咲夜/1弾をプレイされた場合、瞋怒によって無効化する事が出来ない為まず確実に効果が通ってしまう。

使う事によるデメリットを考えれば相手ターンに使いたい所だが、自分のターンに相手のコマンドカードや(相手ターン)(常時)のキャラクター効果を封じる為に使うのも悪くは無い。
ただコマンドだけを封じたいなら空虚『インフレーションスクウェア』の方が圧倒的に使いやすい。「絶対に通したいカード」のサポートとして割り切るならこちらを敢えて選ぶ必要性は薄いだろう。


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離反工作

《離反工作》

《離反工作》 Nord(5)/Cost(5)

 【呪符】

(自動)
 このカードがキャラクターにセットされた時、
 そのキャラクターをあなたの場に移す。

(自動)
 セットされているこのカードが破棄された時、
 このカードがセットされていたキャラクターは、
 直前のプレイヤーの場にアクティブ状態で戻る。


コメント

キャラクターのコントロールを奪う【呪符】。

非常に大きいコストが必要だが、決まれば場の有利不利が逆転してしまうほどの可能性を秘めたコマンドカードである。
因幡 てゐよりも奇襲性に富むが、コストの重さゆえ、カウンターされたりした場合のデメリットが大きい。

セットされたキャラクターは、スリープ状態ならばスリープ状態のままコントロールが移る点に注意。
次の自分ターンを迎えれば起きるけど。

テキストの「このカードが破棄された時」の「このカード」とはセットされている離反工作そのもののことである。
そのため、セットされているキャラクターを死符『ギャストリドリーム』などで破棄しても戻っては来ない。

戻したいのならば解呪で壊そう。

もちろん、離反工作されたキャラクターに離反工作をしてコントロールを戻すことも出来る。
その場合、相手に解呪を使われたら、相手の場にアクティブ状態で移ってしまう。

また、非常に効率が宜しくないが、自分の場のフランドール・スカーレットなどにこれをセットし攻撃を行う。
そして解呪で破棄するとアクティブ状態になりもう一度攻撃することが出来たりして、擬似奇術『ミスディレクション』になる。

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魔力還元

《魔力還元》

《魔力還元》 Nord(6)/Cost(2)

あなたのライフポイントを8回復する。


コメント

ライフポイント回復。

実にシンプルな効果だが、コマンドカードとしては最高クラスのノードを持つ。
コストも地味に高く気軽には使えないが、その回復量は案外馬鹿に出来ない。
使えばすぐライフが回復してくれるので、極限状態での緊急回避として安定性が高く、かなり強引にライフアドバンテージを取る事が可能なカードである。

とはいえ、根本的にライフ回復系のカードはTCGでは相手に影響を与えない事から頼りにされない事が多い。
特にこのようなカード一枚消費してライフを回復させるだけでは効果があまりに地味過ぎて、緊急回避用とするにしてももっと有用な選択肢が他にいくらでもあるだろう。
少なくとも、その鈍重なノード・コストに見合った性能とは言いがたく、その為特にライフアドバンテージを重視したデッキで無い限り採用は見送られがちである。

花符『幻想郷の開花』奇跡『神の風』のコンボによるロックデッキのような場合、瞬間的にライフを回復出来る性質を見越して使われる事もある。

  • 半分のコストと効果を持つ風祝の奇跡という後輩がいる。


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