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テラカオスバトルロワイアル外伝 もう11時か、
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テラカオスバトルロワイアル外伝

1 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 01:01:36.68 ID:JkMott1F
 
 


 誰も知らないカオスロワの世界へようこそ。




 当ロワはカオスロワの世界を使った全く新しいバトルロワイアルパロディのリレー企画でございます。
 暴力、流血、キャラクターの死など人によりましては嫌悪が抱かれる内容も含まれます。
 スレ及びまとめサイトの閲覧の際はご注意くださいませ。

 本スレッドのまとめwiki
 http://www45.atwiki.jp/terrachaosgaiden/

 避難所(したらば掲示板)
 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/14616/

 本家テラカオスバトルロワイアル(当企画はこの企画の分家です)
 オリキャラバトルロワイヤル2(スレッド再利用)
 http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1297061613/

 本家テラカオスバトルロワイアルwiki
 http://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/

 パロロワとはなんぞや? という方に、パロロワ総合wiki
 2chパロロワ事典@Wiki
 http://www11.atwiki.jp/row/


2 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 01:02:27.65 ID:JkMott1F
 参加者一覧

【VOCALOID】 5/5
○KAITO/○初音ミク/○鏡音リン/○鏡音レン/○巡音ルカ
【実在の人物】 4/4
○所ジョージ/○イチロー/○板東英二/○和田アキ子
【カオスロワ書き手】 4/4
○◆6/WWxs9O1s/○マーラ様の人/○脱衣拳/○イナバ物置の人
【みなみけ】 3/3
○南春香/○南夏奈/○南千秋
【らき☆すた】 3/3
○泉こなた/○柊かがみ/○岩崎みなみ
【歴史上の人物】 3/3
○織田信長/○アドルフ・ヒトラー/○長宗我部元親
【カオスロワオリジナル】 2/2
○混沌の騎士/○東京タワー
【けいおん!】 2/2
○平沢唯/○田井中律
【涼宮ハルヒの憂鬱】 2/2
○涼宮ハルヒ/○キョン
【仮面ライダーBLACK RX】 2/2
○南光太郎/○クライシス皇帝
【魔法少女まどか☆マギカ】 2/2
○巴マミ/○キュゥべえ
【仮面ライダーディケイド】 1/1
○門矢士
【くそみそテクニック】 1/1
○阿部高和
【範馬刃牙】 1/1
○範馬勇次郎
【HELLSING】 1/1
○アーカード
【魔法少女リリカルなのは】 1/1
○シグナム
【スペースコブラ】 1/1
○クリスタルボーイ
【Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 1/1
○不破刃
【ストライダー飛竜】 1/1
○ストライダー飛竜
【書き手枠】
○/○/○/○/○

3 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 01:03:23.06 ID:JkMott1F
【基本ルール】

 全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
 生き残った一人だけが、望んだ願いを好きなだけ叶えることができる。
 ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
 プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる

【スタート時の持ち物】
 ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
 「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
 「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。しかし容量に制限がなく重さも一定という不思議なもの。
 「地図」 → 東京都23区の区名が書かれている地図。 施設その他などは載っていない。
 「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
 「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
 「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。
 「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
 「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
 「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1〜3個入っている。内容はランダム。
【第一回放送後に支給される持ち物】
 「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。写真はなし。
      当ロワの都合上仕方あるまし。後述参照。
【ステータス】
投下の最後に、その話に登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表すステータスを書いてください。
 以下テンプレート
 
【区名/○○日目・時間(深夜・早朝・昼間など)】
【キャラクター名@出典作品】
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
      複数可、書くときは優先順位の高い順に)

【作中での時間表記】
深夜:0〜2  
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14  当ロワはこの時間帯から開始する。
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24

【禁止エリア】
 放送ごとに禁止エリアがランダムで2つ指定される。
 放送終了後1時間の猶予が与えられる。
 三日経つと自動的に全てのエリアが禁止エリアとなる(2×4×3=24)


4 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 01:04:47.45 ID:JkMott1F
【放送について】
 0:00、6:00、12:00、18:00
 以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
 基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。
 
【禁止事項】
*一度死亡が確定したキャラの復活。
*大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる。
 
 但し、展開、SS内容によっては通しになる可能性有り。
 その場合は要議論。
 
*時間軸を遡り、かつ矛盾が出ているSS投下。
*話の丸投げ

 基本的に前の話、次の話と整合性が取れていない場合は
 要修正、最悪の場合破棄を宣告するかもしれません。
 
 以下当ロワのみの特別ルール
 
【予約等】
 予約制度は基本的になし、FFDQや無名の形式。
 投下の際にもトリップの装着は任意。

 ただし、ロワ開始直後の混雑時のみ円滑に投下してもらう為に本スレに予約(正確には投下宣言)をして貰います。
 なおその際に被りが起きた場合は後述書き手の被りが起きたキャラクターのみ投下不可となります。

【世界観】
 当ロワは『テラカオスバトルロワイアルでバトル・ロワイアルが開始しなかった世界』を舞台に進行します。
 ですので、大半の参加者は同一世界からの登場となっております。(≒スパロボ風の世界と思っていただければわかりやすいかと)
 よって別作品のキャラ同士に因縁や親交があってもおかしくはありません。
 なおその設定についてはSS内で常時判明される形(=書き手が決める)となっております。
 
【書き手枠】
 46名の参加者のうち5名だけは当ロワに投下する時に参戦を決定する参加者。
 本家カオスロワで複数回描かれたキャラクターなら基本的には○。
 ただし、マイナーかな? と思われましたら、自重したほうが宜しいかもしれません。
 
【一話死亡者(名簿外参加者)】
 当ロワは上記の名簿、書き手枠以外にも一話で死亡退場する参加者であれば、
 どんなキャラクターでもSS内に登場させることは可能です。
 ただし有名芸能人以外の実在の人物は誹謗中傷等の悪意が携わっていると思われますので禁止させていただきます。
 
【名簿】
 上記の二つによって開始当初には名簿は支給できません。
 ですので第一回放送後(ロワ内時間18時)に不思議なデイパックの特性を利用して
 全参加者に支給されます。

【最後に】
 当ロワは元気を失ったカオスロワ、日本を盛り上げる一心で開始に至りました。
 ですから、このロワはレッツポジティブ! に進行していきましょう!


5 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:25:37.07 ID:+LjxqkIl
本スレを催促するような形になってしまい申し訳ない。とにかく乙。

とりあえず、OPぽいものを投下させていただきます。
ただ書き始めていたのがわりと初期なのと、書き込みのひとつを参考にさせてもらったりと
結構ミスや問題、矛盾などがある恐れがあります。
指摘はばすばす受け付けますが、
「あんな下手くそよりも、自分の方がずっといいOP書けるぜ!」
と他の書き手さんを奮い立たせることができたなら本望です。
それでは、投下開始。

6 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:27:45.70 ID:+LjxqkIl
不気味に揺れ動く葉。漂う瘴気。所々ぬめりや茨がある地面。そこを蠢くなにか。
とてもまともとは呼べない空間、その一室に彼らはいた。
正確な人数はわからないが、少なくとも50人はいるだろう。
全員が気を失ってはいたが、ガサガサと音を鳴らし続ける草は騒音に近い。
その音を耳障りに感じた者から一人、また一人と頭を押さえながら起き上がる。
起き上がった者の反応は様々。
馴れ親しんだ親友を見つけてとりあえず一組になる者。
人の型をとってはいるが明らかに人間ではない存在に驚きを隠せない者。
宿敵と隣り合わせで、今にも互いに殴りあわんばかりの者。
そして辺りを見渡す者、直前の記憶を辿る者。
そう、全員に共通しているのは、自分が何故このような場所にいるかがわからないということ。
「そろそろ全員目が覚めたか?では、始めるとしようか……」
突然、部屋全体から低い声が響く。
声の出どころがわからず、集められた者達は辺りを見渡すが、姿は見えない。
そして声の主を、この場にいる全員は知らない。
「始めるって……何をよ!それにあんたも誰よ!こんな妙な場所に連れ込んで!」
姿の見えない声の主に対して、たまらず一人の少女が叫ぶ。
それに合わせるように、集められた人々の一部は、そうだそうだと続く。
だが極一部。本当に一握り、そのうちの一人の男は溜め息をつき……
「騒ぐな。……これがわからないのか?」
諦めとも悟りともとれる表情で、自分の首を指差した。
その男の言葉と行動により、集められた人々はようやくソレの存在に気が付いた。
自分の首にしっかりと取り付けられた、銀の拘束具――首輪に。
「ほう、流石に書き手とやらはこんな状況でも落ち着いているな。大したものだ」
「そりゃどうも。で?まさかとは思うが……」
「そのまさかだ。これからお前達にはバトルロワイアル、つまりは殺し合いをしてもらう」
シン……と部屋は一気に静まり返った。
それは恐怖によるものというよりも、呆気にとられた故の静寂。
ただ淡々と、殺し合いをしてもらうと言われて、その意味を理解しろと言う方が無茶である。
「な……なにいきなり馬鹿なことを言いだすんだ!」
「黙れ。お前達に発言権はない。おとなしく我が言葉を聞き続けろ」
間を置いてから一人の男が叫ぶが、声の主は淡々と、しかし冷たくあしらう。
それだけだというのに、集められた者達は黙りこくってしまった。
遅れてやってきた得体の知れない恐怖が、自然と言葉を奪ったのだ。

「理解が早くて助かる。では、この殺し合いの簡単な説明をするとしよう。
ルールは至って単純、全員で殺し合いを行い、最後まで残った一人が勝者だ。
勿論、勝者にはふさわしい報酬がある。勝者は、どんな願いでも際限なく叶えてやろう。
最後まで生き残れなかった者、つまり死者を生き返らせることも。
富と権力を手に入れ、さらに不老不死になることも。
ただ自分の帰るべき場所に帰ることだけを願うのも全て自由だ。
どうだ、何人かはまだ幼い者もいるが、魅力的だというのはわかるであろう?」
声の主は淡々と、しかしどこか楽しげに言ってのけた。
俄かには信じられない話だが、その内容の凄まじさに部屋は一気に騒めく。
早くも願いを決める者、悩む者、誘惑に抗う者……
集められた全員の思惑が入り交じり、交錯する。早くも渦巻くのは、疑心暗鬼の念。


7 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:29:00.65 ID:+LjxqkIl
「ふー、全く君達人類の考えることはわけがわからないよ。君達にそんな芸当ができるわけがない」
そんな時、集められた者達の一人――正確には一匹が声を発した。
何人かは小動物が人間の言葉を喋っていることもわけがわからない様子だったが、小動物は堂々としている。
「人類?ふ……これでも、我が、ヒトに見えるか?」
だが次の瞬間、小動物の周りを――否、部屋の全ての者を禍々しい触手が取り囲んだ。
あまりに突然のことに、ほとんどの者が言葉を失い、立ちすくむ。
そして同時に理解する。自分達に殺し合いをさせようとしているのが、異形の怪物であることを。
そんな中、一部の者は自分達の危機を感じ取り、得物に手をのばすが……
その手は何も掴めなかった。そこに在るべきものが、無くなっていたのだ。
「悪いがお前達の所持していた道具はほとんど回収させて貰った。おとなしくした方がいいぞ」
「くそっ……!」
「この程度の触手で、この俺を止められるとでも思っていたのかぁ!?」
しかし、抵抗をやめる者達をよそに、あり得ない筋肉量の輝く大男だけは違う。
武器など必要ない。素手が既に凶器となっているその男は、自身を囲む触手をまとめて引きちぎって見せた。
その光景に、男への恐怖も忘れて一部から歓声が上がる。
この男なら、得体の知れないこの怪物をこの場で倒してくれると確信したのだ。
「我は、おとなしくしろと言った筈だが?」
――その確信と同時に男の首から上が粉微塵に吹き飛んだ。
一体何をしたら局所的にここまでの爆発を起こせるのか?
灰色の煙。噴水の如く噴き出す鮮血。人の肉が焼け焦げる異臭。
そして、痙攣していた男の肉体はゆっくりと地に崩れ落ち、部屋に鈍い音を響かせる。
「「―――――ッ!?」」
一瞬の惨劇、すぐに部屋は誰のものとも判別できない絶叫に包まれた。
「開始前から参加者を減らしたくはなかったが……まあ、丁度いい見せしめになったか。
実演が先になってしまったが、お前達のその首輪はただの首輪ではない。
力づくで外そうとしたり、こちらに従わない場合、今のように爆発を起こし、対象者を確実に絶命させる代物だ。
それ以外にも禁止エリア、これはバトルロワイアル開始後の定時放送で決定するが……
そのエリアに入った場合は、20秒で爆発する。入ってもすぐに出れば爆発はしない。
そしてこれからお前達は殺し合いの会場に送られるが、会場からの逃走でも首輪は爆発。
最後に、殺し合いを円滑に行うため、24時間一人も死者が出なかった場合、全員の首輪が同時に爆発する。
首輪については以上。質問なら受け付けるが、何かあるか?」
屈強な男が目の前であっさりと爆殺され、今度こそ誰もが言葉を失った。
下手に逆らえば、男の二の舞になるのは明らか。
全員がただただ、淡々と発せられる怪物の言葉を聞き続けざるをえなかった。



8 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:30:01.84 ID:+LjxqkIl
「質問はないようだな。では次の話に移るぞ。
お前達は今、丸腰の状態だ。
とはいえ、丸腰で殺し合いというのも厳しいだろう?そこで、全員に我から贈り物だ」
人々を取り囲んでいた触手の一本が、デイパックを掲げて全員に見せつける。
そしてまた別の触手がその中身を一つずつ取り出して見せた。
「まずは会場の地図。地名が書いてあるから、それを参考に移動するがいい。
それにコンパス。地図を紛失しても、東西南北を頼りに移動は可能だ。
これが水と食糧。考えて食べれば、しっかり二、三日持つだろう。味などは期待するなよ?
最後に、簡易ランタンと筆記用具に時計だ。これがある意味一番大切な道具であろうな。
バトルロワイアル開始後、定期的に放送を行う。
その際に先程話した禁止エリアと、その時点での死者の発表を行う。
禁止エリアと死者の発表は一度きり。仮眠などで聞き逃した、忘れた等の言い訳は通用しないぞ。
時間に気をつけ、しっかりと内容を記録しておくことだな。
これらが全員共通の贈り物だ。これとは別に、各人ランダムに一個から三個までの道具を与える。
使い道に困るどうしようもないがらくたから、一般人にも使える強力な武具まで様々だ。
その道具の確認は会場転送後にしてもらう。道具の説明もこれで終わりだ。
さあ、始まりの刻はもうすぐだ。我に選ばれた者から前に来るがいい」
誰も逆らえない。誰も口を開かない。
力無き者は、ただひたすらに恐怖に身体を震わせて。
力有る者も、首輪と触手の群れを前に今は従うべきと判断して。
そして触手に導かれ、最初にデイパックを受け取り転送される男が決定した。
彼は積み上げられたデイパックの中から一つをさっさと選ぶと、最後に一つだけと口を開いた。
「……俺達が選ばれた理由はなんだ?」
「さてな。我も知らぬよ。我は利害の一致から奴と協定を結んだ、ただの神にすぎん」
だが男の望む応えは得られず、触手に押し込まれて転送されてしまう。
今の会話が聞こえた者も聞こえなかった者も、もう発言を許されることなく転送されていき……
気付けば、集められた人々は全員いなくなっていた。
彼らの運命は……誰も知らない、知り得ない。
これは、混沌世界――テラカオスバトルロワイアルなのだから……



9 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:31:20.64 ID:+LjxqkIl
【一日目・日中/場所不明】
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮�V】
[状態]:健康・主催者
[装備]:禍神触手
[道具]:余ったデイパック×1・他不明
[思考]基本:バトルロワイアルを眺め、楽しむ
1:利害の一致のため、別の主催者に協力
2:禁止行為をした参加者以外の首輪は爆発させない
※七期世界で信長に呼ばれる直前の状態のため、七期の記憶と七期程の力はありません
※首輪の爆発はどんな参加者(人外、全身特殊金属など)であっても確実に殺せます
【全参加者@様々な作品】――支給品を所持し各地に転送確認。バトルロワイアルスタート
【ブロリー@ドラゴンボールZ】――首輪の爆発により頭部消滅。死亡確認
【残り人数】――不明


10 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 18:34:25.78 ID:+LjxqkIl
以上で投下終了となります。


11 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 19:19:14.36 ID:NPM8c83L
>>1スレ立て乙!
そして>>6-9投下乙!!

12 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 22:18:50.02 ID:TkXWdcdU
>>1&投下乙!
禍神さん、八期ではおいしそうに頂かれたのに随分立派に主催やっちゃって・・・・・・
いきなりブロリー死亡は衝撃でそうだな。
声を出した書き手は・・・・・・6/さんか?

13 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 22:25:25.91 ID:JgtjJ+Wm
もしべジータがいたらまたヘタレそうだなwwww

14 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 22:36:10.43 ID:C/CXBKSz
>>1スレ立て乙!
>>6投下乙!
しかし俺にとっては投下のハードル上げられた罠。
それ以前にルールをはきちがえていた俺は根本的に問題だったw

それにしても、禍神さんまともに倒せるキャラいるかな?本編じゃ冗談抜きの鬼畜だし……
書き手枠とまともなクリボーに期待するか。

15 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 22:40:42.80 ID:TkXWdcdU
まあ忍者もいるし大丈夫だろう。

16 :創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 23:22:18.88 ID:NPM8c83L
カオスロワだしやってやれないことはない。
でも全滅エンドでもいいのよ。

17 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 01:54:58.21 ID:hP56eoDu
俺の手にかかれば、うんたんが禍神を倒す展開も楽勝だがな


ただし整合性は保証しますん

18 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 17:21:25.58 ID:VOXmrD7Z
大首領だって倒せたんだ、何とかなるだろう。

そんな事よりもOP募集期間は21〜23だっけか。
まあこれ以上OPが来る保証もないのだが
(>>1氏も書いているっぽいが、あんまスレ確認できないところを見ると結構忙しいから間に合うかはどうか……)

そーすると来週の頭あたりが開始かな?25〜27あたり

19 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 19:32:43.43 ID:Z+2dg5jv
一応ゲームでも一般農民(戦闘民族ではない)5人パーティでも倒せることは倒せる。
乱数を徹底的にいじくり、運絡みまくりの戦闘で禍神の超攻撃力を逆手にとって跳ね返して
それを2回やって、装備とアイテム厳選して、ようやくだがな……
まともに戦うとなると、防御力が高い人と攻撃特化の人で前衛を固めるのが必須。
後衛三人で銃火器や魔法で援護射撃して超短期決戦でなら勝ち目あり。
5人参加者が生き残れば犠牲者出しつつも撃破という展開はありうる。支給品にもよるが。

え?忍者?ソロで安定して撃破できる。

20 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 20:04:55.60 ID:VOXmrD7Z
地上最強の範馬勇次郎の。世界最大の和田アキ子、至高の吸血鬼のアーカード
宇宙一の殺し屋クリスタルボーイ、数多い日本語の中から一つを選べば勝てる所ジョージ
仮面ライダー、世界をありのままに出来る涼宮ハルヒ、そして忍者。

全員がマーダーになる可能性はなくはないけど
>>19が言うにはまあ何とかなるだろう。

21 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 20:20:39.55 ID:L/rY54VP
そもそも何故倒すこと前提なのか
スパロボか?スパロボ展開がやりたいのんか?

22 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 21:03:07.24 ID:gQ0tZBEq
だれが禍神を倒して終わりといった?
誰が禍神がラスボスと決めた?

23 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 21:13:11.93 ID:aFTtU8JD
戦わずとも首輪外して脱出とか、戦って勝っても黒幕登場とか、普通に全滅とか可能性はたくさん。

ところで、キュゥべえの契約には制限ないのか?
制限つけないと女性キャラが「ロワの破壊」とか願って速攻でハッピーエンドになってしまう件。

24 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 21:23:28.19 ID:Z+2dg5jv
契約はできるが、願いが叶うのは首輪解除後か脱出後とか?
てかQBの無限のボディもどうするんだ?
>>22
1:利害の一致のため、別の主催者に協力
→このオープニングだとすでに背後に控えてる奴がいる。

25 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 22:05:25.60 ID:gQ0tZBEq
どうするかって? それは昨日教えただろ……?
あ、すまない、君たちにとっては未来の話か。

色々あるが全部これでなんとかなるんじゃねえか。

26 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 23:36:37.71 ID:HU8uHxFC
>>18
別のオープニング案が来なかったら月曜に投下開始、来た場合はオープニング決定に1日使うとして
火曜に開幕、ってとこかね
ちと間が空きすぎな気がしなくも無いが

27 :創る名無しに見る名無し:2011/04/18(月) 23:47:07.76 ID:gQ0tZBEq
>>26
いいんじゃね? 4/26日0時で(4/25の24時か)
予約制ないからそれくらい時間が欲しいというのが本心だけども。

28 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 01:45:35.66 ID:vyYgRhDY
1話死亡もOKって事は、東京23区内には参加者名簿以外にも大量にモブがいるって事?

29 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 01:50:15.78 ID:s4pkerwI
モブって言うか、参加者なんだけど一話で退場する。
名簿にはのるけど、でも正式参加者を減らすのはもったいねえーって感じで
まあ死体役とか言えばいいのか、詳しくは無名ロワを見ろ。

余談だが
何と言うか、こういう初々しいレスが多いってことは、これは開幕ラッシュがあると期待して宜しいのか?!

30 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 20:27:48.56 ID:U6diQWYE
wikiがちょっと更新されたか
しかし開幕ラッシュよりも1週間このスレがもつか心配だよ……
はたして書き手さんが今何人いるのやら

31 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 20:32:42.44 ID:+vat/blp
パロロワ事典にはまだ載ってないな

32 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 20:37:50.65 ID:6aMbC4Q9
他にOP書いてる人いるのかな?
いないなら開催を前倒しにしてもいいんじゃない

33 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 20:46:48.57 ID:JPJudTmB
俺は正直GWでも良いと思っている。
なんたって執筆が全然進まないからな!

まあ、いいんじゃねえの、早い時間で櫓も立てたし、門もできた。
テキ屋や盆踊りの練習準備くらいちょっと長くたっていいだろう。

34 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 22:46:11.92 ID:mfhsLP3j
企画主さんが開始前からダウンしちゃってるからねぇ…
元々オープニング募集が一週間ちょい、21〜23日までだったわけだが、現在までに投下は一本。
別に問題があるわけでもないし、主催者二人目以降がいてもわりと楽に出せそう。見せしめはメイン外。
そんなに長待ちしてもオープニングがどさどさ来る可能性は低い。
21日で締め切って、ワンクッション置いて23日から開始でもいい気がする。
なんとなくだが、勢いつけないと出航前に沈没しかねない。

キャラ被りしても大丈夫なように複数本書きだめしとくか…


35 :創る名無しに見る名無し:2011/04/19(火) 23:12:07.55 ID:s4pkerwI
雑談はあるのは悪いことではないが
沈没とか持たないとか、そういう後ろ向きのことを言うのはよそうな。
いいじゃねえか沈没したって、もともと支援も薄い零細ロワだしな。
だけどもこうやって心配してくれる人がいる。
これ以上素晴らしいことを望むってのも、欲張りってもんだぜ?

まあ、本当に沈没とか持たないとか思っている人はどっかで宣伝するなり
SS書くなりして一週間後に備えるべきなんじゃねーの?
もしくはwikiを充実させるとかさ!

36 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 18:29:43.84 ID:Pn1yjnB6
そんなこんなでwikiが充実しとる。
おいちゃんびっくりだ!

37 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 21:03:00.71 ID:dPFB0m8f
こう、名簿有りのロワは静かなる戦いが既に始まっているだよなあ。
「雑談も盛り上がってねーし、これは開始直後に投下しなくてもなんとかなるだろうなあ!」
と油断せておいてピンポイントにキャラ被りを起こすという事態もなくはないであろう。

実際問題「投下覚悟完了!」している人はこんな感じだとまだいない……よな?
来週だからまだまだみんな執筆開始はしてないよな?
と言うか開幕は様子見の人の方が多いよな? な?!

38 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 21:04:13.17 ID:Pn1yjnB6
一週間後、そこにはキャラが被りまくっていて\(^o^)/している>>37の姿が!

39 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 22:13:07.15 ID:KwmDN7c5
>>37
とりあえず俺はキャラ被りした時用に、5本ストックがあると言っておこう。
被っても被らなくても実際投下すんのは一本だけだから安心してくれ。
ついでに書き手枠も使わないから大丈夫だ。

40 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 22:48:01.80 ID:iYzbJI57
>>35
             |
             |                ..:::::::::
             |              ...:::::::::          ...::::::::::    ...::::::        |
             ‖            .:::::::::::::         ....::::::::    ...:::::::      ..:::::::::: |
               ‖           r---i::::       _..:::::::     ...::::::::      ...:::::::::::  ‖
             ||            |___|         !__!:::::    i ̄ i:::::    r- -:::::::::   ‖
             ||            |   |       |  |     |ー-.|     |ー -|     ||
              ヒ            |   |       |  |     |  |      |  |      ||
              ||     _r-----i≡====≡ニニ≡≡=__,|_,r、_i_|__|,r=、_j_j_|__|_rュ_,、__||_
__i/_______||__   rt=ェェェェi-===ェ===ェ====ェ==========================ェェェェェェェェユ__
iー−−−−−−−−--`ー'゙-、__ノ_,_,_,_,_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'_,'=,'_=三二ニ≡=-j
|  ♀                                                              r '´
.!                                                    ..  ....     .......  ヽ;;;;
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:::::~::"´``゛゜''';:;''ー'',:;-、,-、;;..、、,,;;;-:;_;_,、,''';:;,;:;.,..,''';',''';:;,;:;.,..,''';',''';:;,;:;.,..,''';',;,''';:;,;:;.,..,''';',''';:;,;:;.,..,'',''';';.,..,''';',''';:;,;:'';:;,;:;..,,,..,,,..,..,';:;,

41 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 22:55:50.68 ID:Pn1yjnB6
>>40
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
≡≡//≡≡///≡≡≡≡≡三三三三
/////三三////三三三三///三三三三
////二二/////二二二/////二二二二
//──///////──///////────
ミミ          (彡       ミミミ
           (ミ
          []         ーミミミ
ミミミ        :[:::]
       ‖[{iiiiiiiii}]‖     〜〜ー
      ┌TTTTTTTT┐
      |=======|
      |::::::::::::::|   ::::::|
───ーヽーーーーーー/ー─────
二ヘ   //  ミミミ   ミミゝ ヘヘ
≡≡  ミミ    ミ    ミミミ≡  ヘヘ

42 :創る名無しに見る名無し:2011/04/20(水) 22:57:37.16 ID:dPFB0m8f
沈没よりひでえじゃねえかw

43 :創る名無しに見る名無し:2011/04/21(木) 01:52:19.20 ID:LcGekxHF
>>40-41見て思ったんだけど
今回のエリアだと東京湾ってどんな扱いになるの?

44 :創る名無しに見る名無し:2011/04/21(木) 02:16:15.34 ID:dfiugZKp
23区内の湾ならOKなんじゃないの
千葉とかそっち方面行くとアウツ。
http://www.implantnavi.net/search/tokyo/map_23ku.jpg参考

これを見ると大田区、品川区、港区、中央区、江戸川区間の船での移動は大丈夫そう。
葛飾区は千葉に入っちゃいそうだから駄目臭い。

ただ、海だから手漕ぎボート系での移動は一般庶民じゃあ無理
せめてモーターボートくらいなきゃキツイ

45 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 00:01:06.66 ID:yrbUGoBU
もうすぐOPの締切りになるが、どうやら>>1氏がここ最近現れないとなると、やはりそういう事なんだろう。
残念。

が、しかしもうOPがある。
ここの独自の雰囲気もルールも全て書き残してある。
wikiもある、本スレもある。
したらばは誰でも板立てられる(と思う)
ならばもう1氏に頼り切りにならなくとも、自分たちで解決しておこうではないであろうか。

つーことで勝手に開始とかのまとめ

4/26 00時開始
この時間帯のみ投下宣言(○○ ○○ 投下します。 こんな感じで)
キャラクターは原作厳守 ただしスパロボ風世界だからクロスオーバーな繋がりはあるかも
書き手枠はカオスでそれなりに登場したキャラ ただしゲーム系のみアクションと格ゲーのみ
支給品はカオスロワに登場した作品のアイテム しかし大量破壊兵器&ロボット厳禁
一話死亡要因は木偶である。
海は千葉とか神奈川とか行くな。 電車は山手線だけ。

個人的に支給品は書いたその人がちゃんと説明を書いてくれると嬉しい。

46 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 00:46:20.98 ID:BelI5Fym
支給品について一つ質問なんだが…
カオスロワに登場したアイテムならRPG出展のものもOKなのだろうか?

47 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 00:54:13.99 ID:uO6Sycve
ちゃんと支給品説明とか書いていればありなんじゃないかね。
出来れば動画とか解説サイトとかも貼ってくれると更に嬉しい。

48 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 01:32:48.32 ID:Wrr0mHdT
したらばのスレがいつの間にか増えてる

49 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 01:40:26.18 ID:E2N7bk/C
>>32
一応頑張ってるぞ俺は

……間に合う保障なし

50 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 01:46:21.93 ID:zRBXUmpA
そろそろ開始が近いのでいくつかまとめて質問をさせてほしい。

・書き手枠について
ぶっちゃけ、出せそうな人って誰いる?
正規参加者とゲーム系、出番少ない系除外したらろくに思いつかなくなってしまった。

・支給品について
どこまでがセーフで、どこからがアウト?以下一例
【鏡花水月】【イナバパニッシャー】【仙豆】【ビームライフル】【RPG‐7】【核ミサイル】

・支給品解説ってこれくらい?
【エターナルソード】
・テイルズシリーズの魔剣。フランベルジュなどが合わさって作られている。
威力は上の中程度。武器射程は短い。
装備すれば、制限はかかるが、極短距離の空間転移が可能。
ただし死亡率も跳ね上がる。


51 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 02:16:50.90 ID:uO6Sycve
>>50
書き手枠
もはや強烈なインパクトあったキャラなら誰でもいいんじゃないかな
wikiに書いてあるとおりヒトラーってそこまで出てないし。
ただし、書き手枠で出たからって長生きするとは限らない。
ついでにゲーム系はアクションと格ゲーは○だぞ
格ゲーだけで
ロバートガルシア、橘右京、高嶺響はだせる(美形会議と七色光線 ついでにロバートは不破とか関わりあり)
こらそこマイナーとか言わない。
まあだして美味しい、書きやすい、面白いキャラをカオスロワから頑張って探せばいいんじゃあない?

支給品
鏡花水月:△(原作でもよく分からんもん出すんじゃねえwwww)
イナバパニッシャー:○(何にせよただの重火器だもの ググった限りでは)
仙豆:△(展開によりけりとしか言えん)
ビームライフル:○(かつて一般人? しかいないロワでビームソードが支給されたことがあっての)
RPG-7:○(大丈夫に決まっているがな)
核ミサイル:△(一場所位の威力なら 流石に区全域とかはちょっと でもまあ展開によりけり)

支給品解説
それくらいでいいんじゃない、ただ一番下は蛇足かも。

52 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 17:06:54.55 ID:8uH9Z+vw
>>50
・書き手枠について
△プラシドと蟹(アニメ+カードゲーム)○弱音ハク○カズマ・クーガー○糸色望×右代宮譲治(ファンジターゲーム)
×ニアラ(RPG)×ミクたん他テイルズ勢(RPG)○DIO×バナナ(動けない)×チャゲチャ(冗談抜きで単行本売ってない)
○木殺×妹紅とおぜう他東方勢(弾幕ゲーム)△両儀式(要制限)○悟空△ベジータ(見せしめがブロリーでへたれるおそれ)
×02(チート)×空気王(元はRPG)×最終防衛システム(本人が巨大兵器)×農業夫婦(RPG)
△ブロントさん(オンラインRPG+ネ実)△鬼道有人(アニメ+RPG)×マイク(要英語スキル)×イナバ製作所社長(チート2)
○タクアン○昇天のピンク×スパロボ勢(ロボが出せない)×ノトーリアスDECO(制限すべき能力多すぎ)△翔太郎(相方必須?)
×ルーファウス(RPG)○ドイツの少年○全裸の方の右京さん○ダイナマイト四国△釣人コンビ(片方なら可?)
○アカギ×シレン(ダンジョンゲーム)△アナゴさん(ヴォイスネタを抜きにするときついか)×マーラ様(RPG)
◎野比玉子◎タケシ◎ディアボロ○セワシ○クマ吉○ドロッチェ
ざっと8〜6期の登場回数多そうな人+αを出場条件と照らして集めてみた。
かなりアウトな人が多いが、出すキャラがまったくいないということはなさそうだな。
あくまでざっとだから、詳しくは自分で調べてくれ。
しかし今更のつっこみなのだが、ヒトラーや坂東さんだけじゃなく、けいおん勢もそんなに出ていなかったんじゃ……
・支給品について
×鏡花水月(全体的に)△イナバパニッシャー(アーカードナルドが一撃で瀕死になる威力は強すぎ?)△仙豆(体力全快アイテムは慎重に)
○ビームライフル○RPG‐7△核ミサイル(友蔵が使ってたやつくらいの威力なら1個限定でありか?)
まあ結構化け物がいるわけだし、支給品は多少強くても問題ないんじゃないかな?
・支給品解説ってこれくらい?
それぐらいでいいと思うよ。
ただ最後の一文はいらないかもね。wikiの用語集に載る時に追記するのが吉。


53 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 18:15:57.37 ID:cU9ZuD+Y
一期からのカオスロワレギュラーのガチャピン&ムックの名が挙がらないとは何事か

あと個人的にはやっぱりシマリスやかみなりさんなど初期のメンバーも欲しいな
あんま多くてもアレだが

54 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 18:36:31.38 ID:8uH9Z+vw
すまんね、ぶっちゃけ途中で疲れ(ry
かみなりさんも好きだけど、個人的にはやっぱ玉子かな。
キュゥべえがいるんだからシマリスもありだろうね。
書き手枠は一応5個あるんだから、0時と同時に投下すれば初期メンバーをねじこむこともできるはず。


55 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 18:37:49.05 ID:PjoL37PX
>>53
YOU出しちゃいなYO!

56 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 23:48:22.94 ID:zRBXUmpA
>>51
>>52
なるほど参考になった。どうもありがとう。
しかし、ろくに思い付かなかった俺が書き手枠浪費するより他の人に渡した方がずっと有意義だな。
ところでオープニングはもう確定かな?


57 :創る名無しに見る名無し:2011/04/22(金) 23:53:53.55 ID:uO6Sycve
確定だな つーことで>>6-9を書いた作者様、おめでとう御座います!
しかしwikiのページに執筆者の項目があるのにトリップを貼れないのは残念なところ。

別のこのロワトリップは要らないが……何か寂しい気もする。

58 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:08:16.74 ID:rqeKQeGW
OP募集期間は21〜23じゃ無かったっけ?
>>18で言われていたけど

59 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:11:29.56 ID:3v4Rhdzi
>>58
したらばの方だと22日いっぱいって書いておるぞ。

60 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:13:56.74 ID:rqeKQeGW
おk、確認した

61 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:30:19.96 ID:rqeKQeGW
折角だしさっきまで書いていたOPを没ネタスレに挙げてみた
数日の努力は水泡と化したぜ……

62 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:54:35.69 ID:3v4Rhdzi
>>61
見てきた、まあ色々あるが乙!
何と言うか、この世界に相応しいOPだったw
いやーなんか創作意欲が跳ね上がるSSだ、うおおおおおおお!!

ただ俺もこのOPに出てきた人で書いていたから若干喜べないところも(ry
でも、一日くらいなら、いやでも規則が……・
>>61氏とか他の人の判断に俺は任せる。

でも読んでてとにかく楽しかったw
氏の本編投下も期待してまっセー!

63 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 01:56:27.90 ID:5dsBk9t5
>>61
諦めんなよ……
諦めんなよ!!お前!!
どうしてそこでやめるんだそこで!
せっかくだから投下してみろよ!
一日遅れでもわかってくれる人は必ず居る!
NEVER GIVE UP!!

64 :創る名無しに見る名無し:2011/04/23(土) 11:16:42.49 ID:3rJwnObW
前倒ししようぜと言われていたのに、ここに来てOP投下か。
確かにおおっ! と来たのだが、出来ればもう少し早めに書いています報告が欲しかった。
OPの時点でキャラクター設定決めるのはもちろん面白ことだけど、被っちまった自分からみると
さすがに真っ直ぐには喜べぬ。

65 :創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 11:22:26.62 ID:oYgnFrts
あと三日を切ったのか……
まだ一作しかできてねえ、意外とみじけえな。

66 :創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 12:28:49.15 ID:QNA+hiLm
俺もまだ一作だけだな。しかもなんか被りそうな予感がするぜ。
明日の24時にどれだけかぶりの悲劇がおきるやら。

67 :創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 19:55:38.57 ID:l4xblz5V
月曜24時(火曜0時)から投下開始、でおk?

68 :創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 20:27:32.31 ID:OrJ/Elt2
問題無いはず
最初のラッシュでどれくらい予約が埋まるやら

69 :創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 23:05:36.40 ID:b5Q1GfQp
これって名簿に載ってるキャラも1話死亡にしてもいいの?

70 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 00:05:13.16 ID:5/cHHTbs
別に問題ないと思うが、いちおう他の人の意見も聞いたほうがいいかもしれん

71 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 00:38:40.62 ID:M/IYzLM4
問題はないが、何か寂しい気もする。
と言うか枠あるのにわざわざ殺されたwwwwwってネタにはなる。

ちなみに明日のラッシュ時は
『シグナム 門矢士投下します』
みたいな感じでいいのかな。

72 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 10:45:23.32 ID:63znosE9
その対象キャラが期待されてるキャラだったり、
死体で登場だったり、ズガンだったりすると睨まれるから気をつけとけ

73 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 14:46:10.26 ID:r5Ul3hQO
いよいよ今夜か
胸熱

74 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 15:27:30.45 ID:De0EiTPs
超今更な話なんだけどさ
今回の舞台って東京都23区だけど
それは主催者が何らかの手段で貸し切った実際の23区なのか
それとも主催者がどこかに作った23区のレプリカなのか

そこらへんの設定は書き手に任せるの?

75 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 17:33:34.39 ID:QMxd3dCb
だって別に最序盤から決まってなくてもいい設定じゃない。
そんなのわざわざ事前に決める必要なし。

76 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 19:03:17.99 ID:5/cHHTbs
企画が立ち上がった当初に「会場はミニチュア関東で」って話になってたから、それが正式採用になったものと思いこんでたわ

77 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 21:42:57.29 ID:ZDPc2QsW
あと二時間半くらいか……緊張してきた

78 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 21:47:52.00 ID:M/IYzLM4
そんなに緊張する必要もあるまい。
どうせ直投下する書き手なんて2〜3人、そこでキャラ被りなんて起きないって、気楽に気楽に!

ラッシュなんかないよな、うん、読者も、少ないよな、うん。
うん。大量に来るなんてことは……・わからん

79 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 21:57:24.31 ID:SWlhV1RQ
ああ、緊張してきた
結局投下宣言は>>71みたいな形でいいのか?

80 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 22:03:42.06 ID:5/cHHTbs
いいと思うぜ
あと、書き手枠使うときはそれも書いておいたほうがいいかも

81 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 22:10:07.91 ID:8ooEzwLX
うーん、この緊張はなんか久々な気がする。
書き手枠に誰来るか妄想しつつ約2時間待ちますかね。

82 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:02:06.82 ID:QMxd3dCb
結構ヒャッハーな話を書いちまった、大丈夫だと思いたい。

一通り投下が終わったら議論とかに入るべきだろうな。

83 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:21:45.37 ID:r5Ul3hQO
いまさらだが、書き手枠と一話ズガン枠の区別も宣言すべきか?

84 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:30:33.59 ID:5/cHHTbs
した方がわかりやすいかな

85 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:37:23.73 ID:r5Ul3hQO
>>84
了解しました

86 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:57:36.40 ID:De0EiTPs
さあいよいよだ

87 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:59:43.87 ID:EfRiEDq9
南夏奈、巡音ルカ、ズガン要員投下します。

88 :創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 23:59:59.55 ID:ZDPc2QsW
不破刃と阿部さんそして書き手枠からカズマを投下します

89 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/25(月) 23:59:59.81 ID:5/cHHTbs
鏡音レン、高良みゆき(書き手枠)投下します

90 : ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:00:00.89 ID:HRZZssTx
一番乗りぃ!

イナバ物置の人、◆6/WWxs9O1s、東京タワーの三名を投下します!

予約即投下なんて初めてじゃあああああああああ

91 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:00:01.39 ID:SWlhV1RQ
キュゥべぇ 投下します

92 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:00:10.22 ID:XAZmCQSE
イナバ物置の人 杉下右京 野比玉子 投下します。

※野比玉子は一話ズガン枠、杉下右京は書き手枠てす。

93 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:00:41.29 ID:EtZOWBlz
巴マミ 投下します

94 :>>87:2011/04/26(火) 00:00:57.35 ID:8eG71x1C
これは俺が投下する流れなのか。 いやフライングだからノーカン?

95 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 00:00:58.18 ID:y6ppDKcj
改めて
鏡音レン、高良みゆき(書き手枠)投下します

96 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:01:11.47 ID:De0EiTPs
南光太郎 門矢士 一話死亡者でシャドームーン 投下します。

97 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:01:26.47 ID:koBcrcBt
>>94
まだまにあうぞ!

98 :>>87:2011/04/26(火) 00:02:01.75 ID:8eG71x1C
いや500行ぐらいだし、フライングだから他に譲るわ。

99 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:02:20.11 ID:ZDPc2QsW
すみませんもう一度
不破刃と阿部さんそして書き手枠からカズマを投下します


100 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:02:30.60 ID:+rcaR9yB
>>90じゃね、0時すぎて最初だし

101 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:04:04.03 ID:0GoufUd7
>>90からかな

102 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:04:05.05 ID:koBcrcBt
まとめ
>>90 イナバ物置の人、◆6/WWxs9O1s、東京タワー
>>91 キュゥべぇ
>>93 巴マミ
>>95 鏡音レン、高良みゆき(書き手枠)
>>96 南光太郎 門矢士 一話死亡者でシャドームーン
>>99 不破刃と阿部さんそして書き手枠からカズマ

103 : ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:05:01.64 ID:HRZZssTx
うおおおおおおおおおおお!
それじゃあ恥ずかしながら、三名を投下します!

104 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:05:47.59 ID:esIliB6D
支援

105 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:05:54.85 ID:QMxd3dCb
 変哲もない木造建築物、シャッターが降りている小さな商店、とても人が泳げそうもない薄汚れた川、
 全身が鏡張りであるミラービル、アスファルトで舗装された道路と部別無く太陽の光が燦々と都会を照らす。
 そんな太陽が浴びている一つの徒広い大通りの中央を、暑さによって吹き出てくる汗を手でぬぐいながら
 一人の鞄を背負った平々凡々な青年が闊歩する。
 
「こんな大通りなのに誰もいない…… 本当にバトロワの世界に入っちまったのかよ……!」
 誰に言うことでもなく、彼は一人現状を愚痴る。
 だが足を止めることはしない、何故ならば止めた瞬間に自分は逃避の世界に入ってしまいそうだから。
 
 そんな歩くことによって現実逃避を回避しているその青年の名はイナバ物置の人。
 無論本名ではない。 だがこの世界において彼が名乗っていた名はこの名であるからにして
 そう呼ばせてもらう事にする。
 彼自身もどういう訳かこの名であるような予感はしている。
 
 さて、お気づきの方もいるであろうが彼はこの殺し合い、『バトル・ロワイアル』については何かを知っている。
 もっとも、彼には音速を越える拳もつ超人でもなければ非科学的現象を起こす魔法戦士でもない。
 身体検査やレントゲンしても何も出てこない。
 かと言って100年に一人の神域でも、IQ200越えの天才でもない。
 至って普通の家庭を持ち、至って普通の友を得て、至って普通の生活をしている、何事もない一般人である。
 ではどうして彼はこんなにもこの世界(この場合の世界とは今の状況を示す)に詳しいのであろうか。
 
 それは彼が『書き手』と呼ばれる、この世界において超人でも天才でもない第三の特殊な運命を辿った人間であるからだ。
 
 書き手とはその通り何かを書く者の意である。
 だが今においてはそんな広域の意ではない。
 この世界における書き手とは『バトル・ロワイアルパロディの書き手』の意味である。
 
 バトル・ロワイアルパロディ書き手、略されてパロロワ書き手と呼ばれる人間は
 小説バトル・ロワイアルを元にした二次創作をネット上で執筆している方々である。
 人気があるアニメ、漫画キャラクターを容赦なく殺人を犯させ血潮や鮮血を流させる、
 端から見れば非人道的である行為させ楽しんでいると思われかねない者達である。
(もちろん書いている者達は至って普通の生活をしている人の方が圧倒的に多い、
 あくまでそういう創作をひとつの趣味として楽しんでいる人々だと補足しておく)
 
 だが数年ほど前、その書き手たちが一斉にネット上から音沙汰なしに消失する事件が発生。
 それによりパロロワ書き手は激減。
 現在もその者達の行方を知る者は誰もいない。
 
 話が大分それてしまったが、とにあれ彼ことイナバ物置の人はそんな数奇な者達の一人なのである。
(余談だが書き手が大勢消失した際、彼はまだデビューしていなかった)
 だから彼はこの殺しあいについてのノウハウ、セオリーを持っている。
 何故ならばそんな状況に遭うキャラクターを書いていたのだから。
 
 そして自分が何も力を持たない、ただの一般人であることも重々承知していた。
 だからこそ彼は自らの持つ殺し合いについてのノウハウ以外のことを考えていないのだ。
 冷静に考えたところで、これが本当に現実なのか、夢ではないのか、そんな弱い考えしか浮かばないだろう。
 だって自分は何の力を持たないただの人間なのだから。
 
「ったく……! たしかに俺はパロロワを楽しんでいたさ……! だからと言って殺し合いをしたいなんて言ってねえぞ……!」
 
 誰一人耳に入らないであろう状況でありながら、イナバ物置の人は言葉を漏らす。
 太陽はまだまだ休まろうとはしない。
 何でこんな暑苦しい時間帯から開始するんだ、もっと涼しい時間帯から始めろよ。
 これじゃあ何かをする前にへばってしまう、そんな気候についての文句を脳内で吐いている時であった。
 
「……っ?」
 
 絶え間なく汗も吹き出してくる暑さの中、彼は常識を逸するほどの悪寒を感じる。
 瞬間全身の汗は凍てつき、さぶイボが全身から生えてくる。
 イナバ物置の人はその悪寒のする方向へと目を運ぶ。

106 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:06:16.55 ID:0GoufUd7
支援

107 :>>87:2011/04/26(火) 00:06:18.48 ID:8eG71x1C
おっと再予約だ

南夏奈、巡音ルカ、一話死亡のMEIKO

108 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:06:47.88 ID:HRZZssTx
 そこには自分より幾つか年上であろう男がいた。
 触手や角、その他諸々非現実的な物体は装着されていない、見た目は至極普通な格好である。
 見た目だけは。
 
 その人物が醸しだす雰囲気は冷たく、悲しく、そして恐ろしい。
 極めつけは目だ。
 目が現代生活では決して会うことがなかった、そんな尋常ではない目をしている。
 
 イナバ物置の人はそんな人物を目を合し、何もしなかった。
 いや、何も出来なかった。 動くことすらも。
 動けないのだ、恐怖からか、感動からか、それともパニックからか、もしくは全部なのか、
 それとも全部違うのかもしれない。
 ともかく、イナバ物置の人は男をじっと見つめることしか出来なかった。
 
 そんな雰囲気を持った男は一歩一歩イナバ物置の人に近づく。
 最初に見つめ合った距離からはみるみる近づき、今は真正面とも言っても過言ではない8メートルほど先で立ち止まった。
 イナバ物置の人はそれを見て何か口走ろうとするが、それが出来ない。
 彼が出す異様さにまだ対応できない。
 やっとの思いで喋ろうと決意したとき、彼より先に男のほうが口を開いた。
 
「6/…… WWxs…… 9O1s…… だったかな……? 俺の名前は」
「えっ…… あ、あんたがあの6/氏なのか……?」
 
 男が口にしたのは自分の名前であった。
 当然本名ではない、だがイナバ物置の人はその名を知っていた。

 
「あっ…… あ、俺の名は…… あーイナバ物置の人だ! たぶん…… それで俺は…… 伝説のアンタが居なくなった後に、
 アンタが伝説を作ったあのロワで書かせてもらっている…… あー、いうなら後輩って奴だ! いやあ、まさかこんな所で
 伝説の人に会えるだなんて…… 本当に殺し合いじゃなきゃ……」
「後輩…… か、あのロワはまた続いているのか……?」
「もちろんだとも! アンタが新たなる息吹を吹きこんでくれたおかげで、他のロワと一味も二味も違うロワになっているぜ!」

 イナバと6/は同郷であり、先輩後輩である。
 無論6/はイナバを知らない、だがイナバは6/を知っている。
 イナバは正直なところホッとした。
 まさか消えた書き手の一人が不本意な場所ながらも遭遇できたのであったから。
 共に一般人であるが書き手、一人では悩ませることしか出来なかったが、
 二人ではともに支え合うことが出来る。
 それに今自分の眼の先にいる人物は伝説の人。
 自分よりも遥かに現実を理解してこの殺し合いを打破できるかもしれない。
 
 そう思ってイナバは6/のもとへと近づこうとする。
 だがその刹那、6/は左腕を掌を見せながら顔の高さまで挙げ、イナバの行動を静止する。
 イナバはそれに対して一瞬虚をつかれ足を止める。
 そして6/が口角を広げ言葉を放つ。
 
「お前……人を殺したことがあるか……?」

109 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:07:44.06 ID:HRZZssTx
 無表情に等しい声質で6/はイナバに不気味な問いかけをする。

「はぁ……? 人だって? そりゃあ書き手やってたら……」
「違う…… ロワの話じゃない、現実、で…… だ」
「げん……? アンタ何いってんだ? そんな事あるわけ無いだろう!?」
 
 訳のわからぬ言葉に調子を狂わせながらも、イナバは純粋に答える。
 
「そうか…… 俺は…… ある。 何度もだ」
 
 呟いたその瞬間、6/はイナバに挙げていた左掌を広げ、右手で左手人差し指を掴んでいた。
 そしてぐしゃり。
 生々しい音が屋外に関わらずに響き渡る。
 あろうことか6/は自身の右手で左手人差し指をもぎり取ったのである。
 アスファルトの地面に叩きつけられる指。
 その指を四本の指しか存在しなくなった左手で鉄仮面被っているような面で拾い上げ、
 ギュッと人差し指を握りしめる。
 
 卒倒しそうになりつつも何とか耐えて意識を保つイナバ。
 だがそんな彼をさらに不可思議な現象を彼を襲う。
 なんと、6/の左手はすでに5本に戻っていたのだから。
 
「自己再生機能っていうのかな? 本当はどっかで激痛が走ると思うんだけど、俺は既に慣れちゃったから……」

 6/は左手を握る開くを繰り返す。まるで左手が何事もなかったかのように。
 
「俺は…… 何人も殺したことがある。 敵、味方、相棒、友、好敵手、恋人、大人、子供、男、女、同性愛者、化物、
 たくさん殺してきた。 そして俺は…… 生き残ってしまった。
 そりゃあ三度目くらいまではさ、主催者を打倒したさ。
 仲間や愛した者を失いながら精一杯にな。
 だけどさ、終わらねえんだよ、俺に振りかかる殺し合いが。
 四度目も打倒しようと思ったけど、対抗出来る人間がいなくて結果、初めっから乗っていた奴を倒して優勝した。
 五度目も同じさ、だけど今度は愛しあった奴を殺して優勝したさ。
 六度目は人質を取られて仕方なく人殺しをしたさ、気づいたら俺が一番人を殺していて優勝していた。
 この辺りだったかな? この再生能力を手に入れたのは?
 七度目は優勝を狙いに行った、好敵手と呼んでいい奴を殺して優勝。
 八度目は……もう考えなくなったな、無茶無謀もした、だけど生き残っちまった。
 そして俺は優勝商品に俺を殺してくれと頼んだ、だけどその主催は最低な野郎でな、
 あろうことか約束を反故してかわり俺をもう一度殺し合いに参加させやがった」
 
 もうわかるよな? と最後に付け足し6/はイナバを見つめた。

「なあ、お前。 俺を殺せるか?」
 感情も思いも何も含まれていない言葉をイナバに向けて言い放つ6/。
 イナバはどこも動かせなかった。
 何度も述べるように全身が言うことを聞いてくれない。

「言っとくが俺は自殺なんてもんはとっくに試したんだぜ? だけど死ねなかった。
 多分自分がやっているから本能的にセーブしちまうんだろう。
 それと化け物でも怪物でも何とでも思えばいい。 俺を殺せるのならば」

110 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:08:06.87 ID:esIliB6D
  

111 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:08:38.00 ID:HRZZssTx
 煽りながら一歩、また一歩と6/はイナバのもとへ近づく。
 右手の形は手刀の形だ。
 
「だが俺を殺せないのなら、俺はお前を殺す」
 イナバまで残り十歩。

「今に言う必要もないと思うが、俺の力は怪物以上になっちまった」
 イナバまで残り九歩。
 
「いつ手に入れたっけか…… たしか優勝賞品で貰ったんだっけかな、それも昔の話か」
 イナバまで残り八歩。
 イナバは現状の自分が俯瞰視点で見れていた、何かの映画やドラマのように。
 
「俺はもう消え去りたいんだ。 もう最後にしたいんだ」
 イナバまで残り七歩。
 6/の一歩一歩が途轍もなくスローに感じた、これは所謂走馬灯なのだろうか。
 
「だから…… 殺せないのなら、俺は優勝して消え去るために…… お前を殺す」
 イナバまで残り六歩。
 所詮自分はただの一般庶民、モブキャラだったのだ。
 例えバトロワに選出されても、こうやって開始直後に殺されてしまうエキストラの一人なのだ。
 
「痛みはない、一瞬だ」
 イナバまで残り五歩、勢いを付けて腕を完全に伸ばしきれば確実に貫通する距離だ。
 そんな最後の一時まで、イナバは俯瞰でしか捉えることが出来なかった。
 夢も希望もない、この先の未来は自らの死。
 だから最後くらい、自分自身を他人としてみてみたい、書き手としての性だろうか?
 
 残り四歩。
 6/が勢いをつけるために一旦右腕を引く。
 諦観。
 
「伏せなさああああああああああああい!!!!!!!!!!」
 
 そして怒号。
 6/は思わず動きを止め怒号の方向へと目を運ぶ。
 イナバ物置はというと、俯瞰から主観に戻り言葉通りに勢い良くしゃがみ込む。
 
「ぬぅっ……!」
 イナバが伏せ前方の視界が完全に開かれたが時既に遅し。
 すでに6/の目と鼻の先に魔法弾らしき気体が彼に向けて突撃してくる。
 避けられるはずなどもとより無い。
 6/はその魔法弾に直撃、同時に彼の体を後方へとぶっ飛ばし、そのまま背後の建物のガラスを打ち破り柱へと激突。
 全身を強く打ったのか6/は思わず唸る。
 
 イナバはそんな6/を遠目で確認し、今度は怒声の聞こえて方角へと眼を見据える。
 そこにはどこからあんな声を出したのであろうかと言いたくなるような、小さな女の子が突っ立ていた。
「走って!」
「は?」
「いいから走りなさい!」
 
 再び少女はイナバに向けて叫ぶ、それに対してイナバは戸惑ったものの三度目の大喝に
 先程までの脱力状態とは打って変わって全力で少女のもとへと疾走。
 程無くして少女の目の前につくと、少女はガシッとイナバの腕を取り、こっちと一言いいだして
 彼を無理矢理引っ張り駆ける。
 抵抗するまもなくなすがままイナバは少女に腕を取られたまま、
 絶望を痛感した区域から脱出した。
 

112 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:09:11.64 ID:esIliB6D
   

113 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:09:44.15 ID:HRZZssTx
 一方6/はガラスの破片を全身から振り払い、自分の状態を確認した。
「背骨は…… 無事か、負傷したところは…… ガラスに突っ込んだ両腕と柱に強く打った腰か…… 
 ま、軽傷だな。 直ぐに治っちまうし。 体力は消耗するけど、微々たるもんだろう」
 
 誰に聴かせるわけでもなく6/は負傷箇所を点呼。
 そのまま落とした鞄を拾い上げ、その場を後にする。

「結構重症かと思ったんだが…… 俺が強くなったのか、それともこのロワは制限が緩いのか……
 どちらにせよ、俺は俺より強い奴に会いに行かなきゃならねえ」
 
 ──俺を殺して貰うためにも──
 
 この世界の6/以外の6/を含め、
 あらゆる回数のバトル・ロワイアルを経験している◆6/WWxs9O1s。
 そんな彼の今回の決意、そしてスタンスは変わることはない。
 
【品川区/一日目・日中】
【◆6/WWxs9O1s@カオスロワ書き手】
[状態]:腰打身(軽度 回復中)体力消耗(極少)
[装備]:
[道具]: 基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(本人未確認)
[思考]基本:死ぬ。
1:自分を殺すものを探す。
 
【備考】
※8度のロワ(内3度主催打破、内5回優勝)を経験しております。
※再生能力、怪力を持っています。
 
◆
「ハアッ……ハアッ……」
「ここまで来ればもう安全だわ」
 一方少女とイナバは6/が見えなくあった後も全力疾走し続け、
 唯一活動している電車、山手線の駅のホームにだどり着いていた。
 イナバはホームに着くや否や、そこのベンチに倒れこむように座り込む。
 肩を揺らしながら激しく呼吸し、なんとか普通に話せる状態まで整えたイナバは、
 口角を広げ少女に目を合わせた。
「一体…… いや、その前に…… 何で俺を助けた……?」
「お礼の前に疑問? ……まあいいわ、こっちが好きでやったことだもの」
 イナバの言葉に呆れたかのように返す少女。
 その返事にアッという顔を現らわすイナバ。
「……すまない、助かった。 あのままだったら俺は間違い無く……」
「宜しい、で、私があなたを助けた理由は…… う〜ん? なんとなく? かな」
「なんとなく…… だと……?」
「そう、なんとなく。 ただ、貴方じゃなくても助けたと思うけど」
 これのために、と言葉と同時に背負っている鞄をイナバに見せつける。
 この鞄の中には有力な道具が支給されている、パロロワを知るイナバは一瞬で検討がついた。
「つまり俺じゃなくて俺の鞄に興味があったってことか?」
「そうよ? 有力なアイテムは多ければ多い程良いことなんて、あいつの説明を聞いていれば誰でも思いつくわよ」
 でもねと呟き少女はイナバの座っているベンチの背後に周り、ガシッとその小さな手でイナバの両肩をつかむ。
「もちろん、良いアイテムがあってもそれが一人だけで使いきれるとは思えないわ、もう何が言いたいかわかるわね?」
 少女は肩から手を離し、そのままイナバにおんぶさせるように抱きつく。
「チームを組む…… てことか」
「そう、だって私はあの人に会うまで、絶対に死ぬわけにはいかないの。 絶対に。
 だから私は少しでもあの人に合う可能性があるために、乗っていない人たちを味方につけたい」
「あの人……? 名簿もないのにそんな事がわかるのか……?」
「ええ、だってあの人と私は…… 消して途切れることがないもので…… 繋がっているもの……」
「……俺は怪力も超能力も何も持ってない、あるのは少し殺し合いに詳しいことだけだ…… それでもいいのか?」
「是非に及ばず、よ。 最初から期待はしていないわ」

114 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:10:38.95 ID:HRZZssTx
 少女は切れることのない繋がりを持つ誰かと合流するために、仲間を求めているようだ。
 もちろんイナバは否定はしない。 彼とて自分が死ぬ可能性を出来るだけ低めておきたい。
 いや、それ以前に彼は一人にはなりたくはなかった、自分と同族であり、
 そして狂ってしまいこの殺し合いに意味を持って行動とする6/の姿を見てしまったから。
 イナバ物置の人は怖かったのだ。
 自分は理由もなくいきなり殺し合いに巻き込まれてしまった。
 当然彼とて死にたくはないし、殺したくもない、だから主催者を打倒する。
 だけでもその為には6/のようなこの殺し合いに全てをかけている人物といつかは対決するということだ。
 そんな相手に自分は相対しなければならない。
 
 だが明確な目標を持つ者が、なし崩し的に行動を取ろうとする者に負ける筈なんて有りはしない。
 恐らく今自分一人で行動した場合、嫌でも先程の6/の姿を思い出しそして考え固まってしまうだろう。
 その結果は皆まで言う必要もない、死。
 だからイナバは色々厄介に巻き込まれることも考量に入れ、この少女と共に行動することを即決する。
 何度も言うように、一人でいるということが怖かったから。
 
 イナバは少女の言葉にありがとう、と感謝の意を伝える。
 それを聞いた少女は背中から腕を離し彼の前面に躍り出る。
 そうして少女はさっと右腕をイナバの目の前に出し、それじゃあ握手と一言。
 イナバは出された右腕に合わすように同じく右腕を出して掌を合致させる。
 
「私の名前は…… 多分あの人がいるのなら東京タワーだと思うわ。呼び方は東京とでもタワーでも東京タワーでも何でもいいわ。
 そしてこれからよろしく」
「俺の名は、イナバ物置の人だと思う。 もちろん本名じゃない。 イナバとでも呼んでくれ。 これからよろしく頼む」
 お互い変な名前ねと東京。
 そうだなとイナバ。
 目と目、手と手が合う。
 同時に駅のホームに電車が到達しますと号令がかかる。
 
 とりあえずこれに乗ろうか、イナバがそう東京に話しかけ対して東京も一言そうねと返す。
 
 イナバはベンチから立ち上がり電車が到達する方面へと向かい。
 あわせて東京も彼に歩調を合わせる。
 
 こうして二人は電車に乗るであろう。
 この後どこかへと移動し、何かを見つけたり誰かを発見したりするだろう。
 しかしイナバの心のなかには、先程の6/の容姿が未だに残っていた。
 そして隣にいる小さな子が、自分を救ってくれたことも。
 
 イナバ物置の人の数奇な運命は、まだ始まったばかり。

115 :The Game ◆Edge/4/OY. :2011/04/26(火) 00:11:30.13 ID:HRZZssTx
【港区 品川駅/一日目・日中 】
【東京タワー@カオスロワオリジナル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ふきとばしの杖、基本支給品
[思考]基本:『あの人』を見つける。
1:イナバと共に電車に乗り、移動する。
2:出来ればもっと仲間を見つけたい

【備考】
※容姿は女の子です。
※『あの人』を探しております、切っても切れない繋がりを持っている以外はまだ語っておりません。

【イナバ物置の人@カオスロワ書き手】
[状態]: 健康
[装備]:
[道具]: 基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(本人未確認)
[思考]基本:状況を把握する。
1:東京タワーとともに行動する。
2:6/さん……

【備考】
※6/が書き手をやっていたロワで書き手をやっていました。
※書き手以外にこれといった肩書きや能力は今の所ありあません、現在は一般人です。

【共通備考】
※電車は内回りか外回りなのかは後の書き手に一任します。

【支給品紹介】

 ふきとばしの杖@風来のシレンシリーズ
 
 その名のとおり魔法弾を飛ばして相手を吹き飛ばす。
 当たると5ダメージを与え後ろへ吹き飛ばす。
 泥棒する時に大部屋の巻物とこいつでやった人もいると思われる。

116 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:16:39.58 ID:zfLVtS+4
っと、投下終了かな?


117 :>>87:2011/04/26(火) 00:17:31.31 ID:8eG71x1C
したらば見たけどそうみたいね

118 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:18:31.67 ID:koBcrcBt
ほんなら次の>>91さんどーぞ。

119 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:19:13.36 ID:zfLVtS+4
それでは投下させていただきます
短い話なので支援等は不要です

120 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:20:50.01 ID:zfLVtS+4
東京都杉並区。
殺し合いの会場となっているその地域に、上空より飛来――というよりは落下する物体があった
「まったく、転送先が空中だなんて訳がわからないよ」
その物体――キュゥべえは落下しながらぼやく。
「僕だからよかったものの、普通の生物ならこれで死ぬんじゃないかな。
 それともこれは説明に口を挟んだ罰かい?」
無論、その問いかけに答える者はいないし、キュゥべえも答えが返ってくるなどと思っていない。

「まあいいんだけどね。
それにしてもあの部屋にいた少女……まさか鹿目まどかと同レベルの素質を持った子がいるとはね」
キュゥべえの言う少女とは、キュゥべえと同じく最初に集められた部屋で声を発した少女――涼宮ハルヒのことである。
キュゥべえは知る由も無いことだが、涼宮ハルヒは世界を改変する力を持っている。
無自覚とはいえ、それほどの力を持つハルヒが魔法少女としての素質も併せ持つのは不自然なことではない。
キュゥべえは声を発した彼女を見て、一目でその素質を見抜いたのである。

「彼女と契約出来れば……おっと」

どんな物でも重力の影響を受ける。
その例に漏れることなく、キュゥべえも主催者からプレゼントされた快適とは言い難い空の旅を終え、地面と再会することになった。

華麗と言うよりは可愛いと言えるであろう四点着地に成功したキュゥべえは辺りを見回す。

「ここはゴミ箱の中? ゴミ扱いとは心外だね」

キュゥべえが着地したのは公園に設置されているゴミ箱の中だった。
決して主催者がキュゥべえをゴミ扱いした訳ではなく、ただの偶然である。
もっとも、口では心外と言っているキュゥべえであるが、彼は感情という物を持ち合わせていないため特に気にすることはないのだが。


121 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:21:52.09 ID:zfLVtS+4

キュゥべえは思考を切り替え、今後の方針について考え始める。

「あの少女と契約することが出来ればそれでノルマは達成されるだろうし、契約することが出来なくても、この殺し合いの中ならかなりの感情エネルギーが回収できるはずだ。

 それに、最初に集められた部屋には彼女以外にも少女がいた。何も対象は彼女一人じゃなくてもいい。

 ……考えてみると、この殺し合いは僕には都合のいい状況じゃないか」

キュゥべえの欲する感情エネルギー、それは希望と絶望の相転移によってもっとも多く発生する。
殺し合いは、その希望と絶望の相転移を促すのにうってつけの環境といえるだろう。

「この殺し合いを促進するだけで感情エネルギーを回収出来る。
 こんなことを始めた理由はさっぱり理解出来ないけれど、主催者には感謝しなきゃね」

主催者の思惑、それはキュゥべえにも理解出来ないものだ。
だが、理解出来ないものについて考えて無駄な時間を過ごすほど、キュゥべえは愚かではない。

「殺し合いを促進させる方法はいくつか思い浮かぶけれど……どんな方法をとるにせよ、まずは他の参加者に会わないと始まらないね」

方針を決定したキュゥべえ。
しかしその方針には、他の参加者なら誰もが考えるであろう『保身』という要素が欠けていた。
それも当然である。
キュゥべえはこの殺し合いの中において異質な存在だ。
身体は魂を入れる器でしかなく、何度殺しても別の身体に魂を移しまた現れる。
不死と言ってもいい、そんな存在。
故にキュゥべえは保身など考える必要がない。
そう、制限さえ無ければ。
「早くあの少女を見つけられればいいんだけどね。
 希望も絶望もなくあっさり死んでしまったら、折角の素質が勿体ないじゃないか」

ゴミ箱をすり抜け、キュゥべえは歩いていく。
自らに課せられた制限に気付かないまま、自らの目的を達するために。






【杉並区・公園/一日目・日中】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ランダム支給品1〜3(本人未確認)
[思考・状況]
1・この殺し合いを利用して感情エネルギーを集める
2・出来ればあの少女(ハルヒ)と契約したい

【備考】
※キュゥべえは一度殺せば死にます
※薄い壁をすり抜けることは可能です
※その他の制限の度合いなどは後続の書き手さんにお任せします

122 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 00:22:43.73 ID:zfLVtS+4
投下は以上です
タイトルは「QBR〜キュゥべえのバトルロワイアル〜」でお願いします

123 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:24:02.98 ID:koBcrcBt
乙!
後一番最初の人の終了宣言を一応
22 自分: ◆Edge/4/OY.[sage] 投稿日:2011/04/26(火) 00:15:02 ID:vXcyGOBw
最後の最後でさるった!
ともあれ投下終了いたしました。
感想その他などありましたら、ご存分に仰せ下さいませ!
開幕から放しました!

次は>>93さんです。

124 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:26:44.78 ID:EtZOWBlz
では失礼して投下させて頂きます。
短いため、支援は不要です。

125 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:26:47.11 ID:koBcrcBt
30分まで過ぎても来なかったら>>95氏が先かな?
被ってないし

126 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:28:06.47 ID:EtZOWBlz
「まさか、こんなことになるなんて……」

金髪の少女が自分の首、つまりは首輪をなぞりながら呟く。
少女の名は巴マミ。魔法少女として、人知れず街の平和を守っていた少女である。
そんな彼女は、ついさきほど恐ろしい企画、バトルロワイアルに巻き込まれた。
とはいえ、日夜魔女と命懸けの死闘を繰り広げてきた歴戦の魔法少女。
そこらの少女のように恐怖に震え上がるようなことはなかった。

「あの触手の魔女は初めて見るタイプだったけど……魔力が桁違いだった。
悔しいけど、私じゃ到底勝てないわね……それにこの首輪もどうにかしないと……」

それどころか、このバトルロワイアルの主催者を倒そうとすら考えている。
だが闘いに身を置く者は同時に、相手の大体の力量もわかってしまう。
彼女も、おそらく新手の大魔女と思われる主催者の力を理解していた。
仮に首輪を解除できたとして。
集められた部屋にいた触手を全てぶち抜いたとして。
あの場にいなかった『本体』を倒すのは至難の技。

(……まずは、一緒に戦ってくれる人を探すのが先ね)

やがてすぐに彼女はその結論に達した。
この会場に飛ばされたのは、魔女の誘惑に負けて殺し合いに乗るような悪人ばかりではないはずだ。
必ず、自分と同じように主催者を倒そうと考える人もいるに決まっている。
さあ、行動方針が決まったなら早速出発
……とはならなかった。正確には、彼女は軽々に動くことができない状態なのだ。

(まさか、ソウルジェムの力が抑えられてるなんてね……これもこの首輪のせいかしら?
とにかく、これじゃ同時に出せる銃は二丁が限界。
そうなると多分、癒しの魔法の効果も薄れているんでしょうね)

金色の光を放つ宝玉を見つめながら、マミは今後のことを考える。
宝玉、ソウルジェムは魔法少女の命そのもの。闘いにも生命維持にも欠かせない。
そんなソウルジェムの力が、この会場に飛ばされてから抑えられているのだ。



127 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:31:22.35 ID:EtZOWBlz
得意の無限銃による殲滅掃射、最終射撃ティロ・フィナーレは現状のソウルジェムでは使えない。
元より魔力の無駄使いを避けるため、マミは体術の腕前もかなりのものではあるが……
正体不明の主催者、そして恐らくいるであろう優勝狙いのマーダー。
彼らを相手にそれらで闘い続けるのは厳しい。
そして、ソウルジェムは魔力を消費するほど穢れを蓄める。
いくら高い魔力を有するマミであっても、考え無しに魔法を使い、傷を負えば……
待っているのは最悪の結末だ。
そうならないためにも、共に闘ってくれる参加者は必須。
これはマミ本人が一人孤独に闘い続けることに、淋しさをおぼえているのも理由だが。
しかし繰り返すがここはバトルロワイアルの会場。善人がいれば悪人もいる。
仲間を求めて動き回り、殺人に乗っている者と先に出くわす可能性も十分にあり得る。
ましてやマミは見た目はか弱い少女。まずは弱そうな奴から殺そうと、狙われる確率も高いだろう。
普段なら問題ないが、力を抑えられてる現状で、複数人を相手に闘えるであろうか?
そして撃退できたとしても、魔力を使い過ぎては本末転倒。
慎重に、計画的な行動を心掛けねば、打倒主催者など夢のまた夢だ。

(魔法少女が魔法を奪われたらただの少女……
でも動かないのも意味がないわ。とにかく、支給品を見てみましょう)

とりあえずは、支給品を見てから。
紅茶が入ってたらなぁ……と僅かばかりの煩悩を打ち払い、マミは荷物に手をかける。
地図に食料、筆記用具……これらは基本支給品だ。自分に支給されたものはなんだろう?
そう思いながら漁っていると、何か硬いものに指が触れた。

「なにかしら、これ……!?」

少し引っ張り出してみると、黒光りしていて、熱を持つ……
いや決して猥褻物などではなく、マミにとっては当たりの品といえるものだった。

「こ、これならティロ・フィナーレが使えなくても魔女を退治できる!
待っていなさい触手の魔女。あなたの好きにはさせないわ!」

そう叫ぶ魔法少女の右肩付近には、魔砲が浮遊していた。
魔法が駄目なら魔砲を使えばいいじゃない!そんなことを言う女王もいたかもしれない。
とにかく、マミはいい品に恵まれたのだ。絶好調である。

「でも撃つ時になんて言えばいいかしら?まずは一発試し撃ちを……」
レッドブラスター!
「これは……!終焉の赤き光が全てを貫く!そう、まさにロッソ・フィナーレ!」

そして持病の方も絶好調。だってまだ中学生だもの。
……そう、彼女はまだ中学生。殺し合いを強いるには酷な年齢。
技の名前を考えているのも、もしかしたら恐怖の感情を表に出さないためかもしれない。
しかし、その正義の心は確かに本物だった。
まだ幼さの残る少女は、体に不釣り合いな砲台と共に歩き始める。
この世界の理、殺し合いを破壊するために。


128 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:31:40.29 ID:koBcrcBt
支援

129 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:32:35.24 ID:EtZOWBlz
【一日目・日中/練馬区南西部】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力100%
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
1:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
2:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
3:キュゥべえを探す
【個人制限及び特殊体質】
※ソウルジェムの力が抑えられています。首輪か会場全体の効果かは不明。
※銃の精製や傷の治癒などでソウルジェムの魔力を消費。0になった瞬間、死亡or魔女化します。
※ソウルジェムを破壊されない限り肉体はどんな致命傷でも死にませんが、首輪は例外。
※ソウルジェムの魔力は時間経過回復不可。グリーフシード、それに準ずる何かで回復可能。
※キュゥべえとのテレパシー会話にも制限。かなり接近しない限り不可。

【支給品解説『砲台』】
七期にて防衛システムが装備していた物理エネルギーブラスターを発射できる砲台。
打撃にも使用可能な強度を誇る大型ビームライフルと思えばいい。
※マミに限らず、銃火器あるいは近代兵器の扱いが得意な人物が使用した場合、僅かに威力上昇。
性質上、相手の強度で威力が変わるため、クリスタルボーイにも命中させることはできるが効果は薄い。
四種のブラスターは、一発撃つ毎に色がランダム変化。発射方法はトリガータイプ。
レッド・ブルー・イエロー→威力は同じ。それぞれ炎・氷・電気が弱点の相手を一撃で仕留めることが可能。
パープル→威力は無し。代わりに確率で対象者に毒・混乱・睡眠・麻痺効果をそれぞれ与える。
メガスマッシュ、アタッカー召喚→四門揃っていないため使用不可。




130 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:32:43.22 ID:8eG71x1C
マミさん中ニ病かよwwww

131 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/26(火) 00:34:19.81 ID:EtZOWBlz
投下終了となります。タイトルは『黒い子は火薬、黄色い子は魔砲』で
お待たせして申し訳ない。次の方どうぞ。

132 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:34:46.33 ID:koBcrcBt
投下乙!

続きまして>>95氏です!

133 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 00:36:11.90 ID:y6ppDKcj
それでは、投下させていただきます

134 :頑張れ男の子! ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 00:37:16.76 ID:y6ppDKcj
日本のどこにでもありそうな、平凡な住宅街。
その一角に、一人の少年が佇んでいた。
彼の名は、鏡音レン。双子の兄弟であるリンとのユニットで活動している、VOCALOIDの一人である。

レンは、小刻みに震えていた。その顔は青ざめ、表情からは生気というものが抜けている。
「恐怖」。それが、今のレンの心を満たす感情だった。

「おかしい、おかしいよこんなの……。殺しあえってなんだよ。
 そんなこと、なんで僕にさせるんだよ。僕の特技は歌だよ?
 殺し合いになんか、まったく関係ないじゃないか。
 しかも、KAITO兄ぃやミク姉まで……」

うわごとのように呟きながら、レンは行き先も決めずにフラフラと歩き出す。

「というか、あそこで見えたのは二人だけだったけど……。MEIKO姉やルカ姉やリンも参加させられてるのかなあ。
 させられてそうだなあ……。いやだよ、みんなが殺されるなんて……。
 だけど、どうすればいいんだよ……。そりゃ殺し合いを止められるもんなら止めたいけどさあ。
 あんな強そうな人をあっさり殺せるよう相手に、僕が何をできるんだよ……」

なすすべもなく頭部を吹き飛ばされて死んだ大男の姿を思い出し、レンの表情がいっそう曇る。

「いっそのこと、ずっと隠れてようか。僕なんかが何をしたって無駄なんだし。
 どうにかして生き延びてさえいれば、誰かがなんとかしてくれるかも……」

最終的にレンが選んだのは、子どもじみた逃避であった。
だが、誰が彼を責められようか。レンは、正真正銘の子どもなのだから。

やがてレンは、適当に見定めた民家に足を踏み入れる。
不法侵入には多少罪悪感を感じたが、今はそれどころではない。
どのみち、住人はいないようだし。

「あとはできるだけ物音を立てないように……あれ?」

家の奥に足を進めたレンは、そこに先客がいることに気づく。
ソファーに横たわるその人物を見て最初はこの家の住人かと思ったレンだが、すぐに首に巻かれた銀色の輪が目に止まった。
そして傍らには、自分が背負っているのと同じデイパック。
すなわちこの人物は自分と同じく、この最悪なゲームに参加させられてしまった被害者だということになる。
意識を失っているのは、ここに転送されてくるときに何かトラブルがあったのだろうか。

「寝てる……んだよな。だったら危険はないか……。優しそうな顔だし……」

おそるおそる相手の顔をのぞき込みながら、レンは呟く。
彼の瞳に映っているのは、規則的に呼吸を漏らすおとなしそうな少女の顔だ。

「見た感じ、歳はミク姉と同じくらいかな……。しかし……」

レンの視線は顔から下っていき、胸元で止まる。

「おっきいなあ……。MEIKO姉やルカ姉と同レベル……いや、それ以上か?」

レンも健全な男の子。女性の豊かな胸に興味を惹かれるのは本能のようなものである。
しばし特盛りバストを見つめていたレンだったが、やがて彼の中で新たな欲求が首をもたげてくる。
「触りたい」と。

「ええい、こんな時に何を考えてるんだ、僕は! いや、でも寝てるし……。
 誰かが見てるわけでもないし……。ちょっとだけ、ちょっとだけなら……」

つばを飲み込み、レンは震える手をはち切れんばかりに膨らんだ双丘に伸ばす。と、その時。


135 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:37:18.70 ID:koBcrcBt
支援

136 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:38:43.55 ID:8eG71x1C
紫煙

137 :頑張れ男の子! ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 00:38:54.40 ID:y6ppDKcj

◆ ◆ ◆


「ん……」

高良みゆきは、ゆっくりとその意識を覚醒させた。

「ここは……ああ、そうでした」

見慣れぬ部屋で目覚めたことを怪訝に思うみゆきだったが、すぐに理由を思い出し大きく溜め息をつく。
自分は、正体不明の存在によって殺し合いに参加させられた。そして、目の前で人が死ぬのを見せつけられた。
その場ではなんとか耐えたが、ここに飛ばされた直後に限界を迎え、ソファーに倒れ込んで意識を失ってしまったのだ。

「はあ……。なんでこんなことになってしまったのでしょう……。
 納得はできませんが、今は現実を受け入れなければいけませんね。
 まずは……あら?」

そこで彼女は、床に尻餅をつくような体勢で自分を見ている少年の存在に気づく。

「ど、どど、どうも……。はじめまして……」
「はあ……」

【北区・民家/一日目・日中】

【鏡音レン@VOCALOID】
[状態]鬱気味
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(未確認)
[思考]
基本:死にたくない。家族にも死んでほしくない。
1:安全な所に隠れる。
2:この場をごまかす。
※OPでKAITOとミクの姿のみ確認しています


【高良みゆき@らき☆すた】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(未確認)
[思考]
1:目の前の少年とコミュニケーションを取る。



138 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 00:39:42.43 ID:y6ppDKcj
短いですが、以上で投下終了です
次の方、どうぞ

139 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:39:42.26 ID:0GoufUd7
支援

140 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:39:49.87 ID:koBcrcBt
乙!かな?
次は>>96氏 お願いしまーす!

141 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:40:26.86 ID:/AQKgnIp
それでは投下します。

142 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:41:06.62 ID:koBcrcBt
支援

143 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:41:20.14 ID:/AQKgnIp
ってあれ? ID変わってる!?

144 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:41:49.96 ID:8eG71x1C
気にしない気にしない。 

145 :英雄はただ独り:2011/04/26(火) 00:42:22.89 ID:/AQKgnIp
バトルロワイアルという異常な状況下でも、川は常と変わらずに流れ続けている。
その川辺に、剣戟の音が響き渡った。

「このバトルロワイアル、やはりクライシス帝国の仕業か!」
黒く光るボディーに赤い複眼の戦士、仮面ライダーBLACKRXこと南光太郎はリボルケインを構えながら叫ぶ。
「罪のない人々を無理矢理殺し合わせるなど、この俺が断じて許ざん!!」

「知ったことか」
シャドーセイバーの二刀流で仮面ライダーBLACKRXと対峙しているのは銀の身体に緑の複眼の戦士
RXを倒すためにクライシス帝国が甦らせた地獄の王子、シャドームーンだった。
「私の目的はRX!お前との決着をつけることだけだ!」





光太郎はクライシス帝国の企みを追っている最中に意識を失い、気がつくとあの魔空間にいた。
そこで神と名乗る怪物から『バトルロワイアル』に関しての説明を受けた後、この場所に転送されてきたのだ。

「バトルロワイアルなどゆ゙る゙ざん!!この仮面ライダーBLACKRXが必ず阻止してみせる!」

その為には一刻も早くこの戦いに巻き込まれた人々を保護しなければならない。
彼は転送されてすぐに守るべき他の参加者を探し始めた。
だが彼がこのゲームで最初に出会った相手は、かつて親友であった宿敵・シャドームーンだった。





リボルケインと二刀が再び激突し、火花が舞い散る。
「やめろ!!目を覚ましてくれ信彦!
 俺が戦う相手はお前じゃない。クライシス帝国なんだ!」
「黙れ!!」
得物を構えて対峙する二人。
そして二人が再び激突しようとしたその時


≪ATTACK RIDE BLAST≫


突然その間に光弾が割って入った。
二人は思わず戦いを止め、銃撃の主を見る。


「何者だ!?」
戦いに横槍を入れた乱入者をシャドームーンは睨みつける。

「君は……一体何者なんだ……?」
シャドームーンと同じように、RXもまた唐突に現れた戦士に問いかける。

「俺は……」
マゼンダと黒のボディーに白のライン
そのマスクには歪んだ緑色の複眼が、その額には紫の光が輝いている。その場に現れた三人目の異形は静かに己の名を名乗った。
「俺はディケイド、仮面ライダーディケイド」

「仮面ライダーだと!!?」
自分の敵が増えたことを悟り、思わずたじろぐシャドームーン。
一方RXはディケイドへの警戒を解き、快活な声で話しかけた。
「仮面ライダーディケイド!君も仮面ライダーなのか!
 俺は南光太郎、仮面ライダーBLACKRXだ。ディケイド、一緒に力を合わせて……」

146 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:43:16.51 ID:0GoufUd7
支援

147 :英雄はただ独り:2011/04/26(火) 00:43:21.07 ID:/AQKgnIp
RXの言葉が終わらないうちに、ディケイドはためらうことなく再びディケイドブラストを撃ち出した。
仮面ライダーBLACKRXに向けて。



「ぐわぁッ!!!!?」
味方だと思った仮面ライダーに攻撃されたRXは
何が起こったのかわからないままディケイドブラストの連射を受け、その場に膝をついた。

「馬鹿な、何故仮面ライダー同士が!?」
同じく混乱するシャドームーンを尻目に、ディケイドはライドブッカーをソードに変形させてRXに切りかかる。

「やめろ!何故こんなことをする!?」
ライドブッカーをリボルケインで受け止め、RXが叫ぶ。
「どうして仮面ライダー同士が戦わなければならない!」

「それは……」
ディケイドは剣を振り払って間を取ると、新しいライダーカードをセットする。


「俺が……世界の破壊者だからだ」


≪ATTACK RIDE CLOCK UP≫


次の瞬間、ディケイドの姿が消える。

「うおおッ!」
それと同時にRXの身体が吹き飛ばされた。
「加速したのか!!」
守りの体勢をとるRX。だがクロックアップしたディケイドの攻撃によるダメージは、確実にRXの体に蓄積されていく。
「このままではやられる!
 こうなったら……変身!!」
RXの身体が光り、青いボディーの怒りの王子・バイオライダーへと変わる。
バイオライダーは身体を液状化させると、ディケイドの猛攻の中から脱出した。

RXのバイオライダーへの変身を見ても、ディケイドは些かの動揺もしなかった。

「同じだ……『あの世界』での、あの戦いと」

そして新しいカードをセットする。仮面ライダーBLACKRXを破壊するために。


≪FINAL ATTACK RIDE FA FA FA FAIZ≫


その電子音とともに、バイオライダーの前に紅く輝く三角錐の光が出現した。
「これは……う、動けない!」
三角錐の光に固定されたバイオライダーに向かって、天高く飛び上がったディケイドは仮面ライダーファイズの必殺キック・クリムゾンスマッシュを放つ。
ディケイドのクリムゾンスマッシュはバイオライダーのベルトに突き刺さり、紅の光とともにその身体を抉った。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
バイオライダーは苦悶の声を上げるが、ディケイドはそのままバイオライダーを貫き、その背後に着地した。
そしてディケイドが地面に降り立つと同時に、バイオライダーの身体は爆発を起こす。
「うわああああああああああああ!!!!!」
ダメージによって変身が解除された南光太郎は爆発で吹き飛ばされ、川に転落した。


「仕留め損ねたか……流石は仮面ライダーBLACKRXだ」
ディケイドはライドブッカーを構えると、完全に止めを刺すため川を流されている光太郎を追おうとする。

148 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:43:28.82 ID:koBcrcBt
てつをは相変わらずてつをwwwwwww
支援!

149 :英雄はただ独り:2011/04/26(火) 00:44:03.75 ID:/AQKgnIp
だがその歩みは、彼の背後からの攻撃によって阻まれた。

「……何の心算だ」
シャドウセイバーの攻撃をライドブッカーで受け止めたディケイドを、シャドームーンは更に追撃する。
「よくも我らの戦いの邪魔を!」
「やめろ、俺にはお前と戦う理由はない」
「RXを倒すのは私だ!その邪魔をするのならお前を殺す!」
「……どうしても戦う気か」

≪ATTACK RIDE CLOCK UP≫

攻撃を続けるシャドームーンの前からディケイドが消え、一瞬のうちに何発もの攻撃がシャドームーンの身体に叩き込まれる。

「ぐ、まだ……だ……俺は……!!」
「これで終わりだ。シャドームーン」

≪FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE≫

高速攻撃でダメージを受けたシャドームーンの前に、何枚もの巨大な光のカードが現れる。
そのカードを貫きながら、ディケイドのディメンションキックがシャドームーンに迫る。
「ぐっ……おおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ディケイドに向けて、シャドームーンは渾身の力を込めて両のシャドーセイバーを振り下ろす。
だがディケイドのキックは二本のシャドーセイバーを打ち砕き、そのままシャドームーンのベルトを蹴り砕いた。




(違う……違うぞ。俺が望んでいたのはこんな決着ではない! 南光太郎!俺は、お前と――――)






爆散するシャドームーンを背に、門矢士はディケイド激情態への変身を解いた。

「RXを取り逃がした……が」
士は忌々しげに自分の右足を見る。その太股にはシャドーセイバーの破片が、まるでシャドームーンの執念を示すかのように突き刺さっていた。
「くっ!」
士はシャドーセイバーの破片を引き抜くと、支給されていた医療セットで手早く治療を済ませる。
(動けないことはない。だがこれから戦いが続くことを考えると……)
川を見る士。すでに光太郎の姿は消え去っていた。
(RXも随分流されたようだ……。
 弱っている間に確実に倒したいが、相手はあのRXだからな。油断は出来ない。それに……)
この世界にいる仮面ライダーが、RX一人だとは限らない。
(俺は全ての仮面ライダーを破壊しなければならない!)

世界の融合による滅びを止めるために。
破壊から世界を再生させるために。

(そのためなら、俺は受け入れる!俺が世界の破壊者であることを!)


「このバトルロワイアルとやらも、融合現象が引き起こした歪みか」
右足を引きずりながら、士は身体を休められる場所を探して歩き出した。
――世界が滅びる未来を変えてみせる。
そう決意した彼の瞳は、間違いなく守る者のそれだった。

世界の破壊者、ディケイド
混沌の戦いに身を投じ、その瞳は何を映す――

150 :英雄はただ独り:2011/04/26(火) 00:44:57.27 ID:/AQKgnIp
【北区・荒川河川敷/一日目・日中】

【門矢士@仮面ライダーディケイド】
[状態]:仮面ライダーディケイド激情態に変身可能
    右足にダメージ(中)、疲労(小)
[装備]:ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
    ライドブッカー@仮面ライダーディケイド
[道具]:支給品一式
[思考]基本:この世界に存在する全ての仮面ライダーを破壊する。
0:しばらく休息をとって足の傷を癒す。
1:仮面ライダーの抹殺を最優先する。
2:仮面ライダー以外の参加者には状況に応じて対応。徒党を組む気はない。
[補足]
※破壊者であることを受け入れた門矢士です。
※ディケイド激情態に変身するため、他のライダーの能力のカードをディケイドの状態のまま使用することができます。
※バトルロワイアルが発生したのは多次元世界の融合現象のためだと思っています。
※異世界への移動能力には制限がかかっています。





意識を失ったまま、南光太郎の体は川を流れていく。
(信彦……信彦……)
今はもう亡き親友の名が、黒く閉ざされた彼の意識の中でいつまでも反響していた。

【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:意識不明、全身にダメージ(極大)
    荒川を下流に向かって移動中
[装備]:キングストーン@仮面ライダーBLACK RX
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考]基本:クライシス帝国を倒し、このバトルロワイアルを破壊する。
1:…………
[補足]
※バトルロワイアルはクライシス帝国の仕業だと思っています。

【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX 死亡】






・支給品紹介

【ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド】
門矢士が仮面ライダーディケイドに変身するために使うベルト。
またライドブッカーに収納されたライダーカードを使う事で様々なライダーの力を発現する事ができる。

【ライドブッカー@仮面ライダーディケイド】
仮面ライダーディケイドの武器。近接戦闘のソードモード、遠距離攻撃のガンモード、
そしてライダーの力を封じ込めたライダーカードを収納するブックモードの3形態に変化させることができる。

【キングストーン@仮面ライダーBLACKRX】
皆さんご存知のチートアイテム。南光太郎の体内に埋め込まれている神秘の石。
光太郎はこの石の力で仮面ライダーBLACKRXへと変身する。
いつもなら奇跡を起こしたりするのだが、このバトルロワイアルでは不思議なことを起こす力は制限されている。

151 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:45:45.14 ID:/AQKgnIp
以上で投下終了となります。ありがとうございました。

152 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:46:34.88 ID:koBcrcBt
投下乙!
続きましては、>>99氏お願いしまーす!

153 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:47:21.38 ID:otwtPt10
ではこれから投下させて頂きます

154 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:49:12.48 ID:otwtPt10
「畜生!」
新宿区の街中、髪の毛を逆立て異形の右腕を振るっている一人の少年が居た。
その少年の名はカズマ、ロストグラウンドと呼ばれる無法地帯に住むアルター使いの一人だ。

「チッ!」
舌打ちをしながらカズマは近くの物を異形の右腕シェルブリットで次々と粉砕していく。
「糞!」
その行為には何の意味も無い。強いて言うならただの八つ当たりだ。
カズマ自身それは分かっている。しかしこうせずにはいられなかった。

彼は、この殺し合いに呼ばれてから主催者に怒りを抱いていた。
出来ることなら今すぐにでも主催者をブチのめしたい。
だが首に巻かれているこの首輪、これを何とかしない限り自分に勝ち目は無い。
馬鹿のカズマでもそれぐらいは理解していた。
だからこそ彼は苛立ちを隠せない。

「一体何なんだ!この首輪は!何でアルター化出来ねぇんだ!?」
アルターとは自分の意志(精神力)により周辺の生物以外のあらゆる物質を原子レベルで分解し
各々の特殊能力形態に再構成することができる特殊能力である。
この能力を使用すればこの程度の首輪は直ぐに解除できる筈だった。
だが、何度やってもこの首輪をアルター化する事は不可能だった。

「……この首輪は後回しだ!」
そう忌々しく言うとカズマは、デパート、スーパー、飲食店、ガソリンスタンド等の
様々な施設を八つ当たりで徹底的に破壊しつくした事など気にも留めず歩き出した。

155 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:49:25.45 ID:koBcrcBt
支援

156 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:50:14.63 ID:otwtPt10
――――――――――――――――――――――――


同時刻、カズマと同じく新宿区の街中を歩いている凄い漢が居た。
その凄い漢の名は不破刃、毎度おなじみの凄い漢である。
「あの男は……」
そんな中、不破刃は街中で様々な物や施設を粉砕しながら歩いているカズマを発見した。

「凄い漢だ……手合わせ願いたいな」
そんな事を呟きつつ不破刃はカズマに戦いを挑もうとする。だが次の瞬間

『ウホッ! いい男』

「っ!?なんだ今の気配は……」
不破刃の肛門に悪寒が走る。
「……ここでは戦わないほうが良いかもしれん……」
そう言うと彼は支給品のダンボールを取り出し被る。
「丁度奴もこの場を離れるようだし、暫くはあの男を着けるか……」
取り合えず不破刃は、カズマをストーキングする事にした。

【一日目・日中/新宿区】
【カズマ@スクライド】
[状態]健康・苛立ち
[装備]シェルブリット第一形態
[道具]支給品一式、イリヤのパンツ@カオスロワ×Fate/stay night(未確認)
[思考・状況]
1:主催者を倒す
2:出来れば首輪を外したい
3:何でアルター化出来ねぇんだ?

【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
[状態]健康、忍者
[装備]ダンボール@現実
[道具]支給品一式
[思考・状況]
1:凄い漢と戦いたい
2:カズマの後を着けいずれは戦う

【支給品紹介・イリヤのパンツ】
カオスロワ八期で何故かセイバーが持っていた。
ついでに履いてからまだ洗濯していない。
カオスロワ本編では現在マティウスが所持している。

【支給品紹介・ダンボール】
兵士の必需品である。
あの伝説の傭兵も愛用している。

157 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:51:03.00 ID:/AQKgnIp
支援

158 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:51:46.57 ID:8eG71x1C
阿部さん怖いです 紫煙

159 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:51:53.98 ID:otwtPt10
――――――――――――――――――――――――


「妙だな?確かにいい男の気配を感じたんだが気のせいか?」
ついさっきまでカズマと不破刃がいた場所にいい男、阿部高和は居た。

「周りの建物が壊れてるという事は、さっきまで誰か居たようだな……」

阿部は周りを見渡す。すると彼にとって馴染みの深いものを見つける。
「どうやらここだけは無事みたいだったみたいだな……」
阿部が見つけたもの、それは公園にあるベンチである。
運がいい事に周りの施設と違って公園だけは殆ど無傷だったのだ。
「まっ焦っても仕方ない。いい男が来るまで、ここでのんびり待ってようじゃないの」
そう言うと阿部はベンチに腰掛けた。

【一日目・日中/新宿区・公園】
【阿部高和@くそみそテクニック】
[状態]健康、いい男
[装備]股間のジャッカル
[道具]支給品一式、ランダム支給品(1〜3)未確認
[思考・状況]基本:いい男を掘る
1:いい男が来るまで公園でのんびり待ってる

題名は「ウホッ!凄いい漢達」でお願いします

160 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:52:58.14 ID:otwtPt10
以上で投下終了です

161 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:53:03.92 ID:koBcrcBt
投下乙!
ではラッシュ最後の>>107氏 よろしくお願いします!

162 :>>107 :2011/04/26(火) 00:54:07.11 ID:8eG71x1C
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14616/1303400917/l50

少し長くなるのでもしもの時のしたらば張ります。
では投下します

163 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:54:26.53 ID:8eG71x1C

初めは殺し合いという単語が信じられなかった。
歌のレッスンが終わり、家帰ったら酒を飲みながら家族と談笑して、シャワーを浴びて寝る。
そして明日もいつものように、仕事が始まるはずだったのだ。

(やっぱりミクもいるのね)

デイバッグから取り出した名簿を確認し、ため息をつく。
殺し合いと聞いて真っ先に気になったのは、家族の存在であった。
自分だけならば最悪、皆殺しにして生き延びようと割り切ってしまうことはできる。
もちろんそのようなスタンスを取る気は毛頭無いのだが、少なくとも家族を手にかけることはない。

(リンやレンまで!? あの子達はまだ幼いのに・・・・・・)

自分よりも6つぐらい下の双子の名前が目に入り、思わず拳を握り締める。
背伸びして大人ぶっているものの、二人ともまだれっきとした子供であり、
将来有望のVOCALOIDだ。 こんな目に合っていなければ、その才能を開花させてスターになったであろう。

(って何を考えているんだ)

レンとリンの死体を思い浮かべてしまったが、首を振って即座に想像をかき消す。
まだ二人は、いや家族が死んだと決まったわけではないのだ。
こんなところでもたもたしている暇はない。
早くみんなを探しに行かなければ。







「ちくしょう、一体なんだってんだよ・・・・・・」

南夏奈は、街中を歩いていた。
表通りを歩いていると危険人物に遭遇しやすいと判断したため、
彼女は裏通りの道の端を進んでいる。

(チアキ、ハルカ、無事だよな・・・・・・)

先ほどまではずっと一緒にいた、自分の姉妹達のことを思う。
本来なら彼女は、今頃温かいベッドの上で、明日のことを考えながら眠っていたはずだ。
それが何故だか得体の知れない化け物に呼ばれ、殺し合いを強要されている。

(まさかもう殺されて!?)

脳裏に、見せしめに殺された大男のように首が消し飛ぶ姉妹の姿が思う浮かぶが、
彼女は頭を大きく横に振って、それを否定した。
そして足を踏み出し、ガッツポーズをしながら高らかに叫ぶ。

「待ってろよ二人とも、絶対見つけ出してみせるからな!」
「一体誰を探しているのかな?」
「え?」


164 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:54:42.30 ID:koBcrcBt
支援!

165 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:54:56.11 ID:8eG71x1C



夏奈は焦った。
この場に妹がいれば間違いなく、『バカ野郎』の野次が飛んできただろう。
せっかく誰にも見つからないように慎重に歩いていたのに、
わざわざ自分から大声を上げてしまったのだ。
彼女の前に、一人の女性が姿を現す。

(ハル・・・・・・って違うか)

長身にロングヘアー、さらには出るところだけ出た、グラマラスな肉体に、
夏奈は自分の姉の姿を重ねるが、月明かりに照らされた桃色の髪がそれを否定した。

「ボクは巡音ルカっていうんだけど・・・・・・君は誰かな?」
(なんだこの人)

そして冷静になった夏奈は、ルカと名乗った女性を一瞥して眉を顰める。
それもそのはず、桃色の髪に民族調を意識した黒いドレスという姿は、
現在日本で生きる夏奈にとっては奇抜としか言い様がない格好であるからだ。

「ん、ボクの顔に何かついてる?」
(いや顔どころじゃない)
「まあいいや、立ち話もなんだしそこでゆっくりお話しよう」




-------------------------------------------------------------------------------------



(ということでほいほい連れられてしまったわけなんだが)

ルカに引きつられて民家へと入った夏奈は、居間に座っていた。
座布団は、みなみけのものと対して変わらないはずであるが、
使い慣れたものでないためかどうにも落ち着かない。

「お待たせ」

ルカが皿に盛り付けられたサンドイッチをもって出てくる。
小腹が空いていた夏奈は、湯気を立てているそれに思わず目が食いつく。

「ほら、冷たいままじゃおいしくないでしょ。
 電子レンジがあったから温めてきたよ。 食べる?」
「食べる!」

空腹には逆らえない。
元々は自分の支給品であったことも忘れて、
夏奈はそれを丸かじりする。

166 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:55:22.41 ID:koBcrcBt
支援

167 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:55:35.97 ID:8eG71x1C

「食べながらでいいから答えてくれるかな?」
「べつに・・・・・・いいぞ・・・・・・」

食べながらなので、生返事になってしまうが、
話を聞き逃さないためにルカに首を向ける。


「君が探していた『チアキ』と『ハルカ』って誰なの?」

先ほど自分が叫んだ二人の名前を思い出し、夏奈は目が見開く。

南千秋、いつも自分にタメ口で話してきて、『バカ野郎』とよくあしらってくる生意気な妹。
その癖姉の方だけにはやたら懐いて、尊敬というほどのレベルで慕っている。
だけど怖い夢を見たときは、自分の布団の中に潜り込み、態度は変えないものの離れようとしない、子供らしい所もある。

南春香、自分と千秋を比較して、自分に厳しく当たるものの、お母さんのように家族を支えてくれている姉。
しかし、実は怠け者という面があり、一人の時は基本的にだらしがなく、放っておくとこっちが不安になってくる。

二人とも、生きてて十数年、衣食住をともにした家族であり、今更離れることなどできるはずもない。
寂しがりやの千秋は、今頃生意気な口を叩きながらも自分や姉を探しているであろう。
過保護な春香は、やはり血眼になって自分達を探していると思う。

「そう、夏奈ちゃんにも家族が参加していたんだね・・・・・・」
「にも? ということはお前もか!?」

みなみけの姉妹のことを伝えると、ルカは神妙な顔になって、胸に手を当てる。
何も家族で参加させられているのは自分達だけではあるまい。
いくつか芸名で参加している人々もいるみたいだし、彼らの中には血の繋がりがあるものがいたって、
おかしくはない。
まあ南は南でも、『南光太郎』さんは赤の他人だが。

「ボクにも妹達がいるんだよ・・・・・・ほら、ボクの前に四人の名前があるでしょ。
 これがボクの妹達と兄さんの名前」

指された名簿に書いてあるのは、『初音ミク』を始めとする四人の名前だった。
姓はバラバラであるし、約1名に至っては名前だけであるが、恐らくこれも芸名なのだろう。
ルカの様子を見れば、彼女達がいかにルカにとって大切な人達なのかが想像できる。

「ミクちゃんにリンちゃんにレンくんにKAITO兄さん・・・・・・みんなボクの大切な家族だよ」

胸に手を当てて微笑むルカの姿が、一瞬姉に重なる。
春香が自分と千秋の姉だというように、ルカもミク達の姉であるのだろう。


「それにしても似てるね」
「誰にだよ」
「ミクちゃんに」


168 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:56:02.74 ID:/AQKgnIp
支援

169 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:56:09.12 ID:8eG71x1C

初音ミク。
ルカの妹であり、現在歌手をしているという少女の名前だ。
髪型は緑色のツインテールで、いつも明るく前向きな性格らしい。
その影響があってか、ルカ達『VOCALOID』の中で一番多くの仕事を貰い、トップアイドルになったという。
夏奈は、VOCALOIDという単語をアイドルグループの一種だと認識し、余り深く考えないことにする。


「本当、このツインテールとかミクちゃん思い出すなぁ」
「おいおい触るなって」

ルカはいつのまにか夏奈を抱き、彼女の髪を弄ぶ。
髪を撫でているルカは、まるで風呂上りに髪を梳いてくれている春香のようだった。

「ミクちゃんみたいに明るいし、元気だし」
「離れろってば」

夏奈は、口では否定しつつも、久しぶりに味わうその感触に身を任せていた。
今では恥ずかしくなってしまい、代わりに千秋が甘えるようになってしまったが、
だからと言って甘えたくなくなったというわけではない。
春香がいなくなった夢を見て、その日はずっと春香にべったりしていたことだってあるのだ。
しかし、今回ばかりはもしかしたら、もう二度と会えなくなるかも知れないだろう。
今度は夢ではない、現実にだ。

「ぅわっ!?」

突然夏奈の頭がルカの両膝に落とされる。
所謂、膝枕というやつだ。
夢ではなく、本物の温もりが彼女の頭部を覆う。
一瞬びっくりしたものの、夏奈はすぐに丸くなって瞼を落としていく。
そうだ、今は怖い殺し合いの最中だ。
もう家族に会うことができないかも知れない。
でも、だからこそ今は懐かしい温もりに身を任せていたかった。


「ねえ、夏奈ちゃん」
「・・・・・・ん?」

半分瞼を開けて、見上げてみると、逆さまになったルカが覗き込んできた。
これでお日様があれば完璧なのにな、と思いながら、ルカが口を動かしている所を
寝ぼけ眼で観察する。

「もしもだよ?」

ルカが何かを言い出している。
それを右から左に聞き流しながらも、彼女の顔を見つめる。

「もし君が家族に会えたら、君は一体どうするのかな?」
(そんなの決まっているじゃないか・・・・・・)

170 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:56:34.97 ID:8eG71x1C

再会したら、まず春香にいっぱいいっぱい甘えて、
『バカ野郎』と罵ってくる千秋をあしらいつつも、可愛がってやって・・・・・・

(あれ? それからどうするんだっけ?)

夏奈の顔が険しい物へと変わった。
何か大切なことを忘れている気がする。
何か根本的なことを忘れている気が、いや目を背けている気がする。

「そう、それじゃあ駄目なんだよ」

首筋が冷たいのは首輪の感触のせいだろうか。
いつのまにか、ルカの顔から温もりが消えている。
夏奈がそのことに気づくのは、女性の怒号が響いた後だった。






「あんた一体何やってるのよ!!」






------------------------------------------------------------------------------


171 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:57:00.79 ID:koBcrcBt
支援

172 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:57:24.79 ID:8eG71x1C



街中を歩いている時、微かに民家の中から話し声が聞こえてきた。
立ち止まってみれば、その家のカーテンから微かに光が漏れていて、
隙間から覗くと見覚えのある桃色の髪の毛が見えたのだ。
あのような髪は身内以外に心当たりはないし、他でも珍しい色だろう。
もしかしたらと思い、彼女は・・・・・・MEIKOは民家のドアを開いたのだ。
幸い鍵がかかっていなかったのは、孤城を防ぐためなのだろうか。
しかしそのようなことは、今の彼女にはどうでも良かった。


「ルカ、あんた・・・・・・」

妹が、黒いツインテールの少女の首を包丁で切り裂こうとしている。
MEIKOにはその光景が信じられなかったのだ。
彼女は普段からスパンキングを嗜む変人ではあったが、人を傷つけるような真似は、殺すような真似は絶対にしない。
少なくとも無抵抗の相手に留めを刺すことなどは。

「う、うわぁぁぁぁぁ!!!」

夏奈は呆けたルカの手をはねて、すかさずその場から立ち退く。
当のルカは、両手を横にやり、首を振って落胆の声を上げているが、
姉であるMEIKOに見つかったことを恐れるような素振りは見せていない。

「あーあ、もう少しで夏奈ちゃんを殺せるところだったのに、逃がしちゃったじゃないか」
「そういう問題じゃない! あんた自分が何やったかわかっているの!?」

MEIKOは自分の後ろに隠れる夏奈を庇いつつも、妹の凶行にはっきりとした怒りを見せる。
対するルカは、壁に寄り掛かって、話半分で聞き流してながら答える。

「夏奈ちゃんを殺そうとしたんだよ。 それがどうしたの?」
「なっ!?」


ルカの返事を聞いたMEIKOは少しの沈黙の後、
ドアを開けて夏奈の肩を叩いた。

「夏奈、だっけ・・・・・・今ちょっと大切な話があるから出ていってくれる?」
「は、はい!」

MEIKOの剣幕に押された夏奈は、彼女の言うとおり部屋の外に出て行った。
ドアがバタンと音を鳴らして閉められた後、MEIKOはルカの元に詰め寄る。

「ルカ」

そして彼女の服の襟に掴みかかり、自分の手元に引き寄せて、吐いた。

「何故殺そうとした」

いくらMEIKOとともに暮らしてきた者でも、彼女がここまで怒ることを見たことは恐らくほとんど無いであろう。
躾でも逆恨みでもなんでも無く、ただ純粋に身内に殺意を向けているのだから。


173 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:57:37.75 ID:0GoufUd7
支援

174 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:58:03.10 ID:8eG71x1C


「どうせ助からないから」

無慈悲に言い放たれた答えに、MEIKOは無言で殴る。
そして頬を抑えて起き上がろうとしたルカの胸倉を、さらに掴む。

「痛いなぁMEIKO姉さん。 これってひょっとしてDVってやつでいいのかな?」
「真面目に答えなさい。 何故あの子を殺そうとした」

おどけるルカに、MEIKOは掴む手にさらに力を込める。
MEIKOは許せなかった。 自分勝手な価値観で人の命を手にかける輩を。
ましてそれが自分の身内であったことを。

「だから簡単だよ。 どうせあの子が生き残ってお姉さん達に会ったところで、
 この先、生き残ることはできないじゃん」
「あんた・・・・・・」

再びルカに向かって拳を構えるも、彼女は無視して話を続ける。

「この殺し合いで生き残れるのは一人だけ。 だから会ったところで・・・・・・
 仮にあの子とお姉さん達だけが生き残ったところで、なーんにもできずにみんな死ぬよ」
「だからみんなで脱出する方法を・・・・・・」
「考えてどうするの? ボクが主催者ならそんなことさせないよ。
 首輪を外そうなんて考えたら適当にペナルティを科しちゃえばいいし、
 なんなら脅して、『出会った参加者殺さなきゃ首輪爆破』なんてルール作ることもできるしね」
「・・・・・・」

ルカの言葉に言い返せないことが、MEIKOにとっては悔しかった。
これは殺し合いのゲーム。
人を殺さなければ自分が殺される。 逃げの一手に甘んじるにも限界があるとわかっている。
だがそれでもMEIKOの心の奥底には、ルカの言い分を受け入れるわけにはいかないわけがあった。

「あんたは・・・・・・あんたは・・・・・・」

脳裏に浮かぶのはみんなで歌を歌った記憶。
ミクやリンレンにKAITO、そしてルカに、このバトルロワイアルには呼ばれていない、他のVOCALOID達との記憶。
容姿も性格もバラバラだけど、歌によって繋がってきた大切な家族達。

「あんたはミク達まで手にかけるつもりなの!!」

離れたくなかった。
ネギが好きなミクに、必死に大人になろうとして背伸びしているリンとレン、
頼りないけどいざという時には心強いKAITO・・・・・・
長い時間をかけて作り上げてきた、家族の絆をこんなところで断ち切れることなんてするわけがなかった。

175 :もうひとりの歌姫の戯曲:2011/04/26(火) 00:58:34.29 ID:8eG71x1C




















「うん、殺すよ」












気がついたらMEIKOはルカを思いっきり殴っていた。
部屋が狭かったため、ルカは飛ばされる猶予も無く窓ガラスに叩きつけられる。
ルカは呻き声を上げるが、MEIKOは意に介さずデイバッグに手を入れた。


「へぇ、ボクを撃つんだ」
「ルカ・・・・・・あんたは私がここで殺すわ」

かつては巡音ルカも大切な家族であった。
しかし彼女は、その輪を自ら破壊することを宣言してしまった。
このままでは他の家族に手をかけてしまうであろう。
ミクやリン達にこんなルカを見せたくない。
そして家族を殺してしまう罪は、自分だけで受けると覚悟して、
MEIKOは手を震わせながらも妹に拳銃を向ける。

176 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:59:01.92 ID:koBcrcBt
支援

177 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 00:59:40.41 ID:koBcrcBt
支援

178 :代理投下:2011/04/26(火) 01:00:58.50 ID:koBcrcBt
「そうかい姉さん。 でも最後に勘違いしないで欲しいんだけど、
 ボクは別に姉さん達のことが嫌いじゃない」
「そう」

あくまでも冷静に、心臓の鼓動を感じながらも、MEIKOは引き金にゆっくりと指を当てる。
だがその様子を見ながらも、ルカは淡々と言葉を続ける。

「MEIKO姉さんのことは大好きだよ。
 もちろんミクちゃんやリンちゃん、レンくんやKAITO兄さんだって大好きだ」

別に言い訳でも命乞いでもなんでもない。 これはルカの本心なのだろう。
普段からルカが家族をとても大切に思っていることだって知っている。

「そんなミクちゃん達に痛い思いをしてほしくないんだ。
 どうせ死ぬならボクの手で優しく殺して上げたい」
「わかったわ」

そしてこの一言でMEIKOは確信する。
ルカは狂ってしまったのだ。
殺し合いという恐怖で、頭がおかしくなってしまったのだろう。
その証拠に、口調も何もかも自分の知っている彼女とは別人だ。
だからせめて、自分の手で楽に殺してあげよう。

しかし彼女の思考は、金切り音で中断することになる。





黒、黒を知っているだろうか。
無彩色で、煤や墨のような色で、あらゆるものに感得されない色である。
そう、例えば夜。
天に浮かぶ星々が無ければ、空はたちまち暗闇に覆われてしまうであろう。
人々はそれから逃れるために、人工の明かりを作った。

だが、突然目の前が真っ黒になってしまったら、人はどうなるのだろう。
明かりなど何処にも無い、圧倒的な暗闇だけが辺り一面を覆いつくす。

「何、これ・・・・・・?」

MEIKOの目の前には、災厄を具現化したような黒龍が大口を開けている。
命を飲み込む龍の顎は、MEIKOの肩にがぶりついた。

「っ―――――!!!!!」
「ボクの支給品。 ドラグブラッカーっていうらしいよそれ?」
もうひとりの歌姫の戯曲
ルカは、龍の紋章が張られた、黒い金属片をMEIKOに見せた。
しかし当のMEIKOはそのようなことを気にする暇もなく、ただ欠けた左肩を抑え付けて、
倒れないように歯を食いしばっている。


179 :代理投下:2011/04/26(火) 01:01:52.85 ID:koBcrcBt
「ってもう聞こえてないか・・・・・・じゃあせめて」

先ほどとは逆に、ルカがMEIKOの体を自分の体に引き寄せて、
彼女の耳元で囁いた。


「好きだったよ、MEIKO姉さん」

頬に軽い口付けの後、それを合図とするように黒龍が動き出す。
結局ルカが自分の知っているルカだと気づくことがないまま、
MEIKOの意識は龍の中に消えていった。





-----------------------------------------------------------------------------




「よし、まずはMEIKO姉さんっと」

姉を殺し終えたルカは、金属片を胸元にしまった。

リュウガのカードデッキ、それが巡音ルカの支給品の名前だ。
とある世界では仮面ライダーと呼ばれる戦士に変身するためのアイテムで、
鏡に翳すことでベルトが現れ、変身することが可能となる。
ディケイドなる者が訪れた世界の一つ、『ネガの世界』に存在していた物である。

(変身後は2時間変身不能・・・・・・だったけど別にその必要も無かったね)

非常に強力なためか、ルカにはこれ以外の支給品が支給されておらず、
おまけに言うならば変身持続時間は10分が限界だ。
それを過ぎると変身は強制解除され、以降2時間は変身はおろか、契約モンスターである
ドラグブラッカーを呼び出すことができなくなってしまう。

「じゃあ次にボクと出会えるのはミクちゃんかな? それともKAITO兄さんかな?
 いやそれよりも夏奈ちゃんが先だね」

ルカはMEIKOのデイバッグを持った後、部屋のドアを開けて廊下に出る。
そこにはもう誰もいなく、玄関が無造作に開けられているだけだ。
恐らくもう逃げてしまったのだろう。

「ま、焦っても仕方ないか。 とりあえずミクちゃん達に出会えることを祈って歩こう」

かつての歌姫は黒龍を従え、街の中を進んでいく。
巡音ルカ、いくつもの音を巡り、その瞳は何を見る。

180 :代理投下:2011/04/26(火) 01:02:35.06 ID:koBcrcBt
南夏奈は街中を全力で走っていた。
MEIKOが助けに来たとき、助かったと思って扉から様子を伺っていたが、
信じられないことを起こった。

窓ガラスから突然現れた真っ黒な龍に、MEIKOが食らわれた。
直後、惨状から目を背けるようにしてその場から逃げ出した。
彼女を助けられなかったことを悔やんでいる暇もない。
ただ今は、ルカからできるだけ遠くに離れたかったのだ。
しかし、その先にいる参加者が決してルカのような人物ではない可能性を否定することはできない。
果たして彼女は今後、どのような人物と出会うのだろうか。


【一日目 日中】
【品川区/街中】

【南夏奈@みなみけ】
[道具]支給品一式
[状態]健康
[装備]支給品一式、不明支給品(0〜2)
[思考]基本:生き残る
    0:ルカから逃げる
    1:家族を探す


【MEIKO@VOCALOID 死亡確認】

31 名前:>>107[sage] 投稿日:2011/04/26(火) 01:02:01 ID:uRtSDhXE [7/7]
というわけで投下終了。


途中出てきた名簿については、投下がないと判断した後に修正を行います。



181 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:03:26.23 ID:0GoufUd7
投下乙!

182 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:03:39.63 ID:koBcrcBt
と言うことで乙!
一通り投下は終わったかな?
未だいるかな?

183 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:04:11.84 ID:/AQKgnIp
乙です!

184 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:05:42.35 ID:ArOE9PnU
>>115
折角テラカオスバトルロワイアルが開催しなかった世界が舞台なのに、
アッサリこれまでの6/と同一人物にしちゃうってのはどうなのよ?

185 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:06:05.53 ID:EtZOWBlz
支援できず申し訳ない。皆さん乙です!

186 :>>107:2011/04/26(火) 01:09:54.10 ID:8eG71x1C
投下がないようなので、今の内に修正を行います

187 :>>163修正:2011/04/26(火) 01:11:15.48 ID:8eG71x1C
>デイバッグから取り出した名簿を確認し、ため息をつく。
>殺し合いと聞いて真っ先に気になったのは、家族の存在であった。
>自分だけならば最悪、皆殺しにして生き延びようと割り切ってしまうことはできる。
>もちろんそのようなスタンスを取る気は毛頭無いのだが、少なくとも家族を手にかけることはない。
↓
デイバッグから取り出した名簿を確認し、ため息をつく。
どうやら『詳細名簿』なる支給品らしい。
殺し合いと聞いて真っ先に気になったのは、家族の存在であった。
自分だけならば最悪、皆殺しにして生き延びようと割り切ってしまうことはできる。
もちろんそのようなスタンスを取る気は毛頭無いのだが、少なくとも家族を手にかけることはない。



188 :>>167修正:2011/04/26(火) 01:12:35.47 ID:8eG71x1C
>「ボクにも妹達がいるんだよ・・・・・・ほら、ボクの前に四人の名前があるでしょ。
> これがボクの妹達と兄さんの名前」

>指された名簿に書いてあるのは、『初音ミク』を始めとする四人の名前だった。
>姓はバラバラであるし、約1名に至っては名前だけであるが、恐らくこれも芸名なのだろう。
>ルカの様子を見れば、彼女達がいかにルカにとって大切な人達なのかが想像できる。

↓
「ボクにも妹達がいるんだよ・・・・・・」

初音ミクに鏡音リン、レンにKAITOにMEIKO、その後も様々な名前がルカの口から流れていく。
どれも姓はバラバラであるし、一部に至っては名前だけであるが、恐らくこれらも芸名なのだろう
しかしルカの様子を見れば、彼女達がいかにルカにとって大切な人達なのかが想像できる。


189 : ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 01:15:16.10 ID:z/u69USF
出遅れましたが……
クライシス皇帝投下します。

190 :そしてこれが>>179と>>180の間に入ります:2011/04/26(火) 01:15:47.23 ID:8eG71x1C
【一日目 日中】
【品川区/住宅地】

【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】リュウガのカードデッキ@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、詳細名簿(MEIKOの支給品)、MEIKOの支給品(0〜1中身不明)
【思考】基本:皆殺し
     1:家族を探して殺す
   ※カオスロワ7期、8期とは別人のようです。


【支給品紹介】

 リュウガのカードデッキ@仮面ライダーシリーズ
 
 パロロワお馴染みの変身アイテム。 変身するための条件特には無し。
 「仮面ライダー龍騎」の主人公ライダーである、龍騎の影とも言えるライダー、
 仮面ライダーリュウガに変身するためのもの。
 ライダーロワに乗っ取り、変身持続時間は最大10分で解除後は二時間変身不能。
 付け加えて言うならば、ミラーモンスターであるドラグブラッカーの現実世界活動時間も1分のみ。
 他の制限は後の書き手に任せる。
 
 元々は「仮面ライダー龍騎」で主人公の影の存在が変身するものであったが、
 今回は「仮面ライダーディケイド」出展である。

詳細名簿@パロロワオリジナル
全参加者の情報が書かれた名簿。
普通の名簿と違い、本人の詳しいプロフィールが書かれている。

-------------------------------------------------------------------------------

191 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:16:19.47 ID:8eG71x1C
というわけで修正終わりです。
今更ながら、代理投下ありがとうございました。

では>>189さんどうぞ。

192 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:21:33.28 ID:koBcrcBt
感想書いていてたらまた投下だと!?
支援

193 :代理投下:2011/04/26(火) 01:24:38.29 ID:koBcrcBt
32 名前: ◆Iku3M44SGw[] 投稿日:2011/04/26(火) 01:23:30 ID:cmkuXGMM
投下宣言しておいてさるさん喰らうなんて……というわけでこっちに投下します。

 東京都墨田区、東京スカイツリーの御膝元。
 そこにその者は佇んでいた。

「……気に食わん」

 その者は怒っていた。
 どっかの平行世界の天上王ではないが、怒っていた。
 その者はとある世界において、全能の神として恐れられていた。
 しかし、今は違う。本来の自分の姿ではなく仮の姿『ダスマダー大佐』の姿である。
 そして、今の彼の首元には銀色の首輪。さっきから外す手段を考えてはいるものの……
 一向にその手段が思い付かない!


「 お の れ 光 太 郎 ! ! 」


 そのことをおもいっきり、自分の宿敵の仕業にした。
 彼の名は『クライシス皇帝』。怪魔界を支配する皇帝だ。
 いつも自分の計画の邪魔ばかりする、あの男『南光太郎』。
 そして、忌ま忌ましい仮面ライダーの仲間共。

「私が今度こそ成功する作戦を実行に移そうとした時に!
 南光太郎他仮面ライダー共め! 許さん!!」

 殺し合いが始まる直前、地球に残ったクライシス帝国の戦力は微々たるものであった、
 ほとんどの拠点は仮面ライダーに潰され、壊滅状態。
 酷いものになると仮面ライダーとは何の関係もない組織に、戦闘員全員抹殺された拠点もあったらしい。
 そして、奥の手を使おうとした際にここに拉致られた。

「くっ、おのれ忌ま忌ましい仮面ライダー共め!
 戦闘員の命をなんだと思っているんだ!!」

 それを思い出すだけでさらに怒りがふつふつと沸き上がる。だが、怒るだけでは何も変わらない。
 不思議なことが起こり、怒りの皇帝『ロボ皇帝』とかにもパワーアップしない。
 そして、そんなことを考えつつも彼は冷静さを取り戻し、これからの方針を決める。

「とりあえず、あの神を名乗ったタコは……私の敵だ!
 というか、きっと奴は仮面ライダーの協力者だ!
 そして、触手とか私の専売特許を奪うなァァァ!!」

 打倒すべきはあのタコ(昏き海淵の禍神)は抹殺決定だ。
 さらにはあろうことか仮面ライダー達の味方だと勝手に思い込んでいる。
 自分の敵=仮面ライダーとその協力者、つまりこういうことだ。

「それに光太郎達他その協力者、私の邪魔をする者たちも抹殺!」

 怨敵である、光太郎他仮面ライダー達も抹殺。

「となる、首輪とやら外せる技術者を配下に入れる必要があるな。
 そして、光太郎達仮面ライダーを倒せるだけの戦力がいるな!」

 皇帝がすべきことは首輪の解除と戦力の増強。
 優秀な人材はクライシス帝国にスカウトしてもいい。



194 :代理投下:2011/04/26(火) 01:25:27.65 ID:koBcrcBt
33 名前: ◆Iku3M44SGw[sage] 投稿日:2011/04/26(火) 01:25:01 ID:cmkuXGMM [2/2]
「……そうだ、配られた支給品とやらを確認しとくか、どれどれ……」
 
 一旦、気を取り直して、支給品を確認しようとする皇帝。
 皇帝がデイバックを開くと、その中に入っていたものは―――

「――カラオケマイクだ」

 ……彼の宿敵のお決まりの代物だった。

【墨田区東京スカイツリー近く/1日目・日中】

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:仮面ライダー達への激しい怒り
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0〜2)、カラオケマイク@現実
[思考・状況]
基本:あのタコ(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:仮面ライダー(特に光太郎)がいた場合は抹殺する。
2:首輪を外せる技術者や戦力になりそうな者をクライシス帝国に引き入れる。
【備考】
※現在の姿は『ダスマダー大佐@仮面ライダーBLACK RX』です。
※制限が解除された場合いつもの姿になるかもしれません。   


 支給品紹介

【カラオケマイク@現実】
 南光太郎最強最悪の武器。マイク@不明にはトランスフォームしません。
 拡声器の代わりになるかもしれません。『俺の歌を聴けぇっ!!』

投下終了です。タイトルは『彼は恐慌の皇帝……のはず』

195 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:25:55.37 ID:0GoufUd7
支援

196 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:26:19.31 ID:8eG71x1C
この皇帝思考回路がてつをと同じだwwww

197 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:27:51.73 ID:zfLVtS+4
投下乙!

ついでに現在地まとめ
品川区/◆6/WWxs9O1s
品川区 街中/南夏奈 MEIKO(死体)
品川区 住宅地/巡音ルカ

港区 品川駅/東京タワー イナバ物置の人

杉並区 公園/キュゥべえ

練馬区南西部/巴マミ

北区 民家/鏡音レン 高良みゆき
北区 荒川河川敷/門矢士 シャドームーン(死体)
北区 荒川/南光太郎

新宿区/カズマ 不破刃
新宿区 公園/阿部高和

墨田区東京スカイツリー近く/クライシス皇帝

198 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:28:42.07 ID:EtZOWBlz
触手専売特許だったのかw

199 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:28:46.56 ID:0GoufUd7
投下乙!
なんて親しみやすい皇帝だwww

200 :代理投下:2011/04/26(火) 01:31:15.53 ID:koBcrcBt
という訳で8人の書き手さん乙でした!
感想です!

The Game
6/さん…… そりゃあそんなにロワに登場させられていたら狂っちまうよなあ……
そりゃ元は一般人だし、しかし自殺願望の6/さんは初めてかな?
そしてイナバ物置の人、そんな人見たら固まっちまうよなあ。
でも東京タワーちゃんという女の子に抱きつかれるなんて、浦山けしからん!
おつ!

QBR〜キュゥべえのバトルロワイアル〜
空中からゴミ箱wwww
完全に禍神さんわざとだろwwwww
そしてそんな状況にも拘らず営業するQBさんはサラリーマンの見本だ
しかしあの少女が涼宮ハルヒ……これは……?
乙!!

黒い子は火薬、黄色い子は魔砲
おお、マミさん熱い、でも中二で寒いwww
しかしこれはいい対主催、もともと熱く優しい人だから今後も期待!
でもネーミングセンスはやっぱりww
乙でした!

頑張れ男の子!
オッパイオッパイ!
レン正直すぎるwwwww今は殺し合いの真っ只中だぞwwww
そしてみゆきさんは久方ぶりのロワ登場、そう言えば巨乳だったなあ
是非ともこの巨乳で活躍してもらいたい
乙!

英雄はただ独り
てつをさん開幕はぶれねえwwwwwww
いやあ、てつをさんはこうじゃなきゃ
そしてディケイド激情態……これは波乱の予感
最後に のぶひこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!一話退場だけどあつい!!!!!!
お疲れです!

ウホッ!凄いい漢達
ウホッ! いい漢達……
カズマは結構真面目なのに、ストーカーとホモ野郎で台なしwww
そして不破の支給品ダンボールのみかよwwww
阿部さんもぶれねえww でもマーダーではなさそうw 
乙!

もうひとりの歌姫の戯曲
修正確認しました、特に問題ないかと
ヒャッホー! ボクっ娘! ボクっ娘!→Σ(゚д゚lll)
や、ヤンデレ…… これは玉がヒュンとなった、こええ、恐ろしい
あと夏奈とミクってちょっと似てるのはw
あーこれは盲点だったw 乙です!

彼は恐慌の皇帝……のはず
皇帝怒りの対主催w
これは予想外、しかし打倒仮面ライダー中にこんなコトされたらまあこうなっちゃうよなw
しかし相手の仮面ライダーは現時点では3人、当の光太郎さんは流されて
ディケイドとヤンデレwwwこれは皇帝も骨が折れそうだ。
ともかく乙です!

改めまして、8人の書き手氏本当に乙です!
いやー暑い夜だった!! 本当に乙乙!!

201 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:31:57.48 ID:GBo0j4PF
現状品川区が飛び抜けてヤバいなw

202 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:33:50.88 ID:y6ppDKcj
皆様乙です

とりあえず、残ってるキャラのまとめ

【VOCALOID】 3/5
○KAITO/○初音ミク/○鏡音リン
【実在の人物】 4/4
○所ジョージ/○イチロー/○板東英二/○和田アキ子
【カオスロワ書き手】 2/4
○マーラ様の人/○脱衣拳
【みなみけ】 2/3
○南春香/○南千秋
【らき☆すた】 3/3
○泉こなた/○柊かがみ/○岩崎みなみ
【歴史上の人物】 3/3
○織田信長/○アドルフ・ヒトラー/○長宗我部元親
【カオスロワオリジナル】 1/2
○混沌の騎士
【けいおん!】 2/2
○平沢唯/○田井中律
【涼宮ハルヒの憂鬱】 2/2
○涼宮ハルヒ/○キョン
【範馬刃牙】 1/1
○範馬勇次郎
【HELLSING】 1/1
○アーカード
【魔法少女リリカルなのは】 1/1
○シグナム
【スペースコブラ】 1/1
○クリスタルボーイ
【ストライダー飛竜】 1/1
○ストライダー飛竜
【書き手枠】 3/5

書き手枠があまり使われなかったのがちょっと意外ですね

203 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:37:19.72 ID:koBcrcBt
まだ書かれていない参加者まとめ

【VOCALOID】 3/3
○KAITO/○初音ミク/○鏡音リン/
【実在の人物】 4/4
○所ジョージ/○イチロー/○板東英二/○和田アキ子
【カオスロワ書き手】 2/2
○マーラ様の人/○脱衣拳
【みなみけ】 2/2
○南春香/○南千秋
【らき☆すた】 3/3
○泉こなた/○柊かがみ/○岩崎みなみ
【歴史上の人物】 3/3
○織田信長/○アドルフ・ヒトラー/○長宗我部元親
【カオスロワオリジナル】 1/1
○混沌の騎士
【けいおん!】 2/2
○平沢唯/○田井中律
【涼宮ハルヒの憂鬱】 2/2
○涼宮ハルヒ/○キョン
【仮面ライダーBLACK RX】
完売御礼
【魔法少女まどか☆マギカ】
完売御礼
【仮面ライダーディケイド】
完売御礼
【くそみそテクニック】
完売御礼
【範馬刃牙】 1/1
○範馬勇次郎
【HELLSING】 1/1
○アーカード
【魔法少女リリカルなのは】 1/1
○シグナム
【スペースコブラ】 1/1
○クリスタルボーイ
【Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
完売御礼
【ストライダー飛竜】 1/1
○ストライダー飛竜
【書き手枠】 3/3
○/○/○

のこり 30/47

204 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:38:14.67 ID:koBcrcBt
なんというかぶり……速さが足りない……

205 : ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 09:13:19.74 ID:z/u69USF
ストライダー飛竜投下します。

206 :地獄の刑執行長官 ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 09:17:06.68 ID:z/u69USF
「……何故、爆発しない?」

 板橋区の住宅街のとある一角。
 紅いスカーフで口元を隠し、藤色の着物のような服装の青年がいた。

 青年が疑問に思うのも無理はない。
 青年が所属していた組織では体内に爆弾が埋め込まれる。
 その爆弾は任務を失敗した者や不覚を取った者を例外無く、爆発し、この世に髪の毛一本足りとも残らない威力を持っている。
 それはどの階級の者だろうと関係ない。ただ塵は塵に、灰は灰に還るだけなのだ。

 だが、それなのに青年の身体はいつもと変わらない。
 愛剣の『サイファー』も失い、このような場所に拉致された。
 このような失態、彼にとってはあってはならないことであった。
 しかし、結局はなにも起きなかった。

207 :地獄の刑執行長官 ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 09:19:14.70 ID:z/u69USF
 それがスタート地点で朽ち果てると思っていた彼に起きた出来事であった。
 しかし、今はそんなことは放っておいていい。これからのことを考える。

「あの者はこの殺し合いをバトルロワイアルと言ったか……
 ……だが、俺は貴様らのこんな戯事に付き合っている暇などない」

 生きている限り、彼は任務を継続する。
 この殺し合いの直前も任務に当たっていた最中であった。
 だからこそ、彼は選択した。

「……ここにいる全ての命を黄泉路に誘うだけだ……」

 参加者全員を殺し、この殺し合いを開いた神を狩りとるだけだ。
 そして、彼はデイバックに入っていた六本セットの剣の内一本を引き抜く。
 その刀身には、彼の愛剣のプラズマのような光を纏っている。
 だが、その剣が纏っているのは本物の雷の力である。

208 :地獄の刑執行長官 ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 09:21:39.02 ID:z/u69USF
「……教えてやろう、狩るのは俺で狩られるのは貴様らだ……!」

 青年は神を抹殺する為に、野を馳せる。
 そして、その手にしたのは奇しくも地獄の刑執行長官を務める魔神の名を冠した剣。

 ―――――――――――――亜羅棲斗流(アラストル)。

 
 そして、その青年の名は―――――――――『ストライダー飛竜』。

【板橋区住宅街/1日目・日中】
【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】
[状態]:健康
[装備]:亜羅棲斗流@戦国BASARA
[道具]:支給品一式、 残り五本の亜羅棲斗流@戦国BASARA
[思考・状況]
基本:参加者を皆殺しにし、神(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:出来れば、サイファーを手に入れる
2:何故、爆発しない?


209 :地獄の刑執行長官 ◆Iku3M44SGw :2011/04/26(火) 09:24:17.70 ID:z/u69USF

支給品紹介

【亜羅棲斗流@戦国BASARA】
奥州筆頭、伊達政宗がGameでUseするUnique Weapon(Thunder属性が付いている)。
元ネタはDevil May CryシリーズのHero、ダンテの持つCursed Swordである。
けれど、戦国BASARA出展なのでTalkとかはしない。
Six UnitsでOne Setだが、飛竜にはこれしかRovidpedされなかったので…
SmallなことはNo Thank You!!

投下終了です。

210 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 09:35:37.15 ID:I/f5pVZF
今日の深夜と没SSに引き続き投下乙です!

飛竜さんはガチで無差別マーダーか、禍神さん逃げてー!
それと本編真面目っぽいのに支給品紹介で不意突かれたわwww

211 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 09:38:00.08 ID:zfLVtS+4
投下乙!
支給品説明に吹いたwww

212 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:41:27.08 ID:zfLVtS+4
避難所仮投下スレの
【混沌の騎士】【ブロント(書き手枠)】
を代理投下します

213 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:45:05.24 ID:zfLVtS+4
42:夏は白・冬は黒
11/04/26(火) 09:14:31 ID:qVvkNG86
「……暑いですね」
それが男のバトルロワイアルでの記念すべき第一声だった。
だがよく考えて貰いたい。今の時刻は日中。太陽光が最も降り注ぐ時間帯だ。
そして男の容姿……これがまた奇怪だった。
全身を漆黒の鎧で覆っているうえ、鎧に負けない黒さの長髪をゆらしているのだ。
日中+全身黒+長髪+重装備……これで暑くないなどと言える生物はいないだろう。
「私は……どうしたらいいのでしょうか……?」
額から流れる汗を適当に拭いつつ、男はあてもなく彷徨い続ける。
漆黒の中に唯一存在する銀――首輪。つまり男はバトルロワイアルに巻き込まれた被害者だ。
「何故私が……?そもそも私とは一体……?」
男が気にしているのは、己の正体。
自分の正体を知るため、世界各地を転々としていた最中、このバトルロワイアルに巻き込まれたのだ。
バトルロワイアル、殺し合い。男は当然にその意味はわかっている。
「……私は、どうすればいい?殺し合いを止めればいいのでしょうか?
それとも、優勝をして全員を生き返らせればいいのでしょうか?」
そして男は、少なからず他の参加者のことを気に掛けていた。
ただ、それ故に行動が決められない。両極端だが、誰かを助けたい気持ちはあるのだ。
男の前には光の道と闇の道がある。
もし光、対主催の道を歩めば、すぐにでも誰かを助けることができる。
だが、主催者を倒せば願いは叶わない。つまりは必ず死者の存在を許すことになる。
もし闇、優勝への道を歩めば、自分は全ての参加者を殺さなくてはならない。
だが、優勝して全員の蘇生を願えば、死者は誰一人存在しなくなる。
どちらの道が正しいのか?
一部の者を助け、犠牲を黙認するか。一度全てを犠牲にして、全ての者を助けるか。
「私はどうすれば……」

男は悩み続ける。ただ何故か、彼はこのバトルロワイアルで悲しむ人を減らしたいと願っていた。
その感情の出どころも不明だが、だからこそ男は悩む。
どちらの道が最良なのか、悩み続ける。
今の男は、光と闇の狭間で揺れ動く灰色の存在。
そして、男はおそらく自分一人ではどちらかに傾くことができない。
ただ誰かに、ちょっとだけ背を押されるだけでどちらかに飛び込む状態だ。
「誰か……私はどうしたらいいのか、教えていただけませんか……?」


「おいィ?そんなこともわからないならお前の頭は必要ないな後ろから破壊してやろうか?」
「!?」

214 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:45:51.52 ID:zfLVtS+4
43:夏は白・冬は黒
11/04/26(火) 09:15:52 ID:qVvkNG86
突如、悩む男の後ろから声が。
男が慌てて振り返ると、そこには呆れた顔の男が一人。その男の容姿もまた奇怪だった。
全身を白銀の鎧で覆った……悩む男とは正反対の出で立ち。
ついでに髪も銀の短髪であり、そこもである。
「あ、貴方は?」
「俺は古代からいる通りすがりのナイトでブロントというのだが謙虚にもさんづけでブロントさんでいい
なんか気が付いたら拉致されていた感なのだが拉致とか直接的に犯罪でしょう!?
と思った俺はカカッとあの触手を裏世界でひっそりと幕を閉じさせることに決めた
わけだが俺のグラットンは没収されていてリアルでは北海道でモンクタイプの俺も
(しばらくお待ちください)
そんな時に俺と同じく鎧を着たナイトを見つけたので声をかけたらなんかネガネガしてた
そんなお前は一体誰なんですかねぇ?」
「え……えーと……」
現れた男――白い騎士ブロントはひたすらに喋り続けた。
対する男――黒い騎士は言葉に詰まってしまう。
各地を旅し、それなりに言語は学んだつもりであったが、ブロントの言語は理解に時間がかかる。
正直把握できたのは、名前と彼が対主催の道を歩んでいることぐらいだ。
「す、すみません、私は自分が何者かもわからないんです」
「ほむ……記録損失か?」
「記憶喪失ですね。おそらくは。だから、名前もわからないし、何をすべきかも……」
黒い騎士は、申し訳なさそうに自分のことを告げた。
「お前が仮に自分の正体がわからなくてもやるべきことは決まっているんだが?」
「え!?」
「お前に詰問があるんだが?お前が着ているそれはなんですかねぇ?」
「……質問ですか?これは……鎧ですね、騎士の。何故かしっくりきてまして」
「その通りだな騎士はナイトは光と闇が備わり最強に見える最強ジョブ
そして助けを求める貧弱一般人のメイン盾となるゆいいつぬにの存在だ
お前のその鎧はなかなかえごいダークパワーを放っているが光属性の剣を持つと最強に見える
俺が一級ナイトだったようにお前もまた一級ナイトだったのではないか?
ならば俺と一緒に主催者をバラバラに引き裂いて貧弱一般人を守るべきそうすべき」
ふたたびまくしたてるブロントに、黒い騎士は困惑する。
要約すると、同じ騎士なのだから共に行こうということらしいが……

215 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:47:39.50 ID:zfLVtS+4
44:夏は白・冬は黒
11/04/26(火) 09:17:05 ID:qVvkNG86
「しかし、主催者がいなければ願いを叶えられないのでは?つまりは死者の蘇生が……」
「お前頭悪いなあんなの嘘に決まっている優勝してもそいつをタイマンで潰す気だろうな
死者を極力出さないためにも俺たちのようなナイトが動く必要があるんじゃないか?まあ一般論でね?」
ブロントは黒い騎士の反論を一撃で叩き伏せる。
そう、優勝したからといって、本当に願いが叶う保証はどこにもありはしない。
あるかどうかもわからないものよりも、今現実に確かに存在しているものを優先する……
黒い騎士も、やがてはブロントの言葉に従った。
「そうですね……確かに、主催者が約束を守る確証もありませんからね……
わかりました。お役に立てるかわかりませんが、貴方に同行させて頂きます、ブロントさん」
「うむよろしく頼むぞ……なんて呼べばいいかわからない!わかりにくい!」
と、ここでブロントは黒い騎士をなんと呼べばいいか悩み始める。
記憶喪失の相手では本名を知ることはできないが、せめてあだ名か偽名は欲しいところだ。
「何かいい名前は?」
「そうですね……あ、ではナイトは光と闇が備わり最強、つまり混沌が最強とのことなので……
『混沌の騎士』なんてどうでしょうか?自分で言うのも変ですが、結構あってると思います」
「ほう……きぐうだな俺も同じ名前を考えていたんだが?」

なんの因果か。
二人が思い浮べた仮の名、混沌の騎士。
それはくしくも、黒い騎士の求める己の正体だったが、彼が気付くことはなかった。

「しかし、いくら騎士でも素手で戦い続けるのは厳しいですよ」
「俺はグラットンソードでお前にはエクスカリバー的なものが必要だと思った
この支給品の中にはきっと確実に高確率で入ってるな(予知夢)」

ブロントと混沌の騎士は、自らに支給されたバッグを漁る。
ブロントは格闘も得意であり、混沌の騎士も護身程度なら楽にできる。
だが彼らは騎士。やはり剣か盾は欲しいところだ。
「お?何かあった

『甘い甘いぞぉ!』

「おいィィィィィィ!?」
「ブロントさんの支給品はハズレですか……私は

『食らうがいい!私を止めてみせろ!』

「「おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!?」」

絶望的にハズレなうえにだぶるという奇跡を見せた人形を握り締めて。
二色騎士の絶叫が街に響いた


216 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:48:51.87 ID:zfLVtS+4
45:外伝名無し
11/04/26(火) 09:18:17 ID:qVvkNG86
【杉並区/1日目/日中】

【混沌の騎士@カオスロワオリジナル】
[状態]:記憶喪失・発汗(大)
[装備]:漆黒の鎧
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:死者は極力出さない
0:なんで二つも……
1:ブロントに同行
2:水分の確保
3:自分の正体を知りたい
【ブロント@ネ実】
[状態]:健康
[装備]:白銀の鎧(ナイトAF)
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:主催者とゲームに乗った参加者はバラバラに引き裂く
0:汚ないなさすが主催者きたない……
1:混沌の騎士と行動
2:貧弱一般人は保護
3:剣と盾の早急な確保

※二人とも鎧を継続装備したため、ハンデとして支給品ががらくたです

※支給品解説
アビシオンのフィギュア
カオス七期に登場。アビシオンという男のフィギュア。
背中にボタンがいくつもついており、押すと高いテンションで何か喋る。ただそれだけ。
だが、とある場所ではこれでマーダーの動きを止めることができたので、もしかしたら強力……?

217 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 14:49:37.43 ID:zfLVtS+4
46:外伝名無し
11/04/26(火) 09:19:39 ID:qVvkNG86
投下終了です。
夜のラッシュ、リアルタイムで見たかったな……

218 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 21:04:13.75 ID:koBcrcBt
両者ともおつ! 代理投下の人も乙! 感想!

地獄の刑執行長官
無差別マーダーキタコレ!!
マーダーも強者が多くなってきた、これは一筋縄にいかぬな。
そして支給品紹介wwwwwCrazywww

夏は白・冬は黒
おお! 戦士二人ともに対主催か!
いやー、混沌の騎士はそうなるかー、ブロントさんはブロント語だけどかっこいいっす!
支給品がガラクタよりひでえwwwwww

ともかく両者とも乙です!

219 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 21:09:14.20 ID:y6ppDKcj
投下&代理投下乙です
飛竜さん無差別マーダーとかデンジャラスってレベルじゃないぞ!
そして書き手枠3人目はブロントさんか
思考はまともだが、相変わらずセリフ読むのに疲れる人だw


それでは、涼宮ハルヒ、アーカード、投下させていただきます

220 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 21:10:20.17 ID:y6ppDKcj
代々木駅のホーム。涼宮ハルヒは、そこで立ちつくしていた。

たしかに、自分は「非日常」を望んでいた。
だが、それは決してこんなものではない。
自分が望んでいたのは、宇宙人や未来人と楽しく遊べる日々だ。
こんな血みどろの「非日常」など、願い下げである。

「ぶっ壊してやるわ。こんな誰一人楽しめない、最低のゲーム」

自らに言い聞かせるように、ハルヒは声に出して呟く。
だがその声は、かすかに震えていた。
彼女とて多少エキセントリックなところはあるが、普通の高校生なのだ。
いつ殺されるかわからないという状況に、恐怖を感じないわけがない。

「ほほう、なかなか威勢のいいお嬢さんだ」

そんな彼女の耳に、低い声が届く。とっさにハルヒが振り向くと、そこには赤い帽子に赤いコートを羽織った長身の男が立っていた。

(なっ……。いつの間にこんな近くに!)

反射的に飛び退きつつ、ハルヒはあらかじめデイパックから取り出していた刀の柄に手をかける。

「警戒されているようだな。まあ、その行動は間違いではない。
 ここは倒し倒され、殺し殺される鉄火場なのだからな」
「あんた……何者?」
「私はアーカード。ご覧の通り、ただの化物だ」

ハルヒの問いにそう答えながら、アーカードは無造作にホームの壁へ拳を突き立てた。
重い音が轟き、彼の腕が豆腐に突き立てた箸のごとくあっさりと壁にめり込む。
その光景は、「化物」という彼の名乗りを証明するものだった。

(あちゃー……。これはまずいかも……)

ハルヒのきめ細かい肌を、次々と冷や汗が滑り落ちていく。
武器を持った程度で自分が勝てる相手ではないことを、彼女は理解してしまったのだ。

「さて、お嬢さん。今から私が君を殺しにかかるとしたら、君はどうする?」
「そうね、全力で抵抗させていただくわ。あたしじゃ逆立ちしたって勝てそうにないけど、だからって無抵抗で死を受け入れるなんてあたしらしくないもの。
 死ぬその瞬間までは、あたしは絶対諦めない」

アーカードの問いに対しそう答えながら、ハルヒは刀を抜き放つ。
眼前の怪物に向けられた切っ先は、大きく震えていた。
それはハルヒの心に巣くう恐怖を、何よりも雄弁に物語っていた。
だがそれでもなお、ハルヒの目には凛とした光が宿っていた。

「ククク……。いい目だ、いい目をしているなお嬢さん」
「……は?」
「自分は助からないと理解していながら、まだ貴様の目には希望が宿っている。
 自分の手に負えない怪物に狙われたとわかっているのに、それでも生きることを諦めていない!
 そうだ、人間はそうでなくてはならない。私を殺すのは、そんな人間こそがふさわしい」
「何言ってるの、こいつ……」

アーカードの口から溢れる言葉の意味がわからず、ハルヒは先程までとはまた違う汗をかき出す。


221 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 21:11:37.31 ID:y6ppDKcj
「いいだろう。貴様は殺さないでおいてやる」
「はい?」
「これから私は、貴様に付きまとう。貴様がこの闘争の場で、何をなすのかを見届けるためにな。
 だが私の力はあてにするな。貴様が危機に陥ったとき、私は助けるかもしれん。助けないかもしれん。
 全てはその時の、私の気分次第だ」
「はあ……」
「ああ、それからこれも言っておこう。もし、貴様が生きることを諦め、私の期待を裏切るようなら……」

その瞬間、アーカードの姿がハルヒの視界から消える。
そして次の瞬間には、彼の右手がハルヒの首をつかんでいた。

「私は容赦なく貴様を殺す。努々覚えていくことだな」
「っ……! 上等よ! あたしは絶対諦めたりしないんだから!
 お茶でも飲んで、後ろでおとなしく見てなさい!」
「いい返事だ」

うっすらと涙を浮かべながらも気丈な言葉を返すハルヒに、アーカードは口元を緩め牙をのぞかせる。

「さて……まずはどうする、お嬢さん」
「まずは足場固めよ。小さなことからコツコツと、ってね。
 最低でも一人、ここにはあたしの友達が連れてこられてる。そいつを捜すわ。
 あいつ一人じゃいつ殺されるかわかんないんだから、あたしが保護してあげないと」
「ふむ、悪くない考えだ」

ハルヒの脳裏に浮かぶのは、彼女が「キョン」と呼んでいる青年の顔。
いつも文句と小言を漏らしながらも、結局は自分に付き合ってくれる大切な友達だ。
彼なくして、自分の望む世界はあり得ない。
ハルヒは半ば無意識ながら、そのことを理解していた。

「それと、お嬢さんって言う呼び方はやめてもらえる? あたしには涼宮ハルヒっていう立派な名前があるんだから」
「それは失礼した。今後改めよう、涼宮」
「よろしい!」

素直に従うアーカードに、ハルヒはこの場に来てから初めての笑みを浮かべた。

「時に涼宮。参考までに聞いておきたいのだが」
「何?」
「処女か?」
「な、ななななな!!」
「……わかりやすい反応ありがとう」


【渋谷区・代々木駅ホーム/一日目・日中】

【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康
[装備]妖刀かまいたち@風来のシレン
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品0〜2(確認済み)
[思考]
基本:バトルロワイアルの破壊
1:キョンとの合流



222 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 21:12:38.32 ID:y6ppDKcj
【アーカード@HELLSING】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(確認済み)
[思考]
1:ハルヒの行動を見届ける
※能力制限に関しては次以降の書き手さんにお任せ


【支給品解説】
・妖刀かまいたち@風来のシレン
一振りで正面、右前方、左前方の三方向に攻撃できる刀。攻撃力もそれなりに高い。


223 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/26(火) 21:13:45.50 ID:y6ppDKcj
以上で投下終了です
タイトルは「憂鬱少女と死にたがりの化物」で

224 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 21:20:50.07 ID:zfLVtS+4
投下乙です!
アーカードwww
気持ちはわかるが直球すぎるぞwww

225 : ◆bKTM8q6rdY :2011/04/26(火) 22:06:11.39 ID:p5SS8vek
皆さん投下乙です!
飛竜さんはまさかの無差別マーダーだと……!?
騎士コンビは普通に強いのに支給品がゴミ以下w
そして旦那も予想外な性格だw

では自分も投下を。キャラは鏡音リンのみです。

226 : ◆bKTM8q6rdY :2011/04/26(火) 22:06:57.73 ID:p5SS8vek
「ここは……安全かな?」

すばしっこく移動しつつ、物陰に身を潜める少女――名は鏡音リン。
彼女は、いや彼女の家族はバトルロワイアルに放り込まれ、散り散りとなった。
まだ幼いリンにとって、突然過ぎる日常の終わりはあまりに過酷。
身を潜めているこの間にも、家族の誰かが殺されているのではないかと不安で仕方がない。
それでいて、この少女は同時に冷静でもあった。

「……退路、よし。ここなら支給品の確認もできるかな」

隠れつつも、万が一見つかった際の自分の退路は確保しておく。
それほど足が速いわけではないが、対人なら小柄な自分の方が小回りがきいて逃げられると判断したのだ。
デイバッグからまずは地図とコンパスを取り出して、現在位置も確認。
そして自分に支給された道具を調べ……
そう、リンはこのバトルロワイアルという特殊環境においても、無駄なく動いていた。
家族が殺されるのも、自分が殺されるのも怖い。それは確かに幼い少女の本心だ。
ただ、彼女の家族構成……兄や姉のおかげで年齢不相応なたくましい適応力を手に入れただけ。
濃すぎる兄や姉のフォローに回っていたら、大抵のことに馴れてしまったのだ。

「……これ、剣? うわ、3本も?」

そんなリンの個別支給品はなんと3つもあった。
だが全て武器、それも近接攻撃しかできない剣のみ。
まともな使い手、せめて体格のしっかりした男ならともかく、リンは小柄な少女。
とてもではないが、剣を振り回して敵を撃退するなどできようはずもない。

(なんか……お兄ちゃんやお姉ちゃんに持たせたら似合いそうな剣ばっかだね)

支給品はあてにならないと判断したリンは一旦剣をしまいつつ、離れ離れになった家族を思い出す。

(みんな……無事でいてね……)

自分の家族が殺されるわけがない! などとリンは思えなかった。
そんな甘い考えが通用する世界ではないことは、嫌でも思い知らされた。
彼女の白い服に付着した飛沫血痕――最初に主催者に殺された男のものだ。
目の前で、確かに一人の男が殺された。この冷たい首輪によって。
リンも、その時は流石に冷静でいることはできず、叫び声をあげたのを覚えている。
だが、少し落ち着いた現在。
リンはあえてその時の光景を思い出す。

――この程度の触手で、この俺を止められるとでも思っていたのかぁ!?

殺された男の、最期の言葉。
あれだけ強そうな男が、あっさりと殺された事実は多数の参加者に影響を与えただろう。
主催者に抵抗することなど、無駄なのだと認識させただろう。

(でも……殺されちゃったけど……確かにあの男の人は触手を――全部千切っていた。
 つまり、あの怪物も怪我をする、倒せないことは……ないんだよね?)

だが、リンは逆にそれを勝機と認識していた。



227 : ◆bKTM8q6rdY :2011/04/26(火) 22:08:20.67 ID:p5SS8vek
無論、いくら相手が怪我をする生物の分類であったとしても、恐ろしい怪物である事実は変わらない。
子供であるリンがどう頑張っても倒せる相手ではないだろう。

(でも……あの時立ち上がった人達なら……)

リンの周りでも、何人かが立ち上がり、臨戦体勢をとる者がいた。
武器を取り上げられ、やむなく抵抗を中断した彼ら。
しかし立ち上がり、それぞれが武器を構えようとしたということは、戦闘経験者だろう。
彼らに武器を渡して、首輪をどうにかできたら? ……勝ち目はあるかもしれない。
幸いにも、リンの支給品は素人目で見てもかなり切れ味鋭そうな一品だ。

(とにかく、まず人を探さないと。
 どのみち禁止エリアルールのせいで、いつまでも隠れ続けることなんてできないんだ。
 ……それだけじゃない。たぶん最後には地図の場所全部が禁止エリアにされちゃうだろうし……
 それならすぐに動いた方が人も見つかるし、お兄ちゃん達とも……)

リンは辺りを見渡し、人の気配がしないことを確認すると物陰から立ち上がる。
そしてバッグの中から、護身のために唯一軽くてリンでも振れそうな剣を……

(これ、本当に剣なのかな……? でも説明書に『双剣』ってあるし……)

若干疑問に思いつつ、リンはまるで野菜そのものな剣を両手で握る。
その姿は、彼女が敬愛する姉に近いものがあった。

「……よしっ!」

意を決し、リンは飛び出す。
探し求めるは大切な家族と強く打倒主催者の志を持つ者。
小さな体に大きな思いをのせて、少女は戦いへの第一歩を踏み出す。




【中野区住宅街/一日目・日中】
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】:健康、一部にブロリーの返り血
【装備】:ツインネッギ
【道具】:基本支給品一式、ヴォーパルソード、グラットンソード
【思考】
基本:家族と共に生還する
1:打倒主催者思考の参加者を探し、協力する
2:家族が心配
3:首輪の無効化方法を知りたい
 
支給品紹介
【ツインネッギ】
7期でラグナが作っていた双剣。魔力で鍛えられた以外はまんま2本のネギ。
元々がミクをパロディにした武器であり、装備すると様々なステータスが+39される。
【ヴォーパルソード】
8期でKAITOが愛用していた剣。元々はテイルズシリーズの氷の魔剣。
これでも十分強力だが、とある剣や宝石と組み合わせることでエターナルソードになる。
【グラットンソード】
7期でブロントさんが愛用していた暗黒の剣。ダークパワーっぽいものが宿っているらしい。
とある理由から、一時期ルカの持ち物候補に挙がっていたことがある。


228 : ◆bKTM8q6rdY :2011/04/26(火) 22:13:15.58 ID:p5SS8vek
投下完了です。
タイトルは【少女の旅にフランベルジュはいらない】で

229 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 22:28:46.22 ID:koBcrcBt
【VOCALOID】 2/2
○KAITO/○初音ミク/
【実在の人物】 4/4
○所ジョージ/○イチロー/○板東英二/○和田アキ子
【カオスロワ書き手】 2/2
○マーラ様の人/○脱衣拳
【みなみけ】 2/2
○南春香/○南千秋
【らき☆すた】 3/3
○泉こなた/○柊かがみ/○岩崎みなみ
【歴史上の人物】 3/3
○織田信長/○アドルフ・ヒトラー/○長宗我部元親
【カオスロワオリジナル】
完売御礼
【けいおん!】 2/2
○平沢唯/○田井中律
【涼宮ハルヒの憂鬱】 1/1
○キョン
【仮面ライダーBLACK RX】
完売御礼
【魔法少女まどか☆マギカ】
完売御礼
【仮面ライダーディケイド】
完売御礼
【くそみそテクニック】
完売御礼
【範馬刃牙】 1/1
○範馬勇次郎
【HELLSING】
完売御礼
【魔法少女リリカルなのは】 1/1
○シグナム
【スペースコブラ】 1/1
○クリスタルボーイ
【Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
完売御礼
【ストライダー飛竜】
完売御礼
【書き手枠】 2/2
○/○

残り24人

230 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 22:29:31.44 ID:zfLVtS+4
投下乙です!

それでは自分も投下をさせていただきます
キャラはイチロー、野比のび太(一話死亡枠)です

231 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 22:32:37.90 ID:zfLVtS+4
無人の街並みを野比のび太はがむしゃらに走っていた。

突然怪しげな場所に連れてこられ、殺し合いをしろと言われ、目の前で人が死んだ。
この短時間で起こったことは、ただの小学生であるのび太には酷すぎた。

「まだ死にたくないまだ死にたくないまだ死にたくない」

念仏のように口から漏れるその言葉は、今ののび太の思いを端的に表していた。

「まだ死にたくないまだ死にたく――ッ!?」

石につまずいたのか、それとも足がもつれたのか。
理由はともあれ、のび太は体勢を崩し、派手に転倒した。
俯せのまま、のび太は幼子のように涙を流す。

「うっ……ぐすっ……ひっく……やだよぉ……死にたくないよぉ……」

目から溢れた涙は地へ落ち、乾いた地面を少しだけ潤す。
それから暫く、辺りに嗚咽が響いていた。


泣き疲れたのか、涙が枯れたのか。
のび太はもう泣いてはいなかった。
その顔は今も暗いが、先ほどまでよりは大分マシだろう。
涙を流すことで多少精神も落ち着いたらしく、のび太は支給品の確認に取り掛かり始める。

「ドラえもんの道具みたいに便利なのがあればいいんだけどなぁ……ドラえもん?」

何かに気付いたのか、デイバックから支給品を取り出そうとする手が止まる。

「そうだ! ドラえもんなら……ドラえもんならなんとかしてくれるはずだよ!」

未来から来たネコ型ロボットであるドラえもん。
その存在にのび太は光明を見出だしたのだ。

「僕がいなくなったら絶対ドラえもんが気付くはずだよ! そうすればどこでもドアで助けに来てくれる!
 まったく、なんで今まで気付かなかったんだろう!」



232 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 22:35:14.61 ID:zfLVtS+4
勢い良く立ち上がるのび太。
先ほどまで絶望に染まっていたその顔には、はっきりと希望の色が浮かんでいた。
それほどまでに、のび太はドラえもんを信頼しているのだ。

「ドラえもんが助けに来るまでに、この殺し合いに反対の人たちを集めよう! そうして、みんなで帰るんだ!」

既にのび太の思考はここから脱出することまで飛躍していた。
もっとも、絶望しきっていたところに突然希望が舞い込んだのだ。
多少思考が飛躍したところで、誰がのび太を責められようか。

「よーし、そうと決まったら人が集まる場所に行かなくちゃ! ……え?」

方針を決め、今まさに歩きだそうとしたその時、のび太は自らの首に一陣の風が吹き込むのを感じた。




台東区にある住宅地、その一角。
白を基調とした服。力強く、それでいて美しさすら感じさせる腕。
そして、背に刻まれた『51』。
日本球界の至宝、全野球少年の憧れ。
日本が世界に誇る天才ベースボールプレイヤー、イチローがそこに立っていた。

「……謝って許して貰えるとは思っていない。それでも……すまなかった」

そう呟くイチローの視線の先には、一人の少年が倒れていた。
頭と胴体が離れ離れになった少年――野比のび太。
のび太の頭と胴体に永遠の別れを経験させたのは、イチローの手に握られた剣である。
炎の如く波打つ魔剣―『フランヴェルジュ』。
アベレージヒッターでありながらも初回先頭打者サヨナラ満塁ホームランを連発可能なイチローによって振るわれたその剣は、周囲を警戒していなかったのび太の首を一刀両断したのである。

「人、しかも子供を殺した僕に、神聖なグラウンドに立つ資格はもう無いのかもしれないな」

短い黙祷を済ませたイチローは、自嘲気味に呟く。

「それでも、僕はこんなところで死ぬ訳にはいかない。……マリナーズを、優勝させるために」

のび太のデイバックを拾いあげ、イチローは次の標的を探し始める。
孤高の天才の孤独な戦いは、はたしてどんな軌跡を描くのか。
それはまだ、誰にもわからない。




233 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 22:36:51.43 ID:zfLVtS+4
【台東区 住宅地/一日目・日中】
【イチロー@現実】
[状態]:健康
[装備]フランベルジュ@TOS
[道具]:のび太のデイバック(中身未確認)
[思考・状況]
1・生還し、マリナーズを優勝させる

【補足】
※身体能力に大幅な制限がかかっています

【野比のび太@ドラえもん 死亡】


【支給品解説】
フランヴェルジュ@TOS
炎の魔剣。
カオスロワでは8期のシグナムが装備している。
対となる剣が存在し、組み合わせることで時の魔剣エターナルソードになる。

234 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/26(火) 22:37:37.68 ID:zfLVtS+4
以上で投下は終了です
タイトルは『孤高の天才』でお願いします

235 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 22:44:47.03 ID:8eG71x1C
まとめて感想でも。

・The Game
死にたがりの6/とは初めてみるな。
でも基本スタンスは優勝狙いだから、どっち道面倒なことには変わりない。
こりゃ勇次郎や旦那連れてこないと厳しいな。

・QBR〜キュゥべえのバトルロワイアル〜
QBさんならやると思った。
でも自分の制限を理解していないのはちょっと危険だな。
まあこういう、死ぬ恐怖とかないやつに限って長生きするんだろうけど。

・黒い子は火薬、黄色い子は魔砲
マミさん・・・・・・
おっぱい大きくてもお頭はまだ中学生ですか。
制限緩くなったら4個展開して擬似メガスマッシャーとか撃てそうだな。

・頑張れ男の子!
レン、お前には速さが足りない!
寝ている女の子を見つけたら悩む暇などない!
すかさず乳を揉めば間に合ったはずなのだ!
だがもう遅すぎた・・・・・・

         みゆきさんのおっぱいがルカ姉さん達より大きいってマジ?

・英雄はただ独り
ゲル化しても首輪は何故かついてくるんですねわかります。
制限を無視したDCDさんの無双ぶりに憧れちゃいます。
しかし信彦も悪足掻きで一糸報いたようで何より。
ライダーは全て破壊するみたいだから、今後変身アイテム受け取った参加者はDCDとの遭遇フラグができそうだ。

・ウホッ!凄いい漢達
阿部さんはいつもぶれない。
今回は何人の男達が掘られるのか楽しみだ。
そして師範のストーキングはいつまで続くのか。

・彼は恐慌の皇帝……のはず
この皇帝、思考回路が完全にてつをだwww
冷静に考えればライダーが殺し合い開くとかマジありえないってことに気づくだろうが、
この皇帝ならそんな理論ぶっちぎりで無視するだろう。
現時点で一番頼れそうな対主催がラスボスってどういうことなの・・・・・・?


236 :創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 22:48:16.19 ID:8eG71x1C

・地獄の刑執行長官
とんでもないやつがマーダーになったものだ。
なんかこれだけで、10人ぐらいの参加者が間引かれることが確定したような気がする。
後、支給品解説マイクさん出張お疲れ様です。

・夏は白・冬は黒
いや呼び名にその名前はちょっt(ry
騎士さんはカオス6期仕様か。 確か5期のこいつは凄まじくチートだった気がする。
二人の騎士が揃って凄く頼もしく見えるが、支給品の性で全てが台無しになった。
アビシオンのフィギュアとかマジで誰得だよ。 俺にも一個くれよ。

・憂鬱少女と死にたがりの化物
アーカードの旦那、今回は大人しいな。
原作でやることやったから今は気分じゃないのだろうか。
そしてそんな旦那相手に強気になれるハルヒもマジ団長。
しかしこうなるとキョンの同行が気になるところ。

・少女の旅にフランベルジュはいらない
支給品偏りすぎだろJK。
こんなにあるなら一本ぐらいナイト達に配るべき、そうするべき。
おっぱいマニアの兄とヤンデレた姉の反動か、まともになったリンであるが、
彼女の元の世界のVOCALOIDがどういうやつらなのかも気になるところ。

・孤高の天才
まさかのイチローマーダー化・・・・・・と思えば、イチローってメンタルは割りと普通なんだよな。
ニコロワでもやけになって会場破壊しようとしていたし。
自分の能力を理解しているからこそ、チームにおける自分の重要性もわかっちゃっているんだよな。


皆さん投下乙でした。


237 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:10:00.27 ID:9GKe0xuL
投下します。
登場キャラはKAITO、他一話死亡要員が一人。

238 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:10:57.71 ID:DmBXF84D
現在地まとめ
品川区/◆6/WWxs9O1s
品川区 街中/南夏奈 MEIKO(死体)
品川区 住宅地/巡音ルカ

港区 品川駅/東京タワー イナバ物置の人

杉並区 公園/キュゥべえ
杉並区/混沌の騎士 ブロント

練馬区南西部/巴マミ

北区 民家/鏡音レン 高良みゆき
北区 荒川河川敷/門矢士 シャドームーン(死体)
北区 荒川/南光太郎

新宿区/カズマ 不破刃
新宿区 公園/阿部高和

墨田区東京スカイツリー近く/クライシス皇帝

板橋区 住宅街/ストライダー飛竜

渋谷区 代々木駅ホーム/涼宮ハルヒ アーカード

中野区 住宅街/鏡音リン

台東区 住宅地/イチロー 野比のび太(死体)


239 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:11:36.83 ID:frpscdgW
感想書こうと思ったら次の投下きたか
支援

240 :KAITO兄さんはCOOLに考えたい:2011/04/27(水) 00:11:59.33 ID:9GKe0xuL
「ひい、た、助けて!」
何度も転びそうになりながら、KAITOは渋谷の街中を全力疾走していた。
その後ろを、火炎放射器を持った屈強なモヒカン頭の男が追いかける。
「ヒャッハー!汚物は消毒だー!」
「ひいいいいいいいいいいい!!」

自分のような平凡なボーカロイドが何故こんな事に巻き込まれたのか、KAITOにはさっぱりわからなかった。
ただ一つ確実なことは、走るのを止めた瞬間にこのモヒカン男に殺されるということだけだった。

「ハァ、ハァ、そ……そうだ!バック、バックの中に何か……」
あの触手が説明のときに言っていたことを思い出して、KAITOは自分に支給されていたデイバックに手を突っ込んだ。
「武器……何でもいい、そうだ拳銃!拳銃をくれ!」
そう祈りながらKAITOが取り出したのは……
CDと思しき一枚のディスクだった。

「は?」
自分のデイパックの中から出てきた物に呆然となるKAITO。
こんなものであのモヒカンとどう戦えというのか。
そしてディスクに気をとられていたKAITOは、自分の足元に何故かバナナの皮が落ちていることに気がつかなかった。


「あ」
気づいたときにはもう遅い。
KAITOはバナナの皮を踏んで思いっきりすっ転んでいた。
(ああ、もう僕は死ぬのか)
地面にひっくり返るまでの時間がスローモーションになり、走馬灯のように家族の顔が脳裏を駆け巡る。

だが彼が死を覚悟しようとしたその時、彼の手から離れたディスクが
まるで引き寄せられるかの様にKAITOの頭部に吸い込まれた。


「こ……れは……」
KAITOはディスクが頭に吸い込まれた瞬間に、言葉ではなく心でそれが何なのかを理解した。
「汚物は消毒だー!」
叫びながら走ってくるモヒカン男に向かって、倒れたままKAITOは叫んだ。

「『ホワイトアルバム』ッッッ!!」

 ◇ ◇ ◇

KAITOは荒い息のまま立ち上がる。
彼を殺そうとしていたモヒカンは、火炎放射器を構えた姿のまま凍りついて死んでいた。

(ホワイトアルバムは超低温を操るスタンド……
 僕に支給されていたディスクは、そのスタンド能力を封じ込めたものだったのか)
自分に支給されたものについて考えながら、KAITOは呼吸を落ち着かせる。

(まだ充分に使いこなせるわけではないけど、大体の力の使い方はわかる
 この能力があれば……)

この能力があれば?
主催者を倒せる? バトルロワイアルを止められる? 脱出できる?


無理だ。


いかに強力な力を持っていようと、首輪が嵌められている限り主催者には逆らいようがない。
そのことは見せしめに殺されたあの大男の存在が十分に教えてくれた。
仮に首輪を解除できたとしても、主催者がどこにいるのかもわからない。

241 :KAITO兄さんはCOOLに考えたい:2011/04/27(水) 00:12:45.96 ID:9GKe0xuL
KAITOは周囲を見渡す。
そこは彼も見知っている渋谷の街だ。だが人の気配は無く、いつも喧しい街はまるで死んだように静まりかえっている。
自分たち参加者以外の人間を締め出したのか、それともここは極めて精巧に造られた渋谷のレプリカなのか。
いずれにしても余程の権力、もしくは超常の力を持っていなければこんな空間を生み出すことは不可能だろう。
そんな敵を相手にして勝てるか? もし仮にこのバトルロワイアルから脱出できたとしても、そんな力を持つ主催者を敵に回すことになるのだ。
自分など一捻りだろう。

ならばこの殺し合いに乗って他の参加者を殺すか?
(嫌だ。確かにさっき一人殺したけどそれは咄嗟の事だったし、あれは正当防衛で……)

待てよ。主催の禍神は言っていた。優勝すれば際限なく望みを叶えてやると。
そして死者を甦らせることも出来ると。
(つまり、優勝した者が『死んだ参加者を生き返らせてくれ』と
 いや、それより『このバトルロワイアルをなかった事にしてくれ』と願えば、みんな生き返って、みんな無事に元の世界に帰ることができる)
勿論それには
主催者が本当に死者を復活させることができる。
主催者が優勝者の望みを叶えるという約束を守る。
という二点が不可欠なのだが、そこは禍神が言ったことを信用するしかない。
それ以外に道はないのだ。


そこまで考えて、KAITOは自分が殺したモヒカン男を見る。
もしもこの男が優勝していたら、そのようなことを願っただろうか?
それはないだろう。こんな頭の中まで世紀末のような男は他人の生死など一顧だにしないに違いない。


「ならば……僕がやるしかない」
優勝して参加者全員を生き返らせて助ける。KAITOはその覚悟を決めた。

「まずは協力者を探すべきかな……」
ホワイトアルバムは強力なスタンドだが、それでも一人で優勝できるほどバトルロワイアルは甘くないだろう。
そうなると協力者が必要だ。助け合い、もしも自分が途中で死んでも後で生き返らせてくれる、そんな信頼できる協力者が。
自分の命を預けられる相手、それは

「……やっぱり家族か」

最初の説明の際に彼がいた場所から見えただけでも、ミク、レン、それと一瞬しか確認できなかったがMEIKOも――
少なくともこの3人が参加していた。

普通ならば殺し合いに家族まで参加させられていることを呪うべき所だったが、今のKAITOにとっては僥倖である。

(何人が参加しているのかわからないけど、4人で協力すればかなり有利のはずだ!)

そうと決まれば話は早い。家族を探して、それ以外の参加者は一旦殺す。
その為にKAITOは行動を始めた。

(ミク、レン、MEIKO、みんな待っていてくれよ。死なないでいてくれ)
目立たないように渋谷の裏路地を進むKAITO。
バトルロワイアルという異常な状況で自身の心が変質している事に、彼はまだ気づいていない。

242 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:13:37.15 ID:9GKe0xuL
【渋谷区センター街/一日目・日中】

【KAITO@VOCALOID】
[状態]:疲労(中)、スタンド『ホワイトアルバム』使用可能
[装備]:ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2(未確認)
[思考]基本:優勝して死者を全員復活させ、このバトルロワイアルを無かったことにする。
1:バトルロワイアルで優勝する。死者は後で復活させればいいので殺人は躊躇わない。
2:家族を探し、自分の計画に協力してもらう。
3:とりあえず参加者のいそうな方向に進む。

【汚物は消毒だのモヒカン@北斗の拳 死亡確認】


支給品紹介

【ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険】
荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」を元にしたフリーゲーム「ディアボロの大冒険」に登場するアイテム。
このDISCを頭に挿入することによって、超低温を操るスタンド「ホワイトアルバム」が使えるようになる。
カオスロワでは7期にて男子フィギュアスケート日本代表たちによって使用された。

243 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:14:12.24 ID:9GKe0xuL
以上で投下終了です。

244 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 00:26:36.15 ID:frpscdgW
投下乙!
まとめて感想を

>少女の旅にフランベルジュはいらない
リン、しっかりした子だなあ……
レンはヘタレモードだというのに

>孤高の天才
イチローがマーダー化……
これは恐ろしいことになりそうだ

>KAITO兄さんはCOOLに考えたい
KAITO兄さんはリセット狙いのマーダーになったか……
まだ使いこなせてないとはいえ、ホワイトアルバムは強力なスタンドだけに怖い存在になったな

245 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 01:26:28.41 ID:WU2O8bNA
純対主催→マミさん、てつを、カズマ、ブロントさん、ハルヒ、リン
対主催寄り→皇帝、混沌の騎士
未定・様子見→イナバ物置の人、レン、みゆき
生存・人探し→東京タワー、夏奈
扇動→キュゥべえ
特定マーダー→門矢士
優勝→イチロー、KAITO
無差別→6/、ルカ、飛竜
我欲優先→師範、阿部さん、旦那

これまでのキャラの優先スタンスをまとめてみたが……
なんかマーダー勢が恐ろしいことになってる!?

個人的気になるところ1・ボカロ勢格差
KAITO「優勝するために一回皆殺しにしないと!」
ルカ「助かるわけないんだから、自分の手で家族を殺すね」
レン「誰かが解決してくれる!そんなことよりおっぱいだ!」
リン「この剣を対主催の人に届けて一緒に戦わなくちゃ!」
これでミクのスタンスまで悲惨だったら、リンの苦労レベルは8期を上回るぞ……!

個人的に気になるところ2・早くも禍神さん終了のお知らせ
死亡フラグ1→禍神さんの弱点は炎氷雷。つまりマミさんのブラスターで75%で即死する。
死亡フラグ2→皇帝と触手キャラかぶりしたために確実に抹殺されるはめに。
死亡フラグ3→飛竜さんに出会った瞬間に全て終わる。

246 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 01:51:26.60 ID:1vUj1tSf
皆さん投下乙です。

では自分も、初音ミクと書き手枠からかみなりさんで投下します。

247 :騙し騙されかみなりさん ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 01:54:12.38 ID:1vUj1tSf
 一体何なんだこの状況は。夢でも見ているのか。
 同じ疑問を何度も何度も頭の中で繰り返しながら恐竜や古生物の化石の間を歩いているのは、和服姿に頭髪の薄い頭、いかつい体格といかにも厳格そうな雰囲気を纏った老人である。
 彼の名は神成。近所に住む子供たちにはかみなりさんと呼ばれている。
 突然告げられた『殺し合い』なるものの開始宣言の後、彼は博物館の建物の内部に飛ばされた。周りの案内板を見てどうやらここが上野の国立科学博物館らしいことはわかったが、今の彼には恐竜の化石を見て楽しむような余裕などもちろん無い。
「殺し合いだと……ふざけたことをしおって」
 周りに誰もいないことも手伝って、思わず独り言も出てしまう。混乱した頭で殺し合いというルールを理解できたのはここに来てから数十分が経過した時だった。
 だが理解は出来ても納得は出来ないし、もちろん受け入れることなどできない。
 なぜ平凡な隠居老人である自分がこんなことに巻き込まれたのかも疑問だったが、たとえ自分が生き残るためであっても他人を手にかけるなど絶対に従うことの出来ない指示だった。
 おまけにさっき集められた場所では、ほんの一瞬だが彼の知り合いの顔を見た。家の近くの空き地でよく草野球をしている、近所の少年だ。あの軟弱な子供がこんな状況下で生き延びられるとも思えない。
 しかしかといってそう簡単に逃げられるとも思えない。増してやあの男を説得するなり打倒するなりして殺し合い自体を終わらせるなど、そう簡単に出来そうも無い。
 そこでかみなりさんは今後どうするべきかも決めかねて、一人博物館の展示室内を行ったり来たりしていたのだ。
 なお悩んでいることの一つとして、支給された鞄を開けるかどうかということがあった。まだ鞄の中は見ていない。何しろ何が入っているのかわからない代物だ。
 あの男が本当のことを言っていた保障はないし、もしかしたら開けた瞬間に爆発する仕掛けかもしれない。こんな得体の知れないものは開けようとは思えない。
 だが他の場所で役に立つものを調達できるアテもないし、少し空腹なのも事実。ようやく決心がついて、イチかバチか開けてみることにした。
 するとまず最初に中から出てきたのは、鏡とスプレーが紐で繋がっているという奇妙な道具だった。一体何に使うのかと首を捻っていたら、一緒に説明書が入っているのに気づいた。

248 :騙し騙されかみなりさん ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 01:55:53.02 ID:1vUj1tSf
それを読んでみようとしたその時、かみなりさんの耳にすすり泣くような声が聞こえた。最初は空耳かと思ったが、歩みを進めるにつれて次第に声が大きくなっていく。
 そちらのほうに早足で歩み寄ってみると、展示スペースからトイレに向かう細い通路に一人の少女が座り込んでいた。顔は見えないが、肩を震わせてしゃくりあげているようだ。
「……どうかしたのか?」
 見過ごすことも出来ずに声をかけたが、少女は顔を膝にうずめて泣き続けている。かみなりさんはおそるおそる少女に歩み寄っていった。
 緑色の髪をツインテールに束ねているが、その髪が床に達しているほど長いのが特徴的な少女だった。
 服装は上がネクタイで下がミニスカート、ニーソックスとおよそ袖としての機能を果たせるのか甚だ疑問な袖のようなものという奇抜すぎる服装をしていたが、最近の若者の間ではこんなのが流行っているのだろうか。
「何を泣いているんだね?」
 肩を揺すられて、初めてかみなりさんの存在に気づいたのかゆっくりと顔を上げた。予想通り顔は涙に濡れて髪が頬に張り付いている。はっきり言ってかなり整った顔立ちだ。
「怖がらなくてもいい。ひょっとしてお前もその……殺し合いのために無理やり連れて来られたのか?」
「あ、う、その……はい」
 奇怪な形状をした袖で顔を拭きながらあたふたと答える。やはり自分と同じ事態に巻き込まれて怯えていたようだ。
「ワシは神成と言う者だ。若い者にはかみなりさんと呼ばれているからそう呼んでくれていい」
「わ、私は初音ミクと言います。その、ごめんなさい、気が動転してたというかなんというか……」
 泣いていた姿を見られたのが恥ずかしいらしく、顔を伏せて口ごもってしまう。
「まあ無理も無いだろう。だがここで泣いていても埒があかんだろう。とりあえずここを出てみんか?」
 かみなりさんはその下がった肩に語りかける。かみなりさんとてここから出て何か事態が好転するようなアテがあるわけではない。
 ただ、場所を移動するだけでもこの少女の心が少しでも落ち着くのではないかと思ったからだった。
 これは自分にとってもいいきっかけになるかもしれない、と思った。いつまでも悩んでいたって何にも解決しない。一緒に行動する人間がいればそれだけで嫌でも考えることが増えるし、
 それによってむしろよりよい考えが浮かぶかもしれない。
「そういえば、ワシの知っている知り合いにも一人泣き虫の子供がいてな。いつもいつも遊びグループのガキ大将に泣かされているようだが……」
 そんな話を聞かせながら、少女を先導しようと彼女に背を向けた瞬間だった。
 首に何かが巻きつくような感触があった、と思ったのも束の間、その何かが自分の首をきつく締め上げた。

249 :騙し騙されかみなりさん ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 01:56:52.90 ID:1vUj1tSf
(し、しまった!!)
 必死に抵抗しようとするも思うようにいかない。油断していたところを突かれたためか、大の男と少女という、体格的にも体力的にも差があるはずなのにほぼ手も足も出なかった。
 やがて苦しさが次第に遠のいていき、意識が混濁していく。自らの迂闊さを呪いながら、もはやこれまでかと諦めかけた時、自分が手にしたものの存在にようやく気がついた。さっき鞄から出した、鏡とスプレーが繋がった道具だ。
 こんなものでも使うより仕方がないと、スプレー部分を持って鏡の部分をヌンチャクの要領で振り回した。がん、と思いのほか大きな音がしてミクの力が一瞬緩んだ。うまい具合に頭にでも当たったようだ。
 その時にスプレーを持っていた手に力が入って中身がかみなりさんにかかったが、そんな些細なことには気付かなかった。
 かみなりさんはそのチャンスを逃さず、渾身の力でミクを突き飛ばした。大きな音を立てて彼女は背中から床に倒れこんだ。
 首もとを締めるものから開放されて安堵しながら激しく何度も深呼吸した。
 振り向くと、ミクは頭を打ったせいか気を失っていた。彼女が自分を絞殺するために使用していたものを見てかみなりさんは驚く。気絶した彼女が持っていたのは自分自身の髪の毛だった。あれほど長ければ、確かに人を締めることもできるだろう。
「やれやれ、迂闊に人を信じたせいでとんでもない目にあったな。やっぱり最近の子供は信用できん」
 毎日のように自分の家のガラスを割る少年の顔を思い浮かべながらかみなりさんは愚痴る。
「このまま見逃すわけにはいかんが……」
 ここで殺せば、自分を殺そうとしたこの少女と同じ殺人者になる。
 かみなりさんは悩んだ末、手足を縛って自由を奪った上で放置することにした。なお、ミクを縛るのに使ったのはもちろん彼女の髪の毛である。
 また彼女の支給品は回収することにしたが、食料と水だけは彼女のそばに置いていくことにした。
 そしてかみなりさんは博物館を後にした。
「さて……こんな手をつかう者もいるとなると、安易に誰かと組むのも危険か」
 口ではそういいながらも、かみなりさんは心中では他の事を考えていた。
 自分でもうっかり騙されかけた。これがもし、あの眼鏡の少年であったらどうだろうか? きっと簡単に騙されて、殺人者の手にかかってしまうだろう。
「ふ、ふん、どうしてワシがワシの家のガラスを割る子供の心配などせねばならんのか!!」
 自分に言い聞かせるようにそう言いながらも、胸騒ぎは収まらなかった。


 しかしもしこの時かみなりさんが、支給品に添えられていた説明書をちゃんと読んでいれば、自身がさらに厄介な状況に置かれていることに気付いたはずだ。
 彼の支給品「かわり絵ミラー」の効果は、「鏡に誰かの姿を映しながらスプレーを自分に吹きかけると、自分の姿が他人から見ると見る角度が90度変わる度に鏡に映った人のものに見える」というものである。
 今博物館の外の敷地を歩くかみなりさんの姿は、正面から見れば古風な壮年の男性のそれである。しかし真横から見ると――その姿は、誰の目にも初音ミクに見えるのだ。

250 :騙し騙されかみなりさん ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 01:59:36.53 ID:1vUj1tSf
【台東区国立科学博物館一日目・日中】

【かみなりさん@ドラえもん】
[状態]:疲労(中)、かわり絵ミラー効果発動中(初音ミク)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2(水と食料は一人分)、かわり絵ミラー、ランダム支給品2〜5(未確認)
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1・行動方針を決定するために情報収集をする
2・なんだかんだでのび太が心配
※かわり絵ミラー効果には気付いていません

【初音ミク@VOCALOID】
[状態]:失神、拘束中
[装備]:なし
[道具]:水と食料一人前
[思考]基本:殺し合いに乗る(なぜ乗っているのかは不明)


支給品紹介

【かわり絵ミラー@ドラえもん】
効果は作中に書いた通り、「鏡に誰かを映しながらスプレーを自分に吹きかけると、
自分の体が第三者からは90度ごとに鏡に映した誰かの姿に見える(つまり正面から見た場合と真横から見た場合とで見え方が異なる)」。
騙し絵の一種みたいな感じ。なお他人から見た場合の見え方が変わるだけなので変身とは異なり、身体能力などが変化するわけではない。
藤子・F・不二雄大全集7巻に登場。効果時間は不明。


251 :騙し騙されかみなりさん ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/27(水) 02:00:15.03 ID:1vUj1tSf
以上です。

252 : ◆3.8PnK5/G2 :2011/04/27(水) 02:32:39.93 ID:BUka7tCE
書き手枠ってまだ開いてるよね……?
DIO(書き手枠) を投下しますね

253 :「帝王」はこのDIOだッ!!依然変わりなくッ! ◆3.8PnK5/G2 :2011/04/27(水) 02:40:59.94 ID:BUka7tCE

中野ブロードウェイ。
その内部に存在する飲食店に配置された椅子に腰掛けたまま、微動だにしない影が一つ。
『DIO』。
100年の時をかけて復活した吸血鬼であり、全ての悪を束ねる素質を持った「悪の帝王」である。
あるお人よし曰く、「生まれ持っての悪」。
あるスタンド使い曰く、「悪の救世主」。
あるギャングがDIOとは無関係の者に言い放った「吐き気を催す邪悪」という言葉も、この男にはしっくりくるだろう。

さて、今のDIOの脳内は、「ある物」に関する事で一杯になっていた。
「殺し合い」も、「叶えたい願い」も、「太陽をどう凌ぐか」についても、彼は考えていない。
「それ」が自分の首に存在するという事は、それらを後回しにする程に重大な話だったのだ。

「それ」の名は『首輪』。

それが彼の首に巻き付けられていた。
畜生が常に首に巻いている道具。
『首輪』とは人間にすら劣る畜生の証。
畜生の刻印が、自分の首に巻かれている。

――――つまり、自分はよりにもよって犬同然の扱いを受けている。

その事実は、DIOの憎悪の炎を燃え上がらせるには十分すぎた。
『プライドを著しく傷つけた主催共に報復する』。
今の彼に存在するのは、たった一つのシンプルな思想だけ。

DIOは前方にスタンド――『世界(ザ・ワールド)』を実体化させる。
『世界』は実体化した瞬間、彼が考えた通りの「動作」で、殴りたいと思った「位置」を、その拳で殴りつけた。

「……破壊力が若干落ちているか」

拳を叩きこんだ所には、そこを中心に大きなヒビが入っていた。
DIOはその結果に納得がいかないのか、不愉快そうに舌を打つ。
ある程度手加減していたとはいえ、この程度の威力だとは。
やはり何らかの力で、スタンドの能力に制限がかけられているようだ。
恐らく『世界』の真の能力――『時間停止』にも何かしらの制限が存在するのだろう。



254 :「帝王」はこのDIOだッ!!依然変わりなくッ! ◆3.8PnK5/G2 :2011/04/27(水) 02:45:40.55 ID:BUka7tCE

――実に不愉快。あの便所のクソ以下の連中に俺の体を弄られるとは。

事実を知れば知るほど、主催者への憎悪が増幅していく。
この負の感情は、やはり主催側の者を皆殺しにすることでしか解消されないであろう。
しかしながら、流石に一人では主催に反抗するのは厳しい。
屈辱的だが、それは認めざるおえなかった。

「駒」だ。
「駒」が必要だ。

自分を信頼し、命令には常に首を縦にふる優秀な「駒」が。
首輪を解除できる「駒」もほしいところだ。
煩わしく、触るだけで吐き気を催す首輪は一刻も早く外したい。
当然だが無能は必要ない。
利用価値のない者、反抗する者は一人残らず自らの血肉になってもらおう。



――頂点に立つのは常にこのDIO一人だけだッ!

――その上を飛ぼうとする蝿共がどういう末路を辿るのか、その身をもって知るがいい……ッ!



【中野区:中野ブロードウェイ内部/1日目/日中】

【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、主催に対する憎悪
[装備]:いつもの服
[道具]:支給品一式、ランダム支給品2〜3(未確認)
[思考]
基本:主催者に報復する。
1:使える「駒」を見つける
2:利用し終えた者、役立たずは殺す


255 : ◆3.8PnK5/G2 :2011/04/27(水) 02:46:32.60 ID:BUka7tCE
投下終了です

256 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 07:13:32.34 ID:DmBXF84D
お二方とも投下乙です
これで書き手枠は完売かな

257 : ◆Iku3M44SGw :2011/04/27(水) 13:34:22.30 ID:46cAI3wA
皆さん投下乙です。
キョン、所ジョージ投下します。

258 :キョンの奇妙なバトロワ ◆Iku3M44SGw :2011/04/27(水) 13:35:51.79 ID:46cAI3wA
「何が一体どうなってやがる?」

 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 『俺はハルヒたちとSOS団の部室で駄弁っていたと
  思ったらいつの間にか殺し合いに呼ばれていた…』
 な…何を言っているのか、分からないと思うが、
 俺もなんで殺し合いに呼ばれてたのか分からなかった。
 
 …
 ……
 ………と、まあそんな感じで今、軽いパニック状態の俺。
 まるで性質の悪いテレビ番組や映画だな。
 
 そして、俺が転送されたここはドーム球場だった。
 確かあの最初の場にはハルヒらしき声が聞こえたような気もした。
 正直、心配だ。早急に合流したいところだ。

「そうだ、支給品だ」

 あの触手の化け物に配られた支給品を確認する。
 何か役に立つもの。せめて、核ミサイル! 
 いや、核ミサイルが入っていても正直困る。
 そして、まずデイバックから出てきたのは……

259 :キョンの奇妙なバトロワ ◆Iku3M44SGw :2011/04/27(水) 13:37:11.27 ID:46cAI3wA


「すごく……大きいです……」


 それは工具というにはあまりにも大きすぎた。
 大きく、長く、重く、日常生活で使うには扱いずらすぎる。
 まさに規格外、それは『巨大なモンキーレンチ』だった。
 ……おいおい、これで自己防衛しろってか? 無理ゲーだろ。
 その時であったか。

「誰かいるのか?」

 男の声が聞こえた。
 俺が客席に隠れつつ声の方を向くとそこには金髪にサングラスのおっさんが立っていた。
 確かあの男は……所ジョージだ、テレビで見たことがある。さあ、どうする? 
 芸能人が殺し合いに乗るとはとても思えんが。

「気のせいか? ならいいか」

 所さんは何処かに行ってしまった。
 接触しなくて正解だったのかどうかは今の俺には分からない。 
 ……もし、殺し合いに乗った奴がハルヒを襲ったら……急ぐか。 
 正直、俺にはハルヒを支えることぐらいしかできない。けれど、それでも……

260 :キョンの奇妙なバトロワ ◆Iku3M44SGw :2011/04/27(水) 13:38:23.85 ID:46cAI3wA
【文京区・東京ドームライトスタンド客席/一日目・日中】

【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康
[装備]すごく……大きいモンキーレンチ@現実?
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品0〜2(未確認)
[思考]
基本:ハルヒを探す
1:一先ず、東京ドームを出る。

  ◆ ◇ ◆ ◇

 キョンよりも先に東京ドームを出た所ジョージ。
 彼は殺し合いに乗る気はなかった。誇り高き血統であるからだ。
 そして、歩きながらデイバックの中身を確認する。
  
「このCD『スタープラチナ』か、一体どんな曲が入っているんだ?」

 その時であった。
 まるで吸い込まれるように所ジョージの頭部に……
 いや、ジョジョの頭部にそのCD……「スタンドDISC」がIN!! その結果ッ!!

「……やれやれだぜ」

 これが所ジョージ・ジョースター誕生の瞬間であった。

261 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 13:39:16.69 ID:DmBXF84D
支援

262 :キョンの奇妙なバトロワ ◆Iku3M44SGw :2011/04/27(水) 13:39:42.79 ID:46cAI3wA
【文京区・東京ドーム近く/一日目・日中】

【所ジョージ@現実】
[状態]健康
[装備]スタープラチナのDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]支給品一式、ランダム支給品0〜2(本人未確認)
[思考]
基本:殺し合いには乗らないが、自己防衛はする。
1:……やれやれだぜ。
[備考]
※時を止められるかどうか不明です。
※キョンを視認していません。

支給品紹介

【すごく……大きいモンキーレンチ@現実?】

カオスロワ八期においてのグラハム・スペクター@バッカーノ!のメインウェポン。
見た目はただの巨大なモンキーレンチだが、何故かビームサーベルを受け止めたり出来る。
それとすごく……大きいです……。

【スタープラチナのDISC@ジョジョの奇妙な冒険】

スタンド『スタープラチナ』が使用可能になるスタンドDISC。
七期において不破師範に支給されていた(?)が作中では一度も使用されることはなかった。

投下終了です。

263 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 13:46:33.31 ID:DmBXF84D
投下乙!
ここで合流しなかったのがはたして吉でるか凶とでるか……

264 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/27(水) 21:32:17.89 ID:frpscdgW
皆様投下乙です

>騙し騙されかみなりさん
カオスロワ初期のアイドル、かみなりさんがきたか!
ミクはなんで殺し合いに乗ったのやら……
今後に期待ですな

>「帝王」はこのDIOだッ!!依然変わりなくッ!
DIO様は危険対主催か
暗躍に期待したいところ

>キョンの奇妙なバトロワ
所さんは今回もJOJOか
DIOとぶつかれば面白いか?
キョンは単独行動だとちょっと不安が残るな


それでは、板東英二投下します

265 :クレイジー板東 ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/27(水) 21:33:27.71 ID:frpscdgW
葛飾区の、とある路上。
ここに、一人の中年男性が佇んでいた。
彼の名は板東英二。かつて甲子園を沸かせ、プロでは中日ドラゴンズのエースとして活躍した大投手である。

「ほんまにもう、えらいことになってしもうたなあ。かなわんわ」

眉間にしわを寄せながら、板東は誰に言うでもなく呟く。

「まあ僕ももう若くはないからね、死ぬことに対する覚悟はある程度できてるけど……。
 それでもこんなことで死ぬのは嫌やなあ。
 それに、若い子達も連れてこられてきてるみたいやし……。
 なんとか殺し合いなんてもんを止める方法はないかなあ……」

腕を組み、脳をフル回転させて板東は考える。
単純な暴力で解決するには、自分にはあまりにも力が足りない。
ならば……。

「野球、やな……」

板東の口から小さな、しかし力強い言葉が漏れる。

「協力してる人を9人集めて、僕らをここに連れてきたやつに野球で勝負を挑む! これが最善の策やな!
 問題はチームを作れるほどの人数が集まってくれるかどうかやけど……。これは頑張るしかないな。
 よし、そうと決まればさっそく行動や! そういや、さっきの場所にはイチロー君がおったな……。
 彼がいれば、戦力は一気に上がる……。絶対に見つけ出したいところや。
 待ってろよ、イチロー君!」

この場でおのれがやるべきことを見いだした板東。
彼は精悍な顔つきを浮かべ、全力で走り出した。
最強のナインを結成するために。


【葛飾区・亀有公園前/一日目・日中】

【板東英二@実在の人物】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:チームに入ってくれる人を探す

266 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/27(水) 21:34:12.09 ID:frpscdgW
投下終了です

267 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 21:42:10.93 ID:DmBXF84D
投下乙です!
イチローは乗っちゃってるんだよなぁ
野球選手同士の遭遇はあるのか

268 :代理投下:2011/04/27(水) 23:28:13.68 ID:O6zcxvoK
55 :第壱話 アッコ、暴走:2011/04/27(水) 23:01:53 ID:TmcjjurM
「やべぇwアッコさん使徒食ってるwww」

和田アキ子は暴走していた。
何故かわからないがロワが開始してからずっと暴走していた。

アッコさんの暴走によってTBSスタジオは半壊状態にあった。
そして、とりあえず今犠牲者になっているのは偶々近くにいた第14使徒ゼルエルだった。
抵抗虚しくアッコさんに一方的にボッコボコにされたゼルエル。その肉をアッコさんは生で貪る。
勝俣はその光景を見て爆笑していた。

「ちょ、これヤバイよヤバイよー。アッコさんどうしちゃったのー?」
勝俣の近くで不安そうに見守る出川、その隣では白衣を着たバ……妙齢の美女・赤木リツ子博士が驚愕していた。
「和田アキ子……S2機関を自ら取り込んでいるというの!?」

それに答えるようにアッコさんが咆哮した。
その声はTBSスタジオを、赤坂サカスを激震させた。

「どうなってんすかー!?アッコさんマジやばいですってー!」
「人の域に留めておいた和田アキ子が、本来の姿を取り戻していく。
 人の掛けた呪縛を解いて、人を超えた、神に近い存在へと変わっていく。
 天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で、
 自らを、エネルギーの凝縮体に変身させているんだわ。
 純粋にバトロワをする、ただそれだけの為に……」
「すげえwwwwwなに言ってるか全然わかんねえwwwwwww」

「ヤバイよヤバイよ、アッコさんマジ簡便してくださいよー」
ゼルエルを喰らい尽くしたアッコさんが出川の声に反応し、突撃してきた。
避けられるはずもなく、出川と隣にいた赤木博士は轢き飛ばされて即死した。

「ちょwwwwww出川さんwwwwwwwww」
爆笑していた勝俣も、勢いを落とさずに突進を続けているアッコさんに跳ねられて散った。

それでもアッコさんの気は治まらず、自分の眼前から全てを消し去るために破壊を続けるのだった。

【一日目・日中/港区赤坂、赤坂サカス内TBSスタジオ】

【和田アキ子@実在の人物】
[状態]:暴走、S2器官吸収
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考]基本:破壊と殺戮
[補足]
※S2器官を吸収したため活動限界が無くなりました。

【ゼルエル@新世紀エヴァンゲリオン 死亡】
【出川哲郎@現実 死亡】
【赤木リツ子@新世紀エヴァンゲリオン 死亡】
【勝俣州和@現実 死亡】






以上で投下終了です。

269 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 23:28:56.61 ID:O6zcxvoK
っと投下乙です。


どうすんだこれ。
まあ首輪で死ぬからなんとかなるだろ。

270 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 23:45:34.34 ID:0UPIz2+t
アッコさんまさかの暴走による弱体化……
これは切ない、アッコさんは意識を持っているからこそ世界最大だったのに……
とてもかなしいSSが、ともかく投下乙です! 代理投下も乙です!

271 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:01:50.56 ID:0shZl4A0
投下乙!
もう無差別ってレベルじゃねーぞ!

272 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/28(木) 00:04:57.00 ID:HbDkG0BC
皆さん投下乙です。

マーラ様の人、一話死亡要員投下します。

273 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/28(木) 00:07:05.12 ID:HbDkG0BC
「やれやれ……どーーーしてこうなった……」

一人の男が、ぐっと伸びをしながら溜め息をつく。
その首には銀色の首輪。つまりは彼もまたバトルロワイアルの参加者だ。
だが、彼はあまりにも他の参加者と纏っている空気が違った。
恐怖とも、絶望とも違う……達観の空気。
人が見当たらないからと、堂々と公道のど真ん中をぷらぷらと歩く命知らずにも見える男。
歩きながらも、やはり溜め息をつく。

「天罰なんかねぇ……」

再び伸び、溜め息。もはや諦めを通り越して、悟りの域。
自分がこのバトルロワイアルに巻き込まれたことを、受け入れてさえいる男。
そう、彼は主催者に集められた際、真っ先に首輪の警告をした男。
書き手――通称・マーラ様の人だった。

「そりゃあ俺はパロロワ書いてたさ。嫁にも酷いことした。他にも色々すんごいことしたよ。
それはあれだよ、愛を持ってほふるってやつ?
でもさ……あくまでそれは架空、妄想だからこそ許されることだ。
こーやって現実にやっていいことじゃないんだって……
主催者はあれか?子供か?リアルモンハンやりたいからって飼育小屋の兎虐める子供か?
現実と架空世界の区別も……ってバケモノに人間の常識は通じんわな」

マーラ様の人は愚痴りつつ、再びの溜め息。
彼は、自分が殺されることに関しては覚悟を決めていた。
こんだけパロロワ書いてたら、いつか書いたキャラから制裁を受けるのではないか……
そして最終的に、尻にマーラ様を根元までねじ込まれて殺されるのではないか……
それぐらいは常日頃覚悟していた。
だが、自分はよくても、他の参加者を思うと胸が痛む。
パロロワ書き手として、様々な話を書いてきたマーラ様の人。
彼だからこそ、バトルロワイアルがどのように展開し、どのような悲劇が起こるのか……
嫌でもそれを熟知している。

「ったく……そろそろ目の前で第一の殺人や死体が
「のびちゃああああああぁぁぁぁぁぁん!ママ頑張るわよおおおおぉぉぉ!」
「げっ!?上から来たぞ!気をつけろ!」

マーラ様が反射的に飛び退くと、空から襲ってきた主婦は対象を失って地面に激突。
主婦の首がぐしゃりと音をたてると、そのまま動かなくなった。

「あっぶねぇ……やっぱ現実に起きちまったんだな、バトルロワイアル……」

マーラ様の人は『現実』には初めて見る死体から目を背る。
が、しっかり荷物は頂きつつ、何度目かの溜め息をついた。


274 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:08:56.77 ID:Tbo0oMnO
支援

275 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:10:06.04 ID:HbDkG0BC
「馬鹿だってのはわかってるさ。だが俺は折角だから対主催の道を選ぶぜ!
……ったく、パロロワなら扇動やマーダーが好きなんだがなぁ。
現実じゃ、んなことできねぇよ。てかできる方が狂ってるって。
いいぜ……『書き手』を甘くみんなよ主催者。分別のできない奴にはきついお仕置きしてやんよ!」

マーラ様の人は大きく、自分の首元に叫ぶ。
理解できない者は理解できない行動。だがこれは、書き手の彼だからこそとれる行動だ。

(どうせ首輪に盗聴器ついてんだろ?だが主催者は基本、違反者以外は爆破できない。
そりゃホイホイ爆破したらロワの意味ないからなぁ?
確かに現実では俺は非力な人間だよ。だがな、こちとら書き手やってんだ。
お前達がやりそうなことも、大抵予想できるってわけよ!)

マーラ様の人は、ここで初めてニヤリと笑う。
戦いが得意な仲間さえ見つけることができれば、後は主催者との知恵比べだからだ。

(俺が主催者なら、この人数のロワなら制限時間は三日程度にするだろうな。
んで主催者の居場所は……禁止エリア内か、湖や海の底……とにかく普通じゃ辿り着けない場所が妥当か。
そして首輪解除……なかなかハードスケジュールだなおい)

自分なりの考えをまとめつつ、マーラ様の人は支給品の入ったバッグに手を伸ばす。
願わくば、銃の類か首輪を弄れる工具が入っていることを。



『あなた、この戦いが終わったら結婚するんだってね!』

「俺のランダム品、死亡フラグ人形だけかよ!?
ちくしょう触手野郎、舐めんなよ!絶対にお前のバトルロワイアルぶっ壊すからな!?」

明らかに主催者の悪意の籠もった支給品を速攻でバッグに投げ戻し、マーラ様の人は吠える。
バトルロワイアルを愛した男が、今それを破壊せんと動き始めた。


【一日目・日中/江戸川区】
【マーラ様の人@パロロワ書き手】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:支給品一式、玉子の支給品(ランダム品1〜3)、死亡フラグ人形
[思考]
基本:主催者を倒し、バトルロワイアルを破壊する。
1:戦いが得意そうな対主催の参加者を探す
2:首輪を外せそうな道具も並行して探す。
※身体能力は普通の人間。特殊能力もありません。
※様々なロワの知識を持っています

【支給品解説『死亡フラグ人形』】

正確には
『拡声器とエターナルソードを両手で持ち頭にU‐1メモリを挿して光るカレーの鍋を背負ったうえ
背中のボタンで定番の台詞をりせちーボイスで喋る妹紅の人形』
特別な効果は一切ないが、持っているだけでなんとなく死にそうな気になる人形。
あくまでつくりものなので、持っていても害はない。本当に。でも持ち主のメンタルを抉る。
フラグの山はカオス七期および八期にそれぞれ登場。
【野比玉子@ドラえもん】自滅による死亡

276 : ◆tEDenHnHbuOt :2011/04/28(木) 00:11:22.90 ID:HbDkG0BC
投下終了です。
タイトルは『今から直接破壊しにいくぜ!』で。

277 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:11:52.08 ID:3VMxE8yG
投下乙です
どんどん来たな…

278 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:12:40.26 ID:3VMxE8yG
あ、ごめん
上げてしまった

279 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:13:13.36 ID:Tbo0oMnO
投下乙です
書き手としての知識があるのは心強いなぁ
そして玉子……もはや何も言うまい

280 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 00:23:16.26 ID:0shZl4A0
現在地まとめ
品川区/◆6/WWxs9O1s
品川区 街中/南夏奈 MEIKO(死体)
品川区 住宅地/巡音ルカ

港区 品川駅/東京タワー イナバ物置の人
港区 赤坂サカス内TBSスタジオ/和田アキ子 ゼルエル(死体) 出川哲朗(死体) 赤木リツ子(死体) 勝俣州和(死体)

杉並区 公園/キュゥべえ
杉並区/混沌の騎士 ブロント

練馬区南西部/巴マミ

北区 民家/鏡音レン 高良みゆき
北区 荒川河川敷/門矢士 シャドームーン(死体)
北区 荒川/南光太郎

新宿区/カズマ 不破刃
新宿区 公園/阿部高和

墨田区東京スカイツリー近く/クライシス皇帝

板橋区 住宅街/ストライダー飛竜

渋谷区 代々木駅ホーム/涼宮ハルヒ アーカード

中野区 住宅街/鏡音リン
中野区 中野ブロードウェイ内部/DIO

台東区 住宅地/イチロー 野比のび太(死体)
台東区 国立科学博物館/かみなりさん 初音ミク

渋谷区 センター街/KAITO 汚物は消毒だのモヒカン(死体)

文京区 東京ドームライトスタンド客席/キョン
文京区 東京ドーム近く/所ジョージ

葛飾区 亀有公園前/板東英二

江戸川区/マーラ様の人 野比玉子(死体)

281 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 18:17:12.71 ID:MPyjb8pS
皆さん投下乙&まとめさんも乙です!
南光太郎 南千秋 投下します。

282 :君の名は:2011/04/28(木) 18:19:00.25 ID:MPyjb8pS
南千秋が彼を見つけたのは、彼女が姉たちを探して荒川沿いの緑地を移動していた時だった。

本当は尊敬する長姉やバカヤロウな次姉を一刻も早く見つけたかったのだが、日中の太陽は容赦なく照りつけ
このままではマーダーに殺されるより先に脱水症状で死んでしまうと判断した千秋は、一休みするつもりで荒川に架かる橋の下に入った。
そこで全身傷だらけの青年が打ち揚げられているのを見つけたのだ。

最初は死んでいると思ったのだが、恐る恐る見てみると口が動いていた。
耳を近づけると「のぶ……ひこ……」とうわ言を繰り返している。

意識を失っている青年を前にして千秋は考えた。彼に声をかけてみるか、それとも見なかったことにしてここから立ち去るか。
ひょっとしたらこの男は危険なヤツかもしれない。
このゲームに乗って、それでこんな大ケガをしたのかもしれない。起こしたら自分を殺そうとするかもしれない。

しかし彼女は声をかけてみることに決めた。

一緒に行動する大人が欲しかったという理由もある。彼女は非力な小学生に過ぎないし、一人では姉を探すどころか生き延びることも難しいだろう。
見た所、この青年はとても頼り甲斐がありそうだ。
それにこれだけのケガを負っていれば起きてもすぐに襲ってきたりはしないだろう。

「おい!起きろ!起きろって!」
声をかけながら体を少し揺すると、青年は目を覚ました。
「……君……は?」
「わたしは敵じゃない。大丈夫か」
「ああ……」

それから青年が起き上がれるようになるまでまたしばらくの時間がかかった。
千秋が支給されていた水と食料を差し出すと、彼は貪るようにしてそれを食べた。
その間も千秋はずっと青年の側にいた。不思議と彼が悪人である気がしなかったからだ。


「ありがとう。本当になんとお礼を言ったらいいのか……君は命の恩人だ」
少し体力が回復してきたのか、青年の顔に笑顔が浮かぶ。
「いや、困ったときはお互い様だって姉さまが言っていた」
そこまで話して、千秋はまだ彼の名を聞いていないことを思い出した。
「わたしの名前は南千秋だ」
「ミ……ナミ……?」
「そう、アンタの名前は?」
「名前……俺の名前……俺の……」


だが彼、南光太郎はそれ以上言葉を続けることができなかった。


「俺は……誰だ?」

「えっ?」
ぽかんとする千秋に、光太郎は絶望的な表情で問いかけた。


「教えてくれ。俺は誰だ?」


283 :君の名は:2011/04/28(木) 18:20:29.56 ID:MPyjb8pS
【足立区 扇大橋/一日目・日中】

【南千秋@みなみけ】
[状態]:健康、不安
[装備]:学校の制服と帽子
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(1〜3)
[思考]
0:えっ?
1:姉たちに会いたい。
2:バトルロワイアルから脱出したい。

【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:記憶喪失、全身にダメージ大(回復中)
[装備]:キングストーン@仮面ライダーBLACK RX
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0〜2)
[思考]
1:俺は誰だ?
[補足]
※ディケイド戦でのダメージにより、仮面ライダーであることも含めて自分に関する一切の記憶を失っています。

以上で投下終了です。

284 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 18:27:12.90 ID:0shZl4A0
投下乙!
千秋は頼りになる人間と合流できたなぁ……と思ったら記憶が!?

285 :創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 18:40:29.36 ID:xWqk1lsf
皆さん投下乙です!
第壱話 アッコ、暴走
開幕からもう誰も勝てる気がしないんだが…本当に首輪で倒れるのかな?

今から直接破壊しにいくぜ!
おお、てっきり外道になると思ったのに!
参加者にあまり頭よさそうなのがいないから貴重なブレインになりそうだな。
しかしなんて恐ろしい支給品なんだ…

君の名は
よかったてつを回収されたと思ったら…
不思議なことも起きにくくなってるし、記憶を戻すのは大変そうだな。
愛用のマイクを見せれば記憶が…?

大分参加者が登場してきたが、思ったより偏ってるな。
らき☆すた勢・けいおん!勢・歴史勢・ネタ補正抜かれた2人とか全く手付かずという。


286 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/28(木) 19:49:03.53 ID:0shZl4A0
泉こなた 投下します

287 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/28(木) 19:50:51.60 ID:0shZl4A0
希望と欲望が交差する街、秋葉原。
普段ならば一騎当千の猛者達が集い熱気に溢れるこの街も、殺し合いの会場となっている今ではなんとも寂しい雰囲気に包まれている。
その秋葉原に、小柄な少女が立っていた。

「無人のアキバとは貴重だねー」

彼女の名前は泉こなた。
ある店の店長からは『伝説の少女B』と呼ばれ、彼女のための特別シフトまで用意されるほどの凄いオタクである。
そんなこなたが秋葉原にいるのは、もちろん新作ゲームを買いに来たから……ではない。

「かがみんなら私がアキバにいるとわかってくれるはず……だよねぇ?」

最初に集められた部屋でこなたは友人である柊かがみの姿を目撃していた。

『私の性格を理解しているかがみなら、私が秋葉原に向かうと予想するだろう』とこなたは考えたのである。
だからこなたは、かがみを信じて秋葉原で待つことにしたのである。
無論、かがみがここに来るとは限らない。
転送された地点が秋葉原から遠いかもしれないし、来る途中で何か厄介事に巻き込まれるかもしれない。
そもそも、かがみがこなたの予想した通りの思考をするとは限らないのだ。

「まあ、下手に動き回るよりはアキバで待ってたほうが合流出来る確率も高いと思うしね〜。今は考えても埒が明かないよ」

そんなことより、とこなたはデイバックを漁り始める。
「ロボット……とは言わないけど、せめて身を守れる物はほしいなー」

格闘技の心得があり、抜群の運動神経を誇るとはいえ、こなたはどこにでもいる普通の女子高生。
武器を持たない状態でこの殺し合いに乗った人間に襲われれば、間違いなく殺されてしまうだろう。
かがみが秋葉原に来ても、自分が死んでいては意味がない。
故に、こなたにとって支給品の当たり外れは運命を左右する重要な要素だった。
「こういうのは食玩と一緒で、取り出すときの気合いが大事なんだよね、多分。
 ……せえぇい!!」

なんともいえない掛け声をあげながら一気にデイバックから支給品を取り出す。
そこにあったのは……

『Guten tag!』
「レバ剣だーーーーーっ!!?」

烈火の将シグナム愛用のアームドデバイス、レヴァンティンだった。




288 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/28(木) 19:51:24.46 ID:0shZl4A0
【千代田区 秋葉原駅前/一日目・日中】
【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:健康
[装備]:レヴァンティン(待機モード)@魔法少女リリカルなのはA's
[道具]:基本支給品 ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
1・レバ剣だーーーーーっ!!?
2・かがみと合流したい



【支給品解説】
レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはA's
シグナムが使用するアームドデバイス。
片刃長剣、蛇腹剣、弓など様々な形態に変化する。
決してネトゲのレアアイテムではない。

289 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/28(木) 19:52:32.92 ID:0shZl4A0
以上で投下終了です
タイトルは『もえる闘魂』でお願いします

290 : ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:09:02.64 ID:oDWiwnsd
投下乙です!

シグナム、長宗我部元親、田井中律投下します。

291 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:10:38.97 ID:oDWiwnsd
 東京都豊島区巣鴨。その商店街付近。
 通称『おばあちゃんの原宿』にて、その場には似つかない金属音が響く。
 ぶつかりあっているのは真紅の槍とプラズマを纏った剣。
 
「でりゃぁぁぁぁッ!!」
「はあぁ!!」

 片や、ケルト神話の半神半人の英雄の持っていたとされる魔槍『ゲイボルク』。
 穿つは土佐一国を統一する大名、『鳥無き島の蝙蝠』―――長宗我部元親。

 片や、最強の暗殺者が持つ、プラズマを纏った光剣『サイファー』。
 振うはヴォルケンリッター、『烈火の将』―――シグナム。

 両者が武器を取る理由は対称的であった。

 元親は戦うためだけに槍を振う。
 姫若子と揶揄されている容姿とは裏腹に、戦場において槍を振い、敵兵に臆することなく。
 敵兵を討ち取り続け、その様から鬼若子と賞賛されるほどの武将だったとされる。
 その時、戦場で感じた風は元親にとって、この上ないほど快楽だった。
 その後、彼は戦い続けていないといないと、気が落ち着かなくなった。
 戦いの中で生を感じ、平穏の中で死を感じる。
 それが今の彼、所謂――『戦闘中毒者(バトルジャンキー)』だ。

 一方のシグナムは護るために剣を振う。
 『闇の書本体を護る守護騎士プログラム』ではなく、『機動六課のライトニング分隊』副隊長として。
 あの最初の場所には自分の主や仲間の姿は見当たらなかった。
 なら、どうするか? ゲームに乗り一人生き残るか?
 かっての自分ならそうしたかもしれない。
 だが、彼女は違う道を選んだ。誰かの言葉を借りるとするならば……
 
 『すべての不義に鉄槌を』

 つまり、バトルロワイアルの破壊である。

292 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:11:54.79 ID:oDWiwnsd
「女ァ、まだ名前を聞いていなかったなァ!」元親の槍が鋭く走る。
「烈火の将 剣の騎士シグナムだ」シグナムは躱しつつ、サイファーを振う。
「俺は長宗我部元親、鬼ヶ島の鬼ってのは俺のことだァ!!」元親も紙一重のところで躱す。
「鬼だったら、おとなしく退治されていれろ」シグナムは追撃を仕掛ける。
「ハッ! だったらやってみろってんだァ!」元親がその攻撃すら躱そうとする。

 だが、次の瞬間だった。
 不細工な人形みたいものが彼らの戦っている中心地に投げ込まれた。

「「……不細工な人形が、光っ――――?」」

 彼らのいた地点は爆風と閃光に満たされた。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 槍を振っていた男は真っ黒焦げになった。
 剣を振っていた方の女は塵一つ残っていない。

「わ、私が殺しちゃったの……?」

 二人に向かって、ジャスタウェイを投げ込んだ少女――田井中律が呟いた。
 付いていた説明書によるとそのジャスタウェイとはその見た目とは裏腹に高性能爆弾らしい。
 試しに投げてみた。目の前にいた男女――殺し合いをしていたと思われる二人に。

 仕方がなかった。自分が生き残るにはこれしかなかった。
 この異常なバトルロワイアルで自己を保つということは、彼女にとって不可能だった。

「は、ははははは、あはははははははは!!
 人ってのはこんなに簡単に殺せるんだ!!!
 この調子で戦っている奴らを殺せば、平和になるよね!!
 そうだろ! そうでしょ!! そうですよね!!!」

 日常を取り戻すために律は戦う。戦うもの全ては自分の敵。
 狂った笑顔で、そう自分に言い聞かせ、律はその場を立ち去った。
 ……碌に、死体の確認しないままに。


293 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:13:16.76 ID:oDWiwnsd
【豊島区・巣鴨商店街/一日目・日中】

【田井中律@けいおん!】
[状態]精神摩耗
[装備]ジャスタウェイ@銀魂×2(一つ消費)
[道具]支給品一式、ランダム支給品0〜2(本人確認済み)
[思考]
基本:日常を取り戻す
1:戦っている奴は殺す
〔備考〕
※槍の男(元親)、剣の女(シグナム)を殺したと思っています。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 律が立ち去って、数分後のことだった。

「……ごほっごほっ、んだ、さっきのは?」

 黒こげになりつつも元親は立ち上がった。
 普通なら死んでいる。だが、彼は生きていた。
 それは彼が特別な戦国武将だから……ではなく。
 彼にされた支給品「リバースドール」が身代わりなったのだ。
 だが、元親はそんなことは気にしていなかった。寧ろ……

「しかし、これはあれか? 俺が生きてるってこたぁ『天は俺に味方した』って奴か?
 ……だが、神様よ? 俺の極上の獲物を横取りした罪は軽くないんだぜ?」

 久々の強者との戦いを邪魔されたことに腹を立てた。
 
「とりあえず、全員倒せばさっきの爆弾魔ともいつかは戦えるってことだ!」

 そして、更なる戦いを求め、元親はその場を後にした。
 …………ただし、全裸で。

「なんか……着る物が欲しいな……」

 戦いが日常でも、人としての最低限は守る元親であった。


294 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 13:15:33.60 ID:qN+F2R1X
支援

295 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:15:44.27 ID:oDWiwnsd
【豊島区・巣鴨商店街/一日目・日中】

【長宗我部元親@歴史上の人物】
[状態]黒焦げ、全裸
[装備]ゲイボルグ@Fate/stay night
[道具]支給品一式、リバースドール(壊れてます)@テイルズオブシリーズ、ランダム支給品0〜1(未確認)
[思考]
基本:強者と戦う
1:着る物を探す
2:爆弾魔(田井中律)は確実に仕留める
〔備考〕
※シグナムは死んだと思っています。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「―――て……って、どこだ、ここは?」

 シグナムも生きていた。
 というか、気が付いたら巣鴨駅のホームにいた。
 一瞬、自分でも何が起きたのか、分からなかった。
 その時であった。シグナムのデイバックの中から聞きなれぬ声が聞こえた。

『なんとか、なりましたね』
「何者だ!? というかどこだ!?」
『中ですよ、デイバックの中』
「………は?」

 爆発の瞬間、その支給品の力で空間『転』移したのだ。
 シグナムはデイバックの中を漁ると……中には一本の黒い万年筆が入っていた。
 そう、その支給品の名は……。

「お前は……新型のデバイスか? それにしては魔力反応が感じられないが?」
『……私の名は【10/】。……魔力を感じないのは【元人間】だからってことにでもしておいて下さい』

296 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:17:20.21 ID:oDWiwnsd
【豊島区・巣鴨駅ホーム/一日目・日中】

【シグナム@魔法少女リリカルなのは】
[状態]全身にダメージ(小)
[装備]光剣サイファー@ストライダー飛竜
[道具]支給品一式、黒い万年筆(10/)@カオスロワ、ランダム支給品0〜1(未確認)
[思考]
基本:バトルロワイアルの破壊
0:新型のデバイスか?
1:現状を把握する
〔備考〕
※元親は死んだと思っています。
〔10/の思考〕
基本:持ち主に従う。
※空間【転】移、二時間使用不可。

支給品紹介

【ジャスタウェイ@銀魂】
 ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何ものでもない。
 それ以上でもそれ以下でもない。三本セット。

【ゲイボルグ@Fate/stay night】
 マーラ様のご立派様ではない。ケルト神話の光の皇子クーフーリンの持つ真紅の槍。
 魔力を込めれば、因果の逆転によって必ず相手の心臓を貫ける魔槍。
 魔力がなけれただの槍です。
 
【リバースドール@テイルズオブシリーズ】
 持ち主が致命傷を受けたとき、一度だけ身代わりになってくれるアイテム。
 ただし、もう使用済みなので効果は無い。


297 :戦う理由は十人十色 ◆Iku3M44SGw :2011/04/29(金) 13:18:42.68 ID:oDWiwnsd
【光剣サイファー@ストライダー飛竜】
 ストライダー飛竜のメインウェポン。剣とは銘打っているが形状はトンファー。
 プラズマエネルギーを纏った刀身はセラミック装甲や戦車ですら木の板の如く切断する。
 だが、このロワでは若干の弱体化している。

【黒い万年筆(10/)@カオスロワ】
 6/のレプリカの一人10/が万年筆化したもの。所謂、意思持ち支給品。
 空間【転】移は二時間に一度だけなら使用可能。それ以外に何か隠されているかも…?

投下終了です。

298 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 13:29:36.05 ID:rP7sTdn6
シグナムが……働いているッ!?
投下乙

299 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 13:30:01.02 ID:qN+F2R1X
投下乙!
ジャスタウェイすげぇwww
と思ったら……
律が今後どうなるかが心配だな

300 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 14:37:15.66 ID:9CmUgM9c
投下乙!
まあ一般人女子高生なら実際こんなもんだろうなw

ところでテンプレでは「支給品はカオスロワに登場した作品から出す」となってるけど、カオスロワオリジナルからの支給品ってアリなの?
いや個人的には全然アリだと思うけど念のため

301 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 14:45:45.91 ID:vZtZbvsK
『カオスロワ』って言う作品から出ているからいいんじゃねえの

302 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 15:16:48.26 ID:TxITC01s
投下乙です!
シグナムにいきなり死亡フラグが立ったなw>サイファー
律っちゃんはいきなり精神面やばいな、これは。……暴走しそうだ。
あと元親殿は戦闘狂かと思ったら結構常識人だ!

カオスロワオリジナルのアイテムは自分もありだと思います。
そういや、シグナムと10/ってどこかで見たと思ったら……
ジョジョ八期の組み合わせだったな。

303 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/29(金) 17:53:25.91 ID:Db59AsJV
投下乙です。やはり精神的に弱い一般人に強力な武器を持たせるとロクなことになりませんねw

では自分も織田信長で投下します

304 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/29(金) 17:54:19.05 ID:Db59AsJV
「ああ、なぜ私がこんな目に遭わねばならぬ・・・・・・」

赤い鉄骨に囲まれた巨大な鳥篭の中で、時代ががった服装をした男がひとりごちていた。
この町の風景とは不釣合いな旧時代の衣服とはいえ、高価なものだと一目でわかるそれは男の身分の高さを示していた。
頭髪は服装に合わせて髷を結っているが、髷といっても時代劇でよく目にするような江戸時代のそれではなく戦国時代の形式のものであり、それは彼の出自を物語るものであった。
 
「ああ、私の身にふりかかるのはこのようなことばかり!! いくら戦をこなそうとも一向に風向きは良くはならず、戦をやめられる目処すら立たぬ。
私を戦場に送り込んだ者どもは勝手にさっさとくたばり、無理難題を私にばかり押し付ける!!
おまけに此度のことは一体何たることか!!」

そして彼が赤い鉄骨に腰掛けてひとり誰にとも無く語っていることこそ、彼の在り方を示すものに他ならなかった。
そもそも地方の一弱小大名家に生まれた彼は、どうせ自分もしがない一大名として終わるのだろうと、ややヤケクソ気味ながらも家柄にはばかることなく
奇抜な格好をしたり身分に関係なく民と遊ぶなど好き勝手に生きてきた。
しかし彼の父親は、もともと主家に仕える分家の一つの当主に過ぎなかったためにやたら頑張ったため、父の死後に成り行きで彼が当主の座を継いだ頃には
家の中でも外でも人間関係がのっぴきならないことになってしまっていた。
さすがに黙って粛清されるのはイヤだったので、周りの家臣に祭り上げられたこともあって兵を挙げた彼は結果的に主家を滅ぼし、さらに兄弟や親族の命まで奪うはめになってしまった。
出した犠牲の大きさに心を痛めた彼だったが、その後は今度は自国の領土を狙う他国の大名と争わねばならなかった。
彼自身は自国の領土を防衛できればそれでいいと思っていたが、回りの重臣たちはそのような軟弱外交を承知しない。
戦を重ねることで民に犠牲を強いるのは忍びないといくら彼が説得しようとしたところで、周りの者は聞く耳を持たなかった。
そこへ来て、近隣の有力大名が自ら兵を率いて彼の領土を脅かしに来た。もはや自分もこれまでと思いつつも、どうせなら華々しく戦って散ってやろうと思って出陣した彼の軍は
本当に偶然・たまたま・まぐれによって全国に名を知られたその大名を野戦にて討ち取ってしまった。
一番びっくりして腰を抜かしたのは彼自身なのだが、彼の兵や重臣たちは喜びに沸いて彼を称え、この偶然の辛勝に気をよくして「もっとじゃんじゃん戦って領土を増やしましょう!!」と口々に言った。
他国の武将たちも「なんかあいつヤバイ」ということで一気に彼をマークし始めるし、武家以外の者にだってその名はいやでも轟く。
こうなるといくら彼本人が「戦なんかしたくないです」と言い張ってもどうにもならず、あれよあれよと言う間に「戦国の風雲児」として祭り上げられてしまった。
その後も、彼としては自分の民や領土を守るために敵と戦ったり、戦いに巻き込まれている民がかわいそうなので他国の戦に介入したりしているだけだったのに
いつの間にやら日本一の権力者になってしまっていた。
それも敵側からは「魔王」などと恐れられ、生き残るために必死に戦った上での行為について「悪魔の所業」などと罵られる。
何度も停戦・立ち退き勧告をした上で従わなかったために仕方なく武装していた寺院を攻めたら(しかも朝廷の依頼でやったことだったのに)「宗教施設を攻めるとかマジ鬼畜」とか言われたりした。
加えて彼自身が柔軟な頭脳に恵まれた現実主義者だったこともこれらの世論にマイナスに響いた。
「神とか仏とか言ったって本当にいるかわかんないしそんな拘んなくてもいいじゃん、実際南蛮には全然別の神を信じる人たちだっているんだよ? ちょっと面白いからこいつらの話も聞いてみなよ」
みたいなことを言ったせいで「神仏をも畏れぬ不遜な男」ということにされてしまった。
何度全てを投げ出して故郷に帰ってのんびり余生を送りたいと思ったかわからないが、配下に多くの大名を抱える身でそんなことが出来るわけもない。

それが彼、織田信長のこれまでの生涯だった。

305 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/29(金) 17:55:27.36 ID:Db59AsJV
「先ほどの場には、明らかに兵では無い者たちも居たな・・・・・・大納言信長がその場に居合わせたにも関わらず彼らを見す見す死なせたとあっては、世の人に何を言われるかわからないな」
もともと信長が最も恐れていたのは、「今だけではなく後世の人にまで魔王とか言われたらどうしよう」ということだった。
これ以上マイナス評価を重ねてはたまらない。加えてもともと民と交わることが好きな性分である。
「一人でも多くの民を助ければ、あるいは今までの悪評が消えることもあるかもしれん」
こうしている間にも命の危険にさらされている者がいるかもしれない。出来ればすぐにでも助けに行きたい。

・・・・・・だが。

「ええい、一体ここからはどう降りればいいのだ!!」

展望台よりもさらに高い東京タワーの鉄骨の上で、怒号とも悲鳴ともつかない声が響きわたった。

【港区・東京タワーの鉄骨の上/一日目・日中】

【織田信長@歴史上の人物】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、ランダム支給品1〜3(未確認)
[思考]
基本:後世に悪名を残さないようにするため、参加者を助ける
1:ここから降りたい

306 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/29(金) 17:57:01.35 ID:Db59AsJV
投下終了です。
まあ、こんなのもアリかなと。

ちなみに織田信長が世間の評価や後世での評価を意外とかなり気にしてたのは事実らしいです。

307 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 18:44:14.35 ID:vZtZbvsK
これは可愛い信長公ww
乙です!

308 : ◆e9ZFC0cEimgS :2011/04/29(金) 20:30:48.06 ID:9CmUgM9c
タイトルを忘れたことに今頃気づくという……
「英雄なんかじゃない」でお願いします

309 :創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 23:39:01.95 ID:LSm/pmWI
>戦う理由は十人十色
こうして今回のカオスロワの全裸担当ができたのであった・・・・・・

シグの字はここでは真っ当なスタンスをとるのか。
りっちゃんは原作だと明るいけど、メンタルが一般人ならこうなっちまうのも無理はないな。

>英雄なんかじゃない
歴史って当事の有力者が捏造した可能性がありうるんだよね。
信長は、本能寺の変で死んだじゃなくて、そこで死んだことにして後は隠居していたってことも考えられるんだから。
てっきりSENGOKUみたいに荒々しい性格になると思ったんだけどこれは意外。

彼はQBじゃないんだからちゃんとしたところに転送してやれよ主催者・・・・・・


310 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 00:21:13.17 ID:KwkGnj1R
現在地まとめ
品川区/◆6/WWxs9O1s
品川区 街中/南夏奈 MEIKO(死体)
品川区 住宅地/巡音ルカ

港区 品川駅/東京タワー イナバ物置の人
港区 赤坂サカス内TBSスタジオ/和田アキ子 ゼルエル(死体) 出川哲朗(死体) 赤木リツ子(死体) 勝俣州和(死体)
港区 東京タワーの鉄骨の上/織田信長

杉並区 公園/キュゥべえ
杉並区/混沌の騎士 ブロント

練馬区南西部/巴マミ

北区 民家/鏡音レン 高良みゆき
北区 荒川河川敷/門矢士 シャドームーン(死体)

新宿区/カズマ 不破刃
新宿区 公園/阿部高和

墨田区東京スカイツリー近く/クライシス皇帝

板橋区 住宅街/ストライダー飛竜

渋谷区 代々木駅ホーム/涼宮ハルヒ アーカード
渋谷区 センター街/KAITO 汚物は消毒だのモヒカン(死体)

中野区 住宅街/鏡音リン
中野区 中野ブロードウェイ内部/DIO

台東区 住宅地/イチロー 野比のび太(死体)
台東区 国立科学博物館/かみなりさん 初音ミク

文京区 東京ドームライトスタンド客席/キョン
文京区 東京ドーム近く/所ジョージ

葛飾区 亀有公園前/板東英二

江戸川区/マーラ様の人 野比玉子(死体)

足立区 扇大橋/南千秋 南光太郎

千代田区 秋葉原駅前/泉こなた

豊島区 巣鴨商店街/田井中律 長宗我部元親
豊島区 巣鴨駅ホーム/シグナム

無人/江東区、荒川区、中央区、世田谷区、大田区、目黒区

311 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 00:21:42.15 ID:KwkGnj1R
【VOCALOID】 0/5
完売
【実在の人物】 0/4
完売
【カオスロワ書き手】 1/4
○脱衣拳
【みなみけ】 1/3
○南春香
【らき☆すた】 2/3
○柊かがみ/○岩崎みなみ
【歴史上の人物】 1/3
○アドルフ・ヒトラー
【カオスロワオリジナル】 0/2
完売
【けいおん!】 1/2
○平沢唯
【涼宮ハルヒの憂鬱】 0/2
完売
【仮面ライダーBLACK RX】 0/2
完売
【魔法少女まどか☆マギカ】 0/2
完売
【仮面ライダーディケイド】 0/1
完売
【くそみそテクニック】 0/1
完売
【範馬刃牙】 1/1
○範馬勇次郎
【HELLSING】 0/1
完売
【魔法少女リリカルなのは】 0/1
完売
【スペースコブラ】 1/1
○クリスタルボーイ
【Art of Fighting 龍虎の拳外伝】 0/1
完売
【ストライダー飛竜】 0/1
完売
【書き手枠】 0/5
完売

8/46

312 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 00:58:41.20 ID:85NncSaj
皆さん投下乙!

自分もクリスタルボーイ、南春香で投下。

313 :最強のボディvs最凶の支給品:2011/04/30(土) 01:01:32.32 ID:85NncSaj
得体の知れない邪神の手により始められたバトルロワイアル……殺人ゲーム。
巻き込まれた哀れな参加者は憤り、嘆く者がほとんどだろう。
だが……
このクリスタル・ボーイは違うぞ。むしろ、楽しみだ。
参加者のほとんどは気づいていないだろうが、俺はこのゲームの真の目的に気付いたからさ。
このゲームの目的はズバリ【優秀な殺し屋を見極める】ためだ。
主催者には殺したい相手がいるが、自分では勝ち目がない。
だから、このゲームを通して一番の殺し屋を見付け、そいつと契約を結ぶ。
優勝した奴の願いを叶えるというのは、おそらく契約金を望むだけ出すということだろう。
世の中、金さえあればなんでも手に入る。命さえ、こうやってサイボーグになれば手に入るんだからな。
明らかに一般人や子供がいたのは……そいつを感情に惑わされずに殺せるかを見るためだな。
主催者が必要としているのは、そういう人材ってことだ。

そして支給品の中にあった一枚の手紙。
【既に十分な武装状態のため、支給品の質は下げるが特に問題はないだろう】
これは俺のライブクリスタルボディとこの鉤爪とビームガンのことだろう。
何故質の下がった支給品がティッシュだったのかは理解できんが……
この手紙、裏を反せば主催者の俺への期待とも受け取れる。
【宇宙一の殺し屋と評判のお前にはこれぐらいのハンデは問題ないだろう?】
きっとこういうことだ。
確かに、俺は圧倒的に有利。
このボディは素人が銃で武装したところで傷はつかない。
光線系も99%、ほぼ効かない。極々稀に食らってしまうが……
そもそもそんなに撃たせる前にこの右腕で一瞬で仕留めることができる。
もはやこのゲームは俺の独壇場と言っても過言ではない。

ではそろそろ、主催者に改めてこの俺の腕前を見せつけ……金を頂くとしようか?

◇



314 :最強のボディvs最凶の支給品:2011/04/30(土) 01:03:50.66 ID:85NncSaj
「待て!落ち着け!早まるな!」
「黙りなさい!そのふざけた鎧を脱いで素顔を見せるまでは警戒は解かないわよ!」
「いや、これが素顔なん「嘘よ!そのいかにも首切りに特化したハサミも怪しいわ!」
「これは鉤爪「まさかもうそのハサミで妹たちを!?」

……このゲームを楽しみにしていた5分前が懐かしい。
俺の体が生身だったらきっと全身から嫌な汁が滴っているだろう。
最初に出会い、俺の前に立ちふさがった参加者、獲物は、ただの女だった。




核ミサイルで武装している点を除けば、だ。



【葛飾区・公道/1日目/日中】

【クリスタルボーイ@スペースコブラ】
[状態]:健康、南春香に若干の恐怖
[装備]:クリスタルボーイ標準装備
[道具]:基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実
[思考]
基本:優勝し、主催者から金を貰う
1:この場をなんとかする
2:首輪だけには注意を払う
※頭部を破壊されない限り、完全には死にません

【南春香@みなみけ】
[状態]:健康、興奮状態、クリスタルボーイを警戒中
[装備]:核ミサイル@現実?
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出
1:危険と判断した参加者は全て排除
2:危険性がないと判断した参加者とは共に行動

※ティッシュ1箱@現実
普通のティッシュ。200枚入り。花粉症の人やふたばクリボーにとっては必需品。
※核ミサイル@現実?
かつてパルマコスタ市民の皆さんに支給された核ミサイル。
威力は調整されているためマップが消えたりはしないが、それでも取り扱い注意の危険な品。

315 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 04:15:55.59 ID:QCZDtH+h
アドルフ・ヒトラー、邪気眼使い(一話死亡)を投下してみる

316 :よろしいならば戦争だ:2011/04/30(土) 04:17:56.55 ID:QCZDtH+h
ちょび髭の男アドフル・ヒトラーは冷静に考えていた。
自分のおかれた状況を。
あちこちに立つビルという建築物。
明らかに我が祖国のドイツではない。
つまり、自分は敵対勢力によって拉致られたというのが正しいと判断した。
しかも殺し合いという冗談のような遊びを強要されて。
冗談じゃないっ…!殺し合いなんかできるかっ…!
…と、大抵の者はそう思うだろう。
だが、ヒトラーの考えはまるで別っ…!

『勝利か死か他に道はない』

そうだ、つまり勝てばいい。
最低でも自分だけが生き残ってドイツに帰ること。
それが今の状況における勝利だ。
自分は勝ちを重ねてドイツのFuhrer(指導者)の座を手に入れた。
そしてまた勝たなければならない。
この殺し合いに勝利し第二次世界大戦にも勝たなければならない。

実を言うとヒトラーは主催者の撃破やバトルロワイヤルの破壊は無理と判断していた。
御伽話に出てくるような怪物に自分の時代ではありえないテクノロジー。
殺し合いに反抗してもあの屈強な大男のような運命を辿りもの言わぬ肉塊になるだろう。
ならば、どんな汚い手段を使おうと最後の一人になるしかない。
その他に道がないのなら。

「というわけだ。死んでもらうぞ、そこの男」

そう言ってヒトラーは目の前の男に銃口を向ける。
目の前の男はヒトラーの持つ拳銃に怯まず、悠然とした態度で口を開いた。

「それが貴様の選択か……」

男はそう言うと、懐から剣を取りだす。

「ああ、わかってる。ヒトラー、貴様らしい考えだ。ラ・ヨダソウ・スティアーナ(別れの意味)」

男が剣を構える。ヒトラーが拳銃を構える。
こうして、一つの殺し合いが幕を開けたのだ。





317 :よろしいならば戦争だ:2011/04/30(土) 04:19:10.91 ID:QCZDtH+h



☆☆☆



「ククク…くらえ。アルティメット・ダーク・ファイアー・スラッシュ!!」

黒炎を纏った剣を振ると激しい炎が辺り一面を覆った。
恐怖の独裁者の姿は見えないが、確認するまでもない。
魔界で一万年もの間熟成された炎が、俺の持つ地上で古くから伝わる伝説の剣に宿る。
その一撃は全てを吹き飛ばす。
大いなる野望とともに、ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーを俺は塵芥へと帰したのだ。

ずきん!

「ぐぅっ…!」

俺の隠された眼に痛みが走る。
『力』を一回使っただけでこれとは…
おそらくはこの首に巻かれている拘束具のせいだろう。
これは力の暴走を抑える拘束具…ということはあの触手怪物の裏にいるのは間違いなくあの組織。
ならば邪気眼を持つこの俺がこの殺し合いに巻き込まれたのも必然の運命なのだろう。

どくん!

くそっ…また暴れだしやがった…!
いけない。このまま暴走してしまえばヤツらの思う壺だ。
力が不安定な今、まずはこの邪気眼の力を制御(コントロール)できるようにしなければ…。
当然他人との接触も断たなければならない。
まあいいさ孤独には昔から慣れている。
俺は闇の戦士。他人と馴れ合うことなどできはしないのだから。
そして俺は裏路地の闇の中へと姿を消していった…。


☆☆☆






318 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 04:20:20.22 ID:QCZDtH+h
☆☆☆の間は自称邪気眼使いが今際の際に見た夢だった。
邪気眼使いは死んだ。無駄に派手なモーションで剣を振り下ろす前にヒトラーの拳銃から放たれた弾が眉間を貫いたからだ。
でも見てくださいこの男の幸せそうな死に顔…
貴方はこんな顔で死ねますか?


【中央区/一日目・日中】

【アドルフ・ヒトラー@歴史上の人物】
[状態]健康
[装備]ワルサーPPK(6/7)@現実、予備マガジン1つ、エクスカリバー@Fate/stay night(邪気眼使いから入手)
[道具]支給品一式、ランダム支給品0〜5(確認済み)
[思考]
基本:優勝してドイツに帰還
1:ステルス路線で行く

【邪気眼使い@邪気眼ネタ 死亡】

【ワルサーPPK(6/7)@現実】
ドイツのカール・ワルサー社が開発した小型セミオートマチック拳銃。
要するに小さめな拳銃である。詳しくはwikipedia大先生へ。
このロワでは真正面から戦うには不安が残るか…?

【エクスカリバー@Fate/stay night】
約束された勝利の剣。セイバーの所持する最強の宝具。
持ち主の魔力を光に変換して何かすごい衝撃波的なものを出せる。
カオスロワ5期のラスボスが使用しており、同時にラスボスの死因でもある。

319 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/30(土) 09:25:42.84 ID:pvDS6krp
投下乙です!

>英雄なんかじゃない
これは綺麗な信長公
しかし、この状況からどうするんだw

>最強のボディvs最凶の支給品
ネタ補正のないクリスタルボーイさんならシリアスな話をやってくれる……
そう思っていた時期が俺にもありました

>よろしいならば戦争だ
さすがにヒトラーは冷静かつ冷酷だのう
邪気眼使いは南無w

それでは自分も、範馬勇次郎、一話死亡キャラで投下します

320 :オーガ、吠える ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/30(土) 09:27:11.66 ID:pvDS6krp
ここは羽田空港の滑走路。
範馬勇次郎は、多数の参加者に周囲を取り囲まれていた。
勇次郎を囲む参加者達は、このバトルロワイアルが始まるまではまったく面識のなかった者たちだ。
だが目の前に置かれた超弩級の脅威を排除するために、いわば本能で見知らぬ者たちと団結したのである。

「……っ!」

最初に動いたのは、バッタのような姿をした怪人。
彼は勇次郎に殴りかかるが、その拳はあっさりと回避させる。
そして、カウンター一閃。顔面に拳を叩き込まれ動きを止めた怪人に、怒涛の連撃が襲いかかる。
程なくして、怪人の体は大量のメダルの山となって崩れ落ちた。

「ちぃっ!」

続いて、シルクハットをかぶったねずみの獣人が銃を構える。
だが引き金が引かれるよりも早く、目にも止まらぬ速さで接近した勇次郎が手刀で銃を持った手を破壊する。

「が……!」

まともな悲鳴すら上げられず、ねずみは次なる勇次郎の攻撃……脳天へのかかと落としで絶命した。

「とげミサイル!」

今度は背後から、巨大な二枚貝の怪物が殻についたトゲを飛ばして攻撃する。
だが勇次郎は振り向きざま、全てのトゲを払い落とした。

「な……」
「この程度でミサイルとは……。片腹痛いぜ」

憮然とした表情で呟くと、勇次郎は一気に距離を詰めて勢いそのままにぶん殴る。
怪物自慢の殻は木っ端微塵に砕け散り、中の本体もぐちゃぐちゃに崩壊した。

「うああああ!!」

そのあまりに凄惨な光景に我を失ったか、黒ずくめの忍者が刀を振り上げて真正面から勇次郎に突撃する。
だがそんな単純な攻撃が勇次郎に通用するはずもなく、カウンターの突きで心臓を潰され忍者は命を落とした。

「イヤァ!」

最後に残されたキノコ頭の小男は、支給されたボウリングの球を勇次郎に投げつける。
人を殺傷するに充分な破壊力を与えられたそれは、しかし勇次郎を捉えるに至らない。
難なく球を回避した勇次郎は、大口を開けて男の頭にかぶりついた。

「ぎゃあああああ!!」
「まずいキノコだ……」

口の中の物を吐き出し、勇次郎は呟く。
頭を食いちぎられた男はしばらく痙攣した後、電池が切れたように動かなくなった。

「足りん……。こんな雑魚どもいくら狩ったところで、とうてい満たされんわぁぁぁぁ!」

獣の如き咆吼をあげると、勇次郎は自分の足下に拳を叩きつけた。
滑走路を覆っていたアスファルトはあっけなく砕け散り、破片が宙を舞う。

「この俺に首輪をつけ畜生のように扱い、殺し合いを強制しておいて……。
 戦わせる相手がこの程度か! 話にならんッ!
 どこの誰だか知らんが、ただで済むと思うなッ!」


321 :オーガ、吠える ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/30(土) 09:28:06.09 ID:pvDS6krp
ひとしきり叫ぶと、気が済んだのか勇次郎の顔つきに冷静さが戻る。

「さて、これ以上ここにいても仕方ねえし……。行くか……。
 少しは喰い甲斐のあるやつがいればいいんだがな……」

屍の山を背に、勇次郎は軽快に歩き出した。


【大田区・羽田空港/一日目・日中】

【範馬勇次郎@範馬刃牙】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(未確認)
[思考]
1:手当たり次第に他の参加者を狩る。最後には主催者も殺す。

【バッタヤミー@仮面ライダーOOO 死亡】
【ドロッチェ@星のカービィ 死亡】
【パルシェン@ポケットモンスター 死亡】
【服部半蔵@歴史 死亡】
【キノピオ@スーパーマリオ 死亡】

※全員の支給品はその場に放置されています


一方、近くで様子を見ていたスペランカー先生は、勇次郎の大声でショック死していた。

【スペランカー@スペランカー 死亡】

322 : ◆Wi6WwKPWNY :2011/04/30(土) 09:28:53.46 ID:pvDS6krp
投下終了です

323 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 12:38:55.95 ID:KwkGnj1R
皆様投下乙です!

『英雄なんかじゃない』
主催者の罠です!
この危機に信長はどう対処するのか……

『最強のボディvs最凶の支給品』
前半と後半のギャップがひでぇw
それにしても核ミサイルで武装ってどんな状況なんだ。

『よろしいならば戦争だ』
さすがのヒトラー。
冷静かつ冷酷なマーダーは怖いなぁ。


『オーガ、吠える』
まさかの一話六殺。
このオーガならアッコさんとも渡り合えるに違いない。

324 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:29:18.40 ID:KwkGnj1R
巴マミ、鏡音リン投下します

325 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:30:11.16 ID:KwkGnj1R
「ここは……練馬区というのね」

そう地図を手に呟くのは巴マミ。
殺し合いを破壊するために行動を始めたマミであるが、彼女は程なく一つの問題に気付いた。
そう、自らの現在地がわからなかったのだ。
いくら地図があったところで、現在地がわからなければ意味はない。
まずは現在地を把握することが先決と考えたマミは、しばらく動き回って区名の書かれた電柱を発見したのである。

「結構端の方だったのね。
 だったら私が向かうべきなのは……都心、か」

殺し合いを破壊するためにも、マミには仲間が必要だ。
だから、参加者が集まるであろう都心を目指すのは当然と言える。
無論、集まるのは殺し合いに乗っていない参加者だけではない。
殺し合いに乗った参加者も、獲物を探して集まってくるだろう。
仲間を見つけられるかもしれないが、襲われるかもしれない。
まさにハイリスク・ハイリターン。
それでもマミの決意は固かった。

「仮に都心に向かわなくても、いつかは絶対に襲われる。だったら、多少のリスクは覚悟してでも行動したほうがいいわ。それに――」

マミはソウルジェムをギュッと握り締める。

「誰かが襲われているかもしれないのに助けに行かないなんて、魔法少女失格よね」

マミは魔法少女としては珍しいタイプである。
自らの利益――グリーフシードの獲得よりも、誰かが魔女に襲われないことを重要視し、使い魔でも見逃さず、魔女になる前に倒す。
そんなマミが、襲われる危険が高まることを恐れて行動しないなんてことは、あるわけがなかった。

(もちろん、行動は慎重にしなければね)

地図をデイバックに入れ、コンパスを取り出す。
方位を確認したマミは、デイバックを背負い歩きだした。
この殺し合いを破壊するために。





326 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:31:08.12 ID:KwkGnj1R
「意気込んで飛び出したはいいけど、誰も見つからないな……」

そうネギのような剣を手に呟くのは鏡音リン。
打倒主催者のための仲間と家族捜索のために、リンが行動を開始してから一時間ほどが経過していた。

(やっぱ闇雲に探しても見つからないよね……それにしても疲れたな……)

元々リンはただのボーカロイドであり、歌うことが専門だ。
それ故運動は不得手ではないが得手でもない、といった具合である。
そんなリンが、持ち物の中では一番軽いとはいえ剣を両手に持ち、周囲を警戒しながら一時間動き続けたのだ。
疲労を感じるのも当然と言えるであろう。

(疲れて動けないところを襲われても困るし、どこか休める場所を探さなきゃ……)

リンが辺りを見回すと、ちょうど前方に喫茶店の看板を見つけることが出来た。

(屋外よりは屋内のほうが安全だよね……よし)

意を決して、リンは喫茶店に向かい歩き始めた。



普段ならば大勢の客で賑わっていたであろう喫茶店。
しかしこの殺し合いの中では、店員すらいない寂しさすら感じられる場所となっていた。
店内の電気をつけ、リンは椅子に腰掛ける。ツインネッギとデイバックは机の上に置いた。
店内を探索したいという気持ちもあったが、今はそれより疲労感のほうが勝っていた。

(一先ずはここで休むとして……その後どこに向かおうかな……)

闇雲に探しても家族や仲間は見つからないだろう。
しかし、どこに向かうかを決める決定的な要因もない。
リンは今後の動きを決めあぐねていた。
その時である。
からんこらん、と小気味のいい音が店内に響いた。
喫茶店のドアにつけられているベルが鳴る音である。
それはつまり、他の参加者が喫茶店に入ってきたことを示している。
急いでツインネッギを手に取り、入り口を見やる。
そこに立っていたのは、何やら物騒な砲台を従えた一人の少女だった。





327 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:31:45.95 ID:KwkGnj1R
「ここに入って行くのが見えたから後をつけさせてもらったわ。私は巴マミ。
 あなたは?」
「鏡音……リン……です」
「そう、鏡音さんというのね。……鏡音さん、単刀直入に聞かせてもらうわ。
 ……あなたはこの殺し合いに乗っている? それとも乗っていない?
 答えによっては、こちらもそれなりの対応をさせてもらうわ」

入って来た少女――巴マミはリンを見据えて問い掛ける。

「乗っていません! 私はお兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に生きて帰りたいから……」

その問いに対して、リンは即答する。
心は決まっている。大切な家族がいるのに殺し合いに乗るなんて選択肢は、リンには端から存在していなかった。

リンの言葉に頷き、マミは再度問い掛ける。
今マミが見据えているのはリンではなく、リンが身につけている衣服だった。

「そう……なら、その服に付いた血は何かしら?」
「これは、最初に殺されたあの人の……」

その光景を思い出したのだろうか、リンの言葉はどこか震えていた。

「そう……鏡音さん、疑うようなことを言って悪かったわね。ごめんなさい」

リンの答えに満足したのか、マミは笑みを見せる。

「いえ……この状況では仕方ないですし……」
「そう言ってもらえると助かるわ」
「あの、巴さんもこの殺し合いには乗ってないんですよね?」

不安げにリンが尋ねる。
既にマミは砲台をおろしていたが、それでも実際に聞くまでは安心できない。

「ええ、もちろんよ。あの魔女を倒すために私は仲間を集めるつもりなの。
 ……それに、友達も連れて来られているみたいだしね」
「魔女……ってなんですか?」
「ああ、ごめんなさい。……そうね、本当はあまり一般人に教えるべきではないんだけど、この状況じゃそうも言ってられないわよね。
 ちょっと長くなっちゃうかもしれないけど、教えるわ。
 魔女、そして私たち魔法少女について――」





328 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:33:04.76 ID:KwkGnj1R
(魔法少女かぁ……そんな人たちがいたんだ……)
マミの話が終わった後、お互いの情報交換をしたリンとマミ。
リンはマミの語った話を思い出していた。
ちなみなマミは、
「ちょっと店内を見てくるわ」
と言って店の奥へ入っていってしまった。
希望を振りまく魔法少女と絶望を撒き散らす魔女。
にわかには信じがたい話だったが、マミが魔法少女の力の源であるソウルジェムを見せ、さらには変身の実演までしてくれたので、信じざるを得なかった。

「鏡音さん、お待たせ」
「あ、巴さん、おかえりなさい。……それは?」

その時、マミが戻ってきた。
その手には、トレイを持っている。

「マミでいいわ。……店の奥で見つけたの。一緒に食べましょう?」
「だったら私もリンでいいです……って、わあああ!!」

テーブルの上にお盆が置かれる。
その上に乗っていたのは、いくつかのケーキと紅茶だった。

「これから動き回ることになるだろうし、甘い物を食べて疲れを癒していこうかと思ったの。
 リンさんはケーキ大丈夫?」
「はい、大好きです!」
「良かった。まだ冷蔵庫の中にいっぱいあったから、おかわりしても大丈夫よ?」
「もうっ、そんなに食べられないですって!」

殺し合いの中とは思えない、平和な時間が過ぎていく。
無論、それはいつまでも続くものではない。
彼女たちも、それは十分理解している。
理解しているからこそ、彼女たちは今を楽しもうとしているのだ。
願わくは、少女たちの小さなお茶会が、少しでも長く続きますように。

(私も魔法少女になれたら、あの魔女と戦えるのかな……)

彼女が契約するような事態が、少女たちの身に起きませんように。





329 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:33:27.45 ID:KwkGnj1R
【一日目・日中/中野区 喫茶店店内】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力100%
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
1:リンと行動を共にする。
2:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
3:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
4:キュゥべえを探す
【備考】
※リンと情報交換をしました。
リンの家族についての情報を得ました。

【個人制限及び特殊体質】
については、『黒い子は火薬、黄色い子は魔砲』を参照。



【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】:健康、一部にブロリーの返り血
【装備】:ツインネッギ
【道具】:基本支給品一式、ヴォーパルソード、グラットンソード
【思考】
基本:家族と共に生還する
1:マミと行動を共にする。
2:打倒主催者思考の参加者を探し、協力する
3:家族が心配
4:首輪の無効化方法を知りたい
5:魔法少女かぁ……
【備考】
※マミと情報交換をしました
キュゥべいの情報と、マミが知るかぎりでの魔女と魔法少女の情報を得ました

330 : ◆PR56Flbm0Q :2011/04/30(土) 18:34:12.22 ID:KwkGnj1R
以上で投下は終了です。
タイトルは『金髪少女たちのお茶会』でお願いします。

331 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 23:04:38.86 ID:aIO5p/qX
代理投下いきます

56 : ◆8PYq/bVU8Q:2011/04/30(土) 21:10:00 ID:.Zt.5En6
本スレに書き込めないのでこちらに投下します。
混沌の騎士・ブロントさん・キュゥべえ・平沢唯
の四名です


332 :代理投下:2011/04/30(土) 23:05:06.66 ID:aIO5p/qX
57 :異なる価値観:2011/04/30(土) 21:12:26 ID:.Zt.5En6
「おいィィィィィ!……チィ、どこにテレポした!?」
「駄目です、見失いました!」

中野区まで爆走してきたのは聖騎士と暗黒騎士の二人、ブロントさんと混沌の騎士だ。
息を切らしながらも、二人の目は何かを探すようにあたりを見渡し続けている。
一体何を探し、そしてどうしてここまで必死なのか?
少しだけ二人の時間を遡ろう。


----------------------------------------------------------------------------------------


「ふむ、ここはどんやら杉並区らしいな」
「これからどうします?」
「やはりやはり人の集まりそんな真ん中辺り、新宿や港区や千代田区を目指すべきだろうな。
しかし殺しあいとか北海道以上に危険が危ない地域だった東京都に驚きが鬼なる……」
「この東京都が本物でも偽物でも恐ろしいですね……
本物なら、住民の行方は最悪皆殺しか、別地域で私達と同じくバトルロワイアル……
偽物でも、これだけ精巧な東京都を造り上げる主催者の力ははかりしれません」
「うむ……だがどちらにせよナイトを敵に回した主催者に未来はにい」

騎士二人は地図を見つつ、行き先を決めていた。
むやみに動いても時間の浪費になってしまうためである。
とりあえずは地図の真ん中に当たる区に向かうことを決めた、その時だ。

「僕と契約して魔法少女に……って中年の男から取れるエネルギーなんてたかが知れてるね」
「oi mis ミスおい何いきなり喧嘩吹っかけてきた>白い物体」
「誰が中年かゆっくりお話を聞きたいですねぇ……?」

ハルヒその他少女を求めていたキュゥべえが現れた。
彼は混沌の騎士の長髪を女性のものと勘違いし声をかけてしまったのだが……
つい本音を言ってしまったのが運の尽きだった。

「お前……メガトンパンチで一発ボコるは……」

ここでキュゥべえが身の危険を感じて逃走。騎士はそれを追跡し、冒頭へ戻る。


333 :代理投下:2011/04/30(土) 23:05:27.37 ID:aIO5p/qX

58 :異なる価値観:2011/04/30(土) 21:14:25 ID:.Zt.5En6
というわけではない。現実はもっと緊迫していた。

「やれやれ……人間はすぐに誰かにあたるね。いいかい、僕は君たちのために少女を探しているんだよ?」
「お前が何を言っているか理解不能状態なんだが?
死にたくなければちゃんと説明すべきそうすべき」
「わ、わかったよ、説明するから降ろしてくれないかな?」

口で説明するくらいならブロントさんは牙をむく。
とりあえず腹のたつ白い物体をアイアンクローの構えで持ち上げた。
そして顔を握り潰されつつ、キュゥべえは内心でブロントさんの評価をする。

(典型的な暴力で物事を全て解決しようとするタイプか……
普通に殺人を繰り返して、少女たちを絶望させてくれるかな?)

「君たちはエントロピーという言葉を知っているかい?」

キュゥべえにとって、死は遠い遠い存在。肉体は入れ物でしかない存在。
とはいえ、勿体ないものは勿体ない。代わりの肉体も完全にタダではないから。
少しだけ有料な肉体消費か……
別に減るものでもない、殺人者が知っても意味がない自分の仕事の内容を少し教えるか……
キュゥべえがどちらを選ぶかは、明らかだ。



「……それで魔法少女が魔女に」

それがキュゥべえの犯したミス。
この二人は殺人者どころか、弱者を守る騎士、そして女性を大切にする紳士な騎士だ。
そんな二人に、魔法少女の仕組みを解説でもしようものなら……

「あなたは今この場で!」「俺の怒りが、有頂天になった!」「滅する!」「もう謝っても手遅れ状態!」
「え?」


----------------------------------------------------------------------------------------


334 :代理投下:2011/04/30(土) 23:05:42.28 ID:aIO5p/qX
59 :異なる価値観:2011/04/30(土) 21:15:02 ID:.Zt.5En6
「……あの白い物体は確実に仕留めるべきそうすべき」
「当然です!あんな女性の……いや、人の命をなんとも思わない生物は許せません!」

そして冒頭。
二人の騎士は同時に攻撃を仕掛けたがキュゥべえに逃げられ、後を追ったが見失ったのだった。
バトルロワイアルとは別の脅威を知った騎士は、どのような道を歩む?


【中野区・歩道/一日目・日中】

【混沌の騎士@カオスロワオリジナル】
[状態]:記憶喪失・発汗(大)、疲労(中)息切れ
[装備]:漆黒の鎧
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:死者は極力出さない
0:少し休み、体力を回復したら再びキュゥべえを探す
1:ブロントに同行
2:水分の確保
3:自分の正体を知りたい 4:キュゥべえは確実に殺す
※キュゥべえとの会話により、魔法少女の仕組みを理解しました

【ブロント@ネ実】
[状態]:健康、疲労(中)息切れ
[装備]:白銀の鎧(ナイトAF)
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:主催者とゲームに乗った参加者はバラバラに引き裂く
0:少し休み、体力を回復したら再びキュゥべえを探す
1:混沌の騎士と行動
2:貧弱一般人は保護
3:剣と盾の早急な確保
4:キュゥべえは確実に殺す
※キュゥべえとの会話により、魔法少女の仕組みを理解しました

----------------------------------------------------------------------------------------

335 :代理投下:2011/04/30(土) 23:05:58.66 ID:aIO5p/qX

60 :異なる価値観:2011/04/30(土) 21:17:20 ID:.Zt.5En6
「はぁ……はぁ……!ま、まったく人間は本当にわけがわからないよ……!
説明しろって言うから説明したのに、殺人衝動を抑えられずに僕に殴りかかるなんて……!」

その頃、キュゥべえは渋谷区まで逃げに逃げ延びていた。
二人の騎士……とりわけカカッととんずらとか口走り猛追してくる騎士から逃げるのは一苦労だった。
壁をすり抜ける能力がなければ、やられていたかもしれない。
……そう、殺られていたかもしれない。

「それになんで僕の体が取り換えられないんだい!?本当にわけがわからないよ!」

逃げるさい、一度だけブロントさんのホーリーをくらいダメージを受けたキュゥべえ。
彼はその時に、やむなく肉体を乗り換えようとして、できなかったのだ。

「この世界は何かがおかしい!と、とにかくノルマの問題もあるけど……
まずは僕を守って貰うためにも誰かと契約しないと……!」

そしてようやく。ようやくキュゥべえは死を身近に感じたのだ。

「あ、女の子だ……!もう素質とかはどうでもいい!あの子と契約しないと!」
そして彼は、渋谷駅の出口で震えている少女と出会う。
おそらく、キュゥべえとは違った意味で死とは無縁の世界で生きてきたであろう少女。
そんな少女に、キュゥべえはゆっくり近づき……

「ねえ君?」
「ひっ!?だ、誰……!?」
「死ぬのが怖いかい?大丈夫だよ。


僕と契約して、魔法少女になればね……」


【渋谷区・渋谷駅/一日目・日中】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、火傷によるダメージ(小)、疲労(中)焦りと困惑
[装備]:
[道具]:ランダム支給品1〜3(本人未確認)
[思考・状況]
1・この殺し合いを利用して感情エネルギーを集める
2・目の前の少女と契約し、自分を守ってもらう
3・出来ればあの少女(ハルヒ)と契約したい
4・騎士(ブロントさん・混沌の騎士)を警戒

【備考】
※キュゥべえは一度殺せば死にます
※薄い壁をすり抜けることは可能です
※肉体の乗り換えができないことを知りました
※騎士二人がバトルロワイアルに乗っていると思っています

【平沢唯@けいおん!】
[状態]:健康、バトルロワイアルへの恐怖
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(未確認)
[思考・状況]
1:死にたくはないが、人を殺したくもない
2:仲間を探したい
3:魔法少女……?

336 :代理投下:2011/04/30(土) 23:06:11.08 ID:aIO5p/qX

61 : ◆8PYq/bVU8Q:2011/04/30(土) 21:18:08 ID:.Zt.5En6
投下終了となります。



337 :創る名無しに見る名無し:2011/04/30(土) 23:19:55.00 ID:aIO5p/qX
まとめて感想投下


・最強のボディvs最凶の支給品
今回はシリアスなクリボーが見れるかと思ったらそうでもなかった。
支給品核ミサイルって想像できねえよwww
これはあれか、クリボーはステルスマーダーに転向するのか。

・よろしいならば戦争だ
マーダー化するとはやっぱりヒトラーはヒトラーだ。
剣が銃に負ける・・・・・・というか近接武器で銃相手にするって、使い手が超人じゃなきゃ駄目なんだよね。
でも正直、「それがお前の選択か」は格好いいと(ry

・オーガ、吠える
1話死亡者達無茶しやがって・・・・・・
一応、近くには死にたがりの6/さんとかがいるが、どうなるか?

・金髪少女たちのお茶会
マミさんとリンってそういえば年代同じだったな。
一部のリンの姉がリンぐらいの年齢の時、マミさんぐらいのおっぱいを持っていたのだろうか。
登場話以外での初めての対主催同士の合流だし、このコンビは今後の活躍が期待できる。

・異なる価値観
QBさん真実話したらどうなるか想像できたかも知れないのに・・・・・・
いつも契約する時に少女達に話すことだけ話せば問題なかったのかも知れない。
自分の制限に気づき始めたが、早速魔法少女候補ができたな。
唯はこれからどうなるだろうか。



338 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:01:19.09 ID:NYvFfHX1
皆さん投下乙!
最強のボディvs最凶の支給品
クリボーwww
しかし核ミサイルは撃った姉さまにも反動くるんじゃ……

よろしいならば戦争だ
何故だろう……ヒトラーより邪気眼使いを応援してしまったw
しかしヒトラーはなかなか手強いだろうな

オーガ、吠える
なつかしい面々が犠牲に……w
しかし飛竜さんに続いてまた危ないのが無差別になったなあ。

金髪少女たちのお茶会
マミさんが15でリンが14だったな。
しかし二人とも下手な大人よりメンタルしっかりしてんなあ。

異なる価値観
QBやっと身の危険感じたか。ブロントさん達のそばには金髪少女コンビがいるが
マミさんにキュゥべえの正体知らせて大丈夫か?
そして唯もいきなり逃げ場がないな……

これで出てないキャラはあと誰だ?

339 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:14:29.70 ID:MQBerDOb
かがみんとみなみと脱衣拳だな。



こうなったら脱衣拳による二人の脱衣ショーを(ry

340 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:22:11.30 ID:BojdgCbJ
何と言うか、いろんな意味でおいしいポジションにいるなw
しかし書き手のスタンスは対主催:マーダー=2:1。
どうなるかわからん。

と、今スタンスってどうなってんだろう

341 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:31:22.88 ID:yljGY4IW
何人か道を踏み外してるっぽい参加者もいるが全体的には意外なほどシリアスな流れだな
尻を叩かれる参加者も出ないし

342 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 00:56:14.00 ID:VWMSYNxh
スタンスまとめ

主催者/昏き海淵の禍神

死ぬ/◆6/WWxs9O1s

対主催/イナバ物置の人 東京タワー 巴マミ 南光太郎 カズマ ブロント 混沌の騎士 涼宮ハルヒ
鏡音リン かみなりさん キョン 所ジョージ 板東英二 マーラ様の人 南千秋 シグナム
織田信長 南春香

危険対主催/クライシス皇帝(ライダーは殺す) DIO(役立たずは殺す)

マーダー/門矢士(ライダー限定)巡音ルカ(無差別) ストライダー飛竜(無差別) イチロー(無差別) KAITO(無差別・蘇生願い) 初音ミク(???)
田井中律(戦ってる奴限定) クリスタルボーイ(無差別) アドルフ・ヒトラー(ステルス) 範馬勇次郎(無差別)

扇動/キュゥべえ

生存重視/鏡音レン 南夏奈 平沢唯

不明瞭/高良みゆき 泉こなた

その他/不破刃(強い漢と戦う)阿部高和(いい男を掘る) アーカード(ストーカー) 和田アキ子(暴走)長宗我部元親(強者と戦う)

今のところこんな感じか?

343 :代理投下:2011/05/01(日) 01:41:58.75 ID:MQBerDOb
 阿部がベンチに腰をかけた瞬間、彼の体は宙を彷徨う。
 ベンチは元の形状を維持できず、下から上へと突き抜ける強大なるエネルギーの下に崩壊した。 
無機質なベンチの感触などでは無く、暖かみなどという言葉では表せないほどのインモラルで情熱染みた狂おしさ。
それが阿部がツナギ越しに感じたエネルギーの正体であった。
だが阿部は表情を崩さずヒューと感心しながらも体を回転させる。

「おやおや、荒っぽいじゃないの」

体を宙で捻り3回転して乱れなく着地する阿部。
十分な高さも無かったというのに伸身でそこまでの芸当で魅せた阿部はやはりいい男の名に恥じないだろう。
しかし向き合おうとベンチの方を振り返ると、そこにはベンチであったものが残るだけで誰もいなかった。
阿部がどうしたものかと考えた瞬間である。わずか1秒にも満たぬその瞬間。




阿部の着用していたツナギが宙に舞い、切り刻まれた。




「へぇ…逸物だけでやったのかい?」


ツナギの切れ端が風に乗り飛翔していった。
阿部は笑みを浮かべ背中越しに尋ねた。
阿部の腰を両腕で抱え、また右手で阿部自身を握り、顔を阿部の尻に埋めるその者。
顔ではなく、阿部の恥部に対し口を開くその痴れ者とは。
鬼鮫清次、モグラーズ、ホッパーズ、ナマーズの筋力コーチ。


344 :代理投下:2011/05/01(日) 01:48:16.00 ID:MQBerDOb
64 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:41:32 ID:jGIO93TA
「貴様は危険だ…」
「なんだって?」
「貴様はあらゆる者を歯牙にかけ、食い散らかしていくに違いない…」
「俺のこと、知ってるのかい」
「貴様など知らん」

「だが俺の直感が」

「貴様が危険だと警鐘を鳴らしている!!!!!!」

「おおおぉぉおおお!!!」

鬼鮫は阿部を押し倒し、背中にのしかかった。
右手で阿部のバットを擦り、口で阿部の孔、逸物は阿部の後頭部をするブレインファックである。
その組み合わせは阿部をして喘がずにはいられない。
鬼鮫の実力は阿部に仕掛けるだけあって、それ相応の代物だった。
たちまち吸い尽くされた孔はケツマンコへと変化し、バットは刺激を受け膨張、ただちに暴発の段階に達した。
加えて逸物によるブレインファックは阿部のみならずその場のエントロピーにすら影響を与えていた。

「まだ終わらんぞ」

鬼鮫はチュポンという音を添えてアナルから口を離すと、眼にも留まらぬ速さで阿部の体の下へと移行し、摺り続けた阿部のバットを口に含み口淫に励む。
両手で阿部のケツマンコを責め立て、鬼鮫のバットで阿部の臍を犯し、両膝で阿部の乳首を責め、鬼鮫の左足を阿部の口へ、右足の指を阿部の鼻の両穴にぶち込むというそれはもう過酷極まりない責めだった。
時間はどれほど経っただろうか。
二人の汗が絡み、混じりあい、皮膚という境界線すら曖昧になるほど彼らは交じり合った。
この光景を見た横浜ベイスターズに所属する村田修一は、阿部なくして鬼鮫なし、鬼鮫なくして阿部無しという言葉を残し他界した。


345 :代理投下:2011/05/01(日) 01:48:27.36 ID:MQBerDOb
65 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:42:14 ID:jGIO93TA
均衡を破ったのは鬼鮫。
阿部のホールを西部開拓に出たアメリカの小僧のように探検していた鬼鮫の10本の指が何かを発見した。

「これは…!!!!」(口淫に励んでいてまともに喋ることが出来ず、阿部にしか理解できないため翻訳しています)
「…」
「いい男には相応しくないものだな、んっんっん〜」
「俺に似合わないものなんて女ぐらいさ…」
「おらっ!糞をひり出せ!」

我武者羅に穿るも、それは未だに姿を見せず。
今の態勢を続ければ、必ず阿部が根をあげるという感触を確信していたが、あえて鬼鮫は全ての行いをやめ、阿部の後ろに回った。
臍という、鬼鮫にとってはつまらぬ場所を侵していた鬼鮫のバットは怒気を孕み、ここでついにそのベールを剥きケツマンコに宛がわれた。

「む〜ん、たまらん!」

彼の本心からの言葉だった。
阿部の腸壁をこすりあげるとリアクションが帰ってきて、しかしそのリアクションすら鬼鮫には愛おしかった。
若さゆえの劣情にその身を任せるという至福に包まれた彼は無敵だった。
恐れを知らず、恐怖を知らず。


故にその反動は彼を責め立てた。


「くぅう、ううううううう」

顔をしかめ、息すら絶え絶えになる。
何が起きているのだろうという疑問が頭をかすめ、一つの可能性が脳裏によぎる。


――――――――――己の逸物が犯されている?

自分が阿部を責め立てている、その構図に間違いは無い。
だがなぜ俺のバットがこうまでも追い詰められているというのだ。

346 :代理投下:2011/05/01(日) 01:48:42.42 ID:MQBerDOb
66 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:42:35 ID:jGIO93TA
平静を装う阿部の声はそんな動揺を見透かしたかのようにタイムリーであった。

「なあ、あんた」
「んんんんんうううう」
「あんた、俺のことが危険だって言って襲ってきたよな?」
「…フー!フー!フー!」
「あれは嘘だろ?」

空気が凍る。
鬼鮫の頭が真っ白になった。

「何……」
「フフン、これは俺の推測なんだが…あんた俺の尻に欲情したんだろ」
「何を言う!俺は際限無く、若く青々しい実が熟す前に食い散らかすだろう貴様のことが許せなくて…うぅ」

言葉をさらに紡ごうとすればするほど阿部高和の肛門の奥に潜む魔物が鬼鮫の逸物を蝕む。
かの名女優、オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』で出てきた真実の口。
それは嘘・偽りのある者が手を入れると、噛まれてしばし抜けなくなるという。
まさに阿部の肛門は「真実のケツマンコ」と化し嘘をつくことすら叶わず鬼鮫は顔を歪めるしかない。

「建前だな」
「お前は俺に惹かれ、その寵愛を受けるものを羨ましく思ったのさ」
「そして怖くなった。これまで己の力のみで育ててきた実ばかりを食い散らかしてきたお前は、俺がお前を受け入れてくれるかどうかを」
「……」
「見たことも無いやつに嫉妬して恐れるなんてお前は大馬鹿野郎だ」

鬼鮫は阿部の言葉に反論できなかった。
皆を守りたいという使命感で装飾し、己の欲望を覆い隠した男の落日の刻であった。

「哀れな奴だよお前は。弱いものばかりを狙ってきたせいで、誰も信じられなくなった」
「愛の無いイントゥザホールを繰り返し、その生き方にすら愛を失ってしまった」
「お前の罪は…死んで償うしかない」

死を以ってしての贖罪。
鬼鮫は阿部に告げられる言葉をかみ締めながらも、必死の思いで阿部のケツに腰を打ちつけピストン運動を開始した。

347 :代理投下:2011/05/01(日) 01:48:58.93 ID:MQBerDOb
67 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:43:05 ID:jGIO93TA
「……」
「だがな…安心しろ」
「俺がお前を極楽へと導いてやる」
「ぬかせ…!んをおおおおお!!!!!!!!!!」

鬼鮫が咆哮を上げた。
ついに彼の逸物は阿部の肛門の魔物の拘束から解放され、自由を手に入れた。

「…一つだけ聞かせてくれ。あんたのケツの奥にあるそいつは一体なんなんだ」
「こいつはな塊魂っていうんだ。安心しろ、お前を裁くのにこいつは使わん。俺がお前を遣る」
「…できるのか?」

懐疑の瞳をむける男に対し、男は微笑む。

「できる。」







「だから…全部吐き出せ。現世でのお前の罪も禍根も悲しみも絶望も…俺の尻に置いていけば良い」


348 :代理投下:2011/05/01(日) 01:49:18.85 ID:MQBerDOb

68 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:43:38 ID:jGIO93TA
☆   ☆   ☆

全てが終わった後、二人の男が寝転がって大の字になって並んでいた。
イカ臭さたちこめるその場は女子禁制の発展場。

「俺の人生はここで終わるんだな」
「ああ…」
「俺は野球チームのコーチをやってたんだ…」
「ホモセクシャルを引け目に感じて、それをオープンにせずさりげなく近づいて…」
「大丈夫…ゆっくり話せば良い」
「何も知らないことを良い事に、選手たちの信頼を裏切って、襲って既成事実を作って彼らの肢体を思うが侭にしていた」
「だから一人よがりの、オナニーみたいな人生を送ってきた」

憑き物が堕ちたかのように彼はいい男になっていた。

「でもあんたに会えてよかった」
「お前のバットも良かったぜ」



「あんた、いい男だぜ……」
「……お前もな」



過ちの懺悔をし、賞賛の後に一人の男が去っていく。
残された阿部は彼の笑顔を見守るのみ。
自動車修理工に過ぎない彼にできることといえば肛に広がる鬼鮫の生きた証を語り継ぐこと。
だが阿部の中で燻る炎が消えることは無い。

69 :外伝名無し:2011/05/01(日) 01:47:07 ID:jGIO93TA
【村田修一@横浜ベイスターズ 死亡】
【鬼鮫清次@パワプロクンポケットシリーズ 死亡】

【一日目・日中/新宿区・公園】
【阿部高和@くそみそテクニック】
[状態]健康、いい男
[装備]股間のジャッカル
[道具]支給品一式、ランダム支給品(1〜3)未確認
[思考・状況]基本:いい男を掘る
1:鬼鮫…

題名は「鬼鮫の脅威」です。
初めて書いたので至らぬ点があればご指摘等お願いします


349 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 01:57:44.64 ID:MQBerDOb
代理投下完了。
傍目から見れば青●なのに、いい話になっているだと・・・・・・
処女作でなんというもんを書いているんだwwwwww

350 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 02:16:55.54 ID:CoM7vwOS
全年齢板でこれはセーフ……なのか?

351 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 02:32:53.35 ID:yC7HhUPH
絶対初めてじゃないだろwwwww

352 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/01(日) 14:19:33.73 ID:Tio4AIEH
柊かがみ、岩崎みなみ、一話死亡要員投下します。

353 :捨てるカミあれば… ◆Iku3M44SGw :2011/05/01(日) 14:20:46.09 ID:Tio4AIEH
『おめでとう! 君の支給品はアタリだ!
 この支給品を使って存分に殺し合ってくれ!! by黒幕』
「……冗談じゃないわよ!!」

 山の手線の車内で少女は憤怒の表情を浮かべながら絶叫した。
 そして、その怒りを紙にぶつける。
 紙をくしゃくしゃに丸め、電車の外に投げ捨てた。

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 普通の女子高校生である彼女――柊かがみ。
 双子の妹がいて、実家が神社ということを除けばどこにでもいそうな普通の少女だ。

 殺し合いと聞かされ、最初、彼女は怯えた。
 が、あの最初の場に友人である『泉こなた』の声が聞こえたことを思い出した。
 
 彼女は早急にこなたと合流したいと思った。 
 そこでかがみは考える。ここは東京都。
 東京都でこなたが行きそうなところはただ一か所。
 そう『秋葉原』である。
 
 かがみは震える足を必死で前に前に動かし、山手線に乗った。
 ここで冒頭に戻る。

 その車内において、自分に配られたデイバックの中身を確認している最中であった。
 中に入っていたのは、冒頭のことが書かれていた説明書と…

 『十字架の形をした巨大な重銃火器』
 『趣味の悪いデザインの剣』
 『石』

「こんなの扱えるわけないじゃないの……
 というか、最後のちょっと待て!!」

 ツッコミ属性を持つ彼女じゃなくてもこの支給品にはツッコミを入れるだろう。
 なんか凄そうな銃、かなり凄そうな剣ときて、最後に出てきたのはただの石だったからだ。
 しかし、石はともかく前者二つは誰が見ても危険な代物だった。
 もし、殺し合いに乗った者にこれらのアイテムが支給されていたら……


354 :捨てるカミあれば… ◆Iku3M44SGw :2011/05/01(日) 14:21:50.26 ID:Tio4AIEH


 ――かがみの背中に冷たい汗が流れる。


「……ともかく、これは仕舞っておけばいいわよね……」

 武器二つをデイバックに仕舞うかがみ。
 その表情は非常に切羽詰まっていた。
 ……だが、石はちゃっかり装備していた。

【渋谷区・山手線車内/一日目・日中】
【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:焦り
[装備]:石@ボンガロ
[道具]:支給品一式、ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー
    イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残弾10発) @カオスロワ
[思考・状況]
1:こなたとの合流
2:秋葉原に向かう
3:支給品を奪われないように守る。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 そのかがみが乗った電車が走り去った後だった。

 とある装置、『首輪探知機』を持った少女がそこを訪れた。
 探知機のモニターには直前まで一つの光点が点滅していた。
 少女がその光点に近づくために移動していた。
 だが、もう一つ光点が現れ、すごい勢いで最初の光点とすれ違った。
 その次の瞬間、最初の光点が消滅した。

「…………」

 少女が発見したのは着物を着た美形の男性の遺体だった。
 少女が見たところ外傷はなく そして、その近くには一枚の丸まった紙……

『おめでとう! 君の支給品はアタリだ!
 この支給品を使って存分に殺し合ってくれ!! by黒幕』

 と、書かれた紙が放置されていた。
 その紙面を見た少女――岩崎みなみは殺し合いの恐怖を覚えた。
 それと同時に外傷なく、殺せるようなアイテムを持った殺人者が近くにいると考えた。

「……逃げなくちゃ……」

 みなみは駆けだした。

 『死にたくない』

 その一心で……必死に駆けだした。

355 :捨てるカミあれば… ◆Iku3M44SGw :2011/05/01(日) 14:22:40.19 ID:Tio4AIEH

【渋谷区/一日目・日中】
【岩崎みなみ@らき☆すた】
[状態]: ???
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、首輪探知機@パロロワオリジナル、ランダム支給品(0〜2)
[思考・状況]
基本:死にたくない
1:この場から逃げる


 ちなみにみなみが発見した、その男性の名は『橘右京』。
 死因はもちろん『病死』である。
  
【橘右京@サムライスピリッツ 死亡確認】
死因:病死


支給品紹介

【石@ボンガロ】

 カオスロワ一期でテリー・ボガードがDIO様のナイフを受け止めるのに使用していた石。
 原作では『頭蓋骨を貫通する破壊力の突貫烈破棍』を防いでいたので、その防御力は折り紙つきだ! 


【ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー】

 みんなのアイドル。ミクたんことミクトランの愛剣。
 悪魔の翼を模した漆黒の刀身や有機的な柄のデザイン。
 光と闇属性が備わっており、最強に見える。


【イナバ製作所製パニッシャー @カオスロワ】

 十字架の形をしたイナバ製の個人兵装。
 縦棒の長い方が大口径機関砲級で、反対側の短い方がロケットランチャーとなっている。
 鈍器にもなる。それと見た目に反して、結構軽めだと思われる。


【首輪探知機@パロロワオリジナル】

 有効範囲は半径1キロメートル。範囲内に首輪の反応があれば、モニター上に光点が表示される。
 死んだ者の首輪には反応しない。 見た目は『ドラゴンレーダー』っぽい。

356 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/01(日) 14:23:44.78 ID:Tio4AIEH
投下終了です。

357 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 15:03:35.63 ID:VWMSYNxh
投下乙!
また右京さんが死んでおられる

358 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 16:00:54.06 ID:w6RIYwCB
投下乙。
右京さんがまた死んでおられるw


それとあと登場してないのは……
脱衣拳氏だけか……

359 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 17:56:30.09 ID:MQBerDOb
代理投下

70 : ◆lu6ShmQ5rY:2011/05/01(日) 17:49:31 ID:f2bZwj4s
本スレへの投下ができないため、初音ミク、一話死亡要員をこちらに投下します。


360 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 17:56:45.18 ID:MQBerDOb
71 : ◆lu6ShmQ5rY:2011/05/01(日) 17:50:38 ID:f2bZwj4s
「うっ…くぅ……?」
「よかった、気がついたみたいだね」

とある博物館内。
緑髪の少女・初音ミクは意識を取り戻した。
後頭部を押さえながらミクが周囲の様子を窺がう。
自分はかみなりさんと名乗る男を殺そうとして返り討ちにあい……
だがどうしてか生かされていて、目の前の男に介抱されて意識を取り戻した。
そこまでを理解したミクは、素早く行動に移る。

「あ、ありがとうございます!私、殺人鬼と出会ってしまって……」
「そうだったのか……荷物を荒らされて縛られて、よく無事だったね?」
「……実は、縛られたまま主催者に転送されたんです。
そして身動きが取れないところを襲われて、気絶してしまったんです」
「そうか、そいつは君がてっきり死んだものだと判断して去っていったんだな」

男は納得したように頷く。
もちろんこれはミクの偽りの話だが、当事者以外に見抜くことはできない。

「私、初音ミクっていいます。本当にありがとうございました!」
「なに、男として当然のことをしたまでさ。俺の名前はっ……!?」

背中の違和感に、男の言葉が途切れた。

「私……お兄さんにお礼をしたいけれど、荷物盗まれちゃって……
残されたのはこの体だけ。だから、これでお礼をさせてください。……ね?」
「ミ、ミクちゃんそんな……」

背中からしなだれかかってくるミクに対して、男は拒絶の言葉を口にすることができなくなっていた。
頭ではいけないことだと理解していても。
服越しに感じる柔らかな感触と温もりの前では、ただごくりと唾を飲み込むだけ。

「服……邪魔ですね」

細い指が男の荷物を床に降ろし、上着を脱がせる。
そして男の後ろからも、衣擦れの音。
自分達以外に誰もいないであろう博物館では、その些細な音ですら大きく響いて聞こえる。
その音が、自分の後ろの状況を知らせ、脳内に鮮明に再現される。
まだ若い、少女の一糸纏わぬ生まれたままの姿を。
そんなまだ見ていない、己の想像だけで男は再び唾をのみこみ、下半身に熱が溜まるのを感じた。

「辛そうですね?大丈夫、すぐに楽になりますよ……」

もはや男に、正常な判断などできなくなっていた。

「ミクちゃん!」



たまらず振り向こうとした男の首には長い髪が巻きつけられていて。
気が付いた時にはもう遅い。
いくら男と女の力の差があるとはいえ、完全に背後をとられ、荷物も離されている。
状況を理解しようと男は必死に考えるが……

コキャ……


「ほーら、楽になりましたよね?」


361 :代理投下:2011/05/01(日) 17:57:00.66 ID:MQBerDOb

72 : ◆lu6ShmQ5rY:2011/05/01(日) 17:52:39 ID:f2bZwj4s
男を絞殺したミクは、クスクスと笑いながら男の荷物を漁る。

「男の人って本当に馬鹿ですねー、襲った私を殺さなかったり、あっさり信じ込んだり。
あ、これはなかなか使えそうですね。本当に助かりますよ、見知らぬお兄さん?」

男の荷物から取り出されたのは、文房具の束。
しかし、尻叩きに使う定規などとは違い、結構危ない文房具だ。
人を殺める程度は楽に行える程の。
それを使えるということは……いや、そもそも既に一人を殺している点からもわかるが……

彼女、初音ミクは殺し合いに乗っている。

「それにしてもまさか殺し合いなんて……映画とかの中だけだと思ってたんですけどねー。
私にとっては、願ってもないチャンス……兄さん達を合法的に消せる、ね……」

そしてその理由は……彼女の家族にあった。
初音ミクを筆頭としたボーカロイドと呼ばれる者達は、その道では有名な存在。
このバトルロワイアルに呼び出されなければ、ミクもその家族も明日にはまた仕事が控えていた。
容姿端麗、仕事安定、円満家族……誰もがうらやむ境遇だ。
しかしミクは、これまで過ごしてきた日々に段々と恐怖を覚えていた。
確かに自分の歌は人気だが、最近は他の家族もかなり脚光を浴びていたのは確かだ。
兄や姉はもちろん、まだ幼い弟と妹さえ、その才能を開花し始めている。
ゆくゆくは、家族の中でも一番の歌い手になるかもね――姉がそう発言したのも記憶に新しい。
さらには、自分と名前が似ている親戚もまた脚光を浴びていた。
歌はともかく、頭脳・身体能力・容姿・胸囲・料理・コントなど、つまり歌以外にはもの凄い定評のあったのだ。
彼女の単純な仕事量は、ミクをも上回っている。
家族だけでなく、親戚までもがたくさんの仕事をこなしているこの現状。
では、自分は?初音ミクはどうなるのか?
今はまだいいかもしれない。だが、いつか遅れをとってしまうかもしれない。
この世で難しいのは、地位を得ることだが、その維持はさらに難しいのだ。

「でも、兄さん達をみんな殺せば、仕事は私だけのもの……!
それだけじゃない、突然家族を失った可哀想な歌姫として、もっと脚光を浴びることも……!」

時代の流れに逆らうために。
全盛期の栄光を取り戻すために。
歌姫は思い出を血で染める道を選ぶ。


362 :代理投下:2011/05/01(日) 17:57:13.83 ID:MQBerDOb
73 : ◆lu6ShmQ5rY:2011/05/01(日) 17:53:43 ID:f2bZwj4s
【台東区国立博物館内部/一日目・日中】
【初音ミク@VOCALOID】
[状態]:健康、後頭部打撲
[装備]:千枚通し@現実(40本)
[道具]:基本支給品一式(ランダム品0〜2)、水と食料一人前
[思考]
基本:家族を全員殺害し、自分は生還する。
1:表向きは殺し合いに恐怖する少女を演じ、守ってもらう。
2:家族全員殺害後は、状況により対主催か優勝のどちらかを選ぶ。
3:かみなりさんは殺す。
4:それ以外、邪魔だと判断した参加者も隙を見て殺す。

【パルマコスタの市民A@TOS】死亡確認

【支給品解説『千枚通し』】
金属製の文房具の一種。
主に重なった紙にまとめて穴を開けるために使用されるため、非常に丈夫で鋭い。
そして名前の通り、貫通力も高い。紙以外でも容赦なく貫く。
小さく隠し持ちやすく、接近して一気に急所に突き立てるもよし。
遠距離から投げつけて使うもよし。
文房具よりも暗器を名乗った方がいい品である。
カオスロワにもひっそりと登場している。


363 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 18:00:48.04 ID:VWMSYNxh
投下乙!
ミク怖いなぁ

364 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 18:03:09.34 ID:MQBerDOb
74 : ◆lu6ShmQ5rY:2011/05/01(日) 17:55:09 ID:f2bZwj4s
投下終了です。タイトルは『成功者の苦悩』で。


投下完了。
じゃあまとめて感想を。


・捨てるカミあれば…
かがみんなんというフル装備。
あのパニッシャーは八期でハク姉さんが蹴り飛ばせるぐらい軽いもんだからな・・・・・・
女性にもお勧めの一品。 そして右京さんの持病のせいで、みなみのメンタルがやばいことになった。
それにしても主催者もメモ書きつけるとか、結構愛嬌あるな。
今のところクリボーとかがみんだけだけど、ほかにメモもらえた人いるのだろうか。

・成功者の苦悩
ミク、贅沢な悩み持っているなぁ・・・・・・
トップとしてドンと構えることができないから、他のミクに比べれば小物かな?
それにしてもボカロ勢の年長組はどうしてこうなのか。


365 :トリップ変わるとか珍しいね:2011/05/01(日) 18:15:35.33 ID:MQBerDOb
名前: ◆lu6ShmQ5rY 投稿日:2011/05/01(日) 18:12:37 ID:f2bZwj4s
ん、何故か本スレと表示されるトリップが変わってる?
保管の際は◆tEDenHnHbuOtでお願いします。

366 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 18:34:37.78 ID:NYvFfHX1
残るは脱衣拳氏か。

鬼鮫の脅威
凄まじい内容だが、少しは○を使って伏せたほうがいいのでは?

捨てるカミあれば…
なんという強力な支給品なんだ……
そしてこなたの思惑通り秋葉原へ向かうあたり流石だな。
だが右京さんwww

成功者の苦悩
パ、パルマー!
随分としたたかで恐ろしいミクだな……
歌以外万能な親戚ってハク姉さんかな?

367 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 18:52:44.97 ID:yljGY4IW
投下乙!
ついに来たかという感じの、最初からマーダーのミクか
しかしこの戦術、このメンツの中でどこまで通用するのか

368 : ◆PR56Flbm0Q :2011/05/01(日) 20:40:51.69 ID:VWMSYNxh
脱衣拳
投下します

369 : ◆PR56Flbm0Q :2011/05/01(日) 20:41:12.89 ID:VWMSYNxh
港区にそびえ立つ東京のシンボル、東京タワー。
その特別展望台の中で、一人の男が立っていた。
体を包む白き胴着。
その背中に燦然と輝く『脱衣』の二文字。
脱衣拳――人は彼をそう呼ぶ。


「まったく……どうしてこうなった」

脱衣拳は支給品の確認をしながら一人呟く。

「書き手やってる以上いつかはロワに巻き込まれるんじゃねぇかとは思っていたが、まさか本当にそうなるとは……お、これは当たりだな」

脱衣拳がデイバックから引っ張りだしたのは装填銃ディエンドライバー。
仮面ライダーディエンドに変身するための道具であり、なおかつ高性能な銃としても使用できる優れものである。

「他には……ないか。さて、どうするかねぇ」

ディエンドライバーを一旦デイバックにしまい、今後どうするかを考え始める脱衣拳。
彼には書き手のしてのメタ的な知識という、他の参加者よりも圧倒的なアドバンテージを持っている。
しかし身体能力は並程度であり、超人が蔓延るこの殺し合いで最後まで生き残ることは難しい。

「……まあいい。方針は動きながら考えるとするか」

デイバックを背負い、エレベーターへと向かう脱衣拳。
彼は知らない。
自らの中に、今まで書いた話の中でキャラクターを脱衣させてきた積み重ねによる波動が生まれていることに。
その波動は今はまだ弱く、小さな物だ。
しかし、今後脱衣拳が実際にキャラクターを脱衣させようものなら、その波動は瞬く間に強大になり、彼も飲み込もうとするだろう。

その波動の名は――
『脱衣の波動』。




370 : ◆PR56Flbm0Q :2011/05/01(日) 20:41:55.48 ID:VWMSYNxh
【港区 東京タワー特別展望台/一日目・日中】
【脱衣拳@パロロワ書き手】
[状態]:健康
[装備]:ディエンドライバー
[道具]: 基本支給品一式
[思考]基本:どうするかねぇ……。
1:辺りを探索する。

【備考】
※『脱衣の波動』を秘めています。
目覚めた場合どうなるかは不明。
南斗脱衣拳の使用が可能かは後続の書き手にお任せします。


【支給品解説】
ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド

仮面ライダーディエンドに変身するためのアイテム。
大型の拳銃のような外見であり、銃としても使用出来る。

371 : ◆PR56Flbm0Q :2011/05/01(日) 20:42:51.39 ID:VWMSYNxh
以上で投下は終了です。
タイトルは『脱衣の波動を秘めし者』でお願いします

372 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 23:09:05.31 ID:UeGUR8y2
投下乙!これで全員出揃いましたね

現在地まとめ
品川区/◆6/WWxs9O1s
品川区 街中/南夏奈 MEIKO(死体)
品川区 住宅地/巡音ルカ

港区 品川駅/東京タワー イナバ物置の人
港区 赤坂サカス内TBSスタジオ/和田アキ子 ゼルエル(死体) 出川哲朗(死体) 赤木リツ子(死体) 勝俣州和(死体)
港区 東京タワーの鉄骨の上/織田信長
港区 東京タワー特別展望台/脱衣拳

北区 民家/鏡音レン 高良みゆき
北区 荒川河川敷/門矢士 シャドームーン(死体)

新宿区/カズマ 不破刃
新宿区 公園/阿部高和 村田修一(死体) 鬼鮫清次(死体)

墨田区 東京スカイツリー近く/クライシス皇帝

板橋区 住宅街/ストライダー飛竜

渋谷区 代々木駅ホーム/涼宮ハルヒ アーカード
渋谷区 センター街/KAITO 汚物は消毒だのモヒカン(死体)
渋谷区 渋谷駅/キュゥべえ 平沢唯
渋谷区 山手線車内/柊かがみ
渋谷区/岩崎みなみ 橘右京(死体)

中野区 喫茶店店内/鏡音リン 巴マミ
中野区 中野ブロードウェイ内部/DIO
中野区 歩道/混沌の騎士 ブロント

台東区 住宅地/イチロー 野比のび太(死体)
台東区 国立科学博物館/かみなりさん 初音ミク パルマコスタの市民A(死体)

文京区 東京ドームライトスタンド客席/キョン
文京区 東京ドーム近く/所ジョージ

葛飾区 亀有公園前/板東英二
葛飾区 公道/クリスタルボーイ 南春香

江戸川区/マーラ様の人 野比玉子(死体)

足立区 扇大橋/南千秋 南光太郎

千代田区 秋葉原駅前/泉こなた

豊島区 巣鴨商店街/田井中律 長宗我部元親
豊島区 巣鴨駅ホーム/シグナム

中央区 アドルフ・ヒトラー 邪気眼使い(死体)

大田区 羽田空港 範馬勇次郎 バッタヤミー(死体) ドロッチェ(死体) パルシェン(死体) 服部半蔵(死体) キノピオ(死体) スペランカー(死体)

無人/江東区、荒川区、世田谷区、目黒区、練馬区、杉並区

373 :創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 23:19:15.87 ID:BojdgCbJ
一週間も立たず全キャラ一周しただと…‥・

374 :創る名無しに見る名無し:2011/05/02(月) 20:40:53.66 ID:T8s3D9aF
二週目はどーなることやら、
まあ盛り上がったから、これから先はどうとでも

375 :創る名無しに見る名無し:2011/05/02(月) 21:18:04.85 ID:M5N+Je9Q
勝負はこれからってところかね。
名簿キャラが一通り登場して安心して、そのまま何処かへと消えていったロワにならないように気をつけねば。

それはそれとして無差別や優勝狙いに軒並み強キャラ固まったな。
スタンス未定のキャラもどう動くやら。

376 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 11:56:26.03 ID:KN3gbu1w
連休明けが勝負だな

377 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 19:59:15.57 ID:7sn5LjDJ
鏡音レン・高良みゆき投下します。

378 :だってまだ子供だもの:2011/05/03(火) 20:00:52.98 ID:7sn5LjDJ
「えっ……えっと……」
「あの……大丈夫ですか?」
「えっ!?あ、うん大丈夫!……」

挙動不審、ぎこちない動きで両腕をパタパタ動かすのは鏡音レン。
彼は恐怖していた。
殺し合いにもだが、少女の胸を揉もうとしたことがばれているのではないかと怖かった。
もしばれていれば、少なくとも鉄拳制裁の一撃はもらうはず。
殴られなくても、家族にばらされたら肉体的にも社会的にも抹殺される。
さらにいえば、自分の年齢は既に刑法の適用範囲内。
牢獄に入ったらひ弱なレンは食い物にされるかもしれない。主に後ろの穴を。
そこまで想像し、レンは再び恐怖した。
おっぱいの大きなお姉さんは好きだが、大胸筋の凄いお兄さんは好きではない。
お姉さんのお尻を見るのは好きだが、自分のお尻を見られるのは好きではない。
それなのに……!

レンの瞳からつぅーと涙がひとすじ。

(嫌だ……!痛く殺されるのも社会的に殺されるのも男としてのプライドを殺されるのも……!)

まだ、生き足りない。まだ、やりたいことが一杯ある。
歌ももっと上手くなりたい。家族ともっと楽しく話したい。
酔い潰れたMEIKO姉のおっぱいもまだ直には触っていない。
ルカ姉やハク姉の服がはち切れるシーンもまだ見ていない。
まだまだ、未練がたくさんある。


死にたくない。



「死にたくないよおぉぉぉぉぉおおぉおぉぉぉ!!!」
「きゃっ!?」

泣きじゃくり、精神の耐久力が限界を迎えた少年・鏡音レンは。
本能のままに、母性を求め。
少女・高良みゆきの胸へと飛び込んだ。



※


379 :だってまだ子供だもの:2011/05/03(火) 20:02:56.44 ID:7sn5LjDJ
「落ち着きましたか?」
「うん……ありがとうお姉さん……」

しばらく経って、ようやくレンはみゆきから離れる。
最初はレンの行動に驚いたみゆきであったが、まだ幼い子供故に恐怖に耐えきれなかったのだろうと判断。
自分自身も決して恐怖が無いわけではないが、相手は自分より年下であろう子供だ。
泣きじゃくるレンの頭を撫で続けて、彼を落ち着かせることに成功したのだ。

「僕、鏡音レンっていいます。取り乱してごめんなさい……」
「いいんですよ、こんな状況ですからね……。私は高良みゆきと申します」

ようやくの自己紹介の後、二人はそれぞれの探し人などの情報をやり取りをした。

※

「ねえみゆきさん……みゆきさんの友達も心配だけど、やっぱり隠れてようよ……
僕もだけど、みゆきさんも軍人とかじゃないわけだし……」
「レンさん、辛いかもしれませんが、現実を受け入れましょう。
バトルロワイアル……以前本で似たようなものを読んだことがあります。
突然の殺し合い、巻き込まれた一部は籠城や漁夫の利を狙いますが、まず上手くいきません。
出される食事にも注意しないと毒殺の恐れがあり……」
キング・クリムゾンッ!
「……というわけです。私達が助かるには、この首輪を外すか主催者を倒すしかありません。
しかし、主催者の触手……あれは邪神クトゥルーのものに酷似していました。
つまり主催者は正真正銘の邪神かそれに匹敵する何か。撃破はかなり困難でしょう……」
「そんな……」

今後の方針を提案するレンだが、それはあっさりと却下された。
そして追い打ちをかける、博識なみゆきの解説。
籠城無駄、避けられない戦い、疑心暗鬼、そして二者択一の生還方法。
だが相手が本当に神だとしたら、首輪を仮に解除できても脱出できるか怪しい。
そうなると最早選択肢は一つだが、歌う以外特技のない自分が神に挑むとか笑い話にもならない。
つまりは、死の運命は変えられない……?

「ですが!仲間さえ集まれば可能性はあります!
首輪を外せれば、僅かながら脱出の機会と主催者と戦うこともできます。
あれだけ人が集められていたんですから、きっと戦いが得意な人もいるはずです。
そして私達は、そんな人達が戦えるように首輪を外す手段を探すんですよ!」
「えぇー!?」

民家にレンの絶叫が響く。
安全なところに隠れていようと思ったら、いつの間にか私「達」に含まれていた。
無理だと言おうにも、おっぱいお姉さんは既に首輪を外せる道具はないかとデイパックを開けている。

「うーん……駄目ですね、私のは外れでした。レンさんはどうですか?」

一房のバナナを掲げながら、みゆきはレンのデイパックに注目する。
もしかしたら、安全に隠れていられる道具が入っているかも……
僅かな希望を持ち、催促されたレンがデイパックを開けると……

『これを手にした者は運がいい。存分に戦乱の世界に飛び出すがいい』

「えぇー!?」

主催者の手紙付きの支給品を目の当たりにし、レンの絶叫が再び響いた。



380 :だってまだ子供だもの:2011/05/03(火) 20:05:57.55 ID:7sn5LjDJ
【北区・民家/一日目・日中】

【鏡音レン@VOCALOID】
[状態]鬱気味、恐怖、混乱
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、正宗、マサムネ、黒漆五枚胴具足
[思考]
基本:死にたくない。家族にも死んでほしくない。
1:えぇー!?
2:仕方がないのでみゆきさんについていく
※OPでKAITOとミクの姿のみ確認しています


【高良みゆき@らき☆すた】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品一式、バナナ
[思考]
基本:首輪解除の方法を調べ、対主催参加者の首輪を外す
1:子供の日には伊達正宗の鎧飾りが人気らしいですよ
2:友人やレンの家族を探したいが、まずは戦闘経験者を仲間に引き入れる

支給品紹介
・正宗@FF7
セフィロス愛用の長刀(セフィロスの攻撃は魔法メインだが)
とにかく無駄に長いため攻撃範囲も非常に広い。そして当然かなり重い。
攻撃力99、命中255とシリーズ定番の最強の刀の名に恥じない性能。
カオスロワではルーファウスが奪い取って使用していた。
・マサムネ@SaGa2秘宝伝説
新しき神アポロンと古き神めがみ愛用の宝刀。妖精でも使える程とても軽い。
どんな相手にも固定500ダメージ、必中、盾防御貫通と秘宝の名に恥じない性能。
が、ダメージ固定のためタフな相手や再生持ち相手には相性最悪。
カオスロワではヤムチャがその特性をいかしメタル狩りをしていた。
・黒漆五枚胴具足@現実
伊達正宗公の鎧。飾りではなく本物である。
独特な兜のデザインにばかり目がいきがちだが、全体的にカッコいい。
残念ながら馬イクに乗ってパーリィするような人は着ていない。
・バナナ@現実
俺は、バナナズガンのイメージを払拭する……!
のバナナとは違う栄養満点の普通に美味しいバナナ。



381 :だってまだ子供だもの:2011/05/03(火) 20:06:33.23 ID:7sn5LjDJ
投下終了です。

382 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 20:10:25.25 ID:0sj0Lm53
投下乙!
レンてめぇ俺と替われいや替わってくださいお願いします


383 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 21:06:35.65 ID:jL419ihM
投下乙!
くそっ、レンめ! 美味しい立ち回りを……
そしてみゆきさん、すげえ冷静だなw

384 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 21:57:49.51 ID:rBOKvTk5
投下乙!
酔い潰れたMEIKO姉のおっぱいもまだ『直には』触っていない…
おいちょっと待てレン!服越しには触ったのか!?
とりあえずこの世界のボカロはリンの爪のあかを煎じて飲めw

385 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 22:34:24.23 ID:YrQLXf4B
KAITO→勘違いマーダー
ルカ→ヤンデレマーダー
ミク→クズ
レン→思春期まっさかり

リン……強く生きろ

386 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 22:54:24.17 ID:9idVwbEV
◆6/WWxs9O1sと◆02GOODMe2(死に役) 投下します

387 :彼は親友を待っていた ◆b1ok/wH4FA :2011/05/03(火) 22:58:58.52 ID:9idVwbEV
親愛なる6/へ

またとんだ事に巻き込まれてしまった。
名簿が存在しないから断言は出来ないが、だが俺が参加しているという事はきっとお前も参加者として、
連れて来られてるだろうと思う。だとすれば、お前の事だからきっとここに来てくれるだろう。

頭のいいお前の事だから、きっともう気付いているだろうが、この殺し合いはこれまでのカオスロワとは大違いだ。
カオスロワ特有のどこかふざけた空気が、ここには存在しないんだ。
支給品もネタなどでは無く、ちゃんとした物が配られた。
ここに付くまで何回も死体になってる奴を見かけた。血と色々な体液の臭いにモドしてしまった。
秋葉原で死んだ時や、どこぞの吸血鬼ピエロに襲われるようなのとは違う、本当の殺し合いに巻き込まれてしまったと
気付いたのは、そうしてようやくだったよ。マヌケだろ。
俺はハッキリ言って怖い。死んだらそれで終わり、これを書く手も震えてたくらいだ。

でも、正直言えばお前の事を思い出すと気分が落ち着いた。
恥ずかしい事を言えば、お前は一番身近な親友だと思っている。
かつて何度も死んでは生き返る事をお前に嘆いた時、励ましてくれた。
いつかの殺し合いで同行した時、色々と身の上話をしてくれたし、させてくれたんだからな。
カオスロワから脱出した後、お前と家が近所だった事は本当に嬉しかったよ。
ガキの頃から塾やら資格試験だとか連続で同年代の友達なんて居なかった俺に、
ほんの数ヶ月間の付き合いだったけど、欠けていた物をお前が埋めてくれたんだ。
こんな状況になってからだけど、その事に本当にありがとうと言わせて欲しい。
できる事なら、最後にお前の顔をみて直接だ。

388 :彼は親友を待っていた ◆b1ok/wH4FA :2011/05/03(火) 23:00:09.02 ID:9idVwbEV
いつだったか「もしまた殺し合いに巻き込まれたらここで会おう」と約束をしたこの喫茶店で、
俺は今日の17時までで待っていたが、もしこの手紙を読んでいるならばお前はすぐには訪れず、
入れ違いになってしまったという事だろう。
もしお前も俺を親友と思っていてくれたなら、俺がお前の無事を願うように、お前も俺の無事を祈っててくれよ。
きっとまたお前や、他の書き手ともボーリングに出かける日が来ると信じているからな。


追伸:ここに置いておいた支給品は好きに使ってくれ。逃げ足には自信があるから、遠慮するなよ。
追伸:この殺し合いから無事に脱出できた場合は、お前の名前を教えてくれよ。
   暗黙めいた了解で6/や◆02GOODMe2なんて記号めいた呼び方は気が参っちゃうからな、
   お前さえよければその名前で呼び合わせてくれ。


                   ある意味不死身の男  楠木翔太より

────☆

389 :彼は親友を待っていた ◆b1ok/wH4FA :2011/05/03(火) 23:01:08.41 ID:9idVwbEV
ゲーム開始から1時間47分経過。品川駅から多少離れたカフェテリアに2人目の客人が訪れていた。
その2人目の客人である6/が読み終えたメモ用紙から眼を放し周りを見やると、ダーツや観葉植物に、
カレンダーや絵画といったインテリアが、この舞台に似つかわしく無い雰囲気を作り出しているのを彼は感じた。
良くも悪くも、テンプレートな内装だった。しかし6/はこの何気無さがいたく気に入っており、訳の分からない無限地獄に
閉じ込められる前からよく通っていたのだ。
やはりここは何時でも来れる、特別な場所だったのだろう。
今この瞬間だけ、彼は昔に戻ってこれたような気持ちになれた。

6/が指を離すと、メモ用紙は空気抵抗で多少滑空した後すぐに血だまりに落ちて行った。
鮮やかな鮮血を吸い取ったソレは、もちろん同じ朱に染まる。赤いボールペンで記された◆02GOODMe2──楠木翔太の
性格がよく現れた達筆な文字ももう分からなくなった。

少し視線を上げた所で、壁にもたれかかる翔太はもう動かない。
生前は中性的で端整だったその顔は、呆けたように天井を見ている。
そしてだらしなく開かれた口と鼻、グシャグシャに潰された喉からは未だに鮮血が止まらない。
6/は呆然と、ああさっきより出る量が少なくなっているなと思った。
『もしまた殺し合いに参加したら、ここに居るから会いに来てくれ』。
そう約束した喫茶店で、親友はただの死体となっているのだった。
たった今自分がそうしたのだ。


390 :彼は親友を待っていた ◆b1ok/wH4FA :2011/05/03(火) 23:07:51.54 ID:9idVwbEV
【品川区・喫茶店/一日目・日中】
【◆6/WWxs9O1s@カオスロワ書き手】
[状態]:腰打身(軽度 回復中)
[装備]: 上下二連式散弾銃 (2)
[道具]: 基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(本人未確認)
    ショットガンシェル(12)
[思考]基本:死ぬ。
0:………………。
1:自分を殺すものを探す。
【備考】
※8度のロワ(内3度主催打破、内5回優勝)を経験しております。
※ロワの間には、インターバルはありました。
※度重なるロワ経験で狂っていますが、本来は相等な人格者だった模様。
※再生能力、怪力を持っています。

【◆02GOODMe2@カオスロワ書き手 死亡】
【死に様】待ちくたびれて船をこいでいた所でやって来た6/に『コイツはどうせ俺を殺せない』
     と判断され、後ろから喉の肉を引きちぎられました

【補足】彼だけ例外的に本名を覚えていたのか、それとも書き手全員が暗黙の了解であだ名・トリップを
    名乗っているのかは現時点では不明。

391 : ◆02GOODMe2. :2011/05/03(火) 23:20:37.01 ID:DKgOUWlL
おお俺、没ネタに続きまたしても死んでしまうとはとは情けない。

392 :創る名無しに見る名無し:2011/05/03(火) 23:25:17.39 ID:wJBZsIiR
ちょ、本人wwwww

………もしかして、ここで書き手やってたりする?

393 :彼は親友を待っていた ◆b1ok/wH4FA :2011/05/03(火) 23:26:47.67 ID:9idVwbEV
>>391
スンマセンスンマセンホントスンマセンいやマジでごめんなさい
マジでごめんなさい

394 : ◆02GOODMe2. :2011/05/03(火) 23:30:15.66 ID:DKgOUWlL
>>392
YESだね

>>393
何、気にすることはないっすよwww
…それと俺のこのトリなんだが分かりにくいんだけど、
最後に『.』が入るんだよね。


395 :創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 00:55:56.92 ID:XP7ZIRgH
・だってまだ子供だもの       ・・・
>酔い潰れたMEIKO姉のおっぱいもまだ直には触っていない。
>直には
服越しには触ったというのか・・・・・・
ということは他にも酒に酔ったハク姉さんやルカ姉さんの胸も揉んだ可能性があるな。

>ルカ姉やハク姉の服がはち切れるシーンもまだ見ていない。
俺だって見たい。
しかし刑務所に入れられた後の妄想といい、今回の行動といい、
下半身で動いているようにしか思えないな。 乙です。


・彼は親友を待っていた
殺し合いの中で、日常を思い出しそうではあったが、6/はそれも諦めてしまったか。
そしてそろそろ死亡要員が板についてきそうなO2さん。




396 :創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 19:56:47.50 ID:EfeNK/Qv
>>394
wikiにて修正を行いましたb

397 :創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 22:38:27.51 ID:EfeNK/Qv
そーいや、唯ってこのまま魔法少女にしちゃっていいわけ?


398 :創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 22:42:11.98 ID:XP7ZIRgH
そんなもんは後の書き手に任せる。
したいなら別にしてもいいかと。

399 :創る名無しに見る名無し:2011/05/04(水) 23:37:20.27 ID:maNFwCRk
基本、書いたもん勝ちだからねえ。
よほど矛盾などがない限りなにが起きても通るだろうよ。
まあ魔法少女にしてもマミさんと同レベルの制限はかせられるかもしれないが。
問題は契約時の願いだな。脱出や主催者みなごろしの願いは多分アウト。

400 :創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 19:30:58.98 ID:bXAWIzjJ
とりあえず、質問なんだが……
名簿キャラをそろそろ殺しちゃってもいいのかな?
いや、書くとは限らんが。

401 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 19:57:18.06 ID:q5DC1mp1
投下失礼。
巴マミ、鏡音リン、ブロントさん、混沌の騎士、DIOで投下。

402 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 19:58:16.58 ID:q5DC1mp1
「美味しいですね、このケーキ!」
「えぇ、私もまさかこんな状況でもティータイムを楽しめるとは思わなかったわ」

柔らかなケーキを口に運び、適温の紅茶を味わう。
殺し合いなどとは無縁の、本当に和やかな午後の一時。
この喫茶店の経営者には悪いが、首輪をつけられた者にとっては非常事態。
無銭飲食は犯罪などと野暮なことは言わないでもらいたい。

「結構食べておいた方がいいわよ?
 支給品のパン、消費期限ギリギリのうえに量もなかったから」
「……太らない程度にいただきます」

たとえ、大量のケーキが少女の胃の中に消えていっても。
非常食にでもするつもりなのか、シフォンケーキがバッグにインしても。
ここは目を瞑って少女達のお茶会を見守ってほしい。

「紅茶のおかわりを入れてく……っ!」
「マミさん?」

だが、経営者が見守ってくれたとしても。
この殺し合いにおいて、少なからず邪悪な念を持つ者までは……
見守ってくれるはずなど、最初からなかったのだ。

「リンさん、伏せてて!」
「は、はい!」

立ち上がったマミは即座に臨戦態勢となる。
変身し、銃と砲台を構えて見据えるのは、この店の外。
そこには、明らかに異質な存在があった。

まだ昼間だというのに、その周りだけが闇に包まれている。
闇は太陽の光を受け付けず、極狭い範囲だけを夜にしていた。

からんころん……

来店者を知らせるベルの音が鳴る。
闇が……いや、闇を纏った人間がご丁寧に入り口から入ってきたのだ。

「ふむ、イギリスでもアフタヌーンティーの習慣があるが……
 こんな時にも行うとは、なかなか度胸のある、洒落たお嬢さん方だな」

少女二人の姿を確認した男は、堂々とした佇まいで口の端をつり上げた。
その首には銀色の首輪。
つまりは、この男も殺し合いに巻き込まれた参加者の一人ということだ。
だが、巻き込まれた者が必ずしも善人とは限らない。
まだ幼い少女二人であっても、そんなことは百も承知だ。
マミは銃と砲台を、リンはネギっぽい双剣を構えて、男への警戒を解かないでいる。

「おっと失礼、名乗るのが遅れた。
 私の名はDIO。怖がらなくていい、こう見えて私は肉体的も精神的にも紳士だ。
 まだ若いお嬢さんには手荒なことなど



「ヴァオール・インフェルノ!」
「!?」




403 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:00:13.29 ID:q5DC1mp1
DIOと名乗った男の体が、店内を派手に吹き飛ぶ。
彼の言葉を遮り、攻撃を行ったのはマミである。
片足を軸にした回転による、下段回し蹴り・中段銃打撃・上段砲台打撃。
ほぼ不意討ちで三発を同時に食らっては、大抵の人間は吹き飛ばざるをえないだろう。

「マ、マミさん!? まだ敵かどうかもわからない人をいきなり攻撃するなんて!」
「敵よ! 怪しまれたくなければ、まずは普通殺し合いに乗っているかどうかを答える!
 それ以前に、その隠しきれてない悪意……! きっと魔女よ!」

打撃に使用した銃を素早くもちかえ、今度は発砲の構え。
人々に絶望を与える魔女を生かしておく道理はない。
吹き飛んだ敵は、まだ体勢を立て直せていない。
狙うは、頭部。

やがて、乾いた音が二回鳴り響いた。

「危なかったわ……まさかこんなに早く敵が現れるなんて……」
「マミさん……本当に今の人は敵……ひぃっ!?」
「どうしたのリンさ……!?」

リンが悲鳴をあげ、マミは思わず絶句した。

体に遠心力が上乗せされた蹴りと金属物による打撃を受け、頭部を二回狙撃された男。
その男が、ゆらりと立ち上がったのだ。
急所を外れて無事だった?
そんなことはない。男の額には、確かに二つの穴が。
そしてその穴から血も流れている。
それにもかかわらず、男は確かに無事だった。

「このDIOとしたことが、たかが子供と見くびり過ぎたか……」
「ど、どういうこと!?」

マミの使うマスケット銃は基本撃てるのは1発限り。
新たな銃を生み出し、DIOを再び狙撃するが……

「無駄無駄無駄ァ! その程度ではこのDIOは倒せんッ!
 しかし貴様、なかなか妙な術を使うな。刃向かわなければ、手駒としてやったものを……」

再び額に穴が空いても、DIOは歩みを止めなかった。

(く……! 不死を司る魔女だとでも言うの!?)

マミの顔から冷や汗が滑り落ちる。
ソウルジェムの力が普段通りなら、もっと大量の銃で狙撃できる。
それこそ、肉体の一欠片も残さぬ程徹底的に。
だが今の状態ではそれができない。
支給された砲台も、流石に一発で目の前の怪物を爆散させるだけの威力はない。
現在の装備では、どう足掻いても撃破不可能。それが厳しい現実だった。

(こんなところで……せめて、リンさんだけでも……!)

リンを庇うように立ちつつ、マミは店内を見渡す。
入り口は一箇所。だが、窓ガラスを割れば窓からの脱出ができるだろう。

「刃向かう者は全て、このDIOの血肉になってもらおうか!」

もっとも目の前のDIOの横を無事に通り過ぎることができたらの話だが。

「……ッ!」

404 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:00:59.23 ID:q5DC1mp1
「なぬやら歩くダークパワーを見つけた俺はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できょうきょかけつけたのだが
 ダークパワーがリア♀に手を出す変態っぽいのでそのまま骨にすることにメガトンパンチで決めた!」
「ぬぐあ!?」
「「!?」」

突如、窓ガラスが砕け散った。
だが破ったのはリンでもマミでもDIOでもなく、意味不明な言語を操る長身の男。
そして男は現れると同時にDIOを右の拳で殴り飛ばした。

「怪我はにいか?」
「「……」」
「おいィィィ!? まさか時すでに時間切れ状態か!?」

二人の少女は呆然と珍入者を見つめてしまう。
助けられた……のは事実だろう。
だが、どう答えればいいのかがわからない。相手がどこの国のものかがわからない。
その結果。

「ソ、ソーリー、アイキャントスピークユア「お前が何を言っているか理解不能状態! これは立派な日本語なんですわ!?」

軽い混乱状態に陥ったリンの発言に対して、男のツッコミが返される。



「ザ・ワールドォッ!!」


そしてその状態のまま、世界は灰色一色に染まり、凍りついた。
その動きを止めた世界で唯一動けるのは、時を止めた張本人。
つまりは『世界』を操るDIOただ一人だ。

「おのれ……一度ならず二度までもこの俺に刃向かう者が現れるとは……
 だが、動けまい? もはや貴様になすすべはないッ!」

首をコキコキと鳴らしながら、DIOは邪魔をしてきた男へナイフや包丁を投げつける。
支給品の中にはなかったが、まさに今飛ばされた厨房の中から拝借した代物だ。
彼が本来使用するものに比べれば威力は低いが、刃物には違いない。

「む……チィ、やはりこちらも制限されていたか。 だがッ! 貴様がここで死ぬ運命に変わりはない!」

止まった時の中で、DIOは舌打つ。
主催者の力なのか、『世界』の時間停止が予定よりも短くなっていたためだ。
しかし、いくら短くなったとはいえ、男の周りは既にナイフと包丁で包囲できている。
邪魔者を消すには問題ない程度の制限だ。

「そして時は動き出す……!」

世界に、色が戻る。それと同時に、世界は動き出す。

「おいィィィィィィィィィィィィィ!?」

気づいた時には、無数の刃が自分を囲んでいる絶望的状況に、男は思わず絶叫する。
だが、叫びつつも立ちすくむことはなかった。
刃が自分に到達するまでの、ほんの僅かな時間を無駄にはしない。

「黄金の鉄の塊でできたナイトが銀装備のナイフに遅れをとるはずがない! インビンシブル!」


405 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:01:44.55 ID:q5DC1mp1
「なんだとっ!?」

DIOは言葉を失う。
全身を串刺しにされて生き絶えると思っていた男の体が、光に包まれ
そして、全ての刃がまるで鋼鉄の壁に当たったかのような金属音を鳴らし、弾かれたのだ。
ナイフの質云々の問題ではない。仮に本調子でいつものナイフを投げてても結果は変わらなかっただろう。
その事実は、彼にとって理解し難いものだった。

「生半可なナイトには真似することのできないホーリー!」
「ぬあっ!? ぐっ、この光は……まずい……!」

そして理解するよりも先に、男の手から白い光が放たれる。
僅かに隙を作ってしまったとはいえ、持ち前の身体能力でDIOはこれをかわすが……
この光は、今の彼にとっては天敵と言えた。
神聖なる光が、DIOが纏っていた闇の一部を消し去ったのだ。

(やむをえん……ッ! ここは戦略的撤退だ……!)

闇がなくなれば、吸血鬼であるDIOの体は日光に晒され消滅してしまう。
いつ先程の少女の援護射撃が入るかもわからないこの状況では、これ以上の戦闘は危険だ。
そう判断したDIOは、その怪力でもって店の壁を破壊、外へと脱出した。
唯一の気がかりは、男が追跡をしてくる可能性だったが……

「ふむ見事なとんずらだと感心するがどこもおかしくはないな……お前達もう安心して大丈夫なんだが?」

その当人は、追跡よりも少女二人の身の安全を優先した。
自分の職業は守ることを主としているという理由があるが、少女二人が未だに混乱状態なのがもう一つの理由だ。
無理もないだろう。
突然、無慈悲な全包囲攻撃を繰り出した化物と、その攻撃を防いだ自分の姿を見てしまったのだから。
どちらも、一般人には理解できない光景だ。

「あ、ありがとうございます! おかげで助かりました!」
「ええ、本当に……私だけだったら、追い払うことなんてとてもできなかったわ……」
「助けたくて助けるんじゃない助けてしまうのがナイトだからなお前達全然気にすなくていいぞ」

だがそれでも、助けられたのは間違いない。
リンとマミがそれぞれお礼を言うと、男はそっけなく返すが、気持ちは伝わっただろう。

「私達を助けてくれたってことは、お兄さんもこの殺し合いに反対なんですよね?」
「至高のナイトがそんなことをすると考える浅はかさは愚かしいな……と自己紹介がまだだった感
 俺は一級廃人の至高のナイトであるブロントというのだが謙虚にもさんづけでブロントさんでいいぞ」


◆ ◆ ◆ ◆

406 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:02:20.15 ID:q5DC1mp1
「ほうあの主催者に屈しないナイト魂を持ってるとかお前達なかなか見どころがあるな
 今はちょと置いて毛ぼりにしてしまっているがもう一人ナイトもいるわけでこの世界も捨てたもんじゃないと思った(リアル話)」
「えーと……褒めてくれてるんですよね?」
「褒めてますん」
「どっち……?」

その後、三人は改めて互いの行動方針を語った。
守りたい家族、主催者を倒すための仲間探し、そして……

「そういえばブロントさん、どうしてさっきあの人……DIOを追いかけなかったの?」
「お前達の安全第一なんですわ?といいたいところだったが実はインビンは2時間に一回しか使えない系の話がある。
 盾があれば下段ガードを固めて防げるが今ではもう一度あの攻撃をされたらナイトでもちょと僅かに危険で危ない」
「貴方でも厳しい相手だったのね……それにしても、そのインビンシブルといいさっきのホーリーといい……
 魔法の類よね? もしかして貴方もキュゥべえと契約して魔法少女に……っていきなりごめんなさいね?」
「……っ!」
「ブロントさん?」

今まで饒舌だったブロントさんの言葉が、ぴたりと止まる。
その表情は一瞬苦虫を噛み潰したようなものへと変わるが、すぐに元の表情に戻った。
しかし、きょとんとする少女二人を前にしても、咄嗟の言葉は出てこなかった。
契約……魔法少女……その言葉を、ブロントさんは知っている。

(てことはキュゥべえがあの白い物体の名前なのは間違いにい
 そうなるとそれを知っていて貴方「も」という言い方からしてマミが魔法少女であることは確定的に明らか……)

ブロントさんは、迷っていた。
おそらくキュゥべえであろう生き物が語った、魔法少女の仕組み。
それを伝え、自分は主催者だけでなくそいつも斬るつもりでこの辺りまでやってきたと明かすべきか?
だが、相手はいくら自分と同じような志を持っているとはいえ、まだ少女だ。
下手に残酷な真実を伝えては、錯乱あるいは自ら命を絶つ可能性まである。
いつもの調子で「魔法少女とか理解不能俺は光と闇を備えた最強に見えるナイトなんだが?」と流せば……
しかし、それができない。
魔法少女を魔女にさせないためには、魔力を使わせなければいい。
自分が、彼女の分も戦い、主催者を倒せば少なくともこの会場では魔女化はないだろう。
だが、元の生活に戻ったらどうなる? 今この場で真実を伝えた方が、後のためでもあるのではないか?
いくら廃ナイト自慢をしているとはいえ、自分が本当に全てを守ることができないことなど理解している。
彼女、いや他の少女にも魔力を使わせず、自分一人で全ての敵を葬ることなど不可能だ。
自分が守れるのは、この両腕が届き、走って辿り着くことができる場所まで。

(あの物体の言っていたことを伝える伝えないにしろ俺がこいつらを守る必要があるのは変わらない
 しかし至高のナイトも一人じゃ無理があるナイトの守りにPTメンの援護があってこそキングベヒんもスも倒する……
 黙ったままならマミの援護があれば俺も戦いやすくはなるがしかしだが万が一を考えるとやはり……
 それぬ伝えないとあいつを骨にすることもできないあるさまがやはり確実にマミがショックを受けるのはバレバレで……
 おいィ……どっちにすろデメリットがあるとか汚いなさすがキュゥべえきたない……!)

「ブロントさーん?」
「……」

少女に見つめられたまま、騎士は葛藤を続ける。
誰かを守るために戦ってきた騎士。彼は、どのような判断を下すのだろう?

407 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:02:59.32 ID:q5DC1mp1
【一日目・日中/中野区 喫茶店店内】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力99%
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
0:ブロントさんの魔法の正体が気になる
1:リンと行動を共にする。
2:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
3:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
4:キュゥべえを探す
【備考】
※リンと情報交換をしました。
リンの家族についての情報を得ました。

【個人制限及び特殊体質】
については、『黒い子は火薬、黄色い子は魔砲』を参照。

【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】:健康、一部にブロリーの返り血
【装備】:ツインネッギ
【道具】:基本支給品一式、ヴォーパルソード、グラットンソード、ケーキ×4
【思考】
基本:家族と共に生還する
1:マミと行動を共にする。
2:打倒主催者思考の参加者を探し、協力する
3:家族が心配
4:首輪の無効化方法を知りたい
5:ブロントさんどうしたんだろう……?
【備考】
※マミと情報交換をしました
キュゥべえの情報と、マミが知るかぎりでの魔女と魔法少女の情報を得ました

【ブロント@ネ実】
[状態]:健康、疲労(小)、インビンシブル2時間使用不可、葛藤
[装備]:白銀の鎧(ナイトAF)
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:主催者とゲームに乗った参加者はバラバラに引き裂く
0:リンとマミは保護するが、マミに魔法少女の真実を伝える?伝えない?
1:あとで混沌の騎士と合流
2:貧弱一般人は保護
3:剣と盾の早急な確保
4:キュゥべえは確実に殺す?
※キュゥべえとの会話により、魔法少女の仕組みを理解しました

◆ ◆ ◆ ◆

408 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:03:36.49 ID:q5DC1mp1
その頃……

「ダークパワーが歩いていてちょと気になるから待っていろ……と言われましたが……
 こうしている間にもあの白獣に逃げられているのではないでしょうか?」

歩道橋の上で、混沌の騎士はブロントさんの帰りを待っていた。

「それにしても、ダークパワー……闇の力、ですか。
 ……光と闇が両方備わり、最強に見える。どこかで聞いたような……
 ライトアンドダーク……光と闇こそ混沌の根源……
 私はブロントさん程速くは走れない。つまりはまだ光と闇が備わっていない?
 今の私は……どっちなのでしょう? 彼と同じく、光……?
 ならば、そのダークパワーを手に入れれば、私の力は増す……?」

この騎士もまた、葛藤していた。

【中野区・歩道橋/一日目・日中】
【混沌の騎士@カオスロワオリジナル】
[状態]:記憶喪失・発汗(大)、疲労(小)、葛藤
[装備]:漆黒の鎧
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア
[思考]
基本:死者は極力出さない
0:歩くダークパワーに興味
1:ブロントさんを待つ?
2:水分の確保
3:自分の正体を知りたい
4:キュゥべえは確実に殺す
※キュゥべえとの会話により、魔法少女の仕組みを理解しました



◆ ◆ ◆ ◆

409 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:04:44.69 ID:q5DC1mp1
「くそ……このDIOがッ! あんな連中を相手に!」

DIOは喫茶店から離れた民家の中に身を潜めていた。
当然、その部屋は闇に包まれている。

「この妙なランプのおかげで外を歩くことはできるが……
 さすがに両腕をランプの守りに使用していては満足に戦えん。
 我が『世界』も弱体化され……くそッ! 忌々しい連中に主催者め!」

闇の中でDIOは吠える。
彼が持っている支給品のランプは、世界を一瞬で夜にすることができる魔法のランプだった。
主催者が狙っていれたのかどうかは定かではないが、少なくともDIOには有益なものだ。
だが、かえってそれが施しのように感じ腹立たしい。

「この闇も完璧ではないようだしな……
 本格的な活動はやはり夜になってからが得策か。それまではこのランプを使って移動しつつ……
 この際誰でもいい。適当な奴をゾンビにするか肉の芽を埋め込んで利用するとしようか?」

夜の帝王は、迷うことなく己の道を進む。

【中野区・民家/一日目・日中】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、主催と反抗者に対する憎悪、小疲労
[装備]:いつもの服、銀のナイフ×6
[道具]:支給品一式、闇のランプ(使用中)
[思考]
基本:主催者に報復する。
0:夜までに適当に駒を作る
1:その後使える「駒」を見つける
2:利用し終えた者、役立たずは殺す
※『世界』の時間停止に若干制限。4〜5秒が限度であり、連続使用で疲労。

◆支給品その他解説◆

ケーキ@現実

喫茶店の冷蔵庫から調達されたケーキ。
支給品の食糧とは違い、柔らかくておいしい。

銀のナイフ@現実

喫茶店の厨房から調達されたナイフ。
普通の一般的なナイフだが、吸血鬼の怪力で投げつけられたら致命傷は必至。

闇のランプ@DQシリーズ

DIOに支給された魔法のランプ。闇の炎により、世界全体を一瞬で夜にする程の力を持つ。
が、制限により使用者を中心とした半径1メートル内のみを夜にする。
凝縮された闇の力により、通常の日光程度は受け付けないが、強烈な光を受けると一時的に闇が消えてしまう。
ランプ本体が破壊された場合も闇は消える。


410 : ◆/Vo4sINk9g :2011/05/05(木) 20:07:09.57 ID:q5DC1mp1
投下終了。
タイトルは 守る、その意味 で。

411 :創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 21:01:55.84 ID:Vvr2HINs
投下乙です
ブロントさんは綺麗な対主催やってるなあ・・・
このまま強力な対主催チームができそうだ

混沌の騎士の今後も気になるな
もしかしたら闇落ちするかもしれない

412 :創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 21:36:31.84 ID:CjIBW0BQ
投下乙です!
マミさんもブロントさんも強いが、やはりDIO様は基本スペック高いな。しかも日中移動可か……
マミさんは下手すりゃ病ミさんになるかもだし、混沌さんもなんか6期仕様から5期仕様になるかもだし……
強力な対主催グループが生まれるか、一気に惨劇になるか重要な別れ目だな。


413 :創る名無しに見る名無し:2011/05/05(木) 22:18:26.63 ID:epLZ63Bq
さすがブロントさんだ
ナイト秘奥義インビンシブルを華麗に使いこなして憧れちゃうなー

414 :代理:2011/05/06(金) 14:11:23.12 ID:wlkP0kQM
76:外伝名無し
11/05/06(金) 03:41:44 ID:LyY/xWgU
イナバ物置の人、東京タワー、ストライダー飛竜、一話死亡要員でこっちに投下します。

415 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:12:54.95 ID:wlkP0kQM

77:ライダー×ライダー
11/05/06(金) 03:46:59 ID:LyY/xWgU
「……っと、こりゃ、パイルバンカー(杭打ち機)か?」
「それも私にはとてもじゃないけど使えなさそうね……」
「とっつきとドリルは漢の浪漫だ!」
「……よく分からない理論ね」
 山手線の車内の最後尾。そこでイナバと東京タワーの二人は支給品の確認をしていた。
 そして、イナバのデイバックの中に入っていたのは、あまりにも古臭い武器だった。
 人が装備出来るようには改造されてはいるが、こんなのはどこか狂ったような人間ぐらいしか好き好まないだろう。
 そして、そのリボルバーの中には6発の薬莢が詰まっている。
「……中身は炸裂弾だな」
「何でそんなことが分かるの?」
「これの使い方は大体分かる……だが、それも机上の話だ、こいつがな。
 まあ……どんな装甲だろうと、撃ち貫くのみ……って奴さ」
 パロロワ書き手として、バトル話も書いてきたイナバ。
 様々な武器の形状・特性・使い方を調べ、書き綴ってきた。
 現にこれ(パイルバンカー)を使って戦った参加者を書いたりもした。
 だが、あるのは頭の中にある知識だけ、使い熟すなど99%不可能に近い。
 だが、今そんなことは関係ない。重要なことのはそれじゃない。
「手震えてわよ」
「えっ?」
「……貴方、まだ悩んでるのね」
「…………ああ、そうっすね」
 内心は怖くて怖くて仕方ない。
 死ぬのは嫌だし、殺すのも嫌だ。かと言って誰かが死ぬのも嫌だ。
 だが、それは理想論にすぎない。そんなことはあってはならない。
 パロロワ書き手であるからこそ、分かりきっている。
 ここ(ロワ会場)には夢もキボーもありはしない。
「……それでも、俺は……」
「……静かにして、誰か来るわ……!」
「へっ……?」
 東京タワーの言葉に遮られ、言葉半ばで詰まるイナバ。
 そして、彼らの前には……
「イーッ!!(今度こそ我等がショッカーとクライシスの悲願達成を!!)」
「おぅ! 行くぜ、相棒!!」
 黒いマスクの戦闘員とレイピアを持った戦闘員が立ちはだかっていた。
 そのどちらとも高い興奮状態で、殺気をガンガンに放っている。
(……なんか死亡フラグがピンピンに立った奴らが来た……
 んっ、俺はこんな時に何でこんなことを考えてるんだ?)
 イナバは冷静に考えるが、そう落ち着いていられないと悟った。
 相手は下っ端のように見えるが、改造人間と怪魔界人。
 一般人であるイナバ達とは比べものにもならない【力】を持っている。
「さて、選択の時が迫っているようね」
「ああ」
「あら、怖くないの?」
「……怖いさ」
 声を震わしながら呟くイナバ。
 だが、その瞳の中には強い決意があった。

 『抗う』

 そう、イナバは心に決めた。6/にもマーダーにも抗う。
 その結果がどうなろうと構わない、ここに来た時点ですでに賽は投げられたのだから。

416 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:14:45.69 ID:wlkP0kQM

78:ライダー×ライダー
11/05/06(金) 03:48:52 ID:LyY/xWgU
「……俺はここで立ち止まるわけには行かないんでな」
 イナバはデイバックからベルトのようなものを取り出し、腰に巻く。
 それと同時に窓が割れ、車内に一匹の紅いカブトムシが飛翔してきた。
「……そう、だから俺は俺の道をただ往くのみだッ!!!!」
 そして、右手でそのカブトムシをキャッチし、ベルトに装着する。
「……変身ッ!!」
『HENSHIN』
 イナバのその言葉を叫ぶと、彼の身体に紅と銀色の金属の鎧が現れた。
 所謂、仮面ライダーカブトマスクドフォームだ。
「何っ! 仮面ライダーだと!?」
「イーッ!?(何!? 知っているのか相棒!)」
「あいつらは俺の仲間を!!」
「……10分しかない、さっさと決めさせてもらう……!」
 イナバはパロロワ書き手だから、本能で分かった。
 仮面ライダーが制限下で戦えるのリミットは10分。
 それ以上は勝手に変身が解けると、支給品のベルトを見た瞬間に理解していた。
「キャストオフ!!」
『CAST OFF』
 金属片の鎧の破片が四方八方に飛び交い、紅のカブトムシの戦士が生まれた。
 ちなみに東京タワーはイナバの「キャストオフ!!」という台詞に結構反応した。
『CHANGE BEATLE』
 完全に変身し、終わるとイナバは先程のパイルバンカーを装備する。
 見た目が完全にどっかの【古い鉄】っぽくなったのは気のせいである。
「あれは……まさか……?」
「イーッ!?(仮面ライダー……ストロンガーの親戚!?)」
「仮面ライダーカブト、だ。モブ戦闘員共が…」
『CLOCK UP』
「「!?」」
 次の瞬間、カブトの……いや、イナバの姿が見えなくなった。
 CLOCK UP……つまり、極限まで加速したのだ。
 そして、その最中、イナバはベルトに付いている三つのボタンを押していく。
『ONE』『TWO』『THREE』
『CLOCK OVER』
 押し終えると同時にクロックアップが終了。
 既にイナバはモブ戦闘員二人の背後を取っていた。
『RIDE KICK』
「ライダー……キィィィィック!!」

 ―――鋭い回し蹴りが戦闘員二人を一閃した。

 アンパン顔のヒーローにやられるバイキンの化身のようにモブ戦闘員二人は星になった。
「……何とかなったか」
 変身が解け、一時の安堵の表情を浮かべるイナバ。
 あの二人を殺してはいない、手加減して蹴り飛ばしたので退けただけだ。
「……甘いわね」
「どうせ、俺は甘いさ」
 東京タワーの指摘を、自虐を交えながら返す。
 だが、もし全力であの戦闘員達を蹴っていたら車内は大惨事になっていただろう。
「……それよりもそろそろ聞かせてくれないか。その……君が探している人についてさ」
「……いいわ、じゃあ次の駅に着いたら、ね」

 彼らの日中は終わりを告げる。

417 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:15:29.03 ID:wlkP0kQM

79:ライダー×ライダー
11/05/06(金) 03:49:59 ID:LyY/xWgU
【荒川区 山手線車内/一日目・日中 】
【東京タワー@カオスロワオリジナル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ふきとばしの杖、基本支給品
[思考]基本:『あの人』を見つける。
1:イナバにあの人のことを伝える。
2:出来ればもっと仲間を見つけたい
【備考】
※容姿は女の子です。
※『あの人』を探しております、切っても切れない繋がりを持っている以外はまだ語っておりません。

【イナバ物置の人@カオスロワ書き手】
[状態]: 小疲労
[装備]: 小型リボルビング・ステーク@カオスロワ(6/6)、カブトゼクター&ベルト@仮面ライダーシリーズ
[道具]: 基本支給品一式
[思考]基本:『抗う』
1:東京タワーとともに行動する。
2:6/にも抗う
【備考】
※6/が書き手をやっていたロワで書き手をやっていました。
※大抵の武器は見ただけ使用方法が分かります。(あくまでも使用方法だけです)
※二時間カブトへの変身不能。


※山手線の電車の一つに大穴が空きました。

418 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:16:19.56 ID:wlkP0kQM

80:ライダー×ライダー
11/05/06(金) 03:51:49 ID:LyY/xWgU
 ☆ ☆ ☆

 所変わりここは北区。
 そこにそのモブっぽい奴らがいた。
「イーッ!!(クソッ!! 忌ま忌ましい仮面ライダーストロンガーの親戚め!)」
「まぁ、命があるだけ、御の字だと思うよ」
 イナバに蹴り飛ばされた二人は生きていた。
 イナバが手加減して蹴ったこともあるが、彼らが改造人間と怪魔界人ということもある。
 常人よりも身体は丈夫なのだ。
「イーッ?(それよりなんでお前は冷静なんだ)」
「実はな、俺見ちまったんだ、最初の場所にな。
 大ショッカーの首領とダスマダー大佐がいたんだ!」
「イーッ!(なんだよ、それを早く言えよw)」
「ゴメンゴメン、言いそびれてた」
 彼らが手を組む理由は簡単だった。
『世界征服』と『人類抹殺』。この悲願を達成するために二人で協力して優勝を狙っていた。
 参加者全員を二人で倒し、最後は二人で戦う。そんなことを考えていた。
 だが……、次の刹那にはその二人からもう言葉はなくなった。
 モブ戦闘員二人の心臓部分を二本の剣がそれぞれ貫いた。





「貴様らが抱いた幻想は……その血のように生温かろうよ……」





 二人の心臓部分から噴水のようにとめどなく血が噴き出していく。
 そして、一本の剣をデイバックに戻し、青年はただ任務遂行のために走り続ける。


――――ストライダーは参加者を狩り続ける。

【北区/1日目・日中】
【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】
[状態]:健康
[装備]:亜羅棲斗流@戦国BASARA
[道具]:支給品一式、 残り五本の亜羅棲斗流@戦国BASARA
[思考・状況]
基本:参加者を皆殺しにし、神(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:出来れば、サイファーを手に入れる

【ショッカー戦闘員A@仮面ライダー 死亡】

【チャップA@仮面ライダーBLACKRX 死亡】

419 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:17:01.07 ID:wlkP0kQM

81:ライダー×ライダー
11/05/06(金) 03:53:14 ID:LyY/xWgU
支給品紹介

小型リボルビング・ステーク@カオスロワ
カオスロワ七期でアヒル隊長が装備していた武装。
所謂、回転式のパイルバンカー(杭打ち機)。薬莢は6発まで装填可能。
はっきり言って、生身の人間が使えるシロモノじゃない。

カブトゼクター&ベルト@仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーカブトに変身することが出来るアイテム。
このロワ内での使用条件は持ち主なら誰でも使用可能。
ただし変身継続時間は10分、その後二時間変身不能になる。
余談だが、七期において10/がカブトに変身していた。

投下終了です。

420 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:18:59.43 ID:wlkP0kQM
以上で代理投下は終了です。

421 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 14:25:45.21 ID:t/IO+v7C
投下、代理投下乙。

モブ戦闘員ーーーー!!(涙)
こっちでも飛竜さんに殺されるとは。
そして、もやし、皇帝のターゲットがまた一人増えたか……

422 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 17:33:54.07 ID:wlkP0kQM
まとめて感想でも
・守る、その意味
安心感のあるいいチームだなぁ
ブロントさんの心配が現実にならないことを祈ろう
そして早くもグラットンソードとご対面の可能性が……

・ライダー×ライダー
イナバが覚悟完了したか。
しかし仮面ライダーになったということはもやしや皇帝に狙われるんだよな

423 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 21:23:48.23 ID:uiD7GCvL
・守る、その意味
DIO様この調子じゃ仲間集められそうにないな。
一見ブロントさんは好調に見えるが、下手なこと言うとマミさんに敵扱いされるぞ・・・・・・
元の世界の愛剣をゲットしたところで悪いフラグにしか見えない・・・・・・
早く混沌の騎士と合流しておきたいし。

・ライダー×ライダー
こうして、世界の破壊者、ヤンデレお姉ちゃん、脱衣野郎(予定)、ストライダーと、碌でもないやつばかりのライダーの中、
ようやく『仮面ライダー』として戦うやつが現れた。
てつをは記憶喪失だし、頑張ってライダーの株上げてくれればいいけど・・・・・・

飛竜はどうなんだろう。
皆殺しよりも主催討てる確率が高い方法をうまく教えられる人がいないと、
マーダー脱却は無理ゲーだな。

424 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 21:28:43.14 ID:uiD7GCvL
そしてふとリンの元の世界の家族が気になったから想像してみた・・・・・・
・妹の尻を叩くのが好きなカオス七期KAITO
・二進数でしゃべる安価カオスミク
・尻を叩かれるのが大好きなカオス八期ルカ
・うほっいい男も綺麗なお姉さんもいけるカオス八期レン
・筋肉漢女カオス八期ネル
・常時全裸のカオス八期GUMI

濃ゆいな。

425 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 22:09:30.84 ID:5WlA1aSm
いや、テンプレに書いてあるがこのロワの参加者はほぼ全員同じ世界の出身だぞ?
書き手勢は例外みたいだが

426 :創る名無しに見る名無し:2011/05/06(金) 23:53:40.24 ID:7bKL/gBV
>>425
でも今のところ全くその設定活きてないよね。まあなくても別に問題ない設定だからな……
しかしリンが仮に家族と再会できても
ミク→家族全員の命を狙う
レン→(この中では)まとも
ルカ→家族全員の命を狙う
KAITO→家族に殺し合い協力要請
MEIKO→遺体はスタッフが美味しく頂きました
むしろ遭わない方がいいってどういうことなの……


427 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 00:09:47.31 ID:AlgC+3A2
>>426
ニコBとどっちが酷くなるんだろうかw

428 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 11:49:50.74 ID:TVJ/5Ams
そろそろ時間帯が午後に突入してもいいかな?

429 :代理投下:2011/05/07(土) 15:46:20.55 ID:OhoJ26zT
83 :外伝名無し:2011/05/07(土) 15:18:51 ID:XbxoJws.
KAITO、一話死亡キャラでこちらに投下します。

84 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:22:22 ID:XbxoJws.
「ふぅ……」

一人の銀髪の女性が、悲しげに深くためいきをついた。
彼女の首には、銀色に輝く首輪が。彼女……弱音ハクもまたバトルロワイアルの参加者だった。

「まさか、殺し合いに巻き込まれるなんて全く想像してませんでした……最悪です……
あ、でもまだ――なら最悪でもないか。うん大丈夫、それなら私も頑張れます」

彼女は一種のクセがあった。
酷い目にあったら、とりあえずもっと酷いことを想像して希望を維持するクセが。
そうやって彼女は成長してきたのだ。

「ククク……!この私の最初の遭遇者が熟れた娘とはついている!」
「っ!」

そんなハクの頭上から、巨大な飛竜に跨った騎士が現れる。
騎士を一言で言い表わすなら、変態か犯罪者面だ。

「娘、大人しくしていれば悪いようにはしないぞ?」
「まさか……優勝狙いの人ですか?」
「勿論。私は誰よりも強く賢く美しく正しい。永遠の美を願い、私に従う者は甦らせるつもりさ。
だから、安心して私に従っていいのだぞ?」
「嫌です……!私の大切な人達に手を出しそうな人は……許しません!」

騎士の誘いを断り、ハクは自らに支給されていた盾を取りだす。

「ふん、この私の誘いを断るとは馬鹿な娘だ……
盾など取り出しても無意味だぞ。
この三竜将・ナーシェン様の剣から逃れるなど不可能なのだからな!
私に従わないのなら、徹底的に嬲って八つ裂きにしてくれる!」



◇


430 :代理投下:2011/05/07(土) 15:46:32.73 ID:OhoJ26zT
85 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:23:14 ID:XbxoJws.
「なかなか人が見つからないもんだな……」

辺りを警戒しつつ歩みを止めないのはKAITO。
彼は自分に協力してくれるであろう家族の行方を追っていた。
せめて家族の誰かと合流しなくては、自分の計画がうまくいかないからだ。
いくら強力なスタンド・ホワイトアルバムが使えるからといっても油断は禁物。
使い手であるKAITOの基本身体能力は決して高くはないのだから。
不意打ち、あるいはスタンド有効範囲外から撃たれでもしたらお終いだ。
そしてバトルロワイアルでは、そんな可能性も十分にある。
だからこそ、自分が途中で倒れても遺志を継いでくれるであろう家族を探す。
何人が来ているのかは不明だが、最低三人はいた。
四人で徒党を組み、連携していけば多少格上の相手にも勝てるはず。
さらに言えば、他の強力な支給品が手に入るかもしれない。
もっとも支給品に関しては、他の参加者を殺すだけで入手できるが。

「まるでゲームだな。仲間を集めて、敵を倒してアイテムを手に入れて、もっと強い敵を倒す……」

ふとそんな考えを口にしたKAITOは、自分が殺したモヒカンを思い出す。
せっかく倒したのだから、支給品も入手しておけばよかったのではないか。
そう考えるが、すぐに無理だったことに気が付く。
モヒカンの死因は全身凍結。支給品も纏めて凍り付き、回収なんてできるわけがない。
ホワイトアルバムの、唯一の欠点ともいえる。
上手く操り、支給品だけを凍結させないこともできるかもしれないが……
まだKAITOにはそんな高度な技を使うことはできない。

「装備を充実させるためにも、やっぱり家族と合流しないとな……」

そんなことを呟きながらKAITOが角を曲がった瞬間。
彼の目に、巨大な飛竜と戦う者の姿が映った。

(ハ、ハク!?)

そしてすぐにその正体が、自分の親戚である弱音ハクであることに気がついた。
助けなくては
すぐにKAITOは行動を起こそうとするが、いつの間にか腰が抜けていた。
モヒカンの恐怖の比ではない。伝説上の生き物とされる竜が、確かに目の前にいるのだ。
ホワイトアルバムを使うことすら忘れ、KAITOはただその姿に恐怖する。
竜が吠え、ハクへと向かう光景を、KAITOはただ眺めることしかできなかった。

431 :代理投下:2011/05/07(土) 15:46:57.08 ID:OhoJ26zT

86 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:24:27 ID:XbxoJws.
「……!」

目の前でハクが喰われるのはみたくないとKAITOは目を瞑る。
が、ハクの悲鳴は聞こえてこない、それどころか……

「ガアアアァァァ!」

聞こえてきたのは竜のうめき声。
KAITOがおそるおそる目を開けると、そこには盾で竜の突進を受け止めているハクの姿が。

「おのれ、貴様ごときに私がてこずるなど……!」
「……」

見れば、竜の上にも男が乗っており、剣を振るっている。
だがハクはそれも軽い身のこなしでかわし、盾で防いでいく。
そして何度目かに盾を押し返し、相手の体勢を崩した。

「ぐっ!?」
「……その剣、貰います」

体勢を崩した男の手にハクが素早く手刀を叩き入れると、男の手から剣がこぼれ落ちる。
その落ちた剣を奪い取り、ハクは竜の脳天を貫き、まずは竜を絶命させた。

「くっ……!?馬鹿な、ありえん!この私が貴様ごときに負けるなどありえ……!」

墜ちていく竜の頭を踏み台にし、ハクは続いて男の首を一閃。
男は竜と共に地面へと墜ち、同時にハクは反対側へ着地。
そこで二人は出会う。

「……KAITOさん?よかった、無事だったんですね!」
「へ?あ、ああ……ハクも無事で何よりだよ」

KAITOには今見た光景の衝撃が忘れられず、思わずどもった返しになってしまう。
だが、すぐに彼は思考を巡らせる。
屈強な竜と、おそらくは騎士であろう男を蹴散らしたハク。
歌以外は何かと評判だときいていたが、まさか武術の心得まであるとは。
彼女と一緒に行動すれば、優勝も、いや主催者を倒すことももしかしたら……


『ただの神にすぎん』

――ああ、やっぱり無理だ。


◇

432 :代理投下:2011/05/07(土) 15:47:16.02 ID:OhoJ26zT
87 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:26:52 ID:XbxoJws.
「え……?KAITOさん、今なんて……」
「だから、優勝してこのバトルロワイアルをなかったことにするんだよ!
そうすれば誰も悲しまない。僕一人じゃ厳しいかもしれないけど……
君のその腕なら僕が倒れても安心して後を任せられる。後はミク達も仲間に入れれば……」

KAITOはハクに熱弁する。自分の思い描いたシナリオ、今後の方針を。
誰も傷つかない、平和なエンディングを誇らしげに。

「駄目ですよ……そんなの……!」
「え?」

だがハクから返ってきた返事はKAITOにとって、完全に予想外のものだった。

「優勝するっていうのは……皆を殺すんですよ?さっきみたいなゲームに乗った人だけでなく……
主催者を倒そうと考えてる人や、ただ怖くて怖くて震えてる人まで殺すんですよ……!?」

ハクの瞳からは、涙がぽろぽろとこぼれおちていた。
何を泣いているのだろう……KAITOには、その理由がわからなかった。

「ハク、落ち着くんだ。確かに一度全員を殺すけど、僕の願いはバトルロワイアルの存在否定。
つまり、誰の記憶にも残らないんだ。今までどおりの元の生活が……」
「KAITOさんこそ落ち着いてください!こんな最悪に近いことを企画するような人が!
本当に願いを叶えてくれるはずがない!残った最後の一人も殺されて全滅!
それが私が今の段階で想像できる最悪の結末です!」
「ま、待ってくれハク!ネガティブに考えちゃいけない。
僕が言った言葉を忘れたのかい、何事にも希望を持って……」
「だから持ってます!確かに殺し合いに巻き込まれたのは最悪に近いです!
でもまだきっと私の大切な人達は死んでいない、主催者に抗う人もきっと沢山いる!
全滅の未来に比べたら、今はまだ希望に満ちあふれている!だから私もまた頑張れる、戦える……!」

「……ハク、希望を持てとは言ったけど、現実も見るんだ。
いくら君が竜を倒せても神まで倒せるわけがない。それは希望じゃなくて無謀なんだ。
相手が悪すぎる。この場合持つべき希望は、主催者が約束を守ってくれることだ。」
「それこそ、無謀じゃないですか!KAITOさん、あなたは変わってしまった……私が止めて……!」

「……『ホワイトアルバム』」


◇


433 :代理投下:2011/05/07(土) 15:47:32.88 ID:OhoJ26zT

88 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:32:44 ID:XbxoJws.
「うっ……ぅ……」

体の大部分を凍結され、ハクは苦しげにうめく。
その姿にKAITOは一瞬辛そうな表情を浮かべるが、すぐに微笑みを浮かべ……

「――ッ!――ぐぅ!?」
「すまない、ハク。だが安心してくれ。僕は、必ず優勝してみせるから。君も生き返らせるから」

凍り付いたハクの両腕を砕き、所持していた剣と盾を回収する。
少し氷がついているが、この程度なら大丈夫だろう。

「この支給品を手に入れるためにあえてホワイトアルバムの力を抑えてみたんだ。
楽に死なせることができなかったのは謝るよ。もし優勝した後も記憶が残っていたら……
君の大好きなお酒をいくらでも振る舞おう。だから、今はしばらくお別れだ……」

KAITOは凍り付いていくハクに背を向け、去っていく。

「――!――――!!!」

何かを叫ぼうと必死にもがくハクにKAITOが振り返ることはない。
彼は、僅かだが不安を抱えていたから。

(ハクが僕の計画に乗ってくれないなんて……まさかミクやレンも僕を否定するんじゃ……?
僕が想像できる最悪の未来は……僕一人で戦い続けなくちゃいけない未来だな……)

その不安は主催者への疑いではない。自分が歩まざるをえない……
もしかしたら既に歩んでいるかもしれない、修羅の道への不安。

【渋谷区・路地裏/一日目・日中】

【KAITO@VOCALOID】
[状態]:疲労(小)、スタンド『ホワイトアルバム』使用可能、僅かな不安
[装備]:ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険、銀の剣、ラセン風魔の盾
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2(未確認)
[思考]基本:優勝して死者を全員復活させ、このバトルロワイアルを無かったことにする。
1:バトルロワイアルで優勝する。死者は後で復活させればいいので殺人は躊躇わない。
2:家族を探し、自分の計画に協力してもらいたい。
3:とりあえず参加者のいそうな方向に進む。

支給品解説
銀の剣@FEシリーズ
元はナーシェンの支給品。市販されている武器の中では最高の性能を誇る剣。
基本耐久力は20回、ハクが使用したため18以下に下がっている可能性がある。
が、そもそも耐久システムがあるかは不明。
ラセン風魔の盾@風来のシレンシリーズ
元は弱音ハクの支給品。シリーズ定番、最高ランクの盾。
かつてのカオスロワでは各種印や強化値があり、ハルヒやシレンが使用。
しかしこれは主催者の力か、全てひっぺがされた初期状態の盾。それでも強い。

◇


434 :代理投下:2011/05/07(土) 15:47:44.95 ID:OhoJ26zT

89 :最悪と希望と……:2011/05/07(土) 15:33:20 ID:XbxoJws.
(ああ……寒いな……)

徐々に凍り付いていく自分の体を眺めながら、ハクは考える。

(最悪……ではないですよね。むしろ死ぬのが私で済んだんだから……よかったんですよね?
私よりもずっと強くて意思も強い人が主催者を倒してくれる……
私も家族だと言ってくれた大切な人達を守って、助けてくれる……
KAITOさんも、きっといつか、もっと誰かと話せばわかってくれる……はずですよね?
だから、斬らずに済んだことはいいこと。返り討ちにあった私が死ぬことはいいこと……
最悪ではない……まだ希望があるなら、私は頑張れ……

あぁ……そうか……私は……もう……頑張れなくなるんだった……
頑張れないのは……いやだ……なあ………………)


【弱音ハク@VOCALOID派生】死亡
【ナーシェン@FE封印の剣】死亡

90 :外伝名無し:2011/05/07(土) 15:35:44 ID:XbxoJws.
投下終了。


435 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 15:50:54.77 ID:OhoJ26zT
代理投下完了。
ハク姉さんのスペックの高さに吹いた。
と思ったらこのバKAITOが・・・・・・優勝狙いの癖に『希望を持つ』はなんか凄い違和感。
一人家族を殺したなら、もう引き返せない所まで来ているのかも知れない。

そういや近くにはルカがいるんだがどうでるか。

436 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 18:23:46.28 ID:6PPXSi41
投下&代理投下乙
このハク姉さんはいい女だ……
しかしKAITOは、家族も手にかけちゃって……
もう後戻りできないかもしれないなあ

437 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 19:07:04.95 ID:TVJ/5Ams
イチロー他一名で投下します。
短いです。

438 :孤高の天才VS新世界の神:2011/05/07(土) 19:08:10.78 ID:TVJ/5Ams
台東区の一角にて、イチローは一人の学生服姿の青年と対峙していた。
フランベルジュを構えるイチローの姿を見ても、その青年…夜神月に動揺は見られない。
身体能力の差は圧倒的、しかし月は己の勝利を確信していた。
なぜなら彼は神だから、文字通り神に等しい力を与えられていたから。

「天才イチロー……僕の創る清らかな新世界の為に死んでもらうよ」
そう言いながら、月は彼の支給品…本名を書きこまれた者は死ぬ死神のノート「デスノート」に、イチローの名を素早く書きこんだ。

  ,. --── 、
////イl!lヽ:ヽ.\
:./:/.:.:/:l.:|:.|l.:.:lヽトl.:ヽ
.:/.:.:./.:./ハ:ト.:.|.:ヽ!l.:ii.:',
/l|.:.:|.:レハ.:メ.ヽ|.:l/.|.:.i:l:.|
.:!ll.:.:|.:lィZミヽ.:l|〉、!l.:トN:|
.:.|lトl.:.|ゞ┴ l/ k::仆|:l/リ
.:.|lハ:!       ,¨´/l./
.:|N    、__' ′/レ′
小! ヽ   ` ー'`, '|/!             __ __ _ __
Nト!  ヽ、___/    ┌─────┤ ll ll lL」────┐
、``''‐- 、」        | ─────‐しl|,. K_ソー'────│
、`ヽ、 │       |DEATH NOTE `‐'          │
、\ \ |、      |─────── : ────── |
 \\  | \    | イチロー       :.           |


〜30秒後〜

「死なない!? まさか偽名!?」
クソッはめられた!と頭を抱えて激怒する月を、フランベルジュの一振りが真っ二つに切断した。
ついでにその余波を受け、彼が持っていたデスノートも完全に焼失した。


【台東区/一日目・午後】

【イチロー@現実】
[状態]:健康
[装備]フランベルジュ@TOS
[道具]:のび太のデイバック(中身未確認)
[思考・状況]
0:今のは何だったんだ?
1:生還し、マリナーズを優勝させる
【補足】
※身体能力に大幅な制限がかかっています

夜神月@DEATH NOTE―――死亡確認
支給品 デスノート@DEATH NOTE―――完全消滅確認


以上で投下終了です。
偶にはこういうのもいいんじゃないかと思って書いた。反省はしている。

439 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 19:33:38.11 ID:ESRzWbus
投下乙www
とにかくワロタwwwww

440 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 19:47:45.36 ID:asqsmjPM
投下&代理投下乙!
ハク姉ぇぇぇぇ!(泣)
いくら相手が噛ませ将軍でもハク姉さんすげぇなあと思ったらこのバKAITOが……!
MEIKO姉さんといいどうしてまともな方の姉さんばかり被害にあうんだ!
と嘆いた直後に馬鹿な神登場とかwww偽名じゃねぇよwww
まあ仮にイチローを殺せても、6/や脱衣拳とか本名不明な人が沢山いるわけだから
神になるのは最初から無理な話だなwww

441 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 23:22:25.84 ID:UQ8y83H9
ハク姉ェ……このスペックで正規参加者なら心強かったのに。
てかKAITOの計画はまじで無理な話だよな。
ミクとルカは家族抹殺、レンはハク姉のおっぱい触れないとしったら反抗するだろうし
リンはいわずもがな……

そして月は馬鹿かw

442 :創る名無しに見る名無し:2011/05/07(土) 23:24:45.02 ID:kl6UneIF
投下乙!
ここのKAITO兄さんは別世界の自分に尻でも叩かれて来いw
月は最初に会ったのが、同じ台東区にいるかみなりさんでもアウトだったろうな

443 :創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 01:44:11.56 ID:aFYFDkuZ
クライシス皇帝、投下します。

444 :私の話を聞けぇっ!! 切実に……:2011/05/08(日) 01:47:23.09 ID:aFYFDkuZ
『皆さーーん、私の話を聞いて下さーーい!!』

カラオケマイクを片手に台東区の街中を演説しながら歩く皇帝がいた。
だが、その周囲にはサクラもいなけりゃ、モブもいない。完全に一人ぼっちだ。
しかし、街中を威風堂々と歩いていく。

『この殺し合い! 全ては仮面ライダー達が仕組んだものです!!
 奴らは自分達の願いを叶えるためにライダー同士が殺し合いを行ったという事例があります!!
 そんな奴らの言うことなど聞いてはいけません!! 信頼すべきは私、クラ(ピーーーーー)
 そして、忌むべきは南(ピーーーーーーーーーーーーーーーーー)………』

 その演説の途中から雑音らしき音が鳴り始め、終いには演説が聞こえなくなった。
 皇帝はスイッチを入れ直すが、カラオケマイクに電源は入らない。
 皇帝はスタートからずっとマイクの電源をONにしていた。つまりは電池切れである。

「くっ、これも仮面ライダーの仕業か!?
 おのれ、仮面ライダー共!! どこまで私の邪魔をすれば気が済むんだ!!」

 そのことを皇帝はやっぱりと言うか何と言うか仮面ライダーの仕業にした。
 何故、皇帝はなんでもかんでも仮面ライダーの仕業にするのだろうか?
 それは以下のようなプロセスがあるからである。

 作戦を立てる ⇒ 途中までいい感じになる ⇒ 仮面ライダー登場 ⇒ 失敗に終わる

 これの繰り返しが何度も続いた。
 こんなことが何度も続けば、『また仮面ライダーか!?』という思考に直結する。
 それが今のクライシス皇帝の思考回路である。

「……まあよい、それよりも今の声を聞いて、誰か来ればいいのだが、な……」

 誰かを待つ皇帝の背中は……若干、哀愁を漂わせていた。

【台東区/1日目・午後】

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:仮面ライダー達への激しい怒り
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0〜2)、カラオケマイク@現実
[思考・状況]
基本:あのタコ(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:仮面ライダー(特に光太郎)がいた場合は抹殺する。
2:首輪を外せる技術者や戦力になりそうな者をクライシス帝国に引き入れる。
【備考】
※現在の姿は『ダスマダー大佐@仮面ライダーBLACK RX』です。
※制限が解除された場合いつもの姿になるかもしれません。


※皇帝の声が聞こえた範囲は最低でも台東区内です。
 どこまで聞こえたかは後の人にお任せします。

445 :創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 01:48:56.37 ID:aFYFDkuZ
投下終了です。

446 :修正:2011/05/08(日) 01:52:39.86 ID:aFYFDkuZ
×カラオケマイク@現実
↓
○カラオケマイク@現実(電池切れ)

Wiki収録時に修正お願いします。

447 :創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 07:59:57.57 ID:U/YbKl9m
投下乙
なにこの哀愁溢れる皇帝w

448 :創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 18:18:06.25 ID:vKY+zCts
まぁ、とりあえず立ちましたな。

449 :創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 23:57:18.91 ID:20jzYCFo
何が?

450 :創る名無しに見る名無し:2011/05/09(月) 00:01:35.60 ID:wVWj5KK+
死亡フラグじゃね?

451 :創る名無しに見る名無し:2011/05/09(月) 01:09:45.46 ID:FLMv1TfB
クライシス皇帝萌が行き過ぎて下半身のフラグが立ったという可能性も

452 :創る名無しに見る名無し:2011/05/09(月) 01:17:52.41 ID:Sz2UfeSo
下半身→性的な意味で→クライシス皇帝は仮面ライダーに因縁・・・・・・


つまりこれは、仮面ライダーの装着者と○○○するフラグか。



453 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/11(水) 14:17:07.90 ID:fkD8aNgZ
クリスタル・ボーイ、南春香、板東英二で投下します。

454 :アトミック・ガール(仮称)の恐怖 ◆Iku3M44SGw :2011/05/11(水) 14:19:04.92 ID:fkD8aNgZ
「さぁ、早く武装解除しなさい!! でなければ、これ(核ミサイル)を今、ここで使うわよ!!」
「そんなことをしてみろ、お前も死ぬぞ!」
「知らないわよ! そんなことよりその武器を下しなさい!」

 ク、クレイジーだ、この女。
 はっきり言って、コブラよりもやばいかもしれない。
 彼是、このやり取りが1時間は続いている。
 ……もしや、これがこの女のやり方だというのか!?
 こちらが少しでも、隙を見せたら確実に殺される。
 多分、いや、おそらく、【この女の身体は核爆発に耐えられるようになっている!!】
 出なければ、こんなやり方はとらないはずだ。
 その時であったか、その男がこの場に現れた。

「おーい、そこの君たち?」

 見るからに普通……いや、年を取ったのオッサンが現れた。
 だが、俺には分かる。この男もただものじゃない。
 そのオッサンが乗ってきたマシン。
 なんせそのマシン、【タイヤの代わりに巨大な刃物が付いてる。】
 
「貴方はもしかして板東さん!?」
「おっ、僕も知っとるんか?」
「はい、有名人ですからね」
 
 なっ!? 有名人だと!!??

――――その時、クリボーに電流走るッ!!

   ◆

【クリスタル・ボーイの現在の思考簡易まとめ】

 ・目の前にいる『アトミック・ガール(仮称)』は自分以上の殺し屋かもしれない。
 ・その特殊能力は至近距離での核爆発にも耐うえるボディの持ち主。
 ・その女が知っていて、自分は知らない謎の男、『バンドー・サン』。
 ・おそらくは宇宙最強クラスのクレイジーな殺し屋であろう。
 ・武器は車輪の代わりに巨大な刃物が付いた兵器。
 ・そんな奴らの挟撃に自分の最強ボディは耐えられるだろうか?
 ・答えは…NO!
 ・よって、ここから導き出されるものは……

 ◆   ◆

455 :アトミック・ガール(仮称)の恐怖 ◆Iku3M44SGw :2011/05/11(水) 14:20:46.87 ID:fkD8aNgZ


「逃げるんだよォォォッ!!」

 全力で地面を蹴り、全速力で駆けだすクリスタル・ボーイ。
 この場は不利と、瞬時に判断したのだ。

「あっ、待ちなさい!」
「お嬢さん、アイツが何かしたんかい?」
「あの男の、あのハサミで私の妹たちを!!」
「な、なんやて!? だったらこれに乗りや!!
 さっさと追いかけるで!!」
「いいですか、板東さん!」
「困ったときはお互い様や!
 その代わり僕のチームのマネジャーをやってほしいんや!」
「いいですとも!!」

 そして、二人はクリスタルボーイを追いかけ始めた。
 車輪の代わりに巨大な刃物が付いた兵器――もとい、ボブスレーに乗って。

「ちくしょう!! 追いかけてきやがった!!!」
「「待てぃっ!!!」」

 こうして、プロの殺し屋と元プロ野球選手と普通(?)の女子高校生による。
 壮大な追いかけっこが始まったのであった。

【葛飾区・公道/1日目・午後】

【クリスタルボーイ@スペースコブラ】
[状態]:健康、南春香と板東英二に恐怖
[装備]:クリスタルボーイ標準装備
[道具]:基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実
[思考]
基本:優勝し、主催者から金を貰う
1:安全な場所まで逃げる
2:首輪だけには注意を払う
※頭部を破壊されない限り、完全には死にません

【南春香@みなみけ】
[状態]:健康、興奮状態、クリスタルボーイを警戒、ボブスレーに搭乗中
[装備]:核ミサイル@現実?
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出
1:危険と判断した参加者は全て排除
2:板東さんと共に行動する

【板東英二@実在の人物】
[状態〕:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:ボブスレー@現実
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0〜2
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:マネージャー(南春香(名前知らない))とチームに入ってくれる人を探す


456 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/11(水) 14:22:11.56 ID:fkD8aNgZ
支給品紹介

ボブスレー@現実
七期において、焼玉葱討伐隊が使用していたもの。
最大搭乗人数は不明(カオスロワでは11人(内10人は成人男子以上の体格)を乗せて走行していたことも)
なお、現実のボブスレーの最高速度は130km/h - 140km/hに達し、「氷上のF1」と呼ばれる。

投下終了です。

457 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 18:05:13.90 ID:sbhUhd4n
投下乙ー
なんかひどくカオスな状況にw
クリボー頑張れw

458 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 21:25:57.10 ID:8hO3e7Pv
投下乙です。
自爆もいとわない姉様怖いよ姉様。

脱衣拳氏、岩崎みなみ、他一名で投下します。

459 :魔神が生まれた日:2011/05/11(水) 21:27:14.79 ID:8hO3e7Pv
「ぬおおおおおおおおおおおおお!!」

どうも脱衣拳です。
バトルロワイアルという現実に巻き込まれてからすでに2時間以上が経過、
東京タワーを適度に満喫した後、品川方面に向かってブラブラとビル街を歩いていた僕が最初に出会った参加者は
ピーター・ホーにクリソツのイケメンでした。

「HENSHIN」

僕の姿を見ると、ピーター・ホーにクリソツのイケメンは
(Ψ)こんなマスクの白い仮面ライダーに変身していきなり銃撃してきました。
僕は「ぬおおおおおおおおおおおおお!!」と悲鳴を上げて飛び退きました。

このライダーはどう見てもマーダーです。本当にありがとうございました。





「うぉっ!危なっ!」
「You just take it easy.」

ピーター・ホー似のイケメンこと上級オルフェノクの一人、レオが変身した仮面ライダーサイガの射撃から逃げつつ
脱衣拳はディエンドライバーを天に掲げ引き金を引く。
「変身!」
《KAMEN RIDE DIEND》
光とともに、脱衣拳はシアンの戦士、仮面ライダーディエンドへと変身した。

「Hah!Are you the same KAMEN RIDER as me?」
「こうなったらテメェなんざ怖かねぇ!逆に使役してやんよ!」
脱衣ディエンドは意気軒昂とサイガに向き直り、反撃すべくカードホルダーを漁る。
しかし……
「他のカメンライドカードが無い……だと……」
ディエンド最大の特徴はカメンライドのカードを使って他のライダーを呼び出し、使役できること。
だがホルダーの中にはディエンドのアタックライドカードしか入っていなかった。

「ならばディエンドブラストで!」
脱衣拳はアタックライドブラストのカードをセットしてサイガに発砲する。
だがそれより早く、サイガは腰の飛行ユニットで空に飛び上がっていた。

「クソッ!流石に俄かライダーが本職を相手にするのは辛いぜ!」
追尾弾を連射する脱衣ィエンド。しかし空中での機動性に優れたサイガは空を飛び回りつつ銃撃を相殺していく。
「こりゃいかん、一旦インビジブル使って撤退して……」
カードホルダーに手を入れた一瞬の間に、急接近したサイガは脱衣ィエンドの体を掴むと、空高く飛び上がった。

「ぬぐああああああああああああああ!!これは効く!」
「Resistance is futile.」
ガラス張りのビルに体を押し付けられたまま、一気に天空まで引きずり上げられた脱衣ィエンド。
頑丈なスーツ越しにも、すでに相当なダメージを受けている。

「ぬわー!離せコノヤロー!」
「OK」
「ってここで離しちゃらめええええええええええええ!」

上空から投げ捨てられた脱衣ィエンドは、成す術無く落下し
路端に止めてあった無人のタクシーの上に激突した。
「グハッ!!!」
転がる脱衣ィエンドの変身が解除され、脱衣拳の姿に戻る。

460 :魔神が生まれた日:2011/05/11(水) 21:28:33.48 ID:8hO3e7Pv
すでに満身創痍の脱衣拳に、着陸したサイガは武器のトンファーを持って近づく。
「Let's put an end to this game.」

「ぐ……冗談じゃない……死んでたまるか……」
傷だらけの身体に鞭打ってよろよろと立ち上がる脱衣拳。
(だがどうすればいい? もうディエンドに変身することもできない。ならば俺は……)

脱衣拳の前に立ったサイガがトンファーを振り上げる。
「Game set!」
その極限の状況が、脱衣拳の内なる力を目覚めさせた。


「!?」
仮面ライダーサイガの装着者、レオには何が起こったのか分からなかった。
変身が解けてもう動くことすらままならない傷を負っていた目の前の男が
仮面ライダーに変身している自分の繰り出したトンファーの一撃を紙一重の差で避けたのだ。
その後も何発も繰り出されるトンファーを、傷だらけの男はまるで風にそよぐ葦のように軽やかに避けていく。
「Why!?」
「激流に身を任せ同化する……」

混乱するサイガに向かって、脱衣拳はその手を怪しく動かす。そして……
「南斗脱衣拳奥義!」
「!!!!」

ジョインジョインダツィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーダツイッ
ペシペシダツイッペシペシハァーンダツイッハァーンテンショーヒャクレダツイッカクゴォダツイッダツイッダツイッフゥハァダツイッ
ゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカダツイッカクゴーハァーテンショウヒャクダツイケンダツイッハアアアアキィーンナントウジョウダツイケンK.O. イフクハヌギステルモノ
バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーナントウジョーダツイケンハァーン
次の瞬間、レオが纏っていた仮面ライダーサイガのスーツが跡形も無く消し飛んだ。
それどころかレオがライダースーツの下に着ていた服さえ消し飛んでいた。

「Naked……」
「せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい」
脱衣拳がそう言うと、レオの身体は灰となってさらさらと崩れ去った。



「これが……俺の本当の力か……」
体中に傷を負いながら、それでも脱衣拳は自分の覚醒した力の喜びを噛みしめていた。
「ん?」
レオの遺灰の中に光るものを見つけ、脱衣拳はそれを取り上げる。
それは仮面ライダーサイガの姿が映ったライダーカードだった。
「これはカメンライドサイガのカード……そうか、俺がサイガを倒したからこのカードが……」

だがその直後、脱衣拳の体を異変が襲った。
「ぐッがァッ!!?」
脱衣拳の中で覚醒した脱衣の波動、それが暴走を始めたのだ。

「ぐッ……飲まれる……意識が……脱衣……波動……
 やめ……うぐッ……うぐわああああああああああああああああああああ
 ああああ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」




461 :魔神が生まれた日:2011/05/11(水) 21:29:49.86 ID:8hO3e7Pv
☆


それからしばし後、少し離れた場所にて


「どうしよう……これから……」
人に見つからないよう物陰を歩きながら、岩崎みなみは溜息を吐いた。
姿の見えない殺人者から逃げてここまで来た。
その途中でも人の争う音や悲鳴が聞こえ、彼女は誰にも見つからないよう必死で逃げ続けてきた。
だが、これから一体どうすればいいのだろう。
「ゆたか……何してるかな……」
そう呟いた途端彼女は慄然とする。今まで自分のことで頭が一杯だったが、ひょっとしたらここに
ゆたかや、自分の知っている者たちもいるのではないか?

爆発で死んだ男、そして道端で死んでいた男の死体が脳裏にフラッシュバックした。

「さ、探さなきゃ……もしいるのなら……」
その時、彼女の背後に人の気配がした。

「!?」
みなみは歩みを止めて慌てて振り返る。
だがそこには誰もいなかった。
「気のせい……」
安心して前を向くみなみ。
その眼前に、いつの間にか男が立っていた。

「!!」
驚きのあまり悲鳴すら出ない。
みなみはその場から逃げようとするが、体が動かない。
その男は明らかに普通ではなかった。体中が傷だらけで着ている白い胴着は血に塗れているし
片手には奇妙な形の銃らしきもの、もう一方の手には一枚のカードを持っている。
だが男の中で最も異様なのは、紅色に光る眼だった。

「あ……あ……」
絶句するみなみに、その男は一言だけ告げた。
「我は脱衣を極めし者なり」

男が銃とカードをその場に落とし、両手を上げる。そして―――

「南斗脱衣拳!!」

衝撃が彼女の身体の回りを走りぬけた。

次の瞬間、

彼女の服が
上着も
下着も
スカートも
ブラジャーも
パンツも
ニーソックスも

首輪と靴とデイバックを除く彼女が身に纏っていたものの全てが、塵となって跡形も無く消し飛んだ。

462 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 21:30:53.09 ID:aaFE83UD
支援

463 :魔神が生まれた日:2011/05/11(水) 21:31:24.75 ID:8hO3e7Pv
「―――――――ッ!!!」
みなみは声にならない悲鳴を上げて、胸と股間を手で隠す。
だが彼女の服を消し去った男は、それ以上みなみを構うことなく
その場から何処かへと走り去っていった。


男の姿が消えてからも、みなみはその場にしゃがみ込んで震え続けていた。







みなみは知る由も無かった。脱衣の波動に飲まれたその男が
マーダーでも変態でもなく、女であろうと男であろうと
間合いに入ったもの全ての服を脱がせる魔神へと変貌を遂げていたことを。



【港区 白金高輪/1日目・午後】

【脱衣拳@パロロワ書き手】
[状態]:暴走中、脱衣の波動に目覚めた、魔神状態、ダメージ(中)
[装備]:血塗れの胴着
[道具]:基本支給品一式
[思考]基本:服を脱がす。
1:出会ったら男女関係なく服を脱がせる。
2:服を脱がせたら後はどうでもいい。
※2時間仮面ライダーディエンドに変身不可。

【岩崎みなみ@らき☆すた】
[状態]:全裸、恐怖、混乱
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、首輪探知機@パロロワオリジナル、ランダム支給品(0〜2)
[思考・状況]
基本:死にたくない
1:恐怖のため思考停止中
※参加者に自分の知り合いがいるかどうか知りません。
※脱衣拳を危険人物と認識しました。

※岩崎みなみの側にディエンドライバー@仮面ライダーディケイドとカメンライド・サイガ@仮面ライダーディケイドのカードが放置されています。


【レオ@仮面ライダー555 死亡】……遺体は灰となって消滅



支給品?紹介

カメンライド・サイガ@仮面ライダーディケイド
脱衣拳氏が仮面ライダーサイガを倒したことにより出現したライダーカード。
仮面ライダーサイガの力が封じられており、ディエンドライバーにセットすることで
仮面ライダーサイガを実体化させ、使役することができる。


以上で投下終了です。

464 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 21:44:54.91 ID:aaFE83UD
投下乙!
南斗聖拳オソロシス……?
借りた力より本来の力のほうが強いのか。

そしてみなみ……なんというAV……
コレはエロ(ry

465 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 22:02:45.61 ID:sbhUhd4n
投下乙!
また一人カオスな行動方針の参加者が誕生してしまった……
おのれディケ(ry

466 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 22:36:35.61 ID:aT8DSsHj
投下乙!
クリボーといい脱衣拳氏といいなんてカオス街道まっしぐらなんだw
そしてみなみはこのあとどうすんだ……?
支給品にまともなものが入ってないと常時サービスシーン状態じゃないか!

ttp://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0072.png

ハイスペックなハク姉さんが衝撃だったので勢いで打ってみた。
荒いうえ再現しきれてないのは仕様。兄さんも打とうとしたが挫折。
折角まとも(?)なロワなんだから、俺よりまともな絵師さんが支援絵かいてくれたら盛り上がりそう。
そういやwikiにはお絵かき掲示板もないんだな。

467 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 22:49:51.73 ID:1NZfkYmB
とりあえず感想

・アトミック・ガール(仮称)の恐怖
普通のロワで核ミサイル支給とかねーよwww
と思ったけど某ロワじゃ、そんなことあったな。
クリボーが面白いサイボーグのおっさん化している気がする。

・魔神が生まれた日
ディエンドライバー捨てるのはちょっともったいない気がするけど、
脱衣仮面ライダーとかもっと嫌だから別にいいか。
さて、早速近くのアッコさんを(ry

>>466
>レベル5
レベル・・・・・・5・・・・・・?
FEはよくわからんが、調べてみたらこのステータスってポケモンでいうミュウツークラスでいいんだよね。






468 :創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 23:17:54.28 ID:W7BdAawy
アトミック・ガール(仮称)の恐怖
このクリボーはある意味○○○ー狂のクリボーよりひでぇwww
そんな思考回路してるクリボーの方がよっぽどクレイジーだぜ!
と思ったが、既に妹二人を殺されたと思い込み、核も使う気満々の姉様もやはりクレイジーだぜ!

魔神が生まれた日
あえて言おう。


脱衣拳グッジョブ!
ただ、視界に入った人の服を片っ端から脱がすのはもはや変態以外の何者でもない!
みゆきさんやマミさんやルカが脱衣したらレン大歓喜だろうなぁ……

>>466
すげぇ、聖魔っぽいがしっかり再現されてる!
そしてハク姉さんレベル5で能力高すぎっていうかもうソードマスターの限界値突破してるwww
こりゃナーシェン閣下じゃ即死するわ。KAITOもスタンドなけりゃ瞬殺されてたな……
まさにハ(イスペッ)ク姉さんだ。


469 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 00:50:23.88 ID:iXXDyOAN
レンくんよかったね!
ルカ姉の服がはちきれるシーンが見れるかもしれないよ!

470 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 18:36:17.54 ID:8uYR9+35
リュウガがキャストオフですね!! わかりまs(ry

471 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:26:14.06 ID:jrKvVv+7
泉こなた、柊かがみ
投下します。

472 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:27:22.53 ID:jrKvVv+7
なんで なんで なんで

なんで、神様?

 ☆  ☆

電車が秋葉原に着くまでの時間が無限に思えた。
早く秋葉原に着きたい。こなたと会えないうちに自分が殺されるかもしれない、もしくはこなたが――
もう二度と会えないという最悪の想像を振り払って、私は一刻も早く秋葉原に着くよう祈った。

ああ、こんなことになるなら、こなたに伝えておけばよかったかなぁ。



『秋葉原ー、秋葉原です』
いつもと変わらないアナウンスと共に電車のドアが開く。
私は逸る気持ちを抑えて、周りを警戒しながら電気街口への階段を下りた。
改札を抜けてもこなたの姿は見当たらない。
嫌な想像で、心が潰れそうになる。

だから

「かーがみん♪」
柱の影からいつもと変わらない声がしてこなたが飛び出してきた時

「かがみんなら来てくれると思ったよ」
「…………!!」
私は言葉をかけるより先に、その小さな体に抱きついていた。




「いやー、まったくかがみんは甘えん坊さんだなぁ」
「う、うるさいわね!仕方ないじゃない、私だって、その」
「わかってるわかってる。私とかがみんの仲だもん。
 ほーれよーしよしよーし」
「ちょっと!頭撫でないでよ!」
さっきの自分の行動が恥ずかしくなって、私は怒ったふりでごまかそうとした。
そんな私をこなたはニヨニヨと見つめている。

「そ、それより、あんた今まで大丈夫だったの?」
「うん。今までずっと駅前で隠れてたけど誰とも会わなかったねー。
 そういうかがみんは?」
「私も……」

それから、私たちは今までの事や互いの支給品の説明をした。



「それで……これからどうする?」
一通り今までの説明が終わって、私は一番の問題について切り出した。
殺されたくないし、人を殺したくもない。その思いは私もこなたも同じだった。
でも私たちはただの女子高生だし、与えられたのは人殺しの道具ばかりだ。

「なんとか、首輪を外せないかな」
こなたがポツリと言った。

473 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:28:38.04 ID:jrKvVv+7
「首輪を?」
「うん、ここから生きて逃げるためには首輪を外すことが最低条件だよ。
 でも首輪を外そうにも、私は解除の仕方なんて知らないし……かがみんは?」
「私だって知ってるわけないわよ」
「だよね。下手に弄くったら爆発するかもしれないし。
 誰か機械や爆発物に詳しくて、脱出する気のある人に会えればいいんだけど」
「そんな都合のいい人に会える確率なんて低そうね……
 爆弾や機械の知識、みゆきだったら知ってるかな」
「みゆきさんか……」
そこでこなたの声が少し低くなった。
「ねえかがみん。私以外にさ、誰か知ってる人が参加してた?」
「え、ううん、私が聞いたのはこなたの声だけだったけど……」
「そっか、私も知り合いはかがみんしか見てないんだ」

こなたはうつむいて呟く。

「私たちだけだといいね」
「……うん」




「そうだ、かがみん」
急にこなたが立ち上がって私の手を握った。
「へっ……」
「ちょっと行きたい所があるんだ。付き合ってよ」
急な出来事に、私の心臓が跳ね上がる。
そんな私の気も知らず、こなたは私の手を引きながら駅近くの建物に入った。


 ☆  ☆


「こんな時にコスプレショップに入るなんて、なに考えてんのよ……」
そう言いつつ付き合ってしまう私も私だ。
「おまたせーかがみん」
「あんたねぇ……ってなにその格好」
こなたは白と赤色の、ファンタジー小説に出てくる剣士のような服を着ていた。
そして長い髪を黄色いリボンでポニーテールにしている。
「なによその服」
「これはね、烈火の将シグナムさんのコスプレなのだよ」
「シグナムってあんたに支給品された剣の元の持ち主だっけ?
 なんでそんな人の衣装があるのよ……」
「ふっふっふ、アキバには何でもあるのだよかがみん。
 もっともこれは私の丈に合わせてないから少しブカブカだけどね」
「それにしてもあんた、あの剣のことも知ってたし
 持ち主の服のことまで知ってるなんて、その知識はどこで仕入れてきたのよ」
「それくらいオタクの間では常識です(キリッ」
「どんな常識だ!」

バトルロワイアルの最中なのに、私はなんだかすっかりいつもの調子に戻ってしまった。
「うーん、今日もかがみんのツッコミは冴え渡ってるねー」
「あんたねぇ……って」
ひょっとして、こなたは私の気分を明るくするためにわざわざこんな事をしたのだろうか。



「いやー付き合ってくれてありがと。
 じゃあ着替えてくるから――」

474 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:29:22.45 ID:jrKvVv+7
「こなた」
「ん、どうしたの?」
着替えに行こうとするこなたを、私は呼び止めた。

本当なら、誰にもこの気持ちを打ち明けるつもりはなかった。

ましてや、こなたには。

でも、今日ここに来る電車の中で、もう二度と会えないかもしれないと思ったとき
あの時からその決意は崩れ始めていた。

そしてもう、この気持ちを止めておけない。

「こなた、私はあんたのことが――!」

好きなのよ。





こなたは固まった。
そしてぎこちない笑い顔を作る。

「きゅ、急にどうしたのかがみん。
 私もかがみんのことは好きだよ。だって私達は友達……」
「私の好きは友達でって意味じゃないわ。わかるでしょ――」
「ちょ、ちょっと待って」

後に引けない私は必死だった。
だがこなたは後ずさり、顔には冷や汗をかいている。

「ハハハハ、コスプレの効果かなー。この格好ってそんなに似合ってる?」
「私は冗談で言ってるんじゃないわ」
「……あーそうか。かがみんはこんな状況だから気持ちが混乱してるんだよ。
 ほら、なんて言ったっけ、吊り橋効果だっけ。危険のせいで錯覚する……」
「違う!私はこんなことになるずっと前からあんたのことが――」
「じゃあ私は着替えてくるから!ちょっと待ってて!」
私の言葉が終わる前に、こなたは店の奥に向かって走っていった。
全速力で。



「なにやってんのよ……私。
 こなたドン引きしてたじゃない」
一人取り残された私は、両手で顔を覆った。

やっぱり言わなければよかった。
こんな一時の状況に流されたせいで――

「私、バカみたいね……」


 ☆  ☆

なんで、なんで、なんで私とこなたの性別が別じゃないの

神様、なんで?

475 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:30:07.22 ID:jrKvVv+7
【千代田区 秋葉原駅前コスプレショップ内/一日目・午後】
【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:健康、柊かがみにドン引き
[装備]:シグナムのコスプレ、レヴァンティン(待機モード)@魔法少女リリカルなのはA's
[道具]:基本支給品 ランダム支給品0〜2(確認済み)
[思考・状況] 基本:バトルロワイアルから脱出する。
0・着替える。
1・首輪を外せる人、もしくは外す方法を探す。
2・かがみと行動するが、少し距離を置きたい。
3・できれば他の同行者が欲しい。早く。

【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:絶望、後悔、自己嫌悪
[装備]:石@ボンガロ
[道具]:支給品一式、ソーディアン・ベルセリオス@テイルズオブデスティニー
    イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残弾10発) @カオスロワ
[思考・状況] 基本:こなたと一緒にいたい。

476 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 19:31:18.93 ID:jrKvVv+7
投下終了です。
題名は『百合展開?無い無い無い』
でお願いします。

477 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 00:13:57.82 ID:l1Y7hwnV
投下乙!

何もこの状況下で言わなくてもいいだろうに、流石はKYかがみん

478 :代理投下:2011/05/13(金) 03:18:41.39 ID:cWUEFiH3

92 :外伝名無し:2011/05/12(木) 23:51:03 ID:UJXV71LM
マーラ様の人他一話死亡キャラでこちらに投下

93 :一般人の第一級戦場:2011/05/12(木) 23:52:38 ID:UJXV71LM
一人の男が、ホームセンターを物色していた。それはもうすごい勢いで。
監視カメラに映ろうがお構い無しに店内を駆け回る男、マーラ様の人。
彼がこんなことをしている理由は主に二つ。
一つは、首輪解除に役立ちそうな道具の調達のためだ。

「このバトルロワイアル、会場が孤島とかじゃない分物資調達は楽だと思ったんだが……
ま、どのみち普通の店の道具ですぐに解除できたら苦労しないよな」

やれやれと言いつつも、視界に入った何かを次々にデイバックに入れていく。
彼がこんなことをしている理由その2。

「いいのかい?そんなフォイフォイ商品を盗んじまって。
さあ、ここの道具はみんなこのマルフォイ様のもの
「悪いな、俺も死ぬわけにはいかんのよ!」

両手に開いたゴキブリ○イ○イを構えた奇妙な男がマーラ様の人に襲いかかる。
だがマーラ様の人も、片手にライター、片手にゴ○ジェット・プロを持ち応戦。
噴射された煙は一瞬で巨大な火炎と化し、あっという間にフォイフォイ男を焼却してみせた。

【ドラコ・マルフォイ@ハリーポッター】死亡

「俺としたことが、ミスったな……」

これが理由。自己防衛に必要な道具を素早く集めないと、自分が殺されてしまうからだ。
マーラ様の人がホームセンターに向かったのは、首輪解除に使えそうな工具を探すため。
だが、ホームセンターに狙いを定めた参加者は複数人いた。
首輪解除目当てでなく、武器調達のために。
他にも支給品が外れだった者、食糧補給目的の者、猫を見て現実逃避する者……
様々な参加者がいたが、彼らに共通しているのはほとんどが一般人であることだ。
殺しあいに恐怖を覚えた一般人は、とにかくなんでもいいから道具を手に入れようと考え……
一般人の強い味方、ホームセンターに群がったのだ。

「あと何人いやがるんだ……?俺だって、これ以上人は殺したくないんだが……」

マーラ様の人は辺りを見渡しつつ、出口へと向かう。
もっと道具を探したいところだが、長居はできないのだ。
パロロワ書き手として、様々な殺害方法を熟知してきたマーラ様の人だからこそわかる。
確かに自分は工具と武器になりそうなモノはそれなりに集められた。
だが、もっと危険な……

「……絶対にアレする馬鹿いるよな」


◆◆◆


479 :代理投下:2011/05/13(金) 03:19:03.15 ID:cWUEFiH3
94 :一般人の第一級戦場:2011/05/12(木) 23:53:28 ID:UJXV71LM
「うおおおおおおおお!!!」

絶叫しながら外に飛び出すマーラ様の人。
直後、ホームセンターは爆破炎上した。

「漂白剤とアルカリ洗剤……小麦粉……農業肥料……カートに刈り機……
恐ろしい空間だった……さすがホームセンターは地獄だぜ……」

肩で息をしつつ、マーラ様の人は燃え盛るホームセンターを眺める。
これではこれ以上の道具の入手は不可能だ。
中にいた参加者も恐らく全滅したであろうが、油断はできない。
ここにこれ以上留まる理由はなかった。しかし……

「生き残ったのはいいが……この格好はやばすぎだろ!」

彼の姿は、激戦の末に非常に危険なものになっていた。そう、誰も近寄りたがらない姿に……

【一日目・午後/葛飾区ホームセンター跡地】
【マーラ様の人@パロロワ書き手】
[状態]:健康、ダメージ(小)疲労(中)、全身血塗れ
[装備]:チェーンソー、鋼のクワ、鋼のスコップ、包丁、ハンマードリル
[道具]:支給品一式、玉子の支給品(ランダム品1〜3)、死亡フラグ人形
ゴキジェット・プロ、ライター、工具一式
[思考]
基本:主催者を倒し、バトルロワイアルを破壊する。
1:戦いが得意そうな対主催の参加者を探す
2:マーダーと勘違いされないようにする
※身体能力は普通の人間。特殊能力もありません。
※様々なロワの知識を持っています
【現地調達品紹介】
チェーンソー
エンジンタイプ。ホームセンターにある品の中でも多分トップクラスの殺傷能力
鋼のクワ
よく土を耕せる。頭に振り下ろせば普通に死人がでる
鋼のスコップ
山芋掘り目的のもの。つまりさらに先端が尖っている。細くリーチも長いため、槍に近い
包丁
接近戦の基本武器。お魚咥えたドラ猫に投げつけてはいけない
ハンマードリル
小さくてもドリルはドリル。事故が起きやすいので取り扱い注意
ゴキジェット・プロ、ライター
合わせて火炎放射機となる。前者はカオスロワ七期で神をも殺害した経歴を持つ
工具一式
マーラ様の人が取りあえず回収しておいた様々な工具。首輪の解除に実際使えるかは不明
※葛飾区のホームセンター一件が炎上しました

95 :外伝名無し:2011/05/12(木) 23:53:49 ID:UJXV71LM
投下終了です


480 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 03:21:30.18 ID:cWUEFiH3
っと、まとめて感想。

・百合展開?無い無い無い
ちくしょう・・・・・・ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!
にしてもかがみん、カオスかがみの思念でも宿ったのか?
これは面白いことにできそうだな。
そしてこなたはそこらへんはあくまでノーマルか。

・一般人の第一級戦場
マーラ様の人に凄まじい誤解フラグが・・・・・・
リンみたいに誤解解けるかも知れないけど、こいつはリンと違って成人男性だからなぁ・・・・・・
美少女が殺し合いに乗ってるとは思わないけど、ただの野郎じゃあなぁ・・・・・・
乙です。



481 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 16:33:01.10 ID:kYgae78J
支援絵・投下・代理投下それぞれ乙!
結構なペースで投下があるな。50か100話いったらなんかの投票するか?
好きな話なり期待しているキャラなり。
もうそろそろ正規名簿参加者からも犠牲者が出そうな感じだが。


それにしてもまさか俺よりも先にマルフォイを出す猛者がいるとはな……

482 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 20:06:35.94 ID:zPVzoM5m
50話越えた辺りで何かやるってのはいいかもな。
今45話ぐらいか?

483 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 23:31:09.68 ID:cWUEFiH3
まあともかくそろそろ1話死亡者を自重したほうがいいかも知れない。

484 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 23:39:04.92 ID:NysVQSxl
んー、第一回放送までなら一応問題はないっぽいけどな(名簿配布の関係で)
ただwikiでこれ以上個人項目作る必要は無いね。
むしろメインの方を編集していただきたい。

50話でなんかやるなら確かに無難なのはお気に入りの話か期待キャラだろうね。


485 :創る名無しに見る名無し:2011/05/13(金) 23:55:28.38 ID:ufl/XHPq
>>483
別に自重する必要はないだろ。
Wikiが大変なら最低限の編集だけすればいい。

486 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:32:42.24 ID:C4uv820s
シグナム、田井中律、平沢唯、キュゥべえ、他一話死亡者で投下します。

487 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:34:09.21 ID:C4uv820s
渋谷、駅近くのファストフード店に一人の少女の声が響く。
「お願い!今すぐバトルロワイアルを止めて!」
その声と共に彼女の前に座っている白い怪生物の耳が伸び、
少女の胸元に届いた。

そして――、何も起こらなかった。


「おかしいなあ、普通ならこれで契約が成立するんだけど……」
キュゥべえは困惑していた。
先ほどから何回も試したのだが「バトルロワアルを止める」「バトルロワイアルから脱出する」「死んだ参加者を復活させる」「首輪を外す」といった願いが悉く叶えられない。
故に、まだ平沢唯との契約も成立していなかった。

「うう……キュゥべえちゃん、どんな願いでも叶うんじゃなかったの?」
半泣きの唯がキュゥべえに問いかける。
「いや、どうも叶えられる願いが制限されているらしい。
 どうしてそんなことができるんだろう……」
「ねえキュゥべえちゃん、やっぱり魔法少女なんてムリだよ。私運動神経鈍いし、それに魔女と戦うなんて……」
「なに言ってるんだい唯!」
魔法少女になってバトルロワイアルを止めるという決意を挫かれた唯の泣き言を、キュゥべえは慌てて遮った。

「魔法少女にならなくちゃこの場で生き残ることもできないんだよ!
 魔法少女になれば体も壊れにくくなるし、魔法だって使えるようになる。
 そうすればこの戦いで生き残る可能性はグッと上がるし、あの騎士たちが襲ってきても戦えるようになる。
 こんな事を言いたくはないけど、今のままの唯があいつらに襲われたらただ殺されるだけだ」
「殺される……やだ!やだよぉ!」

殺し合いに乗っている白と黒の騎士に襲われたという話はすでにキュゥべえから聞いている。
しかもそのうちの一人は魔法が使えるらしい。

「落ち着いて唯!魔法少女になれば身を守る力が手に入る。
 それに制限されているだけで、バトルロワイアルの存在自体に関わらない願いなら叶える事はできるよ!」
「願い……」

「ねぇ、キュゥべえちゃん。人と会いたいってお願い……叶えられるかな?」
「それは任意の人物をここに呼び寄せるということかい? それならば多分可能だと思うよ」

最初に連れてこられた空間で、唯は自分の友人たちの姿を見ていた。
律っちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん
彼女と同じ軽音部のメンバーであり、かけがえのない仲間。
彼女たちは今どこにいるだろうか。無事だろうか。自分のように怯えてはいないか。
会いたい。今すぐみんなに会いたい。

「私……軽音部のみんなに会いたい……」
唯は震える声で言った。
「このお願いは、叶えられる?」

キュゥべえの耳が再び唯の胸元に伸びる。
そして――ソウルジェムが作られた。

488 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:35:28.10 ID:C4uv820s
♪

「殺してやる……人を殺すやつは殺してやる……」
高性能爆弾ジャスタウェイを握りしめながら、田井中律は街中を徘徊していた。
「私は絶対に戻るんだ……当たり前の毎日に絶対戻るんだ……」
バトルロワイアルに参加させられていきなり殺し合いを見せられ、さらに
思わず人を殺してしまった(と彼女は思っている)ことで、その精神はすでにボロボロに疲弊していた。
そんな彼女の前に、もう二度と現れるはずのない人物が現れた。
「ようやく見つけたぞ!その爆弾を捨てろ!」


「ゆ、幽霊!?」
自分が爆殺したはずの剣の女(シグナム)が目の前に出現したことでパニックに陥る律。
「私はまた生きている。支給品……いや『仲間』のおかげでな。
 さあ、手に持っている爆弾を捨てて投降しろ。お前の身柄を一時拘束させてもらう」

10/の空間【転】移で爆発から逃れたシグナムだが
危険人物を野放しにしておくことは彼女の正義感が許さなかった。
その後も爆弾魔……律を探し続け、ようやく発見したのだった。

「ひ、人殺しめ!今度こそ殺してやる!」
律は手に持っているジャスタウェイを力一杯シグナムに投げつける。
しかし、シグナムは難なくジャスタウェイを避けた。
「不意打ちでなければ、こんなものは通じない!」




タケシとディアボロはこのバトロワが始まってすぐに出会い、意気投合した。
途中で野比玉子という主婦とも合流した彼らは、街中にあった居酒屋に隠れ
更には店の酒と肴を勝手に持ち出しロワ真っ最中だというのに宴会を開いていた。

「最近、娘が冷たいんですよ……」
酔いに任せてディアボロが愚痴りはじめた。
「年頃の娘さんがいると大変でしょうねぇ、うちは男の子だから……」
と玉子。
「まぁまぁ呑んで下さいディアボロさん!」
未成年にも関わらずすっかり出来上がってるタケシが酒を注ぐ。

「しかも娘のやつ、うちの組織の若いのとデキてるらしいんですよ。
 その事をこの前聞いたら『プライベートなことに口出すなクソオヤジ』なんて言われて……ウウ……」
「あらまあ」
「わかりますよディアボロさん!呑みましょう!今日はとことん呑みましょう!」
「トリッシュ!お前は父さんよりあのオカッパ頭を選ぶのかァァァァッ!」
「それでは一番タケシ!イシツブテの鳴きマネしまーす!」
「それよりも何だか外が騒がしいわね」
人が争うような声を聞いた玉子は、泣き出したディアボロと誰も見てない宴会芸を披露するタケシを尻目に
外の様子を見ようと居酒屋の扉を開けた。

そこに、シグナムが避けたジャスタウェイが飛び込んできた。
「「「……不細工な人形が、光っ――――?」」」

爆発とともに、彼らは居酒屋ごと吹き飛んだ。

489 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:36:50.22 ID:C4uv820s




「畜生!畜生ッ!」
律は追い詰められていた。
残るジャスタウェイはたった一つしかない。
それ以外の彼女の支給品は『謎の白い液体』と『バンテリン』。どう見ても武器にはならない。
剣の女はこちらに迫ってくる。

「こ、これでも食らえ!」
律はヤケクソで謎の白い液体をブチ撒けた。
「!?」
全身にそれを浴びた女が、一瞬動きを止める。
律にとってそれは最後の好機だった。
最後のジャスタウェイを振り上げて彼女は叫ぶ。
「死

次の瞬間、律の姿はそこから消えた。


「消えた……?」
謎の白い液体に塗れたまま、シグナムは周囲を見渡す。
だがデコが特徴的だった爆弾魔の少女の姿はどこにも見当たらない。

「10/!あの少女がどうなったか分かるか?」
『僕にも分かりません。まるで煙のように消えてしまった、としか……』
「クッ、探すぞ!まだこの近くにいるはずだ!」
『あっ、シグナムさん!まずは体を拭いたほうが……』
謎の白い液体に塗れたまま、シグナムは律を探すために走り始めた。


【板橋区/一日目・午後】

【シグナム@魔法少女リリカルなのは】
[状態]健康、謎の白い液体まみれ
[装備]光剣サイファー@ストライダー飛竜
[道具]支給品一式、黒い万年筆(10/)@カオスロワ、ランダム支給品0〜1(本人確認済み)
[思考]
基本:バトルロワイアルの破壊
0:あの少女(律)はどこに消えた?
1:危険人物は拘束する。
〔備考〕
※元親は死んだと思っています。
※田井中律を危険人物と認識しました。
※爆発で死者が出たことには気がついていません。
〔10/の思考〕
基本:持ち主に従う。

【タケシ@ポケットモンスター 死亡】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
【野比玉子@ドラえもん 死亡】(二回目)

※板橋区の居酒屋が一軒爆発しました。

490 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:37:51.21 ID:C4uv820s
♪

(やっと魔法少女ができた……まあトラブルはあったけどこの子は楽だったな。
 質問もほとんどしてこなかったし)
そんな事を考えながら、キュゥべえはソウルジェムを握りしめる唯を見上げる。
唯は不安な顔で、自分の前に広がる店内の誰もいない空間を見つめていた。
やがてその空間に、学生服姿の少女たちが現れる。

「ここは……」
「あれ……私はたしか……」
「唯先輩……?」

現れた三人を見て、唯の瞳から大粒の涙が零れ落ちた。
「澪ちゃん!ムギちゃん!あずにゃん!!」
「唯ちゃん!?」
「唯!お前いつの間に……?」
何が起こったのかわからない様子の三人に唯は抱きつく。
みんなに会うこと、これ以上に望むものなんかない。これ以上の望みなんて――

そして最後に律が姿を現した。
「律っちゃ」
ねええええええええええええええええ!」

律はジャスタウェイを思いっきり投げた。

ジャスタウェイは律の出現地点の前にいた唯たちに当たった。






閃光と轟音、そして全てが終わった。

491 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:38:46.50 ID:C4uv820s
♪


「あ……」

吹き飛んだ店の跡で、全身黒焦げになりながらもソウルジェムが破壊されなかった唯はまだ生きていた。
一体何が起きたのかわからない。

みんなと会えたと思ったら急に爆発がして……


「み……ん……な……は……?」


彼女はまだ気づかない。自分が生きているのは魔法少女であるが故ということに。
彼女はまだ知らない。生身の体で爆発をくらった友人たちの死体が、自分の周りに転がっていることに。


【渋谷区・ファストフード店跡/一日目・午後】

【平沢唯@けいおん!】
[状態]:魔法少女化、肉体に常人なら即死級のダメージ、ソウルジェム残魔力100%
[装備]:ソウルジェム
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(本人確認済み)
[思考・状況]
1:みんな……
※魔法少女になりました。
※キュゥべえの不利にならない範囲で魔法少女に関する知識を得ています。
※騎士二人(ブロントさんと混沌の騎士)がバトルロワイアルに乗っていると思っています。
【個人制限及び特殊体質】
※傷の治癒などでソウルジェムの魔力を消費。0になった瞬間、死亡or魔女化します。
※ソウルジェムを破壊されない限り肉体はどんな致命傷でも死にませんが、首輪は例外。
※ソウルジェムの魔力は時間経過回復不可。グリーフシード、それに準ずる何かで回復可能。
※キュゥべえとテレパシーで会話できますが、かなり接近しない限り不可。

【秋山澪@けいおん! 死亡】
【琴吹紬@けいおん! 死亡】
【中野梓@けいおん! 死亡】

492 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:39:44.24 ID:C4uv820s
♪


「が……な……」
何が起こった。
爆弾はもっと離れた距離であの女に当たって爆発するはずだったのに。
「まったく、いきなりとんでもないことをしてくれたね」
「……!?」
全身に大火傷を負っている律の前に、焦げ茶色になったキュゥべえが歩いてくる。
「君たちと離れていたからいいようなものの、一つ間違えば僕も死んでいるところだったよ」
「ぁ……たすけ…………」
「助けてほしいのかい?」
瀕死の律を見るキュゥべえの瞳には、いかなる感情も浮かばない。

「君はもうすぐ死ぬ。いまから治療を受けてもまず間に合わないだろうね。
 もってあと5分、意識を保っていられるのはもっと短い……」
「ぁ……ぁ……」
「でもね、助かる方法はあるよ」

そう言うとキュゥべえは、律の瞳を覗き込んだ。


「僕と契約して、魔法少女になってよ!」


【渋谷区・ファストフード店跡/一日目・午後】

【田井中律@けいおん!】
[状態]瀕死、全身にダメージ(特大)
[装備]なし
[道具]支給品一式、謎の白い液体@現実、バンテリン@現実
[思考]
1:死にたくない
〔備考〕
※剣の女(シグナム)を危険人物と認識しました。
※槍の男(元親)を殺したと思っています。

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:火傷によるダメージ(中)、焦げ茶色
[装備]:
[道具]:ランダム支給品1〜3(本人確認済み)
[思考・状況]
1・この殺し合いを利用して感情エネルギーを集める。
2・魔法少女に自分を守ってもらう。
3・目の前の少女と契約する。
4・出来ればあの少女(ハルヒ)と契約したい。
5・騎士(ブロントさん・混沌の騎士)を警戒。
【備考】
※キュゥべえは一度殺せば死にます
※薄い壁をすり抜けることは可能です
※肉体の乗り換えができないことを知りました
※騎士二人(ブロントさんと混沌の騎士)がバトルロワイアルに乗っていると思っています

※渋谷駅前のファストフード店が一店舗爆発しました。

493 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:41:22.41 ID:C4uv820s
支給品紹介

【謎の白い液体@現実】
その名の通り謎の白い液体。どれほどの量が支給されているのかは不明。
メキシコの世界遺産と関係があるらしいがその正体は不明。
実はアルコール飲料らしいがその正体は不明。
詳しく知りたい場合は「プルケ」で検索するといいらしい。

【バンテリン@現実】
膏薬。腰痛、筋肉痛、関節痛などにスゥーっと効いてくれるありがたい薬。



以上で投下終了になります。
タイトルは「奇跡にふれたよ!」です。

494 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 00:56:50.93 ID:b380X4J8
乙。
うわーーwwwww
鬼かよwwwwwww
一話死亡枠ぱねえな……w

495 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 02:28:31.15 ID:oInCuqGu
投下乙です。

何と言う悲劇だ……!
唯と律はもう戻れないかも知れないな。


それと10/、てめぇ小生とそこをお代わりくださいお願いします。

496 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 02:28:57.02 ID:0TEUc6yS
投下乙
これは……胸にくるなぁ


ただ、玉子は既に一話死亡枠で出てるから、そこは修正が必要かも

497 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 03:00:42.87 ID:lc4KyDOE
別に別世界の野比玉子でおk

498 :創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 09:57:34.86 ID:7C7cCIQV
「玉子枠」で良くないか?
話に関わらない程度で何度でも殺せる
元々テラカオスの原動力と言われた名物みたいなもんだし
さすがにディアボロとかタケシは無しの方向で

499 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 15:31:07.79 ID:yx3H7a15
タイトルみたいなの作りました
よろしければお使いください
ttp://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0076.png

500 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 16:16:10.21 ID:fLAPBHw8
まさにカオスというにふさわしいタイトルだなwww
GJ!

501 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 18:13:31.12 ID:AA5HFwls
乙! 板東さんの存在感が半端ねえw

502 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 18:47:02.41 ID:5D0Ty8Mi
支援絵乙です!坂東さんまるで自重する気ねぇw

それでは織田信長、巡音ルカ、和田アキ子で投下。

503 :ショーグン・プリンセス・オールイーター:2011/05/15(日) 18:49:07.95 ID:5D0Ty8Mi
「やれやれ……やっと降りることができたか……」

和装の男、織田信長はやつれた顔で最後の一足を踏む。
彼が待ち望んでいた地面。そこに、ようやく片足がついた。
そしてすぐにもう片方も。
久方ぶりの地面の感触、落下の恐怖のない安心感。
文字通り命懸けの鉄骨降りを見事達成した信長は、疲れもありすぐにその場に座り込む。

「一体なんなのだ、この風景は……?」

辺りを見渡せば、およそ自分の馴れ親しんだ街並みとは似てもにつかぬ風景。
上を見上げれば、今まさに自分が降りてきた天高くそびえる鉄の塊。
下を見れば、土ではない灰色の固い地面。
右を見ても左を見ても、自分が知らない建築物。
外交を続け、珍しいものも沢山見てきたが、驚きという意味では今の方が数段上だ。

「私の知らぬ物ばかりだ……そういえば、支給品とやらを見ていなかったな」

ここで信長は、自身に支給された品を思い出す。
何しろ鉄骨降りに全神経を費やしたため、今の今まで忘れていたのだ。

「民を守るためにも、刀が入っておればいいのだが……」

がさごそとバッグをいじりつつ、やがて信長は彼の支給品にたどり着く。

「おお、本当に刀が入っているではないか!……む、これは?」

幸運なことに、信長の支給品には彼の願い通り刀が一振り。そしてもう一つ……
「むぅ……小型の火縄銃か?しかしどうにも構造が違うような……ん、引き金はこれか?」

直後、信長は火縄銃以上の衝撃をその身に受けた。
それはまごうことなき銃であったが、威力が凄まじい代物だったのだ。

「な、なんと恐ろしい……む?」
「あ、危ないなぁ……まさかいきなり撃ってくるとは思わなかったよ」

そんな信長の前に、いつの間にか桃色の髪の女性が立っていた。
女性のすぐ隣の電柱にはヒビが入り銃弾がめり込んでいる。
おそらく、信長が撃った銃の弾で間違いないだろう。
「す、すまぬっ!怪我はなかったか!?」
「あはは、面白いおじさんだね。ここは殺し合いの会場なのにね?」

前方を確認せず発砲してしまったことをすぐに信長は詫びる。
だが対する女性は笑みを浮かべていた。冷たい笑みを。




504 :ショーグン・プリンセス・オールイーター:2011/05/15(日) 18:51:11.02 ID:5D0Ty8Mi
「ま、まさかお主、この戦に参加しているのか!?」
「うん、当たり前じゃないか。まあボクも最後まで生き残るのは無理だろうけどね。
どうせみんな殺されちゃうんだ。だから少なくともボクの大切な家族はボクの手で殺す。
どこの誰とも知れない奴らにみんなを殺させはしない。ボクが優しく楽に殺してあげるんだ。
おじさんも……抵抗しないなら優しく殺してあげるよ?」
「な……」

見た目こそ奇抜だが、少なくとも兵ではないと思われる女性の発言に、信長は言葉を失う。
そしてその直後に現れた漆黒の龍に、信長はさらに絶句してしまう。

「く……ぬおおおおおおおお!」

だが、彼はこれでも戦国の世を生き抜いてきた将軍だ。
無抵抗で殺されてなるものかと、反射的に支給された刀を抜く。
通常の刀よりも長いそれは、見事に暗黒龍ドラグブラッカーの第一撃を防いでみせた。

「っ!へえ、やるね。だけどまだ終わりじゃないよ?」

だが、いくら刀が高い強度を誇っていても相手は暗黒龍。
牙に限らずその全身が武器であり、その口から吐かれるブレスに触れた者は絶対に逃げられない。
信長は、少しだけ寿命が延びたにすぎないのだ。

「バイバイ、おじさん」
「――――――――ッ!?」

信長の顔が、一気に絶望一色に染まる。

「大丈夫、すぐに済むから――
「早く逃げろ!後ろだ!!!」
「え――――


今まさに体を噛られそうになっていた者の叫び。
悲鳴や命乞いではなく、自分へ向けて放たれた逃げろとの一言。
隙を作って逃げ出すつもりではないだろう。仮にそうでもドラグブラッカーの追跡はかわせまい。
ルカは、わけもわからないままに後ろに振り向き……
「―――――――ッ!!?」


『何か』に殴り飛ばされた。




505 :ショーグン・プリンセス・オールイーター:2011/05/15(日) 18:52:59.70 ID:5D0Ty8Mi
「ぁ……ぐぅ……!?」

吹き飛ばされ、壁に全身を強く打ちつけたルカは呻きつつも、状況の整理をしようとする。
殴られたと思われる自分の左腕は、肩から先がすでに原型を保っていない。
一体どれ程の力で殴られたのか、全身も痺れていて感覚が薄い。
確かに振り向いた瞬間、咄嗟に攻撃をかわしたと思ったのに、擦っただけでこの有様だ。

「な……なに……コレ……?」

そしてルカは、改めて自分を殴り飛ばしたと思われる『モノ』を見る。

「コオォォォォ―――――」

禍々しい吐息を撒き散らしながら、ゆっくりと動くそれは言葉では表現できない存在だった。
ただ一つ言えるのは、これも主催者と同じく人ならざる存在だということだけだ。
変身して戦う?ドラグブラッカーに任せる?
無理だ。もはやそれでどうにかできる次元じゃない。
口と思われる場所から滴っているのは恐らく血だろう。
赤黒緑青紫……様々な色がぼたぼたと地面に滴れていくその光景は、恐怖以外のなにものでもない。
体に付いているのは返り血か、食べ残しかすか……いずれにしろ犠牲者達のものだ。
一体、この怪物の前に何人が犠牲になったのだろうか?

(まさか、もうミクちゃん達もこいつに……)

愛する家族がこの醜悪な怪物に体を貪られる様を、ルカは想像してしまう。
整った顔が恐怖と絶望に歪み、生きたまま少しづつ喰われていくその姿を。

(みんな……)

怪物が、ゆっくりとこちらに向きを変える。

(あ、体動かないや……ボクもこいつに喰われるんだね……)

ルカがゆっくり瞳を閉じると、やがてその体は軽くなり、宙へと浮いた。

「――え?」
「しっかりするのだ!早くあの怪物から逃げるぞ!」

ルカが再び瞳を開くと、つい先ほどまで自分が殺そうとしていた男の顔。
痛みで意識が朦朧とするが、どうやら男は自分を抱えて全力で走っているらしい。

「ど、どうしてボクを……なんでおじさんだけで……逃げないのさ……」
「笑止!兵でもない、ましてや女子供を怪物の贄になどできようか!」

怪物の乱入によりドラグブラッカーの注意もそれ、信長は無事だった。
そんな彼がとった選択は、あまりに無謀なもの。


自分を襲ってきた女性を抱えての、怪物からの逃走だ。



506 :ショーグン・プリンセス・オールイーター:2011/05/15(日) 18:54:55.05 ID:5D0Ty8Mi
【港区・東京タワー近辺/一日目・午後】

【織田信長@歴史上の人物】
[状態]健康、小疲労、ルカを抱えて全力疾走中
[装備]天羽々斬(無印)、デザートイーグル(残6弾)
[道具]支給品一式
[思考]
基本:後世に悪名を残さないようにするため、参加者を助ける
1:怪物から逃げる

【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】大ダメージ、左腕粉砕骨折
【装備】リュウガのカードデッキ@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、詳細名簿(MEIKOの支給品)、MEIKOの支給品(0〜1中身不明)
【思考】基本:皆殺し
     1:家族を探して殺す
     2:……

【和田アキ子@実在の人物】
[状態]:暴走、S2器官吸収、全身に犠牲者の残骸や血液付着
[装備]:不明
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考]基本:破壊と殺戮
[補足]
※S2器官を吸収したため活動限界が無くなりました。
※間で不特定多数のキャラが捕食されていますが、能力に変化は無し

【支給品紹介】
天羽々斬@世界樹の迷宮シリーズ
7期にて禍神が所持していた長刀。材料に禍神の一部が使用されている作中最強の武器。
禍神を計9回撃破、莫大な金を払うことで真価を発揮。同時に廃プレイヤーの証ともなる。
デザートイーグル@現実
カオスロワにて複数人が所持していた拳銃。一般の銃の中では非常に威力が高い。
反動はかなりあるが、子供でもちゃんと構えさえすれば撃つことは可能。

507 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 18:55:24.34 ID:5D0Ty8Mi
投下終了です。

508 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 19:09:44.56 ID:4KnKNCn4
乙!
アッコさんマジぱねえwww
そういえばアッコさんの大きさってどれくらいなんだ?

ルカはまあ自業自得だな。
変身はできるけど、片腕損失しちゃアドベントカードは使えんし、
まあそこは誰かと共同作業すればいけるか。

てかルカと信長の組み合わせってこれなんてデジャブ?

509 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 20:54:09.49 ID:9Ncm3xzI
乙!
しかし相手が悪すぎるw信長がんばれまじがんばれ!
ゼルエルの能力吸収ならスピードは遅いから逃げ切れるかもだが……
しかし刀と銃の組み合わせは別の信長がでてきて困るw

510 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 20:56:07.03 ID:duN210eT
投下乙!
いったいアッコさんは何人の参加者を屠ったんだ・・・
そして信長公かっけー

タイトル制作の人も乙!キャラがみんな楽しそうで何よりw

511 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 23:53:54.72 ID:IOyzt0pc
投下、支援絵乙です。

所ジョージ投下します。

512 :ジョジョの奇妙な奇妙なダーツの旅 カオスロワ外伝編:2011/05/15(日) 23:55:38.76 ID:IOyzt0pc
「本」という漢字は、「物事の基本にあたる」という意味から転じて書物を指すようになった。
故に何かを成すにしても基本……いや、基礎となる知識が重要であろう。

東京都文京区立のとある図書館。今、そこには所ジョージはいた。
彼はスタート地点である東京ドームに誰もいないこと(一人いたのだが、所さんは視認していない)を確認し、移動した。

「……それにしても、誰もいないな」

所さんが言った通り、図書館には誰一人いなかった。
どの棚の本も綺麗に整列されている所を考えるとまだここに人は来ていないのだろう。
それはそれで所さんにとって好都合だった。まだ本がここに残っているだから。

「工学系の本と……生物図鑑が必要になるな」

求める本は工学系の本と生物図鑑。
前者は首輪の解除に役立つかもしれない。
後者はあの主催者(昏き海淵の禍神)について何か分かるかもしれない。
さっそく、所さんは行動に移り、本を漁り始めた。

「スタープラチナッ!!」

……否、漁るのは所さんではない、所さんのスタンド『スタープラチナ』だッー!!
眼にも止まらぬ光速の拳のラッシュで本を棚からデイバックに移し替える。
所さん(のスタンド)は上下左右の本を次々に取っては入れ、取っては入れる。
スピードA精密動作Aのスタンドの無駄d……有効活用である。
その数分後、数多くの本が所さんの手元に集まった。

「これで粗方、ここにある本は回収できたようだな。
 ……しかし、このデイバック一体、どうなっているんだ。さっきのアレが入っていたことといい。
 まぁ、いいか……。さて、これからどこに行こうか?」

所さんは広げた地図を前にして、あることを考え始めた。
それは東京都において人が多く、集まりそうな場所についてだ。
だが、結論はすぐに出た。


513 :ジョジョの奇妙な奇妙なダーツの旅 カオスロワ外伝編:2011/05/15(日) 23:56:42.95 ID:IOyzt0pc
「都庁か東京駅、もしくはTV局と言ったところか……
 ここからだとあるのは全部南の方角だな」

そして、所さんはゆっくりとした速度で歩み始めた。

【文京区/一日目・日中】

【所ジョージ@実在の人物】
[状態]小疲労
[装備]スタープラチナのDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]支給品一式、ランダム支給品0〜2(本人確認済み)、大量の本(技術書や生物図鑑等)@色々な作品
[思考]
基本:殺し合いには乗らないが、自己防衛はする。
1:南に向かって歩き、参加者と接触する。
[備考]
※時を止められるかどうか不明です。


大量の本(技術書や生物図鑑等)@色々な作品

所さんが図書館で集めた本。
技術書や生物図鑑の他にも何か違う本があるかもしれません。

短いですか、投下終了です。

514 :創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 00:00:09.34 ID:tBbgqHkm
すんません、時間変更するを忘れてました……
wiki収録時には下記のようにお願いします。

×【文京区/一日目・日中】
          ↓
○【文京区/一日目・午後】

515 :創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 00:04:15.44 ID:tBbgqHkm
やばい、本格的にタイトルに奇妙が二回も入ってた……
タイトルも『ジョジョの奇妙なダーツの旅 カオスロワ外伝編』に変更でお願いします。




516 :創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 00:26:45.58 ID:opWUsYM+
何はともあれ投下乙です。

何と言うスタンドの無駄遣いwww
それと生物図鑑に禍神さんが載っているとは正直……
と、思ったが海都のモンスター図鑑があれば載っている可能性があるんだよなw

517 :創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 00:36:37.08 ID:HF8g75YK
投下乙です。
どうみてもスタンドの無駄使いです本当にry
確かに首輪なら本の知識でもなんとかなるかも。
頭脳派キャラが少ないこのロワではかなり貴重だな。
>>516
仮に海都の図鑑でも載ってるのは顔のドアップと三つの技、そしてあてにならない攻守値だけという……
最悪『アーマービースト・攻撃力は低く危険性はない』と同じように逆に犠牲者が増えるかも。

518 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 00:15:02.73 ID:zN6ySq12
キョン、投下します

519 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 00:16:09.14 ID:zN6ySq12
凡人オブ凡人、アルティメットではない普通の男、キョン。
彼は今

「グハ……」

盛大に血をぶちまけ、体の一部を押さえ付けていた。
本当に可もなく不可もなく普通な高校生であるキョン。
そんな彼が、いきなりバトルロワイアルに放り込まれたらどうなるか。
自分と同じような一般人や女子供ならともかく、まず誰にも勝つことなどできない。
逃げるにしても、脚力も普通。
殺人に乗るような輩とまともにおいかけっこをしても普通に捕まる。
そして今、彼は殺人者に襲われて、その命の灯火を消されようとしていた。





というわけではない。
キョンの体は無傷、殺人者どころか誰とも遭遇していない。
では、何故こんなことになっているかというと。

「こ、これは過激過ぎるだろ……!俺もいつかこんなことをするのか……?
それにこっちも、なんてねちっこいんだ……
読んでるだけで、俺の成長ホルモンが多く分泌されてる気がする……」

キョンの左手と右手に持たれた二冊のノート。
レンチ以外に何か入っていないかと調べた結果見つかった、残り二つの支給品だ。
キョンはそれを見て血をぶちまけた。鼻から。押さえているのもそこだ。
左手のノートは、見た目はどこにでもありそうなノート。
最初の方のページにはサッカーの情報が細かく記載されていた。
だが途中から内容が一変。第三者視点からの官能小説と化していた。
さらには挿し絵付き、体位の利点や解説まで書いてある……要するに非常にいかがわしいノートだ。
右手のノート、こちらも見た目は普通だがやはり中身が酷い。
最初はドイツ語で書かれた医者のカルテ。
だが途中からは女性の体の神秘が余すことなく変態チックに細かく……
とにかく読んでるだけで登っちゃいけない階段を登りそうなノートだった。

「な、なんで俺の支給品にこんな……まともな武器が欲しかったぞ……」

愚痴りつつ、キョンは二冊のノートから目が離せない。彼も立派な青少年、なんの問題があろうか。



520 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 00:17:26.31 ID:zN6ySq12
「舌を絡め合い、繋がった唇の端からは、濡れた音とくぐもった声が漏れている。
そのまま二人は互いの体を抱き寄せ合う。
引き締まった肉体の夫は、文字通り、妻を包み込むように体をすっぽりと抱きかかえ
細身である妻は、腕を背中に回すと、夫をぎゅっと強く抱きしめて……」

キョンはそのまま音読に入る。
この殺し合いの会場で一般人が辺りを警戒もせずに声を出し続けるのは自殺行為に他ならない。
だが、今のキョンは何者にも止めることはできないだろう。
主に、近寄るのを躊躇うせいで。

だがその時!
バトルロワイアルの神の怒りか!あるいは偶々偶然か!
風が吹いた!一陣の風が!
風はキョンの髪を揺らし、ノートのページを捲りあげる!





【 や ら な い か 】




「ッギャアアアアアァァァァァァ!?!?」

直後、キョンは口から血を吐き後ろに倒れる。
風によりページは進みノート後半……ウホッ!なゾーンに突入したのだ。
しかもキョンが直視してしまったのは
見開きでいい男がオールバックの男を巨大なドリルで掘っている劇画タッチの絵だった。
突然そんなものを見せられたキョンはたまったものではない。
彼は凡人。性癖の方も至ってノーマルなのだから。
今度は肛門を押さえ、ゴロゴロと地面をのた打ちまわる。
ノートの端に備考のように書かれた、すごく……大きいの一言。
その言葉が、自分に支給されたレンチの感想と見事にダブる。
そして広がる妄想。あのレンチが、自分の尻に……
寒気がする。

「ハァハァ……」

涙目になりながら、キョンが冷静になるまでには、しばらく時間を要した。


521 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 00:20:13.85 ID:zN6ySq12
「そうだ……今の俺の武器はこの、すごく……大きいレンチしかない……」

なんとか復帰したキョンは、二冊のノートを一旦デイバックに戻し
入れ代わりに大きなレンチ、キョン唯一の護身武器を取り出す。
別に本当に自分の尻にいれるわけではない。
ただ、このレンチを改めて確認しているだけだ。

「やっぱ重いよな……これで戦うのは無理だって。
俺に戦うことは厳しい。ハルヒを守ってやることも……」

再びレンチをしまい、キョンはためいきをついた。
支給されたノートは、なかなか貴重な体験をさせてくれたが武器ではない。
そしてキョンは身体能力も凡人。このままでは、ハルヒを探す前に自分が殺されかねない。

「……そういやさっきのページに描いてあった男、特徴が似てるな。
クラスでも噂になってたいい男……確か阿部さんだったか……?」

ここでキョンは、ふと今は失われた日常の一コマを思いだす。
彼の通う高校でも噂になっていた、公園に巣食うつなぎ姿のいい男、阿部さんという存在。
男子生徒二名がその毒牙にかかり、目覚めたというが……

「どこかの公園に近づいたら最後、彼に魅了されその後の人生は違った意味で薔薇色になる……
だが彼の強烈な一撃を耐えきれば、唯一無二の頼れる友になれる……だったか?
そして阿部さんは……友となった者を決して見捨てない……」

キョンはごくりと喉を鳴らす。
このバトルロワイアル会場、ハルヒ以外は完全に信用しきるのは危険。
だが自分は非力であり、誰かしら行動を共にしてくれる人が必須だ。
噂話にすぎない、架空の人物かもしれないが……不思議と阿部さんなら信頼できる気がした。
噂通りなら、阿部さんの一撃は鬼をも失神させるらしい。戦力としても申し分ないだろう。

「ハルヒを守るためなら……俺の後ろくらいくれてやる。俺にできるのはそれぐらいだからな……」

覚悟を決め、キョンは立ち上がり、歩む。
大切なハルヒと、まだ見ぬ阿部さんを求めて……

【文京区・公道/一日目・午後】

【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康、鼻血跡、ダメージ(小)肉体微強化
[装備]すごく……大きいモンキーレンチ@現実?
[道具]基本支給品一式、鬼道さんのノート、井坂先生のノート
[思考]
基本:ハルヒを探す
1:阿部さんを見つけ、仲間に引き入れる
2:阿部さんを除く知り合い以外の参加者は一応警戒
※井坂先生のノートにより、若干体が成長しています
支給品解説
【鬼道さんのノート@カオスロワ】
7期にて鬼道さんが学んだ誤った性知識などが全て記載されたいかがわしいノート。分厚い。
最後半部分はロリの魅力について色々書かれている。
【井坂先生のノート@カオスロワ】
7期にて先生が騒音おばさんに対して行った行為とその結果の詳細が記載された大変いかがわしいノート。かなり分厚い。
青少年が読んだ場合、肉体の成長スピードが上がるが、読みすぎると老衰する。

522 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 00:21:06.30 ID:zN6ySq12
投下終了。
タイトルは【ピンクorローズ】で。

523 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 01:07:04.64 ID:IKhP3Egh
投下乙!
キョン、それだけはだめだw ニコロワの二の舞になるw
そしてこんなノート支給した主催者はなに考えてるんだw

524 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:48:27.88 ID:How5Zth2
開けっ放しにされた扉から外に出ると、喫茶店で数十分過ごしただけなのにやけに太陽が眩しく感じた。
(俺の生活……俺の本名……俺の家族……)
彼は何一つとして思い出せない。◆02は俺と家が近所だと記していた。
だが今の彼にはそれすらも分からない。

そもそも、自分は本当に存在しているのだろうか?
そう思うと6/は形容しがたい無い恐怖を感じた。
まるで広い宇宙へ一人放り出されて漂うような、そんな不安。
気温は高いはずなのに、不安という冷気が彼を震えさせた。
手と足どころか、眼が凍り視界が暗転する。湿気のある喉や肺などはあっという間に機能を停止する。
動けない、息ができない。誰でもいい、自分を肯定して欲しい。
お前の存在は現実だと言って欲しい。

きいいいいいいっ!
6/が我にかえったのは耳障りな音を聞いたからだ。
赤いボディのオープンカーが、こちらを目掛けて突っ込んでくる。
ハンドルを握っている少年は目を瞑ったまま動かない。
(───居眠り運転だな)
驚愕も、動揺も無い。ただ運転手の顔を見て呆れていた。
オープンカーは速度を緩める事無く、6/の前方へと迫ってくる。
やがて数百キロの重量を持つ車体の、ボンネットに彼は叩きつけられる。
そのまま親友との待ち合わせ場所『だった』喫茶店へ、その車体を叩き込ませた。
痛いと感じた。口から血の塊を噴出し、一瞬だけ気を失ったような気がする。

「いて〜、何があった……」

頭を押さえながら、運転手が呟く。

「くわぁあ、眼が覚めちまった。頭がクワンクワンするぜぇ、死ぬぅ」
「こっちも喫茶店のカウンターとお前のポンコツ車に挟まれた腹がネトネトするんだ。
早く下がってくれ」

こちらから声をかけると、運転手の男──と言うにはまだ若い少年がこちらを振り向いた。
金髪でサングラス、パンクなスタイルだが自分より体躯の小さい少年が……。

525 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:49:50.26 ID:How5Zth2
やべ、投下宣言忘れてました……
◆6/WWxs9O1sと死亡要員1名投下します

「よう692。元気そうだな。早くどいてくれ」
「692様だ。あるいは692先輩と呼べ。まぁ俺の方が7つ下だけど」
「アホの692君、さっさとノいてくれないかな? お兄さん怒っちゃうよ」
「おお、呼び方グレードダウン。 そうでーす、私がアホの692です。
本名は神之里輝秋君でーす。靴下だけ残して全部脱がすとかマジ邪道、むしろ素足であれば
他全部着ててもいいよ派代表の意外な足フェチでー」
「死ね」

6/がバンパーを思い切り殴りつけると、692を乗せたままオープンカーは喫茶店の数メートル先へと吹っ飛ばされた。
マヌケな悲鳴が聞こえたが、それどころでは無い。
解放された事によって、更なる嘔吐感が6/を襲った。
「ケホ、ケホ!」
どうやら、身体もそうとうタフになったらしい。
自動車から正面衝突してこの程度で済んでいるのだ。
外に視線を向けると、見事に裏返しになった車体の下で、692は懸命に脱出しようともがいていた。
アレを見てかつてはゴキブリ並の生命力だと笑ったものだ。その時は他人ごとだったから。

「それにしても随分久々に顔を見た気がするぜー? 元気だったかー?」
下半身を下敷きにしながら、692はいつもの間延びした口調で語りかけてくる。
どうやらハイテンションタイムは終了したようだ。

「元気だな、おかげさまで」
「そりゃ災難だな。相変わらず死にたがってそうで」

完全にスクラップと化した車体に背中を預ける形で、6/は腰掛ける。
流石に少し休まないと、この負傷は治りそうに無い。
すぐ横では髪の毛も顔も赤く染めた692がムカデのようにもがいている。

「なぁ、一言いいか」
「どうぞ」
「死にたい」

526 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:50:37.09 ID:How5Zth2
何で彼に話しかけようと思ったのか、6/は理解できなかった。
だがそれは確かに本心だった。

「そりゃまた何で?」
「パロロワで苦しむのはもうイヤだ」
「もう少しプラスに考えろよ6/、生きているってのは素晴らしいぜ?
 俺なんて死んでも生き返るおかげでレイプも殺しも色々できるんだ」

6/はズボンに生暖かい物が広がるのを感じた。
失禁では無い、692から溢れた血がこっちにも広がっているのだ。

「レイプと、殺しのどこが楽しいんだ?」
「何って……お前がそういう風に『設定した』んだろ」
「そういや……そうだな。昔、カオスロワにこんなキャラが居たら面白いなと、
 まぁバカみたいなチートキャラを作ったんだよな、俺が」
「案外、俺を作った罰じゃねーの?」
「かもな」

本当はそんな訳無いだろうと言いたくなったが、反論が面倒くさいので止めた。
だがやっぱ納得いかない。確かに692を作ったのは自分だが、やれ2トンを持ち上げる怪力だの、
口からビームだのの魔改造を施したのは他の連中だ。
報いだったらむしろそいつ等に受けさせるべきだろうに。

「この世界も小説だったりしてな。お前が俺を作ったみたいに、お前を作った誰かが
『あーもう6/とかオワコンだわー』と思わない限り、新しいお前が出来上がるんじゃないか?
どこぞのゴキブリ食わされてお袋に殺された女子高生みたいにさー」
「だとすると、今モニターの前の連中はこう思うだろうな。
『いきなりメタネタとかウゼーよ、寒いんだよ』ってな」

冗談のようで、リアルな会話だった。
カオスロワのキャラが完全に死ぬには、そいつの作者が飽きるなり、不要と見なされなければならない。
いや、そいつが不要と見なした所で、別の書き手がまた自分を必要としたら……。
二人の間に、同じ種類の恐怖が生まれた。

会話が途絶える。
そのまま692は地面にうつぶせに伏せ、6/は日光浴をする。
そんな時間がしばらく続いた。

527 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:52:32.36 ID:How5Zth2
☆

「なぁ、6/?」
「何だよ」

数十分後、再び声をかけてきたのは692だった。
少し首を動かすと、ある程度自然回復してきた自分とはあべこべに、692はぐったりと地面に付している。
すでに彼は口だけを動かしてか細い声を絞り出すのが精一杯なのだった。

「死にたい」
「そうか」
「驚かないんだな……」
「お前のお父さんだからな、分かるんだよ」

嘘では無い。何度も何度も生き返る。
普段書き手達が面白半分でやっているだが、それを受ける方はたまった物では無い。
まして彼は、自分は作られた存在だと自覚しているのだ。
それが一番の原因か、それとも何か消滅したいと思う理由があったのか、彼の創造主にもそこまでは読み取れなかった。

「消してくれ……」
「分かった」
「もう、居なくなりたい……」

名残惜しいと思ったのは、自分が作ったからでは無く、自分と同じ境遇だったからだ。
同じ気持ちを分かり合える存在を、6/はどこかで必要としていたのだと、彼はどこかで思っていた。
だがもう必要無い。
この境遇は自分の力で抜け出せるはずだ。

そう思って692の方を見やると、そこにはもう何も居ないのだった。

6/は立ち上がり、空を見上げる。
もしかしたら、太陽が嫌いになったかもしれない。
相変わらず天気は雲一つ無い快晴の下で、彼はそう思った。


528 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:53:36.26 ID:How5Zth2
【品川区・喫茶店/一日目・午後】
【◆6/WWxs9O1s@カオスロワ書き手】
[状態]:腰打身(軽度 回復中) 内蔵損傷(回復中)
[装備]: 上下二連式散弾銃 (2)
[道具]: 基本支給品一式、ランダム支給品1〜3(本人未確認)
    ショットガンシェル(12)
[思考]基本:死ぬ。
0:………………。
1:自分を殺すものを探す。
【備考】
※8度のロワ(内3度主催打破、内5回優勝)を経験しております。
※ロワの間には、インターバルはありました。
※度重なるロワ経験で狂っていますが、本来は相等な人格者だった模様。
※再生能力、怪力を持っています。


【692@カオスロワレスアンカー 消滅】
[補足]元々は現実の人物では無く、飽く迄カオスロワ書き手である6/が作った架空の存在。
   幸いにも6/以外には誰にも必要とされなかった不人気キャラのために、消滅できた模様。

529 :不完全な二人 ◆f8Yk34E5wE :2011/05/17(火) 01:54:24.56 ID:How5Zth2
投下終了です
没OP以来の初投下だったりします

530 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 14:50:36.13 ID:KUxkb/dQ
皆さん投下乙です!

クリスタル・ボーイ、南春香、板東英二、他で投下します。

531 :アサシン野球軍:2011/05/17(火) 14:52:28.48 ID:KUxkb/dQ
葛飾区にて、一軒のホームセンターが燃え盛っていた。
つい先ほどマーラ様の人が脱出したそのホームセンターから
一人の女の影がマーラ様の人とは反対の方角に脱出していた。

「チィ!まさかここまで派手に爆発するとは思わなかったわ!」
ホームセンターで入手した凶器を手に毒吐くのは、煤まみれになっている広いデコが特徴的な普通の女子高生・峰岸あやの。
彼女こそがホームセンターを爆発炎上させた張本人である。

「まあこの爆発ならば、あのクソ緑女も流石に死んd」
「あら、誰が死んだんですか?」
「!?」
もはや炎の塊と化した店の中から、だいぶ焦げた緑髪の宇宙人女子高生・喜緑江美里が姿を現した。
その凍りついた笑みと笑っていない目からは、隠そうともしない殺意が伝わってくる。

「まだ生きてやがったかエイリアン!お前を殺すために店を爆発させたのに……
 こうなったらこのシャンプーを直接ケツ穴にぶちこんで地獄に叩き落してやるわ!」
「弱い脇役ほど吠えるとはよく言ったものですね。
 情報統合思念体との連絡が途絶えていても、あなた程度を捻り潰すなんてわけもないことです」
「大体あんたが私より目立たないって事実を
 素直に認めていればこんなことにならなかったのよ!」
「その言葉はそっくりお返しします。
 現実から目を背けるのをやめて少しは自分を客観的に見てみたらどうですか?」
二人の女子高生はすさまじい形相でにらみ合う。

「二人ともやめないか!」
「「!?」」
今にも飛びかからんばかりだった二人の間に、一人の男が割って入った。
「人同士で争うなど、あの怪物の思う壺だ!」
仮面をつけたその男の名はハクオロ。彼もまた主催者を打倒する仲間と武器を探してホームセンターを訪れていた一人だった。

「私たちがするべきことは、皆で力を合わせてあの神を名乗る怪物を倒すことだ!
 その為には人同士で争うなど……」
「おい、一旦休戦して先にこいつから殺すか」
「奇遇ですね。私もそう思っていました」
「えっ」

いつの間にか女子高生たちのターゲットはハクオロへと変更されていた。
思わずたじろぐハクオロ。その緊迫した彼らの中を

「邪魔だ!どけ!」

全身ガラス製の男が駆け抜けていった。

(えっ、なに今の透明なハゲ?)
彼らがそう思った刹那
「こらー!待ちなさーい!」
薄茶ロングヘアの女子高生が運転するボブスレーが三人の体を轢き潰した。

 ◇

轢死者が出ても、クリスタルボーイと南春香(&板東さん)の命がけの追いかけっこは続いていた。

(ひ、人を轢いたのに平気で追ってきやがる!
 このクレイジーっぷり、やっぱり一般人じゃない!殺し屋だ!)
追いつかれたら殺られる、とクリスタルボーイは全力で走り続ける。

532 :アサシン野球軍:2011/05/17(火) 14:53:49.19 ID:KUxkb/dQ
「妹たちの居場所を教えるまで絶対に逃がさないわよー!」
「お嬢さん、スピードの出しすぎは気をつけんといかんよ」
ちなみに今ボブスレーを運転している春香は極度の興奮状態のため
同乗している板東さんは支給されていた固ゆで卵を食べるのに気をとられていたため
人を撥ねたことに気がついていない。

「答えなさい!カナとチアキをどこへやったの!」
「そんなこと俺が知るか!」
対話にならない問答を続けながら、デッドチェイスは延々と続いていった。



(数十分後)

「い、いつまで追いかけてくるつもりなんだ!?」
「本当に、いつまで逃げ続けるつもりなの!?」
すでに日は傾き、時刻は夕方に近づいている。
ボーイとボブスレーはあれからあちこちを滅茶苦茶に走り回り、ついには葛飾区を飛び出していた。
しかしサイボーグであるボーイは疲れ知らずのため、これほどの時間が経過しても追跡劇は終わる気配を見せない。
「これじゃ埒が明かないわ!板東さん、ちょっとそれ貸して」
「ん? ゆで卵をどうする気なんや」
春香は板東さんが食べようとしていたゆで卵を奪い

「いい加減に……止まりなさぁぁぁい!」
「ああ!食べ物を粗末にしたらあかんて!」
クリスタルボーイの頭部めがけて思いっきり投げつけた。

「うおっ!」
ゆで卵が自分めがけて飛んでくることを察知したボーイは、反射的に鉤爪でゆで卵を打ち払った。
ハンドボールの要領で打たれたゆで卵は、カキーンという快音とともに空の彼方へと消えていった。
「!!」
ボーイのスイングを見て、今まで暢気にゆで卵を食べていた板東さんの顔が変わる。
(この男……出来る!)

「追いかけっこは終わりよ!妹を返して!」
「だから知らん!俺は知らん!絶対に知らん!」
ボーイは完全に追い詰められていた。
ゆで卵を振り払った際に走りを止めたため、アトミック・ガール(南春香)の核自爆攻撃の間合いに囚われてしまったのだ。
「これ以上白を切り通す気なら、この場で核爆弾を爆発させるわよ!」
「ぐっ……こうなったら一か八かだ。爆発する前にお前の息の根を止めてやる!」
ボーイにミサイルを向ける春香と、春香に鉤爪を構えるボーイ。
「ちょっと待ったあ!!」
その間に、板東さんが割り込んだ。

「板東さん!?」
「お嬢さん、ちょっと待ってくれ。
 おい君、名前を教えてくれんか」
「名前? クリスタルボーイだが……」
クリスタルボーイは身構える。相手は核爆発に耐えられる殺し屋アトミック・ガールのボスと思しき殺し屋バンドー・サンである。
(クソッ、ボス自らが俺を始末するつもりか!)
息を詰めてジリジリと後退するボーイに、バンドー・サンは尋ねた。
「クリスタルボーイ君、野球やらんか?」

「は?」
(野球……だと……)
目の前の男が何を言ってるのかわからず、ボーイは混乱する。
(野球、あの玉遊びの野球か? 何故今そんな話……待てよ)
その時、クリボーに再び電流走る!!

533 :アサシン野球軍:2011/05/17(火) 14:55:04.48 ID:KUxkb/dQ
(野球……これは何かの符牒だ。
 それも主催者に聞かれてはならない類の!)
主催者が、恐らく首輪にだろうが、盗聴器を仕掛けていることはボーイも推測していた。
参加者を管理するならばそれくらいのことはやるだろう。
(バンドー・サンもその事にすでに気づき、
 主催に気取られぬように『野球』という言葉を使っているんだ。それならその意味は……)

「……一つ聞かせてくれ。俺に『野球』をさせて、一体どうするつもりなんだ?」
「うん、それはな」
板東さんは自信満々な顔で言い切る。
「僕たち参加者でチームを組んで、主催者に野球勝負を挑むんや!」

その時、クリボーに超高圧電流走る!!!

(は、はっきりわかったぞ。この男の考えていることが!
 『野球』とは即ち『暗殺』!つまりこの男……
 主 催 者 を 暗 殺 す る 気 だ !! 
 この場にいる全ての殺し屋を集めて、あの邪神を葬り去る気だ!)

クリスタルボーイは衝撃を受けていた。
バンドー・サンの目的は優勝して報酬を得ることではない。主催者を殺してあの邪神の持つ全てを手に入れることなのだ。
それはまさしく神に刃向かう所業!

「相手は神だぞ。勝算はあるのか……?」
「まあ、野球ならあいつにも勝てると思うね」
(暗殺でなら邪神を斃せるだと……な、なんて自信なんだ)
ボーイは生身だった時のように、思わず唾を飲みこむ動きをした。

「それで君に野球チームの選手になってほしいんや」
「!!」
「さっきゆで卵をホームランした君のスイングは見事やった!
 それにボブスレーからこれだけ長時間逃げ回れる体力と脚力も申し分なしや」

成程、一流は一流を知るということか。
宇宙海賊ギルド一の殺し屋である自分とバンドーたちが組めば、邪神の暗殺もあながち夢物語ではない。
そう考えたボーイは、力強く頷いた。
「わかった、ボス・バンドー。あんた達と組もう」
「よっしゃ!これで僕らは今からチームメイトや。
 さあ、お嬢さんも、同じチームの仲間なんやから仲良くせんといかんよ」

板東さんに言われて、春香はしぶしぶといった様子で核ミサイルをしまった。
「本当に妹たちのこと知らないんでしょうね?」
「だから知らないと何度も言っているだろう!」
「まあまあ二人とも。さあクリボー君もボブスレーに乗ってくれ。
 次の選手を探しに出発するで!できればイチロー君に早く会いたいなあ」
(イーチ・ロゥ? そいつも殺し屋か?
 ボス・バンドーが会いたいという殺し屋……一体どれほどの腕前なのか……)

こうして新たにクリスタルボーイを乗せたボブスレーは、次なる選手を探して街を走り抜けていった。

534 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 14:56:32.54 ID:KUxkb/dQ
【江戸川区・公道/1日目・午後】

【クリスタルボーイ@スペースコブラ】
[状態]:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:クリスタルボーイ標準装備
[道具]:基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実
[思考]
1:ボス・バンドー(板東英二)とアトミック・ガール(南春香)に協力する
2:首輪だけには注意を払う
※頭部を破壊されない限り、完全には死にません

【南春香@みなみけ】
[状態]:健康、興奮状態、ボブスレーに搭乗中
[装備]:核ミサイル@現実?
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出
1:危険と判断した参加者は全て排除
2:板東さんと共に行動する
3:クリスタルボーイをまだ信用したわけではない

【板東英二@実在の人物】
[状態〕:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:ボブスレー@現実
[道具]:基本支給品一式、固ゆで卵@現実?、ランダム支給品0〜1
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:選手のクリボー君、マネージャー(南春香(名前知らない))とチームに入ってくれる人を探す

【峰岸あやの@らき☆すた 死亡】
【喜緑江美里@ハルヒシリーズ 死亡】
【ハクオロ@うたわれるもの 死亡】
死因…南春香の操縦するボブスレーに轢かれる。

【野比玉子@ドラえもん 死亡】
死因…クリスタルボーイが打った固ゆで卵が頭に直撃した。

支給品解説

【固ゆで卵@現実?】
ご存知、板東さんの大好物。いくつ支給されたのかは不明。
大変固く茹でられており、クリスタルボーイの鉤爪で殴られても砕けなかった。
しかし板東さんは普通に食べている。



以上で投下終了です。

535 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 21:31:07.25 ID:ZBBZRvFm
シーン…

536 :創る名無しに見る名無し:2011/05/17(火) 23:43:51.45 ID:eerL6Rtc
うーん、クリボーが轢き殺しするならまだしも、一応対主催やろうとしている二人が轢き殺しするのはどうなんだろう。
これがモヒカンとかそういうヒャッハーな最中ならまだしも、一応他参加者に関係あるキャラだから本当になんとも言えない。

ちょっと真っ直ぐには投下乙とは言えない。
ただコレは結構偏っていると思うので、他の人がOKだったらさっさと引っ込みます。

537 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:13:32.78 ID:D4fVqCqx
7期で対主催だったアッコさんも多数のキャラを轢き殺してたんだ
問題ねぇ

538 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:25:48.78 ID:r2LdOnxX
いやアッコさんの時とは違うでしょ、アッコさんはちゃんと暴走っていう理由付けがあった。
で、アッコさんと違って南春香は一般ピープルだしな。

と言うか全体的に違和感がある、南春香しかりクリスタルボーイしかり。
クリスタルボーイはまあ理由付けは出来るが、この南春香は無い。

一話死亡役だからと言って何でもありじゃないぜ。

539 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:27:37.75 ID:7Kke6sAb
あくまでカオスロワではなく
カオスロワに出てきたキャラで普通のバトロワだからな……

540 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:32:09.84 ID:D4fVqCqx
言葉が足りなかった
アッコさんは「対主催だった7期でも」キャラを轢いてたってことね

あと南春香のキャラが違うって話だけど、それを言ったら
そもそも核ミサイルで自爆しようとするキャラじゃ(ry

541 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:36:40.80 ID:r2LdOnxX
>>540
それでも他の人を無意味に殺すほどじゃないでしょ。
武装しているのは家族の長だから、絶対に妹たちを殺させないためだからで理由はつく。

ぶっちゃけこの話の一話死亡者いる必要がないよね。

542 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 00:53:03.59 ID:LDCTwD9z
だってカオスだぜ?

543 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 01:04:28.26 ID:vO65Vcir
投下されて9時間以上感想書かれてなかったSSだしなあ。
いまも>>536のあくまで個々として疑問に、反応しているレスのほうが多いし。

あとこの手の丸投げSSはカオスだからで片付けられないと思う。
この三キャラだけはカオス外伝ではかなり異質よ。
俺は通しでも、要修正でも、破棄でもどれでもいいと思う。
それくらいこの話は群を抜いて『カオスだから』で片付けられん。

544 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 01:29:24.07 ID:TQ1v37R4
俺は追いかけっこの纏めとして悪くはなかった思ったけどね
引いたのは別にいらんけど正直もっとカオスなのあるだろ

普通云々は意識統一出来てないように思われるのでちょっと話し合いしたほうがいいかも

545 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 01:46:17.29 ID:mKCrqkcU
書き手勢と現実勢以外のキャラの設定は同一世界の住人であることを除いて原作準拠なんだよな。
峰岸と黄緑が完全にカオスロワ仕様なのはどうなのかな、とは思った。

546 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 04:53:10.19 ID:7TBlTkln
んなこと言ったら阿部さんやアッコさんなんて目も当てらんないぜ
すでに散々やらかしたんだから今さら何を

547 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 08:37:01.75 ID:O/XtYqE7
問い1
したらば議論スレの存在意義を述べよ
問い2
感想も書かず指摘と反論ばかりされる事が
書き手にとってどういう物か述べよ

548 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 17:28:04.19 ID:pJsPZdAO
後者は書き手なら一度や二度は経験することだ
いちいちそんなに凹む必要も無い

549 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 20:59:34.27 ID:uUR7qbPT
>>547
問い3
以下の空白を埋めよ
・・・・・・・・

550 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 00:46:01.32 ID:LcMleLGq
ん、したらばwiki管理人氏がコメントだしているな、一応通しなのか。

551 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 03:00:40.21 ID:rpWr56uQ
問い3
駄書き手の存在価値を説明せよ

552 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 03:39:17.71 ID:BP+r5bVY
感想なんて書きたくなったら書くもんであって義務じゃねえし
てかこのロワって質を気にするんだな
何でもありだと思ってた

553 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 07:51:47.55 ID:xWAZ72dv
このロワが
1『カオスロワで活躍したキャラ』が
2『参加者全員が同一世界の出身』で
3『性格は原作通り(明確な原作ない場合はフリー)』で
4『一般的な普通のバトルロワイアル(リレー、名簿と制限日数?)』を行う
そんなロワだって知っているか覚えてる人は何人いるのやら……
正直一番上の項目からすでに怪しいわけだし、多少キャラへのテコいれも仕方あるまい。
通しなら俺はそれに従うよ。
まあこれ以上は埒があかないので別の話題をふってみる。
1
教訓と言うのも変だが、ここらで1話退場キャラを打ち止めにするのはどうだろう?
一応全キャラの行動方針は明かされているわけだし、これ以上無理に死者を増やす必要もないかと。
2
通しとなるとおそらく50本目になるわけだが、ちょっと前にあがってた
なんかの投票をしてみるのはどうだろう?あいにく俺は企画できないのだが。

554 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 08:12:13.19 ID:jRsaWtcz
ただの名簿有りのカオスロワと化す日も近いな
なんの為の外伝なんだか

555 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 08:46:31.25 ID:oOuNn/7n
投票か。
好きな話とタイトル辺りが無難なところかね。
やるならしたらばでやった方がいいだろう。

556 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 10:51:45.85 ID:jRsaWtcz
で、没opの人の奴と、今回の話はwikiに収録していいの?
得に前者も6/を更にチートにしてたり、良く分からない
死亡描写なのにまるっきりスルーされてるんだけど

557 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 13:08:36.58 ID:9Y85+pVs
>>552
まあ、本家カオスロワからしてすでに何でもありでは無くなってるからなあ
いいか悪いかは別にして

558 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 16:52:32.31 ID:rqflNumS
ここまで揉めるなら通すかどうかは投票でいいんじゃないかな
あと同じ轍を踏まないように早急に意思統一したほうが吉だと思う

559 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 21:48:10.69 ID:JRe8OvWf
もうwikiに収録されているが……
こうなると何人いるのかわからんが、後続の書き手さんの軌道修正とかに期待か。
あんまり起きてほしくないが、また議論が必要になった際は投票がいいかもな。
あとはやっぱり、トリ付け推奨した方がよくない?

560 :創る名無しに見る名無し:2011/05/19(木) 22:51:28.10 ID:KE90d9Os
>>551
      \、,,)r゙''"''ー弋辷_,,..ィ  〉`ヽ. O 〉 人,人  O  `ヽ}`ヽ  Yヽ
   =、..,,,ニ;ヲ_     ヾ彡r''" _f⌒ o  ⌒Y   .イ__ノ て    ヽf⌒ o⌒ヽ
    ``ミミ,   i'⌒!  ミミ=-人_ノゝ、‐'`‐ァ´ 人  ヽ_ノ弋___ノィr    人
   = -三t   f゙'ー'l   ,三 7,、r‐´`ァ'´レ':ゝし':::::::::ー'::::::::::::::::::レハゝ‐く`イノ
     ,シ彡、 lト  l!  ,:ミ... f'⌒Yノし':::::::::::::::/::::,:::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::レ'⌒ヽj
     / ^'''7  ├''ヾ!  (   う:::::::::/:i!::::/|::::::::::::::::ハ::::トi:::ト:::::::::::|::::(  �U
    /    l   ト、 \. (  ぅ:::::::::〃::i!ィ:|‐_、:i|::i!::::| !:::ィ:ニ=ト:、!::::|::::::::ゝイ
     〃ミ ,r''f!  l! ヽ.  'Y|:::|::::::::||::ィL::j L:_jLiL:/ L::j Lj L:::ヽ:|:::::::i!::::|
   ノ ,   ,イ,: l! , ,j! , ト、 i:| |:::|::::::::|レ ,ォ ≠ミ      ィ ≠ミ、`|::::::,:::::.′
    / ィ,/ :'     ':. l ヽ. i:| |:::|::::::::| 〃 yr=ミ:、     !/行ミt  ハ :::/:::/
   / :: ,ll         ゙': ゙i V从::::从iイ {_ヒri}゙     ゙ ヒrリ.》 从:/:::∧
  /  /ll         '゙ !  イ::人:::::iゝ   ̄´           j:人::::ヽ:ゝ   
    /' ヽ.          リ 弋_彡f⌒        '       r_'_ノ`⌒  
   /  ヽ        /     `ーハ     {ニニニィ      /:/
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  /.     l!       イ          )::::>  ゙こ三/ , イ:从
  /   ,:ィ!        ト、       'イ:::::_::_| ` r   <ト、:/

561 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 01:48:40.74 ID:UzfwX2Wt
おい、やめろ馬鹿
このロワは早くも終了ですね


562 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:30:09.16 ID:bOxs2Z7L
こんな流れですが。

初音ミク、かみなりさん、カズマ、不破刃、イチロー、クライシス皇帝で投下します

563 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:31:00.20 ID:bOxs2Z7L
【CASE1 ボーカロイド筆頭】

 台東区の公道を歩いていた最中にミクが聞いたのは男の声であった。
 それをミクは半ば呆れながら、聞いていた。

「ここにはアホな人もいるみたいですね」

 遠くから聞こえた男の声を聞き、内心ほくそ笑むミク。
 殺し合いの最中に大声を上げるというという行為は自殺行為だ。
 その内容は、『この黒幕がいて、どうやら自分を信頼しろ』というもののようにミクには聞こえた。
 
「…ですが、その善意。折角ですから、ここは利用させてもらいます」

 ミクの思惑は簡単に言えば、『漁夫の利』狙いだ。
 今の放送を聞いて、その放送主の元に集まった参加者の殺害。
 もしくは、その集団に紛れてステルス気味に行動する。
 そのどちらかだ。

「まあ、その場に応じて臨機応変に動くとしましょうかね♪」

 肩に先程、パルマ―Aから奪った『スナイパーライフル』を担ぎ上げ、
 そして、黒い笑みを浮かべながら、ミクは声が聞こえた方角に歩き出した。

【台東区道中/一日目・午後】
【初音ミク@VOCALOID】
[状態]:健康、後頭部打撲
[装備]:千枚通し@現実(40本) 、スナイパーライフル@現実(残弾10発)
[道具]:基本支給品一式(ランダム品0〜1)、水と食料一人前
[思考]
基本:家族を全員殺害し、自分は生還する。
0:放送主の元に向かってみる
1:表向きは殺し合いに恐怖する少女を演じ、守ってもらう。
2:家族全員殺害後は、状況により対主催か優勝のどちらかを選ぶ。
3:かみなりさんは殺す。
4:それ以外、邪魔だと判断した参加者も隙を見て殺す。


564 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:31:41.92 ID:bOxs2Z7L
【CASE2 近所の雷おじさん】

「なんだ、今の声は?」

 遠くの方から聞こえた男の声に反応するかみなりさん。
 内容は何か重要なことを叫んでいるようであった、が……

「こんな殺し合いの最中に大声を出すとはけしからん!!
 だが、どうしてもいうのであらば行ってみてやらんこともない」

 放送の声の主は自分と同じぐらいの年齢であろう男の声であった。
 きっと、この殺し合いに巻き込まれて、錯乱状態なのであろう。
 ならば、同じ世代の日本男児として、支えるべきである。
 だが……  

「今の放送の主の名はクラ……なんだったか?」

 彼は老体、しかも身体能力は一般人の部類。
 つまりは……彼の耳は若干であるが、遠かった。
  
「クラ……まあ、『倉田さん』と言いたかったのであろう!
 待っておれ、倉田さん!! わしが今、行くぞ!!」

 近所の悪ガキを追いかけるが如しスピードでタンクローリーを走らせるかみなりさん。
 ちなみにこのタンクローリーは博物館で出会った少女の支給品だ。
 目的地はもちろん放送主の元である。

【台東区公道/一日目・午後】

【かみなりさん@ドラえもん】
[状態]:疲労(中)、かわり絵ミラー効果発動中(初音ミク)
[装備]:タンクローリー@現実
[道具]:支給品一式×2(水と食料は一人分)、かわり絵ミラー、ランダム支給品2〜4(確認済み)
[思考]基本:殺し合いには乗らない
0;放送主の元に向かう
1:行動方針を決定するために情報収集をする
2:なんだかんだでのび太が心配
※かわり絵ミラー効果には気付いていません


565 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:32:20.45 ID:bOxs2Z7L
【CASE3 すごい反逆者とすごい忍者】

「おい、オッサン、テメェさっきから人のことつけてんだ!」
「オッサンではない、拙はまだ28歳だ!!!!!」
「十分、オッサンじゃねぇか!!」

 行くあてもなく、新宿区を西に西に歩いていたカズマ。
 その間、運がいいのか悪いのか他の参加者に出会うことはなかった。
 その道中、文京区と台東区の境界ぐらいのに差し掛かったところで異変に気付いた。
 自分が振り返ると背後には同じダンボールがあるような気がした。
 ……流石にここまで来るとおかしいと思った。
 そして、試しにそのダンボールをアルター化してみると……

   中 か ら 半 裸 の オ ッ サ ン が 出 て き た !

 …
 ……
 ………最初に戻る。

「拙の名は不破刃、実年齢28歳、乙女座のO型!!」
「美、美形……じゃねぇ!! が、すごいオッサンだ……!」
「だから、オッサンではない!!」
「で、オッサン、俺に何の用だ?」

 好戦的な構えを見せるカズマに対してすごいオッサン。
 不破師範は、こちらも独特な構えを取る。

「一つ、手合せ願おうか?」
「ハッ、面白れぇじゃねぇか!!」

 互いの視線が交錯する。
 久々の強者との戦いに心が震えるカズマ。
 対するは、現代を生きる忍、不破刃。

「行くぜ、オッサン!! 衝撃の、ファーストブリットォォォッ!!!!」

 叫び声と同時に、カズマの拳が一直線に不破師範に向かっていく。
 だが、その拳は既にこのすごい漢に見切られていた。
 伊達に目の前の男をストーキングしていたわけではないのだ。
 
「ソイヤァァァァッッッ!!!!」
「なんだ、そりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 次の瞬間、カズマの身体が宙に舞いあがり、地面に叩きつけられた。
 これは不破流忍術の一つ『猛牛流投陣』である。
 所謂、当て身投げ、柔よく剛を制すとはこういうものだ。
 余談だが、地面に叩きつける際よりも投げられた瞬間の方がダメージが大きかった。
 だが、カズマはすぐさま立ち上がった。


566 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:32:59.16 ID:bOxs2Z7L

「この戯けが!」
「チッ! だったらこいつはどうだ!!
 撃滅の……、セカンドブリッ………」

『皆さーーん、私の話を聞いて下さーーい!!』

 その時、謎の男の声が二人の耳に届いた。
 その声に二人の男の動きは止まった。
 そして、その放送が終わり………

「オッサン、何だ今のは? 主催者が言っていた放送って奴か?」
「この戯けが!!! その時間にはまだ幾分早いのである!!」
「だったら、行ってみようぜ!!」
「………は?」

 カズマは苛立っていた。
 なんだか放送主の態度が異常にまで偉そうだったからだ。
 カズマ自身には今の放送は『自分に従え』としか聞こえなかったからだ。
 だったら、反逆者(トリーズナー)である自分はどうすべきか?
 簡単だ。
 
――――その放送主に反逆する。

「というわけで、今の放送主を一発殴ってくる!!」
「いや、その理屈はおかしいのである!!」
「うるせぇ、さっさと行くぞ、オッサン!!」
「……何故、拙まで?」
「放送した奴を殴った後にお前を殴りたいからだ!!」
「・・・・すごい理論だ」

 そして、二人は声が聞こえた方向に駆け出しっていった。
 そんな中、不破師範は放送主に人知れず、賞賛を讃える。

(しかし、この殺し合いの最中で拙に聞こえる声量を出すとは・・・・すごい放送主だ
 できれば、手合せしてみたいものだ)

【文京区と台東区の境辺りの公道/一日目・午後】

【カズマ@スクライド】
[状態]全身にダメージ(小)苛立ち
[装備]なし
[道具]支給品一式、イリヤのパンツ@カオスロワ×Fate/stay night(未確認)
[思考・状況]
0:放送した奴を一発殴り、その後、オッサンを殴る
1:主催者を倒す
2:出来れば首輪を外したい

【不破刃@Art of Fighting 龍虎の拳外伝】
[状態]健康、忍者
[装備]なし
[道具]支給品一式
[思考・状況]
0:すごい放送主がすごい漢だった場合、死合う。
1:凄い漢と戦いたい

567 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:33:50.54 ID:bOxs2Z7L
【CASE4 メジャーリーガーの場合】

「……さてどうすべきか?」

 イチローは悩んでいた。
 今の放送主の元には多くの参加者が向かうであろう。
 それは殺し合いに乗った者、乗っていない者、問わずだ。
 さらには今の放送主、『仮面ライダーがゲームを真の主催者で自分を信頼しろ』と言っていた。

「それにしても仮面ライダーか……」

 風の噂では、夜のニューヨークに現れたとオカルト好きのチームメイトの間で話題になっていた。
 だが、正義の味方である仮面ライダーが開くとはとても思えない。
 
「……怪しい放送主だな、いや、もしかすると……」

 ここでイチローの脳裏に一つの仮説が浮かぶ。
 この放送主は『自分と同じくゲームに乗っていて、参加者を一網打尽にするためにわざとこんな目立つこと』をした。
 
「だとすれば、すごい自信だ、ならば……!」

 結論は出た。
 イチローは放送が聞こえた方向とは逆に走り出した
 つまりは……『戦術的撤退』だ。
 三十六計逃げるに如かずということである。

【台東区/一日目・午後】

【イチロー@現実】
[状態]:健康
[装備]フランベルジュ@TOS
[道具]:のび太のデイバック(中身未確認)
[思考・状況]
0:この場を離れる。
1:生還し、マリナーズを優勝させる
2:仮面ライダーか……
【補足】
※身体能力に大幅な制限がかかっています

568 :いろいろな人たち ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:34:21.24 ID:bOxs2Z7L
【LAST CASE 孤高の皇帝】

「……ふぅ」

 近くの喫茶店で奪った紅茶飲み、溜息を吐く。

「………ふぅ」

 クソが付くほど不味いパンを食べ、もう一度溜息を吐く。
 そして…… 

「………何故だ! 何故、誰も来ないんだ!!
 おのれ光太郎!! これも貴様の仕業か!!??
 おのれ仮面ライダーども、貴様らのバイクは何のためにある!! さっさと来んかい!!」

 支給されたサーベルを振り回し、怒り狂う皇帝。
 ちなみにこれは皇帝が呼びかけた後のわずか5分後の光景である。 
 そういえば、仮面ライダーのバイクのスペックってとんでもない奴ばっかりですよね。

【台東区/一日目・午後】

【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:仮面ライダー達への激しい怒り
[装備]:サタンサーベル@仮面ライダーBLACK
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0〜1)、カラオケマイク@現実(電池切れ)
[思考・状況]
基本:あのタコ(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
0:何故、誰も来ないんだ!!
1:仮面ライダー(特に光太郎)がいた場合は抹殺する。
2:首輪を外せる技術者や戦力になりそうな者をクライシス帝国に引き入れる。
【備考】
※現在の姿は『ダスマダー大佐@仮面ライダーBLACK RX』です。
※制限が解除された場合いつもの姿になるかもしれません。


【支給品紹介】

スナイパーライフル@現実

一般的な狙撃銃。最大射程は不明。
銃のスキルがあれば子供でも使いこなせる。
暗視スコープ付きで単眼鏡にもなるかも。


タンクローリー@現実

固体・液体・気体を運搬するための特種用途自動車。
フィクションの世界では時止め能力者との相性は抜群だ。


サタンサーベル@仮面ライダーBLACK

創世王の証であるゴルゴムの聖剣であり、次期創世王(世紀王)専用の武器。
使いこなせれば、光弾や反重力光線を発射するなどの使い方もできるようなる。

569 : ◆Iku3M44SGw :2011/05/20(金) 11:35:05.25 ID:bOxs2Z7L
投下終了です。

570 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:08:20.69 ID:oK6gkLYK
投下乙。

イチローは釣られなかったか……一体これからどうなることやら。
そして、この皇帝、拡声器のジンクスすらぶっちぎりそうだwww

571 :代理:2011/05/20(金) 12:27:33.40 ID:JIWr+2xG
96:外伝名無し
11/05/20(金) 02:26:00 ID:HWRdvHVo
一応ネタできたし投下します。

織田信長、巡音ルカ、KAITOで。

572 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:29:58.34 ID:JIWr+2xG

97:外伝名無し
11/05/20(金) 02:29:55 ID:HWRdvHVo

「ええと痛み止め痛み止めっと」

薬品の臭いが散漫とした部屋の中、男が薬品棚を漁る。
慣れない手つきで棚から取り出した薬を見て右往左往しているのは、新米の看護士ではない。
白い制服の代わりに家紋の入った立派な着物を纏った武士であった。
名を織田信長。 日本人ならば誰もが知っているであろう、天下の覇者だ。

「これは風邪薬かの? それにこっちは熱冷まし"しいと"に"ばふぁりん"? 全然わからん!」

とはいえ彼は所詮過去の人物。
いかに歴史に名を刻もうと、本来生きる時間よりも遥かに進んだ文明にはまだ順応していない。
ここに来るまで東京タワーを始めとした様々な建築物を見てきたが、それら全て彼にとってはとても真新しく、
街中を歩いていた彼の姿は、上京したての田舎の苦学生よりも挙動不審であった。
もっともつい数十分前までは、そんな感慨に耽る暇も無いほど切羽詰った状況だったのだが。

「ええい、まずは包帯からじゃ! ええと包帯はっと・・・・・・」

薬品を棚に仕舞うことも忘れ、信長は包帯を探し始める。
実質タイムスリップしてきたにも等しい状況にあった彼は
ビンのラベルに書かれた薬品を識別するだけでも精一杯である。
そんな彼を見かねて、一人の女性が声をかけた。

「信長さん、後は私がやるからいいよ」

彼に声をかけたのは別に女中ではない。
民族風の黒い服を纏った女性は巡音ルカは、現代で人々を虜にしているVOCALOIDの一人だ。
VOCALOIDというのは彼女達の種族名であり、決して彼女が所属するグループだけを示しているのではない。
ロボット、電子生命体、バイオ技術etc・・・・・・その正体は様々な憶測が飛び交っているが、
その肩に記された刻印以外は紛れもなく人間と同じである。

「いやそういうわけにはいかぬ。 ほらあったぞ包帯」

額に汗を垂らしながら信長が包帯を誇らしげに見せる。
しかし棚及び室内は先ほどよりも酷く散らかっている。
床には転がったビンが散乱しており、足の踏み場はほとんど見られない。
そして呆れるルカを知ってか知らずカ、信長は包帯を広げ、彼女の腕に巻きつけようとしてくる。

「包帯というのはこうして巻くのかの?」
「ダメだよ、まずは固定しなきゃ!」

結局ルカの応急措置が終わったのは、病院に入ってから30分以上が経過した頃であった。




診察室のベッドの上で薬ビンの中身を飲みながら、ルカは天井を仰ぐ。
信長は病院内を探索したいということで、現在はこの場にはいない。


573 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:31:46.77 ID:JIWr+2xG

98:外伝名無し
11/05/20(金) 02:30:12 ID:HWRdvHVo

(何やっているんだろうなボク)

固定された自分の左腕を見て自嘲する。
1時間ぐらい前までは、確かに自分は織田信長を殺そうとしていたはずだ。
それが今は逆転し、自分が彼に命を助けられたという有様である。

(殺すと意気込んだものの、返り討ちにされる所か助けられるなんてね)

少し昔を振り返ってみよう。
織田信長を殺そうと、ドラグブラッカーを嗾けて彼を追い詰めたのだが、
背後からの化け物の襲撃により自分は左腕を負傷し、全身が麻痺するほどの怪我を負った。
そしてそのまま化け物に捕食されそうなところを、信長に助けてもらったのだ。
いや奇襲に対し、声をかけてくれなかったらあのままあの世に直行していたであろう。
つまり自分は、織田信長という男に二度も命を救われた。

(無茶しやがって・・・・・・)

支給された鉄片・・・・・・カードデッキを見ながら、ルカはため息をつく。
信長がルカを連れて逃げられたのは、ルカと契約しているミラーモンスター、ドラグブラッカーのおかげでもある。

元々ゼルエルのS2機関を取り込んだ化け物―――和田アキ子は、そこまで足が早くないため、
健康な成人男性が走れば十分逃げ出せる速度であった。
しかし、いかに彼が鎧を着て戦場を走り回れる戦国の武士だからとはいえ、
二人分の支給品と成人女性一人を抱えて走れば、一人の時よりも格段に遅くなってしまう。
案の定、和田アキ子にもう少しで追いつかれそうだった時にドラグブラッカーだ。
彼が囮になることで和田アキ子はドラグブラッカーに標的を変えたため、
信長はルカを連れて逃げることにできたのだ。



『GAA!』
「ごめん勝手に殺してた」

窓からドラグブラッカーが姿を現し、抗議をするかのように吼える。
ドラグブラッカーは鏡の中の怪物、ミラーモンスター。
本来はミラーワールドに生息する彼のことだから、適当なところで鏡の中に逃げ込んだのであろう。
その証拠に、ルカの手元にあるカードデッキにはまだドラグブラッカーの契約の証である龍の紋章が刻印されている。

「でも許してくれよ、ボクが生き延びるのにはああするしかなかったんだ」
『GAA!!!!!』

ルカが黒龍を宥めようとするが、彼が怒りを納める気配はない。
ドラグブラッカーはルカの手元にあるカードデッキに顎を向け、また吼える。

「ちゃんと戦えって? 無茶言わないでよこの体で・・・・・・」

ドラグブラッカーの苛立ちの原因は、何も自分を囮に使ったことだけではない。
ミラーワールドで戦うために生まれた仮面ライダーは、契約したミラーモンスターの力量で強さが決まる。
逆を返せば仮面ライダーの強さがミラーモンスターの強さでもあり、自身の力の証明でもあるのだ。
ルカはそれを使うこともなく、命を無残に散らされそうになったのだ。

574 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:33:37.20 ID:JIWr+2xG

99:外伝名無し
11/05/20(金) 02:30:30 ID:HWRdvHVo

例の怪物だって、変身すればどうだろう。
満身創痍の彼女では気づかなかったであろうが、単純なスペックでは仮面ライダーリュウガもそう悪いものではない。
怪物は飛び道具を持たなかったから、ストライクベントで牽制していくことができたし、
ファイナルベントを直撃させれば、それなりにダメージを与えることも出来たかもしれない。
それが駄目なら首輪を狙って爆発させてしまう方法だって考えられた。
力を行使すれば戦えたのに知れないのに、それを行う機会さえ潰して敗走してしまうようでは、
ある意味では戦わずして負けたと同じことである。

『GAAAAAAAAA!!!』
「あーわかったわかった! 次戦う時になったらちゃんと変身してあげるから、ね?」

ルカは営業スマイルを浮かべてドラグブラッカーを宥める。
相手がそこらの男ならにやけてしまうが、相手はミラーモンスター。 通じるかどうかは不安だった。
そして効いたかどうかはいざ知らず、ドラグブラッカーは鏡の中から姿を消していった。



「怪我はもう大丈夫なのか?」
「うん」

ルカがドラグブラッカーとやり取りを繰り返している内に、
部屋を出ていた信長が戻ってきた。
その手には包帯が握られており、蓋が開いたデイバッグからは、薬剤が見え隠れしている。
その顔は微かに、にやついており、まるで学校を探検した後の小学生の様である。
どうやら単に道具を集めていただけでなく、現在に置ける医療施設を知っておきたかったらしい。
まるで子供だなと思いながら、彼女は生返事をした。

「むむ、なんじゃそれは?」

ふと見上げると、信長は自分に不思議そうな顔を向けてくる。
その視線の矛先が自身の持っている空き瓶だとわかると、彼女はそれに関しての説明を始めた。

「これは支給されていた回復薬。 そこらへんの痛み止めよりもずっと強力だよ」
「ほうそのようなものがあるとは・・・・・・」

ルカは先ほどまで中身が入っていた空き瓶を横に揺らしていると、
微かに残った液体を、信長は子供のような表情を向けて注目していた。
ルカが使った物は『ポーション』という回復薬の一種である。
色は青色で、即効性があり、荒事を生業とする人種に重宝する薬品だ。
それ故、一般人にとっては高価であり、また大抵の怪我は市販の医薬品で事足りるため、
ルカのような人間がこのように服用する機会は非常に少ない。
それを飲み干したルカは、殴られた左腕の痛みは消え、体中の痺れも完全に取れた。
流石に粉砕された骨を治すまでには至らなかったが、それでも支障なく肉体を動かせるレベルまで回復した。

「それもお主に支給されていたのか?」
「ううん、これはボクの姉さんに支給されていた物だよ」
「姉じゃと?」

信長は彼女に疑惑の眼差しを向けた。
自分と出会った時にはルカは一人で行動していた。
彼女は自分の物以外の一つのデイバッグを持っていた。
何より巡音ルカは『殺し合いに乗っていた』
これらの符号が、信長の脳内で最悪の結果を導き出していた。

575 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:35:58.30 ID:JIWr+2xG

100:外伝名無し
11/05/20(金) 02:31:01 ID:HWRdvHVo


「まさかお主・・・・・・」
「うん、ボクがMEIKO姉さんを殺した」
「!?」



驚愕の余り、体を動かすことさえ忘れた信長を横目に、ルカは感慨深そうに自分の胸の内の想いを打ち明ける。

「MEIKO姉さん、いや姉さんだけじゃない。 ミクちゃんも、リンちゃんもレンくんも、KAITO兄さんもハクちゃんも・・・・・・
 すごくいい人だよ。 だからボクはみんな大好きさ」
「だったらどうして!」
「大好きだからだよ・・・・・・優しいみんなが殺しあうことなんてできるわけがない。
 どれだけ抗ったところで、どうせ主催者の手の平で踊らされて終わりさ」
「そんなことはない! ワシは一人でも多くの人を救ってみせる!」
「無理だよ」

反論しようとする信長であったが、ルカは自身の首を指して苦笑いをしながら言い放つ。

「信長さんもわかっているんでしょ? どうせ自分も助かるわけがないって」

バトルロワイアル。
参加者にとっては命懸けのデスゲームではあるが、
主催者からしてみれば、ただの遊戯の一環でしかない。
闘犬みたいに、どちらが勝ってどちらが負けるかを賭けて、ただ傷つけ合う所を見物しているだけ。
東京23区と言えば、僅か数十人程度で殺し合いを行うにはとても広く思えるが、彼らからすれば小さな檻でしかない。
脱走した馬鹿な犬は駆除してしまえばいい。

「じゃが・・・・・・じゃがそれでも・・・・・・」
「無理しなくてもいいよ信長さん。 MEIKO姉さんもそうだった。
 できないとわかっていてもそれから目を背けていて、とっても苦しそうだったんだ」



576 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:36:27.96 ID:JIWr+2xG
ルカの大好きな家族は、犬になり切れない。
優しい彼らが人を傷つけることに耐えられるはずがない。
かと言って、それから逃げ続けられることもできない。
常に前向きなMEIKOや、現在の不幸を最悪と捉えずに肯定的に物事を見ていたハクとは真逆に、
ルカは現状を厭世的に見ることしかできなかった。
だからルカは、彼女達とは別の方法で、家族を救おうと考えたのだ。

「これでボクの大好きなみんなを殺すことができる。 それでみんな楽になれるんだ」

これで他の家族を殺すことができる。 既に死んでしまった姉さんの元に送ってやれる。
怖い怖い殺し合いから、大好きなみんなを解放してあげられる。
有りもしない希望にいつまでも縋り付くよりは、早く楽になった方がいいよね?
最後にボクがそこに行けるかはわからないけれど、それでもみんなが幸せになれば構わない。



「なんじゃと・・・・・・」

信長は、今まで言い返すことができずに閉ざしていた口を開く。
理屈で
将軍という身分の自分とは違い、ルカはただの一般人だ。
醜い権力争いや多額の富の奪い合いとも無縁な、ただの婦女子である。
平和な日常で生きる彼女が、家族を殺すなどということがあってはならない。
ましてやその理由が、憎しみではなく、『愛情』であることなどと。

そんなの駄目だ!

577 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:37:38.71 ID:JIWr+2xG

101:外伝名無し
11/05/20(金) 02:31:16 ID:HWRdvHVo

信長は叫ぼうとした。
しかしそれは別の声にかき消されてしまった。


「大丈夫だよルカ、僕にいい考えがあるんだ!」



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信長とルカの間に割って部屋に入ってきたのは、一人の男であった。
ストールと思えるほどの長さを持つ青いマフラーに、白いコートという井出達に、
前者は首を傾げ、後者は見知った顔に微笑する。



(まさかここでルカを発見できるとはラッキーだ)

家族の一人を見つけられたことに安堵し、KAITOは笑みを浮かべた。

数十分前ハクを殺した彼が選んだ行動は、地盤を固めることであった。
戦っていれば怪我をする。例え致命傷でなくとも、それを放って置けば戦闘にも支障が出るであろう。
だから近場の病院から医療道具を回収して置きたかったのだ。
そして交番から地図を入手し、一番近くにあったこの病院に辿りつく。
その後、包帯を痛み止めを始めとした医療道具と薬品をいくつか回収した所、
部屋に入る信長の姿を目撃したのだ。


「盗み聞きなんて相変わらず卑怯だね兄さん」
「いきなり厳しいなぁ・・・・・・ってそうじゃなくて!」

妹との再会に喜ぶKAITOであったが、自分の目的を思い出す。
その場にいた信長の存在も無視して、それをゆっくりと語り出した。

「みんなで力を合わせてこの殺し合いで優勝しよう!」

家族全員で力を合わせて他の参加者を皆殺しにすれば、
残った一人が主催者の力で、参加者を全員生き返らせることができる。
主催者はどんな願いも叶えてくれる、確かにそう言った。
その言葉を示すように、彼らはこれだけの舞台を用意するだけの力がある。
童話の中の存在でしかなかった竜や、魔法のようなアイテムも見てきた。
だから人を生き返らせることなんて容易いことであろう。


「お主自分が何を言っているのかわかっておるのか!?」
「ああわかっているね。 どうせみんな生き返るんだ。
 だからこれがみんなを救う方法なんだよ」

信長が激昂するが、KAITOはそれをあたかも当然のように言い返す。
そして彼はルカに詰め寄った。

578 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:38:42.62 ID:JIWr+2xG

102:外伝名無し
11/05/20(金) 02:31:29 ID:HWRdvHVo

「ルカ、優しい君ならわかるだろう?
 もう胸を痛めて家族を殺す必要はないんだ! 僕らの敵だけを殺せばいいんだ!」
「兄さん・・・・・・」
「そんなに思いつめないで! もっと希望を持ってみんなを殺そう!
 ほら、早くこいつを殺すんだ!」

ルカの肩に手を置き、KAITOは信長を指す。
動揺しながらも刀を抜く信長を確認すると、自身の銀の剣をルカに手渡そうとした。
しかしそれは彼女によって払われて落とされてしまう。


「何をするんだルカ! 早く殺さなきゃこっちが殺されるんだ!」
「兄さん、ごめんボクもう見てられない」

KAITOは一つのミスを犯していた。
今現在殺し合いに巻き込まれた参加者は、どれだけ主催者の言うことを信じているのだろうか。
優勝すれば願いが叶うというのは、力の無い人々からすればとても魅力的に聞こえる。
だがそれ以上に、自分を殺し合いに放り込んだ者に対しての恨みや、疑念がある。
彼らからすれば、商品と打たれたそれはどう見ても大きな釣り餌にしか見えない。
そしてルカもその例外ではなかった。

「そんなこと叶えてくれるなら殺し合いを開く意味がない」
(ルカ・・・・・・君も駄目なのか)

主催に立ち向かう等と無謀なことを言い出したハクは、彼に従うことはなかった。
ルカはルカで、現実を見ていたものの、あまりにも悲観的過ぎて、同じく彼に賛同しようとしない。

「『ホワイトアルバム』!」

「『ホワイトアルバム』!」

KAITOは、自身のスタンド、『ホワイト・アルバム』を発動した。
ならば殺してしまうしかない。 彼はそう結論付けた。
発動したスタンドは、彼を守る氷の鎧となる。

(君も後で生き返らせてあげるから今は死んでいてくれ)

超低温で氷結されたスーツは、触れる者全てを凍らせる武器にもなる。
ハクと同じようにルカを凍死させようと、彼女に手を差し伸べた。



「・・・・・・ドラグブラッカー」

しかし彼の体は黒い巨体によって弾き飛ばされた。
ホワイト・アルバムのおかげでダメージは無いが、衝撃までは緩和できずに部屋の壁に叩き付けられる。

(竜だって!? 不味い!)

579 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:40:05.35 ID:BxwHXeLu
支援

580 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:40:05.95 ID:JIWr+2xG

103:外伝名無し
11/05/20(金) 02:31:41 ID:HWRdvHVo

ハクが戦っていた竜よりも幾分か小型であるが、
それでもKAITOにショックを与えるには十分であった。
狭い室内ではホワイト・アルバムの機動性を生かすことができない。
KAITOは落とされた銀の剣を拾い、窓を突き破って病院の外に転がり落ちる。

「逃がさないよ」
「うわ!?」

ドラグブラッカーが吐く黒炎を交わしつつ、KAITOは黒竜への対処を考える。
ホワイト・アルバムが高い防御力を持っていようと、それは所詮物理的な攻撃に対してのみ。
氷を融かす灼熱の炎には流石に分が悪い。

「じゃあそろそろ君の力を使ってあげないとね」

ルカが胸元から取り出したのは、黒い竜の影が刻印された、鉄片、カードデッキだ。
それを割れたガラスに向けると、彼女の腰にVバックルが重ねられ、装着される。
そしてそこにカードデッキをセットした。

「・・・・・・変身!」

ルカの声とともに、黒い鎧の虚像がいくつも彼女に重なり合う。
桃色の髪も、愛用の黒いドレスも、扇情的なスタイルも全て覆い隠され、
黒龍の力を宿した戦士、仮面ライダーリュウガの姿がそこにあった。
鉄格子のような仮面から、赤く瞳が発光し、目の前の獲物を捕捉する。


「ルカ!? その姿は一体・・・・・・」
「噂の"仮面ライダー"らしいよ。 てっきり都市伝説だと思っていたけど、
 まさか実際にボクがなっちゃうなんてね」

KAITO達VOCALOIDが殺し合いに連れてこられる前の世界で、
人々の間で語り継がれていることがあった。

『怪人が人を襲っていた』
『黒タイツの男達が人々を誘拐しているところを見た』
『でも、彼らが現れるたびにバッタのような男が、その怪人達をやっつけていた』

作り話だろうと聞き流す程度の、取るに足らない噂である。
しかしその話は所々、まるで実際に体験をしたかのようなリアルな部分があり、
それがいくつも流れているのだから、もしかしたらと思う人も出始めた。
そして話の中のバッタ男は、赤や銀の仮面と姿を変えていきながらも、
いつのまにか『仮面ライダー』という名を与えられていた。


「じゃあ大人しく殺されてね」

リュウガはVバックルにはめられたカードデッキから1枚のカードを取り出し、
左腕にあるブラックドラグバイザーにカードを挿入する。
左肩から先は固定されているため動かすことはできないが、
カードの使用そのものはシンプルな動作であるため、特に支障にはならない。

――SWORD VENT――

581 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:41:17.59 ID:JIWr+2xG

104:外伝名無し
11/05/20(金) 02:31:52 ID:HWRdvHVo

電子音声とともに、リュウガの上空にドラグブラッカーの尾を模した刀剣が現れる。
リュウガはそれを掴んだ後、KAITOに向かって切りかかった。
それを彼は、ラセン風魔の盾によって受け止める。
そしてそのまま銀の剣で彼女の首元に向けて振り下ろす。

「危ないなぁもう」

咄嗟に身を伏せてリュウガはこれを回避し、今度はドラグセイバーで突きを放つ。
しかしそれも盾に阻まれて、金属音が虚しく鳴り響くだけだった。

「ルカ! 早く目を覚ますんだ!」
「兄さんが言えたことじゃないでしょ」

次に仕掛けたのはKAITOだ。
彼は銀の剣を奮い、彼女を袈裟切りにしようとするが、
それはドラグセイバーであっさり叩き落されてしまう。
いくら女とは言え、今のルカは仮面ライダー。
強化された身体能力の前には、KAITOの力など子供同然であった。
持ち手を失った銀の剣は、そのまま地面に転がり落ちる。


(やっぱり仮面ライダーは一筋縄ではいかないのか・・・・・・だが!)

KAITOは未だに痺れる手を摩りながら、追撃加えてくるリュウガの太刀をバックステップで避ける。
スタンドで強化されたとはいえ、リュウガはパワー重視の仮面ライダーだ。
単純な力比べではどうしても劣ってしまう。
しかし彼は、それでもリュウガに再度白兵戦を試みる。


「今度は武器も持たずにやりあうっていうの? 流石にそれは無謀だよ」

地面にその刀身を晒したままの銀の剣を無視して、
KAITOはリュウガに向かって体当たりを放つ。
ラセン風魔の盾で彼女の体を押し出そうとするが、
リュウガはそれをドラグセイバー一本で受け止めてみせた。
しかしKAITOは足掻くかのようにリュウガの首に掴みかかる。

「こんなことしたって無駄なのに」

KAITOの細腕では、リュウガの首を握ることはできていなかった。
鎧の部分が掴むのを邪魔し、肝心のリュウガの喉を絞めるには到底至らない。
ただの悪足掻きだろうと思ったリュウガは、ドラグセイバーを振るおうとするが、
彼女の背筋が凍りつく。


(何・・・・・・寒い・・・・・・)

ひんやりとした感触が首を包み込む。
体全体に侵食し、体温が急激に奪われていく。
彼女は知らないだろうが、これがKAITOのスタンド、『ホワイト・アルバム』の能力だ。
絶対零度を使役し、ありとあらゆるものを凍てつかせるスタンドは、
鎧を通して確実にルカの命を蝕んでいた。

582 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 12:45:00.05 ID:BxwHXeLu
支援!

583 :代理:2011/05/20(金) 12:52:26.74 ID:oK6gkLYK
105:外伝名無し
11/05/20(金) 02:32:06 ID:HWRdvHVo


(このままじゃ・・・・・・)

リュウガはドラグセイバーを捨て、新たなカードを取り出す。
バイザーがカードにセットされた直後、ルカはリュウガの姿のまま完全に凍りついた。






「ごめんよ。 もう少ししたら君も生き返らせてあげるから」

KAITOは氷像となったリュウガを尻目に、ホワイトアルバムを解除する。
これで自分は二人の家族を殺した。
残ったのは、最初の広場で見たミクとレンだけだ。
もしかしたらリンやMEIKOも参加しているのかもしれない。


「いや、MEIKOは君が殺したんだったね」

病院の部屋の前で聞いた、ルカと信長の会話を思い出す。
狂ったルカは、救うためという名目でMEIKOを殺害した。
もしも彼女が最初に自分と出会えばどうなっていたであろう。
気丈な彼女のことだから、ハクと同じように殺し合いに反抗しようとしていたのかもしれないし、
案外自分に協力していてくれたのかも知れない。

(それももうわからないか・・・・・・)

そして答えを知っていたであろう、ルカの亡骸に目を向ける。
しかし、次の瞬間KAITOは大きく目を見開いた。

584 :代理:2011/05/20(金) 12:54:34.74 ID:oK6gkLYK
106:外伝名無し
11/05/20(金) 02:32:24 ID:HWRdvHVo








「全く面倒な能力を持っているものだね」

リュウガを包み込んでいたはずの氷は全て消え去り、
代わりに鎧の色と同じ炎が周囲に揺らめいていた。
赤い目が発光すると同時に、彼女を取り巻くように現れたドラグブラッカーが咆哮を上げた。


(不味い! このままじゃ・・・・・・)

炎の中から現れたリュウガを見て、KAITOは再びホワイト・アルバムを展開したが、
先ほどよりも逃げ腰だ。
ドラグブラッカーの炎の温度は6000℃程度。
太陽の表面温度に匹敵するそれは、絶対零度の氷でさえいとも簡単に融かし付くしたのである。
元より自分とは相性が最悪だったのだ。


「じゃあこれで終わらせてあげるね」



――STRIKE VENT――

リュウガが選択した手札により、
ドラグブラッカーの頭部を模した大型の鉤爪が右腕に形成される。
リュウガは腰を落とし、腕を引いた。

「さよなら。 好きだったよ、兄さん」

右ストレートを打ち出すと同時に、ドラグクローの顎から黒炎弾が放たれ、
ホワイト・アルバムごとKAITOを燃やし尽くす。 はずだった。



「そこまでじゃ」

リュウガの首筋に冷気とはまた違う、冷たいものが当てられる。
金属が触れる感覚に気づいた彼女は攻撃動作を停止して、声の主に問いかけた。

「信長さん、これはどういうことかな?」
「それはこっちの台詞、兄弟で殺しあうとは何事じゃ!」

リュウガはドラグブラッカーを動かそうと考えたが、
ドラグブラッカーが動けば即座に信長は首を撥ねるであろう。
いくら鎧を纏っているとは言え、首の部分は一番装甲が薄い。
さらに言えば、信長の持つ刀の切れ味もわからない。

「なんだか知らないけど今の内に・・・・・・」
「あ、兄さん」
「動くな!」

585 :代理:2011/05/20(金) 12:55:48.30 ID:oK6gkLYK
107:外伝名無し
11/05/20(金) 02:33:20 ID:HWRdvHVo

銀の剣を回収して逃げ出すKAITOを追おうとするリュウガであったが、
信長の怒号によりすぐに立ち止まる。
そしてやがて、KAITOの姿は二人の視界から消えてなくなっていた。



----------------------------------------------------------------------



「ちくしょう、ルカまで駄目だったなんて・・・・・・」

病院を離れたKAITOは、家族の説得に失敗したことを嘆く。
後どれだけの家族が残っているかわからないが、
一体何人が自分に協力してくれるのであろう。
もしかしたら誰一人として力を貸してくれず、反発してしまうのかも知れない。
最悪の可能性が頭に浮かび、彼はそれを振り払うように首を振るう。


「次に会った時は考え直してくれているといいんだけどな」

KAITOとしては家族を説得したい。
バトルロワイアルから脱出するための大事な戦力なのだ。
しかしそれが叶わぬのならば殺すしかない。
どうせ優勝さえすれば元通りの日常に戻れるのだから。
彼にとって、家族との再会が今後どのような結果をもたらすのであろうか。


【港区/一日目・午後】

【KAITO@VOCALOID】
[状態]:疲労(中)、スタンド『ホワイトアルバム』使用可能、僅かな不安
[装備]:ホワイトアルバムのDISC@ディアボロの大冒険、銀の剣、ラセン風魔の盾
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0〜2(未確認)
[思考]基本:優勝して死者を全員復活させ、このバトルロワイアルを無かったことにする。
1:バトルロワイアルで優勝する。死者は後で復活させればいいので殺人は躊躇わない。
2:家族を探し、自分の計画に協力してもらいたい。
3:ルカ達から離れ、休めるところを探す
4:ルカは説得できればしたいが、駄目だったら次は殺す



------------------------------------------------------------------

586 :代理:2011/05/20(金) 12:56:37.07 ID:oK6gkLYK
108:外伝名無し
11/05/20(金) 02:35:26 ID:HWRdvHVo


「信長さんには参ったよ」
「わかってくれたのか・・・・・・」

病院の一室にて、ルカと信長は体を休めていた。
ルカは信長に抵抗を示す様子は無い。
KAITOが逃げても信長は一向に刀を納めようとしなかったため、
観念したルカは、変身を解いて降参したのだ。
信長はリュウガとKAITOの戦闘中、ルカのデイバッグに入っていた
カードデッキの説明書を読んでいため、ドラグブラッカーに警戒を向ける必要もなかった。

(これで、これで良かったんじゃな)

ルカを止めることができた信長は確かな達成感を感じていた。
今までの彼は、周りに流されていただけだった。
言ったことややったことが裏目に出て、周りからは誤解されていくばかり。
その過程で間接的に、肉親を殺してしまうこともあった。
やがて"魔王"などと称されるようになってしまったのだ。

(ワシは必ず彼女を止めてみせる! もうこれ以上誰にも殺させはしない!)

人を救うことができた信長が次に望んだのは、巡音ルカを救うことであった。
単に命を助けるだけではない。
バトルロワイアルの絶望に飲み込まれてしまった彼女を真っ当な道に引き戻し、彼女の家族も救うこと。






(やれやれ。 本当いい人過ぎるよ信長さんは)

決意を固める信長を前に、ルカは一人苦笑する。
バトルロワイアルからみんなを救うなんて無理に決まっている。
しかし彼女は信長を襲うことはしない。
素の身体能力は明らかに信長の方が上であり、抗おうとしても力で押さえ込まれるだけであろう。

(まあこれが手元に残っているだけまだマシだけど)

残ったものは、2時間は使用することができないカードデッキだけだ。
もちろんドラグブラッカーを呼び出すこともできない。
本来ならばこれを没収しておくべきなのだが、普段胸元に入れていることを教えたら、
何故だか持っていることを許された。
しかし、こんな装備で殺し合いに出たところで、
大好きな家族一人殺せずに終わるのがオチだ。
ならば今は信長に保護されている方が安全である。

(じゃあ精々守ってもらおうか)

気合を入れている信長を横目に、ルカは冷たい笑みを浮かべた。

587 :代理:2011/05/20(金) 12:59:03.42 ID:oK6gkLYK
109:外伝名無し
11/05/20(金) 02:35:41 ID:HWRdvHVo

【港区・渋谷区との境界の病院/一日目・午後】

【織田信長@歴史上の人物】
[状態]健康、小疲労
[装備]天羽々斬(無印)、デザートイーグル(残6弾)
[道具]支給品一式
[思考]
基本:後世に悪名を残さないようにするため、参加者を助ける
 1:バトルロワイアルを打破する方法を探す。
 2:ルカを真っ当な道に戻す。そのために彼女に誰も殺させない

【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】疲労(小)、ダメージ(中)、左腕粉砕骨折(固定・治療済み)
【装備】リュウガのカードデッキ@仮面ライダーディケイド(2時間使用不可)
【道具】支給品一式×2、詳細名簿(MEIKOの支給品)、
【思考】基本:皆殺し
     1:家族を探して殺す
     2:今は信長に保護されて傷を癒す。






支給品解説

【ポーション@FFシリーズ】
FFに置ける回復アイテム。
今回は飲み薬ではあるが、実はシリーズごとに使用方法が異なっており、
塗り薬だったり、叩き割って体力を回復する気体を発生させたりする。
カオスロワではカービィの腹の中にあった。

588 :代理:2011/05/20(金) 13:00:32.24 ID:oK6gkLYK
110:外伝名無し
11/05/20(金) 02:36:34 ID:HWRdvHVo
投下完了。
タイトルは「それぞれの救い方」で。

長くなってしまったので、分割する場合はwiki編集の方にお任せします。


代理投下も終了です。

589 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 13:09:54.27 ID:oK6gkLYK
続けて感想を。

殿には頑張って欲しいな。殿は歴史上の人物で唯一の良心やで……
ルカという爆弾を抱えているがさてどうなるか……
それとKAITO兄さんはこのままだと家族全員に考えが否定されそうだな。
ともあれ投下乙です。

590 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 18:44:52.16 ID:sPmlt/px
両者方投下おつ!!

・いろいろな人たち
皇帝の放送で色々動いたなあ、しかし不破刃……叩きつけられる前のほうがダメージがでかいとは……
原作同様凄い男だ……
しかしイチローは釣られんかったな、逆にこれはミスか?

・それぞれの救い方
信長さんかっけー!
そしてボカロの二人、なんかとても悲しい。
家族を救うために、こんなそんな役割をするなんて、切ない。
面白かった!

ともあれ、両方とも乙です!!!!

591 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 19:39:57.33 ID:ZKup0LLi
投下乙!

・いろいろな人たち
皇帝の放送は結構他の参加者に影響を与えたな。
イチローが乗らなかったのははたして吉とでるか凶とでるか。

・それぞれの救い方
信長様いい人だなぁ……。
それにしても今のままだと誰もKAITOの説得に耳を貸しそうにないな。

592 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:33:03.51 ID:+7qG2sBM
投下、代理投下乙です!
巴マミ、鏡音リン、ブロントで投下します。

593 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:34:23.99 ID:+7qG2sBM
パァン……と銃声が平凡な喫茶店から響く。
割られた窓ガラス、散乱したナイフ、壊された机。
そして銃声とくれば、誰もがこの喫茶店で戦闘が起きていることを理解できる。
近場にいた参加者も、あそこは危険だと喫茶店には近寄らない。

だから、店内は三人だけ。誰も邪魔は入らないし、助けにもこない。

「っ……」
「マミさん!?ブロントさん!?」

金髪の少女、鏡音リンは思わず悲鳴をあげる。
銀髪の騎士、ブロントさんは頬から流れる血を気にすることなく、前を見る。

「う、嘘よ!キュゥべえが、そんな……!あなたも私を惑わす魔女の使いなの!?」
「嘘をつくのは汚い忍者だけでありナイトとは光属性だからな嘘なんて汚いものはつかない
 少しはその馬鹿みたいにヒットした頭を沈めるべきそうすべき!俺が嘘をはいてなん能登区がある!」

そして発砲した少女、巴マミは錯乱していた。
僅か数十秒前、押し黙っていたブロントさんが口を開き、語り始めた。
自分が追っているキュゥべえ、そしてそれから聞いた魔法少女の仕組みを。

結局彼は、真実を明かすことにしたのだ。
黙っていてもいずれはばれる。隠し続ける自信もなかったし、それは自分の性に合わないから。
だが、その選択はやはり彼の予想通りのものとなった。
リンはショックを受け、当事者であるマミは話が終わると同時に銃を向け、今にいたる。

「うぅ……!」

だが、マミは錯乱しつつも理解していた。
確かに、ブロントさんが嘘をつくメリットはまるでない。
マーダーならともかく、彼は身を挺して自分とリンを助けてくれている。
言語は理解し難いが、悪人ではない。そんな彼が語る内容の信憑性はどうだろうか。
決まっている。ブロントさんは嘘をついていない。つまりは恐ろしい魔法少女の仕組みは本当なのだ。
自分の、唯一とも言っていい友でもあったキュゥべえの行為に、怒りと悲しみを憶える。
だが思い返せば、キュゥべえも嘘は言っていない。何も言っていない。
彼が自分に語ったのは最小の言葉。
【契約すれば願いが叶う】【代償として戦ってくれ】【魔女は人に絶望を与える存在】
そう、話していることは全部真実だった。ただ、全てを話していなかっただけだ。
【魔法少女は人間ではない】【魔法少女がやがて魔女となる】
ここの説明を、意図的に省いただけで、決して嘘は言っていない。

「……っ!」

マミの頭が、次第に整理されていく。
自分は人間じゃない。いずれは魔女になる。
それならば……

「本当に魔法少女が魔女になるのなら……っ!
 
 他の魔法少女も、私も……みんな死ぬしかないじゃないっ!」


マミは銃口を自分へ向け……

「おい馬鹿やめろ!」



594 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:35:36.83 ID:+7qG2sBM
「フラッシュでマミの視界は消滅する!」
「うっ!?」

次の瞬間激しい閃光が奔り、マミの視界を一時的に奪い、よろめかせる。
その一瞬の隙にブロントさんは彼女の手から銃を奪い去った。

「おいィ!なにいきなり自殺しようとしてるわけ!?」
「うっ……く……だって、私は……!」
「確かに魔女になるかもしれないというのはナイトが汚い忍者にジョブチェンする以上の恐怖だが
 そうならないようにすればいいだけの話きっとグリんふシード以外にも回復手段があるはずなんですわ!?」
「……仮に魔女にならずに済んでも、私はもう人間じゃないのよ!?」
「それこそ本当に問題ないんじゃにいか?俺もエルヴァーンであって人間ではないのは確定的に明らか」
「え……」

泣き崩れていたマミが、きょとんとした顔で見上げる。
すると確かに、人間とは異なる長い耳をピコピコと動かしてみせるブロントさんの姿が。

「俺の国では纏めて人間と呼ばれることはあるが種族的にはエルヴァーン。まあ世間一般でね?
 確かに一般の人間と違うと旅行先でも喧嘩売られることも稀によくあったのだが……
 全員ボコったら俺の強さを本能的に理解して勝手に俺を頭とした北海道の喧嘩チームDRAKができあがった実績がある
 お前は確かに人間ではないのかもしれないが心は人間で立派なナイトタイプだからむしろ堂々と誇るべき」

ブロントさんは一人でうんうんと頷く。
やはり理解に苦しむ言語だが、自分を励ましてくれているといのはマミにも理解できた。
何か言ってくる奴らは強引にねじ伏せるというやり方はどうかと思わなくはないが……
それぐらいの気合で前を見て生きろということだろう。
だがやはり……

「そんな簡単に、私を受け入れてくれる人がいるというの……?」
「まだネガるか少なくとも俺は全然気にしないんだが?それに……」

ブロントさんは後ろに振り返り、心配そうに様子を窺うリンを手招きする。

「リンお前は人間じゃにいマミや俺をどう思う?化物だと罵り攻撃するか?」
「し、しません!そんなこと!
 だってマミさんは私達の知らないところで平和を守ってくれて……
 ブロントさんだって見ず知らずの私達を助けてくれた、とってもいい「人」だもの!」

問いかけに対し、リンはぶんぶんと首を横に振ってみせた。
彼女の言葉にも、偽りはなかった。
そして、手が差し出される。

「マミさん、大丈夫。きっと私の家族も、他のみんなも受け入れてくれますよ!」
「うむ銃は自分じゃなくネガってくる奴や敵に向けるべき」

差し出された二人の手。
いつか魔女になり、自分が誰かに絶望を与えるのは怖いけれど。
まだ自分の運命を完全に受け入れることはできていないけれど。
今ぐらいは、この手に縋らせてもらいたい。

やがて少女は涙を拭いつつ、その手をとった。


-------------------------------------------------------------------------------


595 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:37:42.94 ID:+7qG2sBM
「本当にごめんなさい二人とも……あんなみっともない姿を見せて……もう大丈夫、落ち着いたわ」
「そんな……マミさんのせいじゃありませんよ」
「むしろ自分の命を断ってまで貧弱一般人の命を優先するそのナイト魂は俺も見習うべきだと思った」

落ち着きを取り戻したマミは、二人にふかぶかと頭を下げる。
だが突然残酷な真実を伝えられては、取り乱してしまうのも無理はないだろう。

「それにブロントさんのことも撃っちゃって……傷、大丈夫?」
「あれにはほんのちょと僅かにびびったが問題ないな傷もこの程度ケアルですぐに塞がる」

ブロントさんが何かを呟くと、頬の傷が塞がっていき、元通りに皮膚が再生された。
騎士の持つ呪文のひとつ、白魔法ケアルである。

「傷が塞がっちゃった!?」
「癒しの魔法まで使えるなんて……あなたは一体……」
「さっきも言ったが俺はヴァナ・ディール大陸生まれのエルヴァーンだからな
 ヴァナの民なら系統は違うがほとんどが色々な魔法やスキルが使えるのだよ
 だがヴァナは普通の世界地図にはのっていないが広大な地で女神の力で一般人には感知できない」
「どうしてですか?」
「ヴァナに貧弱一般人が紛れ込んだり観光で訪れると確実に高確率で骨も残らないからな
 凶暴な魔物が世界各地に散らばらないように強力な結界で丸ごと閉鎖された世界だと思えばいい
 毎日毎日どこからともなく沸いてくる敵の相手をしなきゃ生き残れないし生計もたてられないから
 風景は綺麗なのだがあいにくヴァナの場所は教えられない系の話がある」

ブロントさんの話に、マミは言葉を失う。
日夜魔女との戦いを続けてきた魔法少女であっても、魔物の存在までは知らない。
世界を危険に晒す存在は魔女だけかと思っていたが、自分と同じように人知れず戦っている者がいた。
それはどこととなく自分と同じだが、単純な戦闘量に限れば彼らの苦労は自分の比にならないだろう。

魔女も魔物も知らなかったリンは、さらに言葉を失う。
そして、自分が忙しいながらも平和に楽しく暮らしてきた毎日を思い出す。
歌の練習をして、仕事をして、帰ったら家族と楽しいお喋りをして、また明日。
その裏で、自分が触れたことのない、いや触れることのないよう陰で戦い続けてきた者達。
戦って、怪我をして、帰ったら……場合によっては帰ることすらできず、また戦いに身を投じる。
自分が過ごしてきた毎日とは異なる、辛い毎日だ。
こうなると、自分とユニットを組んでいる兄の珍体験ももしかしたら本当だったのかもしれない。
【帰り道に「その欲望、解放しろ」と緑色の怪人に迫られて逃げようと思ったら
 直後赤いツチノコを従えたパンツ一枚にベルト姿の人が現れて僕を逃がしてくれた】
意味不明な内容に、当時は夕食に笑いを提供してくれたのを憶えている。
だがもしかするとそれは、ときどき世間でも噂になる仮面ライダーだったのではないだろうか?
仮面ライダーの姿が情報によっててんでバラバラであるため、半信半疑の者も多いが……
魔女を倒し、人知れず平和を守り続け、過酷な運命を背負う魔法少女が目の前にいる。
魔物を倒し、世界の危機を事前に排除し続る、人とは異なる姿の騎士が目の前にいる。
もはや怪人を倒し、悪の野望を打ち砕く仮面ライダーが実在していてもなんらおかしくない。
だが自分は、魔女も魔物も怪人も知らずに平和な時を生きてきた。
自分や家族の平和が、陰で戦ってくれていたからこそ存在するものだとしたら……

「私……皆の苦労もなんにも知らないで、のんきに歌を歌っていたんですね……」

たまらずにリンは俯いてしまう。
平和な世界でも、そしてこの異常な会場でも、自分は戦う力を持たない一般人。
協力もできず、ただ隠れることしかできないのが申し訳なく、悔しかった。


596 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:44:19.73 ID:+7qG2sBM
「あら、リンさん歌が得意なの?」
「え?えぇ……一応は……」
「それで何故落ち込むのか理解不能状態なんだが?歌は立派な第一級スキル
 歌や音楽を聴いて安らげない奴は心が狭く顔にまででてきてそのままいくえ不明になるん」
「で、でも……歌じゃ戦えないじゃないですか……」
「リンさん、無理に戦おうとしちゃ駄目。
 むしろあなた達みたいな人がいるから、私が頑張って守らなきゃ!って思えるのよ?
 そう、私は魔法少女。この魂が穢れきるその直前までは、あなたたちを守って……最後は自分で自分の始末をつけるわ」
「おいィ?至高のナイトがミスミス仲間を魔女化させると思っているのか?
 マミもリンもナイトの後ろにさがっているべきナイトは攻撃力もかなり強いからな」

あぁ……とリンはため息をつく。
二人とも、根っから誰かを守ろうと戦い続けてきた戦士なのだとよくわかる。
自分の運命を知ってなお、魔法少女はその時まで誰かを守る。
騎士も、その自信と誇りでもって最期まで誰かを守る。
そして、自分はやはり守られ続ける存在。
最悪、二人の身をさらなる危険にさらすかもしれない。

「……だがナイトでも一人じゃ何もできないのは確定的に明らか
 お前達は俺の守るべき存在であると同時に仲間だからなできれば俺に協力してほしいのだが……」

だが、次のブロントさんの言葉にリンは思わず思考を停止する。
お前達、ということは、自分も含まれているのだろうかと考えてしまったのだ。

「マミはどうやらサポ白のコルセアタイプの予感ナイトの後ろから援護射撃を頼みたい勿論魔力消費は抑えるべき」
「……魔女にはなりたくないし、善処するわ。幸い、この支給品は魔力も使わず弾切れもないみたいだから好都合ね」

ガシャン、と巨大な砲台を構えてみせるマミ。
その姿はかなり物騒だが、非常に頼もしい。
自分もこんな風に戦いに協力などできるだろうかと、リンはやはり不安になった。

「それにリン」
「は、はい!?」
「正直一般人を巻き込みたくないのが本音なのだが……歌が得意なら多分お前は詩人タイプ
 もしかしたらヴァナの歌も使えるかもしれないのだがそうなると是非援護してもらいたい系の話がある」

そう言うとブロントさんはバッグから紙と筆記用具を取り出し、何かを書き綴り始める。

「……ブロントさん、喋らずに文字で書くと普通の言葉なのね……」
「しかも見かけによらず字が綺麗……」
「おいィ!俺の喋り方のどこがおかしいって証拠だよ!?侮辱は犯罪だからな!?」

ちょっと拗ねつつも、ブロントさんは腕を休めずに何かを綴り続ける。
そしてさほど時間はかからず、完成。
それは、1曲をまとめた楽譜となっていた。


597 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:45:37.65 ID:+7qG2sBM
「【戦士達のピーアン】……?」
「うむヴァナ詩人の歌のひとつなのだが歌えそうか?」
「はい、これぐらいなら、多分大丈夫だと思います。歌うとどうなるんですか?」
「仲間の傷がちょとずつだが持続回復する効果がある
 しかしいきなり�Uからでも大丈夫とはさすがリンの歌スキルはA+といったところだな」
「ありがとうございます。えっとその、歌えたら私でも役に立てるんですか……?」
「死ぬよ」
「「えっ!?」」

ブロントさんの突然すぎる一言に、リンもマミの声が揃う。
今、ものすごく不穏な言葉が聞こえたような……

「下手すると死ぬ事実ヴァナでも「はやく歌って〜はやく歌って〜」と詩人の忙しさはナイトも真っ青なレベル
 一時期は魔道士のバラード憶えた詩人がいないと生きていけないとまでいわるる程だからな役にたつとかの次元じゃない
 はっきりいって超へビィだからなやはり俺とマミの後ろに……」
「やるます!」

ブロントさんの話が終る前にリンはすでに元気よく返事をしていた。
歌い続けるのがかなりの重労働なのは知っている。
だが今のリンにとっては、二人に少しでも協力できることのほうが嬉しかったのだ。

「私、頑張ります!そのバラードとかも憶えてみせます!」
「私も……リンさんへ負担をかけないように頑張らないとね」
「……2りとも無理はするなよだが本当に【ありがとう】」

早速楽譜に目を通すリン。
宝玉を握り締めつつ、意志を固めるマミ。
そしてそんな二人に頭を下げるブロントさん。

三人の志はひとつ。
全てはバトルロワイアル打破のために。

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その後も三人の情報交換などは続いた。
DIOの襲撃をうけたため、もう一度お茶会を開いての和やかな出撃準備。

「こるは俺のグラットンソードじゃにいか!きた!グラットン買えってきた!これで勝つる!」
「この黒い剣ブロントさんのだったんだ。よかった返せて!ところでブロントさんの支給品は?」
【真の力を見せてやろう……見よ、この力を!甘い甘いぞぉっ!食らうがいい!お前達にはかんs
「「うわぁ……」」

「ブロントさん、紅茶のおかわりは?」
「謙虚に9杯でいい」

「ねえねえブロントさん、これって盾の代わりにならないかな?」
「ほう生半可な鉄の盾より強く黄金の鉄の塊である俺が持つことによってプラチナより強く見えるゴールドトレイか」
「この喫茶店結構いいお店だったのね……」

「できればお兄ちゃんやお姉ちゃんも早くみつけたいな……」
「仲がいいのね……羨ましいわ」
「俺は姉にろくな思い出がないんだが……」

「この首輪もなんとかしないと……」
「……人間じゃない私の首をブロントさんの剣で一回落として、首輪を回収して色々試すのはどうかしら?」
「「冗談でもやめテ!」」

ブロントさんの愛剣を運よくリンが所持しており、盾の代用品も見つかった。
腹も満たされ、楽しい時間を過ごせた。実に充実したひと時といえる。
だが……そういうものは大抵早く過ぎ去ってしまうもので……

598 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:45:39.63 ID:JIWr+2xG
支援

599 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:46:52.82 ID:+7qG2sBM
「…………あ」
「「?」」
「混沌を迎えにいくのをすっかり忘れていたんだが!?時間経つの早すぐる!!」

ブロントさんは慌てて立ち上がり、食べかけのケーキその他を急いでしまっていく。
その様子につられ、マミとリンも慌てて出発の準備をするが……時刻はもうすぐ夕方だ。

【一日目・午後(夕方直前)/中野区 喫茶店外】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:健康、ソウルジェム残魔力99%、悲しみと決意
[装備]:魔法銃二丁、砲台一門
[道具]:支給品一式、ソウルジェム、紅茶葉@現実
[思考]
基本:仲間を集め、触手の魔女(禍神)を倒す。
1:リン、ブロントさんと行動を共にする。
2:慎重に行動し、魔力の消費、無駄な戦闘を極力控える。
3:殺し合いには乗らないが、危険だと判断した人物は撃つ。
4:キュゥべえを探し、真意を聞く
5:ソウルジェムが限界になった場合、自分でソウルジェムを破壊する
【備考】
※リンの家族についての情報を得ました。
※魔女と魔法少女の仕組みの情報を得ました
※ブロントさんの魔法などの情報を得ました

【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】:健康、一部にブロリーの返り血、戦士達のピーアン習得
【装備】:ツインネッギ
【道具】:基本支給品一式、ヴォーパルソード、ケーキ×4
【思考】
基本:家族と共に生還する
1:マミ、ブロントさんと行動を共にする。
2:打倒主催者思考の参加者を探し、協力する
3:家族が心配
4:首輪の無効化方法を知りたい
5:他の歌も習得できそうであれば習得する
【備考】
※魔女と魔法少女の仕組みの情報を得ました
※ブロントさんの魔法などの情報を得ました

【ブロント@ネ実】
[状態]:健康、焦り
[装備]:グラットンソード、白銀の鎧(ナイトAF)、ゴールドトレイ@DQ9
[道具]:支給品一式、アビシオンのフィギュア、ケーキ×9
[思考]
基本:主催者とゲームに乗った参加者はバラバラに引き裂く
0:急いで混沌の騎士のところに戻る
1:マミ、リンと共に行動
2:貧弱一般人は保護
3:キュゥべえの対処はマミに任せるが、一発は殴る
※キュゥべえとの会話により、魔法少女の仕組みを理解しました
※リンの家族の情報を得ました
【調達品】
【紅茶葉@現実】
いつでもどこでも紅茶を嗜みたいあなたに。
お湯と器がなければ飲めないのだが。
【ゴールドトレイ@DQ9】
何故か喫茶店で使用されていた黄金製の豪華なおぼん。
下手な盾よりかは丈夫だが、決して強いわけではない。
さらにセレブなプラチナトレイも存在する。

600 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 21:49:16.51 ID:+7qG2sBM
投下終了です。タイトルは【黄金色のトリオ】で。


601 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 22:06:18.94 ID:RNhzVsm+
投下乙!
ブロントさん、いい人だなあ
さすが謙虚なナイト

602 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 22:16:58.11 ID:Bb9zX0jy
投下乙
流石謙虚なナイトは格が違った

603 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 22:57:43.60 ID:Fx2J8XCW
議論してたかと思えばいきなり三作も投下……だと……?
みんな乙!

いろいろな人たち
皇帝の放送結構聞いてる参加者いたんだな。イチローの行動が今後どう響くか……
ミクの装備(パルマーのだが)遠近両方暗器だと……つーかこのミクほんと黒いw
しかし集まるメンツを見ると、かみなりさん以外仕留められそうにないという……

それぞれの救い方
信長公マジかっこいいな……
そして病院探険を楽しむ姿がかわいらしくまさに一粒で二度おいしい。
>兄さん、ごめんボクもう見てられない
ヤンでしまったルカでさえこの反応だよ!もうKAITOの作戦無理だよなあ……
ミクに話せば、利用されるだけ利用されて最終的に暗殺されるのがオチだし。
ニコロワKAITO越えなるか……?

黄金色のトリオ
病ミさん化を防いだ!?さすがナイトは格が違った!そして兄姉がアレな中リンが健気すぎて困る……
>赤いツチノコを従えたパンツ一枚にベルト姿の人が現れて僕を逃がしてくれた
なんで映司はそんな姿だったんだ……!レンももっと頑張るべき。
ナイトにコルセアと詩人の援護はえごくHNMも楽に連続で狩れて最強だと思う(リアル話)
だが代わりに混沌の騎士に不穏な空気到来か……?

改めてみんな乙!
ところでそろそろ容量やばい?

604 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 23:24:56.70 ID:sPmlt/px
投下乙!!
流石ナイトは格が違った!
マミさんの極小メンタルも支えるとは……すごい戦士だ……
そしてリンもかっけえなあ。
とにかく投下おつです!!

容量かあ、まあ、次スレ立てちまうか!

605 :創る名無しに見る名無し:2011/05/20(金) 23:34:12.65 ID:sPmlt/px
スレ建て出来んかった……うごはあ

606 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 00:02:07.08 ID:p519cv/R
投下乙!
さすがナイトは格が違った

次スレ立ててみる

607 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 00:05:24.52 ID:p519cv/R
すまん、無理だった。

608 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 18:58:42.68 ID:pUJ7p684
次スレできた

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1305971739/l50

609 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:18:14.23 ID:81KxLjyL
埋めるか

610 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:18:56.54 ID:81KxLjyL
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611 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:23:31.54 ID:81KxLjyL
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612 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:23:47.06 ID:2H0dFBQb
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613 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:24:10.71 ID:2H0dFBQb
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614 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:24:39.95 ID:2H0dFBQb
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615 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:26:10.86 ID:81KxLjyL
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616 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:44:30.62 ID:pUJ7p684
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     -‐====―-乂{∧ V ノ厶イ::廴__∠‐--‐… : : : :  ̄`ヽ: :ヽ
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            〉ム`辷ニニニニフ  ー`ー-‐=ニ      jノリ
           rt'′ゝ} {二ニニニ�пQ__          ー=彡
           〈ヾ_」 仄ヾ==-‐ヽマニヾ
                 {ニム   x≦-‐ニアv>=-、
                  辷ム ∧/ニア´><ヽニニ}__
                �Y<{ニ/l∠ニニニ}}ニ}レニニヽ‐-、____
                N>K 厶‐-=ニレ4ニニZ´_∠ニニニ7
             -=ニ斤‐‐レΞ>‐ァ―--、____ノニニニ7´
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617 :創る名無しに見る名無し:2011/05/21(土) 21:46:17.31 ID:pUJ7p684
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