2011/6/21
担当;倉石、(編集・窪田)
『炎症と免疫』
プリントの補足になります。あとは二年後期の内容で復習だ!
[ヒト/トリの免疫系]
骨髄、肝
胸腺
リンパ装置(ヒト)
ファブリキウス嚢(トリ)
[免疫細胞の分化]
胸腺でT細胞表面のCD4、CD8、TcRがないもの、自己のMHCと強く反応するものが死滅
3%が選択されてリンパ装置へ
B細胞はリンパ濾胞B領域で抗原提示され、ヘルパーTのシグナルで分化
いずれかが機能しないと免疫不全となる
デアミナーゼ欠損によるSCI:バブルボーイ
T細胞不全によるディジョージ症候群:真菌感染
HIV感染:皮疹、カンジダ舌炎、カポジ肉腫、肺結核(栗粒浸出性病変)
[感染に対する免疫反応]
心内膜炎(菌を含んだ血栓形成)
塞栓性化膿性病変
敗血症性心筋炎(多発性膿瘍形成)
敗血症性ショック
[消化管での反応]
O-157による出血性腸炎
クロストリジウムによる大腸炎 びらん、偽膜形成(浸出物と剥離した壊死粘膜)
腸結核 輪状潰瘍、乾酪壊死のある結核特異肉芽腫
クローン病 Fissureとポリープ状隆起病変、肉芽腫がみられる
ヘリコバクターピロリ 急性/慢性胃炎、胃潰瘍、胃癌
感染症の中で、生体が免疫反応で対応しきれない、あるいは抗原処理しきれないものがある
・結核菌、らい菌
・梅毒スピロヘータ
結核
チールニールセン染色(抗酸菌染色)で柳葉状に染まる
マクロファージには貪食されるが完全に消化されない
早期蔓延:非特異的免疫反応
ツベルクリン反応:特異的免疫反応(結核症状特異肉芽腫)
晩期蔓延:再燃
浸出性結核病変:初感染では非特異的な浸出性炎症が起こる
増殖性結核病変:細胞性免疫反応が加わると特異肉芽腫が発生
梅毒
第1期
形質細胞集積
硬性下疳と呼ばれる初感染病巣でそけいリンパ節の病巣とで初期変化群を作る。
第2期(皮膚梅毒)
全身に紅斑、丘疹が見られる。トレポネーマも証明される
第3期
臓器に梅毒発生
ゴム腫(凝固壊死巣)が見られる
[アレルギー]
・I型
即時型
寄生虫、ある種の薬物に対し好酸球がIgE 細胞親和性抗体で反応することがある
セロトニン、ヒスタミン放出
鼻腔 涙腺 アレルギー性鼻炎、結膜炎
・II型
細胞障害型
IgG抗体+補体、IgMによる
ABO、Rh不適合輸血による溶血などで発生
自己免疫性溶血性貧血、異型輸血、新生児重症黄疸など
黄疸、核黄疸、リウマチ熱、溶連菌での心筋炎、天疱瘡(皮膚浅くにできて破れやすい)
・III型
免疫複合体型
血管炎:血液中を循環しうる抗原+抗体+補体結合物が血管壁に沈着して炎症を起こす
・IV型
細胞免疫型、遅延型
皮膚や腎臓は薬剤アレルギーに見舞われやすい
[自己免疫疾患]
2.慢性関節リウマチ
液性抗体産生異常:リウマチ腎、悪性関節リウマチ(血管炎を伴う)
細胞性抗体異常:慢性関節リウマチ(RA)、リウマチ結節
3.橋本病
閉鎖抗原に対する自己免疫病
液性抗体による変化から細胞性免疫異常へとシフト
4.抗白血球細胞質抗体(ANCA)性血管炎
ANCAは血中で白血球顆粒と反応し、免疫結合物は血管壁には認められない
Pauci-immune deposit型の組織反応を呈する
PR-3ANCAはWegener肉芽腫症に高値で細胞免疫異常が組織像の前面にでる。
5.グッドパスチャー症候群
肺腎症候群(肺胞出血と腎炎の合併)の代表的な疾患とされている。
ANCA関連、あるいは免疫複合体腎炎でも肺出血が起こる。
原因はいろいろあるが肺胞毛細血管と糸球体毛細血管に類似した血管炎が起こっている。