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新安価ロワイアル

新安価ロワイアル

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1 :Classical名無しさん:
安価で決めた作品、キャラクターのみでバトルロワイアルをしようというリレー小説企画です。
クオリティは特に求めません。話に矛盾、間違いがなければOK。
SSを書くのが初めての方も気軽にご参加ください。

※キャラの予約制あり。(任意、無くてもOK)
予約をする際は捨てトリで構わないのでトリップを付け、使用するキャラを全て明記して下記のスレで予約してください。
予約解禁は1/19(土) 00:00からとなっております。

予約スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15863/1358161329/

予約期間は5日(延長なし)で、予約の書き込みから120時間が経過すると予約解除として扱います。
「予約キャンセル」等、予約に関することは他の書き手さんが検索しやすいように必ず「予約」の文字を入れてください。

前スレ
新安価ロワ(仮)2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13744/1356447945/

・リンク
新安価ロワイアル掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/15863/

新安価ロワイアル@wiki
http://www59.atwiki.jp/sinsedai/
2 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 22:27:17.74 ID:pazC/i0c
参加者名簿

6/6【AC北斗の拳@ゲーム】
○ジョインジョイントキィ/○ラオウ/○ハート様/○QMZ(ジャギ)/○┌┤´д`├┐(シン)/○K.I(レイ)
6/6【PSYREN-サイレン-@漫画】
○夜科アゲハ/○ドルキ/○遊坂葵/○碓氷/○雨宮桜子/○天樹院フレデリカ
6/6【ナムカプ@ゲーム】
○ガンツ/○ストライダー飛竜/○殺意の波動に目覚めたリュウ/○ゾウナ/○ザベル・ザロック/○小牟
6/6【バトル・ロワイアル@漫画】
○七原秋也/○杉村弘樹/○織田敏憲/○琴弾加代子/○内海幸枝/○清水比呂乃
6/6【魔界塔士Sa・Ga@ゲーム】
○かみ/○そうちょう/○デスマシーン/○つるぎのおう/○アシュラ/○村一番の美人
6/6【メタルマックス3@ゲーム】
○ダイコンデロガ/○ガウーマン/○超流動デカプリン/○ニセンイチロー/○うろつきポリタン/○男アーチスト
5/5【DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐@アニメ】
○黒/○ノーベンバー11/○アンバー/○黄/○銀
5/5【魔法少女おりこ☆マギカ@漫画】
○美国織莉子/○巴マミ/○呉キリカ/○美樹さやか/○暁美ほむら
3/3【キャシャーン Sins@アニメ】
○キャシャーン/○ディオ/○レダ
3/3【空の境界@アニメ】
○両儀式/○臙条巴/○浅上藤乃
3/3【テイルズオブエターニア@ゲーム】
○リッド・ハーシェル/○リリス・エルロン/○メルディ
3/3【花の慶次@漫画】
○前田慶次郎利益/○風魔小太郎/○奥村助右衛門
3/3【百舌谷さん逆上する@漫画】
○百舌谷小音/○葛原未来/○樺島番太郎
2/2【神様ドォルズ@漫画】
○枸雅匡平/○枸雅詩緒
2/2【GO DA GUN@漫画】
○ギャリック=ライダー/○ガンマ=ハングドクロス

65/65
3 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 22:28:05.69 ID:pazC/i0c
【基本ルール】
・全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
・ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりは、ゲームが止まらなければOK
・ゲーム開始時、プレイヤーはMAP上にバラバラに配置される
・プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる
・会場から逃げ出すことはできない
・生き残りが一人になった瞬間、ゲーム終了

【スタート時の持ち物】
・基本的にプレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品は全て没収。
・ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給される。
 なお、これらのアイテムはプレイヤーが思い描くだけで、自分の物を異空間から瞬時に取り出し、及び瞬時に収納ができる。
 アイテムの移動はゲーム「バトルロワイアル」が判断する。(死亡、両者間の合意の上での交換など)

「多機能タブレット」「水」「食料」「懐中電灯」「ランダム支給品(最大2、0もあり)」

・ルールブック
 このバトルロワイアルのルール、勝利条件、及びアイテムの取り出し方法等が書かれている。
 スタートした瞬間に手に持たされる。もちろんこれも収納できる。
・多機能タブレット
 一般的なスマートフォン、電池は切れない。
 デフォルトで時計、地図、メモ帳、コンパス、名簿の各種アプリケーションが導入されている。
 電話やメール機能、インターネットへの接続は不可能。
・懐中電灯
 一般的な懐中電灯、バッテリーは切れない。
・水と食料
 成人男性三日分。
・ランダム支給品
 武器や道具、なんの役にも立たない物等。作者が「エントリー作品中のアイテム」と「現実の日常品」の中から自由に選択。
4 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 22:28:46.80 ID:pazC/i0c
【「首輪」と禁止エリアについて】
・参加者は全員、首輪を付けられており、これを爆破させることで、ゲーム側は命を奪うことが出来る。
・参加者が禁止エリアに侵入した場合、30秒の猶予を与え、それでもなお禁止エリアにとどまった場合参加者は死ぬ(テーレッテー)される。
・6時間誰も死ななかった場合、全参加者が死ぬ。
・定時放送は六時間ごとに行われ、禁止エリアは放送内で指定。
・48時間経過時点で生き残りが二人以上いた場合、バトルロワイアル内で"最も活躍したプレイヤー"が勝者となり、残りは全員死亡する。
 この評価基準はゲームスタート時点では公開されない。

【放送について】
・全参加者のタブレットに向けてメッセージが通達される。

・通達内容
「禁止エリア(数エリア分)」
 この禁止エリアは放送から二時間後に進入禁止になる。
「脱落者」
 各放送までに死亡した人間の名が読み上げられる。
「修正内容」
 あるかどうかはわからない。
 ようは"ゲーム中に追加で制限がかかるかもしれない"ということ。

・放送終了後、タブレットの名簿アプリと地図アプリが自動更新される。
 名簿アプリは死者の名前が赤くなり、地図アプリの禁止エリアはエリアの表記色が変わる。

【作中での時間表記】
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 日中:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24
5 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 22:29:24.21 ID:pazC/i0c
【新安価ロワ特殊ルール】
・首輪は純粋に爆発機能のみである。各参加者の「命を奪うところ」に首輪、ないし爆弾が仕掛けられている。
・盗聴機能、圧力センサーは一切なし。筆談を仕様が何しようがルール違反ならゲーム側の判断で首輪が爆発する。
・AC北斗勢はこのゲームをプレイしているという設定。現実の経過時間≠ロワの経過時間である。
 バトルのみ格闘ゲーム風味、それ以外の移動などはグランドセフトオートのように高速で時間が流れる感じ。
 各キャラクターのキャラ付け、喋れるかどうかは初出に委任
・その他作品勢は「各ゲーム会社の技術を結集した学習型CPU」である。
 つまり従来通り「突然呼び出されて殺し合えといわれたキャラクター」として書いてOK。
 従来どおりの思考、他ロワにおける一般的な参加者と同じである。

地図:http://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0174.png

テンプレートは以上となります。
以降、OPを投下します。
6 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:30:27.86 ID:pazC/i0c
 


――――西暦20XX年



格闘ゲーム、いやアーケードゲームというシーンは滅亡しかけていた。
家庭用、初心者狩り、動画勢、様々な要素が絡み合い食い合い、ゲームセンターでお金を払って誰かと対戦するという文化は滅亡しつつあった。
いくつものゲームセンターと、何人ものアーケードゲーマーがシーンを盛り上げようとしていた。
だが、それも時代の波には勝てなかった。
まるであざ笑うかのように、現実は彼らを押し潰していく。
次々にアーケードゲーム主体のゲームセンターは閉店し、個人はおろかアミューズメントスポットはファミリー向けの大手のみしか生き残れないという状況になった。
今、アーケードシーンを抱える店舗はこの世界にも数店舗しかない。
廃りきった文化。
これは、そんな文化を今も守り続けている場所での出来事だ。



――――都内某日

「お待たせしました」

「いえいえ、こちらこそ」

「それで、ですね。今回お呼びしたのは……お伝えしたとおりです」

「新作アーケードゲームの概要説明及びオープンテストの依頼、ですね?」

「話が早い……これが、今回様々なゲーム会社が一丸となって開発したアーケードゲーム"バトル・ロワイアル(仮)"です」

「ほほう、それはまたストレートなネーミングですね」

「仮称なので変わる可能性がありますが……それはともかく。
 ゲーム内容としては様々な版権キャラが飛び交い、流行のTPS(サード・パーソン・シューティング)のように全画面を駆使して戦うアクションタイプの新作アーケードゲームです」

「……TPSのようなアクションですか、正直我々アーケード業界の出る幕ではないと思うのですが」
7 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:31:03.63 ID:pazC/i0c
 
「ふふっ、そうお思いでしょう?
 このゲームの肝は、従来のアーケード格闘ゲームのような動きができるという所にあります。
 この装置を介することで思考から直接動きを読み取り、ゲームを楽しむ。
 まるで本当にキャラを動かしているかのような緊迫考えられるんです。
 更に対戦相手となるコンピュータは各社の技術を結集して作られた、超高性能AIです。
 まるで人間のような思考で、プレイヤーを飽きさせません。
 しかもプレイするごとに違う思考のコンピュータが現れるので、コンピュータ戦だけでも楽しむことができます
 もちろん、対人戦もできます。最大対戦人数は行く行くは四桁を越える大人数を予定しています。
 今回はオープンテストということでプレイヤー六人を含めた全65人を予定しています。
 そこで、このコンピュータキャラクターがトップクラスの格闘ゲーマーが満足するに値する出来なのか、というのをオープンテストで試していただきたいわけですね」

「なるほど……しかし、何故なんですか? このゲームならターゲットはアーケードゲーマーじゃなくてもいい。
 むしろコンシューマで出した方がバカ売れするでしょう」

「駄目なんですよ、アーケードシーンを復活させないと、そのためにはおもしろいアーケードゲームが必要なんです。
 そのために、古来の格闘ゲーマーが満足し、長く遊んでもらえそうなタイトルなのかどうかを判断する必要があるんです。
 そして、貴店にオープンテストを頼みたい理由はもう一つあります。
 実は……このゲームの根幹には、あのAC北斗の拳が使われています」

「……!?」

「嘘だとお思いでしょうが、各社の厳選なる判断の結果です。
 プレイヤーに愛され、アーケードシーンを支え続けてきたタイトル。
 そんなタイトルのプレイヤーに満足してもらえるのならば、アーケードシーンの最前線を張れるに違いない。
 上位プレイヤーたちの腕も確かであることは間違いなく、オープンテストのデバッガーとしてもよい結果が得られるでしょうしね」

「……………………まあ、いいでしょう」

「ありがとうございます、ではこちらが今回テストプレイに参加するプレイヤー達です。
 招待、当日の配信等々こちらで全て手配いたしますのでご安心ください」
8 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:31:38.84 ID:pazC/i0c
 
「分かりました」

「では……当日に貴店でお会いしましょう」



そして、新作アーケードゲーム"バトル・ロワイアル"の告知が、世間に大きく打たれた。
当日某店舗に押し寄せた人数は計りしれず、まさかの入場規制がかかるほど。
動画配信を請け負った動画配信サイトのサーバーがダウンしかけるなどのトラブルも挟みつつ、その時は訪れた。


「はい! みなさんこんにちは!!
 本日の土曜拳でお送りするのは! なんとあのAC北斗の拳をベースにした新作のロケテ!!
 いやーねー、僕もついこないだ店長に聞いたばっかりであんま把握してないんですけども。
 なんでも格闘ゲームの動きっぽいことが出来るTPS風味のアクションゲーで、思った通りの動きがそのままゲームにトレースされるらしいとかいう話なんだけどー、いや俺も半信半疑だけどね?
 どこに北斗の要素があるのかは謎なんですけど、まあやってみれば分かるってことらしいんでー。
 対人戦もできるそうなんですが、コンピュータがこのゲームはすごいらしく、対人戦さながらの行動をしてくるって話らしいッスよ。
 だから対人戦できない地域でも十分CPU戦で満足できると! 将来的にはネット対戦なんかも出来るようになるらしいんで楽しみですねー。
 で! AC北斗といえばウチの店ということで今回独占オープンテストという運びになりました!
 テストプレイヤーを紹介するとー! 我等が覇者K.I! 忘れちゃいけない魔法戦士QMZ! 初代覇者の紅の豚!
 そしてみんなのアイドル5様! 加えて一般公募の北斗プレイヤー4名でお送りします!
 配信でごらんになってる方は、それぞれのプレイヤーごとにチャンネル分かれてるんで気をつけてくださーい。
 え、何もう始まる? スタンバってんの? じゃあ行きますか! 新作ゲームテスト配信! "バトル・ロワイアル"!! 始めまーす!!」
「「「ウォオオオオオオオオオオオオオ!!!」」」


     BATTLE ROYALE


      INSERT COIN


   チャリーン   \カオスコード/


      PRESS START


パシッ
9 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:32:12.32 ID:pazC/i0c
 


視界が瞬く間に黒から白に塗りつぶされた後、じわりじわりと色が塗られていく。
何人かの人影、そして鏡のような地面に映る顔。
そこには自分があのゲームで何時も使い慣れていたキャラの顔が映っていた。
「AC北斗ベースってのはホントか……」
そうと分かれば今すぐ両手両足を動かし、性能の変化や当たり判定の差異など調整点を確かめたい。
まあ、それはゲームをプレイしていけば分かるだろう。
ぐるりと辺りを見渡してみると、人間やらモンスターやらいろんなキャラクターが居る。
これはキャラクター限定コンボが面倒になるな……。
「ようこそ、皆さん」
そんなことを考えている時に、いかにもシステム音声という声が流れてくる。
声の出所はわからないが、よく出来たゲームだ。
「これより、皆さんには最後の一人まで殺し合いをしていただきます」
そう、格闘ゲームは殺し合いだ。
常に頂点は一つ、立っている人間は一人だけなのだ。
シンプルかつ分かりやすい表現に、思わず頷いてしまう。
「ルールは配布される荷物の中にルールブックがあるので其方をお読み下さい。
 そのルールに書かれている事以外なら何をやっても構いません。
 永久、即死、10割、ハメ、何でもOKです」
なんとも世紀末なゲームだ。
というか、ゲーム側から即死やハメの存在を公言しても良いのか。
全く底の知れないゲームだ、ワクワクする。
「ただし、ルール違反をすると皆さんの首に付けられた首輪が爆発して死亡します」
だが、禁止事項というのがどうも存在するらしい。
それを破れば即死亡、というのは流石にやりすぎではないか?
まあ、ハメも永久も認可されてる状況での禁止事項なのだからよっぽどなのだろう。バグ昇龍とか。
10 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:32:56.50 ID:pazC/i0c
「そう、こんな風に」
そして、その一言と共に数人の人間が突然現れる。
彼らが状況を理解するどころか、息をつく間もなく特撮映画のような爆発がドカンドカンと巻き起こる。
うーん、エフェクトと演出が派手なのは北斗チームじゃなくって向こうのチームのお家芸じゃないのか?
なんて事を考えているうちに煙が晴れ、突然呼ばれた全員の首と胴体が離れ離れになっていた。
一面にはおびただしい血が撒き散らされ、誰もがその事態を飲み込めずにいる。
おいおい、ちょっとこれはグロすぎるんじゃないの? まあロケテアンケートに書けば良いか。
「最後の一人となった人間が、このゲームの勝者となります」
分かりやすい勝利条件が、もう一度提示される。
見せしめとなった人間を見て、ある者は叫ぼうとし、ある者は怒りに狂おうとする。
おうおう、結構リアルじゃないですか。
辺りを見渡しながらそう思ったとき、自分の体が半透明になってどんどんと消えていく。
「では、みなさん頑張ってください」
その声と同時に、俺はどこかへと飛ばされていった。

さあ、ゲームの始まりだ。

【ケンシロウ@AC北斗の拳 死亡】
【紅の豚@AC北斗の拳 死亡】
【ベガ@ナムコ×カプコン 死亡】
【千歳ゆま@魔法少女おりこ☆マギ 死亡】
【よろいのおう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【鹿目まどか@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】
【マオ@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
【クレス@テイルズオブエターニア 死亡】
【QB@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】
【一夢庵ひょっとこ斎@花の慶次 死亡】

【新安価ロワイアル 開始】





「え? 何々? 豚さんともう一人ゲームオーバーになったの?
 呼び出されて即爆発して即死? マジで?wwwww
 えっ、あ、はい……あ、そうなんすね! 豚さん、それ仕様らしいっす。
 なんでもゲーム投入時にランダムで即終了することがあるって……ってそれクソゲーじゃん!!」
11 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 22:33:04.71 ID:B3sJn/eI
向原はいつ死にますか?
12 :DECIDE THE DESTINY ◆oub/vvrBRg :2013/01/17(木) 22:34:01.48 ID:pazC/i0c
 
主催:架空のゲーム「バトル・ロワイアル」
黒幕:アークシステムワークス

※アークシステムワークスを中心としたゲーム会社が「AC北斗の拳」をベースに開発した「バトル・ロワイアル」という架空のゲームが舞台です。
  AC北斗勢以外は各社の技術を結集して作られた「人間同様の思考と行動をするコンピュータキャラ」になります。
 詳しくはルール参照。
※ロワ内の経過時間≠AC北斗勢プレイヤー世界の経過時間です。
  AC北斗勢にとってはバトルのみ格闘ゲーム風味、それ以外の移動などはグランドセフトオートのように高速で時間が流れる感じになっています。
  通しでプレイして現実世界では約一時間程度でしょう。でもコイン入れて即死の可能性はちょっと……



以上で投下終了です。
では、予約解禁まで是非ご歓談下さい。
13 : 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:10) :2013/01/17(木) 22:34:46.68 ID:DfesvxNe
投下とスレ立て乙です!
14 :Classical名無しさん:2013/01/17(木) 23:18:30.89 ID:GdcVdjCp
投下とスレ立て乙です!
15 :Classical名無しさん:2013/01/18(金) 00:28:35.06 ID:xJIlKhhM
スレ立てと修正OP投下の乙ですこと
16 :Classical名無しさん:2013/01/18(金) 21:56:40.37 ID:d1QrOceP
スレ立て&OP投下乙でしたー
17 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 00:22:42.63 ID:JFNjXZ4A
投下します。
18 : 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:10) :2013/01/19(土) 00:23:14.02 ID:F4kzs6aZ
ktkr
19 :王、静かに待つ ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 00:23:47.28 ID:JFNjXZ4A
 
 
 映し出されているステージは、どうやら海岸のようだ。
 背景では、整った顔をした青年がひたすらコインを指ではじいている。
 なにか元ネタがあるのかもしれないが、ちょうどこのディスプレイを眺めているなかに心当たりがあるものはいなかった。

 ともあれ、少しばかり画面が暗い。
 深夜、黎明、早朝、朝、午前、昼、日中、午後、夕方、夜、夜中、真夜中。
 時間の経過とともに十二段階に明るさが変化するようだが、この仕様が必要なのかもよく分からない。

 そんな風に思っていると、ディスプレイの右側から一人の男が登場した。
 これといって特徴のない男だが、画面の右上に表示されているキャラクター名からして王様であるらしい。
 なにやらやたらと大きく、妙に煌びやかな剣を携えている。
 王はその派手な剣の柄に手をやると、そのまましゃがみ込んだ。

 五秒が経過する。
 王はしゃがんだまま動かない。

 十秒が経過する。
 王はしゃがんだまま動かない。

 十五秒が経過する。
 王はしゃがんだまま動かない。

 あっ、こいつ、待ちキャラだわ。
 そう気付いたロケテ参加者たちは、他の筺体を見に行くことにした。
 仕掛けてくるキャラがいないのに、待ちキャラを見ていてもおもしろみなどないのだ。



【F−1 海岸/一日目 深夜】

【つるぎのおう】
[状態]:↓で溜めてる
[装備]:キングのつるぎ、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:誰かが飛び込んでくるの待ち。
20 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 00:24:17.66 ID:JFNjXZ4A
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
21 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 00:24:53.30 ID:NSO4EsqJ
 
22 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 00:25:17.00 ID:OTZtOiG0
投下乙です!
二十年前から極められた王道戦法ですね、タイムアップが怖い。
ともあれ投下乙です!
23 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 00:29:48.07 ID:F25aPvEo
投下乙です。背景キャラいるんだ……そうなんだ……ってか桐山何してんのww
誰かに話しかけられても何もしないんだろうか。どっちでもいいというよりどうなってもいいのか……
24 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 00:32:55.59 ID:NSO4EsqJ
投下乙!
しかし北斗だとガン待ちって弱いんだけどそれは
25 : ◆100ZZ542nE :2013/01/19(土) 01:32:18.01 ID:vctswz5a
投下します。
26 :アイエエエエ! ストライダー!?   ◆100ZZ542nE :2013/01/19(土) 01:35:12.98 ID:vctswz5a
「なんであんな物を持って、あんな動きが出来るの……?」

 わけがわからなかった。
 いきなりQBが死に、見滝原中の制服を着たピンク髪の娘が死んだ。
 そんなことはどうでもいい。

 魔女でもない……ただの人間の男に追い詰められているのだ。
 問答無用で襲い掛かられて、魔法少女に変身したものの……
 
 一方的にボコられた。

 歴戦の魔法少女であるマミ。
 しかし、目の前の男はそのマミの上を行った。
 マミが放つ銃弾が全く当たらないのだ。

 とんでもなく速い。
 マミが知っている魔法の類ではなく。
 ただ純粋に速く。さも当然のように銃弾を避ける。

 さらに銃弾が当たらない最大の理由は簡単なことだった。
 男は見ていたのだ、マミの動きを。
 マミの銃口と引き金を引く指の筋肉の動きを見れば……
 男にとってはそれだけで十分であった。

(「―――それが出来れば、銃弾を避ける程度の回避運動(グレイズ)など容易い」)

「……遅い……!」 

 マミの両足を手に持った武器で破壊した。
 当分は動けないであろう。

「貴方の目的は……?」
「……障害を排除するだけだ……」
「こんな殺し合い、おかしいと思いませんか? あなた……?」
「思わない……むしろ、人間、誰しも死ぬ、それが早いか遅いかの違いだけだ。
 ここで死ぬなら、それが運命だったということだ……」
27 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 01:36:24.58 ID:vctswz5a
 圧倒的な自信。
 そして、再びマミの視界から消え、ヒット&アウェイを繰り返す。
 まさに達人や業前と言ったところである。
 
「これで終いだ……!」

 十分にマミの体力の削ったところで止めを刺す。
 男の姿が分身の術のように増えた。

「……ラグナロク……!」
「…………ンアーッ!」

 グシャッという鈍い音。

 ―――四方から強い衝撃を受けて、マミの身体は爆発四散した。

 ―――マミの全身のついでにソウルジェムごと打ち砕かれた。

 ―――-男の手に持った 冷 凍 マ グ ロ に よ っ て !!!


 木端微塵である。
 マミ=サン。ナムサン!
 

【巴マミ@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】 
28 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 01:36:58.38 ID:vctswz5a
「サイファーほどではないが……悪くは無い」

 マミを殺した忍者風の男。
 名は『飛竜』。所属は『ストライダーズ』。
 一般的には『ストライダー飛竜』と呼べばいいだろう。

「……任務への復帰にはあと63人ほど狩ればいい、容易いことだ」

 この殺し合いを駆け抜ける。
 ―――ただ任務、遂行のために。


【A−1 海岸/一日目 深夜】

【ストライダー飛竜】
[状態]:健康
[装備]:冷凍マグロ(時価一億円相当)、他不明
[道具]:不明
[基本方針]:参加者を全員殺して、任務に戻る
29 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 01:37:37.15 ID:JFNjXZ4A
 
30 :アイエエエエ! ストライダー!?   ◆100ZZ542nE :2013/01/19(土) 01:37:57.89 ID:vctswz5a
投下終了です
31 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 01:40:35.76 ID:JFNjXZ4A
投下乙です!
キャラ視点という発想はなかったので、すごくおもしろかったです!
格闘ゲームのキャラといっても、こうして彼ら視点に立つと物悲しいですね……
ロケテ視点しか浮かばなかったのは、我ながら発想が貧困だと言わざるを得ない

しかし飛竜に冷凍マグロを持たせるなんて、アークはなにを考えているんでしょう
32 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 01:44:02.69 ID:JFNjXZ4A
投下します。
33 :原作設定を重要視するゲーム会社の鑑 ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 01:45:25.99 ID:JFNjXZ4A
 
 
 深夜の学校を背景にして、二人の学生服を着た少年が見合っている。
 小柄なほうが織田敏憲で、ツンツン頭のほうが夜科アゲハであるのは、画面上に表示された名前から明らかであった。

「下品な有象無象は、高貴な俺のために死んでくれ」

 左(1P)側にいる織田が名乗るのを待ち、右(2P)側のアゲハが一歩前に出る。

「俺の実験第一号になってくれる?」

 言いながら手をかざすと、傍らに小さな黒い球体が出現した。
 それこそが、彼の持つPSI能力『暴王の月(メルゼズ・ドア)』である。
 凄まじい威力と無限の汎用性を持つ代わりに、使用者への負担が大きく、制御するのも難しい。
 ――という設定のはずだが、『暴王の月』を発現させたアゲハは平然としている。
 どうやら、通常モーションの時点で出現しているものらしい。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



「はァァ――――ッ!」

 どこからか声が聞こえるや否や、アゲハは手刀で空を薙いだ。
 その動作に呼応するようにして、『暴王の月』が一直線に飛んで行く。
 織田は両腕で身体を庇うようにしてガードするが、弾かれた『暴王の月』が下段攻撃に変化する。
 通常ガードでは防ぎきれず体勢を崩した織田に、さらに攻撃が続く。AIだけあってすでにある程度コンボを熟知しているようだ。
 打ち上げられてしまった織田に、アゲハ自身が飛びかかる。
 空中で軽い蹴りを二回浴びせてからのカカト落としで、校庭の柵(画面端)へと叩き付ける。バニシングストライクだ。
 着地してすぐさまブーストゲージを消費して、ようやく体勢を立て直した織田の元に辿り着く。

「オマエはなにを言っているんだッ!!」

 戦闘開始セリフ以外呻き声しか漏らしていない織田に言い放つと、アゲハを包むように黒い光が溢れ出す。
 画面全体を一瞬ブラックアウトさせる派手な演出ののち、アゲハの身体は黒く染まっていた。
 変化はそれだけではない。
 『暴王の月』は巨大に膨れ上がり、さらにその巨大な『暴王の月』の周囲をいくつもの小さな『暴王の月』が回っている。
 漆黒に染まったアゲハが手を前に出すと、膨れ上がった『暴王の月』は弾けて無数のピンポン玉サイズのものに分裂する。
34 :原作設定を重要視するゲーム会社の鑑 ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 01:46:20.44 ID:JFNjXZ4A
 
「『流星(ランス)』」

 無数の『暴王の月』のすべてが織田へと飛来する。
 当たり判定が小さいため、いくつかは背後の壁に当たったが、それでも八割方命中した。
 織田が仰け反ったところに、高速回転させた『暴王の月』を纏ったアゲハが飛びかかる。
 織田が弾き飛ばされるも、すでに画面端だ。連撃からは逃れられない。
 56ヒットしたところで、アゲハは再び巨大化させた『暴王の月』を撃ち出す。
 それが57ヒット目となり、彼の身体は肌色へと戻った。オーラゲージを使い切ったのだ。
 しかしアゲハは、勝利ボイスを口にしない。
 相手の体力ゲージは、未だ数ドットくらいしか減っていないのだ。



 ここで織田敏憲というキャラクターの説明をしよう。
 彼は、この格闘ゲームのタイトル元ネタにもなった『バトルロワイアル』という小説に登場する。
 その小説内において、彼は防弾チョッキにて命を救っている。

 アークシステムワークスは、それを重要視した。

 防弾チョッキを使って生き長らえたキャラクターである。
 ならばゲームに登場させるにあたって、防弾チョッキを有効に使わぬ手はない。


 つまりッ! 織田敏憲をやったら固いキャラとして作ってみて、ロケテに臨んだのだ――!


 実稼働後もこの仕様なのかは、アンケート次第である。
 なんならロケテ中に修正が入るかもしれない。
35 :原作設定を重要視するゲーム会社の鑑 ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 01:46:51.74 ID:JFNjXZ4A
 
  
 
【G−5 学校(校庭)/一日目 深夜】

【夜科アゲハ】
[状態]:オーラゲージ尽きた
[装備]:『暴王の月(メルゼズ・ドア)』、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:通常攻撃でオーラゲージ回収。


【織田敏憲】
[状態]:体力ゲージが数ドット減った
[装備]:防弾チョッキ、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:立て直したい。
36 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 01:47:22.51 ID:JFNjXZ4A
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
37 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 02:08:09.47 ID:JlERZQTh
K.I投下します
38 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 02:09:17.54 ID:M1lNc2mq
>>op
なんかやたらと死んでるー!?
それが仕様ってクソゲーじゃねえかああああ

>>つるぎの王
完成したスタイルっててめえは待ちガイルかよw

>>ストライダー
時代はもはや汚い忍者じゃなくて忍殺か
ンアーッの時点でよもやと思ったら爆発四散だったw

>>織田
俺の知ってる防弾チョッキと違うry
39 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 02:09:33.34 ID:JlERZQTh
「いやーまさかアークさんが北斗をベースにした新作を出すとはねー とっくに黒歴史になっているのかと思っていましたよ」

(※作者が調べた範囲では公式HPの製品情報に北斗の拳の記述はありませんでした)

「それにしても豚さんがいきなり死んじゃうとは・・・やっぱりアークは糞ゲー作るの上手いっすわー」

見事に盛り上がった筋肉、肩パッドのいかつい服装、だが長髪の美男子で時代が時代なら世の女性たちを虜にしていただろうこの男、南斗水鳥拳の伝承者であるレイである。
が、少し様子が違う。本来の彼は水色の髪に水色をベースにした服装であるがここにいるレイは金髪に同じデザインの服ではあるが黒や黄を中心としたものを着ている。

そして何よりこの男―

「生キャラメルに釣られちゃいましたけどこのゲーム中々面白そうだね」

そう、彼は正しくはレイであってレイではない・・・ 08闘劇北斗の拳覇者であり数々の栄冠を手に入れた【精密KI械】ことK.Iであった。
実はこのゲームのロケテが行われているゲーセンは諸般の事情があって足を運ぶことは以前より少なくなっていたのだが店長に「今度新作ゲーのロケテあるから手伝ってよ」と言われ参加することになった。
彼が最もやり込んだAC北斗がベースであったり長い付き合いの店長に頼まれたからというのもあるが


 無 類 の 甘 い 物 好 き で あ る


昔から食べ物が賞品になる大会ではただでさえ強い彼が尋常じゃないほどの力を発揮したりドーナツが欲しいがために全力でモヒカンを狩りにいく等とにかく甘い物が好きなこの男、
「ロケテに参加してくれたらアークさんからお礼が出るらしいよ」との一言から勝手に生キャラメルを連想した彼は二つ返事で了承・・・したのかもしれない。

「いやしかし、これはすごいシステムだわ・・・まるで自分がレイ本人になったかのようっすわー」
40 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 02:10:35.20 ID:JlERZQTh
風貌だけではない 身体能力もゲーム中のレイそのままにまるで水鳥になったかのように自分の意思のまま軽々動かせることにさしもの覇者もしばらくはしゃぎ回っていた・・・
しばらく体をゲームに慣らした後唯一持っていたルールブックを読むことにした。 どうやら「バトルロワイヤル(仮」の名前通り数年前にブームを起こしたバトルロワイヤルがルールの大元になっているようだ。
参加者名簿のページがあったので確認することにした。ロケテをしているのは8人、そのうちK.Iと面識が深いのはQMZとMr.5こと┌┤´д`├┐、紅の豚の3人。他の4人は対戦をしたことはあるが会話もしたことがないような程度であった。

「5様に北斗関係で顔合わせるのはホント久々っすね。またあの奇天烈な立ち回りで暴れてるんでしょうか・・・」とかつてよく戦った強敵(?)の伝説を思い起こしていた。

ページを読み進めていくと他の参加者も書かれていたが自分の知っている作品もあったりどうやって許可を得たのか一瞬疑問に沸いたり
【魔法少女おりこ☆マギカ@漫画】を発見した時には(KAさんこのゲームできなさそうっすね・・・)とこの作品が好きなプレイヤーのことを考えたりしていた。


(とりあえずタブレットを出してみましょうか・・・)

ルールブックに書かれている通り念じてみる覇者、すると目の前にポンッと一台のタブレットが出現した。
逆に仕舞おうと念じるとあっという間に消滅する。

「おぉっ、流石ゲームっすね。これなら持ち物も邪魔にならなくて楽っすわ」

K.Iはタブレットの動作を確認した後所持品をチェックするために早速呼び出してみた。
個数はランダムと書かれていたので少し心配であったが念ずるとすぐさま目の前に物体が現れた。
41 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 02:11:19.10 ID:JlERZQTh
・・・・・・

「これは・・・キセルだな・・・」

金色のド派手なその物体、戦国時代に天下無双の傾奇者が愛用してそうな見事なキセルであったがこのゲームには到底役に立ちそうにない代物で所謂"はずれ支給品"だと判断した。
もう一つ呼び出せる可能性はあったが同じような代物に過ぎないだろうと驚き半分落胆半分の彼は一旦キセルを仕舞った。

とまぁここまでシステムに歓心しきりの彼であったがしばらくロワの現状を確認した後このゲームの本来の目的をようやく思い出す。
周囲にプレイヤーがいるか確認したがその気配は感じ取れなかった。

「まあ頂点は決まってるんでね、KIさんが勝つのは決まってますから慌てずいきましょうか・・・とりあえず人が多そうな場所は・・・デパートにでも行ってみようか。 俺がこのゲームでどれだけ戦えるのか確かめたいしねー。」

と言った刹那、K.Iはものすごいスピードで走り始めた。 走り始めたのだが・・・



全く別の方向に走っていることに彼は気がつくことはなく目的地であるデパートから遠ざかり続けた・・・。
そうこの男、AC北斗を始めとする格闘ゲームでは非常に高いレベルの技量を持ってはいるのだが他のジャンルのゲームはあまり得意ではなかったのだ。
TPSの要素があるこのゲーム、そのせいか戦闘ではともかく移動に関しては慣れるまでにしばらく時間がかかりそうだ・・・。


ほらそこ、なんで格ゲー以外が苦手だからって方向音痴になるのかなんて言わないっ


【F-03@一日目 深夜】

【K.I@AC北斗の拳】
[状態]:健康、方向音痴
[装備]:なし
[道具]:キセル@花の慶次
※まだ支給品が残っているかもしれません
[思考・状況]ゲームを楽しむ
1:このゲーム面白いっすね
2:とりあえず誰かと戦いましょうか
※ルールを確認しただけなのでアイテムや参加者はまだ把握していません
※デパートに移動していると思っていますが逆の方向へ走っています 建物を見たら気がつくかもしれません
42 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 02:12:55.96 ID:JlERZQTh
以上で投下終了です。
誤字脱字や問題点等ありましたら指摘のほどお願いいたします。
タイトルは「こんなもん作業っすよ」です。
43 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:14:56.41 ID:UD2ywlYU
投下乙です!!
これはいわゆる凄腕ゲーマーの凄みたっぷりですね
キャラメルにつられて頑張る面もお茶目で好感が持てます
果たして、AC北斗勢はこのゲームでも凄腕でいられるか

それではこちらも投下します
44 :当たり支給品   ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:16:49.73 ID:UD2ywlYU
「神に逆らうとは、これも生き物のサガか」


神々しい光とともにかみが降りてきた。
あ、これはイベントバトル的なヤツだなと誰もが思うだろう。
事実、対する琴弾加代子は為すすべなくボコられている。
腹に灼熱の業火を喰らい、頭に極大の氷塊をぶつけられている。

矢継ぎ早に繰り出される攻撃に琴弾加代子のゲージは見る見るうちに減っている。
琴弾加代子は何故、自分がこんな所にいるのかわからない。
たしか、記憶では杉村と遭遇して怯えるあまり銃を向けてしまったはず。
しかし、瞬きした次には目の前にかみがいた。
このままでは、殺される。
そう思った琴弾加代子は無我夢中で事態の打開に繋がる武器を探した。
探したといっても支給品はアークシステムがプレイヤー性能に付けているので探している時間は実質ゼロ秒だったのだが。
見つかった。核爆弾@現実。すぐさまぶっ放した。
45 :当たり支給品   ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:18:08.04 ID:UD2ywlYU
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
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    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'         アークシステム『これもゲームを面白くするスパイスだよね』
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
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           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
46 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 02:21:40.57 ID:M1lNc2mq
支援
47 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 02:22:02.64 ID:NSO4EsqJ
支援
48 :当たり支給品   ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:23:37.85 ID:UD2ywlYU
「爆発しているうちに逃げよう」

息も絶え絶えに傷だらけの体を引きずって琴引は走った。
この爆発で生きていられる人間は琴弾加代子自身も含めて存在しないはずなのだが。
核爆弾@現実は使用者にはダメージが行かない。
そしてかみも普通に生きていた。結構すごい衝撃だがトドメはキャラ自ら刺さないといけないらしい。

アークシステム『これもゲームを面白くするためだよ!』


【F-06@一日目 深夜】

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:ダメージ中
[装備]:核爆弾@現実×2
[道具]:
※まだ支給品が残っているかもしれません
[思考・状況]不明
1:とにかく逃げる



【かみ@魔界塔士Sa・Ga】
[状態]:???
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]楽しむ
1:???
49 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:24:25.73 ID:UD2ywlYU
以上で投下終了です
50 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 02:29:24.36 ID:UD2ywlYU
誤解を招く書き方をしてしまったので追記します

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:ダメージ中
[装備]:核爆弾@現実×2
[道具]:
※まだ支給品が残っているかもしれません
[思考・状況]不明
1:とにかく逃げる
※核爆弾@現実はキャラを殺し切ることはできません。
  これはあくまで核爆弾限定性能です。ゲームが大味になってしまうので。

琴引の状態表をこう変更します。
51 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 02:29:40.18 ID:JFNjXZ4A
投下乙です

>こんなもん作業っすよ
バトルロワイアルがここまで現実離れした技術のゲームだとは……!
西暦20XX年のアークの技術はすごいですね
中野TRF知識がめっちゃ入ってて楽しかったです!

>当たり支給品
アーク制作のAIは自分をAIと認識していないのは、いつよんでも物悲しいです
核爆弾のド派手な演出で、ロケテ会場はきっと大盛り上がりでしょう
ランダムアイテムシステムも斬新で、アークはいろいろ考えてるんだなあと思いました
52 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 02:36:45.45 ID:F25aPvEo
投下乙です。

>アイエエエエ!
マミさんが爆散したー。冷凍マグロで殴られるとか身も心も凍る思いをしたでしょう可哀相に……
しかし冷凍マグロはいつまで持つのかが気になります。手に引っ付かないかな

>原作設定
早くも二作目とは
アゲハさんが全然容赦しないのも原作再現ですね
ロケテ中に修正、そういうのもあるのか……

>こんなもん作業
さすが甘いもの。生キャラメル食いたくなりました。どうしてくれよう
細かい知識が入っていて、知らない者として色々勉強になります

>当たり支給品
核爆弾くらって生きてるかみもかみですが、琴弾も結構酷い目にあっても生きてるもんだな……
しかし本当に当たり支給品ですね。何より恐ろしいのはまだ二発残ってるところ……。次の犠牲者は誰だ
53 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:50:17.32 ID:pxnIywKX
美国織莉子、キャシャーン分を投下します
54 :惑いの白 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:50:47.28 ID:pxnIywKX
 『どうしたらいいのだろうか?』
 美国織莉子の頭の中では、ひたすらにそんな疑問が渦巻いていた。
 全てを失った彼女にとって、ただ1つ残されていた生きる意味は、彼女の目の前で消えてしまった。
 鹿目まどか――いずれ最悪の魔女となる少女。
 彼女を未然に殺害し、世界を脅威から救うことこそが、織莉子の存在意義だった。
 しかし、織莉子が殺すべき敵は、この訳の分からない殺し合いが始まる前に、あっさりと殺されてしまった。
 彼女が直接手を下す前に、世界はとりあえず救われてしまったのだ。
 さて、そうなるとどうするべきか。美国織莉子は思案する。
(常識で考えるなら……)
 普通に考えるのならば、他の参加者達を守り、殺し合いからの脱出を図るべきだ。
 過激な思考の持ち主ではあるが、彼女は基本、正義の人である。
 不要な人殺しの強要など、到底許せるものではない。
 しかし、この手は血に汚れている。
 まどかを殺害するために、多くの魔法少女達を、巻き添えに殺させてしまった。
 そんな自分が素知らぬ顔で、ぬけぬけと人道を歩むことは、果たして正義と言えるのだろうか?
 人を殺したいわけではない。
 それでも、濃すぎる良心の靄が、彼女の思考を鈍らせる。
(どうすればいいのかしら)
 最早何度目ともしれぬ疑問を、胸中で呟いた瞬間だ。
「……?」
 背後に何者かの気配を感じ、織莉子がそちらへ振り返ったのは。
 正確には、気配を感じたのではない。
 彼女の持つ固有魔法――未来予知で見た未来に、自分に近づく影があったからだ。
 果たして、視線の先にあっいのは、1人の青年の姿だった。
「………」
 白い砂丘に佇む彼は、全身白一色の服に身を包んでいた。
 俗に言う細マッチョというやつだろうか。身体にフィットした布地からは、筋肉のラインが盛り上がっている。
 夜風にこげ茶色の髪が揺れ、その下から青い目が覗く。海の深さを思わせる、吸い込まれるような瞳だった。
 どこか儚げな印象を覚えたのは、彼の纏うその白が、砂に溶けて見えたからかもしれない。
55 :惑いの白 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:51:50.50 ID:pxnIywKX
「……貴方は、この殺し合いに乗っているのですか?」
 相手は無言だ。話しかける気があるようにも見えない。 
 であれば、こちらから話しかけるしかない。
 とりあえず、織莉子はそう尋ねる。殺し合いに乗る気があるなら、相応の対応をしなければならないからだ。
「いや……どうすればいいのか、分からないんだ」
 低く、されど、よく通る声で。
 青年は言葉を選ぶように、ゆっくりと織莉子に向かって返す。
 こちらを見据えていた瞳が、少し、右の方へと逸れた。
 視線を相手から逸らすのは、自信のなさの表れだ。どうやら本当に、行動を決めあぐねているらしい。
「奇遇ですね」
 こんなこともあるのか、と。
 口元に苦笑を浮かべながら、織莉子が青年へと言った。

◆

 白服の男――キャシャーンもまた、この場での行動を決めあぐねていた。
 第一に、彼には過去の記憶がない。行動を決定する裏付けがない。
 もちろん、殺し合いに乗ることは論外だ。
 これまでにも多くのロボットを殺し、心を通わせたロボット達にも、目の前で死なれてきた男である。
 できることなら、これ以上、命が消えるところは見たくない。
 だからといって、その先に、具体的なビジョンが見えるかというと、否だ。
 要するにキャシャーンとしては、殺し合いに乗らない以上は、沈黙せざるを得なかったのだ。
 もちろん、何もせずにいることも、それはそれで歯がゆいのだが。
「とりあえず、移動しましょうか」
 美国織莉子と名乗った少女が、西方を指差しながら言った。
 人間と話したのは、アコーズの時以来だろうか。彼が逝ってしまった時も、ここと同じ砂漠だった。
 砂漠の夜風は、人間にとっては、相当肌に染みるらしい。
 断る理由もなかったキャシャーンは、提案に頷き、歩みを進めた。
「行くあてはあるのか?」
「ひとまず、私の友達を探してみます。無事でいてくれるといいのですが」
 どうやら織莉子は、友人と共にここに飛ばされたらしい。
 難儀な目に遭ったものだ、と、キャシャーンは内心で同情する。
 こんな状況だ。残念ながら、命の保障はできそうにない。
 それでもできることならば、再び巡り合えることを祈りたいが――
56 :惑いの白 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:53:20.59 ID:pxnIywKX
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                        ↑
                    このへんにかみ
57 :惑いの白 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:54:36.48 ID:pxnIywKX
「……!?」
 その時だった。
 突如、遥か遠方に、とてつもないキノコ雲が立ち込めたのは。
「あれは……」
 織莉子の声に被さるように、追って爆音が聞こえてくる。
 ネタばらしをしてしまうと、それはF-6で起きた核爆発だ。
 それでも、記憶のないキャシャーンにとっては、そんなことが分かるはずもない。
 それこそ謎の巨大な雲が、まるで龍か何かのように、天へと昇っていくようにしか見えなかった。
「……本当に、何が起きているんだ」
 全く分からない。
 これまでも分からないことずくめだったが、今回は特に意味が分からない。
 半ば呆れたような口調で、キャシャーンは小さく呟いていた。

◆

「おい全然戦わねぇぞ」
「早くしろよ」
「すいませぇ〜ん、まぁ〜だ時間かかりそうですかね〜」


【F−9 砂丘/一日目 深夜】

【美国織莉子】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:どうしたらいいか分からない。とりあえずキリカと合流したい
※第3話にて、キリカがマミと戦っている最中からの参戦です

【キャシャーン】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:とりあえず、死人が出てほしくはない
※第12話開始直前からの参戦です
58 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 02:55:40.88 ID:pxnIywKX
投下は以上です
59 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 02:58:23.96 ID:zt4GeMFu
ハート様、ダイコンデロガ投下します
60 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 02:59:07.53 ID:zt4GeMFu
開幕即死、現実にて呆れ混じりの唖然とした表情を浮かべていただろう紅の豚さんに思いを馳せながら、無名のハート様使いは独りごちる。


あーーーー、うん。
うん、開始同時に死亡とかそりゃアーケードゲームも衰退するよなぁ、
クソゲーだもんなぁ、いや別にこのゲームがクソって言いたいわけじゃないんだけど、それでもやっぱりクソゲーなんだよなぁ。
うん、やっぱりクソゲーだわ、このゲーム。
いや、確かに俺もさぁ、せっかくこうやってゲームヤラせてもらってるわけだしさぁ、クソゲーとか言いたくないよ?
いや、でもやっぱりクソゲーだわー開幕同時死亡は無いわ。
だって、紅の豚さんさぁ、哀しみと憎しみが混じった超複雑な表情してんぜ、きっとお通夜みたいになってるぜ。
家族全員連続殺人鬼にぶっ殺された後、面倒くさいから全員同じ棺で葬式しますね^^みたいなこと言われてもしないような顔してんぜ。
ていうか、子どもが500円握りしめてさぁ……もちろん、子どもにとって500円っていうのは大金よ?
銀色に輝く希望をさぁ、ピッカピッカの笑顔で握りしめてゲーセンまで走って、んでバトルロワイアル起動すんのよ。
そしたら……速攻、ぴちゅん。
あのさぁ、コンボイの謎とかドラゴンズレアですらゲームには参加出来てるからね?
ゲーム参加以前に死亡とかそれさぁ、マジ有り得ねーよ。
(アークは)やってしまいましたなあ、ハァ…………
61 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 02:59:51.65 ID:zt4GeMFu
ていうかTRFの奴らとかよくこんなのに対して目ぇ輝かせてられるよね、
超すげーよ、逆にすげーよ、
いや、そりゃ確かにさ、俺も北斗の拳はすごいと思うよ、一周回ってさぁ、神がかったバランスのゲームになったしさぁ、熱中する奴らが出るのもわかるよ。
実際俺もそうだしさぁ。
いや、でもさぁ、この時点ではこのバトルロワイアル未来が見えねーよ、これっぽっちも何も感じられない、
このゲーム見てても脳裏に過ぎるの、クソの2文字以外何でもねーよ、
っていうかさぁ、何で俺ハート様選んじゃったんだろうなぁ、
そりゃたしかにさぁ、俺もハート様好きだけどさぁ、
でもさぁ、せっかくのクロスなんだから他のキャラとか使……っていうか、
マジよぉ、魔界塔士Sa・Gaとかメタルマックス3とかよぉ、
クソじゃん、クソじゃん、システム面を除いてもキャラがクソじゃん。
アークまじでどういうセンスしてんだよ。
かみはわかるよ、かみは、なんせラスボスだしさぁ、
もう超有名キャラ、魔界塔士Sa・Gaにコイツ入れなかったら誰いれんの?ってレベルだし。
あと、アシュラもまぁ、わかるよ。うろつきポリタンもまぁ……入れてもいいかな?マスコットみてーなもんだし、同人誌出てるし。
でもさぁ、それ以外はねーだろ。
まず、一人もメインキャラいないしさぁ、
いやメインキャラいないだけならまだわかるけど、割と本気でクソみてーなキャラじゃん。
いや、クソみてーっていうか、マジでクソじゃん。
つるぎのおうとかマジで、マジありえねーじゃん。
やったーつるぎのおう出たよーフヒヒとか言う奴いると思ってんのかよ。
あと、ニセンイチローね。
あのニセンイチローが操作出来る!とか言われてもさぁ、
あの、とはならねーよ、どのニセンイチローだよ、ってなるよ。
…………いや、これアークのセンスなのか?
もしかしたら、これスクエニとエンターブレイン、
アークに追い詰められてどうしてもキャラを人身御供にしなくちゃいけなくなったけど、
それでも最後の抵抗としてクソキャラを出したとかそういうのじゃないのか?
62 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:00:22.42 ID:zt4GeMFu
いや、そうだよなぁ。
バトロワだもんなぁ、殺しあう企画だもんなぁ、しかも開発アークだもんなぁ、
そりゃ下手にクラウドとか出さねぇ『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』

あっ、やべぇ早速初戦じゃん。


          ;;, ,.Y;,_ ,,;;_
         ミ`=-,;;:゙/;;,ソ;,;;,,,_
       ,,;;゙i!ミ;;,,/ソ;/:;.《:;;,ミ  ゙ヽ
       ,iヾミ゙;;,iiノi,,/ソΣ》゙ii.゙ ::::ヽ
       ゙i゙リ,゙,;゙`,;;,;,ii;,./ゾ;,.iソ .:::::::ヽ
       .ii゙ii ソ `;゙;;,゙(゙ソ,,;.彡゙  :::::::::ヽ
       ii:::ヾ,;;iソll三.;;ゾ´ソ  ..::::::::::::゙,、
       ii: ~:゙ミ,;。重彡゙    ..........::::::;;;;;;,
        ii;;,,         ..........;::::::..,;;;;;;;,,
        ,゙ii;;;;;,,:::::::::.............:::::.:::::::.,,,...,,;;;;;;;;;::::
       , ´  ̄ ゙ヽ::::::::::::::::::::::::::::__::::,,;゙ ゙;::: :;゙,
      i゙      i ==_,,   i゙::::ii,゙     ゙;、
      ゙i::::,..  ..:゙;゙´   ゙゙゙゙゙´  ゙:     ゙;_
       `゙::    :゙,         ゙i;:.   ゙ `:
         `゙.: ,.,;゙          ゙:::,_.,;;゙ _..,;;゙、
           ,:゙_,:゙              ;゙_;゙

         ダ イ コ ン デ ロ ガ








まぁ、AI操作の大根なんざサクっと…………
え……ちょ……待て…………

ハート様の当たり判定でかすぎないか?
いや、だって大根のパンチ当たってねぇのに、吹っ飛──
63 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 03:00:54.54 ID:M1lNc2mq
>こんなもん作業
なんでこのゲーマーたちは現実出典なのにこんなにキャラ書き込まれてんだよw
いや俺もニコ動で見てるからわかるけどさw

>当たり支給品
ナンデ三発も支給されてんだよw
当たり前のようにこれはゲームだからでいろいろ済まされまくってるしw

>惑いの白
そりゃ惑う、めちゃくちゃ迷うわw
どうすればいいんだろって誰でも思うわ、うんw
64 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:00:54.70 ID:zt4GeMFu
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

あ、あかんわコレ。
AI相手にハメられてるわ。

まぁ、うん…………


死んだら、台パンしとこう。


ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッK.O.

【ハート様 死亡】

【B-7 廃墟/一日目 深夜】


【ダイコンデロガ】
[状態]:不明
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:不明
65 :プレイヤー視点 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:01:30.45 ID:zt4GeMFu
投下終了します
66 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 03:07:49.19 ID:JFNjXZ4A
>惑いの白
他のステージの爆発が見えているなんて……
アークはとんでもないものを作り出しましたね、リアルタイムでこれとは熱帯が熱そうです
前半の描写がかっこよかっただけに、それが戦闘前ムービーだと分かる叙述トリックには痺れました

>プレイヤー視点
まだ発売前なので、このロケテで生まれ変わるかもしれませんよ!
ハート様のなかの人もそれに貢献して欲しかったのですが……残念だ
こんなことをされては、仮にロケテを経て神バランスに生まれ変わっても、彼にだけはクソゲー扱いする権利があるかもしれません


では、自分も投下します!
 
 
 かみは笑う。
 神に逆らうとは、これが生き物のサガか。
 これだから生き物はおもしろい。
 これがあるから、かみは塔を作ったのだ。
 この世界もまた、かみが作り出したのだ。

 かみは笑う。
 笑いながら、落下したシルクハットを拾う。
 シルクハットをかぶり直してから、身体を眺めていく。
 ダメージはさしてない。
 あれだけの爆発ではあったし、威力も凄まじかったが、それでもかみの肉体を傷付けるには貧弱すぎる。

 かみは笑う。
 笑いながら、空を見上げる。
 まだ暗い。この世界に天井はない。
 なぜなら、この世界は塔の一番上なのだから。
 この場所に、またしてもかみに逆らう生き物が現れるかもしれない。

 かみは笑みを隠そうともしない。
 背後から足音が聞こえてくる。
 なにものかが近付いてくる。
 この――かみの元へ。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



 かみ は バラバラ に なった



【かみ@魔界塔士SaGa 死亡確認】



 ◇ ◇ ◇
 
 ――――ロケテ会場にて。


「あれ? 死んだ?」

「え? 一瞬目離してたんだけど、始まって二秒も経ってませんよ?」

「なんか式が突っ込んで、シルクハットのほうがガードしたはずなのに死んでた」

「なんかコンボとか決めました?」

「いや、なんかフツーにナイフ振っただけ」

「えー……なんすか、調整必須じゃないですかそれ。
 さっきの核爆弾でもゲージ全然減ってなかった強キャラがこのザマって」

「いや、それでいいんだよ」

「「えっ!?」」

「そのシルクハットのキャラ、魔界塔士のかみっしょ?」

「キャラ名はそうでしたね」

「だったらいいんだよ。仕様仕様」

「「えー……」」

「たぶんアンケ書いても変わんねえんじゃねえかなぁ」



【F−6 路上/一日目 深夜】

【両儀式@空の境界】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ナイフ@空の境界、(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]不明
69 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 03:10:30.02 ID:JFNjXZ4A
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
70 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:19:25.17 ID:UD2ywlYU
投下乙です!!
感想は後でまとめて!

今から投下します!!
71 :惑いの白 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 03:19:52.61 ID:pxnIywKX
>プレイヤー視点
そうか、これが某KOTYとかその辺の感覚か……
妙に生々しい感想と、それが無情に消えていく展開には笑わされましたw

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑2
分かるけどさぁ……分かるけどさぁ!w
仕様と言い張るならチェーンソーくらい支給しようよ!w

と、拙作「惑いの白」で一か所誤字が見つかったので、修正させていただきます
72 :残念! さやかちゃんでした!  ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:20:03.26 ID:UD2ywlYU
         ., − ´  ̄ ` ヽ 、_
        / / | ,i      \
       /   / /i./。l  ト , 、.l=ォ ヽ
        /   /| / jム┬i;、/トi;|、」 'ノ ヽヽ
     /',i ::|;,+| ヾー゙┘j !+H iヾ l.|`       <ロボカイだと思った!?
     /| l.,1:ドッ    ゚。 !l-!,|!イ' リ゛         残念! さやかちゃんでした!
     / イ| l::l゚。 ,.ィ=i〒i 。 /~ ト「l| ‐'i 、
         | ヽヽ。|i|_l_l !-| Y-゚ツ;/∧ ) `ー-ッ
           ヾi ̄ __l- "´,,;;:| j//   ム-=
       , ェ ´ ̄ └=ア-"',;;:'" j レ/   /, /´
     ヾ ┬`、ヽ    '';;;;;:''"  l |./ //l /
     `ー、`ヾ、ヽ  ォ-"、_ | || シ,/ .| |
 _     ,ノツ ),. レシヽ i-,, 、~ | | "' | |
. ヽ~===="='-'‐' ,' ".,;;;;;| .|ヾ; ヽ!!、ヽ、. | |
  `ヽ !゙`='    /l  ;;;"| .|    / ヽ 、" |
    ヽヽ     |  ;;; | |   /   ` '
73 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 03:20:33.04 ID:pxnIywKX
っと、被ってしまい申し訳ありません。修正は投下終了後に
74 :残念! さやかちゃんでした!  ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:20:46.83 ID:UD2ywlYU
やっほー、あたし、美樹さやか。見滝原中学のピッチピチの女子中学生!
朝起きたら知らないうちにこの姿になってたの!
それでさやかちゃん、閃いちゃいました!
あ、これ昨日ネオチしちゃったゲームの続きなんだなって!
だからこの姿で好き勝手に頑張るの!

白黒だからわかんないかもしれないけどあたし、金ピカ!
速くて強い! 目の前の男も楽勝で倒しちゃってる!
殺意の波動とか言ってるけどまったくお笑いだよね!!

波動拳(笑)昇竜拳(笑)コマンド押させねーよ!?

うーん、もうそろそろ勝負決めちゃおっかなあ。
そう決めたあたしは剣を構えて所謂超必ってのを決めようと思って



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』


あれ、何? 後ろから殴られてる。
え、これちょっと意味分かんない。
画面が暗転して、痛っ! 痛っ! ちょっと!

「雷神十連撃!!」

【美樹さやか@おりこマギカ 死亡確認】
75 :残念! さやかちゃんでした!  ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:24:09.21 ID:UD2ywlYU
戦士同士に言葉はいらない




【C−6/一日目 深夜】


【リリス・エルロン@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:
[道具]:支給品不明
[思考・状況]たまには修行!


【殺意の波動に呑まれたリュウ@ナムカプ】
[状態]:体力ゲージ実はあんまり減ってなかった
[装備]:
[道具]:支給品不明
[思考・状況]不明
76 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:25:22.02 ID:UD2ywlYU
以上で投下終了です
77 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 03:28:14.60 ID:pxnIywKX
>残念! さやかちゃんでした!
ぶっちゃけどうなるんだろうと思ってたキャラなんですよね
そんなに長生きはできないだろうなとは、薄々察してたんですよね
まー予想外の展開には盛大に吹かされたけど、死んじゃったからには仕方ないよね
残念だったね、さやかちゃんw
78 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 03:28:44.24 ID:pxnIywKX
それでは>>54修正

 『どうしたらいいのだろうか?』
 美国織莉子の頭の中では、ひたすらにそんな疑問が渦巻いていた。
 全てを失った彼女にとって、ただ1つ残されていた生きる意味は、彼女の目の前で消えてしまった。
 鹿目まどか――いずれ最悪の魔女となる少女。
 彼女を未然に殺害し、世界を脅威から救うことこそが、織莉子の存在意義だった。
 しかし、織莉子が殺すべき敵は、この訳の分からない殺し合いが始まる前に、あっさりと殺されてしまった。
 彼女が直接手を下す前に、世界はとりあえず救われてしまったのだ。
 さて、そうなるとどうするべきか。美国織莉子は思案する。
(常識で考えるなら……)
 普通に考えるのならば、他の参加者達を守り、殺し合いからの脱出を図るべきだ。
 過激な思考の持ち主ではあるが、彼女は基本、正義の人である。
 不要な人殺しの強要など、到底許せるものではない。
 しかし、この手は血に汚れている。
 まどかを殺害するために、多くの魔法少女達を、巻き添えに殺させてしまった。
 そんな自分が素知らぬ顔で、ぬけぬけと人道を歩むことは、果たして正義と言えるのだろうか?
 人を殺したいわけではない。
 それでも、濃すぎる良心の靄が、彼女の思考を鈍らせる。
(どうすればいいのかしら)
 最早何度目ともしれぬ疑問を、胸中で呟いた瞬間だ。
「……?」
 背後に何者かの気配を感じ、織莉子がそちらへ振り返ったのは。
 正確には、気配を感じたのではない。
 彼女の持つ固有魔法――未来予知で見た未来に、自分に近づく影があったからだ。
 果たして、視線の先にあったのは、1人の青年の姿だった。
「………」
 白い砂丘に佇む彼は、全身白一色の服に身を包んでいた。
 俗に言う細マッチョというやつだろうか。身体にフィットした布地からは、筋肉のラインが盛り上がっている。
 夜風にこげ茶色の髪が揺れ、その下から青い目が覗く。海の深さを思わせる、吸い込まれるような瞳だった。
 どこか儚げな印象を覚えたのは、彼の纏うその白が、砂に溶けて見えたからかもしれない。
79 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/19(土) 03:30:38.75 ID:JlERZQTh
>残念!さやかちゃんでした!

投下乙ですー さやかちゃんがあまりにも唐突な展開で唐突に退場されてもうわけがわからないよ・・・w
アークもこんなゲーム開発して何考えているのか
80 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/19(土) 03:30:48.27 ID:UD2ywlYU
>惑いの白
情緒的な心理描写。
二人の迷いとほんの少しだけ垣間見える希望。
この先の展開を楽しみにさせてくれる良いssでした!

>プレイヤー視点
当たり判定が大きいのは困りましたね!
でも間違いなく相手の当たり判定もクソデカかったと思いますので
ここは運がなかったと割りきってレッツ再プレイ!

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑2
核爆弾もわりと平気! さすが神!
でも両儀式には通じませんねやっぱり
原作再現の前には神の威厳も霞んでしまうのか。
これもゲームのサガか
81 : ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:34:40.85 ID:e9H14rio
皆さん投下乙です!
予約してからある程度書き進め、ふとスレ更新したらなんか凄いのが投下されてたこの気持ち分かってください!
なんだよコレバカヤロー! どれも面白いのが酷いよ!
とりあえず投下しますね
82 :愛の唄歌うよ ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:35:54.23 ID:e9H14rio
ゲーム業界が長年培ってきた技術を結集させ、精巧に作りこまれたバトルフィールド。
風が吹く。熱もある。耳朶を打つ音も、鼻孔をくすぐる匂いも、現実のそれとまったく差異はない。
作られたのは環境だけではない。その中で動く人物たちもまた、この『ゲーム』の仕掛け人によって生み出された人造物。
オリジナルと寸分違わない肉体。そして精神。しかしそれは、あくまで複製に過ぎないのだ。
彼らは自分が作りものであると知らない。それは、見ようによっては哀れで滑稽であるかもしれない。
だが――だが。
今たしかに彼らは、この空間で、生きている。


二人の戦士が向かい合う。
対峙したまま、二人は動かない。相手を値踏みするように、視線を交錯させる。
二人が止まっていたのは、時間にすれば数分でしかない。
しかしもしここに二人を見守る者がいたならば、その者にとって数分は数時間とも感じられただろう。
それだけの緊張感。一触即発の空気が、二人の間には漂っていた。

最初の動きは、唇の動き。まずは会話が発生する。
「私は呉キリカ。キミは、コレについて何か知ってる?」
先に口を開いたのはキリカと名乗った少女。
全身にまとう衣装は黒。どこかふわりとした印象の服装は、しかし彼女の持つ雰囲気にはそぐわない。
彼女の手に握られている鋭利な爪のほうが、より彼女を象徴していた。
触れたもの全てを傷つけてしまう危うさが、彼女の全身からにじみ出ていた。

「ギャリック=ライダー。オレも何が起きているのか知らないナ」
やれやれと言わんばかりに肩をすくめる男。
「ダガ、殺しあえと言われてハイソウデスカと頷けるほど素直な性格でもナイ」
と、ここで男は改めてキリカをその眼光で睨みつけ――そして、臨戦態勢の構えを取った。

「言ってることとやってることが違うんじゃないかな――なーんて、そんなことは言わないよ。
 漏れちゃってたか。うん、そうだよね。さすがに分かっちゃうよねぇ」
「フッ、アレだけの殺気を撒き散らしておいてシラを切るようなヤツではなかったカ。
 ――悪いガ、お前はココで止める。殺シはしなイ。ダガ、動けないくらいには痛めつけさせてもらうゾ」
「出来ると思ってるの?」
「アア、やるサ」
83 :愛の唄歌うよ ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:36:53.97 ID:e9H14rio
次の瞬間。両者ともに、動き出す。
爪。爪。爪。キリカの爪がギャリックの四肢を裂こうと直線の軌跡を描く。
人の身体を捨てることで得た力。変わることを願った少女の、新しい力。
暗闇の中、煌々と閃く爪撃。
対するギャリックが放つのは、自らの脚で描く真空の牙。
二人きりの家族を、愛する妹を守るために命の危機に何度も晒されながら得た力だ。
爪と牙は宙でぶつかり合い、相殺し、消滅する。

「ハハッ、上手いことやるもんだねぇ。だったらこれは――どうかな!?」

キリカは高らかに笑いながら、爪の数をさらに倍へと増やし――そしてギャリックの胸元へと飛び込む。
その機動は風の様に速い。しかし、速さと引き替えになったのは複雑な軌道だ。
キリカは一直線にギャリックへと向かう。愚直、といっていい動きを歴戦の戦士であるギャリックは見逃さない。
(ギリギリまで引きつけテ――叩き落とス!)
動きさえ見切ることが出来れば迎撃は容易い。
この初速と距離ならば、十分に間に合うはずだ――その思考は、衝撃によって途切れた。
(ナ――!?)
混乱醒めやらぬまま噴き出す血飛沫。既にそれは致命的な傷。

「あーあ、結局キミもそこらの魔法少女と変わらないか。
 大口を叩くなら、私のレコードくらい更新して欲しかったね」

ギャリックが十全を尽くせていれば、こんなにも呆気無く決着が着くことはなかっただろう。
キリカの速度は、ギャリックを置き去りにした。
これがキリカの持つ力――自分以外の全ての速度を低下させる能力だ。
行動すら始まらない。思考さえも終わらせないうちに。
全てが終わってしまっていた。
84 :愛の唄歌うよ ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:37:30.69 ID:e9H14rio
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i|        |i
                 i|        |i
                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i
               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
                        ↑
                    このへんにかみ
85 :愛の唄歌うよ ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:38:27.80 ID:e9H14rio
「……派手な花火だ。織莉子も見てるかなぁ」

非常事態に対しても至って呑気に、世界で唯一心を通じ合わせた相手のことを思いながらキリカはその場を離れようとした。
「待、テ……」
しかし、引き止める声があった。もはや引き止める力は残っていない。か細い声をわずかに出すだけ。
「お前ハ……」
「ああ、全員殺すよ。織莉子以外の全てを。織莉子以外の世界全てを、敵に回してもね」
「世界を敵に回すカ……フッ、お前も、昔のオレと同じなんだナ」
「……一緒にされるのは心外だな。キミが、私と織莉子の何を知ってるって言うんだい?」
「知らないサ。ダガ、オレにも世界を敵に回してでも守りたい存在があっタ」
ごふり、と血を吐きながらギャリックは続ける。
「ダガナ、あるときその考えは変わっタ。一人の大馬鹿ヤロウのせいでナ」
「……」
「世界には、愛すべき存在が大勢いル。守らなければいけないヤツらがいル。それに気付かされたんダ」
「……ッ」
「お前も、気付けるはずダ……」

「くだらない」

「くだらない……くだらない、くだらない、くだらないよッ!」

「変われる? ああ、私は変わったんだよ。一人では何も出来ない世界。
 それが嫌で嫌でしょうがなかった。だから……私は変わることを願ったんだッ!」

「変わった私が望んだのが……私と織莉子の世界だッ! お前に、お前に何が分かるッ!」

「世界は私たちに優しくなんかないかもしれない。でも私は、織莉子に優しくすることができる」

「何があろうと、私が私であろうとする限り、私は織莉子を守り続ける」

「それを、なんというか知ってるかい?」

「世界はそれを、愛と呼ぶんだよ」

キリカの叫びに、もうギャリックは何も返さない。


【ギャリック=ライダー@GO DA GUN 死亡】
86 :愛の唄歌うよ ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/19(土) 03:39:04.12 ID:e9H14rio
「ああ……ムシャクシャするなぁ……」

たとえここがゲームの世界であっても。
呉キリカというキャラクター(個性)は、現実のそれとなんら変わりはなかった。
彼女は愛を口にして、愛を実行する。
彼女がここで、生きている限り。


【E−7/一日目 深夜】

【呉キリカ@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:
[道具]:支給品不明
[思考・状況]織莉子以外全員殺すよ



以上で投下終了です!
87 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:50:52.38 ID:zt4GeMFu
男アーチスト投下します
88 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:51:57.38 ID:zt4GeMFu
これから死ぬ気分はどうだい? 最高さ。
君の人生って何だい? 最悪さ。

人を何もしらない餓鬼みたいに、馬鹿にしてくれんなよ。
知っているのさ、俺に人生なんてものが無いことぐらいはさ。



.
89 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:52:31.47 ID:zt4GeMFu
◆

ゴミ処理場にあるもの等、職員とゴミくらいだろう。
ならば、皮肉げな笑みを浮かべてゴミ処理場に呆と立っているこの青年は職員かあるいは──

「俺も、ゴミみたいなもんか?」

青年に名前は無かった。
青年にはただ、男アーチストという分類だけが与えられた。

青年に思い出は無かった。
青年にはただ、かつて大破壊後の荒廃した世界で暮らしていたという記憶だけが与えられた。

青年には何も無かった。
青年にはただ、何も無かった。

彼が──ただ、1つだけ何かを持っているというのならば、
それは、ただ一つ役割だけ。

彼は知識を知ってしまったがゆえに、
己を取り巻く何もかもをも失ってしまった。

偶発的に起こったバグ、それ故に青年は、己がこのゲームのために生みだされた生命であることを知ってしまった。

ならば彼はこのゴミ処理場にて処理されるべき廃棄品なのだろう。
バグを1つずつ取り除いて、ゲームは完成へと歩を進めるのだ。

アーチストの右腕が、己の生命ゲージを削り取るために小パンを放とうとする。

「それでも……それでもなぁ…………」
男アーチストの魂から絞り出したかのようなか細い声と共に、小パンがキャンセルされた。

「俺はこのゲームのために作られた生命だとしても…………それでも、生きていてぇんだよ。
何も……何もなくても、これから…………これからがあるのなら、せめて、空っぽの自分を満たしていきたい…………
だから、まずは俺として…………男アーチストとしてやれることから始めて……いくよ…………」
90 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:53:03.34 ID:zt4GeMFu
ゴミ処理場に歌声が響き渡った。

Happy birthday to you,

Happy birthday to you,

Happy birthday, dear 【名前を入力してください_】

【ド_】

【ドラ_】

【ドラム_】

【ドラムカ_】

【ドラムカン_】→この名前でよろしいですか? →はい

「…………嘘の思い出でも、俺はお前と旅をしていたんだ、ドラムカン。
だから…………悪いな、誕生日プレゼントの代わりに、お前の名前……もらっていくな」

青年に名前は無かった。
青年は己に、ドラムカンという名前を与えた。

「とりあえず……この殺し合い、俺は歌でも歌うことにするよ。
AIだろうがなんだろうが、誰かが喜んでくれるかもしれないしな」

青年に思い出は無かった。
青年はこれから、思い出を作っていく。

「んじゃあ行ってくるよ、あと俺自分の永パ見つけたからとりあえず北斗勢は全力で殺すわ」
91 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:54:09.16 ID:zt4GeMFu
青年には何も無かった。

青年にはただ、何も無かった。

だから、旅立とう。

何かを見つけるために。

【ドラムカン(男アーチスト)】
[状態]:バグ
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]:自分探し(ジョーカーである北斗勢はハメ殺す)
92 :俺物語 ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 03:55:48.46 ID:zt4GeMFu
あ、投下終了してます
93 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 03:56:40.96 ID:F4kzs6aZ
皆様投下乙です!!
私も前田慶次郎利益、奥村助右衛門、うろつきポリタン、┌┤´д`├┐
を投下します!
94 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 03:58:06.45 ID:F4kzs6aZ
 うろつきポリタンと言う生き物を知っていますか?
 うろつきポリタンは自分に燃料を注ぎ込んだ人間を親だと思って行動する習性があるのです。
 親のため(※現在はアークシステムワークスが親)に働いて、時には途轍もないでかい生き物と戦って……
 あらら〜…… 燃料を奪われてしまっていますね……
 燃料が空っぽになるとからっポリタンに退化してしまいます。
 燃料いっぱい入れて、頑張ってね!
 
──インストに書いているうろつきポリタンの説明──
 
☆ ☆ ☆

サアイクゾスケエモン!
オー!!

 
95 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 03:59:11.77 ID:F4kzs6aZ
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)

おりゃおりゃおりゃおりゃ よっしゃぁあああ!!

漢! 漢! 漢!が燃える
それが定めよ 漢!!

槍持て 弓も持て 法螺(ほら)をふけ(斬!斬!斬!斬!斬!)
戦は漢の華舞台 (斬!斬!斬!斬!斬!)
肉断て 骨断て 体かませ
行けや松風 修羅を一騎駆け

幾千万の敵陣めがけ斬り込め

崩せ! 叩け! 潰せ!
崩せ! 叩け! 潰せ!
地獄の馬 戦友と駆ける 魔物に候

崩せ! 叩け! 潰せ!
崩せ! 叩け! 潰せ!
舞ってみせようぞ傾き舞い

そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)

おりゃおりゃおりゃおりゃ よっしゃぁあああああああ!!!!!

漢! 漢! 漢!が惚れる
命短し恋せよ漢
漢! 漢! 漢!が燃える
それが定めよ 漢!

この鹿毛(かげ)と申すは、茨がくれの鉄兜、
前田慶次が馬にて候 はっ!!!!!!

       FATAL K.O.
☆ ☆ ☆
96 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 03:59:56.73 ID:F4kzs6aZ
『前田慶次と奥村助右衛門が竜巻起こしてるぞ……』
 
『あ、これ一撃必殺技っぽいですね、曲流れてますし』
 
『竜巻って……』

『いや慶次ならイケるだろ』

『つーかなんだよ、うろつきポリタン×100000って』

『(うろつきポリタンはバランス調整のためにたくさんいます)だって』

『そこは絨毯系にしておけよ……』
 
【B-7/一日目 深夜】

【前田慶次郎利益@花の慶次】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:松風@花の慶次 皆朱の槍@花の慶次
[道具]:竜巻より消失
[思考・状況]
 1:行くぞ助右衛門!!
【奥村助右衛門@花の慶次】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ナリタブライアン@現実 サウザーの槍@AC北斗の拳
[道具]:竜巻より消失
[思考・状況]
 1:おー!! 
【備考】
 ※二人が起こす竜巻は
 http://www.youtube.com/watch?v=F28IiybteqY&feature=player_detailpage#t=106s
 をご参照ください
 
【うろつきポリタン@メタルマックス3 死亡確認】
【備考】
 ※バランス調整のために100000体くらいいました。
 ※ですが慶次と奥村助右衛門の一撃必殺技で全てのうろつきポリタンがFATAL K.O.されました。
 ※うろつきポリタンの中身(誘爆する燃料)が各所に飛び散っているかもしれません。
 ※ついでに廃墟が更に廃墟になりました。
 
97 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 04:00:39.45 ID:F4kzs6aZ
☆ ☆ ☆

 一方その頃

┌┤´д`├┐<操作できん……

 5様は竜巻(一撃必殺技)に巻き込まれて空彼方に飛ばされていた!!
 
┌┤´д`├┐<ムテキングがしてなきゃ即死だった……

 ムテキング…… そう、それはAC北斗の拳の数ある有名バグの一つ。
 このバグは簡単に言えば投技以外の攻撃を一切受け付けなる究極の守りのバグ技。
 やり方などはAC北斗の拳のwikiなどを参照してほしい。
 
 竜巻に巻き込まれる寸前に5様はこのコマンドを実施。
 結果はご覧のとおり成功、本来ならばゲームオーバーとなる筈だったのだが、
 このようにゲームを引き続きプレイできるのだ。
(ただし動かせない、あれこれ生殺しじゃね?)

┌┤´д`├┐<…………(とりあえず死んでないから座ったままで大丈夫だろう)

 ゲームオーバー画面になってないから何かしらあれば動かせるのかもしれない。
 そんな淡い期待を持ちつつ、5様は筐体に突っ伏して寝るのであった。
 【F-06@一日目 深夜】
【┌┤´д`├┐@AC北斗の拳】
[状態]:健康 ムテキング
[装備]:ない
[道具]:なし
[思考・状況]
1:
   ここにいる
     ↓
 (┌┤´д`├┐)<動けん
  ヾヽミ三彡 ソ
   )ミ  彡ノ ))
(( (ミ 彡′
   \(
    ))
    (
2:動かせる時が来るまで寝る。
98 :よっしゃあ漢唄 ◆EKhCqq9jsg :2013/01/19(土) 04:03:22.18 ID:F4kzs6aZ
以上で投下終了です!

で、┌┤´д`├┐の位置が
【F-06@一日目 深夜】
となっておりますが
正しくは
【B-7/一日目 深夜】
です、お目汚し失礼しました!
投下します
「ぶしゅっ ぶしゅるるっ にゅるにゅるにゅるう〜っ!」

ニアはい
いいえ

.
◆

デカプリン下部のプリン体が村一番の美人のスライム的質感を優しく愛撫する。
「あっ……」

己の命を狙うものを返り討ちにするための腕、
それが村一番の美人に対して快楽を与えているということが愉悦だったのだろうか、
息を殺し、ただスライム的な色合いに赤いグラデーションを加えていく感じの村一番の美人を更に深く愛──

『え、なんだこれ……?』
『いや……?サービスシーン的な奴じゃねぇの?』
『プリン×スライムとか誰が得するんだよ……いや、マジで意味わからねぇよ…………』
『向こうの方行こうぜ!』

監視者達の興味が失せていくのを知ってか知らずか、プリン体の動きが激しさを増していく。

「ぶしゅっ ぶしゅるるっ」
「ああ!ダメッ!私には夫が!」

「にゅるにゅるにゅるう〜っ!」
「あっ〜ああ!」












「ぶしゅっ ぶしゅるるっ にゅるにゅるにゅるう〜っ(よし、このタイミングならばいいだろう)」
「ああン!(そうね)」
◆

さて、超流動デカプリンと村一番の美人。
意味も無く、人間で言うならば触手的なプレイに興じていたわけではない。
プリンとスライムは触感が何となく似ている、
つまりプリンとスライムの触感で情報を交換することも可能である、と──そうアークが考えてもおかしくはない、全くおかしくはない。
故に、超流動デカプリンと村一番の美人はマニアックなプレイをしている体を装いながら、影でこの殺し合いを打破する方法を考えていた。
何故、賞金首である超流動デカプリンに知性があるのか?言語っぽいものを操っていたのだから、
そこから発展して知性があってもおかしくないとアークが考えてもおかしくはない。
そしてスライムとプリンは触感が似ているのだから、友好関係を築いても全くおかしくは無いと、筆者は考えるし、アークだって考えるだろう。
そして村一番の美人は言わずもがな、超流動デカプリンは選択次第では戦闘を回避出来る平和主義者、
故にこのゲームに乗らないことを選んでも全くおかしくはないと俺は考えるし、アークも考える。

さてはて、この絶望的なゲームへと反逆を選んだ二人は無事に脱出することが出来るのだろうか。
神も──アークすらも今はまだわからないだろうが、ただ1つだけ言えることがある。

このゲーム、R指定入るかもしれない。

【超流動デカプリン】
[状態]:プリン体プレイ
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]:対主催

【村一番の美人】
[状態]:プリン体プレイ
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]:対主催
103 : ◆fRBHCfnGJI :2013/01/19(土) 04:40:05.20 ID:zt4GeMFu
投下終了します
104 : ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:48:28.98 ID:CkyY6hhv
投下します
105 :男は誰だってあそこが弱いのです ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:51:39.22 ID:CkyY6hhv
対峙するアゲハと織田様。
そんな二人の下に、第三者が現れる。

「メルディ探して適当に歩いてたら、なんか面倒なことになってんなあ…」

その者の名はリッド・ハーシェル。

「ファラみたく無鉄砲に突っ込むのもなんだし、ここは様子を「うおおおおおおおおおおお」うお、こっち来た!?」



「腹だしの下品野郎、そのくせイケメン……殺す!」

そういってリッドに向かって爆走する織田様。
彼にとって殺害の優先順位は下品なやつとイケメンなのだ。


「と、とりあえず止めねえと…魔神剣!魔神剣!魔神剣!」


リッドが連発したのは彼にとっての初歩技魔神剣。
ぶっちゃけ異常に固い織田様にこんな技が効くはずもないだろう。
リッド自身も牽制と動きを止めることを目的に放ったに過ぎない。
106 :男は誰だってあそこが弱いのです ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:52:55.77 ID:CkyY6hhv
「ふははははバカな下品にゃろうめ俺にそんな攻撃はグワファッ!?」


魔神剣に突っ込んだ織田様は吹っ飛ばされた。
放たれた魔神剣を全て食らって体力ゲージも半分くらい減っている。


「…なるほどね」


一連の出来事を見ていたアゲハはなにかに納得して織田様に近づくと、


「ふっ、はっ、やっ」
「お、あ、そこは、あぎゃ!」


何度も何度も通常攻撃を仕掛ける。
織田様の下半身に向かって。
そう、織田様の超強力防御力は「チョッキ」なだけに下半身への攻撃判定にはもろかったのだ。
それに下半身のあそこは男の急s(ry


「…オーラゲージもたまったし、こんなとこかしら」


そういうとアゲハは、満足したのか立ち去った。




「お〜い、アンタ生きてるか〜!?」

その場に残されたのは状況に困惑するリッドと体力ゲージ1%の股間がもげた織田様だった。
107 :男は誰だってあそこが弱いのです ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:54:16.98 ID:CkyY6hhv
【G−5 学校(校庭)/一日目 深夜】

【夜科アゲハ】
[状態]:オーラゲージ回復
[装備]:『暴王の月(メルゼズ・ドア)』、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:どこに行こう


【織田敏憲】
[状態]:体力ゲージ1%、股間がもげた
[装備]:防弾チョッキ、他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:下品な豚野郎が〜


【リッド・ハーシェル】
[状態]:健康
[装備]:ラストフェンサー、他不明
[道具]:不明
[基本方針]:とりあえず目の前の男性を保護
108 :男は誰だってあそこが弱いのです ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:54:57.35 ID:CkyY6hhv
投下終了です
109 : ◆OmtW54r7Tc :2013/01/19(土) 04:59:18.41 ID:CkyY6hhv
あ、リッドの状態表ちょっと変更で

【リッド・ハーシェル】
[状態]:TPゲージ消費(微小)
[装備]:ラストフェンサー、他不明
[道具]:不明
[基本方針]:とりあえず目の前の男性を保護
110 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 05:05:53.70 ID:JFNjXZ4A
>残念! さやかちゃんでした!
さやかちゃんのAIは実に陽気だなあ
それにしても開発辞典ではギルティも参加する予定だったのだろうか……
想像が膨らむSSでした!

>愛の唄歌うよ
うお、キリカかっこいい
単なるゲームの1キャラクター、死んだらもう1クレいれればいいだけ……なのにこうして考えて動いてるんだよなあ
なんとも言えない気分になりますね。彼女のAI作った人は、たぶんさやかちゃんのとは別人

>俺物語
これはすごい。このロワの設定をメチャクチャ上手く使ってる
自分をAIだと認識し、偽物の記憶だと理解して、バグだとさえ分かっていて、その上で抗う
これがロックか

>よっしゃあ漢唄
うろつきポリターン! 100000体いてもFATAL K.O.の前では紙屑なのか……やるせない
よっしゃあ漢唄KOは熱くていいですね。ゲーセンで成功できたら燃えそうだ
5様はまだなんとかできると信じてます!

>マミヤだって脱いでるからいーんじゃね?
これは……! 前話と別の意味でゲーセンが熱くなるな
ロケテで苦情が入りすぎたら、そのうち修正が入るかもしれませんね
しかしこうなるとSNKもかかわってもらって、脱衣KO作って欲しかったですね

>男は誰だってあそこが弱いのです
この発想はなかった! 防弾チョッキだから当然のはずなのに!
こういう予想外の展開でリレーされると、グッときますね
それにしてもリッドは未把握ですが、織田様をほっとかないなんてなんて聖人なんだ


では、私も投下します!
111 :いつか笑い話になるかもしれない話 ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 05:07:03.06 ID:JFNjXZ4A
 遊園地だというのに、煌びやかでもなければ騒がしくもない。
 深夜だから当然なのだが、こういうところまで忠実に再現する必要があるのだろうか。
 時間が経過したら、そのうち遊具が動き出して、背景にキャラが溢れかえったりするのだろうか。

 そんなロケテ参加者の疑問はさておき、遊園地に一人の少女がいた。
 かけているアンダーリムのメガネが知的な印象を与えるのとは対照的に、纏っている学生服のスカートは短く刺激的だ。
 体系はスレンダーで引き締まっており、髪の毛は鮮やかな水色をしている。

 そして、肌は褐色色だった。

 彼女を知っているものならば、彼女が『彼女ではない』と勘付いただろう。
 彼女の提供元は集英社であり、漫画・PSYRENのキャラクターである。
 名前は雨宮桜子。
 人付き合いが苦手で冷たく思われがちだが、実際は優しくマジメな少女だ。

 しかし『いま』は違う。

 彼女のなかにはもう一つの人格が眠っており、その人格が目覚めるとき――彼女の白い肌は褐色色になる。

 雨宮桜子ではない彼女の名は『アビス』という。
 根幹こそ桜子と変わらないものの、その性格は残忍で攻撃的だ。



 ――――が、このゲームにおいては、あくまで雨宮桜子の別カラーに過ぎない。
112 :いつか笑い話になるかもしれない話 ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 05:07:33.91 ID:JFNjXZ4A
 
  
 
 別キャラで用意する予定だったのだが、キャラの枠が足りなかったのだから仕方ない。
 当然ながら、喋るセリフもモーションもすべて雨宮桜子と変わらない。
 見た目がちょっと違うだけだ。

 システムに力を入れすぎたのだからしようがないとは、開発者の談である。
 このゲームが大人気でアーケードが活気づいたら、いずれ笑い話になるだろう。
 そう、大人気になれば。
 なればね、なれば。



【H−2 遊園地/一日目 深夜】

【雨宮桜子@PSYREN】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]不明
113 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 05:08:05.85 ID:JFNjXZ4A
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
114 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 08:49:28.06 ID:u6ewr0uh
さすがアークの新作ロケテ! すごい人ですね! 私も投下します!
「これは侮ってたわ……」

“目の前”に映る光景を見てその男は呟いた。
ラオウをプレイヤーキャラとして選択した彼は、割りと格闘ゲームは好きだが特に名を知られてるわけでもない一般プレイヤーである。
今回のアークシステムワークスの新作ロケテストにも(どうせクソゲーだし)冷やかしで来たにすぎず、プレイする意思はなかった。
だがその場に居合わせたことで幸か不幸か栄えある最初のテストプレイヤーの一員に選ばれることになったのだ。

プレイヤーキャラであるラオウの視点から見るゲームの中の世界はまさに絶景だ。
ラオウは今、洋城の頂上に立っているが見上げればそこには満天の星空があり、見下ろせば精細にモデリングされた城下町が見える。
まさかアークワークシステムにこんな3Dを作り上げる能力があるとは、それこそ夢にも見なかったことだ。
どうせネオジオ64みたいなくっそしょぼい3Dなんでしょwwww2ちゃんでボロカスに書くわwwwwとしか思っていなかった。

「ちょまじ、神ゲーかもなぁ……まじで」

コンパネを操作しラオウを動かす。
まるで自分の身体のように動く。自分がラオウになったみたいに動ける。まじパなかった。アークのどこにこんな開発力があったのか。

「すげぇしwww」

いやまじですごい。なにこの技術。バーチャリアリティすぎるだろ。一世紀間違えてるだろ。すげーすげー。まじ神ゲー。
もうこのグラと操作だけで神ゲーって言っちゃうわ。こんなん絶対他じゃ体験できないもん。いやまじで。もう絶対に。てなもんだった。
「とりあえず敵探そ」

一通り操作を確認すると男は城の頂上からラオウをジャンプさせた。
ちなみに彼は普段AC北斗の拳をプレイしている人間ではない。
ラオウを選んだのは有名プレイヤーのK.Iが弱パン連打で勝ってるのを見たからだ。空ダでつっこんで弱パン連打でおk。すごい簡単。
まぁ、それはともかくジャンプしたラオウは空中をふわりと降りていく。そして城のバルコニーに着陸してバタンとダウンした。

「あ、やべ。落ちたらダメージかよ……って、はああああああああああああああああああ!?」

そして体力が半分になった。

「ちょ、まじで、ええ……降りるとこ他になかったじゃん。えぇ……なんか降り方あったの……? えぇ……、えぇ……」

少しクソゲかなと思った。
でも、気を取り直してプレイを続行することにする。理不尽なダメージだがクソというほどでもない。即死しなかっただけましだ。

「これどっから降りるのが正解なんだよ…………って」



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



「ザベルきた」
下を覗き込んでいると下からザベル・ザロックがデスハリケーンでバルコニーの上へと上がってきたのだ。
そして、ザベルがバルコニーに着地すると同時に乱入アナウンスが流れて格闘モードがはじまる。なんかトバルのクエストモードぽいなと思う。

「まぁ、こっちのほうがリーチあるし牽制振って当たったら飛び込みからでいけるっしょ」

とか舐めた口をきいてるうちにザベルが突進してくる。
地上ダッシュからの中足スライディング。ものの見事にリーチあるしで振った牽制の蹴りを潜ってクリーンヒットした。
だがダメージは浅い。そして続く小足は冷静にしゃがみガードする。ラオウが膝をついたが仕方ない。ラオウだって膝くらいつく。
膝をつかないラオウが見たいならお前が作れよ、あ? ってアークの人も言ってた(言ってない)。

ザベルの低空ダッシュからの中パンチがラオウの顔面にグサリ。

「見えねーし!」

ザベルの低空ダッシュからの中段は見えない。しかたない。小足をアドバしないお前が悪いわ。え? 北斗にアドバない? 知らんがな。
だがこのザベルはまだ有情だった。中パンチからのコンボは小足→中足→大足でおしまい。ダウン追い討ちもしなかった。
ザベルのしゃがみ強キックにダウン回避はできないが、男はすばやく反応して特殊起き上がりで即座に復帰する。

「まぁ、安いしー、永パでハメ殺してやん……あっ」

バックステップしたらラオウが落ちた。バルコニーから。
「クソゲだろこれはああああああああああああああ!! ハァ!? ハァ!? 喧嘩売ってんの? マジで俺に喧嘩売ってんの? ハァ?」

ラオウは死んだ。
男は台パンする。バンバンする。まるでトキが憧れた剛の拳みたくコンパネを殴った。ガンガン筐体が揺れる。バシバシ蹴ってもいた。
彼の気持ちわからなくもない。けっこう理不尽だったとは思う。でも言うほどクソゲーかな? グラはすごいって言ってたじゃん?

後、どんな理由があっても台パンはいけません。蹴ってもいけません。押すのもなし。煙草で焦がすのだけはまじでやめろ。やめろ。まじで。

「500円返せよまじでッ! 遊んでねーし! つかロケテならむしろこっちに金払えだし! これ仕事だろぉ、金余裕で要求できるわ……」

筐体から引っ張り出された男は、店員に囲まれると急にサーセン^^;な態度を取り出してそのまま店の外へと消えてしまった。
そして彼は出禁になった。多分、もう二度とこないと思うけど。





【ラオウのプレイヤー 出禁】





彼がいなくなった後のモニターの中ではやっぱりラオウは死んでいた。ぞしてザベルはデスハリケーンで普通に地上に降りていた。





【ラオウ@AC北斗の拳 死亡】

【J−8 城/一日目 深夜】

【ザベル・ザロック】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:わからん殺しでバンバン初狩りする。
119 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 08:53:41.40 ID:u6ewr0uh
以上で投下終了です!
120 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 09:53:06.06 ID:VkLG39hR
>アイエエエエ! ストライダー!?
参加者に慈悲はない。
たちまちマミは爆発四散!

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑
超硬い織田様wwwwwww
調子に乗りそうなんだよなあ

>こんなもん作業っすよ
覇者の時間だあああああああああああああwwwwwwwwwwwww
しかし方向音痴という事はアレだ、どこにでも行けると言う事だ、うん。

>当たり支給品
これもゲームを面白くするスパイスだよね!
でもあとニ発核爆弾があるんですが、それは

>惑いの白
惑わされるなーーーーーーーー!!
ロケテ組からしたら対主催チームって戦わないから……?

>プレイヤー視点
ハメでも何でもありの無法地帯
もちろんAIもである

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑2
チェーンソーやのこぎりで切れて死ぬんだったら、ナイフでもいいよね

>残念! さやかちゃんでした!
金カラー即死wwwwwwwwwwwwwwwww
戦士に言葉はいらないは正論なんだよなあ

>愛の唄歌うよ
もはや核爆発がしおりになりつつある
キリカはノリノリなんだけどオリコさんが……

>俺物語
かっこいい!! かっこいいけどなんか自覚してる!?
永パ装備かー これは強キャラの予感
121 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 09:53:37.28 ID:VkLG39hR
>よっしゃあ漢唄
PVなんですが、それは
ムテキングにちゃっかり成功する5様wwwwwwwwwww

>マミヤだって脱いでるからいーんじゃね?
脱衣麻雀もあるぐらいだし、R-18の一つや二つあっても!
さすがアーク! 前衛的だぜ!

>男は誰だってあそこが弱いのです
身体の部位によってダメージとアーマーが違う!
そう、これはファイティングバイパーズ!!
リッドは素なんだろうなあ

>いつか笑い話になるかもしれない話
2Pカラーwwwwwww 製作はミスっちゃうかー

>プレイの後はアンケートへのご協力をお願いします
初狩りをするAI! 驚愕! 金を巻き上げる機械!
出禁第一号かー いや、ハート様のプレイヤーも出禁になってるんじゃないかな?
122 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:25:58.78 ID:VkLG39hR
投下します
123 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:27:16.78 ID:VkLG39hR
 














               説          明         ッ         !














.
124 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:28:14.71 ID:VkLG39hR
「あれ……?」
気がつけば見知らぬ土地に立っていた。
手を開く、頬を叩く、身体の感覚はしっかりとある。
織田に突き落とされたことまでは覚えている。
そしてその井戸の中でゆっくりと眠りに落ち、七原達とあの殺し合いから抜け出す光景を見た。
「そっか、夢か」
最後に見た光景、あれが夢だったことを認識する。
ぽろりとおちた涙を、少女……清水比呂乃は手で拭う。
ともかく、再び殺し合いに巻き込まれてしまったのだ。
しかも、今回の相手は政府どころの話ではない、一瞬の内に参加者を転移させる異能を持つ者が相手だ。
正直言って分は悪い、瞬時に十人を爆殺してみせた存在にどうやって立ち向かえというのか。
今は考えても答えは出ないが、とりあえず殺し合いをするつもりは無かった。
「七原……」
口から思わず零れる、ある男の名前。
自分が土壇場で信用することが出来なかった、殺し合いを覆そうとしていた男の名前。
同じ過ちは二度繰返さない、今度こそは七原を信用して見せると、心に決めた。
他人は信用できなくとも、七原は信用してもいいと、そう思ったからだ。
「んじゃまずは……っと」
決めたところで比呂乃は、いつの間にか手に持たされていたルールブックを読み始めた。
この殺し合いは、政府が行なっている物とは違う。
だから、どういった殺し合いなのかをしっかり理解している必要がある。
だから冊子に穴が開きそうになるまで一字一句逃さず、なんだったら何箇所の誤字を発見するほど全ての項目を読み漁った。
125 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:29:17.42 ID:VkLG39hR
 
そして、しばらくして。
「あらよっと」
軽く念じるだけで、自分に支給された道具が出てくる。
元々こんな力は持っていなかったはずの自分に、こんな力を授けるなんてこの殺し合いを開いた存在は何者なのか。
もう一度それを考えそうになったが、考えてもどうしようもないのでやめた。
一つ目はなんだか力の沸いてきそうな手袋だった。
とりあえず嵌めてみると、気持ち凄く力が強くなったような気がする。
実際に適当な壁を殴りつけてみると、大きなヒビが入るほどだ。
彼女は知らないのだが、アークが調整をミスった所為でこの怪力手袋の攻撃力加算補正がカオスブレイカーも真っ青なレベルになっている。
例えるならば小パンがギャラクティカファントムぐらい減るって感じである。
┗|┳|┛ウオオオオオオ!!
が
┗|┳|┛ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!
になるくらいはすごい、でもアーマーは付かない。
もちろん、清水比呂乃はそんな事は知らない。
ただ、異次元の技術に感動するだけだ。
もう一冊の本は「ロケテスト限定公開!! 徹底解剖・大技林20XX」と書かれた本だった。
いろんなゲームのウラワザがびっしりつまった、とても分厚い本だった。
ご丁寧にハードカバーなので、殴れば多少のダメージくらいは与えられるかもしれない。
とりあえずパラパラと本に目を通し、手に携えることにする。
道具の確認を終え、比呂乃は一息ついて落ち着くことにする。
ルールブックが正しければ、六時間に誰も死ななければ全員が死んでしまうらしい。
あの殺し合いでは72時間だったのが、驚くほど短縮されている。
どうにも殺し合いを促進させたいらしい思惑がひしひしと感じる。
結局誰も死ななくて、自分も死んでしまうというのは勘弁被りたい。
信用できなさそうで役に立たなさそうな人間を一人、どこかで殺しておくべきか――――?
そんなことを考えながら歩いていたとき、一人の男と出会った。



「やっと おいついたぜ」

こいつなにいってだ


.
126 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:29:52.64 ID:VkLG39hR
だが、そこで比呂乃はハッとする。
男の傍に広がるのは、いかにも禍々しいバリアの数々。
ファンタジーに見たような異次元の遺跡なのだから、バリアの一つや二つもあるだろう。
そして目の前に立っている男は、鉢巻の男。
そう、先ほどの大技林でたまたま開いたページに載っていたことを思い出す。
「総長がバリアに突っ込んでイベントが終わった後、もう一度バリア話しかけてみよう!
 どこからともなく総長が現れて、バリアに突っ込んでいくぞ!!」
そういえばそんなことが書いてあった気がする。
現に現れた男は、そのバリアの中を突っ切っていく。
奥にあるスイッチらしきものを押し、バリアが解除される。
「へっ どうだ。これが おとこだぜ!」
カッコつけているが、そこには誰も居ない。
「このはちまきを……」
比呂乃は男へ駆け寄り、はちまきを受け取る。
「いもうとを たのむ……ぜ」
そんな一言を残し、そのまま死んでいってしまった。
比呂乃はすかさず、バリアがあったところに"話し"かけた。



「やっと おいついたぜ」

こいつなにいってだ



そうしてまた男は、ありもしないバリアに突っ込んで行き、勝手に弱り、死んでいった。
手に持たされた鉢巻だけは、しっかりと増えていたが。
そして比呂乃はもう一つ、ルールを思い出す。
「48時間経過時点で生き残りが二人以上いた場合、バトルロワイアル内で"最も活躍したプレイヤー"が勝者となり、残りは全員死亡する」
つまりこの殺し合いで活躍すればするほど、生き残れる可能性というものが上がる。
ということは、何度も現れるあの男を適度にボコっておけば、活躍したとみなされるのではないか?
異次元の現象が色々起こりすぎて、当たり前がわからないほど思考がパニックになっているが、これはつまり。
127 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:30:53.70 ID:VkLG39hR
 


                      ドッカン
           _m    ドッカン        ☆
=======) ))             ./ ゴガギーン
     ミ∧_∧ | |             /                 ∧_∧
     .(   .). | |        ,_r_ ̄ ̄ ̄ ̄'''''''''ー---ュ、.     (^Д^ )
     「  ⌒  ̄_ ,|      /∧_∧口 ゙゙゙̄'''''ーr' r''"if ̄ ゙ヾヽ   / 「    \
    |     /  ̄      r;;x'" (;´Д` )       ;/   ||   |)`ー.| |    /\\
    |    .|      _,../_ // ⌒ ヾ)       /,-‐、 ,.i|r: '' " . へ//|  |  |. |
    |   .i  |   ,. -''"     ゙゙̄'''''ー-- ...,,,,_ / r--''  (\/,.へ \   |  (_)
    |  ∧. | ∠.,_              ,. -       .\//::; \   .| 
    |  | | |,..{ : : : i `''''oー--..___ ,. - '"  ,..、   _,. -'"  /; リ| ヽ /
    |  | | |. { `''ート二_:: /_;_;_;_/ : :}  /  | -''"   _,.,-‐':;,ゞ._リ | .|
   ./ / / ./ ヾヾニ[ ̄`'! 、  _  ̄ _/ /⌒l;|_,... -‐'''"    ヾ--''   .| .|
  . / ./ ./ ./    ヾ二> ー-- ....,,__,,,...ノ::{ :;! リ              | .|
  (_) .(_)                ヾ:;;;;ゝシ              (_.)
                   ※イメージです

     _   _           __     __ __     __   __
     /_> ./  | /\/ /  / /_   /_  /  / ̄| / __. /__
    /__> |_/ /  / |_/ __/   __/ /  / ̄/ ./_/ /__



得点稼ぎの時間だあああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


.
128 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 11:31:50.43 ID:uqWbKEOz
しえぬ
129 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:32:11.16 ID:VkLG39hR
そうと分かれば比呂乃は繰返す。
何も無い空間を突っ切る男をボコり、勝手に事切れる男の鉢巻を受け取り、空間に話しかける。
「やっと おいついたぜ」
何も無い空間を突っ切る男をボコり、勝手に事切れる男の鉢巻を受け取り、空間に話しかける。
「やっと おいついたぜ」
何も無い空間を突っ切る男をボコり、勝手に事切れる男の鉢巻を受け取り、空間に話しかける。
「やっと おいついたぜ」
何も無い空間を突っ切る男をボコり、勝手に事切れる男の鉢巻を受け取り、空間に話しかける。
「やっと おいついたぜ」
何も無い空間を突っ切る男をボコり、勝手に事切れる男の鉢巻を受け取り、空間に話しかける。
「やっと おいついたぜ」
何度も何度も、男をひたすらにボコった。

「あっ」
何回か繰返した時、つい緩んで必要以上の力を込めてしまった。
遺跡の壁をぶち破る彼女の力は、男を軽々と吹き飛ばしてミンチにしてしまった。
「まいっか、スコアは稼げたし、六時間ルールも防げるし……あれ?」
ふと冷静になり、思考がなんだかおかしくなっていることにようやく気づいた……?
130 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:32:42.11 ID:VkLG39hR
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
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【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
【そうちょう@魔界塔士Sa・Ga 死亡】
131 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 11:33:45.40 ID:uqWbKEOz
しえぬ
132 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:34:06.12 ID:VkLG39hR
(,,  ( (  ─==フ¨´      ̄|  ``'ー- 、
)  ,  )    /,        / ,ィ'|  ヽ     ヽ、
(,,  ( (   // /  /  /〃 | | |   ヽ    ヾYニヽ、
)  , ) /,イ  /   / 〃/,  |│!、   ',.   ヽ |:.:.:ヘ:.:.\   ボーナスステージwwwwww
(  ( ( / /  ,'  / 孑|'"   l !| \ }    ∨:.:.:.:.:',:.:./   スコアうま過ぎwwww腹いてぇwwwwwww
 ヽ ヽ )./  i  ,'' /  j   l ||  ヽ |`i    }:.:.:.:.:.:.∨
  ) ,))|   /  |/{!7メミ、    | _ _土 l|  | |:.:.:.:.:.:.:.|    ボーナスステージwwwwww
  (  ( | / |  lム {:::::::}     'fて::;;;}7}  ト、|:.:.:.:.:. 丿   スコアうま過ぎwwwww腹いてぇwwwwwww
   ) ,,) |/  | │il ヒ辷     {::::::::ソ |  | | ̄ ̄ |
  ( ノ   / ):∩. '   ,    ` ー'′ | /)  ,'  |    ボーナスステージwwwwww
   ≡≡メ- '' ),≡. 、   r‐┐   ''  |/ノ  /  |    スコアうま過ぎwwwww腹いてぇwwwwwww
     /,,, _''" l .l.   |>.、`___ ..   -‐'ア   ./l   |
    l/ ,,_"つ l   |  |  / \/    / |   |
    l ''""' -,  .l   │ /-<   〃     /  |   |
    .l  ( ''"   l.   ,レ'|::::::∧ /    イ   .|   |
        ※イメージのみの特別出演です

【清水比呂乃】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:怪力手袋@メタルマックス3
[道具]:基本支給品、大技林20XX、ゾクのはちまき*40(いらない)@魔界塔士Sa・Ga
[基本方針]:殺し合いには乗らず、七原を信じる。
[備考]:ボーナスステージでめっちゃスコア貯めました。
     大技林20XXにはウラワザがいっぱい載ってます



「よくわかんねえチュートリアルだな」

「インスト読んでもわかんないし、プレイしなきゃわかんねえなあ」

「っつーかこれ、意図的にバグ積んでるってことだよな」

「アークやる気あんのか」

「スコアタが熱くなるな……」

----

以上で投下終了です。
133 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 11:34:20.15 ID:58JtbLqC
 
134 :安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! ◆oub/vvrBRg :2013/01/19(土) 11:35:03.74 ID:VkLG39hR
>>132
【E-04・遺跡深部/一日目/深夜】
を比呂乃の状態票に追加で。

あと現在地ツール設置しました。
http://www20.atpages.jp/~r0109/new_anchor/
135 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 11:37:55.59 ID:58JtbLqC
投下乙です
なんというか、もう、スコア溜めたからって何なんだよwww
後々に何かしら影響が出るのかと考えると、そこに期待したいです
136 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:01:17.82 ID:IF7JBjOw
投下と現在地ツール乙です

>惑いの白
突然、爆発とかマジで不意をつかれましたw
今は戸惑うことばかりだけど二人には頑張って対主催の道を進んで欲しいなー

>プレイヤー視点
読ませてもらってる方としては素直に楽しめているのですが
プレイヤーからすると確かにクソゲーかもしれませんね。嘆きっぷりが真に迫っていて何とも…

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑2
うん……これでいいのだ。

>残念! さやかちゃんでした!
白黒なのに自分で金ピカと言い張るさやかちゃんが可愛い
けど、ロボカイの姿なんだよなぁ……

>愛の唄歌うよ
二人の魂の激突のような素晴らしい。ロワってこういうものだったなぁ
ゲームのキャラクターでもキャラクターには変わりないんですね

>俺物語
こちらは打って変わって自分がゲームのキャラクターと気付いてしまっている
悲しいけど、強い決意がある……今後の活躍に期待です
137 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:01:51.46 ID:IF7JBjOw
>よっしゃあ漢唄
熱くて派手な一撃必殺あるキャラはいいですな。爆発に竜巻とか次はどうなるやら
ってか、ナリタブライアンがいるよ……ナリタブライアン竜巻起こせたんだ……

>マミヤだって脱いでるからいーんじゃね?
原作にも対主催エンドあったんだから大丈夫だ。頑張れプリンちゃん
R指定が大丈夫かは知らないけど……

>男は誰だってあそこが弱いのです
地の文にある織田様が何とも笑いを誘う
アゲハは男の股間を攻めるだけ攻めて満足していったとか、誤解フラグが広まらないか心配ですね

>いつか笑い話になるかもしれない話
これ知らないと絶対騙されるよ。観客すら欺くのか主催者は……

>プレイの後はアンケートへのご協力をお願いします
……折角こんなに凄いのに。出禁くらった方は2ちゃんでウサを晴らすためボロカスに書かれてしまうんだろうか
でもその技術でこういうゲーム作っちゃったアークにも責任はあるしなぁ……

>安価で! 決めたぜ! 殺し合い!!
100000ポリタンが相手にボーナスステージでどこまで稼げるんでしょうね
殺し合いには乗らずに、出来ることをしっかりやる清水に好感。そうちょう死んでるけど
138 : ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:09:24.32 ID:YcomVkCU
投下します
139 : ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:11:31.53 ID:YcomVkCU
上手くいくはずだった。
キュゥべえの目を逸らさせ、まどかと奴の遭遇を避け、魔法少女と関わりを持たせず。
美国織莉子というイレギュラーも排除し、ようやく対ワルプルギスへの光を掴んだ。
そのはずだったのに。

「…っ!」

なのに、あの空間で爆発したたくさんの首の中には彼女がいた。
守るべき存在が。守らなければならない存在が。
鹿目まどかが。

「まどかぁ…」

あまりの出来事に頭の理解がついていかない。
ただ、”この周”もまたダメだったという、それだけの事実のはずなのに。
それが起こるまで、この世界はある意味、今までで一番うまくいっているものだと思っていた。
希望に溢れていた。
それが、一気に失われた。絶望に突き落とされたのだから。
まだ盾の砂時計をひっくり返すことはできない。その時は来ていないのだから。
だから、まずはここを脱して次の世界に行くことを考えなければいけない。

「どうしたの?」

ふと、声が近くから聞こえた。
そこにいたのは、薄緑の髪をした全身タイツの少女。
年齢は、おそらく自分よりいくらか上といったところだろう。
好奇心に満ちた表情を向けているが、どこか掴みどころがない。

「殺し合いかー。初めてのパターンで正直戸惑ってるんだけどなぁ。
 ねえ、あなたはどうするの?」

馴れ馴れしいと思った。
初対面なのにいきなりこんなに話しかけて、警戒心はないのだろうか。

「…もし私が殺し合いをする人間だったらどうするの?」
「え、それは困るなぁ。だって私、黒に会うまでは死ぬわけにはいかないんだから。
 でも、君本当に乗れるの?」

その問いかけの意味が分からなかった。
先も言ったように初対面なのだ。どうしてそんなこと聞かれなければならないのか。
140 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:12:33.40 ID:YcomVkCU
「どうしてそんなことを聞くの?」
「だって君、泣いていたから。
 大事なものを失う悲しみを知ってる人間が、人を殺せるのかなぁって」

カチッ

ドスッ

「…え?」

どうしてそうしたのだろうか。
時間を止め、背後に回ることで視界から離れ思考する機会を奪い。
とっさに取り出した刀でその胸を貫いた。

ドサリと倒れる緑髪の少女。

「殺せるわ」

そう、殺せる。
今までだって、まどかが魔女と化した世界は見捨ててきた。
魔女と化した魔法少女にも止めをさしてきた。
これもそれらと同じようなものだ。きっと。

「私は死ぬわけにはいかないの。何があっても、助けないといけない友達がいる。
 だから、彼女のためなら、この手を血で汚すことになっても、構わないわ」

方針は決まった。
他の参加者を皆殺しにして帰る。それがこの世界での生き方。

「それと一つ訂正させて。私はもう、人間じゃないの」

ふと、近くに他の参加者の気配を感じ取った。
ちょうどいい。探す手間が省けた。
たとえどんな相手だろうと、時間停止を駆使すれば、”人間である限り”殺せるはずなのだから。


暁美ほむら。これより修羅に入る――――
141 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:13:36.74 ID:IF7JBjOw
 
142 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:14:13.22 ID:YcomVkCU
◆



ジョインジョイントキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッ



カクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノ



バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンマドカァー



FATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーントキィ (パーフェクト) 




◆




そうして暁美ほむらが突如現れた謎の男に敗北し、その命を散らせたその瞬間。
まだ緑髪の少女は生きていた。
だが、心臓を逸れていたとはいえ、肺に刀を刺されて長生きなどできない。

出会ったばかりの名も知らぬ少女が命を散らせていく瞬間をその目に焼き付けながら、その少女も、後を追うように息を引き取った―――


【暁美ほむら@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】
【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
143 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:15:40.70 ID:YcomVkCU
◆

「え?」

気がつくと、二人の少女はスタート地点に立っていた。
白い男にボコられてちにゃった体は元通りである。

「ふーん、君も時間を自由にできる能力を持っているんだね」
「あなた…、何をしたの?」
「時間を戻した。私達の記憶をそのままにね。
 今は、そうだね。あなたと私が出会う少し前ってところかな?」

混乱は大きくなってくる。
時間を戻した?何を言っている?

「もしかしてあなた、魔法少女…?」
「へぇ、君のところじゃそういうんだ。
 私はアンバー。契約者っていうの。対価を払って能力を使う超能力者ってところかな。
 さっきは変なこと言ってごめんね。ちょっとカマかけようと思ったんだけど失敗しちゃって」


「それで、君はどうするの?このまま行ってもさっきの白い男に殺されるだけだよ?」
「……」
「まさか今度は勝てるとか油断していなければとか、そんなこと思ってないよね?
 実際戦ったなら分かるよね、あの男はそういうレベルじゃないってさ」

確かに、自分の能力があればどんな相手でも殺すことができるというのは短絡的な思考だったかもしれない。
友人の死で冷静さを失っていたのだろう。

「それじゃあ私は行くね。君のように汎用性に効く力じゃないんだ。
 あと、さっき時間を巡ってみて思ったけど、ここ何かおかしいよ」

そう言って立ち去ろうとするアンバー。
自分はどうすればいいのか。生き残るためには皆を殺す必要がある。
しかしあんなに強い者がいるなら一人でそれをやるのは愚策だ。
いや、そもそもあの白い男はどうするか。接触するか、逃げるか。
144 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:18:03.00 ID:YcomVkCU
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
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     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
                        ↑
                    このへんにかみ
「わけがわからないわ」
145 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:19:23.99 ID:YcomVkCU
とりあえず白い男から逃げよう。

【D−7/一日目 深夜】

【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:九字兼定@空の境界
[道具]:支給品不明 (あと2つまで何かあってもいいと思う)
[思考・状況]乗るべきか乗らぬべきか考える。でも今は逃げる
※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です

【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:なし
[道具]:支給品不明
[思考・状況]黒や他の契約者を探す。基本的には戦闘は避ける方向でいく
※16話、黒と再会する前からの参戦です
※何かに気付いたっぽいです
※あと二回能力を発動させると消えます

【たぶんD−7周辺/一日目 深夜】

【ジョインジョイントキィ@AC北斗の拳】
[状態]:体力ゲージ満タン 、ブーストゲージマックス、オーラゲージマックス
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]不明
146 :ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:20:28.85 ID:YcomVkCU
◆

「おい、バトル始まんねえぞ」
「トキとか使ってるくせにどうなってんだよおい」
「あれ?さっきバトル始まってトキ以外みんな死んだ気がするんだけど」
「そうそう、そんな感じだったはず」
「はあ?そんなの知らねえぞ」
「どうなってんだ…?」
「ここにスタンド使いでもいるのかよ」
「スタンド使いいるなら波紋喰らわせて殺すわ」
「あ、すみません。そのキャラ、いわゆるボーナスキャラなんですけど。
 一発で死ぬかわりにちょっと特殊な設定組み込んだらバグ生んじゃって。
 プレイヤーの記憶にもちょっと左右するみたいなんですよね」
「おいwwwww、バグそのまま放り込むとか何考えてんだよwwwwww」
「しかも俺らの記憶いじるとか危なすぎwwwwww」
「いやあ、せっかく作ったんだし面白いかなぁって思って」

※アンバーはボーナスキャラですが、プレイヤーの記憶に干渉するというバグを持っています
 ゲーム内で能力を使うたびにそのバグが発動するみたいです
147 : ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 15:21:33.44 ID:YcomVkCU
投下終了です
148 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:21:40.57 ID:dU0dTQrv
>ときかけ☆メモリアル
投下乙ですー
トキに処理られても時間が戻れば問題ない(キリッ
149 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:26:14.56 ID:VkLG39hR
投下乙!
修羅トキが……しかし攻略できるのかコレ……
アンバーがいいキャラしてるなあ
150 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 15:28:04.84 ID:IF7JBjOw
投下乙です

プレイヤーの記憶にまで干渉するとかやばいっすねー。時止めにも勝てるトキの強さもぱねーっすわ
マドカァーの叫びが切ない。果たして二人は白い悪魔から逃げられるんだろうか
アンバーが時を巡って見てきたものも気になります
151 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:15:27.82 ID:u6ewr0uh
マドカァーでクソワロタw

では予約した分、投下しますねー。
152 :ニードフル・シングス  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:16:21.71 ID:u6ewr0uh
空は暗く遠くでは雷鳴が鳴り響き、絶え間ない風が生い茂った草原を揺らしていた。



おさげ髪の優等生委員長である内海幸枝はソウルエッジを片手にタブレットを見ながら肩を震わせていた。
画面を見る目は赤黒く濁り怒りに満ちている。
それは彼女が精神をソウルエッジに支配されたから……ではない。それも要因のひとつではあるが、そこに表示された文面が怒りの理由だった。
内海幸枝は自分の前方をズシンズシンと足音を立てながら進んでいるデスマシーンをきっと睨みつけるとこう言った。

「デスマシーンくん絶対許さないんだからねッ! この意味、わかるッ!?」



デスマシーンはズシンズシンと足音を立てながら進む。デスマシーンはデスのマシーンだから目的は死体をつくることだけだ。
得意戦法はとりあえず核爆弾。これでたいていの相手は消し炭になる。対象は無差別。見つけたら殺す。だってデスのマシーンだから。
しかし今現在、デスマシーンは珍しく対象を一体にロックオンしていた。それは彼?のタブレットに送信されてきたメッセージが原因だった。
デスマシーンは目の前に対象を見つけると冷酷に宣言する。

「対象:ガウーマン……マッサツシマス」



ガウーマンにとって風の吹き荒れる草原はあまりすごしやすい場所ではなかった。正直に本能に従うならばすぐにでも穴倉に篭りたかった。
穴倉の奥底でハンター達を待ち構えてはりんぷんと怪音波で散々翻弄した後に逃げ出して「くっそー!」と言わしたかった。
それが彼女の賞金首としての性質であり愉悦だ。だがしかし、タブレットに送信されてきたメッセージを見て彼女の瞳は完全な攻撃色となった。
ガウーマンは風の吹き荒れる草原の先にその相手を見つけるとはたはたと羽を震わせ、風にのせてりんぷんを送り始める。

「アサガミ・フジノ……マジユルセナイワァ……」
153 :ニードフル・シングス  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:17:01.08 ID:u6ewr0uh
浅上藤乃は鈍痛を訴えるお腹を押さえながら草原の中を歩いていた。安らぐ場所を求めて――ではなく、殺したい相手を見つけるために。
彼女は常にその人物を探していたし、彼を知っている者も同じように探していた。そして出会えば魔眼によって凶(まげ)て殺していた。
しかし、今はそれとは関係ない人物を探していて、すでに視界の中に捉えていた。彼女が常とは違う行動を取るのは一通のメッセージのせいだ。
浅上藤乃はその歪曲の魔眼の中に相手を捉えると陰気な声で呟く。

「内海さん…………凶(まが)っちゃえ…………」






 ■

4体の人間とそうでないものが今まさに殺しあいをはじめようとするその場所、それを見下ろすことのできる小さな丘の上にひとりの少女がいた。
雷光を背後にツインテールにくくった金髪が光り、爛々とした眼だけが影となった顔の中に浮かぶ。

彼女の名前は百舌谷小音(もずやこと)。
『ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害』――通称:ツンデレ病を生来をより抱えている天子にして悪魔の少女である。

彼女の身体能力は一般的な同年代(小学5年生)の子らよりも多少優れている程度でしかなく、それはこの舞台の上でもほとんど変わらない。
格闘ゲームのキャラクターとして組まれた以上、最低限の能力は持っているがやはり最低限でしかなく、具体的にはロールちゃんくらいでしかない。
そのドMを見つけた時に発揮されるドSアクションの数々は多様な必殺技として無駄に再現されまくっているが、その性能は世紀末に対しては低すぎる。

だが、アークシステムワークスの人間は彼女の本質をそんなキャラ性能ではなく別種の、このバトルロワイアルだからこそ活きるスキルで再現した。
目の前で戦いを始めようとしている4体に対しメールを送りつけたのは彼女だ。
ではその内容を見てみよう。
154 :ニードフル・シングス  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:17:40.55 ID:u6ewr0uh
 宛先: 内海幸枝
 本文: デスマシーン「最近眼鏡委員長調子にのってなくね? なんか認められてると勘違いしてるとかーwww 嫌われてんのになw」

 宛先: デスマシーン
 本文: ガウーマン「デスマってオメガさんと違ってどの作品のキャラかぱっとしないんだよねぇ。てか、FFからSAGAって左遷とか? サーセンwww」

 宛先: ガウーマン
 本文: 浅上藤乃「ガウーマンさんの落とす帽子って……あはっw あ、ごめんなさいw お腹痛いw お腹痛いwww 痛覚残留wwwww」

 宛先: 浅上藤乃
 本文: 内海幸枝「浅上さんってあのマッガーレ☆っていうのやめてほしいな。邪気眼だっけ? 男子が真似して困るんだよね」

 ※メールの内容は開発中のものです。製品版ではもっとまともになってるはずです。(アーク開発)


そう。自分の手を一切汚すことなく目の前の相手同士を殺し合わせる。『ニードフル・シングス』こそがここで再現された彼女のスキルである。






【D−3 草原/一日目 深夜】

【内海幸枝】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ソウルエッジ@ナムコクロスカプコン、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:七原くんと会いたい! けど、今はデスマシーンくんを殺す。

【デスマシーン】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:エネミーハマッサツ。デモイマハ“ガウーマン”ヲサイユウセンシテマッサツシマス。
155 :ニードフル・シングス  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:18:10.89 ID:u6ewr0uh
【ガウーマン】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ニゲタイ。デモイマハ、“アサガミ・フジノ”ガマジユルセナイワァ。

【浅上藤乃】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:あの人を探す。でも内海さんだけは絶対に許さない。凶(まげ)る。

【百舌谷小音】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:こんなくだらないことさっさと優勝して終わらせる。
※『ニードフル・シングス』=視界の中にいる相手にメールを転送してロックオンの対象を変える能力があります。
156 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 18:18:44.13 ID:u6ewr0uh
以上で投下終了です!
157 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 18:26:06.76 ID:PnpYn2tk
>プレイの後はアンケートへのご協力をお願いします
一世紀間違えてるだろには同意せざるを得ない。アークってすごい
ラオウのプレイヤーさんは理不尽で可哀想だけど、台パンはいけません
新安価ロワはゲーセンのルールも学べる

>安価で! 決めたぜ! 殺し合い!!
やはりアークのAI技術はパない
しかしここまでできるのなら、最初からルールを知っている体でいいのではないだろうか。アークはすごすぎてなに考えてるのか分からん
体を張ってスコアをくれるそうちょう、男だぜ!

>ときかけ☆メモリアル
ここにきてアークの技術力がもう一世紀分くらい飛んだ気がする
こんな技術をアーケードゲームに使うアークはアーケード界の神、いわゆるゴッド
それにしてもトキはまーた激流を制してしまったのか

>ニードフル・シングス
アークの原作設定を織り込もうとする姿勢には痺れますね
通常格闘ゲームに入れようだなんて思わないシステムをブチ込む姿勢、アークってすごい、僕はそう思った
ちょっと粗いのはロケテ段階だから仕方ないですね



私も投下します!
158 :戦士同士に言葉はいらない ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 18:26:41.56 ID:PnpYn2tk
 
 
 美樹さやか(グラ:白黒のロボカイ)の亡骸を意に介さず、リリスとリュウが見合っている。



『                       』



 これといって開幕の合図もなく、両者は同時に地面を蹴った。
 ダッ――というダッシュ音は響かない。

「  」

 赤黒い瘴気を帯びたリュウの拳を、リリスは一見武器とは思えぬお玉で受ける。
 ガッ――というガード音は響かない。

「      」

 リュウは下段攻撃を交えた連撃を浴びせるが、リリスはすべて的確に受ける。
 ガガガガッ――というガード音は響かない。

「  」

 相手の連撃が納まるや否や、リリスはお玉を逆袈裟に払う。
 リュウのガードは間に合わない。
 カァン――というお玉特有の打撃音は響かない。

「    」

 リリスが掬い上げるようにお玉を振るうと、リュウは空中へと投げ出される。
 それを追うように、リリスは跳んだ。
 シュタッ――というジャンプ音は響かない。

「    」

 リリスの身体が輝き、呼応するようにお玉も光を放つ。
 これまで以上の速度でお玉を打ち据えると、リュウは衝撃で壁(画面端)に叩き付けられた。
 カンカンカン――という軽快な打撃音も、バシッ――という激突音も響かない。
159 :戦士同士に言葉はいらない ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 18:27:12.66 ID:PnpYn2tk
 
「  」

 受け身を取ったリュウの掌に、赤黒い瘴気が集う。
 その瘴気は見る見る増していき、秒とかからぬ間にリュウの周囲数メートルを暗黒に染め上げる。

「    」

 リュウはリュウの代名詞とも言うべき技の名を叫ばず、瘴気を光線として放つ。
 ガードが間に合わず直撃してしまったリリスもまた、壁に叩き付けられた。
 ズガガガガッ――という光線に呑み込まれる音も、バシッ――という激突音も響かない。


 ◇ ◇ ◇


「『戦士同士の戦いに余計な音はいらない』って、BGMだけじゃねーのかよ!
 呻き声も技名も効果音もなしとか、なんの迫力もねーよ! なに考えてんだ、修正しろ修正!」

「アンケ用紙に書いてください」

「めんどくせええええええええ!
 つーか書くこと多すぎてもう余白ねえよクソッ!」



【C−6/一日目 深夜】

【リリス・エルロン@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:お玉、その他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]たまには修行!


【殺意の波動に呑まれたリュウ@ナムカプ】
[状態]:体力ゲージちょい減り
[装備]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]:不明
160 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 18:27:43.12 ID:PnpYn2tk
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
161 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/19(土) 18:29:40.66 ID:PnpYn2tk
修正で!


【リリス・エルロン@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージちょい減り
[装備]:お玉、その他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]たまには修行!
162 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 18:53:17.25 ID:IF7JBjOw
投下乙です

>ニードフル・シングス
何だか複雑な人間?関係になってますね。収拾つくんだろうか
つか痛覚残留wが何かツボに入りましたwww お腹痛いwww

>戦士同士に言葉はいらない
「           、                」
「                       !」
163 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:10:01.81 ID:dY0LYU5N
投下します
164 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:10:33.86 ID:dY0LYU5N
「――訳が分からねえ」

黄は死んだ。

それは間違いない。爆弾を起爆させ、自ら命を断った自分自身が、それを一番よく分かっている。
だが、これは一体どういうことなのだろうか。
死んだと思えば、数名の人間と見覚えのある黒猫一匹の首が飛び、死んだ筈の黄はここに飛ばされた。

「これが、あの世って奴か?」

辺り一面を見渡してみる。
殺し合いの会場という事を除けば、一見普通の場所だが、よく見れば所々可笑しな場所が複数存在する。
それはまるで、ゲームのステージの背景のようだった。

「まるでゲームだな」

そう呟き黄は、試しに異空間から適当な物を取り出してみる。

「本当に、出やがった……」

アイテムの出し入れが自由に可能とは、ルールブックで知っていたが、実際に目にすると驚きを隠せない。
いよいよもって、ここはゲームの世界なんじゃないだろうかと思えてきた。
165 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:11:36.17 ID:dY0LYU5N
「おい、あんた」

黄の耳に響く若い男の声。
恐らくこの殺し合い、いやゲームの参加プレイヤーだろう。
振り返れば、染めたのか地毛なのか分からないが、赤い髪の青年が立っていた。

「――もしかして、死んだ覚えはないか?」

別に他プレイヤーから話しかけられる事に驚きはない。
だがいきなり、少なくとも黄が今抱いている、最大の疑問の確信に迫るかもしれない質問をされれば話は別だ。

「その言いようだと、お前もか?」
「って事はあんたも?」

なるほど、どうやらこの場に居る両者は互いに、一度死というものを経験しているらしい。

「俺は臙条巴」
「黄、だ。本名じゃねえが、名簿にはこの名があったんでな」

高ぶる感情を抑え、臙条は名を名乗る。それに返す形で黄も名を名乗った。

「取り合えずだ。お前さんが死んだっていう時の事を、詳しく教えて貰えねえか?」
「ああ、それはいいけど…。信用して貰えるか、どうか」
「こんな状況だ。今更、何が来ても驚かねえよ」
「――分かった」

臙条の話した内容は、やはり普通ではなかった。

“契約者”という異能力者達に関わってきた黄だが、この話に出てきた“魔術師”等の単語にはピンと来ない。
いや臙条自身、あまりそれらの単語を理解している訳ではなさそうだ。
どちらかと言えば、何も知らずに巻き込まれ、命を落としたのだろう。
166 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:12:08.32 ID:dY0LYU5N
「そうか。確かに、普段なら信用出来ない話だ」
「あんたは? あんたは、どんな死に方をしたんだ」
「……」

僅かながら返答に困った。
もはや組織に裏切られた身。契約者の事も話したところで大した事はない。
しかし、先の事件と今回の事を除けば、臙条は一般人。そんな一般人に契約者の事を話してもいいのか。

「――爆発に巻き込まれてな……。奇跡的に生きていたとしても、五体満足なのはおかしいって訳だ」

過程を省き、結果のみを伝える。
それを聞き臙条は僅かながら、怪訝そうな顔をするが、詳しくは聞いてはこなかった。
深く聞いてくるのであれば、契約者について話すつもりだったが、この様子ならその必要もなさそうだ。

「にしても臙条。お前の言ってることが、本当だとすればだ。
 今、ここに居る俺達はその生前の記憶を入れられた、人形かもしれない訳か?」
「ああ。俺も魔術なんてのは、名前を知ってるくらいだが、そうかも知れない。なにせ、俺がその実体験した一人だからな」

少し間を置き臙条は会話を再開した。

「知り合いの名前はあったか? 俺は、一人居た」
「数人な」
「そいつらが、ここに来る前に死んでいる可能性は?」
「――ない、とは言いきれねえな」
167 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:12:41.44 ID:dY0LYU5N
両儀式。
臙条巴が自らの名前を除いて、この場で唯一知っている名前。


もし、ここが死人が集められている場所なのだとしたら。


あの黒衣の魔術師に両儀式は――。


会話はここで打ち切られた。
これ以上は話しても、推測だけで何の進展も無いからだろう。

「俺はもう行くぜ」

黄はそう言い背を向けた。

「待ってくれ。暫く一緒に行動しないか?
 一度死んだとはいえ、簡単に死ぬ気はないだろ? なら一人よか二人のほうが、都合の良い事も多い筈だ」

「来たきゃ、来いよ。ただ俺は、そのお前の知り合いを探す気はねえからな?」

黄が僅かに足を止め、そう言い放ち再び歩を進める。
その後を臙条が追いかけて行く。

その際、

『おい、なんだこのキャラ。全然戦わねえぞ?』
『またバグか!?」

黄はどこからともなく、そんな声が聞こえた気がした。
168 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:13:14.42 ID:dY0LYU5N
       て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
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       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
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                        ↑
                    このへんにかみ

「なんだありゃ?」

が、すぐに忘れた。
169 : ◆BogC9Jz4YQ :2013/01/19(土) 21:15:34.36 ID:dY0LYU5N
【G−2/一日目 深夜】

【黄@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:なし
[道具]:不明
[思考・状況]基本:一応、黒や銀を探す。
※死亡後からの参戦です
※臙条巴から、矛盾螺旋での事件を臙条視点から聞きました。

【臙条巴@空の境界】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:なし
[道具]:不明
[思考・状況]基本:両儀を探す。
※死亡後からの参戦です

投下終了です
上げてしまって申し訳ない

タイトルは「死人二人」で
170 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:00:16.16 ID:58JtbLqC
投下乙です
普通にいい雰囲気の話だと思ったんだが、どうしてもオチがなぁ……w
やっぱり核爆弾の威力ってすごいわw

自分もノーベンバー11、ディオ分を投下します
171 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:01:23.15 ID:58JtbLqC
                            / '" ‐- 、 `丶、
                        _,∠ '′       ヽ   '.
                     /    ,、         し'ト、}
                         ′  |`'ノヽ }、 ト、 }  从 ヘ
                     {   j!   jノヽ斗 jハノr ヽ 冫     すまないが、煙草をくれないか?
                    い l从■■■■■   ) j}(      火は持っているんだがね。
                         ノ{ {ヽ■■■■■   rく ,ゝ
                        い)ヘ  }         } ハ} }
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172 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:02:55.25 ID:58JtbLqC
◆

 エージェント・ノーベンバー11が、川辺で最初に会ったのは、随分と不機嫌そうな男だった。
「いや、すまないね。一応着替えは見つけていたんだが」
「だったら先に着ておけ」
 軽口を叩いてもこの通りだ。
 全身黒ずくめに銀髪の男――ディオと名乗った青年は、憮然とした表情でそう返した。
 まぁ確かに今回の件は、我ながら、若干無礼が過ぎるとも思ったが。
「ともあれ、ありがとう。これは有効に使わせてもらうよ」
 ツナギ姿の左手で、煙草の箱を持ち上げながら言った。
 ちなみに、今身にまとっているツナギは、そのへんの建物から拝借したものだ。
 日本の事情にはあまり詳しくないが、どうやら配管工か何かの事務所があったらしい。
「そんなものを美味いと思うのか、人間は」
 眉根をしかめながら、ディオが問う。
 彼から受け取った煙草の箱は、既に封が切られていた。
 どうやらそれが何なのか、前もって調べようとしていたらしい。
 このご時世で、かつその歳で、煙草を全く知らないというのも、奇妙な話だとは思ったが。
「とんでもない。こんなに不味いものも滅多にないよ。それに身体にもとても悪い」
 ノーベンバーは肩を竦めると、箱から一本の煙草を取り出す。
「たとえば、この一本に含まれている、ジメチルニトロソワミンという成分」
 人差し指と中指で、目線の高さへと持ち上げる。
 死ぬほど嫌いな煙草だが、習慣というのは皮肉なもので、手つきは腹立たしいほどに様になっていた。
「これは人体に作用し、癌の発症を引き起こすものだ。
 世のスモーカー達は、大抵がこの成分のおかげで、肺をやられて死に至っている。
 ……ああ、ニコチンもよくないな。身体に悪いと知りながらも、煙草をやめられないのはこれのせいだ。
 依存性の高い成分で、一度身体が染まってしまうと、これなしでは集中が保てなくなる。
 もっとも、ニコチンの害はそれだけではないし、他にも有害な物質は――」
173 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:04:02.97 ID:58JtbLqC
「そんなものはどうでもいい」
 どうやら、少し喋りすぎたようだ。
 ぴしゃりと遮るディオの声に、ノーベンバーは苦笑した。
 伊達男とは罪な生き物だ。達者な口が自慢だが、ときどき、どうでもいい話ですらも、こんな風に話し過ぎてしまう。
 確かに、煙草を吸わない彼にとっては、自分に無縁な害の話になど、まるで興味を持てないに違いない。
「そこまで分かっているのなら、最初から手を出さなければいい話だろうが」
「ごもっとも。だが私には、どうしてもそうせざるを得ない理由があってね――」
 言いながら、ディオの方へと歩み寄る。
 ここまでの位置取りは完璧だ。
 先に川岸にいたのはディオだった。
 煙草を彼から受け取る時も、自分から彼の傍へ近づいて行った。
 彼は水辺のその場所から、今までほとんど動いていない。
 ならば、一瞬で決することができる。
 この一手を繰り出すまでに、随分と無駄話をしてしまったが、
「――これがないと戦えないんだ」
 そろそろ、不毛な談笑も終わりにしよう。
「!」
 対応させる隙など与えなかった。
 最小限の動作で対象へ迫った。
 速やかに両脚に力を込め、漆黒の青年に向けて殺到。
 派手に飛び膝蹴りを食らわせ、背後の川へと叩き落とす。
 ばしゃん、と大きな水音が鳴った。自らもその直後に着地した。
「貴様……!」
 早いな、と内心で賞賛する。
 渾身の力を込めたつもりだったが、彼は瞬時に身を起こしていた。
 仰向けに倒れたはずの身体は、今にも立ち上がりそうだ。
 だが、それでも問題とはなり得ない。
 既に勝敗は決しているのだ。
 わざわざ飛び膝蹴りなどという、野蛮な攻撃を選んだのもそのためだった。
 ディオと共に跳んだノーベンバーは、既に川に着地している。
 金髪の男と銀髪の男が、流水を介して繋がっている。
「チェックだ」
 ノーベンバーがこの川に、右手を突っ込んだ時点で、ディオの詰みは確定していた。
 ぽう、と灯るは青白い光。
 闇夜を照らす淡色の青は、ランセルノプト放射光。
 異能の青の中心に、死を告げる赤星がぎらりと煌めく。
 契約者ノーベンバーの瞳が赤熱する時、世界の温度は掌握される。
174 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:05:01.78 ID:58JtbLqC
「ッ――!?」
 訪れるのは絶対零度。
 全ての熱を奪われた、冷酷な死の統べる世界だ。
 偽りの星に定められた、ノーベンバーの持つ契約能力――それはその手に触れた水を、瞬時に凍結させるもの。
 冷気は川の流水を伝い、瞬時にディオへと肉薄する。
 彼が立ち上がった頃には、既に処刑は完了していた。
 濡れた衣服と肌を伝い、氷は身体を侵蝕していた。
 あとは野となれ山となれ。
 川の流れの中心に、小さな氷山が出来上がるまでには、さほど時間はかからなかった。
「……さて、と」
 ひとまず、これで1人は死んだ。
 氷に閉じ込められたディオを見やると、中腰の姿勢から身を起こす。
 左手に摘んでいた煙草は、着地の時に跳ね返った水を、もろに浴びてしまったようだ。
 これでは湿って使い物になるまい。あとでどこかに捨てようと思い、腰のポケットへとしまう。
 熱を奪い尽くした赤星は、役目を終えて闇へと溶けた。
 戦闘を終えたノーベンバーからは、既に光が消えていた。
「まぁ、人間ならこれには耐えられまい」
 ディオの五体はあますことなく、氷の内側へと封じられた。
 体表面の水分も、残らず凍結していることだろう。間違いなく、即死のダメージだ。
 ならば後に待っているのは、きつい戦後の一服だ。
 契約者と銘打たれた彼らには、契約の対価が存在する。
 能力を行使した後には、決められた行動を取らなければならない。
 ノーベンバー11にとっては、「喫煙」がまさにそれだったのだ。
(難儀なものだな)
 煙草を嫌う身でありながら、何故こんな対価を背負ってしまったのかと、己の運のなさを呪う。
 とはいえ、そこはさすがに慣れたものだ。
 動作には嫌悪感を滲ませることなく、手早く煙草を口に咥える。
 あとは支給されていたライターを使い、火を灯そうとしたのだが――
「……!?」
 その時だ。
 突如、ノーベンバーの口元に、強烈な違和感が襲いかかったのは。
175 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:05:42.69 ID:58JtbLqC
「しまった……!」
 違う。
 これは煙草ではない。
 舌先から口腔に広がったのは、本来煙草には有り得ない味だ。
 これは。
 この味は。
 口の中を余すことなく侵略する、この甘ったるい味は。
「この味は……ココ――」
 ガキィーン! K.O. ウィーンディオォ

◆

 何が起こったのかを説明せねばなるまい。

 本来ノーベンバー11は、この後で煙草に火を灯し、契約の対価を払うはずだった。
 それで戦闘は滞りなく終わり、彼は次なる獲物を求めて、移動を開始するはずだった。
 合理性を重視する契約者にとって、この殺し合いを早期に終わらせるには、それが最善の判断だからだ。

 しかし、それは成らなかった。
 何故なら彼が持っていたのは、煙草ではなかったからだ。
 それはココアシガレット。
 ココア味のラムネ菓子を、あたかも煙草のような形にした駄菓子である。
 何の嫌がらせのつもりか、ディオに支給されたそれは、本物同様の紙で巻かれていた。
 故にノーベンバーですら、それを口に咥えるまで、正体に気付かなかったのだ。

 かくしてノーベンバー11は、契約対価の支払いに失敗した。
 絶対遵守すべき契約を、反故にしてしまったのだ。
 原作「DARKER THAN BLACK」では、契約対価を払えなかった場合、どのような結果を迎えるかは明言されていない。
 ここで想像力を働かせたのが、アークシステムワークスのクリエイターである。
 彼らはAC北斗の拳においても、抜群の冴えを見せつけた猛者達だ。
 この問題を解決するため、持ち前の想像力をフル回転させ臨んだ。
 何せ人の限界を超えた、トンデモ超能力を行使するための対価である。
 それを払えなかった以上は、相応の代償を背負わねばなるまい。
 結果として、本ゲームにおいて、彼らが導き出した結論は――


【ノーベンバー11@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
176 :伊達でクールな男の世界 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:06:36.74 ID:58JtbLqC
◆

(何が起きたというんだ……)
 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。
(こんな経験は初めてだ)
 人間相手に不意を突かれ、蹴り飛ばされたところまではいい。
 だが、一体誰に想像できただろう。
 その後川に落とされた自分が、突然氷漬けにされるなどとは。
(……まぁいい。今は、これが溶けるのを待つだけだ)
 辛うじて一命を取り留めたが、それでもディオの全身は、分厚い氷の中にある。
 体表面まで凍てついた今、彼は指の一本どころか、眼球すら動かせない状態だ。
 どういうわけか、あの男は、追撃を仕掛けてくる気配を見せない。
 それならそれで、この氷が解けるのを待ち、そこから反撃を仕掛けるとしよう。
 何せ氷の温度よりも、気温や川の水温の方が、断然高くて当たり前なのだ。
 完全に溶け切るところまではいかずとも、ある程度脆くなってくれれば、内側から破壊することもできる。
(待っていろ、ノーベンバー……そしてキャシャーン)
 そうなれば、この失態も取り戻せる。
 氷の向こうで待っているはずの、あの金髪全裸男を殺してやれる。
 そしてその次はキャシャーンだ。同じく殺し合いに集められた、あの憎き兄弟機の番だ。
 今度こそこの場で奴を殺し、因縁に決着をつけてやる。
 当のノーベンバー11自身が、既に自滅していたことも知らず、ディオは虚空を見上げて待った。
 この胸の激情を爆発させる、その機会を待ち続けながら、ひたすらに憎悪を渦巻かせていた。


【H−7 川/一日目 深夜】

【ディオ】
[状態]:体力ゲージ45%、全身氷漬け
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:キャシャーンと決着をつける
1:氷を砕けるようになるまで待つ。そしたらノーベンバーを殺す
※第6話終了後から、第13話開始前までの間からの参戦です
※ノーベンバー11が死亡していることに気付いていません

※H−7の川の上に、ノーベンバー11の死体、彼の支給品、ライター、ココアシガレットが落ちています
177 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/19(土) 22:07:18.95 ID:58JtbLqC
投下は以上です
178 : ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:28:43.90 ID:YcomVkCU
投下乙です
ココアシガレットwwwwその手があったかwwww
原作で明かされてない部分をそうやって処理するとは、アークめ、味なマネを

こちらもできたので投下します
179 :男達の激闘 ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:32:03.70 ID:YcomVkCU
様々なバグが発見され、怒声や歓喜の声が上がる空間。
熟練北斗プレイヤーですらも早々に脱落していくというこの場において。
恐ろしく真剣な表情でゲームに取り組む男の存在があった。

◆

そもそも、AC北斗の拳において、ジャギというキャラはぶっちぎりの最弱キャラである。
世の中にはもっと酷い、農民というものも存在するらしいがこの場においては割愛。

確かに原作と比べればラオウ相手にワンチャンがあるAC北斗はマシだろう。そもそも原作のダイヤをゲームに持ってくること自体格ゲー失格だろうが。(それを言ったらオクラvs農民は酷いというレベルではない)
それでもジャギの風当たりが良いというわけではない。キャラ別ダイアグラムで見ればユダ、トキには9:1、レイやラオウにも8:2などという格ゲーとしてはありえない差をつけられているのだから。
だが、それでも今だ研究は進み、ジャギ自体も少しずつ評価されつつあるのが現在。

では、少し前にはジャギを使うプレイヤーはいなかったのか?
否、そこには多くのジャギプレイヤーが存在した。
トキにテレッテーされる者、ユダをテレッテーする者。
多くの男達が戦い、勝ち、散っていった。
そしてこの男、QMZ。
通称、魔法戦士。
全一ジャギプレイヤーとして数々の伝説を残していった男の名前である。
多くのユダ、トキ使いをも敗北に追い込み、あのK.Iの操るユダにすらも勝利したという奇跡の男。
赤い衣装は魔法戦士のカラーとして伝説になり、「赤い悪魔」「通常の三倍」などとも恐れ敬われた男。

無論、その勝利は簡単なものではない。
最弱キャラであるジャギを使っているということは、このAC北斗というゲームにおいては僅かなミスが命取りになるということだ。相手が強豪プレイヤーならなおさらである。
ゆえに必須とされるのは一瞬の隙を逃さず攻める精密、精巧なゲーム技術、そしてミスに動じない強靭な精神力、集中力。
相手がトキ、ユダ使いであるなら余計、それらを研ぎ澄ませることが勝利への必須条件。

だが、目の前にいるのはトキでも、ユダでも、レイでも、ラオウでも、マミヤでもハート様でもなかった。
学生服を着た一人の少年。
それは世紀末を生き抜いた風貌とは決していえない。
鍛え抜かれた体も、世紀末を生きたジャギの風貌と比べれば貧相なものだ。
180 :男達の激闘 ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:33:15.20 ID:YcomVkCU
そんな相手に、QMZはかつてK.Iと戦った時に勝るとも劣らぬほどの警戒をしている。

男の名は杉村弘樹。
かつてプログラムという名のバトルロワイヤル、言ってしまえば全ての原典であるもののメディアミックスから参戦した男。
彼は戦いの中で己の拳の真髄を開き、力を開花させた。
だが、そんな彼の力も桐山和也には及ばず、激闘の末に敗れ去っていった。

そんな彼が、果たしてQMZを警戒させるほどの存在となるのだろうか。
いや、馬鹿にしてはいけない。
彼の素手での戦闘能力は、桐山には劣るとはいえ、バトルロワイヤルではトップクラス。つまり強さランキングでは2位といっても過言ではない。
強さ2位といえば何だろうか。
AC北斗での2位はレイ、BASARAXでは真田幸村である。
別作品、例えば刀語で言うなら、桐山が鑢七実とすれば杉村は錆白兵だ。
弱いわけがない。
そして、彼が生前開花させたその拳。それは風を操る強大な力を宿していた。
QMZが操るものが炎であるなら、杉村が操るのはさながら風。
ジョジョで言うならエシディシvsワムウである。

きっと杉村にも様々な思いがあっただろう。
同じく巻き込まれている仲間への、彼自身の最期を看取った少女への想いがあっただろう。
だが、それでもそんなことを考える暇などなかった。
ただ、目の前の男を越えていかねば先に進むことはできない。
そう直感で感じたのだ。

にらみ合う状況がもう何分続いたことだろうか。
その勝負が、果たして一瞬で決まるか、あるいは延々と続くか。達人の戦いとはその二者択一だ。

そして、最初に動いたのはどちらか。
例の、戦い開始を知らせる音が響き―――
181 :男達の激闘 ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:35:14.92 ID:YcomVkCU
デデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイ―――
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i|        |i
                 i|        |i
                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i
               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
                        ↑
                    このへんにかみ
182 :男達の激闘 ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:36:17.42 ID:YcomVkCU
戦いが始まった。
デデデデザタイムオry「………」


【QMZ@AC北斗の拳】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]目の前の男を倒す。話はそれから

【杉村弘樹@バトルロワイアル】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明
[道具]: 不明
[思考・状況]目の前の男を倒す。話はそれから
※風を操ることができるようです(バギクロスレベルはいけるっぽいです)
 おかしいと思う人はアークへのアンケート用紙にご記入お願いします
183 : ◆Z9iNYeY9a2 :2013/01/19(土) 22:38:04.15 ID:YcomVkCU
投下終了です
現在地は【H−6/一日目 深夜】でお願いします
184 :Classical名無しさん:2013/01/19(土) 23:55:32.91 ID:IF7JBjOw
投下乙です

>死人二人
二人の考察、当たらずしも遠からずというか当たってる部分もありますね
無事に知り合いと再会出来るといいけど、ちゃんとしたAI設定されてることを祈ったほうがいいんだろうか

>伊達でクールな男の世界
ウホッ!いい男……を亡くしてしまった。死因:ココアシガレットってw
せめて煙草ぐらい支給してやってもいいのに。ディオが放送で気付いてくれる可能性があるのがせめてもの救いか

>男達の激闘
杉村だからというのもあるかもしれませんが初めて対戦する相手に油断をしない
さすが最弱キャラを使う方ですね。これは結構な好カードになる予感
185 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 23:57:20.00 ID:u6ewr0uh
投下します!
186 :黒の契約者  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 23:57:56.85 ID:u6ewr0uh
錆付いた配管が幾重にもうねり一体を成す、まるで鉄でできた獣の腹の中のような様相の工業区。
夜の下でも明かりは絶えることなくその異形をシルエットとして浮かび上がらせているそこで鉄獣の咆哮が激しく木霊していた。



「次弾装填シークエンス、完了。目標の位置をお願いします」
「2時の方角、距離は400メートル」

荒廃した世界を駆け抜ける一騎の紅狼(戦車)――R・ウルフの中で二人の少女が言葉を交わす。
ひとりの少女は葛原未来。影を写し取ったような漆黒のゴシックドレスに身を包み、少女ながらにして戦車を乗りこなしている。
もうひとりの少女は銀(イン)。夜空を写し取ったような真黒のドレスに身を包み、その能力でナビゲーターを務めている。

「発射します!」

言い終わると同時に戦車が激しく揺れ、次いで遠くでそれが炸裂する音が届く。彼女達は戦車を駆って敵と戦っていた。

「状況を」
「目標、消失。…………再度、出現。方角は6時。距離は200メートル」

銀の報告を聞いて葛原未来は舌打ちをして戦車を旋回させる。遠心力が発生し、銀が足をつけていた消火バケツの水がたぷんと揺れた。
二人が戦っているのはそれぞれが大事としている人物の為にだ。
葛原未来は信奉する百舌谷小音を優勝に導くため。銀は黒(ヘイ)と合流するために今は葛原未来に従っている。

そして二人の黒い少女は今、黒い魔女と戦っていた。
187 :黒の契約者  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 23:58:27.79 ID:u6ewr0uh
魔女の名前はゾウナと言う。その色は闇だ。
世界中の心の中から生まれる怒り、憎しみ、悲しみ、あらゆる怨念が集まってできたそれにもはや色はなく、ただの闇としか形容できない。
そしてゾウナは魔王であり、神への反逆者でもある。常に世界を暗黒の下へ沈めようと画策しているし、今もそうしようとしている。

「どうした……小娘ども……」

魔王の声が蠱惑の響きで夜を震わせる。悪の声、闇の声は、心を持つものならばそれはまるで極上の蜂蜜のように甘く触れられてしまう。
その声を紅狼の咆哮が打ち消し、さらにゾウナの姿を砲弾が紙のように千切る。
だがしかし、少女たちがいくら戦車の砲弾を撃ち込もうとも魔王は費えず、それどころか数を増して姿を増やしていく。

「……なにを……恐れている……」

工業区の中を逃げ惑う紅狼を囲うように魔王の影が集まってくる。ゆらりゆらりと手が伸びてくる。優しく。赤子を抱くように。ゆらりゆらり。
少女たちを絡めとろうと、その間際まで伸びて、そして彼女達の乗る鋼鉄の箱をすり抜けて……届いた。



しばらくして、紅い戦車は――いや、かつては紅かったが今は真っ黒に染まった戦車はゆるやかな速度で工業区を南へと走っていた。
二人の黒い少女を乗せて。闇に心を拐かされた、とても平時では考えられない愉快そうな笑みを、狂喜の笑みを浮かべた二人を乗せてゆるやかに走る。

「ゾウナ様に生贄を」「悪の心を」「月の青い雫を」「呪文を」「そして儀式を」「世界を」「世界を」「無にするために」

人は誰しも、ゾウナの、悪の力に飲み込まれる。無意識のうちにゾウナに手を貸し、そしてゾウナを愛するようになる。






【C−9 工場区/一日目 深夜】
188 :黒の契約者  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 23:58:58.75 ID:u6ewr0uh
【葛原未来】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:Rウルフ(黒)@メタルマックス3、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ゾウナ様のために他の参加者を殺す。

【銀】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:消火バケツと水@現実、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ゾウナ様のために他の参加者を殺す。

【ゾウナ】
[状態]:体力ゲージ無限
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:時の鍵@ナムコクロスカプコン ※時々倒された時に落とす。、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:出会った相手を手駒にして、殺し合わせる。
※ゾウナの設定はアークが気をきかせてFC版設定を取り入れたので、
 倒すごとに分身の増えるゾウナが1/nの確立で落とす時の鍵を、会場のどこかにある鍵穴に刺さないと倒せません。
189 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/19(土) 23:59:29.23 ID:u6ewr0uh
以上で投下終了です!
190 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/20(日) 01:38:26.95 ID:mfs6ySxr
>死人二人
「まるでゲームだな」というセリフに笑いそうになり、しかしAIということを考えると笑えないのではないかと思い直す
ううむ、死んだ二人が困惑しているのに、現実では戦うことを望まれるとは……
現実での声を忘れたのは幸運かいなか

>伊達でクールな男の世界
1レス目でやられたwwwwww
しかしかっこいい雰囲気だと思いきやの結末
ゲーム画面ゆえに見分けがつかなかったのか、それともAIゆえの失敗なのか……黙とうを捧げたい

>男達の激闘
まったく関係ないところでdisられる筆頭には、涙を流すしかない
しかしその分、QMZのすごさが際立つというもの!
対して杉村もかっこいい! AIの意地を見せられるのか! デデデデryは泣いていい

>黒の契約者
Rウルフが出てくるとは……! 格闘ゲームに戦車というと、どこかのガシュンガシュンを思い出しますね
ゾウナがあんまりにもカリスマすぎてヤバい!
これをプレイヤーキャラが喰らった場合、洗脳はプレイヤーにまで届くのだろうか! アークすごい!


私も投下します!
 
 
 一つの死体が、道端に野ざらしになっている
 白髪を長く伸ばした隻眼の彼の名は、碓氷という。
 彼の持つ『PSI(サイ)』能力は、『時読の右手(サイコメトリー)』と『狂流の左手(イレギュラー・レフト)』の二種類。
 ゲーム化するに辺り、当然アークはそれらをどうにかゲーム内に取り入れようと考えた。
 しかし『時読の右手』は触れた物の過去を読み取る能力であり、格闘ゲームというジャンルには適さない。
 ならばと、もう一つの『狂流の左手』にすべてを賭けた。


 そうしてアークの桁外れた技術力により、見事『狂流の左手』を再現することに成功したのだ――!


 ちなみに、その能力はプログラムを狂わせることである。
 再現された自らの能力により、碓氷のAIプログラムは狂って死んだ。
 優れた技術は時に身を滅ぼす。



【碓氷@PSYREN 死亡】



【備考】
※死体はH−4の路上に転がっています。
192 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/20(日) 01:39:29.91 ID:mfs6ySxr
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
193 :Classical名無しさん:2013/01/20(日) 02:18:32.21 ID:WENJyqwt
ただのクソゲーじゃねーかwwwww
開発スタッフちゃんと仕事しろよwwwwwwwwww
194 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 02:28:28.62 ID:mB5GH9Je
投下します
夜闇を滅亡が覆った。世界は終末に導かれるのだろう。
だが、何時の世にも立ち上がる者はいるのだ。

「……行かれるのですか、師匠」

それは老人と子供。
傅く少年はふくよかな体型にランニングシャツという出で立ち。
仰がれている老人は杖をつく老齢でありながらも服の袖から
覗く肉体は今なお鍛えぬかれている。

「おまえさんには全てを教えたつもりじゃ」

「いいえ! まだです。まだ、あなたの高みにはこの卑小な樺島、足元にも及ばず!」

絶望、死を振りまく気配は二人の別れの言葉をも無情に食いつぶしていく。
見るが良い、侮蔑と嘲弄を是とする者達よ。
ここに、世界の頂きに登りつめた男がいる!
「黒は……何処かのう?」

「あなたの夕餉を作りにいっております!」

「ほうか」

「10度目の夕食! あなたに是非とも味わっていただきたいと!」

河馬に似た少年の瞳から絶えず流れる涙。
少年の、志、大切な少女と肉親を守りぬくために鍛え上げられた錬鉄。
この心、肉体、ついにニセンイチローの技を受け継ぎ、修めたのである!

「もう時間がない」

放射能と爆風はニセンイチローの背後にまで迫っている。
老いぼれたかつての王者は重い腰をよろよろと上げ、
杖を構え、核爆発と向き合った。

「師匠!」

「最後の言葉じゃ樺島番太郎。
 ドMになれ、踏まれても踏まれても真っ直ぐ育つ逞しいドMになれ」

「師匠!!」

「来たれ、核の炎よ!
 我が技術、二千のイチロー!
 バッティング連打にひれ伏すが良い!」
                 ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | /  -- ̄
      ---------------------------------  。       ←核爆発
           _______----------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     ∧ ∧    / / |  \   イ
                    (   )  /  ./  |    \ /
                 _ /    )/   /  |     /|
                 ぅ/ /   //    /   |    / |
                ノ  ,/   /'    /    |│ /|
 _____      ,./ //    |     /    .─┼─ |
(_____二二二二)  ノ ( (.  |    / ┼┐─┼─
              ^^^'  ヽ, |  |   /  .││  .│





「終わったか」

民家から出てきた黒は炒飯を口に運びながら
天を仰ぎ、慟哭する樺島番太郎に皿を手渡した。

思えば、おかしな老人だった。
戦車に乗って黒と樺島に突如として襲いかかったと思えば
クルマなど儂の拘束具よ、と言ってガッツポーズで山を吹き飛ばした。

あの老人に受けた修行と言うなの地獄は世界最強のエージェントである
黒ですら乗り越えるのが困難なものだった。
「見ろ」
ニセンイチローがいた大地を指さすと
そこには英雄の遺言が刻まれいた。

『君達にはこの言葉を贈ろう!
 ASE(エース) と ALL(全て)!
 ここにBEST(頂点)の頭文字を加え、
 持っていけ。 イッツァベースボール!!』

「師匠ぉーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
樺島番太郎は涙した。
僅か1時間の修行であったが、
激動の一時間だった。
「……泣き終わったら、行くぞ。
 弟を守りたいんだろう」

      /(⌒ヽ,,,,,,、
     /∴\/γ。。ヽ
   /⌒\ヾ \_− ノ)       <はい!
  ( (  / )Θ)   ̄ /ヽヽ
  ノ\/ ノ  ヽ _/ /  )
  ( /´⌒ノ  (   |  /  )|
  | /ヽ⌒ヽ  (⌒/⌒/ ゝ/ \
  (  |__|二二回二| (____ヽ
  |\斤' ヽ   |  └―┐|×/
  \ヽ  ]]]  /     | )∴)
     ̄|~~~~  / ̄ ̄|ー‐|__ ̄
     |゚ ̄ ̄ ̄|__  .(___)
     (_____)


そして並び立って二人は戦場へと赴く。
冷酷なる暗殺者の心を
ニセンイチローと弟と愛する者を守りたいと思う少年の心が
確かに動かしたのだ!

「…………え」

黒は思わず隣を歩く少年を二度見した。
イチローの指導が彼をポチョムキンに変えたのだ!
【F-06@一日目 深夜】

【樺島番太郎@百舌谷さん逆上する】
[状態]:ポチョムキン
[装備]:不明
[道具]:
※まだ支給品が残っているかもしれません
[思考・状況]不明
1:ニセンイチローの意思を胸に大切な者たちを守る



【黒@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐】
[状態]:ニセンイチローの指導を受けてパワーアップ
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]銀達を探す
1:…………?

※核爆発はニセンイチローに打たれました。
  なのであまり核爆発は長く留まっていないと思いますけどその辺はアークシステム次第です
200 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 02:36:46.96 ID:mB5GH9Je
投下終わりです
201 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 02:38:54.78 ID:mB5GH9Je
申し訳ありません。

【ニセンイチロー 死亡確認】

を状態表の前に追加します!!
202 : ◆cIDlW4LacXFQ :2013/01/20(日) 02:39:43.42 ID:uvN9L6X2
両儀式、投下します。
203 : ◆cIDlW4LacXFQ :2013/01/20(日) 02:42:25.17 ID:uvN9L6X2
申し訳ありません。したらばと2chの設定の違いでか、トリップが変わってます。
予約スレにて新たなトリップを書き込んだ後、投下させていただきます。
204 : ◆5ddd1Yaifw :2013/01/20(日) 02:44:17.38 ID:jAmdVnu2
投下乙です!
碓氷さんは残念でしたね! でも仕方ないよね、アークだし!
核爆発なんて関係ない、意思を貫いた男は例外なくかっけえよ!

それじゃあお先に投下します!
205 :やっぱりロリがナンバーワン! ◆5ddd1Yaifw :2013/01/20(日) 02:46:29.09 ID:jAmdVnu2
天樹院フレデリカは怒っていた。
それはもう、烈火のごとく。
顔に青筋が浮かぶ程にブチギレていたのだ。
一体、何なのだろう、このアホらしいゲームは!
イライラを通り越して、憎悪とでも言っていい。
PSI能力であるパイロキネシス――発火能力であるパイロ・クイーンを全身から放出させながら一歩、一歩進んでいく。

「うがあああああああああああああああ!!!!」


もう一度言う。彼女はすごく、怒っていた。
なぜなら――。

「何で、こんな格好で出歩かなくちゃいけないのよぉぉぉおおおお!!」

――今の彼女の格好は大胆なスリングショットの水着を纏っただけのあられもない姿なのだ!
ツルッとした肌は微かに汗ばんでいて、程々に紅潮した頬が妙な色気を醸し出している。
見るものが見れば興奮のあまり吐血するぐらいに――絶頂してしまうだろう!
加えて、彼女は十歳に満たない女の子!
このような光景は貴重なので、よく見ておくべきだ。

 ◇ ◇ ◇

「ひゅーーーーー!」
「最高だ……! 生きててよかった!!!」
「ちょっとトイレ行ってくる」



アークはロリコンにも優しいゲームを提供しております。



【A−7/一日目 深夜】
【天樹院フレデリカ】
[状態]:体力ゲージ満タン、幼少期状態
[装備]:スリングショットの水着@現実、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とりあえず、服はないの!
206 : ◆5ddd1Yaifw :2013/01/20(日) 02:47:09.40 ID:jAmdVnu2
投下終了です!
207 : ◆397hRRvW1w :2013/01/20(日) 02:49:06.96 ID:uvN9L6X2
では改めて、両儀式を投下させていただきます。
トリップに関しましてはこちらをご覧下さい。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15863/1358161329/49
かみをバラバラにした両儀式は歩いていた。
理由は分からない。何せロケテである。
とにかく歩いていたのだ。まぁ多分、他の獲物を探していたのだろう。
だが延々とそうしていると思われたその時だった。

式の動きが、突然ぴたりと思った。
立ち止まったまま、動かなくなったのである。

いやマジで。マジで動かなくなった。


       ◆       ◆       ◆


「おい、式動かなくなったぞ。AIバグ?」
「あ、これはですねぇ、仕様です」
「どういうことよ」
「実は一部のCPUは、ロケテ前に一回格ゲープレイヤーさんに動かして貰って、それ参考にAI作ってるんですよ」
「はいはいはい」
「で、式はその一人です。他にもいるんですけど、まぁその辺りは割愛するとして」
「それが、何か関係が?」
「あのほら、式の魔眼って、死の線が見えまくるけど、一般人じゃ脳にダメージが行く設定だったでしょ?」
「ですね」
「で、今回のゲームって、キャラの視点とかもリアルにフィードバックするじゃないですか」
「……まさか」
「ええ。プレイヤーさんの脳みそがダメージ受けて倒れちゃいましてね。まぁその人は無事だったんですけど」
「うわぁ」
「で、しばらくして別のプレイヤーさんに交代して始めたんですけど、やっぱまた倒れての繰り返しで。何人も何人も交代でやってるんですよ式は」
「つまり、あれですか。今この式が動いてないのは、別のプレイヤー探してたときの空白の時間が再現されてるからですか」
「そうですね。なのでしばらく立ったらまた動きますよ。ただ、またすぐに立ち止まりますけど」
「……ちなみに、その別のプレイヤーを確保するまで、どれくらい時間かかりました?」
「あー、そこはよく聞いてなかったですね」
【F−6 路上/一日目 深夜】

【両儀式@空の境界】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ナイフ@空の境界、(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[思考・状況]プレイヤー交代中の空白の時間を再現し、停止中。
210 : ◆397hRRvW1w :2013/01/20(日) 02:54:07.85 ID:uvN9L6X2
投下終了です。お騒がせ致しました。
ルールに抵触しているかもしれませんので、何かあれば指摘を。
211 : ◆P2O1FPP.Gg :2013/01/20(日) 02:57:13.05 ID:WENJyqwt
感想が間に合わなくて申し訳ありませんっ!
どの話もすげー面白いっす!
んじゃ私も投下しますね
バトルフィールドッ! 大勢の観戦者が一次元上の世界から見守る中、NPC同士の対戦が始まるッ!

画面に向かって左、1P側に位置するのは幼さがまだ残る美少女、枸雅詩緒。
彼女自身に戦闘能力はない。しかし、彼女が操る人形には、人では到底為し得ない力が秘められている。
そのからくり人形は、案山子と呼ばれている。神様の抜け殻とも言われる無機質なフォルムをしたそれは、詩緒の意志通りに動くのだ。

「――玖吼理ッ!」

詩緒は自らが操る神の名を叫ぶ。八体が現存する案山子の中の一つ、玖吼理。
武器とするのは頭部の左右に備え付けられた、細く平たい二つの腕。
右手の仕込み刀を閃かせ、玖吼理は対戦者へと斬りかかる!

2P側、対するは優男風の青年、ガンマ=ハングドクロス。
しかし彼を風貌で判断してはならない。こう見えて特殊軍隊逆十字軍(ハングドクロス・アーミー)の総司令なのだ。
彼の持つ力――それは、体内の生体電流を増幅させ、まるで雷のように体外へと放出する能力!

「っ……きゃああああああっ!!」

哀れ! 玖吼理ではなく直接詩緒を狙った雷撃が、彼女の全身を苛む!
操作に極度の精神集中を必要とする案山子、故に電撃により平衡を欠いた詩緒が玖吼理を操作し続けることなど不可能だった。
ごとりと地に倒れる玖吼理。既に戦闘は決着した。
だがしかし、詩緒を責める電流は止まない! 流れ続ける!
痛みと苦しみに耐えられぬ詩緒の口から、やられボイスが漏れるっ!




この光景を眺めていたギャラリーたちは――
『うおおおおおおおおおっ!!!』

熱狂していたっ! だがこれは、彼らがリョナ趣味を持っているからではないっ!

いや、格ゲーを趣味とするものの中には打撃に倒れ、投げに組み敷かれる女性キャラクターの姿に興奮を覚える者も多いが、今回は決してリョナ趣味だけではないっ!

ガンマが放った電撃で、詩緒は感電した。

格ゲーで感電……勘の良い方なら、気付くのではないだろうか。

初代大乱闘スマッシュブラザーズにおいて……感電したサムスが、パワードスーツの中の姿を晒していたことをっ!

同じ事が、今この会場でも起きているッ! 詩緒が電流に苦しむたびに、彼女の未発達なボディラインが衆目に晒されているッ!

なだらかな胸部がっ! 感電の一瞬だけ露わになる様に、ギャラリーはそのボルテージを上げていくゥ!

かつてニンテンドー64のスタートボタンを連打してベストショットを探したあのころの気持ちを、ギャラリーは思い出すッ!



『ポーズ! ポーズボタンかスクショ機能はないのかっ!?』

『あぁ、これは神ゲー確定ですわ』

『ああいう分身操作キャラは初心者向けじゃないんだよなぁ。本体棒立ちで分身任せとかそりゃ乙るわ』

『俺、あのガンマってやつ持ちキャラにするから! だから誰かおっぱいキャラ使えよ!』

『炎使いいねーのかよおおおおおおお! 脱衣KOやらせろやおらああああああああああああ!!』



確かにこのゲームはクソゲーである。
だがクソゲーであろうとも、人の心を掴むことは出来るのだ!
ロケテストの盛り上がりを眺めていたアークシステムワークスのスタッフは、胸中でグッとガッツポーズをした。
でもこのゲーム、やっぱりクソゲーなんだよなぁ。
こんなのに力を入れるよりももっとやるべきことがあったんじゃないですかね?
あとギャラリーにロリコン多いんだヨォ!


【A−3/一日目 深夜】

【枸雅詩緒】
[状態]:体力ゲージ半分、感電中
[装備]:玖吼理@神様ドォルズ
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:く、くやしい……びくんびくん

【ガンマ=ハングドクロス】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とりあえず、人間は抹殺するから



以上で投下終了です!
215 :Classical名無しさん:2013/01/20(日) 03:06:08.84 ID:Fna8BPsK
皆さん投下乙です
他ロワには無いカオスさがあって非常に楽しませていただいています

ただ指摘というか質問みたいなものなんですけど
AC北斗勢以外はCPキャラなんですよね?
なのにPCキャラになってるのがちらほら見えるんですがどうなんでしょう?
216 :Classical名無しさん:2013/01/20(日) 03:08:50.30 ID:mfs6ySxr
>>215
アークのAIがすごいんですよ!
自分をPCキャラと思い込んでいるAIなんですよ!
217 :大爆発!これがドルキさんの魂だ! ◆fRBHCfnGJI :2013/01/20(日) 03:23:03.64 ID:1aWhYzsX
ある程度感情を隠すことが人間関係を潤滑に進めるコツだというのならば、彼はそんなもの必要ないと捨ててしまうだろう。
潤滑なそれなど必要はない、元いた世界で己の力のままに振舞ったように、
人間など己の力で無理矢理にでも、従えさせてしまえばいいのだ。
故に今、彼は苛立ちを隠すことはしない。
ただ、怒りの赴くままに――

         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"   ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"

    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/::.(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-' `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~     "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ    ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ  ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
                        ↑                                  ↑
                    このへんにドルキ                        このへんにかみ
218 :大爆発!これがドルキさんの魂だ! ◆fRBHCfnGJI :2013/01/20(日) 03:23:34.50 ID:1aWhYzsX
\人_从人__从_从人__从人_人从ノ/
 > ドルキがブチ切れた!!  ..<
/Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY\


  ━┓“   ━┓“  ━┓“   ━┓“  ━┓“  ━┓“   ━┓“
  ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛   ━┛
                   、,ノl,、{ , _
 _    _          }Vノ;:;:;:;:;:`'´{,       _    _
」   ̄ ̄ └,        、{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:レ      」   ̄ ̄ └,
}  出 死  {       ミ,;:;:;:;:。...。:;:;:;ヒヾ      }  逃 み  {
}  る 人  {     )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,    }  げ ん  {
」  ぞ が  {   ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,. 」  ろ な  {
}  ぉ     { }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7 }_  ! !  `  {
}_  ! !    {/;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_ /__   _「
/__   _「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{     ̄
     ̄` ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
          f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\
         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''´
219 :大爆発!これがドルキさんの魂だ! ◆fRBHCfnGJI :2013/01/20(日) 03:24:04.96 ID:1aWhYzsX
◆

「ふざけんじゃねえぞ…………」
夜闇に消え去っているとはいえ、はっきりとわかる目に鮮やかな緑。
元いた世界ならば有り得る筈のないそれを、ドルキは気に留めることもなく怒りのままに爆破していく。

本来ならば、引き裂かれた己のプライドと地位を取り戻すために黒いバースト使い―‐夜科アゲハを、
強化した己の力で真正面から捩じ伏せているはずだった。

だが、現実はどうだ?
決着を付ける前に、犬ころのように首輪を嵌められ、家畜のように命を管理されている。
爆破の力を持つ己を、爆弾付きの首輪で殺し合いを強制しているというのだ。

ドルキにはそれが許せない、
隙を見せた己が、不甲斐ない己が、弱者たる己が許せない。

故にドルキは進み続けることが出来る。
例え、寿命を残り1年に減らすことになろうとも――それでも、
失った強者たる己を取り戻すために、ドルキは躊躇しないでいることが出来る。

「今はまだ…………貴様との決着は預けておいてやるぞ……黒いバースト使い」

そしてこの場でも、彼は躊躇しない。

「聞けッ!テメェらッ!!俺の名はドルキッ!!W.I.S.E第五星将のドルキだッ!」

ハイパーマイクより、元の声の何十倍にも拡声された声がロワ会場に響き渡る。

「この首輪を外せる奴は俺のところへ来いッ!命だけは助けてやろうッ!それ以外は全員殺すッ!この様になッ!」

W.I.S.E第五星将のドルキ――その全力の爆炎が、漆黒の闇を赤々と彼の怒りほどに熱い炎の色に染め上げた。

「E-4!遺跡にて待つ!この森全てが灰に変わるまでに来いッ!以上だ!!」
220 :大爆発!これがドルキさんの魂だ! ◆fRBHCfnGJI :2013/01/20(日) 03:25:15.90 ID:1aWhYzsX
◆



「なぁ、このドルキの爆発エフェクトさぁ…………」

「あー、俺も思ったわ…………」


「「処理落ちしてね?」」




W.I.S.E第五星将ドルキ――案外彼の取った手段が正面からこのゲームを破壊するのかもしれない。

【E-4 遺跡/一日目 深夜】

【ドルキ】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:無し
[道具]:不明
[思考・状況]:このゲームを破壊する
221 : ◆fRBHCfnGJI :2013/01/20(日) 03:25:47.97 ID:1aWhYzsX
投下終了します
222 :Classical名無しさん:2013/01/20(日) 03:31:39.27 ID:6K3I5RpE
転生さんそんなのいいからはやいところLAL投下してよ
後詰まってんだからさ
223 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:44:02.79 ID:DjUSXGiJ
投下乙です
意外! それは処理落ち!
とりあえず核爆発がひと段落した後に、また更なる問題が降りかかってくるとは……
果たしてこのゲーム、発売どころか、優勝者が出るまで続けられるんだろうかw

自分もレダ分を投下します
224 :策謀の魔女 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:44:45.84 ID:DjUSXGiJ
「――ド畜生ォォォォォ!! 何であたしだけ参戦できねぇんだよ! クソックソォォォォォ!!!」

 背景から慟哭が聞こえる。
 赤毛をポニーテールに結った、1人の少女の怨嗟が聞こえる。
 それを静かに聞き流しながら、赤い服の女――レダは、1人思考にふけっていた。
(この閉鎖空間に囚われた、私とディオ、そしてキャシャーン……)
 支給された端末を操作しながら、レダは現状を見定める。
 捕えるべき標的と居合わせたこの状況は、果たして好機なのか否かと。
 忌まわしき滅びの恐怖から、唯一解放されたロボット、キャシャーン。
 自らが完全な存在となる、その可能性を掴むためには、どの道彼を捕える必要があった。
 滅びによって失われた、美しい自分を取り戻すために。
 滅びる以前から成しえなかった、子を産む力を得るために。
 いずれ手に入れなければならなかった相手を、逃げ場のないこの場で見つけたことは、間違いなく僥倖と言えるだろう。
(問題は、ディオ)
 しかし、素直には喜べなかった。
 あまりにも時期が早すぎたのだ。
 キャシャーンと戦って倒すべきは、もう1人の兄弟・ディオの役目だ。
 しかし彼は、先の戦闘で受けた傷が、未だ癒えていないという状態にある。
 互角のスペックを有した者同士が、今この場で戦うとなれば、有利なのはキャシャーンの方だ。
 自己再生の力により、十全の状態を取り戻しているであろうキャシャーン相手には、手傷の不利は確実に響く。

「ド畜生ォォォォォ!! 何であたしだけ参戦できねぇんだよ! クソックソォォォォォ!!!」

(……何にせよ、上手くやる必要がありそうね)
 ディオを喪うわけにはいかない。
 だからとて、キャシャーンは無視できない。
 その上、こんなわけの分からない状況で、第三者に殺されるわけにもいかない。
 全ての条件を満たすためには、自らの立ち回りが要求される。
 これまで表立った行動を避け、安全圏に座してきたレダが、遂に動かねばならない時が来たのだ。
 問題はない。やってみせる。
 利用できる者は全て利用し、殺すべく者は全て殺す。
 その上で全ての条件を満たし、望むもの全てをこの手中へ収めてみせよう。
 最後に勝者として笑うために、レダは行動を開始した。
225 :策謀の魔女 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:45:19.44 ID:DjUSXGiJ
//  /  i.、  ヽ\  ハ、,      ヽ! ヽ  マ:::::/ハヾヽ
/ i  / !  !,ト,   , ヽ  x匕x=ミ、  ム ム ..\_人_人∧从_人_∧_人_从_//
 .! ,  .!  ト,!ヽ   ヽ、-イ/,r_,-ミ マ   iヽ i !  .)                  >
 | !  ! !, 斗七、ヽ  V .{ 、_ハ ヽ i^ 、! ..<   ド畜生ォォォォォ!!   >
 !i !   、 ! ,x=ニミ     乂 __ノ   ,/、ハ  .<                 (
  ! .,    .〈! r'  ヽ       //// }ノノ   ../^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
.  V 、   ヾ. 乂-' _}   '   ,、   ι ,イi           \_人_人∧从_人_∧_人_从_//
  /ヽ.マ ト、  ヾ とィ    , ‐' ~ ヽ  /ハ`-ム        )                  >
   ヾヽ 、, //ヽ//    i      ' ,.イ!ハ! ∧       .<  何であたしだけ      >
     , ヾ/   ム     ゝ    / !! !乂 .ム      .<  参戦できねぇんだよ!  >
    /, イ   / ゝ-      --イ /!  !ハヽ ヽ      .<                 (
、  ,/   /   /-ミ \ `=ミニ r/ ノ  人ヽ ヽ    ./^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
.>イ  , イノ   /    \>-ミ  !!/    ヽ /           |\     /\     / |   //  /
__ -< -イ  / {     .\  ` Y iヽ`ヽ   .ム .!         _|  \/\/   \/\/ |∧/ ///
  / __ .イ  .人      丶   弋ヾ_ }レ!   .〉 ,       .\                     /
 /  , --,イ  /_! .\    / .,\  ゝ_X"   ! .ハ       ∠  クソックソォォォォォ!!!  >
./ イ, イ/   ,イ .! !ヽ -- " /  ヽ     o  ‖.  ,      /_                 _ \
!  ! /   /    ! i  `  <     ヽ     。 !i   ト┐   .  ̄ / /∨| /W\  /\|\  .|  ̄
! ヽ,.イ   /    ,ム   ヽ ` 、    ヽ   ! 。ハ   .! i       .//   |/     \/     \|
226 :策謀の魔女 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:46:22.15 ID:DjUSXGiJ
「 や か ま し い ッ ! 」
「ウゥワウゥワゥゥヮ」
 怒号と共に、右足が唸る。
 悲鳴と共に、少女が舞う。
 さながら壊れたラジオのように、悲嘆を繰り返していた赤毛の娘は、怒りの回し蹴りを喰らっていずこかへと消えた。


【C−3/一日目 深夜】

【レダ】
[状態]:体力ゲージ満タン、苛立ち
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:この殺し合いを勝ち残る
1:キャシャーンを捕える
2:ディオを守る
3:利用できそうな者は利用する
※第6話終了後から、第10話開始前までの間からの参戦です

※佐倉杏子(背景キャラ)がどの方角に吹っ飛ばされたのかは、後続の書き手さんにお任せします
227 :策謀の魔女 ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:47:16.16 ID:DjUSXGiJ
◆

「このゲーム背景キャラにも攻撃できんの?」

「どうなんだろ。これイベントムービーの可能性もあるし」

「おい誰か試してみろよ」

「んな余裕ねーよ北斗のシステムで!」

「つーかこれ蹴られたの杏子じゃね? まどマギの」

「何でさやかが使えて杏子が使えねぇんだよ。今回さやかは魔法少女じゃねえのに」

「おりマギだと結構なメインキャラなんだぜ?」

「ゆまっちやQBですら出てるのに」

「というか悪趣味だわ、この台詞組み込んだ奴」

「これはK.Aさんにはプレイさせられんわ」
228 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/20(日) 13:47:47.50 ID:DjUSXGiJ
投下は以上です
229 :Classical名無しさん:2013/01/20(日) 15:12:52.04 ID:qjnVgAb6
投下乙です

>黒の契約者
これはヤバイ。洗脳持ちの上にほぼ不死身とは、戦車も怖い
ジョーカーの北斗勢には是非頑張って欲しいものです

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑3
果たして狂ったプログラムは碓氷のAIだけなのだろうか
底知れない不気味さを感じさせるアークの技術力……

>スペルミスはアンケートに書いてください
身を持って核爆発を吹き飛ばすとは、ニセンイチローに心が打ちのめされる想いです
しかしロボカイに続きポチョムキンとは何という友情出演。さすがアークだけのことはありますね

>やっぱりロリがナンバーワン!
スリングショットの水着!そういうのもあるのか
殺伐とした中ですっごく爽やかな存在だ

>部屋も明るくして画面からも離れてたのに
仕様て。というかAI以前の問題じゃないですか脳にダメージ行くとか
せめてこう手心というか何というか、そのうち現実に見えるようになっちゃったらどうすんだろ

>アークは力の注ぎどころを間違えている
古き良き伝統ですかな。一瞬のときめきを大事にする心を忘れないアークに感動
ぶっちゃけ、このゲームの技術応用したほうが儲けられるんじゃないですかね

>大爆発!これがドルキさんの魂だ!
爆発に拡声器。会場全体に波及する効果は結構処理が必要になるのかもしれませんね
悲壮なまでの強い自己。格好いい。でも弱点二つつけてんだよな……

>策謀の魔女
このカオスな状況の中、果たして上手く動くことは出来るのか今後に期待です
吹っ飛んだ杏子は別の背景に紛れ込んでも叫び続けるんだろうか
230 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:02:25.40 ID:koKv+IH6
投下するよー!
231 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:03:01.45 ID:koKv+IH6
この新作アーケードゲーム『バトル・ロワイアル(仮)』には各社より集められた無数のキャラクターが参戦しているが、
ナムコクロスカプコンより参戦したシャオムウとガンツは原作のゲームを再現した二人一組のキャラクターだった。

とはいえ、それぞれ原作では互いにパートナーが他にいるキャラである。
それがどうしてこの二人でタッグを組むことになったのか、ストクロのいぶきとロレントみたくすごく適当な理由なのだろうか。
それはまず並び立つ彼女と彼の姿を見ればすぐにわかる。

小牟(シャオムウ)――狐耳に狐の尾のような髪の毛の齢765歳の女仙人である。黒いチャイナに赤いジャケットを羽織り拳銃を持つ。
ガンツ――クロノアの世界出身の狐のような見た目のケモクールガイ。その毛並みは狐色。黒いスーツに赤いジャケット。拳銃を持つ。

そう、狐キャラコンビなのだ。その上、色も武器も揃っている。
もしナムカプに自由に編成できるモードがあれば、このコンビを組み合わせたケモナーは決して数少なかっただろう。

「ガンツくんきゃわい〜♪ わたし、絶対ガンツきゅん使う〜♪」

ほら、モニターを見ている人にも好評だ。(若干、取り上げた感想が不適格な可能性があります)


 ■


製作者や外野の事情など知る由もなく、小牟とガンツの二人はバトルロワイアル空間の中で敵、あるいは味方を求めてさまよっていた。
ガンツの駆るバイクのようなでもタイヤもついてない近未来的な、しかもこれも赤い乗り物に腰掛けながら小牟が欠伸を噛む。

「ふぁ〜、ここはどこの次元じゃ。まったく厄介ごとが絶えんの」
「おい、お前歩けよ! 女が俺のマシンに乗ってるんじゃねぇ!」

関係ないけど、このガンツのマシンってメタルマックスに欲しいね。主砲ついてるし人間攻撃もできるし、すごくソルジャーを乗せたい。
232 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:03:44.32 ID:koKv+IH6
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i|        |i
                 i|        |i
                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i
               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ
                        ↑
                    このへんにかみ
233 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:04:16.46 ID:koKv+IH6
「た〜まや〜」
「なんだあの爆発は……?」

いきなりに発生した大爆発。閃光――そして遅れて到達する爆風にガンツのマシンが傾き、小牟はその上で器用にバランスを取る。

「どうやらこの世界も一筋縄ではいかないようじゃの」
「おい、むこうから女が来るぞ!」

ガンツが指差した先、いままさに巨大なキノコ雲が上がった方向からセーラー服の女子が走ってくる。
その傷つき取り乱した様子はどう見ても事情を尋ねなければいけない一般人そのものだ。


だがしかし――


『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』


 ■


「これ、二人以上の対戦もフォローしてんだな」
「小牟とガンツはコンビキャラだから1:1と同じなんじゃね?」
「いや見てみって、ラインできてるから」
「あ、まじだわ。こいつらコンビでもキャラもゲージも別扱いなんか」

モニターを見ながら見学者らがあれやこれやと言う。
確かに今、ゲーム画面の中では、小牟、ガンツ、琴弾加代子が2ライン制の変則バトルロイヤル格闘ゲームをはじめようとしていた。

「ていうか、これ……“イスカ”なんじゃね?」
「あっ……(察し)」


 ■


「おい、そこの娘。なにが――」
「待てッ! こいつ――」
234 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:05:14.94 ID:koKv+IH6
                               ´.
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        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
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                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
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235 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:05:46.53 ID:koKv+IH6
………………

…………

……

(時間の経過を表すエロゲ的表現)



「うぇっぷ! なんじゃー!?」
「くそっ! やられた! あいつ、悪魔に操られた人形かなにかなのか……?」

ゲーム開始より早々二発目の核爆弾(今更気づいたけどこれ出展現実かよ)の直撃を受け、瀕死となった二人はよろよろと瓦礫の中で立ち上がる。
そして、爆風も消え去り、積みあがっていた瓦礫も次第に消えて元のフィールドが見えてくると、そこにはまだ琴弾加代子の姿があった。

「“もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?”」

彼女の持った拳銃が火を吹く。ガンツは咄嗟にガードモーションを取ったがガー不の弾丸はたやすく彼を貫いた。
胸元から真っ赤な血が吹き出し、ぐらりとゆれたガンツの身体がマシンから落ちる。

「“もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?”」

彼女の持った拳銃が火を吹く。小牟は咄嗟に軸移動しようと思ったが、この技は台詞が出た後は全部演出なので弾丸は無慈悲に彼女を貫いた。
胸元から真っ赤な血が吹き出し、ぐらりと身体をゆらした小牟はKOボイスも発することなく倒れてしまった。
236 :次からはこっちのAAで  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:06:18.30 ID:koKv+IH6
 ■


「――え? え……え? 杉村くん! 杉村くん! わたし――わたしなんてことを――!」 ※杉村くんの部分は製品版では相手の名前になります。

琴弾加代子は彼女の究極奥義(ゲージ消費必殺技)で殺してしまった二人に駆け寄ると専用台詞を吐きながらさめざめと泣いた。






【小牟@ナムコクロスカプコン 死亡】
【ガンツ@ナムコクロスカプコン 死亡】

【F-6 一日目 深夜】

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:ダメージ中
[装備]:核爆弾@現実×1、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とにかく逃げる。エンカウントしたら支給品/究極奥義ぶっぱ。
※核爆弾@現実はキャラを殺し切ることはできません。これはあくまで核爆弾限定性能です。ゲームが大味になってしまうので。
※究極奥義『もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?(原作台詞)』は地上の相手に発動する投げ属性の射殺演出即死技です。
 ただし、この奥義で勝つと専用勝ちモーションが発生してしばらく隙だらけになります。
237 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/20(日) 19:06:49.98 ID:koKv+IH6
以上で投下終了です!
238 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/20(日) 20:19:19.63 ID:WefrNwvN
投下します
239 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/20(日) 20:20:06.80 ID:WefrNwvN
「あっ、開発からメールきましたわ。
 どれどれ……」

〜数日前〜

「大変です! 式のテストプレイヤーが片っ端から泡を吹いて倒れてます!」

「うーん……ひょっとすると、このプレイヤー達が空の境界ファンだからか?」

「え?」

「ほら、さっきのプレイヤーなんてさ……」

「あみ"ゃあ"あああ!! 式ちゃんのもふもふジャケット!! かわいいよぉぉぉぉぉ!!」

「……って感じだったじゃん?」

「ああ……」

「だから、モロになりきりすぎてトリップしちゃったんじゃねーかな」

「なるほど」

「ということで別のゲームのプレイヤーを用意しておいた」

「えっ!?」

「空の境界ファンが駄目なら……大丈夫、あの会社にはもう連絡してあるから。
 たぶんそろそろくるだろ」

「ちわーっす」

「ほら、来た来た」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということで、招かれたMELTY BLOOD覇者、GO1の颯爽たる登場にてAIは無事に完成した。
何故か? GO1は式をメルブラキャラとして捉えて操作していたため、空の境界設定に打ち勝つことができたのだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
240 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/20(日) 20:21:34.37 ID:WefrNwvN
 
「つーことらしいんで、すぐに動くらしいですよ」

「いいのかそれ……」

「つーかGO1って全一じゃん」

「全一ベースのAIとかやばいっしょ」

「やっぱりクソゲーじゃね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「う……」
どれほどぼうっとしていたのか。
気がつけば目の前にはシルクハットの男のバラバラ死体がある。
手に持っているのは、ナイフ。
「どういうことだ……?」
突然妙な会場に連れてこられ、殺し合いを命じられたところまでは覚えている。
だが、気がつけば目の前には男の死体があるではないか。
「無意識下の殺人……?」
疑問はたくさんある、どこから手を着ければいいか分からない。
とにかく、目の前の問題から対処しよう。
そう思い、まずは身辺と状況の確認を始めた。

己の体にとてつもなく豊富な戦闘経験が知らぬ間にたたき込まれていることに、今は気がつくことはない。

【F-6 路上/一日目/深夜】
【両儀式@空の境界】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ナイフ@空の境界、(ないかも)
[道具]:不明(ないかも)
[思考・状況]状況確認
[備考]:MELTY BLOOD覇者のGO1監修AIが起動しました。戦闘めっちゃ強いです。

ーーーー
投下終了です。
タイトルは「他ゲー勢も絶賛」です。
241 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/20(日) 21:51:32.49 ID:pZ3PbNbx
投下します
242 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/20(日) 21:53:08.37 ID:pZ3PbNbx
「よくここまできたな どうだ 1つとりひきを しないか?」

七原秋也とアシュラはI−04に位置する、ホテルのロビーに飛ばされていた。
関口一番、アシュラがおなじみのセリフを言う。

「なんだよ、そのとりひきって?」
「わたしをゆうしょうさせるために きさまはわたしにころされるのだ いいはなしだろう」
「全然とりひきになってないな! 答えはもちろんノーだ!」
「したてにでれば いいきになりおって しね!」


『デデデデザタイムオブレトビューション


あっ、フライング。
七原はデイバッグに手をかけつつ、素早くアシュラに迫っていった。
アシュラはというと、その場に立っているだけで何もしようとしない。
したことといえば、マントを投げ捨てたことくらいだ。
一撃で仕留める! デイバッグから44マグナムを取りだし構えようとした、そのとき――
――七原の足が虚空を踏んだ。

「え?」

自分の足元を見ると、先程まであったはずの床が、底の見えない暗闇に変わっていた。
そう、これは

おとしあなだ!

「うわああああああああああ!!!!」

七原はふかーいふかーい闇の中に消えていったのだった……


バトーワンデッサイダデステニー』
243 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/20(日) 21:54:00.69 ID:pZ3PbNbx
こうして戦いの火蓋は切って落とされた……のだが、一瞬で決着がついてしまったのだった。
ちなみに七原が闇の中に落ちた後、凄まじい爆発音が聞こえたそうだ。
一体闇の中でなにがあったのだろうか……
ただ一つ分かることは、爆発音の後にこの言葉が流れたということだ。


                  デストローイ                   


【七原秋也@バトルロワイアル 死亡】

「わたしに さからうから こうなるのだ」

そう言うと、アシュラはマントを着なおし、その場で立ち続けていた。
あっ、こいつも待ちキャラだわ。

【I−04 ホテル/一日目 深夜】

【アシュラ@魔界塔士Sa・Ga】
[状態]:けんこう
[装備]:ふめい(たぶんある)
[道具]:ふめい(たぶんある)
[基本方針]:ゆうしょうする
1:だれかが くるのを まつ

[備考]
※ゲージがMAXになると、罠属性の即死技「おとしあな」が使用可能になります。
 この技は地上にいる相手にしか通用しません。
 

□□□


「おい、これAC北斗の拳をベースにしてるんだよな。なんでデストローイが出るんだよ」
「同じ会社だからじゃね?」
「ああ、なるほど」
244 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/20(日) 21:54:47.08 ID:pZ3PbNbx
投下終了です。タイトルは「おとしあなとは一体」
245 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 22:28:57.93 ID:mB5GH9Je
投下します
246 :要修正 ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 22:29:50.45 ID:mB5GH9Je
褐色肌の年嵩の行かない少女が
ふさふさの毛皮をした小動物を抱きしめてぼんやりと一部始終を眺めていた。

「クィッキー」

「ダーメ、クィッキー。
 お取り込み中みたいだよぅ」

作業着を着崩した露出の高い女性が良い笑顔でスパナを弄り回すと笑顔で言った。

「はい、できたよ核爆弾!」

渡された核爆弾を受け取った琴弾加代子はその場を走り去っていった。

「あのぅ〜〜〜」

「クルマの修理は任せておきな!」

「あなた、何屋さんか?」

「クルマの修理は任せておきな!」

何を訊いても一言一句同じ事しか言わない女性に
メルディは腑に落ちない表情のまま彼女と別れた。

「世の中、色んな人がいるなー、クィッキー」

「クーィー!」

クィッキーと呼ばれた小動物の頭を撫でてメルディはため息をついた。
247 :要修正 ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 22:30:33.92 ID:mB5GH9Je
【C-6 一日目 深夜】

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:ダメージ中
[装備]:核爆弾@現実×3、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とにかく逃げる。エンカウントしたら支給品/究極奥義ぶっぱ。
※核爆弾@現実はキャラを殺し切ることはできません。これはあくまで核爆弾限定性能です。ゲームが大味になってしまうので。
※究極奥義『もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?(原作台詞)』は地上の相手に発動する投げ属性の射殺演出即死技です。
 ただし、この奥義で勝つと専用勝ちモーションが発生してしばらく隙だらけになります。
※背景キャラの女メカニックに話しかけると消費アイテムをチャージしてもらえます。
  ですがちょっと反則なので恐らくその内、アークシステムに修正されると思います。


【メルディ@テイルズオブエターニア】
[状態]:ゲージ満タン
[装備]:
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:リッドを探す。
248 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/20(日) 22:31:15.86 ID:mB5GH9Je
投下終了
249 :Classical名無しさん:2013/01/21(月) 00:12:48.86 ID:klVeh72n
投下乙です

>次からはこっちのAAで
究極奥義なのに連発出来るとか強いっすね。瀕死相手に即死技とか駆け寄る姿まで合わせてひでええ
しかし核爆弾もあと一発。やっと会場も静かになりそう!

>他ゲー勢も絶賛
まさかそういう理由だったのか。ファンを集めてテストプレイヤーにしてくれるとか何と太っ腹な
全一のAIがどの程度ヤバイかは想像だに出来ませんが、これ北斗だし、色々他にもヤバイのいるし、何とか

>おとしあなとは一体
うわあああ。外したマントをすぐに付け直すところが何ともおかしいですね
他の作品とかで色々なキャラがそういう動作してたような気がするけどみんな後で拾い直してたんだろうか

>要修正
アーク修正はよ。クルマの修理じゃないよ。これ
折角みんなの犠牲で減らしていった核爆弾がまたしても犠牲者を生むのか……orz
250 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:18:23.69 ID:VSdb9U7k
風魔小太郎、┌┤´д`├┐投下します
251 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:19:12.18 ID:VSdb9U7k
《5様が、 寝 て い ま す 口を開けて寝てます  シャッターwwチャンスwwですのでw写メれる人は是非wwヒャハハwwwシャッターチャンスww  ゴサマカワイイゴサマ>》

┌┤´д`├┐<zzz・・・


     ↓
 (┌┤´д`├┐)<zzz・・・
  ヾヽミ三彡 ソ
   )ミ  彡ノ ))
(( (ミ 彡′
   \(
    ))
    (



┌┤´д`├┐べちゃっ


ようやく竜巻から開放された5様、かなりの高さから落下したはずの彼の様子を見ると・・・

┌┤´д`├┐<zzz・・・
ムテキングのお陰で傷一つ負うことなく地面に到着することが出来たが目を覚ますことも全くなくそのまま眠り続けていた。


『まだ寝てるよ!』

《5様起きてー    5様ー?》

『おい画面奥から誰か来るぞ?ん・・・?あれは・・・?』


「フ・・・我は風魔。混沌を呼ぶ凶つ風なり・・・ どこの戦場かは知らぬが混沌を吹き込んでやろう・・・」


『あれ風魔小太郎じゃね?・・・いや・・・でもあれじゃ無双キャラじゃねーか!』

『キャラ設定は投げ捨てる物とでも言いたいのかアークは!そういうゲームじゃねえからこれ!』
252 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:20:24.74 ID:VSdb9U7k
《こまけぇことはいいんだよ!それよりえーと・・・ようやくまともな試合が観れそうだから実況いくぞー 1P側がごさまー 2P側が風魔小太郎ー!》

『\ごっさっまっ!/\ごっさっまっ!/                       ミンナ、オラニゲンキヲワケテクレー>』


┌┤。д゜├┐<今起きた


《よーし5様起きたねー 目の焦点があってないけど気にしないでいこうー さぁ開幕、小太郎がいきなり飛びこん・・・5クト拳が飛び出していたー!
 そのままブーストで追撃してーJB遠D千手小パン千手迫破で〆るぅー》
《さぁ起き攻めどう仕掛ける?小足からーJB近Cバニィー迫破でピヨったー! 溜めバニからー迫破、バニでラウンド取るのは5様ァ!》
『5様強すぎるwwww 眠れる森の5様ツヨスwwwww』

《ラウンド2!バニは無双奥義で潰されるぅーガンガン突進してくるのと同時に5様の体力が減っていくぅー ちょっと5様wwwなんで首かしげてんのwww最初のゴクトでムテキング切れてるでしょうがwww》
《ゲージ全部吐いたけどこれで5様の体力が6割!さぁどうしかけ・・・ありゃいない。》

『どういうことなの・・・?』《これねー普通の格ゲーと違ってCPUのAIが戦闘だけじゃなくて他の要素でも行動するからこうやって途中でCPUが離脱することもあるみたいだねー》

《あーでも体力とかはリセットされないから小太郎も5様もそのまんま どっちも生死に関わるほどではないけどダメージは負ってるね》

┌┤´д`├┐<・・・




┌┤´д`├┐<俺はまた寝る


《そしてまた寝るwww》『これロケテのプレイヤーとして大丈夫なのかwwww』『大丈夫っしょアークだしwwww』
『まあこれで誰も来なければ5様の体力ゲージ回復するだろうし作戦と考えればありと言えばありだけど・・・』


『《やっぱこんなこと出来るのは5様だけだわ》』


┌┤´д`├┐<zzz・・・
253 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:21:17.78 ID:VSdb9U7k
【B-7/一日目@ 深夜】

【┌┤´д`├┐@AC北斗の拳】
[状態]:熟睡、ダメージ小、疲労小 (体力を回復しています)
[装備]:ない
[道具]:なし
[思考・状況]
1:俺はまた寝る
※ムテキングは解除されました ブーストゲージは溜まっているので再度ムテキング成功するかもしれません
※体力回復は1時間で1割程度です


◆


一方その頃・・・

「愉しめたぞ・・・金髪の男よ・・・」

戦闘が起きた地点よりすぐ近くの森林、そこに居たのは先ほどの戦闘でダメージを負っていたはずの風魔小太郎・・・だが彼の身体に傷は全く見受けられない・・・
それもそのはず、先ほど5様と戦闘していたのはこの男が作り出した分身であったのだ。流石に分身を産み出す時には体力を消耗するものの直接目視できる距離ならば自分の身体と変わりなく動かすことが出来るのだ。
そしてある程度戦って実力を測っていたのである。

そんなに分身優秀だったかな・・・ まあアークだから多少はアッパー調整があっても仕方ない。


「興は尽きぬ・・・・・・。この戦場の嵐が収まるまではな・・・。 今しばらくは混沌という宴を楽しむとしようか・・・クク・・・」




【B-6/一日目@ 深夜】

【風魔小太郎@花の慶次】
[状態]疲労中
[装備]不明
[道具]不明
[思考・状況]ククク・・・
※風貌は「花の慶次」からですが性格や一部能力は戦○無双っぽいです
254 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:22:19.45 ID:VSdb9U7k
以上で投下終了です。
誤字脱字、問題点ありましたらご指摘お願いします。
一応外部のギャラリーを『』、実況者を《》で分けたつもりですが・・・
255 : ◆RHncgWsa9Y :2013/01/21(月) 03:27:11.47 ID:VSdb9U7k
申し訳ありません、タイトルを忘れていました。
タイトルは「┌┤´д`├┐ナントゴクトケン」でお願いします
256 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 08:01:08.90 ID:fZ28jEvp
>┌┤´д`├┐ナントゴクトケン
原作から忠実に再現していたり、マニアックなネタに踏み込むかと思いきや他社のキャラと勘違いしてるとか、アークがすごいのかすごくないのかわかりませんね。
しかしAC北斗勢の余裕はさすがです。世紀末覇者だけあってブレがぜんぜんないですね。


では投下します。
257 :燃えたろ?(京さまはでません)  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 08:01:42.33 ID:fZ28jEvp
「ふぅ……、なんか喉渇いたな」

清水比呂乃の表情がわずかな怯えを含んだものになる。
喉が渇くこと。それは運動なんかをすれば当然誰にでも起こる生理現象であって、なんら恐れるべきものではない。
しかし彼女にとって喉が渇くということは、また別の――トラウマを負ってもおかしくないだけの記憶があった。

「いや、運動したしさ」

なんでもないと首を振って彼女は手元に水の入ったペットボトルを取り出す。
ぐびぐびと音を立てて飲めばあっさり乾きの値は回復した。
空になったペットボトルを遺跡の床に放り投げ、清水比呂乃は大粒の汗が浮かぶ額をセーラー服の袖でぬぐう。

「ん? ……つか、“暑い”ぞ?」

清水比呂乃はあたりを見回すがしかしなにも変化は起きてはいない。だが、確かにここは暑くなっていた。
気づけば、その暑さは異常だ。まるでこの遺跡の外でなにかがものすごく燃えているような、サウナのような暑さだった。
汗はぬぐってもぬぐっても吹き出てくる。清水比呂乃の細い顎から一粒の汗が滴り落ち、床の上でじゅっと蒸発した。

「やばい! この中にいたら死ぬ!」

清水比呂乃は時計を見る。できうる限りここで潜伏してやり過ごすと考えていたがしかしまだ1時間も経ってはいなかった。
このプログラムが終わるまでにどれだけの時間がかかるだろうか。
もう1時間も、いやこのまま暑さが上昇していけば30分ももたないかもしれないし、それまでには到底終わらないだろう。
すぐにでもここを脱出しなくてはいけない。そう彼女が決心したところで入口のほうから大きな声が聞こえてきた。

『E-4!遺跡にて待つ!この森全てが灰に変わるまでに来いッ!以上だ!!』

この遺跡の外で森を焼いている馬鹿がいる。清水比呂乃はそう理解した。
なんということをしているのだろうかこの声の主は。どう考えても自殺志願者ではないか。
考えればすぐにわかる。森を燃やしたってじゃあ……じゃあ、外から来る奴はどうやって燃える森を抜けて遺跡に辿りつくんだよ。
258 :燃えたろ?(京さまはでません)  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 08:02:13.26 ID:fZ28jEvp
「み……水…………」

せめて少しでも熱の届かない遺跡の奥へ。清水比呂乃は向かおうとするも、数歩も足を進めない内に膝をついた。
暑さが異常で、異常な暑さがあっという間に彼女から体力を奪いさってしまう。
カウントにすればだいたい20カウントで体力フルからKOまでもっていってしまう。

「七原ァ……………………」

清水比呂乃は遺跡の床の上に蛙のように倒れると、ただ無念だけを抱いてそのまま死んでしまった。



一方、遺跡の入口に立っていたドルキも清水比呂乃とほぼ同じタイミングで体力ゲージがゼロになり死亡していた。






【E-4 遺跡/一日目 深夜】

【清水比呂乃@バトル・ロワイアル 死亡】
【ドルキ@PSYREN-サイレン- 死亡】
259 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 08:02:44.73 ID:fZ28jEvp
以上で投下終了です!
260 :Classical名無しさん:2013/01/21(月) 11:12:31.02 ID:WDJQMxa7
なんつうダイナミック自殺w
でも確かに考えなしに森焼いたら熱さや酸欠で自分含めて死ぬよなw
261 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:08:50.13 ID:fZ28jEvp
お昼です! 投下します!
262 :腐りゆく夜を走る者達  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:09:21.96 ID:fZ28jEvp
深い森を抜けると、そこは月の蒼い光に浸された静かな草原だった。
風に揺られた草が生み出す心地よいノイズにレダは少しだけこの殺伐とした状況を忘れる。

「むこうは街か」

深い海の底のような草原の先には幾何学的なシルエットが浮かび上がっており、チカチカと瞬く光もいくつか散見できた。
未だ滅びに犯されておらず、しかし爛熟を迎えほどなく腐り落ちるであろうそれを見て彼女は何を思うのか。
それが明確な形となる時間はなかった。

「――――!」

夜空に浮かぶ満月に何者かのシルエットが映る。キャシャーンか、あるいはディオか? 判ずる前にレダはその場を飛びのいた。
一瞬の後、ズンと重い音を立ててそこになにかが突き立つ。何者だろうか? 楕円形のシルエット、それは……?

魚だった。凍って硬くなった魚が――冷凍マグロがさっきまでレダの立っていた位置に突き立っている。
事態の意味不明さに、極短い時間、レダの思考が奪われる。しかしその短い時間は闘う者にとっては致命的な隙だ。

殺意が通り抜け、遅れて風を切る音、そしてプラズマが空気を焼く匂いが周囲に漂う。

「何者だ?」
「…………」

辛うじて初撃を避けたレダは己を襲撃した人物に問う。しかし相手からの返事は無だ。そこにあるのは殺意を満たした眼差しのみ。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』


そして、神への道程として作られた女ロボットと神を殺すために走る特A級ストライダーとの戦いが始まる。
263 :腐りゆく夜を走る者達  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:10:21.59 ID:fZ28jEvp
 ■


「相変わらず飛竜やべーな。どう見ても最強候補だわ」
「マブカプ2より全然早いぞこれ。ちょっと人が操作できる感じじゃないんだけど」
「ていうかさー、キャシャーンのこの女キャラも早すぎじゃね? つかキャシャーンってこんなだっけ?」
「タツカプのとはまったく違うなー。こいつってそういうキャラなの? 知ってる?」
「いや、同じキャシャーンでもなんか最近のアニメだろこれ」
「リメイク?」
「わからんけど多分そんなんだろ」
「ふーん……、とりあえずこいつもメチャ強いな。俺、こっち使いたいわ。女キャラだし」
「でもちょっと声がBBAじゃね?」
「それ喧嘩売ってる系の発言?」
「おい、お前ら、そろそろ決着つきそうだぞ」


 ■


サイファーの煌きが闇の中を走り、赤い女の身体が二つに裂け草原の中へと落ちた。

「………………」

またひとつの命を奪ったストライダーはしかし、彼にしては珍しく苛立ちの表情をその顔に浮かべていた。
今殺害した赤い女は、戦っていた相手のレダではない。

「な……なんで、あたしだけ…………参戦できねぇんだ……よ、………………」

急に二人の戦いの間に割り込んできた素性不明の未参戦背景キャラだ。
斬りはしたが、しかしそのせいで今一歩で殺せたはずのレダは取り逃してしまった。彼女がどこに消えたのかもわからない。

「独りだけ……未参戦は…………、寂しいもんな………………」

真っ二つになったはずなのに妙にしぶとい。一種の怨念だろうか?
264 :腐りゆく夜を走る者達  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:11:02.81 ID:fZ28jEvp
「それは貴様が孤独じゃないからさ」

いつまでも呟くことをやめようとしない未参戦背景キャラにストライダーはそう言うととどめを刺した。
そう、彼は寂しさなどを感じたことはない。いついかなる時も独りで任務をこなし、その中で問題を感じたことは一度もない。
ただ進み、ただ殺す。グランドマスターの命を目指し淡々と障害を取り除いてゆくだけだ。

ふいに草原からストライダーの姿が消える。
今もまた彼はただ進むだけ。グランドマスターの命を目指し、阻むものすべてをそのサイファーで斬り裂いて往く。






【佐倉杏子(背景)@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡 】

【C-2 草原/一日目 深夜】

【ストライダー飛竜】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:参加者を全員殺して、任務に戻る。
265 :腐りゆく夜を走る者達  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:11:35.12 ID:fZ28jEvp
 ■


「なんだったんだ“アレ”は……?」

辛うじてストライダーとの戦いから離脱したレダは抜けてきた森に戻り、その闇の中に姿を隠し疲労の息を吐いていた。
大きな傷こそ負わなかったものの、まさか生身の人間相手に互角の勝負を――いや、押されるとは驚愕だった。
もしかすればアレはキャシャーンよりも強いのでは、いやそもそもとしてこの世界は未知なことだらけだ。
ひょっとすれば自分達ロボットと同等かそれ以上の相手がひしめいているのかもしれない。
そう考えると途端にレダの中でディオの身を案ずる気持ちが強くなってきた。

「ディオ…………」

頭上を覆う木々の隙間から夜空に浮かぶ月を仰ぎ見る。もしかすればディオも同じように月を見上げているかもしれない。
しかし、だからといって彼がどこでどうしているのかレダにはわかることはなかった。






【C-4 森/一日目 深夜】

【レダ】
[状態]:体力ゲージ7割ほど
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:この殺し合いを勝ち残る。
 1:キャシャーンを捕える。
 2:ディオを守る。
 3:利用できそうな者は利用する。
※第6話終了後から、第10話開始前までの間からの参戦です
266 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:13:19.98 ID:fZ28jEvp
投下終了です! 今日はいいお天気です。もう1作続けて投下しますね!
267 :ち○こがもげたら死ぬ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:13:57.05 ID:fZ28jEvp
「お〜い、アンタ生きてるか〜!?」

いや生きてなかった。今死んだ。ち○こがもげたら死ぬ。当たり前。

「おい……! う、嘘だろ……?」

なにが嘘だろ?だ。魔神剣連打してたのお前じゃん。剣とかいう刃物でさ。ち○こ刺したらどうなる?

「死んでる……」

だろー?






【織田敏憲@バトルロワイアル 死亡】

【G-5 学校(校庭)/一日目 深夜】

【リッド・ハーシェル】
[状態]:体力ゲージ満タン、TPゲージ消費(微小)
[装備]:ラストフェンサー、不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[基本方針]:どうしよう……?
268 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 12:14:33.62 ID:fZ28jEvp
投下終了です! みんなもいいお昼を!
269 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:11:02.06 ID:vte0yT2b
投下します
270 :夢のドリームマッチ ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:11:36.74 ID:vte0yT2b
杉村弘樹は、一般中学生だ。
だが、漫画版バトル・ロワイアルにおいて彼は終盤のシーンで巨大な竜巻を発生させている。
もちろん、設定上では中国拳法の達人というレベルの設定しかないのだが、発生してしまったものは仕方がない。
通称バギクロスなんてド○ゴンクエスト風味に揶揄されているくらいだ。
中国拳法ってスゲーな、やっぱクソだわ。
ユ○とかチュ○リーとか牙○とかクソキャラばっかだしな。
ともかく、製作に当たって漫画版からヒントを得た開発陣の一人がこうつぶやいた。

「これ、スクリューアッパーじゃね?」

その一言からあれよあれよと意見がまとまり、杉村弘樹の基本的な格闘術のベースとなるキャラクターが一瞬で決まってしまった。
SNKの大人気格闘ゲーム、餓狼伝説のアイドル……いや、SNKのアイドルこと「ジョー・ヒガシ」だ。
スクリューアッパーがあるんだからハリケーンアッパーもある。
だったらこれもこれもと次々に技が追加され、あっという間にジョー・ヒガシのパロディキャラとなった。
開発陣からすれば「元ネタに気がついてニヤリとしてもらえれば」程度の話だったのだが。

ともかく、SNKvsSammyがここに実現した。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』


.
271 :夢のドリームマッチ ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:12:22.75 ID:vte0yT2b
ラウンド1、先に仕掛けたのはQMZ。
大胆にも低空ダッシュによる接近を試みる。
様子見を選択していた相手に対しJDで飛び込んでいく。
これに対し杉村はハリケーンアッパーを放つ。
そう、ハリケーンアッパー。しかもこのハリケーンアッパーは只のハリケーンアッパーではない。
暴走庵対策としても有名な発生も早く隙が少ない、歴代最強とも名高いKOF'97ベースのハリケーンアッパーだ。
このハリケーンアッパーがなぜ暴走庵対策になるのかというと、ようするに暴走庵はこれを飛び越えられないからだ。
しかも前半をガードしても不利はおおよそ2Fほどのキチガイ性能である。
とまあ、低空ダッシュを幸先良くハリケーンアッパーでつぶした杉村がラインを上げていく。
ガードさせてもそこまで不利のない弱黄金のカカトでプレッシャーとともにQMZに近づく。
ここでQMZはあえて前に進み、黄金のカカトをオーラガードすることでノックバックを増やしていく。
間合いを取ったQMZはすかさずガソリンを撒いていく。
移動速度の下がった杉村に対し、QMZはブーストゲージを惜しみもなく使い2B>グレの崩しからペースを握っていく。
状況重視コンから起き攻めで露骨にジャンプを匂わせながら、すかし下段の2Bを差し込んでいく。
そのまま近D>バニから☆重視コンを選択し、超ガソリンでフィニッシュ。

ラウンド2、開幕の読みあいに勝ったのは杉村。
開幕の置き2Bがうまく噛み合い、先手を取ることに成功した。
ここで、アークシステムワークスのAIが光る。
KOF’95において超絶難易度とされている爆裂キャンセル(詳しくは検索してね)を駆使したコンボというものがある。
まあ、要するに死ぬんだけど人力じゃ無理なんだよね。でもCPUだから余裕だね。
2B連打キャンセルから近B、さらに近Bをキャンセルし爆裂空キャン、そして近D空キャン屈C空キャンという人間には到底出来ないコンボでQMZの体力を奪っていく。
ちなみにKOF'95勢の一部はこれが結構出来るらしい、こえーわ。
せいっ、せいっ、せいっと威勢のいい声とともにラウンド2を一瞬でもぎ取った。
272 :夢のドリームマッチ ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:12:53.17 ID:vte0yT2b
 
だが、ここで欠点があった。
QMZは状況を重視した立ち回りに対し、杉村のAIは最大火力重視で作られていた、殆ど即死だけど。
ラウンド3が始まるにあたり、七星ゲージがマックスのQMZに対し、死兆星寸前の杉村。
そしてQMZは1ラウンド目のブーストゲージとオーラゲージをたっぷり残している。

そう、北斗の拳ではラウンドを取ることが全てではない。

次のラウンドに向けてのゲージ調整も、勝敗を大きく左右する。

ラウンド3。
開幕の行動を通したのは――――――――



「どうだ、悔しいかァ〜〜!!」



QMZだった。

燃え上がる炎、表示されるFATAL K.O.

ゆっくりと、杉村は黒焦げの死体になった。

杉村の敗因はただ一つ。
開発があまりにもSNKベースで作ったせいで、星が取れる技が存在しなかったことだ。
2B刺さったら死ぬコンボがあっても、システムに順応できなければ死ぬ。
それは格ゲーでは当たり前のことだ。

【杉村弘樹@バトルロワイアル 死亡】

【H−6/一日目 深夜】
【QMZ@AC北斗の拳】
[状態]:1ラウンド落としたけど七星は満タン
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]優勝する

投下終了です。
273 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:21:19.45 ID:vte0yT2b
投下します
274 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:21:50.63 ID:vte0yT2b
サアイクゾスケエモン!
オー!!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)


ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

おりゃおりゃおりゃおりゃ よっしゃぁあああ!!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

漢! 漢! 漢!が燃える
それが定めよ 漢!!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

槍持て 弓も持て 法螺(ほら)をふけ(斬!斬!斬!斬!斬!)
戦は漢の華舞台 (斬!斬!斬!斬!斬!)
肉断て 骨断て 体かませ
行けや松風 修羅を一騎駆け

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

幾千万の敵陣めがけ斬り込め

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

崩せ! 叩け! 潰せ!
崩せ! 叩け! 潰せ!
地獄の馬 戦友と駆ける 魔物に候
275 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:22:20.95 ID:vte0yT2b
 
ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

崩せ! 叩け! 潰せ!
崩せ! 叩け! 潰せ!
舞ってみせようぞ傾き舞い

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)
そーれ そーれそれ そーれそ(斬!)

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

おりゃおりゃおりゃおりゃ よっしゃぁあああああああ!!!!!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

漢! 漢! 漢!が惚れる
命短し恋せよ漢
漢! 漢! 漢!が燃える
それが定めよ 漢!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ

この鹿毛(かげ)と申すは、茨がくれの鉄兜、
前田慶次が馬にて候 はっ!!!!!!

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッK.O.

【前田慶次郎利益@花の慶次 死亡】
【奥村助右衛門@花の慶次 死亡】
276 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:22:52.36 ID:vte0yT2b
 


まあ、何が起こったのかって言うと。
慶次達は特殊演出超必殺技を使ってたんだよね。
それで竜巻が起こってたんだけど、この技の演出の間は両者ともにハイパーアーマー(攻撃食らってものけぞらない)なんだよね。
んでまあ、ハイパーアーマーのキャラってヒット数が基本的に繋がらないから。
小パンの補正が切れて、全部単発ダメージになるんだよね。
とまあそんな感じでちりも積もれば何とやら。
積み重なった小パンのダメージで死んでしまいましたって事です。
あっ、でも竜巻がダイコンの命を奪っていったのでドローゲームですね。

【ダイコンデロガ@メタルマックス3 死亡】
277 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/21(月) 13:23:26.50 ID:vte0yT2b
投下終了です。
タイトルは「コパンダケデカテルゥー」でお願いします。
278 : ◆OmtW54r7Tc :2013/01/21(月) 13:23:45.80 ID:ysrtBVtw
自作である「男は誰でもあそこが弱いのです」で、アゲハのセリフという口調を変更したことを報告しときます
279 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 13:24:17.24 ID:4E15tkbT
わあ、たくさん来てる!
忙しいので投下だけしてあとでゆっくり読みます!
 
 
 うねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうね。


 じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅるる。


 でろでろでろでろろろろろでっろでろろろろろろ。


 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐっちゃ。


 ぐちょぐちょぐちょぐちょぐちょぐっちょぐちょ。


 べとべとべとべとべとべとべとべとべとべとべと。


 にゅるにゅにゅるるるるるるるるるるるるるるる。



 FATAL K.O. ブシュッブシュルルウニュルルルル ウィーンチョウリュウドウデカプリィィン (パーフェクト) 



【村一番の美人@魔界塔士SaGa 死亡】


 ◇ ◇ ◇
 
 
 ディスプレイのなかでなにやらRが‐18しそうな光景が広がっていたのだが、大して見ているものはいなかった。
 デカいプリンと、名前だけ美人のスライムが、どれだけぐちょぐちょうねうねしようと高鳴るものなどない。


 しかし! そんなそもそも見てるものさえ少なかったディスプレイの前に、わらわらと人が集まってくる!


 何せ、ロリが現れたのだ。
 プリンとスライムがうねうねしていようと、誰もときめかない。
 しかしプリンとロリがうねうねしていたらば、話は別である。


 ◇ ◇ ◇


 天樹院フレデリカは困惑する。
 いや、困惑自体は服がない時点でしていたのだが、余計に度合いが増した。だいぶ増した。
 目の前にやたらとデカいプリンがいるのだから、そりゃあ当然ってもんである。

「……えっ? えっ!?」

 そのプリンがぷるぷる揺れながら、うねうね迫ってくる。
 呑み込もうとしてくるのは明らかだった。

「えっと、『パイロ・クイーン』ッ!」

 とりあえず巨大な炎弾をブッ放すが、デカいプリンは止まらない。
 咄嗟に飛び退こうと思ったが、もう間に合わない。
 取り込まれてしまう――フレデリカは意図せず目を閉じてしまった。

 ばよえ〜ん。

 そんな効果音とともに弾き飛ばされ、フレデリカは閉じていた目を開けた。
 視線の先のプリンは、先ほどのようにぷるぷるうねうねしていない。
 少し考えて気付いた。


 焼きプリンって若干固いものではないか。
 
 
 気付いて、キレた。

「ふ、ふ、ふ……ッざッけんなあああああああああ!!」

 かくして超流動デカ焼きプリンは、超流動デカ炭プリンと化した。



【超流動デカプリン@メタルマックス3 死亡】


 ◇ ◇ ◇
 
 
 
      rfニ、ヽ
      l。 。 f9i
      t≦_ノゝ、            ,,....,,,,__        ,rrテ≡==-、
      `ブ´,,:: -- ::、       ,r''"''''''ヽ:::`ヽ.     (〃彡三ミミ::`ヽ
      ,rニュf::r-‐t::::::::ヽ     f´,,..、 r"::::::::::i      /"~´   i三ミ::::i,
     /,,, Y.. -‐ ヾ::::::::l      ノ゙ f・=  7:::::::::::l.    f:、 ‐-:、 (ミミ:::::::l
      ム゚゙゙' く、'゚`  ゙'"):::l    ヽ''    ゙'⌒リ:ノ    ノ゚ヲ ''・=  リ::r-、リ
     l=,,;;:. l=、  ..::" ,)ヽ、   j⌒    ト'"fノ     l (-、ヽ'"   ゙'´ノ),)
    /`ゝ-''^ヽ''"  ,/: : : :\  ヽ、: : : '" ノ^i,     lィー-、    ノ-イ 
    /rf´ i′  ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -テ) ,/  `ヽ、   t_゙゙   _,,.. :: "  l、
   ゙'゙  l   l: : j :f´: : : : : ヽ,/   '''"´  ,,.: -  ヽ    `ユ゙"    ,ノ::ゝ、
      !   /: :ノ l: : : : : : : ノ,      ,:'"   ゙ヽ i,.r‐(´::::〉   ,.ィ":::::/::::::
      /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /     /      ,f´:::,::ヽfト--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ   /`7: :(: : : : : /ヽ/     〃       リ:::,'::::::ゝ!r7/ー一'":::::::::::::
`_,:ィ''"  _,r''" f: : :ト---ヲ /      fノ       /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"  ,.ノ,:::::」、,:r'"  ,i     /       /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
、..、く´_,,∠"ィ''"´ /   ,>     /\、   ,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´  ,ヘr:、-、=---/    ,:イ    ,ノ   `゙ヽ、/:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ーフ´ > ヽ`ー、/    /く _,,..ィ''"゙'  _,,:ィf-:、::::::!::/`゙゙ブ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 
 
【A−7/一日目 深夜】

【天樹院フレデリカ】
[状態]:体力ゲージ満タン、幼少期状態
[装備]:スリングショットの水着@現実、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とりあえず、服はないの!
285 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 13:28:57.67 ID:4E15tkbT
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
286 : ◆397hRRvW1w :2013/01/21(月) 15:15:39.43 ID:HnzHlRx4
呉キリカ、投下します。
いきなりだが、呉キリカはトレーニングをしていた。
魔法少女が殺せる自分なら簡単にイケると思ったが、そんな認識を改めようと思ったのである。
呉キリカ本人は知るよしもないだろうが、この場はあらゆる可能性が支配する戦場なのだ。
ちょっと魔法少女やら魔女に勝てるからといって調子を扱いてはいけなかったのだ。
だってほら、見たっしょ? 核爆発起きてるよ?
さっきは普通に織莉子のことだけ考えて流してたけど、冷静に考えるとやばいじゃないか。

というわけで核爆発を眺めた彼女は、あの威力に負けないような必殺技を考案することにした。
どんな敵が相手でも一撃で倒せるような、そんな必殺技を閃くため、思考を巡らせたのだ。
そしてなおかつ、魔力を使いすぎないように注意しながら体を動かす。

思えば、遠いところへ来てしまったものだ。
こんなところで、核爆発に備えるはめになるとは思わなかった。
早く織莉子に会いたい。織莉子、織莉子、織莉子、織莉子ッ!

「……ハッ!?」

と、そんな風に考えたそのときだ。彼女の執念が実を結んだのは。
まるで新しいエネルギーが生まれたかのように、自分の体の奥から力が湧いてきたのだ。
謎の感覚。頭上で電球が光ったような感触。そう、彼女は新しい必殺技を今まさにここで閃いたのである!
キリカはよくわからなかったようだが、自分には今風が吹いている。まさに今使うべきと判断し、脳内のビジョン通りに、魔力をこめ、技を出すとある曲が流れてきた。





踏み切りの側に咲く コスモスの花 揺らして


貨物列車が 走りすぎる そして夕日に消えてゆく


十四の頃の僕は いつも 冷たいレールに 耳をあて


レールの響き 聞きながら 遥かな旅路を 夢見てた


思えば遠くへ来たもんだ 故郷離れて 六年目


思えば遠くへ来たもんだ この先どこへ 行くのやら


       FATAL K.O.





歌詞にはところどころ意味がわからないところがあったが、まるで自分の心境を表している様に聞こえ、キリカは一筋の涙を流し、殺し合いを続けることにした。
       ◆       ◆       ◆


「あのー、キャラに技が追加されてるんですがこれは」
「あー、自主トレモモード入りましたかー。これね、低確率イベントなんですよ」
「サガシリーズみたいに技を閃いたのは、それが理由?」
「そうですそうです。こういうイベントが低確率で起こるんです」
「はぁ」
「こうやってキャラデータの中に眠ってるコマンドがいきなり解禁されたりもするので、プレイヤーも油断禁物ですよー」
「にしても一撃技が追加されるとか……まぁそういうクソなとこは諦めるとして、ツッコミどころが一つ」
「はいはい」
「何故にキリカの一撃でこの曲なんですか」
「バグですねー。多分音声ファイルの指定ミスってます。後で修正が来るんじゃないかな」
「じゃあ本当はMagiaとかがかかるはずなんですね?」
「これでまた無関係な曲だったら笑えますけどね」



【E−7/一日目 深夜】

【呉キリカ@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:
[道具]:支給品不明
[思考・状況]織莉子以外全員殺すよ
※一撃技が追加されましたが、音声ファイルの指定ミスでバグっているようです。
290 : ◆397hRRvW1w :2013/01/21(月) 15:19:46.67 ID:HnzHlRx4
投下終了です。
291 :Classical名無しさん:2013/01/21(月) 15:20:33.84 ID:5E5k9BK9
本来は誰の音声ファイルで武田鉄矢流れるはずだったんだよwww
乙ー
292 :Classical名無しさん:2013/01/21(月) 20:02:43.76 ID:klVeh72n
投下乙です


>┌┤´д`├┐ナントゴクトケン
この状況下でも眠れる精神力。本当の強者とはそういうものなのかもしれませんな
しかし、外見が一致しないのやら、キャラ設定まで別の作品からきてるやら、さすがに心配になってきました

>燃えたろ?(京さまはでません)
そういえばこの森全てが灰に変わるまでどのぐらいかかるんでしょうね。細かいところまで再現するのは凄いなぁ
しかし喉が渇いたという清水、何の運動だったかはともかくとして、原作とは違う悲劇の死か

>腐りゆく夜を走る者達
人が操作出来る感じじゃないとか、人間辞めてますね。まぁ、それと渡り合えそうな人間も参加してますけど
杏子は別の台詞もあったんだ……。こうなると背景キャラのイベントコンプリートも目指したくなります

>ち○こがもげたら死ぬ
乙女化した織田様の物語が始まるかと思いきや、思いのほか傷は深かったようで……
リッドはどうするんだろう。どうしようも出来ないだろうけど

>夢のドリームマッチ
中国拳法の達人が何故ムエタイに……。思い付きでいくといつか壁に出会ってしまうこともあるんですね
杉村無念。格ゲーはシビアな世界だなぁ、ロワとどちらが厳しいんだろう

>コパンダケデカテルゥー
死しても一矢を報いる執念。CPUとは思えないガッツ。慶次達は別の技で戦っていれば別の結果があったやも
松風とナリタブライアンは果たして生きているんだろうか……

>この件に関する修正要求が一番多かったらしい
スライムの腹上死とか、そうそう見られるものではないというか発想自体なかったです
それにしても、若干固いものではないか。という台詞にはなるほどと唸らされました

>エフェクトと使用条件は後続に任せます
テスト時に入れておいた曲が紛れ込んでしまったのかと思いきや、もしや本当にこの歌が流れるキャラがいたのか
核爆発に負けない必殺技がどういうものかは置いておいて、今後の活躍に期待です
293 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/21(月) 21:14:15.11 ID:RsIwb0OO
投下します
     
式が野道を歩いていると彼女の前に褐色肌の男が現れた。

『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』

「お前、弥勒を裏切ったんだ――」
「ほっ」

好戦的な笑みとともに開幕セリフを述べようとしたキャラを
他所に式はすぐさま大地を蹴った。
男はすぐさま体を発光して能力を使おうとしたが、なんかもう全てが遅かった。

「いよっ」

切り上げ。男浮かんだ。

「のっ。とうっ」

すぐさま式もジャンプして吹っ飛んでいる男をひたすら切り刻んだ。

「メルブラとはやっぱ違うなー。
 でも、うん。これはこれで……はい、終了ー」

上空5,000mの高さまで上げて上げて上げまくって決めまくったよ空中コンボ。
ゲージなんてもうすっからかんなのにね。

「超必――は後の楽しみにとっておこ」

式は最後に男を切り下ろしで地面に叩きつけた。

「じゃ、これで終わりっすねー。
 今日はおつかれっしたー」

こちらへ、ぺこりとお辞儀すると式はその場を立ち去った。
のになっちゃいます。
『全一AIウルトラTUEEEEEEEEEEEEEE!!
 相手の性能結局なんだったんだよwwwwww
 なんでこんなん呼んだんだよwwwwwwwwwww』
『つか、これ式じゃなくね?
 絶対こんな喋り方しねーーだろw』
『声はそのまんまなのになあ』
『連絡来ましたよ』
『おっ、なんだって?』
『AI極め過ぎたそうです』
『……つまり?』
『ランダムでAIが口調、人格含めて全一氏の完全コピーになるそうです』
『誰得だよ…………』

【遊坂葵 死亡確認】


【F-6/一日目/深夜】
【両儀式@空の境界】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ナイフ@空の境界、(ないかも)
[道具]:不明(ないかも)
[思考・状況]状況確認
[備考]:1)MELTY BLOOD覇者のGO1監修AIが起動しました。戦闘めっちゃ強いです。
     2)AI極めすぎたせいでランダムで人格含めてGO1氏そのものになっちゃいます。
296 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/21(月) 21:17:57.84 ID:RsIwb0OO
投下終了です。

>>294の

> こちらへ、ぺこりとお辞儀すると式はその場を立ち去った。
> のになっちゃいます。

の最後の行はただのコピペミスです。
混乱を招いてしまい申し訳ないです。
297 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 22:27:38.72 ID:4E15tkbT
帰ってきたらまた増えてる!
感想は風呂とか入って落ち着いたらやります! では投下!
298 :憎悪の炎じゃ氷は溶かせん ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 22:28:49.18 ID:4E15tkbT
 
 
 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(45/100)
 ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□




 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(40/100)
 ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□




 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(35/100)
 ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□




 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(30/100)
 ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
299 :憎悪の炎じゃ氷は溶かせん ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 22:29:19.98 ID:4E15tkbT
 
 
  
 
 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(25/100)
 ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□




 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(20/100)
 ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□



【H−7 川/一日目 深夜】

【ディオ】
[状態]:体力ゲージ20%、全身氷漬け
[装備]:不明
[道具]:不明
[基本方針]:キャシャーンと決着をつける
1:氷を砕けるようになるまで待つ。そしたらノーベンバーを殺す
※第6話終了後から、第13話開始前までの間からの参戦です
※ノーベンバー11が死亡していることに気付いていません

※H−7の川の上に、ノーベンバー11の死体、彼の支給品、ライター、ココアシガレットが落ちています
300 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/21(月) 22:30:02.88 ID:4E15tkbT
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
301 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:37:39.73 ID:fZ28jEvp
>憎悪の炎じゃ氷は溶かせん
さすがディオ。氷漬けにされたくらいじゃやられませんね。でも、自己修復できないディオはこのままだと……いえ、ディオなら復活するって信じてます。

では私も投下します!
302 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:38:10.25 ID:fZ28jEvp
軽いステップを踏んでから片足を軸にくるりとその場で一回転。薄い紫色の髪の毛がふわりと舞う。
走り去った琴弾加代子を見送りメカニックとも話を終えたメルディは、リッドの姿を探しつつも気ままに街を散策していた。
今は街の隅にある小さな公園で花を見たり噴水を見たり背景キャラとおしゃべりしたり踊ったりしている。

「バイバ!」

そしてとても中学生とは思えないふけ顔の背景キャラに拳銃を突きつけられていた。
驚きこそすれ逃げ出す暇もない。
メルディがぽかんと口を開けている間に銃声が鳴り響き、彼女の首に嵌められていた首輪がぽろりと地面に落ちた。

「D-2の港に船がある。次の夜になったらその船に乗り込め。そうすればこのくそったれゲームから脱出できる」

ふけ顔の背景キャラの言葉にメルディはまだポカンと口を開いたままだ。
しかし、彼が言ったことの意味を理解すると顔をぱっと明るくした。

「その船乗ればみんなが助かる?」
「いや、そんな大きな船じゃない……。それに人数が多いと怪しまれる。せいぜい、2人か3人ってところだな」
「そうか……でも、うん。じゃあリッドと逃げる!」
「じゃあこれを持っていきな。首輪を外すスイッチだ。
 ただしいきなり外すと怪しまれる。殺すふりをしながらスイッチを押すんだ」
「殺すふり…………わかった。ありがとういい人! えっと、いい人が名前は……?」
「俺の名前なんかどうでもいい。それよりもそのリッドって奴のこと大事にしろよな」
「うん!」

と、その時、メルディの背後で巨大な爆発が起こった。
303 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:38:41.89 ID:fZ28jEvp
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
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                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
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304 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:39:28.63 ID:fZ28jEvp
「バイバァ〜…………」
「チッ、無茶苦茶してる野郎がいやがる。おいアンタ。ここも危ない。さっさと――ってどこに行くんだ!?」

メルディは核爆発が起きた方向へともう走り出していた。
常人ならば考えられない行動だが、JRPGの住民ともなればこの程度のエフェクトなど見慣れたものでなんらたいしたこともない。
中には惑星を破壊するようなものもあるし、メルディの晶術でだってこれくらい起こせたりする。

「リッドがいるかもだから!」

自分よりも一回りは小さい女の子の豪胆さにフケ顔の背景キャラは呆れ、感心し、乾いた笑い声をあげる。

「まったくとんだしあわせゲームだぜ」

そして公園に集まっている無数の背景キャラ達の中に戻るとまた背景キャラとしてのルーチンワークを再開した。


 ■


『――え? え……え? 杉村くん! 杉村くん! わたし――わたしなんてことを――!』

一方、核爆発の起きた現場ではその爆発を起こした張本人が更に自分でとどめを刺した殺意リュウを抱いてさめざめと泣いていた。
そんな光景をモニターの外から見て、外野のゲーマー達はあれこれやと言葉を交わす。
305 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:40:15.53 ID:fZ28jEvp
「このバトロワのキャラってさ」
「ああ、まじやばいな。核爆弾から即死技の連携とかしかもほぼ無制限ぽいし」
「この核爆がおかしいんだよなぁ。だってこれ一発で毎回琴弾のゲージ満タンになってんじゃん」
「で、そのゲージで即死奥義だろ……バランスが狂ってるってレベルじゃねぇよな」
「要修正だわ。もうアンケに余白ないけど」
「2枚目取ってくればいいじゃん。後、ネットアンケートもしてるし」
「ネットの見たけどあれ500文字制限だぞ? しかもメルアド登録必須」
「うっわ、アーク終わってんな」
「でもさぁ、よく考えたらさ……」
「何?」
「この核爆弾ってこいつの必殺技じゃなくてランダムアイテムだろ?
 だったらさ。こいつエグい奥義持ってるけど本当は自分でゲージ溜めるのかなり無理っぽいしこれはこれでバランス取れてるんじゃね?」
「多分、人が使ったら弱いよなこの女子」
「だったら爆弾のほうを修正要求だな。即発動で全画面。しかもガー不で9割ダメ、ゲージ回収できるとかチートすぎる」
「レアケかもだけど壊れだよなぁ。実際これだけでバンバン勝ってるし」
「あ、でも抜ける方法あるくさいぞ」
「まじで?」
「ほら、いっしょにいたリリスノーダメじゃん」

死体にすがりついて泣く琴弾加代子の上からおたまを持ったリリスが強襲する。
隙だらけの琴弾加代子はそれをガードできるわけもなく振り下ろされたおたまをもろに喰らい、そのままリリスのコンボが始まった。
同じく、琴弾加代子に抱かれていた殺意リュウの死体もバンバンいっしょに死体蹴りされてしまう。

「おー、こっちは普通につえぇ。てかかわえぇ」
「これなんのキャラ?」
「テイルズ。RPGの」
「ふーん、こんなのいたんだ。でも実際かわいいな。しかも強いし……でも」
「でも?」
「なんかどこか見たことあるような……」
「普通にリリスだと思うけど?」

リリスがガンガンとおたまを打ち鳴らしてヒット数を稼いでいく。彼女の得意技でありこのゲームでメイン武器となる『死者の目覚め』だ。
さらにはそこから『アクアスマイト』『リリススラッシュ』とつないで相手を浮かせ『空中・死者の目覚め』から『イルカさーん』。
306 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:40:46.21 ID:fZ28jEvp
「ん?」
「ん?」
「なんか今……」
「気のせいかな……」
「どっかで見たことあるのを見たような……」
「いやでもボイスも見た目もリリスだぜ?」

ギャラリーの困惑をよそにリリスのコンボは続く。
地上に叩きつけられた琴弾加代子(と殺意リュウ)に『ターンオーバー』で殴りながら近づいてまた『死者の目覚め』。

「つか、壊れ性能だなぁ。リリス」
「普通に北斗のキャラに見えてきたわ」
「コンボルートがそれっぽいんだよな……」

そして、遂に琴弾加代子の頭上に死兆星が輝く!

『ピキーン)それはそれとしてとりあえず超奥義! サンダー――……』



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



「なんでここで乱入なんだよー!」
「超必見損なったわ……」
「しきりなおしかよ……しかもリリスゲージなくなってんじゃん」

そこには戦国○双で場の空気を読まずに乱入してきてはくそうざがられる風魔小太郎の姿があった。
307 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:41:18.41 ID:fZ28jEvp
 ■


「んもう! みんな逃げちゃうんだから」

混沌の風を吹かせるとか言いながら割り込んできた忍者は即効で逃げ出し、気をとられているうちにセーラー服の女子も逃げてしまった。
もうすこしで気持ちよく快勝できたのにとリリスは顔を真っ赤にする。
でも、よくよく考えれば勝ってどうするのか、人を殺してしまってどうするのかと場が落ちついたことで少し冷静になった。

「そんなことよりお兄ちゃんを探さないと……って、あっ!」

ぱたぱたと小動物を抱いて駆け寄ってくる小さな人影に気づく。見覚えのある女の子の姿だった。






【殺意の波動に呑まれたリュウ@ナムコクロスカプコン 死亡】

【C-6/一日目 深夜】

【リリス・エルロン@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージちょい減り
[装備]:お玉、その他不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[基本方針]:たまには修行!
※マンボウ技がイルカさんになっています。

【メルディ@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージ満タン、首輪解除
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:首輪解除スイッチ、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:リッドを探して一緒に脱出する。
308 :愉しめ、混沌の戦を  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:41:49.82 ID:fZ28jEvp
 ■


【C-6/一日目 深夜】

【風魔小太郎@花の慶次】
[状態]:体力ゲージちょい減り
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:混沌……
※風貌は「花の慶次」からですが性格や一部能力は戦○無双っぽいです。

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:ダメージ中
[装備]:核爆弾@現実×3、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とにかく逃げる。エンカウントしたら支給品/究極奥義ぶっぱ。
※核爆弾@現実はキャラを殺し切ることはできません。これはあくまで核爆弾限定性能です。ゲームが大味になってしまうので。
※究極奥義『もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?(原作台詞)』は地上の相手に発動する投げ属性の射殺演出即死技です。
 ただし、この奥義で勝つと専用勝ちモーションが発生してしばらく隙だらけになります。
309 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/21(月) 22:42:22.26 ID:fZ28jEvp
投下終了です!
310 :Classical名無しさん:2013/01/21(月) 23:41:50.83 ID:klVeh72n
投下乙です

>(色々と)腐ってやがる……極めすぎたんだ
このAIの台詞を全て声優さんに任せるのは無理があるから、ひょっとすると合成音声でどんなことでも喋るのかな
夢があると同時に、人格まで入れられるとは機械と人の境界が危うくなる話でもありますね

>憎悪の炎じゃ氷は溶かせん
淡々と語られる口調の中、じわじわと減っていくゲージに恐怖のようなものを感じます
深夜という状況の中、溶けるまでの時間と氷を砕く力はどこまで残っているのだろうか……・

>愉しめ、混沌の戦を
露骨な脱出フラグきたー。素直に信じるメルディの純真さが眩しい
殺すふりをしながらスイッチを押したら、余計に怪しまれるんじゃ……と一瞬、バトロワ設定を忘れていたために
ツッコミを入れそうになりましたが、いや主催者に疑われないためだよね。と我に返りました。よかった……まだ理性は失われてない
311 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/22(火) 00:00:39.54 ID:fZ28jEvp
おっと、さっきの投下でミスがありました。状態表を修正します。

【琴弾加代子@バトルロワイアル】
[状態]:体力ゲージギリギリ
[装備]:核爆弾@現実×3、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とにかく逃げる。エンカウントしたら支給品/究極奥義ぶっぱ。
※核爆弾@現実はキャラを殺し切ることはできません。これはあくまで核爆弾限定性能です。ゲームが大味になってしまうので。
※究極奥義『もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?(原作台詞)』は地上の相手に発動する投げ属性の射殺演出即死技です。
 ただし、この奥義で勝つと専用勝ちモーションが発生してしばらく隙だらけになります。
312 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:49:40.68 ID:VQw7IWci
また書き終わってしまったので投下します。
313 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:50:33.98 ID:VQw7IWci
 
 
 デスマシーンはブッぱなした。
 なぜなら彼はデス(死)のマシーン(機械)であるから、そりゃブッぱなす。
 相手が人間なら殺人ビーム辺りでもよかったが、人間じゃないから核爆弾にした。
 相手次第で武器を変える、まさしく兵器の鑑である。


                           /|
                      ,, //`
                    ,,;;''  '',,; 
                     ;; ,,;;;'''            
                    ノ ノ      ←核爆弾
                  /,,,'`
                  ;' 丿
               ,;'" ;," '''         
             /'' ;;           
          ;;;;;;''' ,,
         ,,;;''   ,,;   /  」」 
          /○ ;;;;;;    _/   ヽヽ /
   ___ / /''''''''   _/      _/




 浅上藤乃は凶(まげ)る。
 『歪曲の魔眼』というそのまんまな名前の目を持ってるもんだから、その目を小ばかにしてきた相手を凶(まげ)る。
 なにやら視線の先に核爆弾が割り込んできたので、それが凶(まが)った。
 それ自体じゃなくて、軌道が凶(まが)った。歪曲の魔眼だから凶(まが)った。
314 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:51:04.55 ID:VQw7IWci
                              /
                            /゙./  
                          ,/ ./
                        V゙"  ./
                        |i.   (  クイッ
                         ヽ   ヽ
                         ヽ   ヽ
                          .ヽ.   ..ヽ
                           ヽ.   .\
                                ヽ,    \
                              ヽ    \
                               ヽ.    .\
                                 \      \ 
                                   ヽ.      \
                                    \      . \
                                    \       \、
                                     ヽ,        \、
                                            \         \
                                             \         \、
                                         \          、\ 
                                           ヽ .\ \ 、.\\
                                              \.\ \,.\
                                                      ゛  "
315 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:51:34.87 ID:VQw7IWci
 
 
 ガウーマンは鱗粉を飛ばす。
 だってそりゃあ毒蛾だから、吸ったらヤバい毒鱗粉を飛ばす。
 自分のことを嘲笑ってきたヤツがいるもんだから、そいつが悶える姿を見るために飛ばす。
 飛ばしたほうに核爆弾が飛んできたが、知ったこっちゃなく飛ばす。蛾だから飛ばす。


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316 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:52:17.45 ID:VQw7IWci
 
 
 核爆弾は爆発した。
 あらぬ方向に飛んで行くことになったが爆発した。
 そういう風に作られたもんだから、きちんと爆発した。
 鱗粉がめっちゃ飛んでたせいで粉塵爆発も引き起こしつつ、爆発した。爆弾だもん。
317 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:52:59.41 ID:VQw7IWci
 
 
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318 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:53:46.40 ID:VQw7IWci
 
 
 内海幸枝はきちんとガードをした。
 格ゲーキャラだからガードをした。
 そういうAIなもんだから、きっちりガードをした。
 ガガガガッとガードをした。格ゲーキャラだもの、いくら派手なエフェクトでもガード決めりゃなんとかなるよ。

 デスマシーンとガウーマンと浅上藤乃も同様だ。
 いくらすごい技でもぶっぱじゃ防がれるよ。そういうAIだもん。

 百舌谷小音は死んでいた。
 だって戦闘中じゃなかったんだから、ガードなんかしていなかった。
 いくら格ゲーキャラでも戦闘中じゃなきゃしないよ、そりゃあ。
 いきなり粉と爆弾飛んできて、それが爆発して巻き込まれるなんて予想してないよ。AIにも限界があるよ。
 ガードしなきゃ死ぬよ。核爆弾だもん。死ぬよ。核爆発だもん。
319 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:54:16.69 ID:VQw7IWci
 
 
 
【百舌谷小音@百舌谷さん逆上する 死亡】



【D−3 草原/一日目 深夜】

【内海幸枝】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:ソウルエッジ@ナムコクロスカプコン、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:七原くんと会いたい! けど、今はデスマシーンくんを殺す。


【デスマシーン】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:エネミーハマッサツ。デモイマハ“ガウーマン”ヲサイユウセンシテマッサツシマス。


【ガウーマン】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ニゲタイ。デモイマハ、“アサガミ・フジノ”ガマジユルセナイワァ。


【浅上藤乃】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:あの人を探す。でも内海さんだけは絶対に許さない。凶(まげ)る。
320 :バトルロイヤルモードもあるのか ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 00:54:48.07 ID:VQw7IWci
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
321 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:28:59.43 ID:xnB9YXrw
投下します
キャラは特に使いません
外伝だと思っていただければ
322 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:37:58.95 ID:xnB9YXrw
『えー、東京都、ぶr……ろわらじネームしゃもじさんからのおたよりです』
323 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:40:06.37 ID:xnB9YXrw
「!?」
突如、筐体の間にあるセンターモニターから聞こえてきた声にロケテの観客達は色めき立った。
「お、おい」
「これって、まさか」
「そのまさか……だよな」
彼らの視線が集中した先、センターモニターに映し出されていたのは、

こんな感じの画面だった。
ttps://twitter.com/6daime/status/293394339051225088/photo/1

『<今某ゲーセンでうちの会社の新作ロケテをしてるんですが、なんかまだ調整不足って話がいろいろ出てて、でもまあ、ロケテだし、いいかなっておもってまーす>えー…]
『『もっと罵倒(バト)って〜、ラ……Sギタくーん!』』
『手前ェ!開発お疲れ様です!!』
デレデレデレデレデレデレデレデレデーーーン
『ろわらじ!』
『ろわらじ!』
『ろわらじぃーー』
『『『ろわらじ、仮ぃー!!』』』
324 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:42:36.77 ID:xnB9YXrw
そう、アークの技術力はなにもゲーム開発に限ったことではない。
声優を使ってのネットラジオによる広報、その中でもとりわけ人気のあの番組、
スタッフの技術と声優のトーク、そしてゲームの魅力が三位一体となってかもし出されるカオスの宴。
「ぶるらじ」
それがなんと、リアルタイムでこのロケテ会場に放送されているのだ。
しかも、バトロワ仕様になって。

『さてはじまりましたろわらじ仮、えーと、役名はアレなんで、Sギタトモカズでーす』
『はい、え?ダメなの?あ、じゃあええと、Iマイアサミです』
『わわわ、どういうことですか。KンドウKナコです』
『はい、始まっちゃいましたね』
『ていうか今の、うちのしゃもじよね』
『最近寝てないワー、とかミサワチックなことを言ってましたから。開発も佳境のようですが』
Sギタのトークに合わせて、画面には地獄のミサワ的に描かれたサングラス装備のパラケルスの絵が表示される。
通常のラジオに比べ、こういったボケに対しての視覚面でのレスポンスが素晴らしいのがこのぶる……ろわらじの素晴らしいところである。
『えー、まずこの番組がどういう番組かといいますと、只今某所で絶賛ロケテ中の、アークの新作『バトル・ロワイヤル(仮)』のロケテ状況をお知らせしつつ応援していこうという番組なわけです。実況プレイとも、定時放送とも違うおまけみたいなもんですが……』
『まずお伝えしなくちゃいけないのは、私達は本物の声優ではありません、はい、こんちゃん』
『はぁい、私達はぶるらじ数十回の放送からサンプリングされた声と、ゲーム開発の副しゃんぶ……ふきゅさん……』
『はいコンドムもう一回』
『……うぅ……はい、ええと、AIでーす。あとコンチャンダヨー』
『うわ、はしょった』
『まあそういうことで、このセンモニ内のCPUでリアルタイムに解析されてるロケテ状況に応じて合いの手を入れる番組、ということですね』
『自分で言うのもなんだけど、意味わかんないですよね』
『アーク脅威の科学力、またはアークの科学力は世界一ィィ!あっやべ、二部はマズい』
『AIだからぁ、大丈夫ですよー』
『そっか、AIだから』
『AIだから』
325 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:44:46.41 ID:VQw7IWci
 
326 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:45:20.94 ID:SVQ9dyEe
 
327 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:45:23.90 ID:VQw7IWci
  
328 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:45:55.77 ID:VQw7IWci
   
329 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:46:01.64 ID:GxWCMbuu
 
330 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:46:01.95 ID:yZhCP86W
支援
331 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:46:22.50 ID:SVQ9dyEe
 
332 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:47:35.84 ID:SVQ9dyEe
   
333 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:48:13.09 ID:VQw7IWci
 
334 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:48:54.42 ID:GxWCMbuu
 
335 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:50:15.85 ID:vx3nIbpm
支援
336 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:50:44.96 ID:xnB9YXrw
「くそっ、コメントはどこから流せばいいんだよ!」
「あっ、センモニのここ、マイクになってんぞ!!」
「マジかよええと、『テラワロスwwww』っと」
画面にはニコニコさながらに、テラワロスwwwwの字幕が右から左へと流れていく。
音声認識技術にいたっても、アークの技術力はいかんなく発揮されているらしい。
「すっげwwww」
「これは是非稼動した時も採用だよなあ」
「いや、これ本当にAIなのか?」
「うわ、5様のフィギュアとか飾ってある」
「こっちのCDは……」
観客たちは筐体とセンモニを交互に見ながら、どよめきを大きくしていく。
337 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:51:36.53 ID:xnB9YXrw
『さて、まあまずはここまでの状況なんですけど……カクゲーしてるねぇ』
『まぁ、格闘ゲームとして作られているわけですから?』
『いや。俺が言ってるのは核。アトミック。GP-02ね』
『あー……ガトーの』
『でもこれ、ガン○ムはいないんですよね』
『あくまで出典はSa.Ga.とかなんだけど、まあ量産はちょっと、どうなんだよって話ですよ』
『フィールドのあちこちできのこ雲が上がってますからね……』
『でもまあいいんですよ。いずれほら、ニュートロンジャマーが開発されて、ニュートロンジャマーキャンセラーが開発されて』
『知ってる!それ撃ち放題になるやつじゃん!』
『で、盟主王がやったぁぁぁぁぁ!なわけですよ』
『えっと、このゲームってロケテスト……なんですよね?』
『うん。まあさすがに修正されるんじゃないかなぁ……されないとマズいよねこれは』
『僕は好きですけどね。こういう大味なの。ていうか修正ならもっとすべきとこいっぱいあるかんな!』
『ああ、あの無敵になってた人とか……』
『ムテキングはまあ、いいんですけどねああいうもんだから。つーか5様ムテキングっていうかうずしおキングみたいになってましたしね』
『あ、でもSギタ君、あと広範囲を焦土にしてたあれとかはいいの?』
『あれはですね。アリです。ていうかあっちのほうがガンガンで言えば核っぽいです。あのですね、爆風の中に突っ込むと体力がごっそり削られるんですよ。簡単に言えば着弾地点にいなきゃいいだけなので、フィールド駆け回る系なら全然アリな技っつーか』
『え、じゃああの背景の女の子がズバーってされてたのは』
『まああれも前例はあるんですよ。洋ゲーなんですけど、あの、プレイヤーは恐竜で、背景に人間とかいて。それをムシャーって食べちゃう』
『食べちゃうの!?』
『そうすると体力が回復するんですよ。あの、サムスピの飛脚アイテムみたいなもんです』
『人間が!?』
『ふえぇぇぇ』
338 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:52:28.68 ID:VQw7IWci
  
339 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:52:37.74 ID:vx3nIbpm
支援
340 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:53:11.51 ID:xnB9YXrw
「おい、ゲーム内容につっこみだしたぞ……」
「ほんとにAIなのかこれ?なあ?」
「しらねぇよ!でもこれ、ゲーム内容を反映してるんだったらすげえよな」
「もうこれリアルタイムアップデートとかできるんじゃねえのかよ」
「だからおかしいだろ!なんでSギタのネタに絵が付いてるんだよ!誰が描いてるんだよ!」
「AIだろ」
「つーかなんで目線入ってんだよ!?公式の番組じゃないのかよ!?」
「なんかアレだろ、マズいんだろ、いろいろ」

観客たちの驚きを余所に、ろわらじは延々と続く。
おおよそゲームをアピールする気はないのではないかというSギタのオタク雑学と、
かわいいと言われると異常なまでにうろたえるIマイいじり、最近あんまり噛まなくなって寂しい
Kンドウのふわーっとしたしゃべりと、いずれ来るかもしれない危険なゲストを内包しながら、
このセンターモニターではアークの技術のもう一つの集大成が今まさに花開いていた。

【ロケテ会場/センターモニター】
【Sギタ@ぶるらじ】【Iマイ@ぶるらじ】【Kンドム@ぶるらじ】によるラジオがこれより放映されています。
声優たちは過去の放送からサンプリングした音声とAIによる擬似出演です。
ゲーム展開に合わせて適当に関係ありそうでなさそうな会話と絵が垂れ流され続けます。
341 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 01:53:23.97 ID:SVQ9dyEe
 
342 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/22(火) 01:55:32.87 ID:xnB9YXrw
以上で投下は終了です。
支援に感謝します。
何かあればご指摘ください。
ろわらじパートは本編へのアレやそれを会場視点から書くときにでも
お使いいただければと思います

あ、タイトルは「ろわらじ(仮)」でオナシャス
343 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/22(火) 01:57:13.69 ID:GxWCMbuu
投下乙です! ろわらじ追加で外部視点が増えていい感じですね。支援絵も用意してくれるなんてすごいです!

じゃあ私も投下します!
344 :すまんな  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/22(火) 01:57:49.72 ID:GxWCMbuu
「うーん……」

壁のボードに張り出された大判のインストカードとゲームモニタの間を何度も往復する男がいた。
彼もまたこの『バトル・ロワイアル(仮)』のロケテストの話を聞きつけここに足を運んだうちのひとりだ。

格闘ゲームそのものはスト2をやったことがあるだけという程度だが、ゲーム自体は子供の頃からずっとしているし
今回のこのゲームに登場するキャラの大半を知っているくらいには漫画やアニメも見ていたりする。

そして彼はこのゲームに自分のお気に入り作品が登場していると知り、だったら遊んでみたいと実際にここに来たわけだ。
今は記念すべき初のプレイとしてこのゲーセンで有名なゲーマーらがプレイしているが、
自由にプレイできるようになれば真っ先に筐体の前に座りたいと彼は思っていた。

しかし、問題が発生していた。

彼は、各プレイヤーの前にあるモニタと、全体の経過やランダムにキャラを写すライブモニタをじっくり観察していた。
他にここに集まっている大勢の人らもだいたいは同じようにしている。
贔屓のゲーマーの後ろに張り付いて実況を楽しんでいる者もいるが、だいたいは各モニタを色々と見てまわっていた。

理由は簡単で、ようはこれから自分が使うキャラの観察と研究、あるいはゲーム内での動きから使うキャラの選定をしているのだ。
メジャーマイナー様々だが、それゆえに皆は簡単には持ちキャラを決められずにいて、色々と観察をしている。
そして、彼には先に言ったようにお気に入り作品があり、ゲーム開始以来、そのキャラがどこかに写らないかと探していた。

だが、それが見つからない。

確かに事前の発表情報の中にはあったし、その作品の他のキャラは出ている。
公式サイトにもそのキャラは登場すると書いてあるし、スクリーンショットだって掲載されている。
何度も確かめたが、インストカードにだって載ってるし、原作を再現したいくつかの必殺技もその中で紹介されている。
345 :すまんな  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/22(火) 01:58:27.92 ID:GxWCMbuu
なのにどうしても見つからない。

仕方がない。そう嘆息すると、男はスタッフジャンパーを来たアークスタッフに聞いてみることにした。
勿論、ただこれまでに画面い映る機会がなかっただけというのが常識的な結論であるから、質問することに恥ずかしさを覚えるが、
それでも彼はそのキャラを使おうとわざわざ足を運んだのだ。きっちり確認したかった。
スタッフを質問攻めにしている人垣の中に思い切って割り込み、彼は思い切ってそれを質問する。

「枸雅匡平ってゲームに出てます? なんか全然見ないんですけど」

すがるような瞳でスタッフを見る。いますよとだけ返してほしかった。しかしスタッフはへらりと笑うと期待とは真逆のことを言った。

「あ、ごめんなさーい。枸雅匡平はちょっとトラブルがあって今のver.じゃ出てこないんですよ。次からは出てくる予定なんで」

あっさりとそう返され、男はそうだったのかとガックリ肩を落とす。
そして人の波に押しやられるままにゲームの傍から離れると、熱狂する光景を見て羨ましく思い、自分の意気込みが悲しくてため息を吐いた。
そのまま踵を返してゲーセンを出ていく。

またアーケードが一歩衰退に近づいたかもしれない。しかし、そんな彼の姿を気にとめる者は誰もいなかった。






【枸雅匡平が使いたかった男@現実 帰った】
【枸雅匡平@神様ドォルズ いなかった】
346 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/22(火) 01:58:59.28 ID:GxWCMbuu
投下終了です!
347 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 02:31:46.96 ID:uCOj2C63
投下乙です

>バトルロイヤルモードもあるのか
AAもあり、非常に論理的な話の進行でとても理解しやすい話でした
戦闘中でない不意をつかれるとは、スナイパー戦法は対CPUにも非常に有効な可能性が出て来ましたね

>ろわらじ(仮)
これは凄い。ロワ以外でも楽しみが増えることになるとは
AI技術が段々と危ない領域にまできてますが、そのうちに人類乗っ取りにかかってきませんかね

>すまんな
これは切ない……。現実の方でも観客一人一人の中にドラマが進行しているんですね
あ、枸雅匡平が使いたかった男さん、私からも謝っておかないと、……・本当にごめんなさい
348 : ◆397hRRvW1w :2013/01/22(火) 02:36:28.55 ID:SVQ9dyEe
葛原未来、銀を投下します。
「ゾウナ様に生贄を」「悪の心を」「月の青い雫を」「呪文を」「そして儀式を」「世界を」「世界を」「無にするために」

未来と銀の二人は、ゾウナのために戦車をひたすら動かしていた。


「ゾウナ様のために」「悪で全てを」「全てを悪に」「わたし達が」「やつらを殺し」「世界に」「世界の」「変革を」

未来と銀の二人は、ゾウナのために戦車をひたすら動かしていた。


「ゾウナ様素敵です」「ゾウナ様最高」「ゾウナ様に尽くしたい」「ゾウナ様あってこそ」「ゾウナ様見ていて下さい」「わたし達が」「わたし達が」「従います」

未来と銀の二人は、ゾウナのために戦車をひたすら動かしていた。


「ゾウナ様愛してます」「ゾウナ様大好きです」「ゾウナ様全一」「ゾウナ様半端ない」「ゾウナ様だけでご飯三杯行けます」「愛してます」「愛してます」「いや、私の方が二倍愛してます」

未来と銀の二人は、ゾウナのために戦車をひたすら動――――



「は?」
「え?」



だが突然、戦車が止まった。
AIの仕様ではない。未来と銀が動かすのをやめたからだ。
戦車内部では、変な空気が流れている。
「ちょ」「何?」

きっかけは、先ほどのちょっとした一言だった。

「ゾウナ様を一番愛しているのは私」「違う。私こそゾウナ様全一」「寝言ですか」「いやいやそっちこそ」
「サバンナでも同じ事言えるの?」「言える。私の方が二倍愛してます」「じゃあ私は四倍」「じゃあこっちは六倍だし」
「何? やるの?」「おっ、論破されたからって暴力? いいですけど何か?」「ゾウナ様が一番好きなのは私なので」
「それっておかしくない? だって私の方がゾウナ様好きじゃん」「ゾウナ様への愛の何を知っている、なめるな」

そして戦車内部にて、口論が始まる。
ゾウナへの愛が強すぎる故の、事故のようなものだった。
だがそれはやがて、目の前の相手を倒したいという至極当然の欲望に変わっていき――――




デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー




【D-9/一日目 深夜】

【葛原未来】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:Rウルフ(黒)@メタルマックス3、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ゾウナ様への愛を証明するために銀とバトル


【銀】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:消火バケツと水@現実、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ゾウナ様への愛を証明するために未来とバトル
351 : ◆397hRRvW1w :2013/01/22(火) 02:40:58.03 ID:SVQ9dyEe
投下終了しました。
352 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 02:47:06.43 ID:VQw7IWci
投下です!
353 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 02:47:40.26 ID:SVQ9dyEe
 
354 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 02:48:06.53 ID:VQw7IWci
 
 
「よくここまできたな どうだ 1つとりひきを しないか?」

「とりひきだと?」

「わたしをゆうしょうさせるために おまえたちは 1クレぶんそんをするのだ
 いいはなしだろう?」

「それで おれたちは もう 1クレ 入れるワケか! じょうだんじゃねえぜ!!」

「したてにでれば いいきに なりおって しね!」

 以上、アシュラ戦専用セリフである。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



「『流星(ランス)』!」

 マントを投げ捨てたアシュラに、夜科アゲハが漆黒の弾丸を放つ。
 その弾丸はアゲハのPSI能力『 暴王の月(メルゼズ・ドア) 』であり、彼の思うままに動く。
 いわゆる飛び道具な上に上下判定使い分けられるらしく、待ちキャラであるアシュラもてんてこまいだ。

 ガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッ
 ガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッ
 ガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッ
 ガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッ
 ガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッガシッ



                   K.O!



【アシュラ@魔界塔士SaGa 死亡】
355 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 02:48:37.11 ID:VQw7IWci
 
  
 
 オーラゲージをマックスまで溜めたアゲハ、勝利ボイスを吐き捨てる。
 そうして、一歩足を踏み出した。

 おとしあなだ!



                  デストローイ 



 とおくから こえがする……

「もう1ど のぼってこれるかー?」

 これない。



【夜科アゲハ@PSYREN 死亡】
356 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 02:49:20.65 ID:VQw7IWci
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。

タイトルは 設置型飛び道具が解除されない不具合 でお願いします。
357 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 02:50:09.67 ID:VQw7IWci
あ、やっぱり 原作設定を重要視するゲーム会社の鑑4 で。
358 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 04:02:49.38 ID:yZhCP86W
番外編投下します。
都内某所で行われているアークシステムワークスの新作ロケテ。
そこに……何かどこかで見覚えのあるナマモノが2人潜入していたッッッッ!!

「きちゃいましたねセンセー!」
「そうだねオザワくん!」

※これはナマモノのアーミンとオザワ君であり漫画家・柴田亜美とファミ通副編集長・チップス小沢とは何の関係もありません。

「さぁ、早速行くわよオザワ君!」
「まぁまぁその前にスタッフの人に挨拶しないとねバカ先生。
 今日はよろしくお願いします」
「どうも、アークシステムワークス、広報スタッフの○○○です」

※スタッフのプライバシー保護のため名前は伏せさせていただきます。
「それにしてもすごい規模ですねー」
「ええ、なんってったって社運をかけてますからね!」
「あらあら、すごい自信ねぇ(プヒー)」
「ええ、アークの誇る最新技術を惜しげもなく使ってますからね!」
「おおー!」
「まずは音声認識システム!
 難しいとされる日本語認識を99.99%の精度で読み取るようになっています!」
「「おおー!」」
「また営業人の努力の結果、各方面から人気キャラクターを集めました!
 漫画、ゲーム、アニメ……色々な方面からキャラクターをお借りしてきました!」
「「おおー!!」」
「そしてAI技術を駆使することでまるでそのキャラクターがそこにいるかのような感覚が味わえるようになっています!
 再現率にははっきり言って自信がありますよ!」
「「おおおー!!!」」

盛り込まれた超技術に否応なく盛り上がる2人。

「すごいわねぇ。流石アーケード界隈のトップグループをひた走るアークってところかしら……
 で、いつプレイできるのかしら……(ワクワク)」
「え、今日はプレイできませんよ?」
「え」

アーミンの動きが止まる。
「これ待ち時間ありますから、ちゃんと並んでる人抜かしてロケテとかやらせるわけないじゃないですか」
「えっ、普通こういうところにレポ前提で来る場合、じっくりやらせてもらえるんじゃないのっ!?」
「そんなわけないじゃないですか。やるとしたら最後尾に並ばないと……」
「じゃ、じゃあ並ぶわ!」
「無理ですよ。僕あんたのマネージャーから"時間ないんでさっさと済ませてくださいね"って散々言われてるんですから……
 昨日から3回も釘刺されたんですよ僕……」
「おどれぁああ……」

アーミンは血の涙を流した。
しかし自業自得である。社会人は締め切りを守らねば生きていけないのだ。

「くっそ、ここまで来てプレイせずに帰るのかよ……」
「まぁまぁ先生。あの大型ビジョンでゲーム内容を取材して帰りましょう」
〜オーロラビジョンで取材中〜

「……なんかハート様がハメくらってんだけど」
「……そっすね」
「……なんか美樹さやかの顔がロボカイなんだけど」
「……そっすね」
「……なんかドルキの爆発エフェクトが処理オチしてんだけど」
「……そっすね」
「すげーやアピールポイントが一つもみつからねぇ……」
「(先生の目が死んでいる! いや正直僕も死にそうだけど!)
 ……すんませーん、○○さん。
 これバランスすごいことになってるような気がするんですが大丈夫ですか?」
「ええ、オートバランサーシステムが搭載されていますから大丈夫ですよ」
「オートバランサーシステム?」
「ええ、統括AIがゲームの状況を見て、リアルタイムでバランスをとるという画期的なシステムですよ」
「あら、アークの技術力の結晶ねオザワ君」
「やったねセンセー。これでBA○ARA農民プレイヤーのセンセーも安心だね!」

モニターの一角に表示される状況に眼をやるアーミン。
その弛んだ目がとんでもないものを捕らえた。

「ん……ちょっと核兵器が3つも出てるんだけどこのゲーム。しかも超広範囲の超威力のが」
「ええ、一個出たから数を出してバランスをとるよう判断したみたいですね、統括AIが」
「「もうそれ単なるインフレ加速装置じゃねーか!!」」
以上で投下終了です。
これだけ大規模なら雑誌も取材来るよね(棒読み)
364 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 16:32:06.62 ID:55byIIac
投下乙でしたー
ドキバグとは・・・少し前のファミ通を思い出すぜ!
これはみ○しな先生とか桜○吉先生も来るやろなぁ・・・
独特な設定のロワを活かしていると思います!
365 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 18:26:55.34 ID:v1G1iKqF
投下乙です

>新ステージ「戦車内部」が解禁されました
言葉ではなく行動で愛を示そうとする二人の純粋さがまさかこのようなことに……こんなに苦しいのなら悲しいのなら……
愛などいらぬ!! ……嘘です。しかし戦車内部までとはアークの拘りは凄いですね。特撮なら場面転換してる所だ

>原作設定を重要視するゲーム会社の鑑4
どのへんが下手にでればなのか、腕が何本もあると普通の人間と考えることは違ってくるのか。よくわからないよ
しかし一寸先は闇とはこのことか。間抜けっぽいイメージと違って落とし穴って実際には怖い罠なんですね

>どっきんバグバグアニマル番外編〜風雲アーク編〜
今の時点でもまだ長蛇の列が出来ているようで、これはロケテ後も盛況ぶりには期待できそう
AIがゲーム制作の根幹ともいえるバランス調整にも携わっているあたり、段々開発者もいらなくなってきているような……
366 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:28:05.98 ID:CotbIGNh
投下します
367 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:30:13.58 ID:o8wT8xg2
支援
368 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:30:41.31 ID:CotbIGNh
「どうすんの? ところでそろそろさっきの記憶でいう所の"あの男"の出現時間なんだけど。
 喋ってる暇ないんじゃない?」
言われてみれば、先ほどの記憶でこの女を刺殺した後、間もなくしてあの男は現れた。
時間に換算して約数分、その時間が今過ぎようとしている。
「逃げるんだったら逃げるで早く決めないと、もっとも……」
どうするかを決めかねている時間はない、今後どうするかを早く決めなければ、確実な死が待っているのだ。
思考しようとするほむらに、アンバーは――――
「もう遅いけど」
絶望の一言を告げた。



ジョインジョイントキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッ



カクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノ



バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンマドカァー



FATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーントキィ (パーフェクト)


.
369 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:31:25.65 ID:voNwpJ+z
 
370 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:32:00.47 ID:CotbIGNh
悪夢から飛び起きるように、ほむらは目覚める。
何度も何度も上空から地面にたたきつけられ、じわりじわりとなぶり殺しにされるのは何度味わっても良い気分ではない。
額には汗がにじみ、手は若干震えている。
怯えた目で辺りを見渡すと、そこは始まりの場所だった。
そう、この殺し合いの始まりであり、まどかの終わりの場所である。
そして、すぐ側にいるのは先ほどの緑髪の少女だ。
どうやら、再び彼女の力で救われたらしい。
「うーん、ここまでしか戻れないか。
 しかしなるほどね、相手は転移系か超高速移動の力を持ってるわけだ。
 こりゃ対抗するのは一苦労かもね、しかもこの中じゃ力は使えないみたい。
 残念だけど、首輪で死ぬ人は変えられそうにないね」
腕を組みながら呟く彼女の言葉を聞き、ほむらも時間停止を試みるが不発に終わる。
この世界線では、まどかはこんな理不尽な形で死ぬ。
受け入れたくない現実が、再びほむらへと牙を剥く。
この世界の彼女は、ここで死ぬのだ。
何も出来ない無力さから、ほむらは地面らしき所を叩く。
悔しさを露わにするほむらに、アンバーは静かに問いかける。
「そだ、時間無いから手短に聞くけどさ。君さ、時間操れるんだよね?」
「……正確には、時間停止よ」
アンバーの問いかけに、ほむらも淡々と答えていく。
ここで起こる出来事が変えられないというのならば、転移が始まる時間も逆算できる。
つまり、それまでは自由時間なのだ。
限られた時間の中で出来るだけ小声で、情報を交換していく。
あの男の攻略法を、見つけるために。
「それが成立するのに必要な時間は?」
「10秒……いや、集中して3秒未満よ」
本当なら瞬時に発動できるのだが、一番始めに時間停止を試みたときに若干の違和感があった。
力が思い通りに操れず、いつもより時間がかかっていたことをほむらは正直に話す。
それを聞き、アンバーはふぅ〜んと言ってから、閃いたようにほむらに話しかける。
371 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:32:20.09 ID:voNwpJ+z
 
372 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:32:52.11 ID:voNwpJ+z
 
373 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:32:57.40 ID:CotbIGNh
「じゃ、あたしが死ぬ気で3秒稼ぐから、それで何とかしてよ」
「え?」
突然の提案に、思わず大声を上げかけてしまう。
周りの人間に気づかれないように、あわてて平然を取り繕う。
アンバーは驚くほむらに対して、ため息をつきながら語りかける。
「だって、君が死んじゃったら私もあの男になぶり殺しにされるもん
 容赦ないよ〜? 鬼畜の所業っていうか、ビタンビタンと何回も叩きつけられる感覚が、こう、イヤだね。
 というか、私も死にたくないからね。黒に会わないといけないもん」
どうやら、先ほどの時間軸で自分が死んだ後、彼女もなぶり殺しにされたようだ。
自分が経験したことだから、彼女の気持ちも分からないでもない。
生かされながら何度も地面に叩きつけられるのは、この上ない苦痛だから。
ほむらは、アンバーの要求を飲む。
「わかったわ、絶対に成功させてみせる」
「頼むよ、ホント」
一瞬の隙をつき、すべてを解き放ってあの男を倒す。
そのためにここは共同戦線を張ることを選ぶ。
同時に、彼女たちの目の前で十の首が飛ぶ。
ああ、これが始まりの合図なんだ。
受け入れるしかない現実を受け止め、うっすらと消えていく体を見つめながら転移の時を待った。
「後一回、使うことにならなきゃいいけどねぇ」
アンバーの希望を込めたつぶやきは、ほむらにも届かない。

「さて……またやってきたわけだ」
「こうなるのは、変えられないのね……」
「ま、ちょっとずつ変えるしかないでしょ」
始まりの地に、彼女たちは再び立つ。
一度はほむらがアンバーを殺し、白い男になぶり殺しにされ。
もう一度はどうすべきかを悩むほむらを、蹂躙するように白い男が命を刈り取り。
そして、三度目である。
「じゃ、頼むよ」
「わかったわ」
殺されたという強烈な記憶だけを抱え、彼女たちは脅威へ挑む。
「ユクゾッ」
静かに、男の声が響きわたった。



デデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー
374 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:33:29.09 ID:CotbIGNh
 


現れた白い男はほむらへと飛びかかろうとする。
その男を遮るように、悪魔の数字を象ったバズーカをアンバーが放つ。
原作中最強の攻撃力を誇る悪魔のバズーカが、トキの体に着弾する。
ここでトキは惜しみなくオーラゲージを使用することを選択。
空中ガード不能かもしれない攻撃も、オーラガードでガードが可能になるからだ。
新作のロケテスト、どんな攻撃が飛んでくるかはわからない。
長く遊ぶためにもゲージは惜しまず使っていく。
時止めが成立するまで後少し、だったのだがここでトキはブーストゲージすらも惜しまず突っ込んできた。
成立する直前、ほむらの腹部へと延ばされる片腕。
あれを食らえば、また地獄行きだ。
ほむらはやむなく時間停止を中断し、その片腕を防いでいく。
「ユクゾッ」
攻撃がガードされたことを確認するや否や、男は瞬時にほむらの後ろへ回ってきた。
振り向いて守りを固めるが、がら空きだった足元に攻撃を差し込まれ、バランスを失ってしまう。
まずい、と感じたその瞬間である。
「この、やろっ!!」
がむしゃらになげたハート様気絶用棍棒がトキの頭にヒット。
これに怒りを覚えたのか、トキは標的を瞬時にアンバーへと変えていく。
「ぐえっ」
鳩尾に強烈が一撃がたたき込まれ、ふわりとアンバーの体が舞う。
悪夢の始まりが、幕を開けようとしている。
「ほ、むら!!」
「わかってる!!」
残された空気を振り絞り、アンバーがほむらにめがけて叫ぶ。
その隙に、ほむらは集中していく。
たった三秒、されど三秒。
無限のように長い時間が始まる。
途中までコンボでアンバーをいたぶっていたトキが、コンボをわざと落としほむらへと襲いかかる。
このとき約2.5秒、残りわずかのことだった。
だが30Fもあればトキは相手の場所に瞬時にたどり着くことができる。
一瞬でほむらの目の前に現れ、ほむらの腹部に拳をたたき込んでいく。
ほむらは動じず、そして。
「時よ、止まれ!!」
血を吐きながら放ったどこかのスタンド使いのような一言と共に、時が凍った。
375 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:34:06.07 ID:CotbIGNh
ぱちりとアンバーが意識を取り戻すと、先ほどまで戦っていた男が倒れていた。
ほむらの周りを取り囲むように存在している銃火器から立ち上る煙が、風に煽られ自分の鼻に届く。
「や、った?」
息絶え絶えになりながらも、アンバーはほむらに問う。
ほむらは涙を浮かべながら、アンバーの問いに答えた。
「もちろん」






















セッカッコー!!

聞こえたのは男の声だった。
リバサ刹活孔が見事に両者にヒット、浮いてダウンする前にトキは一撃技を放ち。

ホクト! ウジョーハガンケン!!

2本のビームが彼女たちを貫き、その命を奪った。

「紅の豚さんありがとう!!」

複数人の男の声が、聞こえた気がした。
376 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:34:39.49 ID:o8wT8xg2
支援
377 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:34:41.25 ID:CotbIGNh
「う……ん?」
目をこすりながら、起きあがる。
目の前に広がるのは一面の黒の世界。
ああ、ここが地獄なのだろうかと思わずため息を漏らす。
「あ、気づいた?」
背後からした声に振り向くと、あの薄緑の少女がこちらを見ている。
彼女が居ると言うことは、どういうことなのだろうか。
「ここは……」
「真っ暗でなにもないでしょ?
 この殺し合いが始まる"前"の時間まで引き戻したの」
どうやら、一度でなく三度も彼女の能力に救われたらしい。
何もないところで、ロッキングチェアに跨るようにゆらゆらと揺れるアンバーが、そこから立ち上がってほむらの目を見つめる。
「ねえ、ほむら。よく聞いて。
 この殺し合い、どうも変だと思ったけどその正体が分かったよ。
 ここは、この舞台は、ある人間たちによって作られたものなんだよ。
 そして私も、君も、体も記憶も何もかもが作られた存在みたいなんだ。
 呼び出されたんじゃなくて、作られたんだ。
 すっごいことする人間も居たもんだね、びっくりだよ」
衝撃の事実が、アンバーの口から告げられていく。
正直、今すぐに信じることはできないが、嘘だと弾県する事もできない。
だから、ほむらは一つだけの疑問を問いかけた。
「どうして、それを私に?」
「さあね、君しか居なかったと言えばそうなるかな。
 そりゃ一度ぶっ殺しに来たムカツク相手にお願いするのは若干癪だけどね。
 まぁ、この舞台をぶっ壊してくれそうだったから、かな。
 幾多もの人間を生み出すような存在に、どうやって立ち向かうかどうかはわかんないけど。
 君ならなんかやってくれそうな気がしたんだ」
はぁ、とため息をつきながら笑顔でほむらに語りかける。
無責任で途方もない話だが、命を三度も救ってくれた恩人の言葉を無碍にすることはできなかった。
そのとき、アンバーの体がじわじわと透けていく。
何かを悟ったような表情で、アンバーは最後の言葉を語りかけていく。
378 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:35:07.74 ID:voNwpJ+z
 
379 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:35:23.54 ID:CotbIGNh
「さて、そろそろ時間だね。
 そうしたら私という存在は消える、私が居なかったことになる。
 君の記憶にしか残らないから、こうやって後を託すことにするよ。
 別に大暴れしても良いし、何やってもかまわないけど、この舞台をぶっ潰してくれたらうれしいな」
足元からどんどん消えてなくなっていく彼女の姿を、ほむらはただじっと見つめることしかできなかった。
問いかけたいことはたくさんあるが、何から問いかけるべきかがわからない。
ただ、ただ、じっとその姿を見つめていた。
「じゃ、よろしくね」
ほむらの意識が最後に関知したのは、手を振るアンバーの姿とその言葉だけ。
「うーん、やっぱ悔しいなあ。でも、ま」
あとに続く言葉は、聞こえない。



「私がいなくなったことで、変わる運命もあるかもね」

聞こえない。



三度目のはじまり。
招かれざる――――いや、自分は作られた存在なのだったか。
同じように人が目を覚まし、同じように事が進む。
一つだけ違うのは、あの緑髪の少女アンバーがいないことだ。
どれだけ見渡しても、どれだけ探しても彼女の姿だけはない。
そこだけが、決定的に違う場所だった。

そして、三度目の光景。
救いたかった人の首が、壊れたおもちゃのように飛んでいく。
三度目だというのに、心が崩れそうになる。

ここまでは何も変わりはしない、ということは。
殺し合いの会場で真っ先に出会う相手も変わらないと言うことか。
あの白い男に勝たなければ、何も変わりはしないのか。
勝ち目のない戦いに、挑まなければいけないのか。

浮かべてしまった思考に絶望しながら、ほむらは一瞬だけ意識を手放した。
380 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:35:47.31 ID:voNwpJ+z
 
381 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:35:55.12 ID:CotbIGNh
「……ッ!! まどか!!」
殺し合いの場に降り立った彼女の前に現れたのは、目を疑うべきものだった。
そこは本来、緑髪の少女アンバーが降り立つべきだった場所。
その場所に、あの始まりの場所で首を飛ばされて死んだ。
鹿目まどかの体と頭が、ゴミのように放置されていた。
「ど、どうして……!?」
アンバーの代わりに現れた遺体に、ほむらは思わず泣き縋ってしまう。
これが、選択ミス。
もし、死体が鹿目まどかではなければ。
もし、状況に冷静に対処出来ていれば。
もし、あの白い男の事を考えていれば。
運命は、暁美ほむらの運命は変わっていたのかもしれない。

「ナギッ」

機械じみた声がほむらの耳に届き、振り向いたとき。
すでに目前に迫っていた、白い男の姿があった。



デデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー



「おっ、らァァァァァ!!」
突然の乱入者が、白い男の頬に一撃をたたき込む。
攻撃モーションに入っていた男はその攻撃を受け、大きく吹き飛んでしまう。
「おい、あんた暁美ほむらだな!?」
現れたカウボーイ風の男は、現れるや否や乱暴にほむらの両肩を掴む。
「時を止めてくれ! 話したいことが山ほどある!」
何故名前を知っているのか、何故自分の能力を知っているのか。
そもそもあの男を一発でぶっ飛ばせる力とは?
「早く!!」
382 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:36:36.89 ID:CotbIGNh
考え込みそうになるほむらを揺さぶり、男は時止めを要求する。
言われるがままにほむらは時止めを実行すると、今度は一瞬で時を止めることに成功した。
また新たに疑問が増えてしまったが、男はそんなことを考える暇すら与えてくれない。
「よし、じゃあさっさと話すぜ。
 アンバーが消えたことで、"ありえないバグ"が生まれた!!
 おかげで没イベントやらなんやらでめちゃくちゃだ!
 この会場だっていつ崩壊するか分かったもんじゃねえ!
 けどよ、それはこっちにとってチャンスでもある!
 アンバーの存在に"アクセス"すれば、意図しない物にアクセスを起こす!
 開発の野郎共が思ってもいない事が起こるかもしれねえ!
 このクソゲーぶっ壊すには、それが一番の近道だ!!」

口をぽかんと開けているほむらに、男はマシンガンのように語りかける。

「いいか、これはゲームだ! お前が望むこと、なんでもいい!!
 願ってみろ! 出来ない事はない!!
 そして叫べ! アイツの名を、アンバーの名を!!
 アンバーが作った歪みは! お前の力になる!!」

なぜ、この男は希望に満ち溢れているのか。
なぜ、なぜ、なぜと疑問が沸いてくる。
考え続けるほむらの肩に、再び男の手が乗せられる。

「がんばれよ! あのクソボケ北斗キャラは俺がハメる!!」

時が、動き出した。
383 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:36:46.28 ID:voNwpJ+z
 
384 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:37:16.86 ID:voNwpJ+z
 
385 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:37:27.79 ID:CotbIGNh
 


――――説明しておこう。

まず、何故アンバーはこれが"作られた舞台"だと気づけたか。
18話、状態表にはこう表記されている。
※何かに気付いたっぽいです
と
※アンバーはボーナスキャラですが、プレイヤーの記憶に干渉するというバグを持っています
 ゲーム内で能力を使うたびにそのバグが発動するみたいです
の二つが表記されている。
そう、彼女は見ている人間の記憶に干渉することが出来る。
その記憶干渉を行うときに、現世の人間の記憶を垣間見ることが出来たのだ。
故に、彼女はこの世界が"作られた舞台"だと気づくことが出来た。

そして、もう一つ。
※あと二回能力を発動させると消えます
この表記どおりアンバーは二回、能力を発動させて消えた。
そう"消えた"。
つまり、ゲーム基板から本来用意されていたプログラムがきれいさっぱり"消えた"。
ここで勘違いしてもらっては困るのが"Delete"と"Lost"の違いだ。
ただ、データが消えたわけではなく、アンバーという存在の"領域"がなくなったのだ。
アンバーという存在が格納されていた領域には、違うモノが詰められている。
そして記憶干渉により、アンバーが存在していたことを知っている人間は誰もいない。
だから、表面上は何の問題もなくゲームが進行するはずだった。
そう、アンバーなんてキャラは最初から居なかった。
みんな、そう思っている。
386 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:38:01.89 ID:CotbIGNh
 
――――ある、二人を除いて。

アンバーという存在が消滅する直前に、直接干渉された暁美ほむら。
そして、アンバーの領域に格納された存在、男アーチストことドラムカン。
この両名だけが、アンバーの存在に感知することが出来る。
そして、後者の男アーチストはさらに先を行く。
アンバーの領域、つまりそこに存在したものを受け継いでいた。
登場話にて起こったバグ、それは紛れもなくアンバーの消失によって起こったものだった。
ありえない現実干渉(アンバーのしたこと)、そして自身の正体(ゲームであること)の認識、さらにメタ的な知識(永久の把握)を得るまでに至った。
そして、アンバーの残した残留思念が、彼を無意識の内に暁美ほむらの元へと向かわせた。

まだわからない? ならば要約しよう。

「アンバー」という存在し得ない存在に"アクセス"すれば。

このゲームを根本から崩壊させることが出来るかもしれない、ということだ。



デデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー



「オラ来い強キャラ媚び媚びクソ野郎! この俺が相手だ!」
勢い良く飛び出した男アーチスト、ドラムカンは、その自慢の拳を突き出していく。
そう、それが当たれば永久パターンに入ることが出来る。
パンチ、パンチ、パンチ、パンチ、パンチ、パンチと永久でハメ殺すことが出来る。
だが、見え見えのコパンに当たる北斗修羅勢など居るわけもなく。
簡単に避けられてカウンターを決め込まれてしまう。
始動が入ったトキは、そのまま男アーチストをバスケへ――――
387 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:38:18.02 ID:voNwpJ+z
 
388 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:38:50.35 ID:voNwpJ+z
 
389 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:39:23.46 ID:voNwpJ+z
 
390 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:39:29.18 ID:CotbIGNh
「調子に乗ってんじゃねえ!!」


ドラムカンから放たれる蒼い閃光――――サイクバーストに、その光にトキは大きく吹き飛ばされてしまう。
手に入れたメタ知識を全開に活用し、没システムや没キャラデータなどにアクセスして、これを可能にしている。
だが、その潤沢な知識を豊富に使っている暇はない。
0F発生のハイパートルネード。
強パンヘルキャン*11からのガトリングフリーザー。
ジャンプ属性打消しオリコン永久。
思いつく限りのバグ技イカレ技の中から、彼は一つの必殺技を選ぶ。

「ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

最後にアクセスするは、北斗勢も良く知っているゲーム、カオスブレイカーの知識。
カースヘッドのバーサク――――この技は、ハイパーアーマーを強制的に付加させる技だ。
そしてリバサ刹活孔をアーマーで耐え、ドラムカンは高らかに叫ぶ。

「ゲージツは爆発じゃああああああああああああああああああああ!!」

                   i
  l\        ┌:,    ,!'|   ` .
   ! | !ヽ. ,、 |\_|| ’ j  i! i    ,-、、
    ! .| l l.|゙i |「`ヽ`i   { ||   /  /
   l | l |! l └′/,/ :、,ィl! l! {′/  ;/
    ! ヽ、 ̄ `'''  , `   Yl!|:  | |. /  /
     ! r 二コ    | 、 ゙リN: ; !li└ヽ/ /゙:、
    | |      }'′    i  ;}|! ,/ ,/
    ``'     ,:;:;:,!     ''′ ,. !/ _,,.-''   ヽ
            (''゛ j! ..:;;:==-:、  ゙''"ィi {ヘ!,l .
       〃’ :; {`' ,ィ゛ '′.  ) jj」li|liY、⌒}
             j∨il!ィ' {’      へヾ;;イ
       ’ λ' ,j、l! / 、     ., ,il{ ,゙!j!;|   :
          ゙ハ! ;. ゙:、     j|   '/'}′ ,
            じ:、 i,'  ゙:、 ,,.,   ′彳レ/
         丶、v{ ヒ!   i!||il.   , 八 Z
        __   _,ゝ、;_    ゛:|!  ゙ ,rカ  ̄
      _  ̄`ζ」'(´ ヽ  j! ゛ ,ィ彡′_.. -
        二 ニ ゙て∠rιク_;.,、_,ー-'^- =ニ_
391 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:40:02.72 ID:voNwpJ+z
 
392 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:40:01.79 ID:CotbIGNh
 
爆発ゲージツ。
自らの命と引き換えに相手に致命傷を与える技の名を叫び。
暁美ほむらという希望を守るために、彼は惜しみなく命を手放した。



「どうすればいいのよ……」
一人取り残された暁美ほむらは、座り込んで泣いていた。
この世界に招かれてから、信じられないことばかり起こる。
命じられる人間同士の殺し合い。
ゴミクズ同然に殺された鹿目まどか。
魔法少女すらも蹂躙していく白い男。
時を巻き戻す少女の存在。
そして――――自身は作られた存在であるという宣言。
何を信じれば良いのか、何に疑問を抱けば良いのかもうわからない。

「どうしろっていうのよ」

アンバーも、さっきの男も。
無責任に自分に託してどこかへ行ってしまった。
作られた存在だと告げられて、創造者に対して自分に何ができると言うのか。
自分に可能性がある? だから託していく?
ふざけた事を言う人間――――いや、作られた者ばかりだ。

「助けて、まどか」

守りたかった人の遺体に縋りつき、ほむらは泣き叫ぶ。
わからない、わからないことだらけだから泣き叫ぶしかない。
泣いて泣いて、彼女は命を三度救ってくれた"存在"の名を。

「助けてよ"アンバー"!!」

知らない間に、叫んでいた。
393 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:40:32.51 ID:CotbIGNh
 


アクセス
キャラクターID:XXX「アンバー」
データな......



「鹿目まどか」:頭髪:桃色→要素A
アクセス→「テイルズ・オブ・エターニア」
抽出:キャラクターID:XXX
結果:「リリス・エルロン」
抽出:リリス→要素B
要素A、Bを合算→要素C
領域呼び出し「ナムコ×カプコン」:派生呼び出し「ヴァンパイアセイヴァー」
格納→要素C

「暁美ほむら」:頭髪:黒色ロング→

割り込み要素「????」:頭髪:緑髪ロング→領域「暁美ほむら」
領域呼び出し「ナムコ×カプコン」:派生呼び出し「ヴァンパイアセイヴァー」
比較対象「暁美ほむら」→結果「モリガン」

参照「MARVEL vs CAPCOM」及び「ヴァンパイアセイヴァー」



「ほむらちゃん!」
「まどか!!」



合算終了――――


.
394 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:40:38.89 ID:voNwpJ+z
 
395 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:41:34.64 ID:voNwpJ+z
 
396 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:41:41.36 ID:CotbIGNh
爆発ゲージツを食らったトキは、まだ体力がギリギリ残っていた。
格闘ゲームでは「どう見ても0ドット」の時でも内部的には数値が残っていることがある。
決死の覚悟で男アーチストは大ダメージを与えたが、それはとどめを刺すに至らなかった。
男は進む、体力が0ドットでも残っているのならば相手を倒して勝つ必要があるからだ。
瞬時に移動し、始めに襲い掛かろうとしていた少女へと攻撃を仕掛けていく。
奇襲の低空ダッシュは通った、ここからコンボないし固めに移行する事はできる。
男が勝利を確信したその時だった。










「おおおおおおおおおおおお館様ァアアアアアアアアアアアアアア!!」









.
397 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:42:16.11 ID:CotbIGNh
             ┏┓┏┳┓
           ┏┛┗┻╋┛               \  i   
           ┗┓┏┓┃                ── + ─
             ┃┃┃┃ ┏┳┳┓          // | \
             ┗┛┗┛ ┗╋┛┃        /  / |
                        ┗━┛      /   /
                       ̄ 二─ _
                          ̄ 、  - 、
                           -、\   \
          /                  \\   \
         //                  \ヾ ヽ     ヽ
        ///                 \ ヾ、 |       i
     /__(                     |! `i        |
    <_,へ >- 、       ,.-、_         |         |
       \ノ人\    / 、 }! \        |         |
         \へ〃\/ヾ\_ノ、ノ人 ,.-、    |         |
          \|\rj\ヾ /   \_フ ,/   |! リ        |
          rm\ノ _  Y     Lノ      /    |    |
         |ヽ-r< ̄`ヾr' ̄ヽ           / /  /    /
        | └、ノ/ ̄`,-`┐ {         _/ / /  //
       レ⌒\!_  ー -{ ノ }         /  / /
             ̄`ー一 '゙        _//_ /
                       _二─ "

              ※イメージです



         ♪オーモーイーガーシュンヲ カーケーヌケテー


.
398 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:43:07.20 ID:CotbIGNh
  _トー一'^ー─-、              j^ヽ
 {       _   \         /   ノ                    ト'^ー┐
  \_ノ}   { }   } r一'^L. /   /  「`ヽ、 __ .. -─- .. __   }    「
    」  └′__/  }    //   /     }   \}     __    } / ,、 l
   |ヾ、 /^ヽ   `ヽ/ ∧ { {、 `ー‐、__ソ′∧  Lー┐ |_/  _// /__〉 `ー'^ーァ
   |  ∨  /   / └'′`¬ァ‐ァ ∀  └' _, 〈 ̄/ r、 ー<ア´        _/
   }   {_/   /  ,、__,、  ヽ/  , ' ∧_/<  ∨  { ヽ、 \_rヘ   ,rヘ \
   ゝ‐'"   /^ー‐'    \/  /`ー′    `て__/    \  _} `ー'  ヽ  }
  _/  _,- '´          /  /                       ̄         \|
  ´ ̄ ̄           /_,- '´                              
                   ̄
               __
             __/  /|              ___
            /  /| / |             /  / ̄\
          | ̄ ̄| |/ /           /   / /ヽ. ヽ
          |    |  /             |    | / |  | |
          (゚Д゚,,).|   \          |    | | |  | |
          (/  ヽ) |\ \          (゚Д゚,,)l | ./  | |
          |    | |  \l           (/ ヽ) |"  ./ !
          |    | | ̄ ̄    __     ヽ   ヽ. ヽ/ /     __
          |__|/     ∠_/|    \_\___/    ∠_/|
           U"U       |_|/        U~U      |_|/



華麗な飛び蹴りから、男の顎をブチ抜くように放たれたサマーソルトキックが、男の0ドットをもぎ取っていった。
399 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 21:44:49.97 ID:voNwpJ+z
 
400 :そろそろ署名活動とかした方がいいよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:45:22.62 ID:CotbIGNh
暑苦しい叫びを放った黒髪――――否!
桃髪の少女、鹿目まどか風暁美ほむらは、華麗な着地を決め込んだ。
鹿目まどか風暁美ほむら? 何を言ってるんだって?
そりゃお前、ヴァンパイアセイヴァーリリスエンディングを見れば合体の一つや二つできるでしょ。
MARVELvsCAPCOMの原作再現でもあるしね。
なんでそんなことできるかって? そりゃお前、アンバーさんの領域に無理やりアクセスした結果、変なアドレスに飛ばされてうんびょろすぼーんですよ。
妙な計算も出来たもんだね、ええおい。
で、彼女がBASARAK.O.を使うことが出来たのか?
もう皆さん飽き始めてるだろうから完結に言うとほむら→炎からBASARAXに繋げて幸村ってことですね。
つまりそんなことを可能にする"メタ知識"が、彼女の頭にはあるんですよ。
ここまで来るとバグも大概ですね。

「さぁ、壊しましょう」
晴れていく煙の中、ほむらは静かに呟く。
「この、作られた世界を」
守りたかった人、鹿目まどかを髣髴とさせる桃色の長い髪を靡かせ、彼女は駆ける。

【アンバー 消滅】
【男アーチスト 死亡】
【ジョインジョイントキィ 死亡】

【D-7/一日目/深夜】
【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:<分身>を手にした<全開>なる<少女>は
.     <歪み>を生み出す真なる<緑>と<知識>を宿し
.     <現世>と<偽世>を統べる<創世王>となる@新安価ロワイアル
[装備]:表記する必要など無い
[道具]:同上
[思考・状況]ゲーム「バトル・ロワイアル」の破壊
※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です
※ヴァンパイアセイヴァーネタにアクセスし、様々な共通点をこじつけることで、
  「鹿目まどか風アンリミテッド暁美ほむら」になりました。
  外見は暁美ほむらですが、頭髪が桃色に変わっていることとまどかのリボンを所持しています。
  MARVELvsCAPCOMとは違い、意識はほむらが勝っているようです。
※その影響を受けメタ知識の獲得及び「これがゲームである」ということなどを把握しました。
  また「ほむら」が関連すれば、ある程度の事はできるようです。
※領域「アンバー」へのアクセスを使えば、どんなことでも出来るかもしれません。

投下終了です。
401 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 21:49:48.90 ID:CotbIGNh
>>400
<創世王>じゃなくって<救世主>に変更でお願いします。
402 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:34:19.68 ID:ye0u9KPU
投下乙です
ここでアンバーの存在をこう持ってくるか……
ゲーム的にはえらいことになってるけど、物語的にはすげぇ燃える話でした
18レスにも及ぶ力作、お疲れ様でした!

自分も、トキのプレイヤーの番外編を投下します
403 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:35:08.10 ID:ye0u9KPU
「――ああ……終わった終わった」
 深いため息を吐きながら、1人の男が上体を反らした。
 座っている筐体の画面には、「BASARA K.O.」という文字が、でかでかと表示されている。
「不思議なゲームだったなぁ」
 思えば、奇妙な体験だった。
 もちろん、筐体に座っていながら、その中で起きている光景を、リアルに感じ取られたこともある。
 たった一度きりの戦いが、何故か三度か四度か分の、濃密な記憶となって焼き付いていることもある。
 更には暁美ほむらの姿が、原作にもない異様な姿へと変わり、BASARA K.O.をかましたこともある。
 全てが不思議な体験だった。
 周りは阿鼻叫喚のようだったが、少なくとも自分一人に関して言えば、楽しい体験をすることができた。
 もちろんその感想も、自分が一度しか戦っていないからかもしれないが、
 案外、問題点を徹底して改善すれば、歴史に残る神ゲーになるかもしれない。
「……レイを使ってればよかったかも」
 心残りがあるとすれば、自分の使ったキャラのことだ。
 今回は5様が出ると聞いて、持ちキャラであるレイを封印したのだが、
 やはりそれが祟ってか、こうして一度の戦いで終わってしまった。
 もしあの男アーチストとの戦いで、もう少し上手い立ち回りをしていれば、
 あの桃色の髪の少女も倒して、もっと長く戦えたかもしれない。
「まぁいいや。とりあえず、アンケ書いて帰ろう」
 ともあれそれは、このゲームが、無事に発売されてから考えればいいことだ。
 敗者はさっさと家に帰って、仕事を進めることにしよう。
 渡されたアンケ用紙を手に取ると、さらさらとペンを走らせていく。
 用紙全体を使ったイラストに、最後にメッセージを添えると――
404 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 22:36:01.40 ID:ye0u9KPU
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          i : : : :l: : : :     | |  / :| 人   \    イ⌒ト   i |    ..f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
.            ' : : : :|: : : :   | i.斗 ¬ Ti⌒\   \/ │ 八│  :i |    ..|  製品版には、
            ' : : : |: : : :   i∧ |\ | 八|    \\ \斗予チ!   :i |    ..|  「さくら荘のペットな彼女」と
.             i: : : :|:i : :     |斗ェ‐‐予ミ,_     \∨イ_ノリ 爪   /|ノ    ..|  「とある魔術の禁書目録」の
           j: : : :|:i : .    |爪´ j_,,ノ j゚|`ヾ     \Vン 、|/ / ..      |  参戦検討を
           / : : : i:| : .    i | `,弋_.(ン             ` レイ...       |  お願いします。
.         ,: : : : : : |:i : .     :i  ´´           、     ;: |        _乂 ____________ ノ
        / : : : : : 川 i: .    :.                 .:  |
.       / : : : : : / : i∧: .     :. 、          ,__     イ.: │
      / : : : : : /: : : : ∧: .   ':. 丶、        ´   。: : i: : 卜
      .' : : : : : / : : : : , :∧: : .  ∨//>        イ: : : :i : │ \       ,:〜:、
     , : : : : : / : : : : 厶イヘ: : .   マニ=- ..,,_≧ァ<_ ∨/: :i : │  }\    _/;;ノ⌒\
      i : : : : / : : : /  | :∧: : .  ∨     \厶ヘ ∨/:i : │   |   >;;〜;;゙丿.;.;.;.;.;.;}
      | : : : /: : :/     :| :' ∧: : .  ':.     ∠二/ 小.V/! :  |   |/レ-〜'゚´.;.;.;.;.;.;.;.;}
405 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:37:29.08 ID:ye0u9KPU
 ――と書かれたそれを、アンケ投函用のボックスへと入れた。
「さ、仕事仕事」
 もう一度、軽く身体を伸ばすと、男はゲーセンを出て帰路へとついた。





 男の名は溝口KG(プライバシー保護のため仮名としています)。

 とある魔術の禁書目録の同人誌や、さくら荘のペットな彼女の挿絵で知られる、
 世紀末に生きるイラストレーターである。





【溝口KG(ジョインジョイントキィのプレイヤー) 帰宅】





「先生なにしてんすか」
 とは、アンケ用紙を確認したアークスタッフの言。
406 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:38:18.04 ID:ye0u9KPU
投下は以上です
途中でageてしまい申し訳ありませんでした

タイトルは、「これが世紀末マーケティング」でお願いします
407 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 22:42:31.36 ID:o8wT8xg2
投下乙です!


>そろそろ署名活動とかした方がいいよ

熱い! なんかよくわかんないけど熱いよこれ!
よくわかんないっていうのは失言だったけど、とにかく熱い!
大切な人が残してくれた道を、果たしてほむほむはどう突き進むのか!
これは続きが気になりますね、本当に期待です!


>これが世紀末マーケティング

KGさん何してるんですか! いたんですかあなた!
まさかの世紀末マーケティングお疲れさまです!
残念ながらゲーム上での5様達との戦いは出来ませんでしたが、お疲れさまです!
でもすぐに帰るよりは見学をしていった方が良いんじゃないですかね!?
408 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:43:32.93 ID:ye0u9KPU
ごめんなさい、拙作に1か所間違いがありました
今回レイでキャラが被ってたのは、5様じゃなくてK.Iでした。修正します
409 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/22(火) 22:44:03.58 ID:ye0u9KPU
>>403修正

「――ああ……終わった終わった」
 深いため息を吐きながら、1人の男が上体を反らした。
 座っている筐体の画面には、「BASARA K.O.」という文字が、でかでかと表示されている。
「不思議なゲームだったなぁ」
 思えば、奇妙な体験だった。
 もちろん、筐体に座っていながら、その中で起きている光景を、リアルに感じ取られたこともある。
 たった一度きりの戦いが、何故か三度か四度か分の、濃密な記憶となって焼き付いていることもある。
 更には暁美ほむらの姿が、原作にもない異様な姿へと変わり、BASARA K.O.をかましたこともある。
 全てが不思議な体験だった。
 周りは阿鼻叫喚のようだったが、少なくとも自分一人に関して言えば、楽しい体験をすることができた。
 もちろんその感想も、自分が一度しか戦っていないからかもしれないが、
 案外、問題点を徹底して改善すれば、歴史に残る神ゲーになるかもしれない。
「……レイを使ってればよかったかも」
 心残りがあるとすれば、自分の使ったキャラのことだ。
 今回はK.Iさんが出ると聞いて、持ちキャラであるレイを封印したのだが、
 やはりそれが祟ってか、こうして一度の戦いで終わってしまった。
 もしあの男アーチストとの戦いで、もう少し上手い立ち回りをしていれば、
 あの桃色の髪の少女も倒して、もっと長く戦えたかもしれない。
「まぁいいや。とりあえず、アンケ書いて帰ろう」
 ともあれそれは、このゲームが、無事に発売されてから考えればいいことだ。
 敗者はさっさと家に帰って、仕事を進めることにしよう。
 渡されたアンケ用紙を手に取ると、さらさらとペンを走らせていく。
 用紙全体を使ったイラストに、最後にメッセージを添えると――
410 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 22:44:49.95 ID:vNBSTXr0
投下します!
411 :「すごいね」 ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 22:45:24.59 ID:vNBSTXr0
 
 
「へえ」

 暁美ほむらの話が終わったらしいので、呉キリカは軽く相槌を打った。

「私も織莉子も作られた存在、ねえ」

 空を眺めながら吐き捨てる。
 広がる夜空は現実味があり、作られたものとは思えない。
 そういう風にプログラミングされていると、ほむらは言うのだろうか。

「で、だから?」

 ほむらのほうを振り返って、キリカは笑みを浮かべる。

「私が作られた存在だとして、
 アナタが作られた存在だとして、
 織莉子が作られた存在だとして、
 私たちの記憶が作られた存在だとして――だから?」

 怪訝そうなほむらに、キリカは続ける。

「アナタは、作られた存在だって言われて、勘付いて、理解して……アナタはそんな風に『変わった』みたいだけど、知ったこっちゃない。
 私もいま、作られた存在だって言われて、勘付いて、理解したよ。でもそんな風にはならない。
 だって私は『変わった』あとだから。そんな風に『変わる』気はない。そんな風にはなってやらない。そんな有様には『変わって』やらない」
「……そんな有様?」

 ほむらの周囲を膨大な魔力が覆う。
 薄い桃色と深い黒が入り交ざって、剣呑な雰囲気を醸し出している。

「そんな有様じゃなきゃなんなのさ」

 放たれる魔力にたじろぐでもなく、キリカはけらけらと笑う。

「たしかにすごいね。すごい魔力だね。
 でもさ、やっぱり、私はそうはなりたくないかな。
 うん、そんなザマに『変わる』なんて、あの日の私でも願わないよ」
412 :「すごいね」 ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 22:45:57.62 ID:vNBSTXr0
 
 
 
『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



【D−7/一日目 深夜】

【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:<分身>を手にした<全開>なる<少女>は
.     <歪み>を生み出す真なる<緑>と<知識>を宿し
.     <現世>と<偽世>を統べる<救世主>となる@新安価ロワイアル
[装備]:表記する必要など無い
[道具]:同上
[思考・状況]ゲーム「バトル・ロワイアル」の破壊
※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です
※ヴァンパイアセイヴァーネタにアクセスし、様々な共通点をこじつけることで、
  「鹿目まどか風アンリミテッド暁美ほむら」になりました。
  外見は暁美ほむらですが、頭髪が桃色に変わっていることとまどかのリボンを所持しています。
  MARVELvsCAPCOMとは違い、意識はほむらが勝っているようです。
※その影響を受けメタ知識の獲得及び「これがゲームである」ということなどを把握しました。
  また「ほむら」が関連すれば、ある程度の事はできるようです。
※領域「アンバー」へのアクセスを使えば、どんなことでも出来るかもしれません。


【呉キリカ@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:<分身>を手にする気もないし<全開>なる気もない<少女>は
.     <歪み>を生み出す気もなければ、真なる<緑>と<知識>を宿す気もなく
.     <現世>と<偽世>を統べる気もなく、ただ救世主とやらに<すごいね>と言ってやる@新安価ロワイアル
[装備]:表記する必要はある。不明。
[道具]:同上。不明。
[思考・状況]織莉子以外全員殺すよ
※一撃技が追加されましたが、音声ファイルの指定ミスでバグっているようです。
413 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/22(火) 22:46:32.98 ID:vNBSTXr0
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
414 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 22:50:14.38 ID:o8wT8xg2
またもや! 投下乙です!
変化を受け入れたほむらと、変化を受け入れないキリカ!
果たして一体どうなってしまうのか、二人の戦いの果てを見るのが楽しみです!
まぁキリカも一撃技搭載とかいう変化もとい魔改造されちゃってんだけどな!
415 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/22(火) 23:08:40.90 ID:rhNhRROR
投下します
416 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/22(火) 23:09:53.24 ID:rhNhRROR
つるぎのおうはしゃがんだまま静かにじっと待ち続けていた。
彼は待ちキャラなので誰かが仕掛けてこない限り、何かをすることは無い。
待ち続け、そしてようやく誰かが飛び込んできた。

「このつるぎが ほしいか ならば オレを たおし
「おらぁ!」

『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』

さすが機械。つるぎのおうがセリフを言っているにもかかわらず、ためらいもなくコンボを決めにいった。
そこからはお察しの通り。
瞬く間にコンボを決め、つるぎのおうが反撃を与える暇もあたえず1ラウンドをとった。
そして2ラウンド目、つるぎのおうも反撃をするが彼の防御を全く崩せず、隙をつかれてコンボを決められ、最後にはテーレッテー。
悲惨すぎる結果となったのだった。

FATAL K.O. キサマニクレテヤルニハオシイワザダ… ウィーンレイィ (パーフェクト)

でもK.Iだもんね。仕方ないね。


【つるぎのおう@魔界塔士SaGa 死亡】


□□□
417 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/22(火) 23:10:37.21 ID:rhNhRROR
「あれ見えないかなー。見えて当然だよなー」

無常にもほどがあるセリフをはきつつ、つるぎのおうの剣を取ってみる。

K.Iは キングのつるぎを てにいれ……

「いらねぇよ、こんなもん」

すぐに投げ捨てた。

「あれ……、そういや俺デパートに行くんだったんだよな……。よし早くデパートにいきましょ」

そう言って物凄いスピードで走り始めた……相変わらずデパートからは遠ざかっていくのだった。

【F−1 海岸/一日目 深夜】

【K.I@AC北斗の拳】
[状態]:健康、方向音痴
[装備]:なし
[道具]:キセル@花の慶次
※まだ支給品が残っているかもしれません
[思考・状況]ゲームを楽しむ
1:このゲーム面白いっすね
2:とりあえずデパートに行きましょうか
※ルールを確認しただけなのでアイテムや参加者はまだ把握していません
※相変わらずデパートに移動していると思っていますが逆の方向へ走っています 建物を見たら気がつくかもしれません
418 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/22(火) 23:11:50.80 ID:rhNhRROR
投下終了です。タイトルは「いや、初心者狩りじゃないッス。店員プレイです」
419 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 23:16:52.64 ID:CotbIGNh
投下します
420 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 23:17:40.71 ID:CotbIGNh
会場では依然として、ロリコンとリョナラーを大いに含んだ客が多数盛り上がっている。
中にはこの演出でリョナ趣味やらなんやらに目覚める奴も居るほどだ。
新規収録された声優の艶っぽい声が、イケナイ領域に目覚めさせているようだ。

まあ、ガンマ本人はそんなことも知らずに電流を流し続けているのだが。

「あ、うあぁ、ああ……」

詩緒の声が弱弱しくなって来たあたりで、消耗を抑えるために電流を少し弱める。
もう、抵抗する体力など残っていないだろう。
ガンマは弱りながら倒れこもうとする少女を、ニヤニヤと見つめていた。

「きょう、He」

その一言を呟いた瞬間、少女の身体がビクンと大きく跳ねた。
地面に対し直角に立ち上がり、白目を向いたまま泡を吹き。
身体のありとあらゆるパーツがあり得ない方向に曲がり。
半身は地面にめり込み、声ならざる声が響き。
ありとあらゆる場所に血と肉を撒き散らしながら。
それは暴れる、というより蠢くと表現するのが相応しいと思えるほどのありえない動きをしていた。

この光景には流石のガンマもビビったのか、一目散に逃げ出した。

【枸雅詩緒 死亡】

【B-3/一日目/深夜】
【ガンマ=ハングドクロス】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:ヤバいから逃げよう
        とりあえず、人間は抹殺するから。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

「お、おいおい、マジかよ……」
「貴重なロリが……」
「モータルコンバットでもここまで行かないだろ」
「俺、トイレ行ってくるわ……」
「おい! どうなってんだよスタッフ!」

釘付けになっていたギャラリーどもが、一気に葬式の空気を漂わせる。
無理はない、ロリが電撃攻撃を浴びて骨やらなんやらがスケスケになって盛り上がっていた矢先のことだった。
しばらく焼肉屋には行けそうにないほどの、口にするのもおぞましい程のスプラッタが繰り広げられたからだ

「あー……そっか、そりゃそーなるよね」

客が明らかに意気消沈している中、スタッフは一人納得していた。
ヤバいスプラッタが始まる前、詩緒は一人の名前を呼んでいた。
枸雅匡平――――そう、今回のロケテVerでは使用できないキャラクターの名前だ。
だが、開発は詩緒のAIを修正することをウッカリ忘れてしまったらしく、匡平が居る前提のAIを組んでしまった。
そして、詩緒は匡平の名を呟いた。

本当はここで匡平に関するイベントやらなんやらが始まる予定だったのだが、今回のVerに匡平は居ない。
ということで参照するべきキャラクタIDやらなんやらが足りなくて、詩緒のAIがバグってしまったのだ。
イベント演算やらなんやらが誤動作に誤動作を重ね、詩緒の身体でスプラッタが起こってしまったのだ。

分かりやすく言うと、ニンテンドー64のゴールデンアイ007の有名なゲッダンをやったところ、洒落にならないスプラッタになったって言うことだ。

「やっぱアークってクソだわ」

ロケテ参加者は、激怒した。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ガンマは逃げたから、知ることはなかった。
詩緒だったものが、彼が逃げ出した後もただひたすらに蠢き続けていたことを。
そこに異質な"何か"が生まれ始めていたことを。

開発のウッカリミスが、ゲーム崩壊を招きそうになっている事をまだ誰も知らない。

――――
投下終了です。
422 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 23:27:56.76 ID:CotbIGNh
投下します
423 :そらそうよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 23:28:44.56 ID:CotbIGNh
 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(15/100)
 ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□

 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(10/100)
 ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(5/100)
 ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 実のところ、ディオはというと、未だ死には至っていなかった。
 何せ彼は人間ではない。それらしく作られたロボットである。
 結果として、ゲージは半分近く持って行かれたが、彼は氷の壁の中で、未だに命を保っていた。

 ディオ(0.1/100)
 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
424 :そらそうよ ◆oub/vvrBRg :2013/01/22(火) 23:29:26.80 ID:CotbIGNh
 


もう、死ぬしかない。
そう思った瞬間に、奇跡的に氷が弾けた。
まーた0ドットかと言われそうであるが、とにかくにも彼は生きていた。
「ふ、ふふふ」
ようやく自由を手にした彼は、笑いながら手を動かす。
「懺悔の時間だ、ノーベンバー、キャシャーン!」
感覚を確かめるように手を動かしてから、笑顔のまま彼は駆け出した。

そんな彼の行く手を塞ぐように低ダで襲い掛かってきたザベルの中パンがヒット。
0ドットをもぎ取っていったとさ。

【ディオ 死亡】

【H−7 川/一日目 深夜】
【ザベル・ザロック】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:わからん殺しでバンバン初狩りする。

投下終了です。
425 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 23:41:13.61 ID:y0g7lMvK
投下乙です!

>安価で! 決めたぜ! 殺し合い!!
40人ぶっ殺したよ清水!
どんだけ殺してんだよ清水!
絶対途中からなんとなくやっとくかーになってるだろ清水!!

>ときかけ☆メモリアル
まさかゲームキャラがリアル時止めするとは!
このゲーム奥が深い! 特命リサーチとかXファイルを思い出すね!!

>ニードフル・シングス
これは現代の電子越しのコミュニケーションの問題点を風刺した社会派ですねえ
内海は原作見る限りだと人格者でしたがそりゃあね、人の子だもの
煽られたら殺しにかかるよね

>戦士同士に言葉はいらない
「?」
「!」
若干の二番煎じ

>死人二人
やっぱり黄はかっこいいなあ!
しかしこのゲームはそんなハードボイルドを打ち砕く核爆弾ワールド
果たしていつまでハードボイルドでいられるか!

>伊達でクールな男の世界
嫌煙ムードが進む昨今、タバコを吸わなかったから死ぬというのは
今の社会に対しての警鐘ですね
きっとそうですね(喫煙者)


>やっぱりロリがナンバーワン!
この手のロリキャラはきっとエッチな目に合うに違いないよ!


>部屋も明るくして画面からも離れてたのに
原作再現を極めたが故の悲劇
この救われぬキャラに打開策はあるのか!?
426 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 23:42:54.27 ID:y0g7lMvK
>アークは力の注ぎどころを間違えている
詩緒は可愛いですからね。みんなそりゃあ漲りますよ
これはいよいよフレデリカの受難への期待が膨らみますね!

>大爆発!これがドルキさんの魂だ!
そりゃあ核爆発と同時にぶっぱしたら
さすがのこのゲームも処理落ちしますよね
ドルキさん、真正面からの実力だけは半端に強いからね
>策謀の魔女
杏子ちゃん可愛いよ杏子ちゃん
参戦できなくて残念だったけどたぶん参戦したら金ソルの外見なってたで
>次からはこっちのAAで
なかなかの強者である二人ですがそんな二人も
錯乱した琴弾の弾丸には負けてしまいましたね
原作最強の杉村をぶっ殺した一撃だからね、仕方ないね
>他ゲー勢も絶賛
全一AIを参考にするとは考えましたね
これならばラグもないですしめるぶら
プレイヤーなら原作設定はあまり気にしなさそうですからね!
でもクソゲフラグなんだよなあ
>おとしあなとは一体
最近なんだかいろんなところで目にしてる気がする
七原ですがここでは無念の一話退場
罠系は初回はちょっと困るからね、しかも当たったら即死だからね
クソゲなんだよなあ

>┌┤´д`├┐ナントゴクトケン
5様大物だなあ。
これはこれからの活躍が楽しみですね
>燃えたろ?(京さまはでません)
まさかの大量キルスコア(40人)を稼いだ清水もここで脱落
しかし酸欠も再現とは凄いゲームだ
でもゲームだからそこまでリアルにしなくてもいいんだよなあ
やりすぎ現実再現なんだよなあ
>腐りゆく夜を走る者達
飛竜はどのゲームでも強キャラなだけあってここでも強い
まさか背景キャラも殺害できるなんて!!
>ち○こがもげたら死ぬ
下半身のアレが千切れたらそりゃあ大変ですよね
りっども意図せぬ殺人を犯しちまったなあ
427 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 23:44:45.95 ID:y0g7lMvK
>夢のドリームマッチ
杉村をジョー東で再現するとはこの孔明も気づけませなんだ
ですがそれにも勝ってしまうQMZ氏
さすがの風格である

>コパンダケデカテルゥー
ダイコンデロガと慶次タッグの大激突
結果はまさかの相打ち。
これは予想外の好カードですね。
僕たちに楽だからってぶっぱするとたまに不意を討たれて良いカモになるという大事なことを教えてくれました

>この件に関する修正要求が一番多かったらしい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

>エフェクトと使用条件は後続に任せます
キリカに武田鉄哉とはニクイチョイスですねえ
これは修正後のBGMチョイスにも期待が持てます

>憎悪の炎じゃ氷は溶かせん
憎悪の炎じゃ氷は溶けない
いい言葉ですね。僕たちに大事なことを教えてくれる
ゲージ減っますので頑張れディオ

>愉しめ、混沌の戦を
まさか殺意の波動リュウをも瞬殺するとは琴弾も侮れないキャラですね
ですがそんな彼女をボコるのがリリス。
ナムカプでひょっとしたら競演できたかもねな二人なだけに通じ合う何かがあったのでしょう

>バトルロイヤルモードもあるのか
核爆弾を連発できるとは恐るべき兵装です
そしてそれを全部くりんと曲げる藤乃
凄いバトルです。これほど核爆弾が爆発するとは
ですがそれもガードできたらなんとかなる。格げーですからね

>ろわらじ(仮)
すさまじいAIです
これちゃんと許可取ってるんだろうか不安になるほどの再現力です
明らかに本人呼んだほうが安上がりなレベルです。これはアークシステムも本気ですねえ
428 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 23:46:01.49 ID:y0g7lMvK
>すまんな
サンキュー枸雅匡平、グッバイ枸雅匡平
まあ、正式版ではちゃんと出てますからそれに期待ですね
こんなこともあるとはロケテとは無常です

>新ステージ「戦車内部」が解禁されました 
愛ゆえに起こる悲しき争い
AC北斗が参戦しているからこその悲劇ですね

>そろそろ署名活動とかしたほうがいいよ
アンバーがなんだかかっこいい感じでこの世を去ってしまいました
そして彼女の意思を継いだほむほむのまさかのまどかとの融合!
おっかしいなあ、リリスさっきも言ったけどナムカプ参戦してないのになあ
ですがこれもバグであれがああなった事ゆえの奇跡
この世には奇跡も修正もあるんだよ
429 :Classical名無しさん:2013/01/22(火) 23:53:50.21 ID:y0g7lMvK
>これが世紀末マーケティング
ああー、トキもついに敗北したかー
と思ったらここで意外な正体が判明!
こんなクソゲにキャラを希望できる溝口KGさんの
器のでかさをスクエニも見習ってほしいですね

>「すごいね」
かっこよくほむらの現在を否定したキリカ
さすがスピンオフの準ラスボスを務めただけの凄みはあります!
武田鉄矢も草葉の陰で泣いてますね

>いや、初心者狩りじゃないッス。店員プレイです
待ちキャラを無情にも刈り取るKIさんの技が冴えましたね
店員ならしょうがない

>無いもん参照してバグったらこうなんねん
バグは怖いですね
そしてバグから産まれるものももっと怖いですね
まったく困った門です

>そらそうよ
そらそうよ。しかしザベルの思考は怖いですね
留まることを知らない思考ですね
430 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 00:24:47.60 ID:FU81gW16
投下します
431 :ガード硬直って知ってますか ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 00:25:18.04 ID:FU81gW16
 
 内海幸枝はきちんとガードをした。
 格ゲーキャラだからガードをした。
 そういうAIなもんだから、きっちりガードをした。
 ガガガガッとガードをした。格ゲーキャラだもの、いくら派手なエフェクトでもガード決めりゃなんとかなるよ。

 デスマシーンとガウーマンと浅上藤乃も同様だ。
 いくらすごい技でもぶっぱじゃ防がれるよ。そういうAIだもん。



そうだね、ガードしたね。
ガガガガッとガードしたね。
基本的に格闘ゲームにはガード硬直って言うのがあって、ざっくり言うとガード中は動けないんだよね。※詳しくは調べてね
で、核爆弾は多段ヒット技なので硬直もそこそこあるわけですよ。
そこにヒアッカムザニューヒーローズですよ、僕らのストライダーですね。
それぞれのキャラに、ウロボロス(スタッフが茶目っ気を出してMvC2仕様)で立ちガ硬直を延長させ、本体で下段攻撃。
崩れたガウーマンにそのままコンボを叩き込み、サイファーでスパっと斬っていく。
反撃の余地すら与えずにウロボロスを上手いこと組み合わせたコンボで、まずはガウーマンの命を刈り取っていく。

乱入者に気がついたのは内海幸枝だ。
だが、それよりもまずはあの機械をぶっ潰さなくてはいけない。
ガード硬直が解けてから即、デスマシーンへ飛びかかっていく。
だがその剣が振り下ろされる事は叶わず、幸枝の身体は凶がっていた。
飛び掛ろうとしていた彼女の後ろから、鬼の形相をした浅上藤乃が彼女を睨むことで凶げたのだ。
見るも無残な姿になった内海の姿を見て、ガッツポーズすると同時に彼女の身体を殺人ビームが焼き払った。
ガウーマンという殺戮対象が死滅した今、デスマシーンの殺戮対象は"人間"にシフトしていた。
内海に気を取られていた藤乃はそんなことに気づくことなく、殺人ビームに焼き払われてしまったのだ。

とまあ三人の犠牲者を出す形で、バトルロイヤルモードの戦闘は終了した。

残ったデスマシーンはどうなったか?
一瞬の戦闘の後、瞬時に動力部に転移した飛竜さんに良いように改造されてしまった。
おかげでレギオン軍団の一人として只今大活躍中だ。
何? 飛竜さんにそんな技術はない?
そんな貴方にメタルマックス! メカニックキットで貴方も明日からメカニックだ!
432 :ガード硬直って知ってますか ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 00:26:16.45 ID:FU81gW16
 
【内海幸枝 死亡】
【ガウーマン 死亡】
【浅上藤乃 死亡】

【D-3草原/一日目/深夜】
【デスマシーン】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかも)
[道具]:不明(あるかも)
[基本方針]:ジンルイマッサツヤデ

【ストライダー飛竜】
[状態]:体力ゲージ満タン
[装備]:不明(あるかも)
[道具]:デスマシーン、メカニックキット@MM3(他にもあるかも)
[基本方針]:参加者を全員殺して、任務に戻る。

投下終了です。
433 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 00:32:50.24 ID:nqmn/JIu
>>426
織田様殺したのはアゲハやで!リッドちゃう!
434 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:13:04.68 ID:kE9uHFS+
投下します
435 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:14:01.66 ID:kE9uHFS+
ここは深夜の開発室。午前零時はとうに過ぎて会社でお泊りの開発部の姿があった。
一人、また一人と束の間のお花畑に旅たつ中、煌々とついた電光に呪詛を吐く男の姿があった。

「死ね。マジで死ね。なんだこの参戦キャラは。テメエ舐めてんのか。
 先走って最高のAIに最高のグラをのっけたキャラをどうしろってんだ糞が」

本来は戦友となるはずだったある社への愚痴を吐きながらプログラミングを続ける彼。
そんな彼の呪いがひょっとしたらこの悲劇に繋がったのかもしれない。

蠢く詩緒がのそりと起き上がった。
詩緒だったはずの小さな体は風化した石膏のようにぼろぼろと崩れ落ちて。
中から現れたのは中肉中背ながらも鍛え上げられた肉体を持つ男。
436 : ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:15:00.70 ID:kE9uHFS+
                 ,、                ________
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                / /   /,,、- ゙l    /´    ``_、
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              /////丿 iソ  ゙l  //)) ,,ノ
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            r'(´`.、_`,\゚.\ /.:.:.:.:〃 ``、,,===''´、
            ,`.、`ー'ノ久\゚,イ.:.:.:.:.:.:〃 〃.:/`ヽ、  \
           //~久'´   ヽ/.:.:.:.:.:.:〃=〃/    ,゙'   , '
          //    ゝ、   .!.:.:.:.:.:.:.:.:.@.:.::::i  入'   /
        ひ'´        ` 、,!=.、.:.:.:.:{{ }}.:::.i. 入`O``'ノ
                    |♀)`=======/`'O、``ノ
437 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:15:59.81 ID:kE9uHFS+
『ちょっwwwwwwwクラウドキターーーーーーーwwwww』

『なんでクラウドがいんだよwwwwww
 詩緒はオーバーボディかよwwwwwwww
 マンモスマンもびっくりだわwwwwww』

『おい、ロケテの列が10に増えたぞ。クラウドさんパネエwwww』

これがクラウドパワー。スクエニと提携する
際にアークが再三に渡って参戦を頼んだブランドオブブランド。
だがこれはあくまで不幸なバグが生んだもの。
なにせクラウドは参戦していないんだもの。

統括AIが異常事態を察知し、すぐに修正するはずの想い出になるだろうバグ。

    ――――――――修正タイム――――――――

『あ。暗くなった。やっぱただのバグだったかあ。出したかったんだろうなあクラウド』

『今修正してるんだろうね。
 基本、クソだけどこういうときの対応はやっぱ凄い』

『ちょっと見直したわアーク。こりゃアンケ書く気にもなるなる』


    ――――――――修正タイム――――――――

『長いねー修正タイム』

『ありえないバグだしねえ。
 それにクラウドを見てこんだけギャラリーが増えたんだから
 ちょっとはAIも惜しいバグだと葛藤してるんじゃないかな』

『でも無理だよねー』

『著作権は大事。特にスクエニさんには』

    ――――――――修正終了――――――――

『お、終わったー』
438 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:17:11.79 ID:kE9uHFS+
          __               ,....-─-、
       /     ヽ、            /       ヽ
       /         ヽ         /          ヽ
     /            l           l            l
    l              l        l            l
     l             /_,.......-;,==-...ヽ           l
    l            /  /     `ヽ           /
      ヽ         /   /   / ̄  ヽ/⌒ヽ      /
      ヽ、    /    /   /        ⌒ ヽ¬−'´
          ̄ /      l      /⌒ヽ         l:|
       −−−−−−−−−−−【以下自主規制】ーーーーーーーーーーーーーー

              テッテレテレッテレッテレッテレッテテッテッテッテテー♪
439 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:18:25.14 ID:kE9uHFS+
そこには、クラウドの胴体に僕らの大好きな三木一(仮名)=サンの頭部を付けた奇怪なキャラが!!

『アイエエエエエエエエエエエエ!? 三木一(仮名)=サン!? 三木一(仮名)=サン、ナンデ!?』

              テッテレテレッテレッテレッテレッテテッテッテッテテー♪

『アバーーーーーーーーーッ!? スクエニとの提携でKHキャラも出す予定だっtアバーーーーーーーッ!?』

              テッテレテレッテレッテレッテレッテテッテッテッテテー♪

『グワーーーーーーーーッ!? あのテーマソング!? あのテーマソングがワッショイ!』

              テッテレテレッテレッテレッテレッテテッテッテッテテー♪

「ハハッ!(甲高い声)やあ、ボク三木一(仮名)! 
 スク○ニのゴミ豚野郎共にこんなところに連れてこられたってわけさ!」

『グワーーーーーーーーッ!? あのボイスでスクエニをディスってる!! 扱き下ろしまくってる!!』

『速く! 速く修正するんだAI!! みんなあのテーマソングとこのありえないグラに失神してーーサヨナラ!!』



――――――――修正タイム――――――――
440 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:19:26.26 ID:kE9uHFS+
                 ,、                ________
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             く´\'´ '´|ヽ、_    ゙l /  i´'゙´
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441 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:21:25.65 ID:kE9uHFS+
『あー、戻った。これは神速修正だったわ。マジアークGJ!!!』

『きっとクラウドの集客力による経営的戦略と著作権とが衝突したんだろうなあ。
 そりゃAIもバグを起こしちゃうよね…………。
 でもいいよAI! AIナイス判断!!!!!!!』

『俺達の命まで危なくなるとこだったからなあ。
 しかしあの会社とも提携結ぶ気だったとわ凄い会社だよ俺達のアークは』

『やっぱアークは最高!』

『最高!!!!』


※バグでデッドデータだったクラウドが会場を徘徊しています。
 それ以外は何もかもが不明です。再び異常事態が起こるかもしれません。
※クラウドはその内修正される予定です。
※ロケテ勢の何人かが失神し、前後の記憶を失っていますがこれはあくまで三木一(仮名)=サンによるものです。
442 :アークシステムの神対応  ◆rgd0U75T1. :2013/01/23(水) 01:23:13.28 ID:kE9uHFS+
以上で投下終了です
443 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:25:42.35 ID:ZOTqC+HM
投下します!
444 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:26:13.91 ID:ZOTqC+HM
「………………くそッ」

式が再び意識を取り戻した時、そこにはまた男の死体があった。
全身を切り刻まれその褐色の肌を真っ赤に染めている。
誰がこんなことをしたのか、それが自分自身であることを式は理解している。記憶はないが手応えとだけははっきりと手に残っている。

「なんでこんなことが起きるッ! 私は――……」

以前より心を苛んでいた自分自身への確証のなさが膨れ上がる。
所詮、“私”などは本来の自分が休みを取る際に仮初めにと置いてゆくペルソナなのではないだろうかと。

「気分が悪い……」

式は死体に背を向けると口に手をあて、しかしナイフは握ったままその場を離れていった。


 ■
445 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:27:06.19 ID:ZOTqC+HM
深夜の図書館はしかし、入る前の想像とは違い明るく、そして利用者(背景キャラ)も多かった。
髪を後ろでくくった魔法使いっぽい少年が古めかしい本を読んでいたり、棚の間で中学生が上級生に囲まれていたりする。
銀(イン)の行方を捜す黒(ヘイ)はそれら図書館の利用者に話を聞いてみるが、しかし成果は芳しくなかった。
誰も銀の姿を見てないばかりか話しかけても反応しない者も多い。所詮背景キャラと言ってしまえばそれまでだが黒は落胆の息を吐く。

「ヘイさん! こっちです!」

放射状に立ち並ぶ本棚の中心、広くなっている場所に戻ってきた黒はポチョムキンとなった番太郎の声に顔を上げた。
見れば番太郎が2階からその巨大な手を振っている。その明るい表情を見ればなにか収穫があったのだとわかる。
階段を登るのもわずらわしく、黒はワイヤーを伸ばすと本棚の天板を蹴って2階へと飛び上がった。

「いましたよ! インちゃんが!」

確かにそこにインちゃんはいた。図書館の2階、本棚の奥の薄暗いスペースにインちゃんと呼べる銀髪の少女はいた。

「すまない番太郎。この子は俺の探している銀じゃない」
「あ、そうなんですか」

そこにいたのはインはインでもインデックス(@とある魔術の禁書目録)ちゃんだった。
どうして彼女がこんなところにいるのかは謎でしかないが、ともかくとして目当ての銀ではまったくない。
銀は空気のような気配の希薄さはあっても決して空気ヒロインではない。

「次の場所に行こう」
「わかりました」

黒は再びワイヤーを使って2階から1階へと飛び降りる。軽い着地音を立てて、なんら問題なく着地した。
そしてそんな黒の後ろにドスンと大きな音を立てて番太郎が落下してくる。
ニセンイチローに師事して強靭化した身体のはずなのに体力がゴソっと減っていた――が、当人はさして気にしていないようだ。
446 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:27:56.93 ID:ZOTqC+HM
無論、当人が気にしていない以上、他人である黒が気にしているわけもない。黒が気にしているのは銀のことだけだ。
ドールである銀は普通の人間と比べて自主性があまりにも乏しい。それこそ背景キャラのようにだ。
こんなバトルロイヤルの場であれば、発見された何者かになんの抵抗なく殺されてもおかしくない。
あるいは便利なストライカー代わりにされているかもしれないが、なんにせよ早急に保護する必要がある。

図書館を出よう。そう出入口へと足を向けようとして、黒はそこに立つ不穏な何者かに気づいた。
青い着物の上に赤いジャケットを羽織っている。女性――だが、髪の毛は整えられてなく化粧っけもない。
うつむいていて表情は見えないが、けっして楽しそうな顔をしてはいないだろうとは想像できる。
黒の手が懐のナイフに伸びる。明らかに警戒すべき相手だと身体が読み取っていた。

「そうか……先客がいたのか。悪いな」

ぽつりと零すとその女は踵を返し図書館から出て行こうとする。見送ってもよかったが、しかし黒は彼女の背中に声をかけた。

「待ってくれ。銀髪の、黒い服を着た女の子を見かけなかったか?」

女はぴたりと足を止め、頭をかしげた後、振り返ることなく答える。

「さぁ…………、少なくともオレはまだそいつを殺してはいないよ」

そうして、また歩き出す。



その背中へと黒のナイフが飛んだ――――



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』




 ■
447 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:28:28.28 ID:ZOTqC+HM
背中に投げられたナイフは空を切り、式の姿はすぐ傍の本棚の上へと移っていた。黒は仮面を被ると自信も本棚の上に飛び移る。

「どうしてオレにしかける?」
「お前は危険だ」

式は大きくため息をつくとナイフを構える。
危険だというのは同感だった。なんなら殺してくれてもいいとすら思う。しかしただで殺されるつもりはさらさらなかった。
本棚の上を駆け、仮面の男を切り結ぶ。強いというのがわかった。そして、相手が殺せる人間であることも。

「悪いな、憂さ晴らしにつきあってもらうぞ」

式は笑う。黒の表情は仮面にさえぎられていてわからない。


 ■


戦闘が始まってほどなく黒のパートナーであるポチョムキン化した番太郎も加わると、図書館の中は嵐の中のような戦場と化した。
ワイヤーのついた黒のナイフが幾度となく壁や天井の間を飛び交い、式のナイフが背景キャラを切り刻み、番太郎の拳が全てを破壊する。

「なんだコイツの頑丈さは?」

その目で筋肉の塊と化した相手を切り刻みながら式は呆れたように漏らす。彼が『ドM』の起源を持つ殺しづらい者だとは知らない。
背後に飛んでくるナイフの風きり音を聞くと、式は番太郎の肩を蹴って2階へと飛び移った。

「後ろに目でもついているのか……」

ワイヤーをたぐると黒は番太郎に刺さりそうになっていたナイフの軌道を再び式を追う軌道へとのせなおした。
だがそれも間一髪で避けられ、ナイフは2階の欄干に突き刺さってしまう。
幾度となくワイヤーを介して、あるいは黒自身がナイフを手に肉薄したがまだ一度も式にその刃先は届いていない。

「ああ、駄目です! そんなッ! そんな強くしないでくださいッ!」

顔を高揚で赤く染める番太郎だけはこの中で大きなダメージを追っていた。もう体力ゲージの8割が赤くなっている。
しかしまだ2割も残っていた。落下で半分減ってから式のフルコンボを8回受けてこの体力である。


 ■
448 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:28:59.33 ID:ZOTqC+HM
「このポチョムキンよえー。つかくらいモーションが妙に長いんだけど、これコンボ入れ放題じゃん」
「でもやたら硬いんだよなあ。フルコンボ入れても1割いかないとかおかしいだろ」
「てか、こいつポチョムキンじゃないよね? デザインも微妙に」
「それよか黒かっけぇわぁ。やっぱ黒使う。ワイヤー使いとかΩレッド的に考えて使うしかないわ」
「式も強そうだけどあんまメルブラと変わらないんだよなぁ」
「けどこれCPU同士なんだよな? ちょっとレベル高すぎじゃね?」
「多分、北斗勢が入ってるから難易度上げてる設定じゃないかな。有名プレイヤー以外は即効で脱落してるじゃない」
「実際これだとゲームならんよなぁ。式とか前の試合即死決めてたし」
「CPUが即死とか永久とかちょっとおかしいよね」
「冷静になれよ。ちょっとじゃなくて全然おかしいよ」
「ん? ポチョムキンのようすがおかしいぞ……」


 ■
449 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:29:30.13 ID:ZOTqC+HM
「くそッ!」

式に折られたナイフを捨てて黒は懐から新しいナイフを取り出す。折られるのはこれが初めてではない。手持ちのナイフはもう少なかった。
ナイフを取り出す一瞬を狙って式が再び飛び掛ってくる。黒はその下を転がってやりすごすと振り向きざまにワイヤーを放る。
だがそれも向こうからすれば読めていたのだろう。安直には突進してこず、にやりと笑うと本棚を蹴って2階へと消えてしまった。

「……………………」

黒は本棚から降りてその影の中を移動すると、司書の死体が転がっているカウンターの後ろで息を整えた。
そっとカウンターから顔を出し周囲を伺う。
燦々たる有様だ。あれだけいた背景キャラは皆巻き添えになって死んでいまい、本棚は倒れ、床には敗れた本の残骸が散乱してる。
式の姿は見えない。2階に上がってから降りてきた気配もない。

「番太郎は……?」

そういえばいつの間にかに番太郎の巨躯が巻き起こす破壊の音を聞いていない。
死んでしまったのだろうか。図書館の中をもう一度見回して、黒は図書館の隅に彼が血まみれでうずくまっているのを発見した。
片腕がもぎ落とされ、ドス黒い塊となって傍に落ちている。やはり死んでしまっていたのか。
黒の中でニセンイチローの元で彼と修行を共にした記憶が蘇る。あの少年は病弱な弟のために全てを受け、耐え切ってみせると言っていた。
それをむざむざ見殺しにしてまうことになるとは。兄弟子として、人として黒の中に苦いものが流れる。

…………どるん。

再びカウンターの後ろに姿を隠した黒の元にどこからか音が届く。なんの音だろうか、それは番太郎の声のような気もした。

…………どるん。どるん。……どるん、どるんどるん。

いや、番太郎の声だ。しかも幻聴や気のせいではない。番太郎がどるんどるんと呟いているのだ。
一体何が? 黒はカウンターから顔出して驚く。先ほどは死んでいたかのように見えた番太郎が立ち上がり歩いているのだ。
450 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:30:01.61 ID:ZOTqC+HM
「どるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんどるん…………」

呟いてる言葉なんだろう。なにかエンジンの音を真似ているようにも聞こえる。しかし意識があるようには見えない。
番太郎がそのまま中央のスペースに出てきた時、不意にナイフを構えた式が飛び出してきた。
番太郎の異様に気を取られていた黒は一瞬対応が遅れる。今からナイフを投げても間に合わない。このままでは番太郎が死んでしまう。

「なにッ?」

驚愕の声は襲い掛かった式からのものだった。斬りかかったナイフが甲高い音を立てて番太郎の指先で弾かれる。
式は空中にその身を維持しながら何度も繰り返し斬りかかる。だがその全ての攻撃が番太郎の指先だけの動きで弾かれた。
まるでその姿は番太郎が空中で見えない鍵盤を叩いているようだ。
何がどうしてこんなことに? 黒が疑問に思った次の瞬間、空中にいた式が番太郎の指先に突かれ、壁まで吹き飛んだ。

「どるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんどるんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッッ!!!」

なにかと化した番太郎が咆哮し、空気が振動する。
そしてその咆哮と呼応するように図書館そのものが蠕動しはじめ、床や壁に異様な魔法陣が浮かび上がった。

「なにが起きて……?」

黒にはわけがわからなかった。番太郎は修行をする前はただの我慢強い子供でしかなかったはずだ。
そして修行の内容にこんな禍々しい力を起こすようなものはなかった。

「なんだ?」

異常な現象はそれにとどまらない。
番太郎の身体がそれこそエンジンのように震え出すと、今度はこの図書館中にあった背景キャラの死体が血と肉に分解され彼に吸い込まれていくのだ。
ズルズルと耳を覆いたくなるような異音を立ててそれを全て番太郎が吸い取ると、ピタリと全ての動きが止まった。
元の静寂な――ただし破壊の後はそのままで、しかし死体だけは全て失せてしまった図書館へと戻る。
451 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:30:34.89 ID:ZOTqC+HM
黒は動けなかった。
番太郎はどこかで契約者に目覚めたのかもしれない。もしかすれば死体を喰らうことが代償なのかもしれない。
だがなんであろうと、ここまで異様な光景ははじめてだったし、番太郎から発せられる気配はまるで致死性の毒のようだった。

「ちわーっす」

黒の背中に寒気が走る。声のほうを振り返ればさっきまで戦っていた式が立っているだけだ。
だがしかしこちらもその気配はまったく変わっていた。『 』とでも言うべきだろうか、もはや彼女が男か女なのかも判別つかない。
ただなにもかもを触れればそのまま殺してしまうような、ゼロに研ぎ澄まされた殺戮衝動のような気配だった。

番太郎が一本しかない腕を式へと向ける。その腕はいつのまにかに竜を模した大砲のような形へと変化していた。
その竜が顎を開き、閃光があふれる。
452 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:31:27.38 ID:ZOTqC+HM
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                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
453 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:32:46.44 ID:R7GvmONa
支援
454 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:33:42.42 ID:dtHZSkQf
 
455 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:34:23.22 ID:FL67X526
支援
456 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:34:36.12 ID:iRKMV6CV
支援
457 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:35:44.46 ID:FL67X526
支援
458 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:36:05.08 ID:R7GvmONa
支援
459 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:36:53.28 ID:/OnhA2gb
支援
460 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:37:11.19 ID:FL67X526
支援
461 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:37:22.60 ID:iRKMV6CV
 
462 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:37:23.47 ID:ZOTqC+HM
 ■


「覚醒したポチョムキンすげぇ。こんな技ギルティじゃ見たことないぞ」
「いやそもそもポチョじゃなくね?」
「式も全一スイッチ入ったなぁ」
「さっきまで一番強そうだった黒がもはや雑魚な件」
「黒は殺意の波動とか目覚めないの?」
「目覚めても殺意リュウとか普通のリュウのほうが毎回強いよ」
「しかしまぁ……」
「これCPU戦なんだなぁ」
「闘劇の決勝みたいな試合してるけどな」
「CPUの中の人が全一だから間違ってないかもだけどな」
463 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:38:04.83 ID:ZOTqC+HM
 ■


番太郎の最初の一撃で黒の隠れていたカウンターごと図書館は木っ端微塵に粉砕された。
その後のことを黒はよく記憶していない。ただ必死に死ぬまいにと逃げ回り、式と番太郎を殺そうとナイフを振り回していた。

「…………………………」

そしてそのナイフももう残り1本だ。全身は傷つきもはや後一度ナイフを振るうのが限度だろう。
そんな最後のナイフを握り、瓦礫にもたれながら訪れる死を待つ身でしかない黒の前に、式の姿があった。

彼女にこれといった傷はない。ダメージは一度番太郎に指で弾かれた時のものだけだ。
あの後、『 』となった式は99カウントの激闘の末、最終的には番太郎を粉微塵にまで切り刻んでしまった。
どちらも埒外の、黒の記憶の中にはない異次元の戦闘力だった。

「だから、私に構わなきゃよかったんだ」

式の気配――意識はまた遭遇した時のものに戻っていた。今ならどうして彼女がすぐに出あった人から離れようとしたのか黒にもわかる。

「じゃあ悪かったな」

そう言って、踵を返すと式は廃墟となった街を歩いてゆく。
黒はもう間もなく死ぬ。それは最早変えようのない運命だ。だがあんなものを世に放ったままにはできない。
精神を集中し、黒は最後の力をその一投にこめる。集中して集中して集中して――式の意識の間隙を探る。

しかし、結局、立ち去る式の背中に隙はなかった。




残るは後悔だけだ。もしあの時、立ち去る式を見逃していれば運命は変わっただろう。そう、もしここにア*弦///---がいれば、ば、ば。
一瞬、黒の意識にノイズが走る。だがそのノイズが何を意味するのかそれを探る時間はもう彼にはなかった。






【樺島番太郎@百舌谷さん逆上する 死亡】
【黒@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
464 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 01:38:22.56 ID:/OnhA2gb
支援
465 :ナツノクモ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 01:38:48.75 ID:ZOTqC+HM
【F-06/一日目 深夜】

【両儀式@空の境界】
[状態]:体力ゲージ9割くらい
[装備]:ナイフ@空の境界、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:不明。
※MELTY BLOOD覇者のGO1監修AIが起動しました。戦闘めっちゃ強いです。
※AI極めすぎたせいでランダムで人格含めてGO1氏そのものになっちゃいます。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上で投下終了です。支援感謝。
466 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:54:27.91 ID:RHGoGIhC
投下します
467 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:55:02.17 ID:P1gYezm0
 
468 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:55:16.76 ID:RHGoGIhC
『てなわけで、おりこマギカキャラ同士の対決なんですが』
『このおりこマギカっていうのは、まどかマギカとどう違うんですか?』
『えーこれがね、今ちょうど名前が挙がった、
 大人気テレビアニメ作品・魔法少女まどかマギカというものがあるんですけど、
 そのスピンオフ作品として書かれた漫画なんですよ』
『ああー』
『たとえばほら、Iマイさんで言うなら、シュタインズゲートとかも結構あるじゃないですか』
『よその名前出していいの?』
『まぁいいんじゃないかね、AIだし』
『AIですからねー』
『でまぁそのおりこマギカなんだけども』
『あーそうだった』
『そのオリジナルキャラとして出てきたのが、こっちのキリカちゃんなんですよ』
『えーとこれは、ゴ・キリカちゃん?』
『クレ・キリカちゃんです』
『ああクレちゃん』
『ゴキリカちゃんになっちゃう! ゴキ、その、Gみたくなっちゃうから!w』
『そwれwはwひどいわwww』
『わーごめんなさーい!w』
『全っっっ然話進んでねぇから!w』
『すいませんすいません!w』
『そんなわけでこの子がというと、ほむらちゃんと戦う敵キャラなんですよ』
『ってことは原作再現なのねーこれ』
『まぁほむらがこれで原作再現かって言われると微妙なんですけど』
『ああーw』
『それでこの子なんだけど、オフィシャルで声のついてる媒体がないんだよね』
『それだと台詞とかどうなるの?』
『読んでる人のイメージになるんじゃないですかね』
『メタじゃん』
『これ書いてる人はSワシロ・ミユキさんのイメージだそうで』
『だからメタじゃん!www』
『ほんじゃま戦いも始まるようなので、どうぞ!』
469 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:55:33.19 ID:P1gYezm0
 
470 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:56:01.22 ID:RHGoGIhC
◆

 無限の時の連鎖を彷徨う、運命の虜囚・暁美ほむら。
 時の流れさえも支配する、愛の狩人・呉キリカ。
 同じ時間操作系の魔法を操る、同じ作品のキャラクター同士だが、
 実は対戦カードで見れば、ややほむらの方に軍配が傾く。

 呉キリカが得意とするのは、原作通りの、速度低下を駆使した格闘戦である。
 そしてこれまた原作通り、彼女の速度低下魔法は、射撃技の天敵だ。
 どれだけ距離を開こうと、攻撃の速度が遅くなれば、余裕でかわされてしまうのである。
 相手の移動を誘導しようにも、タイミングをずらされては、相手はやりづらいことこの上ない。
 故に一見してみれば、銃器を使うほむらよりも、キリカの方が有利に見える。

 しかし、対する暁美ほむらは、単なる射撃キャラではない。
 銃器を利用した射撃攻撃と、地雷や砲台を利用した、設置技とを併用するキャラなのだ。
 そして当のキリカにとっては、この設置技こそがやりづらい。
 キャラの放つ攻撃なら、問答無用で遅らせる速度低下も、実は設置技には機能しないのだ。
 地雷は踏めば爆発するし、砲台の弾は普通に飛ぶ。
 故にこの設置技を、射撃技と併用できるほむらは、なかなかに厄介な相手なのだ。

 更にこの場合においては、ほむらに起きたバグという、更なる脅威もまとわりつく。
 まともな思考で考えるなら、たとえ十戦繰り返しても、キリカに勝ち目はないと思えるだろう。

 それでもほむらの表情からは、緊張の二文字がぬぐい去れない。
 これほど有利な状態にあってなお、目の前に立つ存在に対して、油断を覚える余裕はない。
 純白の雪の只中で、不敵に笑う漆黒の影は、最凶の魔法少女・呉キリカ。
 魔女化の呪いに苛まれてなお、己の本質を留め続けた、鋼の精神力の持ち主である。
 黒は闇には染まらない。染まる前から黒いから。
 混沌よりもなお黒き、闇黒の深さより出でし魔法少女。
 彼女が何故それほどまでに、強靭な狂気を纏い得たのかは、ほむらにとっては知る由もない。
 それでも目の前の相手が、油断できない強敵であることは分かる。
 何をしでかしてくるか分からない以上は、彼女も全力で戦うしかないのだ。
471 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:56:30.60 ID:P1gYezm0
 
472 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:56:41.54 ID:RHGoGIhC
「ステッピングファング!」
 先に仕掛けたのはキリカだった。突撃戦法を得意とする以上、当然と言えば当然の帰結だ。
 白い袖先を振り抜くと同時に、漆黒の牙が殺到する。
 爪を投擲する射撃技に対し、ほむらはガードで応戦する。
 キンッ――と音が鳴ると同時に、雪原をキリカの影が疾走。
 迫り来る標的を迎撃――遅い。
「ハッ!」
 これも速度低下の為せる技だろうか?
 ほむらの攻撃モーションよりも早く、キリカの小パンチが刺さっていた。
「ハッ! ハッ! ハッ! らァッ! ヴァンパイアファング!」
「くっ、くっ、くっ、あっ、うぅっ!」
 漆黒の爪撃が絶え間なく続く。闇の隙間で金眼が煌めく。
 何をやっていたのかは知らないが、どうやら相手は、この世界のシステムに、順応しつつあるようだ。
 無駄の少ないコンボを前に、ほむらはキリカを見定める。
 流れるような攻撃は、どこかで練習でもしてきたのだろうか。
(それでも、完全な永パというわけではない……)
 強攻撃に弾き飛ばされ、ダウンから復帰しながら、思考する。
 やはり一朝一夕の仕込みでは、格ゲーは極められないということか。
 ベテラン勢がその気になれば、バスケに持ちこめたはずの状況ですら、こうして取りこぼしたのがその証拠だ。
 ならば、このラウンドは守りに入ろう。
 未だ解析しきれていない、この身体を完全に使いこなすためにも、時間を取る必要がある。
 このラウンドで優先すべきは、相手に攻撃を入れることよりも、残りのラウンドで勝つための分析だ。
「ハッ! らァッ! らァッ! 一手で……十手だ! ハッ! ハッ! ハッ! らァッ!」
 結果としてこのラウンドは、攻撃に徹したキリカを前に、ほむらが屈する形となった。
473 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:57:17.19 ID:RHGoGIhC
 しかし、本番はこれからだ。
「もらったわ」
 ラウンド2に入ってからの、ほむらの行動は素早かった。
 カカカカカッ――と音を立て、地雷をばらまきながらダッシュ。
 少し前までのほむらであれば、絶対に不可能だった戦法だ。
 システム上可能なコマンドであっても、アイテムを刀しか持っていなければ、技として発動することはできない。
 そしてそれを覆したのが、今は亡きアンバーの置き土産だ。
(感謝するわ)
 かつてアンバーの持っていた力は、時間を自在に操る力。
 絶大な対価を払いながらも、彼女の発動する力の中では、全ての時が隷属する。
 止めることも、巻き戻すことも、加速も減速も思いのままだ。
 それがほむらの力と合わさり、進化した末に得た魔法――それが今彼女の用いている、過去へと干渉する力だ。
 要するにこれらの爆弾は、過去から取り寄せたものなのである。
「うわっ! うわうわっ!」
 爆弾を飛び越えようとしたようだが、どうやら飛距離が足りなかったらしい。
 一番奥の地雷に吹っ飛ばされ、そのまま後ろのものを踏みながら、キリカが宙を舞っていく。
 過去干渉能力――ほむらは左手の盾へと手を伸ばし、時間の壁を突破した。
 システムに設定されていた、ゲーム開始以前のほむらから、持っていた地雷を奪ったのだ。
 作りものの記憶であろうが、全てが作りものであるこの世界では、偽物も本物と見なされる。
 事実上、ほむらのこの力は、無限の弾薬庫を得たに等しかった。
「食らいなさい」
 ピストルを取り出し、放つ。
「無駄だよ」
 キリカの発動した速度低下が、弾丸の速度を削り殺す。
「はっ!」
「ぐっ」
 しかし、跳躍したキリカの目前には、ほむらの空中キックが待ちかまえていた。
 もろに顔面に受けたキリカは、そのままいいように空中コンボを食らう。
 既に相手のデータは閲覧済みだ。速度低下の影響すらも、事前に計算した上で、このタイミングを見抜いたのだ。
 もちろん、無傷とは言えない。実はこのあとも反撃を受け、いくらかゲージを削られている。
 それでもいざ終わってみれば、ラウンド2は先ほどと異なり、ほむらの圧勝に終わっていた。
474 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:57:18.46 ID:P1gYezm0
 
475 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:57:54.78 ID:P1gYezm0
 
476 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:58:02.73 ID:RHGoGIhC
 泣いても笑ってもこれが最後。
 ファイナルラウンドの開幕である。
 ほむらは再び設置技を使い、万全の状態を整えながら、このラウンドを立ち回る。
 一方、対するキリカの方も、だんだんこちらに慣れてきたようだ。
 圧倒的不利は変わらないものの、それでもほむらに食らいつき、少しずつヒットを稼ぐようになった。
(恐るべきはその執念か)
 無機質なコマンドの向こうから、刺すような殺気が滲み出る。
 黒豹のごとき金の瞳が、爛々と情念に燃えている。
 ほむらが恐れていたのは、これだ。
 自分に勝るとも劣らない、その圧倒的な執念の力だ。
 いくら撃ち抜いても、吹き飛ばしても、微塵も痛みに怯むことなく、苛烈に食らいついてくる。
 肉体や特殊能力よりも、何よりもこの精神力こそが、ほむらのそれと拮抗しうる。
 その執念こそが、勝負を揺るがし、奇跡を呼び寄せかねないことは、かの美国織莉子が実証済みだ。
「はッ! らァッ! らァッ! ヴァンパイアファング!」
 そしてほむらは皮肉にも、自らの論を実践することになる。
 彼女はこの戦いが、AC北斗の拳をベースにした、
 格闘ゲームのルールの上に成り立っていることを、完全に理解しきれてはいなかったのだ。
 ラウンド1を捨てた結果、彼女の北斗七星ゲージは、既に限界近くまで削られていた。
 そして遂にこの瞬間、暁美ほむらの頭上高くに、燦然と死兆星が輝いたのである。
(しまった……!)
 思い出すのは忌まわしき記憶。
 あの白い男・トキが繰り出した、一撃で勝負を決する拳。
 呉キリカの一撃必殺技が、ほむらの懐へと叩き込まれる――!
477 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:58:31.86 ID:RHGoGIhC
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l::/    !::::::::::::::::::::::::::::::::i 入                  ヘ、廴_`ノ/  ノi :::::::::::::::/^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
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               大好きだよ君が 初めてさぁ言うが 僕の歌を総て 君にやるよ
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478 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 03:59:02.64 ID:RHGoGIhC
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                       どうも俺は 長く生きてけないような
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 ̄∠ これが……愛の神髄だッ!! >  `ヽ、           \ .', `.'  |/. / 、.' .' `  . .'  、゚ /  ̄ ̄ ̄
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   ̄ / /∨| /W\  /\|\  .|  ̄_.´`ヽ,.   ',    ヽ       \//|. / \;.'.'‐ `:.. '  ;:/   '. ̄ ̄ ̄
    //   |/     \/     \|.'´:::::::::::ヽ...,.  i               /\|^'.|/o^ |!;.'  ;.'`:.'´;./': ;  :
                  .,'  ;;:   .{:::i{ノハ从k.}.! ;;. |             /. .,::.'\/|_/;:;.':  ・ /
479 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 03:59:36.87 ID:RHGoGIhC
                  .!  ,;;;:  ,,;.ヽ!l|φ∀゚ノリ.'' .ノ         / ・..'   /\i|" ;.'. '. .'/:  .'.
                  .i   '';;: ;;:ノ/.了;ivi;ア.;;:::''           / .、´. '` /   ;\; : ;.'´./  ,`: ; ´
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                         気がするから だから総てやるよ
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480 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:00:06.37 ID:P1gYezm0
 
481 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:00:09.95 ID:RHGoGIhC
◆

「ククク……ハハハハハ!」
 ばっ、と両手を広げながら、天を見上げて高らかに笑う。
 もうもうと立ち込める雪煙の中、少女は勝ち取った勝利に酔う。
 バックに流れるBGMが、何故かむさ苦しいロックに変わっていたが、それは気にしないことにした。
 勝利したのは呉キリカだ。
 一撃必殺技を叩き込み、あの痴れ者を討ち取ったのは、他ならぬこのキリカなのだ。
「クク……意外とあっけなかったね」
 目の前の靄を一瞥すると、キリカは踵を返し、歩を進める。
 あのおぞましい醜態を見た時には、いかに図太い己と言えど、実は少しだけビビッた。
 だが、それも見かけ倒しだった。
 そりゃあ確かに、無限の設置攻撃は厄介だったし、速度低下を読まれたのも驚きだった。
 だとしても、彼女はこうもあっさりと死んだ。予期できたはずの一撃技を、無様に喰らって死んだのだ。
 どれだけの攻撃を放とうと、どれほど守りを固めようと、システムに対応できなければ、それも宝の持ち腐れ。
 それを真に理解すべきは、彼女であったはずなのに。
「―――」
 その、時だ。
 がさり、と響く靴音を、己の背後に聞いたのは。
 ありもしないその音を、己の背中に受けたのは。
「……馬鹿な」
 ありもしない痛みによろめきながら、キリカは恐る恐る振り向く。
 誰もいないはずの純白の闇に、銃弾の主の姿を探る。
「そんなことさえも、成し遂げるのか」
 果たしてそこに立っていたのは、あの暁美ほむらだった。
 一撃必殺技を身に受けながらも、わずか1ドットの体力を、その身に残していたほむらだ。
 なんということだ。
 とんでもないとは思っていたが、こいつは一撃技へのカウンターという、そんなインチキすらも成し遂げたのか。
「実際、危ないところだったわ」
 桃色の髪を翻しながら、ほむらは身を起こして言う。
 口元から落ちる赤い雫が、白い雪の大地に咲く。
「私の究極奥義の1つ……その中にあったのよ、このカウンター技が」
「そうかい……やっぱり、思った通りだ」
 ごほ、と咳込んだキリカも、鮮血を赤々と吐き出した。
 胸を貫いた弾痕を押さえ、膝を折り、雪原へと崩れ落ちる。
482 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:00:41.23 ID:RHGoGIhC
「どんなに変われるのだとしても……キミのようには、なりたくないな」
「そう」
「そうさ」
 震える身体を動かして、雪の上に仰向けになる。
 変身を解いた背中から、深紅がゆっくりと広がっていく。
「私は、どこまでも『私』でありたい……私として、彼女と、共に在りたい」
 それが何よりの願いだ。
 卑怯な手を使って人格を歪め、その上で変われた今だからこそ、素直にそう想えるのだ。
 最初の一歩は間違ってしまったが、それで彼女が救えたのも事実だ。
 だから、それはそれでいい。それでも、過去の上に成り立つ今は、せめてまっすぐでありたい。
 彼女に誇れる自分として、彼女の隣に在り続けたい。
「キミとは、多分、違うんだ」
 それはきっと、眼前の敵とは、違う生き方なのだろう。
 彼女はどんな形であれ、そうあることができなかったのだろう。
 理屈ではない。
 本能が、直感が――恋する乙女のカンというものが、それは違うと告げている。
「逝くのね」
「ただでは死なない」
 言いながら、右手を持ち上げる。
 その指に嵌められていたソウルジェムを、具現化させて高々と掲げる。
「それは……!」
「どういうわけかは知らないけど……思ったより早く、限界が来たらしい」
 暗い青色の宝石は、濁りの黒に染まっていた。
 どうやらソウルジェムの穢れは、限界に近付きつつあるらしい。
 そこまで魔法を使った覚えはないが、事実としてこうなっているのだから、そんな疑問は些細なことだ。
「悔しいけど、キミに勝ちはくれてやる。それでもその駄賃として、キミの命ももらっていく」
 命がひび割れるのを感じた。
 ぱきぱきと亀裂の入る音が、ジェムを走るのを感じた。
 滲み出る漆黒の感触が、今の自分には心地いい。
 織莉子と共に生きることが、もうかなわないのは悔しいが。
 それでも、織莉子に何も遺せず、無為に死んでいくよりは、この死に様の方が百倍いい。
483 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:01:24.17 ID:P1gYezm0
 
484 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:01:30.23 ID:RHGoGIhC
「じゃあね」
 これで私はもう終わりだ。
 これでお前ももう終いだ。
 二重の意味を言葉に込め、薄れゆく意識に別れを告げる。
 持っていくがいい、この命を。
 触れた途端にお前の命を、諸共に地獄へ連れて逝く。
 全ては、あの子を守るために。
 全ては、織莉子を救うために。
 彼女を苦しませる全ての敵を、この手でなぎ払うために。
 彼女を悲しませる全てを祓い、その涙をぬぐい去るために。
 そのために死ねるというのなら。
 多分――私は、満足だ。

◆

 見上げるような漆黒が、急速に実像を成していく。
 足元に事切れた屍は、言葉を語ることはない。
 呉キリカのジェムから生じた魔女が、その身をうねうねを蠢かせる。
「……っ」
 出来ることなら、こうしたくはなかった。
 こんなふざけたゲームに乗って、命を殺めたくはなかった。
 きっとこんなふざけた理由で、命を奪われるようなことを、彼女も望んではいなかったはずだ。
「ごめんなさい」
 救えなかったことを、詫びる。
 彼女が魔物と共に遺した願いを、踏みにじるしかないことを詫びる。
 頭上に死兆星が浮かんでいたのは、キリカとて同じことだった。
 それは魔女と化した今でも、変わらず空に瞬いていた。
 左手に弓を生じ、構える。
 想い人との合一を果たし、その手に受け継いだ力を、暗黒の魔女へ向けて番える。
 雪風が、勢いよく吹いた。
 黒天の夜空が、彩られた。
 赤と白の雪煙の中、黒い少女は矢を携え、眉をひそめて魔物を睨んだ。
485 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:01:55.20 ID:P1gYezm0
 
486 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:02:05.55 ID:RHGoGIhC
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´ ̄ ̄`7、:_:_:_:,x/-=i「/ : : : : : : : : `XL_i: : :\  ,/ /    / .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄j{/、 \/:.j.-=j「 : : : : :/ : : : : : : : Xli : : : :.∨/ /   / /..._____________________
 / :ム' }  /: :j-=j「: :/: : :/{: : : i: : : : i:: :| : : i: : :{≦=ー . \_人_人∧从_人_∧_人_从_//  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__{__?W _j /: : j-=i| :/: : : :{,ノ: /:ハ : : : |i: :| : : |: : :i: : : : : : : )                  >
 _/|し'__/}/:.:/-=i|:イ: i: :∠ イ}/__\ : |i: :| : ::′:?U\: : : <     許して――!     >
´/.i| ̄././: :/-=i「| |: :|: :ハ{   _ ̄ ∨}: : : / : ; /、: : :\: : <                 (
/ .j| ∠./.::'/-=i「::| |: :{V    `下勿 }: : / : // 、 \: : : . /^Y ̄∨ ̄∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
─i|   V/-=/: ::| ?Y{   '    弌ツ ,}: /: : j/-\ヽ_}: : : : : : : :
 .j|    /-=/ハ: :|  }:ヽ        /イ{: : : |ニニ} } V: : :\: : :
.../{   /-=/:{/}:.:|\}: :}` ヽ   / __シ : : :l:iニニ} } ∨: : : \:
//,〉 ./,ー=|: {ニVニ/::/、____/:{イニ/.:人: 从ニニ{ {  {`\: : : :  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
//{  :j[ ==|从ニニ/::// ノニ>イ>.: :/ニニ\: .ー┴=ミl  }\ : _____________________
三i}___j[ ==|ニニニ/:イ/∠/-‐=¬≦〔ニニニニ\: : : : : :\ } : : : ─────────────────────
三ム__j[ ==|ニニ/{(./´ (        \ニニニニ`'ーzx: : :\ : : ─────────────────────
/\>イ==:!-/             :i/ `'ー------┘ 丁ヽ): : . _____________________
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                     子供の頃夢に見てた 古の魔法のように――
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487 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:02:37.72 ID:P1gYezm0
 
488 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:02:40.38 ID:RHGoGIhC
◆

 あの子が呼んでいる気がする。
 何も見えない闇の中で、声だけが響いている気がする。

 キリカ、キリカと呼ぶ声が、頭の中で響いている。
 遠く離れた光の向こうで、あの子が私を呼んでいる。

 ゆっくりと、光に手を伸ばした。
 流れた雫をぬぐおうとして、血濡れた赤い指先を伸ばした。
 それが届かないとは知っていても、手を伸ばさずにはいられなかった。

「キリカ」

 確かに、あの子の声が聞こえる。
 もう二度と届かない場所で、あの子が私を呼んでいる。

 きっとキミは私よりも、遠くまで飛んでいけるのだろう。
 私が見ていた世界よりも、ずっと広い世界の中で、高らかに誇らしく歌えるのだろう。

「ああ――」

 だから、キミに総てをやろう。
 ここで潰える宿命(さだめ)の私が、それでも与えられるものは、総てキミに遺していこう。

 私はキミと出会ったことで、たくさんのものをもらえたから。
 キミと出会って変わったからこそ、私は私で在れたのだから。

「――私だよ」

 大好きなキミへ、総てをやろう。
489 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:03:21.45 ID:P1gYezm0
 
490 :僕の歌を総て君にやる ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:03:27.87 ID:RHGoGIhC
◆

 地鳴りと共に、雪が舞う。
 くず折れた魔女の亡骸が、夜に溶けて消えていく。
 己が身に刻まれたいくつもの傷も、瞬く間に消え去っていく。
「………」
 夜空を、星が流れていった。
 偽りの空の中であっても、それは本物なのではと思えた。
 星の流れ落ちた跡を、ほむらはしばし、眺めていた。


【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】

【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:<分身>を手にした<全開>なる<少女>は
.     <歪み>を生み出す真なる<緑>と<知識>を宿し
.     <現世>と<偽世>を統べる<救世主>となる@新安価ロワイアル
.     体力ゲージ急速回復中
[装備]:表記する必要など無い
[道具]:同上
[思考・状況]ゲーム「バトル・ロワイアル」の破壊
※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です
※ヴァンパイアセイヴァーネタにアクセスし、様々な共通点をこじつけることで、
  「鹿目まどか風アンリミテッド暁美ほむら」になりました。
  外見は暁美ほむらですが、頭髪が桃色に変わっていることとまどかのリボンを所持しています。
  MARVELvsCAPCOMとは違い、意識はほむらが勝っているようです。
※その影響を受けメタ知識の獲得及び「これがゲームである」ということなどを把握しました。
  また「ほむら」が関連すれば、ある程度の事はできるようです。
※領域「アンバー」へのアクセスを使えば、どんなことでも出来るかもしれません。
  現状判明している能力は以下の通りです。
  ・時間干渉:生前のアンバー同様、万能に近い時間干渉を可能とする。リスクはない
  ・一撃必殺技回避:究極奥義として発動。一撃必殺技を受けても、体力を1ドット残せる
  ・一撃必殺技:魔法の弓矢を使った攻撃。技の詳細は後続の書き手さんにお任せします
  ・自己再生:戦闘終了後、瞬時に体力ゲージを回復する
491 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 04:04:01.49 ID:P1gYezm0
 
492 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 04:04:04.43 ID:RHGoGIhC
投下は以上です
493 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:55:19.00 ID:ZOTqC+HM
投下しまっしょい。
494 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:56:14.14 ID:ZOTqC+HM
「なによこの根暗女ッ! 無口ロリだったらほいほいオタが吊れると思ってんの!」
「そっちこそ、このメンヘラ! ヤンデレブームとかまじで信じてるんのかこのクサレ脳ミソ!」

狭い。それこそ一畳もなく立つこともままらない戦車のコックピットの中で二人の黒い服を着た少女らがキャットファイトに興じていた。
互いの服を引っ張り合い、びんたをかまし、罵詈雑言を浴びせながら爪を立てて引っ掻きあう。

「この綾波のパクリがッ!」

葛原未来が銀(イン)の襟を掴み左右に裂く。ビリビリと音を立てて彼女の服はただの布きれになりその白い肌が露わになった。

「そっちこそデッドマスターのパクリのくせに!」

金切り声をあげ、銀は消化バケツを持ち上げて葛原未来に水をぶっかけた。さらにはずぶ濡れになった彼女をバケツでマッハ叩きする。

「れ、れ、れ、れれれ、れいほうは卑怯だってんだろがッ、がッ、がッ!」
「うっさい死ね! 勝ったもん勝ちの世の中だ!」

ガンガンとバケツで頭を殴る音が戦車の中に木霊する。
とてもあの儚げな銀のすることではない。キャラ崩壊もいいところだ。黒(ヘイ)が見たらどう思うだろうか? 寝込みそうな気がする。


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン……


しばらく後、コンボカウントはとうに99を超えていたがしかしまだ決着はついていなかった。
銀が非力すぎるからだ。というか、彼女の攻撃にはそもそもとして一切ダメージが設定されていない。

「ちょっと待ってッ!」

葛原未来に腕を掴まれ、繰り返しバケツを叩きつけていた銀のコンボも遂には止められる。
コンボ補正が働いたおかげでくらい時間が短くなりバケツ連打がコンボではなくなった結果だった。
それはともかくとして、バケツでガンガン100回以上叩かれた彼女はいつの間にかにゾウナの洗脳が解けて正気に戻っていた。
葛原未来は銀からバケツをひったくるとそれを捨てて、彼女へとにこりと微笑みかける。
495 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:56:47.83 ID:ZOTqC+HM
「改心せぇやあああああああああああああああああああああッッッ!」

(ややキャラ崩壊を引きずりながらも)鉄拳一発! とはいえ葛原未来も所詮少女だが――握り締められた拳が銀の顔面にめり込んだ。
銀の身体がぐらりと揺れ、そしておきあがりこぼしのようにまた起き上がってくる。
再び見せた表情はデフォルトの無感情無表情で、違うと言えば鼻血を垂らしていることくらいだ。
ぽたぽたと垂れた鼻血が彼女の露わになった胸元にぽとぽとと落ちているがともかく、どうやら銀の洗脳も今ので解けたらしい。

「正気に戻りましたか」
「ふぁい」

彼女達を乗せていたRウルフ(戦車)もまたその色を元の真紅へと変じていた。ゾウナの洗脳が完全に解けた証明である。
止まっていた戦車はキュラキュラと音を立てて走り出す。
彼女達の目的は『大事な人以外は全て排除する』。洗脳がそのままでも解けてもやることは別に変わらなかった。


 ■


歩いても歩いても変化のない砂丘を織莉子とキャシャーンは声を交わすこともなく歩く。
声をかけようにもなにを言えばいいのか。ただ行く先を失い、なにに迷えばいいかすら掴めない二人に言葉にできるものはなかった。
蒼く光る月を頭上にただ黙々と歩くだけである。

そんな沈黙の時間もほどなくして終わる。織莉子の予知の中に砲撃を受けるビジョンが浮かび上がった。
織莉子は咄嗟にそれを避けようと身体に力を入れる――が、それよりもキャシャーンが織莉子を抱いて跳躍するほうが早かった。
背後で爆音があがり巻き上げられた砂が雨のように降り注ぐ。砂の上に着地するとキャシャーンは織莉子を抱いたまま走り出す。

「キャシャーンさん!」

再び砲撃の予知。織莉子はキャシャーンに声をかけようとするが、やはりキャシャーンはそれよりも早く反応して砲弾をかわす。
彼にも予知が備わっているのか? そうではない。砲弾相手なら対応できる反射神経と運動能力があるのだ。

「キャシャーンさん!」

織莉子はもう一度声をかける。今度は危険を知らせるためではない。自らが彼の錘になっていることに気づいたからだ。

「自分の身は自分で守れます。キャシャーンさんは敵を」
「それは本当か?」
496 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:57:19.03 ID:ZOTqC+HM
織莉子はキャシャーンの胸の中で彼の目を見つめながら頷く。次の瞬間キャシャーンが高く跳躍した。
彼の腕を離れた織莉子は宙へと放り出され――一瞬の閃きの内にその姿を魔法少女と変える。
彼女がヴェールをはためかせながら砂の上に降りた時、キャシャーンの姿はもう何百メートルも先にあった。


 ■


「一発も当たらないなんてッ!」

戦車の中で葛原未来が悲鳴のような声をあげる。
1キロメートルほど先に見つけたただ歩いているだけの2人。砲撃すれば一発で片がつく――そう思ったのに全くそうなっていない。
この前に戦闘をしたゾウナも異常な存在だったが、今目前にいる敵もまた異常な存在だった。

水を失ったせいでもう銀の観測霊によるサーチができなくなった今、照準は全て葛原未来の腕にかかっているわけだがそれ以前の問題だ。
ただの女子高生でありながら彼女は初めて乗った戦車を十全に使いこなしている。命中率は誤差範囲内において100%である。
それでも一向に砲弾が当たらないのは単純に標的であるキャシャーンが砲弾より早いからだ。

「――――くッ!」

砂丘に砂の波を蹴立てて接近してくるキャシャーンに対し、引きつけて発射した最後の砲弾はあっさりとかわされてしまった。
次の瞬間、戦車が大きな衝撃に揺れ車内が赤いランプの色に染まった。
戦車の中からはすぐ外で何が起こっているのかはわからない。
葛原未来はモニタを頼りに生きている武装を片っ端から発射し、ハンドルを回してキャシャーンを振り下ろそうとする。
だが再び激しい衝撃。
バキバキという大きな音が鳴り響き、モニタの中の主砲のステータスに『使用不可』の文字が浮かんだ。


 ■


それこそ鉄の悪魔を叩いて砕くという風にキャシャーンは戦車を解体してゆく。
けたたましく鳴く機銃を蹴り飛ばし、装甲を手刀で叩き割り、主砲を抱えてもぎ取る。瞬く間に戦車は鉄くずへと変わろうとしていた。
更にはキャタピラの履帯を力任せに剥がし、完全に無力化できたと判じてキャシャーンはいったん戦車から離れる。
497 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:57:50.37 ID:ZOTqC+HM
おそらくこの中には人が乗っているのだろう。そして降伏するのならば命を取るつもりはないとキャシャーンは考えてた。
動きを止めたことで辺りは静寂に包まれる。そして彼が想像してたよりも早く戦車のハッチは開いた。
中から出てきたのは人――ではなく円筒状のなにかだ。爆弾だと気づいた瞬間、夜を真昼に変えるような光がキャシャーンの目を貫いた。

「くッ――――!」

数秒、キャシャーンの視覚が白に塗りつぶされ聴覚が機能しなくなる。そしてその白い世界の中でキャシャーンに電撃が走った。


 ■


キャシャーンほどの強靭なロボットが、例え改造されているとはいえ女子高生の振るうスタンガンに痺れるというのもおかしいが、
しかし感電やられは感電やられだ。致命的な隙を見せたキャシャーンに葛原未来は拳銃を取り出し、その頭を打ち抜いた。

――が、その光景は現実とはならなかった。予知した織莉子がその銃を魔法の水晶球で弾いたからだ。



「“あなた”はここで一体何をしているの?」

それが織莉子から葛原未来への最初の言葉だった。

「………………?」

織莉子へと顔を向けた葛原未来は怪訝な顔をする。彼女にアニメコスプレを趣味とする友人はいるが、織莉子のことは全く知らない。

「今更こんなことをすることに、あなたにとってどんな意味があるの?」
「…………なぜ、そんなことをあなたに説明しなくちゃいけないんですか?」

聞き捨てならない内容に葛原未来はまなじりを上げる。知らない人間だが、哀れむような表情が彼女の癪にさわった。

「今更……たしかに、今更かもしれません。私には、彼女になにかしてあげらるのか、その資格があるのかすらもわかりません」
「だったらどうして武器を手に取るの? あなたほど力があれば他の道を選べるはずなのに」
「そう、ですね。私は私の道を選びました。それは彼女のおかげです。彼女が私に道を選べることを教えてくれたんです」
「じゃあ――」
「だからこそ、これは私が選んだ道なんです。こんな状況で私のできることは限られている。だったらその全てを彼女のために費やしたい」
「けど、その彼女はもう生きていないじゃないッ!」
「えっ?」
「鹿目まどかは死んだわ。見ていないとは言わせないわよ」
498 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:58:28.73 ID:ZOTqC+HM
ひゅうと砂丘に冷たい風が吹いた。

「誰ですかそれは、あなたの“設定”ですか?」

葛原未来は嘆息した。なにか知った風に口を聞く女の子が出てきたかと思えばそれはただの“痛い”思い込みのようだ。
なにを真面目に相手したのかと馬鹿馬鹿しくなってくる。

「でも、あなたは……その、鹿目まどかの傍にいつもいる…………あれ?」

しかしこんな勘違いもしかたない。
織莉子は葛原未来のことを暁美ほむらだと思い込んでいたからであり、それもしかたない。なぜならば葛原未来の姿は『メガほむ』だからだ。
『メガほむ』とは眼鏡をかけている暁美ほむらのことである。だから外見がそれならばそのままそう思ってもしかたない。

なぜこんなことが起きているのかと言えば、実に切ない大人(アーク)の事情がある。
漫画『百舌谷さん逆上する』出展の百舌谷小音、葛原未来、樺島番太郎の3人には実は専用グラフィックがまだ用意されてないのである。
葛原未来の外見は暁美ほむらのアレンジver.であるメガほむで、樺島番太郎の外見はギルティギアのポチョムキンの使いまわし。
そして、百舌谷小音の外見描写があいまいだったのもそのせいで、彼女の外見は金髪カラーの紗夢(同じくGGキャラ)だったのである。


 ■


「えっと……どうしましょう?」
「どうしようと言われても……って、そっちの新造人間ぽい人は大丈夫なんですか?」

なにが? と振り返って織莉子は驚いた。
さっきまで元気に戦車をスクラップにしていたキャシャーンが身体中にキノコをはやして苦しんでいるからだ。

「大丈夫ですか、キャシャーンさん!?」
「……え、エリンギ……マイタケ、……ブナシメジィ〜…………」

全然大丈夫じゃない。
キャシャーンの身体は、先ほど戦車に接触した際にナマリタケに感染してしまっていた。
ナマリタケとはメカの上に生えるその名のとおり鉛のように重いキノコである。普通は車や戦車に生えるがロボットにも生えるらしい。
そしてロボットに対してこのナマリタケは非常によろしくない作用をもたらすようであった。
具体的に言えば、コマンド入力が左右逆になってガードできなくなってゲージたまらなくなって体力がモリモリ減る。
499 :黒の記憶、白の未来  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:59:00.76 ID:ZOTqC+HM
そして織莉子の予知が致命的なビジョンを彼女の脳裏に浮かべた。
キャシャーンがボーナスステージよろしくバンバン殴りまくった戦車がこの数秒後に大爆発を起こしてここにいる全員が死ぬのだ。

予知の中で戦車が爆発を起こし織莉子の視界は真っ白に染められる。そして訪れる死の直前に織莉子はまた予知をしていた。
予知の中で予知をして、その予知の中で予知をして、予知をして、予知をして、予知を予知を予知を予知を――……



キリカは死んでいた。その傍らには本物の、しかしどこか様子の変わった暁美ほむらがいて――……



全ては無となる。虚構は全て虚構を生み出す夢もろともに散華する――……



「そう、なのね。これは」



真実を知ってしまえばもう予知を覆す必要はなにもなかった。キリカともう会えないのならそれはなおさらに。
そして予知は予知のままに実現する。


砂丘の真ん中で爆発が起こり、そこにいた全員が死んだ。






【F-9 砂丘/一日目 深夜】

【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】
【キャシャーン@キャシャーン Sins 死亡】
【葛原未来@百舌谷さん逆上する 死亡】
【銀@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】
500 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/23(水) 15:59:32.70 ID:ZOTqC+HM
以上で投下終了です。
501 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:33:17.57 ID:t3lnak3V
投下します。しなければならないのです。
502 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:34:35.32 ID:t3lnak3V
さて、良くも悪くも大変な反響のこのロケテスト。
新しい筐体、新しいシステム、新しい技術。
惜しげもなく投入されるアークのテクノロジーではあるが、一つの問題があった。
それはゲーム性でもプレイ価格でもなんか現実に干渉してくるアレでも著作権的なトラブルでもない。
もっと即物的で純然たる現実的問題である。

「でもこれ、一式入れられるゲームセンターってどれくらいあるんでしょうねえ」
ロケテ会場の責任者がアークの担当者に問いかける。
「そうですねえ。大型のメダルプッシャー機で二千万、スターホースでサテライトを二桁用意して三千万程度、そこまでには抑えたいんですが……」
「お前ゲーセンの経営舐めんなよ」
「あ、いえ大型アミューズメントでない店舗さんには難しいのも承知しています。なので一応、こういうものも用意しているんですよ」
アークの担当が脇から取り出したのはなにやら怪しげなパーツの数々である。
「これは……改造キットですか?」
「ええ、これで旧式の筐体でも、多少画像のクオリティは下がるんですが、このバトル・ロワイヤル(仮)の稼動が可能となるんです。
 一応ブラストシティ筐体くらいまでなら確認しています。一番いいのはやっぱり遅延の少ないビューリックス◇(ダイヤ)ですけど」
「ふぅむ、そうですね。それならまあ、小さいゲームセンターでもなんとかなりますか。で、価格は」
「スト4のセットが240万くらいですから……それくらいには、と思うんですが検討中といったところで」
「まあ、先ほどよりは現実的ですか……。ネシカが新品筐体2台とサーバー初期費用もろもろ込みでひゃくにj……まあ、それはいいでしょう
 で、それはもう使えるんですか」
「ええ、筐体を空けていただければ設置は数分で」
「早ぇよ」
503 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:37:35.83 ID:t3lnak3V
そしてアーク脅威のパーツ開発力によって極限まで簡略化された改造キットを組み込んだ、ビューリックス◇が一台、ロケテ会場に加わることになる。
「さぁあロケテに御並びの皆さん!たった今!アーク様の好意により一台、旧筐体ではありますがロケテ台が追加されました!
 これで今までCPUで動いていたキャラをお試しいただくこともできます!ご希望の方はこちらの台にお並びください!」
店内アナウンスが流れると、物見を決め込んでいた一部を除いてはどんな表示になるのかと興味深げに台の周りに集まってきた。
「じゃ、俺が」
その中の一人が決意したように椅子に座ると、コイン投入口を見つめて首をかしげる。
「あの、これコイン入れるところがありませんけど」
そうなのだ。本来コインを投入すべきところは改造キットによって塞がれ、他を見回してもそれらしい穴はない。
すると、その様子を見たアークの担当者がそのプレイヤーに近づいてくる。
「お客様、実はこのゲーム、もう一つ新しい機能がありまして、せっかくなので改造キットでのプレイにはそちらを使用していただきたいのですが」
「新しい機能?あんまりすごいと俺びっくりしてじゃんがら食いに行っちゃうよ?」
「いえいえ、簡単です。ええと、ここにですね……」


それから数分後、モニターを見ていた観客に同様が走る。
「おい、あれ……メルディが……」
「ああ、CPUの表示が消えてる!!」
「誰かが操作してるんだ!!」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「あれ、あれってメルディじゃ……」
リリスは見覚えのある少女に駆け寄ろうとする。
お祭り系のタイトルでは競演の経験もあり、互いにCPUのままであれば
ここから専用の掛け合いが始まる予定だったのだが……

<デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー>
504 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:38:58.35 ID:t3lnak3V
「え、ちょ?メルディ」
リリスは知らなかった。ゲームのキャラクターがそんなことを知ろうはずもない。
テイルズシリーズは、ボタンの組み合わせで簡単に技が出せるショートカットの他にも、個別のコマンド入力で
持っている技全てを発動するというシステムがあるということを(特定のアイテム装備が必要です)
そしてそれは、使いこなせばショートカット枠を超える多彩な技を全て使える協力無比な武器となる。

「クイッキー!らいとにんぐ!クイクイクイッキー!ほーりーらんす!」
ラウンド開始から、操縦者を手にしたメルディの猛攻撃は苛烈を極めた。
晶術の詠唱の隙をクイッキーによる物理攻撃でカバーし、クイッキーの攻撃の隙をキャンセルする。
事態を飲み込めないまでも危機を感じ取ったリリスも反撃を試みるも巧みな連携と、隙に見せかけた誘いへのカウンターを食らい、結局はラウンドを落とす。
「メルディ……そういうことなら手加減しないよ!」
2ラウンド目、覚悟を決めたリリスが目にしたのは、信じられないものだった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「実はですね、この改造キットには、カード読み取り機が実験的についていまして」
「ネシカとは違うわけ?」
「ええ、これ、クレカって言いまして、今やっていただいたようにプレイ料金が払える他、ゲーム内要素やらをお手持ちのクレジットカードで買えるんですよ」
「へぇー」
「せっかくなんで、この2ラウンド目、これをちょっとお試しいただけないかなと」
「はぁ、じゃあ」
プレイヤーは筐体に置いたクレジットカードを見つめ、コマンドを入力した。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
505 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:41:07.12 ID:t3lnak3V
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506 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:42:07.28 ID:t3lnak3V
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507 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:44:26.03 ID:t3lnak3V
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KAKIN、K.O.!!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
508 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:46:33.87 ID:t3lnak3V
画面に華々しく表示されるのはフェイタルともデストロイとも違う新しいノックアウトの表記である。
「なんですか、これ」
長い長い演出をじっと見ていたプレイヤーが口を開くと、アークの担当は得意げにそれに応えた。
「お客様は昨年のエイプリルフールを覚えていらっしゃいますか?」
「え、いや、別に」
「そうですか。実は、昨年のエイプリルフール企画でですね、あのフランスパンさんが書いていた、課金バトルシステムを採用しておりまして
 この改造キットにはそのシステムに対応したクレカ機能が実験装備されているんですよ!」
参照:ttp://meltybread.com/ubtsystem/
「はぁ」
「簡単に言えば、課金額に応じて強い技が使えるシステムで、その際たるものがこの【課金K.O.技】なのです!これを防ぐには相手も【課金K.O.無効】を使う必要があります!
 それに勝つにはこちらが【課金K.O.返しジャマー】を使わなければならず、一瞬で勝負が決まる緊張感が売りなんですが…CPUには課金技に対応する機能が未実装のため、
 今のように一方的に倒してしまうんですね」
「あの、課金技って、いくらの」
「はい。今お客様が使った『ブルー・アース』は最終の【課金K.O.無効封じキャンセラージャマーカウンターリバースカードオープントラップ発動】です。それに至る技全てを含めて
 1撃23万円となります。豪快に使われましたね」
「いやあの、技の止まり…止める場所がわからなくて」
プレイヤーの男の顔が少しこわばった気がした。
「あ、でもご安心下さい!今回はロケテですので」
アーク担当者の言葉に、男の顔のこわばりが緩む。
「特別価格で1/10。あれほどの技を出して2万3千円です!」


その後、男はロケテのアンケートに「そういうゲームじゃねえからこれ」とだけ書き残し、店を後にした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「はっ……クイッキー?ちょっと寝てたね」
「クイィー?」
「うん、でも寝たら元気いっぱいね。早くリッド探そ!」


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
509 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:47:26.47 ID:t3lnak3V
かくしてメルディにはAIという名の自我が戻る。
果たしてこの先、誰かがあの台に座ることはあるのだろうか。
その時はまた、この無邪気な少女によって大量の破壊と、プレイヤーの預金額がばら撒かれることになる…のかもしれない。


【リリス・エルロン@テイルズオブエターニア 死亡】

【メルディ@テイルズオブエターニア】
[状態]:体力ゲージ満タン、首輪解除
[装備]:コンボコマンド
[道具]:首輪解除スイッチ、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:リッドを探して一緒に脱出する。
[備考]:増設されたロケテ台(旧式)に誰かが座ればプレイヤーありのキャラクターになります。
    また、その際はクレジットカードからお金を支払うことで強力無比な【課金技】で一方的な攻撃が可能です。
    課金技を使わない場合でも、コンボコマンドの使いこなし次第、プレイヤーの力量次第では十二分に格ゲ的に動きます。
510 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 16:49:08.33 ID:t3lnak3V
以上で投下を終了します。
なんかあれば言ってください。
本文内のゲーム機の価格はあれです、ファンタジーです
511 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/23(水) 18:44:23.67 ID:68N7v9F7
投下します
512 :天衣無縫な動きすぎんだろ  ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/23(水) 18:45:50.25 ID:68N7v9F7
天樹院フレデリカ、このロワでは貴重なロリである。
しかも格好がスリングショットの水着を纏っただけなので、非常に……凄くアレ。
ロリコンが血反吐を吐いて喜びそうな姿である。
さて、そんなフレデリカはある男性に会った。

┌┤´д`├┐<zzz・・・

「寝てるのかな……?」

シンを操るロケテプレイヤー、5様にフレデリカは遭遇した。
ちなみに5様は熟睡中。
体力ゲージは全開とまではいかないが、少しずつ回復しており、体力ゲージは現在7割である。
とりあえずフレデリカは頬をつんつん突いてみる。
起きる気配を見せない5様。
頬をぺちぺち叩くフレデリカ。
体力ゲージがちびちび減るが、それでも起きない5様。

┌┤´д`├┐<zzz・・・

「どうやったら起きるのかな?」

いつの間にか寝てることを確認する、からどうすれば起きるか、に思考が変わったようだ。
うんうん考えるフレデリカは、思い切って股間を思いっきり蹴ることに。

「えいっ!」

例え女の子の幼少期だろうと、股間を攻撃されれば痛いもので。
しかも当たり所が非常によかったし、勢いもついてたので

┌┤´д`├┐<ゴファ!?

凄まじい痛みを伴いながら5様は、ようやく目覚めたのだった。
これだけで、体力ゲージが3割ももってかれてしまうから恐ろしい。

「あ、やっと起き……「ナントゴクトケン!」

突如放たれた南斗獄屠拳がフレデリカを襲った。
痛みに悶え苦しみつつも5クト拳を放った5様、相手が女の子だということに気づいていない。
そもそも画面を見ていないのだから、分かるはずもない。
フレデリカは勢いよく宙を舞い地面に墜落、そのまま気絶してしまった。
513 :天衣無縫な動きすぎんだろ  ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/23(水) 18:47:01.00 ID:68N7v9F7
┌┤´д`├┐<一体なんだったんだ今の……

ようやく痛みから解放された5様は、辺りを見回す。
どうやら5様から見えない位置にフレデリカは墜落したらしく、5様は誰が自分の股間を蹴ったのか分からなかったようだ。

┌┤´д`├┐<もう一度寝るか

どうやら5様はまた眠りにつくようだ。
いやどんだけ寝るの5様!?

┌┤´д`├┐<zzz・・・

【B-7/一日目@ 深夜】

【┌┤´д`├┐@AC北斗の拳】
[状態]:熟睡、体力ゲージ4割(体力を回復しています)
[装備]:ない
[道具]:なし
[思考・状況]
1:俺はまた寝る
※ムテキングは解除されました ブーストゲージは溜まっているので再度ムテキング成功するかもしれません
※体力回復は1時間で1割程度です

【天樹院フレデリカ】
[状態]:体力ゲージ8割、幼少期状態 、気絶中
[装備]:スリングショットの水着@現実、不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないしないかもしれない)
[基本方針]:とりあえず、服はないの!
514 :天衣無縫な動きすぎんだろ  ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/23(水) 18:48:43.61 ID:68N7v9F7
□□□


「あれ? 痛みって伝わるっけ? 伝わらないよね?」
「伝わらないな」
「じゃあ、さっきの5様の動きは……」
「多分、痛覚情報が筐体を通じて5様の脳内に伝わったんじゃないか?」
「いやいやいや、そんなのバグとして致命的すぎるでしょ」
「じゃあ、なんで5様はあんなに悶え苦しんでたんだ……?」
「もしかして……5様とシンの体はシンクロしている……?」
「……やっぱ5様ってすげーわ」
「いやねーよ。なんで股間の痛みだけシンクロすんだよ」
515 : ◆uPLvM1/uq6 :2013/01/23(水) 18:49:28.62 ID:68N7v9F7
投下終了です
516 : ◆Vj6e1anjAc :2013/01/23(水) 19:03:10.97 ID:RHGoGIhC
投下乙です
この人は登場話から全くブレねぇな……w
というかその台詞の書き方は、もう最後まで一貫してそれなんだw

それと、拙作「僕の総てを君にやる」の内容について、Wiki上で少し修正を加えたので報告
現在位置のデータと、キリカのジェムの濁りが加速した原因の記述が抜けていました。申し訳ありません
517 :Classical名無しさん:2013/01/23(水) 19:41:34.48 ID:LKrHZwuv
投下乙です。

ビキニ着た女の子が気絶してる……だと!?
518 : ◆nucQuP5m3Y :2013/01/23(水) 21:38:26.11 ID:t3lnak3V
すいません、>>502-509 の作品についてサブタイトルがありませんでした。
サブタイトルは「ゲーセンの経営舐めんな」でお願いします!
519 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:04:58.78 ID:FU81gW16
投下します
520 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:05:35.41 ID:FU81gW16
走る、走る、走る。
ロボットだというのに息をあげ、まるで人間のように走る。
行き先が決まっているわけではない、むしろ決めてすらいない。
ただ、頭の中にあるディオの事が気がかりで。
どこにいるかも分からない、彼のことが心配で心配で仕方がなかった。
だから、レダはひたすらに駆けていく。
人間のようだと笑われてしまいそうなほど、必死になって駆け抜けていく。

どれほど走っただろうか。
突然、頭の中に電流のようなモノが走る。
何の異常か、はたまた攻撃なのか。
真実は、そのどちらでもない。
「ディ……オ……?」
直感、とでも言うべきそれが、彼女に一つのことを伝える。
今の今まで必死になって捜し求めていた一人の存在は、もうこの世にはいないと言うことを。
なぜそんな直感を受け取ったのか、なぜそれをそのまま信じようとしたのか。
彼女がそれを考えようとした時。
ぐしゃり、と何かが潰れる音が聞こえた。



「"もう遅いわ、わたしが撃てないとでも思ったの?"」
それは、死の宣告。
命辛々リリスのコンボから抜け出した琴弾は、休む間もなく一人の男におそわれた。
自分の体力はあとわずか、遊んでいる暇など無い。
もはや何度目か分からないその言葉を呟き、戦いを終わらせようとする。
だが、それを見つめている男は不敵に笑っている。
簡単な話だ、琴弾が銃を向けているのは彼の"分身"なのだから。
分身が殺されようと、彼にとっては痛くも痒くもない。
むしろわざと殺されることで、安心しきった彼女を労無く殺していく。
思わず笑いがこみ上げてきそうな完璧な作戦だった。
そして、琴引の手に持つ銃から弾が放たれた。
銃弾が分身を貫き、男は勝利を確信して笑う。
次の瞬間、パスッと軽い音が一つ鳴った。
勝利を確信していた男が、銃弾に倒れたのだ。
521 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:06:05.93 ID:FU81gW16
 
琴弾の技は広範囲投げ属性ロック技だ。
投げ属性成立後、ようやく専用演出にはいる。
だが、男の分身は飛び道具扱い。投げ属性も通らないしロックも起こらないはずだ。
では、いかにしてロックを起こし専用演出に入ったか?
それは至って簡単な話である。
勝ちを確信していた男は余裕を表しすぎて、琴弾に必要以上に近づいていた。
その結果、分身を通り越して本体に直接ロックをかけ、一撃技を決め込む事に成功したのだ。
男を殺したことを認識すると同時に、琴弾は男の遺体へと駆け寄っていく。
お決まりの専用演出、さめざめと泣くまでがこの技なのだ。
だが、彼女が再び涙を流すことはなかった。
その代わりに聞こえたのは、ぐしゃりと何かが潰れる音だ。



「う、うーん……何よ全く……」
5クトをモロに食らってしまい、軽い気絶に陥っていたフレデリカは、その小さな体をゆっくりと起こす。
人が親切心で話しかけてやったというのに、男の反応はありえないものだった。
思い出すだけでもふつふつと怒りがこみ上げてくる。
「あーもう! あったま来る!! 次会ったら絶対にぶっとばす!!」
彼女は力強く足踏みをし、鼻を荒々しく鳴らしながら宣言する。
助けてやろうと思った相手に襲われたのだから、無理もない話か。
だが怒りに狂うあまり、彼女はとある重要なことに気がついていなかった。
「……あれ?」
そう、体が軽いのである。
本来感じているはずの何かが肌に触れている感触が、一切無いのだ。
そよりと冷たい風が吹いたと同時に、彼女は自分の体を見つめる。
お世辞にも発達しきっていない小さな膨らみがまず目に入る。
視線を胸元から足下へとどんどん移していけば移していくほど、ぷにぷにとした子供特有の体が目に映る。
問題は、自分が見てきた自分の体が、一糸纏わぬ正真正銘の全裸だったことである。
あの男の放った5クトを受け止めたスリングショットは、元の形を保っていられるほど丈夫ではなかったのだ。
瞬時に頭の中で出来事を組み立て、瞬時に理解していく。
「キャアアアアアアアア!!!」
そして、彼女は叫んだ。
彼女は知らないが、この時会場も叫んだ。
ロケテ1の大盛り上がり!! といっても過言ではないかもしれない。
522 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:06:39.86 ID:FU81gW16
だが、この盛り上がりは氷水を掛けられたかのようにすぐに収まることになる。
全裸であることを認識したフレデリカが叫んだ直後。
ぐしゃりと何かが潰れる音と共に、見るも無惨な肉塊になっていたからだ。

この光景を見て数人が卒倒し、数人が血の涙でアンケ用紙に抗議の文章を書いたという。
そんな中、フレデリカの惨状に興奮するものもいたとかいないとか。



「……しかし、手下を使役して事を待つというのも、退屈だな」
二人の少女を意中のままに操ることに成功したゾウナは、そのままその場でたそがれていた。
片方はともかく一人は有能な少女だ、この地に招かれた者達を葬り去ってくれることだろう。
自分が手を下すのは最後に残った数人だけで良い、そうすればこの殺し合いに勝つことができる。
組みたった完璧な戦略に、彼女は笑い声を上げる。
「キシンリュウオウギ」
ふと目の前を見ると、先ほどまではいなかったはずの金髪ツンツン頭が、妙なセリフと共にこちらを見ていた。



〜開発時の出来事〜

「あのさー、こんだけマップ広いとテストプレイがタルいよなー」
「わかるわー」
「めっちゃ早いキャラでも作る?」
「いいねぇ〜!」
「だったら、キャラ貸してくれなかったコンマイdisの意味も含めてマクシームにしようぜ!」
「いいねぇ〜!」
「マクシームのバグ完全再現で遠まわしに向こうのデバッグ能力の低さをdisろうぜ!」
「いいねぇ〜!」
「他のパラメータはどうする?」
「適当で良いだろ」
「あいよー、出来たよー」
523 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:07:14.89 ID:FU81gW16
とまあ、バグで生まれたクラウドが中身までクラウドである事も無く。
参照した中身はあろうことかテスト用のキャラクター「マクシーム・キシン」であった。
スタッフのお遊びであの有名なTASのバグやらなんやらを全搭載した、超移動の可能なイカレキャラである。
道中の剣の素振りに巻き込まれたレダ、琴弾、フレデリカの存在を認識することも無く、ゾウナの元へと辿り着いたのだ。
バグがどういう判断をしたのかわからないが、出会い頭にゾウナに「キシン流奥義」を放って行った。
分裂するクラウドが画面上をせわしなく飛び回る。
蹴りが入るごとにゾウナが死に、ゾウナが分裂する。
その分裂したゾウナが蹴られて死に、さらに分裂する。
そして奥義が終わり、満足の立ちションポーズから最後に一発ゾウナを殴ってどこかに消えて行ってしまった。
「……ふん、まあ良い。このゾウナが生き残ることには変わらん」
突然の乱入者にうろたえることも無く、ゾウナはゆっくりとその場に腰を下ろす。
身体が曲がりきった直後、自らの心臓が鷲掴みにされたかのような感覚を憶える。
「何ィ!? 誰だ、時の鍵を、回すのは!!」
ゾウナは抗うことが出来ない、死なないと思っていた自分の死に、抗うことが出来ない。
「おのれ、おのれェェェ!! 只では死なんぞォォォ!!」
だが、只で死に行く存在ではない。
魔王の全ての魔力が形となり、ある一点へと伸びていった。
それと同時に、ゾウナはまるで最初から何も無かったかのように消えた。



私は、雨宮桜子だ。
私は、雨宮桜子だ。
私は、雨宮桜子だ。
確認するように三回、口の中で反芻する。
自分で自分だと分かっているのに、この身体がまるで自分の物ではないように思える。
かけているアンダーリムのメガネは自分のものだ。
短いスカートが刺激的な学生服も自分のものだ。
引き締まったスレンダーな身体も、自分のものだ。
そして、鮮やかな水色の髪の毛も、疑うことなく自分のものだ。
524 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:07:45.84 ID:FU81gW16
 
だが、一つだけ違うことがある。
肌の色だけが、自分の見慣れない"褐色"だったのだ。
これは自分の物ではない。
これは自分の物ではない。
これは自分の物ではない。
では、なんだというのか? 他人のものだとでも言うのか?
馬鹿馬鹿しい、と言い切ってしまえれば楽なのだが。
ひょっとして自分は、雨宮桜子ではなく――――



思考は、超移動で現れたクラウドによって遮断される。



「なんだよ、あれ」
額に脂汗を浮かべ、口からは驚きの声を漏らし、巴は現れた乱入者を見る。
その傍には、一瞬の内に肉塊へと変わり果てた少女だったものがある。
音を置き去りにしたかのような現れ方をした"それ"は、まな板の上の鯉のように飛び跳ねながら自分達に向かってくる。
このままだと、殺される。
直感的にそう感じた巴はすぐさま、黄に向かって叫ぶ。
「オッサン! 俺がアイツを引きつける!」
「おい! 待て!」
待てといわれて待つ奴がいるわけもなく、巴は乱入者に向かって走って行ってしまった。
全く身勝手なことだと思いながら、このまま立っていれば自分も殺されてしまう。
先ほど出したばっかりの武器をイメージし、再び強く手に握る。
それは「神殺し」の異名を持つ、赤い斧だった。
525 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:08:36.75 ID:FU81gW16
 
「クソッ、早すぎだろっ!」
スプリンターであった巴の動きを優に上回る動きで、乱入者は彼を翻弄していく。
どうにかして隙を生み出さなくてはいけないのだが、それをやる余裕すらもない。
だが、彼は笑っていた。
死ぬ直前に味わったそれに似ている、絶望的な状況を前にして。
大胆不敵に笑っていた。
「ムリに無理を重ねるしか、無いだろッ!」
取り出したのは戦車用のロケットブースターだ。
約1tのそれにしがみ付き、巴はロケット燃料をぶち込んでいく。
乱入者の高速の剣が、彼の命を奪わんと迫ってくる。
そして、首を刈り取ろうとしたその時。
巴は、点火スイッチを押した。

乱入者に引けずとも劣らない超速を叩き出したブースターと共に、弾丸になった巴が乱入者の下半身をもぎ取っていく。
だが、乱入者クラウドはうろたえない。
なぜなら彼はバグの産物だから、存在がバグだから。
認識も次の一手も、全てはバグ次第なのだ。
さあ、次はどう動くべきか。
バグがバグを呼びバグがバグを呼びバグがバグを呼びバグがバグを呼びバグがバグを呼び。

「オラアアアァッ!!」
上半身だけとなった男に、黄はチェーンソーを振り下ろしていく。
バグの産物の超常怪力を持つ存在に対し、黄の力は優に下回っている。
よって、チェーンソーの公式が成立し、クラウドがバラバラになっていく。
バグがバラバラになり、辺りの地面に飛び散っていく。
そして、クラウドがいた場所にぽつりと一つの鍵穴が生まれた。
隣には、意味ありげに置かれた鍵。
そのまま立ち去っても良かったのだが、ほんの少しだけ生まれた興味に従い、黄はその鍵穴に鍵を差し込んだ。
「ぬぉっ!?」
勢い良く回そうとした瞬間に、襲い掛かったのは強烈な"何か"だ。
全身が激痛を訴え、思うように動かない。
これは、ヤバい。
頭が直感でそう言っている。
だが、これを野放しにしておけば危険にさらされる人間も増える。
だから、激痛を訴える身体に鞭を打つ。
「ぬおおおおおおおおおっ!!」
腕が捻りあがり、骨が軋み、肉が裂けながらも、黄はその鍵を最後まで回した。
それと同時に、ドサリと力なく倒れこむ。
526 :ミスから始まる悲しいおなはし ◆oub/vvrBRg :2013/01/23(水) 23:09:10.23 ID:FU81gW16
 
彼は知らない、この行動が世にも恐ろしい魔王を封印していたことを。
魔王は知らない、戦乙女でもない只の一般人に封印されていたことを。



これは、バグが生んだ一つの悲しい物語。



【レダ 死亡】
【風魔小太郎 死亡】
【琴弾加代子 死亡】
【天樹院フレデリカ 死亡】
【雨宮桜子 死亡】
【臙条巴 死亡】
【バグデータ:クラウド(枸雅詩緒) 消滅】
【ゾウナ 死亡】
【黄 死亡】



投下終了です。
527 : ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:00:30.48 ID:VySkAS6q
投下します。
528 :この辺りの融通の利かなさも要修正 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:01:35.17 ID:VySkAS6q
QMZは歩いていた。とにかく歩いていた。
何せ彼は格ゲーのゲーマーなのだ。敵と闘わずしてどうするというのか。
そういうわけで相手を求めて歩いていたのである。

そのときだ。QMZの後頭部に、物理的な意味で衝撃が走ったのは。
そしてそれだけではない。QMZが立っているその場に、何やら歌が流れ始めた。
529 :この辺りの融通の利かなさも要修正 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:03:07.74 ID:VySkAS6q
いつか君が 瞳に灯す 愛の光が (時を超えて)


滅び急ぐ 世界の夢を 確かに一つ (壞すだろう)


躊躇いを 飲み乾して 君が望むモノは何?


こんな欲深い 憧れの 行方に儚い明日はあるの?


子供の頃夢に見てた 古の魔法のように


闇さえ碎く力で 微笑む君に 会いたい


怯えるこの手の中には 手折られた花の勇気


想いだけが頼る全て 光を呼び覚ます願い
530 :この辺りの融通の利かなさも要修正 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:03:57.79 ID:VySkAS6q
一撃で倒れ伏すQMZ。流れるMagia。
そして足取りも軽やかに現れたのは――――ザベル・ザロック!
一見すると妙な状況だが、どうしてそんなことになっているかというと、一撃技が発動したからだった。

誰の?
ザベルの。

どうして?
彼も自主トレモモードが発動したから。一撃技解禁されたんですよ。

この曲が流れた理由は?
ファイルの指定ミスによるバグです。

さては?
そうです。本当ならば「思えば遠くへきたもんだ」が流れる設定でした。

何故だ。原作無視ではないのか?
変更して欲しい部分がありましたら、ハガキの空白欄にその旨をご記入下さい。

まぁそういうわけで、QMZは負けた。
いくら何でも背後からのわからん殺し、更に言うならザベルの奇襲とあっては、流石の修羅も防御不可能だったというわけである。
ザベルは勝利に打ち震え、BGMに被るのにも気にせずに生前大ヒットした歌を歌い始めた。
どうも強敵に勝利すると流れる専用デモらしい。白星が増えるよ、やったねザベルちゃん!
531 :この辺りの融通の利かなさも要修正 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:05:28.62 ID:8PbAKphy
だが、その数分後。



「どうだ、悔しいかァ〜〜!!」



結局ザベルは2ラウンド落として敗北した。

敗因は二つ。
まずアーク製の超高性能AIにより「これは本当の殺し合いだ」と錯覚したザベルが、1ラウンド目だけで満足していたことだ。
本当の殺し合いだったら、そもそもラウンドなんて概念は存在しないのだ。よくよく考えれば当然だ。

そしてもう一つの理由は「わからん殺しでバンバン初狩りする」という思考回路に縛られ続けていたことである。
だってほら、QMZに「AIが使うパターン化したわからん殺し」がそうそう何度も通じるかよ。相手は修羅だぞ。
これがヴァンパイアガチ勢だったらわかんないけど、AIは所詮AIなわけですよ。なめんなよマジで。


ウィーン ジャギィ

「スローすぎてあくびが出るぜ」



【ザベル 死亡】

【H−6/一日目 深夜】
【QMZ@AC北斗の拳】
[状態]:ウィーン ジャギィ
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]優勝する
532 : ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:06:09.40 ID:VySkAS6q
投下終了です。
533 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/24(木) 00:07:15.73 ID:Ip5xjox8
投下します。
534 :さつじんだぞさつじん ◆hqLsjDR84w :2013/01/24(木) 00:07:54.35 ID:Ip5xjox8
 
 
 お互いうろついてたらまあ偶然ってのはあるもので、ガンマと飛龍&デスマシーン組は出会った。
 まあ出会ったもんだから戦うことになった。これ格ゲーだから。そういうゲームだから、これ。
 実際、AIはいろいろ考えて、その結果戦うことになったんだけど、その辺は割愛させてもらう。製品版ならムービーとか入るかもだから。

 んで戦ってたんだけど、ガンマは電気使えんだよね。バリバリって。
 だから電撃を飛ばした。使えるから飛ばすさ、そりゃあ。使える技忘れて戦いつづけたりしないよ、AIだから。
 狙われた飛龍はとりまガードしてたんだけど、デスマシーンは焦った。
 だって改造されてるから。飛龍の手によって飛龍の部下みたいになってるから、そりゃあ飛龍死んだら焦るさ。
 んで、焦ってバリアを展開した。さつじんバリアっていうのを展開した。
 そしたら飛龍が死んだ。さつじんだもん、殺す人って書いてさつじんだもん。死ぬよ。いくらストライダーつっても人間だぜ、死ぬよ。
 デスマシーンがぽかんとしてるうちに、ガンマも死んだ。電力増幅装置を内蔵しるっつっても人だもん、バリバリっと放てるって言っても人だもん、死ぬよ。
 残ったデスマシーンはというと、唖然としている。だって主人が死んだんだもん。唖然とするさ、部下だもん。そういう改造されてるもん。
 しばらくして正気に戻って、足元に核爆弾を落とした。爆発した。爆弾だから爆発した。
 その爆発でデスマシーンは後追い自殺をした。いくら機械でも核爆弾だもん、さすがに死ぬわ。ていうか壊れるわ。核爆発だもん。ナメたらアカン。

 かくして――――



【ストライダー飛龍@ナムカプ 死亡】
【ガンマ・ハングドクロス@GO DA GUN 死亡】
【デスマシーン@魔界塔士SaGa 死亡】



 まあ、機械の取り扱いには気をつけろってこった。
 お前ら、ちゃんと説明書読めよ。なかったらググれよ。
 改造したら修理とか出せなくなるから、その辺も考えろよ。
 じゃあの。
535 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/24(木) 00:08:24.94 ID:Ip5xjox8
投下完了です。
誤字、脱字、その他ありましたら、指摘してください。
536 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/24(木) 00:28:37.68 ID:gvVxpEzN
投下します
537 :よーく考えよー、お金は大事だよー ◆oub/vvrBRg :2013/01/24(木) 00:29:57.51 ID:gvVxpEzN
格闘ゲーマーのメッカ、中○T○Fで迎えた新作ロケテ
開幕寝坊で大遅刻、行列は途切れることの無い長さだった
店内に響くファンのため息、どこからか聞こえる「やっぱりクソゲーだな」の声
無言で帰り始める客達の中、ナマモノのアーミンは独りベンチで泣いていた
山のような取材で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より面白いアーケードゲーム……
それを今の時代で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ……」アーミンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、アーミンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って仕事をしなくちゃな」アーミンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、アーミンはふと気付いた

「あれ……? 筐体がある……?」
ベンチから飛び出したアーミンが目にしたのは、誰もプレイしていない古めかしいアーケード筐体だった
少し画面焼けが憎らしいブラウン管に、最新技術を駆使して作られた映像が映っていた。
どういうことか分からずに呆然とするアーミンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「アーミン、実際にプレイして取材だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったアーミンは目を疑った
「み……みずしなさん?」  「なんだアーミン、居眠りでもしてたのか?」
「は……浜田編集長?」  「なんだアーミン、かってに浜田さんをクビにしやがって」
「近藤るるるさん……」  アーミンは半分パニックになりながら大型モニターを見上げた
そこには、PRESS STARTと大きく描かれた画面があった。
暫時、唖然としていたアーミンだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「遊べる……遊べるんだ!」
オザワからクレジットカードを受け取り、筐体へ全力疾走するアーミン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……



┌┤´д`├┐<ZZZ...

┌┤´д`├┐<…………

┌┤´д`├┐<おちおち寝てらんねえぜ

どこかのコピペのような喧騒の中、5様は目覚めた。
画面を見ると目の前には一人の少女が、此方を睨みつけていた。
なんだかそれは人間のような感じで、ようやくこのゲームをプレイできました!! 感が溢れている。
538 :よーく考えよー、お金は大事だよー ◆oub/vvrBRg :2013/01/24(木) 00:30:31.27 ID:gvVxpEzN
ぬぼーっとしていると、突然少女の周りから大多数の人間が押し寄せてきた。
なんだこのゲームストライカーもあんのか、そんなことを考えていた時である。

「行くぞっ! 燃え上がれ……紅蓮の刃!!」
「俺が仕留める!矢は破壊の徒となり……
 地の果てまでも追いつめる!!
 天威、浄破弓!!」
「取っておき出しちゃうよ!
 出でよ、創世の輝き! ビッグバン!!」
「見よ!真の召喚という奴を!
 自然を司る四大精霊よ……
 今こそ我が前に具現せよ!
 イフリート! シルフ! ノーム! ウンディーネ!」
「これで終わりです……忍法、児雷也! 来い!!」
「耐えられるかなぁ?
 小さき羽根の纏い手よ!
 蒼穹に想いを馳せ、今こそ舞い上がれ! とりゃっ!」
「幕を引くとしよう!
 受けよ! これが再生の輝きッ!!」
「これで終わりだ!
 こいつは、未来に託す永劫の剣だ!
 斬! 空! 天翔けぇぇぇぇぇん!!」
「氷霧に彷徨え! 凍牙に果てよ!
 冷気に抱かれて刹那に沈め!
 インブレイスエンド!!」
「行きます、ありったけ!
 唸れ、炎よ! 舞え、吹雪よ! 切り裂け、風よ!
 とどめっ! ディバインパウア!!」
「永劫なる風よ! 我が意志に集え!
 逃さん! 皇舞旋煌閃!!」
「覚悟は出来たか? 魔神剣・刹牙!!
 過去を……断ち切るッ!!」
「今! 楽にしてやるよ! 消えなッ!!」
「えぇーい! すごいのいくよぉ! ワイルドギース!!」
「どうしたどうしたぁ! ノリが悪いぜ!
 とっとと消えなッ!!」
「筋肉の躍動!
 どりゃぁ!うりゃぁ!もう一丁!これで仕舞いだ!!」
539 :よーく考えよー、お金は大事だよー ◆oub/vvrBRg :2013/01/24(木) 00:31:35.79 ID:gvVxpEzN
「火龍炎舞!燃えろぉー!!」
「全てを癒す、至高の光よ! 白きを紡ぎ、安寧を示せ!
 光あれかし、再生を紡ぐ白き摂理!」
「これぞ、アイフリードに伝わりし秘伝!
 いっきますよぉ! エターナルスロー!!
 えへへ♪」
「エレメンタルマスター!! ウッハッハッハッ!!」

すげーいっぱいの人間が現れて、一斉に自分に向けて攻撃を仕掛けてきた。
たぶん、食らったら死ぬんだろうなあと思いながら5様はその光景を見つめていた。

「すげー!! テイルズキャラ大集結じゃん!」
「センセーの目つきが変わってるよ……」

プレイに集中する5様の隣から、そんな声が聞こえた。
どうやら対戦相手の少女を操っているプレイヤーらしい。
同じゲームをプレイしているならば、そこに隔たりは無い。
あらかじめ仕込んでおいたムテキングで、超人数の中を駆け抜けていく。
演出に夢中になっているのか、相手は棒立ちも良いところの少女の下へ向かう。
そして、手馴れた手つきでコンボを叩き込み。

「何本目に死ぬかな?」

サクっと星を奪って一撃技を叩き込んだ。



「あー、負けちゃった」

「あのー」

「負けちゃいましたけど、最新技術のAIとかグラフィックって凄いですね!!」

「あのー、非常に申し上げにくいんですが」

「何?」

「課金額、国家予算ぐらいになってます」

翌日、ベンチで冷たくなっているアーミンが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。
540 :よーく考えよー、お金は大事だよー ◆oub/vvrBRg :2013/01/24(木) 00:32:16.68 ID:gvVxpEzN
 


┌┤´д`├┐<…………

┌┤´д`├┐<そういや俺も死兆星輝いてンじゃん

┌┤´д`├┐<アレ、出来るのかな

そう、5様も先ほどの股間強打で星をゴッソリと持っていかれていた。
自分の七星ゲージが尽き果て、死兆星が輝いていることを確認した5様。
ふと、頭の中に浮かんだことを、何の疑いも無く試していく。

カカカッ、ポンッ

「お前の拳では、死なん!」

┌┤´д`├┐<あっ…………(察し)

「さらばだァーーーーーーーーッ!!」

┌┤´д`├┐<…………

┌┤´д`├┐<…………

┌┤´д`├┐<死んじゃった

【メルディ 死亡】
【┌┤´д`├┐ 死亡】



投下終了です。
541 : ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 00:34:34.82 ID:8PbAKphy
ゲリラになりますが投下します。
QMZの一撃技でザベルが炎上していた丁度その頃、現実世界では。



       ◆       ◆       ◆



――――――――――――――――――――――
20XX年 XX月 XX日
タイトル:久しぶり〜 v(>∀<)v
――――――――――――――――――――――


ブログ久々更新でございます〜☆


ファンのみなさんごめんなさいっ、サボっちゃいましたね!(p _ q)クスン

最近は凄くお仕事が大変ですっ! 大変なんですっ!




なんだか眠れてないし、ストレスばっかり溜まっちゃうなぁ〜。

嬉しい悲鳴ってやつなんですけど、ちょーしんどい(爆)。


でもですね、なんとワタクシ、そのストレスを解消するいいゲームを発見したのです!(エッヘン!



その名も「バトル・ロワイアル(仮)」です!
まあまだロケテなので、ゲームセンターに遊びに行かないといけないんですケド←

でもでもこれがすっごく楽しいんです!


何せキャラクターがすっごく豪華!


アークシステムワークスさんという実績ある会社が作ってますから、バランスと原作再現も超スゴい!


自分も対戦風景を眺めてみたところ、見てるだけでもすっごく楽しそうで!v(>∀<)v キャッキャ


早く全国のゲームセンターで遊べる日を楽しみにしてます!



頑張れアークシステムワークさん! 応援してるぞぉ〜☆ \(^o^)/ オーッ!
――――――――――――――――――――――

コメント(2638)

名前:名無しさん
ステマブログwwwwwwwwww


名前:名無しさん
これは晒されますな


名前:名無しさん
やってしまいましたなぁ


名前:名無しさん
もう(ボキャブラリーが)ないじゃん……

――――――――――――――――――――――



       ◆       ◆       ◆



とある有名芸能人のブログが、ステマ疑惑で炎上していた。
545 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 00:39:15.43 ID:gvVxpEzN
 
546 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 00:39:27.84 ID:I+XMdjBt
 
547 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 00:39:36.31 ID:Ip5xjox8
 
548 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 00:39:44.07 ID:0pj/DfuO
 .
549 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 00:39:49.03 ID:KO4vWrSs
 
投下終了です。
551 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 00:57:10.52 ID:d6hdgA2T
投下します。
552 :最後に残った道しるべ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 00:57:53.83 ID:d6hdgA2T
キリカから受けたダメージを瞬間的に回復すると、アンリミテッド化した暁美ほむらは雪原を離れるように歩き出す。
もうすでに彼女にはこのゲーム――いやこのゲームを取り巻くすべての運命に決着をつける道程が見えていた。
さくさくと雪を踏んで歩く暁美ほむらの瞳にはもはや迷いも躊躇もありはしなかった。



雪原を北に抜けてゴミ処理場の周辺に来ると暁美ほむらは地面がむき出しになっている場所を探し出し、そこで石を拾い始めた。
彼女が拾っているのはこのロワ会場で地面が露出してる場所ならどこでも現地調達できる『投げやすい石』だ。
メタルマックス3よりの出展で、拾えば投げることができ、当てれば微量ながらダメージにもなる。
とはいえただで拾えるだけあって効果は弱い。弱Pで相殺されるし、ダッシュ中の相手にはのけぞりが発生しない。
それをどうしてか、彼女はただたんたんと地面を調べては拾い続ける。

「ふぅ……」

99個の投げやすい石をようやく集めると暁美ほむらはうっすらと額に浮かんだ汗を袖でぬぐった。
彼女はこの99個の石ころを武器にしようと考えているのだろうか? その答えは否だ。この石ころには全く別の使い道がある。

「えいっ」

暁美ほむらは99個の内からひとつを目の前の壁に向かって投げつける。この時点で彼女の手元の石ころは98個になった。
そして彼女はすぐさま地面にしゃがむと更にひとつの石ころを見つけて拾う。これで再び彼女の手元の石ころは99個になった。
ちょうどそこに壁に跳ね返った石ころが戻ってくる。暁美ほむらはそれをキャッチした。

この瞬間、投げやすい石の数が『投げやすい石x99』から『投げやすい石x00』に変化した。オーバーフローが起きたのだ。

暁美ほむらは00個になった投げやすい石を一度、道具欄に戻す。
この時の表示はまだ『投げやすい石x00』のままだが、再び装備として取り出すとそれは『Dy3Yt_0x00』というアイテムに変わっていた。
メモリに想定していない値が入っていたため、ロードする際に参照するアドレスがズレてしまったのだ。

そして通常ゲーム内で入手できるアイテムのうち一番IDの若い『投げやすい石』から更にIDがひとつ若返った『Dy3Yt_0x00』は
通常のゲームプレイでは絶対入手することのない特殊なアイテムである。
553 :最後に残った道しるべ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 00:58:26.40 ID:d6hdgA2T
「さてと……」

『Dy3Yt_0x00』を手にすると暁美ほむらはそれを投げ、続けて時間停止した。
これで彼女の目の前に空中で静止した『Dy3Yt_0x00』があることになる。そのグラフィックは前衛的なオブジェといった感じだ。

「ねぇ、そこのあなた」

暁美ほむらは『Dy3Yt_0x00』に向かって話しかける。その内容はどうでもよかった。ただ話しかけるという行動だけが必要なのだ。

「                                           ん♪dじい」

返答する『Dy3Yt_0x00』の言葉の意味はわからない。だが手順だけはわかっていたので暁美ほむらは「はい」とだけ答える。
すると彼女の周囲にいくつかの英数字と数値の上下するゲージが表示された。
一見ではこれがなにか知らない人には理解できないだろう。これらの英数字の羅列と変動するゲージはデバック表示である。
彼女はこれを呼び出すために投げやすい石を99個(正確には100個)集めていたのだ。

「   」

暁美ほむらが口をぱくぱくと開くと彼女の身体の上にワイヤーフレームの立方体がいくつか浮かぶ。
当たり判定だ。もう一度口をぱくぱくと開くと、彼女は接触判定だけを残して自分自身のやられ判定や投げられ判定を残らずオフにした。
これで実質的に彼女は誰からもやられなくなったわけだが、念のためにと体力ゲージと必殺技ゲージも最大値で固定しておく。



「……………………」

時の止まった世界で暁美ほむらは考える。どうすればこの世界を壊せるのか。
このゲームを今すぐシャットアウトすればいいだろうか?
違う。可能ではあるが、そんなことをしても再起動されればおしまいだ。なにもかもが元通りになるだけで事態の解決にはならない。

このゲームのデータそのものを現実世界から抹消しないといけない。しかしゲームの中から果たしてそんなことが可能なのか。
普通に考えれば不可能だろう。
例えば負荷を最大に増してこのゲームの基盤を熱でショートさせた破壊するとしよう。しかしそれでもゲームのデータは別に残っている。
このゲームを作ったスタッフがまたROMを焼いて新しく筐体にセットすればまた元通りになってしまう。
554 :最後に残った道しるべ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 00:59:04.14 ID:d6hdgA2T
世界を終わらせるには、このゲームの中からどうにかして本社にあるであろうマスターデータを破壊しなくてはいけない。

普通なら不可能だ。だがひとつだけ方法があった。

この『バトル・ロワイアル(仮)』はそもそもとして4桁のプレイヤーの同時接続を最終目的としてビルドアップされている。
では果たして1000人以上ものプレイヤーが一同に介してプレイすることは可能か? 無論、不可能だ。それはネットワークで実現する。
つまり、このゲームは最終的にワールドワイドウェブで全世界と接続する仕様となっているのだ。

とはいえ、現在のこのゲームはあくまでローカルだ。ひとつの場所に集められた筐体同士だけがケーブルでつながってるにすぎない。
では、ウェブを通じてマスターデータにアクセスするというもくろみは無意味なものだろうか? 実はそうではない。
現在ローカルで起動しているこのゲームだが、1度だけウェブを通じて本社サーバにアクセスするタイミングが存在している。

それはこのゲームの決着した瞬間だ。本社サーバはライブモニタに表示される全国集計データを収集/配信する中枢でもある。
なので今回のロケテストでもこの機能をテストするためにラインがつながれこの機能は生きているのだ。
つまり、このゲームで優勝するか、あるいは対主催エンドを起こすことでその瞬間、暁美ほむらに世界崩壊のチャンスが生まれる。

ゲームの結果は即座に本社サーバに送信され取り込まれる。
そこにマスターデータに感染するデータを流し込めば、最終的にそこからオンラインでつながる社内バックアップも含めて破壊できるはずだ。



暁美ほむらはデバックからメモリを参照して現状を確認する。どうやらいつの間にかにゲームはもう大詰めのようだ。
優勝エンドにせよ対主催エンドにせよ、その時は近いだろう。ほむらはそのどちらであっても対応できるよう、メモリをいじる。

優勝エンドの条件は言うまでもないが、対主催エンドの条件は隠し設定だけに少し条件は難しい。
その条件は『首輪の解除』『ボスキャラの撃破』『仲間が3人以上』『主催者キャラの撃破あるいは船を使っての脱出』だ。
555 :最後に残った道しるべ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 00:59:35.06 ID:d6hdgA2T
首輪の解除は問題ない。暁美ほむらはステータスをいじり、『首輪:01』を『首輪:00』にする。これで首輪は綺麗に消えた。
ボスキャラとは原作でいう桐山ポジのキャラクターのことだ。
このゲームの場合、参加者の中にいるCPU専用かつマーダー固定のいくつかのキャラを指す。
現在その中で残っているのはゾウナのみ。これは最後に処理する。
仲間が3人以上という点に関してはすでに暁美ほむらはクリアしている。アンバーと男アーティストが仲間だった。一度仲間になればいい。
そして通常は18時間経過しないと出現しない船もフラグを直接いじって出現させる。『船出現:00』から『船出現:01』へ。

さて最後においていたゾウナの処理を暁美ほむらは始める。幸いゾウナは条件型のボスである。直接会う必要はない。
まずはメモリをいじって『時の鍵』を手元に出す。本来はゾウナがランダムで落とすものだがそんなことかまいはしない。

「………………ふぅ」

ここでようやく時間停止を解除すると、暁美ほむらは近くにあるゴミ箱に向けて何度も体当たりした。
ガッガッガッガッガッガッガッガッ……と音を立てて小刻みに体当たりをしていると少しずつほむらの身体がゴミ箱にめり込んで行く。
と、ふいに彼女の姿がゴミ箱の向こうへとすり抜けて消えてしまった。

次の瞬間、暁美ほむらの姿は会場の南東の端に位置する神殿の中にあった。彼女はそこにある鍵穴に躊躇なく時の鍵を挿す。
これで会場のどこかにいるゾウナが死んだことだろう。一応メモリ上で確認すると、彼女は神殿を歩いて出た。



「さて、これからだわ」

後は船のあるD-1まで移動して船に乗るだけだ。
しかし時間停止を解除し、ワープもしてしまったので、もう手元に『Dy3Yt_0x00』はない。
そしてデバックモードは一度ゲーム内で出して消してしまうとその操作の内容に関わらずゲームを始めから再開するまで仕様できない。
つまり、もうデバックモードは使用できない。
556 :最後に残った道しるべ  ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 01:00:06.71 ID:d6hdgA2T
「けれど、問題はないわ」

問題はない。デバックモードで起こした結果はそのままだ。
暁美ほむらは現在『やられ判定オフ』『体力/必殺技ゲージ固定』状態である。なにがあってももう敗退する要素はない。

「この世界を破壊する」

そして彼女は歩き出した。全ての運命に終焉をもたらすために。






【J-9 神殿/一日目 深夜】

【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】
[状態]:<分身>を手にした<全開>なる<少女>は
.     <歪み>を生み出す真なる<緑>と<知識>を宿し
.     <現世>と<偽世>を統べる<救世主>となる@新安価ロワイアル
.     『やられ判定オフ』『体力/必殺技ゲージ固定』
[装備]:表記する必要など無い
[道具]:同上
[思考・状況]:ゲーム「バトル・ロワイアル」の破壊。現在はD-1の港へと向かっている。

※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です
※ヴァンパイアセイヴァーネタにアクセスし、様々な共通点をこじつけることで、
  「鹿目まどか風アンリミテッド暁美ほむら」になりました。
  外見は暁美ほむらですが、頭髪が桃色に変わっていることとまどかのリボンを所持しています。
  MARVELvsCAPCOMとは違い、意識はほむらが勝っているようです。
※その影響を受けメタ知識の獲得及び「これがゲームである」ということなどを把握しました。
  また「ほむら」が関連すれば、ある程度の事はできるようです。
※領域「アンバー」へのアクセスを使えば、どんなことでも出来るかもしれません。
  現状判明している能力は以下の通りです。
  ・時間干渉:生前のアンバー同様、万能に近い時間干渉を可能とする。リスクはない
  ・一撃必殺技回避:究極奥義として発動。一撃必殺技を受けても、体力を1ドット残せる
  ・一撃必殺技:魔法の弓矢を使った攻撃。技の詳細は後続の書き手さんにお任せします
  ・自己再生:戦闘終了後、瞬時に体力ゲージを回復する
557 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 01:00:38.10 ID:d6hdgA2T
以上で投下終了です!
558 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:05:03.78 ID:rzHd98kE
投下乙です
何時の間にか終盤っぽくなってきてますね

それと今までの死亡者入り名簿です

2/6【AC北斗の拳@ゲーム】
●ジョインジョイントキィ/●ラオウ/●ハート様/○QMZ(ジャギ)/●┌┤´д`├┐(シン)/○K.I(レイ)
0/6【PSYREN-サイレン-@漫画】
●夜科アゲハ/●ドルキ/●遊坂葵/●碓氷/●雨宮桜子/●天樹院フレデリカ
0/6【ナムカプ@ゲーム】
●ガンツ/●ストライダー飛竜/●殺意の波動に目覚めたリュウ/●ゾウナ/●ザベル・ザロック/●小牟
0/6【バトル・ロワイアル@漫画】
●七原秋也/●杉村弘樹/●織田敏憲/●琴弾加代子/●内海幸枝/●清水比呂乃
0/6【魔界塔士Sa・Ga@ゲーム】
●かみ/●そうちょう/●デスマシーン/●つるぎのおう/●アシュラ/●村一番の美人
0/6【メタルマックス3@ゲーム】
●ダイコンデロガ/●ガウーマン/●超流動デカプリン/●ニセンイチロー/●うろつきポリタン/●男アーチスト
0/5【DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐@アニメ】
●黒/●ノーベンバー11/●アンバー/●黄/●銀
1/5【魔法少女おりこ☆マギカ@漫画】
●美国織莉子/●巴マミ/●呉キリカ/●美樹さやか/○暁美ほむら
0/3【キャシャーン Sins@アニメ】
●キャシャーン/●ディオ/●レダ
1/3【空の境界@アニメ】
○両儀式/●臙条巴/●浅上藤乃
1/3【テイルズオブエターニア@ゲーム】
○リッド・ハーシェル/●リリス・エルロン/●メルディ
0/3【花の慶次@漫画】
●前田慶次郎利益/●風魔小太郎/●奥村助右衛門
0/3【百舌谷さん逆上する@漫画】
●百舌谷小音/●葛原未来/●樺島番太郎
0/2【神様ドォルズ@漫画】
●枸雅匡平/●枸雅詩緒
0/2【GO DA GUN@漫画】
●ギャリック=ライダー/●ガンマ=ハングドクロス
05/65

これは凄いw
ミスがあったらご指摘お願いします
559 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:08:59.72 ID:KO4vWrSs
投下乙でしたー
>最後に残った道しるべ
ほむほむかっこいい!このままアークとアーケードゲーム崩壊まで突き進めるのか!?
だがまだ2人羅刹が・・・

そしてこのロワがこんなめちゃくちゃなスピードで進むとは思いもしなかったw
560 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:11:04.32 ID:YutNF7x7
式はともかくリッドは何もしてねえw
561 : ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 01:16:15.54 ID:8PbAKphy
投下します。
562 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:16:36.71 ID:0pj/DfuO
.
563 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:18:13.44 ID:0pj/DfuO
.
564 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:19:06.55 ID:KO4vWrSs
しえん
565 :この霧を晴らすのは、ボクたち。 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 01:20:35.68 ID:8PbAKphy
もうすぐロケテが終了するであろうその頃。
中野TRFに集合したゲーマー達は夢中になっていたので気付いていなかったのだが、外の天気が変化してきた。
なんということでしょう。とてつもなく濃い霧が、日本中を覆い始めたのです。
566 :この霧を晴らすのは、ボクたち。 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 01:21:28.72 ID:8PbAKphy
       ◆       ◆       ◆



「霧晴れないなぁ」

どこかの家で、天気予報を見ていた男性が呟く。


「警察署です。ただいま霧警戒警報が出ています」
「外出しないで下さい! 危ないですよ!」

チャリンコに乗って移動している若者に、パトカーに乗った警察官が警告をする。


「ロケテに行きたいよぉ」
「行けるさ……晴らしてみせるさ!」

てるてる坊主をいくつもつり下げながら、子ども達は覚悟を決める。


「行くぞ!」

そして、彼らは走り出した。



       ◆       ◆       ◆
567 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:22:27.11 ID:Ip5xjox8
 
568 :この霧を晴らすのは、ボクたち。 ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 01:22:35.40 ID:8PbAKphy
「ちょっとDAICHIさ〜んwwwwwww」
「何よwwwwwww今度は何wwwwwwww」
「なんかお客さん増えてませんかwwwwwwww」
「本当だねwwwwwwあ、やばいやばい! 台車通るよー! 道開けてー!」
「げえっ! 台車!?」
「黙れ鉄wwwwwwwwwはーい台車通るから開けてー!」

というわけで、天候の変化など無関係に、中野TRFにお客さんが増えた。
ゲームの世界では人は減っていたが、現実世界では増えているのである。
満員御礼だね。凄いね。


【中野TRF すし詰め】
569 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:22:41.58 ID:0pj/DfuO
.
570 : ◆397hRRvW1w :2013/01/24(木) 01:23:05.96 ID:8PbAKphy
投下終了です。
571 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:27:50.65 ID:y7+v8HwE
フレデリカが…エロリっ子が爆速で死んでしまわれた…なんということだ
こんな死に方じゃ…ふむ。うむ。
http://dl10.getuploader.com/g/sousaku_2/194/.png
572 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:28:58.29 ID:RFAEfJjX
支援キタ━(゚∀゚)━!
573 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:31:06.90 ID:KO4vWrSs
支援!
そらこんなせくしぃな格好だったらみんなはしゃぎますわな!
574 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:32:04.24 ID:Ip5xjox8
支援絵きたー!
575 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:37:29.34 ID:rzHd98kE
ふぅ……
576 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 01:39:52.40 ID:8PbAKphy
支援絵! もう格ゲー衰退なんてありませんでしたね!
577 : ◆6GINjR4WOQ :2013/01/24(木) 08:26:59.53 ID:hbfXQ3uG
初めまして
早速ですがゲリラ投下します
578 :当然の帰結 ◆6GINjR4WOQ :2013/01/24(木) 08:27:45.44 ID:hbfXQ3uG
すし詰めになった中野TRFだが、当然のごとくお客さんは熱狂している。
そして話題は自然と誰が優勝するかというものになってくる。

「誰が優勝すると思う?やっぱKIかなー」
「いやいや、式もマジヤバクね?」
「QMZがAIの式に負けるとかないっしょwwwww」
「ほむらやリッドだって可能性残されてるぜ?」

各々が予想を述べる中、ほぼ同時にあちこちからとある声が上がった。

「……なんかさ、暑くね?」

もう一度言うが中野TRFは現在すし詰めである。
それはもう満員電車なんか屁でもないくらいに。
そして、今の季節は冬。
当然だけどみんな厚着で来ている。
もちろん店も暖房をつけてる。
気がつけば結構な人が汗をかいていた。
しかし、この状況で涼みに行くなどありえない。
というか人いっぱいでできない。
となると、できることはといえば、

「おい、冷房に切り替えろ!」
「もうやっています!」
「冷房にしててこれかよ……仕方ない外の空気を入れるぞ!」
「わかりました!……うわ、ちょwwwwwwwwww」

店員がドアを開けた瞬間、冷たい空気と共にどっと霧も入ってきた。

「うはwwwww画面見えねえwwwww」
「何やってんだよwwwww店員wwwww」

人々の顔に冷たい空気が触れるが、モニターには水滴が付着して曇っていた。
急いで拭くものを持ってこようとする店員。
中々自由に動けない店内。
やがて上がる怒号。
ゲームが終わりを告げようとするのと同時に中野TRFにも何かがやってこようとしていた。


【中野TRF すし詰め、霧が深い】
579 : ◆6GINjR4WOQ :2013/01/24(木) 08:28:18.10 ID:hbfXQ3uG
投下終了です
580 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/24(木) 14:13:16.20 ID:d6hdgA2T
581 :Classical名無しさん:2013/01/24(木) 14:26:49.26 ID:m8ZnbUI+
完成度たけえな、おい。
ほんとなんなんだこのロワwww
582 : ◆CAP.3FrrY. :2013/01/25(金) 07:46:39.80 ID:ws9ap806
今日も支援投下します!
アークファンにはロリコンが多いと聞いたのでメルディを描いたのですが、服を描くのがめんどくさかったのでこのまま投下です。手抜きですみません><

ttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/6e/602fee7706a0a31611ac2818121aabce.jpg
583 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 14:59:18.71 ID:zW6Abd4D
投下乙!
バラモスはそう解釈したか。
ラドンがかっこよくて……もう……
リュカも早く誤解というか、真相にたどり着ければいいのだけれど。
584 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 14:59:49.22 ID:zW6Abd4D
誤爆申し訳ない
585 : ◆25KJkkH23Y :2013/01/25(金) 17:00:04.33 ID:1pjzZFS5
リッド、K.I.投下します
『なあ、さっきのゴ・キリカだっけ?』
『だから、クレ・キリカだって! いい加減覚えろよ、それじゃ仮面ライダーの怪人だろ!』
『あー、せっかくだからクライマックスヒーローからもキャラ借りてくればよかったのにな―』
『おい馬鹿やめろ、幼女が爆殺されちまry じゃなくて、キリカちゃんがどうしたって?』
『ああ、わりいわりい。あのストーリーパート力入ってたなあって』
『……まあ腐ってもアークだしな。アーケードでやるにはどうかって長さの戦闘前でもだったけど、家庭用としてならありじゃね?』
『そう思うよな。ブレイブルーの家庭用並のシナリオだったから俺、ちょっと興味持ってさ』
『へー、そういうことなら今度おりマギ貸してやるよ』
『お、さんきゅー。まあだから、あんな原作再現(?)なら大歓迎なんだけどな―って』
『なるほどね。けどアークは原作再現の方向間違ってること多いからなー……あ』
『どうした?』
『K.I.が迷子になってることに気付いたっぽい。ほら、神社が目に入ったみたいだから』
『やっとかよ!?www もうすぐロケテ終わっちまうし、あの付近全滅してるだろ!?www』
『うん、だから慌てて今度はちゃんとデパートの方に進んではいるんだけど……』
『どうした? このままじゃリッドと当たる』
『それのどこが問題なんだよwww』
『あー、そっか。お前テイルズあんま詳しくないのか。じゃあ先に言っとくけどさ。
もしあのリッドが“原作再現”なら、ダイアは9:1だぜ?』
『え』


◆
587 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 17:02:36.47 ID:zW6Abd4D
 
リッド・ハーシェルは一人の男の命を奪った。
そんなつもりはなかっただとか、正当防衛なんだとか、そんなのは言い訳にならない。
とどめを刺したのは彼ではなく、もう一人の男のはずが、何故だか自分が殺した扱いになっていることも、彼にとっては重要じゃない。
人一人を殺した。
その事実は揺るがないのだ。

「分かってる、分かってるさ、セイファート。目をそらすつもりなんてないさ」

かつて極光の力を得るに辺り、セイファートより与えられた第一の試練。
そこで彼は、過去に自らが殺したエッグベアの記憶を追体験させられた。
猟師を生業にするリッドにとって生きるために命を殺めることは日常茶飯事であり、いつしかそれは、当たり前のことになっていた。
生きるためには仕方がない。俺は悪くない。
そんな欺瞞を暴かれた。
セイファートは何もリッドの罪を暴こうとして試練を課したわけではなかった。
ただ覚えていて欲しいと。
誰もが何かを想い生きていることを忘れないで欲しいと、それだけを願われた。

きっと、さっきの男もあのエッグベアと同じだったのだろう。
他の猟師に卵を奪われ、家族を殺され、悲しみに暮れ、それでも生きたいと願い逃げていたエッグベア。
かの獣のようにあの男もまた、何かを想いリッドに襲いかかってきたのだ。
それをリッドは殺した。
一つの命を、一つの思いを踏みつぶした。

「それでも、それでも俺は生きていたいんだ。生きて、メルディも連れて、ファラ達のもとに帰りたいんだ……」

生きたい、生きたい、生かしたい。
命を護る力。大切な人を生かす力。大切な人と生きる力。
それこそがフィブリル、真の極光術。
ああ、だから。ああ、だから。

ナントコハリュウッシャォットベッソコダッヒュッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネッシネェーイ

「だから、俺は……」

ドコヲミテイル?

「俺はッ!」

バトートゥーデッサイダデステニー

「俺はあああああああ!」

スイチョウケンヒエンリュウブ!ヒエンリュウブ!ドコヲミテイルシャオッ!ソコダッ!ウリャ!シネーイ ソコダッ!ウリャッ!シネーイ カクゴッ!キリサケッ! ナントスイチョウケンオウギヒショウ「おおおおああああぁぁぁッ!!」
-紡がれし光の波動- インフィニティ・リヴァイヴァー



















【K.I(レイ) GAME OVER】
591 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 17:05:28.36 ID:zW6Abd4D
 
◆


『……え? なに、これ?』
『あー、やっぱりなー』
『いやいやいや!? やっぱりって一体何が起きたんだよ!?』
『見ての通りだよ』
『見ての通りって、えっと一ラウンド目をK.I.が先取して、二ラウンド目も一撃入っただろ!?』
『うん、それがダメだったんだ。あのさ、さっき話題にしたキリカちゃんにほむほむっぽいのがカウンター入れたじゃん』
『あ、ああ……』
『ようはそういうことだよ。テイルズでは一部ボスによくあるんだよな、こっちの秘奥義に秘奥義でカウンターしてくる奴。
 で、このリッドは珍しいカウンター秘奥義持ちのプレイヤーキャラなんだよ。そもそも秘奥義の概念自体が明確になったのがエターニアからだし。
 後に闘技場でボスキャラクターとして出演した時に、こっちの秘奥義の演出乗っとたりもしたくらいカウンター秘奥義の代表格なんじゃないかな』
『そ、そういうこと、なのか? けど、それにしたって、第三ラウンドが始まるはずじゃ』
『ああ、それ無理。原作通りならあの技、文字通り“戦いを終わらせる”から』
『は? つまり、マッチキル?』
『いや、もっと洒落にならない。勝ち負けとかKOなんてもんじゃない。ほら見ろよ、リザルト画面とかも出てこない。原作でもそのままエンディング直行だったし』
『つうことはなんだ、それって……』
『うん、つまりそういうこと。まあ今回に限って言えば、K.I.といえども、使用キャラがレイだったのも運の尽きかもなんだけど』
『あー、究極奥義にカウンターされるのも原作再現だもんなあ』
『だから言ったんだよ、“原作再現”だとダイアは9:1だって』
『そういうことなら仕方ないかあ。……あー、ちなみに聞いておくけどさ』
『なに?』
『もしリッドが原作再現なら他にもなんかやばいことあんの?』
『本当に“原作再現”なら、既にして色々起こってる、かな?』
『……』
『……』
『『やっぱ、アークくそだわ』』
【G-3 デパート】
【リッド・ハーシェル】
[状態]:体力ゲージ満タン(極光波の効果により)、TPゲージ消費(微小)
[装備]:ラストフェンサー、不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[道具]:不明(あるかもしれないし、ないかもしれない)
[基本方針]:生きたい。生きてメルディとファラ達の元へ帰るんだ

※相手の一撃や秘奥義、HP1残す系の瀕死技などに対して二種類の極光波でカウンターしたりと色んな意味で“原作再現”です。つまり……。
投下終了です
595 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 17:12:27.34 ID:zW6Abd4D
投下乙です
一撃に反応する秘奥義……原作再現だとすりゃ、これは強キャラの予感……?
596 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 18:50:38.12 ID:1pjzZFS5
メルディの支援絵可愛い
クイッキーともども裸褐色ロリもふもふしたい
そしてなんと最終回予約が!
597 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 20:18:16.22 ID:YSMhRICX
一応メルディ16歳なんだけどなw
598 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 20:30:32.72 ID:1pjzZFS5
人体改造の影響で精神的に幼いんだからいいんだよ!
599 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 21:00:45.98 ID:BhRP3OHu
残り24KB程……収まるかな
600 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 21:05:18.40 ID:1pjzZFS5
最終回への感想とかも言いたいから建て替えるのもありだし、したらばの方の雑談スレ流用するとかもありかも?
601 : ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:23:02.09 ID:O7ksg2Qw
お待たせいたしました。
新安価ロワイアル最終回「GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜」の投下を
23:30から開始いたします。

間違いなく容量が足りないので、このスレッドを使い切った後はしたらばの感想雑談スレ(下記)にて投下を続けます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15863/1358161428/
602 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:30:01.01 ID:O7ksg2Qw
「さーてIマイさん、そろそろ我々もお別れの時間のようです」
「えっ、なんでなんで?」
「このゲームが終わるごとに、こうやってお別れの挨拶することになってるんですよ」
「えーっ! まだツッコミどころいっぱいあるのにぃ!」
「はいはい、文句はロケテ用紙に書いてくださいね。
 ということで今回のセットは終了、我々も撤退します。
 でも、次回起動時にまた会えると思うんで、そんな短いお別れじゃないと思いますよ?
 そんな訳でアークシステムワークスの新作「バトル・ロワイアル(仮)」のロケーションテスト、お楽しみいただけたでしょうか?
 それではまたお会いしましょう、司会はSギタトモカズと」
「Iマイアサミと」
「キョ……KンドウKナコがお送りいたしました!」
「「「ばいば〜い!」」」



「ふう、これで放映分は終わりましたね」
「もうちょっと喋りたかったなー、まあすぐ出番が来るけど」
「くぅ〜っ!! かっこよく喋れるぞぉ〜!!」
「じゃ、行きますか」



「「「本当の仕事に」」」


.
603 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:30:31.97 ID:O7ksg2Qw
時間停止を解除し、ワープを用いたことでデバッグモードは使えなくなった。
問題はない、むしろこの方が好都合。
アイテムを使ったデバッグモードにわざわざ入ったのは、彼女以外がデバッグモードに入らないようにするためでもある。
そして自分は、別にデバッグしようと思えばデバッグが可能だからだ。
領域「アンバー」はあり得ないアドレスにアクセスしゲームを変化させる何が起こるかわからない魔の領域だ。
何が起こるかわからないが、何でも起こすことができる。
失敗するという気持ちは、これっぽちもない。
このメモリ領域を知っている限り、彼女に不可能なことはない。
アドレスジャンプに次ぐアドレスジャンプ。
デバッグモードではなく、メモリを直接書き換えて行うデバッグ作業と呼ぶ方が近い。
ほむらは、淡々とその言葉をつぶやく。
「コード:空間圧縮」
その瞬間、空気がピンと張りつめ、ほむらの体が吸い込まれるように直進する。
道中の空間を圧縮することで、目的地へと瞬間的に迫っていく。
辿り着いたのは、目指していたD-1の港。
目の前にあるのは、見るからにハデハデしい装飾の豪華客船が泊まっていた。
終わりだ、あの船に乗ってこの会場を抜け出せば全てが終わる。
生存者が何人いようと構うことはない、もう全て終わるのだから。
振り返る必要も、未来を見る必要もない。
時空転移を用い、豪華客船の操縦室へと瞬時に乗り込んでいく。
「……さよなら」
そして、終わりを望む少女は船を動かし始め。
全てを壊す目を持ちながら、未来を見つめていた。
そう、終わり。これで終わりなのだ。
向かう先に映る、全てが真っ白に染まっていく光を見つめたまま。

彼女は、笑った。


.
604 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:30:40.62 ID:rXER3U89
 
605 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:30:44.68 ID:GQ2mWh6m
 
606 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:31:11.65 ID:O7ksg2Qw
ぱち、ぱち、ぱちぱちぱち。
聞こえたのは、拍手の音だ。
それも一人ではない、複数人の拍手の音が響いている。
ここが終わりの空間か、それとも最後の妨害に来たのか?
領域「アンバー」を駆使しながら周りの状況を解析していく彼女の元に、三人分の人影が現れる。
「一週目攻略、おめでとうございます」
金髪セミロングヘアの、少し短すぎるミニスカートの少女はそう言った。
「攻略……?」
「おいおい、まだ理解してねえのかよ」
疑問を浮かべるほむらに対し、尖った銀髪と赤いジャケットが特徴的のオッドアイの男が笑う。
「ここは、ゲーム「バトル・ロワイアル」の世界です。
 それはとっくに理解してるでしょ? <救世主>さん」
「そんなこと言われなくても、分かってるわ」
赤い一つ目が描かれた黒い帽子に黒い法衣の少女が、薄紫のマントと赤いロングヘアを靡かせながらほむらの顔を覗き込む。
露骨に嫌そうな表情をするほむらの顔を、少女は挑発するように下から見上げる。
「先に言っておくと、ゲーム決着の瞬間を見計らって本社にアクセスしようがこのゲームのマスターデータは死にませんよ?
 本社サーバは本社サーバでも、この"ゲームの為"のサーバーであって、開発部のサーバーではないんです。
 というか、開発データとリプレイデータやデータログを混同させる会社なんて末期の会社でもやらないわよ?」
「はえ? 呼びました?」
「コンドムは引っ込んでろ」
「うぅ〜……」
「もう、いくら筆者が"ツバキのほうが真面目トークに向いてるだろ"って事で構ってくれないからって、遊ばないでよ!
 ……ああ、ごめんごめん。それと、この基板は次のプレイの為に再起動されます。
 仮にあなたがリプレイサーバに侵入できたとしても、シャットダウンまでの間に開発データの置かれたサーバまで侵入できる?」
ボケツッコミを交えながら、赤髪の少女はほむらに語り続ける。
淡々と組み立てられていく正論に、ほむらは口を閉ざし続ける。
607 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:31:22.68 ID:rXER3U89
 
608 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:31:28.36 ID:GQ2mWh6m
  
609 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:31:47.59 ID:O7ksg2Qw
「そして、もう一つ。
 残念ながら、対主催エンドを迎えようが優勝エンドを迎えようが、最後に生き残った人は次の週に巻き込まれるんです。
 そうやって一つの基板の中で繰り返し繰り返し事が進む、そういう仕組みになってるんです。
 あなたという存在のデータを保存し、次週で読み込む。こう言ってしまえば簡単ね」
「……え?」
次に告げられた情報に、ほむらは表情を一瞬だけ崩す。
「タカマガハラって、知ってる?」
ふふっ、と笑ってから少女はそう言い、言葉を続けていく。
「何回も何回も同じ歴史の空間を繰り返す、我々ブレイブルー世界の最初の舞台となっている場所よ。
 この「バトル・ロワイアル(仮)」も、そのタカマガハラのように何回も何回も、同じ基板の中で同じ歴史を繰り返すの」
同じ時代をループするということは、ほむら自身にも馴染みがある。
鹿目まどかを救うために何度も同じ歴史を遡っているのだから。
だが、それはあくまでほむら自身の力によるもの。
このゲーム自体が歴史を繰り返す、というのはどういうことなのか?
「そろそろ分かったかしら?
 あなたが"鹿目まどか"の死に立ち会うのも。
 あなたが"アンバーと出会う"ことも。
 あなたが"ゲームキャラだと認識"することも。
 あなたが"覚醒"と"合体"を行うことも。
 あなたが"ゲームを破壊"しようとすることも。
 あなたが"デバッグ"であちらこちらに干渉するのも。
 あなたが経験したことは次の週でも繰り返され、そして失敗に繋がる。
 何週しようと何週しようと、これからあなたのたどる道は変わらないわ」
「黙れッ!!」
「あらあら、怒っちゃって。かわいいのね」
大人の男でも出せない覇気を帯びた怒りの表情と共に、ほむらは赤髪の少女を睨む。
煽る少女の言葉が、自分がやってきた輪廻の世界をもひっくるめて"無駄"だと言っている様で。
未来は覆らないと言われているようで、柄にもなく怒りを露にしてしまった。
そんなほむらを冷やかな目で見つめ、ナイフを団扇のようにパタパタと扇ぎ、少女は言葉を続ける。
610 : ◆100ZZ542nE :2013/01/25(金) 23:31:51.44 ID:+EoQ4bmo
支援
611 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:32:05.51 ID:GQ2mWh6m
    
612 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:32:36.45 ID:O7ksg2Qw
「まあ、所詮あなたはプログラミングされたCPUキャラクターなのよ。
 デバッグの力を手に入れようが、何をしようが"作られたもの"であることは抜け出せないわ」
そう、ここは人の手によって創られたゲームである。
どれだけ超常的な力を手に入れようと、その正体はプログラム。
あらかじめ植えつけられたプログラムに抗うことなど、出来はしないのだ。
繰り返しの世界を漂うという烙印を押されることに、抗うことはできない。
「あ、でも。向こうのスタッフに怒られたから、完全に同じ歴史が繰り返されるってわけじゃないんだけどね。
 人間のプレイヤーが遊ぶ以上、そこだけは微妙に変わってくるわ。
 でも細かいところは違えど、同じ結果が来ることには変わりないのよ」
ふふっと悪戯っぽく笑ってみせる少女が、くるりとほむらから踵を返し、どこかへと歩き出していく。
「……あなたの"保存"が終わったわ。この基板はこれから再起動に入る。
 もしあなたがそれでも抗うというなら、繰り返しの歴史の中でももがき続けると言うなら。
 せいぜい頑張ることね、救世主さん」
その言葉を残し、彼女と残りの二人はどこかへ"消えて"しまった。
どこだか分からない場所に一人残されたほむらは、誰も聞いていないというのに口を開く。

「言われなくても、やってやるわ」

言葉と共に現れたのは"ALL MISSION CLEAR"の赤文字。
この「バトル・ロワイアル(仮)」が、攻略されたことを示す文字列だ。
ほむらはその文字を見てから、言葉をつぶやいていく。
チャンスは一度だけ、そして時間はほんの少ししかない。
自分の口から発せられているとは思えない速度で言葉を呟き。
自分の脳で処理しているとは考えられないことを思考し。
自分自身の意思で、自分の体を動かしていく。

こんなことが出来るのも、プログラムならではということなのだろうか。

ふとそんなことを考えて、すぐに頭から振り払う。

やがて体が一つの光となり、どこかへと吸い込まれていった。

潜る、潜る潜る。
進む、進む進む。
探す、探す探す。
613 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:32:37.63 ID:BhRP3OHu
 
614 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:32:42.89 ID:rXER3U89
 
615 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:33:08.76 ID:O7ksg2Qw
 
思い出を、記憶を、人を、踏みにじられないように。

この殺し合いを破壊するため、この世界を破壊するため。

彼女は、光となって電子の海を彷徨う。

「……見つけた!」

そして、奇跡的に目当ての物を見つける。

この殺し合いの根幹、大本を象るソースプログラム達だ。

これらを破壊すれば、あのゲームは二度と起動することはない。

ついでに、二度とこんなゲームが作られないように細工もしてやろう。

まるで数十年のときを経たかのような熟練の技で、ほむらはそのソースプログラムたちを破壊しようと手を伸ばしていく――――



バチン。



所詮、彼女は1プログラムにしか過ぎない。
電源が切られてしまえば、プログラムは走り続けることが出来ない。
タイム・オーバー、時間切れ。間に合わなかったことを認識するまでもなく、彼女の意識は闇に落ちた。

「これより、皆さんには最後の一人まで殺し合いをしていただきます」
気がつけば、聞いたことのある声が耳に届いた。
どよめく白い空間、横たわる人々、そして謎の声。
嫌でも、理解してしまう。
一筋の涙とともに、彼女は声を上げて笑う。
怪訝な表情で彼女を見るものが増えても、彼女は笑うことをやめない。
そんな彼女を気にすることなく、声は続いていく。
やがて10人の生贄が呼ばれ、首が爆ぜる。
桃髪になった今も、彼女が好きだった人の首も飛ぶ。
変わらない、変わらない、変わらない。
何も変わりはしないのだ。
616 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:33:37.35 ID:1pjzZFS5
 
617 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:33:37.24 ID:GQ2mWh6m
 
618 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:33:39.22 ID:O7ksg2Qw
 


歴史は繰り返される。

暁美ほむらという一人の人間――失礼、プログラムが再び殺し合い、ゲームを彷徨う。

人々に出会う、様々な力を手にする。

殺し合いの終盤、手にしたデバッグ能力で殺し合いを覆していく。

毎度提示される終了条件、それを難なくこなしていく。

再び表示される"ALL MISSION CLEAR"の文字。

ほむらは破壊の詩を歌う、終末の唄を詠う。

でも唄は届かない、光は届かない、手は届かない。

落ちる意識、闇へと招かれる体。

もう一度始まる殺し合い、記憶と力を持ち越して開かれる同じ歴史。

これはゲームだ、そしてロケテストだ。

新たなプレイヤーを交え、CPUと共に殺し合いを繰り広げていく。

それを何度も繰り返す、繰り返す、繰り返す。

何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も。

そして毎度のように生かされ、後一歩の喜びを掴まされながらも振出へ戻される。

何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も、何週も。

いつしか、彼女は。

ずっと笑うようになっていた。
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619 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:33:40.24 ID:BhRP3OHu
 
620 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:34:01.93 ID:rXER3U89
 
621 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:34:11.12 ID:O7ksg2Qw
何週も繰り返す中、次々に新たな力を手に入れていく暁美ほむら。
その外見は変わりに変わることを繰り返し、元の姿へと戻っていく。
壊れた力と一週回って元に戻った体を持った彼女は、何週目か数えるのもバカらしくなった殺し合いを笑いながら駆ける。
その外見、能力、行動も――――所詮プログラムの一片なのだが。
そして、XXX週目の世界、当たり前のように彼女は脱出の糸口を掴む。
分かっている、分かっている、その先がどうなるかは分かっているのだ。
でも、希望がそこにある限り、このゲームが破壊できるかもしれない希望がある限り。
彼女はそれにすがることしか出来ない。
「今度こそ、今度こそは上手く行くわ」
壊れた笑顔と共に、新たな脱出条件をクリアしていく。
いつしか当たり前になり名前すら忘れたデバッグ能力と、手に入れた数々の力で困難をクリアしていく。
人を殺すことも慣れた、だって相手はプログラムなのだから。
人を騙すことも慣れた、だって相手はプログラムなのだから。
人を犯すことも慣れた、だって相手はプログラムなのだから。
何も出来ないことはない、ゲームの破壊への希望のためなら何だって出来る。
だが、ほむらは分かっている。
また、一歩届かずに終わることを。
希望だけを見せられて、絶望するところを愉しまれている事を。
それでも、たった一粒の希望だったとしても、彼女はそれにすがるしか出来ない。
ありとあらゆる思い出、記憶、人を踏みにじるこのプログラムを破壊できる希望に。
622 : ◆100ZZ542nE :2013/01/25(金) 23:34:19.27 ID:+EoQ4bmo
 
623 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:34:26.12 ID:BhRP3OHu
 
624 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:34:41.70 ID:O7ksg2Qw
 


   一つ、ここで伝えたいことがある。

「あれ……?」

   タカマガハラの輪廻は、繰り返すたびに小さな歪みを生み出す。

「そういえば、私」

   やがてそれは裂け目となり、輪廻を崩壊させていく。

「なんでデバッグできるんだっけ?」

   それが「ブレイブルー カラミティ・トリガー」で起こった出来事だ。

「そう、この力を与えてくれたのは……私に全てを気づかせてくれたのは……」

   自社製品の原作再現、あたりまえのことだ。

「助けて、助けて、助けてよ」

   XXX週目の世界、歪みが裂け目へと変わる。

「"アンバー"!!」

   誰も知らない未来へと、時計の針が進む。


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625 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:34:52.19 ID:vzMIKxlp
タカマガハラ面白かったよな
支援
626 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:35:04.71 ID:BhRP3OHu
 
627 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/25(金) 23:35:11.71 ID:GQ2mWh6m
鳥つけるか
628 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:35:13.85 ID:O7ksg2Qw
一瞬で、あたりの光景が変わる。
幾多もの周回の中でも、色濃く記憶に残っている場所。
一番最初に希望を掴み、そして輪廻する絶望を手にした場所。

D-1、港。

一週目の世界に、彼女は飛び込んでいた。

どうやって?
それは、領域「アンバー」の仕業だ。
アドレスジャンプ及びアドレス参照を繰り返した先に飛ばされた参照先。
そこは、リプレイデータを格納しているフラッシュメモリだった。
何もリプレイデータはネットワーク通信によって送信される分だけではない。
ローカル稼動を選択する店舗用に、フラッシュメモリへの書き出しにも対応している。
何週も何週も繰り返したリプレイデータを格納したフラッシュメモリから、一週目のデータを呼び出し、まずは「アンバー」の本来の力で時を巻き戻す。
そして、リプレイデータに沿って動くようにデバッグを行い、同じ状況を作り上げる。
これが、彼女が一週目の世界にたどり着いた理由だ。

しかし、一つだけリプレイ通りにならなかったことがある。
いや、暁美ほむらが無意識のうちに書き換えた未来がある。
それは、暁美ほむらという人物がD-1に辿り着いた時。
存在し得ない人間――――プログラムが三体、そこにいたからだ。

「な、なんだァ!?」
「あれっ、こんなところにいたっけ?」
「これは……」

フルフェイスメットの男、赤いジャケットの女、赤髪の異世界の男。
その三人を視界に捉えたほむらは、反射的に叫んでいた。

「助けて!!」

救いの言葉と共に、時が凍りつく。


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629 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/25(金) 23:35:42.91 ID:GQ2mWh6m
  
630 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:35:53.25 ID:O7ksg2Qw
全てが止まった世界の中で、動くことを許された四つの存在。
その中で一人、暁美ほむらは残りの存在へ向けて全てを語る。
これがゲームであること、自分たちが作られた存在であること。
自分が何週もした世界で受け取った全て、感じたものを露に語っていく。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ! 頭で整理できねぇ!」
赤髪の青年、リッドはほむらの話を聞くや否や頭を抱えてうずくまってしまった。
無理もない、突然自分が"作られた存在"だと明かされれば当然の反応だ。
むしろ、平然と聞いていられる二人の方が異常だというものだ。
「驚いたな……意思を持つだけでなく自我を持ち、自分の存在に気づくCPUか、つくづくこのゲームは面白いな」
赤いヘルメットの男、ジャギ――――否、QMZは正直に声を上げる。
プレイしていたゲームのキャラクターから突然助けを求められたと思ったら、次はそのキャラクターに"ゲームを壊してほしい"と頼まれたのだ。
ゲーム内のキャラクターとは違う驚きが、現実の人間には生まれている。
「で、いつまでシラを切ってるつもりなんだい?」
「え?」
そこで、赤いヘルメットの男はジャケットの女へと突然語り掛けていく。
「MELTY BLOOD全一、闘劇でも活躍を見せる現役プレイヤー、GO1さんだろう?」
「あれ? いつからバレてた?」
子供っぽく頭をかく女、両儀式――――もといGO1はわざとらしくおどけて見せる。
それに特に反応するでもなく、QMZは話を続ける。
「設営手伝ってた覇者から聞いてたんだよ、実は極秘でネットワークテストに参加してるプレイヤーがいるって。
 誰なんだよって聞いたらポロっと教えてくれてさ、極秘事項だったらしいけどな……。
 それにもしCPUならそこの彼みたいに狼狽えるのが普通だ。
 そうじゃないっていう事は、こっち側の人間、って事だろう?
 全部繋がれば、簡単な話さ」
手にした情報を線としてつなげた話をするQMZに、GO1は肩をすくめて答える。
631 : ◆hqLsjDR84w :2013/01/25(金) 23:36:13.40 ID:GQ2mWh6m
  
632 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:36:28.52 ID:BhRP3OHu
 
633 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:36:33.25 ID:O7ksg2Qw
「あははー、まあバレちゃ仕方ないか。
 確かに僕は大阪からネットワークを介してこのゲームにプレイヤーとしてアクセスしてる。
 今日の朝に急に電話来たから、設営班とか戸惑っててね。
 最初は無線でプレイしてたからラグいの切断されるのなんのなんのって。
 AIと僕とに切り替わってたのは、そこらへんが原因なんだ。まあAIも僕の監修だけど……。
 あ、今は漸く有線に切り替わったから大丈夫だよ!」
式としてはあり得ない満面の笑みを見せながら、GO1は語る。
ともあれ、現実側の人間が二人この場所にいる。
「なるほど、闘劇壇上プレイヤーが二人か……」
そして、その生き残ったプレイヤーは日本でも名の知れた
プレイヤー達だ。
QMZは北斗で戦術を組み立てるように、冷静に状況を判断して一つの結論を出す。
「君は、このゲームを破壊したいんだな」
「う、うん」
「そうか……なら一つ方法があるかもしれない」
そして破壊を望むほむらに、QMZは彼女の知らなかった新たなる可能性を語り掛けていく。
数カ所で目を見開きながら、ほむらは話を聞いていく。
食いつくように次へ次へと、隣で悩んでいるリッドをよそに話を聞き出していく。

あり得ないと思っていた、もう一つの希望が顔を出し始める。

「限界は五分……持って十五分、それでも出来なかった時にどうなるかは……君次第だ」
可能性の全てを語り終えてから、明確なタイムリミットが提示される。
「どうして?」
そのときだ、ほむらが今にも泣き出しそうな声でQMZに問いかけたのは。
「どうして、そこまでしてくれるの?
 あなたたちはプログラムではない、"現実"側の人間だって言うのに。
 どうしてゲームを壊そうとしている私に力を貸してくれるの?」
QMZ達はこのゲームをプレイする、現実側の人間だ。
この"ゲーム"を楽しむプレイヤーという立場でありながら、このゲームを破壊することに手を貸してくれる。
このゲームが遊べなくなるというのに、なぜ彼らは手を貸してくれるのか?
理解できないといった顔をしているほむらの頭に、QMZは優しく手を乗せて撫でる。
634 : ◆100ZZ542nE :2013/01/25(金) 23:36:33.94 ID:+EoQ4bmo
 
635 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:37:16.98 ID:rXER3U89
 
636 :GAME OVER 〜Thank you for playing!!〜 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:37:27.33 ID:O7ksg2Qw
「ゲームなんだったら、面白いほうがいい。
 ましてやその"ゲーム"が"ゲーム"を物理的に壊したいって言ってるんだから、これ以上に面白そうなことはないだろう?
 言ってしまえば君の存在はバグみたいなものさ、でもゲームはバグやらなんやらが多いほうが面白い。
 バグも突き詰まっていけばシステムとして昇華されたりする。
 そしてそれは、遊ぶ人間次第だっていうのは僕はよく知ってるよ」
仮面越しの表情が笑っているのかどうかはわからないが、ほむらにはQMZが笑っているように見えた。
QMZはそのままほむらの頭を撫で続け、今度は目線をほむらの高さにまで落として語りかけていく。
「それに……新作が無くなっても、僕たちにはまだまだ遊び続けることができる格闘ゲームがあるからね。
 一つのゲームに何年も何十年も熱中できるくらい、格闘ゲーマーってのはバカの集まりなんだ」
別に新作ゲームが拳獣よろしく発売中止になって遊べなくなったとしても、がっかりはするけれどそこまで凹むことではない。
新作の発売中止なんて、今に始まったことではないのだ。
そして何より、彼らにはまだまだ遊べるゲームがある。
格闘ゲームのやりこみに終点はなく、さらなる次のステップと目標へと向かい続けられる。
対人というシステムである限り、ここは変わらない。
そのゲームを遊び続ける人がいる限り、上を目指して遊び続けられるのだ。
「さてGO1さん、この作戦には……」
「だいじょぶだいじょぶ! ロケテが盛り上がるんなら越したことはないでしょ!
 サブキャラだけど、やったるやん!」
最後に、QMZは協力を仰ぐためにGO1へと語り掛ける。
返事は即答、QMZが全てを言い切る前に返していく。
そのGO1の返事を受け止めた証に力強く頷き、再び"万能の救世主"へと語り掛けていく。
「僕たちをできるだけ目立つ場所に転移させてくれ。
 そうだな、できるだけだだっ広いところがいい。
 あと4:3画面サイズ準拠の画面端もよろしく頼むよ」
少し細かい注文を付けながら、QMZはほむらへと頼み込んでいく。
ほむらは頷き、すぐにデバッグを開始していく。
自身とリッド・ハーシェルの生存状況の偽装、QMZとGO1の座標の指定と戦闘空間の生成、そして副産物の暗黒空間を自分達の座標に当てはめていく。
637 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:37:27.82 ID:BhRP3OHu
 
638 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:37:42.95 ID:G7yibg+W
支援
639 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:37:49.36 ID:Zoza6VfE
支援
640 :Classical名無しさん:2013/01/25(金) 23:37:59.68 ID:3ii5LBdu
支援
641 :次スレは>>601 ◆oub/vvrBRg :2013/01/25(金) 23:38:24.12 ID:O7ksg2Qw
全ての演算が終わったとき、QMZとGO1の体が白みを帯びていく。
この凍り付いた時から、抜け出していくのだ。
「ほむら君」
最後に、QMZはほむらに語りかけていく。
「頑張れ。努力は、必ず実を結ぶ」
ひたむきに頑張る少女の姿に、かつてジャギでひたすらがんばり続けた自身の姿を重ねて。
グーサインと共に精一杯のエールを送りながら、掻き消えていった。



動き出した数少ない時間の中で、望みを達成するためにほむらは自身の体をフル稼働させて演算とデバッグしていく。
「ねえ、リッド=ハーシェル」
わずかに空いた思考能力と処理能力で、未だに頭を抱えて悩み続けるリッドへ語りかける。
「あなたは、"い"きたい?」
いくつもの意味を含んだ一言を共に。
「元の世界には帰れず、永遠にどことも言えないどこかを彷徨うことになっても」
残酷な未来が待っているという絶望を突きつけながら。
「"い"きたい?」
彼女は、問いかけていく。



「さて、たどり着きましたね」
ほむらのデバッグ通りに、疑似格闘ゲーム空間にとばされた二人。
互いに向き合いながら、キャラにない笑顔を浮かべる。
「じゃあ、怪しまれないようにさっさとやりますか」
頭に描いた一つのアイテムを取り出し、口元へと当てていく。
ボリュームはできるだけ大きく、このゲームをみている全ての人間に聞こえるように。
そして、スイッチを放った。
「えー、みなさん――――」


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