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選択形式で進めるスレIN型月板part17
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選択形式で進めるスレIN型月板part17
1
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/17(水) 22:51:18
「キーボードを潰したのに、どうして――――」
止まらないの、と。その疑問からくる恐怖に耐えられず、藤乃は呟いていた。
今の一瞬が忘れられない。
キーボードを潰されて、なお投稿してくる式の目が。
愉しんでいた。この、絶対的に有利な自分でさえ緊張してはち切れそうな状況を、あのひとは愉しんでいた。
もしかすると――――両儀式にとっては、キーボードが潰された事は苦しみではなく喜びなのかもしれない。
藤乃は今まで創作行為を愉しんだ事はない。
スランプが恐いから。
けれどあのひとは違う。
あのひとはSSが好きなんだ。その状況が極限であれば極限であるほど、両儀式は歓喜する。
藤乃は思う。両儀式が自分と同じく書いているという感覚に乏しい人間なら、そのエクスタシーを何に求めるのだろう。
2
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/17(水) 22:55:14
・書き手はトリップ必須
・選択は先に5名が選んだものに決定される
・コース/ルート、ないしはシナリオ名を併記
・書き始める人間はシナリオを占有するかリレーにするか書く
占有中のシナリオをリレー化した場合は後戻りできない
・採決中の選択肢が存在する状態で別シナリオの選択部分を投下する場合、
選択肢のシンボルが重ならないようにする
・選択するときは、シンボルはなるべく省略せずに正確に記入する
・選択肢でBADENDになった場合、文句は言わないようにすること
・直接的な性描写部分についてはうpロダ使うことを推奨
あくまでも推奨なので微妙なシーンなど最終的には作者の判断次第
前スレ:選択形式で進めるスレIN型月板part16
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1188916471/
過去ログ
01
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02
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03
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04
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05
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06
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07
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08
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09
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10
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13
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14
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15
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保管庫(更新停止?)
http://yozakuranosakumatild.hp.infoseek.co.jp/select/index.html
まとめサイト(wiki)
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3
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/17(水) 23:13:38
>>1
乙です!
4
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 08:05:40
>>1
乙
5
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 12:44:14
>>1
天地乖離す開闢の乙
6
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 16:19:08
時にこのスレで投稿してもいいんでしょうか?
前スレはもう残りがないし、銀剣ラジオ待ってからにした方がいいですか?
7
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 17:03:49
いつでもいいかと
いつ来るのかさえわかないのを待つよりかは・・
8
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/18(木) 18:09:30
それでは一番乗り、失礼しますo( _ _ )o
―――とりあえずだ。一つだけ言えることがある。それは莫耶があの怪しい3人組に見つかることだけは絶対にあってはならないということ。
説明できるだけの確証はない。
だが仮に莫耶が彼女らにやましいことがあるとしても、そうであって彼女らに捕まった場合、彼女はどうなる?
……これは俺の主観でしかないが、罪狩りと名乗る彼女らからは妙に不安に駆られる気配を感じるのだ。上手くは言えないが……もしそんな彼女らに莫耶が捕まることがあれば、彼女はただでは済む筈がないのだと確信できる。そんな危うさを彼女らから感じるのだ。
こればかりは信憑性のない直感でしかない。ただの勘でこの切迫した状況を推し量ろうだなんて非常に馬鹿げてる。しかしそれ以前に俺は無条件で少女の味方でありたいと思う。守ってあげたいと思う。
莫耶の罪の是非に関しては証明してあげられることなどできない。だけど彼女を危険な目には遭わせたくなどないのだ。―――遠目から見る彼女の怯える表情は、誰かに助けを求めていた。これに目を逸らして何が正義の味方か。
「……ん?」
知らずに俺は3人組の前に立っていた。毎度のことながら馬鹿すぎる。恐らく報酬と代価はまず釣りあわない筈だ。まず間違いなく俺は痛い目を見るだろう。
だが彼女がこの状況を打破するには、粘着的に辺りを監視しているこいつらを何とかしなくてはならない。それが彼女の身を案じる上での絶対条件。……さて、どうしたものか。
「何だいお前? ……もしかしてお前がクリスタルを盗んだ張本人かい? アタシ達に手間をかけさせる前に名乗り出るなんて殊勝じゃないか。……だけどそれってつまりアタシらは舐められてるってことかね」
大鎌のフルフェイスがこちらを舐るように視姦する。目は兜で覆われているものの、その視線の妖しさは人間のものではないと理解できる。ミスラ……猫人間。無謀にも彼女らの前に出てきた俺は、さながら猫の前で身を竦める鼠と言ったところか。
そしてフルフェイスに続いて他の2人も俺を凝視し始めた。
――――断言できる。こいつらは強い。
俺だって聖杯戦争を生き抜いたという自負がある。平均的な一般人よりも腕はたつと自信を持って言える。……だから解る。小柄な彼女達が俺の何倍も、それこそ比べ物にならないほど強いんだって。
ふとそれが懐かしい感覚だと悟った。一見人と何ら変わらない外見を持ちながらも、人では決して辿り着けない境地に屹立する最強の戦士達……。
この目の前にいる3人の気配は、サーヴァントのソレだった。
後悔するにしては遅すぎる。彼女達の目の前に、立つべきではなかった……。
9
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/18(木) 18:10:17
「わ、早いねぇ。もう見つかっちゃったよ! これでボク達の仕事は終わりかな?」
「待て。まだこいつと決まった訳ではあるまい。おい、貴様。我々に何の用だ。まさか伊達や酔狂で我々に寄って来たとは言うまいな?」
「もしもコイツが喋らないってんならさ、アタシに任せておくれよ。ご無沙汰なんだ、迸る血潮と耳を劈く絶叫がさ……。この逞しそうな男ならいいモノを持ってると思うんだがねェ」
「うっ……」
怖気が肌を駆け抜ける。
猫だと? とんでもない、猫なんて可愛すぎて目の前の女からはまるで連想できない。こいつらは巨大な蛇だ。その滑った体表を四肢に巻きつけ、俺の体力がなくなるのを今か今かと待ち望んでいやがる……。その糸のような舌で頬を撫で、呟くのだ。早く食べさせてくれよ、と。俺をひと呑みにするべく、機を窺っているのだ……。
何とかなると思っていた。前に出さえすれば、機を見出せないまでも、事態は好転できると信じていた。だがこの状況は勇気と讃えるには愚かしすぎるほど無様。
引っ切り無しに痙攣する手。全身に水を被ったが如く覆い尽くす汗。相手を直視することさえ躊躇われ、下を向いている目線。―――戦う必要性すら感じない。衛宮士郎は全身を以って敗北を訴えていた。
「震えてるよ、この子! 可愛いなぁ……。ねぇ、ボクのペットにしちゃ駄目かな? 大事にするから! ……駄目?」
「それは許可できんな。コイツが罪を負っているかどうかは判然としないが、もしあるとするならば無事に帰す訳にはいかない。私達は罪を正しに来たのではない。罪狩りとして罪を狩りに来たのだ」
「え〜〜っ、そんなぁ……」
「どうでもいいよもう。早く殺ろうよ、コイツ。アタシゃ我慢するってのが嫌いでね。早くズタズタにしたくて堪らないんだよ……」
他の2人はいい。まだ話が通じる余地は見出せる。だが……フルフェイスの女。こいつだけは絶対に無理だ。今もなお獲物を狩るべく小刻みに体を震わせ、熱の篭もった目で俺を侵し尽くす。その姿は野生の動物と同じ……まるで理解の範疇の外にあった。きっと兜の中では溢れたヨダレで一杯であろう。
抵抗する言葉すら浮かばない。
篭手に包まれた手が俺を捕食しようと伸びてくる。殺される。衛宮士郎は、死んだ。
「―――おい」
―――だがそれはもう一つ横から伸びてきた手によって阻止されることとなった。
�機Г修譴聾�手の皮手袋に包まれていた
�供Ч�い―――大きな篭手だった
�掘у採錣併劼匹發亮蠅諒燭世辰�
10
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 18:13:16
�供Ч�い―――大きな篭手だった
11
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 18:29:15
�掘у採錣併劼匹發亮蠅諒燭世辰�
12
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 19:09:37
�供Ч�い―――大きな篭手だった
13
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 19:10:17
�供Ч�い―――大きな篭手だった
14
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 23:27:33
還:僕はなんとしても元の世界に帰らなくちゃいけない
はぁ……帰りたいのにかえれない〜♪なんてCMソング有ったけど、まさか本当にそんな目に遭うとはなぁ。僕はビジネスマンじゃないってぇの。リゲイン持ってこい馬鹿やろう……出てくるなよ、涙さんっ!
くそぅ。夕飯抜きにされたせいで、お腹と背中が熱い包容しちゃってるじゃないか。そりゃ気分もネガティブになるってものだ。まったく、軽いジョークも笑って流せないだなんて心の狭い奴だよね。
大体、山田太郎なんてベタ過ぎる名前の奴が本当にいるわけないだろ? いや、居るかもしれないけど、そんな奴は言葉とか世界って名前より少ないだろ、多分……。中に誰も居ませんよ的な? サーヴァントなんかより女の方が怖いよママン。今後少しは女性関係を考えようと思うね、アレは。
駄目だ。腹が減りすぎて思考が訳わかんない方にバレルロール。危ないっ、地面にキッスしてる場合じゃないぜ相棒。――なんて現実逃避しても腹が膨れる筈もない。
かといって僕が今居る部屋を抜け出しても、食べ物を入手する方法が無い。まさか現代の日本において、こんな不便を強いられるとは思いもしなかった。――――って此処は『現代』でも『日本』でもないんだっけ……
確かハルケギニアだったかな? これがただのギニアだったなら大分マシなのだが……
はぁ――これ何度目の溜め息だろ? 溜め息を吐く度に幸せが逃げるってのが本当なら、どれだけの幸せが逃げただろうか。
ベットで幸せそうに眠っている一号が、とても憎たらしい。一人だけ夕飯食べやがって。僕は見てるだけだったんだぞっ! 昼は例の大立ち回り。夜は機嫌を損ねてご飯抜き。さらに言えば、此方の世界に来た日は何も食べて無かったのだ!
つまりは、べりーはんぐりーな訳であります、隊長。ならば己が力で勝ち取るのだっ、スネーク! オーケーオーケー。やってやろうじゃないか。生憎ダンボールは無いが、この程度の任務なら股間を手で隠してたって出来るさ。
――――さぁ、ミッション開始だ!
15
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 23:30:40
全裸で厨房へ逝く
→厨房へ行く
外のコンビニへ行く
選ぶまでも無い。上はデッドエンドまっしぐら。外にコンビニなんて有りません。よって厨房へ向かう。あそこなら食べ物も有るはず。運が良ければ、まだ人が居たりして。そしてあわよくば夜食を作ってくれたりしないかなぁ……僕の幸運のスキル低そうだから無理だろうなぁ。絶対にEXだよ。説明で、この運の悪さは呪いの域である、とか書かれちゃったりさ。
むっ、T字の廊下だね。ここは定石通り銃を構えながら――突進だっ! だって僕はサーチ・アンド・デストロイ派だからねっ! デストロイされるのは主に僕だったりする現実なんて知りません。
のぅ! 大変なことに気付いたよ、大佐。僕は今丸腰じゃないか。こんな状態で敵に見つかったら――――なんてスネークごっこをしてるうちに厨房へ到着。
さてここからが本番だ。ここまできて食料を入手出来なければ意味がない。Eat or Dieなんだ!
「こんな所で何をなさってるんですか?」
不意にかけられる声。なかなかやるじゃないか。僕の後ろを取るなんて。ここは華麗にホールドアップしてやるよっ。
「あのー、何故両手を頭の後ろに組むんですか?」
ん、こいつは敵じゃないのか? いや、油断するな。振り向こうとした瞬間ズドンッと殺るつもりかも知れない。
「あの〜」
だけど僕には通信教育で鍛え、喧嘩で磨き上げたCQCがある! そんな僕に不用意に近付いたのが貴様の敗因さっ!
体を捻り、そのまま相手の腕を掴む。そして掴んだ手首を返し捻りあげる。
「きゃあ!」
一度流れ始めた一連の動作は、悲鳴程度では止まらない。腕を後ろ手に捻りあげる。そして暴れられないように、相手の首へとスプーンを当てる。――あれ、間違えた。隣に置いてあったナイフを取るつもりだったのに、悲鳴に驚いてスプーンを取ってしまったじゃないか! だがそれは大した問題じゃない。相手は僕が何を持っているか見えないのだから。
首筋に当たる冷たい感触。となれは鋭利な刃物だと思うだろう。
16
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 23:35:40
早く任務を済ませなければ。先程の悲鳴で感づかれたかもしれない。仲間が来る前に、目標を入手しなければ此方が危うい。
「静かにしろっ!」
首筋に当てたスプーンを強く押し当てると、小さな悲鳴が帰ってくる。
しっかしデカい胸だなぁ。桜と同じ位あるんじゃないか? メイドみたいな格好して、その筋の奴等には涎モノだな。ま、そんな事はどうでもいい。性欲より食欲だね。
――――くぅ〜
静かな空間に響き渡る異質な音色。ほぅら、お腹のマキリが催促してるぜ。
「――――もしかしてお腹空いてるんですか?」
――くぅくぅ
「それでここに?」
――くぅ〜
「良かったら何か作りましょうか?」
――くぅ
腹の蟲が僕の意を察したように、彼女への相づちを打つ。こんな所で間桐の血を垣間見るなんて……流石は蟲使いマキリだね。恥ずかしくて涙が出そうじゃないかっ!
彼女の行為を無碍にしたりはしない。だって食事を貰えるんだから。となれば彼女を捕縛している必要はないのだ。腕を放す。
「ふふっ、面白い方ですね。それじゃあ少しだけ待っていて貰えますか。賄いの残りですけど、美味しいんですからっ」
くるりとスカートを翻し、眩しいばかりの笑顔を向けてきた。その表情に少しだけドキッとしてしまった。
「――ふ、ふんっ、この僕に賄いなんかの残りを食べさせるつもりか?」
それは照れ隠しだったのだろうか、思わず口をついて出てしまった。そしてすぐに後悔する事になる。彼女の悲しそうな顔を見て……
「――すみません。でも、今用意出来るものがそれしか無いんです」
ズキリと何かが痛む。それは久しく忘れていた痛み。
「――いや、それでいい。急いで用意してくれ」
ハイとだけ返事をして厨房の奥へと消えていく。その後ろ姿を見送り、テーブルについて待つことにした。
17
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 23:39:08
しばらく待っていると、鼻腔をくすぐる香りが漂ってきた。ああ、なる程。彼女が美味しいと言うのも頷ける。沈黙していた蟲共が騒ぎ始めた。
「おまたせしました」
彼女の持つ器から湯気が立ち上ている。そこから放たれる芳香。思わずゴクリと唾液を飲み込む。誰かが空腹は最高の調味料だといったけど、あれは正しいね。今目の前に在る料理が、至高の品だと言われても信じられそうだ。
静かにテーブルに並べられる料理達。待ちきれないとばかりに、並べ終わると同時に食べようとする。
だが彼女はそれを良しとしなかった。スプーンもった手をぺしりと叩き、駄目ですよと子供を叱るように注意する。
「食べる前にする事があるんじゃないですか?」
人差し指をピンとたて、行儀が悪いのはめーですよと。
「――――いただきます」
「はい♪ どうぞ召し上がれ」
スープを一口含んだ瞬間、たまらない幸福感が襲いかかってくる。今まで食べてきた一流と呼ばれる店の物と比べても、勝るとも劣らない。純粋な味だけならば、到底及ばない筈のこのスープ。それが今は、堪らなく美味しかった。
余計な物を削ぎ落とされ、澄み切ったそれを口に運ぶ。もう一口、もう一口と。空になっていた胃にも抵抗なく入っていく。その温もりが体中に染み渡っていく。
気がつけば皿は空になっていたが、腹はまだ足りないと叫んでいた。
「ふふっ、まだおかわりならありますから」
「ふんっ、不味くはないね」
素直に美味しかったとは言えず、そんな憎まれ口を叩きながら、空になった皿を差し出す。それを笑顔で受け取る少女。その笑顔は僕を安心させる何かを持っていた。
二杯目を食べ終わり、ようやく満足感が湧いてくる。僕の幸運スキルは意外に高いのかもしれないな。
18
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/18(木) 23:40:53
「ふぅ――ご馳走様」
「お粗末様でした。って私が作ったわけじゃないですけどね。それじゃ私は片付けとかありますから失礼しますね」
戻:部屋に帰って、大人しく寝るか
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
――没ネタ――
早く任務を済ませなければ。先程の悲鳴で感づかれたかもしれない。仲間が来る前に、目標を入手しなければ此方が危うい。
「答えろっ!」
「――ツチノコは……かなり美味い」
情報を聞き出した相手に用はない。暫く眠ってもらおう。
「ヴッ! ヴッ! ヴッ! ヴッ! ヴッ! ヴッ! ヴッ!」
――――ゴキッ
てへっ、殺りすぎちゃった♪
――没ネタ2――
だけど僕には通信教育で鍛え、喧嘩で磨き上げたCQCがある! そんな僕に不用意に近付いたのが貴様の敗因さっ!
体を捻り、そのまま相手の腕を掴む。そして掴んだ手首を返し捻りあげようとする。しかし相手は掴んだ掌を抑えるように、空いていた手を添えると手首を返した。するとそこを支点に体が綺麗に回転した。視界が反転し、背中から衝撃が突き抜ける。くそっ――呼吸が出来ない。
「まだまだ甘いですね、スネークさん。おじいちゃん直伝のCQCは、そんなに甘くないですよ」
19
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/10/18(木) 23:42:57
また名前忘れてたorz
FFの選択肢は�靴如�
20
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 00:14:06
�掘у採錣併劼匹發亮蠅諒燭世辰�
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
わかめノリノリだw
21
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 00:14:55
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
後、選択肢が分かり辛いんで、下に没ネタ仕込むのならば、前後をもうちょっと空けるかして欲しいです。
22
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 00:23:12
戻:部屋に帰って、大人しく寝るか
フラグなんか存在せぬ。
23
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/10/19(金) 00:33:40
ラジオ投下する前にスレ終わってるー!?
ごめんね、書くのが遅くってごめんね。
とりあえずリハビリを兼ねて本編を置いときますね。
**********
「ここは……」
見知らぬ街を抜け出した後、俺がやってきたのは……真っ暗な空間だった。
地面も壁もない、ひたすら黒い空間に、ところどころ扉が浮かんでいる。
……この場所には見覚えがある。
以前、水銀燈と一緒にnのフィールドに進入したときも、まず最初にこの場所にやってきたんだった。
曰く、nのフィールドは、そこに居る者の無意識を鍵にして扉を開く空間。
あの時は、意識を集中させるような感じで、真紅の居場所を突き止めたんだけど……。
「いつになったら、水銀燈と会えるんだ……」
正直に言って、俺はかなり焦っていた。
これだけ探しても、まだ水銀燈が見つからないという事態に。
nのフィールドが無意識を汲み取ってくれるのなら、水銀燈も見つかるに違いない……そう思っていたのだが。
一つ目、二つ目と違う場所に来てしまった今、俺は別の可能性に思い当たってしまっていた。
「俺は、水銀燈に会う事を、恐れているのか……?」
nのフィールドが俺の無意識を鍵にする、という大前提が真実ならば。
俺は、無意識のうちに再会を避けてしまっているじゃないか……?
だとしたら、俺は二度と、水銀燈とは……。
絶望的な予感が脳裡をよぎった、そのとき。
「うっ――!?」
熱い!?
目の裏で何かが強く弾けたような、そんな感覚。
思わず目頭を手で押さえつける。
「なんだ……今のは?」
ずくん、ずくんと、胎動するように頭が疼く。
でも、強く焼きついたのは本当に一瞬だったようで、もう既に『なにか』は影も形もなくなっていた。
でも、疼きはまだ続いている。
顔をしかめながら頭から手を離して……そこで、勘違いしていたことに気がついた。
疼いていたのは頭じゃない。
それは、頭を押さえている左手の薬指から発せられていた。
もしかして、これは……。
「水銀燈、なのか?」
だとしたら、あの脳に突き刺さるような激しい熱さは……?
胸の中に、言いようの無い不安が渦巻いていく。
今、この瞬間にも、なにか取り返しのつかないことが起こっているような……。
「くっ……投影、開始《トレース・オン》!!」
居ても立ってもいられずに、俺は脳内の撃鉄を起こした。
そのまま、固有結界に……この世界そのものに、更に深く没入していく。
……会いに行く。
ここにいたって、俺はようやく完全に開き直った。
四の五の言わずに水銀燈に会いに行く。
会ってどうするだの拒絶されたらだの、そんなことは後で考える。
それを恐れて、無意識のうちに避けているのなら。
構うもんか、その無意識ごとねじ伏せる……!
「……ここだ!」
有意識と無意識を越えた向こう側、指輪から繋がる線を辿った先。
そこに指し示された、たった一つの扉へ、無理矢理身体をねじりこんだ。
そして、俺が向かった先は……。
α:静寂の支配する、礼拝堂だった。
β:オルガンの音がする、礼拝堂だった。
24
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/10/19(金) 00:45:07
ラジオは無しですか?
βで
25
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 00:46:43
β:オルガンの音がする、礼拝堂だった。
銀剣ラジオは15すれのようにこのスレでやっちゃっても良いと思います。
というか、是非お願いします。
それと、準備はもう少し早く始めた方が良いかな、と。
理由は……書くと荒れそうだなあw
26
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 00:55:22
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
α:静寂の支配する、礼拝堂だった。
27
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 01:50:19
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
ワカメっぽくない気もするがあえて『待』で。士郎との出会いのエピソードもあるしな。
あと、モノにしてない女の子には優しいらしいし。
β:オルガンの音がする、礼拝堂だった。
28
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 01:58:19
どっちが銀様にプラスかわからないorz
αは事後って感じもするし、βはカレンの予感がする。
・・・とりあえずαで。
29
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/19(金) 04:23:03
ファンタズムは�靴世版�耶何やってんのってなりそうなんで�機�
ゼロは慎二のキャラからして戻。
銀剣は、静寂だと死んでるーッ!てなると嫌なんでβに。
30
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/19(金) 04:26:49
かつて階段であった吹き抜けを背に周囲を警戒する。
背後に僅かな熱を感じるが、呼吸には支障はなく、何より、背後からの奇襲の可能性が最も低いと思えたからだ。
仮に壁を背にしたところで、英霊の一撃の前では紙同然の脆さであり、それどころか魔術師の礼装も物によっては容易に貫通するだろう。
比して、背後が中空であるここならば、背後からの奇襲はルートが限定されるし、ヘタに動けばその時点で察知されて無防備な中空に身を曝すことになり、そのような手段に出るとは考えにくかった。
とはいえ、サーヴァントが相手ならば思いもよらぬ奇襲はあるだろう、しかしその場合はどうしようと同じ、逃げられる可能性は極端に低く、倒せる可能性は皆無に等しい。
そしてその場合にしても、吹き抜けに逃げるより生き残る可能性は皆無だろう。
故にこれがベストと判断し、それ以上この事について考えるのを止めた。
吹き抜けに背を向け、警戒を続けていると、どこからか声が聞こえてきた。
その声は一定のリズムを刻みながら近付いてくる。
「……歌?」
その歌には聞き覚えがあった。
歌い慣れているわけではない、だが幾度となく聞いた賛美歌……アメイジング・グレイスだ。
良く通る低いバスの歌声は、未だ外で鳴り響く砲音や銃声と共に朗々とビルの中を駆けめぐっていく。
その声は、いつぞや見た、それがオペラだったのか映画だったのか、はたまた本だったのか、もうタイトルすらも思い出せない作品の1シーンを思い起こさせる。
議事堂に赤軍の旗が揚がり、戦争が終わった日。
あるドイツ軍将校がかつての友に再開する。
彼はユダヤ人で、ゲシュタポに長期にわたり拷問されていた。
再開を喜び合うと共に、彼の窮状を知らず、助けられなかったことを詫びる将校と、それを許す友。
郊外からまだ続く砲撃音の中、崩壊したホールで、彼等はかつてのコンビを再結成する。
敗戦に打ち拉がれるドイツ国民が絶望に沈む中、ピアノとバイオリンがヴィヴァルディの春を奏でるのだ。
それは、絶望的なほどに暗いシーンが続く作品の中で、闇を抜ける曙光よりも明るく眩しく見えたのだ。
歌声は既に近くにある。
気配を隠そうとすらしていない、あまりに堂々たる者で、微かな気配さえ感じ取ろうとする自分が馬鹿らしく感じてしまうほどだった。
貴人故か、その歌声が素晴らしすぎたが故にか、その流儀に従った。
即ち、歌が終わるまで互いに何もしない。
一方は歌い、一方は聞き入った。
かくして歌は終わり、互いに会話を始めようと思っていた。
「さて、何を言うべきだろうか?」
低く通るバスは歌でなくとも耳に心地よい刺激を与えてくる。
「そうですわね、まずは『確認』ではないでしょうか?」
「そうか……では問おう、君はこの聖杯戦争の参加者、違うな、魔術師か?」
「双方に肯定ですわ、名乗りは上げませんけれど」
「なるほど、私は貴女を知らないが名家の者、それもなんらかの魔術に特化した者ならば当然の事だ」
「あら、なれば貴男は名乗っていただけるのかしら?」
余裕を漂わせるように笑いかける。
「そうだな……では名乗ろう、私はギュンター・ジヴァニッヒ」
「ジヴァニッヒ……?」
「知らなくとも無理はない、ただの富豪の家系だからな」
その言葉で記憶に僅かに見えた物があった。
ジヴァニッヒ、ドイツ南部に土着したプロイセン貴族の家系。
そして今は、南部有数の富豪の家系だ。
「ただの富豪ではないでしょう? その名を知っているならば」
「私も肯定しよう、数代前に次男がオカルトにのめり込んでね、かくして次男の家系は外道に堕ちた、と言うわけさ」
「外道に堕ちた、とはまた随分な言いぐさではなくて? 貴男の推察の通り、私は魔道の人間でしてよ?」
笑う。
「おや、そうだったか、忘れていたよ、フラウ……」
互いに笑う。
笑いながら殺気が上がっていく。
「貴女の強さに敬意を払おう、忌まわしい外道の血を身に留めておけるその強さに」
「ならば貴男にも敬意を払いましょう、その外道の前に立ったその蛮勇に」
殺気が指向性を持たず、周囲に充満していく。
「プロイセン貴族の名誉に誓おう、貴女が一人である限り、一対一を守ろう」
「ならば私も我が誇り高き家名に誓いましょう、貴男が一人である限り、一対一を守ると」
「ならば良し、行くぞ!」
その言葉で堰を切ったように、充満した殺気が指向性を持って互いに向け放たれ、ギュンターがその第一歩を踏み出した。
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
迎撃:呼吸を止め、足を止めて迎撃する
回避:危機を感じ、真横に跳ぶ
31
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 04:44:40
β
静寂はマズイだろう、色んな意味で。
32
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 05:57:02
β
事後放置状態が萌えツボな俺としては
半分ジャンクで放置された銀様を見たいのだけれど
それはそれとしてハッピーエンドって素晴らしいよね
33
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 06:08:51
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
34
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 06:23:30
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
β:オルガンの音がする、礼拝堂だった。
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
35
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 09:14:27
オルガンの音だと綺礼じゃなくカレンの方に出てしまう罠。
ここは静寂に支配された礼拝堂で銀様の片翼を見付けて燃える士郎ってシーンだろう?
36
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 11:51:18
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
未婚の若い女性へは、フラウじゃなくフロイラインが普通じゃ?と思いつつ。
勘違いなら申し訳ない。
37
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 12:00:21
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
38
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 12:29:26
>>36
辞書引いてみたけど合ってる
フラウが成人女性か夫人でフロイラインが若い未婚の女性
39
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 16:42:49
�掘у採錣併劼匹發亮蠅諒燭世辰�
突撃:呼吸を合わせ、こちらも前進する
40
:
◆v98fbZZkx.
:2007/10/19(金) 21:42:07
新規で書き始めます。リレーシナリオ。タイトルは最初の分岐で決定。
はじめは、鉄の臭いがした。
ああ、自分は嫌な想像をしているなと、そんなことを考えながら、遠坂凛は月明かりに照らされた狭い廊下を進んでいる。
場所は新都に建つ小さな貸しビル。本来であれば、彼女が想像しているような事態は起こりえないはずの場所だ。
だが、遠坂凛は知っている。今、この冬木市はいついかなる場所であっても、彼女が想像する事態が十分に起こりえることを。
聖杯戦争。
七人の魔術師と彼らに使役される七騎の英霊によって行われる聖杯の争奪戦。
冬木を舞台としたこの魔術の祭典は、時に魔術とはまったく関わりの無い人間をも巻き込んで血を流させることを、遠坂凛はよく知っていた。
「凛」
「ッ!?」
当然声をかけられて、凛は思わず身構える。
声に続いて、背後から声の主である赤い外套の騎士がうつつに姿を現すに至り、凛は自嘲するように息をはき、構えを解いた。
「アーチャー、驚かさないで」
「引き返すべきだ」
ひやりとさせられた意趣返しに軽口を叩く凛とは異なり、赤い騎士……アーチャーは真剣な表情を崩さぬままに正面、廊下の先の闇に浮かぶドアを睨むように見つめていた。
「理由は?」
「……手遅れだ」
なにが、とは言わない。幾多の戦場を超えて来たこの赤い英霊は、ただ、事実だけを主に告げている。
そして、その言葉を裏付けるように、ドアの向こうからはピチャピチャと濡れた音が響いている。
「この先にサーヴァントの気配は無い。 サーヴァントでないのであれば、それが何者であれ、今の我々が積極的に関わるべきではないだろう」
「……」
アーチャーの言葉は冷静だ。
一騎当千の英霊と英霊を使役することのできる魔術師。それらを相手取り戦争をするこの状況で、遠坂凛はそれが何者であっても無駄に敵を抱えるべきではない。
それは凛自身にも、十分に理解できていた。
だが、しかし遠坂凛は赤い弓兵の言葉に、かぶりを振った。
「例え敵が誰であろうとも、遠坂の管理地で勝手な振る舞いをさせるわけにはいかないわ。そして、何よりも、わたしが気に食わない」
その答えを聞いて、アーチャーはやれやれと言った風に肩をすくめた。
「アーチャー、不服なら帰ってもいいわよ?」
「とんでもない。喜んでお供しよう」
アーチャーの声を満足そうに聞き、凛は数歩足を進めると、ドアノブに手をかけた。
ひやりと金属の冷たさが皮膚を伝う。
「行くわよ」
アーチャーがうなずく間も無く、カチャリと音をたててさしたる抵抗もなくドアノブは回る。
そして、その先には……
GunParadeFate編:紅い瞳を持つ口の無い生物が、積み木遊びでもするように「何か」を組み立てていた。
Fate/式神の城編:様々な大きさのぬいぐるみが、何かに群がって「食事」をしていた。
41
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 21:47:40
GunParadeFate編
42
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 21:58:06
GunParadeFate編
小太郎とか反則すぎるので
��:黒い――大きな篭手だった
43
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 22:09:39
Fate/式神の城編
44
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 22:34:08
GunParadeFate編
45
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/19(金) 22:44:43
Fate/式神の城
ガンパレは『普通の人間』が『平凡な力』を駆使して『絢爛舞踏ジンガイ』へと到達するもの。Fateとは合わない希ガス。そんな俺は怯えられて独りになっても、大好きな皆を守りぬく速水スキー
これってリレーにするの?
46
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/20(土) 00:56:10
>>36
フラウ・ボゥのイメージで書いてしまったー!
言われてみればフロイライン・マリーンドルフと違って名前だアレは。
というわけで訂正します。
いっそのこと既婚と間違われていたことに怒って殺気を発したとかそう言う方向にしようかと思いましたがそっち方向に持って行くとどうなるかわからないので。
投票はFate/式神の城編で。
それはそれとして、何処までリレーなのかとか、バトンタッチするとかは書いておいた方が良いと思います。
自分は隣町で精一杯ですが書きたい人が書いて良いのか分からず悩むことになるかもしれませんので。
47
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/10/20(土) 01:32:12
氷「前回はやたら長いスペシャルで、読んでくれた皆も大変だったろうな」
銀「そうねぇ。
そして今回は、まぁた埋め立てにラジオが間に合ってないしぃ。
監督自重しなさい」
氷「以前も言ったが、元々このラジオのコンセプトは
『新スレが出来た後の前スレ埋め立て促進企画』
というものだからな。
ラジオを投下するまでもなくスレが埋まるというのなら、
わざわざでしゃばる必要もない、とは思うが……」
銀「でも、やって欲しいってレスがあったのも事実なのよねぇ。
選択肢を提示して五票集まった以上、作者としては書くのが筋ってものだしぃ」
氷「とにかく、今回の反省点は
>>25
でも指摘されている通り、
ラジオの準備をもう少し速く始めること、そして選択肢が決定したら迅速に書き上げて投下すること、だな。
残りレス数が少なくなってくると、ラジオのネタを募集する間も無く埋め立てが終ってしまう」
銀「そうねぇ。
前は新スレが立ってからラジオの告知をしてたけど、今回はそれじゃ間に合わなかったし」
氷「スレ立てに関する明確なルールがないのも問題なのかも知れんな。
>>2
のテンプレに『スレ立ては
>>950
がすること』とでも書いておくか」
銀「まあ、それは次のスレ立てをする人に任せればいいんじゃない?
どうしても何とかしたいなら、監督が自分で次スレを立てればいいんだし」
氷「そういうことになるな。
さて、軽く反省会も終ったことだし、そろそろタイトルコールに移ろうか。
氷室と……」
銀「水銀燈のぉ」
「「銀剣物語らじおー!」」
氷「さて、今回で第八回となったわけだが……今回もまた、随分と本編が停滞していたようだな」
銀「ホント、いつまで経っても続きが書けないなんて、みっともなぁい。
新しい住人とかには、そろそろいらないって思われてるんじゃないのぉ?」
氷「そう思われても仕方が無いな。
監督としても予想とは違う選択肢に決定したりして、かなり苦しんだらしいが。
一歩間違えれば、銀の字の出番はここで終わりだった、らしいぞ?」
銀「お、恐ろしいことを言わないで頂戴。
まだまだ予断を許さない展開の最中なんだから」
氷「さて、せっかくの新スレをだらだらと消費していては申し訳ない。
さっそく今回の質問に答えていこうではないか」
48
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/10/20(土) 01:33:18
銀「と言っても、今回は慌しかったせいか、質問もあまり無かったわねぇ」
氷「まずはこれか。
>>974
からの質問、『(part16の)
>>487
の選択肢の穂群原の学生って誰?』
確かに、αはキャスター、βはアーチャーで確定だと分かるが、γだけは誰なのかわからないな。
これが一体誰なのか……実は、この段階ではまだ決めていなかったらしい」
銀「えぇ? 随分適当なのねぇ」
氷「夜中、新都に居そうな学生を何人か挙げて、再び選択肢で決めるつもりだったそうだ。
候補としては、私や間桐慎二、後藤君あたりか」
銀「ご、後藤って誰……?
そんなキャラを出してストーリーが続くの……?」
氷「まさかの後藤君ミーディアム化もあったかも知れないな。
惜しいことをしたな、銀の字」
銀「いらない……そんなサプライズはいらない……」
氷「もちろん、そうなったら監督もキャラが把握できなくて悶絶しただろうがな。
まとめwikiの停滞作品行きになるくらい投下が遅れたかも知れん」
銀「ああ……そりゃ選ばれなくって良かったわねぇ……」
氷「銀の字がやたら消耗しているので、手早く次の質問へ移ろうか。
>>975
より、『水銀燈in言峰教会は気になる選択肢ばかりだったので、他のを選んでいたらどうなっていたかは知りたいかも』」
銀「台本を読んだ限りでは、私が一人で教会にやってきた時点で、身体部位を失うことは確定だったらしいわね」
氷「それまでの流れ等もあるから、個別にどの選択肢でどうなった、という解説は出来ないが……選択肢によって、何箇所の部位を失うことになるのかが決定するようになっていたようだ」
銀「一箇所で済む可能性もあった、ってことね」
氷「逆に、ここで水銀燈の消失も有り得たらしいので、それを考えれば二箇所欠損で済んだのは多少マシと言えるのではないか?
もちろん、ベターとも言い難いが」
銀「全く、こんなことになるなんて、最初の頃は思っても見なかったわぁ」
氷「そうかな?
監督は、ローゼンメイデンを題材にすると決めた時点で、部位欠損ネタは使わねばならないと決めていたらしいぞ?」
銀「なにそれ、一年以上も前から計画通りだった、ってわけぇ?
今回は運よくそういう流れになったからいいけど、選択次第では書けたかどうかわからないくせに。
予想外の選択肢が選ばれたときに限って、文章が書けなくなって停滞したりするんだから」
氷「まあ、監督も我ながら良く続いてるものだと思っているんだろう。
というか、銀剣物語を開始当初から読んでくれている人がこのスレにどれだけいるのやら」
銀「隣町での聖杯戦争が、一度登場人物をまとめようって話をしてたけど。
銀剣物語も他人のことは言えないわよ。
そろそろ話の筋がわかんないって人が多いんじゃないの?」
氷「そうだな……。
スレも新しくなったことだし、ここで一つ、これまでのまとめのようなものを作ってみるか」
銀「って、ちょっと待って、他の作品の感想は?」
氷「む……ローゼンと型月以外のオススメ作品か。
監督は『それは秘密! なぜならそのほうがカッコイイから!』
とか言っていたが」
銀「ちっとも秘密になってないわよソレ。
知らない人でもgoogleで調べたら一発でわかるじゃない」
氷「ヱヴァンゲリヲン新劇場版に関しては、見る機会を逃したので割愛させてもらう。
まあ、なんだ、作者のことより作品のことを話そうじゃないか?」
銀「……なぁんか言いたくないことでもあるのかしらね?
まあいいけど。
それじゃ、今回は他作品への感想、特別編ってことにしましょうか」
49
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/10/20(土) 01:35:09
他作品感想 No.4(特別編)
『銀剣物語』
作者:371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg
氷「感想と銘打っておきながら、今までのまとめのようなものなのだが」
銀「いいんじゃない、感想を書いても自画自賛か自虐にしかならないんだし。
さっさと説明に入りましょうよ」
氷「む……まあ、確かにそうだな。
ではまず、これまでのストーリーから説明していこうか。
基本コンセプトとしては『Fateキャラクターがローゼンメイデンのミーディアムになったら』だな。
Fate側の設定としては、『後日談。』の世界に当たるわけだ」
銀「そこに、私たち薔薇乙女がやってきて、アリスゲームを行うってわけね」
氷「そういうことだ。
本編の進行に関しては、以下に大まかなタイムテーブルを書いてみたので、それを参照してほしい」
一日目(日):
家の前で鞄を拾う。
水銀燈と出会う。
水銀燈と契約を結ぶ。(第一話完結)
二日目(月):
三日目(火):
四日目(水):
氷室を屋敷に招く。(第二話完結)
五日目(木):
学校に来なかった氷室を探す。
nのフィールドで雛苺と戦う。
氷室と雛苺、契約を破棄する。
家の住人に、薔薇乙女のことがばれる。(第三話完結)
六日目(金):
アーチャーと学校屋上で会話。
キャスターと柳洞寺で会話。(第四話完結)
七日目(土):
真紅に会いに行く。
nのフィールドで真紅と薔薇水晶を目撃。
水銀燈と決別する。(第五話完結)
衛宮家で人生ゲーム開催。
氷室から告白される。
水銀燈、教会で雪華綺晶と遭遇。←いまここ
銀「今は七日目の深夜なんだけど……こうしてみると七日目って色々な事が起こりすぎねぇ」
氷「激動の一日だな。
ソレに比べて、二日目などは意外なほどに動いていないというべきか」
銀「あら、鐘にとっては重要なターニングポイントじゃない」
氷「むっ……そういえば、本編で銀の字と初めて出会ったのも第二話だったか」
銀「もう随分と昔のことのように思えるけど……実はまだ、あんまり物語は進展してないのよね」
氷「そうだな。
本編の進行具合は、以下のミーディアム対応表を見て貰えれば分かるだろう」
衛宮士郎――水銀燈
アーチャー――真紅
氷室鐘――雛苺
言峰綺礼(?)――雪華綺晶(?)
アヴェンジャー(?)――薔薇水晶(?)
銀「驚くべきなのかそうでもないのか……まだ全てのドールが登場してないのよね」
氷「関係が確定しているものに限れば、まだ3組しか揃っていないぞ。
下の2組はまだ、本編内で確定したと明言されていないからな」
銀「本当、一年以上も続けておいて、なにをやっているのかしらね。
第四ドール辺りはともかく、第三ドールなんかは出番が無くて不貞腐れてるんじゃないの?」
氷「確かに、彼女たちよりも先に雪華綺晶が登場したのは意外だったかもな。
しかし、登場順序がこうなったのも、少なからず必然性があったからこそだ。
彼女たちの出番もそう遠い話ではないだろうから、期待して待っていて欲しい」
銀「……とまあ、まとめてみると意外と短かったわね。
それだけ内容が薄かったってことなのかしら」
氷「意外と、こういう企画こそが本来の銀剣らじおの正しい在り方なのかも知れんがな。
なお、銀剣を詳しく読んでみたいなら、まとめwikiで最初から読む事が出来るのでそちらを利用してほしい」
銀「では、今回はそろそろお開きにしましょうか。
監督、次回の課題、忘れないようにね?」
「「それではー!!」」
50
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/20(土) 02:49:00
おお、銀剣らじおが、お疲れ様です。
wiki、wikiは……銀剣の方は一話毎に分かれているから実に読みやすいのですが、隣町はもうダーって並んでるから多すぎると感じられそうで。
ついでに編集も大変そうというのもありますが。
あとまとめはやっております。
ようやく経過表は五日目の朝で、スレッドで言うところのpart12の途中まで。
一日がスレッド4つ使って終わらんかったんかいと思っているところですな。
元々最大で作中時間一週間くらいで終わらせる予定だったけどそれでも今年中には完結は無理かなーって。
そんな関係でまとめよりも本編にパワーと注いでいるわけで、予定では今の戦いが終わった辺りでこれまでのまとめを完成させる予定です。
と、ここまで書いて思うことは。
今のルヴィア対ギュンター以外にも、ライダー対ライダー、ジェネラル対狙撃手、士郎(達)対クロード等々、消化するべき戦い多くね? って事である。
本当ならば9月中にこの夜の戦いを終わらせる予定だったのにッ……!
正に予定は未定である。
51
:
◆M14FoGRRQI
:2007/10/20(土) 09:06:06
GunParadeFate編
ふむふむ、リレーですか。
でもある程度の経験があって、かつ現在この板を見ていて、
かつ書く暇のある人を見つけるのって結構大変ですよ。
52
:
◆v98fbZZkx.
:2007/10/20(土) 09:21:21
むむむ……リレー難しいのかな。
では
>>40
とりあえずは占有化状態として、希望があればリレーと言った感じで進めたいと思います。
53
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 09:23:43
銀剣の人、らじお乙です。
一話目から読んでる人間が最低でもここに一人います。
続きを楽しみにしております。
……ところで、まとめに「氷室鐘とデート」という事項がないのは何かの罠ですか?w
54
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 09:57:36
Fate/式神の城
55
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 12:10:32
あぶねぇ・・・αの静寂はやっぱ事後だったってことか・・・
56
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 15:53:10
>>55
いや、銀様が最期になっていた選択肢は士郎との契約破棄のことだろう。
静寂だと言峰、オルガンだとカレンだからαの方が銀様の早期救出という観点ではベター。
57
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/20(土) 16:40:25
もしハサ裏話そにょ2
ハサン「こんにちは、もしハサ裏話の時間です。本日のゲストは第二章でヒロインだった
皆のツンデレアイドルかがみんです」
凛「かがみんって誰よ」
ハサン「ところでさ、聞いてくれよ〜かがみん。こないださ、銀剣物語らじおにハガキを
送ったらさ、私のも読んでもらえたんだよ〜」
凛「はいはい、とっとと本題にいくわよ」
ハサン「しゃーないですね。んじゃ今回のテーマでも発表しますか。今回のテーマ、
それはズバリ『オリキャラについて』です!」
凛「オリキャラって誰の事よ。そもそもこの作品にはオリキャラしかいないじゃない」
ハサン「うっ、それを言われると作者にとってはかなりツライ。
たしかにもしハサはオリキャラオンリーと言わざるを得ないでしょう。
ビンボーなかがみん、死にかけなイリヤ、ゲロ吐き慎二、こいつらみーんなオリキャラ
に近いぐらいに改変されています。しかーし!今回語るのは彼、『某魔術師』についてです」
凛「某魔術師っていうと投票で悪魔狩りになったあのミスタースタイリッシュの事ね」
ハサン「そーです。現在バゼットさんとやりあっているあの人です。ところでかがみん、
一般的なFate二次創作における某魔術師の立ち位置は知っていますよね?」
凛「えーっと、『存在自体が既に奇跡、立ってる事が既に奇跡、戦う事などありえなーい』?」
ハサン「なんですかそのサムワン海王。でも悲しい事にそれでほぼ正解です。この人
なぜか既にお亡くなりになった状態がデフォルトなんですよねー。しかも弱そうな描写
ばっかり」
凛「葛木&メディアは作中のベストカップルだし、葛木戦や小次郎戦は燃える展開だから
外したくない所だからでしょうね。もしくは某魔術師の枠にオリキャラを入れてみたり
とかね。それに某魔術師のイメージって雑魚っぽいし」
ハサン「なるほど、某魔術師は雑魚、と。本当にそうでしょうか?」
凛「違うの?第五次マスターの中で真っ先に脱落したし、自分のサーヴァントに
裏切られてる奴よ。これで強いって思う方が無茶よ」
ハサン「そんな事ありませんよー。さっきかがみんがいった条件だとバゼットさんも
雑魚扱いになってしまいますよー。それに某魔術師が強かったんじゃねーのという根拠も
ちゃんと本編中にあるんですよー」
凛「へー、そんな根拠があるんだ。じゃあ言ってみなさいよ」
58
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/20(土) 16:41:15
ハサン「では、こちらを見てください」
第五次聖杯戦争参加者一覧(年齢順)
桜:16歳
士郎、凛、慎二:17歳
イリヤ:18~19歳(肉体的には8~10歳程度)
バゼット:参戦時点で22歳か23歳
葛木:大河の発言が正しければ24歳以下
某魔術師:不明、ただしキャス子に近い年齢の可能性が高い。
キャス子:葛木より年上であり、葛木より年下として通用する年齢。
言峰:40歳前後
臓硯:当年とって500ウン歳
ハサン「ね?」
凛「いや、わかんないんだけど。これをどう見たら某魔術師が強かったという証明に
なるのよ?」
ハサン「それがなるんですよねー、このデータを元にして某魔術師の年齢を算出すると
何歳ぐらいだとおもいますか、かがみん?」
凛「普通に考えて26〜39歳の間かしら、葛木先生と言峰の間に入るわね」
ハサン「そうです。つまり女子供と引退して錆付いた人たちの集まりの中、
ただ一人現役かつ全盛期なのが某魔術師なのです!」
凛「あ、本当だ」
ハサン「型月作品においてこの世代のキャラといえば、そりゃあもう凄い人たち
ばっかりですよ!才能のある人物と評価されていた某魔術師もきっと第四次のケイネス
ぐらいの実力者だという妄想をするのがむしろ自然!!」
凛「つまり―、結局雑魚って事ね」
ハサン「ですよねー。それではオチも付いたところで本編に行きましょうか」
凛「あれ、EDテーマは?」
ハサン「考えたんですが、あんなのに別に無駄にレスを使う事もないと思ったので。
節約できるところは節約しないと」
凛「ショボーン(´・ω・`)」
バーチャル洋館アイドル・ハサン63歳はケイネスと某魔術師を応援しています。
59
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/20(土) 16:42:22
納豆を10回かき混ぜると糸を引く。
納豆を100回かき混ぜると美味しくなる。
そして、納豆を1000回かき混ぜると腱鞘炎になる。
どんなに慣れ親しんだ動きであっても、普段以上の反復をすればそれは運動となり、
運動は疲労を生み出し、疲労は判断力と機動力を奪っていく。
戦いが始まってから既に半時間近くが経過。私の攻撃はそのことごとくが避けられ、
あるいは弾かれてしまい、まともに命中した弾丸は一発もない。
恐らく体術においては彼女の方が一枚、いや二枚は上なのだろう。
だが、勝負の流れを引き寄せているのは私の方だ。
そう思える根拠は二つ。
一つは、出会い頭に彼女が私の命を取りに来なかった事。マスター同士で協力しての
脱出を考えていたのだろうが、そのおかげでこの膠着状態に持ち込めた。
この戦いにおけるモチベーションの違いがかろうじて五分に見える状態を作り出している
と言ってもいい。
そしてもう一つの根拠、互いの運動量の差。強化した四肢を振り回し戦う相手と両手
から魔術を放ちつつ部屋内を逃げ続ける自分。彼女がどれほどの達人であろうと疲労の
蓄積速度がこちら以上なのは確実。
―――準備は整った。ここで決着を付けよう。これ以上時間を掛けても意味は無い。
それどころか、もし彼女が多少のダメージを省みずに真っ直ぐこちらの命を奪いにきたら
この程度の優位など数瞬で無くなってしまう。
■すなら今、彼女がまだ死に物狂いにならず、綺麗に勝ちを拾おうとしている今しかない。
床中に散らばり壁中に埋まった745発の弾丸。
詠唱と共に全ての弾に込められた魔力を解き放つ。
敵ではなく周囲の大気を対象とし相手ごと凍らせる、その名も―――
『第三章もしも「エターナルフォース・ブリザードッ!!」たら』
完璧なタイミングで切り札を発動させる。もちろん、相手もこちらの詠唱の間に
なんらかの動きを見せていたが、
[選択肢]
イ.こちらが一手速かった。
ロ.こちらが二手速かった。
ハ.・・・同時だと!?
60
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 16:45:04
ハ.・・・同時だと!?
61
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 16:52:28
�掘у採錣併劼匹發亮蠅諒燭世辰�
今更ながら決定です><
ハ.・・・同時だと!?
某魔術師を持ってくるその奇抜さに惚れました
62
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 16:59:06
ハ.・・・同時だと!?
63
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 17:21:41
ロ.こちらが二手速かった。
64
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 17:31:50
ロ.こちらが二手速かった。
65
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 17:46:41
ハ.・・・同時だと!?
66
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 18:12:59
ロ.こちらが二手速かった。
一手だとダメットさんの逆光の餌食
がんばれ、某魔術師
67
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 20:07:01
Fate/式神の城
ロ.こちらが二手速かった。
68
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 21:06:01
ロ
そこまで言われたら某魔術師を応援しない訳にはいかんよな
69
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 22:30:51
>>52
暫くは通常連載なんだな? よかった、先にリレー化されなくて。あやうく、サプライズ出来なくなるとこだったw
70
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/20(土) 23:13:09
「莫、耶―――」
「く……シロウを、離せっ!」
俺を喰らうべく伸びてきた捕食者の手を、綺麗な子どもの手の平が受け止めていた。
「おや……何だい、アンタ」
興味の対象を俺から少女へと。俺へと向けられた手は、今度は少女へ向きを変えて伸ばされる。
―――思考が加速する。
鉄輪が錆を纏った如く愚鈍だった思考に、一筋の潤滑油が差し込まれる。
俺は誓った、少女を守ると。
ならば―――それをやり遂げてみせろよ――――!
「―――投影開始」
急ピッチで魔力を起動し、目標の情報を検索、そして解析する。
投影対象は鎌。あの大鎌だ。形状、鋭さ、大きさ、材質、そして経験、余すことなく凝視する。
『無限の剣製』……俺がアーチャーから得た、俺の錬鉄の魔術。だが結界を再現できる魔力にはまるで届かない。質も奴に比べると遥かに低い。だが―――これは俺にのみ許された魔術。もとより衛宮士郎はその魔術にのみ特化したもの。できない道理はない。
魔術回路に魔力を迸らせる。魔力が暴走―――ショートする限界を見極め、荒れ狂うソレを右手へと集中させる。実体無き魔力がカラダを得……そして手には一振りの大鎌が握られていた。
「I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)。Yサイズ―――竜巻挽肉機(ギロティン)」
「ア、アタシの鎌…………しかもアタシの技まで!?」
竜巻挽肉機(ギロティン)。鎌の計四回に渡る横薙ぎ。その払いはまさに刹那。放った相手を醜い汚塊へと変化させる必殺の技。―――だがこれは相手を傷つけるためのモノじゃあない。奴らの実力は骨身にしみて理解している。狙いは地面。皮肉にもあいつらが最初に地面を抉って埃を巻き上げたことがヒントになったんだ……!
ブワッ!
「うっ……」
「うわっぷ! ま、前が見えないよ……」
タイルが砕け、奴らが出来てきたときに起こしたものとほぼ同量の砂埃が宙を覆う。そこには奴らがつけたものと同じ形の傷が刻まれていた。
鎌なんて技を放った瞬間、維持しきれずに霧散している。……だがこれでいい。そう、何も相手を傷つけなくたっていい。逃げる時間さえ稼げればそれで十分。この脅威から彼女を守るにはこれがベストなんだ。
どよめく観衆を押し除け、最後の仕上げに取り掛かる。
「莫耶!」
「シロウ!」
罪狩り達と同じくたたらを踏む彼女の腰を掴み、走る。もちろん魔力を足に込めて、だ。
「待て! くっ、『コールワイバーン』! 飛龍よ、奴らを追え! スカリーX、お前も獣を使って追いかけるんだ!」
「わ、わかったよ、姉さん。―――『よびだす』! ウサギちゃん、奴らを追っていけ〜〜!」
�機С垢涼罎愼┐欧�
�供С垢粒阿愼┐欧�
�掘Щ廚だ擇辰討海両譴卜韻泙�
71
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 23:30:15
�供С垢粒阿愼┐欧�
72
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/20(土) 23:58:08
��:街の中へ逃げる
街の外に逃げても龍がいるから得策とは言えんし
留まっても士郎じゃあ相手を殺さずに全て倒すとか無理だし
街の中ならウサギに対応すれば希望があるっぽい
73
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 01:42:11
�供С垢粒阿愼┐欧�
士郎の性格では街中に戦闘の危険を持ち込むまい。
一人なら�靴世辰燭�も
74
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 02:57:43
剣以外投影できたっけ?、まあいいか
選択枝はIIで
75
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 03:01:51
>>72
知ってるか?ウサギのが強いんだぜ。
76
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 03:38:21
>>75
マジで? そいつぁ誤算だ
77
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 04:55:06
�供С垢粒阿愼┐欧�
78
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 14:35:10
�供С垢粒阿愼┐欧�
79
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 19:22:50
�掘Щ廚だ擇辰討海両譴卜韻泙�
死亡フラグ?
80
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/10/21(日) 19:54:40
見た感じ、高校か大学生といったところだ。警戒されるだろうが、話をする分には申し分ないだろう。
「そうだな、話しかけてみよう。
慎二、静かに着いて来てくれ。少し離れたところから出て、戻ってこよう」
この暗さと距離ならそうそう見つからないだろう。そう結論付け、茂みに隠れながら移動する。
「なあ慎二。話を聞くために、話を合わせておきたいんだけど」
「え? ああ、別にそんなことしなくていいよ。こんな時に女の子と話しても面白くなさそうだし、ここは衛宮に任せるよ。それに、あの衛宮が隠し事しながら話が出来るのかってほうが興味あるしね」
「ふっ、侮るなよ慎二。倫敦に行ってから色々あったんだ。そこで培われた実力、見せてやるさ」
そうメンチをきったところで出る準備をする。
とりあえず出る前にそれらしい格好が必要だ。俺はあっちから持ってきてしまったバッグがあるが、慎二は何も持っていない。ので
「投影、開始」
旅行鞄を投影して慎二に渡す。
「なにこれ?」
「鞄だよ、手ぶらじゃ変だろ」
「ふうん。ところで今のお前の魔術か? えらく便利じゃんか」
「まあそんなところだ。それについては今度詳しく話すよ。
とにかく今はこっちに集中しよう。慎二も気をつけてくれよ」
「それはこっちの台詞だよ」
ゆっくりと茂みを出る。話すことをまとめながら、自分を落ち着かせる。
昔ならいざ知らず。今は魔術師の助手としての経験があり、自分の事を隠すことは慣れている。
「あの。ちょっといいかな?」
「え? あ、はい。えーと、なにか御用でしょうか?」
「実は、ホテルを探してるんだけど。この辺りにないかな?」
振り返る先ほどの娘。第一印象としては、知ってる人物の中では、桜が一番近いように感じる。
「ホテル? いえ、この辺りには学生寮しか」
「学生寮しか? ってことは、この大きな建物が全て学生の住居ってこと?」
「ええ、その通りです」
「……失礼だけど、一棟にどれだけの学生が住んでるの?」
「ここは中学生が二学年分です。って言っても分からないですね。そうですね…、とりあえず1000人以上はいますが」
その数に暫し固まる。しかもそれで二学年分だというのだから、どう驚けばいいのかと。先ほど駅で地図を見て広いとは思っていたが、なるほど『学園都市』と言うのは文字通りというわけか。
しかし、まったく関係ないが
「そ「えっ!? お前、中学生なのか!?」か?」
「―――すみませんが後ろの方。今のはどういった驚きでしょう?」
「い、いやぁ。そ、その雰囲気とかスタイルで、ちゅ、中学生とは凄いなと思いまして」
ガタガタ震える慎二、凍りつく笑顔を見せる女の子。どうやら慎二はこういった笑顔がトラウマになってるらしい。それは兎も角、俺の台詞に被らないで欲しい。
しかし、まさかこれで中学生とは。遠坂が見たらなんと言うか…。
「まあそんなことはどうでいいか。しかしそうだな…」
「あの、失礼ですが。ホテルをお探しということは、街の外から来たと思うんですが、いったいどのようなご用件で?」
「ん? ああ。今度新しくこの街の学園に、仕事でお世話になるんだ。で、来たのはいいけれど、ミスで遅れてね。しょうがないからホテルを探してるんだけど…」
「それでしたら、ホテルを予約されてなかったんですか?」
「いや、本当なら着いた時点で、学園の責任者に連絡をする予定だったんだけど。こんな時間じゃもう連絡先にいなくて」
「なるほど、それでホテルを探していたんですか」
彼女はそう言うと、少し考える素振りを見せる。それら彼女の挙動や言葉に、違和感を覚える。
「あの。その学園の責任者とは、もしかして学園長の事でしょうか? もしそうでしたら力になれると思うのですが」
「いや、どうだろう。正確には学園都市の、だから。とりあえずその学園長の名前を聞いてみないと、なんとも」
「近衛学園長と言うのですけれど」
「ああ、その人のはずだ。近衛なんて姓、そうそういないだろうし…」
「でしたら。実は、学園長のお孫さんがクラスメイトなので、おそらく連絡を取れるだろうと思うのですが。どうでしょう」
81
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/10/21(日) 19:55:33
その不意の一言に言葉に詰まる。同時に、先ほどの違和感がなんだったか気付いた。
この娘の笑顔は、時たま見せる桜の笑顔に似ているのだと。あの逃げようとしても逃げられない、逃がさない表情に。
おそらく、最初から俺達は疑われていたのだ。自分が聞いていたことは、聞き出したのではなく、誘導するのに都合がいいから、わざわざ親切に話してくれたのだろう。
だが、そんなことが今分かったところで意味などない。今重要なのは、彼女の提案になんと答えるのがいいのか、ということだけだ。だが、どう答えても…
「それならやってもらおうぜ。その方が助かるだろ、お前も?」
突然の声に後ろを振り返ると、いつもの不機嫌面で慎二が立っていた。
不意を突くような提案に戸惑った俺とは違い、慎二の態度はいつもと変わらない。
「正直、野宿なんて嫌だからな。連絡取れるなら取ってもらおうじゃないか。
いいだろ、それで?」
その言葉で平静を取り戻す。慎二がどういった考えでその台詞を言ったが知らないが、疑われる態度を見せれば俺達の立場は危うくなるのだ。
彼女の話が本当か、それとも脅しなのかどうかは問題ではない。うろたえて疑われても、話が真実でも、結果は一緒なのだ。ならば、ばれるまではひたすら嘘をつき続けるのが最善だろう。
「ああ。もし頼めるなら頼みたい。いいかな?」
「……ええ、分かりました。では少しお待ち下さい」
そう言って寮に戻ろうと振り返ると
「貴方たち、何をしているんですか?」
その先から、また新たに金髪の娘が出てきた。この娘も、やはり中学生なのか。
こんな状況でこんなことを考えるのは非常識なのだが、本当にこの娘たち中学生なのか?
「あら? どうしたのあやか?」
「こんな夜中に外から友人の声が聞こえたら、誰だっておかしいと思うでしょう。
まあそれは後で怒るとします。それで、この方たちは?」
「そうねえ。仕事でこの街に来たのはいいけれど、ミスから困ったことになった方たち、かしら?」
「とりあえず、何故疑問文なのかしら」
何故かコントが始まる。このまま逃げたい気持ちだが、そんなことを出来るわけもないので。
「あの。さっきの話なんだけど…」
「え? ああ、すみません」
「さっきの話?」
「実は話の都合から、近衛さんに学園長の連絡先を聞きたいということになったのよ」
「どういった経緯でそうなったのか分かりませんが、とりあえず千鶴さんがそう判断したのならお二方は信用できるのでしょう。
ですが、近衛さんに話を聞くことは委員長として許可できません」
「どうして?」
「この時間なら、近衛さんはもう寝ているでしょうし。なにより相部屋の方は朝早くに起きなければならないで、今から起こすのは学生の本分からして許可できません」
それを聞いて、千鶴と呼ばれた娘は申し訳なさそう顔を向ける。
まあこっちとしては、その方が都合がいい。何せ話が本当のようなのだ。聞かれると大変困る。
「いや、そういうことならそちらの都合を優先してくれ。俺達のはただの我がままだし。駅もあるから一晩過ごすぐらいは問題ないよ。
慎二も、それでいいだろ?」
「分かったよ。一晩なら我慢してやるさ」
「分かってるよ。
まあそんなわけだし。悪かったね、こんな時間に呼び止めて」
「あの、よろしいんですか。あまり力に慣れなかったようですが?」
「いやいや、十分だよ」
「そうですか。そう言って頂けると幸いです…」
「気にすることないんだけどなあ。
それじゃあ、学園長が普段居る場所っていうのは? まあこれだけ広い学園だと分からないか」
「いえ、それでしたら。学園長ならいつも一番奥の校舎に居ますよ」
「ええっと……本当?」
「それはもちろん。だってそこは私たちが通う校舎ですから」
「はは、なるほど。いや、本当にありがとう。もしまた会うことがあればお礼をするよ」
そう感謝の言葉を述べ、彼女たちの寮を後にする。
いや危なかったが、最後にまさかこんな情報が手に入るとは。結果オーライと言ったところ、かな?
82
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/10/21(日) 19:57:49
歩き去っていった男二人を、千鶴とあやかの二人は、見えなくなるまで見送る。
「ごめんなさいね。隠れてもらってて」
「いえ、それは別に気にしてませんわ」
「そう。ありがとう、あやか。」
「そんなことよりも。何を話していたかわかりませんが、もし彼らが本当に不審者だったらどうするつもりでしたの!
勘ぐっていた事がばれて暴れられた、なんて事になったらどうするつもりだったんですか…」
「あら。心配してくれてたの?」
「当たり前でしょう。 友人を気遣うのは当然です」
「さすが、私のあやか。けど、結果的に何も問題なかったんだから、良かったじゃない」
「はぁ。千鶴さんは、その辺りが抜けていると言うか、天然と言うか」
「そうかしら? まあ私の事はいいじゃない。
それよりも、私、あちらに失礼な事をしてしまったんじゃないかしら…」
「何がですの?」
「私、あのお二人が信用できるのかって事ばかり気にしてて、本当は何が聞きたかったのか意識してなかったから。疑うばかりで、相手の事を考えることを懸念してて」
「それは当然だと思いますが。千鶴さんは色々な人に気を使いすぎじゃないでしょうか」
「そうなのかしら?」
「まあ、それが自然なのが千鶴さんなのでしょう。
それと、お二方については気に病むことはないと思いますが。今回の事は、あちらのミスでこういった状況になったのでしょう?
でしたら、こう言ってはなんですが、あまり話を聞けなくともあちらの責任だと思いますけど」
「……そうね。あやかの言い分は正しいわ」
「では、納得したところで戻りましょう。明日も学校ですから、もう寝ませんと」
「そうね、過ぎた事だもの。
―――このことは、もう一度会えたときに考えるとしましょう」
83
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/10/21(日) 19:58:49
駅まで着くと、椅子に寝っ転がり、ため息を吐く。
「最後、本気で危なかった。助かったよ慎二」
「途中までまあまあだったけど、まだまだだね。やっぱり僕が居ないと駄目だね、衛宮は」
「いや、本当だな。
でも、よくあの時あんなこと言えたな。俺なんか、思わず固まったのに」
「ふん。あの女が勘繰ってたのに気づいたんだよ。どうせ、ああいう事言って、嘘ついてるか調べようとしたんだろ。桜に比べたら雲泥の差だよ、あれぐらい。だいたいクリリ○と天津○ぐらいの違いだね」
それはつまり、桜は地球人最強と言う事なのだろうか。
「けど学園長の孫っていうのは、本当だったみたいだけどな」
「くっ。い、いいんだよ、結果的に上手くいったんだ。結果オーライだよ」
「まあそれもそうだな。終わりよければ、って言うしな」
どうやら俺なんかより、慎二の方が状況を読み取ってたらしい。さすが桜で鍛えられているようだ。
そう考えると俺もまだまだ修行不足と言うか、経験不足と言うか。遠坂辺りなら、そんな修行なんかいらないわよ、なんて言うんだろうけど。
「それよりもさ。なんであんな事聞いたんだよ、衛宮」
「あんな事って、学園の責任者ってやつか? そりゃこの都市で一番権力がある人について聞いといたほうが、今後の都合がいいだろ。
言いたくはないけど、おそらく俺達だけでこの世界で生きてくのは無理なんだ。もし誰かを頼るとしたら」
「そっちじゃないよ! 最後に学園長の居場所を聞いただろ。あれ、前の話からの繋がりがおかしいじゃんか! その後にも、今度会ったらお礼するとか言うし。
あれだけ自分で言っておいて、なんで最後に危険なことしゃべるんだよ」
「いや、それは」
最後に聞いたのは、彼女が本当に申し訳なさそうにしてたから、気にしないようにと軽い気持ちで言っただけというか。お礼の話も、本当に感謝してたから言っただけで。
「つまり、自然にあんな言葉が出てきたと」
「そうなるのか、な?」
「はっ。本当に抜けてると言うか天然と言うか。相変わらず変なトコに気を遣うんだね」
「いや、その。…面目ない」
「ふん。まあ僕の目から見ても、あっちが気にした風には見えなかったし、許してやるよ」
「そう言ってくれると助かる」
「で、今度はどうするんだ。さっきお前が言ってたけど、僕達だけじゃこの世界で生きてくのは厳しいんだろ。また会うかも、みたいな事も言っちゃったし。本当に学園長とやらに会いに行くのか?」
「ん〜…」
遠坂達の助けを考えれば、この街を出るのは極力避けたい。助けに来るまでの時間を考えれば、俺と慎二がサバイバルだけで生きていくことは難しい。結局、行き着く先として、最後には誰かの頼りが必要になるのだ。なら、出来るだけ力のある人物の方がいいと言うものだ。
問題は、その学園長という人物が、普通なら信じられない俺達の事情を受け入れてくれるか、なのだが。まあそんな事は、正直誰にでも当てはまる事だしな。
「そうだな…」
ネ:結論も出てるんだ。学園長まで一直線に行く
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
ま:焦る必要はない。次は都市について把握しておこう
全く話に関係ないけど
ネギまは実写やってないで、アニメの三期を作て欲しいな。
84
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 20:07:20
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
85
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 20:12:17
ま:焦る必要はない。次は都市について把握しておこう
86
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 20:47:03
ま
87
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 21:16:15
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
88
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 21:38:30
ま:焦る必要はない。次は都市について把握しておこう
比較対象がヤムチャじゃなく天津飯なあたり意外と実力伯仲だったりするのか?w
89
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 21:38:51
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
90
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 21:42:39
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
慎二が賢いな
91
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/21(日) 21:44:03
「――――ゼッ、ゼッ、ゼッ、ハッ……」
荒野を駆ける。いつかカメと戦ったあの荒野を。少女と出会ったこの荒野を。
相変わらず木枯らしが吹き荒れる大地。潤いを感じさせないそれは、とても生ある者の気配を連想できない。砂利を踏み、枯れ木を蹴散らす。
―――街でドンパチ騒動を起こすのだけは避けたかった。だとすれば、足は自然とここに向かうのも道理。ここなら被害なんてまずありえない。
だが腕に抱えた莫耶が重い。足もパンパンに脹れている。おまけに先程の投影により魔力はほぼ枯渇していた。もう、限界だ……。
「ハァ……くっ、ハァ……ハァ……」
「……シロウ?」
知らず知らず足は止まっていた。追われているのは自覚しているけど……それでも体は停止を呼びかけている。胸に鋭い痛み、そして足に鈍い痛み。これ以上走れば心臓が破裂しちまう……。
「シロウ、ここで止まっては奴らに追いつかれてしまう。さあ、立って。せめて歩くだけでも動かないと捕まってしまうぞ」
「ハァ、ふぅ……。そ、そうは言うけどなぁ、あそこからここまでずっと休み抜きで走りっぱなしだったんだぜ……? ちょ、ちょっとは休憩させてくれ。もう、限界だ……」
抱えていた少女を地に降ろし、地べたに座り込む。
後ろを見る。少し前まで居た街の外壁は、既に視界からはぼやけて映る。距離にして数百メートル以上はあるだろう。これならこちらの位置を正確に把握してない限り、簡単に見つかることはない。
幸い俺を襲った獣人の姿も見えない。休むのなら今が機会であろう。
「ふぅ……」
呼吸を整える。ここだっていつまでも安全ではあるまい。休憩時間はせいぜい1分。安全を確実に保障しない限り、それ以上一定の場に留まるのは危険すぎる。
……と、それまで
「シロウ」
「……ん?」
少女が滅多に見せない真摯な顔で俺に呟いた。
「あの、シロウ。あ、ありがとう……。貴方がいてくれなければ私はどうなっていたかわからない。罪狩り達の前に躍り出たのも彼女らの注意を引き付けるためだろう?」
「………………」
「罪狩りという者は、ここより遥か南のミスラ本国に所属する、罪人どもを狩るためだけに鍛え上げられたプロフェッショナルだ。誰もがその名を聞けば体の芯から震え上がる。
それを貴方は敵わないくせに真正面から向かっていった……。本当はその無謀を力の限り罵ってあげたい所だけど……でも貴方が私を助けようと動いてくれたのは本当に嬉しかった。これで貴方に助けてもらったのは二度目だ。ありがとう……」
「……うん」
逃走中の身だというのにここだけ妙に温かい空気に包まれる。その雰囲気は…………何というか非常に照れくさい。
こちらが赤面している様子に気付いたのか、莫耶は俺にニッコリと微笑む。見れば彼女の頬もほんのり朱色に染まっているではないか。その罪人を狩る罪狩りにどうして狙われているのかとか、土のクリスタルって何? といった質問をしたかったのだけれど……その微笑の前に全部吹き飛んだ。あぁ……何故だかとっても恥ずかしいぞっ!
「そ、そろそろ行こうか。十分に休憩できたし」
「あ、ああ、そうだな、行こう」
ズボンに付いた土を払い、照れ隠しになるべくスムーズに立つ動作を行う。兎にも角にも今は安全な場所まで逃げることを考えるべきだ。
滑らかに気持ちを切り替え、傍らの莫耶に視線を投げかける。だが……今しがた休んだばかりだというのに彼女の表情は青く染まっていた。
「莫耶……?」
「――――シロウ! 後ろに跳んでっ!」
にべもない。聖杯戦争を生き抜いたこの身は、頭よりも先に体がその意味を理解し跳躍した。続いて遥か上空から落ちる流れ星。
―――ドズン!!
「うおおおっ!?」
さっきまで座り込んでいた地面に大穴が空いた。その流れ星が文字通りただの石の塊だったらどれほど愉快だったろう。だが穴を穿ったそれは隕石ではない。人だった。
「……けほっ、けほっ」
「お、お前は……罪狩り…………」
この身を震え上がらせた、あの罪狩りどもの内の1人、リーダー格の槍使いが目の前に佇んでいる。……自身が起こした土煙に咳を強要されながら。
92
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/21(日) 21:45:33
「けほっ……ふぅ、案外近くに見つかって良かったよ。まさか遮蔽物が極端に少ない所に逃げるとはな……。お陰で街から一足跳びで来られた」
「お前……一回の跳躍でこの距離を……?」
「別にそう難しいことじゃないさ。竜騎士なら誰だってできる。……戻って来い、飛竜。報告、ご苦労だった」
そう言うと彼女の半分の身長にも満たない小さな竜が、罪狩りの肩に止まって消えた。
「さて」
「く……」
もうどうすればいいかわからない。
撒いたと思えば追いつかれる。その因果の逆転が脳を混乱させ、正常な判断を見失わせた。
足にしがみつく誰かの感触。……そうだ。彼女だけは、守りたい……。
「…………」
「待て。罪を狩るのは一時中断だ。私はただその娘の顔を見せてくれればそれでいい」
「……なんだって?」
莫耶は……こんな怪しい奴に彼女を関わらせるのはできれば避けたい。だが顔を見るだけってどういうことだ? 大体マークするのなら彼女ではなく俺だ。罪狩り達と騒動を起こしたのは俺なのだから。でも……ならばこの行為の意図は?
最善の決断をすべく迷っている内にじっくりと莫耶の顔は見られていく。まるでわからない。今、事態はどこに転がっているんだ!?
「なるほど、やはり……。いや、ご無礼をお許しください。なるほど、今回の罪狩りはこちらの手違いだったようです。所有者が持っている物は別段盗難でも何でもない、か。その体に隠されているのでしょう? 匂いでわかります」
「??」
「…………」
それまで威圧的だった口調も和らぎ、莫耶を見つめながらしたり顔で顔を上下に振っている。?マークが頭中を占め始める。……全く理解できない。
「ただし。その状況は我々にとってあまり好ましいものではありません。一年です。それまでに御身の境遇を改善しなければ、例え所有者といえども剥奪させていただきますのでそのつもりで。―――おい、小僧」
……俺にはあくまで威圧的なのな。
「……何だよ」
「彼女のナイトならナイトらしく強くあれ。そのレベルでは正直情けなさすぎる。せめて私達3人の視線に耐えられるぐらいはないと苦しいぞ」
「くっ……」
「―――だが先程の機転は褒めてやる。貴様のその何かを守ろうとする純粋さ……。弱いとはいえナイトの資格はままあると見た。鍛えろ、強く。そして今から一年後、どれだけ貴様が強くなったのか試してやる」
強く……。
聖杯戦争の頃、あの守られっぱなしな自分じゃない。今度は俺が守る側。強く……。
「もうすぐここに妹達が来るでしょう。彼女らは少々機転が利きにくいタチです。自らの無事を案ずるのならばすぐにお離れください」
「わかった……。一年の約束、確かに承ったぞ。その時を楽しみに待っていてくれ。―――シロウ、行こう」
毅然と歩き去っていく少女。そしてその後ろを慌てて付いていく俺。
後ろを振り返る。そこには竜騎士と名乗った猫女が口元に笑みを浮かべながら俺達を見送っていた。
「スカリーZだ。少しはマシになっていてくれよ、少年」
返事をするのは、憚られた……。
何故なら一年でサーヴァントに拮抗するほどの強さを得るなんて、どだい無理な話であるから。
――――――。
――――――――――。
「なあ、これからどこに行くんだ? 持ち物だって着の身着のままだし…………街に戻った方が良くないか?」
「いや、このまま戻っても事態の収拾を追及されるだけだ。ならこのまま出て行ったほうがいい。シロウだって強くならなければいけないのだろう? なら街に居続けるよりこのまま旅を重ねた方がいい」
「しかしな……」
思い出す。今までお世話になってきた人達の顔を。
コーネリア、グンバ、シド……。誠意を以って俺に接してくれた恩人……。さすがに礼の一つもなしにお別れをするのは申し訳がない。
だけど……スカリーZと名乗ったあの女から、安全を省みるのならば他の2人に会うなとも言われている。このまま街に戻るのはいささか察しが悪い。
「このまま北へ向かえばサンドリア。高原を抜けて東に行けばジュノだ。あるいは砂丘を越えて西の船場に行けばウィンダス行きの船に乗れるが……どうする?」
「どうするったって……俺、ここの地理全然わからないよ。莫耶が決めてくれ」
「そうか? ならば決めよう。私は―――」
�機Щ姐饕羞冀賄世任△襯献絅里帽圓�たい
�供Д汽鵐疋螢△帽圓辰撞鎧瞭擦魍悗咾燭�
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
93
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 22:36:52
�供Д汽鵐疋螢△帽圓辰撞鎧瞭擦魍悗咾燭�
94
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 22:46:08
ま、��
95
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/21(日) 23:10:25
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
96
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 00:15:35
ま:焦る必要はない。次は都市について把握しておこう
まだ学園が魔術(魔法)関係だとは気づいてないみたいだから、
神秘の秘匿的にも正気を疑われないためにも学園長に特攻はないだろう。
97
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 00:39:41
l.ジュノへ
さっき読み始めてスカリー登場で吹いた、確かに土クリなら捨て値でいくらでも買える
98
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 02:15:53
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
ギ:街で情報を集めながらでもいいだろう
GunParadeFate編
99
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/22(月) 03:57:02
中継地点に行く�気任垢�ね。
誰ぞいるかもしれんし。
100
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/22(月) 03:58:06
敵と呼吸を合わせ、同時に前進する。
同時に全身に強化の魔術を掛ける、この程度の初級魔術ならば手の内を明かす内には入らない。
それは相手も同じ、全身に魔力が充満しているのを肌で感じる。
だが続くのは魔術の応酬ではなく、拳の衝突。
速度も体重もギュンターの方が上であったにもかかわらず、魔力によって逆転する。
数歩分の距離を弾き飛ばし、最初の優位を奪う。
このまま決めるべく、再び距離を詰め、連打を叩き付けていく。
連撃を防ぐ腕が壊れかけているのは両者が理解し、止めを刺すべく大振りの一撃を放つ。
「せええええいっ!」
それと同時、
『臨める兵、闘う者、皆陣烈れて、前に在り』
ギュンターの魔術が発動した。
自らの全力を引き出した必倒の一撃。
それに倍するような衝撃を叩き付けられ、それがなんなのか理解する間もなく廊下に転がり倒れた。
「くっ……まさかアジア圏の魔術を使うなんて……」
グラグラする脳に克を入れ、何とか立ち上がる。
吹き飛ばされる寸前、なんと言ったのかまでは理解できなかったが、それが欧州圏の物ではなく、どちらかと言えばここ数日の間に耳慣れた日本語に近い言語、ないしそのものであることは理解できた。
それは異常だった。
必然性が感じられなかったということもある。
まるきり同じ物、と言うのはなくとも似通った魔術ならば欧州圏にも山とある。
それをわざわざ習得するというのは非効率に過ぎる。
言葉の問題もある。
素質の問題もあるだろう。
そして前述の通り似通った魔術ならば欧州圏に山とあるのだ。
更に魔術を学ぶ、という点において倫敦の時計塔は他と比較にならない。
故に世界の魔術は大航海時代に欧州圏の魔術に塗り替えられてきた経緯もある。
だがそれを使いこなした、と言うことは何かあるのだ。
それが分かれば今は考えずとも良い。
立ち上がり、敵を睨み付けた。
「驚いたな、肉体的な攻撃を仕掛けてくる輩ならば今ので何分かは昏倒してるはずなんだが」
力そのものが軽いからか、それとも対魔力が高いからかと、息を僅かに乱しながらギュンターが呟く。
「お生憎ね、そうそうやられてやるわけにはいかないわ」
魔術回路に魔術を走らせ、待機させる。
見知らぬ魔術を相手にするならば、相手の真価を発揮させてはならない。
そしてこちらの真価を見切られてはならない。
同時に吹き飛ばされていたワルサーを手に取り、片方の手に魔力を、片方で拳銃を構える。
この場合拳銃に牽制程度の意味しかない。
元々銃器には慣れていない彼女が思いついた急造の戦術である。
銃を連射しながら牽制しつつ接近し、零距離でガンドを撃ち込む。
物理的な威力をも有する彼女のガンドを零距離から撃ち出せば物理的そして魔力的なダメージを与え、さらに呪いを付加できる。
人間に対して一撃でも入ってしまえば、体に変調をきたし、十全な戦闘力を発揮することは難しくなる。
そうすれば大きなアドバンテージを得られる。
そこまで思惑を巡らせ、一歩を踏み出そうとし、そこで止まった。
「ならばこちらも、やらせてもらうとしよう」
それだけを耳に聞き、同時に目に見えそうなほどの魔力を感じたからだ。
臆したわけではない、ただ見据えねばならなかった。
これほどの魔力は彼女とて生成できるかどうか分からない。
それを叩き付けることなく内に向け、魔術を行使している。
炸薬が破裂したような音と共に流れた魔力が消え、風だけが残った。
その魔力によって何が変わったのか、彼女には分からなかった。
分かることは、男が距離を詰めてくるということだけ。
銃の引き金に手を掛ける。
狙うのは身体、もっとも命中率の高い場所である。
それと同時に――
強行:距離を詰めて戦う
迎撃:その場に留まり、迎撃する
間合:距離を開けながら敵を見据える
101
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 07:54:33
間合:距離を開けながら敵を見据える
102
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 09:03:46
間合:距離を開けながら敵を見据える
103
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 09:16:18
ま:焦る必要はない。次は都市について把握しておこう
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
104
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 16:22:02
�機Щ姐饕羞冀賄世任△襯献絅里帽圓�たい
迎撃:その場に留まり、迎撃する
105
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 17:21:27
�供Д汽鵐疋螢△帽圓辰撞鎧瞭擦魍悗咾燭�
間合:距離を開けながら敵を見据える
106
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 19:28:24
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
間合:距離を開けながら敵を見据える
107
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 20:57:39
強行:距離を詰めて戦う
たぶん相手の方が早い。女は度胸だ!
108
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 21:22:12
迎撃:その場に留まり迎撃する
��:三国中継地点であるジェノに行きたい
109
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/22(月) 21:25:51
強行:距離を詰めて戦う
�掘ДΕ�ンダスで魔法の勉強をしたい
110
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/10/23(火) 03:08:45
ドアの先では…
→様々な大きさのぬいぐるみが、何かに群がって「食事」をしていた。
ドアノブに手をかけると、ドアはさしたる抵抗もなく開いた。凛は躊躇することなくその中へと足を踏み入れる。
ビルに入居している企業のオフィスとしえ使われていたであろうその部屋は、すでに面影をとどめてはいなかった。室内の事務机は横倒しになり、書類は散乱してタイル張りの床に広がっている。
そして、その部屋の中央。散乱する机と机の間では、《食事》が行われていた。
食事、そう、それは食事と言うほか無いだろう。大小さまざまな大きさのぬいぐるみが、人形が、部屋の中央で苦悶の表情のまま事切れている人間に群がり、血の池の中で水音をたてながらそれを解体している。
小さなフランス人形は、手に持ったかみそりで何度も何度も腹を割いていた。
制服を着た少女を模した人形が、切り裂かれた腹から肉色をした■■をずるずると引き出していた。
大きな熊のぬいぐるみは、大きな牙で何かを咀嚼している。その腹に出来たほつれから垣間見える綿は、血を吸って赤く染まり、まるで内臓のように見えた。
「なによ、これ……」
「お食事よ」
「―――ッ!?」
月光に満たされた室内に響いた声は、その場にいるはずの誰のものでも無い、鈴のなるような女の声だった。
「こんばんは、魔術師のお嬢さん。今日は綺麗な月が出ているわね」
その肌は月光の中でなお白く、夜闇の中に踊る髪は闇に負けぬほどに艶やかな黒、瞳は月よりも強く輝く紅玉の色。その少女は絶世の美貌を持っていた。
月に照らされた赤い瞳の少女は、赤い血の池の淵で凛にむかって優雅に一礼をした。
その光景に、凛はかすかに息を呑む。この状況で、遠坂凛に息を飲ませるほどに、その光景は妖しく、そして少女は美しかった。
「そしてこんばんは、赤い衣の弓兵さん。物騒なものをお持ちですね、もしかして、私は殺されるのかしら?」
「……」
「あら、私と話すのはお嫌かしら?」
凛が少女に見とれている一瞬の合間に、彼女の視界には、赤い衣をまとったアーチャーの背中が、まるで盾のように出現していた。
アーチャーの左右の手には白と黒の剣が握られ、その視線は油断なく赤い瞳の少女を睨み据えていた。
「一応聞くわ、これをやったのは貴女ね」
凛の問いに、少女は一瞬首をかしげるような仕草をとった。
「ああ、これね」
得心したように、少女はうなずくと、足元に広がる血の行けと、その中央に転がる《残骸》を指さした。
「ええ、私がやったわ。意味はあまり無いのだけれど」
「《セット! 解放! 拡散!》」
少女がうなずくとほぼ同時、凛はあらかじめ掌中へと落とし込んでいた小粒の宝石を少女に向けて投げ放った。
キーワードと共に放たれた宝石は空中で魔力へと還元され、さらにその魔力が数条の光の弾丸となって少女へと突き進む。
死体に群がっていたぬいぐるみが、剃刀を手にして、あるいは爪を逆立てて凛に襲いかかるが、アーチャーが手にした双剣を一閃してそのことごとくを撃墜した。
その間わずか一秒。
凛の放った魔力の弾丸は、狙い違わず少女の体へと吸い込まれた。
閃光が狭い室内に充満する。
「―――嘘」
はじめに声を漏らしたのは、弾丸を放った遠坂凛であった。
「ありがとう、魔術師のお嬢さん。綺麗な花火だったわ」
赤い瞳の少女は、光の弾丸が降りそそいだその場所で、まるで何事も無かったように悠然とたたずんでいた。その肌には小指の爪の先ほどの瑕も無く、その衣服にすら一片の破れも無い。
凛の攻撃が不足であった訳ではない、投げ放った宝石は彼女がもつ秘蔵の宝石にこそ及ばないが、中の上程度の部類に入るものであり、直撃すれば人一人をいとも容易く吹き飛ばす威力を持つ。
その証拠に少女の足元の床は無残に崩れ、背後のコンクリート壁には穴が開き、そこから夜空を覗かせていた。
そう、少女は消滅したはずの床の上に、何事も無いように静止している。
「ああ、何も驚くことはないのよ。ただ単に私を傷つけるには足りなかっただけ」
少女はクスクスと笑いながら、フワリと空間を蹴って、壁面の破れから夜空へと身を躍らせた。
「ま、待ちなさいよ!」
「うふふ、もうちょっと遊んであげても良いけど、そちらの弓兵さんに斬られるとさすがに少し痛いもの……今夜はこのくらいで失礼するわ」
少女は凛の表情を嘲るように、先ほどと寸分違わぬ優雅な一礼を残し、中空へと溶けて消えた。
これが、のちに特定犯罪第568号に指定される連続猟奇殺人事件、通称「式神の城事件」の始まりである。
111
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/10/23(火) 03:09:46
一方その頃/
桐の間に、二人の人間が座していた。一人は男、一人は女である。
男は見た目は40そこそこ、山伏そのものといった装束を身にまとい、その面は烏をかたどった奇妙な面で覆われている。
女はまだ少女と言って良い年頃で、その身には清められた白の千早と緋袴を身に着けている。艶やかな黒髪と、湖のような静謐さを湛えた黒曜の瞳が印象的な少女だった。
「結城小夜」
「はい」
男の呼びかけに、小夜と呼ばれた少女が答える。少女の透き通った声は、真摯でその分だけ感情の揺らぎが希薄なものだった。
「冬木、杯の地に神が出た。―――狩れ」
「承知しました」
男は小夜の返事にうなずくと、自分と小夜の間に置かれた三方を差した。その上には小さな紙片が載っている。
「ヤタを預ける」
「はい」
小夜は白い指先で紙片をつまみあげた。神には神代の文字が印されている。
「ヤタ!」
その名を、その紙の名を、その紙に封じられた神である己が式の名を、小夜は鋭く呼んだ。
呼ぶと同時に、神代の文字が記された紙が輝き、神は光となって舞い上がった。小夜の掌ほどの大きさであった紙は、またたく間に鷲ほどの大きさを持つ巨大な鳥の姿を形作る。
神鳥ヤタ。
青く輝くこの神代の烏こそが、小夜の式であった。
ヤタ輝く瞳で小夜を見上げると、迷うことなくフワリと舞い上がり、小夜の肩を止まり木とした。
「杯の地では戦が行われていよう。召喚された彼岸の英雄。障害となるならば排除せよ」
「はい」
「では行け」
小夜はわずかも顔色を変えず桐の間を辞した。
男は小夜の後ろ姿を見て、仮面の下の両目をわずかに伏せた。
それだけだった。
/一方その頃・完
112
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/10/23(火) 03:11:54
「先輩、起きて下さい」
柔らかい声と共に、体を揺さぶられた。
心地よい振動と、目蓋越しの光を感じて、ゆらゆらと睡魔に引き摺られるままに沈殿していた意識が浮上していく。
重いままの目蓋を持ち上げると、土蔵の扉の隙間から射し込む朝日に照らされながら、桜が微笑んでいる姿が見えた。
「先輩、朝ご飯、できましたよ?」
「ん、おはよう桜」
まだ半分眠っている脳に動員をかけて上体を起こすと、引っ掛けていた毛布がずり落ちて音をたてた。
どうやら昨晩もガラクタいじりをする内に、土蔵の中で眠ってしまったらしい。
「はい、おはようございます」
「おはよーしろー、寝坊だぞー」
土蔵の扉の影からひょっこりと顔を出した藤ねえがひらひらと手を振っている。
「ああ、藤ねえもおはよう」
冷たい床の上に横になっていたせいで硬くなった肩の筋肉をほぐしながら、俺は藤ねえに向けて同じようにひらひらと手を振って返事を返す。
ここで、致命的な違和感を感じた。
「なあ、桜。もしかして俺、すごく寝坊した?」
「士郎ー? なんでお姉ちゃんの顔見て言うかな?」
「え、ええと大丈夫です。不安になるのは分かりますけど」
「桜ちゃんまでひどいー」
かなり本気で涙ぐむ藤ねえ。ちょっと面白い。
「ああ、どっちにしろ、また桜に朝作らせちゃったな。ごめん」
「いえ、好きでやってることですから」
桜は少しだけ頬を赤らめてにこりと微笑んだ。
「そうだよねー、最近桜ちゃんの料理ぐうぅっ! っと美味しくなったよね! これは士郎が追い抜かれる日も近い!」
「そんな、私なんてまだまだ……」
と、桜は謙遜するのだが、実際洋食では完全に追い抜かれてしまっている感がある。始めて作った時に比べれば天と地の差があるだろう。
とか言っている内に、ぐぅっ! と音がなった。藤ねえのおなかから。
「あははー、珍しく早起きしたからお姉ちゃんおなか空いちゃったー」
「そうだな。じゃあ、俺は顔洗ってくるから準備を頼むよ」
はい、とうなずく桜と一緒に土蔵から外へと出る。
外は、晴れわたる冬の青空に朝日が輝く良い天気だった。
「それで、藤ねえ。なんだって今日はこんなに早いんだ?」
顔を洗って制服に着替え、食卓についた俺は、嬉々として納豆をかき混ぜている藤ねえに声をかけた。
「うーん……ほら、最近新都の方で殺人事件が起きてるじゃない」
「ああ……」
確かに、新都ではここ一週間ほどの間に何件もの人死にが出ていた。
昨夜も新都のビルで爆発があったらしく、ビルに詰めていた従業員が数人死亡したらしい。
「それでね、うちの近所でも被害にあった人がいて、お爺ちゃんがお葬式の世話とかをね。わたしもその手伝い」
藤ねえの祖父に当たる雷画爺さんは、この町の顔役として何かと顔が広い。だから、時折そういったことがある。
俺の親父、衛宮切嗣が死んだときも、同じように葬式を出してもらった。
だから、と言うわけではないが、俺にはその一件がどことなく他人事ではないような思いがあった。
「藤ねえ、俺にもなにか……」
「ううん、大丈夫大丈夫、手は足りてるから。それよりもほら、ご飯食べちゃおう! 桜ちゃん、おかわり!」
俺の言葉を遮って、藤ねえはまだ半分も中身の残った茶碗を桜に突き出した。重苦しくなっていた空気が霧散して、いつもどおりの和やかな雰囲気が戻ってくる。
俺も、藤ねえのその気遣いに乗ることにする。
朝の時間は、ゆったりと過ぎて行った。
桜と藤ねえが部活の朝錬のために先に出発したあと、俺は洗い物を済ませてから、自宅を後にした。
朝の風景はいつもと変わらないが、それでも通りがかる人の表情はやはりどこか重く、怯えを含んでいた。
冬木市連続殺人事件。
そう銘打たれたこの事件は、テレビ番組の報道でこそ淡白にしか取り上げられないが、色々な噂が付きまとっている。
曰く、自殺した元アイドル歌手の崇り。
曰く、闇夜に暗躍する紫の髪をした美女の亡霊。
曰く、カルト教団の暗躍。
どれも真実味の薄い与太に過ぎないが、それでも人の口を経るごとに脚色され、不安を増大させていく。
かといって、俺にはその不安をどうすることもできない。
それが《正義の味方》を目指す衛宮士郎には、どうしようもなく歯がゆかった。
「あれ? あれは……」
いつもどおりの通学路。
いつもどおりの風景。
そこに、いつもとは違う人影を認めて、俺はふと足をとめた。
そこにいたのは…
1:黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男
2:真っ青な道士服に身を包んだ男
3:友人の間桐慎二
113
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/10/23(火) 03:13:29
以上笛式のプロローグでした。長くてスマヌorz。
以降、一話一話は短くなる予定です。多分、きっと。
114
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 04:22:29
1
115
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 07:11:33
3:友人の間桐慎二
116
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 08:20:06
3:友人の間桐慎二
117
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 08:39:45
2:真っ青な道士服に身を包んだ男
118
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 17:14:13
1:
119
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 17:24:19
1:黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男
120
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 18:05:21
1:黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男
121
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 18:13:54
1:黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男
122
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 19:01:36
上の式神の城で出ている少女って何者なんですか?
小夜のほうはわかるんですが、オリキャラなんでしょうか?
123
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 19:08:15
>>122
作品が進むのを待つんだ!
124
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 19:59:50
そして、わずか連載三週目でネタ選択肢により死去。
125
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/23(火) 23:26:33
一方隣町は選択肢が決まっておらず悶絶していた。
126
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/23(火) 23:33:46
私が決めよう。
間合:距離を開けながら敵を見据える
127
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 21:38:30
相変わらず隣町だけなかなか決まらなくてワラタw
128
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 22:32:43
正直に言うともう決まってると思ってたw
129
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 22:33:44
キャラ多すぎ(しかもマイナー作品ネタ含む)でまともに状況把握できてないのに
DEAD行きの可能性ある選択肢が提示される作品になんて怖くて投票できないよ
130
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 22:43:44
>>128
に同じくw
連載ペースやたら早いし、選択割れることも多いしで、
もう決まってんだろ、と毎回勝手に考えてる俺。
131
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 23:06:14
残念!俺の投票は既に終わってしまっていた!
132
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/24(水) 23:19:41
隣町の場合、選択肢の出て来る頻度が高いのも決まりにくい要因かなと思う。
もう少し、一場面の文章量(状況の推移)を増やしてみたらどうでしょうか。
133
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 00:14:06
選択肢が細かく入るのは戦闘シーンだから仕方ない。
ただ、隣町は風呂敷を広げすぎだと思うんだ。
ただでさえキャラ多いのにクロス先が一作品ではなく複数だから全キャラ把握は無理。
ドイツの総統閣下みたいなオリキャラもいるし。
つーか、主人公たちの行動がいきあたりばったりのバトル→バトル→バトルってのはマズイだろう。
風呂敷を広げるならその畳み方も示さなきゃ駄目だ。
134
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/25(木) 04:46:09
DEADでもタイガー道場がある段階なんでいきなりDEADENDにはせん予定です。
というかこの段階で投げ出したら自分が嫌なので。
あと意見も承りました。
一回の文量の方はともかく、『畳み方を示す=結末を見せる』的な考えだったので、もうちょっと考えてみようと思います。
考えても答えが出なかったら……現状のまんま進めることになると思うので我慢しておつきあい下さい。
135
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/25(木) 04:47:47
――S市某所
その部屋にはただ一人が座っていた。
座って何をするでもなく、頬に手を当て目を瞑っている。
その耳に足音が届き、瞑っていた目を開けると、それと同時にドアが開いた。
「どうだい?」
「さあて? どちらのことかな?」
「うん、そうだね、じゃあ両方って事にしようか」
互いに分かっているであろうに、一つ一つを確認してみせる。
殊更に軽い口調で語ってみせるのは、本音を漏らさぬ為でもある。
「共に順調だよ、不本意ながらね……アレはワインを飲んで寝ちまったがね」
それだけを返答に、机の上のワインに手を伸ばす。
「そうかい、それは良かった、キミも楽しんで貰えたら幸いさ」
小馬鹿にするような笑みや態度で誤魔化そうとも、この場の主導権が相手にあることを、彼――J.B.――は知っていた。
彼にも望みはあったが、それは聖杯に因らずとも為しうる物であった。
ただそれがもっとも手っ取り早く、かつ確実な手段であるからという理由で手を組んだに過ぎない。
「で、そっちの望みは叶いそうなのかい?」
「そっちの望みが叶って半分、と言ったところだろうね」
「そいつはまた遠謀な事だ、果実を手に入れたら腐っていた、なんてことになってくれたら面白いんだけどねぇ?」
「ま、どちらにせよ、君の望みを叶えることも本命のための実験に過ぎないのさ、この戦争にしても『ありもの』を利用したにすぎないしね、エコロジーだろう?」
「ああ、それは違いないね、環境に悪そうなエコロジーだがね」
漏れ出る笑みと共に腐り堕ちるような空気が堆積していく。
この退廃の宴はそう長くは続かない。
「あらあら、あなたも来ていたのね」
三人目が現れ、淀んだ空気を流した為だ。
「お邪魔しているよ、暫くの間はね」
「そっちの景気はどうだい?」
「あらあら、分かっているくせに、わざわざ言わなければならないのかしら?」
這い寄るように耳元で呟いてみせる。
その姿はマフィアのドンとその愛人のようであったが、無論二人はそのような関係ではない。
「準備は整っているわ、あとはそちら次第でしょう?」
ふっと耳元に息を吹きかけ微笑むその姿は、見た目とは不相応に妖艶で、一度清浄に戻ったはずの空気は、先程まで以上に淀み、肌に張り付くように重くなっていた。
「それでは、彼の様子はどうなのだ?」
その空気を意に介さず、一人目の存在が威厳を纏い問いかけた。
136
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/25(木) 04:48:46
――同時刻、冬木市街
見えては居ないが、敵が何らかの礼装を展開した、というのは理解できた。
こうなってしまえば主導権は敵の物となる。
だが、距離を詰めてくるという事実からすれば、敵の礼装は遠距離攻撃が不可能な代物だ。
故に、距離を開けながら敵を見据える事、つまり見に回るのが無難か。
バックステップで距離を開きながら、銃弾を甘い狙いで連射する。
無論距離があるこの状況では回避され、時に弾かれ、ダメージなど期待できる物ではない。
だが彼女はその様子を観察する。
放たれた弾丸は運動能力を見極めるためではなく、隠された礼装を見極めるための物である。
僅かに見え隠れする敵の礼装の正体、それを看破しなければ勝利の女神は敵へと微笑むだろう事は彼女は深く理解している。
故に無駄な攻撃を行い、誘い、それらをもって看破のためのヒントとする。
それが彼女の選択だった。
正中線を射抜くはずの一撃が高らかな金属音と共に弾かれる。
殆ど同時に放った連射は振るわれた右手の先で叩き落とされる。
「ハッ!」
ギュンターの一閃と共に、廊下に放置されたままの荷物が巻き上げられ、まとめてルヴィアに向けられる。
巻き上げた物は熱風。
荷物が叩き付けられる寸前にその事を察知し、床に伏せ、荷物をやり過ごす。
だが床に伏せやり過ごすだけの時間は接近されるに十分。
「オオッ!」
伏せたままのルヴィアに右手から突きの一撃が放たれる。
無手だとすれば彼女に届かぬそれは、確かに床を抉り取った。
瞬間の差で、両の手足で後方に跳ねたのだ。
回避に成功したという認識と回避されたという認識は同時。
続く一撃は払う一撃、床から天井へと放たれたそれは、ルヴィアの皮膚を擦過する。
皮膚を切ったそれは、血管までは切れず、出血はない。
だが豪奢な彼女の戦闘衣の一部は縦に切り裂かれていた。
「……女性の身体とは戦闘に不利だな、特に貴女は豊かな身体をしていらっしゃるようだ」
追撃するタイミングを逃し、出方を凝視している。
「あら、手加減してくださるのかしら?」
僅かに裂けた戦闘衣の胸元をちらりと見つつ、敵の礼装を推測し、同時に敵の出方を見計らっている。
「とんでもない、それは失礼という物だろう、むしろそこを突かせてもらうのが礼に適うというもの」
じりじりと間合いを詰めていく。
じりじりと間合いを離していく。
……幾つかは理解できた。
まず敵の装備している物体が武器に類し、両手でも片手でも扱える代物であると言うこと。
銃弾を最初に弾いた瞬間までは盾である可能性を考慮に入れていたが、それが武器に類する物である事はこれまでの経緯から明らかだ。
次に敵の礼装が紛れもなく不可視である事。
両の手足で跳ね、攻撃を回避した、それほどに敵と接近した瞬間ですら武装の正体を見抜けなかったことからである。
だが、敵の武器は不可視であるという特殊な点を除けば通常の武器に類する物であることはほぼ確実だろう。
そしてこれはまだ推測の域を出ないが、風と火の属性を持っている事。
叩き付けられた熱風は熱砂の砂漠のそれであった事から、風を操るのみならずそれを熱する事が可能であることからである。
ただし火の属性はそう強い代物ではないのだろう。
風を叩き付けた瞬間に『着火』されれば逃げようが無かったはずだが、その作戦を実行しなかったことからの推測である。
……作戦は既に大部分が出来上がっている。
しかしそれを実行するための細やかな部分はまだ分からず、完全ではない。
それは分かっているが、そう長い間あの攻撃を防ぎきるだけの自信はない。
理解出来て一つ、それが限度だろう。
それ以上は恐らく押し切られると、彼女の理性が告げていた。
実行に必要な物は――
距離:敵の武器の『長さ』である
防壁:ただ一度防ぐ為の『盾』である
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
137
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 06:41:25
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
138
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 07:44:56
防壁:ただ一度防ぐ為の『盾』である
139
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/25(木) 12:22:43
「エターナルフォース!」
銃を二丁ともホルスターに戻し、詠唱の体制へと移る。
「ブリザード!」
「くっ!アンサラー・・・」
相手も対抗するかの様に謎の球体を取り出し今までにない動きを見せる。
だが、二手遅い。彼女が己の武器の力を解放するよりも早く私の術が完成した。
散りばめられた弾丸を基点に床と壁から何百本という氷柱が伸び私と彼女の間に壁が
できる。と、同時に部屋内の熱が一気に奪われて空気中の水分までもを凍りつかせ部屋
全体が白く染められていく。
エターナルフォース・ブリザード、効率こそ悪いが一度発動すれば避ける事も突破する
事も防ぐ事も決してできぬ私の最大奥義。今までにこれを喰らって生きていた敵は存在しない。
むしろ、これに耐えられたら私の方が打つ手なしだ。
頼む、終わっていてくれ。
普段の十倍以上、悪魔憑きと呼ばれるものが相手でも過剰と言えるほどの弾丸を費やした
にも関わらず、術の効果が切れ視界が晴れるまでの間、私の全身を不安が満たしていた。
やがて氷柱が崩れ、彼女が最後に立っていた場所が再び姿を現す。そこには―――、
「消えただと!?」
そのままの意味である。彼女は冷凍肉になる事もなく、こちらに突撃してくる事もなく、
ただその場から姿を消していた。そしてちょうど真後ろにあるドアがわずかに開いていた。
逃げられた、この部屋内に隠れる場所が存在しない以上そう考えるのが妥当だろう。
しかし、彼女はどうやって生き延びたのだろうか。
冷気耐性を付属させた服に身を包み、術の中心点から離れていた私でさえ一瞬五感を失う
程だったのだ。生身の人間が耐え抜き、ましてや脱出などできるはずがない。
(マスター)
(ハサンか。こんな時に何だ?)
(いやね、マスターが困ってるみたいなので使い魔としては今こそ手を差し伸べるべき
かなーって。いいニュースと悪いニュースと普通のニュースがありますけどどれから聞きます?)
[選択肢]
イ.いいニュースから聞く。
ロ.悪いニュースから聞く。
ハ.普通のニュースから聞く。
ニ.こいつの戯言に付き合っている暇はない、聞かない。
140
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 12:42:20
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
ロ.悪いニュースから聞く。
141
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 14:56:56
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
覚悟完了!
ハ.普通のニュースから聞く。
自分小心なもんで……
142
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 15:18:59
ロ.悪いニュースから聞く。
某魔術師には不幸属性があると睨んだ
143
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 16:59:09
ロ.悪いニュースから聞く
144
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 17:11:29
ロ.悪いニュースから聞く
145
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 18:41:39
今まとめwikiを見たんだけど物凄い数のSSが一気に更新されてた。
管理人!? 乙ェ!
146
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 18:56:48
防壁:ただ一度防ぐ為の『盾』である
147
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 19:39:43
ロ.悪いニュースから聞く
で決定
148
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 21:12:56
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
149
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/25(木) 22:05:27
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
150
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/26(金) 16:42:43
覚悟:己の策に命を賭ける『覚悟』である
151
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/26(金) 16:43:30
(悪い話から言え。手遅れにならないうちに、一刻も早くにだ)
(さっすがー、すんごいネガティブですねマスター)
(早くするんだ)
(はいはーい、えーとですね、この部屋にもうすぐ来ます、別のマスターが)
悪い話から聞いておいて正解だった。この男の事だ、悪い話を後回しにしていたら敵が
きてから、「実は悪いニュースというのはここに敵が近づいているという事でした。
あははー」とか言っていたのだろう。
私はハサンが「この部屋に」と言った辺りでさっきまで戦っていた相手が逃げるのに
使ったのとは別の扉から脱出していた。疲労の溜まりきった足に無理をさせ、廊下の
真ん中辺りまで一気に辿り着く。
(マスター逃げるのはやっ!このヘタレめー!)
(魔力を使い切ったばかりの私に連戦しろと言うのかお前は)
(ちなみに逃げなかった場合は頑固者、逃げられなかった場合はノロマと罵る予定でした)
(・・・普通のニュースといいニュースとやらも聞かせてもらおうか)
(スルーですか、ハサン少し悲しいです。まあいいでしょ、それじゃあいいニュースから)
その場に腰を下ろし、休憩しながら残りの話を聞く事にする。とっさの判断とはいえ
我ながら悪くはない避難場所だ。
部屋から通じる扉が七つに対して廊下は二つ、敵に見つかる確率は単純に考えて
半分以下になる。しかも、こうして中間点に座っていれば廊下の歪曲のおかげで入り口
からは見えないので入り口の扉を開けられても運がよければやりすごせられる。
(ではいいニュースです。先程の戦いの結果マスターは見事勝利。バゼットさんは脱落と
なりました)
(バゼット?)
(バゼット=フラガ=マクレミッツ、先程までマスターが戦っていた相手の名前ですよ。
もう脱落したんだし名前を隠す必要もないですからね。こう呼んだほうが分かりやすい
でしょ)
(しかし、彼女は)
(はい、まだ生きていますよ)
いったい何を言っているんだこいつは。生きているのならすなわち脱落はしていないと
いうことだ。発言の前後が明らかに矛盾している。
(彼女は自らの切り札によりあなたの魔術を無力化し、あの状況を切り抜けましたが
発動のタイミングが遅れたせいで完全には防ぎきれなかったみたいです。運悪く片腕を
負傷し、しかもそれが令呪のある方の腕だったんですよ)
(そういう事か)
(はい、現在彼女とのラインが切れちゃってます。つまり生きてはいるがマスターでは
ないという事です。そして今後マスターとそうでないものが出会ったなら・・・?)
バゼットはなすすべもなく今度こそ敗北するのだろう。マスターで無くなった以上、
相手はハサンの支援を受けながら戦えるのだから。
152
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/26(金) 16:44:41
事実上強敵が一人脱落した。それ自体は喜ばしい事なのだが、さっきの発言事態に気に
なる事があった。
(しかしハサン)
(はい、質問ですか〜?)
(お前は直接自分の手ではこの建物内のマスター以外の人間を処分できないのか?)
(いえ、出来ますよ。極端な話ですが、ここにいる全てのマスターが肉体ごと強引に
令呪を切り離したりした場合は、私は全力を持って相手をしてやりますよ。ただし、
そうではない場合、先程の例の様な緊急事態でない限りは私が直接動く事はありませんよ。
だって、そんな事したら私の拷問術が皆さんに見てもらえる機会が減るじゃありませんか。
私は観客のいないショーなんてまっぴらごめんですよ)
(どうせ戦うのなら、英霊としての自分の技量を現代の魔術師に見てもらいたい、
そういう事か?)
(んー、少しニュアンスが違いますね。聖杯から得た現代の知識で例えるなら私自身が
今すぐに彼女を処分するのが個室ビデオ、他のマスターと共にいる時にマスターを
助けるという名目でやるのが夜の公園での公開露出プレイ、後者の方が遥かに興奮
するという事が分かっていただけるでしょうか)
英霊として明らかに間違っている言葉の選択。その下劣さに対し私はすぐには返事が
出来なかった。
(私の拷問は拷問を受けている側の悲鳴と拷問を仕掛けた側の、この場合は私のマスター
の誰かの表情が移り変わって行く様子と合わさって初めて完成と言えるのです。
最初は私の攻撃方法に拒絶をしようとも、やがては私に促される事なく、私と一緒に
動けなくなった敵の背中に鋸を引くようになる。嘗ては理想を目指していた高潔な
魔術師が愚鈍な一人のサドに変わる瞬間の顔、これですよ。嗚呼、早く誰かがバゼット
さんと出会ってくれないかなぁ♡)
(意味としては理解したが、共感はできんな)
今まで悪趣味な奴だとは思っていたがこいつに対する考えを改めなければならない。
こいつは悪趣味なのではなく悪そのもの、人の道を踏み外した外道。私の一族が狩って
きた者達。
もし、この様な状況でなかったなら、こいつに命を握られた状況でなかったなら今すぐ
にでも舌を引っこ抜いて黙らせてやりたい。
(それでですね、最後に普通のニュースなんですが)
[選択肢]
イ.今すぐ来た道を戻りハサンの力を借りずにバゼットと決着を付ける。
武士の情けとか悪魔狩りとしての使命感とかではない。
それが今私がハサンにしてやれる最大の嫌がらせなのだから。
ロ.ニュースを聞きながらリラックス。全ては聖杯の為。
ここに来るまでに私が失ったものに比べたら他人、それも競争相手の命や尊厳がどう
扱われようと気にするものではない。
153
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 18:48:55
ロ.ニュースを聞きながらリラックス。全ては聖杯の為。
ここに来るまでに私が失ったものに比べたら他人、それも競争相手の命や尊厳がどう
扱われようと気にするものではない。
流石はバゼットさん、早々にリタイアですか。
154
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 19:36:17
ロ.ニュースを聞きながらリラックス。全ては聖杯の為。
ここに来るまでに私が失ったものに比べたら他人、それも競争相手の命や尊厳がどう
扱われようと気にするものではない。
155
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 19:37:11
イ.今すぐ来た道を戻りハサンの力を借りずにバゼットと決着を付ける。
武士の情けとか悪魔狩りとしての使命感とかではない。
それが今私がハサンにしてやれる最大の嫌がらせなのだから。
ヘタレとはいえバゼットさん相手に油断は禁物。
156
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 19:41:35
ロ
さすがはハサン。
なかなか良い趣味してるな。
157
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 19:48:03
イ.
トドメ刺しておかないと、また生き返りそうな気がする。
158
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/10/26(金) 20:40:35
待:名前も知らぬ少女の手伝いをする
「おい、ちょっとまて」
「はい?」
「あ〜……んー、なんだ――」
『手伝う』そんな簡単な言葉が出てこない。自分から手伝おうとするなんて、何年ぶりだろうか。少なくても記憶には残っていない程昔になる。
発声の仕方をを忘れたかの様に、声が出てくれない。照れくさい。こんな事は自分のキャラクターじゃない。普段なら絶対に自分からしようとなんてしない。なのに今、目の前の少女に手伝いを申し出ようとしている。申し出ようとはしているのだが、それができないでいる。
――ああっ、面倒だっ……!
言葉よりも先に手が出ていた。少女が片づけようとしていた食器の乗ったお盆を奪い取る。
「……自分でやるからいい」
これが僕の精一杯。これだって顔から火が出るほど恥ずかしい。
「いいですよ。他にも片付けないといけない物も有りますから」
せっかく奪ったお盆を、取り返そうとする女。だが易々と取られたりはしない。
「いいっていってるだろ。自分の仕事しろよ、お前」
「……ですが」
「――しつこいぞ。自分の事は自分でするって言ってるんだよっ」
僕は何をやってるんだろ。食事を用意してくれた彼女の……手伝いたかった筈なのに……
「どこに運べばいいんだ?」
お礼すらもまともに言えない自分の性格が嫌になる。
「こちらです」
案内された先には、山のような食器。
「これ、お前一人で片付けるのか?」
あはは、と乾いた笑いだけが返ってくる。これを一人で片づけていたら、終わるのは深夜になるだろう。
「コレをいつも一人で片づけているのか?」
「いえ……いつもは三人はいるんですけど……」
言いにくそうに言葉を詰まらせる。その先を問いただすように促す。
159
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 20:40:46
ロ
爪が甘いという、茶目っ気がありそうだ。
160
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/10/26(金) 20:43:05
「――――昼間の『騒ぎ』に巻き込まれて、怪我をしてしまったんです」
顔を俯かせ、済まなそうに告げた。
そうか、この惨状は僕のせいって訳か……なのに少女は笑顔で食事を用意してくれた。
「ふーん、大変だな。ま、頑張りなよ」
なのに出てくるのはそんな言葉で……
「はい」
少女の笑顔が、心に突き刺さった。
「さて、さっさと片づけるかな」
眩しい笑顔から顔を背けるように、皿を洗い始める。
一枚、また一枚と、手際良く食器をかたしていく。カチャカチャと陶器のぶつかり合う音だけが、空間を満たす。
少女はいつまでたっても洗い終わらない僕を不思議がって、此方の様子を伺ってきた。
「あっ、使い魔さんっ! それはいいですよ。ご自分の食器は終わってるじゃないですか」
慌てて僕を止めようとする。
「これは洗われて困る物なのか? そうじゃないなら別にいいだろ。僕が好きでやってるんだから。部屋に戻っても暇だしな。」
それは嘘。こんな面倒な事は、今すぐにでも投げ出してしまいたい。でもそうしない。責任感? 罪悪感? 自分の起こした結果への免罪符が欲しいのか? 分からない。でもここで帰ったら、ぐっすり眠れない。だから僕はやるんだ。そうだ、今夜熟睡するためなんだ。胸の中のモヤモヤを掻き消すように、自分に言い聞かせる。
「ありがとうございます」
深々と頭を下げられる。本当は僕が下げなければいけないのに……
「別にお前のためにやる訳じゃない、勘違いするなっ!」
結局洗い物が終わったのは日付の変わった後だった。あと少しで終わる所で抜け出してきたが、もう終わっているだろう。
さっさと部屋に戻ってぐっすり眠ってしまおう。今日は色々ありすぎて疲れた……
部屋の主を起こさない様に、静かに扉を開ける。部屋の中には……
起:一号が仁王立ちしていた。
眠:静かな寝息が響いていた。
161
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 20:44:45
起:一号が仁王立ちしていた。
ナイスツンデレ
162
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 20:59:30
起:一号が仁王立ちしていた
163
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 21:01:59
ロ.ニュースを聞きながらリラックス。全ては聖杯の為。
ここに来るまでに私が失ったものに比べたら他人、それも競争相手の命や尊厳がどう
扱われようと気にするものではない。
とりあえずもしハサを決定。、
ゼロはもう少し考えてから。
164
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 21:17:57
起:一号が仁王立ちしていた。
165
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 22:24:24
眠:静かな寝息が響いていた。
ライダーの死から始まっていろいろありすぎた慎二にひと時の安らぎを。
ま、お近づきになるなら起だとは思うが。
166
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/26(金) 22:31:52
起:一号が仁王立ちしていた。
に一票。
もしハサはロに決定ですね。
実は今回の選択肢どっちが選ばれてもドSのハサンにとって美味しい話なのは内緒だ!
167
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/26(金) 22:59:14
起:一号が仁王立ちしていた。
これで決定。
168
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/27(土) 00:13:36
>>158
ツンデレキタコレ
慎二相手じゃルイズはツンオンリーかもしれんが
慎二本人がツンデレなので問題なしw
169
:
17分割
:17分割
17分割
170
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/10/27(土) 23:30:31
通学路で出会ったのは……
→黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男
そいつは、見るからに怪しい格好をした男だった。
年齢はパッと見で20代後半から30代。黒いスーツとソフト帽を身につけ、さらに真っ黒なサングラスをかけている。
これだけでもいい加減に怪しいのだが、その帽子のふちから覗く灰色、あるいは銀色の髪の毛が極め付けだ。
住宅の壁に背を預けて、見るからに安物の煙草に火をつけているその男は、千歩譲っても、通勤途中のサラリーマンには見えなかった。
「……?」
俺の視線に気が付いたのか、銀髪はふと、こちらへと顔を向けた。
別に、睨まれたわけではなかった。そもそも、サングラス越しで、俺は銀髪がどんな目をしているのかがわからない。
だが、直視しなくても分かる。あのサングラスの向こう側にある目は、きっと、ナイフの切っ先のように鋭い。
数秒もしない内に、銀髪は興味を失ったように、ふいと路地裏に姿を消した。
「はぁ」
思わず、口からため息が漏れた。背中には冷たい汗が噴き出している。
ただ見られただけというのに、銃口でも突きつけられた気分にさせられる。あの銀髪は絶対に堅気ではない。
かと言っていわゆる極道にも見えなかった。銀髪には、その手の人々が持っている一種の陽気さがまったく見られなかったからだ。
俺は、気を取り直すと通学を再会し、ふと気にかかって銀髪の消えた路地裏を覗きこんだ。
「痛い……痛……ぃ」
そして、その声が俺の耳に届いたのは、路地を覗きこむのと、まったくの同時だった。
その苦悶の声は、すぐ近くから聞こえていた。
声の調子で、小さな子どものものだとわかる。
俺は迷うことなく、路地裏へと身を滑り込ませた。
「お兄さん?」
「―――っ」
路地裏に入ってわずかに数歩歩いただけで、その子はすぐに見つかった。
歳は八歳くらいだろう。小さな女の子だった。
「お母さんを、お母さんを探してください。寒くて、痛くて、動けないんです」
理由は、聞くまでも無かった。その子の体は、無残に切り刻まれ、膝の先はどこを探しても無かったのだから。
駆け寄って、俺は、どう声をかけていいのか分からずに窮した。
その子の怪我は、とても生きていられるようなものではなかった。
「目を閉じてごらん」
その時、路地の奥から声が響いた。
目を転じれば、姿を消したはずの銀髪の男が、少女の前に膝をついていた。
「こう?」
女の子は、疑いもせずにゆっくりと目を閉じる。そして、小さな両手を目蓋の上にあてがった。
その小さな手からは、指が何本も欠けている。
「もういい?」
「ああ」
銀髪がうなずくと、少女は閉じた時と同じように、ゆっくりと目を開いた。
少女が目を開くと、その体を覆っていた傷は、そのことごとくが、まるではじめから存在していなかったように、綺麗に消え去っていた。
「わあ……おじさん、魔法使い?」
「そんなものさ」
銀髪がうなずくと、少女ははじめて笑顔を見せた。それは、透き通るような、本当に無邪気な笑顔だった。
「送ろうか?」
「ううん、だいじょうぶだよ。ありがとう、おじさん」
キラキラと、少女の体から燐光が漏れ始める。
光が漏れ出るたびに、少女の体は薄く霞み、消えていく。
「お礼にね」
「礼は要らないさ」
銀髪はぶっきらぼうに言って、立ち上がる。銀髪が立ち上がる頃には、少女の姿は、この世界から綺麗に消えていた。
ふわり、と銀髪の手の上に、一枚のハンカチが舞い降りた。
かつては白かったであろうハンカチには、ところどころ茶色く変色した血の跡がこびりついている。
「どう、なったんだ?」
俺はようやく、それだけを聞くことが出来た。
「逝ったよ」
銀髪は、ハンカチを綺麗に畳んでポケットに仕舞いこむと、ポケットから煙草を出して火を点けた。
紫煙がフワリと舞う。
「あの……」
「ああ、待て、とりあえず動くな」
背筋が凍る。言葉と同時に跳ね上がった銀髪の腕には、黒く、冷たく光る拳銃が握られていた。
俺は……
1:足がすくんで動けなかった。
2:銃弾から逃れるために、思い切り後ろに跳んだ。
3:銀髪に向かって体当たりをした。
171
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/27(土) 23:57:35
1:足がすくんで動けなかった。
この時点の士郎ではこれが自然な反応だろう。
原作についていろいろ調べてみました。面白そうなので頑張って下さい。
172
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:00:32
1:足がすくんで動けなかった
後ろに化物がいるオチだな
173
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:03:58
1:足がすくんで動けなかった。
下手に動くと危ないぜ。
174
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:05:13
1:足がすくんで動けなかった。
175
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:07:22
1:足がすくんで動けなかった
176
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:26:53
決定だな
177
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 00:30:35
1:足がすくんで動けなかった
決定です。
178
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/28(日) 04:29:57
そう、必要な物は己の策に命を賭ける『覚悟』である。
この男は、紛れもなく魔術師であり、ほぼ確実に聖杯戦争の参加者である。
そして退くことは無い、と言うことはこれまでの僅かな時間で分かっていた。
瞳に映す意思は固く、自らの掲げた願いに命を張っている。
正直に言ってしまえば、彼女にはそこまでの強い願いはない。
だが、挑まれた決闘に背を向けることは出来なかった。
一度、深く呼吸し、敵を深く見据える。
「勝負に出る、と言うことかな?」
「ええ、でもその前に、良ければ質問に答えてくださるかしら?」
「構わんとも、答えられる物ならば答えよう」
構えたまま両者が動きを止める。
「この戦いは貴男の望みのため?」
「そうでもある……願いがあり、願いを叶えるためのルールが戦いだというのならば、だ、そこには恨みも怒りも無い、ただ厳然たる『
ルール』に従い、行動する……そのどこにも問題となるモノはない、そうだろう?」
その回答を聞いて笑みが漏れた。
「ルールを遵守するドイツ人らしい答えですわね、それが心からの答えだというのならば、私に殺されても恨みはないと言うことでしょ
う?」
「無論だ、殺されたのならば私の力の無さを恨むだろう、だがそれだけのことだ」
「……分かりましたわ、恨みはなく、決着はここで」
その笑みは、彼の目には聖母のように映った。
「ああ、その通りだ、戦争は続く、されどこの決闘はここで終わりだ」
語りたいことは山とあった。
講和の可能性、その意志の強さの源や従えているサーヴァント、出鱈目に思える魔術、それら全てを些末な物として切り捨てた。
『聖杯戦争』というルールに従い、敵を倒す。
その為に、互いが同時に踏み出した。
ギュンターが右腕を突き出す、やはりその手に持つ武器は見えない。
応じてルヴィアが左腕に握るワルサーを突き出す、だが発砲はせず、それどころか引き金に指すら掛けていない。
銃と、そして見えざる武器が激突し、あっさりと銃が粉砕される。
だがそれでも尚、粉砕された残骸と共に、見えざる刃を挟み込む。
それと同時、風と共に吹き荒れたのは極上の刃。
カマイタチと呼ばれる現象が数倍したかのような嵐は挟み込んだ腕を無視するかのように全身を刻み、さらに本体である刃を進めていく。
179
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/28(日) 04:30:47
これこそがギュンターの礼装『疾風怒濤<<Sturm und Drang>>』、不可視であると同時に触れた物を切り刻む、食人鬼とも妖精とも言われるジンの加護を受けた礼装である。
起源として『無秩序』を有する彼は、祖先より受け継いだ刻印とはまったく違う――そもそも受け付いた魔術刻印からして無秩序きわまりない代物ではあったのだが――中東や東洋の魔術を研究し、血の契約と引き替えにジンとの契約を行ったのだ。
その代償は『死後の死』である。
刻まれた手から力が失せ、刃は心臓に向けて前進していく。
だがそれでもルヴィアは諦めては居なかった。
死ぬまでに完全なる終わりはない、如何なる時でも活路はあるのだと言い聞かせ、魔術回路を総動員して左腕を走らせた。
その結果。
左腕は血煙を吐き出し、だがギュンターの『疾風怒濤』を己の後方へ弾き飛ばす。
それは同時に、彼女が懐に飛び込んだと言うことでもある。
跳び退こうとするが、礼装に与えられたベクトルは瞬時に消しきることは出来ず、無防備な懐を曝していた。
「はああああっ!」
ナイフを突き出すかのように、指を真っ直ぐにギュンターの無防備な身体へと突きだす。
指先が突き刺さった地点は左胸の真下、胸筋と腹筋の切れ目である。
そこから真っ直ぐに突き上げられた指は親指近くまで体内に突き刺さり、更には心臓にまで突き刺さった。
通常、身体の構造は全人類同じ物だ。
彼女の突き刺した地点から心臓までは大凡8センチ。
指先は確実に心臓まで到達していた。
それを確認する余裕は彼女にはない。
腕を突き刺したまま、最大出力でガンドを撃ち出した。
物理衝撃を伴う強烈な呪いが心臓を破砕して肉体を貫通し、体内に残存した呪いと衝撃は更に臓器という臓器を傷つけ呪いによって汚染する。
血を吐き、床へと倒れ込んだ瞬間にはギュンターは絶命し、その肉体はジンへと捧げられた。
倒れ込んだ彼の身体が、――ずばりそれだと理解していたわけではないが――契約に従いジンに捧げられていくのをぼんやりと見送った時には、かなりの血が流れていた。
ふと我に返り、血液の流れをコントロールし、破れたドレスを左腕に包帯のように巻き付ける。
片腕だと少々難しいが、出来なくはない。
「痛みを感じる、と言うことは神経はまだ生きていますわね」
それでも、暫くはまともに動かすことは出来ないだろう。
敵の礼装を破る為とはいえ、随分と無茶をした物だと自嘲する。
「多少目論見が甘かったというのもあるのでしょうけれど……」
元々、ただ不可視な物だと思ったのだ。
だから銃を囮に刃を掴んでさえしまえばなんとかなると思っていたのだ。
人を殺した、という後悔はない。
元より彼女の家系は戦いに生きてきた。
殺し殺される覚悟は常に有している。
初めての殺しがこのような決闘になることは予想しては居なかったが、ルヴィアは彼に感謝していた。
紛れもなく彼は強敵であり、好敵手であった。
一歩間違えれば敗北していた可能性は高かったと彼女自身思っていた。
「……感謝しますわ、そして、貴男のことはきっと忘れません」
それだけを言って、彼の死体があった場所に背を向ける。
砲撃音は未だに続いている。
ならば戦いはまだ続いていると言うことだろう。
「さあ、早く合流して、マスターを倒したことを皆に伝えませんとね」
その顔は、疲れ切り、苦痛に歪んでもいたが、その瞬間の表情は、とても晴れやかだった。
「……そういえば、階段は潰れてしまいましたし、どうやって下に降りましょう?」
無論、晴れやかなままというわけには行かなかったが。
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
STORM:窓から外を覗くと、市外の景色が歪んで見えた
HEATS:窓から外を覗くと、ジェネラルの戦う姿が見えた
180
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 04:35:46
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
181
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 07:46:52
HEATS:窓から外を覗くと、ジェネラルの戦う姿が見えた
182
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 11:11:42
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
183
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 13:28:14
STORM:窓から外を覗くと、市外の景色が歪んで見えた
184
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 15:16:30
HEATS
185
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 17:04:20
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
186
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 17:25:29
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
187
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 19:40:54
GONG:砲火に混じり、別の音が聞こえてきた
188
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 22:23:49
GONGで決定。
189
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/28(日) 23:24:04
――Interlude side Magus Sisters
「スカリーZだ。少しはマシになっていてくれよ、少年」
「…………」
言葉を投げかけられた少年は、しかしそれに応じることなく、あからさまに顔を顰めて去っていった。
軽い挑発で発破をかけてやるつもりだったが、これでは僅かに張り合いがない。良くも悪くも若い、ということか。
だが……。
苦笑を漏らし、目を閉じる。
アレはアレで見物だ。あの小僧、どこからどう見ても騎士の出で立ちではなかった。恐らく若き冒険者といったところか。ならば自分の隣に居る娘がどういう人物なのか知らないというのも道理。彼らの旅路は祝福されているのか、呪われているのか……。
正直仕事なぞ放り投げて彼らの顛末を観察し続けたいが、それは叶わぬ話。できることといえばその後の展開を自らの頭の中で夢想するのみ。
一年後に私と手合わせする約束だが―――楽しみだ。もしそれが彼女の隣に相応しからぬ実力のままならばその場で首を刎ねてしまおう。
「姉さん!」
「姉貴」
振り返れば、私に遅れ、後ろから妹らが走ってきた。次に私が1人で居ることに訝しみ、辺りをキョロキョロ見回している。
「……ちょっと。アイツらはどこに行ったのサ」
「逃がした」
直後。
殺気が場を冒し尽くす。
「待て、話を聞け。結論から言えば、今回の任務はどうやら上の連中の勘違いだったようだ。あの小僧はただの奇人だが、途中で出て来たあの娘はれっきとした貴人だ。ザルカバードの…………だよ。まさか女だとは思わなかったがね」
「ああ、やっぱり」
「気付いていたのか? ラグ」
「うん。少し前、ボク、運良く遠目で見ることができたから。気付いていなかったのはドグ姉さんだけだよ」
大鎌を背にしたフルフェイス、スカリーYことドグが不機嫌そうに鼻を鳴らす。
「チ、それならそうと早く言やあいいんだよ、バカ姉貴」
「いちいち説明していたら逃がしてしまうだろうが。そら、帰るぞ。本国に報告がすんだら仕事の山が待っている。狩らねばならぬ罪はまだまだ腐るほどあるのだからな」
「わかってるよ。……ねぇ、姉さん、ボク達のコードネームの『スカリー』だけど……もうちょっとなんとかなんない? 物々しい感じがして、ボク好きじゃないんだ」
「我慢しろ、罪狩りとはそういうものだ。大体罪人どもに好かれる処刑人がどこにいる? いるとすればそれは行為に痛みを伴わせぬうつけだ。偽善と変わらん。誰に言われなくとも首を掻っ切ってやる」
「あ、マグ姉さん……」
慌ててラグが私の後を追いかける。自らの行為を省みる……それは自身が辿ってきた軌跡を大いに貶める行為だ。敢えて一言で示すならば『無駄』という言葉が似合う。
無駄。私の仕事は罪を狩る――即ち人の命を奪う仕事だ。故に無駄などあっては許されない。自身が歩んできた道を信じないということは今まで摘んできた命を冒涜するに等しいから。かつてそれを行ったあの女……目の前の罪から逃げ出した私の――私達の母を私は許さない。
自身の咎から逃げることは叶わない。今も、これからも。
だから私はこれからも狩り続ける。罪を。……命を。
――Interlude out.
190
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/28(日) 23:25:33
「ふぅ、ふぅ」
「暑いな。歩くのが辛いならおんぶしてあげるけど……」
「いや、いい。ありがとう、気持ちだけ受け取っておく」
足に吸い付いてくる砂の感触を確かめながら、慎重に一歩を踏み出す。
眼前に広がるのは金色の砂。あざとく生えた椰子の木。けして高くはないが、幅が大きい岩場。そして無遠慮に全てを焙り照らす太陽。
別段太陽が苦手だとかいう性質ではないものの、砂丘初体験の身としては堪えた。汗と塩と砂に塗れた体、乾燥して皮膚が剥がれた鼻、重心が安定しない足……。そしてとにかく砂丘と称する割に広大なのだ。
あの後。
罪狩り達の登場により街にいられなくなった俺達は、とりあえずここ一帯を旅することにした。俺は未だによく解ってないこの世界を知るために。莫耶は何やら修行のために。
とはいえ旅をするにしても拠点がないことには始まらない。今更バストゥークに帰る訳にもいかず、新たにウィンダスという街に居住するべく俺達はそこへ続く港へと向かっていた。だが……。
「なあ、いつになったら着くんだ?」
「……もう少し、だと思うが」
ろくな準備もしないままで旅に出るにしては、やはりこの距離は厳しかった。ただの旅路ならまだしも、この世界には無差別に襲い掛かってくるとんでもない輩がいるのだから。
俺が最初に出会ったカメは勿論、丸い火の玉に目と口が付いた自爆好きの獣人、でかい鼻と小さな体格が特徴の獣人(他の獣人と比べて知性が高く、自らをゴブリンと名乗っていた。どのみち俺達に襲い掛かってくることに変わりはなかったが)、人間以上に大きな体格をしたトンボ、etc、etc……。兎にも角にも彼らのお陰で道中はお世辞にも楽とは言い難かった。
ちなみにどいつも戦いはしたが、殺してなどいない。初めて遭遇したカメとの一戦は……戦い終わったその場は、自分以外の命も危機に曝されていたこともあり、終わった後は安心以外の感情など得られなかったが、それでも命を奪う後味の悪さだけは拭い去ることができなかった。あれは出来る限り経験などしたくない。
「ん、見えてきたぞ。港町だ」
「おっ……」
少女が指差す方向には、なるほど、街の名前が記されたゲートが掲げられていた。ここを潜った先に町があるという訳か。
「フフ……」
「?」
「それっ、一番乗りはもらった!」
「あっ……」
あまりに到着が嬉しかったため、ついつい童心に返って駆け出す。続いて慌てて俺の後を追う莫耶。正直自分でもどうかと思うが、手ぶらで砂丘を横断したのだ。この喜び、察してほしい。
「ま、待って! フ、フライングだぞ!」
「待ちませ〜ん。衛宮選手、ゴール手前……後少し! なおビリの選手には荷物持ちの罰ゲームが課されます♪」
「酷い……。うう、今まで2人で頑張ってきたのに……」
「衛門士郎も時と場合によっては卑怯な手を使うこともあるのだ」
「う、裏切られた……」
少し後にうっ、うっ、と嗚咽をこぼす音が聞こえる。やりすぎたかな、と後ろを振り向くも、何故か声の主は見当たらなかった。
「隙あり! 一着は莫耶選手で〜す♪」
「あっ、ひでぇ!」
「自業自得だ。はい、荷物持ち決定! このまま宿を探した後、この町を散策することにしよう。荷物持ちさん、頑張ってくれ」
「は、は〜い……」
女の涙は何とやらと言うが……侮れんなぁ……。
191
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/28(日) 23:26:27
気を取り直し、改めて町の中へ入る。
と、ふと彼女の後ろから、布に包まって顔が隠された誰かがこちらに向かって走り寄って来た。てっきり俺達に用があって、直前で止まるんだろうなぁとか思っていたが……それは予想を僅かにずれ、そのまま莫耶に体当たりした。
「うわっ!?」
「な、何だ!?」
そして……倒れる彼女に手を差し伸べることもせず、そのままそいつは町中に向かって走り去っていった。
「だ、大丈夫か?」
「…………ない」
「え?」
「ス、スリだ! く、シロウ、早くあいつを追いかけてくれ! た、大変な物を盗まれてしまった……。は、早く追いかけてくれ!」
「お、お、おう?」
「頼む、急いでっ!」
普段の物静かさとはうって変わり、凄い剣幕で俺に詰め寄る少女。
訳もわからずほぼ条件反射でソイツを追いかける。だが、こうもあからさまなスリの割に足が遅く、差はぐんぐん縮んでいった。そしてそのまま盗人に覆いかぶさる形でタックルをかます。
「うっ」
布からはみ出た二括りにされた黒い、長い髪……。それが何故だか見慣れたもののような気がして……つい勢いに任せてそいつが被っていた布を剥ぎ取った。
「チッ……」
見慣れた気がするのも道理。
左右一本ずつ括られた髪、この状況でなお不敵に笑う口元、凛とした目、それらを俺は知っている……!
「ゲ、ゲェ、遠坂!?」
�機Г笋呂蟇鷓笋發海海僕茲討い燭鵑�
�供�盗まれた物を返してもらわないと……
�掘Р兇旅颪任賄霓佑六悗鮴擇蕕譴襪海箸砲覆辰討い�
192
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 23:36:38
�機Г笋呂蟇鷓笋發海海僕茲討い燭鵑�
193
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/28(日) 23:39:11
�供�盗まれた物を返してもらわないと……
194
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 00:13:08
�供�盗まれた物を返してもらわないと……
195
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 00:35:59
�掘Р兇旅颪任賄霓佑六悗鮴擇蕕譴襪海箸砲覆辰討い�
196
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 00:48:44
�供�盗まれた物を返してもらわないと……
197
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 01:19:26
�掘Р兇旅颪任賄霓佑六悗鮴擇蕕譴襪海箸砲覆辰討い�
198
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 02:03:32
�機Г笋呂蟇鷓笋發海海僕茲討い燭鵑�
199
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 07:34:10
�供�盗まれた物を返してもらわないと……
200
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 07:42:25
��:盗まれた物を返してもらわないと……
201
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/10/29(月) 10:01:58
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし。
(それで、普通のニュースとは何だ?)
(マスター、さっきの納豆回転25回分の間はなんですかー?もしかして、自分のせいで
バゼットを酷い目に合わせたくネー!!とか甘い事考えてました?)
(五月蠅い、さっさと話を)
(ナイス外道!さすが私が見込んだ男です、そうでなくっちゃ)
実は少しだけ、バゼットを追わない5に対しバゼットを追う2程度には迷ってしまった。
でもハサンにはそんな事は気付かれていないだろう。多分。
(で、普通のニュースなのですが、実はさっきのマスターとバゼットの決闘、モニターで
放送しちゃいました)
(コラー!)
人間本気で怒るとコラーとしか言えなくなるものである。そう、これを怒らずして何を
怒ると言うのだ。戦いを放送された、それはつまり私の外見・戦闘スタイル・私に戦う
意志がある事等の情報が筒抜けという事ではないか!!
(貴様という奴は――!!)
(だってしかたなかったんですよー、マスター同士で力を合わせて脱出しようなんて
腑抜けたペアがいたから彼らの危機感を煽る為にちょうどよかったんですよー!!
だから、つい、二人が戦っている部屋以外全室モニターにて生中継しちゃいました。
二人が戦っていた部屋に向かっていたマスターも多分モニターの決闘を見て動き出したの
でしょうね)
(全マスターに平等というルールを自分から破るな!!)
(ハイ、それについてはハサン反省しています。ですからこうしてマスターに情報を
与える事でプラマイゼロにするようにしている次第なのです。今まで私が話した事は
マスターだけに与えた情報ですよ)
つまり、バゼットがマスター権を失った事、ペアで動いているマスターがいる事、
単独でこちらに向かっているマスターがいる事、これらを知っているのは私だけ
という事か。それを聞き私は冷静さを取り戻す。
だが――――――――、
(まだ不足だ)
(足りませんか?)
(ああ、こちらは最大奥義まで見せてしまったんだ。この程度の情報じゃあプラマイゼロ
とは認められないな)
(んもう、マスターったら交渉上手なんだからー!でも、まあいいでしょう。これは
オマケです)
[選択肢]ハサンからのプレゼントー!以下のリストから選んでね。
イ.腑抜けのマスターペアの情報。
ロ.現在単独で移動中のマスターの情報。
ハ.魔力の回復。
ニ.ギャルのパンティ。
ホ.次の戦いがあった時に優先的に情報をもらえる約束。
202
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 10:06:54
次の戦いがあった時に優先的に情報をもらえる約束。
勝つ為にはこれとかを選ぶべきだろう、でもネタ選択あるから
ニ.ギャルのパンティ。
203
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 10:07:56
ニ.ギャルのパンティ。
204
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 10:20:44
ロ.現在単独で移動中のマスターの情報。
此某魔術師にとってプラスかはともかく、他のマスターの話もそろそろ知りたいんだ
205
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 11:20:24
ニ.ギャルのパンティ。
これが後になって重要な意味を要することになるとは、この時誰も考えはしなかったのだ。
納豆の選択肢がないのは何故だろう?
206
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 12:40:59
自爆フラグかもしれないが・・・・・・・・・
だが!それでもこれは捨てられない!
ニ.ギャルのパンティ。
207
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 13:12:57
ハ
地味だけど効果的な一手を
208
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 14:55:52
ニ.ギャルのパンティ。
これを選ばなきゃ嘘だろうw
209
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 16:14:48
おまいらそんなにパンツが好きかw
210
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 16:34:35
パンツはどうでもいい、
ネタがそこにある、それが重要なんだw
211
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 16:36:02
これはこの聖杯戦争に参加してる人がはいてるのを奪ってくるということか?
212
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 17:53:45
遠坂のを奪い、遠坂は奪われた箇所を気にして思う様に動けない。とか
213
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 18:36:00
嫌な展開だなw
214
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 19:21:52
凜には絶対領域があるからなあ
桜もエログロ担当だから今更気にしないだろうし
七人の中で一番乙女っぽいのがバゼットって何さ?w
215
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 19:44:17
13歳だからな。思春期真っ只中なんだろう
216
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 20:17:00
あれ、イリヤは?
べ、別にロリコンって訳じゃないんだからねっ!
217
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 20:18:43
イリヤは淑女、レディであってギャルみたいな軽い女性じゃないのです
218
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/29(月) 23:30:24
イリヤはZero時点であれだけ元気に喋ってたんだからFate時点では明らかにバゼより精神年齢が上
219
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 00:47:46
19だっけ?
確かにバゼットさんより上かもなぁ
220
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 01:14:49
バゼットが『レディをエスコートしなさい』なんて言いながら男に抱きつけるか?
無理!
とあるヒロインが人気投票で一位取るのと同じぐらいあり得ない。
221
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 01:17:37
くすくすくす
222
:
はじめてのさーう゛ぁんと
◆XksB4AwhxU
:2007/10/30(火) 20:20:14
前:スリーサイズは?
(ずばり、アンサラーちゃんのスリーサイズは!?)
言った瞬間。ぴしり、と。空気が凍る音がした。
己の本能に従い、天の声の後押しも得て、聖杯も戦争もサーヴァントもかなぐり捨てて聞いた。シークタイムゼロセコンド。脊髄反射もびっくりだぜ。
――きっちり十秒後、その空気を引き裂いたのは、心なしか声が上ずったアンサラーちゃん。
(そっそっ、それを聞いて、お前は何がしたいのだ!)
(何って……ナニ?)
(ナっ……!?)
(もちろん冗談だよ?)
ぷるぷると震えて(姿は見えないので、俺の想像だが)、アンサラーちゃんは抑えた声で、
(お前は、私に、そんなふざけたことを、聞くために、呼んだのか?)
と言った。
ヤバイ。萌えるかも。
(――すまん、少し調子に乗りすぎた。真面目に聞くよ)
(そうしてくれ。でないと私は――)
(俺と結婚しないか?)
(――。…………、)
(俺と結婚しないか?)
(繰り返すな。とりあえず歯を食い縛って丹田《たんでん》に力を込めて障害物の無いところに移動しろ)
(? な)
何で、と聞く前に、『ソレ』は起こった。怒った。脳に膨大な情報が氾濫する。気持ち悪い/脳髄に直接ぶち込まれ/気持ち悪い/耳の穴に鉄パイプを通したように/気持ち悪い/手が匂いを受信し/気持ち悪い/口が色をくぁwせふじこlp
――始まりの刑罰は5種、生命刑、身体刑、自由刑、名誉刑、財産刑、様々な罪と泥と闇と悪意が回り周り続ける刑罰を与えよ『断首、追放、去勢による人権排除』『肉体を呵責し嗜虐する事の溜飲降下』『名誉栄誉を没収する群体総意による抹殺』『資産財産を凍結する我欲と裁決による嘲笑』死刑懲役禁固拘留罰金科料、私怨による罪、私欲による罪、無意識を被る罪、自意識を謳う罪、内乱、勧誘、詐称、窃盗、強盗、誘拐、自傷、強姦、放火、爆破、侵害過失致死、集団暴力、業務致死、過信による事故、誤診による事故、隠蔽。益を得る為に犯す。己を得る為に犯す。愛を得る為に犯す。徳を得る為に犯す。自分の為に■す。窃盗罪横領罪詐欺罪隠蔽罪殺人罪器物犯罪犯罪犯罪私怨による攻撃攻撃攻撃攻撃汚い汚い汚い汚いおまえは汚い償え償え償え償え償えあらゆる暴力あらゆる罪状あらゆる被害者から償え償え『この世は、人でない人に支配されている』罪を正すための良心を知れ罪を正す為の刑罰を知れ。人の良性は此処にあり、余りにも多く有り触れるが故にその総量に気付かない。罪を隠す為の暴力を知れ。罪を隠す為の権力を知れ。人の悪性は此処にあり、余りにも少なく在り辛いが故に、その存在が浮き彫りになる。百の良性と一の悪性。バランスをとる為に悪性は強く輝き有象無象の良性と拮抗する為強大で凶悪な『悪』として君臨する。始まりの刑罰は五に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す自分の為に■す勧誘、詐称、窃盗、強盗、誘拐、自傷、強姦、放火、爆破、侵害汚い汚い汚い汚いおまえは汚い償え償え償え償えあらゆる暴力あらゆる罪状あらゆる被害者から償え償え『死んで』償え!!!!!!キ……キキ、キキキキキキキ!タベロタベロタベロタベロ、骨ノ髄マデ食イ尽クセ! 救いナンテありはシナイ娯楽なんてアリハしない、ツマらないツマラナイ、人間ナンテツマラナイ! ツマラナイクダラナイ、ウバイアイコロシアイ!ソウシテ自滅シロ自滅シロ、ツマラナイナラ自滅シロ! キ、キキ、キキキ、キキキキキキキキキキキキキ───キキ、キ、キ。ひ。ひひひ、あははははははは!蛮脳ハ改革シ衆生コレニ賛同スルコト一千年。学ビ食シ生カシ殺シ称エル事サラニ一千。麗シキカナ、毒素ツイニ四肢ヲ浸シ汝ラヲ畜生へ進化進化進化セシメン……!ヒ、ヒヒヒ、平伏ス土下座ル末路ワヌ!切開無惨ニモ失敗シ無能名声栄光罪状コレ弐オイテ騎士ノ勲章ヲ我ニ我ニ我ニ与エ脳ハ腐敗シ魂魄初回ヨリ既ニ無ク第二生産、第二生産、第二生産、大量出荷!魂魄ノ華 爛ト枯レ、杯ノ蜜ハ腐乱ト成熟ヲ謳イ例外ナク全テ ニ配給、嗚呼、是即無価値ニ候…………!!!!――
(――とりあえず雑多で膨大で攻性な情報を脳にぶち込んでみたが、どうだ?)
涼やかなアンサラーちゃんの声が聞こえた途端、俺を蝕んで苛んで犯していた情報は影も形も無くなった。なので自動人形のように謝る。
(ゴメンナサイワタクシメガワルウゴザイマシタ)
(これ以上ふざけるなら、お前は史上初の、『情報で頭がパンクして脱落したサーヴァント』になるぞ?)
(ゴメンナサイワタクシメガワルウゴザイマシタ)
223
:
はじめてのさーう゛ぁんと
◆XksB4AwhxU
:2007/10/30(火) 20:21:12
臨:サーヴァントを二人従えることは可能か?
(サーヴァントを二人従えることは可能なのか?)
(原則としてマスター一人に対してサーヴァント一騎が基本。よって、不可能と答えるのが正しいのだろうが……人の作った法には必ず穴がある。その穴を逆手に取れば、あるいは二騎従えることも可能だろう)
(つうかクソガキ……俺のマスターが、現に二人従えてるんだよな)
(――な、)
何だと、と。アンサラーちゃんの驚愕の声。
(それは本当か?)
(嘘を吐くメリットなんて無いし。クソガキは確かに、俺とライダーさんを従えてるよ)
(……むぅ)
しばらく思考したのち、俺に問い掛ける。
(ちなみにその方法は?)
(俺も知らない。っつうかそれが知りたくて、アンサラーちゃんを呼んだんだけど?)
(そうか……)
(アンサラーちゃんでも知らないことがあるんだ?)
何だか、『全てを知ってるぜ、ふふん』というイメージがあったのだが。
(最初に言ったはずだが? 私は『答えを知り』『答えを返す』者だと。
まあ、この件は私も興味があるから、調べておくとしよう)
(次は『答えを返せる』ように、か?)
(ああ)
なるほど、さすがは仕事に生きる女。
兵:他のサーヴァントの情報は?
(他のサーヴァントの情報を教えてください!)
(いいだろう。ただし、お前が今まで会ったことのあるサーヴァントに限らせてもらうがな)
(……マジかよ。ってことはライダーさんとキャスターだけってことか……)
この質問はあまり意味無かったかもな……。
(そう言うな。お前は真名が分かっただけで能力を推察できるほど、知識も経験もないだろう?)
(そりゃあそうだけど……まあいいか。ライダーさんは味方だから良いとして、キャスターの情報を教えてくれ。確か……真名は鰈ステーキだったか)
(カレイドステッキか。これは随分とまた……)
呟いたっきり、何やら思索するような沈黙が返ってくる。
いい加減痺れを切らしそうな頃、ようやくアンサラーちゃんは口を開ける。
(カレイドステッキは、かの宝石翁キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが作った女性限定の魔術礼装で、契約した術者に莫大な魔力を供給するマジックブースターのようなもの。
宝具は多元転身《プリズムトランス》で、使用者に並行世界の使用者のスキルをダウンロードすることができる。つまり、マスターを、マスターが望んだ姿に『変身』させることができる。
マジカルルビーという声だけは可愛らしい人工天然精霊が宿っている。お前と会話していたのは、この人工天然精霊のようだな)
(何で奇妙な物《そんなもの》がサーヴァントなんてやってるんだ?)
(さあな、私には分からん。よほどマスターと深い縁があったのか、あるいはネタ投票のせいで後付け設定を考えている最中なのか……)
(は? ネタ?)
不可解な単語が聞こえてきたぞ。
(気にしないでくれ。お前は『タイヤキは頭から食べる? 尻尾から食べる?』と聞かれて、『腸《はらわた》から』と答えるような人間ではあるまい?)
(いやいやいや。意味分かんないから。俺は頭から食べるから)
(そうか。私は食べたことがないので分からないのだがな)
なら何で例えに使ったんだ?
(ちなみに◆XksB4AwhxUは、尻尾からちまちま食べるのが好みだそうだ)
(え? ◆XksB……何だって?)
それに対しても気にしないでくれ、と一言で済まされた。何だってんだ?
なおも聞こうとしたが、何故か果てしなく嫌な予感がしたので、この件は忘れることにした。
(他に聞きたいことは?)
(今のところはないな。何かあまり情報を得た気がしねぇけど……)
(また何かあったら呼べば良い)
それもそうか、と俺は口を開き――。
【選択肢】
エア・ギター:「じゃあまた」と、名残惜しいが別れを告げた。
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
224
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 20:22:37
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
225
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 20:56:44
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
226
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 21:23:16
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
我ながら凄まじく下らない質問だ……
何はともあれ答えてくださりありがとうございましたっw('∀`)
227
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 21:36:19
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
228
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/30(火) 23:39:35
エア・ブレイカー
タイヤキは連れと半分ずつ食べることが多いので
頭でも尻尾でもなく腸からと言えなくもない俺ガイルw
229
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/31(水) 01:42:52
「と、遠坂……」
「…………」
彼女は遠坂凛に相違あるまい。
凛とした彼女を表現するに一番適した顔のパーツ、雰囲気。トドメに赤い服。その幾百、幾千にも及ぶ組み合わせをクリアできる者などいる筈がない。彼女は遠坂凛だ。
だが事実の確認よりも、先に盗まれた物を返してもらうのが先決だと頭の中で声がした。
「えっと。とりあえず、その手に握られている物、返してくんない?」
「…………」
無言で手を伸ばし、莫耶の所持物であろうクリアイエローの水晶を差し出す。気のせいか、そのふてぶてしい態度はこちらを見下しているような気さえする。
「えと……」
無言の空気に耐えられず、気を逸らそうと改めて彼女の全身を眺める。
なるほど、彼女は遠坂凛だ。その嫌というほど見慣れた顔、見間違えるなどあろう筈がない。
……だが直後、彼女が遠坂凛でない決定的証拠を確認した。というか何故すぐに気付けなかったのか不思議なくらい、ソレはあからさますぎた。
「ち、小さい……。遠坂、お前、それは……?」
目の前の遠坂凛は……。
3頭身だったのだ。
「何よ。文句あんの?」
「いや、でも、なんでさ……」
―――ああ、この気持ちを何と言い表せばいいのか。
シュール。
いや、シュールなのは確実だ。普段あれほど恐ろしい彼女が、潰れた饅頭のような愛らしい姿になっているなんて……。プリプリ不機嫌そうな顔ですら、その役割を果たしきれていない。
そして3サイズが裸足で逃げ出しそうなこの寸胴! いつも密かに自分のスタイルを気にしていたのは知っていたけど、こうなってはスタイルも何もない。こけしに手と足がついたが如くの体。
何というか、かつて俺の憧れだった遠坂凛を根底から覆すこの現実。本来なら怒りが先にくる所だろうが……それよりも先に、俺は腹の底から這い上がってくるアレを堪えるのに全神経を動員する羽目に陥っていた。
「………………何よッ!」
「いや、くっ、その…………プ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
真っ赤になった彼女から、その短い足が俺の股間へと吸い付いていき――――。
瞬間。世界が反転した。
――――――。
―――――――――――。
「シ、シローーウっ!!?」
「―――お、おおう、おおぉぉ……」
気付けば。俺は衆目の中、股間を押さえながら蹲るという恥ずかしい格好をしていた。
目の前を見れば、あの遠坂っぽい子はいつの間にかいなくなっている。
「お、お、おぉぉ……おお…‥」
「大丈夫か!? ま、まさか……毒!? そんなっ、私は解毒の魔法なんて使えないぞ!?」
「お、うお……。だ、大丈夫だ、莫耶。こ、これは金的といってな、男の最大の弱点をやられたんだよ……」
「弱点って……。あの、本当に大丈夫なのか? 何だったら人を呼ぶが……」
「いや、絶対に呼ばないで。放っとけば治るから」
「そ、そうか……?」
アソコを蹴られました、なんて人に言えるワケがない。そんなことしたら羞恥のあまり死んじまう。
結果はどうあれ―――(結果? 過程じゃなかったっけ?)―――とにかく盗られた物は取り返した。気を取り直して立ち上がり、手にしていた水晶を少女へ手渡す。
「はい、どうぞ。水晶なんて持ってたんだな。知らないけど高値で売れるのかな? 今度は盗られないようにしないと」
「ありがとう……」
そして心底ホッとしたように、少女が胸の中で水晶を抱きしめる。その安心しきった顔を見ていると、こちらも知らずに笑みが浮かんでくる。盗られた物が戻ってきて本当に良かったって思えた。
「あの、今日は町の散策は……」
「―――すまん、正直立ってるのも辛いくらいだ。悪いが今日は宿で休養させてくれ」
「わかった……」
彼女なりに楽しみにしていたのか、しょんぼりとアホ毛を垂らす。その姿を見ていると罪悪感が湧いてくるが、それでも抗いきれないこの辛さ、わかってほしい。
230
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/10/31(水) 01:44:31
―――翌日
「お、来た来た」
港にでかい船―――木造の客船がこちらに向かって巨体を寄せてきた。
さすがに現代に生きるだけに木造の中型船など見たことなどないが、だが実際目の当たりにすればこの迫力、鉄では味わえぬ趣がある。
そして桟橋から中へ導くべく橋が下ろされる。一番前に並んでいた俺達は、必然的に一番乗りの形となった。
「莫耶は船、初めて?」
「ああ。シロウは?」
「実は俺も初めてなんだ。楽しみだなぁ。やっぱり揺れは酷いのかな」
「そうだろうな。噂の船酔いとやらにならなければいいが……。距離はそれほどでないにしろ、何せ一晩中乗りっぱなしだからな」
この町の店屋で適当に旅支度を整えた俺達は、初めての船旅にワクワクしながら最前列で船を待った。が、混雑を予想していた割に人は少なく、肩透かしを喰らった。乗客は俺達を除いて2人のみ。
ちなみにその2人は、武芸者風の男、全身を布で包んだ、嫌な予感をバリバリに沸き立たせてくれる3頭身という、ちょっと、いやかなり妖しい出で立ちの方々だ。きっと素敵な船旅になること請け合いであろう。
「こちらへどうぞ」
入り口に立っていた案内人の女性に導かれ、通路を渡る。意外と中は思っていたより狭く、すんなりと目的の場所へと着いた。
そして困ったことに客室として宛がわれたのは中途半端に狭い一室のみで、あとは表の甲板へと通じる階段だけという有様。俺だってそれほど豪奢なものを期待していた訳ではない。それでももう少し快適な空間を得られるものと無意識に確信していた。
だが考えて欲しい。
仕切りもない一室ということは、あの妖しい2人と一晩中顔を見合わせたまま時を過ごさねばならないということなのだ。
挨拶もそこそこに、俺は寝た。
―――夜中
「……ん」
目 を覚ませば、むさ苦しいものと決め込んでいた空間は、俺1人しかいなかった。
�機�誰かがすすり泣く声が聴こえる……
�供Г△良襍歇圓呂匹海砲い襪里世蹐Α�
�掘Г△�3頭身は、一体……
231
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/31(水) 04:20:50
悩みましたがやはり�靴謀衂爾気擦討い燭世�ましょう。
でもやはり三頭身=遠坂なのかしら。
232
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/31(水) 04:24:37
――冬木市教会
深夜にもかかわらず、電話のベルが鳴った。
雑務を全てこなし、ベッドに入ったばかりだと言うのにと、不機嫌この上ない状況であった。
とはいえ、この時間にも関わらず電話をしてくる以上緊急の事態でも起こったのだろうと考え、その事は微塵も声には出さず受話器を取った。
「……はい」
「シスター・オルテンシア、いや……今は司祭代行だったな、よろしいかね?」
「拒否したら切っていただけますか?」
「即答とは、可愛い声をして辛辣だね」
受話器の先の声は疲れ切っているが楽しそうで、それがまた勘に障った。
「切ってよろしいですか?」
「それは困るなシスター、冬木教会を取り仕切る人間としての職務、その依頼を行いたい、S市教会を取り仕切る立場の人間としてだ」
声のトーンが一段下がったのが分かった。
「……拒否権は無さそうですし、真面目な話のようですね、話を伺いましょう」
「うむ、現在冬木市市外において戦闘が行われている、規模は小さいがその戦闘圏内での戦闘は激烈なようだ、ついてはその後始末を行っていただきたい」
「現在の戦争はS市で行われていると言うことですし、業者の類はほぼ全てそちらに派遣されているはずでしょう、そちらで手配すればいかがですか?」
「できればやっているがね、こちらでも戦闘が各所で行われていてな、北部では嵐が吹き荒れているのが確認されたし、港近辺の海上では巨人が暴れているなんて言う冗談のような報告まで来ているのだ」
「……なるほど、それでは仕方ありませんね、具体的な位置をお願いします」
「感謝する、ではその位置なのだが……」
233
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/10/31(水) 04:25:45
『ジェネラル、聞こえまして?』
念話を試みる。
大声を上げれば聞こえそうな距離ではあるが、砲撃音に遮られるであろうし、敵に聞かれ攻撃、あるいは奇襲を受ける可能性も考えそれは避けた。
『聞こえている、無事だったようだな』
明らかに安堵していると分かる声が、聴覚に因らずして脳内に響いた。
『当然の結果ですわ、それよりも、そちらはどうですの?』
実際の所、こちらが死亡していてもおかしくはない結果ではあるのだが、とりあえずそれは伏せておくことにした。
『膠着状態だな、敵は砲撃の合間合間に攻撃してきて、被害も少し出ている……流石にビルを崩すわけにもいかんからそう思いきった攻撃もできんしな』
『……つまり敵に関する情報はまるで得られずって事で良いんですの?』
サーヴァントに関する情報を手に入れる最大の相手を失ったのだとと言うことを漸く理解した。
『気配遮断能力からアサシンかとも思えるが、観測手であるマスターは倒したのだろう?』
『そのはずですわ、観測手がマスターでないというならば話は別にもなるでしょうけれどもそれは考えにくいですし……何かありまして?』
死体が倒れていたはずの場所に目を向ければ、そこには既に肉体は無く、着用していた服や骨の一部が残るのみだ。
『戦術に変化が全くないのだ、射撃の次の瞬間には別の場所に移動しているのか、こちらの攻撃で有効打となっている物は無さそうだ』
『だとすれば長期の単独行動が可能で遠距離攻撃を有するアーチャーと言う可能性もありますわね……近接戦闘、ビルの突入制圧はできませんの?』
『調べてみたが悪質な魔術トラップが満載で前進にかなりの時間が掛かっている、梯子を取り付けようとしたがそれは攻撃を受け破壊された、今工兵が一階のトラップを解除にかかっているが階段まで到達するのにすら暫く時間が掛かりそうとの報告だ』
『厄介ですわね……私と同行していた分隊はどうなりました?』
思考を始めた頭に同行していた分隊、そして己に襲いかかった敵を思い出し、忘れていた自分の迂闊さに己を殴りたい衝動に駆られた。
咄嗟に壁を背にして周囲を警戒するが、敵らしきものは見えない。
『そちらは吉報が届いている、敵を撃破したとの報告は受けた』
その言葉に警戒はそのままに、一度息を吐く。
考えてみれば、狙われているとしたら無防備な時間に殺されていただろうと思い至る。
勿論それで気を緩めて良いはずもないのだが。
『それは嬉しい事ですわね、それでは戻りますので、分隊を待機させていただけます?』
『勿論だ、階段が使えぬと言う報告なので梯子を用意させているのだが、不要かね?』
『……ええ、問題はありません』
階段が無いことで一時的に泡を食ったが、魔術の応用で自由落下を制御することを思いつく。
質量や気流の制御は彼女にとってそう難しい術式ではない。
舞を舞うようにエレガントに、とまでは行かないが、衝撃を緩和させて着地する程度ならスカートを押さえずに出来る自信があった。
『分かった、では気をつけて降りたまえ』
それだけ言って念話は途切れた。
「……さて、では参りましょうか」
そう呟いた彼女の耳に、砲火に混じり、別の音が聞こえてきた。
その音は彼女にとっては聞き慣れないが、知っている音だった。
聞いたばかりでは聞き間違えようもないその音はライダー、シャリフの駆るK1200Rの四気筒エンジンの発するエキゾーストノートだ。
それに混じる音は聞き慣れぬ物だったが、同じくバイクのエキゾーストノートだと言うことは理解できた。
さらに耳に神経を集中させれば、圧倒的すぎるエキゾーストに掻き消される程に僅かだが、銃声も混じっているようだ。
「敵ライダーがこちらに向かっていると言う事ね……もう一人のライダーの方はどうなっているのかしら?」
そう簡単にやられるわけはないとは考えていたし、事実無事ではあるのだが、情報が無い時は最悪のパターンも考慮しなければならなかった。
その辺りのことは生前絶望的な戦いを繰り広げたジェネラルも理解している。
ビルへの攻撃を続行しながら更に四個分隊を現出させ、音の向かってくる方向に向けて銃口を向けさせる。
ペピン:そこに二台のバイクが現れた
オグデン:ジェネラルの耳元に通信波が舞い込んできた
エイドリア:音はまだ遠方にあり、ここに至るまではまだ少々の時間を必要とするようだ
234
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 07:23:48
�機�誰かがすすり泣く声が聴こえる……
オグデン:ジェネラルの耳元に通信波が舞い込んできた
235
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 08:37:33
��:誰かがすすり泣く声が聴こえる……
236
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 09:17:21
�掘Г△�3頭身は、一体……
ペピン:そこに二台のバイクが現れた
237
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 13:12:02
�掘Г△�3頭身は、一体……
まさかタルタルになったのか?w
オグデン:ジェネラルの耳元に通信波が舞い込んできた
238
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 13:55:49
��:誰かがすすり泣く声が聴こえる……
ペピン:そこに二台のバイクが現れた
239
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 17:52:20
��:誰かがすすり泣く声が聴こえる……
エイドリア:音はまだ遠方にあり、ここに至るまではまだ少々の時間を必要とするようだ
240
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 20:48:46
��
ペピン
241
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/10/31(水) 23:05:40
��:誰かがすすり泣く声が聴こえる……
242
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 00:50:19
ペピン
しかし、この板じゃマニアックな選択肢が出たもんだな。
243
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 03:11:52
ペピン:そこに二台のバイクが現れた
244
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/01(木) 22:49:46
戸惑う俺をよそに、聞き慣れない、不快な音調が飛び込んできた。
音源は、上。甲板だ。
何も考えず、発作的に上へ通じる階段を上り、表に出る。
寂しい木造の部屋を抜けたそこには―――空一面に広がる闇と、真珠の如くきらめく緑色の月があった。そして穏やかな波の音と、肌を撫でる優しい潮風。
……不覚にも一瞬、自分が衛宮士郎であることを忘却の彼方へ見送ってしまう。慌てて自分を取り戻す。
だが一見完璧に見えるこの空間には、しかし、不協和音を成すノイズが織り込まれていた。小さな小さな雑音。さっきから聴こえるこの音の正体は―――。
「―――莫耶」
一人の少女が漏らした嗚咽だった。
少女は俺の姿に気付き、慌てて涙を拭って、その場を取り繕うようにして笑みを浮かべる。それでも赤く腫れた目元は誤魔化せない。
「……どうした?」
出来る限り優しく、穏やかに尋ねる。
これ以上、少女を傷つけることがあってはならない。悲しみで歪んだ顔なんて、俺は見たくない。
「どうした、って……。別にどうもしないぞ。ただ寝付けないから夜風に当たりにきただけさ」
「そっか。気持ちいいよな、ここの風。丘の上じゃどうしても砂塵やら何やらの不純物が混じっちゃうけど、ここだと純粋な風が吹く。ひんやりしてて気分がいい」
幾分かの呼吸を置き、無言に陥る。
気まずい無言じゃない。お互い何も喋っていなくとも――それでいて心地よい空気。
本来なら俺は見ちゃいけないものを見てしまったのかもしれないけど、それでもそれを全く感じさせない。全てを持っていってくれるこの風には、感謝するほかあるまい。
ふと海面を見れば、魚が一匹跳ねた。
―――覚悟を決める。
俺自身はどうでもよかった。彼女がどこの誰であろうと構わなかった。彼女の出生が明らかになって、それで態度を変えるような奴じゃないって、最低限自分を信じている。
それでも見てしまったのだ。彼女の涙を。
……さざなみが、沈黙を彩る背景と化す。
いくら俺が鈍感と呼ばれようとも、彼女が普通の人間じゃないってことには薄々感づいている。彼女はいつも何かに追われていた。別段どこがおかしいとはいかないまでも、彼女はずっと憔悴していた。
限界だ。自分を誤魔化すのは、止そう。いつも彼女の背後にあった『何か』をこれ以上見過ごすわけにはいかない。
「なあ、莫耶。教えてくれ、君は一体――――誰なんだ……?」
「ん……」
少女は固く口を結び…………一言、ぽつりと言葉を漏らした。
「…………言えない」
「そう、か」
どんな言葉が返ってこようと受け止める覚悟をしていたが、それでもやはり否定の言葉には落胆を禁じ得ない。自然と息がこぼれ、肩の力が抜けてくる。
そんな俺を見かねてか、少女は重い口をゆっくりと開いた。
「―――私は」
「莫耶?」
「……ある人と約束をしている。それが『私の身分を時期がくるまで隠し通す』ということ。その人は、恐らく生涯決して忘れることができぬであろう恩人……。名も知らぬ程度の関係だというのに、彼は……。最後まで私を守ってくれた彼に報いるためにも、この約束を破ることだけは絶対に許されないのだ……!」
悲鳴にも似た声音で最後の言葉を紡ぐ。
それはどのような感情が込められていたのか。
一見、悲しみにも…………怒りにも、困惑にも、恐怖にもとれた。火影によって多くの表情を生み出す能面の如く。
視線を交わすのが躊躇われ、行き場のない目線は宙へと舞った。先には爛々と輝く緑の月。
少女の呟きは拒絶なのか。それともただ意固地になっているだけ?
いくら頭の中で自問しても、答えは返ってこない。衛宮士郎の壊れた脳では答えは得られない。
このまま無言を貫けば――――。歩む道はいつも通り。少女と楽しく笑いあい、時にはふざけあいながら、満ち足りた日常を過ごすことになるだろう。彼女が言う『時期』とやらが来れば、いつかは俺にも話してくれる時がくるかもしれない。
逆に。
多少強引でも彼女から話を聞けば――――。その先にあるものは光か闇か。そこから先は誰も知らない、暗闇に包まれた道を通ることになるだろう。何が起こるか知るすべは無いが……ただ、いつも通りの日常でないことだけは理解できる。
例えどんな辛い困難が待ち受けていようとも、俺は躊躇わない。むしろそれで道が拓かれるのならば、喜んで身を投げ出す所存だ。
だが俺が恐れているのはそういう話ではない。
――――少女を手放してしまうであろう未来について、だ。
俺は……。
�機Р燭睚垢�ない
�供Ф�引にでも聞く
245
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 22:53:27
��
正義の味方なら何も言わずにただ話してくれるのを待つのが普通だろう
246
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 23:17:23
�機Р燭睚垢�ない
247
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 23:37:59
�機Р燭睚垢�ない
とりあえず今は強引に聞く程切迫詰まった状況じゃないし
それに例え誰だろうと絶対に守るっていう決意という風にも取れる
248
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 23:47:12
�機Р燭睚垢�ない
249
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 23:51:28
�供Ф�引にでも聞く
聞くべきでし。そろそろ物語りを加速させないと。
250
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/01(木) 23:58:43
このスレ的には遅効性バッド・デッドエンドはどうなんだろう?
251
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 00:36:46
�機Р燭睚垢�ない
252
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/02(金) 15:31:21
(ここはベタに戦いを放映する原因になったマスター達の情報はどうでしょ?)
(いらん)
戦う気のなかった奴らなど私の脅威になりえない。よって情報など必要ない。
(んじゃ、単独でこっちに向かっていたマスターの情報とか、次の戦いが起きたときの
情報の提供の約束でどうでしょう?)
(いらん)
こちらに向かっていたマスターはおそらく扉が僅かに開いたままになっているバゼット
の逃げた先へと向かうだろう。ならば、次の戦いはほぼ間違いなくバゼットとその
マスターの組み合わせ。結果がある程度予測できるので単独行動中のマスターの情報と
次の戦いの情報も必要なし。
(マスターの魔力回復とかは?ハサン的に超オススメです)
(いらん)
(チッ)
マスターとサーヴァント間での魔力の移動、これは基本的には性行為によって行われる。
怪しいスキルの塊であるこいつと性行為をしようものなら洗脳されてしまったり、
廃人にされてしまってもおかしくはない。と、いうかそれ以前にこいつと性行為という
前提自体がありえない。
(あれもダメ、これもダメって・・・、じゃあマスターは私に一体何を望んでいるのですか?)
(そうだな、――――――――――――――それじゃあギャルのパンティをもらおうか)
そのまま両者沈黙、納豆15回かき混ぜ分の時間が経った頃ようやくハサンからの念話が
再開された。
(マスター?えっと今何と)
(パンティだよパンティ。ただのパンティじゃないぞ、ギャルのパンティだ)
(はあ、ギャルのパンティですか。何で今その様なものを?)
(理由を言う必要はない。出せるのか、出せないのか?)
(一応出す事は出来ますけど)
そう言うと同時に壁の右側からピンク色の布きれを持った黒い手が生えてきた。
受け取って確認する。サイズはM、素材はシルク70%その他30%、匂えば石鹸の香り。
よし、間違いなくこれはギャルのパンティだ。
253
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/02(金) 15:32:15
(よくやったハサン、手を引っ込めて念話を終わってもいいぞ)
(マスター、この状況で本当にそれが必要なのですか?)
(ああ、必要だとも。食欲・性欲・睡眠欲、人間はこの三大欲求によって動いている。
魔術師である私たちも同様だ。ゆえに、失った魔力を回復するのには三大欲求を満たす事
が効率がいい方法だ。ある魔術師は香を炊き、睡眠状態に近い脳波を出す事で効率を上げ、
あるカレーが好物の魔術師はカレー粉を持ち歩き、戦場で消耗する度にあらゆる食品に
カレー粉をぶっ掛け食べる事で回復する。お前も生前ハサン、すなわち麻薬を使用して
いた者なら私が言っている話が分かるだろう?つまりこういう事だ、私は魔力を回復
する為に、このギャルのパンティをっ!こうして頭にかぶるーっっっ!!
ハァハァハァー、キタキタキタキター!!ギャルパンティーパワーオーン!
この状態ならば、たとえ千発の弾丸を撃とうが疲れはしない!始まりの御三家だろうが
バゼットだろうが英霊だろうが何でもこいな最高の気分だ!)
(マスター、もう念話切りますねー。)
(教えてやろうハサン、今から140年前、魔術協会に一人の男がいた。その男は
悪魔憑きを退治する術の研究を専門分野とし、数多の戦場において成功を収め、論文の
提出や弟子の育成も怠らなかった。しかし、協会はその男を追放した。頭にギャルの
パンティをかぶったままの姿で戦う男を同士とは認められなかったからだ。協会を追い
出された男はその後故郷に帰り、彼の魔術は子孫に細々と伝えられていった。
その子孫の一人が私だ。私がこの聖杯戦争で勝利した暁には、おいハサン、聞いてるか?
ハ・サ・ン!・・・・聞いていないのか)
以上全て今作った作り話である。私や私の先祖はギャルのパンティで魔力を回復する
変態などではない。ハサンにこの様な願いをしたのは他に理由があったからだ。
手足を軽く屈伸させて体の調子を確認する、全快とは言えないが、こうして座っている
だけでも戦闘に足る分の魔力は十分に回復できた。そろそろ移動するとしよう。
この廊下を―、
[選択肢]
イ.進む
ロ.戻る
254
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 15:58:14
イ.進む
いい息抜きになった感じじゃないかw
255
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 16:24:02
イ.進む
256
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 17:30:08
イ.進む
257
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 18:27:41
イ.進む
前進あるのみ
258
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 18:29:21
イ.進む
俺は人間をやめるぞ! ハサーーーン!
259
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/11/02(金) 22:13:42
もしハサ、いいなあ。
こういうの好きです。
さて。2週間以上経ってからのレスってどうなんだ、とは思うが、
にわかに忙しくなって来れなかったので。
>言峰
新都か深山町かの選択肢で新都を選べば言峰の話をする予定だった。
だけどフラグは折れたので、神父さんの出てくる可能性は今のところゼロです。
>慎二、健忘症
藤ねえのことを考えると、確かに“俺にはなかった家族”という表現よりも原作通りに“俺には守れなかったもの”
という表現の方がよかったかな。
でも反論させてもらえば、桜も切嗣もこの場合の“家族”には入らないと思う。
慎二が組み込まれてる文脈において、士郎にとっての桜は『慎二の妹』>『家族』という位置づけがされてる。
切嗣に至っては慎二と会う前に死んでるんだから、慎二の話をしてるときには『士郎の持つ家族』とは言えない。
>原作と違って悩む士郎
その辺りのバランスをもっと考えるべきなのかな、とは思ってるとこです。
これでいいと言ってくれる人もいるし、どの辺りが落とし所なのかよくわからないのが現状ですが。
応答しておくべきはこんなものだろうか。
淡白に選択肢だけレスされるよりは、一言でもリアクションがあった方が俺は嬉しいし、
他の作者さんも多分そうだと思う。
でも、たぶん同一の言葉遣いの酷い人には言っておきたい。
話を書いてるのも人間だから、最低限の敬意は払ってくれないか。
260
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/11/02(金) 22:20:04
以下本編。
……わからなかった。
一人救えば、もう一人を。
五人、十人、百人と、そうして視界に映る人が増えていった。
その誰もが、誰かの子供で、誰かが待っている人で、誰かを愛している人で――
仕方がないのだと自分に言い聞かせて、ある男を刃で貫いた。
そうすることで、多くを救えた。
そうして繰り返した。
全てを救おうとしても、それでも誰かを切り捨てなければ立ち行かない。
何度となく、その事実を拒否して意地を張り続けた。
けれど。
……犠牲は少ない方がいい。
決して全ては救えないのだと、いつしか現実を受け入れた。
十を助けるために一を殺す。
いつか自分が否定したその姿が、どうしようもなく最善の手段だと。
確かに見捨てたものより多くを救えたかもしれない。
そして、奪った命の重さを、俺は微塵も背負っていなかった。
生き残ってしまった重さも、救えなかった重さも、失われたものの重さも知っている。
だから、“奪うことの重さ”も知っているのだと勘違いしたまま、命を見捨てた。
救った成果で、洗い流せると信じ込んだ。
憧れたものに、俺のしてきた事を押し付けた。
それが正しいとは思えない。
だけど。
我が子を失って嘆く母。
故郷に残した者の名を呼びながら、死んでいく男。
物言わぬ同胞を前にして、虚ろな目で動かない子供。
そんな――当たり前の人の死すら、迎えられなかった人たち。
もう、そんな姿を見たくなかった。
歪で間違った在り方なのは解ってる。
誰が責めなくとも、自分が気づいてしまえば、そのまま在り続けることは困難だ。
それでも――動くことでしか、現実は変えられない。
俺が思い悩んでも、それだけじゃあ何も変わらない。
そもそも世界の全てを救うことなど、出来はしないことなのだ。
手を伸ばせば届くものがあるのなら、それは充分過ぎることじゃないのか――?
悲しむ者を救えなくても、悲しみそれ自体を減らすことが出来るのに、それを――諦めるのか?
自身の歪さを理解しながら、まだ俺はもがいている。
この体が、蹲ろうとする心を拒んでいる。
何故かはわからなかった。
でも………まだ、動けるのなら――俺は。
261
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/11/02(金) 22:21:18
:::::愛するものの窮状・トラ:::::
――さて。努力次第で先送りぐらいは出来そうだが。
この衛宮士郎が、その言葉を覚えているのかは判らない。
――自己の運命というものは、自分の努力だけでは変えられないそうだ。
あるとしても、それはきっと僅かな既視感なのだろう――
眠れなかった。
とめどなく湧き出る思考に、眠気が押しやられていた。
考えるだけ無駄なことだというのはわかっている。
けれど、どうやれば栓が閉まるのかがわからなかった。
それを振り払うため、中庭に出た。
剣を手に、暗闇の中で必死で体を動かした。
冬の夜に冷やされて固まっていた体は、すぐにほぐれて熱を帯びた。
繰り出すのは二刀。
試行錯誤の末に辿り着いた戦闘技術。
長剣と短剣を組み合わせ、敵の長所を殺すのだ。
己が絶対の一を以って、相対する絶対の一を打ち破ることこそ王道である。
だが、俺に必要なのは誇りではなく結果だ。
如何に体を使い、どれだけの結果を得ることが出来るのか。
そのことだけに集中し、余計な考えを削ぎとっていく。
――悪だろうがなんだろうが、構ったことじゃない。
この生き方が間違っているのなら、俺の命を差し出すだけのこと。
でも、今はまだ体が動く。
まだ体が動くんだから、まだ救える。
それで、いいんだ。
押し出した吐息とともに、剣が空を切る。
俺の胸から吐き出された呼気は白い靄(もや)を生じ、そしてすぐに消えていく。
そうして再び剣を振るったとき、不意に灯りが俺を照らした。
「――あ、いた。
部屋に居ないから、どこかに行ったのかと思っちゃった」
俺は、灯りとともに現れた藤ねえに向き直った。
咄嗟に消した剣は、幸いにも藤ねえの目に入らなかったらしい。
「はい、これ士郎の上着」
「お、サンキュー」
「うう、寒い。こんなとこで何してたの?」
「ちょっと眠れなかったから、体を動かしてたとこだ。
藤ねえこそ、一体どうしたんだ?」
「ふふふ……。じゃーん!」
問われて藤ねえは、無邪気な笑みで手に持ったものを見せ付ける。
それは水を張ったバケツと――
「――花火?」
「そうよー。
士郎は明日には戻っちゃうんでしょ?
なら、今夜しかやる機会がないじゃない」
「…ちょっと待った。
こんな季節の、こんな時間に花火か?」
「うん。
昨日、ちゃんと約束したでしょ、とっておきのもので遊ぶって」
「あー……言ったな、確かに」
だが、中身が花火などという夏の風物詩だとは予想しなかった。
不味いことに、中庭は掃除済みである。
ちょっとやそっとの火遊びで、ボヤを出すことはあるまい。
つまり、花火を楽しめる環境は出来上がってしまっているのだ。
「……まあ、いいけどさ。
その花火、火薬が湿気ってたりしないだろうな?」
「多分、大丈夫。
組(うち)の人が、このあいだ作ったやつだから」
手作りか。
お手製の花火と聞いては、心情的にも止める理由がない。
滅多に触れられないものだし…近所迷惑にならない小さな花火なら、いいかな?
262
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/11/02(金) 22:23:24
「わかった。派手じゃないヤツならやろう。
けど、けっこう遅いんだから、あんまりはしゃぐなよ」
「んー、そうするとロケット花火とかはダメ?」
「ダメだ。
そのかんしゃく玉みたいのもダメ」
「じゃあ、これは?
火を点けると、高さ5メートルまで吹き上がってベンガルトラが浮かび上がるの。
ガオーって、吼える声まで付いて――」
「却下」
「……うー。
それじゃあ、線香花火しか残らないわよぅ」
「仕方がないだろ。時と場合ってものを考えてくれ」
不満そうに手をじたばたさせる藤ねえから、種々の花火を受け取ってチェックする。
どう見ても打ち上げ式のものや、さらにはドクロマーク付きのものまである。
好奇心が湧かないでもないが、今ここで楽しむのは難しそうなものばかりだ。
結果、藤ねえの言うとおり、残ったのは線香花火だけだった。
「せっかく、色々あったのに……」
「はいはい。
とにかく、今やるのは無理だから諦めろ」
藤ねえに線香花火を持たせて、火を点ける。
萎れていた藤ねえだったが、ささやかな灯りを見て、花開くように表情が綻んでいった。
「……うん、これもきれいでいいかな」
藤ねえの意見には全面的に賛成だ。
工場製のものは鮮やかで見栄えがいい。
翻って、手製のものは目に派手な華々しさに欠ける代わりに、たおやかな繊細さがある。
均一でなく、ズレがあるからこその個性だ。
「ほら、士郎も早く点けて」
「ん、わかった」
藤ねえの花火から火をもらって、俺の花火もぱちぱちと音をたて始めた。
綺麗だった。
たとえば、月夜に照らされる夜の自然も中々に風情がある。
ビル街の灯りが作り上げる夜景は、華々しく鮮烈だ。
けれど、暗闇の中で静かに頼りなく光を放つ線香花火は、まるで違う美しさがある。
弱々しくとも、自身の中にある火薬(ねんりょう)により輝くそれは、夜に儚く浮かび上がっていた。
けれど、楽しい時間はすぐに終わる。
十本はあっただろう線香花火は、あっという間に無くなっていた。
お楽しみが終われば、あとは片付けだ。
だが、藤ねえは件の花火を恨めしそうに見つめている。
未だに未練が消えないのか、それを手にして悶々と唸っていた。
「……これもやりたいなー」
「…そんなにやりたかったのか?」
「だって、これ、わたしが頼んで作ってもらったのよ。
これっきりしかないの」
なるほど。
市販の花火にベンガルトラのものは、確かにあると思えないな。
というよりも、花火で再現可能なのか?
「なんだってまた…ってトラ、か」
「そう! ベンガルトラを危機から救わんと、手始めとして作ったものなのです。
絶滅に瀕する彼奴らの苦境を知ってもらうため、啓蒙のためにこれが必要なの」
「……へえ」
「いい? トラは勿論大事だけど、トラに限った話じゃないのよ?
トラとは大自然の一部なり。
されば、これは人間と自然が上手くやっていくことにも繋がるのである」
「……あ、そう」
「ええいっ、この唐変木!
しっかり話を聞けぃ!」
「わ、わかったよ。
だから、あんまり大声出さないでくれ。近所迷惑だ」
263
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/11/02(金) 22:24:49
藤ねえが俺の首根っこを掴んで引っ張り回す。
仕方がなく、俺はバケツとダンボールを置いて、藤ねえに向き直った。
それで一応は納得したのか、藤ねえは上官さながらにふんぞり返って話を再開した。
「うむ、よろしい。
では、しっかりと耳を開けて聞くように」
「わかった」
心持ちでは正座して、藤ねえの話に耳を傾けた。
無論、耳の穴を閉じてはいない。
「わたしたちは、資源無しでは生きていけない。
けれど、いつまでも自分たちの周りから資源が湧いて出ると思う?」
「まあ、それはないだろうな」
「うん。じゃあ、士郎はどうするべきだと思う?」
軍人っぽさは消えて、まるで教師のような面持ちで話す藤ねえ。
いや、教師だけど。
「…使う量を減らすとか、効率をよくするとか。
そんぐらいしか思いつかない」
「それも一つの方法ね。
石油とか石炭とか、時間がかかるものはそれぐらいしか方法がないかも。
そうねー。食べ物なら、どう考える?」
「そうだな。
栽培とか養殖とか、育てるのが一番なんじゃないかな」
「ふむふむ。
なら、もう一つ訊くけど…そうやって育てるのに必要なのは何かしら?」
「んー…諦めないで続ける努力、かな」
「いいえ、努力するのは大前提。
何でもそうだけど、問題は努力の仕方。
例えば、魚が育たないからって滝に打たれても仕方がないでしょ?」
「……そりゃあ、そうだ」
必要なのは、その状況に合った行動だ。
その場合なら、魚が育たない原因を探して、取り除かないといけないわけだ。
「だから、大事なのは知ろうとすること。
知らないと守れないし、知ろうとすることで、自分を支えてくれるものが何なのかわかる。
それを知って、育てて、守ることは大事なことなのよ。
行き当たりばったりで壊し尽くしちゃってたら、すぐにしわ寄せが自分に来ちゃうんだから」
藤ねえは指を一本、ぴんと立てて言った。
道理である。
欲望の赴くままに刈り取ってしまうと、次に続くはずの種や芽まで失ってしまう。
一つでも多くを次に繋げてゆかねばいけないのだ。
「なるほど。
それで、まずはその花火でベンガルトラを知ってもらおうってことか」
「うむ。その通り」
「でも、そんなに上手くいかないと思うけどな」
「むむ、軟弱者め。
成功しなくたって、大事なことなのよ?
ベンガルトラを絶滅から救いたいのは、わたし自身の中にある想いだもん。
無駄になっちゃったって、そういうのを軽く見たらいけないのよ」
「いや、そうじゃなくてさ。
普通のヤツはベンガルトラと他のトラ――区別つかないぞ?」
「………あ!」
藤ねえが雷にでも打たれたかのように硬直した。
正に青天の霹靂。
もしかしなくても、そんなことを一考だにしていなかったのかもしれない。
「…い、いいもん。
大事なのは、まず気持ち。結果も大事だけど、一番は気持ち。
それに、危ないのはベンガルトラだけじゃないし、他のトラと誤解されても大丈夫だもん」
先生モードから、途端に子供モードに移行して半ベソをかく藤ねえ。
この落差は毎度ながらすごいと思う。
一体、何で出来てるんだろうか。
「まあ、その花火はともかく。
ベンガルトラを助けたいなら、そういう団体に寄付でもしたらどうだ?」
「ふん、寄付ならしてるわよーだ。
士郎たちが居なくなってから遊ぶ相手もいなくなっちゃって、お小遣いが余ってたし。
花火を作ってもらったのも暇だったからだし」
「小遣い……ってのは置いておこう。
じゃあ、アイデアを持ち込むとかどうだ? ――花火はともかく」
「そうね。その辺も考えてみようかな……花火も含めて」
「なあ……紳士協定を結ぼうか。
お互いに、花火の話はここまでってことで一つ」
「むぅ。そうすると、やはり続く話題は士郎のことですな。
考えてみると――士郎は遠坂さんと喧嘩して、この先どうするつもりなのかしら?
今までは遠坂さんも付いてたから士郎に任せてたけど、こうなるとやっぱり不安だわ」
「――う、そうきたか」
うーむ。
遠坂にくっついていって、向こうで学んでくるってことになってたからなあ。
魔術のことを伏せておくのは当然として、その辺りはどう話したものか。
1:腹を割って話す。
2:心配されないように、適当に嘘をつく。
264
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 22:46:08
投下乙でスター
2:心配されないように、適当に嘘をつく。
そして見破られてお説教されるべし
265
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/02(金) 23:12:13
1:腹を割って話す。
姉貴分としても聞いて納得しておきたいかもしれないし
話しても迷惑にならないことなら…
266
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 00:23:09
1:腹を割って話す。
俺は好きですぜ、貴方のお話。
267
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 02:27:21
だが所詮士郎だぜ。
2:心配されないように、適当に嘘をつく。
ってか、何気に深いなぁ。タイガー。
268
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 06:46:52
1:腹を割って話す。
269
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/03(土) 15:29:41
……何も聞かない。
何故聞かないのか? 無理にでも聞こうと思えば出来たかもしれない。だが……そうなった場合、俺と彼女との間に大きな溝が生まれるのではないか? そんな不安があった。
第一、まだ俺と彼女は出会って間もない。そんな奴に涙を流すほどの大事な話を伝えることなんてできない筈だ。俺も彼女の立場だったら―――多分、できない……と思う。
格別、話してくれない彼女を恨めしく思うことなどない。俺達にはまだまだ時間が必要なのだ。
「そろそろ中に戻ったほうがいい。いくら心地よくとも、風邪をひいてしまっては堪らないからさ」
「ああ」
再び、無言。
少女を残したまま去るのは躊躇われたが、しかし、このままこの場に留まっても仕方があるまい。彼女に背を向け、俺は狭い客室へと歩を進めた。
「シロウ!」
―――このまま彼女との語らいは終わると確信していただけに、これは不意打ちだった。振り返って声の主を見れば、その顔は本当に苦しそうで……衝動的に抱きしめてあげたくなるのを理性で押さえつけた。
「私は――別に貴方を信頼していない訳ではない! ただ私にとっての『時期』はまだまだ先の話なのだ……。最低でも十年か、もしくはそれ以上の時を必要とするかもしれない。何をしようにも、この小さな体では頼りなさ過ぎる……」
「…………」
「このまま貴方に頼りっぱなしではいけない。貴方には本当に、言葉では言い表せないほど感謝しているが……それでもこれはまた別の話。こればかりは貴方でも、譲れない……」
彼女は責任感が強い。全てを自分1人で抱え込む気だ。多分、彼女の言う時期がこようとも俺には話さないだろう。それは彼女に覆いかぶさる『何か』に他者を巻き込まないためで―――決して俺を信用してない訳ではないが、だからといってそれ以上信用もしていない。
後悔の念に包まれる。
無理矢理にでも口を開かせて、胸の内を吐露させていれば……彼女の抱え込む重荷を、強引にでも奪い取ってあげれば……どれだけ少女は楽になれただろう? 彼女が背負った『何か』は、少女の許容を完璧に超えている。このままでは、沈む。
今からでも遅くない。彼女からそれを奪い去るべきだ。
憎まれたっていい。それで俺が嫌われたって……このままでいるより遥かにマシではないか。
俺は彼女に近付くべく一歩を踏み出し――――。
――――――気付けば眼前に巨大な拳が迫っていた。
「えっ?」
「シロウ!?」
是非もない。完全な不意打ちだ。極め付けにソレは、明らかに人間の力を超えていた。
背中をしこたまマストに打ちつけ、気が一瞬遠のきかける。しかし地面に降り注ぐ血の音で、辛うじて意識を繋ぎとめた。
「が……なっ……」
何故?
突然すぎて言葉にすらできない。俺を殴ったのは人間の手だったが、ソレは人間ではなかった。褐色の肌に獅子を思わせる頭部。雄々しき角、赤い体毛、そして剥き出しにされた黄ばんだ牙。つまり……ソレは人ではなく、一匹の獣だったのだ。
続けて響く獣の咆哮。
メじゃない。罪狩り達も怖かったが、あれは人間としての怖さ。目の前を覆う脅威は人間には備わらない、獣の純粋たる暴力。敢えて例えるのならば、アレはバーサーカーに似ている。人の理性を超越した黒き狂気。理屈ではない。力の前には力しかないのだ。
「シロウっ! シロウ、起きて! 死なないで!」
俺を心配してくれるのは本当に嬉しいし、力が湧いてくる。だが強大な敵意を前にして、その行動は危険すぎた。
項垂れる俺の元へ駆けつける少女の胴体を無骨な手で鷲掴み―――握る。莫耶は体内の空気を搾り出すような音を出した後、がくりと頭を垂れた。
「きさ、ま……。彼女を、離せ……ッ!」
「GhOOOAAAAAAAAAaaaaaaaaaAAAAAAAAAAAA!!!!!」
何がそこまで気に障ったのか。獣は鼻面にオゾマシイほどの皺を寄せ、獣は片腕を除いた三肢を以って突進した。そしてもう一撃―――今度は全霊を込めた頭突きを叩き込む。咄嗟に両腕を交差し、攻撃も防ぐも…………腕はボキリと嫌な音を鳴らし、押さえ切れなかった衝撃が胴を貫いた。
「ガっ……!」
再びマストに叩きつけられ、倒れる。息が止まるほどの衝撃に今度こそ気を失うと確信したが、激痛により意識を強引に呼び起こされる。気絶している余裕なんぞなかった。
腕を見る。折れたと直感したそれは、しかし曲がってなどいない。両腕は……グシャグシャに捻れていた。
「ヒ…………グ、あああああああああああ!!!?」
恐怖と悲しみが痛覚を凌駕する。
一体誰がこのような惨劇を予想できたというのか。紫色に変色した腕、生きているのか死んでいるのかさえわからない少女。あまりに突然のことに投影のイメージすら浮かんでこない。
270
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/03(土) 15:30:46
「Gurrrrrrrrrrrrrr……」
獣はそのデカイ足で俺を踏みつけ……そしてトドメをさすべく腕を上げ、掌に『炎』を纏わせる。
酷い……。
衛宮士郎に避ける術などあろう筈がない。次の瞬間、焦げてドロドロになった自らの顔が容易にイメージできた。
最後に咆哮。
垂直に構えられた炎の塊は正確に俺の頭を狙い―――――
―――当たる寸前にそれは四方に霧散した。
「なっ」
「幻獣、炎の魔人、か。厄介だな……」
俺を守るべく獣に立ちはだかる影。まぎれもなくそれは同乗していた武芸者のモノだった。
「あ、あんたは……?」
�機А屐帖張競ぅ匹箸いΑ�
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
�掘А屐帖脹匍楡攣漫�
�検А屮�ーランドだ」
271
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 16:33:30
�検А屮�ーランドだ」
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ガーランド!ガーランド!
⊂彡
272
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 16:54:07
�検А屮�ーランドだ」
273
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 17:10:25
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
これしかねぇ
274
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 18:31:05
�検А屮�ーランドだ」
これです
275
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 18:32:20
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
これだろう。
いや、他の選択肢も無茶苦茶捨てがたいがw
276
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 18:43:51
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
www
277
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 18:50:03
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
278
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 18:54:28
1:腹を割って話す。
こんな藤ねえが大好きだ!応援してます。
後わざとかもしれませんが、干将莫耶なら短剣が二本では?
279
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 19:00:56
�供А屬茲�ぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」
フィニッシュ!
280
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 19:15:02
ギルガメッシュに決まったか。
しかし、キリツグが選ばれたらどうなったのかも見てみたかったw
281
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/03(土) 21:38:10
1:腹を割って話す
282
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/04(日) 01:52:52
連投失礼しますo( _ _ )o
「……俺かい? へへっ、よくぞ聞いてくれた! 天地無双の大剣豪……その名もギルガメッシュ様よ!」
「―――ギル、何だって?」
「ギルガメッシュだって! 一回で覚えてくれよ! ギル亀でもエンキドウでもないぜ! ……本当なら仕官のための大事な体、傷つけたくはなかったが……もうこれ以上黙って見ている訳にはいかないぜ! 助太刀するぞ!」
声がデカイ……。ウルサイ……。
男から最初に感じた印象がそれだった。しかもギルガメッシュだって? よりによってこんな所に奴の名が出てくるなんて、悪い夢にしか聞こえない。
だがそれでも。
生身の人間が獣に立ち向かうなんて、自然の摂理が許さない。人は弱い。自然界の中でも屈指の弱さを誇る。弱いからこそ知恵を振り絞って何とかしてきたんだ。
男の武器は何の変哲も無い薙刀。銃ならまだ理解できる。だが、薙刀―――。
あの男は殺される。先ほど獣の猛攻を一身に受けた俺だからわかる。ただ己の体術のみでそれ以上の脅威を打ち破るなんて……できない。
「いくぜっ、化け物! おりゃっ! うりゃっ!」
新たな敵の出現に、獣はさも面倒くさそうに俺から足をどけ、英雄王の名を騙る武芸者の前へと立ちはだかる。その隙に俺は解放された体から上半身だけ起こし、事の成り行きを見守ることにした。
自然と期待が高まる。
人間である以上、獣には勝てない。しかし、こう堂々と惨劇の中へ躍り出たのならば、勝てるプランがあるのではないか? ……知らず知らずの内に、彼を見守る視線に熱が篭もる。
武芸者の薙刀と獣の爪が交錯し―――――
――――それはもう見事に武芸者の体は宙へと舞った。
「ウボァー」
「―――馬鹿な!?」
ああ……。
その背中に背負っていた長大な薙刀は何だったのか? その身に付けた厳つい甲冑は何だったのか?
ふと生じた疑問に答える者がいよう筈もなく、武芸者は海へと真っ逆さま――――になっていればいいものを、更なる醜態を晒そうとしていた。
「こ、このまま俺だけ海にドボンなんてなしだぜ〜! お前も道連れだ! 海へ落ちろ!」
―――もういい、休め。
俺の願いが通じたのか、獣に掴みかかった指は滑り、男は1人で海へと落ちていった……。
「こらァ! お前だけ汚いぞ! 覚えていろよーー! ―――よ、鎧を着ているから沈む……!? 助け……ゥがばゥ、ガボォ、ぶくゥ…………」
男は、沈んだ。
「あ、あんたは一体、何をしにここまで来たんだッ!?」
何というかバカだ。バカに違いない。
獣も大層白けきったらしく、その空気を一変しようと再度咆哮した。
「SYayAAAAAAAAAAAAAAaa!!!」
「うっ……」
いくら場が白けきろうとも、これはけして洒落ではない。
今更だが、勢いとはいえ、つい男が海に落ちることを願ってしまったのを思いっ切り後悔した。
動かない両腕。理由は簡単。中にある筈の骨が粉微塵になっているからだ。しかしあの脅威に対処するならば、動かない腕など論外。ならば、どうする……?
僅かとはいえ武芸者が稼いでくれた時間のお陰で、混乱しきった頭は冷静さを取り戻していた。答えは、得た。
「痛い、だろうな……。ちッ、くしょ〜……」
だが獣に握られている少女のことを想えば、躊躇している暇などない。覚悟を決め、いつもの言霊を紡ぎ始める。
「投影、開始―――。かっ、体は、剣で、できている……」
自らの両腕を解析し、ゆっくりと設計図を組み立てる。そして―――言霊の内容通りに……両の腕の中に剣を練成した。
「ぎっ…………! づっ、ア―――!!?」
想像していた以上の激痛が腕を襲った。当たり前だ。剣とは本来、肉を斬るもの。それを自らの肉の内に入れるなんて、正気の沙汰じゃない。当然、肉は裂け、紫色の腕が赤紫へと変色した。腱の配置には気を遣ったものの、それでもこの腕はもう二度と使い物にはなるまい。
283
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/04(日) 01:53:51
だがこれでいい。震えが止まらずとも、痛くとも、動く。体を斜に構え、腕を大きく広げ――――
「投影、重装(トレース・フラクタル)。―――I am the bone of my sword.(我が骨子は捻じれ狂う)―――偽・螺旋剣(ガラドボルグ�供法�
獣もこれがただの悪あがきでないことに気付いたのか。先ほどまでの威勢の良さは消え失せ、一転して慎重に俺との間合いを測り始める。
内心で舌打ちする。さっきまでの無防備さで俺を攻め立ててくれれば、コレは呆気なく獣の心臓、もしくは眉間を射抜いたであろう。だがこうも慎重になられては、当たる確率は半々と言った所か。心底、獣というものの厄介さに歯噛みする。
その上、見よう見まねで投影したものの、この螺旋剣は正直俺の手に余る。足りない魔力をクオリティの再現に全てを費やしており……したがって二射目などない。この一矢が俺の全てだった。
じり、じりと獣が俺との間合いを詰める。だがそれはひどくゆっくりとしており―――1秒が1分にも、1時間にも感じられた。
汗が頭頂から噴出し、こめかみを流れ、頬を通り、顎を伝って床へ落ちる。
長い。
涼しい筈の船上だというのに、汗がダラダラと全身から垂れ流れる。
もちろん汗を拭おうと動くことなどあり得ない。俺は微動だにも、瞬きをすることもできず、当の獣はじり足によって間を詰めるという体たらくだ。
このまま長い時間が過ぎる。徐々に空は白み始め、それが一層、大きな時間の経過を印象付けた。
―――そして唐突に。
カラン……。
「!?」
背後から硬質的な音が響き――――。
その油断を獣は見逃さなかった。
「しまっ……!?」
結局は精神力の差だった。
所詮は一介の学生に過ぎない俺に対し、恐らくは百戦錬磨であろう獣の鍛え抜かれた心。とうに俺は詰みに嵌っていたのだ。
慌てて螺旋剣を放つも簡単にかわされ……。
次の瞬間。
海が大きく盛り上がった。
「なんっ、だ……!?」
「!?」
後ろの方からも獣とは別の驚愕した気配が発せられるが……ゆっくり後ろを振り向いて確認している暇などない。視線は前へと釘付けだ。
そして盛り上がった海から龍の――――信じられないことだが、デカイ獣をすっぽり隠してしまうほどの巨大な頭部が現れ……あれだけ暴れまわっていた獣の頭へと噛み付き、砕いた。
ナッツを口内で噛み砕くかのような軽快な音が耳へと響き―――牙の隙間からこぼれた丸いものや茶色いものが甲板を汚した。そしてその手に握られていた莫耶を、新たに海中から飛び出た掌で、意外にも優しく包み込む。
首から上のない獣の体が前のめりに倒れた直後、龍が俺と、後ろにいるであろう誰かを睨み、吼えた。
「愚かなる人間どもめ! 未だ、プロマシアの呪縛から逃れられぬのか!?」
先ほどの獣とは比較にすらならない咆哮。海面は震え、風が怯え、波の上に乗った船は大きく揺れた。
「生ける神々の力を授けても、お前達人間を救うことはできん……」
そう残し、龍は少女を掌に乗せたまま、天へと去っていった……。
全てはあっという間の出来事。少女の身を案ずることも、自らの身を省みることも、あの龍は何だとか、俺達を襲ってきた獣って何? とか……そんなこと考える隙間すらない。全ては一瞬だった。
龍が去ってから僅かな時間が流れ、波は落ち着きを取り戻し……そこでようやく俺は甲板にある物が転がっていたのに気付いた。
「あっ、莫耶の、水晶……」
気絶した時に落としてしまったのだろう。大事にしていたクリアイエローの水晶。ころころと床板を転がり、危うく海へと落ちようとする所を慌ててキャッチする。次に自分の腕が滅茶苦茶な状態になっていることを思い出し、激痛に喘いだ。
見れば空はもう完全に青く染まり、穏やかな日光が降り注いでいる。
一言、疲れた。
考えることは山ほどあるだろう。しかし衛宮士郎はとっくに限界を迎えており――――意識をフェードアウトするより他なかった。
「ちょっと、アンタ!?」
�機�目の前には見知ったあの金の瞳
�供д�の役にも立たなかったあの武芸者が、俺に膝枕をしていた
�掘�誰かの蹴りで目が覚めた
284
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 01:57:00
�掘�誰かの蹴りで目が覚めた
足蹴にしようぜっ
285
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 01:59:22
��
ネタ選択肢の香りがする。
286
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 01:59:22
�掘�誰かの蹴りで目が覚めた
287
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 02:30:46
��
ネタは大好きですよ
288
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 03:46:23
�掘�誰かの蹴りで目が覚めた
289
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 04:31:10
�機�目の前には見知ったあの金の瞳
290
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 04:44:49
��
291
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 07:07:33
��:
やっぱネタをいっとく
292
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 07:38:24
��
293
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 12:27:33
��
いや、ぎる亀は大好きなので……って、もうきまってるー?!
294
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/04(日) 13:52:50
迷う事はない、後ろにはあのバゼット、そしてこちらと戦おうという意思が濃厚な
マスターがいる。ならば強敵が互いに潰しあう状況を期待するためにも前に進むべき。
早足で、しかし足音を決して立てないようにしながら私はバゼットとの戦いを思い
返していた。あれ程の苦戦、私がまだ子供だった頃の父との修行を除けば一度として
なかった。
私よりも大きい魔力を持つ魔術師、冷気に対して完全な防御能力を持つ死徒、
実戦経験でこちらを大きく上回る傭兵、国内での戦いにおいても何度か危機は存在した。
だが、彼女ほど私の命に迫った敵は存在しない。それゆえに気になる事があった。
彼女はなぜ最初に戦うのをためらったのだろうか?ここからの脱出を優先していたの
だろうと最初は考えていたのだがそれは違うのではないかと今になって思えてくる。
戦闘中の立ち振る舞いから察するに彼女は間違いなくこういった戦場の経験者であり、
しかも凄腕の部類に属するだろう。ならば私に先手をとられた事実は彼女の戦闘力と矛盾
する。
何かあったのだろうか。お互いの顔を見た時に思わず思考を停止してしまうような何かが。
「あ」
扉を開け部屋内にいる相手に拳銃で狙いを付けようとして―――、
私は間の抜けた声を出しながら拳銃を落とし、そのままの姿勢で固まってしまう。
ようやく分かったよ、バゼット=フラガ=マクレミッツ。君と私は以前に出会っていた
のだったな。ただ、私はその直後別の人物のインパクトのせいで出会っていた事事態を
忘れてしまっていたのだが――、
で、だ。
何でそのバゼットの顔を忘れてしまうほどの印象を私に与えた人物、すなわち
『牛丼屋なきゃう』の店員が私に突進を?幻覚か?それとも本人か?
いや今重要なのはそんな事ではない。せっかくギャルのパンティを使って相手の虚を
突く予定も会ったのにシミュレート外の事態のせいで全くの逆になってしまった現実。
かくて因果は巡る。奇襲には奇襲で、幸運には不運で、これも因果応報というべきか。
パーカーの男、バゼットに続く三人目との戦いは相手の全力の一撃を受けるところから
始まった。
[選択肢]
イ.ダメージ無視で拳銃を拾うが左目を貫き手で打ち抜かれる。
ロ.全体重の乗った一撃を喰らう瞬間、後ろに飛ぶ事でダメージを軽減しようと試み、
結果20メートル以上吹っ飛び全身強打。
ハ.両手で攻撃を受け止めた瞬間、衝撃で左肩から骨が飛び出る。
295
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 14:09:40
ロ.全体重の乗った一撃を喰らう瞬間、後ろに飛ぶ事でダメージを軽減しようと試み、結果20メートル以上吹っ飛び全身強打。
気合いで何とか出来る怪我のレベルの筈だよきっと!
296
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 14:18:25
ロ.全体重の乗った一撃を喰らう瞬間、後ろに飛ぶ事でダメージを軽減しようと試み、
結果20メートル以上吹っ飛び全身強打。
ここまでダメージ確定の選択肢も珍しい。
297
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 14:38:29
ロ.全体重の乗った一撃を喰らう瞬間、後ろに飛ぶ事でダメージを軽減しようと試み、
結果20メートル以上吹っ飛び全身強打。
この魔術師には不幸属性があると見た。
298
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 14:43:13
ハ.両手で攻撃を受け止めた瞬間、衝撃で左肩から骨が飛び出る。
不幸属性こそ世の理よ。
299
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 15:53:16
ロ
死にはしないし戦えなくもない。
300
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 15:57:42
ロ
他のはちょっとまずい気がしてならない。
301
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/04(日) 21:24:58
海賊の頭領はでなかったか
302
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/05(月) 17:35:17
さーて、新連載のFateさんは?
士郎です。もうすぐ息の白くなる季節ですね。先日、聖杯に石焼き芋が食べたいと願ったら近所の芋畑に焼けただれた隕石が振ってきました。天変地異です。
さて、最近、きのこ世界の主人公で随一の使用人体質と評判なようですが勘弁して下さい。神様、俺をおさんどんさん扱いしないヒロインはどこに行けば見つかるのでしょうか。あと黒くないの。
それでは選択肢は
し:士郎が仕えるならやっぱり凛様
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
の3本です。
じゃ〜んけ〜んシロウこれはどういう事ですか先輩わたしがいませんよお姉ちゃんを忘れるな!
303
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 17:39:58
う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
ギガルヴィアブレイク
304
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 17:41:29
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
お姉ちゃんだけじゃなくてセラリズだって絡むんだぜきっと。
305
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 17:49:55
う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
306
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 18:10:32
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
つまり、サーバントになった士郎と申したか?
307
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 18:22:59
う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
308
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 18:31:05
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
俺を踏むんだ
309
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 19:05:45
う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
何このいい勝負
凛はスルーされてるけども
310
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 19:08:24
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
ったく、何言ってんだか。
311
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 19:12:48
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
これで終わりだ!
312
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/05(月) 19:14:14
し:士郎が仕えるならやっぱり凛様
お前らせめて一票ぐらい入れようぜ
313
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/05(月) 20:21:00
心地良い眠りについていた。
蒙昧とした意識の中、柔らかい感触を頬に感じ、思わず頬擦りする。確かな人間の匂いが、まるで俺が赤子に戻ったかのように安心感を与えさせてくれた。
体は、動かない。
だがそんなのがどうでも良くなるほど、この感覚は心地良い。
できれば永遠にこの状態が続くことが望ましいとすら思うが、それでも残酷な光によって意識は半ば強制的に呼び戻される。
微かな苛立ちを感じた後、本能的に瞼を開けた先には――――
「おっ、目が覚めたようだな」
―――隅の方に寄せられた青空を除き、むさい男の笑顔が視界の大半を占めていた。
瞬時に理解する。
最高の安らぎを与えてくれた枕の正体は、男の汗臭いフトモモだった。
「ほ、ほぎゃああああ!? テメェ、何やってやがんだーーーー!!?」
にべもない。一刻も早くその危機から逃れようと体を起こすが――――体は俺の意に反し、中途半端な角度まで上がった後、倒れた。驚こうとするも、続けて腕に走る激痛。気のせいか、頭もくらくらしてきた。
「いっ―――ぐ、あ!!?」
「お、おい……」
「―――無理しないでゆっくり寝ていることをお勧めするわ。貴方のソレ、明らかに重症よ」
声の主を見れば。全身を布でぐるぐる巻きにした3頭身の誰か。声の音調を考えれば、多分女性だと思う。だが彼女なんて覚えがない。一体、誰だ?
「えっと、誰?」
3頭身は盛大に溜息をついた後、幼子に言って聞かすようにしっかりとした口調で答えた。
「―――怪我の影響で記憶が錯乱してるのかしらね……。ホラ、私よ。昨日、港町で貴方達と会った……」
3頭身はそう言いながら、被っていたフードを取った。そこには思わず遠坂と見紛ってしまうそっくりさんの顔。そしてピーンとインスタント食品に湯をかけた如く甦る記憶。
「あ、あーっ、あのスリの……」
「し、しーっ! それは置いといて……どう? 思い出せた?」
「ああ。しかし、何故俺はこんな所に、って、あっ……」
今度こそ完全に思い出した。少女と共に船に乗ったこと。少女の背負った何かを垣間見たこと。少女と俺がよくわからない獣に襲われたこと。突然海中から龍が出現し、少女をさらっていったこと。
辺りを見回せば。2人の姿があるだけで、少女の姿はそこになかった。
「――――――――ッ!」
「おいっ、何をする気だ!」
決まっている。少女を、取り返す。
動かない両腕に早々に見切りをつけ、背筋を以って上半身を持ち上げる。フラつく足に苛立ち、地団駄を踏みながら立ち上がって歩を進める。だが半ばでここが海のど真ん中だという事実に気付き、瞬時に泳いでいけばいいという結論に辿り着いた。膳は急げと甲板の端へと行くも―――いきなり太い腕が俺の首に巻きついて、勢い余った体は床板へと転がった。
「…………何しやがる」
「バカヤロウ! お前、その体で海に飛び込むつもりだったのか!? 傷口に海水が入って腕が腐っちまう……いや、その前に動かない腕で泳ぐなんぞ沈むのがオチだぜ!」
「………………それじゃあ、彼女は……このまま放っておくっていうのか……?」
「それは……しかしな……」
314
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/05(月) 20:22:49
答えに窮し、武芸者は口を噤んだ。
わかっている。奴の言い分が明らかに正しいと。俺が今の状態でいくら勇もうとも、何も状況は好転しないって。慌てふためくその姿は、傍目からみれば無様ですらあるだろう。……だが、それならどうしろというのだ?
いくら考えてもこの胸に空いた大穴を埋める術などない。ただ呆と空虚な風を流し込むくらいなら、無理だとわかっていても行動するしかないじゃないか!?
……少女とはまだ出会ってそれほど大きな時間を共にした訳ではない。だが、俺を信頼してくれた、あの無垢な眼差しを裏切る行為だけはしたくないのだ! なら……!
「―――おい、坊主」
「……ん?」
「スリプル」
「!?」
呼ばれて目線を送った先に、男の指があったと思えば―――急激な眠気が俺を襲った。同時に萎びる我が闘志。
「な、に、を……」
「お前さん、しばらく眠ってな。幸いこの船の行き先はウィンダスだ。魔法国家の連中ならその傷を癒す手立てがあるかもしれん。それまで大人しくしていることだ」
「う、ぐ……」
信じられない。男が使ったのはこの世界の魔術だろうか? ついさっきまで寝ていたというのに、まるで三日間完徹したかのような睡魔が脳を直撃する。起きようとする俺の意思に反し、瞼が物凄い力で引き下がってくる。
「お嬢ちゃん、生憎と俺はどうしても外せない先約があるんだ。悪いがしばらく坊主の面倒を見てやってくれんか?」
「いいわよ、別に」
「悪いな。船上じゃロクな手当てなぞ期待できんが…………そろそろ港が見えてきた。適当な院に駆け込むだけで、タルタルの奴らが何とかしてくれるだろうさ。同族だろ? 気兼ねはない筈だぜ」
「…………」
3頭身は、しかし武芸者の言葉には答えず、無言で俺の傍まで近寄ってきた。しかし半覚醒の鈍い頭では何の反応も返せない。
彼女は俺の耳元に口を寄せ、一言、呟いた。
「―――ごめんね……」
何故?
だが、その言葉の真意を反芻するよりも早く、俺の意識は闇に落ちた。
――Interlude side ?????
「南のラインから……膨大なエネルギーが逆流してきています!」
「何だと! これは……まさか龍王!? 馬鹿な、早すぎる……」
「時が近いということさ、ナ……モ……ダ君。我々ジラートの悲願を成就する時が。もちろん、君達クリュー人にとっても、ね」
「…………」
「しかし、まだまだ役者は揃ってなどいない。闇の王も。クリスタルの戦士も。世界の終わりに来る者も。カスであろうと無能であろうと、撒かれた種の収穫の時は必ず来る」
「長かった……。真世界、永遠の楽園……。一万年の夢が、遂に……」
――Interlude out.
�機�目の前には見知ったあの金の瞳
�供�目覚めればあの遠坂のそっくりさんがこちらを覗いていた
�掘�目を覚ませば目の前にあの3頭身が……たくさんいる!?
315
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:43:47
III:
316
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:44:44
�掘�目を覚ませば目の前にあの3頭身が……たくさんいる!?
寝起きにこれはカオス
317
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:45:08
�掘�目を覚ませば目の前にあの3頭身が……たくさんいる!?
たくさんw
318
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:46:27
�供�目覚めればあの遠坂のそっくりさんがこちらを覗いていた
カレンとも合流したいがまたクリスタルをスられないかが不安なのでw
319
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/05(月) 20:46:38
ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
「シロウ、駄目?」
上目遣いでねだられた。期待半分、不安半分で揺れる瞳。雪うさぎのように真っ赤な光が、俺の心臓を鷲掴む。ぎゅっと、胸元で合わせた手がいじらしい。普段の天真爛漫さが嘘のようだ。いつも妹のようにしか思っていなかったのに、どうしてだろう、今は姉のようにしか思えない。
「そんなに……、凝ってるわけじゃないだろう?」
「ううん。凝ってるの。すごく、とても凝ってるわ。だから、ね? お願いシロウ」
目をそらして誤摩化しても通じなかった。むしろかえって迫られて、逃げ道はどんどん塞がれていく。ドクン、ドクン。聞こえる鼓動は俺のものか。それともイリヤのものだろうか。イリヤが一歩一歩近づく度、秒針が一つ一つ進む度、彼女の瞳が泣きそうに濡れる。
「そうだな。イリヤ」
心を決めて手を伸ばした。ビクッと固まるイリヤの頭を、よしよしと撫でて安心させる。
「まずは風呂に入っておいで。その間にを準備をしておくからさ。いいかイリヤ。今日は幸い二人だけだし、時間はたっぷりあるんだから、たっぷり暖まってくるんだぞ」
「―――うんっ!」
イリヤは嬉しそうに頷いて、とてとて風呂場へ歩いていった。だけどその背中はいつもより少し重そうで、確かに、疲れが溜まっているのかもしれない。
「―――しかしなぁ」
オイルを手に取って呟いた。なんでこんなものが流行ったのだろう。我が家にエステ用アロマオイルを持ち込んだのは遠坂で、凝りだしたのは俺と桜だ。いや、そこに藤ねえが一式丸ごと大量に仕入れてきたのが決定打だったか。とにかく、今、衛宮家ではマッサージが小さなブームになっている。
客間のベッドを用意して、アロマオイルをあたためる。香を焚いて室内を整え、カミソリの準備も忘れない。なんか、改めて見ると随分本格的な雰囲気ではなかろうか。
うむ、どうせならとことんこだわってイリヤを喜ばせてみたいのもだ。上流階級を素で行く彼女をびっくりさせるぐらい、贅沢で行き届いた一時にしたい。そう、具体的にいえばセラがハンカチ噛んで悔しがるぐらい。よし決めた。主夫の意地にかけてそうしてやる。
それなら最初はどうしようか。
エ:まずは肩こりをどうにかしよう。
ス:背中から全身を攻めなければ。
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
320
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:49:21
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
エ ロ ス の 予 感 ! ! !
321
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:51:52
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
322
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:52:44
�掘�目を覚ませば目の前にあの3頭身が……たくさんいる!?
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
323
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:55:12
エ:まずは肩こりをどうにかしよう。
普通に考えればスとテがエロく、エは性的なものと捉えられない。
しかし罠というものは大抵は何の変哲もないところに仕掛けられているものなのだ。
324
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 20:57:19
エ:まずは肩こりをどうにかしよう。
投稿速いなおい! ここは徐々に盛り上がる方向性に期待
325
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 21:05:58
エ:まずは肩こりをどうにかしよう。
まったく、単純なエロスに惹かれるとは……尻の青い若造どもが
326
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 21:09:15
ス:背中から全身を攻めなければ。
全身とはつまりあんなトコロやそんなトコロも含まれるわけで
327
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 21:55:14
�掘�目を覚ませば目の前にあの3頭身が……たくさんいる!?
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
W決定ということで
328
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 21:56:11
っと、失礼、「テ」はまだ4つだったか。
329
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 22:01:11
ス:背中から全身を攻めなければ。
テは地雷の予感がする
330
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 22:48:10
地雷とわかってて踏みに逝く。それが俺のジャスティ酢
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
331
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/05(月) 23:33:40
�機�目の前には見知ったあの金の瞳
332
:
はじめてのさーう゛ぁんと
◆XksB4AwhxU
:2007/11/06(火) 20:15:28
エア・ブレイカー:「何やってんだよ、アーチャー」とクソガキが入ってきた。マジ空気嫁。
「何やってんだよ、アーチャー」
クソガキが参上してくれました。マジ空気嫁。
「別に何も……」
「何だよ、役立たずだな。言われなくても他のマスターの情報を集めに行くとかしろよ」
「魔力不足でそれどころじゃねぇんだけど?」
「お前バカだろ? ついでにそっちも取ってくればいいじゃん。お前に消えられると、僕が困るんだよ」
自分勝手なことを言うクソガキは俺の目の前を横切り、キッチンへと入っていった。再び出て来た時には、両手に惣菜パンを抱えている。それを見て、今の時間が昼に近いという事を知った。
「思ったよりもアンサラーちゃんと話してたんだな……。ん? アンサラーちゃん、アンサラーちゃん?」
アンサラーちゃんに声をかける。
……返事がない。
どうやら、クソガキに気を取られている間に、帰ってしまったらしい。マジかよ。
「チクショウ……わかめの分際で……!」
クソガキのせいで別れの一時が味わえなかった。ありったけの恨みと怨みの視線をクソガキにぶつける。効果はいまひとつのようだ。クソガキは実に不味そうにパンを齧《かじ》っている。
「クソ……桜の奴、もっとマシなのを買っておけよ……!」
そこでふと、一つの疑問が湧いた。
「何でクソガk……間桐が家にいるんだ?」
桜ちゃんは今朝、制服を着ていた。だからてっきり、クソガキと一緒に学校へ
行ったものと思っていたのだが。
「ちっ……遠坂に見られたんだから、学校に行けるわけないだろ!」
若干以上の苛立ちを込めて、怒鳴られた。
「遠坂って凛ちゃんのことか? もしかして同じ学校?」
「ああそうだよ! ついでに言うと遠坂はこの土地の管理者《セカンドオーナー》で、……多少、腕の良い魔術師だ。だから、見られた以上『のこのこ』と学校に行けないんだよ! 少しは自分の頭で考えたらどうだ犬公!!」
「……だから。そういう事情を知らねぇから聞いたんだろうが。あと俺を犬公と言ったか!?」
「真名は乾って言うんだろ? そっちよりお似合いじゃないか」
ふふん、と見下したように笑われる。いや、コイツの場合本当に見下してるんだろう。
「よし、今日からお前は犬公だ。ほら三回回ってワンと鳴けよ犬公」
「ちょっと待てやクソガキ。てめぇ、他マスターの前でもそう呼ぶつもりか? そんな安直な命名から真名がばれたらどうする気だ? 聖杯戦争の常套手段も知らねぇのか?」
「お前みたいなマイナーな奴、ばれる心配も無いね」
「俺はそこまでマイナーじゃねぇ」
「僕が知らないんだからマイナーだろ?」
「てめぇが知らねぇだけだろうが! モグリでもねぇ限り、魔術師なら俺のことを知ってるはずだ。……ん? ってことはお前、本当にモグリなのか?
――はっ、やれやれ、可哀相に」
333
:
はじめてのさーう゛ぁんと
◆XksB4AwhxU
:2007/11/06(火) 20:16:22
思いっきり侮蔑して笑ってやった。案の定、パンを投げ出して掴み掛かってくる。
「お前……使い魔のくせに生意気なんだよ……!」
胸ぐらを掴んでいる手首を、壊さない程度に握り締める。
「使い魔じゃなくてサーヴァント、な。で、何をする気だ? 虎の子の令呪でも浪費する気か?
言っておくが、俺はあくまで令呪があるから、てめぇに嫌々付き合ってやってるんだ。令呪が無くなったら、」
握った手に少しだけ、力を込める。クソガキはカエルが潰れたような悲鳴を上げる。
「――はぁ」
ぽい、とクソガキを放り出す。何と言うか、クソガキ相手にイラつくのが虚しくなった。手を離した途端、逃げるように居間から出ていくクソガキ。
それを見送って、俺はソファにだらしなく腰掛けた。
「全く……何ムキになってるんだか。カッコ悪いだろ? 乾 有彦」
半分染めてある髪をかきあげ、軽くため息。
「お、おい、アーチャー!!」
と。出ていったはずのクソガキが、目の前にいた。
「朝言った通り、今夜学校に行くからな! つ、ついてこいよ! 良いな!?」
言うが早いが、クソガキは再び居間を出ていった。その手に、食べかけだった
パンを持って。
「――は、」
あれだけ凄んでも、まだあんな態度が取れるのか。自己中なのか、以外に骨があるのか……。
ともあれ俺は、多少は見直しても良いかな、と考え始めていた――。
「――、って危ねぇ!!?」
危うくクソガキルートへのフラグが立つところだった。やばいぜガッデム。
寝よう。魔力不足で頭が働かないだけなんだ。そうだそうに決まっている。
さっさと霊体化して、ソファに横になった。ありえないありえないありえない、と呟きながら。
【選択肢】
すれ違う二人:何も覚えていない遠坂とまだ騙されている衛宮の幕間
噛み合う二人:全て覚えている遠坂ともう騙されていない衛宮の幕間
334
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 20:41:27
すれ違う二人:何も覚えていない遠坂とまだ騙されている衛宮の幕間
335
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 20:42:11
すれ違う二人:何も覚えていない遠坂とまだ騙されている衛宮の幕間
336
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 21:13:06
噛み合う二人:全て覚えている遠坂ともう騙されていない衛宮の幕間
337
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 21:16:04
噛み合う二人:全て覚えている遠坂ともう騙されていない衛宮の幕間
338
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 21:33:35
噛み合う二人:全て覚えている遠坂ともう騙されていない衛宮の幕間
339
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 22:25:52
噛み合う二人:全て覚えている遠坂ともう騙されていない衛宮の幕間
340
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/06(火) 23:04:52
すれ違う二人:何も覚えていない遠坂とまだ騙されている衛宮の幕間
341
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/07(水) 00:34:04
再び。
まどろんだ意識は醒め、心は現実へと呼び戻される。
今度こそ頭部に触れた柔らかさが確かな布のものであることを確認し、それでも万が一のために、これがただの布でありますようにと祈りながら瞼を開ける。
そこには。
「――えっ?」
数人の子ども達がベッドに身を乗せ、衛宮士郎を凝視していた。
「う――――」
「うわあっ! 起きたっ、起きたよう! 逃げろ〜〜!」
子どもらは俺が目を覚ましたのを確認すると、慌てて我先にと外へ逃げていった。その間、実に5秒。
思わず口を丸くする。
まず浮かんできたのが、「何だありゃ?」という台詞。彼ら(彼女ら?)はこちらが悲鳴を上げるよりも先に怯えだし、あろうことか本気で逃げ出す始末。
本来ならこの状況に混乱している所だが、予想外の展開に脳は覚醒し、お陰で辺りをしっかりと確認できるほどの冷静さを取り戻していた。
まず首を左右へと見渡す。ここはどこかの家の中だ。木とレンガの割合が半々で、かつて住んでいた純和風の建築とは趣を異にしていた。心なしか柔らかい空気を感じる。
周囲へ向けていた視線を手元へと移す。なるほど、自分はベッドに横たわっている。体にはシーツがかけられ、枕もフカフカしていて気持ちがいい。自分をここに寝かせてくれた人には感謝せねばなるまい。
ふと自然に目は自らの腕へと集中した。途端、大きく跳ねる心臓。
ぐるぐるに巻かれた包帯。ソレは怪我をした場合、確かに自然な処置ではあるが……しかし、普通と比べて明らかに奇妙な在り方をしている。しかも俺はソレに見覚えがあった。
「――カレン」
両の腕に巻かれた包帯は、赤かった。ただしそれは血で染まったからではない。元々そういうカラーリングをしていたから赤いのだ。
聖骸布――――。
この世界にもあるのかは知らないが、聖骸布を見てそう直感できる。これは彼女が巻いてくれた物だ。丁寧な結び目を見る限り、あの毒舌の彼女の姿を連想し難いが……。
そう思い当たれば結論は早かった。
会おう、彼女に。
そうして体を起こすべく腕に力を込めるが――数センチ持ち上がった腕は、しかしすぐに力なくダラリと垂れた。
「いやあねえ……。下品ったらありゃしない。そこの貴方、怪我人は大人しくしていることが仕事でしてよ。分を越えた行為には相応の酬いがつきものですわ。わかったら見苦しい真似などせずに動かないでいてくださいませ」
ギクリと身を震わせ、顔を扉の方へと向ければ……だがそこには3頭身の、可愛く髪を結んだ金髪の子どもが立っていた。その身を包んでいるのは子どもらしからぬ黒い法衣だ。
「えと、お嬢ちゃんここの家の子? 突然お邪魔しちゃってゴメンね。今、お父さんかお母さんいる?」
「…………わたくし、ブチ切れますわよ。わたくしが10の指で数え切れる程度の歳だというのならば、貴方なんて父親の(ピー)の(ピー)ただの(ピー)でしかありませんわ」
「………………」
なんて下品な言葉を使う子だろう。
よくわからないが、彼女はこの家の子どもではないと言っているのだろうか?
「……そうそう、忘れていましたわ。はじめまして、わたくし、シャントットと申します。ウィンダスの研究者をしておりますわ」
「ん? 研究者? しかもウィンダスだって? ……あっと、俺は衛宮士郎って名前だ。よろしく」
「よござんす。時にエミヤシロウとやら。貴方の懐に入っていたあの水晶。今はそこの机の上に置いてありますがね、少しの間貸していただけませんこと? アレには少々気になることがあるんですの」
水晶……。
軽く周囲を見渡せば、なるほど、すぐ傍の机の上に煌く輝きが丁寧にもハンカチの敷かれた上に置かれている。
だが、貸す、とは……。
そもそもあの水晶は俺の所有物ではない。少女が持っていた物だ。俺が勝手に人に貸すなどあり得る筈がない。
それに……。
少女が残した水晶を手放してしまえば、もう二度と彼女に会えないようで……。別段これは俺の感傷に過ぎないが、しかしどうしてもその行為に及ぶのは躊躇われた。
「宿泊料と治療代だと思えば安いものですわ。そう案ずるまでもなく、すぐ返しましてよ。わたくしに渡さねば……当然、すぐにでもここを出て行ってもらうかもしれませんわねぇ。オホホホホホ!」
「ヒデェ……」
�機�貸す
�供�貸さない
342
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 00:43:07
�供�貸さない
343
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 01:23:00
�供�貸さない
意地を見せろ男の子!
344
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 01:25:50
�供�貸さない
あら!わたくし(略
345
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 01:44:14
�供�貸さない
346
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 03:06:02
すれ違う二人:何も覚えていない遠坂とまだ騙されている衛宮の幕間
347
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/07(水) 04:22:19
追い出されると色々ありそうなんで�機�
はじめての方は4:4か……すっごい悩みますがすれ違う二人に。
348
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/07(水) 04:23:44
ほぼ減速無し、路上を滑るようにコーナーに突入し、向けられた銃口の前に二台が現れる。
路面に白煙は殆ど上がっていないが、既にタイヤからグリップは失せ、ドリフト状態になっており、軌道は制限されている。
向けられた銃口に気付いたのはどちらが先か、それは不明だが、それに対するリアクションは同時だった。
元よりそれは面を制圧する物、それが地上にある限り回避など望めるはずもない。
その理解は、その場に存在する全ての存在が認識していた。
シャリフのバイクは、何の前触れもなく地上を離れ、地上を滑る勢いのままに空中へ上昇していく。
だが、もう一機のバイクはその銃弾による被弾など気にしないのか、身を屈ませると一瞬で最高速に達した。
その原動力となったのは後方に取り付けられたツインターボから噴射されたニトロオキサイドだ。
宝具として昇華され莫大な魔力を有するその機体は、本来のスペックを凌駕し、まるで離陸直前の戦闘機のような加速でもって面制圧を潜り抜け、のみならず猛烈な弾幕を展開する戦列に向けて突撃する。
その濃密な弾雨を、その機体は弾きながら前進を続け、先端に取り付けられたブレードが一人の兵士を分断した。
兵士は苦痛の声すら上げる間もなく血煙を上げながら霊体となって消失する。
だがその突破はジェネラルの想定の内にあった。
突破された戦列、その後方と左右にも戦列は存在し、その銃口は突破された地点に向けられていた。
典型的な十字砲火、その火力が集中する地点に誘い込まれたと気付いたときには、既に銃弾が間近に迫っていた。
それが一発や二発、それどころか先程のような一方向からの弾幕であれば掠り傷程度で済んだだろう。
だが砲火は前方からだけでなく左右からも飛来していた。
ここで逡巡すれば未来は死しか存在しない。
その認識が更なる加速を生み、突破したばかりの戦列に向けて猛烈な炎を吐き出し、戦列を構成していた兵士を灼いた。
それがただの炎であれば本来霊体である彼等には有効打たり得ないだろう。
だがその炎は宝具より発せられた物。
容易に霊体である兵士達の魂を焼き、霊体へと返していった。
349
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/07(水) 04:24:30
「クッ……倒しきれなかったか、流石と言うべきだろうな」
二段構えの弾幕を突破し、敵が包囲状態のビルから離れ、遠ざかるのを見ながらジェネラルが舌打ちし、嘆息した。
ダメージとしては分隊規模でしかないが、被害を受けた分隊の戦力についてはこの戦争の間の復活は不可能だろうと認識する。
「そうね、再三の攻撃でも有効打は出せなかったわ」
着地したシャリフがバイクを止め、ジェネラルに声を掛けた。
敵ごと薙ぎ払おうとした事について、二人は気にしてはいなかった。
直撃を受ければ恐らく転倒し、銃撃のダメージと合わせて暫く動けなくなっていただろう。
だがそうならぬ自信はあったし、仮になったとしても敵が同様のダメージを受けていれば相手は倒せる。
これは信用ではなく、互いの戦闘能力を把握した上での信頼だ。
それは戦う者にとって時に信用以上に行動を決させる要素である。
「ミズ・シャリフ、どうしてここに? 貴女は攪乱と本陣突入が目標の筈でしたが」
「本陣の撃破は……彼女に任せたわ」
ライダーの正体が『メドゥーサ』であることは本人から聞かされていたが、その名を出すことは憚った。
現在は同盟関係とはいえ、最終的には争うことになる存在――サーヴァントとは本来その為の『道具』――である。
誰に聞かれているか分からぬようなところで話すことではないし、元より公言するべき類の事柄ではない、そう判断した故だ。
勿論その辺りのことはジェネラルとて理解している。
「そして敵がこちらに向かったのよ、見たら大体想像できると思うけど恐らくライダーね」
「なるほど、だとすれば本陣の撃破に失敗したか、撃破こそしたが指揮官には逃げられ指揮系統は健在、もしくは元より指揮系統が存在しないか……」
「もしくはもう一つ指揮系統を有しているか」
シャリフは指を立てて補足する。
「ふむ、その辺りが妥当でしょうな、本部とは別の場所に次席指揮官を用意しておく、というのは有り得ることです」
この程度の人数でそれだけの物を用意するのは難しいでしょうが、と続けジェネラルは苦笑する。
「ところで……私のマスターはどこかしら?」
声のトーンが1オクターブ下がった。
「……現在交戦中だ、あの辺りの空間の歪みが見えるだろう? 彼女達は例のSC空間とやらに捉えられ、内部の状況は不明だ」
返答を聞き、シャリフは隠そうともせず舌打ちをした。
その舌打ちで、ジェネラルは目の前の女性の能力についてある程度の事を掴んだ。
目の前で、そして昨夜衛宮邸で見せた身体能力から、こと戦闘能力において極めて優秀、だが宝具という、その名と共に語られるような装備と呼ばれる物は殆ど無い。
後半はその空間に突入する素振りを見せない事や、装備する銃器、そして今し方見せた舌打ちからの想像だが、それほど間違っているわけでは無さそうだ。
耳元に手を当て、インカムの反応を確かめている。
これはもう一人の女性の方はSC空間内での戦闘手段を有している事が考えられる、と言うことであろう。
そこまで考え、思わず笑みを零した。
今は内部抗争について思考するべき段ではない。
目の前の彼女は現在の所仲間であり、つまりは有効な戦力であると言うことだ。
そして敵は現在こちらが包囲している敵と、一時的に離れ、そしてまた迫って来るであろうライダーである。
「ミズ・シャリフ、貴女が連れてきた敵、ライダーの目的はなんだと思うね?」
そう問われ、耳元から手を離し、僅かにビルの方に視線を向ける。
「解囲、包囲された味方の救援」
言葉は簡素な物だったが、要点を突いていた。
「貴女もそう思うかね、攪乱されていたはずの敵がこちらに向かって動いた、と言うことは敵は指揮系統を有しており、健在だと言うことだ」
「……つまり、この敵を逃がすわけにはいかない、そう言う事ね?」
「その通りだ、現在の所有利不利は定まっていないが、ここで拘束している戦力が手空きとなれば膠着状態の場所に送られ、結果各個撃破される可能性がある」
正直なことを言えば、ジェネラルを含めて全員が指揮系統が複数有る可能性を検討していなかったのだ。
故に最初の一撃で指揮系統という頭を潰せば大丈夫だという前提で作戦を進めていた。
だがそれに失敗した以上、ここで拘束している戦力は手空きにしてはいけない。
その場合明確な指揮系統を有さないこちらが不利となることは間違いない。
つまり最悪でも拘束を続行し、可能ならば撃破しなければならない。
「そこで貴女には――」
包囲殲滅:ビル内に突入してもらいたい
解囲妨害:敵ライダーの足止めを願いたい
350
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 04:29:33
�供�貸さない
351
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 05:07:16
おっと、残ってるのは隣町だけか。
どうでもいいが、gowは箱で出てたら買ったはず。
国内版はグロ規制でゲーム性すら変わってるとか言われてるし。
包囲殲滅
352
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 05:25:57
解囲妨害で
しかしなんだかんだでこのスレも長いな
ふと見たら三年以上続いてる
過去作品で完結せずに止まってる作者は、ここ見てるのかな……
353
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 08:03:53
解囲妨害:敵ライダーの足止めを願いたい
354
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 10:58:10
包囲殲滅:ビル内に突入してもらいたい
355
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 13:15:00
解囲妨害:敵ライダーの足止めを願いたい
吸血殲鬼と戦うのかな? それは是非とも見たい!
356
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 15:03:19
解囲妨害:敵ライダーの足止めを願いたい
357
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/07(水) 17:10:47
テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
雪のような肌は首筋まで真紅に上気して、細すぎる肩が震えていた。泡立てたスポンジを丁寧に滑らせ、小さな背中を磨いていく。イリヤの体は玉の肌だ。決して傷つける事のないように、少しの不快も湧かないように、丁寧に丁寧に洗わなければ。
「ほら、この肩甲骨の辺りもさ、白くて繊細で綺麗じゃないか。可愛いなんてものじゃないぞ。これにドキドキしない奴は男じゃない」
「……シロウが、変態だからだよ」
イリヤの身体を褒める。褒めて、褒めて、褒め殺すぐらいに褒め続けて。さっきからずっとこんな感じだ。一緒に風呂に入る事自体は平気みたいだったイリヤだけど、素直な感想を教え続けるとすぐに赤面した。
「変態だっていいぞ。イリヤの身体を楽しめるなら、変態になったって本望だ。だから、未熟な身体だっていいじゃないか。お、うなじのラインなんて芸術的だな。ほんと」
「―――もうっ。そんな恥ずかしいこと、耳元で囁かないでっ」
湯で上がった顔のまま、逃げ出そうとするイリヤを抱き締める。嫌々と暴れても離さない。腕の中で動き回る身体は柔らかくて、すべすべの肌が気持ちよかった。
「背中は洗い終わったから、次はお腹の側だな」
「やだやだっ、シロウ!? お願い許してやめなさい駄目だって!」
抗議なんてものともせず、小さな身体をくるっと回す。泣きそうなほど赤くなったイリヤの顔。その額にチュッと口付けして、安心させるように頭を撫でた。
「反省した?」
「……なにがよ」
涙目で精一杯睨まれたけど、怯むどころか可愛すぎる。
「イリヤの身体は綺麗なんだから。いいか? もう二度と、自分を卑下するような事言うんじゃないぞ。そりゃ、周りに桜達がいれば不安になるかもしれないけどさ、男の俺から見ればイリヤの身体だってこんなに、ドキドキするほど魅力的なんだ」
鎖骨の線を指でなぞってから、イリヤの手を掴んで心臓へと導く。彼女の小さな手の平に、俺の鼓動は伝わってるだろうか。この興奮を、イリヤの身体の素晴らしさを、少しでも教える事ができただろうか。
「……ずるい。卑怯だよ、お兄ちゃん」
そっぽを向いて、そんな事を言われた。
「でも、シロウ?」
「ん?」
「興奮、してくれてるんだね……」
うっとりと、俺の胸板を撫で回すイリヤ。顔はまだまだ赤いけれど、そこに嬉しさがにじみ出ている。俺がもちろんと頷くと、蕩けるような笑顔になった。ああ、良かったな。イリヤの身体を抱き締めると、彼女の体温が暖かかった。背中に回してくれたイリヤの腕が、より一層の温もりを感じさせる。
しばらくの間そうしていて、どちらからともなくそっと離れた。
「―――じゃ、スポンジかえして」
「なんでさ?」
「なんでって、士郎が心底褒めてくれてるのはもう分かったよ? だからもう、洗ってもらう必要はないわ」
「何を言ってるんだ? イリヤは」
「……へ?」
それとこれとは別の話じゃないか。ああ、せっかくの機会なんだから。俺だってイリヤの身体をもっともっと堪能したい。身体の隅々まで褒めに褒めて、初々しい反応を味わいたい。そうだ、我慢なんてできるものか。
「ちょっと、こらっ! 駄目よシロウもうやだ助けてー」
「はっはっは。イリヤは知らないかもしれないけど日本じゃ嫌がる妹の身体を隅々まで洗ってあげるのが兄貴の義務でね! 観念したまえ!」
「そんなわけあるかー!」
358
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/07(水) 17:12:37
で。
「ごちそうさまでした」
「ばか、ばか、シロウのばかぁ……」
湯舟の中に、すっかり脱力したイリヤを抱えて浸かっている。頭の上から足の先まで、前も後ろも左も右も。それはもうしっかり洗わせていただきましたとも。シャンプーもリンスもばっちりです。
「わたし、シロウをこんな変態に育てた覚えはないのになぁ……」
「俺もイリヤに育てられた覚えはないからな。しかし綺麗だったぞ、本当に」
「もう勘弁して……」
ぶくぶくと恥ずかしさの余り沈んでいくイリヤをサルベージしつつ、俺は苦笑して謝った。
「お詫びに、マッサージは気合いを入れてとことんやるからさ」
「当然よ。ここまでして適当だったらセラにある事ない事告げ口するところだったわ」
ムックリ膨れて恐ろしい事を仰るイリヤさん。そんな事されてはたまらないと、まずはこの場で肩を軽く揉んでご機嫌を取ってみる。
「あ、結構こってるな」
「でしょ。こう見えてもタイガやサクラやシロウの世話で大変なんだから。ん、もうちょっとこっち」
「俺も世話されているのか。―――どうだ、ここか?」
「うん、そこ。シロウ、上手いね」
お湯がチャプチャプ揺れる中、小さくて細い肩を揉みほぐす。こった筋肉がほぐれるように。なるべく血管を潰さないように。血液とリンパを整えるように。ツボの辺りを強めに刺激してやったら、イリヤの身体が仰け反った。
「あんっ! シロウ!?」
「悪い悪い。痛かったか―――」
「え? ちょっとどこ見て―――。……もう、すけべ」
いや、だってさ。仰け反った瞬間お湯から飛び出た控えめな胸と、その頂きの魅惑のサクランボが目に飛び込んできたんだぞ。だからついつい凝視してしまうのも当然というか。むしろイリヤが悪いんだからとしゃぶりつきたくなるのも自明の理じゃないのか。
「わたしの、小さいからあまり見られたくないのに。だってシロウ、サクラみたいな大きい胸が好きなんでしょ?」
「……否定はしない。でもさイリヤ。俺はイリヤの胸だって大好きだぞ」
「でも……」
「じゃあ、俺が……、揉んでやろうか?」
「シロウ?」
「いや、揉むと大きくなるっていうし。なんなら今この場で心いくまで」
「……目がえっちだよ、お兄ちゃん」
いいながら、コテンと頭を預けてきて、今度ねと照れた瞳でいうイリヤは可愛かった。
「いいぞ、今度な。それじゃあ、そろそろ上がろうか」
「あ、待って」
「なんだ?」
「もうちょっと、こうしていたいなって」
お湯の中で恥じらいつつ身じろぐイリヤのお願いに、誰が逆らう事ができただろうか。
/
長湯がすぎた。少しのぼせてしまったかもしれない。まあ、俺としてはとても嬉しい時間だったんだが。イリヤも最後は楽しそうにしてくれていたし。
「お待たせ。マッサージの準備ができたぞ」
「うんっ。それじゃ早速お願いね」
横で待機していたイリヤに告げると、待ってましたとばかりにバスローブを脱いだ。だけどその中身は裸じゃなくて。
「あれ? 水着きてるのか?」
「なに、違った?」
「いや、悪くはないけど、さっきまで裸で一緒に……。いやすまない。俺が間違っていたからそんな冷たい瞳で見下すのはやめてくれ。そんな凄い魔力をぶつけられたら俺死ぬから。そうだよな。デリカシーって大切だよな。はは……」
さて。いよいよマッサージの開始だけど。
イ:背中を指圧する。
リ:脚を揉みほぐす。
ヤ:おもむろにもぐさを取り出した。
359
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 17:20:25
リ:脚を揉みほぐす。
ああもうイリヤ可愛いよイリヤ!!
360
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 18:18:06
ヤ:おもむろにもぐさを取り出した。
ちくしょうっ! こんな選択肢を出されたら選ばないわけにはいかないじゃねぇかよ!
361
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 18:20:22
だめだ!目の前にネタ選択肢があるのに、俺はエロスに逆らえない!!
リ:脚を揉みほぐす。
362
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 18:31:35
リ:脚を揉みほぐす。
とても……気持ちがいいです……。
363
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 18:32:18
リ:脚を揉みほぐす
最初、「胸を揉みほぐす」に見えたのは君と僕の秘密だ!
364
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 19:07:10
リ:脚を揉みほぐす
>>363
あれ、俺がいる…
365
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 19:50:06
解囲妨害:敵ライダーの足止めを願いたい
366
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 22:11:19
エッチなのはいけないと思います
リ:脚を揉みほぐす
いや脚だから健全ですよw
367
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/07(水) 22:27:58
エロはネタ選択肢であろうと一蹴してしまうんだなw
368
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/08(木) 00:04:32
リ:脚を揉みほぐす。
イリヤはうつ伏せに寝転んでいる。白い肢体に白い髪を、紫のビキニが彩りを添える。そんな愛らしい妹の姿に目を細めて、俺はマッサージを開始した。
オイルが程よく暖まった事を確認して、それを脚に垂らしていく。太腿、膝の裏、ふくらはぎから土踏まずへ。その感触にイリヤは少しびっくりしたようだけど、直ぐに慣れてくれたようだ。
アロマオイルを手の平に重ねて、滑らかに撫でて広げていく。まずは満遍なく、馴染むように、安らぐように。何よりもリラックスできる事を優先して、イリヤの身体に没頭した。
「シロウ、気持ちいいよ」
「そうか、良かった。じっくり揉みほぐしてやるから、イリヤ、眠くなったら寝てもいいぞ」
「うん。ありがと」
頷いて、早速とろんと蕩けるイリヤの顔をちらりと楽しんでから、俺はマッサージを再開した。
アロマオイルが馴染んできたら、血行を整える事を第一とする。リンパ腺をなぞり、固くなった筋肉をほぐし、溜まっていた老廃物を流していく。爪先から太腿の付け根まで。心臓に遠い方から近い方へ。途中、所々にあるツボを戯れに刺激しつつ、疲れた肉体を蘇らせるのだ。
皮下脂肪の下にある筋肉の構造、その奥にある骨の存在を意識していれば、それなりに揉むのは難しくない。あとは太い血管とリンパ管の位置さえ分かっていれば、ツボの在り処も自然に分かる。あとはそれらを極めるだけ。だけどここからが難しい。より上手に、より心地よく、より深いところまで届くように。そういう欲が出てくると、もっと喜んでほしいなんて考えてしまうと、道程は途端に険しくなった。
主に桜や遠坂相手に磨いた技術を、イリヤの身体に注いでいく。この小さな身体に、この細い足に、どれだけ満足を刻めるだろうか。これはそういう勝負なんだ。
うとうとしてきたイリヤの表情。やっぱり、マッサージの醍醐味はこういう時だ。なにせこれ以上ないほど雄弁に、俺の行為に満足してくれていると分かるのだから。
大体一通りほぐし終わった後、今度はそれぞれの箇所ごとに攻略する。表面上の疲れだけでなく、身体の歪みまで直すように。イリヤという一人の人間の構造を、皮膚を通して組みなおす為に。
土踏まずのツボを指圧すると、イリヤがビクッと顔をあげた。振り向いた顔は驚きに彩られている。だけど痛気持ちいい以上の刺激はないと分かったのか、俺の事を信頼してくれたのか、にっこり微笑んで再び微睡みの中に帰っていった。さて、それではその期待に応えると致しますか。
小さな、本当に小さな足の裏。だけどこの小さな世界の中に、無数のツボが隠れているんだ。探せば探すほど溢れてくる。ツボとは本来そういうものだ。主立ったものは決まっていても、細かいものを挙げればきりがない。
指の先を沈ませるように、数秒押さえて数秒離す。それを何度も繰り返しつつ、少しずつ場所を変えていく。時に周囲を揉みこんで、細かい部分は先を丸くした竹ひごで軽く刺激する。足だけでなく全身を、体表だけでなく内臓まで、じっくり時間をかけて調整してみた。普段よりひときわ丁寧に手掛けたからだろうか。俺自身満足できる仕上がりになる頃には、イリヤの足は本当に柔らかくほぐれていた。
369
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/08(木) 00:05:27
そうして、踝から脹ら脛を経由して、いよいよ太腿に達した頃には、イリヤは半分以上夢の中だった。
そんなに気持が良かったのだろうか。静かに上下する妹の身体。幸せそうな呼吸が聞こえてくる。安心しきったイリヤの姿を眺めていると、ふと、悪戯心が鎌首をもたげた。だってほら、紫の水着一枚隔てた向こうに、まるいお尻が自己主張していたんだから。
別にひどい事をする気はない。ただちょっと、いや、とても気持ちいい事をしてあげるだけだ。そう、俺のマッサージとその他諸々のテクニックを総動員して、キモチヨクしてあげようと。
おもむろに太腿に手を置いて、何食わぬ顔で丁寧に揉む。ツボを押してリンパ腺をなぞり、今までと同じようにすすめる合間、さりげなく足の付け根を、太腿の内側を攻略していった。不自然で内容に愛撫をして、感度を少しずつ高めてやる。丁寧に丁寧すぎるほど時間をかけて、いぶかしまれないよう注意を払って。
そして、いよいよその時はきた。さりげなく、だけど胸の内では興奮の嵐を押さえながら、イリヤの一番大切な場所を、鋭く強く刺激した。
「ひゃんっ!」
可愛らしい悲鳴が聞こえてきた。成功だ。ここまで鮮やかにいくとは思わなかったけど。
「ん? どうしたイリヤ?」
痛かったか、なんてポーカーフェイスで白々しく首を傾げてみる。何でもないと答えるイリヤにそうかと頷いて、さも当然のように太腿の付け根をマッサージする。我ながらまるで悪人のようだ。いや、そんな事はない。可愛い妹をより気持ちよくさせてやろうと試みるのは、立派に正義の味方の範疇じゃないか。たぶん。
「本当にどうしたんだイリヤ。痛かったらちゃんと言ってくれよ?」
「……んっ、いたくはっ、あんっ! 痛くはないんだけどっ、ぁう」
今まで愛撫を繰り返した為だろう。イリヤの感度は面白いほど高い。太腿を揉んでも、お尻を軽く掠めても、白い背中が耐えきれずに跳ねる。眠気はとっくに飛んだようだ。目の前で震えるお尻に齧り付きたくなるのを我慢しながら、何も知らないお兄ちゃんの仮面をかぶり続けた。
「シロウっ、もうちょっと、ああぁ、やさしくぅ!」
「こうか?」
「―――きゃぅっ!」
ひときわ大きく仰け反るイリヤ。歯を食いしばり、真っ赤に上気した顔で羞恥を飲み込む。そんな、快感に耐え続ける彼女の努力を嘲笑うかのように、俺はお尻に手を伸ばした。
「なっ!? シロウ!? なんでっ、あんっ。やだっ、なんでそんなとこっ」
「なんでって、脚をマッサージしたのに腰をしないでどうするんだ。身体の体重を支える大事な部分だぞ、この辺りは」
屁理屈をこねつつお尻をこねる。だけど決定打は与えないように。決してイリヤをいかせないように。理性と快楽の狭間でもがくイリヤが可愛すぎたから、ずっと見ていたくなったのだ。
それはきっと残酷な責め苦だ。さっきより大胆に指を腕を反復させ、快感の渦に溺れさせ、それなのに後一歩のところで休ませる。この無限地獄から抜けだす道は二つだけ。俺が折れるか、イリヤが卑猥な言葉でねだるかだ。さすがに愛しの妹に直接的な表現で迫られたら、兄として聞き届けないわけにはいかないから。
そう、板挟みに苦しむイリヤがあまりに魅力的だったからこそ、俺は。
ロ:優しく焦らす。
リ:意地悪していかせる。
姉:ここは俺のおっぱいでご奉仕しないと。
370
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 00:30:55
ロ:優しく焦らす
フィニッシュにはまだ速いはずだ!
371
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 00:38:40
ロ
出来るだけ長く続きますように!
372
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 00:54:27
ロ:優しく焦らす。
これ以外あり得ないだろ常考
373
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 00:57:25
姉
だって、選ぶしかないじゃないか!
374
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 00:58:52
ロ:優しく焦らす。
ふん、ああん……。ら、らめぇ……(ビクン、ビクン)
375
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 01:02:16
ロ:優しく焦らす
姉を選びたい所だがw
376
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 07:36:10
姉:ここは俺のおっぱいでご奉仕しないと。
ちくしょう、ちくしょう。
貴様らの本能は健全じゃねぇかよっ。
377
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/08(木) 10:12:49
とりあえず、この一撃をしのぐ!!
なきゃう店員の突進からの掌打の命中のタイミングに合わせ、背後に飛、
「ぐぇっ!」
後頭部と背中に衝撃。
「んぎゃあ!」
直後目の前に黒いものが迫り顔に激突。そのまま後ろから誰かに引きずられる様に体の
前面を削りながら滑っていく。
最初にぶつかったのは廊下の天井、そこからほとんど減速することなく床に落ちて
いったのだと停止してからようやく気付く。
「あの」
膝立ちの状態にまで体を起こした所に部屋の中から声が届く。
「あのー、戦うのをやめて私の話をきいてもらえないでしょうか?」
甘い、甘いぞルーキー。私がお前の立場ならこのタイミングでは絶対にそんな事は
言わない。もし、本気でこちらと話し合いたいのだとしてもそれは完全決着が付いたとき、
すなわち身柄を拘束し戦闘能力を完全に削いだときに言うべき事だ。
確かにお前のパワーには驚かされたが、こちらはまだ指を4本突き指し肋骨のいくつか
が折れ瞼の皮がめくれて右目の視界が半分になり背中を強打した時に脊髄が損傷したのか
左足の感覚が無くなり歯が1本折れ服がボロキレになった程度だ。これで降参していては
悪魔狩りなどやってはいられない。
こちらがまだまだ元気だという事を見せ付ける為ドアの向こうに一発撃とうとする。
が、腰に手をやっても何も触れるものが何も無い。左手用の銃とホルスターは―?
「もう、止めませんか?」
再び降伏を促す声が部屋の中から聞こえてくる。そして、開いたままのドアの前には
彼女の両手がブラブラと揺れており、その手には二丁の拳銃が握られている。
そうか、飛ばされた時にホルスターごと落としてしまっていたのか。
378
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/08(木) 10:14:16
―Interlude side zouken
慎二よ、一つ面白い話をしてやろう。第一回聖杯戦争の事は知っておるな?
そう、部外者を呼ばず儀式を行い、その後ワシと遠坂永人とアインツベルンの連中が
喧嘩したせいで聖杯を取り逃した戦いじゃ。
ここで慎二に問題をだそう。当時のメンバーはゼルレッチに弟子入りしたとはいえ
魔術師になってからまだ数年の永人と戦争に参加するには幼すぎた娘、そして当時は
戦闘技術も傭兵も保持していなかったアインツベルン勢、そんでもって全盛期のワシ。
では何でワシはこのメンツ相手に負けてしまったと思う?
「はい、全盛期のお爺様も実は大したことなかったからだと思います」
ちゃうわいボケ。でもまあワシと他のメンバーとの差が無かったという点から見たら
その答えもある意味正解じゃな。なあ慎二、魔術の基礎も知らない単なる武術家が
聖杯戦争の儀式の地の管理者とはいえ何でゼルレッチの弟子になれたと思う?
強かったのじゃよ、武術なんぞで根源に至ろうとしていた一人の馬鹿は魔道元帥が
惚れ込む程に、そして武術のみでワシと引き分けに持ち込む程に強い男だった。
宝石魔術も英霊の使役もろくにできず、己のうっかりで自爆する事も多々あったが、
それでも遠坂永人は以降の代の当主らと比べて決して劣る人物ではなかったのじゃ。
そういえば桜も一応遠坂家の人間じゃが、慎二よりはマシな程度で魔術師として全然
才能が開花せんかったのう。ワシの教え方がまずいのもあるかもしれんが、もしかしたら
桜のやつも―、
「いや、ナイナイ、それはないですよ」
じゃよなー。ああ、姉の方が良かったのう。
――Interlude out
[選択肢]
イ.戦闘続行
ロ.対話希望
ハ.全力逃亡
379
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/08(木) 10:17:45
追記:ゾウケン爺さんの話は現時点より一月ぐらい前の事です。
380
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 12:31:32
ロ.対話希望
381
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 12:39:29
ロ.対話希望
382
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 13:05:09
ここはロだな
383
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 14:52:40
ロ.対話希望
384
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 15:22:03
ロ.対話希望
385
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 21:28:53
直前で決まってたみたいだけど、マッサージのヒトと一部選択肢記号がかぶってますよ。
それだけじゃなんなので、
ロ.対話希望
で。
386
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/08(木) 21:41:46
正直すまんかったorz
これはどう考えてもこちらが悪いですな。
いたずらに記号を変えたのが原因だし。
というわけでこれからは
選:
択:
肢:
に統一します。
……かぶってないよね?
387
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/08(木) 22:06:57
ロ:優しく焦らす。
388
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 00:34:12
ロ:優しく焦らす。
「イリヤ」
両手をタオルで拭ってから、頭を撫でて問いかけた。
「少し休もうか? 俺も喉が渇いてきちゃったし」
「……うん」
意地悪をしすぎて取り返しのつかない事になる前に、俺の理性が残ってる今のうちに、クールダウンを試みる。イリヤスフィールという少女は魅力的すぎて、このままだと彼女を傷つけそうで怖かったから。
新しいタオルを用意して、垂らしたオイルを拭き取っていく。燻り続ける熱にモジモジと脚を擦り合わせていたようだけど、そこは気付かないふりをするのが男としての義務だろう。一瞬、最後にちょっと刺激してみようかなんて意地悪なアイディアが浮かんだものの、頭を振って振り払った。
/
「ねえシロウ。マッサージって、みんなあんなものなの?」
用意した日本茶を吹き冷ましながら、イリヤが恐る恐る尋ねてくる。その顔は快楽の思い出に戸惑っていて、俺は調子に乗りすぎたかと反省した。
「やりすぎたか? ごめんな」
「う、ううん……。気持ちよかったよ。最後はちょっと刺激が強かったけど、嫌いじゃ、ないかも」
「そっか。ありがとな」
「そうよ」
赤面しつつも目を反らさず答えてくれる健気なイリヤ。そんな彼女に見とれていると、しばらくして、思わぬ追撃を見舞わされた。
「シロウだったから……」
「イリヤ?」
「あんな事されて嬉しいのは、シロウがシロウだからだよ?」
なんて、反則。上目遣いで恥ずかしそうに、はにかむイリヤは卑怯すぎる。本当に、あまりにも直球で嬉しかったから、力の加減なんて忘れてイリヤをギュッと抱き締めていた。
「痛いよ……、シロウ……」
「ごめん。だけど可愛すぎるのが悪いんだ、イリヤ」
腕の中に聞こえる鼓動の音が、今はこんなにも愛おしい。
389
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 00:35:10
気力が漲ってるのが自分でも分かる。今までも十分本気だったけど、今の俺はそれ以上だ。とにもかくにもイリヤが愛しい。気持ちよくしたい。癒してあげたい。ただそれだけを心底欲して、アロマオイルの瓶を手に取った。
「気合いが入ってるね、シロウ」
「もちろんさ。覚悟はいいか? イリヤ」
再びうつ伏せになったイリヤの背中を、そっと撫でて確認した。イリヤの微笑みを確認してから、いよいよ上半身のマッサージに入る。と、そのとき。
「ねえ、シロウ? 背中、水着の上があるとやりにくくない?」
小さくイリヤが尋ねてきた。
「まあな。でも大丈夫だぞ。それくらい俺の方でなんとかするし」
「…………いいわ」
「……え?」
「水着……。外しても、いいよ」
極限まで顔を上気させて、そんな爆弾発言をイリヤがした。あまりといえばあまりの展開に、脳の機能がフリーズする。
「イリヤ、それは……」
「だってシロウだから。どんなに恥ずかしくったって、何をされたってわたしは平気。……平気だから、大丈夫だからシロウに好きなだけシテほしいの」
勇気を振り絞ってそこまでいわれて、どうして首を振る事ができただろう。ごくりと、喉の音が大きく鳴った。フワフワと、まるで夢遊病のように手を伸ばす。紫色のチューブトップに手をかけると、何の抵抗も引っ掛かりもなく腰までずれた。アクセントのなくなった白い背中に、吸い込まれるように釘付けになる。
「……下も、取って。ほ、ほら、腰のマッサージも、大切なんでしょ?」
「いいのか? 本当にどうなっても知らないぞ。」
カラカラな喉を誤摩化すように、茶化した声を無理につくる。だけどそれは下手すぎて、かえって鼓動が激しくなった。
「大丈夫よ、シロウ。わたしはあなたになら何をされても大丈夫。……だってわたしは、シロウのお姉ちゃんなんだからね」
イリヤも俺と同じなのか、無理して陽気に笑おうとした。まったく、義理とはいえ兄妹だから似てるのか。ちっとも誤摩化せはしなかったけど。
「いくぞ」
「うん」
するりと、脚から水着が抜けて外れた。今やベッドの上に横たわるのは、生まれたままの姿のイリヤ。その輝き、オスを誘う本能的なメスの魅力に、俺は心底打ちのめされた。
ああ、どうしてこんなにも美しいのか。とにかく白い。そして細くて艶やかで。風呂の中であんなにも見たのに、新鮮さが少しも損なわれないのが不思議ですらない。うつ伏せに横たわるイリヤの肢体が、ふっくらとしたお尻の凶悪なラインが、ただそこにあるだけで凶器となる。
魅了されて動かない体を無理矢理に動かして、オイルを背中に垂らしていく。油の切れたロボットのようだ。あまりにも愚かで滑稽に、呆れるほどにぎこちなく、衛宮士郎という名の人形がマッサージの続きを開始した。
とっくにムードに酔っていたのか。理性がイリヤの裸体に耐えられそうにない。風呂場の時とは決定的に違っている。主導権は俺にありそうで俺にはなく、何よりこの空気が甘くて重い。背中にのしかかる重圧に耐えられそうになかったから、このままだとまともにマッサージを続ける事ができそうになかったから、下らない冗談を口にした。
390
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 00:36:36
「俺のお姉ちゃんなら、イリヤ、これからは姉さんって呼んだほうがいいか?」
……もしくは藤ねえと同じようにイリねえとか。―――しまった。なんて下らない。口に出した瞬間に後悔した。喉がいっそう渇いていく。こわごわとイリヤの反応を伺おうとして、目を見開いて絶句している事に気がついた。
まいったな。そこまで呆れられてしまったか。手痛い失敗が冷水となり、沸騰した脳髄を一瞬で冷却する。
別の世界に旅立ったままのイリヤの背中を、細心の注意をもって指圧した。イリヤが勇気を出して盛り上げてくれた雰囲気は台無しにしてしまったから、せめてこれだけは満足させないと。……いまさらこんな事をしても、埋め合わせにすらならないけど。
やがて、腕と背中を終えて、首筋と肩の周りに重点を置こうとした頃のこと。ずっと静かだったイリヤの身体が身じろぎして、イリヤの唇が震え始めた。
「……もう一度」
「え?」
「もう一度お願い、シロウ」
「そうか、そんなに怒ったのか。変な事言ってごめんな、イリヤ」
「違うっ! そうじゃない。そうじゃないから、シロウ。お願い、もう一度いいなさい。今の、よく聞こえなかった」
なんで、イリヤはこんなにも必死なんだろう?
「いいけど。だからさ、姉さんって―――」
「姉さん?」
「ああ、姉さん」
「……もう一回」
「姉さん」
「ねえ、さん……。シロウが、姉さんって……」
「……ばか、こんなので泣く奴があるか」
「え……?」
言われて、初めて頬に伝う涙を感じたイリヤは、それ以上耐えきれずに決壊した。
「だって……。だってだってだって……っ! シロウが、シロウがわたしのこと姉さんって! キリツグもお母様ももういないのに! それでもシロウが姉さんって……っ!」
「……馬鹿だな、イリヤ。俺なんかが弟で何が嬉しいんだ。大体、俺達は、藤ねえも桜も遠坂だって、もうずっと前から家族じゃないか。……まあ、こんな弟で良かったら、これからいくらでも呼んでやるけど」
「うん。うん。うん……!」
顔をぐしゃぐしゃにして抱きついてくるイリヤを、俺も精一杯優しく抱き返した。俺までオイルがついてしまったけど、そんな事は関係ない。落ち着くまでそのまま抱き締めて、涙をタオルで拭いてあげた。いや、落ち着くまでなんかじゃない。それからも長い時間、二人はそうして抱き合っていた。
イリヤの唇は柔らかくて、微かに涙の味がした。
どれくらい時間が経っただろうか。
選:しばらく余韻を楽しみたい。
択:万を期しておなかの側へ。
肢:南の島でラムラム。
391
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 00:37:35
選:しばらく余韻を楽しみたい。
もう食べごろでも焦らず、焦らず。
392
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 00:38:30
肢:南の島でラムラム。
俺達は、負けない!
393
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 00:45:04
選:しばらく余韻を楽しみたい。
394
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/09(金) 00:46:49
「こ、この水晶を渡せば、俺をここに居させてくれる上に手厚い看護までしてくれるっていうのかい……? あ、生憎と俺はこの有様。ここから出るなんてとてもじゃないが耐え切れない……」
「オヤマァ! もちろんざんす。タダで寝食昼寝付き、手の尽くした治療をすることでしてよ。更には特別にウィンダス名物、シャントット人形を……」
「だけどやっぱりそれはできない」
「!」
「詳しい説明は省くけど……あの水晶は離れ離れになってしまった大切な人と、俺とを繋ぐ唯一の物なんだ。どうしても手離すということは考えられない。そもそもアレはその人の物であって、俺の物じゃないんだ。だから勝手に貸す、とかはいくら考えたってマズイ。こういう理由だけど、どうかな?」
彼女が納得できるよう、できる限り正直に話してみたが……。
反応を窺ってみるも、しかしシャントットは握り拳をぷるぷる震わせ、細めた目で俺を睨みつけていた。
「…………中々に面白いジョークですわね」
「ひっ」
小さな体格とはまるで似つかない魔力が、彼女の体から満ち溢れていく。オーラは室内を侵食し尽し、小さな小さな俺の魔力をアンパンのように包み込む。
冗談ではない。その魔力量、軽く俺の1000倍以上はある。この人、子どものような体してるくせに、中身はてんで化け物じゃないか!?
迂闊だった……。見た目に囚われて内面を見誤るなんて……。俺は、馬鹿だ。ていうか自分なりに誠意を込めて話してみたのに、ジョークってどうよ!?
「貴方のような世間知らずなど、魔法で子豚に変えて調理ギルドに売り払う所ですが……まぁ、よござんす。もし、貴方が素直にクリスタルを渡してしまうヘッポコくんだったのならば、永劫にクリスタルは返さない所でしてよ」
「う……」
「貴方、この水晶が何なのか知っていまして?」
「し、知らない……」
「オホホホ! やっぱり! オホホホホホホ! にぶちん極まれりですわぁ!」
ひときしり笑った後、彼女はぴたりと大笑いを止め、いたって真剣な顔でこちらを見つめてくる。
途端、これは俺にとって大事な話なのだと直感が告げた。気圧されていた自身を立て直し、こちらも真剣に彼女の瞳を見つめ返す。
「教えてさしあげます。貴方のようなにぶちんでも理解できるよう、順を追って。
結論から言いますと、その水晶の名称は『土のクリスタル』と申します。火、水、土、風、4種の内の1つですわ。さて、何故、火、水、土、風と分かたれているかわかりまして? エミヤシロウ?」
「えと、万物の根源を織り成す、四大元素、だっけ?」
「そう。この世界は四大元素によって作られております。そしてそれらは決してタダで湧いてくるモノではありませんわ。ちゃんと元素の元となる発生源があります。
395
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/09(金) 00:47:46
伝説はこうして始まる。
全ての起こりは『石』だった、と。
遠い遠い昔、大きな美しき生ける石は、
四色の輝きにて闇を祓い、
世界を生命で満たし、偉大なる神々を生んだ。
光に包まれた幸福な時代が続き、
やがて神々は眠りに就いた。
世界の名は、ヴァナ・ディール。
「……古くから伝わる言い伝えです。皆まで言わずとも、もうお解かりになって?」
「…………つまり、そこの机の上に置かれた水晶が、この世界を作った、と?」
「そう理解してもらって構いませんことよ。で、ここからが本題なのですが……もしも、もし、その水晶が割れたりなどして壊れてしまった場合、世界はどうなると思いますか?」
ここにきて初めて思考が一旦停止する。見た目あの水晶は鉄並の硬度を誇るとは思えない。確かに割れる時は割れるだろう。だがこの世界の創造主が死んでしまえば、残された世界はどうなるというのか?
「――――腐ります」
「えっ?」
「そこにある『土』のクリスタルを割れば、全世界の土が一斉に腐り始めます」
「…………」
「『火』のクリスタルが割られれば世界中から火という存在そのものが消失し、『水』のクリスタルが割られれば世界中の水が腐りだし、『風』のクリスタルが割られれば世界中の風は永遠に止みます。
もしも4つ全てのクリスタルが割られるようなことがあれば、世界を構成している四大元素全てが失われるということを意味し…………したがって、世界という存在が崩壊します。わたくしの言いたいこと、理解できて?」
「……ああ」
彼女がどうしてクリスタルを渡せと要求してきたか。理解できなきゃ冗談にしか思えない。つまり、『クリスタル』を一個人が所持するには、明らかに危険すぎるということ。
ならばこうも思い当たれる。少女は何故、コレを持っていたのか? 以前は疑問にすら浮かばなかったが、話を聞いた今となっては明らかに不自然だった。
心の隅ではそんな話嘘だと力一杯訴えていた。だが、この世界に来て数々の怪異を目にしてしまった以上、今の話は十二分なリアリティを有している。ならば、俺がやるべきことは――――?
「――――伝説には、従来クリスタルにはそれを守護するクリスタルの戦士が存在したとあります。ですが現実にはそんな都合のいいモノなんてありませんわ。わたくし達の住む場所は、わたくし達が守るしかありませんわね。さて、この話を聞いてまだ意固地な姿勢を維持できまして?」
�機�渡す
�供�渡さない
�掘�弟子にしてください!
396
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 00:48:08
択:万を期しておなかの側へ。
397
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 01:02:29
択:万を期しておなかの側へ。
398
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 01:18:37
ちょっとまて
火土水風氷雷光闇の8属性じゃないのか?
399
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 03:00:30
選:しばらく余韻を楽しみたい。
出来るだけ長くエロスを補給するんだ。
�供�渡さない
万物を構成する四大、と前置きがあるし、続く要素に習えば5あたりの設定流用じゃねーの?
400
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 03:44:08
�掘�弟子にしてください!
401
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 04:23:06
�供�渡さない
402
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 04:51:12
択:万を期しておなかの側へ。
�供�渡さない
>>399
Fateでもあるということを考えると、火土水風に空が加わる事もありそう。
403
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 12:21:39
選:しばらく余韻を楽しみたい。
��:渡さない
404
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 13:48:02
選、��
これで両方とも決定かな?
405
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/09(金) 13:58:49
先の展開ばらしちゃうと、氷雷光闇はもう1組のクリスタルで登場! ということで……。
ファンの方には設定改変しちゃって、ホントごめんなさいo( _ _ ;)o……。
406
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/09(金) 18:25:25
突然突き付けられた銃。
俺は……
→足がすくんで動けなかった。
動くな。その言葉とともに跳ね上がった銀髪の右手には鈍く光る拳銃が握られていた。
その黒い金属の塊は多分につくりものめいて見えた。それでも絶対に偽物では無い。
俺にはその奇妙な確信があった。
目の前の男が握っているものは、引き金を引けば即ち人を殺す殺人のための機構だ。
だから、男がほんの少し腕を動かせば、俺の生命はここで霧散する。《死》が俺に突きつけられている。
それでも俺は、そこから動くことが出来なかった。
眼前に突き付けられた《死》に恐怖したわけではない。
(―――その感情は存在しない)
ただ、厳然と放たれた「動くな」という銀髪の声に、まるで射すくめられたように俺の足は、俺の体は動かなかった。
タンッ。
思ったよりもずっと軽い発砲音とともに、目の前の銃口から弾丸が吐き出された。それが立て続けに三度。
バキッ。
破砕音が響く。射出された弾丸が何か硬質なものを撃ち砕く音。耳元で、頭上で、足元で。これも三度。
破砕音が響くたびにパラパラと何かの破片が周囲に飛び散った。
「跳べッ!」
銀髪の声に、俺の身体を拘束していた威圧感が霧散した。身体が自由になると同時に、首筋に不吉な気配を感じる。
俺は迷わずに正面、銀髪の立っている場所に向けて跳躍、と言うよりも倒れこむ、と表現した方がふさわしい格好で滑り込んだ。
「―――っ」
身を包んでいた制服がコンクリートで擦れ、衝撃が身体に伝わる。俺は何とか受け身をとって体勢を立て直す。
そこで、俺はようやく、自分の背後で何が起こっていたのか、そしてなにが《居た》のかを見た。
それは、少女の姿をしていた。
もっとも、大きさは精々30cmと言ったところだろう。フリルのついたドレスを身にまとったそれは、硝子の瞳から生気の無い光を放ち、肌は無機質で柔らかな微笑みを浮かべている。
もちろん、そんな人間が居るはずは無い。俺の目の前にいるそれ、否、見えているだけでも十体に近い《それら》は間違いなく、フランス人形の姿をしていた。
「やれやれ、ずいぶんと可愛らしい殺人鬼だな。もっとも、ここまで多いとむしろおぞましい、か」
「殺人鬼って……」
俺の問いかけと同時に、またも銃口から銃弾が吐き出される。人形の破片が、俺の目の前に転がった。
「っぐ!?」
俺は、その《破片》を見て絶句する。
目の前に転がった破片、人形が手にしていた剃刀の刃には、子どもの小指の先ほどのピンク色の断片が引っかかっていた。
先ほど、この路地裏でであった、あの少女の姿が投影される。閉じた目蓋のうえに添えられたあの子の手には、たしかに、小指が無かった。
「―――」
俺の身体の奥に、肉体の奥にある何かに火がついた気がした。その炎が、全身をめぐる神経を電流のように駆け抜けていくのが分かる。
ザクリと脊髄を割り穿つような痛みが走り、かつて無いほどの速度で生成された回路を通して外から取り入れた魔力に引火して、炎が勢いを強めていく。
魔術回路。
魔術を行使する人間が保有する、魔力を流す擬似神経。
許せない、と思った。こんな殺人人形は、かならず壊してやると、そう思った。
全身を痺れるような痛みが駆け巡り、全身を魔力が駆け巡る。ひときわ大きな火花を発するイメージ。回路が完全に起動する。
「―――同調開始」
キーワードを紡ぎ、右腕に魔力を流す。筋繊維の一本一本を脳裏に投影し、その隙間を埋めるように魔力を充填していく。
「―――構成、解明」
失敗すれば、右腕はの筋繊維は魔力に耐え切れずに焼き切れ、二度と使い物にならなくなるだろう。
「―――構成、補強」
だが、不思議と、失敗する気はしなかった。
「―――全工程、完了」
術式を終了すると同時に、腕全体が膨張したような感覚が伝わる。
俺は術の成功を確信した。
407
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/09(金) 18:26:10
目の前では、銀髪が相変わらず迫り来る人形を銃弾で迎撃している。その弾丸は一発とて外れることなく、人形を撃ち砕いている。
だが、銃は一度に一発しか撃つことができない。
そして、一斉に飛び掛る九体の敵を撃つには、銀髪の銃はひどく頼りなく見えた。
かと言って、俺には武器など存在しない。都合よく地面に角材でも転がっている分けもなく、あるものと言えば人形の残骸と、少しの文房具だけだ。
だが、それでも十分だろうと思う。
俺は、ポケットに入っていた何本かのペンを右手で握りこむと、それを人形に向けて全力で投擲した。
ヒュンッ。
空気を切り裂く音とともにプラスティックの塊が飛行する。
そう、それはただのプラスティックの棒に過ぎない。だが、強化された腕力で投擲され、猛スピードで飛ぶそれは立派な弾丸となる。
豪快な破砕音とともに、シャーペンが人形の胴体に炸裂してその小さな五体を吹き飛ばす。投擲されたペンは三本、そのいずれもが狙い違わず人形の胴体を撃ち砕く。
「なんだ、やるじゃないか坊や!」
銀髪は口笛を吹き鳴らしながら三発の弾丸を人形に叩き込む。残数三。
「おっさん、下だ!」
俺は、《それ》に気付いて声を上げる。
撃ち砕かれて、地面に転がった人形の残骸、その手が、その頭部が、無数の破片が跳ね上がった。
銀髪が、あるいは俺が撃ち落とすには、それは多すぎ、そして小さすぎた。
残る三体の人形と連携するように、破片が先ほど俺が投げたペンと同じか、それ以上のスピードで、銀髪、そして俺のいる場所へと飛来しようとする。
万事休す。
だが、その絶望的な状況で、銀髪は左手を敵に向けて突き出し、さぞ面白そうに口元をほころばせていた。
「―――雷球」
そして、その名が呼ばれた。
その名を呼ぶと同時に、目をくらませる閃光がほとばしる。
起こったことはそれだけだ。
それだけで、飛び掛ろうとしていた三体の人形も、降りそそごうとしていた破片も全部まとめて炭化して、コンクリートの上にはかつて人形だった黒い塊だけが、パラパラと降りそそいでいた。
銀髪は、人形を焼いたであろう光で煙草に火をつけながら、俺の方へ振り向いた。
「坊や、二ついいか?」
「あ、ああ」
「まず、俺はまだ29だ。おっさんはやめろ」
銀髪は、えらいまじめな貌で厳かに、俺に向かってそんなことを言った。
「なんでさ」
銀髪はちょっと傷ついた表情をした。
「……それとだ、よく聞け」
銀髪は先程よりも幾分か真面目な貌で俺を見る。ひやりと、背筋に緊張が走った。
「お前さんの術は出鱈目だ。使い続けるならちゃんとした師匠を見つけろ。死ぬぞ」
「う……」
サングラス越しでも分かるほど、銀髪の視線は鋭かった。
確かに、成功したからいいものの、普段の半分以下の時間で魔術回路を生成し、挙句に成功率一桁の強化魔術を自分の身体に施したのだ。もう一度試そうと思ったら、命がいくつあっても足りないだろう。
「ああ、分かった」
俺は素直にうなずいておく。もっとも、師匠の当てなど無いのだが。
「ふう、で、坊やはこれからどうする?」
「どうするって……」
俺は……
A:あの殺人人形を調べる
B:とりあえず学校にいく
C:おっさん、弟子にしてくれ
408
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/09(金) 18:37:16
以上Fate/式神でした。
ちなみに皆さんご明察の通り、後ろに飛んでたら死んでました。
この後はセイバー召喚まで一気に進めたいなあ、と思うんですが筆が進まぬ。
他の皆さんの執筆スピードに嫉妬大爆発ですよ、はい。
今後ものらりくらりと続くはずなので生温かく見守って下さい。
409
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 19:09:19
C:おっさん、弟子にしてくれ
更新待ってました!頑張って下さい。
410
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 19:10:24
C:おっさん、弟子にしてくれ
411
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 19:16:51
C:おっさん、弟子にしてくれ
おっさん、渋いなぁ
412
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 19:50:26
選:しばらく余韻を楽しみたい。
裸のままのイリヤの身体を膝にのせて、後ろから抱き締めて可愛がった。白い髪に鼻先を沈めて、イリヤの匂いを満喫する。肩や胸、お腹を自然に愛撫したけど、それは性欲ではなく親愛故に。
「甘えんぼさんだね、シロウは」
振り向いて俺の耳たぶを甘噛みしてから、イリヤが耳元で囁いた。
「そうかな?」
「ええ。甘えんぼで可愛いわ。そっか、男の子だもんね。いいよ、お姉ちゃんにもっと甘えて」
その優しさと温もりがあまりにも嬉しかったから、まるで幼子をあやすように、揺りかごのように身体を揺らした。膝の上のイリヤも一緒に揺れる。戯れにお臍に指を入れてくりくりといじると、小さな悲鳴が聞こえてきた。
「本当に、何度触ってもすべすべだな、イリヤの肌。普段なにを食べてるんだ?」
「シロウの料理よ。愛情がたっぷり入ったやつ」
「あ、そっか。……だとするとこれは神秘だな。俺と同じもの食べてるのに。ほら、こんなにも柔らかで気持ちいい」
男と女の違いだろうか。いや、それでもイリヤは特別なんだろう。
「やっぱり、可愛いな。姉さんは」
「……うん」
消え入りそうな、だけど確かに聞こえた喜びの声。それっきりしばらく会話は消えたけど、沈黙がとても暖かかった。
/
「ねえ、シロウ?」
「どうした?」
「抱いて」
不思議と驚きはなかった。イリヤの声にも緊張はない。なぜか、そうするのがとても自然のように、お互いに穏やかなままで在り続けた。いっそう深く抱き締めて、沈み込むようにイリヤに溺れて、俺は。
「抱かせてくれ、イリヤ。俺も、イリヤが欲しくてたまらない」
それは、愛か寂しさか憐憫か。
「わたしを士郎のものにして欲しい。士郎をわたしのものにしてしまいたい。だから……」
胸に沸き起こる感情の名前も知らず、過去になくした半身に手を伸ばすように、当たり前にイリヤを求めている。
「まずはもう一度風呂に入ろう。マッサージはまた今度になるけど、いいか?」
「うん、いいよ。わたしも早く抱かれたいから」
そうと決まれば我慢は出来ない。この部屋の片づけもそこそこに、イリヤを抱き上げて風呂場へ向かう途中、ふと、恥ずかしそうなおねだりが聞こえた。
「ねえ、シロウ。お風呂に入ったら、もう一度わたしを洗ってくれる?」
ああ、確信した。俺はこの先、一生かかってもこの小さな姉さんにかなわないのだろう、と。耐えきれずに唇を奪ったら、よしよしと頭を撫でてくれた。
なんだか、嬉しすぎて涙がでた。
413
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 19:52:39
/エピローグ。
布団の中で目を覚ました。空は微かに紫で、もうすぐ夜明けの時間だろう。日に日に暖かくなるこの季節。暦の上ではもう春でも、それでも朝の空気はまだまだ冷たい。布団をずらすと冷たい外気が流れ込んで、俺の上にいた悪戯娘が悲鳴をあげた。
「なあイリヤ、あの起こし方は止めてくれって言わなかったか?」
起こしてくれるようになったのは嬉しいけど、とイリヤをジト目で見つめてみる。
「あら、シロウはハグハグされるの嫌い?」
わたしはしてあげるの好きだけどな、なんて唇をなぞりながら仰るイリヤさん。まったく、そんな妖艶な流し目、どこで憶えてきたのやら。どうせまた遠坂の仕業だろうけど。
「あまりからかわないでくれ。ほら、そろそろ桜がやってくる時間だぞ。あと早く服着ろ。風邪ひくから」
「うぅ。あの純情だったシロウが平気でムードをぶちこわすような発言を……」
今度はよよよ、と似合わない泣き真似をしている。こっちは藤ねえの影響か? まあ、みんなと楽しくやってるのなら問題ないけどさ。
「あ、そうだ」
「どうした? イリヤ」
ふと思い出したように微笑むイリヤ。そして。
「おはよう。愛してるわ、わたしのシロウ」
「ああ……、おはよう。俺も愛してるよ、可愛い姉さん」
どちらからともなく唇を重ねて、新しい一日のはじまりを祝った。
414
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 19:57:04
没選択肢集
・唐突にッ! 波紋の才能が覚醒したーーーッ
・お尻の穴に指を突っ込む。
・渇かず飢えず無に還れ。
……授業とかいっとく?
GO!:はい
NO!:いいえ
415
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 19:58:43
GO!:はい
お尻の穴とかありえないYO! 没って良かったのでは?w 何はともあれお疲れ様でしたw
416
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 20:19:11
GO!:はい
馬坂先生とリズによる楽しい授業
417
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 20:21:02
GO!:はい
418
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 20:21:53
A:あの殺人人形を調べる
GO!:はい
419
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 20:27:50
GO!:はい
取り敢えず、どう考えてもGJだった。
420
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 20:40:22
教えて! 桜先生!
どうも、桜です。このたび全く出番がなかった桜です。許せないなぁ。
さて、このお話は全体として「ハッピーエンド」に進んでいくストーリーの中、選択次第でそれぞれのエンドへ途中下車する方式でした。また、「ハッピーエンド」自体の内容も選択により変化しましたよ。
それでは最初の選択から見直してみましょう。
>し:士郎が仕えるならやっぱり凛様
>ろ:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
>う:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
まずはヒロイン選択です。もちろん選んだ方がそのまま攻略対象になりました。激戦の果てにイリヤさんが選ばれましたが、姉さんがさりげなく放置プレイくらってましたね。
というかそもそもなんで「桜の味方になる決心をする」がないんですか? わたしならマッサージしたりされたり揉んだり揉まれたり、それはもうやりたい放題でしたのに。もしくは姉さんと姉妹丼とかっ!
>エ:まずは肩こりをどうにかしよう。
>ス:背中から全身を攻めなければ。
>テ:入浴の世話からするべきじゃないか。
続いてルートの選択に入ります。
上から順に、
・着衣で控えめルート
・水着になって大胆ルート
・全裸でぶっちぎりルート
の三段階に別れていました。
今回の先輩ったらイリヤさんの全裸に惹かれて一緒にお風呂に入っちゃったんですね。男の方の本能に忠実で素敵です。―――許せない。
>イ:背中を指圧する。
>リ:脚を揉みほぐす。
>ヤ:おもむろにもぐさを取り出した。
この選択肢はその後の展開は変わりますが、エンディングに影響はありません。単純にどちらが好みかの問題だったみたいですよ? 一番下だけはお灸エンドへ直行でしたけど。藤村先生が大活躍する後日談の予定でした。
>ロ:優しく焦らす。
>リ:意地悪していかせる。
>姉:ここは俺のおっぱいでご奉仕しないと。
この選択肢は今後の展開だけでなく、もしハッピーエンドを迎えた場合、ここでの選択で普通のハッピーエンドか鬼畜なハッピーエンドかに分岐しました。
ちなみに上二つが普通のハッピーエンド。鬼畜なハッピーエンドを選んだ場合はM奴隷な先輩と女王様なイリヤさんが見られたはずです。
イリヤさんなんて羨ましい!
>選:しばらく余韻を楽しみたい。
>択:万を期しておなかの側へ。
>肢:南の島でラムラム。
上はマッサージを終了して純粋ないちゃいちゃシーンを経由し、すぐにハッピーエンド。真ん中はマッサージを続け、もう一つ選択肢を経てからハッピーエンドに進む予定でした。
一番下は南の島エンドに直行ですね。無人島でくーくーお腹がすいちゃうお話です。性的な意味で。
それでは最後に選択肢です。
Repeart Again?
GO!:おう
NO!:帰れ
421
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 20:46:11
B:とりあえず学校にいく
422
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 21:00:10
GO!:おう
GOGOGO!!!
423
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 21:27:51
GO!:おう
ルヴィアお嬢様に仕えるルート希望
424
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 21:39:22
C:おっさん、弟子にしてくれ
425
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 21:48:46
GO!:おう
426
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:26:47
GO!:おう
螺旋力を我等に示したまえ
427
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:35:15
GO!:おう
428
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/09(金) 22:40:26
どうも、再び桜です。
それでは二周目を開始します。まずは攻略対象となるヒロインを選択してください。お好きな人を、というかわたしを選んで下さいね。むしろ選べ。
選:士郎が仕えるならやっぱり凛様
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
肢:士郎よりセイバーのほうが主人っぽくないか?
追:桜が喜ぶなら何でもしてやる
加:あえてライダーにご奉仕してみる
429
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:41:48
追:桜が喜ぶなら何でもしてやる
430
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:42:24
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
431
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:45:08
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
432
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:52:10
追:桜が喜ぶなら何でもしてやる
433
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:56:05
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
434
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:57:13
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
435
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 22:59:54
加:あえてライダーにご奉仕してみる
436
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 23:01:36
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
437
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 23:01:41
加:あえてライダーにご奉仕してみる
438
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 23:06:40
ドリ…ルヴィアに決定のようだ
439
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/09(金) 23:47:56
ライダーがいて、なぜ藤村やバゼットがいないのか問いつめたい。
440
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 00:09:15
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
441
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 00:13:47
C:おっさん、弟子にしてくれ
442
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/10(土) 07:52:03
「分かった、話を聞いてやってもいい。だからまずはそれを返してもらえないか」
自分でも無茶な要求をしているのは分かっている。相手が私に対して強気に出られるのは
武器を奪ったという事実によるところが大きいからだ。ゆえにこの要求にどう応えるかで
相手の真意と誠意というのが見えてくる。
程無くして拳銃二丁とホルスターが廊下を滑って私の下に返ってきた。
罠を仕掛けられたり、銃弾を抜かれた様子も無い。
とりあえず、戦闘を続けるかどうかは話を聞いてから決めてもいいだろうと判断。
彼女の方に銃を構え私は言う。
「それでは話を聞かせてもらおうか」
もし、情報が有益ではないと判断できた時、あるいは話に嘘が混じっていると感じた時に
すぐさま引き金を引ける体勢で彼女の話を聞く事にした。
「えっと、私の提案というのはですね、単刀直入に言うと――――――――――」
完全に意表を突かれてしまった。てっきり彼女は論理的な話の組み立てや感情論で
マスター同士の戦いを止めようと私に訴えかけるのだろうとばかり思っていたのだが、
この提案は完全に予想外である。しかし、彼女のいう方法なら、聖杯を手にする必要が
なくなる。すなわち、私の戦う理由も消滅する。おまけに聖杯に願いを言うよりも
確実な手段である様に感じる。
だがこの方法での解決は、まさしく悪魔に魂を売る行為そのものではなかろうか。
「いいだろう、君の考えに私も賛成する」
銃を降ろし、ゆっくりと部屋の中の彼女の下へと歩み寄る。
例え、彼女の提案が悪魔からの囁きだったとしても構わない。そう思える自分自身に
対して、喜びも悲しみもなく、ただ変わってしまったのだとだけ思った。
かつての私なら今、この瞬間にも彼女に向けて引き金を引いていただろう。
だが、私の悪魔狩りとしての人生はかつての仲間達を返り討ちにしたあの日に既に
終わっていたのかもしれない。
この男の話はここでおしまい。そしてこの物語もいよいよ折り返し点です。
それでは次章のタイトルを選んでください。
[選択肢]
イ.もしも猫の手も借りたかったら
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
ハ.もしも姉が言う事を聞いてくれなかったら
ニ.もしも(もしも)夢の中(夢の中)ハさんに(ハさんに)であったなら(であったなら)
風吹く砂の道〜ハさんに出会ったなら〜
443
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 08:33:19
ハ.もしも姉が言う事を聞いてくれなかったら
444
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 09:01:55
ニ.もしも(もしも)夢の中(夢の中)ハさんに(ハさんに)であったなら(であったなら)
風吹く砂の道〜ハさんに出会ったなら〜
445
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 09:03:44
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
446
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 13:12:15
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
447
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 13:26:29
ニ.もしも(もしも)夢の中(夢の中)ハさんに(ハさんに)であったなら(であったなら)
風吹く砂の道〜ハさんに出会ったなら〜
448
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 16:29:49
イ.もしも猫の手も借りたかったら
449
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 16:34:26
イ.もしも猫の手も借りたかったら
450
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 17:59:19
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
451
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/10(土) 17:59:56
シャントットの小さな手の平が眼前に伸びてくる。水晶が自らに渡ることを半ば確信しているのか、有無を言わさぬ迫力すら感じる。
……だが俺の返答は、そんな彼女の機嫌を大きく損ねるものだった。
「できない」
「――――なんですって!? 貴方…………この世界に好からぬことが起こっても構わないとおっしゃってるんですの? わたくしの説明、ちゃんと聞いていましたの?」
可愛い彼女の顔が大きく歪み、両手に膨大な魔力が蓄積されていく。標的はもちろん、俺だ。
「……許せませんわ……。こうなった以上、力ずくで解決するしかありませんわね……。覚悟なさってくださいまし」
「いや、ちょっと待て。そもそも何で俺が持っていたら世界が滅亡するだの物騒な結論に行き着くんだ? 別に俺、これを壊そうだなんて全然思ってないぞ」
「貴方になくとも周囲の連中にある場合、どうしまして? 貴方のようなヘッポコくんがクリスタルを守りきれると思っているのですか? オホホ、笑わせないでくださいまし」
「あっ……」
ここにきてようやく彼女が言いたかったことを理解する。この数日間、散々味わった圧倒的実力差。それに対処できるだけの力がない限り、俺にクリスタルは渡せないと彼女は言っているのだ。
こうなれば俺が彼女に反論する権利などあろう筈もなく、部屋には重苦しい沈黙だけが残った。それでも、俺は……。
「――それでも。クリスタルを手放すということは……。クリスタルは……」
「…………一個人の感傷に過ぎませんわ。貴方は自身のワガママに世界を付き合わせる気ですか? 身の程を弁えた方が貴方のためですことよ?」
その通りだ。俺は何を言っているんだ。
しかし……。
俺は少女を取り戻したいだけなのだ。なのに……。何で周りの連中は俺達をそっとしてくれないのだろう?
――――いかん、少し悲しくなってきた。目頭が潤んできやがる。
「……そういえば先程から、クリスタルは渡された物だとおっしゃっていましたわね。その方は男、ですか?」
シャントットの発言により、明らかに空気が変わった。
どうしてそんなことを聞くかはわからないが、場は俺を詰問する雰囲気から、慎重に聞き取る雰囲気に変化していた。それが彼女の気遣いかどうか知る術はないが、どちらにしろ今の俺にとってありがたかった。
「――いや、女の子だよ。でも、それがどうして?」
「女? 名前は何といいまして?」
「知らない。聞いても教えてくれなかった。――――あの、俺の質問にも……」
「使えないヘッポコくんですわねぇ……。で、そのお方は今どちらにいらっしゃるんですの?」
「あ、ああ。それが……実はさらわれてしまって……」
「――――さらわれた!? 誰に、でしょう……?」
「龍だよ……。俺が乗ってきた船より大きな龍。プロマシアがどうとか言っていたけど」
思い出す。あの龍はとにかくデカかったが、それ以上にとことん強大だったことを。俺達を襲った獣の頭部を一撃で噛み砕いた衝撃、今も忘れずに鮮明に再生できる。
だが話を聞いたシャントットは、呆然と意味不明な単語を呟いていた。聡明な彼女故に明確な返答が返ってくるとばかり期待していたのだが、これはちょっと肩透かしを食らった気分だ。
「恐らく……バハムート……。しかも、男神……。まさかラグナロクではあるまいし……。いえ、ですが…………」
「あの、シャントット?」
「なるほど、わかりました。とりあえずこの件は一時保留といたします。今は貴方に預けておきますので、大事に保管していてくださいまし。ごきげんよう」
シャントットはそれだけ言い残し、扉に手をかけた。
これは少女のクリスタルが取られる危機が過ぎ去った、ということか? よくわからないが、その前に俺にはまだ聞かねばならないことがある。
「ちょっと待ってくれ!」
「……何ざます? わたくし、1秒も惜しいくらい急いでいるのですが」
僅かな苛立ちを含め、さも面倒くさそうに小柄な体躯を巡らせる。だがこれは先程からどうしても気になっていたことなのだ。きちんと答えて欲しい。
「あのさ、俺がここに運ばれた時――――」
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
�掘А峪伊臾椶良襍歇圓い覆�った?」
452
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 18:17:40
�掘А峪伊臾椶良襍歇圓い覆�った?」
453
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 18:25:25
�掘А峪伊臾椶良襍歇圓い覆�った?」
454
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 18:34:28
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
455
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 18:53:34
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
大きな声では言えないけど、カレンって14〜15歳なんだな……。
456
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/10(土) 19:01:18
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
もしハサの投票もヨロシク〜
457
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 19:20:15
ああ、もしハサってまだ決まってなかったんだ。
ハ.もしも姉が言う事を聞いてくれなかったら
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
458
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 19:24:55
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
459
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 19:43:32
�掘А峪伊臾椶良襍歇圓い覆�った?」
460
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 19:46:56
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
461
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 20:37:38
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
462
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 21:17:45
ロ.もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
463
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 22:43:14
�機А峩簇韻量爾�いなかった?」
464
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/10(土) 23:40:27
l
465
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 00:19:29
�掘А峪伊臾椶良襍歇圓い覆�った?」
466
:
766
◆V8sfJ/66L.
:2007/11/11(日) 00:22:24
……やあ、お久しぶり。766 ◆6XM97QofVQです(・ω・`)
トリップが変わっているのは仕様なので気にしないでください。
と言っても誰なのかわかんないと思うので簡単に言いますと、カレイドジャスティスのひとです。
それでもわからなければ――まあこれが大半でしょうが――保管庫の停滞中作品にあるあらすじを読んでくださればお分かりになられるかと。
プロット無視して自分で自分の首を絞めた愚か者の考えなしでございます('A`)
ここまで放置した言い訳を書けば軽く作文の山ができてしまうので端折って三行で言いますと、
半年以上前パソコン終了\(^o^)/
テキスト&プロット紛失/(^o^)\
ネット環境ない=報告できない/^o^\
そして二行目が原因で作品再開のめどがたちません。ほぼ確実に永久凍結となります。ごめんなさい……
ですがそんなわたしもnewパソコン(中古)を手に入れまして、ネット環境大復活! 早速書き込みに来た次第です。
そして、できればまた何かを書きたいと思うのですが、放置した前科もありますし、どうしようか悩みました。
結論「ここは選択肢スレ! なら、選択肢で処遇を決めてもらおう!」――と、いうわけで。
選:好きなものを好きに書いておk
択:休止中のやつをリレー化宣言したらおk
肢:休止中の設定引き継いで一から書け
ス:休止中から続き書いてください^^
レ:一生ROMれ(有力候補)
長文失礼しました。なんかあれば選択肢と一緒に意見どうぞ。
467
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 01:01:00
選:好きなものを好きに書いておk
/^o^\フッジサーン
468
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 01:13:34
>ファイナルファンタズム
遠坂かもんん
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
>カレイドジャスティス
選択肢スレにゆだねるその心意気、素敵だw
選:好きなものを好きに書いておk
469
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 01:42:08
選:好きなものを好きに書いておk
当時、シリアス口調に一票入れてしまい作者を困惑させた者として
今度は作者の書きやすいように書けることを切に願っている。
470
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 02:16:10
選:好きなものを好きに書いておk
作者のエロスの赴くままに。
471
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 03:38:37
�供А峭�髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」
選:好きなものを好きに書いておk
472
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/11(日) 03:44:47
もしハサはロ、ファンタズムは�供▲�レイドジャスティスは選にそれぞれ決定してるようですな。
473
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 03:47:49
いえ、一応ファンタズムは�気�先取ですね。
474
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/11(日) 03:48:19
「敵ライダーの足止めを願いたい」
十字砲火からの脱出の瞬間敵が見せた突撃、それを考えれば戦列で止めるのは至難だ。
包囲を続ける敵を早期に撃破してその後敵を攻撃する案も考えたが、早期に倒せる保証はなく、仮に倒せたとしてももう一方に逃げられる可能性を考えれば、それは却下するべきだと判断した。
更に言えば、敵の足止めをしてもらえばその間に狙撃する事だって可能だろう。
その為の戦力を出し惜しみするつもりはなかった。
「なるほど、足止めね」
足止めと言う言葉で、何を考えているかは推測できたのだろう、シャリフは大して逡巡せずに頷いた。
「それじゃあ精々、こちらを巻き込まない程度に援護を頼むわね」
それだけを言って、音の方角にK1200Rを加速させ、ジェネラルの視界から消えた。
何かがあったというわけではない。
パスは正常で、魔力供給も問題は無い。
だが、漠然とした不安があった。
しようと思えばいつでも可能であったはずの念話が途切れているという事実があった。
新たに関わる事となった聖杯よりも歴史の古い――とはいえ、その歴史は終わっているのだが――冬木聖杯から招かれた故か、共に暮らしてきた時間の長さ故か、敵を追い殲滅するという作戦以上に、主の身の安全の確認を優先させた。
敵マスターの安全が確定したにも関わらず、敵は迫ってくる。
この速度域に、Y2Kの最高速度に迫ってくる。
のみならず敵は前方から現れ、進路の妨害を目論んでくる。
それは信じがたい事だ。
試したわけではないが、この速度域は敏捷判定でAを誇るライダーをして追跡不能であると断ずる事の出来る。
これが峠のように狭く、曲がりくねった山道であれば追跡は容易であったろう。
だがここは直線の道路、市街地である。
本陣で予測したとおり、敵の戦闘力は大したことはない、妨害を目論んだ敵の攻撃、その尽くを弾き、釘剣を突き刺し、後方に投げ捨てた。
だがその数秒後には進路上に現れ、再び妨害する。
何度続けても立ち塞がる、その事実はひたすらに不気味であったし、それが何かを目論んでの行動だとすれば焦りさえ生まれてしまう。
その思考が隙を生んだのか、それとも連続する攻撃によって気付かぬ程度に集中力が失せていたのか、ついには敵の一撃を完全には弾けず、バランスを崩し、その結果軌道が逸らされた。
正に矢のように、最高速度で市街地を疾走していたバイクの軌道が横に逸らされれば、待っているのはビルやガードレールとの衝突である。
それを理解し、全力で挙動を修正する。
敵の速度は尋常ではない。
この機体から降りる事になれば、恐らく間断のない攻撃により数分はこの場に留められてしまうだろう。
とはいえ、彼女自身の敗北はまるで考えていない。
だが戦術で勝利しようと、戦略で勝利をしなければ意味はないのだ。
衝突は免れたが、数度の回転を加えられたY2Kは完全に停止し、周辺は灼けるようなゴム臭が満ち、更に白煙は焚火の煙のように路上に上がった。
「やはり離れるべきではなかった……」
後悔はある。
だがこの後悔は洗い流せる物だ。
「サクラ……すぐ行きます、無事で居てください」
そう決意を新たにした直後、足音を聞いた。
音の方向へ視線を走らせる。
敵の本陣で見かけたような体躯の、和服を着た少年の姿があった。
その姿は小柄ながら、腰に下げた一振りの直刀は歓迎できる物ではない。
そして和服の色や模様は、彼女にとって『見慣れた』物であった。
勿論、実物を手に取ったわけではなく、あくまで書物などからの知識に過ぎない。
だがそれは余りにも有名に過ぎ、彼女が目を通した数多くの物語の中で幾度も主役となり敵役となった物だ。
「新撰組……?」
その言葉に応えるように少年が抜刀する。
抜刀し、構えたその姿は武士そのものである。
そして驚くことに、その姿に血糊も、それどころか汚れすら無い。
あれほどに突き刺したというのに、怪我一つしていないというのだろうか。
「私に関して問うならば、然りと」
少年が僅かに口を開く。
実際の実力はどうあれ、この少年が『新撰組』であり、ここが『日本』であるならば、戦闘能力は上方修正されているだろう事は容易に想像が付いた。
なれば――
停滞:何かを気にしながら戦うわけにもいかない
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
475
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/11(日) 03:49:34
あ、そうですね。
464をカウントしてませんでしたわ。
申し訳ない。
476
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 04:09:04
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
477
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 07:58:50
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
478
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 17:25:54
停滞:何かを気にしながら戦うわけにもいかない
479
:
766
◆V8sfJ/66L.
:2007/11/11(日) 17:45:04
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
住人の優しさに不覚にも目から汗が(;ω;`)
予定としては、原作やり直して文体を覚えなおしてから軽く短いのを投下するつもりです。
それまでは基本的に名無しとして潜伏することにします。
480
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/11(日) 23:24:36
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
481
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 00:23:11
突破:まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ
これで決定で
482
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/12(月) 01:42:32
「――――銀髪の娘がいなかった? 多分黒い服を着た……」
「…………」
途端に彼女は眉間に皺をつけ、こちらを睨みつけてきた。
「な、何?」
「何だも何も、貴方、あの礼儀知らずな糞餓鬼の知り合いでして? なら言っておいてください。今度わたくしの前に現れたらブチ切れますわよ、と。ああ、まだ胸がムカムカする……」
…………大体何があったかは把握した。
「ムカムカするのを抑えて聞いて欲しいんだけど、その糞餓鬼は今どこにいるんだい? 俺の腕の治療をしてくれたのは、そいつ?」
「どこにいるかだなんて知りたくもありませんわ。わたくしは貴方がここに運ばれた時に居合わせませんでしたが、傍にいたタルタル達によれば、それはもう何てこと! 酷い毒を辺りに撒き散らしていたとか。いやあねぇ……」
手振り足振りのオーバーリアクションで話の再現を行うシャントット。
絶対的に人のことは言えない気がするが、被害に遭いたくないので黙っていることにする。
「その時にこの赤い包帯を俺に巻いてくれた、と?」
「そうらしいですわね。総合的に見れば、貴方の腕はわたくし達タルタルの治療と、お下品な小娘との共同で行ったことになります。一応小娘が巻いた包帯に毒が含まれていないか調べましたが、検出はされませんでしたので安心なさってください。オホホホ、別に貴方が死のうが生きようがこちらにとっては全く痛くも痒くもありませんけど」
気を失っていた間にここに運ばれた時、偶々ここにいたカレンが聖骸布を巻きつけて治療してくれたことに間違いはない。ただ、彼女の性格の悪さが仇となり、依然として行方は知れないが。
だが俺が眠っていた時間なんてせいぜい数時間程度の筈だ。なら彼女はまだこの街に留まっているのではないか?
シャントットの姿を見回せば、彼女はもう説明の義務を終え、再び扉に手をかけようとしていた。
「――――シャントット!」
「……まだ何かあるというのでして? いい加減にしてくださいませ。雷を落としますわよ?」
「いや、あの……ありがとう」
瞬間、時が止まったかのようにこちらを見つめる。しかしすぐに我に返った彼女は無言で扉を開けて出て行った。
そして部屋には俺だけが残された。
「――さて」
どうするか? 決まってる。
カレンはまだここにいる筈だ。探しに行こう。
両腕が動かない分、背筋と腹筋を以って上半身を持ち上げる。寝起きの体はぎしぎしと鈍い反応を返したが、普段鍛えていた恩恵もあって比較的容易にそれは成された。
幸い服は着替えさせられてはいない。このまま外へ行こう。
ふらつく体を抑え、徐々に平衡感覚を取り戻そうと躍起になる。
扉を肩で開け、外の世界へ身を晒せば、直後、パッと煌く陽光。網膜を焼く光の根源を無意識に追って…………俺はここが幻想の世界なのだと改めて実感させられる羽目になった。
483
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/12(月) 01:43:52
「…………何でさ」
太陽の隣には巨大な木。
いや、確かにそれは平凡極まりない木だったのだが、普通のソレとは明らかに規模が違った。
天を貫く、という表現があるが、正しくはこの木のために用意された言葉ではないかという錯覚に囚われる。その様相は現代のビル群など軽く跳ね除け、数百メートルにも達そうという偉丈夫っぷりをアピールしていた。
でかい。少女をさらった龍なんて目じゃないほど、デカイ。
「すげぇ、な」
思わずそう漏らしてしまうほど、それはデカかったのだ。ずっと見つめていると、まるで大樹に吸い込まれそうなほど……。
「っと、いかん、感心する前にカレン探しにいかないと」
放心していた我を取り戻し、仕切り直しの意味も兼ねて自身の目的を口にする。すると今まで見えていなかったのが不思議なほどの豊かな草木が周囲に浮かび上がってきた。
豊かな陽光、豊かな草木、けしてタイル張りではない自然な砂利道。まるでピクニック先かのような穏やかさがここにはある。ウィンダスは緑の国、か。バストゥークとはまた違った安らぎを感じる。
地図の一つもあれば探索も楽だったのだが、こうなれば軽い散歩と思って地道に歩くしかあるまい。というか実際、散歩でもしたい気分になってきた。
しばし綺麗な空気と爽やかな緑光を存分に堪能しながら歩いていると、『森の区』と書かれた標が目に入った。ここもバストゥークみたいに区で分けられているんだ。
とにかく俺には前に進む以外の選択肢など頭になく、当たり前のように前へと進んだ。しばらく細い道が続いた後、俺の目に飛び込んできたのは……。
「うお、キリン!?」
恐らく飼われているのか、囲いの中で草を食べている2匹のキリンの姿だった。そして彼らを世話しているのは……。
「……よーしよし、がっつくなよ、ホラ」
頭に生えた人間でない何かの動物の耳……お尻と腰の間に生えた細長い尻尾……人間とは僅かにかけ離れた目、愛嬌のあるω形の口……。しかしそれらを俺は知っている。あの罪狩りどもと同じ……。
「よぉ、お前。さっきから何をジロジロ見てんだ?」
「え、わっ?」
気付けばいつの間にやらその世話係の人は眼前に立ち尽くしていた。
「ミスラが珍しいのか? それともダルメルが珍しい? どっちにしろ無言で見つめられるのは気持ち悪いよ。せめてアタシに一言断ってからにしてくれ」
「あ、す、すまない」
女性はそれだけ言い、自らの持ち場へと戻っていった。
迂闊だった。以前シドから説明を聞いていたものの、面と向かって目にすれば、やはり一度や二度見ただけでは順応が追いつかない。
ミスラ……。出会った4人とも女性だったけど、男もいるのだろうか? もしいたら男で耳、尻尾はちょっと気持ち悪いな……とかそんなくだらないことを考えてしまったり。
見学もそこそこに、更に歩を前へと進める。
地面は土から木へと変わり、いつの間にやら自分は橋の上を歩いていた。
「……ん、道が2つに分かれているな。さて、どうしたものか?」
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
�供ПΔ悄別嫐椶亮躾諭�
�掘О�き返す(身勝手な赤魔道士)
484
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 03:41:53
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
485
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 03:49:38
�供ПΔ悄別嫐椶亮躾諭�
486
:
Fate/testarossa
◆JtheEeHibM
:2007/11/12(月) 12:04:40
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
487
:
Fate/testarossa
◆JtheEeHibM
:2007/11/12(月) 12:06:31
「そうだな……フェイトの意見を聞きたい」
ほぼ素人の自分だけで決めるより、フェイトの意見を取り入れたほうがいいだろう。
それに、これから一緒に戦っていくと決めたのだ。
パートナーの意見はちゃんと聞くべきだ。
「―――ベストは、ちゃんとした組織で保護してもらうことだけど」
フェイトの発言には否定的なニュアンスが含まれていた。
教会で匿ってもらうつもりでついていった氷室が帰ってきたのだ、交渉に失敗した事に気付いているのだろう。
それを受けて、遠坂が補足する。
「教会は当てにならないわ。監督役は事後処理しかしない」
「だったら、どちらかが匿うべきだと思う。
目撃者は消すというのがルールなら、どこにいても危険なことは変わらない。
それよりはちゃんと守る力のあるほうがずっと安全だから」
……やはり、そうなるのだろう。
言峰神父が言っていたことではあったが、冷静に考えるならそれが正しい。
だがそのあとは、言峰とはまた少し違う話になった。
「そして出来るなら、まだランサーに知られていないアーチャー達の方がいい」
「―――うちの場所を知らない奴なんていないでしょうけど。
衛宮君より私の方っていうのは、まあ妥当だと思うわ。外敵への備えは万全だし」
そこのモグリは管理者(セカンドオーナー)を知らなかったけど、なんて嫌な視線を向けつつ、遠坂が提案に頷く。
「と……遠坂、いいのか?」
「別にいいわよ。
綺礼も言ってたでしょ、最後まで守り抜くのと聖杯を手に入れるのは同じだって。
どうせ私達が最後まで勝ち抜くんだからついでよ」
なんだかとても漢らしく引き受けてくれた。
後ろのアーチャーも口を挟まないところを見ると、異論は無いようだ。
「氷室さんも、それでいいかしら?」
「……まあ、反対する程の理由はないな」
「じゃあ決まりね。さっさと帰りましょ」
遠坂に先を促され、俺たちは教会を後にした。
488
:
Fate/testarossa
◆JtheEeHibM
:2007/11/12(月) 12:07:21
四人で坂を下りていく。
前方では遠坂と氷室が今後の打ち合わせをしている。
「しかし、遠坂嬢の家に泊まるのか」
「? 何か問題でもあるの?」
「いや、友人にどう言うべきか思案してみただけだ」
「気にすることないと思うけど」
「まあ、そうなのだが………む、そうだった」
坂道を下りきり、そこで氷室が足を止めた。
この先は単純な分かれ道だ。
それぞれ、新都の駅前に続く大通りと、深山町に繋がる大橋に続いている。
「すまないが、少しマンションまで寄ってはくれないか?
着替えを取りに行きたいのだが」
振り返り、氷室が提案してくる。
確かに、氷室は学校からずっと制服のままだ。
巻き込まれてから休む間が無かったのだから当然なのだが、このまま着の身着のままで行動を続けるのも大変だろう。
「昼間のうちに動いたほうがいいでしょ? 明日になさい」
だがその提案は、遠坂によってにべも無く一蹴された。
「そうは言うがな」
「心配しなくても着替えぐらい貸すわよ」
「貸してくれることはいいのだが……いや、気にするまい」
まだ何か言いたそうではあったが、氷室はその話題を切り上げてしまった。
いったい何だったのだろう?
「なら行くわよ。
新都に来たついでに探し物をしたかったけど、そうも言ってられないし」
くるりと先に向き直り、歩を進める遠坂。
―――だが。
「――――」
あまりの唐突さで、その足はピタリと止まってしまった。
「……遠坂?」
彼女は先を見たまま動かない。
目をやると―――そこには。
【Desolation Giant】:白い少女と、巌の如くそびえ立つ、異形の大男がいた。
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
489
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 12:32:48
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
490
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 13:18:08
【Desolation Giant】:白い少女と、巌の如くそびえ立つ、異形の大男がいた
491
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 13:40:03
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
492
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 14:11:49
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
遠坂似のあの娘のとこっぽいし
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
色々と修羅場の匂いがするぜ……
493
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 14:37:43
�供ПΔ悄別嫐椶亮躾諭�
パワーアップフラグと見た。
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
Zeroのバーサーカー?
494
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 14:42:18
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
495
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 15:09:56
�供ПΔ悄別嫐椶亮躾諭�
496
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 16:28:50
�機Ш犬悄淵吋舛陛ニ澄�
【Marauding Knight】:白い少女と、月夜にあってなお昏い、黒い甲冑の騎士がいた。
黒セイバーに期待age。
497
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/12(月) 17:28:01
択:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
穏やかなロンドンの午後だった。俺はルヴィアの屋敷でいつも通り、執事として働かせてもらっている。今はとあるパーティーに招待された彼女に代わって、辞退する旨を代筆していた。
手紙の代筆や屋敷の管理、金銭の扱いなど、執事は意外と書類仕事も多い。特に俺の場合、ルヴィアの実家や協会関連などとのやり取りから自然に多くなる裏の仕事を回せるというので、重宝されている分尚更だった。
だからある日の事、ルヴィアに机を貸してほしいと頼んだところ、小さいながらも部屋を一つ用意されてしまった。高々一人のアルバイトに対する破格の待遇に、俺は心底感謝したものだ。机が一つと小振りの本棚しかないけど、日当たりがよくて気に入ってる。
しかも中でつながっている隣室には、なんと仮眠室まである始末。最初にドアを開けたときは呆然としたものだ。いいのかルヴィア、俺なんかにこんな待遇あたえちゃって何考えてるんだ、と隣でクスクス笑っていた彼女に尋ねてみたけど、お気になさらずにと微笑むだけだった。
まあ、その仮眠室こそが最大の贈り物にして曲者だったのだけど。
残った書類仕事も後半分というところで、ぶらりとルヴィアが訪ねてきた。別にそれほど珍しい事じゃない。むしろよくある日常だった。雇い主が顔を見せたところで俺は挨拶するぐらいで仕事を続けるし、彼女の方もそれを眺めながら何かを伝えたりあるいは何もせずにくつろいだり。時にはこの部屋で魔術の文献を読みふける事もある。正直、それは自分の部屋や工房でやればいいとも思うけど、ルヴィアががそれで落ち着けるなら、俺はなにもいう事はない。
今日のルヴィアは珍しいドレスを纏っていた。仕立て上げたばかりだろうか、俺の記憶にない形だ。全体として蒼く、ルヴィアにしては大胆に、胸元が大きく開いている。やっぱりあれも袖が外れたりするんだろうか。するんだろうなぁ。
それにあの胸元。ただでさえ大きな胸が、柔らかい谷間がこぼれんばかりに露出して強調されてる。それがあまりにも似合いすぎて、魅力を引き出しすぎて逆に困る。自分がどれだけ男達の視線を引き寄せるか、ちょっとぐらい意識してくれてもいいんじゃないか? ここは執事として注意すべきか。あるいは男として似合ってると褒めるべきか。
そうやって仕事をしながらルヴィアを観察してると、彼女が挙動不審な事に気がついた。
ルヴィアの目が、普段あれだけ堂々とした瞳が、そわそわと落ち着かずに泳いでいる。何故か意味もないのに俺の名前を呼んでみたり、仕事している周りをうろついたり、さらには部屋の隅からパイプ椅子を持ち出して隣に座ってみたり。どうしたんだって聞いてみても、何でもありませんと首を振るばかり。それでも、何かを言いたそうに沈黙している。
「シェロ? 私には魅力がありませんか?」
挙げ句、そんな事を呟きつつ落ち込んでしまった。
「本当にどうしたんだ、ルヴィア? 何か相談したいのなら遠慮なくいってくれていいぞ。幸い、ここには俺とルヴィアの二人しかいないから誰かに話を聞かれる心配もないし」
「ええ、二人っきりですからこそ、その……」
じっと、何かを求めるようなルヴィアの視線。だけど俺には分からなくて。
「ルヴィア?」
「―――っ!」
分からないから聞こうとしたのに、物凄い勢いでそっぽを向かれた。あんなに顔を赤くしてるし、もしかしてルヴィア、怒ってる?
498
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/12(月) 17:29:09
「……もしかして、気付いてやってますか?」
「なにがさ」
憎らしそうに上目遣いで睨むルヴィア。恥ずかしそうに頬を染めて、ちらちらと仮眠室へのドアを盗み見る。困った、本気で分からない。ひょっとして眠いのか? それとも具合が悪いのか? だったらこんなところで寝ないでルヴィアの寝室まで抱えていこうかお嬢様、と申し出ても、ルヴィアは赤面したきり答えない。
ちなみに、先からルヴィアが気にしている仮眠室は、それほど広くもないが狭苦しくもない程度。最初この部屋を与えられて純粋に喜び、ルヴィアに感謝しつつより一層仕事に励む事を誓ったのが懐かしい。
しかし、どういう事だろう。内装のほとんどがルヴィアの好みに侵食されていき、ベッドからテーブル、壁にかかっている絵画まで、あっという間に彼女の趣味にあわせられていた。まあ、別にそれくらいは屋敷の主人なんだから構わないけど、私物まで持ち込んだらルヴィアの部屋が寂しくならないか、と尋ねたところ、では二人の共用という事にいたしましょう、とそれはもう嬉しそうに微笑まれた。
つまりそういう事だ。
侵食はとくにベッドの周りが著しい。天蓋付きの豪華なそれを彩るのは、可愛らしいレースで縁取りされたクッションに、それはもうフカフカな、あるいは固くて頑丈なぬいぐるみの数々。脇にある小さな戸棚には、以前からルヴィア愛用だった小さなポットと、どこからともなく調達してきた白磁のカップ、ペアセット。それぞれ蒼と赤銅のラインがアクセントなり。
とどめにこの部屋は一階だが、二階にあるルヴィアの寝室の真下に位置している。もちろん天井には抜け穴があり、その存在を守る結界の解除キーを知るものは、世界中で俺とルヴィアの二人だけ。
つまりあの部屋は、ルヴィアにとって本当の意味でのプライベートな空間、すなわち聖域になっている。そこにいるとき、彼女は思う存分少女に戻り、心行くまで女になれる。
―――あ、ひょっとして。そういう用事だったりいたしますか?
「ルヴィア、まさか」
「ふんっ! もういいですわ」
気付くのが遅かったのが気に入らないのか、無意識に焦らしてしまったのがまずかったのか、ルヴィアはすっかり拗ねてしまった。話し掛けても振り向いてくれない。しまった。この拗ね拗ねモードに入ったら厄介だぞ。
まず第一に空気が痛い。気まずさだけで押し潰されそう。直情的に怒ってくれた場合ならまだましだけど、悲しみと不満を纏われたら俺は耐えられない。さらにやばい事にここはルヴィアの屋敷でしかも二人っきりだから逃げ道がどこにもない。まさか早退するわけにもいかないからなぁ。
「なあ、ルヴィア……」
「話しかけないで下さいませ!」
そういいながらも俺の隣から動こうとしないお嬢様。というか話しかければ怒るけど構ってやらないともっと怒るというのは理不尽の無限地獄ではなかろうか。
「ごめん」
椅子から立ち上がり、なだめるように後ろから肩に手を置いた。
「触らないで下さいませ」
だけど、ルヴィアは身体をよじって振りほどく。その瞳には怒りの欠片が滲んできた。
「慌てて体を触って誤摩化そうなんて、私、そんなに安い女に見えまして?」
俺を睨む視線が鋭く痛い。痛い上に怖い。なんだか、足掻けば足掻くほど薮蛇だ。そうこうするうちにルヴィアの瞳は潤んで今にも泣きそうになって、やばいぞ衛宮士郎どうしよう?
選:優しくなだめる。
択:激しく襲いかかる。
肢:あえて分からないふりをする。
499
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 18:21:31
択:激しく襲いかかる。
500
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 18:30:30
肢:あえて分からないふりをする。
501
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 18:48:36
選:優しくなだめる。
502
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 19:02:32
選:優しくなだめる。
503
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 19:10:06
択:激しく襲いかかる。
504
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 19:11:18
肢:あえて分からないふりをする。
505
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 19:17:43
選:優しくなだめる。
506
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 19:45:17
択:激しく襲いかかる。
507
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 20:02:48
択:激しく襲いかかる。
508
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 20:12:40
選:優しくなだめる。
509
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 20:28:57
肢:あえて分からないふりをする。
残りの二つはリーチが掛かってるんだな。
510
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 21:10:59
肢:あえて分からないふりをする。
511
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 21:21:41
択:優しくなだめる。
512
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 21:22:38
ヤベ、間違えた
選:優しくなだめる。
513
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 22:07:19
ん〜?
選で決定、か?
514
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 22:09:57
エロ絡みになると、みんな大真面目に投票してる気がするw
俺とか。
515
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/12(月) 23:41:42
そういえば、ここって新作とか初めての人が出すにはどうすればいい?
516
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 00:07:30
これといった決まりはなかったハズ。
適当にSSのあらすじを宣言してみては?
517
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/11/13(火) 00:18:49
「……っ、ここは、教会!?」
扉の向こう側、そこは……教会、だった。
月明かりの中に浮かび上がるのは、見覚えのある礼拝堂……ついでに、聞き覚えのある音色。
どうやら、現実世界のほうに戻ってきてしまったらしい。
俺がnのフィールドを彷徨っている間に、随分時間が経っていたみたいだ。
正確な時間はわからないが、月明かりが出ていることを考えると、陽が沈んだばかりってわけじゃなさそうだ。
……いや、そんなことを考えている場合じゃない!
「入るぞ、カレン!」
ノックしている暇はない……そもそも、扉を開けておいてからノックするのも間抜けな話だ。
中にいるのが誰かはわかっているので、断りを入れてから教会の中に足を踏み入れる。
……灯り一つついていない礼拝堂の中は、しかし意外にも暗くない。
陽は落ちてしまっているが、天窓から差し込む月明かりは、充分なほどに礼拝堂の中を照らしている。
その中で、神を讃えるオルガンの音色が、ゆっくりと終わりを告げる。
大掛かりな装置のついたオルガン……その前に座る少女は、最後の鍵盤からそっと指を離すと、ようやくこちらへ顔を向けてくれた。
「こんばんは、衛宮士郎。
このような夜更けに、貴方がここに来るとは思いませんでした」
少女……カレン=オルテンシアは、そう言って音も無く会釈した。
修道衣から覗く素肌には、相変わらず真っ白な包帯が見え隠れしている。
その白さが、薄暗い月光の下では、いやに目だって見えてしまう。
「ああ、俺も教会に来るつもりじゃ……」
無かった、と続けようとして……俺は、言葉を失った。
礼拝堂の中、目に止まったある物に釘付けになったのだ。
「……そうですね。
貴方は進んでこの場所に来ることはない。
貴方がここに来るということは、必ず何か意味があるのですから」
カレンの立つ場所の隣、天窓から差し込む月明かりに照らし出された祭壇。
その手前の床に散らばった、夥しい数の黒い羽根。
……黒い、羽根。
「カレ、ン……一つ、聞きたいんだが……」
「聞くまでも無いでしょう。
貴方が来るとは思わなかったけれど、貴方が来た理由はわかりますから」
俺が質問を口にするまでも無く。
カレンは、横目で祭壇を見ると、いともあっさりと告げた。
「……あの人形は、貴方と関係あるのでしょう?」
「――――っ!?」
どくん、と心臓が大きく高鳴る。
あれは、あれは、もしかして……!!
よろめくように、一歩近寄る。
黒い羽根は、床から祭壇へと続いている。
一歩近寄る。
駆け寄りたいはずなのに、両足がやけに重たい。
一歩近寄る。
祭壇の上に、何かが乗せられているのが見えた。
一歩近寄る。
背中に噴出した冷や汗が気持ち悪い。
一歩近寄る。
祭壇に乗せられたソレは、ピクリとも動かない。
一歩近寄る。
祭壇に続く段差に足をかけた。
一歩近寄る。
カレンがこちらを見ているが、今はそれに構っていられない。
一歩近寄る。
ゆっくりと祭壇に手を置き、真上から覗き込んだ。
「……………………水、銀燈?」
518
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/11/13(火) 00:19:50
ソレを間近で見た途端、俺の全身から血の気が失せた。
力なく仰向けに投げ出された身体。
かぎ裂きにされた漆黒のドレス。
乱れるままに散らばった長い髪。
半ばから先が無い右腕。
そして……片方を失った黒翼。
……身体の一部を欠損した水銀燈は、静かに祭壇の上に横たわっていた。
「……そんな……まさか……」
死んで、いるのか……?
無意識に、水銀燈へ手を伸ばして……その薬指に嵌められた、薔薇の指輪の存在を思い出した。
薔薇乙女《ローゼンメイデン》との契約が破棄されない限り、ミーディアムから離れない契約の指輪。
それがまだ、こうしてあるということは……。
「生きてる、ってことか……良かった」
その結論に、思わず安堵の溜息をついて――。
「そうですね。人形が生きているという概念が、正しいのかどうかはわかりませんが。
少なくとも、死んでいるわけではないのでしょう」
直後に、後ろから語りかけてくる、修道女の言葉に。
「ですが、衛宮士郎。
ただ生きているだけ、それは死ぬよりも残酷なこと。
そしてそれは、貴方が招いた結果でもあるのですよ」
俺は、自分が呟いた言葉を死ぬほど後悔した。
良かった?
今、良かったって言ったのか、俺は?
水銀燈がこんなに傷ついているのに……何が良かったって言ったんだ?
「…………っ!!!!」
全身に、血の気の代わりに駆け巡るものがある。
それは、激しい自己嫌悪。
……水銀燈がこんな酷い目に遭っている間、俺は一体何をしていたんだ!?
一緒に戦うと、そう言ったのはどの口だ!?
真紅と交わしたあの約束は、なんだったんだ!?
――あの子を……水銀燈を助けてあげて。
それは私にはもう出来ないこと……士郎にしか、頼めないことなのだわ。
あの時、俺は大丈夫、と答えた。
大丈夫だ、やれるだけはやってみる、と答えたんだ!
それなのに……それ、なのにっ……!!
「……、っ」
水銀燈の背中に手を回し、抱き上げる。
肘から先の無い右腕が、バランスを悪くしていたが……構わない。
割れ物を扱うように――生まれたての赤子を抱くように――優しく、優しく両腕で支える。
腕の中の水銀燈は、とても軽かった。
「ゴメン……真紅……。
ゴメン……水銀燈……ゴメンな……」
α:カレンに聞きたい事がある。
β:水銀燈とともに家に帰る。
519
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 00:25:24
β:水銀燈とともに家に帰る。
少年よ、リベンジの時を待つのだ。
520
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 00:33:04
α:カレンに聞きたい事がある。
521
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 01:36:33
β:水銀燈とともに家に帰る。
522
:
◆M14FoGRRQI
:2007/11/13(火) 01:36:57
α:カレンに聞きたい事がある。
523
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/13(火) 01:40:09
>>515
よっしゃ、わたしが515さんの為に新連載の例を書いちゃる。
まずはこーやって名前欄にタイトルとコテをつけてーの、
そんで、「新連載です、4649!!」と断りを入れてから本文を書きーの、
1994年冬、誰も何も得る事が無く第四次聖杯戦争は終結した。
子供達が親を失った。親達が子供を失った。
冬木の美しい街並みと静かな夜更けも失われた。
僕達も例外ではない。結局誰も聖杯で願いを叶える事ができずに、皆失ってばかりだった。
それは人によって夢だったり家族だったり自分の命だったり。
僕が失ったのは二人の師。
ロード・エルメロイ。僕の思想を根底から否定した鼻持ちならない天才魔術師。
■■■■■■。僕の従者だったくせに最後までちゃんと従わなかったはた迷惑な奴。
僕の僕としての存在意義は彼らに憎まれ口を叩く事で保たれていた事、その事実に
気付けたのは全てが終わってからだった。
「とりあえず、帰るか」
あの大事件によって聖杯戦争が締めくくられてからはや10日。
既に空港前までの電車は定刻から遅れながらも運行している。
僕はその日住み込み先の人達に別れを告げてから始発の電車に乗った。
ロンドンに帰ったところで何かやりたい事があるわけじゃないけど、生き残った者と
しては今回の件を報告しなくちゃならない。
僕は電車が空港に着くまでの間、協会のお偉いさんへの言い訳の文面を
ずっと考えていた。
これは、僕がロード・エルメロイ二世と呼ばれるようになるまでの物語。
(登場人物紹介1:僕)
本名不明。ロード・エルメロイ二世の十年前の姿。
公式に設定が無い為、作者の妄想で色々と補完してみた。
身長は現在より30cmも低く、髪型はおかっぱ、第四次聖杯戦争のマスターの一人だが
初代ロード・エルメロイとは共闘せず、寧ろ反目していたという設定。
うむ、読者の皆からの「もはや別人じゃねーか!!」というツッコミがモニター越し
にも聞こえてきそうだ。
【選ぶメロイ】最後に選択肢もちゃんと用意してーので、どう、参考になったかなー?
白熊カオス:参考になった。
初音ミク:参考にならなかった。
はちゅねみく:むしろ、これを新連載として書け◆M14FoGRRQI。
524
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 03:26:06
β:水銀燈とともに家に帰る。
白熊カオス:参考になった。
525
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 04:08:29
α
526
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 05:28:02
β:水銀燈とともに家に帰る。
527
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 05:31:26
α:カレンに聞きたい事がある。
心情的には急いで帰宅したいところだけど
ここで少しでも情報収集しておかないと後でマズイことになりそうなので
528
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 05:39:40
α
はちゅねみく
確認なんだが、とても気持のいいFateは 択:激しく襲いかかる。 だよな?
シンボルは 択 が5つ出たわけだし。
529
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 06:57:13
>>523
白熊カオス:参考になった。
ありがとうございます。早速やってみます!!!
530
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 09:46:21
β:水銀燈とともに家に帰る。
531
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 09:51:34
α:カレンに聞きたい事がある。
とりあえず情報収集だろ
532
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 10:25:48
>>530
>>531
520、522、525、527、528の五票でαに決定済みだよ
533
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 10:50:13
>>528
投稿時間を考えたら
>>511
と
>>512
は同一人物だろうから
コメントの内容を考慮して『選』で決定にした方が良いような気はするな。
まあ、こういう場合は作者の判断に任せれば良いんじゃね?
534
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 11:01:39
はちゅねみく:むしろ、これを新連載として書け◆M14FoGRRQI。
書く気満々じゃねーかw
>>528
>>501
,
>>502
,
>>505
,
>>508
,
>>511
だから選じゃないか?
>>511
が選の間違いなのは明白だし。
535
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/13(火) 19:25:39
作者だけど、この場合は「選:優しくなだめる。」でよくない?
あきらかに同一人物でしょ、
>>511
と
>>512
は。
というわけで続き書き始めちゃうから、異論がある人はお早めに。
あと一つお尋ねしたい。
ぶっちゃけ、この作品にネタ選択肢って必要?
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい。
択:それより多彩なシチュエーションキボンヌ。
536
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/11/13(火) 19:28:10
起:一号が仁王立ちしていた。
なんと見事な青筋だろうか。ピクピクと芋虫みたいに、額をのたうち回っていらっしゃられる。しかも飼い主は極上の笑顔と来た日には、扉を閉めちゃいそうだ。っていうか閉めたしね。だっておっかねぇよ。
しかしここで引き下がっては、寝床を確保出来なくなってしまう。勇気を出して、もう一度この魔王の部屋へと乗り込もう。いざ行かん。平和を(主に僕の)乱す悪鬼羅刹を打ち倒そうでわないか!
――――――――――痛いよぅ。
僕に有ったのは、勇気ではなく無謀だったようです。扉を開いた瞬間、拳が空を切り裂き飛来しました。反応なんてする暇ないよ。人間の反応能力の限界を遥か後方に置き去りじゃね? ってくらいの右ストレート。殴られたのが自分でなければ誉め讃えちゃうよ。殴る瞬間、キャストオフしたんじゃないかと疑いたくなるね。目にも止まらぬ……いや、あれは『目にも映らぬ速さ』ってヤツだね。おかげで日本人にしては比較的高めの鼻が潰れてしまったのではないだろうか?
二つの穴に詰められたティッシュをとっても血は垂れてこない。ようやく止まったか……。しっかし驚いたね。鼻からボタボタ血が垂れるんだもん。いや、あれは垂れるなんて生易しいものじゃなかったね。もう溢れ出るって感じ? 骨が逝ってるんじゃないかと心配だ。
なのに魔王は、僕の鼻をワンパンでKOしておいて『床が血で汚れるじゃない、この馬鹿。はやく止めなさいよ』ときたもんだ。アレだね。コイツには人間の心ってモノがないんだ。メガノイドも裸足で平伏しちゃうね。もう逃げる事もできないって感じ? 犬畜生なら、速攻で腹を見せてるよ。
「――全く。こんな時間までどこほっつき歩いてたのよ。逃げ出したのかとおもったじゃない」
537
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/11/13(火) 19:31:55
ここが見知らぬ異世界じゃなければ確実に逃げ出してるね。こいつの側は、某北の国と同じだ。武力コブシによる圧政。恐怖による支配。
「あんたが生きてたら新しい使い魔と契約も出来ないんだからね。あんたを探し出して殺すなんて面倒な手間かけさせないでね?」
ナンデスカ? つまり逃げ出す=死刑って事ですか? まさに『あるくきたのくに』じゃないか。いや、北国なら政治犯として収容所送りだが、コイツは即死刑。サーチ&デストロイ。北国よりもおっかねぇじゃん。
「――それで一体何やってたのよ、この駄犬。あっ、今の無し。あんたと一緒にしたら、犬が可哀想すぎるわよね。う〜ん……なら蛆虫がいいわねっ。なんかぴったりじゃない? 雰囲気的に。で、何しに部屋を抜け出したのよ、蛆」
なんで食事をとりに、部屋を抜け出しただけで蛆呼ばわりされなくちゃいけないんだろう。
「お腹が空いてたんですぅ」
それでも尚、逆らえない自分が悲しいね。
「自業自得よ。御主人様にさからったらどうなるか、これでわかったでしょ? 使い魔は御主人様無しじゃ生きていけないんだって事。あんた一人じゃ衣食住、どれ一つ満足に出来ないのよ。」
悔しいけど感じちゃ……じゃなくて、悔しいけどその通りなんだよね。ここを追い出されたりしたら、生きていくのも難しいだろう。公園でサバイバル生活してる人達も真っ青だね。
「これに懲りたら、御主人様に逆らわないことよ。次は食事抜きなんて甘い罰じゃ済まないんだからね」
でもそんなの関係ねぇ。今、僕は眠いんだ。お腹一杯になったら眠くなるのは古今東西老若男女問わない世界の常識。
うだうだと長ったらしい説教なんて聞いてられないね。一号のこうるさい説教を右から左へと聞き流し、柔らかそうなベットへと倒れ込む。
へぇ、なかなか良い物をつかってるじゃんか。僕が使ってるベットにも引けをとらないかもね。
あっと言う間に、心地よい眠気が訪れる。自分が思っていた以上に疲労が溜まってたみたいだ。――――目が覚めたら、この悪夢が覚めてればいいのに……
起:僕達の闘いはまだまだ終わらない。思わず永眠しちゃいそうな一撃で眠気は墓場へ……
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
起きたら隣に一号が寝ている――なん…だと……
538
:
ゼロの慎二
◆mkWK7X3DHc
:2007/11/13(火) 19:35:04
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい
ネタは好きですw
539
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 19:40:25
>>535
今回の場合は、選で良いかと。
仰る通り、
>>511
と
>>512
は同じ人でしょうし。
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい。
選択肢はこちらで。
時々で良いからネタ選択肢を入れてくれると、読んでて楽しいので。
540
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 19:42:02
起:僕達の闘いはまだまだ終わらない。思わず永眠しちゃいそうな一撃で眠気は墓場へ……
541
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 20:10:54
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
起きたら隣に一号が寝ている――なん…だと……
これはいい、キュルケのサラマンダーブレスフラグですね!これで!
542
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 20:37:28
>>535
択に一票。
どうせネタ選択肢よりもエロ選択肢が選ばれるんだから
ネタよりも様々なシチュエーション用意してくれる方が良い。
543
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 21:36:07
択:それより多彩なシチュエーションキボンヌ。
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
起きたら隣に一号が寝ている――なん…だと……
544
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 21:39:12
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
起きたら隣に一号が寝ている――なん…だと……
さあ逝け慎二、君の前には絶望しかない!(のか?)
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい。
使われるかどうかは分からないけどネタは大好きだ。
この作者さんならネタも良さそうだし。
545
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 22:07:22
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
546
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/13(火) 22:34:00
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい。
起:僕達の闘いはまだまだ終わらない。思わず永眠しちゃいそうな一撃で眠気は墓場へ……
547
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 01:03:57
眠;――疲れたよ、パト○ッシュ……なんだかとても眠いんだ……
起きたら隣に一号が寝ている――なん…だと……
選:今後もネタ選択肢に挑み続けたい。
548
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/14(水) 01:19:41
優しくなだめる
そうだ。大切なのは俺自身じゃない。ルヴィアを悲しませてしまったんだ。何よりもそれを償わないと。気まずい、なんて事情は些末だし、都合よく押し倒すのは論外だ。この女性を傷つける事のほうが、遥かに衛宮士郎にとって重いのだから。
「ごめん。悪かったよルヴィア、気がつかなくて」
「……知りません」
誠心誠意謝っても、ルヴィアはぷいっと顔をそらす。声には相変わらず怒りが滲んでいて、機嫌がよくなる徴候はない。唯一救いといえるのは、彼女がこの部屋にいてくれる事だけだった。
それでも、俺は少し安心した。
こうやって拗ねる事も、素直な怒りをぶつける事も、彼女にとって甘えの一環だと気付いたから。少しまで前の遠坂と同じだ。きっと、幼い頃から颯爽と輝かしく生きてきた分、こういった行為に飢えているのだろう。こんなところまで二人は似ている。その幼さが愛しくて、未熟な俺でも二人の力になれる事が嬉しすぎて、いつの間にか、この一時に感謝すら抱いていた。
心のままに拗ねて、甘えられる相手がいる事はいい事だ。素直な自分を表に出せる事は幸福だろう。それを受け止めてくれる家族の価値を、俺は痛いほど知っている。衛宮士郎には長い間、姉でいてくれた女性がいたから。
強くて煌びやかなだけの人生はきっと悲しい。誰だって人間なら当たり前だけど、たまには羽を休めないと疲れてしまう。まあ、遠坂とルヴィアにとっては俺なんかが相手じゃ不満だらけだろうけど、それでも一生懸命やっているんだ。できれば、もうしばらく俺の幸福につきあってくれないか。
勝手な喜びを噛み締めつつ、ポンと頭の上に手の平を置いた。
「あ……」
そのままよしよしと撫でてみる。しっとりしてさらさらな金の髪がシルクのようだ。頭の丸みが面白い。ルヴィアも、今度はなぜか振り払わず、俺の好きにさせてくれた。
「ほらルヴィア、いつまでも聞き分けないのは可愛くないぞ」
自然に、優しい声がでた。将来、もしも娘ができたなら、父親としてこんな想いを抱くのだろうか。俺よりずっとしっかりした女性に対して失礼だとは思うけど。
「悪かったですね、どうせ私は可愛くなんてありませんわよ」
気がつけば、ルヴィアの声色も少し和らいでいる。それでもしっかり拗ねているのは、流石と褒めるべきか手強いと感心すべきだろうか。
「そっか」
「そうですわ……」
「だけどルヴィアは可愛いぞ。可愛くないルヴィアだって凄く可愛い」
我ながら無茶苦茶な事をいっている。しかし本心だから仕方ない。知らず、頭を撫でる手に力がこもる。愛情をルヴィアに伝えるように。本心を曝け出してしまえる為に。
「……………………」
その想いが少しは届いたのか。しばらく俯いたままだったルヴィアは、やがてぽつりと呟いた。
「あなたの、シェロの言葉なんて信用できませんわ」
「なら、どうすればいい?」
「……態度で示して下さいませ」
プイッと、わざとらしく背中を向けるルヴィア。あやうく吹き出すところだった。きっと拒絶してるふりのつもりなんだろう。白すぎる肌では染まった頬なんて誤摩化せないけど。ちらちらと後ろを気にしているのはバレバレだけど。
だけど、意地悪する理由も余裕もない。
その仕種の可愛さに、一瞬で降参して抱き締めた。本能のままに優しく、愛しさにまかせて激しく。腕の中の身体は暖かくて華奢で。ルヴィアゼリッタという少女の存在をあるがままに感じさせてくれている。
「もっと、ぎゅっと……」
強く、全力をもって強く、力を込めて要望に応える。きっと痛いだろうに、苦しいだろうに、それでも満足そうな吐息をもらして、ルヴィアは俺を許してくれた。
「そのドレス、似合ってるよ」
「遅いですわ、もう……」
549
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/14(水) 01:20:43
そしてようやく、すっかり機嫌を直したルヴィアは、呆れるぐらいにくっついてきた。隣に座って残った書類仕事を手伝ってくれるのは嬉しいのだけど、肩に寄り掛かられては集中できない。だって俺も男だし。
「なあ、ルヴィア。早く残った仕事を終わらせたいんだけどさ」
「でしたらこのまま続けなさいな」
「せめて少し離れてくれ……」
「我慢なさいませ。当家の優秀な執事が、これ位で弱音を吐いてどうしますか」
うっとり、ご満悦な表情のお嬢様。そのまま肩に頬を擦り付けてきた。女性のいい匂いが鼻孔をくすぐる。そこでつい、終わるまで我慢してくれないか、と振り向いたのが悪かった。今のルヴィアは新しい、胸の開いたドレスを着ているわけで。絶好の角度から見える魅惑の谷間に、不覚にも釘付けになってしまった。
「……もう」
恥ずかしそうに腕で隠すのは反則だ。押されて潰れて寄せられた柔らかな二つの丘が、かえって強調されてしまうから。
「わ、悪いっ!」
あわてて視線を書類に戻し、誘惑の記憶を振り払おうと努力する。鼓動が驚くほど激しかった。ゆっくり、深呼吸をして落ち着かせる。
「ほら、シェロったらこんなところで手を止めないで」
手の平を、ペンをもつ手にそっと重ねられて、続きを促された。優しい体温が伝わってくる。心臓も大分落ち着いてくれた。なら、これくらいはいいかなと頭を寄せて口付けをねだると、ご褒美は後でと人指し指で押さえられて拒まれた。
「だって、その方がお互いに楽しめますでしょう?」
「ずるいぞ、ルヴィア。自分だけ楽しんでおいてその台詞は」
「でしたら……、そうですね」
俺の唇に触れたその指を、自分でくわえて微笑むルヴィア。
「ん、シェロの味」
無邪気に、嬉しそうにルヴィアが目を細める。なんて気恥ずかしい遊びを考え付くのだろう、このお嬢様は。無垢な童女のような瞳のまま、娼婦の様な誘惑をしてくる。
「ルヴィア。俺も―――」
誘われるまま、柔らかい唇を目指して人指し指を近付ける。想いもよらない悪戯が待ち受けているとは想像もせずに。
唇に触れた指はくわえられ、暖かい口の中に迎えられた。潤いに満ちた舌で愛撫され、目を細めたルヴィアに吸い付かれる。最早人指し指は逃げられない。歯で甘噛みされて暴れないように、手首に手を添えて離さないように、ルヴィアに捕まってしまったから。
俺は、妖艶な蜘蛛に捕らわれた羽虫の様な、それなのに小鳥に餌をやる親鳥のような、この上なく矛盾しつつも楽しい心境になった。指だけがルヴィアの口の中で快楽を得ている。そのささやかさがくすぐったくて、ちっぽけな甘さが純粋に楽しい。
たっぷり五分ほど弄ばれて、ようやく指は解放される。うっとりと、ルヴィアの顔が染まっていた。とろんと蕩けた茶色の瞳が、彼女の想いを語っている。指が離れる時にかかった一筋のアーチが、何故か恥ずかしくてたまらなかった。
すっかり唾液に濡れた俺の指を、ルヴィアはどうして欲しいのか。それは考えるまでもない。普通にキスするよりも恥ずかしかったけど、期待するように見上げる彼女の視線に、誰が打ち勝つ事ができただろう。指はルヴィアの味がした。
「これ以上は、終わってからにしましょう、シェロ?」
恥ずかしそうに耳打ちするルヴィアが可愛かった。
二人がその気になれば後は簡単だった。優秀すぎるルヴィアが協力してくれるというのだ。効率は俺一人のときとは比べ物にならず、二人とも楽しみながら進めれば尚更早い。あっという間に残った仕事を消化した俺は、ルヴィアを抱き上げて隣へ向かった。
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
択:服を脱がせて可愛がる。
肢:もちろん桃電で対戦だ。
550
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 01:51:28
肢:もちろん桃電で対戦だ。
ボンビー、徳政令カード出せよー
551
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 02:00:36
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
服を脱がせるコスプレものAVとかエロゲとか最悪だよね
552
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 02:29:45
選。
肢も捨てがたいが・・・悔しいけど、僕は男なんだな。
553
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 02:53:40
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
着衣は常識だよな。
554
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/14(水) 04:19:59
エルメロイ物語ははちゅねみくに投票。
これで今のところ、2.0.3でまだ未定ですな。
ゼロは眠で決定のようですな
気持ちの良いのは……半脱ぎが無いと申すか。
こう、腕とか足とかだけ残してと言うのが個人的に以下略
ならば着せたままと言うことで選に投票させていただこう。
555
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/14(水) 04:24:12
まともに相手をせず、その場を逃げ去ることに全力を尽くす方が賢明だ。
そう、悪寒の正体はこの相手ではない。
ならば、ここは突破するのみ。
ガードレール脇に立てられた道路標識、その柱を握り、そのまま道路標識を引き抜く。
その行動に、敵が息を飲むのが分かる。
だが最早遅い。
振り払う一撃を後方に跳んで回避するが、その表情は険しく、失策を思い知ったようであった。
その隙にアクセルを全開にし、急発進する。
再びタイヤが白煙を上げ、グリップが戻るまでは半秒以上の時間を要する。
返す一撃で引き抜いた標識を投げつけ、それと同時にタイヤがグリップを取り戻す。
最小の半径で方向を戻し、再び矢のような軌道に戻る。
あの程度の足止めでどの程度の効果があるかといえば、殆ど無い。
これまでの経緯からライダーがそう判断したのは当然で、握り直した釘剣に力を込め、周囲を警戒したのは当然のことだった。
だがそれだけ、周囲に敵の気配はなく、追ってくる様子もない。
それを訝しむが、敵の事情など知り得るはずもなく、逃げるという選択肢で敵の策を潰したのだと言うことなど、彼女が知る由もなかった。
シャリフは先程の敵ライダーと再び対峙していた。
無論その対峙が静寂を生むなどという事はなく、けたたましいエキゾーストとタイヤの上げる悲鳴が夜気を裂き、同時に銃口から放たれたマズルフラッシュが両者の姿を彩る。
シャリフの握るM10のマズルフラッシュがバイオハザードシンボルを象っているのを、『敵ライダー』はどう見たのか、ロクな回避行動すら行わず、彼の額を貫くはずの銃弾を空中に一瞬だけ停止させた。
片手でピストルグリップを握り、もう片方の手は高速域のバイクを操作していたにも関わらず、である。
その銃弾は滑るようにそのまま脇へ逸れて後方に消える。
シャリフは、その光景に驚愕するよりも納得していた。
古めかしいとさえ思える程に使い込まれた拘束衣と口元の金属製の猿轡、それに対する狂気と呼べるような改造を施されたバイクや武装とのアンバランスさ、そして何よりも本人が発する異端の空気は、凡そ彼女の生きた時代の存在ではない。
仮にであるが、『ならば目前の存在は何か』と問われたならば、彼女は同種と答えただろう。
「本物の吸血鬼、ね」
シャリフが僅かに口元を動かし呟く。
なるほど人外であるならば人外の能力を持っていても何の不思議もないのだと考えたのだ。
彼女はかつて吸血鬼と称された存在の一人である。
異常な身体能力と体力、長く伸びた犬歯、一部ではあったが光に弱い者も存在した。
だが彼女自身は太陽光に当たろうと問題なく行動できた――むしろ彼女は暗闇の方にこそ弱かった――し、生者から血を吸う事もなかった。
だが、そういった超常の存在が目の前に居るという事実を前に思うのだ。
『ここもまた、理解を超えた世界なのだ』と。
シャリフは弾丸の切れた短機関銃を投げ捨て、肩口に手を当て、離す。
たったそれだけのことで、素手であったはずの彼女の手には段平が握られ、真正面から突撃する。
それを見た敵ライダーも銃を仕舞い、先程離れた僅かな間に回収したのか、失せたはずの斧を取り付けたSPASを構え真正面から突撃する。
互いに申し合わせたかのように同時に己が獲物を振り上げ加速する。
月下に映えるその姿は騎馬を駆る騎士のようであった。
ジューコフ:腕を狙う
ティモシェンコ:首を狙う
ヴァシレフスキー:バイクを狙う
556
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 04:56:03
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
男じゃけん。仕方なか!
ヴァシレフスキー:バイクを狙う
的が大きい方があたりやすいと思うんだ。
557
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 05:17:18
ティモシェンコ:首を狙う
原作だと、バイク攻撃した直後にカミカゼ喰らうシーンがあるんだよな………
558
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/11/14(水) 07:26:49
水銀燈を抱きかかえて、背を伸ばす。
本音を言えば、一刻も早くここから立ち去りたかった。
この場所には、嫌な思い出が多いから。
けれど……その前に。
「なぁ、カレン。一体、ここで何があったんだ?
何故、水銀燈はこんなことに……」
カレンなら、何か知っているかもしれない、と思ったのだが……。
俺の期待は、カレンの首を横に振る仕草によって否定された。
「それは私にもわかりません。
私が礼拝堂にやってきた時には、既にその姿で祭壇の上にありましたので」
「……他に誰もいなかったのか?」
「ええ、私とその人形以外には、誰も」
「そうか……」
カレンの言うことだ、間違いはないだろう。
もし、本当か、と念を押したら、神に誓って、と当たり前のように返ってくるに違いない。
でも、それじゃあ、一体何があったんだ?
この教会で何かあった……それは確かだ。
何か……恐らく、アリスゲームのための戦闘が。
でも、水銀燈がこうまでやられるなんて……よほどの死闘だったのか、それとも……不意打ちだったのか。
いずれにしても、唯一の当事者である水銀燈が目を覚まさない以上、今はそれがなんだったのかを知ることはできないだろう。
つまり……これ以上は考えるだけ無駄、か。
「わかった。今日はもう帰る。
済まなかったな、カレン。
いきなり来て、取り乱しちまって」
「いいえ。
事情はわかりませんが、貴方にとっては大事なことだったのでしょう?」
礼を言いながら頭を下げると、カレンはそっと両手の指を重ねて祈りの仕草をした。
修道衣の裾から、包帯を巻いた左手がチラリと覗く。
「そうだな……この埋め合わせは、そのうち必ず」
「ええ、期待しておきましょう」
右目を包帯で覆ったカレンは、そう言って口元を綻ばせた。
踵を返し、教会の扉へ歩き出す。
腕の中の水銀燈をいたわるように、揺らさないように気をつけながら。
そして、心の中で俺は――
α:水銀燈を傷つけた奴を探し出すことを誓った。
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
559
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 07:29:42
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
頑張れ。お前ならきっと出来る。
560
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 07:44:35
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
561
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 08:06:08
α:水銀燈を傷つけた奴を探し出すことを誓った。
vs言峰って最高だよな
562
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 08:22:57
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
ティモシェンコ:首を狙う
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
563
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 09:31:24
ティモシェンコ:首を狙う
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
564
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 10:00:47
ジューコフ:腕を狙う
β:水銀燈を元通りに直してやることを誓った。
565
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 10:07:56
銀剣が決まっている……orz
7分の差が……
566
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 10:27:21
選:ドレスを着せたまま押し倒す
567
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/14(水) 23:43:54
票数1.3.1でまだ未定ですな……隣町の投票もお願いします。
568
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/14(水) 23:56:20
ヴァシレフスキー:バイクを狙う
デスモドゥスの恐怖を見せてくだしい。
それと斧付きってもしかして挽肉屋ですかぁーーっ!?
569
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 09:47:41
ティモシェンコ:首を狙う
570
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 18:46:50
ティモシェンコ:首を狙う
571
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 19:56:45
また隣町が未決定かwww
572
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 19:59:11
いや、『ティモシェンコ:首を狙う』で決定してる。
573
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/15(木) 20:00:13
左へ行こう。
特にこれといった意味などないが、今日は左という気分なのだ。
岩に囲まれた道をしばらく歩んでいけば奥は袋状の行き止まりとなっており、そこには藁葺きの日傘の下にいる1人のミスラと、1人の顔見知りが楽しそうに談義していた。
「だから……ねェ? シーフというものはぁ……」
「うん、うん……はぁ〜、なるほど」
「あらぁ、いい子ねぇ。物分りが良くて助かるわぁ。それでねぇ、不意打ちはどうするかというとぉ……」
……なんて、怪しげな講義を受けている。
正直あまり関わりたくなどないが、やっとこさ知り合いに出会えたんだ。勇気を振り絞って突撃しよう。
「よう」
「うぅん? あなた、なぁにぃ? あなたもあたしと仲良くなりに来たのぉ?」
「えっと、俺は……」
「あら、アンタは……。おはよう、ようやく目を覚ましたのね。怪我は大丈夫……じゃないっぽいけど、歩けるくらいなら快調じゃない?」
相変わらず両腕は俺の意思に反してブラブラ揺れているだけだが、確かに言われてみれば、歩ける程度なら軽症の部類に入るのかもしれない。
「で、お前はどうしてまたこんな所に? 街から出て行ったとばかり思っていたけど」
すると俺の発言を待ってましたとばかりにニヤつき、先程まで話していたミスラに向けて手を掲げた。
「ふふふ、そりゃあ決まっているじゃない。何を隠そう、私がウィンダスに来たのは、著名な泥棒であるナナー・ミーゴ先生に弟子入りするためだったんだから」
「こ、こらぁ、人前で堂々と泥棒発言してんじゃないわぁ。表の顔はトレジャーハンターよぉ」
どちらもやってることに違いはない気がする。しかも表の顔って。
「まさかこうして面と向かってお話できる日がくるとはねぇ……」
「そう言ってもらえるとあたしも嬉しいわぁ」
ナナー・ミーゴの尻尾が大きく跳ねる。何故だか耳もぴょこぴょこ動き、全身で喜びをアピールしている。
罪狩りどものせいでミスラはおっかないと無意識に判別していたが、こういう仕草をされると中々可愛いって思えてくるじゃないか、うん。
「アンタもシーフに興味があれば弟子にしてもらえば? ハッキリ言ってアンタ弱いし、ビシバシ鍛えてもらえばいいんじゃない?」
「いや、遠慮しとく」
とりあえず即答しておいた。
俺が弱いって発言が少々引っかかるが、さすがに泥棒になるつもりは毛頭ない。
と、突然ナナー・ミーゴが思い出したかのように口を開いた。
「……そーだぁ。あなた、ついさっきここに運ばれてきたヒュームでしょう? 知っているわぁ、クリスタルを持っているんですってぇ?」
「……何だって?」
何故それを知っているんだ。
問いの言葉を皮切りに、彼女を見つめる心境が親愛の情から猜疑心へと堕ちる。
またクリスタル、だ。
せっかく穏やかな気持ちでいれたというのに、その単語のせいで一気に脳内が不快感に支配される。……ウンザリだ。
「それが一体、どうしたって?」
「ちょっとお姉さんに見せてくれなぁい? 世界を創造した石だなんて――――トレジャーハンターなら誰しも憧れるわぁ」
冗談じゃない。拒否の意味も込めてそっぽを向く。むっときたのかナナー・ミーゴは眉根を寄せて俺を睨みつけてきた。
「……仕方ないわぁ。こうなったら、実力行使で……」
「何?」
直後、寸前まで目の前にいたナナー・ミーゴの姿は霞み…………気付けば背後から伸びてきた腕によって俺は一瞬で地面に組み伏せられていた。
「い、づっ……! な、んで!?」
「あらぁ、腕を掴んだはいいけどぐにゃぐにゃじゃなぁい……。これじゃあ組み伏せる必要すら感じないわぁ」
「せ、先生、なるべくお手柔らかに……」
そういう問題じゃねぇだろ!
心のツッコミを無視し、続いて女性特有の細くて鋭利な指が懐をまさぐる。尖った爪が俺の胸を容赦なく引っ掻いた。
574
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/15(木) 20:01:04
「ごめんねぇ。でも、ま、もうちょっと大人の世界を勉強してから出直しなさいねぇ」
クリスタルが、盗られる――――!?
「そこまでだ。ナナー・ミーゴ」
予想外の登場人物に、場が固まる。頭を持ち上げ声の主を確認すれば――――そこに白髪、白装束の弓使いが立っていた。頭には俺を組み伏せている泥棒と同じ長い耳、そして腰からは尻尾が垂れている。この人も、ミスラだ。
「……あーあ、またぁ? しつこいわねぇ、セミ・ラフィーナのお嬢ちゃんはぁ」
「現行犯だな。今度こそ言い逃れはできんぞ」
「いやぁよ。あたしまだ捕まりたくないものぉ。……今回の授業はここまでねぇ。縁があればまたお会いしましょう?」
「あっ、待って!」
ナナー・ミーゴは一般的なヒトの身体能力を明らかに超えた脚力で、岩の向こうにある森の彼方へと飛び去っていく。その姿はまるでバッタやノミだ。そしてその後を懸命に追い縋る3頭身。
「……やれやれ。そこの君、大丈夫?」
白装束のミスラは手を差し伸ばすが、ややあって腕が動けないのに気付き、脇の下に手を入れて体を持ち上げてくれた。
「あ、ありがとう、助かった。……あんたは?」
「星の巫女様の元に仕える守護戦士、セミ・ラフィーナと申します。エミヤシロウ、ね? 今回のご用向きは、巫女様と三博士の決議により、君とクリスタルの正式な処遇をご通知するためです」
「………………」
やはり、この人も……。
「率直に申し上げます。君にクリスタルを預けることはできません。我々ウィンダスが責任を持って管理することに相成りました」
言いながらセミ・ラフィーナは手を俺に向けて示す。そこに握られているのはどこからどう見てもクリスタルが発する山吹色の輝きだった。
「あんた、何故それを!?」
「……管理がずさん過ぎるわ。あの部屋に置きっぱなしだったのを私が保護したのよ。やっぱり君に持たせておくには危険ということね……。もっとも、そのお陰で泥棒に盗まれなかった、ということですけれど」
しまった。そう言われれば、外出する際に全然クリスタルのことを気にしなかった。寝起きの虚ろな頭だったとはいえ、過去の自分をブン殴りたくなってくる。
だがいくら後悔しようとも、クリスタルは既に袂にはない。それに……畜生、ウィンダスという国が総掛かりで俺がクリスタルを所持するのに反対しているんだ。くそ……ッ!
「――――チャンスはあるわ」
「へっ?」
「そこまでクリスタルを手元に置きたいと言うのなら、チャンスはあります。私が語った通達にはまだ続きがあるの。……クリスタルを所持するには、悪意がない者、加えて一定以上の実力を保持する者に限る、と。シャントット博士に感謝することね。他の二博士が猛反対する中、彼女が半ば強引にこの条件を付加するよう、取り繕ったのよ」
意外な言葉に穴を空けられ、体内に満ちていた怒気が抜けていく。
妙な展開ではあるが…………だが何の取っ掛かりがない状態と比べれば、何と希望に満ち溢れた条件であろうか。あの小さなシャントットが一国にどれだけの発言力を持つのかとか、どうしてそんなことをしてくれるのかという疑問はあったが、ただ純粋に彼女の心遣いが嬉しかった。
「勘違いしないで。クリスタルを持つことが許されるのは心に悪が住まわない者だけよ。具体的には強さよりもそこに重きを置くのでご注意を」
「俺は何をすればいい?」
「修行をしてもらいます。君はこれから――――」
�機А屮汽鵐疋螢△惴�かうこと」(白魔道士・赤魔道士・竜騎士)
�供А屮丱好肇ァ璽�へ向かうこと」(戦士・モンク・暗黒騎士)
�掘А屬海海卜韻泙蠅覆気ぁ廖淵掘璽奸�黒魔道士・狩人)
注
ナイト、侍、忍者、獣使い、詩人、召喚士、青魔道士、からくり士、コルセアがないのはシナリオの都合上難しいためですのであしからず。
575
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 20:08:20
��
やはりアチャ
576
:
運命夜行
◆ujszivMec6
:2007/11/15(木) 20:13:43
��
忍者があれば二刀流でそっちなんだが
あと投げるとエクスカリバーの投影でエクスカリパー投げ再現できるし
577
:
運命夜行
◆ujszivMec6
:2007/11/15(木) 20:14:39
元々バゼットに聞きたかったのは、誰に襲われたのかということだ。
それが新都の教会のモジャ神父だとわかった以上、当初の目的は果たしたと言える。
バゼットのサーヴァントについては、ついでだから聞いとこうという程度のつもりだった。
「そういうワケだから、アンタが話せる範囲でいいぜ。話してくれ」
「話せる範囲ですか?」
「そ、要するに真名だの弱点がバレるのがマズいんだろ?
ならさ、それがわからない程度の特徴……男か女か、とか髪型、とかそんなレベルでいいから」
「それくらいなら……そうですね、青髪短髪の野性的な感じのする男です」
「ふむ、青髪短髪の野性的な感じの男ね」
……やっぱそれだけじゃまったく真名は思いあたらないな。
とりあえず青髪らしいから仮称「青いの」と呼んどくか。なんか他にもいろいろ青そうな気もするし。
「参考になった。そんじゃ今日はもうゆっくり休んどけ」
そう言って部屋を出ようとした途端、バゼットに呼び止められた。
「あ、待ってくださいアンリ。もし彼に出会って……襲われるようなことがあったら、彼を食事に誘ってみてください」
「食事?」
「はい、食事です。彼ならその誘いに応じるはずです」
ふむ、食事ね。……確かサーヴァントに食事は必要ないはずだったよな。オレみたいな例外はともかく。
それとも生前よっぽど食いしん坊なヤツだったのだろうか。
例えばはむはむこくこくとかもっきゅもっきゅとかそんな勢いで。
……ん? 今なんかヘンなイメージが頭をよぎったような。
「……とりあえず、それらしいヤツに襲われたら試してみるな。
そんじゃお休み、バゼット」
「はい、お休みなさい、アンリ」
そう言って、今度こそバゼットの部屋を出た。
※『青いのへの対策』 青いのとの戦闘の際、選択肢が増えることがあります
578
:
運命夜行
◆ujszivMec6
:2007/11/15(木) 20:15:39
―――さて、この辺でいいか。
母屋と離れを繋ぐ廊下で立ち止まって声をかけた。
「出てこいよ。今の話、聞いてたんだろ?」
その瞬間、オレの背後にいた赤いのが実体化した。
「……やはり貴様、見えていたか」
「まーな。ごまかしたって仕方ねぇし」
「では、やはり貴様はサーヴァントということなのだな?」
「あ、それは誤解。オレは今回の聖杯戦争とはなんの関わりもねーよ」
説得力ゼロなのは自分でもわかるが、事実だから仕方ない。
「……ふざけるな。この時期、この冬木市に存在する実体化できるほどの霊体が、サーヴァント以外のなんだというのだ?」
「たまたまこの時期、この冬木市に住んでる実体化した霊体だよ。まあ、全くサーヴァントと関係がないわけじゃねーけどな。
少なくとも、今のオレはサーヴァントじゃない」
まあ、言うなれば、元サーヴァントといったところか。
「ならば聞こう。貴様は一体何者だ」
「……何者だと聞かれてもな。強いて言うなら衛宮杏里。穂群原学園に通う学生で、この家に住んでる衛宮士郎の兄弟だよ」
「―――そんな戯言を聞いているのではない。貴様、衛宮士郎の兄弟になりすまして何を企んでいる」
「何を企んでる、と言われてもな。たまたま親父に十年前に拾われて、たまたまこの家の養子になっただけだ。
士郎も同じよう養子になってな、兄弟になったのは本当に偶然なんだよ」
またしても我ながら説得力ゼロだが、これも事実だ。
「……そんなはずはない。衛宮切嗣が拾った子供は一人だけだ。衛宮士郎に兄弟などいるはずがない」
―――どういう意味だ? オレの言葉を疑ってるだけにしては、妙なところに食いついてくるな。
「こっちは実際に十年前からこの家に住んでるんだ。
そこを否定されてもな。どこで聞いた話かは知らねーけど、アンタの仕入れた情報が間違ってるんだろうさ」
「そんな、馬鹿な……いや、もしや……あの召喚が原因なのか?」
何か思い当たることでもあったのか、赤いのはブツブツ呟いて考え込んでいる。
「おい、何だ突然。今の説明で納得したのか?」
「……貴様の説明などで納得などできるはずがないだろう。
だが、一つ確かめなければならない事ができた。全ては、それからだ」
そういい残して、赤いのは霊体化してしまった。
「おーい、オレなんぞより、新都の教会のモジャ神父を探ったらどうだ? ヤツは間違いなくクロだぜ?」
霊体化した赤いのに声をかけたが、聞いているのかいないのか、返事は返ってこなかった。
579
:
運命夜行
◆ujszivMec6
:2007/11/15(木) 20:16:44
居間に戻ると、藤ねえと遠坂がちょっとした言い争いをしていた。
「ですから、衛宮くんたちへのお話というのは、すこし長くなりそうなんです。
わたしは少々遅くなっても大丈夫ですから、藤村先生はお気になさらないでください」
「ダメよ。遠坂さんも葛木先生から聞いたと思うけど、最近物騒なの。
長くなるんならお話は明日にして、今日はもう帰りなさい。わたしが送っていってあげるから」
どうしたもんかと居間の隅から二人の言い争いを眺めてると、士郎が話しかけてきた。
「どこ行ってたんだ、杏里。あのあと大変だったんだぞ」
「バゼットを部屋まで送っていったんだよ。一応ケガ人だからな」
まあ、本当はそれだけじゃねえんだけど。
「で、この状況はなんだ?」
「ああ、もう夜遅いからな。藤ねえがそろそろ遠坂に帰れって言い出したんだよ」
「なるほどな」
グッジョブだ、藤ねえ。
最近は物騒だという建前がある上に、今の藤ねえは教師モードだ。
さすがの遠坂も今回は旗色が悪いようである。
結局、遠坂は藤ねえが送って帰ることになった。
玄関で二人を見送る。
内心はどうだか知らないが、遠坂は表面上は極上の笑顔を浮かべている。
「今夜はご馳走様になりました。明日こそはちゃんと話をつけさせてもらいますね」
「行こっか、遠坂さん。それじゃまたね、士郎、杏里」
「おう、さっさと帰れ帰れ」
「それじゃお休み、藤ねえ、遠坂」
「ところで遠坂さんの話ってなんだったの?」
「ちょっとプライベートに関わることなので秘密です。大した話じゃないんですけどね」
「えー、気になるなぁ」
玄関の扉越しに聞こえる、遠坂と藤ねえの声が遠ざかる。
「大丈夫かな、俺も送っていくべきだったかも」
「大丈夫だろ。送り狼ならぬ送り虎がいるし。
藤ねえの腕っぷしはオレたちが身をもってよく知ってるだろ」
それに、遠坂は魔術師だし、赤いのもいるしな。
580
:
運命夜行
◆ujszivMec6
:2007/11/15(木) 20:17:34
客人のいなくなった居間で、テレビをぼーっと見ながらくつろいでいると、
台所で洗い物をしていた士郎が話しかけてきた。
「なあ杏里」
「ん? なんだ?」
「なんか遠坂や藤ねえが来たからうやむやになってたけどさ、バゼットさんって何者なんだ?」
あ、やっぱ気になるか。
「怪我していたところをたまたまオレがみつけて助けただけだから、オレも詳しいことは知らねーんだ」
「でも、弓道場ではたしか魔術師だって言ってたよな」
「ああ、どうもそうらしいな。左腕無くしたのもどうも魔術がらみらしいし」
「左腕を無くしてる?」
「え? オレ何かおかしい事言った?」
「……そうだ、そう言われてみれば確かにバゼットさんには左腕がなかった。でも、なんで気にならなかったんだ?」
あ、そういえば晩飯の時も誰も左腕にについては触れなかったな。
「そりゃアレだ、そういうのが気にならなくなる魔術とか使ってんたんだろ? 催眠術みたいなやつ」
「あ、そっか。魔術師ならそういうこともできるよな」
「おいおい、オマエの方が真っ先に魔術を思いつかないとダメだろうが、現役魔術師見習い」
「すまん、確かにそうだよな」
藤ねえも多分それでごまかされたんだろう。
遠坂と赤いのは気づいてて黙ってたのかも知れないが。
「でもそれじゃ、なんでバゼットさんは左腕を無くすようなことになったんだ?」
「そこらへんの事情は明日詳しく聞こうぜ。バゼットももう寝てるだろうし」
まあ、オレは一足先に聞いちゃったんだけどな。
「そうだな、遠坂も明日、何か話があるらしいし明日は忙しくなりそうだな」
ふと時計を見ると、もう零時近くだ。
「士郎は今から鍛錬だろ?」
「ああ、杏里はもう寝るのか?」
「おう、今日は色々ありすぎたからな。さっさと寝ることにする」
「そうか、それじゃお休み」
そう言って士郎は日課の鍛錬に向かった。
さて、オレももう寝るとしよう。
部屋に戻り、寝巻きに着替え、布団に潜り、さて、寝るかと目を閉じた途端―――
女帝の正位置:玄関のチャイムが鳴った
女教皇の正位置:廊下の電話が鳴った
吊るされた男の正位置:結界の鳴子が鳴った
塔の正位置:庭の方から破壊音がした
581
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 20:45:35
�供А屮丱好肇ァ璽�へ向かうこと」(戦士・モンク・暗黒騎士)
暗黒騎士も捨てがたい
吊るされた男の正位置:結界の鳴子が鳴った
トラブル大好きなんだ……
582
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 21:03:00
女帝の正位置:玄関のチャイムが鳴った
�掘А屬海海卜韻泙蠅覆気ぁ廖淵掘璽奸�黒魔道師・狩人)
583
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 21:16:40
��
女教皇の正位置
やっぱり士郎にとってベストは狩人だろう
584
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 22:33:54
��
女帝の正位置
なにげに久しぶりな気が?
585
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 23:15:49
女教皇の正位置:廊下の電話が鳴った
586
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/15(木) 23:53:42
�掘А屬海海卜韻泙蠅覆気ぁ廖淵掘璽奸�黒魔道士・狩人)
587
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 00:36:14
�掘А屬海海卜韻泙蠅覆気ぁ廖淵掘璽奸�黒魔道士・狩人)
これで決まりか?
女帝の正位置:玄関のチャイムが鳴った
588
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 01:14:05
�掘А屬海海卜韻泙蠅覆気ぁ廖淵掘璽奸�黒魔道士・狩人)
女帝の正位置:玄関のチャイムが鳴った
589
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 02:08:47
女教皇の正位置:廊下の電話が鳴った
590
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 08:05:57
女教皇の正位置:廊下の電話が鳴った
591
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 08:30:59
女教皇の正位置:廊下の電話が鳴った
592
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/16(金) 23:31:32
なんかもう、タイトルを「とても砂を吐きたいFate」に変えてもいいですか、な気分な今日この頃。
選:ドレスを着せたまま押し倒す。
仮眠室に入ってドアを閉めて、抱いていたルヴィアをベッドに投げた。きゃっ、なんて可愛い悲鳴が聞こえたけど、楽しそうだったから良しとする。もう一秒だって待てやしない。とにかくルヴィアが欲しいんだ。乱雑に靴を脱いでベッドに上がって、蒼い姫君に覆いかぶさる。
「シェロのケダモノ」
「目、笑ってるぞルヴィア」
笑い合って抱き締め合った。もう、何もかもが楽しすぎて。俺がルヴィアを求めているのが嬉しかったし、ルヴィアが俺を求めてくれているのが嬉しかった。これから始まる夢の様な一時にワクワクして、俺達は子供のように笑い合う。
「靴、脱がして下さいな」
「ああ、そうだな」
お嬢様に奉仕するのは執事の義務だ。いや、むしろ特権というべきだろう。ルヴィアが誰かを頼る事自体が希少なんだ。そのほとんどを独占できる、彼女の意外な一面を満喫できる素晴らしさ。これを役得といわずになんといおう。
「……シェロ、まずはキスして下さいませ」
もちろんと頷いて口付けた。はじめは軽く触れるだけ。甘く切ない子供のキス。舌も入れず、唾液も交換しないそれだけの行為。それなのに背中に電気が走った。数えきれないほど味わったはずの柔らかい唇、その味を忘れていたわけでもないというのに。
焦らされていたからだ、きっと。飢えていたのだろう、ルヴィアに。溺れているのだろう、出会った頃から。俺に組み敷かれたままキスに震えている可憐な少女が、希代の魔女だと知っていたつもりではあったけど―――。
「まいったな。俺、ルヴィアが好きだ」
「ええ、私も。愛してますわ、ミスタ・エミヤ」
お互いに微笑みながら告白した。もう何度も繰り返したやり取りだけど、それでも新鮮さは色褪せない。いくら重ねてもいいことだ。終わらぬ恋だと実感できるから。ルヴィアが泣きそうな顔で微笑むから。
「キスをしようか」
「キスをしましょう」
啄むように、戯れながら。分け入るように、奥の奥まで。ルヴィアを抑えて逃がさない。ルヴィアに抱き締められて逃げられない。脚をからめて温もりを交わし、服越しの肢体を密着させる。瞳を閉じて、密に誘われる蜂のように、ルヴィアの口の中に沈みこんだ。
歯列をなめる。舌をしゃぶる。唾液を流してルヴィアを酔わせる。奥まで蹂躙して翻弄した後、舌先を迎え入れて口腔で愛でた。顎を大きく動かして激しく愛し、唇だけでたっぷり焦らす。歯の一本一本を心行くまで味わってから、彼女の唾液を優しく啜った。必死になって俺の動きにあわせようとしてくれるルヴィアの舌を、よしよしと撫でてあげるのも忘れない。その後、甘噛みして困らせたのはちょっとした悪戯心だったけど。
「――――――っん、シェロ……」
息を吐く。とろんと快楽に濡れたルヴィアの瞳。髪は乱れてベッドの上に広がっている。吐息が甘い。体温が熱い。金色の蒼薔薇を愛でる為に、紅がさした頬に頬擦りする。
「愛してますわ。世界で誰より」
「愛してるよ、ルヴィアゼリッタ。心の底から」
手と手を合わせて握り合った。細い指と華奢な手の平。少しだけ低い体温が女性を感じさせてくれるから、もっとルヴィアが欲しくなった。
593
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/16(金) 23:33:07
「ドレス、皺になっちゃいますわ」
今さらの様な気もするけど、蕩けた瞳でルヴィアがいう。いつもならその言葉に従ったはずだ。高い服だからというだけの理由じゃない。俺自身ルヴィアの裸をみたかったし、恥ずかしがる表情も最高だ。お互いに昂るというのもある。生まれたままの肌と肌を交えるならば、一つに溶けあう幻想に酔えるから。
だからこそ、普段はルヴィアの反応を楽しみつつ、ムードを高めながら脱がせるのが常なのだけど。
「かまわないさ」
「え?」
「脱がせないって言ったんだ。今日はこのまま、ドレスのままのルヴィアを愛してみたい」
「シェロ?」
今日は、何故か脱がせる気がしなかった。
「皺になってしまうならそれもいいさ。こんなドレス、もうどこへも来ていくことのないように」
唖然とするルヴィアの胸元に吸い付いて、キスマークを付けてから呟いた。
「……お嫌でしたか? このドレス」
「まさか。似合いすぎててクラクラする。いや、だからこそこれは嫌いかな。こんなに可愛くて綺麗なドレス、こんなに大胆に開いた胸元、他の男に見せたらと考えるだけでゾッとする」
「シェロッ、強っ―――!」
右の乳房を服ごと掴み、痛がるのも構わず力を込めた。柔らかい果実に指が沈む。これが他人の手に渡るかもと想像すると、視線に晒されると考えただけで、苦い感情が胸に溜まった。嫉妬という名の暗い情熱にうかされたまま、胸をはだけさせて乳首を抓る。
「痛っ! やめて下さいませッ! んっ!」
口を大きく開けてかぶりつく。吸い付き、肉に歯を立ててルヴィアを苛める。痛みに喘ぐ美声がBGMだ。この声を知るのは俺だけでありたい。キスで興奮していたのだろう、とっくに固くなった乳首を舌で転がしながら、そんな独占欲に埋もれていた。
「……と、悪い。苛めすぎちゃったな」
見れば、うっすらと歯形が残っていた。血こそ滲んでいなかったけど、元々が白いだけに痛々しく栄えてしまっている。まだ痛んでいるだろうか。舐めれば少しは和らぐだろうか?
「嬉しい……」
「ルヴィア?」
「だってあのシェロですのよ? 唐変木の見本の様な、女心なんてちっとも分かってくれない酷いあなたが、私に嫉妬を見せてくれる日が来ようなんて。ねえ、シェロ。私がどれだけ喜んでるか、あなた想像つきまして?」
ルヴィアが俺の頭を抱き締めた。その声は本当に嬉しそうで、胸に宿る苦い想いが消えていく。
「安心なさいませ。もとより、これはあなたの為だけに仕立てたドレス。あなた以外の殿方に見せるつもりなどありませんし、そもそも私の全てはシェロのものですのよ?」
だから自信をお持ちなさい、と聖女のように微笑むルヴィア。本当に、なんて素晴らしい女性なんだろう。可愛くて、強くて、可憐で、綺麗で。とどめなく溢れてくる感情に逆らう気もおきず、俺はルヴィアの唇を再び奪った。
「っん―――。シェロぉ」
優しく。どこまでも優しく。果てなきほど優しく舌をからめる。ロマンチックなダンスを踊るように、ゆっくり静かに、しびれるほど熱く。ルヴィアの動きをエスコートして、彼女が満足できることに専念した。
時間をかけて蕩け合う。攻めるだけでなく時に引き、口だけじゃなく体全体の動きを意識して。両手で胸や首筋を愛撫しつつ、やりすぎて気を散らせることのないように。
「愛してるよ、ルヴィア」
「ふぁぁあっ……っ!」
耳元で囁くと軽く達した。それでも俺は休ませない。頬を舐めて鎖骨をなぞり、快楽に弄ばれてる吐息を唇ごと吸い込む。優しさだけで虐めるように。愛情をもっと伝えたいから。唾液を啜ると背中が仰け反り、乳首に触れるともう一度達した。
息も絶え絶えなルヴィアを愛でる。目尻に溜まった涙を吸い取ってから、頬を撫でて好きだよと伝えた。ルヴィアの瞳は愛と悦びと切なさに濡れて、そして少しだけ恨めしげに光っている。そんな彼女が可愛すぎて、最後にそっと、触れるか触れないかのキスをした。
594
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/16(金) 23:34:07
「ずるいひと」
こつんと、額をあわせて呟かれた。
「きっと私は一生、シェロに適うことはないのでしょうね」
「ばかだな。それは俺の台詞だぞ」
お互いに相手に惚れぬいてるのか。クスクスと笑いながら瑣末ごとを言い合う。だけどこんな時間さえ貴重に思えて、愛しさがつのるから末期なんだろう。もっとも、ルヴィアから解放されたいなんて考えたことすらないけれど。
「今日はこのままで楽しみましょう。私も、そういう気分になりましたの。ですけど―――」
新妻のように甲斐甲斐しく、胸元に手を伸ばしてくるルヴィアゼリッタ。
「あなたは、せめてタイぐらい外しなさいな」
選:はじめはもちろん正常位で。
択:後ろから獣のように貪りたい。
肢:ここは双頭ディルドーの出番だろう。
595
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 23:44:35
うわあああ! こんなバカップル見るくらいならネタ選択肢選んでやるわ!!
選:はじめはもちろん正常位で。
596
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/16(金) 23:47:53
択:後ろから獣のように貪りたい。
こらこら、モロじゃないかっ!
でも、えへへ、これで……。
597
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 00:03:54
択:後ろから獣のように貪りたい。
いいぞシェロ、もっとヤレ
598
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 00:20:04
選:はじめはもちろん正常位で。
もっとラブラブを!
ラブラブを見たいんだ!
599
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 01:16:25
択:後ろから獣のように貧りたい。
ごめん、俺は欲望に素直になるわ……。
600
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 01:25:13
選:はじめはもちろん正常位で。
601
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 01:35:18
肢:ここは双頭ディルドーの出番だろう。
二人とも両方ってことだよね きっと。
602
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 02:32:49
択:後ろから獣のように貪りたい。
603
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 05:56:23
択:後ろから獣のように貪りたい
なんというか、ガチでいくわ
604
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 11:57:27
選:はじめはもちろん正常位で。
605
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 12:28:30
イヤ、もう決まってるだろ
606
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 12:35:49
つか、多いよな
決まってからかなり経った後に投票する奴
607
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 14:06:30
PS2とかPSPでのゲームが販売されて
ケータイからアクセスしてる奴が増えてるんじゃね?
608
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 14:37:21
前々から不思議に思ってるんだが、携帯から掲示板見るってかなりきつくないか?
AAとかもずれるし。
609
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 15:52:26
「――――ここに留まりなさい。3人ほど修行に適切な先生方がいらっしゃるので、その人の下で数ヶ月間君自身を鍛えてもらうわ。どの様な修行がご希望かは君の選択に任せる」
なるほど、修行、か。鍛錬自体ならこの世界にやって来てからも毎日欠かさず行ってはいた。が、独学で鍛えるのと、師を得た上で学ぶのとでは成長するスピードが段違いだということを、遠坂との修練から教えられている。
丁度自らの力不足に辟易していたところだ。本来ならこちらからお願いする所なのだが……。
「ちょっと待った。えと、シャントットから聞いてなかった? 実は仲間がさらわれちまって。一刻も早くそいつを助けに行かなければならないんだ。そんなに長く居座る訳にはいかない」
「知っている。誘拐したのが巨大な龍ということも。でもだからこそよ。君は知らないからそう息巻いていられるのでしょうけど、君のお知り合いをさらったその龍、ただの獣人なんかじゃないわ。いえ、獣人だったのならまだやりようはあったのだけれど…………真龍よ」
「真龍、とは?」
「人間族より遥か古代から生息すると言われる伝説の龍族。彼らの体格は山にも匹敵し、爪は大地を削る……。加えて彼らの頂点に立つバハムートは、霊獣…………世界を司る5柱の内の1柱、生ける神々の1人よ」
「神々、ね……」
いきなり胡散臭げな話になってしまった。別に彼女を疑おうという気はさらさらないが、それでも元の世界の平穏さと比べればいささか逸脱に過ぎる。
訝しい目で見つめられているのが気に障ったのか、セミ・ラフィーナは先程よりも僅かに早口で言葉を紡いだ。
「そんな連中に君程度の実力が通用すると思って? 真龍に勝てる人間なんて五種族のどれを探しても存在しないわ。だからせめて君には真龍級の脅威が現れても逃げ切れるくらいの実力を身につけて欲しいの。そうなれば私達も君にクリスタルを預けたって安心できるし、第一つまらない死に方をしないで済むでしょう?」
「それはそうだけど。だがそれなら俺の知り合いはどうなる? このまま放っておけって言うのか?」
「…………何度も言うけど君にどうにかなる領分じゃない。ウィンダス連邦も捜索に協力はするけど、危険な域にまで踏み込むことはしない……というよりできない。君が考えているよりも遥かに相手が悪いのよ……」
「それじゃあ全然良くないじゃないか! そんな気休め程度の調査なんて表面上のものでしかない。やってないも同然だろ!?」
「我侭を言わないで。1人の為に国が滅亡しろと? ……私達がしてあげられるのは君を今より強くして送り出すことだけ。これはウィンダスにとって、とても大きな譲歩だということを理解して欲しい」
「…………」
言われるまでもなくわかっている。……それでも、動くべき時に何もできない自分が悔しかった。
彼女の言い分は正しい。傍から見れば今の俺は駄々をこねて桜を困らせている慎二に過ぎないという訳か。…………まるで成長していない。
「説明はもういいでしょう? これからのことについて聞きたいことがあるの」
「……ああ」
610
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 15:53:16
「始めに、3人の先生がいると言ったわね? 彼女らはそれぞれの分野のプロフェッショナルなんだけど、何を学ぶかは君が決めて。まずシーフを担当するナナー・ミーゴ。知っているわよね?」
「酷い目にあったよ。……まさかその泥棒の所で修行しろと?」
「ええ。私としてはできれば君にシーフになんてなって欲しくないんだけど。――次に黒魔道士を担当するシャントット博士ね。彼女のことは君も知っていたみたいだけど?」
「俺がここに運ばれて目覚めた時、シャントットと会話したんだ。クリスタルをよこせって迫られた」
「……災難だったわね。ご存知の通り、彼女はスパルタ志向よ。苛烈さ故にもしかしたら万が一の場合があるかもしれないけど、その代わり彼女の荒行に耐え抜くことができたら相当な強さを得ることができるでしょうね」
「…………万が一、ね……」
「さ、最後に狩人を担当するペリィ・ヴァシャイ族長よ。一応聞くけど会ったことはあるかしら?」
「いや、ないよ」
「じゃあ軽く説明しておくわね。彼女はここ、ウィンダスに住むミスラ達の族長をしているの。今でこそ視力を失い狩人を引退なさっているけど、20年前のクリスタル戦争時にはミスラ傭兵団を率いてウィンダスを守り抜いた英雄なの」
「目が、見えないのか? 全然?」
「……ええ、大戦の時に光を全て失ったとか。でも勘違いしないで。彼女はお飾りで族長の座に居座っている訳じゃない。何よりも彼女が凄いのは、心の強さなの」
「心の強さ?」
「そう。多くのミスラを惹きつけてやまない硬い心。そして狩人の鑑である厳しい信念。…………私も狩人を称する身なれど、彼女程の狩人にはまるで届かない。最高の狩人よ」
「…………」
気のせいかそのペリィ・ヴァシャイ族長の紹介には他の2人以上に多くの熱を込めた印象を受ける。彼女も狩人だと言っていたがそのせいだろうか?
「誰の下で修行するかは君の自由。もっとも開始するのは君の怪我が治ってからですけど。……さあ、決めて」
�機Д淵福次Ε漾璽瓦硫爾能す圓垢襦淵掘璽奸�
�供Д轡礇鵐肇奪箸硫爾能す圓垢襦聞�魔道士)
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の下で修行する(狩人)
611
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 16:15:55
�供Д轡礇鵐肇奪箸硫爾能す圓垢襦聞�魔道士)
612
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 16:27:40
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の下で修行する(狩人)
シーフも悪くないが、やっぱ弓だろ。
華麗に魔術を操る士郎は想像すら出来ないのでNG。
613
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 16:52:48
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の下で修行する(狩人)
614
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 16:57:44
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の下で修行する(狩人)
615
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 16:58:33
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の元で修行する(狩人)
616
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 18:06:12
�掘Д撻螢�・ヴァシャイ族長の元で修行する(狩人)
617
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 18:15:51
�靴之萃蠅�
618
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 21:06:23
族長は既に弟子とか取ってないだろ・・・
設定違うからって言われたらそれまでだけど何だかなぁ。
619
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 21:45:00
大丈夫、そこも考えてますから。
620
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 21:51:41
連投失礼しますo( _ _ )o
――Interlude
――石の記憶――
第一頌 神々の夜想曲
伝説は、こうはじまる。
すべての起こりは「石」だったのだ、と。
遠い遠いむかし、
おおきな美しき生ける石は
七色の輝きにて闇をはらい、
世界を生命でみたし、
偉大なる神々を生んだ。
光に包まれた幸福な時代がつづき、
やがて神々は眠りについた……。
世界の名は、ヴァナ・ディール。
第二頌 遠い約束
ああ、しかしいつしか
おおいなる災いが満ちる。
祝福されしヴァナ・ディールの地に。
何万年の長きにわたり
暗黒を退けていた古の封印がやぶられ、
終わりなき悪夢たちが、いま目覚める。
闇に覆われた悲劇の時代が幕を開けた。
しかし神々の眠りは醒めない……。
世界の名は、ヴァナ・ディール。
621
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 21:52:40
第三頌 石の記憶
いま、罪なき血が流れる。
ヴァナ・ディールの大地に、
全世界が戦慄する。
全世界が戦慄する災禍がため、絶望に呑まれ。
防げはしない、■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第四頌 暗雲の黎明
■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■
第五頌 ■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■
■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■
■■■
――Interlude out.
622
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/17(土) 21:53:54
第一章「闇の王」
――――月が全てのカタチを成し終えた頃。
「――――来たか」
「……はじめまして、衛宮士郎と申します」
「ウィンダスで族長をしているペリィ・ヴァシャイだ。お前とあたしを引き合わせてくれた風に感謝を……」
数人のミスラの只中、目を堅く瞑った初老のミスラが腰掛けていた。彼女から発せられる印象はひたすらに静かで、ぴんと伸ばした美しい姿勢がそれを象徴している。ふと、それが元の世界に残してきた少女の姿と重なった。
「ペリィ・ヴァシャイ族長、既にお話した通りです。この者を狩人として鍛えていただけないでしょうか?」
「あたしに拒む理由なぞない。だがセミ・ラフィーナ。狩人とは自然に認められた者だけが名乗ることを許されるんだ。エミヤシロウ? たくさんの土を踏み、たくさんの雨を飲み、たくさんの屍を越えてたくさんの朝日を見たか? 大地と空に認められねば、『自然』に受け入れられたとは言えぬ……」
「…………」
「お前を強くするのはあたしじゃない。……自然の理にその身を委ねる気があるのなら、牙の王へ会いに行くがいい。そして、その牙を手に入れるのだ。自然の声を聴き、自然の時を待て。『自然』に受け入れられねば、牙なき我らに『狩り』は許されぬ」
牙の王……。
軽く混乱する俺を見かね、傍にいたミスラが補足する様に説明してくれた。
「牙の王とは、タイガーのこと。足が速くて、恐ろしく強い獣です。その牙はとても軽く硬く、私達の鏃作りには欠かせないものです。……彼らは古くから野に暮らしており、狩人を志すミスラは彼らから多くのことを学びました」
タイガー……。直訳すれば、虎……。
確かに野に放たれた獣を狩るのが狩人というもの。所詮は部活レベルの技術しかない俺に、あの猛獣である虎を狩れというのか? 初めての狩りにしては少々大きな獲物だった。
「1人で行くんだ、エミヤ。君が1人でやり遂げなければ意味がない」
「無茶を言う。……だが、わかった。やってみるさ」
「よく考えるんだ。多くの助言を授ける訳にはいかないが……だが牙の王と対峙した際、誤った行動を踏めば死ぬぞ」
とうに聖骸布が取られた手で拳を作る。
――覚悟はできた。道も開けている。後は突っ走るのみ。
「よっし、それじゃあ行って来る!」
準備を整え、道を塞ぐ獣人を蹴散らし、教えられた野原へと向えば…………一匹の老いた黒虎に出会った。
�機Ю萓�攻撃!
�供�様子を見る
�掘Р駭辰鮖遒澆�
623
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 22:10:51
�掘Р駭辰鮖遒澆�
624
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 22:17:49
�供�様子を見る
625
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 22:35:06
�供�様子を見る
626
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 22:38:31
�掘Р駭辰鮖遒澆�
627
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 23:14:03
�掘Р駭辰鮖遒澆�
628
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 23:19:16
�供�様子を見る
年老いた、というのがヒントになるのかな〜……とか。
629
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 23:24:40
�機Ю萓�攻撃!
630
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/17(土) 23:31:20
�供�様子を見る
631
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 00:44:07
��
何があろうともとりあえず会話だと思うんだ
632
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 01:09:42
�供�様子を見る
考えるな、感じるんだ
自然に身を委ねて成り行きを見守れば、きっと道は開けるさ
633
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 01:24:41
�掘Р駭辰鮖遒澆�
634
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 01:27:48
>>633
決定だな。
635
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 01:37:48
はちゅねみく>エルメロイ
636
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 02:21:42
>>634
その投票の前に
>>624
>>625
>>628
>>630
>>632
で�兇坊萃蠅靴討襪勝�
637
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/18(日) 04:13:43
真正面から接近する。
こうなれば最早銃による戦闘は有益ではない。
そう、本来ならば近、中距離にて威力を発揮する銃弾だが、互いに位置を完全に認識し合う状況では回避され無意味なだけではない、発砲時のマズルフラッシュは視界を塞ぎ、何らかの攻撃を誘発し、そして恐らくはダメージを受けるだろう。
互いの認識は一致している。
銃弾が有効となるのは、遠距離へ離脱してからか、互いに位置を完全に把握できないドッグファイト、もしくは認識しようと関係のない超至近距離だけだ。
けたたましいバイクの音とは違い、二人は武器を振り上げたまま、静かに接近を待った。
武器の先端が触れられるだけの距離。
そこまでの接近と同時に静寂が破られ、互いの武器が風を切り裂く。
頭を狙い斧が振り下ろされ、首を狙い刃が薙ぎ払われる。
だが互いの武器は敵の身体に触れることなく戻される。
この一撃は止められると認識したためだ。
互いの攻撃可能距離が交錯する時間は半秒とない。
シャリフの二撃目は払うのではなくトラップのように敵の目前に刃を固定した。
互いの相対速度は既に音速に等しいほどだ。
その中で鋭い刃に触れればそれだけで両断される。
だがその刃は下から突き上げられた斧によって弾かれる。
ストックを短く、人差し指をトリガーガードに入れた握りは、接触と同時に衝撃の反作用によってトリガーが引かれ、暴発気味に発砲される。
通常そのような弾丸が命中することなど期待出来はしない。
しかしこの近距離、弾丸が拡散するショットガンは面制圧の兵器に等しいだけの範囲に弾丸をばらまく。
だがシャリフはそれを回避した。
あろうことは彼女は左手をバイクに残したまま、制圧される面から逃れるために両足の僅かなバネのみを頼りにバイクの上を跳ねたのだ。
ショットガンの弾丸がK1200Rのシートを削り道路を深く抉り取る。
それよりも早く、シャリフは敵の首を目掛けて強烈な蹴りを叩き込む。
非情な程の相対速度は頸骨を折り、敵を地面に叩き付けていただろう。
だが『騎乗し戦う』ことを最大の役割として与えられた『ライダー』は愛機を手放すことを拒否した。
それは代わりに垂直のウィリーとなって衝撃を表現した。
猿轡さえなければ絶叫を上げているだろうが、呻き声さえなく、その瞳が激痛を訴える。
それでも尚、闘志はまったく衰えていない。
ウィリー状態のバイク、その鋭い爪のような先端を、如何にしたのか逃げるように走り去りかけたK1200Rの後輪に叩き付け、切り裂いた。
後輪が異常を訴え軌道を乱し、シャリフは残っていた左腕をバイクから離し、飛び降り、着地する。
一瞬の接触は、シャリフのバイクを奪い、また敵ライダーの頸骨に重大と言っていいだけのダメージを与えた。
片や最大の武器を失い、片や頸椎にダメージを負った。
敵ライダーは片腕で首を押さえながら、もう片方の腕で拳銃を握り、シャリフの背中を睨み付けている。
シャリフは振り返りながら――
ハデス:両手で刃を握っていた
ポセイドン:両手に単機関銃を握っていた
プロメテウス:片手に銃を、もう片方の手に銃を握っていた
638
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 09:07:31
ハデス:両手で刃を握っていた
639
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 09:21:43
ポセイドン:両手に単機関銃を握っていた
味方側からも誰か脱落する頃かな
640
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 13:21:47
ハデス:両手で刃を握っていた
641
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 14:09:21
ハデス:両手で刃を握っていた
642
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 14:23:44
>>636
おお、見逃してた。すまねー。
ハデス:両手で刃を握っていた
643
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 17:31:18
>>523
はちゅねみく
だれも触れないけどこれで決定?
エルメロイの人がんばってください
644
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 20:41:44
ハデス:両手で刃を握っていた
645
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 20:42:02
ふと思う。
隣町に出てくるキャラを全て把握し、尚且つリアルタイムで読んでる人は何人居るのだろうか……
646
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 20:53:33
隣町はまとめwikiでも収録あきらめられてるぐらい話数とかぶっちぎってるからなw
647
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/18(日) 21:30:56
ttp://members3.tsukaeru.net/tsukitemp/snuploader/src/up0149.txt
選:このまま中に出す。
択:ルヴィアの口の中に出す。
肢:慌ててトイレに駆け込んだ。
648
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 21:32:11
>>646
このスレ来始めたの最近だが、取り敢えず半年分は覚えている。
649
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/18(日) 21:33:11
あ、忘れててたけど
>>647
は文章の一部に本番描写を含みますので
650
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 21:37:56
選:このまま中に出す。
ネタ選択肢を選びたかったけど仕方ない。だって男の子だもん。
651
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 21:47:10
択:ルヴィアの口の中に出す。
652
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 22:00:31
択:ルヴィアの口の中に出す。
しかたないよね
653
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 22:13:10
選:このまま中に出す。
654
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 22:16:10
選:このまま中に出す。
655
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 22:23:58
選:このまま中に出す。
656
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 22:40:03
択:ルヴィアの口の中に出す。
せっかく着衣してるんだから顔とかドレスも汚さないと駄目だよな
657
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 23:01:35
択:ルヴィアの口の中に出す。
658
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/18(日) 23:25:50
選:このまま中に出す。
ここは中田氏でラブラブモード突入でおk
659
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 00:12:32
選:このまま中に出す。
660
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/19(月) 01:58:47
選:このまま中に出す。
「……いっぱい。シェロの、熱い……」
ぐったりと、ルヴィアがベッドに沈み込んだ。その肢体はいまだ震えていて、ほのかに熱っぽく色付いている。蒼いドレスに包まれた背中とは対照的なむき出しの下半身が、特に白いお尻が煽情的だ。思わずその丸みに手を伸ばそうとして、思いとどまって途中でやめた。一度しか出してない俺はまだまだ余力があったけど、ここはがっつくような場面じゃないから。
「ルヴィア、このまま寝るのはまずいぞ」
主に汁とか汁とかで大変な事になるだろうから。ベッドとかドレスとか色々と。そう思って頬をペチペチ叩いてみたところ、だるそうに頭を動かしたルヴィアに手の平を噛まれた。
「……駄目だぞルヴィア。ぺっしなさい、ぺっ。つーか痛い」
「………………くすっ。お返しです」
なんか、意外と元気そうだった。
「大丈夫ですわ。疲れましたけど、まだ寝ません」
言いつつ、ごろんと仰向けになるお嬢様。情事の後の気怠げな仕種はそれはもう色っぽくて視線が釘付けになってしまうんだが、今それ以上に、その、なんだ。スカートが腰までまくられてるから女の子の部分が想いっきり……。
「……私、勉強しましたの。シェロみたいな方をニホンではムッツリスケベというのですってね」
「悪かったな。というか男なら当然なんだよ。だって相手はルヴィアだぞ?」
軽口を叩きながらスカートを直してやろうと手をやって、ふと、秘裂から零れてくる白濁液に気がついた。
「ついでに拭いた方がいいのかな」
「そんなことされようものなら泣きましてよ? 大声で」
「さいですか」
「それよりも、シェロもこちらへいらっしゃいな」
ぽんぽん、と、自分の隣を軽く叩いてルヴィアがいう。放っておくと後で苦労しそうだけど、ま、本人がいいと言うのならいいのだろう。俺は納得してスカートだけ整えてから、ルヴィアの隣に寝転んだ。どうせなら彼女の顔を愛でようと視線をやると、何かを期待する瞳がある。
「腕枕、する?」
こくん、と童女のように頷くルヴィア。お望みのままに腕を差し出すと、子猫が甘えるようにすり寄ってくる。なんか、かわいい。疲れてとろんとした目を嬉しそうに細めて頬擦りして、ご満悦の微笑みを見せた。前々から思っていたんだけどルヴィアって、行為の後は幼児退行してないか? 後頭部をよしよしと撫でながら、そんなことを考えていた。
「甘えんぼだな、ルヴィア」
「私を壊した本人が何を言いますか。全てあなたのせいだというのに」
だから責任を取りなさい、と耳元で嬉しそうに囁かれた。……いや、ルヴィアの猫をひっぺがしたのは主に遠坂の功績だと思うが。機嫌を損ねるのが怖いから言わないけど。
「責任を取るのはいいけどさ」
「いいけど?」
「ルヴィアの方も忠実な執事にご褒美とかくれたりしないのか?」
「どの口で忠実などとおっしゃいますか。……まあ、ほかならぬシェロですし。愛人と退職以外の頼みでしたら大抵のことは叶えて差し上げましてよ?」
「いや、そんな大仰な頼みじゃなくて」
腕の中のルヴィアを抱き締めて、愛らしい耳にそっと耳打ちした。片手でお尻を撫でながら。もちろん頷かれるとは思っていない。ほんの小さな悪戯心だ。もっとルヴィアの表情が見たかっただけ。怒った顔でも、困った顔でも、彼女の顔なら何でもよかった。
それなのに―――。
「……もう少し、体力を回復させてからにして下さいませ」
恥ずかしそうに頬を染めるルヴィアゼリッタ。モジモジとお尻を動かしてから、痛くしないでとお願いされた。
……どうやら、許可がでてしまったらしい。
661
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/19(月) 02:00:00
/エピローグ
「動いてる、のかな?」
「まだ日はありますもの。分からなくて当然ですわ」
「そっか。お腹もあまり大きくなってないしな」
「ええ。ゆっくり待ちましょう。あなた」
閨の中、ルヴィアのお腹から耳を離した。白いお腹は少しだけ膨れているけれど、決して食べすぎたり太ったりしたわけじゃない。この小さな空間の中、今、一つの新たなる生命が人間になろうと頑張っている。
もちろん、俺とルヴィアの大切な子供。
「名前は、考えてる?」
「ええ、男の子なら、シェロと」
「……君が喜ぶなら何でもいいさ」
「無理しなくて構いませんのよ? あなた」
くすくすと笑う可愛い妻。その唇に優しくキスをして、もう一度ベッドに押し倒す。きゃっ、という悲鳴はもちろん無視だ。俺をからかった仕返しだから。
たぶん、ルヴィアは魔法に辿り着いた。
それは本当に何でもない命の奇跡。
生命を生み出すありふれた神秘。
太古より連綿と続く未来への連鎖。
なにより、愛の営みの最高の報酬。
この広い地球のどこか、そんな答を出した間抜けな魔術師が二人ぐらいいても、神様は許してくれると思うんだけど。
妊娠エンド 了
Thank you for your support.
Thank you...
662
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 02:32:20
この甘甘カップルめ!GJ!!
663
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 08:16:31
ハッピーエンドおめでとうルヴィア!
664
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 10:28:27
ええい!このバカップルが!!GJ!!
665
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 10:54:33
赤髪ドリルヘアーな赤ん坊なんて……GJすぎるw
ところで没選択肢集と教えて! 桜先生!は当然あるよね?
666
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/19(月) 12:15:26
もしハサ裏話そにょ3
某「みなさんこんにちは、パンティ大好き某魔術師だヌーン!
ん?本編とキャラが違うって?気にするな諸君!おまけ話なんてこんなもんだ」
某「今日はわが盟友にしてこのコーナーでメインやってるハサン君が第4章の準備で
忙しいからお休みなので私一人で短めにお送りするZE!」
某「今回の裏話はこれっ『夢の中編』だ!賢明なる皆さんはもうお気づきだろうが
これまでの選択肢に『夢の中』という単語が使われている場所が二箇所あったわけだねえ!
そう、これを選んでいた場合は夢の中でハサンさんと出会うルートになってたんだZE!」
某「残念ながら選ばれなかったから、生前のハサンのカッコイイ活躍はもう見れないん
だけどねー!それじゃまた本編で、オッパイも大好き某魔術師でしたー!
パンティオッパイパンティオッパイパンティオッパイパンティオッパンティー♪」
某魔術師「ハアッ、ハアッ、ハアッ、くそっ完全に遅刻してしまった。ハサンの奴め、
私に嘘の道順を教えたな。言われた通りの場所にいったら○剣物語らじおをやっていたぞ。
・・・ADさんどうしたんだ、目を点にして?何、さっきまで私がここにいて逃げるように
出て行っただと!ばっかもーん!そいつがハサンだ!」
(注)ハサンがこの章で忙しくなるのは本当です。
667
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/19(月) 12:16:26
第四章『もしも自分の人生にもう選択肢なんて存在しなかったら』
黒く塗られた壁、7つの扉、だがしかしこの部屋は他の部屋とは明らかに違った。
どの部屋にも備え付けられているモニター、これが6分割されており同時に多数の
部屋内を覗けるようになっている。そしてそのモニターの前では、髑髏の面を付けた
小太りの老人が椅子に座って様子を観察している。彼こそがこの奇想奇舘の創造者
ハサンその人である事をバゼットは部屋に入った瞬間に理解した。
「いらっしゃいませバゼットさん」
椅子から立ち上がり声を掛けてくる。反響効果の違いだろうか、その声は念話や
部屋全体から発した時の性別年齢不詳の声と違い年相応にしわがれた男の声だった。
「ここに来たのは偶然ですか?それとも―」
「マスターとして命令します。今すぐこの館を解除し自害しなさい」
「最初にも言いましたけどそれは出来ません。確かに勝手に皆さんを閉じ込めたのは
やりすぎだったかもしれませんが、現状では誰もがここから脱出しようと考えている
訳ではありませんよ。貴方が戦ったマスターがいい例です。彼は全員が閉じ込められた
という状況を利用し勝者になろうとした。つまり、このゲームに乗ったのです。
今この奇想奇館を解除する事はマスターの意思に反するのですよ」
人と英霊の契約のルール上では確かにハサンの言っている事は間違ってはいない。
もっとも今回の多人数による一騎の召還は完全にルールの範疇外だが。
「なるほど、脱出したい人物とそうでないものが同時に命令権を持つ以上
貴方は現状を維持する事によって平等でなくてはならないと」
「ええ、こうしないと令呪の縛りで私に苦痛が与えられますからね。
しかしバゼットさん、貴方の命令に従えない理由はもう一つあります」
「現在私との繋がりが切れているからですか?」
そう言い、感覚の無い凍てついた左腕を肩の力を使い軽く揺らすバゼット。
「なんだ気付いていたのですか。つまらないですねー、ここぞという所でバラそうと
思っていたのに」
「確信が持てたのはこの部屋に入ってからですよ。貴方はさっきからずっと私の事を
マスターと呼んでいない」
「これはうかつでした。で、どうします?その左腕が治ったらどうなるのかは
分かりませんが、少なくとも現在は私達には何も繋がりは無い、そう他人だ。ゆえに
貴方を攻撃しても私には何のペナルティも生じない」
「望む所です。元々貴方に会ったらこうしようと思っていた」
右腕一本で構えを取るバゼット、対してハサンは――――――、
[選択肢]
イ.「では二人きりで楽しみましょうか」全ての扉に鍵が掛かる音がした。
もう逃げる事も他者がこの部屋に侵入する事もできない。
ロ.「ただし直接戦うのは私ではありません」バゼットが入って来た扉から
一人の少年が飛び込んできた。
668
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 14:02:54
ロ.
669
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 16:23:52
ロ.
670
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 17:08:08
イ
671
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 18:02:42
ロ.「ただし直接戦うのは私ではありません」バゼットが入って来た扉から
一人の少年が飛び込んできた。
672
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 18:21:40
ロ.
士郎の様子がおかしかったんだよな
673
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 19:20:56
イ.「では二人きりで楽しみましょうか」全ての扉に鍵が掛かる音がした。
もう逃げる事も他者がこの部屋に侵入する事もできない。
ここいらでハサンの強さを見ておきたい。
674
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/19(月) 19:38:10
ロ.「ただし直接戦うのは私ではありません」バゼットが入って来た扉から
一人の少年が飛び込んできた。
675
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 15:00:09
もしハサはロで決定か
676
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/20(火) 20:06:30
――だが様子がおかしい。
老虎の体は微かな痙攣を繰り返し、歩き方もその太い足に似つかないほど脆弱だ。
もしや怪我でもしているのだろうか? ならば大人しく寝ていればいいものを、老虎はしきりに何かを求めて彷徨っている。
それが一種の警告にも感じられ、熱くなった頭は自然と平静を取り戻し、慎重に様子を窺う行動を選んでいた。
見れば傷んで色艶の消えた黒毛、不衛生な目やにに塗れた目元、生気のない虚ろな眼差し――――。
まさか。
それらの事実を踏まえ、一つの結論へと達する。間違いない。つまり、虎は……。
「老衰、か」
俺の言葉を肯定するかのようなタイミングで大きく苦しそうに息を吐く。足元も覚束ないくらいフラフラだというのに、それでも足は止まらない。
何故?
猛獣の前だというのにその疑問の前に支配され、湧き上がった謎を解くべくフル稼働する。だがどうしてもわからない。遂にはここに来た目的すら忘れ、何も考えずに老虎の跡へとついて行った。
やがて目的地であろう暗い洞穴へと辿り着き、ゆっくりと老いた体をその中に横たえる。ようやく達せられた目的なのだろう。全身の筋肉は緩み、全ての力を使いきったかの如くダラリと脱力した。
長かった虎の生涯が、終わろうとしている。
温かなベッドなどない。付添い人がいる訳でもない。ただ、孤独に――――誇り高く、牙ある者の生命が消えようとしていた。
唐突にポタリと何かの液体が地面を濡らす。
ふいに自身が瞬きもせず、唾も飲み込まずに見とれていたことに気付いた。あんな虎、つい先程出会ったばかりの顔見知り以下の関係だというのに、それでも目が離せない。
――――そしてとうとうその時は来た。
小さく上下していた胸の動きは徐々に弱まり………………オルゴールのネジが切れた如く、虎の命は、消え去った。
瞬間、頭を打つ衝撃。
もはや隠れる必要がある筈もなく、死した虎のすぐ傍まで近寄ってみる。
顔は穏やかとは言い難かった。体毛もボサボサ。だが開かない瞼はとても深くて……無意識に頭を下げていた。奇妙な親愛があった。
唯一残ったものは、虎の大きな牙。何も考えず、干将・莫耶を投影し、俺はそれを――――。
「おめでとう、エミヤ。もし君が自然の声を聴き取ることができずに矢を放っていれば、例え老いたといえども牙の王に噛み殺されていただろう」
「狩るものにとって牙とは、生きるための術。そして死した証。牙持つ者は、牙を失えば生きてはいけぬ。牙持つ者は、死せば牙のみ残る……。牙持つ者になろうというのなら、牙とともに生き、牙を残して死ぬのだ」
言いながら、族長は持ち帰った牙に工具で穴を開け、紐を通す。その手際は盲人と思えない程に滑らかで、見ていて心地良い。どうやらペンダントへと加工しているようだ。
「新しい狩人よ、これを持て。偉大な牙ある者が残した生と死の証だ」
差し伸べられた手に掛けられたペンダントを恭しく受け取り、首に通す。
こうして。
俺は一つ、強くなった。
�機А宗�Interlude side Princess
�供А宗�Interlude side Gilgamesh(��)
�掘А宗�Interlude side Ortensia
�此А宗�Interlude side Saver in earth
677
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 20:24:42
��
ロリ姫の状況を!
678
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 20:59:02
��
679
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 22:03:52
��:――Interlude side Saver in earth
680
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 22:26:21
��
681
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/20(火) 23:35:52
��
682
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 00:50:50
�此А宗�Interlude side Saver in earth
置いてかれたセイバーw
683
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 02:27:46
�掘А宗�Interlude side Ortensia
684
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 03:03:27
�此А宗�Interlude side Saver in earth
685
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 03:38:47
�掘А宗�Interlude side Ortensia
686
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 06:01:16
�此А宗�Interlude side Saver in earth
セイバーw
687
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 06:09:56
�供А宗�Interlude side Gilgamesh(��)
688
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 14:08:42
�困之萃蠅�
しかし選択肢が1,2,3,6、なのには何か意味があるのだろうか・・・?
689
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/21(水) 14:51:08
これからどうする?
→おっさん、弟子にしてくれ
「おっさん、弟子にしてくれ」
「ダメだ」
思考時間0での即答だった。
「なんでさ。さっきは師匠を探せって言ったじゃないか」
俺は食い下がる。魔術師なんてものがそうそうころがっている訳はない。目の前の銀髪は俺にとって得難い師匠候補なのだ。
「ちゃんとした師匠、と言ったはずだ。それに、俺は探偵で……そう、探偵で術師じゃない」
銀髪は新しい煙草に火をつけた。ツンと、安っぽい煙草の臭いにまぎれてわずかに硝煙のにおいがした。
「探偵、なのか?」
「ああ、だから術も教えてやれるほどに上手くはない。何より―――」
銀髪はスーツのポケットに手を伸ばし、あの血濡れのハンカチが入っている場所を、ポンと叩いた。
「依頼人がついた。探偵は仕事を始めるさ」
相変わらずの無表情で、それでも力強く、その探偵は言い切った。
そんなことをしても、きっとなんの得にもならない。報酬と言えるものは血でよごれたハンカチが一枚。そうだと言うのに、その探偵はこの世界からいなくなってしまった少女のために仕事をするという。
俺にはそう言い切った探偵の姿が、ひどくカッコイイものに見えてしまった。
「おっさん」
だからだろうか、俺に背を向けて歩き出そうとするその背中に声をかけたのは。
「名前、教えてくれ」
だからだろうか、そんなことを聞いてしまったのは。
振り向いた探偵は、不思議なものでも見るような目で俺を見ていた。
「あ、いや、忘れてくれ。なんでもない」
探偵は一瞬だけサングラスをずらし、鋭い瞳で俺を見ると、路地の奥へと歩き出した。
「日向だ」
「え?」
聞こえた声に慌てて顔を上げて、俺はその黒い背中を凝視した。
「日向玄乃丈だ。お前は?」
「衛宮、衛宮士郎!」
俺の口を発したのは、自分でもどうにかしたような、そんなバカみたいな大声だった。
「じゃあな、士郎。今回で懲りたなら、あまり無茶はするな」
最後に、それだけ言って、銀髪の探偵・日向玄乃丈は路地裏の闇に姿を消した。
一方その頃/
真っ青な道士服の上からトレンチコートを羽織った背の高い男、金大正(キムデジョン)は長らく住まいとしてきた道場の戸に錠を下ろしていた。
その傍らには、一人の老人が立っている。
「それでは、藤村さん、後のことはよろしく、お願いします」
金は道場の戸の鍵を、傍らの老人、藤村雷画に預ける。雷画は街の顔役で、留守宅の鍵を預けるにはうってつけの人物だった。
「金くん」
「はい」
金は雷画の声に几帳面な返事を返した。金の年齢は25を1つか2つ過ぎたほどであったが、普段から昨今めずらしほどに礼儀正しい若者だった。
「考え直すわけにはいかんかな」
表情に乏しい金の顔に、驚きと、ついで憤怒の相が浮かび上がった。針のように細い目が、さらに細められる。
「申し訳、ありません。できない、ことです」
金は変わらず礼を尽くし、心底から雷画に頭を下げた。
「そうかい、残念だよ」
雷画はわずかに首を振った。
数日前、道場を閉めることを告げに来た金に、雷画はあることを教えている。いわゆるヤクザ、暴力団と呼ばれる連中のことであった。
もっとも、雷画に言わせれば、金に教えた連中は極道・侠客と称するも片腹痛い、愚にもつかぬ犯罪集団である。
その連中が昨日、にわかに壊滅した。一斉検挙などによる解体ではない、文字通りの壊滅である。
世間的には警察の手が入ったことになってはいるし、実際多くの逮捕者も出たが、雷画の元にはその警察からの問い合わせが来ている。
壊滅した組織が「取引」を行っていた場所で死者多数。その上、連中が扱っていた銃器が幾つか見つかっていない。
雷画はそのことを思い出しながら傍らの青年を見た。その足元には、楽器がしまわれているにしては明らかに重過ぎるものの入ったギターケースが置かれている。
「では、行きます」
金はギターケースを背中にかつぎ、雷画に一礼をするとその場を去っていく。
雷画は大きくため息をついて、その背中を見送った。
五日前、金大正は教え子を殺されている。その少女は切り刻まれ、膝から下はまだ見つかっていなかった。
/一方その頃 了
690
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/21(水) 14:52:28
「ハアハァハァハァ……」
ゼェゼェと息が切れる。バクバクと心臓が鼓動する。疾走する身体から噴き出す汗は前髪を額に貼り付ける。
そもそも、慎二の頼みを引き受けて弓道場の掃除などに手をつけたことが悪かった。しかも、久しぶりに手にした弓道道具に興が乗って大掃除を始めたのが、なお悪かった。
その結果、俺は今日二度目となる生命の危機を背中に感じながら疾走している。
しかも、今、俺に迫る死は日中に出会った殺人人形や、日向のおっさんの持っていた拳銃などとは比べものにならないほどに濃厚なものだ。
今日は厄日だった。
「よお坊主、足が速いな」
「ぐ」
その《死》が平然と、俺の正面から現れた。
闇を裂いて現れるのは青い影。深蒼髪と同じ色の鎧に身を包んだ背の高い男。手には血に濡れたような真っ赤な槍を持っている。
青い槍騎士。そんな非常識なものを目の前に、わずかでも理性を保っていられるのは、昼間小なりとは言え《死》を眼前に見たからだろう。
「だがな、そろそろ死んでおけ。それ、痛いのは一瞬だ」
「それでも《死ぬほど》痛いって」
俺の軽口に、青の騎士は口元をほころばせた。実に愉快そうな表情になる。
「いや、いい度胸だ。十年後が楽しみだな。見れねえのが残念だよ」
言うや、騎士は気負う様子もなく槍を構える。殺気が膨らんでいく。
「じゃあな、その心臓、貰い受けるぜ」
残像すら見えるような神速の槍を繰り出す騎士は、さすがに、シャーペン投げつけてどうにかなる相手には見えなかった。
ズッ!
そんな、本当になんでもない音で、俺の心臓はあっけなく貫かれ、体はリノリウムの床に転がった。
霞む視界の向こう側から、誰かが駆け寄ってくる。その光景を眺めながら、俺の意識は闇に落ちていった。
一方その頃/
「嘘」
遠坂凛は足元にころがったソレを見下ろして、茫然と呟いた。
人型をしたソレの胸部にはポッカリと穴が開いていて、ソコからはとめどなく赤い液体が漏れ出している。
「なんで、よりにもよって」
赤い海が広がっていく。
まだ、衛宮士郎は生きている。心臓が無い状態を、生きていると言えるのならばだが、少なくとも蘇生の見込みはある。
予備の心臓さえあれば。
運がなかったのだと、凛はそう断じて士郎に背を向ける。鉄錆の臭いがした。
それで、あの子が泣くだろうなと、そんなことを思ってしまう。
「ああ、もう! 桜に感謝しなさいよ―――衛宮君」
そして光が、闇を裂いた。
/一方その頃 了
691
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/21(水) 14:54:42
胸が痛んだ。
ああ、それはそうだろう。ほんの少し前までそこに穴が開いていた。
頭がくらくらする。
当たり前だ。ほんの少し前、ちょっと自分でもびっくりする量の血を流した。
「ははは……なにやってんだろ、俺」
自分が笑えてくる。
ほんの数刻前にそんな状態であったのに、今現在、俺が何をしているのかといえば、自分が流した血の跡をモップで拭き取っているわけで。
もう、笑うしかなかった。
そもそも、はじめの内はなにやらお題目があった気がしたが、掃除をしている内にだんだんどうでもよくなってきている。
そして、本当にどうでもよくなるころには掃除があらかた終わっている、そんな自分の家事技能が恨めしかった。
きっちり掃除道具まで洗って片付けて、そこでようやく俺は自分の姿に気付いた。
乾いてはいるが明らかに血まみれで、しかも制服には穴が開いている。今さっき人を殺しました、と言ったら誰もが信じてくれる格好だ。
掃除をしていたのは正解だったかもしれない。人通りのある時間にこの格好で歩いていたら、間違いなく通報される。
「帰ろ」
靴を履き替えて校舎を出る。冬の風に穴の開いた制服は厳しいものがある。
夜道を歩き、ほどなく住宅地に達した。朝に探偵と出会った路地を覗いたが、何も無い。人形の残骸も綺麗になくなっていた。
力なく歩いて、ようやく自宅の玄関にたどり着くと、扉には『士郎遅いぞー』と書かれた紙が張り付いていた。藤ねえの仕業だろう。
居間には桜の字で書かれたメモが置かれ、夕飯を作ってある旨が書かれている。さらに、追申で俺の帰りを待てないことを謝っていた。むしろ、謝らなければいけないのは俺の方だというのに。
ガクリと畳の上に膝をついて目を閉じる。今日はこのまま寝てしまおうと思った。
からん、からん。
そして、俺のその願いは、衛宮邸に配された対侵入者用の警報によって、無情にも破られることとなる。
「っ、こんな時にどろぼ……う、なはずは無いか」
浮かんだ思考を振り払う。こんな都合よく泥棒が入るはずは無い。相手は、あの青い騎士か。
「ったく、しつこいな」
武器になるようなものを探す。はじめに包丁が浮かんだが、あの槍を受けるには短すぎる。
庭先の道場か土蔵まで走れば木刀か竹刀のようなものもあるだろうが、残念ながら居間には箒の一本も存在しない。
と、すると残るは自分の体を強化するくらいだが、たとえ全身を強化しても青いやつの身体能力には敵いそうにない。
ふと、視界の端に筒のようなものが止まった。
それは、一昨日、藤ねえが持ち込んだ、おいでませ自衛隊、などと言う訳の分からない文句が書かれたポスターのはずだ。
「マジか」
こんな紙きれに命を預けると思うと泣けてくる、が迷っている時間は無い。丸めたポスターを強化すれば竹刀の代替程度にはなるだろう。
俺は観念して自己の内に没入した。ザクリと脊髄に針を埋め込み、魔術回路を生成する。
「同調、開始」
全身の回路に火が燈る。
「―――構成材質、解明」
ポスターを手に取り、魔力を走らせてその内部の隙間を走査する。
「―――構成材質、補強」
感知した隙間に魔力を流し込み、ポスターを補強する。慎重に、過不足なく。
「―――全工程、終了」
この上なく上手くいった。そんな手ごたえ。目を開ければ、ポスターはしなやかな金属質の輝きを帯びている。
ゾクリ。
背筋が凍った。俺の武器が完成するとほぼ同時に、殺意は上から降ってきた。
「っ、があ!」
受け止めることなど考えず、横っ飛びに回避する。体勢を立て直した時には、天井から降ってきたモノが狙い違わず俺の立っていた場所に突き刺さっていた。
「いい判断だ。いや、一瞬で死ねば苦しまずにすむと思ってな」
青い騎士は、やはり血に濡れたような赤い槍を担いで、酷薄に笑って見せた。
692
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/21(水) 14:55:44
「それにしても坊主、お前どうやって生き返った? ああ、いや、やっぱり答えなくていい。どうせ、今からもう一回殺す」
「冗談じゃない」
俺はポスターを構えた。筒状にしたポスターは竹刀よりは短いが、それでも贅沢はいえない。
さいわい場所は室内だ、得物は短い方が――
ヒュン!
「つぁっ!?」
風を切る音を感じて、とっさにポスターを振るう。カキン、と情け無い音とともに、強化したはずのポスターがあっさり歪んだ。
「はっ! よしよし、勘は悪く無いな」
笑う槍騎士。笑いながらも立て続けに槍を繰り出してくる。
室内で、けして短いとは言えない槍を立て続けに繰り出してくる。神技、そうとしか言いようがない。
カキン、カキンと、音がなるたびにポスターが歪み、飛び散り、武器としての寿命をすり減らしていく。
「それにしても魔術師だったとはなあ。さっきは、まったく魔力を感じなかったんだが」
ヒュウッ、とひときわ大きく風を切り、槍が突き出された。俺は全力でポスターを振るい、その軌道をわずかに変える。
そんな攻防を繰り返しながら、ジリジリと後ろに下がっていく。やがて、俺の体は窓際まで追い詰められていた。
「どうやら、ここまでだな。暇つぶしにはなったぜ」
青い騎士は静かに槍を引き、その穂先を俺の心臓へと照準した。
血に濡れたような槍が突き出される。その寸前、俺は大きく後ろに飛んでいた。槍が空を切る。
「なにっ!」
槍騎士の声を聞きながら、俺の体は打ち破ったガラス窓ごと庭へと転がり落ちた。受け身を取る間も惜しんで体勢を立て直し、全速力で疾走する。
「クッ、わっはははは! いいねえ坊主、生き汚いヤツは大好きだぜ」
ヒュウッ! と風を切る音。俺は振り返らずにポスターを後ろへ向けて振るう。鈍い手ごたえがした。
槍を弾きながら、俺の体は飛び込むような形で土蔵へと滑り込んだ。
そして、そこで運が尽きた。
「終わり、だな」
青い騎士は愉快そうに、それでいて哀れむように俺を見下ろしている。
俺はといえば、尻餅をついたような格好で無様に槍騎士を見上げていた。
「なかなか楽しかった。十年、いや、五年でもあれば、いい戦士になっただろうが」
槍騎士は、その槍を引き、その身に濃厚な殺気をまとわせる。《死》が目の前に出現した。
「じゃあな、今度は迷うなよ」
その槍が、稲妻のように、俺の体に向かって放たれた。そして、その稲妻は確実に俺の体を貫き、殺す。
稲妻であるのならば、人の身でそれをかわそうとすることは無意味であろう。
そして、この身を貫く稲妻は―――
セイバー:この身を守ろうとする光によって防がれた。
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
せいばー?:狙い違わず俺の体を貫いた。
693
:
Fate/式神の城
◆v98fbZZkx.
:2007/11/21(水) 14:56:38
以上Fate/式神でした。
凄い勢いで長文です。本当にありが……ごめんなさいorz
694
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 15:15:57
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
急展開だなw
695
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 16:59:54
セイバー:この身を守ろうとする光によって防がれた。
696
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 17:02:06
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
697
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 18:46:27
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
698
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 18:49:06
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
699
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 19:27:49
セイバーオルタ
それでは止めに
700
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 19:59:23
セイバーオルタ:この身を守ろうとする《黒い光》によって防がれた。
これだよね
701
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/21(水) 20:36:59
あ…ありのまま 投票結果を話すぜ!
『おれは新連載の例を書いていたと思ったらいつのまにか自分が連載をする事になっていた』
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…先の展開なんて考えていなかっただとか住民ノリよすぎ
だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいネタ選択肢を混ぜる事によるカオス展開の片鱗を味わったぜ…
も、もうまともな選択肢にネタ選択肢を混ぜるなんて行為は当分しねー。
今回で嫌という程思い知りました。
とゆーわけでエルメロイ物語連載化なのです、4649。
702
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/21(水) 20:37:54
『一日目 変態すぎる○○さんが楽しいギャグ小説』
刹那――ちゅどこーん。
「ぷげらっちょ!」
急に尿意を感じ空港の小用便器で用をたしている最中、突如男子トイレ内で大爆発。
当然僕はチャックを上げる間もなく衝撃でぶっ飛び、洗面台の仕切りにわき腹を強く
打ち付けて倒れこんでしまう。
雨の様に降るスプリンクラーの水、所々に焦げ跡の出来た壁、治まらないわき腹の鈍痛。
トイレの中には僕しかいない。そして、結構な音が出たにも関わらず誰もこの場に
集まってこない事から魔術によって狙われた事に気付く。
しかし、誰が、何で?
とっくに聖杯戦争は終わっているし、僕個人にも誰かの恨みを買うような事なんてない。
「こんな罠に簡単に引っかかるなんて相変わらずの能無しね」
聞き覚えのある声が洗面台の正面、掃除用具入れの扉から聞こえてきた。
きいと音を立てて扉が外側に開き、中から清掃員の変装をした女性が現れた。
「や、やあサラ、君か」
「何が、『ヤアサラキミカー』よ。人一人殺しておいてホント態度だけは一人前なんだから」
彼女はセーラ・マッコイ、通称サラ。僕と共に協会で魔術を学んでいる学生であり、
状況を推理すると彼女がこのトイレ爆破の実行犯なのは間違いない。
なのに彼女の圧力に屈して被害者である僕の方がなぜか怒られている感じだ。
と、いうか―、
703
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/21(水) 20:38:44
「えっと、人を勝手に殺人者にしてほしくないんだけどさ」
「とぼけないでよ!!」
こちらの弁明に一向に耳を貸す気がないようだ。それどころか憎しみを込めた目で僕を
見下ろしている。
聖杯戦争以前、ロンドンで一緒にいた頃は僕に対し何の興味も抱かず石ころを見る様な目
でしかこちらを見る事はなかった。何が彼女をこんなにも変えてしまったのだろうか。
早くそれに気付けないと僕の命がピンチだ。
そして僕が誰を殺したのかは彼女自身によって明らかにされたのである。
「私を騙そうとしても無駄よ。情報は既に届いてるんだから」
そう言い、彼女は小冊子を取り出し中ほどのページを開き僕に見せる。
『ロード・エルメロイの最期について』
この日ロード・エルメロイことケイネス・エルメロイ・アーチボルト氏は自らの
サーヴァントや婚約者同様にその命を落とし、三番目の脱落者となった。
彼は今回参加したマスターの中で最優の魔術師であったのは間違いない。
彼が脱落した一番の理由、それは・・・
まー、彼の弟子が色々勝手なことしたからだろーねー。
結論:ロード・エルメロイは弟子に殺された。そしてその弟子はのうのうと生きている
のである。まる。
(民明書房刊『言峰綺礼の聖杯戦争ガイドブック』より)
「こんなの嘘だ、僕は先生の死に関係無い」
「嘘?確かに監督役から送られてきたこの報告書には疑わしい部分もあるわ。
でもあんたはエルメロイ先生に何もやましい所はないと心から言う事ができる?
先生相手にフェアな戦いを通したと言えるの?」
「うっ・・・」
この時とっさに返事をしていれば事態は好転したのかもしれない。
だが、僕はロード・エルメロイに対してやましい所が無いとは言えなかったし、
現場では報告を書いた言峰を含めて全員が反則のオンパレードだったので、彼女に対して
適切な言葉をすぐさま言い返すことが出来なかった。
「そう・・・やっぱりあんたが先生を殺したんだっ!!」
「あ、あわわわわ」
も う だ め だ 。
聖杯戦争で生き残ったといっても僕自身何かレベルアップしたわけじゃあない。
同期の中でトップだった彼女に勝てる見込みなど、いや止める事すらできるものか。
(登場人物紹介2:セーラ・マッコイ)
オリキャラ。『僕』にとってはゼミ仲間である。
『僕』とは逆に家柄・才能共にロード・エルメロイの教え子として申し分無い人物。
トイレへの誘導・爆破・人払い、全ての彼女のしわざである。
今後ライバルキャラとして幾度と無く立ちはだかる予定。
【選ぶメロイ】大ピンチの主人公!さあ今こそお助けキャラの登場だ!
ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー:入り口からフルチンで荒耶宗蓮。
アノノアイノノォオオオォーヤ:洋式便器をぶっ壊し床下からコルネリウス・アルバ。
ラロラロラロリィラロロー:壁を破って女子トイレから蒼崎橙子。
704
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 21:10:47
ええい何にせよ誰にせよカオスな展開になりそうだぜ…!
せっかくだから俺はこの痛んでるっぽい赤の
ラロラロラロリィラロロー
を選ぶぜ!
705
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 21:21:59
アノノアイノノォオオオォーヤ
今こそ僕らのアルバ様の出番だよなw
アルバックステップからリピート連打する極死・アルバが火を吹くぜ!
706
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 21:41:12
アノノアイノノォオオオォーヤ
何て混沌だ!? オイラもコルネリウス・アルバを選ぶかな
707
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 21:51:28
ラロラロラロリィラロロー
708
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 22:20:18
ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー
709
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 22:27:07
アノノアイノノォオオオォーヤ
710
:
とても気持のいいFate(二周目)
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/21(水) 22:30:07
えー、仕事が急に忙しくなってきて
徹夜したりプリンタ壊れたり朝一番に出力ショップに駆け込んだり
それら全てが一瞬で無駄になったりしてきてやっと一息つけました。
で、落ち着いたら元マッサージの授業を忘れていたことに気がついたという話。
今さらだけど授業とかラスト一周とかどうよ?
選:授業も周回もいる。
択:授業だけほしい。
肢:授業いらないから周回だけ。
案:どっちもいらね。
ちなみに周回することになった場合、今までよりペースが落ちるかも。
予期せぬ停滞とか訪れるかも。
ま、あくまでかもな訳ですが。
711
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 22:42:43
選
712
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 22:51:24
アノノアイノノォオオオォーヤ
類は友を呼べ!
713
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 23:36:31
選:授業も周回もいる。
714
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/21(水) 23:42:40
選:授業も周回もいる。
715
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 00:08:00
アノノアイノノォオオオォーヤ:洋式便器をぶっ壊し床下からコルネリウス・アルバ。
選:授業も周回もいる。
もりあがってきたw
716
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:02:35
選:授業も周回もいる。
むぅ、ラス1なのか……
凜とか桜よりも、藤ねえ・美綴あたりを攻略したいんだがなあ
717
:
とても気持のいいFate
◆edf0CCxP0Q
:2007/11/22(木) 01:28:58
教えて! 桜先生!
えっと。桜が暴走とか暴走とか暴走とかして危険な状態なので急遽代理を務めさせていただく遠坂凛です。まあ亀甲縛りにした衛宮くんと一緒に土蔵に放り込んでおいたから2・3時間で機嫌直すと思うけど。
じゃ、ちゃっちゃと進めちゃいましょう。
>選:優しくなだめる。
>択:激しく襲いかかる。
>肢:あえて分からないふりをする。
「選」がラブルートに、「択」がハードルートに分岐してたようね。前者は二人一緒に正義の味方家業に勤しむのも良し、孕ませるのも良しな純愛話が、後者は軽い言葉責め程度なソフトSMから首輪つけての雌犬調教までより取り見取りな爛れた話が、それぞれ展開されるって寸法だったわけ。
今回のルヴィアは……、なんだ純愛話か。なんか意外ね。ま、悔しいけど仕方ないから祝福してあげるわ。よかったじゃない。士郎に理性があったおかげでまともな方向に幸せになれて。
>選:ドレスを着せたまま押し倒す。
>択:服を脱がせて可愛がる。
>肢:もちろん桃電で対戦だ。
これは単に嗜好の問題ね。別にどっちでもいいけど、ふーん、服を着せたままの方が好みなんだ。へー。ほうほう。……今後の参考にさせていただくわ。
あ、ちなみに一つ上かここの選択肢で「肢」を選んだ場合はその場でルヴィアに平手打ち喰らって―――、舞台を後日に移してわたしも含めたデートイベントが到来ね。それじゃ、今回の没選択肢はこの場面から。
>選:自然が恋しい。清流とかいいね。(青空の下で3pへ)
>択:シティーをぶらりと回ってみたいな。(屋敷で3pへ)
>肢:とりあえず根源に到達してから考えないか?(根源エンド)
あ、今ちょっと後悔した?
>選:はじめはもちろん正常位で。
>択:後ろから獣のように貪りたい。
>肢:ここは双頭ディルドーの出番だろう。
ここも直後のシーンにしか影響しないからお好きな方へ。あ、だけど「肢」を選ぶと士郎がアナルに、というより男同士に目覚めるエンドに到達する予定だったから気をつけて。
>選:このまま中に出す。
>択:ルヴィアの口の中に出す。
>肢:慌ててトイレに駆け込んだ。
ここの分岐は比較的分かりやすいわね。上が妊娠エンド、真ん中が二人で正義の味方エンド、一番下がバッドエンドでぶちきれたルヴィアに地下室で飼われるエンディングよ。まー、バッドエンドもある意味ハッピーエンドかもしれないけど。
それでは、いよいよ選択肢にいってみましょうか。
最終ルートヒロイン選択(一度選択したヒロインは別の展開になります)
選:士郎が仕えるならやっぱり凛様
択:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
肢:ルヴィア以外に誰がいるんだこの執事
大:士郎よりセイバーのほうが主人っぽくないか?
盤:桜が喜ぶなら何でもしてやる
振:あえてライダーにご奉仕してみる
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
718
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:39:54
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
719
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:41:24
盤:桜が喜ぶなら何でもしてやる
待った、桜がそろそろ限界だ。
720
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:44:09
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
ルヴィア調教ルートに繋がってるなら激しく襲っておくべきだったorz
士郎が逆調教されるかラブラブモードしか想定してなかったよ。
721
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:49:20
択:ちんまいお姉ちゃんに傅きなさい
722
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:52:01
振:あえてライダーにご奉仕してみる
723
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 01:57:23
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
724
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:02:35
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
巨乳と貧乳の二人を這い蹲らせて奉仕させるとか最高だよな
725
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:03:43
何なんだこの人気はw
726
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:04:04
振:あえてライダーにご奉仕してみる
727
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:09:07
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
728
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:14:36
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
729
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:35:30
選:士郎が仕えるならやっぱり凛様
730
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:41:44
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
731
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 02:59:37
中:お城が恋しい。メイド達とか、いいね。
732
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 05:30:35
うおお、メイドの力恐るべし。
>>717
なんでおめー氷室とか書かないのさー。
733
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 08:25:02
>>732
お前何様だよー
734
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 09:11:57
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
これでリーチだ
735
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 09:31:31
舞:まて、なによりも虎の世話が先決だ。
736
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 09:33:09
>>734-735
SSF!
一応言っておくと、決定済みですよ。
737
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/22(木) 22:34:22
――Interlude side Saver in earth
「…………でね、もう一度あの交差点を調べてみたんだけど、やっぱりどこにも魔力の残り香はなかった。とりあえず魔術師が関与している可能性は低いわね」
「はあ」
「でもこれっておかしいと思わない? 人間の仕業じゃないのなら何故2人は消えなければいけなかったの? 衛宮君とカレンを包んだ光。魔術じゃないとしたら現代に甦った神秘としか考えられないわ。だから過去の英雄であるアナタに聞いているんだけど……」
「はあ」
「セイバー?」
「はあ」
「……ちょっと!」
「!?」
いきなり呼びかけられた声に体は痙攣し、持っていた湯のみを畳の上に落としてしまう。当然中身である緑色の液体は一面に広がってしまい、荒い目の隙間に吸い込まれていった。
「あっ、わっ、リ、リン、雑巾を……」
「……もう! しっかりしてよ、セイバー! 衛宮君が行方不明になって早2ヶ月……。アナタいつまでそんな調子でいるのよ!?」
「…………」
結局自分で取りに行った雑巾で、床にこぼれたお茶を拭き取る。まがりなりにも王を経験した自分が雑巾拭きだなんて何というかちょっと惨めになってくる。
もうシロウが居なくなってから2ヶ月が過ぎようというのか……。無事でいるのだろうか? 元気にやっているのだろうか?
積もりに積もった不安。長らく胸に空いたままの空虚な穴……。
せめて令呪の繋がりが健在だったのならばここまでの醜態を晒すことなどなかったものの、しかしあれからシロウと繋がっていた契約は消え失せ、彼の思念を感じ取ることはなくなった。リンが言うには完全に断たれた訳ではないとのことだが、それでも我が主を感じ取れぬ今、その言葉には何の説得力もなかった。
「まったく。桜は桜で表面だけ大丈夫そうに振舞ってさ……。それにカレンがいなくなったお陰で教会の連中は管理者である私を一斉にバッシングするし……。泣きたいのはこっちの方よ……」
そう言い残し、リンは衛宮邸を後にする。
また調査だろうか? 彼女の努力には脱帽せざるを得ない。
だが私とて決して今まで何もしてこなかった訳ではない。キャスターに調査を依頼し、趣味の悪い服に着替えさせられたこともあったし、間桐宅に聞き込みに行って服の隙間に虫が入り込んだ時もあった。自身でも例の交差点を中心に徹底して辺りを調べたものの、それでも全く欠片も手がかりは得られなかった。
最後の手段として英雄王に相談したこともあったのだが、「我に知らぬことなどある筈がなかろう!」と逆ギレされて暴れられる始末。リンも泣きたいだろうが、私も同様に泣きたかった。
その後リンが帰ってからは特にすることもないのでぼーっとしていたのだが、ふいに廊下から聞き慣れた足音が響き渡る。直後こちらへ続く障子が開けられた。
「セイバーちゃん、いるー?」
「あ、タイガ」
「悪いんだけどおつかい頼まれてくれない? 突然でごめんねー、ちょっと今学校に行かなくちゃならなくなって。余ったお金で好きな物買っていいから」
「はあ、それは構いませんが」
お金とメモを渡し、よろしくと言った後、タイガは忙しく廊下を駆けて行った。続けて外からスクーターのエンジン音。どう見ても相当慌てた様子だ。何かあったのだろうか?
「……私の与り知ることではありませんが」
とにかくやることがない以上、目的を与えられたのは喜ばしい。早速身支度を整え――――といっても私は化粧などしないので到って簡素ではあるが――――商店街へ向かうことにした。
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
�供Р燭箸覆�公園をブラブラしたい
�掘Х錣慮鮑硬世鬚發Π貪拂瓦戮討澆�
�検С惺擦惺圓�
738
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/22(木) 22:36:49
>>688
___
/ \
| ^ ^ |
.| .>ノ(、_, )ヽ、.| <指摘しちゃらめぇ^^
ノ ! ! -=ニ=- ノ! ト-、
..''"L \\`ニニ´//_ | ゙`
739
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 22:48:11
>>738
隠し選択肢とかじゃなくて、単なるうっかりミス!?
�掘Х錣慮鮑硬世鬚發Π貪拂瓦戮討澆�
740
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 22:49:50
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
741
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 22:53:25
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
買い食いしちゃいなよ、セイバー
742
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 23:08:43
�供Р燭箸覆�公園をブラブラしたい
743
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 23:11:17
�検С惺擦惺圓�
744
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/22(木) 23:35:10
�供Р燭箸覆�公園をブラブラしたい
きっとイリヤんが何かヒントをくれるか、慰めるか、はたまた叱るかしてくれるはず
745
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/23(金) 00:16:34
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
くいしん坊、万才!
746
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/23(金) 00:46:07
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
747
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/23(金) 04:30:54
��:屋台で今川焼きが売られている
748
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/23(金) 13:10:53
洋式便所からアルバが出てきて、メイド大人気!!
�機Р安罎悩�川焼きが売られている
749
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 10:16:39
流し読みしてたせいで今気付いたけど、SaverじゃなくてSaberでは?
750
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 13:13:33
……ホントだ;
751
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/24(土) 16:10:33
「これで最後、か」
メモに記された物も買い終わり、特に寄り道する予定もなく帰路についた…………のだが。
一陣の風に乗って運ばれてきた、思わず食欲を刺激される香ばしい匂い。コンマ数秒で発生源を嗅ぎ分ける。そうして条件反射で振り返った先には、赤い幕が張られた屋台があった。今川焼きだ。
「……ゴクリ」
当然の反応として、口内に涎が溢れる。果たしてシロウが行方不明になっている今、本能に促されるまま美味しい物を食べてしまえば不謹慎の汚名を被ることになるのだろうか?
だがタイガは言っていた。余ったお金で好きな物を買って良いと。ならばこれは自らの労働に対する正当な報酬ではないか?
時間は夕方、夕食前。丁度お腹が減ってくる頃合いだ。
――迷うくらいなら食べてしまえ。
そう決めてしまえば早いもので、考えるよりも先に体は動いていた。――と、ふと前方にサラサラはためく紫色の長髪が目に入る。これは……。
「サクラ」
「あっ、セイバーさん。こんにちは」
何とも奇縁である。サクラも私と同じく今川焼きを買うべく並んでいた。やはり彼女も焼けた小麦と餡子の織り成す絶妙な美味に魅せられたのだろうか。これには幾戦もの戦場を経験してきた私とて抗えぬ誘惑なのだ。彼女が逆らえなくとも無理はない。
むしろ同士を見つけた気分だ。食欲にそそられた自分を恥じらい頬を染める様には、思わず微笑すら浮かべてしまう。
「こんにちは、サクラ。貴女もお買い物ですか? 奇遇ですね」
「ええ、そうなんです。といっても皆さんが食べる分じゃなくて間桐家で賄うものですけど」
ふと半透明のビニール袋に視線を落とす。
……何故か袋一杯に缶詰と食パンが詰められているような気がするが、それは気のせいだろう。多分。
「今川焼き、好きなんですか?」
「そ、そうですね。屋台で出されていると、ついつい買い食いしちゃいます。本当は控えたい所なんですケド」
「別に気にする程の体型ではないと思うのですが……」
「セイバーさん、それは禁句です」
その後も喋りながら歩いている内に、自然とサクラとデートという形になっていた。もちろん私が男という設定で。女性をエスコートするのは実に二回目であるが、最近ではこういうのも悪くないと思える程度の余裕が持てていた。
色々なことを話した。シロウのこと。リンのこと。間桐のことにわかめのこと。自らに優しくしてくれた叔父のこと。私が経験した王としての責務、そして幾度もの戦争があったこと。
私自身一言も聞き漏らさないよう留意したが、サクラも私の話を真剣に聞いてくれた。
思えば私とサクラが2人っきりで話す機会は中々得られることがなかった。したがってお互いに知らないことがたくさんあって、その分会話が弾んでいたりする。
「セイバーさんっ♪」
「サ、サクラ、腕に柔らかいモノが当たっているのですが……」
「あててんのよ」
商店街を抜け、公園を抜け、異人街を通り、坂を上って学校の門に着く。これといって目的地を定めていた訳ではないので、どこに行くともなく流れ、最後に暗くなった頃には新都へと続く橋の上に立っていた。
「んーっ、夜風が気持ちいいなあ。そろそろ寒くなる季節だから余計に名残惜しいかな」
風が私とサクラの2人の髪を揺らす。空を見上げれば、金色の光が世界を照らしていた。
「……そうですね、少し名残惜しい。サクラ、今日はありがとうございました。貴女のおかげで久しぶりに楽しい思いができた」
「気にしないでください。私もこんなに楽しかったのは久しぶりだもの。お互い様です」
始まりがあれば終わりがある。それはどんなものでも逃れられない宿命。
――それに。
手に提げたままの買い物袋。
マズイ、タイガがお腹を空かせて待っている……。
「すっかり遅くなってしまいましたね。帰りましょうか、サクラ」
「そうですね。私の家では兄さんとお爺様が待っていますし……」
「それでは――――」
�機Г修里泙泪汽�ラと別れた
�供Ф兇凌燭鹵罎納廚詬佑撲覆犹伊臾椶良襍歇圓�いた
�掘П蠅鯏擦辰神屬そ辰�現れた
752
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 16:16:53
�機Г修里泙泪汽�ラと別れた
もうちょっと引っ張る
753
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 16:49:21
��
あっちのギルガメッシュか?
754
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 17:50:46
�供Ф兇凌燭鹵罎納廚詬佑撲覆犹伊臾椶良襍歇圓�いた
三枚目だから恐らくそうかとw
755
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 18:01:31
�供Ф兇凌燭鹵罎納廚詬佑撲覆犹伊臾椶良襍歇圓�いた
やつだな!
756
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 18:21:07
��:橋の真ん中で遮る様に佇む三枚目の武芸者がいた
橋の中央で仁王立ちとは……さすがにカリパーの人は歌舞伎ってるな
757
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 20:04:05
�機Г修里泙泪汽�ラと別れた
もう少し溜めが必要だ
758
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 20:17:12
�供Ф兇凌燭鹵罎納廚詬佑撲覆犹伊臾椶良襍歇圓�いた
759
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 22:06:20
冬木ブリッヂの死闘か
760
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/24(土) 22:07:44
BGMはアレか?アレなんだな!
761
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/25(日) 04:11:31
振り返ったとき、彼女は両手で刃を握っていた。
未だ空中を舞っている刃物とは、同じ形でありながらまた違うあの武装をいつ取りだしたのか、視線を決して逸らしていないはずの彼にも理解は出来なかった。
「外した……」
その言葉はエンジンのアイドリングに掻き消される。
だが彼はその言葉を聞いてしまったし、直後にはその言葉の意味は理解した。
空中を舞っていた刃が地面に浅く突き刺さり、それと時を同じくしてクロームメタルの猿轡の側面が割れ、地面への落下を始めたのだ。
落下していくその猿轡は、真一文字に割られており、それがなければ口元は耳まで裂けていただろう。
いつ切られたのかは分からなかった。
だが、それを為しうる『種族』ならば答えのストックは幾つか心当たりはあったし、その内の一つはもう一つの疑問にも回答出来た。
「……そうか、『感染者<<ファージ>>』か」
男の発した言葉にシャリフの顔が強張る。
この時代に彼女の事は知られているはずがなかった為だ。
ファージとは、あるウイルス感染者の総称である。
ファージには幾つかの特徴が知られていた。
驚異的な身体能力や生命力をを発現することや、犬歯が人のそれを上回り伸びることなどがそれである。
吸血鬼症候群とも言われたそれは人類社会に大混乱と、別種の秩序を生み出し、人類社会の一部に対吸血鬼機構を組織させるに至った。
古くからの対異端機構であるヴァチカンや王立国教騎士団のようなノウハウのない組織であり、彼等は楽観視していたが、用いられたテクノロジーは古来より彼等を守護してきた神秘に勝利し、その存在を人類社会の白日に曝した。
結局の所、それはワクチン開発後に発生した第三次世界大戦の混乱の中で失われ、残された噂は感染による混乱が生み出したデマゴーグとして処理され、その後の未来には残される事は無かったが、それでもその時代、最愛の女性と共に『追われた』存在としては、忘れる事の適わぬ存在であった。
シャリフは少しだけ感動していた。
自信と同じように未来の記憶を有する存在が居たこと。
そしてそれが神秘の塊である吸血鬼であるという事実に、である。
だがそれは彼女の思考に淀みが生まれる要因にはなりえない。
その最大の理由は、目の前で獰猛に咆え立てようとしているバイクにある。
加減速だけでも生身で相手をするには危険な相手であるのに、その正面に取り付けられたブレードは、人体など容易に切断するだろう事が自信の思い込みではないという事を完全に理解した。
「……そういえば誰かが言っていたな、あの女ならば捕らえる事が出来ただろうと」
未来という過去を思い出して笑う。
確証はないが、話に出た女とは目の前の人物なのだろうと直感する。
「確かその名前は……」
「ヴァイオレット?」
言葉を遮り、シャリフが応える。
何故かは分からない、どうしてもこの男に名前を覚えていて欲しいと思ったのだ。
「そうだ、『ヴァイオレット・ソン・ジャート・シャリフ』、そんな名前だったな」
「そうね、私も噂だけならば聞いたことがあるわ……実在するとは思っても見なかったけど」
何気ない言葉を交わしながら、空気だけが張り詰め、温度が下がっていく。
「夜魔の森の女王と名も無き伴侶……」
唐突に、笑みが溢れた。
「そういえば、そうだなぁ……あの時代、俺を知っている人間は全て死んでしまった、だから知ってる人間が居るはずもないか」
この時代ならば、生きている。
そういう風にシャリフには聞こえた。
「貴男、名前は?」
「ソウタ……そう、『伊藤惣太』だ」
久しく口にしていなかった己の名、それをあっさりと口にした。
この時二人は、どこか純粋に人として知り合おうとしていた。
名前は知った。
聞きたいことは、あと一つだけ。
「御伽噺の存在が、この戦いに何を望むの?」
惣太には、もう聞かせたいことも、聞きたいことも既に無かった。
ファージの望みなど、たった一つしかあり得ない――少なくともそう思いこんでいる――のだから。
「……言いたくないほど、女々しい理由さ」
銃口が道路から彼女へと向けられた。
銃声にコンマ1秒先んじる回避運動で銃弾の雨を潜り抜け、同時に真横に跳んだ。
瞬時に5発を撃ち尽くしたレイジングブルを仕舞い込み、脇から大型のグレイブ『聖者の絶叫』を引き出す。
停止していたという鬱憤を晴らすかのようにバイク――名をデスモドゥスと言う――のエンジンが咆えた。
アギ:真正面を避けつつ、前進して攻勢に出る
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
ジオ:一撃必殺を狙い、飛び掛かるタイミングを量る
762
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 04:42:26
> 自らに優しくしてくれた叔父のこと
ちょっと、きた。
アギ
763
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 04:52:06
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
764
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 06:38:28
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
765
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 06:56:27
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
766
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 09:04:34
アギ:真正面を避けつつ、前進して攻勢に出る
767
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 12:18:34
アギ:真正面を避けつつ、前進して攻勢に出る
768
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/25(日) 14:46:43
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
769
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/26(月) 00:18:32
ブフ:回避に重点を置き、下がりながら戦う
でフィニィシュ
770
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/11/26(月) 00:19:59
構えるバゼット、対してハサンは椅子に深く座り込んでそのまま椅子ごとジャンプし
部屋の端、バゼットから一番遠い場所に移動する。
「ただし、私は戦いませんよ。奇想奇館の能力通り私はマスターと共にある事でしか
実力を発揮できない。と、いうか痛いのは嫌ですし、それに自分の手で拷問するのも
飽きまし―」
がこん。
数メートルはあった距離を一瞬で詰めたバゼットの鉄拳が髑髏の面を強打し言葉が
途切れる。
壁に叩きつけられた状態から身をよじりハサンは続く蹴りを紙一重でかわし、
今度は椅子から降り腹を揺らしながら走って逃げ出す。そしてさっきいた場所の反対、
対角線上の位置で振り返り、攻撃により割れて使い物にならなくなった仮面をはずした。
皮を剥ぎ鼻も削がれ個人を識別できるはずのない筋肉繊維むき出しの顔、しかし
その顔には嗜虐者特有の笑みが張り付いており、それ自体が新たな仮面だと一瞬錯覚
させるほどだった。
「人の話はちゃんと聞くべきですよ。周回プレイじゃないんだしイベントムービーを
スタートボタンでスキップする様なマネはダメですバゼットさん。さて、どうやら
貴方の相手が到着したようですよ」
ハサンの言葉と共にハサンの横にある扉、最初にバゼットが入ってきた扉から少年が
出てきた。ここに来るまでずっと走って来たのだろう。額には汗が浮かび肩が大きく
上下に揺れている。
少年はすぐ横にいるハサンに気付くそぶりも無く、バゼットに向かい話し出した。
「ようやく見つけた、あんたに頼みたい事があるんだ」
「・・・私に何か?」
「ああ、俺は衛宮士郎。あんたに助けてほし「ちぇりゃ」ガ―――――!」
士郎がバゼットに何かを伝えようとしたその隙にハサンが動き出す。
士郎の周辺の床から十本前後の長い腕が伸び体を覆い隠す。腕が引っ込み姿を現した
士郎の両手には墨で塗りつぶされたかのような真っ黒な二本の剣が握られていた。
「さあ、戦うのですマスター。その剣は英霊の端くれである私が作り出した作品です。
サーヴァント相手だとたいして役に立たないが人間同士の戦いなら十分な戦闘力アップ
間違いなしの業物ですよー。一人のマスターに肩入れするのは本当はいけない事ですが、
奇想奇館内に存在するマスターと私の敵を倒す為には仕方の無い事ですよね?
ええ、仕方の無い事なんですよ」
自分の手に握られた剣をまじまじと見つめる士郎。
「戦うのです、マスター。元々奇想奇館はこういった目的で使用される空間。
今こそ力を合わせ戦う時なのですよ」
じきにその目は狂気に染まっていき―、
[選択肢]
イ.バゼットに切りかかった。
ロ.ハサンに切りかかった。
ハ.自身の胸に剣を突き立てた。
771
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 00:43:24
イ.バゼットに切りかかった。
どうなることやら
772
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 00:46:26
ハ.自身の胸に剣を突き立てた。
何が起きるか分からない、Badになりそうな気もするが。
773
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 01:01:09
ハ.自身の胸に剣を突き立てた。
774
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 01:33:26
ロ.ハサンに切りかかった。
いや………ネタに走りたくもあるが。
775
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 04:14:42
ロ.ハサンに切りかかった。
裏切られの英雄、ハサン
776
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 05:05:43
ロ.ハサンに切りかかった。
777
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 07:35:41
ロ.ハサンに切りかかった。
778
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 07:42:02
ハ.自身の胸に剣を突き立てた。
779
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 09:22:33
ロ.ハサンに切りかかった。
俺ならそーする
780
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/11/26(月) 19:00:45
教会から伸びる下り坂を降りていく。
腕の中に水銀燈の身体を抱いて。
「なぁ、水銀燈」
そっと、呼びかける。
水銀燈は答えない。
静かに、身動き一つせずに、ただ俺の腕の中で眠っているようだった。
聞こえないだろうとわかっていながら、それでも聞いていて欲しいと願いながら、俺は言葉を続けた。
「俺、水銀燈のこと、なんにも知らないよな。
水銀燈が何に喜ぶのか。
水銀燈が、何に怒るのかも。
そんなだから、水銀燈に愛想尽かれて当然かもしれない。
でも……」
ああ……未練だ。
俺は、こんなにも未練たらしく、残されたものに縋ろうとしている。
それでも、口にせずにいられない。
だって、俺たちはまだ何も分かり合えていないんだから。
「もう一度、話がしたいんだ。
水銀燈の楽しいと思うこと、いやだって思うこと、なんだっていい。
何も知らないまま終わり、なんて嫌なんだ。
……なぁ、水銀燈。
俺はまだ、お前のミーディアムでいたいよ」
返事は、やっぱりない。
強い意思を秘めた瞳は、千切り取られた黒翼と、もぎ取られた右腕とともに消え去っていた。
傍から見たら、壊れた人形にしか見えないだろう。
だけど、俺は彼女が誰よりも誇り高い存在だということを忘れていない。
だから、俺は俺がやるべきことを心に決めた。
……ふっと、脳裡に見知らぬ街で見た、人形師の姿が浮かんで消えた。
あの時感じたのは、人形師に対する憧憬。
悪い冗談みたいな話だ。
俺は今、憧憬どころか、その人形師の業に挑もうとしている。
「待ってろ。必ず、水銀燈を直して(治して)みせるから」
月の照らす帰り道。
誰にも聞かれることの無い誓いを立てて、俺は水銀燈を抱きしめた。
781
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/11/26(月) 19:02:45
『銀剣物語 第六話 了』
さーて、来週の銀剣物語は?
雛苺なの!
やっと水銀燈が見つかったの……でも、水銀燈の羽根と手が壊れちゃってたの!
かわいそう、とっても痛そうなの……。
シェロゥは、必ず直す、って言ってるけど……うゆぅ、大丈夫かな?
えーと、次回は、
「彼女を起こす100の方法」
「右腕はどこへ消えた?」
「金持ちバゼット貧乏バゼット」
の三本なの!
来週も、また見てね。
それじゃ、じゃーんけーん、ぽいっ!
ぐー :彼女を起こす100の方法
ちょき:右腕はどこへ消えた?
ぱー :金持ちバゼット貧乏バゼット
782
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:18:19
ぱー :金持ちバゼット貧乏バゼット
くそう、ダメットファンの俺はこれ以外を選べないぜっ
783
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:19:38
ちょき:右腕はどこへ消えた?
きらきーに舐られてたりしてなw
784
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:22:24
ぐー :彼女を起こす100の方法
美女を起こすのなら、キスから……
785
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:28:11
ぐー
786
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:36:30
ぐー
787
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:40:14
ぐー
バゼットも右腕はどこへ消えたも選びたいが水銀党としてこれしか選べない……
788
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:48:56
ぐー :彼女を起こす100の方法
これで決まりだ!
789
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 19:54:08
ぐー強すぎw
ところでこのスレももうすぐ800超えるけど
今回はラジオとかwktkしてもいいんだろうか?
790
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 20:17:09
らじおは900くらいから集計取れば良くないか?
791
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/26(月) 20:39:52
一触即発、まさにギリギリの状況。サラが完全にぶち切れて僕をヌッ殺そうとする時が
確実に近づいてきている。
死の予感による飢餓感が止まらない、僕はいつ死んでも後悔が残らない様に
スプリンクラーから流れ出す水を口で受け止めて飲んでは下から出す無限コンボを
続けていた。ズボンはスプリンクラーの水のおかげでとっくにびしょ濡れだが、
開きっぱなしのチャックからナニが飛び出したままのせいで漏らしているのがサラに
完璧にばれていた。
でもそんなの関係ねえー、喉が渇いたまま死ぬよりは水を満足するまで飲んでオシッコを
出せるだけ出してスッキリして死んだほうがましなんだよ。
そりゃあ僕だって抵抗したいさ。華麗に戦いこの場を切り抜けたい、トイレの出入口から
すぐにでも逃げ出したい、口先でこの危機を脱したい、でも足が竦んで一歩も動けないし
歯が噛み合わず何も喋れない。
そんな時だった、
「あ、ワン、ツー、スリー、フォー」
サラのものでももちろん僕のでもない声がトイレの奥、一番奥の個室から聞こえてきた。
さっきまで誰もいなかったのにトイレに誰かがいる、この事実はサラの展開した人払いの
結界が破られた事を意味する、当然僕よりも早くサラはその事に気付き、捨てゼリフも
残さず出入り口から脱兎のごとく出て行った。よかった、助かったんだ。
「京都にこれて良かった〜、西へ東へウエスト&イースト〜」
トイレの奥から軽快な歌声が聞こえてくる。僕は少年漫画チックにこの窮地を助けて
くれた人にお礼を言う為に奥の扉に向かったのだが―、
「みんなに会えて良かった〜うれしはずかしオーマイコーンブ」
個室には誰もいなかった。歌は聞こえど姿は見えない。そして洋式便器が歌声に合わせて
カタカタと動いていた。まさかこの中に声の主が!?
「みんなに会えてェ嬉しい私のォ」
サビに近づくにつれ声のテンションが上がっていく、同時に便器の揺れも激しくなり
便器の表面には細かいヒビが入り始めていた。
「両手の先からカットカット!」
刹那―ゴシカァン。
内からの圧力に耐えられなくなった便器が粉々に砕け散り中から赤い服を着た金髪の男が
登場。
792
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/26(月) 20:40:37
「カットカット!カットカット!カットカット!カットカット!」
男に礼を言いたいという思いは瞬時にぶっ飛び、僕の心を再び恐怖が支配する。
それは男の体から下水の臭いがプンプンしていたからじゃあない。
男の特徴がある存在と酷似していたからだ。
二十七祖の一人ワラキアの夜、死徒については専門外の僕でもある程度の事は知って
いるぐらい協会と縁の深い吸血鬼。自らの意思で現れる事は出来ないが、条件しだいで
世界中の色んな場所に現れる可能性のある台風の様な存在。そしてその外見は赤い服に
金髪、カットカットと叫びながら夜の街をねり歩くと言われている。そして彼が現れた
街は例外なく全滅する!!
「カットカット!カットカット!カットカット!カットカット!」
「あ、わわわ、あっわわあわわわわわわわわ〜」
個室内で叫び続けるワラキアに背を向け僕はスプリンクラーの水を口に入れる作業に戻る。
「カットカット!カットカット!カットカット!カットカット!」
そっか、サラが逃げ出したのは結界が破られて一般人がここに入ってくるからじゃなくて
歌のイントロで声の主の正体が分かったからか。
「カットカット!カットカット!カットカット!カットカット!」
まだ僕は生きている。殺すなら一気にして欲しい、無理やり正面を向かされて内臓
ドッパーとかされるよりかはこのまま背中を一突きにして欲しい。でも選択権は相手に
あるんだよな。
「カットカット!カットカット!カットカット!カットカット・・・」
声がぴたりと止む、そして僕の肩にワラキアの手がポンとおかれた。
「ひっ!!」
「君、ツッコミはまだかね?ボケ殺しはよくないよ」
「あっわわわわわ、わわわわ、わっワラキっ、ワラキアー!!」
「ちょっと落ち着きたまえ、私は人間だ。そうか、私のモノマネはここまで真に迫って
いたか。それとも君がヘタレなだけかな?」
「ぽえ?」
人間?モノマネ?恐る恐る振り返って男の全身をじっと見てみる。あ、全体のイメージ
はクリソツだけどよーく見ると資料で見たワラキアとは服装が違う。
それに今は始発の電車で空港に来たんだからまだ早朝だ。こんな時間にワラキアは存在
しない。たぶん。
「私の名はコルネリウス・アルバ。最近のマイブームはワラキアの夜のモノマネ、
時計搭入学時からハタチを自称するナイスガイなのさヘタレくん」
【選ぶメロイ】
ガルカの主食はタルタル:名に聞き覚えがあった。たしか去年卒業した別の学部の人だ。
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
エルヴァーンは魔法向き:そんな奴しらねー、お前なんて赤いので十分だ。
793
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 21:41:00
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
倒れるたび、傷つくたび、俺を強くする〜♪
794
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 22:31:54
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
ルール破りの、悪の超人〜♪
795
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 23:31:55
赤ザコwwwwwwww何やってんだwwwwwwww
796
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 23:38:19
タタリであるワラキアの資料があるのはどうかと思うぜ
797
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/26(月) 23:38:27
エルヴァーンは魔法向き:そんな奴しらねー、お前なんて赤いので十分だ。
798
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 00:09:25
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
さあ、お遊びは〜 こ・こ・までっだ〜♪
799
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 01:06:00
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
800
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/27(火) 01:36:29
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
わかってらっしゃるww それはそうと……。
M・U・S・C・L・E MUSCLE!
M・U・S・C・L・E MUSCLE!
3・2・1・・・FIRE!
801
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/27(火) 01:37:22
「――――む」
「セイバーさん?」
いつの間にそこにいたのか。帰路につこうと身を翻した先には、1人の武芸者が橋の出口を遮るかの如く立っていた。
否、如く、ではない。ソレは明確な意思を以って道を立ち塞いでいたのだ。
「セイバーさん……」
肩に掴まったサクラの指に力が篭もる。無理もない。ソレがただの変質者ならば、サクラも私も何の苦にすら感じなかっただろう。だが、目の前の男には微弱とはいえ魔力の波動を感じることができた。
いや、そもそもそれ以前に鎧兜に身を包んだ変質者などどこにいるというのか?
背には剣、斧、槍、等々大小様々な武具を背負っており、赤いマスクに隠された顔には赤い隈取が施されている。武芸の心得がない者はその白眼を見ただけで戦意喪失するだろう。
「…………」
決して楽な相手ではない。サーヴァントクラスか……。仮に戦うことになったとすれば、勝敗はいずれの手に渡るのか?
「…………!」
「……サクラ?」
ふいに自分の腕にしがみついていた少女を感じ取る。――いけない、こちらにはサクラがいるのだ。仮にでなくとも戦いは避けねばならない。
それまでの雑念を振り払うべく、なるべく何の感情も露にせずに武芸者の脇を通る。……だが男の目的は、やはりこちらだった。
「待ちな」
瞬間、サクラを抱え、身を大きく後方へ飛びずさる。マズイ、この流れは――――!
「匂うぜ、お前。隠し切れぬ名刀の匂いが……。伝説の剣かい? もしやあのエクスカリバーだったりしてなァ……」
「……何だ貴様は」
何故それを知っている?
「ここを通りたければ剣を置いていけ。でなければ意地でもここは通さねぇぜ」
こいつ……歌舞伎役者にでもなったつもりか? 橋の真ん中で通せんぼとは……。どちらにしろ騎士を称する身として、自らの剣を主以外の者に渡すなど言語道断。とはいえこの状況ではこちらが不利、か。
「おおーっと、別にそっちの姉ちゃんには用なんてないぜ。通りな。用があるのはあくまでそこのお嬢ちゃんだけだ」
「……それはありがたい。サクラ、聞いての通りです。すぐ済みますので先に帰っていただきませんか?」
「でも……」
「大丈夫。せめて終わりは美しくありたかったですが……致し方ないですね。今度はゆっくり楽しみましょう?」
少女は軽く傾き、武芸者の横を走り抜けていく。その姿が完全に闇夜に呑まれていくのを見届けた後、魔力の鎧を編み、戦闘態勢を整える。
そこに平穏の心は微塵も残さない。かつて戦場を駆け抜けた、英雄としてのアルトリアで塗り潰す。
――さて、始めるか……。
「貴公の騎士道精神、かたじけなく存じます。全力でお相手ができそうだ」
「へへ、よしなって。俺はただあんたの剣が欲しいだけだ。今日はあんたで2人目……。その不可視の剣、奪わせてもらう!」
「我が名はセイバー! いざ尋常に勝負!」
「ギルガメッシュだ! よろしくなっ!」
言い終わる直後、魔力を纏い、体を弾丸の如く撃ち出す。
あの男はキャスターやアサシンのような、奇策や特殊能力を用いて戦うタイプではない。正面から力対力の真っ向勝負を挑むタイプ。ならばこちらがとる手段は一つ。同じく力で応じるのみ。
全身のバネで振り下ろす轟剣を、長大な薙刀をフルに使った遠心力で受け止める。瞬間、篭手を震わせる衝撃。鉄と鉄が火花を散らし、辺りに鋭い音波が響き渡る。
休む暇などあろう筈がない。続けて返しの柄を叩き込む。が、肉厚な篭手がそれを阻む。それでも腕に伝わる衝撃は相当なものだったのだろう。握られた拳は意思に反して頼りなく広がり、痙攣している。
隙あり。三度刃を煌かせ、今度は男の脇腹目掛けて振り払う。終わった、と直感した後、後方に風を感じ、その次に浮遊感。
……嬉しい。男は私の微かな期待に応えてくれた。空いた手で私を後方に突き飛ばすことで、勝負の決着を免れてくれたのだ。戦友の姿を確認すれば、痺れた手を振りながら苦々しい顔でこちらを凝視していた。
802
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/27(火) 01:38:14
「い、いってぇ〜〜〜。なんちゅう馬鹿力だ……」
「けほっ、けほっ……そ、それは女に向かって何とも失礼な言い草かと。ですが、まあ……やりますね」
「俺の方は予想の範囲内かな。こちとら、もっと強い女達と戦りあったことがあるんでね。それも4人がかりでだ」
「それはとんだ災難だ。大変だったでしょう?」
「へっ、その代わり楽しかったけどな! セイバーとやら。あんたも同じくらい楽しませてくれよ!?」
「存分に堪能してもらいましょう。もちろん、強制参加ですがね」
まいった。これは、いけない。
たった二合合わせただけだが、予感がある。この戦いは、この何のしがらみもない戦いは、まず間違いなく最高の闘争に駆られるだろうと。
今日はサクラにとって気の毒だったが……しかし私にとっては記念すべき日だ。互いの剣技の全てを交し合い、終には彼の全てを知りたい。
武芸者も同じ思いなのか。それまで手にしていた薙刀を手放し、背に負った武器類から一本の長い日本刀を取り出した。鞘から抜き払われた刀身は、雨より深く、海より澄んでいる――――。
「こうなりゃ仕方ない、秘蔵の剣を見せてやるぜ。銀髪の兄ちゃんから貰ったこの刀……俺が見てきた中で最高の切れ味を誇る『マサムネ』よ。今宵はとことんまで味わってもらうからな!」
「……ますます楽しませてくれる。いいでしょう。こちらも鞘を抜き取ることとします」
ここまでくれば、刀身を見せぬなど無粋の極み。エクスカリバーの鞘である風王結界を解き、黄金の刃を露にする。解かれた結界は一陣の風となり、橋の上に小さな台風を作った。
――――今夜は誰もいなくて良かった。こんな愉しい戦い、邪魔されるなど論外だ。
「いくぜ!」
「来い!」
先程の剣戟以上の圧力を以って矛をかち合わせる。火花など当然。数合打ち合った頃には互いの肉を掠め、コンクリートの地面に赤い花を咲かせた。致命傷など程遠い。だがこのギリギリの戦いが最高なのではないか――――!
――それでも始まりがあれば終わりがあるのも道理。
数えるのもやめた数十合目。とうとう黄金の輝きが、武芸者の肩を貫いた。一瞬遅れて、赤い血飛沫が白銀の鎧を染める。
無論、これで終わりではないが――このまま続けても勝敗の結果は見えていた。
「ぐ……」
「ふぅ……っ」
どうするか。
命を奪う理由などない。男は単に剣を欲しただけのこと。そしてその剣を巡っての正当な決闘に、私は勝ったのだ。白黒はもうついている。それにここまでの好勝負を繰り広げてくれた男に対し、多大な敬意を抱いていたのも事実である。殺すのは、惜しい。
1秒か2秒か。ほんの僅かな時間を思考に費やしている隙に、男は肩に突き刺さった剣を抜き取り、大きく後方へ飛んで間合いを広げた。
「何のつもりだ!?」
「く、くそっ!」
�機А嶌F�のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
�供А峅兇�悪かった……」
�掘А屬海海�らは本気で戦わせてもらうぜ! ギルガメッシュチェーンジ!!」
803
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 01:40:57
男ミスラはオポオポ:名に聞き覚えがあった。たしか時計塔学生プロレスで活躍していた。
黒いエナメルのホットパンツとベストとキャップで腰振りパフォーマンスをするんですね、良く分かります。
804
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 01:42:20
�機А嶌F�のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
805
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 01:43:51
�掘А屬海海�らは本気で戦わせてもらうぜ! ギルガメッシュチェーンジ!!」
806
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 02:10:46
�機А嶌F�のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
ギルガメッシュならこれだろ。
807
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 02:13:55
�機А嶌F�のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
相棒の出番はないのかいな
808
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 03:04:18
��:「今日のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
>>807
バッツ達とやりあってるんだから、相棒は既に倒された後じゃないか?
809
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 04:11:17
�機А嶌F�のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Pe!」
810
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 04:58:09
��
変身して速攻で倒されるのも面白いと思うんだ
811
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 14:48:59
�供А峅兇�悪かった……」
謎の強化魔術でパワーアップだ。
812
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 19:30:24
>>810-811
既に決まって(ry
813
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 22:17:17
ところで、ファイナルファンタズムはFFのどのシリーズ?
11かそこらかと思ってたんだが、ギルガメッシュってFF5じゃ無かったっけ?
814
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 22:47:24
街とか色々11だが、クリスタルの設定とか5だったりする。
ギルガメッシュは5・8・9でも出てるけど。
815
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/27(火) 22:48:40
>>813
初出はFF5だが、FF8移行の作品にも登場してる。
まあ、FF11のギルガメッシュは渋いオジサマキャラなんだけどねw
816
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/28(水) 16:28:24
「コルネリウス・アルバ・・・・」
「ほう、ヘタレくんは知っているのかね私のことを?」
「ひょっとして、時計塔の学生プロレスの!」
「ああ、そちらでも有名だな私は。そう、私こそがかつて時計塔プロレスで時の人と
なった事でも有名なコルネリウス・アルバだ!ヘタレくん、サインはどうかね?」
「あ、はい。もらえるのなら頂きます!!家宝にします!!」
おおげさな動きでマーカーを取り出し僕のまわりを踊るアルバさん。
二回ほどまわったところでさっきから開けっ放しのチャックの下から覗いていた
白ブリーフに彼の本名と現役時代のリングネームが記された。
やった、もうこのブリーフは絶対にこれ以上は汚さないぞ。
コルネリウス・アルバ、僕はその名は記録として、一人の卒業生としてしか知らない。
だが僕は彼のもう一つの名の方を記憶としてとても良く知っている。
そう、彼こそが時計塔学生プロレス団体『AAA』のリーダー、アル・フェニックス!!
『AAA』
1992〜1993年の間時計塔学生プロレスを盛り上げていった最強の団体。
中心人物の三人、アル・フェニックスとアラ・ゼブラとアオ・ビッグボディの頭文字を
とって団体名とした。結成から数ヶ月で頭角を現し、当時最大派閥であった
『ちょっちゅね軍団』を倒し、以後引退までの間学生プロレスのメーンとなる。
その時行われたアル・フェニックスとちょっちゅねエダブエによる一時間五十四分に渡る
リーダー対決は関係者の間で伝説となっている。
(民明書房刊『言峰綺礼の聖杯戦争ガイドブック』ではなく、僕の去年の思い出より)
「ところでアルバさん、助けてもらったりサインもらったりした後ですが質問いい
ですか?」
「何かね?」
「えっと、どうしてトイレから出てきたのですか?ここに来たというのと何で便器から
という二重の意味でわけが分からないんですが」
僕が疑問を口にするとアルバさんはよくぞ聞いてくれたという感じに顔を輝かせ
アンサータイムに入る。いいなあ、この突き抜けた演技っぷり、あこがれるなあ。
基本的に名家の人間をらしき振る舞いをする魔術師に会ったらドロップキックが
僕の信条だが、(もちろん、ロード・エルメロイとのファーストコンタクトもドロップ
キックからである。あの頃から僕とエルメロイの仲は最悪だった)ここまで天然で
バカ貴族的な行動を取られるともうそこにしびれてあこがれるしかないというものだ。
というかこの人プロレスの時と普段の時のキャラが全く同じだ。
817
:
エルメロイ物語
◆M14FoGRRQI
:2007/11/28(水) 16:33:10
「では、凡人であるヘタレくんにもよく分かるように説明しよう。今日私は君と
同様イギリスに帰る為にこの空港に来ていた。そうしたらトイレに人払いの結界が
張られているじゃあないか。だからトイレから出てきてやったのさ」
「ちょ、ちょっとまってください」
今、論理の組み立てが一気に飛躍した。これでは僕にとっては何もわからないのと同じだ。
「どうしたのかな?私としてはちゃんと説明したつもりなのだがね」
「あ、はい。心意気は伝わってきたのですがどうもちょっと―、すみませんがもう一回
お願いできますか?」
「そうか、ではもう一度」
両手をぶわっと広げ、再び朗々と語りだすアルバさん。
「私は結界に気付いた。ここまではオッケーかな?」
「はい」
「だからトイレから登場した」
「ストップ!」
さっきの繰り返しにならないようにすかさずストップをかける。
「ん?今の話に何かおかしい所があったかね?君だって結界を見かけたらとりあえず
侵入するだろう?」
「しません。僕には結界の突破なんてできません。それ以前に今回の様なレベルの
結界だと正直感知できるかも微妙です」
「そうか、ヘタレくんは随分と変わった感性とヘタレパワーを持っているんだね」
「いえ、変わっているのはこの場合あなたの方だと思うのですが」
「なにぃ!!」
僕のきわめて常識的な発言を聞きようやく自分の行動が変な事に気付いたアルバさん。
がっくりと肩を落とし体育座りの姿勢になる。
「フ、フフフ、そうか、私は常識外れか」
うわ、落ち込んでるよ。すぐに謝ったほうが良いかも、と僕は思った。
だがその考えは間違いだった。アルバさんは落ち込んでいたわけでもなんでもなく、
次のポーズのための前フリをしていただけだったのだ。
「そう、私は魔術師として見ても常人の外にある、故に私は天才!私は万才!3・・・
いや、私は20才!」
その言葉と同時に座った姿勢からジャンプし一瞬で立ち上がりポーズを取るアルバさん。
それと同時にアルバさんの背後で大爆発。トイレのドアは歪み小便器は割れスプリン
クラーの水は勢いを増し僕は驚いて小便を漏らす。そんな中アルバさんは爆風で舞い
上がったコートをなびかせながら高らかに演説を始めた。
(登場人物紹介3:ちょっちゅねエダブエ)
本名は枝笛将衛門(えだぶえ しょうえもん)。フィンランド生まれフィンランド育ちの
正真正銘のフィンランド人だが学生プロレスにおいて沖縄人キャラを演じているうちに
のめり込み、ついには日本に帰化して名前まで変えてしまった。アルバ達と同学年、
つまり(この作品の設定では)『僕』の一つ上。魔術師としての才能は無く、家を継げ
なかった為、現在は時計塔で警備の仕事に就いている。
【選ぶメロイ】
ハボリムと言えば指弾:僕はもう聞き惚れるしかなかった。
ハボリムと言えば邪眼無効:ふと冷静になった僕は飛行機の時間が迫っている事に
気付きその場を後にした。
818
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 16:41:33
ハボリムと言えば指弾:僕はもう聞き惚れるしかなかった
知性のwww神www
819
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 17:09:13
ハボリムと言えば邪眼無効:ふと冷静になった僕は飛行機の時間が迫っている事に
気付きその場を後にした。
流石はミルクナイトの作者、初っ端からカオスwww
820
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 18:56:28
ハボリムと言えば指弾:僕はもう聞き惚れるしかなかった。
この赤ザコならば惚れるしかないwwww
821
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 19:50:04
ハボリムと言えば指弾:僕はもう聞き惚れるしかなかった。
822
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 20:04:28
ハボリムと言えば邪眼無効:ふと冷静になった僕は飛行機の時間が迫っている事に
気付きその場を後にした。
823
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/28(水) 20:34:37
ハボリムと言えば邪眼無効:ふと冷静になった僕は飛行機の時間が迫っている事に
気付きその場を後にした。
伝家の宝刀ハボリムktkr
824
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 01:01:17
ハボリムと言えば指弾:僕はもう聞き惚れるしかなかった。
825
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 02:28:25
ハボリムと言えば邪眼無効:ふと冷静になった僕は飛行機の時間が迫っている事に
気付きその場を後にした。
すいません、やりかたを聞いたはずなのに他の作品に見惚れてます(笑)
826
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/29(木) 04:31:59
回避に重点を置き、下がりながら戦うべきだろう。
どちらにせよ速度の面で勝つ見込みはなく、だが引き替えに至近での小回りという点での優位を得たとも言える。
更には敵が遠距離武装を仕舞ったことからも、接近するのは愚策という見方も出来る。
なれば狙うのは敵の接近に合わせたカウンターの一撃が最善か。
そこまでを思考し、更に斜め後方に下がる為に地面を蹴る。
その蹴った力が身体を後方へ弾き飛ばす直前、男の笑みを見た。
『しまった……!』
元より策と呼べるほどの事ではなかったが、失策を理解するまでに要した時間は僅かだった。
即座に重力レベラーを用いて地面に足をつける。
だが即座に解除したとはいえ、己に掛かる重力を数倍に調整したが故に、僅かに直後の行動は鈍る。
距離を取ったと理解すると同時の反転、それが何を意味するかは言うまでもない。
むしろそこを失念していた己の迂闊さに歯噛みせざるを得ない。
急速に離れていく伊藤惣太を名乗る吸血鬼の背中を追うが、その結果など分かり切っている。
重力レベラーを用いての水平落下も試みるが、それとてレベラーの出力が足りず、やはり追いつけはしない。
背中がコーナーに消えていくのを見送りながら、僅かに舌打ちをする。
だがそれと同時、別のエキゾーストノートが耳に入ってくる。
そのエキゾーストが何による物かはすぐに理解できたし、その向かう先も大凡理解できた。
「逃がしはしないわ……」
インカムに声をかける必要すらない。
レベラーの出力を落とし、1Gを維持してビルの側面に着地する。
そのまま音の方へ走り出し、水平方向に跳躍する。
驚愕の視線を投げかけられるが、そのまま構わずバイクの上に着地する。
その存在に気付き、誰なのかを理解するまでの時間がもう少し長ければ恐らく攻撃していただろうが、幸いそのような事態にならずに済んだ。
「無事だったようね」
「ええ、特に問題はなく」
何をやってたのかという疑問が視線から感じ取れるが、それは無視することにした。
「中枢の破壊は?」
「一応それらしき人物を追い出しました、逃げられはしましたが通信機材らしいものは破壊しておきました」
それはどちらかと言えば失敗と言えるのではないか、という事もそうだが、気になったことは別にあった。
「不機嫌ね、何かあったのかしら?」
「……話したくもありません、それよりも、どうする気です?」
突入の際に見てしまった光景は、正直凄すぎて思い出したくはないというのはライダーの正直なところだ。
気を取り直し、互いの情報を簡単に交換する。
その間にエキゾーストノートと銃撃音が聞こえてくる程に、戦場に近付いているのが分かった。
「なるほど……ではどうします? その惣太という吸血鬼を追うのは確実としても、私もそう時間を取るわけにもいかないようですし」
ライダーは、得られた情報から己の直感の正しさを理解した。
「そうね、ならば――」
星と光:「それぞれの目標を果たすことにしましょう」それだけを言って飛び降りた
砕く者:「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」短機関銃を手に取った
螺旋迷宮:「ビルの近くを通過してくれれば、あとは自分でやるわ」
interlude――
聖者と魔女:その光景を見据える二つの影があった
神と暴君:その光景を見据える二つの影があった
827
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/11/29(木) 04:34:17
エルメロイ、数えてみたら4:4でしたか。
ならばハボリムと言えば指弾で更なるカオスを期待するしか!
でも個人的にはペトロクラウド。
828
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 15:55:16
星と光:「それぞれの目標を果たすことにしましょう」それだけを言って飛び降りた
聖者と魔女:その光景を見据える二つの影があった
829
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/29(木) 18:32:04
片腕が使えぬ以上、雑兵ならまだしも私を相手には無謀すぎる。一見ではなく、直接手合わせしたからには男もそれを了解している筈だが……。
果たして武芸者の行動はそれを理解してのことか否か。男はゆっくりと口を開き――
「きょ、今日のところはこれくらいにしといてやる。覚えときな! Peッ!」
――地面に唾を吐き捨て、一目散に逃げていった。
「なっ……」
あまりに突然のことに理性は硬直し、追い討ちをかけることなく背中を見守ることしかできなかった。
……ああ、それにしても、脇目を振らずに一直線に駆ける様は――なんと見事な逃げっぷりなのだろうか。英雄であればあるほど己の威信を懸ける故に、余計に引き難いものなのだが。
「引き際を弁えている、ということにしておいてあげましょう。英雄王と同じ名を持つ男、ギルガメッシュよ」
できることならばまた剣を交わしたいものだ。殺し合いではない、純粋な技量の競い合いは……本当に気持ちが良かった!
鎧を解き、帰り支度を済ませれば、遠くからこちらへ向かって近付いてくる少女の姿が見えた。サクラだ。大方心配になって戻ってきたのだろう。まったく……。
傍らに置いてあった買い物袋を手に取り――――異変に気付く。
中に入っていた卵は皆割れて黄色い中身をこぼれ晒し、雄々しく屹立していた大根は粉微塵と化していた。無理もない。あれだけ激しい戦闘の真横にあれば、知らずに踏み荒らしてしまうのが定めというもの。
瞬時に血の気が下がっていく。もう商店街は空いてなどいない。
「セイバーさーん!」
遠くから安否を気遣うサクラの声が聞こえてくる。
私が餓えた虎からお小言で攻め立てられるのは、また後の話である。
――Interlude out.
830
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/29(木) 18:33:31
――Interlude side Ortensia
バストゥーク大工房にて数枚のメモが発見された。シドの目を盗んで蔵書を調べていた所、偶然にも本に挿まれていたのを得ることができたのだ。
茶焦げた紙はとうに劣化が始まっており、慎重に扱わねば崩れてしまう恐れすらある。ただでさえ幼児が書いたと見紛う程に曲りくねった字なのだ。これ以上読み辛くなっては堪らない。
――――閑話休題。以下、その内容。
もう私は長くない。最近バストゥークで流行り始めた病に冒されてしまった。治療法は確立されてなどいない。したがって、私はもう死ぬ。だからせめて記録だけでも残しておきたい。奴に見つからないよう、秘密裏に。
だがこの病は決して偶然罹ったものではないと断言できる。奴だ。他の3人を経て、とうとう俺の番が巡ってきたという訳だ。畜生、せっかく銃士隊隊長にまで上り詰めたというのに……。
前置きはそれまでにして、本題に入りたい。
犠牲者は当時3国共同で結成された北方調査団メンバー6人。
まず調査を行った日、我がバストゥーク共和国が誇るミスリル銃士隊隊長ラオグリム、及び隊員であるコーネリアが行方不明となった。転落事故だ。
そもそも何故忌まわしき地であるザルカバードを調査することになったかというと、どこから流れ出たかは知らないが、あの地には偉大なる力が眠っているという噂があったのだ。
もちろん、そんな根拠もない噂など信ずるに足るものではなかったが(それでもサンドリアとウィンダスの連中は相当本気にしていたようだが)、我々発展途上のバストゥークとしては新しい土地を開拓できるだけで大きな利益を手にできる。
とにかくこれが最初の犠牲者。
その後数ヶ月は何が起こるということもなく、他の4人は祖国へと帰り、私は空席となった念願の隊長職を与えられ、有頂天の極みにあった。やはりラオグリムがいくら優秀だとはいえ、所詮はガルカ、しかも獣人との共存を望んでいるような奴に隊長の座を奪われていたのは屈辱であったからな。本音を言えば、行方不明になってくれてせいせいしたくらいだ。
だがそれも束の間の蜜月。調査団の1人、エルヴァーンのフランマージュが死んだのだ。
死因は不明。
始めは偶々起きた事故だと思った。いけ好かないエルヴァーンの野郎が死んだところで、胸の内が爽やかになることはあっても、暗く重くなることなどあろう筈がない。特筆するほど私の日常に変化はなかった。
それから幾日かが過ぎた。その後も別段代わり映えのない日々が続くと信じていた。だがこれは決定的過ぎた。またもや調査団の1人、ミスラのヨー・ラブンタが猟奇的な死を迎えたとの報せが入ったのだ。
彼女もフランマージュ同様原因不明の死因だったのならば、おかしいとは思いつつも気の軽重は雲泥の差を呈していたであろう。恐れる自分を気のせいだと哄笑していたことであろう。
結論から言えば、彼女は何者かに襲われて殺された。黒い魔物……。偶然傍にいたミスラの供述によれば、ヨー・ラブンタは見たこともない黒い、大きな魔物に殺されたらしい。その遺体の損傷は凄まじく……原型を留めていなかった。どれとどれが欠けており、どれが抉れていたのか、仔細な報告を受けてはいたが、敢えて書き残したいとは思わない。
傍らに居たミスラは破壊されていく同僚の姿をまざまざと見せつけられたという訳だ。思えばそいつが今回の事件で一番の被害者だったのかもしれない。
831
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/29(木) 18:34:36
何のために、誰がこんな残酷なことをするのか、一見わからなかったが……一方でまさか、と思わざるを得ない。しかし当時は思考の片隅に浮かびさえすれ、到達するまでには到らなかったのだ。今でははっきりと言える。あれは……。……詳しくは後述する。
更なる犠牲者が出るのは早かった。
ヨー・ラブンタが死んだ二日後、同じく調査団に所属していたタルタル、イルクイルが死んだ。研究中だったのだろう。事件は奴の工房の中で起こった。奴は度々嫌な黒い影を感じると同僚に訴えていたが、実にそれから僅かな時間を経て、死ぬことになるとは思わなかった筈だ。
今更死因は書きたくない。恐らくこれを読んでいるお前もそう感じているのだろう? 俺も内心ウンザリだ。
ともかくここまで書いた以上、胸糞悪くとも全部書くつもりだ。
……以上が五日前の話。
イルクイルが死んですぐ後、俺の体は病に冒された。
俺は2人目が死ぬまでは、やっと隊長に任ぜられ、これからが自分の花道なのだと確信していたというのに……だがこの状況は何だ? 調査団員で残っている奴なんぞ俺以外いないぞ。
頭の中を占めるのは死への恐怖。それでも俺は自分が馬鹿だとは微塵も思っちゃいない。むしろ欲得に駆られるのがヒュームの本質ではないか。コーネリアのことは不幸であったが、だがそれを言うなら、本来死ぬのはラオグリムだった筈だ。奴はお前を庇って死んだんだよ。お前が悪いんだ。俺は悪くない。お前だ。お前が悪い。お前が、お前が、
(ここで途切れている)
ようやく思い当たる。メモの書き手は字が下手だったのではなく、恐怖に震えてまともにペンを握ることができなかったのだと。
私はそっと、メモを元あった場所へと戻した。
――Interlude out.
�機Ыす圓禄臘瓦世辰�
�供О�き続き私は調査を続けた
832
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/11/29(木) 18:36:58
二つ投票ですか。
自分はこれで。やっぱり機関銃でなんぼですよ。
砕く者:「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」短機関銃を手に取った
神と暴君:その光景を見据える二つの影があった
833
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 18:48:19
�機Ыす圓禄臘瓦世辰�
834
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 19:42:57
砕く者:「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」短機関銃を手に取った
聖者と魔女:その光景を見据える二つの影があった
�機Ыす圓禄臘瓦世辰�
835
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 20:20:09
星と光:「それぞれの目標を果たすことにしましょう」それだけを言って飛び降りた
神と暴君:その光景を見据える二つの影があった
�供О�き続き私は調査を続けた
836
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 20:54:03
�機Ыす圓禄臘瓦世辰�
837
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 21:50:02
�機Ыす圓禄臘瓦世辰�
838
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/29(木) 23:52:02
砕く者:「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」短機関銃を手に取った
聖者と魔女:その光景を見据える二つの影があった
��:修行は順調だった
839
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/11/30(金) 22:21:03
ここまでの隣町の投票
1.
星と光 2
砕く者 3
螺旋迷宮 0
2.
聖者と魔女 3
神と暴君 2
で、俺は
星と光:「それぞれの目標を果たすことにしましょう」それだけを言って飛び降りた
聖者と魔女:その光景を見据える二つの影があった
ということで。
さて、話は変わるが。
隣町の人は、出来ればキリのいいとこで総集編とか登場人物まとめとかをやってくれないかな?
俺は隣町に関しては途中参入組だ。
正直に言って話の全体は理解できてない。
けどバックナンバーは多過ぎて、さすがに全部を読む時間はない。
投票が滞りがちなのは、俺と違って、今の話の状況が把握できない人が投票を自重してるからだと思う。
だから総集編とか最近までのあらすじをWikiの判り易い場所にも載せとけば、そういう人も参加しやすくなると思う。
作者さんは、この辺のことをちょっと考えてみてくれないか。
840
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 01:11:37
砕く者:「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」短機関銃を手に取った
神と暴君:その光景を見据える二つの影があった
841
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 11:54:10
聖者と魔女 3
842
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/01(土) 17:19:31
牙の王から生きた証を受け取って狩人と成った時、修行が始まった。
修行、といっても基礎トレーニングや組み手などは行わない。文明レベルを一段階下げ、自然の中でただあるがままに長期間過ごすというものだ。
頼れる物は現地調達した材料で精製した弓矢、そして己の有する最大限の知恵のみ。
投影魔術で楽をする手段もあったが、これは己の純粋な意味での身一つでやり遂げなければ意味のないことだ。誰に言われた訳ではなかったが、魔術の履行は鍛錬以外禁ずるよう決めていた。
狩った獲物の肉は勿論、骨、皮、血、筋の一本に到るまで粗末にはしない。事前に族長と約束したこと。自然でできた物を無駄にしてはいけないと。全てのものには意味があるのだと。
兎を狩った。鳥も狩った。キリンに似た奴も狩って食った。巨大な芋虫もいれば、全身を硬い甲羅で覆ったカニもいる。時々カラス人間に喧嘩を売られては、腕試しと割り切って殴り合うこともあった。
木の実も食った。魚も食った。口に含んだ中には毒を含んだものもあった。
それでも経験を以って蓄積された知識は、本で得た机上のものより遥かに心強いものだ。試行錯誤で辿り得た結論に自信は裏打ちされ、それが自身を更なる高みへと進ませてくれる。
いくばくか日が沈み昇りを繰り返し、数えるのもやめた頃――。
鍛えられた上腕筋は以前のそれを二回り大きく張り詰め、肥大化した肩は鈍い痛みを伴っていた。幾度となく弦を引いた指は、細かい傷を無数に刻んでおり、皮膚が角質化している。
以前はあれ程苦戦した狩りも揚々とこなし、遂には独自の安定したコミュニティを築くまでに到っている。
……というか、地面ってこんなにも高かったっけ?
――――――――――。
「La La La La La La……La La La La La La……」
いつもの稽古が終わった後の、白銀の月が照らす闇夜。
無骨なタイル張りの広場をダンスホールに見立て、少女が踊っていた。優雅な技術など欠片もなく、ただ両腕を伸ばして回っているだけの簡素なもの。
――それでも。
俺の目には触れがたい神々しい月の精が降りてきたかのように見えたんだ。
「シロウ。シロウも一緒に踊ろう?」
少女が無邪気にも手を差し伸ばし、パートナーの席を寄越す。
だが苦笑しながら断っておいた。あれは彼女だからこそ許される世界なのであって、野獣の如くむさ苦しい俺の出る幕ではない。少女は拗ねた顔で頬を膨らませるが、それがまるで逆の効果を催すものだとは気付いていないようだ。
「La…… La La……La La La……La……」
「…………」
聞きたいことなぞ山ほどある。
親は? どこに住んでいるの? どうして1人であの荒地にいたの? 等々……。しかし今この場で聞くことは無粋だ。……とはいえ今日まで先送りにしていたのも事実。これは惰性なのだろうか? ……否。人と人との思い出を大切にすることは、惰性でも、ましてや罪でもない。だから……できる限り長くこの時間が続きますように。
でも、その前に1つだけ確認しておきたいことがある。
「なぁ」
「うん?」
少女は可憐な踊りを止め、こちらへ振り返る。その際、舞と同時にサラサラとはためいていた肩まである髪は静止した。微かにではあるが、それが妙に名残惜しい。
「不安じゃないのか? 君は。こんな俺が、パートナーで」
それは少女にとってどれほど意外な言葉だったのか。
大きめな目は更に見開き、点となって俺を凝視する。オマケに口もあんぐりとだらしなく円を描いている。
「……なんでさ」
「……今更一体何を……。私はあなたを信じている。今も。恐らくは、これからも」
にこり、と黄金の笑みで呆けた顔を射抜く。
その笑顔は純粋で、何者も侵し難い光に満ちていた。
843
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/01(土) 17:20:21
――After half a year
「んーっ、いい天気だぁ。今日はいい昼寝日和だなあ」
あおーい空。ひろーい海。豊かな草木に肌を優しく撫でる風。それに少しだけ混じる脂の匂い。
寝転がった体を転がし、歩んできた場所を巡れば、先程狩りを行った森が目に入る。別段不気味さを覚える森ではないが、しかし中に生息していた猿を襲ってしまったのは拙かった。不幸な事故だとはいえ、怒り狂った猿に危うく殺されかけた所だ。猿は殴るな。覚えておかねば今後は本当に命に関わるかもしれない。
そのまま視線を横に薙ぐ。先程狩ってきた兎を丸焼きにしてみたのだが、中々いい焼き具合に仕上がっている。そろそろ食べ頃だ。
大地に密着していた体を起こし、齧り付こうと歯を立てた直後、沖から水着姿のミスラが近付いてきた。匂いに釣られてやってきたのだろう。
「アンタもよくやるよ。素直に潮干狩りをやってりゃいいってのに、無理して狩りをするなんてさあ」
そのまま俺の許可を得ることなく兎の肉に喰らいつく泥棒猫。
「トーさんには敵わないさ。最初この島に来た時は何ていい所なんだろって思ったけど、誰も居ないんじゃ寂しくて堪らない。そんな中に浜の上で立ちっぱなしだもんな。俺だったらやってらんないよ」
「これが商売だからね。アンタも景気良く潮干狩りに参加してくれりゃ懐も温まるってんだけど」
プルノゴルゴ島はいい所だ。草木は豊かに生い茂っており、空は澄み、何よりこの透き通った海には惹かれてやまない。休養がてら足を運んでみたものの、今ではすっかり魅了されてしまった。
しかしそれも束の間。だだっ広い島に人間が1人のみってどうなのよ?
その代わり人に踏み荒らされていない土地は豊かで、そこで育った獣達は強健であった。強くなるのが目的である以上、今の自分にとってこの土地とは最高に相性が良い。
「でも……さすがに時間が流れすぎちゃったな……。いい加減返す物も返してもらって、捜索を開始しないと」
「うん? 何の話だい?」
「こっちの話」
食いそびれた腹を誤魔化す様に大の字で寝そべり、何をするでもなくぼーっと海を眺める。穏やかな波の流れを見ていると、だんだんと眠くなってくる……。
だというのに、傍らのトーさんはせっかく訪れた睡魔を蹴飛ばし、頼んでもいないのに無理矢理意識を覚醒させてくれやがった。
「あーっ、マナクリッパーが来る! 久しぶりだなあ! アンタ以来の久々のお客さんだっ」
補足しておくと、マナクリッパーというのはイカダもどきの船のことを指す。俺もそれに乗ってこの島にやって来たのだが、船室がない分露出した甲板に座っているしかなく、したがって乗り心地は少々、というかかなり悪い。船上で巨大タコに襲われて死に掛けたのも、今となってはいい思い出だ。
「珍しいなぁ……。どうせ暇を持て余しているブルジョアだろ」
「いいんだよ、ブルジョアで! 潮干狩りでたらふくギルを落としていってくれないとアタシが干上がっちまう。さあ、こ〜い。今すぐこ〜い」
駄目だ、病んでやがる……。
どうやら長期間1人でいると精神がまいっちまう様だ。俺もそろそろ人が大勢いる街に出向いた方がいいかもしれない。
そうこう言っている内にマナクリッパーは桟橋のすぐ横へ停泊し、碇が下ろされる。そしてその上に佇んでいたのは、しかし俺の見知った人物だった。
「あっ」
「久しぶりね、エミヤ。探したわよ」
「セミ・ラフィーナ……」
その白髪に合わせたかの如く真っ白の服。背に負った長弓。他のミスラとは一線を画す落ち着き払った動作。
間違いない。以前、ウィンダスで修行の手続きをしてくれたあの白いミスラだ。突然のことで面食らったが、一体何の用でここまで来たのだろう?
�機А屬垢泙覆ぁ▲�リスタルが何者かに盗まれてしまった……」
�供А屬�願いがあるの」
�掘А屬匹貭�の実力が身についたのか、今ここで確かめさせてもらう」
844
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 17:55:38
�供А屬�願いがあるの」
845
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 18:24:46
��:「お願いがあるの」
士郎くんは馴染んでいるなあ
846
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 18:40:50
�供А屬�願いがあるの」
847
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 19:34:45
�供А屬�願いがあるの」
848
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/01(土) 19:44:12
�供А屬�願いがあるの」
849
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 01:57:25
両手を広げてくるくる回りながらLa La La …って踊るシーンには、嫌な記憶が有るんですがw
850
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 02:09:36
マwナw
851
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 02:51:03
>>849
コミックガンボで続編不定期にやってるアレすか?
852
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/12/02(日) 22:00:55
前回から結構間が空いてしまいました。
2回目以来のバッドエンド直行選択肢なしです。
どうぞ、ご気分のままに選択ください。
→1:腹を割って話す。
以下本文。
…そうだな。
これが最後の機会になるのかもしれない。
騙すことなく話しておくべきだ。
藤ねえが居てくれたおかげで、俺は切嗣が居なくなってもやってこれたんだ。
なのに、この人に俺自身を偽ったままで別れるのは卑怯だろう。
勿論、全てを話すことは出来ない。
魔術のことを話せば、藤ねえを危険に晒すかもしれないからだ。
けれど……俺自身の想いは伝えておくべきだ。
「――なあ、俺が子供のころの作文、覚えてるか?」
大きく息を吸って、俺は話を始めた。
「作文?
『正義の味方になるのが夢です』って書いてた?」
「そう、それだ。
その…今でも俺の根っこはそこにあるんだよ」
「――つまり“正義の味方”になるのが目標?」
「まあ…そういうことだけど」
「うーん。
それで、士郎は具体的には何をしたいのかしら?
“正義の味方”って言っても、色々あるでしょ。
ほら、警察官でも弁護士でも特撮ヒーローでも」
「…最後のは違うだろ」
「ううん、違わないわよ。
子供たちはああいうのを見て育つんだから。
大事なことを子供たちに教えるのだって、立派な“正義の味方”よ」
む。確かにそういう考え方もありなのか。
今まで着ぐるみの中で怪獣と戦う自分は想像したことがなかったが。
「まあ、それは置いておいて。
…士郎がしたいことは何なの?
はっきりしたものじゃなくて、漠然としててもいいから」
「あー、ほら。…世界中で殺し合いが起きてるだろ?
ニュース見てるだけでも嫌になるぐらい目に入ってくる。
それが、日本に居るだけじゃ見えないものも、向こうでは沢山見えてきたんだ。
逆に、向こうじゃ見えないものがあるのも気がついた。
それで……そういうので犠牲になる人を、出来るだけ助けたいんだ。
別にその全部を無くすとか止めるっていうんじゃなくてもいい。
ただ――少しでも多く助かって欲しくってさ」
「……ふうん、士郎らしい。
したいことはよくわかったけど。
でも、さっき士郎が言ったみたいに方法はいっぱいあるわよ?
士郎はどういうことをするか、もう決めてるの?」
「……出来れば、現地に行って何かしたいと思ってる。
募金だって物を送るのだって意味があるのは判ってるけど、俺は自分の手で助けに行きたい」
「なるほどねえ………はあ」
藤ねえはやおら息を吐いて、目頭を押さえた。
感極まって、ではなく疲労感からする仕草だ。
「…なんだよ、そのため息は」
「あ、ごめん。
……やっぱり士郎は我慢できなくなっちゃったんだなあって。
そう思ったら、つい、ね」
「我慢……?」
「そう。
困っている人を助けずにはいられない。
誰かが悲しんでるのが、士郎には我慢できない。
昔からそうだったもの。
それが簡単に変わるわけないわよねえ」
苦笑いを浮かべて、藤ねえは言った。
853
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/12/02(日) 22:01:59
――誰かが悲しんでいるのが、我慢できない。
人々にもっと幸あれと、扉を叩き続けるのが衛宮士郎の在り方だ。
はっきりとはしないが、そんなことを、いつか聞いた気がしている。
何処で誰に言われたのか、もう思い出せない。
…きっとソイツは我慢できるヤツで、俺は我慢できないヤツだったのだろう。
そして藤ねえの言うとおり、それは容易く変わるものではない。
「…藤ねえは反対なのか?」
「むーん、難しいところね。
危ないトコロに自分から行くってことだもの。
不安に思う気持ちはあるわ」
でも、と言葉を切って、藤ねえは空を仰いだ。
「…ねえ。
切嗣さんがどこに行くのか、わたしは一度も教えてもらえなかったの。
士郎は教えてもらった?」
「え? いや、どうかな。
お土産でどの辺か判ることはあっても、聞いたことはなかったと思う。
けど……なんで、今そういう話なんだ?」
「んー、切嗣さんの真似をしたら駄目なんだからねーっていう話。
行き先といつ帰るのかぐらいは、ちゃんと言っていくのよ?
切嗣さんと士郎は違うんだから。
士郎はたっくさんの人にまだ恩返しが済んでないんだから。
だから―――そのぐらいはしなきゃダメよ?」
「……わかった」
「――よしよし。
なら、一応は安心ね」
肩に力が入ってるこっちが拍子抜けするぐらい力強く笑う藤ねえ。
………えーと、つまりこれで話は終わりなんだろうか?
「あのさ…。
それだけでいいのか?
自分で言うのも何だけど、俺のしたいことって結構普通じゃないと思うんだが…」
「む、士郎はもっと反対して欲しいの?」
「いや、そういういわけじゃなくて。
単に……もっと色々言われるかと思ってた」
「そうねー、じゃあもうちょっと言っときましょうか。
『生水飲むな』、『旅先で女性にちょっかいかけるなかれ!』、『トラと仲良く』。
えーと、あと何かあるかな……」
「……いいよ、別に。無理には言ってくれなくても」
「あー、そうそう。
あと大事なのが二つあるわね。
『士郎は士郎として頑張ること』。
どうやったって自分以外にはなれないんだから、士郎は士郎なりでいいのよ?」
「あ――ああ、わかった」
「ふふーん。どう? 結構深い言葉でしょ?
わたしだって伊達に教師をやってないんだから」
腰に手を当て、胸を張る藤ねえ。
賢者っぽいことを言ったと思ったら、次の瞬間にはこれである。
自分以外にはなれない、という言葉を確かに体現している人だ。
「…うん、正直ちょっと驚いた」
「やっぱり?
士郎ったら仏頂だから、はっきり判るとお姉ちゃんも嬉しいわー」
「まあ、驚いたけど――で、あと一つは?」
「………可愛くなくなっちゃったなあ、本当に」
「いつと比べての話だよ。
俺は十ぐらいから、こんなもんだと思うぞ」
「うん、そのぐらいまでは可愛かったの。
それがいつからか、ぶっきらぼうで捻くれちゃって…って、まあいっか」
ピシッと、藤ねえは立てた指を俺の前に突き出した。
「それでは、お姉ちゃんの最後のアドバイスよ。
一個目とも通じる話だけど…いい?
『自分を大事に』するのよ?
士郎の中には士郎に関わった人が息づいてるんだから。
…だから、自分を大事にしなさいね」
そう言った藤ねえの顔には憂いの色が帯びていた。
…話はそれで終わった。
俺が首肯し、藤ねえも頷き返し、俺たちはそれぞれの部屋に戻った。
特別なことがあったわけではない。
家族に自分の進路を相談して、助言を受けた。
それだけのことだ。
854
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/12/02(日) 22:03:33
:::::終着前の休憩所:::::
土蔵で寝たのは久しぶりだった。
穂群原学園を卒業して倫敦へ発って、それ以来初めてということになるだろうか。
数年間放置された土蔵は以前と違い、土ぼこりだらけだった。
当然、そこで眠った俺は全身が黒ずくめとなってしまった。
冷静に考えれば、大人しく部屋で寝ているべきだったかもしれない。
けれど、はっきりとした理由もないけれど、最後はあそこで眠りたかった。
だから夜に抜け出して、あそこに潜り込んだのだ。
…あそこは俺の部屋だった。
切嗣に禁じられていたにも関わらず、あそこに入り浸ったのは単純にガラクタが好きだったからだ。
ガラクタを弄り回すのも、ガラクタで囲まれている空間で過ごすのも性にあっていた。
…俺にとって一番特別な場所。
俺を形作っていったのは、あの土蔵でだった。
そして、彼女と出会ったのも。
――何故、あそこに魔法陣があったのかは知らない。
親父が残したものなのか、それより前からあったのか。
けれど、あの陣には感謝しても感謝しきれない。
文字通りに俺の命を救って――誰よりも特別な相手と出会わせてくれたのだから。
「…とはいえ、やっぱりまずかったか」
洗った服を干しながら、自分の無茶を反省した。
真っ黒だった服は本来の色を取り戻し、風にその身を揺らしている。
幸いにも、今日はよく晴れて風もあるが、洗濯物が乾くまでに正午は回るに違いない。
予約した便に間に合うかどうかは、正直なところ賭けだろう。
半乾きで諦めるという選択肢もないではないが、どうもそういう気にはなれなかった。
ネコさんが午後には訪ねて来るらしい、というのもその理由の一つだ。
車で駅まで送ってくれるというし、せっかくなので好意に甘えるつもりなのであった。
「―――そういうことで。
俺はのんびりすることに決めたけど、藤ねえは学校に行かなくていいのか?」
縁側で二人並んで爺臭く茶を飲みながら、俺は訊いた。
心地のいい冬の陽気に、藤ねえは背中を丸めて足を投げ出していた。
「ん? なんで?」
「いや、なんでも何も…今日は月曜だろ」
「でも、祝日でしょ」
「…そうだっけ?」
「そうよ。皆が楽しみにしてた、嬉し恥ずかし臨時休業なんだから」
「何が恥ずかしいのか知らんが……そっか。
最近、カレンダーなんて見なかったからなー」
「…んー、そうなんだ」
「うん、そうなんだよなー」
藤ねえがずず、と音をたてて茶を啜る。
本日は快晴、雲はゆったりと空高く流れていく。
陽射しはぽかぽかと肌に暖かい。
ふやけるのには最適なお日さま模様だ。
「……」
「…………」
「……………ねえ、士郎は暇なのよね?」
「………まあ、そうとも言えるな。
今日は何かするつもりもないし」
「じゃあさー、どう?
久しぶりにコッチの方は?」
藤ねえはそう言って、縦に雑巾を絞るような手つきを見せる。
どうやら、『ちょっと可愛がってやろうかい』ということらしい。
道場は掃除してあるし、道具…はたぶん大丈夫だろう。
1:魔術回路も総動員で返り討ちにしてくれる。
2:魔術はナシの方向で、力試し。
3:やだ。俺は縁側でごろごろしてるのがお似合いなのね。
855
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 22:13:23
1:魔術回路も総動員で返り討ちにしてくれる。
856
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 22:45:04
3:やだ。俺は縁側でごろごろしてるのがお似合いなのね。
たまの帰郷ぐらいのんびり過ごそうぜ
857
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 22:52:47
2
士郎くんは中途半端に真面目なんです
858
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 23:11:55
2:魔術はナシの方向で、力試し。
マッチョの力を思い知らせてやれ
859
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 23:16:57
2:魔術はナシの方向で、力試し。
しかしアチャですら虎には負ける気がする
なんせ藤ねえは運EXな規格外だからなwww
860
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 23:40:32
2:魔術はナシの方向で、力試し。
虎に学べ
861
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/02(日) 23:46:30
2:魔術はナシの方向で、力試し。
862
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/12/03(月) 08:28:45
「次はこの都市について、かな」
「へえ。随分慎重だね、衛宮」
「そりゃあ、迂闊に変な事したらデッドエンドだからな」
それに地理について把握しておいた方が、今後の都合がいい。
万が一の事を考えれば、街からの逃げ道なんかも見通しとかなくてはならない。俺だけでなく慎二もいるのだ。こんなこと考えるのは嫌だが、最悪の状況を考えとかなければならないだろう。
まあ、他にも理由はあるのだが。
「まあその辺はお前に任しとくよ。とにかく、明日は街の調査ってことでいいんだな?」
「ああ」
「それじゃあ明日の予定も決まったことだし、とりあえず一眠りさせてもらうよ。
お前はどうするんだ?」
「俺は起きてる。警察や駅員に何か言われると厄介だし。
そういうわけだから、慎二は気にせず寝ててくれ」
「別に気にするつもりはないけどね」
「そりゃ助かる。それじゃ、お休み」
「………、…ん…。……、し……」
「ん〜…」
「し…じ、しん…!」
「ん〜〜? ん……」
「………。ふん!」
「ぐふっ!」
朝の4時。ぐっすり寝ていた慎二の朝は、俺のパンチから始まった。
「始まった、じゃないよ! 何でいきなり殴るんだよ!」
「あまり大きな声出すなって、慎二。駅員さんに目つけられるぞ」
「そんなのはどうでもいいんだよ!」
「お前がいくら起こしても起きないから、仕様がなく最終手段に出たんだよ。おかげで目が覚めただろ?」
「全然おかげじゃないんだけど! だいたい、起こすのが早すぎじゃないか?」
確かに、時刻はまだ朝の5時。朝日も出ていない時刻であるが。
「出来るだけ早めに動いておかないと、後で大変になるぞ。特に食事関係がピンチだ。せめて水を常に確保できる場所を見つけないと」
「そういうことになるなら先に言っとけよ。別に寝なくても良かったじゃんか」
「それは確かに説明不足だった。すまん」
「……ふん、まあ過ぎたことだし、許してやるよ。
で、今日は都市についてってことだけど。具体的に何するんだよ」
「具体的なことはまだ決まってない。とりあえず、まずは見晴らしのいい所から街全体を見て。細かいことはその後で決こうかなと」
「この都市を調べるって言う割には、随分アバウトな感じだね、それ。て言うか、そんな方法で調べられるのかよ?」
「その辺は問題ない。俺の目なら4キロ先の人間だって識別できるから。街全体の構造見るぐらいなら、見渡せれば十分だ」
目の良さなら、俺の数少ないちょっとだけ自慢できるものである。まあ強化を使う前提だけれども。
「それ、目がいいってレベルじゃねーぞ!」
「とにかくそう言うわけなんで、今日はまず見晴らしのいいところまで行くぞ」
「それはいいけど。見晴らしのいいって、そんな場所都合よくあるのかよ」
「慎二、俺だっていつまでも勢いだけで発言する男じゃないぞ。ほら、あそこ見てみろ」
そう言って、建物の向こうに僅かに見える高台らしき場所を指す。その高さから、街を見渡せるんじゃないかという予想だ。
俺だって、一晩中起きてて何もしないほどボケた男じゃない。
「結構遠くないか?」
「そうか? そうでもないと思うけど。まあ遠いからって、行かないわけにもいかないだろ。結局どこ行くにも足で移動しなくちゃならないんだし、我慢してくれ」
「はあ。まったく、遠坂のせいで本当に面倒なことになったね」
863
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/12/03(月) 08:30:14
駅を出てどれ程経ったか。馬鹿に慎二のやつが静かだと思って横を見ると、慎二が何か考えてる様子なのに気付いた。
慎二が黙り込んで考え事をしているのは結構珍しいんじゃないだろうか、何て思っていると、突然慎二が話を聞いてきた。
「なあ衛宮」
「ん?」
「あのさあ、さっきから考えてたんだけど。なんで今日はこういう事になったんだよ」
「こういうって、街を調べようって事か? それは昨日からそう決めてたからだろ」
「そういう事じゃなくて。なんでその方法が、こんな面倒くさいのかって事だよ。よく考えたらこの方法、いくら危険を考えたからって、回りくど過ぎだろ」
「さっきも言ったとおり、俺なら遠くからでも街を把握できるからな。面倒なことはないぞ」
「―――衛宮。お前、僕に何か隠してるだろ?」
なんというか。慎二がこんなに勘がいいとは思わなかったな。もしかして、俺は知らない内に、表情に出してたんだろうか。
しかし、確かに慎二に言ってないことはあるが。それは何と言うか、まだ確信を得ていない想像だからと言うか、俺の担当分野と言うか。なにより。
「こう言っちゃなんだけど、慎二には余計な心配は掛けたくないんだよ」
「相変わらずの変な気遣いと鈍さだね。そんなんだから桜のやつ『先輩の鈍さはノートに書きとめておきたくなるほどです…』とか言われるんだよ」
俺の態度が気に食わないのか、慎二は見るからに機嫌を悪くする。
て言うか、桜はそんな事言ってたのか。
「心配掛けたくないなんて今更なんだよ。だいたい、言わない方が不安だっていうんだ」
「そういうもんなのか?」
「そういうものなんだよ! 変なトコにこだわるね、お前は。ほら、さっさと言えよ。その隠してることをさ」
「……分かったよ。けど、驚いて変な声上げたりとかするなよ」
本当に大丈夫なんだろうかと思わなくもないが、慎二がそこまで言うのなら、この際信用してみることにしよう。
そう決め、周りに誰かいないかを確かめて小声で話す。
「もしかしたらだけど。この世界に、そしてこの街に魔術師がいる可能性がある」
その説明に、慎二があからさまに嫌な顔を見せる。
「…………本気で言ってるの、それ?」
「こんな状況で、さすがに冗談なんか言わないぞ。まあ魔力の存在自体は、こっちに来て直ぐに気付いたんだが。昨晩落ち着いてから、もう少し詳しく調べてみたらな、この街に結構な魔力が存在するってことまでは何とか調べがついた。
けど、考えたらおかしく話だろ。俺達の世界に魔力があるなら、こっちにあってもおかしくないし、魔術師だって然りだ」
「それは一理あるね。けど、その話がどうして、この街に魔術師がいることになるんだよ?」
「さっきも言ったけど、この街にかなりの魔力があるんだ。そういった土地は管理であれ探求であれ、何かしらの理由で魔術師が寄って来る。
つまり、この世界に魔術師が存在するって事になると、自然にこの街にも魔術師がいることになるわけだ。
まあ学園都市ってぐらいだし。魔術師が根付くには不十分だし、数は少ないかもしれないけどな」
まあ、あくまで危険を考えた上での結論なので、魔術師がいない可能性もある。正直、魔術師という連中はどうにも気が合わないので、いて欲しくはないのだが。
「ふーん、なるほどね。昨日と打って変わって、随分頭が働いてるじゃんか」
「それはどうも。けど俺としては、慎二がこんなに冷静なほうが感心なんだけど」
864
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/12/03(月) 08:31:31
慎二の事だから、もっと怒ったり騒いだりすると思ったんだが。だからこそ話すのを躊躇ったのだが。
やはり歳月というのは人を変えるものなのか。昨日も意外と落ち着いてたりしたし。
「魔力があるから魔術師もいるかもって話なだけだろ。そもそもいてもあんまり数がいないなら、別に問題ないじゃんか」
訂正。相変わらず慎二は慎二のままでした。
「慎二。昔も言った記憶があるが、お前に足りないのは用心深さだ。
……まあ魔術絡みの事になったら、結局俺が何とかすることになるだろうけど。一応そういうこともあるんだってことは、注意してくれよ」
「分かってるよ、それぐらい。
―――それより。目的地ってあそこだろ」
「そうそう。思ったより近いな」
「意外と早く着きそうじゃんか。けど、これならこんなに早く移動する必要なかったんじゃないか?」
「確かに、予想以上に早かったな。まあ早く着いたら着いたで余裕が出来るし、上手くいけばしっかりとした寝床や食事にまで辿り着けるかもな」
「へえ、そりゃいいね。そういうことなら、早く行こうぜ」
「俺が言うのもなんだが、お前も現金なやつだな…」
「なんか言ったか?」
「いや、別に。
それより、急ぐのはいいけど、調子に乗ってると後半きつくなるからな」
「大丈夫だよ。そういうところが要らないお世話なんだよ」
「そうならいいけどな」
やる気を出してからどれ程経ったか。ようやく目的地にたどり着くと
「はぁ……はぁ……。くそっ! 誰だよ、早く着きそうとか言ったのは!」
慎二がキレていた。
「とりあえず着いたんだから、落ち着けって慎二。」
「くそ! 当分歩かないぞ、僕は!」
言ってることは自分勝手極まりないが、まあ慎二が怒る理由も分からないでもない。
直線距離では大したことなかった目的地までの距離も、街中を通ると何倍も長くなるのだ。しかもこの都市、造りが道が妙に凝っている。さらに建物の高さが高く、連なってる所為か、一度目標を見失うと、道がさっぱり分からなくなるのである。
そんな訳で迷いに迷って、高台に来る頃には日が上の方に来てしまっていた。
「急いだ意味が全くなかったじゃんか!」
「そうでもないさ。これでも予想していたより早く着いたし、休んでていいぞ」
「ああ、言われなくても休むよ」
兎にも角にも、目的を果たさなければならない。ここまで来たのは、何も街を見やすいからと言うだけではない。魔術師がいる可能性が出てきた今、出来うる限り自分たちの存在を隠しながら情報を得る事が必要だ。
街を見下ろすと、思ったとおり街が見渡せた。かなりの大きさではあるが、学園都市という特殊な街のおかげか建物が密集していて、俺の目なら十分に街全体を確認することが出来る。
「同調、開始」
目に強化の魔術を叩き込む。
細部まで見落とさぬよう街を見渡す。先ほどまでいた寮から、左へと視線を移していく。その最中。
「え?……」
ありえないと、そう思うしかないモノを見た。
865
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/12/03(月) 08:32:49
「どうしたんだ、衛宮? なんかあったのか?」
慎二の問が聞こえないかのように、先にあるモノと更に左側の景色を睨むように見てゆく。
そうして数分後。見たモノから導かれる答えを、そのまま慎二に伝えた。
「慎二。悪いが予想外の展開になった」
「なんだよ。そんな真剣な顔して」
「―――この街に魔術師がいる。いや、この街自体が魔術師たちの根城の可能性がある」
「は? ちょ、ちょっと待てよ! さっきと言ってることが全然変わってるじゃんか! もし魔術師がいても、そんなに数はいないんじゃなかったのか!?」
「確かにそう言ったが、状況が変わった。いや、正しい状況が見えてきた、ってとこかな」
「どういうことだよ」
「慎二。正面に見える湖にある建物が見えるだろ?」
「ああ見えるね。で、それがどうしたんだよ?」
「あの建物、間違いなく魔術、神秘の類に関係するものだ。しかも、かなりのな。それだけじゃない。向こうの校舎の方にも、結界の類が見える」
「おい! それって本気で拙いんじゃないのか!」
湖の建物に、いくつもの魔術の痕跡。それは、この街に魔術師が巣食うと判断するには、十分な材料だ。
だが、そうでありながら、俺はこの状況を拙いと言い切れなかった。はっきり言って、俺の知る魔術の常識から言えば、この街の状況はおかしな点ばかりだ。
神秘を隠匿するのなら、わざわざ街中に魔術を施す理由がない。隠しておきたいのなら、神秘を一箇所に集め、目の届かない地下にでも仕舞って置けばいいのだ。だからこそ俺達の世界には魔術協会が存在する。
だと言うのに、この世界では神秘が街中に存在し、かつ『何箇所』にも見られるのだ。いったい何故そんなことをするのかが分からない。
「どうするんだよ、これから。こういう時こそお前の出番だろ」
「…………」
確かに分からない、が。
「学園長に会いに行く」
この世界の魔術師は、俺達の世界よりも『人間』よりだと予想できる。
「学園長に会いにって、本気かよ!」
「もちろんだ。この街の様子からいけば、学園長がこの都市の魔術師のトップだろうし。まあそうじゃなかったら、最初に考えてたとおりでいくから」
「そんな事はだいたい分かるよ! 僕が言いたいのは、そのトップに真正面から会いに行って大丈夫なのかって事だよ!」
「俺だって考えなしじゃないさ。
この世界に魔術師がいるっていうのは間違いない。けどな、その魔術師が、俺達の言う魔術師とは違うんだ。特に、魔術に関する考えや思想がな」
866
:
Fate×ネギま
◆MnGA8SFSbU
:2007/12/03(月) 08:33:37
かなり希望的観測による結論だが、慎二を説得させるためにはこれぐらいで言っておくほうがいいだろう。
それに、この推測には自信がある。この街の魔術は、生きては入れず生きて返さない、といったものが感じられない。それよりも、人の出入りを許し、ただ守るためだけにある、まるで衛宮家の結界のような雰囲気さえ感じるのだ。
「だいたい、逃げるたり隠れたりする選択は、昨日あの娘達に会う前にするべきだったろうな」
「そりゃそうだろうけどね。けど、本当に大丈夫なのかよ。失敗したら、即鉄格子の中、ってことになるかもしれないんだぞ」
「俺だって考えた上でいってるんだから、大丈夫だって。
それに、いざとなったら俺の切り札でなんとかするから」
もしそんなことになったら、遠坂やセイバーが本気で怒りそうだが、そこは慎二のためってことで何とか許してもらおう。まあ無事帰れたらだけど。
「何だよ、その切り札ってやつは?」
「悪いが言わないでおく。まあ安心しろって。あの遠坂が殺意を覚えたほどの代物だからな。交渉材料としては十分だ…………………と思う」
「いや、そこは自信持って言わないと安心できないだろ」
「こういう性分なんだよ。まあ、今はそんなことよりも」
会いに行くタイミングが問題だ。
どれだけ希望的な思考をしたって、危険であることに変わりは無い。しかも、俺達の事情を理解してもらって、助力を得ようと言うのだ。下手に邪険にされる訳にはいかないのだ。
学園長という人物が、どういった人間なのかはさっぱり分からないが、昨日の娘の反応からいけば、表向きは学園長としてしっかり働いてるんだろう。その点を考慮すれば、学園長が『学園長』である内に会いに行く方がやり易いだろう。が、学校の窓口で昨日のような嘘はさすがに無理だろうし。
さて、どうするか
ネ:このまま直行(昼)
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
ま:生徒もいなくなるだろう時間に(夜)
867
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 09:40:19
ネ:このまま直行(昼)
時は金なり。
動ける時に動いておこう。
868
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 12:46:41
ネ:このまま直行(昼)
人目がある方が安全
869
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 15:01:17
ネ
多分誰か話の分かりやすい奴もいるとは思うし
870
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 15:16:41
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
871
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 16:04:58
ま:生徒もいなくなるだろう時間に(夜)
872
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 17:25:30
ギ
夜だと明らかに生徒がいない
昼だと生徒少なめ&他の先生がいる可能性高い
魔法使いとして対応されないこと優先するなら、生徒が溢れていそうな放課後(夕)狙いだろう
873
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 18:30:17
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
874
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 19:00:34
砕く者
聖者と魔女
ま:生徒もいなくなるだろう時間に(夜)
875
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 19:10:34
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
876
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 20:18:44
ネ:このまま直行(昼)
人目がある方が安全
877
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/03(月) 21:16:38
「一体全体どうしたってんだ? 俺の修行は修了ってことか?」
「……その前にウィンダスに戻りましょう。帰り支度を整えなさい」
ようやっとクリスタルを返してもらい、少女の捜索を開始できるかと思ったが、どうも雲行きが怪しい。その証拠に、帰還を促す言葉には一種の強制的な響きすら感じ取れる。
とにかく他に選択の余地があろう筈もない。言いなりというのも癪ではあるが、拒否する理由がなく、加えてそろそろ帰ろうと思っていた所だ。むしろ丁度良いとすら言える。
荷造りを開始すべく、今まで陣取っていた居住区に向かう。と、それまで口を噤んでいたトーさんが、縋るように詰め寄ってきた。
「アンタもどこかへ行っちゃうのかい? また、アタシは一人ぼっちになっちゃうな……」
「トーさん」
思えば。
彼女はずっと1人きりだった。つい最近、やっと孤独から解放されたのも束の間で、またもや孤独に苛まれてしまうのだ。いや、2人で居ることを覚えてしまったが故に、今まで経験してきた以上の寂しさを味わうこととなるであろう。
短い付き合いであるとはいえ、それが少し心残りだった。
「な、なーんて、冗談さだよ、冗談。ちょっと困らせてやりたかっただけさ。頑張っておいで! 応援しているからさ」
彼女の言葉の真偽など明らか過ぎて、問い質す気にもなれないが……だが最後に俺がしてやれることはある筈だ。微かな躊躇いを覚えながら、俺は口を開いた。
「また来るよ。その時は俺ばっかりじゃなくて、たまにはトーさんが美味しいものご馳走してくれよな」
直後、きょとんとこちらを凝視する瞳。そして二呼吸置いた後、戸惑いを経て微笑へと変化する。
さようなら、プルノゴルゴ島。
それまで溜めておいた骨細工、皮細工を手製の風呂敷に包み込み、ふらつきながらセミ・ラフィーナの元へと駆けて行く。その様は間抜けな大泥棒だ。眼前の白いミスラも少々呆れ顔である。
「ゴブリンも真っ青の大荷物ね。期間が期間だから仕方ないのかもしれないけど、途中で街に立ち寄ろうとは思わなかったの?」
「ん、一応思ったことは思ったけど。最初の頃は結構マメに競売に出品していたんだけど、仕舞に面倒くさくなっちゃって。自分でもどうかとは思うんだが」
「……それだけあれば路銀の心配はいらないわ。いくら自然に帰依するったって、プロの狩人でもそこまではしない……。普通は街を拠点に据えて狩りを行うのだけれど」
さながら野人である、か。
とはいえ完全な自給自足は、文明にはない自由と気まぐれに満ちており、意外な程の解放感を感じることができた。建前として面倒だから街に出なかったと述べているが、本当は単に夢中になっていただけかもしれない。今でも文明に立ち返るのが名残惜しいくらいだ。
しかし俺には目的がある。それを成し遂げるために野営をしていたのであって、目的と経緯を挿げ替える気はさらさらない。
セミ・ラフィーナは懐から一枚の羊皮紙を取り出し、不可解な呪文を唱え始めた。興味心にそそられ解読を試みてみたが、さっぱり意味がわからない。地球とは魔術系統が違うのだから当たり前ではあるが。
10秒か20秒の時を経た頃、羊皮紙から黒い闇が溢れた。それが俺と彼女を包み込む。一瞬、彼女の害意を疑ったが、よく考えれば全く脈絡のないことなので、彼女に対する侘びと共に自身の奥底へと沈めた。
闇が晴れ、まばゆい光に目が慣れてきた時――眼前に広がる木々豊かな光景は、爽やかな砂浜ではなく、かつて見たウィンダスのそれであった。
「……ん? セミ・ラフィーナ、それは一体?」
「呪符デジョン。私は魔法なんて使えないけど、羊皮紙にデジョンの魔法を封じ込めることによって、魔力を持たない者にも魔法を使えるようにした道具ってことね。主に冒険者に支給されている。君にも一枚渡しておくわね」
そう言い、僅かに変色した羊皮紙を手渡される。瞬間移動の魔法、か。元の世界では魔術に分類されるものだろうが、中々便利であることは間違いない。しかしそれなら何故彼女はわざわざ船で俺を迎えに来たのだろう?
「移動できる場所は一箇所に限るの。自らの所属国だったり、もしくは野営地だったり。でも先程見たとおり、発動には時間が掛かるから過信はしないでね。さて、では本題だけど」
来た。どんな無理難題が出されるというのか。どちらにしろクリスタルを預かられている以上、嫌とは言えないのが悲しい所だが。
878
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/03(月) 21:17:28
「ここで言うのは憚られるわ。君はこれから星の塔へ出向いて、そこにいる書記官を訪ねてちょうだい。星の塔で君への任務が言い渡されます」
任務……。その言葉に妙な引っかかりを覚える。俺はあくまでクリスタルを返してもらうのが目的で長期間鍛えていたのであり、ウィンダスという国の走狗になるのが目的ではない。まさかとは思うが、そこに齟齬が生じている危険性はないのだろうか? それは良くない。早めに確認しておかねばなるまい。
「あの、セミ・ラフィーナ。俺は一刻も早くクリスタルを返してもらって、果たさなければならないことがあるんだけど」
「わかってる。君を便利な使い走りだなんて勘違いしてない。国が君に任務を任せるのは、これが最初で最後。少し事情があってね、国の者ではできないことなのよ。君がどれ程の実力が身に付いたか試すテストだと思ってもらって構わない。見事任務達成できれば、晴れてクリスタルは君の元へ返ってくる」
「…………」
ここでぐだぐだ言っていても仕方がない。釈然とはしなかったが、俺は黙ってセミ・ラフィーナを信じることにした。
「ところで星の塔はどこにあるんだ?」
「見えない? あの巨大な木が星の塔よ」
彼女が指差す方向には……ウィンダスに初めて来た時、あまりの大きさに活目した、例の大樹だ。まさかあれが建築物だというのか? 説明を仰ごうと視線を送るが、どうやら口で聞くよりも目で見た方が早い方針らしく、道順を教示するに留まった。
早々に彼女と別れ、その星の塔へと足を進める。教えられた木の麓へと向かえば、そこには入り口ではなく魔方陣が描かれているのみ。ほんの1、2分考えを巡らせた後、思い切って輪の内へと踏み込む。瞬間、先程経験したデジョンとは真逆の白い閃光。眩しさに目が眩み、思わず目を閉じるが、ややあって光が止んだ頃、目の前には数人のタルタルと、四方を囲む木造の建築。窓は、ない。
俺の姿を見咎めた受付係っぽい女の子が、こちらにずかずか歩み寄ってきた。
「待っていたの! 貴方がエミヤシロウ、ですね? むさいマッチョなの!」
「は、はあ」
「書記官のクピピです。よろしくなの。では早速ですが説明を読み上げます。三国の盟約に基づき、海の向こうの友好国、サンドリア王国とバストゥーク共和国には、ウィンダス領事館が存在します。この二国の領事館を回り、他国の様子を探ってきてください」
「……もしかして、スパイ?」
「黙らっしゃいなの! 2国のどちらを先にするかは、各自の自由なのです。他国のウィンダス領事館では、何かお仕事をお願いされるかもしれません。そういったお仕事からも様々な情報を手に入れて、ウィンダスに持って帰ってきてください」
なるほど、これは国に属した者では無理な仕事だ。したがって、身元不明の俺にはまさにうってつけという訳だ。別に国を運営する政治が常に清廉潔白だとは思っていないが、直接俺自身に繋がっていると自覚するならば、複雑な気分であった。
「ウィンダスは平和を尊ぶ中立国だということを、決して忘れないでくださいです。他国人になんて言われようと、20年前の大戦の悲劇をくりかえさぬようにするのが我が国の務めなのなのです。貴方の他に2人同任務に従事する者がいますので、そいつらと合流して行ってくださいです。広場にいる筈なのです。……というわけで、説明は終わったのです。早く行け! ……なのなのです」
�機Д汽鵐疋螢△�ら行く
�供Д丱好肇ァ璽�から行く
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
879
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 21:33:26
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
野生に還ってた士郎ならこのぐらいしてくれる
880
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 21:39:32
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
881
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 21:52:13
ギ:放課後ぐらいを狙う(夕)
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
882
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 22:04:51
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
滑稽なほど――野生
883
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/03(月) 22:29:10
�掘Ц�の悪い書記官にデコピンで反撃
なんというかもう勢いで。
884
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/04(火) 00:22:59
ネギまはギ、FFは�靴之萃蠅世�
885
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/05(水) 22:46:49
ややフライング気味ですが、
スレが滞り気味なのでこっそりと銀剣らじお予告ですよ。
α:聞いてやる
β:もはや聞く耳持たん
質問感想なども待ってます。
本編のほうはもう少しかかりそうですが。
886
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/05(水) 22:56:00
α:聞いてやる
待ってました!
でも……最近寂しいよォォォォ………。
作者さん、いつものように選択肢ください…………。
待ってます……。
887
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/05(水) 23:38:58
α:聞いてやる
投下されるタイミングが重なってるせいか投下待ち時間が長い感じ
888
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 00:15:37
α:聞いてやる
889
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 00:36:09
α:聞いてやる
890
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 00:54:54
α:聞いてやる
士郎くんが到着する前には綺礼が銀さま壊してて、到着したらカレンがオルガン弾き。
この世界はhaとは少し違う世界観のようですが、神父とシスターが同時に存在しているのでしょうか?
つーか、ぶっちゃけ選択肢によっては親子の会話シーンを期待しちゃってもおk?
891
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/12/06(木) 04:30:57
らじお決定早ッ!
それはそれとして以前から言われていた経過表なんですが、
キリは良くないですが凡そ(5日目の遠坂対タイタニアのところまで)出来上がったので次の書き込みの時にでもアップローダーに上げておきます。
まとめたつもりでも5kb超えてましたが。
あと日が進むごとに話数が増えてるのは是正しないとならん気がしますね。
892
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/12/06(木) 04:34:27
戦いを見据える二つの影があった。
影が互いの存在に気付いたのは数秒前、視線を交わしたのは数瞬前だ。
小さな影は警戒する、いつからそこにいたのかと。
何故気付けなかったのかと。
それは単純な事で、その数秒前まで存在していなかったと言うだけの話なのだが。
「良い夜だな」
聖者の姿をした影は、何気なくそう言葉を発した。
だがもう一つの、小さな影はそれに応えはしなかった。
「おや? つれないではないかね?」
「ふん、ほざくでないわ、その姿はどういう了見じゃ? 邪なる者よ」
「ほぅ、ほぅほぅ、気付いておいでか」
這い寄るような、独特に過ぎる言葉遣いは、それだけで小さな影の癪に障った。
「囀るな、聖者の姿をした悪魔め、何者かは知らんが……」
「そちらこそ、穏健ではないな、魔女よ」
言葉を遮り、神父が笑う。
ぴくり、と。
小さな影が動いた。
同時に殺気と、途方もない魔力が吹き上がる。
マナにも匹敵するオドを纏うその姿は、まさしく魔女のそれであった。
「おぉ、怖い怖い……さすがは森の魔女、この都市にあっても力は衰えぬか」
二つの声が同じ口から放たれ、重なる。
「そこまで知っているとはな……何者か?」
「敢えて言うなれば観察者、敢えて言うならプロデューサー、敢えて言うならば学者」
楽しそうに聖者の姿は語る。
その姿は、まさしく神を前にした敬虔なる信徒の、あるいはその逆であった。
「……ふざけているのか?」
「そして今は、彼の観察をしているのだよ、あの衛宮士郎をね」
「なん、だと?」
「私は彼を高く高く、非常に高く評価している、絶望的な状況の中、自己の目的を果たすために己の死さえ覚悟して戦い、たかだか200年とはいえ、決着の付かぬ戦いを終わらせる原動力となった……それは規模こそ微少に過ぎるが、私の知る人物と良く似ていてね」
気付けば影が変形を始めていた。
その姿は極めて禍々しく、だが同時に途方もなく神々しかった。
「この戦争、様々な思惑によって生まれたのは知っていよう? 此度の『これ』も似たような物でな……詰まるところ一個人の欲望に端を発している、それを私は後押しした、つまりはそういう事情なのだがね」
「ふん、つまり貴様はこう言いたいわけか? 『この戦争は衛宮士郎のために行われている』と」
「それだけではないさ、私はただ後押しをしただけだからね、別の思惑も当然存在している、だから私は彼のプロデュースを楽しめる、と言うわけさ……それによって行われる全てが無意味であるとしても、な」
ぐにゃりと、影が歪み膨張を始める。
「君もまた進むのだろう? たかだか一人の少女のために」
それは、問われるまでもないことだった。
「彼は戦わねばならない、戦って、戦って、戦い抜いて、そして絶望を知らねばならない、この戦いは……」
後半は聞き取ることは出来なかったが、それでも構わなかった。
「……そのようなこと、問われるまでもないことだ」
そうでなければこんな場所に来る物かと、小さな影は呟いた。
893
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/12/06(木) 04:35:16
「一度近くを通過して、直接仕掛けるわ」
シャリフはそれだけを口に乗せ、短機関銃を手に取った。
小気味の良い音はエキゾーストに掻き消され、聞こえなどしなかった。
「直接って……まさかあれを本気でやる気ですか」
数秒の間だけ、冗談で思考しそして破棄したアイデア。
それを彼女はやるのだという。
「他に選択肢はないわ、この状況でスピードの差を補い得るならば勝負は一瞬、それだけで必要にして十分よ」
「……分かりました、貴女を信じます、ミズ・シャリフ」
二人の影は重なり、高らかな音を響かせ、白煙を撒き散らしながら闇の中へと消えていった。
伊藤惣太は攻めあぐねていた。
先程の一事で特性を把握されたのか、各所に有効に配置された少数でありながら重厚な布陣はビルへの突入を阻み続けていた。
ならばとビルへの攻撃を続ける砲を潰すべく行動しようとすれば、いつの間に配置したのかビルの周囲数百メートルに連鎖地雷や電条網が配備され、また各所に配置されている土嚢や機関銃座によって容易な接近を許さない。
手持ちの対化け物装備であれ、砲を潰す事は至難であり、結局は接近が必要になる。
「こんな奴をあのバーサーカーは潰したのか……相性の差ってのはあるものだな」
ジェネラルの戦術の基本は物量作戦である。
その物量を物ともしないあのバーサーカーは、確かに対ジェネラルの切り札と言えただろう。
まだ交戦が始まってより十分程度しか経過していないが、存外中の連中は耐えているらしく、未だ視線の先の空間は歪んだままだ。
「……ジェネラルへの初撃に失敗したのは失策だったぞ」
それだけを呟き、機動戦を続け、遂にはビルからの援護狙撃を受けて一つの砲を制圧する。
「かかった!」
そんな少女の声を遠くに聞き、火点がこの位置に集中しているのを理解する。
その声がなければもう一呼吸遅れていただろう。
一瞬だけ、だが渾身の力で道路を踏み砕き空中へと浮かび上がる。
同時に火力の起点4カ所への制圧射撃を行い、頭を下げさせる。
結果として、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトの言葉は敵を生き残らせる結果になった。
だがその時間は、彼女達が到着するだけの時間を稼ぐに十分な時間であった。
真正面から突撃してくるY2Kに舌打ちを一つ漏らす。
タイミングを計っていたのか、バイクの上からシャリフが跳び上がる。
緊急避難的な空中への回避だったが故に、行動の自由は途方もなく制限されている。
とはいえ、ここで機動性を捨てればその後に集中砲火を受けて沈む。
下方に視線を走らせれば、小銃を握った歩兵が散発的に弾幕を張るのみでダメージとなりうる有効な射撃は行われていない。
同高度から放たれる銃弾の全てを『聖者の絶叫』で叩き落とす。
惣太はそのままバイクの上で立ち上がり、突入してくるシャリフを迎撃する体勢を取る。
交錯する直前、シャリフは弾丸の切れた短機関銃を手放し――
ダン:新たに二挺の短機関銃を構えた
イサカル:二本の刀を構えた
ナフタリ:二本の内一つを投げつけ両手で一つの刀を構えた
894
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 05:07:24
ナフタリ
895
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 08:48:39
ナフタリ:二本の内一つを投げつけ両手で一つの刀を構えた
896
:
もしハサ
◆yfIvtTVRmA
:2007/12/06(木) 09:15:02
「いい剣だな。ハサン」
「でしょ?それじゃあ私は応援に徹しますんでいっちゃってください♡」
「ああ、手っ取り早く終わらせてやるよ。イリヤにとって害にしかならないお前を倒してな!!」
ハサンにより正気を失ったかに見える士郎。
だが、彼が剣を振り下ろしたのはハサンに向けてだった。
予想だにせぬ展開に対しバゼットもそしてハサンも一歩も動けなかった。
「…グァッ!!」
激痛に言葉を漏らすハサン。士郎の振るった二撃はハサンの額と左胸の上に大きな傷を与えていた。
英霊にはたいした効果を与えられないとは言ったものの、それは普通の英霊を基準としての意味である。
英霊としての格が低いハサンの中でも弱い部類に入る彼にはこの剣で十分であった。
なおも切りかかり続ける士郎とそれに乗じて攻めかかるバゼット。二人を相手にしながらハサンは現状を整理する。
(確かに私はマスターに洗脳を掛けた。今もそれが効いているのは間違いない)
(あの顔、あれは洗脳に掛かっている人間のするものだ。生前何百人とこういった表情を見てきたから見間違いはありえない)
(しかし、マスターはせっかく与えた武器で私に襲い掛かってくる。一体どういうことだ!?)
答えはいたって簡単である。士郎はここに来るよりもずっと前からイリヤスフィールに
よって洗脳を掛けられていたのである。それ自体はハサンが掛けた洗脳よりもずっと弱く、
士郎本人にもある程度の理性が残されていた。そして、それゆえに決断できたのだ。
ハサンに剣を渡された時に流れ込んできた衝動が脳を満たすよりも速く、彼は自らの
意思で残されていた理性をかなぐり捨てイリヤを守る人形となった。
アインツベルンで士郎が見聞きした事、そして士郎の人生観を知らないハサンは
いくら考えても答えにはたどり着けない。自身の洗脳能力に絶対の自信を持っていたが
ゆえに、士郎の豹変は自らの洗脳によるものだという間違った前提からいつまでも抜け
出せないでいた。
そして、ハサンが答えを得るかどうかに関わらず、人間二人と英霊一騎の戦いは、
―――ハサンにとって圧倒的不利な展開となっていた。
令呪の縛りがあるため捨て身で向かってくる士郎には積極的に攻撃できない。
ならばと剣を奪い無力化しようとしたら、その隙をバゼットに突かれる形となる。
さらに、士郎に最初に斬りかかられた時のダメージ、加えてバゼットとのラインが
切れた事による魔力の減少。限界が確実に近づいていた。
ハサンにとっての限界、それはこの戦いにおいては自らの命の終わりではない。
奇想奇館の維持が出来なくなる時こそが彼の終わりの時である。
これ以上のダメージによって奇想奇館が解除されてしまったら彼は一巻の終わりだ。
建物が元の状態に戻り、全マスターが同じ場所に集まってきてしまう。
外界に対する隠蔽も破れ、この場所にマスターが集まっている事が伝わり審判役である
教会の人間も乗り込んでくるだろう。
(冗談じゃ、冗談じゃあありません。まだ誰も■んでないじゃないですか。せっかく
これから面白くなってきそうだったのに。今私が魔力切れで奇想奇館を解除して
しまったらきっとあの人もあの娘も私を倒す側に回ってしまう。ここは勝たなければ、
どんな手を使ってでも―!)
[選択肢]
イ.令呪によるペナルティ覚悟で士郎を無力化する。
ロ.あえてバゼットの腕を治療する。
ハ.士郎と何かつながりがあると思われるイリヤを人質にとる。
二.何も思いつかない。現実は非常である。
ホ.あの人とあの娘、そしてモニターを利用する。
897
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 10:00:21
二.何も思いつかない。現実は非常である。
答え��、��、��
898
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 12:13:54
イ.令呪によるペナルティ覚悟で士郎を無力化する。
899
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 12:22:21
ハ.士郎と何かつながりがあると思われるイリヤを人質にとる。
イリヤだけの味方な士郎がみたーい
900
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 12:24:23
イサカル:二本の刀を構えた
901
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 12:34:25
ナフタリ:二本の内一つを投げつけ両手で一つの刀を構えた
ヴェドを信じるんだ……!
二.何も思いつかない。現実は非常である。
答え��、��、��
今回は何となくハンターっぽい解説だw
902
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 15:06:18
二.何も思いつかない。現実は非常である。
答え��、��、��
こいつはかばってくれる仲間がいねーからなw
903
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 15:11:34
なんでニ.に投票する奴は揃いも揃って『答え��、��、��』まで書くんだ?
いや、俺もJOJOスキーだが……コピペするのは選択肢だけで良いんじゃね?
904
:
903
:2007/12/06(木) 15:14:55
肝心の投票を忘れてたw
隣町…ナフタリ
ハサン…イ
905
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 17:38:13
ニ.何も思いつかない。現実は非常である
906
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 18:15:32
二.何も思いつかない。現実は非常である。
もう選ぶ物なんて決まってるw
907
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 19:57:23
隣町は
ナタフリ、でフィニッシュ
ミスだと思うけど、もしハサの
答え��、��、��は『非常』じゃなくて『非情』だよね?
908
:
907
:2007/12/06(木) 20:02:38
ナタフリじゃなくてナフタリでしたorz
急いでるとミスるよね・・
909
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 20:09:22
え、フタナリじゃなくて?
910
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 20:39:27
俺もフタナリかとw
911
:
907
:2007/12/06(木) 20:42:41
→2:魔術はナシの方向で、力試し。
何が起きたのかを理解するために、俺は現状の分析に努めた。
まず、藤ねえと久しぶりに剣道の試合をすることになった。
次に道場で道具入れを漁ったところで、防具が発酵していることに気がついた。
よって、試合は防具なしの寸止めの勝負となった。
防具のない状況で魔術で強化した打ち込みを藤ねえにする訳にはいかない。
だから、俺は魔術は使わないことにした。
OK、ここまではいい。
俺が試合前にちゃんと確認済みのことだ。
なら、問題はそれ以外にあるのだ。
ここ五年の間で、俺はそれなりの修羅場を潜ったという自負があった。
魔術師との命のやりとり、戦場での活動、二体のあくまによる虐め、および人災。
それらを経て、俺が強くなったことに疑いはない。
だが、その自信こそが落とし穴だったのだ。
俺の見落としていた事実。
第一に、道場は特殊な舞台であること。
隠れる場所も障害物も、なーんにもない。
つまり俺が培ってきた技術の半分は使用不可能だ。
第二に、これはあくまで剣技による勝負であり、体技は使用しないこと。
これにより残った技術の三分の二ぐらいは使えない。
第三に、相手が藤ねえであったということ。
どうも忘れがちなのだが、彼女は剣道にかけては怪物である。
青春の多くを費やしたその実力は疑いようもない。
おまけに五年前の敗北は、藤ねえを剣術家として一回り成長させていたらしい。
さらに、藤ねえは実力を十二分に発揮でき、俺の成果は半減する状況下での試合だ。
だから、床に這いつくばっている現状は仕方がないことだった。
負け惜しみでも何でもなく、違う状況なら勝ち目もあったに違いないのだ、たぶん。
さて、俺が床に顔を着けるまでの経過はこうだ。
最初の数本は秩序ある試合形式だったのだが、なにしろ第三者の居ない決闘である。
俺たちは回を重ねる毎に熱が入り、ついにカウンターで打ち込みをくらってしまったのだ。
無様にリングに沈んだ俺を、藤ねえはさながらガキ大将の如く見下ろしていた。
ちなみに、俺は藤ねえから一本も取っていない。
「平気? もー、士郎はやっぱり剣の方はダメね〜」
「…くそ、思いっ切り打ち込みやがって。
寸止めの約束はどうなったんだよ」
「大丈夫、大丈夫。危ないところには入れてないから」
「そういう問題じゃないだろーが。
……もう一本だ、藤ねえ」
「あれ、まだやるの?」
「やめない。
藤ねえを慌てさせるまではやめない」
「へー、諦め悪いのは士郎の専売特許だものねー。
本当にゴキブリ並みなんだから」
「……悪かったな」
912
:
907こと五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/12/06(木) 20:45:53
おっと、急いでると本当にミスが多いorz
つまり他作品への投票時は名無しに戻ってるのです。
コテばかりになると、新参さんが入り難いと思うので。
続けて本文をどうぞ。
俺は一息で立ち上がった。
あれだけ見事に打ち込んでおきながら、どこかが痛んだりはしない。
それが実力差をはっきりと示しているようで、このまま引き下がる気にならなかった。
「よろしい。では、かかってきなさい」
ぎゅっと両手の内を締め、俺は藤ねえに竹刀を向けた。
切っ先に藤ねえの姿が見える。
構えからして、明らかに純粋な剣の腕が段違いだと理解できた。
敵うわけがないのだが――それで諦めるつもりもない。
俺は掛け声とともに藤ねえに斬りかかった。
だが、展開としてはそれまでの試合と変わらなかった。
藤ねえは最初、俺に攻めさせる。
俺は引き出しを総動員して打ち込んでいくのだが、その悉くを防がれるのだ。
さっきも、思いついた攻め方を難なくあしらわれた。
そして、俺が攻め手を失ったと見るや否や、藤ねえは攻勢に出てくる。
二度三度とそれを防ぐ間に、詰め将棋のように俺は敗北を喫している。
それが何度となく繰り返されたパターンだった。
それまでと違わず、俺は構えが崩されたところに打ち込みをくらってひっくり返った。
だが、そこでパターンとは違う事態が起こった。
何かがひしゃげる音がした。
メキ、とかミシリ、みたいな音だった。
見ると、手にした竹刀が折れていた。
無理矢理に避けようとしてすっ転んだ俺は、竹刀に体重をかけてしまったらしい。
「あちゃー、やっちゃったか…」
真ん中から綺麗にささくれ立った、元は竹刀だったものをしげしげと見つめる。
どうやら修復の余地はなさそうだった。
考えてみれば、大した手入れもせずに割れもしなかったのが幸運だったのだ。
「ちょっと大丈夫、士郎?
割れたので怪我したりしてない?」
「俺は大丈夫だ。
…けど、こっちの方は駄目だな。
ちょっと待っててくれ、代えの竹刀を探すから」
こんなアクシデントで終わるのはごめんだった。
こうなったらトコトンまでやってやるのだ。
そう、俺はゴキブリなのだ。
いや、ゴキブリ並みのしぶとさなのだ。
俺は小脇にある倉庫まで跳んでいった。
913
:
五年後にて
◆dJsTzPZ4UE
:2007/12/06(木) 20:46:43
:::::::君の行く道::::::::
倉庫の中には雑多にガラクタが詰め込まれていた。
俺はここを使った記憶が殆どない。
だから、備蓄されているものの大半は藤ねえか切嗣のものなのだと思う。
「うわ、埃がすごいな…」
煙のように舞い上がる土埃に顔をしかめ、俺は足を進めた。
中に入ると、学生時代の体育倉庫を髣髴させるラインナップが出迎えてくれた。
球体ではなくなったボールから、用途不明の鉄棒、中身のわからないダンボール。
そんな有象無象の中で、俺はかすかな記憶を頼りに竹刀の姿を探した。
「確か…爺さんはここから竹刀を持ってきた筈なんだけど……」
俺は十数年前の記憶を手繰りながら発掘を開始した。
あまり期待できないことは理解しながら、半ば意地で作業を続けた。
考古学者はきっとこんな気持ちで遺跡を掘るんだろう。
それをライフ・ワークにするタフさには頭が下がる。
でも、しんどい仕事ではあっても、その代わりに成果があったときの喜びは筆舌に尽くし難いに違いない。
現に、ガラクタの中から竹刀らしきガラクタを発見したとき、俺の口は自然に笑みの形を作った。
だが考古学にも、肩透かしは少なからずあるのだろう。
発掘した品は竹刀ではあったが、俺の予想したものではなかった。
それは二刀流用の短い竹刀だった。
詳しくは知らないが、太刀ではなく脇差の方だ。
数分前なら、二刀用の竹刀があったことは嬉しかった。
一応は俺の得意とする型であるからだ。
とはいえ、太刀の方がないのでは脇差一刀流ということになる。
二刀流でだって、魔術抜きで藤ねえ相手に戦えるか疑問符がつく。
脇差一本ならどうなるかは言うまでもない。
念のために土蔵の方も探してみたが、やはり竹刀はなかった。
あるのは脇差一本きりだ。
途方に暮れて、俺は頬を掻きながら土蔵の中を見渡した。
そのとき、昔に作ったガラクタが目についた。
「あ、そっか。バカだな、俺は。
『投影』すればいいんじゃないか」
魔術禁止の試合とはいえ、竹刀を投影で作ることぐらいはいいだろう。
竹刀がなければ試合もできないのだし。
そうすると、投影すべきは何かが問題だ。
脇差の方は手元にあるから、投影するのに支障はない。
けれど、太刀はあやふやなイメージで作ることになる。
正確に作れるか、絶対とは言えない。
まずは試しにと、俺は脇差竹刀を投影をしてみた。
容易い成功だった。
しかも両の手に短剣を執るというのは、何故か体に馴染んでいた。
初めての経験だというのに違和感がなかった。
だが、二刀流というのは長短の刀を使うものだ。
短刀を両手に握るのは防御に優れるかもしれないけど、もはや剣術ではないのではないか?
それに脇差二本の手本にすべき型を俺は知らない。
「……うーん」
両手の竹刀を振るってみた。
やはり不思議と自然に体が動いてくれた。
1:短剣二刀で藤ねえと試合する。
2:やっぱり普通の竹刀を投影する。
3:巌流島作戦でいこう。
914
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 20:50:23
1:短剣二刀で藤ねえと試合する。
虎狩りじゃあ! 縄を持てい!
915
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:05:47
1:短剣二刀で藤ねえと試合する。
916
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:08:22
2:やっぱり普通の竹刀を投影する。
アーチャースタイルではなく正規スタイルで虎に勝つからこそ意味がある。
917
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:35:08
2
918
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:40:33
3:巌流島作戦でいこう。
919
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:50:16
3:巌流島作戦でいこう。
タイガー敗れたり!
920
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/06(木) 21:53:55
2:やっぱり普通の竹刀を投影する。
巌流島作戦だと暴走虎の相手だぜ?
どう考えても無理っぽい
921
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/06(木) 22:23:43
1話〜40話 あらすじ+α
全ては『石』から始まった。
偉大なる美しき石は、八色の輝きにて闇を祓い、
世界を光で満たし、偉大なる神々を生んだ。
男神プロマシア
女神アルタナ
機械神アレクサンダー
冥界神オーディン
空の覇者バハムート
再生の鳥フェニックス
夢の使者ディアボロス
星月の門番フェンリル
混沌の世界を平定した神々は眠りにつき、光に包まれた幸福な時代が続いた。
人は子を生み、育て、死んでいく……。
世界の名はヴァナ・ディール。
ある時、繁栄を極めた人間は、神々が住まう楽園へ向かうことを思いたつ。
そして遂に人の英知は真世界への道を拓くまでの域に達し、禁じられた神の元へ到る扉に手を掛けてしまった。
神は怒った。
愚かな人間が築いてきた道を砕き、彼らが住んでいた国を海底に沈めてしまったのだ。
豊かな大地が一夜で枯れ地となり、許しがたい罪を犯した古代人達は残らず死滅し、地に両の足を踏む者はいなくなった。
その有様を目にした女神アルタナは大いに悲しみ、五つの涙をこぼす。
涙は徐々に人の形を成し、儚い命を宿らせ、五種族の人間が誕生するという奇跡が起こったのだ。
しかし、その様子を陰から見ていた男神プロマシアは、アルタナの所業を咎め、人に呪いをかけて、互いに争うようにしてしまったのである。
更には新たに獣人を創ってヴァナ・ディールに解き放ち、人と獣人をもが争うように仕向けたのだ。
人がもう二度と、神の扉を開くなどという大それたことを考えたりしないように、と。
――――これは今より遠い遠い昔。
神代に起きた出来事である。
それから大きな時が流れた。
――――クリスタル戦争
天晶暦862年、冥界の魔物を引き連れ、突如としてバルドニアの地に現れた謎の男、『闇の王』。
ヴァナ・ディール各地に割拠していた獣人諸勢力を、たった数年で統一組織『獣人血盟軍』として纏め上げた彼は、アルタナの民殲滅を一方的に宣言。目に付く人間を片端から殺し尽くした。
それに対抗し、三国の中央に位置するジュノの大公、カムラナートの呼びかけに応じて、サンドリア王国、バストゥーク共和国、ウィンダス連邦は、歴史的な確執を捨てて『アルタナ連合軍』を創設。
異なる国の軍同士が情報共有・相互補給を行うようになり、大陸規模で展開される作戦に徐々に対応できる体制を整えていった。
天晶暦863年4月、タブナジア侯国の滅亡。
倒されても、倒されても、まるで死体の山を築くこと自体が目的のように押し寄せてくるオーク兵。
前線のベヒーモスによって雨霰と降ってくる巨岩や城壁……。
開戦から2年後。天晶暦864年。
両軍、甚大な犠牲を出しながらも、五種族の勇者達により闇の王は遂に討たれる。
誰が言いだしたかはわからない。
人類史に残る、この史上最悪な戦争のことを、『クリスタル戦争』と呼ばれるようになった。
922
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/06(木) 22:24:30
――――それから20年後。
天晶暦884年。
世は冒険者の時代。誰もが英雄たり得る時代。
世界の情勢は今や人間族が掌握し、人々の顔に笑顔が甦ってきた頃。
裏側の世界に起きた、小規模ながらも激しい戦争……。
『聖杯戦争』に参加した者の心の傷が癒え始めた頃。
2人の少年少女がヴァナ・ディールの地に降り立った。
衛宮士郎。
カレン・オルテンシア。
きっかけは少女がトラックに撥ねられそうになったのを助けたことから。
謎の光に包まれ、目を開けた先に見たものは――――
――――人と
――――魔物が
殺し合う世界。
片や身寄りのない少女、莫耶を自らの正義心の糧にして。
片や密売組織の若きボス、アルドの手助けを得て。
2人は常軌を逸した世界に毅然と立ち向かう。
元の世界へ戻るため。
正義を成就するため。
世界の真実を暴くため。
しかし罪狩りスカリーZらの誤解から生じた追撃を振り切り、逃亡の船旅に出ていた時。
少年の前に現れる炎の魔人、イフリート。謎の巨大な龍。
突如として立ちはだかった巨大な脅威により、士郎は傍らの少女を守りきれず、さらわれてしまう。静まり返ったその場に残されていたのは、少女が大事に所持していた小さな水晶のみ。
ウィンダス連邦に流れ着いた士郎は、今よりも大きな強さを手に入れるため、ペリィ・ヴァシャイ族長の元、狩人としての修行を開始する。
そして半年後。
修練の成果は確実に顕れていた。
923
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/06(木) 22:26:22
言われた訳ではないですけど、隣町さんに触発され、あらすじ投下(・ω・)
今回は選択肢ナシです。
924
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/07(金) 16:36:25
2:やっぱり普通の竹刀を投影する。
925
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/07(金) 16:52:33
2:やっぱり普通の竹刀を投影する。
926
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/08(土) 01:27:22
「さて、2人待ってるって言っていたけど……む、あれかな?」
それとなく目に付く2人組の姿が視界を捉える。
当初は猫人間とチビ人間で混雑する広場のお陰で探索は困難に思われたが、しかし意に反し容易に目的を達成することができた。
理由は二つ。
一つはその2人組が何より目立っていたから。彼女らの周囲をあからさまに人が避けて通っており、小さな輪を形作っているのだ。
彼女らは今日が初対面なのだろうか? 噴水の縁に腰掛ける互いの距離は微妙な位置で固定され、その口は固く一文字に結び、異様な雰囲気を漂わせている。これからこの2人と一緒に旅をするのかと思えば、周りの皆様方と同じくちょっと憂鬱になってくる。
理由の二つ目は……実に単純。片方の人間が俺の見知った奴だったからだ。
ここまでくれば結論は誰であろうと同じ筈。迷うことなく歩を彼女らの前へと進ませた。
「よっ、久しぶり」
「アンタは…………って、何、その頬……」
かつて同じ船旅をした、遠坂似で泥棒である少女の顔が痛ましく歪む。同じく隣に座っていたヒュームの女性も、声こそ出さなかったが、驚きに目が見開かれている。
再開はできる限り美しく、爽やかなものが望ましかった。だがこうも華々しい伊達顔にされては誤魔化しようがない。網で焼いた餅のように、あるいは虫歯を患った者の如く。真っ赤に焼きごてされた手形を中心にして頬がぷっくらと膨らんでいたら、そりゃ突っ込まずにはいられないわな。
「いや、誤って凶暴な蜂の巣を突っついちゃってさ……。それより偶然だな。君とその子が一緒に旅をするっていう?」
「え、ええ……。いや、触れて欲しくないのなら触れないケド。ちゃんと説明はされてる?」
「うん。えと、その子も、だよね?」
「…………」
傍らの少女は何故だかだんまりを決め込み、こちらを見つめてくるに留まっている。
歳はそれほど俺と変わらない……と思う。緊張しているのだろうか? 無表情でじっとこちらを凝視されると、正直どぎまぎして落ち着かない。
顔は……流石にセイバーやライダーみたいな絶世の美人と比べると凡に貶めてしまうが、それでも結構可愛い。美しい、じゃなくて可愛い。丸い、愛嬌のある目は、見ていて微笑ましい。髪型はショートカット。服装は周囲の冒険者のように鎧兜で武装している訳ではなく、至って平凡な布の服。ズボン。その華奢な体格は、どう見ても荒事に耐え得るだけの頑健さは備えているようには見えないが……。
そして最大の特徴。大地を跋扈する獣人に襲われたのか? 彼女には左腕が肩口からスッポリ消えていた。何も通っていない袖のみが、重力に従いダラリと垂れている。ほぼ反射的に慰撫の言葉を探すが、流石にそれは自分でも偽善なのだと理解しているのでやめた。
とにかく喋らないことには始まらない。少々安易ではあったが、まずは自己紹介から始めるべきだ。会話がないままではこれから先、身がもたない。
「え、えと、はじめまして。この度はご一緒させていただく衛宮士郎と申します。趣味は……えと、特にはありません。特技は料理です」
対する彼女は無反応。
……いかん。安直だと覚悟はしていたが、これでは自分が道化のようではないか。やましいことなどない筈なのに、何故だかとっても恥ずかしくなってきた。2人が会話もせずに微妙な空気に浸っていたのも、彼女がこんなだったせいだからかもしれない。
なけなしの勇気を振り絞って突貫したが玉砕し、半分鬱になりかけた時。同様に何とかこの空気を打破したいと願ってくれている仲間がフォローを入れてくれた。
「へ、へえ。アンタの名前、エミヤシロウってんだ。今更だけど初めて知ったわよ」
「あれ、言ってなかったっけ? へへ、可笑しいな。結構顔見合わせている筈だってのに。そういや俺、お前の名前全然知らないぞ」
「ありゃ、名乗ってなかったぁ? ふふ、私は……」
�機А屮丱織海辰凸召茵�
�供А屮螢鵑辰凸召茵�
�掘А屮�ロココって名よ」
(無口な彼女は……)
�検У弯ゴ�菜と名乗った
�后Ю仂鷭蟶澆般松茲辰�
�此У弯タ�也と名乗った
�察Д�レン・オルテンシアと名乗った
927
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 01:45:54
�掘А屮�ロココって名よ」
�検У弯ゴ�菜と名乗った
928
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 03:44:41
�供А屮螢鵑辰凸召茵�
�察Д�レン・オルテンシアと名乗った
929
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 10:22:03
�機А屮丱織海辰凸召茵�
�此У弯タ�也と名乗った
930
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 11:17:51
�機А屮丱織海辰凸召茵�
�察Д�レン・オルテンシアと名乗った
931
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 12:58:53
�機А屮丱織海辰凸召茵�
�此У弯タ�也と名乗った
932
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 16:25:50
�掘А屮�ロココって名よ」
�后Ю仂鷭蟶澆般松茲辰�
933
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 16:52:25
��:「バタコって名前よ」
��:久織巻菜と名乗った
934
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 18:19:36
�兇鉢�
935
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 18:39:09
もう900越えか。
ほかのスレは過疎ってるところが多いのに
未だこれだけの勢いは希少だな。
936
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 18:41:52
ここまでの集計
1.
�機。�
�供。�
�掘。�
2.
�検。�
�后。�
�此。�
�察。�
�機А屮丱織海辰凸召茵�
�察Д�レン・オルテンシアと名乗った
でよろしく片方決定
937
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 18:45:17
>935
やっぱ『参加できる』ってのが大きいんじゃないか?
ご贔屓の作品があれば、定期的に見に来るし
ところで980あたりを越えたら、次スレに移って、ラジオ用は残すのかな?
938
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 18:50:33
>>936
乙です!
>>937
大体そのくらいが妥当だと思いますよ
939
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 19:05:54
>>926
�検У弯ゴ�菜と名乗った
>>937
なるほど。確かにそれは大きいよな。
ご贔屓の作品としては銀剣が圧倒的人気な希ガス。
人気投票でもしたら得票数の桁とかぶっちぎるぐらいにw
940
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 20:34:09
スレ立て後に注意しとかないと、また銀剣ラジオが来る前に埋められそうな気がする。
嫌がらせだったら、言っても無駄なのかもしれんが。
941
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 20:41:47
今更になって銀剣らじおへ質問なんだぜ?
バゼットさんのアルバイトの詳細を知りたいです。例えば客を殴ったりビール瓶割ったり
クビになったり?
942
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 20:43:49
銀剣ラジオも楽しみではあるんだが……本編の方が(ry
とりあえず次スレは
>>970
踏んだ人が立てるってことで良いんじゃないか?
つーか、ラジオ云々は置いておいて、次スレに関するルールをテンプレに追加しておくべきじゃね?
943
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 20:53:35
バタコ決定か。ということで、
�察Д�レン・オルテンシアと名乗った
944
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 22:45:38
�検У弯ゴ�菜と名乗った
これで決定!
945
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 23:19:56
話を蒸し返しちゃうかもしれんが・・
嫌がらせとか、穏やかじゃない話はやめた方がいい。
ファンの暴走でスレが疑心暗鬼なんて、作者さんが一番困るだろう。
万が一なら、新スレに投下してもらっても構わないんだし。
ところで、テンプレについては
>>2
に
・次スレは970がたてること。
を追加でOKか?
他に何か問題あったっけ?
946
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/08(土) 23:54:13
特にはないなぁ。
正直守って欲しいことはまだあるんだけど、明確なルールで定めちゃうと楽しくないだろうし。
それ以外は各自で判断ってことで。
947
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 10:30:47
・970以降に話が続いた場合はそれ以降の投票レス禁止。
キリの良いタイミングで次スレを建てること。
こんな感じでどうよ。
948
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 11:32:27
>>947
それは970を跨ぐ形で作品が投下された場合だよな?
その場合は投票を優先すべきだろう。
特殊な選択形式でない限り、残り30弱あれば1000までに決定させられる。
次スレへの移行は大切だし、ラジオも楽しみたいが、肝心の選択肢を禁止してしまうのは本末転倒だよ。
949
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/09(日) 22:44:08
「バタコって名よ」
「…………」
バタコ……。
そのまま思考を停止させること1、2秒。
直後、考えるよりも先に、巨大アンパンを数百メートル単位で投げ飛ばす剛球投手の姿が思い浮かんだ。更に付け加えるのなら、いつもきのこ型の調理帽を被った、実は絶世の美女という設定があったりするあの方だ。
傍らの少女も笑いを堪えるのに必死なのか、顔が真っ赤である。
「バタコ、ね。○ンパン○ンって知ってる?」
「何を言っているの? とにかく私はバタコ。よろしくね。――――って、これから長い期間一緒にいる訳なんだから、アナタも名前くらい教えてよ。名乗らないのはさすがに失礼じゃない?」
「ん……」
朱に染まっていた頬は一気に血の気が引き、何やら迷うような、言い辛そうな雰囲気で青ざめる。
バタコの言い分はもっとも過ぎる位当然のことだ。片方が名を明かした以上、もう片方の奴が名を語らないのは無礼に値する。いつかの少女のようにあだ名で済ますという手もあるが、あんな結果になってしまった以上、どうしてもその気にはなれなかった。
当の彼女は気まずそうに目線を左右に泳がせ、決して俺達に目を合わせようとはしない。表情は固く引き締まり、その様はまるで泣き出しそうな予感すら抱かせる。
1分、2分…………4分、5分と長い時間が過ぎていく。もしや彼女には名を明かせない理由でもあるのだろうか。バタコの顔をチラリと見るも、彼女はこの件に関して譲る気がないらしく、口をへの字にして厳しい表情を貫いている。
フォローが必要かもしれない。
そう思い立ち、口を開きかけた時――――。
「…………わっ、私の、名前は……」
衝撃。彼女の重い口が開き、そこから可愛い声が漏れた。
再び彼女の顔が赤く染まるが、1つしかない拳を限界まで握り締め、先程の比ではないくらいに耳まで真っ赤だ。瞼を閉じてすらいるではないか。彼女が自分の名を名乗るという行為にどれだけの勇気を費やしているのか、容易に察することができた。
「私の、名前は……。ひ、久織……久織、巻菜、よ……」
名を名乗る。
別段難しいことではないし、俺達が日常で当たり前に使っている行為である。
しかし、彼女、マキナが名を明かした際に生じた安堵感。そしてちょっとした幸福感は得難いものであったと理解できる。
マキナがどうして名を明かすことに躊躇いを感じていたかは解らない。でも、とにかく、名前を聞くことができたのは嬉しかった。先程名を聞く行為を止めなくて、本当に良かった。
傍らのバタコの顔も、厳しい表情から一転して晴れやかな微笑を宿し、穏やかな口調で先を続けた。
「うん……。よろしくね、ヒサオリマキナ」
「よろしくな、マキナ」
――どことなくこのチームとは良くやっていけそうな気がした。
「でも、一つ断っておきたいのだけど……」
「何だい?」
「私、性格が頻繁に変わる体質なんだ」
「…………」
……バタコも含め、沈黙。
一体どういうことだ? 和気藹々となり始めていた空気が、一気に冷める。
それを見て少し慌てながら、マキナが言葉を紡ぐ。
「願掛けみたいなものだと思ってよ。本音を言えば、この性格で言葉を出すのはとてもとても苦しいの。お願い。駄目だって言われてもこればかりは無理。絶対に譲れない」
「えっと……」
人の過去を詮索するつもりはないし、どこぞのエセ神父のように古傷を暴くつもりも更々ない。
誰だって色んなことを経験したからここにいる訳で。当然無傷で到達した奴は稀な存在であろう。
少し前まではあまり考えたことなどなかったが、あのひたすらに尊い騎士に出会えたことがきっかけとなり、多くの連中が悩みながら生きているんだって理解することができた。
950
:
ファイナル ファンタズム
◆6/PgkFs4qM
:2007/12/09(日) 22:44:57
「俺はいいよ。やりたいようにやればいいさ。バタコは?」
「私も構わない。その代わり、これから私達はパーティを組んで行動するのだから、自分勝手なことはしちゃダメよ。悩みがあればきちんと誰かに相談すること。1人のミスが連鎖して、何十人もの仲間が全滅って例もあるんだから」
微笑にて俺達の返事に応じ、再度無表情を経て、今度は大人しそうな顔つきへと変化する。
まさかこれが性格の変化だというのか? 表情の変化、と単純に言ってはみても、ソレは細かい部分に関するまで『別人』となってしまっている。一瞬、マキナが多重人格者なのではと疑ってしまったくらいだ。これで声まで変化していたら笑ってしまうだろう。
しかし当たり前だが声音は変化せず、正し口調は明らかに変わったものを以ってマキナが言葉を発した。
「……で、これからどこに行くんです? まだ決めていないんでしょ? 何なら僕が決めちゃってもいいですか?」
またまたバタコも含めて呆気にとられる。
……どうやら彼女は並な過去の持ち主ではないようだ。
�機Яイ魴侏海靴謄汽鵐疋螢△�
�供Яイ魴侏海靴謄丱好肇ァ璽�へ
�掘�徒歩でジュノへ(チョコボ免許)
951
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 22:57:28
�掘�徒歩でジュノへ(チョコボ免許)
952
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 22:58:10
�掘�徒歩でジュノへ(チョコボ免許)
953
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 22:58:27
�掘�徒歩でジュノへ(チョコボ免許)
954
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/09(日) 23:12:05
��
チョコボw
955
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 00:33:55
��
チョコボしか有り得ない
956
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 00:40:55
テンプレートを一部改訂してみた。
問題がなさそうならこれで。
**********
・基本的に、選択は先に5名が選んだものに決定される
・書き手は名前欄に「シナリオ名」・「トリップ」必須
・書き始める人間はシナリオを占有するかリレーにするか書く
占有中のシナリオをリレー化した場合は後戻りできない
・選択肢のシンボルは重ならないようにすること(特に同時投下のとき)
・選択するときは、シンボルはなるべく省略せずに正確に記入する
・BADENDになっても泣かない
・直接的な性描写部分についてはうpロダ使うことを推奨
あくまでも推奨なので微妙なシーンなど最終的には作者の判断次第
・多分sage進行
・次スレは
>>970
が立てること
前スレ:選択形式で進めるスレIN型月板part16
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1188916471/
過去ログ
01
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1094950062.html
02
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1100685553.html
03
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1104132458.html
04
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1134547400.html
05
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1141919424.html
06
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1149529951.html
07
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1155827851.html
08
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1157217754.html
09
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1158930388.html
10
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1161178801.html
11
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1163722759.html
12
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1168701341.html
13
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1174732445.html
14
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1180220470.html
15
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1186403922.html
16
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1188916471.html
保管庫(更新停止)
http://yozakuranosakumatild.hp.infoseek.co.jp/select/index.html
まとめサイト(wiki)
http://www16.atwiki.jp/sentakushi/
957
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 00:43:07
早速前スレのURL間違えたしorz
正しくは↓の通りだと思います
**********
前スレ:選択形式で進めるスレIN型月板part17
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1192629078/l100
過去ログ
01
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1094950062.html
02
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1100685553.html
03
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1104132458.html
04
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1134547400.html
05
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1141919424.html
06
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1149529951.html
07
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1155827851.html
08
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1157217754.html
09
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1158930388.html
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11
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12
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1168701341.html
13
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1174732445.html
14
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1180220470.html
15
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1186403922.html
16
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1188916471.html
保管庫(更新停止)
http://yozakuranosakumatild.hp.infoseek.co.jp/select/index.html
まとめサイト(wiki)
http://www16.atwiki.jp/sentakushi/
958
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 01:18:18
あとは
>>1
の文中にテンプレート(
>>2-3
)読む旨を明示しておくとベターだな
良い
>>1
用の改変文案ないか?
959
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/12/10(月) 03:27:28
こんなんどうでしょう?
zero3巻の後書きだから改編対象になるのか判定が微妙な上適当感漂ってますが。
とにかくこれだけのものを読まされ、私は自分を抑えられなくなってしまった。
作品を投稿した。
気分的にはシリアスなのだが、残念ながらわたしはエロ幻想しか持ち得ない。
住人からもらった5本の投票で行くぞ。
決まったゴールはない。投票の結果次第だ。
時折、ゆっくりと変わっていく
>>2-3
のテンプレートに、警戒の視線を向ける。
過去のスレッドに目を光らせる。
投票結果を気にしてみたりする。
なぜそんなことを?
決まっている。
そこに新しいストーリーが潜んでいるかもしれないからだ。
そう。
私はネタで入れた選択肢で続きを書くことになってしまったのだ。これはキツイ。
だが構うものか、今日はイタタ日和だ!
……と、つい私の宝具である『個性的な物語<<オリジナル・ストーリー>>』が加速してしまった。
『選択形式で進めるスレ』おそるべしである。
960
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 08:10:28
>・次スレは
>>970
が立てること
……って自分で書いておいてなんですが、
差し支えなければ、もう次スレ立ててイイデスカ?
>>1
とテンプレは
>>959
と
>>956
-
>>957
で。
実はもうラジオ出来てるんです……
961
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 08:32:53
>>960
な、なんだってー(AAry
別に早くても問題ないと思いますよー
……あれ? らじおがもう完成してたらお便り載らなくね?
残り30強、埋まるかしら……?
962
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 08:33:28
良いんじゃない?
残り少なくて次スレ立ってない状態だと作品投下しにくいだろうし
963
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 08:50:44
おk、今から立ててくる。
ラジオは今回質問少なめなので他のネタで水増ししている気がします。
964
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 08:56:33
選択形式で進めるスレIN型月板part18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1197244449/l100
立ててきたかもしれません。
だがまだ俺の書き込みフェイズは終了していないZE
965
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 09:17:51
氷「今日の一通目のコーナー」
銀「え、いつの間にそんなコーナーが出来てたの……?」
氷「まあ、タイトルコール前に何かやっておいたほうがいいかと思ってな。
>>886
からのお便り、
『待ってました! でも……最近寂しいよォォォォ………。
作者さん、いつものように選択肢ください…………。
待ってます………。』」
銀「新手のスタンド使い?
そう言えば、nのフィールドに入ってくるスタンドがあるとか聞いた事があるわねぇ」
氷「あぁ、マンインザミラー。奇しくも第五部繋がりだな」
銀「投下速度に関しては……これはもう、ごめんなさいと言うしかないわねぇ」
氷「いや全く、楽しみに待っていてくれた住人諸君には面目次第もない。
監督の方にも色々あったのだが」
銀「やめなさいよぉ。
監督の苦労話なんて誰も期待してないんだから」
氷「……それもそうだな。
では、そろそろタイトルコールを済ませるとしようか。
氷室と」
銀「水銀燈のぉ」
「「銀剣物語らじおー!!」」
氷「さて、今回も始まった銀剣物語らじお第九回、パーソナリティを務めるのは私、氷室鐘と」
銀「ごきげんよう、見たことも無いドールに景気よく翼と腕をもぎ取られた水銀燈よぉ」
氷「あー……まだ根に持ってるのか、銀の字?」
銀「当たり前よぉ。
もう何スレ分も怪我しっぱなしでほっとかれたと思ってるの?」
氷「いやはや……随分長かった第六話も、ようやく終わった訳だな。
投下回数も、今話で初めて30回を越えたと聞く」
銀「ふん、長かったのは回数じゃなくて間隔のほうでしょう?
全く、ずるずると長引かせるから無様なことになるのよぉ」
氷「いや、返す返すもご尤もだ。
では、本編への弾みをつける意味でも、
ここで我々がテンポ良くラジオを進行させるべきではないかな」
銀「鐘も進行の誘導がうまくなってきたわねぇ。
まぁいいわ、乗せられてあげる。
さっそくお便りを読みましょう?」
氷「心得た。
最初の質問は
>>890
からのお便り。
『士郎くんが到着する前には綺礼が銀さま壊してて、到着したらカレンがオルガン弾き。
この世界はhaとは少し違う世界観のようですが、神父とシスターが同時に存在しているのでしょうか?
つーか、ぶっちゃけ選択肢によっては親子の会話シーンを期待しちゃってもおk?』」
銀「そうねぇ、確かに本編じゃこの二人は同時に存在できないって話だったはずよね?」
氷「正確には、カレン嬢が街にやってくるまで言峰綺礼が生きている可能性は0だった、
という話だったな。
これについては以前も銀剣らじおで仄めかした通り、
銀剣物語においては神父とシスターの同時存在は有り得る。
二人の会話も、可能性は充分あるだろう。
ちなみに、とらぶる道中記のストーリーモードをカレン嬢のチームで勝ち進めば、神父との会話があったはずだから、
それを見てみれば二人がお互いをどう思っているのかが想像しやすいと思うぞ」
銀「私だったら、あんな父親は死んでもお断りねぇ」
氷「君が父親を語ると冗談では済まないな、銀の字。
さて次の質問、
>>941
からだな。
『バゼットさんのアルバイトの詳細を知りたいです。例えば客を殴ったりビール瓶割ったりクビになったり?』」
銀「うぅん……タイミングがいいのか、悪いのか……ねぇ?」
氷「ああ。
次回のサブタイトルが『金持ちバゼット貧乏バゼット』に決定していれば、
思う存分バゼットのダメットぶりを書く予定だったのにな……」
銀「で、でもまだ希望を捨てるのは早いんじゃなぁい?
ほら、まだ謎のアルバイト・白崎の話も残ってるわけだしぃ」
氷「そうだな……ローゼンメイデンの秘密を解いていくのであれば、
いずれバゼットのアルバイトは書く可能性がある」
銀「本筋に関わる話だし、多分やることになると思うわよぉ。
期待して待ってなさぁい」
966
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 09:20:09
氷「……っと、お便りはこれでお終いだな」
銀「あら……今回はこれで終わりなの?」
氷「さっきも言ったが、ラジオはあくまで本編のおまけだからな。
本編を放置してラジオだけ長々とやるわけには行かんさ。
ラジオよりも本編を進めて欲しい、という要望もあるしな」
銀「ふぅん……じゃあ、さっさと本編を書かないとねぇ、監督?」
氷「だがまあ、このまま終わりでは、埋め立て促進企画としては片手落ちだな。
従来は質問レスも含めて埋め立てに利用していたのだが、
今回は募集タイミングが速かったせいで埋め立てになっていないからな」
銀「なぁんだ、やっぱり何かあるんじゃないの」
氷「というわけで、ここでリスナー諸君に選択肢を。
銀剣物語も第六話が終了して、丁度区切りが良くなったところで、
今までのあらすじや登場人物紹介を書き直してみようかと考えている」
銀「あぁ、まとめwikiの銀剣ページに書いてあるヤツみたいなもの?」
氷「そうだな。
ついては、どんな書き方であらすじ、登場人物紹介をやるか、選んで欲しい」
α:スパロボ風に壮大なあらすじ、ステータスっぽくキャラ紹介。(アルファだけに)
β:大丈夫、ファミ通のレビュー風あらすじだよ。レビュアーがキャラ紹介。
γ:銀剣物語第3782回(銀河編)までの嘘あらすじ、嘘だらけキャラ紹介。
δ:いいから普通に書きなさい
ε:その他
銀「δで決まって欲しいわねぇ」
氷「銀の字、そんな低温やけどしそうな冷たい声で言わなくてもいいじゃないか」
銀「で? これで決まったら、次スレで本当に書くわけ?」
氷「こちらのスレが埋まりきらない場合は、こちらで投下するつもりだそうだ。
……さて、今度こそ本当に終わりのようだな。
このラジオでは皆さんからのお便りを募集しています。
質問・意見・感想などありましたら、埋め立て時などに書き込んでください」
銀「それじゃあ、また次のスレでね」
「「それではー!!」」
967
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 09:30:53
γ:銀剣物語第3782回(銀河編)までの嘘あらすじ、嘘だらけキャラ紹介。
どうせδに決まるだろうし、お遊びでw
968
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 09:46:13
γ:銀剣物語第3782回(銀河編)までの嘘あらすじ、嘘だらけキャラ紹介。
銀河編ってことは魔術士や黄金の獅子、赤毛くん、義眼、双璧、黒猪とかが活躍しちゃうんだよなw
969
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 09:46:27
εしか選べない
970
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 10:47:20
αで。
971
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 11:00:52
δ
あらすじ書くのに労力消費して本編が遅れたら悲しすぎる
972
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 11:59:33
δ:いいから普通に書きなさい
973
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 12:05:29
>>964
スレ立て乙です。
ただ、テンプレは
>>2
にスレッドルール、
>>3
に過去ログって形にするべきだったのでは?
974
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 12:48:53
α:スパロボ風に壮大なあらすじ、ステータスっぽくキャラ紹介。(アルファだけに)
975
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 13:13:11
β:大丈夫、ファミ通のレビュー風あらすじだよ
976
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 13:52:59
δ:いいから普通に書きなさい
銀様の仰せのままに
977
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 14:13:03
ε:その他
その他ってなんだろうか。
人は未知のものに惹かれるものなんです。
978
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 14:55:21
γに一票
979
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 15:04:54
γー!!
980
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 15:23:53
δ:いいから普通に書きなさい
γにしたい気もするが負担増やすのもどうかと思うし。
981
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 15:25:18
γ
982
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 15:46:40
δ:いいから普通に書きなさい
983
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 17:19:37
選択形式で進めるスレIN型月板part18
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1197274411/
このスレって伸びる時は凄く伸びるけど伸びない時は全然伸びないよね。
このスレに限った事じゃないと思うけど。
984
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 17:48:43
重複か?
985
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 20:49:14
γ
>>967
>>968
>>978
>>979
>>981
δ
>>971
>>972
>>976
>>980
>>982
ハナ差でγに決定かよw
986
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 20:55:31
重複スレのほうは、もう運営スレに削除要請がしてあったな
987
:
371@銀剣物語
◆snlkrGmRkg
:2007/12/10(月) 21:15:31
やったーあらすじが出来たよー
銀剣物語 第3782話までのあらすじ
水星方面より飛来した巨大ローザミスティカは、アリスゲームを一変させた。
銀河に向かった人形師ローゼンが残した災い……すなわち、
燈色星系より飛来する外宇宙型ドールズとの戦いへと移行したのだ。
のちに『ドールズ・ウォー』と呼ばれるこの戦争の最中、
翼士長に昇格した衛宮士郎は、燈色星系の中心部への電撃作戦を決行。
とうとう中枢コアであるヒュージミスティカを破壊することに成功した。
腕前を誰からも認められるようになった士郎。
が、燈色星系を影から操る、六星同盟と名乗る組織が衛宮家を強襲。
奪還されたヒュージミスティカの破片によって、再生する外宇宙型ドールズ。
わき目も触れずに水銀燈を攫っていった彼女たちは、自分たちが
れっきとしたローゼンメイデンであることを仄めかして姿を消す。
ただ、漆黒のみが待ち受ける宇宙の果てへと……。
登場人物紹介
衛宮士郎
「戦争か……人殺しが上手いヤツだけ生き残って、クソッ」
本編の主人公。
水銀燈との契約によって、戦争に身を投じることになる。
その作戦指揮能力から、敵からは『魔術使い』の異名で恐れられる。
水銀燈
「アリスへの道が血塗れたものでも……今更どうしろっていうの?」
士郎の前に現れた薔薇乙女第一ドール。
アリスになることへの矛盾に苦悩する。
復活した外宇宙型ドールズによって攫われてしまう。
氷室鐘
「作戦とは、兵が命を失うことまで計算に入れるべきだ」
士郎の級友。
最初は戦争に巻き込まれただけの少女だった。
だが、戦いを経て、次第に作戦参謀としての頭角を示し始める。
雛苺
「戦争って、どうやったら終るのかなぁ?」
氷室と契約していたドール。
燈色星系の第一次地上制圧作戦時、
鐘を無事に逃がすために炎の中に消える。
真紅
「やはり人間は下劣ね……いつまでも同じことを繰り返す」
薔薇乙女第五ドール。
人類の保身を優先する地球軍に見切りをつけ、
薔薇乙女として独自の行動をとる。
**********
あれ?
あわよくば次スレ冒頭にでも転載しようかと思ってたけど、
どう見ても一見さんに見せられるような内容じゃなくね?
あ、普通のあらすじが読みたい場合は、あらすじを縦に読んでみるといいと思います。
988
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 21:37:58
なんというwww
あなたが神かwww
逆にこのあらすじで書かれた銀剣物語を見たいんだぜ!
989
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 21:38:41
>>987
すげえwww違和感ねえwwwww
990
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 21:41:28
\ m'''',ヾミ、、
\,r Y Y ' 、 /' ,-v-、
ノ ,\ヽ,| | y / / _ノ_ノ:^)
,,, ;;,\ 、\::::::::::/ヽ / _ノ_ノ_ノ /)
;;;;;;;,, ヽ \ o 、 ,o /} / ノ ノノ//
'"''''' 丿 [ \|:::|/] > ____ / ______ ノ
_> 、> ノ(、_, )ヽ、<,.<_ (" `ー" 、 ノ
_ / ノ ! ! -=ニ=- ノ! ト-、 \_``ー-、 ゙ ノ <
>>987
-
>>989
落ち着きたまえ。
\/..''"L \ \`ニニ´//_| ゙` ] ( `ー''"ー'
991
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 21:46:32
やっぱり氷室が銀様からヒロインの座を奪い取りそうな話なんだな
992
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/10(月) 22:16:12
違和感ねえ上に立て読みも完璧とか凄すぎるwwwww
993
:
隣町での聖杯戦争
◆ftNZyoxtKM
:2007/12/11(火) 02:41:57
昨日忘れてたのですが、隣町の時間経過表が大体できましたので報告を。
http://members3.tsukaeru.net/tsukitemp/snuploader/src/up0151.txt
もうpart18が出来てたのでどっちにするか迷いましたが埋めついでと言うことで……
994
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 11:14:30
梅
995
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 14:18:30
埋め
996
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 14:29:17
ume
997
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 15:45:24
埋め
998
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 17:36:23
埋め
999
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 17:41:24
埋め
1000
:
僕はね、名無しさんなんだ
:2007/12/11(火) 17:42:35
1000
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