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選択形式で進めるスレIN型月板part07

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選択形式で進めるスレIN型月板part07
1 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 00:17:31
───時は来た。
世界の未来をかけた常人の戦いを始めよう。
貴方は選択を打破しようと決めた、ただの人間。
新たなネタを書き上げるべくこのスレへやってきたのだが、
『埋めたての呪い』によって書きこみを禁止されてしまった!
しかし宿命は待ってくれない。
悲嘆にくれる貴方の前に、以前の選択肢における矛盾がつきつけられた……!
気にしないなら14へ。改定するなら14へ進め。
「―――――――――、な」
 何かが心に直接語りかけてくる。
 あまりに古い言語の為。何を言っているかはまったく分からなかったのだが、

「な、なんてコトだ……! このスレは選択形式で進めるSSスレで、
 なんだかこれで5スレ目で、その住人は展開を思い通りにできるだと……!!!!?」

 とまあ、概要はおおむね掴めた。

2 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 00:19:40
・書き手はトリップ必須

・選択は先に5名が選んだものに決定される

・コース/ルート、ないしはシナリオ名を併記

・書き始める人間はシナリオを占有するかリレーにするか書く
 占有中のシナリオをリレー化した場合は後戻りできない

・採決中の選択肢が存在する状態で別シナリオの選択部分を投下する場合、
 選択肢のシンボルが重ならないようにする

・選択肢でBADENDになった場合、文句は言わない

3 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 00:20:35
前スレ:選択形式で進めるスレIN型月板part06
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1149529951/l100

05 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1141919424/l50
04 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1134547400.html
03 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1104132458.html
02 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1100685553.html
01 http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1094950062.html
保管庫
http://yozakuranosakumatild.hp.infoseek.co.jp/select/index.html

4 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 00:57:49
三、こんなサンゴ礁の島に温泉がわいてるですとーーー!?

「……まじ?」
「マジよマジ。セラから聞いたんだから確かだもの。どうする?」

 それはもう、入ってみるしかないだろ。こんな南の島にはミスマッチだけど、そのギャップがかえって新鮮かもしれない。こいつは一生に一度しかできない経験かも。

「よしっ、いくぞ」

 タオルは持った。石鹸も持った。その他諸々、準備は万端。さあ、いざ出陣!

「あっ……、シロウ!」
「どうかしたか?」
「手……、つないでほしいなって」
「了解。姉さん」



「おっーーーーーー!」

 いやはやまさにこれぞ温泉。純和風の露天風呂。日本の東北地方にあったら猿が入ってくるんじゃないかってぐらいこれでもかって完璧に温泉。

「凄いぞ凄いぞ凄いぞ! このいかにも水道水な蛇口! 肝心な部分をぼかしてある成分分析と効能表示! 極め付けにこれ見よがしに大量の温泉の素が捨ててある! くーっ、これぞ日本の温泉だっ! イリヤっ、でかした!」
「シ、シロウ……?」

 なぜかあきれるイリヤを後目に、ちゃっちゃと全裸になって体を洗う。ついでにイリヤも脱がせて洗う。これぞ日本古来のスキンシップ。じたばた暴れても気にしない。

「やっ、やめなさいっ。恥ずかしいでしょ、シロウ!」
「はっはっは。今さらじゃないか。姉さんの裸は隅から隅まぐほぉお!」
「デ、デリカシーがないっ!」

 まあ、なんだかんだで結局一緒に入る事になったわけだが。

「あんまり……、じろじろみないでよ……」

 姉さんあなたは最高です。



 水平線の向こうまで、空は、海は、赤く赤く染まっていた。血のような紅。炎のように燃えている。手元で掬ったお湯も、なんだか赤くなっている気がした。

「凄いね……。なんだか世界の終わりみたい」
「ああ。本当に、そんな感じだな」

 風が吹いている。浜辺では、波が高い。見上げれば幾千もの流れる雲が、遥かな上空を駆け抜けていった。あまりにも世界が雄大すぎて、ちっぽけな自分が少し怖い。そっと寄り添ったイリヤを抱いて、今日という日の終わりを見届けよう。

 俺とイリヤ。そして土左衛門だけが見守る小さな世界の。

「って、土左衛門?」
「きゃっ! 誰かいる!」

 イリヤの悲鳴で思い当たるのは、今朝、忘れもしない桜の悲劇。まさか、また犠牲者がでてしまったのか。プカーとやばけに浮かぶその人影を、とにかく最速で拾い上げた。

「大丈夫か!?」
「ネコにゃ」

 あ、変なの拾った。

「にゃにゃにゃにゃにゃ。押しも押されぬ天下の美女、このあちきと一緒にお風呂だなんて、そんな嬉し恥ずかしレアイベント、お前なんぞにはもったいないぞこの少年! とりあえずあちきの裸を見た責任とってもらうんだからっ。いやんっ!」
「いやお前、服着てるじゃないか」

 ま、その、なんだ。色々突っ込みたいところはあるんだが、こういうものに遭遇してしまった場合の対処法はだな。

「シロウ。やっちゃって」
「オッケー、姉さん。よし。―――飛んでけっ!」

 ぽーん、と遠くに放り投げた。

「にょあー!」

 実にいい感じにぶっ飛んでいくネコ(仮)。そのまま放物線を描いて落下し……、てはくれなかった。つうかスカートから火を噴いて飛んでやがるっ。

「ただいまにゃ」

 水柱をたてて湯舟に着水する、迷惑きわまりない不思議なナマモノ(仮)。おかげでお湯が溢れてしまった。

「んー、高貴な姫君たるあちきを投げるだと無礼きわまりないが、結構楽しかったので許してやるにゃ。本来なら二人揃ってかつお節抜きの軽に処するところ。寛大な処置に心から感謝するがいいぜ。それでは我が最愛なるネコの衆、またなっ!」

 よう分からん事を次々まくしたてた物体らしきもの(仮)は、その勢いでどっしゅーんとどこかへ飛んでいった。下方向へ。

「あ、何か落としてった」
「シロウ、変なもの拾っちゃ駄目よ」

 変なものっていわれても……、うわなにこの変なもの。

5 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 00:59:04
 帰り道。意味のない記憶はさっさと忘れる事にして、二人だけの道程を仲良く並んで歩いていた。もちろん手はしっかり繋いで。小さな手のひらが少し冷たく、握り心地がとてもいい。

「ところで、シロウ?」
「なにさ」
「さっき、何を拾ったの?」

 ああ、あれか。あれはなんというか。これなんだけど、見た方が早いかもしれない。ほら。これってさ、馬鹿げた考えなんだけど、もしかすると―――。
一、遠坂のツインテール部分じゃないか?
二、ルヴィアのドリルだと思うんだ。
三、セイバーの、アホ毛?

注 今回の選択肢において、某氏の作品はこれっぽっちも全く関係なくなくもないです。

6 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 00:59:28
一だね。

7 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:04:28
一

8 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:05:31
一しかないな

9 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:07:53
三に入れて黒騎士王もとい暴君を楽しみたいところだが、ここは空気読んで一に

10 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:09:05
一を選ぶしかないだろう

11 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:15:10
それでも俺はルヴィアが好きなんだ。
だから二。

12 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:15:56
しまった!すでに一に決まってる!>>9に騙されたぜ・・・

13 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 01:20:41
>>12
ふふふ、それこそ俺の真の狙いよぉ……




紛らわしくてごめんね(´・ω・`)

14 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/18(金) 14:06:04
「弓塚、一緒に稽古しないか?」
「……………………………………え?」

 ぽかんと開いた口を塞ぐ事も忘れて弓塚は俺の顔を見ている。
 何ていうか、「何言ってるの?」っていうぐらい今聞いたことが信じられないといった顔をしている。

「いやほら、誰かとやるって言ったって俺は殆ど弓塚としか演らないからさ。その、やりたくないならいいんだけど……」
「っ! ううん!! やるよ、わたし! もうずっとだって演れるよ!!」
「………………そ、そぉ?」

 大袈裟なリアクションに思わずたじろいで俺はブンブンと首を縦に振っている弓塚を見た。
 何というかまぁ、やる気があるのはいいことですよ?

「じゃあどこでやろうか。演るんならあまり皆の邪魔にならない場所で演りたいけど……」

 教室はまだ他の人達が熱い議論を交わしている。ここで練習でもしたら迷惑そのものでしかないだろう。

「体育館…………は運動系の部活で使ってるだろうし」

 俺が練習場所について思案していると、

「屋上なんてどうかな? 遠野君」
「屋上?」

 弓塚の言葉を繰り返す。

「うん。屋上なら誰も人は来ないし、いつも鍵開いてるから練習場所にはぴったりだよ」
「そっか…………じゃあ行こうか」

 俺と弓塚は晶ちゃんに一声かけてから一足先に議論を抜け出し、肩を並べて二人だけの練習場所へと向かった。

「遠野君は自分の役柄、分かった?」
「う〜ん…………何かいまいち。あんま帝っていうイメージがしないっていうか何ていうか」
「だから皆がみんな遠野君に投票したんじゃないのかな?」
「う…………」

 そう言われればそうなのかもしれない。そんな話をして俺達は屋上に通じる階段を登りながら会話を続けた。
 その間俺は盗み見るように弓塚の横顔を眺めていた。二つの髪房が揺れ、その隙間からやや強張った笑顔が垣間見える。


――主役の心情をもっとも理解できるのは誰か、という点でいけばそれは違うかもしれません。


 その表情を見てシオンの言葉を思い出す。


――演技の方向性です。弓塚先輩は一つの感情に対する表現がとても強く表せていたんです。 


 その瞳の奥があきらちゃんの言葉を思い出させる。
 そして俺は急に弓塚がどこか遠くへ行ってしまうような感覚に襲われて……

「ゆみづ……」

 いつのまにか数段先を行っている弓塚を呼び止めようとした時だった。

「きゃあっ!!」

 弓塚が短い悲鳴を上げる。

 そして俺の目に飛び込んできたのは……



1.階段に足をひっかけて豪快にスカートの中をさらけ出す弓塚の下半身だった。

2.階段を踏み外してこちらに倒れこんでくる弓塚の上半身だった。


*どっかのエロゲであったりするCGをイメージしてくれると助かる。
 なお、1に関しては中身の詳細を希望してくれればもしかしたらYOUの希望が通るのかもなっ!

15 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 14:10:31
1!こうでないと!!

16 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 14:18:29
1!
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 しまぱん! しまぱん!
 ⊂彡

17 名前: ブロードウェイ ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/18(金) 14:22:35
>>766 ◆6XM97QofVQ氏
色の指定はなくていいのか?

18 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 14:26:26
>>17
これこそ王道。青と白でいきまっしょい!

19 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 14:47:57
1!
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 いちごのパンツ! いちごのパンツ!
 ⊂彡

20 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 14:57:01
あえて2といってみる

21 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 15:11:11
2でパイタッチ。
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい! おっぱい!
 ⊂彡

22 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 15:20:24
2でしょ

23 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 15:24:24
1
中身は……黒か赤のシルクショーツとかどうでしょう?w

24 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 15:30:17
ハイルサチーソ! 2!

25 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 15:32:00
もう貧血メガネなんて呼ばせない。
倒れてくるさっちんをきちんと受け止めて男らしさをアピールですよ、2!

26 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:05:43
1−4
2−5

27 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:07:42

「………………はっ!」

 目を開ければ現実世界。
 俺の成仏しかけていた霊魂は、奇妙な道場から殺風景な土蔵の中へと回帰していた。
 何か、よくない次元にワープアウトしていた模様。
 多分そう何回も行ったり来たりできない場所だと思うので、今後の行動はもうちょっとよく考える事にしよう。
 そう結論付けて立ち上がる。すると、

「痛っ」

 後頭部に走った鋭い痛みに顔をしかめる。思わず痛んだ箇所に手を当てて何が原因か考えてみるが、なぜだかその痛みの原因に思い至らない。
 …………何かで頭を打ったりしてたっけ、俺?
 まるで鈍器で思い切り殴りつけられたかのような痛み。鈍器と言えば、なぜか俺の右手に握り締められているカレイドソード。
 纏まりそうで纏まらないそれらの事柄が、まるでシャボン玉のようにふっと頭に浮かんでは消えた。
 頭を振って邪魔な思考を追い払う。

「――まずは、どれくらい気絶してたか確かめないとな」

 最初にするべきことは時間の確認。
 あの空間は異次元のものだから、帰ってきたら浦島太郎状態になっている、なんてこともないとは言い切れない。
 まあ、それほど時間の経過速度は変わらないようなので、せいぜい一日経過しているかしていないか、というぐらいだろう。
 辺りを見渡してみるが、土蔵にマトモに時を刻んでいる時計なんてありはしないので、まずは外に出る事にした。

 ―――扉の向こうは、もう赤く染まり始めている。

 ……随分と長いこと土蔵にいたらしい。夕日に目が眩んでしまい、顔を屋敷の方へと背ける。
 と。

「先輩! どこに行ってたんですか!」

 そう俺に向かって問いかけながら、後輩である桜が駆け寄ってきた。
 桜が息を乱して走るなんて、滅多に見ない光景である。その尋常ではない様子に思わず事情を聞いてみると、どうやら俺は一日ほど失踪していたらしい。
 昨日の朝に弓道部に顔を出してからの俺の行動は、誰にも知られていない(筈だ)。
 そして今は2月1日の四時ごろ。
 となると、俺は実質的に一日と半日以上はいなくなっていたというわけになる。
 ……灯台下暗しとはまさにこのこと。まさか俺が土蔵で気絶しているとは桜も思わなかったのだろう。ちょうど入り口からは死角になるところにいたし。

「……悪い、心配かけた。土蔵で上から落ちてきた何かが頭にぶつかって、そのせいで気絶してたみたいだ」
「気絶っ――!? 先輩大丈夫なんですか? 病院に行かないでも平気なんですか!? 傷、そうだ、傷は!」

 俺の言葉を聞いて、半ば錯乱してしまっている桜。
 泣きそうな顔でしきりに俺の無事を確認しては、「痛いですか?」と尋ねてくる。
 ここまで心配してもらえると、家族冥利に尽きるというものだが……まあ、とりあえず落ち着け。

 そうこうしている内に、大分時間が経ってしまったらしい。
 空の縁が闇色に染まり、夕日は半分ほどその身を地平へと沈ませている。二月という時期を考えると、今は五時前といったところだろう。

 …………ん? 五時、前?

 何か、忘れてる気がする。
 何を疑問に思ったのか。その時間帯に何かあったのか。自分の記憶力にうんざりしながらも、どうにかこうにか思い出そうとして―――

28 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:08:44

「そうだ。――――バイトっ!」

 ようやく思い出した。
 そう、昨日は夜からバイトの予定があった筈だ。となると、俺は連絡もいれずにバイトをすっぽかしてしまったことになる。
 そしてバイトの予定は今日も入っている。
 まだ頭が痛むが、これ以上の無断欠勤はバイト先の人に失礼だ。時間は多少キツいが、今から行けば最悪でも多少の遅刻で間に合うはずである。
 ドタバタと忙しなく動き始めた俺を呆然と見ていた桜だが、突然に立ち上がると俺に向かって話しかけてきた。

「―――あ、あの! 一体どうしたんですか?」
「すまん桜。ちょっと今からバイトに行って来る」
「バイトって、――その身体でですか!? ダメです、ちゃんと休んでください!」
「二日も連続で休むのはバイト先の人に申し訳ないだろ? それに傷はないし、そんなに痛みもないから大丈夫だって」

 もう時間もあまりない。心配してくれてる桜には悪いが、いまはこれ以上無駄な時間を消費していられないだろう。

「桜、分かってくれないか? これでも家の経済事情は大食いの虎のせいで厳しかったりしなかったりなんだ」

 俺の決定的な言葉に、うぅと口篭る桜。おそらく藤ねえの豪快な食べっぷりを思い出しているのだろう。
 実際は雷画の爺さんに小遣いやらを貰ってるし、藤ねえは藤ねえで藤村組からミカンとか柿をパチってくるのでそれなりに余裕はある。
 だけど、今の桜はこうでも言わないと納得してくれそうにないのだった。

「ふぅ、わかりました。じゃあ今日は無理せず早めに帰ってきてくださいね。わたしは早めに帰ってしまいますけど……」
「わかった。約束する」

 桜が我が家の経済事情まで把握していなくて助かった。いつかはこの手も使えなくなるのだろうが、それまでは何度か使わせていただこう。
 いつもは役に立たない藤ねえに今日だけは感謝して、服を着替えるために自室へと向かう。
 着替える段になって、ふと、手にカレイドソードを持ったままだったことに気付く。まるでそれが自然であると感じるほどの一体感。
 持って行くかどうか迷ったが、結局はそれをズボンの後ろあたりに突っ込んで持って行くことにした。
 意外と服の上からでは何があるのか分からないものである。その隠密性に関心しながらも、靴を履いて玄関を飛び出した。

 そして――――


 と.一日が無事に終了した(次の日へスキップ)
 お.バイトの帰り道、遠坂と彼女が連れた従者に出会う(次の選択肢へ進む)
 さ.何でさ。なにやらお怒りの白い少女に出会う。
 か.むむむ、なにやら悪事が行われている予感。夜の学校へ急行する。

29 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:12:11
か で首を突っ込め!!

30 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:12:43
かで

31 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:13:36
お!にとりあえず一票

32 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:16:47
お!バイトはいかなきゃね。

33 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:26:28
か

34 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:27:23
さ 不条理にどう対応するのか期待

35 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/18(金) 16:32:35
前スレ>>1000なにやってんのー!?
いやはや……『ソードちゃんルート? なにそれ食えるの?』というのが正直な感想です。
だけどまあ、今の調子(イロモノばっか)で順調に行けばそうなるのかなあ……?
しいて言うならば、「東鳩の友達だよねEND」という感じ。つまりBAD END扱いでw

大筋はそれで行くつもりなので、他キャラで重要なフラグが立たなければそれで一直線です。
――さあみんな、ソードちゃんルートに突入するならイロモノ選択肢ばっかり選んでね☆

追伸:20日までの盆休みが終わったら執筆ペース激遅になります。ご了承ください。

36 名前: 17分割 投稿日: 17分割
17分割

37 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 17:27:28
さ なんで怒ってるんだろうな。

38 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 17:42:27
さ。カレイドスノー爆誕に期待

39 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 18:03:09
さ イリヤ! イリヤ!

40 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 19:03:10
一、遠坂のツインテール部分じゃないか?

「……ツインテール?」
「だと思うんだが。ほら、遠坂の頭についてるアレ? なんてことだ。あの部分、着脱式だったのか」

 なぜか付属していた説明書曰く、片方で魔力20%アップ、両方で40%アップ、おまけに水洗いもできてとっても清潔。自立行動さえ可能でひとりでに窓から脱走するらしいぞ?

「シロウ。それ、騙されてない?」
「俺もそうだとは思うけど、遠坂だしなぁ……」

 コテージに帰ったらツインテールがなくて血相を変えて探してたり。……流石にそれはないか。

「で、これはどうしよう」

 ルヴィア辺りにみせたら爆笑してくれそうなんだが、その後確実に遠坂に殺される。かといってこのまま捨てるのも勿体ない。

「捨てちゃいなさいって。シロウがそんなもの持ってると、すぐに面倒な事に巻き込まれるんだから」
「うっ、鋭い指摘。俺もそんな気がしてきた」

 未来視なんてできないはずなのに、実にリアルに予想できるその光景。捨て捨て。こんな物騒なものは初めから無かった事にしよう。

「……そんな事より、ねえ、シロウ」
「ん、どうした?」
「温泉、楽しかったよ。―――うん、楽しかった。ありがとうね! お兄ちゃん!」

 突然、繋いでいた手を放して、コテージへの道を元気に駆けていくイリヤ。そこに先ほどまでの姉としての面影はまるでなく、だから気を遣って演じてくれてるのだと理解できた。今までの時間を全て夢にしようというのだろう。遠坂達に追求されないように。俺がイリヤに縛られないように。

「シロウ! 早く早くー! きっとみんな、お腹すかせて待ってるよー!」
「おー! すぐいくー!」

 ぶんぶんと子供のように手を振るイリヤに、こっちも大きく降って返す。にっこり笑ったイリヤは、一足先に走っていく。その様子はとても楽しそうで、だからこそあまりにも寂しすぎた。大体、イリヤは勝手すぎる。いつもは自分の思うまま無邪気にしてる癖に、肝心なときになるとすぐに遠慮したり犠牲になったり。そんな悪い妹には、ちっとぐらい悪戯してもいいと思う。

「姉さーん! 愛してるぞー!」

 あ、こけた。

41 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 19:04:11
 よし、いよいよ夕食は宴会だ! もらった酒は十分な量がある。イリヤとルヴィアが日本酒を飲めるか心配だったけど、杞憂だったようで安心した。酒がうまいせいか、わいわい楽しくやったせいか、予想以上のペースで空き瓶が転がっていく。

「いちばんっ! 間桐桜! 歌いますっ!」

 壮絶なじゃんけん大会を勝ち抜いてまでマイクを手にした桜が何を歌いたかったのか、ちょっと興味があったりなかったり。まあ、桜なら女の子らしい曲なんだろうけど。というかこんな別荘に当たり前のようにカラオケマシンがあるあたり、本当に金持ちだよな、アインツベルン。

「グロテスク!! 脳みそ飛びちり!!」

 すげえっ、ベースラインが最高だっ!

「……やれやれ。最後の最後でじゃんけんに負けちゃったわ」
「戯けた事を。人間相手の勝負事など、少しその気になればどうとでもなるではないか」
「お生憎様。わたしはそんな不粋な事はしないの。あ、なによ、もうおつまみないじゃない。―――ねえ、士郎」
「この音楽こそレイプだ! もっと犯してくれ! ―――あ、はい。なんでしょう」
「悪いけど、何かつまむもの用意してくれないかな」
「はいっ、喜んで!」

 こんなに美人のお姉さんの頼みなら、どんな事でもお安いご用ですとも。ええ!

「横着だな。それ位自分でなんとかするがよい。あやつだけかと思えば誰にでもそのように甘えてるのか」
「むっ、なによそれ。料理も何もできない奴に言われたくないわ」

 突然睨み合うロングヘアとショートヘアのお姉さん達。双子かなにかだろうか。同じ顔をした絶世の美女同士、もう少し仲良くしてくれたらいいんだけど。

「ふっ、愚かな。たとえ家事に疎くとも―――」

 そう笑って、髪の長い女性はその大きく開いたドレスの胸元に腕を差し込んで……。

「―――見よ。つまみなど自力で調達できる」
「猫缶じゃない。どこからこんなものを」
「なに。例の紛い物がこの辺りをうろついていたのでな。灸を据えるついでに奪っておいた。ん? どうした人間」
「はっ、鼻血がっ……」

 惜しかった。滅茶苦茶惜しかったですよ、今の。もう少しで先端が見えそうだったのに全然見えなかったあの絶妙の動作。あなたは健全な男を出血多量で殺す気ですかっ。ていうかそのドレスのデザイン凄すぎ。着脱式の袖とかそういうレベルじゃない。

「……まあいい。ちょうど二つあるのでな。ほれ、食らうがいい」
「仕方ない。頂くわ」

 シュールだ。猫缶をつまみに日本酒を飲む金髪美人の二人組。誰がこんな光景を予想しただろうか。しかも片方はドレスときた。まあ、ドレス姿の奴ならうちにも一人いるんだけどさ。

「しぇろー。ちゃんとのんでますー?」

 ほら、ここに。ってルヴィア、背中にくっつくなって。耳に息を吹き掛けないでくれ、この酔いどれお嬢様が。

「しぇろったらけちですわー」

 酔いに上気した顔でぶー、とむくれるお嬢様。

「ほらほら、あそこで桜とイリヤがデュエットしてるからまぜてもらえ。ほらほら、楽しそうだぞ」

 背中を押して、どうにかあっちに押し付ける。すまん、二人とも。

42 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 19:04:59
「……心地よいものだな。酒に酔うというのは」
「そうね。妹が好むのも分かるわ。それにしても凄いわね。わたしたちを酔わせる事ができるお酒があるなんて」
「同感だな」
「えみやくーん、土下座ー」

 お前もか遠坂っ! しかもルヴィアよりたち悪いし。

「ねえ、この際だから酔った勢いで聞いちゃうけど」
「なんだ。下らぬ質問なら答えぬぞ」
「あなた、志貴の事どう思ってるの?」

 膝の上に乗ってごろごろ喉を鳴らす遠坂の相手をしていると、なんだか俺達が聞いてはいけなそうな話が始まってしまったようだ。邪魔にならないよう移動しようとしたけど、ショートヘアの女性はそれには及ばないと首を振る。

「……知らん」
「なによ。わたしに隠さなくてもいいでしょ」
「……自分でも分からんのだ。私はあやつに恋してるのか。単に疎んでいるのか。分かるのはただ、あやつがあの脳天気な顔を見せにやってくる度に、それを握りつぶしたくなる衝動に駆られたくなるということだけ。……本当に、それだけだ」

 髪の長い女性が呟いた内容は、分かるような、分からないような。分かることはただ一つ、これは俺なんかには口出ししていいような話題じゃない。

「ふーん。でもさ、人間達はそういう感情のことを恋って名付けたんだと思うんだけど?」
「つまり、おぬしもそうなのか?」
「わたし? わたしは志貴の事好きよ?」

 あまりにもあっけない、純粋すぎる答え。しかし、彼女たちにはそれで十分だったのだろう。あれだけ神妙だった空気が、その一言で書き消えた。

「酔ったな」
「ええ、酔ってるわね」
「ならば、そろそろ帰るとするか。人間。馳走になった。礼をいうぞ」
「美味しかったわ。ごちそうさま」

 二人の女性が去った後には、空になった猫缶が二つ、ほんの少しの寂しさをにじませていた。



 酔い覚ましの為に外に出る。夜風が肌に心地いい。見上げればそこには満天の星空。あまりにも深く多くの星々があって、転んだらあそこまで落ちていきそうで怖かった。

 夜の海は暗く黒い。水平線は闇に溶け込んで、遥かな宇宙まで続いている。波の音が囁く中、浜辺の砂を踏み締めて歩いた。何か大切な事を考えながら、何も頭に浮かべずに。



 そのとき。ふと―――
一、遠坂らしき人影が見えた。
二、桜らしき人影が見えた。
三、イリヤらしき人影が見えた。
四、ルヴィアらしき人影が見えた。
五、空を自由に飛びたくなった。

43 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:10:31
五!

44 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:10:32
五を選びたい、五を選びたい、五を選びたいっっ!!

でもDEADENDっぽそうだから四で回避w

45 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:14:58
五

46 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:28:51
お嬢様に投げっぱなしジャーマンを喰らいたい、4で。

47 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:29:20
五でDead End

48 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:29:53
フツーに五

49 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:35:17
さ

50 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:41:09
ツインテールが気になるがここは 四

51 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:46:35
とどめに五

52 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 19:46:56
残念、DEADENDだ・・・!
ということで五

53 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/18(金) 21:58:13
ん? DEADEND希望なの?
もしこの連載がうざくなったらいつでも言って。
どうせ匿名掲示板なんだし妙な遠慮はしない方が吉。



五、空を自由に飛びたくなった。

 士郎はなんで飛ぶのん?

「ツインテールですからー」

 空を飛びたいと願った瞬間、どこからともなくやってきた。そう、遠坂のツインテールがやってきた。頭にガシャンと装着されて、たちまち高速に羽ばたきだす。信じられない。俺の体が、浮かんでいた。砂をはらむ風がまとわりつき、まだみぬ可能性にワクワクせずにはいられない―――!

 風にのって舞い上がる。体は軽く、心は踊り、足は宙を蹴ってさらに空へと躍り出る。飛んでる。本当に、夢じゃなくて飛んでる。凄い凄い凄い。頬で大気を切り裂いていく。コテージがもうあんなに小さい。島は海にまぎれて見えない。黒い黒い大海原。空には幾億の星が瞬き、暗い雲が遮っていく。

 ―――子供の頃、雲に乗って遊ぶ夢をみた。

 今ならあそこまで飛べるだろうか。翼は逞しく羽ばたいている。行ける、とすんなり確信して、その凄まじさに手に汗を握った。この友と一緒なら、彼女のツインテールと共になら。どこまでも高く。誰よりも遠く。流れる雲を追い抜いて。瞬く星の彼方まで。いこう。いこう。さあ、飛ぼう―――!

 上空に向けて加速する。このスピードは既に凶器だ。体の表面を衝撃が流れる。明らかに空気が軽くなってきた。風は強く、気温は低く、耳の奥に違和感が鳴り響く。だけどそんな事は気にしちゃいられない。下を見ている暇もない。ただひたすら、上を向いて駆け抜けた。もうすぐ。本当にもうすぐ。そう、あの雲の上まで飛びたかったから。―――ラスト。手を握りしめて気合いを入れると、ツインテールが咆哮した。



 なんという光景だろう。眼下には流れる雲の海。降り注ぐ星屑。とても寒い。見渡せばどこまでも空があって、遥か下まで空がある。ガチガチ歯が鳴る。手足が痛い。指先の感覚なんてとっくに亡くて、涙がとどめなく流れてきて、耳の奥はねじ切れそうで、頭の奥までガンガンして。それでも、いや、それさえも嬉しくて嬉しくて嬉しかった。

 雲の上からのぞいた地球は、とても大きくて黒かった。ぽつぽつとまばらに、ちっぽけな灯が幾つかあった。あの一つ一つが大都市なのか。母なる地球と人は言うけど、それはこんなにも壮大なのか。大地を踏み締めてない不安感が、それが分かってしまった事が、こんなにも嬉しくてたまらない。

 轟々と気流がながれている。この世界に、俺の居場所はないようだ。ツインテールがなければ無力に落ちていく俺という存在。星空の煌めきは冷たくて、すんだ大気は凍るようで。足下を流れる広大な雲は、俺の足では踏み締められない。あのコテージで待つ、暖かいお茶が恋しかった。

 ―――帰ろう。みんなのもとへ。



 朝。酔いと疲れで泥のように眠った俺を叩き起こしたのは、昨日と同じ悲鳴だった。明らかに恐怖に引きつったそれ。放っておけばただですむはずがない。早く、一秒でも早く助けにいかなければ―――!

一、大丈夫か遠坂!?
二、大丈夫かイリヤ!?
三、大丈夫かルヴィア!?

54 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:10:47
真打ルヴィアは最後に残すべし。一。

55 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:13:40
DEADEND希望ってわけじゃない
面白そうな選択肢を選んでみたいってだけ
三

56 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:36:52
じゃあ二

57 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:38:55
>>28は「さ」で決定?

58 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:39:42
一だな。

59 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:43:46
二

60 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:47:20
二でゴー

61 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 22:48:06
二に入れておこうかな

62 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 23:06:21
三

63 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 23:10:58
一

64 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/18(金) 23:17:43
とどめだ、二!

65 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/19(土) 00:09:18
二、大丈夫かイリヤ!?

 扉の前まで駆け寄ったとき、何か争っているようなやり取りが聞こえた。

「あちきの猫缶返すにゃー!」
「きゃーっ、なんなのよこのナマモノー!」
「どうして返さないって言うのなら約束通り子象を描いてやるのにゃー。さあっ、とっととパンツを下ろせネコっ!」
「ちょっ、なにすんのよっー!」

 まずいっ。状況は分からないがイリヤが危ない。ここは扉を蹴破ってでも、大切な家族を助けなければっ!

「大丈夫かイリヤ!? あ……」
「あ、し……、し……、しろう?」

 上はパジャマ。下はすっぽんぽんなイリヤさん。その大切な部分には、何やら妙な動物が描かれていて……?

「……鼻のない象?」
「い……、嫌ぁぁあぁあああ! 忘れなさいっ! 失えっ! 今すぐ記憶を失ってー!」
「イっ、イリヤ! その魔力はシャレになら―――。くっ、トレース・オン!」

 全て遠き理想郷―――!



「それで、この惨状ですか……」
「えぐえぐ……。シロウにみられた。よりにもよってシロウにみられた……」

 泣きじゃくるイリヤと慰める桜。落書きは例によって油性ペンでかかれていて、風呂で擦ってやっと落とせたらしかった。本当に、昨日の桜の件といい、一体誰がこんなひどい事を……。

「駄目ね。現場は徹底的に破壊されているわ。多分、いえほぼ確実に犯人の仕業よ」
「目的は証拠隠滅でしょうか。寝室跡には家具と雑貨とネコのようなナマモノが焼け焦げていただけで、犯人の姿どころか手がかりになりそうなものさえ何もありませんでしたわ」

 検証を終えた遠坂とルヴィアもひどく憤慨していた。それはそうだろう。イリヤがあんな目に遭わされたのなら、同じ女性としては黙っていられないのだろうから。

「とりあえずイリヤには別の部屋を使ってもらうとして、問題は犯人と再発防止だな」
「その事なんですけど、先輩」
「桜か。どうした」
「もし、もしですよ? もし犯人さんが本当に私達の中にいるというのなら、まずはその事を証明するべきだと思うんです。例えば、この島に抜け穴がないかとか、見回りをしてみるとか、怪しい人を見かけなかったか思い出してみるとかして」

 なるほど。確かに一理ある。このままだと疑心暗鬼になるだけで進展しないだろうし、一度きっちり全力で調査した方がいいかもしれない。俺からもそう提案すると、みんなはっきりと頷いてくれた。

「よし。だったらまずは腹ごしらえだ。朝を食べたら調べはじめよう。みんな、それでいいな?」

さて、一番怪しい場所はどこだろうか?
一、実はこの島に温泉があってだな。
二、ありえないけどキッチンとか?
三、海中に神殿の入り口がっ!

66 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:11:21
高CQスレに誤爆したあんたに惚れた。抱いて!
ってことで
一

67 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:20:55
誤爆してたのかwww抱いて! 三

68 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:24:43
三

69 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:26:40
ニィィィィィィィィィィィ!!!

70 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:28:28
三
もしかして上姉さまと下姉さまか!!

71 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:36:57
三

72 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:41:38
二で

73 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:44:56
1!

74 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 00:50:05
投票するなら記号はちゃんと指定のやつ使おうぜ
漢数字なら漢数字、英数字なら英数字な

75 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 01:04:56
とどめの三だー!!

76 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 12:48:20
三だよな!

南の島に海底にルルイエを見た!

77 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 13:46:08

 何でさ。なにやらお怒りの白い少女に出会う。

「…………誰だろう?」

 というか、一体何なのだろうあれは。
 少女は坂の上の方に居て、俺は坂の下の方にいるわけなのだが、ここからでも彼女の怒気というやつが感じ取れる。
 いや、怒気というには多少可愛らしい怒り方な気がする。
 よく怒っている様子をプリプリしていると表現するが、ああいう風に怒っていることを指すのだろう。
 その白い少女は、そう思わせるぐらいに可愛らしく怒っていた。
 銀髪を風にたなびかせている少女はガードレールに腰掛け、ブラブラと足を揺らして暇そうにしている。

 ……どうやら、誰かを待っているらしい。親御さんだろうか?

「―――まさか、迷子ってことはないよな」

 見たところ外人さんのようだし、見知らぬ土地で迷子になるというのもよく聞く話だ。可能性としては否定できない。
 だが、その場合は困ったことがある。
 不覚にも俺の英語の成績は良いとは言えず、それも聞き取りや書き取りに限った話。実際に会話となると、不安要素が山積みなのだ。
 さらに言うならば、少女が英語圏の人とも限らない。
 口を開いた途端に、聞き取り不可能で聞いた事もない言葉の羅列を発せられたら、軽く失神できる自信がある。

「……まあ、その時はその時か」

 もし迷子だったのなら、正義の味方としては黙っていられない。迷子でなかったのなら、謝ってそのまま家に帰ればいいだけの話だ。
 とりあえず電柱の影から歩み出る。今更ながらに気付いたのだが、こんな風に隠れていたらまるでストーカーとかその類の人のようである。
 ……今度から気をつけよう。補導されたりしたら堪らない。

「えっと、迷子かな?」

 とりあえず当たり障りのない言葉で話しかける。
 俺の声に振り向いた少女の綺麗な白い髪が、風にふわりと舞い上がる。白髪とは違う、――銀髪。そう、シルバーブロンドとかいうやつだろうか。
 その髪が冬の夜の寒さも相まってか、なぜか空を舞う雪を思わせる。
 雪の儚さを少女に重ねてしまったのか、今すぐにでも目の前から消えてしまうんじゃないかと思ってしまった。

 こちらに振り向いた女の子と俺の視線が交わる。その赤い瞳に見つめられて、思わずドキリとした。
 そして、その薄い小さな花びらのような唇が開かれて―――

「もう、遅い! 待ちくたびれちゃったじゃない、お兄ちゃん」
「は、あ……え、…………?」

 流暢な日本語で、面と向かって『お兄ちゃん』と呼ばれてしまった。
 ……お兄ちゃん、ってあのお兄ちゃんか?
 小さな女の子にそう呼ばれることに快感とか快楽を見出す人種もいるらしいけど、生憎と俺は違うのでそんな風に呼ばれても、ただひたすらに困惑するしかない。

 しかも、少女の待ち人は―――俺?

「昨日もお家の近くで待っててあげたんだけど、全然帰ってこないんだもん。だから途中で帰っちゃった」
「―――昨日もって、ここで?」
「うん、そうだよ。昨日は会えなかったけど、今日はお兄ちゃんにちゃんと会えて良かった!」

 くるくると回りながら嬉しそうに言う女の子からは、さっきまでのような怒気は感じられない。
 子供は感情の移り変わりが激しいと言うが、この少女の様子を見ていると確かにその通りだと思う。
 待たせてしまったのは俺のようだし、不機嫌が直ってくれたのは嬉しい。

 ……機嫌が良いようだし、今ならちょっとした問答ぐらいならできるかもしれない。

 よし、さっきから気になっていることを訊いてみるか。

「えっと、あのさ―――」


 い.「きみの名前は?」
 り.「何で俺を待ってたんだ?」
 や.「こんなところで、寒くなかったのか?」

78 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/19(土) 13:47:16
>>77
名前欄忘れてたorz

79 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 13:49:42
や

80 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 13:50:57
や

81 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 13:59:28
や
屋敷にお持ち帰り

82 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 14:13:51
や

83 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 14:32:40
やでとどめ

84 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/19(土) 16:24:07
三、海中に神殿の入り口がっ!

「あるわけないでしょ」

 遠坂に一蹴されました。

「火山島ならともかくサンゴ礁よ? 神殿が海に沈むなんて考えにくいじゃない。そもそもこの島は長い間無人島だったんでしょ。そんな大げさなものが残ってるとでも思う?」
「いやそれがな、遠坂。これがこの島の地図なんだけど」

 ここが俺たちが今いるコテージ。海岸線がこうあって、ほら、ここ。東の海中に妙な印と記述があるだろ?

「えーとなになに……。―――神殿の入り口ありマス? なにこれ」
「怪しいだろ?」
「どうだろ。ただの落書きじゃないの?」
「違うよ。わたし、見たもの」
「イリヤ?」

 イリヤの表情は暗い戦意に燃えている。静かな迫力。朝の事態にこの少女がどれほど怒っているのか、実感して背筋が寒くなった。

「一昨日、シロウと一緒に泳いだでしょ。そのとき、海の中に確かにあったよ。ちらっと見ただけだし、入口だけだけど。でも、今思えば確かに神殿だった」

 有力な証言が得られて、たちまち遠坂の顔が真剣になる。ルヴィアも加わり話は進む。時計等宝石学科が誇る双璧の天才。その二人が今、ここにいた。

「だったら、その神殿に魔術的な機構が残っているのかも……」
「確かにそうですわね。そしてもし古代の魔術が受け継がれているのでしたら、場合によっては空間移転すら可能かもしれませんわ」

 可能性があると見たとたん、魔術師の顔になる遠坂とルヴィア。時計塔にいるときはいがみ合ってばかりだったが、もしこの二人が手を組んだら、魔術師としてこれほど力強い味方はいない。

「よしっ、行ってみる価値はあるようね。士郎はボートと装備を準備して。桜とイリヤは探索魔術の支度をお願い。ルヴィア、あんたはわたしと魔術戦の用意。妙な輩がいたら問答無用でとっちめてやるんだからっ」

 やっぱり遠坂は頼りになる。その力強い眼光は自分の敗北を少しも信じていない。そして俺も勝利を確信した。思えば聖杯戦争の時からずっと、この遠坂と一緒に戦ってきたんだから。



 と、思ったんだけど。

「まさか入り口だけとはな……」
「なんで扉だけが沈んでたのよ……」

 たしかに「神殿の入り口」は存在した。「神殿の入り口」だけは。しかし肝心の中身が無いとはどういう事か。せっかく潜って調べたのに無駄骨じゃないかっ。

「ごめん……」
「イリヤのせいじゃないわよ。あんなもの見たら誰でもそう思うわ」
「しっかしなんであんなものがあんな場所に……」
「うーん……」

 三人で首を傾げていると、潜水具をつけて潜っていた桜とルヴィアが帰ってきた。

「どうだった?」
「あの扉、魔術的なものとは思えませんわね。少なくとも既存の魔術体系には該当しそうにありませんわ。それどころか奇妙な形、奇妙な紋様、奇妙な構造。まともな神経でつくったのかすら疑われます。大方どこかの道楽者が金に物を言わせた趣味の品でしょう」

 優雅じゃありませんわ、なんておっしゃるルヴィアお嬢様。優雅かどうかはともかく、そうか、魔術的なものじゃないか。だったらひとまず安心できる。

「あ、それと、金属製の標識が付いてました。あまり参考にはならないと思うんですけど、遠坂先輩、見ます?」
「ええ、ちょっと見せなさい。”南緯47度9分、西経126度43分。沈没した都市より引き上げる”?」
「沈んで、引き上げて……、結局また沈んでしまったのね。この島に流れ着いたのはなにかの縁かしら」



もうすぐ昼。食事後は何をしてみようか?
一、唐突に唱えたくなった! Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn!
二、せっかくだから海で遊ばないか?
三、調査続行。温泉が怪しい!
四、調査続行。キッチンが怪しい!
五、疲れたから昼寝だ。ベッドが俺を呼んでいる!

85 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 16:25:16
一

86 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 16:28:01
一!一!一!

87 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 16:36:12
一!!

88 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 16:41:23
これは一しかないなw

89 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 17:11:15
普通にルルイエか。
クロス?
あえて休む。五 エロエロー

90 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 17:17:46
一だ。これは一を選ぶしかない。

91 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 17:40:51
まてこれはどう考えてもBAD ENDだ!






一で

92 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 18:03:39
おまいら本当BAD好きなw

93 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 18:35:55
前に誰かが言ってたが、面白い選択肢が好きなだけなんだw

94 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 19:40:21
そんなに面白い選択肢が好きならみつめてナイトが超お勧めだなw

95 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 20:42:21
>>94
ああ、あの女の子を運河に突き落としたり一緒にゴンドラに乗ったら酔って吐いてみせたり、
牛の乳を搾っている所を一緒に見たら「お前のを搾らせろ」とか言えるゲームだなw
あれは執念を感じるほどにどれか一つは変な選択肢だったなww

96 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/19(土) 21:00:03
みんなはっちゃけた選択肢を選びすぎ。
続きを描く度、選択肢に変なのを入れたのを後悔する今日この頃ですがな。
そんなわけでしばらく大人しめの選択肢にしてみます。

一、唐突に唱えたくなった! Ph'nglui mglw'nafh Cthulhu R'lyeh wgah'nagl fhtagn!

ああ、汝、死して横たわりながら夢見るものよ、
汝の僕が呼びかけるのを聞きたまえ。
ああ、強壮なるクトゥルーよ、わが声を聞きたまえ。
夢の主よ、わが声を聞きたまえ。
ルルイエの塔に汝は封じこめられしも、
ダゴンが汝の呪わしい縛めを破り、
汝の王国が再び浮上するであろう。
深きものどもは汝の秘密の御名を知り、
ヒュドラは汝の埋葬所を知れり。
われに汝の印をあたえたまえ、
汝がいずれ地上にあらわれることを知りたいがため。
死が死するとき、汝のときは訪れ、
汝はもはや眠ることはなし。
われに波浪を鎮める力をあたえたまえ、
汝の呼び声を聞きたいがため。

ルルイエの館に死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり、
されどクトゥルー甦り、その王国が地球を支配せん



 そうして、―――狂った神話が、降臨した。



 地球が恐怖に鳴動した。大空がどす黒く腐っていく。海原は恐々と自ら割れて道を開け、津波の讃歌を斉唱する。哀れ、島々は無力に泣き崩れた。絶望という言葉すら生温い。雲は次々と崩壊し、神々が我先にと自害した。世界が世界である事をやめていく。終わりですらない。終末すら許されない。終焉の終焉。王国の始まり。

 全ての原因はただひとつ、夢の主が目を開けただけ。

 おぞましすぎるその姿は、巨大すぎるイカか、タコか。無数の触腕が無気味に蠢き、手足には鉤爪、背には翼。ありえない。存在だけで吐き気がする。目が合っただけで狂死しそうだ。ああ、いっそそうなりたい。その死に方すら、生きてこいつと相対す事と比べたら、極楽のように思えるのだ。

 恐怖に心を縛られてから、自殺できなかった事を後悔した。狂ってしまえば楽だった。山よりも巨大。あまりにも巨大で邪悪な存在。息ができず声がだせず心臓が動かない。体と心がかき混ぜられる。耳の中で爆音が止まない。脳漿を口から吐きたくなった。たすけてくれ。誰でもいいから温もりが欲しい。正気の慈母の腕に抱かれて、自分が生きてる事に安心したい。

 遠坂は言葉すら思い出せず。
 桜は狂った笑顔で泣いていて。
 イリヤは冷たく凍っていて。
 ルヴィアは自分を殺そうと懸命で。

 守りたかった人たちを守れずに。頼りたかった人たちに頼れずに。あの日見た理想は見失い。なあセイバー。俺は、ここまでの男だったのかな。呆然と邪神を見上げるしかない、そんな奴が正義の味方なんてお笑いだ。自分を嘲って笑おうとして、なぜか泣いてる事に気がついた。

 ごめん、セイバー。ごめん、親父。衛宮士郎は、最後の最後まで大馬鹿者です。

 無駄とは知ってる。無意味だと分かってる。それでも―――。

 右手の人さし指を折って正気を得た。撃鉄を片っ端から叩き落とし、回路にマグマを流し込む。ギヤを回せ。ちっぽけなギヤを。たとえ、あの化け物に傷一つ負わせられなくても、みんなを逃がしてやれればそれでいい。奥歯を噛み締め、絶望を蛮勇で上塗りしろ。脳裏にはあの至高の聖剣。最愛の女性が振るった黄金の剣。二度と魔術が使えなくなってもいい。燃え尽きて体が壊れてもいい。だから、だからお願いだセイバー。俺に力を貸してくれ!

 創造の理念を鑑定し―――!
 基本となる骨子を想定し―――!
 構成された材質を複製し―――!
 製作に及ぶ技術を模倣し―――!
 成長に至る経験に共感し―――!
 蓄積された年月を再現する―――!



 これは、人々の願いを星が鍛えた―――
 ―――愛する少女の願いが込められた



     約束された、勝利の剣。



「勝っ、た……?」

 信じられないけど、勝ったんだ。光は化け物の中心を貫き、その大部分を消し飛ばした。膝が笑っている。声を出す気力もない。右腕は多分砕けてるし、魔力だってすっからかんだ。いま、自力で立っている事自体奇跡だった。いや、奇跡ならそれ以上のものがある。本当に、信じられないけど、俺はやったんだ。ほら、残骸もゆっくりと崩れ落ちて―――。

 瞬く間に再生した。

97 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/19(土) 21:00:53
「あ……? え……」

 思考が追い付かない。なんでだ。倒したはずじゃないか。再生? おかしい。どんな生命力をしているんだ。冗談。冗談に決まってる。そうじゃないと、俺は、みんなは……。冗談? いや、そもそも。

 勝ったという思い込み自体が冗談だったのか。

「みんな、逃げてくれ……」

 無駄だと分かっていても呟いた。不様だ。こんなになっても正義の味方という理想に縋り付いてる。無力なのに。諦めきれずに。ああ、笑ってくれ、セイバー……。

「いえ、それは違います。あなたの活躍は素晴らしかった。やはり士郎は私の誇るべきマスターだ」

 いま、どこからか。決して聞こえるはずのない声がした。

「ですがここから先は私の領域です。命令を、マスター。我が祖国の為。我が人民の為。そして何より、愛する一人の男性の為。これよりあの不様なタコを見事屠ってみせまよう」

 無意識のうちに頷いていて、そのまま闇の中に落ちていった。安心したから。信じてから。俺の愛する最高の剣士。彼女ならきっと、どんな強敵でも打ち破ってくれるって。



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.      i, _,r‐''''''''''''''''ヾ,_`、_
    ,r'''''''ブ、        `.、`フ
  ,r' .,f'´ ,r f  .i 、 , i  i`ト、
    ,f  ,f ,'´i  ,'`、 ;`、ヽ,! .! Yi、
    i  i i, ' ' ヽ;  ヾ,'`ヽi__ i、!``ー‐┐
    ` i'''''i ̄ ̄    ̄ ̄ ! .! ,ト、`ヾ;┘ もっきゅ、もっきゅ、……ごくん。
.     ! ┿━━   ━━┿ .!'  `ー′  …………タコ(゚Д゚)ウマー。
.     i ,ト、      , ,  i ,!
      i ! ` 、__________,,/i,`′
      ヽ,!  .f  /人;!/  i,
          ヽ,r`i___iヽ,/___!
.         ,r`.、,!:.:.:レ':.:.:.:.:>-、
        ,r:i;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':,ゞ-ゝ
         `ー--''´`ー--‐''´



 目覚めるとセイバーはいなかった。ただ、遠坂が泣いていて、桜が泣いていて、イリヤが泣いていて、ルヴィアが泣いていて。ベッドから起きようとしたら縋り付いてとめられて。無茶をするなと泣いて怒られた。

 ……あれは、ただの幻だったのだろうか。

 魔術で治してもらったはずの腕が痛んだ。セイバーのせいだ。彼女の思い出が輝かしすぎるから、今だに全く忘れられない。俺のせいだ。魅力的な女性達に囲まれてるのに、セイバー一人を忘れられない。

 窓の外には見事な夕焼け。そこに怪物の姿はなく、名状しがたい狂気もない。浜辺を眺めたとき、大量の焼き蛸を大喜びで食べてるネコアルクとセイバー、なんて微笑ましくもありえない幻覚が見えて、少しだけ気分が楽になった。

98 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/19(土) 21:01:49
 気を取り直してキッチンに行き、夕食の仕度を手伝う事にした。当番だった遠坂はじめ、みんなには止められてしまったけど、大丈夫だって笑ってみせる。

「大丈夫。無理はしないさ。それに、俺から家事を奪ったりすると、手持ち無沙汰でかえって治りが遅くなるぞ」

 冗談めかしてそういうと、しぶしぶ、簡単な仕事だけならと了解してくれた。手を洗ってエプロンをつけると気合いが入る。やっぱり料理はいい。自然と心が安定する。



ん? なんか床板がガタガタいってるぞ?
一、遠坂、宝石を貸してくれ。
二、桜、おっぱいを貸してくれ。
三、イリヤ、今履いてるパンツを貸してくれ。
四、ルヴィア、ドリルを貸してくれ。

99 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:03:09
じゃあ大人しめの選択肢を選んであげよう。
三。

100 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:03:37
ヨーロッパ系の人ってタコとかイカは駄目なんじゃなかったっけ?

101 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:04:48
>>100
セイバーは当時で言えば蛮族だから大丈夫。

102 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:07:18
最悪の選択肢がないってだけ全体的には全然大人しめじゃないようなw

二で

103 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:08:47
四、s

104 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:12:55
変な選択肢の三

105 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:13:18
四だなぁ

106 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:13:41
三

107 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:19:46
四

108 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:23:26
四

109 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:24:21
三で攻める

110 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:25:57
じゃあ三

111 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:27:11
・・・四で最後だッ!

112 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:28:41
>>111
>>110で三に決まってないか?
ところでだれも一を選ばないのなw

113 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:30:57
>>112
三で下から検索してみ

114 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:33:02
>>112

>>104
>>106
>>109
>>110

しか三はいないぞ?
>>102を間違えたのか?

115 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:33:33
>>99は?

116 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:35:28
>>115
スマン、俺の見落としだ
>>99に三があったな

>>112
スマン、間違いだった

117 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:37:11

「こんなところで、寒くなかったのか?」

 純粋な疑問。

「え? 寒いに決まってるじゃない。わたし、寒いの苦手だもん」

 そして、予想通りの返答をしてくれる女の子。
 そりゃそうだ。冬木の冬は暖かいと言っても、さすがに夜ともなれば肌寒い。そして長時間も外にいたのなら、体はすぐに冷えてしまう。
 俺だって少しの間ここにいただけなのに、もう肌寒く感じてきているのだ。
 もっと前からここにいるらしい目の前の少女の体は、とても冷え切っていることだろう。

「でも、我慢できないほどじゃないかな」
「そんな強がり言うな―――ちょっと待ってろよ、すぐ戻る」

 そう言って辺りを見渡して駆け出す俺を、少女は不思議そうに見つめていた。


 ―――目当てのものはすぐに見つかった。

 少しだけ走ったが、往復で掛かった時間が一分弱というのは上出来な部類に入るだろう。
 用を済ませて戻ってきた俺を見ると、少女は頬を膨らませて抗議してくる。

「レディを置いてどこに行ってたの? それ相応の理由じゃないと、わたし怒るんだからね!」
「―――ああ、悪い悪い。これを買ってきたんだ。だって、寒いんだろ?」

 そう言って俺が差し出したのは、あったかい紅茶の缶。
 俺が買ってきたのはそれとホットお汁粉のふたつ。二択だったのだが、外国の人だしさすがにホットお汁粉は渡せない。
 冷えた手を暖めるのにホットの缶は重宝する。顔に当てるのも効果的だ。すぐに温まる。

 きょとん、とした顔で缶を受け取った少女は、すぐに顔をほころばせて、暖かいそれを大事そうに握り締めた。
 大分寒かったのだろう。
 女の子の喜ぶ顔を見て、俺も彼女が喜んでくれて良かったと嬉しくなる。

「ありがとう、お兄ちゃん!」
「いや、別にいいよ」

 寒いのを我慢させてまで待たせてしまったのは俺なのだ。ならば、これぐらいのことをするのは当然だろう。
 ―――そしてふと、こんなところで立ち話をしているよりも、よっぽどいいことを思い付いた。

「……なあ、俺の家で暖まっていかないか? なんか俺が待たせちゃったみたいだし、もてなしぐらいはするけど」
「――――――え?」

 驚いた声を上げて俺を見る女の子。
 ……何だろう、その意外なものを見たという目は。
 単純な好意で誘ってみたのだが、さすがにそんな顔をされると戸惑うというかなんというか。

「イヤなら良いんだ。うん、変な事言って悪かった」
「え、ううん! 全然イヤじゃないよ! イヤじゃないんだけど……でも、もう帰らなきゃ」

 沈んだ表情でいう少女だが、理由はそれだけではなさそうだ。……何やら事情があるらしい。

「そっか、それじゃあまたな。えっと……?」

 あれ、名前はなんだったっけ?
 ……そういえば、あれだけ親しげに話していたというのに、まだ名前も聞いていなかった。
 そんな俺の様子に気付いたのか、少女は思い出したように名前を教えてくれる。

「わたしはイリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだよ。それで、お兄ちゃんの名前は?」
「衛宮士郎。士郎でいいよ」
「シロウ、か。分かった! また会おうねシロウ!」

 タン、と弾むようなステップで走り去るイリヤ。
 その後ろ姿を見送っていると、急にイリヤが立ち止まる。

「そうそう。忘れてた」

 彼女はそのまま振り返ると、坂の下から見上げるようにして俺を見つめて―――


「次に会うときは敵だからね。―――早く呼び出さないと死んじゃうよ、お兄ちゃん」


 ―――最後に、不吉な言葉を残していった。


 し.次の日。いつもどおりに学校へ!
 ろ.次の日。学校はサボりでござる。
 う.interlude ― the Sixth Master ― (次の選択肢へ)

118 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:38:03
う

119 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:40:05
ろに期待!

120 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:48:34
ろ

121 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:52:23
う

122 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:52:58
う

123 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:56:30
う

124 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:57:46
う

125 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:57:52
しで。学校には行きなさい

126 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/19(土) 21:59:15
うか・・・

127 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 00:13:35
三、イリヤ、今履いてるパンツを貸してくれ。

 俺たちは一時リビングに待避する事にして、キッチンには罠を仕掛けておいた。完璧な罠を。人間サイズのネズミ取りを投影し、餌は脱ぎたてホカホカ香り立つパンツ。しかも「翡翠ちゃんのパンツ」の注釈入り。床板を開けてでてくる人物が俺の予想通りなら、これで間違いなく捕獲できるはずである。

「イリヤ、どうした? スカート押さえてモジモジして」
「ううっ……、いじわる……」

 なんでわざわざわたしのなのよ、なんてイリヤはブツクサいうけれど、まさか俺のを使う訳にもいかないじゃないか。そうなると女性陣の誰かから借りるしかない訳で。決してノーパンで恥ずかしがるイリヤを見たかったわけじゃない。うん、そうともさっ。

「しっ、来たわよ」
「もし犯人ならとっちめてやりますっ」

 改めて遠坂と桜が気合いを入れる。ギギーッと音をたてて開く床板。ひょっこり覗く大きなリボン。間違いない。あの人だ。

「あっ、やだっ! 埃だらけになっちゃったじゃない。って、ここ、どこかの家の台所よね。本当にこんなところにあの化けネコがいるの?」
「………………」

 あれ、別の人達じゃないか。小さな女の子が二人、何やら話し合っていた。あの子達が、……犯人?

「分からないって、相変わらず無責任ね。いい? わたしは頼まれたから仕方なく付いて来てあげたのよ。志貴に頼まれたのは貴女だけでしょう?」
「………………」
「それは……。でも、それだって志貴の自業自得だし」
「………………」

 黒い女の子と白い女の子。黒い服の子は凄く無口なのか声が小さいのか、白い服の子の声しか聞こえてこない。

「……嬉しくないっていったら、嘘になるけど」
「………………」
「ああもうっ、分かったわよ。志貴にも貴女にも感謝してるわよっ。文句いわずに手伝えばいいんでしょ、手伝えば! ってナニコレ?」
「………………?」

 呆然とトラップを眺める女の子二人。そりゃそうだろう。あんなものが家庭の台所に鎮座していたら、俺だってその家の正気を疑うだろう。

「あの子達……、使い魔ね」
「遠坂? そうなのか?」
「ええ、魔力の発し方で分かるわ。そして、そう。この感じなら、恐らくネコの使い魔ね」
「ネコ? 遠坂先輩、それならひょっとしてわたしのとき部屋に残ってた足跡は……!?」
「あの二人の可能性が強いですわね」

 ゴクリ、と喉を鳴らす女性陣。見る見る殺気が高まっていく。その怖さは昼間の件の比じゃなくて、正直、少しちびったかもしれない……。

「重要参考人ですわね。試しに捕まえてみましょう。生死不問で」
「イリヤさんは先輩を見張っていて下さい。先輩、わたし達はこれから狩りをしますけど、無理せず休んでいて下さいね」
「サクラ、任せといて。そのかわり後でわたしにも殴らせてよ」
「駄目よイリヤ。取り調べが終わってからにしなさい」

 ごめん、二人の女の子達。俺にはみんなを止める勇気がない……。



 どたばた騒ぎが始まってずいぶん経つけど、今だにどちらも捕まっていない。

「一匹そっちに逃げましたわ! ちっ!」
「危ないわねっ! ルヴィア! ガンド撃つときはもっと気を付けなさ―――、そこだっ!」
「きゃーっ。遠坂先輩わたしですわたしっー!」

 基本的に個人プレーが得意な面子なのか。連係が全くうまくいってないからだ。それに、女の子達は結構すばしっこい。俺としては頭に血が昇った遠坂達に残酷な事をしてほしくないので、都合がいいのかもしれないが。

「甘いわ、シロウ。今を逃がしたら二度と捕まえられないかもしれないでしょ」
「まあ、そうなんだけどさ」

 俺のはっきりしない返事にため息をつくイリヤ。しかしだな。いくらなんでも正義の味方志望としては……。

「捕まえましたわっ。きゃっ! なっ!? ネコに変身!?」
「あっ、ルヴィアゼリッタさん、黒いのがいまリビングの方に!」
「このっー! 潔く捕まりなさいさっさとー!」

 ―――結局、二人の少女は無事に逃げられたみたいだった。



 寝付けない。あまりにも疲れすぎて今すぐにも眠りたいはずなのに、あまりにも疲れすぎて寝付く事ができない。熱い。のどが渇いて死にそうだ。熱い。ここはいつから砂漠になったのか。熱い。全身が性器になったよう。水を飲みにいこうと思っても、起き上がる事ができないほど熱い。誰か、誰か、俺を冷やしてくれないか―――?

 そのとき、誰のだろう、冷たい手のひらが額に触れた。
一、遠坂だった。
二、桜だった。
三、イリヤだった。
四、ルヴィアだった。
五、えっと……、バーサーカー?

128 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:18:06
五は罠なんだとわかってる。
でも五。

129 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:18:47
これは五を選べということか?
だが断る!
俺はドリルに全てを奉げた奴隷!!四だ!!

130 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:23:21
その願いは間違いだってわかってる。
でも選択肢があるのなら、選んではいけないのか
という事で5

131 名前: 130 投稿日: 2006/08/20(日) 00:24:54
うぉ、変換ミス
一応訂正しときます漢数字に変換しといてください

132 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:29:57
せっかくだからおれは二を選ぶぜ!

133 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:39:41
五で〜す

134 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:41:17
あの時の答えを口にする



五

135 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:43:41
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 二! 二!
 ⊂彡

136 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:43:42
作者的には大人しめの選択肢らしいので
安心して五に決定しておく。

137 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 00:47:23
五で決定か。
最近作者さんはどの選択肢が選ばれるかわかってるんじゃないだろうかw

138 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 01:04:22
五、えっと……、バーサーカー?

 やたらと爽やかな、優しそうな笑みを浮かべる御仁は間違いなくイリヤのバーサーカー! ぐっと親指を突き立てて、HEYアニキ、責めでも受けでもオッケーよってそんなジェスチャーいらんってば! っていうかなんであんたがここにいるんだ。男同士で何やってんだ。あんただって嫌だろう。こんな役割引き受けなくても―――。

 そういえば、ギリシャ神話の例に漏れずヘラクレスも男色家の傾向があったような……?

「…………ぽっ」
「ぽっ、てなにさー!」

 全力でダッシュして一瞬で捕まる。ノーサンキュー! ノーサンキュー! サンキューじゃなくてノーサンキュー! 俺は女の子が好きなんです、ってやめろ、パジャマを脱がそうとするんじゃないっ!

 ちりん、と鈴の音が微かに響いて、くすくすと少女達の笑い声が聞こえた。

「お前ら絶対に敵だー!」



この先は18禁シーンです。スキップしますか。
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 朝だ。朝が来た。ようやく朝が来てくれた。よく分からないけど夢を見た気がする。憶えてなくて幸せのような、思い出したら終わりのような。そんな目覚めを俺にくれたのは、やっぱり恐怖の叫び声だった。
一、大丈夫か遠坂!
二、大丈夫かルヴィア!
三、大丈夫か俺!

139 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:05:35
ここは二だろ

140 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:07:59
三。 惨と綴っても良いかもしれん。

141 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:10:00
じゃあ一で

142 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:13:53
ドリルに魂を売った俺なので二。

143 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:15:30
このキャラ伝統のサブキャラ優遇ってことで二

144 名前: 143 投稿日: 2006/08/20(日) 01:17:04
このキャラ→このスレだ。
酔ってるみたいだからもう寝るよ。

あと、ブロードウェイと言峰士郎も続きが書かれるの楽しみに待ってます。

145 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:20:43
あえて三。

146 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:30:19
二も捨てがたいけど三がいいな。
三。

147 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 01:31:16
三で。
ところでこの板ってクロスオーバー的な物書いてもオーケーなんすかね?

148 名前: ブロードウェイ ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/20(日) 02:07:19
>>147
いいんじゃね? 銀様が出てきてるんだし
ナニかい、YOUもここに投下するつもりかい? 新人さん歓迎ですよ〜

さて、そろそろ中堅と呼ばれるような俺はもう少ししたら続編投下しようかね……

149 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 02:16:05
期待してるぜ

150 名前: 147 投稿日: 2006/08/20(日) 02:21:32
ふーむ……それじゃあ書いてみようかと思います。
はっきり言ってヤバイ作品になると思いますけど……

151 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 02:23:10
三

152 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/20(日) 02:37:30
「わ、わっ!!」

 見ると両手をバタバタと振ってゆっくりと俺に向かって倒れてくる弓塚の背中が……

「たすけ……っ!!」
「弓塚っ!」

 俺は反射的にかわしそうになるのをこらえて両腕で受け止めようとした。
 …………したのだが、思ったより勢いのついた人の体は重いもので、咄嗟に出した腕程度で何とかなるものではなかった。

 まぁ、結果を言ってしまうと被害者が一人から二人に増えただけである。

「「わぁぁぁぁぁあぁ!!」」

 弓塚を抱えるようにして受け身も取れずに新撰組の階段落ちよろしく豪快にゴロゴロと転がり落ちていく。勢いがなくなった頃には俺の体は痛くないとこなんかないくらいの打撲を負っていた。

「いたた…………こりゃあ痣残るかもな」

 不幸中の幸いか、弓塚は俺の腕の中にいたので大きなケガはしてないようだった。実際今も俺の腕にしがみついて…………。

 ……………………何だろう、この腕から伝わる柔らかい感触は。

「………………」

 一種の期待と不安を織り交ぜた目で改めて自分の腕を見やると、

「あ…………遠野君、その……助けてくれたのは嬉しいんだけど」
「………………」

 しっかりと俺の右腕が弓塚の胸をがっちりとホールディングしてるではありませんかっ!

「ご、ごめんっ! 俺、そういう気があってやったわけじゃ…………ってぇ!」

 決して目を合わせようとしない弓塚に弁明しながら腕を離して立ち上がろうとする。
 が、さっきの打撲を失念していたせいで再び全身に何ともいえない痛みが襲った。

「たたたたた…………」
「大丈夫、遠野君?」
「あぁ…………何とか」

 一通り痛みも収まり、今度はゆっくりと膝に力を入れる。やはり痛みはあるがさっきより何倍もマシだ。

「………………」
「………………」

 何とも気まずい沈黙が流れる。不可抗力とはいえやってはいけない事をやってしまったんだし…………
 そうして弓塚が消え入るような声で「……上、行こっか」という呟きが漏れるまでの数分間は俺にとって苦行といえるものだった。


 感想としてはアルクェイドや先輩よりは控えめで、言わずもがなだが秋葉のそれよりはふくよかで、
 まぁ無難な(?)サイズだったとだけ諸君には言っておこう。



 屋上に出ると、夕陽は雲で覆われて美しい橙が雲の縁にしか照らされてなかった。
 俺はそれを少し残念だと思いながらもどこかほっとしていた。理由は分からないが。

「そ、それじゃあ始めようか……」
「そうだね」

 さきほどの照れが残っているのか、弓塚は台本を両手で開けたり閉じたりしながらそう言った。

「おぉ姫よ。そなたは何故そのように姿を見せてくれないのだ」

 扇子の代わりに見開きの台本を右手に掲げてセリフを吐く。

「私は周りが言うような美人ではございません。帝さま、どうかお引取りくださいませ」

 対して弓塚は着物の袖で顔を隠すかのように俺と同じように台本で顔の半分を隠している。

「お願いだ。もう無理に宮中へ連れて行こうとなど願わない。だからお願いだ、我にそなたの姿を見せてくれ」

 懇願しながら一歩かぐや姫に寄る。合わせて姫はこちらに背を向けて顔をうつむかせる。

「………………」
「さぁ」

 帝の言葉に姫は少しずつ袖の向こうから顔を覗かせる。そうして最後にはその麗しい顔立ちすべてを見せることとなった。

「………………はい、そこまでー」

153 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/20(日) 02:38:40

 パン、と手を叩いて屋上の空気が一変して軽くなる。

「うん。十回目でやっと二人ともそれらしい感じになったかな? こんな短い場面だけ十回やってやっとだけどね…………」
「でも出来ないよりはずっといいよ。出来るような所からどんどんやらないと」

 弓塚が先ほどの演技を引きずってるのか照れ笑いで台本を団扇がわりにパタパタと扇いでいる。

「そうだよなぁ……俺たち出番多いし」

 そう。何だかんだで出番の頻出率でいえば一番は弓塚のかぐや姫でいいとして二番目が俺の帝役なのだ。
 後半なんか出ずっぱりだし最後の締めも俺のセリフだったりするし…………。

「アハハ…………思い出したら何か滅入っちゃったね、色々と」
「…………」

 がっくりと俺のうなだれた肩を見て弓塚が苦笑いをする。と、

「ずっと喋りっぱなしで喉渇いたね。何か飲み物買ってくるけど遠野君は何か飲みたいものある?」
「え、いや別に何でもいいけど……」
「そっか。じゃあ私と同じものでいい?」

 いつの間にか可愛らしい財布を手にして、すでに弓塚が屋上のドアノブを握っている。

「あぁ悪い、弓塚。あとでちゃんと払うから」
「いいのいいの、気にしなくていいんだよ。秋葉さんからお小遣いもらってないんでしょ?」
「うっ………………」

 痛いところを突かれて言葉が出なくなる。確かに今月は密かな短期バイトもしてない。
 っていうか妹に財布の紐を握られてるってどうよ、自分。

「そういう事だから気にしないで。それじゃあすぐ戻ってくるから」
「…………あぁ」

 いってらっしゃい、と言う前に俺の視界から弓塚の姿が消えてしまう。
 俺はため息を一つついてからその場に寝転んでどんよりとした雲をずっと眺めていた。

「…………大丈夫かなぁ」

 屋上で練習してから何度目かの思案が口から漏れた。
 正直まともに演れる気がしない。今は観客や余計なものがないから何とか形になっているけど本番では緊張はもちろんするだろうし観客の目が気になって気になって仕方ないと思う。

 俺が再びため息をつこうと思った刹那、



「おやおやこれは。少年、舞台に立ってもいないのに何たるザマだ」
「っ!」



 寒気のする声聞いて反射的に飛び跳ね、中腰の姿勢のままポケットに常備しているナイフをまさぐる。

「ふむ、やはり君は子供向けの舞台よりもそちらの舞台の方が性に合っているのではないかな?
 だが子供向けとはいえ侮るなかれ。君たちが演じようとしているものは洒脱と狂気、克服できぬ滑稽さがある。まさに『彼女』に相応しい物語だと思わないかね?」
「………………どこにいる」

 既にポケットの中の右手には七つ夜が握られていていつでも応戦できる。だが肝心の相手が見つからない。

「どこにいる。ワラキアの夜」
「何処? 愚問だな、少年。私は噂というものがあるいかなる場所にも発現し、一夜限りの殺戮というドラマを楽しむだけの存在だ現象だ私そのものだ」

 饒舌にかつ喜びの色を浮かべた口調は相変わらず聞いていて吐き気がしそうになる。

「御託はいい、出てこい。欠片も残さず "殺し" てやる」
「これは怖いな。だが残念な事にもう私は見えているよ」

 反響していた声が少しずつ集まって一定の方向へと収束していく。
 ―後ろかっ!


 そうして振り返った先には……

1.以前殺し合った時と同じズェピア・エルトナム・オベローンの姿があった
 戦闘+ギャグ+恋愛(18禁?)路線になるかも。収拾つかなくなる可能性大

2.何故か二頭身になったズェピア・エルトナム・オベローンがいた
 ギャグ+恋愛(18禁)路線? まだ何とかなるかと予想(やりようによっちゃシフト可)

3.腕に「名俳優」と書かれた腕章をつけたズェピア・エルトナム・オベローンが……
 二十七祖の助力を借りて演劇の道へ! 演劇一本ルート

154 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 02:49:09
無理せず3でがんばって

155 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 02:59:54
3がいい。
無駄に長くなって完結しなくなるのはいやだ。
もう○○マダーといいつづけるのは辛いんだ・・・

156 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:01:56
2

157 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/20(日) 03:07:42
加速せよ、加速せよ、加速せよ、加速せよ。
狂気が加速する、己が為すは狂気。
止まらず加速するのが己にとっての正義である。


始まりとはいつも突然である。
なぜならば突然でないモノはいわゆる始まりではないからである。


故に遠坂凛は「は?」と言った。
彼女の帰省、一週間程の休日の最後の日のことであった。
「もう一回お願いします、部門長」
電話口でフゥーと煙草の煙を吐き出した音が聞こえた。
「だから言ってるではないかね、混沌の渦が発生するっぽいから君はもう一回例の聖杯戦争に参加したまえと」
『発生するっぽい』という部分も非常に曖昧だが、何より聞き捨てならない部分があった。
「あのですね、部門長」
一息ついた。
「例の渦の大元、聖杯については私達が消失させたと報告しているはずですし、2年前の裁判沙汰の時にもそう証言したはずですが」
「うむ、それなのだよ問題は」
部門長が続ける。
「君は……えーっと、これか、三回目の聖杯戦争についてどの程度知っているね?」
「まあ、細かい経緯までは不明ですが一般的なところは」
「ではこの戦争の参加者というか生存者については?」
ここまで聞いて彼女には一つ思い当たる節があった。
「エーデルフェルト家でしょうか?」
「残念、そちらではない、君と同じ日本からの参加者だよ、名前は……? 君、この漢字は何と読むか分かるかね? ……ああ、そうか」
分からないならアルファベットで書かせればいいのにと、余計な事を考えていた。
「そうそう、ドルニエという日本人の事らしいのだが」
「なんでさ」
彼女の友人のような口調で言ってしまった。
この人は英国人以外はどうでもいいのだろうか。
というかドルニエって漢字でどう書くんだろうか、$贄? 実に守銭奴だけど貧乏そうな名前ですね。
「まあ、名前はどうでもいいとして、その人物が敗退後に作ったらしい、聖杯を、フユキの近所で」
彼女の口から二度目の「は?」が飛び出した。

1時間後、彼女こと遠坂凛は聖杯戦争に参加する気になった。
「準備が出来たらS市の教会に行きなさい」という、役に立つのか立たないような助言を残して電話は切られた。


選択肢
バ:彼女の友人達の協力を頼んでみる事にする、桜の所にはライダー居るし
おすすめっていうかこのルート前提でやろうとしている

ル:一人で勝ってみせると意気込んで早速召還儀式の準備
この辺までならまだなんとか

ス:やっぱりやめようかと酒飲んでフテ寝
俺の心の選択肢デスヨ

バルス!:強制終了
本当に強制終了

158 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:12:40
2
さっちんとのめくるめく恋愛きぼんぬ(*´д`)

159 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:17:24
3&バ
完結作品に勝るものなしだよ

160 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:20:49
HFアフターでサーヴァント再召喚されたら激しく萎えるのでバで

161 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:25:10
3

162 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 03:58:49
3とバで

163 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 04:41:19
バで。

164 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 08:05:03
ワラキーのおまけボイスをきいた以上は3に投票するしか
無難にバ

165 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 08:21:58
>>154
>>155
>>159
>>161
>>162
で「3」

>>159
>>160
>>162
>>163
>>164
で「バ」

166 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 11:56:08
三、大丈夫か俺!

 なんて事だ。自分の悲鳴で目覚めたのか。そういえば、異常に寝汗をかいている。滴る汗を腕で拭って、そのあまりに気色悪い感触に呆然となった。嘘だろ? なんで自分の腕がこんなに気持ち悪く感じるんだ? 生まれてからずっと親しんで来た、何の変哲もない腕なのに。筋肉で堅くてごつごつしてる、どこにでもある男の腕。……おとこの、うで?

「大丈夫ですか先輩っ!? きゃあっ! だれかっ! 姉さん! 先輩がっ! しっかりしてください先輩っ!」

 あの悲鳴を聞きつけたのか。真っ先に駆け付けてくれたのは桜だった。心配そうな顔。寝巻きのままの体。頬に触れるのは、少し冷たくシットリした指先。そして、豊かで柔らかい女性らしい胸。胸。乳房。喰らいたくなった。

 怖かった。思い出せもしない悪夢がじゃない。自分自身が怖かった。体中は業火に焼かれて灼熱して、欲望はマグマのように噴火しそう。犯したかった。犯したくなんてなかった。ずっと大切にして来た妹分を、優しく包んでくれた桜という女性を、衝動に負けて傷つけたくなんてなかったから。だから―――、怖かった。

「さく、ら……」
「はいっ、桜です。わたしですから、そんなに怖がらないで!」
「に、げろ」

 早く逃げろ。この部屋から。俺から。女が欲しい。渇望していた。獣欲に耐えきれない。悪夢を上塗りする情熱が欲しい。泣きつき甘えれば桜はきっと受け入れてくれるだろう。だから怖い。こんなにもおまえが欲しくて、こんなにもおまえを抱きたくて。きっと壊してしまうから。

 そう、だから逃げてほしかった。なのに桜は微笑んで―――。

「先輩になら、壊されてもいいですよ、わたし。……うん。それってとても幸せかも」

 なんて、静かに胸元に抱き寄せてくれた。



ちょっちエロス
ttp://members3.tsukaeru.net/tsukitemp/snuploader/src/up0086.txt



「げっ、寝過ごした……」

 目覚めると既に一時を回っていた。昨日はそんなに疲れたのか。……まあ、疲れたんだろうな。その証拠にこれだけ寝ても体力が回復しきってない。

「あれ? 昨日はこのパジャマ着てたっけ?」

 記憶になにか違和感がある。何か大切な事を忘れてるような。何か致命的な事を仕出かしてしまったような。そういえばシーツも取り替えてあって、窓はまるで換気中のように全開だ。

「まあいいや。腹減った」

 寝起きは悪くないはずなんだが、どうも頭がぼんやりしてる。何故か後頭部がズキズキして、腰も痛くてたまらなかった。まだ若いのになあ。



 ―――で、リビングで俺を待受けていたのは
一、般若もかくやという遠坂だった。
二、気恥ずかしそうに笑う桜だった。
三、冷たく見下ろすイリヤだった。
四、プンスカ怒ったルヴィアだった。
五、アホ毛が付いてないセイバーだった。

167 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 11:57:53
だからドリルに魂を売った俺は四を選ぶいが・・・
げぇっ!黒セイバー!!
五!五!!五!!!

168 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:07:42
せっかくだから俺はこの黒いセイバーを選ぶぜ!
という分けで五

169 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:12:55
一!一!
たまには凛出てきてよ凛。「───まあバイオレンス要員なわけですが」

170 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:21:06
一かなw
性欲を抱いて溺死しろ

171 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:21:07
もっきゅ もっきゅ 五

172 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:21:37
黒セイバーと聞いちゃ黙っていられねえ。
五

173 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 12:25:16
ここで決めようか
五

174 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 13:43:00
3を選びたかった俺はMですか?
>>164
どんな台詞――?

175 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:02:37
落ち着け三が3になってるぞ、それに五で決まってるし
164じゃないけどワラキーのギャグボイスだけ書くぞー
「カットカットカットカットォ!駄目だなシオン君。キミはあれか!ハムか!
大根か!ソーセージかね!?」
「カットカットカットカットォ!素晴らしいなぁ!私の脚本は!!」

176 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 14:07:49
五、アホ毛が付いてないセイバーだった。

「さて。残念だがBAD ENDだ」

 死んだ。何故か知らないけど死んだ。展開とか選択肢とかそういうものをすっ飛ばしてとにかく死んだ。愛しいあいつに会えたはずなのに、夢想する事もできなかった最高の時のはずなのに、神様、なにゆえ俺は死にかけてるんでしょう?

「あー、その、セイバー?」
「ふむ。最期に言葉を残したいか。宜しい。ワタシでよければ聞いてやろう」

 ジャキン、と喉元に黒い剣を突き付けておっしゃるセイバーさん(黒)。何故だか凄く怒っている。なんで色が黒いんだとか、肌の色が違うとか、雰囲気も少し違わないかとかそういう事がどうでもよくなるぐらいこれでもかって怒っている。あとアホ毛がない。気を付けろよ俺。言動を間違えると一発であの世行きだぞ。

「えっと……」
「遅い。死ね」

 ちょっ、なにこの外道っー! 振り下ろされる剣は脳天直撃コース。死ぬっ、まじでこいつはBAD END!?

「しょっ、食事にしようかセイバー!」
「―――ふむ。よかろう」

 あ、助かったっぽい。



 食料はたっぷり準備してある。とはいっても、それは五人が普通に食べたときの話で、セイバーの胃袋を想定してたわけじゃない。なんかこのセイバー、昔の彼女より容赦なく食べそうだし。というわけで。

「ほれ、これでよかろう」
「おっ、さすがっ。この魚もでっかいなー!」

 魚を獲りながらその場でさばく事にした。セイバーが海に潜り、俺は調理の担当だ。あるものは焼き、あるものは揚げ、あるものは刺身に、時々セイバーが踊り食いするのを嗜めながら。さすが元主従、我ながら完璧な連係だ。……少しだけ、乱獲してる感がなくもないけど。

「シロウ、もう少し雑にならないか?」
「今でも十分雑なんだけどな。もっとか?」

 少しぐらい性格が違ってもセイバーはセイバーに違いない。それに二人っきりの時間は思った以上に楽しすぎて、些事にこだわってる時間もない。どこから調達したのだろうか。水着を着たセイバーは眩しすぎるし、太陽も燦々と輝いている。

「ほら、貴様ももっと食え」
「食ってるさ。セイバーこそもっと食べたらどうだ。この貝なんかお勧めだぞ」
「……頂こう」

 夢のような時間は、こうして瞬く間に駆け抜けていった。



「……夢?」

 夕焼けの中、浜辺で寝ていた。ひとりぼっちで、隣には誰もいない。あれだけあった魚の骨も貝殻も、調理道具さえも見当たらなかった。いや、だけど一つだけ。あんなに楽しかった一時の痕跡は、一つ足りとも残されていない。いや、一つだけ、十分すぎるものがある。知らないうちに握りしめていたそれは、紛れもなくセイバーのアホ毛だった。



さて、夕食まで少し時間がある。それなら―――。
一、遠坂を誘って温泉にいこう。
二、ルヴィアを誘って泳ぎにいこう。

177 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:18:47
二でいこうか。もうこの際だから凛の出番は永久欠番で(ぇ

178 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:23:20
やらせはせん!やらせはせんぞー!!
一

179 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:23:44
二だな。

180 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:25:43
なら一で

181 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:29:11
二にしておこう

182 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:32:01
一!

183 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:35:00
二だ!
ドリル!ドリル!ドリル!

184 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:36:38
だから・・・ドリルは外せと・・・言ったのだ・・・
というわけで二だw

185 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/20(日) 14:43:55
「ワラ……キア?」
「どうした少年、急に覇気が失せてしまったぞ。それで演技が務まるとでも思ってるのか?」

 いや、そりゃ覇気も失せるって…………。
 左腕に「名俳優」と書かれた腕章をつけた二十七祖は何故か胸を張っている。俳優なのに何故かメガホンまで持ってるし。

「…………なぁ、お前何する気だ?」
「随分とご挨拶だな。タタリの残滓をかき集めてまで発生してやったというのに」
「何?」

 俺の言葉に不敵な笑みを浮かべてお決まりのお辞儀をして、

「僭越ながら私が手助けをしてやろう。もちろん少年が望むならの場合だが。先に言っておくが勘違いしないでくれたまえ。
 私は見るに耐えない演技を大衆に見せてしまうのが心苦しくてね、それで馳せ参じたというわけだ。
 もとより当分の間発生できない大規模なタタリが出来るまでの暇潰しというのもあるのだがね」

 まったく、随分と長台詞が好きな野郎だ。ともかくあちらが言うように敵意は全くないようなので俺は大人しくナイフをしまった。

「で、助けるっていうのは本当みたいだけど、どう助けるんだ?」
「ふむ……一番は私自身が舞台に立つ事なのだが他の者達が気後れしてしまうからな。いや、その前に真祖の姫君にお灸を据えられるのが先か」
「あぁ、そうかもな…………」

 そうして二人ともシュラインの殺し合いでのアルクェイドを思い出す。何か妙な所で吸血鬼と共感してしまった。

「それが駄目ならどうするんだ? まさかお前が俺達に指導してくれる、なんて言うんじゃないだろうな?」
「いやいや、そのような事はしない。もとよりタタリは他者に依存する存在。自ら進み出るなど愚の骨頂に過ぎん」

 言いながら自己陶酔に浸るように曇りきった空を仰ぎ見る。

「ならば私は私本来の機能を果たそう。タタリとしての機能を、な」
「なっ……! やはりお前は」
「あぁそう身構えるな。先も言っただろう、私に人を殺せるほどのタタリなど起こせない」

 再びナイフを出す俺に対して大袈裟に肩をすくめるワラキア。

「じゃあどういう事だ」
「確かに取り憑くというのに違いはない。だが少年、貴様が今まで見てきたタタリなどとは比較にもならないほど小さく、
 そして悲しくなるほど子供騙しなものだ。私自身が笑いたくなるほどな」
「どうしてお前はそこまで……」
「……………………ふむ」

 僅かな間の沈黙。手に汗握るというほどのものでもなかったがどこか神聖なものに感じられた。

「……いや、私の真意などどうでもよかろう。ただの気まぐれとでも思ってくれ。さしずめ老婆心で茶々を入れる演技狂とな」

 そう言ってマントを翻し再び笑みを浮かべながらこちらを見て、

「それでは今日はここで失礼するよ。タタリの対象は少年次第だ、楽しみにしておく事だな」
「なっ…………おい、ワラキア!」

 俺の言葉を聞かずにワラキアは跡形も無く消えてしまった。代わりに、

「遠野く〜ん。飲み物買ってきたよ〜!」
「あ…………弓塚」

 入れ替わりで弓塚がペットボトルを抱えて戻ってきた。

「……どうかした? 遠野君」
「え? あ、いや…………何でもないよ」

 その場を取り繕うような声を出してしまい大丈夫かと思ったが、弓塚はしばし首を傾げていたがすぐに考えるのをやめた。

「そっか…………それじゃあまた練習始めようか」
「あぁ、でもその前に少し休まないか? お互いさっきまで緊張しっぱなしだったし」
「そうだね…………あ、その前にハイ、遠野君」

 そう言って俺にペットボトルの片方、どこにでも売っていそうなスポーツドリンクを差し出す。

「わざわざ悪いな、弓塚。本当ならこういうのって男の俺がやるもんなのに」
「いいのいいの。遠野君、運動した後に貧血で倒れる事もあるんだからゆっくりしなきゃ」
「ハハハ…………」

 本当、俺は周りの人に迷惑や心配をかけてばっかりだな。

「ごめんね、同じものって言ったのに私ので売り切れだったみたいで」

 弓塚の手に握られているミルクティーがたぷん、と音を立てる。

「別にいいよ。買ってもらったのに文句言うのもおこがましいし」
「うん、ありがとう。ところでどこで休もうか? そろそろ下の皆の様子も気になるけど、ここで休んでそのまままた練習しようか?」
「う〜ん、そうだなぁ…………」

和.このまま屋上で休む。二人でまったりと会話タイムへ
戻.一回皆の所に戻ろう。やっぱり抜け駆けはよくないよね?

186 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:46:40
和和和!

187 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:48:19
さっちんだ、さっちんしかない!!和

188 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 14:51:34
和ーッ!

189 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 15:02:21
和以外見えぬわ

190 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 15:22:31
ラストの和!

191 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 15:31:58
早っ!!?

192 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 15:35:20
たわけ、サチニストとはな、己が目に見えるすべてのさっちんルートを選ぶ者
…結果など、とうの昔に決まっている。

和で決定か!

193 名前: ブロードウェイ ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/20(日) 15:38:01
>>191
俺もそう思ったw
バイト前に更新して時間できたから飯食って、飯も終わって行く前に
どれだけ投票されてるかなーって覗いたらもう終わってるしwww

でもやっぱりワンサイドなのは予想されてたことだし?
もうすぐ雰囲気的にエロエロな展開になるのは目に見えてることだし?
色々と頑張りたいと思う。まずはバイト頑張ってきます
では ノシ

194 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 16:39:30
ハイルサチーソ!ハヤクサチーソ!
バイト俺がかわりに頑張るから!

195 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 16:45:04
 ざあ、という音。
 >>194は作者の書き込みを待たず、ようやく、傷ついたその体を休ませたのだ。

196 名前: 194 投稿日: 2006/08/20(日) 16:53:41
              ' ,      丶     ヽ
   .'      i  ;    ヽ ヽ  ヽ  ヽ   ゝj
   :'  〃 i i   i    ヽ ヽ、 ヽ、 i    i
   :  ,'  i i ! ト、ヽ  iヽ, ',ヽヽiヽ, | 〉   !
   :  i  i i iヽ. i \ヽ i __W---レ-Vレ、  V
      |! ハ,∧i‐‐ヽ!  Vヽj  ,.      Y⌒',
    ', iヽ「    .,_      ,,-−−-  |´` i
    r‐V   ,, -‐−        /// i;:ノ/
    | r ヽ, ''                 |;: ,'i 了解した。
    ヽ'; .,ヘ ///    ;:        ,レ'´   ───地獄に落ちろ、>>195
     ヽ  ヽ,       , : ,       / i
      `'‐-ヘ     __,. -一   ,イ ハ!
         \            / i!/
           i`丶.,       /,: :.|リ
              | ',: :`' .,_ _,/ ,': : 」¬___ 
          r< i___     r‐‐''゙´ _,]ノ `i
       r‐‐‐!; ; ; ; ; ; ; i     |_;_;__; ; ;|    |
         | ̄ ̄i;; ; ;┌―――  ̄  :|; ; !    i¬――‐---
     r‐┤   |; ; ; ;|          ;|; ; |     〉
  _,.-‐メ  |.    |; ; ; ;|          |;-‐|  ,/
' ´   ;: 丶.,   |`''; |     :    _,イ/ '´
     ;:   `'  ̄ T`ー―----‐ '´

197 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:18:12
>>194-196
バーロw画面が水まみれになっちまったじゃねえかww

198 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:26:24

 ――――告げる。
 汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
 聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
 誓いを此処に。
 我は常世総ての善と成る者、
 我は常世総ての悪を敷く者。
 汝三大の言霊を纏う七天、
 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!



 そして第六のマスター、遠坂凛が呼び出したのは―――

 心.最優のサーヴァントだ(セイバー)
   士郎、カレイドジャスティスとして活躍ルート。別名・ソードちゃんルート。

 の.赤い外套を纏う弓兵だ(本編通り)
   ダブルカレイドジャスティスルート。二人の変身ヒーローのあれこれ。

 贅.金色の―――少年です(子ギル)
   召喚英霊シャッフルルート。比較的まともなバトル物。

 肉.……これは、怪猫?(危険なナマモノ)
   サーヴァントタイガー登場(予定)ルート。ギャグを突っ走れ!

※これらは全て予定ですので、途中で変更されることがあります。ご了承ください。

199 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:27:55
>>198
またやったorz

今回短めなのは仕様です
手抜きと言うのは禁句の方向で

200 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:28:58
肉!肉!肉!

201 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:32:24
の!の!
ダブルライダー(違は男の子のロマン!

202 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:37:47
肉

203 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:43:16
の

204 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:50:27
贅を

205 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:52:12
肉。ネタに走らずして何の選択肢スレか

206 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:53:21
心、たまには士郎がまじめに活躍してるの読みたくない?

207 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:55:22
贅

208 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 18:56:51
の

209 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:05:04
の!!
今夜は俺とお前でダブルジャスティスだからなルート!!

210 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:06:30
贅、比較的まともなバトル物つーとこに期待。

211 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:07:32
贅

212 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:07:33
肉

213 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:09:32
贅

214 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/20(日) 19:23:25
「贅」に決まったようなので、ちょっと構想を練り直してきます。
更新速度も落ちるのでしばらく時間が空くかもしれません……




PS2のメルブラ発売記念に、セイバーの暗黒面が黒セイバーだから
ネコアルクの暗黒面はネコカオス、というネタがやってみたかった。
ちょっと残念……なので、誰か使ってくだちい。

215 名前: 前スレ991 投稿日: 2006/08/20(日) 19:38:26
あああ帰宅したら惨劇が……

不在の間にこんな選択肢が投下されてるなんて。
贄 を選んだ住人のオデコに 肉 って書いてやるところだわ、この慢心王。

216 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/20(日) 20:58:48

 ――まきますか? まきませんか?

「まきます」

 いや、包帯をなんだけどね。

「幅が余るな……半分くらいに裂いて使おう」

 藤ねえを見送った後、俺は自分の部屋に戻った。
 学校に行く前に、この薔薇の指輪を上手く隠さなければならない。
 幸い、家には応急道具の類は豊富にある。
 とりあえずは包帯でも巻いて誤魔化しておけばいいだろう。

「ん……なんか、薬指だけだと余計に……」

 指輪の出っ張りが目立ちすぎてしまうようだ。
 ここは中指もまとめて巻いてしまおう。
 薬指と中指が固定されてしまうが、大して支障が出ることも無いだろう。

「……よし。こんなもんかな」

 巻き終えた包帯を見て一人頷く。
 時間を見ると、いつの間にか俺も登校しなければならない時間だ。
 応急箱を閉めて片付けると、学生鞄を手に立ち上がる。

 出かける直前に、玄関でセイバーとばったり出くわした。

「シロウもこれから学校ですか」

「ああ。桜と遠坂はもう出かけたのか」

「ええ、桜は部活動のため早めに。凛はつい先ほど出かけたようです」

 と言うことは、俺が一番最後ということか。

「そっか。じゃ、俺も行ってくる。今日は早めに帰ってくると思うから」

「わかりました。お気をつけて、シロウ」

 セイバーの声を背中に受けながら、俺は玄関の戸を勢い良く引きあけた。

217 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/20(日) 21:01:55

「つまりこの歌の訳は、
 人目を忍ぶ私の通い路の守り手は出来れば毎晩眠っていて欲しい、
 ということであって……」

 午前中の授業の間、先生の講釈を聞きながら、俺は別のことを考えていた。
 俺の左手に嵌められている、薔薇の指輪。
 薔薇乙女《ローゼンメイデン》の人工精霊に選ばれたミーディアム、その証。

 水銀燈は今朝、『他のドールが動くかどうか様子を見ていた』と言っていた。
 それはつまり、この現代において、
 水銀燈以外のドールも目覚めている可能性があるということだ。
 薔薇乙女《ローゼンメイデン》が目覚める時期を選定するのは人口精霊だ。
 つまり、人口精霊は、申し合わせたかのように、
 ドールが目覚める時期を合わせている――?
 だとしたら、その理由は?
 ドールが二体以上目覚めるで、何かが起きるというのだろうか?
 関係するのが、恐らくは水銀燈が欲しがっていた『鏡』なんだろうが……。

 水銀燈以外の薔薇乙女《ローゼンメイデン》。
 そして、そのミーディアムもまた、俺以外にも存在するのだろうか。
 いや、もしかしたら、俺の身近なところ……例えば、そう、この学校の中にだって――。

「まさか、な」

 周囲に聞かれないように、こっそりと一人突っ込む。
 仮に契約した人間がいたとしても、それが俺みたいな年齢の奴だとは限らないんだし。
 そもそも七体しか居ない人形の契約者が、同じ町にいる確率は限りなくゼロに近いだろう。

 そんなことを考えている間に、チャイムが鳴った。
 国語教師が教科書を閉じ、教室から出て行くと同時にざわめきが室内に満ち出す。
 これで午前中の授業は終わり、昼休みとなったわけだ。
 教室内では、早くも弁当を広げ始めている奴、
 購買へむけて走り出す奴、
 何人かで集まって学食へ向かう奴もいる。
 俺も教科書とノートを机の中に押し込むと、席を立って廊下へ出る。
 いつもならば弁当を作ってくるのだが、
 最近は水銀燈の朝食のために時間を取られ、
 弁当を作ってくることが出来なかったのだ。
 今日は――というかここ数日も、なのだが――学食か購買で昼食になるな……
 そう考えながら廊下を歩いていると。


α:弓道部の元主将、美綴に声をかけられた。
β:陸上部の三人娘、蒔寺・三枝・氷室に出会った。

218 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:06:59
β
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 氷室!氷室!
 ⊂彡

219 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:08:13
β

220 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:18:29
αで

221 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:21:10
α。
α

222 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:23:11
β

223 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:27:21
βに一票

224 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:27:52
αだ! 意外と少女趣味と聞いているッ!

225 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:30:12
α

226 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:30:44
βで決定

227 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 21:33:47
夜のお楽しみイベントや凛の出番はちゃんと準備してたけど
選択肢を選んでる中の人に尽く潰されまくってるのです。
それからこの際だからばらしちゃうけど、
各ヒロインの固定イベントは
大まかにルヴィア→イリヤ→桜→凛の
順番を予定してたりしてなかったり。



二、ルヴィアを誘って泳ぎにいこう。

 夕焼けに燃える海のなか、ルヴィアの髪が踊っていた。オレンジがかった黄金の髪。彼女自身はあまり好きじゃないようだけど、俺から見ればあまりに綺麗で輝いていて、太陽がもう一つあるようだった。

 ルヴィアの表情は、時計塔にいた時と違っている。どこか近寄りがたい高貴なオーラが薄まっていて、そのかわり親しみやすい優しさが浮かんでいた。

 揺れて踊る柔らかな体。あまりに洗練されたラインにクラッときた。本当に、信じられなくなってくる。今は水着に包まれてるあの肢体。波と戯れてこぼれるあの笑顔。女神のように魅力的すぎる彼女の全てを、俺は自由にしていたという事に。

「もうっ、シェロったら何を呆っとしてますの?」
「ああ、ルヴィアが綺麗だなって」

 てっきり、当然ですわ、なんていう自信満々な反応を返すと思ってそう応えたのに、ルヴィアときたら真っ赤になって沈黙してしまった。そう予想外の不意打ちをくらうと、俺だってその、なんだ。……困るんだが、いろいろと。

 気まずい沈黙が流れていく。波間に浮かんで、向き合う男女。何か言おうとルヴィアの唇が震える度、その柔らかさが脳裏に浮かんでくる。

「…………お、……泳ごうか」
「え、ええ……。そうですわね……」

 太陽は既に海に潜り、空はもうすぐ暗くなる。最後に、少し泳ごう。夜までは短く、人生は長い。少し寂しい気もするけど、語り合う時間はいくらでも残っているんだから。



「星が……、綺麗だな」
「ええ……」

 夜の浜辺に、二人並んで座っている。静かだ。肩が、ルヴィアの細いそれとそっと触れあう。二人とも突然の体温に驚いてしまったけど、やがてルヴィアはおずおずと寄り掛かって来てくれた。抱き寄せるとうっとりしてくれる。暖かく柔らかいルヴィアの体。二人っきりの世界。それはまるで……。

「まるで遭難したみたいだな」
「本当に遭難してますわ……」

 そうはっきり言わないでくれると嬉しいのだが。まあ、それはともかく、ここの島は一体どの辺りなんだろう?

「ルヴィア、魔術でなんとかならないかな」
「連絡を取る事ぐらいはできるでしょうが……、どのみち朝にならないと泳いで海を渡るのは危険ですし、それまで少しでも魔力を温存した方がいいでしょうね」
「そうか。そうだな」

 それで会話が途切れてしまった。トクン、トクン。ルヴィアの鼓動が聞こえる気がする。俺の鼓動も聞かれてる気がする。露出が多く、自然と肌が多く触れているからだろう。

 そういえば、夏とはいえ夜になったのに水着姿じゃないか。

「なあ、寒くないか?」
「いいえ、私はこのくらい平気、ぁ……」
「ルヴィア?」

 ルヴィアは何か思い付いたのか、突然挙動不審になる。俯いて、身を固くして、ずっと何かを考え込んでいるようだった。暫くして、決意したような瞳で俺を見つめた。

「は、はしたない娘と笑って下さい。もし寒いといったなら……、あなたが暖めて下さいますか……?」

 俺に嫌われるかと思ったのか。思うはずがないのに。いや、むしろそれは反則だ。そんなに顔を上気させて、勇気を出してねだられて。俺にどう拒否しろというのだろうか。ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。ロンドンで使えたお嬢様。その彼女を、今、この場で抱きたいと渇望して仕方がない。

「ルヴィア」
「シェロ……」

 抱き締めて触れるだけのキスをした。浅く短く、舌を絡めることもない子供のキス。それだけで十分刺激的だったのか、ルヴィアはとろんと酔いしれた。

「……ふふっ」
「ルヴィア?」

228 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/20(日) 21:35:37
 ほんの少し愉快そうに。間近でルヴィアの顔を愛でていると、ルヴィアは小さく笑い出した。

「いえ、考えてもいませんでしたわねって。私ともあろうものが、こんな旅行の中で処女を失って。それは高貴な血筋でもない、将来も誓ってない方との婚前交渉だったなんて」
「そっか……。ごめんな。謝って許される事じゃないけど、ごめんな」

 愛撫を止めて、後悔した。だけどルヴィアは何を考えてたのか。謝る俺に口付けを返し、静かに首を振って否定した。

「私はこれでも喜んでますのよ? 考えて御覧なさい。そんな形式にこだわるよりずっと大切と思える方と共に、私は生きていけるんですから」

 うっとりと、瞳を閉じて詠うルヴィア。ああ、そうか。彼女は紛れもなくルヴィアゼリッタなんだ。いつだってひときわ輝いていて、いつだって自分の道を歩いていく。遠坂とに似てて、遠坂と仲が悪くて、だけど遠坂と同じぐらい大切な少女。ルヴィアはこんなにも眩しい。

「……いいか?」

 できる限りの愛しさを込めた俺の一言に、ルヴィアは恥ずかしそうに、頷いた。

「せ・ん・ぱ・い?」
「お兄ちゃん? 人が心配して捜しに来たのに、な〜にちちくりあってるのかなぁ?」
「ルヴィアゼリッタさんとナニやってたんですかぁ?」

 ………………ピンチ?

「って、桜!? イリヤ!? なんでこんなところにいるんだ!」
「あなた達も遭難したのですか? では、ミス・トオサカは!?」
「……遭難?」
「コテージはすぐそこだけど?」



「いや、悪かった……」
「ご迷惑をおかけしましたわ……」

 桜とイリヤに大笑いされ、しょぼんと小さくなる俺とルヴィア。恥ずかしい。いくら夜だとはいえ、まさか同じ島にいて気付かないとは。

「まあ、それより早く帰りましょう。今夜はわたしと遠坂先輩の合作ですよ? 中華尽くしのご馳走なんですから」
「わたしも手伝ったんだよっ!」
「お、おう……」

 そうだな。早く帰ろう。いわれてみれば空腹だ。間抜けな記憶はとっとと忘れようと、ルヴィアと顔を合わせて、弱々しく笑いあった。



「遠坂先輩! しっかりして下さいっ! やだっ、姉さんっ! しっかりっ!」

 コテージに帰ると事態は一気に急変した。遠坂がエプロン姿で倒れていて、何者かが侵入した後があった。部屋が荒らされた跡はないし、遠坂も何もされてないようだが、一つ、明らかにおかしいものがあった。床に落ちてるバナナの皮。

「そっちじゃないわ。シロウ、料理よ」
「あ……、この匂いは、―――カレー?」
「カレーですわね。全くふざけた事をしてくれますわ」

 用意されていた料理からは尽くカレーの香りがした。カレー風味の炒飯。カレー風味の焼売。カレー風味の餃子。カレー風味のスープ。カレー風味の麻婆豆腐。カレー風味の青椒肉絲。カレー風味のカレー。確かにふざけてるとしか言い様がない。

「酷すぎますっ! こんな下らない悪戯のために、無抵抗の姉さんを眠らせるなんて!」

 ああ。桜のいう通りだ。辺りには争った形式が全くない。つまり遠坂は抵抗すらしなかったか、できなかったという事だ。この遠坂が手も足も出ない相手なんて、相当手強い猛者に違いない。もしくはバナナの皮に足を滑らせたとか? いや、いくら遠坂がうっかり者とはいえ、流石にそれはなぁ……。

「……うーん、バナナの皮に、バナナの皮に……」

 遠坂のうめき声は聞かなかった事にした。



夜。ようやく訪れた平穏な時間。さて、今夜は何をしてみようか―――。
一、遠坂の部屋に行こう。
二、桜の部屋に行こう。
三、イリヤの部屋に行こう。
四、ルヴィアの部屋に行こう。
五、バーサーカーの温もりが忘れられない。

229 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:37:17
一、

230 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:37:24
五で

231 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:38:07
だからドリルは(ry

四

232 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:38:52
五しかないよなw

233 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:41:55
ここは三で

234 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:44:10
四で

235 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:45:49
なんでそういう選択肢を入れるんだかwww
五

236 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:46:49
一

237 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:50:11
五。
五

238 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:50:16
ぶっちゃけ遠坂姉妹のイベントはいらない。
ルヴィア出てくる作品少ないんだから彼女のイベント増やしてくれよ。

四

239 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:50:39
スレ住人の大部分は作者がお遊びで入れたアホ選択肢を
選ぶことに情熱を捧げているから仕方がないな。

よって五に確定

240 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:51:07
三

241 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 21:52:10
五で決定か

242 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/20(日) 23:06:00
ちょ、一票も入れるまもなく終わってた・・・

243 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/20(日) 23:21:47
147ディス、選択肢「バ」了解しましたー、風呂入ったりして寝支度を整えてから書きますね。

244 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 00:09:00
五は止めてくれw

245 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:03:20
どちら様か、前スレのdatを恵んでくれる心優しい方はおられませぬか?

246 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/21(月) 01:07:56

「お」
「あ」
「む」
「げ」

 四人四色の驚きの声が上がる。
 階段を下りようとした角で、偶然にも見知った顔と出会ってしまった。
 相手は三人組だったので、先ほどの驚きの声の内訳は俺一つ相手三つである。

「こんにちは、衛宮くん。今から購買に行くのかな?」

 お辞儀しながら尋ねてきたのは、三枝由紀香。
 陸上部のマネージャーで、三人組の良心となごみ担当。
 言うなれば1/3の純情な感情。

「見たところ手持ち無沙汰のようだ。今日は弁当ではなかったと見える」

 腕を組みながら俺を評しているのは、氷室鐘。
 同じく陸上部の、こちらは選手であり高飛びのエース。
 歳に見合わぬそのクールな思慮深さと洞察力から、教室の長老の異名を持つ。

「ふーん。てことは、今日は生徒会長と一緒じゃないわけね。
 なにかい? 腰巾着はもう卒業したのかい?」

 腰に手を当ててこちらを半眼で見ているのは、蒔寺楓。
 これまた陸上部のスプリンター。
 自称だか通称だかわからないが、『冬木の黒豹』と呼ばれる、らしい。
 ……個人的には冬木の動物シリーズはもう打ち止めにして欲しいのだが。

「別に一成の腰巾着になった憶えはない。今日は単純に弁当を作る時間がなかっただけだ」

 手をひらひら振って、無手であることをアピールする。
 蒔寺の問いにだけ答えたような形になったが、一応三人全員に対しての返答である。

「そっちは……あれ、そっちも購買なのか?」

 少々意外だった。
 三人の向かう方向を見る限り、どうやら行き先が同じだったようだ。
 少なくとも三枝は、遠坂に弁当を渡していた光景を見たことがあるから、弁当持参派だと思っていたのだが……?

「あ、うん。お昼ごはんを買いに行くところ」

「蒔の買い足しと……あと、私もそちらと同じようなものだ」

 なるほど。
 どうやら蒔寺は弁当を用意してきたものの、それを昼休みになる前に食い尽くしてしまったらしい。
 氷室は弁当を持参しなかったクチらしいが……三枝はその付き添いか。
 そこで唐突に、三枝がぽん、と手を叩いて提案してきた。

「あ、そうだ。良かったら、衛宮くん、私のお弁当食べる?」」

「は? いや、流石に女の子のお弁当を強奪するような真似は」

「ううん、実は、遠坂さんにって思って作ってきたんだけど、断られちゃって……」

 ちょっと残念そうにうなだれる三枝。
 毎度毎度、遠坂をお昼に誘っているという三枝だが、そうか、今日も断られていたのか。
 遠坂の奴、さてはまた屋上かどこかでなにか企んでるんじゃあるまいな?

「だからね、一人分お弁当が余っちゃってるの。だから……」

「ちょっと待ったー! なんでぽっと出の衛宮に由紀っちの弁当を差し出さなきゃならんのさ!
 それはアタシの大切な栄養源だってーの!」

 そこで間に割って入ってきたのは、冬木の黒豹こと蒔寺楓。
 なにやら珍妙な姿勢で構えを取って威嚇してきている。
 蒔寺……早弁だけでは飽き足らず、購買と三枝の弁当でグランドスラムでも狙う気なのか。

247 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/21(月) 01:09:29

「……それでか、蒔の字が先ほど遠坂嬢にけん制を仕掛けていたのは」

 そしてそれを横から呆れたように見ている氷室。
 恐らく蒔寺は縄張りを主張する犬のように唸りを上げていたのだろう。
 もっともそれが遠坂に影響を及ぼしたのかは図りかねるが。

「飢えた獣は山に帰れ! むしろ……ん? 待てよ?」

 と、そこで今まで俺を睨んでいた冬木の黒豹が、いいことを思いついたかのように口元をニヤリと歪ませた。

「そうだ、衛宮。せっかくだからさ、アンタ、私たちの代わりにひとっ走り購買まで行ってきてくれない?」

 それは端的に言ってパシれってことか、蒔寺。
 確かに、今頃は混雑しているであろう購買に四人連れで行くよりは効率はいいだろうが。

「ええー、そんなの、衛宮くんに悪いよ蒔ちゃん」

 眉を八の字にして抗議する三枝だが、蒔寺はどこ吹く風だ。

「いーじゃん、行ってきてくれたらアレだぞ、特別に私たちと一緒に昼飯を食べる栄誉を与えて遣わすぞ?」

 それは果たしてパシリの代償として妥当なのか。
 どうも、三枝のほうの提案に乗れば無償で手に入りそうなんだが。
 俺が答える前に、隣から氷室が蒔寺に釘を刺す。

「蒔の字、いくら衛宮が便利屋だからと言っても女性の使い走りに使われるのは気の毒だろう。
 それに、自分で走ろうとしないのでは君のアイデンティティーに関わるのではないか?」

「ぬ? よくわからんがなんだそのアイアンティーというのは? ゴルフ用品か?」

 しかしぬかには釘は刺さらないのだった。
 この場合のぬかが何の例えなのかは、本人の名誉の為に伏せておくことにする。

「ええとお、たしか存在意義、だったよね?」

「……ようするに飛べない豚はただの豚だということだ、冬木の黒豹」

 氷室の解説も聞いたのか聞かないのか。
 蒔寺はうんうんと頷くと俺に人差し指を突きつけて構えを取る。

「なるほど! つまり便利じゃない衛宮はただの衛宮ってことだな!
 そーいうわけだから心置きなく使い走られなよ衛宮!
 みんなは一人の為に、一人はみんなの為にって言うだろ!」

「いや、間違ってはいないが、致命的に間違った用法だぞ、それ」

 あとただの衛宮ってなんだ。

「……どうするんだ衛宮?
 なんなら使い走るのは蒔の分だけでもいいぞ。
 私は一緒に買いに行っても構わんからな」

 自分の荷物は自分で持つ、と氷室が進言してくれている。
 ここは――。


α:三枝の弁当をいただくことにしよう。
β:蒔寺の言うとおりにパシリをしよう。
γ:氷室と二人で購買にいくことにしよう。

248 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:15:38
γ!

>>245
見れるかは分からんが

ttp://members3.tsukaeru.net/tsukitemp/snuploader/src/up0087.zip

249 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:21:27
γ。

>248
多謝!しかし、残念ながら見られませんです田・・・。

250 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:27:45
γ

251 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:32:39
γ
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 氷室!氷室!
 ⊂彡

252 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:47:42
今の時期はやっぱγだろ

253 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 01:52:27
ストレートかよwwwww
氷室人気ありすぎwwww

254 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/21(月) 02:56:10
ぎこちなく桜を抱く腕。
今はそうする事しか出来ないとしても、決心した物だけは、
揺るぎのない本物だった。
『Fate/stay night』


そして彼はまたここに立つ。


かつて彼、衛宮士郎は正義の味方を目指していた。
だが聖杯戦争を切っ掛けとして彼は一人の人間の味方となる事を選択した。

だから彼女の言葉は嬉しくもあり、悲しくもあった。
「先輩が私の味方になってくれるのならば、私が正義の味方になります、そうなっても、私の味方で居てくれますか?」

一方そう言ってくれた彼女は非常に混乱していた。


玄関には丁度ライダーが居た。
「ライダー、衛宮くんと桜は居る?」
「おかえりなさい、リン、シロウは土蔵……サクラはお茶の間です」
少し躊躇したような声と表情でライダーが応えた。
「じゃあ話が三人にあるのでお茶の間に、私は衛宮くんを呼んでくるわ」

「姉さん」
土蔵の彼と共にお茶の間に行くと、もの凄く暗い雰囲気で、彼女、桜は姉である凛を見た。
「……どうしたの?」
「自首してください」
遠坂凛、本日三度目の「は?」である。
「私も一緒に警察に行きますし、そうすればきっと罪も軽く」
「いや、ちょっと待って桜、話が見えないんだけど」
「ではこれはなんですか? 来週にはロンドンに帰ると言う話だったから口座から旅費を引き落としておこうと思ったこの瞬間のこの通帳を!」
見せつけられたのは遠坂凛、桜姉妹共用のの日本での預金通帳である。
家の維持費などは別口座として純粋な生活費などに充てられる口座番号である。
そこには「フリコミ ¥1,080,365,000」と書かれていた。
「つい一昨日に銀行強盗のニュースもあったし、このお金は明らかに……」
「ちょ、ちょっと待って桜、それは多分私の話そうとしていた事に関係がある事よ」
「え、じゃあ自首してくれるんですか? それとも」
「待ったー! その発想から離れなさーい!」
よく見ると程度の差はあれライダーと士郎も「犯罪は良くないぞ、遠坂」という目をしていた。


「そこで問題だ! この状況でどうやってあの桜を止めるか?」
3択−3つの中から一つだけ選びなさい
 答え� �美人の遠坂凛は突如黙らせるアイデアがひらめく
 答え�◆Ц廚�きて助けてくれる
 答え��:止められない。 思いこみは最強である。

255 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:04:41
をを、JOJOネタか
選ぶのは当然のように��だ!w

256 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:09:35
答え�E�え�E�え�E�え��

257 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:25:09
くんくんくん。虎の匂いがするわ───

�◆� �◆�

258 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:27:25
現実は非常であることを思い知らされそうだなw
��で

259 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:32:55
――答え�E�え�E�え��

260 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 03:53:55
答え−�� 答え�� 答え��

261 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 04:22:45
>>245
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/995/storage/1149529951.html
これじゃダメか?

262 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 04:44:09
>261
ほんとうにありがとうございます。
無事見ることもdatをつくることもできました。
心よりの感謝を。

263 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 07:44:45
トラ!トラ!トラ!で��

264 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 07:54:38
したらばの過去スレが見れるブラウザって少ないよな、
と思いながら、ギコナビ使ってる私がやってきましたよ。

>>263
>>255>>256>>258>>259>>260で確定してるぞ。

265 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 08:00:59
せっかくだから俺は��を選ぶぜ!

266 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 08:01:47
って寝ぼけてたorz

267 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/21(月) 22:54:58
五、バーサーカーの温もりが忘れられない。

 台所にいき、水を飲んだ。うまい。砂漠に水がしみ入る感覚。生命力が回復する実感がある。もう一杯。乾いた喉にしみ込んでいく。火照りきった体が滝のように汗を流して、体が乾涸びてしまいそうだった。

「貴方、なぜ眠らないの?」

 後ろから、鈴を転がす声が響いた。昨日の子達だ。白と黒の女の子達は、大きなリボンを揺らしながら、俺の前まで歩いてくる。どこか……、そう、どこか艶やかで神秘的な空気をまといながら。

 眠れない理由は簡単だった。体が、心があのベッドで眠る事を拒否している。何かトラウマがあるわけでもないのに、眠ろうとした瞬間、寒気と熱さに見舞われた。吐き気が酷かったし、耳鳴りはするし、脳の奥がねじ切れそうに痛かったし。まるで、思い出してはいけない誰かの体温を、未だ忘れきれてないような。

「………………」
「あ……、ありがとう」

 黒い女の子によしよしと撫でられて、重かった胸が少し楽になった。不思議な子達だ。どう見ても幼い外見なのに、その瞳は誰よりも大人びて見える。遠坂は使い魔だといってたし、イリヤのような理由があるのか。

「…………ひょっとして、……貴方、男性が好きじゃなかったの?」

 そう、あからさまに目をそらしながらおっしゃる白い女の子。黒い子も何故かそれに習う。何かやましい事があったりするのか。というかそんなはずないじゃないか。俺のどこをどう見ればそう判断できるんだろう。

「……いや、それは。あいにくとそっちの趣味はない」
「…………そう」

 あ、なんだかとっても気まずそう。赤い瞳で囁きあって、途中、白い子が貴女のせいよとか呟いたり、黒い子が責任を押し付けるように首を振ったり。やがて結論がでたのか頷きあった、

「……サービスよ。特別に招待してあげるわ。わたし達の一番大切な場所に」

 雰囲気が変わった。瞳の色は妖艶に。声の色は無邪気なまま。もし、淫魔や夢魔と呼ばれる存在が世の中に実在したとしたら、それはこんな、可憐で清廉な女の子たちなのかもしれない。

「……招待?」
「ええ、だからもう大丈夫。見せてあげるわ。トラウマなんて吹き飛ぶぐらい、素敵で暖かい最高の夢を。それで、わたしたちを許してくださる?」

 やはり、彼女達に原因があったのだろうか。それでも、ちゃんとフォローしてくれれば文句なんてない。人間、だれしも間違いを犯すんだし。そんな返事を返したら、二人ともホッと安心してくれた。黒い女の子が手を伸ばし、俺の額にチョンと触れる。冷たくて暖かい不思議な感覚。そして、何かの雫が頭にしみ込んだ気がした。これは魔力のかけらだろうか。

 何をしたのか気になって質問しようとしたその時、廊下からコツコツと足音が近付いてきた。

「何をしておる。私一人を働かせ、油を売るなど何ごとか」

 不機嫌さを隠そうともしない、それなのに聞くものの心にしみ入る玲瓏な声。その現実離れした完璧さは、一度聞けば忘れるはずもない。

「あんたは、確かこの前の」
「なんだ、おぬしか。また会ったな、人間」

 髪の長い女性は俺などにあまり興味もなかったのか。すぐに女の子達にい向き直ってしまった。そして彼女の手に掴まれているのは、やっぱり、例の。

「見よ。用件はすんだ。まったく。余計な手間をかけさせおって」
「にゃんにゃのよー。ちょっとばかし派手なドレスを着てて強いからって、こんなおーぼーが許されると思うにゃよー」

 もはやお馴染みとなった感のある、不可思議な猫らしきナマモノだった。

「さすがね。貴女に任せると事が早いわ。……それにしても、この化け猫、いっそ鏡の中にでも閉じ込めてしまおうかしら」
「おまえがそれであの男を説得できるならな」
「うっ……。大体志貴も志貴なのよ。誰にでも無闇に甘いからこんな事になるんだわ」
「同感だ。……帰るぞ。長居する理もあるまい」

 俺には関係のないやり取りをしながら、床板を開けてかえっていく。最後まで涼しい表情だった髪の長い女性。上品にスカートを摘みおじぎする白い子。そしてさよならと視線で別れの挨拶をする黒い子に、俺もひらひらと手を振った。

「ふっふっふっ。そうか、さてはおぬし、あちきの美貌に嫉妬して痛い痛い痛い―――!」
「……邪魔をしたな人間」
「そうそう。いい? まどろんできたら、貴方が夢で会いたい人を思い浮かべなさい。では、良い夢を」

 さて、俺も部屋に戻らないとな。



―――夢の中、二度と会えないあいつに会えた。
一、隣で切嗣が笑っている。
二、振り向けばそこにセイバーが。
三、なんでさ? アーチャーに殺られる五秒前。

268 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 22:58:15
三、かな

269 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:00:00
これは……ネタを選んではいけない気がする。一

270 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:00:22
ここは……一だな。すこししんみり分キボン

271 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:06:48
た、たまにはまともに……一

272 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:25:00
三で。

273 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:29:43
二で

274 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:31:14
UBWのアンサーみたいになると信じて三で。

275 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:35:50
一

276 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:40:53
一

277 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:40:54
どうせ夢見るなら乙女に限る
二のセイバー希望

278 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/21(月) 23:48:29
>>269>>270>>271>>275>>276で一に決定。
それでは夢で会いましょう。

279 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/22(火) 01:18:39
一、隣で切嗣が笑っている。

 草原には揺り椅子が二つだけ。風が、黄金の風が吹き抜けた。

 当たり前のように現れて、当たり前のように隣に座った。たばこの匂いが懐かしい。その顔も何もかも昔のまま。ひどいじゃないか。せっかくの、せっかくの感動の対面だというのに、親父は何一つ変わってない。皺だらけのコートを羽織ったまま、ぼりぼりと頭なんてかいている。本当に、どこからどう見ても切嗣だった。

 顔を合わせていると、なんだか目頭が熱くなってくる。それが無性に恥ずかしくなって、ついつい景色なんて眺めてしまう。黄金色に染まった枯れ草の世界。小高い丘の上は特等席で、遥かな向こうに村々が見えて。土の匂いをはらんだ風は遥かな空へと舞い上がる。素朴で美しい誰かの思い出。ほんの少しだけ寂しさが滲んだ、決して穢してはいけない黄昏の風景。

 いつまでも、こうしているわけにはいかなかった。だけど、俺は、切嗣に何を話せばいいのだろう。藤ねえの事だろうか。相変わらず元気にやってるって。俺もよくしてもらってるって報告すればいいのだろうか。イリヤについて話そうか。ようやく巡り会えた。彼女も親父を忘れてないって、俺を見守ってくれる大切な家族だって伝えてみようか。遠坂達の事を自慢しようか。最高の人たちだって。みんながいるから俺は今を生きていけてるって惚気てみるのもいいかもしれない。

 それとも、理想についてだろうか。まだまだ未熟だけど、目標は遠くて遠すぎるけど、それでも走り抜けていける誓いを得たって胸を張ってみせようか。

 ……この目から溢れる、邪魔な涙がとまったら。

 久しぶりなんだ。会いたかったんだ。ずっと我慢して来たんだから。だから、泣いてはいけないんだ。嗚咽なんて洩したくなかった。恥ずかしい、なんて幼稚すぎる感情だけど。跡で絶対に後悔するだろうけど、それでも、爺さんの前で泣きたくなかった。

 依怙地になったように夕日を見つめる。隣には確かに気配がある。俺が絶対に間違うはずのない、ずっと忘れてた温もりは消えてない。だけど、それだけで満足なんてできなかった。

 話したかった。甘えたかった。微笑む顔を見たかった。困ったように笑ってほしかった。無邪気に瞳を輝かせてほしかった。馬鹿な話題で一緒に笑い転げてみたかった。なのに、俺は何一つ言葉を伝えられない。喉を震わせ、崩壊を押さえるだけで精一杯だったから。なんて、情けない。

 どれ程そうしていたのだろう。草原に沈黙は流れ続け、揺り椅子が軋む音しか聞こえない。俺も、爺さんも、何一つ話さず景色を見ている。それはとても暖かかったけど、だけど……。

 ―――どこかで鐘が鳴っている。リンゴン、リンゴンと鳴っている。

 ―――それは、きっと、終わりを告げる目覚めの鐘。

 ポン、と、唐突に肩を叩かれた。見上げると爺さんの顔がある。相変わらず無精髭なんてはやしていて、髪の毛もぼさぼさな切嗣の顔。それはとても嬉しそうで、だけど隠し様がないほど泣きそうだった。なんだ。爺さんも俺と一緒だったのか。

 情けない男達は一緒に笑って、何となく握手をして抱き合ってみる。あれだけ大きかった親父の肩は、いつの間にか小さくなってしまったようだ。

 そして、最後に切嗣は、ありがとうと、そう微笑んだ。

 最後の最後。何かを伝える最後のチャンス。だけど嬉しくて嬉しすぎて。結局、何一つ言葉にする事ができなかった……。



 夢をみた。懐かしい夢を。暖かい夢を。素晴らしい夢を。感謝しよう。どこの誰とも知らないあの子に。大切な宝物を貰ってしまった。この思い出は一生涯、そう、いつかの夜明けと同じぐらい、大切に大切にしていけるはずだから。



 桜と一緒に朝食を作っているときだった。ルヴィアの部屋から悲鳴が響く。彼女らしくない恐怖の叫び。それはつまり、ルヴィアをそこまで追い詰めるほどの脅威という事だ。

「大丈夫かルヴィア―――!」
「あちきにドレスをよこすのにゃー!」
「ええいっ、いい加減に離しなさい!」

 あ、なんだかとってもくんづほぐれつ。ルヴィア、ほとんど脱がされかけてるし。思わず俺もまぜてくれと叫びそうになった。というかあのナマモノ、昨晩回収されたんじゃなかったのか。

「にゃにゃにゃにゃ! こうなったらもうおまえごと連れ去ってやるのにゃ! 後でゆっくりドレスをはいで、ついでに中身もネコの国にご案内だぜ? みたいにゃ!」
「なにを戯けたことをって、きゃっー!」

 がしっとルヴィアの背中に張り付いて、そのままロケット点火でぶっ飛ぶナマモノ。開いていた窓から空へと飛び立ち、何処かへ逃げ出そうという魂胆か―――!?

一、逃がすか―――!
二。落ち着け俺! まずは状況を確認しないと!

280 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 01:22:41
一

……ちょっとホロリときたゼ!

281 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 01:26:10
一、逃がすか―――!

282 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 01:27:46
管理人様お疲れ様です。
いつもありがとうございます。

283 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 01:35:00
ギャグも悪くないけど、しんみり系のが出来良いな。
まあ、それはそれとして

一、追いかけろ―――!

284 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 01:36:52
>>282は誤爆です。気にしないで下さい。
申し訳ありませんでした。

285 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 02:09:59
士郎は考え無しに飛び出していってこそ士郎だ!
よって一!!

286 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 02:15:51
この一でトドメだ――!!

287 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 02:18:33
切嗣と士郎に全ミトコンドリアが泣いた。

288 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 02:59:15
すいません、流れも分からず今考えてる話を投下します


 忘れられない光景がある。
 炎に包まれる街、そこでただ赤い空を見上げるだけの自分。
「驚いた。生き残りがいたとは」
 誰かがそんなことを言った。
 動かない頭、それでも目だけ動かしてその誰かを見る。
 傷のせいで霞む視界と炎の逆光でシルエットしかわからない。
 わかったのは大柄な男だということだけだった。
「さて、尋ねよう少年」
 男は動けない俺に近づいてくる。
「生きたいか?」
 ぼんやりとそいつを見上げる俺。
「このままでは死ぬぞ」
 そいつは淡々とした声で俺に言う。
 油断すれば意識を失ってしまいそうになる俺にそいつは再度尋ねる。
「生きたいか?」
 俺は――――――

a1・微かにあたまを頷かせた
a2・首を横に振った

289 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:00:51
よくわからんが、無難に一。

290 名前: 289 投稿日: 2006/08/22(火) 03:02:30
一じゃねぇよ、a1だよorz

291 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:13:33
a2で

292 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:14:20
なんかよくわからんが、a1でないと話が始まらない気がするのでa1。

293 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:32:07
eYkk4Fu6氏の続きを待つと決めた。
少女ハサンルートでイリヤ先輩と戯れたい、この想いは間違いなんかじゃないんだから!
言峰士郎はもう要らぬ。ゴメン、a2で

294 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/22(火) 03:41:50
答え−�� 答え�� 答え��

遠坂凛は一週間の獄中生活ですっかりと煙草の似合うデフォルメ姿になってやさぐれてしまった。
なにしろ二年前の"冬木市集団昏睡事件"以来市内で大きな事件は起こる事がなかったという事もあり、銀行強盗事件に対して警察組織が

張り切りすぎたのだ。

即座に口座に対して捜査の手が入り、巨額の現金が確認され、それが偶然銀行強盗の被害額と一致した為拘留されて過酷な取り調べが行

われたのだ。
フィリピンのRCBC、アメリカBofAなど各国の銀行を介して振り込まれた巨額の大元はスイスUBS銀行からのモノと推測されるに至った。
そしてその口座の人物が、個人名こそ不明なままであるがイギリスに於いてサーの称号を持つ大人物である事がある銀行職員の証言から

判明したのだ。
いかに張り切ろうともいきなりイギリスでサーの称号を持つ人物が日本で巨大な銀行強盗の容疑者とするのは問題がある。
ならば地元警察に協力を要請しようととにかく日本の警察と縁のある連絡先に連絡しまくった。
その結果東京桜田門から始まりインターポールを介してスコットランドヤード、チューリッヒ州警察などの各国の警察組織が参加した大

規模な捜査が行われる事となった。
これだけの金額ならば世界各地でテロを発生させる事が可能だとしてテロの関連性を疑われた事もあるがSAT以外にもフィリピン統合

国家警察野戦部隊特別中隊、イスラエルのサイェレット・マトカル、イギリスのSO13、ドイツのGSG-9、スイスのエンツィアン、アメリカ

のデルタフォースなど各国の対テログループからも人員が送られてくる程であった。

間違いなく彼女は世界中の警察に顔を知られる事になったであろう。

「……まったく、君は何をやっておるのかね、ミストオサカ」
体育座りのまま独房の隅でブツブツ何事か話していた声を聞き取り
「聖杯戦争に参加する前に言っておくッ! 
 私は桜の本性をほんのちょっぴりだが体験した
 い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」
「いや、その先は言わない方が良い、ポル……トオサカ、あとAAも止めた方が良い」
その先を遮った。
「あら、部門長、どうしたのですかこんなところで」
「ヤードの友人に君が逮捕されたと聞いたからだ、一応、時計塔には日本の霊地の視察という事にしてあるがね」
英語での会話だった為か近くにいた警官に話は伝わっていないようだ。
「一応ノーフォーク公と話し合った結果、彼がイギリスでの身元保証人としておいたが構わないね?」
「ええ、それは構いませんが……」
「よし、ではそれで解決させておこう、今日は家に帰り明日にでもS市へ行きたまえ、予定より遅れたが、マナはそれほど濃密になって

は居ないから、まぁ問題ないだろう」
遅れた原因である巨額の"成功報酬の前払い"をした人物がそんな事を言うのかー! とも思ったがそもそもそれを要求したのが彼女自身

であるので何とも言えなかった。


ともあれ出所後、彼女は自宅で軽く身支度を整えて衛宮邸に向かった。
既に終えていた旅行支度などは既に持ち出していたのである。
「ただいまー」と遠慮もなく、ただし優雅に家に入り込み、茶の間を覗き込んだ。
するとそこには……


イチ:土下座している桜と士郎
ニー:暴走虎
サン:ドリルヴィア
シー:衛宮家の面々と部門長とルヴィア@アキバグッズ

295 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:44:24
シー!

296 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 03:47:18
サン

297 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 04:10:27
サン

298 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 04:27:13
サンサンサン太陽の光

299 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 06:13:00
シー。カオスな展開を望む

300 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 07:58:55
a1
サン

301 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 08:13:28
サン

302 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 08:16:10
イチ!どげーざ

303 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 08:31:47
a2

304 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 09:55:31
a1でGo

305 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 13:42:09
a2

306 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 13:43:19
絶望の底でa2

307 名前: 288 投稿日: 2006/08/22(火) 15:28:57
んじゃa2で決定と。
ちなみにa1では士郎がアンリマユに染められる前に切嗣が割り込んで救出され、受肉したセイバーと一緒に育てられると言う話でした。


「ふむ、そうか。それならば」
 男が言葉を続けようとした時、一回転して服の中から細身の剣を抜きはなった。
 一瞬遅れて銃声、そして金属の破壊音。男の握っていた剣の刀身が砕け散る。
「生きていたか、切嗣」
 男は愉悦を交えた声で言った。その向こうには背広を血に染めた男が一人。
「その子から離れろ」
「言わずとも離れるよ。その様子ではセイバーは死んだな」
 男は壊れた剣を捨てて切嗣と呼んだ男に向き直る。
「アーチャーも道連れにさせて貰った。お相子だ」
 切嗣は男の胸に照準を合わせる。対して男は武器も何も取り出さず悠然としている。
「覚悟でも決めたのか。お前らしくない」
 警戒する切嗣に男は嗤う。
「お前との因縁、このままでは尾を引きそうなのでな。後腐れのないようにしてやろうと考えただけだ」
「なに?」
 突然、切嗣の足元に黒い泥のようなものがあらわれまとわり付く。
「こ、これは?!」
「聖杯の中身、『アンリマユ』だ。この世に出でたときに私と契約してな」
「しょ、正気か貴様!そんなことをすれば…」
「私は生まれた時から壊れている。そんなこともわからなかったのか?」
 呻く切嗣の体の半分を真っ黒な呪いが犯す。
「万全の状態ならばどうにかなっただろうが、重傷をいくつも負ったお前ならば持たないだろう。お別れだ衛宮切嗣。中々楽しかったよ」
 切嗣は震える腕で狙いを定める。だが呪いに犯されていく身体は言うことを聞かない。
「無駄だよ」
 勝利に嗤う男。
 切嗣は悔しさに顔を歪ませながら泥に完全に呑み込まれた。

 終わった。
 何の感慨もなくそう思う俺。傍には嗤う男。
 ふと目の前が暗くなった。
 このまま死ぬな、と思ったとき。
 目を閉じているのに辺りが明るくなったことがわかった。身体には傷を癒すような暖かい光が浴びせられる。

「宝具だと?エクスカリバーの鞘か」

 薄っすらと目を開ける。そこには銃弾に頭を貫かれた男と光を纏った切嗣が見える。
 男が俺に向かって倒れこみ、

 その手の内に泥が俺に零れ落ちた。

「■■■■■■■■―――!」

 悲鳴を上げた。少なくとも上げたつもりだった。
 激痛、いやそんなものではない。それは呪いだ。全ての呪いの渦であり、全ての悪だった。耐え難い呪詛を体の内側から浴びせられる。しかし、その意味が当時は幼さ故にわからなかった。だが、意味の分からないぶん感情のストレートさははっきりと伝わる。
 怖い怖い怖い――――――
 訳の分からない恐怖に怯えながら、その苦痛を体で受け止める。
 真っ赤になり、真っ黒になりと激しく点滅する視界。薄れていく意識の中で絵本で読んだ地獄という存在を思い出した。
 そう、それは正に地獄だった。

308 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 15:32:31
ギル様がセイバーの道連れって……それ言峰も心臓打ち抜かれたまま死んでるじゃん。

309 名前: 288 投稿日: 2006/08/22(火) 15:54:13
「■■■■■■■■―――!」

 悲鳴をあげ続ける俺に誰かが駆け寄ってくる。
 誰かは俺に何かの言葉を吐き続けたが叫び続ける俺にその言葉は届かない。
 染められていく身体に激しい熱が駆け巡る。
 熱い熱い熱い熱い―――――
 広がっている炎の中に投げ込まれたような感覚、訳も分からず俺は


 目の前で俺を助けようともがいていた衛■■嗣と頭を打ち抜かれて死んだ■峰■礼の全てを呑み込んだ



つ308 そういやそうでした…どうしよっか
このまま続けて構いませんか?

310 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 16:55:13
そもそも言峰は汚染されたギルガメッシュからのラインで泥が心臓に出来ただけ。
アンリマユと契約してる訳でもなければ、黒桜みたいに聖杯の欠片+黒の聖杯用に体弄くってる訳でもないし
さすがにギル死亡で言峰生存と言峰が影を自在に操れるのは不自然極まりない。

一度プロット組み直した方が良いんじゃない?

311 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 17:07:45
カレイドソードなんて素敵アイテムで変身する士郎や
凛のツインテールで空飛ぶ士郎がいるこのスレじゃ今さらって気もするけどなw
純粋なシリアス路線でいくなら痛いミスだと思うけど。

312 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 17:18:44
まあ、カレイドソードはちょっとアレだとは思うけど、
ギャグ路線ならそれぐらいは構わないだろw

……あ、なんか選択肢で路線変更したんだっけか。

313 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 18:29:43
泥縄の辻褄あわせで足掻く経験なんてそうそう積めない
(積まんでも良いかもしれんがw)

このまま頭を捻り回すのも悪くないんじゃないか?

314 名前: 288 投稿日: 2006/08/22(火) 20:14:04
やっぱりプロット組み直してみます
完成しないかもしれませんが、やっぱり矛盾が多いので
すいませんでした

315 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/22(火) 21:30:14
一、逃がすか―――!

 逃がしはしない。ルヴィアを、俺の大切な人を攫っていくというのなら、それを見過ごせるはずがない。彼女は絶対に取りかえす。燃え尽きるまで縋り付いてみせる。奴が空を飛べるというのなら、俺だって空ぐらい飛んでやる!

「こいっ、ツインテール!」

 頼もしい味方が駆け付けた。瞬く間に姿を現した遠坂のツインテールは、瞬時に俺の頭部に装着される。起動するのも待ちきれず、窓の外へとダイブした。

「待ちやがれ―――!」

 大地すれすれを飛んで浜辺をぬけて、海面で一気に上昇する。目指すは遥か大空の向こう。風を切り裂く頬が痛い。瞼を開けていられずに、それでも目を閉じるわけにはいかなかった。あのナマモノに追い付く為なら、ルヴィアを助け出す代償なら、眼球なんてダースでくれてやる。

 限界を超えた酷使にキューティクルが過熱する。付け根のリボンが悲鳴を上げる。それでもさらに出力を上げた。ロケットエンジンの加速は脅威だ。ツインテールはレシプロに近い。始めから勝負の見えた戦い。その性能差を覆すため、更なる魔力を注ぎ込む。許してくれ遠坂。お前の髪を犠牲にしても、俺はあの化けネコに追い付きたい。

 強化に強化を重ねた視力を持って、なんとかナマモノを追い続ける。ロケットエンジンの弱点に持久力のなさが挙げられる。恐らくあいつのロケットは、最初の数秒で燃え尽きたはずだ。今はその時の途方もない運動エネルギーを消費して飛んでいるだけ。

 砕けるほどに奥歯を噛み、魔力と命を振り絞る。始めから想定されてない使い方。ツインテールでは出せるはずのない速度。リボンの繊維に火花がとび、髪は毛先から裂けていく。轟々と暴風が耳を蝕む。加速に次ぐ加速でGがきつい。だけどこんなもんじゃなかったはずだ。飛び立った瞬間、ルヴィアが味合わされた強烈なGは!

 青い青い空の彼方。遠く丸い水平線のそば。流れる白い雲の隙間。少しずつ化けネコが大きくなる。抱えているのは青いドレス。なびいているのは金色の髪。間違いない。ルヴィアを見失わずについてこれた!

 ツインテールの反応が鈍い。無理がたたって崩壊が近い。俺自身、廃熱で全身に火傷している。そんな事はどうでもいい。発火温度まで後いくつか。助け出すまで持ってほしい。

 悪い時に悪い事が重なるのか。燃料がない。魔力が足りない。所詮は半人前の限界なのか。魔力だけは人並みなんて自惚れていても、肝心なときにちっとも足りない。先日の戦いがたたっているのか、削り取る生命力さえまるっきり足りない。だけど、

 ―――足りないからってそれがどうした!

 助けた後、倒れようと構わない。またみんなに怒られようが、泣かれようが構わない。だからツインテール自身を強化する。隅々までキューティクルを回復させ、枝毛を無理矢理黙らせた。リボンの布地が壊れる前に、もう少しであいつに手が届く!

 ―――ルヴィア!

 なんとか、そう、本当になんとか追い付けた。グッタリしている。だけど無傷だ。これはネコアルクの魔力だろうか。ちゃんと優しく保護されていて安心した。正直、それだけは感謝してもいいと思ったぐらい。

 後はルヴィアを取りかえすだけだ。最後の最後。本当に残りわずかな力を振り絞り、ネコアルクの肩を掴もうとして、それに気付いたあいつと目が合った。とたん、スカートに再び魔力が充填され―――。



 ―――絶望的な、加速を見せた。



 呆然となる。ここまで格の違いがあったのか。俺が必死に飛んでいた間、奴はのんびりしていただけだというのか。もうルヴィアには届かないのか。彼女は既に、あんなに遠くにつれていかれて……。

 魔力さえあれば。無い物ねだりをする自分が悔しい。もう、あと何秒も飛べないのに。後はこのまま、無力に落ちていくしかできないのに。それでも、魔力さえあればと願ってしまった。

―――その時!
一、みんなの魔力が、流れ込んできた。
二、セイバーのアホ毛が輝いている!
三、……隣を遠坂が飛んでいた。

316 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:36:18
二を望み申す

317 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:40:13
どの選択肢もおいしいが
三だな。

318 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:42:49
俺を笑い殺す気か。
「ツインテールで歯を食いしばって飛び続ける士郎」というシュールな絵を想像したら、
感動したのか馬鹿馬鹿しくなったのか、よくわからない涙が止めどなく溢れてきたよ。

全て遠き理想毛! 二! 二!

319 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:44:22
とりあえず、みんなで力を合わせるシチュが好きなので一で。

320 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:52:55
我を笑い殺すきかw
二でござる

321 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 21:53:32
二

322 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 22:02:17
三。真なる使い手の実力をここに

323 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 22:04:09
ニ!ニ!ニ!

324 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 22:08:34
二で決定だな

325 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/22(火) 22:33:02

 ────────────interlude ― the Sixth Master ―


 時刻は八時。
 夜の学校には生徒どころか教師の姿もなく、静まり返った学校の屋上には七画の呪刻がその存在を主張していた。
 毒々しい食虫花を思わせる赤紫の文字が刻印を彩り、その周囲を非現実的なものに乖離させている。
 ―――結界の起点。
 一度発動すれば人を溶解し、それをサーヴァントの餌とする外道のモノ。

「……アーチャー。アンタ、これ消せる?」
「やだなあマスター。ボクの役割(クラス)を知ってて聞いてるんですか?」
「まあ、その通りなんだけど……正直、お手上げだわ。こんなのわたし程度じゃ消せるわけない」

 出来るとしても、せいぜい発動の妨害をして先送りにする程度。除去できない限りは、いつかは発動してしまうシロモノだ。

「それなら学校ごと吹き飛ばしちゃいます? ただの学び舎ぐらい建て直せばいい話ですし」

 ……なんか、目の前のガキんちょが物騒なことを言ってる。
 とりあえず溜め息を吐いて、目の前のちびっ子暴君をたしなめてみる。
 なんでです? とか本気で聞かれても困るんだけど……


 ―――わたしこと遠坂凛の聖杯戦争は、失敗から始まった。

 何もかもが失敗ばかりで、思惑通りに言ったのは『サーヴァントを召喚する』という目的だけ。
 それも呼び出せたのは狙っていた最優のセイバーではなく、アーチャーというヘボッちい役割で、魔法陣に使用した宝石は丸ごと大損。召喚の余波で家の居間は大破と、(家計の)被害は甚大だ。
 わたしが頭を抱えて呻きたくなったのも、まあ仕方のないことだと思う。
 なにより頭が痛くなる一番の原因は、―――

「あれ? どうかしましたかお姉さん」
「別に、なんでもないわよ。こんなんじゃ先が思いやられるなー、って考えてただけ」

 目の前にいるこの子供。振り返りながらわたしに問いかけてきた少年こそが、マイサーヴァントにして弓の騎士アーチャーなのである。
 インゴットそのものな金髪と、ルビーのような赤い目をしたゴージャス少年だが、わたしの大ポカのせいで真名は不明。
 しかも扱える宝具の数が限られており、能力値も本来呼び出されるはずの『彼』よりも、幾分低めに下方修正されているそうだ。
 さらに言うなら、召喚された際に纏っていた彼の武装である金の鎧は、サイズ違いにより着られないというデタラメ。
 聖杯戦争を勝ち抜くには、不安要素が多すぎる。

 ……まあ、キャスターだとかアサシンだとかの、本当の最弱でないだけマシだと思うことにしよう。
 三騎士の一角を手に入れられただけでも僥倖といえる……筈だ。

「―――あの、考え事をしているところ悪いんですけど」
「うん? 何、アーチャー」
「ちょっと下がってください。ちょうどその辺りに」

 アーチャーの指示に従って、二歩三歩と後ろに下がる。ワケが分からずアーチャーの方を見ると、手に奇妙な何かを持っていた。
 あれは―――鍵?
 どこか剣のような印象を受ける鍵を構えたアーチャーは、闇を見据えてポツリと何かを呟いたようだった。
 ―――よく、聞こえない。
 だが彼のその行動によって、場の空気が変わったのは感じ取れた。すなわち、戦いの空気へと。
 ぞわり、と悪寒が背筋を走る。

「―――敵っ!」

 わたしの叫びと同時、鋼のぶつかり合う音が鳴る。
 それが一度だけではなく二度三度と響き渡り、都合七回の金属音をわたしの耳は捉えていた。
 金属が衝突し合った際の僅かな火花に照らされ、夜の闇に垣間見えた黒塗りの短剣。
 それが、こちらに向けて投擲された武器らしい。そしてそれを、アーチャーがどこからか取り出した剣で叩き落したのである。
 装飾が少ないながらも華麗にして繊細な作り、これぞまさに英雄の武器と言える剣の絢爛さに、一瞬惚れ惚れとしてしまう。

 ―――いくらで売れるだろうか?

「……物欲しそうな顔をしないでくださいマスター」

 おおっと。

326 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/22(火) 22:34:06

「―――アーチャー、敵の位置は分かる?」
「気配はありませんが、砂の臭いのおかげでおおよその位置なら」

 アーチャーの言動から察するに、相手は気配遮断のスキルを持っているようだ。となると、相手はアサシンのサーヴァントの可能性が高い。
 ……これまた厄介な相手に見つかってしまったらしい。
 アサシンとは、サーヴァントではなくマスターを狙う者。つまり狙われているのはこのわたし。
 そして屋上という限られた空間にいる限り、あちらからはこちらを狙い放題というわけだ。

「なら、校庭まで走るわよ。ちゃんと守ってよねアーチャー!」

 強化した足で駆ける。
 アーチャーが背後から投擲された投剣を払い落とし、わたしの後ろをついてくるのを確認して、フェンスの外に向かって思い切り跳躍する。
 そして無防備にも空中に投げ出されたわたしに、さっきとは別の方向から銀光が飛来する。狙いはすべてが急所。避けられない。
 思わず、顔が引きつった。

(どんな速さで回り込んだのよアサシンは―――!?)

 内心で叫び、そのままわたしは哀れ空中黒ヒゲ危機一髪かと思いきや、襲い掛かる凶器を円弧の軌道が迎え撃つ。それは、アーチャーが振り回した長槍の先端だった。
 役目を果たした槍は消え、今度は先ほどとは別の剣が彼の手元に現れる。
 アーチャーが着地と同時にその剣を横一文字に薙ぎ払うと、剣閃の軌道上にごう、と業火が燃え盛った。
 剣に籠められた概念は炎。燃え盛り揺らめく炎のような波型刃は、その概念により魔炎を生み出す。
 魔力の炎は光を生み出し闇を払い、

 ―――そこに異質な存在を照らし上げた。

「なっ―――!」

 思わず驚愕の声が漏れる。
 ―――そこにいたのはまさしく亡霊。否、亡霊と見間違う姿をしたアサシンのサーヴァント。
 闇に溶ける黒衣。闇に映える白面。
 ヒトとは思えない異形のモノが、仮面の奥からこちらを見据えて陽炎のように立っている。

「キ、キキ――――」

 耳障りな声を上げ、アサシンは炎を嫌うかのように闇の奥へと跳び退ろうとする。だが、それをアーチャーが許す筈もない。
 パチン、と高らかに指が鳴らされる。それは突撃の合図にして、進撃の大号令。
 命を受けた兵はどこからともなく射出され、アサシンの退路を閉ざす。そしてアーチャーは立ち止まったアサシンに向け、もう一度紅蓮の魔刃を振るった。
 あえなく避けられてしまったものの、その戦いは苛烈を極めさらに戦闘は激化する。
 それを呆然と眺めながら、わたしはサーヴァントの規格外の性能を改めて思い知らされていた。

 ―――これが、アーチャーの実力。

 召喚した際にアーチャーから聞いた能力の説明で、彼は複数の宝具並みの武具を持ち、それを放つもしくは扱うことで敵と戦うとは聞いた。
 さっきの空中でのことを踏まえても、それが便利な能力だとは理解していたが、肝心の切り札が使えないのでは意味がない。わたしはそう思っていた。
 だが、その考えは誤りだったらしい。
 目の前で繰り広げられる光景は、明らかにアーチャーが優位に立ち、敵のアサシンを圧倒している。
 わたしはそれを見て、今回の聖杯戦争の勝利を確信した。
 いける。やれる。失敗から始まったのがなんだ。終わり良ければすべて良し。切り札がなく弱体化している状態でこの実力。ならば、本調子の彼はどれほどの強さだというのか―――

「マスター!」

 アーチャーの声にはっとする。
 見れば、戦闘は終わりアサシンはどこかへと消えている。
 ……逃げられた?

「……アーチャー、アサシンはどこに行ったの?」
「目撃者を追って校舎の方へ行きました。ボクたちも追いますか?」

 アーチャーの言葉にあちゃー、と思わず頭を抱えてしまった。
 まさかまだ一般人が残っていたとは……最悪だ。間違いなくそのマヌケな生徒は殺される。
 そうと知っていて、わたしはそいつを見殺しにすべきか。それが心の贅肉だとしても助けに行くべきか。

「―――そんなの決まってる。アーチャー!」

 ついてきなさい、とは口に出さない。
 わたしがこうするだろうと分かってました、とでも言いたげに、彼はわたしの背後をついてきていたからだ。


 ────────────interlude out

 ・選択肢なし

327 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/22(火) 22:58:27
二、セイバーのアホ毛が輝いている!

 懐から黄金の光が溢れている。セイバーのアホ毛。あのとき貰った大切な形見が、絶望の淵で助けてくれた! 身震いするほど膨大な魔力。その名に恥じない気高い光。使い方は直接頭の中に流れ込んで来て、己が出番を今や遅しと待ちわびている。

「―――装・着!」

 じゃっきーん、と頭に植え付けた。恥ずかしくない。恥ずかしくなんてないやい。ツインテールも共鳴し、たちまち本来の性能を取り戻す。これぞ究極飛行セット。その能力は最高級。鏡は絶対に見たくないっ! どっちか片方だけだったら、じゃなきゃドリルも一緒なら、とってもオシャレだったのに惜しかった。

 体の奥から、力が沸き上がってくるのを実感する。これが赤竜の力なのか。傷は一瞬で回復した。呼吸をすれば魔力が溢れ、体を動かせば筋力が鳴動している。背筋が震えて仕方がない。あまりの凄さが自分でも怖い。

「待ってろよ、ルヴィア―――!」

 信じられないスピードだった。天空を切り裂き余裕がある。確信した。今なら誰にも負けやしない。あっという間にあいつに追い付き、ルヴィアの体を取りかえした。後はお灸をすえるだけ。それも簡単。俺一人では絶対に無理だけど、最愛のセイバーと一緒なら、乗り越えられない困難なんてないんだからっ!

 それから先を、語る必要はないだろう。もちろん、誰もが思う通りだった。



「まっ、まいった! 俺の負けだ!」
「にゃにゃにゃにゃっ。弱いぞ少年よ。それじゃあ約束通りドレスと中身はもらっていくにゃー」
「まっ、待った! ドレスはやるからどうかルヴィアだけは返してくれっ!」



 太陽は水平線に向かって傾いていく。じゃりじゃりと踏む砂が面白い。深呼吸をして空気を味わい、波の音で耳を洗った。

 ああ……、ほっとした。やっと一段落付いたから。ネコはもうくる事はないって約束してくれたし、念のためキッチンの抜け穴も塞いでおいた。凄くドタバタした数日間だったけど、明日から本当のバカンスが始まると思えばそれでいい。なんだかんだで、結構楽しい思い出だったし。

 ふと、足音がして振り向いた。そこには愛しい誰かの顔。オレンジ色の夕暮れの中、彼女の頬が染まっていた。

一、遠坂だった。
二、桜だった。
三、イリヤだった。
四、ルヴィアだった。

328 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:10:35
四

329 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:11:57
猫アルクちょっと最強杉ないか?w
あ、選択肢は四で!

330 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:16:45
この流れなら四を選ばないと、その、ねえ?

331 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:18:51
一

332 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:24:52
ドレスはもっていかれたってことは、ZENRA なんだな? そうなんだな?

四! 四!

333 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:26:06
何か不遇なんで一で

334 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:27:00
狙ったかのように外されているのが不憫だし。一

335 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:27:24
四さま

336 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:28:25
三、スク水、スク水!

>>332
キッチンの抜け穴も塞いだりした後で海ながめてるんだからMIZUGIだろ?

337 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:28:52
逆転裁判の4が出るらしいので四と言いたいところだが、1しかプレイした事が無いので一。

338 名前: 336 投稿日: 2006/08/22(火) 23:29:47
スマソ、リロードし忘れた。
>>328>>329>>330>>332>>335で四に決定しておりますな。

339 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/22(火) 23:30:19
ツインテールじゃなくなったのかなあ? 一

340 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 00:18:12
どうでもいいが、このスレのテンションだけで笑える

341 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/23(水) 03:12:09
俺にルヴィア嬢は書けネェ!
変だったら言ってくれると嬉しいナァ。

342 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/23(水) 03:13:14
衛宮邸でルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトが虎相手に暴れていた。

遠坂凛としてはそれだけで正気を喪失しそうな光景ではあるのだが、極めつけにドリルである。
縦ロールの優雅な髪が回転していた、そりゃもう見間違えようもなく左右とも。
虎が逃げ回ったのか茶の間の畳は穴だらけになっていた。
よく見れば髪留めのリボンに添えつけられた宝石が光っていた。
恐らくその魔力を利用して髪の毛を強化、変形、回転させているのだろう。
……なんて無駄遣い。
そんな事を考えている内に今度はテーブルを髪ドリルが貫通した。


「呆れた……何やってるのエーデルフェルト」
「え? 遠坂さんのロンドンでのお知り合い? ライダーさんが連れてきたんだけど……」
ドリルの回転が止まった。
「あら、ミストオサカ、帰ったのね」


縁側で気絶していた士郎と桜、そして二人の突然の喧嘩をどうして良いか分からずオロオロしていたライダーを宥めて茶の間の後かたづ

けをした。
「で、どうしたの貴女、この休暇はフィンランドに帰るんじゃなかったの?」
「ええ、勿論そのつもりでしたよ? 貴女と違ってファーストクラスで」
ふぁさっと髪を整えながら答えた。
「でも部門長たっての願いという事ですから、ベルンで荷物を預かってきたんですの」
「彼女、貴女の家の前で三日くらい待っていたそうですよ、涙目でしたし」
お茶を一口啜りながらライダーが言った。
再びドリルが回転した。
ルヴィアがスゴイ目をしていた。
そりゃもう視線だけで人が殺せる程に。
「あら、義理堅いのね、寂しかったのかしら?」
「い……いーえ、違いますわ、一度受けた事は必ずやり遂げるのは貴人の礼儀ですわ」
縦ロールをくるくると弄んでいた。
「へー、フィンランドの貴族さんなの? えーっと、ルヴィアゼリッタさん?」
「ルヴィアで結構ですわ、ミス藤村、教鞭を取られている方ならば目上の方ですもの」
「それで、どうして暴れたの? その奇人さんが」
思い切り嫌みに言ってやった。
「ふ、ふん! どうでも良い事ですわ! 無礼な方に灸を据えてあげただけですもの」
「この子ね、遠坂さんが逮捕されたと聞いて暴れたのよ、友達想いの良い子じゃない」
そう言いつつ先程のドリルが気になるのか髪の毛の先端ばかりを気にしていた。
「ふん、仮にも淑女たる私の知り合いが淑女でなかったなどというのは不名誉な事態ですもの」
「そんなに熱かったかな? 日本茶……顔赤くなってる」
ますます赤くなった。


「と、とにかく、荷物は渡しましたからねっ!」
ずびしと言い切った。
「これからどうするんですか? ルヴィアさん」
「そうですわね……日本に来るなんてまるで考えても居ませんでしたから……」
「良かったらこの家使うか? 部屋なら余っているけど……」


A:「い、いえ、結構ですわー!」走り去った。
B:「じゃあ私もルヴィアちゃんと一緒に泊まるー」虎が走り去るルヴィアを抱き留めた。
C:「で、ではお世話になりますわ」虎が暴走する前に真っ赤になりながら頭を下げた。

343 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 03:29:24
きっと虎は同じにおいを嗅ぎ取ったに違いないという事でB!

344 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 03:34:53
B

345 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 04:33:50
C 衛宮邸に泊まるのか

346 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 04:34:43
C!C!

347 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 04:57:36
B!

348 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 05:35:41
C!C!

349 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 05:44:22
C。そこに行けばどんな女も陥ちるというよ。
衛宮邸は魔窟だ

350 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 06:02:48
大河かわいいよ大河、B

351 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 06:23:44
A
作者がルヴィア苦手らしいから去らせてやろうよ。

352 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 06:35:07
だが断る。
この>>352が最も好きな事のひとつは自分で書けないと思っている作者にいいから書けと言ってやる事だ。

虎に逃げることも許さぬよ、Cで決定だ!

353 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 08:53:34
C

354 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 10:50:11
>>345
>>346
>>348
>>349
>>352
で「C」

355 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/23(水) 11:09:46
ああ───どうしてこう、虎の選択肢ばかり、縁がないのかねえ

356 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/23(水) 23:50:22
四、ルヴィアだった。

 白いサンダルで浜辺を歩き、白いサマードレスが風になびく。白いつば広の帽子を押さえる細い腕は、純白の手袋に包まれていた。よく見るとリボンまで真っ白いデザイン。その全てが夕焼けの色に染まり、白い肌まで上気しているように見えた。

 静かに歩いてくる白いルヴィア。俺にサンダルを預け素足になると、波打ち際まで寄っていく。

「ふふっ、くすぐったい」

 目を細め、波のいたずらに足の裏をまかせる、夕日に浮かぶ楽しげな少女。まるで映画のワンシーン。金色の髪がキラキラ輝いて、スボットライトの変わりになった。白いドレスはスクリーンか。逆光で体のラインがシルエットで浮かんで、思わずどきりとしてしまう。

「あのドレス。ごめんな」
「いいえ、構いませんわ」

 本当に気にしてないのだろうか。お気に入りのはずの青いドレスを奪われた少女は、何でもない事のように首を振った。

「嬉しかったですから。シェロったらあんなに必死になって、私を助けよとして下さるんですもの。女なら嬉しくないはずがありませんわ。もし、またシェロが助けて下さるというのでしたら、私、ドレスなんて十着でも二十着でも惜しまなくてよ?」

 ですがあんな無茶はこれっきりにして下さいね、なんて少しとがめる視線で釘を差されて、ついつい、おうと頷いてしまう。

「よろしい。ところでシェロ、これも預かって下さらない?」

 もっと海と戯れたいのか。手袋を、ついでにと帽子も渡された。執事らしい動作で慇懃に受け取ってみせると、ルヴィアはクスリと微笑んで、ご苦労、といたずらっぽく頷いた。

「はしゃぎすぎて転ぶなよ?」
「もうっ、失礼ですわねっ」

 細くたおやかな指で掬いあげられ、ルヴィアの周りに飛び散る水しぶき。オレンジに輝く海原のかけら。その幻想的な美しさも、彼女と比べると霞んでしまう。なんてのびのびとした、無邪気で楽しそうな笑顔だろう。本当に、この笑顔を救い出せて良かったと思った。

「そうですわっ、シェロ! 私、今日のお礼をまだ差し上げてませんでしたよね!」

 いきなり、ルヴィアは何を言いだすんだろう。報酬なら今、たっぷりもらってる最中じゃないか。

「いらないさ。ルヴィアの笑顔だけで十分だ」
「わっ、私の!?」

 予想外の返事だったのか。ルヴィアはあたふた慌てだして、にやけたり恥ずかしがったり取り繕ったり忙しそうだ。いつまで見てても飽きないけど、あいにくそろそろ夕食の準備を手伝わないと。

「おっ、お待ちなさい!」
「ルヴィア? ……あ、悪い悪い。靴を返してなかったな」

 そうではないと否定しながら、ルヴィアは波打ち際からあがってくる。彼女の歩みはゆっくりでも、表情は確実に焦っていた。

「でしたら、シェロ、あなたにはもう一つご褒美を差し上げますわ」
「いや。別に俺は―――」
「差し上げますと申してますでしょうっ。……受け取って下さい。いえ、受け取りなさい。ミスタ・エミヤ、これは私からの命令でしてよ」

 ルヴィアの顔が赤い。今にも泣きそうなほど赤い。ここで首を横に振ると本当に泣かせてしまいそうで、仕方なく頷く事にした。パサリと、サマードレスが砂に落ちる。



 ―――下着はつけていなかった。

357 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U 投稿日: 2006/08/23(水) 23:53:48
 エピローグ

 露天風呂から眺める星空。漆黒の彼方に消える水平線。そんな広大すぎる世界にあっても、腕の中に感じる温もりのおかげで安心できた。



 ―――あれからしばらく。驚くほど平和な時間が流れている。



 腕の中の遠坂が身じろぎした。柔らかい素肌が暖かい。控えめな胸の頂きがお湯の中で揺らめいて、膝の上にはお尻の感触。少し恥ずかしそうにしながらも、すり寄って甘えてくれるのが嬉しかった。

「そういえば、初めてなんだな。遠坂と二人っきりで入るのは」
「そう? ……そうね。こういうのも静かでいいじゃない」

 みんなでわいわい入るのも好きだけど、なんておっしゃる遠坂さん。

 このところ、みんなが俺と一緒に入りたがる。いつだったか桜に誘われて、それを聞いたイリヤが対抗心を燃やしたのがきっかけだった。一歩も譲らない二人に遠坂が提案したのが、みんな一緒に入る事。それには当然のように遠坂自身も含まれていたようで、結局、毎日のように女の子の裸体に囲まれて入浴する羽目になっている。

 ルヴィアなんて淑女として断固拒否しますわ、なんて依怙地になっておきながら、夜中にこっそりやって来て、仕方がないから一緒に入って差し上げますとかなんとか……。おかげで真夜中にもう一度入浴するのが日課になってしまったり。ルヴィアをからかうのは楽しいからいいんだけどさ。

「呆れるぐらい立派なハーレムよね。男の子としては嬉しいんでしょうけど」
「……面目ない」
「いいわよ。一人占めできなかったのは悔しいけど、これはこれで幸せだし。だけど、いい? これ以上増やしたら承知しないからね」
「……お、おう」

 にらみ付ける遠坂をぎゅっと抱いた。本当に申し訳なく思っている。遠坂、桜、イリヤにルヴィア。あんな事になってしまったら、誰か一人を切り捨てるなんてできなかった。誰か一人を選ぼうとしても、誰も選べない事に気付いただけ。彼女達には、いくら謝っても謝り足りない。正義の味方も失格だろう。みんなが仲良く、笑っていてくれる事だけが救いだった。

 些事だが、枯れ果てないかも心配だ。わりと本気で。

「ところで、士郎……」
「遠坂?」
「あ、あたってる……」
「……なにがさ」

 もじもじと、急に可愛くなる遠坂の表情。何があたっているか、もちろん分かった上で聞いている。すべすべな肌に興奮してきた我が息子を、遠坂のお尻めがけて押し付けていたのは、間違いなく俺の仕業だったから。遠坂も、いじわる、なんて呟いていた。ああ、それは致死量を超えている。

「遠坂。我慢できない?」
「ばっ、ばかぁ……! 知らないっていって、ふぁっ!」

 擦り付けながら耳を齧った。遠坂は身をよじって逃げようとするけど、腕に力を込めて逃がさない。イヤイヤと首を振る遠坂を、愛撫で確実にその気にさせる。遠坂は羞恥に耐えきれず身を震わせ、知らずか腰を振ってしまう。そんな遠坂が愛しかった。深い口付けをしたくなった。

 南海の満天の星空に見守られ、真夏の夜はまだまだ明けない。

「士郎! なまえっ、凛って呼んでっ……」



 ――― Fin。

358 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:01:30
終わっちゃったか〜
って・・・性戯の味方ENDか!?

面白かったです。今までご苦労様でした!

359 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:03:04
おつかれさーん! ゴチになりました!

>「士郎! なまえっ、凛って呼んでっ……」
「――― Rin」

360 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:08:48
完結、お疲れさまです!
サスペンス劇場なのに死んだのは最初の士郎だけ(実質死んでない)とはこれいかに。犯人はヤス。

さて、これで連載作品が減っちゃったわけですが。誰か連載再開しないかなー……

361 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:11:14
乙であります!
ツインテールとアホ毛すごいよ

362 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 00:18:41
そんな事言われたら、書くしか無いじゃないか!

363 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 00:19:27
あ、>>352さんへの話。

364 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:22:53

 ―――見つかった。

 それが分かった瞬間、俺はただひらすらに駆け出した。考えなどない。だが、そうしなければ■ぬと、全身の細胞が訴えていた。
 俺のアタマの中のほとんどを占めていたのは、恐怖という原初の感情。
 吐き気が酷い。目眩がする。恐怖が俺を狂わせる。
 ドラッグで恐怖を紛らわすようにドラッグ染みたカレイドソードを求め、腰の後ろへと手を伸ばす。藁をも掴む思いで柄を握ると、その硬く冷たい感触は、俺を少しだけ冷静にしてくれた。

「は、ぁ――――」

 息が苦しい。頭が痛い。ガンガン、と頭蓋の中で警鐘が鳴っている。
 どこをどう走ったのか覚えてはいないが、なぜか俺は校舎の中へと逃げ込んでいた。校舎の中など、袋小路も同然だ。追い詰められる前に外へと逃げなければ、確実に俺は■される。
 爪が食い込むほど強く、ソードの柄を握り締める。―――ダメだ。これ以上考えちゃいけない。
 イヤなイメージはこれ以上ないほど俺の頭に浸透し、それが自然なことであるかのように訴える。―――違う。そんなことはありえない。
 思考がまとまらない。警鐘の音がガンガンと大きくなる錯覚。
 それらの不吉なイメージを拭い去ろうと深呼吸して、

 ズブリ、と。

「あ、」

 致命的な、

     ――――目の前には、

「ああ、」

 音がした。

     ――――白い、髑髏が浮かんでいる。

   * * *

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 長く尾を引く悲鳴。
 それが俺自身が発している叫びなのだと気付いたのは、半ば酸欠状態に陥ってからのことだった。
 半狂乱。
 今の俺を表すのなら、その単語が相応しい。アタマの半分がマトモで半分がイカレてる。
 死んだショックで気が動転して、現実も妄想も区別がつかないのに、あれが真実だと冷静に告げる俺がいる。
 血に濡れたシャツが鬱陶しくて、穴の開いた制服が目障りで――――何の傷跡もない身体が、酷くオカシかった。

「――――っ。何だよ、これ」

 あの化け物たちも、繰り広げられた魔戦も、存在しない傷跡も、すべてがすべて異常のカタマリだ。
 その異常を拭い去るように、俺は自分の血の跡を掃除する。綺麗にふき取れば、そこは普通の学校の廊下でしかないのだ。異常など、どこにもない。
 そう、どこにもない。

「は、はは、ははははは――――」

 気の抜けたような乾いた笑いが漏れる。ヤバい。本格的に俺はイカレてきてしまったらしい。こんなときに掃除なんて、まったく馬鹿げてる。
 何を勘違いしていたのか。今の俺は現実逃避しているだけで、異常は異常のまま、日常という現実を蝕んでいる。
 そして、なによりも最たる異常は、

 ――――死んだ筈の、俺自身ではないか。

「っ、――――」

 アタマが冷水に浸されたように冷静になる。さっと血の気が引き歯を噛み締めると、口に残った鉄の味に吐き気がした。
 俺は確実に死んでいた。だけどそれが生きているということは、誰かに助けられたということ。
 …………誰かは知らない。けれど、確実に命の恩人が存在する。
 その証拠があの血の海だ。あの量の血液を消費して、さらにそれだけの大きな傷を負って生きていることが、何よりの証明。
 相手が誰か分からないから、御礼のしようもない。しかし、誰かに助けてもらったのだ。今度は逆に、俺が誰かを助けなければならない。
 それが、俺を助けてくれた相手への恩返しになるように――――

「よし!」

 カレイドソードを構え直して気合を入れる。悩んでいる暇などない。

 これから――――


 魔.準備を整えよう。家へ帰る。
 術.深山町は危険だ。新都へ身を隠す。
 師.危険だからこそ、深山町を探索する。

365 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:26:11
セイバーにご登場を願いたい俺は魔で

366 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:31:45
術、一時避難しての状況確認と安全確保は必須でしょう。

>7hlrIIlK1U 氏
完結おめでとう。
ツインテールでフライングといい猫アルクといいギャグ分を楽しませていただきました。

367 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 00:47:33
魔

368 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:13:19
魔だと原作と同じなので術で。

369 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:28:01
術

370 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:33:03
師を選ぶと死ぬかなあ、死にそうだよなあ

371 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:36:48
カレンやバゼットが出ないかな

372 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:45:48
バゼットはともかく教会には言峰がいるんだからカレンはいないはず。

373 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:52:33
選択肢まだ決まってないようですが、寝る前にちょっとだけ。

>>365
自分が今書いてるこれでは、登場しないサーヴァントは今のところ佐々木だけなので、セイバーは登場します。
そしてついでに言うと、士郎はサーヴァントを召喚しません。
士郎がサーヴァントを召喚する予定だったのは、凛が本編通りの弓兵かナマモノを呼び出したときだけ。
凛が金ぴか少年を召喚した時点で、士郎はカレイドジャスティスとして活躍するしかなくなりました。

>>371
カレンは登場しませんが、バゼットは選択肢の結果によっては登場予定です。

374 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:55:15
戦術と戦略とカレイドステッキを駆使して華麗にジャスティスする訳だな?
おk、物語の方向性は把握した。

ならば選択肢は術!

375 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 01:57:09
>>364
師

376 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:19:37
魔と言っておく

377 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:20:46
ジャスティス士郎なら 師 しかあるまいよ
師!

378 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:22:34
原作と同じだけど明らかに違いそうな魔で。

379 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:30:52
現在 魔:4 術:3 師:2

380 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:31:59
迷うが術

381 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 02:36:44
「で、ではお世話になりますわ」
と、深々と頭を下げた。
髪に隠れていたがその顔は真っ赤だった。
「じゃ、決まりと言う事で、桜、彼女の部屋の用意を頼めるかな? 風呂沸かしたら手伝うから」
「あ、はい、わかりました」
「では一宿のお礼という事で、ディナーは私の手料理と言う事でいかがでしょうか?」
「あら、貴方料理が出来るの? いつもシェフが居たように見えたけど」
「勿論、料理も貴人の嗜み、プロ並みとは行かずとも、いつでも妻となれるだけの腕前を備えていますわ」
そう言うと台所へと歩いていく。
「いや、いいのか? 仮にもお客さんなんだし、料理位なら俺が……」
「そうね……では簡単に日本式のキッチンの使い方だけ教えて頂けるかしら? 私は簡単に店を探して用意してきますので」
「いや、店なら商店街があるから、荷物持ち位手伝うぞ?」
「おおーっ! 早速共同作業ね、桜ちゃんも遠坂さんも突如として出現した強大なライバルにどうするのかなー?」
ぬっ、と対抗心を燃やした二人であり、
「?」
分からぬは一人だけ、の衛宮士郎であった。
ちなみにライダーは桜を応援しつつも面白がっているようだった。


夕食の準備こそ整ったが、夕食の時間にはまだ早いと言う事で、先に風呂に入る事となった。
「んー……バスタブというのも、いいかもしれませんわね……」
エーデルフェルトが湯面に肢体を浮かべて言った。
彼女は普段サウナである。
というよりもフィンランド人は大概サウナである。
なにしろサウナという言葉自体がフィンランド語である。
歴史は古い。
故に彼女は知識でこそ知っていたが『日本式』は始めてであった。

浴室のドアが開いた。
「ミスター? どうぞ……」「ルヴィアちゃんやっほー……?」
少しだけ時間が止まった。
当然入ってきたのは虎である。
「って、なんで士郎なのよシローウ!」
何事かと面々が集まる。
そして集まった面々の士郎に掴みかかる。
「私だってそりゃもう下宿とかそんな事じゃ驚かないさ士郎は良い子だからどんな人でも助けちゃうさそれは別に良いさー!」
がくがくと襟を掴んで前後に振る、全裸で。
「でも今日から下宿の子が一緒にお風呂はいりましょー状態なのはなんでなのさー! 一体いつの間に手を出したのさー!」
おう、脳が見事に頭蓋骨に当たってシェイクされて典型的な脳震盪になっている。
当然答える余裕も申し開きをする事も出来ない、というかそんな状態になっていたのかー?
というわけで絶賛死亡寸前状態になっていると。
「? 日本では男女一緒に入るのが通例ではないのですか?」
そんな事を口にした。
「……ルヴィアちゃん? 一体どこからそんな偏りつつも間違った知識を」
ギギギーと音がしそうな位不自然に振り向いた。
「海外に旅をするに当たってその国の文化や言語を調べるのは当然ではないですか」
うむ、実にまともな事を言っている。
「私が読んだ本では男女が一緒にバスタブに入るというのは頻出したパターンでしたよ?」
ちなみに文化を調べるにあたり彼女が読んでいたという本はほぼ全てラブコメであった。

382 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:37:06
師

383 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 02:37:30
そして一時間後に完成したのはフィンランドの地元料理であった。
「へえ、以外なんだな、フィンランドにも生魚を食べる習慣があるとは……」
バルト海風ニシンの酢漬けを食べながら言った。
「本当はスモークサーモンのスライスが良かったのですが、見慣れた魚でしたので酢漬けにさせて頂きました」
出された全ての料理を一口ずつ食べて「料理の腕は認めざるを得ない」という表情の二人。
虎は夕食がパン、それも食べ慣れないライ麦パンである事に違和感があったようだが、料理を食べて
「合格っ!」
とフィンランディア(ウォッカ)のボトルを一気に飲み干した。
「あら、ミス藤村、イケる口ですわね、強ーいお酒ですのよ、それ」
そう言いつつルヴィアは007にも出演したアイスバレスのカクテルを飲んでいた。
「はっはっはー! 酒なんてジュースと同じだーい! しろーも飲むんだーい!」
「クールに、かつ一気にどうぞ、ミスター」
そう言われてくいっと飲んだ。
「うっ……結構強いぞこの酒、良く一気に飲めるな、藤ねえ……」
「だっはっはー! コレ気に入っちゃったー、あとで持ってきてくれるー?」
「ええ、良い店を知っていますからその店に手配しておきますわ」
夕食という名の宴は夜まで続いた。


「縁側というのも以外と良い物ね……」
宴も終わり、水の入ったグラスを手に彼女は酔いを覚ましていた。
ちなみに虎は酔いどれ虎となって茶の間で倒れていた。
暴れたあとでも毛布が掛けられていたのは家主の良心である。
他の面々もそれぞれの部屋に戻り、衛宮邸の時間は静かに流れていた。
「ルヴィア」
「あら、どうしたの?」
遠坂が、宴の中の酔った表情をどこかに捨て去ったかのように、静かに立っていた。
「何の為に日本に来たの? 本当に部門長に言われただけなら召使いの一人にでも任せればいいじゃない」
風が出てきたのか、庭草が揺れた。
「その貴方が召使いも連れずに単独で日本に来た、その理由を聞かせて貰える?」
「……酔っているようで、以外と冷静なのね、貴方」
「……貴方も私と同じ目的を持っている、と考えて良いのかしら?」
「ええ、そうよ、私も貴方と同じ、聖杯戦争に参加するよう要請されたわ」
水を一気に飲み干し、グラスを縁側に置いた。
「魔術師として質問するわ、敵対の為? 共闘の為?」
右手を突き出す、敵対するなら容赦はしないと語っていた。
「勿論、共闘の為よ、私と敵対しうる人材なんてそうは居ないもの、私と貴方が争ったら得する者が増えるだけよ」
「なるほど……最後の二人になるまでの共闘ね、悪くない条件よ、お受けするわ、エーデルフェルト」
「よろしく、ミストオサカ」
握手しようとお互いが右手を差し出す。


その瞬間。

B:マナが濃密になった
A:虎が暴れ出した

384 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:40:13
A

385 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:41:21
術とB

386 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:41:23
A

387 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:42:26
魔で

388 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:50:53
無難にA

389 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 02:58:01
A

390 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:04:02
B

391 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:05:10
……と今気付いたんだが、上にあるのに「マナが〜」の方がBなんだな。

392 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:05:36
A

393 名前: 392 投稿日: 2006/08/24(木) 03:06:22
上にあるから、AとB間違えたorz

394 名前: 389 投稿日: 2006/08/24(木) 03:07:09
我も我も。

つーか紛らわしいっちゅうねん!
夜は注意力落ちとるねん!

395 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:12:47
んじゃ今4:4ですな。

396 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:13:31
つまりAが3でBが4か?
ならB

397 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:14:17
B:マナが濃密になった

念のため。

398 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:14:33
違うか、A:B=3:4か

399 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:15:37
うおう、遅れた、Bに決定ですな。

400 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:16:10
術とA決定してるよ

401 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 03:28:13
選択肢でやってしまった……どうしましょう。

402 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:28:50
いや、術とBだ。
>>389と>>392の投票はAと言いつつBの「マナが濃密になった」の方だ。
ちなみにAとBが順番逆なことに気付かなくて無難に虎モードとか恐ろしいこと言ってる俺は>>388だ。

403 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 03:39:10
>>401
とりあえず今回は作者の書きやすい方で(早めに)仕上げたら?

404 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 03:45:26
イエッサー、今回はノーコンテストとして朝までになんとかします。

405 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 04:06:18
これが世に言うトラップというやつだな!もちろん、タイガー的な意味で

406 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 04:06:39
握手した瞬間、マナが濃密になった。
瞬時に手が離れ、庭の方向、家の外に向けて構える。

「コレは……」
「恐ろしく大規模の召還か、もしくは誰かが敗北したものと思われます」
いつの間にか庭には武装したライダーが身構えていた。
「早いわね……既に始まっているということなの?」
「七騎揃わずとも戦争は始まりうる、と言う事でしょうか……詳細は不明ですね。
 当該地区……S市ですか、早めにその教会へ行った方が良いかも知れませんね」
「ライダー、知っていたの?」
相談しようと思った矢先の逮捕劇で、話す暇はなかったはずだ。
「はい、マナが僅かずつ上昇していくのは感じていましたので、冬木の周囲100キロ程度を哨戒してアタリはつけていました」
「なるほど、頼りになりそうね、よろしくお願いしますわ、ライダー」
構えを解いてルヴィアが笑顔で言った。


やや遅れて桜と士郎が庭に現れた。
「遠坂、ルヴィアも、無事か? 何があったんだ?」
「ええ、大丈夫よ、それよりも士郎、桜も、相談したい事があるんだけど」
凛は一週間程遅れながらも、近隣で起こりうる聖杯戦争について話した。
勿論の事、二人は快く了承してくれた。

「まだ飲めるぞーい!」
そして虎が暴れ出す。
余程気に入ったのか空になった瓶を呷っていた。
「とりあえず、こちらが先のようですわね」
「そうね、とりあえず藤村先生をなんとかしましょう」


1:そして朝が来た
2:その様子を見守る一対の影があった

407 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 04:21:36
2で。

408 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 04:22:39
早っ!
2で

409 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 04:24:57
2かな

410 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 07:47:15
2

411 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 07:59:20
最後の2

412 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 08:38:43
2

413 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/24(木) 08:59:51
>>407
>>408
>>409
>>410
>>411
で「2」
ストレートすぎるw

414 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/25(金) 00:34:45

 ここは氷室についてきてもらおう。
 三人分の昼飯を抱えて持つのは大変そうだし。
 ……それでも、俺と蒔寺の分だけで結構な量になりそうな気はするが。

「わかった、蒔寺の分は買ってきてやる。氷室、すまないが付き合ってくれるか」

「ああ、承知した」

 俺の言葉に、氷室はすんなりと頷いてくれた。
 だが、それに不満そうな声を上げた女が一人。

「……またあっさり引き受けるね衛宮。
 もうちっと引っ張ってくれないとこっちも拍子抜けなんだが」

「ごねても仕方ないだろ。それに、昼休みだっていつまでも続くわけじゃないんだ」

 そうこうしている間にも時間は過ぎているのだ。
 タイムイズマネー。
 蒔寺と連れ立っていくよりも、こっちのほうが効率がいいだろう、というのも理由の一つだ。

「へぇ、じゃあなんで氷室だけ連れて行くんだこのムッツリスケベ!
 氷室もついでなんだから、こいつに頼めばいーじゃんかぁ!」

「誰がムッツリスケベだ、誰が」

 こいつ、と言いながら俺を指差す蒔寺。
 鼻先に突きつけられたその指を思わず右手でそらしてやる。
 対する氷室はわずかに目を細めてため息を吐く。

「あいにく、私は君ほど豪儀な性質を持ち合わせてはいないのでな」

「なにをぅ? この穂群原の乙女に向かって豪儀とは何事かぁ!?
 大体ね、あたしが豪儀なんじゃなくて衛宮が働き蜂性質なだけだろ。
 こいつは働かないとストレスが溜まるワーカーホリック症候群だからね」

「え、衛宮くん病気だったの!?」

 人を勝手に現代病患者に仕立て上げないでいただきたい。
 しかし、このままだと話が進まないので、仕方なく流すことにする。

「三枝さん、アレは悪質な冗談の類なのであまり真に受けないように。
 それより蒔寺。注文はなんだ?」

「あ、アタシ焼きそばパンとサラダサンドとコロッケパンとチョココロネ、
 飲み物はレモンティーでよろしくー!」

 一転して、矢継ぎ早に品名をまくし立てる蒔寺。
 こいつ、持参した弁当を平らげた上にまだそんなに食うというのかっ。

「……いいけど。代金は後でちゃんと払えよ、蒔寺」

「では行こうか、衛宮。そろそろ購買戦線も佳境だろう」

 注文を頭の中で復唱していると、氷室が先に階段へ向かっていた。
 確かに、時間はそろそろ昼休みに入ってから十分を過ぎようとしている。

「じゃ、じゃあわたしたちは先に教室に戻ってるね」

「360秒以内に戻って来いよー!」

 という二人の声を背中に受けながら、俺は氷室とともに購買へ向かった。

415 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/25(金) 00:38:32

 購買はごった返す生徒の人だかりで、一種の祭と化していた。
 並ぶ生徒たちの最前列では、殺到する注文の応対にかかりっきりのおばちゃんたちの姿が見える。
 俺たちはなんとかその中に入り込み、順番待ちをしている最中だった。

「ところで……氷室って昼は購買派だったのか?」

 待っている間、ふと気になったことを後ろに居る氷室に訪ねてみた。
 彼女ら三人組とは、蒔寺が備品の修理を押し付けたりされたので、それなりに見知った関係だが、氷室が昼食に購買を利用していた、というのは初耳だった。

「いや、基本的には弁当を持参している」

 俺の背中越しに、氷室はしれっと答えた。

「今日はたまたま……いや、ここ数日はたまたま、持ってこられなかっただけだ」

 わざわざ言い直す氷室。
 その言い方に……少し、違和感を覚えた。

「ここんとこ弁当なしって……なんかあったのか?」

「衛宮が気にするようなことではないさ。それより……とっ」

 氷室が何か言いかけたと同時に、不意に後ろから押されたのか、氷室の身体が前方によろめいた。
 ちなみに、氷室の前に立っているのは言うまでもなく俺である。

「おっ……」

 反射的に身体を捻って氷室の身体を支えようとする。
 ……ところで。
 至近距離で、更にこちらへよろめいてきた氷室を、俺が腕で支えるとどういうことになるだろうか。

「……あ」

「……う」

 答え。
 丁度俺の腕の中に、氷室がすっぽりと納まってしまったのだった。
 お互いに一文字だけ声を出した後、何故か沈黙してしまう俺と氷室。
 先に口を開いたのは、俺のほうだった。

「えっと、その、だ、大丈夫か氷室」

「…………ああ、問題ない。すまないな、衛宮」

「いや、俺のほうこそ……」

 支えるつもりが、こんな体勢になってしまって申し訳ないというか。
 女の子をこういう風にしているのはひどく恥ずかしいものがある。
 しかし……こうして密着してみて判ったが、氷室の身体は小さかった。
 いや、背の高さで言えば蒔寺、氷室、三枝の順で高いのだろうが、氷室の身長は最近身長が伸び始めた俺よりも、頭半分ほど低い。
 加えて俺が両手で支えている氷室の背中と二の腕は、適度な筋肉と女の子らしい柔らかさを兼ね揃えていて実に……。

「衛宮、その……前、列が開いているぞ」

「え?」

 氷室の声で、我に返った。
 見れば、俺の列の前の生徒は既に注文を済ませ、次は俺の番になろうとしていた。
 更に言えば俺は未だに氷室を支えたままであって、つまり氷室IN俺の腕。

「あ、す、すまん氷室っ!」

 慌てて氷室から身体を離す。
 氷室はそのまま、一人でしっかりと立って…………あれ?

「……気にしないでいい。あれは不可抗力だろう。
 それより、早く注文を済ませてしまえ」

「あ、ああ。……すいません、えーと、焼きそばパンとカツサンドと……」

 蒔寺の分のパンを注文しながら、俺の頭の中は別のことで動転していた。
 ……先ほど身体を離すとき、ちらりと見えた氷室の左手。
 その指先に、薔薇の指輪が鈍く光っていたのだから。


α:放課後、氷室にもう一度会ってみよう。
β:水銀燈との約束のため、まっすぐ帰る。

416 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 00:40:54
β

氷室もいいが、ここは銀様だろ

417 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 00:52:36
氷室(;´Д`)ハァハァ
正直ここまで悩む選択肢はこのスレに来て以来だ。
え〜と、え〜と・・・
あ、αで。
俺は氷室を裏切れない・・・

418 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:04:22
ここで氷室に問いつけたら敵対関係とかもあるかもしれない
やはり今までどおりの友人関係が一番だろう、ってことでβ

419 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:04:52
様子を見るために士郎なら動くはずだっ! α

420 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:11:17
αで。
でも、どっちにしろ水銀燈に知られたら
結局は敵対関係になりそうな気がする。

421 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:13:14
β
ひとまず、銀様から話を聞こう

422 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:19:54
α

423 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:20:47
α
これは俺が氷室スキーなのと大いに関係ありで

424 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:21:32
α
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 氷室!氷室!
 ⊂彡

425 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:28:55

 深山町は危険だ。新都へ身を隠す。

 学校のある深山町であの化け物たちは闘っていた。ならば、深山町よりかは新都に移動した方が安全だと思う。
 そんな考えのもと行動した結果、俺はいま現在、無事に新都の駅前に突っ立っている。

 ――――だがしかし。

「さすがに、……ちょっと。キツイ、な…………、はぁ――――」

 まあ、さすがに学園と真逆に位置する新都まで走り続けたのは、体力的にちょっと無理があったらしい。
 あ、ヤバい。足がガクガクしてきた。

 なんでそんな無茶に挑戦したのかというと、日付も変わった深夜に運行している交通機関がなかったせいだ。

 バスの最終便は出た後だったし、タクシーに乗ろうとも血塗れの制服では乗せて貰える筈はない。……今気付いたが、同じ理由でバスにさえ乗れなかったかもしれない。
 その結果、移動手段は徒歩しかなかったわけで、さらに言うなら早く学園から離れようと意識していたら、ほぼ全力疾走に近い速度で走り続けていたのだ。
 いくら体力に自信があるとは言え、ここまで身体を酷使すれば限界突破するのも無理はない。
 疲労困憊の身体をバス停のベンチに横たわらせ、意識して呼吸する。
 何度か深呼吸。
 この程度なら、魔術回路が暴走したときよりも容易く対処できる。そして俺の思った通り、一分ほどで呼吸は整った。

「――――差し当たっては、服が問題だな」

 声に出して、自分に言い聞かせるように今すべきことを考える。
 いまこの場でさえ、人通りが少なくなければそく御縄、もとい補導されていてもおかしくない格好をしているのだ。早く調達するのが吉だろう。
 普段の駅前ならば人通りが多すぎて、こんなにのんびりとしていられなかった筈だが、最近の新都は物騒だから、こんな時間に好き好んで外出する人間が少ないのが幸いした。不謹慎だが、有難く思う。
 だがそれでも、街の静けさはどこか異常に感じる。
 ……いや、これが正常なのか。
 学園にいた化け物。あれが街を闊歩しているという事実は大きい。誰もそのことに気付いていないとしても、本能的な部分では危機感を感じているに違いないからだ。

 ――――だから、これが正常。

 家に閉じ篭って安全を求め、外に出る事を極力拒んでいる人間たちこそ、生物としての正しい行動だと言える。
 それでも外にいる人間は、ただの変態か、不幸なマヌケか、不運な被害者か、――――異常の当事者である異常な加害者か。
 まあ、普通でないことに変わりはない。
 そして俺はどの分類なのだろうか、と意味もなく思考にふけろうとして、

 ぎゅるるる。

「………………」

 情けない事に、腹の虫が騒ぎ出した。よく考えれば、俺は夕食を食べていないことに気付く。
 腹が減っては戦は出来ぬ。
 ちょうど目の前には、所持金の少ない俺でも腹ごなしぐらいは出来る料理はマズイが値段が安い店がある。
 この服装でもシャツの後ろ前を逆にすれば、まあ、どうにか誤魔化せないことはない。短時間の食事なら、誰にも見咎められることなくいられるだろう。
 しかしその場合、服の調達はどうしようか。

 そして俺は悩みに悩んで――――


 ふ.食事が先だ。目の前の喜多邑茶家に入る。
 ら.服装が先だ。新都を探索してみる。
 が.どちらでもない。新都なんかにいられるか! 俺は深山町に戻るぜ!

426 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:31:40
この選択肢でフラガときたら、バゼットさんとの遭遇を期待して”ふ”しかないだろう!

427 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 01:38:58
ら
バゼットが言峰にランサー奪われてダメットになってるならともかく
そうでないなら血塗れ洋服で牛丼屋は超デンジャラスだろ

428 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 02:21:25
ワカメ入り牛丼屋な ふ

429 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 02:27:30
エネルギー補給は大事。ふ。

430 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 02:28:28
後ろ前で着れば大丈夫でしょ、ふ

431 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 02:36:05
ふ、でトドメ

432 名前: geo隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/25(金) 03:00:27
おおう、ギャグルートへの道が一つ潰れたというか、シリアスルートへのフラグが一つ立った。
まあシリアスに行くにせよまだ時間はかかるでしょうが。
まだ書きたい、筋とかとはまるで関係ない話で書きたい事もまだあるし。
しかし一日16時間勤務ってツライよね。

433 名前: geo隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/25(金) 03:01:14
ぐは、他掲示板の名前が残ってしまった。

434 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/25(金) 03:48:09
衛宮邸の様子を見守る一対の影。
それはただ見守るのみ。
害意は無く、ただ懐かしき者を見る目では決して無く、興味深さもない。
レイ・ラインを通じた念話。
それはただ一言「良いのか」と告げていた。
「別に良いのよ、私にはあれと違って実感はないんだから、さあ、行きましょう、戦争へ」
数時間の間で、ただそれだけ、極めて簡素なモノであった。


朝になった。
光は薄く、日が登り切るにはまだ時間がかかるだろう。
「藤ねえ、悪いな、ちょっと出かけてくるから」
夜までに帰るという書き置きと朝食を残して。
衛宮士郎、遠坂凛、遠坂桜(戸籍上間桐姓)、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、ライダーの5名はS市へと向かった。

S市内まで新都駅から僅かに二駅。
一つ目の駅を過ぎたところで、僅かな違和感を感じた。
「……ライダー、気付いた?」
殆ど貸し切り状態の電車の中遠坂凛が呟くように囁いた。
「ええ、夜感じたマナの原因、恐らくこの結界ですね、マナが戦争時の冬木並に濃密になりました」
「規模も大規模と見ていいかしら?」
「結界が球形だったとすれば、触れた瞬間の丸みから考えてS市全域を覆っていると見て良いでしょう」
「全域……目的は分かる?」
「いえ、わかりません、しかし、知る限りに於いては吸収型の結界ではないようです」
「そう、まずは一安心ね、とはいえ、油断は出来る状況じゃなさそうね」
「そうですね、これだけの巨大な結界、多量の魔力と多くの準備が必要になります」
電車が減速し、到着のアナウンスが入る。
「結界か、朝とはいえ、油断せずに行こう」
その言葉に全員が頷いた。

S市、今現在恐らく、いや、少なくとも日本国内に於いて最も危険な街。
しかし、それに気付いている者は多くないだろう。
実際、町中を診る限りでは人々の間で何かが起こっているような気配は感じず、世は太平事も無しと言う言葉がよく似合っていた。
だが困った事に道に迷っていた。
「道に迷いましたわね……」
「ええ……」
「地図で調べておくべきでしたね」
「弁当とか用意しておくべきだったな」
平気な顔をしていたのはライダーくらいで、一同は疲労の色を隠せずにいた。
無理もない、到着したのは新都の始発電車であり、そして現在は12時を周り昼食時である。


イ:ちょうど良い、そこのイタリア料理店で昼食を取り店内で道を尋ねよう
ロ:イタリア料理店から出てきた三人組に話を……って、あれは陸上部の三人組ではないか?
ハ:道端で地元の学生らしい人物を発見、道を尋ねよう

435 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/25(金) 03:51:15
そして今後の展開にすこーし関係がある話なのですが、
選択肢で毎度破れている虎こと藤村タイガー。

彼女はこの作品中でどういう場所にいるべきかと言うアンケートを採りたいです。
1:サブキャラだよ
2:いや、メインキャラだろう
3:むしろヒロインだよ
さあ、これで二日目以降の虎の出現率が変更されます。
イ−1とかしてくれるとわかりやすいっす。

436 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 03:55:02
ロ−3だと言わせてもらう!さーこい虎ヒロイン!

437 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 04:09:12
ハ−1

438 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 04:42:54
イ−1日常ならまだしも、聖杯戦争に虎ってのはなぁ・・・

439 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 06:04:39
イ−3
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 藤ねえ!藤ねえ!
 ⊂彡

440 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 06:19:54
イ−1かな。
虎ヒロインならストーリーのプロットからそのために考えるべしと

441 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 06:31:05
イ─3

べ、べつにタイガールートが欲しいんじゃなくて、作者の苦しむ顔が見たいだけなんだから……!

442 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 08:06:13
そういやスレが活性化したのに保管庫停滞してるよね
どうするよ

443 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 08:10:12
イ-1
えーとなんだ、SSF

444 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 08:42:18
イ-3だ!タイガールート爆誕しかあるまい!

445 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 09:18:18
イ-1で。
3はあれだSSF

446 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 11:03:30
敢えて茨の道であるイ-2に逝こう。

447 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 11:08:11
イ:8
ロ:1
ハ:1

1:5
2:2
3:4


アレ?
おかしいよ?

448 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 11:09:21
またか! また後一歩のところで虎はSSFなのか!

449 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 11:21:10
>>447
2は一回だけしか出てないが。
まぁ、結果にはなんら影響を及ぼさないのでどうでもいいが。

450 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/25(金) 17:34:21

 三人と一緒に昼食をとりながらも、俺は齧っているパンの味などわからないほど考え込んでいた。

 氷室が嵌めていた薔薇の指輪。
 それが果して、俺が包帯で隠しているものと同じ、ミーディアムの証であるのかどうか。
 正直、氷室に尋ねてみたい。
 だが、蒔寺と三枝が一緒に居るこの状況で、薔薇乙女《ローゼンメイデン》の話を持ちかけるわけにもいかない。

「あ、予鈴だ」

「えっ、もう昼休み終わり? みじけー」

 そうこう考えているうちに昼休みの時間が終わってしまったようだ。
 ……仕方ない。
 後のことはまだ考えつかないが、とにかく氷室に問い訪ねてみることにしよう。

「氷室」

 俺は、ゴミへ捨てに行こうとしていた氷室に声をかけた。
 丁度、他の二人とは少し距離が空く形になる。

「……なんだ、衛宮?」

「放課後、少し話がある。時間、いいか?」

「つまらない話なら断るところだが……衛宮がそう切り出してくるということはそれなりの話だということか」

 流石に氷室は切れ者と言われるだけはある。
 真剣な話であることを俺の言葉から察してくれたらしい。

「ああ。……と言っても、まあ、個人的なことになるんだが」

 これは俺の興味本位からの質問事である。
 学校や部活動がらみの用事ではない、という事をあらかじめ断っておく。

「個人的なこと……?」

 俺の説明に、氷室がわずかに目を見開いた。
 俺が個人的な相談をすることが珍しかったのだろうか?
 まあ、確かに氷室相手に相談なんて持ちかけるのは初めてだが。

「それは、部活の後に二人で、ということでいいのか?」

「ああ、そうしてくれるとありがたい。
 すまないが、あんまり他の奴に聞かれても困るんだ」

 薔薇乙女《ローゼンメイデン》だのミーディアムだのという話を他の連中に聞かれても困る。
 思っていた以上に氷室は話のわかる奴だった。

「………………そ、そうか。
 なら、人目のつかない場所のほうが都合がよいだろうな。
 そのほうが、私としても、その、助かる」

 ……む?
 珍しく、氷室の返答に若干のラグが発生した。
 あと、人目につかないほうが良いというのには同意するが、何故氷室はこちらから顔を背けているのだろうか?

「そうだな、じゃあ場所は……」

 さて。
 放課後、部活動が終わった後の時間帯。
 なるべく他人がやってきそうにない場所というと、一体どこがいいだろうか?


α:屋上なんかはどうだろうか。
β:3年A組の教室でいいのでは。
γ:3年C組の教室って手もある。
δ:弓道場裏の雑木林が望ましい。
ε:今日は弓道場が空いてた気がする。
ζ:放課後と言えば実験室だろう。
η:むしろ放課後なら体育倉庫だろ。
θ:商店街の喫茶店で話をしよう。
ι:以前会話した商店街近くの公園で。
κ:帰り道で二人っきりで話す手もある。
λ:いっそ俺の家に招待する。


**********

ついカッとなって最多選択肢記録を更新した。
氷室が照れれば何でも良かった。
今は反省している。

451 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:35:51
ζ

452 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:38:14
η

453 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:41:18
ηしかないだろ!

まとめサイト準備してみた。
使いたければ使ってくれ。
転載しちゃ駄目って作者の人はいるの?
ttp://www16.atwiki.jp/sentakushi/

454 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:43:57
θ 魅惑の選択肢がいっぱいすぎるぞ!w

455 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:45:07
λ
魔術師が工房に人を招くときは(以下略

456 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:54:42
ιでイこう!

しっかしコレ、どっちみち士郎と氷室が、
同じデザインの指輪を同じ左手薬指にしている、というステキシチュエーションだなw

457 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:57:25
α

458 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 17:58:12
εでw

459 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:16:51
δ!

青か(ry

460 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:16:54
ここでκを選択
にしても多いな……揃うのか?

461 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:20:53
水&氷一気食い!?なら二人が出会えるλしかないじゃないか!!

462 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:21:05
β
夕焼けの誰もいない教室はいいものだ

463 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/25(金) 18:24:53
今気がついたけど、>>1のテンプレ、

>「な、なんてコトだ……! このスレは選択形式で進めるSSスレで、
> なんだかこれで5スレ目で、その住人は展開を思い通りにできるだと……!!!!?」

って、5スレ目のままだったんだなー。


あ、まとめに関してはどんどんやっちゃってくださって結構ですんで。

464 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:26:17
α1
β1
δ1
ε1
ζ1
η2
θ1
ι1
κ1
λ2
見事にばらけてるなw

465 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:33:26
魅力的なカードが多すぎるんだよ!

俺のターン κ をきってターンエンドだ

466 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:38:58
κ。早く帰るって水銀燈との約束もある…人目につかずには済みそうにないが

467 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 18:47:49
ζ
実験室…魅力的な響きだ。

468 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 19:22:44
λ
氷室かわいいよ氷室

469 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 19:25:59
λだな、銀様と鉢合わせのトラップ憑きで頼む

470 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 19:55:54
θ
乱入者がなさそうな状況だ。

471 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 19:56:27
λ
決めちまおう

472 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 19:57:26
λ
最後か?

473 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:03:58
λで決定だな

そして銀様と氷室がご対面か

474 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:04:07
λに決定だな、お持ち帰りお持ち帰りw

475 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:38:29
いま連載中の作品ってこれで全部?
見のがしてるのあったら教えて

連載中
ブロードウェイを目指して
銀剣物語
Fateサスペンス劇場
766 ◆6XM97QofVQ
隣町での聖杯戦争

微妙に完璧止まってるっぽいですよバーボンの人
Fate/bourbon night

止まってるっぽいやつ
381 ◆3WmQZKDzxM
言峰士郎
お爺ちゃん奮闘記/428
だめっと ステイナイト
素人とお嬢様
アインツベルン
アヴェンジャーエミヤ
桜の下に花の束
砂月姫
Fate/star light
仮面ライダー蟹
月を穿つ
傭兵殺人貴
Fate for Live
難易度の高い月姫
無題(静駆氏作)

476 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:40:19
サスペンス劇場は>>357で終わってないか?

477 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:40:48
悪い。
>>475の
だめっとステイナイト
素人とお嬢様
アインツベルン
これは全部『800 ◆/ICzSHEvEM』の一部だったわ

478 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:41:44
>>476
正直すまんかった

479 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:43:58
完結作品の方はこれだけ?
『ライダールート』
『今夜はお赤飯です』
『Fate/MaskedRider』
『663の我』
『Fateサスペンス劇場』

480 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 20:54:47
洋画ヒーロー勢揃い聖杯戦争はどうなったん?
マーティ・マクフライがライダーで、アナキン・スカイウォーカーがセイバーのやつ。

481 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 21:14:51
ところで、バーボンまだー?

482 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/25(金) 23:43:39
>>480
それが「Fate/star light」

483 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/26(土) 01:51:19
み、みんなー! タイガー嫌いかー!?(目からドシャーっと涙)

484 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 01:57:52
ずーっと言い続けてるが、我は大河を愛してる。単に選択肢に縁が無いだけ。

485 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:00:52
我も我も。
ただ世界の抑止力=SSFにはかなわないみたい。

486 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:09:21
藤ねえラブなんだけどSSFが強すぎる

487 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:25:00
四票までなら集まるんだが五票目が入らない

488 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:28:50
>>487
それこそSSF現象。ここぞというところで急転直下するのがタイガーよ!

489 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/26(土) 02:33:13
危ない危ない、ショックのあまり本編の結果を確認しないで三人組登場から虎乱入ルートを書き始めていた。

490 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:38:42
>>489
今進めてる奴が終わったらそこからの話も書けばいいんじゃね?

491 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:40:23
このスレはサブキャラ人気の高いスレらしいが誰が人気あるの?

492 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:47:47
>>491
さっちん最強。
レン、イリヤ、美綴、氷室、カレン、ルヴィア、バゼットも人気ある。
虎や慎二は作品のジャンル次第かな?

493 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/26(土) 02:51:09
>>490
このペースで毎日書いたとしてどれだけかかる事やらってのが正直な感想で。

494 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 02:55:02
>>493
毎日じゃなくてもいいんだ、自分のペースで行けばいいさ

でも個人的にはやっぱり毎日の方が(ry

495 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 03:07:04
>>493
まあ、とりあえず第一目標は完結にしておくのが吉。
完結してから日常ほのぼのパートからのタイガールート狙いでプロット組むのがベターかとw

496 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/26(土) 03:08:49
カウベルの音と共に「トラサルディー」と書かれたイタリア料理店に入った。

「へぇ……」
決して派手ではない、だが自然と人を惹きつける落ち着いた内装。
「良い雰囲気ですわね」
貴族である彼女から見ても店の雰囲気は合格であるらしい。
「でもテーブルが二つ? 店の広さに比べて少ないのね」
「それはワタシがヒトリでやってるからでス」
厨房であろう、店の奥から人が現れた。
「ヒトリでウェイターも兼ねてますから、テーブル二コで精一杯なんデス、サ、お席へどうぞ」
少しだけ癖のある日本語、だがそれすらも人当たりの良さそうな笑顔に包まれて好印象を与える。
「あ、申し遅れマシタ、ワタシ、トニオ・トラサルディーといいまス、トニオと呼んで下サイ」

少しだけ横目でルヴィアを見ると、彼に対しても好印象だったのか、先程の疲れを忘れたかのように笑顔を見せていた。
普通の人から見ても、貴族から見ても好印象であるらしい。
そんな事を少しだけ考えて、彼が言った。
「あ、と、すいません、メニューを見せて頂けますか?」
「献立表<<リスタ>>ですか? ウチにはアリマセン」
「無い? というのは?」
「ワタシがお客様をミテ料理をお出ししておりまス」
「へー、変わったシステムなんですねー」

じ、と。
トニオの眼孔が鋭くなったような気がした。
そして突然ガシッ、と。


1:士郎の腕を掴んだ
2:桜の腕を掴んだ

497 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 03:17:09
トニオさーん!?
あ、選択肢は2でおねがいシマス

498 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 03:22:28
2:桜の胸を掴んだ

だと思ったが3秒後に真実に気づいてしまった
2で

499 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 03:30:24
気をつけろ!
スタンド攻撃だ!

あえて1

500 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 04:30:45
>>498を見て思った、この想いは間違いなんかじゃないんだから!

3:桜の胸を掴んだ

501 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 05:24:19
ちょw

3;桜の胸を掴んだ。で
駄目なら2

502 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 05:33:52
4・慎二の髪の毛……嘘です。ごめんなさい。
1で。

503 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 06:03:14
3:桜の胸を掴んだ
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡

504 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 06:33:07
桜は俺のもんだ! 1!

505 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 06:35:36
3がありなら3、なしなら2で

506 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 07:58:26
3か2

507 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 08:43:29
五票いってるし…念のため 2

508 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 08:57:11
>>500>>501>>503>>505>>506で「3:桜の胸を掴んだ」に決定?
駄目なら>>497>>498>>507+>>501>>505>>506で「2:桜の腕を掴んだ」がまあ五票

509 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/26(土) 10:36:47

 食事が先だ。目の前の喜多邑茶家に入る。

 喜多邑茶家は、新都で一番まずくて安くて多い牛丼屋である。その悪名(?)は街の情報に疎い俺でも伝え聞いているほど。
 学園の猛者たちが挑戦しては尽く散っていった、ともっぱらの噂であるが、誰かが食中毒で休んだとか入院したとかいう話を聞いた事はない。デマの類だと思う。
 まあ、泰山の麻婆豆腐よりはマシだろうと思いながら足を踏み入れる。
 いらっしゃいませー、という店員の声を聞き流して店内を見渡すと、思ったよりも中は小奇麗で、「へえ」と感心してしまった。
 そのままなんとなく客席の方へ視線を向けて――――思わず、入り口で硬直してしまう。

 なんか、変なカップルが牛丼食ってる。

 入り口に程近い席を占領し、なぜか入り難い空気を作り出している季節外れのアロハシャツの男に、キッチリとしたスーツの女性。
 黙々と食べる女性に対して男の方が文句をつけているようだが、聞き耳を立てようとは思わない。何より、関わりたいと思わない。
 食券を購入して牛丼一人分を注文し、カップルからもっとも離れた席に腰掛ける。
 待つ事一分弱。
 早い、安い、まずいという噂は本当のようで、俺の目の前にはもう注文の品が届いている。しかも山盛り。
 ……これは本格的に味の方が心配になってきた。
 ふとカップルの方に目を向けると、どうやら俺の注文が届くと同時に女性の方は食べ終わってしまったらしい。手持ち無沙汰に男の方が食べ終わるのを待っているようだ。
 とりあえず噂の牛丼を口に入れてみて一言。

「…………うわぁ」

 なんてゆーかまずい。肉の味しかしないランチとかと同類の匂いがする。
 味わって食べると吐き気がしてきそうなので、早食いの要領で味を感じる前に飲み込んでしまうことにした。
 そしてそのまま食べ続けること十秒。
 二十秒。
 三十秒。
 四じゅ――――

 ドゴッ!

 ぶふっ。

「うおおお!!?? てめえ何しやがるバゼット!?」

 ドコッ、は女性。ぶふっ、は俺。うおおお以下略は男性だった。轟音、吹いた、抗議の声である。

 咳き込みながら音がした方に目を向けると、立ち上がった女性と目が合った。女性の右手は机の上に置かれているというかめり込んでないかあれ…………!?
 どうやら女性が机に物凄い勢いで拳を叩き付けたらしい。拳で机を破壊するとはとんだ鉄腕破壊魔(クラッシャー)だ。
 一方、男の方はまだ牛丼を食べている真っ最中。
 女性の様子から察するに、男が食べ終わるのを待つのに飽きたというか、待ちくたびれたのだろう。
 ぐびり、と湯呑みの中身を一気に飲み干すと、

「――――ランサー、私は先に出ます」

 そう宣言して、苛立った様子の女性はカツカツと店の外へ出て行ってしまった。
 凄い。この空気の中で食事を続ける男の肝っ玉もだが、なによりあの女性の驚くほど短気なところが凄い。あんなに忍耐力がなくてちゃんと世渡りは出来てるのだろうか、なんて思わず心配してしまう。
 アロハ男も、もぐもぐと牛丼を咀嚼していたと思いきや、「しゃーねーなあ」なんて呟きながらその後を追って出て行ってしまった。
 珍妙なカップルもいなくなり、一気に静まり返る店内。
 店員さんは顔を引きつらせながら、二人が去った後もずっと入り口の方を見続けていた。……あ、よく見たら放心してる。

 なんだか、この場に居づらい雰囲気。

 残った牛丼をかっ込んで、俺もそそくさと退散することにする。
 多分、もう喜多邑茶家に来る事はないだろう。
 ――――色々な意味で、ここはとてもマズ過ぎる。

   * * *

「――――ふぅ」

 腹ごしらえをした後、俺はぶらぶらと新都を彷徨っていた。
 当てもなく衣服を手に入れるのはほとんど不可能に近い。その辺りに捨てられているわけでもないし、金もないのに入手できるほど、衣服は安いものではないのである。
 どうせなら一旦家に帰って、服装だけでも着替えたい気分だが、せめて夜が明けない限りはあちらに戻るのは危険だとも思う。
 夜明けまで、という考えに根拠はない。だが、あの化け物たちが神秘の秘匿に関係しているのなら、人が多くなり始める夜明けごろにはいなくなるはずだ。
 時刻は午前二時と三時の中間あたり。
 さてこの後はどうするか、と考えるために立ち止まった瞬間。


 衛.「――――よお、坊主」と、さっきの男が声をかけてきた。
 宮.「こんばんわ、お兄ちゃん」と、唐突にイリヤが現れた。

510 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 10:44:37
衛

511 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 10:57:05
宮を選ばなきゃ男が廃る!

512 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:03:31
衛かな、たまには男キャラの出番も見てみたい

513 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:05:41
衛に一票

514 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:06:38
宮だね

515 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:15:18
衛でバゼットルートへの希望をっ!

516 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:22:21
宮で

517 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 11:25:33
トドメの衛

518 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/26(土) 11:42:19
 とすん、と。ナイフが胸元に吸い込まれた。

 それで終わり。俺の命は霧散して、人生はあっけなく幕を引いた。死神はついにその姿さえ見せず、完璧な仕事で俺の命を消してみせたのだ。死を司る瞳に例外はなく、気がつけば俺の命も刈り取られていた。遠のいていく意識。背中にかばった大切な誰かが、恐怖に息をのんだ気がした。最後に抱き締めたそいつの肩は、捨てられた子猫のように震えていた。

 切り離された意識はこの世に留まれない。浮遊感とともに沈んでいく。どこか遠くへ。遥か深くへ。おぼろげで胡乱な旅路の遥か、暗い暗い深層の向こう、錆色の空が覗いた気がした。

 そういえば、俺の人生はこれで終わりなのか。そうなのだろう。正義の味方もこれで終わりだ。短かったようで長かった一時。たとえ志半ばだったとしても、決定した結末は受け入れなきゃいけない。そう、たとえ大切な人を置き去りにしまったとしても……。

「―――――――――」

 今、誰かの声が聞こえた、……気がした。気がしただけだ。情けがない。まだあの世界に未練があったのか。死と隣り合わせで駆け抜けた時間。あの日々の一日も、こうなる覚悟をしなかった日はなかったというのに。

 そして、俺の魂は旅を終え、ついにこの場に着地した。ここは俺の世界を模しているのか。俺とあいつだけの荒野。寂びゆく無限の剣の墓場。何も生み出さない世界。ここが、俺に割り当てられた座なのだろうか。

 分かっていた事だ。生前の契約に由来する使命。守護者としての俺が今から始まる。それが、何を意味するのか分かっている。あいつはそれで磨耗した。俺もきっとそうなるのだろう。いや、一瞬先の俺こそが、あいつそのものなのだろうから。

 それでも、それでも俺は、誰かの為になれるなら満足なんだ。たとえ、その先に、無限の絶望が待受けていたとしても。

 空に浮かぶ歯車が動き出し、無限の刹那が瞬こうとしたその時―――。
壱 凛々しいセイバーが隣にいた。
弐 遠坂に思いっきり殴られた。
参 桜にそっと抱き締められた。
四 イリヤの寂しそうな笑顔が見えた。
伍 ライダーに見守られている気配があった。
六 涙目のルヴィアに頬を打たれた。
七 カレンが冷たく見下していた。
八 そこまでにしておけよ藤村。

519 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:06:43
せっかくだから俺はこの…
この・・・
こ、この・・・

この六の選択肢を選ぶぜ!

520 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:09:03
バゼットは?バゼットはいないのですかっ!

なら七でいいや

521 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:10:43
だからドリル(ry
六。

522 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:11:24
八!

523 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:13:57
参! サーヴァントカップル? マスター選び?

524 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:23:56
七で!踏んでください!罵ってください!心を抉ってくださいっ!!

525 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:24:19
今度こそ八を――!

526 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:25:46
七

527 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:38:39
この八を喰らえッ!!

528 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 12:48:05
今こそ八を!

529 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 13:01:32
七

530 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 13:04:45
三:1
六:2
七:4
八:4
カレン&虎がリーチ

531 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 13:05:11
すまない。七で。

532 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 13:07:04
いつもリーチまでしかいかない虎はやっぱりSSFか

つーことで七で決定

533 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 13:56:04
なんでタイガールートは実現しないんだよ
絶対なんか抑止力とかそういう不思議パワーがマジで働いちゃってるんじゅないか?

534 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:39:43
無意識下にあるタイガールートを実現させてはならないという霊長全体の意思か

535 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/26(土) 14:39:49
「―――最低」

 エミヤのパートナーが開口一番口にする台詞は常に決まっていた。今回の彼等もその例に漏れることはなく、結果として彼の唇は皮肉を染み込ませた笑みの形に釣り上げられる事になる。

「珍しく自分の意志を行使できると思ったら、こんな、欲望にまみれた駄犬達のじゃれ合いに参加させられるなんて。……貴方のせいよ」

 召喚の余波でバラバラになった家具の破片を冷たく眺めながら、カレンはいつもの仏頂面で毒づいた。要するに、何もかも気に入らないらしい。珍しくもない事だ、とエミヤは肩をすくめた。しかし、それを受け入れるのも彼女の常だった。恐らく、彼女を召還した主がどんな理不尽な命令を下しても、カレンは淡々と受けいるつもりだろう。毒舌というナイフで相手の精神を切り刻みながらかもしれないが。

 さて、とエミヤは気を取り直す事にした。状況の確認をしておきたかったのだ。もし必要があれば、即座に契約を断ち切らなくてはいけなかった。もしもカレンに災いをなす主であれば、令呪を使われる前に処理しなければいけない。他人からの全てを受け入れてしまう、なんて信じられない性質を持つ難儀なパートナーを選んだ代償だった。一方的で勝手な思い込みでしかないが、エミヤはカレンを守らなければいけない。

「……ここ、見覚えがある気がする。なあ、カレン。あんたは何か憶えてないか?」
「記憶にありません。おおかた貴方が通っていたどこかの女の家でしょう」
「ひどいな。今も昔も俺はカレン一筋だぞ」
「そいういう台詞はせめて相手の目を見ながら吐いてはどうです、衛宮士郎」
「………………」

 無惨な姿に変わってはいるが、部屋の内装には懐かしさを感じた。生前縁のあった場所だろうか。断片をおぼろげにしか思い出せないが、エミヤを呼び出せるだけのかかわりを持った魔術師といえば数えるほどいない事ぐらいは分かっている。そしてその中で一番可能性が高いのは、既に名前すら思い出せない赤い少女だという事も―――。



 時刻は既に深夜。アルバイト帰りの衛宮士郎は。人をひとり拾ってしまった。残業で遅くなり足を向けた路地裏に、見知らぬ女性が倒れていたのである。どうやら外国人らしく少々戸惑ったが、紅の血でよごれた衣装を見てしまっては見過ごす事などできはしない。すぐに救急車を呼ぼうとしたものの、息も絶え絶えな本人がそれだけはやめてくれと固辞している。何か事情があるらしい、と士郎は考えた。

「なにか事情があればいってくれ。できる限り力になるから。言いたくなければそれでもいい。知り合いに、こんなとき頼りになる人達がいる。もしよければそこに連れていってあげるから」

 女性は士郎の親切に礼をいい―――
壱 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと名乗った。
弐 バゼット・フラガ・マクレミッツと名乗った。
参 ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトと名乗った。

536 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:44:19
弐の忘れ去られていたバゼット嬢に

537 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:44:39
壱だな

538 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:44:52
弐

539 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:45:27
弐

君の鉄拳に乾杯。

540 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:45:27
参が良いかも知れぬ

541 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:45:43
参で

542 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:51:00
だからドリルは(ry
参、参、参!

543 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 14:56:21
あれ、キャス子という選択肢はないのか?
しょうがないから弐のバゼットに一票

544 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 15:02:03
弐

545 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 15:02:11
弐で

546 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/26(土) 17:03:14
弐 バゼット・フラガ・マクレミッツと名乗った。

 世の中に魔法なんて都合のいいものは存在せず、だからこそ人々は自分の力で必死に生きていく必要がある。それを、士郎の父親は存命中、口を酸っぱくして教え込んだ。それでも、と士郎は考えずにはいられない。もしもこの世にそんな神秘的な力が実在したとしたら、今夜のような悲劇も少しは減ってくれるのではないか、と。そう夢想する事自体、自分が弱い存在だと証明するに等しいと分かってはいたのだが。

「坊ちゃん。組長が呼んでいます」

 仲間内でタカと呼ばれている男はそういって、いつまでも女性の亡骸の隣に座り込んでいた士郎の肩を叩いた。士郎の瞳は悔しさに塗れ、助けられなかった誰かの手を、あれからずっと握りしめている。

「しっかりなさい、坊ちゃん。人間だれしもいつか死にますし、死んだ人間は生き返らないんですから」

 タカに教えられるまでもなかった。士郎はあの大災害を生き延び、養父の死を看取っている。今までどれほど願っても、死んだ人には会えなかった。そして、この女性にも、これから先、二度と会う事はできないであろう。

「ええ。分かってます。大丈夫。タカさん、俺は大丈夫だから。爺さんが呼んでるって? 分かった、顔を洗ってからいくって伝えてください」

 タクシーを走らせて藤村邸についたとき、既に女性は生死の境をさまよっていた。駆け付けた医者が呆気に取られるほどの重傷。左腕は非道にも切り取られ、胸にも深い刺し傷があった。奇跡的に心臓と大動脈は無事だったが、絶望的に血が足りなく、肺には穴が開いていては、いくら藤村組が信頼する外科医であっても、できる事などほとんどなかった。未だ生きている事自体が常識では信じられない奇跡だったのである。

 女性は最後に意識を取り戻し、士郎だけに看取られる事を望んだ。彼女は自分の手荷物は全て焼き捨ててくれと遺言を残し、夜の街は危ないと警告をした。何があったのかと士郎は尋ねたが、女性は聞かない方がいいと首を振るばかり。そして彼女は、残された時間の全てを、穏やかな沈黙で使い切ったのである。

 洗面台で顔を洗いながら、士郎は女性の最期を反芻していた。彼女の死に、どんな意味があったのだろう。士郎には何もかも分からない事だらけだったが、一つ確かな事があった。街には今、彼女を殺した何ものかが潜んでいる。その正体など分からなかったが、非常識なほど残酷で危険な存在だと言う事だけは嫌になるほど実感できた。

 明日になれば警察も動き出すだろう。藤村組も黙ってはいない。士郎の胸の中にも、猛々しい怒りの炎が芽生えていた。父親の残した正義の味方という淡い理想は、今使われずにいつ使われるのか。これ以上彼女のような犠牲者を出してはいけない。

 その日の夜風は、暗い闇の匂いがした。



「―――先輩が?」
「ああ。だから今日は学校を休んで、爺さんと一緒に事情聴取受けてくる」
「そう……、ですか」
「大丈夫よ、桜ちゃん。お爺さまと一緒なら心配する事なんて何もないから」

 大河の言葉にそうですね、と頷いて、間桐桜は箸をおいた。桜にはすぐに理解できた。女性を襲ったという凶悪な人物。それは十中八九サーヴァントだろう。その女性は魔術師だったか、あるいは魔術師に関わりある人物だったのか。聖杯戦争が始まろうとしているこの時期、不自然なまでの生命力を持った異邦者が被害に遭ったというのなら、それ以外考えられるはずがない。

「……桜? どうした、顔色が悪いぞ」
「いえ、何でもありません。ただ、食事中にするお話じゃないですよ、それ」
「わ、悪い……。ごめん、桜」
「いいえ、もう大丈夫ですから」

 桜はそっと決心した。守らなければいけない。この人たちを。桜を暖かく迎え入れてくれた優しい人たちは、何も知らず、何にも関わらず、日なたの道を歩んでいかなければいけないのだ。しかし相手がサーヴァントなら、彼女だけの力で対抗できない。桜には誰かの力が必要だった。信頼でき、力強く、頼りになる大きな力が。

 それは―――。
壱 間桐臓硯しかいない。
弐 遠坂凛しかいない。
参 監督者しかいない。
死 ……誰も、いなかった。

547 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 17:09:02
参で

548 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 17:12:38
弐

ちょ、おま、バゼーット!!

549 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 17:50:57
参

550 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:13:53
弐

551 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:14:27
弐だなここは

552 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:15:21
死。

ダメ化するまでもなく死亡したバゼットさんに合掌

553 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:15:30
だが壱

554 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:30:46
死しかない。

555 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:36:52
死で行くぜ!

556 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:38:17
弐で

557 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:39:59
慎二は!?慎二の出番は!?

無いなら弐

558 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:48:30
参

559 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 18:57:03
死のにおいfがするので死

560 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 19:18:27
参

561 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 19:32:20
だめでござる。
>>548 >>550 >>551 >>556 >>557
で 弐 に決定でござる。

562 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/26(土) 20:55:04
弐 遠坂凛しかいない。

「凛の妹だというのかね?」

 チャイムを押して応対にでた男の反応は、決して好意的とは呼べなかった。いや、それどころではない。魔術師なら誰でも分かるほど、圧倒的な力を迸らせて警戒している。しかし、桜も姉が聖杯戦争に参加する事ぐらいは予想していたので、無理にでも愛想良く頷いてみせた。

「しかし君は―――」
「姉に取次いで下さい。間桐桜が尋ねてきた、と」

 さくら、という発音に、これほど気を遣った経験はなかった。できる事なら遠坂の姓を名乗りたかったが、桜自身、その資格がない事は重々承知していた。もうずっと昔に姉妹の縁は切られたのだ。こうして訪ねる事自体、してはいけないと分かっている。それでも桜は頼りたかった。身勝手で根拠のない思い込みかもしれなかったが、凛に頼ってみたかったのだ。

「……あがりたまえ。茶ぐらいは出そう」
「あ、ありがとうございます!」

 罠だとしたら馬鹿らしすぎると思ったのか。桜一人などどうにでもなると判断したのか。とにかく、男は桜を屋敷に迎え入れてくれた。その幸運に、桜は心底感謝した。



「珍しいわね。桜がきてくれるなんて」

 この人は大丈夫だろうかと桜は心配した。もうすぐ学校に行く時間だというのに、凛はいかにも今起きて来たばかりという形相だった。学校で会うときの優雅な姿は見る影もなく、髪の毛をとかしてすらいない。昨晩は眠れなかったのか、目の下に隈までつくっている始末だった。

「桜、紹介するわ。こいつがアーチャー。わたしのサーヴァントよ」
「よろしくお願いします。アーチャーさん、ですね」

 先ほどの男は無愛想なまま、よろしくともいわず壁際にいた。一応、紅茶を入れてくれはしたが、基本的に二人の会話に割り込むつもりはないらしい。凛も桜を待っている。桜は紅茶を一口飲んで喉を潤すと、単刀直入に用件を切り出す事にした。



「そう……、衛宮君がね。分かった。気にかけてはおくわ」
「本当ですか! ありがとうございます!」
「でも、ね。わたしにできるのはそれだけよ。保険にもならないんじゃないと思うけど。いざというとき、助けられる状況ならわたし自身の状況と相談して助けてあげるかもしれないってだけ。結局はね、桜、あなたが助けたい人は、あなた自身が助けるしかないんじゃないかしら」

 凛の言葉は正しかった。結局のところ、桜自信がやるしかないのである。しかし、それは始めから分かっていた事だ。桜が欲しかったのは凛の助力そのものではなく、むしろ形而上の手助けだったのだ。

「はい。それで構いません。いざというとき遠坂先輩が助けてくれるというだけで、わたしは頑張れると思うんです。だって遠坂先輩は―――」

 わたしの憧れた姉さんですから、と口に出す事まではできず、桜は紅茶を再び口に含んだ。凛も困ったように視線をそらす。そのときはそれ以上具体的な会話もなく、しばらくの後、桜は遠坂の家をさった。



「どう思う、アーチャー」
「ふむ、あの娘の事かね。君はずいぶんと気にかけているようだが―――」
「ぶざまね。マスター、貴女達の関係はとても歪で、見ていて痛々しいわ」
「……余計なお世話よ」

 アーチャーの言葉を引き継いだのは、虚空から現れたもう一人のアーチャーだった。凛が召還したサーヴァントは、二人で一つというイレギュラーだったのである。もっとも、一人はもう一人の付属物的な価値しかないらしいのだが。

「おまけの割りには立派に一人分の魔力を消費するのは効率が悪いわよね」
「でしたら、マスター。いつでも死ねと命令して下さい。令呪を頂くまでもなく、この身を塵に返しましょう」
「いやよ、そんなの。そっちのアーチャーがそこで怖い目で見てるし、何より」

 そんなの気分が悪いじゃない、と魔術師らしくない台詞をいう。この甘さこそ、凛が凛である所以である。

「まあ、それはともかく、貴女、ちょっと桜についていてくれない? 魔術師を殺したってサーヴァントも気になるし」
「無理よ。私は長時間外をうろつく事はできないわ。それに、何かあったとき何も役に立たない欠陥品よ」
「……もしかして、戦えないって事?」
「それもありますけど、それ以前に自滅してしまいますから」

 凛は思わず頭を抑えた。



 凛が学校をさぼると聞いて、桜もそれにならう事にした。今の彼女には、するべき事が沢山ある。学校もそれなりに大切だろうが、それで時間を浪費するわけにはいかなかった。桜が真っ先にすべき事。それは―――。

壱 士郎のそばを離れない事だ。
弐 士郎に全てを打ち明ける事だ。
参 兄からサーヴァントを取りかえす事だ。
四 街の安全を確認する事だ。
伍 衛宮邸だけでも守り抜かなくては。

563 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 20:59:55
参

564 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:00:18
参!

565 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:00:42
壱atakku

566 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:02:00
参

567 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:02:23
伍

568 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:02:38
参

まずは武器の確保だ

569 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:03:31
壱
傷心の先輩に付きっきりで慰めれば士郎だって堕とせるぜw

570 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:04:41
参

そして皆のバーボンに対する意識調査。

ぶっちゃけバーボン続編期待?同意なら挙手

ノ

571 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:05:04
鯖いないけりゃ相手の鯖にゃ対抗できん
まずはライダー取り返して戦力確保だ、参!

572 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:06:13
ノ
男ならやるしかねえよ!

573 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:08:52
ノ

574 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:10:44
ノシ

575 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:24:52
ノシノシノシ

576 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:29:16
ノ

577 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 21:29:58
ノシノシノシノシノシノシ

578 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:00:35
ノシ

579 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:12:18
ノシ
まあ、バーボンよりも言峰士郎の続きを期待してるんですけどね。

580 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:16:06
というかstar lightを

581 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:33:53
star light ノシ
バーボン ノシノシ
言峰士郎 ノシノシノシ
アヴェンジャーエミヤ ノシノシノシノシ

582 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:44:00
バーボン    ノシ
阿部エミヤ   ノシノシ
star light   ノシノシノシ
言峰士郎    ノシノシノシ
ブロードウェイ ノシノシノシノシノシ
虎ヒロインもの ノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシノシ

583 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 22:52:12
SSF

584 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:11:24
三枝ヒロインもの    ノシ
蒔寺ヒロインもの    ノシ
カレンヒロインもの   ノシノシ
バゼットヒロインもの  ノシノシ
美綴ヒロインもの    ノシノシノシノシノシ
氷室ヒロインもの    ノシノシノシノシノシノシ
ルヴィアヒロインもの ドリルドリルドリルドリルドリルドリルドリルドリルドリル
藤村ヒロインもの   SSF

585 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:16:22
S(そこまでに) S(しておけよ) D(ドリル)

586 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:16:37
Doubleの人、良かったらもう少し改行してくれないか
正直ちょっと見辛い……

587 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/26(土) 23:31:23
参 兄からサーヴァントを取りかえす事だ。

 それは、決して簡単ではない。桜のサーヴァントは既に慎二の手中にあり、取
りかえす為には、どうしても彼の持つ偽臣の書を奪う必要があったからだ。正直
に正面から願って聞き分けてくれる相手なら、桜もこんな苦労はしないのだが。

「と、思ったんですけどね……」

 気分が弾む。まさか都合良くシャワーを浴びていてくれるとは思わなかった。
いざとなったら祖父に肢体を委ねる代償を払っても彼から慎二に命じてもらお
うか、とまで悲壮な覚悟をしたのはなんだったのか。いつも困ったものだと思っ
ていた朝帰りがちの行状が、今はこんなにもありがたい。

「またよろしくね、ライダー」
「はい。よろしくお願いします、サクラ」

 女の彼女でもうっとりするほど美しい髪をなびかせる騎乗兵を後ろに連れて、
桜は衛宮邸への道程をスキップしそうな気持ちで歩き出した。



 一方その頃、凛はサーヴァントを連れて街を巡る余裕もなく、魔力を消費した
疲れで眠っていた。一度に通常の倍の負荷がかかっても疲れるだけで済んでる事
は彼女の優秀さを示す事柄ではあろうが、サーヴァントが凛の負担になっている
事実は動かない。

「しかし、だからといって君が消滅する必要はないだろう」
「……士郎。その喋り方は嫌いです」

 居間でかわされるやり取りは、素っ気なくも暖かい。お互いに、相手に冷たく
する事も愛情の一種だというかのように、しかし必要以上には近付かないよう、
一定の距離を問ったまま語り合っている。

「君はそういうけどな、私は―――」
「衛宮士郎」
「……わかったよ。これでいいんだろ、カレン」

 できればもう少し冷たく罵って下さい、などとねだりだすカレンに軽くデコピ
ンを食らわせ、衛宮はもう一度考え込んだ。凛に辛い思いをさせたくはなく、し
かしカレンを切り捨てる事もできるはずがない。自分の因果な性格と、そのよう
な選択を強いる状況に、エミヤはため息を吐かずにはいられないのだった。



 夕方、まだ用事があるという雷画と別れて一足先に帰り道についた士郎は、
ふと、冬木大橋の途中で足を止めた。真っ赤だったのだ。川面も、空も、そして
遥かに見える海までも。ありふれたはずの夕焼けなのに、ドロリと粘性の真紅な
色合い。なぜか街そのものが不吉に憶えてしまって、士郎は一人悪態をついた。

「どうなっちまったんだ。この街は……」

 無論、それに答える者などいるはずもなく、士郎は暗くなる前に家路を急いで
いく。



 士郎が家に帰ったとき、桜は妙に上機嫌だった。

「先輩っ! わたししばらくここに住んでいもいいですか?」
「さ、桜?」
「家の許可はもらってきました。先輩さえよければ、しばらくお邪魔させていた
だきたいんですけど」

 突然の話だったが、このような場合に否定するという発想自体、浮かばないの
が士郎である。家の許可さえあるのなら問題ないと、深く考える事もせず頷いて
しまった。

「あ、それからっ。これ、先輩にプレゼントです」
「ん、本? 参考書かな」
「お守りですよ。いつも持っていて下さい。いいですか? 約束ですよ?」

 ページをめくっても、外国語なのだろう、どうやら文字らしいと分かる程度の
紋様が並ぶだけで、士郎には理解できそうにない代物だった。素人が見ても高価
そうだと分かるそれをもらってしまうわけにはいかないと士郎は渋ったが、今日
に限ってやたらと積極的な桜に押し切られる形で、結局その書物を受け取ってしまったのである。



 そしてその日の夜、布団の中で瞼を閉じた士郎だったが―――。
壱 眠れない、とパジャマ姿の桜が訪れた。
弐 どこか遠くで轟音が鳴り響いた。
参 近くで女の悲鳴があがった。

588 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:38:00
弐

589 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:42:03
弐。しかしどう動くかが読めん話だな

590 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:42:33
参

591 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:44:45
参

592 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:45:02
弐

593 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:45:49
参で

594 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:47:57
弐かな

595 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:47:57
弐で

596 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:48:03
>>586を受けて改行したんだろうけど、文の途中で改行するなら前のままのほうがいいな

弐

597 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/26(土) 23:55:35
俺も>>596に同意。
改行だったらブロードウェイ氏の改行とかは
結構うまかったんじゃないかなーと思う俺

もう弐で決定してましたね……

598 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 00:02:19
街全体に結界はったのかよwwwww

599 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/27(日) 00:50:29
みんな桜の胸大好きだな!
よかろう、オッパイルートを書いてから料理編に行こう。

600 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/27(日) 01:50:59

 氷室を俺の家に招待してみよう。

「……レアだなぁ」

 放課後、部活動の終了時刻を迎えたグラウンド。
 その片隅、まだ開かれたままの校門にもたれかかりながら、俺は今更自分の選択に首を捻っていた。
 陸上部の連中は、ついさっきグラウンドから引き上げていった。
 トラック・アンド・フィールドのうち、トラック組のほうは、なにやら死ぬほど活発な上級生に追い掛け回されていたが……まあいつものことだろう。
 恐らく今頃ミーティングを、例の上級生あたりを中心に行なっているに違いない。

「俺の家に、氷室が、か……」

 ちょっとだけ想像してみる。
 武家屋敷の玄関をくぐり、板張りの廊下を抜けると、居間には正座して茶をすする氷室の姿。
 客の姿を認めた氷室は、湯飲みを静かに卓に置き、

『おや、ようこそいらした。
 たいしたもてなしも出来ないが、まあ掛けてくれたまえ』

「……すげえ、俺よりはまり役だ」

 想像の中の氷室は俺の家の風格に見事に適応していた。
 道場で瞑目するセイバーとはまた違った、自然体での日本家屋との融合とでも言おうか。
 現家主としては、甚だ複雑ではあるが。

「……いや待て。絵になるかどうかはこの際問題じゃなくて」

 問題なのは人目につくか、ということだったはずだ。
 確かに、俺の家ならば他人の目を気にすることはない。
 なにしろ俺の家なのだから、他人など呼び込まなければ入ってくる道理は無い。
 問題は他人ではない、住人が割と多く滞在している点。
 部活動が終わった時間だと、桜や遠坂も家にいる可能性がある。
 さらにはライダーやセイバーもいる時間帯なので、正直人目につかないとは言いがたい。

 しかし、考えようによっては俺の家はこれ以上ないほど安全であるとも言える。
 特に、神秘の隠匿という点から見ればこれ以上最適な場所も少ないだろう。
 なにしろ十人が100%神秘関係者、中には神秘そのものも一緒になって飯を食っているのだから。

 だがなんだ、この不安とも疑念ともつかないもやもやした感覚は。
 知らないうちに平均台から足を踏み外しているような、バランスの崩壊。
 俺は、何かとても大切なことを、気付かずにいる……?

「衛宮、待たせたか?」

 俺の懸念は、背後から飛んできた氷室の声にかき消された。
 見れば、教室で着替えてきたらしい、制服姿の氷室がこちらへ歩いてくるところだった。

「いや、そうでもない。こっちも一成の頼まれごとを今さっき終わらせたところだ」

 頭の霧を振り払って、改めて氷室と相対する。
 氷室は相変わらずのポーカーフェイスだが、先ほどまでの運動のためか、心持ち顔が紅潮しているように見えた。

「そうか。それで、話というのはどこで聞けばいい?」

「それなんだが……」

 俺は一旦言葉を切ると、学校の敷地と公用道路の境目に立った。
 ええい、こうなったら真正面からぶつかっていけ。

「場所は俺の家、でどうだろう」

601 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/27(日) 01:52:16

 言った。
 言ってしまった。
 言ってから、なんで教室とかじゃなくてわざわざ俺の家で? などと今更ながら面食らった。

「な、に……!?」

 だが、氷室の面食らいの度合いは、俺のそれをはるかに上回っていた。
 わずかに紅潮していた顔は更に赤く、動じることの無い表情は面白いほど驚きに歪む。
 恐らく氷室のこんな表情を見たのはこの学校では俺が三人目くらいではなかろうか。
 そのくらい、氷室の驚き顔はレアなのだった。
 ちなみに言うまでもなく、一人目と二人目は彼女の親友の二人である。

「え、っと、どうかしたか、氷室?」

 初めてみる狼狽にかなり驚きながら、俺は氷室の様子を窺う。

「……衛宮はこれほど早く決断を踏み切る男だったのか……
 いや、それとも最初からそのつもりでいたのか……?
 これでは、まるで……」

 氷室は俺から視線をそらせながら、何事かぶつぶつと独り言を呟いていたが、
 あいにく俺には何のことだかさっぱり判らない。

「おーい、氷室ー?」

「え、あ、ん!?」

 俺が目の前で少し大きめの声で呼びかけてみると、氷室はギクシャクと再起動した。

「だからさ、話し合いは俺の家でいいかって。いい緑茶と茶請けくらいは振舞うぞ」

「……う、うむ、そうだな、わかった。
 こうなれば、私も覚悟を決めよう。
 で、では行こうか」

「……?
 よくわからないが、まあいいか」

 再三首を捻りながら、家への帰り路を歩き出す。
 やはりギクシャクとしたまま、氷室は俺の斜め後ろをついてくる。

 ……。

 その姿を見ながら、俺は先ほどのもやが再び頭をもたげるのを感知した。
 なんだ?
 この感覚は氷室と関係しているのか?
 いや、氷室を家に誘おうと考えた時から、このもやが芽生えたのだから、当然と言えば当然だろう。
 では、一体このもやはなんなのだろうか。

 氷室。
 俺の家。
 薔薇の指輪。
 水銀燈。
 

 俺の中に生まれた懸念、それは――。


α:俺の目的が薔薇の指輪だと、氷室は気付いているんじゃないか?
β:氷室と水銀燈が出会ったら、何かとんでもないことになるんじゃないか?
γ:良く考えたら女の子を自分の家に連れ込むって大変なことじゃないか?

602 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 01:57:39
γ

603 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 01:59:59
α

604 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:00:45
γで、つーか衛宮気付くの遅い。

605 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:04:12
γ
氷室の勘違いには気付きそうにないが

606 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:07:16
β

607 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:12:50
γ

608 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:15:10
γ
氷室かわいいよ氷室

609 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/27(日) 02:25:55
トニオが、桜の腕を掴もうとした。
現在、衛宮士郎と間桐桜は恋人関係にある。
だから、彼の腕を掴んで何をするのか問いただしたかった。
故にそれは刹那的な早さで。
しかし彼はそれ以上の早さで。

一方は掴もうとし、もう一方は振り払おうとした。

その結果。


トニオ・トラサルディーは間桐桜の腕を掴み、弾き飛ばされた衛宮士郎の腕は間桐桜の胸を掴んでいた。
それはもう鷲掴みと言っても良い。
胸ではなく頭であればアイアンクローとなる位の全力の力を逸らされて、今、胸を思い切り掴んでいた。

「――え?」
「あ――」
思考が停止していたのは一瞬だけ。
「オー、スイマセン」
声が合図となり、衛宮士郎は絶叫と共に胸から手を離し、間桐桜は一瞬で俯いて真っ赤になった。
その様子を見ていて黒い尻尾を生やしたのはあかいあくまとどりるあくまの二人であった。
「あらあら、以外と積極的ですわね、ミスター」
「以外と屋外でもそう言うプレイがお好みだったのかしら?」
ねー、と二人のあくまが目線を合わせている。
「え、あー、う、こ、これ、ちが」
それはもう見事な慌てふためきぶりであった。
「先輩が望むのなら……そう言うのも……」
こら、そこ、何を言っている。

「アハハ、スイマセン、皆さんご友人かと思ったらカップルが成立してルようですネ」
もう一度笑いが起きる。
笑いの真ん中にいる二人は赤くなり通しだが。
笑いが収まるのを待って彼はこう言った。
「……失礼ですガ、二年程前まで毒を常飲シていたりしませんでしたカ?」
笑いが止まった。
「それに昨日トテモ心配ナ事がアリマセンでしたか? ストレスで胃が荒れテいまスね、ソレにスコシ睡眠不足なハズデス」
もう一方の腕を手に取り、視る。
「それにとてもヤッカイな、ヨーカイのようなモノに取リ憑かれたりした事がアリマセンか?」
言葉が失せ、場が凍る。
「お気に障ったならシツレイします、ですがこれは大事な事です。
 人のケンコウ状態が分かればその人にあった料理が出せまス。
 ワタシ、その為に世界中を回ってサマザマな料理を研究しました、ソレを祖国イタリアの料理に取り入れたのデス」
自然と自信満々に語るトニオ、そして自身が失せる士郎。
実に対照的な組み合わせであった。
「オー! ゴメンナサイ、説明するヒマあったら料理をお出しせねばイケませんデス」

一方凛はある事を疑っていた。
この人物は私達の事をよく知る人物、時計塔の人間、それも敵対する事を厭わぬ人物なのではないかと。

「サッ、早速料理に行きましょう」

前菜として、人数分の水と共に出てきたのは

A:和牛のカルパッチョ
B:イタリア風小魚とほうれん草のスープ

610 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:33:24
A
肉食いたい

611 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:35:06
B

612 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 02:40:27
胃が荒れてるらしいからまったりスープのB

613 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 03:43:37
胸といえばおっぱい。おっぱいといえば牛。A

614 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 03:52:30
B

615 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 03:56:19
B

616 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 03:59:17
A、>>613とは仲良くなれそうだ。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
 ⊂彡

617 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 05:35:41
Bで決定

618 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 10:20:13
流石は天才的コック・トニオさんだ!

彼ならあの占い師と同じくドッピオ=ディアボロも見抜いたかもな。

619 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 11:28:05
>>618
その場合確実に殺されてるけどね。

620 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/27(日) 13:34:45
「あっちに戻ったら戻ったで休まる暇がないからここでいいんじゃないかな?」

 考えてみれば今は二人しかいない状況だからこんなにもまったりとしていられるけど、もし教室に戻れば
アルクェイドやシエル先輩や秋葉がいるんだ。ましてや他にも曲者がぞろぞろといるんだし。
 うん。やっぱりここはこのままココに残るのが得策だな。

「そっか……じゃあ」

 そう言って弓塚はその場にぺたんと座り込んで一息でペットボトルの栓を開けた。

「ぬぉっ」

 そのまま何気なく弓塚の手元から視線を下ろすと、そこにはすらりと細く白く透き通った太腿が
 惜しげもなく覗いていた。弓塚のやつ、大人しそうな性格のくせにスカートだけは一丁前(?)に他の子並に短いんだもんなぁ……。

「?」
「いや、何でもないよ」

 俺の奇声に首を傾げている太腿の持ち主はペットボトルを口につけて傾けたまま疑問の表情で俺を見ていた。
 ちょっと待て。その首筋とかもちょっとヤバイって、マジで。

「……よっと」 

 感づかれないようになるべく平常心を保ったまま胡坐をかいて座る。弓塚との距離は大体手を伸ばして届くか届かないくらい、
向かい合って座っているがお互い目を合わせずに黙々と自分が持っている飲み物を消化する作業に精を出している。

「………………」
「……………………」

 やっぱり会話がないと気まずいよなぁ……。
 ここは何とかして話をして盛り上げないと。

 そうして俺は口を開き、

間:「弓塚、そのミルクティーうまいの?」
  →もう何が起こるか分かるでしょ?ベタベタなイベントへ

論:「弓塚、さっきの場面の事なんだけど……」
  →味も素っ気もない演劇話へ

621 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:37:03
間!間!間!!!!

622 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:37:56
間

623 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:41:34
間しか

624 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/27(日) 13:42:45
弐 どこか遠くで轟音が鳴り響いた。

 ―――間桐邸が崩壊した。

 翌日未明のことである。近所を駆け巡るサイレンに叩き起こされた士郎は、息を切らして知らせにきた藤村組の組員から話を聞いた。同じように眠そうな目をこすりながら起きてきた桜は呆然と立ち尽くし、暫くして尋ねてきた大河に付き添われて客間へと連れていかれた。

「それで、慎二……、間桐家の長男は?」
「行方不明だそうです。ですが、昨晩はどうやら自宅で眠っていたのは確かだそうで」

 瓦礫が撤去され次第、行方不明から死亡の二文字に変わる可能性が高いということだった。そして同じく、桜の祖父だという人物、間桐臓硯も同じであろうと。

「それじゃあ、桜は……」

 疎遠になった今も、士郎にとって慎二は大切な友人だった。会った事はなかったが、臓硯という人物も友人の祖父ならば親しみを覚えずにはいられない。その二人が、一度に命を失ったという。彼でさえこんなに胸を締め付けられる思いならば、桜はいかほどの苦しみに苛まれているのか。

 礼の女性の件といい、今回の間桐邸の件といい、いくら普段正義の味方を目指していても、こんなとき、できる事など何もなかった。それを深く実感し、士郎は自分の無力さに泣きたくなった。



 冬木郊外の森の奥深く、アインツベルンの城がある。壮厳な西洋風の古城であるものの、広大な緑に隠れるように佇んでいるため、その存在は一般的には知られていなかった。

 豊穣で馥郁たる香りをまとった白ワインを、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンはつまらなそうな瞳で眺めた。

「終わった?」

 彼女の言葉に頷いたのは、士郎によく似たサーヴァントだった。エミヤではない。士郎に、である。

 男はお世辞にも強そうな印象を与える者ではない。迸る魔力はサーヴァントにしては矮小すぎたし、体捌きもそれほど得意とするようには見えなかった。それでも、誰が知ろう。この男こそ、今回の聖杯戦争で間違いなく最強の一角を占めるサーヴァントなのである。

「ご苦労さま、アサシン。臓硯は?」
「抜かりはないさ。あの概念武装のおかげだ。凄いな、あれは」

 満足そうに頷く己がサーヴァントを、イリヤは複雑そうな表情で眺めている。傍らに控えるメイド達も、何か言いたげな表情のまま沈黙していた。

 臓硯の事は当たり前だ。いかに歳を経たマキリ最強の魔術師といえど、その正体さえ分かればなんという事はない。かのエクスカリバーの鞘さえ手に入れたアインツベルンの力を持ってすれば、天敵となる神秘などダース単位で用意できる。

 問題は、今やそのアインツベルンさえこのサーヴァントの手中にある事である。

 アサシンはアインツベルンの行なった儀式に無理矢理割り込んで召還された。聖杯戦争を知り尽くした一族がサポートした最高のマスターの召喚儀式。その場に無理矢理割り込むなど、イリヤであっても、どれほどの力が必要かさえ想像できない奇跡だった。

 それは、まるで聖杯のおこした奇跡のような。

「マスター、例の物は?」
「準備できてるわ。……セラ」

 セラと呼ばれた女性が差し出した物は、どこにでもある携帯電話である。そのアドレス帳にはただ一つ、別の携帯電話の番号が登録されていた。

「コール十回で起動します。カウント時間は1800秒。万が一リセットする場合は、その間に五回コールして下さい」
「ああ、ありがとう」
「そんなに物騒な物まで用意するなんて、本当に臆病者なのね」
「俺だってなるべくなら、使わずに済ませたいさ」

 使ってもらっては困る、とイリヤは苦々しくため息をついた。あれほど焦がれた聖杯戦争は既に亡い。今はただ、このサーヴァントの行動を見届けることしかできなかった。何度自害させてしまおうかと思った事か。

「何度も言うけど、わたし、あなたの事が大嫌いよ」

 アサシンは何も言い返さず、寂しそうな微笑みを浮かべていた。

625 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/27(日) 13:44:10
 午後になっても、桜は部屋からでてこなかった。士郎は心配して大河に様子を見てもらったものの、その報告は芳しくなかった。

「士郎。桜ちゃんね、多分今とってもショックを受けてるんだと思う。ずっと何も言わずじっとしてたと思ったら、突然嬉しそうに笑い出したりね。正直に言うと、士郎が慰めようと思っても、ちょっと手に余るかもしれないぐらい」
「そうか。仕方、ないのかな……」

 桜は肉親を二人も失って、帰る家まで消えてしまった。士郎も大河も、大切な人をひとり失ったあのとき、どれほどショックを受けたか分からない。妹のように大切にしていた少女の心を慰める術は、今の士郎には思い付かなかった。

「だけど、これだけはいっておく。桜ちゃんがいま、一番頼りたいと思ってるのはね、士郎、あなたなの」
「……俺?」
「これ以上は教えてあげないわ。桜ちゃんに怒られちゃうし、何より士郎が自分で考えなきゃいけない事だもの。さあ、ほら、いきなさい。たとえ二人で落ち込んでても、一人っきりよりはずっとましでしょ?」

 そっと背中を押してくれた大河に礼をいって、士郎は桜の部屋をノックした。



 立て続けに大きな事件が起こった為だろう。夜の冬木は、普段よりずっと張り詰めていた。人通りが少なく警官の姿は多く、所々パトカーの走る姿が人目を引いた。一歩路地裏にはいれば、今度はその道の男達が油断なく目を光らせている。雷画の意志により、藤村組の面子をかけた動員が行われているのだった。

「これでは無理ね。いちいち魔術でも使わなきゃ、他のサーヴァントを探すなんてできそうにないわ」
「可愛そうね、マスター。張り切っていたのが台無し?」
「……ずいぶん楽しそうね。なに? 人の不幸は蜜の味って奴?」
「まさか。私はこれでも神に仕える聖職者ですよ」

 いかにも、という風に胸元で手を組むカレンを胡散臭げに見遣りながら、しかし凛は悩んでいた。こうなってしまっては、自ら堂々と探索に出るというのは難しそうだ。それならば、いっそ―――。

壱 アーチャーに偵察をさせるべきだ。
弐 しばらく篭城してみよう。
参 間桐邸跡に張り込むか。
四 言峰に文句をいって仕事をさせよう。
伍 桜が心配だ。連絡を取りたい。

626 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:49:36
ブロードウェイを目指して>間しかあるまい
Double/stay night>壱はどうかな

627 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:50:21
この時点じゃ言峰も大きく動きそうに無いから
四

628 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:50:44
問以外何を選べとw

問、壱で

629 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:50:58
SHIROUはやめれ

630 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 13:55:21
壱を

631 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 14:19:07
>>628
問てお前……。
一応オレが間に投票。
間で決定。

632 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 15:21:50
伍  桜と一緒に住みそうな選択を

633 名前: 628 投稿日: 2006/08/27(日) 15:46:16
>>631
うお、疑問系だったから問だとばかり…
我のうっかりだ、許してくださいorz

634 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 16:18:40
四

635 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 16:39:51
四

636 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 17:06:40
四。はたらけマーボー

637 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 18:22:19
四!
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 マーボ!マーボ!
 ⊂彡

638 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 18:36:38
マーボできたか、カレンがきている以上この流れは必然か?

639 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/27(日) 22:07:38
ぼー

640 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 00:04:46
イリヤの鯖はテロリストちっくでwktk

641 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 00:49:21
ところで>>625ではカレンの真名は明かされてるのかな?
ちなみに現在このスレで連載されてるストーリーの要約版を作成中。
どの話がどこまで進んでるのか混乱しそうだったので、自分用に作ったものだが、
一応他の人にもわかる文章に書き直してみた。

作者さんがどれを伏線として使うか判断できないので、
クサいところをなるべく取り込んでいっていたら結構長くなった。
なので、もしここに書くとなると邪魔かもしれないけど、
ご要望があれば投下します。たぶん3レスくらい使うかも。
なお行間はできる限り詰めてます。

642 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 00:59:41
>>641
基本的には過去ログ読めば十分だと思う。
どこが伏線なのかといった考察は各自で読み取るべきだと思うし…
(伏線に気付かなくてもそれはそれで起承転結の転の部分での驚きがあるから楽しめる)

どうしても要約したいならここに投下するんじゃなくてうpれば?
ttp://members3.tsukaeru.net/tsukitemp/snuploader/upload.html

643 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 01:03:40
俺は読んでみたいな。
でも他の人に迷惑のかからないよう、別の場所にあげるのがベターだと思われ。

644 名前: ブロードウェイ ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/28(月) 01:21:37
作者陣の一人からも一言

読み手側の感覚っていうのを知りたいっていう点で投下はしてほしいが
>>643が言うように気に入らない人とかもいるかも分からんからうpろだを使うのが妥当だと思ふ

645 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 01:26:25
俺もうpろだに一票。どうでもいいが連載中の定義が気になるな。
保管庫の『連載中』にあるのもするのか、それとも本当にここ最近のだけするのか。

646 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/28(月) 02:30:54
料理の選択肢を一々出すと本格的に進まないので一気に書いちゃすね。
つーてもまだ前菜までしか書けてませんけど。

647 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/28(月) 02:35:03
「さっ、料理の前のミネラル・ウォーターデス」
喉が少し渇いていた遠坂凛は一口だけ水を飲み込み。
「えっ?」
水のあまりの美味しさに声を上げた。
「どうしたの?」
いきなり食べるのは貴族的でないと考えているのか、手袋を外す等念入りに食べる準備をしていたルヴィアが聞いた。
「この水……本当に美味しいのよ、なんなの……この水」
超純水のようにまるで不純物を感じさせぬ水、
かといって水の純化処理のような人工処理を施される事は決して無いと言い切れる高貴さが存在する水。
その言葉を聞いて、他の四人が一様にコップの水を飲み込む。
「本当だ……凄い」
この水で米を炊いたら凄く美味いのではないかと、そんな事を衛宮士郎は考え、この水は何かを質問した。
「オドロかれましたか? そのミネラル・ウォーターはグリーンランド・フィヨルドの三万年前の雪解け水でス。
 キンチョーをほぐし、眼球の汚れも涙と共に洗い流してくれマス」
言われて振り返ると、桜は大泣きしていたし、ルヴィアも少し涙目になっていた。
一方ライダーと凛は緊張が解けたような表情でリラックスしている。

「なんだか、泣いたら凄くスッキリしちゃいましたね、視界が広がったような気分です」
泣いていたのは一分程だっただろうか、確かに以前より目が輝いて見えた。
贔屓目とかそう言う事はなく、本当に宝石のように光っていた。

「さっ、料理を続けましょうか? まず前菜の小魚とホウレン草のスープでス」
「へぇ、以外とあっさりしているんですね……イタリア料理ってもうちょっとこう、ゴッテリしたモノだと思ってましたが」
「ええ、そう言う料理もゴザイマス、シカシ、ワタシはそういった一部の食通が気取って食べるヨーな料理はお出ししまセン。
 あくまで素材を生かした、母カラ娘に受け継ぐヨーな人々の歴史と共に歩んでいく料理をお出ししマス……」
「なるほど、では頂きます……」
思わず料理にお辞儀した。
一口スプーンで啜って飲んだ。
「あ、美味い……」
「美味しい……」
「脱帽ですわ」
「なんと味わい深い……」
全て飲み干し、桜だけが無言だった。
「どうしたんだ? 桜、こういう味が苦手だったとか?」
「いえ、とっても美味しかったんですけど、食べたら何か鼻の奥が……」
トニオの雰囲気が変わった。
「お客様、こちらのタオルを使う事をお勧めシマス」
桜が渡されたタオルを手に取る。
その瞬間。

桜の花から血が噴き出した。
その勢いは正に噴出である。
「は、鼻血が……」
普通に鼻血の量ではない。
まるでホースで庭に水を撒くような量だ。
「それは、毒デス」
「毒ゥ?」
「はい、体内に残った毒が血液に溜まっていたのを除去して居るんでス。
 小魚とホウレン草に含まれる豊富な鉄分、そしてスープ内の特製素材の成分が体内で急速に血液を作成してイルのでス。
 そして余分で毒の混ざった血液を体外へ押し出しているのデス、他の方々が何ともないのは毒が体内に蓄積されて居ないからでスヨ」
確かに恥ずかしさからか顔を隠している桜の持つタオルの血液はどこか黒さが混ざっている、あれが血中毒という奴なのだろう。

「……あ」
鼻血が止まる。
「凄い……体が軽くなって気持ちも楽になりました、まるで詰まっていた物が取れたようです」
「……良かったじゃないか」
そうとしか言えなかった。

「さっ! 料理を続けましょうか…?」
トニオが満面の笑みを浮かべた。

648 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/28(月) 03:18:40
「続いて第一の皿<<プリモ・ピアット>>、パスタ料理でス」
前菜のスープと違い、今度の皿は少し濃厚な香りが漂った、だが濃厚さの中に取れたての完熟野菜のような爽やかさがある香りだ。

「ゴルゴンゾーラスープのパスタでス」
「ゴルゴン……」
ライダーが何か言いたそうにしていた。
「オー、ゴルゴンと言ってもギリシャの女神様とは何も関係アリまセンからね?」
「そうですか」
名前についての興味は失せたようだ。
だが怪物ではなく女神と呼んでくれた事は少しだけ嬉しそうだった。
「ハイ、私はナポリという南イタリアの出身なのですが、
 北イタリアへ勉強に行った際に最初に食べたのがゴルゴンゾーラのパスタなのです。
 シェフも良い方で、トテモ勉強になりました、ですから、自信作の一つでス」
「ちょっと香りに癖はあるけど、確かに美味しそう」
そう言うと早速更に取りかかる凛、食べ方に躊躇とか息を吹いて冷ますという思考法を忘れたように食べた。
ふと「パスタの賞味期限は熱いうちー!」と茹でている時に鍋から取り出して火傷した虎の事を思い出した。

「おお、これも美味しい」
「ソレは光栄でス、ではメインディッシュの準備に取りカカりマスね」

トニオは厨房に消えた。

「桜、大丈夫なの?」
「……何がですか?」
「いや、水飲んで大泣きしたりとか、スープ飲んで鼻血出したりとか、そう言う事よ」
「ええ、その瞬間は驚きましたけど、今は凄く爽快な気分なんです、食べれば食べる程もっと食べたくなるような感覚ですね」
そう言って微かに笑うと、桜はパスタを食べ始めた。
「確かに、私も同じ物を食べて何ともなかったけど……ライダー、何か感じない?」
「……いえ、店内からは何も感じません、魔術的な感覚は市内に入ってからずっとですから、鈍っているかも知れませんが」
「気を張りすぎると疲れますわよ、リラックスするべき時はしておかないといざというとき困りますわ」
警戒は完全に解いたのか、ルヴィアは鼻歌が聞こえそうな程楽しそうにパスタをつつく。
「……そうかもね」
凛もパスタを食べ始めた。

全員が食べ終え、一息ついた時、突然桜が倒れ込んだ。
「桜!?」
床に倒れそうになるところで士郎が支えた。
髪の色が変わっていく、鮮やかな紫色から凛と同じ黒へと。
「髪の色が変わっていくなんて、異常だわ……確定ね」
凛が桜の皿を手に取り、隠し持っていた宝石に込められた魔力の一部を用いてスキャンを開始する。
右腕に全神経を集中、雑音となる市内の魔力をカットする簡易結界を皿とその周囲に展開、魔力を皿のスキャンへと傾けていく。
「……見えた」
それはとても小さな生物、ナノマシンのような生物が何匹か皿の上に存在した。
「これは……魔導生物? これが桜に影響を?」


A:その言葉に弾かれたかのようにライダーが厨房へと駆け込んだ
B:真意を問いただすべく、桜をルヴィアに任せ、士郎が厨房へと駆け込んだ
C:自らの言葉に押され、凛が厨房へと駆け込んだ

649 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 03:20:57
Cかな

650 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 03:32:22
ゴルゴン・ゾーラ♪ ゴルゴン・ゾーラ♪
ゾラゾラゾラゾラ♪ ゾラゾラゾラゾラ♪ ゾラゾラゾラゾラ♪ ゴルゴン・ゾーラ♪

いやなんでもないBで

651 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 03:33:42
Cで

652 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 04:26:32
A

653 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 04:43:19
穏健派の士郎に託すべくBで

654 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 05:40:32
B。もちろんキッチンは掃除してもらう

655 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 05:59:53
料理を解析して欲しいのでB

656 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 06:14:15
C
たまには凛にも見せ場のひとつくらいあっても、その、ねえ?

657 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 06:15:04
B

658 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 08:05:01
Cで

659 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 08:48:18
C

660 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 09:38:46
Cで確定か、珍しく凛の見せ場・・・って皆わかっててやってるだろw

661 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 11:25:16
ブチ切れトニオさんに凛が抵抗できるのか見物だなw

662 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 11:26:47
>657でBに確定してやせんかね?

663 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 11:30:04
>>662
確かにBで確定してるね。
>>650、>>653、>>654、>>655、>>657

664 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/28(月) 18:25:17
四 言峰に文句をいって仕事をさせよう。

「凛。いくら監督役といえど、物事には限界というものがある」

 結論からいうと、言峰綺礼は役立たずだった。

「なにも完璧に揉み消しなさいって言ってんじゃないでしょ。せめて聖杯戦争に支障がないようにできないの?」
「支障があるのか?」

 受話器越しに聞く綺礼の声は、いつにも増して凛の精神をささくれだたせる。

「あるに決まってるでしょ。町中警官とヤクザだらけじゃない。職務質問の嵐をかいくぐって戦うなんて無茶苦茶よ」
「できる事はしている。事件から魔術的な痕跡は除いておいた。マスコミもほとんど騒いでないだろう。だがな、凛。聖杯戦争は未だ始まってすらいないのだ。この時期、私に与えられた権限ではこれ以上無茶をする訳にもいかん」
「なによ。例の最後の一人って奴、まだ呼び出してないの?」
「明日にはこの街につくそうだ。召喚はそれからになりそうだな」

 つまり、開戦は明日以降という事か。凛は頭の中で、誰とも知らぬ誰かに悪態をついた。顔も知らないのろまな魔術師のせいで、気合いを入れて臨んだ最初の夜が無為に流れてしまった、と。

 用件さえすめば、それ以上言峰の声を聞いているのは不快に過ぎた。凛はさよなら、ともいわずに受話器をおき、隣で伺っていたサーヴァント達に視線を向ける。

「……だってさ」
「では仕方がありませんね。明日になったらマシになるというのでしたら、それまで待つべきでしょう」
「私も同感だ。それとも、凛。君には何か特別な理由があるのかね?」
「そんなのないわよ。ないけど……、悔しいじゃない。ずっと待ってた聖杯戦争のしょっぱながこれじゃ」

 つい、とそっぽを向く凛の様子に、エミヤとカレンは顔を見合わせた。

「せっかちなのね、マスター。ひと休みして落ち着きなさい。アーチャー、紅茶でもいれてちょうだい」
「了解した。凛、お茶請けはクッキーでいいかね」
「ええ、お願い」

 キッチンへと向かう背中を見送ってから、カレンは再び口を開いた。

「それで、さっきの人だけど」
「カレン?」
「電話してた相手はどんな人なのですか? ずいぶん親しそうでしたけど」
「冗談じゃないわ。あいつはね、綺礼っていって、単なる腐れ縁の兄弟子よ」
「……綺礼?」
「ええ、言峰綺礼。すっごく嫌な性格の似非神父なの」
「…………そう」
「なに、気になるの? まさかああいうのがタイプだったり」
「まさか」

 カレンと名乗った、クラスに所属すらしない自称サーバントの付属品は、急に不機嫌になって視線をそらせた。

「ま、いっか。それより……、ねえ、わたしとしてはアーチャーの真名の方が気になるんだけど」
「いったでしょう。私から教えるわけにはいかないと。知りたければ彼に令呪でも使いなさい」
「それこそ冗談。たった3つしかない貴重品なのに」
「そう。思ったより冷静で安心したわ」

 頷いて、カレンはエミヤの手伝いをすると言ってキッチンへ消えていった。独特の、明らかにスカートという存在が欠けた衣装を翻して。

665 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/28(月) 18:26:16
 いつだって、時間は常に流れていく。悲しいときでも、寂しいときでも、辛いときでも。そして、人生の絶頂と思えるほど幸福なときでも。

「じゃあな。俺は朝食の準備してくるから、いい子にしてるんだぞ、桜」
「はい、先輩」

 士郎は昨夜、桜の泊まった客まで一晩をすごした。といっても、それほど色気のある話ではない。単に桜と同じベッドで添い寝をしただけで、士郎は若く健康な男でありながら、自分に想いをよせる美しい少女に対して口付けの一つもする事がなかったのだ。しかし、桜にとって、それは十分すぎるほど幸せな出来事だった。

「―――サクラ、宜しいですか?」
「ライダー? だめよ、あなたは先輩についていてくれなくちゃ」
「この家にいる限り彼の身は安全でしょう。それに偽臣の書は、昨日から彼の部屋に置きっぱなしにされたままですし」
「……もうっ、先輩ったら」
「そんなことより、サクラ、私はあなたの体の方が心配です。本当に大丈夫なのですか? あれほど急激な変化をうけて、何も悪影響がないとは信じがたい」
「ううん、大丈夫。体も軽いし、気分もいいし。あんなに足りなかった魔力が今は溢れるほどあるし、わたしの身体を虐める蟲だって全部消えちゃったんだよ?」

 本当に、お爺さまは亡くなったんだね、と桜は未だ信じきれてない様子で呟いた。

「もう今日からは間桐の家に帰らなくてもいいし、お爺さまの呼び出しに怯える事もない。兄さんに暴力振るわれる心配もないし、無理矢理押し倒されなくてもいいんだよね。地下で蟲にたかられなくても、全裸にされて体中齧られなくても、朝までずっと犯さ続けなくてもいいなんて、わたし……」

 間桐の消滅という事はすなわちマキリの消滅であり、それは桜にとって解放そのものを意味していた。

「ライダー、わたし、悪い子だよね。喜んでるんだよ。家族が二人も死んだのに。兄さんだって、昔は決して悪い人じゃなかった。お爺さまだってああ見えて何度か優しいときもあった。それでも、わたし、こんなにも嬉しいの。これからは夜が怖くないってだけで、先輩がずっとこの家で暮らしていいよっていってくれただけで、何の心配もせず明日を迎えられるってだけで、嬉しくて、嬉しくて……」
「サクラ……」

 恐らく、気持ちの整理が付いていないのだろう。喜んでいるといいながら悲しそうに涙を流す桜に対し、ライダーは優しく語りかけた。

「泣きなさい。そして好きなだけ笑いなさい。私でもいい。あの、エミヤシロウという男でもいいでしょう。サクラ、あなたはもっと想いを人に打ち明ける練習をすべきです」



 午後、さすがに家に閉じこもってばかりでは心身によくないというので、士郎は桜を連れて外出した。夕飯の買い物をかねて、のんびり散歩をしようというのである。

「いい天気ですね、先輩」

 落ち着いてきたのか。手を繋いで歩く桜にかげりは見えない。士郎は少し安心し、そして行き先について思いを巡らした。

壱 この際だ。新都まで足を伸ばしてみよう。
弐 いつも通りでいいじゃないか。商店街に買い物に行こう。
参 ひらめいた。夜はレストランを予約してデートだ、デート。

666 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:31:00
参だな!

667 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:33:13
参

がんばれ士郎

668 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:38:32
参しか選べぬ

669 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:40:23
壱

670 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:41:39
サンダー!じゃない、参だ。

671 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 18:59:31
参しかない

672 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 19:10:22
なんで弐を選ばないかなあ
通い妻してたからこそ日常の繰り返しに愛があるんだよ

673 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 19:26:28
壱かな
何か襲われそうだし

674 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 19:30:32
もう決定してる件

675 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 19:31:08
>>666>>667>>668>>670>>671で参に決定済み

676 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 20:50:29
ああ、遅かったか。ここはどうしても弐を選びたかった……

677 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/28(月) 23:10:05
参 ひらめいた。夜はレストランを予約してデートだ、デート。

「デート……、ですか?」
「ああ、デートしよう」
「でも……、あの、先輩、デートってあのデートですよね」
「ああ、そのデートだ。嫌だった?」
「いえ! そんなわけありませんけど! でっ、でもそんな突然デートだなんてわたしほら普段着ですしお化粧もしてませんし下着も普通のですしっ。なによりわたしなんかとデートなんてせんぱいデートってそんなこと……、や、やっぱり冗談ですよね……?」
「冗談なんかじゃないさ。桜、俺とデートしてくれないか……、ってどこにいくんだ桜っ!」
「うわーん。せんぱいのばかばかばかー!」

 今時、小学生のカップルでさえしないような初々しすぎるやり取りは、白昼堂々、近所の注目をこれでもかと集めていた。



「……つまんない」

 夕方、商店街の真ん中で、イリヤはぽつりと呟いた。もう何時間もの間、彼女は士郎を探して歩き回っていたのである。衛宮邸は無人で、学校は休んだらしく、そして商店街にもくる気配がない。

「本物に会えば……、少しは楽しくなると思ったのにな……」

 道ばたに落ちてた小石を蹴った。ころころと転がり、溝に落ちる。赤い赤い夕焼けの中、イリヤ自慢の白い髪は、血塗れた色に染まっていた。

 もうすぐ、帰らなければいけない。そろそろアサシンも用事を終えて、待ち合わせ場所で待ってる時間だ。



「ランサー、仕事だ」
「……あん?」

 言峰綺礼に話し掛けられるだけで機嫌が悪くなるのか、ランサーは睨み殺さんばかりの目付きで実体化した。アイルランド最高の英雄の、怒りに満ちた鋭い眼光。しかし、綺礼は微かに動じる素振りすら見せない。

「この魔術師を探し出して襲え。だが殺すな。適当にいたぶって恐怖させろ」
「女か。まだ若いな。ガキじゃないか」

 綺礼の渡した写真には、青いドレスに身を包んだ、金髪の少女が映っている。

「で。こいつを襲ってどうしろって?」
「なに。聖杯戦争の開始を待ちきれない未熟者から急かされたのでな。これも監督役の仕事の一環だろう。サーヴァントに対抗する手段はサーヴァントのみ。早く召還するよう尻を叩いてやれ」
「……はっ、お断りだ。あいにく俺には女を嬲って喜ぶ趣味はないもんでね。自分でやれよ」
「方法はまかせる。ただともいわん。召還されたサーヴァントはお前の好きにするといい」

 綺礼の言葉がどれほど意外だったのか、そしてどれほど魅力的だったのか。ランサーの瞳は光り、唇は獣の歓びに釣り上がる。

「……いいのかよ? まだ全部のサーヴァントとは戦ってないんだぜ?」
「かまわん。致し方あるまい」



「ふふっ……。ではミスタ・エミヤも?」
「ああ、恥ずかしいんだけどさ。この辺りは似たようなビルが沢山あるから、慣れないうちはよく間違えちゃうよな」

 新都の街を歩きながら、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトは日本人の男と話していた。はじめはナンパかと警戒したが、目的のホテルが分からなくておろおろしていた彼女を見兼ねて声をかけてくれたと知って、島国らしくない殊勝さだと感心したものである。

「このホテルだろ? ほら、メモ書きと名前が一致する」
「ええ、どうやらそのようですわね。どうもありがとうございました。感謝いたしますわ」
「別にかまわないって。それに珍しいパターンだったからさ」
「珍しい……?」
「あ、いやその……。外国の美人さんと話す機会なんて滅多にないから」
「まあ、お上手」

 運んでもらっていたトランクを受け取り、ルヴィアゼリッタは社交的な笑みを浮かべる。

「じゃあ悪いけど連れと待ち合わせしてるから」
「ええ、わざわざありがとうございました」
「ああ、そうだ」
「どうかなさいました?」
「もし君が俺に会ったら、よろしくって伝えてくれ。じゃ」
「…………?」

678 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/28(月) 23:12:05
「もうっ、先輩ったらこんなもの買っちゃって。藤村先生に怒られますよ?」
「いいじゃないか、少しぐらい。それにそもそも、桜があんなに欲しそうにしてたからいけないんだぞ」
「一言可愛いっていっただけじゃないですかっ! 大体どこに置くんですか、こんなに大きなぬいぐるみなんてっ」
「桜の部屋じゃ駄目か?」
「わたしの部屋、ですか?」
「おう、今使ってる客間。あそこを桜の部屋にしよう。これから沢山物を増やさないとな。これはその第一号だ」

 等身大に近いうさぎのぬいぐるみを抱えながら、士郎は客間改造計画の構想を楽しそうに語る。曰く、ぬいぐるみ、クッション、姿見。女の子の部屋には必要なものが山ほどある。服だって沢山必要だ。桜も必要なものがあったら遠慮なくいうんだぞ。

「せんぱい……」
「だから泣くなって。ほら、涙をふいて。俺達はもうずっと前から家族じゃないか」

 春になったら花見をして、夏になったら海へ行こう。秋になったら紅葉狩りして、冬はやっぱりスキーかな。毎日楽しく笑いあって、桜と料理の腕を競い合うんだ。あ、もちろんちゃんと喧嘩もしような。家族ってのはやっぱり、飽きるぐらい喧嘩をしないと嘘だから。

 それは、霊体化して付き添うライダーが聞いても恥ずかしくなるぐらい、明るく楽しい未来の姿だった。

「よしっ、それじゃあ最後はホテルに行こうか」
「ホ、ホテルにですか!? あの……、先輩、それって、まさか家族ってもしかして……」
「おう。予約はちゃんといれておいたからな。やっぱりデートなら奮発しないと。桜もその方が楽しいだろ?」
「は、はい。わたしは先輩といっしょなら。……期待しても、いいんですよね」
「もちろんさ」

 頬を染めて潤んだ瞳で見上げる桜の手をとって、士郎は夜の街へと歩き出した。彼よりひとまわり小さい桜の手。握るとおずおずと握り返してきてくれて、それが士郎には嬉しくてたまらない。

「やっぱり豪華な食事といえばホテルのレストランに決まりだよな」
「……………………せんぱい?」



 それは、突然の出来事だった。士郎がホテルのビルについたとき、遥か上空から爆発音と悲鳴が響き、ついで付近にガラスの雨が降り注いだ。一瞬の出来事で士郎には何がなんだか分からなかったが、さらには青いドレスを着た少女が降ってくる、なんてハリウッド顔負けの展開がまっていたのである。

 絶望的な速度で地面に叩き付けられる運命にあった少女は、しかし轟音とともに無事着地した。アスファルトは蜘蛛の巣のようにひび割れているが、彼女自身は信じられない事に無傷である。

 士郎と桜がほっと一息ついたのもつかの間、ビルの上、割れた窓ガラスの向こう側で、真紅の魔槍が咆哮を上げる。

 全ては一瞬の事。彼自身でさえどう判断したのか、どうやって体を動かしたのか分からない。気がつけば士郎の体は少女を守る盾となって、無力に、しかし堂々と立ちふさがった。

「ライダー! お願い!」

 桜の叫びに呼応して、何もない空間からサーヴァントが出現する。直後に爆発する白い光。凄まじい力で引っ張られて、士郎と桜、それにドレスの少女がその場から消えた。内臓を丸ごと吐き出しそうだったと、後に士郎は語っている。



 士郎が意識を取り戻したとき、そこは何故か衛宮邸だった。深夜だというのに付きっきりで看病をしていたのか。心配していた桜は嬉しそうに笑い、しかしすぐに気まずそうに目をそらした。ドレスの少女はルヴィアゼリッタと名乗り、なぜだろうか、また会いましたねと士郎に微笑む。

 ありとあらゆる展開が、なにもかも士郎の理解を超えていた。

 やがて落ち着いてきた士郎は、まず真っ先に二人に向かって口を開き―――。
壱 桜に詰め寄った。
弐 ルヴィアゼリッタに詰め寄った。
参 目隠しをしていた女性について尋ねてみた。
四 都合が悪いなら何も聞かない、と宣言した。

679 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:19:30
だからドリル(ry
弐

680 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:22:36
四

681 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:24:22
弐!

682 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:46:58
弐だな

683 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:50:45
参、突然出てきた敵か味方かもわからないSM女王様風の目隠し長身女について問う

684 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:51:30
おっし弐

685 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/28(月) 23:54:14
四で

686 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:00:17
ここは四だな

687 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:01:44
四

688 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:15:32
参

689 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:19:18
四

690 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:20:59
すでに士郎から逸脱してきる気もするが
四で

691 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/29(火) 00:42:14

 良く考えたら、女の子を自分の家に連れ込むって大変なことじゃないか……?

「……良く考えなくても大事だー!!」

 頭に稲妻が直撃したかのようなショック!
 え、なに!?
 アレですか、これって所謂ナンパって奴ですか!?
 しかも相手は氷室だぞ?
 陸上部の備品を修理した縁で知り合った程度で、今日たまたま昼飯を一緒に食べただけの相手だぞ?
 ま、まあ確かに購買で抱きかかえたときはとっても柔らかかったけど。
 ……って、思い出すな回想するな再生するな俺ぇ!
 女の子を放課後にいきなり自分の家にご招待、って、そんな慎二じゃあるまいし!

 しかし現実として、俺は氷室と一緒に家路についているわけで。
 …………ぐ。
 最初の衝撃が過ぎ去ると、今度は猛烈な恥ずかしさが襲い掛かってきた。
 拙い。
 なんとか気を紛らわせなければ。
 視線をめぐらせて、後ろの氷室の様子を窺う。
 氷室は相変わらず顔を伏せ気味にしながら、俺の後ろを歩いている。

 何より不可解なのは、氷室がこうして黙って俺についてきていることだ。
 氷室は常人より考えていることが読み取りにくいタイプだが、
 それでも、男の家に連れ込まれようとしているのに、そのまま従うようなことはありえないだろう。
 それなのに、氷室は俺の五歩後ろを黙々とついてくる。

 そう、まるで全て承知の上でついてきているような……。

 ええいやめやめっ!!
 そこまで考えてぶんぶんと首を振る。
 何を考えているんだ俺は。
 そんな男の子に都合のいい話があってたまるか。

 きっと氷室は俺の話を想定して、その上で俺のことを信頼してくれているに違いない。
 そうに決まってる。
 そうじゃなければ……その、俺が色々と困るわけで。

 よぉし、そうと決まれば氷室の信頼は裏切れない。
 行くぞ衛宮士郎、紳士の心構えは充分か!?

「――I was the bone of my gentleman.《身体は紳士で出来ている》」

「さっきからなにをぶつぶつと呟いているんだ?」

「うぇ!? い、いや、なんでもないですよ!?」

 いかん、思いきり氷室から不審な目で見られてしまった。

「……? それより、衛宮。君の家はあの屋敷かな?」

 と、氷室が指差す先には、坂道の上に立つ我が衛宮邸の姿が。
 どうやら悶々としている間にたどり着いてしまったらしい。
 反省。

「あ、ああ。ここが俺の家。ようやくついたな」

 動揺をごまかすように、俺は早足で玄関まで歩み寄る。
 そして玄関の戸に手をかけると――


α:ダッシュで氷室を土蔵まで引っ張り込もう。紳士らしく。
β:待て、まずは家の中の様子を窺ってからだ。紳士らしく。

692 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:45:41
さすがにβで無いとまずかろう。いろいろと。具体的に言うとバッドエンドとか。

693 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:52:59
一刻も早く誤解を解かなければ、ってことでα

いや、たぶん誤解とくまでに逃げられる or 死ぬと思うけどねw

694 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:55:23
まずはβだよな?

695 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 00:57:57
β

>I was the bone of my gentleman.
過去形なのが気になるぜw

696 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:04:06
α

さー誤解に拍車を掛けて一気に開放しやがれっ!

697 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:07:32
371の書く氷室に萌えてるのでβ
銀様よりも氷室優先だよ

698 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:08:12
男だったら突っ走れ!
脇目を振るな!
α

699 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:10:52
ジェントルβ

700 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:11:07
βだな。
紳士な士郎に期待。

701 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/29(火) 01:13:27
「弓塚、そのミルクティーうまいの?」

 何か話題にでもなればと思って弓塚が飲んでいるペットボトルを指して言った。

「え? うん、美味しいよ、昼下がりの紅茶。遠野君飲んだことないの?」
「有間の家にいたときはそういうのを飲む方が多かったんだけど秋葉がそういうの嫌いでさ……」

 といっても有間でもそういうのを飲むといった事なんてほとんどなかったけれど。何となく気後れして。
 今もスポーツドリンクなんて飲んでるけど実はこういうのも数えるほどしか飲んでないんじゃないのかな……。

「弓塚は紅茶好きなの?」
「うん。昨日遠野君の家で飲んだ紅茶すごくおいしかったね」

 そう言って嬉しそうに昨日の出来事を思い出す弓塚。そうはいってもやっぱり俺としては今の弓塚の持っている
チープな感じの紅茶も時折恋しくなってしまうわけで。

「あ…………遠野君も飲む?」
「え?」

 俺の視線がずっと弓塚の手に注がれていたのに気づいてか弓塚がそんな事を訊いてきた。

「いいの?」
「うん。どうぞどうぞ」
「悪いな、なんかせがんじゃったみたいで」

 嫌な顔一つせずに俺にそれを渡してくれる。俺は控えめにペットボトルを傾けて中の紅茶を口の中に運んだ。

「…………ん」

 紅茶、というより牛乳の甘さが味覚を刺激する。続いてようやくやすっぽい紅茶の風味が甘味に負けながらも鼻へと抜けていく。
舌に残る甘ったるさがひどく懐かしかった。

「甘いな、けどそれがいいっていうの? そんな感じ」
「だよね。私もそれが好きで」

 弓塚のすごく自然な笑顔を見て俺は幸せな気分になった。そういえばレンもケーキがだけどそういう所で気が合ったのかな?

「わざわざ悪いな、俺のも少しやるよ」

 そう言って返すと同時に自分のペットボトルも押しつけるように渡してやった。

「え、そんないいよ。私が遠野君のために買ってきたんだし」
「でもくれた側がそっちのもの分けてもらったんだからこっちもお返しするのが礼儀でしょ? だから遠慮しないで」
「でも…………」

 いくつか問答をした後、ついに弓塚は折れてくれて俺の好意を受けてくれた。
 弓塚は俺が飲んだよりも更に少なくちび、と飲んでさっさと俺に返してくれた。別にそんな気にしなくていいのに。

「………………」
「………………」

 そうして何となく話が途切れてしまって再び静けさが戻ってきた。

「………………」
「………………」

 再び俺がどうしようかと心中頭を捻っていると、

「っ!!!!!!!!!!」
「ど、どうした弓塚!?」 

 いきなりゴホゴホとむせた弓塚は顔を真っ赤にしている。

「わ、わたhし……居間遠野君と、かん、官設kッス…………tっ!」
「頼むから落ち着いてくれ」

 目を白黒する弓塚に対して冷静に突っ込む俺。何か文字化けやらタイプミスやらがたくさんだ解読する側も一苦労だ。結局俺には不可能だったが。

「………………ふぅ」
「落ち着いた?」
「う、うん…………。ごめんね、いきなり取り乱して」
「いや、何が起こったのか分からないけど弓塚には一大事な事があったんでしょ?」

 そう聞くと弓塚はまた顔を紅潮させてうつむいてしまった。

「?」

 そうして休憩もそこそこに稽古を再開するも、集中力のなくした弓塚を見ていて可愛そうになり今日の二人の稽古はお開きとなった。

702 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/29(火) 01:14:19
「なぁ弓塚、さっきのは何だったの? あれのせいで休憩終わってから変だったけど」
「……ごめんね」
「謝るんじゃなくてさ、理由を教えてよ」

 どうしてもさっきの弓塚の動揺の原因が知りたくて教室に戻る中で何回目かの問答を繰り返していた。

「目の前であんなに取り乱されたら気になるってば」
「たいした事じゃないから気にしないで。…………本当は気にしてほしいけど気づいてくれてないみたいだし」
「? どういう事?」

 練習中に何か俺がやらかしてたって事だろうか。それはそれで教えてほしいな。気づかないうちに恥ずかしい事してたらそれこそ恥ずかしい事この上ないし。
 そんなこんなで他の皆が練習しているだろう教室に着いた。

「……………………遠野君の鈍感」
「何か言った?」
「…………………………別に」

 ありゃ、珍しく弓塚がむくれてる。今のは本当に聞こえなかったのに。
 背中の視線が痛いのを頑張って無視してガラ、とドアを開ける。

 すると、そこでは……


紫.真剣に自分の役を全うしようと練習に励む皆の姿があった

陽.真剣にメガネをかけた絶倫朴念仁のどこがカッコイイのか議論している皆の姿があった

花.上記とは違う意味で真剣に殺し合っている三馬鹿トリオの姿があった

703 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:20:15
ここまできたらギャグに走らずまっすぐに突き進む紫であってほしいなぁ〜

つーことで紫に!

704 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:20:52
陽のギャグっぽいお喋りに心惹かれるものがあるけど
ここは我慢の演劇ルートってことで紫!

705 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:21:15
さっちんが幸せになるためには紫を選ぶのがいい気がするんだ

706 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:23:21
無難に紫で

707 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:26:22
紫。良かったなさっちん…

708 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:44:45
おまえらほんとにさっちんが好きなんだな。
陽を選ぼうと思ったのにすでに決まっているとは。

709 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/29(火) 01:50:59

 ぐへ、素で士郎の呪文間違えてた。

×:――I was the bone of my gentleman.
○:――I am the bone of my gentleman.

**********

 いや、待て。
 いきなり戸を開けるのはこの状況ではよろしくない。
 玄関あけたら二分でドカン。
 そんな致死トラップもありえるのが衛宮家クオリティ。
 今回は客人が客人であることだし、念を入れて損することはないだろう。

「氷室、ちょっとここで待っててくれ」

「何?」

「家の中、散らかっててさ。軽く片付けるから、少し時間が欲しい」

「あ、ああ。そういうことか。わかった、でもなるべく早く頼む」

 かばんを持つ手を胸元で交差させながら、玄関脇の壁に背をつける。
 どうやら、他人の家の前で待っているのは、氷室と言えども落ち着かないらしい。

「すまない。すぐに片付けるからな」

 そう言い残して、そぉっと玄関を潜り抜ける。
 気配を探るが、周囲に人のいる様子は無い。
 ……おや?
 ひょっとして、今はみんな出払っているのか?
 だとしたら好都合、今のうちに氷室を招き入れて……。

 ドタンッ!!

「っ!?」

 突然、奥のほうから何か重いものをひっくり返したような音が!?
 方向からすると、これは……居間のほうか!?

 ガタンッ!!

 うわっ、また派手な音が!
 デンジャーデンジャー、衛宮邸居間にてなにやら緊急事態が発生している模様!
「い、い、一体何が……!?」

 思わず尻込みしてしまいそうになる。
 ええい、うろたえるな衛宮士郎っ!
 英国紳士はうろたえないっ!
 いや俺は英国紳士じゃないけども!

「とにかく、確認しに行かないと……!」

 そう自分に言い聞かせて、抜き足差し足で居間までの廊下を渡っていく。
 居間の傍までやってくると、中の喧騒がはっきりと聞こえてくるようになった。
 どうやら居間の中にいる奴らは、騒ぎに夢中でこちらに気付いていないようだ。
 これ幸いと、障子の隙間からそぉっと覗き込む。
 すると――

「な、なんであの二人が喧嘩してるんだ……!?」


*一人一票、五票で確定。
*ただし今回は二名まで選出する変則ルール。
*一人決定したからってめげちゃ駄目!

α:セイバー
β:遠坂
γ:桜
δ:ライダー
ε:藤ねえ
ζ:イリヤ

710 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:53:57
ε

まずは基本

711 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 01:58:26
ζかな

712 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:03:26
ζだろう

713 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:12:19
ζで

714 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:15:01
αで
つーか、藤ねえが選択肢に入ってるけどそんな時間に衛宮邸に居ていいのか?

715 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:15:51
いつか花咲くときがくると信じてε

716 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:18:12
最近ライダーが好きなことに気付いたのでδ。

717 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:19:42
ζ

718 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:27:44
やはり聖杯戦争だからな、イリヤが決まったなら
ここは桜のγで

719 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:29:35
あ、まだイリヤきまってなかった…(´・ω・`)

720 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:30:15
イリヤはまだ4票なわけだが
δ

721 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:32:47
αでいこー

722 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:35:40
γ

723 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:35:58
ε
大河かわいいよ大河

724 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:36:25
α

725 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:38:59
ζ
他のキャラ応援してる人スマソ

726 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:41:04
α。
カモンアーサー王

727 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:42:55
イリヤ確定ならししょーもいなきゃね、εで

728 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:43:47
γ

729 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:44:04
αで。
これで終わりか?

730 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:50:00
またか、また虎は四票止まりなのか

731 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:50:52
スキルSSF。
もはやここまで来ると呪いの域である

732 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:54:19
抑止力が働いてるんだよw

733 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 02:59:45
Q:虎の選択肢はいつも何票で止まる?
1、当然5票
2、いつも入りすぎて数え切れない
3、4票

734 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/29(火) 03:03:40
そうだ! 抑止力に対抗する為に全て虎の選択肢にすればいいんだ!

735 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:12:30
>>730
ここまでくるといつまでこの現象が続くのか見てみたい気もするw

736 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:14:38
さすがだな>>734、オレは信じてたぞ。抱いて!

737 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/29(火) 03:16:23
そんな事を書いた途端に部屋の電灯が壊れた。
抑止力マジ本物。

738 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:16:42
悔しいけど>>734の発想勝ちよ。抱いて!

739 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:20:48
SSFを突破するには根源にでも辿り着かないと無理なのかorz

740 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/29(火) 03:22:34
「ルヴィア、桜を頼む」
頭を床に落とさないようにそっと桜をルヴィアに抱きかかえさせる。
桜の胸の大きさに驚いていたようだがそれは些事だ。
「ライダー、念の為三人を頼む」
「……良いのですか?」
もし彼、トニオがマスターであれば危険すぎる。
その事をライダーは言っているのだ。
「ああ、大丈夫だ、それよりも三人を頼む」
これは警戒感からだったわけではない、まして良いところを見せようとかそんな見栄からではない。
それはただ、自分の嫉妬を見せたくないという、恥の心からだった。
自分が何年も見抜けなかった桜の苦しみ。
それをあっさりと見抜いた男。
ただその男と問いつめて、一つでも勝たなければ。
そんな想いだけだった。

厨房に入る。
既に頭の中には剣の設計図が走っている。
厨房全体の構造は一般的な物だ。
さすがに家庭用のキッチンよりは遙かに広いが、店としては一般的な広さだろう。
ふと見ると、オーブンの近くにはメインディッシュであろう人数分の肉料理が置かれていた。
「メインディッシュは既に完成している……」
ならば彼はどこにいる?
ふと皿を指先で摘み。
「解析、開始――」
料理の解析を開始した。

肉――鶏らしい――の煮込み。
卵の黄身、人参、玉葱、調理酒にオリーブオイル、小麦粉に塩、胡椒。
どれも見慣れた食材……
「な――」
その奥で何かが蠢いている。
とても小さな、己の知る地上の如何なる生物とも適合しない生物。
これが遠坂の言っていた魔導生物か――

バリバリと貪るような音に魔術を停止し、振り返る、どうやら店の裏口らしい。


その時、桜が目覚めたのだろう。
幽鬼のような虚ろさで、桜が立ち上がった。
「桜?」
桜はまるで操られるように厨房へと歩いていった。


裏口をこそりと覗き込む。
そこには彼、トニオが立ち、その飼い犬であろう犬がメインディッシュと同じ肉料理を貪っていた。
「よしよし――言い食べっプリだぞ……フフフ、第二の皿、メインディッシュの『トスカーナ風鶏肉煮込み』は成功のようダナ」
笑み。
犬が肉を完食する。
『アレは……やはり同じ肉なのか?』
そんな事を考えていると犬が炸裂した。
「なッ!」
思わず声を上げた。
トニオが振り返る。
「そこで何してる! 見タナァー!」
手持ちの包丁を投げつけた。

投影――開始!

投影さえも間に合わぬ程の包丁投げ。
神秘を具現化させるには時間が足りない。
故に投影されたのはただのナイフと同じだけでしかない、形だけの双剣。

「くっ……!」
僅かの差で弾いた包丁が冷蔵庫に突き刺さる。
もし体に刺さっていれば致命傷であったろう。
「オマエッ! のぞき見に入ってきたというワケデスかッ!」
ナイフが見えているはずなのに、まるで頓着しない、強すぎる歩調で無造作に間合いを詰めてくる。
「ただじゃあおきませンッ! 覚悟してもらいマス!」
バーサーカーの域にまで達する気迫、イメージが膨らみ、彼の体が巨大になっていく様が見える。
だが怯まない。
ここで怯んで何の為の桜の味方か!
「ただじゃおかないのは……こっちだ! 桜に……桜に何をしたァー!」
それはただの嫉妬からだったのだろう、だがそれでも心の奥底は剣で出来ていた。

その桜が、幽鬼の表情から一転し、猛禽の動きで肉を喰らう。
貪り喰らう音に思わず振り向いた、振り向いてしまった。
「さ、くら……食べるんじゃあない! 桜ァー!」
呆然となったのは一瞬、炸裂した犬を思い浮かべ、叫ぶ。
恍惚の表情で肉を食べ終える桜。
その桜の心臓が弾けた。
「し……んぞう」
呆然と呟く。
そして桜が床へと倒れ込んだ。
「桜――――!」

741 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/29(火) 03:23:48
倒れ込んだ桜の姿に呆然として、剣すら取り落としてしまった。
それほどの衝撃、それほどの動揺。
故に、巨大なブロック状の物体を手にして背後に迫るトニオに気付くのが遅れた。
「タダじゃあおきマセンッ!」
気付いた時には物体は目の前に迫っていた。

体は凍り付いたかのように動かず。
それでも、己の眼前に振り下ろされる物体を最後まで見続け。
「ここではっ! セッケンで手を洗いなサイッ!」
「……はい?」
思わずセッケンを受け取った。
「ユルせないッ! 断り無く調理場に入ってきたのはユルせないッ!」
ずいっと、トニオが迫ってきた。
気迫は変わらずバーサーカー級のまま、トニオは怒っていた。
「調理場は常に清潔でなければイケないのデスヨッ! 貴方も料理をスル人なら分かるハズでスッ!」
「じゃあ、桜は?」
再び振り返ると、桜が清々しそうな顔で伸びをしていた。
まるで熟睡した後の朝のように爽快そうだった。

結局、トニオ・トラサルディーは若いながらも極めて優秀な料理人であり、謎の生物は彼自身の能力、スタンドである事が判明した。
また衛宮士郎は勝手に調理場に入った事に激怒され、厨房の掃除をする事になった。

余談だが、デザートのズッパイングレーゼを出された際、トニオが
「実のところ、このデザート、女性にはチョッとだけホウキョー効果がアルようデスヨ」
なんて事を厨房で掃除する衛宮士郎に耳打ちしたのを聞いていたのか、テーブルに座っていた遠坂凛が5個注文した。
ルヴィアも当然の如く5個注文した、気にしていたのか、二人とも。

ある意味で女体の神秘かね、これも。
なんて事を考えながら厨房で掃除を続ける士郎であった。


虎:食事も掃除も終わった事だし、道を聞いて教会を目指そう
道:後になるだろうけど、藤ねえを連れてきてもいいよな、とりあえず今日は教会に行こうか
場:せっかくだから掃除を念入りにして、ついでに料理の事を習おう、教会はそれからでいいよな?

742 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/29(火) 03:24:51
注! 抑止力に負けた為選択肢は通常モードになりました。

743 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:26:40
道
それでも、それでも虎への想いは間違いなんかじゃないんだから!

744 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:29:20
場だっ!
料理の道を究めるのだ士郎!

745 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:30:11
さっき今週のカブトを見たところなので場。

746 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:30:51
場

スタンド使いとのコネを作るべし

747 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:31:52
場

748 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:32:24
道

749 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:34:16
道だ、タイガー!

750 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:34:19
3票目の道

751 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:35:10
場

752 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:35:12
場〜

753 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:35:22
場

754 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:38:29
>>748-753
どう見てもSSFです。本当にありがとうございました。

755 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 03:43:45
すげぇぜ抑止力!!

756 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 04:02:47
            _,,,,,,,,,,,__
          _,,,_f: : : : : : : `ヽ、
        ,f´: : : : : : : : : : : : : :ヽ、
       ,i: : ; ': ; ;:':i :ヽ:、:`、`、: : : ;ゝ
       ,i:,': i: :;i ;i :/!: : `、ヽヽ`、: : :i,     
       レ!: i :/i;! レヽ`、:,ノヾ!Vヽi : iヾ  
       i;__ト' ,r○_____`__ ○ i':__;!  
       .f 、.i ‘ー' ,!VVVV!   !r `; 
       !  !  .i _,,,,,,,,,,_.i   ,! ,/   
       `ーo!、 .!´    'i  ,/io'   
         レ;iヽ!     i/; i      
         .` ヾ;!`ー‐‐ '´!´ヾ;!    
         ____,ノ     .i,___

757 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 09:41:39
やっぱり抑止力はすげーやw

758 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 10:39:11
しかし・・・スタンド能力が出たことは華麗にスルーでいいのか?
型月的にはエミヤの投影がUBWから零れ出たものであるように
固有結界の変異発露って感じなのかな?

759 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 10:44:11
Double/ 以外は、何でも有りだと思っている俺。ただし

ルヴィアはもともと乳デカイはずだ……!

760 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 10:48:55
>>759
桜やライダーに比べれば・・・ってことで気にしてたんじゃない?負けず嫌いだしw

761 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 14:52:18
凛が食べるんだからルヴィアも食べるだろうそりゃ

762 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 14:52:47
確かに、桜の胸に驚いてたみたいだし。

763 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/29(火) 23:56:10
すんません、今ほぼ断筆状態でパソコン触るのも稀な状況です。
なので次の投下がいつになるか分かりません。
二週間に一回ぐらいは更新したいと思ってます。今のところはまだまだお待ちください。

……最近、ルビーがとても空気なのは仕様です。意識冬眠中ということでFA。

ついでにアンケート。
――――ジャスティス変身中の文の書き方は、

パ.シリアス調で。
ン.ギャグ調で。
ダ.イカレてる風味で。

764 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/29(火) 23:59:03
ダ!

765 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU 投稿日: 2006/08/30(水) 00:08:47
ダ

ついでに自分も報告。俺も投下が厳しい状況にあります。サークルとか色々で。
暇があれば少しでも書いてるけど他のSSとかもあるからかなり遅筆になると思います。精進するお。



にしても皆がそんなにさっちんが好きだとは思わなかった。ネタ選択肢より愛が勝った瞬間を見た。

766 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 00:12:03
ダで、
さっちんは某虎とは真逆で世界から後押し受けてるみたいだなw

767 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 00:14:04
あえて パ

768 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 00:16:05
ン

769 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 00:46:23
ダダダ!!

770 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 00:57:23
パで

771 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/08/30(水) 00:57:44

 居間の中はまるで台風が通過したかのような惨状だった。
 転がった湯飲み、ひっくり返ったお盆、突き破られた障子の紙。
 ああ……障子、張り替えたばっかりだったのに。

 そんな居間の中に、肩を怒らせて立つ人物が一人。
 その柳眉はつりあがり、その拳は怒りに震えている。
 ……恐ろしい。
 通過したなど、とんだ勘違いだ。
 台風は、未だこの空間に君臨していたのだ。

「イリヤスフィール、貴女という人は……!」

 凪ぐ風も無いはずの居間の中、セイバーは眼前の敵を睨みつけていた。
 その視線の先には、まるでそこだけ台風の目であるかのように、涼しい顔で座っているイリヤの姿があった。

「私は言ったはずです……凛との用事があるため出掛けるが、私の分も取っておいてほしい、と!
 それに貴女はわかったと言った! 言ったはずです! 言いましたよね!?」

 言葉尻を徐々に荒げながら、イリヤを糾弾するセイバー。
 ……ああ。
 なんとなく、喧嘩の理由がわかっちゃったかなー、俺。

「セ、セイバーさん、落ち着いて……!」

「ひぃぃ……や、山の神様のお怒りじゃー!」

 向こう側に目をやれば、隅っこで寄り添って震えている桜と藤ねえ、
 そしてちゃっかり自分と桜の分の湯飲みだけ避難させているライダーの姿もある。
 遠坂の姿が見えないが……あいつだけ部屋にいるのだろうか?

「だというのに……なぜ……」

 そんな外野はお構いなしに、セイバーはとうとう怒りを爆発させた。

「何故! この『かもめの卵』が食べ尽されているのですか!!」

 がぁー、と吼える剣の英霊。
 怒りの炎を背負ったその様は正に燃えよドラゴン。
 手には空になった菓子詰めの箱。
 表面には達者な字で『銘菓・かもめの卵』と書かれている。
 ふ、ふふ、自分の読みの的確さにちょっと涙が出そうだぜ……!

「あわわわわ、わ、わたしは悪くないわよぅ!
 なんとなく小腹が空いたからなんかないかなーって探してたら、
 イリヤちゃんが『良かったらこれ食べない?』って差し出してくるんだもの!」

「えっと、藤村先生、言わなくてもいいことを言って自爆してますよ?」

「そもそもセイバーの矛先は最初からイリヤスフィールに向けられているようですが」

 奥のほうでは三人がなにやら叫んでいるが、セイバーは聞く耳持たないらしい。

「今からでも遅くは無い。その最後の一つ、こちらに渡してもらおう……!」

「…………」

 対するイリヤは臆した様子も無く、怒り心頭のセイバーと、自分の手元にある全ての元凶――銘菓・かもめの卵の最後の一個を交互に見比べた。
 そして……。

 ぱくり。

「あぁーっ!?」

 セイバーの見ている目の前で、その最後の一個を躊躇無く一口でほうばる!
 ほっぺを大きく膨らませながら、そのまま一回、二回ともぐもぐする。

「あ、あ、あ……!!」

 それとシンクロするように、セイバーが大きく頭を揺らしながら悲鳴を上げる。
 そして最後にごっくん、と飲み込むと、イリヤはふう、と一息ついた。

「あー、おいしかった! 初めて食べたけど、甘くって美味しかったわ。
 でもちょっとお茶がほしくなっちゃったかな」

「い、い、い、イリヤスフィールぅぅぅ!!」

「なに、セイバー? 大声で怒鳴りつけるなんて、レディとしてはしたないわよ?」

 もはや待ったなし。
 子ども相手でも容赦せん、というオーラを放つセイバー。
 それを全て承知の上で余裕の笑みを浮かべるイリヤ。
 さらに、外では氷室が待っているし。
 一体どうすればいいんだ……!?


α:氷室とともに俺の部屋に避難しよう!
β:まず居間の収拾をつけなければ!

772 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:08:48
パ
β

773 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:11:34
α!!α!!
氷室!!氷室!!

774 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:18:24
ここはαしかない

775 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:19:38
パの方がギャップがあって面白いやもしれぬ
遠坂以外には気づかれないという保障付きで会話できる状態のαは意外と好都合じゃない?

ってことで、パとα

776 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:24:43
αで

>>775
カレイド○○でシリアス調なんて想像できねえよw

777 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:25:38
α
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 氷室! 氷室!
 ⊂彡

778 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:27:21
>>776
そこをあえて書かせるのがこのスレの特色じゃないのかっ!
ってことで、もしパに決まったら766さんがんばってねw

779 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 01:31:02
>>776
イタした格好ながらシリアスに正義の味方してたのに
抑止力として出向く先でひたすらイロモノ扱いされて磨耗したエミヤを幻視した。

780 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 02:15:34
四 都合が悪いなら何も聞かない、と宣言した。

 立ち込める湯気は木の香りがして、ルヴィアゼリッタの鼻梁をくすぐっている。天井から水滴が滴り落ちるたび、異国式の風呂に弾む彼女の心を童心にかえしていくのだった。

「……ですが、ミスタ・エミヤは本当にあれでよかったのですか」
「だって先輩、魔術師でも何でもないんですよ?」

 女同士ではあったのだが、それでもルヴィアゼリッタは恥ずかしかった。淑女であるはずの彼女がその肌を全てさらけだし、無防備な背中を桜に預けていたのだから。しかし桜の指は優しく、心地よい力強さでルヴィアゼリッタの背中を泡立てていく。

「ならば、なおさらでしょう。あの方、このままでは命を落としかねませんわよ」
「だからですよ。先輩ってなんて言うか、全部自分で背負っちゃう人なんです。本当の事を少しでも知ってしまったら、突っ走っちゃって。俺が全部解決してやるんだー、なんて叫びながら全速力で泥沼に素潜りしかねない人なんですから」

 本人は正義の味方になりたいんだって言ってますけどね、と桜はクスクス笑いながら付け足した。

 ドレスの下に秘められていた処女雪の白さを、木目の細やかさと瑞々しい弾力を桜が褒める。それはルヴィアゼリッタにとって決して嫌ではなかったが、頬がどんどん熱くなっていくのを実感しないわけにはいかなかった。

「大体、都合が悪いなら何も聞かない、なんてずいぶんと先輩らしくない台詞じゃないですか。無理してるのが見え見えです」
「……そうなんですの?」
「はい。まあ、それだけ世界の裏側を垣間見た事がショックだったんでしょうけど、それ以上に―――」
「ミス・マトウ?」

 ふと、桜の腕に込められていた力が抜けていた。どうしたのかとルヴィアゼリッタが振り向くと、彼女は何でもないと首を振る。手桶で湯を掬いとり、洗い上げた背中を流していく。

「…………わたしのためだって、……自惚れちゃってもいいかなって」

 頬を染めて幸せそうにとろける桜を眺め、お暑い事でとルヴィアゼリッタは冷やかした。その言葉にさらに照れる桜に、今度は私の番でしょうと後ろを向かせる。桜の大きな白桃がプルリと震えて、先端の野苺もささやかに存在を主張している。

 泡立てたスポンジを握りながら、ルヴィアゼリッタは少しだけ、桜の肉体に嫉妬した。

「―――だから、わたしは何もかも打ち明けられたんです」



「苦しいですか? エミヤシロウ」

 月の光に照らされた深夜の庭、衛宮士郎は泣く事さえできずにひたすら木刀を振るっていた。その剣筋は乱暴で、空を切る音は恐怖に震え、肩には力が篭り動きに柔軟さは微塵もない。

「悔しいのですか? 今さら知って」

 それは既に素振りではない。切ろうというのだ。彼自身を。やがて、吹き出す汗は枯れ果て血となって、その先にある脳漿と愚かさを絞り出そうと。桜の事を知り尽くしたつもりになって自惚れて、本当の家族だなんて調子良く口にしておきながら、その実何も知らなかった底なしに間抜けな脳天をかち割ろうと。

 士郎は先ほど、桜の口から全てを聞いた。魔術の存在。世界の裏側。隠された神秘の機構。聖杯を巡る魔術師達の戦い。今までの常識が音をたてて崩れていくのを耳で聞いた。自身が立脚していた世界が無惨にも消え去ったのを実感した。

 だけど、そんなことはどうでもよかった。

 マキリの魔術と地下室の狂気。秘められた桜の出身と改造された少女の肉体。兄にすら陵辱され、毒そのものだった絶望の毎日。蟲と蟲と蟲の蟲蔵。おぞましく醜悪で非道すぎた穏やかな日常。桜はその全てを告白した。静かに、淡々と、事実だけを述べる残酷さで。

「―――大丈夫ですよ。今からなら間に合います。汚れきったおまえなんて大嫌いだってわたしを門の外に追い出して、何もかも忘れてなかった事にして下さい。そうすれば、先輩はまた太陽の下を歩いていけます。人間、時間がたてば大抵の事は忘れちゃいますから」

 本気の目だった。少なくとも士郎にはそう見えた。隣で息をのんだルヴィアゼリッタも、思わず叫んだライダーという女性にもそうだったのだろう。それが彼女の覚悟だったのか。最後に残された居場所さえなくす覚悟で、士郎に真実を教えてくれたというのか。

「エミヤシロウ」

 泣きたかった。叫びたかった。井の中の全てを吐き出して、耐えきれない絶望に号泣きしてしまいたかった。衛宮士郎はこんなに弱い存在だったのか。そんな事をしても得るものなどあるはずがなく、士郎にはそんな資格さえないというのに、涙腺はひたすら熱くなり、脳髄はねじれて激情に逃げたくなってくる。

 ずっと、気付く事さえしてやれなかったというのに。

781 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 02:17:55
「いい加減にしなさい、エミヤシロウ」

 何度目か分からないほど上段に構えた士郎の後頭部を、象に踏まれたような重い衝撃が貫いた。受け身もとれずぶざまに地面に倒れ込み、顔に土が付いてしまう。しかし今の士郎には、その痛みがたまらなく心地よい。

「自惚れも甘えも大概にしたらどうです。あなたがいくら自分を傷つけたところで、それは自己満足でしかないのは分かっているのでしょう。時間の無駄です。見苦しくもある」

 ライダーというクラスらしい、サーヴァントという存在だという女性は吐き捨てた。

「そろそろ桜達が入浴を済ます時間ではないのですか。土蔵で待ち合わせているのでしょう? なら早く行きなさい。シロウ、私をあまり怒らせないように」

 冷たい土に倒れている士郎を、ライダーは追い討ちをかけるように蹴り飛ばした。内臓が破裂しそうだった。大脳が金切り声の悲鳴を上げる。ライダーの暴力は優しすぎて、士郎の情けなさを浮き彫りにした。

「……ああ、そうだったな。すまない」

 痛む肺でどうにかそれだけを絞り出して、士郎は土蔵へと視線をやった。その目には光が戻りかけている。ふらつく足腰は頼りないが、迷いは見えない。あれほど必死に握りしめていた木刀も、今は軽く握るだけ。

「ありがとな、ライダー。また、情けなくなったら頼んでいいか」
「いいでしょう。心得ておきます」

 衛宮士郎は、歩き出した。



 遠坂凛は不機嫌だった。もはや日課になった感があるが、それでも頭を抱えずにはいられなかった。ただでさえ厳戒体制だったこのタイミングで、新都のホテルで爆発がおきたなどと聞かされては無理もない。至急駆け付けた綺礼がガス漏れが原因とごまかしたから良かったが、万が一爆弾テロなどと報道されたら目も当てられない。

「で、今回はランサーの仕業なわけね?」
「片方の当事者はランサーと見てほぼ間違いないだろうな。現場にあった傷痕に、槍でつけられたと思しきものが無数にあった」
「もう片方は?」
「不明だ。ただ魔術の痕跡が色濃く残っていた。キャスターか、あるいはマスターとして参加した魔術師達が暴れた可能性があるな」
「そう。ご苦労さま」

 霊体化して現場を調べてきたアーチャーに礼をいい、凛は手にした宝石を握りしめた。

「よしっ、決めた。いい? 今日こそ他の参加者と戦うわよ。どいつもこいつも好き勝手に暴れ回りやがって。徹底的に後悔させてやるんだからっ!」
「落ち着きなさいマスター。相手の居場所も分からない癖に吠えるのは無能の証拠よ」
「歩いて探すのっ。せっかく世間の目が新都に集中してるんじゃない。深山なら割と自由に動けるでしょ」
「嫌よ。面倒だわ」
「―――なら帰れっ!」



壱 探索の前に教会へ寄ろう。
弐 遠坂邸の周りを固める。
参 間桐邸跡をうろついてみる。
四 円蔵山まで足を伸ばす。
伍 ……桜は衛宮君の家にいるんだっけ?

782 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:19:57
四でひとつ

783 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:20:29
参で

784 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:22:10
パでいきましょう

785 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:22:54
ダでラスト

786 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:23:54
四

787 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:31:45
四

>>763
パ&ダで「シリアスかつイカレてる風味」ってのは可能かい?

788 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:37:23
767 770 772 775 784
でバで決定

789 名前: 766 ◆6XM97QofVQ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:45:17
……え? マジですか?( ゚д゚ )

四十秒差でパかよ。住人も無茶言うね、ホントに。
そんなにイジワルばかりされると、完結できなくなっちゃうだろがーうわーん

>>787
↓みたいな感じ? どうしてもギャグっぽいのが混ざるんだけどそれは許して(・ω・`)
(イカレてる風味試作から抜粋。最初の変身シーン予定でした)

 * * *

 脳内麻薬がドバドバと溢れ出し、世界はすべてスローモーション。コンマ秒の領域さえも見て取れる世界は、酷く愉快で滑稽だ。

「は、ははは、な、何だよ、何だ何だ何だ何だよこれっ」

 脳を犯す呪波。回路を駆け巡る恐ろしいまでに超絶な魔力の波動。アタマの中身をじゅくじゅくとかき混ぜられているような感触に、吐き気を通り越して爽快感さえ感じている。
 全身を作り変えられる感覚は中毒的なまでの快感で、犬のように荒くなる息を整えようとも思わない。
 ――――ガキン、という撃鉄の音。
 回路のスイッチが生成され、27の回路が膨大な魔力に無理やりこじ開けられる。その痛みさえも快楽に転じ、俺のアタマは異常を正常であるかのように受け入れる。
 洗脳は最悪にして絶対でぐるりと価値観は回転し愛(ラブ)&正義(パワー)が俺のすべてですべては俺のために俺はすべてのために血濡れの愛を撒き散らすのである。

「あ、ああ、あああああぁぁぁああああ!」

 正義感とか倫理とか理性とかそっちのけの俺ではない俺が具現化する。不思議な事にそれに嫌悪感を抱かない。むしろ凄すぎるぞ俺。俺ちょー凄い。

 〜中略〜

「お待たせ! 魔法少年カレイドジャスティス、ここに誕生――――!」

790 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:45:21
凛が桜にあんなことを頼まれて、マキリ家が吹っ飛んで、さらに事件が連発の状況なんだから
桜のことが気にならないわけがない、だから伍で

>>788
どうでもいいことだが、”バ”ではなく”パ”な

791 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 02:50:04
>>789
俺は>>787じゃないけど、そんなのもいい感じ

といっても完結できなくなったら本末転倒だし
自分が一番書きたいと思うやつで書いてもいいと思うよ
(といいつつ俺はパに投票したけどねw)

792 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/30(水) 04:14:23
天井近くから始まった掃き掃除も、この床掃除で終了となる。
掃除の間中ずっと考え、そして結論が出た。
「よし、トニオさんに弟子入り、とまでは行かなくても、簡単にイタリア料理について学べる事は学んでおこう」
料理のレパートリーが増えればきっとみんなも喜んでくれるだろう、最終的には。
そうと決まれば早速四人に話してこなければ。

「あー、みんな、悪いんだけど教会に行くのはもう少し後で良いかな?」
「? どうしたんですか? 掃除にもう少し時間がかかるとか?」
「いや、掃除はさっき終わったんだけどさ……」
少し躊躇いがちになるのは仕方がなかろう。
何しろ私用の極みと言うところだ、団体行動を乱すのはあまり誉められた事ではない。
「ここでイタリア料理の基礎だけでも勉強していこうと思って」
だからみんな反対するだろうけどここは少し我慢して貰って……
「あ、それなら私も学ぼうかしら」
「ええ、良い考えですわ」
「良い考えですね、賛成です」
「私も構いませんよ」
あっさりと承認された。
「……いや、良いのか?」
話的にも。


「ええ、これだけ美味しい料理ならば学んで損はないでしょう、淑女の嗜みは多く、かつ洗練された方が良いに決まっていますわ」
いつの間にか扇子のような物を取りだして笑うルヴィア、手袋と共に驚く程決まっている。
「言っちゃなんだけど、中華料理は医食同源だからね、デザートに彩りが寂しいと思っていたところなのよ」
顔を少し赤くして答える遠坂。
学ぶ気満々だ、例の豊胸効果のあるデザートを。
「料理のレパートリーが増えますね、トニオさんが師匠の師匠になっちゃいますけど」
「ええ、サクラ、料理の種類が増えて困る事はありません、私は待っていますが」
学ぶ意欲満々の桜と見守るライダーも依存はまるで無さそうだ。


話を切り出した時、トニオさんはいい顔はしなかった。
「ワタシにしてもまだまだ学ぶ事は沢山アルと思っていマス、ヒビ修行という奴でス」
しかし最終的には了承してくれた、基本的な事だけで良ければという条件付きだったが。

そこで掃除の後片づけの後、全員を招いてのイタリア料理基礎講習会が始まった。


結局。
朝一番でS市に来たというのに午前中は何も進展せず、昼食を食べ、トラサルディーを後にしたのは日も落ちかけた夕方であった。
トニオさんに全員で一例する。
「またドーゾー」
そう言って笑顔で見送るトニオさんの笑顔が特徴的だった。
そして頭の中にある事も「得したなぁ」という想いが大半を占めていた。


教会はトラサルディーからそう離れていない霊園の一角に建てられていると言う事だった。
「以外と、近いのね」
「以外と、というか、あそこからここまで建物が殆どありませんでしたよ?」
「あれでよく経営が成り立つわね……あれほどの腕ならば一度で終わりと言う事は無いでしょうが」
そう言いながら、霊園を歩く。
霊園の構造は一般的な物で、冬木の教会近郊とそう変わらないものだった。

教会の庭では、如雨露で花に水を差す黒服の神父の姿が見えた。
「……何かね? 冠婚葬祭の類では無さそうだが」
振り返りもせず声をかける神父、どうもまともな手合いでは無さそうだ。
「私は遠坂凛、冬木の管理人で、時計塔からの依頼で『聖杯戦争』参加の為の報告に来ました」
油断はしない。
何しろ冬木の聖杯戦争では神父が裏で大きく糸をを引いていたからだ。
故にライダーも実体化せず後ろに控えていた。
「……後ろの面々も同じ参加者と見て良いかね?」
「ええ、勿論、無関係の人間を巻き込むようなマネをしないのは魔術師の基本でしょう?」
「なるほど……」
納得したのか、もう一人の神父を呼ぶと、花の水差しを任せ、教会の中へ手招きした。
「あの花は日に弱い品種でね、昼に水を撒くとそれだけで葉が焼け付いてしまうのでな。
 だから日の落ちる寸前に優しく水を撒き、夜中に水を吸収させねばならない」
石畳の床を歩きながら、神父はそんな事を口にした。
「来たまえ、外で話をすれば日も落ちるだろう……それに、説明の前に見せたい物もある」
教会の中へ案内された。


そこで神父は
ト:沢山の人を見せつけた
ニ:とある箱を見せつけた
オ:聖杯を見せつけた

793 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/30(水) 04:17:14
神父が選択肢で「ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」とか言ってたが慌てて検閲した。

794 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 05:15:26
伍
Double/の士郎は魔術は使えない?のかな?

795 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 05:33:43
ニ。すごく・・・大きいです・・・

796 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 05:39:38
伍とオ

797 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 05:49:55
参とオ

798 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 06:01:26
四とニ

799 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 06:38:58
ニ 独自イベントになりそうだから

800 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 08:08:50
伍とニ
今さらだが隣町の桜は遠坂カラーに戻ったんだな
戸惑いもあるだろうがおおむねハッピーそうで良かったわい

801 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 08:12:49
二(漢数字の『2』)とニ(カタカナの『に』)が紛らわしいな

802 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 08:13:50
すまん
2は弐だった

803 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 08:39:25
>>781
参が2、四と伍がリーチ

>>792
ニで決定

804 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 09:26:22
参でトリプルリーチを目指すのもいいが続きが気になるので
四っと

805 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 15:42:37
ん? 792は決定でいいの? 795,798,799,800は良いとして
801は紛らわしいってだけじゃ?

あと453の保管庫、完結と連載中だけでもまとめてほしかったり。

806 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 15:51:52
ではダメ押しのニを入れておこう。

807 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 19:56:43
四 円蔵山まで足を伸ばす。

 落ち着いてよく考えてみると、冬木で怪しい場所は限られている。円蔵山というのは、その最たるものの一つではなかろうか。ランサーの行方は気になるし、桜の事も心配だけど、まずはあの場所を探ってみて損はない。

 遠坂凛はそう計算し、早速タクシーを拾おうとしてやっぱりやめた。決して財布の中身と相談したわけでは亡く、単に見回りも兼ねて歩きたかったからである。と、彼女は主張してる。

「カレン、体の方は大丈夫かね? もし辛いなら、無理せず家で休んでいた方がいい」
「あら、心配してくれるの? でも平気よ。サーヴァントになって多少は頑丈になったようですから」

 カレンの言葉を聞いても渋るアーチャーを凛が嗜め、一行は深夜の街を歩き出した。道中、カレンが凛をつついて遊ぶのを、アーチャーは目を細めて見守っている。なにか、今はもう思い出せない大切な記憶を反芻しているように。



 士郎が土蔵の扉を開けたとき、床がぼんやり光っているのに気がついた。見覚えのない紋様が、床の一部に描かれている。

「ライダー、これは?」
「魔法陣です。詳しくは分かりませんが召喚用のものでしょう。つまり、恐らくはこれこそが私達を呼び寄せるための―――」
「ええ。それは先輩のお父様が残したサーヴァント召喚の陣です」
「……サクラ」

 続いて土蔵にやってきた桜とルヴィアゼリッタ。二人は魔術師として、今後の行動について話し合う事を欲していた。

「桜、親父が用意したって?」
「はい。先輩のお父様、切嗣さんは、その筋ではちょっと知られた凄腕魔術師だったんです。その腕を買われて名門に婿入りし、聖杯戦争に参加する為に冬木にやってきたって聞きました」

 桜が衛宮家に入り浸る事を許されたのも、そんな「衛宮の後継者」である士郎を調査するという名目を手に入れる事ができたからだった。実際には士郎は魔術の魔の字も知らなかったわけだが、そんな事は虚偽をまぜればどうにかなった。

 士郎が魔術に長けてる可能性があるという証拠を得る為に、屋敷中隈無く捜しまわった事もあったという。この魔法陣も、そんなおりに見つけたものの一つである。

「でも、切嗣が魔術師だったのなら、俺にはなんで何も……」
「魔術師だったからこそ、子供には魔術と関係なく暮らしてもらいたかったのでしょうね。明らかに魔術師失格ですが、私もそうだからこそ共感できる考えなのは確かですわ」

 ルヴィアゼリッタに説明され、士郎は複雑な気持ちで黙り込んだ。士郎は切嗣に、ありもしない神秘に頼るなと教え込まれていた。ありもしない神秘。それはただの方便か。いや、もしかしたらそれこそ、優れた魔術師だったからこそ実感していた真理だったのかもしれない。

 今となっては、確かめる術などないだろうが。

「……それはそうと、確かにこれならサーヴァントをすぐに召還できますわね」

 ルヴィアゼリッタはそういって、魔法陣の構造を調べている。既に起動寸前まで準備が進んだ、否、何らかのはずみで暴発しかねないほど整った環境がそこにある。跡は触媒をセットして、術者の魔力を流し込むだけで終わりだろう。ランサーに襲われ一刻も早く召喚を済ませたかったルヴィアゼリッタには、これ以上ない絶好の条件だった。

「いいですか? ルヴィアゼリッタさん。わたし達がこの場所を、召喚に適した環境を提供します。ですからルヴィアゼリッタさんはどうか―――」
「ええ、心得ておりますわ。サクラ、ミスタ・エミヤ。時が来るまであなた達と協力し、ともに戦うと誓いましょう。エーデルフェルトの名誉にかけて」

 二人の間で契約が成立し、かたく握手が交わされた。それを見守る士郎とライダーも、穏やかな瞳で眺めている。今この場において、新たなる同盟が誕生した。

808 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 19:58:27
 朗々と唱え上げられる歌声。舞い上がるオドと降り注ぐマナ。詠唱のせせらぎが床にしみ入り、魔法陣の力をルヴィアゼリッタの求めるように収束させていく。

「先輩。これを、その中心に」
「おう」

 タイミングを見計らって桜が指示し、士郎の手により触媒が用意されている。ライダーによりホテルから回収された、古代より伝わる聖なるヤドリギの欠片である。

 魔力の高まりが最高潮に達したとき、触媒が魔法陣の中心に設置されるその寸前、士郎の指が魔法陣のふちに少し触れた。本当にささやかな、本人でさえ気付かなかったその行為。それが、結果を大きくかえる事になると知る者は、この場に一人もいなかった。

「……きたっ。きますわよ!」

 膨大な魔力が荒れ狂い、渦を巻いて集っていく。その中心に人影が見える。圧倒的な威圧感。存在そのものが人間以上。まるで獅子のような竜のような、黄金の気配をもつ何ものかがそこにいる。

「ライダー、念の為かまえてて」
「ええ。もちろんです」

 そしてついにその時がくる。夜空から星が一つ、白百合に誘われて降ってきたのか。神話の欠片は降臨し、可憐すぎる外見に似合わぬ威厳を持ってその口を開いた。

「サーヴァント、セイバー。召喚に従い参上した。早速だがマスターはどなただろうか」
「……私ですわ。ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。エーデルフェルトを率いる天秤の魔術師です」

 右手の甲に浮き出た令呪をかかげ、誇らしげに歓迎するルヴィアゼリッタ。最強のクラスであるセイバーは、その名に恥じぬ気高き様をもって頷いた。

「確かに確認した。あなたをマスターと認め契約を完了する。それでは、よろしくお願いします、マスター」
「ええ、こちらこそお願いしますわ。セイバー」

 それで、とセイバーはこちらを視線で示し説明を求めた。士郎とも一度目が合って、彼はその底知れぬ蒼さに驚いてしまう。

「セイバー、この方達は仲間ですわ。私達、しばらく同盟を結ぶ事にいたしましたの。いかがです?」
「いえ、問題ありません。見た所マスターは優れた魔術師のようだ。そのあなたがそう判断したのであれば、ひとまずそれに従うのが望ましい」

 セイバーは素直に従うが、ライダーから警戒を外さない。それはライダーも同じようで、サーヴァント同士打ち解ける事は難しそうだ。

「ゲイ――――――」

 その時である。はじめに気付いたのはセイバーだった。とっさにルヴィアゼリッタを抱きかかえ、土蔵の外へと脱出した。一瞬の間もおかずライダーもそれに追従する。桜と士郎を腕に抱いて。

「―――――――――ボルク」

 例えるならそれは終末の炎。巨人の鉄槌。雷の爆発。飛来した赤い槍は目視すらできず、冗談じみた威力で突き刺さる。頑丈な土蔵がひとたまりもなく砕け散り、地面すら抉ってクレーターを形成した。

「よう。また会ったな」

 そんな暴力すら挨拶代わりの遊びなのか。どこからか降ってくる声は陽気ですらある。土ぼこりを吹き飛ばして魔槍の隣に着地したのは、青く猛々しい一匹の獣だった。

「あ、あなたは……、ランサー!」
「おう、お嬢ちゃんやっと召喚したな。いい加減こっちも待ちくたびれたんでね、一つ存分に暴れさせてもらうぜ」

 くるくると槍を弄び、ランサーはセイバーに目を向ける。なんとも楽しそうに、嬉しそうに。そんなランサーから目を離さず、セイバーは腕の中のマスターに聞いた。

「あれは敵でよろしいですね」
「もちろんですわっ。セイバー、私の分までとっちめて下さらない!?」

 猛るルヴィアゼリッタに頷いて、セイバーは彼女を地面に下ろした。

「了解した。ランサーだな。残念だがマスターの命により、貴様にはここで倒れてもらおう」
「はっ、大きくでたじゃないか!」

 燃え上がる土蔵の残骸をバックに、ランサーの顔面に喜色が輝く。ルヴィアゼリッタの魔力を受けて圧倒的に吹き荒れるセイバーの力に、恐怖するどころか喜んでいる。

「おう、ライダー。いいか? 邪魔するんじゃねえぜ。いや、俺は二対一でもかまわないけどよ」

 ランサーはライダーの方に視線をやり、不適に笑って目を輝かせ、

「―――おまえら、後悔するぜ?」

 心底本気でいってのけた。



ライダーを参戦させますか?
壱 参戦させる。
弐 参戦させない。

809 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:03:58
弐
セイバー、あなたの力、ここで見せて

810 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:09:30
壱
と言っても前線じゃなく、タイミングよく動きを鈍らせる役

811 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:14:31
弐

ゲイボルグ怖い

812 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:15:10
弐 兄貴に活躍を

813 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:16:39
>>809に同調。
弐!

814 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:19:59
弐
兄貴頑張れ

815 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:19:59
触媒違うからアーサー王じゃないよね?それじゃいったい誰よ

令呪でライダーには手を出せないから(殺すことまでは出来ないはず)
ライダー参戦するだけで十分有利になるはず、だから壱

816 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:29:57
弐で決定ですな。

>>815
触媒がヤドリギだからミストルティン関係だろう。
ホズは盲目だからロキかバルドルかフリッグあたり?

817 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:31:14
>>814-815
同時とは驚いたなw
もし壱と弐が4つずつだったら…
兎に角弐で決定か

818 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 20:36:45
>士郎の指が魔法陣のふちに少し触れた。本当にささやかな、本人でさえ気付かなかったその行為。
ってあるから士郎がマスターになるかと思ったら、結局令呪はルヴィアにあるし
もしかしたら、士郎が触ったせいで鞘が反応してアルトリアが召喚されたのかも?

819 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 21:01:42
まあ待て。憶測をめぐらしたところで意味はない。
いずれ分かることだ――――――――

820 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 21:02:48
聖なるヤドリギならシャドウハーツしかない。

821 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 23:11:48
弐 参戦させない。

 激突が激突を呼んでいる。火花が次々と弾け飛ぶ。庭は既に原型を失い、世界は轟音に震えていた。青い猛犬と金の赤竜。惑星よ、歓喜せよ。これは神々の時代の戦いである。

 セイバーの右手はちぎれている。金の髪はほどけてなびき、銀の鎧はとうに壊れた。

 ランサーの左腕は切断された。脇腹は裂けて血に染まり、動くたびに血しぶきを上げる。

 それでも、二人とも心底楽しそうだった。両者の体に無傷な箇所などない。それが、楽しい。限界を振り絞っても相手はその一歩先をいく。まるでそれは二重の螺旋。二人が二人、お互いを強者と認めて挑み続ける。

 聖剣を覆う風王結界は吹き飛ばされた。魔槍は刃こぼれが酷く目立つ。それが、嬉しい。なんと喜ぶべき戦いだろうか。これほどの強敵。これだけの死闘。ここまでの窮地。そしてここまで沸き立つ熱い血潮。

 なんと素晴らしき聖杯の奇跡か。ランサーは歓喜の咆哮を上げる。セイバーは唇を釣り上げる。守るべき主も、渇望した願いも、生前のしがらみも、この素晴らしき舞台では全て忘れた。

 ランサーが低空を駆け抜けた。強靭な足でセイバーに肉薄。瞬きする間に五月雨を撃ち、その全ては急所を完璧に捕らえる。その一瞬、セイバーは己が魔力を爆発させ、尽く剣撃ではじき返す。

 幾千の死線を超えたのか。幾万の火花を散らしたか。その一つ一つが最高の一瞬だった。一撃一撃が直球の必殺。気を抜けば即ちその場で死、押し負ければ直ぐさまそこで終わり。骨を断たせても肉を断ちたい。そう思わせる好敵手だった。

 セイバーが咆哮とともに上段に構える。その姿、性、なんと傲慢。なんたる威容。彼のもの、王の中の王にして騎士の中の騎士である。ただ振り下ろす一撃が、ランサーを大地ごと押しつぶす。地面の中で竜が暴れるような激動の中、それでもランサーは耐えきった。剛剣を地面に流し涼しく笑う。それもそのはず。彼こそアイルランドの光の御子、最も多く捕虜の首を切り落とした至高の勇者なのだから。

 再び、金と青が激突する。その度に火花から恒星が生まれ、夜風は爆音の讃歌を叫び続ける。飛び散る大地。焼けこげる大空。大自然よ、刮目せよ。人を超え英雄を超え英霊を超え、ただの戦士となった二人がここにいる。



 それは、手出しなどできない戦いだった。ただ圧倒され、傍観する事しか許されない。同じサーヴァントのライダーでさえ、三人を余波から守りながらではセイバーの援護もできそうにない。

「すごいな……」

 小さな子供が打ち上げ花火に圧倒されるように、ただただ見入る衛宮士郎。

「ルヴィアゼリッタさん……、なんて英霊を呼び出したんですか……?」

 畏怖に震えた声で桜は聞いた。聞かずにはいられなかった。目の前で行われている戦いは、あまりにも現実から乖離しすぎている。せめて正体を知ればこの恐怖も和らいでくれるのか。

「……分かりませんわ」
「そんな……」

 しかしあまりにも無情な答え。それもそのはず、ルヴィアゼリッタにさえ予想外だったのだから。そもそも、彼女が用意した木片であれば、召還されるのは剣士などではなく―――。

「言い伝えによれは、あれは至高のドルイドに縁あるものと」
「あのセイバーが、お坊さんなのか?」

 士郎の視線の先には、至近距離から全身のバネを使ったランサーの頭突きを、強烈な肘鉄で相打つセイバーがいた。聖職者には絶対に見えない。

「あるいは、その人に縁のある方かもしれません。ま、どなたでもかまいませんわ。あんなに強いサーヴァントなのですから」

 跡は彼女の働きに私がどれだけ見合えるかどうかでしょう、とルヴィアゼリッタは楽観して、更なる魔力を供給する。その剛胆さと大胆さに、士郎と桜も顔を見合わせるだけだった。

822 名前: Double/stay night ◆SCJtHti/Fs 投稿日: 2006/08/30(水) 23:12:59
「……やるじゃないか」
「……あなたこそ」

 ボロボロなんて表現が生易しいほどの惨状になりながら、それでも二人は止まろうとしない。お互いを讃えあおうとも闘志は決して消えないのだ。

「見ろ、もうすぐ日も昇っちまう。このままじゃいつまでたっても決着が付かないってのにな。そこでどうだ、セイバー」
「なるほど、いいだろう。次の一撃か」

 頷き、そして両者必殺の構えをとる。意味するものは宝具の解放。英霊の力の神髄たる、正真正銘の奥の手である。

「お待ちなさい! 令呪を使いますわセイバー!」
「必要ありません、マスター」
「なっ―――!?」

 ここぞというとき絶対的な力を発揮できる令呪の使用を拒否するのは、ルヴィアゼリッタの予想を超えていた。

「遠慮するな。使えよ」
「お気遣いなく。犬を躾けるのに虎用の鞭は無用です」
「はっ、いっとけ。どうせ俺が勝つのは分かってるんだ。せめて少しは強くなってもらわないと弱い者いじめで格好悪いだろ」
「ほう―――。よくいった。ならば遠慮なく使わせていただきましょう。マスター!」

 ルヴィアゼリッタの令呪の一画が爆ぜ、光を放ちながら消えていいた。その瞬間、ただでさえ凄まじかったセイバーの発する迫力が、さらに倍する勢いで増加していく。

「覚悟はいいですか、ランサー」
「おう。おまえもな」

 セイバーも頷き、剣を構える。どちらが勝とうと、楽しい時間は終わってしまう。そんな微かな寂しさの後、凍り付くような殺意が充満した。

 両者、一歩も動かず、一指も動かさない。時間の流れが止まったような、静寂。ピリッと張り詰めた空気の中、最初に動いたのはランサーだった。

「ゲイ――――――」
「エクス――――――」

 紫に染まる大空へ飛翔するランサー。存分に耕された大地を踏み締めるセイバー。ランサーは踊るようにバネを引き絞り、セイバーは光を振りかぶって月を狙う。

「―――――――――カリバー!」
「―――――――――ボルク!」

 荒れ狂う光の流れ。唸りを上げる真紅の魔槍。極限まで研ぎすまされた二つの力は相反しながらも激突し、光が槍を飲み込んだ。

 全身に光を受けながら、ランサーのサーヴァントは消滅した。あっけないほどの一瞬だった。この時代に彼が何を望み、そして何を手に入れたのかは分からない。それを知る機会は、永遠に失われてしまったから。

 ―――だが、紅の勢いは止まってはいない。

 聖権の放った光をかき分け、そのせめぎ合いに自らも溶け細りながら、それでもゲイ・ボルクは止まらなかった。セイバーの直感すら超えた最後のあがき。理も宇も捨てた男の意地。その軌道は完全に心臓を捕らえ、セイバーの胸元を貫いた。

 ―――それは、どんな幸運か悪運か。

 槍は微かに心臓をそれ、セイバーは重症ながらも生き延びた。いかにサーヴァントといえ、無視できるはずがない重症だった。腕も全身の切り傷もなんとかなる。しかしその胸の傷は、極上の呪が染み込んでいるのだった。



 ようやく、遠坂凛が円蔵山のふもとに辿り着いたとき、時刻は午前三時をまわっていた。柳洞寺の朝は早いという。もうしばらくして空が白めば、修行僧達は起き出してくるのだろうか。

「時間がないわね。手っ取り早く調べるわよ」
「……その必要はありません」

 石段に足をかけようとした凛を、後ろからカレンが制止した。視線が示すのは遥かな山門。一体何があったのか。あそこに何者かがいるというのか。いつの間にかカレンは顔面蒼白で、胸を必死に押さえている。

「どうしたのよ? 具合が悪いの?」
「まさか、カレン……」
「……ええ、最低。ねえ、アーチャー、憶えてる? あなたを殺した死神を」
「まさか。この上に、奴が?」

 カレンは苦しそうにしながら頷いて、脂汗を流しながら退却を提案した。確かに、エミヤは一度破れている。しかしサーヴァント同士の勝負なら、そうそう簡単に負けない自信もあった。道は二つ、戦うか、逃げるか。エミヤは凛の顔を伺い、彼に判断をまかされているのを知った。ならば―――。

壱 戦う
弐 逃げる

823 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:31:19
弐

824 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:38:12
壱。リターンマッチは漢の華。

825 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:38:22
チキる。
弐。

826 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:38:59
兄貴ー!
弐

827 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:40:03
志貴っぽい気がするので弐

828 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:43:14
壱
さらば兄貴

829 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:43:49
弐
いくら妄想したって勝てない奴には勝てないんだよ

830 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/30(水) 23:52:27
弐で決定か

831 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 01:27:19
クランの猛犬はここでも身体を地に横たえることなく逝ったか。
次のは、イントロから考えて間違いなく志貴だな。ゾクゾクするぜえ。

832 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 01:35:16
もうクラスはほとんどないし、志貴はバーサーカーってことになるんだろうか
発作的に人を殺しちゃうぐらいだから、十分素質ありだしな

833 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 02:27:53
剣:アルトリア(ルヴィア)
槍:クー・フーリン(言峰)
弓:エミヤ&カレン(凛)
騎:ライダー(桜)
暗:エミヤ(イリヤ)

今の情報だとこうなってる。
さすがに志貴がキャスターのクラスってことはないだろうからクラスはバサカだな。

834 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/31(木) 02:42:33
あらかじめ多分「ヤバイ作品」になると言ってるのに……
>>799
ククク……いいのかよ……!
俺がやるとなったらFateじゃなくなる……
やらせて貰うぜっ……限界を超えてっ……!

835 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/31(木) 04:27:49
もっと戦争を、あの時の私はそう考えていた。
こうして死する寸前に思えば、やはりもっと戦争を。
闘争の果てに死する己を幻想した。
だが、こうしてやり遂げた果ての死も、良い物なのかも知れない。




教会の重厚な扉が開けられる。
神父は一度も振り返らない。

礼拝堂を抜け、神父の私室と思しき部屋へと通された。

室内に入り込むと手で制される、待て、と言う事だろう。
「冬木の管理人、冬木聖杯と、それに伴い行われる奪い合い、五度行われたの聖杯戦争についてどの程度知る?」
私室内の金庫の鍵を開けた。
「一通りは、各回毎の参加者や呼び出されたサーヴァント、細かな経緯を全て知っているわけではありませんが」
「サーヴァントについてどの程度知っておるね?」
「管理者であり参加経験もありますから一通りは。
 剣の騎士セイバー、槍の騎士ランサー、弓の騎士アーチャー、騎乗兵ライダー、
 魔術師キャスター、狂戦士バーサーカー、暗殺者アサシンの7騎を基本とする」
合格だ、と神父は言う。
「では3と4、二回の聖杯戦争の管理者である言峰璃正については?」
「戦争の管理人であった事、三回目の管理者としてのの功績から冬木教会の管理人となった事、と言った事でしょうか」
その息子の話は伏せた。
「ふむ、正しいがそれだけではないのだよ」
金庫から箱を取り出した。
「彼は優れた魔具の作成者でもあった。
 魔力探知、対屍霊等、現在教会の異端狩り等に用いられる魔術、対魔術機材の多くは彼が原型を作成した物が多い」
勿論、そのまま用いられている物もあるがね、と付け加えた。

「そして、三度目の戦争管理の功績最大の魔具、それが」
「聖杯戦争専用のサーヴァント探知機材の一種、と言ったところかしら?」
エーデルフェルトが言葉を遮って言った。
「ほう、分かるかね?」
「簡単な推理ですわ、教会がこの戦争に参加しながらも時計塔と対立してまで強行することをしない理由を考えれば」
「なるほど、神秘は隠匿しなければならない、この大原則のためか」
「そして最大の功績とまでいうのならば、敵を全て屠り聖杯を手に入れるか、または隠匿が難しくなる事態を事前に防ぐ手段のどちらか」
一度だけ言葉を切る。
「どちらかは、これまでの結果から考えれば明白ですわね」
「そこまで分かっているのならば話は早い、これは聖杯戦争の為に作られた探知機材だ」
箱の鍵を開く、金庫の鍵とはまた別の物だ。
「これにより神秘の隠匿は格段に容易となった、要隠匿となる事態の可能性を事前に察知できるのだからな。
 対策も立てやすく、いざ事が起これば参加者からの要請があり次第、もしくはそれ以前に動ける。
 故に彼の亡骸よりも先に聖堂教会がこれを回収した」
箱を開く。
「中身はカードだ、召還されたサーヴァントのクラスを意味するカードが格納され、敗北し、死すれば消える。
 そして魔力の変動を確認すれば所在地をも表示する」
中に入っていたのは一見タロットカードのようであった。
「故に此度の異常事態も判明したのだがね」

836 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/31(木) 04:28:50
格納されていたカードは数枚などではなかった。
優に数十枚。
「模造品による劣化なのか、はたまたこれが聖杯制作者の意図する聖杯戦争なのか、それは分からない」
その全てを見せつけるように机の上にザッと並べる。
「だがこれが現実だよ、本格的な意味で始まってさえしまえばあらゆる意味で最悪の聖杯戦争となる……」
ふと机の上を見れば、茶色の紙、紙の上には召還された順と、既に破れたサーヴァントが順に書き込まれていた。

紙には記録、これまでに既に20騎以上が召還され、5騎が敗北した事が記されていた。
「昨日の日付……2時、ライダーとバーサーカーが交戦の模様……22時、キャスター召還、ライダーと交戦の模様……
 今日の日付……15時にアーチャー召還、キャスターと交戦の模様……昼間じゃないか! 一般人を巻き込むぞ!」
上から順に指で追いながら、書かれた内容を見て、衛宮士郎が怒りに声を上げた。
「だから最悪だと言っている……今現在死者は出ていないし集団昏倒などの事態も発生しては居ない……
 だが遅かれ早かれそうなる事は間違いないだろう……だが問題はそれだけでない」
「……なんですか、冬木戦争の規模拡大だけが問題ではないと?」
「確認されただけで、『魔術師でない者がマスターとなっている』例が最低でも一つ、存在する……」
「……まさか」
遠坂凛は目眩を起こした。
それが現実だとすればなんと最悪の事態か。
「その通りだ、神秘の隠匿という大原則も、一般人を巻き込まないと言う一般的な魔術師の原則も意味を為さない。
 聖杯が『死にたくない』という願いを不完全に叶えた結果やもしれん……そう考えればより最悪となる、意味は分かるね?」
凛が頷く。
そうであれば巻き込まれた人間全てがマスターとなる可能性すらある。

そして神父が重苦しい声と共に1枚のカードを取り出す。
「まして……これだ」
描かれた図柄は剣を振り上げる騎士と、その背後に控える多くの騎士達。
「『将軍<<ジェネラル>>』、単独じゃない、群体である軍隊だ……
 サーヴァント単騎による被害どころの話じゃない、戦いによって軍の全てが解放されれば街が簡単に滅びるだろう」
「交戦した記録は?」
「見れば分かるが召還のみで、現在の所存在しない、故に被害は出ていない」
息を吐き出す。
神や偉人が軍を率いた例は神話上でも歴史上でも多く残る。
大神オーディンが率いたラグナロク、バルバロッサ大王の十字軍、アーサー王の12の戦い等、例を挙げれば幾らでも存在する。

重苦しい沈黙が落ち、日も落ちた。
そんな教会の一室の中で、口を開く。
「この戦い、止めなければ……!」
そう、最初に力強く宣言したのは桜だった。
士郎に代わり正義の味方となる、そう宣言したあの時の想いは間違いでも幻想でも、夢想でもない。
一人でも多く、救える命を救う。
そう心に決めた。
「ああ、止めなきゃな、桜」
「ええ、そして力の及ぶ限りの命を救いましょう」
そんな風に力強く、『桜の味方達』は正しく正義の味方となった。
「ええ、そうね、それが神秘の隠匿にも繋がるし、巻き込まないと言う事にも繋がる……私も手伝わせてくれるでしょう?」
「そうですわね、魔術師としても、私という個人にとしても……貴方達を手伝えと言っていますわ」
五人が手を合わせ、その心は固く解け合った。


「巻き込まれた人間、敗北したマスターは可能な限り教会で保護しようと思う」
「ええ、協力させて頂きますわ」
「協力を嬉しく思う、当教会は中立を守るが、それを崩さぬ限りに於いて可能な限りの支援を行わせて貰う事をここに確約する」
「ええ、こちらこそよろしく、神父」
そう言って、一行は教会を後にした。

837 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/31(木) 04:29:43
教会、霊園の先。
その坂の下、銀髪の少女が待っていた。
「難しいお話はもう終わり?」
幼い声が落ち始めた夜闇の中で響いた。
それは、歌うようなその少女は、記憶通りの声で、
「お久しぶり、はじめまして」
礼儀正しく、微笑みながら、行儀良くスカートの裾を持ち上げてお辞儀をした。


「――イリヤ」
どうしてそこにいるのか。
どうして記憶の中そのままの姿で――
「今度は闘うのかね?」
サーヴァントを連れているのか。
「ええ、闘いましょう、お兄ちゃん、馬鹿だから、闘うって決めてきたんでしょ? "あの娘"もそうに決まってるって言ってるわ」
無言でライダーが実体化する。
既に武装し、殺気を漲らせる。
「あはは、貴方が闘うの?」
面白そうに微笑む。
「誰かは知らないけど無駄だと思うわ、主を連れて逃げるだけなら出来るかも知れないから、そうした方が良いんじゃない?」
それは、心からの忠告だったのだろう。



黒服の、イリヤのサーヴァントが一歩だけ前に出る。
「良いよ、闘ってあげる、最初だから、一歩でも後ろに下がらせたら見逃してあげる」

衛宮士郎、間桐桜、遠坂凛、ライダーにとって二度目の戦争が、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトにとって最初の戦争が始まろうとしていた。


「私のサーヴァントはね――ドイツ最大の英雄なんだから」


1:そして戦いが始まった
2:戦いは始まることなく終わった

838 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 04:39:23
セミリアルタイムで2を選択。

839 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 05:23:05
飛行機乗り?だといいなー
1で!

840 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 05:39:05
1。
奴か。ドイツの英雄は世界一なのか。

841 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 05:45:27
狐か?
1

842 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 06:10:49
アルトリアでは魔剣グラムには勝てないからなあ。
ここは2しかあるまい。

843 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 06:34:44
1
アルトリア?作品ちがくね

844 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 06:55:24
2

845 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 08:59:23
1
ブリッツクリーク

846 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 13:10:31
隣町とダブルが微妙に頭の中でごっちゃになっている俺は
2を選択

847 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/08/31(木) 13:11:26
ってもう1できまっていた…OTL

848 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/01(金) 00:02:56

 無理だ、この空間に氷室を連れてくるのは無理だ……!
 中の連中に気付かれないように、今度はゆっくりと引き下がる。
 幸い、中にいる四人はセイバーの気迫に飲まれて――あのライダーすらも――、オレに気づいた様子はない。

「一旦、俺の部屋に連れて行くしかないか……」

 そろりそろりと、廊下を逆に辿って玄関まで。
 それにしても最近、家の中だというのに移動に気を使うことが多いなぁ。
 玄関まで引き返すと、そこでは先ほどと同じ姿勢で待つ氷室の姿があった。

「待たせたな、氷室」

「む、もういいのか?」

 俺を見て、片付けは終わったのか、と訊いてくる氷室。
 まあ実際は片付けなどしていないのだが。

「ああ。……実はさ、今ちょっと客間も兼ねてる居間が家族で使われてて。
 しばらく使えそうに無いんだ」

「そうなのか?」

「うん、それで悪いんだが、話は俺の部屋でってことでいいか?」

 ……良く考えたら、俺の部屋なら他の住人に聞かれないだろうし、割とベストな選択なんじゃないか?
 俺がそんなことを考えながら、氷室にそう提案すると……。

 なんか、氷室が絶句してる。
 
「……っ!? …………!?」

 言葉も出ないらしい。
 何でこのタイミングで氷室が固まるのか。
 何であんな熟したトマトみたいな赤い顔をしてるのか。
 それも凄い勢いで。
 額に汗を滲ませて、早まるな、一度踏み込めば二度と拒めぬわ、という修羅の如き葛藤。

 というか本当にどうしたんだ氷室、顔の赤さが尋常じゃないぞ。
 もしかして嫌なのか。
 この木と土で築百年ぐらい経過して切継が住み着いたあげく
 現在俺の家今後もマスターの駆け込み寺みたいなこの家に入るのが嫌だというのか。

 だとしたらまずい。
 氷室もまずいが俺にしてもまずい。

 あの指輪、絶対危険な何かが含まれてる。
 そうでなければあの神秘の説明が出来ない。

「……どうしたんだ?
 ここで立ってても話できないだろ。中に入れよ」

 とにかく氷室を中へ誘う。

「……………………」

 用心しながら……いや、氷室がナニを用心しているのか俺には解らないが……ともかく用心しながら俺を窺う氷室。

「――――――――――」

 じっと氷室の様子を観察する。
 ……おかしい。
 氷室の顔が更に赤くなっていく。
 氷室、一体どうしたって言うんだ……と、喉を鳴らした時、不意に氷室が顔を上げた。

「――――――――――――」

「――――――――――――」

 視線が合う。
 氷室鐘は、相変わらず赤い顔で俺を見つめて。

「するつもり、なのか――――?」

「は?」

 よくわからないことを、口にした。

849 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:15:02
氷室かわいいよ氷室

850 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:16:38
なんで選択肢も無しでこんないいところで止まってるんだぁ!!w

851 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:18:27
つ、続きを!ハリー!ハリー!

852 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:18:31
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 氷室! 氷室!
 ⊂彡

853 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/01(金) 00:26:19

「するつもりって、なにがさ」

「いや、だから、え、衛宮の部屋でその、なにをするつもりなのだ、と……!」

「なにを、って」

 それは学校で既に言ったはずなのだが。
 氷室に個人的な話がある、と言って俺の家に招待して、そのまま俺の部屋に案内しようと――――ちょっと待て。

 氷室を……?
 俺の部屋……に?
 連れ込んで……?

「あ」

 わかった。
 俺わかっちゃいました、紳士。

 これは俗に言う、『お持ち帰り』という奴ではないでしょうか?

 ――多分大正解です紳士。

「ど、どどどどどどどどぉっ!?」

 脳内紳士協議を開いてる場合じゃない!
 話は俺の部屋で、だとぉ!?
 な、なにを言ってるんだ俺は!?

「ちちちちち違うぞ氷室、待て、誤解が、それはとんでもない誤解が!!」

「な、なにが誤解だというのだ、衛宮某! 女子をここまで連れ込んできて、何か申し開きがあるとでも言うのか!?」

 自分の肩を抱いて一歩後ずさる氷室。
 いや、確かに言い訳の余地は限りなく零に近いけど!
 自分でもこりゃあかんわって意見が濃厚だけど!

「俺は単純に、氷室と話したいことがあるってだけだ! 特に他意はない!!」

「う、嘘を……」

「居間には家族もいるって言ったろ!?
 俺の家、古い造りだからさ、部屋でそんなことしたら他の家族にばれるって!
 だからやましいことは絶対ないから!」

 おお、口からでまかせの割には信憑性のあることが言えてるぞ俺!
 俺の言い訳に一理あると思ったのか、氷室が――それでも半信半疑そうに――恐る恐る尋ねてくる。

「……本当に、話をしたいだけなのか?」

「本当の本当だ。
 もし氷室にやましいことをしたら、俺はゼロカウントで藤ねえに殺される」

 身内から犯罪者が出ることも、俺自身が犯罪者兼被害者になるのも断じて御免被る。
 俺が戸を開けて手招きすると、氷室はようやく、といった感じで俺の家の仕切りをまたいでくれた。

854 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:27:23
士郎へたれ杉w

855 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/01(金) 00:28:30

「――――そうか。
 だが衛宮、今後はそういう物言いはやめたほうがいいぞ。
 その、色々と誤解を招くからな」

「わかった、気をつける」

 全力で頷く。
 こんな発言を遠坂あたりに聞かれたら、一生モノの貸しが作れてしまう。
 彫刻刀で掘り刻むように、しっかりと肝に銘じながら、氷室に先導して部屋まで案内する。

「本当にその気はないと見るべきなのか……まあ、衛宮だからな……」

 途中、後ろで氷室がなにか言ってた気がするが、小声だったのでよく聞こえなかった。
 程なく俺の部屋へ辿りつく。

「ここが俺の部屋。何もないけど、まあ座ってくれ」

「ふむ。……本当に何もないな」

 俺の部屋を見渡して、正直な感想を述べてくれる氷室。
 言葉の通り、俺の部屋は基本的に物が少ない。
 これでも最近はライダーに借りた本をしまうための本棚とかが増えたのだが……それはおいておこう。

 押入れから座布団を引っ張り出すと、それを氷室へ勧める。
 と、居間が占拠されているために台所が使えないことを思い出した。

「悪い、居間を家族に占領されてるせいで茶の用意もできないんだ」

「そうか。実を言えば少し期待していたのだが」

「すまん」

 俺が謝ると、氷室はかすかに笑って見せた。
 もしかして、今のは冗談だったのか……?

「いいさ。……では早速本題、ということでいいのかな、衛宮?
 私と二人っきりでしたい話とは、一体なんなのだ?」

 いつものペースを取り戻したのか、氷室の会話は間をおかずに進展する。
 そうだ、色々と誤解を招きかねない言動を弄してここまで氷室を連れてきたのも、全ては氷室に尋ねたい事があったからなのだ。
 俺は氷室の正面、向かい合うような位置で座ると、一度大きく深呼吸をした。

 さて、果たしてどう尋ねてみればいいのだろうか……?


α:「その薔薇の指輪、どうしたんだ?」と軽く尋ねてみる。
β:「最近、なにか変わったことがなかったか?」と少し突っ込んでみる。
γ:「薔薇乙女《ローゼンメイデン》って知ってるか?」と核心を突いてみる。
δ:「実は俺もミーディアムなんだ」と一気にカミングアウトしてみる。

856 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:30:18
誤解している氷室がやけにかあいいからα

857 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:33:08
α

858 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:33:45
αで

859 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:35:09
αで、まずは牽制だw

860 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:37:52
α

861 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:37:57
αで

862 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:38:39
α
つーか、核心に迫るよりも氷室を口説く選択肢プリーズ!

863 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:39:09
αで。

864 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:39:41
とどめのα

865 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:39:45
早えぇえええ!!
…まあ俺もαのつもりだったけどなにこの神速w

866 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:39:58
すげぇなw
ストレートで8つも入ったのはじめて見たぞw

867 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:40:39
つーか、八つもいらんしw

868 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:40:43
8つどころじゃなかった

869 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 00:43:25
ここは氷室愛に溢れたスレですね

870 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:10:02
バロスwww 7分で決定か。

871 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:15:56
さっちんといい氷室といい、
サブヒロイン好きな住人が多いスレですね

872 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:21:25
>>871
虎にはSSFが発動するけどなw

873 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/01(金) 01:33:56
未だにどれくらいのバイト量なら書き込めるのかわからない俺ガイル。

**********

 いきなり「氷室、薔薇乙女《ローゼンメイデン》のミーディアムだよな?」などと尋ねるのはまずいだろう。
 まずは当たり障りのない質問を装って問い尋ねていくことにする。

「その前に、一ついいか? その薔薇の指輪、どうしたんだ?」

「……む。これのことか」

 俺が尋ねると、氷室は左手を目の高さまで持ち上げて、その指を広げて見せた。
 薬指に嵌められた、薔薇の意匠の指輪が鈍く光る。

「ああ。氷室はそういうのしてるってイメージじゃなかったから」

「なに、以前蒔につき合わされて覗いたアクセサリーショップで見つけてな。
 蒔と店員に勧められてつい買ってしまったのだ」

 よどみなく、すらすらと答える。
 流石は氷室、あらかじめ質問された時の答えは用意していたのだろう。
 だが、それは逆に言えば、指輪がなんであるかを知っている、ということ。
 つまり、氷室は薔薇の指輪の意味を理解している――!

「つい買ってしまったとはいえ、自分でもなかなか気に入っていたんだが」

 左手をひらひら動かして、いろいろな角度から指輪を確認する氷室。
 不意に、その手をぴたりと止めると、こちらを覗きこむような目で見てくる。

「……私がこういう指輪を嵌めているのは不釣合いだ、と衛宮は言うわけだな」

874 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/01(金) 01:35:07

「えっ……!?」

 薔薇の指輪のことを考えていたところに、氷室からのいきなりの不意打ち……!
 拗ねたように半眼で睨んでくる氷室。
 その姿は、なんというか……不謹慎かもしれないが、とても可愛い、と思ってしまった。

「えっ、あ、いやっ、そんなことはないぞっ。ええっと……」

 慌てて否定してみるものの、なんと言えばいいものやら。

 ――未熟者め、女性の身に付けている物はとりもなおさず褒めるのがマナーだ。

 はっ!?
 今、俺の脳裏に英国紳士のお告げがっ!
 と、とりあえず思ったことをそのまま口に出してみることにする。

「その、銀の薔薇ってのも、派手すぎないで落ち着いた感じで、氷室に良く似合ってると思うぞ!
 お、俺は好きだな、うん!」

 ……こうですか? わかりません!
 俺の脊髄反射の褒め言葉に、氷室は一瞬きょとんとしたが、

「………………そ、そうか。一応、褒め言葉だと思っておく」

 と、なんだか嬉しそうな照れくさそうな、曖昧な顔をして頷いた。

 ……ええと、多分成功したんだと思いますけど、むしろ会話がし辛くなりましたよ紳士?
 てゆーか、今のお告げはひょっとして英国ではなくイタリア男子の口説き講座では?

「…………………………」

「…………………………」

 俺と氷室の間に、思い沈黙が横たわった。
 氷室のほうは、俺から話を切り出すだろうと思っているんだろうし、俺のほうはどう質問するべきか言い悩んでいる。

 ううむ、やはりもうちょっと突っ込んだ質問をしてみるべきか……?
 そう思いつつも、なかなか言い出せずに氷室から視線をそらす。
 ……と。

「……ん?」

 視線の先。
 何気なく目を向けた場所で、おかしなものを見つけてしまった。


α:氷室の指輪がうっすらと、異様な赤い光を放っていた。
β:開かれた窓の外から、黒い羽根が舞い込んできた。
γ:氷室の背後、ふすまの隙間でツインテールが揺れていた。

875 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:37:27
待ってたぜ銀様!!
β

876 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:43:44
あえてγ

877 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:44:49
βを選ばず何を選べと

878 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:50:45
うーむ、αとβは展開的には同じ方向とみて

あえてγ!

879 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 01:51:43
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 遠坂! 遠坂!
 ⊂彡
 
という訳でγ

880 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:03:03
正義の味方の修羅場がみたいぜ!
β

881 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:10:36
せっかくだから、俺はこのβを撰ぶぜ!

882 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:22:57
まずは氷室からってことでα
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 真紅! 真紅!
 ⊂彡

883 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:30:52
しかし降臨するのは真紅のあくまだった───!

γ!

884 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:35:11
β
おまえらタイトル考えろよ?

885 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 02:49:18
βで決定か。
ところで、ミーディアムだめにしちゃう苺ちゃんはどこに居るんだろう。

886 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/01(金) 04:58:45
運に恵まれぬ彼らに 勝利が続くはずはない

彼らは 時代が変わったことに 気づかなかった
敗戦を繰り返しては領土を失い 小国に戻りつつあった彼らは
比類無き工業力を養い それを武器に 世界に向かって 最後の戦いを挑んだ

彼らは猛々しく戦い 惨敗した




そして戦争が始まった。


現れたのは歩兵であり、戦車であり、機械化歩兵である。
それが意味するのは弾丸の嵐であり、押し潰す重圧であり、寄せ付けぬ弾幕である。
屠る刃であり、守る盾であり、電撃戦の立役者である。

その、前に立つ者全てを鏖殺する嵐の前に、ただ一人、女神が立つ。
「将軍<<ジェネラル>>……ッ!」
「ふふふ……正しいけれど、そんな呼び方はして欲しくないわね」
彼女は謳う。
「そうよ、彼は将軍、近代最大の愚者<<フール>>であり悪役<<ヒール>>、その印と義務を世界から貰い受けた人間よ」

サイレンが鳴る。
「サクラ! 避けなさい!」
見返す余裕すらなく、それでもライダーが叫んだ。
弾かれるように、三人を抱きかかえて士郎が飛ぶ。
避けると同時、飛び退くと同時に、地面に巨大な穴が穿たれた。
「ふぅん、知ってるんだ、賢いわね、えらいえらーい」
空に舞うは『悪魔のサイレン』と呼ばれた名機、『シュトゥー・カンプ・フォルクツォイク』と呼ばれた名機。
「その穴はラインだよ、お兄ちゃん他の人も、そこから出てきたら、容赦はしないから」
それだけではない、気付けば空は軍用機で埋め尽くされていた。
「これだけ見て、これだけ聞けば彼が何者かくらい分かるでしょ?」

その言葉に全ての人間が理解した。
彼の事は、教科書にも載っている。
彼の書籍と、彼に関する書籍は、簡単に一つの部屋を埋めるだろう。
彼に関連する書籍だけを集めれば、図書館の一つも出来るだろう。
それが彼の巨大さを意味していた。

「アドルフ・ヒトラー……」
「そうよ、彼は総統<<ヒューラー>>、世界にその運命を狂わされたバーサーカーよ」
兵が殺到する。
鎖と、その肉体でもって部隊ごと薙ぎ払う。
その強さは圧倒的だが、一団を払う間に、弾丸で体が削られていく。
構わず前進し、さらに弾丸で削られていく。
そうしなければ後ろの彼等が死ぬのだと、自分に言い聞かせるようであった。

出血で動きが鈍り、ますます兵隊が殺到する。
凛のガントによる支援にもまるで意味が無く、無き倒される数倍の兵が殺到していく。
『サクラ、宝具を使います、下がって!』
そうしなければ全員が殺されると、現実と認識が叫んでいた。
そう、この状況は断崖での圧倒的な逆風に似ていた。
力と気を抜けばすぐに死ねる。
適切な指向性を持って、最大の力で抗おうと、やはりただ死ぬだけかもしれないと言う意味で。

既に流した血が虚空に魔法陣を描き始める。
群がる歩兵を吹き飛ばし、圧倒的な魔力が彼女の流した血と魔法陣から溢れ出す。
それを阻むべく、上空から地上への掃射が行われ、弾丸が彼女の体に巨大な穴を開けていく。
歯を食いしばり、意識を保ち、展開を続ける魔法陣。
流れゆく血液と共に魔法陣の文字が太く、力強くなっていく。
同時に、彼女から力が失われていく。
ライダーの近くに、戦車砲弾が炸裂する。


そんな光景を見て。
「ライダァァァァ――――!」
士郎が死地へと走り出した。

そしてその直後。
1:桜も死地へと走り出した
2:凛が虎の子の宝石を取り出し、走り出した
3:ルヴィアが魔具兵装を取り出し、走り出した
4:その場の全員が走り出した――
5:赤い侵入者が現れた

887 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 05:34:50
総統閣下だったか。
5。更に状況を混乱させてみんとす

888 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 06:33:31
5

889 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 07:08:12
3

890 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 07:13:59
5 一撃必殺を狙うならアーチャーだろうな

891 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 07:15:45
一つだけ異彩を放っている5で

892 名前: aaa 投稿日: 2006/09/01(金) 08:03:24
5のエアリード機能ない奴で

893 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/01(金) 08:15:50
はえーな

894 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/02(土) 00:23:04

 開けっ放しにしてあった窓の外。
 そこから、黒い羽根が舞い込んできた。

「……なんだ、これは?」

 俺と向かい合っていた氷室も、それに気付いたようだ。

「……随分と帰りが遅いと思ったら、女連れでお帰りだなんて。
 いいご身分じゃなぁい、士郎?」

 その声は、羽根に遅れてやってきた。
 ばさり、という風を打つ音。
 大きな黒翼をはためかせ、その人形は降りてきた。

「す、水銀燈……」

 窓の縁にふわり、と座ったのは、見間違うはずも無い、俺の契約相手である水銀燈だった。

「でも驚いたわぁ。
 どんな女を連れ込んだのかと思えば……まさかミーディアムだったなんて」

「ローゼン、メイデン……?」

 にやり、と上からモノを見たような笑みを浮かべる水銀燈。
 対する氷室は目を見開いて、半ば呆然と「その名前」を口にした。

「ええ、そうよぉ。
 私は薔薇乙女《ローゼンメイデン》第一ドール、水銀燈。
 貴女がどのドールのミーディアムかは知らないけどぉ……」

 水銀燈が悠然と名乗りを上げる。
 足を組み、指を組み、瞳を細めたその姿はまさに優雅にして艶美。
 座ったままの俺たち……否、氷室を見下ろしながら、水銀燈はいかにも自信たっぷりそうに言った。

「私は負けない。絶対に。アリスになるのは、この私よぉ」

895 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/02(土) 00:25:04

「……アリスに、なる?」

 それは、俺にとって聞きなれない言葉だった。
 負けない?
 ドール同士で勝ち負けがあるのか?
 水銀燈が目覚めたのは、その雌雄を決するため?
 その勝者が、アリスになれる、ということなのか?

 氷室のほうは、水銀燈の言葉を聞いても微動だにしない。
 氷室は、アリスという言葉の意味を知っているのだろうか……?

「衛宮。君の左手の薬指に巻かれている包帯は、つまりそういうことなのだな」

 不意に。
 氷室が俺に視線を合わせずに、そう尋ねてきた。
 俺の薬指に巻かれている包帯。
 やはり氷室は、これに気付いていたのか。

「……ああ。俺も、同じ指輪をしてる」

 正直に頷く。
 いまさら隠し立てしたところで意味は無い。
 氷室はそのまま、確認するようにもう一度尋ねた。

「今日、私を連れてきたのは、そのことを明らかにするためだったのだな」

「…………それは、」

 違わ、ない。
 確かに昼休みに氷室の指輪を見てから、ずっとそれが気になってて、何とかそれを確かめようと、とうとう俺の家にまでつれてきてしまった。
 そう、それに間違いは無い。
 途中の様々なやりとりは、全て誤解であったはずだ。

 なのに、何故。
 俺はこんなにも、答えを口に出せずにいるんだろう……?






「ふん、当たり前じゃなぁい」



 ぷつん、と。
 最後の糸は、銀色の刃によって断ち切られた。

896 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/02(土) 00:26:29

「命じるより先に、自分からミーディアムを見つけてくるとは思わなかったけどぉ。
 そこだけは良くやってくれたわぁ」

「おい、水銀燈!」

 思わず俺は、水銀燈を非難するように声を上げてしまった。
 しかし、水銀燈はお構いなしに言葉を続ける。

「まぁ、今日は特別に見逃してあげるわぁ。
 ドールがいないミーディアムを倒してもつまらないしぃ?
 もっともぉ、一度見つけた以上は逃げられるとは思わないことね」

「……悪いが、今日のところはこれでお暇させてもらう。
 慌しくして、すまないな」

 その言葉に、どんな感情すらも滲ませずに。
 氷室は素早く立ち上がり、傍らにおいていた鞄を掴んだ。

「あぁ、そうそう……」

 そのまま踵を返して、勢いよくふすまを開いたところで、その背中に、座ったままの水銀燈の声が掛かった。 
 氷室は振り向かず、しかしその足を止めた。

「貴女がどういうつもりでここへやってきたのか、なんて、興味無いけど。
 士郎は私の下僕よ。
 貴女にあげるつもりは無いわぁ」

「……っ。失礼する!」

「氷室っ!」

 今度こそ。
 氷室は立ち止まることなく、走り去っていった。
 ……いって、しまった。

897 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/02(土) 00:27:27

「……っ!」

「放って置きなさい。
 今さら追いかけてもしょうがないでしょう?」

 追いかけようとする俺を、水銀燈が制止する。
 振り返ってみると、水銀燈は相変わらず足を組んだまま、窓の縁に座っていた。

「水銀燈……いくらなんでも言いすぎだ。
 あれじゃあ氷室を追い出したも同然だろ」

「お馬鹿さぁん。
 人間の女、それも他のドールのミーディアムのことなんか、私が気にかける必要なんてないじゃなぁい」

 くすくす、と可笑しそうに笑う。
 それを聞いて、俺は大きく息を吸い、それを一度に吐き出した。
 呆れたわけでも、怒ったわけでもない。
 ただ、どうしてこうなっちまったのか、とやるせなかっただけだ。
 そうして俺は、再び水銀燈に背を向けた。

「そういうわけにもいかないだろ。
 とにかく、俺は氷室を追いかけるから――」

「……そんなに、あの人間の女のことが気になるの?」

 今にも駆け出さんとしていた俺の脚は、その一言で停止した。

「士郎。これ以上私との約束をすっぽかしてまで、あの女を追いかけるというの?」

 水銀燈の言葉は、不機嫌そのものだった。
 怒り。苛立ち。揶揄。冷笑。
 そういった様々な感情の発露だった。

 だが……。

 俺は思い出した。
 水銀燈と初めて出会った日、土蔵の中を見上げていた水銀燈の姿を。
 天使と見間違えるほどの、儚さすら感じさせる姿を。

 きっとこいつは、今日もずっと土蔵の中をああして見上げていたのだろう。
 堆く積み上げられたガラクタの山を、一人で見上げていたのだろう。
 ――帰ってきたら探してみよう。それまでは大人しくしていること。
 そう言って出て行った俺を、ずっと待っていたのだろう。

 窓からは既に西に沈み始めた夕日の光が差し込み続けている。
 それを背に浴びた水銀燈の顔は、暗く沈んでいるように見える。

 俺には、その顔が。
 今にも泣き出しそうな、迷子のように見えた。



 どうする? どうすればいいんだ……?



α:水銀燈に従う。
β:水銀燈に逆らう。

898 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:32:49
αしかないな。
氷室さんちを調べるのは、非常に簡単だと思うんだ。

899 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:35:13
β
とりあえず誤解は解かなきゃ駄目だろう。

900 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:36:03
OKジョニー、おれは α だ

901 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:39:32
αしかない

902 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:42:08
βで

903 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:44:06
β
逆らって銀さまに怨みっぽい眼で見られながら罵られたいぜw

904 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:45:00
αだな

905 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:45:12
β
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 氷室! 氷室!
 ⊂彡

906 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 00:46:12
やっぱ水銀燈でしょ。
α

907 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:02:48
水銀燈で決定か。
マジいい勝負だったな。

908 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:15:29
なんだかかなり大きなルート分岐がなされた予感。

909 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:24:58
氷室ルートはボツか……

910 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:28:05
あの>>848の萌えが消えるのかorz

911 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:35:09
まだだ!
まだハーレムの可能性が!!

912 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:41:32
なかなか葛藤があったな
銀様にするか氷室にするか

>>911
それだ!

913 名前: 903 投稿日: 2006/09/02(土) 01:44:08
銀さまファンならM要素持ってるだろうに……
なんで氷室攻略も狙えてマゾ心も満たされるβを選ばないんだよ

914 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 01:50:46
>>903
>>913
過ぎたことをいつまでもうじうじ言ってんじゃないわよこの短小!

915 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/02(土) 02:28:35
ヴァー、昨日の書き間違えた……
「無き倒される」→「薙ぎ倒される」ですな……

だが私はまだ虎ルートを諦めない。

916 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 02:46:15
>>915
その意気や良し。今度こそお前さんが抑止力であるSSFを破れる事を祈ってるぜ。




もっとも俺はその時は抑止力に突き動かされて阻止する側に回るがな!ww

917 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/02(土) 04:34:29
駆け出す、何の意味もない、ただ己を危険に曝すだけの行為。
それでも、走りださずにはいられない。

家族を、友人を、仲間を救えずして、なにが桜の味方だ、正義の味方だ。
それは大前提。
その大前提のために、ただ駆け出す。

死にたくないと言う意志を叶えた聖杯。
そんな聖杯にただ願う。
大切な人を、人々を守る力を――

――力を
――力を与えろ!


直後。
剣の壁がその場全ての存在、全ての動きを停止させた。
人もサーヴァントも、全てが動きを止める剣の壁。
そんな、剣壁が作る道を、赤い男が歩き出した。

夜闇を闊歩する赤。
ただ一人だけ異彩を放つ存在として。
急ぎもせず、赤い仮面の男がこちらへ歩いてきた。

「邪魔をするの?」
不機嫌そうに、イリヤが聞いた。
「邪魔、と言えばそうなるのだろうね、双方直ちに戦闘を停止して家に帰りたまえ、というのが私のマスターの命令なのでね」
腕を組んで言う。
その仕草は、かつて見た弓兵と同じように見えた。
「アー……チャー?」
凛が、ぽつりと呟いた。
「さて、どうするね?」
そんな言葉と共に、男の左右に剣が現れる。
それは、表情を見せぬ仮面に代わり、全てを殺し尽くすに十分すぎる量を持って、双方を睨み付けていた。

声に聞き覚えがあった。
「アンタは……」
仕草に見覚えがあった。
「アンタは……!」
態度に覚えがあった。
何しろ、自分の事なのだから――

「良いわ、今日は見逃してあげる」
その言葉と共に、兵が消え、戦車が消え、空はただ闇だけが残った。
「でもね、次にあったら殺すわ、それは決めたから」
「ほう、あの名門から敵視して貰えるとは光栄だ、下賤の輩は無視すると思っていたがね?」
「っ……!」
刻印が光る。
「やめたまえ、君の役目は理解した」
己が召還主の肩を掴み、宥めると、ヒトラーが仮面の男に向けて言う。
「無用の摩擦を起こすのが君の主の命令か? だとすれば同志がどう言おうと受けて立つが」
虚空から、無数の銃口が赤い仮面に狙いをつける。
「なるほど……では君達はどうするね? こちらは闘う気はないようだが?」
振り返ると、無数の剣が士郎達を睨み付ける。

満身創痍のライダーが、体を引きずるように男と士郎達の間に体を割り込ませる。
「無茶をするな、君は……まだ消えたくはないだろう? ギリシアの女神よ」
気を抜いていたわけではなかった。
体こそ傷だらけであったが、残る力を全て振り絞るように、睨んでいたはずだった。
だが何故。
地面に倒れているのだろうか。
倒れた体に仮面の男が手を近づける。
「何をする気だ!」
「動くな……動けばお前の想像通りの結果になる」
男の手が光り、傷が塞がっていった。
「ふむ、これで良いだろう、闘う気がないのならばここから立ち去り傷の手当てをした方が良いだろうな」
そして男がもう一度振り向いた時、既に少女と独裁者は立ち去っていた。
それに倣い、ゆっくりと立ち去る赤い仮面。
「そうそう」
赤すらも闇に消える程の距離まで歩いたところで
「後ろの『欠けたる者』に感謝した上で大事に扱え、未熟者」
赤い仮面はそんな事を口にした。


言われて気付く。

A:衛宮士郎の背後に誰かが立っていた
B:遠坂凛の背後に誰かが立っていた
C:間桐桜の背後に誰かが立っていた
D:ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトの背後に誰かが立っていた

918 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 04:41:11
なんとなくD!

919 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 05:11:38
Aで

920 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 05:23:07
Aかな

921 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 05:56:16
Aだな

922 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 06:07:50
A
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 藤ねえ! 藤ねえ!
 ⊂彡

923 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 06:44:16
んじゃDで

924 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 06:56:58
独自要素が欲しいからDで

925 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 06:58:51
A

926 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 07:30:02
Aで決定!!

927 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/02(土) 11:02:31
ぶっちゃけると、この展開はまるで考えていなかった。
だからサーヴァントは投票で決めようか考えている。

928 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 11:10:53
欠けたる者って、欠食児童のことか───!
それはともかく、鯖の数がえらいことになってるみたいだから、
作者さんの無理のないやりかたでドウゾウ

929 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 12:36:13
あっという間に900超えてるな。
次スレこそ>>1の
> なんだかこれで5スレ目で、
これを直してくれる事キボンヌ

930 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 12:51:36
なに、αだろう

931 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 15:29:41
>>929
きっと次スレでは
「なんだかこれで6スレ目で」
と書き間違えると予想

932 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 16:46:56
今までは>>1の文章は書き換えられてたんだな。
ちょっと新しい>>1考えようぜ

933 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 16:57:03
∩(・∀・)∩いあ!すとらま!すとらま!

934 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 17:56:11
>>932を受けて>>1候補ということで書いてみる




 それは、まれに見る良作であった。
 読者の心をわしづかみにせんと繰り出される数多の伏線があった。
 戻そうとする試みは無意味だろう。
 それを皆で選んでしまった以上、選んでしまった選択を変えられない。

 だが。
 選択によって変わってしまった物語は、
 この話を救おうとする選択により再び元に戻された。

 しゃらん、という華麗な5レス。

 否。目前に下されたレスは、真実単なる一言レスにすぎない。
 およそ物語とは無縁であり、纏った雰囲気の無骨さは雑談そのものだ。

 華美な響きなど有る筈がない。
 本来感じるべきことなどなにもない単なるレスだ。
 ただ、それを鈴の音と変えるだけの重要さを、そのレスが持っていただけ。

「───問おう。貴方が願う展開はこれか?」

 闇を弾く声で、作者の方々は問うた。

「住人の願いに従い参上した。
 これより我が物語は貴方達と共にあり、貴方の運命は私の物語共にある。───ここに、契約は完了した」

 そう、契約は完了した。
 彼らがこのスレを公開先と選んだように。
 きっと自分も、彼らの助けになると誓ったのだ。

 月光はなお冴え冴えと闇を照らし。
 スレは彼らの姿に倣うよう、かつての静けさを取り戻す。

 時間は止まっていた。
 おそらくは一秒すらなかった光景。

 されど。
 その物語ならば、たとえ地獄に落ちようと、鮮明に思い返す事ができるだろう。

 本作では叶わなかった夢の競演。
 どこまでも穏やかで幸せな日常。
 手に汗握る数多の戦い。
 物語はこの瞬間のみ永遠となり、
 展開を象徴する数々の選択肢がスレに踊る。

   ────必要なのは唯一つ、作品を愛する心と、選んだ選択肢に責任を持てる心のみ。
       今日も住人の力にて切り開く物語が、数多の感動とスリルをまとい、紡がれる─────




型:採用してもいいかも
月:いや、現在の方が断然いいだろう
板:そもそも>>1を変える必要なんかなくね?

935 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 18:09:01
悪いが月
無駄に長いとちょっとな

936 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 18:27:50
選択形式で進めるスレへようこそ読者の人。
わたしはこれから連載するFate SSの作者。
貴方が望むのはどのヒロインのルートですか?
1 セイバーが好きだ。
2 凛を愛してる。
3 桜こそ最高だ。
4 バーサーカーの温もりが忘れられない。

何だよ選択肢かよ。4。

っ――……クールに、クールに……
怒らない怒らない、せっかくの初挑戦のSSなんだから、
上手に面白く空気を読んでやらなくちゃ……よし、うん、クール。
えー、もう一度聞きますね?
貴方が望むのは気高く戦う剣のサーヴァントですか?
それともずっと憧れていた赤い少女ですか?
健気で通い妻な可愛い後輩ですか?

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 4!4!
 ⊂彡

937 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 18:32:36
俺も書いてみたんだが……
長いなら真ん中の文は省いた方がいいのかな


よくぞ集いしスレ住人達よ!
これから壮大な物語に挑んで頂く所存、各自心して読んで欲しい!
道中様々な選択肢が待ち受けているが、
そこは熱い展開や好きなキャラを思って投票してホシイ!
教会に突撃とかそーいうBAD ENDっぽいものは振り払って、
書き手と読み手一体となって伝説になってホシイ!

っていうか聞いて?
ここの住人ってば読者のクセに氷室さんやさっちんを事もあろうに援護し、
あわよくばヒロインをすげ変えるつもりよ!?
簡単に言うと投票が全てなわけ、私の選択肢も必ずSSFって寸法。
そう、そうなのよ、あんた達なんで私に投票しないのよ、のほほんとしちゃって!
大人になった士郎の気持ちも今なら解る!
……話してて自分の居場所に不安を感じる時ってあるでしょ? ん、今そんな感じ……
でも今、このスレは最高潮! >>1から>>1000までチューズミー選択肢の嵐!

その辺肝に銘じて、選択肢に込めろ魂!
では諸君の健闘を祈る!燃え上がれワンクリック投票!
あ、あとちゃんとルール(>>2-3)読んでね。
勘に頼ると割と死ぬわよ、でも投票は運だから当たって砕けて楽しむベシ

938 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 18:40:58
>>936
1!

939 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 18:49:50
>>1 向けじゃないが、こんなのを。


「……わたし、いっぱい作品を殺しました。バトル物もシリアス展開もDEADEND、恋愛物も破局展開、大河ルートは抑止力に駆逐されました……!
 そんな―――そんな住人にどうしろっていうんです……! 5つのレスがついたら後には戻せない。レスは多くの物語を殺しました。それでも、それでも選んでいけというのですかこのスレは……!」

 ……そうか。
 後戻りの出来ない道。
 償う事さえできない罪が、住人をBAD恐怖症にしていた。
 救いはない。
 だが。

「―――当然だろう。選んだからには責任を果たせ、住人」

 『書き込み』のボタンを押す。
 最後の文章。かろうじてBAD行きを押し止めていた、最後の伏線は敢えなく決壊していた。
 ……気が遠くなる。
 住人がやり直しを要請する前に、前へ。
 言わなくちゃいけない言葉を、まだ投下できるうちに、レスを。


「ご愛読ありがとうございました。作者氏の次回作品にご期待ください」

940 名前: 939 投稿日: 2006/09/02(土) 18:59:59
>>934 >>936 >>937 いずれも良いが、一番いいのは>>937かな。
削る必要ないとおもうじぇ。それで行けるんじゃまいか。

941 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/02(土) 19:25:49
まあ>>950か>>980あたりの人が決めればいいさ

942 名前: アヴェンジャーエミヤ ◆ddg5.LZD9c 投稿日: 2006/09/03(日) 00:01:26
そう、あらゆるルートをシミュレートした!
なのに手を尽くせば手を尽くすほど、私たちは余計ひどくてメチャクチャでグロテスクな展開を運営するだけだったんだ!

狂った。BADの未来に至った住人はみな狂った。狂ったように選択肢に挑んだ。そして本当に気が触れた。

キ……キキ、キキキキキキ! エラベエラベエラベエラベ、大河ルートマデ選ビツクセ! TrueナンテありはシナイGOODなんてアリハしない、ツマらないツマラナイ、選択肢ナンテツマラナイ!ツマラナイクダラナイ、イツツデケッテイクワシイルールハ(>>2-3)! ソウシテ自滅シロ自滅シロ、ツマラナイナラ自滅シロ! キ、キキ、キキキ、キキキキキキキキキキキキキ―――キキ、キ、キ。ひ。ひひひ、あははははははは!

ソウダ、ワタシ、ワタしハ、そウ───ただ、


…計算しきれぬ結末こそガ、欲しかった────


アソンデゴメンナサイモウシバラクオマチクダサイorz

943 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/03(日) 00:30:59
んー、950近いし、新スレが立つまでは投下を控えましょうかね。
せっかくなので新スレ>>1の案を。

**********

 はあ、と深呼吸して一言。

「一成。何も聞かずに選択肢から選べ」

 きっぱりと用件だけを口にした。

「な、何ですと――――!!!!???」

「だから選択肢から選べ。本筋だけじゃなくてネタもだ。五票じゃないと意味がない」

「っ―――――なななな何を言い出すかと思えば正気か貴様っ!? あれか、新手の押し問答か!? そもさんなのか!?」

「そう、せっぱせっぱ。いいから選べ。五票で決定になったら手遅れなんだからっ!」

 ええい、と一成に掴みかかる。

「うああ―――――! ええい、やめぬかたわけ、貴様それでも8スレ目の住人かー!」

944 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 01:10:20
3 一番色んな可能性を秘めてそうなルートだから。
桜が士郎に協力してくれないかな。士郎が桜に協力じゃなく。

945 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 01:14:21
>>944がなにを選んでるのか分からない件に付いて

946 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 01:43:00
少し早いけど>>950で次のスレ立てた方がいいかな?
急に勢いが減ってきたから

947 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 01:54:27
選択肢決定の投票でスレけっこう消費するからねえ。
やっぱり>>1000近くになると物語投下するのに躊躇してしまうから早めに次スレ移行しても良いかも?

948 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:01:42
でも50埋めるのって大変だぜ?

949 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:14:38
つーわけで>>950おね

950 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:19:25
バーボンネタで雑談やってたら50くらいは意外とあっさり埋まるだろうよ。
さて、続編投下を心待ちにしてる俺は次スレ立ててくるわ。

951 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:24:43
SSY!

952 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:25:38
新スレたったね

選択形式で進めるスレIN型月板part08
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1157217754/l100

953 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:28:56
一応、>>453のwikiもテンプレに追加しておいたが
まだ連載中作品なども保管されてないようだし外しておいた方が良かったか?

954 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:32:17
いや、むしろ乙

955 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/03(日) 02:34:46
>>953 乙かれ。
せっかくだから俺はこのスレで第二話を終わらせるぜ!

**********

 根拠は無かった。
 ただ、今ここで水銀燈の前から立ち去ってしまったら、二度と水銀燈に会えなくなるんじゃないか。
 そうなったら俺はきっと後悔するんじゃないだろうか。
 と、そう思った。

 外へ向かうはずだった足を、もう一度中へと向ける。
 一歩、二歩、三歩……四歩で、窓際に座る水銀燈の前に立つ。

「……そうだな。約束は、守らなきゃいけないよな」

「……え?」

 先ほどまでは座っていたため、水銀燈は俺を見下ろす恰好になっていた。
 だが、俺が立ち上がった今では視線は逆転し、水銀燈は俺をわずかに見上げるようにして座っていた。
 そんな上目遣いの頭に、そっと掌を乗せてやる。

「鏡、探さなきゃいけないんだろ?
 暗くなってからじゃ探しにくいしな」

 もうすぐにでも沈みそうな夕日を背景に、水銀燈の頭を軽く撫でた。
 一瞬、されるがままにされていた水銀燈だが、すぐに鬱陶しそうにその掌を払い、そしてそっぽを向いてしまった。

「……ふ、ふん。当然よぉ。
 士郎が帰ってくるのが遅いから、随分とまたされちゃったわぁ」

 その態度に、自然と笑みがこぼれてしまう。
 水銀燈は、本当に人間らしい。
 人形だということを本気で忘れてしまうほどに。

「ああ、そうだな。戻るのが遅くなって、済まなかった」

「……なによ、今更謝ったって遅いわ、お馬鹿さぁん」

 水銀燈は呆れたように鼻を鳴らすと、組んでいた足を解き、立ち上がった。
 身体を窓の外へ向けると、風に吹かれた銀の髪がさらり、と揺れた。

「来るならさっさと来なさぁい。もたもたしていたら、本当に日が暮れてしまうわよ?」

「ああ。着替えたらすぐに行くから、先に戻って待っててくれ」

 俺がそう言うと、水銀燈は最後にちらり、と肩越しに振り返った。

「……あの倉庫は少し乱雑すぎて、私が住むのには相応しくないわぁ。
 遅れた罰として、少しは見栄えのするように整理しておきなさぁい」

 それだけ言うと、水銀燈は黒い翼を広げて、窓枠を蹴って飛び去っていった。
 言われたとおり、一足先に土蔵に向かったのだろう。

「……まったく。わかったよ、こうなったらとことんやってやるさ」

 うし、と気合を入れなおして、俺は愛用のツナギと軍手に着替え始めた。


 で、結局。
 思った以上に鏡の発掘は難航し、時間が大幅にずれ込んだ土蔵の改装は、夕飯を挟んで夜中まで行なわれ、水銀燈が睡眠のためにトランクケースに潜り込むまで続いたのだった。

「もう九時を過ぎているじゃない。早く眠りにつかないと……」

 なかなか見つからない鏡に、途中まで不機嫌そうだった水銀燈だが、無事出土した姿見の鏡はそれなりの年代ものだったらしく、それ以降は「これだったら文句はないわぁ」と上機嫌だった。
 俺もガラクタの土砂崩れに巻き込まれそうになりながら探した甲斐があったというものだ。

「ご苦労だったわね、士郎」

 ねぎらいの言葉もそこそこに、水銀燈はトランクの蓋をぱたん、と閉めて眠りについてしまった。
 ……ううむ、結局トランクの中で寝るんだったら、土蔵の中を整理した意味はあったのだろうか。

 ……さて。
 時刻は九時を回ったところ。
 寝る時間にはまだ早いことだし、せっかくだから、このままガラクタ修理に移ることにしよう。
 今日整理したガラクタの中から、目をつけていた置時計を取り出す。
 工具セットを広げながら、手の中の時計を解析する。

 ……そうだな、今日は久しぶりに、魔術の鍛錬もすることにしよう。
 下手をすれば、またこの土蔵で一晩明かしてしまうかもしれないが。

 見回せば、ガラクタと鏡とトランクに囲まれて。
 そんな場所で、眠る水銀燈と共に一夜を過ごすのも、そう悪くはないだろう。


『銀剣物語 第二話 了』

956 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/03(日) 02:37:25

さーて、来週の銀剣物語はー?

 士郎です。
 土蔵を改装したことで、水銀燈もだいぶ機嫌がいいようです。
 『薔薇乙女《ローゼンメイデン》』や『アリス』のことはまだよくわかりませんが、いずれ水銀燈から話してくれるんじゃないかな。
 でも、あの時走り去ってしまった氷室のことが少し気がかり……かな。
 さて次回は、

「水銀燈と秘密の部屋」
「氷室鐘の憂鬱、あるいは溜息」
「劇場版たんてい犬くんくんと七人の戦騎」

 の三本です。
 来週もまた見てくださいね。
 じゃん、けん、ぽんっ!


ぐー :「水銀燈と秘密の部屋」
ちょき:「氷室鐘の憂鬱、あるいは溜息」
ぱー :「劇場版たんてい犬くんくんと七人の戦騎」

957 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:38:24
ちょきが捨てがたい。とっても捨てがたい。
でも、オレはぐーを選ぶぜ!!!!1111

958 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:39:26
ちょき

959 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:39:31
ぐーぐーぐー

960 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:41:24
ちょきちょきちょき

961 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:42:13
>>953
乙です。

>>956
ひじょーに悩ましいが、ちょきで。

962 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:42:58
選択肢の元ネタは、ハリーポッター、涼宮ハルヒ、仮面ライダーカブトでおk?

963 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:42:59
ちょき以外に選ぶ道はない!

964 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:43:12
ちょき
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 氷室!氷室!
 ⊂彡

965 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:44:04
カブトじゃなくて響鬼だな>ぱー

966 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 02:46:29
>>965
あ、ほんとだ。
だが、あえて明日への指針(コンパス) を使って欲しかった俺が居る。

967 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/03(日) 02:55:06
せっかく新スレッドも立った事だが、せっかくだから書きたくなった
教会での戦争状況確認の所の
>昨日の日付……2時、ライダーとバーサーカーが交戦の模様
について書きたくなったから番外で書く事にしてみました。

968 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/09/03(日) 02:55:59
interlude――


月の美しい、明るい夜だった。
「何を言うべきかな」
「さてね、何も言うべきではないだろうな」
戦いは必然的だった。

二人は、巻き込まれた人間達ではなく、己の意志で闘いに身を投じていた。
故に、正面の"アレ"は殺すべき相手だ。


「ライダー!」
「バーサーカー!」
マスターの一喝と共に背後に控える二騎が互いに実体化する。

実体化と同時、二人は互いに踏み込んでいた。
数十メートルは離れていたであろう距離を一瞬でゼロにまで詰める。
ライダーは巨大なナイフを振り上げ、バーサーカーは巨大な戦斧を振り下ろす。

「……頑丈だな、そのナイフ、だが神秘さえないナイフがそう保つと思うな!」
「なるほど、以外と見る目はある、だがライダーは負けはせんよ!」
バーサーカーの連続攻撃を巧みな身のこなしとナイフ捌きで勢いを逸らしていく。
だが、体躯の大きさまではどうしようもなく、ライダーが僅かに蹌踉めき後退する。
「やれ、バーサーカー!」
戦斧が僅かに煌めく。
狂戦士の叫び声が夜闇を切り裂く。
ナイフを諸手に、渾身の力を持ってナイフを振り上げた。

その瞬間、ライダーの首筋目掛けて、戦斧が薙ぎ払われた。
「な……!」
咄嗟に、ライダーは左腕を犠牲に首への一撃を回避する。
「なるほど、狂戦士としてのクラス特性……パワーと耐久力に、宝具……首狩りの特性か、なるほどこいつは厄介だ」
愉快そうに笑う。
「ほう、余裕だな、バーサーカー、トドメをさせ!」
レイ・ラインを通じたマスターとの念話。
言葉は簡潔に完結する。
だが、それに応えるのもマスターの仕事だ。
「ライダー、"宝具の使用を許可する!" leuchten Sie bom!」
簡単な言葉と共に投げつけられる時限式閃光魔術。
地面に転がる塊は、術者のイメージその物である。
そして夜闇を切り裂く閃光は、マスターの視界を奪う事が目的だ。
バーサーカーに戦況分析能力はない、故に一瞬だけでも奪えばそれで良いとの判断だ。

閃光の中、バーサーカーは飛来した斧を弾き飛ばし。
同時に右脇腹を吹き飛ばされていた。
視界が戻り、二騎の姿を確認する。
そう思った瞬間には、ライダーのマスターは正体不明の宝具に搭乗して撤退してしまっていた。
「今日の所は痛み分けだぜ! アバヨ!」
轟音と声が高速度で遠ざかり、消え去った。

残されたバーサーカーとそのマスターは、悔しげに佇んでいた.


――interlude out

969 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 04:51:54
作者各位、最後までお疲れさまでした。
あとはネタで埋めていいのか……な?

970 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 04:54:21
次スレも立ってることだし埋めても良いだろ

971 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 04:55:37
───では、最後の選択をしよう。

part7スレは既に満ちた。
いや、正確に言うのなら、そんな物はとうの昔に決まっていた。
この結末は、あまたの優れた書き手が降臨した時から決定していたのだから。

“ただ、住人よ。次スレも続けるという事は、さらに間断ない選択を要求されるということ。
 それを、今から胸に刻んでおいてください”
共に戦い、このスレでストーリーを綴り続けた職人はそう言った。
彼らと共に選び続けたこのスレ。
君達は一人でなんどもリロードしたりせずに、ただ一回の選択を渾身の力で投下するのだと約束した。

地獄があった。
生き延びたストーリーには意味がある。
生き延びたからには意味がある。
みんなが死亡フラグや危険選択肢を選ぼうとする中で、奇跡的に生き残れたのではない。
住人の傾向を予測して、誘導する手腕を持つ、以下のような優れた書き手がいたからだ。

───BAD ENDから蘇り。
それでも住人の絶え間ないBADチョイスを打開する為に、
『Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U』
は、バーサーカーまでもがヒロインの“ハーレムルート”を突き進んだ。
空飛ぶツインテールに至ってはもう何が何だかわからない。
キャラを壊し、それでもこの妄想は間違ってないとばかりに、怒濤のようにフィナーレへ驀進した。

───きのこの思惑はどうあれ、
『ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU』
はさっちんを救い、演劇の道を志貴と歩かせた。
その道は、現在二人の世界のまっただ中である。
この世すべてのサチニストは、瞬時に5レスを埋め尽くし、さつきの夢を実現する。
“ああ────安心した”
そう、今までさつきルートを願って止まなかったサチニスト達は、このスレで理想を叶えるのだ。
彼女は今まで報われなかったから。
このスレでは、さっちんに報われてほしかった。

───“住人がシリアスを選ぶなら。
 そのツケは必ず、作者自身を泣かせるだろう───”
……住人の無茶は留まるところを知らない。
『766 ◆6XM97QofVQ』の投下したカレイドソードは、シリアス路線に迷い込んでいた。
おまけに変身中の口調までシリアス風味を選択されたのだ。

───『隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM』
は、サブキャラ最強なスレの流れを信じるかのように、藤ねえメインヒロイン案を提示した。
その答えが「そこまでにしておけよ藤村」だ。
何度虎選択肢を投下しても無駄なこと。
全て虎選択肢にでもしないかぎり抑止力は確実に虎を撃墜し、SSFを発動する。
クイズ鬼より凄惨な終わりをもたらす。

───『371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg』。
今は水銀燈ルート、でもみんなやっぱりサブキャラ好きだし氷室も選ぶ───しかし。
これからだと言うのに、銀様降臨。
“住人だって判ってるんじゃなぁい? 私以外を選ぶことはできない、選べるのは私だけなんだって”

───ずっと、ずっとシリアスを貫いてきて、多くの伏線と緊張感をもたらしてきた
『Double/stay night ◆SCJtHti/Fs』。
SSFと共に開始され、泣きそうな虎信者を腹黒シスターがせせら笑う。
それでもバゼットよりはマシよ、と。
ランバゼコンビは、二人いっしょに早々と舞台を降りてしまった。

だから。

“───それじゃあね。楽しかったよ、スレ住人”

最後の選択。
君は

I : 次スレも選択し続ける
II: 次スレも書き続ける
III:次スレから物語投下する
IV: いつまでも藤ねえ一筋だ
V : もう藤ねえを諦める

972 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 04:57:33
��

というか正直�諺�んでもどうせSSFで(ry

973 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 05:03:32
IV
それでも虎への想いは間違いなんかじゃないんだから!

974 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 05:07:27
Vを選んでもいいが───別に、選択肢VI を作ってしまっても構わんのだろう?

VI :むしろ抑止力としてSSFし続ける

975 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 05:17:16
�� : 次スレでも氷室に萌える

976 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 05:17:36
I : 次スレも選択し続ける
連載が落ち着いたら短編でも書いてみようかな。
ウソだけど。

977 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 06:30:18
V。この思いは、決して間違いなんかじゃないんだから――!

多分ないんじゃないかな。ないと思う。
まあちょっと覚悟はしておく

978 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 11:36:39
�次Ъ.好譴任枠�綴姉を押していきたい。美綴の出てくる話なんてないけど。

979 名前: 371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg 投稿日: 2006/09/03(日) 12:30:31
>>978
ほう、美綴姉と申したか。
……関係ない話だが、ローゼンメイデンはまだ6体のこってるんだ。
いや、全く関係ないけど。うん。

せっかくなので7スレ目のまとめをしてみた。
誤脱あったら修正してくれ。


Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U
>>4,5,40,41,41,53,65,84,96,97,98,127,138,166,176,
>>227,228,267,279,315,327,356,357(完結)

ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU
>>14,152,153,185,620,701,702,

766 ◆6XM97QofVQ
>>27,28,77,117,198,325,326,364,425,509,763,789,

隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM
>>157,254,294,342,381,383,406,434,435,496,609,
>>647,648,740,741,792,835,836,837,886,917,968,

371@銀剣物語 ◆snlkrGmRkg
>>216,217,246,247,414,415,450,600,601,691,709,
>>771,848,853,855,873,874,894,895,896,897,955,956

288
>>288,307,309,

Double/stay night ◆SCJtHti/Fs
>>518,535,546,562,587,624,625,664,665,677,678,
>>780,781,807,808,821,822,

最後の選択
>>971

SSF発動(6回)
>>254-265,342-355,435-448,518-534,709-739,741-757

スレ住人によって選択肢が増えたという話
>>496-508

980 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 16:48:43
そこまでにしておけよと言いつつIV

981 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 17:34:04
今日こそは抑止力を超えられると信じてるっ!
つまりIVということさ

982 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 17:58:56
四人目のIVだ。

983 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:17:47
�汁靈佞留討妊弌璽椒鵑鯊圓疎海韻�

984 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:19:17
��

985 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:27:06
��

986 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:29:03
�召燭箸┷導�が絶望的な作品だとしても続きを待ち望んでるこの思いは、
 決して間違いなんかじゃないんだから――!!

987 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:33:26
>>979
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 美綴!美綴!
 ⊂彡

988 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:35:08
みんな、大事な事を忘れていないか?
答えは常に己自身の心の中にあるもの、外から与えられるものじゃない――――――――だから。
この想いは決して間違いなんかじゃない――――!!!


  S     S     F
空気を読まずにトドメのIV……!!!!!

989 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:36:51
選択肢では美綴or三人娘だったはずなのに
なんで蒔寺や三枝ではなく氷室だったんだろう?

990 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:43:07
霊長の意志だ

991 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 18:49:48
まとめWiki
銀剣物語を更新したぞー

992 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 19:08:30
>>991 乙であります

993 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 19:16:41
乙。

994 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 19:50:37
>>989
このスレにはSSFとドリル信者と氷室信者が跋扈するスレです。

995 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 19:56:01
>>989
えっと、このスレの意味をなくすような発言をしているのは釣り?
>>246-247参照

996 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 20:13:46
>>994
水銀党員もな

997 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 20:17:27
このスレでまさか水銀党がこんなにいるとは思わなかった。
やっぱ銀様だよな!

998 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 20:21:04
「最後に、一つだけ伝えないと」
強く、意志の籠もった声で彼女は言った。
「……ああ、どんな?」
精一杯の強がりで、いつも通りに聞き返す。
ロリブルマの体が揺れる。
振り向いた姿。
彼女はまっすぐな瞳で、躊躇のない声で、


    `゙''‐、_\ | / /
────‐‐‐  ・ ←>>973 >>980 >>981 >>982 >>988
   // | \
 / ./  |  \
/  ./   |
 /   ∵|:・.
  /   .∴・|∵’

      r〜ー 、
       しし(こ }
       ゝ._( ,ィ
        i  l
.         l  i
          i  .i
         l   i
.          i.   i
          i   .l      ,.- 、, -- 、
            i   l      /      `ヽ
           l   ',   / // ハ,ィ      ヽ
.            i    ',  / // /#j/ i     ',
            i.   i / //_/\l l l i    i
          i   ハ// / ̄`トlヽi ┼-  i |   そ こ ま で に し て お け よ 藤 村
           ',  / / / /`ー、 ⌒ヾj  l |
           〉'  / ∧ 〈   /   /i  l |
             /  i  i_∧ ー__. イ  l  l l|
          〈    |   |ヽ.   〈   !  l  l l|
             \ ∧ .ト、__ _/> ┴、 ! リ l|,.-ァァ 、
           / ´ l l|、_____/ヽ. ノ / .|  〈 〈〈  i
             i    レ'リ      i  / .リ  (ー' `’ノ
            l  i        ,' /イi il|  7   ,'
            l  !  .     /   レレ> /   ∧
              l  l   ヽ     〈i  _,.<  V   ∧ i
           ,'  ',   ヽ.   〉´ i l\ i    / l |
            /   ',      〈 i l .|  i\__/.| レ'
           ,'      ',      ', l l .|  i  i ハ iノ
.          /      ',       iリル'レ'´レ'´
         `rー 、         i
         |⌒丶` ー - 、__  . l
         |   `ヽ   / ̄ ´l
         |     iーイ    l

          そんな言葉を、口にした。

999 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 20:26:27
ズレタナ

1000 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2006/09/03(日) 20:26:55
「子供の頃、僕は1000Getに憧れてた」
 ふと。
 自分から見たら1000そのものの父は、懐かしむように、そんな事を呟いた。

「なんだよそれ。憧れてたって、諦めたのかよ」
 むっとして言い返す。
 切嗣はすまなそうに笑って、遠い月を仰いだ。

「うん、残念ながらね。1000Getは期間限定で、スレの勢いが上がると名乗るのが難しくなるんだ。そんなコト、もっと早くに気が付けば良かった」
 言われて納得した。
 なんでそうなのかは分からなかったが、切嗣の言うことだから間違いないと思ったのだ。

「そっか。それじゃしょうがないな」
「そうだね。本当に、しょうがない」
 相づちをうつ切嗣。
 だから当然、俺の台詞なんて決まっていた。
「うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。まかせろって、爺さんの夢は」


“――――俺が、ちゃんと形にしてやっから”

 そう言い切る前に、父は微笑った。
 続きなんて聞くまでもないっていう顔だった。
 衛宮切嗣はそうか、と長く息を吸って、
「ああ――――安心した」
 静かに目蓋を閉じて、その7スレ目を終えていた。

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