基本操作

カメラ操作

RailSim II は三次元空間をシミュレートするため、使いこなすにはまずカメラを自由に操作できる必要があります。基本となる操作はマウス右ボタンのドラッグで、これにより 3D シーンのある位置を中心にカメラを回転することができます。カメラの方向だけが変わるのではなく、ある点に常に注目しながらその周りをカメラが回転するという所がミソで、これにより注目している物体を様々な方向から眺めることができます。

次に重要な操作はマウスのホイール操作です。ホイールを前後に回転させると、カメラは注目点に対し前後に移動し、対象物を近くで見たり遠くで見たりできます。ホイールの無いマウスをお使いの場合は、PageUp キー、PageDown キーでも同様の操作を行えます。Shift キーを押しながらホイールを操作すると、カメラの位置はそのままで、視野角を変えることでいわゆるズームイン・ズームアウトが可能です。注視点からの距離や現在の視野角等、カメラの制御情報は、ホイール等の操作をした後一定時間画面下に表示されます。

シーンの表示中には、マウスの左ボタンまたは中ボタンをドラッグすると注視点を水平に移動することができます。Shift を押しながら左 (中) ドラッグすると垂直の移動が可能です。ただし、線路や建物の建設モードでは、ドラッグせずにマウスを動かすだけでカーソルと共に注視点が移動します。線路や建物の選択モードでは、左ドラッグは範囲選択のために使用しますので、中ボタンを使用してください。プラグインの選択時もほぼ同じですが、この場合は注視点を移動するのではなくプラグインをドラッグした方向に移動する感覚になります。

モード操作

RailSim II の操作はいくつかのモードに分かれています。モードの種類が多いため、各モードは線路操作車輌操作駅舎操作施設操作シーン操作システムという 6 つのモードグループに分類されています。モードグループは、画面右のアイコンをクリックすることで切り替えることができます。モードグループを選択すると、そのモードグループに属するサブモードのアイコンが左側に表示されます。モードグループを選んだだけでは実際にモードは切り替わらず、サブモードのアイコンをクリックすることでモードの機能を切り替えることができます。モードのアイコンをポイントすると、画面右下に短い説明が表示されます。選択されているサブモードのアイコンは色が変わって強調表示され、現在のモード名は画面左上に表示されます。それともうひとつ、どのモードグループにも属さないニュートラルモードという特殊なモードがあり、どのモードも有効になっていない場合はこのニュートラルモードになります。

ショートカットキーとして、F1〜F6 キーでモードグループ、(テンキーではない) 1〜9 キーで、サブモードを切り替えることができます。Esc キーを押すとニュートラルモードに移行します。

撮影モード

起動した段階では上部及び右側のパネルをはじめ、画面に様々な制御情報が表示されています。特に操作を行わずレイアウトを鑑賞したい場合や、スクリーンショットの撮影を行いたい場合などには、これらの余分な表示をなくした鑑賞モードと撮影モードが便利です。鑑賞モードは日付やシーン名、列車の設定速度など最低限の情報を表示する観賞用のモードで、撮影モードはレイアウト以外の余分な表示を一切行わない撮影用のモードです。通常モードと鑑賞モード、撮影モードは F11 キーで切り替えることができます。Shift を押しながらだと逆順に切り替えることができます。スクリーンショットやビデオの撮影に関してはビデオモードの説明をお読みください。

アンドゥ・リドゥ

線路や建物の建設・撤去といった操作を行う際には、Undo ディレクトリに直前のレイアウトが保存されます。シーン表示中に Ctrl + Z キーを押すことでこのデータを読み込み、以前の操作を取り消すことができます (アンドゥ機能)。アンドゥ操作のやり直し (リドゥ) は Ctrl + Y キーで行えます。プラグイン選択画面等ではアンドゥはできません。アンドゥ操作は最大 32 回分までのデータが保存されます。操作ごとにレイアウトを保存するため、動作が重いと感じた場合にはオプション設定からアンドゥ機能を OFF にすることもできます。Undo ディレクトリに保存されたレイアウトデータは通常のレイアウトデータと同じ形式のものですので、必要ならば Layout ディレクトリにコピーして通常のレイアウトとして読み込むこともできます。

プラグインの分類

プラグイン選択モードでは、ツリービューを使用してインストールされているプラグインを分類することができます。プラグインは、種類に応じて決められたディレクトリにインストールする必要があり、ファイルシステム上ではサブディレクトリにプラグインを分類することはできませんが、RailSim II の内部では仮想的にディレクトリを作成しての分類が可能です。各プラグインの選択モードで、サブディレクトリを作成したい親ディレクトリを右クリックし、ディレクトリ作成を選択することでディレクトリの作成ができます。あとは、ツリービューからプラグインやディレクトリをドラッグ&ドロップして好みのディレクトリに分類すれば OK です。ツリービューからディレクトリを選択するとディレクトリ内のプラグインやサブディレクトリが一覧表示されますので、Shift キーを押しながらアイコンをクリックして複数選択し、効率的に分類が可能です。ディレクトリを削除しても、中のプラグインがツリービューから消えることはありません。

簡易マップ

シーン表示中は、そのシーンの線路を画面上に 2D マップとして重ねて表示することができます。マップ表示の切り替えはオプション設定モードもしくは Crtl + M キーにより行えます。デフォルトでは北を上に表示します (固定モード) が、Ctrl + N キーを押すことでカメラの方向を上に表示します (回転モード)。固定モードではシーンの原点を基準にマップは固定されますが、回転モードでは現在の注視点を基準にマップ表示も連動します。マップの表示倍率を調整するには、スペースキーを押しながらホイールを回すか、スペースキーを押しながら PageUp キー、PageDown キーを押します。マップの表示位置を調整するには、スペースキーを押しながら左ドラッグします。

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