シルファ
く…しまった…。
エンドゥー
オレは、あんまり”女性に手をあげる”なんて行為が好きじゃないんだよ。
性に合わないもんでね。
なぁ、キミ。
できれば、このままおとなしく帰ってもらえないだろうか?
シルファ
そうは、いかないわ!!
あなたたちが総督府に反旗をかざして、向かってくるのであれば、
それを止めるのがわたしたちの任務よ!
エンドゥー
おと、勢いだけは盛んだな。
でも、それだけじゃ、何も無いのと同じさ。
たまには、立ち止まって、
辺りを見回してみることも重要ってこと。
わかるかい?
キミには、世の中の状況がどのくらい見えているのかな?
シルファ
なんですって!?
じゃあ聞くけど、あなたたちアークズに、
”勢い”以外のものが何かあるの!?
エンドゥー
もちろん。
”信念”がある。
それも、根拠のある”信念”がね。
シルファ
!信念ですって!!なにが、信念よ!
そんな言葉だけで、我が物顔に振舞うことを正当化できる訳ないでしょ。
エンドゥー
…たしかに。忘れてたよ。
信念のためには、多少の犠牲も。やむなし…か。
シルファ
!! …
エンドゥー
命は勢いだけで粗末にするものではないよ。
われわれは、人の生死までも管理しようとする総督府のやり方が納得できないだけだ。
シルファ
視点の違いよ。誰かが統率しなきゃ、安心してみんなが暮らせないでしょ?
エンドゥー
度が過ぎるってことさ。
自由を求めてこの星に来たんじゃないのか?
未だラグオルに降りられないだけで、充分おかしい話さ。
だろ?
シルファ
くっ。
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