レッド
今回は本当にご苦労だった。****。
これから 持ち帰ったデータをもとに、
ブレイクに再生実験を行ってもらう。
これは 今まで試したことのない…
クローン技術と C.A.R.D.技術のハイブリッドな再生実験だ。
我々はクローン化を単体で行うほどの装置も費用も用意できないからな、
…しかし、
本来ならば…クローンなど…
我々アークズの意志とは異なるもの…
本来ならば行いたくはない!
しかし…これが 最後の望み。仕方がないのだ…
許せ…ブレイク。
…
すべてはブレイクにまかせよう。
これが成功すればあの”大いなる陰”の場所が判明するはずだ。
その間に、我々はラウムの神殿の秘密を探る!
…モルグから奪ってきた情報によれば、
その力は想像を遥かに超えるほど強大だ…
我々には、まだ調査が必要だ。
古代兵器が出現したあの場所へ行き、再調査を行ってきてくれ。
何か 攻略の糸口が見つかるかもしれん。
謎の解明 環境調査 3 登録
副隊長
ご苦労様です。
襲撃うまくいきましたね。
誰も欠けずに戻ってこれて私も一安心です。
では、任務の詳細をお伝えいたします。
今後 我々が戦うべき真の敵は”大いなる陰”であるものの、
その力は果てしないものがあります。
そこで、その力の根源が何であるかについても調査を行ってください。
今回 調査対象となるのは、
あの古代兵器との戦闘を行ったラウムの神殿です。
宜しくお願いします。
しかし…
正直まだ信じられませんよ。
レッドが仮にとは言えクローン技術の使用を許可するとは…
彼のクローン技術にたいする感情は、
憎悪と呼んでも差し支えないくらいのものでしたからね…
レイズ
焼けたモルグ。響くうめき。
まるであの時と同じ…
そう、あの時のルプスの森のようだった。
…
でも、もうワタシは振り返らない。
カレとそう決めたから…
指揮官…
オーガンがね、わたしのところに来てこう言ってくれたの。
世の中は悲しいことばかりでとてもイヤだ。
だけど…
こうあって欲しいと思う世界に少しでも変わるように、
自分は頑張るんだって。
自分が頑張って悲しいことが少しでも減れば…
レイズも元気になるよね?って…
いつものレイズが好きだから、って…
…
本当ならカレが一番悲しいはずなのに…
…
だからワタシ決めた。見ててね指揮官。
もう過去には縛られない。
これからの戦いも全てワタシたちの意志で決める戦い。
カレと一緒になら未来へ向かって歩けると思うから…
ルフィナ
うっく…
やっぱりダメだったよ。
あの雰囲気…臭い…音…
…ニガテだ。
モルグだよ。モルグ。
…
思い出すんだ。
っく…
アタシが、
まだ、
実験動物、
だった頃をね。
あれ、レッドから聞いてなかったのかい?
あの人…ブレイクに助けられるまでは、
総督府が研究してたクローン兵器技術、
そのモルモットだったのさ。アタシは。
あそこがカード研究する施設で良かったよ。
自分のクローン相手に戦うなんてことになったら、
ぞっと、しないよ。
同情なんて余計なモンはいらないよ。指揮官。
アークズにいる連中は皆そこかしらにそんなキズを持ってんだ。
現にレッドの娘だって…
でも、確かに、
あいつらにいじられたこの体が、この眼が…
夜毎、うずくんだよね。
どこかにいるアタシの姉妹たちが、
「殺してくれ」って囁きかけるんだよ。
…
あっはは。
冗談だよ。冗談。
エンドゥー
どうやら核心に近づいてきたぜ。指揮官。
これなら…
ブリッツとやらを探し出さなくてもなんとかなりそうだ。
それにしても…
あれだけ、クローン技術を嫌がっていたアークズやレッドが…
自ら それに手を染めるなんてね。
いや、驚くべきはブレイクか…
…やはりあの時に覚悟は決めていたらしいな…
…
コリン坊や が目指すことはブレイクや他の連中がやってくれるだろうよ。
…
手伝いたいのは山々だが、そういう訳にもいかないだろ。
…
ああ、オレ達にできるのは1つだけだ。
…
ああ…?気にするなって指揮官!
くくっ。
ちょっとブレイクの独り言癖がうつっちまっただけさ。
そうそう、そんなに思い残すことはないんだが。
1つだけ気になることがあってね。確かめておきたいんだよ…。
…さっきレッドから指令を受け取ってたろ?
くくっ。なんでもお見通しなんだよ。
どんなのだい?
そうそう、この白い神殿の再調査にオレを派遣してくれ。
まぁ、そうゴチャゴチャ言うなって。
そうじゃなくても。オレの頭の中はパンクしそうなんだからよ。
それじゃ、指揮官、頼んだぜ!
オーガン
****。
…
アノネ、お願いがアルノ。
…
僕チンをテネル海岸に連れて行って欲しいノ。
傷ついたラッピーちゃんがあそこで困ってるノ。
僕チン、あのコを助けてあげたいんだ。
ラッピーを救え 登録
僕チン『ネット5』で見たノ。
「テネル海岸に怪我をしているラッピーがいる」って。
別の部隊の戦闘に巻き込まれちゃったらしいノ。
あのままだと、弱っていって死んじゃうって。
僕チンたちの起こした戦闘で…
ほかの生き物が傷ついちゃうなんてオカシイと思わナイ?
僕チン、思ったノ。
…
世の中が平和になりますヨウにって…
…願ってるだけじゃダメなんだって。
…
だから、僕チン、決めたノ。
世界がネ。
いいナって思える世界に変わるように…
自分から頑張るんダって。
レイズにも誓ったんだ。
ブレイク
…
自らの身を挺してまで、
あの爆破を止めようとする奴がいるとは…
オレの予測が甘かったのか…
…
何事にも割り切れないことがつきものだとは言うが…
…
なんてことだ…。
あのとき、なぜ飛び込んだ…。
なぜ…。
…
そして、オレの手には、禁断の実が揃った。
すべては…
この悲しみのために始まり、
この悲しみのために終わるのだろうか…。
これであの場所もわかるかも知れない…。
そして…
…
彼女…とも…
…
オレは…、一体どんな顔で会えばいいのだ…。
…
****。
オレはしばらく実験室にこもる。
悪いが派遣にいくことはできないから注意してくれ。
…
オレは…なぜ、憎むべき相手を倒すために、
憎むべき相手の力を使って…
あんなことをやろうというのだ…。
なぜ…
彼女が一番嫌うことなのに…。
そして…
…
…クッ、…くぅ。
メモル
あの時…モルグで、ヴィヴィアナと目があった。
ヴィヴィ、なにか言いたげだったな。
謝ろうとしてたのかな。
やっぱり、私も仲直り…したいのかな。
メモたん 自分でわかんなくなってきちゃったよ…
サリガン先生…
…!
し、指揮官!いつからそこに居たの!?
し、失礼なヤツね!
そばに来たなら声くらい かけなさいよね!
き、聞いてた?…何をって…ふん!
いいのよ、聞いてないのなら。
あ〜あ。
ヴィヴィをこてんぱんにできなくて残念だったな〜。
まあ しょうがないわよ。任務優先だもの。
環境調査 3
ラッピーを救え
謎の解明(エンドゥー)
|