PHANTASYSTARONLINE登場建造物備忘録
・セガドリームキャスト版PSOと任天堂ゲームキューブ版PSO・EP1&EP2共通。
・BBでは若干の習性が見られるので注意。
・自分用のまとめなので適当な解釈もあり。必ずしも正しいとはいえないので注意。
・五十音順に随時追加予定。


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ア行


・遺跡

 惑星ラグオルの地下深くに眠っていた異文明の宇宙船。その奥深くにはダークファルスが何らかの方法で封印されており、千年の周期で眠りから覚めるという警告文も残されている。
 EP1では、すっかり目覚めてしまったダークファルスにその半ばを取り込まれ、既に身体の一部にまでなってしまったらしく、ラグオルの浅い部分と比べてダークファルスの意志が濃厚なまでに漂っているため、侵入してきたハンターを次々と意識の混濁に追い込み吸収するための胃袋となっていた。


カ行


カル・ス

 パイオニア1に積載されていたマザーコンピュータ三大AIの一つ。
 3つのマザーコンピュータの中でも人間と同等の高度な感情を与えられていたらしく、パイオニア2が到着するまでの暇な時間にエリ=パーソンとどういう手順でか通信し、親密な仲になっていたが、爆発事故の後にウイルスの進入を許し、暴走を開始する前に自らのシステムを停止し、消滅した。
 この時、エリは残された時間でできる限りのバックアップをとり、後にそのデータとエリの手によって、元のような高度な知能は有しないものの、ラグオルの探査やハンターズ等の調査員をバックアップする解析用端末「CALS」として復活を遂げる。


CALS

 エリ=パーソンが「カル・ス」のバックアップを元に設計・開発した解析用端末。
 島で発見されたフロウウェンのメッセージを解析・再生したり、探査用端末の映像から生態・特徴などを解析するなど、パイオニア2の研究機関(ラボ)の職員となったエリとともにハンターズのバックアップとして様々な場面で活躍する。 
 尚、彼の曲線を中心としたフォルムはエリのこだわりらしい。


・グラン・スコール号

 オフラインクエスト「グラン・スコール号」に登場。
 建前上は、セントラルドーム爆発事件直前のパイオニア1と2の最初の通信「ファーストコンタクト」以前にパイオニア2からラグオルに降り立った遊覧船となっているが、その実態はバーニィの言によると「軍の要人を乗せた艦」だったらしい。
 着陸直前に爆発事件に巻き込まれてラグオルに不時着したものの、生き残りはルピカ一人となっている。彼女はとある要人の娘らしいが詳細は不明。


・坑道

 パイオニア1を分解した資材の一部を密かに流用して、ラグオルの自然洞窟の更に奥深くに作られた研究施設兼通路。
 ここにオスト博士の研究室もあったが、研究員の姿は既に無く、生物の姿さえ見ることは出来ない。
 かつて「ラグオル三大AI」の一つであったマザーコンピュータ「ボル・オプト」によって管理されているが、ダークファルスの影響で完全に暴走してしまっているらしく、侵入者全てに反応して襲い掛かってくる、攻撃的に改造された作業用機械達が徘徊する危険な場所と化している。


サ行


セントラルドーム

 ラグオルを安全であると調査判断し、テラフォーミング後永住する目的(と予測される)でパイオニア1を分解・再構築した建造物。
 おそらくは、一般民の住居を建築するまでの仮住まい及びその後の主要公的機関の拠点として使用する目的だった。
 ただ、予定されていた規模よりも何割か小さめに仕上がっているらしい事が、後のリコによる調査で明らかになっている。その残る何割かは、ラグオルの地下深くに建造されていた坑道に使われた模様。


タ行


・転送装置

 パイオニア2がラグオル調査を容易にするために設置した、ラグオルとパイオニア2の2点間を繋ぐ装置。
 尚、各ステージのエリア毎に配置されている転送装置は、プレイヤー自身が一度使用しないとパイオニア2に繋がらない事、パイオニア2からの一方通行であることから、もともとパイオニア1の人員が自分達の移動のために配置したものと思われる。


洞窟

 ラグオル地表に広がる森林の奥深く、ドラゴンの巣と化したセントラルドームより地中深くに通じる謎の地帯。
 中には原生生物が高濃度のフォトンにより突然変異を引き起こしたと思われる凶暴な生物が徘徊しており、またトラップが仕掛けられていることから非常に危険な場所となっている。
 人の手が入った部分が各所で見れるが、これは爆発事故以前に既に探索・調査していた際のものか、もしくは先代文明人がモニュメント設置の際に手を加えたものと思われる。


ハ行


・パイオニア1

 惑星移民計画のために建造されたパイオニア級宇宙船。
 その目的は新惑星の開拓であったため、未知の危機に備えて強力な武装と人員を配した軍や、様々な分野の権威である研究者が選出され、乗船していた。

 パイオニア2の二年前にラグオルを発見し、安全であることを確認・調査、惑星を人の住むものに適した環境へと調整するテラホーミングを行い、到着を待っていた。
 そして到着したパイオニア2との「ファーストコンタクト」後、謎の爆発事件に巻き込まれた。それが原因でパイオニア2のハンターにラグオルの調査が依頼されることになる。

 船自体は、移民船としての当初の計画通り分解され、「セントラルドーム」建造のための資材として再利用されている。だが、リコの調査によると、その資材は実際よりも少なかったらしい。その後の調査で、行方不明の資材はどうやら「坑道」の建築のために使用されたらしいことがわかる。
 リコはこのパイオニア1に所属するNO.1ハンターだった。

 他には、フロウウェンオスト博士など、多数の有名人も乗艦していたようであるが、全員が全員行方をくらませていた。
 尚、パイオニア1は最初の調査船であるがためか、パイオニア2とは比べ物にならないほどの火力を持った兵器などを保有していたようだ。ラグオルの遺跡などで発見される強力な武器は、パイオニア1で軍に使用されていたものと見られる。武器の量からして、遺跡調査には相当な犠牲が払われたものと見られる。ちなみに遺跡調査を指揮したのは、「ヒースクリフ=フロウウェン」だったようだ。
 遺跡調査終了後、軍部で暗殺が起こるなど、内部は穏やかでもなかったようだ。


・パイオニア2

 惑星移民計画のために建造されたパイオニア級宇宙船の2号機。パイオニア2から連絡を受けて2年をかけてラグオルへ到着したのにも関わらず、「ファーストコンタクト」後の爆発事件により、ラグオルへの降下を延期することになる。
 内部では、政府と軍にラボ、そしてWORKSやブラックペッパーなど多数の組織が内在しており、かなり事情が複雑化しているようである。
 責任者はタイレル提督で、ラグオル調査をハンターズギルドに依頼した本人である。
 尚、「豪刀のゾーク」や「黒い猟犬・キリーク」「ジャンカルロ=モンタギュー」「ドノフ」「ブラント」等、パイオニア2にもパイオニア1に負けず劣らず有名な人物が乗艦していたものの、約半数はラグオルにて何らかの理由で死去してしまっている。
 事件後数十年経過しても、結局パイオニア2は惑星ラグオルに降下することなく、その衛星軌道上を漂うだけになっている。


マ行


モニュメント

 ラグオル移民記念に政府より建造されたと言われていたが、現行の言語群では読むことのできない奇妙な文字が刻まれている。

 その正体はラグオルの地下深く「ダークファルス」の眠る地を封印するために(ダークファルスそのものを封印していたにしては、解除手順が単純すぎる)他文明によって建てられたもの。
 遺跡に設置されている数多くの石碑もモニュメントと呼ばれているため、それと区別するように封印に関わっているものはそれぞれ「ムゥト」「ディッツ」「ポゥム」という名前らしき物があるらしい。

 フロウウェン(パイオニア1陸軍)やリコが一度封印を解いているにもかかわらず、再度封印されていたのは、封印が解除後数時間程度で再び復活する時限式だったのか、それともある程度の力をつけたダークファルス自身が完全復活までの時間を稼ぐために何らかの方法で封印を施したのか、詳細は不明。


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