PHANTASYSTARONLINE登場人物備忘録
・セガドリームキャスト版PSOと任天堂ゲームキューブ版PSO・EP1&EP2共通。
・BBでは若干の修正が見られるので注意。
・自分用のまとめなので適当な解釈もあり。必ずしも正しいとはいえないので注意。
・五十音順に随時追加予定。


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ア行


・アイリーン

 タイレル総督の秘書。
 いつもは総督の向かって右隣の席に控えているが、オフラインクエスト「淵より来るもの」では依頼者として登場する。
 尚、リコの捜索を総督に代わってハンターにお願いしたり、心配する台詞から、リコとは総督の娘という関係以上にも親しかったように思える。


アキコ

 オフラインクエスト「サイフの紐」「ヒミツの届け物」に登場。
 パイオニア2内秘密結社「ウェポンズ」のボスにして武器屋の主人の妻。


アッシュ=カナン(ASH)

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 オフラインクエスト「戦いのいしずえ」「淵より来るもの」・オンラインクエスト(GCのみ)「心の座」に登場。
 登場当初はひよっこハンターとしてラグオルの原生生物にあっさりやられて従兄のジッド(ZIDO)に救出依頼をされるという恥ずかしい役回りをしている。

 「淵より来るもの」では多少経験も積み、実力を上げた彼の成長を見ることが出来るのだが、結局は遺跡のモンスター群に対抗できるほどではなく、援護は必要だった。その他、数々のハンター達がダークファルスに吸収されるか操られるかしていた中、彼だけが何の影響も受けなかったなどの特徴がある。尚、クエストでキリーク編を進めていると、あっさりキリークに無力化された彼の情けない姿を拝むことが出来る。

 「心の座」では、バーニィと組んでパイオニア2研究所(ラボ)のVR適合試験に挑み、勇ましい台詞を吐くも、フォースの姿で現れたカルスにあっさりと敗北を喫する。やられ役は結局変わらなかったようだ。
 種族はヒューマー。


アナ=ウェインズ (ANNA)

 オフラインクエスト「帰らずの滝」に登場。名前だけなら「ブラックペーパー」でも出てくる。
 妹のクロエとは一卵性の双子。彼女達の両親は既になく、お互いを除いては天涯孤独の身らしいが、それはニューマンの特質上珍しいことではないらしい。
 子どもっぽい考え方や行動のため、妹が落ち着いているだけに姉っぽく見えないが、実年齢は結構幼いらしいので無理のないこととも言える。
 但し、ハニュエールとしての腕前は相当なものらしく、その点と性格に目をつけられたかブラックペーパーに人身売買目的の誘拐に利用される。だが、本人は「強奪したアイテムを渡せばお金をくれる」程度にしか思っていなかったらしい。


アリシア=バズ(ALICIA)

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 オフラインクエスト「大地の呼び声」「慟哭の森」に登場。
 パイオニア2に存在するどこかの研究所所員らしく「大地の呼び声」ではそこの代表としてラグオルの原生生物に存在が確認されている5種類の生体データ採集をハンターズギルドに仕事を依頼している。だが、続けて登場した「慟哭の森」では、研究所代表としてではなく、個人として『ヒルデベア』の再調査を依頼してきている。街を徘徊していた、言動からして同じ研究所所属らしいNPCが、彼女は研究所を辞めたと発言していたところから、研究所の研究内容が余程納得のいかないものだったのか、それとも彼女自身が暴走しがちな性格をしていたのかは定かではない。
 ちなみに種族はフォマール。


ウルト=カミュエル(ULT)

 オフラインクエスト「鋼の魂」に登場。
 モンタギュー博士の製作した『特別』なレイキャシールで、「MOTHER計画」用アンドロイドの試作機でエルノアの姉。コードネームは「M1-UL」。

 モンタギュー博士「MOTHER計画のために製作されたものの、試験機だったためか安定性が低く、カプセルに収容されて眠っていたのだが、「鋼の魂」ではカプセルから『WORKS』に所属する者の手によって遺跡に連れ出され、不安定なまま「MOTHER・SYSTEM」を始動させた結果、遺跡に眠るダークファルスの影響を受けて暴走、自壊することになる。バックアップだけはエルノアが確保したおかげで、回復には時間がかかるが問題はないとのこと(鋼の魂・後日談より)。

 尚、クエストでスゥ編を一定以上まで進めていると、停止してしまった彼女の代わりにエルノアがダークファルスの影響を受けてマザーシステムを発動させられるが、こちらも結局失敗に終わる。
 種族はレイキャシールと思われる。


エリ=パーソン(ELLY)

 オフラインクエスト「心のかたち」「心の座」そしてEP2でのプレイヤーのパートナー役として登場。
 「心のかたち」で、パイオニア1のメール交際の相手であるカルス(CALS)の捜索を依頼し、共にラグオルに降り立つことになる。

 ラグオル坑道の奥地で、カルスがパイオニア1のコンピュータ「カル・ス」であることを知り、ダークファルスによる侵食を防ぐために機能停止しなければならないと告げられると、停止寸前に咄嗟にバックアップを取ったり、研究所員になった後はカルスのバックアップを元にして解析用端末「CALS」を作ったり、「心の座」では自ら新人ハンターとして適合試験に挑んでまで、もう一度カルスに遭おうとするなど、大人しそうな感じの台詞とは裏腹に、かなり積極的な行動派のようだ。

 尚、研究所員として登場した後の彼女は、端末のCALSの外観フォルムがどうの、性能がどうのと見事な機械フェチ振りを発揮しており、このことからカルスがコンピュータだったことは、彼女にとってさしたる問題ではなかったのかも知れない。
 EP2登場時のグラフィックではわかりづらいが、フォニュエールらしい。


・エルノア・カミュエル(ELENOR)

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 オフラインクエスト「鋼の心」「大地の呼び声」(パイオニア2内)「グラン・スコール号」「ヒミツの届け物」「博士の密かな欲望」「鋼の魂」に登場。
 コードネーム「YN-0177」で、「MOTHER計画」マザー(詳しくは若干異なる)。
 密かにパイオニア2内でもかなりの重要人物なのだが、本人には全く自覚がないようである。彼女が登場するところ、必ず軍の影がある。

 モンタギュー博士自らが製造し、莫大な資金を投入して造られた「エモーショナルAI」を搭載しているため、限りなく人間に近い感情をもつ。彼曰く「最も高度なアンドロイド」らしい。その成果か、「ヒミツの届け物」では、彼女と通信していたバーニィもアンドロイドとは気付くことができなかったらしい。

 特技はマグと会話できること。これは、彼女の出生に大いに関係しているのだが勿論本人は知らない(興味が無いとも)。尚、彼女には何かしら不安定な部分が多いらしく、それをカバーするために感情のレンジを多めに開放している、というようなに取れることをモンタギュー博士が口走っている。もともとはああいった性格にするつもりではなかったということだろうか。

 彼女は「MOTHER計画」の実用機である。クエストでスゥ編を進めていた場合に「鋼の魂」でその成果を見ることが出来るらしい。
 尚、「ヒミツの届け物」で、アルタードビーストの生体調査用アンドロイドから「マザー」と呼ばれていることから、洞窟で彼女らが行っていたのは、生体調査だけでなく「MOTHER計画」の小規模実験であったと思われる。バーニィが居たのは、「MOTHER計画」を、もしくはその完成度を探るために「生体調査」に潜り込んだのだろう。
 種族はレイキャシール。


オスト=ハイル(OSTO)
 オフラインクエスト「オスト博士の研究」「閉ざされた扉」「鋼の魂」で名前だけは確認できる。
 終始名前だけは出てくるのだが、姿はついに最後まであらわすことは無かった。パイオニア2のジャンカルロ=モンタギューに並ぶ天才で、遺伝子工学・生体光学(フォトンと思われる)・機械工学の権威でパイオニア1にはバイオテクノロジー開発主任として乗艦していたが、行方はずっと知られないままだった。
 坑道にあった施設は彼の第1研究室で、第2研究室はEP2の舞台になったガル・ダ・バル島の東天の塔と呼ばれる建築物にあったようだ。このことから、彼はラグオルの様々な場所にその研究内容ごとに設備を分けて研究を行っていたらしい事が分かる。

 モンタギュー博士の言っていた「オスト博士の関わっているM計画」は、モンタギュー博士の「MOTHER計画」とは内容が違うようである。また、フロウウェンの残したメッセージによると、彼は政府からの依頼でM計画を進めていた模様。
 彼はフロウウェンが戦った「ダークファルス」の支配性、増殖能力に強い興味を示し、彼の傷口に残された「D型因子(本体を離れた後も増殖・侵食を続ける細胞)」に注目し、本来遂行されていた「MOTHER」とは別の「MOTHER」を作ろうとしていた。彼の行動には、フロウウェン自身を「MOTHER」の試験体にしたり、逃げ出した実験体(β772)を放置するなど暴挙が目立つ。この暴走が、「ダークファルス」にどこからか意識を侵食されていたのか、それとも元々彼自身の持っていた性質だったのかは不明。

 実験体β772は後に配水管に逃げ込み、下水道にて成長を果たし「デ・ロル・レ」としてラグオル原生生物の凶暴化事件を引き起こしている。また、実験体β630・γ117の存在も判明しており、それぞれ「ガル・グリフォン」と「オルガ・フロウ」のことらしい。

 彼の生死については、意識を保ちきれなくなったフロウウェンを失敗作として廃棄した後に起きた実験体暴走事件の後、どうなったのかは全く不明だったが、BB公式サイトによると死亡が確認されているらしい。


・オズワルド

 オフラインクエスト「匠の魂」に登場。
 パイオニア2の武器工で、ラグオル内に存在する材料でどこまでの武器を作ることが出来るのか試したい一心でハンターに材料収集を依頼する。
 尚、このクエストは難易度Ultだと「ゴッドハンド」「サプレストガン」「テクニカルクローサー」のいずれか一個が一キャラにつき一回だけ貰える。


カ行


キリーク(KIREEK)

 オフラインクエスト「戦いのいしずえ」、条件を満たしていれば「帰らずの滝」「ブラックペーパー」「淵より来るもの」に登場。スゥ編を終えていればオンラインクエスト「心の座」の後半にも登場。
 裏の巨大組織ブラックペーパー所属の、ソウルイーター等の鎌を好んで使用する戦闘用アンドロイド。常に戦いを求めるその性質から同組織内でも恐れられているらしい。

 「黒い猟犬」「ハウンド」「キリーク・ザ・ブラックハウンド」とも呼ばれている。
 クエストでキリーク編を進めると、「淵より来るもの」でダークファルスに意識を侵食されてしまった彼と戦うことになる。
 種族はヒューキャスト。


グレイブ夫妻

 オフラインクエスト「グレイブ家の執事」に名前だけ登場。
 夫妻そろっての高名な科学者。それぞれ生物学者・物理学者であった。
 パイオニア1でとある研究機関にてオスト博士のもとでM計画を手伝っていたことがフロウウェンのメッセージから判明している。

 本人たちは、この研究とパイオニア計画の内包する危険性を察していたらしく、娘のマァサと執事のブラント母星に残るように指示していたらしい。


クロエ=ウェインズ (KROE)

 オフラインクエスト「帰らずの滝」「ブラックペーパー」に登場。
 アナとは一卵性の双子で妹。両親を早くに亡くしてしまったために、幼くしてハンターとして働かなければならなかった。
 姉とは違い、非常に落ち着いた性格のようではあるが、「ブラックペーパー」ではアナの振りをしてブラックペーパーの取引現場に潜り込むという大胆な面もある上に、<BEE>システムを活用してプレイヤーに助けを求めたものの、結局は自分で捕らえてしまう(プレイヤーは護衛の二人を倒しただけ)等、ハンターとしての実力も侮れないものがあるようだ。だが、この時に逮捕したブラックペーパーの人間はほんの一部に過ぎないらしい。

 この後、再び彼女の登場するクエストはないわけだが、ブラックペーパーに関わってしまっているだけに、どうなったのか安否が気になる。
 何故かデルセイバーの盾を身に付けている。


ケーキ三姉妹

 オフラインクエスト「悪魔の食物」、バレンタインイベント等に登場。
 パイオニア2で有名なパン屋の三姉妹で、パン作りのために、温度や湿度、環境まで追求する、こだわりを持つ真の職人だが、本当は甘いものこそ作りたかったらしい。最もケーキ作りに適した温度、湿度を求めてラグオルの洞窟の奥深くにまで3人で乗り込むなど、いくらこだわりがあるとはいえ、肝が座りすぎに思う。一般人である彼女達がどうやってあそこまで行ったのかは、メディカルセンターの看護婦さんに続くPSO最大の謎の一つである(笑)


サ行


シシル=パディス(CICIL)

 オフラインクエスト「消えた花嫁」に登場。
 恋人のアルバートと結婚の予定を立てていたが、お互いに金のない身の上だったので、ハンターとして働いて結婚資金を蓄えていたという根性人。だが、結婚資金も貯まり、晴れて結婚式の日取りも決定した時には、モノメイトの使いすぎで体重が激増してしまい、このままではアルバートの前に姿を出せないとプレイヤーにダイエットの手伝いを依頼。
 ダイエットには見事成功したが、洞窟をエリア1から2まで走りぬいただけで……というのは、言わないお約束。


・シモンズ=オロ

 オフラインクエスト「ヒミツの届け物」に登場。
 某研究所所属と名乗ってはいるが、口ぶりからしてモンタギュー博士の助手らしい。
 クエストクリア後に「あなたは命の恩人だ」と言っているが、この場合の『命』とは、その後の「これで博士に怒られずに済む」と言っていることから、彼の命ではなく、エルノアの命の事だったと思われる。


ジャンカルロ=モンタギュー(MONTAGUE)

 オフラインクエスト「オスト博士の研究」「閉ざされた扉」「博士の密かな欲望」「鋼の魂」、DC版オンラインクエスト「未来へ向かって」に登場。
 パイオニア2の最高頭脳でパイオニア1オスト博士と双肩を並べる天才で生体工学の権威で生体遺伝子工学の博士号も持つ。マグオスト博士との共同開発品らしい。

 プレイヤーから「エネミーパーツ」を受け取ると、あっさりそれを武器に変えてくることから、武器工の能力も確かなようである。
 エルノア=カミュエルウルトの開発者で「MOTHER計画」に関わる研究者の一人。
 彼の「MOTHER計画」は、本星で行われていた「マザー計画」とは内容が違うようである。
 彼の研究は「全ての兵器の母」で、電子的・機械的兵器を統合制御する存在らしい。
 フォニュームの基本グラフィック持ちの一人。


スゥ(SUE)

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 オフラインクエスト「オスト博士の研究」「閉ざされた扉」「帰らずの滝」「ブラックペーパー」「鋼の魂」に登場。
ブラックペーパー」所属のハニュエール。ブラックペーパー内では幹部らしい。
 部下にゲキガスキー(GEKIGASKY)、トボッケー(TOBOKKE)等がおり、信望は厚いようである。(その他ブラックペーパーに所属する人間としてはトンズラー(TONZLAR 「オスト博士の研究」でパルチザンを持っていたレンジャー風の男)・ムージョ(MUJO)・ドロンボー(DORONBO)が確認されている。部下の名前は気付いた人も居ると思うが、某プロダクションの人気シリーズ「タイ○ボカンシリーズ」からの引用と思われる。これでスゥがド○ンジョだったりしたらさすがに……。
 作中ではバーニィモンタギューとも旧知の仲であるような発言が見られる。
 種族はハニュエール。


ゾーク=ミヤマ(ZOKE)

 オフラインクエスト「ハンターの右腕」に登場。一応「グラン・スコール号」や「隠居ハンター」でもNPCから名前だけは聞ける。
 「豪刀のゾーク」とも呼ばれ、四刀のうち三本「カムイ・ヤシャ・サンゲ」の正統継承者で、バーニィと共に遺跡へ挑むが、最後はダークファルスに意識を侵食されてしまったか、自らの刀をことごとく破壊し、最後は力尽きて倒れているところを発見される。
 フロウウェンドノフと共に、『三英雄』と並び称されているほどの英傑。


タ行


タイレル総督(TYRELL)

 移民用パイオニア級宇宙船・パイオニア2の総督で政府代表者。
 PSOエピソード1での、ラグオル調査をハンター達に依頼した本人で、リコ=タイレルの実の父親。
 リコが幼い頃から自ら剣をとって稽古をつけていた様子が裏エンディングで確認されるなど、娘の教育には結構厳しかったらしく、本人もそうして育てられたのか、相当の腕前であったようだ。

 リコ自身が三英雄と呼ばれていた三人共に面識があることから、彼自身も何らかの関わりが有る模様。
 セントラルドームの爆発事故後、行方不明になったリコを心底心配している。依頼内容の説明の際に口ごもったのは、多分リコの安否についての内容だったのだろう。

 尚、PSO3によれば、彼はこの後にパイオニア2総督の座を解任されることになってしまったらしい。


ドノフ=バズ(DONOPH)

 オフラインクエスト「隠居ハンター」に登場。
 かつては「三英雄」に数えられた程の軍人であったようだが、隠居していることもあってか他の二人とは違ってあまり彼の話を聞くことが無い。
 DBシリーズは本来彼の持ち物であるらしいが、軍引退後は巨大な両手剣「ザンバ」を振るっているようであり、残念ながらDBの剣を使う彼の姿を見ることは出来ない。
 残り少ない寿命を宿願の「一万匹狩り」を達成して使い切り、遺跡で果てる。
 アリシアの保護者でアッシュの双剣の師匠。リコとも面識が有ったらしい。


ナ行


・ナターシャ

 EP2でのガルダバル島調査の依頼者。パイオニア2ラボの代表者。
 作中で「赤は嫌な色だ。あの小娘を思い起こさせる」という台詞から、リコとなんらかの関係が有ったものと思われる。彼女を思い出したくないのは、帰らぬ人となってしまったからなのか、単純に嫌いだったのかは不明。


ハ行


バーニィ(BERNIE)

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 オフラインクエスト「グラン・スコール号」「ヒミツの届け物」「閉ざされた扉」「帰らずの滝」「ブラックペーパー」「心のかたち」「ハンターの右腕」「隠居ハンター」、オンラインクエスト「心の座」に登場。

 圧倒的数の出番を持っていながら、その役回りは、倒れた状態でプレイヤーに一言伝えるだけというかなり悲惨なものである。
 ちなみに、バーニィというのは通り名で本名ではないらしいが、本人は「炎のレンジャー」にこだわっているのか、どう考えても弱い武器でしかないフレイムビジットで終始戦っている。通り名も多分そんなところからつけたのだろう。

 彼がハンターとして請け負う仕事は、どれも機密に関わる重要なものや、なんらかの組織に関係していることから、彼自身は凄腕のハンターだと言う事が想像できるのだが、「ハンターの右腕」では「豪刀のゾーク」とともに遺跡に向かうも途中で力尽きていたり、「心の座」ではアッシュとともにカルスにやられるなど情け無い役回りが多い。


ヒースクリフ=フロウウェン(HEATHCLIFF)

 エピソード2にて物語の主軸を担う人物。エピソード1のリコの代わりにハンター達を導く重要人物。名前だけはオフラインクエストの「隠居ハンター」でも聞くことが出来る。IDは憑依された時点で確認した限りではホワイティル。
 パイオニア1陸軍副司令官で、数々の功績から英雄視されている。軍や多数の民間企業によって彼の所持品である「フロウウェンの大剣」が複製されていることからも伺える。

 幼い頃からのリコを知っているようで、彼女の使う「赤シリーズ」は彼が作ったものであるらしい。その試作段階だった「赤シリーズ」はラグオルでも発見されるが、試作段階でもかなりの性能を誇っており彼自身の腕前が相当のものであったことを物語っている。
 尚、「レッドリング」は彼の贈った物ではないらしい。

 

 ラグオル到着後、多数の部下を失いながらも(全滅したわけではないらしい)ダークファルスを倒したものの、その時に受けた傷が原因で、徐々に侵食されていくことになる。後にこの傷から採取された細胞はオスト博士の手によって研究され、数々の生体兵器を生み出すことになる。プラントにはびこっている生物たちは全てこの研究成果で、自らケージを破り、プラント内を徘徊したが、外に出るまでには至っていなかったようである。

 パイオニア2では彼は既に死んだことに成っていたが、これはオスト博士の研究対象として選ばれた際の処置らしく、実際にはパイオニア2が到着した後も生きていた。彼は試験体の件を引き受ける代わりに、パイオニア2に引き返すように指示することを条件に研究対象となることを引き受けたのだが、残念ながらその願いは反故にされてしまったようだ。D細胞に侵食されきって体の自由が利かなくなった後もリコの事を心配していたが、彼の願い虚しくリコはダークファルスに取り込まれ、彼自身もD型因子を通じてそのことを知ることになった。彼の言う「我無力にして全てを持つもの」というのは、リコを助けられなかったことを指しているのだろう。

 尚、D型寄生細胞に取り込まれた後の彼の腕に成っている「オルガ・フロウ(右腕)」と「ダークメテオ(左腕)」は、彼が生前に所有していた武器がD型因子に侵食された姿である。
 彼の姿はUltエンディング及び、プレイヤーに憑依した際や、撃退後天に昇る際に見ることが出来る。


ブラント

 オフラインクエスト「グレイブ家の執事」に登場。
 グレイブ家の執事にして高名なレンジャー。忙しい両親に代わってマァサの面倒を親身になって見ていた。
 マァサ共々移民船には乗るなと告げたグレイブ夫妻の本心と生死を知るため単身ラグオルに降り立つが、高齢なこともあってか洞窟で力尽きてしまう。途中途中に残したメッセージカプセルが、彼の遺言となった。


マ行


マァサ=グレイブ(MATHA)

 オフラインクエスト「グレイブ家の執事」に登場。

 グレイブ夫妻の娘で、幼い頃から研究のために家に帰って来れなかった両親に対して、あまり快く思っていないらしい。その代わりに彼女の面倒を見てきたブラントを親代わりに思っていた。
 ブラントが黙ってラグオルに降り立ってしまったのを知って、彼女もラグオルに降り立ったが、残されていたメッセージカプセルから彼の死を悟り、帰還した。 


ラ行


リコ=タイレル(RICO=TYRELL)

 作中では、EP1のメッセージで登場。
 パイオニア1のNO.1ハンターにして、優秀な科学者。パイオニア2の総督・タイレルの実の娘でもある。
 装飾品や服装、武装でさえも赤色を好んで身に付けていることや、更に赤いリングをしていることで「レッドリング・リコ」と呼ばれている。レッドリングは幼少時に父であるタイレル総督から贈られた物であるらしい。

 父のいるパイオニア2ではなくパイオニア1に乗艦したのは、旧知の間柄であるフロウウェンを慕ってのことと、パイオニア2に配属された父親との関係がギクシャクしていたからであるらしい。
 彼女は、セントラルドーム爆発事件の際には原生生物凶暴化事件の調査を森でしていたため、事件には巻き込まれずに済だ。だが、後のフロウウェンのメッセージによると実は優秀な素体を探していたダークファルスが彼女を選定したため、わざと生き残らせたらしい。不完全であったとはいえ、自分を倒し、D型因子で意識が一部繋がっていたフロウウェンへの、ダークファルスからの最悪の仕返しであったとも考えられるが、勿論詳細は不明。

 

 ダークファルス最終形態を倒すと、開放されて天に昇って行く彼女の姿を見ることが出来るが、これは本当に開放されたのか、それとも魂のようなものだったのか。DCver2時代では、UltモードEDでパイオニア2の父の元へ帰還する彼女の姿が描写されていたが、GC版ではその描写は見ることが出来なくなっている。

 尚、彼女の剣術はタイレル総督に幼少のときから鍛えられたもので、その時から赤のセイバーを片手に戦っていた姿がVer2の裏エンディングで見られることから、少なくともフロウウェンとも、その頃からの知り合いであったらしい。


・ルピカ

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 オフラインクエスト「グラン・スコール号」に登場。
 グラン・スコール号に乗っていた唯一の生き残りということだが、軍の要人の娘であるということ以外に詳細は不明。
 バーニィと共にやってきたプレイヤーに助けられる。

 余程大事にされているのか別の理由でもあるのか、体内に居場所を知るための発信機のような装置が埋め込まれているらしい。
 しかし、フォニュエールの基本グラフィックをあてがわれているというのに、一言も話さないで倒れているだけという酷い扱いだったのがなんとも……。


・レオ=グラハート(LEO=GRAHART)

 宇宙軍空間機動歩兵第32分隊(通称WORKS)の設立者で元隊長。
 彼の父親は、時折ラグオルで発見される武器の刻印からも名前を知る事が出来る「TEAM00」という技術部隊のリーダーだったらしいが、ラグオルとは関係のないところで既に死亡してしまっている。

 生粋の軍人だが、政府を脅かすほどに勢力を増していったため、それを恐れた政府によって「10ヶ国同盟」の政府高官につかせられ、軍から離れざるを得なくなった。
 しかしパイオニア1WORKSの人間を大量に送り込んだり、モンタギュー博士オスト博士に「MOTHER計画」を秘密裏に遂行させたりと彼の野心は衰えを見せず、着実に遂行へと近づいていっていた。

 ところが、謎の爆発事故によってパイオニア1に乗船させていた有能な人員を大量に失い、更には「MOTHER計画」にまで様々な予定外が続き、一転して彼の野望は窮地に追い込まれることになる。
 PSO・EP1&2ではクエストでたまに名前を聞くだけの人物だったが、BBではもう少し詳しい設定が発表された模様。


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