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ポケモンのエロ小説U

1 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 18:08
スレ「ポケモンのエロ小説」が容量不足で
書き込めなくなってしまったようなので、立てました。



2 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 18:08
私のパソコンの方に問題があるのではないかと思いましたが、
時間が経っても誰も書き込まない所を見ると、そうではないみたいなので、
立てました。
おそらく、1つのレスがかなり長いので1000レスに達する前に容量が
いっぱいになってしまったのではないでしょうか。

間違いだったらすみません

3 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/03(火) 18:19
>>2
恐らくそうだと思います。自分も書き込めませんでした。1000までいかないとは…よい書き手が増えた証拠ですね。
まぁ新スレになろうが自分はエロがほとんどないまま進むわけでw

まぁご理解くださいな

4 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 18:31
>>3
私はストーリーの方、期待してますから。
頑張って最後まで書いて下さい。

5 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/03(火) 18:56
うはw「このスレッド大きすぎます」で止まってたのはそのせいかw
そのようですね。1000に行かなかったということは、ヤハリ小説による容量イパーイなんでしょう。
こちらの新スレ(神スレ)でもよろしくです。

まぁ容量いっぱいで書き込めなかったんですが、
全スレの680へ
いいじゃないか
エロをどこに入れるかは小説師の自由
どこまでで読むのを止めるかは読者の自由
読みたくないなら他のスレ行くなり
他の小説読むなりしてくださいマセ

6 名前:28×1 投稿日:2007/07/03(火) 18:59
連投ですみませんが、新スレ発足にあたってこの言葉を加えておきます。

通常小説スレに、
「十八歳未満の方すいません」
等と言いながら投稿するよりは、分化した方が良いのではないかと。

先代からの執筆者達への敬意の念と、このスレの発展と平和を込めて、
ここに「ポケモンのエロ小説U」の発足を公言します。

内容が内容なので、できる限り十八歳未満の方の書き込みは控えてください。

・・・まぁどこぞのスレの引用なところ、笑ってやってください。

7 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/03(火) 19:01
・・・失礼。
全スレじゃなくて前スレ=ポケモンのエロ小説です。
それとなく気に留めてしまったので・・・。

8 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 19:04
28×1さん、ご意見ありがとうございます


私も容量不足で書けなかったことを・・・・

(前スレの680へ)

300〜350辺り(前スレ)には、
エロ小説スレ=“エロさえ入っていればOK”という意見が少なからず
見受けられます。
それに、エロだけを目的にここを見ている人ばかりではありませんから、
一概には言えないのではないかと思います。
まあ、一意見としては受け取っておきますけどね・・・・。

9 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 19:06
連投すいません。
>>6
私、17です・・・・・
今年18になりますが。

10 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/03(火) 20:35
>>9
ならいいかと。また、別に年齢はいう必要ないと思いますよ。
では早速小説を

第13話
[いざ闇の森へ]
コラッタの言葉にアブソルは反対する。
「…駄目…駄目!こんなに…暗い……のに…ウッ…イツツ…」
だがそれでもコラッタは闇の森へ向かって足をすすめる。アブソルはコラッタの足をグッと掴む。そして、本音が…
「…1人に…しな…イデ?…あた…し怖…い…」
その言葉はコラッタの胸にグサッと突き刺さる。自分をかばって負った傷で今まさに彼女は辛い思いをしているのに…こんな自分をかばったせいで…。だが、こんな自分を必要としているアブソルを…尚更このままにはしておけないではないか。コラッタはアブソルの前足を握りしめ、言う。
「俺が必ずお前を助ける!なるべく早く戻る。待っててくれ。」
弱虫のクセに言葉は達者である。だがそれがカッコよく見えたのか、アブソルは暫くコラッタを潤んだ目で見つめ、そして言う。
「絶対…早…く…戻って…きて…ね…。」
コラッタはコクリと頷き、森の中へ入っていく。アブソルはそれを見届けたあと、パタッと意識を失った。

森の中に入ってはみたが、想像を絶する暗さだ。木のザワザワという音と、小枝を踏んだときのパキッという音が、なぜか恐ろしく聞こえるのもそれが原因だろうか。コラッタはもともと臆病なため相当無理をしているが、アブソルのことを考えるとそんなことは屁でもない。どんどん奥深くへ入ってゆく。するとコラッタの目の前に、急にポケモンが現れた。メスの「パラセクト」である。そのパラセクトはコラッタを見るなり泣きついてきた。
「お願いします助けてください!」
コラッタは何が何だか分からずパラセクトに聞いた。
「一体どうしたんだよ?」するとパラセクトの後ろからゾロゾロとオスのパラセクトが出てきた。そのうちの、恐らくリーダーであろうパラセクトが一歩前へ出て言う。
「ゲヘヘ…さぁ…早く続きをやろうぜぇ…」
コラッタはメスのパラセクトの怯えようを見て、ただごとではないと判断し、オスのパラセクトに向け「すなかけ」をした。オスのパラセクト達は砂が目や口に入り、苦しんでいる。コラッタはメスのパラセクトを先導し、
「は、早くこっちへ!」
と叫びながら走る。どうにかオス達を追い払うことが出来た。そしてコラッタはその場にあった岩にもたれかかると、ハァーと大きな溜め息をついた。するとパラセクトが話し始めた。

続く。

11 名前:三月兎 投稿日:2007/07/03(火) 22:50
>>10
確かにその通りですが・・・・・
ここの人たちが18歳以上だというのが前提だとすると、
私がここにいるのは場違いなのではないか・・・とね。
まあ、考えてみれば2ヶ月や3ヶ月、どうってことないですよね。
駄文でした。

12 名前:ミル 投稿日:2007/07/03(火) 23:19
ありゃ、前スレ書き込めないんですね。
三月兎さん、まぁ細かいことは気にせずに!
後、私の書いたことで少なからず不快に感じたようですので、
すいません!ホント、すいません!
28&;×1さん、WiKiへの更新、ありがとうございます!

13 名前:28×1 投稿日:2007/07/03(火) 23:34
・・・どうもこの名前はココと相性が悪いなぁ。
ミルサマ、×が文字化けしてるだけでして、正式名称は28×1です。
ご迷惑おかけしました。

・・・と、ミルさんが書いた不快なことってなんでしょう?

14 名前:ブラジャー 投稿日:2007/07/03(火) 23:48
ハルカの小説書きます。
ある日ハルカはポケモンセンターから家に帰ろうとしていた。すると男がポケモンバトルを挑んできた。
ハルカのポケモンは男のレックウザ一匹相手に全滅してしまった。
「おじさん強いわね。今度は負けないわよ。」
そう言って帰ろうとすると、
「ラフレシア!つるのムチであの女の子の手足を縛れ!」
と言いハルカの手足は縛られてしまった。
「何するの!やめ…」
ハルカが言い終わる前につるのムチで口をふさがれた。
「よし!女の子を連れてこい。」
ハルカは男のところまで引き戻された。
さらに、眠りごなで眠らされてしまった。
その時、男はつるのムチをハルカの体全体にまいて、つるのムチがマンコやおっぱいの谷間に食い込むようにして、ハルカからモンスターボールを奪い、車に乗せてどこかへ連れて行った。ハルカは眠っているので気付かない。
続く

15 名前:ブラジャー 投稿日:2007/07/03(火) 23:48
ハルカの小説書きます。
ある日ハルカはポケモンセンターから家に帰ろうとしていた。すると男がポケモンバトルを挑んできた。
ハルカのポケモンは男のレックウザ一匹相手に全滅してしまった。
「おじさん強いわね。今度は負けないわよ。」
そう言って帰ろうとすると、
「ラフレシア!つるのムチであの女の子の手足を縛れ!」
と言いハルカの手足は縛られてしまった。
「何するの!やめ…」
ハルカが言い終わる前につるのムチで口をふさがれた。
「よし!女の子を連れてこい。」
ハルカは男のところまで引き戻された。
さらに、眠りごなで眠らされてしまった。
その時、男はつるのムチをハルカの体全体にまいて、つるのムチがマンコやおっぱいの谷間に食い込むようにして、ハルカからモンスターボールを奪い、車に乗せてどこかへ連れて行った。ハルカは眠っているので気付かない。
続く

16 名前:ブラジャー 投稿日:2007/07/03(火) 23:50
ハルカの小説書きます。
ある日ハルカはポケモンセンターから家に帰ろうとしていた。すると男がポケモンバトルを挑んできた。
ハルカのポケモンは男のレックウザ一匹相手に全滅してしまった。
「おじさん強いわね。今度は負けないわよ。」
そう言って帰ろうとすると、
「ラフレシア!つるのムチであの女の子の手足を縛れ!」
と言いハルカの手足は縛られてしまった。
「何するの!やめ…」
ハルカが言い終わる前につるのムチで口をふさがれた。
「よし!女の子を連れてこい。」
ハルカは男のところまで引き戻された。
さらに、眠りごなで眠らされてしまった。
その時、男はつるのムチをハルカの体全体にまいて、つるのムチがマンコやおっぱいの谷間に食い込むようにして、ハルカからモンスターボールを奪い、車に乗せてどこかへ連れて行った。ハルカは眠っているので気付かない。
続く

17 名前:ブラジャー 投稿日:2007/07/03(火) 23:51
ハルカの小説書きます。
ある日ハルカはポケモンセンターから家に帰ろうとしていた。すると男がポケモンバトルを挑んできた。
ハルカのポケモンは男のレックウザ一匹相手に全滅してしまった。
「おじさん強いわね。今度は負けないわよ。」
そう言って帰ろうとすると、
「ラフレシア!つるのムチであの女の子の手足を縛れ!」
と言いハルカの手足は縛られてしまった。
「何するの!やめ…」
ハルカが言い終わる前につるのムチで口をふさがれた。
「よし!女の子を連れてこい。」
ハルカは男のところまで引き戻された。
さらに、眠りごなで眠らされてしまった。
その時、男はつるのムチをハルカの体全体にまいて、つるのムチがマンコやおっぱいの谷間に食い込むようにして、ハルカからモンスターボールを奪い、車に乗せてどこかへ連れて行った。ハルカは眠っているので気付かない。
続く

18 名前:ミル 投稿日:2007/07/04(水) 00:01
ありゃりゃ、すいません。前は自分、28×1さんと書いてたのに…
「不快なこと」は、私が書いた「エロさえ入ればOK」という書き込みです。
三月兎さんが「エロだけを目的に〜…」と言ってたので、謝罪しました。
文からして、不快に感じたのかなと思って。違ったら自分ただのアホだ…

19 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/04(水) 00:01
さすがにあんなに字数多かったら1000いかななくても閉鎖されるんですね・・
申し遅れました蜘蛛魚と申します以後よろしくお願いします。
こんかい私もみなさんに見せられて小説を書きたいと思います
______________________________________________________
ポケモン界で悪事をしている組織が存在した
その組織の主な行いはポケモン監禁だった
そしてここは北アジトほかに西と東にあるそうだが、よくはしらない
そしてそこに一匹のニューラが捕まっていた
夕方、団員たちは飯のため食堂に向かっていった
「監視が薄くなってきたな」
事前に彫っておいた穴に飛び込み牢獄の外に顔をだす
しかし基地全体の地図もあるわけではないから脱出方法がわからない
ニューラは闇雲に走った
『さてと警備にもどるか』
団員たちの声だニューラは急いで通機構のなかにもぐりこんだ
進んでいくとひとつの部屋にたどり着いた
「ここは何をする場所だ?」
そしてその部屋を探索していると
強化ガラスで囲まれたチコリータの姿があった
そして中には毒ガスのような物がこもっていた
普通のポケモンなら壊せるほどのガラスだったが
チコリータはかなり衰弱していた
「まあいい俺と同じ捕まってる身だし助けてやるか」
パリン
ニューラのメタルクロウでガラスが砕け散る
ドサッそしてチコリータも同時に倒れてきた
「おい、だいじょうぶかよ」
「あな・・た・・は?」
かすれた声で聞き返す
ビービービー
突然の警告音、先ほどのガラスを割ったことがばれてしまったのだ
「話は後だ逃げるぞ」
ニューラは動けそうにないチコリータを背よって
走り出したそしてまた一部屋にやってきた
「ここは?」
見ると机の上にすごい傷薬がおいてあった
ニューラもここに来るまで攻撃を受けたのでボロボロだったがチコリータに使ってやった
チコリータの顔に生気が戻る
「ありがとうございます、おかげで元気になれました」
「あぁ、それよりここの基地の全体図わかんねえかな?」
「いえ、わからないです」
「それならお前どうなってやつらに・・・」
いい終わる前に団員が現れた
下っ端A『いたぞ逃がすな』
「(くそやばいな)」
見ると周りは敵で囲まれていた
「チコリータお前戦えるか?」
「ええ、たぶんできると思いますけど」
「よしそれならいくぞ」
下っ端B『いけゲンガー、ウィンディ俺がやるからほかのやつは手をだすな』
「(こりゃlvの差がありすぎるなここは話で解決してみるか)」
「なぁ、おまえらそんなやつといないで俺たちと一緒に逃げようぜ」
反応がない、表情をひとつも変えない
これがうわさのダークポケモンと言うやつらしい
ニューラはいきなり飛び掛ったがすぐにかわされ攻撃を受けた
「ぐぁ」
「ニューラさん大丈夫ですか?!」
「俺のことかばうよりお前も相手を攻撃しやがれ」
「あ、はいハッパカッター」
しかしむなしくウィンディの火炎放射によってかき消されて
「(あぁ俺らに勝ち目はあるんだろうか)」



結局続くのかどうかわからない・・・・

20 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 00:31
>>18
ああ、あれはですね、前レスの680の書き込みが
「エロがメインじゃないといけない」みたいな内容でしたので、
その対抗意見として引用させていただきました。
不愉快というよりもむしろ、味方の意見として、感謝したいぐらいです。

あの、決してミルさんがアホというわけではないです。
私の書き方が悪かったようです。

21 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 01:59
少し前までは私が一番の新参者だったのに・・・・・
気づけば、新しい小説師の方がどんどん増えてますね。
蜘蛛魚さん、ファイトです。


何とか書き上げましたが、戦闘シーンは難しい・・・・・
ところで、私の小説中に出てくる漢字の後の()はなんだ?と思っていた方。
あれはふり仮名のつもりです。「倍化」と書いて「ブースト」と読ませたいわけです。
読みにくくてすいません・・・・・。きちんとふり仮名をつけられたらいいんですが。
----------------------------------------------------------------------------------
chapter.18 ―力の差―

ビクスンとフォックスと名乗る謎の男女二人組が勝負を仕掛けてきた。
“ダブルバトル”と呼ばれるそれは、文字通り2対2のバトルだ。

「エーフィ、お願い」
サーナイトが戦えないので、僕が出ることになった。
「エネコロロ、行け!」
「やった〜☆
 エーフィと組めるのね」
対する敵方のポケモンは、灰色の身体に黒い鬣(たてがみ)、赤橙色の眼に獰猛な輝きを
宿し、鋭い牙をその口から覗かせている“グラエナ”と、2本の巨大な角、としか表現
しようのないカントーの虫ポケモン、“カイロス”。

エネコロロが小声で話しかけてくる。
「ふふ。皆に未来の恋人タッグの強いところを見せてあげるわよ〜」
「誰が恋人だよ。そんなことより、あのグラエナは僕には分が悪い。任せたよ」
「エーフィの言うことなら、何でも聞くわ」
「・・・・・心強い返事だよ・・」

ここからは真剣にいこう。
エネコロロの能力は分からないけれど、あのサファイアのポケモンだ。
ここは彼女をバッチリ信用して、カイロスを叩く。

僕はカイロスに向かって駆け出した。敵はそれに応じる構えだ。
そこから、相手もこちらへ突進してきた。
接近戦は不利。僕が自分から近づいたのは、カイロスの目をこちらに向けるためだ。
ぶつかる直前に身体を横へ捌き――って、え?

カイロスは僕の体捌きと同じタイミングで、向かって右へ方向転換し、
グラエナと対峙するエネコロロへと襲い掛かった。しまった。
彼女も僕を信じて、目の前の敵に集中しているってのに。

その突然の横槍を、決して素早くはないものの、すり抜けるようにして躱し、瞬く間に
僕のすぐ横についたエネコロロの動きには目を見張った。

「もぉ、ダメねぇ。私がサポートするから、二人一緒に戦った方がいいわ」
――情けない。年上とはいえ、女の子に守られて戦うなんて。
だが、敵は少なくとも僕よりは一枚上手のようだ。
個々の能力をそれぞれにぶつけ合ったのでは、よくて一勝一敗。しかも、そのあとは先に
勝った側が2人になる。この中では、最初にやられるのは間違いなく僕だ。
そうすると殆どこちらの負けが決定するわけで。
ここは彼女の言う通り、離れずに戦うのが得策だろう。

「エーフィは、後方支援(バックアップ)をお願い。私が前に出るわ」
・・・・互いの能力を考えれば、それがベストだ。
「わかった」

まずは、あのカイロスに念動力(サイコキネシス)だ。
カイロスの身体が青い霧のような光に包まれる。
僕は防御面は頼りないものの、攻撃にはかなりの自信がある。
エネコロロが前に出ていてくれれば、それを十二分に生かすことができる。
だが。
次の瞬間、信じられないようなことが起きた。
「オイ、なんだァ?これは。俺をバカにしてんのかぁ?」
言うなり、カイロスは地面を思い切り踏みつけた。
砕ける地面と共に、カイロスを包んでいた光は、一瞬で霧散してしまった。

その踏みつけは、僕の自信をも根こそぎ奪い去った。
僕の念動力を、踏みつけただけでいとも簡単に破るとは。
そこまでレベルが違うというのか。
おかげで、エネコロロは2匹の攻撃を一身に受けることとなった。

グラエナが牙を剥き、その巨躯に似合わぬ跳躍力で上空から飛びかかる。
カイロスは、頭を低くして角を突き出し、そのまま突進。
上下からの同時攻撃。あれを躱すのは、いくら彼女でも――


22 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 02:00
(↑の続き)

「動きが見え見えよ!」

彼女はなんとカイロスの鋏に自ら飛び込んだ。
呆気にとられたカイロスはタイミングを狂わされ、鋏むのが一瞬遅れた。
その隙に、エネコロロは鋏をすり抜け後方へと抜ける。直後、カイロスの角が
凶悪な音を立てて閉じた。グラエナは空中で方向転換、彼女の方を向いて着地した。
丁度、僕に背中を向ける格好だ。
――僕は蚊帳の外だってのか。それとも、エスパーだから怖くないと?
しかも、首だけ振り返って不適な笑みを浮かべ、こんなことを言う余裕まである。
「ヘッ、女のケツにコソコソ隠れやがってよぉ。
 お前はあの女を始末した後にじっくり相手してやる。
 まあ、じっくりっつっても、お前みてぇな貧弱野郎なんざ、もって3秒だな。
 フハハハハハ・・・・」
だが、グラエナはいささか彼女の力を読み違えたようだ。
「・・・ハハッ・・・・・・!?」
カイロスの追撃を難なく躱したエネコロロが、グラエナへと
捨て身タックルをぶちかました。
グラエナの巨体は、近くの細い木の方へ大きく吹っ飛ばされた。
その木は盛大な音を立てて折れたが、グラエナの後方への勢いはまだ止まらない。
今度は大木に激突し、ようやく止まった。

カイロスは目を見開いて、。
「・・・エーフィ!大丈夫だった?」
「エ、エネコロロ・・・・・」
見れば、エネコロロも浅からぬダメージを受けている。
当たり前だ。
あれだけの勢いでタックルなんかしたら、自分も無事では済むはずがない。
「ぼ、僕は何ともない!それより君の方が――」
「よかった!
 ・・・・・グラエナをあなたに近づかせたのは私の責任よ。ごめんなさい」
「な、何言ってるんだよ。僕なんか何の役にもたってないし・・・・
 謝るのは僕の方じゃないか。・・・・そんな僕を助けるためにどうしてそこまで・・・・・」
「あら、決まってるじゃない?エーフィが好きだからよ」
「・・・・・・・・」
「とにかく、後一人ね。気を取り直して、頑張ろ?」
「・・・・・・・・・・うん」
僕たちはカイロスへと向き直った。
--------------------------------------------------------------------------------

23 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 02:03
>>22
×〜不適に笑って〜
○〜不敵に笑って〜
です。確認したつもりでしたが・・・・すみません


24 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 02:07
>>22
何度もすみません。
どうやら直す前のを間違って投稿してしまったようで・・・・

>カイロスは目を見開いて、。
意味不明です。

>カイロスは目を見開いて、呆然と立ち尽くした。
これが正しい文章。


25 名前:28×1 投稿日:2007/07/04(水) 03:02
うは、エネコロロ姐さんツヨスw
「奴を残してもう一人をフルボッコにする」んじゃなかったのかw
いざとなったら俺が差し入れするからガンバレ
つ旦←イイきずぐすり

26 名前:ブラジャー 投稿日:2007/07/04(水) 07:42
第二話
目が覚めたハルカは体全体が縛られていることに気付いた。
「ヤバいかも…」
すると男が来た。
「ハルカちゃん。起きた?」
「さっきバトルしたおじさん!なんで私の名前を?それにここどこ?」
ハルカが聞くと、
「ここは僕以外誰も知らない秘密の倉庫。ここでハルカちゃんと一緒に楽しいことをするんだ。君の名前は荷物に名前が書いてあったからね。」
と言った。
先ほど携帯の接続不具合で同じものを連投していたことをお詫びします

27 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/04(水) 13:01
―6−

「そうね……。ちょっと唐突すぎたみたいだし、時間をあげるわ」
 ただただ動揺するばかりの僕を見かねたのか、フィズは少し僕から離れてくれた。
それでもまだ僕の心臓は波打っている。
「今日の夜、月が昇ってからこの小屋に来て。その時までに心の準備をしてほしいの」
「準備……? で、でも僕は――――」
 言いかけたけれど言葉が出なかった。フィズの口が僕の口を塞いでいたのだから。
柔らかくて温かい、それでいて燃え盛る熱を帯びたような感覚が唇を通して伝わってくる。
言葉も出ないまま唖然としている僕から唇を放すと、フィズはいたずらっぽくほほ笑んだ。
「私は本気だからね。待ってるわ、イア」
 そう言い残すと、フィズは小屋から出ていった。
「…………」
 フィズがいなくなった後も、胸の鼓動は治まらない。
まだ唇の柔らかい感覚が鮮明に残っている。
フィズとキスをしたんだという実感が、今更になって込み上げてきた。
体が火照って熱い。近くの池で少し頭を冷やしてこよう。
僕はおぼつかない足取りで、小屋を後にした。
 
 池の水面に口を付け、水を喉に通す。
ひんやりとした心地よい清涼感が僕の喉をうるおしてくれる。
体は少し冷えたかもしれない。でも、僕の中では熱い炎が煮えたぎっているようだった。
 今日の夜とフィズは言っていた。もうそんなに時間は残されていない。
どうすればいいんだろう。フィズは本気みたいだったから、行けばどうなるか想像はつく。
正直そんな勇気が僕にあるとは思えない。どうせ醜態を晒すくらいならいっそのこと逃げてしまおうか。
 だが、僕も雄だ。雌のポケモンに対する興味はもちろんある。
もし逃げてしまえば後で後悔することになりそうだし、一匹の雄として非常に情けないことこの上ない。
やはり不安の方が興味より大きい。しかし逃げ出すような勇気も僕は持ち合わせていなかった。
やむ負えず決めた苦肉の策ではあったが、今夜小屋に向かうという形で僕の決意は落ち着いたのだ。

――――――――――――
 昨日何回投稿してもエラーで、今日になってようやくこのスレに気がつきました。

28 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 16:29
>カゲフミさん
心情表現がものすごく上手ですね。
高レベルな作品だと思います・・・・・
この後の展開に期待してます。


29 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/04(水) 16:39
↑に同じ
文章能力が高くて尊敬しますホント

・・・ところでWikiが見られなくなってるのは私だけだろうか?

30 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 17:02
>>25
ありがとうございます。

>>29
確認した所、私のパソコンからは正常に接続できました。
恐らく、28×1さんの端末の方に問題があるのではないでしょうか。

では、19話っす。
-----------------------------------------------------------------------------
chapter.19 ―弱み―

「そ、想定外の事態です・・・・!
 私のグラエナが、ターゲットのエーフィと組んでいる
 エネコロロにやられました・・・・・・!」
フォックスは襟に装着した小型マイクとイヤホンを使い、小声で通信する。
『何だと、奴と戦う前にか!?
 何をしている、馬鹿者!』

「し、しかしっ・・・・・
 お、恐れながら申し上げますが・・・・・
 あのエネコロロは異常です!
 我が方の攻撃は掠ることもなく全て躱され、
 なおかつ一撃の破壊力はあの巨躯を誇るグラエナを遥かに凌駕し・・・・・」

『黙れ。難しい言葉を使って俺を混乱させようってか?
 そんな言い訳は通用せんぞ。
 だいたい、貴様の育て方がクソなだけだろうが』
『今の、さほど難しくはないっす・・・・・』
『聞こえているぞ、ラット!』
『あわわわわわ、す、すいませんっ』

その時、倒れていたグラエナが、満身創痍ながら立ち上がった。
そして、震える脚を押さえつけるかの如く、天地を揺るがすような大声で咆哮した。

カイロスが慌てて駆け寄る。
「お、おい!大丈夫か!」
「・・・・・まだだ・・・俺は・・・・まだ、やれる」

それを見たフォックスは報告を訂正した。
「グ、グラエナはまだかろうじて戦闘可能です!」

『馬鹿が。何が“やられました”だ。
 もっとよく見てから報告しろ』

見れば、カイロスとグラエナは小声で何か話している。
相手はというと――向こうも同じだ。互いに作戦を立て直すつもりらしい。

カイロスの声だ。
「しかし、あのエネコロロ、半端じゃねぇ。
 あんなのをどうやって“瞬殺”するってんだ・・・」
「俺も、与(くみ)し易しと思ってナメていた・・・・・
 おかげで、このザマだ」
グラエナが、憤怒の形相で牙を鳴らした。
「だが、俺に作戦がある。
 それは・・・・・」
そこからは、聞き取れない程の小さな声だった。
「なんだって!?でも命令では・・・・・・」
カイロスの驚きの表情。
「それぐらいしか、あの女の弱点は無い。
 俺ももう最初と同じようには動けねぇ。
 その一瞬に賭けるんだ」
「・・・・ああ、わかった。オレに任せろ」

再び、4匹が対峙した。
---------------------------------------------------------------------------------

31 名前:28×1 投稿日:2007/07/04(水) 17:27
あ、やっと正常にアクセスできました(´・ω・`)
・・・ヒマなのでアクセスカウンタでもつけようかな、と思うのですがどうでしょう?

32 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/04(水) 18:44
自分もwiki見てきました結構いいですね
自分的にはカウンタつけてもいいと思いますが
なかなか検索に引っかからない場所なので増えるかどうか・・・

33 名前:ミル 投稿日:2007/07/04(水) 19:59
>>20
あ、なるほど。駄文失礼しました。
>>32
そうなんですよネ…

34 名前:ミズゴロウ好き 投稿日:2007/07/04(水) 20:21
はるか「あ、あええっと・・・・・・」
ねがいごとを3かいとなえると
???「お〜〜いはるかぁ〜」
ハルカ「?」
ふりかえってみると、
ユウキ「ひさしぶり〜」
ハルカ「ゆ、ゆうき!?」
ユウキ「ちょっとこっちきて」
ハルカはごういんにうでをつかまれた。
ユウキ「ゆけ、カイリュー、カイリューそらをとぶ」
ハルカをつれ、上空へあがっていく。
ハルカ「な、何をするの?」
ユウキ「SEXさ」
ハルカ「え・・・」
そうユウキはいうとハルカ裸にすると、胸をもみだした。」
ハルカ「ん、はあ、あ、やああん」
ユウキ「どんどんするぞ」
ユウキはいろいろなことをしはじめ
ハルカ「やあああんはああ・・ぁん・・ぁぁきもちがいいよぉぉん・・ああっイクゥ」

続く


35 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 20:44
>>31
最初は増えないかもしれませんが・・・・・・
とりあえずつけてみてはどうでしょう?


36 名前:28×1 投稿日:2007/07/04(水) 20:45
>>32
いえ、「ポケモン エロ小説」ではトップですし、
「ポケモン エロ」では9位にランクインですから(Google)。
というか、自分がこのスレに出会ったのもこのオカゲですからね。
コッソリと自分の小説のところにつけてみましたら、
一日で72という数字になりましたので、
皆様のところではもっとすごい数字が出るかと。

37 名前:rionn 投稿日:2007/07/04(水) 20:59
http://www.uploda.orgluporg468553.wav.html/

38 名前:ムーディ勝山 投稿日:2007/07/04(水) 21:20
右から 右から 何かが来てる ボクは それを  左へ受け流す いきなりやってきた 右からやってきた  ふいに やってきた  右からやってきた  ボクは それを左へ受け流す

39 名前:kdt 投稿日:2007/07/04(水) 21:24
キモリの小説書いて〜〜(ハァハァ)
つか俺くどいなorz


40 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/04(水) 21:51
>>39
サンキューなのはいいとして。
書くかどうかは小説師の自由なため、自分でも「くどい」と思うのに何度もせがむのはいかがなものかと・・・。

41 名前:ミズゴロウ好き 投稿日:2007/07/04(水) 22:25
↑のレス
ごめん、パソコンが故障していて最初らへんがうまくいってない。

42 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/04(水) 22:28
知らね。

43 名前:ガリレオ 投稿日:2007/07/04(水) 22:33
いわたえりかってひと、いわたえりかって、あいつけぇ!!?

44 名前:三月兎 投稿日:2007/07/04(水) 22:36
>>39
貴方も書いてみてはどうでしょうか?

ちなみに、どなたかがキモリの小説書いてましたよ。
まとめWikiのほうを見てみてください。

45 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/04(水) 22:42
43>はぁ!?

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/04(水) 22:44
>>42
他の板で他人を変態よばわりしてたのにわざわざ「エロ小説」に来るお前って・・・

47 名前:逃走天使 投稿日:2007/07/04(水) 23:01
マンコにイカつっこんでやろうか!!

48 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/04(水) 23:16
やってみろ。相手いねぇだろ!

49 名前:10class生 投稿日:2007/07/04(水) 23:31
47>>無理だろが…よーく考えろや!妄想!?

50 名前:逃走天使 投稿日:2007/07/04(水) 23:36
もうみんなが死ねとかいわなくなったので、俺の役目はおしまい。また、どこかでお会いしましょう。  さようなら

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 00:27
>>42>>45>>46〜50
失せろ。
お前ら、毎日荒らしばっかりやってて、時間が勿体無いとか思わんわけ?

救いようのないアホばっかりやな



52 名前:10claas生 投稿日:2007/07/05(木) 00:53
僕、人間じゃないよ。

53 名前:三月兎 投稿日:2007/07/05(木) 01:43
わぁ、こんなにも荒らしが。

気にせずにいきましょう。

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chapter.20 ―発動―

「もっと自信を持って。
 後方支援、頼りにしてるんだからねっ。
 エーフィなら大丈夫よ」


――そうだ。落ち込んでる場合じゃない。
たとえ効かなくたって、邪魔はできるかもしれない。
彼女が前に出たら、とにかく攻撃だ。


まずはグラエナが、攻撃目標にエネコロロを定めた。
低い姿勢で彼女へと突進し、爪での斬撃、噛みつき、体当たり、後ろ蹴りと、多種多様な
攻撃を矢継ぎ早に繰り出す。
だが、先程のダメージからか、その動きにはまるでキレがない。
あんな攻撃なら、エネコロロなら目を瞑ってでも躱すことができる。
カイロスは、動かない。隙をつく作戦か。

僕は精神エネルギーを額へと集中させる。
狙いは、彼女達の横で隙を伺っているカイロスだ。

僕がサイケ光線を撃ち出したのと、カイロスが叫んだのは奇(く)しくも同時だった。
「グラエナ!今だ!・・・・・うおっ!?」
光線はカイロスに命中、爆発を起こす。
ふいにグラエナが身をかがめ、跳躍した。
――僕のいる方へと。
今までの鈍い動きがまるで嘘のようだった。物凄い瞬発力だった。
演技だったのか。――否、この瞬間に力を爆発させるためだ。
僕には彼等の意図がわかった。

いきなり素早い動きを取り戻したグラエナに、エネコロロは反応が遅れた。

「エーフィ!」
グラエナを止めようと、彼女もこちらへ来ようとした。

「ダメだ!来るな!」
・・・・・遅かったか。
グラエナを追おうと彼女が身を翻した瞬間、僕のサイケ光線をものともせずに、
カイロスが謀ったようなタイミングで横合いから飛び出した。
そして、彼女の細い身体を、ガッチリと挟んだ。
そのままリフトアップされた彼女は、もうどうすることもできない。
グラエナは、僕の眼前で何もせずに立ち止まった。
だがその双眸に睨みつけられると、恐怖で身が竦んで何もできなくなる。

「は、離しなさい!エーフィが・・・・・」
エネコロロは必死に抵抗するが、表面に無数の棘があるカイロスの角からは、
一度挟まれてしまったらもう抜け出せない。
「うるせぇ女だな。
 グラエナが受けた借りは、オレがきっちりと返してやるぜ」

肋骨の砕ける嫌な音が響き渡った。
「きゃあああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!」
カイロスは全力で締め付けたあと、彼女を放り投げた。
地面に落下した彼女は、ぐったりとして動かなくなった。
痛みと苦しみで失神したのだ。
「エネコロロっ!戻れ!」
サファイアが彼女をボールに戻す。
「クソッ・・・・オレの判断ミスだッ・・・・・・
 角に挟まれた時点でもう勝負は決まっていた・・・・・・
 諦めてすぐに戻すべきだったんだ・・・・!
 エネコロロ、すまない・・・・・」


54 名前:三月兎 投稿日:2007/07/05(木) 01:43
――僕は。
最後まで何もできなかった。女の子一人助けることも・・・・
それどころか、自分の身さえも、ロクに守ることもできない。

ご主人の声がした。
「もう、これ以上やっても結果は見えているわ。降参よ」
その言葉に、ビクスンと名乗った女性が意地悪な笑みを浮かべた。
「あら?一度受けた勝負を途中で投げ出すつもり?
 まだ戦えるでしょ?その子は。
 最後までやるのが最低限のルールではないのかしら?」
「ルビー・・・・・あの人の言っていることは正しい。
 お前がポケモンを想う気持ちもわかるが・・・・・
 ここは、やるしかない」
 
――僕だって。あいつらに傷の一つでも残してやらないと。
彼女に申し訳が立たない。何より、僕のプライドが許さない。

「・・・・わかったわ
 エーフィ、最後まで頑張って」
「勿論だよ」
僕はグラエナとカイロスに向き直った。

「見たか、オレの“ハサミギロチン”の威力を。
 お前もすぐにあの女と同じ末路を辿らせてやるぜ」
「馬鹿、命令はあいつを徹底的に追い詰めて本性出させることだろ。
 いきなり倒してどうする」
命令?僕を追い詰める?何のつもりだ。
「わかってるって。・・・・とにかく、行くぞ!」

まずはカイロスが、角を突き出しながら突進してきた。
僕はそれを横に躱し、すれ違い様に尻尾で足払いをかけた。
カイロスは盛大にすっ転んだが、追い討ちをかけようとした瞬間、
背中に衝撃を受ける。グラエナに体当たりされたらしい。
よろめいている間にカイロスが立ち上がり、再度の突進を敢行。
僕の身体は軽々と持ち上げられてしまった。
「ヘッ、なんだお前。
 全然大した事無ぇじゃねーか。
 やっぱニセモンだったのかよ?」
言いながら、僕を後方へと投げ飛ばす。
僕は受身を取って立ち上がったが、すぐにグラエナが爪を繰り出してきたので
咄嗟に身体を地面に投げ出して躱した。
しかし、そのままグラエナに組み敷かれる格好となってしまった。
「ここまでだな。
 もうお前を守ってくれる女はいない」
・・・エネコロロ・・・・・・
一人で二人の攻撃を受けるのが、こんなに大変だったなんて。
カイロスが、僕の首に角をかけた。
「オイ、お前本当に何もできねぇのか?
 マジかよ。全然報告と違うじゃねーか。
 ガラガラもこんな奴にやられるなんてよっぽど――」
「馬鹿!その名を出すんじゃねぇ!」
ガラガラ?なんでこいつらが知ってるんだ・・・・・。



――僕の力は、所詮この程度なのか。
(違う)
結局、一矢報いることもできずに、このままやられてしまうのか。
(こんな奴ら、僕の力なら一捻りだ)

――この声は。僕の中に響く、ひどく懐かしく、それでいて
僕を昂揚させてやまない、この声は。


これは――僕自身の声だ。


(僕の力を思い知るがいい・・・・!か弱きポケモン共よ!)
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55 名前:菜梨 投稿日:2007/07/05(木) 02:12
やっと書き込めた(ノд`)
まさか容量不足だったとは・・・orz
皆小説上手くてうらやましいなぁ
これからもがんばって皆さん小説を書いていってください(`・ω・)b

56 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:34
うわ、「か弱きポケモン共よ!」呼ばわりしたッ!
本性発揮、倍化(ブースト)ですなw
エーフィオソロシス

っとぉ、私の方も小説出来上がったのでうpします。
今回眺めの割にはエロすくなめというなんとも理不尽な回だったりw
しかもオチがww
・・・っとぉげふんげふん!!

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第六話 5日目

群青色の空が晴れ上がり、見事なグラデーションが空を一掃する。
美しいその空の色は今日で何度目になるのか、自然は何よりも美しい。それはずっと変わらない。
暁、太陽は顔を出していないが、空は大分明るい。朝と夜の中間のこの時間は、起きるものと眠るものの入り混じる時間でもある。
夜の鳥ポケモンと、朝の鳥ポケモンの声が入り混じり、そしてその混沌とした時間がすこしだけ続いた。
が、それまで静寂を満たしていた、夜のポケモンたちの声が鳴り止んでいく。
黒い姿をしたポケモンたちが、まだ暗い空の下を失踪する。
闇を求めて。
ホーホーの声がやんだそのころ、まだ寝ているリーフィアの顔を覗き込む――黒い、影。
未だ闇に帰らないそれは、窓越しに彼女の寝顔を舐めるように見ていた。
朝日に照らされない彼女の部屋からその寝顔を見るのは常人には不可能だ。が、夜に生きるものにとっては、それは必要な能力である。
見つめられていることも知らずに眠り続ける彼女の顔を、嘲っているのか、彼は笑っている。
彼の視線を窓が邪魔するが、その窓にはめられたガラスはすでに白く曇っている。それは彼の荒い息の故か。
太陽の光がじわりじわりと地平線から溢れるように世界を覆う。が、それにも気付かないように、影はずっと彼女の顔を見つめる。
夜の闇に溶け込むかのように黒い四肢は、太陽が闇を追い出すのと同時に躍動し、まだ影の在る世界に飛び込んだ。
――その顔には微笑を浮かべながら。


57 名前:荒らし暴走族総長 荒らし山 投稿日:2007/07/05(木) 02:35
ブォーーンブォンブォブォブォンブォブォブォーーンブォンブォブォブォーーンブォンブォブォ     荒らし暴走族総長の荒らし山だ!!荒らしにきたぞぉーん  菜梨って誰?  しらん娘だ

58 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:35

暁からもうずっと経って、その“影”がすっかり姿を消したころに、彼は瞼を開ける。
陽光が燦燦と自分を照らし続けていて、何故おきなかったのかを不思議に思いながら、彼は上体を起こした。
そしてそのまま、日光をさえぎるためにカーテンを引く。が、薄いカーテンを通して、柔らかい光がいまだに自分を照らし続けていた。
それが心地よいのか、ただ眠いだけなのか、彼は目を細めて耳を澄ました。
と、その中にリーフィアの音がないことに眉をひそめた。いつも聞こえている、彼女の声が、生活音が。
彼は心配になってきて、ドアを乱暴に開けた。ドアは壁にぶつかって轟音を立てる。
――部屋の中には誰もいない。思わずそのまま止まってしまったマグマラシだが、一昨日の言葉を思い出す。
“じゃ、出かけてきますね”
ああ、という自分の声に気付いて、思わず取り乱したことを恥じる。が、彼は引き返して自分の部屋には行かず、ドアを閉めた。
彼女の部屋、つまり彼女の生活空間に入って、マグマラシはそのままベッドの上に倒れ伏した。
そしてそのまま寝返りを打って、大きく息をつく。安堵したかのようなそれは、長く続いたあとに鳥の声にかき消される。
昼の証であるその声に耳を澄ましたかと思えば、彼は急に寝返りを打った。
そのまま顔をうずめて、深く息を吸う。
その息の中に彼女の匂いを見つけ出して、彼はほっ、と息を吐いた。それはまさに安心したという表れだった。
――もはや彼はリーフィアがいる毎日が、「日常」となっていた。
彼女のいた故郷を焼き払い、契約してここにつれてきたというのに、それがすでに前々からあったかのように。
ふと彼は、あのときのことを思い出す。あの、目の色と同じ紅蓮の炎で花畑を焼き払ったときのことを。
『どうして――』
彼の脳裏に、あのときの言葉が突き刺さる。
『どうして・・・こんなことするんですか・・・!』
「止めてくれ・・・ッ!」
彼はあまりにも痛々しい記憶に頭をかきむしった。けれども凶暴な記憶の暴走は止まらない。
『!いやぁっ!!!』
耳をふさぎ、目も強く閉じたが、瞼の裏に映し出され、彼の中を言葉の一つ一つが貫いていく。
・・・見えたのは、耳を強く抑えて倒れている、痛めつけられた彼女の姿。
痛めつけたのは、・・・自分自身――
「止めろ!!」
彼は強く枕を叩く。我に帰った彼は息を荒げていたが、そのまま枕の上に倒れる。
「俺は――痛めつけて――そんな――」
自分の過去を見て、彼は大きく目を見開いたままでいた。あまりに強いショックが、そして後悔が彼の中に渦巻く。
そのまま震える自分自身のこぶしを見つめる。
「リーフィア――傷つけたのは――俺なの――か――?」
彼はいつの間にか溢れていた涙をぬぐうと、枕に突っ伏した。
「許されない罪だ――」


59 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:36
リーフィアは、鳥ポケモンたちが囀る川岸を走っていた。
水を駆くる音が耳障りなのか、魚ポケモンたちがよく跳ねていた。と、それに気付いてリーフィアは水から出る。
濡れた足が空気に触れると冷たいが、それでも彼女は走り続ける。
深緑の森が横に続いている。森は奥にずっと続いていることを彼女は知っているが、いまいち実感はわかない。
自分の体のあちこちに生えている植物は、河の新鮮な空気を吸い、そして柔らかな光を受けて光合成している。
この植物は、進化するときに初めて体に生え始めたことを、改めて彼女は思い出す。
彼女がまだ小さかったころ、つまりイーブイだったころ、森で戦ったことがきっかけで彼女はリーフィアになった。
――その相手がデルビル、今のヘルガーだったことを思い出し、彼女は身震いさせた。
と、前を見つめると、影が手を振っているのが見えた。
今日もまた、テイルが彼女を見てその黄色いやわらかい曲線の手を振っている。
リーフィアは笑った。
――そのとき、だった。
彼女の体が横に突き飛ばされる。何が起こったかわからない彼女は、強い衝撃だけを実に感じながら水の中に倒れた。
はじかれた水の水しぶきが彼女の体にかかると同時に、彼女は自分が水の中に沈むのを感じる。
起き上がろうとしたリーフィアは前足を踏ん張って起き上がろうとするが、自分の体に重さを感じた。
誰かが彼女の上にのしかかっている。
彼女はその相手の顔を見ようとしてとっさに顔を上げた。
「――ッ!」
黒い体毛、骨のようなものが額と背中に、そして足に突き出たそれは、彼女を岸に運ぼうとしているところだった。
彼女は今まで考えていたそれとオーバーラップさせて絶句する。
デルビル、だった。あのころとは違い草タイプになった彼女は、炎タイプのそれを恐れて水の中に逃げ込もうとする。
が、集団で襲い掛かったデルビルは足に噛み付いてはなれない。
彼らの一頭ずつが別々に吼えた。それによって意志を通じ合わせ、見事な連携プレーで彼女を岸に運び、そして襲う。
彼女はすでになすすべがなかった。群れで襲い掛かってきたそれらは、じわりじわりと彼女の体力を奪っていく。
光合成を持って体力を回復させようとも試みたが、彼らによって痛めつけられた植物はすでに機能を果たせなくなっていた。
もうだめだ、と感じた瞬間に、彼らの1頭に雷が走ったのを見た。
その輝きに目を奪われて、彼女はかろうじてあけることのできた瞳で、その雷の根源を追った。
それは、黒い集団の中で光を放ち、そのまま彼らを倒している。
「なにしてんのよあんたたち!集団で、しかも弱点のポケモンに襲い掛かるなんて卑怯よ!」
「・・・テイル・・・!」
黄色い四肢でデルビルに殴りかかっているのは紛れもなくテイルだった。


60 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:36
彼女は拳に電気をためると、そのまま彼らに殴りつける。黒い体に雷が走り、その輪郭を目立たせた。
けれども彼らは彼女にはかまおうともせずに、一心にリーフィアに攻撃し続ける。
牙が彼女の体に突き刺さるたびに、彼女は短く悲鳴を上げる。
そしてあるものは強い顎の力で噛み砕こうとした。
が、それらを蹴散らすようにテイルは尾の先にある赤い珠から不思議な色の光線を照射する。
刹那に体全体を光らせて、そのまま放電した。彼女に少しでも触れて感電したデルビルが、そのまま横倒しになっていく。
リーフィアにも少量の電気が流れるが、もともと草タイプの彼女にはあまりダメージはない。
が、彼女は電流によるダメージとは別に、足に激烈な痛みを感じる。まるで炎を当てられているような痛みが、彼女を襲う。
彼女は水に赤黒い筋が溶けているのを見つけた。足を見つめた視線に、凶悪な牙が痛みとともに彼女を貫くのを見つけて、目を瞑る。
と、今までにはない新しい激しい痛みが、彼女の身を焦がすが如く弾けた。
リーフィアは絶叫した。その痛みは時を経るごとに強くなり、テイルはその敏感な鼻で、空気に焦げた匂いを探り出した。
これは、彼女が最も恐れていた――炎の存在。デルビルはその牙に火炎をまとって、第二、第三の攻撃を浴びせる。
テイルは急に空を見上げると、手を伸ばした。その手から一筋の光の条が空に向かって差し込まれた。
それに反応するが如く、空を怪しげな雲が生まれる。そして空は視界全てを多い、暗くなった辺りにまぎれるように、雨が降り出した。
炎タイプであるデルビルにとっては脅威のはずだが、それでも怯えることなく彼女に襲い掛かってくる。
彼女はすでに痛みを感じないまでになっていた。体力はすでに瀕死の寸前まで追い込まれ、もう叫ぶことさえままならない。
と、彼女の目に鋭い痛みが走る。それは正しくは「痛み」ではなく・・・「光」だった。
凄まじい轟音が暗闇に轟く。それは的確にデルビル一頭一頭に突き刺さっていった。
白い光が何度その場に響いたか分からない。それと同時に、耳が裂けるほどの轟音が辺りに響き渡った。
――雨の振る音だけが、艸々とその場に響いた。
瀕死の彼女はやっとの力を振り絞って目をうっすらと開いた。
テイルが、最後の一匹と戦っている。
そのデルビルは群れのリーダー格らしく、いままで見た中ではもっとも大きく、たくましい。あちこち焦げ跡があるというのに。
リーフィアはなにかをしてテイルを助けてあげたかったが、体はすでに動かない。目を開くのがやっとだというのに。
気がつけば、彼女の周りの水は赤黒く染まっている。
それはデルビルの血も混じっているのだろうが、デルビルは彼女に雷で倒されたのだから、血を流すはずはない。
だとしたら、こんなにたくさんの水を染めるほどに、自分の血は流れている。
「潔く捕まりなさいッ!まったく足のすばしこいやつね!」
リーフィアはその声を聞いて、もう体力の残っていない頭で考えた。
テイルは、デルビルを倒そうとしているのではない――捕まえようとしているのだ。


61 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:37
デルビルは彼女に向かって火炎放射を繰り出した。リーフィアは声の出ない喉で叫ぼうとする。が、口の動きさえままならなかった。
けれどもテイルはよけようともしないばかりか、目の前に光の壁を張り、ダメージを和らげたところで彼に向かって走り出したのだ。
彼女の握られた拳が、バチバチと鋭い音を立てる。そしてデルビルの頭に殴りかかった。
――ように見えたが、彼女は頭、つまり急所を外して足を殴った。
デルビルの俊敏な足がはじけたように横にスリップすると同時に、彼の足が電気を帯びた。その牙が並んだ口から咆哮が轟く。
「終・わ・り・よっと!」
彼女はひらりと舞い上がると、電磁波を浴びせる。デルビルはテイルをにらみすえたまま動くことができなくなった。
その瞳には憎しみと無念の色が浮かんでいるが、テイルはそのことさえも気にせずに彼の胸倉をつかむ。
「えぇ〜?あたしの親友に集団で襲い掛かるなんて、なんとも卑怯なことしてくれるじゃないの。どういう魂胆なわけ?え?」
彼女が脅すような口調で彼を揺さぶった。けれどもデルビルは口を開こうとはしない。
「あら?『負けたポケモンは勝ったポケモンに従わなければならない』。これを破るつもりかしら?」
その言葉は――野生のポケモンなら誰しもが知っている言葉だった。
弱肉強食を意味したその言葉に動揺したのか、デルビルの耳がビクン、と跳ね上がる。
恐ろしく低く、そして長くうなったかと思うと、デルビルはその重い口を開いた。
「ボスの命令だ・・・ヘルガーからの・・・リーフィアを襲え、戦闘不能にしろ・・・と――」
リーフィアはその言葉に耳をビクッ!と動かすと、動かないその体を振るわせ始めた。
彼女は恐ろしかった。――ヘルガーが間接的に自分を襲ったということが。彼女を狙っているということが。
「理由は分からぬ・・・俺を・・・俺を離せ・・・!!」
「離したらいつ何時リーちゃんを襲うか分からないわ。・・・せいぜい麻痺が解けるまでそこにいることね」
「き・・・貴様・・・!!」
「あら、これくらい当然の罰よ」
テイルは歯をむき出しにして怒り唸っているデルビルにニヤリと笑うと振り返る。
と、その笑いもすぐに冷め、彼女は蒼白の顔でリーフィアに走ってきた。
「リーフィア!大丈夫?!しっかりして!!」
テイルはリーフィアの体を水から引き上げて揺さぶる。すでにリーフィアは瀕死に至っており、足から流れる血がテイルの体を染めた。
赤い血の色はテイルを生きている心地から貶めた。
「リーフィア!リーフィア?!生きてるの?死んでないよね?!」
リーフィアはどうにかして意志を伝えてテイルを安心させたかったが、声も出せない彼女は、唯一動かせる瞼を閉じた。
と、テイルはそれに気付いて、リーフィアのことを抱きしめる。
「死んでなかった・・・。良かった・・・。でも――こんな血の量――」
テイルは手にベットリとついた血を見て事の重大さを一層深めると、自らリーフィアを抱き上げて立ち上がった。
「急がなくちゃ・・・・・・っ!」
彼女は蒼白の顔に汗をしとどと浮かばせて、常にポタポタと垂れて地面を赤く染める血が、さらに彼女を焦らせる。
そしてそのまま――テイルは森の中へ走っていった。


62 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:37
テイルは雨の中を走りきった。目の前にそびえていたのは、彼女の家、だった。
リーフィアは傷ついた体が冷えて、瀕死状態のまま失神していた。そしてそのまま流れ続けた血はまだ止まっていない。
「ディア!ディア!!」
テイルはドアを開けると、入るなりその名を呼び続けた。テイルは最終的には叫んでその名を呼ぶ。
「はい、はい・・・おかえりなさいテイル、もうすごい雨・・・」
と、名を呼ばれて奥から現れたのは、両方にそれぞれ青と赤の対の花を持つ、ブーケポケモン・・・ロズレイドだった。
ディアはそういいながら軽く走ってくると、雨と血にぬれたリーフィアと、それを抱えて荒い息を整えているテイルを見て絶句した。
「テ、テイル!どうしたの?!そのひとは・・・?!」
「とにかく、いま瀕死状態なの、ベッドに寝かせるから、救急箱持ってきて!」
「分かった!」
ディアはそのマントを翻して走る。テイルはその反対側の部屋に走り、ドアを開けてリーフィアの体を寝かせる。
とたんにじわり、と血の染みができた。泥だらけで傷があちこちにできた彼女は瀕死のまま起きない。
テイルはとにかく近くにあったシーツで彼女の体を拭いた。大きな傷に触れても、リーフィアは反応もしない。
それほどまでに、彼女の体は痛めつけられていた。
テイルは彼女の太ももの泥をぬぐった。と、とたんにそこにあったものを見て、テイルは口を押さえた。
「どうしてこんな・・・!」
そこから流れ出た血のほとんどが出たのであろう、そこには大きい、そして生々しい大きな傷口があった。
傷口は血とともに膿が出ていて、傷の深さと恐ろしさを物語っている。
「テイル!もってきたよ!」
ディアは前に赤い十字の印がある箱を持ってきた。そしてそれをテイルに見せるように開く。
たくさんの薬が犇くようにそこに詰められていて、テイルは効能にあわせて区別された薬箱を目でなぞった。
「ねぇ、瀕死で利く薬って、あるの?」
「あ・・・あった!『瀕死』・・・良かった、元気の欠片がある」
彼女は乳白色の小さなとがった欠片をリーフィアの口に放り込む。
と、その欠片は不思議と口の中で溶けて、彼女の中に入っていった。
しばらくすると、彼女はその瞼を開けた。
「リーフィア!大丈夫?!」
「あ・・・うん・・・テイル、大丈夫だったの・・・?ここは・・・?」
小さくか細い声で話す彼女の言葉に耳を澄まして、テイルは優しく答えた。
「うん、ここはあたしの家だよ。・・・まだ体力が戻ってないか。ディア、体力の薬くれる?なるべくきくやつ。」
「わかった!」
ディアはその花束の手ではやりにくいだろうが、「回復」の欄の薬をつまもうとした・・・。
が、その表面に書かれている「漢方薬 力の粉」という文字を見て思わずテイルに叫ぶ。
「テイル!これちょっ・・・漢方薬しかないよ!これものすごく苦いんでしょ?」
「・・・大丈夫・・・苦いのは、好きだから・・・」
弱った体で切れ切れにそうつぶやいて、リーフィアは無理して笑う。
それを聞くと、テイルはディアから漢方薬の袋を受け取って、リーフィアに渡そうとした。
リーフィアは手を伸ばそうとしたが、その刹那、自分の体が軋んで痛み、動かないことに気付いた。
それに気付くと、テイルはリーフィアの口に直接粉を流し込んだ。サラサラ、という絹のすれるような音がする。
その苦い粉を飲み込むと、彼女の顔色もずいぶんとましになった。
「これで体力の方は大丈夫だね。体力のほうは・・・」
「傷に包帯しておかなきゃね。体力は回復しても傷をすぐ治すすべはないから・・・。街ならポケモンセンターがあるけどね」
テイルはそういいながら包帯を取り出した。ほとんど使われていないそれを握りながら、テイルは下半身の治療に向かった。


63 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:38
「うわっ・・・何があったの、テイル?こんな酷く傷受けてるのなんて、あたし見たことないよ・・・」
「集団でデルビルに襲われたのよ。卑怯なやつらよ、ボスに言われたからって一匹を襲うなんて。・・・ディア、水持ってきて」
「わかった」
ディアは短く返事を返すと、部屋の隅にあった水がめから水を掬って、隣にあった瓶に移してテイルのほうに持ってきた。
テイルは先ほどのシーツに水をしみこませると、足を拭き始めた。
噛み傷が酷い。足のどこにも噛み傷でやられていないところはなかった。時にはこげているところさえある。
が、彼女が一番酷いと思ったのは、
「――テイル・・・これは・・・」
「酷い――」
彼女の柔らかな四肢に生える草がこげて焼け落ちていた。
一度だけ聞いたことがあった。進化したときに追加された部分は、二度と再生することがない、と――
ましてや植物は焼かれてはもう元に戻すことはできない。一生残る傷となってしまう。
それを思いながら、彼女は足全体に包帯を巻き始めた。先ほどの太く大きい傷も。
すっかり包帯で巻かれた下半身を見つめたあと、テイルは深く息をついた。
「・・・多分、リーフィアは光合成も使えるから一日、明日になればもう傷は治ってると思うわ」
「ありがとう。何から何まで・・・私が戦えないのに、みんな倒してくれて・・・」
「あんな卑怯なのあたし許せないし、その上親友を見捨てて逃げると思う?」
テイルは微笑んだ。そしてリーフィアもそれに答えて笑う。
ふと彼女はテイルの影で笑っているディアを目に留めた。見たことのないポケモンであることはもちろん、彼女は何者なのか。
「はじめまして。・・・助けてくれて有難う。」
「えっ・・・何か助けたっけ?」
「あらあら、ディアったら、救急箱もって来てくれたりしたじゃないの」
なんだか若い感じのするのは、テイルと比べて小さいことにあるのだろうか。が、口調の端々には元気で活発そうな感じが見受けられる。
それはまだ彼女たちより小さいということなのだろう。
「あぁ、リーちゃんにはまだ話してなかったよね。ロズレイドのディアよ。・・・ほら、マグマラシに家焼かれちゃって」
その文の中に「マグマラシ」という語を見つけて、彼女はハッとなった。
「マグマラシが森を焼いている」。――それは事実だった。自分も焼かれた被害者ではないか。
でも、彼女はすでにそれを否定したくなっていた。あんなに優しいマグマラシが、森を焼いて回ったはずはない、と――
彼女はハッ、と、事実と嘘をつじつまが合うようにつなぎ合わせた「嘘」を思いついた。
と、それを言おうとした瞬間にディアに阻まれる。
「いやいやいや、マグマラシだとはいえないよ?だってマグマラシを見たっていう人も、影がそう見えただけだし。その上あたしだって彼氏のもとから帰ってきてみたら家が焦げてんだもん」
「・・・まぁ確かにそうなんだけど、噂でもそうしなきゃ焼かれた理由がつかないじゃない」
この会話を聞いて、ますます自分の嘘が膨らむ。――そう、それはマグマラシを守る嘘と同時に、自分を守る嘘だった。
「・・・それ、犯人はマグマラシじゃない。」


64 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:38
そうつぶやいた彼女の声を聞いて、「え?!」と二人が振り返る。初めてつく大きな嘘で、胸が波打っていた。
「ちょ・・・リーちゃん、何か知ってるの?」
リーフィアは震えているのが分からないようにしながらゆっくりとうなずく。
食いつくがように、ディアとテイルがこちらを見ていた。リーフィアはなるべく目を合わせないようにすこしずれたところを見ながら話す。
「・・・今日、あたしが襲われて思ったんだけど・・・デルビルが、というかヘルガーが命じて、焼き払ったんじゃないか、って・・・」
ずいぶんと説得力のあるその言葉に顔を見合わせて、ディアとテイルは分かったかのようにうなずく。
「確かに・・・悪タイプだし、十分可能性としてはありえるよね・・・」
と、ぬるい反応を見せたディアに対し、テイルは信じきったようで、
「いーや!絶対それだわ!あいつらならやりかねないわ、いや、絶対他人の家焼き払うわよ!じゃあマグマラシは無罪名ワケね!良かったわねマグマラシ!許さないわよヘルガー、みんなにこのうわさ広めて肩身の狭い思いさせてやる!」
彼女は頬を高潮させて、思い知らせてやらんとばかりにこぶしを握った。
と、その勢いに圧倒されて、ディアとリーフィアは互いの顔を見合わせる。そしてくすっ、と笑った。
きっとディアはその様子がおかしくて笑ったのだろうが、リーフィアは違った。彼女は、・・・うまく嘘が通ったことに笑っていた。
けれどもそれはやましい心ではなく、マグマラシの罪を消すことのできた笑いだった。


足がしびれてしまって動けないデルビルは、ずっと雨に打たれて弱っているはずだが、なおも唸っていた。
と、何か大きいものが走る音が聞こえた。そして風に流され、聞きなれた声が。
それに答えるかのように、デルビルは唯一動く首を上に向け、咆哮をあげた。
するとそれを求めていたかのように、昔の人が「地獄からの遠吠え」と名づけた、恐ろしげな吼え声が聞こえる。
三度目の咆哮をあげたとき、茂みから大きな影が現れた。
デルビルと同じ黒い体毛、それらをまとめるリーダーである、彼とは比にならないほどの・・・。
彼は口に小さな赤い木の実――クラボの実をくわえていた。そしてそれを投げると、デルビルはそれをキャッチしてのみこんだ。
たちまち麻痺は治り、彼は頭を垂れた。
「ボス・・・申し訳ありません、標的を狙ったのですが、何者かに邪魔され、全滅してしまいました・・・!」
と、そういわれると、ヘルガーは怒りの欠片も見せずにそのまま問うた。
「・・・それはもしや、デンリュウだったか?」
「はい・・・そのとおりです」
するとヘルガーはニヤリと軽く笑う。雨にぬれながら笑うその瞳には異様な光が点っていた。
が、その理由も分からずにデルビルは戸惑っている。
「奴はトレーナーのポケモンも同然だ・・・。お前たちでは負けたのも仕方がない。ご苦労だった」
デルビルはやられたにもかかわらずに叱りを受けなかったことを不思議に思いながら、茂みの中に消えた。
雨がただただ降りしきる中で、一匹のヘルガーだけが異様に笑いながら立っていた。
・・・リーフィアを想いながら。


65 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:39
「・・・夜になると危ないから、そろそろ帰るね」
リーフィアはベッドから立ち上がると、いまだ痛む足で床に立った。体力は戻っているため、歩いても大丈夫だろう。
ディアとテイルはふと外を見る。が、外は雷雲で暗く、昼なのかさえも分からない。
「大丈夫?今雨だけど?」
「あ、あたし日本晴れ使えるからちょっと見送るついでに晴れさせてくるね」
ディアはそういって立ち上がると、テイルが手を振るのを見てリーフィアの横に並んで歩く。
リーフィアはドアを開けた瞬間に当たった雨に驚いた。が、代わりに外に飛び出したディアを見てさらに驚く。
ディアはぬれても何も想わない様子で、右手の紅い花を掲げた。ちょうどテイルと同じように。
その花の先から光が集まり、雷雲の真中に差し込んだ。と、雨雲が別れ、徐々に消え去り、まだ青い空が見えた。
「ねぇ、まだ早いようだけどいいの?」
ディアが明るい空を見て問う。リーフィアもすこし悩むが、やがてニコッ、と笑って答えた。
「うん。ちょっと遠いから、いつもは走るんだけど、怪我して走れないからね」
「分かった。じゃぁ、またね」
可憐な花を振って見送るディアに笑顔を返したあと、リーフィアはとことこと歩き出した。
歩くとはいえ、急いで歩いているために、そこそこのスピードは出ている。
「・・・夕方までには帰れるかしら」

「・・・あ、晴れた」
マグマラシは明るくなった外を見てつぶやく。急に晴れたのに疑問を感じながら、彼は窓を開けた。
見事に晴れ渡った空が、雲ひとつ残さず綺麗に続いていた。
それがポケモンの技であることに気付いた彼は、先ほどの疑問を撤回すると、また横になる。
「ほんとーにひどい目にあった・・・」
彼は先ほどまで街にいた。今も街にいるはずだった。
が、まさに青天の霹靂。あれほどまで晴れていた空が雷雲で覆われ、無論炎タイプの彼は逃げるしかない。
けれども彼はボルトに会う前だったため、いけるような場所がない。
仕方なく走ってここまで帰ってきた、という訳である。改めて思い返せば、酷い雨だったと思う。
それもこの晴れた空と同じくポケモンの技であることを、うすうす彼は感じ始めていた。
雷雲とはいうものの、彼は雷が落ちた場所がひとつの場所で、それも何度も連続して落ちたことを確認していた。
それは自然では起こり得ない。となると、ポケモンの技「かみなり」という計算になる。
「リーフィア、まだ帰ってこないな・・・」


66 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:39
「ただいま」
彼女がやっと帰ってきたのは、彼がはれたことを確認してからずっと後、すでに黄昏だった。
彼はお帰り、といおうとして玄関に顔を出した。が、言おうとしたときに彼女の包帯を目にして驚く。
「リーフィア、どうしたんだ?!」
彼は走って近づいた。リーフィアは顔を曇らせて説明する。
「あの・・・デルビルに襲われて、私の友達が倒してくれたんですけど、集団だったので・・・」
彼は彼女が恐ろしい目にあったことをその抑揚から察した。そして傷の深さも、包帯を染めた血の染みで分かる。
と、包帯を巻いてあることを疑問にも思ったが、それは助けてくれた友達のものだとすぐに察して、口には出さなかった。
けれども、たった一つ気になることがあった。
デルビルが集団で襲ってくるなんて――
それをたずねようともしたのだが、気付けば彼女は自分の部屋に入るところだった。
彼女は自分の部屋のドアを閉めると、自分の足を改めて見た。
包帯に染みた赤黒い血を見て、彼女はまた顔を曇らせる。
瀕死の状況に追い込まれるほどに浴びせられた攻撃によって作られた傷が酷いことは、テイルの会話からも分かった。
弱点である炎を浴びせられた痛みは忘れることができない。
そして――そうなるまでに執拗に攻撃を繰り出してきたデルビルのボス・・・ヘルガーを思って、彼女は身震いする。
それを払うように彼女はベッドに飛び込む。疲れはない。彼女たちがくれた薬のお陰だろう。
彼女はふと足の間、股間を、秘部を見つめようとした。
が、そこにも包帯が巻かれていて、とても触れることができない。ふっ、と笑うと彼女は目を閉じた。


67 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:39
はっと起きると、電気もつけられて、窓の外は暗く、脇にはマグマラシが座っていた。
リーフィアは体を起こすと、マグマラシの顔を覗き込む。
「・・・怪我、酷いのか?」
彼はこれ以上ないほど心配そうな表情を浮かべて、彼女に話しかける。
リーフィアは改めて包帯を見、そして会話を思い出す。彼女は傷の深さと重大さを最もよく知っていた。
「・・・はい」
「じゃあ今日はちょっと止めておくか?」
え、と言いかけた彼女はマグマラシの顔をもう一度見つめなおす。
彼は下心はないようだった。ただ一心に、彼女の事を心配してかけた言葉だった。けれども、彼女はなんだか惜しいような気がする。
「いえ・・・あの・・・何かできることがあるなら・・・」
彼女はひたむきな顔でマグマラシにそう訴えた。ちらっ、と自分の股間に目を向けて、そしてマグマラシの瞳を見つめる。
マグマラシは微笑むと、リーフィアに話し出した。
「今までで五日間、一緒にやってきたけど・・・お前のこと気持ちよくさせてきたから・・・今度は俺を気持ちよくさせてほしいんだ」
彼は自分のモノを彼女に見せた。彼女は驚いたが、けれどもじっと彼のモノを見つめる。
思い返せば、ちらっ、と見たことはあるけれど、こうしてまじまじと見つめたことはなかった。
すでに固くなり、血管が浮き出るほどに太くなったそれは、まるで別の生き物のようだった。
グロテスクなものだった。そのはずなのに、彼女は不思議と気持ち悪い気がしなかった。彼の分身と思うと、不思議と彼女は胸が高鳴る。
「あの・・・どうやって・・・」
彼は見られて恥ずかしいのか感じているのか、顔を普段より赤らめている。
が、訊かれたことに気付くと、彼はリーフィアと目をあわせないようにしながら話し出した。
「こう・・・握って、扱いてくれるか?」
彼女はしごく、という単語を普段あまり聞かなかったが、彼のジェスチャーでそれとなく意味は分かる。
「やってみますね・・・」
彼女は前足で彼のモノをつかむ。彼のモノは想像以上に熱い。彼女の手に汁がついたが、彼女は気にせずに上下させる。
シコシコシコシコ・・・
「あ゙っ・・・あ・・・んぁ・・・」
「気持ちいいですか・・・?」
彼女は必死になって彼のものを扱いている。彼は自分でやるときよりも強い快感で抑えきれなくなりそうだったが、なんとか堪えていた。


68 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:40
彼女は彼の喘ぐ声を聞くと、彼のモノをより一層強く握って扱く。
シコシコシコシコ・・・
「あ゙あ゙っ・・・!リーフィア!根元の方強く握ってくれ・・・!」
「は、はいっ!」
彼女はそういわれて、今にも射精しそうな彼のモノの根元を強く握る。彼のモノを暴れていた精虫の勢いが衰えた。
と、彼のモノの先から透明な液が飛び出した。
「きゃっ?!」
彼女はモノを握っていた前足で先走りを受け止めた。その液は彼女の腕を伝ってシーツにしみていく。
刺激を与えられなくなった彼のモノは、しばらく痙攣していたがすぐにその痙攣も止まった。
と、彼の荒い息を聞いて、彼女は先ほどと同じ質問をする。
「マグマラシさん・・・気持ちいいですか?」
彼は先ほど射精しそうになった感覚を思い浮かべて、笑いながらうなずく。
「ああ・・・最高だ・・・自分でやるのより断然気持ちいいよ・・・」
「喜んでいただけてうれしいです・・・」
彼は彼女の唇に自分の唇を押し当てる。すぐに離す軽いキスだったが、彼女は満足そうな顔をしていた。
と、彼を不意に不安が襲う。
(このままやってたら・・・確実に彼女を汚すことになりかねない)
彼はリーフィアには見せないようにその考えを深めていった。
(そうしたら彼女は――)
彼は急に不安げな双眸を見せると、彼女に向かって話し出す。
彼女もその表情を読み取って、急に悲しそうな顔になった。できることなら彼もそうしたくなかったが、――
「リーフィア、ちょっと俺、・・・・・・いや、なんでもない。俺、ちょっと疲れたから、先に寝る」
急に冷めた彼はリーフィアを後にドアを開ける。
突然冷たい言葉をかけられた彼女はその瞳に涙を浮かべた。が、彼にはどうすることもできない。
彼女の事を変えてしまうくらいなら、今の方がずっといいと、彼はそう思いながらドアを閉めた。
そして・・・そのまま鍵をかける。そのまま溝が埋まらないまま、彼はベッドに倒れた。

彼女は突然突き放されたような悲壮感に襲われて、ベッドの上に立った。
虚脱した彼女の体は重く、どうしようもない悲しみがそれに追い討ちをかけ、彼女はそのまま倒れた。
どうして。
どうして彼はあんなに冷たくなったんだろう。
それしか考えられなくなった彼女は、ふと気付けば涙を流していた。
(振り返って・・・マグマラシさん・・・なんで・・・)
葛藤が続くままに、彼女は、そしてマグマラシは夜に身を任せる。

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69 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 02:44
なんか最近治安が悪いぞ、この板・・・。

今回だいぶ重い回となったことに反省orz
なんだか最近言い書き手さんが増えて自分の文章が(゚Д゚)に思えてきた今日この頃。
「スボミーもロゼリアもロズレイドもLvアップで日本晴れ覚えないぞ」なんて野暮な質問は避けるよーに。

さて、次回作はエロがたくさん入る回・・・になる、ハズ。。。

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 12:33
     ,r- 、,r- 、
     /,// | | | l iヾ
    /./ ⌒  ⌒ \ヽ、
    // (●) (●) ヽヽ
  r-i./ `⌒,(・・)⌒´ ヽ.l-、
  | | |   ),r=‐、(   | | ノ   |\__/|.      |\__/|
  `| |ヽ    ⌒     ノ| ||  / .▼▼▼ \   /     \
   | | | |\ `ー-‐'' /| || ||  | (●) (●) |   | (●) (●) |
   | | |/⌒llー 一ll⌒ヽ| ||.  | 三 (_又_) 三.|. .  | 三 (_又_) 三.|
   | | |  r/\__/ヽi  || ||  \ _ ^ _/    \ _ ^ _/
   | | |  |      |  || ||  /ー(Ω)-\     /ー(Ω)-\



71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 12:33
wiki読んできたがな。
スレタイにエロ小説とあるのに全くエロ入ってなくて戦闘しか書いてないのもあるじゃないか。
戦闘モノ書きたいんならノーマルスレ行け。

あとここに来る人がエロを求めてる人ばかりでないと言った人。
エロ求めてないんだったらここには来ねえよ。
「エロ」とスレタイに入っているのを覗く人がエロを求めてないわけがないだろうが。

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 12:33
     ,r- 、,r- 、
     /,// | | | l iヾ
    /./ ⌒  ⌒ \ヽ、
    // (●) (●) ヽヽ
  r-i./ `⌒,(・・)⌒´ ヽ.l-、
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  `| |ヽ    ⌒     ノ| ||  / .▼▼▼ \   /     \
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   | | |  r/\__/ヽi  || ||  \ _ ^ _/    \ _ ^ _/
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73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 12:33








































































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    // (●) (●) ヽヽ
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  `| |ヽ    ⌒     ノ| ||  / .▼▼▼ \   /     \
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   | | |/⌒llー 一ll⌒ヽ| ||.  | 三 (_又_) 三.|. .  | 三 (_又_) 三.|
   | | |  r/\__/ヽi  || ||  \ _ ^ _/    \ _ ^ _/
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74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 12:33
     ,r- 、,r- 、
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    /./ ⌒  ⌒ \ヽ、
    // (●) (●) ヽヽ
  r-i./ `⌒,(・・)⌒´ ヽ.l-、
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  `| |ヽ    ⌒     ノ| ||  / .▼▼▼ \   /     \
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75 名前:破壊王子べジータ 投稿日:2007/07/05(木) 14:34
ハルカのエロに期待
後、名無しさん@お腹いっぱい
邪魔だから出て行って
変なの貼り付けんな

76 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/05(木) 18:01
―7―

 何をしていたのかすらはっきりと思いだせない。
気がつけばいつの間にか夜になっていて、空にはきれいな月が顔をのぞかせていた。
小屋に行かなくちゃいけない。そう頭では分かっていても、僕の足取りは重かった。
重くてもまだ前に進んでくれるだけありがたい。雌に対する本能が僕を突き動かしてくれていたのだろうか。
どれだけ時間がかかったのか分からないが、どうにか小屋の前までやってきた。
「フィズ……?」
 ぽっかりと口をあけた入口に呼びかけてみるが返事はない。
僕は恐る恐る小屋の中に足を踏み入れた。

 中にフィズの姿は見当たらない。どうやらまだ来ていないようだ。
部屋の真ん中まで歩いていき、僕は腰を下ろした。
まだフィズと対面する前だというのに、心臓の鼓動が速くなっているのが分かる。
落ちつけ。今から緊張していてどうするんだ。
必死で自分に言い聞かせてみるけれど、やはりドキドキは治まらなかった。
こんな調子ではフィズが来たら僕はショック死してしまうんじゃないだろうか。
「ねえ」
「うわああっ!!」
 突然背中に触れられ、驚いて僕は飛び上がった。
振り返ると、フィズがクスクスと笑っている。
「ごめんごめん。そんなにおどかすつもりはなかったんだけど。いくら呼んでも全然返事しないんだもん」
 ちょうどフィズが来たときのことを考えていたときに、本人がいきなり後ろに現れたのだ。
何もこのタイミングで現れなくてもいいのに。本当に心臓が口から飛び出すぐらい僕は驚いていたのだ。
「でも、よかった。ちゃんと来てくれたんだ。嬉しいよ、イア」
 一緒に預けられた目的を知った時の僕の動揺ぶりからすると、もしかしたら来ないかもしれないと思っても不思議はないかも知れない。
僕を前にしてフィズは笑顔になった。昼間この小屋で見た、からかいを含んだいたずらっぽい笑みではない。きっと心からの笑顔だ。

 さんざん心の中で不安を抱きながら、僕はここに来たはずだった。でも、何でだろう。
フィズの嬉しそうな顔を見ていると、なぜだか僕まで安心させられる。
笑顔のフィズに会えた。それだけで僕はここに来てよかったって思えたんだ。

====================
三月兎さん、28×1さん、レスありがとうございました。
次回はいよいよエロに入りそうな感じなので、上手く表現できるか不安ですがどうかお付き合いいただきたいです。

77 名前:アルカ 投稿日:2007/07/05(木) 18:04
第七話


「あーっ!!!もう!
春徒どこ行ったんや!!!?」
「お前五月蝿いぞ・・・。
春徒ぐらい一人で旅できる」
「そういう問題ちゃうわ!」
緋菜之はラルドと一緒に夜の森をさ迷っていた。
しかし一向に春徒は見つからない。
「あああぁぁぁーーーーっ!!!!」
「だから黙れって・・・」
「春徒が見つからんーーー!!!!」
「・・・ハァ;」
「何溜息ついてるんや!
見つけてくれたら何でもするから探してくれやぁ・・・」
「探せばいいんだろ探せば・・・」
「春・・・ムグッ!?」
ラルドが何かに気付いたようだ。
すぐに緋菜之の口を押さえた。
「シッ・・・静かに・・・。
草に隠れろ」
緋菜之はラルドの言うとおりにした。
すると・・・誰かが歩いている。
体格からして男だ。
「誰だ・・・あれは?」
「さぁ?あたしは知らんで」
「・・・!(あいつは!)」
「・・・?ラルド?」
緋菜之がラルドの顔を見ると・・・
ラルドの顔は青ざめていた。
すると男は何かに気が付いたように、緋菜之達がいる方向と違う方向へ歩き出した。
「どこ行くんや・・・あいつは?」
「いいか、緋菜之・・・
落ち着いて聞け」
「?」
「何故あいつがここにいるんだ・・・!」
「はよ本題入れや」
「あいつは・・・新月に活動するポケモンだ」
「新月?何で固定されてるんや?」
「新月にしか活動はしたがらない・・・。
まさかあいつがこの大陸にいるなんて・・・!」
ラルドが遠回しに言うので、緋菜之がキレかけている。
短気。それが緋菜之の特徴だ。
「はよあいつが誰か言いや!!」
「ΣΣΣちょ・・・黙れよ!
ばれるだろ!?」
「いいからはよ言え!」
「ハァ・・・・・・あいつは・・・
ダークライだよ」
「ΣΣΣえええぇぇぇっ!!!!?」


ダークライさん登場です。(ぇ
無理がありましたね・・・。
でもきっとここにいる人たちなら許してくれる!(イヤ、無理
許してマジで(*´д`*)

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/05(木) 18:22
>>71
他のスレ行けば?
いくらエロに期待してるからって
小説師にそんなにきつい意見するのもどうかと
俺たちはただ読んでるだけなんだし

・・・というかエロ入れてほしいんなら待てば?
このスレタイ「だからこそ」いつかエロ入るんだし
お前の発言で小説師減ったらそれこそこのスレ崩壊じゃね?

79 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/05(木) 20:27
>>71のようなことを言われるとやる気なくしますね…

80 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/05(木) 20:28
しっこ満タン。

81 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/05(木) 20:37
>>79
そんなに気にしなくてもいいのでは。
作者が書きたい作品を書けばいいのです。
どこであろうとエロが入るのならばここに投稿しても問題はないと思いますよ。
作者が無理して読者に合わせるなんてのもおかしな話ですし。

82 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/05(木) 21:44
>>81
もちろんそれはそうです。作者は書きたいことを書けばいいんです。無理すれば話自体がおかしくなりますしね。

しかし、読者という立場である方々はスレタイを見てここへ読みに来るわけで…
自分の話はエロも入ってないし、今の所評価されているのは文章力だけです。(皆様、ありがとうございます)

そして>>71のような指摘を受ければ書き手としてはこの先続けていくのが苦しくなります…。

どうしようか…。ここで書くのは止めて、エロとか関係なしの小説スレ建てようかな?

83 名前:28×1 投稿日:2007/07/05(木) 22:22
>>82
でも>>78のような意見もありますし、以前のスレでもその問題はありましたが、
「エロが入れば良い」という意見が多数見受けられましたし。
ここまできたのならここで続ければよいではないですかー!
作者は作者の自由があり、読者は読者の自由(読むか否か)がありますからね。

84 名前:300◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/05(木) 22:46
本当にすいません!
一身上の都合で暫く見に来れませんでした。
問題になってるページ名変更の件ですが、ユーザー名及びパスワード共に「guest」に設定しましたm(_ _)m

85 名前:300◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/05(木) 22:55
追伸、極微エロ、又は非エロ小説の投稿に関してですが、Wikiの方を「ポケモン 同人小説Wiki」に変更し、
エロ/非エロをジャンル別に分けると言う形を取るのはどうでしょうか?

86 名前:Vanilla 投稿日:2007/07/05(木) 23:01
何気に新スレに移行してたのですね。
前スレへのレスや感想でありんす。
>カゲフミさん
感想と拝読どうもありがとうございます!
表現についてはラノベを読み漁っては参考にしつつ書いております。
ブースターとイーブイについては、私個人の思うひとつの理想の関係を考えながら台詞を作ってます。
楽しんで頂ければとても幸いです。
期待に応えうる作品に近づけるよう努力を惜しまず書きますっ

第七話、読ませて頂きました。
次回はエロですか……二匹がどのように展開するのか、考えると涎が出てしまいます(蹴
一人称視点による描写はいずれ挑戦したいと思っているので、一文一文の魅力を堪能しながら学ばせて貰ってます。

>28×1さん
まとめの更新お疲れ様です。
私の小説も入れて頂けて嬉しいです、どうもありがとうございました!
Wikiの使い方は把握できたので、回線の不具合でも起きない限りは自分でうpするようにしますです。

第六話、読ませて頂きました。
文章を読むと同時に、脳内に作品の世界が鮮烈に描き出されます……素晴らしいです。
自然の情景描写にポケモンの世界を確かに感じられる辺りに毎度鳥肌を立ててます。
ところで、
>艸々とその場に響いた。
の所……艸々の言葉の読み、意味共に分からなかったのです(´・ω・)
グーグル先生は主に顔文字に使われているサイトがヒットしてしまい、辞書検索にも引っ掛らず……なので、教えて下さるとありがたいです。


作中のエロの比率については作者様のさじ加減を尊重すべき、と私は考えます。
読者と作者の価値観が合わないにしても、双方で追い出し合えばスレは荒廃してしまいます。
作品が完成してから「エロが無いじゃないか!」と読者に指摘される事はあれども、作品の途中でそう指摘するのは失礼かと思います。
そんな訳で……現状のまま作品が書き込まれる事を望んでおります。

87 名前:Vanilla 投稿日:2007/07/05(木) 23:23
>>85
おおっ、それは良い考えですね。
非エロの作品も個人的には見てみたかったりしますし、
今回の作品が仕上がったら次作は別のトコで非エロを書こうと思っていたので…
ここに一人需要がある事を呟いてみます。

88 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/05(木) 23:31
じゃあここではもうエロ有無は関係なしってことですかねw
でもこれで自分はエロに入れるか心配だったので一応うれしぃ

それにしても最近エロ以外書くなとか言う人多いですね・・・
あと荒らしがいない板なんて本当に実在するのだろうか・・・・

89 名前:三月兎 投稿日:2007/07/05(木) 23:44
>>71
名前こそ伏せているものの、思いっきり私への批判じゃないですか・・・・・・・

確かに、私の作品は現在のところ戦闘が中心でエロが少ないのは事実です。
なぜ私がノーマルの小説スレへ行かないのか、ということははっきりさせておかなくてはなりませんね。

答え。ストーリー中にエロが絡んでくるから。
ノーマルのスレに書こうと思えば、そういったシーンはあえて飛ばしたり、ぼかした表現で書かないといけません。
そういう所を書こうとすると、やはりここじゃないとダメなんです。

>>85
“エロが出てくるもの”と“エロ中心”に分けて頂ければ、私としてはこれ以上無いのですが。
勿論今のままでも、構いませんよ。


なお、この先、私の小説にもエロが出てきます。
しかしそれは、最初から私の中で決めていたことであって、
決してこの批判に影響されたわけではないということを、心に留めておいて頂ければと思います。

長文失礼しました。

90 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/06(金) 00:05
>>86
それはとある古典に「艸々(ショウショウ)と」という文章があったので勝手に引用しm(ry
でも「せうせう」と読む方が好きな自分はいったい何。

>>89
私も「エロが出てくるもの」「エロ中心」賛成ですー。
というかこの意見全てに賛成ですー。

91 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/06(金) 00:26
唐突にエロい場面が始まるのは小説としておかしいし、かと言ってエロが出てくるまでに時間がかかりすぎるというのも、話が詰まらなければ読者が飽きてしまう…。

エロと小説を組み合わせるのはかなり難しいのかも…しれませんね。
自分は暫くは小説の投稿を自粛します。他の皆さんの意見を見てここで続きを書くかどうか決めます。
では

92 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/06(金) 00:32
唐突にエロい場面が始まるのは小説としておかしいし、かと言ってエロが出てくるまでに時間がかかりすぎるというのも、話が詰まらなければ読者が飽きてしまう…。

となると、333さんや28×1さんなどは真のエロ小説師と言えるのかも。ストーリーがしっかりしているし、エロもちゃんとある。(他の皆さんのも好きですよ。)
エロと小説を組み合わせるのはかなり難しいのかも…しれませんね。
自分は暫くは小説の投稿を自粛します。他の皆さんの意見を見てここで続きを書くかどうか決めます。
では

93 名前:三月兎 投稿日:2007/07/06(金) 00:40
>>86
Vanillaさん
「眩く斜陽と華燭の暁」
あの作品大好きです。題名カッコ良すぎ。文章力高すぎ。尊敬してます。
貴方の書く非エロ作品も楽しみです。
ところで、“華燭”って結婚式のことですよね?
辞書には、“華燭の典”=結婚式の美称。――とありましたので。

>>90
ありがとうございます。
28×1さん、ホントいい人です・・・・。


皆さんの小説、ダイヤ・パールの新ポケが続々登場していますね。
・・・・実は私、中学時代にルビー・サファイアまでしかやってないんで、
わからないポケモンが結構・・・・・・。

でも、そんなわけで、“ダイヤ”買う事にしました!
「高校生になってポケモンなんか・・・・」なんて思ってましたが、
意外に友達が持ってたりするので。――というか完全にこのスレに影響されました。
私はイーブイ好きなんで、“リーフィア”と“グレイシア”を早く見たいです。
私の小説にも、新ポケを出したいですしね。

94 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 01:53
>>92
自分はただエロ入れるために途中かいてるようなもんですがね。
(最初なんてエロ入れるがために途中なかったし)
自分的にはものすごく書いてほしいというかかいてくれと懇願するというか。。。
画面前で土下座してでもかいていただきたい自分です。。。

>>93
自分もホントのこというとダイパどころかDSさえ持っていないという現状。
友人のをちょぴっと見たりやったりする程度でして。。。(バカモン買え!>自分
それにしても影響がここまでくるほどのスレはやはり神スレです。

ちなみに自分は図鑑のサイト見ていつも誰を主人公にするか決めています。
・・・邪道だw自分ww

95 名前:梨花 投稿日:2007/07/06(金) 04:26
僕もうレナ嫌い。レナなんて死んじゃえばいいのに。
みー


96 名前:300◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/06(金) 12:41
了解です。
少し改変して「微エロ」「エロ中心」にしようかと思います。
「非エロ」ジャンルはどうしましょうか?

97 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/06(金) 12:48
>>95
他の板の事情を持って込んでください。

>>96
無しでいいと思いますよー。
この題名だからには・・・って!
そういえば書き掛けの人が!一度書いただけで消えてしまった人が!!
その人たちはどうしましょうかね?

98 名前:前川たくや 投稿日:2007/07/06(金) 12:54
三月兎さんはダイヤ始めてッスか?よかったら僕が教えましょうか?

99 名前:300◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/06(金) 12:56
編集完了しました。ジャンル移動は各自でお願いします。
リストでリンク指定するだけで大丈夫なんで、新しいページを作ったり等は必要ありません。
>>97
どうでしょうか……
いっそのことこのスレ自体「ポケモン同人小説スレ」にしてしまう手もありますが……

100 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 13:16
100もらい!

>>98
おせっかいは不要かと。
いまどき攻略サイトは星の数ほどありますし。
無くても大丈夫でしょう常識的に考えて。

>>99
・・・自分のは確実にエロ中心だな、と思ってみたりする。
エロ中心どころかエロだけだろ、実のところw
まぁ「エロ小説」で始まりましたから「エロ小説」で続けましょう。

自分の小説、ずっと「リーフィア×マグマラシ(仮」だったわけですが、
このたび考え直して題名をつけましたよ。
「月下翡翠」となりました(`・ω・´/
「月下」は夜伽(?)、「翡翠」はリーフィアの葉の色と思っていただければ。
これからも(あと3話+αですが)「月下翡翠」をよろしくです。

101 名前:前川たくや 投稿日:2007/07/06(金) 13:22
そうッスか?これまた失礼しました。まあ、どの攻略サイトを見ても載ってないことでわかんないことがあったら聞いてくださいッス。

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/06(金) 15:52
厨設定で泣けた

103 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:03
二日連続で投稿する自分は単なる暇人だと思ってください(ぉ
というわけで月下翡翠 第七話 6日目です。
今回は確かにエロ多めなハズ。そのあたりは期待してヨシとしませう。
というわけでドゾ

第七話 6日目

泣いたあとのどこか怠惰感ある重さが、ただただ彼女を眠りに貶めていた。
やるせなくて、彼女は眠るという行為に逃避していたのかもしれない。赤く腫れた瞼は、まだ閉じたままだった。
優しい寝息は、いつもより疲れきって、それでいて深く、静かに静寂を破り続けている。
窓の外では、リーフィアのただならぬ雰囲気に鳥ポケモンたちが集まって、心配そうに互いの体をつつきあい、嘴をこすり合わせている。
けれども彼女の体はついてきてくれはしなかった。彼女は腫れぼったい目を開いて、数回瞬きを繰り返した。そしてそのまま、起き上がる。
(ずっと・・・ずっと寝ていればいいのに・・・ずっと悪夢から逃れられればいいのに――)
彼女はその言葉をずっと頭にめぐらせていて、それでいてまた耐え切れなくなって、頬を涙が伝う。
生暖かい涙は止め処なく彼女の瞳から零れ落ちる。彼女は枕に顔を突っ伏した。
枕は彼女を受け入れて、涙を全て沁み込ませる。くぐもった静かな嗚咽が部屋を満たし始める。
「どうして・・・?」
昨日のことを思い出すたびに、精神はそれを拒むかのように、胸を痛めた。
心のどこかに、気付かぬうちに傷ができていた。
信頼していた。信頼していたからこそ、この虚脱感はぬぐえない。
もう何もかもが、彼女に重くのしかかってくる。
彼女は一頻り泣き終えると前足で涙を拭い、自分の体に巻かれた包帯を解き始めた。
なるほど彼女の植物によって、傷はすでに治っている。・・・彼女の一部分である、焦げた葉を残して。
彼女はその葉の残骸を見て衝撃を受けた。当のリーフィアでさえ、これほどまで傷が深いことは知らなかった。
リーフィアはイーブイから進化するときに、新たにこの葉を体に与えられた。もともと持っていないものは、与えられたときから自分のものだ。
けれども、これは規則があった。「与えるのは一度のみ。失くしたら、二度とそれは自分のものにはならない」――
彼女は落胆すると同時に、憎恨を抱いた。それは、自分を襲わせたヘルガーに対する・・・。
そしてその思いを膨張させるほどに、切なかった。
マグマラシはすでに自分を見捨てたというような、突き放された感情が彼女の中に生まれる。
彼女は今までのことを思い出すたびに、マグマラシのことを思い出すたびに、鋭い痛みを胸に覚えた。
そして同時に、足の焦げた植物がきしんで悲鳴を上げる。
血に濡れた包帯の赤黒い臙脂色が彼女の目に飛び込んできて、痛さをより現実的なものにした。
けれどもそれでさえ彼女は自分にとっては当たり前なものと決め、声を出さないようにしてその痛さに苛まれ続ける。
(お前は彼を傷つけた。これくらいは当たり前の代償なんだ。お前にはなく権利さえない)
彼女は心に溢れた自虐の言葉を払い落とせなくなって、ついにはドアを弾けるように突き飛ばし、そのまま外に向かった。


104 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:03
確か昨日、テイルは「明日は果樹園をやらないからゆっくり休んで」といっていたことを彼女は思い出した。
今日は畑――果樹園にはいかなくていいはずだが、それ以外に彼女は行く場所を定めることができなかった。
彼女が今までいったことのある全ての場所に、彼との思い出があったから。
リーフィアは時々足に痛みが突き刺さるように走るのを感じたが、足を止めることなく走った。
いや、彼女は足を止めなかったのではない――とめられなかった。
止めたら少しでも泣き出してしまいそうで。止めたらマグマラシのことを思い出しそうで。
彼女は見慣れた川原を見つけて、足を速めた。
が、彼女に目はいやおうなしに昨日の襲撃の場所を捉えてしまった。あの、彼女が襲われた現場を。
そこにはすでにデルビルたちはいなかったが、自分自身が流した血糊が、石にこびり付いている。
大半は水で洗われてはいたが、陸に引きずり出されたがために、川原の一部分が赤黒く塗りつぶされている。
彼女は見たくなかった。でも、体はすでにすくんで動かない。
「・・・ッ!」
彼女は目をつぶって森の方に駆け出した。直接果樹園に行こうと思ったからだ。
あまりに強い思いが湧き上がっては消え、消えては上ってくる。そしてそれは彼女自身を追い込んでいく。
茂みを突っ切って、リーフィアは開けた果樹園にたどり着いた。
荒い息をしているのは、走っていたのもうなずけるが、それ以上に心理的な影響が濃い。彼女はそのままへたり込む。
もう思い出したくもなかった。
あのときの痛みが足を貫く。そしてそのままそれが引き金となって全てのことが暴走し始めた。
血の色。自分が倒れ。貫く牙。炎。赤色。目。瞳。ひとみ。ひと――
彼女は荒れ狂う記憶を何とかしようと、狂暴な風景が掠めていく目前を探って、なんとか鮮やかな色の小さな木の実を口に含んだ。
と、何の味とも判断できない、あるいは全ての味が混ざった不思議な感覚が味覚を支配して、同時に混沌が消えた。
彼女はふ、と息をついた。短いため息だったが、その濃度は高い。
リーフィアはふと顔を上げる。見渡した辺りには、色とりどりの木の実がきっちりと整理されてたわわに実をつけている。
ほとんどの木の実は名前も覚えた。そして何に使えるのかも。
彼女は自分の好きな苦い、かつ大きく毛の生えたラブタの実を見つけると、そのひとつを?いだ。
そのまま毛を引っ張って皮をむくと、彼女の好きな苦そうな芳香が漂う。
彼女はそのままそれを口に含むと、苦いその木の実に微笑んだ。飲み下すと、また立て続けにほおばる。
大きなその木のみを食べ終えたあとは、すっかり彼女は満足していた。
・・・と、彼女はその隣にあった木を見た。つい最近に?がれたあとのあるその木は・・・
「・・・イアの実・・・」
リーフィアは思わずその木の実に触れる。そしてそのまま前足でそれをもぎ取った。
ツン、と彼女の鼻に薄い刺激臭届いた。けれども彼女はそれさえ気にせずに、イアの実をものめずらしそうに見つめた。
媚薬になる、というのは彼女はすでに知っていた。教えられたことだった。
彼女はその木の実を握りつぶす。滴った汁を、そのまま自分の秘部に塗りこんだ。
次は乳房に、乳首に、そして植物に――
性感帯に塗りこまれたイアの果汁は、すぐに効果を発揮し始める。火照ってきた彼女の体は、すでにぬれ始めていた。


105 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:04
彼女は仰向けに転がる。こうなると大事な所が見えてしまうが、誰も見ていないことは分かりきっている。
彼女は恐る恐る前足を陰核に伸ばす。と、触れたとたんに、痺れるような快感を覚えた。
「・・・ッぁ!」
あわてて声を出さないように彼女はもう片方の前足で口を押さえる。彼女は口から前足を離すときゅ、と口を結んだ。
彼女は後ろ足の間に挟んだ前足で、恥丘とクリトリスを揉みしだき始めた。
「ん・・・!んっ・・・・んぅ・・・っ!」
結んだ口から、リーフィアの甘い声が漏れる。その嬌声の間には、ハッハッ、という喘ぎが続いた。
彼女は次第に固くなりだしたクリトリスを指先で転がし始める。その指には愛液がまとわりついて、彼女は濡れていることを知った。
クリクリ・・・コロ・・・
「んぁん・・・!んっんん・・・!!っん!」
喘ぎ声は次第に大きくなりだしていたが、興奮と息継ぎの音で彼女はそのことに気付きもしなかった。
そしてそのまま、彼女はクリトリスを刺激し続ける。
コロ・・・クリクリ・・・ツン・・・
「んぁぅ!ハッハッ・・・ぁん!んっぁ!!」
彼女はこらえきれなくなって、ふと手を止めて喘ぎだした。はっはっはっはっ、と止まることなく続く細かい息が彼女の興奮を示していた。
リーフィアは他人にやってもらうときとは違う絶頂にたどり着いた余韻を味わいながら、ぐったりと横たわっている。
と、ある程度息が整うと、彼女は片方の前足を乳首に触れさせて、もう一方を胸の葉に触れさせた。
快感が、彼女をじらすかのように体に伝わってくる。すでに彼女の性器は蜜が溢れていた。
リーフィアは胸の草を扱くように摘んで上下させ、同時に乳首を指ではじき出す。二つの性感帯から、二つの違う快感が生まれた。
「んんっ・・・ぁんっ・・・んっ!」
先ほどよりは強くないが、彼女の胸ははじけるように鼓動を続け、彼女の口からはやはり喘ぎ声がこぼれた。
彼女のとろんとした目つきはすでにあたりを見渡すのを忘れ、しまらない口からは一筋の涎が垂れていた。
はしたないといえばはしたないが、それはある意味美しいようにも取れた。
高揚して紅潮した彼女は、胸を弄くり、草をよじって快感を身に受け止め続けている。
・・・が。
音も立てずに茂みが揺れる。大きな影が迫り来ていた。が、それにさえ気付かず彼女は自慰を続ける。
ゆっくりと、だが確実に影は近づいていく。乱れた彼女の体を見て舌なめずりしたそれは、ついに彼女の目の前に現れた。
「よっぽど溜まってるようだねぇ、リーフィア・・・」
角を持ち、その口に意地汚い笑みを浮かべていやらしい視線を彼女に送っていたのは・・・
誰でもない、ヘルガー、だった。


106 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:04
「へ・・・ヘルガー・・・」
彼女はそれっきり動けなくなった。まるで金縛りにあったかのように、体は彼女の言うことを聞こうとはしない。
それをいいことに、ヘルガーは彼女を見下ろすように立った。その視線はまっすぐに彼女のひとみを覗き込んでいる。
「へへ・・・どうした?マグマラシが恋しくて自慰か?」
「!!どうしてそのことを・・・!!」
マグマラシとリーフィアが一緒に住んでいると知っていることが知られれば、まだうわさを信じている人々は・・・。
彼女はそのことを思い出すと恐ろしさで体を振るわせた。その様子を笑ってヘルガーは見つめる。
「バラしてもいいんだぜ?お前がマグマラシと一緒に住んでることをよ。そうすれば死んだって文句はいえねぇよなぁ?」
「そ・・・そんな・・・!」
彼女は恐れていた交渉が始まったことを感じた。が、自分とマグマラシの身を守るためなら、どんな条件でも飲まなければならない。
だが、相手はヘルガーだった。意地汚く、どこまでも慈悲のない――。
「・・・じゃぁ、今晩一晩俺の所で奉仕しろ。それが条件で、黙ってやっててもいいぜ?」
彼女はその条件を突きつけられて目を見張った。そして同時に息をつく。
意外にも軽い条件ではあった。が、それは同時に彼女の身が危険にさらされることにもなりかねない。
けれども彼女はうなずくしかなかった。その悪夢のような条件に――。
「分かったわ・・・。今晩一晩だけ、あなたのところに行けば・・・許してもらえるのね?」
彼は交渉成立といわんばかりにうなずく。と、彼女の口から垂れた涎を舐めた。
それはまるで、支配したという証のように思えて、彼女は目をつぶった。ザラザラとした舌は、マグマラシのものとはかけはなれている。
「すぐにとはいわねぇ・・・今晩、家のすぐ手前で待ってるぜ」
彼はけたたましい笑いを施すと、そのまま森の奥に消えていった。取り残された彼女は、呆然とそれを見送るしかなかった。
彼女は重い責任感と後悔を背負って立ち上がる。気付けばすでに夕刻に移り変わりつつあった。
よろよろと、彼女は立ち上がる。さきほど自慰をした疲れに伴って、物事の重大さが彼女の足取りを重くさせた。
―ーでも、今帰らなければいけない。きっと、すぐに彼はやってくる。
彼女は走り出した。悔しさと無念とが詰まった思いを振り切るかのように、全速力で疾走した。
川の中に入った彼女の足にすこしだけ水が沁みるが、そのことにも気付かないかのように彼女は走り続ける。
自分の家――マグマラシの家へ。
早く帰らなければ、すぐに疲れた体を引き摺って彼のもとへ行かなければならないと、重く考えながら。


107 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:04
「・・・ただいま・・・」
重い唇からやっと出たその言葉はかすれていたが、それでも彼女は言ったと思えば自分の部屋に駆け込む。
早く体力を回復させなければ。その思いが彼女をせかしていた。
そして、マグマラシに対する言い訳も考えなければならなかった。
彼女はベッドに飛び込むと、そのまま深く息をつく。早く眠れそうなほどに疲れがのしかかっている。
彼女はその疲れの重みに身を任せた。体は眠りに向かって沈んでいく――


ゴンゴン、という、大きくはないけれども異様な音で彼女は目覚めた。すっかり体の疲れは取れているが、夕刻はすでに遠い。
再び同じ音がして、彼女はその音源を探る。硬いものに、さらに硬いものをぶつけたような、その音の音源を。
――と、すぐ脇の窓に、臙脂色のヘルガーの目を見つけて、彼女はあわててマグマラシのもとに向かった。
ちょうどマグマラシも彼女の部屋に向かおうとしたところらしい。が、彼女はその顔を見ようとはせず、うつむいて話し出した。
「あの・・・今日は友人の家に泊めてもらうことになっているので、外出させていただきます・・・」
そのまま彼の顔を見ないように踵を返した。彼の返答も待たずに――
バタン、という重い、ドアの閉まる音を聴いた瞬間、彼はひざをついた。
「そんなに・・・傷つけたのか・・・自分は・・・」
彼は自分の不甲斐なさに涙を流し始める。それはもはや彼女には届かない。遠すぎて、彼はさらにそれがやるせない。
たとえそれが誤解だとしても、彼は悲しくて、悲しくて、もう何も考えられなかった。
ただただひとえに、自分の昨日の言動を思い返しては悔やんでいた。
ずっと、悔やんでいた。


108 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:05
「ぉう・・・リーフィア、こっちだ」
ヘルガーは嬉しそうに彼女を先導した。リーフィアは顔を伏せている。そのあまりにも大きい責任に。
彼は時折舌なめずりしては、いやらしい笑い声を立てる。そのたびに彼女はびくんっ、と体をはねさせた。
彼が連れてきた場所は、おそらく彼の住居であろう、木々に囲まれた小さな孤立した「空間」だった。
彼ら、群れで生活するものたちは孤立した住居を持たない。ゆえに、このような場所を住処にしては移動を繰り返す。
と、彼は急に物陰から何かを取り出した。
「リーフィア、今晩は俺の奴隷だ。これをつけろ」
急に鋭い声になった彼に驚いて体を震わせると、彼女は体を硬直させる。彼は「それ」の金具をはずして、リーフィアの首に巻きつけた。
ぱちん、という音がして、それは固定された。そしてもう片方の端を、真ん中にある木に縛り付ける。
「それ」は首輪だった。彼女は拘束されたことに気付くと、もう抵抗はできないことを悟った。
いやらしく、そしてはしたなく笑う彼は彼女を座らせると、その前に巨体の腰を下ろす。
ちょうど、彼女の前には彼がはだかっている状態になって、彼女は震える体を止めようとした。が、それに反して体は止まらない。
「今晩・・・一晩だけだが、お前は俺の奴隷、いわば「もの」だ。俺に対しては常に敬語を使え。・・・それと」
彼はニヤリと口を綻ばせると、リーフィアの顎をつかんで引き寄せる。ジャラ、と鎖のこすれる音がして、彼女はビクッとなった。
「俺のことは『ご主人様』と呼べ」
その条件を突きつけられた彼女は、目を見開いて目前にある彼のことを見つめた。
こんな奴が主人・・・でも、すでに交渉は成立しており、彼女はそれに逆らうことはできない。
「あ・・・あの・・・ご主人・・・様・・・」
「どうした?」
ヘルガーがニヤリと笑った。あまりの恥ずかしさに顔を赤らめて彼女は訴える。
「処女は・・・処女だけは止めてくださいっ・・・!!」
リーフィアは、これだけは必死だった。処女だけは死守するために、土下座してでも彼にかじりついた。
一方で、当のヘルガーはニヤニヤ笑いを止めない。と、急に口を開いた。
「よし。・・・じゃあ、ルールを追加させてもらおう。処女は破らない。・・・が、代わりに3回。3回、俺に抵抗したら縛る。これでどうだ?」
彼女は処女が守られればなんでもよかった。その予想以上に軽い条件に笑って、彼女は大きくうなずく。
それに反対して、ヘルガーは条件が成立すると舌なめずりして下品に笑った。
「俺が言ったことはすべて行え。たとえ口答えしただけでも、抵抗とみなすからな。・・・よし、じゃあこの実を食え」
ヘルガーはまた物陰からものを取り出す。彼女は見たことのある木のみに目を細める。
白を土台に、赤い突起がいくつも飛び出た・・・チイラの実だった。たしか、テイルが一番大切にしていた木の実だ。
酸っぱい実は食べたくないが、命令は全て行え・・・すでにそう決まってしまった。彼女は仕方なく木の実を口に含む。
「?!」
と、途端にイアの果汁を塗った時と同じ感覚が彼女を襲った。彼女はこれが媚薬であるということを感じる。
体が焼ける感覚が体中をめぐる。そしてその感覚は、性感帯であるほど強い。額が、股間が厚くなっていた。
「はぁっ・・・!!」
が、その感覚はイアとはまったく比較にならないほど強かった。すでに2,3滴の蜜が滴っている。息が乱れ始めていた。
その反応を見ながら、ヘルガー自身もチイラの実を口に放り込んだ。大きな口の彼はそれをそのまま噛み砕いて飲みしだく。


109 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:05
二人ともチイラを食べ終えたところで、彼は彼女を横倒しにする。ジャランッ!と鎖の音がして、彼女は投げ出された。
彼は早速後ろ足に手をかける。と、彼女はついつい叫んでしまった。
「だめっ・・・!」
ふ、とヘルガーは笑った。その意味を悟って、リーフィアはその顔に後悔の念を浮かべる。
「逆らうのは三回までだぜ?あと2回だ・・・」
彼はそのまま彼女の後ろ足を開かせると、その間の桃色の性器を見て、いやらしく笑った。
リーフィアは悔しさと恥ずかしさで何も言えず、ただ赤面している。そして負けるものかと口を結んでいた。
が、それに反して彼女は常に感じ続けている。時折足がビクッ、と動いては、彼女の秘部からは蜜が溢れた。
「エロい体になったなぁ・・・ヘヘヘ・・・」
リーフィアはとてもじゃないが、強い媚薬で何をしても、いや、何もしなくても感じる体になってしまっている。
そうつぶやくと、ヘルガーはリーフィアのアソコに顔をうずめた。そしてそのままアソコを嘗め回し始める。
彼女はこれまでにない、新しい快感が自分の中で弾けて、彼女を支配する。もはや彼の前では彼女は無力に過ぎなかった。
チュチュ・・・ピチャ・・・レロ・・・
「あぁっ!!やっ!はぁっ!!あ゙あ゙んぁッ!!」
彼女はついに耐え切れなくなり、大声で喘ぎだした。媚薬のせいで感じやすくなった彼女の体は、快感の前では屈するしかない。
ガクガクと大きく震えだした足を見て、より一層ヘルガーは激しく攻め立てた。
ピチャア・・・チュゥゥ、ピチャ・・・
「はぁっ・・・あぁぅん!あ゙あ゙っ!!」
すでに彼女の体はいうことを聞いていない。感じまいといくら念じても、快感を受け入れてはその刺激に身をよじるばかりだ。
その証拠に、愛液はすでに水溜りを作っていた。なかにはヘルガーの唾液も混じっているが、それさえ微量に過ぎない。
そして、ついに彼女の恐れていたことがおきた。
ピチャ・・・
「!!!あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!」
ビュゥゥ!ビシュルルッ!!
彼はついにクリトリスに触れた。
その途端に、敏感になったそこに伝わる刺激に耐えられずに、彼女は潮を吹く。
盛大に愛液がヘルガーの顔に噴射される。ヘルガーはそれさえ長い舌で舐め撮って味を堪能していた。
リーフィアはそのままぐったりと横になる。
「へっ、これくらいでイっちまったのか?早いなぁ、まだ夜は長いぜ・・・」
下品に笑いを浮かべて、彼はをまた陵辱にかかる。
「おい、起きろ!」
ヘルガーはリーフィアの顔をはたいた。やっと起き上がったリーフィアはとろんとした目つきでヘルガーを見た。
「立て」
開放されるのだ、と思ってリーフィアは笑った。と、拘束している首輪の鎖が重く、鈍い音を立てて鳴る。
ヘルガーはそのままリーフィアの体をあちこち舐めるように見つめた。いや、品定めした、というのがいいだろうか。
彼は媚薬の効果で震えている彼女の体を舐めたりなぞったりして反応を楽しむ。
・・・一周し終わったところで、彼女は恐る恐るヘルガーに問うた。
「あの・・・帰していただけるんですか・・・?・・・ご主人・・・様・・・」
彼は突然の質問に驚いたそぶりも見せず、震えたその声を聞いてにやりと口を綻ばせる。
「まだまだだぜ、今度は俺が気持ちよくさせてもらう番だ」


110 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:06
ひっ、と彼女は悲鳴を漏らす。彼は座って自身のモノを彼女に見せ付けた。
それは、昨日彼女がみたマグマラシのものとはかけ離れて汚く見えた。不潔そのもの、といった方がいいかもしれない。
大きさとしても、体格差があってもマグマラシのほうが大きかった。その上、ヘルガーのものは卑猥な色をしていた。
とても触ろうに触れない。でも、それを気持ちよくさせるというのだから――
「昨日マグマラシに習ったばっかりだろう?ほら、手コキして見せろよ」
彼女はまたひっ、と声を出した。この不潔なモノを握って気持ちよくさせなければいけない、という命令が彼女に下ったのだ。
こんなマグマラシのものとは比べ物にならないほどに汚いモノを、彼女は息を呑んで握った。
モノから熱さが伝わってくる。彼女は身の毛もよだつ思いに逃げ出したくなったが、首輪がついていることを思い出して落胆した。
「おっと、俺のモノは濡れてないんだな。・・・リーフィア、唾で濡らしてから扱け。じゃないと痛めちまうからな」
「えっ・・・私の唾を・・・?!ご、ご主人様のモノに・・・?」
彼女はできることならもう自分の何も彼に近づけたくなかった。それが、自分の体から出た唾を、それもモノにつけるなんて・・・。
だが、ヘルガーはより一層眉間を深めると、彼女にどすの聞いた声で言う。
「そうだ。早くしろ」
「はいっ!ご主人様っ・・・!」
彼女は自分の口を彼のモノの上に供える。と、段々垂れてきた唾が、彼のモノを覆っていった。
「おう、伝わってくるぜ、リーフィアの匂い、リーフィアの温もり・・・へへへへ・・・」
彼女は鳴きそうになりながら唾を垂らすのを止めて、自分の唾で濡れてテラテラと気味悪く光るそれを、意を決して握った。
そしてそのまま握力を込めて、上下させる。
シコシコシコシコ・・・
「もっと強く握れ」
「はい!」
彼女はもう躍起になっていた。むしろ捨て鉢気味になっていたというべきか。
彼女は全てを捨てて彼の汚いモノを扱いていく。そのうちに彼のモノは太く、長く変形していった。
「うぅ・・・気持ちいいぞ・・・片方で上の赤いところを弄れ・・・しっかり扱けよ・・・」
「はい・・・」
リーフィアは彼のモノの亀頭に触れて、そのままクリクリ、といじった。彼は気持ちいいらしく唸っている。
扱いているうちに大きくなった彼のモノはすでに限界状態らしく、ビクビク、と痙攣しているのが分かった。
「出るッ!!」
「きゃあぁっ!!」
彼のモノから勢いよく白濁汁が飛び出た。50秒間はずっと出続け、葉の上で白くてかっていた。
はぁ、はぁと両者は乱れた息をしていた。と、すぐにヘルガーはリーフィアにきつい命令を浴びせる。
「おい、リーフィア、俺の精液を舐めろ」
にやにやとその意地汚い笑いは止まない。が、彼女は汚らしいモノから出されたそれを、到底舐める気にはなれなかった。
「ご・・・ご主人様!わたしには無理です・・・やめてくださいっ!」
「ほぅ?命令に背いてでも飲みたくないのか?・・・じゃあ抵抗二回目な。あと一回だぜ?もうあとは無いぞ〜」
彼女はその事実を突きつけられて衝撃を受ける。あと一回。あと一度抵抗したら、自分は縛られて遊ばれてしまう。
そのことをしっかりと胸にとめて、彼女は涙を飲んで彼のことを見つめた。


111 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:06
と、ガサガサ、と茂みが揺れた。急にヘルガーがきびしい面持ちとなって背後を見つめる。
なかから出てきたのは、5匹のデルビル――ヘルガーの部下だ――だった。デルビルとヘルガーはなにか密談をし始める。
それがやっと終わると、デルビルのリーダー格と思われる一匹がヘルガーに質問した。
「そのリーフィアは・・・我々が襲った?ボスは捕まえたんですね?」
「あぁそうだ。今晩だけ性奴隷だ。・・・ただし、挿入はなしだ。お前たちも参加するか?」
リーフィアはひっ、と短く言うとあとずさった。ジャラン、と鈍い金属のこすれる音がする。彼女は逃げられないことを示された。
と、五匹のデルビルとヘルガーが追い詰められた彼女に襲い掛かる。それは戦闘的な意味ではなく――性的な意味で。
デルビルたちは彼女の性感帯に吸い付いてきた。乳首に、草に、クリトリスに。ヘルガーは処女を破らない程度に指を出し入れしていた。
彼女は我慢するしかなかった。一度に襲ってくる快感の嵐を乗り越えるために、歯を食いしばっては嬌声を上げる。
彼女の甘い声の間には、息を継ぐデルビルたちの獣らしい声も聞こえた。そして同時に、息を荒げて性感帯をむさぼる声が。
「フフ・・・まだイくなよ、リーフィア・・・」
彼は一本の指をリーフィアの穴に入れては出し入れする。すでにネバネバとした蜜に濡れた指がまた穴の中に消える。
と、奥をつついた感覚が彼女の理性を失わせる。同時にデルビルが戦闘と同じ連携を見せて、一気に彼女の急所を吸い上げた。
「きゃあああ゙あ゙ああぁ!!!」
彼女が絶叫を上げた。ビクビクと彼女の体が痙攣する。彼女は先ほどのようにはならなかったが、ずいぶんと体力を消耗したようだ。
と、いきなりデルビルたちが「攻撃」をやめる。ヘルガーが憎たらしい笑いを浮かべていた。
それはまるで勝ち誇ったような、なんとも相手を見下すような笑い――
「よし、縛るぞ」
彼女はその言葉に目を見張る。デルビルたちは物陰から長い長いロープを咥えて走ってきた。
「まだイくなっていう命令に逆らったろ?」
彼が浮かべた笑いの意味を知ると、彼女は逃げ出そうとしてより木に追い詰められる。デルビルが迫ってきていた。
「いやあああああぁぁ!!」

「くそ、リーフィア・・・どこに行ったんだ・・・」
マグマラシは一人で頭を悩ませていた。それは昨日の行動による苦悩と、彼女への心配と両方だった。
彼は何度と無く回った外にもう一度出かける。
と、そのときに、遠くから甲高い金切り声が聞こえてきた。
「リーフィア!?」
彼は当ても無く、夜の森に走り出した。


112 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:07
「ぅぅっ・・・」
彼女は恥辱に涙を流しながら、縛って満足そうに彼女を見上げるデルビルとヘルガーを見つめていた。
彼女は、片方の後ろ足を木の上方に縛り付けられ、前足を舌の根に縛られて、秘部が見えるような恥ずかしい格好になっていた。
以前はずされない首輪の重みが、彼女にのしかかる。
「お前たちはオナるなり何なりしろ」
「はいっ」
デルビルたちは、あるものは座り込んで自慰にふけり、あるものは彼女の胸を貪りはじめた。思い思いの性欲を満たしていく。
と、満足そうな笑みを浮かべたヘルガーは前足でつまんだ「もの」をリーフィアに見せ付ける。
青色をして、細かく振動してヴヴヴ、と音を立てているそれは、ひものようなもので機械につながっていた。
「ローターだ・・・。へへへ、人間のところから盗んできた。分かるか?これをお前の中にいれたら・・・」
彼女はひぃっ、と悲鳴を上げた。が、いくら足に力を入れてもギシギシと縄がきしむばかりで、何の効果も無かった。
今までは快感で身をよじることも出来たのに、今はもう耐えるしかない――。
君の悪い笑い声を響かせながら、ローターを彼女の膣に滑り込ませていく――。
その瞬間に、振動が彼女の全ての感覚を奪い取った。とにかく、気持ちがいい。ただそれしか言いようが無い。
ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・
「あああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あッ!!!イくっ!!壊れる!!!出してッ!!」
「へっへっへ、今晩お前は俺の性奴隷だ。お前の命令はきかねぇ。でも俺の命令は全部聞くんだったよなァ?」
彼は彼女の頭を押さえつけると、自分のモノを彼女の目の前に見せ付ける。
改めて見つめるそれは、一度射精してもいまだ勢いは衰えず、赤黒く変色し、硬くなって血管が浮き出ている。
彼女が垂らした唾は精液と混ざって不気味な液体となり、かれのモノの周りにまとわりついている。
「ほら、しゃぶれ。キレイにしろ」
「いやああぁあ!!」
彼女は首を振って否定する。が、彼がそれを聴いてくれるはずも無い。涙が飛んで、地面に吸い込まれた。
しかし、彼は彼女の顔を固定すると、その口に自分のモノを突っ込んだ。
「!!」
苦い。果てしなくまずかった。それは苦さとすっぱさが共存していて、なんというか、不味いとしかいいようがなくて・・・。
彼女は吸いたくなかったが、彼はどんどん彼女の口の中にモノを挿入してきた。
「んんぅぅ!!んうぅ!んん!!」
「舐めろ。言うこと聞かないなら、俺たちは炎タイプだぜ・・・?」
彼女はその言葉に敏感に反応して、耳を跳ね上げさせた。自分の身が痛めつけられるくらいなら、今のことを乗り越えなければ・・・。
今晩だけだ。もう真夜中は過ぎたはず。夜明けが来るまでまたなければ・・・。


113 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:07
彼女はおとなしく彼のものを舐め始めた。彼の棒の裏筋を舐めていく。
「んちゅぅ・・・んんぅん・・・」
「ん゙ぉっ・・・り、リーフィア、そのまま手前の方を舐めろ・・・!」
彼女は涙をこぼしながらも彼のモノを一生懸命フェラしていた。まずくて苦いものが口いっぱいに広がって離れない。
リーフィアは途中でマグマラシのモノを思い出していた。
マグマラシは優しかった。こんな性欲に駆られた淫獣よりも、ずっとずっと・・・。
と、リーフィアは凸を見つけて、そこに舌を引っかからせたまま嘗め回し始めた。
「れろれろ・・・ちゅぅ・・・ぅんん・・・」
「あ゙あ゙・・・へへ・・・リーフィアにフェラしてもらうのを・・・何度夢見たことか・・・」
ヘルガーは荒い息のもとそれだけを続けると、自らのモノをリーフィアの口の中で回し始める。
と、デルビルの一頭が自慰に耐え切れなくなって彼女の秘部近くに精虫を吐き出した。ドクンドクン、と波打つモノが、白いものを投げ出す。
彼女の日歩が白濁汁にまみれたと同時に、ほかのデルビルたちも彼女に精液をかけ始めた。
乳房に、足に、腹に、秘部に、植物に、精液がかけられていく。あっという間に彼女は白い粘る液でまみれた。
と、その様子を見るとヘルガーも激しくなってきた。
「先端・・・さっきいじったところだ、そこを嘗め回せ・・・」
彼は息を荒げてそういう。身動きの取れない彼女は段々自分が汚されていくのに涙しながら、彼の命令どおりにモノを舐めはじめる。
彼のモノの先にある亀頭を、彼女の艶やかな舌が撫で回していく。
「んちゅるる・・・ちゅ・・・るれろ・・・んんっ・・・ちゅぅぅ・・・」
「あ゙あ゙ッ!!イくっ・・・!!今度は飲めよ!!オラァ!」
「!!!」
彼女の口の中に、苦くて臭くて、不味い液体が広がる。それを飲み込めといわれて、彼女は無理矢理喉に通した。
咽た時特有ののどの焼けるような痛みが、彼女を襲った。
と、彼女はそこで耐え切れなくなってげふっ、と咳き込む。それと同時に口の中にたまっていた白濁汁が飛び出した。
「飲まなかったな?命令破ったな?・・・どうなっても知らないぜ」
その双眸に憎悪をともして、彼は口に火炎をためようとした。
――その瞬間に。
彼よりも早く、彼女を縛り付けていた縄と首輪の鎖を焼きちぎったものがいた。
「・・・誰だ?!」
形相を変えて叫んだヘルガーに、「転がる」がお見舞いされた。自分の弱点である技を使われ、ヘルガーはダメージを受けて動揺する。
体の動きを止めて彼に対峙したのは――


114 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:07
「マグマラシ!」
彼女が希望のある声で叫んだ先にいたのは、ほかならぬマグマラシだった。
彼は一度まるくなるをつかうと、怯んでいたヘルガーにもう一度転がるを食らわす。
「早く逃げろ!!」
マグマラシは刹那にそう叫んだ。と、彼女は動かすことを忘れていた足を躍動させる。
ヘルガーは気絶をしていて、幸い彼女には気付いていない。が、5匹のデルビルたちが襲い掛かってきた。
「きゃあ!!」
彼女は突進を食らわせれて地面に突っ伏した。と、マグマラシがデルビルたちに気合パンチを浴びせた。
後攻になるというハンデにもかかわらず、マグマラシは華麗に技をよけていく。
――彼は元トレーナーのポケモン。野生のポケモンに勝てるように訓練された彼が強いのは、当たり前のことだった。
「リーフィア、離れろ!」
彼女は言われたとおりに、すばやく横に飛び込んだ。それに対応しきれずに、デルビルたちはマグマラシに立ち向かう。
と、マグマラシの炎が鋭く輝く。夜を照らし出したその炎は、ますます勢いを増して、そして彼らに炎のダメージを与えた。
デルビルたちはすでに倒れ、ヘルガーは気絶している。彼は炎を鎮めて、リーフィアを背に負った。
「逃げよう」
彼から伝わってくる確かなぬくもりが、リーフィアの蟠りを解き、そしてその奥にあった冷たい心に沁みていった。
マグマラシはそのまま静かに走り去っていく。やっと安全が確かめられたときに、彼女が彼に話しかけた。
「・・・マグマラシさん」
「なんだい?」
いつもと変わらない、柔らかくて包容のある声がリーフィアの耳に届く。
その声を聞いて安堵すると、彼女は目を瞑ってその続きを話し出した。マグマラシはそのまま家に向かって歩き続けている。
「前に私がマグマラシさんの背中に負われたのは、・・・私がマグマラシさんと契約を結んだ時でした」
彼女がここで一度言葉を切ると、マグマラシは罪悪感に見舞われて、思わずリーフィアに声をかける。
「すまなかった・・・俺・・・あの時は・・・捨てられたのが腹立たしくて・・・悲しくて・・・何も考えられなかった・・・」
彼女は首を振ると、マグマラシに抱きつく。急に抱きつかれたマグマラシは、赤くなって早足になった。
「そのときは、正直憎んでいて、憎んでいました。・・・でも。今は違います。こうしてあなたの背中に背負われて、安心できるし、信頼できます。だから――あなたのことを許します。今更かも知れませんけど・・・」
彼はすでに家の近くまで来ていた。と、彼は急に足を止めると、彼女の唇に口を押し当てる。
その唇は温かくて、彼女がずっと求めていた、信頼と愛情の味がして、マグマラシの涙にはじめて触れた彼女は、彼に身をゆだねた。
お互いの存在を確かめ合って、――夜は、まだ明けてはいなかった。

115 名前:28×1 投稿日:2007/07/06(金) 16:09
ふう、以上第七話でした。
結構ヘビーな話なのでカタが懲りましたよ正直。
二人の間に愛情が芽生えてきたぜ!というコトを理解すればヨロシ。

いや、最後「身をゆだねた」からってアレしてませんよっ!
キスしてるだけですよーっ!!

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/06(金) 16:32
wikiがエロと微エロになったか。

ところで非エロもかけると言っている人がいるがそうなのか?
もしそうならwikiに書くときでいいから「ここの章はエロ/微エロ/非エロ」とか書いて欲しい。
1ページ全部読んで非エロでしたって。エロまでの道筋って分かるならまだしもそうでなきゃね…

自分は作者氏を尊敬しているが嫌なら読むなって何。こっちは期待して読んでるんだよ。スレタイで!

>>115
はやおき?

117 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/06(金) 17:33
―8―

 フィズの笑顔に和んでいたため、彼女が顔を近づけてきたのに気付かなかった。
気づいた時にはもう、僕とフィズの唇はしっかりと重なり合っていたのだ。
「……ん」
 本日二度目のキスだが、昼間のような軽い口づけではない。彼女の舌が僕の口に入り込んできた。
フィズの舌が僕の舌をやさしく撫でる。なんとも言えない心地よさに体の力が抜けていく。
いつの間にか僕はフィズと唇を重ねたまま、仰向けになっていた。フィズが僕の上に重なるような形になる。
初めてその身に感じるフィズの体は温かくて、そして柔らかかった。僕は自分の中の何かが、熱く燃えたぎるのを感じた。

 どれくらいの間、そうしていただろうか。フィズは僕から唇を離す。お互いの唾液がきれいな糸を引いた。
「今夜は楽しみましょう……イア」
 妖艶な眼差しを向けてくるフィズ。昼間僕に迫ってきたときと同じ表情だ。
同じ表情のはずなのに、昼間感じた恐怖感はなかった。
それどころか、フィズを手放したくない、自分のものにしたい。そんな欲望まで湧き上がってくるような気がした。
「う、うん。上手くできるか分からないけど……や、やってみるよ」
 僕の口からこんな言葉が出てくるなんて。自分でも驚きだ。きっとこれもフィズの魅力のおかげなんだろう。
「大丈夫。私がサポートしてあげるから。それに……イアもまんざらじゃないみたいよ、ほら」
 僕の上から少し体をずらすと、フィズは僕の股に目をやる。そこには僕の肉棒が顔をのぞかせていた。
わずかだけど波打っているような気がする。いつもより大きくなっているのは確実だった。
「ふふ、結構立派じゃない。もっと大きくしてあげるわ」
 フィズはそう言って僕のモノを咥えた。もちろん初めての感覚だ。先端からの未知の刺激が僕の体を駆け抜ける。
「うあっ……」
 声を洩らさずにはいられない。フィズの舌使いは巧みで、まるで別の生き物のように僕の肉棒を弄ぶ。
不思議な感触だった。だが決して不快ではない、むしろ快感を感じるような。
舐め上げられるたびに僕の体から力が抜けていく。それと反比例して、肉棒は次第に強度を増す。
フィズが一通り舐め終えた頃には、最初とは比べ物にならないくらいに大きくそそり立っていたのだ。

――――――――――――――――――――――――――――
 Vanillaさん
いよいよこれから山場(?)なので気合い入れて頑張ります。
はたして涎ものの文章が私に書けるかどうかは分かりませんが、よろしくお願いします。
レスありがとうございました〜。

118 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/06(金) 21:55
どういう意見が多いのかは分かりませんが…結論としてはここでは小説は書かないつもりで行きます。
異論があればお願いします。意見に賛成多数の場合はおとなしく消えます。正味はっきりさせるべきだと思います。

119 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/06(金) 22:55
>>117
GJです!つ旦←お茶
やっぱり皆様の文章力の高さには圧倒されるばかりですわ。
これからのエロに期待しています〜。

>>118
異議あり!異議ありぃぃ!!
自分は単なる足手まといでしかないのですが、それでも黒親猫サマの文章力を持って書いていけばエロは出てきますし。
読んでる皆さんも、↑のようにWikiの方の改善策があがっています。
非エロ/微エロ/エロと分けてくれるのですから、掲示板ではなくWikiのほうにいけばいいじゃないですか。
ただそれだけのことです。書かれた小説をうpする人(まぁ私が目が痛くなるほど覗いてきてるので私ですが)
がどんどんうpしていけば、掲示板で「エロが入ってない」だの何だの言うよりも、
すでに呼んだ人が非エロかどうかを吟味して非エロ/微エロ/エロと分けているのですから、
Wikiで待機していたほうが賢いかと。

・・・というわけで、
とりあえずA,B,C(死語)+独断と偏見を持って、
上にも意見があるとおり非エロ/微エロ/エロに分けたいと思うのですが、
どうでしょうか?

あと300氏、個人的には「シリーズ」もしくは「主人公」別にジャンルわけしてある
ページがあると便利(ォィ なのですが、
いかがなものでしょう?

というわけで今からWikiのほうに逝って、↑の基準で微エロ、エロを分けてきますね。
長文めっさ失礼しました。

120 名前:三月兎 投稿日:2007/07/06(金) 23:01
>>118
黒親猫さん!消えないで下さい!
貴方の小説の続きを待っている人がいるはずです。
批判的な意見があるのは、仕方ないんじゃないですか?
貴方が書く事をやめてしまったら、
貴方の小説を「読みたい人」はもう絶対に読めなくなってしまいます。
「読みたくない人」には、貴方が書いても「読まない」という選択肢があるじゃないですか。

とりあえずここに一人、書き続けて欲しいと切望する者がいます。
どうか、考え直していただけませんか……?


121 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/06(金) 23:59
目が痛い・・・。ぅぅ、瞬くたびに痛いのはツライ・・・。
一応Wikiの「作品別」と「作者別」のエロ分け、「作者個」で「非(非エロ)、微(微エロ)、エ(エロ)」で分け、
「微エロ作品」でやはり非、微でわけときました。
「非」はエロ要素まったくなし、「微」はキス以下もしくは少量の性表現アリ(自慰ふくむ)、「エ」はエロ中心(性行為!)って感じです。
なお、途中経過でまだエロが入っていないのも「微」になってたりするので、そこは随時更新します。
こうすればうーたらかーたらぐだぐだいいに来る方もいなくなる・・・ハズ。
そーゆー人はWikiにGo!すればエロを選んで読めますので。
あぁ、目痛い・・・。

>>120
自分も黒親猫氏を応援してます!
というか切実に書いてくれることを願います!
ムリだとしても足にしがみついてでも画面前で土下座するほどに願います!
目が痛くとも徹夜するほどに願います!!
もはやこのスレはつぶして惜しいほどのスレと化しています。
でも「エロ」が入らないと悩めてしまうのなら私も承諾しますが、
今までずっと書いていたのをやめるのがもったいない症もてつだって願いますッ!!

122 名前:三月兎 投稿日:2007/07/07(土) 01:57
>>121
28×1さん、ジャンル分けお疲れ様です。

あと少し前に、私の小説のUPは結構ですなんて言いましたが、
ちゃんとUPしていただいてたんですね。
ありがとうございました。


潰すには惜しいスレ、というのは全くその通りですね。
今や小説の数もレベルも非常に多く、高くなっています。
このスレは、私に小説を書くきっかけを与えてくれました。
唯一の悪い影響といえば、中間考査の点が下がったことですかね……。
何しろ、テスト期間中にパソコンを見ていて(これがそもそもの間違い)ここを見つけたものですから。
――いえ、忘れてください。このスレに悪い所なんて一つもありません!
まさに神スレです!

123 名前:ミル 投稿日:2007/07/07(土) 11:35
私も小説を書く(全然書けないけど)きっかけになったのはここのおかげです。
ホント神スレです。
んで 神スレから神小説氏(黒親猫さん)がいなくなるのは

 画 面 の 前 で 
 土 下 座 し て で も
 止  め  る  !

状態ですから。いやマジで。
三月兎さんの言うとおり、見たくない人はスルーすればいいんです。
けど見たい人は見たくても見れないんです。
ーーとにかく、黒親猫さん、書き続けてください!

124 名前:三月兎 投稿日:2007/07/07(土) 16:44
色々思うところがありまして、
プロローグ的なものを追加します。
この話は、chapter.1の前ということで。


--------------------------------------------------------------------------------
prologue  ―生誕―


鬱蒼と生い繁る木々の合間に、その施設はあった。

昼なお暗いその場所に、密かに存在する黒い世界を、人々は知らない。


外観は小さな研究所のそれだが、その本質は広大な地下施設にある。
そこでは、所謂“裏の世界”の研究者、科学者達が、日夜研究に勤しんでいた。
彼等は、“ある組織”によってそこへ集められた者達であり、“最強のポケモンの創造”を目的としていた。

過去、その組織は世界征服を目論んでいた。“国家”という概念の存在しないこの世界
では、全世界の統一は、野心溢れる者達にとって、至高の“夢”だ。ある者は独力で、
またあるものは組織包みで、世界をその手中に収めようとした。だが、その多くが、そ
れを良しとしない者達の蜂起によって壊滅、もしくは衰退の一途を辿った。
その組織も、最初はそんな小さなものの一つに過ぎなかった。
だが、創設者の榊(サカキ)は、そのカリスマ性で心悪しき者達を魅了し、配下を続々と
増やし、その力を強大な物にしていった。他組織の吸収、合併によってそれは加速し、
瞬く間にカントー地方にその名を轟かせる、史上空前の大組織となる。
大きくなりすぎたその組織に手を出せるものは、もはや存在しない――そこまで言われ
た組織は、しかし、たった一人の少年の前に壊滅することとなる。

壊滅後、その組織“ロケット団”の名は数年の内に世間に忘れ去られた。


だが…
その残り火は、この場所で燻り続けていたのだ。




「48匹中、2匹が残りました!
 心拍、脳波共に安定。
 各器官、正常に分化しています」

「おお…!
 ついに………!」

薄暗いこの部屋には、巨大な試験管とでも呼ぶべき硝子の筒が乱立している。
その一つ一つに、“イーブイ”が、十数本の管に繋がれて浮かんでいる。
だが、双頭のもの、細胞分裂が進まず発生過程で停止しているもの、前足が欠けている
もの等、その殆どは無惨にも原形を留めていない。


「ついに、“倍化(ブースト)”適応因子を発見したぞ!」

「イーブイ…現在わかっているだけで七方向への進化の分岐。
 その遺伝子は不安定で、あらゆる環境変化に対応することができる。
 新しい能力への適応に、これ以上の素材はない…。
 私達の読みは、正しかったようですね」

「ああ。
 ――適性のあるイーブイのシリアルナンバーは?」
「H-08、及びH-09。共に、両親はS-21のシャワーズと、N-40サンダース。双子です」

「ふむ…この2匹が残ったのは偶然ではない、か………。
 イーブイの中に、低比率で適性因子をもつものがいるということだな」






ふいに、2匹の身体に繋がれた管が外れ、
その身体が下部へと沈みこんでゆく。

「――誕生だ」



燻っていた小さな炎――それは再び、世界を飲み込む業火となりつつあった。
--------------------------------------------------------------------------------


私の小説は“ある登場人物からの視点”として文章を組み立てているのですが、
プロローグなので、地の文にしてみました。


追伸
黒親猫さん、一日でも早く復活して下さい・・・・
待っています。

125 名前:28×1 投稿日:2007/07/07(土) 17:10
>>124
うわっ・・・文章がうますぎて到底着いていけんよオイラ
今後に期待していますです。
(BOOST Prologue としてうpしときますね)



126 名前:三月兎 投稿日:2007/07/07(土) 17:26
>>125
この話は、chapter.1〜10の前に、入れました。

コメント、ありがとうございます。


127 名前:三月兎 投稿日:2007/07/07(土) 17:33
Wikiを見たのですが・・・・・
もう作ってくださってたんですか。
せっかくですから、やっぱりプロローグと1〜10は分けます。
有難う御座いました。

128 名前:ロリータ魔人 投稿日:2007/07/07(土) 19:37
だせぇぇぇぇぇぇえぇぇっぇぇっぇっぇえぇっぇぇぇぇぇ!!!
!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
蜜だせええええええええ!!!!!!!!

129 名前:ミル 投稿日:2007/07/07(土) 20:31
三月兎さんのを見て、何となく自分のを見直したら…
しらない人には「オレ」ってわかんないじゃん!!と思ったので
三月兎さんすいません。パクリっぽいけどプロローグ書きます。

プロローグ

雨上がり。深い森の中。
オレは散歩をかねて、縄張りを見回っていた。
ふと 近くにあった水溜まりに近づき、のぞき込んでみた。
ゆがんだ水面に、オレーーブラッキーの姿がうつった。
なぜいきなり水溜まりをのぞき込もうとしたのか、自分でもわからない。
水溜まりに興味をなくし、見回りを再開した。

ーーガサッ、ガサガサ。

遠くに、草と何かがすれる音がした。進入者か。
「入るな、危険」とマーキングしたのに。人間か?気づかないって事は。
オレは耳をピンとそばだて、走る準備をした。
黒い体にある黄色い円がコゥ、と光ると
オレは漆黒の風になった。

130 名前:ミル 投稿日:2007/07/07(土) 22:51
>>129
>オレは漆黒の風になった。
わかると思いますが、それくらい速く走ったって事です。

131 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/07(土) 23:40
―9―

 フィズは最後の仕上げと言わんばかりに肉棒の根元から先端にかけて一気に舐め上げた。
「あうっ!」
 まるで電気でも浴びたかのように、僕の体がビクリと反応する。
ゆっくりとした舌使いからいきなりの変化を敏感に感じ、思わず声を上げてしまっていた。
「どう、気持ち良かった?」
 咥えていた肉棒を離すと、フィズは僕の顔を覗き込む。
まだふわふわした感覚が抜けずに、焦点が定まらなかったけど返事をするぐらいならできる。
「う、うん。気持ち……よかったよ」
 それ以外に答える言葉がない。
舐められている最中は快感以外の感覚は、疎外されていたかのようだった。
「それならよかったわ。じゃあ、次はあなたの番よ、イア」
「え……僕の……番?」
 僕が聞き返すより先に、フィズは仰向けになって後ろ脚を開いた。
ピンク色をした彼女の割れ目があらわになる。それが何を意味していたのか、僕にも分かった。
「イアばっかり感じてたんじゃつまらないわ……。大丈夫、私がやったのと同じようにすればいいのよ」
 肉棒を弄ばれた余韻が残っていて、足取りがおぼつかない。
それでも僕は着実にフィズに近寄り、股ぐらを覗き込んでいたのだ。
昼間は途中で目をそらしてしまったけど、今は躊躇うことなくじっくりと観察ができる。
まだ誰にも触れられてないであろうフィズの割れ目はぷっくりと膨らんでいて、熟れた果実を連想させる。
本当に甘い匂いが漂ってきそうな感じさえしたのだ。
「……イア、舐めて」
 一呼吸置いた後、僕は小さく頷いた。フィズの言葉に後押しされつつ、恐る恐る割れ目に沿って舌を滑らせた。
舌が触れた瞬間、フィズの体がビクッと反応した。舌をこんなふうに使うのはもちろん初めてだけど、フィズは感じてくれているんだろうか。
何度か舌を上下させるうちに、フィズの割れ目は徐々に湿り気を帯びてきた。きっとそれは僕の唾液だけではないだろう。
「ああっ……いいわ……イア」
 フィズの喘ぎが、恥辱に満ちた表情が、僕の行動に拍車をかける。
自分の番になったという緊張から、少し委縮していた僕の肉棒も再び活力を取り戻す。
桃色の果実を貪るように、ぴちゃぴちゃと淫らな音を立てながら僕は無心で舌を動かし続けた。
自分の中の理性が徐々に崩壊していくのが分かる。
きっとこのとき僕は、雄としての本能のままに動いていたんだろう。

――――――――――――――――――――――――――――――――
エロいシーンを書いてると自分でもだんだん恥ずかしくなってくるから困る

132 名前:28×1 投稿日:2007/07/08(日) 00:22
アイス食ってると打つときに咥えなきゃいけないから困る

>>131
GJ!!まさに目前に風景が広がります、
>エロいシーンを書いてると自分でもだんだん恥ずかしくなってくるから困る
激しく同意

133 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/08(日) 00:39
よく考えりゃ、小説止めるっつうの二回目ですね…

こんだけ止めようと思うのは、もしかしたら、小説書くの向いてないからかもしれません

134 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 01:52
>>133
そんなことありませんって!
プロでも挫折はあるんですから。

とにかく、もはや貴方はここを去るには惜しい存在となっているんですよ。
何度止めようとも、待っている人はいます。
貴方は、作品の最後にエロを入れるって仰ってました。
>>78“エロ小説スレだからこそ、必ずどこかに入る”
とありましたよね。
話が長くなっても、そこまでは書かないと・・・・・
このまま、非エロのまま終わってしまったら余計ダメなんじゃないでしょうか?

私も、20話近く書いてまだエロらしいエロを出していません・・・・
だからこそ、ここでやめるわけにはいかないでしょう?


135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 02:01
個人の自由だし、止めるのも。
つかやめるやめる言ってると慰留されたいだけって思われるぞ。普通。

ああ、あとグロ表現あるんならそれも書いた方がいいんじゃね?

136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 04:42
>>135
あくまで「エロ小説スレ」だからグロはどうかと


137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 07:14
>>136
>>124を自分はグロありと判断したんだが。

138 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/08(日) 09:53
べつに小説スレがだったようなのでエロがでるまではそっちで書きますわ。
慰留されたいわけでは無いです。出ていけと言われたら出て行くつもりでした。いつかはそう言われると思ってました。

139 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 11:48
>>138
そうですか・・・・
場所が変わっても、読みますよ。頑張って下さい。

>>137
・・・・どうすべきでしょうか・・・・・・・。
どこからがグロなのかというのは、人によって違うと思いますが・・・

物語の進行上、リアルさを追求すると、
これから先スプラッタ表現を無くすことには少し無理があります・・・・・

私は、表現の過激さという点で、エロ>グロだと思っていましたので、
あまり気にしていませんでした・・・・・。
しかし、エロはOKだけどグロは苦手・・・・・・って人も中にはいるでしょう。

そういった人達のことを考えると、やはり問題があったかもしれません・・・・・。
どうしたらいいのでしょうか・・・・・・
このまま書くとすれば、これからはそういうシーンがあるところには予め断りを入れるようにします。
それでもダメでしょうか・・・・?

皆さんの意見を聞いてから決めたいと思います・・・




140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 11:57
普通はグロ>エロだと思うんだが。
エロOKでもグロ禁止が圧倒的に多いから分かるだろう。
まああの程度ならグロのうちには入らないかもしれないが、改造をするだけで拒否反応示す人もいるからには
保険をかけておくに越したことは無いと思う。

とりあえずこのスレが曲がりなりにもここでは一番安定しているんだなと思った。

141 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 12:10
>>140
グロ>エロですか・・・・・
一般的なR指定(ゲームソフトなど)では、
暴力やグロだけなら15禁、エロが入ると18禁、ってのが多くありませんか?



142 名前:ミル 投稿日:2007/07/08(日) 12:16
基本はエロ>グロで、人による好き嫌いがあるのでは?
つまり、エロ>グロもグロ>エロも人による、みたいな。

143 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/08(日) 12:27
今回はグロテスクな表現があります。苦手な方はご注意ください。
と最初に記しておけば、一応問題ないように思えますが……。

144 名前:バカン星人(王) 投稿日:2007/07/08(日) 12:35
バカンッッ

145 名前:バカン星人(王) 投稿日:2007/07/08(日) 12:35
バカンッッ

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 13:49
じゃあ書いてや

147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 14:01
前にも行ったけどここに来る人はエロを見に来る訳だろう。
そんな人がいきなり最初にグロ見せつけられたらどうなるか想像に難くないだろう。そういうことだ。

ここに来る人のメンタリティは
エロ>ノーマル グロは論外と考えるのが普通だと思うが。

148 名前:アルカ 投稿日:2007/07/08(日) 14:19
第八話(多分)


「ハァ・・・ハァ・・・!」
「脆いな、この程度で終わりか?」
「・・・くっ!」
春徒はまだ名も名乗らぬ男と戦っていた。
相手は余裕綽々だ・・・。
春徒は自分の弱さを憎んだ。
「ハハッ・・・お前と対戦したのが間違いだったな!」
「・・・マ・チ・ガ・イ・・・?」
「とにかく、じゃあな」
すると・・・
颯爽と誰かが現れた。
風のように。
「「!!?」」
「随分とやかましいと思ったら・・・」
ドゴォッ!
「グッ!?」
「・・・!」
「このまま・・・続ける気か?」
「チッ」
ボッ!
急に春徒と黒服の男の視界を妨げた。
煙幕・・・だ。
「今日は・・・終わりだ・・・」
そして男は春徒達の前から姿を消した。
「・・・大丈夫か?」
「な、何で・・・俺を助けた!?
お前の力なんぞ借りなくても倒せた!」
「今の戦いでは言えない台詞だな?」
「グッ・・・」
完全に春徒は男のペースに乗せられていた。
悔しさがこみ上げてくる。
「俺の家に来るか?
その体で自分の家に帰ろうものなら親が心配するだろう」
「・・・親・・・、は元々いない」
「! 悪いことを言ったな・・・」
「・・・」
黒服の男の家に着くまでの間、沈黙が空間を支配していた。
春徒は胸が苦しくなりそうだった。
「・・・あそこだよ」
指差した方向は・・・一軒家。
ボロくもないし豪華でもない普通の家。
何故森の奥に建ててあるのかが逆に不思議になった。
中も普通で何か逆に怖い感じだ。
「あ、俺の名前言い忘れてたな。
黒雨だ・・・」
「黒雨・・・」
「ほら、食えよ」
手渡されたのはチーゴの実。
「(苦いの嫌いなのに・・・)」
「食わないのか?それとも・・・苦手?w」
「食えるよ!やかましいな・・・!(後でどうなるか・・・!)」
ガリッ
「ヴ・・・!に、苦い・・・!」
「アッ・・・ハハッ・・・!やっぱり・・・ダメな・・・ハハッ・・・!」 ←半分呼吸困難(ぁ
「ΣΣ笑いすぎだこの変態野郎が!」
「ったく・・・ハハハハッ!貸せよ・・・アハハハッ!」
「だから笑いすぎなんだよ!」
黒雨は笑いつつ春徒が食べれないチーゴの実を頬張った。
「ン」
「!!?」
口移し・・・だ。
しかし口移し=ファーストキスみたいな構造が出来上がってしまっている春徒にとっては屈辱だった。
「・・・てめぇ」
「おやおや、悪かったかな?」
「・・・!帰る!」
その時だった。
急に体が熱くなってきた。
「・・・つっ!?
ん・・・ぅ!」
「随分と可愛い声を出すな?」
そして軽々と黒雨に持ち上げられ・・・。
「うわっ!な、何を!」
無理やりベッドに押し倒された。
「クッ!」
黒雨は春徒にこう言った。
「今夜一日・・・お前は俺のものだ」
春徒は黒雨の言葉に恐怖を感じた。

149 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 14:38
>>147
エロが入っていてもダメなんですか?
というか、グロいものを書こうとしているわけではないので、
流石にそこまで酷くはなりませんよ。決して、グロが好きなわけじゃありませんから。
あくまで、一部にそういった表現が含まれる、というだけです。


150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 14:39
俺がこれらの小説をまとめて実際に出版したら著作権侵害王かな?

151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 14:40
>>149
エロが歓迎、ノーマルはまあOK(場合によってはNG)。グロは論外って言う意味だ。

念のため線を張っておかないと書くやつが現れかねん。

152 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 14:52
>>151
貴方の仰ることはわかります。
私も、「グロ小説」なるものは見たくありません・・・・・。


ジャンルが「グロ」になるようなものはダメだってことですか?


153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 15:06
ジャンルがグロは論外も論外、即刻消え去って欲しい。
この場合問題になるのは「グロチックな表現が出てくる」程度のもの。
あくまで内部に含む程度のものは出さざるを得ない場合があるだろう。
ただぱっと見分かりにくいから気づいたら読んでてショック受けることもありうるわけだ。
そういう場合、wikiのリンク元のタイトルのは[グロ注意]的なことを書いて欲しい。
ここでどういう注意を促すかは作者に任せる。


154 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 15:14
>>153
そうですか・・・・・・
では、>>139でも述べた通り、
「注意書き」を入れる方針でいきます。


ただ、もう少し皆さんの意見が聞きたいので、暫くは作品の投稿を停止します。


155 名前:ロリータ魔人 投稿日:2007/07/08(日) 15:17
女子中学生はいないかぁ?いたら俺が喰ってやる!!!!

156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 16:38
小説を作るうえでやむを得ずグロを出す、というものなら他の人も認めざるを得ないと思います。
…まぁ小説師の方々もこれまでも何度か意見として出ている「注意書き」を入れた方が親切と言えるでしょう。
ただ、小説師の方々は「仕事」ではなく「趣味」として書いているので、あまりとやかく言うのは好ましくないかと。

個人的にはグロは苦手だけど良作なら許せる俺。
というか三月兎さんのは臨場感がたっぷりたらこで食い入って見てる俺。

157 名前:136= 投稿日:2007/07/08(日) 21:20
俺はグロが多少入っても、それで作品がよくなるなら許す派。
136で言ったのはあくまで「グロ目的」もしくは「グロで作品が悪くなる」バヤイ。
三月兎さんの作品は多少のグロ、仕方ないことかと。
↑に同じく臨場感を出すための仕方ないグロになってしまうんじゃないだろーか。

あくまでグロが多少入ると思われるときには、掲示板では本文前に注意書き、
Wikiの方では頭かリンクの所に注意を入れるとか、そうすれば大丈夫かと。
でも「グロ目的」はやめていただきたいところです。
三月兎さんの場合は「その場の雰囲気を出すために」ですからな。
作者さんが許す程度の多少の「グロ」はOKではないでしょうか。
同じく、「ジャンルがグロ」もしくは「グロがきつい」という場合はNGっていう意見です。
長文失礼。

158 名前:333◆TePd6LKM 投稿日:2007/07/08(日) 22:41
>>124 三月兎氏の作品ですな
確かにグロが苦手な人はあまりいい気分ではないでしょうが、それが作品ならば仕方ないんじゃないですか。
これからエロになるなら問題ないと思いますが、一応「多少グロである」という警告は必要かもしれません

ちなみに今、新作考え中。みなさん恋愛ドラマは好きですか

159 名前:三月兎 投稿日:2007/07/08(日) 22:59
とりあえず、Wikiの方には警告文を入れてきました。

>>156>>157>>158
ご意見ありがとうございます。
一応、スプラッタ表現を使わずに書くことも考慮に入れていましたが・・・・・
――臨場感、ですか。
グロを完全に排除したことで、臨場感が下がってしまったらダメですよね。
(私の小説に臨場感があるなんて言われて、嬉しい限りです)

私は私のスタイルを変えずに書いていこうと思います(注意書きは入れます)。


>>158
恋愛ドラマ・・・・・正直言うとあまり好きではないですが・・・・・・・
333さんの書く小説なら、恋愛モノでも期待しますよ!

160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 23:03
wiki出来てからはここで直に読む人よりwikiで読む人のほうが多いと思うから
少なくともwikiでは注意書きを書いたほうが良かろうと思われる。

それとジャンル「グロ」となるものは論外なんでここで書くなってことだ。
腕が吹き飛ぶはNGラインだが怪我して血まみれになるくらいならいいんじゃないか?

>>158
最近の某○流とか言うのは絶滅すべきだと思います。
他のはイイヨ。ただ長すぎてエロ濃度が下がると読むのがきつくなる。

161 名前:333◆TePd6LKM 投稿日:2007/07/08(日) 23:31
>>159 >>160
ご意見THANKS

三角関係とかドロドロ系恋愛にはせず、わりとあっさりした、純粋な両思いの恋愛にする予定です。
エロ要素は前に比べてだいぶ減るかもしれませんが、『エロがないと成り立たない物語』にするので何とかなるでしょう

162 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/08(日) 23:46
昼ドラだか何だかの見過ぎ読み過ぎなのか分からんが「エロ=恐怖のドロドロ」の図式が成りたっとる。
それと1度だけ、本当に1度しか見たくないがポケモンでドロドロのを読んでみたい。
ドロドロを成り立たせるためにはかなりの力が無いとだめだと思うからある意味超傑作に成ると思う。
それこそ裏ポケモン界のスター級の。

163 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/09(月) 01:03
もうしばらくこちらで書き込むっす。いろいろ迷惑かけてすいません。

今回の話でなんとアブソルが大ピンチに?
こころして14話どうぞw

第14話
[自責の念]
「助けてくれて…ありがとうございます。私は一応トレーナーのポケモンなんですが…カントー地方で海岸をトレーナーと散歩していたら、高波に飲まれてしまって…気がついたらこの島に…」
パラセクトはトレーナーのポケモンであった。そしてコラッタは、フゥと一息つくと、パラセクトに問いかける。
「何で…襲われてたんだ?」
するとパラセクトは顔を曇らせ、ビクビクと震えだした。コラッタが近寄ろうとすると、パラセクトはゆっくりと話をはじめた。
「この島に流れ着いて…私もビックリしたんですけど、この島にはオスのポケモンしか居ないみたいなんです。」
コラッタは、そこまで聞いただけでは何とも思わなかったが、このあとのパラセクトの言葉に驚いた。
「で…この島のオス達はみんな、性欲が異常に強いんです。でも普段はメスと出来ないから…性交にも飢えていて…私は流れ着いてすぐにたくさんのオスのパラセクトに捕まって…20体以上のオスのパラセクト達と…一体につき…10回ずつはやらされました…。」
コラッタはすぐにアブソルが頭に浮かぶ。今アブソルは砂浜で一匹で自分を待っている…あの怪我で襲われて抵抗できるわけがない。コラッタは慌ててパラセクトに聞いてみた。
「おい…!今この森を出たとこにある砂浜で…俺の連れのメスのアブソルが一匹でいるんだが…!大丈夫かな…?」
その言葉にパラセクトは耳を疑った。そして、多少大声になり気味でコラッタに言う。
「と…とんでもない!!この島を仕切っているのはオスのアブソル達です!しかも夜には、餌を探して森を歩き回ってます!見つからないわけがない!」
恐ろしい事実を告げられ、コラッタは何も考えず一目散に走り出す。その後を、パラセクトも付いて来る。(アブソル…っすまない…無事で…無事でいてくれ…!)
自責の念がコラッタを押しつぶしそうになる。だが、それをも振り切り、今はただ走る。
幸い直ぐに森を出ることが出来た。目が慣れたのか、随分と周りが見える。キョロキョロと辺りを見回すと、砂の色が変わっている場所がある。二匹は近寄って、色がわかるよう目を近づけて見ると、それが血痕であることがわかった。アブソルの血だ…コラッタは、アブソルの匂いを感じ取った。絶望がコラッタをさらに苦しめる。事態はまさに最悪である。急いで救出せねば…。
と、その場所から森に向け、アブソルが引きずられたであろう跡が残っているのを発見した。これをたどれば…。コラッタは森を睨みつけ、パラセクトと共に走り出す。

続く。

164 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/09(月) 01:10
もうしばらくこちらで書き込むっす。いろいろ迷惑かけてすいません。

今回の話でなんとアブソルが大ピンチに?
こころして14話どうぞw

第14話
[自責の念]
「助けてくれて…ありがとうございます。私は一応トレーナーのポケモンなんですが…カントー地方で海岸をトレーナーと散歩していたら、高波に飲まれてしまって…気がついたらこの島に…」
パラセクトはトレーナーのポケモンであった。そしてコラッタは、フゥと一息つくと、パラセクトに問いかける。
「何で…襲われてたんだ?」
するとパラセクトは顔を曇らせ、ビクビクと震えだした。コラッタが近寄ろうとすると、パラセクトはゆっくりと話をはじめた。
「この島に流れ着いて…私もビックリしたんですけど、この島にはオスのポケモンしか居ないみたいなんです。」
コラッタは、そこまで聞いただけでは何とも思わなかったが、このあとのパラセクトの言葉に驚いた。
「で…この島のオス達はみんな、性欲が異常に強いんです。でも普段はメスと出来ないから…性交にも飢えていて…私は流れ着いてすぐにたくさんのオスのパラセクトに捕まって…20体以上のオスのパラセクト達と…一体につき…10回ずつはやらされました…。」
コラッタはすぐにアブソルが頭に浮かぶ。今アブソルは砂浜で一匹で自分を待っている…あの怪我で襲われて抵抗できるわけがない。コラッタは慌ててパラセクトに聞いてみた。
「おい…!今この森を出たとこにある砂浜で…俺の連れのメスのアブソルが一匹でいるんだが…!大丈夫かな…?」
その言葉にパラセクトは耳を疑った。そして、多少大声になり気味でコラッタに言う。
「と…とんでもない!!この島を仕切っているのはオスのアブソル達です!しかも夜には、餌を探して森を歩き回ってます!見つからないわけがない!」
恐ろしい事実を告げられ、コラッタは何も考えず一目散に走り出す。その後を、パラセクトも付いて来る。(アブソル…っすまない…無事で…無事でいてくれ…!)
自責の念がコラッタを押しつぶしそうになる。だが、それをも振り切り、今はただ走る。
幸い直ぐに森を出ることが出来た。目が慣れたのか、随分と周りが見える。キョロキョロと辺りを見回すと、砂の色が変わっている場所がある。二匹は近寄って、色がわかるよう目を近づけて見ると、それが血痕であることがわかった。アブソルの血だ…コラッタは、アブソルの匂いを感じ取った。絶望がコラッタをさらに苦しめる。事態はまさに最悪である。急いで救出せねば…。
と、その場所から森に向け、アブソルが引きずられたであろう跡が残っているのを発見した。これをたどれば…。コラッタは森を睨みつけ、パラセクトと共に走り出す。

続く。

165 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/09(月) 07:55
すいません投稿できてない気がして二回おしてしまいました。

166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/09(月) 09:35
祝!
黒親猫さん復活!

しばらくはここで書き続けて下さるんですね?


>>163
アブソルがさらわれた…?
彼女はどうなってしまうのでしょうか……


167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/09(月) 12:57
>黒親猫
書くの辞めたらブッ殺s(ryryrywww

168 名前:アルカ 投稿日:2007/07/09(月) 14:04
第九話


「うぅ〜・・・」
緋菜之は未だに帰ってこない春徒を待っていた。
「うぅ〜・・・」
後ろでラルドが気味悪そうな顔をしていた。
「お、お前その猛獣みたいな唸り声やめてくれないか?」
「うぅぅ・・・」
「聞いてないな・・・」
しかし今回は耐えているほうだ。
いつもならすぐキレる。
「・・・うぅ」
「(頼むから後ろにいる俺の気持ちも考えてくれ)」
するとラルドはあることを思い出した。
『何でもするから』
とか言ってた気がする。
と、言うよりそこしか覚えていない。
「・・・」
考えるより行動がモットー。
ちょっと聞いてみることに。
「緋菜之」
「うぅ・・・何や?」
「この前・・・確か何でもするとか言ってなかったか?」
「・・・そんなこと言うたっけ?
まぁ言ったかも」
「・・・良かった」
「え?」
ヒョイッ
「うわっ!?」
ドサッ!
「わっ!な、何を・・・?」
「・・・俺、お前のそんな顔見たくねえよ」
「ん!!?」
ラルドはいきなり緋菜之の唇を奪った。
男と親しみを持ったことが無い緋菜之にとっては驚きだった。
「ぷはっ!・・・な、何で・・・」
「だからさっき言ったじゃねえか?
お前のそんな顔見たくない、って」
「・・・」


何で此処に書き込むとき心臓がドキドキするんだろう。
オレがアホなだけか。
アハハハハハハ(危険
ちなみにこれが終わることを前提に別の物も書いている。

169 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 19:53
>>168
アルカさん
>何で此処に書き込むとき心臓がドキドキするんだろう

同意。私も最初の頃はそうでしたよ。
どうしてでしょうね?

170 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:13
投稿を再開します。
皆さん、様々な意見をありがとうございました。


(※やや過激な表現が含まれています。ご注意下さい)
--------------------------------------------------------------------------------
chapter.21 ―暴走―


一瞬、何が起こったのか分からなかった。
エーフィが相手のポケモンに押さえ付けられ、絶体絶命。
勝負あったと思い、今度こそ降参――そう思った矢先の出来事だった。

エーフィの身体が突然光ったかと思うと、グラエナとカイロスが大きく吹き飛ばされたのだ。


二匹が驚愕の表情を浮かべるなか立ち上がったあの子の身体は、青白い光に包まれていた。

「倍化(ブースト)だ…!退け!」
フォックスが何かわけのわからないことを叫んだ。
その言葉に、もう一人と二匹は背を向けて逃げようとする。
――ちょっと、何のつもり?
さっきは私に「勝負を途中で放り出すな」みたいなことを言っておきながら……

だが、背を向けたグラエナに、青い光条が突き刺さった。
左後肢を捉えたその一撃は――エーフィのものだ。
「ぐぁっ…!!」
グラエナがその場に崩れ落ちる。
「無駄だ…
 僕から逃げられると思うか」
その声は確かにあの子のものだった。
でも、何かが違う。
――まるで、初めて出会った頃の、あの子のようだ。

「グ、グラエナ……
 ――よくもやりやがったな!
 テメェ!調子に乗りやがって!ぶっ殺ォォォオす!」
カイロスがいきり立ってエーフィへと突進する。

「馬、馬鹿……やめろ………!」
「カイロス!待ちなさい!」
グラエナとビクスンが同時に叫んだ。

「うるせぇ!
 倍化だかなんだか知らねぇが
 あんな弱っちい奴がそう変わるもんかよ!」
カイロスの角が唸りを上げてエーフィに襲い掛かる。

「愚かな……」

エーフィを包んでいた光が、身体の中心部へと収束する。
「な……」
カイロスの驚愕の表情。

「……やばい!伏せろ!」
サファイアがそう叫んで私を押し倒した、次の瞬間。
視界が真っ白になって、凄まじい轟音とともに熱風が押し寄せて来た。
私達はもつれあったまま十メートル程転がって、ようやく停止した。


171 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:13
視界が元に戻り始め、顔を上げた私は、我が眼を疑った。
エーフィを中心に、半径5メートル四方の地面が大きく陥没し、周囲の草木は消し飛んでいた。
向こうでは、相手のトレーナーとグラエナが倒れている。


私が立ち上がると、後ろでサファイアもゆっくりと立ち上がった。
「・・・・・サイコブースト・・・・・・・」
「え?何?サイコ…?」
サファイアが急に私の肩を掴んで前後に揺さぶり出した。
「サイコブーストだよ!
 お前、知らねぇのかよ!?あれは幻のポケモンが使う技なんだぜ!
 凄ぇじゃねぇか!おい、あいつあの技いつ覚えたんだ?」
「い、痛いって。離してよ、肩!」
「ん?・・・・わ、悪い、つい・・・・」
「ご主人は、ポケモンのことになったらすぐ熱(あつ)なるなぁ」
ニューラはすぐ横にいたのか。
「――で、いつ覚えたんだ!?」
「知らないわ。
 ・・・・私も、見たのは初めてよ」
「はぁ?何だよそれ。自分のポケモンだろ!」
「そ、そんな事言われてもね・・・・」
あの子は、本当に凄い。この前も、独学でシャドーボールを覚えてた。
――何か、特別なポケモンなのかもしれない。


「カイロスーーーッ!!!!」
いきなりのグラエナの叫び声で、心臓が裏返りそうになった。

そういえば、あの時エーフィに飛びかかったカイロスは何処に?

その時、上から何かが落ちてきた。
――カイロスだった。爆風で上空高くに飛ばされていたのだ。
カイロスは、そのまま無防備で地面に激突――否。
左足の傷を引き摺って走ってきたグラエナが、背中でキャッチ。すごい。
そしてカイロスを静かに地面に下ろした。

「おいっ!!大丈夫か!!!しっかりしろ!!!!」
カイロスの姿は、悲惨だった。
まず、左手、左足が吹き飛んで失くなっている。角も一本しかない。
さらには、体の前面が高熱で大火傷を負い、硬い外骨格がボロボロになっていた。

そして、次に起こったことは、信じ難かった。私は思わず息をのんで、両手を口に当てた。

カイロスに必死に声をかけるグラエナへ、エーフィが下から突き上げるように突進したのだ。
神速のスピードだった。グラエナは全く反応できなかった。
命中の瞬間に青白い光が弾け、グラエナの身体は空高く舞い上がった。
エーフィの額の前に、小さな黒い球体が生み出された。
シャドーボールとは違い、細く青い光が電気のように球面を走っている。
上空のグラエナに、それを撃ち込もうというのか。
「エーフィ!やめなさい!!もう十分よ!!!」
私の声にも、エーフィの反応はない。黒い球体は、そのまま発射された。
黒い残像と青い光の軌跡を描きながら、真っ直ぐに、落下するグラエナへと突き進む。
球体はグラエナの脇腹を捉え、爆発した。
爆風で再度宙を舞うグラエナ。
エーフィを見ると、既に第二撃を用意している。
「エーフィ!!わからないの!?それ以上やったら相手が死んでしまうわ!」
私は懸命に声を張り上げた。それでも、あの子が攻撃をやめる気配はない。
「ニューラ、エーフィを止めろ!“みねうち”だ!」
「よっしゃ!任せとき!」
サファイアの命令とニューラが飛び出したのとは同時だった。
心が通じ合っているんだ。言われなくてもわかってるってことか。

紺青(こんじょう)の風が、エーフィへと吹きつける。
二発目発射の直前、ニューラのみねうちがエーフィのこめかみを捉えた。
撃ち出された球体は大きく目標を外れ、空の彼方へと消えた。
エーフィはその場にバッタリと倒れ――気絶したみたいだ。


空中のグラエナは、地面に落ちる前に赤い光に吸い込まれた。

「ビクスン!早くカイロスをモンスターボールに!」
グラエナを戻したモンスターボールを手に持ったフォックスが叫ぶ。
「わかってるわ!」
ビクスンがカイロスをボールに戻した。

二人はそのまま、もと来た方へと走り去っていった。
----------------------------------------------------------------------------------


172 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:14
-----------------------------------------------------------------------------------
chapter.22  ―虎―

夕陽が地平線の向こうに消えて間もない時間。
僅かに明るさの残る空を、静かに飛行するヘリの中。俺は質素な夕食を摂っていた。
そこへ通信が入る。
『倍化(ブースト)を確認しました!間違いありません!本物です』
「・・・・むぐ、そうか、もぐ。よぐやった」
「先輩、物を口に入れたまま通信するのはどうかと・・・・・」
生意気にもラットが口を挟んできた。
サンドイッチを飲み込んだ俺は、声を荒げる。
「うるさい!下っ端の分際で、生意気にも俺に注意するか!?
 今のは食事中に通信が入ったんだから仕方ないだろうが」

『・・・・・・。
 ・・・・・・・・・ですが、私のグラエナとビクスンのカイロスが重傷です。
 これよりトウカ支部に帰還します。治療の準備をお願いします』
「わかった。連絡しておく」
さすがは倍化(ブーステッド)ポケモンだ。そうでなくてはな。

「ラット、トウカ支部だ」
「了解っす」
ラットが無線を切り替える。
「こちら8番機、タイガーだ。フォックスとビクスンのポケモンが、
 ターゲットと交戦中に重傷を負った。治療の準備を頼む」
『了解しました』


「ブラッキー、明日はついに、お前の出番だ。しっかりやれよ」
「はい」
ブラッキーは静かに答える。忠実でいいことだ。
「どっちが勝つんでしょうかね・・・・・楽しみっす」
「バカモン!貴様はどっちの味方だ?え?
 エスパーのエーフィがブラッキーに勝てるわけがないだろう」
「お、仰る通りっす・・・・・」

「とりあえず、トウカ支部へ向かうぞ。詳しい作戦内容は、それからだ」
 
-----------------------------------------------------------------------------------

173 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:15
------------------------------------------------------------------------------------
chapter.23 ―眠れる力―

気がつくと、僕は地面に敷かれたシートの上に横たわっていた。

「ニューラ、そっちを引っ張れ」
サファイアの声だ。
薄目を開けると、ご主人とサファイアとニューラが、テントを張っている所だった。



「そやけど、やっぱし3人やときっついなぁ。人手・・・?・・ポケモン手不足や。ハハッ」
「ごめんなさい、私のポケモンが全然役に立たなくて。
 トレーナーの私の責任だわ」
「い、いや、そんなつもりで言うたんちゃうで?
 そもそもエーフィ気絶させたんは俺やし・・・・・お?」

ニューラがこっちを見るなり、駆け寄ってきた。
「おお、お前、気ぃついたんか。
 さっきは悪かったなぁ。大丈夫かいな?」

「え、さっき・・・・?何のこと?」
「ほら、あれや。俺がお前どついて、気絶させたやろ?」
ニューラが僕を?
「ごめん・・・・・何も覚えてない・・・・・・・」
「を?打ち所が悪かったんか?
 ・・・・・いやいや、そんなわけあるかいな。俺のみねうちは完璧やったはずや。
 こう、即倒のツボをな、バッシィーンと・・・・」
言いながらニューラは爪を振るって見せた。
そこへ、ご主人が近づいてきた。
「エーフィ」
僕の名を呼んだご主人の声は、微(かす)かな怒気を孕んでいた。
これは何かあると思い、僕は慌てて立ち上がる。

立ち上がるなり、ご主人の怒声が飛んできた。
「さっきのはどういうつもりだったの!?
 私の声が聞こえなかった?
 あれはバトルなのよ?殺し合いとは違うの」
「ま、まぁ待てや、こいつ・・・・・何も覚えとらへんねん」
ご主人が言葉を止める。サファイアは、元の場所を動かずこちらを見ているようだ。
でも、本当に何のことなんだろう?
「・・・・・そうなんだ。僕は、確か・・・・・」
そうだ。エネコロロが僕を助けようとしてカイロスにやられた。
僕は、グラエナとカイロスを同時に相手にすることになって。
すぐに追い詰められたはずだ。それから・・・・・・あれ?
「――あの二匹に追い詰められたんだった。・・・・でも、そこから先の記憶がないんだ。
 あの後何があったのか、教えてよ」



ご主人とニューラが、その時のことを説明してくれた。



「そんな・・・・・・
 ・・・・僕が・・・・・・・本当にそんなことを・・・・・?」
二人の話を聞いても、まるで信じられなかった。
「ああ・・・・ホンマのことや。正直言うて、あん時のお前メッチャ怖かったで・・・・」
「情け容赦なしだったからな」
サファイアもこっちに来た。
「でも、どうして覚えてないのよ?そういえば昨日の朝も・・・・・・
 あんた最近、記憶喪失症なんじゃないの?」
「そ、そんなことはないはずだよ。他のことはちゃんと、覚えてるし」
「ってゆーか、記憶喪失症って最近とかそういう問題なんか?」
「ああ。違うな」
「・・・・・いいじゃないの。言葉の綾(あや)ってやつよ」
「でも・・・・・僕はどうして・・・・覚えてないんだろう?」
「やっぱあれちゃうか。急にお前が光ったとき。
 ちょうど、その前までしか覚えてないんやろ?
 しかも、お前が変わったんはあの時からや。強さも、性格もな」
「エーフィの中に、何かが眠っていることは確かだな」

僕の中に・・・・・・何かが。

それまではただ憧れているだけだった“強い力”に、僕はこの時初めて恐怖を覚えた。


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174 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:17
今回の話はall関西弁です。
私は関西の人間なので書きやすかったのですが、
わかりにくかったらすいません。
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chapter.24  ―ジョウト魂?―


目ェ覚めたエーフィも加わって、あの後テントを二つ張った。
で、今はこっちの主人のテントで、エネコロロの治療中や。

治療ゆうても、主人が“すごいキズぐすり”っつースプレー状の薬を噴射してるだけやけどな。
「どや?調子は」
「もう痛みは消えてきたわ。大丈夫みたい」
「もう?えらい早いな」
やっぱ人間ってすごいモン作るなあ。この薬、マジですごいわ。
でもな。すごいけどな。
――何やねん、“すごいキズぐすり”って。
まんまやないかい!
もっとやな、こう、捻りの効いた名前考えろっつーねん。俺やったら・・・・・・・・そうやな、
“ハイポーション”。どや。この方がカッコええやろ。
――とか、しょーもない事を考えとったら……終わったみたいや。

「よし。これでOKだ。
 ……その…、今日のはオレのミスだった。すまなかったな」
「いえ……バトルの世界に身を置いてるんだから、あれぐらいの覚悟はとっくにできてるわ。
それに、あの時は私も相手の作戦にかかってしまって……」
「ま、ええやないか。治ったんやし。
 明日から、また頑張ればいいやろ」
「・・・・・そうだな」
「そうね」

そこへ、テントの入口に薄紫の影が現れた。
「お、何や。なんか用か?」
「・・・えっ・・と・・・・・その、エネコロロに、話が」
「私にぃ?」
「あ・・・・、け、怪我、もう大丈夫なんだ。よかった。
 ――ちょっといいかな?」

「ん?オレ達は邪魔か?
 ・・・ニューラ、夜の特訓だ。ついてこい」
そう言(ゆ)うて主人が飛び出したから、俺もすぐについていった。
「あ・・・・、や、そんなわけじゃ・・・」
出ていく間際にエーフィがなんか言っとったけど、まあええわ。

俺のスピードに、さらに磨きをかけたるで!

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175 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 20:22
連投すいません。
>>171
chapter.21にでてくる“黒い球体”。
映画『ミュウツーの逆襲』でミュウツーが投げるあれを想像してやってください。
上手く表現できなかったかもしれないので・・・・・

176 名前:おぇ 投稿日:2007/07/09(月) 20:51
サイコブースト使い勝手が悪いからいらん

177 名前:投稿日:2007/07/09(月) 21:00
>>176
特効下がりますしね・・・・・・
ってか、小説なんでそこのところは気にしないで下さい。

178 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 21:06
>>177
私の言いたいこと、そのままです。
ありがとうございます。
ちなみに特効ではなく特攻ですよね?

>>176
中学の時にゲームの方はかなりやり込みましたので、R/Sまでのことなら
一応知識はあります。

ただ、ゲームの事情はちょっと・・・・・・控えて頂きたい所です。

179 名前:クリストファー 投稿日:2007/07/09(月) 21:30
あ、ごめん。そういえばここって何?
ちなみにおぇは俺

180 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:42
初投稿です、よろしく。

Cyndaquil × Chikorita

Prologue. The Dawn of Story

ポケモンだけの世界があった。自然豊かな場所だった。
救助隊『ポケモンズ』によって隕石の災厄から救われたこの世界では、
たくさんのポケモンたちが平穏に暮らしていた。
そして同時に、『ポケモンズ』に助けを求める者もまだいた。
『ポケモンズ』は誰に対しても平等に、救助の手をさしのべた。

しかし、『ポケモンズ』には秘密があった。『ポケモンズ』リーダー・ヒノアラシは、
元は人間だということ。これはポケモンの街の者なら皆知っている。
だが、もう1つの秘密があることを、皆は知らない。当然だ。
その秘密は、夜、ひっそりと明かされるのだから……。

181 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:43
1. The First Day

隕石の災厄から1か月。ヒノアラシとパートナーのチコリータは、
いつものように救助と探検を続けていた。今日は『あらしの かいいき』
へあおいグミを採りに行っていた。メンバーのワニノコに渡すためだ。
「よし、こんなものかな。チコリータ、帰ろうか」
「うん! それにしても、めずらしくたくさんあったね」
ヒノアラシは頷いて同意する。救助隊に渡されるケースの中には、
あおいグミが6つほど入っていた。
「それじゃ、『だっしゅつ』だ」
そう言って、ヒノアラシはケースの中にあっただっしゅつだまを使った。


2人は自分たちの基地の前に戻ってきていた。
「お疲れさま。今日も頑張ったね」
「うん。チコリータ、ワニノコにあおいグミを渡してきてくれる?」
チコリータは力強く頷く。
「いいよ。わたしもそのつもりだったから」
チコリータはケースをくわえた。ケースがなければ1個しか持てないからだ。
チコリータが早速ワニノコのところに行こうとしたとき、
「ちょっと待って」
ヒノアラシが呼び止めた。
「ん?」
チコリータが振りかえる。そして、ヒノアラシを見て、表情が少し違うことに気づいた。
「今日の夜…基地に来てくれ」
さっきまでと若干違う口調で、ヒノアラシは言った。
「…………」
それを聞いたチコリータは少し顔を赤らめ、こくり、と頷いた。
2人の間をそよ風が吹きぬけた。時間はまだ昼だ。

182 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:44
夕方、チコリータはとっておいたわかくさグミを食べていた。
チコリータのかしこさはもう上がらない。それでも、小腹がすいたのを満たすぐらいには
十分だった。だが、今は小腹を満たすだけが目的ではなかった。

今はもっぱら気を紛らわせるのが目的だった。やはり、自分が頼られているのは
確かに嬉しいのだが、その時間が夜だと、逆に恥ずかしくなってくる。
なんというか、自分の性格に合わないというか、とにかくそんな感じだった。

いつからだったかな、とチコリータは思う。そして、思い出す。
「……そうだ、確か隕石を壊してすぐだった……」
隕石を壊した後、ヒノアラシは人間の姿には戻らず、こちらの世界で救助隊を続ける
ことに決めていた。街のみんなからお礼を、夜遅くまで聞かされた後、チコリータが
帰ろうとするのを、ヒノアラシが今日のように呼び止めたのだった。
そして、その時の夜、基地に行って、したことといえば……。


「ダメだ……」
チコリータはため息をついた。ふと空を見上げると、もうだいぶ日が落ちていた。
どうしてもあの時のことが頭から離れない。忘れることができない。
最初に忘れようとしたあの日は、不思議な気分だった。

――忘れたくない……――

なぜかそう思ってしまう自分がいた。忘れることに抗っている自分がいた。
今までなら、嫌なことや信じられないことは、絶対に忘れることができた。
今回のことも信じられない出来事のはずなのに、チコリータは忘れるのを拒んだ。
なぜなんだろう? そう思うチコリータだったが、答えが出ることもなく、夜は次第に更けていった。

183 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:44
その頃、ヒノアラシも隕石を壊した後のことを、チコリータと同じく思い出していた。
「…………」
ヒノアラシのモノは、まだ理性が残っているのか、たっていなかった。そして、ヒノアラシの
その顔は、どこか憂いを感じさせるものだった。ヒノアラシは、災厄後のことを少し悔やんでいた。
自分はいったい何をしているんだろう、と。何がしたかったんだろう、と。
嫌悪感にさいなまれて、最近ではそんなことを考えるようになっていた。
しかし、己が欲求を満たすには、1人では物足りなかった。せめて、誰か相手が欲しかった。
今のヒノアラシには、その思考を押さえつけることができない。

ヒノアラシは窓際の棚を開けた。中にはリンゴがいくつかとふしぎだま、そして1つの瓶が入っていた。
「…………」
ヒノアラシは無言でそれを見つめた。中には白い粉と銀色の粉が混じりあっている。
…ヒノアラシにはチコリータに黙っていることがあった。

――人間の姿に戻る直前、少しだけ、人間だった頃の記憶が戻った、ということ――

だが、それはその時の知識を取り戻しただけだった。人間の頃の自分がどんな人間だったのか、
それまではとうとう思い出せなかった。
ヒノアラシにとっては、知識が戻っただけで十分だった。パラスやパラセクトの粉で薬を調合する
ことができるようになった。今までの冒険で、その薬が幾度となく役に立った。
このことから、ヒノアラシは自分がパラスやパラセクトを連れていたことを予想することができた。

それでも、あまりいい気分ではなかった。昔の自分は薬の調合に関しては優れていたようだった。
だからこそ、今ここに『薬』がある。もちろん、パラスやパラセクトでさえ、この薬が作れることは
知らなかった。知りえなかった。

「まあ…いいか……。ここまで来てしまったら、もう、引き返せないんだ……」
ヒノアラシは過去を悔やむのをやめた。と同時に、自分でも信じられないほど、
不敵な笑みが口元に浮かんだ。理性を保つのは昼だけにしよう、そうも考えていた。
遠くでホーホーが鳴いている。もう夜もかなり更けていた。
もうすぐチコリータがやって来る……。そう思うと、ヒノアラシはいそいそと準備を始めた。

184 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:45
そして、夜遅くになった。もう何も動いている者や鳴いている者はいなかった。
ときおり、風がザワザワと吹いているだけだった。
ヒノアラシは窓を閉め、扉には取っ手が付いた木の板でドアを作っておいた。
「これでいいかな……」
準備を終え、寝床に腰を下ろすヒノアラシ。しかし、突然立ち上がる。
「そうだ、『あれ』を忘れてた……」
そう呟いて、窓際の棚から瓶を取り出す。例の粉が入った、あの瓶だった。
「今日言った物、忘れずに持って来るかな……」
ひとりごとが終わった後、ヒノアラシはその瓶を寝床近くの干し草の中に隠した。
そのまま、チコリータがくるのをじっと待つ。

10分と経たないうちに、チコリータはやって来た。首には袋を提げていた。
「よし。持って来たみたいだね」
ヒノアラシは納得したように、うんうん、と首を振った。
「…今日はこれ使って何するの?」
チコリータが少し遠慮ぎみに尋ねる。ヒノアラシが答える。
「別に。食べてもらうだけだよ。…ただし、オレ特製の薬をかけてからね」
「ヒノアラシ特製の薬…? …ヒノアラシって、薬…作れたの?」
チコリータの当然の疑問に、ヒノアラシは言葉を詰まらせた。だがすぐに、
「…うん。実は前から薬作りの本を読み漁っててね。それで作れるのさ」
「へー……。すごいね、ヒノアラシって。もしかして何でもできるんじゃないの?」
「ま、まあそうかもね」
ヒノアラシはごまかすのに必死だった。いずれ話さなくてはならないが、今はどうしても
話す気にはなれなかった。ヒノアラシはチコリータの気をそらすために、本題を切り出した。
「…じゃあ、そろそろ袋の中身を使おうか」

185 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:45
チコリータはヒノアラシに袋を渡した。ヒノアラシは袋を受け取ると、中に入っていたものをつかんだ。
袋の中身はわかくさグミ1個だけだった。ヒノアラシは、隠しておいた瓶を取り出した。
ふたを開け、中の粉を振り掛ける。わかくさグミは、見た目はおいしそうになった。
だが、チコリータにとっては、それだけに怪しさを感じさせるものだった。
「その薬…大丈夫なの?」
チコリータが不安げに訊く。
「大丈夫大丈夫。別に死にはしないから」
ヒノアラシが自信満々に答える。その様子を見て、チコリータは信じることにした。
白と銀の粉に包まれたわかくさグミがさし出される。チコリータは一瞬ためらったが、すぐに食べた。
「…………」
わかくさグミはいつもと味が変わらなかった。だがすぐに、変化が表れた。
「…………!!!???」
「へえ…即効性の薬とは知ってたけど、ここまで早いとはね」
「な、何…これ……?」
「性欲求や性感覚を強める薬……。…つまりは媚薬さ」
媚薬。聞いたことのない薬だった。チコリータはそれからのヒノアラシの言葉を、一言一句聞き逃してはいなかった。
「これを使えば、異常なくらい敏感になるんだ」
ヒノアラシは淡々と説明した。――――学校の教師が生徒に指導するように。
そして、普段となんら変わりない笑顔で言う。
「さあ、その快感を体験させてあげるよ」

186 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:46
ヒノアラシはまず、動けないチコリータを壁に寄りかからせた。
次に、脚を開かせ、その先にチコリータのアソコを捉えた。
そこへ手を伸ばす前に、ヒノアラシはボソッとチコリータに言った。
「始めるよ。…先に言っておくけど、かなりキツいよ?」
ヒノアラシが手を伸ばす。チコリータは、ヒノアラシの直前の言葉を肝に銘じ、きゅっと目を閉じた。

ヒノアラシの手が最初に触れたのは、アソコではなく太ももだった。
「!! ひぅぅ!」
しかし、それだけでも十分なぐらい、チコリータの感覚は鋭敏になっていた。
何かで刺されるような感覚――しかし、それはそれで気持ちいい何か。
チコリータは、これを嫌がるべきなのか、それとも喜ぶべきなのか考えた。
だが、すぐに考えるのをやめた。考えていることがいやらしく思えたからだ。
そして、できる限り、与えられる快感に抗うことにする。が、
つーっ…
「ひっ!?」
ヒノアラシが次に太ももをなぞり始めた瞬間、その考えはすぐにかき消えてしまった。
ヒノアラシは、そのまま太ももをなぞり続ける。
「ふ…わぁぁっっ!! いひゃぁぁぁ!! くっ…あ……や、やめてぇ! ああぁぁぁっ!!」
すると、ヒノアラシがぴたりと手を止めた。
「やめてほしいの?」
一言だけ放たれる言葉。だが、ほとんど感情がこめられていなかった。
「やめていいの?」
ヒノアラシは無表情で、無情に言い放つ。ヒノアラシの言葉には冷たさがまとわりついていた。
チコリータは涙を浮かべて、悲鳴じみた声で必死に訴える。
「い…いやっ、やめないで! もっと気持ちよくなりたいの!! だから…お願い……」
嗚咽するチコリータに対して、ヒノアラシは驚きを隠しつつ、にっこりと微笑みかけた。
「わかった。じゃあ、もっとしてあげるよ」

187 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/09(月) 21:46
新庄ミラノうざい。くたばれ。このぶりっこがぁ!!!

188 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:46
ヒノアラシの手が、ついにチコリータのアソコへと伸びる。
ピチュ…
「っっ……」
もうすでに、チコリータのアソコは愛液であふれていた。媚薬の効果は予想以上の働きをしたようだ。
ヒノアラシは、自分のモノを利き手で扱き出し、反対の手でチコリータのアソコを擦り始めた。
コシュコシュ…
「ふあっ! いっ…ひぁっ! やぁぁん!!」
コシュコシュコシュコシュ…
「うああぁぁぁっ! い、いやぁ…壊れちゃう! 壊れちゃうよぉ!! やぁぁっ!!」
「それなら、もっともっと気持ちよくしてあげるよ!?」
荒く息をしながら、ヒノアラシがそう告げた。ヒノアラシも相当つらいようだった。
ヒノアラシは自分のモノを扱きながら、チコリータのアソコを擦る手を速めた。
シュシュシュシュシュッ!
「んきゃあああぁぁぁぁっ! にゃあぁぁぁっ! も…もうダメっ! イ、イっちゃうぅ!! あ…ああ…いやああああぁぁぁぁぁぁ!!」
シュウウウゥゥゥゥッ! シュ、シュウッ!!
チコリータは盛大に潮を吹いてイった。ヒノアラシは、チコリータがイく直前に
側面に回りこんでいたので、飛び散る愛液はかからなかった。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
ぐったりしているチコリータを後目に、ヒノアラシはなおも自分のモノを扱き続ける。
「んっ……!」
ピッ……! ビュッ!ビュゥッ!!
そして、チコリータに背を向けたまま、白く粘った液体を外に出した。

189 名前:blue 投稿日:2007/07/09(月) 21:48
ヒノアラシは、自分とチコリータの体を、近くの草で軽く拭った。チコリータに言う。
「帰るときは、途中で人気のない川で体を洗っていけばいいよ。そのままだと、匂いでわかっちゃうから」
「…………」
「?」
チコリータは返事をしなかった。ヒノアラシがチコリータの顔を覗き込むと、
「すぅ…すぅ…」
「…………」
チコリータは疲れてしまったのか、うたた寝をしていた。それでも、まだ眠りが浅いようだった。
そんなチコリータに、ヒノアラシはポツリと、呟くように告げた。
「…この薬は少し効き目が強くてね……。3日くらいは効果が続くんだ……。また…明日の夜も……」
そして、ヒノアラシは自分の炎で、体についた粘り気と匂いをかき消した。
自分の寝床に戻り、眠りにつく。もう、外の空は白み始めていた。


エロ描写少なくてスマソ。2話目はもうちょっと頑張ってみます。

190 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 22:03
>>189
いやいや、少なくなんかないですよ!
私なんかに比べたら。
2話目にも期待です!

191 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 22:38

とても暗い話になってしまいました・・・・・・

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chapter.25 ―葛藤―


何か勘違いされたかな。
べつに、出ていかなくてもよかったのに。
というか、僕は彼女のようなタイプはどうも苦手だ。
テントは人間が一人とポケモンが二匹入るにしてはかなり大型だが、
決して広いとはいえない所で二人きりってのは、どうも気まずい。
ご主人のテントは、結構離れた場所に張ったし。
おまけに、エネコロロは何を期待しているのか、敷かれた布団の上で寝そべったまま、
やたらと熱っぽい視線でこちらを見つめてくる。

ちなみにこのテント、下にも薄いもののきちんと床があって、家の中みたいだ。
これをどうやって持って来たかというと、トレーナーの鞄に秘密がある。
パソコンのポケモン転送やモンスターボールの技術の応用で、
小さい鞄の中に、容積の約400倍ぐらいまでの物を詰め込めるようになっているらしい。
その中に自転車を入れる人もいれば、同じ道具を100個近く放り込んでいる人もいる。

――それはさておき。

「ねぇ、何の話?
 ――私に愛の告白?」
「しないよ!」
「あ。愛なんかなくても、sexはOKよ?」
「僕はOKじゃない!」
「え〜、つまんない。今どきの男の子にしては真面目なのね」
「君が不真面目すぎるんだ!」

本題に入れないじゃないか。

「ぼ、僕が言いたいのは・・・・
 その、今日のバトルのことでさ」
「バトルぅ?愛しあう男女が夜にする話としては、相応しくないわね」
「愛しあうって・・・・・・・」
また話がそれかかっている。
「いいから聞いて。単刀直入に言うから」
そこで一度、深呼吸をした。
「・・・・・あの時は僕のせいで君に大怪我をさせて、ごめん。
 僕は・・・・・・何の役にも立たなくて。君だけが――」
「そのことはもういいわ。
 ダブルバトルっていうのは、常に連帯責任なの。
 あなたのせいだとか、そんな風に思わないで。
 それに、仇はあなたがとってくれたんでしょ」
仇。二人から事の顛末(てんまつ)を聞いた限りでは、僕の中にはそんな意識は微塵もなかった。
「違う!君のためだとか・・・・・そんなんじゃなかった。
 ・・・・・・僕はただ、敵をいたぶって楽しんでいただけなんだ!」

最初は、その事までは言うつもりはなかった。
でも、一度溢れ出すと、止まらなかった。誰かに聞いて欲しかった。

「僕は・・・・・相手を殺しかけていたって。
 自分でもわからないよ。覚えてないし。
 でも・・・・怖いんだ。僕の中に、そんな悪魔のような心があるってことが。
 肝心な時は弱くて、何の役にも立たないで。
 自分が危なくなったら、容赦なく叩きのめす・・・・。
 そんな自分が・・・・・嫌になる。信じられなくなる。
 明日から、僕はどうしたらいいんだ?
 バトルするのが・・・・怖い。もう嫌なんだ。あんなことは。
 でも、僕には過去の記憶がない。この一年間、バトルだけが僕の全てだったんだ。
 それを辞めてしまったら・・・・・・
 ・・・僕には、何も残らない。
 ・・・・僕は・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その先は、まるで言葉にならなかった。
視界が一瞬でぐちゃぐちゃになった。
僕の目からは、堪えていたものが、透明な液体となって溢れ出していた。


それまで黙って僕の言葉を聞いていたエネコロロが立ち上がって――
――前足で僕をぎゅっと抱きしめて、僕の顔をその胸に埋(うず)めた。
これまでの抱きつきとは全然違って、優しくて――
――母親とかって、こんな感じなのかな。
一つしか歳の違わない彼女が母親なんて、変な表現だけど。
でも、ひどく安心する。
きっと、僕はこんなぬくもりが欲しかったんだ。
ご主人やサーナイトも、優しかったけれど、家族だけど、
ここまで僕の中には踏み込んでこなかった。

「本当に?何も残らない?
 たとえどんなことがあっても――――あなたは、あなたよ。
 バトルが嫌なら、辞めてもいいじゃない。
 今はただ――」
エネコロロは、僕を抱いたまま布団の上に転がった。
「――あなたの存在を、実感して。
 バトルだけがあなたの全てじゃない。
 私が・・・・・・・・慰めて、あげるから」
 
-------------------------------------------------------------------------------------


次回は、ついに“エロ”入ります!(激遅)
今まで長い話に付き合って下さって、ありがとうございました。
あ、でも、エロで終わりじゃないので。話はまだまだ続きます。
今後とも、よろしくお願いします。


192 名前:28×1 投稿日:2007/07/09(月) 23:07
最近とあるゲーム作成の大きなコンテストの締め切りが一ヵ月後ということを知って
そのコンテストに向けた製作を一ヶ月で仕上げなければならないという現実が迫り
イマサラ画像やらストーリーやらを作るので精一杯でエロ小説をかけないorz

三月兎殿、GJです!
いよいよエロに入るのですか・・・。
このようなすばらしい作品を書き上げる三月兎サマのエロがどんなのか楽しみです!
応援してますよ〜。

193 名前:三月兎 投稿日:2007/07/09(月) 23:35
>>192
28×1さん、ありがとうございます。

今まで暇だ暇だと仰っていたのが、一気に多忙の日々へ・・・・・・
頑張ってください!

194 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/10(火) 00:30
今回は前の話とは別の場面でおこる話です。

第15話
[敵討ち]
一日目(コラッタときわたりした日)、昼間

海上をすさまじい勢いでホウエンへ向かうポケモンがいた。セレビィである。風を切り、雲を突き抜けて行く。やがてホウエン本土へが見えてきた。
と、そこへセレビィに向け攻撃が飛んできた。
「だいもんじ」
「ふぶき」
「かみなり」
雷、氷、炎の三タイプそれぞれの最強技が、渦を巻きセレビィに迫る。が、セレビィは「まるくなる」で防御力を上げ、その一瞬で光を蓄え、「ソーラービーム」でそれらの攻撃をすべて打ち払う。三つの攻撃は空中で跡形もなくかき消される。そしてセレビィは無言で上空を見る。そこには、カントーの伝説のポケモン、「ファイヤー」、「サンダー」、「フリーザー」の姿がある。それぞれが、セレビィに話しかける。
ファ「あなたはまた…この時代に厄介なものを送ってくれた。」
サン「ホウエンに何の用です?」
フリ「超古代ポケモンを再び呼び起こすつもりですか?」
それぞれが威厳ある顔つきでセレビィに言う。セレビィは表情を崩さぬまま話す。
「厄介なもの?…コラッタはこの時代に修行に来ています。自分を強くするために…」
ファ「最終的には【彼の親の敵討ちをさせるため】ですか?」
ファイヤーの言葉に、セレビィはビクっとする。
ファ「森…いや、この世界の自然全体の守り神であるあなたが、わざわざ【ウバメの森の、あのコラッタを選んだ】のには訳があるはずですね?彼の親の敵を討たせ…
「やめなさい!」
セレビィはファイヤーに向け「めざめるパワー」を使う。ファイヤーはヒュッと簡単によけ、再び話し出す。
ファ「あなたは彼の父親に…神が本来持ってはいけない感情を生んでしまった…。」
フリ「こっそり会っていたことも、」
サン「彼にカイオーガ、グラードンと戦わせたこともすべて知っています。」
セレビィは動揺を隠せず、汗が出てきた。だが、すぐに言い返す。
「あれは…私のミスです。彼に…コラッタに罪償いをさせる気はありません…!」
その言葉を聞き、三匹は声を荒げる。
ファ「あなたが彼の父をここに連れてきたことがミスだというのなら!」
サン「あなたは今回二度目のミスを犯した!」
フリ「一度目のミスであなたは【彼の父を殺してるんだ】!彼をカイオーガ、グラードンと戦わせれば結果はまた同じです!」
セレビィは完全に言い返せなくなった。ただ俯くことしかできない。
そして脳裏には、あの時の残酷な記憶が蘇りつつあった。

続く。

今はまだなにもわからなくていいです。ちょっとずつ色々と明らかになります。

195 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 00:43
>>195
伏線・・・・・・・・・いや、すばらしいです!

私も結構、伏線を張っているんですが・・・・・難しいです・・・。
多分、あまり気づかれていないような気がして・・・・・・・

まあ、私のことはさておいて、黒親猫さん、ファイトです!


196 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 17:48
今きづいた……
上の>>195ってのは>>194の間違いです。

197 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/10(火) 20:01
新庄みらの死ね。このぶりっ子がぁ!!!!っつか
キモイ。。

198 名前:マスター 投稿日:2007/07/10(火) 20:04
まとめウィキでのバックアップの仕方ってどうやってするのですか?教えてください。

199 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/10(火) 20:05
B
A
BB
A
B
AB
ABAB


200 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 20:24
>>198
バックアップというのは、データを別の安全な場所に保管しておくということです。
ですから、トップページの「バックアップは取れや」というのは
荒らしが来て文章が改変されたり消されたりするといけないので、
ご自分のPC等に文章を保存しておけばいい、ということだと思います。

201 名前:マスター 投稿日:2007/07/10(火) 21:43
作品別タイトルに投稿したいのですがどうすればいいのですか?

202 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 21:56
>>201
それは、既に作者別リストに入っているものですか?

203 名前:マスター 投稿日:2007/07/10(火) 22:19
いえ、ちがいます。更新暦に入っているやつです。「ブースターの初体験」です。

204 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 22:33
よろしかったら私がUPしときましょうか?
微エロorエロ中心どちらでしょう?あの作品。

205 名前:三月兎 投稿日:2007/07/10(火) 23:26
すみません。
長い台詞がぽんぽん思い浮かんでしまって、エロまで行ってません・・・・・・・。

次こそは、必ず。


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chapter.26 ―過去と未来―


――え?
僕は慌てて彼女から身を離した。
エネコロロが、怪訝な表情を浮かべる。
「どうしたの?私のこと、嫌い?」
「き、嫌いだなんて……とんでもない。
 でも…君とは今日会ったばかりで……」
「時間の問題じゃないわ。
私、あなたが心の中を打ち明けてくれて嬉しい。
あなたのことを聞いて……ね。
 これって性欲じゃなくて恋?
 エーフィのこと、本気で好きになっちゃったみたい」
正面切ってそんな事を言われると、聞いているこっちまで恥ずかしくなる。
――でも、今の僕の気持ちも伝えたい。
「君には、僕の弱い所も、苦悩も、葛藤も・・・・全部知られてしまった。
 あんな事を他人に話したのは初めてだ・・・・・・・。
 でも、不思議と嫌な気持ちはしない。君には、知られてもいい。
 変だよね。今日会ったばかりなのに。今、一番僕の事を知ってるのは、間違いなく君だ。
 ・・・・僕にも・・・・・・・・君が、必要だ」
それを聞いたエネコロロは、満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ、問題ないね。しよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ。それとこれとは話が……」
「――違うって?
 違わないよ。あなたには私が必要。
 私さっき言ったよね?慰めてあげるって。
 辛いこと、苦しいこと・・・・・私が、全部受け止めてあげる。だから・・・・・・」
「で、でも」
「大丈夫。ニューラとご主人様ならしばらく戻ってこないわ」
「そ・・・・そうじゃなくて・・・・・」

もちろん、その欲望があるってことは否定できない。
エロい事ばかりが頭をよぎって仕方ない時もある。
正直、このまま彼女と――
――ダメだ。何というか、こんな形じゃあ・・・・・・・・一匹の雄として格好悪すぎる。

それに、ただの現実逃避なんじゃないのか?
「あ、憂鬱そうな顔」
「や、その・・・・・」
「現実から逃げるだけなんじゃないかとか、そんなことを考えてたんでしょ」
「ど・・・どうしてわかるの・・・・・・?」
「わかるわ。あなたのことなら、全部。
 あ、でも全部じゃないか・・・・・
 これから、だね。全部わかるのは」
そこで彼女は含み笑いを漏らした後、すぐに真剣な顔つきになった。
「とにかく!
 時には、逃げることも大事なの。
 今がその時。わかる?
 エーフィは、何でも真面目に考えすぎよ。
 私みたいに、目の前だけを見て生きていた方が楽よ?
 過ぎ去った過去のこと、どうなるか分からない未来のことなんて、考えても仕方ないよ」
「考えても仕方ない・・・・・・・・?」
少し気持ちが楽になった。
そうだ。一番大事なのは、今。過去や未来じゃない。
「――そう・・・・かもしれないね」
「わかればよろしい。あと、ね――」
彼女が妖しい笑みを浮かべた。
「人間の世界に、“据え膳食わぬは男の恥”って諺があるのを知ってる?」
「え・・・・どういう意味?」
「今、あなたがやってること」
「僕が?」
「言い寄ってくる女の子を受け容れないのは、男の恥だってことよ」

――僕は、間違っていたのか?こんな形はダメだって思ってたけど。

次の言葉を吐き出すのには、随分と長い時間がかかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・わ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかったよ。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいよ。やろう」

僕は、今度は自分から、エネコロロを抱き寄せた。

------------------------------------------------------------------------------------


ここの台詞、ベタになってなかったらいいのですが・・・・


206 名前:三月兎 投稿日:2007/07/11(水) 01:14
>>203
作品タイトル別リスト:エロ中心
にUPしときましたよ。

207 名前:へたれ 投稿日:2007/07/11(水) 02:36
最近レベル高い小説が増えて来た。
皆さん凄過ぎ!!

208 名前:マスター 投稿日:2007/07/11(水) 07:40
三月兎さんありがとうございます。できればほかの作品もアップしておいてください。

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/11(水) 16:01
自分でやってしまうよりもやり方を教えてあげた方が良いと思う。

210 名前:ゆか 投稿日:2007/07/11(水) 16:20
大変大変!大ニュースだよ!
一週間くらい前に友達と渋谷に行ったんだけど、なんと亀梨くnを見かけましたぁ!私は大×100000000000ファンだったんで、写メめっちゃ大量に取ってました。
でね、亀梨くnが勢いよく走ってたんで、それに追いかけて私と友達も走ってたんです。そしたら、暗い路地の方入ってたんで、どこ行くんだろう・・・と思ってたんです。
そしたら亀梨くnは携帯をとりだして「着いたから早く来いよ!」と言い携帯を閉じました。
すると数秒後、違う方向から綺麗な女性が出てきました。誰でも憧れるような長くてサラサラな髪でした。背も高くて、きっとモデルさんじゃないかと思います。

そしたら、二人とも何もしゃべらずに周りをキョロキョロして、人がいないことを確認し、亀梨くnが女性のスカートに手を入れたんです!!
私はその瞬間から携帯でムービーを撮りました。
二人は一言も声を出さずにやっていました。
いつの間に亀梨くnはズボンとパンツを脱いでいて、私は亀梨くnのアソコを見てしまいました。
しかも女の人はほぼ全裸でした。二人のアソコはヌメヌメで、しかも女の人は全身ベトベトでした。
20分くらい経って、二人は洋服を着て、何も無かったかのように無言で分かれていきました。
すっごく驚きました。


そのムービーをみなさんにも特別に見せようと思います。けど、それなりの価値があると思うので、このレスをコピって7つの板に貼ってください。
すると不思議なことにココ↓
[                               ]
にアドレスが出てくるんです。
ですが一部のパソコンでは9つ貼らないと出てきません。
よくこんなレスがあって、私はいつも試すんですが、できません。
だけど、このレスは本当に成功するんですよ。
私の友達13人中12人ができました。

ただ一つ言いますが、このムービーはすごく過激です。亀梨くnのアソコもくっきり丸見えです。

そういうのを覚悟して見てください。

以上報告でした。

211 名前:三月兎 投稿日:2007/07/11(水) 17:00
>>209
先のことを考えるとそうなんですけどね。
人に説明するのは難しいんですよ。

>>208
やり方は、左のメニューの下の“Wikiの使い方”に載ってますよ。
それを見ても分からないことがあれば、お教えします。
ただ、私はさほど詳しくはないのでお力になれないこともあるかと思いますが・・・・

212 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/11(水) 21:10
―10―

「イア……よかったわ。もう十分よ」
 フィズから声が掛かり、ようやく僕は舌を離した。ねっとりとした愛液が糸を引く。
止められなければこのままずっと舐め続けていたかもしれない。この行為はフィズだけでなく、僕自身にも心地よさを与えてくれていたのだ。
「そろそろね……。イア、それをここに入れるのよ」
 フィズがは僕の肉棒を、そして彼女の割れ目を指さす。僕のモノは自分でも痛いくらいに張りつめている。
本当にこんな場所に入れてしまって大丈夫なんだろうか。フィズは痛くないんだろうか。
初めてに対する不安はまだあったけど、ここまで来たなら後には引かない。
僕はフィズの上に覆いかぶさる。さっきとは逆の体勢だ。僕と目が合ったフィズは優しく微笑んだ。
「大丈夫。あなたならできるわ」
「う、うん。分かった」
 へっぴり腰だったかもしれないが、僕はゆっくりと腰を前に突き出した。
肉棒の先端がフィズの割れ目と対面する。舌の感触とはまた別の快感が僕を襲う。
体の奥が熱い。熱は徐々に肉棒の先へと移動しているような感じがする。
「何か出そうな感じがする?」
「ちょ、ちょっとだけだよ。まだ大丈夫。い、行くよ、フィズ」
 ここで果ててしまっては雄として情けない。虚勢の勢いに任せて、僕はさらに腰を突き出す。
ズブリ、と水音の混じった音をたて、僕のモノはフィズの中に突入した。
「うああっ!」
「ああっ……!」
 舌とは比べものにならないぐらいの衝撃に、僕らはお互いに喘ぎを洩らす。
フィズの割れ目は締まりが良く、僕の肉棒をギチギチと容赦なく締め付ける。
まるで煮えたぎるマグマの中にいるようだった。それとともに、僕の中の熱はどんどん加速していく。
まだ半分にも達していないというのに、ここで気を抜けば、もう出してしまいそうだ。
伝聞による知識しかない僕だけど、まだ早いということは何となくだが分かった。
分かってはいても、これ以上この体制で耐えられる自信は僕にはない。
だが、少しでも刺激が伝われば、一気に崩壊してしまいそうな勢いだ。
「い、イア、もっと奥に来られる……?」
 僕に問いかけるフィズの表情も、どこか苦しげだ。
無理もない。こんな小さな隙間を無理やり広げて、棒をねじ込んでいるのだから。
「ふぃ、フィズ、も、もう限界だっ……!」
 ここで果てるわけにはいかない。僕に意地なんてものがあったのかどうかは分からない。
でもその時僕は、怖れや躊躇いをすべて取り払って、渾身の勢いでフィズを突いていたのだ。

213 名前:三月兎 投稿日:2007/07/11(水) 21:17
今、BOOSTのchapter.27を書いているのですが・・・・・・・・
時間をかけているわりに、あまり進んでません。
今までの5分の1ペース・・・・ぐらいでしょうか。

文章力を維持したままエロに入るのは至難の技だ・・・・・・・

カゲフミさんや28×1さんの凄さを改めて実感。
勿論、他の皆さんもノーマル→エロの部分がスムーズにいけてて凄いです。


もうしばらくお待ちを。

214 名前:RUZEIV 投稿日:2007/07/11(水) 22:02
ヒカリのブイゼル(♂)がタケシのグレッグル(♂)に犯されちゃう小説お願いします。


215 名前:三月兎 投稿日:2007/07/11(水) 22:25
>>214
アニメですか?
私は全く観ていないので知りませんが・・・・・・・
と、言う前に、そこまで条件を限定するなら、ご自分で書くべきです。

216 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/12(木) 00:11
どうも久々に書きたいと思います
前のは>>19desu
今回はこれからエロ中心となりますので
ちょっと急展開
PCがぶっ壊れて再インスト寸前の状態に・・・
だれか改善方法を・・・・
1/3の確立でブルースクリーンが・・・

____________________________________

ビービー
またしても警告音
したっぱ「たいへんだ実験機Ωが逃げ出したぞ」
そしてニューラたちを置いて立ち去っていった
「おい今のうちに逃げるぞ」
「あ、はい」
そう言ってそそくさと逃げ出した
基地の外は森だったので身を隠すにはちょうどよい
「そういやお前どうしてやつらに捕まったんだ?」
「・・・売られたんです」
「売られた?」
「はい、トレーナーが私は弱いからって金で私を・・」
「やはり人間は災厄なやつばかりだな、俺はあの団員たちにボールで捕まり、強制的に特訓される毎日だった」
「とりあえずこの森はどうやったら抜けられるんですか?」
その言葉で二人はだまりこんだ
しかしニューラは道はわからなかったが、あえて
「あぁもちろん知ってるさ」
と答えたそしてニューラはがむしゃらに進み小さな小屋を見つけた
「ここで休憩していこう」
いかにもしってるそぶりだったのでチコリータはすっかり安心して
「そうします、それにしてもこのへんの地形にくわしんですね」
「まぁな、あとどうでもいいけどその敬語やめてくれ」
「そんなこと言われても・・・」
「まあいいさっさと小屋に入ろうぜ」
そういって二人は小屋の中に入った
中は以外と快適でベットもあった
「疲れてるんだろさっさと寝て濃いよ」
そういわれるとチコリータはだまって布団に飛び込んだ
そしてすぐ眠りについた
チコリータは仰向けになって寝ているためどうしてもあそこが見えてしまう
ニューラは団員たちに性について聞かされたことがあるのでよくわかる
「もうがまんできねぇ」
そしてニューラはチコリータの足の間にそっとふれた
ピクッ
少し体はうごいがまだ目覚めてないようだ
そしてニューラはもう一度手を伸ばす
こんどはすこしこすって見た
「ひゃん」
その声に驚きニューラは急いでドアのあたりに戻る
「ニューラさんなにかしました?」
「いや俺はなにもしてないけど」
「すいません変な感じがしたもので」
その言葉になぜか興奮してしまった

217 名前:三月兎 投稿日:2007/07/12(木) 00:26
>>216
追われる身となった二人・・・・・・
また、二人の関係はどう進展するのか。
楽しみですね。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/12(木) 22:17
>>216
GJ!!!

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/13(金) 00:00
a

220 名前:28×1 投稿日:2007/07/13(金) 00:02
「月下翡翠」が進まないからって・・・
ポケモン小説スレで別ストーリー5話も進めてんじゃねぇ!ドアホ!>自分
と、いうわけで「月下翡翠」のネタに詰まったので、「ポケモン小説」の方で「黎明の水玉」を投稿してます。
見事、華麗なるネタ詰まりがおきております、月下翡翠。
仕方が無いので、――「黎明の水玉」のサイドストーリーというか、同時進行を書こうかと。
ストーリーとしては全く別々なんですが、リンクしあってる物語。もちろん別々に読んでも、対応させて読んでもOK!
・・・同じことを過去に蛇者さんがやってましたな。
あちら(黎明の水玉)はエロなし、単体ストーリーとして進め、同時にエロ入りのサイドストーリーをこちらに投稿させていただこうかと思うのですが。
「月下翡翠」の方はネタ詰まり解消次第投稿させていただきたく。
題名は――「黎明の水玉 -Water gem at dawn-」に対応させ、SideStory・・・「朱珠の日没 -Sunset of crimson gem-」。
取り敢えず皆様の意見を聞こうかと。

221 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/13(金) 00:15
>>220
私としては構いませんよ。
ネタに詰まるってのは誰にもあることですし、新しい話を書くのは気分転換にもなりますしね。
というか、あなたのエロがみられるなら(ry

でもまあ未完結の作品が並ぶのはちょっと問題かなと思うので、
サイドストーリーを書きつつ、月下翡翠も完結させる方向でどうでしょうか。

222 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/13(金) 00:17
>>220
私としては構いませんよ。
ネタに詰まるってのは誰にもあることですし、新しい話を書くのは気分転換にもなりますしね。
というか、あなたのエロがみられるなら(ry

でもまあ未完結の作品が並ぶのはちょっと問題かなと思うので、
サイドストーリーを書きつつ、月下翡翠も完結させる方向でどうでしょうか。

223 名前:三月兎 投稿日:2007/07/13(金) 00:21
>>220
実は私も、同じ事を考えていました。
あっちの非エロ小説のサイドストーリー的なものを、こっちで書こうかなーと。
と、いうわけで、大賛成です。

224 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/13(金) 00:24
連投すみません。

225 名前:28×1 投稿日:2007/07/13(金) 01:02
Wiki更新してきますた〜。
主人公別リストを作成しました。
オカゲで痛い目にあいました。
目が、痛いです(ぉ
主人公が種別別にリストになってるんだぜ!
・・・人リストの方は・・・できてません・・・

知らない人いないだろな、とはいえ念のためにWikiを張っておきます。
http://www34.atwiki.jp/pokemon-erostory/
まぁ初めて来た人たちのために・・・ね。

>>221-223
とりあえずOk意見ですね。

226 名前:三月兎 投稿日:2007/07/13(金) 01:13
>>225
すばらしいです。
ありがとうございます。
そのうち、♂♀分けた方がいいかも。

227 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/13(金) 18:19
そいや蛇者さんなかなか帰ってきませんねぇ・・・
むこうの小説スレでも書きたいがネタないし、時間ないし
こっちの方の小説もうまくかけないです

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/13(金) 18:50
書きかけの人のどうするの?
中途半端で止まってて確かに気にはなるんだが…

229 名前:三月兎 投稿日:2007/07/13(金) 20:34
>>228
その人のペースがありますし、仕事などで忙しい人もいますからね。

過去、誰かに言われたことですが・・・・(覚えていなくてすみません)
「自分のペース命!」だそうです。


230 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/13(金) 20:36
―11―

 ぬぷり、という音と共に僕の肉棒は根元までフィズの中に入り込んだ。
「うああああっ!」
「あああっ!」
 僕らは同時に悲鳴を上げる。強い衝撃が敏感な部分を通じて伝わって来た。
もう抑えていられなかった。力を抜いた瞬間、堰を切ったように熱いものがあふれ出る。
僕は自分の精を勢いよく彼女の中に放っていた。
留まるところを知らないそれは、僕らの体の外まで流れ出ていたのだ。
「はあ……はあ……い、イア。大丈夫?」
 多分大丈夫じゃない。答えようとしたけれど、声にならなかった。
精を放った瞬間、肉棒を通じて伝わってきた強烈な快感に僕の意識は蝕まれていた。
辛うじてフィズの声は聞こえるけど、どんな表情をしているのか分からない。
僕のことを心配してくれているのに、何の返事もできないなんて情けないなあ。

 このままだとフィズの上に倒れてしまいそうだ。
入れたまま気を失うのはさすがにまずい、というかそれは僕が嫌だ。
ふらつく足に鞭を打ち、どうにか体を支える。
差し込んだ肉棒を引き抜いてそのまま歩く力は残っていそうにない。
幸いフィズの左右にはスペースがある。
今の体勢からならば、横側にごろりと仰向けになるぐらいならできるかもしれない。
「イア……?」
 今僕がどんな顔なのか分からないけど、きっとひどい顔だ。
こんな表情をこれ以上フィズに見せたくない。その意味も込めて。
僕は最後の力を振り絞って、フィズの右側へ向けて体を動かした。
 再び肉棒がフィズの肉壁に撫でられる。今の僕には追い討ちを掛ける一撃だ。
ずるり、と音がしてフィズの割れ目と、僕の肉棒は分離する。行き場を失った愛液が小屋の床を湿らせた。

――――――――――――――――――――――――――――――
エロシーンはいろいろな意味で疲れますね(^_^;)

231 名前:三月兎 投稿日:2007/07/13(金) 20:43
>>230
GJです!

――って何だ?
と思っていたら、今更Good job!の略だと気づく・・・。
もしかして違う・・・・・かも(こんなことも知らなくてすいません)


232 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/13(金) 20:52
どうもみなさん、お久しぶりです。
以前にキモリの小説を書いていました、ぽぽです。
いやぁ〜、続かなくなったなぁ……。
いっそのことまた新しく始めようかな………。
と悩んでいます。
書くべきか、書かぬべきか……それが問題だ。(何)
一応新しいのはキモリがまた出てくるのですが、今度は教師×生徒でいこうかな?っと考えております。
…あぁ……どうしたらよいのやら…;;

233 名前:333◆TePd6LKM 投稿日:2007/07/13(金) 21:04
すいません、仕事乗ってきたから新作かけないと思います

234 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/13(金) 21:05
つかさぁ?ッ津かさぁささささささささささ笹sぁぁぁぁl〜〜〜〜〜?????????
死ねばいいのに。みーこ。

235 名前:死ねばいいのに 投稿日:2007/07/13(金) 22:28
死ねばいいのに

236 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/14(土) 07:41
おまえがな。

237 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 09:57
復旧したんでしょうか?

238 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/14(土) 10:03
復旧・・・したのか?!

239 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 10:03
長くなると“名前がありません”ってエラーが・・・

240 名前:28×1 投稿日:2007/07/14(土) 10:07
あちゃー・・・。二行以上はムリのようです。プロローグうpしようとしたのにムリのようですね

241 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 10:10
カギ括弧が入るのもダメなようです。

242 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 10:16
何故だっ!?こうなったら小説を一行ずつ・・・・・・・・・不可能ですね。

243 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/14(土) 10:59
とりあえずプロローグをうpしてみる。――エラーでそう。
尚、今回は冒頭の英文が長め。@niftyで翻訳するのだ!
では、どぞ。
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----――――Story always does not stop time.
    story-0,=birth of the tale which already started...
            prologue――――----

この物語の黎明を物語るのか。幻想の如く、黒雲の暗幕が開きつつあった。
雲の陰陽が溶けては混ざり合い、混ざり合っては個々に別れ、それを嘲笑うかのように月光が貫く。青白い妖光が全てを冷澄に壊すが如く照らしつけていた。
その光に照らされ、自らをも光を揺れ、常に形を止めぬ――絶海は全てを飲み込むかのように青黒い。
全てが幻影の様だった。霞さえかからぬこの世界は、光さえ受け入れぬ。紺青の海が全てを揺るがし、歪ませ、歪曲させる。一時でさえそれは止まることなく、今も尚廻り続ける時間の中で、ただ世界を映し続けている。
もう何度と無く見続けたそれを、もう一度見渡したその紅玉の瞳は、躊躇無く滄海に身を投げた。弧を描いたそれは、沈む前に目を見開く。
この世界の殆どを占める海は、途方も無く醜く、途方も無く美しい。唸る様な飛沫の音は、壮大な世界の下では何の躊躇も無く淘汰されてゆく。
上界の空気を吸い上げ、四肢は蒼い水をあおぐ。それさえ全て受け入れられ、拒むが如く波に敲き付けられる。
巧妙に作られた世界の上では全ては弱肉強食で成り立つ。弱いものは全て淘汰される。
その中で息苦しく生きようと足掻いた末に、この世界はどこまでも憎むのか。
生きることをあきらめたように、滄海に身を抱かれる。全てを多い尽くすように海は受け入れ、そしてそれを貶めようとする。
「それ」は海を憎み、そのまま空を見上げる。
月光は今尚差し込み、星星は弱すぎる光を瞬かせ、それさえも届かぬことを知りながら、狂おしいながらに身を輝かせる。
記憶は当て所なく巡り続ける。そしてそれは、知らぬことさえ映し出す。
嵐。黒雲。地割れ。洪水。溶岩。稲妻。群青。光条。深紅。津波。
その記憶は、嘗て全てを破壊しつくし、混沌と繁栄を齎した――それを再現している。
そして、?がった記憶は、「それ」の瞼に微かな、そして確かな存在を映し出す。
幻の世界で、唯一信じることのできる物。
――大地を創る溶岩の色と同じ、真紅の朱珠。
幻の世界で、唯一信じなければならない物。
「それ」は刹那、自らを光らせ、輝かせる。透明に色をつけたような、果てしなく白い光。悟りを物語るが如く、溶けた光は姿を変える。
裏返すように光は伸びてゆく。長く、長く――記憶の彼方、思い出せる姿。
飛翔。光は色を変え、大地に飛び行く。
沈みつつある月は、同時に黎明を表していた。
物語の――黎明を。
既に始まり、刻を定めぬ、物語を。

       朱珠の日没 -Sunset of crimson gem-
                by 28×1

幻は現実へと姿を変え、その幕を開いた。
――嗚呼、自然さえ只誰かに創造して貰わねば在り得ぬ物だというに。

244 名前:28×1 投稿日:2007/07/14(土) 11:00
な・・・なんだと?!エラーでなかっただとぅ?!
つ、ついに復旧か!よかった!よかったな!(涙

245 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 11:08
!!!
復旧・・・・・・!!!!!

――遂に、第27話が完成。
物凄く疲れました・・・・・・・(色んな意味で)

27話目にして、ようやくエロ満載の話に(このスレでは最遅記録・・・・)

straight過ぎる単語(放送コードに引っかかりそうな)を使わずに書くという無謀な挑戦。
私の語彙力の無さ故に、意味不明な表現が多くなってしまいましたが・・・・・・
お許し下さい。

では、どうぞ。

-------------------------------------------------------------------------------
chapter.27  ―灼熱の甲夜―


「ゎ……ひぁっ……」
思わず声が漏れてしまった。
エネコロロが僕の股間に舌を這わせているのだ。
「かぁわいい。いい声。私もドキドキしてくるわぁ」
今までに感じたことの無い感覚だった。
その感覚に、全てを奪われそうになる。何も考えられなくなる。
僕は、ただただその快感に酔っていた。

でも――感じたことない・・・・?本当にそうか?

不意に、エネコロロがその動作をやめた。

「ぁ・・・・・・ふぇ?」
「ふふ。気持ちよかった?
 ――意外と小さいわね・・・・・・」 
「・・・・ほっといてよ」
「でも、こっちも可愛くていいじゃない・・・
 ――ところであなた、“はじめて”でしょ?」
「や、・・・・・・・それは・・・・・・多分・・・・・・・違うと、思う」
「うそ?あなたの戸惑いようを見てたら、そうだと思ったんだけど・・・・・
 ていうか、多分ってどういうことよ?」
「過去・・・・・はっきりした記憶は残ってないけど・・・・・
 何度も・・・・経験した・・気がする」
「そっか・・・・・エーフィは昔の記憶が無いんだもんね。
 でも、いいじゃない?これが初めてってことで。
 どんな相手だったかも覚えてないんでしょ?」
「相手・・・・・・・・?
 上手く言い表せないけど・・・・・・何か、違うんだ・・・・・
 あまりいい思い出とは言えないような・・・・・暗い、記憶」
「・・・・・ま、昔のことはこの際、どっちでもいい。
 私のことは、忘れられなくしてあげるよ?いい思い出としてね。
 さあ、次は・・・・・私を・・・・・・狂わせて」
彼女は仰向けになって、前肢を開いた。
鍛え上げられた彼女の身体は、無駄な脂肪がまるでなく、しかも出るところは大きく膨らんでいて、
縮れ一つない美しい毛並みが、その全身を覆っている。これに見惚れない雄はいないだろう。

246 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 11:08
「触って・・・・・」
情感を擽(くすぐ)る、蠱惑的な声。
頬を薄赤く染めてそう言った彼女には、例えようもないくらいの魅力があった。
僕は、横から覆いかぶさるようにして、前足でその豊満な乳房に触れる。
「柔らかい・・・・・・」

二度三度、押しているうちに、その先端が固くなってきた。
「今度は・・・・・舐めて」


「・・こう、かな?」
僕は自分から見て奥にある方のそれに、口を近づけた。手前の方は僕の首の下に当たっていて、
その何とも言えない柔らかさが心地よい。
そして、先端を軽く銜えて、彼女が僕にやったように・・・・・。
「・・・・・あ・・・・・・ふ・・・・ぃ・・・・・いぃよぉ・・・・・・」

彼女の喘ぐ声とその表情に、先程の肉体的な快感とはまた違った情感が、僕の中に沸き起こる。
彼女がさっき言っていた“ドキドキ”ってのは、このことなんだろう。
しばらく続けていると、彼女がまた次の要求を出してきた。
      、、、 
「・・・・・・・・・下の方も・・・・・・・して・・・」

う。それには少し抵抗が・・・・・・・
――そうだ、これじゃダメかな?

僕は体勢はそのままに、二又の尻尾を伸ばす。
尾の先で触れると、そこは粘ついた液体で濡れていた。

「あ・・・・・その方が・・・いいわ・・・・・・・・両方・・・・」
    、 、
尻尾を下に、舌を上に、同時に這わせる。

「っあぁっ・・・・エーフィ・・・・いい・・・・・・・はぁっ・・・」
彼女の喘ぎは、その激しさを増していく。
「ひゃあぁっ!・・・・・・はっ・・・ちょっと待ってっ・・・・やぁ・・・・まだ・・・・・・・
 ふ・・・ぅ・・ぁあっ!・・エーフィっ・・・・・・エーf_*‘!”$*{=’)O)('&%$%')?>"#$%&'(0:”
 %”’&>ゃぁあっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「わっ・・・」
“下”の方から、それまで徐々に染み出していただけだったものが、いきなりその勢いを十倍以上
にして、大量に噴き出した。
僕は慌てて尻尾を離す。
「・・・・・はぁぁっ・・・・・・そんな・・・私の方が・・・・先に・・・・・」
「ま・・・・満足して、くれたの・・・・?」
「・・・・・・ふぅ・・・・・まだまだ・・・・本番は、これからよ・・・・・」

彼女はそう言って妖艶な微笑みを浮かべ、今度は後肢を開いた。

・・・やっぱり、初めてじゃない。見たことが・・・ある。
「さあ・・・・・・・・きて・・・・・」
「・・・・うん・・」
今度は横からでなく、下から近づく。
「い・・・・いくよ・・・」


またあの感覚が戻ってきた。
でも、最初のとは比べ物にならない。
彼女の中は、温かくて、きつくて、ぬるぬるしてて、狭くて、柔らかくて・・・・すごく気持ちがいい。


247 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 11:08
「・・・・・ひぅ・・・・・・ゎあぁっ・・・・・・」
「可愛い声・・・・・ぁあ・・・・・いい・・・・・・・」


僕の身体の中の何かが、叫び声を上げる。
身体を燃やして、マグマが突き上げてくるように・・・・

気がつけば、自分の意思で制御できない程に激しく、僕は彼女の中で動いていた。

「・・・・きょ、今日はダメ・・・・・外で・・・・・」

その言葉に、僕は僅かに残る理性の欠片を拾い集め、腰を引く。

「胸で・・・・・して・・・・」

言うが早いか、エネコロロは前足で僕を思い切り引き寄せた。
彼女の柔らかいその場所に触れた瞬間、
電気ショックを浴びたかの如く、快感が僕の全身を走った。

「・・・・・ひぁあっ・・・ふ・・・・・ぁあっ!」

その後は、瞬殺だった。
彼女が僕の身体を何度か胸に押しつけただけで、僕の中の全てが破裂した。
僕の見知った世界が、変わる。周囲の景色は、見えているのに見えなくなる。
音も聞こえない。匂いもわからない。――五感が、消失する。
その世界では、湧き上がるような快感が全てだった。
いや、快感の絶頂の中――彼女の温もりだけは、確かに感じていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




次に元の世界に戻った時、彼女の顔から胸の辺りにかけて、多量の乳白色の液体が濡らしていた。
僕は、ゆっくりと彼女の上から離れる。
全てを燃やし尽くした後の、疲労感。彼女の身体にそれをかけたことへの満足感と、少しの罪悪感。
その全てが、心地よかった。

でも次の瞬間、それだけじゃなくなった。
「あは・・・・・・エーフィの・・・・・こんなに・・・・・・」
彼女は恍惚とした表情で、顔についたそれを舐め取った。
「はぁぁ・・・・・・・いいわぁ・・・・・・・・・」
今度は自分で自分を抱きしめ、身体中にそれを広げようとする。
「ちょ、ちょっと!何を・・・・・・」
僕は顔を真っ赤にして叫んだ。
「・・・・いいじゃなぁい。・・・・・・・私の、勝手でしょぉ?」
「そ、そんなことされると・・・・・・・・こっちまで、物凄く恥ずかしくなるっていうかっ・・・
 その・・・君ってもしかしてマz―――」
「ふい〜っ!きっつう〜っ。やっぱマンツーマンはハードや・・・・」
究極に凄まじく異常なまでに有り得ないぐらい場違いな声が、テントの外から聞こえてきた。

「エネコロロー!話は終わったんか?入るで〜?」
「だ、だめぇっ!まだっ!まだだからっ!」
入り口に見えた鋭い爪が、引っ込んだ。
「を?悪い悪い。入るとこやったわ。
 でも、そんな必死にならんでもええやん?
 まあええわ、とにかく早(は)よしてや?」

――やばい。どうしよぉ・・・・・・・・・・・・・。
僕とエネコロロは、互いに焦りを隠しきれない。

出来る限り声量を落として、僕は叫んだ。
「(何でこんなに早いんだよ!しばらく戻ってこないって言ってたじゃないか!)」
「(し、知らないわよ!いつもは特訓っていったら2時間ぐらいは・・・・・・)」
「(いつもはって!早い時もあるかもしれないだろ!今日みたいに――)」
「(ごめんなさい・・。それより今は、そんなこと言ってる場合じゃないわ。何とかしないと・・・・)」
「おーい、まだか〜?」
「(何とかって・・・・・どうするんだよ!)」
「(待って!今考えてるんだから・・・・・・・)」
「遅いなあ。何かやらしいことやっとんのとちゃうか?」
明らかに冗談だとわかる声だったが、その時の僕達には図星を突かれたように感じられた。
――まあ、実際そうだけどさ・・・・・
「ち、ちちちちちちち違うって!!!!」
「な、何もしてないわよ!!!!!」
僕と彼女が同時に叫ぶ。向こうにしてみれば、どう考えても不可解な反応だろう。
「じょ、冗談やって。何でそんな真剣やねんな。
 まさかホンマに・・・・・・・・」
「あーーーー!もぉーー!」
エネコロロがいきなり叫んで、物凄い勢いでテントから飛び出した。
衝撃音とともに、ニューラが倒される。
「うおっ!いきなりぶつかんなや!――って、何処行くねんな!」
僕が顔を出すと、エネコロロは茂みの向こうへと走り去る所だった。
想像の範疇を超えたこのシチュエーションに、変になってしまったらしい。
――なんて、冷静に分析している場合じゃない。僕も逃げたいよ・・・・。
「待ってよぉ!」
僕も、彼女が消えた方へと駆け出した。
「おい!お前もかい!
 なんやねんな、もう・・・・・・・
 を?なんか体についたやないか。
 エネコロロがぶつかった時か?
 何やこれ・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか、な」

-----------------------------------------------------------------------------------------

248 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 11:14
こんなシーンにまで伏線を張るってどうなんでしょう・・・・・
エーフィの過去の“体験”は、そのうち書きます。



249 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 11:29
>>243
28×1さんの文章の前では、私の文章のなんたる拙劣なことか・・・・・・・・・

文章力がないので、わざと崩した文体で書いているんですが、
真剣にやっても28×1さんには遠く及びません・・・・・・・・・

250 名前:メイ 投稿日:2007/07/14(土) 13:35
はじめまして、メイと申します。
皆さんの小説を読んで、私感動しました!
一人一人感想を書きたいのですが・・・いかんせん私頭が悪いので(笑)それぞれの方の全ストーリーを把握できていない状況です・・・。
でも本当にここは良いところだと思います。荒らし(っていうんですか?なにせ私アナログ人間なもので)も少ないようですし*

凄く触発されて、私も一つ書いてみたくなりました。シャワーズ姫様のお話なんですが、イーブイ系など、皆様の小説に出ていらっしゃるポケモンも数多く出てきそうなので、一つ了承を得てから執筆したいと思うんですが・・・

どうでしょうか??


251 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/14(土) 13:47
おいらはおkどころか大歓迎なんだぜ
ただし叩かれることもあるんでエロだけは注意してな

252 名前:28×1 投稿日:2007/07/14(土) 13:48
お・・・俺はこんな名前じゃない!(泣

253 名前:小説仙人 投稿日:2007/07/14(土) 13:56
小説っていいよね

254 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 14:00
>>250
大歓迎です!人気のポケモンがかぶるのは仕方ないかと。
あと、戦闘入れるならグロも注意です!(私みたいに叩かれる)

>全ストーリーを把握できていない
↓まとめWiki知ってますか?(知ってたらすいません)
http://www34.atwiki.jp/pokemon-erostory/pages/1.html

255 名前:28×1 投稿日:2007/07/14(土) 14:17
そんななかで間髪いれず第一話なんだぜ!
「朱珠の日没」は視点が大変です。なんといっても展開隠しがさ・・・。
伏線張るのが大変なんださ・・・。
「朱珠の日没」の読み方は「しゅしゅのにちぼつ」です。
いや、「黎明の水玉」が「れいめいのみずたま」じゃないもんでさ・・・。
-----------------------------------------------------------------
朱珠の日没 story-1.潮騒

朝は今尚遠い。水平線から溢れた光は仄かに上空を彩り続けていた。
暁の光は空を見事なグラデーションに塗り替えている。黄金色から群青色、果てには言い尽くせぬほどの黒。壮大な、且つ繊細な色の移り変わりは、時を経るにつれてパステルに近づいていく。
「・・・大丈夫ね」
その中、ただ静寂が支配した世界を、誰かがひとりごちた。清澄な声は響くことなく、また空気は張り詰める。
朝靄――霞の中、小高い丘の上。纏った白銀の体毛は微かな光を受けて今尚白く。
流れる如く靡く、銀毛は微かに光り輝き、それは陽光の故では無いと言うことを影はあらわにしていた。
どこか光り輝く、銀の体毛を体に背負う。四肢は未だ小さいが、健脚はそれを持って余るほどに大地を踏みしめ。
四本の足は駆け出す。走る後には光の軌跡を残し、躍動する足に揺さぶられて上下する尾は艶やかに。
イーブイ――人はそう呼ぶ。その逞しい生命力を抱く、そのポケモンを。
不安定な細胞は同時に全てを受け入れ、あらゆることをその身で受け止めて進化の可能性を広げてゆく。
本来なら栗毛の筈のその体毛は銀。それは潜在能力が限りない可能性の上で重なり、生みえた奇跡。「色違い」と、そう人に呼ばれては珍しがられ、乱獲は絶えない。
それでも尚、そのイーブイは生き続けている。そして――今も。

私は何時もこの時間に外に出る。そして、そこで何時も夜明けを眺めては、思いにふける。
嗚呼、あの時間。あの頃にいた幸せは、なぜにして奪われたのか。
思い出したくも無いが、思い出さずにはいられぬ。それは過去を奪い、未来の道を曲げた、記憶。忘れることのできない、行き続けていく記憶。
それを反芻しては落胆し、そして希望を求め、今日まで生きてきた。過去と現在は切り離すことはできぬ。それを信じて尚、私はこうして走り続けている。
小高い丘を下り続け、漸く砂の柔らかな、包むような感触が足に触れる。何度も触れたこれは、何時も抱擁するように、そして包容するように。
激しく動き続けていた足はすべて動きを止め、緩やかに、そして滑るように動き出した。潮の香りが、そして波の崩れる音が私に優しい。
しかし、私の瞳は海を捉えた。いつもより波を荒げ、落ち着かぬ海。それは、何を意味しているのか。
心の中になにか落ち着かぬものが生まれる。潮騒のようなざわめきが止まらない。私の中を冷たいものが貫き、滑り落ちる。
何が。なんだろうか。衝動に身を任せて、私は駆け出す。柔らかな砂は、舞い上がり、そしてまた地に落ちて。
波の音がひいては押し寄せ、その度に身を冷やす。しとどと生まれた汗は流れ落ち、感覚の全てがそれに注ぎ込まれる。
――海辺、誰かが倒れ臥している。
私は瞳にそれを捕らえた瞬間、大きく胸が響いたのを感じた。潮騒は大きくなり続ける。過去はそれに導かれるが如く、脳裏をかすめ、消えていく。
目にさめる様な、翠色。翡翠の如く青みの強い、しかし淡い色の四肢は、半分海に飲み込まれ、砂に埋もれかかっている。
考えるまもなく、そこに駆け寄っていた。潮騒の根源はそこにあるような、――そんな、予感。いや、予感どころではない。
紺青と紅蓮。その間、浅葱とも常磐とも言えぬ、緑――。
その四肢を銜え、私は渾身の力で海から引きずり上げる。
浸された砂は、ただ只管についてゆこうとするが、崩れては切なげに確実に軌跡を 残してゆく。
純白が現れ、その姿は現れた。完全に滄海から現れ切ったそれは、ただそこに臥している。
私は海を見つめた。「それ」が海から出た瞬間に、海は――騒ぐのをやめ、ただ正常な潮を演出している。
何が。「誰」なのか。海を暴走させていた、この者は。
静かに、日は昇りきった。私は――それを見つめることさえできなかった。

256 名前:28×1 投稿日:2007/07/14(土) 14:26
------------------------------------------------------------------------
俺は・・・俺はッ・・・!
イーブイ以外に思いつかなかったんだ!ちっちゃくて色違いが似合うポケモンがッ!

イーブイ色違い大好きです。銀色なんだもの
いや、性格には「灰色」なのですが、登場エフェクトでキラリと光る、あの感じが「銀色」なんだぜ!
しかし一歩誤って進化させるととんでもない色になるんだぜ
つttp://www.poke-mon.jp/pokemon/index.html
上こっからブイズの進化系統の色違いを確認して驚愕してみるのだ!

257 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 14:44
>>256
マジかよ・・・・・・ってのが正直な感想。
ブラッキーとサンダースの色違いは持っているので知っていましたが。

驚愕。
エーフィがあああああああ!!!!!??? 緑って!・・・・・・・そりゃないっすよ・・・・。

258 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/14(土) 14:53
生理ってもうなってる?

259 名前:メイ 投稿日:2007/07/14(土) 16:10
ありがとうございます!てかまとめたのなんてあったんですね・・・(知らなかった自分が恥ずかしい;;)
構想はしっかりしてませんし、更新も亀並みになるであろうと思われますが、温かく見守って下さると嬉しいです*

一通り家事が終わったらまた来ます。

260 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/14(土) 17:24
>>259
構想がしっかりしてない、といいますが・・・・・・・
大丈夫ですよ。私も同じですから・・・・
大まかなストーリーだけ決めて、細かい所はその場の思いつき。

(それで、エロ出すのが異常に遅くなったりとか・・・・・・)
大丈夫と人に言えた義理じゃなかった・・・・・かも。


261 名前:メイ 投稿日:2007/07/14(土) 18:52
家事終わりました!では書きこませていただきますね。あ、ソルダくんは17才です。ガイも姫様も。

=A false image=

いつの日か、父さまに聞いたことがあったの。『どうしてお空はこんなにひろいの?』って。そしたらね、父さまったら急にかなしそうな顔になって、私、おかしくなっちゃった。その顔のまま父さまは、『いいかい、シルヴィア。空はおまえが望むほどに広くなる。おまえが望んだ広さはそのまま、風となって、おまえの心に染み渡る。そうしたらおまえはもう、空と友達だ。時が来るまではそうやって生きていきなさい。私の声より、風の声を聞きなさい。わかったかい?』って、いったの。そのときはよくわからなかったんだけど、『うん!』って、うなずいっちゃった。だって父さまが、あまりにもかなしそうだったから。

――――それからほどなく父さまはかえらぬひととなり、私はシャワーズに進化したの。

1/幼なじみの
空は、今日も広い。抜けるような青空の下を、一匹のサンダース(名をソルダという)が走っていた。背中には大きな包みをくくりつけて、転びそうになりながらも、レンガ造りの街並みへと急いでいる。と、広場から声がかかった。
「ソルダーっ、サッカーやんねえ?今数が足りねえんだよーっ。」
みると、親友のガーディのガイ君だ。僕は衝動に駆られたが、これから「大事なこと」があるのだ。しかもあと10分で始まってしまう。僕はその衝動を抑えて、
「ごめーーんっ!これから僕、入隊式があるんだーっ!」
嬉しさが声に滲み出てしまったかもしれない。でもそんなことはどうでもいい。
「おーー?遂におまえ受かったのか?これで愛しのシルヴィアさまの所で働けるじゃねーか?ん?」
ガイ君はいつも僕をからかう。でも、憎めない、大事な友達さ!
「いいよなあ、シルヴィアさまと幼なじみなんてさ。これならすぐモノにできるんじゃん?」
「違うって・・。僕と姫様はそんな関係じゃ・・・っあ!いけない!あと2分しかない!じゃ、じゃーね!ガイ君!」
「ああ、行ってこーい!」
僕はガイ君とわかれて、早足でお城に向かった。ここは、リラナスの城下町。ここらの土地を支配している、立派なところさ!(詳しくは僕も知らないんだ・・・ごめんね;)僕はこの街のお城の姫様と幼なじみなんだけど・・・。別にガイ君の言ってたようなんじゃなくて、なんていうか・・・守りたい、んだ。だから、リラナス部隊の入隊試験に行ったんだけど、5年連続失敗。(あちゃー)姫様も、僕が入隊試験を受ける頃には「リラナスの名に恥じないお方に」なーんていって、お城にいることが多くて全然会えなくなっちゃったし、去年なんか、「もう姫様に忘れられちゃったかも・・・」って思って、試験受けるのやめようと思った位なんだから!(えっへん)
でも!6年目!遂にぎっりぎりで受かったんだあ〜!もう幸せで昨日の夜は寝付けなかったんだから!だから寝坊したんだと思うけど・・・。そうこう思ってる内に、ついたみたいだ。わあ、いつ見ても大きいよね、このお城は。あ、時間大丈夫なのかな。門開いてるし、平気だよね。

ソルダはお城のなかに消えていった。



262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/14(土) 19:02
>>261
メイさん、あなたの作風、気に入りました!
私はかなり好きです。こういうの。

続きに期待です!

263 名前:メイ 投稿日:2007/07/14(土) 19:18
感想ありがとうございます!それと、お知らせです。
今また構想を練っていたら、エロが出てきそうもないので、(私のミスです、すみません)この続きは「ポケモン小説」のスレッドの方で書かせて頂きます。
ほんとに勝手ですみません!

264 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 19:22
>>262
私です。何らかのミスで名前が消えていた・・・

>>263
そうですか。別にいいですよ。
私は、あっちのスレも見てますから、頑張ってください!


265 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 19:23
連投ごめんなさい。
>>260も私・・・・・・
いつの間に名前が・・・・?

266 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 19:45
第27話でエロを出せて、やっと気持ちが楽になりました・・・・・・・・

それでは、第28話です。

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chapter.28 ―月下の誓い―


月光が眩しく感じる。
今日は満月か・・・・と、今になって気づく。
エネコロロを追って行くと、水音が聞こえてきた。
茂みを抜けたところにあったのは、河だ。
その河岸に、彼女が立っている。
背後から近づく僕には気づいていないようだ。

「ねぇ」
声をかけると、エネコロロは飛び上がって――そのまま河へと転落した。
流れは緩やかなので、溺れる心配はないが――
思わず吹き出してしまった。
「あははははっ。そんなに驚かないでよ。僕だよ、僕」
水面(みなも)から顔を出した彼女は、頬を膨らませた。
――意外と可愛いところもあるんだ・・・・
「もうっ!わざと足音消してたでしょ!
 あ〜、しかもエーフィのが落ちちゃったし」
「そ、それは落とした方がいいに決まってるだろ!」
「え〜?もったいないしぃ」
「何言ってるんだよ・・・・やっぱり君って被虐愛好者(マゾヒスト)じゃないか」
「そうよぉ。ダメ?」
「あっさり認めるな!・・・・・・・ダメ、とは言わないけどね。
 一応言っとくけど、僕は正常(ノーマル)だからね」
「そぉなの?いいよ。べつに。
 次からはもっと色んなこと教えてあげるから。
 ・・・・・そのうち目覚めるかもしれないよ?」
「・・・・・・・・目覚めたくない・・・・・。一生眠ったままでいいよ」
「あ、縛られたいとか、そんなのはないから。そこまではいってないよ?
 あなたもちょぉっとだけ、Sに傾いてくれたら、それでいいの」
「傾かない」
「そうは言うけど、次で変わるかもねぇ」
「変わらないってのに!」
「私が、変えてあげるわ」
「その自信は何処からくるんだよ・・・・・・・・・・」

エネコロロはそれには答えずに、水から上がってきた。

で、いきなり――僕を河へ突き落とした。

「わっ」
為す術もなく、僕は水中へ投げ出される。

「何するんだよ!」
「ふふ。さっきのお返し」
そう言うと再度、彼女も飛び込んできた。
一度潜って、僕の間近に顔を出す。

「ねぇ。これからどうするか、決めた?
 バトルはやめる?あなたには、私がいるでしょ?
 やめても、あなたの中に残るものが。
 あと、コンテストってのもあるよ。
 エーフィなら、格好良さや可愛さのコンテストでいい線行くんじゃない?」

――コンテストか。少し興味はあるけど・・・・・・・・
僕の中では、もう決まっているんだ。

「・・・バトルは・・・・・・やめないよ。
 実は、あの時・・・・・・・僕が暴走した時・・・・・・・
 意識が別のものに変わる前に、心の中に響いた声があったんだ。
 ――それは、自分の中の、破壊衝動。
 “力が欲しいか?”って尋ねてるようだった。
 僕は答えた。“欲しい”――と。
 でも、今は――要らない。あんなのは二度とごめんだ。
 あの声が聞こえても、もう答えない。自分に負けない。
 ――結局は、僕の意思の弱さの問題だったんだよね。
 ―――でも・・・・・・それでももし、また僕が暴走しそうになったら――」
「――ええ。任せて。
 私が・・・・
 どんなことをしてでも、止めてあげる」
その時彼女が浮かべた笑顔は、月に照らされて美しく輝いていた。
「・・・・・・ありがとう。エネコロロ・・・・・・・・・」 

僕とエネコロロは、互いの口唇を重ねた。
月明かりの下、僕は自分の存在を、確かに感じていた。
あの時の彼女の言葉が、僕の中に、もう一度響いた。
“あなたの存在を、実感して――”
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267 名前:三月兎 投稿日:2007/07/14(土) 19:53
FF]のシーンのパクり?
違いますよー。偶然こういう構図になってしまっただけです・・・
書き終わってから何か似ていることに気づきました・・・・

268 名前:三月兎 投稿日:2007/07/15(日) 00:11
あれ?あれから書き込みは無しですか・・・・・
5連投になってしまいますね・・・

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chapter.29  ―ジム―


何かおかしい。
エーフィとエネコロロの様子が、昨日までと全然違う。
なんというか・・・・・・距離が縮まった・・・みたいな。

二人は私達の少し前を歩いている。
「もう少しでトウカシティだね・・・
 ・・・ジム戦・・・・・ちょっと自信ないな・・・・」
「心配しなくても大丈夫よ?きっと。
 昨日の相手の方が強いんじゃない?」
「そんなこと・・・・・わかんないじゃないか」
「ふふ。実はねぇ、私、ジョウトのジムに行ったことがあるの。
 ジムリーダーって、どれだけ強いのかって思ってたら、全然大したことなかったしね」

二人の仲は、やっぱり進展しているような気がする。
どうしてそんな風に思ってしまうんだろう。
昨日の晩、エーフィが彼女に会いに行った時に何かあったのかしら・・・・・
いや・・・・・気のせい?
もしかしてわたし、嫉妬してるだけ・・・?

「お、見えてきたで」

ニューラの声に前方を見ると、街が見えてきた。
中心に大きな丸い建物がある以外には、コトキタウンとあまり変わらない、小さな町だ。

「まずは、昼飯にするか。ジムへはそれから行こう」



――それから1時間半ほどが、経過した。


遂に、ジム戦だ。
「ここのジムリーダーは他よりかなり強いらしいな。
 なんでも、8年前にホウエンの危機を救ったとかいう・・・
 オレ達と同じミシロタウン出身の、ユウキって奴だ。
 確か去年、父親からここを受け継いだらしいが・・・・
 とにかく、入るか」

円形のドーム状の建物の中に入ると、いくつもの公式バトルフィールドがあって、
そこで多種多様なポケモン達が、戦っている。
ちなみにジムは、ただジムリーダーと戦ってバッヂを手に入れるだけの場所ではない。

トレーナー達の旅の資金の稼ぎ所でもあるのだ。
ストリートファイトではお金の受け渡しは殆ど無いが、こういった公式の場所では、
負けた方が勝った方に“賞金”を払うのが原則だ。
強いトレーナーは、旅立ちの時に少し資金を用意すれば、あとは殆どお金がかからない。
逆に、弱いトレーナーはどんどん出費がかさみ、終いには“副業”までしないといけなくなっ
たり・・・・・要するに、実力至上主義の厳しい世界なのだ。
故に、相手を選ぶ時は慎重に――
「ジムリーダーさんは何処かしら?勝負したいんだけど」
と、いきなりルビーがジムリーダーを指名した。
受付の女性も、困惑ぎみだ。
当然といえば当然の反応だ。
何処の世界に最初からジムリーダーと勝負する新人がいるのよ?
まあ、わたしはかまわないけど。ジムリーダーのポケモンの実力がどの程度のものか――
そこへ、奥から二十代半ばの青年が歩いてきた。
「俺がジムリーダーのユウキだ。
 ・・・・・・・・お前か?俺を指名したのは」
「そうよ」
「・・・・・・・・・見ない顔だが・・・・・新人か?バッヂはいくつ持ってる?」
「0」
「いや、そんな自信満々に“ゼロ”とか言われてもな・・・・・・・・
 俺は、6個以上バッヂを取った奴としか勝負しない。
 親父の時は4つだったかな。とにかく、このジムは昔からそういう決まりなんだ。
 悪いことは言わん。新人はその辺にいる奴と勝負しておけ」
「え、そうなの?知らなかったわ・・・・
 でも、それ相応の実力があれば文句ないんでしょ」
「あれば、の話だが・・・・・」
「――これでいいか?」
そう言って懐からバッヂを8つ取り出したのは、サファイアだ。
「おお!お前、8つとも持ってんのか!
 ・・・・・・・8つ?
 俺はお前に負けた覚えはないぞ」
「ジョウト地方のジムバッヂだが・・・・・」
「なんだ、ジョウトか」
「駄目か?」
「いや――いいぜ。勝負してやる。
 むしろ、お前と戦りたくなってきたぜ。
 ・・・・・久しぶりにホネのある奴と勝負できそうだ」
「私は!?」
サファイアとユウキは、そのまま奥の一際豪奢なバトルフィールドへと歩いていく。
ルビーは完全に無視されている。哀れな・・・・・。
「とりあえず、あの二人の勝負を見ましょう」
わたしがそう言うと、ルビーもしぶしぶ観客席の方へ歩きだした。

----------------------------------------------------------------------------------------


269 名前:メイ 投稿日:2007/07/15(日) 00:20
こんばんは。
せっかくなので、書きます。やっぱり三月兎さんの小説ではニューラが一番好きです!
関西弁といい、動きといい・・・。
これからも読ませていただきますね。

270 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:25
短編だとネタが中々思い浮かばないので続き物でも
エロは難しいですね(´・ω・)

            イワヒの森

 世の中は弱肉強食である・・・。それはポケモンの世界でも同じ事である。
弱者は強者に食べ物を全て渡したり、住処を渡したりしている・・・。
しかし、それはあくまで雄の話である。
 では雌はどうなるのか?答えは簡単である強者が雄の場合は
その雌を性欲の捌け口にするのだ、雌の場合でも同等の事が言える。
 この事は特に幼い雌や若い雌に多く起こる事である・・・。
このような無法地帯はポケモンの世界ではそう多い事ではないが・・・。
 イワヒの森という人里離れた森ではまさにこのような事が茶飯事であった。

日が傾き森は夜を迎えようとしていた頃・・・息を切らしながら森の中を走る
一匹のポケモンがいた。
 そのポケモンは何かから逃げるように前だけを向き、必死に走り続けていた。
後ろを振り返る事なく走り続けたポケモンは、森の出口が見えると顔に安堵の表情を浮かべる。
バサ!!
茂みを体当たりで抜ける。目の前には広大な草原が広がっているはずだった・・・。
「そ・・・そんな・・・」
たしかに森を抜けた先は草原であった・・・。だが、そのポケモンの目に映っていたのは
草原と、数匹のポケモンであった。
「馬鹿な奴だな・・・一度この森に入ったら最後なんだよ・・・大人しくしてればいいものをよ」
「まあ、大人しくしたところでどうにもなるもんじゃねぇけどなぁ・・・くっくっ・・・」
「クロイツ、アソル、無駄話はその辺にして・・・さっさと食っちまおうぜ」
「そうだな・・・今日はお楽しみだぜラトル・・・」
クロイツと呼ばれたグラエナは、アソルと呼ばれたアブソルに目で合図をおくる。
 その後ろでは、ラトルと呼ばれたレントラーが相手を見下したような笑みを浮かべながら距離を詰めていく。
「いやあああああ!!」
追い詰められたポケモンは悲鳴をあげUターンをするが、その先にクロイツとアソルが笑みを浮かべて立っていた。
「さーて・・・イーブイちゃんは、どういう事が好みなのかな?」
「ひっ・・・」
すぐさま後ろを振り返り逃げようとするが、そうはさせじとクロイツがイーブイの尻尾を掴み
アソルとラトルが両脇を固める。
「さぁ〜て・・・お楽しみといこうか・・・」

271 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:30
「・・・・・・・・・・・・っ・・・はぁ・・・はぁ・・・嫌な夢・・・ふぅ・・・」
一匹のエーフィが目を覚まし、寝床から這い出してきた。
顔は脂汗にまみれ、体も汗で毛がぴったりとくっついてしまっていた。
(また、あの時の夢・・・か・・・)
エーフィは自分が寝床にしていた、木の洞から出ると近くを流れる川に向かった。
 川につくとエーフィはすぐに水の中にはいり、黙々と体を洗う。
忘れようとしても忘れる事のできない夢・・・。
あの日自分は、二度と自分が住んでいた森に帰る事ができない体にされた。
自分を襲った三匹の獣は飽きるまで小さな体を貪りつくし、森の奥底に捨てた。
『この森で犯された者は死ぬまでこの森の住人にならねばならない・・・』
三匹の獣が自分を犯しながら、この森のルールを語った事をエーフィは一日たりとも忘れる事はできなかった。
それゆえ彼女は数日毎に見る自分が犯されたあの日の夢を見続けていた。
「ふぅ・・・こんなものかしら?」
一通り体を洗い終えたエーフィは体を乾かすために近くの岩の上に寝転ぶ。
 濡れた毛は体に密着し、小ぶりな胸のラインと無駄な贅肉が一切ついていない腹部のラインを作り上げていた。
この森の雄がこの光景を見たら襲わない者はいないだろう。
しかし、それでも彼女を襲う者はいなかった・・・。何故なら彼女の強さがその辺の雄よりも数倍強かったからである。
それゆえ彼女を襲おうとする者は少ない。
 岩の上でうとうととしていると翼の音が耳にはいり、即座に目を覚ますエーフィ
「ああ・・・そのままでいいわよ」
近くの岩に降りたオオスバメは、ひなたぼっこをしているエーフィに影をできるかぎり作らないようにエーフィを覗き込む。
「今日はどうしたのスナ?」
スナと呼ばれたオオスバメは、エーフィの耳元に嘴をもっていきそっと呟く。
「ちょっとね面白い情報を小耳に挟んでね・・・この森の近くに人間がなんか作るらしいわよ」
「人間が!?」
驚きの余り声を上げてしまったエーフィ、声をあげるなと言われても無理な話であった。
何故ならこの森は人里から離れ、人間には不便極まりない土地であり
普通の精神の持ち主ならこの森の近くに物作るなどありえない事であるからだ。
「この森の近くに物を作るなんて、余程極秘にしたい物なんじゃない?」
スナがワクワクとした表情を浮かべながらそう語る。
正直な所、エーフィには興味がない話であったが、折角友達が持ってきてくれた情報だったので心に留めておいた。

272 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:33
「ところでさぁ、アンタ朝ごはん食べた?」
「えっ・・・ま、まだだけど・・・」
突然に質問に少し戸惑いながらも返答するエーフィ
「よぉし!じゃあ朝ご飯でも取りにいきましょ!この近くにウイの実がなってる所見つけたのよ!
アンタしぶい実が好きでしょ?」
「う、うん・・・好きだよ」
「それじゃあ決まり!食べにいきましょ!」
半分強引にエーフィを連れ出すスナだが、ひなたぼっこの途中で連れ出されたエーフィはまだ毛がところどころ体に
張り付いたままだったが、お構い無しにスナが自分の背中にエーフィを乗せると、岩を蹴り大空に舞った。
「つかまっててよぉ〜!すぐに急降下するわよ」
「え?もう降りるの?」
「ええ、だって近いもの」
それならわざわざ空を飛ばなくても歩いていけばよかったのにと、心の中でエーフィは呟く。
 それから5〜6秒ほど飛んでスナの「降りるよ」という声が聞こえ、目を閉じスナにしがみつくエーフィ
バサバサバサ!
数回ほど羽ばたいた音が聞こえた後、地面に着地したさいの衝撃がエーフィに響き、ゆっくりと瞳を開く。
「わぁ・・・すごい・・・」
まず最初に瞳に映ったのは沢山のウイの実をつけた木々だった。
「どうよこれ!まさに食べ放題と思わない?」
たしかにスナの言うとおりであった。これほどのウイの木と実はこれまで生きてきた間で初めての量であった。
「ほら、早く食べないと他の奴らがどんどん食べちゃうよ」
スナに言われてあたりを見回すと、自分達の他にも数匹がウイの実を食べに来ていた。
 隣にいたスナがウイの実を食べ始めたのを合図に、エーフィも手ごろの高さにできていたウイの実を手に取ると
口の中にほおばる。
(ちょっと・・・かたいかな?)
最初に頬張ったウイの実は少し熟し足りなく、熟したウイの実よりは硬かったが食べられなくはない硬さだったので
歯茎に力をこめ噛み砕く。
 一つめのウイの実を食べたエーフィは手ごろな位置に生っているウイの実を探し始める。


273 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:36
「よっ・・・とっ・・」
少し高い位置に生えていたウイの実を背伸びをしながら取り、取れたウイの実を頬張るエーフィだが
常にあたりを警戒をし、隙を見せないように心がけている。
 先も言ったとおり、この森では力が全てである。エーフィも多少なり力は持っているが、
この森ではエーフィより強い奴はごろごろと転がっている。だからこそ、食事中でも警戒を怠らなかった。
 もし不意打ちでも食らってしまったならば、その末路は犯される自分しかいないのだから・・・。
「・・・ご馳走さま・・・」
ウイの実を食べ終え、果汁で紫色になった口周りをウイの木の葉で拭くエーフィ。
 食後の休憩のためにその場に座り込むと、少しばかり眠気が襲ってくる。
「ん・・・・」
ごしごしと目をこすりながら、あたりを見回していると一匹のミミロップと目が合った。
 そのミミロップは、エーフィと目が合うと、食べていたウイの実を放り投げゆっくりと自分に近寄ってくる。
「やっと気づいたのか・・・眠いのかなんだか知らないが、そんな事じゃあ雄共の性欲の捌け口になっちまうよ」
「あ・・・師匠・・・」
自分の下まで歩いて来たミミロップは、エーフィがまだイーブイの頃にエーフィに稽古をつけ
ここまで強くしてくれたのであった。
「申し訳ないです・・・師匠・・・」
「まあ、久しぶりに会ったんだし、少しお話でもしましょう」
そういうとミミロップはエーフィを抱きかかえ、茂みの中に入っていく。
「さてと・・・ここなら誰にも見られないだろう」
地面にエーフィを下ろし、エーフィをずっと見つめる。
「だいぶ見ない間に少し雌らしくなったじゃない・・・」
「あ・・・ありがとうございます」
「ふふ・・・私の所から離れてもう2ヶ月か、お前が家に居た時はお前を弄って楽しめたけど
いまじゃ楽しみがないからねぇ・・・」
ミミロップがそういい、しばらく沈黙が二人を囲んだがその沈黙を破るように
突然にミミロップがエーフィを背中から抱きかかえる。
「し、師匠!?」
「うふふ、恥ずかしがらなくてもいいじゃない・・・お前がイーブイの頃はよくこうして遊んでたんだし」
「そ、そんな・・・本当はこれが目的だったんですか?師匠!」
「物分りがいいわね・・・まあ抵抗した所で無駄なのは分ってるでしょ・・・大人しくしてなさい」
ミミロップにそう言われ観念するエーフィだが、彼女は一つだけ質問をする。
「師匠・・・どうして私なんですか・・・?」
抱きかかえられながらたずねるエーフィ。それに対してミミロップは笑いながら返答した。

274 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:39
「うふふふ・・・簡単な事よ・・・お前は私にとって弟子でもあり・・・『玩具』でもあるんだから・・・」
「おもちゃ・・・ですか?」
「そう・・・いい声で鳴いてくれる良い玩具・・・」
そう言うとミミロップはエーフィの小さな胸を揉み始める。
「あっ・・・」
ミミロップの指が、エーフィの乳首を毛の中から探し当て、そこを指で攻め立てる。
「あぅ・・ん!・・・ぅ・・・」
乳首がつままれる度に口から甘い声が漏れ出す。
「かわいい・・・2ヶ月たっても変わらないものね・・・」
「ま・・・まだ・・・2ヶ月しかたってませんから・・・」
「そぅ・・・」
その言葉の後、エーフィの胸を攻めていた右手がするすると下半身に下がってゆく。
「し・・・師匠・・・」
エーフィの小さな呟きの後に、ミミロップの指が秘所を触りはじめ・・・。
くちゅ・・・
指が一本侵入すると、その指はエーフィの秘所の中でぐりぐりとかき回し始める。
クチュ・・・グチュ・・・
ミミロップが指でかき回すたびに、秘所から愛液がどんどんと溢れ始め
それを見たミミロップは指をもう一本秘所に追加する。
「ああぅ・・・んん・・・んぅ・・・」
声を漏らさないように必死に耐えるエーフィだが、乳首を弄られ、秘所をかき回され
どんどんと漏れ出す声は多くなり始める。
 そのエーフィの口から漏れだす喘ぎ声にミミロップの興奮も徐々に高まり、秘所をかき回す指の速さも
徐々に早くなっていく。
「はぁ・・んぅ!!・・・あぅぅ!!・・・」
「気持ちいい?いいのよ声をだしても・・・そのほうがもっと興奮するから・・・うふふ・・・」
グチュグチュ・・・クチュ・・・
二本の指が、秘所の中を暴れ続けるていたが、次第に指は奥え奥えと入り込んでゆく。
 処女をすでに奪われているため、ミミロップの指の奥への侵入は容赦がなかった。
「ああ!!うぁぁああ!!」
指がエーフィの秘所の奥をかき回すたびに愛液が飛び散る。
「そう・・・もっと喘ぎなさい、乱れに乱れたお前はかわいい・・・」

275 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:42
もう・・・やめて・・・ください・・・
頭の中で必死に願い続けるエーフィ、こうなる前に抵抗したとしてもそれは無駄な事である事は
エーフィには分っていた事だった。
だからこそ、『玩具』と言われてもどうとも思わなかった。
『自分より強い者には従わなければならない』この掟が縛り続けるかぎり・・・。
そして、今彼女は掟に従い淫らな声を上げている
「そろそろ限界かしら?一気にイかせてあげるから安心しなさい」
「えっ・・・」
突然にミミロップの頭がエーフィの小ぶりな胸に近づき、口から舌をだしエーフィの乳首を舌先で舐め始める。
「ピチャ・・・ピチャペチャ・・・チュウ・・・」
卑猥な音を立てて乳首を貪るミミロップは、同時にエーフィの秘所に入っていた指を一番奥へと挿入し
そこで渾身の力をこめてかき回す
「イヤァァ・・・だめぇ・・・そんなにしたら・・・イっちゃ・・・イっちゃう・・・」
震えながらミミロップに悲願するが、お構い無しに行為を続ける
「いいのよ、そのままイっちゃいなさい」
乳首を咥えながらミミロップをそう言うとエーフィの乳首を甘噛みする
「だめぇ・・・だめ・・・だめぇぇぇぇぇっ!!」
甘噛みされた事により絶頂するエーフィ、びくびくと体を痙攣させながら秘所からは潮を吹き
ミミロップの手首を濡らしていった

「久しぶりじゃないの?絶頂なんて・・・」
ぐったりとしたエーフィを抱きかかえると、ミミロップは近くの川まで向かい
川にたどり着くとエーフィを綺麗に洗い始める
「今度は私からお前に会いに行ってあげるからな」
その言葉に一瞬体をビクッと震わせるエーフィ、それを知ってか知らずかミミロップは
笑みを浮かべながらエーフィの体を洗う。
「さてと、綺麗になったしお前の家まで送ってやろう」
依然としてぐったりとしたままのエーフィを再度抱きかかえ、エーフィの家まで向かう二人
行為に疲れ果てたエーフィは、途中でミミロップの腕の中ですやすやと静かな寝息をたてる・・・。
そんなエーフィをミミロップはやさしく撫でながら、エーフィの家まで運んでいった

276 名前:菜梨 投稿日:2007/07/15(日) 00:49
鈍足投稿でごめんなさい(ノд`)
ちゃんと投稿できてるか確認してるとこれぐらい時間かかっちゃうので

最初の話なので♂と絡ませるのはやめました。
それがどうという訳でもないんですがね(´・ω・)

277 名前:三月兎 投稿日:2007/07/15(日) 00:52
>>269
ありがとうございます。
次回はニューラが大活躍・・・・な話になる予定ですよー。

278 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/15(日) 01:01
雌同士、というより同性の絡みは珍しいですね。
とはいえこれでも十分エロいという……。
エロいのに強い、それでいて優しい面もある。ミミロップ師匠いいキャラしてます。
続きも期待してますね。

279 名前:三月兎 投稿日:2007/07/15(日) 01:19
>>276
ミミロップがどんなポケモンかわかりません・・・・・(ごめんなさい)
このスレに影響を受けてダイヤ買ってから、1週間も経ったんですが・・・・
小説を書くのと受験勉強で時間が殆ど残らないんですよね。
で、いまだに最初のポケモンもらったところ(激遅)

280 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 01:53
>>276
GJです!乙です!
華麗にエロを入れられるアナタ様がテラウラヤマシス
同性でいくといころがイイ!そこに痺れる憧れる〜!
私もこうして入られないので書かねば。
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朱珠の日没 story-2.明晰夢

私の存在のみが、体という枠を超えて錯綜していた。此処は――何処か、いや、私はもっともそこを知り得る筈だった。
騒ぎ立てる、潮の音。それのみが世界を支配し、それ以外の雑音は何も入ってこない。これは、何だろうか。
嵐が吹き荒れ、群青の海は波を躍らせ、地割れは全てを破壊し、ことあるごとに溶岩は破裂する。
世界の終末と、そう呼ぶに相応しかった。この混沌は、何の手によっても救われぬ。
神と、そう呼ばれるものがあるのなら、何故これを止めぬのか。しかし、唯、――世界の終わりは、余りにも美しい。
嗚呼、唯、この世界は荒れ狂っている。音は聞こえぬものの、大地は裂け、滄海は悲鳴を上げ、空は轟く。それが、災害でなくて何と云うのか。
その感覚をつかんだとき、私はその“体”を起こす。何処か高いところ、そこに私はいるようだ。ここからだと、全てが見透かされる。
美しかった。何故そう思うのか分からぬほどに、壮大な自然が崩れ行く様が、美麗に見えて仕方が無い、と。
嗚呼、自然さえ唯誰かに創造してもらわねばあり得ぬものだというに。
何故破壊されるときは此れほどまでに美しいのだろう。創造物だと、創られては破壊されていく玩具に過ぎぬというに。
また大きな津波が孤島を襲う。しかし、その孤島はあっという間に紅蓮の溶岩を吹き上げ、それは水とぶつかり合って壮大な白煙を上げた。
何故。何故こうなっているのか。それを追い求めるうちに、別の場所に意識が飛ぶ。
誰の、誰の意思で、このような錯綜に立ち会うのか。いや、此れは自分の意思だ。自分が思う、記憶の内側。
潮騒の音は今尚続いている。私の耳元、いや、私の『中』でいつまでも騒ぎ立て、しかし、それに安堵と怒りを覚えてしまうのは何故――?
ふと、錯綜していた視野に現れたのは、紺青の――水玉?
紺青の水玉に見えた、それは薄花桜色のような、見事な水の形容。誰かに追われておびえた影が、なおも走り続け、雨に打たれて倒れ臥した。
その中に、私は確かに宝玉を垣間見る。確かに自分の記憶の中に存在する、其れ。
そう、それは自分がもっとも憎み、恐れている――。
海を模した、そういわれている。しかし、それを私は知りえていた。
    、 、
あれは、海だ、と。
嗚呼、そして己は何か。その答えも同時に得る。あの時、あの時に身を変えられた。
全てのものは誰かに創られねばあり得ぬ物。そして自分も、創られし体。
与えられた其れに、いつしか意識は戻っていた。が、今度はその体の中に浸透し、未だ錯綜を歩く。
叫んだだろう。そのとき、私は。声は何処にも無く、潮騒は強く。
光り輝いた自身は、全てのものを反映するが如く何かに姿を変えることができる。
それは、この身を与えられし時に加えられた、潜在能力。身を守るために与えられた、不可欠な力。
嗚呼、潮騒。私はそれを憎み、怒り、ただ握りつぶそうとした。その結果に行き着いたとき、私はこの身を与えられ、そしてここにいる。
錯綜は止まらぬ。そして潮騒もまた。
ふと、意識は急に混沌から抜け落ちた。自分の体が何かに落ちるように、その世界から離脱していく。
だが、まだ「世界」には戻っていない。私は、そこに「自分」を見た。今は違う身に姿を変えた、自分を。
翠の色は嘗て中立を抱いた其れそのままに、倒れ臥し――
いや、此処は何処だろうか。常磐色の――クロムグリーンの中、茂みに囲まれたその空間、安らかな場所。
そこに自分は横たわっている。そのより碧い草の上、翠の手は空をあおぐが如く。
自分の意識はその中へ飛び込んでいった。そう――自分の中へ。
――その瞬間、弾けた様に紅玉の瞳が開いた。

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281 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 02:09
せっかく昼型になろうとして徹夜ならぬ徹昼してたのに、間違って寝ちゃって真夜中12時に起きるなんて(泣
俺の眠気との戦いはなんだったんだ。。。orz

「明晰夢」は最近ハマった言葉です。実際なったことは無いんだぜ
自覚のある夢、もしくは夢のコントロールを表す単語です。
実は「対外離脱」のほうが良かったんですが「明晰夢」のほうがカッコヨスなんで。。。
いつか明晰夢を見ることが俺の夢

自分は伏線はるの苦手です・・・改めて。
せめて読者の思考を錯綜させて間違った予測を立てさせてムフフはやるんですがね。

>>三月兎殿
あなたの名前にあるようにミミロップさんは兎です。
人型でウサギ(ぉ でモコモコなんで結構人気があるようですよ。
が、自分はちょいと苦手です。。。↓を参照にするんだぜ
つttp://www.poke-mon.jp/pokemon/428.html

282 名前:メイ 投稿日:2007/07/15(日) 02:28
>>菜梨さん
ミミロップ×エーフィいいですね。もうかなりわくわくして(別の意味でね*笑)読ませていただきました。
次回作も読みます!期待します!

>>28×1さん
私も昼苦手ですよ、このごろ。てか昼も夜もずーーっと寝てます(汗
小説の方、凄く重厚な感じですね。続きが気になります・・・!

283 名前:三月兎 投稿日:2007/07/15(日) 02:43
>>281と28×1
名前との一致・・・・・狙いました?

>ミミロップの姿を確認しました。
先程色違いの確認で使ったサイトなのに何故思いつかなかったのか・・・・
新ポケにしては可愛いです。私の趣味に合ってます。
ミミロルに出会ったら早速ゲットです!(そんな次元まで進んでない)

284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/15(日) 07:21
カネヨンきもい

285 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:08
>>282
自分は夜起きて、昼おきて、(24時間起きてる)夜寝たら翌日の六時(泣
悲しすぎる今日この頃

>>283
Σ(゜Д゜;)ネラッテタハズナノニワスレテヤガル >自分

と、夜通しで「月下翡翠 第八話 7日目」完成させました。
物語中では始まってから一週間かよ・・・長かったorz
久しぶりのエロなのでちょっと短めかも。
でもその代わりリーフィアがせっきょくてゲフンゲフン!!(何
それでは本編をドーゾ(`・ω・´ノ
-------------------------------------------------------
爽やかな風は颯爽と吹き抜け、暁を大地が受け入れる。空はすでにパステルの色をしていて、黒は世界の裏側だ。
太陽が顔を出し、光は空を駆け抜け、全てを撫でて行く。地平線上の雲は黄金に光り、靄の掛かった世界はまるで幻想の如く。
その中、マグマラシはいつもより早い時間に目覚める。擦った紅蓮の瞳は、しかと眩めく太陽を捉えた。
鳥たちの囀りは辺りいっぱいに広がり、その声に耳を澄ますマグマラシは、目を閉じて清清しさを噛締めている。
それは早起き故ということもあったが、何より昨日の靄の掛かった心の露払いのお陰だった。
自分の罪は許されることが無いと思っていた。彼女に傷を与え、全てを奪い取った、自分のこの罪は。
だが、彼女は全てを許した。例えマグマラシが冷淡に見放したとしても、その温かい背中を信じて止まなかった。
そのことが余りにも嬉しくて、何よりもありがたくて、彼はただ朝焼けを見送り続ける。
――彼は既に、彼女のことを愛してしまっていた。
それは既に彼もうすうす感じていたことだった筈なのに、改めて彼はそのことを深く想う。
愛情はこの気持ちで証明された。彼女を思えば想うほどに、狂おしく愛しく思えて止まない。この腕で抱いた体の温もりが彼を支えている。
でも――。
そのことを思い詰める度に、彼は悩みを見つけてしまう。それは如何にしても避けることのできぬ障害。
自分が想い続けても、彼女はどう想っているのだろう。自分が幾ら願い続けても、罪を許したといっても、彼女は自分を愛しているのか。
今まで見つけた彼女の表情のどれにも、彼についての思いを示すものは見つからない。
もし・・・もし、彼女がマグマラシのことを忌み嫌っていたとしたら。
心の奥底で、恨み、憎んでいたとしたら。
そのことを思うと、マグマラシの心には切なさが、悲しさが込み上げて来る。
奴隷として連れてきた。だから彼女がうらんでいたとしても仕方が無いのに。
何故愛してしまうのだろう。何故彼女が愛しくてたまらないのだろう。
本来なら彼女を愛してしまう筈は無いのに。そして、彼女が自分を愛してしまうことだってあり得ぬことなのに。
自分は彼女を愛してしまった。
このままの関係が続くのなら――いつまでも、彼の想いがかなうことが無いのなら、彼はどうなってしまうのだろうか。
奴隷と主人という、愛してしまう状況が許されていない。それは、何よりもマグマラシが苦しむ状況だ。
愛してると、一言でも彼女に伝えたい。ただ其れだけをマグマラシは祈り続ける。
彼女と愛し合えるようになりたい、と。


286 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:08
マグマラシは、一通り思い詰めてしまうと、悩みのはけ口を探しに隣の部屋のドアノブを握る。
手首をひねって開いたドアの先、リーフィアは未だ優しい寝息を立てて眠っている。
彼はゆっくりと、静寂を破らぬようにドアを閉めると、そのままベッドのほうに向かった。そしてそのまま腰を下ろす。
彼女は昨日の強姦に疲れ果て、沈んだように深い眠りについていた。彼は起こさないように彼女のことを眺める。
嗚呼、こうして改めて見つめて痛々しい。彼女の足首には昨日拘束された後の縄目が未だ残り、縄に擦れて出来た掠り傷が無数とある。
その上、――気づかなかった。一昨日に起きた襲撃の傷跡。深い一筋の傷、こげた跡が未だ微かに残っている。
それを見つめるたびに、彼の内側には、炎よりより熱いものが滾るのを感じた。怒りが彼の中で煮えぎたる。
ヘルガー。彼はその黒影を忘れることができなかった。リーフィアをこれほどまでに酷い目にあわせた、その犯人を。
強姦によって、何とか彼女の処女は奪われる事は無かったと、昨日彼女に言われたことを思い出すと、マグマラシは少しだけ安心する。
まだ彼女は清らかなままだった。その玉のような体には、まだ傷はついていない。
彼はそのことに安心すると、彼女のことをただ見つめる。と、彼女はその濡れた瞳をうっすらと開いた。
濃い栗色の瞳に、そっくりそのままマグマラシの姿が映り、彼女は安堵したように息をつく。心なしか息が荒いようである。
いや、心なしかではない。彼女の体は汗を掻いて、息は速く、鼓動は高鳴っている。彼女は改めて額を前足で拭った。
彼は少し心配して彼女の顔を覗き込んだ。どうしたんだ、と声をかけようとした刹那、彼女は顔を上げて彼と唇を重ねた。
いきなりの事に驚いたマグマラシは暫く驚いていたが、直ぐに彼女の柔らかな舌を愛撫する。
重ねた互いの温もりを心に染み渡らせると、やっとリーフィアは顔を離した。そしてそのまま横になる。
息はもう治っていた。正常な吐息はマグマラシのものと重なり、二つの息が揃う。
「――どうしたの?」
先ほど訊けなかったことを、改めてマグマラシはリーフィアにたずねる。その彼女の顔が曇ったのを見ると、彼は少しあせった。
しかし、彼女は取り乱したりはせずに彼にゆっくりと語りだす。
「昨日の――夢です。本当に恐ろしくて・・・」
彼女の脳裏にはその夢がまた浮かび上がっていた。そう、昨日の記憶を反映した、恐ろしい夢が。
彼女はその顔を伏せた。目は潤んでいたかも知れない。その言葉しか吐き出せぬほどに、彼女は恐怖を覚えていた。
何しろ、彼女の弱点である炎に服従しなければならず、一歩間違えれば犯されてしまうというほどのことだった。
それに恐怖を覚えぬほうがおかしい。
と、顔を曇らせたマグマラシに、リーフィアはいきなり抱きついてきた。突然のことにマグマラシは驚き、躊躇した。
彼女には見えないが赤面した彼は、驚くと同時に焦ってもいた。先ほどまで悩んでいたことも、脳裏を掠めていく。
彼女は彼にしがみついたまま泣き出し始める。すすり泣いている彼女を、彼は名でさすることしか出来ずにいた。
「怖い・・・怖いです・・・」
嗚咽の中にその言葉を探り出すと、マグマラシもまた、リーフィアを抱き返す。彼女の温もりはそのまま彼に伝わっていた。
彼は――ただ、彼女を受け止めて、慰めるしかなかった。


287 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:09
漸く泣き止んだ彼女は、同時に疲れ果てていた。それは夢による焦燥の疲れも加えられていて、彼女は重みに負けて眠りについている。
彼はその彼女の温もりを名残惜しみながら、彼女をベッドの上に横にした。そしてその上にシーツをかけてやる。
未だ涙の光る彼女の横顔にキスをすると、彼はベッドを立つ。
「今日はゆっくり休んで――」
ドアノブを捻り、手前に開いたドアの奥に消えながら、彼は優しくそう彼女に伝えた。
ドアを閉めた、とマグマラシは直ぐに駆け出す。彼の中で複雑な思いが交錯している。
彼女は自分のことを信頼していることは分かっている。でも、自分のことを本当に受け入れてくれるのか――。
ただそれだけの問題なのに、彼は一歩を踏み出せないでいた。彼が彼女の干渉してはならない気が、する。
今の彼女は、夢にまで見るほどに悪夢に追われている。昨日の悪夢に。
夜通し性の奴隷とされ、命令は全て受諾しなければならず、自由を拘束され、――彼が考えてもおぞましい。
彼が飛び出したときに見た、一瞬の光景は未だに彼の脳裏に刻み込まれ、瞼の裏に焼きついていて離れない。
嗚呼、可哀想なリーフィア。どんな条件で交渉を受諾したかは一切マグマラシには伝えなかったが、相当のことがあったのだろう。
彼女は全ての足を縄で結ばれ、その美しい体は白濁した淫汁で汚され、――口まで、彼らの汚いモノで汚されてしまった。
泣いて嫌がる彼女だったが、逆らってはいけないという条件が彼女を拘束していた。そう、炎を用いて。
口の中に精液を吐きかけられ、其れを飲めと命令され、――飲みきれずに、吐き出したところを助け出した。
もしも彼が助けることが出来なかったら、彼女はどうなっていただろう。夜が明けるまで犯され続けたのだろうか。
――考えるだに、おぞましい。
彼は、玄関のドアを開け放つ。鳥たちの声はより一層大きく、彼の耳に届いた。
その中を、彼は全力疾走していく。何も考えないようにしながら、彼はただ躍動していた。
林、それを突っ切って町のほうに向かおうとした――その時。
一匹のデンリュウと出会いがしらに衝突した。彼も驚いたが、相手も驚いている。幸い怪我は無いようだが、彼はとり合えず頭を下げる。
「あ・・・すまん!」
とにかく彼は走り去ろうとしたのだが、急にデンリュウに声をかけられて脚を止めた。
「ねぇ!あんた、もしかして森燃やしてたって言われてるマグマラシ?」
其れを聴いた瞬間、彼は凍りつく。――そう、彼が行った、悪行。彼女の未来を変えた、消えない罪。
その紅蓮の瞳に焦燥と恐怖と絶望の色が浮かんだ。そしてそれは、彼女への罪ではなく――森への、罪。
しかし、彼の様子とは裏腹に、デンリュウはあっけからんとして彼に話す。
「いやいや、疑ってるわけじゃないって。っていうか疑いが晴れたの」
彼は耳を疑った。疑いが――晴れた?確かに、あの罪は自分自身が犯した罪だ。其れが何故晴れるというのだろうか。
「この森にいるものすごい悪者のヘルガーのせいだよ。うん。みんなもあんたのこと許してるみたいだから。んじゃ」
いきなり軽いノリでそう話したデンリュウは、そのまま森の奥へ向かう。マグマラシは、ただ信じられなかった。


288 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:09
「あ、来た」
ボルトは、いつもと同じあの木蔭の場所にいた。そのコバルトブルーの瞳には、確かにマグマラシの姿が映っている。
彼はその黒い体毛が覆う四肢を起こす。そしてそのまま、真っ直ぐにマグマラシを見つめた。
マグマラシは息せき切って走ってくる。――いつになく焦っているようだが、気にすることは無い。
と、漸くたどり着いたのを確かめると、彼は息を整えようと深呼吸をする。
「なぁ、ブレイz・・・」
「オ レ の 悩 み を 聞 け !」
唐突に彼がボルトに叫んだため、ボルトはビクッ!と反応する。驚いた ボルトは紅蓮の瞳を覗き込む。
彼は興奮しているようだが、しっかりと決心しているようだった。ともかく、彼はベンチに腰掛ける。
「・・・いや、ブレ・・・じゃない、マグマラシ、どうした。何だ、悩みって」
ボルトはただただ動揺するしかない。無理もない、唐突にあんなこと叫ばれたらいやでもそうなるに決まっている。
「まず発端からな」
「ほう」
ボルトは相槌を入れながら、マグマラシの話を聞く体制に入る。
マグマラシは、悩み――つまり、リーフィアのことについての一切をボルトに打ち明け始めた。
「オレはな、・・・まぁあれでもクソ主人に捨てられたことがショックだったんだ。だから、捨てられた森で怒りに任せて野原を焼き払って回ったんだ。――そこで、焼き払った野原を住処にしていたリーフィアに出会ったわけだ」
ボルトはそこまでを理解すると、一度頷いた。
「俺はリーフィアに交渉を持ちかけた。一緒に来ないか、ってな。――まぁ其れからは想像に任せるが、なんてんだ、・・・つまり、俺はリーフィアを好きになっちまったってわけだ・・・」
『悩み』の全貌を明らかにすると、マグマラシは口をつぐむ。ボルトも、そのまま状況を反芻した。
マグマラシの顔は明らかに悩んでいる。親友として救わないわけには行かない。
「・・・リーフィアって、一応お前の被害者なんだな?許すと思うか?」
「一応、許してはもらったし、相手も信用してるみたいなんだが――俺を受け入れてくれるかどうかは分からん」
「それなら、取り敢えず彼女から意思表示があるまで待ってみたらどうだ?」
その返答を受けたマグマラシは、ふとうつむいていた顔を上げる。目の前には、笑って彼のことを見つめるボルトがいた。
ボルトの冷たそうな千草色の瞳は、このときだけは柔らかな温もりを持っている。
「彼女がお前のこと好きならそのうち意思表示してくるはずだろ?だからもうちょっと待ってみろ」
「あぁ・・・有難う。気が楽になったわ」
と、ここでボルトが笑って立ち上がる。
「おい、ちょうどいいからうちに来ないか?ちょうどルイもいないしな」


289 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:09
ルイはトレーナー、その上少なくとも一度はチャンピオンになったという豪傑である。
地位富ともにある上、たくさんのポケモンを育てるために大きな家を持っている。
――が、中身は相当なことになっているということは、マグマラシは重々承知しているのだった。
「おぉ、何も変わってねえな。見事なもんだ」
早速入った部屋の中は、物が産卵していてすごいことになっている。
マグマラシは久しく訪れていないこの元住処を眺めると、あの頃を懐かしく思い出した。
兄弟がいて、――其れすらもルイに捨てられてしまったが、彼は憎しみを一時的に忘れて座る。
「うわ、片付けろよ、相変わらずルイは変わんねーな」
彼は思わず踏んでしまった本から足を引っ込めると、ルイに向かって悪態をつく。ボルトはその様子を見ながら呆れ笑いを浮かべた。
座ったのを確かめると、ボルトはなにやらニヤニヤと笑いながら陰から何かを取り出した。しっかりと抱えて、彼のもとに持ってくる。
「・・・?何だそれ」
マグマラシは、ボルトが隠しているものを見ようとするが、ボルトはうまく隠していて見えない。
が、漸く開いた前足、足の間にあるのは・・・
「卵?!お前の?!」
「そうだ、正真正銘俺の子供だ。この前生まれたばっかりでな、後ちょっとで孵るはずだ」
クリーム色の地、不思議な不規則の柄を持つ卵は、時折動いている。確かに、中にいる。
が、相手は誰なのか。相手によって、生まれてくる子供は変わる。
「相手は誰だ?ラッドか、エミットか、ルーンか」
「あのなぁ・・・。あのさ、ベイリーフのフィールいるだろ?あいつが野生で恋人つくってさ、その恋人の友人ってのがこの母親なの」
呆れ顔で説明したボルトは、さも嬉しそうに卵を覗き込んでいる。その様子がなんだか笑えてきて、マグマラシは噴出した。
と、突然ボルトは卵をマグマラシに押し付けてきた。マグマラシはいきなりの事に驚く。
「ほら、お前のほうが体温高くて卵孵りやすいだろ」
「そういう問題じゃないと思うが・・・」
彼は言われたとおりに卵を懐に抱く。卵の中の命の温もりが、空を通して彼に伝わってきた。
ふと、彼は卵をしみじみと見つめ、リーフィアのことを思い浮かべる。
もしも・・・もしも本当に、彼女と愛し合うことが出来たら。もう一度、卵を抱くことになるのかもしれない。
そう思うと、彼はふっ、と笑いを浮かべた。そう・・・彼女の卵を抱けたら。そのとき、本当に幸せになれる。


290 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:10
「ただいまー」
帰ってきた彼は、快くそう声をかける。そしてそのまま、自分の部屋に入った。
と、隣からリーフィアがとことこと歩いてくる音がする。マグマラシはドアを開け放ち、ベッドにもたれた。
「失礼します」
清楚なその声が聞こえて、リーフィアが現れる。横たわったまま、マグマラシはそれを見つめた。
微笑んだ彼女は彼のベッドまでゆっくりと足取りを進める。そしてそのまま彼の横に腰を下ろした。
リーフィアは不安なく彼の顔を覗き込む。そして彼も、笑って彼女の毛並みを撫ぜた。目を細めた彼女は静かに鳴いた。
鈴を転がしたようなその音は、心地よくマグマラシの耳に触れたと同時に、彼の心を高鳴らせた。
強い鼓動が、彼を焦らしてゆく。溶け合った彼女との距離の間にあった溝は既に埋まっている。
「今日は・・・」
「――マグマラシさん」
マグマラシが何かを言いかけたと同時に、彼女はいきなり話し出した。彼はそれに驚いて身を竦める。
彼女の表情は優しく、まろく、濡れて深い瞳は彼の表情をしっかりと写し取っていた。
何も言えずにいると、ふふっ、と彼女は一度満面の笑みを浮かべる。彼は尚戸惑っていて、彼女はその彼に話し始めた。
「昨日――私はヘルガーに強姦されるところでした。でも、マグマラシさんが助けてくれたお陰で、私はこうしてここにいます」
ここで切った彼女は、しっかりとマグマラシのことを見つめる。マグマラシは真に迫ったようなその言葉に身を硬くする。
しかし、まだよく分からないために、笑う彼女の顔を見つめることしか出来なかった。
「だから・・・お礼をしたいんです。彼方を――気持ちよくさせてあげたい」
彼は一瞬その意味を理解できなかった。しかし、やっと驚くと、彼の唇に柔らかいものが触れる。
それは直ぐに離れるが、もう一度笑った彼女は続きを述べた。
「昨日、昨日はいやなことばかりでした。――でも、一つだけいいことがありました。気持ちよくさせてあげる方法が分かったから。
――御礼をしていいですか・・・?」
彼は顔が赤くなるのを感じた。熱を持った彼の体は火照り、なんだかとても顔を直視していられない。
彼女は首を傾けて彼の顔を覗き込む。彼は下半身が疼いたことを確かめた。
もう一度、彼は彼女とキスを交わす。互いの舌で愛撫して、重ねて、擽り合った。温かな愛撫を止めて口を離す。
マグマラシはついに決心して首を縦に振る。そして、彼は壁にもたれるようにベッドに乗った。そしてそのまま、足を開く。
彼女は優しい笑みを浮かべて、彼の顔を見つめた。マグマラシとリーフィアの視線が交差する。


291 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:10
彼は彼女が手で扱くもの・・・と思っていたが、彼女が顔をうずめようとしたのを見ると、必死で止めようとする。
「わ!おい、汚いって!止めろ!」
さすがにマグマラシも焦っていた。顔を真っ赤に染めている。が、当のリーフィアは止めようとはしない。
それどころか、笑ってマグマラシにこう言った。
「マグマラシさんのですもの。汚くないですよ。――あんな奴らのものと比べたら、全然」
そういわれたマグマラシは怯む。その隙に彼女は彼のモノの先端に下をつけた。
「!いっ!」
前回扱かれたときとは比べ物にならない。彼の疼きは納まらず、モノは肥大していった。
彼女は彼のモノを飲み込むように口に含んでいく。その度に彼女はモノが大きくなることが分かった。
彼女の控えめな口はその辺りですでにいっぱいだった。そのまま彼女は、彼のモノを加えて出し入れした。
強い快感が彼に迫りくる。
レロレロ・・・ピチャァ・・・
「んっぅ・・・ぅあッ・・・!」
もはや声を出さずにはいられない。彼があえぐ声を聞きながら、彼女は尚モノをしゃぶり続ける。
彼が気持ちいいことを知ると、ますます彼女は嬉しくなった。
少し彼女はモノの先端の方をなめ始める。彼女は彼のモノを巧みに舐め続けた。
チュル・・・レロレロ・・・チュチュ・・・
彼は耐え切れずに痙攣を始める。真っ赤な顔にある紅い瞳はすでに虚ろ、中を眺めていた。
と、彼女は彼のモノも痙攣し始めたことを確かめた。彼女は裏側を舌でなめ始める。
レロ・・・ピチャピチャ・・・
「口離せっ・・・限界だ、出るッ・・・!」
切れ切れにそう訴えるが、彼女は一向に離す気配が無い。寧ろ、彼女はより深く咥えようとしていた。
が、これ以上の快感に彼は耐え切れなくなっていた。
一度彼女の口内でモノは肥大し、一気に精液を吐き出す。
ビュルルルッビュウゥッ!
彼女の口の奥に強い感覚があったが、彼女はその精液を何とか飲み込もうと喉を鳴らしている。
熱いそれはなかなか喉をくぐり辛かったが、何とか全て飲み干し、彼女は一息ついた。
絶頂に達した彼は、そこですこしぐったりと横たわっていた。


292 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:10
直ぐに立ち上がった彼は、彼女の顔を見つめる。
「気持ちよかった・・・ですか?」
微笑んだ顔でそうたずねる彼女に、彼は笑って頷く。放心状態の彼は、少し虚ろな目で彼女を見ていた。
「・・・そんな飲み込んでよかったのか?」
「マグマラシさんのものですもの」
彼女もまた、笑って頷いた。幸せそうな顔の彼女を見つめた彼もまた、幸せそうな顔をしていた。
こういう形の幸せもいいものかもしれない。そう思ったときに、彼は深く息をついて後ろに倒れた。
「疲れた・・・今日はこの辺にしておく」
今日の行為は彼にとって少し激しかった。今まで感じたことが無かったほどの快感である。疲れるのは無理もない。
彼女は少し名残惜しそうだったが直ぐに理由を理解すると、笑ってベッドを降りた。
「それじゃ、おやすみなさい」
ぺこり、と下げた頭を見つめた後、閉まるドアには目もくれず彼は目を閉じてため息をついた。
――疲れた、本当に。そう彼は思った後に、深い眠りにつく。
いつか、結ばれるのか。いつか、幸せになれるのか。
ただただ、――それを思いながら。
ただただ、――それを強く祈りながら。

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293 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 08:12
リーフィアが積極的な第八話でした。
あと二話で終了なんだぜ!ということでした。

そういえば映画が開封されたそうですねぇ。
でも自分にはずいぶんと関係ない話でして、見に行きたくとも家族の視線が痛いし
なんとなく恥ずかしいんすよね。
ガンバレヨオレ

294 名前:へたれ 投稿日:2007/07/15(日) 08:43
俺も映画見に行きたいけど…独りじゃなぁ…。
誰か一緒に行ける人が欲しい…


295 名前:ぱよっく◆C.Av0BoA 投稿日:2007/07/15(日) 12:17
一人のほうが楽しめるよ

296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/15(日) 13:57
恥ずかしいのなんて一回目だけだ

297 名前:28×1 投稿日:2007/07/15(日) 15:26
やはり家族と友人の目が痛いんだぜ!orz
見に行くのムリっぽいすなぁ・・・。
働けど働けど尚わが暮らし楽にならざるじっと手を見る・・・。
金がねーよorz

もう直ぐエロが出てくる筈(早っ)。
ともかく「朱珠日」、story-3でふ。やっとこさもう一人のキャラがあらわになるぜ!(何
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朱珠の日没 story-3.出会い

紅い瞳に風景が映し出される。あの夢――いや、先ほどと同じように。
自分の姿を確かめるが如く、己の手を見つめる。そこにあるのは、翠色。嗚呼、自分だ。いつでも姿を変えることができる、その自分の体。
「起きたのか」
立ち上がろうとした瞬間に、唐突に静寂が破られ、僕は瞬時に声のした方向を見つめた。
白銀は日に当てられなお白く、そこには一匹のイーブイが立っていた。
鋭いその声は、女性のものだった。――女の子、というわけにはいかないということは、自分の目が確かめている。
銀の体毛を蓄えた彼女は通常のイーブイより大きく、その純粋な瞳は捨て鉢気味な雰囲気をかもし出している。
イーブイはそのまま近づいてくる。その純毛は常に光の尾を引き、艶やかに光り輝いていた。
彼女はそのまま目を細め、私のことを見つめる。その瞳に、今まで見ることの出来なかった私の姿が映し出される。
「サーナイト・・・か」
翠の手、純白の体。サーナイト、その種族名は私の名前の如く、彼女は呟く。
借り物――似せて創ったこの姿の中、瞳の紅玉は今尚彼女を映し続けている。
彼女の冷たい態度は、捨て鉢な心は、――何か、自分の中に深く刺さるものがある。
「私――いや――俺は、どうしてこんなところにいる?」
自分の声の抑揚の強さを確かめ、私は――いや、俺は一人称を改めた。姿を変えるとき、同時に声も変わるのは辛い。
と、イーブイは急に俺のことを見つめ始めた。詮索するが如く、その瞳は俺をなめるように見つめ続ける。
やはり、何か彼女の瞳の奥、冷たい過去が垣間見える。――そうでなければ、こんな――。
不意に彼女は口を開く。
「潮騒だ。海が騒いでいると思えば、お前が浜に倒れ臥していた。――それを引き上げたと同時に、潮は正常に戻る。これはどういうことか、知りたいだけだ」
海――その単語が耳を掠めたと同時に、俺の心の中に何かが湧き上がる。憎み、恨み、怒り。それに似た感情が交錯する。
その瞬間に、不意に笑いがこみ上げてくる。俺は口元を歪めた。
「俺は海を憎んでいる。海も俺を憎んでいる。ただそれだけのことだよ――。」
歪んだ表情に浮かんだ朱珠。滄海と反転した色の其れは、その中で鈍い光を放っていた。
イーブイは、何か深刻そうな表情を浮かべている。何か――苦悶としか、例えようのない表情を。
「――お前に、名前はあるのか」
急にそう訊ねられ、俺は一瞬きょとんと虚空を見つめた。名前。――なにかあった筈だが、思い出せない。
いま種族名を使うとしても、姿を変えれば何度でも名前は変わる。すでにそれは名前の機能を話していない。
「無い。あったような気はするんだけど――覚えてない」
その答えを予測していたかのように、イーブイは尾を振る。また白銀の粉が舞い降りるように、毛先が瞬いた。
ふと、その表情の中に幼さを見つけ出した。・・・大分、幼い。まだ大人とは言えぬ、そのあどけなさを。それを暗い過去が塗りつぶした、小さな塗り残し。
「お前に、相応しい名前を与えてやろう。――カーマイン」
カーマイン・・・。その名を聞いたとき、己の鼓動が高鳴る。嗚呼、己が求める、その色は。
瞳の紅玉、否、黄昏に全てを染める朱珠の色――。
「緋色。お前の色だ。きっと――お前の波動も、緋色だろう」
波動――?波動の色、とそう彼女は言ったのだが、意味をうまく理解することが出来ずに混乱する。
「貴方の名前は――?」
不意に尋ねられた彼女は、俺には目も止めずに即座に答える。
その素振りは、塗りつぶされた過去から生まれた、捨て鉢な応答。
「ノエル・クリスだ。呼び捨てでいい」
ノエルはそのまだ幼い瞳に緑青色を映し、彼女はそう答えた。冷たい回答の中、
――気に掛かる。彼女の、過去。
「ノエル――どうしてそんなに捨て鉢気味なんだ?」
何か言い当てられたように、彼女の瞳孔がすぼまる。その一瞬のうちに、何が起きたか分からなかった。
いつの間にか俺の体は地面の上に臥していた。目の前の彼女は、痛々しいほどの過去を背負った表情を浮かべ、にらみつける。
そしてそのまま――どこかに駆けていった。

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298 名前:28&;×1 投稿日:2007/07/15(日) 15:30
トレロカモミロ すごいはないき うしをころがしたべてしまうオレ!
なんかこのメロディを某ゲームで見つけてからはまってしまって耳から離れない
どうしたらいいのやら

次回にエロが入る予定・・・なんですがね。

299 名前:三月兎 投稿日:2007/07/15(日) 18:42
>28×1さん
毎度、あなたの重厚な作風には感心するばかりです…



BOOST-chapter.30が出来上がったんですが、
さっき父がPCを会社に持って行ってしまいました……(泣
帰ってくるのは明日なんで、それからUPします。
待っていた方ごめんなさい。

今は携帯で見てるんですが、
小説、見にくいですね……(特に私のが改行の関係でガタガタです………)

300 名前:名も無き人間 投稿日:2007/07/15(日) 19:20
どうも! こっちでは初めまして!

最新話が出来たので、こちらで載せてみます!



「んっ……うっ……んんっ……んっ……」

チコリータは正直、全てを吐き出しそうに成っていた。

だが大好きなロコンの精液を吐いたら、嫌われてしまうと思っていた。

チコリータは押し寄せる吐き気を振り払って、ロコンの精液を飲み込んでいった。

「ハァッ……ハァッ……大丈夫か? チコリータ? 吐き出しても良かったのに……」

「ぅ……私は大丈夫。ロコンは平気? おちんちんが真っ赤だけど……痛くない?」

「全然痛くないよ。俺のは元から赤いんだ。さっき見ただろ?」

「だけど……思い切り吸っちゃったし……」

「俺は大丈夫。凄く上手だったぞ。……今度は俺が気持ち良くする番だ。」

ロコンは暫く息を荒げて余韻に浸っていたが、直ぐにチコリータを心配した。

あれだけの量を飲んだのだから、悪影響が出ると思ったから。

だがチコリータに変化は無く、逆にロコンを心配した。棒が真っ赤だからだ。

しかしロコンの棒は元から赤いので、問題は無かった。

チコリータは思い切り吸い付いたので、痛めてしまったと思っていたのだ。

ロコンはそんな心配を他所に、笑顔で大丈夫と言うと、チコリータの後ろに回り込んだ。

「もう濡れてるんだな……じゃあ、遣るぞ?」

「うん……優しくしてね。……この方が遣り易いかな……」

ロコンは初めて見たチコリータの秘部を見ると、また勃起してしまった。

目の前で愛液に塗れている秘部を見れば、誰でも勃起するだろう。

チコリータは少し緊張していたが、ロコンを信じて足を広げた。

「先ずは手で擦るからな。痛かったら直ぐに言えよ? 我慢するなよ?」

「分かってるよ。それに……ロコンならきっと気持ち良くしてくれるって信じてるから。」

「チコリータ……じゃあ、擦るぞ。」

チコリータも緊張していたが、ロコンもそれ以上に緊張していた。

顔には出してはいないが、頭の中では混乱していた。

だがチコリータはロコンを心から信じて足を広げ、遣り易い体勢をとった。

そして……ロコンは一度頷くと、先ずはチコリータの太股を撫でた。

「ハァッ……ロコンの手……暖かいね……もっと遣って。」

「あ……あぁ。分かってる。じゃあ、直接擦るからな。」

それだけで、チコリータは快感の声を上げ、求めていた。

それに応えるかのように、ロコンは秘部を直接擦る事にした。

既に濡れていたが、ロコンは爪を立てないように優しく擦り始めた。

「ンアン! ハァッ! ロコン……気持ち良いよ……もっと擦って。」

「手は終わり。次はもっと気持ち良い事してやる。……んっむ……」

チコリータは余りの快感に体を激しく衝動させ、更なる快感を求めた。

このまま手で擦っても良いのだが、ロコンは止める事を決めていた。

四足歩行で歩けば土で汚れ、秘部を擦ると黴菌が入る可能性が在るからだ。

ロコンはゆっくりとチコリータの秘部に口を持っていき、舌で舐め始めた。

「アァン! ダメ! ハァッ! ンア! アァン!」

「ハァッ……んっむ……ハァ……ハァ……んんっ……っむ……」

チコリータは想像以上の刺激に体を激しく衝動させ、快感に溺れていた。

ロコンの棒は更に勃起し、チコリータの秘部を舐めながら腰を振っていた。

「ハァン……ンアッ……ゥッン……私……もう……イッちゃいそう! アァン!」

「分かった。じゃあ、一番敏感な所を舐めるからな。いくぞ……」

チコリータは既に絶頂の手前まで来ていた。秘部から出る愛液も増えてきた。

ロコンは絶頂が近い事を知り、メスの排尿器であるクリトリスに舌を絡ませた。

「アァン! ロコン! イァン! ハァン! ッアン!! ダメェ!!」

「お、一応勃起するんだな。……じゃあ、吸うぞ。」

ロコンの舌が触れた瞬間、チコリータは今までで一番激しく体を衝動させた!

そして舐めている内に、クリトリスが大きく成ってきた。勃起と同じだ。

それを確認すると、ロコンはクリトリスを口に含み、優しく吸い始めた。

「イアアン!! イクッ!! ロコ〜〜〜ン!! イヤアアアァァァ!!!」

「うわぁ!?」

その行為にチコリータが耐えられる筈も無く、チコリータは愛液を噴射し、イッた。

その量は大人を遥かに凌ぐ量で、舐めていたロコンは勿論、直撃を受けてしまった。


301 名前:へたれ 投稿日:2007/07/15(日) 20:37
始めっからエロシーンからくるなんてっっ!!
凄杉!!!!

302 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 21:22
話の先が思いつかん……。とりあえず2話目を。
朝パートからとばしてます。


2. The Second Day

はるか遠く――『ひょうせつの れいほう』の方角から日が昇る。
日の光は瞬く間に、街を、森を、谷を、全てを明るく照らし出していく。
しかし、まだ街のポケモンたちが起きだすには早い時間だった。
そんな中、1人だけ起きている者がいた。チコリータだった。
「…………」
チコリータはぼんやりと昨晩のことを思い出していた。そして、ヒノアラシが最後に言っていたことも。
『…この薬は少し効き目が強くてね……。3日くらいは効果が続くんだ……』
ヒノアラシは確かにそう言っていた。それを思い出したせいか、チコリータは体が熱くなるのを感じた。
チコリータのつるは、自然とアソコへ向かって、シュルシュルと伸びていく。
(熱い……)
チコリータはつるを伸ばし続ける。もう少しでアソコに届くというところで、チコリータは何か思い立って、
仰向けになる。自分でも見えるが、他人にも丸見えだ――それが、より一層の興奮をもたらす。
(熱い……熱い……)
ふっ…
「……!!!」
つるの先端がアソコに触れる。伝わってくる刺激に、チコリータはふるりと体を震わせた。
つっ…つぃーっ……
「んっ……」
つるを器用に操り、アソコをなぞる。声が出そうになるのを必死にガマンする。
クシュクシュ…
「んぁ……はぁ…ん……。ダ、ダメ…声が……」
シュルシュルチュル…
「あぁ…ふっっ……っん……。も…う、ガマン…できない……」
そろそろ限界が近づいていた。たえかねて、思い切り声を出してイこうとしたときだった。
「ふぁぁぁ……。あれ、おはよう……もう、起きてたの」
ヒノアラシが、まだ眠そうに目を擦りながら起きた。チコリータは驚きのあまり、勢いよく後ずさった。
「あ…お、おはよう。ヒノアラシって朝早いんだね?」
「まぁ、ね……。今まではチコリータが『早く救助に行こう』って無理矢理起こしに来てたけど……」
「そ、そうだったっけ? あ、あははは……」
この場を誤魔化せてよかった……。このときのチコリータの考えはまだ甘かった。

303 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 22:55
書き込めてたのか……。間があくけど続き続き。


とりあえず、チコリータはヒノアラシのすすめで、近くの人気のない川に向かった。
体に付いた汚れを落とすためだ。今、自分の体の匂いをかぐと、甘いような、なんとも言えない匂いがした。
別に嫌な匂いではない。むしろ、朝方の興奮を思い出させるような…そんな匂いだった。
アソコがまた疼いてくるのをガマンしつつ、チコリータは川へ向かう足を速めた。

チコリータはヒノアラシに言われた通り、『ちいさな もり』の近くにある、人気のない川を探した。
しかし、どこにも川は見つからない。途方にくれていると、
「よぉ、チコリータじゃん。どうかしたの?」
声をかけてくる者がいた。驚いて振り返ってみると、
「ワニノコ……」
目の前にいたのはワニノコだった。ワニノコはチコリータに訊く。
「こんなとこで何してたんだ? 探し物?」
ギクリ
(するどい……。さすがに野生のカン、っていうのが強いわね……)
しかし、ここで誤魔化すと、かえってややこしくなってしまう。そう考えて、チコリータは正直に話した。
「…うん。実はね、この辺に川があるとかないとか聞いてね」
「川? あぁ、その川ならこっからちょっと離れたところに確かにあるぜ。…何するんだ?」
「……体洗うだけだけど。…見に来る気?」
「あ? い、いや別に見に行きゃしねえけどよ。なんつーかこう…ほら、気になるもんじゃん?」
「……えっち」
その言葉を聞いて、あわあわとワニノコがあせり、うろたえだす。しばらくすると、シュタッ、と手を上げて、
「んじゃま、心ゆくまで洗ってきなよ。じゃな!」
マラソン選手よろしく、走り出す。チコリータは心底呆れた様子で、教えられた川に向かった。
川へと向かう途中、ふとチコリータは思った。
(…そういえば、ワニノコってどこからあそこに来たんだろう?)
その答えは到底出てくるはずがなかった。

304 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 23:00
走り出したワニノコは、ある場所を目指して走っていた。しばらくすると、急に景色が開けた。
着いたのは川だった。そしてそれは、ワニノコがチコリータに教えた川だった。
だが、覗きをするためにここへ来たわけではなかった。別の目的があった。
ただ、人に見られない所に来たかった。その気持ちだけで、ワニノコはここにやって来た。
ここは『ジャブジャブがわ』の下流域。でも、誰もこんなところには来ない。それを、ワニノコは熟知していた。
「…………はぁ」
ワニノコはその場に座り込む。バシャ、と水音がはじけた。
「危なかった……。チコリータにバレやしないか、ひやひやしたぜ……」
そう言うワニノコのモノは、もう辛抱できないとばかりに張り詰めていた。
ワニノコは自分のモノを握る。そして、手を加速させながら扱きあげ始めた。
「くっ……。あいつ…昨日、何、してたん、だろうなぁ……。ふぅ……」
チコリータから漂ってきた、何だか甘ったるい匂いをオカズに、扱き続ける。
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
「う…あぁぁぁっ!」
ビュウウゥゥゥッ! ビュビュッ! ビューッ!!
早くもワニノコはイってしまった。白く、ネバネバした液体が川面を流れていく。
「やべっ……」
一瞬起き上がったワニノコだったが、すぐにまた川に倒れ込む。盛大に水しぶきがあがった。
「…ま、どうだっていいか。この川だって流れてるんだ。すぐにどっかで分かれて、沈んじまうか」
ワニノコはしばらくそのまま寝転がっていた。10分くらい経ったあと、
「そうだ。チコリータの昨日の行動、調べてみよっと」
そう言って、ワニノコは『うつくしそうげん』に向かって歩き出した。

305 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 23:00
走り出したワニノコは、ある場所を目指して走っていた。しばらくすると、急に景色が開けた。
着いたのは川だった。そしてそれは、ワニノコがチコリータに教えた川だった。
だが、覗きをするためにここへ来たわけではなかった。別の目的があった。
ただ、人に見られない所に来たかった。その気持ちだけで、ワニノコはここにやって来た。
ここは『ジャブジャブがわ』の下流域。でも、誰もこんなところには来ない。それを、ワニノコは熟知していた。
「…………はぁ」
ワニノコはその場に座り込む。バシャ、と水音がはじけた。
「危なかった……。チコリータにバレやしないか、ひやひやしたぜ……」
そう言うワニノコのモノは、もう辛抱できないとばかりに張り詰めていた。
ワニノコは自分のモノを握る。そして、手を加速させながら扱きあげ始めた。
「くっ……。あいつ…昨日、何、してたん、だろうなぁ……。ふぅ……」
チコリータから漂ってきた、何だか甘ったるい匂いをオカズに、扱き続ける。
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
「う…あぁぁぁっ!」
ビュウウゥゥゥッ! ビュビュッ! ビューッ!!
早くもワニノコはイってしまった。白く、ネバネバした液体が川面を流れていく。
「やべっ……」
一瞬起き上がったワニノコだったが、すぐにまた川に倒れ込む。盛大に水しぶきがあがった。
「…ま、どうだっていいか。この川だって流れてるんだ。すぐにどっかで分かれて、沈んじまうか」
ワニノコはしばらくそのまま寝転がっていた。10分くらい経ったあと、
「そうだ。チコリータの昨日の行動、調べてみよっと」
そう言って、ワニノコは『うつくしそうげん』に向かって歩き出した。

306 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 23:05
一方、チコリータも、ヒノアラシの言っていた通りの川を見つけていた。辺りを見回してみても、
誰の姿も見当たらない。本当に人気がないようだった。チコリータは安心して、川に入る。
「…ちょっと冷たい、かな……。でも今は春だし、大丈夫だよね」
パチャパチャと水を浴びる。冷えた水が、熱くなっていた体を少しずつ冷やしていく。
だが、ある1点にかけたとき、異変が起きた。
「…っはぁ……。あ……」
アソコにかかった瞬間、冷えていっていた体が再び熱くなってきていた。
もう今度こそ、理性の歯止めが利かなくなっていた。
チコリータはつるを伸ばし、それをアソコにあてがった。そして……、
ゴシュゴシュゴシュゴシュ!!
激しくつるを上下させ、自分のアソコを責めたてる。あふれ出る愛液が、水面に滴り落ちていく。
「んあっっ! はぁっ! あ……ヒノ、アラシぃ…ふぅぅっ!!」
朝の自慰行為でイっていなかったチコリータは、つるをますます加速させていく。
昨晩の行為を思い出し、それをオカズに、ただひたすら快楽を貪り続ける。
「ふわぁぁぁぁぁっっ!! も、もう……い、イく――――っ!!!!」
ショワアアァァァァァッ!! パチャチャチャッ!!
チコリータは派手に潮を吹き、おもらしまでして、イった。
ひざが笑ってしまって上手く立っていられないチコリータは、水の中に座り込んだ。
「はぁ…はぁ…。イっちゃった……。潮吹いて、おもらしして……」
チコリータは自分で行為の結果を復唱する。そのために、チコリータは赤面した。
――恥ずかしい。しかし、過去には決して戻れない。たった今までのことは、もう取り消すことができない。
「…………」
チコリータはその場から動かなかった。しばらくの後、チコリータは顔を上げた。
「…まあ、いいよね……。別に、誰かに見られたわけじゃないし……」
一瞬前までのことを忘れることにしたチコリータは、基地への帰り道についた。

307 名前:blue 投稿日:2007/07/15(日) 23:11
その頃、ワニノコは『うつくしそうげん』に来ていた。
「え? チコリータ? そうね……そういえば昨日の夜、何か持って基地に行ってたわよ」
「で、帰ってきたのか?」
「ううん、帰ってないわ。たぶん、そのまま基地で会議だと思うんだけど……」
「わかった。ありがとう、ポポッコ」
ワニノコはポポッコからの情報から、
「…やっぱ、基地で何かあったんだな……」
チコリータの昨晩の行動を推測していた。そして、とても明るい笑顔で、目を輝かせて、
「うしっ! じゃあ今晩ヒノアラシに訊いてみっか」
決意を固めたのだった。


なんか…書き込みの調子が悪いな……。途中2重……。
いちおう、朝はここまで。まだ昼パートは製作中でありますです。

308 名前:蜘蛛魚 投稿日:2007/07/16(月) 00:38
これだけ時間かけてまだ3話と言う事実・・・
しかも一話一話話が短い・・・
なんかおかしな文がいっぱいあるが
気にしないでくれ
___________________________________________________
ニューラが興奮してる中、外が騒がしくなってきた
「ちっ、もう追ってかよ、おいおきろ行くぞ」
「は、はい」
ニューラたちは勢い欲 外に飛び出した
そしてまたしてもがむしゃらに走り出した
「おいこっちだ」
ニューラが遅れていたチコリータに声をかけるため振り返る
!!団員たちだ
チコリータは急いでこちらに向かってくる
『みつけたぞやれ』
モンスターボールからポケモンがだされた
「お前たちは!」
出てきたのはピカチュウとフシギダネだった
「安心しろこいつらは俺の仲間だ」
「そうなんですかそれなら安心ですね」
「ようおまえら、とっととその団員たちをやってくれよ」
しかし向こう側は表情をかえずにこちらを見てくる
『いけおまえらやってしまえ』
その合図とともにピカチュウたちが攻撃し始める
ニューラは咄嗟に攻撃をよけ
「おまえら、まさかダーク化しちまったのか?」
「ニューラさんもうこの人たちは仲間じゃないです」
「うあぁぁぁぁぁぁ」
突然気が狂ったかのようにニューラが攻撃し始める
ニューラの一撃で相手は倒れた
ニューラは悔しさのあまり叫んだ
『そうだおまえの精神が弱るときを待っていたんだ、いけ実験機Ω』
そのΩと言う機械がなぞの超音波を発する
「ぐわぁぁぁぁ」
「どうしたんですか」
ニューラは突然苦しみだしたがチコリータにはなんの影響もない
ニューラの苦しみが止まった瞬間チコリータに向かって襲い掛かった
ズバッ
「きゃ、なにするんですかニューラさん」
その言葉でニューラは平常心を取り戻したが技ともう一度攻撃して耳元で囁いた
「今のうちに逃げろ」
そしてニューラはチコリータが攻撃をかわしたかのように見せかけ
チコリータを逃がした
ニューラ達は基地に連れられていった

牢獄
・・・・・・
・・・・
・・
そこは牢獄といってもかなり広くピカチュウ、フシギダネがいっしょだった
監視がどこかにいき、いきなりピカチュウが声をかけてきた
「ニューラ〜無事だったかよ〜」
「おまえらダーク化したんじゃ」
「おれは闇になんかならないよ、俺はお前がいなくてさびしかったんだよぉ」
「あぁ、わかったわかったそいやフシギダネは?」
「あいつならお前に怒られると思って別の牢に自分からいったぞ、どうしてくれるんだ」
「そんなこといわれてもな」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・

そしてチコリータはもと入た小屋に戻っていた
「ニューラさんは絶対帰ってくる」
そう信じ小屋で潜んでいた
ガサッ
突然外から音がしたのでチコリータはドアから顔をだした
ヒコザルの群れだった群れといっても数は5〜6匹だった
そのヒコザルたちはこちらにきずいたらしく、こちらに向かってくる
「やい、おまえおれたちの縄張りでなにしてるんだ」
「あ、ここあなたたちの住処だったんですか、すいませんすぐでていきます」
「いや俺たちの縄張りに入ったしかも聖地だ、こりゃあすこし罰をあたえないとな」
「はい・・・なんでもしますので痛いのはやめてください」
「大丈夫逆に気持ちいから」
その言葉をちょっと不思議に思ったがチコリータは鎖で縛られた
「さぁいけえお前らただし処女みたいだからばれないように購入するなよ」
そのことばにチコリータは、まさかと思ったが抵抗しても縛られていては無意味だった
無数のヒコザルがチコリータに襲い掛かる
それぞれ体に張り付きいろいろな急所を攻めまくる
「ハァン・・・やだ・・・ンアッ」
「ふむアソコをこするだけで反応するとはなかなかだな、よしおまえらなめろ」
チコリータの胸とアソコに舌があたる
「ヒッ」
ピチャ・・ピチャ
「ア・・・アァン」
甘い声と匂いが小屋に漂う


309 名前:Z(ゼット) 投稿日:2007/07/16(月) 00:52
う〜〜〜〜バトルバトル

今 バトルを求めて全力疾走している僕は
どこにでもいるごく一般的なポケモン

強いて違うところをあげるとすれば
格闘ポケモンに興味があるってとこかナ――
名前はルカリオ

そんなわけである町にある
ポケモンバトル場にやって来たのだ

ふと見ると
ベンチに一人の若いポケモンが座っていた

ウホッ!いいゴーリキー…

ハッ

そう思っていると突然そのゴーリキーは
僕の見ている目の前で
腰のパワーセーブベルトをはずしはじめたのだ…!

ジジー…

やらないか

そういえばこのバトル場は
格闘ポケモンが多いことで
有名なところだった

格闘ポケモンに弱い僕は誘われるまま
ホイホイとバトル場に
ついて行っちゃったのだ ♥

彼――
ちょっとワルっぽい
ポケモンで
ゴーリキーと名乗った

ポケモンバトルもやりなれてるらしく
バトル場にはいるなり
僕はやりあうことになった

よかったのか
ホイホイついてきて
俺はベトベトンだって
かまわないで食っちまう
ポケモンなんだぜ

こんなこと初めてだけどいいんです…
僕…ゴーリキーさんみたいなポケモン
好きですから…

うれしいこと言ってくれるじゃないの
それじゃあ
とことんよろこばせてやるからな

言葉どおりに
彼はすばらしいテクニシャンだった
僕はというと
ダメージを与えられる快感の波に
身をふるわせてもだえていた

しかし その時
予期せぬでき事が…

ブルブルッ

うっ…!

で 出そう…

ん?もうかい?
意外に早いんだな

ち、ちがう…
実はさっきから胸のとげがむずむずするんです
バトル場をさがしてたのもそのためで…

くうっ

そうか…

いいこと思いついた
お前 俺の中ではどうだんしろ

えーっ!?
あなたの中へですかァ?

男は度胸!
何でもためしてみるのさ
きっといい気持ちだぜ

ほら 遠慮しないで撃ってみろよ

彼はそういうとはいていたパンツを脱ぎ捨て
逞しい体を僕の前につきだした

自分の中にはどうだんを撃たせるなんて
なんてポケモンなんだろう…

しかし 彼の堅くひきしまった体を見ているうちに
そんな変態じみたことをためしてみたい欲望が……

それじゃ…
やります…

クン…
ズ!ズズ!
ニュグ!

と、トゲが・・・は…はいりました…

ああ…つぎははどうだんだ

それじゃ出します…

ボゴ〜ン!!!

いいぞ
腹の中にどんどんはいってくるのがわかるよ

しっかりケツの穴をしめとかないとな

ド〜ン…

くうっ!気持ちいい…!

この初めての体験は
フリーバトルでは知ることのなかった絶頂感を
僕にもたらした

あまりに激しい快感に
はどうだんを出しきると同時に
僕の体は 鍛え上げられた肉体の中で
あっけなく果ててしまった

ああ――っ!!

バキッ
チャッ
ヒューン

このぶんだとそうとうPP溜まってたみたいだな
腹ン中がはどうだんでパンパンだぜ

はっはっ

どうしたい

あんまり気持ちよくて…
こんなことしたの初めてだから…

はあ…

だろうな
俺も初めてだよ

ところで俺の力こぶを見てくれ
こいつをどう思う?

すごく… ちきゅうなげです…

でかいのはいいからさ
このままじゃおさまりがつかないんだよな

ヒョイ!

あっ…

ドウッ

こんどは俺の番だろ?

ああっ!!

いいぞ…
よく(体が)しまってやがる…!

出…出る…

なんだァ?
今出したばかりなのにまた出すってのか?
PP絶倫なんだな

ちっ ちがう…!!

なにイ? こんどはきあいだまぁ?
お前 俺をソーナンスとまちがえてんじゃねえのか!?

しーましェーン!!

しょうがねえなあ
いいよ、いいよ
俺が受けといてやるからこのまま出しちまえ
技まみれでやりまくるのも
いいかもしれないしな!

え―――っ!?

――と
こんなわけで
僕の初めてのはどうだんは
○○○○な結果に終わったのでした…

書かずにはいられなかった
反省はしていない
28×1さんごめんなさいw

310 名前:へたれ 投稿日:2007/07/16(月) 03:19
まぁ…とりあえずエロが入ってたからセーフか…
面白い展開方法でしたね!ある意味新鮮!


311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/16(月) 03:48
く〇みそ×ポケモンきたーー(゚∀゚)ーー!!
なんというコラボ

色んな意味でGJ!!

312 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 08:43
>>309
ぬ?漏れ?
・・・なんかしたっけ俺・・・(´・ω・`;
とにかくGJ!

いろいろな人が書いてるからには俺も書かねばならぬな
・・・ということで書かねば・・・
今回はエロが入るハズなのでちょい長めです。
飽きずにお読みください(爆
な〜お、強姦ネタなんで苦手な方はお引取りを〜。
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朱珠の日没 story-4. 冷酷

捨て鉢気味・・・何度人にそう言われただろうか。劣等感ともつかぬ、その単語を。
カーマイン――それは、私が私に着けた、自虐のための名の筈だった。
緋色。自らを傷つけた証、鮮血と同じ色。赤黒いそれは、私の名だった。
だが、それは何よりも彼の名に相応しい。その紅い瞳、紅玉、朱珠の如く煌く色。
それは私とは逆、強さのための色だ。――私に相応しい色は、何なのか。
幼い筈のこの体とは裏腹に、精神を記憶で塗りつぶした、私の色は。
――本来なら、私は今年16の筈。未だ挫折を知るには早いというに、この漆黒の瞳の奥、幼さは微塵しかない。
この銀の四肢は、ただただ疾走するのみ。行き着いた先は――丘の端、崖。
ここは真東に向いている。黎明はいつもここから望むことができる。
足元はコバルトグリーン、暁を見るその場所は、私の避難場所だ。何時もここで、過去を振り返る。
――あの時。あの時、私の未来は曲げられた。心体を心行くまで壊しつくされ、精神を貶められ、私は幼さを捨てた。
嗚呼、あの事が無ければ、今はどうなっていたのか。純粋で無垢な、普通の少女でいられただろうか。
そのことを思えば思うほどに、唯虚しさのみがつのって行く。
あの時、私は幼さを塗りつぶした。当て所ない傷を、幼さに向けた。
未来が絶たれた、その傷を。


313 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 08:44

――私がまだ無垢だった頃――トレーナーの元にいたときのことだった――

いや、トレーナーの下、というのは正しく無い。その頃は既に、一人だった。だが今のように定住はせず、旅をしていた。
たった一人の旅。しかし、その頃は未だ、挫折も痛みも知らぬ、唯純粋なばかりで、今のように、――汚されては、いなかった。
もともとはトレーナーの元にいたために強さにも自信があり、負けたことは無かった。
其れが過ちだったのか――?
記憶が溢れだす。思い出すよりも早く、全てが脳裏に演じられて――。

『・・・もう夜になっちゃった』
濃藍の空は闇と混じり、その中を星屑が瞬く。その小さすぎる光は到底照らすに足らなかったが、月光がただ照らし続けている。
夜旅が危ないということは、トレーナーの元にいた頃から知っている。ここで腰を下ろすしかなかろう。
木の根元に座り込んだ私は、今日一日のことを改めて思い出し始める。
・・・不可解な噂を聞いた。嘗て猛威を振るっていたとある組織の残党が、この辺りにいる、と。
その組織はポケモンを実験道具としてあしらい、兵器として扱っていたという組織である、と。
未だ他に何をしているかは分からないから、気をつけろ――と、このあたりに住むピジョンさんが教えてくれた。
けれども、私は勝つ自信はあった。だから安心して、そこで眠りにつこうとする。
――その時、茂みの擦れる音が聞こえた。
私は瞬時に戦闘体制に入る。きっとこの夜のこと、グラエナあたりだろう。私は軽く落ち着いて、その戦慄を味わっている。
しかし、現れたのはグラエナでも、ヘルガーでも、ましてや他のポケモンでもなかった。
服こそ改めてはいるものの、それは噂に聞いた姿と同じ――。
『こんなところにイーブイか?――まぁいい、戦うか』
私は一気に身を引き締めた。勝てるはずだ、この程度の相手なら。
人間は腰にあるベルトから、見慣れた赤と白のボールを取り外し、突起を押す。白光が迸り、現れたのは――。
見たことの無いポケモンだ。紫のベールのような体、紅い石を体に持ち、大きな帽子を持つポケモン。
ゆらゆらと浮かぶそのポケモンは私の二倍ほどの大きさはあったが、それでもかまわずに私は突進をかます。
『――?!』
冷たいような感覚が走り、私は地面に叩きつけられる。そしてその分、私にダメージが回った。
相手のほうは、一切の傷を持たず、ただ不適に私のことを睨み付けるだけだ。
『ムウマージ、マジカルリーフ』
ムウマージと呼ばれた、そのポケモンは近くにある木々から葉を?ぎ取り、そのまま呪念のような物を籠めはじめる。
こうしてはいられない。私は逃げようとして、必死で銀色の足を走らせようとした。
――しかし、その体に鋭い痛みが走る。その衝撃に倒れ臥した体に、容赦なく葉の嵐が叩きつけられた。
何故かと問う間もない。私はその時、その攻撃は必ず当たるということを悟る。
痛みが体中を痛めつけていく。傷自体は無いが、体力は徐々に削られていく。
漸くその嵐が止まったときには、私はずいぶんなダメージを受けていた。瀕死ではないが、立てるほどの力も残っていない。


314 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 08:44
逃げることも出来ず、ムウマージは迫ってきた。この後、嬲られるのか、それとも一気に傷つけられるのか。
しかし、私の瞳は別の物を捉えた。白光がムウマージを包み、ボールの中に戻っていく。諦めるのか、と安堵する。
――だが、違った。人間は近づいてくる。
人間は私の体に手を触れた。否だったが、傷一つ無いが弱った体は言うことを聞こうとはしない。
どうする気だ。物珍しい色違いを捕まえる気か。
『っ!』
そう思った刹那、人間は私の後ろ足を開いた。私の秘所が露わになる。
人間は私の秘所を舐めるように見つめ、意地の悪い、不適な笑みを浮かべた。
『雌か。丁度良い、どうせ女にはありつけねぇんだ。こいつで我慢させてもらうかな』
『――!』
“その組織はポケモンを実験道具としてあしらい、兵器として扱っていたという組織だ。
未だ他に何をしているかは分からないから、気をつけろ”――。
嘗てトレーナーの元にいた頃、「人間はポケモンを獣姦してはいけない」ということを聞いたことがある。
だが・・・この人間は、その禁忌を犯そうとしている。そしてそれを行うからには、この組織は――女性の変わりに、性の捌け口をポケモンに設けたのだ。
その言葉の意味を悟った私は足掻こうとしたが、体がついて行かず、ただ人間を震えた瞳で見つめることしか出来なかった。
そのことをいいことに、人間は小さな私の体を抱きかかえる。汚らわしく、また恐ろしいが、逃げることが出来ない。
『っ――』
人間は大きく私の後ろ足を開かせた。私の股間が、誰の目にも見せたことの無かった場所が、こんな形で見つめられることになり、羞恥の気持ちが溢れる。
そんな私の気持ちも知らずに、その汚らわしい手で私の体に指を這わせていく。
私の上半身、白銀の毛の中を探るように手は弄る。
人間の指が捜し求めていた「それ」に触れ、私の尻尾が跳ねるように反応する。
まだ成熟していないのに加え、四足歩行独特の小振りな胸のラインを、なぞる様に指が動いていく。
その度に、何かぞわぞわとした、落ち着かない感覚が嵐のように襲い来る。
円を描くかのように指を滑らせていたかと思えば、人間は不意に私の乳房にある突起に触れた。
『!』
私の体が跳ねる。その感覚を面白がるように、人間は何度も乳首を弾いていく。
その都度、私はこの不幸が、この悪夢が覚めることを祈り続けた。だが、これは悪夢でもなんでもない。――現実だということを、人間は思い知らせる。
玩具のように人間は私の胸を遊んだ。大きくない乳房を揉み、痛さと同時に不思議な感覚を否定しようとする私を嘲笑う。
人間は完全に私を玩具にしていた。そう、性的な玩具。抵抗も何も出来ない私を、翻弄させている。
が、そうとはいえ人間は奇妙なまでに興奮しており、荒げた息の合間には微かな声が聞こえてくる。


315 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 08:45
胸を遊びつくした人間は、飽きたとまでに手を離す。開放されるとは微塵も思っていなかった。が、少々の期待を裏切るが如く、人間は私の秘所に触れた。
胸を玩んだことによって、既に秘所は気づかぬうちに愛液を分泌していた。濡れた秘所は、音こそ立てないものの確実に人間の欲求を再現している。
人間は割れ目のラインに沿って指を滑らせていく。が、私が声すら上げぬことに疑問を抱いていた。
『声もださねぇのか・・・相当だな』
と、人間は割れ目の端にある突起に触れる。一気に私の中を迸るが如く「何か」が駆け巡った。
腰を浮かせて、私は痙攣を起こした。人間はきっとその口を綻ばせていただろう。それはまるで私に対する嘲笑のように。
そのまま人間はその突起を弄り続けた。私も声こそ立てぬものの、段々と息が乱れていく。
息が速くなったところで、人間は私の中に、その指を入れてきた。
『・・・!!』
今まで誰も受け入れたことの無かった、誰も入れたことの無かった私の内側に、この汚らわしい人間の指が入っている。
そしてその指は、私の肉壁の間を潜り抜けるように、柔らかい肉の中に、奥深くまで入り込んできた。
何とも言えない感触だ。憤りと同時に、何か不思議な感覚が湧き上がる。だが其れを無理してでも快感と思わぬように、私は力を籠める。
指は根元まで入りきり、そのまま私の内側、柔らかい肉壁を強く押す。
『ぁ・・・っ』
先ほどの感覚が強く私の中に起こった。私も、私を汚している人間の息も速く、高潮しているのが分かる。
指はそのまま、私の内側を開拓するように渾身の力を籠めて掻き回す。
何があったか分からない。感覚は膨張して、私の中で弾ける。頭が白くなったようだった。
人間は漸く指を私の中から出した。安堵感と憎悪感が同時に生まれ、私はどうすることも出来ない。
この姿勢ではどうしても膣から出でる指を見つめるしかなかった。指は私の内側から溢れる愛液に塗れ、全て指が出た後も糸を引いている。
否定したかった。私が汚されたという事実を。だが、現実は迫り来る。
――人間は、一度動かぬ小さな体の私を退ける。地面に横になった私は、どうすることも出来ずに、ただ荒く息をしていた。
やっと開放されるのか、と思った。幸せを垣間見た。――それが、こんな形で破られることとは知らずに。
人間は、自らの服を脱ぎ捨て始める。その動作を見て、私は芯まで凍りついた。火照っていたはずの体が。
下半身の服が取り外され、肌が現れる。そして――人間の、肉棒が露になった。
『いやあぁぁぁぁ!!』
叫びは声にならず、ただ嬌声のみが口から漏れ出た。その声に興奮したのか、肉棒から透明な液が滴る。
私は再度逃げようとした。立たぬ足でもがき、地面を掻く。だが、人間は刻々と私に近づいてくる。
人間は、その腕で私を抱きかかえた。憎い人間の顔を垣間見たかと思うと、私の顔は人間の胸元辺りまでに下がった。
――そしてその次の瞬間に、人間は私の秘所を肉棒に押し付ける。
わずかな水音が敏感な私の耳に届いた。その水音に伴って、激痛が姿を現した。
肉棒の先端は私の未だ小さな秘所に減り込んでいた。痛みが私を襲うが、人間はいやらしく笑いながら私のことを見下している。
容赦なく、人間はその肉棒を私に埋めていった。小さな穴には不釣合いの、太く、長い肉棒が、私のことを貫いていく。
『―――!!!』
激痛は頂点に達した。私は倒れるように人間の胸元に触れる。大きな耳が、人間の早鐘を打つ心臓の音を捉える。
肉棒が全て埋まる前に、肉棒は既に奥の壁にたどり着いていた。小さな穴は、肉棒を包みきれなかったのだ。
処女を奪われた事実より先に、人間に犯された憤りのほうが強く私を支配する。
犯され、処女を奪われた証の如く、私の秘所からは鮮血が滴っている。そして人間の肉棒も、犯したという満足感を伴って血に濡れていた。
そしてそのまま――
――


316 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 08:45
『あばよ。なかなか良かったぜ、やっぱり小さいと締まるな』
人間は最後に私に卑猥な言葉を浴びせかけ、その場を去っていった。
私は――相手が飽きるまで犯され続け、身も心も貪られ、貶められた。
人間は何度も私の中で精液を吐き出し、それでもなお陵辱を止めようとはしなかった。
――そのままの時間が過ぎ、倒れ臥した私の耳に羽音が聞こえる。そして・・・聞いたことのある声が。
『ノエルちゃん?!どうしたんだ、しっかりしろ!』
動かぬ体を揺さぶり、ピジョンさんは何度も心配する言葉をかけた。
そして私が犯されていたことを知ると――私を背に乗せ、決死の覚悟で山を降り、人里に下りたのだ。
だが・・・私は子宮を傷つけられ、子供を孕めぬ体となっていた。
子孫を残せず、傷つけられた小さな心体は、幼さをかなぐり捨て、塗りつぶした。
強い憎しみの、鮮血の色で。

「――カーマイン、か・・・」
冷酷な私の声は、ただ、空虚に響くばかりだった。
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317 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 08:52
>28×1さん
私、実は強姦モノは少し苦手で・・・・・・
でも、ストーリーが気になるから読みます!

318 名前:Z(ゼット) 投稿日:2007/07/16(月) 08:56
28×1さんはじめまして
某所から飛んできたZ(ゼット)というものです。
一発目から変な小説で申し訳ありません。
次はまじめに書こうと思います。
あとほかの作家さんたちもよろしくお願いします。
P・Sここはだいぶチコリータが人気ありますね。

319 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 09:05
・・・ちょいと重い話でした。オマケに長いし。
ぬー、「月下翡翠」とは違う文章の書き方でエロにしたわけですが、どうもこの書き方でエロはニガテです。。。
エロさがでてればいいんですけどね。

人里に下りてポケモンセンターにいくところを書こうとしたのですが、
どうしても書きづらかったので省略しました。
だってだって、ポケモンセンターで産婦人科ですよ、書きにくいじゃないですか!(何

320 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 09:10
・・・ボタン押すの忘れたまま他のスレ見てた俺テラバカス

>>317
自分は強姦モノが好き・・・というかなんと言うか、ムリヤリが好きな人間ですからな。
逆にラブラブなアレはかなり苦手だったりする。。。
・・・まぁ、ストーリーは前文と最後ちょっと読めば分かっちゃう辺り分かりやすいオレ

>>318
某所というと某所ですかw
いえいえ、謝るこたないかと。

チコリータは可愛いですからね。人気あるのも無理ないです。

――って自分!うpしなければ!

321 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 09:15
しばらくエロが出ません・・・・・・・ごめんなさい。
一応、出す予定はあるんですけど・・・・・・・・ね。

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chapter.30 ―ジムリーダー・ユウキ―


「使用ポケモンは3体、勝ち抜き制。勝利条件は、相手方ポケモンの全滅」
審判がルールを告げる。
やっぱ公式は違う。久しぶりや、この感覚。
長方形型のこのフィールドは、四方を高さ10メートルの壁に囲まれ、
その上に観客席がある。
ジムリーダーはんの横には、えらい強そうなバシャーモが控えとるな。
まあ格闘タイプは苦手やけど、攻撃当たらんかったら一緒や。
「まずは俺からいくぜ! いけっ!サンドパン!」
なんや、あいつちゃうんか。
白光と共に、鎧のような皮膚に無数の棘、前足に鋭いツメを蓄えた褐色のポケモンが出現した。
「サンドパンか・・・・・よし、ニューラ、一番手はお前だ。いけ!」
よぉぉしッ!やったるで!
俺は前へ進み出た。

「サンドパンVSニューラ。
 ――戦闘開始(はじめ)っ!」
審判の合図と同時に、サンドパンが低い姿勢で突っ込んできた。

えらいええ動きしとるやんけ。
でもな。見え見えや。

足元に煌く銀光。
しかし、ニューラには掠りもしない。
それを跳び越えて、瞬時に背後を取った俺は、奴を切り裂くべく爪を繰り出す。


ニューラの攻撃は、だが、サンドパンを傷つけるには至らなかった。
ガッキィィィン――って何やねん!音おかしいやろ!
なんと、彼の“きりさく”は分厚い背中の装甲に弾かれたのだ。
――嘘やろ?んなアホな・・・・

「――がっ!!」
次の瞬間、甲高い剣戟音と共に、俺は後方に吹き飛ばされた。
サンドパンの、振り向き様の一撃。咄嗟に腕を上げるのが精一杯だった。
疾風の如き神速の横斬りだった。その攻撃を受けた爪が、まだ痺れている。
――この俺が、まともに反応でけへんとは・・・・・・・

体勢を立て直す前に、サンドパンの爪がニューラに襲い掛かる。

連撃に継ぐ連撃。

攻撃は躱すか、爪で受けるか、いなしたりして食らってはいないものの、このままではジリ貧だ。
だが、先程の一撃がいつ来るとも限らない。うかつに手を出せば、その瞬間にカウンターであれを
合わせられて終わってしまう。

矢継ぎ早に繰り出される攻撃に、ニューラは反撃の機会を掴めずにいた。

322 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 09:15
「ニューラ!さっきのは“居合い斬り”だ!
 速いのは初撃だけだ。落ち着いて相手を見て、反撃しろ!」

ご主人が叫ぶ。
――そうか。道理であん時だけ異常に速かったんか。

「ほう。8つのバッヂは伊達じゃないみたいだな」
ジムリーダーが感心している。
――えらい余裕やんけ。見とけよ。その表情、変えたる!

サンドパンの右上からの振り下ろしを左手で受け流し、即座に右の爪を斜め下から閃かせる。
顔面を狙ったその爪を、サンドパンは左前肢を上げてガードする。
――読み通りや。
俺はガラ空きになった左脇腹に、右回し蹴りを叩き込んだ。
右足の爪が背中と比べて柔らかい腹部に食い込み、サンドパンを大きく吹き飛ばす。
「な・・・・!!蹴り!?」
ジムリーダーは驚きを隠せない。
アホか。何のために足がついとるんや?使わな損やろ。

ちなみに、回し蹴りはご主人に教えられた。
ご主人は、何か知らんけど“武術”をやってて、体術だけやったら俺でも勝たれへんぐらい強い。
ポケモンより強い人間なんか、そうそうおるもんやないで?
エネコロロのあの動きも、ご主人が自分の足運びを四足獣用にアレンジして、教えたんや。


――さあ、とどめや!

俺は大きく跳躍し、倒れ伏すサンドパンへと渾身の力を込めた一撃を振り下ろした。

――もろたで。
ニューラは勝利を確信していた。

だが――次の瞬間、それは驚愕へと変わることとなる。
耳を劈(つんざ)く風切り音が聞こえた時にはもう遅かった。

居合い斬りを胸に食らった俺は、錐揉みながらほぼ地面と水平に吹き飛ばされ、5メートル程地
面を転がり、ようやく停止。血の跡が線を引く。

――もう動かれへんのやなかったんかい・・・・・・
立ち上がったサンドパンの腹の傷は、あまり深くはない。
硬いのは背中だけやないっちゅうんか?

「ニューラ、大丈夫か!」
「俺としたことが、とどめや思て気が緩んでもたわ・・・。
 でも、まだいけるで」
「よし。
 ――接近戦は不利だ。距離をとれ」

しゃあないな。ホンマは好きやないねんけど・・・・・・

サンドパンの追撃を大きく後方に跳び退って躱し、着地。
同時に、口腔から白く冷たく輝く吹雪を吐いた。

急速な気温の低下に、サンドパンの表面は見る間に霜に覆われていく。
氷づけだ。

「しまった!サンドパン――」
俺が氷タイプやっちゅう事忘れとったんか?
なんぼ強い言(ゆ)うたかて、ジムリーダーなんて大したことあらへんな。
「ニューラ。冷凍パンチだ」

俺は地面を蹴った。右手に冷気を集中させ、体重を乗せた一撃を真っ直ぐに叩き込む。

凍ったサンドパンは、僅かに身を動かすのが関の山だった。
命中の瞬間に再度、冷気が渦を巻き、サンドパンは斃れた。

「サンドパン、戦闘不能」
審判の声に、観客達のざわめきが混じる。

「戻れ!」
斃れたサンドパンの身体は、すぐに赤い光と化し、吸い込まれた。

「ちっ・・・・・油断したな・・・・・。
 次はこうはいかないぜ?」
ユウキが腰のボールを手に取った。

「二体目はお前だ!いけっ!――」

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323 名前:メイ 投稿日:2007/07/16(月) 12:49
>>320
まさか、ラブラブのって私のだったりします!?きゃああ!まさか!(←うるさい)
一部ラブラブですけど(おい)そんな純粋なラブストーリーなんて書けませんから、いろいろ絡んでくる予定ですよ。

・・・ってまさか私の勘違いですか?違ってたらすみません、28×1さん・・・。(汗

>>三月兎さん
ニューラが活躍、ニューラ好きの私としては嬉しい限りでしたよ〜**
続き期待してますね。


324 名前:天の助 投稿日:2007/07/16(月) 12:55
ポケモン同士のエロ小説を探してます。もしあったら教えてください!

325 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 13:01
>>324
まとめwiki↓にいけばたくさんありますよ。
http://www34.atwiki.jp/pokemon-erostory/pages/1.html
というか、今のところ殆どの作品がポケモン×ポケモンですよ?

326 名前:28×1 投稿日:2007/07/16(月) 13:47
>>323
いえ、おいらはそういうわけではなくw
ただ過度なアレ(何と言うかたとえるなら昼ドラのアレっす)が苦手なだけでして。

>>324
あっ!漏れが大好きな数字がっ!

327 名前:メイ 投稿日:2007/07/16(月) 14:43
>>326
ああ、勘違いでした;;すみません。
てか私も苦手ですわ、昼ドラ。見るのはまだいいけど(おい)書くのは・・・ね。
では失礼しました!!

328 名前:天の助 投稿日:2007/07/16(月) 15:24
ほかにあったら教えてください!

329 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 15:28
>>328
今のところ、私が知っているのはあれで全てですね。
他の掲示板でも探してみたらいいんじゃないんですか・・・・・・?

330 名前:アルカ 投稿日:2007/07/16(月) 15:53
第十話


「こ、これは・・・」
「あぁ、媚薬と同時に麻痺毒も入ってるんだ。
体が動かないだろう?」
「チッ!こんな小細工・・・!」
「『こんな小細工』で動けないお前はどうなんだ?w」
「・・・ウウウゥゥゥッ・・・!」
「そう唸るな・・・。
一応縛っておくか」
「!!?」
春徒は黒雨に手を縛られた。
足は縛る気はないらしい。
「何で手なんだよ!ふざけんな!」
「ふ〜ん・・・?」
「ち、違う!そう言ったあれじゃない!」
「ハハハwお前面白いなw
・・・これでどう変化するかなぁ?」
スッ・・・
「!! ひっ・・・!」
「おーおー、大分濡れてるな?」
「全部お前のせいだろう!」
「いつまでそう強がっていられるかな・・・」
黒雨はいきなり指でさすり始めた。
一番感度の高い場所に。
「っ!く・・・うああぁ!」
「気分はどうだ?」
「さ・・・いあく・・・だな!」
息を切らせつつ春徒が必死の抵抗を示す。
すると黒雨はさすっていた手を止めてしまった。
「・・・っ・・・」
春徒が一瞬だったが名残惜しそうな顔をしていた。
黒雨はそれを見逃さなかった。
「もっとやってほしかったのか?」
「ち・・・がう・・・!」
「ほぉー?それじゃこのままやめるけど」
「っ・・・!」
「やって欲しいなら強請らないとなぁ?」
春徒にとっては屈辱的な言葉だ。
しかし感情が抑えられるわけでもなく・・・。
乞うしかなかった。
「・・・って・・・れ・・・」
「聞こえないぞ?」
「や・・・って・・・くれ・・・」
「さっきの抵抗はどうしたことか。
やって欲しいならやるけど」
すると黒雨は何故かしゃがみ込んだ。
「・・・?」
春徒が不思議そうに思っていると、いきなり秘部を舐め始めた。
「っ・・・!ひゃぁぁぁっ!
く・・・うあうぅっ!」
ピチャ・・・ピチャピチュ・・・。
「んぅぅぅっ!!!
や・・・はぁぁっ!」
ピチャピチャ・・・。
黒雨は舐めるスピードを上げてきた。
「っ・・・うあぁ!!!
子・・・われ・・・るぅぅぅっ!!!
はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ビクゥッ!
体を仰け反らせた。
幸い潮はふかなかった。
・・・が、気絶をしてしまったようだ。
「・・・数分は目が覚めないな・・・」

331 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 18:44
コロコロ主観が変わる私のスタイル。
いいとこなのに、場面変わってるよ!って突っ込まれそうです・・・・・・

今回は、久しぶりにブラッキー主観です。

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chapter.31 ―依拠するもの―


ロケット団、トウカ支部。
トウカシティ西の海岸から、迷路のような洞窟を経て、ようやくここにたどり着いた。
街の地下にこんな基地が広がっているとは、住民は夢にも思わないだろう。

「ターゲットはトウカシティに到着したか」
タイガーの声に、女性団員が答える。
「ええ。只今メインスクリーンに映し出されているのが、諜報員からの映像です。
 なお、ターゲットを、1年前に逃走した“ナイン”と断定しました」

長方形のこの部屋には、短辺の一つに大きなスクリーンが一つあり、長机と椅子が長辺と平行に
幾つか並べられている。広さはそれほどでもなく、会議室、と言った風情だ。

俺達は今、スクリーンとは反対側にある扉からここへ入ってきた所だ。

「おお、タイガー。やったじゃないか。遂に見つけたんだな!」
椅子の一つに座っていた人間の男が、立ち上がってこちらへ歩いてきた。

「ああ。上空から双眼鏡で探すのには苦労したよ」
「(えぇーっ!?そそそ、その作業はボクがやってたんじゃないっすか・・・・・・・・)」
ラットが下を向いて呟く。二人には聞こえていないようだが、俺の長い耳にはよく聞こえる。
「それよりパンサー、奴にやられたグラエナとカイロスはどうなってる?」
「ああ・・・・・・・それがな。グラエナの方は何とかなりそうだが・・・・・・・
 ――カイロスは、意識が戻らぬままだ。
 戻ったとしても、二度と戦場に出ることはできないだろう。
 ・・・・・・・再起不能だ」
「ふん、所詮その程度のポケモンだったってことか」
「だが・・・・・
 フォックスとビクスンはここでは俺を除いては最強だった。
 そのエースポケモンが、あの二匹だったのだ。
 ――これは、由々しき事態だぞ」
「フッ、ここの支部長のお前にとっては確かに痛手だったな。
 でもまあいいんじゃないか?
 ナインを本物だと断定せしめた功績は、ボスも認めてくれるだろう。
 すぐに穴埋めを派遣してくれるさ」
「恐らくそうなるだろうが・・・・・
 そうだ、ボスといえば。
 ――ボスが、ここトウカ支部にお見えになる」
「なんだと!?」
「ナイン発見を本部に報告した所、すぐこちらへ向かうとの知らせがあってな。
 ・・・・・ボスにとっても、奴の存在は大きい」
「ほう!・・・・・これで俺たちの株も上がるな!」
「(ボクは・・・?)」
「ああ。
 ――当初の予定では、今晩捕獲作戦を決行するつもりだったが・・・・・
 ボスが来られるまで待つことになった」
「そうか」

パンサーが俺を見下ろした。
「ブラッキー・・・・・いや、エイト。
 もうすぐ兄弟が戻ってくるぞ。楽しみか?」
「ええ、まあ・・・・・・」
「ま、奴の捕獲任務の中心になるのはお前だけどな。
 しっかりやれよ!」
「・・・・有難き御言葉です」
――どうせ俺たちを兵器か何かとしか考えていない癖に。

正直、俺はナインが羨ましい。
こんな所にいるのは願い下げだ。
でも・・・・・・
――あいつが、いるから。
組織を抜け出したら、二度とあいつには会えなくなる。
ここにいれば組織は、俺が手柄を立てたら、必ずあいつに会わせてくれる。
それだけが、今の俺の心の支えなんだ。

――だが、俺は知っている。
あいつは、俺を繋ぎ止めておく為だけに、生かされている。
そうでなければ、戦闘能力に乏しいあいつは、とうの昔に処分されている筈だ。

だからこそ――
俺が、守ってやらないと。初めて俺を好きだと言ってくれた、あいつを。

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332 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/16(月) 19:30
お久しぶりです。

最近忙しくて…

では最新話です

第16話
[カントーの3神鳥]
セレビィはやっと口を開いた。だがその台詞は三体を驚かす。
「あなた達に…どう言われようとも…私が自ら復活を促さなくとも…カイオーガ、グラードンは復活します。」
その事実だけは、伝説の三体は知らなかった。話を理解できない三体を代表しファイヤーが問うた。
「どういう…ことですか?」
セレビィは、彼らにさえ黙っていた事実を話し始めた。
「彼らは一億年周期で復活するのです。カイオーガグラードンが、かつて復活したのは一億ニ千年前…そして今…ムロとキンセツを繋いだ一直線より南では海水面上昇、北では気温の上昇が自然に起き始めています。私が彼らを呼び起こすことを誘発しなくとも…彼らは1ヶ月後…間違いなく復活します。」
復活の時期に来ていたことは知らなかった伝説の三体は愕然としていた。カイオーガグラードンは、カントーの三体の伝説のポケモンでさえ、止めることは出来ない巨大な力である。
ファ「では…我々はどうすれば…?」
セレビィはファイヤーの問いに答えた。
「とにかくジョウトの三体と合流しなさい。あなた達に話した以上、彼らに話さないわけにはいきません。今はなしたことを漏れなく伝えなさい。」
ファ、サン、フリ「は、はいっ!」
三匹は飛び立とうとした。だがファイヤーだけが、セレビィに呼び止められた。
ファ「なんですか?」
ファイヤーはセレビィに近寄ってきた。セレビィはファイヤーに耳打ちであることを伝えた。
「では…お願いします。」
セレビィは立ち去ろうとして、今度はそれをファイヤーが呼び止めた。セレビィは振り向き、
「…?なんですか」
と聞いた。
ファ「本当にカイオーガグラードンを呼び起こす目的でないとすれば、あなたがここに来た目的は…何なんですか?」
その質問に、セレビィは静かに答えた。
「今の段階であなたが知る必要はありません…。」
ファイヤーはその言葉を意味深く感じた。そしてセレビィは、ホウエンの森へ姿を消した。

続く。

333 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 20:46
黒親猫さん、久しぶりですね!
伏線の張り方が上手です・・・・
これからのストーリー展開が気になりますね。


では、BOOST第32話です。
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chapter.32 ―青い竜(ドラゴン)―


ここからだと、バトルの様子がよく見える。
ニューラとサンドパンの戦いは本当に凄かった。
周りの観客達は、未だ興奮冷めやらぬといった様子だ。

「すげえぞ、あいつ!ユウキのサンドパンを・・・・・」
「てゆうか、ここんとこユウキとあそこまで戦えたトレーナーがいたか?」
「いやいや、ユウキはこれからだぜ!なんたってまだあのバシャーモがいるしな!」
「・・・・お、次のポケモンを出したぞ!」

ボールから白光が飛び出す。その光はどんどん大きくなり・・・・・・・・
――まだまだ大きく・・・・・・って、大きすぎない・・?

現れたのは、目の覚めるようなライトブルーの巨体に、赤い大きな翼。
その巨躯を、僕の胴体よりも一回り太い四本の足で支えている。
太く長い尾は、上面が青、下面が翼と同じ赤い色だ。
そして、左右それぞれに三枚ずつの鰭(ひれ)をもつその頭を上に向け、咆哮した。

GRRRRRRROOOOOOOOOOOOON!!!!

空気が震えている。聞く者の腹の底を震わせるような、威厳に満ちた叫び声だ。

「ニューラVSボーマンダ。戦闘開始」

そんな中、冷静そのものと言った声で審判が開始を告げる。
さすがはプロだ。


「おい、いいのか?ドラゴンで。
 ――ニューラ!吹雪だ!」

そうだ。氷タイプ相手にドラゴンって・・・・おかしくない?

ニューラが凍える吹雪を吐いた。あれをまともに食らえば、ボーマンダが耐えられるはずもない。

だが、ジムリーダーだけあって、作戦はちゃんとあったようだ。
「ボーマンダ、火炎放射」
「な・・・まずい!」

両者の中央で、互いのブレスが激突。
冷気と火炎が打ち消しあい、水蒸気の白煙を上げる。
バトルフィールドは一瞬にして、霧に包まれた。

「うおお!すげーけど見えねー!」
「どうなってるんだ?」
歓声が上がる。
確かに、ほとんど何も見えない。

その時、サーナイトが呟いた。
「わたしには見えるわ」
「え、そうなの?僕は全然見えないけど・・・・・」
「私も見えないし・・・・
 サーナイト、教えなさいよ」
サーナイトが目を閉じた。
――どうやって見てるんだよ?
「今・・・・・・・ちょっと、ニューラが押されてるわね。
 だんだん均衡が崩れてきてるみたい。
 このままじゃ、いつか・・・・・・・・――あっ!」
「え、何?どうしたの?」
「だめ・・・・・ニューラが・・・!!」

「お、霧が晴れてきたぞ!勝負はついたのか?」
近くにいた男が叫んだ。

見ると、フィールドに立ち込めていた霧は徐々に薄れてきている。

倒れていたのは――ニューラの方だった。

その全身からは、黒煙が上がっている。
サンドパンにやられた胸の傷も、焼け焦げて塞がってしまっていた。
血の焼ける嫌な匂いが、ここまで漂ってくる。

「戻れ!」
ニューラの身体は、赤色光に包み込まれ、サファイアの手の中へ戻った。

「ニューラ、戦闘不能」
これで、2対2。しかもあのボーマンダは無傷だから、完全に振り出しだ。

「クソ、やっぱり噂通りの強さだぜ・・・・・
 ニューラはもともと特攻は得意じゃねぇし、
 何より力対力の勝負に持ち込まれた時点で負けだ。
 様子を見るように指示を与えればよかったな・・・・・・
 まあいい、後悔は後だ。ニューラ、よく頑張ってくれた。
 ――次はお前だ!いけっ!カイリュー!」

サファイアが腰のボールを投げた。
ジムに来る前に、ポケモンセンターで引き出していたのはこのポケモンか。

出てきたのは、ボーマンダに勝るとも劣らない巨体だが、こちらは二本の足でその体を支えている。
凶悪そうなボーマンダとは対照的に、どことなく愛らしい顔つきだ。

「カイリュー対ボーマンダ。戦闘開始」
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334 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 20:49
↑333・・・・・・(だから、何?)

そういえば、333さんは仕事で次回作が書けなくなったとか・・・・・
残念ですね・・・・・・

335 名前:三月兎 投稿日:2007/07/16(月) 20:54
>>333
ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!???????
警告文忘れてました!!!!!!!!ごめんなさいっ!!!!!
(※やや過激な表現が含まれています。ご注意ください)ってやつ・・・・・・・
今更遅いですね。本当にごめんなさい。あと、連投もごめんなさい・・・・

336 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/16(月) 22:28
―12―

「イア……私の声が聞こえる?」
 フィズの声だ。僕を覗き込んでいる彼女の顔が見えた。
あの後確か、彼女の隣に仰向けで倒れこんだんだったっけ。
頭がふわふわして、記憶があやふやだったけど、どうにか気を失うことはなかったみたいだ。
「うん……聞こえるよ。フィズ」
「よかった。初めてのあなたには苦しかったでしょう。でも、よく耐えてくれたわ」
「フィズも……ずいぶん苦しかったでしょ? 無理させてごめんね」
 自分の肉棒で、彼女の割れ目を無理やり広げ、ねじ込む。
今になって考えてみれば、とても申し訳ないことをしてしまったような気がしたのだ。
「謝ることなんかないわ。イアはちゃんと雄としての使命を果たしてくれたじゃない」
「そ、そうかな?」
「ええ。それに、気持ち良かったでしょう?」
 確かに気持ち良かった。あの快感は未知数と言えるかも知れない。
でも、また感じてみたいと思える余力は僕には残っていなかった。
「気持ち良かった。けど、すごく……疲れたよ」
「少し休んだら、水浴びしにいきましょう」
 言われてみれば僕もフィズも、体のあちこちに愛液がついている。
最中は意識する余裕なんてなかったけど、なんだか何とも形容し難い生臭さが鼻をつく。
「そう……だね」
 僕は大きく息をついて天上を見上げた。僕の体を疲労が支配している。
ある程度予想はしていたんだけど、こんなに激しいものだったなんて。
フィズは僕よりは元気そうだ。どんなものかという心構えがあったから、少しは余裕なんだろうか。
ぼんやりしてると本当に眠ってしまいそうになる。瞼が重い。さすがにこのまま寝てしまうのは抵抗がある。
「もう大丈夫。外の池に行こう」
「ええ」
 ふらふらした足取りで僕は小屋の外に向かった。
無理してるのがばればれだったんだろうけど、フィズは何も言わずに僕についてきてくれたんだ。

――――――――――――――――――――――――――――――
 どうにか山場は越えられた感じかな。
あと何話で終わるかなあ……。

337 名前:へたれ 投稿日:2007/07/17(火) 00:56
何話も続いて欲しいです。

338 名前:ソウル 投稿日:2007/07/17(火) 01:10
330>小説うまいですね!もっと書いてください!!

339 名前:三月兎 投稿日:2007/07/17(火) 01:37
今度は忘れずに・・・・・・・・

(やや過激な描写があります!ご注意ください!)
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chapter.33 ―真竜の闘い―


私の出番は、まだなのね・・・・・。

てゆーか、カイリューはとぉっても強いから、私の出番はきっとないよぉ・・・・・
エーフィにいいとこ見せたかったのにっ!

・・・・・でも私じゃ、あのボーマンダに勝てるかどうかわからない。
ご主人様の選択は正しい。


「ボーマンダ、龍の息吹だ!」
ボーマンダが、口腔から高熱を帯びた藍色の炎を吹き出す。
だが、それがカイリューに届くことはなかった。
カイリューが前面で閉じていた翼を広げた勢いだけで、
そのブレスは散り散りになり、掻き消えてしまったのだ。

ボーマンダとそのトレーナーが目を見開く。
「う・・・・・・嘘だろ!?」
「オ、オレのブレスが・・・・・」

「カイリュー、お返しだ。龍の息吹!」
ご主人様の命令に従いカイリューが吐き出したその息吹は、藍色ではなく、ほぼ白に近い青だ。
炎は、燃える物質によって色が異なるが、高温になるほど白色に近づいてゆく点は同じだ。
白色になるのは、約1300℃。

その超高熱の息吹が、ボーマンダへと迫る。
トレーナーの立つ、バトルフィールドから隔離された円形の床にいる私にも、その熱が伝わってくる。

だが、間一髪のところで、ボーマンダは空中に逃れた。
ボーマンダのいた地面が高温で溶け、煙を上げる。

「空中戦か・・・・・望む所だ」
カイリューの口調は、高音域のその声に似合わず堅い。

そして、次の瞬間――
――その巨体が、消えた。

数瞬遅れて、衝撃波が空気を振動させる。
私は思わず目を瞑ってしまった。

それから1秒も経たないうちに――私が目を開ける前に、物凄い衝撃音と共に、地面が振動した。

目を開くと、地面に叩きつけたボーマンダを、上空のカイリューが見下ろしている所だった。

「この私と空中で渡り合おうなど・・・・・1000年早い。
 己の力の無さを悔いるがいい」
そう言うと、口腔に黄金の光を煌かせた。破壊光線だ。
ボーマンダは、何とか首を擡(もた)げる事はできたが、もう遅い。
――いや。ボーマンダも、その口腔に同じ輝きを宿した。
最後の力を振り絞り、カイリューへと狙いを定める。
「今避ける事は容易いが・・・・・・・
 我が力と貴様の力、どちらが上か・・・・・・試してみるか?」
ボーマンダは、その問いに答えるが如く、収束させた光を発射した。
同時にカイリューも、光線を放射する。

激突した両者の光線は、先程の吹雪と火炎放射のようにはならなかった。
圧倒的な破壊力を持つカイリューの光線が相手のそれを飲み込み、減速すらすることもなく、
ボーマンダを貫いた。
同時に、爆音。光と熱風が、ここまで押し寄せる。

想像を絶する大爆発だった。

光と煙が収まり、ボーマンダの姿が見えてきたとき、ユウキと観客達は、驚きを隠せない表情で
絶句していた。
彼の深紅の翼は跡形も無く消し飛び、胸には大穴が穿(うが)たれている。
だが、その傷跡からの出血はない。高温で焼き切れた為だ。
さらに、全身に無数の傷跡、大火傷、複雑骨折。

ボーマンダの最後の反撃は、皮肉にも自分と相手の破壊光線を二重に食らうという悲惨な結果を
もたらしたのだ。

「ボーマンダ、戦闘不能」
審判は、ここへきて未だその表情を変えない。
見上げたプロ精神だ。

ユウキが、苦虫を百万匹まとめて噛み潰したような顔で、ボーマンダを戻す。
「ぬぬぬぬぬぬ・・・・・・・・・
 俺のボーマンダが、こうもいいように遇(あしら)われるとは・・・・・・・
 バシャーモ、お前でもかなりキツいかも知れねぇ・・・・・・
 だが、今頼れるのはお前だけだ。頼むぞ!」
「任せとけ。俺が・・・奴を倒す!」
フィールドに降り立ったバシャーモの手首から、炎が吹き上がる。
カイリューもニュートラルポジションに戻り、着地した。

「カイリュー対バシャ−モ。戦闘開始」

「カイリュー。まずは、ドラゴンクローだ。相手の力を測る」
カイリューが翼を開き、バシャーモへと低空飛行で迫る。一瞬でその距離はゼロになった。
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340 名前:メイ 投稿日:2007/07/17(火) 02:02
>>336
黒親猫さん、はじめまして。メイという者です。
こちらは皆さんのすばらしい小説を覗かせていただいて、ノーマルのスレでこりこり書いております。
黒親猫さんの小説は、前から読ませていただいてました。これからも期待です!

>>カゲフミさん
やっぱり育てやネタは良いですね**ゲームで預ける時いろいろ考えてしまいそうです(おい
続き楽しみにしてます。

>>三月兎さん
臨場感たっぷりのバトルシーン、ごちそうさまでした!
バシャーモの実力、気になりますね。。続き期待してます*

341 名前:菜梨 投稿日:2007/07/17(火) 02:13
皆さんの小説を見てると
必ず思うことが すごいなぁ・・・です。
皆さんの文才に憧れながら、自分も早く続きを書かねばと思いました(`・ω・)
物語的にはラブストーリーが一切ない予定です(あの森でラブは無理くさいw)
強姦系が多くなりそうですが、これからもよろしくです(´・ω・)ノシ

342 名前:28×1 投稿日:2007/07/17(火) 14:15
なんだかこの中にいると自分のが(゚Д゚)に見えて仕方が無いw
どうすればいいんだ漏れww

なお、今回は「黎明の水玉 story-6. 覚醒」および
「黎明の水玉 story-7. Trans Form」を読んでから読んでみても面白かとです。
では、どぞ。
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朱珠の日没 story-5. 

ノエルの寂冷な瞳を見た後――俺は唯、座り込むことしか出来なかった。それほどまでに、彼女の過去は暗く、恐ろしいものだった。
彼女が向かった先に行きたい気持ちも山々だったが、体はついていかず、精神は其れを拒む。ここで待ち続けるしかない。
自分――カーマイン。緋色という名の己のことを、改めて見つめた。
翠の腕、髪、白磁の下半身。胸には――俺の瞳の色とは違う、もっと淡い、赤い突起。
変身してもこの紅い瞳の色は変わらない。元の姿がなんだったかは――
「!」
俺の体が本能的に跳ね上がる。何故だ、この潮騒。
最も憎み敵対する、「滄海」の気配が俺の心に響いてくる。そう、それは確かな、紺青色。
嗚呼、先ほどノエルが話した「波動」とはこのことだろうか。そのことが脳裏を掠めつつ、俺の心内に憎悪が湧き上がる。
瞳の裏、瞼に映る真紅の朱珠。其れと反転した、紺青の水玉が、確かに存在している。俺と対の、強大な力が。
俺を支配しようとする心情に抵抗しながら、「波動」の元を探る。今も尚、それは強く俺の心に反響し、嘶いている。
――遠く、高い山が見える。それは他の何よりも高く、聳え立っている。
彼方、その山さえ潜り抜け、広すぎる裂空の果てから、波動は俺の元に届いている。
憎悪が、俺を変身させようと迫ってくる。それを堪えるが如く、俺は踏みとどまっていた。
――その瞬間、だった。
「――っ!!!」
紺青の閃光が迸る。それは瞬間的に大空を駆け抜けた。それは太陽よりもさらに眩めき、俺の目を射た。
此処は何処だ、閉じた瞳の中、広がるこの風景は。
荒れ狂う海、噴出す溶岩。乾空と黒雲が交じり合った異様な世界。
津波は常に陸を飲み込もうと襲い掛かり、それに答えるが如く大地は割れて水は奈落に落ちていく。
噴煙は唯白く舞い上がり、ただその世界が美しかった。
その奥にある、一つの影。海の中、暴れ狂い続ける。
その瞬間、俺の中に新たな怒りが生まれる。いや、怒りは生まれたのではなく――膨張し、俺をすでに支配しきっていた。
俺の瞳と同じ、真紅の四肢が大地を揺るがす。相手、紺青の――
             紺青の――?
俺の中を、奇妙な戦慄と不透明な記憶が駆け抜ける。
失われた記憶、その中に。

           ――何か見える――

翡翠色、ジェードグリーン。其れを見つめるので精一杯だった。
直接は聞こえず、また直接は話せない。だが、それは「意識」の会話だった。――テレパシーにも似た、心での会話。
今の声とは違えど、確実な自分の声、そして海を思わせる、広く澄んだ声、そして――低く、威圧するが如くもう一つの声。
「この力は、覚えている限り使える筈だ。忘れなければ、だが――」
重厚な声が心に響く。だがそれは、あの「翡翠色」から聞こえている。と、もう一つの声がした。
「使うのなら、忘れずにいなければならないと、そう言うことですね――。」
静か、透き通った優しい声。だがそれは何よりも深く、何よりも淋しそうな、「紺藍色」。
と、その声に対して先ほどの声が答える。
「いや――。珠はお前たちの本能、否、『核』だ。記憶は基本的に削除するが――」
その瞬間、「翡翠色」を遮って、「真紅」の鋭い声――自分自身の声が響きわたる。
それは鋭くも低く、低くも逆立ち、だが落ち着いた声だった。
「記憶を削除する――何故だ?それこそ力が使えなくなるのではないか?」
「いや、――これはあくまでもお前たちを守るためだ。故に、その記憶は危ういものでしかない。
先ほども言ったように、これは『核』だ。必要なときは必ず救う。
――忘れるな。お前たちは蒼と紅の力を持つ。互いに憎みあい、諌めあい、支えあわねばならぬ。
命は私た・・・に・・・っ・・・・・・――

----------------------------------------------------------------------

序盤は読者に考えさせるのが好きな漏れ。
同時に読者を混乱させるのが好きな鬼畜な漏れw
でももうそろそろ「分かったぞ!」な人いるでしょー。
でも展開は分からせないぜw

最近「自称 漏 れ !」がとまらぬ・・・orz
ついでに・・・「翡翠色=ジェードグリーン」。
二つ使ったのは「翡翠色」だけだとちょっとギャップがあっただけのことです。
「孔雀色」でも良かったんですけど・・・これ以上いくと確実にネタバレっすな(笑)


343 名前:28×1 投稿日:2007/07/17(火) 14:54
・・・題名忘れてた。。。orz
今回の題名は「朱珠の日没 story-5. 一対」です・・・。
いつも本文書いてから題名考える(ぇ からなぁ・・・。

344 名前:Electronics◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/17(火) 17:36
300なのは前スレの話だしコテにしますた。元300でつ。

345 名前:三月兎 投稿日:2007/07/17(火) 21:57
>>342
3色がそれぞれに表す3匹のポケモン・・・・・多分、あの3体かな?(違うかも)

>メイさん
感想ありがとうございます!がんばります。


>chapter.33について
ずっと、アニメでのジム戦を想像して書いていた私。
何故に“トレーナーの立つ、バトルフィールドから隔離された円形の床”なんて作ったのか。
実はこれは、かなり苦肉の策なんですよ。
1300℃のブレスをボーマンダが避けたら・・・・・・・ジムリーダー死ぬだろ!!
ってな事になりまして・・・・
あのアニメも、適当ですね・・・・・・・・
安直な設定になってしまってごめんなさい。

346 名前:メイ 投稿日:2007/07/17(火) 22:53
メイです。こんばんは。
実は、新しいキャラにエロが絡むことが分かったので、少し序章のようなものを、近々UPさせていただきます。
割り込みすみません;;あっちのスレとこっちのスレとを行き来して、少し気に障るかも知れませんが、よろしくお願いします。
本当にすみません;;その分エロ頑張りますので。


347 名前:三月兎 投稿日:2007/07/17(火) 23:12
>>346
気に障るなんてとんでもない。
大!歓!迎!ですっ!!

348 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 00:57
ついに、ジム戦が完結!
結果は、このようになりました・・・・・

-----------------------------------------------------------------------------------------
chapter.34 ―圧倒的な力―

「ドラゴンクローだ!」
主の命を受け、私は亜音速でバシャーモへと迫った。
全闘気を集中させた右拳を、敵の頭部へ真っ直ぐに突き出そうとして――
――急停止、同時に鉛直方向へ上昇。
間一髪だった。
なんとバシャーモは、私のクローに左フックをかぶせようとしたのだ。
――クロスカウンター。
我が主によれば、敵の直線的な突きに対して、突いてきた方の手とは反対側に大きく踏み込んで相手の一撃を躱し、
同時に相手の突きと逆側の拳(右手に対して左手、左手に対して右手)で、弧を描くように“フック”を繰り出す。
相手の勢いと自分の力を合わせ、より小さな力で大きなダメージを与えることのできる技術だ。

「チィッ!いい反射神経してやがるな!」
バシャーモが吐き捨てる。

しかし、今のは本当に危なかった。
――先程の破壊光線の反動で、私の速度が落ちていたのか?
否。彼の実力だと認めよう。

「オイ!空中に逃げようったってそうはいかねーぞ!」

バシャ−モが、跳躍した勢いそのままに、強烈な右アッパーを繰り出した。スカイアッパーだ。
私は上体を反らしてその一撃を躱す。私の目の前の空気が消し飛んだ。
当たれば、私の首も消し飛んでいたかも知れぬ。それ程強烈な一撃だった。

そして、バシャーモはそのまま私より高い位置へと抜ける。
――愚かなことをしたものだ。翼のない者に、空中で万有引力の法則に抗う術は無い。
放物線を描いて落下するバシャーモに照準を合わせ、私は爪を横へ薙いだ。

だが、奴を捉えた筈の一撃は、虚しく空を切る。
バシャーモは、炎を吐きだした勢いで、落下軸を大きく後方へずらしたのだ。
否。ずらしただけではない。そのまま――その先の、観客席の壁を蹴った。

「ヘッ、甘かったな!カイリューさんよ!」
ブレイズキック――跳び蹴りだ。
オレンジ色の炎を纏ったバシャーモの右脚が、私を強打した。
ドラゴンクローを振り切って体勢を崩していた私は、防御行動をとることができなかったのだ。
だが――バシャーモがその脚を引く前に、私の右手がそれをがっちりと掴んだ。

「な・・・・・・ん、だとォ!?」
「残念だったな。少々の痛みは感じるが・・・・・・・
 この程度の炎と蹴力では、我が鱗に傷を穿つことは敵わん」

私は、渾身の力を込めて、バシャーモを床に叩きつけた。
その体が叩きつけられた部分が、蜘蛛の巣の如くひび割れ陥没し、砕け散る。

バシャーモは夥しい量の血塊を吐き、動かなくなった。
これは、肋骨が折れて内臓に食い込んだか、内臓そのものが破裂したか・・・・・・
危険な状態だ。

これにはさすがの審判も驚きを隠せない様子だ。
「ば、ばバシャーモ、せ、戦闘不能。
 よって、しょ、勝者、挑戦者サファイア」

「戻れっ!」
バシャーモの体は、すぐに赤色光に吸い込まれた。
我が主が駆け寄る。
「おい、大丈夫か?そいつ。すぐにセンターに・・・・・・」
「ああ。わかってる。
 だが、これは公正な勝負の結果だ。
 相手を気づかう必要はないぜ。
 ・・・・・・・・・完敗だ。これを」
そう言ってジムリーダーが取り出したのは、2つの円盤を細い棒で繋げたような形のジムバッヂだ。
主はそれを受け取った。
「これで、9つ目。ホウエンでは記念すべき一つ目のバッヂだ」
「ここのバッヂを最初に取った奴は、お前が初めてだ。
 ――これからも頑張れよ。
 じゃ、俺は急いでポケモンセンターへ行くから!」
ユウキは、すぐにその姿を消した。

「・・・・・しかしな、カイリュー。
 お前、いつものことながら・・・・・もうちょい加減しろよな」
「だが、我が主よ。
 それでは真剣勝負とは呼べぬ。
 相手方にも失礼であろう」
「・・・・・・・・・・まあ、お前のそういうところも、俺は気に入っているんだけどな。
 今回の旅でお前を連れ歩いていないのは、そこに原因があるんだ。
 ジムリーダークラスの相手ならいいが、並のトレーナーのポケモンだと殺しかねないだろ?」
「真剣勝負の末に私がその命を落とすならば、それは本望。
 情けをかけられ生き恥を晒す方が、私には耐えられぬ」
「でもな、死んじまったらお終いだろ。
 ――まあいい、とにかく、ニューラを治療しねぇと。
 行くぞ。街をうろつくのにはお前はでか過ぎるから、戻っといてくれ」

五感が消失し、私の意識はボールの中へと移った。
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349 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 00:59
私はアホだ・・・・・・
また警告忘れてるし・・・・・・・・・
本当に、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい・・・・・・・

350 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 01:46
>>342
私も色から判断したんですが・・・。でも結末は分かりません;
続き期待です!

>>348
カイリューさんめっっっちゃ強いじゃないですか。バシャーモは大丈夫でしょうか・・・?
てかはやくニューラさんを治療に!(ニューラ好き参上)

いきなり場面変わってますが、前にも書いた通りエロです。初めて書いてみるので見苦しいのはお許しを。。。

9/お祈り
時同じくして、ピアの港町114番通りにある、ひときわ豪華な屋敷―――

「今日の『お祈り』は、坂の下のベリアル様のお宅だ。ほら、さっさと行って来い!」
そのポケモンは外に放り出された。まだ暗くなって間もない、星が瞬き始めた空に土埃が舞い、純白の体毛が土で汚れていく。暫く動かなかったが、玄関のドアが乱暴に閉められたのを聞くとすっくと立ち上がって、その方向に向かって舌を出した。
「ばかやろう、何回同じ方法で俺を蹴飛ばせば気が済むんだよ。」
そのポケモンは、石畳でできた坂を下っていった。『お祈り』をしに行くために。


(あいつ、ご丁寧に俺を待ち伏せしてやがる。)
ベリアルと名を持つペルシアンは、そのポケモンの存在に気がづくと、ランプをくわえながら、さっと駆け寄ってきた。
「おお、噂に違わずなんと見目麗しいのかしら・・・。まるで天界の申し子のような貴方が『お祈り』をしてくれれば、我が家も安泰。栄えるに違いがないわ。ささ、こちらですのよ、花の君。」
ベリアルは、花の君と呼ばれたアブソル――名をアーテンと言った―――に妖しい瞳を一瞬だけ向けると、自らの屋敷に招き入れる。その長い廊下を歩きながら、ベリアルは尋ねた。
「貴方の瞳のそれは生まれつきのものなんですの?」
「はい、そうです。私の瞳は生まれたときから琥珀色。気品が漂っていると大評判なのでございます、奥様。」
アーテンは先ほどの姿とは似つかないほどの変貌ぶりを遂げる。その生まれつきだという琥珀色の瞳には、ひとときも笑みを絶やさずに、甘く、服従しきった声で言葉を紡ぐ。
「そうなの、確かに気品があるわ。これからが楽しみね・・・」
外界からの音が、いっさい聞こえてこない。こつこつという二人の足音だけが、木霊している。
「着いたわよ。さあ、『お祈り』をしてちょうだい。」
部屋、だった。かなり広い部屋で、ここを見ただけで家主の経済力が分かってしまうほどの。ラベンダーとマスカットのアレンジメントが出窓に飾ってあり、ベッドは一つで、天蓋付きだ。その傍らには世界中のお酒のビンが並んでいる。どう見たって一日の疲れをとる安らぎの場所だ。
「もちろんでございます。・・・今宵貴方にひとときの魔法を。」

アーテンはベリアルの足下にひざまずき、手の甲にキスをした。ベリアルはその行為が終わるや否や、服従を誓わせた相手をベッドの上に押し倒した。


351 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 01:47
ベリアルは体中をなめ回すように見てから、脇腹をさすった。
「ひぃ・・・んっ」
情けない声は空中へとかき消えた。それだけの行為にも関わらず、彼の股間のものは、そろりそろりとその首をもたげようとしていた。
「あら、もう感じちゃってるの?いやらしい子ね。」
ベリアルは口角をあげて笑うと、彼のものを握り始め、そのままゆるゆると扱い始めた。
「はっ、ちがっ・・・いまっ、あん」
彼はその待ち望んでいた刺激に、喘いだ。知らない間に足を開き始めていた、その行動に答えるように、彼女の手は加速していく。
「やぁっ!そ、そんなに・・しないで、あぅっ」
「そう、やめてもいいの?こんなになってるのに。」
彼のものの先からは、すでに液が滴り、ぱんぱんに膨れ上がっている。限界が近いようだと悟った彼女は、その口を彼のものに近づけ、先端をくわえ始めた。
彼の顔には余裕が全く見られない。頬は蒸気を出すように赤く、彼女の手、口さばきに容赦なく追いつめられている。
「やっ・・・もう、でちゃう・・・!っあん」
彼女が最後の追い込みのように、先端をかじった。
「あ、も・・・いっ、いっちゃう、いくぅ!」
彼は甘い声を出しながら、達した。琥珀色の瞳は虚ろげな光を放っている。彼女は器用に口先だけで彼のはきだした白濁のものを飲み込むと、舌なめずりをして、妖しい笑みを浮かべた。
「・・・おいしかったわ。ごちそうさま。でもまだ、」
そう言いかけて彼女は彼をくるりと四つん這いにさせ、足をぐいっと開き、後ろのそれをなぞり始めた。彼は放心状態から無理矢理快楽の波へと突き落とされ、彼には喘ぐしか為すすべがなかった。
「ここはどうかしら?足りないわよね。」
「あっ、やめっ、やめ・・・ひあぁん!」
彼女が彼の中の的確な所をとらえた。そこを続けざまに擦られ、彼の腰が動き出す。口からはだらしなく唾液を垂らし、快楽に向かってただひたすら動いていた。
「あん・・・ぁっ、そっ、そこ擦って!も、もっと・・ひゃあぁん!」
彼のものはまた首を持ち上げてきていた。彼女はそれも一緒になで始め、また上下に扱う。
「あっ、ああん・・・も・・いい、いくぅっ!ひあぁあぁっん」
彼はまた達してしまった。と同時に、あまりの快感に意識を遠ざからせていた。

彼女は気を失ってしまった彼をお風呂場できれいにあらい、違う部屋のベッドに寝かせた。部屋を去る間際に、「いい『お祈り』でしたわ、花の君。」と言い残して。


352 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 08:36
「強姦ものは苦手」と言っていた私。
しかし、雌→雄は意外に大丈夫…というか好きだったりする。
でも、ほとんど雌→雄はないですよね……
なんて思ってたら、あるじゃないですか、メイさん!
花の君……元はどこかの国の王子様……だったりするのでしょうか?


353 名前:Electronics◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/18(水) 10:20
うーん……
作品区切りでなくページ区切りでエロ/微、非エロを分けるのはどうなんだろうか。

354 名前:28×1 投稿日:2007/07/18(水) 11:48
>>345 >>350
ふっふっふ

現在「月下翡翠 第九話 8日目」を書いているわけですが、もう九話だということに驚いています。
最初投稿したのが先月9日で、一ヶ月ちょい・・・。後ちょっとで完結なんだな〜と思いを馳せてみたり。
・・・相変わらず、昼のネタ詰まりは治りません。
というわけで、合間つぶしに「朱珠の日没」です。
-----------------------------------------------------------------------

朱珠の日没 story-6. 

・・・?
俺を呼んでいる声が微かに聞こえる・・・。
見えていた風景が霞の如く掠れていき、闇に飲まれ、――その中に見えた真紅の朱珠さえ、その影が薄れていく。
声は徐々に近づいてくる。その度に視野は広くなり、鮮明となり、だがそれが闇を確実なものにしていった。
幻さえ見えぬ世界、何一つ見えぬその世界。
―― 闇 ――。
「カーマイン!」
闇が裂け、眩しすぎる光と共に現実が見えた。現実は闇を取り払い、既に俺の中に闇は無い。
弾けたようなその目眩めく変化の中、漸く声の主が現れる。
紅玉の瞳に映し出され、完全に意識は俺の体と一致した。五感全てが元に戻り、すでにそこは幻の世界ではない。
銀色の中、心配しているのか、明らかに光が彷徨っている栗色の瞳。輝く体にあるそれは、他の何処よりも表情を露にしていた。
先ほどの声――真剣な、強い呼び止める声。
「どうした――ノエル?」
その声に答えるが如く、その顔は弾けたように横を向く。その方向に何があるのかは分からなかったが――確実に聞こえる、波音。
ノエルは直ぐに俺の瞳を覗き込む。その顔に浮かんだ表情は一言では表せぬほどに、複雑なものを持っていた。
「海――。騒ぎすぎる。さっきから津波が止まない。カーマイン、何か――心当たりは無いか?」
海が騒ぐ――?先ほど俺が漂着したときとは違う、もう一つの騒ぎ方だということは、彼女の表情から読み取れた。先ほどとは全く違う、桁違いの荒れ方。
その瞬間、瞳に青が映る。先ほどの光景。青の波動、俺と対になる力。
気付けば既にノエルに向かって頷いていた。ノエルはそれを返すように一度見つめ、頷くと、恐らく海があるであろう方向に走り出した。
それについていくために、俺は腰を下ろす。サーナイトの種族独特の、レースのようなベールが膝の上を流れていく。そしてそのまま、ノエルの後を追う。
――その中、心の中に紺青の波動が今も波打っている。それは弱くなるどころか、今尚強い。
走り出して少しほどのところ、潮の音が聞こえてきた。顔を上げた先、壮大な海が広がっている。
ノエルは足を止め、俺の顔を見つめ始める。それは、海を見ることを促すように。
崖の端、詳しく見ようと足を運んだ先、空は曇天であることを確かめ、海を見つめる。純白が足を撫ぜるが如く靡く。
「――!」
より一層大きな波が崖を襲った。紺青が響くが如く辺りを壊そうと迫り来る。
ノエルが俺を呼ぶ声が聞こえる。が、この大きな津波を、今から踵を返して走っても、逃げ切れないことは重々承知していた。
それは彼女も分かっていただろうに――彼女はそれでも俺を呼び続ける。
いよいよ白い飛沫の個々が見て取れるほどに迫ったとき、気付けば俺はその翡翠色の腕を前に差し出していた。
その次の瞬間に襲い掛かってきた水は、その腕から放たれた透明な壁に弾かれ、崩れていく。
その中にノエルもいて、なんとか難を逃れていた。
水がおさまった後、ノエルは一度、――本当に心配そうな、純粋な表情を見せる。だがそれを見るまもなく、俺は空を見つめる。
――互いに憎みあい、諌めあい、支えあわねばならぬ――
諌めなければならない。「あいつ」と一対の、俺の使命。
「カーマイン、心辺りって――」
ノエルが漸く口を開いた瞬間、俺の紅玉の瞳から光が溢れる。それは徐々に広がり、俺の体全体が光りだした。
透明に色をつけたような、白を通り過ぎた色。それを直に受け止めることが出来ず、ノエルは前足でそれを防ぐ。迸った其れは、徐々に姿を変えていく。
力。紺青と対、真紅の力。
光はそのまま、疾風の如く空を切り裂いた。

-----------------------------------------------------------------------

ここまで来て失敗したのは・・・漏 れ !
展開速すぎたかの・・・。

355 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 11:48
>>353
ごめんなさい;;
でもたぶん、もうこれでエロは出てこないので・・・。(内容がちゃんとストーリーにからんでくるので)
これも構想をちゃんと練らなかった私の責任なのですが、本当に今回ばかりは。。。

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 11:53
話がさっぱりつかめない。
エロが入ってるなら全てこっちに。全く入っていないなら全部向こうで書いてくれ。
長文だらけでどれが誰の文章かただでさえ分かり難いのにあっち行ったりこっち行ったりされたらかなわない。
それにずっと待ってたら違う所で書いてたとか読者に不親切なのも程がある。
それに>>352みたいなのも発生するだろ。

それからグロは嫌悪する人が多い訳だから注意書きを忘れるとか勘弁してくれ。
どうしても忘れてしまうなら名前にでも書いてくれ。

最後に。
感想と本文は分けてくれ。理由は同じく感想と本文がぐちゃぐちゃになる。

357 名前:28×1 投稿日:2007/07/18(水) 12:07
題名入れ忘れ=漏 れ !
なにこの図式 「朱珠の日没 story-6. 使命」でした。。。

>>356
過去ログ嫁
話がさっぱりつかめない?グロ注意入れ忘れ?感想と本文を分けろ?
エロ/非エロ問題でも同じようなことがいえたが結局はWikiでまとめて読めばいい話だろ?
どうしてわざわざそんなことを言うのに掲示板に来るんだ?
長文だらけで分かりにくいのは掲示板の特徴。
注意を入れ忘れると後で編集できないのも掲示板の特徴。分かりきったことだろうが。
作者に不親切なのも程がある。
グロ嫌悪にしたってWikiで解決。話はあっちでまとめて読めばいい。感想とぐちゃぐちゃになってるなら本文だけ読めばいい話。
何で掲示板でグチ零すのか漏れには全く分からないぞ

結論!
Wikiに逝って読め!

358 名前:28×1 投稿日:2007/07/18(水) 12:20
追伸。
>>356
Wiki知らないとかいうなよ?
掲示板でWikiに逝けば全部解決することカキコしときながら。

ttp://www34.atwiki.jp/pokemon-erostory/pages/1.html

お前にピッタリだと思うぜ?
読みたいところだけ読めて読みたくないところは読めないんだぜ?
作者の感想が読みたい?作者冒涜しときながらそんな権利はないよな

大分皮肉と腹黒さが混ざってて支離滅裂ですが、まぁそれほど>>356にキレたって話です。

359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 13:05
読みにくいのが掲示板の特徴ならそれを踏まえて書いて欲しいんだぜ?
後から編集できないなら忘れないようにして欲しいんだぜ。
それができないんなら最初からwikiに書けば何回でも直せるんだぜ。
つかそもそも2段目下は注意入れ忘れをしちゃった人へのアドバイスなんだぜ?
それにwikiの更新履歴から飛んだら注意も何も無くいきなりグロとか。

そもそも小説読みたいんであって他の作者さんへの感想なんて読みたくないんだぜ?

それとこれはwikiのことなんでここに書くことじゃないんだが「エロ中心」と「微エロ」はおかしいと思うんだぜ。
分けるんだったら「エロ含」と「エロ無」にした方がいいと思うんだぜ。実際「微エロ」に普通のエロがあるんだぜ。
それと「過激」とか書かずにもっと直接的に書いたほうがいいと思うんだぜ。

今回は語尾をまとめてみた。

360 名前:28×1 投稿日:2007/07/18(水) 13:19
ちょっと落ち着いてみる。オーバーヒートしたのをWikiならぬWikipediaで調べものして覚ましてきました。
どうもキレると腹具合が悪い・・・(何

一理あるなーと思ってみるので改善します。
グロの可能性があるのはページ冒頭に「グロがある」と表記。
その上で「グロ無し」と「グロ有り」の一覧ページを作成。
更新履歴に注意書きを加えときます。いつ何時とんでも注意書き読んでなかったのが悪いぞ!作戦(ぉ
エロが全く無いもの、エロが含まれているもののページを作成。
「過激」表記は・・・直接的に書くと注意がグロになるので(笑)そこはちょいと様子見。
まぁ「グロ有り」ページの方はまた基準を定め、過激度(何じゃそりゃ)を設定しておきます。

批判は裏を返せば意見にもなれるんだぜ
これからは表記漏れがないかチェックしてから投稿することを促します。
とり合えずWikiのほう改善しますので、ほかに不快なことありましたらどうぞ。
Electronicsサマ、右メニューのほうに追加しておくので、「エロ含」と「エロ無」、「グロ有り」と「グロ無し」を左メニューに移動しておいてください。
>>356 >>359、きちょーな意見ありがとうございますた。

361 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 13:36
・・・・つまり私が悪いんですよね、本当に申し訳ありませんでした。
今後このようなことを二度と起こさないようにも、
「以前の物語は『まとめwiki』もしくは『ポケモン小説スレッド』のほうでお読み下さい」
という注意文をここに載せて、続きをこちらで執筆させていただくとともに、ポケモン小説スレッドの方には、
「この物語の続きは『まとめwiki』もしくは『ポケモンのエロ小説U』の方でお読み下さい」
という注意文を載せることにしようと思いますが、よろしいでしょうか。

読者並びに閲覧者、執筆者の方々に多大なご迷惑をお掛けしたことを、重ねておわび申し上げます。

362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 13:41
何度も言ってる気がするがここはエロ小説スレなんよ。だからエロ内容は覚悟できてるから大丈夫なんです。
ところがグロ内容なんて覚悟してないからいきなり見ちゃったらショック受けるわけよ。
でもちゃんと注意書き書かれてりゃ問題無い訳。それはwikiもここも関係無いでしょう。

「覚悟こそが幸せである!」だから注意書き忘れないでね。

363 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 13:45
>>356
352みたいなの発生…
って、私…ですか?
「強姦ものは苦手」って言った事でしょうか。
決して、強姦を描く小説師の方々を否定したわけではありません。
私の好みの問題ですから。
強姦が入っていたとしても、読み手を惹きる付ける何かがあれば読みますし、
もし本当にそれだけで他に何もなければ(今の所、そんな作品は殆どありませんが)読むことをやめます。
私も、書き手以前に一読者ですから、これは読み手としての意見です。

次に、書き手として。

スプラッタ表現の警告忘れについては、完全に私のミスです。
重ね重ね、お詫び申し上げます。

ただ、あっち行ったりこっち来たり〜については、28×1さんのおっしゃる通り、wikiで解決することでしょう?
“読者に不親切過ぎる”なんて、wikiを作っていただいた方々に失礼ですよ。



最後に、一人の人間として言わせていただきます。
あなたの口調からして、以前にも否定的意見を書き連ねた人と同一人物ですか?
まあ、違ったとしても、です。
私の目には、あなたは読み手として意見を書いているようには見えません。
ただの皮肉屋です。
小説師を愚弄し、それに怒ったり、自信を喪失したり、書くのをやめたりするのを見て楽しんでいるわけですか?
――あまりに幼稚すぎます。
私たちに、否定的な意見があるのは分かります。
快く思わない人がいるのは、承知しているつもりです。
ですが、そういった人は、ここに来なければいいでしょう?
ただそれだけの話じゃないですか。

364 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 13:47
どうも投稿のタイミングが悪いな・・・

365 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 13:48
>>363
そこじゃなくて話が混乱してるところ

366 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 13:50
>>360
改善は、確かにした方が良さそうですね。

>>356の意見も、その点では参考にはなりますが。

367 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 13:56
…やはり、携帯では投稿に時間が……

>>362
そういう事ですか。
ならいいんです。
皮肉屋なんて言って、ごめんなさい。
28×1さんの直後に投稿したつもりだったんで。


368 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 14:00
あの、こちらで書いてもよろしいでしょうか?
皆さんの意見を聞こうと思っているのですが。

369 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 14:15
あー、本当に駄目だな…
書くのに時間かけすぎてタイムラグ生まれすぎ…

>>363
悪いが自分も自作小説を書いているので他の小説師さんたちのことは尊敬している。
まあ自分、駄作しか書けないし。

つうか愚弄した?内容には言及してないが。書き方とミスについて指摘したわけで。
まあそれを愚弄と思うんなら抑えるようにします。

それととりあえずwikiが読みにくかったんでここで読んでいるの。
まあwikiがあるからそっちで読んでと言うのなら向こうで読みまっせ。

それから勝手な判断をしないで欲しいんだが。
否定的な意見を言う人をまとめて考えないで欲しい。

あと強姦モノ大好き。もっとお願いします。

370 名前:28×1 投稿日:2007/07/18(水) 14:22
>>368
エロがこれからも入る予定なら書いたほうが良いのではないでしょうか。
予定が無いのならあちらで書いて、予定が出来たら「あらすじ」としてWikiへのリンクを貼り、
エロの話を書けば・・・まぁなんとか乗り越えられるかなーと。

Wikiのほう解決してきました!
「グロ有り」は必要ないかなー、とも思ったんですがとり合えず作成、
とり合えず右メニューに「オイ!過激なページにゃ表示してあっぞ!」のような注意書きを追加、
で、過激な表現がある作品については勝手ながら物語が始まる前、冒頭に赤字で注意を追加しておきました。
読む前に書いてあるのですから、大丈夫でしょう。
「エロ含」と「エロ無」も「エロ有無」の項目に入れて追加しておきましたよー。
・・・でも作品の中身については更新がついていかないので、見つけ次第項目変更お願いします。
あと、自分の趣味で「シリーズ」の項目を作りました。
ページが複数にわたっていて、エロの有無の関係でシリーズが一気に読めない、という人のために作っておきました。
あとは煮るなり焼くなりしてくださいね。

さて、原稿を進めねば。

371 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 14:28
>>369
あなたにそのつもりは無かったのに、口調や態度でそう判断してしまったのは、確かに私が悪かったのでしょう。
ごめんなさい。

372 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 15:27
>>370
では、しばらくここで書きこませていただきます。ありがとうございます。


――――――――――――――
※この物語の前の話は、「まとめwiki」の「=A false image=」からお読み下さい。
まとめwikiリンク→http://www34.atwiki.jp/pokemon-erostory/pages/1.html

では、どうぞ。
10/旧友
(・・・・やっぱり眠れない。少し頭を冷やして、考えよう。・・・もう夜になっていたのか。)
窓の外を見ると、確かに暗い。ソルダは姫様を起こさないようにそっと起きあがり寝室を出ると、キッチンでぐーすかと盛大ないびきをかいて眠りこけているおばさんを横目で見ながら、裏口を開けて危険な香りのする夜の港町へと足を踏み入れた。

夜のひんやりとした潮風が、ソルダの頬を撫でていく。町の灯りも、深く蒼い星空も、全てがソルダの五感をくすぐっていく。
(気持ちいい。このまま潮風と一緒に空に溶けていけたら、どんなに気が楽だろう。・・・いや、やめよう。こんなの、ただの現実逃避だ。)
ソルダは今は何も考えずに、黙々と歩くことに決めた。

あるボーマンダが、不機嫌さながらの様子で、酒を飲む相手を探していた。
(ったく。あいつらみんな急用が出来たなんて言って、どうせ恋人にでも会いに行ったんだろ)
―――と、その後ろを一匹のサンダースが横切った。ボーマンダはその存在を後ろに目があるかのように素早く察知すると、音速のような速さで(酒を早く飲みたいがために)サンダースの前に回り込んだ。
「よう兄ちゃん。俺と一緒に飲みに行かねーかい?ってか未成年か、おん?」
港町の酒場通りのオレンジ色の明かりをバックにして、片目に傷のあるボーマンダが立っている。
(片目に・・・傷?)
その表情は何処か懐かしい感じを漂わせている。ソルダは一つ思い当たる節があったので、おそるおそる聞いてみた。
「もしかして・・・ジェルザードさん・・・ですか?」
その言葉を聞いた途端、ボーマンダの顔はまるであかりが点ったのように明るくなった。そして笑いながらソルダを抱きしめると、
「おっ、お前!もしかして、あのイーブイか?いやぁ、サンダースになったのか。あんまり立派になったもんだから、俺分かんなかったぜ!ははははは!」
そのままジェルザードはソルダを締め上げていく。ソルダは走ってもいないのに息が上がってきたのを感じた。このままいくと呼吸困難になりそうだ。ソルダは必死の思いで訴えた。
「くっ・・・るしい・・・ですジェルさ・・・ん」
「おう、悪い悪い。」
ジェルはソルダを解放した。ソルダは苦しそうに息を継いでいる。ジェルは別段気にする様子もなく、満面の笑みで話しかけた。
「これから酒場にいくんだが、お前も来るか?あ、オレンジジュースもあるから大丈夫だ。」
「へっ?で、でもひめさ」
「さあ行こう行こう、俺が奢ってやるからさ。」
そういうと、有無を言わせずソルダを引っ張って行ってしまった・・・


373 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 15:28
「いらっしゃい、あれ、お連れさんですか?珍しいですね。」
キマワリのバーテンダーが、酔っぱらいの声に多少顔をしかめてから、そう言った。ジェルはカウンター席の真ん中にどかっと腰を下ろした。ソルダもそれに続き、恐縮ですと言った感じでその隣に座る。
「おう、詳しくは言えねーが、俺がまだ若いころ、盗賊だった俺はこいつの親父さんと会って、盗賊から足を洗ってんだ。そん時一緒にいたあいつの息子が、こいつだ。」
ジェルはソルダを小突いた。
「いやあ、親父さんは本当に立派な性格してらあ。今日は一緒にいねえのか?」
そう言うと、ジェルは辺りを見回し始めた。ソルダは急所を突かれたように、複雑な表情をした。

あの時の記憶。
荒野と、砂埃に紛れて立つ、父さん。
何一つ出来なかった、僕の不甲斐なさ。
力が、ずっと欲しかった。強くなれるのなら、なんでも良かったんだ。
今はいない父さんの跡を、姫様を―――――――
『我の力を使えば良い』
力?
力って・・・なんだ?

「・・・ぃ、・・・・・おい!生きてるか!?」
ジェルは激しくソルダの肩を揺する。その強烈な刺激に、ソルダははっとした。
「・・・?ジェルさん?」
生まれたばかりの子供のように、ジェルは尋ねる。
「お前今すっげえ怖い顔、してたぜ。なんか眼が赤くてギランギランしてて、我はなんちゃらかんちゃらって、変なこと口走ってたし。」
ジェルは心なしか楽しそうだったが、ソルダの顔からは血の気が引いていく。

ソルダの前に、ミントの葉がのったオレンジジュースが出された。


374 名前:Electronics◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/18(水) 16:07
左に移しておきました。

375 名前:天の助 投稿日:2007/07/18(水) 17:13
同意です

376 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 18:57
>>361>>371
あんたら、なんかお人良しだなw
>>356を見る限りじゃ、悪口だととられても仕方ない言い方だと、俺は思うが。


377 名前:三月兎 投稿日:2007/07/18(水) 19:16
>>376
もういいんじゃないですか。
私にも非があったのは事実ですし。
味方して下さるのはありがたいんですが・・・・・
これ以上話をややこしくするのは避けましょうよ。


378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 19:49
>>376
じゃあそのままにしたら?
まあ所詮このスレも普通のエロ系スレと同じ末路をたどるんだね・・・。もったいない

379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 20:06
いや、俺は言い方を変えろといっただけ。
言い方キツいだろ?あれ。

380 名前:メイ 投稿日:2007/07/18(水) 20:54
>>376.378.379
もう十分に分かりましたし、解決策もとったつもりです。
本当にこれ以上話をこじらせないようにしましょうよ。


381 名前:黒親猫 投稿日:2007/07/18(水) 22:31
作品に対する感じ方なんか人それぞれ。
否定的な意見にいちいちレスしてたらここが荒れますよ…(^^;

かといって否定的な意見もスルーしていい訳じゃない。その人の言いたいことは何なのか。例え口調が悪くともその人には伝えたい何かがあるわけです。そこは忘れちゃ駄目です。

382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 22:48
つまり半年ROMって空気嫁って事ね

383 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/18(水) 22:57
>>377>>380>>381
まあ、そう言うなら・・・・・・・・いいか。
俺もここのファンだから、ここが荒れたら嫌だし。

384 名前:茶々入れ 投稿日:2007/07/18(水) 23:03
黒親猫から改名。

>>382
そう、そういうことね。

>>383
荒れたら小説書く方としてもちょっと…

385 名前:Electronics◆WedNGBcY 投稿日:2007/07/19(木) 00:08
余りにもアレなレスはスルーすれば良いジャマイカ?

386 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 00:45
いろいろありましたが、これからも変わらずに、ここが続くといいですね。


霊木。正しくは“れいぼく”ですが、無理やりな読みをつけてます・・・・
-----------------------------------------------------------------------------------------
chapter.35 ―霊木―


会議室。
ナインを連れている女と一緒に旅をしている男のジム戦の模様が、スクリーンに映し出されていた。
「な、なんなんだこいつは!」
「すごいっす!強いっす!!最強っす!!!憧れるっす!!!!」
「黙れ。敵に憧れるな。馬鹿者」
「しかし・・・・・・タイガー、どうするんだ?あんな化け物をどうやって・・・・・」
「ブラッキーなら勝てるだろ」
「先輩、ブラッキーはエーフィを抑えるんっしょ?もう忘れて・・・・・痛っ!」
「誰がカイリューとブラッキーを戦わせると言った?
 貴様は、下っ端の分際でいつもいつもこの俺に口出ししやがって・・・」
「まあそう言うなよ、タイガー。
 ――いい後輩じゃないか」
そう言ってパンサーは笑う。
「クソ後輩だよ。
 とにかく、あのカイリュー対策を考えておかねば」
「うむ・・・・・・・
 俺やお前のポケモンでも、まともに戦ったら勝ち目は無いな。
 だが、次は捕獲が目的だ。ポケモンバトルをするわけじゃない。
 まず氷タイプのポケモンを片っ端から集めてだな。
 奴が戦闘態勢に入る前に奇襲するってのはどうだ?」
「おう、いいんじゃないか」
「でも、あのカイリューならきっと感づくっす」
「ラット、黙れと言っただろう!俺達の作戦にケチをつける気か?」
「・・・・いや、そいつの言うことにも一理あるぞ。
 いくら数を集めた所で、最初の奇襲がバレたらお終いだ。
 それなら、夜にこっそり攫(さら)う・・・・・のも無理か?」
「その方がいいかもしれん。
 奴は倍化(ブーステッド)ポケモンだから、モンスターボールには入らないしな。
 寝てる所を・・・・・」
「え、ボール受けつけないんっすか?」
「そうだ。タイガーから聞いてないか?
 倍化(ブーステッド)ポケモンの特性の一つだ」
「ふん、お前はそんなことも知らなかったのか」
「(先輩が“下っ端には教えられん”とか言って何も教えてくれないからっす)」
「まあいい、とにかく、寝てる所をだな・・・・・・」


387 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 00:46
その時突然、扉が開かれた。
扉の外からの声。
「タイガー、パンサー。久しぶりね」
艶のある女の声だ。扉を開けたのは、二人の男性。その真ん中を、彼女は歩いてくる。

「ボ、ボス!お早いご到着で・・・・・・」
「まさか、今日中に来られるとは」
「(こ、この人がボス・・・・・?女だったんすか!?)」
そう、現在のボスは榊(サカキ)の一人娘、霊木(レイキ)が務めているのだ。
黒髪を肩まで伸ばした、三十代前半の・・・・・・・まあ、人間の感覚で言えば美女なのだろう。
「ええ・・・・・ナインが戻ってくるというから、飛んできたのよ」
そこでレイキはしゃがみ込んで、俺の頭を撫でた。
「エイトも、久しぶりね。あなたは強いし、忠実だし、可愛いし。
 ロケット団のポケモンの鑑だわ」
「いえ、そんな・・・・・・
 ――お褒めにあずかり、光栄です」
俺は、ボスに気に入られている。
人間の団員を差し置いて、ボスのことを一番知っているのは、恐らく俺だろう。

レイキは、俺を抱いて立ち上がった。
「ナインの方は、どうなっているの?」
「はっ!只今、その作戦を練り直している所でありまして・・・・・」
パンサーが答える。
「練り直し?」
レイキはタイガーの方を一瞥する。
「はい・・・。
 ナインと行動を共にしている者の中に、その・・・・・
 ・・・・手に負えないポケモンがおりまして」
「(せ、先輩が敬語使ってるっす!なんか面白いっす!)」
「手に負えない?
 どんなポケモンなのかしら?」
「カイリューです。
 ――これから映します」

スクリーンに、先程の映像が投射される。

「なるほど・・・・・・・確かに、強敵ね」
「ですから、私共の作戦では、ナインの寝込みを襲おうと・・・・」
「・・・・・・カイリューとの戦いは避ける・・・・というわけね」
「はい。
 ――また、この任務はポケモンに任せる予定です。
 怪しまれずに近づくには、その方がいいでしょう」
「そうね。指揮はエイトに?」
「そのつもりです」
「・・・・・わかったわ。
 エイト、しっかりお願いね。
 ――組織を逃げた罪は、重いわ。ナインには、罰が必要。
 捕らえたら、シダケタウン南西第一研究所に連れていきましょう」

――俺とナインが生まれ育った場所だ。“あいつ”もそこにいる。

「ふふ。エイトも楽しみ?彼女がいる所だしね。
 きちんと役割を果たしたら、会わせてあげるわ。
 ――じゃあ、作戦会議を始めましょう」
------------------------------------------------------------------------------------------

388 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 00:54
>>386-387
ボス、会ってみたいです(え
てかヤバイ!ナインがさらわれる!!

389 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 00:56
>>387、10行目。
×黒髪を肩まで伸ばした
○黒髪を腰まで伸ばした
です。ごめんなさい。

390 名前:28×1 投稿日:2007/07/19(木) 10:21
ラットのキャラが物凄く好きになっちゃった漏れはどうすればいいんだw
ノリの軽さが物凄く好きだが漏れには書けないキャラである。
何故って・・・自分がそういうキャラだからもっとも書けないのかも知れぬ(何

最近やはり原稿の進み具合がうまくいかぬ・・・。
月下翡翠今から書き終えると朱珠の日没が・・・。
でもまあ先に月下翡翠さきに終わらせるか・・・。

391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/19(木) 10:46
>>382を了解するとは…
まあ潰れると困るのは同じだがな
あと>>383は自分ではないので。念のため。

しかし最近はこれが荒れている状況という風になったのか。

392 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 11:53
こんにちは、メイです。
11話目です。やっと。かーなーりのろのろですが、お付き合い下さいませ。

11/ユシウス
アーテンはふらふらとした様子でベリアルの屋敷を出ていく。月が高い。既に日が変わったようなのだが、この町は眠ることを知らない、一晩中あっちやそっちで笑い声が絶えないのだ。アーテンの足は、酒場通りに向かっていた。
(どうせ『お祈り』で出た金は自由に使っていいんだ。奴らに払う分であるこの金の5%を除いたって、有り余るほど金がある。)
アーテンはどこか不適にも見える笑みを漏らすと、ふらりとある酒場に入っていった。

「そうだ、親父さんはどうしたんだ?」
ジェルは忘れかけていた質問を、もう一度ソルダに投げかけた。ソルダは言いにくそうだったが、語尾を小さくしながら質問を返した。
「・・・・あの、死んじゃったんです。僕と西の名もなき荒野に行ったときに・・・・」
ジェルは口をつぐむ。そしてソルダの肩に手を回すと、
「ああ、悪いこと聞いちまったなあ、すまねえ。」
ジェルはとろんとした瞳を向ける。ソルダの体がだんだんとジェル側に向かっていく。側(はた)からみればどう見たって恋人同士の図が出来上がってしまった。
「???!」
ソルダは全身の毛がざわざわと立つのと同時に、冷や汗をかいていた。なおもジェルは気分よさげにしているのだが。
(いや、ジェルさん!?おかしいでしょ、僕男だよ?可愛いって言われたことはあるけど、男だよ!!?)
ソルダはたじたじである。
「ソルダ・・・。」
ジェルの顔が近づいてくる。瞳が気のせいか熱っぽい。もうそれこそ目と鼻の先だ。
(わあーーーっ!違う違う!だから違う!!あっ、まさかこのお酒のせいなんじゃ。酔いが回るとよくそうなるって学校で教えてもらったことがあるけど・・・ってそんな流暢なこと言ってる場合じゃ)
ソルダが慌てて逃げ出そうとしたその時。



393 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 11:54
「マスター、いつものやつ頼む。」
凛とした声が、酒場の中の空気を変えた。いつの間にかカウンターの隅の席に座っていて、その存在感は周囲とは独立したものとなっている。ジェルは我に返り、照れくさそうに笑いながら『悪い、恋人と間違えた』と言ってソルダを離した。酒場に居合わせた者は騒ぐのを止めてしまったのだが、ソルダにはその意味が理解できなかった。
「ジェルさん、なんか周りの人たちみんなあのアブソルを見てるような気がするんですけど・・・。」
ソルダは周りに聞こえないように、出来るだけ小声で話した。
「ああ、アイツはアーテンって言って、この港一の金持ちの屋敷に住んでる。あの琥珀色の瞳を持って女みてえに綺麗な面してっから、もてるもてる。だからよく『お祈り』っていう名目で近所のお屋敷に出入りしてんだが、ここだけの話、体を売って金を稼いでるらしい。」
「体を・・・!?」
ソルダは驚きを隠せない。思わず大きな声が出そうになってしまった。
「しーっ。俺しか知らねえよこんな事。偶然聞いちまっただけなんだからな。最初はあの屋敷も大きくなかったんだが、その金だ、多分。みるみるあの屋敷が権力を持っていった。要するに金が増えたんだ。」
アーテンは酒を飲み干し、『もう一杯』と注文を重ねた。ジェルは神妙な面もちで続ける。
「数年前、リラナスの財政が大変になったことがあっただろ?その時にアイツが稼いだ金使ってすかさず援助して、だから王様に気に入られたんだ。で、あれよあれよという間に姫様との結婚の約束まで取り付けちまった、って訳だ。」
ソルダはさっきよりも数倍驚いていた。婚約相手が思わぬ所で明らかとなり、今度こそ大きな声が我慢できなくなった。
「ええ!じゃ、ユシウスの!!?」
一斉にこちらに注がれる視線。アブソルも例外ではない。
「・・・お前、俺の家を知ってんのか。」
乱暴にグラスを置き、席を立ってこちらに歩いてくる。歩き方もとてもスマートだ。
(まずい、どう弁解すればいいんだ・・・。でも姫様の婚約者が体を売ってる人だなんて許せない。とりあえず何か言ってやるんだソルダ!!)

ソルダは身構えた。


394 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 14:00
>>392-393
この二人、もう出会ってしまったのかっ!
しかも、花の君って姫様の婚約者だったの?
わくわくする展開ですね。


395 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 14:05
>>390
ラット・・・・
書いてて楽しいキャラです。

私は・・・・・・・だいたいどんなキャラでも書けるとは思いますけどね。
長編でキャラ数が多いと、かぶらないようにするのが大変です・・。

396 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:14
トリップをつけてみる。・・・いや、成りすまし防止もあるけどこうすると名前の入力がラク。
っと、やっとこさ「月下翡翠 第九話 8日目」完成しましたー。
今回は・・・ピー・・・な展開となっております〜。
それでは、ドゾ!
------------------------------------------------------------------------
黒雲。雨は降ってはいないが、曇天は明るい空さえ遮り、光をも通さない。夜は明けても、ただ暗い空が続いている。
太陽さえ、その闇を突き破ることが出来ずにいた。それを覆うほどに厚い雲が闇を貫いている。
その闇の中、鳥は囀りを始めず、未だ闇が暗躍していた。
――その中、一際大きな影。額に大きな二本の角、闇に溶ける漆黒の体、禍々しく浮き出た鉛色。
其れは幾度も幸せを奪った者。闇に生き、悪を司る黒を身に纏い、幾度も禁忌を犯してきた者。
闇を見計らい、大きく一度首を擡げる。その大きく開いた口から牙が覗き、低い咆哮が静寂を満たした。
未だ煩悩を捨てきれず、彼の頭の中は――陰謀に溢れていた。その陰謀を実行するために、今も尚刻々と準備を進めている。
自らの野望は一度消えかけた――しかし、それは完全ではなく、小さな火種が白煙を上げていたのだ。
僅かな白煙に押し当てた燐は徐々に燃え広がり、消そうとする水をたじろがせようと。
その口が、不意に歪む。あと少し。あと少しだ。執行猶予はもう直ぐ終わる。
と、その時、背後の茂みが軽く揺れる。その中に混じった低い声をその敏感な耳は感じ取り、返事をするようにより低く唸る。
茂みの奥、遜りながら、その影に似たもう一つの小さな影。同じ漆黒の影、額に生じる鉛の仮面。
小さな影は大きな影の前に一度平伏し、拝顔する。
「――どうだ、準備は」
大きな闇が問うた。風の音よりも深く、低く、其れでいて落ち着いた、単調な声。
もう一つの小さな影は一度頷き、その問いに答えを返した。
「あと少しです。・・・後は、調達のみです。其れを終えれば、準備は完璧です」
小さく、だがその裏には大きな闇を抱いている。陰謀――膨張を続け、そして漸く完成が見えてきた。
仕上げは近い。自らを満たすためのフィナーレ。あわよくばそのまま、其れを支配するつもりだった。
全ては待ち望んでいた。強く長く願い、幾度もしくじって来たそれは、今度こそ完成する。今度こそ、満たされる。
もう一度、閉じた口の端が綻び、その瞳に邪念が灯る。それは赤い血の色にも似た、暗黒、悪の光。その光は瞳に灯ったと同時に、異様な輝きを放つ。
それは炎の色。赤すぎる赤の、燃え盛る火炎。出口の見えぬ、炎の渦。
そう、それは――消えかけた野望は、既に時を満し、燻りの白煙は、真紅の猛火と化す。
唸り声は群れ、集まり、盛大な森を包み込むほどの遠吠えになりつつある。壮大な陰謀は、月下、完成に迫っていた――。

397 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:14
それから数時間は通り過ぎた。既に黒雲は太陽と擦れ違うが如く消え去り、日本晴れが包んでいる。
嘗てそこに在った二つの大小の闇は既にその場を去り、闇に身を隠していた。溶けたように消えた後に、今は光が満ちている。
――そのことを知る由も無く、リーフィアは未だその柔らかな瞳を瞼の奥に隠したままだった。温かく深い息は、安らかな眠りを物語っている。
柔らかな感触の毛に包まれた腕に凭れている彼女は、急に体中に生えた植物を逆立たせる。耳が小刻みにゆれ、うっすらと瞼が開いていく。
鳥たちの声を捕らえると、リーフィアは前足で目を擦った。鈴を転がすような、種族独特の鳴き声を少々漏らすと、後ろ足を立たせた。
開いたカーテンの奥には、緑色の風景が広がっている。いつもと変わらぬ朝の到来に安堵して、彼女は腰を下ろした。
改めて思えば、此処に住まうのも今日で8日目。長いようで、短く全て過ぎていったことに、改めて彼女は驚く。
濡れた栗色の瞳を閉じ、記憶を思い改めてみた。――いろいろな思いがそこには詰まっている。
一日目――いや、その前日。住処を火炎に包まれ、死ぬことを覚悟して――そのときの交渉に答えて彼女は此処に来た。
はっきり言って、その時リーフィアはマグマラシを憎んでいた。交渉に応じたのも――それは一重に、他のみんなを守るためだった。
一日目。そのときに見た悪夢は、明らかに彼女の憎悪を模したものでしかない。そしてこの日に、初めて彼女は夜伽に身を投じた。
初めての感覚、初めての快楽。他の人に見せたことの無かった秘所を弄られ、絶頂に達す――その感覚を忘れることは出来ない。
二日目。強姦される夢を見て、自分が淫欲に染まってしまうのではないかと、漠然とした不安を抱いた。そしてそれを反映するように、ヘルガーが現れる。
この日に彼女は媚薬を盛られ、壊れるほどの快感を得た。でもそれは――抱いていた不安など、消し飛ばすほどのもの。
三日目。テイルの畑――果樹園にて、媚薬を見つけた自分を戒めてみる。――その夜は、秘所とはまた一味違う感覚を味わった。
四日目。凍えた体をマグマラシの部屋で温めて、――改めてマグマラシのことを違う目で見るようになった。そしてその夜、いつの間にか距離が埋まっていて。
秘所を舐められて、突起を吸われて。恥ずかしいながら、そこに感じてしまって。彼女の中に新たな思いが生まれる。
五日目。デルビルたちに襲われ、瀕死に陥ってしまう。しかしテイルに救われ、なんとか逃げ延びた。
さすがにその夜は夜伽をすることは出来なかったけれども――。が、マグマラシの防衛意識が、逆に彼女を傷つけてしまう。
六日目。心に傷を負ったまま、ヘルガーに自慰を見つけられ、マグマラシのことを広めないという条件を突きつけられて交渉が成立してしまう。
その夜はヘルガーたちに強姦されるが、かろうじてマグマラシに救われた。そして――彼の罪を許すことを、認める。
七日目、つまり昨日。リーフィアは先日の恐ろしい悪夢を見て、マグマラシに縋り付いた。其れほどまでに、彼女はおびえていた。そして、同時に信頼していた。
昨日は――彼女は彼にお礼をした。それまでを思い出すと、彼女は胸の痛みに気付く。締め付けられるように、ちょうど胸の真中が軋む。
「好き、なのかな・・・」
嘗て呟いた言葉と、同じ言葉。でもそれは、暗いような、何処か切なげな口調だった。
彼女のマグマラシに対する感情は、憎しみから信頼へ、信頼から、――恋心へと、変わっていた。昨日あの行動に出たのも、この感情からだった。
ヘルガーから助けられたとき――その背に背負われて、彼女は安堵を覚えた。そして、同時に、彼への愛を抱いた。
愛しい。ただその思いが、彼女の中に渦巻いていて。
「マグマラシさん・・・」
切なげなその声が、細く静寂に溶けた。

398 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:15
リーフィアはベッドを降りると、そのまま隣の部屋へのドアをひらく。マグマラシの寝ている姿が目に入った。
その大きな濡れた瞳にそれを映したとき、一層彼女の心は締め付けられる。痛いほどに、それは心を貫いていた。
彼は深い眠りについている。その瞳は閉じられていて、彼女を映すことはない。
それでもなお、彼女は気にせずに彼のベッドに飛び乗る。柔らかくも確りとした感触が彼女の足に触れた。そしてそのまま、彼の隣に並ぶように横たわる。
彼女はその大きな耳を彼の体に触れた。さっ、と彼の温もりと鼓動の音が彼女に伝わってくる。生きている証を、彼女は身に感じていた。
こうして隣にいられるだけで――彼女は幸せだった。温かい、彼の隣にいられるだけで。でも、狂おしいほどに愛しさが彼女を襲い来る。
幸せな、はずだった――それなのに、満たされない彼女の心が高鳴っては痛む。軋む胸の奥、彼を見つめて、――唯、切ない。
それに耐え切れなくなったかのように、彼女は彼の腕を握り締めた。微かな温もりが、彼女に沁みていく。
嗚呼、此れほどまで近くにいるのに、彼女と彼の心の間には、まだ距離が開いていて。それを必死で埋めようとするのに、彼女は彼に追いつけなくて。
その切なさが込み上げてきて、彼女の瞳から溢れ、流れ落ちる。雫がマグマラシの腕に触れた。止まることなく、思いは透明な液体となって、次々と頬を伝う。
濡れた頬の冷たさよりも、胸に溢れる悲しさのほうが、彼女を苦しめていく。幾度も幾度も涙を拭くのに、またそれは零れていく。
またひとしずく、新たな涙が生まれたと思えば、腕の冷たさに気付いたマグマラシが、その紅い瞳をうっすらと開いた。
その瞳を見つめて、彼女の胸は尚痛む。
「マグマラシさん・・・私・・・私・・・」
彼女が想いを口から零す前に、彼は彼女を抱きしめる。いきなりの抱擁に驚きながら、彼女はマグマラシの顔を見た。
マグマラシは微笑を浮かべて彼女のことを見つめていた。――それが例え、彼女の気持ちとはずれていたとしても、彼女の心には沁みるほど温かい。
「何も言わなくていいよ」
彼は柔らかく彼女にそう伝える。その言葉が、余りにも切なくて、彼女は彼の胸に突っ伏した。
悲しみは、切なさは、彼女の口から声として溢れだした。
――声を出して泣いたのなんて、何時振りだろう。それほどまで、彼女は追い詰められていて、ただ、切なくて、悲しくて。
その彼女さえ、マグマラシは抱擁してくれた。炎を体に住まわせて、その温もりで彼女の心を暖めてくれた。
彼女の冷たくなった顔をマグマラシの体毛に押し当てると、言いようが無いほどに温かい。
初めての、純粋な優しさが、温もりが、彼女の内側から生まれていて、そしてそれは、途方も無い切なさで空っぽになった心を満たしていく。
「濡れた頬の冷たさなんて、生涯知らなくていい」

泣き止んだリーフィアは、暫く嗚咽を漏らしていたが、それもその内に息の元に消えていった。落ち着いた彼女は、唯マグマラシの紅い瞳を見つめている。
嗚呼、紅蓮の瞳。以前は火炎の色、恐ろしい悪魔の如く。でも今は、優しい、温もりの炎だった。冷たさに温もりを与えてくれる、優しい炎。
マグマラシは一度リーフィアを見てにっこりと笑うと、その腰を上げた。名残惜しそうにその顔を見つめて、リーフィアは息をつく。
その唇に、マグマラシの唇が宛がわれる。彼女を慰めるように当てられた其れは、すぐに離れたけれども、その温もりはまだ唇の上で生きている。
そのことを確かめている間――マグマラシは、開いたドアの奥に姿を消した。

399 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:15
リーフィアはその後も尚、まだその部屋にいたが、やがてベッドを降り、開いていたドアを潜り抜けて玄関に向かう。
「わぁ・・・」
緩い風が身を撫ぜていく。太陽は頭上から光を投げかけ、あたりの植物は陰影を確かなものとしていた。
外は快晴だった。雲ひとつ無い空というのはこの事だろう。体の植物が日光をさんさんと浴びて生き生きとしている。
流れていく水の音の涼しさと、陽光の暖かさが交じり合い、滑らかな空間を作り出していく。透き通るような翠の葉が、彼女の額で光合成をしている。
陽光が体に温かい。その昼下がりを、彼女は思い切り駆け出した。河原を颯爽と駆けぬく健脚は、果てることなく躍動を始める。
逆風だが、それさえ気にならない。軽やかに上下する足は、また石を蹴り上げる。
何度と無く走り抜けたこの河原を、今日も駆け抜ける。でも――その最中さえ、彼女は考えていた。

黄色の四肢を水に浸して、テイルはリーフィアを待っている。
昨日、一昨日と彼女は来ていない。だが、彼女が来ることを信じながらテイルはそこにいた。
浅瀬特有の緩やかな水の流れは陽光でほんのり温かく、その心地よさに身を任せ、ただ彼女は空を仰ぐ。
広い。そして、深く、果てしない。純粋に青と言えなかった。透明とも不透明ともつかない。思えば不思議だ。
――と、急に彼女は耳を欹てる。水音、蹴り上げるように軽やかな。数日前に聞いたものと同じ、リーフィアの足音。
「リーちゃーん!」
テイルは立ち上がり、音のする方向に向かって手を振る。晴れやかな表情を浮かべた彼女は、陽光を浴びて輝かしかった。
緑色と亜麻色が見え始めた。と、彼女は手を下ろす。直ぐに影は近づき、表情が見えるようになった。
「リーちゃん、昨日大丈夫だった?」
そう問うたテイルに、彼女はにっこりと笑って頷く。と、テイルも鏡のように口端を上に上げる。
と、テイルはゆっくりと踵を返して畑のほうに向かう。が――彼女に見えぬところで、リーフィアは悩んだ表情を浮かべた。
そのまま森に向かおうとしたとき――決心したように、リーフィアは強い声でテイルを呼び止める。
「ねぇ――テイル」
真剣そうな、彼女の上げ調の声に気付くと、テイルはその顔を後ろに向ける。そこには、迷いを切り捨てたリーフィアの顔があった。
そこに何処と無く寂しさを見つけ出して、テイルは一度目を瞬かせた。
「相談したいことがあるんだけど――いい?」
テイルは直ぐに頷く。その顔の真剣さを確かめると、日陰に腰を下ろした。その直ぐ横に、リーフィアが並んで座る。
河原も、日向も、此処から全てが望める。リーフィアは、テイルの顔を覗き込んだ。

400 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:16
「話せば長くなるけど、・・・簡単に言っちゃうとね、好きな人が出来たの」
真剣に切り出した言葉に、一瞬テイルは戸惑う。耳を立てて、一、二度揺らした。だがそれも、すぐに笑いで消し飛ばした。
テイルのその様子を見て、今度は逆にリーフィアが戸惑う番だった。
「なんだ、相談ってそんなことだったの」
あっけからんと笑顔を浮かべるテイルは、そう優しくリーフィアに言う。それはからかっている様な顔ではなく、かえって祝うような顔だった。
その顔を見て戸惑いを乗り越え、安心したリーフィアは、一度軽く息をつく。そして小さく笑顔を作る。
「どうしたらいいかな、って思って・・・」
「いやー、リーちゃんには言ってなかったけど、あたしずっと前に彼氏が出来てね」
聞いたことのないその話に、リーフィアはまた戸惑いの表情を表す。
「・・・っと、どうすればいいかだったっけ。――とりあえず告白してみたらどうかな?あたしもそれやられた口だし、それしかアドバイスしようがないんだなー」
朗らかに笑うテイルの助言を聞いて、リーフィアは決心したように頷き、笑顔を浮かべた。其れを見てテイルも頷き返す。
と、テイルが急に何かに気付いたようにぴくっ、と反応した。
「あっ!!リーちゃんに伝えそびれてたんだった!」
いきなりの大声に驚きながら、リーフィアはテイルの顔を見つめた。焦ったようなその横顔を見つめながら、驚きと同時に呆れをも感じる。
が、その内容が気になって、リーフィアは改めてテイルの顔を見つめた。
「――あのね、本当なら一昨日に話す筈だったんだけど――引っ越すことになったんだ、明日、ディアと一緒に」
突然明かされた衝撃の事実に、リーフィアは唖然とするしかなかった。――引っ越す、つまり森から離れるということに。
テイルは本当に申し訳なさそうな顔をしていて、例えようがなく、静寂が満ちる。
「寂しくなるな・・・何処に引っ越すの?」
「街だよ。彼がトレーナーのポケモンだから・・・」
リーフィアの少し伏せ気味の顔には悲しげな表情が浮かんでいた。其れを見て、繕うようにテイルは微笑を浮かべた。
でもそれは慰めにはならず、かえって切なさが溢れていく。
「そっか・・・じゃあもう会えないかな・・・」
小さくつぶやいた彼女の声は細いけれども、確実にテイルとリーフィアをつないでいる。と、テイルは重い腰を上げた。
その顔を捉えようとしたリーフィアの顔が上に上がる。
「さて!じゃあ心残りだけど・・・畑に行こうか!」
明るくそういった彼女の声に、しっかり笑って頷いた。最後の思い出のために。


401 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:17
マグマラシは結局、一日中家の中に居た。どことなく出かけづらいし、どことなく出かけたくない。
――昨日のせいかとも思ったが、その度薄く笑いながら、今も尚ここに寝そべっている。紅蓮の目が段々空が青からオレンジへと変わっていることを確かめた。
空のグラデーション。何度これを仰いだことだろうか。その度に違う気持ち抱き、違う夢を描いて。
ふとリーフィアの顔が浮かぶ。それと同時に、胸が高鳴り始める。・・・やはり外に出るべきだったろうか、ボルトに相談しに。
そんなことを思いながらも、マグマラシは外を見つめ続ける。段々日は落ちてきて、それでも尚鳥たちの声は止まない。
「ただいま」
と、ドアが開く音がした。そしてその中にリーフィアの声が。
その声に安堵して目を瞑ったかと思えば、その耳に微かな、戸を叩く音が聞こえる。その音に反応するかのように体が持ち上がり、ベッドを降りる。
ドアノブをつかんで捻り、内開きのドアが開く――
彼は何が起きたか、状況が掴みきれなかった。辛うじて掴めた物は、自分が横倒しになっていることと、唇に温かいものが触れているということのみ。
見開いた目に、リーフィアの顔が映る。どことなく真剣そうな顔を、ただ見つめることしか出来ない。熱い鼓動はますます高鳴るばかりだ。
と、リーフィアが不意に口を離す。栗色の瞳、マグマラシの顔が直に映し出され、その真紅の瞳にも彼女が映り、ただ互いにそれを見詰め合っていた。
一度リーフィアがマグマラシの上から離れる。呆然としているマグマラシを促すように、彼女はベッドの上に飛び乗る。
マグマラシも我に返って、起き上がり、彼女の横に並んで座った。そのまま、互いの顔を見つめあう。高鳴る鼓動は、未だ止まない。
そうしたまま時間がたつかと思われたとき、リーフィアがその口を開いた。そして、ぽつり、ぽつりと話し出す。
「私は・・・マグマラシさんと主従関係で一緒になりました。それで――今日で、八日目になります」
静かな中、落ち着いているようでも昂揚が隠されたその声は、夕日さえささぬその部屋の中、時が止まったかのように静寂が続いているのを切っていく。
これから何が話されるのか、予想さえできぬその出だしに、彼はただリーフィアの瞳を捉えることしか出来なかった。
「その間、いろいろなことがあって――。襲われたこともあって、それで、私は――」
彼女は高潮していくその心内で、声は様々な色彩に彩られている。其れと同時に、彼女はマグマラシの顔を見つめた。真剣な表情に、ただ怯むしかない。
その間に、時間が流れた。静寂は夕焼けの空から漏れる微かな光と共に、その時間のたつ感覚を削り取っていく。
「貴方が――マグマラシさんが―ー」
心苦しそうに零れていく言葉の欠片、彼女を見つめることしか出来ないマグマラシは、自分の名前が出てきたことに驚きを覚える。
だが、彼女の表情は真剣そのもの――強い意志を持って作られた、否、生み出された表情だった。
その文章の最後――黄昏時の緩やかな時間の中、シルエットは唯長く落とされて。
「好き――」

402 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:17
最後につぶやかれた言葉の響きの切なさに、マグマラシはただ驚くしかなかった。でも――それは、自分が望んでいること、だった。
彼の中では胸が早鐘を打っているが、彼女の瞳は切なさ以外の何者でもない。その表情に、彼は何も言えず、また静寂が生まれる。
それを破るように、リーフィアがその続きを話し出す。その瞳、濡れてはいても――しかと、紅蓮を捕らえて。
「――主従関係で一緒になったから、こうして出会うことも出来ました。でも――でも、主従関係で、愛し合うことは許されないから――」
彼女の目から、思いが透明な水となって流れ落ちていく。頬を伝い、ベッドに、透明なしみを作った。けれども止め処なく、涙は溢れていく。
それをただ見つめていただけのマグマラシは、――彼女の手を握った。その温かさに気付いた彼女は彼の顔を見つめる――
次の瞬間、リーフィアは彼に抱きしめられていた。いつもより強く、いつもより深く。
彼女も彼の体に腕を回す。互いの思い、互いに伝わって、互いを確かめて、それを表すように、ただ抱きしめあう。
「マグマラシさん――私のこと――受け止めてもらえますか――?」
小さく呟いた彼女の戸惑いを、かき消すが如く彼の強い声が静寂を絶つ。
「敬語なんて使わなくていい――もう、主従関係なんかじゃない」

抱きしめられたその腕を互いに離すと、唇をつけ交わす。いつもよりもっと強く、もっと長く、押し当てられた唇に、不思議な感情が生まれていく。
互いを確かめようと、二つの舌が互いに触りあい、愛撫しあい、絡んでいく。触れた命の温もりを、ただ味わいながら。
愛情で結ばれたその二人の間、口を離しても透明な糸が繋いでいる。祈り、願ったものが、叶ったという証のように。
互いの瞳に互いの姿を映し、不意にマグマラシが話し出す。
「・・・今日は、どうするんだ?」
澄んだ声は、沈みかけの太陽の下で薄く聞こえた。細いけれども芯のある、その声にリーフィアは一度目を瞑り、それから微笑を浮かべる。
「マグマラシさんと・・・一つになりたい。結ばれた証に、?がりたいの」
その返答を聞いて、彼は一瞬怯む。だがその表情の真摯さを見て、一度笑う。でも、それとなく不安は残っていた。
本当に――本当にいいのか、それが分からない。でも、彼女の言葉を信じて、リーフィアの柔らかな体を抱きかかえ、横たえる。
いつだって、いつだってこうしてきた。でも、今日の胸の高鳴りは、いつものことではない――。
彼はリーフィアの上に、天幕を被せるが如く、向かい合うような格好になったが、ここでもう一度問いかける。
「本当に、いいのか?だってまだ――」
その言葉を遮るように、彼女はにっこりと微笑んで、首を縦に振る。頷いたその仕草で安心を心に置き、彼は上半身を彼女の体の上に預けた。
温かな体が触れて、彼女はそれを確かめるように軽く啼く。
彼女は、嬉しかった。彼とこうしていられることが、彼とこうすることができるようになったことが。
それは――マグマラシも、同じだった。互いが同じ気持ちで、ただ、それが幸せだった。

403 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:18
「――いいかい?」
彼女にそう尋ねて、マグマラシは微笑む。彼女は彼の温もりをかみ締めつつしっかりと、深く頷いた。
「いくよ・・・」
彼は自分のモノの位置を確かめ、彼女の秘所に宛がう。その熱さを感じながら、彼女は彼の顔を見つめ続ける。
そのまま体を重ねるように、彼は腰を沈めていった。
「・・・ぃつっ・・・」
彼女が痛みにその顔を歪める。肉壁の小さな間に無理矢理入れているのだから無理もない。
少量の血が彼のモノを赤く染める。と、マグマラシは彼女を心配するように一度彼女の顔を見るが、大丈夫だということを伝えるために彼女は笑顔を作った。
マグマラシはなおも彼女の膣内にモノを埋め続ける。柔らかい肉質が、硬い肉質を包み込んでいく。
「はぁ、はぁ、・・・ぅっん・・・あ゙っ!・・・」
息を喘ぐ中に、痛さを表した声が漏れていく。彼女はマグマラシを心配させないように声は抑えているのだが、それでもはっきりと聞き取れる。
半分ほどが彼女の内側に入り、一度マグマラシが口を開く。
「大丈夫?辛くないか?」
その声にも挿入する側の辛さが含まれている。入れる途中の、締め付けられているモノは破瓜の血に塗られている。
互いに辛さを乗り越えようと、リーフィアは荒い息のもとに答えた。
「うん・・・もうすぐだもの・・・」
その返答を聞いて勇気付けられた彼は、彼女の体にしがみ付いて腰を下ろしていく。
少しずつだが、未だ何も受け入れたことのなかった肉壁を押し広げ、その度に血は出るものの、モノは確実に彼女の中に入っていく。
「うあ゙っ!あぅっん・・・あ゛っ・・・」
彼女の声は苦渋の声から次第に喘ぎ声に変わっていく。未知の快楽が、次第に内側に生まれていった。
もう少し。彼のモノが完全に彼女の中に埋まるのは、そう遠くない。彼女の負担を減らすためにも、彼はゆっくりと、だが確実に挿入していく。
――コツッ――
確かに、彼女は叩くようなこの音を感じた。彼のモノはすでに埋まりきって、彼女の最深部にたどり着いていた。
二人は、?がった。


404 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:19
「マグマラシさん・・・繋がったね・・・」
未だ苦しい息の中、嬉しそうにそう話し出す。確かに、確かに彼女と彼は一つになっていた。
彼のモノも相当熱く滾っていたが、彼女の中も熱い。締め付けられるような快楽の中に、確かにその充実感を互いに味わう。
じっとしているだけで、快感は押し寄せてくる。リーフィアとマグマラシを繋いでいる彼のモノは、次第に彼女の内側で大きくなっていく。
「動いても・・・大丈夫かい?苦しくない?」
「ちょっと、苦しい感じがするの・・・もう少しこうしていたいな・・・」
今まで入ったことのなかった場所にモノが入れられたことによって、体は少し気分の悪さを訴える。
彼女はマグマラシの顔を見つめる。その顔には恍惚の表情が浮かんでいて、幸福を形容したような、そんな顔をしていた。
しばらく、そのままの時間が続いた。群青色の外からは、月が二人の様子をのぞきこんでいる。
「マグマラシさん、もう大丈夫・・・。動いていいよ・・・」
息も落ち着き、リーフィアは静かに彼にそう告げた。と、彼は小さく頷いて腰を動かす。
引いたモノは彼女に肉壁の摩擦による快楽と同時に、痛みを齎す。それが混ざり合って襲い着て、彼女は声を上げる。
「ああ゙ぁっ!」
血が少量また染み出すが、それよりも愛液のほうが彼のモノを濡らしていた。
だが彼はその彼女の声に心配して、一度腰の動きを止める。そしてそのまま彼女の顔を見つめる。
が、彼女は無理にでも笑顔を作る。
「私は大丈夫だから・・・続けて・・・」
その言葉を聴いてマグマラシは少し心配になったが、彼女が望んでいるのなら叶えてあげたかった。彼はまたピストンに掛かる。
彼は腰を動かし始める。段々円滑油によって動きは滑らかになっていき、その度に動きは早くなっていく。
そして彼女の声の苦渋と喘ぎの割合も変わっていった。
ズリュッズリュッズリュン・・・
「あぁっ!あぅっん!あ゙っぁっ!」
高潮していく雰囲気に、彼女の秘所から漏れる水音と、互いの喘ぎ声がデコレーションされていく。
彼女は彼のモノが肥大し終えたことが分かった。でもそのことさえ、快感の下に置かれた彼女にとっては何の関係もない。
何も考えられないほどに、二人は快楽を覚えていた。
「リーフィアっ・・・!外で出すぞ・・・」
絶頂を迎えそうになった彼はそう告げるが、その時彼女は悲しそうな顔をして、彼は動きを止める。
「いやっ・・・!お願い・・・中で・・・中で出して・・・」
「リーフィア・・・」
小さく呟いた彼は、少量の迷いを金繰り捨て、またピストンを始めた。少ししぼんだモノは、直ぐにまた元気になる。

405 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:20
彼がまた激しく動き出したとき、自分の中で彼のモノが大きくなったことを確かめた。
もはや体中が熱いが、それでも尚彼は腰を動かし続けている。それは彼のためでもあったが、彼女のためも大きい。
「イ・・・イくぞっ・・・!ぅあ゙っ!」
一度彼のモノが肥大し、一気にしぼんだ。其れと同時に、先端から精液が吐き出され、彼女は子宮の壁に、熱いものが大量に当たっている感覚を味わった。
それは熱いが、同時に柔らかく、絶頂はそのまま高揚を保ち続ける。体中が熱く滾っている。
彼女の中に納まりきらなかった白濁汁は溢れ、ロストバージンの血と混じって桃色となり、行き場を失ってシーツの上に毀れる。
暫くは双方がぐったりと横たわっていたが、そのうちに彼は力を取り戻して起き上がろうとした。それと同時に、モノは抜けそうになる。
「いや・・・まだ・・・こうしていて・・・」
小さく呟いたリーフィアの声を辛うじて聞き取ると、マグマラシは一瞬戸惑った表情を浮かべたが、それもすぐさま笑顔に変わる。
彼はまた腰を埋めた。体がぴったり彼女と重なる。繋っているということが、互いの熱さから分かる。
「ずっとこうしていられたらいいな・・・」
そういって彼に体を預け、リーフィアは目を瞑る。恍惚の表情はまだ、彼女の上から消えていない。
二人の間は、愛情、幸福という絆で結ばれた。そのことが、ただただ、嬉しくて、
――その時、外で暗躍していた影に、気付くことはなかった。
-------------------------------------------------------------

406 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/19(木) 16:24
以上「月下翡翠 第九話 8日目」でしたー。
・・・なんというか。教訓を得た。
恋愛モノが書けないから強姦モノが好きなんだなーと。。。orz
今回は見やすくちょうどいいところで区切ってみました。

・・・というわけで!ここまできたからには言うしかない!
次回!月下翡翠 最終回 なのだ!

407 名前:茶々入れ 投稿日:2007/07/19(木) 16:55
>>391
イヤね。荒れてるとは言ってませんよ。

>>406
素晴らしいです!
次回最終回ですか…期待します。

あと自分の作品なんですが、カイオーガ、グラードン出現が迫るにつれ段々残酷になってきます。(グロくはない)どうぞお気をつけて。

408 名前:茶々入れ 投稿日:2007/07/19(木) 18:45
はい17話ね
後半は微エロ…かなぁ?まぁあれ以上のことは現段階では期待しないほうがいいよ(ぇ
あと、自分は元黒親猫ですからね。

第17話
[助けて]
時は戻ってコラッタの居る無人島。知らされたのははぐれオスポケモンの住処。コラッタは、引きずられて連れ去られたであろうソルの行方をパラセクトと共に追う。コラッタは今はただ一つのことを願うばかりだ。
(ソル、無事でいてくれっ…!)

コラッタたちは気付かなかったが、島には地形の変動で崖や岩場にいくつもの洞窟があった。その内の1つに、一匹のオスのアブソルが何かを引きずって入っていった。中には何匹かのオスのアブソル、そしてその中心には、一際大きなアブソルが座っている。彼がオスのアブソル達のボスである。洞窟に入ったアブソルはそのボスに、引きずってきたものを見せた。背中には未だに固まりきらない血の跡がある。ソルだった。
ボスはソルをマジマジと見て言った。
「ほぅ…これは中々かわい娘ちゃんじゃねぇか。どこで拾ったんだ?」
すでにボスは、大量の涎を滴らせている。ソルを連れてきたアブソルが答える。
「砂浜です。打ち上げられていました。」
だがボスはもうソルしか見ていない。ソルを連れてきたアブソルを帰らせた後、他のアブソル達が口々に言う。
「ボス、幾度とないチャンスですよ!こんなに可愛い娘が目の前に来るなんて…。」
「さっさとやっちゃいましょう!私たちも飢えてんですよぉ!」
それらはまるで、檻に入れられた猿のように騒ぐので、ボスは「黙れ!」と怒鳴った。洞窟内が静寂に包まれる。
「てめぇらは黙ってオナッてろ…こいつぁ…俺が犯す…」
そう言うとボスはスクッと立ち上がる。そしてソルの前で立ち止まり、右の前脚でいとも簡単に彼女を持ち上げる。その衝撃のせいか、ソルは意識を取り戻し、ゆっくり目を開ける。暫く前脚で目をこすった後、キョロキョロと周りを見渡す。やがてその目に、イヤらしい笑みを浮かべ自分を見つめている大きなアブソルが映る。ソルはビクッと体を震わせ、潤んだ目でボスを見る。いつもなら、するどく睨みつけるところだが、最早その元気もないのだ。潤んだ目はますますボスを興奮させる。メスに出会うことすら久しぶりなので、顔を見ただけでボスはもう我慢ができない。いきなりソルに強く抱きつく。
「きゃ…あぁ…っ!?」
ソルは何が起きたのか分からず、かすれた声で悲鳴をあげる。だがボスはより強く抱きつき自分の体をソルに強くこすりつけた。ボスが自分に何をする気か、ソルは次第に分かった。だが抵抗できず、声も出ないソルは、心の中でただただ叫ぶ。
「コラッタ…助けてっ!」

続く。

ボスの女に飢えた感じは出とるかな?

エロは後半にかけ少しずつ少しずつ…ね。

409 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 19:30
>>406
ああ、遂に最終回ですか・・・(;−;)
終わるのが惜しいですね。

>>407
ソルが!ああ、コラッタさん、頑張って下さい!!

410 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 19:33
もう12話目です。早いものですね・・・。

12/ジェルザード
つかつかと歩いてくるユシウスに向かって、ソルダは半ば威嚇のような形で吠えたてた。
「あ、あなたが、リラナスの姫の婚約者なんですか!?」
アーテンはふ、と歩くのを止め、その大きな琥珀色の瞳をさらに大きくし、そしてきょとんとしている。
「は?俺が?違(ちげ)えよ、それは兄貴だろ、俺をあいつなんかと間違えんな。」
「へっ??」
ソルダは拍子抜けしてしまった。ああ悲しき勘違い。
(そういえばジェルさんはアーテンさんが婚約しただなんて一言も言ってなかった・・・よ)
ソルダはへなへなとその場に座り込むと、ごめんなさい、と消え入るような声で言った。
「いいよ、別に。なんだ、それ繋がりなら知っててもおかしくねえな、すまん。勘違いなんて誰にだってあるさ。」
アーテンは先ほどの乱暴な様子は一切見せず、ソルダの脇を軽やかに通り過ぎようとする。ソルダはそれを目で追う。
(本当に・・・綺麗な人だな。まるでガラス細工のバラみたいだ・・・)
でも何だろう?この悲しそうな表情。
何かを置き忘れて彷徨(さまよ)ってる子供みたいな。
「じゃあな、リラナスのサンダースさん。また会う日まで、な?」
アーテンは札束をカウンターに置くと、出て行ってしまった。酒場内はまた活気づいて、みんなが酔いに任せて踊り狂い始める。
「大丈夫か?別にあいつは悪い奴じゃないから、心配すんな。今話したことだって、本当かどうかわからねえんだし。てか、親父さんがいなくて今どうしてるんだ?」
ジェルは座り込んでしまったソルダをぐいと引っ張る。
「あ、それは・・・。えっと、リラナスの姫様と旅をしてます。見聞広げのために。」
ソルダはおばさんにつけられた理由をそのまま言った。ジェルの顔が、驚きと心配でいっぱいになっていく。
「ああ!おまえがあのリラナスの姫と一緒に旅してるっつう兵士だったのかよ?そいつぁ大変だ、俺もついてってやるよ。」
ジェルは畳みかけるように言う。が、ソルダはとんでもないと言った感じだ。
「ええ!!?だ、だめですよ!第一ジェルさんに迷惑じゃないですか!」


411 名前:メイ 投稿日:2007/07/19(木) 19:34
「いいんだ、いいんだ。一回見てみたかったんだよ、リラナスの姫を。それに俺にはお前の親父さんに受けた恩がある。親父さん自身に返せないんだったら、お前に返したいいんだ。そうでもしねえと俺は気が収まらねえ!」
「でも、王様からは同伴者についての指示なかったですし・・・」
ソルダは迷っている。頭を抱え込んでしまった。
「いーじゃねーか!だって俺がいた方が、姫の身の安全だって保証できるぜ、おん?」
ジェルは自らの経歴を自慢するかのように胸を張る。ソルダはその意見に納得したのか、まあいい・・・ですよね王様、といいながらジェルにその旨を伝える。
「よおーーっし。じゃあ俺はいろいろ支度しなきゃならねえから、明日入り口んとこで待ってるぜ。すぐ出発すんだろ?あ、それとも船でケングレッドに行くか?」
ジェルは港の外に出られることがよっぽど嬉しいらしい。ソルダも勿論そのつもりだった。――――――あのアブソルに会う前までは。
「・・・ジェルさん、僕ユシウスのお屋敷に行きます。今日はもう遅いので明日にしますけど。行って、姫様の婚約について聞いて来なきゃいけないんです。」
「おん?そう来たか。じゃ、俺も行くよ。お前がこの旅のリーダーなんだからな。」
へへへ、とジェルは笑っていたが、ソルダは悩ましい顔をしていた。
(あのアーテンさんって人、なんだかほっとけないよ。それに姫様の婚約がアーテンさんのお金で決まってたなんて、そんなの絶対にいけないことだ。)

――――僕は姫様を守るって、決めたんだから。

ソルダの瞳の奥で、赤い光がちらりと煌めいた。



412 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 19:50
>>406
最終回ですか。
“暗躍していた影”・・・・・まだ何かありそうで、気になりますね。

>>408
ボス・・・・・・いやらしい感じ、出てますよ。
コラッタ急がないと・・・・・・・・・・!!

>>410-411
“花の君”ことアーテン様、やっぱり悪者じゃなかったんですね!
――にしても、“赤い光”・・・・怖いです。


413 名前:カゲフミ 投稿日:2007/07/19(木) 20:31
>>406
おお、ついに最終回を迎えるのですか。
リーフィアとマグマラシに忍び寄る影……。
今後の展開が気になりますね。
最後まで応援してますよ。

414 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/19(木) 22:27
いやね私、謙虚にはなるけど遠慮しないから。

415 名前:三月兎 投稿日:2007/07/19(木) 23:58
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chapter.36 ―謎の小瓶―

ニューラの治療はすぐに終わった。
センターの機械は、ポケモンをボールに入れたままセットすれば、
普通のバトルでの負傷なら僅か数秒で全回復する。
ただ、機械も万能ではなく、重傷の場合は、直接人間の手で治療しなければならないみたいだ。

それから、ルビーさんがジムで他のトレーナーとバトル。
見事勝利を納め、賞金を手に入れた。
エーフィカッコ良かった〜。
で、それから、ジム戦の前に予約をとっておいたホテルに来た。

ここは、普通の部屋の隣に、ポケモン専用部屋がついているという、トレーナーのための部屋だ。

色々と相談して、カイリューはボールに、私とサーナイトがご主人様の部屋の横、
エーフィとニューラがルビーさんの方に入る事になった。
で、今に至る。私たちがいるのは四階、ルビーさんの方は三階だ。
部屋はあまり広くはなく、小さなベッドが二つに、物置棚が一つ。
あとは、壁に時計があるだけだ。
その針は、八時半を指している。

「サーナイトって、強かったのね!」
ジムでのバトルで、彼女は悪タイプのヤミラミを、いとも簡単に倒してしまっていた。
「・・・・・そうかしら?
 ・・・・・・・・相手が・・・・・・弱かっただけよ」
彼女とは、昨日はほとんど話していなかったから、仲良くなれるといいなーなんて
思ってたんだけど・・・・・・・
「ねぇ、なんか悩み事でもあるの?」
「・・・・・べつに」
・・・・いつもこうなのかな?
エーフィ曰く、“優しいお姉さん”らしいけど・・・・・・
なんか、無口だし、クールだし、私とは合わないのかも。

「そう?それならいいんだけど」

あ、約束の九時まであと三十分もない。
「そうだ、サーナイト?
 ・・・ちょっと悪いんだけど、九時から一時間半ぐらい・・・・ここを空けてくれない?」
「いいけど・・・どうして」
「エーフィと会うの」
そう答えた瞬間、彼女がスゥッと目を細めた。それは一瞬の事だったが・・・・・・・
怖かった。背筋が凍りついた。もしかして、怒った?
「エーフィと・・・・・ね・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・わかったわ。
 出て行けばいいのね、出て行けば」
そう言うと彼女は、何かから逃げるようにして部屋を飛び出していった。
表情こそ平然としていたものの、口調には少し刺があったし、扉の閉め方も荒っぽかった。
怒ってはないみたいだけど・・・・・なにか気に障ったのかな。
あとで、エーフィに聞いたらわかるかな?

でも、今すぐ出て行け、なんて言ってないのにな。
――あと二十分・・・・・暇。
何となく部屋の中をうろついていると、物置棚に、何か小瓶が並んでいるのを見つけた。

私たちは何も持ち込んでないから、前のポケモンの忘れ物・・・・・よね?
瓶の中には、粉のようなものや、よくわからない液体が入っている。
――開けてみる?・・・・・開けるぐらい、いいでしょ。
私はそのうちの一つ、透明な液体の入った“SATYRION”とラベルの貼られた瓶を棚から取り出し、
前足で瓶を押さえて口で栓を抜いてみた。
途端に、甘い、というよりも甘ったるい、あまり長く吸っていると胸が悪くなりそうな匂いが広がった。
何なの、これ?
そう思って瓶を良く見ると、“使用方法”やら“効能”の欄がある。
・・・・・・・・・・・・・・これは・・・・。・・・・・いいかも。
他の瓶は・・・・・“FUROSEMIDE”に“MANDRAGORA”・・・・・誰がこんなもの忘れていったんだろ?
でも、せっかくだし使わせてもらおうっと。
エーフィが来るのが楽しみ・・・・・・
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次回は・・・・・アレな展開になる予定ですよ。


416 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/20(金) 12:50
サーナイトー!(何
最近影が薄い・・・のは本当に何故・・・って、他のキャラが濃すぎるのかw
これからどうなることや・・・
「MANDRAGORA=マンドラゴラ」
(゚Д゚)

417 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/20(金) 14:24
せっかく来たからには投稿せねば。
エロがない部分(今ですな)に月下翡翠を投稿して注意をそらす漏れはww
・・・まぁ、まだ当分エロでませんが、それはそれで(泣
月下翡翠終わったら・・・まぁ、別のぷろぜくとも考えてるしね〜(何
というわけで、ドゾ。
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朱珠の日没 story-7. 光条

「な・・・?!」
私の眩きに刺された瞳は瞬時に光の筋を追う。疾風は既に飛び去り、視界から消えていた。
確かに、見えた。
酷く白く、透明な光の中、真紅、緋色の波動。紺青と対になる、紅い光。
もしかして、カーマインは――
ただ軌跡を呆然と眺め、光の尾が消え行くのを見つめるのみ。だが、その意識は瞬時に荒波の弾けるような水音に弾き消される。
波は未だ止まぬ。曇天と共に青黒い海原は不安を掻き立て、海上を飛ぶものさえ今は身を潜めている。
異様だ。私は潮風からもそれを感じ取る。まるで潮風は荒々しい。何時もは唯静かに身を揺るがすのみの海は、生命をも飲み込もうとするが如く。
何故だ――?何故此れほどまでに荒れている?
その途端、記憶がその枷を外したが如く、私の中を暴れ狂う。記憶の破片、断片が襲い掛かる。それを戻そうと、私は強く目を閉じた。
あの記憶。遠い昔、まだ私が幼かった頃――。思い出したくも無い。
漸く記憶に重い枷を嵌め終え、改めて海を見つめる。
――?
確かに心の中で潮騒がする。カーマインを拾ったときとは全く別――だがそれは、何処となく懐かしいような。
同時に其れは古びた、古代の潮の香りを伴い、その中には焦げたような臭いさえする。訳のわからない、この潮騒は確かに私の心の中に存在している。
その瞬間、考えていた私の頭上に影が差す。見上げた先、巨大な波の壁。
「っ!!」
これは――いくら私でもよけ切ることは出来ない――!
迫り来る波の壁、小さな私がどうこうして避けることが出来るものではない。するならば――
私は額に力を念じる。額にこめられた力を伸ばし、幕を体中に張る。そして、その幕を剥離し、私の体全体を包んだ。
カーマインのときと同じように、水が幕に弾かれていく。水が引いた後、私はその幕を破壊して陸側に逃げ込む。
銀色の光は尾を引いていく。緑の中にもぐりこみ、海をまた見つめ始める。尚、海は津波を呼び起こし、渦潮を巻き起こした。

これは――
この、酷く懐かしく、酷く私の中に傷をつけた、これは――

-----------------------------------------------------------------------
微妙なところで切る。・・・いや、ただ単にネタ切れなだけ。
こうしないとあっちと話数が合わないんだもの〜!(何
でもやっとあっちと話が合います。同時進行にやっと・・・(泣

418 名前:メイ 投稿日:2007/07/20(金) 16:06
>>417
ああ、その先が気になるんです!その先が!
続き期待します!


419 名前:破壊王子ベジータ 投稿日:2007/07/20(金) 16:07
シロナのセックス希望

420 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 16:56
>>419
スレ違いでは……
シロナとかいう人の専門スレがあるでしょう。

421 名前:最強の神アルセウス 投稿日:2007/07/20(金) 16:57
いいから、書け

422 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 17:05
>>421
シロナっていうキャラの専門スレがあるのに、わざわざこっちに来る必要はないでしょう?
それに、人に物を頼む態度ではありませんね。


423 名前:赤い鎖のダークライ 投稿日:2007/07/20(金) 17:20
俺はやっぱりエリカが好き!

424 名前:メイ 投稿日:2007/07/20(金) 17:27
ここは「ポケモン」の小説スレです。
ポケモンといっても、イーブイやエーフィなど、ポケモンそのものの小説を皆さんは書いてますよ。
ですから、きちんとエリカやシロナの小説専門スレはあるんですから、そちらに行って来れば良いんじゃないですか?

425 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/20(金) 17:31
エリカ誰も書いてくれないんだもん…

426 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 17:33
無視でいきましょう。

427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/20(金) 17:37
だったら初めからそうしろよな^^;

428 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/20(金) 17:42
426←もっとやさしくいって

429 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 17:43
>>427
今更ながら、まともに応対するんじゃなかった……と思う私。
あなたの仰るとおりです…

430 名前:メイ 投稿日:2007/07/20(金) 17:57
>>427
確かに。私っていったい・・・(泣

431 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/20(金) 18:16
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

432 名前:赤い鎖のダークライ 投稿日:2007/07/20(金) 18:32
ダークホールで寝ているあいだに死ねナイトメアでよ!

433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/20(金) 20:25


       |      /;;;;;;| /;;;;;;;;;|       | .l;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;;;;|          ハ ||      
       ‖     /;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;|     .l| |;;ヽ;;;;;/ |;;;;;;;;;;;;;;|          /;;;|.|;|       l:
       .|;|    |;;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;|     .|;||;;;;;;ヽ;|   l;;;;;;;;;;;;;| . |       /;;;;;|.|;;|       l::
       |;;广'ー-.L;;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    .|;;|l゙;;;;;;;;゙ヒ   l;;;;;;;;;;;;| .||       /;;;;;;;||;;;;|      l::
       |;;;|    | `゙'ヾtk、.;;;;;;;;;;;;;;|     |;;|l;;;;;;;;;;ハ. l ヽ、;;;;;;;l l;;|     /;;;;;;;_|レ-广 ̄   /::
       |;;;;|   .l,,,,,,;;;;;;;;;|l;ヽ、ヽ、;;;;;;|,     |;‖;;;;;;;|: | | /;;;;;;;| l;;l    /;;;;;/||;;;;|      /:::
      -亠iiiiiii''´ ̄l!!!!!!!!!l;;l!lllllliii,、ヽ |;;;‖;;;;l  `l .|;;;;;;;;;| l;;;|    .//';;;;;||;;;;|     /::::
    |.  `|!ll゙゙i´ ̄|   /´ベl;iヾ゙!lli,,,,゙ヽ、 |;;;;|;;;;;/     l;;;;;;//;;;;|   //;;;;;;;||;;;;;|    ./::::
     |   |;;゙!i .|  |  ./:;;_:;,il: : :::l  ゙゙!liii,,ミ-、|,_// / |;;//;;;;| .,,-´;;illl!!!゙゙゙ll゙\ヽ . /:::::
     |  |;;;;;; |  | |: : `llll`': ::l     ゙!li ーキ-/彡''゙、:l;;//;;;;_レ''.,/゙゙/::lネ. || . | / /:::::    :
      | . |;;;;;;. | . | .l:::´:l゙`::::/     ゙!li、 V '' '-、:ミ;;;;/=ニニ_ん,ill-::l  l|  |//:::::::     :::
:::    ::::|. .|;;ヽ;;、 .|. |  \,,;;;‐'′     .,l゙!ヽ ヽ    /,|;;;;;;;/ /l-::|!!゙:::/   | .;イ ./:::::::    ::::/
::::::    :::| |;;;,ヽヽ,ヽ|     ._,,,,----┴;;;;;;;;;ヽヽ_,,,,.  l;;;;;;;// 弋i:ン′  . /;;;| /::::::::   ::::/:::
::::::::::   ::::|:|;;;;\;rミ''ト---ー''゙“' ァ;;;;;;;彡;;__ノ  `ヘ  `'' \;;/;ヽ;-,_`   ,:イ;;;/ /:::::::::   ::::/|:::::
::::::::::::::   :::::|、;;;;;;/`''ミー-   /彡;;;;;,/″       `゙'ヾ;ミ、ヾ''-、-'´,,rミ;//::::::::    ::::::/ |:::::
\::::::::::::::  ::::ヽ;;/        /彡;;;;/           、   `ヽ''ミ;ト  ´ ,!,/:::::::::   ::::::::./ /:::/
:::::\:::::::::::::: ::::::く  ,,、,r‐'.,,/;;;;;/             i     ヽ;;ヾ   . ,//::::,イ::  :::::::::/ /::::/::
:::::::::::\:::::::::::::::::::ヽ ´  'アヾヽ、;;/                  |;;;;;;|   .//:::/ /:: ::::::::::/. /::::/|::::
::::::::::::::::\、:::::::::::::::ヽ   /;;;;;;\ミー、,-=,--―----,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,/ |;;;;;;;|  //::/ ./:::::::::::::::/. ./:::/ .|:::
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::::::::::::::::::::::::::::::l\:::::::::::ヽ|;;;;;| . |;;| \く、 `゙''ー----ヽ} ,レ′  /;;;;/ ///:::::::::/  ./:::/ ../:: 
----∧ーーーーーーーーーーーー
はなをぷ-ん♪

はなを゛ぷ-ん゛はなを゛ぷ-ん

スナップきかせて はなを゛ぷ-ん゛

はなを゛ぷ−ん はなを゛ぷ-ん゛

そんなあんたのはなを・・・

ぷ-ん

髪型へんって言ったでしょ

そんなあんたのはなを゛ぷ-ん゛

最近ふとった?って聞いたでしょ

そんなあんたのはなを゛ぷ-ん゛

ま−る さんかく 長しかく

おかおの中心 いとおかし

サイン コサイン タンジェント

あなたとあたしはピロロンピ-

(脇は開け閉めンパンパンパンパ)

はなを゛ぷ-ん゛ はなを゛ぷ-ん゛

スナップきかせて はなを゛ぷ-ん゛

はなを゛ぷ-ん゛ はなを゛ぷ-ん゛

そんなあんたのはなを・・・

ぷ-ん

434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/20(金) 21:59
んまあ最初は書いてた人もいたんだがな。
やはりここではポケ同士、少なくとも片方はポケを書くだろう。

ところで短編除くと333氏以外完成していない?

435 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 22:06
そーですね。
でも、28×1さんの「月下翡翠」が次で最終回だそうです。

436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/20(金) 22:09
レナ死ね

437 名前:へたれ 投稿日:2007/07/20(金) 22:51
最終回か…(鬱)

438 名前:メイ 投稿日:2007/07/20(金) 23:37
こんばんは。13話目をお届けします。

13/頼み事
愛なんて、求めない。とっくの昔にそんなもの忘れた。
俺に必要なのは、この美貌と、金と、酒と、女だけだ。
それ以上欲しい物などない。もう何も・・・

ユシウスの屋敷に帰ってきた俺は、いつものようにマグカルゴの門番に金を渡そうとした。
が、マグカルゴの奴はふんと鼻を鳴らすと、顎で合図をして、こう言った。
「ウェンド様がお呼びだ。」
え?
兄貴が俺を・・・呼んでるって?
俺はいても立ってもいられなくなって、『お祈り』のために教え込まれた歩き方も忘れて、夢中で兄貴の部屋へと急ぐ。兄貴に呼ばれるのなんて、何年ぶりだろう。たとえどんな風に言われようとも、呼ばれたってだけで俺の心は高揚していたんだ。
もしかしたら、兄貴はきっと――――
「兄貴!はあ、はあ・・・。俺に用事って、なんだ!?」
俺はひどく嬉しくて、興奮した物言いをしてたんだが―――――当の兄貴は別にそんなことなんてことない、落ち着き払った様子だった。
「おお、我が弟。待ちわびていたよ。実は、頼みたいことがあるんだ、聞いてくれるかい?」
俺は、いつもと変わらない冷静な態度に愕然としてしまった。もしかしたら、兄貴がまた昔みたいになってくれるかなって、期待してたんだ。
――――あの頃の、俺みたいに。少しだけ、思いを馳せてみるんだ。
もう分かり切ってた事だけど、心のどこかでもしかしたら、って思ってた俺に向けて。


「しかしなあ、お前も大変だよな。見ず知らずの姫様といきなり一緒に旅するなんてな。」
ジェルさんがのしのしと歩くたび、周りの人たちが怯えたように身を引く。
(さすが、もと盗賊だな)
その威厳ともいえるオーラの隣で、僕は質問に答えた。
「いえ、幼なじみなんです。だから王様も僕に頼んだんだと思います。」
「はあ!そうだったのか!お前、一国の姫様と幼なじみだなんて、そうとう良い星の下に生まれたんだなぁ。」
僕は恥ずかしくなって、下を向いた。・・・・・あれ、気のせいか体がぽかぽかするよ?町の景色も、潤んで見える。どうしてだろう?
「ま、さっきの酒の効果もあるし、今夜はモノにしちまえ!婚約者なんか気にすんな!」
「おっ・・・・お酒って!まさか、さっきのオレンジジュース・・・・!」
ジェルさんはにっ、と笑った。
「そういうこった。はは、気づかなかっただろ?大丈夫だ、あれぐらいのアルコールだったら体にも悪くない。ま、変わったところと言えば、媚薬じゃねえんだが少ぉし強壮剤っぽいものが入ってるってとこかな。んじゃ、明日はユシウスんとこに押し掛けるんだから、早めに寝ろよーっ。あっはっはっは!!」
ジェルさんは今度は高らかに笑い出して、去っていった。うん、僕を置いて去ってったよ・・・。宿屋に帰らないわけにもいかないけど、どうしよう、この体・・・・。姫様と顔あわせるのが怖いよ・・・。



439 名前:メイ 投稿日:2007/07/20(金) 23:38
そして、14話目もお届けします。

14/熱
「ここの港町に、どうやらリラナスの姫がいるらしいんだ。連れてきてはもらえないかな?」
ウェンドは、事務的な口調でアーテンに頼み事をした。アーテンはやれやれ、と首を振った。
「分かったよ。で、兄貴は何で姫を連れてくんだよ?もう婚約だって決まったし、待ってればいい話じゃねえか?」
アーテンがそう問うと、ウェンドは片眉をぴくりと動かした。そして先ほどとは顔色を明らかに変え、バンと机を叩いた。
「・・・お前が知る必要などない。これは私の問題だ。分かったら今日の『お祈り』の支度をするんだ。」
アーテンは兄のただならぬ様子に少し違和感を覚えたが、気にしないことにした。
「わあったよ。行って来ます、兄貴。」
ズルズルとその身を引きずらせるようにアーテンが出ていった後の部屋で、ウェンドはがくりと肩を落とした。
「・・・・許してくれ、姫よ。それしか方法がないのです・・・。」
そして静かに泣き出した。


「ただいまです、姫様。」
僕は小声でそう言うと、そっと足を忍ばせて寝室に入った。うわ、体がまだ変だよ。こんな時に限って姫様が起きたりするんだよね・・・・・。
「・・・ソルダ?」
「うわっ!ひ、姫様。起きてたんですね・・・。具合は、どうですか?」
僕はとりあえず心配だった体調の事を聞いてみる。姫様は、泣きはらして腫れた瞼をこすりながらベッドを降りた。
「うん、もう大丈夫・・・。心配してくれてありがと。」
姫様は元気になったみたい。少なくとも、体はね・・・。でも良かったよ、姫様が元気だと、僕まで嬉しくなってくるんだ。
「さ、姫様、下でおばさんがお食事を用意していただいてますよ。行きましょう。」
僕は姫様の手を引いた。兵士としてのやり方でだったんだけど、僕の体は熱くなるばかり。毛穴まで酸素が欲しいって訴えてる。

「さあさあ、どんどん食べてちょうだい。疲れだってこれで吹き飛んじゃうわよ!」
おばさんがどんどん料理を運んできて、テーブルがいっぱいになっていった。とてもじゃないけど食べきれなかったよ・・・。一番おいしかったのは、クラボカレーパン。僕の大好物だ、っていったらおばさんその場で揚げてくれたんだ!姫様は、すこし食欲がなかったみたいだけど。でも、おいしそうには食べてたから大丈夫・・・・だよね。
そのあとまた寝室に戻ったところで・・・僕のあの熱がぶり返してきたんだ。


440 名前:三月兎 投稿日:2007/07/20(金) 23:52
わ、期待させる展開ですね!
邪魔が入らなければあるいは……

441 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/20(金) 23:58
今回は力はいってる・・・のか?
ちなみに「低い声」は大塚ヴォイスを思い浮かべれば分かってもらえるかと。
え?大塚って誰?・・・「スネークの中の人」って言えば分かるかなぁ・・・。
とにかく、第八話です。
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朱珠の日没 story-8. 理由

――何の姿になったのかは分からなかった。だが、辛うじて紅玉の瞳は風を切る一対の翼を捕らえる。
滑空する中、未だ心に響いてくる紺青の波動を辿っていく。高く聳え立った山を横切り、海原の上を空切る。暗雲はとぐろを巻いて頭上に圧し掛かっていた。
暗雲の中央、闇の眉間から波動は俺の心に届いている。翼は位置を変え、直角に方向転換する。
その瞬間、津波が俺を包み込もうとする。だが瞬時のところで、体は水飛沫を浴びず、陸、森の中に直線を描いていく。
「あれだ」
その口から聞こえたそれは、サーナイトだった時の俺の声とは比べ物にならぬほどに低く、同時にそれは「俺」という一人称に似合わない。
だが、その声が聞こえた瞬間に、眩きが視力を奪う。枝分かれした太い稲妻が僅かに見えたが、間髪入れずに雷鳴と衝撃が体中を襲う。
相当な傷を、負ったと思った。だが痛みもしない体に異常を感じ、開いた目に映った、翠の体。
傷さえない。雷電は俺を傷つけることが出来ない――それは、己が「地面」の力を持っていることを示している。
だが、それに感嘆している余裕などない。俺――いや、「私」は、稲光を時折目の端に見つけつつ滑空する。
波動は確実に近づいている。と、そう思った瞬間、私の視界、巨大な影が見えた。それは私の背丈よりもずっと高く、辺りを暴れ狂っている。
「――見つけた」
叫んだ声は低く、轟いたそれに反応するが如く、「それ」は顔を擡げ、こちらをその瞳で私を捉え、その瞳を窄める。
――紺青では、無い?
紅い。その目は充血して、なお赤い。しかし、波動は確かにここに届いている。確かに、ここが「あれ」の存在する場所の筈だが――。
私はとにかく、「それ」を止めるために急降下する。地面との距離は瞬間的に消え、体が叩きつけられる寸分前のところで頭を擡げた。
と、その瞬間、鋭利な尾びれが私に襲い掛かるべく切りかかってくる。並みのポケモンなら、それにすぐ切り刻まれるであろうに――。
「甘いな」
深く息を吸い込んだ私の体内は熱く滾る。その金属のような棘条に、真紅が煌き、すぐにそれに飲み込まれた。
痛みに悶えた咆哮が、曇天の下に響き渡る。苦しげだが、その中には憎悪が込められている。炎に晒された鰭で、怒りに任せて大地を叩いた。
その中を疾風の如く駆け抜けた先、私の物とは違う声が響いた。
「危ないっ!!」

442 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 00:00
回避を意味するその叫びに、私は瞬時に上空に飛躍する。その場所に、丁度巨大な水流が叩きつけられた。
その高所から、声の主が見える。紅蓮色の逞しい体に、分厚い体毛を纏った――ウインディ。だが、炎タイプのそれが、立ち向かえるだろうか――?
が、深く考える余裕はない。頭を擡げ、その牙を煌かせて襲い掛かってきたその蒼い頭を、すんでのところで避けた。空を噛む、鈍い金属音が轟いた。
――何か、おかしい。「これ」はこれほど弱い訳は無い。少なくとも、私とは互角の筈なのだが――?
何処からとも無く、バチバチという電光の弾ける音がし、私はその方向に振り返った。確かに――稲光と同じ、電気の光。
だがそれは、雷雲ではないものから散っている。
次の瞬間、激痛に耐え切れず、大地を揺るがすほどの悲鳴が轟きわたる。尾にしっかりと噛み付いた、紅蓮のウインディの姿を見ていた。
結構な戦闘能力だ。神速でその尾の動きを閃くように避けつつ、牙に雷を纏いてその頑丈な装甲、鱗を貫く。その動きの一つ一つに無駄は無い。
今何故か力が弱っているとはいえ、並みのポケモンで「これ」にここまで応戦できたのは、このウインディが初めてだ。
――本当に、初めて、か?
脳裏、何か思い出せそうな気がする。だが、そこで精神は拒み、現実に引き戻される。
と、黒雲が一度光に晒された。それは――ウインディの、頭上。
私はその翼で瞬時にウインディの真上、すぐ上に飛ぶ。広げた胸の上、大量の雷が降り注ぐ。が、それも全て大地の力に吸い込まれ、無に還った。
「大丈夫ですか?!」
私の身を心配したウインディが、そう不安げに訊ねる。が、傷の無いことを見せ、その隣にゆっくりと着地する。
「貴方は――この暗雲を切り裂く術、晴れさせる術をお持ちか?」
静かに、低い声はそう訊ねる。その自身の声は静かで澄み渡り、言い終えた口にただ重厚さを噛み締めるのみ。
と、そのウインディはゆっくりと頷く。頭を天上に向け、その喉から咆哮を響き渡らせた。
咆哮が響いた空、曇天は二つに切り裂かれ、そこから陽光が差し込む。もはや、雲なぞ空に一欠けらも残らぬ、まさに、快晴。
この中、相手は不利。むしろ炎タイプの彼と私にとっては有利。この場、私が勝たぬほうが不自然だ。
が、その私の頭上に影が差す。巨大な影、その持ち主の表情、それはまさに憎悪を表したかのような、凶悪、そうとしか言いようが無い。
その体内から、膨大な量の水音が聞こえる。それは上昇し――。
回避すれば、このウインディは巻き添えを食らう。そう思った私の顔に、一筋の陽光。
一度仰け反った蒼い体の影は私の頭上から消える。差し込む陽光を体中に浴び、――体が、太陽の光に輝いていく。
「それ」が大量の水を吐き出すのと、私が太い光線を照射するのとは同時だった。二つの違う、大きな力は空中でぶつかり合う。
それはもはや、押し合いという話ではない。陽光の光に水は消えていき、光線は「それ」の額に差し込まれた。
額――「それ」が今成っている姿の、唯一の弱点。

443 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 00:03
「それ」は大きく倒れた。体力はもう既に使い果たし、その紅い瞳を閉じる。――戦闘不能。
だが、水玉はいずこに――?その瞳、紺青でなければならない筈、それが違うというのであれば、おかしかった理由が成り立つ。
一度、鋭い羽音を立てて私は急上昇した。太陽を背にし、全てを望む。
「!」
見つけた。陽光に煌く、紺青の水玉。それに向かって、真っ直ぐに降りた。
「これ」は自分、つまり水玉を失った。故に、こうして自我を保てずに暴れ狂い、しかし自分の力を忘れたがために弱い。
拾い上げた其れを、直ぐ近くの太い魚体に押し当てる。玉は柔らかな光を発し、直ぐに体に溶けていく。その体も、紺青の光を迸らせた。
それに目を瞑ることなく、全てを見届ける。
光は小さくなり、小さくなり、――やがて形を留める。閉じた目の奥、紺青を灯したウパー、だった。
諌めた今、私がここにいる意義は無い。傷だらけの水玉を見つめた後、その羽を一度、羽ばたかせる。
「貴方は――何という名ですか――?」
その中、たった一つ、感嘆ともつかぬ声。それがウインディの声だと言うことを確かめると、低い声で高らかに、しかしその顔に歪んだ笑みを浮かべて叫ぶ。
「カーマインだ」
笑った顔の紅玉は光りだし、真紅の光が一度迸って、透明な光が体を包んで行く。その光は、弧を描くように――空を、切り裂いた。

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444 名前:28×1 投稿日:2007/07/21(土) 00:04
このスレ消えろ
管理人死ね
スレ主死ね

445 名前:三月兎 投稿日:2007/07/21(土) 00:04
スネーク……
ジャッジ・ガブラス…
大塚さんの声ですか。
いいですよね、あの声。

446 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 00:06
444は不吉でも、漏れの誕生日がそもそも13日で不吉だからもうあきらめたさ(笑
昔から不吉な数字をよく見る漏れ。13.13(なんかのタイム)だの、兄との誕生日の差が13日だの。
しかしまぁ、気にしまへん。

・・・ぬ?カーマインの姿?
一対の翼、翠の体。
メイさんの、好きなドラゴンです・・・w

447 名前:28×1 投稿日:2007/07/21(土) 00:07
1:涼宮ハルヒの憂鬱で好きなキャラを語り合う (65)
2:☆学園アリス小説を書こう★ (9)
3:何でもいいからとにかく話せ(アニメ) (141)
4:人の悪口を言いまくるスレ (195)
5:最後のスレ (13)
6:学園アリス小説 (8)
7:ポケモンのエロ小説U (437)
8:レナと梨花が嫌いな人 (301)
9:地獄通信&地獄少女 (150)
10:学園アリス☆エロ小説C (97)
11:コピペ (5)
12:セックスフレンドにしたいキャラ (43)
13:ポケモンのエロネタ (76)
14:BLEACHエロ小説 (123)
15:ポケモンエリカのエロ画像 (284)
16:死にたい・・・。 (605)
17:餓鬼が嫌いな人が集まるスレ (43)
18:ウンチ (131)
19:ポケモンエリカのセックス小説 (18)
20:ポケモンのシンジのエロ小説 (16)
21:ポケモンヒカリのエロ小説2 (220)
22:ポケモン小説 (110)
23:君が望む永遠のセックス小説 (21)
24:替え歌スレ (102)
25:セックスしたいひと集まれ (53)

448 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 00:09
な・・・ナニ?!444が漏れじゃなかっただとぅ?!(何
しかし、>>444よ、ふっ、漏れにはトリップというつおい味方がいるのだよw

それにしても大塚ヴォイスはいいですw

449 名前:メイ 投稿日:2007/07/21(土) 00:10
このスレ消えろ

450 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/21(土) 00:14
>>446
参上!どうしてくれるんですか、28×1さん!
私がもだえ死んでも良いんですか!?すっごい嬉しいんですよ!

続き期待します!

追伸;トリップつけたつもりです。ついてるかな?

451 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 00:16
・・・なんか荒れてきたようなので少し。
トリップつけたほうがよさげですね。
付け方知らない方に説明しておきますね。
名前の後ろに#を入力、そのあとに好きな文字を入力します。
たとえば
「28×1#味噌汁マスター」やら「28×1#甘党万歳」なーどなど。
そうして書き込むと、「#〜」は「◆(八文字)」に変換され、さらにその部分は小文字となります。
つまりコピペして貼り付けて名前にすれば全部大文字になってばれてしまうってことです。
尚、トリップで同じ文字がかぶる事は40の10条ですので、なりすまし防止に効果覿面なのですた。
・・・最近荒れてるので、メイ氏、三月兎氏など、利用してくださいませ。

尚、「荒らしはカレーにスルー」の方向で。

452 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/21(土) 00:16
>>449
私もトリップつけましたから。
いやあ、心強いですね。トリップは**

453 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/21(土) 00:17
私もつけよう…

454 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/21(土) 00:18
私もつけましょう…

455 名前:三月兎 投稿日:2007/07/21(土) 00:22
あ、二重カキコになってました。ごめんなさい

456 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/21(土) 01:05
トリップつけるのもいいが、とりあえずはsageを覚えたら?

荒れ気味の板では常識よ?

457 名前:へたれ 投稿日:2007/07/21(土) 03:51
sageってよくわかんないや…
ぐぐってみてもわかりづらいし…。詳しくレクチャーしてる所とかあったら是非教えてくださいな

458 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/21(土) 05:05
普通に書き込むとそのスレは必ず一番上にきてしまう

メール欄があるっしょ?
そこに半角英字で「sage」って書き込むとスレを一番上に持ってこないで書き込むことができる
(つまりスレの位置をそのままにするわけ)

メリットは
・一番上にあるスレッドは目立つので荒らしが来てしまいやすいので、sageで荒らしの被害を抑えることが可能
・スレ住人だけでまったり話したい場合などに新参者のレスが入って混乱しないようにsageを使用できる
・自信がない作品を書き込みたいが、あまり叩かれないようにsageでこっそり書き込み
こんなものかな


459 名前:10class生◆DyuQyK3A 投稿日:2007/07/21(土) 06:03
こんなかんじ?
昨日レナが色んな掲示板で色んな人の偽者になって荒らしてたから


460 名前:10class生◆DyuQyK3A 投稿日:2007/07/21(土) 06:05
てか名前をコピーされて偽者されたりしない?

461 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/21(土) 09:18
>>460
それ言ったらおしまいですよ……。

462 名前:Vanilla◆FdpL9hJU 投稿日:2007/07/21(土) 10:05
実に久方振りであります。
眩めく斜陽と華燭の暁……キャラの設定に色々と不都合や矛盾やらが出てしまって、
話の展開としても自分で納得のいかない、面白くないものになっている状況なのです…
起と結のみを構想して書き始めた結果、間の展開がgdgdになってしまうという何ともダメダメな始末。
このままでは完成の日を見れそうに無いので
勝手ながらもこれにて途中終了する事とさせていただきます。
もし先の展開を楽しみにしている方がいらっしゃったら地よりも深く額をつけて謝ります。
ごめんなさい。ごめんなさい。

失敗は成功のもと…書けば書くほど足らないところが見えてきます。
一旦猛反省ののち、更なる磨きをかけられれば、と思います。
今回の件では計画性の無さが露呈する結果になりましたが
次回は練りに練ってチャートなんかもしっかり作りつつ確実に完結する話を書く所存です。
二度目の未完は無いのでどうかまた居座らせて下さい…。

Wikiにうpしてある分は……完成の予定が無いモノを置いておくなんてありあえないですよね。
私の独断で決めてよいものであれば削除しておこうかと…

そんなこんなで暫くは名無しで感想書きになります。
作品を読んで下さった方に最大限の感謝と謝罪を
そしてスレの皆様に最大限の反省。
次回作完成の兆が確りと見えた頃合にまた会いましょうっノシ

>三月兎さん
仰るとおり華燭は結婚式の意味を込めて題にしました。
「華やかなともしび」という意味もあり、暁と重ねると語呂も良いじゃないか、ということで。
ラストでは"厳かに昇る暁は華燭の輝きを以って二匹の幸を祝った。"っていう締めを考えていたのです。
「眩めく斜陽」とは眩めく間に過ぎてしまう幸せなエロの時間……そして日の落ちると共に絶頂するのである……
……という話の構想に喩えつつ なんじゃそりゃですね。
感想ありがとうございました!

463 名前:へたれ 投稿日:2007/07/21(土) 10:30
>458
あっっありがとうございます!まさかここで教えていただけるなんて!
どういった仕組みなのかやっと謎が解けました。いつか…いつか自分の小説を書くことがあれば(いつか…ですが。)是非使おうと思いますm(_ _)m


464 名前:ゆかり 投稿日:2007/07/21(土) 10:41
こんなスレ立てちゃだめだよ。

465 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 11:20
>>460
いえ、トリップは必ず細文字になります。
コピペして名前にすると名前どころかトリップまで太字になるので分かってしまうのですよ〜♪
ホント、成りすまし防止役立ちます。

というわけで、とりあえずこのスレは、
・基本的に18禁
・荒らしはカレーにスルー
・sage進行
・一応トリップ付けといたほうがいい
って感じですかね。まとめると。

466 名前:10class生◆DyuQyK3A 投稿日:2007/07/21(土) 11:23
>>465
トリップって最高ですね。18禁なら僕は来ちゃだめですね。

467 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/21(土) 11:25
>>462
いやいや。また次頑張って下さい。期待しています。

>>464
今更遅いw

468 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/21(土) 11:27
>>466
大人としてのマナーをきちんと守ることができる人ならば、18歳未満でもいいんじゃないでしょうか?

469 名前:アルカ◆npAQtXKw 投稿日:2007/07/21(土) 11:38
>>466
私も三月兎さんと同じ意見で。
実際私18歳未満だしwwww(ヤメロ
てかトリップちゃんと出来てるかな。
あ、そうそう。
私の小説2作同時進行で行こうかと。
てか『天界の子』の方ももうすぐ終わるかもしれないけど。
次のタイトルは『タスケテ』でOK。(タイトルダメだろ
ちなみにグロ表現か・な・りあるから気をつけてくださいな。
『タスケテ』の方は後で書きます。

470 名前:せ〜や◆lEE3NuiU 投稿日:2007/07/21(土) 11:51
はじめましてせ〜やです。
さっそくトリップやsageをつかわしてもらいました。
うまくできてるかな?

というわけで、ここの小説ってすごいですっ
エロもいれつつ感動もあったり自分感激しました!!
自分は、小説をつくるの苦手(というよりかけない)
ですがせめて応援をしていこうと思います。

では、これからよろしくお願いします。
みなさんがんばってください!!

471 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/21(土) 11:55
>>469
18歳未満の方がもう一人いた!(私もそうなんです)
少し肩の荷が下りましたよ…

472 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/21(土) 12:02
うはwちょwwおまwww
まぁ、「基本的に18禁」=「原則的に18禁」ということですので、
しっかりとマナーを守ればきていい・・・の、か?!

473 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/21(土) 12:11
え?ここって18禁だったんですか・・・。

474 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/21(土) 12:14
>>473
何を今更…

475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/21(土) 12:19
トリップなんて書き手だけでいいのよ
だれもが付けるとただの馴れ合いに成り下がるだけだ

476 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/21(土) 12:50
まぁ自分は書き手ですから…

477 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/21(土) 13:08
>>474
一応の確認ですよ。まあ、ここってエロ小説スレですもんね。

478 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/21(土) 13:12
15話目です。もう少しで一区切りつきそうです・・・。
あと、エロはもう少し待って下さい・・・(汗

15/姫と僕
「ソルダ?なんだか元気がないわ。もう夜も更けてるから、今夜は早く寝よう?」
姫様が、その長いスカートの裾を引きずって、僕に近づいてくる。それだけで僕の体は強張ってしまう。僕は理性を振り絞って、姫様に問うた。
「もし、ですよ。もし、あなたの親しい人があなたと一夜を過ごしたいと言って来たら、どうされるおつもりですか?」
姫様はきょとんとしている。が、その意味が分かるとかぁっと顔を赤くさせた。
「もしかして・・・ソルダ・・・」
「はわわ!ち、違います違います!これから先、姫様を守るために参考にしたいんです!」
僕は必死で否定した。姫様ともあろう人に、性衝動を抱くなんてあまりにも恥ずかしかったから。屁理屈なのにも関わらず、姫様は納得してくれたようだ。
「そう・・・なの・・・?」
姫様は僕の顔を覗き込んでくる。心なしか泣き出しそうだったけど。
姫様と並んで座って、沈黙の時間が過ぎる。
―――――と、姫様が弾けたように口を開いた。
「っあ!ねえねえ、私、夢を見たのよ!お父様の夢!」
「夢・・・ですか?」
「うん!お父様が。なんて言ってたか忘れちゃったんだけど、きっと私に頑張れっていってるんだと思うの。それでね、お父様ったらあなたにも・・・」
姫様はとても楽しそうに話す。だんだんと僕はそんな姫様を見ていられなくなってきた。何かがフラッシュバックしてくる。

何故だ?
姫様と僕と、姫様の父様。
遠く、遠い日のもう一つの記憶。
忘れてしまった、あの・・・・・れ・・・・
気づいたときには、僕は姫様をその腕の中に抱きしめていた。
「・・・ソルダ?!どうしたの、急に・・・んっ」
姫様の唇まで奪っていた。どうしたんだろう、僕。でもこれしか出来ないんだ。これしか。僕は夢中で姫様の口内を舐め回す。
「んっ・・・ふ・・・そ・・・・・そるだ!」
僕は口を通してくるその呼名に、あわてて口を離す。姫様の頬が、桜色に染まっている。途端に、僕はとてつもない罪悪感に襲われた。既に、酔いは吹き飛んでいた。
「はあ、はあ。ひ、姫様、申し訳・・・・」
「ソルダ、聞いて。」
僕の腕の中で、強く語りかけるように言った。
「あなたがね、本心からキスしてくれたんだったら、私だって考える。でもね、今のあなたは・・・なんだか違うの。」
姫様は、下を向き、それから僕の目をまっすぐ見た。
「気持ちが伴わない行動は、するべきじゃないわ。あなたがどんなことを思っていたかは分からない。けれど、今お父様が言っていたの。あなたはもっと成長できる。いろいろな人と会って、自分を磨くことができる、って。」
最後にこれだけ言わせて、と言って、姫様は微笑んだ。
「もしあなたが、あなた自身が成長できたって思うところがあったら・・・その時は、私にこっそり教えて欲しいの。二人だけの、秘密にしましょ?」
外が明るくなる。朝焼けが、眩しかった。


479 名前:美翔 舞 投稿日:2007/07/21(土) 14:44
平仮名キングさん
死ねって言葉好くないわ
使わない様に、しましょう


480 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/21(土) 15:01
479←いじめるから!(被害妄想)

481 名前:美翔 舞 投稿日:2007/07/21(土) 15:11
いじめは犯罪よ
もっと他の人の事を考えて下さい
いじめはどんな事があってもいけないわ
もっとその事をよく考えましょう
ひらがなきんぐさん

482 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/21(土) 15:34
ちがうおれがいじめられてる被害妄想

483 名前:美翔 舞 投稿日:2007/07/21(土) 15:54
そうだったの?ひらがなきんぐさん
可哀想に
あたしも、力になってあげるわ

484 名前:ひらがなきんぐ 投稿日:2007/07/21(土) 17:14
無視しないでょー悪かったょーごめんょーゆるしてょー!

485 名前:カゲフミ◆pI6SohCo 投稿日:2007/07/21(土) 19:53
一応私もトリップをつけてみたり。
次にスレ立てるときは注意書きとwikiへのリンクとかがあるといいかもね。

486 名前:せ〜や◆lEE3NuiU 投稿日:2007/07/21(土) 22:22
でも475さん一応トリップいれたほうがいいですよ
レナとかに名前まねされるとやっかいですし。


487 名前:へたれ◆Lydwfzy. 投稿日:2007/07/21(土) 23:03
トリップ…
俺が付けても意味無いか…。

488 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/22(日) 00:16
>>486
まずなんで名前を入れるのかを聞きたい。
なんか理由があって名前使いたいんなら偽者防止にトリップは極めて有効だよ。
だけど名前欄に何も入れなかったら、
みんな「名無しさん@お腹いっぱい。」という名前になる。

つまり大多数は「名無しさん@お腹いっぱい。」なわけだから、
意味もなく名前を付けて「自分の偽者防止!」とか叫ぶくらいだったら名前欄には何も入れないのが得策だとおもうよ

489 名前:へたれ◆Lydwfzy. 投稿日:2007/07/22(日) 00:45
俺は333氏が投稿始めた頃からこのスレにいるけど、俺も最初は『別に名無しでいいじゃん』とか思ってた。
でも、333氏みたいな凄い小説師を応援してるとうちに、『名無し』というその他大勢より、1人の住人として応援したくなるんだよね。理解されないかもしれないけど…。


490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/22(日) 01:09
そういう理由があるなら別にいいんだよ

491 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 01:57
なんだか荒らし→トリップで雑談所になってシモタ
なおさねば。

・・・現在小説を書いているのですが。
それがまぁポケモンのキャラとはいえ人×人なわけで。
載せるべきなのかなー・・・とも思ってみたわけですが、
昔は人×人が主流でしたし、今も少し書いている人もいらっしゃいまふので、
取り敢えず完成しだい投稿してみます。

492 名前:へたれ◆Lydwfzy. 投稿日:2007/07/22(日) 02:26
>490
良かったんですね!!ひょっとしてタブーだったのかな?って思ったんですけど、安心しました(^^)

>491 28×1さん
はっ!!しまった、このスレの本来の目的を忘れかけてました!!…自重しまつ…

小説楽しみにしてますよ〜!!

493 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/22(日) 03:08
スルーと変な馴れ合いだけには気をつけてな。
内輪内輪でやってると新参も逃げるから

494 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:17
>>493
その通りなのですた

というわけで、やっと深夜営業(何 で小説が完成したのでうpしますね。
短編小説です。まったく独立した話です。そして人×人です。
いや・・・唯単に、破壊王子ベジータ氏が>>419で「シロナのセックス希望」ってんで、
最初は適当にあしらってたわけですが、それとなく「いまじねーそん」が沸いたので一気に書き下ろしました。
・・・気に入っていただければいいんですけどね。
というわけで、どうぞ〜。

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495 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:18
純金は露に濡れ
       by 28×1

バトルフィールド――そこは彼女にとって生活の場であり、仕事の場であった。そして今尚、ここにいる。
だが、その頂点という座は飾りでしかなかった。ここに訪れるものは少なく、彼女の意気込みを試させてもらえる者は、皆無。
そう――彼が、最後だった。
そしてそれは最初で最後の敗北であり、それきり挑戦者などは無い。熱く燃えた戦いも、それで最初で最後だ。
いや・・・挑戦者は、いるのだ。だが、四天王で呆気なく破れてしまう。そうでなくとも、この極寒の地で八つのバッジを集めることは困難だ。
そう、この地方の最南端から最北端までを冒険し、その中でポケモンたちを育て上げて、なおかつ各所のジムリーダーを倒さねばならない。
ジムリーダーたちはポケモンのタイプさえ定めてはいるものの、技や道具を駆使して挑戦者に赤線を引いてゆく。
極寒の地・・・そう。この土地であればこその苦難だ。キッサキともなれば一年中雪に埋もれている。その中、雪を漕いでゆく勇気も必要なのだ。
そして、今日も――誰一人、この部屋には入ってこなかった。四天王は持ち場におり、そして彼女もその場所で立ち尽くす。
時折自分の持つポケモンなぞを出してもみるが、それさえ最近は少ない。
満たされぬ、ただそれだけの毎日を――彼女、シロナという名の女性はその場所で送り続けている。
「――いつになったら――」
澄んだソプラノの声がひとりごちた。漆黒のオーバーコートを翻し、静かな足取りで窓へ手をかける。細く白い指が窓枠に触れ、彼女の顔が硝子に映し出された。
外では細い粉雪が降り注ぎ始めていた。その雲の間から漏れる柔らかな月光が、彼女のアッシュ・ブロンドの金髪を光らせる。白に近いその色は艶を持っている。
このシンオウ地方は極寒の地だ。他のどの地方よりも早く雪国と化す。その前触れを表す粉が、月夜に煌いては降り注いでいく。白い其れは、段々と積もってゆく。
遠く――このシンオウ地方のちょうど中央、聳え立つ高い山――テンガン山が見える。この時だけ、彼女は満ち足りた気分に浸れるのだ。
そう、あの時。あの時だけ、外に出かけることが出来た。この世界の均衡を成すための神々を止めるため、大地を駆け巡り、あの山を上り詰めた。
「懐かしいわ・・・」
もう一度、真紅の艶やかな唇から声が発せられる。それは懐かしむと共に、帰れぬ過去を羨む気持ちで溢れていて。
冒険という名の、彼女がもっとも望んでいた行動をすることが出来た。この不自由な籠を抜け出し、外に羽ばたくことが出来た。この大地を、この足で踏みしめた。
さらには、神々と出会う事さえ罷り叶い、その瞬間が彼女の満ち足りた気分の絶頂だったろう、と今になって思う。
その目的でこの場所を降りた彼女は、役目を成し終えた後はこの場所に戻されるしかなかった。それが、本来の彼女なのだから。
籠の中の小鳥。そうとしか言いようが無く、そしてきっとそれが彼女をもっとも形容した文章なのだろう。この、黙って外を眺めることしか出来ない彼女を。
月光は今尚彼女の白い顔を照らし出している。その光に反射した雪は、雪明りの明るさをしらしめている。

496 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:19
「どうして満たされないのかしら・・・?」
相談相手が欲しい、と彼女はそう思った。けれども、相談できるような人など一人もいない。この孤独な、彼女しかいない空間に、いるほうがおかしい。
彼女の腰についているボールの中には一応いるのだが、――ポケモンは、話すことはできない。既に其れは分かりきったことだ。
このまま立ったままでいるのには無理だろう。疲れの限界は直ぐ近い。彼女は本日の務めを終えることを考える。そのために、壁に掛かった受話器を手に取る。
「本日の業務を終えます」
一言、それだけを告げると彼女は受話器をまた壁にかけなおす。その直ぐ上にあるモニターには四天王たちの様子が映し出されていた。
全員が、自分の部屋に入るところだ。彼女はそれを見て、また心に錘を感じる。
ここにいる全員は、帰ることを許されない。それぞれ自分の部屋を持ち、そこで夜を過ごす。そう、誰もが外に出られないのだ。
自分だけではないと、そう思っても、四天王たちのほうが未だましに思えてくる。挑戦者と戦うことが出来るのだから。彼女の元には来ないほど倒せるのだから。
彼女は俯いた顔をすぐに元に戻し、殿堂入りのための部屋――そう、チャンピオンとそれに勝ったものだけが入れる部屋に入る。
そのために必要なパスワードは彼女しか知り得ない。壁にあるボタンを順に押してゆくと、扉が左右に音も立てずに開いていった。
そのまま、彼女は中に入る。扉は自動で閉まり、ロックされた。もうあの部屋には戻れない。明日の朝まで――。
殿堂入りのための部屋の床は鏡の如く磨かれ、彼女の姿を全て映し出す。彼女は真っ直ぐには進まず、直ぐに横に方向を変えた。
そこにあるドアを開けば、直ぐ彼女の部屋だった。しかし其れは決して広いものではなく、彼女は手元にあったベッドに腰掛け、ため息をつく。
また一日を終える。そしてまた、明日もこの狭い部屋に閉じ込められるのだ。それが、彼女にとって不満以外の何者でもない。其れなのに、逃げ出せない。
ふと、彼女は自分の足を見つめる。服に守られた奥、白く細い足。その根元、体と繋がった場所。その場所を見つめた後、彼女の顔には笑みが浮かぶ。
直ぐ近くにあった自分の電話を拾い上げ、登録されていた電話番号の列の中、迷うことなく一つの綴りのみを的確に選び出す。
その動作の一つ一つに無駄など無かった。コールの音が数回なった後、電話の相手と繋がる。
「今頃は夜旅をかけてるのかしら?――チャンピオンのシロナです。こんな遅くに電話かけるのも非常識ですが・・・明日、日没ごろにリーグまで来ていただけませんか?何時もどおり奥にて待っていますわ――」
彼女はそこで電話を切る。赤いルージュに妖艶の光、その端は歪み、笑顔を作っていた。
「この生活から抜け出せないというのなら――」
彼女は、電話をしまいながらそう呟き始める。薄い金髪は艶やかに光り、その豊かな紅い唇は見入らせるが如く。だがその瞳に点った光は、異様なまでに光り。
「このシロナ、欲だけでも晴らさせていただきます」

497 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:20
翌日――起き上がった彼女は、すぐさま漆黒の衣装に身を包む。何時もと同じその動作だが、心なしか速い気もする。
目覚めた彼女は一度その口端を上に曲げ、すぐさま着替えに掛かる。
漆黒の衣装、何時もの服に身を包めども、その心内は何時もとは違うことは、一番彼女が知っている。
日没。日没まで待っていなければ成らない。が、其れさえも彼女は嬉しく思う。いつもと同じ日ではないのだから。待つのさえ、非日常なのだから。
朝食を摂るためにベッドから立ち上がり、彼女は黒いハイヒールに足を滑らせる。窓からの風景は一面の銀世界。
そのアッシュグレイの瞳は、昨夜と同じ異様な光が点っている。軽い腹ごしらえ絵を終えた今、それはより一層強くなっていた。
何時もとは違うその雰囲気を纏いつつ、彼女は時計を見た。午前八時四十七分。時計の針は今尚進んでいるが、その動きさえもどかしいのが現状だ。
凡そ、午前九時。今の時期、つまり冬の日没は早いとは言え、午後五時ごろまで待たなければ成らない。つまり、あと八時間。
九時からリーグとしての仕事が始まる。とはいえ、やることは無い。ただただ、待つのみだ。取り敢えず、形だけは出ておかなくてはならない。
彼女は膝裏までに届くその長い、薄い金髪を整え、ドアを開いた。殿堂入りの部屋を通り抜け、自分の仕事場――「戦場」に向かう。
終えるときは挨拶が必要だが、始まるのは定刻九時からと決まっており、その刻からぽつり、ぽつりと挑戦者が現れては潰されていく。
ひとまず、あと少し時間がある。
「準備だけでもしておこうかしら・・・」
嬉しそうにそう呟き、もう一度自分の部屋に入るためにパスワードを入れる。いちいちこうしなければ成らないことが腹立たしい。
閉まったドアを一度睨み付けてから、彼女は再び歩き出す。ハイヒールが床を打つ音が鮮明に聞こえて、ただ空虚な空間に響いていく。
普段なら一度閉めると夜までは明けぬドアを開き、自分の部屋に足を踏み入れる。
何かを少し考えた後、彼女は壁にある引き出しの上から四段目、「Don't touch!」と書かれたラベルの貼ってあるそれの取っ手を手前に引く。
色々なものがそこには丁寧に整理されて入れられていた。機械類から小瓶まで、沢山の物が所狭しと並べられている。
そのうち、透明なジェルの入ったチューブとガムテープを取り出して懐に入れる。と、奥のほうまで彼女は手をさした。
「・・・あったわ」
金属の擦れる音が、鈍く鳴る。掴んだ其れをすぐに取り出し、一度テストする。――大丈夫だ、使える。
そのことを確認すると、彼女は「それ」もポケットの中に滑り込ませた。ジャラン、と金属音が一度だけ響き、それっきりで消える。
歩くたびに金属の重みが彼女に伝わってくるが、その度に彼女の胸の奥になにか――嬉しさのようなものがこみ上げてくる。
刻は――九時を差した。リーグの頂上の時計の刻が動き、鐘が開催を告げる。彼女は何事も無かったかのように、チャンピオンの座に君臨した。

498 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:20
しかし、時は長い。その間、彼女はずっと待っているしかないということは重々承知していた。
それにしても長すぎる。ただ立ち尽くすだけの仕事、それを5時間続ける――。
耐え切れず、彼女の指は足の間・・・股間に伸びていた。指一本だけを挟み、秘所を揉み始める。
彼女は声を出さないことには慣れていた。普段、稀にこうして自慰をすることが良くあり、隣には聞こえぬようにしていたためだ。
始めは恥丘を撫でていたのだが、それも段々エスカレートし、割れ目をなぞってはクリトリスを弄り、その手も段々早くなっていった。
しかし、指を早めれば早めるほどに、その息は段々荒くなっていく。はぁ、はぁ、と荒い息の音が空虚なバトルフィールドに響いている。
立ったままでいるのは惜しくなり、彼女は自分の下半身の服をまくって行く。彼女の湿った秘所が露になるが、誰も見ていないということは分かっていた。
手を突いて横になった彼女は、尚も秘所にある突起を両手で刺激していく。秘所は愛液で濡れて、一度火照った体を冷ますために彼女は息をついた。
それも束の間、彼女は指を秘所に這わせた。穴の位置を確かめるとそのまま、膣内に指を潜り込ませて行く。
熱い彼女の中に、指はしっかりと入り込んでいく。濡れた秘所は彼女の指を受け入れてゆく。ついに根元まで指が入りきったところで、彼女は膣内を指でかき回す。
そこまでしても、彼女は声の一つも上げない。息が荒くなるばかりで、その口から声は漏れなかった。
自分の指ではさほどかき回すことは出来ないが、それでも彼女は力を込めて膣の肉壁を押してゆく。その度に愛液は溢れていった。
漸く彼女が指を出したのは、指の皮がふやけた頃だった。膣内から現れた指は糸を引いて、ヌラヌラと光っている。
それさえも自分の口に含み、舐めとってから、彼女は冷めた体を起き上がらせ、服を整える。
まだ――日没には、遠い。

夕焼けが窓から見えた頃、モニターに漸く彼の姿が見え、彼女は笑みを浮かべた。
四天王最初の一人と会話を交わし、直ぐにバトルフィールドへ向かう。バトルの始まりだが、以前より強くなった彼にかなう訳は無い。
そのことは分かっていても、戦わねばならない。それが四天王の仕事である。
「さぁ・・・早く来なさい」
そうとは知っていても、やはり気は急く。対峙した二人の手にボールが握られるのも、現れたポケモンが攻撃をなすのも、ひとつひとつが遅く見える。
一応は瞬殺なのだが、それでも彼女はもどかしい。いっその事迎えにいきたかったが、怪しまれるのは目に見えている。
一人目を倒し終え、二人目を倒し終え、――彼が四人目を倒し終えたときは、すでに日没の後だった。

499 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:21
「コウキ君――久しぶりですわ」
何時もと同じ声にしようと高揚を隠してはいるが、少々胸は高鳴る。だがそれに気付くことなく、コウキと呼ばれた彼は彼女に近づいていく。
「一体何の用ですか?何かありましたか?」
そのことを聞いてくれれば話は早い――と、その妖艶な唇が歪むのを止めつつ、シロナは受話器に手をかけた。
「本日の業務を終えます」
何時もと同じ一言だが、終えるには未だ早い。だが、彼女がそういえば、動かねばならぬのが四天王たちだ。
業務終了を継げたあと、シロナは受話器を戻して彼のほうにゆっくりと近づいていく。
足取りも口調も、何時もどおりにしろというほうが無理だった。コツ、と彼の目の前で止まった彼女の足は、どことなく強い。
「チャンピオンルームに来て頂けるかしら?」
彼女はそう彼に告げると、直ぐに踵を返す。漆黒のコートが揺れて、彼は彼女の向いた方向についていく。
彼は気付いていない――彼女のその顔に、歪んだ、勝ち誇った笑いが浮かんでいたのを。もう既に、恐ろしい罠に掛かってしまっていたということを。
階段を上った先、彼女は何時もと同じパスワードを入力する。ドアは静かに左右に開き、彼が中に入ったことを見届けて閉まった。
そして・・・その音が聞こえたと同時に、彼女はその白い金髪を靡かせ、踵を返した。彼の腕を掴み、――片方の腕に握り締めていた、手錠を嵌める。
「えっ?!」
動揺する彼の口に、ガムテープを貼り付けた。もうこれで抵抗することは叶わない。彼女は薄く笑い、足掻くばかりの彼を見つめた。
彼は動揺の表情と共に、恐怖の表情も浮かべていた。だが、そんな感情は必要ない。
「なんの用――だったかしら?私を悦ばせて頂くためです。同時に貴方も悦ばせてあげましょうか」
出ぬ声を出してもがく彼の背後にゆっくりと移動し、肩に頭をかける。意地悪そうな、だが嬉しそうな表情を浮かべた彼女の金髪がふわりと揺れる。
彼女の白く、細い指は彼の体を弄るように這って行く。その指は胸元からだんだん下降していき、下半身、股間の部分に触れた。
「!」
そこに触れられた彼は、先ほどの意味を悟り、これから何をされるかを悟った。
その考えたとおりに、シロナは動いていく。彼の下半身を包んでいたものは、彼女の手によって徐々に剥ぎ取られていく。
幾ら足掻こうとしても、後ろ手を結んだ手錠の鎖は鳴り響くばかりだった。逃れることは出来ず、遂に彼の肉棒が露になる。
こんなことをされるなんて、恥ずかしいと同時に、後悔の気持ちが彼の心を支配していた。でもただ赤面する限りで、彼女の成すがままにされている。

500 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:21
「あら・・・感じてますの?腫れてきたわ・・・」
彼を甚振るかのごとく、彼女はそう呟き、そのまま彼の耳を甘噛みした。ぴくん、と彼は跳ね上がり、肉棒も段々と頭を擡げてくる。
中途半端なところまで降ろされたズボンは彼の足の自由を奪っている。もはや、彼は動くことを許されぬ身と成ってしまっていた。
「男のコも胸は感じるんでしょう?見せてもらおうかしら」
その一言に、彼は目を見開く。が、どうすることも出来ず、ただうめき声を漏らすしかない。彼女はじらすように彼の上着をたくし上げていく。
男性特有の薄い胸が露になる。と、乳首を彼女は指でコリコリと弄り始めた。
「んっ・・・ぅん・・・!」
はじめ、それは抵抗の声だったが、段々喘ぎ声に変わっていく、彼女は彼の肉棒の様子を見ながらそれを繰り返し続ける。
やがてそれが痙攣を始めると、急に彼女は遊ぶのを止めた。痙攣は止み、彼の中で暴れていた精虫の動きも止んだ。
「まだこのぐらいでイっちゃダメよ、これから扱き上げてあげるわ」
妖淫な瞳でそういうと、彼女は懐からあのチューブを取り出す。それを彼の肉棒にゆっくりと垂らしていく。ひやりとしたその感覚にさえ、敏感に感じてしまう。
彼女はそのジェルをゆっくりと引き伸ばしていく。そのジェル――それはローションであると共に、媚薬でもあった。それを塗られて尚、彼は感じていく。
ローションでコーティングされ、鈍く、だが妖しく光る彼の肉棒を、彼女の柔らかな指が包んでいく。それだけで、彼の肉棒は痙攣を始めた。
「早いのねぇ・・・」
嘲笑うかのようにそう呟いた彼女は、何の躊躇も無く彼の肉棒の根元を強く握る。行き場を失った精液は、彼の肉棒を下降していった。
そして尚、彼女は細い指を肉棒の裏筋に這わせ、なぞって行った。その都度、彼の肉棒はビク、ビク、と反応する。
彼女は玉が上に上ってきたのを見ると、急に行為を止める。寸止めのこの行為を何度も繰り返し、絶頂にはいかせまいとしてきた。
そしてやっと、彼女は彼の肉棒を確りと掴み、上下させ始める。単調ではないそのリズムに、何ともいえぬ感覚が彼の中を迸る。
段々と、彼の肉棒は硬く、太くなってきた。それは頭を擡げて宙を仰いでいる。羞恥心でいっぱいの彼は、出すまいとしてもその動きは止まらない。
次第に終わり寸前の痙攣が始まる。と、彼女はそのことを確かめて、扱きつつも顔を近づけていく。
「出してもいいのよ?」
「んぅっ!」
彼女は遊ぶように肉棒の先端を口に含んだ。未知の刺激に耐え切れず、彼は声にならない嬌声を上げてミルクを彼女の口膣内に吹き出した。
射精は長く続く。ビクビクと、大きくなっては小さくなることを繰り返し、初出独特の濃い精液を、残らず彼女は舐め取っていた。

501 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:22
放心状態の彼は、既に羞恥など心に持っていてはいけないということを悟っていた。虚ろな瞳はただただ空を彷徨うのみ。
口に含んだ精液を全て堪能し終え、彼女は一つ息をつく。その顔には意地悪そうな笑みを浮かべていた。
「中々濃くて美味しかったわ・・・。コウキ君、まだ童貞かしら?」
その言葉を、歪んだ表情で彼に問いかける。その瞬間、彼の体は動揺してビクッ、と跳ねた。その様子を見て、シロナはくすっ、と笑う。
たった一つの動作は、彼の心境を、答えを忠実に再現している。
そのことを嘲笑いながら、彼女は動けぬ体の彼の足を手で掬った。拘束された彼はいとも簡単に横にされる。
横たえられた彼の瞳は、ただその光景に彼女を見つけることで精一杯だった。だがその彼女も、行動を開始する。
彼女は身を包んでいた漆黒の衣装を脱ぎ捨てていった。
上着を前で止めていた金具を外し、何の躊躇も無くコートを脱ぎ捨てる。その下から現れたブラウスも、直ぐに止め具を外し、腕を抜く。
現れたのは、彼女の豊満な胸。揺れる胸は妖艶な光を放っており、魅力を放ち続けている其れは、胸元で生き物のように揺れている。
だがそれにさえ気を払わず、彼女は下半身に手をかけた。するすると彼女の服が降りていき、彼女の白い足と、その間にある秘所が露になる。
行為によって興奮を覚えた彼女の性器は既に愛液に濡れ、鮮やかな桃色をしている。
――それが処女で無いといえば、どれほどの人が信じるか、分からない。
動けない彼は、気付けば彼女の裸体に釘付けになっていた。艶かしいそれは目の前で零れるほどに、彼のことを魅了している。
それは同時に彼に興奮を覚えさせた。童貞という事実も理性も金繰り捨て、彼は男としての本能に身を支配されている。
「いけない子ねぇ、あんなに嫌がってたのに・・・」
彼女は既に性的欲求に取り付かれた彼を見下ろしている。彼のところから、彼女の秘部のひとつひとつが手に取るように見えた。
と、彼女はいきなり四つん這いとなって、彼の唇を奪った。驚いた彼のことなぞ気にもかけず、彼女は舌を入れていく。
相手の口内を、くまなく舐める様だった。歯茎の裏さえ舐め取ったあと、彼女は未だ動揺している彼の舌に自分の舌を絡ませていく。
舌同士の愛撫を終えると、彼女は滑るように体を移動させた。一度立ち上がり、彼の腰部分――勃った肉棒の上に自身の腰を合わせる。
そのまま膝を突いて、彼女は半立ちのような格好となった、そしてそのまま彼の腹に手を置き、腰を肉棒に沈めていく。
僅かな水音がして、快楽が双方に走った。
「んぅん!」
喘ぎ声はくぐもりながらも、はっきりと彼女に聞こえる。彼女は彼の痛みも考慮しながらも、ずぶずぶと、容赦なく肉棒を中に導いていった。

502 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:23
柔らかい肉質と硬い肉質が擦れあう感覚が、双方に刺激を与えていく。最初は割れ目に差し込まれて痛みこそ感じたものの、今は快楽地獄に苛まれている。
彼の太い肉棒は、遂に彼女の奥に到達した。至急への壁に到達したことを確認し、彼女は腰を落ち着ける。騎乗位の彼女は、主導権を得た。
彼女は彼の童貞を奪ったという事実を改めて堪能し、赤い唇を歪めた。それも束の間、彼の表情を見てすぐに呟く。
「大丈夫よ。――病み付きになってもう出なくなるほどイかせてあげる」
淫語をあちこちに散りばめて、彼女はそう彼に次げる。そして、彼女は直ぐにピストン運動を開始した。
愛液とローションが円滑油の役割を果たし、さらに彼に用いたローションが彼女の秘所にまで入り込んで、彼女をより一層感じやすい体にしている。
沈めては引き抜き、引き抜いては埋めることを繰り返しながら、彼女は肉棒が内側で段々大きくなる感覚を楽しむ。
激しく躍らせた腰を、また一度体重をかけて埋めたとき、彼は呻き声を漏らし始めた。
「んんっ!んむぅ!」
何を言っているかは、彼の焦りと肉棒で分かった。もう限界だ――と、そういっているのだ。だが、彼女が許すわけは無い。
尚も腰を振り続ける。彼は真っ赤に染めた顔にある目を強く瞑ると、全ての思いを吐き出した。
ドクンドクン、と彼女に伝わってくる其れは、肉棒が肥大しては吐き出して小さくなる、その射精運動の現れである。
精液が彼女の中に満ちていく。だが、それでも尚彼女は腰の動きを止めるつもりなど無い。
だが、彼女も感じすぎてしまった。絶頂に近くなり、息も荒く、でもピストンは止められない。時折喘ぎながらも、まだ上下させ続ける。
しかしそれも、ほんの少しの間に過ぎなかった。直ぐに彼女は目を虚ろにさせて叫ぶ。
「イ・・・イくぅっ!あ・・・んぁああっ!」
嬌声が響き、彼女は潮こそ噴かないものの、ぐったりと横たわる。絶頂特有の膣の縮小運動が始まり、彼もこらえきれなくなってきた。
遂に彼も達してしまい、早くも三度目の射精を迎える。搾り取られたそれは、今尚赤くはれている。
彼女も――止める気なんて無い。まだ夜は長い――。
――


503 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:24
「はぁ、はぁ、・・・何度絶頂に達したのかしら、コウキ君?私が淫乱だったことにショックを受けてるのかしら?ふふっ・・・」
荒げた息の下、そういって、彼女は漸く、挿入されていた肉棒を引き抜いていく。少しの間をおいて、グポォ、と音を立てて彼女の膣から精液が溢れ出る。
何度も何度も彼女の中に射精したために、その精液の量は半端ではない。
漏れ出そうになるそれを手で受け止めながら、彼女はもう片方の手で彼の口に貼り付けてあったガムテープをはがす。
ベリベリ、と痛そうな音はしたが、気にせずに彼女はコウキを睨む様に見つめた。その瞳にさえ、妖艶な光が点っている。
「中出ししちゃって・・・責任は取ってもらいますわ。妊娠させられたらとんでもありませんもの・・・」
責任、という言葉に肩をビクッ、と震わせる。何をされるのか分からず、ただ彼女を見つめるのみだ。
金か、何か分からず、彼はおびえている。その様子がかわいくて仕方が無いように、彼女は薄く笑う。
と、彼女はそのまま膝立ちで移動し、彼の口元まで秘所を運ぶ。そしてそのまま、口に秘所を埋めた。苦いような、生臭い臭いがつんと鼻を突く。
「貴方の精液、一滴残らず舐め取ってもらいます」
彼女はそういって自分の秘所を開き、彼に押し当てた。彼はなすすべも無く、割れ目に沿って下を這わせていく。
自分の精液だというのに、それは以外にも不味い。だが、彼女の償いとしては軽いものだろう、彼は唯彼女を口淫し続ける。
その行為にさえ感じて、彼女は膣をびくつかせている。無理も無い、感じやすくなった場所を、舐められているのだから。
入り口に近いところは舐め終えたが、中々奥のほうは出てこない――となれば、彼がとる行動は目に見えている。
彼は貪るように彼女の秘所を吸い始めた。後戯とはいえ、彼女の中を快感が駆け巡る。
「ああぁんっ!!」
甘い声でそう叫んで、彼女は達した。その声に驚いて離した口に、白濁した汁は一滴も無く、ただ二人は呆然とするのみ、だった。

504 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:25
「私につき合わせてしまってすみませんでした。――私の正体を知られた代わりに、私もコウキ君の淫乱な姿、見せていただきましたよ」
最後、口止めするかのようにそう言いながら、彼女は何事も無かったかのように漆黒の衣装を身に纏う。汗もかいているが、リーグ開催まで間もない。
一方、彼は手錠を外してもらい、身なりを整え終えていた。だが――彼は気付かないとはいえ、その口には生臭い臭いが残っていたのだけれど。
と、直ぐにリーグの始まりを告げる鐘の音が鳴り響いた。九時を告げるそれに、彼女はゆっくりと体を起こす。
このチャンピオンルームの奥には、ちょっとした出口がある。そこには始終彼女の手持ち――とは行かないものの、このリーグが所有するボーマンダがいる。
それに乗れば、何処にでも行くことができる。飼いならされたそれは、命令せずともここに戻ってくることが出来た。
その場所に、彼女はコウキを連れて行く。二度目なのだが、一応は見送らねば成らないだろう。
彼女の横顔――昨日とは打って変わって満ち溢れたそれを不思議そうに見つめた後、コウキはボーマンダの背に乗る。
その姿は段々遠くなって――空の奥、霞と消えた。それはまるで、今日まで嵌めていた枷が外されたかのような、健やかな気持ち。
彼女はその美しい顔に晴れ晴れとした表情を浮かべ、彼女はそのドアを閉める。
と、同時に、ずっと遠く、後ろのほうから大きな声がした。自分を呼ぶ、女の子の声。
「もしもーし!シロナさーん!いませんかー?!」
シロナはその声に答えるように、その漆黒のオーバーコートを翻し、高い、ハイヒールが床を打ち付ける音を響かせながらその場所に向かう。
バトルフィールド――そこは彼女にとって生活の場であり、仕事の場であった。そして今、そこに向かう。
やっと到着した場所には、首に赤いマフラー、紺色の髪の毛を黄色いゴムでとめた活発そうな女の子が、満面の笑みを浮かべて待っていた。
挑戦者。そう、彼女の仕事だ。チャンピオンとして君臨する彼女の顔。
「私の名前はヒカリ。――挑戦者です」
そう自己紹介をした彼女――ヒカリという少女を見つめた後、彼女は一度薄ら笑いを浮かべる。
一夜、満たされた私はまた生活に戻る。だがそれは、全て洗礼された後の風景だ。光り輝き、透き通っている。
昨夜の仮面を剥ぎ取り、彼女は本来の表情を見せた。それさえも、洗われて輝き、生き生きとしている。
嗚呼、一晩だけの夜伽。でもそれは、もう過ぎたこと。今は、この「シロナ」として生きる場所にいる――。
「私はこのシンオウリーグチャンピオン、シロナ――参ります」

-Fin-

-------------------------------------------------------------

505 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 03:30
・・・いや、「シロナ専用板」に逝こうとも思ったんですよ。
でも漏れの生きる場所はもはやここしかナイ!ということで・・・。

これ書いてるとき物凄く恥ずかしい気分になったんですよ。何故か。
「月下翡翠」でも「黎明の水玉」でもエロは書いたのに、これは物凄く恥ずかしかった。
なんでなのか未だに不思議です。
・・・でも多分、漏れが見た男主人公の絵がどうみても「爽やかマン」にしか見えなかったからであろう(笑

今回、資料が乏しくて苦しかったですよ。
友人にずっと前かしてもらったダイパと、「シロナ」で検索して出た公式のイラスト。
アニメなんざ一切見てないので、取り敢えずなキャラ起こしは自分です。
口調だってどんなの使ったらいいか分からんしなぁ・・・。
迷いに迷った結果なのでした。

・・・さて、「朱珠」と「黎明」書かねば・・・。

506 名前:破壊王子べジータ 投稿日:2007/07/22(日) 13:20
495〜504まで書かれたシロナとコウキのエロ小説最高に面白かったよ
また今度も書いてね

507 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 15:23
・・・なんか最近物凄く板が荒れているようなので補足。
ものすごいコピペ量なので・・・。

    必ずE-mail欄には「sage」を入力してください!

・・・小説のほう、進めなきゃな・・・

508 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/22(日) 15:36
>>507
確かに凄いですね・・・・
ここがターゲットにされないように気をつけないといけませんね。
私、よく忘れるんで、sage忘れないように気をつけます。

509 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/22(日) 15:49
荒れないようにsageで書きこみ。
そして16話目をupする私。

16/違和感
朝焼けが窓に差しこむ。その朝焼けを浴び、ウェンドは来訪者を見下ろす。
「・・・・迎え人など差しのべなくても、良かったと。あなたはそういう人でしたものね。サッサー、お茶の準備を。」
「はい、かしこまりました。」
ウェンドはドーブルの執事にそう言うと、また来訪者を見下ろした。
「・・・・姫。全てが私の責任です。もう遅いのです、何もかもが・・・。許して下さい。」
ウェンドの声は虚しく響き渡った。

僕と姫様とジェルさんは、ユシウスの屋敷へと向かう坂を登っていた。凄く高いところまで登ってきたから、振り返れば、港町。海に朝日が反射して、きらきら光っている。全てが眩しかった。
「ああ、もう。どーしてユシウスん家はこんなに遠いんだよ!やっぱり飛べば良かったんじゃねーのか?」
「でも姫様の体に負担がかかるといけませんし・・・。それに同じ港内にあるんですからそうそう遠くはありませんよ。」
「お前は立派だなあ。見習いたいよ、その根性。・・・それで?昨夜はどうだったよ?おん?」
にやにや笑いながらジェルさんが僕に近づいてくる。
「な・・・・何にもありませんでしたよっ!」
僕は忘れかけていたことを掘り出されて、慌ててしまった。まだジェルさんはにやにやしている。
「本当かよ?実際は・・・」
「本当です!第一、僕はリラナスの兵士です!そんなことは許されませんし、するつもりもありません!」
そこまで言うとジェルさんはちぇ、と不満げに離れていった。
門が見えてきた。立派なお屋敷だなあ。なんか・・・こう・・・港町と釣り合ってない感じ。入り口にいるマグカルゴの番人さんに用事を伝える。少し驚いてたみたいだけど、あっさりと通してくれた。リラナスのお城では、いちいち専用の紙にその旨を書いて役所に提出しなきゃならなかったんだけど。・・・お城と屋敷じゃ違うのかもね。

お屋敷の中は、外観に勝るとも劣らない豪華ぶりだった。2階まで吹き抜けのホール。世界中の観光地の絵が壁に掛かっていて、床は一面大理石。つるつるに磨かれていて、自分の顔が映りそうだった。・・・これが全部アーテンさんのお金を元にしてるんだって思うと、何ともいえないんだけど。僕たちはドーブルの執事さんに案内されて、応接間で待たされることになった。
しばらくして、良い身なりのライボルトが入ってきた。
「おお、姫。よくぞおこし下さいました。あの坂道を、大変だったでしょう?」
ライボルトは姫様に跪(ひざまづ)く。(ジェルさんはあいつがアーテンの兄貴だ、と僕に耳打ちしてくれた)そして僕たちがいるのに気づくと、不審そうな顔をした。しかしそれも一瞬だけで、すぐに元の顔に戻った。
「申し遅れました。私はウェンドというものです。ここの屋敷の主です。・・・・して、あなた達は?姫とどういう関係で?」
「僕は・・・ええと、姫様の幼なじみです。リラナスの兵士をやってます。」
「俺はジェルザード。こいつの親父さんの知り合いだ。で、ピアに住んでる。」
「随分変わった組み合わせですね。・・・まあ、お茶でもどうぞ。」
ドーブルの執事さんがお茶を注いでくれる。口に入れた途端、ぱあっと甘い香りが全身に行き渡るような感じで、僕は思わず聞いてしまった。
「いいお茶ですね!どこのなんですか?」
ウェンドさんは難しい顔をしている。僕がウェンドさん?と言うとはっとした様子で、僕の質問に答える。
「ああ、それはカモレアの里のほうで取れた茶葉。甘さと酸味の絶妙なバランスが人気な一品です。カモレアの方でも、結構希少価値が高いみたいですよ。」
私も大のお気に入りなんですよ、と言ってカップを置いたその時―――――
誰かが階段を駆け上がってくる音が聞こえる。バタンと扉が開いて、アブソルが――――アーテンさんが、なだれ込むように入ってくる。その琥珀色の瞳にウェンドさんを写すと、掴みかかるような口調で怒鳴った。
「兄貴!どういうことだよ!!俺、聞いてなかったぞ!姫を殺すって、どういうことだよ!理由がねえとできねーだろそんなこと!ああ!?」
嵐のような言葉が通り過ぎた後の静寂は、異様だった。


510 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 15:52
wktkがとまらない!!

でも大丈夫だ!きっと!(その自信は何処から
ジェル殿は元盗賊だし、ソルダはあの20倍率のリラナス部隊に合格したほどだぞ!
その上豹変すると強いはずだろー!(何

511 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/22(日) 21:07
17話目です。説明編は18話目で。

17/窮地
(姫様を、殺す?どういうことだ?だってウェンドさんは・・・・姫様の婚約者で・・・。)驚愕するソルダたちをよそに、二人の会話は続く。
「・・・・おやおや。来客の面前で、そのような荒げた声をあげるとは。ユシウスの名に相応しくありませんよ。」
「黙れ!今はそんなことが問題じゃないだろ!どういうことなのか説明しろよ!」
「・・・説明などしていられません。さあ、いけ!マグカルゴ達よ!」
ウェンドが一唸りしたかと思うと、部屋の隅からわらわらとマグカルゴが出てきた。
そして姫様の方に影のように忍び寄って――――――
「危ない!」
殻が欠ける音。ジェルが、姫の前に回って、マグカルゴと格闘している。その間にも、マグカルゴは増え続け、大群となって姫様に押し寄せようとしている。
ジェルはマグカルゴを放り投げると、未だびくびくしているソルダに向かって吠えたてた。
「早くしろ!姫を連れて、外に出るんだ!」
「は・・・はい!」
ソルダは突き動かされたかのように姫の元へ向かう。マグマの間を抜けて、姫様をその背に乗せると、一目散に外へ出る。
「・・・逃がすか!」
ウェンドが目ざとく見つけ、その後に続く。
外に出ても、屋敷はどんどん遠ざかるのにまだ屋敷からマグカルゴがあふれ出てくることに、ソルダは恐怖を覚えていた。背中に必死に、震えながらしがみついている姫を思うと尚更のことだ。
「待て!」
ふと振り返ると、そこにはウェンドの姿。
(まずい、どうにかしなきゃ。)
ソルダは必死に逃げる。しかし、その距離は遠ざかることはない。
―――――姫様を
姫様を守るために。姫様を、姫様を・・・・・!
『我の力は、絶大だ。』
ああ、またあの力がわいてくる。でも、この力は――――
僕の望んでいた、力?
『姫様』を守るための――――何かが。何かが―――足りない。

「うわあああああ!」
ソルダは即座に方向転換すると、姫を置いて、その瞳に赤い光を宿しながらウェンドに向かって突進していく。ウェンドはあまりに突然のことだったので避けきれず、もろにくらってしまった。
「うあっ・・・・・!」
ウェンドは呻き声を上げ、ふらりとよろけた。だが、すぐに体制を整えると頭上に雷雲を作り出す。
「雷よ、数多の筋となって降り注げ!」
無数の雷が、鞭のようにしなってソルダ達に襲いかかる。
―――――が、ソルダはすうと息を吸うと、
「かげぶんしん」
ソルダのその赤い瞳を携えた体ががいくつにも増える。雷はただ地面を焦がしただけに過ぎなかった。
「な・・・!」
驚きを隠せずにいるウェンドの懐に、既にソルダの実体は忍び込んでいた。
そして自らの雷の力を短剣に変え、腹をねらう。
「やめてーーーっ!」
姫の声が響くのと、ソルダがウェンドの腹を刺すのは、ほぼ同時であった。


512 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/22(日) 21:13
きゃー!(何
刺した!刺したぞ!(ざわざわ・・・
wktkが止まりません。相変わらず。

シルヴィアの ハイドロポンプ!
こうかは ばつぐんだ!
マグカルゴは たおれた!   (ぇぇぇ

513 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/22(日) 21:29
>>511
わ、稲妻斬り…(違
どーなるんでしょう……
続きに期待です!


あと、これから一週間ほど、忙しくて小説書く暇がないと思います…
本当に申し訳ないんですが、私の小説の続きはしばらくお待ちください。

514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/23(月) 00:56
a

515 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/23(月) 09:01
夏休みだというのに忙しい…

今、普通の小説スレとの縦断連載を考えてるんですが…

いやはやなかなか…

下書きはかなり進んでるんですがねw

516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/23(月) 10:18
荒らし対策はいいがな。
sage進行を基本にしたら、内輪化するんじゃないのか?
新しい人間が減るだろ?

517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/23(月) 10:45
荒らされまくりのスレなんか内輪以前に誰も寄り付きもしないとおもうが

518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/23(月) 13:40
それは確かにそうだが。
まあ、たまには>>514みたいなわけのわからん奴も現れることだしな

519 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/23(月) 13:52
・・・板が板ですからねー。
最近覗いてみたらレナさん・・・でしたか?のアレなコピペが溢れてましたので・・・。
それを貼り付けられて末路をたどるのもイヤなんですよね。

というか、前回のスレが微妙なところで容量イパーイになってしまったのがイタイですよね。
「ポケモン エロ」でググれば上位五位に入るほどの場所なのにそこで「次スレに続く」という言葉も無く終わってしまい、
そこであきらめる人もいるばかりか探そうと思ってふたばちゃんに来れば文字列の後ろのほうですからね・・・。
荒らし対策には仕方ないんでしょうか・・・。
それとも荒れてしまっても新しい人間をいれるべきなんでしょうか・・・。
ちょいと迷う今日この頃

520 名前:みか 投稿日:2007/07/23(月) 14:46
三月兎死ね
メイ死ね
28×1死ね
茶々入れ死ね

521 名前:梨花 投稿日:2007/07/23(月) 14:48
レナは自分の事を姫って呼ばせてるのです
頭が逝っちゃってるのです

522 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/23(月) 14:59
荒らしはカレーにドライブスルーww
ああ、フライドポテトが食いたい。

ま、とにかく「朱珠の日没」執筆ちぅです。今回はエロ入りますよ。
でも、エロ自体が伏線だし。ここまで入れるのも。。。
でもまぁ、ちょうど良いところでした。
・・・本来このキャラが入る予定がなかったなんていえない・・・いえないよ・・・
とにかく、執筆ちぅ。

523 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/23(月) 15:32
てか短編もUPしなければ。ちなみにまだまだ続きます・・・。

「・・・おい、起きろ!いつまで寝てるんだまったく。」
俺は相棒――――リザードンの肩をゆらす。もうこいつとコンビを組んで1年半もたったのに、未だに朝は俺が起こしてる。本人曰く、「朝は苦手だ!低血圧なんだ、オレは!」なんだそうだが、俺はこいつの母ちゃんじゃない。いつまでも起こしてやるわけにはいかない。大袈裟だけど、いつか絶対に一人で起きるようにするのが、俺の夢だ。
「ん・・・・ああ、おはようロイ。今日もいい天気だなぁーっ、んー。」
人の悩みをよそに、ザイルは伸びをする。ったく、ホントに気持ちよさそうだよな。低血圧なのなんて嘘じゃないのか?俺は朝食であるクラボカレーパンをザイルに手渡す。ザイルは・・・案の定、不思議そうな顔だ。
「あれ?今日はランニング終わっちまったのか?」
やっぱり。絶対こいつのことだから、忘れてると思ったよ。俺は半ば呆れながら、言ってやった。
「・・・あのなあ。今日はケングレッドの港まで警備にいく日だろ?今月は俺たちが担当だっただろ?わかってんのか?」
ザイルの頭に電球マークが―――いや、本当に見えたんだ、本当に―――立つ。
「おお!そうだったそうだった!なるほどなあ。ロイはしっかりしてんなあ。あっはははは!」
―――お前がしっかりしてないだけだよ、と言ってやろうと思ったが、やめた。なにせ今日は、憧れのケングレッドに行けるんだから。ケングレッドは、サンパーラ地方にある港町。ピアと違ってあっちは芸術的な町で、歴史的建造物も数多くある。俺は警備のついでにそこを見て回ろうって思ってんだ。
俺はちらりと時計を見る。8:00十分前だ。まだ警備開始には十分な時間があったが、何よりも、早くケングレッドに行ってみたい気持ちが高鳴っている。俺は相棒に声をかけた。
「さ、早くしろよ。ピアに行って、9:00発のケングレッド行きに乗るんだからな。」
「わ!待てよ待てよ!オレまだ何もしてねえよー。」



慌てふためく相棒を連れて、俺たちはピアの港町へと急ぐ。予定の時間よりかなり遅く出てきたため、俺はその船に乗れるかが心配になってきた。そんな俺の隣で、相棒は気持ち悪そうにしている。
「そんなに走るなって・・・うえ。なんか出てきそうだ・・。」
「お前がもっと早く朝飯を食べれば良かったんだろう。」
「うう。ロイは起きるの早いから・・・・・。」
はあ、なんでこんなのが相棒なんだろうな・・・。俺は頭を抱えてしまう。しかし、そんなことを言っている場合ではない。早くしなければ。俺たちはピアへの道を急ぐ。




なんとか間に合って、船で一息つくことが出来た。相棒は―――ずっと船のデッキにいたけど。少し心配になって、俺は声をかけた。
「大丈夫か?今日はもう少し早く起こすべきだったか・・・。」
「いいよ。オレが起きなかったのが悪・・・・うえええ。」
俺は背中をさすってやる。全く、反省してるとはいえ、きっと子供を持ったらこんな感じなんだろうな。
本日何回目になるか分からないため息をつきながら、俺は空を仰いだ。

ケングレッドの港についたのは、昼前。港は、まだ日が高く昇る前独特の和やかな雰囲気に包まれていた。こんもりとした木立の遠くには、二つの塔を持つ聖堂がそびえ立つ。
―――ルベローワの大聖堂に勝るとも劣らない、立派な外観が、空と海の青に反射しながら、この町の景観に見事に溶け込んでいる。あそこに行ってみたかったんだ。
俺は相棒に声を―――――あれ?ザイルはどこだ?
きょろきょろと辺りを見回すと、すぐそこの公園の広場にできた人だかりに混じっている。目を離すと、すぐこれだ。まあ、好奇心が旺盛なんだろうな。
「おいザイル、何やって・・・・」
俺が声をかけ終わるか否か、ザイルは目を輝かせてこちらを向いた。
「なあなあ、あれ!コンテストだって!出たい出たい!どうせこの町平和そうだし、少しぐらいいいだろ?なあ。」
相棒のうざったくなるくらい熱い視線をかわすと、俺は広場の中心に目をやる。
――――『カップルコンテスト』さあ、今夏一番アツアツなカップルは誰だ!
俺は開いた口が塞がらなかった。そのまま膝ががくがくしてきて、まるでなにかおぞましい物を見るかのように、固まってしまった。俺は隣でにこにこしている相棒に問う。
「・・・・・何を考えている?俺は男だ。お前も、見る限りは男だ。まさか、そんな趣味に目覚めたんじゃないだろうな?」
「へ?オレ女だよ?知らなかったの?」
俺は今度こそ泡を吹いて倒れるかと思った。

524 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/23(月) 16:12
これを読んでから過去の作品読むと噴いて仕方がないww
「出たい出たい!」で和んだ・・・。

525 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/23(月) 16:29
>28×1さん
毎度ありがとさんです*
私もこの作品でザイルのイメージがだいぶそれました・・・(え


526 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/23(月) 16:30
そしてそのまま3を投入。エロはね、出ますよ一応。


くらりとめまいが襲ってくる。周りの景色が霞んで見え、色々なことが頭を巡り巡って、混乱してくる。俺はとりあえず疑問(というか、悩みだ。)を一つ一つ解消していくことにした。
「・・・なんで女だって隠してたんだ?てかそもそもリラナス部隊って女が入って良いんだっけか?」
俺が決死の思いでそういうと、ザイルは口笛を吹いて答えた。
「えー、だって別に言う必要なんかないだろ?しかもリラナス部隊は男女関係ないんだぜ。」
――――俺は一年半もの間女性と寝起きを共にしてたのか!!?
そう思うと気恥ずかしいやら悔しいやらで、自分が情けなくなってしまう。頭脳明晰だと言われた俺が、ザイルが女だか男だかも分からなかったなんて・・・・。でもだいたい何処に自分をオレと呼ぶ女性がおられるのだ?お風呂の後は足を広げておじさんさながらの格好でテレビを見てるし、腕っ節が強くて毎年恒例のマラソン大会ではいっつも一位でゴールする、同期の中では一番体力もある彼・・・いや彼女が、女で、しかも俺の相棒・・・・・・・。
本当に情けなくなってきてしまった。もう、帰ろうかな・・・・。
「大丈夫かよロイ?なんか顔色悪いぞ。じゃあエントリーしてくっぞ。」
俺はいそいそとエントリーしようとしている相棒の肩を持って止めた。
「待て。なんで『カップル大会』なんかに出るんだ?」
俺はもしかしたらの恐ろしい展開を考えて、一応聞いてみた。なぜかって、いきなり「好きですつきあって下さい」なんて言われても困るだろ、今まで男だと思ってた奴に!
「ん?それは、サンパーラ地方の皆さんに、オレたちのコンビの良さを見せつけてやろうと思って!ザイルとロイの名を世に広めてやるんだあ!」
俺はため息をついた。絶対お前は『カップル』の意味を履き違えてる―――――!
・・・・・しかし。こいつは一度言い出したら聞かない。それは一年半一緒にいて俺が一番分かっていることだ。俺はるんるんでエントリー場に出かけていく相棒を、苦笑いで見送ることにした。


「エントリー完了!13:15からだって。少し時間あるから服選びにいこーぜ。」
「は?服?」
「コンテストだろ?一応オレも化粧とかして、ロイもきちんと正装しなきゃね。言い忘れてたけど、このコンテストは賞金が50万も出るんだぜ!なんか港をあげての港興しらしいから、これを使わない手はないっ、てことだ!な?」
いったい何の話だ。手ってなんだ手って。優勝なんかする訳ないだろ、いくらコンビプレーが良くたって、これは『カップル』コンテストだ。簡単に言えばいちゃつき度を測るんだぞ?
でもとりあえず、出ることになったからにはこの格好―――兵士の格好で出るのはまずいよな、警備さぼってるのがバレちまうし。俺は相棒のなすがままに、ブティックへと足を踏み入れた。


527 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/23(月) 16:40
>でもだいたい何処に自分をオレと呼ぶ女性がおられるのだ?
こ こ に い る ノシ

528 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/23(月) 16:48
>>28×1さん
まあ・・・・ロイさんは真面目ですからね。。。
私も実世界ではおれって自分を呼ぶときありますよ(ぁ

529 名前:Z(ゼット)◆.Y6.VYLg 投稿日:2007/07/23(月) 17:24
ま、まさか28×1さんが女性だったとは!
口調からじゃまったくわかりませんでした(それは失礼に値するぞ!
もうすぐ自分の書いた小説も仕上がりそうなのでもうすぐうpします。
一話完結なのですぐ終わってしまいますが暇があったら見てやってください。
ほかの小説家のみなさんもよろしくお願いします。

530 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/23(月) 18:25
忙しくて自分の小説を書く暇はないんですが、感想を書きに参上しました。

ザイルさんって女(!)だったんですか…
毎度、予想外の展開に驚かされます。
ところであの二人…城に残ったあとどうなったんでしょう?
無事なんでしょうか…?


…にしても最近の作者は女性が中心ですね。

531 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/23(月) 19:31
>>Z(ゼット)氏
大丈夫だ、儂は普段からこの口調じゃ。
女と思ってはならぬ!(何

「黎明の〜」の投稿は終わった・・・
のですが、ナカナカ原稿が進まぬ。。。
「月下翡翠」の序盤書き直そうか、それとも「朱珠の〜」書こうか・・・。
To be or not to be...
さらにはweb拍手お礼のショートストーリーを書くべきか、それとも目下思案中の短編を書こうか・・・。
To be or not to be...
本当にどうするべきなのか・・・!!

それにしても最近人の回転が少し悪いなあ・・・。

532 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/23(月) 19:33
・・・・私どうやら番外編にはまってしまったみたいです(汗
本編書かなきゃ・・・・


てか何だかんだ言ってお前カップルとして出る気満々だよな・・・。
嬉しそうにドレスを選ぶザイルを遠目で見ながら、俺はつぶやく。考えてみれば、こいつは兵士として寮に入ってから、まだ外に出たことがないんだよな。あの規則が厳しい部隊の中で、やっぱり女性なんだしお洒落も満足に出きなくてさぞつまらなかっただろうな。
俺は外に目をやる。ブティックのガラス越しに見えるその景色は、茶色く霞んでいる。俺があの聖堂に行きたかったと言っていたことでさえ、もう遠く昔に過ぎたことのように思える。
「なあなあ!こんなドレスどうかな?」
「――――!!」
俺はその・・・・なんだ、今まで男だと思っていた自分が信じられないくらいの、女性のリザードンに釘付けになってしまった。
彼女が兵士の甲冑を脱いだことで、際だったそのボディラインが―――そういえば他のリザードンより小柄だったよな、こいつ―――純白のマーメードドレスによってより露わになっている。ヘッドドレスには絹のベール。甲冑によって普段目立たなかった・・・・その・・・・・。
とにかく目のやり場に困ってしまう格好を、彼女はしていたのだ。
「ロイ?やっぱり変だったかな・・・?ロイが気に入ってくれないとやだよ?」
俺は上目遣いで見てくる相棒に思わず胸がなってしまった。恥ずかしさを隠すために、俺は悪魔で冷静に装ってみる。
「は、わ、ああ!いいんじゃ、ない、か?てか、なん、で、上目、遣い?」
俺が一言一言(区切りすぎたか)はっきり言うと、ザイルはぷっと吹き出して、大声で笑い出した。
「・・・・・っあはははは!どきっとした?ちょっとこの機会にロイをからかってやろうと思ったんだ!どうよ、オレだって捨てたもんじゃないだろ?それに、これからコンテストにも出るんだし、予行練習。・・・しかし本当に面白いよロイは!あははは!」
俺はまんまと戦略にはまってしまったようだが―――
今の俺を支配しているのは、もう悔しさと情けなさではなかった。
彼女が―――――相棒が、可愛いのだ。ものすごく。


533 名前:カゲフミ◆pI6SohCo 投稿日:2007/07/23(月) 20:41
>>532
番外編しか読んでいないのですが、こういうの好きです。
普段サバサバしている女性が身なりを整えると、予想外に色っぽくてドキッとしたりとか。
今後の展開が気になります。余裕があれば本編の方も読んでみますね。

534 名前:Z(ゼット)◆.Y6.VYLg 投稿日:2007/07/23(月) 23:18
非エロが多いんで登校しづらい部分がありますが未完成ながらも一部だけうpしたいと思います。
続きは完成次第うpします。
フシギソウ♂×ベイリーフ♀
※ポケモンがほとんど人間と同じ生活をしていますが擬人化しているわけでありません。
どうやって?みたいなのもスルーでお願いします


俺はどこにでもいるようなただのフシギソウ、これといって特徴もない
力が強いわけでも女に持てるわけでもかといってマニアックなやつでもない
まあいってみるなら俺は生まれてこの方一度も彼女ができなかったってことぐらいかな

でもそんな俺でも気になるやつはいた・・・

『変わるオモイ 伝えたいキモチ』

「ゴメーン、待った〜?」
「もうだいぶ待ったぞ、もっと早く来いよな」
「もう、こういうときは『ううん、全然』とか言うもんよ!」
「わかったから早く行くぞ」
「うん、って待ってよ〜」
こいつは俺の幼馴染のベイリーフ、俺たちは進化する前から一緒だった
思い出すのもめんどくさいくらい一緒にいて育ってきた
ちょっとドジで性格は明るい、見た目も悪くないから彼氏の一人や二人いてもおかしくない
「ねー次はあれに乗ろうよ」
「そうだな、っておいてくなよ!」
ただ俺たちはこうやっていつも遊んだりしてるからデートかなんかとよく間違えられる。それもあってかベイリーフのほうもあまり音沙汰はない
もっとも、こうやって遊びに誘うのはいっつもあいつからなんだけどな・・・

そしていつものように遊んだ時間は早く流れて帰る時間が来る

「今日は楽しかったね、また行こうよ」
「気が向いたらな」
「もう、つれないなあ」
雑談を終えると俺たちはいつものように自宅へ帰る、家もすぐ近くなので送り迎えも必要ない
帰りに飯もくってきたので俺は風呂に入りベッドで横になる
そして俺がゆっくりしかけたころになるといつもメールが届く
内容は今日のことだったりこんどまた遊びに行ったりするときのことがほとんどで特に目新しいことはない
適当に返事を返すと俺は眠りについて明日に備える

だが最近どうもおかしい・・・

いつも一緒にいてなにも感じなかったあいつが頭から離れない
誰かから煽られたわけでもない、なにかきっかけがあったわけでもない

でも・・・あいつのいない生活が考えられない

「どうしちまったのかな、今日の俺・・・あーわけわかんねぇ」
答えも見つからないまま俺はもう眠りについた

535 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/24(火) 10:19
sage進行もいいけど、月に一度だけ誰かがageませんか?

536 名前:グリムジョー 投稿日:2007/07/24(火) 12:30
シロナのセックスはポケモンシロナのセックス小説に書けよ

537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/24(火) 12:49
続きが無くておかしいと思い掲示板に飛んだ人はCtrl+Fでページ内検索するから大丈夫

538 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/24(火) 12:59
名無しさん
あっは、セックスしよう〜
楽しいよ〜

539 名前:ケロロ軍曹 投稿日:2007/07/24(火) 13:08
セックスはいけない事であります

540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/24(火) 13:09
>>535
そんな事しなくても今みたいに勝手に上がってくれるから人は十分入って来る
壷でもっと慣れてこい

541 名前:日番谷 冬獅朗 投稿日:2007/07/24(火) 13:16
名無し死ね
もう双葉チャンネルに来るな
消えろ


542 名前:美翔 舞 投稿日:2007/07/24(火) 15:43
日番谷君
死ねは良くないわ

543 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/24(火) 16:14
荒らしはカレーにスルー
荒らしは同時に定期的にageてくれる人材でもある・・・のか?

投稿したいところではあるのだが・・・
なんだか最近パソやってると目がおかしくなってきてナカナカ原稿が進まない・・・メンボクナイ

544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/24(火) 16:20
・・・お大事に。

545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/24(火) 17:16
PCやりすぎでピントが合わなくなったときは
1、目薬
2、風呂に入る
3、寝る
がよろし

546 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/24(火) 18:32
>>544
お見舞いアリガトウ
>>545
今日は早めに寝ます。。。

どうも目がおかしいのはライトのせいみたいです。
でもライト消すと目が悪くなるんだよなぁ・・・。
電気もたいしたこたないし・・・。
その上暑いので唯でさえどぅろどぅろ(何w な「しゅしゅにち」は書きたくないのだ・・・。
というわけで「月下翡翠 最終話 エピローグ」をWikiのほうに・・・。

さて、「しゅしゅにち」書く気力もないし、目もアレで長編は書きたくないから目下思案中の短編をストックしておこっと・・・。

547 名前:ero 投稿日:2007/07/24(火) 18:52
適当小説T


「ぇっ、一緒に////」

「そう。やったよ」

私はヒカリ。その友達のハルカ。

話によるとハルカは彼氏と一緒にトイレに入ったという。

「恥ずかしくなかったの・・・???///」

「そうでもなかったよ。ってヒカリまだそういう体験0?」

「うん・・・だって誰もあいていないし。。。恥ずかしいし。。。」

ヒカリはそういうHな体験はない。何か恥ずかしいもん。

「じゃあ私とならどう?私となら恥ずかしくないでしょ」

「それなら・・・//」

ちょっと嫌だったけどやることにした。

ヒカリとハルカはトイレに向かった。


「じゃあまずヒカリからおしっこしてよ。」

「ぅん・・・////ってハルカこっち向いてるの???!!」

「だって、これくらい当たり前よ。私達は触りながらやったよ」

すごぉ・・・。まぁ見るくらいなら・・・触るよりか・・・

しぶしぶと便座にヒカリは座った。

そしてヒカリのおまんこからおしっこがチョロチョロと出始めた。

ショオオオオオーーーー・・・

勢いよくおしっこがでた。それをハルカがじっとみる。

「やっぱりおしっこってこういうにおいだよね。ぁヒカリのおまんこ毛生えてる!ねぇちょっと触らせて!」

「ぇっ!・・・ちょっとだよ」

先にペーパーでおしっこを拭いた。そしてハルカの手はヒカリのおまんこに行く。

「ヒカリのまんこぷにぷにしてる!ねぇもっと股開いて!ちょっとクリストル押してみる!」

「ちょっと・・・まっておしっこまた出そう・・・」

「じゃあ、まずトイレをでておしっこは私の前で漏らすなら平気じゃん」

「でも///」

ヒカリはもじもじして言う。

果たしてヒカリはどうなるのか


続く

548 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/24(火) 19:04
・・・いや、投稿してもらうのはいいんですが・・・
sageてくださいませ。

Wikiの方に「エロジャンル別」のページをつくったのですg・・・
気力が足りませんでしたorz
完成していませぬ・・・。

549 名前:ガルマッゾ 投稿日:2007/07/24(火) 19:44
ニャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハルヒハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!

550 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/25(水) 00:03
>>549みたいなんが来るからなぁ…
やっぱsage進行だね

小説明日二話連続投稿します。

551 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/25(水) 08:26
キターイ

552 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/25(水) 08:27
…ageてしもうた…。
正直、スマンカッタ…。

553 名前:333◆TePd6LKM 投稿日:2007/07/25(水) 15:24
劇的な伸びだった時代は過ぎて安定してきたね
まぁこのくらいが丁度いい。

最近は人間同士が多いね
俺はポケ×ポケ第一号だったから寂しいようなそうでもないような

554 名前:カゲフミ◆pI6SohCo 投稿日:2007/07/25(水) 16:21
―13―

 体を水の中に浸す。火照った体を程よい冷たさで冷ましてくれる。
愛液は主に下半身にかけて付着していた。僕は自分の肉棒の周りをそっと手で擦る。
ぬるり、と表面を滑るような感触がしばらく残っていたが、何度かこするうちに落ちてくれた。
さっぱりしたら一気にどっと疲れが押し寄せてくる。なんだか今日一日でいろいろなことがありすぎた。
「ねえ……イア」
「ん……何、フィズ?」
 少し遅れて僕は答えた。疲れで頭がぼんやりする。
フィズの声がなんだか妙に真剣だったような気がするんだけど、気のせいだろうか。
「……やっぱりいいわ。今日は疲れてるみたいだし、明日話すわ」
「うん、そうしてくれると……助かるよ」
「ゆっくり休んでね。私はもう少し水浴びしてるから」
 そう言ってフィズは僕に微笑んだ。でも、何でだろう。
その笑顔の中にどこか、寂しそうなものが紛れ込んでいたような。
それとも、寝ぼけていた僕の見間違いだろうか。
何にしても今のままではまともに話ができそうにない。小屋に戻ろう。
 
 来たときと同じようなふらつく足取りで、僕は小屋の中へと入った。
中央の床はまだ湿っている。床に飛び散った愛液の匂いがまだ残っていた。
ついさっきまで交わっていた僕らの姿がありありと浮かんでくる。
無我夢中でフィズに向かって腰を振っていた僕は本当に僕だったのだろうか。
自分の中の違う一面を目の当たりにしたような気がする。
生物としての本能なのだろうから、持ち合わせていてもおかしくはないのだが。
僕はまだまだ幼いのかもしれない。思いだすだけでも赤面してしまう。
「……寝よう」
 まだまだ思うことはあったのだが、今はこの眠気に勝てそうになかった。
フィズが話があると言っていたし、明日のためにも今日はもう休むことにした。

―――――――――――――
久々の投稿。たぶん次か次の次が最終回になりそう。

555 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/25(水) 20:36
お久しぶりですみなさま、さて、今回は禁断のBLでも書こうかな?(禁断?)
この前言ったのは置いておいて、…またもやキモリが出てきます。(またか)




今日は土曜日、学校部活も無いし、みんな悠々としていた。
この前キモリの学校に転校してきた奴がいた。
その名は「アブソル」♂で冷静な奴。
キモリとアブソルはたまたま町の広場に来ていた。


「暇だぁ……なぁアブソル、お前今日は何の為に俺をここに?」
暇そうにキモリは広場のベンチに座っていた。
するとアブソルは口を開いた。
「いやぁ、今日は楽しもうかと思ってさ。」
「つか珍しいよな、お前みたいな奴が俺を遊びになんかに誘うなんてな。」
アブソルはクスッと笑った。
「まぁね、たまには息抜きしないと。」
アブソルがベンチから降りた。
「何か飲み物買ってくるよ。」
「え…でも金…。」
またアブソルはニコッとした。
「僕が傲るよ。」
そう言って近くの自動販売機に向かって走っていった。


しばらくしてアブソルが戻ってきた。
「はい、コーヒー。」
両手にコーヒーのカップを持ったアブソルは、片方のカップをキモリに差し出した。
「おぅ、サンキュッ。」
キモリは軽く解釈をした。カップを手に取り、口に運んだ。
「…ねぇ、キモリ。」
突然アブソルがそう言った。
「何だ?」
「明日も…ここに来てくれる?」
キモリはキョトンとしていた。
「…は?」
明日は部活もある。しかも一日部活をする。
「キモリの部活が終わるのは夕方だよね?」
「…あぁ。」
「じゃぁ終わったらここに来てくれないかな?」
キモリはちょっと黙った、だがあまりにも真剣なアブソルの表情にキモリは軽く頷いた。
「決まりっ、じゃぁ明日…またここで。」

556 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/25(水) 21:06
翌日―


「よしっ、今日の活動はこれまでだっ。みんなご苦労だった。」
よくある部活の顧問のセリフ。キモリは小さくあくびをした。
『有り難うございました。』
そしてみんな解散した。外に出ると空は茜色。うっすらと星も見えた。

《明日…またここで。》

アブソルの言葉を思い出し、キモリは荷物を持ったまま広場へと向かっていった。


広場―

「あ、キモリ。来てくれたんだ。」
アブソルが嬉しそうに近寄ってきた。
「あぁ、随分待たせたようだが…。」
「全然待ってないよ。」
アブソルは首を振った。
「で、こんな時に何だよ?」
キモリがそう尋ねた。
「うん…ちょっとこっち来て。」
すると急に表情を変えて、キモリに背を向け歩き出した。
キモリは首を傾げながらアブソルに付いていった。




暗い路地裏、そこを更にキモリ達は進んでいった。
そこは古い廃墟地だった。古い家やビルが至る所にあった。

「なぁ……ここは…一体?」
キモリは辺りを見回しながら言った。
「ここは見ての通り廃墟地さ、怖い?」
「怖くなんかねぇよ。」
キモリはムッとした顔で言った。

「さて…ここが良いかな?」
アブソルは小さな廃墟の家の前で止まった。
「…?」
アブソルに連れられ、キモリも中に入っていった。

557 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/25(水) 21:18
おお!ぽぽ氏だ!
・・・はいいんだけど、sageてくださいな。

キモリ・・・改めて思うとサファイアではカセット1では「ミズゴロウ」、2では「アチャモ」を選んだので縁がないポケモンです。
さて、これからどうなることやら。

558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/25(水) 21:25
ぽぽ氏に期待大

559 名前:メイ◆89dZWRr. 投稿日:2007/07/26(木) 00:59
こんばんは、メイです。
私の書いている小説の続きなのですが・・・諸事情により、まとめwikiの方にupします。
すみません、色々と;;引き続き番外編はこちらにupします。ご了解を。
・・・・・しかしぽぽさんに影響されてBL物も書いてみたくなってきた今日このごろ。(わ


「さーあ、やって参りました!『カップルコンテスト』さあ今夏一番アツアツなカップルは誰だ!会場の皆様も盛り上がってますかー!?」
ああ、外で聞こえるぞ、キマワリの声が。歓声まで聞こえてくる。てか盛り上がるって何がそんなに盛り上がるのかね、何度も言うが他人がいちゃついてるとこ見たって面白くも何ともないだろうが。
俺たちは今、いわゆる控え室にいる。番号札をもらって、それとなくカップルっぽくしてテントの様なものの中に入ったは良いが・・・・。
恐ろしく緊張してきた。今更だけど、ここに本当に出てきて良かったのかだとか、警備の仕事をサボっていることに罪悪感が芽生えてきてしまったのだ。
「・・・・ロイ?行こう、呼ばれたよ。」
はっと気が付くと、相棒が俺を呼んでいる。どうやら出番が来たらしい。
(ここまで来たらやるしかない)
俺は決心して、ザイルと一緒に外へ出る。

やけに眩しい日を浴びながら、俺たちは質問に答える。のりのりだった相棒が全部(質問の答えとやらを)設定してくれた。
「はい、ではエントリーナンバー11番さん。お二人はいつから付き合ってらっしゃるんですか?」
「えっと、一年半・・・くらいかな?とてもいいおつき合いをさせていただいてますv」
にこにこ顔で相棒が答える。俺はそんな彼女にちらりと視線をやる。

今の彼女は、紛れもなく女の顔をしている。――――生き生きとした、性別本来の。そんな相棒を見ていると、嬉しいのはもとより、なんだか切なくなる。どうしようもない胸のしこりが、つっかえて取れない。とれろと念じてみるのだが、それが叶うはずもなく。
今までとは違う、相棒の姿に俺は・・・嫉妬していた。
その笑顔。兵士所で見せたあの『俺の相棒』としての笑顔と重なっては、残像が眼に痛い。いつだって心の内をうち明けあってきた相棒が、性別という壁で今は隔たられている。
そのことに、強く嫉妬している俺もまた、壁を取り払えない不甲斐なさが――――悔しい。

「・・・・・すいません、ちょっと気分悪いんで、棄権させてもらって良いですか?」
気が付くと、口からそんな言葉がこぼれ落ちていた。拾おうにも、もう拾えない。
「はい?・・・えっと、大丈夫ですか?救急担当はそこのテントなんで、早めに行って下さいね。」
キマワリの司会がお見舞いの言葉を言い終わるか否か、俺は彼女の手を取って退場口に向かっていた。
テントのひんやりとした感触に触れてすぐ、俺は立ち止まる。
「・・・・どうした?ロイ、大丈夫かよ?あんな暑いからのぼせちまったか。」
彼女が声を掛けてくる。相棒としてではなく。女として。俺は黙っていた。彼女は綺麗すぎるほどの笑みをたたえてまだ尚、喋る。
「おい。動くなりなんなりしようぜ?調子悪いんだったらこのまま帰っても良いしさ。」
―――――そんな顔をするな。俺はお前のそんな言葉が聞きたいんじゃない。俺はただ・・・

薄暗いテントの片隅で、おれは彼女を押し倒していた。



560 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/26(木) 02:37
うををををを!!!wktk ktkr wktkwwww
男勝りなザイルが受け側(多分)に回るとどうなるのかw
相変わらずwktkがとまらない!!

現在「月下翡翠 最終話 -完結-」を執筆していますー。
・・・というか、今日急に予定を変更したので、長め且つ感動モノになる予定です。
キャラがガラッと変わったアノ人やら特別編(?)への伏線のアノ人やら、キャストは超豪華!(当社比)まさかの展開(ウソツケ)、青天の霹靂!
Can doのくらいまっくす!
・・・の、予定。
とにかく轆轤っ首になってお待ちくださいませ。

561 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/26(木) 14:23
wktk×2

562 名前:いわたえりか 投稿日:2007/07/26(木) 15:00
久々に来たよ〜

563 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/26(木) 19:35
もう最終話かぁ…

…うん、なんと言うか…胸が苦しくなるなぁ… このリーフィアちゃん好きだったし…w

564 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/26(木) 20:28
sageってこれで良いのかな?(ぉい)
ちゃんと出来てるかは分からないけど続きどぞ。




アブソルとキモリは小さな廃墟の中に足を踏み入れる。
っとそこにキモリが口を開く。
「…こんな所に連れてきて一体何の様だ?」
「……2人きりだね。」
そんなアブソルの突然の言葉にキモリは鳥肌が立った。
「気持ちワリィ事言うんじゃねぇよ!」
するとアブソルはクスクス笑った。
「じゃぁ…そろっと本当の事言わないとなぁ…。」
その瞬間一瞬キモリの背筋は冷たくなった。
「キモリ、僕ね……君が好きだ。」
「はぁ…?」
すると突然アブソルがキモリに抱きついた。
「…っ!?!?」
ドサッ
そしてそのまま倒れた。もちろん上にはアブソルが乗っかっている。
「ちょっ……お前っ……!!!何考えて…っ……!?!」
必死でもがくキモリ、だがアブソルは離れない。
「キモリ…君の事を一日…いや、一秒たりとも忘れたことは無いよ。」
寒気がした。
今自分がどういう状況なのかはハッキリとしている。
だからこそ怖い。
今のキモリにはアブソルは、今にも襲いかかってきそうな、性欲にまみれた鬼の様だった。
するとアブソルは首の周りのフサフサした毛の中から、小さな袋を取りだした。
「これを吸うと気分が良くなるよ…。」
キモリがその時想像したのは麻薬だった。
だがエロ要素のかけらもないキモリは知るはずもなかった、それが「媚薬」だと言うことに…。
アブソルは袋を開け、キモリに振りかけた。
「…ぅっ…!?」

―ドクン―――
「っ!?!」
キモリの耳にはリアルに心臓の鼓動が聞こえてきていた。
「…それは結構強力な媚薬だよ。それを吸い込むと…体に触られた時にいつも以上に感じやすくなる。」
「び…媚薬…?…う……か…体が……体が…熱い……!!」
アブソルの不気味な笑みがキモリにはハッキリと見えた。
「ほぉら、だんだん息が荒くなってきたぞ…。」
アブソルの言う通り、キモリの息はどんどん荒くなっていく。
それに連れてアブソルの息も荒くなる。
「じゃぁ、そろっと始めようかな…。」
アブソルはキモリをうつ伏せにさせた。
「ハァ…ハァ…ハッ……ハァ……」
キモリの目には涙が溜まっていた。今にも溢れ出しそうだ。
「やっぱり♂同士だし、アナルしか入れるとこないよね?」
キモリには「アナル」という言葉は分からなかった。
その時アブソルは自分のモノをキモリの尻尾の下の方に向けて迫ってくる。

ズッ……

「…っ!?!!?!」
キモリの下半身に違和感が貫いた。
アブソルの腰が動く感じが分かる。
更に奥へ、奥へと進んでくる。
「う゛あぁぁぁ!!!…やっ…!ぅ…っ…止めろ…っ…!!!っあぁ!!」
「まだまだ…こんなんじゃ終わらせないよ…。」
ズッズッズッ!!!
「うぅっ?!?!ぅっ…ぁ…あぁぁ!!!はぁ……んっ!!!!」
キモリの体がビクンッと跳ね上がる。
「どぉ?気持ち良いでしょ…?」
「気持ち…よか……ねぇよ……うぅっ!!」
アブソルはスピードを緩めるどころか、更にスピードを上げていく。
「ん……ふ…ぁ…っ!!や…ぁ……く…っ…あぁぁ!!」
廃墟の中で、キモリの悲鳴が響いた。

565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/26(木) 21:00
…sage、できてないから。
名前欄の横のE-mail欄に半角英数で「sage」と打ち込む。
これがsage。
こうゆう掲示板では常識なので早めに覚えるよーに。

あと、小説GJ。
アブソル暴走ww
wktkww

566 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/26(木) 21:24
>>565
そのようで…でもちゃんとsageって打ったんだけどなぁ(´・ω・`)
つことでチャレンジしてみる。
出来てますように!(ぉい)
それと応援有り難うございます。
頑張ります!

567 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/26(木) 22:28
おぉ!sagaってた!(喜)
つことで続き……。




「ハァハァハァ……」
ぐっぐっ…
アブソルは荒い息と同じリズムで腰を振っている。
キモリは屈辱的な行為をされ、身を蝕まれていった。
「ハァ…すっごく…ハァ…良いよ…キモリ……気持ち良いよ…。」
尚も腰を振るアブソル、キモリは今にも壊れそうな状況だった。
「やぁ……止めろぉ……ぁう…ぅっ…ハァハァ……うっ…く…」
「キモリ…もぅ…僕……ハァ…我慢できないおよ……。
その瞬間、アブソルの腰の力が緩くなった。
すると穴の中から射精の音が聞こえた。
ビュッ!ビュゥッビュッ!!!ビュルルルルルッ!!!
「…っ!?」
キモリの穴の間から何かが滴り落ちるのが分かった。
そっちに目をやると、白く濁った液体が流れていくのが分かる。
「…あはっ…あははは……興奮のあまり、君の中で出しちゃったよ。」
「…う……生温かい……;;」
ぬぷっ
そんな音と共にキモリから何かが抜けたのが感じられた。
「ハァ…ハァ…君、よく耐えたね。」
「……?」
キモリには何のことだか分からない。
「もしかして分からない?…ほら、僕がヤってた時に何か感じたでしょ?気持ちいい感じとか。」
「気持ちよくねぇけど気持ち悪いのなら…」
するとアブソルは頬を膨らませた。
「…それで、気持ちいいのが頂点に達したときに、初めてイクんだよ。」
(…イク?なんじゃそりゃ?)
キモリは不思議そうな顔をした。
「あ…そっか、やっぱ知らないよね。(笑)」
そう言ってアブソルは笑っていた。
そしてアブソルはキモリをじっと見た。
ぐったりとしているキモリをみてフッと笑った。
「じゃぁそうだなぁ…次は僕を狂わせてよ。」
「……はぁ?」
「舐めるんだよ、僕のをね♪」
そしてアブソルは自分のモノを指さした。
「こいつは馬鹿か?」と言う顔でアブソルを見た。
「あははは!キモリはフェラも知らないのかぁ(笑)」
フェラ?んじゃそりゃ?
これまたエロ要素の無いキモリには通じなかった。
「まぁとにかく舐めて。」
ニコニコとした表情でそう言った。
キモリは白い目でアブソルを見た。
「…もぅ!早くしてよ!!!」
ズボッ!!
「…ぅっ!?!?」
待ちきれなくなったアブソルは、強引にキモリの口の中に自らのモノを突っ込んだ。
「ほら…舐めてよ…。」
キモリは苦しそうな表情を浮かべながら必死で抜こうとする。
だがアブソルはキモリの頭を抑える。
「何やってるの?早く舐めてよ。」
「う……ぅぇ……んちゅっ…」
キモリは渋々モノを舐め始めた。
アブソルのは液体をまとっていて、舐めると苦かった。
「ハァハァ…あっ……良いよ…凄く気持ちいいよ……う…ぁん…」
アブソルが甘い声を漏らす。
にちゅ…ぐちゅ…ぐぶっ…れろれろ……ちゅぷっ…
「んはぁ!…あぁん!!良いよ……ハァハァ…もっと…舐めて…ハァ…」
キモリは涙を流しながらもモノを舐めた。
れろれろ…くぷっ…ちゅる……じゅぷっ……ぴちゃっ…
「あぁぁぁ!!!!キモリ!!もう……あぁ!!!だめぇぇぇ!!!!!」
ビュッ!!!ビュルル!!!!ビューーー!!!!
「う゛っ!!!!ぉえ……」
キモリの口腔内に苦い液体が流れ込んできた。

568 名前:28×1◆tZujy/eQ 投稿日:2007/07/27(金) 06:00
昨日は一日中腹具合が悪かったのでなんか出没できず・・・。
ぼーっとしてると腸が「グギュルルルル・・・ボコボコ、ゴキュゴキュ・・・」なんて音出すし・・・。何この音・・・。
小腸のあたりに異物感があってたまにイタイわ気持ち悪いわ・・・。夜に腹痛が襲い掛かってきたし・・・。
昨日の今日とはいいますが(夜型生活を直すために徹夜)今日も相変わらず治りません・・・。
まったく、なんだよこのハラ・・・。

>>567 ぽぽ氏
乙ですー!おいアブソル、お前早漏だろ(違キモリのことも気持ちよくさせてあげなきゃダメよ!(何
これからこの二人、どうなることやら。アナルにも入れたし、フェラもしたし。

うう、またハラに異物感が・・・ゴロゴロする・・・。

569 名前:ぽぽ 投稿日:2007/07/27(金) 09:45
>>568 28×1氏
アブソルはどんだけ敏感なんだかww
キモリも狂わせなきゃなぁ〜。(ぇ
小腸大丈夫ですか?早く治して下さいね!
私も頑張ります!

570 名前:茶々入れ◆UyAj5y0Y 投稿日:2007/07/27(金) 13:18
小説遅れてすいません。今晩二話連続投稿です

571 名前:三月兎◆XjugUk6o 投稿日:2007/07/27(金) 15:36
>ぽぽさん
ボーイズラブですか・・・・・
ここではあまりBL物がないんで、期待してますよ!頑張ってください!

>茶々入れさん
楽しみに待ってます。



さて、ようやく、投稿再開です。
遅くなってしまってごめんなさい。

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chapter.37 ―影に潜む者―


そろそろ九時だ。
「僕、ちょっとエネコロロに用があるから」
「を?またかいな。
 昨日もなんか話や言うとったな。
 昨日の続きか?」
「え・・・・・うん、まあ・・・・」
そこでニューラは腕を組んで、黙り込んだ。
何か考え込んでいる。
――いや、迷ってる?何を?

しばらくして、思い切ったように口を開いた。
「なあ。
 ・・・言(ゆ)うか言(ゆ)わんか迷ってんけどな。
 ・・・・・・・・自分、ホンマは昨日あいつと何しとったんや?」
「え?・・・・・や、だから、その、話を・・・・・・・」
「一時間もか?二人きりで、夜に?
 で、今日もその続き?・・怪しいなぁ」
「や、その・・ふ、二人とか・・・そんな・・・・・」
言い終わる前に、ニューラがしゃがみ込んで僕の肩に手を回し、顔を近づけてきた。
「男同士やろ〜?隠さんでええやん?
 ホンマの事、言(ゆ)うてみ?」
「だから・・・・・・・・・・・・・その・・」
「を?なんや自分、顔赤いで。
 やっぱり・・・・?」
「な、何だよ」
「ハハハ、わかりやすい奴や。
 女みたいな可愛い顔しとるくせに、なかなかやりよるな、自分。
 そうか・・・・・あいつも本気やったんか・・・」
「な、何一人で納得してるんだよ!」
「ええよ、なんも言(ゆ)わんで。
 ――ま、今日も頑張ってこいや!」
そう言うとニューラはまた笑って、僕の背中を叩いた。

――ばれてる・・・・・・の?

僕は何も言わずに部屋を出て、彼女の所へ向かった。
四階への階段を上り、廊下を少し歩くと、彼女の部屋の前にたどり着いた。
――なんか緊張するな。
二回目なのに・・・
昨日は、なんか流されるままって感じだった。
据え膳なんとかってエネコロロは言ってたけど、あれはあれでカッコ悪かったし。
今日は、しっかりと――

ガチャ、とドアの開く音。
心臓が裏返りそうになった。
隣の部屋から、サファイアが出てきたのだ。
「ん?お前・・・・・
 また、エネコロロに用事か?」
「え、そ、そうだけど」
「ほう・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・ま、いいか。じゃな」
サファイアは少し何か考えるような仕草をしたが、そのままどこかへ行ってしまった。

「――で、エーフィ」
また心臓が裏返りそうになった。
いや、今度は絶対に本当に裏返った。
エネコロロが、目の前のドアを開けていたのだ。
「何してるの?
 さっきからここにいたんでしょ?
 早く入って?」
「あ、う、うん」
「ちょっと待って!」
部屋に入ろうと一歩踏み出すと、いきなりエネコロロが僕を止めた。
「な、何?」
「今、あなたの影・・・・・動かなかった?」
「影?・・・そりゃ、僕が動けば影も動くでしょ」
「・・・・・違うの、何かこう・・・・不自然な・・・」
「そう?気のせいじゃないの?」
「・・・・・そうよね。・・・・・薬でどうかしちゃったのかしら、私」
「・・薬?」
「あ・・・・な、何でもないのよ、何でも」
気になるな。薬って・・・・・・・

部屋に入ると、途端に甘ったるい匂いが鼻をついた。
何?これ?――頭がくらくらする。



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