原発事故と健康 福島で国際会議 来月11日から 福島の原発事故による健康影響をテーマとした「国際専門家会議」が九月十一、十二の両日、福島市の福島県立医大で開かれる。十六日、主催する日本財団が発表した。 会議には、国際放射線防護委員会(ICRP)の幹部や、チェルノブイリ事故の状況をよく知るロシア、ウクライナの医師、低線量被ばくに詳しい米英独の科学者など、海外から約三十人のトップ級研究者が集まる。 一般公開はされないが、ネット中継され、最終日に社会への提言をまとめる予定だ。組織委員の山下俊一・福島県立医大副学長は 「福島の地に世界の専門家が集まってもらうことが重要だ。今後の継続的な支援につなげたい」と話している。