昨夜、梅田歩道橋に参集されました皆様、大変お疲れ様でした。あの連中が何人集めてどこで何時から「デモ」をするかなどはこちらに分かるはずもなく、今後も引き続き不埒なる振る舞いを阻止すべく努力精進を続けて参りましょう。

私自身は一回の攻防に勝ち負けを論じるつもりは毛頭無く、昨年中谷さんと荒巻さんのお二人が始められた歩道橋でのカウンターが多くの人々の支持を集め、多くの新規参加者を産みだし、一歩一歩彼等を追い詰めているプロセスやストーリーをこそ大切にしたいと思っている。以前の日記にも韓国紙を引用して例に挙げたが、「日本の雰囲気が良くなく、署名が集まっていない」という状況を生み出しつつあるのだ。

しかし、中には本当に奇妙な事を言われる方もいる。昨夜歩道橋を降りて懇親会場で準備が整うのを待っていると、私と同年配で大柄な男性が話しかけてきた、曰く「こんな技術的な勝利に喜んでいてはダメだ、奴等昼間に行動していたと聞いた。私は東京から来てこの問題には大変な危機感を持っているし、色々と過去の経緯や裏話も知っている。幾らでも教えてあげるよ。」

私は冒頭のような考えなので、「色々とここまで来るにはストーリーがあっての話で、今日の勝ち負けを論じるつもりはない」と答えると、「色々聞きたいこともあるだろう、教えてあげる」と尚も言い募るので切れ気味なのを押さえて「けっこうです」とお答えした。

顔色が変わったのがはっきり分かったが、自己紹介も名乗りもせず、いきなり高所からものを言われて「はいそうですか」と奉らねばならない程「お偉い方」であったのかも知れないが、到底議論できるような方ではないと判断した。

これからもこの問題は様々なストーリーを紡ぎながら新しい展開を見せていくと考えている。昨夜の事も紡がれるべき一つのエピソードに過ぎず、勝敗を論ずるよりも昨夜連中が現れずにできなかった手法を更に磨き、準備して次回や、今後企まれるだろう証言集会への抗議に生かしていく方向で議論をしよう。

チーム関西の運動に対して「批判するつもりはないけれど」という前置きをしながら、その実批判ばかりの人物を見たことがあるが、同じ臭いがした。
回りくどいエクスキューズは誠意がないと思われても仕方がないだろう、批判を批判として受け入れるには全くやぶさかではないが、批判することを隠したり、変化球ばかり投げ続けるタイプには「信」を置くことはできない。