度々すみません。前に書いた内容が(テンパっていた為)、頂いていた問いの意図を踏まえていない、 あくまで自分が絵を描くにあたってだけの妄想設定や電波にまかせた妄言(特にハーティスラート 関連)ばかりを後先考えず書いてしまい、後日読み直してみて自分でも内容にぞっとしたので、 改めて修正・再編成版を書かせて頂きました。 前回の回答よりも、私以外の製作者の方が設定として使うことを念頭において、出来るだけ 分かりやすく、既存のPQ設定を出来る限り踏まえた内容になっていると思いますので、出来れ ばこちらの方を採用して頂けたなら幸いです。 ※前回分でもし設定を進めていらっしゃったらすみません。ハーティスラート関連以外はなんとなく 前回分ともつじつまが合う感じを残してあると思うので、そのままでも大丈夫だと思います。 ハーティスラート関連の方の場合はほんとにすみません。   --------------------------------------------------------------------------------------------------------------   (1)次元断層とは 空間にできた、入るまで見えない横穴やトンネル、裂け目です。大きさは人が通れる位のものから 髪の毛一本がやっとのものまで形状大きさ共に各種さまざまですが、あまり大きい穴は開きません。 自然発生の場合、最大でもせいぜい5〜6平方メートル程度です。 トンネル状の時は、ほとんどPQ世界のどこか(ぜいぜい10キロメートル以内の距離に出口)に 繋がっています。通った本人に自覚がないことが多く、周囲の人間には突然消えるので神隠しっぽく 見えます。存在は半永久的なので、そのまま世界から切り離されて閉じ込められる、といったような ことはありません。仮令消滅するような場合も、中にあったものや生き物は繋がっている元の世界に 全部押し出されます。 人為的に開けた場合のみ、かなり大きくすることも可能ですし、異世界や亜空間に繋がることも ありますが、それは一時的なもので、穴を開けた術者(科学者?)の開いておける力が枯渇したら 自然消滅します。 ※ティシエラは上空にあいた割と大きめな横穴を偶然見つけて少し改造して、幾つかある塒の 一つにしています。使わない衣服等の荷物は邪魔になるので、幻視図書館の一室(館長室とか) に勝手に置いています。     (2)魔界(ティシエラの住んでいた場所)とは 北王・南王・東王・西王の四人が互いに協議しつつ、それぞれの領域を治める世界です。 国民は可能性の高い幾つかの近未来を潜在的に見ることが出来る人々で、それによって生じる 幾つかの近しいパラレルワールドの存在を僅かに感じとる(見ようとすれば薄ぼんやりみえる程度) ことが出来ます(個人差はあります)。 4人の王の存在意義は、この世界の末永い維持。王の選出はそれぞれの領域に住む国民の 中で一番先(遠い)の未来と、それによって生じる数多くのパラレルワールドを感じ取る事ができる 人間が自ら立候補もしくは3人以上の国民または現王一人から推薦を受けて、選挙活動と試験 を行い、国民と他の3王からの一定の支持が得られた場合、新たな王の一人となり、先代と王職 を交代します。 ティシエラの父は、前王で妻のティシエラの母を含めた4人の王の推挙と、前王を慕う者たちを中心 とした国民からの支持を得て、異例の異世界出身者の王となりました。   ※ティシエラが時空間を操る能力に秀でているのは、両親の力を強く受け継いでいるからです。   ※4王が治めている領域以外にも領域は幾つか存在していて、生息するのに過酷な領域では ありますが、そこにも生物や人は僅かに住んでいます。   ※4王たちへの過度な依存と、技術の発展で得た丈夫過ぎる長命な身体、不自由しない食料、 到底使い切れない上に増え続ける膨大な資源等々、勤労せずとも十二分に生きていける為に 享楽主義的な人間や怠惰な人間、常に退屈を持て余している人間、身体改造等に耽る人間、 何度警察組織に検挙され投獄されても暴力・破壊行為を続ける人間等々、責任意識の低い 精神的に幼い人間が現在の国民に多いのも特徴の一つです。   ※将来、4王の1人になる可能性が非常に高いティシエラが、上記のようなダメ人間になってしまう ことを懸念した父親が、表向きティシエラの希望を叶えるというかたちで、生活に苦労するであろう 人間(PQ)界での花嫁修行と言う名の自立(放蕩)生活を許可しました。 それでも本当は父も娘が心配なので、見合い写真を口実に連絡は取り続けています。      (3)ティシエラの時間について PQ世界の人間ではないティシエラは、魔界で身体に特殊な処理を施されてから異世界のPQ 世界にやって来ているため、自分の生まれ育った魔界に戻らない限り肉体的には歳をとりません。 PQ世界のティシエラは、作られた仮の肉体(元に似せたもの)に元の思念体が宿っているような 状態です。但し仮の肉体が致命的な損傷を受けた場合、強制的に元の肉体に意識が戻る為 思念体だから誰かに憑依できる、等といったような芸当はできません。   元の身体はコールドスリープのような状態で、両親たちが魔界で保護・管理しています。 これはタイムパラドックス障害や帰還時に元の世界ではないパラレルワールドに入って しまわないようにするための措置だったりするのですが、詳しい部分は考え始めると私の脳の 容量を大きくこえてしまいそうなので、申し訳ありませんが省略させていただきます。   ※ティシエラや彼女の世界の人間たちが術で作りだすことができる特殊時空間内では、常に時間 の流れが止まってしまっています。それを利用して、PQ世界での場合、ワープや瞬間移動のように そこを通過する(くぐる)だけで、一瞬で違う場所に移動できます。 基本的にPQ世界なら、どの国でも会い放題、移動し放題です。 但し、同時刻に二人以上の同人物は存在できませんし、過去に戻ったり未来に行ったりというような ことは世界の均衡を保つ上で非常に危険なので、滅多にしません。 ※特殊時空間はナマモノ等の食料保存にも向いています(時間が経たないので腐る心配なし)。   ※時空間を操る、とはいっても、それはあくまで作りだした特殊空間内の時間を止めてしまうことと その空間の構造を少し歪めてしまうという程度の能力です。幻視図書館では、ティシエラが魔法 使い(&見習い)時代にハーティスラートで学んだ魔法もミックスしてあのカオスな状態になっています。     (4)孤城湖の詳細設定 ハーティスラートの建国から100年前後に建立したとある土着的宗教を祭るという体での 宗教的施設及び難民(移民)生活施設です。海沿いの小さな島を埋立て広げた上に 建っています。   以下、寸劇風説明。   とある国の民A「重い宗教税で毎日がツライよ。このまま国にいたら一生厳しい宗教の奴隷に なっちゃう!よし、こうなったら思い切って別の国に逃げちゃおう」 とある国の民B「でも、ぼくは寒過ぎる国とか暑過ぎる国はイヤだよう」 とある国の民C「海を越えた先にあるハーティスラートって新興国が、この国と似た風土環境らしいゾ」 とある国の民A「竜とか鬼とか、おっかないのがいたりしない?」 とある国の民C「そんな話きいたことないゾ。あと宗教の話もきいたことないゾ」 とある国の民たち「そこ、かなりイイじゃな〜い。レッツ難民!」                             ↓ とある国からの難民代表「ぼくら、海を渡ってきました。ここに住み着いてもいいですか?」 ハーティスラートの偉い人「ダメ!ぼくらの食い扶持とか減っちゃうから!それで治安悪くなるかもしれ ないじゃん。だからダメ!余裕のありそうなダイライヤとか行けばいいじゃん」 とある国からの難民代表「イヤ!ぼくら寒いのキライ!」 ???「まあまあ、双方落ち着いて」 とある国からの難民代表とハーティスラートの偉い人「きみは誰?」 ???「ぼくは『善良な一人の貴族』という組織のものです。実はぼくにグッドアイディアが」 とある国からの難民代表とハーティスラートの偉い人「な〜に?」 善良な一人の貴族「ぼくらの組織が近々ある土着宗教の施設を建設する予定なんですよ。 その施設で一緒に暮らしてもらうというのは如何ですか?」 とある国からの難民代表「え〜宗教!ぼくらそれがイヤでここまできたのに」 ハーティスラートの偉い人「聞いてないよ!そんなのぼく聞いてないよ!」 善良な一人の貴族「実は『ハーティスラートの更に偉い人』にはもう内々に話が通ってるんですよ。 ほら、貴方の上司のOKサイン」 ハーティスラートの偉い人「ほんとだ!ならばOK!」 とある国からの難民代表「ふん。ぼくらはそんな簡単にOKしないんだから!」 善良な一人の貴族「まあまあ。実はその土着宗教なんですが、あまりに人数が少なすぎて今とても 困っているんですよ。一定人数に達していないと宗教団体とは認められないので」   善良な一人の貴族「その希少土着宗教という文化団体保護の名目で予算を各所から都合した 手前、決められている宗教実行団体人数に満たないと当初の予算金額が認められないどころか、 計画からお蔵入りなんです」 とある国からの難民代表「でも、ぼくらには関係ないもん」 善良な一人の貴族「難民施設では国から許可は下りないし、当然予算は集められませんよ? どうです、ここはあくまで『仮に』皆さんもその土着宗教へ入信されてみませんか?」 とある国からの難民代表「うーん。でも教義が厳しかったり、一度入ったら、やめられないんでしょ?」 善良な一人の貴族「そんなことはないですよ。確かに修道士の方々は毎日修行されてますが、一般 信者のかたは、時折食事やら僅かな金銭で彼らをバックアップするのが主ですから。要は彼らの 支援者になってもらうわけです」 とある国からの難民代表「ふむ…。でも、ぼくら働きたくてもすぐに仕事が見つかるかどうか」 善良な一人の貴族「その辺は大丈夫ですよ。この国での日雇い労働権は貰えますし、大道芸など でしたら組合にさえ入って頂ければすぐにお仕事できますよ。まあ、万一仕事が見つからないときには 『我々の仕事』のお手伝いをして頂くという方法もありますし」 とある国からの難民代表「なるほど…背に腹はかえられないし、ぼくら入信するよ!」 善良な一人の貴族「いやぁ、助かりました(なぁんちゃって、くっくっく)」                          ↓ 上記みたいなやり取りの後に建設されたこの宗教施設には、国の指導のもとにひっそりと難民や 人間族以外の種族等々が一時的に滞在したり、許可を得てそのまま定住する場所になっています。 建設からかなりの年月が経ち、盛り土した禿山だった場所にも濃く深い緑や木々に覆われ、施設 裏側にあるその森と、高い塀で中の様子は簡単には窺い知ることはできません。 不思議なことに、普通なら人口が増え続けるばかりな筈のこの施設も、一定の人数に達すると 一部の古い人間や、あまり環境に馴染んでいなかったらしき人間から姿を消すようになりました。 そして、この『土着宗教』の全容は未だに分からないまま(噂では、この大陸全土でかつて信仰されて いた多神教の古代宗教)、『善良な一人の貴族』という組織の正体も謎のまま、施設付近の人間 には『孤城湖』等と呼ばれ続けて現在に至ります。   --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 以上で修正分の回答は終わりです。もっと簡素にまとめたかったのですが、文才がないので これが私の限界でした。前の回答よりも分かりやすく設定等で使いやすい内容になっていたなら 幸いです。 あと、孤城湖の詳細設定に関しては一部『ぽたぐら共和国 4国物語編 (たたき台)』の内容を流用 させていただきました。ありがとうございました。 ハーティスラートの国家制度に関わることに触れて(捏造して)いた妄言部分は削除・訂正しました。 私が勝手に決めつけていい設定ではありませんし、色々と誤解を生みそうな内容でした。 元から無くても話が進むので、今回大幅修正させて頂きました。   前の回答と同じく、各所にて疑問・質問、変更・訂正したい部分、等々受け付けておりますので ご遠慮なくお願いいたします。   それでは改めて失礼いたします。                                             unagi