まずはじめに、藤居さん、お忙しいでしょうにわざわざお手間を取らせてしまってすみません。 避難所チャットに参加されている方々にも、折角彩子さんからチャットへのお誘い・ご連絡を頂いていた のに、個人的な理由でずっと不義理していてすみませんでした。   以下は、ご質問頂いていた内容の回答です。 恥ずかしながら拙い文面ではありますが、汲み取っていただけたら幸いです。   ■「次元断層ってなにー」 多次元(4次元以上)世界との接触や近接によって生まれた『歪』のようなものだと勝手に考えたものです。 レイヤーのように重なった次元層が高エネルギーによって部分的にずれたり損壊した部分というイメージです。 見た目(見える人間は限られるかもですが)的には裂け目っぽいブラックホールのようなものを想定しています。 現在ティシエラが利用している断層は彼女が作ったものではなく、過去に自然発生もしくは彼女の知らない 別の何者かが作ったものだという設定です。   ■「魔界ってどんなところー」 高次元生命体が住んでいる世界(次元層)全体、という設定です。一つの世界・次元層を魔界と指すわけでは なくて、PQ世界から見た場合、それらを総じて魔界として区別しているといった感じです。 PQ世界をゲーム世界に例えたならば、彼らを操作するコントローラーを持っている人、横から眺めることしか できない人、その人たちが共生している動物、会ったこともない外国人等々が魔界の表層。 そこに我々の思う一般的な概念での天国、地獄、宇宙、エネルギー思念世界、それらのパラレルワールド等々 をも含めたものを総じて『魔界』とする考え方です。 つまりファンタジー的にはなんでもあり設定に近いけれど、世界観を元からごちゃ混ぜにするわけじゃなくて、 着地点がPQという以外は、それぞれ出所は違うから住み分けている、とでも言うような。   こういう方向性であれば、私のような世界観捏造好きな人が思う魔界(次元)もあれば、宗教的に言われてい る一般現実的な意味での魔界(次元)や神界(次元)を引用した世界もありうるという、お互いの世界観を 侵食することなく両立できる設定なのではないかと。 勝手に思ってしまったわけです。   ■「ティシエラちゃんご自身の時間ってどうーなってるの?」 基本的に人間(PQの)と同じ時間軸に彼女の時間(年齢)は存在していません。なので瞬間移動は可能です。 彼女が儀式的にタイムトンネルや空間トンネルを開いた場合、普通の人間(魔女含む)が同行することも可能 です。   彼女は元々長命な種族ですが、それは彼女が住んでいた『魔界』での話で、人間界にいる間は限りなく0に 近い時間しか進んでいません。 PQ世界に生身で来るために、彼女が元々持っている膨大な自己データを、儀式的に圧縮、切り離し(魔界に 保管)することで人間並みにデータ縮小しているという状態です。所謂、電子擬似生命体状態。 なので彼女がもし魔界にもどったとしても、蓄積したデータ量(知識や経験)が元の状態に上乗せされるだけ で存在時間(年齢)にはさほど影響しません。 逆に彼女の世界に人間が住むためには、儀式的に転生して自己データの仮想領域を水増しして対応します。 データの圧縮や解凍といった分野に近い作業という設定です。 これはあくまで彼女の世界(次元)での方法なので、他の『魔界』では別の方法がとられていると考えて問題 ありません。   ■「孤城湖の設定もうすこしくわしく」 別の大陸、もしくは島国から宗教的対立で祖国を追われたとある一民族(仮にA)が、ハーティスラートに移民。 (私の勝手な考えでは)ハーティスラートは、隷属階級こそないものの、生まれたときから階級が決まっている 完全階級社会で、移民は基本的に(一部例外あり)最下層(労働)階級。   最上階級が王家等の特別階級、次に貴族階級の高・中・低。次に将校・高等市民階級(低貴族階級との婚姻可)。 続いて一般市民階級、最後に労働者階級(それ以外にも階級に入れないものすらいる)。   彼らAと、当時の移民たちの過酷な生活を哀れんだ(?)『善良な一人の貴族』という組織(結社?)が中心 となって、他の移民たちや下層階級の者たちと建造した、というのが現在の孤城湖の施設です。 孤城湖は宗教的施設ですが出島のようにもなっていて、移民や下層階級者たちが唯一階級や謂れの無い迫害を 気にせず生活ができる安全な場所になっています。 しかし孤城湖で生活するには審査があり、反社会的な行動を起こしそうな人間や、労働(徴兵含む)を拒否し 続けている人間は定住することができません(数日間の一時滞在は可能)。 但し、けが人や病人は例外なくここに運ばれます(疫病等の蔓延を防ぐため)。   場所は決めてなかったんですが、港の一部と外海を防波堤で囲んだ中に出島(埋立地)を作って、そこを湖に 見立てた感じでいければ私的には有難いです。 ハーティスラートが和洋文化混在ということですが、これは過去の移民・植民地(大陸外)文化に現地で 影響を受けた貴族たちがはじめた、流行り物の装飾文化の一つから派生、というような設定とかは如何で しょうか。 完全にどちらかに寄った建物をそれぞれ配置するというよりも、明治・大正時代にあった瓦屋根式洋館建築 のような折衷建築が多くの西洋建築、和風建築に混じって、歩く人々の衣装にもどこか和を取り入れたものが 使われていたり、と絵にしたときに総体的に風景が馴染むようなイメージです。   魔法に関してですが、私はあくまで特殊能力の類とは違う、学べば使える技術の一つだと考えているので、 ハーティ留学システムに賛成です。 ただ、誰もが卓越した職人になれるわけではないように、学んでも能力の差異はあると思いますが。     天空の城(浮島?)というのは面白いですね。絵にしたときにもかなり見栄えすると思います。 個人的には船を波止場に止めるみたく大きな塔(杭)のようなものに巨大な鎖で固定して風に流されて いかないようにしているイメージとか浮かびました。あくまで勝手なイメージですけどw       それでは、ここまで一方的で乱筆乱文な読み難い長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。 もし誤字・脱字等あったらすみません。 分かりにくいところ、変更したい点、気に入らない点などございましたら、ポタのユーザー情報にある 私のHP上に記載されているメールアドレスやブログ、掲示板等にてお気軽に突っ込んでいただいて構いません。 そのときはまたそれぞれ検討し直す所存です。   それでは、今回は皆様の貴重なお時間を割いて、わざわざ私の拙い考えを発言できる場所を用意して 頂き、どうもありがとうございました。 個人的にもハーティスラートの首都や城下町等、以前から一度は描いてみたいな〜と思っていたので こういった深いお話が出来てとても嬉しかったです。 これからも遅筆ながらPQに参加させて頂きたく思っていますので、その際はお目汚し失礼致します。                                           unagi