『ナイトウィザード』質疑応答 2005年05月23日版  この質疑応答は、プレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。  なお、質疑応答による回答は正誤表のような正式の修正ではなく、また版によって変化することがあります。質疑応答の回答を導入するかどうかは、ゴールデンルールにしたがってGMに決定権があります。各プレイヤーがGMの判断にしたがってください。 (C) FarEast Amusement Research Co.,Ltd. (C) ENTERBRAIN,INC. ●サンプルキャラクター関連 Q:P33のサンプルキャラクター・吸血鬼の戦闘能力値の中で、特殊能力の修正が、「漆黒の翼」を取得しているので【防御力】と【抗魔力】にプラスの修正が付くと思うのですが、特殊能力の欄を見ると「〜【防御力】と【抗魔力】に+1」とありますが、P82の解説だと「〜[CL]+1」となっております。どちらを適用すべきでしょうか? A:特殊能力については各々の説明が正しい物として扱ってください。この場合は、サンプルキャラクターを初めて扱う人が困らないように、このように記述しました。 Q:サンプルキャラクターの魔術師の装備欄には魔導書の明記はありませんが、装備として考えなくても良いのでしょうか? A:サンプルキャラクターは特にデータを持たない魔導書と契約しているのです。エメラルド・タブレットのようなデータを持つ魔導書と契約した場合は、そのデータにしたがって下さい。 ●ジャッジ Q:魔法の発動値に必要な【魔導力】は【闘気】修正を含みますか? A:含みます。 Q:攻撃魔法の、「攻撃力:[魔導力]+X」とか、治癒魔法の、「治癒力:[抗魔力]+Y」とかで2D6を足す前の攻撃力や治癒力がマイナスの値をとったらどうなるんですか? A:マイナスの値でジャッジを行ない、達成値は減少します。 Q:《エンチャント・フレイム》を発動値ぎりぎり[魔導力]6で使った場合、攻撃力は+(6−10)。つまり−4されるのでしょうか? A:その通りです。攻撃力は減少します。 Q:キャラクターの行動カウントが0でも対抗タイミングの魔法を発動したり、特殊能力を使用したりできるのでしょうか? A:できません。 ●装備 Q:魔道具の箒、ガンナーズブルームやウイッチブレードは、乗ったまま武器として使用できるのでしょうか? A:飛行したまま、攻撃も可能です。 Q:魔導書というアイテムがありますが、この魔導書との契約の解除は可能でしょうか? A:できませんが、新しい魔導書を入手してそちらと契約した場合は自動的に以前の魔導書との契約は破棄されます。 Q:魔道具のウィッチブレードや遺産のエクスカリバーなど武器であると思われるもののデータに『両手持ち・方手持ち』を判断する記述がありません。 どういう判断をしたら良いでしょう。 A:基本的には片手/両手共用と考えてください。どちらで使用してもデータは変わりません。 Q:魔道具のパワードスーツや遺産のカニアーマーなどの[種別]の項目に[防具]とあるものは武器として扱うのでしょうか防具として扱うのでしょうか。 A:防具として扱ってください。装備位置はパワードスーツは[全身]で、カニアーマーは[上半身]です。他の防具との重ね着は可能です。 Q:魔道具の「破魔弓」は片手で使用できるのでしょうか? A:使用できるとします。 Q:陰陽師が「ブースター・ロッド」の《黒杖》能力を使用した際の「魔法の発動カウント」は、どうなるのでしょうか? A:このような場合、まず常時の特殊能力の効果を適用してから、それ以外の特殊能力の効果を適用してください。この場合は《符術》で減少し(最低値0)、《黒杖》で上昇します。 Q:「呪文詠唱銃(P104)」という武器を購入すると、3発の魔導カートリッジ弾がついてきます。このカートリッジ弾だけを購入することは出来ないんでしょうか。その場合は値段はいくらになるんでしょうか。 A:購入できません。この銃は、1シナリオに3回まで使えるもの、と考えてください。 Q:「カニアーマー(P109)」を取得して、《生命維持》を得ているキャラクターが吸血鬼にクラスチェンジした時、《不老不死》の効果である『生死判定におけるダイス目を[C]値に変更することができる』という部分を1シナリオ中に2回使用できるようになるのでしょうか? A:できます。 Q:「カニアーマー(P109)」の《蟹爪》による攻撃はどのように処理するのでしょうか? A:通常の[物理攻撃]と同じように処理してください。ジャッジも発生します。命中値や攻撃力の数値を能力値として命中判定やダメージ判定を行なってください。 Q:「カニアーマー(P109)」の《蟹爪》で、《イレイズ》による複数回攻撃など、特殊能力は使用できますか? A:《蟹爪》による攻撃では、あらゆる特殊能力は使用できません。 Q:転生者で「フレイの剣(P110)」を選択し、特殊能力で《メガブラスト(P88)》を選択した場合、《メガブラスト》の攻撃力は剣の攻撃力と所持者の攻撃力のどちらを使用すればよろしいですか? また、剣から放たれるのですかそれとも所持者から? A:所持者の攻撃力です。攻撃自体は、剣から放たれます。 Q:「ヘルメスの杖(P110)」で消費MPが2倍になるのはすべての魔法でしょうか? A:「ヘルメスの杖」の効果を受ける魔法のみとします。 Q:『SDM』P89のダンガルド製黒ローブに装備位置の記述がありません。 A:普通の服と同じとして扱ってください。つまり「装備位置:全身」です。もちろん、重ね着をしても構いません。 ●特殊能力 Q:《次元断(『NW』P80)》で閉ざされたスクウェアに、《空間転移(『NW』P80)》で進入することは可能ですか? A:可能です。 Q:《隻眼の魔力(『NW』P80)》をレベルアップ時に取得した場合、成長前と成長後のどちらのMPを2倍にしますか? A:レベルアップの手順に従い、成長後のMPが2倍になります。『NW』P146「レベルアップ」を参照してください。なお、《隻眼の魔力》は、取得した際に最大MPが2倍になるだけで、以降は一切修正を与えません。 Q:《符術(P81)》のレベルごとに飯綱の戦闘能力値に+1とありますが、HPや移動力についても適用されますか? A:されません。戦闘能力値とは、P67下段右にある、7つの能力のみを指す、と考えてください。 Q:《符術(P81)》と破魔弓(P104)の、カウントを低下させる効果は重複しますか? また破魔弓は陰陽師以外持つことはできないのですか? A:効果は重複しません。《呪法連冊》の効果により、《符術》の効果を変更するものです。  なお、破魔弓は入手さえできたのなら、陰陽師以外でも装備することはできます。ただし、そのキャラクターが《符術》を取得していない限り、破魔弓が持つ《呪法連冊》の効果は発揮しないことに注意してください。 Q:《多重発動(P81)》によって複数の魔法を発動したとして、個々の呪文は、別々の目標に効果を表してもよいのですか? A:かまいません。 Q:《多重発動(P81)》で、対抗タイミングの魔法を同時に使うことは可能ですか? A:不可能です。対抗タイミングの魔法は、“自分の行動カウント時に戦闘行動を消費して発動させる魔法”ではありません。さらに、《多重発動》で発動させることのできる魔法は、《符術》によって必要カウントが0になった魔法でなくてはなりません。 Q:《死爆符(『NW』P81)》は、使用者自身にも効果は適用されるのでしょうか? A:適用されます。 Q:《漆黒の翼(P82)》と《光翼(P84)》を両方とも使用した場合、それぞれの特殊能力によるボーナスを一度に得ることは可能ですか? A:可能です。 Q:《ドレイン・パワー(『NW』P82)》が魔法のカウントを消費する場合、《コンビネーション(『SDM』P87)》で他の特殊能力と同時に発動できますか? A:通常通りに必要なだけカウントを下げ、魔法発動と同時に《コンビネーション》で使用するもうひとつの特殊能力を使用します。 >>NEW Q:《幻想舞踏(P83)》は、1シナリオに3回まで使用することができるとありますが、1回の攻撃に複数回使う(たとえば命中判定に3回ともつぎ込む)ようなことは可能なのでしょうか。 A:可能です。正誤表を参照してください。 >> Q:《死神13(P83)》で同一Sqに撃てない射撃武器でも同一Sqに攻撃できるようになりますか? A:撃てません。《死神13》は射程を無視した距離への攻撃を可能にはしますが、“同一Sq攻撃不可”は使用する武器の特殊な効果であり、射程そのものを指しているわけではないからです。 Q:特定の攻撃力修正を持つ特殊技能(強化人間の《ニゲレーター(P83)》など)の効果に、固定攻撃力でジャッジを行なう射撃武器に対して攻撃力修正を加える事はできますか? A:できます。 Q:《啓示(P84)》の効果は、宣言したときには同一Sq内にいたのですが、その後別のSqに移動しても効果は持続するのでしょうか? A:持続します。 Q:《アームドシェル(『NW』P85)》は、[重傷状態]や[気絶状態]、[仮死状態]になっても解除されないのでしょうか? A:[重傷状態]など、行動不能になった場合、《アームドシェル》は自動的に解除されます。 Q:《完全獣化(P86)》《超獣化(P86)》時に、それまで装備していた「遺産」や「魔道具」などの特殊効果は発動したままでいいのでしょうか? それとも未装備として、なくすべきでしょうか? A:《完全獣化》《超獣化》を使用した場合、装備による“戦闘能力への修正”は受けることはできません。これを装備が解除されてしまった、と考えるかどうかはGMにお任せします。 Q:《遺産所持(P88)》の修正によって遺産の【射程】は上昇しますか? A:【射程】は上昇しません。能力修正に【射程】は含みません。 Q:《メガブラスト(P88)》では、攻撃力ジャッジは発生しますか? A:発生します。その場合の攻撃力は、使用者の未装備状態の【攻撃力】に+[CL+10]したものを能力値としてジャッジを行なってください。 Q:《魔器所持(P90)》で魔器の条件として「あなたの持っている武器」とありますが、種別が「剣」以外の武器(「銃」とか「弓」とか)も含まれるのでしょうか? A:含まれます。 Q:《魔器所持(P90)》で選んだ武器を《超巨大武器(『SDM』P87)》として再び選んだ場合、修正を加える順番はどうなりますか? A:すべて合計してください。合計する順番は、武器本来のデータ+《超巨大武器》+《魔器所持》でよいでしょう。 Q:《気功(P95)》を使用する際に消費するプラーナはどれくらい使って良いのでしょうか? A:《気功》は、【解放力】までなら、何点でも使用することができます。 Q:《白面(P89)》を使うと、「攻撃の対象にならない」と書いてありますが、相手が「攻撃」を宣言して対抗でこれを使用した場合に、相手に対して[絶対回避]したものと扱うのでしょうか? それとも攻撃の対象に含まれなくなったので、攻撃対象が変更され仲間が攻撃対象になってしまうのでしょうか? また、その場合に仲間がいなければ、どうなるのでしょうか? A:[絶対回避]ではなく、あくまで攻撃の対象にならないもの、と考えてください。質問の例の場合、攻撃側はその攻撃を取りやめ、新たな行動宣言をすることになります。この新たな行動は、攻撃であるとはかぎりません。 Q:《白面(P89)》と《殺人舞(P89)》はどちらが優先ですか。 A:Aの《殺人舞》による攻撃宣言に対し、Bが《白面》を使用したのでであれば、Bは攻撃対象からはずれます。 Q:《獣爪(P86)》と《竜爪(P95)》は、両方とった時効果が重複するのでしょうか? A:重複します。 Q:《完全獣化(P86)》《超獣化(P86)》の際には『未装備状態』でジャッジと書いてありますが、《獣爪(P86)》の修正はどうなるのでしょうか? A:未装備状態とありますが、特別に素手は可能とします。 Q:《獣爪(P86)》、《竜爪(P95)》などと組み合わせてよいのでしょうか? A:かまいません。ただし、この状態で武器を装備すると、“素手”ではなくなってしまうので、《獣爪》の効果は発揮されないことに注意してください。 Q:《炸裂弾(P89)》のデータの「攻撃:[CL+4]」は、未装備状態の【攻撃力】に足して使用するものですか? A:その通りです。 Q:《霊破斬(P90)》ですが、MPにダメージを与えるとありますがこれはただダメージを与えて減らすだけで、MP0になってもなんの影響もないのでしょうか? それとも遺産の「布都御魂剣」と同じくMPが0になれば[気絶状態]になるのでしょうか? A:なんの影響もありません。ただMPを減らすだけです。MPが0になっただけでは、[気絶状態]にはなりません。 Q:[修得可能LV:自動取得]でも重複取得可能な特殊能力(《魔器所持(P90)》、《ウェポン・フォーム(P92)》など)はレベルアップ時の特殊能力獲得時に取得出来るのでしょうか? 同じようにレベルアップ時に手に入る特殊能力……たとえば《式神(P81)》……も自主的にとってLVを上げられるのでしょうか? A:できます。 Q:《魔法結晶(P91)》でつくられたアイテムは1シナリオに「Lv」個つくれるとのことですが、このアイテムは使用しない限りシナリオを越えて存在し続けるのでしょうか? A:シナリオの終了と同時にすべて失われます。 Q:《魔法結晶(P91)》で作成されたアイテムを使用する場合、通常の魔法発動のようにカウントを下げるのでしょうか? A:《魔法結晶》のアイテムを使用する場合は、カウントを下げる必要はありません。 Q:《魔道書(P91)》の契約は《魔器所持》のように取得時に持っていた魔道書と契約するのでしょうか? それとも《伝家の宝刀(P97)》のように取得時に魔道書をただで手に入れることができるのでしょうか? A:できません。《魔道書》は、好きな[種別:魔道書]のアイテムを取得するものではありません。 Q:《ウェポン・フォーム(P92)》で攻撃する時、その攻撃は、素手による攻撃として扱うのでしょうか? それとも武器による攻撃として扱うのでしょうか? A:素手として扱ってください。 Q:“魔物”を使用する《ウェポンフォーム(P92)》、《アーマーフォーム(P92)》、《シールドフォーム(P92)》はそれぞれのデータを持つ「アイテム」を装備していることになるのでしょうか。  それとも未装備状態にそれぞれの修正値が加わるだけ、つまり「素手」の状態なのでしょうか。 A:修正値が加わるだけ、と考えてください。 Q:《ウェポン・フォーム(P92)》《アーマー・フォーム(P92)》《ライディング(P92)》などは同時に使用できるのでしょうか? A:使用できます。 Q:《アーマー・フォーム(P92)》は防具と同時に使用できるのでしょうか? A:使用できます。 Q:魔物使いの《アーマー・フォーム(P92)》と《シールド・フォーム(P92)》はどのように違うのですか? こちらがが受けとったイメージは……  1)《シールド・フォーム》は[受け]として使用する。  2)[絶対命中]の攻撃を受けた場合。《シールド・フォーム》は使用できず、《アーマー・フォーム》は【防御力】、【抗魔力】の修正値のみが適用される。  ……です。  これでまちがいありませんか? A:まちがいありません。 Q:《現の夢(P94)》の能力値の上昇分を求める[2D6]と、コストを決める[2D6]は別々に振るのでしょうか? A:いいえ、[2D6]は一度だけ振ります。その出目だけ能力値が上昇し、[CL]を引いただけ(最低1)、MPを消費します。もし、コストを払いきれない場合は能力値は上昇しませんが、MPを消費する必要もありません。 Q:以下の特殊能力を組み合わせて使用することは可能ですか? 例1 《ウェポン・フォーム(P92)》《ヴォイド・アタック》と《退魔(P87)》 例2 《ドレインパワー(P82)》《ドレイン・ライフ(P82)》と《光子光線(P94)》 例3 《竜炎(P95)》《光竜(P95)》と《刃竜(P95)》 A:いずれも不可能です。これらはタイミングがすべて通常となっています。タイミングが通常となっている特殊能力は、その能力をひとつを使うために1回の戦闘行動の消費を必要するからです。 Q:「〜が関連するジャッジの達成値に修正」の特殊能力が未だによくわかりません。例えば夢使いの特殊能力《ブック・オブ・ドリーム(P94)》の場合、 《現の夢》……特殊能力によってジャッジが発生しているので《現の夢》で上がった能力に更なる修正はない。 《朧月》……特殊能力によって本来とは別の能力でジャッジする=ジャッジが発生しているので修正される。 《光子光線》……特殊能力によって発生した攻撃なので修正される。 と、こんな感じでいいのでしょうか? A:《ブック・オブ・ドリーム》の場合、夢使いの特殊能力を使用するさいにジャッジが発生した場合、修正を得られることになります。  上の例だと、以下のようになります。 《現の夢》……修正は得られません。効果の中に「この2D6はジャッジではない」とあるからです。 《朧月》……修正を受けます。 《光子光線》…修正を受けます。 Q:《永生者(P82)》の効果を受ける特殊能力について教えてください。 A:《ブック・オブ・ドリーム》と同様に《永生者》も吸血鬼の特殊能力を使用するさいにジャッジが発生した場合、修正を得られることになります。《収奪》の与えるダメージを決定するジャッジ、《死の視線》による攻撃などがそれに当たります。ただし、特別に《ドレイン・パワー》を使用した魔法攻撃、《ドレイン・ライフ》を使用した物理攻撃の命中値ジャッジ、攻撃力ジャッジにも適用されるものとします。 Q:《光の刃(P93)》の“使用している武器の「攻撃値」を[×2]し]とありますが、これに《エンチャント・フレイム》などの付与魔法による修正を足した後、2倍するのでしょうか? A:付与魔法による修正は加算せずに2倍します。付与魔法や装備など、攻撃力に加算するによる修正は、対象となるジャッジへの達成値となります。 Q:《気功(P95)》の使用回数とは、《気功》を使用できるジャッジの回数ですか? A:その通りです。 Q:《剛竜(P95)》、《滅竜(P95)》のプラーナ消費は、ジャッジに使用できるのと同じように最大でも【解放力】までですか? A:いいえ、コストなので【解放力】を超えて消費しても構いません。 Q:《竜炎(P95)》と《白竜(P95)》の効果は攻撃力修正が重複するのでしょうか? また、その場合、魔法ダメージになるのか、物理ダメージになるでしょうか? A:そのとおり、攻撃力への修正は重複し、+15となります。《竜炎》の効果は《白竜》をかけられたあとも残るので、攻撃対象に与えられるダメージは[魔法ダメージ]となります。 Q:《死点撃ち(P96)》は、ジャッジでクリティカルが出た際に防御力を0にするということですが、これは、何らかの技能、魔法によって人為的に発生させたものも適用させるのでしょうか?  つまり《幻想舞踏(P83)》と《死点撃ち》のコンボは可能かどうかということなのですが。 A:適用されます。例にあげられたコンボは可能です。 Q:《死点撃ち(P96)》の能力が発動した時、対抗で【防御力】を上げる能力、例えば《フォース・シールド》《アーマー・フォーム》などを使った場合でも、やはり【防御力】は0で判定するのですか? それとも対抗などで使用した魔法や能力の修正は入れてもいいのですか? A:修正は加えて【防御力】ジャッジを行ってください。 Q:《死点撃ち(P96)》の能力が発動した時、その攻撃に対して[受け]が成功していた場合、武器の防御修正は加えられますか? A:加えられるものとします。 Q:《暗黒闘気(P96)》で攻撃の属性を変えるとき、第1、第2属性ともに変えていいのでしょうか? A:その攻撃は、《暗黒闘気》によって宣言されたひとつの属性のみに変更されます。 Q:《イレイズ(P96)》を使って複数回の攻撃を行う際、それぞれの攻撃ごとに[対抗][超対抗]タイミングの魔法や特殊能力を付加することはできますか? 例えば計3回なら3回すべてに《マジカルシューター(P97)》を乗せられますか? A:可能です。ただし[対抗]、[超対抗]の魔法や特殊能力は、あくまで1カウントに1回しか使用できません。 Q:《伝家の宝刀(P97)》で箒(ガンナーズブルームやウィッチブレード)を取得し、レベルUP後に魔剣使いに転職をした場合、箒を魔器とすることは可能なのでしょうか? A:可能です。 Q:《伝家の宝刀(P97)》で“呪練制服”を取得することは可能なのでしょうか。可能な場合、“呪練制服”の説明(P104)に“効果が変わることはない”と書いてありますが、《伝家の宝刀》のLV分の修正は加算されるものでしょうか。 A:取得可能ですし、LV分の修正は加算されます。説明の効果が変わることはないとは、制服のデザインによって修正が変更されないと言うことです。 Q:《伝家の宝刀(P97)》の修正で、命中値を±0にした装備を、《魔器所持》で魔器に指定すしました。命中値の修正をプラスにすることができますか? A:できません。何も修正していない元の値がマイナスの装備である場合、上限は±0とします。これは《超巨大武器》でも同様とします。 Q:戦闘能力に修正のある特殊能力は特に表記のない場合、装備や闘気を含めた値に修正を足す、と解釈してよろしいのでしょうか?(特に【攻撃力】は重要です。銃器の場合は) A:特に表記のない限り、“装備状態”の戦闘能力値、と解釈してください。 Q:《収奪(『SDM』P80)》はダメージに加えるのでしょうか? A:そのとおりです。このダメージはダメージ判定によってダメージが算出された後に、さらに追加します。そのため、【防御力】や【抗魔力】で減少できません。もちろん、ダメージが0以下であった場合は使用できません。 Q:《魂狩り(『SDM』P79)》のダメージは、《ぐるくる(『NW』P94)》の効果を発動させますか? A:発動しません。これは《魂狩り》のダメージが《ぐるくる》によって発生したダメージではないためです。 Q:《護法童子(『SDM』P79)》で移し変えるダメージは、受けたダメージの一部だけ(35点中21点だけ《式神》に移す)でもいいのでしょうか。 A:はい、可能です。 Q:《超絶魔力(『SDM』P79)》は、【攻撃力】を上昇させる付与魔法にも効果がありますか? A:ありません。《超絶魔力》が対象とするのは、攻撃魔法が持つ【攻撃力】のみです。 Q:《魂狩り》《収奪》に《リアクティブアーマー(『SDM』P87)》は使えますか? A:使用できます。《魂狩り》などの修正の後に《リアクティブアーマー》は使用できます。 Q:《邪眼(『SDM』P80)》で打ち消された魔法のMPは消費しますか? A:魔法自体は発動したものとして、術者はMPを消費します。 Q:《癒しの翼(『SDM』P81)》は、一度使用すると【治癒力】への修正は続いたままなのでしょうか? A:いいえ、治癒魔法を使うたびに修正を決定し直します。 Q:《死神13(『NW』P83)》《魔弾の射手(『NW』P83)》による攻撃は、《順逆自在の術(『SDM』P83)》、《コンシール・モード(『SDM』P85)》で反撃できますか? A:可能です。《順逆自在の術》《コンシール・モード》は射線や距離に関係なく発動します。 Q:《絶対の信仰(『SDM』P82)》で、もともとのファンブル値が10であった場合は、どうなりますか? A:ファンブル値の方が優先されます。 Q:《魔器開放(『SDM』P84)》は、銃器など攻撃修正が※の武器を使った場合も効果を受けるのでしょうか? A:はい、【攻撃力】に※がついているものも2倍になります。 Q:《命の煌めき(『SDM』P85)》の戦闘行動は、カウント0で行なうのでしょうか? また、その行動に対して[対抗][超対抗]などのタイミングの魔法や特殊能力を使えますか? A:はい、その通りです。そのため、[対抗][超対抗][超々対抗]の魔法、特殊能力は使用できません。 Q:《コンビネーション(SDMP87)》で通常の特殊能力をふたつ同時に使用できるわけですが、それは組み合わせになるのでしょうか? A:組み合わせではありません。連続して2回、通常タイミングの特殊能力を使用できるようにする特殊能力です。その効果は適時適用されます。ですから、《デモンホールド》、《ウェポン・フォーム》という使用法をした場合、《デモンホールド》で[転倒状態]になった対象に《ウェポン・フォーム》で攻撃を仕掛けられる、となります。 Q:《コンビネーション(『SDM』P87)》で、《イレイズ》を2回使用してもよいのでしょうか? A:《コンビネーション》で同名の特殊能力を同時に使用できません。 Q:《ウェポンマスタリー(『SDM』P87)》で種別:箒は選べますか? A:可能です。ただし、そのときに箒の種別(射・白・機)も選ぶことを忘れないでください。「種別:箒・射」と「種別:箒・機」は別なのです。 Q:《イレイズ》を使用した際に発生する物理攻撃に[タイミング:対抗]の魔法・特殊能力などを使用する場合、割り込んだジャッジにしか効果はないのでしょうか? A:これに関する以前のFAQが間違っていました。申し訳ありません。特殊能力の効果は、使用したカウントのあいだ有効です。よって、[タイミング:対抗]の魔法・特殊能力などを《イレイズ》の宣言後に使用したら、以降に行なうすべての物理攻撃に有効です。 Q:《ぐるくる》使い方がよく分かりません。 A:命中判定は【魔導力】で行ない、射程距離は0Sqです。ダメージ判定では【魔導力】を【攻撃力】としてください。 Q:《虹色の才(『SDM』P84)》で得た3つ目の属性は第二属性として扱うのでしょうか? A:いいえ。第二属性としては扱いません。 Q:《謎のスポンサー(P97)》で得た装備は売却してもよいのでしょうか? A:売却してはいけません。 Q:《後光(P84)》をクリーチャーに対して使用した場合、使用する【精神力】をクリーチャーの戦闘能力値の2分の1として算出しようとしたのですが、【精神力】が関連する【防御力】と【魔導力】のどちらにするべきでしょうか? A:GMが任意に決定してかまいませんが、高い方としておくとわかりやすいでしょう。 Q:《リミットブレイク(P88)》を行動カウント決定時の行動値ジャッジに対抗して使用した場合、気絶状態になるのはいつでしょうか? A:決定した最初の行動カウントにおける戦闘行動が終了したら気絶状態になります。 ●魔法 Q:付与魔法を相手にかける場合、抵抗ジャッジを行いますが、その「抵抗ジャッジ時の【魔導力】」を基準に付与魔法の効果を考えるのであれば、そのジャッジを手加減すれば付与魔法の効果も下がるのでしょうか? A:下がりません。 Q:《ヒーリングフレイム(P122)》の治癒力が【抗魔力】−10(最大3)となっているのですが、これは最終的な[達成値]の最大が3なのでしょうか? A:いいえ、違います。治癒力の最大値が3ですから、3+2D6の合計が回復するHPとなります。 Q:《エンチャント・フレイム(P122)》の持続時間が「―」となっていますが、これは戦闘終了まで持続するということでしょうか? A:持続時間が「―」の場合、そのカウントのみで効果は終了します。つまり、《エンチャント・フレイム》のような対抗タイミングで使用する付与魔法は、みずからもしくは射程内のキャラクターひとりが物理攻撃を行なう際に割り込んで、使用する魔法なのです。 Q:《エンチャント・フレイム(P122)》を、カニアーマーのハサミに使用してもよろしいでしょうか? A:できません。《エンチャント・フレイム》の対象は武器に限定されます。防具であるカニアーマーには使用できません。 Q:エラッタ&質疑応答で、「行動カウントが0になったPCは、対抗タイミングの魔法や特殊能力を使えない」とあります。これは、たとえば自分より行動カウントの低い敵の攻撃に対して、対抗タイミングの魔法や特殊能力を行使することができないことになりませんか? この段階では、自分は行動が終了して行動カウントが0になっているはずですから。 A:そんなことはありません。あらゆるキャラクターは、自分の行動順番が回ってきた時、任意の、より低い行動カウントに自分の行動順番を下げることができます。対抗タイミングの魔法や特殊能力で仲間を援護したい場合、これを繰り返し行うことにより、ラウンドの終了までいつでもそれら魔法や特殊能力の使用するタイミングを保持することができます。  ルールブックP133「●行動を遅らせる」を参照してください。 Q:治癒魔法は、【抗魔力】を0まで手加減しても発動する事が可能なのでしょうか? A:可能です。ただし、P143「●治癒魔法」の記述を読んでください。治癒魔法は、その効果を受けることを拒否できますので、攻撃魔法の代用品として使うことはできないでしょう。 Q:魔法を発動させるときは、【魔導力】を参照しますが、[カウント]が終了した際に転倒状態だった場合は、能力値を半分として、発動値を参照させるのでしょうか? A:そのとおりです。 Q:《ヴォーティカル・ショット(P127)》など、「未装備状態の【抗魔力】を使用する」という魔法に対して[受け]を行なうことは無意味ですか? A:意味はあります。[受け]に成功した場合、[受け]に使用した武器等の【抗魔力】への修正分は、《ヴォーティカル・ショット》の攻撃力から差し引くことができます。  「未装備状態の【抗魔力】を使用する」という記述は、「防具の持つ防御修正や抗魔修正を0として判定する」という意味である、と考えてください。 Q:《ディストーション・ブレイド(P126)》ですが、対象は[未装備状態]の抗魔力を使うとありますが、クリーチャーなど[未装備状態]がない場合は影響を受けないのでしょうか? それとも人造人間の《レゾナンス・フィスト》のように、[未装備状態]を持っていないものは2分の1にするのでしょうか? A:クリーチャーの【抗魔力】を半分にして判定します。P207「■クリーチャーの能力値」を参照してください。 Q:天属性の《ヴァニシング(P115)》、冥属性の《インビビジョンクラウド(P117)》は宣言したら相手の抵抗とかジャッジ対決は必要ですか? A:必要ありません。 Q:魔法が発動した後、効果を発揮する際の【魔導力】および【抗魔力】は、未装備状態または装備状態のどちらの数値を使用するのでしょうか? A:装備状態です。 Q:魔法の効果を算出する際に手加減して魔法の効果を減少させることはできますか? A:できません。手加減はあくまでジャッジの際に行なえるだけです。 ●タイミング Q:ルールブックの[対抗]の欄を見てみると、宣言が重なった場合、最後に宣言したキャラから、順に解決とありますが、先に対抗を宣言できるのは、ジャッジの宣言者か、ジャッジの対象者、どちらに権利があるのでしょうか? A:ジャッジの宣言者、としてください。 Q:属性を付加する効果が、対抗のタイミングで複数かけられた場合、対象の属性はどちらが有効になるのでしょう?  たとえば、《エア・ブレード(P124:属性を〈風〉に変更する)》、《竜炎(P95):属性を〈火〉に変更する〉》の順番に使用した場合です。あとから効果を発揮した方の属性に変更されるように思えますが……。 A:これには、ふたつのパターンが考えられます。P138、「●対抗」を参照してください。  《エア・ブレード》の効果を解決する前に《龍炎》をかけた場合、最後にかけたものから効果を解決するので、まず、《龍炎》によってまず〈火〉となり、次に《エア・ブレード》の効果により〈風〉に書き換えられます。最終的な属性は〈風〉となります。  ただし、ルールによれば「ひとつの魔法や特殊能力を解決するたびに、新たな対抗タイミングの魔法や特殊能力を宣言することができる」とあります。《エア・ブレード》を宣言し、それを解決したあとにあらためて《龍炎》を宣言したのなら、後者があとから解決されて最終的な属性は〈火〉となります。  つまり、これらの能力や魔法を、どのようなタイミングで宣言するかで、どちらにもなり得るのです。 Q:[タイミング:対抗]は【行動値】ジャッジに対しても有効ですか。例えば【行動値】ジャッジに対して《獣化(P86)》しておくことができるかということです。 A:有効です。 Q:特殊能力や魔法で、使用タイミングが“本文”の場合、行動カウントが0の状態でも使用できるのでしょうか? A:できません。ただし、[タイミング:常時]の常に効果を発揮し続けるものや、《対魔法術式印(P87)》のようになんらかの受動的な条件によって効果を発生するものは、その限りではありません。  “行動カウントが0の時に使用できない”、というのは、あくまで能動的な行動宣言を必要とする特殊能力や魔法に限られます。 >>NEW ※5月16日版の質疑応答で、この質問に対する答えにおける説明が不十分でした。お詫びの上、訂正させて頂きます。また、質問文に誤解を招く部分がありましたので、その部分も訂正しています。 Q:特殊能力や魔法で、使用タイミングが“本文”の場合、同じカウントでひとりのPCが何度も同じ特殊能力や魔法を使用できるのでしょうか? A:そのデータの記述にしたがってください。原則として同一のカウントで複数回使用できるのは、超々対抗タイミングの特殊能力だけです。『NW』P79の“●効果重複”およびP139“●連続使用不可”を参照してください。 >> Q:“タイミング:超対抗”の特殊能力は“タイミング:対抗”の特殊能力や魔法が使用されていなくても使用できますか? A:使用できます。 ●その他 Q:シーンと言う単位は、フォートレス内ではどの程度で切り替えるものでしょうか? A:基本的にはフォートレスにいるあいだは1シーンと考えましょう。もちろん、GMがシーンを切り替えたいと思ったときには自由にシーンを切り替えてかまいません。 Q:MPの回復については、プラーナによる回復は明記されていますが、睡眠や休憩によって回復する事はないのでしょうか? A:GMは任意にMPの回復を宣言してかまいません。基本的にはHPが回復できるのであればMPはすべて回復したとするのがよいでしょう。または、シーンを切り替えた際に、HPやMPは回復させてもよいと考えます。 Q:自分のものではない遺産をPC(NPC)が使うことはできますか? 例えば、死亡した転生者のキャラクターから遺産を受け取って使用する(特殊効果を使う)ことができますか? A:基本的にできません。ただ、あなたがGMでそのシーンを演出したいと思った場合にはためらう必要はありません。ぜひ、おやりなさい。ただし、それはその場限りの特別な処理です。シナリオ終了後に保持させてはいけません。もちろん、そのキャラクターが転生者にクラスチェンジした場合はその限りではありません。 Q:勇者から龍使いにクラスチェンジした場合、魔法修得数は変更されますか? A:変更されません。憶えた魔法を忘れる必要はありません。 Q:クラスチェンジの手順がよく分かりません。くわしく教えてください。 A:まず、現在のクラスのレベルアップ作業を行ないます。  その後、クラスチェンジ条件を確認し、満たしているなら、クラスチェンジが行なえます。  クラスチェンジを行なったら、新しいクラスをクラスに書き込み、クラスレベルを0とします。  戦闘能力ボーナスを新しいクラスのものに書き直し、クラス能力に書かれた特殊能力を得ます。  魔法などは変更されませんので、注意してください。 Q:これまですでに経験しているクラスにはクラスチェンジ条件を満たしていなくてもクラスチェンジできますか? たとえば、勇者(3LV)→魔剣使い(2LV)→勇者などです。 A:できません。クラスチェンジする場合は必ずそのクラスのクラスチェンジ条件を満たしている必要があります。 Q:魔物使いの魔物って月衣(かぐや)の中に入ってるとありますが、重量はどれぐらいなんでしょうか? A:0とします。 Q:月衣(かぐや)にPCを入れることはできますか? A:月衣に人間を入れることはできないとします。それを許可したら、安全確実にイノセントのヒロインが守れちゃうじゃないですか? それは困るのです。 Q:"転倒状態"にあるキャラクターが、なんらかの判定を行なう場合、すべての能力値が半分になったものとする、とありますが、具体的にどの能力値をさしているのでしょうか? A:すべての基本能力値と、すべての戦闘能力値(未装備状態、装備状態とも)をさします。この時、闘気の修正が半分にならないことに注意してください。 Q:"転倒状態"にあるキャラクターが、みずからの行動カウントで自動的に立ち上がった場合、別の戦闘行動を行なえますか? A:行なえます。 Q:生死判定を行なう際、キャラクターはたいてい“転倒状態”にあるものと思いますが、「能力値を半分として判定する」というルールの影響は受けるのでしょうか。 A:受けないものとします。さらには、転倒状態などのバッドステータス以外にも、特別に「生死判定に修正を与える」と明記されたものをのぞき、あらゆる特殊能力やルールは生死判定に影響を及ぼすことはありません。 Q:生死判定は、どのタイミングで行なわれるのでしょうか? A:基本的には、そのラウンドの終了時に行なわれます。ただし、シナリオの都合やプレイの演出のためなど、そのタイミングで生死判定を行なったら困ると判断した場合、任意のタイミングを指定してもかまいません。 Q:敵味方共に飛行状態の時、キャラクターと同じSqに敵が存在していた場合、そのSqから離脱するには何Sqの移動力が必要になりますか? A:2Sqです。味方と敵がお互い飛行状態にあった場合、移動を阻害しあうと考え、「敵の存在するSqからも、1Sq分の移動力で離脱できる」という効果は発揮されないものとしてください。 Q:月衣に家財道具を詰め込もうとするPCがいるのですが、それはどこまで認めて良いのでしょうか?(机やタンスばかりではなく、車とかというのですが……) A:P137の欄外にある、「月衣からの物品の取り出し」という項目を参照してください。この記述に反しない限り、人間以外のなにが月衣に入っていても問題ありません。 Q:《封鎖領域》のLV3で使用できなくなる特殊能力に“常時”の特殊能力は含まれますか? A:含まれないものとします。 Q:攻撃の持つ属性がよく分かりません。 A:まず、[物理攻撃]の場合、攻撃者の第一属性と第二属性のふたつの属性を持ちます。例えば、第一属性が〈火〉、第二属性が〈水〉のキャラクターの行なう[物理攻撃]は、〈火〉と〈水〉を持ちます。[魔法攻撃]の場合、その魔法が存在する属性を持ちます。例えば、《ファイア・ボ−ル(P123)》は、〈火〉属性を持ちます。これが基本です。  さて、前述のキャラクターの攻撃に《エンチャント・フレイム(P122)》を使用した場合、これはエンチャント・フレイムの効果によって〈火〉属性になります。 Q:特に記述がない場合、属性については考えなくてもよいのでしょうか? A:はい、ありません。《属性物理防御》や《属性魔法防御》などのように属性が関連する特殊能力や魔法を使用しない限り、属性によって修正が入ることはありません。たとえば、〈火〉属性のキャラクターが〈水〉属性のキャラクターからの攻撃を受けると、特別にダメージが増えるようなことはありません。 Q:特殊能力にある魔法攻撃扱いとはどのように処理するものなのでしょう。 A:魔法攻撃扱いとは、[受け]が行なえず、ダメージ判定は魔法のダメージ判定となるという意味です。特殊能力の本文中に魔法のパラメータについて記述がない場合は、次のデータを使用してください。 消費MP:0 発動値:自動発動 カウント:0※1 効果時間:− 対象:生物 射程:0Sq 効果範囲:単体 タイミング:※2 命中値:【魔導力】±0 攻撃力:【魔導力】±0 ※1:カウントは0だが、タイミングは対抗ではない。 ※2:特殊能力のタイミングに準じる。指定がない場合は“通常”とする Q:《伝家の宝刀》《魔器所持》《遺産所持》《超巨大武器》などで入手した武器などを何らかの理由で破壊した(された)場合、その装備はなくなってしまうのでしょうか? A:ルール上はなくなってしまいます。ただ、それではさまざまな問題が発生します。某柊くんのように“使い”になってしまうわけにもいきません。GMとしていくつかとるべき方策がありますので、プレイヤーと相談して決定してください。 1・次のシナリオまでには復活している。  これがもっとも推奨される方法です。どの種類のデータであっても有効に使用できるかと思います。 2・別のアイテムを購入する  《伝家の宝刀》《魔器所持》《超巨大武器》などの場合、元の武器があるわけですから、それらを再購入するなどして修復を行なった代金代わりとするわけです。 3・別の同じジャンルのものを選択し直す  《遺産所持》の場合に有効です。 4・別のアイテムを入手する  魔剣などを復活させるためのシナリオを遊ぶという方法です。もっとも労力を必要としますが、もっとも復活までのプロセスを楽しめるでしょう。