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「英語のできない湯川遥菜が工作員のはずがない」への反論

事件発生の直後(1/21)に上げた記事 - 後藤健二の疑惑 - が反響を呼んでいる。エキサイトがBlog発行者用に設えているレポートを確認すると、1/22に234.801件、1/23に345,074件、1/24に175,889件、1/25には459,648件のアクセス数が記録されていた。10年間続けてきたが、こんなに多くのアクセスが殺到したのは初めてのことだ。昨年、小保方晴子事件について論じた連載が好評だったけれど、1日に10万件を超えるアクセスが集中した記憶はない。1日に46万件という途方もない数字を見て、こんなこともあるのかと正直驚かされる。初めてこのBlogを見たという人も多いだろう。1/21の記事で論じたことは簡単にいえば二つで、後藤健二と湯川遥菜の最初の接点は昨年7月ではなく昨年4月であり、湯川遥菜の中東渡航には必ず後藤健二が通訳として付き添ったのだという指摘と、そして、二人の行動には政府系機関のバックがあり、資金と任務が与えられたものだったという推理である。事件の謎を解く鍵として、湯川遥菜のBlogは資料情報の宝庫であり、マスコミが流す矮小化された像を鵜呑みにせず、固定観念を排して湯川遥菜のBlogを読み直して欲しいと、そう訴えた。湯川遥菜を洗い直さなくてはいけない。誰が資金を提供したのか、その目的は何だったのか、その真相が明らかにされなくてはいけない。これを機に、湯川遥菜のBlogを精密に検証する者が増えることを期待する。

1/21の記事には多くのコメントを頂戴したが、その中で非常に多かったのは、英語のできない湯川遥菜が工作員として中東に派遣されるはずがないという異議だった。この疑問と反応は至極尤もで、常識的には誰もがそう判断するものだ。この疑問について、私は昨年8/25に上げた記事(有料)「『湯川機関』の謎 – マスコミはなぜ湯川遥菜と田母神俊雄の関係を隠すのか」の中で説明と反論を加えていて、有料版を定期購読されている方はその中身をご存知のはずである。が、ひっきりなしに同じ疑問が書き連ねられるのは、昨年の記事を読んでおられない方がほとんどなのだろう。地味な無名のBlogなので仕方がない。昨年の記事で、この素朴な疑問への反論の根拠として提出したのは、児玉誉士夫と児玉機関の歴史であった。数ある陸軍の特務機関の中でも、最も中国で派手に活動して有名になった児玉機関。その長として成り上がり、戦後右翼の黒幕として日本の政治を裏で動かした児玉誉士夫。この男は中国語も英語もできなかった。私は、湯川遥菜を「中東浪人」と呼び、その定義と観点から事件全体を考察することが正しい認識だと述べてきたが、川島芳子に憧れる湯川遥菜は、まさに川島芳子の生き方を21世紀の中東で再現することが望みだったのであり、「中東浪人」として破天荒な人生を演じ、児玉誉士夫のように「成功」して巨万の富を得ることがこの奇矯な男の夢だったのだ。昨年の記事を引用する。

「私は、湯川遥菜は21世紀の『大陸浪人』の範疇であり、この『民間軍事会社』は、嘗ての関東軍の特務機関の末端組織と同じ、民間の『浪人』による諜報と謀略の任務のものだと推論した。そしてこれは、昨年末から今年初に設立され始動したJ-NSAと関連した動きだと分析した。湯川遥菜のブログには、この推測を有力視する証拠情報が散在していて、夢が叶って興奮いっぱいの湯川遥菜が、堪えきれずに真相を露呈している記述で溢れている。戦前から戦中、大陸浪人たちによる『児玉機関』だの『里見機関』だのが存在した。(略)注目を要するのは、大陸浪人たちの経歴とか人物像である。児玉誉士夫は、京城の商業専門学校を卒業した後、工場の単純労働者をしていたとある。その後、玄洋社の頭山満に私淑、赤尾敏らが結成した右翼団体に参加、若い頃はゴロツキの右翼だ。それが満州に渡り、笹川良一の紹介で海軍の嘱託となり、上海で『児玉機関』の『仕事』でのし上がっていく。中国人からの物資の略奪、脅迫と暴行と暗殺、麻薬の売買、抗日勢力への諜報とテロ、等々、軍の下請組織となって侵略戦争事業のありとあらゆることをやった。児玉機関は、まさに『民間軍事会社』である。この事件が発生した後、ネット右翼は、二言目には、湯川遥菜はプロではないと強弁し、自衛隊での訓練経験がないとか、諜報員の技能がないという方向に論理をスライドさせ、湯川遥菜を矮小化することで、J-NSAとは無関係だという印象へ導こうとする」。

「右翼に反論しようではないか。児玉誉士夫を見てみるがいい。何の技能もない、ヤクザの資質しかない男だ。諜報の訓練など受けてはいない。正規の軍事教育の経験もなく、軍人としてのキャリアもない。けれども、中国での日本軍の侵略戦争では、まさにこの連中が主役で活躍したのであり、謀略と強奪と凌辱と阿片と、そして酒池肉林こそが、軍幹部と軍に繋がる者の繁華と享楽の日常だった。特務機関の下請け暴力団の連中に、高度な軍事教育など不要なのだ。ネットの右翼たちは、スパイなり諜報工作員の意味を、ジェームス・ボンドやゴルゴ13のような映画や劇画のスーパー・ヒーローに重ね、イメージを巧妙にスリ替えることによって、湯川遥菜をその範疇の適用外に置こうとする。湯川遥菜のような無能を、日本政府(J-NSA)が雇ったり使ったりするはずがないという主張を、観念操作のトリックで正論化しようとする。しかし、007やゴルゴ13の方がお伽話なのであって、現実の諜報工作員は、児玉誉士夫のような粗暴なゴロツキ右翼なのだ。学歴もなく、親の地位も財産もなく、世間に評価されるプロフィールがなく、失うものがない落ちこぼれだから、こういう危険で野蛮な戦争稼業に飛び込めるのであり、そこでのし上がる悪人になれるのだ。そして、侵略戦争というものは、必ずこうした無頼の類型を必要とするのである。(略)21世紀の参謀本部であるJ-NSAの下請け(パシリ)として想起すべき民間の諜報工作員とは、21世紀版の児玉誉士夫や笹川良一のキャラクターなのだ」。

以上である。しかし、それにしても、事件はここまでの展開になったのに湯川遥菜の背後関係について全く追跡情報が出ず、資金の出所を調べようとする者さえ現れない。これは不気味というほかない。後藤健二と湯川遥菜、二人の結びつきは偶然ではなく、最初からセットのコンビであり、湯川遥菜が中東地域で工作活動(実習?)するときは必ず後藤健二がサポートしていた。推論を重ねるばかりで恐縮だが、構図を描くなら、後藤健二が外務省の末端であり、湯川遥菜が防衛省の末端だ。同じ政府系工作員であったとして、二人の役割は異なっていて、後藤健二はスマートな諜報活動の要員であり、湯川遥菜は暴力と兵站の武張った軍人である。軍に連なる方が湯川遥菜で、すなわち嘗ての児玉誉士夫と同じ範疇の、無頼の「中東浪人」のキャラクターに他ならない。戦前から戦中、司馬遼太郎がいた大阪外大蒙古語科には高知出身の者が多く、卒業すると関東軍の特務機関員になって満蒙の奥地に潜入した。ソ連・モンゴルに対する諜報と攪乱に従事し、「大陸浪人」の意気と享楽を存分に満喫したのだが、その者たちの多くが消息不明となり、終戦後も生きて帰還することはなかった。彼らの運命がどうなったかは、村上春樹が長編小説「ねじまき鳥クロニクル」でリアルに紹介している。村上文学の中では異形の場面と描写であり、多くの読者が衝撃を受けた。彼らが草原でされた仕置きとほぼ同じことを、まだ見習兵の特務機関員の湯川遥菜が砂漠でされた。これが戦争なのであり、工作員の最期なのだ。

戦争が始まっている。歴史が繰り返されている。湯川遥菜のBlogによれば、「会社」には複数の同僚がいる。他に中東に派遣されている者もいれば、ウィグルやチベットで工作している者もいるだろう。



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by yoniumuhibi | 2015-01-29 23:30 | Trackback | Comments(10)
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Commented by NY金魚 at 2015-01-29 16:07 x
先のコメントのくり返しになりますが、今回の凄惨な事件(進行中)を観て、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」のなか、先の戦争直前のノモンハンでの残虐な、人間の皮膚をはぎ取りながらの拷問殺人シーンを思い起こします。数年前の世に倦む日日ブログにも掲載されましたが、まことに吐き気のする描写、というより人間として生まれた自覚が、完全に喪失した世界を想像しました。そのとき児玉誉士夫なる者が関連していたかはわかりませんが、同種の人物が蠢いている気配を濃厚に感じます。そしてそういった残虐な事件のもろもろが既成事実になって、相手(敵)を猛烈に憎み、何千万の命を捲きこむ大きな戦争になる。あとで考えたら、そのときの施政者たちが考えた脚本どおりにことが進んだにすぎなかったのです。
なんとしても一刻も早く、欺瞞とファッショと時代錯誤に満ちた、日本の現政権を倒す手立てを探らねばなりません。

Commented by まゆ at 2015-01-29 20:36 x
なるほど。湯川さんは孤独だったのですね。砂漠で夢破れ殺されるのは、もっと孤独なのでしょうね。最後に彼が見た空の色は悲しいほど青かったでしょう。安らかに眠って欲しいです。そして後藤さんが救われる事をせつに願うばかりです。
Commented by 旅マン at 2015-01-29 21:13 x
この反論、再掲載にblog主の自信のほどのみならず、覚悟のほどを感じさせられた。
本来、こうしたダークな推察などは、それこそ雑誌メディアなどが食らいつくテーマである。blog主が気を悪くするのを覚悟の上で言わせて頂けば、一介のブロガーの仕事という次元ではないと思う。
以前もコメントしたが、こうした論考以前の話で、ちょっと考えればこの二人の関係って
尋常な代物ではないと気づかぬ方がおかしいのではないか?
どうして田母神と写真撮ったのをネットで晒したりする、自称『民間軍事会社』経営者なる、アカラサマな怪人と、やれ戦地の子供たちだの、エイズや貧困問題を命懸けで取り組むジャーナリストが、こんなワケアリ極まりない関係を保ち続けていたのか?
自己責任大好きで、税金の無駄遣いを断じて許さぬ(笑)マスコミなどが、なぜただの一度もこの二人の関係をきちんと紹介しないのか?
それこそ、ワイドショーお得意のフリップレクチャーの嵐の展開ではないか?
今はそれどころではないとか、言い訳をマスコミはするかもしれないが、待てよ?
かつてイラクの人質事件の時はどうだった?
右翼メディアのバッシングの連打だったぞ。
自民党と社会党の連立なんてものではない、
凄まじい距離があるこの二人!
現在進行中の人質救出報道とは、それはそれ
これはこれと、冷静に分析するのが(特に活字)メディアの責務ではないか?
そうした意味でも、後藤氏には生還してもらいたいのだ。自己責任ではない、説明責任っていう観点からも、死人に口なしはゆるされないのだ。
最後に。
あなたに媚びるつもりなどないが、物事を筋道立てて考えるという点でも、かのロッキードゴロツキ男の物語は、よい教材だと思いますね。
Commented by まゆ at 2015-01-30 09:12 x
独裁的な安倍晋三、自民党政権になってから何かがおかしくなっている。メディアもそう、野菜の残留農薬まで少しだが高くなって怖い。原発も。そして安倍政権になって初めての今回のイスラエルによる日本人殺害。アメリカなのか??アメリカに言うなりに操られているのだろか?何にせよ不安ばかりが頭をよぎる。ひたひたと戦争の足音が近づいて来ているようで。騙されてはいけない。安倍政権の圧力で日本を滅ぼさない為にも......大袈裟では無い話だと思う。貴重なブログをありがとうございます。
Commented by 長坂 at 2015-01-30 09:55 x
田母神の他人事のようなツイート、自分は安全と確信している。だからよっぽどの黒幕なんでしょうね。無知無能無神経、三無主義の名ばかり最高責任者は形だけ交渉。シンゾーの知らないとこで、今回の中東訪問のタイミングで「お願いします。」だったのでは?あのジハーディジョンのセリフとか、実は前から準備してたんじゃないのかと。なんか不自然と思ったのは暇な私だけ。
Commented by なおなお at 2015-01-30 12:59 x
船戸与一の満州演義を読み終えようとした折り、はるな氏が川島芳子や児玉けんじを望んだとの指摘を受け素直にはるな氏のブログを遡り読んでみました。
いや実に面白い!
ブログ主にはいつも感心させられます。
正に湯川はるな氏のブログは情報の宝庫ですな!
情動ほとばしるはるな氏のブログは現代を生きようとした人間の息吹きを身近に感じます。
残念にも川島芳子と同じ年齢で死を得たのかもしれませんが歴史の片隅に名を刻みましたでしょう。
合掌
Commented by 流離人 at 2015-01-30 13:37 x
ご慧眼に心から敬意を表します。
当時の大陸浪人、そして現在の中東浪人…
天皇陛下が戦後70年を迎えた年頭に「この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を 考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。」と言われたことまさにそのものですね。
Commented by Nashua at 2015-01-30 22:01 x
こちらのブログは以前より折りあるごとに読ませてもらっていますが、特に今回の人質事件発生(発覚)以来、ブログ主さんの豊かな教養に裏打ちされた推理の鋭さに、大いに刺激を受けているものです。
ブログ主さんの推理は、大筋で正しいと思っています。ただ一点、どうしても引っかかるのは、湯川・後藤両氏が推理されるような仕事を請け負っていた者達だとして、どうしてイスラム国側はそれを公に発表しないのでしょうか。彼らはスパイ行為を働いていた者達である、だから処刑されても文句は言えない者達なのだと。脅迫ビデオの中で、なぜそこに触れないのでしょうか?おっしゃるように湯川氏が先につかまり「吐いた」というなら、それを後藤氏まで捕まえるためにわざわざ網をはっていたのなら、その具体的なスパイ行為の罪状を公にしてもいいと思います。日本政府が「そんなもの作り話だ」とはねつけるとしても。
イスラム国側は、まだそれを知らないのか?あるいは、知っているけどあえてそこは黙っているのか?だとしたらその理由は何か?
そこら辺がいまだに納得いきません。何かヒントをいただけたら幸いです。
Commented by KISA at 2015-01-30 22:22 x
マスコミが人質2人それぞれの出生や過去を、おもしろおかしく暴き始めました。
また一部では、後藤氏のことをもう英雄のように崇めたてている。
それ自体は自由だし、ある意味仕方のないことです。
しかしこの両極端ともいえるメディアの扱いによって、当然高まりを見せる両極端の「国民の声」、
(つまり「自己責任論」と「I AM KENJI」)これは結局末端が二つに分かれただけで、両者とも
「自ら時流の中で踊っている」ことが共通であるのは否めないような気がします。
タブロイド的な熱狂で、個人への攻撃と同情だけで今回の大きすぎる出来事を見送るのは
余りにも危険だと、こちらのブログで気づかされた次第です。
大切なのはなぜこの二人だったのか、ということ。そして二人がどういう力によって操られ、
どのような関係性のもとであのような無謀な行動をするに至ったのか、でしょう。
そこには多分、現在のこの国の、もっとも深く巨大な、どす黒い闇があるのでしょう。
湯川氏の運命を決めたバックグラウンドを白日の下に晒してほしいと思いますが
おそらく政府は「亡くなった方のプライバシーを詮索するのは不謹慎」だという理由で
相手にすらしないでしょう。
後藤氏の救出を祈っていますが、それがこの国の真実の姿を知る一つのきっかけになりはしないかと、
心のどこかで思う自分がいる。
不謹慎だという自覚はあれど、それが今の私の現実です。

私たちはこの国の目指す姿はどこにあるのかと訝り疑いながらも、
なす術無く彼らに引きずられていくしかないのでしょうか。
西欧の大国にいいように蹂躙されてきた中東の悲しみと恨みの歴史、そこから
滴り落ちるように生まれたドグマのモンスター、イスラム国。
彼らが水面下の取引を公開するきっかけとして名指しした日本の首相、
「安倍晋三」という人間が、その実現に胸膨らませているであろうこの国の
近い将来を思う時、絶望します。
「I am Japanese.」私はそう胸を張り、世界の人に言えるだろうかと。
Commented at 2015-01-31 00:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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こちらのブログは以前より..
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公開動画で「2億ドル払え、払わなければ二人を殺す」と出てきた時点で、イスラム国は二人の人質で身代金を取ることは放棄している。日本からのカネは別の方法で取るつもりだ。二人の自白映像の公開の恐喝か、別の日本人の人質で取る方法。水面下ではもう交渉が進んでいるのかもしれない。
イスラム国側はなぜ尋問で知り得た湯川遥菜と後藤健二の素性について発表しないのか。そういう質問がコメント欄にあった。答えは、すでにTwに書いたけれど、その自白映像を公開するぞと、日本政府を脅して強請(ゆす)るためです。もう始まっているかもしれない。日本政府はカネを払うでしょう。
これまで常に一方的で、譲歩など寸毫もしなかったイスラム国が、小国ヨルダンを相手に交渉で手こずっている。ヨルダンが粘っている。イスラム国の内部に動揺が起きている印象は否めない。イスラム国、ヨルダンを揺さぶるつもりが、逆に揺さぶられているじゃないか。ヨルダン政府、頑張れ。
「辺野古は海も陸も『戦闘状態』に陥っています」と書いているよ。http://t.co/iTMKEjpJ8U ほら見ろ、「戦闘状態」が辺野古の真実じゃないか。兵隊と兵隊の衝突じゃないか。兵隊が要るじゃないか。兵隊を補給しないと「戦闘」に勝てないよ。人の揚げ足取りばかりやりやがって。
金魚さん、本当にそのとおりです。しかし、今の私は悲観的で、手遅れになってしまったという感覚から抜け出せません。湯川遥菜、何年か後から、戦争に突入した後で、田母神俊雄らが「実はこうだった」と正体を認めて、英霊として靖国神社に祀られるんじゃないでしょうか。そんな気がします。
「『英語のできない湯川遥菜が工作員のはずがない』への反論」をアップしました。http://t.co/4TQHmxq1vW
昨夜の報ステのイスラム国特集、コンパクトながらよい内容だった。サイクス・ピコ協定の歴史を前面に持ってきた点は説得的。ISISとかISILと呼ばず、イスラム国と呼んで報道する姿勢も評価できる。イスラム国のネット戦略の説明も面白かった。これまでのマスコミの報道の中で最も優れていた。
例えば、後藤健二がイスラム国に処刑された後で、安倍晋三が「I AM KENJI」のプラカードを持って、国会前で全野党の党首と一緒に行進したらどうするんだ。フランスのように。いま官邸前で「I AM KENJI」をやっている連中は、安倍晋三と一緒に行進するのか。世界中が見ている中で。
親イスラエルの中東政策とか、人質の存在を知りながらイスラム国を挑発した錯誤とか、安倍晋三の責任を追及すべきなのは当然だが、そのときのメッセージが「私はケンジ」なのはおかしい。「政府は救出せよ」が普通だ。後藤健二について政府とマスコミが撒いている美談と神話を鵜呑みにしていいのか。
「JE SUIS CHARLIE」は自分自身とシャルリー・エブドを同一化する主張で、シャルリー・エブドを全肯定するメッセージだ。このサインで社会を一色にして、イスラムへの侮辱も正当化し、言論の自由の二重基準も不問にした。このコピーを借用することの妥当性を考える必要はないのか。
そもそも「私はケンジ」は「JE SUIS CHARLIE」のコピーだ。猿真似だ。フランス人の「JE SUIS CHARLIE」の思想と行動に看過できない問題が孕まれていることは、いま「私はケンジ」のサインを掲げている左翼自身が主張していたことだった。矛盾してないか。
日本人は右も左も「私はケンジ」で一色になっているが、私の見方は少し違う。軽率で無能な日本政府と二人の日本人のために、事件に巻き込まれて板挟みになっている小国ヨルダンが気の毒だ。日本人の「私はケンジ」を見て、ヨルダン国民はどう思っているだろう。身勝手だと思っているんじゃないのか。
死刑囚を釈放して人質交換するのも後味悪いし、人質が殺されたら最悪だ。ヨルダンを巻き込む形になって、もっと面倒なことになった。尾を引くぞ。どうして、仏西伊独を見習う知恵がなかったんだろう。外務官僚、そんなに安倍晋三の夢を叶えさせて中東で戦争をやりたいのか。どこまでバカなんだ。
後藤健二を24時間以内に殺害と新警告。http://t.co/gA6t3HLbJQ だからカネで解決する方がずっと簡単だった。フランスやスペインやイタリアのように「テロには屈しない」と言いつつ、こそっと知らん顔して済ませておけばよかった。バカの安倍晋三の失敗だ。日本政府、最低。
辺野古の現地報告を上げないといけないのだけれど、どう書いていいか悩むんだな。私は組織の人間じゃないし、党派的立場とは無縁の人間だ。だから妙なリップサービスはしないし、左翼の一般論はやらないし、見て感じたままを正直に書かざるを得ない。人が少なすぎるんだよ。圧倒的に。兵隊の数が。
報ステが辺野古の報道をしていた。短い時間だったが、簡潔に現地の動きを伝えた。名古屋の殺人事件より重視して前に配置。一方、何も報道しないNHK。報ステの映像見たら分かるとおり、大型クレーン船で埋め立て工事を強行している。埋め立て反対の人間は、辺野古へ行って座り込みしないとだめだ。
イスラム国は日本人人質の身代金ビジネスで金儲けをしようとしているわけで、10億・20億円のゼニ儲けのためなら日本語のできる通訳の投資ぐらいはしますよ。言語コミュニケーション能力はビジネスの基本だ。人質を尋問するときは、当然その国の言語でやる。正確な情報を聞き出す必要があるから。
イスラム国の中に日本語のできる人間がいるということ。湯川遙菜に対する尋問は日本語じゃないとできない。イスラム国が日本人のTwitterをよく監視しているのは周知の事実。マスコミ報道もよく見ている。イスラム国の言語能力をバカにしてはいけないよね。人質に取った国の数は幾つだと思う?
「後藤健二とNHKと外務省の真実 - 『政府関係者』とは誰なのだ」をアップしました。http://t.co/1WDz0aLkpv

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