1レップ・トレーニング
1レップ:究極の高強度トレーニング
数年前にNABBAのミスター・USAに輝いたロブ・コラチノのトレーニングは他に例を見ないほど型破りなものです。
174aで111`、コールドの上腕囲が56aのコラチノは、火曜日に胸と上腕2頭筋を、水曜日に肩と上腕3頭筋を鍛え、金曜日に背中と僧帽筋、日曜日に脚を鍛えるというスケジュールに従っています。
有酸素運動はオフで週に4回、コンテスト前は週に5〜6回です。
但し、トレーニングは1種目につき1レップだけです。
ベンチプレスでは、ボトムポジションから挙げ始めます。
ゆっくりとトップ・ポジションの4分の3の位置まで押し上げます。
そして停止。
頭の中で50数えるそうです。
限界まできたら数aを押し上げてトップポジションへ。(ここが、僕には良く分かりません。アイソメトリクスで限界に達したら押し上げるのは不可能と思うのですが。)
次にゆっくりと押し下げるのですが又も停止です。
我慢できるだけ我慢したらゆっくりとボトムポジションへ戻します。
更に1回を試みるそうですが、出来ないそうです。
1レップで1分半〜2分もかかるそうです。
各部の種目と重量は次のとおり。
背中はチンニングかTバーローイング。
胸はベンチプレスとインクラインプレスの2種目。
ベンチプレスで170`、インクラインプレスでは150`。
凄い怪力ですね。
時にダンベルフライを行う時もあるそうです。
重量は64`。
僧帽筋には1レップのシュラッグ。
肩にはプレスを行わずにダンベルでのサイドレイズを18`〜23`でやります。
それとリアデルトマシン。
上腕2頭筋にはインクラインダンベルカールを48`で。
上腕3頭筋にはオーバーヘッド・ロープエクテンションとロープ・プッシュダウン。
脚にはレッグエクステンションとレッグカールを1レップトレーニングで。
スクワットは通常のやり方でやっているようです。
背中が耐えられないからでしょう。
腹は普通のクランチです。停止の部分は無いものの良く似たトレーニングをチンニングで行っている人は沢山います。(僕もそうです。)
超スーパースロー法とでも呼べる方法でポジティブ30秒、ネガティブ30秒のトレーニングです。
「サイバー・パンプ」のクリエイターのビル氏は18`の重りをつけて(体重は94〜95`)で30秒、25秒で行えるそうです。
ワンハンド・ローは170ポンドで7回も反復出来るようになりました。
チンニングでも従来のベストの16回を4回も更新して20回の完璧なチンニングが出来るようになったそうです。
チンニングだけではなく、他の種目でも出来る筈です。
兵庫県のNBBFの雄、池田富雄氏もコラチノのトレーニングを行っていると本で読みました。
僕も試してみたいですね。
ひょっとすると「究極のスーパースロー・トレーニング」を見つけたのかも知れません。