ウェイトトレーニングと有酸素トレーニング
有酸素運動は、ウェイトトレーニングの効果を妨げるか?
ボディビルの世界チャンピオンが、オリンピックのマラソンで優秀な成績を収められる筈がありません。
全く別の競技ですから。
それでウェイトトレーニングのする人で「有酸素運動は、全くしない。」と言うトレーニーも多いようです。
特にパワーリフターは、有酸素運動を避けているようです。
ボディビルダーの場合は、コンテスト前の準備で脂肪を限界まで落とす時は有酸素運動を大量にこなす人が多いようです。
朝1時間、夜1時間と1日に2時間で1週間に12時間かそれ以上の有酸素運動を実行する人も多いようです。
しかし、オフになると有酸素運動に背を向ける人が多いようです。
理由は「筋肉を大きくする妨げになるから。」
本当にそうでしょうか?
「持久力の王」ジャック・ラランネは、水泳1時間とランニング1時間の日課を何十年も欠かしていません。
それでいて素晴らしい筋肉を発達させました。
トレーナーとして有名なジョン・パリーロ(ホームページへ)は、筋肉をつけるために有酸素運動を勧めています。
栄養の補給や疲労の回復や全般的な健康のために良好な心肺機能や血管の発達は不可欠だからです。
パリーロは朝食前に30分〜60分の有酸素運動を勧めています。
「ゴールドジム・ベニス」の栄養専門士のキャシー・サシンは、1日に1回、1時間15分か、1日2回で45分ずつの有酸素運動を「筋肉を増やし、脂肪をエネルギーに変えるため」に勧めています。
彼女の考えでは、ダイエットは必要無いそうです。
食事制限無しで体脂肪を有酸素運動で燃やして体脂肪率を下げるのです。
上記のような指導で多くの人の体脂肪を減らし、筋肉を増やすのに成功しているのです。
筋量を増やすために有酸素運動に励みましょう。