トライアスロンの日本チャンピオン:星野健一選手


マフェトン理論をベースにした型破りトレーニング

星野健一選手は、97年のトライアスロンの全日本チャンピオンです。
彼とその師匠である藤原選手が、マフェトン理論の実践で伸びた代表でしょう。
さて、星野選手のトレーニングの特徴は極めて強度が低いことが第一の特徴です。
97年当時、26歳の彼のトレーニング時の脈拍は、最高で135拍に設定されています。
マフェトン理論で計算すると彼のターゲットゾーンは、144〜154拍になります。
しかし、彼は更に低い強度でトレーニングしています。
朝の4:30から90分のバイク・トレーニング。
20分かけて心拍数を135にあげると30分間、そのレベルを維持します。
次の15分は、シングルレッグエクササイズ。
右脚で1分、左脚で1分、両脚でイージーを1分間。
以上をセットにして5セット行います。
その後は、心拍数を維持したままの通常のトレーニングです。
最後の5分で脈拍を125拍に落としてバイクは終了。
ランのトレーニングは30分間で6`を走ります。
トライアスロンの最後のランを32分ちょうどで走れる彼にとっては極めてゆっくりしたペースです。
夕方は3`のスイムを行います。
火曜のスイム及び水曜の朝のバイク・ランのトレーニングは休みとなります。(宿直)
極めて楽なトレーニングを毎日繰り返すことで彼は日本チャンピオンになったのです。
ランの走距離が一週間に30`以内で10`を30分前後で走れるのも驚異です。
「マフェトン理論」は机上の空論ではないようです。
また、健康と競技能力を両立させることも出来るようです。
楽なトレーニングで強くなりましょう。




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