使用重量を増やすベストの方法


ウェイトトレーニングを真剣にやったことの無い人は「筋肉が付き過ぎると困る。」というような不思議な考えを披露する事があります。
現実の話として「筋肉が付き過ぎる」ような遺伝的素質を持った人は1万人に1人もいないでしょう。
逆に思ったほど身体が変化しなくて面白味を味わえなくて挫折する人が大半のようです。
ウェイトトレーニングで大事なのは素質です。
昔、アメリカの雑誌で熱心な読者が、ミスターユニバースに選ばれたボディビルダーにインタビューを試みていました。
「あなたのような素晴らしい身体になる秘訣は?」
「遺伝的に優れた両親を持つことさ。」(笑 )

さて自分の素質を限界まで追求するには、どうしたら良いのでしょうか?
食事やサプリメントもありますが、筋肉にオーバーロードをかけたトレーニングが必要です。つまり、使用重量を増やしていくのです。
勿論、反動を使ったりスピードをつけて動作を誤魔化しては駄目です。
僕の考えでは、電子メトロノームを使用して、テンポを常に一定に保つ必要があると思います。
スピードをつければ、筋力が向上してなくてもレップスや重量を増やせますから。

日本では2.5`単位でしか重量が増やせません。
1.25`のプレートが最小単位だからです。
僕は自分で工夫して125cのプレートを作りました。
釣り道具屋に売っていた重りをタコ糸でバー等に結びつけるだけの事です。
これはバーベルだけではなく、マシンにも使用できます。
マシンのピン等に結び付けるのです。
この廉価なプレートは驚くような効果があります。
毎回のトレーニングで自己ベストを出すことが容易になります。
壁を打ち破ることも出来ます。
僕自身、スクワットが165`で4回で伸び悩んでいた時があります。
どうしても167.5`では4回を繰り返せないのです。
そこで125cのプレートを使用して165.25`でトレーニングしてみました。
楽に4回のスクワットが出来ました。
次のトレーニングは165.50`、その次は165.75`という調子で楽に167.5`で4回を達成できたのです。
最終的には193.6`で4回まで伸びました。(去年の夏。)
これは、スーパースロー法で(5秒、5秒)の記録です。
普通のテンポのスクワットでは200`で10回も出来ました。
我ながらビックリするような進歩でした。
その後、僕は盲腸をこじらせて入院して手術をしました。
体重も筋肉も大幅に減りました。
しかし、前と同様の方法で重量を戻していくつもりです。
健康を考えて、体重は前回より10`以上も抑えたままで何処までいけるか挑戦します。
僕のトレーニング日誌に注目していて下さい。
125cの重りは、どんなサプリメントやマシンよりも効果がありますよ。
皆さんも試して下さい。
重りに使用するものは、何でも良いのです。
身近なものでプレートの代用品を捜して下さい。
ちゃんとしたプレートの欲しい方のためには、小さなプレートを売っているメーカーがあるので紹介しておきます。
一つは、日本の雑誌でおなじみのプレートメイトです。
磁石でバーベル、ダンベル、マシンに付けるタイプです。
もう一つは、普通のプレートの形で小さなタイプを売っているメーカーです。
PDAというメーカーです。
どちらのホームページも面白いですよ。
一度、見て下さい。


1