ボディビルディングのための栄養。
Bob Whelanは、NASAで働いていたこともある本格派のパーソナル・トレーナーです。
完全主義者の彼は、専門外の栄養に関しては他の専門家に任せています。
彼は、NASAの時代に知り合ったナンシー・クラークという有名なRegistered Dieticianと契約しています。(彼女の本は、女子栄養大学出版部から日本語訳の本が出ています。また、彼女は、ボブのホームページの「栄養の部」に記事を書いてます。)
ボディビルディングのための栄養に関するボブのアドバイスは、
「スポーツマンの栄養に詳しい人で肩書きにRD(Registered Dietician)がつく人に聞きなさい。」というものです。
彼は、「健康食品店やサプリメント関係の仕事をしている人間に栄養の相談をするのは最悪の選択です。」と続けています。
健康食品店やサプリメント関係で働く人は、医師、薬剤師、栄養士といった正式の資格を持たない人が殆どです。
彼らは、『サプリメントメーカーのカタログに書いてある「巧妙な嘘」を暗記しているだけの人間』だそうです。現実に日本に住む私達が、アメリカのRegistered Dieticianのアドバイスを受けることは不可能です。
でも心配することは何もありません。
ちゃんとしたバランスのとれた食事をすれば良いのです。
僕自身は、女子栄養大学の「香川式」の食事法に従っています。
大きな本屋に行けば、「香川式」食事法の本は必ず置いてあります。
それと「栄養成分表」も手に入れた方が良いでしょう。
新井弘道選手にコンテスト会場(実業団の大会)で食事法を聞いたことがあるのですが、「僕も香川式の食事法」とのことでした。
「アミノ酸では筋肉は大きくならないですよ。」という言葉も印象に残っています。
結論として「ボディビルダーのための食事法」というようなものは無いということです。