限界まで追い込む必要があるのだろうか?
限界までレップスを繰り返す?
クラレンス・バスのホームページでケビンという人の経験を紹介しています。
他のサイトでも彼の経験は話題になっています。彼は、高強度トレーニングを長年の間、続けていました。(21年のトレーニング歴の殆どの間)
パワーリフターが限界まで追い込むことがないのに大きな身体をしているのに興味を持ち、限界の1レップ手前で止めるトレーニングにトライしてみることにしたのです。
トレーニングは、日曜にスクワット、インクラインプレス、ベント・ローを行い、水曜日にデッドリフト、バーベルプレス、バーベルカールを行います。
5回を2セットだけ(デッドリフトのみ1セット)のトレーニングです。
重量を毎週1〜2ポンドずつ、増やしていくサイクル・トレーニングです。
二ヶ月後、ベント・ローは24ポンド、スクワットとデッドリフト、インクラインプレスは15ポンド、カールは8ポンドの重量増加でした。
もちろん、「後1回は出来そう。」という感じのトレーニングを続けながらの重量増加です。
彼は筋肉質の身体なのですが、「2〜3ポンド減量しよう。」と僅かなカロリー制限を実施していました。
しかし、体重は222ポンド(101`)で止まったままでした。
がっかりしながら、体位を計ってみました。
胸囲は、2.5a増えて、腹囲は6〜7ミリ減り、腕と脚は6〜7ミリの増加でした。
トレーニング歴21年の彼は、筋肉の量を増やすことに成功したのです。
それも限界の一歩手前で止める楽なトレーニングで進歩できたのです。
ハードなトレーニングは必要ですが、毎回のように自分の限界に挑戦するトレーニングは不合理なのかもしれません。
日本人は真面目な人が多いので、「限界まで追い込まないトレーニング」の実行は難しいかもしれませんが、トライしてみても損はないと思います。
僕もこのトレーニング法に変えてから、トレーニングがより楽しみになりました。