福島がれき再利用指針…1kg3千ベクレル程度
東日本大震災で発生した福島県内のがれきについて、環境省は25日、道路建設などの復興の資材として再利用する場合、放射性セシウム濃度が1キロ・グラム当たり3000ベクレル程度であれば、道路表面から30センチより下に埋めることを条件に、道路の基礎材として活用できるとの指針をまとめた。
同県では今後、復興に向けた道路や防潮堤の建設など公共事業が本格化するため、県内で発生したがれきを基礎部分に再利用することが見込まれている。従来の基準は、遮蔽しない場合を想定しているため1キロ当たり100ベクレル以下と厳しく、同県からは「遮蔽を設けた場合の基準を早く示すべきだ」との声が上がっていた。
(2011年12月25日22時03分 読売新聞)