【モスクワ=金子夏樹】カザフスタン政府は14日、イタリア炭化水素公社(ENI)などが権益を持つカザフ西部のカラチャガナク油田について、権益の10%を取得することで最終合意したと発表した。カザフ政府は税金の未払いなどを理由に、外資グループに権益を譲渡するよう圧力を強めていた。
外資グループはカザフの国営資源企業カズムナイガスに権益の5%を譲渡するほか、5%を10億ドル(約780億円)で売却することで合意した。同油田の開発にはENIのほか英BGグループ、米シェブロン、ロシア石油大手ルクオイルが参画している。カザフ有数の大規模油田で、推定埋蔵量は12億トンに達する。
カザフは資源価格の上昇を追い風に、国内資源の囲い込みを進めている。2008年にも、カスピ海沖のカシャガン油田の開発の遅れなどを理由に、ENIや日本企業が一部権益をカズムナイガスに譲渡した。
ENI、油田権益、カザフ、カズムナイガス、ルクオイル、BGグループ
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