2011年07月11日
動物実験の闇再び(下)
《2》
話はここからマウスの実験に移るのだが、この稲氏を批判してこられた医師はこう語る。
「私も学生時代には仕方なく動物実験をしましたが、マウスの実験というのはそれは酷いものです。色々薬を使った挙句、最後は裁断機のようなギロチンで生きたままマウスをバチンと断頭します。ためらうと苦しませるので一気にやらなくてはなりません。実習期間中は毎日何匹も殺しました。私にとっては今でも悪夢です。同級生の中には何度もやっているうちに楽しくなってくる人もいましたが、私は最後まで無理で、とても研究者にはなれないと思いました。神経をやられてしまう人もでてきます。」
悪夢になるほうがまともな神経で、ギロチンが楽しくなるというのも、別の意味で神経をやられてしまうのかもしれない。
この医師の気持は良くわかる。私も動物実験はやりたくない。生きているマウスの頭を裁断機で切り落とすなんてことはごめんこうむる。
動物実験に関しては、旧「心に青雲」のごく初期( 2006年6月29〜30日付け)に取り上げたことがあった。
『医療の犯罪 1000人の医師の証言』(ハンス・リューシュ編 三交社)では、多くの医師が、動物実験、動物生体解剖は、医学医療にまったく貢献しないどころか、かえって危険な薬を作りだしているとして、批判、告発しているというのだった。
「生体解剖の有用性は、はっきりしていない。動物に実験した製品(薬)は人間には効果のない結果しか生まない」
「動物実験は、人間に間違った、あるいは結論の出ない結果を提供し続けているということを、我々は薬害から思い起こす。ありていに言ってしまえば、動物実験は科学ではない。」
「多くの癌研究は詐欺であり、主要な癌研究機関は、研究者らを支持する人々に対しての義務に無責任である」
「癌研究には膨大な数の動物を使ったが、何一つ具体的な成果があがっていないといっていい」
「世界中で何百万という人々が飢餓に苦しんでいるとき、そして我々の経済状態がこのように困難なとき、アメリカ議会は目的もない動物研究に、毎年何十億ドルという助成金を計上している」
こういう証言が、同書では延々と続く。
BCGは、結核のツベルクリン検査で確か陰性になると予防接種させられるものだが、これがなんとBCGが結核に対して何の保護効力もないことが立証された、という。
きと、マウスの実験では成功したのに…なのかもしれない。
マウスで成功、または失敗したからといって人間にそのまま当てはまるものではあるまい。それは一つに人間ほど弁証法性が強烈だからであろう。つまり、条件次第であるとか、変化発展性が単純な生理構造だけではなく認識の弁証法性がからんでくるから、であろう。
そういえば、小学校のころ、毎年BCGを打ちながら全然ツベルクリン反応が陽性にならない子もいたが、だから結核になったわけではなかった。陽転した子は、たしか1年間くらい体操を控え、プールで泳いではいけない、などと厳命されていたが、あれも今から思うといい加減な見解だったのではないか。私は小学校時代、陽性になったり陰性になったりしたが、元気ハツラツで過ごしていた。
陽転した場合は、運動を控えるよりもちゃんと栄養をつけて、睡眠を十分とったうえで、運動を積極的にやったほうが良かったのだろう。結核は感染症だという、たぶん半分くらいしか正しくない知識で、医者は一般人を支配したのだ。
その昔を思い起こせば、現下の放射線被害騒動も、いつかはあんなひどい迷信まがいの間違った医療知識で一般人を苦しめた…という反省がなされるときがくるのではないか。
「動物実験の闇」では、一見人間に一番近いと思われているサルが、実験のみならずポリオワクチンのように医薬品製造にも多用されてきたことにも触れた。
欧米ではアジアやアフリカからサルを調達し、これまで、何万、何十万というサルが「医療実験」の名目で殺されてきたといわれる。
インドのベンガル猿が大量に欧米に輸出されていたことを、当時のインド首相デサイが憂いて1979年にベンガル猿の輸出を禁止した。
欧米から轟々たる非難がおきたが、デサイ首相はこう言った。再録する。
「われわれが真の人間性をもつならば、生き物のいかなるものにも残虐行為を押し付けるべきではない。これはインドが常に持ちつづけた哲学だ。だからわれわれは動物を残虐な目にあわすことを欲せず、そのために輸出を禁じる。
調査研究だけが人間の至福の解答ではない。人間の至福と健康は、自然法に従うことでよりよく成就できる。これにはいかなる薬も必要ない。私は薬というものを長いこと使っていないし、これからも使うことはない。」
偉いものだ。
近代医学は薬偏重である。医者のなかには、めったやたらに薬の知識だけはすさまじくあって、症状がこう変化したらただちにこの薬を…などと対処するだけの者もいる。
現代医療の多くは、儲け主義で腐敗しており、簡単に信用できないものだということだけは心にとめて置いた方が賢明ではなかろうか。
、
私はもう長年薬を使用した記憶がありません。
生き物には自然治癒力があり、
大概の病気は摂生すれば治ります。
やれ病院だ、やれ薬だと、自分の抵抗力を殺しているだけだと思います。
日本では毎年約70万匹の犬猫が処分されていますが、
製薬会社に売られて悲惨な最期を遂げる犬猫も多いそうです。
質問させて頂いてもよろしいでしょうか?
放射線に関して弁証法で考えるならば条件次第とのことですが、紫外線に関してもやはり同じなのでしょうか?
私は肌が弱く紫外線に当たるとすぐ赤く腫れて痒くなり、次の日は決まって荒れてしまいます。
男性はあまり気にしないのかもしれませんが、女性なのでやはり気にしてしまいます。
紫外線に対しての対策、お考えをお聞かせ願えればと思います。
味噌を醤油を購入している蔵にこの本が置いてありました。
「体質と食物」
http://omiso.ocnk.net/product/62
http://marukawamiso.com/blog/?p=2451
氏は幼少期に病弱でした。被曝体験もあります。
漁師街に生まれ、家では味噌汁を毎食造って飲む習慣が薄れていたそうです。
日本の風土に合う乳酸菌(発酵食品や漬物)の効用を説いています。
以前の会社の同期からのメールに、ついでの機会に脳MRIを撮影したら、静脈が細いから精密検査・・・というように、カモにされています。
細いから安全のためにステントを入れる・・・などと余計な事をされれば命にかかわります。
症状が顕在化していなくとも、病気を作りだすのが(商業主義)現代医療です。
>生き物には自然治癒力があり、
大概の病気は摂生すれば治ります。<
↓
これはその通りでしょう。
摂生したいものです。
>紫外線に関してもやはり同じなのでしょうか?<
↓
そのとおりでしょう。
>肌が弱く紫外線に当たるとすぐ赤く腫れて痒くなり、次の日は決まって荒れてしまい<
↓
一般的には、いうなればこういうものはすべて生活習慣病なのです。徹底した生活過程の見直しで改善するでしょう。
食事、水、運動、衣服、睡眠、をしっかり見直してください。
食事は、次のコメントにもありますように、玄米菜食、味噌汁、小魚、漬け物といったものにして、肉や養殖ものの魚類を食べないことです。
水は、水道水や市販のミネラル水ではなく、「太陽石」で自然に戻した水を飲用してください。
衣服は体を締め付けず、温かく、木綿や絹、麻などの自然素材のものを着る、などです。
秋月辰一郎のこと、お知らせいただきありがとうございました。
お勧めのサイトも見ました。
味噌を食べる(飲む)のは私も日頃心掛けております。自家製の味噌をつくることもあります。
>症状が顕在化していなくとも、病気を作りだすのが(商業主義)現代医療です。<
↓
そういう傾向はありますね。
以前取り上げた血圧とかメタボなどはその典型ですね。
私は玄米菜食を始めてまだ二ヶ月ほどです。過去の生活習慣の乱れ、思い当たる節がいくつかあります。猛反省中です。玄米を食べるとその強烈な解毒作用のため一、二ヶ月は肌も荒れると聞きました。
今は食事に気を遣い、経皮毒予防の為に市販のシャンプー・化粧品は一切使っていません。
身体に耳を傾け、自然法に従って、手作りの生活を送ることは、とても気持ちがいいものですね。自然と志が高くなり前向きな気持ちになり、生きていることが嬉しくなってきます。幸せだなぁというより、豊かだなぁという感じです。
これから少しずつ過去の不摂生を洗い流し、筆者様のように身も心も強い人間になれるように努力します。
また気になることがあったら質問させて頂いてもよろしいでしょうか?
いつも気付きを与えてくださり、ありがとうございます。これからも筆者様の送る日々が豊かでありますように。
どうぞ、私でよろしければご質問は構いません。