Ｇ２０ ２日目の討議始まる

11月4日 18時0分

フランスのカンヌで開かれているＧ２０サミットは、日本時間の４日夕方から２日目の討議が始まりました。会議では、支援策の受け入れを巡り混乱が続くギリシャの国内情勢をにらみながら、ヨーロッパ発の信用不安が世界経済に深刻な影響を与えるのを回避するため、一致した行動を取れるのかが焦点になっています。

先進国に新興国を加えたＧ２０サミットは、日本時間の４日午後５時すぎから２日目の討議が始まりました。今回のサミットでは、ヨーロッパの信用不安の発端となったギリシャが、会議の直前になって、新たな支援策の受け入れについて、来月、国民投票を行い判断したいと表明したことから、初日の討議ではギリシャに批判的な意見が相次ぎ、大半がこの問題に費やされました。ギリシャでは、日本時間の５日朝、パパンドレウ内閣に対する信任投票が行われるとみられていることもあって、２日目の討議でも混乱が続くギリシャの国内情勢をにらみながら、この問題が取り上げられる可能性が出ています。Ｇ２０は、日本時間の４日夜、討議の成果を「首脳宣言」として発表することにしており、ヨーロッパ発の信用不安が世界経済に深刻な影響を与えるのを回避するため、一致した行動を取れるのかが焦点になっています。