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Financial Times

[FT]IMF専務理事選、ラガルド氏独走の弊害(社説)

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2011/5/27 0:00
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 欧州経済の知識について言うなら、中南米諸国とアジア諸国がIMFの主な融資先だった時に欧州の人々はこれらの国の経済を理解した。欧州以外の人がそれと同じように欧州経済を理解できない理由はない。

■競争はラガルド氏にも資する

 ラガルド氏は極めて優秀な財政相だが、経済学に対する理解は、ユーロ圏の政策決定において回避可能な失敗を防ぐには不十分だった。彼女には先入観もある。ラガルド氏はユーロ圏の危機国の債務再編を拒否することにかけては誰にも引けを取らない。IMFは地域の政治情勢とは無関係にユーロ圏の救済策の優劣を評価しなければならない。

 つまり、2人目の対立候補がラガルド氏に互角の戦いを強いる真の競争は、関係者全員の利益になる。ラガルド氏自身も、ただ任命されるのではなく、きちんとした競争に勝つことによって権威を得られるだろう。これは、2つの必要条件が整って初めて可能になる。

メキシコ政府がIMF専務理事候補として擁立する同国中央銀行のカルステンス総裁(5月24日、メキシコ市)=ロイター
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メキシコ政府がIMF専務理事候補として擁立する同国中央銀行のカルステンス総裁(5月24日、メキシコ市)=ロイター

■米国も支持する統一候補を選べるか

 まず、欧州が専務理事職を支配することに憤慨している新興国は、共通の候補について合意しなければならない。次に、その候補は米国が支持できる人物でなければならない。

 一方、米国政府としては、いつもの取り決めで世界銀行総裁に米国人を据えるために、欧州の支持を確保しておく誘惑に抵抗しなければならない。ただ、その前提として、新興国は際だって優れた統一候補を出すことが必要だ。

 BRICS諸国のいずれかの政府に恩を受けすぎていると見なされる人物は適切ではない。そうなると、中国やロシアが支持する候補は難しいだろう。ブラジルのアルミニオ・フラガ氏、南アフリカのトレバー・マニュエル氏、メキシコのアグスティン・カルステンス氏、(そして、もし再び参戦するよう説得できるのなら)トルコのケマル・デルビシュ氏は、有能で、広く尊敬されている。

 イスラエル中央銀行総裁のスタンレー・フィッシャー氏はほかに類を見ないほど、見事な学問的知識と、民間銀行や国際金融機関で要職を務めた経験とを兼ね備えている。それに、米国市民として米国政府の支持を得られるかもしれない。

 複数候補の挑戦を受ければ、ラガルド氏はどのようにIMFを指揮していくつもりか、より詳しく説明せざるを得なくなる。本当の競争の火蓋を切ろう。

(翻訳協力 JBpress)

(c) The Financial Times Limited 2011. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

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