学校とヘルメットと私【20100608】 » 虚空と君のあいだに虚空と君のあいだに 学校とヘルメットと私【20100608】8th 6 月 2010学校とヘルメットと私【20100608】 posted in 未分類 | Tags: 交通事故, 共産主義, 民主主義, 社会主義 |       いや~正直、びっくりした。 しろねこさんから頂いたコメント。   >会社の人間にも見させてます。   「見させてる」と言うことなので、経営者とか、上司の立場から、部下の方にという感じで、文字通り「見させている」とか、「勧めている」ということなのだろう。     今のご時世、経営者が労働者に「労働力だけ」を求めるから、すさんでしまうわけで。 経営者が「人間性」などを労働者に要求する。 逆をいうと人間性を持って答える事が出来るから、「要求も出来る」。そういう信頼関係が、ずんずん失われてきてると思うわけで。   このご時世に、その信頼関係のキャッチボールの部分に当ブログを使っていただけるのなら、こんな名誉なことは無いと思っております。   「儲かる事が正義」というのは認めなきゃならない社会ですが、「儲かる事だけが正義」と、似てるけど、絶対に間違ってる方向へ突き進んでる感があるわけで。   だから、がんばりましょう。がんばります。     よし、ここまでは「いい話」。   しかし・・・こっそり的な、本音も交えた話を。。 「正論は、いつも暑っ苦しくて肩がこるのである。」 あえて、自分へのいましめにもなることを、それを笑い話で伝えよう。 こういう人も読んでくれているのだから、伝えたい事がある。       自動車に搭乗してての死亡事故の半数は「頭部にダメージを受けたから」という死因が、うちわけである。 確か、4割か6割のどっちかだったと思う。昔の記憶からで悪いが。   自動車に乗ってる際の死亡原因が、「何かしら頭に直接ぶつかって」死んでしまうという事が、非常に多いわけ。頭部外傷という奴。 自分も昔、統計を見て驚いた。車に乗っててもそうなのかと。 つまり、ヘルメットをかぶれば、それは防げる可能性は高い。   死亡事故の4割の理由、それをヘルメットが例えば「半分の確立で死亡を防いだ」と仮定しよう。 なんと生存確率20%アップである。5人のうち1人は死なないで済むという計算だ。 これは非常に高い確率でしょ?だから驚いた。   ヘルメットをかぶる事によって、視野が狭まるとかはあるけど、「頭にぶつかるはずのものを50%を防いだ」というのは、高すぎる想定数字ではないと思う。   建設現場の視察などでヘルメットを着用するのではなく、普段の自動車の運転でこそ「ヘルメット着用をするべきだ。」       「さあ、運転する時はヘルメットを被ろう!!!」   ・・・・。   暑っ苦しいでしょ?かた苦しいでしょ?     でもね、これ正論だと思う。 ここでは、ちゃんと調べないけど。かなり説得力のある数字にもなるわけで。   性に執着・・・じゃなかった「生」、生きることに執着することは何よりも大事だと思う。 でもね、この場合、周りに理解されるか?と言えば理解されない。 あたりまえである。   「あなた、いってらっしゃい」と見送られて出勤していく、ご主人。 「スーツにヘルメット。」(もちろん顎部を守るためにフルフェイス) そして首の負担を下げるためのサポーターをつけて、さっそうと車を運転していく。   これを見かけた、ご近所さんは「後日、説得力のある生存確率の数字」を説明されても「衝撃的なカルチャーショック」の前に、馬耳東風であろう。   高速道路のサービスエリアで、ミニバンから家族全員が、ヘルメットを小脇に抱えて、さっそうと出てきたら、「家族でアルマゲドンごっこ?」と、注目度は抜群である。     「お父さん、その格好で迎えに来るのはやめて!!」 「いいから、ヘルメットをかぶりなさい!!自転車の時もちゃんとかぶっているのか!!」   素晴らしい家族愛である。 高校生などのお年頃の娘さんが、フルフェイスヘルメットを愛用するようになるときは「やさぐれた時」だろう。しかも80年代以前のセンスだ。       結局のところ、「どこで線をひくか?」という問題である。 何が正しいか「理解を追い求め」で、「どうするべきか」を判断する。   「正しいと思う事は、周りの目を気にせずヤレ」、自分もそう思う。 しかし、自分も運転する際にヘルメットをかぶる事は無い。 今以上に「生」に執着する理由ができたら、かぶる時が来るかもしれないけど。 どっちかというと、まわりを気にしない性格だし。     しかし、正しさも「周りの価値観に左右される」というのも、これまた事実なのである。 すべての最終的な行動、判断は個人個人にまかせなきゃならないとも思うわけですが。これも空想の理想論ですね     でも、押し付けてるから実行できる正義もあるわけで。 むずかしいとこです。   例えば、小学生に押し付ける安全性とかね。   小学生に自転車を乗るときはヘルメットをかぶれとかは、もちろんの話。 あれは、俺も必要だと思う。小学生ぐらいまでは絶対に。   自分が小学生だったときは登下校のヘルメットを強制させられていました。徒歩での登校でもね。 よく考えると、先ほどの自動車の搭乗時の統計ではなく、歩行者での交通事故、死亡原因でなら、頭部外傷が7割にものぼる。 ただでさえ、頭をぶつけやすくなる小学生に、ヘルメット登校を強制というのは、理にかなった正論である。     それ以前に、「ランドセル=押し付け」なわけだが。 あのランドセルの隠された防御力には、大人になった今になって気づかされる。 あんな防御力のある装備は、そうはなかったと。 背後からの衝撃を防ぎ、構造的に後頭部が地面などと接触するのを防ぐ、受身いらず。 あれだけ乱雑に扱って、通常は6年は持つという耐久力。 たぶん、ランドセルがなかったら奪われてた命はたくさんあると思うぞ。 さらに、ヘルメットをかぶっていた小学生の自分は、小学生独自の俊敏性とあいまって、「スライム」や「おおなめくし」程度の攻撃を受け付けない防御力を備えていた。 ふふふ・・・。「きいろいぼうし」のような軽すぎる初期装備とは違うのだよ。   それに、6年もその格好をしてると、「この装備でよかった」と思うときがくるわけ。わんぱく小僧には。その経験が「何よりも」俺は大事だから、俺も小学生=ガチガチ安全ルール派だと思う。   うむ、別に「全員が強制させられてる」&「交通事故みたいなのにもあったことがある」わけで、小学生ながら「理にかなってる」というのを納得していたと思う。 女の子のように髪形を気にするわけでもなく、別にイヤじゃなかったような記憶がある。言うほど重くも、暑くもないし。     人は言うほど、正しい事を選択できる決断力もなく、それを考える努力もしないことが多い。 これは俺もだ。それがわかるのが自動車の運転時のほうのヘルメットという話。考えた事もなったでしょ?   だからシートベルト、チャイルドシートなども含めて「強制する行為」は必要になる。   まあ、こういう話は、部分部分の是非の議論になってしまう。 メーカーが作る首にかかるような危険なシートベルト(特に後部座席の肩のタイプ)、事故時に被害を大きくする「小物入れが一杯」の自動車、カタログのためだけの安全性、そういうのは、また別の話である。利権にもなってるけどね。     あくまでも、2つの立場として考えて欲しい。   この場合なら、小学生に安全性を押し付ける「小学校の校長」、もし、あなただったらどこまでを強制させるか?ってことね。 で、もうひとつが、最初の方で言った「運転時にヘルメットをつけるか否か?」である。     ガチガチ安全思考でルールを押し付ける小学校校長先生がいたとしよう。 その校長先生の娘さんが、フルフェイスヘルメットを愛用していないように、「簡単な立場の変化によって境界線は変わる」ということである。   民主主義的立場=個人と自己責任において考える安全性。 社会主義的立場=小学校の校長先生の考える「押し付ける」安全性。     そういう違いもあるんだけどね。 後者のほうが「全知全能で善良なる独裁者」という理想論に近い手法。目的=安全性を確保するというためなら、正しくなる事は、こっちのほうが多い。 でも、歪みが生まれる事もこっちのほうが多いわけ。 一歩間違ったら、小学生にもフルフェイスヘルメットを強制しかねない・・。     親という立場と子供、会社などの関係。先生と生徒。 どこまで押し付けるか?、どこまでを個人にまかすか? 人間関係には常に、そういう部分がある。 押し付けなきゃとか、線を引かなきゃならない部分があるわけね。 親と子も、校則や法さえも、「最終的に個人に任せることができるように、今はルールを押し付ける」という意味であるべきなんですけどね。「押し付ける」行為の本来の姿は。     これも境界線ですな。   自分は、ただ単にブログを書いてるだけなわけで、会社とか教育の現場とかよりも、もっと単純です。   「最終的な判断は読者に任す」「俺も疑ってね」などなど、もっと「引き気味」であるべきと思っております。文章を書いて「考えてもらいたい」だけですから。   行動を促さないように。でも説得力は必要だけど。 あくまでも行動は、その人自身で「考えて」やってくれるように。     こういう世の中で、「人に正論を押し付けていないか?」とか、自分も、「そういう文章を書いていないか?」と考えなきゃならないわけですな。     立場によって正論は変わる。正論は堅苦しい。   「大衆が投げ出した=考えるのをやめてしまった正論」もあるから、こうやって自分がブログで書いてるのも事実です。 この社会の中で、放棄しちゃダメなとこ、正論の中の自己責任、そういう境界線みたいなものを、もっとわかりやすくするためだけの努力はしていきたいと思うわけです。       思ったより、長文になっちゃったけど、「堅苦しい文章になってしまったら、指摘してね」ってことで。 「立場によって、正論も変わるんだから」という事も含めて。     「みんながそうだから・・・」「まわりがこうだから・・・」 何も考えずに、周りに流される。 これが今の時代の歪み、元凶だと、読者がわかってくれているから、こういうことも書けるんだけどね。         関連記事はこちら 紙コップの中の義務感【20101008】 This entry was posted on 火曜日, 6 月 8th, 2010 at 6:24 AM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site. TrackBack URL : 現在、この記事には2つコメントがあります “学校とヘルメットと私【20100608】” 1 On 6 月 11th, 2010, しろねこ さんのコメント: おかしいなあ・・・。 このエントリーにたいしてコメントしたのに、別のエントリーのコメント欄に投稿されている(6/6のところに) というわけで、まっこうモグラさんすみません。 「自民化する民主党や最近のこと」の私のコメントは、この「学校とヘルメットと私」に対するコメントでした。 紛らわしいようなら削除も構いません。 どうも失礼いたしました。 posted on 6 月 11th, 2010 at 1:05 AM 2 On 6 月 11th, 2010, mkmogura さんのコメント: いえいえ、気にせず。 とりあえず、むこうに返信させていただきました。   mkmogura.com/blog/2010/06/06/7...     posted on 6 月 11th, 2010 at 8:38 PM コメントをどうぞ(メアドは公開されません) Name (required) Mail (will not be published) (required) Website まっこうモグラという陰謀論者のブログ 6 月 2010SMTWTFS « May Jul » 12345 6789101112 13141516171819 20212223242526 27282930 最近の投稿 轍(わだち)【20101126】 すまんね【20101101】 紙コップの中の義務感【20101008】 カント曰く義務感は生まれつき【20101007】 義務感はどこからくるか(序文)【20101005】 カント哲学と事務のおばちゃんの哲学【20101004】 カント哲学とユダヤの正義【20101003】 とあるアニメの陰謀目録【20100930】 悲しいけど状況証拠が一番頼りになる【20100929】 欲望と川、法と宗教【20100928】 たばこ値上げと利権構造 その2【20100927】 たばこ値上げと利権構造 その1【20100926】 やっちゃいけない報道【20100925】 特捜ロックと予想される脅し【20100924】 特捜ロックとでっち上げ検事【20100923】 カテゴリー 2ちゃんねる ガイドライン ロスJ対ロック 俺作成のネタ帳 改変コピペ 書籍紹介 未分類 経済ネタ 良レス 陰謀の分析 アーカイブ 2010 年 11 月 2010 年 10 月 2010 年 9 月 2010 年 8 月 2010 年 7 月 2010 年 6 月 2010 年 5 月 2010 年 4 月 2010 年 3 月 2010 年 2 月 2010 年 1 月 2009 年 12 月 2009 年 11 月 2009 年 10 月 2009 年 9 月 2009 年 8 月 2009 年 7 月 2009 年 6 月 2009 年 5 月 2009 年 4 月 2009 年 3 月 2009 年 2 月 2009 年 1 月 2008 年 12 月 2008 年 11 月 2008 年 10 月 2008 年 9 月 2008 年 8 月 2008 年 7 月 2008 年 6 月 2008 年 5 月 2008 年 4 月 2008 年 3 月 2008 年 2 月 2008 年 1 月 最近のコメント mkmogura(管理人) on 轍(わだち)【20101126】 ひろ on 轍(わだち)【20101126】 monosepia on 轍(わだち)【20101126】 monosepia on 轍(わだち)【20101126】 しろねこ on 轍(わだち)【20101126】 スロウ忍ブログ on 轍(わだち)【20101126】 偽モグラー on 轍(わだち)【20101126】 偽モグラー on 轍(わだち)【20101126】 偽モグラー on 轍(わだち)【20101126】 fenglong on 轍(わだち)【20101126】 通りすがり on 轍(わだち)【20101126】 通りすがり on 轍(わだち)【20101126】 なぜ? on 轍(わだち)【20101126】 はこれさん on 轍(わだち)【20101126】 pon on 轍(わだち)【20101126】 タグ イルミナティ エジプト学派 カトリック キリスト教 グラントリアン ゴールドマンサックス スコティッシュライト スピリチュアル ドル崩壊 ニューエイジ フリーメーソン プロテスタント ユダヤ教 ロスチャイルド ロスJとロック ロックフェラー 中国 中央銀行 中曽根 信用創造 共産主義 創価学会 勝共連合 南朝 右翼 在日特権 天皇 小沢 小泉 工作員 慶尚道 明治維新 民主党 生長の家 経済ネタ 統一教会 自民党 財務省 通貨発行権 郵政民営化 鳩山 麻生 2ちゃんねる 911自作自演 CIA 管理者に連絡! まっこうモグラに連絡をする際は  下記メアドにお問い合わせ下さい。 inu跡mkmogura.com サイト左上、「最初にお読み下さい」を必ず読んだ後にお願いします。 リンク、記事の転載などの条件についてそちらに記載しております。 最近記事まとめ撃ちで、レスポンス悪いです。コメしてくれれば4~5日後ぐらいに答えます。 ブログテキスト版 コメントで質問する時は、ここのブログ過去記事で関連する語を検索してからだと助かります。 過去ログ一気読みようテキスト。検索に使ってね。 20101126までの過去記事ZIP « go back up to content »© 2011 虚空と君のあいだに is proudly powered by Golf ClubEntries (RSS) and Comments (RSS). まっこうモグラのブログ : 最初にお読みください » blog » 2010 » 06 » 学校とヘルメットと私【20100608】Homeプロフィールあーかいぶ一覧まとめ記事途中