北朝鮮の豊渓里に新坑道、3度目の核実験準備か
【ソウル20日聯合ニュース】北朝鮮が2度の核実験を実施した咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場で、複数の坑道を新たに掘削しているもようだ。
政府のある消息筋は20日、「豊渓里で複数の新たな坑道が掘り進められていることを韓米の情報当局がとらえた。3度目の核実験を準備する明確な証拠と分析される」と明らかにした。
同消息筋によると、掘削した坑道は一度核実験を行えば、使えなくなる可能性が高い。新たな坑道を掘り進めるのは核実験の準備のためとの見方を示した。坑道の数については具体的に言及しなかったが、少なくとも2〜3カ所と推定される。
また、北朝鮮はすでにウラン濃縮に向けた遠心分離機を外部に公開し、一定の目的を達成しており、中国の反発を意識し、プルトニウムで核実験を行う可能性が高いと説明した。
一方、軍当局は北朝鮮による3度目の核実験や長距離ミサイル発射などの可能性を鋭意注視している。軍消息筋は、核実験などさまざまな北朝鮮の挑発に対する対策を講じており、平安北道鉄山郡東倉里のミサイル基地と豊渓里の核実験場の動向を監視していると伝えた。
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