【経済】マイナス成長・減産・デフレ…０９年「耐える」経済［01/02］

1 ：スカート・メクリストおまコン(090201)φ ★：2009/01/02(金) 07:54:47 ID:???

　世界的な金融危機と同時不況に直面する日本経済は、０９年も厳しい状況が続くことは確実だ。
景気を再浮上させるエンジンは国内外ともに見当たらず、「耐えて、底抜けしないよう努力しな
ければならない年」（与謝野経済財政相）になりそうだ。

　民間シンクタンク１２社による０９年度の実質経済成長率の予測の平均は、計７５兆円規模の
経済対策の効果を含めても前年度比０．９％減。足もとの０８年度も０．９％減と７年ぶりの
マイナス成長を予測しており、２年連続となれば９７、９８年度以来となる。

　１２社のうち四半期ごとの予測を公表している７社の平均では、実質成長率は０９年７〜９月期まで
６期連続の前期比マイナス。１０年１〜３月期でさえ０．３％増にとどまる。

　景気後退が長引くという予想が有力なのは、頼みの綱の輸出に復調の見通しが
立たないためだ。財務省の貿易統計によると、０８年１１月の輸出額は前年同期比２６．７％減と、
データが比較できる８０年以降で最大の減少率。米欧向け輸出の減少を補ってきた中国など
新興国向けも減っている。

　外需の落ち込みの深刻化に伴い、日本経済を引っ張ってきた自動車、電機といった輸出産業でも
減産の動きが収まる気配がない。雇用情勢も急速に厳しさを増し、有効求人倍率は０８年秋から
下げ足を速め、１１月には０４年２月以来の水準に落ち込んだ。雇用悪化に歯止めがかからなければ、
底割れ寸前の景気を下支えする個人消費も崩れかねない。

　物価が下がり続けるデフレ懸念も強まっている。消費者物価の上昇率は０８年夏をピークに縮小し、
政府は０９年度は前年度比マイナスに転じると予測。デフレで企業の売り上げが減り、
雇用情勢が悪化、消費が鈍ってさらに物価が下がる――。そんな負の連鎖に陥れば景気回復は
さらに遠のく。経済同友会の桜井正光代表幹事は「日本経済は世界的な金融と経済の負の
スパイラルにのみ込まれる感がある」と警戒する。（庄司将晃）


▼ソース：朝日新聞
http://ime.nu/www.asahi.com/business/update/1231/TKY200812310152.html

※画像：実質経済成長率の実績と民間予測
http://ime.nu/www.asahi.com/business/update/1231/images/TKY200812310170.jpg